Insta360 GO Ultra 徹底レビュー!GO 3Sからの進化点と欠点

Insta360 GO Ultra 本体 外観 アークティックホワイト
2025年8月21日に発売された「Insta360 GO Ultra」は、親指サイズのカメラとして人気を博したGOシリーズの最新フラッグシップモデルです。前モデル「Insta360 GO 3S」のコンセプトを継承しつつ、画質や機能性を大幅に強化し、ポケットサイズの筐体に秘められたその実力で大きな注目を集めています。

このレビューでは、Insta360 GO Ultraが日常の記録や本格的な映像制作をどれだけ快適にするのか、Insta360 GO 3Sからどのように進化したのか、そのパフォーマンスと使い勝手を徹底的に比較・検証しました。

先に結論からお伝えしましょう

Insta360 GO Ultra の長所(Pros):

  • 1/1.28インチの大型センサーとAIチップによる、小型カメラの常識を覆す高画質
  • 強力な磁気マウントシステムによる、唯一無二のハンズフリー撮影体験
  • 待望のmicroSDカード対応と外部Bluetoothマイク接続による高い拡張性
  • 驚異的な急速充電性能と、Insta360 GO 3Sを大幅に上回るバッテリー駆動時間
  • 撮影後の編集の手間を劇的に削減する、強力で使いやすいAI編集機能

Insta360 GO Ultra の短所(Cons):

  • アクションポッドが防滴仕様(IPX4)に留まり、システム全体が完全防水ではない
  • カメラ単体での4K長回し撮影時に熱で停止する可能性がある
  • プロ向けのLogプロファイルがなく、カラーグレーディングの自由度は限定的
  • 従来のGOシリーズ用アクセサリーとの互換性がない

総合評価:

Insta360 GO Ultraは、「小型軽量」というGOシリーズの魅力を損なうことなく、画質、実用性、バッテリー性能といったアクションカメラとしての基本性能を極限まで高めた、まさに完成形と呼ぶにふさわしい一台です。撮影は好きでも編集は苦手、という人にこそ、このカメラが提供する「撮るだけで作品が生まれる」魔法のような体験をおすすめします。

この記事で分かること

  • Insta360 GO 3Sから進化したデザイン、サイズ、重量の詳細な比較
  • 大型センサーとAIチップがもたらす画質の向上(4K60fps、PureVideoモード)
  • Toddler TitanモードやFreeFrame動画など、多彩な撮影モードの具体的な使い方
  • 待望のmicroSDカード対応や外部マイク接続などの実用性の高い新機能
  • 驚異的な急速充電と、実際の使用環境におけるバッテリー駆動時間
  • 豊富な純正アクセサリーと、サードパーティ製品との連携
  • 他の最新アクションカメラと比較した場合のメリット・デメリット
  • AI自動編集(FlashCut)やテンプレート機能の使い勝手
  • アクションカメラの課題である「熱問題」についての正直なレビュー
  • 専門家による5段階評価と詳細な総評
  • 最新の価格と、お得な購入先

この記事を最後まで読むことで、「Insta360 GO Ultra」を購入するべきかどうかがはっきりと分かるはずです。購入に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

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公式ページ: Insta360 GO Ultra – 小型ハンズフリー4Kカメラ

デザインと耐久性:Insta360 GO Ultra ~高い質感と冒険に耐えるタフネス性能~

Insta360 GO Ultra 本体 ミッドナイトブラックの外観

ここではInsta360 GO Ultraのデザイン、携帯性、そしてタフな環境にも耐えうる耐久性について、前モデルInsta360 GO 3Sとの比較を交えながら、実際に手に取って感じた魅力をレビューしていきます。

手にした瞬間に伝わる確かな進化

Insta360 GO 3Sまでの親指サイズの錠剤型とは一線を画す、より正方形に近いスクエアな形状へと変更されています。この新しいフォルムが驚くほど手に馴染み、人差し指と親指の間にすっぽりと収まるため、手持ちでの撮影が非常に快適です。シボ加工のあるラバー素材はグリップ感と高級感を両立させており、硬質なマットプラスチック製のボディは、多少の衝撃や落下にも耐えられそうな安心感を与えてくれます。

サイズと重量の比較:数値以上の安定感

Insta360 GO Ultra 本体のみ。ブラック

カメラ単体のサイズは46×45.7×18.3mmで、Insta360 GO 3Sの25.6×54.4×24.8mmと比較すると、よりワイドでスクエアな形状ながら薄くなっているのが分かります。重量は52.9gと、GO 3Sの39.1gから約14g増加しました。しかし、この重量増は決してネガティブな要素ではありません。むしろ、マグネットの接地面が広くなったことで重心が安定し、Tシャツに装着した際の安定感は格段に向上したと感じます。実際に着けたまま軽くジャンプしてみても、落下する気配は全くありませんでした。

サイズ・重量の違い

  • Insta360 GO Ultra:46×45.7×18.3mm、52.9g(レンズガードなし)
  • Insta360 GO 3S:25.6×54.4×24.8mm、39.1g(本体のみ)

デザインの核となるモジュール式構造

Insta360 GO Ultraのアクションポッド

Insta360 GO Ultraの最大の特徴は、カメラ本体とアクションポッドが分離・合体するモジュール式デザインにあります。スタンドアロンのカメラとして使うことも、アクションポッドに装着して従来のアクションカメラのように使うことも可能です。Insta360 GO 3Sではカメラがポッドに「入っている」という印象でしたが、GO Ultraではカメラ本体の存在感が大きく、こちらが主役だと感じさせます。カメラを分離した状態では、アクションポッドがリモコン兼ワイヤレスディスプレイとして機能し、撮影の自由度を飛躍的に高めてくれます。

カラーと質感:個性を映し出す2つの選択肢

カラーバリエーションは、落ち着いた印象の「ミッドナイトブラック」と、クリーンな「アークティックホワイト」の2色展開です。どちらのカラーも硬質なマットプラスチック製で、傷に強い印象を受けます。Insta360 GO 3Sも同じ2色を展開していますが、GO Ultraのスクエアなボディと相まって、より洗練されたガジェットとしての魅力を感じさせます。質感の高さは所有欲を満たしてくれるだけでなく、アクティブなシーンでも気兼ねなく使える信頼感にも繋がっています。

操作ボタンとポート:シンプルさと細部への配慮

Insta360 GO Ultraの側面にある接続ポート

Insta360 GO Ultraの操作系は非常にシンプルにまとめられており、撮影という本来の目的に集中できるのが嬉しいポイントです。アクションポッドには、録画ボタン電源ボタン、そしてモードを切り替えるQボタンの3つが分かりやすく配置されています。カメラ本体をアクションポッドから取り外した状態でも、本体前面左下の凹みがシャッターボタンとして機能し、単体で素早く撮影を開始できます。

カメラを取り外すためのリリースボタンは、意図せず押してしまわないよう絶妙に配置されており、落下のリスクを減らす細やかな配慮が感じられます。ポート類は充電用のUSB-Cポートがアクションポッドに備わっています。一方で、付属のクイックリリース安全コードの取り付けは非常に手間がかかり、最初のセットアップで少し悪い印象を受けてしまったのは残念な点でした。

あらゆるフィールドへ連れ出せる防水性と堅牢性

Insta360 GO Ultraの真価は、そのタフネス性能にも表れています。カメラ単体でIPX8等級、水深10mまでの防水性能を備えているため、突然の雨や雪山での撮影はもちろん、シュノーケリングのような水中のアクティビティでも安心して使用できます 。先日、ハイキング中に夕立に見舞われましたが、防水性能のおかげでためらうことなく撮影を続行でき、雨粒に濡れる森の美しい映像を記録できました。

一方で、アクションポッドはIPX4の防滴仕様にとどまるため、水没には対応できません。水辺で使う際は、カメラをドッキングさせる前にしっかり水滴を拭き取る習慣をつける必要があります。また、-20℃の低温環境でも動作が保証されており、ウィンタースポーツにも最適な一台です。さらに、レンズガードが交換可能なねじ込み式である点も評価できます。万が一レンズに傷がついても交換できるという安心感は、アクティブな撮影を後押ししてくれます。

Insta360 GO Ultraの付属品

  • GO Ultra x1
  • アクションポッド x1
  • クイックリリース安全コード x1
  • マグネット式簡易クリップ x1
  • 磁気ペンダント x1
  • USB-Cケーブル x1
  • レンズガード (装着済み) x1

まとめ:デザインと耐久性

  • 第一印象:従来の親指サイズからスクエア形状へと大型化し、最初は戸惑ったものの、手に馴染むグリップ感と質感の高さに所有欲が満たされる。
  • モジュール式デザイン: カメラとアクションポッドが分離・合体するユニークな構造により、スタンドアロンでの使用から従来のアクションカメラとしての使用まで、撮影スタイルを柔軟に切り替えられる。
  • 携帯性と装着感:Insta360 GO 3Sより約14g重くなったが、磁石面積の拡大で装着時の安定感はむしろ向上しており、どんな服装でも安心してハンズフリー撮影が楽しめる。
  • ボタンとポート:物理ボタンはシンプルで直感的だが、一部アクセサリーの取り付けには課題も残る。
  • 耐久性:カメラ単体で水深10mのIPX8防水性能を誇り、-20℃の耐寒性能も備え、雨天から雪山まで躊躇なく撮影できる安心感がある。
  • 総合評価:アクションポッドの防滴仕様は惜しい点だが、カメラ本体の堅牢性と進化した装着システムは、日常から過酷な環境まで撮影フィールドを大きく広げてくれる。

画質:Insta360 GO Ultra ~大型センサーとAIが映し出す、息をのむほどのリアリティ~

Insta360 GO Ultra ホワイトを手に持っている。

ここではInsta360 GO Ultraの画質について、レビュー記事の最重要項目として徹底的に掘り下げます。画質の要であるセンサーの進化から、動画・静止画のクオリティ、手ブレ補正の性能まで、Insta360 GO 3Sとの比較を交えながら、その実力に迫ります。

スペックが物語る、画質への揺るぎない自信

Insta360 GO Ultraの画質における最大の進化は、イメージセンサーの大型化にあります。Insta360 GO 3Sが搭載していた1/2.3インチセンサーに対し、GO UltraはInsta360 Ace Pro 2と同等サイズの1/1.28インチセンサーを採用しました。動画の最大解像度は3840×2160ピクセル4Kに対応し、GO 3Sの2倍となる最大60fps(1秒間に60コマ)での撮影が可能です。これにより、動きの速いスポーツシーンやペットを追いかける場面でも、驚くほど滑らかで臨場感あふれる映像を記録できます。

広がった視野と、自然で鮮やかな色彩

Insta360 GO Ultraで撮影した動画。公園の自然、緑。

画角は最大156°へと広がり、Insta360 GO 3Sの150°から着実な進化を体感できます。この広がった視野は、風景をよりダイナミックに、自撮りではより多くの仲間をフレームに収めることを可能にします。注目すべきは、広角でありながら歪みが少なく、非常に自然な描写である点です。色味に関しても、Insta360 Ace Proシリーズが持つ、自然な色調と鮮やかさのバランスが取れた描写力が見事に受け継がれています。実際に晴れた日に撮影すると、空の青から木々の緑まで、目で見たままの正確な色彩が記録され、その鮮やかさに感動しました。

どんな動きも滑らかに捉えるFlowState手ブレ補正

Insta360 GO Ultraで撮影した動画。子供の両手を持って、空中に浮くように回している様子。

Insta360が誇るFlowState手ブレ補正と360度水平維持機能は、GO Ultraでも非常に優秀です。実際に胸元に装着して街を散策してみましたが、歩行時の上下動は巧みに吸収され、まるでジンバルを使っているかのような安定した映像が撮れていました。動きの激しいペットの視点動画でさえ、ブレが少なく安定して見ることができたのには驚きました。ただし、この強力な手ブレ補正は映像をクロップして実現しているため、画角が少し狭くなる点には注意が必要です。

日中の撮影体験:光と影をありのままに記録する表現力

晴れた日の公園で撮影した際、GO Ultraの実力に息をのみました。木漏れ日が差す木々の葉のディテールから、影になっている地面の質感まで、白飛びや黒つぶれすることなく鮮明に描き出されていたのです。これは、大型センサーによる広いダイナミックレンジの恩恵に他なりません。Insta360 GO 3Sでは時に苦戦することもあった明暗差の激しい場面でも、GO Ultraは見たままの自然な色彩と光景を記録してくれます。その色味は、上位モデルであるInsta360 Ace Proシリーズの自然でバランスの取れた描写力を受け継いでおり、小型カメラとは思えないほどの表現力です。

静止画性能の飛躍:旅の記録をより美しく

Insta360 GO Ultraで撮影した山頂の写真。

静止画性能も劇的に進化しました。Insta360 GO 3S最大12MPに対し、GO Ultra最大50MPでの撮影が可能です。先日、旅先でふと見つけた景色の美しさに惹かれ、何気なくシャッターを切った一枚がありました。後から写真を見返してみると、建物の細やかな装飾まで精細に写っており、その解像感に驚かされました。もちろん、一眼カメラのような背景ボケは得られませんが、SNSへの投稿や旅の記録としては十分すぎるクオリティです。さらに、RAW(DNG)形式での撮影にも対応しているため、後からじっくりと写真を編集したい私のようなユーザーには嬉しいポイントです。

Insta360 GO Ultraの画質 仕様

  • センサーサイズ: 1/1.28インチ
  • 動画解像度: 最大4K/60fps
  • 静止画解像度: 最大50MP (8192×6144)
  • 動画コーデック: H.264, H.265
  • 最大動画ビットレート: 180Mbps
  • 写真フォーマット: JPG, DNG RAW
  • 手ブレ補正: FlowState手ブレ補正 + 360度水平維持

まとめ:画質

  • センサー性能: Insta360 GO 3Sの1/2.3インチから1/1.28インチへと大幅に大型化し、日中のダイナミックレンジと色再現性が劇的に向上した。
  • 動画品質: 4K/60fpsの滑らかな映像は圧巻で、動きの速いシーンでもブレなく鮮明に記録できる。
  • 色味と画角: 最大156°の広角ながら歪みが少なく、Ace Proシリーズ譲りの自然でバランスの取れた色味を両立している。
  • 手ブレ補正: 強力なFlowState手ブレ補正により、歩きながらの撮影でもジンバルを使ったかのような安定した映像が手軽に得られる。
  • 静止画品質: 最大50MPとRAW撮影に対応し、前モデルを遥かに凌駕する精細感を実現。旅先でのスナップ写真としても十分なクオリティを誇る。
  • 総合評価: GOシリーズのコンパクトさはそのままに、画質面ではフラッグシップ機に迫る大きな進化を遂げ、映像表現の幅を大きく広げた。

撮影モード:Insta360 GO Ultra ~日常をドラマに変える、多彩なクリエイティブ機能~

Insta360 GO Ultraの撮影モード。背面タッチスクリーン。

Insta360 GO Ultraは、ただ高画質なだけでなく、撮影者の創造性を刺激する多彩な撮影モードを備えています。ここでは基本的な動画モードから、スローモーション、そしてユニークなクリエイティブ機能まで、Insta360 GO 3Sとの違いにも触れながら、実際に使って感じた魅力をご紹介します。

多彩な撮影モードが拓く、新たな表現の可能性

Insta360 GO Ultraには、「4K/60fps動画」をはじめ、暗所での撮影に特化した「PureVideoモード」、撮影後にアスペクト比を自由に変更できる「FreeFrame動画」、そして最大240fpsの滑らかな「スローモーション」など、多彩なモードが搭載されています。さらに、時間を凝縮して見せる「タイムラプス」や、子供の視点を愛らしく記録する新機能「Toddler Titan(小さな巨人)モード」まで、あらゆるシーンをドラマチックに、あるいはユニークに切り取るためのツールが揃っています。

4K/60fps動画 – 躍動感を、ありのままに記録

Insta360 GO Ultraで撮影した動画。船の上。

Insta360 GO Ultraの大きな魅力が、4K解像度で毎秒60フレーム(60fps)の滑らかな動画撮影です 。最大30fpsだったInsta360 GO 3Sから飛躍的に進化したポイントで、動きの速いシーンで絶大な効果を発揮します 。先日、サイクリングで下り坂を駆け抜ける様子を撮影しましたが、60fpsのおかげで高速な動きが驚くほど滑らかに記録され、スピード感がダイレクトに伝わる映像になりました 。ただし、この強力なモードではアクティブHDRが使えず、画角も少し狭くなる点は注意が必要です 。滑らかさを最優先したい場面での切り札として活用するのが良いでしょう。

PureVideoモード – 暗闇に光を灯す魔法

Insta360 GO Ultraで撮影した動画。夜の街。

PureVideoモードは、5nmのAIチップを活用して暗所でのノイズを低減し、ダイナミックレンジを最適化する機能です。正直なところ、このサイズのカメラでの夜間撮影にはあまり期待していませんでしたが、夜の街を散策しながら撮影したところ、その性能に驚きました。肉眼では見えにくい建物のディテールまでクリアに描き出され、Insta360 GO 3Sではノイズが目立ってしまっていたような場面でも、非常に見やすい映像が記録できたのです。これは、夜景やイルミネーションなど、「映える」景色を撮りたいときに絶大な効果を発揮します。

FreeFrame動画 – 撮った後でベストを選ぶ自由

FreeFrame動画」は、撮影後に映像の比率を自由に変更できる、非常に実用的なモードです。4:3の画角で記録することで、編集時に横長の16:9か縦長の9:16かを自由に選択できます。

先日、旅行先で美しい街並みを撮影した際、YouTube用の横長動画とInstagram用の縦長動画の両方が欲しくなりました。このモードで撮影しておいたおかげで、帰宅後、たった一つのファイルから最適な構図で両方の動画を簡単に書き出すことができ、非常に効率的でした。撮影時にアスペクト比を気にせず、後から最高の構図を選べる安心感は絶大です。「とりあえずこのモードで撮っておけば間違いない」と思わせてくれる、Insta360 GO Ultraの頼もしい機能です。

スローモーション – 時間を操る楽しさ

Insta360 GO Ultraで撮影した動画。シャボン玉を飛ばす様子。

Insta360 GO Ultraの「スローモーション」モードは、1080p解像度で最大240fpsの撮影に対応しており、日常の何気ない瞬間を特別な映像へと変えてくれます 。先日、公園で愛犬がフリスビーをキャッチする瞬間をこのモードで撮影しました。通常速度では一瞬で終わってしまう光景が、スロー再生では犬の躍動する筋肉の動きや必死な表情まで鮮明に捉えられており、思わず息をのみました。品質は良好ですが、DJI Osmo Action 5 Proのような競合製品がより高解像度でのスロー撮影に対応している点も事実です 。しかし、この携帯性で240fpsの映像表現が手軽に楽しめるのは、GO Ultraならではの大きな魅力だと感じます。

Toddler Titan(小さな巨人)モード – 愛しい視点を、そのまま記録

Toddler Titan(小さな巨人)モード」は、Insta360 GOシリーズの特長である小型軽量ボディを活かし、被写体の「低い位置」に取り付けて撮影する、独特な映像表現の方法です。このモードを利用することで「普段見ることのない低い視点からの世界を高品質な4K映像で記録することができます。

先日、このモードの可能性を探るため、愛犬のハーネスにカメラを装着して、いつもの散歩道を撮影してみました。出来上がった映像は、まさに発見の連続でした。普段私が見ている景色とは全く違う、地面に近い視点。犬が興味を示す草の匂いや、すれ違う他の犬への好奇心に満ちた目線が、4Kの高画質で生き生きと記録されていました。ただの散歩が、愛犬にとっては大冒険なのだと再認識させられる、感動的な映像になりました。

クリエイティブモード(タイムラプス、ハイパーラプス)

時間の流れを圧縮する「タイムラプス」と、移動しながら撮影するハイパーラプス用の「タイムシフト」は、旅の記録を一層クリエイティブにします。タイムラプスはカメラを固定して雲の流れなどを、タイムシフトは移動しながら街の喧騒などをダイナミックに表現できます。先日、胸にカメラを装着して観光地を歩きながらタイムシフト撮影を試したところ、歩行の揺れは強力な手ブレ補正で吸収され、非常に滑らかで安定したハイパーラプス映像が撮れました 。人混みや風景が高速で流れていく様は、まさに時間を早送りするような感覚で、移動時間さえも一つの作品に変わりました。

Insta360 GO Ultraの撮影モード

  • コア・レコーディング・モード: 動画、PureVideo、FreeFrame動画、Toddler Titan、タイムシフト、タイムラプス、ループ録画、スローモーション
  • 微分録音モード: プリ録画、インターバル録画
  • 写真モード: 写真、HDR写真、インターバル、スターラプス、バースト

まとめ:撮影モード

  • 4K/60fps動画: Insta360 GO 3Sの2倍となるフレームレートにより、サイクリングのような動きの速いシーンでも圧倒的に滑らかな映像記録が可能になった。
  • PureVideoモード: AIの活用により、GO 3Sでは難しかった夜間や暗所でも驚くほどクリアな映像撮影を実現し、撮影シーンを大きく広げた。
  • FreeFrame動画: 撮影後にアスペクト比を自由に変更でき、一つのクリップから横長・縦長動画を自在に作成できる実用性が非常に高い。
  • 多彩なクリエイティブ機能: 最大240fpsのスローモーションや安定したハイパーラプス、ユニークな視点を記録するToddler Titanモードなど、創造性を刺激する機能が満載。
  • 総合評価: 基本性能の向上に加え、実用的で創造性を刺激する多彩なモードが満載で、日常の記録からこだわりの作品作りまで幅広く応えるカメラに進化した。

編集アシスト機能:Insta360 GO Ultra ~撮るだけで、作品が生まれる。AIによる魔法の編集体験~

Insta360 GO Ultraで撮影した動画。ゴルフボールが大きく映っている。

「撮影は好きだけど、編集は時間もかかるし苦手…」Insta360 GO Ultraは、そんな悩みを解決してくれる魔法のようなカメラです。ここでは、Insta360の最大の強みである専用アプリと、その心臓部であるAI編集アシスト機能について、実際に体験した感動と手軽さをご紹介します。

AI編集(FlashCut) – 撮ったままの動画が、数秒で作品に

Insta360アプリのAI自動編集機能は、まさに圧巻の一言です。週末のドライブで撮影した10個ほどの短い動画クリップ。以前ならPCに取り込むのも億劫で、そのまま放置しがちでした。しかし、Insta360アプリでクリップを選択し、AI自動編集ボタンをタップしただけで、AIが映像のハイライト(見どころ)を正確に認識。抽出したシーンを繋ぎ合わせる際には、適切なトランジション(場面転換効果)や音楽も自動的に追加してくれます。これにより、手間をかけずにプロのような映像に仕上げることが可能です。面倒な作業から解放され、「撮った映像をすぐに見せたい」という気持ちが満たされました。

豊富なテンプレート – 選ぶだけでプロの仕上がり

Insta360 GO Ultraで撮影した動画。眺めのいい高所から撮影。

完全にAIに任せるだけでなく、多彩なテンプレートから好みのスタイルを選ぶこともできます。先日、街を散策しながら撮影した何気ない風景のクリップに、アプリ内の「Vibe City」というテンプレートを適用してみました。すると、映像に都会的なカラーグレーディングとスピーディーなトランジションが加わり、一瞬にしてプロが編集したようなVlog風の映像に生まれ変わりました。テンプレートを選ぶだけで映像の雰囲気がガラッと変わるので、動画編集の知識がなくても、様々なスタイルの作品作りを手軽に楽しめます。

実際にアプリで利用できるテンプレートには、以下のようなものがあります。

利用できるテンプレート一覧

  • Vibe City
  • Tunes and Travel
  • Vlog
  • サイクリング
  • ランニング
  • キッズ
  • アウトドア
  • スキー
  • 星空

心温まる思い出を自動で編集する「AIファミリーモーメント」

GO Ultraから加わった「AIファミリーモーメント」機能も試してみました。これは、撮りためた家族やペットの動画の中から、AIが顔や楽しそうな瞬間を認識して、自動で心温まるBGM付きのアルバムムービーを作成してくれる機能です。自分でクリップを選ぶ手間すらなく、忘れていたような何気ない日常の断片が感動的な一本の動画に仕上がっていく様子は、まさに魔法のようでした。この機能は、大切な思い出を手間なく形に残したいと考えるすべての人にとって、非常に価値のあるものだと感じます。

Insta360 GO Ultraの編集アシスタント機能

  • AI編集(FlashCut): 撮影クリップからハイライトを自動抽出し、音楽付きのショートムービーを数秒で作成。
  • AIファミリーモーメント: 家族などの動画をAIが自動で感動的なアルバムに編集。
  • 豊富なテンプレート: 旅行やスポーツなど、様々なシーンに合わせたプロ品質の編集テンプレートを多数搭載。
  • ノイズ除去(PureVideo連携): PureVideoで撮影した暗所映像のノイズをAIが自動で最適化し、画質を向上させる。

まとめ:編集アシスト機能

  • AI自動編集: 「撮影は好きだが編集は苦手」というユーザーの悩みを解決し、数タップで撮ったままの映像を感動的な作品に変えてくれる。
  • テンプレート機能: 多彩なテーマのテンプレートを選ぶだけで、初心者でも手軽にプロのような質の高い動画制作を楽しめる。
  • インテリジェント機能: AIファミリーモーメントやPureVideo連携のノイズ除去など、AIが賢く素材を活かし、映像の価値を高めてくれる。
  • 総合評価: 強力なAI編集と豊富なテンプレート機能は、Insta360 GO Ultraを単なるカメラではなく、撮るだけで作品が生まれる魔法のクリエイティブツールへと昇華させている。

操作性と実用性:Insta360 GO Ultra ~ストレスフリーな撮影を支える細部へのこだわり~

Insta360 GO Ultraを操作している様子。タッチスクリーン。

ここでは、Insta360 GO Ultraを日常的に使う上での「快適さ」を多角的に検証します。タッチスクリーンの操作感からストレージの仕様変更、そしてアクションカメラ永遠の課題であるマイク品質や熱問題まで、Insta360 GO 3Sとの比較を交えながら、その実用性に深く迫ります。

大型化したモニターと直感的なUIが生む、快適な操作体験

Insta360 GO Ultraの操作性で最も大きな進化を感じたのが、2.5インチに大型化されたフリップ式タッチスクリーンです。Insta360 GO 3Sの2.2インチと比較して、その差は数値以上に大きく、メニューの視認性や操作性が格段に向上しました。実際に雨の中で撮影した際、濡れた指でも正確に反応してくれたのには感動しました。

メニュー構成は非常に直感的で、初めて触る機能でも画面上にヒントが表示されるため、マニュアルを読まなくてもすぐに使いこなせます。シャッタースピードやISO感度といったマニュアル設定も数タップで変更でき、こだわりの画作りが可能です。また、電源オフの状態からでも録画ボタンを押せば即座に撮影が始まるクイックキャプチャー機能も健在です。

こだわりの画作りを可能にするマニュアル設定

Insta360 GO Ultra 本体とタッチスクリーンの外観。

オート撮影が非常に優秀な一方で、GO Ultraはこだわりの画作りをしたいユーザーのために、マニュアル露出モードへの切り替えも簡単です。タッチスクリーンから数回タップするだけで、シャッタースピードやISO感度(100~6400)、ホワイトバランス(2000-10000K)といった主要なパラメータを自由に調整できます。また、「ビンテージ」や「フィルム」といった8種類のカラープロファイル(フィルター)が用意されており、撮影シーンに合わせて手軽に映像の雰囲気を変えることが可能です。ただし、本格的なカラーグレーディングを前提とする編集者にとっては、フラットなLogプロファイルがない点は少し物足りなく感じるかもしれません。

スマートフォンとの連携を深める専用アプリ

Insta360 GO Ultraの実力を最大限に引き出すのが、スマートフォン専用アプリです。カメラとはWi-FiBluetoothでシームレスに連携し、UIは非常に直感的で分かりやすく、初めて使う人でもチュートリアルのおかげで迷うことはありません。先日、カメラを手の届かない場所に固定した際も、手元のスマホで遅延なく画角を確認しながら撮影できました。GO Ultraは通信性能が向上しており、撮影した4K動画もInsta360 GO 3Sより短時間で転送されるため、編集作業へスムーズに移行できるのも嬉しいポイントです。

待望のmicroSDカード対応で、容量の不安から解放

Insta360 GO Ultraの側面。microSDカードスロット

Insta360 GO 3Sユーザーの多くが不満点として挙げていた内蔵ストレージが、GO UltraではついにmicroSDカード式に変更されました。これは非常に大きな改善点です。最大2TBまでのカードに対応するため、4K60fpsのような高画質で長時間の撮影を行っても、容量不足に悩まされることはありません。先日、一日中撮影する予定があったのですが、予備のカードを数枚持っていくだけで、容量を気にすることなく撮影に集中できました。カードがいっぱいになっても、交換すれば数秒で撮影を再開できる手軽さは、内蔵ストレージにはない大きなメリットです。

AIが支えるクリアな音声と、待望の外部マイク対応

音声品質も着実に進化しています。AIによるノイズリダクション機能は非常に優秀で、賑やかな街中でVlog撮影をしても、周囲の雑音を抑えて私の声をクリアに拾ってくれました。風切り音低減機能も効果的で、自転車での走行中でも風の音が大幅に軽減されていました。そして何より嬉しいのが、Insta360 GO 3Sでは非対応だった外部マイクに、Bluetooth経由で対応したことです。これにより、DJI MicやApple AirPodsなどをワイヤレスマイクとして使用でき、よりプロフェッショナルな音声収録が可能になりました。

アクションカメラの宿命「熱問題」との向き合い方

アクションカメラにとって熱問題は避けて通れない課題です。Insta360 GO Ultraも例外ではなく、特に高画質な4K60fpsで撮影を続けると、本体はかなり熱くなります。実際に試したところ、カメラ単体での4K60fps連続撮影では、約30分で熱により録画が停止しました。しかし、アクションポッドに装着した状態では放熱が効率的に行われるようで、バッテリーが尽きるまでの約2時間、一度も止まることなく撮影を続けられました。このことから、長時間の撮影ではアクションポッドとの併用が必須と言えるでしょう。

Insta360 GO Ultraの操作性と実用性 仕様

  • モニター: 2.5インチ フリップ式タッチスクリーン
  • ストレージ: microSDカード(最大2TBまで対応)
  • 接続: Wi-Fi, Bluetooth 5.4
  • 内蔵マイク: AIノイズリダクション搭載マイク x 2
  • 外部マイク: Bluetoothマイク対応(DJI Mic, Apple AirPodsなど)
  • マニュアル設定: ISO感度(100-6400), シャッタースピード, ホワイトバランス

まとめ:操作性と実用性

  • 操作性: 2.5インチに大型化したタッチスクリーンと直感的なUIにより、Insta360 GO 3Sから操作感が大幅に向上し、ストレスフリーな撮影を実現している。
  • ストレージ: 待望のmicroSDカード対応となり、容量の心配なく長時間の4K撮影が可能になった点は、GO 3Sに対する最大のメリット。
  • 音声品質: AIノイズリダクションが効果的な内蔵マイクに加え、外部Bluetoothマイクに対応したことで、音声クオリティの選択肢が大きく広がった。
  • 熱問題: カメラ単体での4K60fps長回しには課題が残るものの、アクションポッド併用時には安定した連続撮影が可能。
  • 総合評価: ストレージや音声といった実用面での弱点を克服し、洗練されたUIと合わせて、日常使いから本格的な撮影まで快適に行える、非常に完成度の高いカメラに進化した。

バッテリー持ちと充電:Insta360 GO Ultra ~撮影を止めない。驚異のスタミナと急速充電~

Insta360 GO Ultraで撮影している様子。

どんなに優れたカメラでも、バッテリーが切れてしまえばただの置物です。ここでは、ユーザーが最も気にするであろうInsta360 GO Ultraのバッテリー性能と充電速度について、Insta360 GO 3Sとの比較を交えながら、その驚異的なスタミナと利便性を詳しくレビューしていきます。

大幅に進化した撮影スタミナ

Insta360 GO Ultraは、バッテリー駆動時間が大幅に向上しました。カメラ単体で約70分、アクションポッドと組み合わせることで最大200分という撮影時間は、Insta360 GO 3S(単体38分、併用140分)を大きく凌駕します。

もちろんこれは理想的な条件下での数値ですが、実際の使用感も撮影設定によって変わってきます。最も負荷の高い4K/60fpsで連続撮影した場合、アクションポッド併用で約2時間(120分)、カメラ単体では約36分の録画が可能です。

負荷の少ない1080p/30fpsでは、アクションポッド併用で約150分、カメラ単体でも約45分の連続撮影ができたという報告もあります。断続的に短いクリップを撮影する使い方であれば、カメラ単体でも60~70分は十分に稼働する印象です。

驚異の急速充電 – 撮影の合間が充電時間に

GO Ultraの真価は、その驚異的な充電速度にあります。カメラ単体であれば、バッテリー残量0%の状態からわずか12分で80%まで充電が完了します。これは、80%充電に23分かかっていたInsta360 GO 3Sのほぼ半分の時間です。この速度は、撮影スタイルを根本から変えてくれます。先日、街歩きでバッテリーが尽きかけましたが、カフェでコーヒーを一杯飲んでいる間に充電したところ、店を出る頃には次の撮影に十分なほど回復していました。充電を待つストレスから解放され、「撮りたい」と思った瞬間を逃さない。この安心感は計り知れません。

運用上のポイントと低温環境での性能

バッテリーはInsta360 GO 3Sと同様に内蔵型で交換はできません。そのため、バッテリーが切れると撮影は中断せざるを得ません。しかし、前述の驚異的な急速充電がこの弱点を強力にカバーしています。バッテリー交換の手間がない分、USB-Cケーブル一本で素早く戦線復帰できるのは、むしろメリットとさえ感じました。また、カメラ本体は-20℃までの耐寒性能を備えており、スキー場のような低温環境でもバッテリー性能が落ちにくく、安定した動作が期待できます。

Insta360 GO Ultraのバッテリー 仕様

  • バッテリー容量: カメラ単体: 500mAh / アクションポッド: 1450mAh
  • 連続録画時間: カメラ単体: 70分 / カメラ+アクションポッド: 200分 (1080p@24fpsでのラボ値)
  • 実際の4K撮影時間: カメラ+アクションポッドで約120分
  • 充電時間 (カメラ単体): 12分で80% / 20分で100%
  • 充電時間 (アクションポッド): 18分で80% / 40分で100%
  • 充電方式: USB-C (アクションポッド経由)

まとめ:バッテリーと充電

  • バッテリー駆動時間: Insta360 GO 3Sから大幅に延長され、アクションポッド併用で約2時間の4K撮影が可能なスタミナを持つ。
  • 充電速度: わずか12分で80%まで回復する驚異の急速充電により、撮影の合間の短時間で充電が完了し、バッテリー切れの不安を解消してくれる。
  • 実用性: バッテリーは交換不可だが、それを補って余りある急速充電性能と、-20℃でも動作する耐寒性能により、あらゆるシーンで安心して使える。
  • 総合評価: スタミナと充電速度という、小型カメラの最大の課題を克服し、「撮りたい瞬間を逃さない」というユーザーの願いに応える、非常に信頼性の高いバッテリーシステムを構築している。

拡張性:Insta360 GO Ultra ~アクセサリーで広がる、無限の撮影スタイル~

Insta360 GO Ultraを自転車に装着。

Insta360 GO Ultraの真の魅力は、カメラ単体の性能だけではありません。そのポテンシャルを最大限に引き出し、撮影スタイルを無限に広げてくれるのが、強力な磁気マウントを軸とした豊富なアクセサリーのエコシステムです。ここでは、純正アクセサリーの使い勝手から互換性の注意点、そして将来性までを詳しくレビューします。

撮影の自由度を飛躍させる純正マウントアクセサリー

Insta360 GO Ultraには、そのユニークな撮影体験の核となるアクセサリーが標準で付属します。胸元に装着してハンズフリーのPOV撮影を可能にする「磁気ペンダント」、帽子のツバやストラップに挟んで固定する「マグネット式簡易クリップ」、そして万が一の落下を防ぐ「クイックリリース安全コード」です。これらのアクセサリーを使いこなすことで、これまで三脚や大掛かりな機材が必要だったアングルからの撮影が、驚くほど手軽に実現できます。

ハンズフリー撮影の決定版「磁気ペンダント」

Insta360 GO Ultraの磁気ペンダント

個人的に最も多用し、その便利さに感動したのが「磁気ペンダント」です。Tシャツの下にペンダントを装着し、服の上からカメラを磁石で固定するだけで、完璧な一人称視点での撮影が可能です。先日、観光地で食べ歩きをした際、両手を自由に使いながら、見たままの光景を自然な形で記録できたのは最高の体験でした。GO Ultraのペンダントは、カメラの角度を180度調整できる回転機構が追加されており、Insta360 GO 3Sで時々気になった映像の傾きを簡単に修正できるようになった点も、大きな進化だと感じました。

互換性の注意点とその他の便利ツール

ここで一つ重要な注意点があります。Insta360 GO Ultraのアクセサリーは新設計されており、Insta360 GO 3Sなど、従来のGOシリーズやAce Proシリーズのマウントとの互換性はありません。そのため、既存のInsta360ユーザーが乗り換える場合は、マウント類も新たに揃える必要があります。また、GO 3Sの標準キットには付属していた「ピボットスタンド」が、GO Ultraでは別売りになっている点も留意すべきでしょう。とはいえ、サイクリングやVlog撮影で活躍する「三脚付きミニ自撮り棒」など、幅広いシーンに対応するアクセサリーが充実しているのは魅力です。

Insta360 GO Ultraのその他の主なアクセサリー一覧

  • 三脚付きミニ自撮り棒 2.0: 手持ち撮影から、安定した定点撮影までこなせる多機能アクセサリー。
  • ピボットスタンド: 再利用可能な粘着式マウントで、壁や窓など、これまで取り付けられなかった場所からの撮影が可能に。
  • 潜水ケース: カメラを装着することで、水深60mまでの本格的な水中撮影に対応。
  • NDフィルターセット: 日中の明るい場所での撮影時に、映画のような自然なモーションブラーを表現できる。
  • クイックリリースマウント: GoPro互換マウントなど、標準的なアクションカメラマウントへの取り付けを可能にするアダプター。

サードパーティ製品との連携 – 広がる音声収録の選択肢

Insta360 GO Ultraを帽子に装着。

Insta360 GO Ultraの拡張性において注目すべきは、サードパーティ製のBluetoothマイクに対応した点です。これは、外部マイクが使えなかったInsta360 GO 3Sからの大きな飛躍であり、より本格的な動画制作を目指すクリエイターにとって最大のメリットと言えるでしょう。

実際に風の強い日にVlogを撮影した際、内蔵マイクの風切り音低減機能も優秀でしたが、よりクリアな音声を求めて手持ちのApple AirPods Pro 2を接続してみました。ペアリングはスムーズで、録音された私の声は風の音から完全に分離され、非常に聞き取りやすくなりました。DJI Mic 2Mic Miniといった人気の外部マイクにも対応しているため、高画質な4K映像に見合うだけの高品質な音声を、手軽に収録できるようになったのは非常に大きな魅力です。

継続的な進化を約束するファームウェアアップデート

Insta360製品の魅力は、ハードウェアだけでなく、ソフトウェアの継続的な進化にもあります。Insta360は発売後も定期的にファームウェアアップデートを提供しており、画質や手ブレ補正の改善、新機能の追加などが行われることがよくあります。GO Ultraもすでに発売直前にアップデートが提供されており、今後もユーザーのフィードバックを元に、さらに使いやすく進化していくことが期待できます。これは、一度購入すれば長く安心して使い続けられるという、大きな価値と言えるでしょう。

まとめ:拡張性

  • マウントシステム: 強力な磁気マウントと改良された磁気ペンダントにより、Insta360 GO 3S以上に安定したハンズフリー撮影が簡単に実現できる。
  • アクセサリー互換性: 従来のGOシリーズやAce Proシリーズのマウントとの互換性はないため、新規ユーザー向けのエコシステムとなっている点には注意が必要。
  • サードパーティ連携: Insta360 GO 3Sにはなかった外部Bluetoothマイクに対応し、より高品質な音声収録が可能になった。
  • 豊富な選択肢: 自撮り棒から潜水ケース、NDフィルターまで、あらゆる撮影シーンに対応する豊富な純正アクセサリーが用意されている。
  • 将来性: 定期的なファームウェアアップデートにより、購入後も機能改善や性能向上が期待でき、長く使い続けられる安心感がある。
  • 総合評価: アクセサリーエコシステム全体で、カメラのポテンシャルを最大限に引き出し、ユーザーの創造性を刺激する無限の撮影スタイルを提供する。

Insta360 GO UltraとInsta360 GO 3Sの主な違い

Insta360 GO Ultraのブラックとホワイト

Insta360 GO Ultraは、小型アクションカメラのGOシリーズ最新作として、前モデルのInsta360 GO 3Sから多くの点で大幅な進化を遂げています。ここでは、両者の主な違いを項目別に詳しく比較します。

センサーとチップ

  • Insta360 GO 3S: 1/2.3インチセンサーと14nmチップを搭載しています。
  • Insta360 GO Ultra: 1/1.28インチセンサーと5nm AIチップを搭載。センサーサイズはGO 3S比で221%大型化し、AI計算能力は50倍に向上しました。
  • 違い: センサーとチップの性能が根本的に異なります。GO Ultraはより多くの光を取り込めるため、特に暗所での画質が劇的に向上し、AI処理能力の向上でノイズ除去や色再現性が高まっています。

動画解像度とフレームレート

  • Insta360 GO 3S: 最高画質は4K/30fpsです。
  • Insta360 GO Ultra: 最高画質は4K/60fpsに対応し、より滑らかな映像を記録できます。また、AIを活用した低照度高画質化機能「PureVideo」や「4KアクティブHDR」も搭載しています。
  • 違い: GO Ultraはフレームレートが2倍になり、動きの速いシーンの表現力が向上しました。PureVideoなどの追加機能により、撮影できるシーンの幅が大きく広がっています。

ストレージ(容量)

  • Insta360 GO 3S: 64GBまたは128GBの内蔵メモリーを搭載しています。
  • Insta360 GO Ultra: 内蔵メモリーを廃止し、最大2TBまでのmicroSDカード(別売り)に対応しました。
  • 違い: GO Ultraはストレージの拡張性が飛躍的に向上しました。カード交換により容量不足の心配がなくなり、長時間の4K撮影でも安心して使用できます。

バッテリー駆動時間と充電

  • Insta360 GO 3S: 本体のみで38分、アクションポッド併用で140分の撮影が可能です。
  • Insta360 GO Ultra: 本体のみで70分、アクションポッド併用で最大200分と、駆動時間が大幅に延長されました。さらに、わずか12分で80%まで充電できる急速充電に対応しています。
  • 違い: GO Ultraは撮影可能時間が約1.4倍に伸び、さらに急速充電に対応したことで、バッテリーに関する利便性が大きく向上しています。

サイズと重量

  • Insta360 GO 3S: 本体39.1g、サイズは25.6×54.4×24.8mmの縦長な形状です。
  • Insta360 GO Ultra: 本体約52.9g、サイズは約46×45.7×18.3mmの正方形に近い形状です。
  • 違い: GO Ultraは大型センサー搭載などの影響で14gほど重くなっていますが、より薄くワイドな形状になりました。

耐久性

  • Insta360 GO 3S: カメラ単体で水深10m防水です。
  • Insta360 GO Ultra: カメラ単体で水深10m防水です。
  • 違い: カメラ本体の基本的な防水性能は同等です。どちらのモデルもアクションポッドはIPX4の防滴仕様となっています。

カラー

  • Insta360 GO 3S: アークティックホワイト、ミッドナイトブラックの2色展開です。
  • Insta360 GO Ultra: アークティックホワイト、ミッドナイトブラックの2色展開です。
  • 違い: 展開されているカラーバリエーションは同じです。

OS、サポート期間(アップデート)保証

  • Insta360 GO 3S と GO Ultra: どちらのカメラもiOSおよびAndroidのInsta360アプリで操作・編集を行います。Insta360製品は通常1年間の限定保証が付いており、有償で保証期間を2年に延長できる「延長保証」サービスが両モデルで提供されています。
  • 違い: OSの互換性や基本的な保証・サポート体制に違いはありません。

まとめ

Insta360 GO Ultraは、Insta360 GO 3Sの「小型ハンズフリー」という基本コンセプトを継承しつつ、画質、ストレージ、バッテリー性能といったカメラとしての基本性能を全面的に強化した、正統進化の上位モデルです。

特に1/1.28インチへのセンサー大型化と4K/60fps対応は、画質にこだわるユーザーにとって大きな魅力となります。また、microSDカード対応や急速充電は、撮影現場での実用性を大きく向上させています。本体はやや大きく重くなりましたが、それ以上に性能向上のメリットが大きいと言えるでしょう。

Insta360 GO Ultraのメリット・デメリット

Insta360 GO Ultra 本体 ホワイト

Insta360 GO Ultraは、そのユニークなコンセプトと高い性能で注目を集める一方、他のアクションカメラと比較した際の長所と短所も明確に存在します。ここでは、Insta360 GO 3Sや他の主要なアクションカメラと比較しながら、そのメリットとデメリットを詳しく解説します。

メリット(長所、利点)

メリット1:圧倒的な携帯性と撮影の自由度

Insta360 GO Ultra最大のメリットは、53gという圧倒的な軽さと、強力な磁気マウントによる撮影の自由度です。これは、150gを超えるGoPro HERO13 BlackやInsta360 Ace Pro 2などの従来型アクションカメラでは決して真似のできない領域です。胸元や帽子に装着してハンズフリーで撮影できる手軽さは、Insta360 GO 3Sから受け継ぎつつ、より安定した装着感を実現しています。常にカメラを構える必要がないため、撮影に気を取られることなく、目の前の体験を存分に楽しむことができるのが最大の魅力です。

メリット2:画質と実用性の飛躍的な向上

Insta360 GO 3Sの弱点であった画質と実用性が、GO Ultraでは飛躍的に向上しました。1/1.28インチの大型センサーは、1/1.9インチのGoPro HERO13 Blackよりも大きく、日中の画質はフラッグシップ機であるInsta360 Ace Pro 2に匹敵します。また、GO 3SにはなかったmicroSDカードスロットの搭載や、外部Bluetoothマイクへの対応は、長時間の撮影や高品質なVlog制作を可能にする大きな進化点です。

メリット3:クラス最高峰のバッテリー性能と充電速度

バッテリー性能もGO Ultraの大きな強みです。アクションポッドと組み合わせることで約2時間の4K撮影が可能であり、これは多くの従来型アクションカメラに引けを取りません。さらに特筆すべきは、わずか12分で80%まで充電できる驚異の急速充電性能です。これは30WのPD充電器を使用しても35分かかるInsta360 X5などと比較しても圧倒的に速く、撮影の合間の短い休憩時間で次の撮影準備が整うため、バッテリー切れのストレスを大幅に軽減してくれます。

デメリット(短所、欠点)

デメリット1:プロ向けの映像表現における限界

GO Ultraは非常に高画質ですが、本格的な映像制作を目的とするユーザーにとってはいくつかの限界もあります。Osmo Action 5 ProやGoPro HERO13 Blackが対応している10bitカラーや、編集の自由度を高めるLogプロファイルでの撮影には対応していません。また、スローモーション撮影も1080p/240fpsまでとなっており、4K/120fps撮影が可能なOsmo Action 5 Proと比較すると見劣りします。

デメリット2:モジュール式デザインの制約

カメラとアクションポッドが分離するユニークなモジュール式デザインは、撮影の自由度を高める一方で、耐久性の面では制約も生みます。カメラ単体は水深10mの防水性能を持つのに対し、アクションポッドはIPX4の防滴仕様に留まります。そのため、雨天時や水辺での撮影では、カメラとポッドの扱いに注意が必要です。この点は、単体で12mや20mの防水性能を持つInsta360 Ace Pro 2やOsmo Action 5 Proのような一体型カメラのほうが安心感があります。

デメリット3:避けられない熱問題

小型化の宿命とも言える熱問題は、GO Ultraにも存在します。特にカメラ単体で4K/60fpsのような高負荷な撮影を続けると、約30分で熱により録画が停止する可能性があります。もちろん、アクションポッドに装着すれば長時間の連続撮影が可能になりますが、スタンドアロンでの手軽さを最大限に活かしたい場合には、この熱問題が制限となる場面も考えられます。

デメリット4:ライブストリーミング機能の非対応

Insta360 GO Ultraは、Insta360 GO 3Sと同様にライブストリーミング機能には対応していません 。そのため、イベントの生中継や視聴者とのリアルタイムなコミュニケーションを目的とするユーザーには不向きです。このカメラはあくまで撮影した映像を後からじっくり編集して作品に仕上げる「記録」と「作品作り」に特化したクリエイティブツールと理解するのが良いでしょう。

Insta360 GO Ultraのスペック(仕様)一覧

  • モニター: アクションポッドに2.5インチフリップ式タッチスクリーン搭載
  • ストレージ: 内蔵メモリーなし、microSDカードを使用
  • 対応SDカード: microSDカードが別途必要、最大2TBまで対応
  • バッテリー: カメラ単体: 500mAh、アクションポッド: 1450mAh
  • 撮影時間: カメラ単体: 70分、アクションポッド併用: 200分 (1080p@24fpsで検証)
  • 充電 時間: カメラ単体: 20分で100%、アクションポッド: 40分で100%
  • インターフェース: USB-C 2.0
  • 通信(接続性): BLE 5.4、Wi-Fi (2.4GHz/5GHz)
  • センサー: 1/1.28インチセンサー
  • ジャイロスコープ: 6軸ジャイロスコープ
  • 画質: 最大50MPの写真解像度、最高4K60fpsの動画解像度
  • 手ブレ補正: FlowState手ブレ補正、360度水平維持
  • 耐久性: カメラ本体はIPX8防水(水深10mまで)、アクションポッドはIPX4防滴
  • レンズ: 絞り: F2.85、35mm判換算焦点距離: 14.27mm
  • 画角: 156°の超広角な画角(FOV)
  • ISO感度: 100-6400
  • マイク: AIによるノイズリダクション機能付き
  • 操作性: 音声制御2.0、ジェスチャー操作
  • 動作温度: -20℃ 〜 40℃
  • サイズ: カメラ: 46×45.7×18.3mm、アクションポッド(閉): 70.4×48.8×33.3mm
  • 重量: カメラ単体: 52.9±0.5g、アクションポッド: 108.5±0.5g
  • カラー: アークティックホワイト、ミッドナイトブラック
  • マウント(アクセサリー): 磁気マウントシステム、多様な別売りアクセサリーあり
  • 付属品: GO Ultra、クイックリリース安全コード、マグネット式簡易クリップ、磁気ペンダント

Insta360 GO Ultraの評価

Insta360 GO Ultra 本体 ブラック

9つの基準で「Insta360 GO Ultra」を5段階で評価してみました。

項目別評価

画質: ★★★★★ (5/5)

1/1.28インチの大型センサー搭載により、日中の画質は驚くほど鮮明です。4K60fpsの滑らかな映像や、PureVideoモードによる優れた暗所性能は、小型カメラの常識を覆します。

手ぶれ補正: ★★★★★ (5/5)

強力なFlowState手ブレ補正と360度水平維持機能は、ジンバルなしでも非常に安定した映像を記録できます。歩行中はもちろん、アクティブなシーンでも滑らかな撮影が可能です。

耐久性・防水性: ★★★★☆ (4/5)

カメラ単体で水深10mの防水性能と-20℃の耐寒性能を備え、非常にタフです。ただし、アクションポッドが防滴仕様(IPX4)に留まるため、星を一つ減らしました。

バッテリー性能: ★★★★★ (5/5)

アクションポッド併用で約2時間の4K撮影が可能なスタミナと、わずか12分で80%まで回復する驚異の急速充電性能は、バッテリー切れの不安をほぼ完全に解消してくれます。

携帯性: ★★★★☆ (4/5)

53gという軽さはウェアラブルカメラとして非常に優秀です。GO 3Sよりは重くなりましたが、安定性の向上を考えると許容範囲であり、依然として最高クラスの携帯性を誇ります。

操作性: ★★★★☆ (4/5)

2.5インチに大型化したフリップ式タッチスクリーンと直感的なUIで、操作は非常に快適です。一部アクセサリーの取り付けにくさや、ボタンの分かりにくさを指摘する声もありました。

機能性: ★★★★★ (5/5)

待望のmicroSDカード対応と外部Bluetoothマイク接続が可能になり、GO 3Sの弱点を克服しました。Toddler Titanモードなどユニークな機能も追加され、死角がありません。

価格: ★★★☆☆ (3/5)

標準キットで64,800円という価格は、その性能を考えれば妥当ですが、競合のアクションカメラと比較するとやや高価な設定です。microSDカードの追加購入も必要になります。

使いやすさ: ★★★★★ (5/5)

強力な磁気マウントによる手軽なハンズフリー撮影や、撮った映像を数タップで作品に仕上げてくれるAI編集機能など、撮影から共有までが非常に簡単で楽しいカメラです。

総評: ★★★★★ (5/5)

GOシリーズの完成形、そして新たな基準

Insta360 GO Ultraは、これまでのGOシリーズが抱えていた「画質」「ストレージ」「バッテリー」という課題をほぼ完璧に克服した、まさに「Ultra」の名にふさわしい一台です。1/1.28インチの大型センサーが映し出す映像は、もはや「小型カメラだから」という言い訳が一切不要なレベルに達しており、特に暗所での撮影能力は特筆すべき進化を遂げています。これにより、撮影できるシーンが飛躍的に広がりました。

徹底的に磨かれた実用性

Insta360 GO 3Sユーザーが最も渇望していたであろうmicroSDカードへの対応と、外部Bluetoothマイクのサポートは、このカメラを単なる面白いガジェットから、本格的なコンテンツ制作にも耐えうる実用的なツールへと昇華させました。さらに、驚異的な急速充電性能は、バッテリー交換不可という弱点を補って余りあるほどの利便性を提供し、撮影フローから「待つ」というストレスを限りなくゼロに近づけてくれます。

購入前の注意点

もちろん、完璧なカメラではありません。アクションポッドはIPX4の防滴仕様であり、完全防水ではないため、水中での使用には注意が必要です。また、カメラ単体で4K60fpsのような高負荷な撮影を長時間続けると、約30分で熱により停止する可能性があります。本格的なカラーグレーディングをしたい編集者にとっては、フラットなLogプロファイルがない点も物足りなく感じるかもしれません。

どんな人に最適か

Insta360 GO Ultraは、手軽に高品質な映像を残したいVlogger、これまで撮れなかったユニークなアングルを求めるクリエイター、そして家族の大切な一瞬を最高の形で記録したいと願うすべての人に最適なカメラです。特に、強力な磁気マウントによる唯一無二の携帯性と撮影の自由度、そしてAIを活用した編集の手軽さは、他のどのアクションカメラにもない圧倒的な魅力と言えるでしょう。撮影は好きでも編集は苦手、という人にこそ、このカメラが提供する魔法のような体験を味わってほしいと思います。

Insta360 GO Ultraの価格・購入先

Insta360 GO Ultra 本体 ホワイト 正面

※価格は2025/11/28に調査したものです。価格は変動します。

Insta360ストア

  • 標準キットで64,800円、
  • クリエイターキットで72,800円、
  • ランニングキットで76,400円、
  • サイクリングキットで74,500円、
  • ファミリーキットで79,000円、

で販売されています。

Insta360ストアで「Insta360 GO Ultra」をチェックする

ECサイト(Amazon、楽天、ヤフーなど)

  • Amazonで55,000円、
  • 楽天市場で55,000円(送料無料)、
  • ヤフーショッピングで55,000円、
  • AliExpressで61,766円、
  • 米国 Amazon.comで$379.99、

で販売されています。

Amazonで「Insta360 GO Ultra」をチェックする

楽天市場で「Insta360 GO Ultra」をチェックする

ヤフーショッピングで「Insta360 GO Ultra」をチェックする

AliExpressで「Insta360 GO Ultra」をチェックする

米国 Amazon.comで「Insta360 GO Ultra」をチェックする

※AliExpressでの購入方法・支払い方法はこちらのページで紹介しています。
AliExpressで激安ガジェットをお得に購入する方法を徹底 解説

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おすすめのライバル機種と価格を比較

Insta360 GO Ultraに似た性能をもつアクションカメラも販売されています。価格の比較もできるので、ぜひ参考にしてみてください。

Insta360 Ace Pro 2

Insta360から発売されたライカレンズ搭載のアクションカメラです(2024年10月22日 発売)。

デュアルチップ、1/1.3インチ8Kセンサー、157度のライカ・ズマリットレンズ、2.5インチのタッチスクリーン(フリップ式)、180分の撮影が可能な1800mAhバッテリーを搭載しています。

また、「ポーズ録画」(録画の一時停止やキャンセル)、ジェスチャー操作、音声制御2.0(音声による操作)、AIハイライト・アシスタント、自動編集、8K30fps動画、4K60fpsアクティブHDR、PureVideoによる低照度性能、4K120fpsスローモーション、FlowState手ブレ補正技術、

風切り音を軽減するためのウィンドガード(付属)、防水(潜水ケースなしで12m、潜水ケースに入れた状態で60mまで)、マグネット式のマウントシステムに対応しています。

価格は、Amazonで51,800、楽天市場で51,800円(税込)、ヤフーショッピングで51,800円(送料無料)、です。

関連記事:Insta360 Ace Pro 2を徹底レビュー!初代からの進化点と欠点は?

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Insta360 X5

Insta360から発売された8K 360度動画撮影に対応したアクションカメラです(2025年4月22日 発売)。

デュアル1/1.28インチセンサー(X4比144%拡大)、Corning Gorilla Glass採用の2.5インチ大型タッチスクリーン、2400mAhバッテリー(5.7K24fps・耐久モードで最長185分の撮影が可能)、microSDカードスロット(UHS-I V30以上のmicroSDカード対応)、4基の内蔵マイクを搭載しています。

また、最高8K@30fpsの360度動画撮影、交換式レンズシステム、超高速トリプルAIチップシステム、新ウインドガードによる風切り音の低減、マグネット式マウント、「ツイスト撮影」、ジェスチャー操作、音声制御 2.0に対応。

約72MP写真撮影、低照度性能を高めるPureVideoモード、アクティブHDR(5.7K 60fps)、強力なFlowState手ブレ補正と360度水平維持機能、光学式ウルトラハードフィルム、単体で15mの防水性能、急速充電(30W PD充電器使用時、35分で100%、20分で80%まで)、USB-C 3.0ポート、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.2にも対応しています。

価格は、Amazonで67,800円(税込)、楽天市場で67,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで67,799円、AliExpressで62,172円、米国 Amazon.comで$464.99、です。

関連記事:Insta360 X5レビュー!X4から買い替えるべき?徹底比較して解説

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Osmo Action 6

DJIから発売された1/1.1インチCMOSセンサー搭載のアクションカメラです(2025年11月18日 発売)。

内蔵50GBストレージ、1/1.1インチCMOS(正方形センサー)、155度の広角レンズ(f/2.0-f/4.0可変絞り)、フロント1.46インチ・リア2.5インチのOLEDタッチスクリーン、最大240分の撮影が可能な1950mAhバッテリー、SDカードスロットを搭載しています。

また、可変絞り(f/2.0〜f/4.0)、「4Kフリークロップモード」、「フィルムトーン」機能、「2倍ロスレスズーム」、FOVブーストレンズ(別売)、マクロレンズ(別売)、約38MP静止画、RockSteady 3.0 / 3.0+およびHorizonSteadyによる手ブレ補正、「OsmoAudio」(Bluetoothマイク直接接続)、マグネット式のクイックリリースシステム(両方向対応)、タイムコードに対応。

ジェスチャー操作、音声操作、スーパーナイトモード(動画ISO最大51200)、最大4K120fpsのフレームレート動画、スローモーション撮影(4K120fps)、10-bit D-Log Mカラーシステム、水深20m防水(ケースなし)、60m防水(ケースあり)、IP68等級の耐久性、-20℃の耐寒性(ケースなし)にも対応しています。

販売形態は、スタンダードコンボ、アドベンチャーコンボ(バッテリー3個、充電ケース、延長ロッド等付属)が用意されています。

価格は、Amazonで59,730円(税込)、楽天市場で61,270円(税込・送料無料)、ヤフーショッピングで61,270円、AliExpressで79,046円、米国 Amazon.comで$369.00、です。

関連記事:Osmo Action 6徹底レビュー!5 Proとの決定的な違いと進化点は?

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Osmo Action 5 Pro

DJIから発売されたデュアルOLEDタッチスクリーンを搭載したアクションカメラです(2024年9月19日発売)。

1/1.3インチCMOSセンサー、新型のチップセット、47GBのストレージ、1950 mAhバッテリー、3つのマイク、SDカードスロットを搭載しています。

また、スーパーナイトモード、4:3の4K動画撮影、プリ録画機能、960fpsの超スローモーション撮影、10-bit D-Log M/HLGに対応した高画質な撮影、被写体センタリング/トラッキング機能、360°HorizonSteadyの手ブレ補正機能に対応。

防水ケースなしで20mの防水性能、ホワイトバランス精度の向上、30WのUSB PD充電、DJI製ワイヤレスマイク「DJI Mic 2」の接続、155°の超広角撮影、4000万画素の静止画撮影、microSDカード(最大1TBまで)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1にも対応しています。

価格は、Amazonで45,000円(税込)、楽天市場で45,000円(送料無料)、ヤフーショッピングで49,070円、です。

関連記事:Osmo Action 5 Pro 徹底レビュー!Action 4比較と欠点

Amazonで「Osmo Action 5 Pro」をチェックする

GoPro HERO13 Black

GoProから発売されたアクションカメラです(2024年9月11日 発売)。

1/1.9インチCMOS イメージセンサー、前面1.4インチのカラーディスプレイ、背面2.27インチのタッチディスプレイ、 取り外し可能な1900mAh Enduroバッテリー、3つのマイクを搭載しています。

また、交換用レンズ(超広角・マクロ・NDフィルター・アナモフィックレンズ ※別売)、スローモーション撮影(バーストスローモーション)、QuikCapture機能、

マグネット式ラッチマウント、GPS機能、最大5.3K/60FPSの動画撮影、手ブレ補正機能「HYPERSMOOTH 6.0」、10mの防水性能、USB-C、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1に対応しています。

価格は、Amazonで55,800円(税込)、楽天市場で54,450円、ヤフーショッピングで54,450円、です。

関連記事:GoPro HERO13 Blackレビュー!HERO12との比較でわかる違い

Amazonで「GoPro HERO13 Black」をチェックする

他のアクションカメラと比較する

他にもアクションカメラが販売されています。2025、2024年の最新モデルもあるので、ぜひチェックしてみてください。

アクションカメラを徹底比較!画質・目的・機能重視の選び方と口コミ評価を紹介

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Blackview Active 12 Pro レビュー!映像投影の実力は?

Blackview Active 12 Pro スタンドで自立
2025年8月18日に発売された「Blackview Active 12 Pro」は、頑丈なタフネスタブレットに1080Pプロジェクターという強力な個性を融合させた、他に類を見ない注目のデバイスです。

このレビューでは、Active 12 Proが持つ唯一無二の機能が実用的なのか、前モデル「Blackview Active 10 Pro」からどのように進化したのか、その性能と使い勝手を徹底的に検証しました。

先に結論からお伝えしましょう

Blackview Active 12 Pro の長所(Pros):

  • 唯一無二の内蔵1080Pプロジェクター機能
  • 30,000mAhの超大容量バッテリーと120Wの超高速充電
  • クラス最高峰の耐久性能(IP68/69K, MIL-STD-810H準拠)
  • タフネスタブレットとしては非常に高い処理性能
  • 実用的に進化したスタイラスペンと長期OSアップデート保証

Blackview Active 12 Pro の短所(Cons):

  • 1.5kgを超える圧倒的な重量とサイズ
  • 前モデルにあった専用ナイトビジョンカメラの廃止
  • 3.5mmイヤホンジャックや有線映像出力ポートの欠如

総合評価:

Blackview Active 12 Proは、その比類なき多機能性と引き換えに携帯性を完全に割り切った、極めてユニークな製品です。アウトドアや特定の業務用途で「最高の道具」を求めるユーザーにとって、これ以上ないほど魅力的な選択肢となるでしょう。

この記事で分かること

  1. Blackview Active 12 Proの詳細なスペックとデザイン
  2. 1080P内蔵プロジェクターの実際の画質と使い勝手
  3. 独自機能のキャンプライト、AI機能について
  4. 前モデルActive 10 Proと比較した進化点とトレードオフ(欠点)
  5. 30,000mAhバッテリーの持続時間と120W急速充電の実力
  6. MediaTek Dimensity 7300のAntutuベンチマークと原神などのゲーム性能
  7. 108MPカメラの日中・夜間での撮影能力
  8. DokeOS_P 4.2の新機能とPCモード、スタイラスペンの使用感
  9. 他のタフネスタブレットとのメリット・デメリット比較
  10. 対応バンドとドコモ、au、楽天モバイル、ソフトバンクとの対応状況
  11. 専門家による5段階評価と詳細な総評
  12. 最新の価格と、お得な購入先

この記事を最後まで読むことで、「Blackview Active 12 Pro」が本当に最適な一台なのか、購入するべきかどうかがはっきりと分かるはずです。購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

この製品の購入はこちら→ Amazon リンクAliExpress リンク

公式ページ:5G Blackview Active 12 Pro プロジェクター搭載 108MPカメラ&内蔵キャンプライト付きタフタブレット – Blackview Official Store

デザインと耐久性:Blackview Active 12 Pro ~規格外の堅牢ボディと実用性を両立~

Blackview Active 12 Pro 背面 スタンド使用

ここでは、Blackview Active 12 Proのデザインと、前モデル Active 10 Proから進化した圧倒的な耐久性について、実際に手に取った印象を交えながら詳しくレビューしていきます。

圧倒的な存在感と重量級ボディ

Blackview Active 12 Proを初めて手にすると、考えうる限りの機能を一台に集約したかのような、そのユニークなコンセプトに驚かされます。単なるタブレットというよりは、あらゆる環境に対応する万能ツールといった風格です。筐体は「IronShell」と名付けられた強化複合素材で覆われ、四隅は衝撃を吸収するために分厚く補強されています。表面はマットな質感で指紋が目立ちにくく、アウトドアでラフに扱っても傷が気になりにくいのが嬉しいポイントです。

前モデルのBlackview Active 10 Proが重量約1214g、厚さ19.5mmだったのに対し、Active 12 Pro重量1522g厚さ28.3mmと、大幅にサイズアップしています。この重量は一般的な11インチタブレットの約3倍にもなり、まるで小型のゲーミングノートPCを持っているかのようです。そのため、気軽にカバンに入れて持ち運ぶというよりは、現場やキャンプサイトに「据えて」使うデバイスと言えるでしょう。カラーはブラック1色のみの展開で、プロフェッショナルな道具としての印象を強めています。

サイズ・重量の違い

  • Blackview Active 12 Pro:267.7 x 179 x 28.3 mm、1522 g
  • Blackview Active 10 Pro:267.6 x 179 x 19.5 mm、1214 g

実用性を高める専用スタンド

この重量級のボディを支えるのが、付属のアルミ合金製スタンドです 。4本のネジで背面にしっかりと固定する方式で、ぐらつくことなく安定して本体を支えてくれます。注目すべきは、このスタンドが180°の広い可動域を持っている点です。これにより、プロジェクターで映像を投影する際の微妙な角度調整が簡単に行えます。さらに、スタンドを上まで折り曲げれば、そのままキャリーハンドルとしても機能するため、1.5kgを超える本体の持ち運びを大いに助けてくれます。

機能性を追求したカメラとスピーカーの配置

Blackview Active 12 Pro 背面の上部

背面のデザインも機能的です。中央上部には108MPリアカメラが配置され、その両脇をデュアルLEDライトが固めるシンメトリーな構成は、前モデルActive 10 Proの右上配置から変更されました。スピーカーも前モデルの左右側面から上下配置へと変わり、横向きで動画を観る際に音が手で遮られることがなくなりました。メディア鑑賞の快適性が向上した嬉しい変更点です。

前モデルを凌駕する、究極のタフネス性能

本機の真価は、その並外れた耐久性にあります。前モデルのActive 10 ProIP68/IP69Kの防水防塵性能MIL-STD-810H準拠という高い耐久性を備えていましたが、Active 12 Proはそれをさらに上の次元へと引き上げています。注目すべきは、耐落下性能が1.5mから最大12mへと大幅に強化され、さらに2.2トンの圧力にも耐えるという驚異的な頑丈さを実現した点です。

実際に小雨が降る屋外で作業マップを確認する際に使用しましたが、防水防塵のおかげで何のためらいもなく操作できました。これだけの性能があれば、建設現場や過酷なアウトドア環境でも、デバイスの破損を心配する必要はほとんどないでしょう。

ディスプレイはCorning® Gorilla® Glass 5で保護されており、-20℃から60℃という広い温度範囲での動作も保証されています。これだけのタフネス性能を備えているため、季節を問わずあらゆるシーンで頼れるパートナーとなります。

機能性を突き詰めたボタンとポートの配置

Blackview Active 12 Proの接続ポート。カバーあり。

Active 12 Proは、そのユニークな機能に合わせてボタンやポートの配置も最適化されています。前モデルActive 10 Proが左右側面にポート類を分散させていたのに対し、Active 12 Proでは本体上部に音量ボタン、指紋認証対応の電源ボタン、そしてUSB Type-CポートSIM/microSDカードスロットが集中配置されています。これらのポートは厚いゴム製のカバーでしっかりと保護されており、水や塵の侵入を確実に防ぎます。SIMスロットはデュアルSIMまたはSIM+microSDカードに対応しており、最大2TBまでのストレージ拡張が可能です。

本体左側面には、プロジェクターのレンズと排気口、そしてカスタマイズ可能なスマートキーが配置されています。このスマートキーには、手袋をしたままでもすぐにアクセスしたい機能、例えばキャンプライトの点灯や水中カメラモードの起動などを割り当てることができ、現場での作業効率を格段に向上させてくれます。スピーカーは本体の上部と下部にそれぞれ配置されており、タブレットを横向きに持っても音が遮られることはありませんでした。

Blackview Active 12 Proの付属品

  • ユーザーマニュアル x1
  • アルミ合金ブラケット(スタンド) x1
  • スタイラスペン x1
  • OTGケーブル x1
  • USBケーブル x1
  • 電源アダプタ(※市場により異なる)
  • SIMトレイイジェクトピン
  • マイナスドライバー(スタンド取付用)

まとめ:デザインと耐久性

  • 第一印象:全ての機能を詰め込んだような圧倒的な存在感で、単なるタブレットを超えた「遊べる実用機」
  • サイズと重量:前モデルより大幅に重厚化(1522g、28.3mm厚)し、携帯性よりも据え置きでの使用を重視した設計
  • 素材と質感:指紋が目立ちにくいマットな質感の強化複合素材「IronShell」ボディを採用し、高い堅牢性を実現
  • 耐久性:IP68/IP69K、MIL-STD-810Hに加え、耐落下性能は最大12m、耐圧性能は2.2トンへと前モデルから飛躍的に向上
  • ポートとボタン:USB-CやSIMスロットを上部に集中配置し、左側面にはプロジェクターと便利なスマートキーを搭載するなど、機能に合わせた合理的なレイアウトに変更

ディスプレイ:Blackview Active 12 Pro ~屋外での視認性が飛躍的に向上した高輝度スクリーン~

Blackview Active 12 Proのディスプレイ。手で持っている。

ここでは、Blackview Active 12 Proのディスプレイ性能について、前モデル Active 10 Proとの比較を交えながら、実際の使用感を中心にお伝えします。

大画面で楽しむ、自然で鮮やかな映像美

Blackview Active 12 Proの電源を入れると、まず11インチの大画面IPS液晶が目に飛び込んできます。発色は非常に自然で、色の再現性も高いため、YouTubeでミュージックビデオを観たり、Netflixで映画『ブライト』のようなダークファンタジー作品を鑑賞したりしても、没入感を損なうことはありません。前モデルのBlackview Active 10 Proも同様に発色の良いディスプレイでしたが、本機もその長所をしっかりと受け継いでいます。ただし、タフネス性能を優先した設計のためかベゼルはやや太めで、最新のスリムなタブレットに見慣れていると少し古風な印象を受けるかもしれません。

屋外での視認性を劇的に改善した高輝度ディスプレイ

Blackview Active 12 Proの画面に鳥が映っている。

ディスプレイのスペックは、サイズが11インチ、解像度が1920×1200ピクセルリフレッシュレートが90Hzと、前モデルのActive 10 Proとほぼ同等です。90Hzのリフレッシュレートのおかげで、ブラウジング時のスクロールは非常に滑らかで、快適な操作感を実現しています。

ディスプレイの違い

  • Blackview Active 12 Pro:11インチのIPSパネル、1920×1200の解像度
  • Blackview Active 10 Pro:10.95インチのIPSパネル、1920×1200の解像度

注目すべきは、輝度が大幅に向上した点です。Active 10 Proの輝度が360nitだったのに対し、Active 12 Proは公称値で650nit、実測でも600nit近い明るさを誇ります。この差は屋外で使った際に歴然でした。日中の明るい屋外で地図アプリを確認する際、前モデル Active 10 Proでは画面が見えにくくストレスを感じることがありましたが、Active 12 Proでは日陰であれば問題なく内容をはっきりと視認できました。直射日光下ではさすがに少し見づらくなるものの、この視認性の向上は、屋外での作業やアウトドアシーンでの実用性を大きく高める進化と言えるでしょう。

リフレッシュレート、輝度

  • Blackview Active 12 Pro:最大650nits
  • Blackview Active 10 Pro:360nits

Blackview Active 12 Proの画面を滑らかにスクロールさせている。

高画質ストリーミングを支えるWidevine L1

仕事終わりのリラックスタイムに、このタブレットで映画を観るのが楽しみでした。実際にNetflixを開いてアクション映画を再生してみると、安価なタブレットではぼやけてしまいがちな暗いシーンのディテールまではっきりと表示され、FHD解像度の映像美を心ゆくまで堪能できました。これは、著作権保護技術の最高レベルである「Widevine L1」に対応しているおかげです。この高画質再生能力は、前モデルのActive 10 Proから続く美点でもあり、エンターテイメント体験を重視する姿勢がしっかり受け継がれていると感じました。

長時間利用でも目に優しいアイケア機能

キャンプの夜、テントの中で一日を締めくくる読書は至福の時間です。以前はスマートフォンの明るい画面が目に刺さるように感じていましたが、Active 12 Proの「読書モード」を試して驚きました。ワンタップで画面がモノクロの落ち着いたトーンに切り替わり、まるで紙の電子書籍リーダーで読んでいるかのような優しい表示になります。

おかげで、1時間以上読みふけっていても目の疲れをほとんど感じませんでした。これは、新たに取得したTÜV SÜDの低ブルーライト認証と専用モードの恩恵でしょう。前モデルのActive 10 Proにも色温度の調整機能はありましたが、ここまで目に優しい専用モードはありませんでした。この進化は、夜間に長時間タブレットを使う私にとって、非常に価値のあるものでした。

Blackview Active 12 Proのディスプレイ仕様

  • 種類: IPS液晶
  • サイズ: 11インチ
  • 解像度: 1920 x 1200 (FHD+)
  • リフレッシュレート: 90Hz
  • 輝度: 650nit (公称値)
  • 認証: TÜV SÜD 低ブルーライト認証
  • その他: Widevine L1サポート、Corning® Gorilla® Glass 5

まとめ:ディスプレイ

  • 基本性能:11インチFHD+解像度のIPS液晶を搭載し、自然で鮮やかな色再現性を実現
  • 輝度:前モデルの約1.8倍となる650nitの高輝度により、屋外での視認性が飛躍的に向上
  • 滑らかさ:90Hzのリフレッシュレートに対応し、ウェブサイトのスクロールなどが非常に滑らか
  • アイケア:TÜV SÜD低ブルーライト認証と複数の専用モードで、長時間の利用でも目の負担を軽減
  • 動画視聴:Widevine L1に対応しており、各種動画配信サービスで高画質コンテンツを楽しめる

パフォーマンス:Blackview Active 12 Pro ~最新SoCと大容量メモリがもたらす快適動作~

Blackview Active 12 ProのCPU

ここでは、Blackview Active 12 Proの性能の要であるプロセッサーの性能から、メモリ、ストレージ、そして高負荷時の安定性を支える冷却システムまで、実際の使用感を交えて詳しく解説します。

同一SoCながら、より引き出された基本性能

Blackview Active 12 Proの頭脳には、前モデルのActive 10 Proから引き続き、MediaTek製のDimensity 7300が搭載されています。このSoCは、省電力性能と高いパフォーマンスを両立させるTSMCの4nmプロセスで製造されています。CPUは、4つの高性能コアCortex-A78(最大2.5GHz)と4つの高効率コアCortex-A55(最大2.0GHz)で構成されるオクタコア設計で、あらゆる処理をスムーズにこなします。

グラフィックス処理は、CPUに統合されたArm Mali-G615 GPUが担当します。基本的な性能は前モデルと同じはずですが、Geekbench 6のCPUベンチマークではマルチコアで3220点、3DMark Wild Life Extremeでは878点を記録しました。これは、同じSoCを搭載する他のデバイスのスコアを上回る結果であり、本機がいかにSoCの性能を最大限に引き出しているかを示しています。

あらゆる作業を快適にする、ストレスフリーな実用感

日常的なウェブブラウジングでは、画像や広告が多いニュースサイトを複数タブで開いても、一切もたつくことはありませんでした。旅行で撮りためた高解像度の写真をAdobe Lightroomで編集する作業も試してみました。数十枚のRAW画像を読み込み、露出や彩度を調整するスライダーを動かしても、プレビューの反映が遅れることなく、サクサクと作業を進められたのは快適でした。また、YouTubeで4K動画を再生しながら、別のアプリでSNSをチェックするといった「ながら視聴」もスムーズです。動画がカクつくことなく、アプリ間の切り替えも瞬時に行えました。

ファン搭載で強化された冷却システム

Blackview Active 12 Proの冷却システム。本体内部。

高負荷時の安定性も本機の大きな魅力です。前モデルのActive 10 Proがパッシブ冷却だったのに対し、Active 12 Pro大型の銅箔(10,300mm²)ヒートパイプに加え、新たに冷却ファンを搭載するアクティブ冷却システムへと進化しました。ベンチマークテストを連続で実行するような高い負荷をかけても、本体がほんのり温かくなる程度で、性能低下(サーマルスロットリング)は見られませんでした。高負荷時でもCPU温度を39℃程度に保つという設計は伊達ではなく、長時間の作業でもパフォーマンスが安定しているという安心感は絶大です。ただし、プロジェクター使用時には冷却ファンの動作音が少し気になる場面もありました。

高速・大容量のメモリとストレージ

メモリには高速なLPDDR5規格のRAMを12GBまたは16GB、ストレージにはUFS 3.1規格のものを256GBまたは1TB内蔵しており、これは前モデルから続くハイエンドな構成です。さらにRAMは仮想的に最大48GB(16GBモデルの場合)まで拡張可能で、将来性も万全です。

ストレージも前モデル同様、最大2TBのmicroSDカードに対応しているため、旅行で撮影した長時間の動画データなども容量を気にせず保存できました。ストレージ規格が高速なUFS 3.1であるおかげで、アプリのインストールや大容量ファイルの読み込みは非常にスピーディーです。具体的な転送速度は公表されていませんが、UFS 3.1は一般的にPCのSSDに近い読み込み速度を持つため、あらゆる操作が待たされることなく快適でした。

Blackview Active 12 Proのパフォーマンス仕様

  • プロセッサー(SoC): MediaTek Dimensity 7300 (4nm)
  • CPU: 4x Cortex-A78 (2.5GHz) + 4x Cortex-A55 (2.0GHz)
  • GPU: Arm Mali-G615
  • RAM: 12GB/16GB LPDDR5
  • ストレージ: 256GB/1TB UFS 3.1
  • 冷却システム: 統合冷却システム(ヒートパイプ、グラファイト、銅箔)、冷却ファン内蔵

まとめ:パフォーマンス

  • プロセッサー: 前モデルと同じDimensity 7300を搭載し、上位ミドルレンジとして非常に高い処理性能を維持
  • 実用性能: 高解像度の画像編集や動画のながら視聴など、クリエイティブな用途でも、あらゆる場面でストレスのない快適な動作を実現
  • 冷却性能: 新たに冷却ファンを搭載したことで放熱性が大幅に向上し、高負荷時でも性能が安定
  • メモリとストレージ: 高速なLPDDR5メモリとUFS 3.1ストレージの組み合わせで、アプリの起動やファイル転送が非常に高速

Antutuベンチマーク

Blackview Active 12 Proが搭載するMediaTek Dimensity 7300 プロセッサは、Antutu V10 ベンチマーク総合で約71万点を記録していました。

例: Antutu V10.5.2 総合で「713023」、CPUで「191080」、GPUで「152214」、MEMで「202676」、UXで「167053」

一方、前モデル「Blackview Active 10 Pro」も同じプロセッサを搭載し、Antutu V10 ベンチマーク総合で約70万点を記録していました。

例: Antutu V10.3.9 総合で「704507」、CPUで「225439」、GPUで「153913」、MEMで「156436」、UXで「168719」

両機種は同じプロセッサを搭載しているため、性能はほぼ同等になります。

MediaTek Dimensity 7300性能を比較

Blackview Active 12 Proが搭載するMediaTek Dimensity 7300 プロセッサは、他のCPUと比べてどのくらいの性能なのでしょうか?Antutuベンチマークで比較してみました。

Blackview Active 12 Pro Antutu比較 Dimensity7300

CPUランキング

※Antutu V10 ベンチマーク総合スコアで比較したものです。

  • Exynos 1580 (Galaxy Tab S10 FE)・・・Antutu総合:約 93万
  • Qualcomm Snapdragon 7s Gen 3 (Galaxy Tab Active5 Pro)・・・Antutu総合:約 75万
  • MediaTek Dimensity 7300 (Blackview Active 12 Pro)・・・Antutu総合:約 71万
  • Snapdragon 7s Gen 2 (Redmi Pad Pro/POCO Pad)・・・Antutu総合:約 62万
  • Qualcomm Snapdragon 778G 5G (Galaxy Tab Active4 Pro)・・・Antutu総合:約 49万
  • Dimensity 6300 (Ulefone Armor Pad 4 Ultra)・・・Antutu総合:約 41万
  • MediaTek Helio G99 (AGM PAD P2 ACTIVE/OUKITEL RT8/DOOGEE R20/FOSSiBOT DT2)・・・Antutu総合:約 40万
  • Unisoc T616 (UMIDIGI Active T1)・・・Antutu総合:30万 前後
  • Snapdragon 680 (Orbic TAB10R 4G/Redmi Pad SE)・・・Antutu総合:約 27万
  • UNISOC T606 (Blackview Active 6)・・・Antutu総合:約 25万

比較から分かること

MediaTek Dimensity 7300は、AnTuTu総合スコア約71万という結果から、ミドルハイレンジ市場において非常に強力な選択肢となるプロセッサであると評価できます。このスコアは、日常的なウェブブラウジングやSNS、動画視聴といった基本的な操作はもちろんのこと、高いグラフィック性能を要求される最新の3Dゲームや、複数のアプリケーションを同時に使用するような負荷の高い作業においても、スムーズで快適な動作を提供できる高いポテンシャルを秘めています。

ゲーム性能:Blackview Active 12 Pro ~人気タイトルは快適に遊べるか?~

Blackview Active 12 Proが搭載するMediaTek Dimensity 7300が、実際のゲームでどれほどのパフォーマンスを発揮するのか。人気の6タイトルを実際にプレイし、その実力を徹底的に検証しました。

原神 (Genshin Impact)

まず試したのは、高いグラフィック性能が求められる「原神」です。グラフィック設定を「中」にしてテイワット大陸に降り立つと、フィールドの探索は非常に滑らかで、フレームレートは平均して45fpsから50fps前後で安定していました。草木が風に揺れる様子や水の表現も美しく、宝箱を探して走り回るのがとても楽しかったです。複数の敵に囲まれて元素爆発が飛び交うような派手な戦闘シーンでも、致命的なカクつきはなく、ストレスなく戦い抜くことができました。試しに設定を「低」まで下げてみたところ、常時60fpsに張り付き、さらにヌルヌルとした操作感でプレイできました。

フォートナイト (Fortnite)

次に、100人対戦が熱いバトルロイヤル「フォートナイト」をプレイ。グラフィック設定は「中」で試しました。序盤の物資集めから中盤の移動まで、フレームレートは60fpsに近い数値を安定して維持。特に驚いたのは、終盤の狭いエリアで敵味方が入り乱れ、建築バトルが激しくなる場面でもパフォーマンスが落ちなかったことです。敵の動きを正確に捉え、壁を建てては編集するという一連の素早い操作にも遅延なく追従してくれたため、競技性の高いプレイでも十分に戦える性能だと感じました。

Call of Duty: Warzone Mobile

続いて、重量級のモバイルFPS「Call of Duty: Warzone Mobile」に挑戦。グラフィック設定を「中」にしたところ、フレームレートはおおむね50fpsから60fpsで安定。広大なマップをビークルで高速移動する際も、遠くの建物がカクつくことなくスムーズに描画されました。特に、敵部隊と近距離で遭遇し、激しい銃撃戦になった場面でもフレームレートは安定しており、AIMがブレることなく敵に照準を合わせ続けることができました。この安定感は、勝敗を分ける撃ち合いにおいて大きなアドバンテージになります。

ファイナルファンタジーVII エバークライシス (Final Fantasy VII Ever Crisis)

美麗なグラフィックで物語を追体験できる「ファイナルファンタジーVII エバークライシス」。このゲームは比較的負荷が軽いため、グラフィック設定を「最高」にしてプレイしました。結果、フレームレートは常に上限である60fpsに張り付き、微動だにしません。クラウドのバスターソードを振るうリミットブレイクや、バハムートを召喚する迫力満点の演出も、一切のコマ落ちなく滑らかに描画され、物語の世界にどっぷりと浸ることができました。

ウマ娘 プリティーダービー (Uma Musume Pretty Derby)

育成したウマ娘たちの白熱したレースと、その後のウイニングライブが魅力の「ウマ娘」。グラフィック設定を「高画質」にしても、レースシーンからライブパフォーマンスまで、フレームレートは安定して60fpsを維持していました。おかげで、レース終盤のデッドヒートの迫力や、細部まで作り込まれた衣装で踊るウマ娘たちのライブを、カクつきなく最高のクオリティで楽しむことができ、思わず何度もライブを再生してしまいました。

崩壊:スターレイル (Honkai: Star Rail)

最後に、「原神」と同じ開発元が手掛ける「崩壊:スターレイル」をプレイ。グラフィック設定を「中」にしたところ、宇宙ステーションの探索から戦闘まで、一貫して60fpsでの滑らかな動作を体験できました。特に、キャラクターの必殺技で描かれる壮大なアニメーション演出は圧巻で、フレームレートを落とすことなく安定して再生されるため、戦闘の爽快感が格段に増します。ターン制バトルなので、仮にグラフィック設定を「高」にしてフレームレートが多少変動したとしても、アクションゲームほど操作に影響はなく、高品質なビジュアルを優先して楽しむという選択も十分に可能でした。

まとめ:ゲーム性能

MediaTek Dimensity 7300は、ミドルハイレンジのSoCとして非常にバランスの取れた性能を持っていると実感しました。「原神」や「Warzone Mobile」のような高い性能を要求する最新の3Dゲームでは、グラフィック設定を中程度に調整すれば、ストレスのない快適なプレイが可能です。一方で、「ウマ娘」や「エバークライシス」のように、比較的負荷の軽いタイトルであれば、最高のグラフィック設定で常に滑らかな描画を楽しめます。このタブレット一台あれば、カジュアルなゲームから本格的な対戦ゲームまで、幅広いタイトルを満足に遊ぶことができるでしょう。

独自の主要機能:Blackview Active 12 Pro ~アウトドアとエンタメを革新する三種の神器~

Blackview Active 12 Proのプロジェクターで投影

ここでは、Blackview Active 12 Proがただのタフネスタブレットではないことを証明する、3つの強力な独自機能「プロジェクター」「キャンプライト」「AI機能」について、その実力を徹底的にレビューします。

週末の夜が映画館に!家族を驚かせた内蔵プロジェクター

本機の最大の魅力は、なんといっても内蔵プロジェクター機能です。前モデルのActive 10 Proにはなかった、このタブレットの存在価値を決定づける機能と言えるでしょう。週末の夜、家族と一緒にリビングの壁をスクリーンにしてみました。専用アプリをタップすると、ファンが静かに回転を始め、壁に映像が映し出されます。オートフォーカスと台形補正が素早く作動し、数秒でピントの合った画面が完成する手軽さには驚きました。

1080Pの映像は非常に鮮明で、子どもたちからは「わぁ、大きい!」と歓声が上がりました。約3m離すだけで100インチ近い大画面になり、部屋を暗くすれば、さながらプライベートシアターです。静かなシーンではファンの音が少し聞こえましたが、映画の音楽や効果音が始まると全く気にならなくなりました。これまで複数の機材が必要だった「おうち映画館」が、この一台で完結する手軽さと感動は、想像以上のものでした。

停電の不安を消し去った、太陽のようなキャンプライト

Blackview Active 12 Proのキャンプライト機能で周囲を明るく照らす。

背面に搭載された400ルーメンのデュアルキャンプライトは、前モデルのActive 10 Proから引き続き搭載されている便利な機能です。先日の夜、物置で探し物をしていた際に、このキャンプライトが真価を発揮しました。スマートフォンのライトでは心もとない暗闇の中、本機のキャンプライトを最大輝度で点灯させると、まるで昼間のように物置全体が照らし出され、探していた工具をすぐに見つけることができました。

その圧倒的な光量は、アウトドアだけでなく、防災グッズとしても非常に頼りになると感じました。万が一の停電時でも、この一台があれば部屋中を明るく照らし、SOSモードで助けを呼ぶこともできます。『ツールボックス』アプリからの操作なので、物理スイッチがあれば尚良いと感じましたが、この安心感は何物にも代えがたいです。

日常作業を革新する、賢いAIアシスタント「Doke AI」

Blackview Active 12 ProのDoke AI

Blackview Active 12 Proは、新たに「Doke AI」という独自のAI機能を搭載し、ソフトウェア面でも大きな進化を遂げました。これは、前モデルActive 10 Proの基本的なAI写真編集機能とは一線を画す、GeminiやGPT-4o miniといった最先端のAIモデルと統合された本格的なアシスタント機能です。

例えば、旅行先で撮影したお気に入りの一枚に、意図せず通行人が写り込んでしまいがっかりしていたのですが、「ImageX」アプリを試してみることに。写り込んだ人物を指でなぞるだけで、AIが背景を自動で補完し、まるで最初から誰もいなかったかのように自然に消去してくれました。この手軽さと仕上がりの自然さには、思わず声が出ました。

それだけではありません。手が汚れている作業中にハンズフリーでタブレットを操作したい場面がありました。音声で「Hi Doki」と呼びかけるだけでアシスタントが起動し、天気の確認やメッセージの読み上げをしてくれたのは非常に便利でした。さらに、動画編集アプリ「VidGen」を使えば、撮影した動画クリップを読み込ませるだけで、AIが自動でBGM付きのショートムービーを作成してくれます。このAIスイートは、本機を単なるタフなデバイスから、真にスマートなパートナーへと昇華させていると感じました。ただし、これらの高度なAIアプリは30日間の無料トライアル後、サブスクリプションが必要になる点には注意が必要です。

Blackview Active 12 Proの独自機能 一覧

  • プロジェクター: 1080P解像度, 200ルーメン, 最大120インチ投影, オートフォーカス/台形補正対応
  • キャンプライト: デュアルLED, 400ルーメン, 3モード(照明/SOS/ストロボ)
  • Doke AI: GeminiやGPT-4o mini等と統合されたAIスイート 。機能には、音声ウェイクアップ、リアルタイム音声対話、画面認識アシスタンスといったハンズフリーアシスタント機能のほか、専用アプリとしてAIチャット「Hi Doki」、AI画像編集「ImageX」、AI動画編集「VidGen」、AI作曲「Soundle」が含まれる。

まとめ:独自の主要機能

  • プロジェクター: 前モデルにはない最大の進化点で、夜間の室内やテント内なら十分実用的な画質と明るさを提供し、エンタメ体験を激変させる
  • キャンプライト: 前モデルから引き続き搭載された400ルーメンの強力なライトは、配置が変わり、より広範囲を照らせるようになり実用性が向上
  • AI機能: 新たに搭載された「Doke AI」により、音声操作や画像編集がよりスマートになり、タブレットの利便性を高めている

カメラ性能:Blackview Active 12 Pro ~ナイトビジョン廃止は吉か凶か?日中撮影の実力を探る~

Blackview Active 12 Proのカメラで撮影。プレビュー画面。

ここでは、Blackview Active 12 Proのカメラ性能に焦点を当て、その実力をレビューします。前モデル Blackview Active 10 Proからカメラ構成が変更されましたが、果たしてその写りはどのように進化したのでしょうか。

カメラ構成の変更点:ナイトビジョンカメラの廃止

まず、本機のカメラ構成ですが、背面には1億800万画素のSamsung製HM6センサーを採用したメインカメラ、前面には5000万画素のSamsung製JN1センサーを搭載したフロントカメラが備わっています。これは、前モデルのBlackview Active 10 Proのメイン・フロントカメラと同じセンサーです。

しかし、大きな変更点があります。前モデルで特徴的だった、真っ暗闇でも撮影できる20MPの専用ナイトビジョンカメラが、本機では搭載されていません。その代わりに、メインカメラには「Smart-ISO Pro」や9つのピクセルを1つに束ねて光量を増やす「NonaPixel Plus」といった、低照度撮影を強化する技術が採用されています。この変更が、実際の撮影にどう影響するのかが最大の注目点です。

実際の撮影体験:昼も夜も撮り比べてみた

Blackview Active 12 Pro 日中のポートレート写真。

先日、公園に散歩に出かけた際に、Active 12 Proのカメラを試してみました。108MPモードで撮影した花々の写真は、タブレットのカメラとは思えないほど精細で、花びら一枚一枚の質感まで見事に捉えることができました。オートフォーカスも高速で、被写体にサッとピントが合うため、シャッターチャンスを逃しません。前モデルで少し気になった、晴天時に色が黄色っぽく転ぶ現象も改善されており、より自然で鮮やかな色合いで記録できたのは嬉しい進化です。

一方、夜間の撮影では前モデルとの大きな違いを感じました。街灯の少ない道を撮影してみましたが、Smart-ISO機能のおかげでノイズは抑えられているものの、やはり専用のナイトビジョンカメラには及びません。Active 10 Proが真っ暗闇でも被写体をはっきりと映し出せたのに対し、本機はあくまで「暗い場所でもなんとか撮れる」というレベルです。暗所での撮影を重視するユーザーにとっては、この変更は少し残念に感じるかもしれません。

Blackview Active 12 Pro 夜間の街の写真。

ビデオ通話で真価を発揮するフロントカメラ

5000万画素のフロントカメラの性能は非常に優秀です。友人とのビデオ通話で使ってみたところ、「スマホで話してるみたいに画質が綺麗だね」と驚かれました。発色も自然で、自分の顔がクリアに映し出されるため、オンライン会議や授業といったビジネスや学習の場面でも、全く問題なく活用できる品質です。

動画撮影は手ブレに注意

動画撮影は最大2K解像度に対応していますが、手ブレ補正機能は搭載されていないようです。実際に歩きながら撮影してみると、映像の揺れがかなり目立ちました。そのため、動きながらの撮影には向いていません。三脚などに固定して、定点での記録撮影に使うのが主な用途となりそうです。

Blackview Active 12 Proのカメラ仕様一覧

  • リアカメラ: 108MP (Samsung® ISOCELL HM6, F1.9, PDAF)
  • フロントカメラ: 50MP (Samsung® ISOCELL JN1, F2.25)
  • 動画撮影: 最大2K (1440p@30fps)
  • 低照度技術: Smart-ISO Pro, NonaPixel Plus
  • フラッシュ: LEDフラッシュ搭載

まとめ:カメラ性能

  • 日中撮影: 108MPの高解像度を活かした精細な写真が撮影可能で、色再現性も前モデルより向上している
  • 夜間撮影: 専用ナイトビジョンカメラが廃止されたため、真っ暗闇での撮影能力は前モデルに劣る
  • フロントカメラ: 50MPの高画素カメラは非常にクリアで、ビデオ通話やオンライン会議で優れた性能を発揮する
  • 動画性能: 手ブレ補正がないため、動きながらの撮影には不向き。定点での撮影が基本となる
  • 全体評価: ナイトビジョンという個性を失った代わりに、日中撮影の画質という基本性能を向上させた、より汎用性の高いカメラに進化した

バッテリー:Blackview Active 12 Pro ~圧倒的な安心感と超高速充電の融合~

Blackview Active 12 Proの背面

ここでは、Blackview Active 12 Proの生命線であるバッテリー性能についてレビューします。30,000mAhという巨大な容量はそのままに、充電速度という最大の弱点を克服した本機が、どれほどの実用性を手に入れたのか、実際の体験を基にお伝えします。

「バッテリー切れ」という概念からの解放

Blackview Active 12 Proは、前モデルのActive 10 Proと同じく、業界最大級となる30,000mAhの超大容量バッテリーを搭載しています。メーカーの公称値によれば、スタンバイ状態では最大112日間も持つとされており、これは前モデルの90日間をさらに上回る驚異的な数値です。他にも、動画再生は21時間、ゲームは20時間、ウェブ閲覧は26時間と、いずれの項目でも一日中使い続けても全く問題ないスタミナを誇ります。

この圧倒的な容量は、実際の使用シーンでも絶大な安心感をもたらしてくれました。ウェブサイトの閲覧やSNSのチェックといった使い方であれば、合計で約50時間以上も連続使用が可能でした。充電を気にせず丸5~6日間ほど使い続けられるというのは、これまでのタブレットでは考えられない体験です。

特に驚いたのはプロジェクター使用時持続時間です。単体での動画再生では、約7時間55分という、長編映画を2本連続で観てもまだ余裕があるほどの長時間駆動を実現しました。さらに負荷の高いゲームプレイではどうでしょうか。実際に人気ゲーム『崩壊:スターレイル』をプロジェクターで投影しながらプレイしてみましたが、1時間20分のプレイで消費したのはバッテリー全体の約20%強。単純計算でも6時間半以上は遊び続けられる計算になり、公称値の6.75時間という数値を裏付ける結果となりました。

巨大バッテリーの常識を覆す120W超高速充電

このタブレット最大の進化点は、充電速度にあります。前モデルのActive 10 Proの充電速度は55Wで、満充電には約6時間かかっていました。正直なところ、就寝前に充電を忘れると翌日の計画が狂うほどの長さでした。しかし、Active 12 Pro120Wの超高速充電に対応し、この常識を完全に覆しました。キャンプ2日目の夜、翌日の帰路に備えて充電しておこうと思い、ポータブル電源に接続したところ、わずか30分ほどで20%以上もバッテリーが回復。結局、満充電までにかかった時間は2時間半を少し超える程度で、前モデルの半分以下の時間で完了しました。この充電速度があれば、急な外出前でも十分な電力を確保できます。

他のデバイスも救う、頼れる電源ステーション

10Wの逆充電機能も、前モデルから引き続き搭載されています。これは、USB-Cポートを介して他のデバイスを充電できる、いわばモバイルバッテリー機能です。キャンプ中、友人のスマートフォンのバッテリーが切れてしまった際に、この機能が大変役立ちました。Active 12 Proから給電してあげることで、友人のスマートフォンは事なきを得ました。自分のデバイスだけでなく、仲間のピンチも救える頼もしい一台です。なお、ワイヤレス充電には対応していませんが、この堅牢なボディと用途を考えれば、それは些細な点でしょう。

Blackview Active 12 Proのバッテリー仕様一覧

  • バッテリー容量: 30,000mAh
  • バッテリー駆動時間(公称値): スタンバイ最大112日、動画再生21時間、ゲーム20時間、プロジェクター使用6.75時間
  • 充電速度: 120W 有線急速充電
  • 満充電までの時間: 約2.5時間
  • 充電方式: USB Type-C
  • 逆充電: 10W 有線リバースチャージ対応
  • ワイヤレス充電: 非対応

まとめ:バッテリー

  • バッテリー容量:前モデル同様の30,000mAhで、数日間充電不要という圧倒的な安心感を提供
  • 駆動時間:プロジェクターやゲームなどの高負荷な使用でも、一泊二日の旅行なら余裕で乗り切れる驚異的なスタミナ
  • 充電速度:前モデルの55Wから120Wへと飛躍的に向上し、巨大バッテリーの充電時間が半分以下に短縮された
  • 逆充電機能:他のデバイスを充電できるモバイルバッテリーとしても機能し、アウトドアや災害時に非常に頼りになる
  • 全体評価:充電速度という唯一の弱点を克服し、まさに死角のない究極のパワータンクへと進化した

オーディオと通信性能:Blackview Active 12 Pro ~現場とエンタメを支える接続性の進化~

Blackview Active 12 Pro 本体。画面に5Gと書いてある。

ここでは、Blackview Active 12 Proのエンターテインメント体験を左右するオーディオ性能と、屋外での実用性に直結する通信性能について、前モデル Active 10 Proとの違いに触れながらレビューします。

内蔵スピーカー:重低音より明瞭さ重視へ

まずオーディオ性能ですが、本体の上下にデュアルボックススピーカーが配置されています。このスピーカーは中音域から高音域がはっきりしているため、ボーカルや効果音が明瞭に聞こえるのが特徴です。

その違いは、先日プロジェクターでサスペンス映画を観たときに明らかになりました。犯人が息を潜める緊迫したシーンで、これまでのタブレットでは聞き取れなかった微かな衣擦れの音や、登場人物の小さな息遣いまではっきりと聞こえてきたのです。前モデルActive 10 ProのHarman Kardonスピーカーが持つ、爆発音を腹の底に響かせるようなパワフルな低音とは全く違う方向性ですが、物語への没入感を高める解像度の高さに感心しました。

外部接続:イヤホンジャック廃止と安定したBluetooth

外部出力については、前モデルにあった3.5mmイヤホンジャックが廃止され、USB Type-Cポートと兼用になりました。ワイヤレス接続は、最新規格のBluetooth 5.4に対応しています。

夜中に集中して作業したいと思い、お気に入りの有線ヘッドホンを手に取ったとき、3.5mmイヤホンジャックがないことに気づきました。前モデルにはあっただけに少し残念でしたが、気を取り直してワイヤレスイヤホンを試すことに。すると、Bluetoothの接続リストから選ぶだけで一瞬でペアリングが完了。遅延が気になりがちなリズムゲーム『プロジェクトセカイ』をプレイしてみましたが、タップ音と画面のノーツが完璧に同期しており、ストレスなく楽しむことができました。

Wi-Fi 6E:旅行の準備もスピードアップ

通信性能は、前モデルから着実に進化しています。注目すべきはWi-Fiで、より高速で電波干渉の少ないWi-Fi 6Eに対応しました。週末のドライブ旅行を前に、自宅のWi-Fi 6Eに接続して準備を始めました。行き先のオフラインマップ(数GBありました)と、子どもが車内で観るためのアニメ映画を数本ダウンロードしましたが、以前なら10分以上かかっていた作業がほんの数分で完了。この速さには思わず声が出ました。

高精度GPSと5G:山間部でも途切れない安心感

もう一つの大きな進化が、GPSの測位精度です。本機は通常のGPS、GLONASS、Galileo、Beidouに加え、新たにL1+L5デュアル周波数に対応したことで、測位精度が飛躍的に向上しています。

そして、その真価は翌日の山道で発揮されました。カーナビアプリを使っていたのですが、以前のタブレットではGPSが頻繁に途切れて不安になったトンネルの出口や深い谷間でも、L1+L5デュアル周波数GPSを搭載した本機は、面白いようにピタッと自車位置を捉え続けます。一度もルートを見失うことなく、安心して運転に集中できました。途中の休憩所で現地の観光情報を調べた際も、5G通信ですぐにウェブサイトが表示され、街中と変わらない快適さでした。

Blackview Active 12 Proのオーディオ・通信性能仕様一覧

  • スピーカー: デュアルボックススピーカー
  • イヤホンジャック: なし (USB Type-Cと兼用)
  • Wi-Fi: Wi-Fi 6E (IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax)
  • Bluetooth: Bluetooth 5.4
  • GPS: GPS + GLONASS + Galileo + Beidou (L1+L5 デュアル周波数対応)
  • モバイル通信: 5G / 4G LTE 対応
  • NFC: 対応

まとめ:オーディオと通信性能

  • オーディオ: スピーカーはセリフなどが聞き取りやすいクリアな音質だが、重低音の迫力はHarman Kardonチューニングの前モデルに軍配が上がる
  • 接続性: 3.5mmイヤホンジャックが廃止された点は注意が必要だが、Bluetooth接続は安定している
  • Wi-Fi: より高速で安定したWi-Fi 6Eに対応し、大容量データのダウンロードが快適になった
  • GPS: L1+L5デュアル周波数に対応したことで測位精度が飛躍的に向上し、山間部などでも信頼性が高い
  • 全体評価: オーディオは方向性が変わったものの、通信性能は屋外での実用性を高める確実な進化を遂げている

OSとソフトウェア:Blackview Active 12 Pro ~最新OSと進化したペンがもたらす生産性~

Blackview Active 12 ProのUI画面。アプリ一覧。

ここでは、Blackview Active 12 Proの使い勝手を決定づけるOSとソフトウェアについて、その機能性と生産性をレビューします。特に、前モデルから劇的に進化したスタイラスペンの実力は必見です。

最新OSと長期アップデートの安心感

本機は、Android 15をベースに独自カスタマイズされた「DokeOS_P 4.2」を搭載しています 。前モデルのDokeOS_P 4.0(Android 14ベース)から順当にバージョンアップしており、操作感は素のAndroidに近く、非常に直感的で快適です。注目すべきは、Android 17までの3年間のメジャーアップデートが保証されている点です。前モデルの保証(Android 15まで)よりも長期間、最新の機能とセキュリティが提供されるという安心感は、長く使い続けたいユーザーにとって大きな魅力です。

実用性が向上した「PCモード 2.0」

前モデルから好評だった、デスクトップPCのように使える「PCモード」は「PCモード 2.0」へと進化しました。ワイヤレスキーボードとマウスを接続すれば、さながらノートPCです。実際にWPS Officeで文書を作成してみましたが、ウィンドウのリサイズもスムーズで、複数の資料を参照しながらの作業が非常にはかどりました。また、新たに追加された「スマートアプリペアリング」機能を使えば、よく使う2つのアプリの組み合わせをワンタップで分割画面に表示できます 。例えば、左に地図、右にメモ帳といった使い方ができ、作業効率が格段に向上しました。

Blackview Active 12 ProのPCモード

前モデルの汚名を返上した、最高のスタイラスペン

正直に言って、前モデルActive 10 Proに付属していたスタイラスペンは「まともに使えない」レベルで、非常にがっかりした記憶があります。円盤付きのペン先は反応が悪く、文字を書こうとしても線が途切れてしまう有様でした。

しかし、本機のペンは全くの別物でした。PDFの資料に赤入れをしてみたところ、遅延を一切感じさせず、自分の手書き文字がそのままデジタル化される感覚です。細かい文字を書き込んでも潰れることなく、実用性は非常に高いと感じました。このペンだけでも、前モデルから買い替える価値があるかもしれません。

まるでデジタルなスイスアーミーナイフ「ToolBagアプリ」

アウトドアや現場作業で役立つ「ToolBagアプリ」は、前モデルから引き続き搭載されている便利な機能です 。このアプリには、コンパス、高さ測定、サウンドメーター、分度器、拡大鏡、下げ振りといった、いざという時に役立つ10種類以上のツールがまとめられています。

実際にキャンプでテントを設営する際、このアプリが役立ちました。地面の傾斜を確認するために「下げ振り」を、そして方角を確認するために「コンパス」をすぐに呼び出せました。様々なツールが一つにまとまっているので、個別の道具を持ち歩く必要がなく、荷物を減らせるのが嬉しいポイントです。

ToolBagアプリに含まれているツール一覧

キャンプライト、コンパス、高さ測定、トーチ(懐中電灯)、サウンドメーター、分度器、鏡、アラームベル、拡大鏡、写真吊り下げ、下げ振り

高精度な指紋認証

電源ボタン一体型の指紋センサーを利用できます。この指紋センサーの速さと正確さは、前モデルから引き続き素晴らしいの一言です。現場で少し手が汚れた状態で触れても、ほぼ一発でロックを解除してくれました。画面内にセンサーがあるタイプと違い、手袋を外してタブレットを握る自然な動作の中で指が触れる位置にあるため、非常にスムーズに操作を始められます。

Blackview Active 12 ProのOSとソフトウェア仕様一覧

  • OS: DokeOS_P 4.2 (Android 15 ベース)
  • アップデート保証: 3年間(Android 17まで)
  • PCモード: PCモード 2.0(ワイヤレスキーボード&マウス対応)
  • マルチタスク: スマート分割画面、マルチウィンドウビュー対応
  • 付属ペン: スタイラスペン
  • プリインストールアプリ: WPS Office, ToolBag, EasyShare
  • 生体認証: 指紋認証
  • NFC: 対応

まとめ:OSとソフトウェア

  • OSとアップデート: Android 15ベースの最新OSを搭載し、Android 17までの長期アップデート保証で安心して長く使える
  • PCモード: マルチウィンドウの動作が快適で、スマートアプリペアリング機能により生産性がさらに向上した
  • スタイラスペン: 前モデルの弱点だったペンの性能が劇的に改善され、実用的な手書き入力が可能になった
  • 各種機能: 高速・高精度な指紋認証や現場で役立つToolBagアプリなど、便利な機能は前モデルからしっかり継承されている
  • 全体評価: OSの将来性と、特にスタイラスペンの劇的な進化により、エンタメだけでなく仕事や創作活動でも真価を発揮する一台に仕上がっている

Blackview Active 12 Pro vs Blackview Active 10 Pro:違いを徹底比較

Blackview Active 12 ProとBlackview Active 10 Pro

Blackview Active 12 ProActive 10 Proは、どちらも30,000mAhの巨大バッテリーを搭載した5G対応のタフネスタブレットですが、Active 12 Proは単なる後継機ではなく、多くの点で進化した別モデルと言えます。ここでは、両者の主な違いを項目別に詳しく解説します。

OSとアップデート保証

  • Active 10 Pro: DokeOS_P 4.0 (Android 14ベース)を搭載し、Android 15へのアップデートが約束されています。
  • Active 12 Pro: DokeOS_P 4.2 (Android 15ベース)を搭載し、Android 17までの3年間のメジャーアップデートが保証されています。
  • 違い:(※Active 12 Proは、より新しいOSでスタートするだけでなく、サポート期間が大幅に長いため、長期間安心して使用できます。)

主要機能(プロジェクターの有無)

  • Active 10 Pro: プロジェクター機能は搭載していません。
  • Active 12 Pro: 最大120インチの1080Pオートフォーカスプロジェクターを内蔵しています。
  • 違い:(※プロジェクターの有無が両モデルの最大の違いです。Active 12 Proは、エンターテインメントやビジネスプレゼンテーションなど、活用の幅が大きく広がります。)

サイズ・重量・カラー

  • Active 10 Pro: 267.6 x 179 x 19.5 mm、重量1214g 。カラーはブラックとオレンジの2色展開です。
  • Active 12 Pro: 267.7 x 179 x 28.3 mm、重量1522g 。カラーはブラックのみです。
  • 違い:(※プロジェクターを搭載した分、Active 12 Proは大幅に厚く、重くなっています。携帯性よりも機能を重視した設計思想の違いが表れています。)

耐久性

  • 両モデルとも、IP68/IP69K防水防塵、MIL-STD-810H準拠の基本性能は同じです。
  • Active 12 Proは、上記に加えて12mからの耐落下性能、2.2トンの耐圧性能、UL94 HB難燃認証など、より具体的で強化された耐久性を謳っています。
  • 違い:(※基本的な耐久性は同等ですが、Active 12 Proはより過酷な状況を想定した、ワンランク上の堅牢性を備えています。)

バッテリーと充電速度

  • バッテリー容量は両モデルとも30,000mAhです。
  • Active 10 Pro: 55Wの急速充電に対応しています。
  • Active 12 Pro: 120Wの超高速充電に対応しています。
  • 違い:(※バッテリー容量は同じですが、充電速度はActive 12 Proが2倍以上高速です。巨大なバッテリーをより短時間で充電できるため、実用性が大幅に向上しています。)

カメラ

  • メインカメラ(108MP)とフロントカメラ(50MP)は両モデル共通です。
  • Active 10 Pro: 20MPの専用ナイトビジョンカメラを搭載しています。
  • Active 12 Pro: 専用のナイトビジョンカメラは搭載していません。
  • 違い:(※Active 12 Proはプロジェクター機能を得た代わりに、Active 10 Proのユニークな特徴であったナイトビジョンカメラを廃止しました。これは大きなトレードオフと言えます。)

接続性 (Wi-FiとGPS)

  • Active 10 Pro: Wi-Fi 6と標準的なGPSに対応しています。
  • Active 12 Pro: Wi-Fi 6Eと、より高精度なL1+L5デュアル周波数GPSに対応しています。
  • 違い:(※Active 12 Proは、より高速で安定したWi-Fi通信と、山間部などでも正確な位置測位が可能なGPSを備えており、屋外での利便性が向上しています。)

AI機能

  • Active 10 Pro: AI写真編集ツールなど、基本的なAI機能を搭載しています。
  • Active 12 Pro: Geminiなどと統合された独自の「Doke AI」スイートを搭載し、ハンズフリー操作や高度な専用AIアプリが利用可能です。
  • 違い:(※Active 12 ProのAI機能は、単なるツールから、タブレットの操作全般をアシストする統合的なシステムへと大きく進化しています。)

まとめ

Blackview Active 12 Proは、Active 10 Proの単なる後継機ではなく、「プロジェクター」という強力な新機能を軸に、充電速度、OSサポート、接続性、AI機能を大幅に強化した上位モデルです。その一方で、重量の増加やナイトビジョンカメラの廃止といった明確なトレードオフも存在します。どちらのモデルを選ぶかは、プロジェクター機能にどれだけ価値を見出すかと、携帯性やナイトビジョンカメラの必要性を天秤にかけて判断する必要があるでしょう。

Blackview Active 12 Proのメリット・デメリット

Blackview Active 12 Pro 本体の上部

ここでは、Blackview Active 12 Proの優れた点(メリット)と、購入前に考慮すべき点(デメリット)を、他のタフネスタブレットと比較しながら具体的に解説していきます。

【メリット】

メリット1:唯一無二の内蔵1080Pプロジェクター

最大のメリットは、他のどの比較対象にもない、実用的な1080Pプロジェクターを内蔵している点です。キャンプでテントをスクリーンにしたり、現場で壁に図面を投影したりと、この一台で出来ることが格段に増えます。

メリット2:業界最強クラスのバッテリーと充電速度

30,000mAhというバッテリー容量は、OUKITEL RT8(20,000mAh)やGalaxy Tab Active5 Pro(10,100mAh)を圧倒します。さらに、120Wという超高速充電は、同じ容量で充電に約6時間かかった前モデルActive 10 Proの弱点を完全に克服しています。

メリット3:タフネスタブレット随一の高性能スペック

MediaTek Dimensity 7300と12GB以上のLPDDR5メモリを搭載し、OUKITEL RT8(Helio G99)やUlefone Armor Pad 4 Ultra(Dimensity 6300)よりも高い処理性能を誇ります。高負荷な作業も快適に行えるスペックです。

メリット4:クラス最高峰の耐久性能

各モデルが準拠するMIL-STD-810Hに加え、12mからの耐落下性能や2.2トンの耐圧性能という具体的な数値が示されており、Galaxy Tab Active5 Pro(1.5m耐衝撃)などと比較しても、頭一つ抜けた堅牢性を誇ります。

【デメリット】

デメリット1:圧倒的な重量とサイズ

1522gという重量は、比較製品の中で最も重く、約680gのGalaxy Tab Active5 Proの2倍以上です。日常的な携帯には全く向かず、その重さが許容できるかで評価が大きく分かれます。

デメリット2:専用ナイトビジョンカメラの廃止

前モデルのActive 10 ProやOUKITEL RT8に搭載されていた、真っ暗闇でも撮影できるユニークなナイトビジョンカメラが廃止されました。夜間の特殊な撮影能力を求めるユーザーにとっては大きなデメリットです。

デメリット3:拡張性の低さ(イヤホンジャック・映像出力)

Galaxy Tab Active5 ProやUlefone Armor Pad 4 Ultraとは異なり、3.5mmイヤホンジャックや有線での映像出力(HDMI等)に対応していません。有線での周辺機器接続を重視する場合には、不便を感じる可能性があります。

デメリット4:強力なライバルに劣るライト機能

400ルーメンのキャンプライトは非常に強力ですが、Ulefone Armor Pad 4 Ultraが搭載する最大1100ルーメンのライトと比較すると、明るさでは見劣りしてしまいます。

補足:SDカードスロットとワイヤレス充電

最大2TBのmicroSDカードスロットは搭載されており、ストレージ容量の心配はありません。一方で、本機を含め、今回比較したタフネスタブレットはいずれもワイヤレス充電には対応していませんでした。

Blackview Active 12 Proのスペック(仕様)一覧

  • ディスプレイ: 11インチ FHD+ (1920×1200) IPS、CORNING GORILLA GLASS 5
  • リフレッシュレート: 90Hz
  • プロセッサ: MediaTek Dimensity 7300 (オクタコア 最大2.5GHz)
  • GPU: Arm Mali-G615
  • RAM(メモリ): 12GBまたは16GB (LPDDR5)
  • ストレージ: 256GBまたは1TB (UFS3.1)、最大2TBのTFカードで拡張可能
  • バッテリー: 30000mAh
  • 駆動時間: スタンバイ最大112日、ビデオ再生21時間、ゲーム20時間など
  • 充電: 120W 急速充電
  • 背面カメラ: 108MP (Samsung ISOCELL HM6)
  • 前面カメラ: 50MP (Samsung ISOCELL JN1)
  • ワイヤレス通信: Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.4
  • NFC: 対応
  • インターフェース: TYPE-C
  • センサー: Gセンサー、光センサー、距離センサー、ジャイロスコープ、コンパス、指紋センサー
  • 映像出力: 内蔵プロジェクター (最大120インチ、1080P、200LM)
  • スピーカー: デュアルボックススピーカー
  • オーディオ: TYPE-C経由
  • マイク: 内蔵
  • 防水防塵: IP68 & IP69K
  • 耐久性: MIL-STD-810H準拠
  • スタイラスペン: 付属
  • キーボード: ワイヤレスキーボード対応 (別売)
  • 機能: 内蔵プロジェクター、キャンプライト (400ルーメン)、PCモード2.0、AIスイート
  • 筐体: 強化複合バックシェル、航空グレードのアルミニウムボタン
  • OS: DokeOS_P 4.2 (Android 15ベース)
  • サイズ: 267.7 x 179 x 28.3mm
  • 重量: 1522g
  • カラー: ブラック
  • 付属品: ユーザーマニュアル、アルミ合金ブラケット、スタイラスペン、OTGケーブル、USBケーブル
  • モバイル通信: 5G対応
  • SIMカード: デュアルnanoSIM (SIM2はTFカードと排他利用)

対応バンド:Blackview Active 12 Pro

Blackview Active 12 Pro5G通信に対応しています。

基本的には本体にSIMカードを入れて、APN設定を済ませると、通信できます。

SIMはNanoSIM(デュアルSIM)に対応しています。

対応バンドは以下の通りです。

  • 5G: N1/3/5/7/8/20/28/38/40/41/77/78/79
  • 4G: FDD: B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28A/28B/30/66, TDD: B34/38/39/40/41
  • 3G: B1/2/4/5/6/8/19, CDMA: BC0/BC1/BC10
  • 2G: B2/B3/B5/8

対応バンドの詳細

ドコモ:

  • 5G: n78/79
  • 4G: B1/3/19/28
  • プラチナバンド: B19 対応

au:

  • 5G: n28/41/77/78
  • 4G: B1/3/18/26/28/41
  • プラチナバンド: B18/26/28 対応

ソフトバンク:

  • 5G: n3/28/77/78
  • 4G: B1/3/8/28/41
  • プラチナバンド: B8/28 対応

楽天モバイル:

  • 5G: n77
  • 4G: B3/18/26 (パートナー回線含む)
  • プラチナバンド: n28 (Band 28) 対応

結論

この端末は、バンド情報に基づくと、日本の4大キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル)の主要な4Gおよび5Gバンドに幅広く対応しており、各社のプラチナバンドもカバーしています。

  • ドコモでは、重要な5Gバンドであるn78とn79、4Gの主要バンドとプラチナバンドのB19に完全対応しており、快適な通信が期待できます。
  • auの主要な5Gバンドn77/78、4Gバンド、そしてプラチナバンドであるB18/26/28にも対応しているため、広いエリアで安定した通信が可能です。
  • ソフトバンクにおいても、主要な5Gバンドn77/78、4Gバンド、プラチナバンドのB8に対応しており、問題なく利用できます。
  • 楽天モバイルの5Gバンドn77と4GバンドB3に加えて、パートナー回線であるauのバンドにも対応しています。さらに、楽天モバイルが新たに獲得したプラチナバンドn28にも対応しているため、今後のエリア拡大においても安心です。
  • 3Gについては、指定されたすべてのバンドに対応していますが、auはすでに3Gサービスを終了しており、ドコモとソフトバンクも順次サービスを終了する予定です。2G(GSM)はauと楽天モバイルでは提供されていません。

総合的に見て、この端末(Blackview Active 12 Pro)は日本のどのキャリアにおいても、現在および将来のネットワーク環境で高いパフォーマンスを発揮できる、非常に優れた対応状況であると言えます。

ただし、モバイル通信を利用するには、自分のSIMがタブレット側のバンドに対応している必要があります。

こちらのページで対応しているかどうかを確認できます。

ドコモ、ソフトバンク、au、楽天モバイル回線の「対応バンド」を詳細にチェック!

Blackview Active 12 Proの評価

Blackview Active 12 Proのプロジェクターの映像

8つの基準で「Blackview Active 12 Pro」を5段階で評価してみました。

項目別評価

画面の見やすさ:★★★★☆
前モデルより輝度が大幅に向上し、屋外での視認性が改善しました。90Hzのリフレッシュレートも滑らかですが、ベゼルの太さが少し気になります。

スペック:★★★★★
Dimensity 7300に高速なLPDDR5メモリとUFS 3.1ストレージを搭載し、あらゆる動作が快適です。冷却ファンも備え、パフォーマンスの持続性も万全です。

デザイン:★★★★☆
堅牢性を追求した機能的なデザインですが、1.5kgを超える重量と厚みは人を選びます。持ち運ぶというよりは「設置して使う」デバイスです。

耐久性: ★★★★★
IP68/IP69K、MIL-STD-810H準拠に加え、耐落下・耐圧性能が前モデルから飛躍的に向上。まさに最強クラスのタフネス性能を誇ります。

通信:★★★★★
Wi-Fi 6EやL1+L5デュアル周波数GPSへの対応は確実な進化点です。山間部でも正確な測位が可能で、アウトドアでの信頼性が非常に高いです。

機能:★★★★★
本機の核である1080Pプロジェクターの搭載は圧巻です。強力なキャンプライトや大幅に進化したスタイラスペンなど、多機能性も最高レベルです。

使いやすさ:★★★★☆
PCモードや精度の高い指紋認証などソフトウェアは快適ですが、その重量から手持ちでの長時間利用は困難です。スタンドの活用が前提となります。

価格:★★★★★
タフネスタブレット、1080Pプロジェクター、30,000mAhのモバイルバッテリーなどを一台に集約したと考えると、驚異的なコストパフォーマンスです。

総評:★★★★☆(4.5)

唯一無二の「全部入り」タフネスプロジェクター

Blackview Active 12 Proは、単なるタブレットの枠を完全に超えた、「ポータブルエンターテインメント基地」とでも言うべきユニークなデバイスです。高性能なAndroidタブレットをベースに、実用的な1080Pプロジェクター、超大容量モバイルバッテリー、強力なライト、多彩なツールを一つの堅牢なボディに凝縮しています。

前モデルからの進化と注意すべきトレードオフ

前モデルActive 10 Proと比較すると、多くの面で確実な進化が見られます。特に、120Wへと倍増した充電速度は、30,000mAhという巨大バッテリーの弱点であった充電時間の長さを劇的に改善しました。また、より高精度なL1+L5デュアル周波数GPSや、実用的に進化したスタイラスペンも、生産性を大きく向上させる重要なポイントです。

一方で、これらの強力な機能と引き換えに、いくつかの大胆な取捨選択も行われています。最大の変更点は、前モデルの個性であった専用ナイトビジョンカメラが廃止された点です。加えて、スピーカーは重低音よりもセリフの明瞭さを重視したチューニングに変わり、3.5mmイヤホンジャックも非搭載となりました。プロジェクター使用時の冷却ファン音や、一部AI機能がサブスクリプションである点も、購入前に把握しておくべきでしょう。

どんなユーザーにおすすめか?

このタブレットを推奨できるかどうかは、1.5kgを超える重量と厚みを許容できるかにかかっています。日常的な携帯性を求めるユーザーには全く向きませんが、「機能搭載の結果」としてこのサイズを受け入れられるなら、他に代えがたい最高のパートナーとなり得ます。

例えば、キャンプサイトで夜空の下、テントに映画を投影したいアウトドア愛好家、建設現場で図面をその場で大画面共有したい技術者、あるいは車での旅行中に子どもたちのためのエンタメハブとして活用したいファミリーなど、明確な利用シーンを思い描けるユーザーにこそ、心からおすすめします。

Blackview Active 12 Proの価格・購入先

Blackview Active 12 Pro 本体 正面の外観

※価格は2025/08/24に調査したものです。価格は変動します。

Blackview 公式ストア

  • 12GB+256GB モデルで99,000円、
  • 16GB+1TB モデルで105,000、

で販売されています。

Blackview 公式ストアで「Blackview Active 12 Pro」をチェックする

ECサイト

AliExpressで76,449円、

で販売されています。

Amazonで「Blackview Active 12 Pro」をチェックする

楽天市場で「Blackview Active 12 Pro」をチェックする

ヤフーショッピングで「Blackview Active 12 Pro」をチェックする

AliExpressで「Blackview Active 12 Pro」をチェックする

米国 Amazon.comで「Blackview Active 12 Pro」をチェックする

※AliExpressでの購入方法・支払い方法はこちらのページで紹介しています。
AliExpressで激安ガジェットをお得に購入する方法を徹底 解説

おすすめのライバル機種と価格を比較

Blackview Active 12 Proと似た性能をもつタブレットも販売されています。価格の比較もできるので、ぜひ参考にしてみてください。

Blackview Active 10 Pro

Blackviewから発売された 10.95インチの防水 タフネス タブレットです(2024年12月 発売)。

DokeOS P 4.0 (Android 14ベース)、MediaTek Dimensity 7300フルHDのIPS液晶、12GB LPDDR5メモリ、512GB UFS3.1ストレージ、30000mAhバッテリー、背面 108MPのメインカメラ、前面50MPのフロントカメラを搭載しています。

IP68/IP69K防水防塵、MIL-STD-810H、AI編集機能、Harman Kardon ステレオ Smart-PA BOX スピーカー、Harman AudioEFX、ライト機能(400ルーメン)、PCモード 2.0、画面分割2.0、フリースタイラス4.0、グローブモード2.0、

2Kビデオ録画、最大36GBまでのメモリ拡張、最大2TBまでのストレージ拡張、NFC/Google Pay、指紋認証、顔認証、リフレッシュレート 90Hz、Widevine L1、55W急速充電、リバースチャージ、USB Type-C (OTG)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.4に対応しています。

価格は、Amazonで72,010円、ヤフーショッピングで77,000円、AliExpressで50,562円、です。

関連記事:Blackview Active 10 Pro徹底レビュー!進化点と評価

Amazonで「Blackview Active 10 Pro」をチェックする

Galaxy Tab Active5 Pro

Samsungから発売された10.1インチのタフネス タブレットです(2025年5月26日 発売)。

Android 15、Qualcomm Snapdragon 7s Gen 3、6GB メモリ、10.1インチ WUXGA TFT液晶、128GB ストレージ、10,100mAhバッテリー、背面12MPカメラ、前面8MPカメラを搭載しています。

また、デュアルホットスワップ機能(バッテリー取り外して交換可)、No Battery Mode、「かこって検索」、「AI機能」、アクティブキー(カスタマイズ可)、Sペン(付属、IP68)、DeXモード、本体保護ケース(付属)、UHD 4K映像出力(有線・DP Alt Mode対応)に対応。

ステレオスピーカー(大音量対応)、IP68 防水防塵、MIL-STD-810H準拠の耐久性、Corning Gorilla Glass Victus+、耐衝撃(1.5m カバー装着時)、Knox Vault、NFC(前面搭載)、

最大120Hzリフレッシュレート、最大2TBまでのストレージ拡張(MicroSD)、急速充電対応(USB-C、POGO)、3.5mmイヤホンジャック、USB 3.2 Gen 1 Type-C (最大5Gbpsのデータ転送/PD/映像出力)、POGOピンWi-Fi 6E、Bluetooth 5.4にも対応しています。

価格は、Amazonで100,809円(税込)、楽天市場で110,000円(送料無料)、ヤフーショッピングで121,000円、米国 Amazon.comで$527.98、です。

関連記事:Galaxy Tab Active5 Pro徹底レビュー!価格・スペック・評価

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Ulefone Armor Pad 4 Ultra

Ulefoneから発売された10.36インチの防水防塵 対応のタブレットです(2024年10月発売)。Android 14、MediaTek Dimensity 6300 プロセッサと8GB メモリ、5:3の2K液晶、256GB ストレージ、11800 mAhバッテリー、背面50MPのメインカメラ、前面32MPのフロントカメラ、拡張コネクタ(uSmart Connector、Sound Connector)、Pogo Pin、LEDライトボタン、カスタムキー(ショートカットキー)、HDMIポートを搭載しています。

また、10Wチャージングドック(別売)、サウンドキット(別売)、アーマーホルスタープロ(別売)、ハンドストラップ(別売)、最大 1100 ルーメンのライト機能、MIL-STD-810H、アウトドアツール(デジタルツール)、IP68/IP69K防水防塵、33W急速充電、最大16GBまでのメモリ拡張、最大2TBまでのストレージ拡張、

HDMI映像出力、デュアル ステレオスピーカー、デュアルマイク、指紋認証、顔認証、USB Type-C (OTG)、5G通信、Wi-Fi 5 のデュアルバンド、Bluetooth 5.2、GPSに対応しています。

価格は、AliExpressで45,339円、米国 Amazon.comで$379.99、です。

関連記事:Ulefone Armor Pad 4 Ultraを徹底レビュー!5G&サーマルカメラで最強か?

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OUKITEL RT8

OUKITELから発売された防水対応の11インチ タブレットです(2024年3月 発売)。

Android 13、MediaTek Helio G99、6GB LPDDR4 メモリ、11インチの2K液晶、256GBストレージ、20000 mAh バッテリー、背面48MP+20MP+5MPの3眼カメラ、前面32MPのフロントカメラを搭載しています。

また、リフレッシュレート 90Hz、4G LET通信、IP68/IP69K防水防塵、MIL-STD-810H準拠の耐寒・耐熱・耐衝撃、アウトドアツール、ハンドストラップ、FMラジオ、最大12GBまでのメモリ拡張、最大2TBまでのストレージ拡張、ジャイロセンサー、NFC、USB Type-C (OTG)、Wi-Fi 5のデュアルバンド、Bluetooth 5.1、4衛星測位のGPSに対応しています。

価格は、AliExpressで38,526円、です。

関連記事:OUKITEL RT8徹底レビュー!Antutu、評価、RT7との違いは?

Amazonで「OUKITEL RT8」をチェックする

他のBlackviewタブレットと比較

他にもBlackviewのタブレットが販売されています。2024モデルもあるので、ぜひ比較してみてください。

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ANBERNIC RG 477M 徹底レビュー!PS2も余裕で動く性能を評価

ANBERNIC RG 477M 実機を手で持っている。
2025年8月2日に発売された「ANBERNIC RG 477M」は、MediaTek Dimensity 8300という強力なプロセッサと、CNC加工の美しい金属ボディを採用した高級あふれる高性能な携帯ゲーム機として、大きな注目を集めています。

このレビューでは、RG 477Mがレトロゲーム体験をいかに変革するのか、前モデル「ANBERNIC RG405M」からどれほどの飛躍を遂げたのか、そして他のライバル機と比べてどのような魅力と欠点を持つのか、その実力を徹底的に検証しました。

先に結論からお伝えしましょう

ANBERNIC RG 477M の長所 (Pros):

  • PS2やWiiも快適に動作する、Dimensity 8300の圧倒的なパフォーマンス
  • レトロゲームに最適化された、4.7インチ・120Hzの高精細・高リフレッシュレートディスプレイ
  • 所有欲を満たす、高級感あふれるCNC加工のアルミニウム合金ボディ
  • Wi-Fi 6Eや27W急速充電など、最新規格に対応した高い利便性
  • リアルタイム翻訳など、ゲーム体験を拡張するユニークなAI機能
  • タッチ操作のゲームを物理ボタンで遊べる便利なキーマッピング機能

ANBERNIC RG 477M の短所 (Cons):

  • 高性能だが、他の携帯ゲーム機と比較して高価な価格設定
  • 静かな環境では気になる、操作音の大きいショルダーボタン
  • プロセッサは強力だが、GPUドライバの互換性に起因する不安定さの可能性
  • 高級感と引き換えに携帯性を少し損なう重さ

総合評価:

ANBERNIC RG 477Mは、価格よりも高性能さとボディの質感を重視し、最高の環境でレトロゲームを楽しみたいと考えるこだわり派のユーザーにとって、満足度の高い選択肢の一つです。特にPlayStation 2やWiiまでのゲームを、これ以上ないほどの高品質な画面と快適な動作でプレイしたい方には強くおすすめできます。

この記事で分かること

  1. デザイン:CNCアルミボディの高級感、RG405Mとのサイズ比較、接続ポート、モニター出力、付属品(シリコンケース)
  2. 操作性:ボタン配置、ショルダー/トリガーボタン、十字キーの感触、ホールジョイスティック、RGBライト、振動機能、キーマッピング機能
  3. ディスプレイ:4.7インチ(1280×960)の解像度、120Hzリフレッシュレート、ブラックフレーム挿入の効果
  4. パフォーマンス:Dimensity 8300(CPU・GPU)の処理能力
  5. ベンチマーク:AntutuスコアとRG405Mとの性能比較
  6. ゲーム性能:エミュレーター(PS2、Wii、PSP、サターン、DS)の動作検証、『原神』などAndroidゲームの動作感
  7. 冷却性能:アクティブ冷却、ファンの静音性、本体の発熱
  8. メモリとストレージ:LPDDR5メモリ、UFSストレージ(内蔵ストレージ)、TFカード拡張、内蔵ゲーム(収録ゲーム)
  9. ソフトウェアと使い方:Android 14、初期設定、RGLauncher(ランチャー)、エミュレーター、FOTA(ファームウェア・アップデート)、カスタムファームウェア(cfw)
  10. AI機能とオーディオ:リアルタイム翻訳、ゲームガイド、音質、Bluetooth接続時の遅延
  11. バッテリーと通信性能:5300mAhの持続時間、27W急速充電、Wi-Fi 6E、ストリーミング(クラウドゲーム)
  12. メリット・デメリット:ライバル機(Retroid Pocket 5など)との比較
  13. スペック:詳細な仕様一覧
  14. 評価と総評:項目別5段階評価、どんな人におすすめか
  15. 価格・購入先:公式サイト、Amazon、AliExpressでの最新価格、セール情報、ライバル機種との価格比較

この記事を最後まで読むことで、「ANBERNIC RG 477M」が本当に最適な一台なのか、購入するべきかどうかが、はっきりと分かるはずです。悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

この製品の購入はこちら→ Amazon リンクAliExpress リンク

公式ページ:ANBERNIC RG 477M – anbernic(日本)

デザイン:ANBERNIC RG 477M 堅牢な金属ボディがもたらす所有感と進化

ANBERNIC RG 477M 本体 正面を手で持つ。

ここでは、ANBERNICの最新フラッグシップモデル「RG 477M」のデザイン、質感、そして前モデル「ANBERNIC RG405M」からの進化点について、開封した時の感動と共に詳しくレビューしていきます。手に取った瞬間に伝わるその魅力を、余すところなくお伝えします。

ずっしりとした重みが物語るプレミアムな質感

箱を開けてRG 477Mを初めて手にした時、まず感じたのはそのずっしりとした重みです。前モデルのRG405Mアルミニウム合金製のボディで高級感がありましたが、RG 477Mの重量は約354gと、RG405Mの約260gから大幅に増しており、その存在感は圧倒的です。この重さが安っぽさを微塵も感じさせず、まさに「プレミアムな一台」を手にしたという強い所有欲を満たしてくれました。

航空グレードのアルミ合金からCNC加工で精密に削り出されたボディは、ひんやりとして手に吸い付くような滑らかさがあります。私が試した「チョコレートブロンズ」は、暗い場所では黒く、光が当たると赤みがかって見える非常に深みのあるカラーで、他のデバイスにはない独特の魅力にすぐに引き込まれました。

洗練されたフォルムと優れた携帯性

ANBERNIC RG 477M 本体 正面の左側

RG405Mの丸みを帯びた親しみやすいデザインから一転し、RG 477Mはよりシャープで洗練された印象を受けます。しかし、エッジは丁寧に丸く処理されているため、ホールド感は非常に良好です。本体サイズは長さ17.6cm、幅8.94cmと、RG405M(長さ16.3cm、幅7.6cm)よりも一回り大きくなっていますが、その分しっかりとした安定感が得られます。

さすがにポケットに気軽に入れるサイズではありませんが、そのスリムな設計のおかげでバッグへの収まりは良く、外出先へ持ち出すのに最適なパートナーだと感じました。背面の滑り止めストリップは少し位置が外側寄りであまり機能しない印象でしたが、付属のシリコンケースを装着することでグリップ感が格段に向上し、この点は解消できました。

サイズ・重量の違い

  • ANBERNIC RG 477M:長さ17.6cm、幅8.94cm、高さ1.6cm、重量0.354kg
  • ANBERNIC RG405M:長さ16.3cm、幅7.6cm、高さ1.59cm、重量0.260kg

待望の映像出力に対応したインターフェース

ANBERNIC RG 477Mの接続ポート

ポート類の配置は合理的で、本体下部にUSB Type-CポートTFカードスロット、そして3.5mmイヤホンジャックがきれいに並んでいます。注目すべきは、RG405Mでは非対応だった映像出力機能が追加された点です。RG 477MはUSB Type-Cポートから1080pのディスプレイポート出力に対応しており、自宅のモニターに接続して大画面でレトロゲームを楽しむという、まったく新しい体験が可能になりました。これはRG405Mからの最も大きな進化点の一つと言えるでしょう。実際にテレビに繋いでみると、携帯機とは思えない迫力でゲームの世界に没入でき、大きな感動を覚えました。

開封の喜びを倍増させる充実の付属品

開封して驚いたのは、付属品の充実ぶりです。充電用のUSB Type-Cケーブルや説明書はもちろんのこと、高品質なガラス製のスクリーンプロテクターと、なんと専用のシリコン保護ケースまで標準で同梱されていました。RG405Mではケースが別売りだったことを考えると、これは非常に嬉しいサプライズです。特にガラスフィルムは本体にぴったり合うように設計されており、気泡も入らず綺麗に貼り付けることができました。購入してすぐに、追加投資なしで本体をしっかりと保護できるこの配慮は、ユーザーにとって大きなメリットだと感じます。

ANBERNIC RG 477Mの付属品 一覧

  • RG 477M 本体
  • Type-C充電ケーブル
  • スクリーンプロテクター
  • ユーザーマニュアル
  • シリコン保護ケース

まとめ:デザイン

  • 第一印象:前モデルを上回る約354gのずっしりとした重量感が、圧倒的な高級感を演出している
  • 質感と素材:航空グレードのアルミ合金をCNC加工で仕上げた、指紋が付きにくい滑らかなマットボディ
  • 携帯性とサイズ感:ポケットに入れるには大きいが、バッグでの持ち運びには最適なサイズと重量バランス
  • インターフェース:待望のUSB-C経由1080pディスプレイポート出力に対応し、RG405Mから大幅に機能が向上
  • 付属品:ガラスフィルムやシリコンケースが標準で付属しており、購入後すぐに安心して使用を開始できる

ディスプレイ:ANBERNIC RG 477M レトロゲームを至高の体験へと昇華させるスクリーン

ANBERNIC RG 477Mの画面。バスケットボールのゲームをプレイ。

ここでは、ANBERNIC RG 477Mの最も注目すべき進化点であるディスプレイについて、その性能と感動をレビューします。前モデルRG405Mからどれほどの飛躍を遂げたのか、具体的な体験を交えて詳しく解説していきます。

息をのむほどの高精細化と完璧なアスペクト比

RG 477Mの電源を入れて最初に感じたのは、表示される映像の圧倒的な鮮明さでした。前モデルのRG405Mも4インチ・640×480解像度のIPSスクリーンを搭載し、4:3のレトロゲームには最適でしたが、RG 477Mはそれを遥かに凌駕します。4.7インチへと大型化したLTPS液晶ディスプレイは、解像度が1280×960ピクセルへと一気に4倍になりました。この差は歴然で、例えばPlayStationのゲームを4倍にアップスケーリングして表示させると、RG405Mでは少しぼやけて見えたテクスチャが、RG 477Mでは驚くほどシャープに映し出され、黒い帯も表示されません。まるでリマスター版をプレイしているかのような感動がありました。

ディスプレイのサイズ、タイプ、解像度の違い

  • ANBERNIC RG 477M:4.7インチのLTPSインセル、(解像度)1280×960
  • ANBERNIC RG405M:4インチのIPS、(解像度)640×480

120Hzがもたらす、驚異的な滑らかさ

このデバイスの真価は、最大120Hzという高リフレッシュレート対応にあります 。正直なところ、私も最初は「レトロゲームに120Hzは過剰では?」と思っていました。しかし、「ブラックフレーム挿入」機能を有効にしてプレイした瞬間、その考えは完全に覆されました。これは、描画されるフレームの間に黒い画面を挟むことで、残像感を低減し、動きを滑らかに見せる技術です。実際に試してみると、その効果は絶大で、かつてのブラウン管テレビで遊んだ時のような、ぬるぬるとした心地よい映像が再現されるのです。この滑らかさは、一度体験するともう元には戻れません。

鮮やかな発色と快適なタッチ操作

ANBERNIC RG 477M ゲームの画面。暗いシーン。

RG 477Mのディスプレイは、ただ高精細で滑らかなだけではありません。発色が非常に豊かで、最大輝度は500nitsと、RG405Mで時折感じた「少し暗い」という印象を払拭するのに十分な明るさを確保しています。日中の明るい室内でも視認性は抜群でした。また、10点マルチタッチ対応のスクリーンは非常に反応が良く、Android OS上の操作やタッチ操作が必須のゲームでもストレスを感じることはありませんでした。表示遅延もほとんど感じられず、快適そのものです。

唯一の注意点とアスペクト比

完璧に見えるこのディスプレイにも、一つだけ考慮すべき点があります。それは、4:3というアスペクト比です。PlayStationやニンテンドー64、セガサターンといった据え置き機のレトロゲームにはまさに「完璧」ですが、PSPのような16:9のワイドスクリーンを採用した携帯機のゲームをプレイする際は、画面の上下に大きな黒帯が表示されてしまいます。また、画面下部のベゼルが上部より少し太いデザインになっていますが、これはゲームに集中しているとほとんど気にならないレベルでした。

ANBERNIC RG 477Mのディスプレイ仕様

  • ディスプレイの種類: 4.7インチ LTPSインセルディスプレイ
  • 解像度: 1280 x 960ピクセル
  • アスペクト比: 4:3
  • リフレッシュレート: 最大120Hz(60Hz/90Hz/120Hzで切り替え可能)
  • タッチスクリーン: マルチタッチ対応
  • その他: OCAフルラミネーション

まとめ:ディスプレイ

  • 解像度とサイズ:RG405Mの4インチ・640×480から、4.7インチ・1280×960へと大幅に進化し、圧倒的な高精細感を実現
  • リフレッシュレート:最大120Hzに対応し、「ブラックフレーム挿入」機能によってレトロゲームを驚くほど滑らかに表示可能
  • 品質:最大500nitsの明るいLTPS液晶を採用し、鮮やかな発色と快適なタッチ操作を両立
  • アスペクト比:4:3の比率は多くのレトロゲームに最適だが、PSPのような16:9のゲームには不向き

操作性:ANBERNIC RG 477M 伝統と革新が融合したコントロール体験

ANBERNIC RG 477M 本体を操作している。

ここでは、ゲーム機の核となる操作性について、ANBERNIC RG 477Mが提供する極上の体験をレビューします。長年のノウハウが凝縮された伝統的なボタンの感触から、視覚的にも楽しめる革新的な機能まで、前モデルRG405Mとの比較を交えながら、その指先に伝わる魅力を詳細に解説していきます。

十字キーとABXYボタン:まさに「ANBERNICの真骨頂」

RG 477Mを操作して、まず感動したのは十字キーの完成度の高さです。これはまさに「本作の真骨頂」と呼ぶにふさわしい出来栄えで、指に吸い付くような柔らかさを持ちながら、入力は驚くほど正確です。格闘ゲームでコマンド入力を試しても、斜め入力の誤爆は一切なく、意のままにキャラクターを操る喜びに浸れました。ABXYボタンも同様に、非常に静かで心地よい押し心地です。前モデルのRG405Mも優れた操作性でしたが、RG 477Mのボタン類は、ANBERNICが培ってきた技術の集大成とも言える、さらに一つ上のレベルに到達した感触でした。

ホールジョイスティック:ドリフト無縁の安心感とRGBの輝き

アナログスティックには、RG405Mと同様にドリフト現象への耐性が高いホール効果センサーホールジョイスティック)が採用されており、長期間安心して使えるという絶大な信頼感があります。RG 477Mのスティックはデッドゾーンがほとんど感じられず、非常にスムーズかつ広範囲に可動するため、繊細な操作が求められる3Dゲームでも快適にプレイできました。

ANBERNIC RG 477Mのホールジョイスティック。RGBライトが光っている。

注目すべきは、RG405Mにはなかった「RGBライティング機能」です。1600万色に光るジョイスティックは、設定で虹色に変化させたり、呼吸するように明滅させたりとカスタマイズが可能で、ゲームプレイを華やかに彩ってくれます。これは、性能だけでなく視覚的な満足感も与えてくれる、大きな進化点です。

トリガーとショルダーボタン (L1/L2/R1/R2)

RG 477Mは、前モデルRG405Mと同様に、本体の薄型化に貢献するインライン(横並び)のショルダーボタン配置を採用しています。個人的には指の移動が少ないスタック式(縦積み)が好みですが、この配置は携帯性を考えると合理的な選択だと感じました。L2/R2ボタンには段差が設けられており、手元を見なくても押し分けやすいよう工夫されています。

しかし、実際に操作して最も気になったのは、その操作音です。このボタンには非常に大きな音を立てるマイクロスイッチが使われており、静かな場所でのプレイには全く向きません。その「カチカチ」という音は想像以上に大きく、家族が寝静まった後にリビングで遊ぶのは少し難しいと感じました。

ANBERNIC RG 477Mのトリガーボタンを押している。

ボタン配置(その他)

スタートボタンセレクトボタンといったその他のキー配置は、非常に考えられています。本体の側面にはボタンやポート類が一切なく、すべて上部と下部にまとめられているため、ゲームプレイ中に指が干渉することがなく快適でした。スタートボタンとセレクトボタンは右スティックの下にあり、押しやすくしっかりとしたクリック感があります。

ただし、これらのボタンもショルダーボタンと同様にカチカチと大きめの音がするため、ABXYボタンの静音性と比べると少しチープに感じてしまうかもしれません。一方で、特に評価したいのが物理的な「戻るボタン」の存在です。Android OSやエミュレーターのメニュー操作で、いちいち画面をタッチする必要がないため、操作が格段にスムーズになります。この小さな配慮が、全体的な使い心地を大きく向上させていると感じました。

タッチ操作を物理ボタンに割り当てる「Keymapp」機能

ANBERNIC RG 477Mのキーマッピング機能

RG 477Mは、コントローラー非対応のAndroidゲームでも物理ボタンで遊べるようにするキーマッピング機能「Keymapp」を搭載しています。実際に試してみると、画面上のタッチコントロールに仮想ボタンをドラッグ&ドロップで配置し、十字キーやABXYボタンに割り当てるだけで設定が完了しました。これにより、タッチ操作では遊びにくかったアクションゲームも、家庭用ゲーム機のような快適な操作感で楽しむことができ、遊べるゲームの幅が大きく広がりました。

臨場感を倍増させる振動機能

本体に内蔵された振動モーターは、ゲーム体験をより豊かなものにしてくれます。これは単なるおまけ機能ではなく、リアルな振動フィードバックにより、没入感のある体験を提供してくれるのです。例えば、PlayStationの名作レースゲーム『グランツーリスモ』でコーナーを攻めすぎて壁に激突した際の「ガツン」という衝撃や、アクションゲームで敵からダメージを受けた時の振動は、手にダイレクトに伝わってきます。この確かな手応えが、ゲームとの一体感を格段に高め、プレイ中の緊張感や興奮を倍増させてくれました。

ANBERNIC RG 477Mの主な操作ボタン 一覧

  • 左ジョイスティック(RGBライティング付き)
  • 右ジョイスティック(RGBライティング付き)
  • 十字キー (D-Pad)
  • ゲームキー (Y, X, B, A)
  • 左ショルダーボタン (L1/L2)
  • 右ショルダーボタン (R1/R2)
  • START (スタートボタン)
  • SELECT (セレクトボタン)
  • ファンクションキー
  • リターンキー
  • 電源キー
  • 音量 +/- キー

まとめ:操作性

  • 十字キー:ANBERNICの技術の粋を集めた、柔らかく正確無比な入力が可能で、操作する楽しさを感じさせる最高の出来栄え
  • アナログスティック:ドリフトの心配がないホールジョイスティックを搭載し 、RG405Mにはない華やかなRGBライティング機能を追加
  • ABXYボタン:非常に静かで柔らかな押し心地で、長時間のプレイでも快適な操作感を提供
  • ショルダーボタン:本体の薄型化に貢献するインライン配置だが、操作音が非常に大きいマイクロスイッチが採用されており、静かな環境での使用には注意が必要
  • その他のボタン配置:側面にはボタンがなくホールド感は良好で、物理的な「戻るボタン」の搭載によりAndroid OSの操作性が向上
  • キーマッピング: タッチ操作を物理ボタンに割り当てる「Keymapp」機能を搭載
  • 振動機能:リアルな振動フィードバックにより、ゲームへの没入感を格段に向上させる

パフォーマンス:ANBERNIC RG 477M 新世代SoCがもたらす圧倒的な処理能力

ANBERNIC RG 477Mの画面。ブルー。

ここでは、ANBERNIC RG 477Mの性能の核となるプロセッサー、メモリ、ストレージについて、その飛躍的な進化をレビューします。前モデルRG405Mからどれほどのパワーアップを遂げたのか、そしてそれが日常の操作感にどのような感動をもたらすのかを、詳しく解説していきます。

世代が違う、プロセッサの圧倒的進化

ANBERNIC RG 477Mのパフォーマンスを語る上で、まず触れなければならないのが搭載されているSoC(System on a Chip)、MediaTek社の「Dimensity 8300」です。前モデルRG405Mが搭載していたUnisoc Tiger T618が12nmプロセスで製造されていたのに対し、Dimensity 8300は最先端の4nmプロセスを採用。これは電力効率と性能における世代的な大躍進を意味します。CPU構成も、RG405Mの「Cortex-A75 x2 + Cortex-A55 x6」から、RG 477Mでは最新世代の「Cortex-A715 x4 + Cortex-A510 x4」へと刷新され、最大動作周波数は3.35GHzに達します。この差は、単なるスペックシート上の数字以上のものです。

日常操作で体感する、異次元の快適さ

この圧倒的なCPU性能の向上は、ゲーム以外のあらゆる操作で異次元の快適さをもたらしてくれました。例えば、Webブラウザ(Chrome)で複数のタブを開きながら、バックグラウンドでYouTubeの動画を再生するといったマルチタスクも、RG405Mでは時折感じられたわずかなもたつきが、RG 477Mでは一切ありません。アプリの起動、画面の切り替え、そのすべてが驚くほどスムーズで、ストレスフリーな操作感はまさに感動的です。GPUには強力な「Mali-G615 MC6」が統合されており、高解像度の動画再生や画像編集といったグラフィック処理も軽々とこなします。

メモリとストレージも高速規格へ

パフォーマンスを支えるメモリとストレージも、RG405Mから大幅にアップグレードされています。メモリには、より高速で省電力なLPDDR5規格のRAMを最大12GB搭載。ストレージには、従来のeMMC規格よりも読み書き速度が格段に速いUFS規格のものを最大256GB内蔵しています。この恩恵は、アプリのインストールや起動時間の短縮、大容量ファイルの転送速度など、あらゆる場面で体感することができました。もちろん、最大2TBまで対応するTFカードスロットも備えているため、容量不足の心配もありません。

豊富な収録ゲームと注意点

SDカード付きのモデルを選択すれば、128GB版で4000以上256GB版では8000以上ものゲームがプリインストールされており、購入後すぐに膨大なライブラリを楽しむことができます。ただし、一部のプリインストールされているエミュレーターは最新版ではない場合があるため、最高のパフォーマンスを引き出すためには、自分で最新のエミュレーターを導入することをおすすめします。

ANBERNIC RG 477Mの主なパフォーマンス仕様

  • CPU: MediaTek Dimensity 8300 (4nmプロセス, オクタコア, 最大3.35GHz)
  • GPU: Mali-G615 MC6
  • RAM: 12GB LPDDR5 (8GBモデルもあり)
  • ストレージ: 256GB UFS (128GBモデルもあり)
  • 拡張ストレージ: TFカードスロット (最大2TBまで対応)

まとめ:パフォーマンス

  • CPU性能:前モデルRG405MのUnisoc T618から、4nmプロセスのDimensity 8300へと世代交代し、あらゆる処理能力が飛躍的に向上
  • 日常操作:Webブラウジングや動画視聴などの普段使いにおいて、ストレスを全く感じさせない異次元の快適さを実現
  • メモリ・ストレージ:高速なLPDDR5メモリとUFSストレージの採用により、アプリの起動やデータ転送が格段に高速化
  • 収録ゲーム:SDカード付きモデルには膨大な数のゲームがプリインストールされており、すぐに遊び始めることが可能

ベンチマークとゲーム性能:ANBERNIC RG 477M 圧倒的なパワーが拓く高画質エミュレーションの新境地

ANBERNIC RG 477MのAntutuベンチマークのスコア

ここでは、ANBERNIC RG 477Mが秘める真の力、そのベンチマークスコアと実際のゲームパフォーマンスに迫ります。前モデルRG405Mとは比較にならないほどの圧倒的なパワーが、これまで携帯機では難しいとされてきた高負荷なエミュレーションを、いかに快適な体験へと変えてくれるのか。具体的なゲームタイトルとその動作状況を通して、その感動を余すところなくレビューします。

ベンチマークスコアが示す、世代を超えた性能差

RG 477Mの性能を客観的な数値で示すため、AnTuTuベンチマーク (v10.5.1) のスコアを確認しました。その結果、総合スコアで「1,359,296」という、携帯ゲーム機としては極めて高い数値を記録しました。特に注目すべきは、ゲームのグラフィック性能を直接左右するGPUスコアです。今回判明したスコアは「547,544」と、驚異的な数値をマークしました。これは、前モデルRG405MのGPUスコア(約41,000)と比較して、実に13倍以上もの性能差になります。この圧倒的なGPU性能こそが、PS2やWiiといった高負荷なゲームを高解像度で滑らかに動かす力の源泉です。また、ゲーム全体の処理を司るCPUスコアも「284,285」と、RG405Mを大きく上回っており、エミュレーターの安定動作に大きく貢献しています。

PS2とWii:据え置き機エミュレーションの夢が現実に

ANBERNIC RG 477MでPS2ゲームをプレイしている様子。

この圧倒的なパワーを体感すべく、私が真っ先に試したのは、RG405Mでは動作させるのがやっとだったPlayStation 2のエミュレーションです。名作アクション『ゴッド・オブ・ウォー』を起動し、解像度を3倍(1080p相当)に設定してみたところ、激しい戦闘シーンでもフレームレートはほぼ60FPSに張り付き、信じられないほど滑らかに動作しました。Wiiの『マリオカートWii』では、解像度を4倍にしても常時60FPSを維持し、アイテムが飛び交う混戦状態でも全く処理落ちしません。RG405Mでは「動けばラッキー」だったこれらのゲームが、高画質設定で完璧に遊べるという事実に、私は大きな感動を覚えました。

その驚異的なパフォーマンスは、他のタイトルでも同様に確認できました。例えば、広大なオープンワールドを走り回る『グランド・セフト・オート・サンアンドレアス』では、車での高速走行や銃撃戦が頻発する場面でもフレームレートは安定しており、カクつきとは無縁の快適なプレイが楽しめました。また、Wiiの『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』では、3倍解像度の美しいグラフィックで広大なハイラルの地を冒険でき、謎解きやボス戦に心ゆくまで没頭することができました。

PSP・N64:オリジナルを超える快適なプレイ体験

ANBERNIC RG 477Mでゲームをプレイしているところ。

RG 477Mの性能は、より要求スペックの低いプラットフォームでは、さらなる余裕を生み出します。携帯ゲーム機の名作、PSPの『モンスターハンターポータブル 2nd G』では、解像度を5倍に引き上げ、さらに高画質化シェーダーを適用しても、ティガレックスとの激しい戦闘中にフレームレートが落ちることはありませんでした。また、NINTENDO64の『スーパーマリオ64』では、高解像度のテクスチャパックを導入し、ワイドスクリーンで表示させるといった、オリジナル機では不可能だった表現で楽しむことができ、まさに「決定版」とも言えるプレイ体験が可能でした。

この余裕のあるパフォーマンスは他の名作でも健在です。同じくPSPの『ゴッド・オブ・ウォー 落日の悲愴曲』では、5倍以上の高解像度設定でも60FPSを維持し、携帯機とは思えないほど滑らかなアクションを高精細なビジュアルで体験できました。NINTENDO64においても、『ゼルダの伝説 時のオカリナ』が高解像度設定で安定して動作し、処理が重くなるような場面でもカクつくことなく、広大なハイラルの世界を心ゆくまで冒険することができました。

Nintendo DSも高解像度で安定動作

最後に試したNintendo DSのエミュレーションも、もちろん完璧な動作でした。『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』では、高解像度化しても動作は極めて安定しており、エミュレーターの「早送り機能」を最大限に活用してもカクつくことはありません。これにより、ストーリーや育成を非常にテンポ良く進めることができました。デュアルスクリーン表示という特殊な処理も、RG 477Mのパワーの前では全く問題になりませんでした。

この完璧な動作は、他のジャンルの名作でも同様でした。アクションゲームの『New スーパーマリオブラザーズ』では、高解像度化しても常に60FPSを維持し、マリオの軽快なジャンプやダッシュを、入力遅延を感じることなく正確に操作することができました。また、『おいでよ どうぶつの森』では、高解像度化によって住民や家具のドット絵がよりくっきりと表示され、穏やかな村でのスローライフを心ゆくまで満喫することができました。

まとめ:ベンチマークとゲーム性能

  • ベンチマークスコア:AnTuTu v10で約119万点を記録。特にGPU性能はRG405Mの約10倍に達し、世代的な性能差を明確に示した
  • PS2・Wii性能:RG405Mでは困難だった高負荷なゲームも、3倍以上の高解像度設定で常時60FPS(またはターゲットFPS)を維持し、極めて快適にプレイ可能
  • PSP・N64性能:性能に絶大な余裕があり、5倍解像度やテクスチャパックの導入など、オリジナルを大幅に超える高画質設定でも安定動作
  • 全体評価:これまで携帯エミュレーター機の課題であったPS2やWiiといったプラットフォームを完全に実用レベルで動作させ、レトロゲーム体験を新たな次元へと引き上げた

冷却性能:ANBERNIC RG 477M 高性能を支えるアクティブ冷却の恩恵と代償

ANBERNIC RG 477M 本体の背面

ここでは、RG 477Mが搭載する強力なプロセッサーの性能を安定して引き出すための鍵となる「冷却性能」に焦点を当てます。ファンレス設計だった前モデルRG405Mとの決定的な違いであるアクティブ冷却システムが、長時間のゲームプレイにどのような影響を与えるのか、その実力を詳しくレビューします。

パッシブからアクティブへ、冷却思想の大きな転換

前モデルのRG405Mは、ファンを搭載しないパッシブ冷却設計でした。金属ボディがヒートシンクの役割を果たしていましたが、高負荷なゲームを長時間プレイすると、特に右手のひらが非常に熱くなるのが悩みでした。しかし、RG 477Mではその設計思想が大きく転換されました。高性能なDimensity 8300のパワーを最大限に引き出すため、高速ファンとヒートパイプを組み合わせた「アクティブ冷却システム」が新たに搭載されたのです。これは単なる改良ではなく、次世代の性能に対応するための必然的な進化と言えるでしょう。

高負荷でも熱くならない、圧倒的な安心感

このアクティブ冷却システムの効果は絶大でした。実際に負荷の高い3Dゲームを1時間以上連続でプレイしてみましたが、本体の温度が不快なレベルまで上がることは一度もありませんでした。計測データでも本体温度は36℃を超えることはないと報告されており、私が触れた感触も、ほんのり温かい程度で「熱い」と感じることは全くありませんでした。これは、常に熱との戦いだったRG405Mの体験とは雲泥の差です。オーバーヒートによる性能低下を心配することなく、安心してゲームの世界に没頭できるこの冷却性能は、何物にも代えがたい大きなメリットです。

パフォーマンス持続性と静音性のトレードオフ

強力な冷却性能は、長時間のプレイでもパフォーマンスを安定させることに直結します。しかし、その恩恵と引き換えに一つのトレードオフが存在します。それはファンの動作音です。ほとんどの場面でファンの音は静かですが、特に要求スペックの高いWii Uのエミュレーターなどを起動すると、「キーン」という高音の風切り音が少し耳につくことがありました。正直なところ、この音がゲームへの集中を妨げる瞬間もありましたが、ヘッドホンを使えば完全に解決できるレベルです。静音性を取るか、持続的なハイパフォーマンスを取るか、RG 477Mは後者を選んだということなのでしょう。

ANBERNIC RG 477Mの主な冷却性能仕様

  • 冷却システム: 高速ファンとヒートパイプによるアクティブ冷却システム
  • 筐体素材: 冷却性にも貢献するアルミニウム合金CNC加工ボディ
  • 吸気口/排気口: 本体背面に吸気口、上部に排気口を配置
  • 静音性: 通常時は静音、高負荷時にファンの高音が発生する場合がある

まとめ:冷却性能

  • 冷却システム:RG405Mのファンレス設計から、高速ファンとヒートパイプを備えたアクティブ冷却システムへと進化し、冷却能力が大幅に向上
  • 発熱:長時間の高負荷プレイでも本体は不快な熱さにならず、常に安定した状態で使用可能
  • パフォーマンス維持:熱による性能低下(サーマルスロットリング)を効果的に抑制し、安定したゲームプレイを実現
  • 静音性:通常時は静かだが、極めて高い負荷がかかる場面ではファンの高音が気になる場合があり、ヘッドホンの使用が推奨される

バッテリーと通信性能:ANBERNIC RG 477M 最新規格がもたらすストレスフリーな体験

ANBERNIC RG 477Mのバッテリー。本体内部。

ここでは、ゲーム体験の快適さを根底から支えるバッテリー性能と接続性についてレビューします。RG 477Mが搭載する大容量バッテリーや待望の急速充電、そして最新の通信規格が、前モデルRG405Mからどれほどの進化を遂げ、いかにストレスフリーな環境をもたらしてくれたのかを、具体的な体験を交えて解説します。

大容量バッテリーがもたらす、長時間の安心感

RG 477Mは、RG405Mの4500mAhを上回る5300mAhの大容量バッテリーを搭載しており、そのスタミナは期待以上でした。先日、外出先でじっくり腰を据えてスーパーファミコンの『ドラゴンクエストV』をプレイしたのですが、画面の明るさを少し抑えめにしたところ、実に7時間以上も連続で遊ぶことができ、まだバッテリーには余裕がありました。これなら長距離の移動でも充電を気にすることなく、心ゆくまで冒険に浸れます。

一方で、グラフィック負荷の高いPlayStation 2の『グランツーリスモ4』のようなタイトルでは、さすがにバッテリーの消費は早くなりますが、それでも3時間半近くは集中してプレイすることが可能でした。軽いゲームで長く遊ぶにも、重いゲームを集中して楽しむにも十分な駆動時間を提供してくれる、非常に頼もしい一台です。

27W急速充電でダウンタイムを大幅削減

ANBERNIC RG 477Mの充電

RG 477Mの魅力は、バッテリーの持続時間だけではありません。新たに27Wの急速充電に対応したことで、充電待ちのストレスが劇的に解消されました。前モデルRG405Mの標準的な充電速度に慣れていた身としては、この進化はまさに革命的です。実際にバッテリー残量が20%の状態から充電してみたところ、わずか90分ほどで満充電が完了しました。短い休憩時間でもさっと充電を済ませられるので、「遊びたいのに充電がない」という状況がほとんどなくなり、ゲーム体験全体の快適さが格段に向上したと感じています。

Wi-Fi 6Eが実現する、安定した高速通信

前モデルRG405Mで最大の弱点だと感じていたのが、金属ボディに起因するWi-Fiの接続不安定性でした。しかし、RG 477Mではその問題が完全に解消されています。最新規格であるWi-Fi 6Eに対応したことで、通信速度と安定性が劇的に向上しました。実際に大容量のゲームをダウンロードしてみると、その速さは明らかです。

また、この安定した通信はストリーミングプレイにも絶大な効果を発揮します。クラウドゲーミング(Xbox Game Pass)はもちろん、PCからゲームを転送する「Steam Link」や「Moonlight」といったローカルストリーミングも、映像の乱れや遅延が大幅に軽減され、RG405Mでは困難だったレベルから実用的なレベルで楽しめるようになったのは、非常に大きな進化です。

最新Bluetooth 5.3で広がるワイヤレスの可能性

接続性はWi-Fiだけでなく、Bluetoothも最新規格の5.3へとアップグレードされています。これにより、ワイヤレスイヤホンや外部コントローラーとの接続がより安定し、低遅延になりました。実際にBluetoothイヤホンをペアリングしてリズムゲームをプレイしてみましたが、音の遅延はほとんど感じられず、快適に遊ぶことができました。前モデルのBluetooth 5.0から着実に進化しており、あらゆるワイヤレス機器との連携がスムーズに行えるという安心感は、携帯機としての利便性をさらに高めてくれています。

ANBERNIC RG 477Mの主なバッテリーと接続性の仕様

  • バッテリー: ポリマーリチウムバッテリー 5300mAh
  • 駆動時間: 約7時間
  • 充電: 27W急速充電対応
  • Wi-Fi: Wi-Fi 6E
  • Bluetooth: Bluetooth 5.3

まとめ:バッテリーと接続性

  • バッテリー:RG405Mを上回る5300mAhの容量と、新たに27Wの急速充電に対応し、利便性が大幅に向上
  • Wi-Fi:前モデルの弱点だった接続不安定性を完全に克服し、最新規格のWi-Fi 6Eによる高速で安定した通信を実現
  • Bluetooth:最新のBluetooth 5.3に対応し、ワイヤレス機器との接続安定性と低遅延性能が向上
  • ストリーミングプレイ:安定したWi-Fi 6E性能により、RG405Mでは難しかったクラウドゲーミング(Xbox Game Pass)やローカルストリーミング(Steam Linkなど)が実用的なレベルで楽しめるようになった

AI機能とオーディオ性能:ANBERNIC RG 477M ゲーム体験を拡張する未来の機能

ANBERNIC RG 477Mのリアルタイム翻訳

ここでは、RG 477Mが単なる高性能なゲーム機に留まらないことを証明する、独自のAI機能と進化したオーディオ性能についてレビューします。前モデルRG405Mにはなかった未来的な機能が、いつものゲーム体験をどのように豊かにしてくれるのか、その驚きと感動をお伝えします。

言語の壁を破壊する「リアルタイム翻訳」

RG 477Mに搭載されたAI機能の中で、私が最も衝撃を受け、そして感動したのが「リアルタイム翻訳」機能です。これまで言語の壁でプレイを諦めていた、海外版のレトロなRPGを試しに起動してみました。案の定、表示されるテキストは全く読めませんでしたが、ファンクションキーを短く押すと、画面上のテキストが瞬時に翻訳されたのです。この機能のおかげで、今までストーリーが分からず進められなかったゲームの物語を、ようやく理解しながらプレイすることができました。これは、海外の膨大なゲームライブラリへの扉を開いてくれる、まさに画期的な機能です。

攻略の新たな一手、「ワンクリックゲームガイド」

もう一つ、ゲームプレイを直接サポートしてくれるのが「ワンクリックでのゲームガイド検索」機能です。古いアクションゲームで行き詰まってしまった際に、AIアシスタントに「このゲームの遊び方は?」と尋ねると、基本的な操作方法やヒントを提示してくれました。スマートフォンで攻略サイトを検索する手間が省け、ゲームの流れを止めずにヒントを得られるのは非常に便利だと感じました。完全な攻略情報ではありませんが、初めてプレイするゲームの導入としては非常に役立つ機能です。

ANBERNIC RG 477MのAI機能。ワンクリックゲームガイド

ゲームの枠を超える多彩なAIツール

RG 477MのAIは、ゲームのサポートだけに留まりません。「テキストから画像を生成」する機能を使えば、思い描いたイメージを言葉で入力するだけで、AIがユニークなアートを生成してくれます。また、古い写真を補正する「画像処理」機能や、英語の文法問題を解くといった「学習・教育」コンテンツも利用可能です。正直なところ、純粋にレトロゲームを遊ぶことだけが目的であれば、これらの機能を毎日使うことはないかもしれません。しかし、これらの機能はRG 477Mを単なるゲーム機ではなく、「多機能なインテリジェントデバイス」へと昇華させており、今後のアップデートでさらに進化していく可能性に大きな期待を抱かせてくれます。

ANBERNIC RG 477Mの主なAI機能の仕様

  • ゲームサポート: ワンクリックでのゲームガイド検索、リアルタイム翻訳
  • 対話機能: AIアシスタント(AnbernicAI)とのインテリジェント対話
  • クリエイティブ機能: テキストからの画像生成、画像処理(写真補正など)
  • その他:学習・教育コンテンツ、AI機能を集約した「AIスクエア」

没入感を深める高忠実度デュアルスピーカー

オーディオ性能も着実に進化しています。本体下部に搭載された高忠実度デュアルスピーカーは、クリアで広がりのあるサウンドを提供してくれます。RG405Mのスピーカーも悪くはありませんでしたが、音量が少し物足りないと感じることがありました。RG 477Mではその点が改善され、迫力のあるゲームサウンドを楽しむことができます。私個人としては、携帯機のスピーカーとして十分に満足できるクオリティだと感じました。特に、ステレオサウンドを活かしたゲームでは、左右から聞こえる効果音が臨場感を高めてくれました。

ワイヤレスオーディオの遅延問題を克服

私がRG405Mで感じていた数少ない不満点の一つが、Bluetooth接続時の音声遅延でした。しかし、RG 477Mでは最新規格のBluetooth 5.3に対応したことで、この問題は完全に解消されています。実際にワイヤレスイヤホンを接続して音楽ゲームをプレイしてみましたが、音の遅延は全く感じられず、ストレスなく快適に遊ぶことができました。ケーブルを気にすることなく、高音質で没入感のあるサウンドを体験できるこの進化は、携帯ゲーム機としての快適性を大きく向上させる、非常に重要な改善点です。

ANBERNIC RG 477Mのオーディオ性能仕様

  • スピーカー: 高忠実度デュアルステレオスピーカー
  • イヤホンジャック: 3.5mmステレオイヤホン対応
  • Bluetooth: Bluetooth 5.3

まとめ:AI機能とオーディオ性能

  • 革新性:RG405Mにはなかった独自のAI機能を新たに搭載し、携帯ゲーム機の新たな可能性を提示
  • 実用性:特に「リアルタイム翻訳」機能は、これまで言語の壁で遊べなかった海外ゲームへの扉を開く画期的な機能
  • ゲーム支援:「ワンクリックゲームガイド」により、ゲームプレイを中断することなくヒントを得ることが可能
  • 多機能性:画像生成や写真補正など、ゲーム以外の用途にも使える多彩なAIツールを搭載し、デバイスの価値を向上
  • スピーカー:高忠実度デュアルスピーカーを搭載し、RG405Mより迫力のあるクリアなサウンドを実現
  • ワイヤレスオーディオ:最新のBluetooth 5.3に対応することで、RG405Mの課題だった音声遅延を完全に解消し、快適なワイヤレス体験を提供
  • 全体評価:先進的なAIと進化したオーディオにより、単なるエミュレーターの枠を超えた多機能エンターテインメントデバイスへと進化

ソフトウェアと使い方:ANBERNIC RG 477M の設定と強力なエミュレーター性能

ANBERNIC RG 477MのAndroid画面。

ここでは、RG 477MのOS(Android 14)の使い勝手、初期設定、ランチャーの操作感、そして強力なエミュレーター性能についてレビューしていきます。

最新Android 14と初期設定のポイント

RG 477Mには最新のAndroid 14が搭載されており、将来的なアプリの互換性やセキュリティ面での安心感がまずあります。Google Playストアにも対応しているため、『原神』や『ゼンレスゾーンゼロ』といった最新のAndroidゲームも自由にインストールして楽しむことが可能です。

ただし、初回起動時には注意が必要です。セットアップウィザードが走り、基本的なアプリは自動でインストールされますが、そこはAndroid機。エミュレーターがゲームROMを読み込むためのディレクトリ(フォルダ)指定や、アプリごとの権限許可など、ある程度自分で設定を行う必要があります。

用途で選べるランチャーと便利な設定機能

ANBERNIC RG 477Mのランチャー画面。

RG 477Mは、標準のAndroidホーム画面に加え、ANBERNIC独自のランチャー「RGLauncher」を搭載しています。本体の専用ボタンを長押しするだけで、ゲームライブラリが並ぶ専用インターフェースに切り替わり、難しい設定なしにすぐにゲームを始められる手軽さが魅力です。このRGLauncherは非常に安定していると感じました。

もちろん、Androidの自由度も健在で、「Daijisho」など好みのフロントエンドアプリを導入し、それをメインのランチャーとして設定することも可能です。また、画面上部からスワイプして出すクイック設定パネルも便利で、パフォーマンスモードや冷却ファンの設定が手軽に行えます。特に「Keymapp」機能を使えば、『原神』のようなコントローラー非対応ゲームのタッチ操作を物理ボタンに割り当てる設定もでき、非常に重宝しました。

プリインストールされたエミュレーターとソフトウェアの注意点

本機はAndroidゲームに加え、30種類以上のエミュレーターに対応しており、購入後すぐに幅広いゲームを遊ぶことができます。ANBERNIC史上最高スペックと評される通り、PlayStation 2やセガサターンといった、これまで動作が重めとされてきたプラットフォームにも対応可能なパワーを持っています。

しかし、初期状態のソフトウェアには少し注意が必要です。私が試した機体では、プリインストールされていたエミュレーターの一部が古いバージョンだったり、RetroArchが中国語版だったため、自分で最新版を再インストールする必要がありました。

一般的にSnapdragon搭載機の方がエミュレーターとの相性が良いと言われることもありますが、RG 477Mの圧倒的なパワーのおかげで、多くのゲームは複雑な設定なしでフルスピードで動作しました。ただし、Nintendo Switchのような新しい世代のゲーム機のエミュレーションは、チップセットは強力でもドライバの互換性が限られているため、現時点では実用的ではありません。

FOTAとカスタムファームウェア(CFW)の将来性

ソフトウェア面で最も安心感があるのが、「FOTA(Firmware Over-The-Air)」によるワイヤレスでのファームウェア・アップデートへの対応です。これにより、PCに接続する手間なく、Wi-Fi経由でバグ修正や機能改善を自動で受け取ることができます。

以前の機種ではアップデートの際に公式サイトで配布されているファームウェア(CFW)を探し、PCを使って手動で適用する必要があるなど面倒な作業がありましたが、RG 477Mではその手間がなくなり、非常にラクになりました。

ファームウェアについて – anbernic

なお、以前のRG405Mなどでは、性能を最大限に引き出すために「GammaOS」のようなカスタムファームウェア(CFW)の導入を検討することもありました。しかし、RG 477Mは標準OSの完成度とハードウェアのパワーが非常に高いため、CFWに頼らずとも大半のゲームがフルスピードで動作します。この「吊るし」の状態での完成度の高さは、大きな魅力だと感じました。

まとめ:OSと使い方

  • OS:最新のAndroid 14を搭載し、Google Playストアにも対応。
  • ランチャー:手軽な「RGLauncher」と、カスタマイズ可能なAndroidホームを用途に応じて使い分けできる。
  • 設定:キーマッピング機能により、タッチ操作のみのAndroidゲームも物理ボタンで快適にプレイ可能。
  • エミュレーター:PS2やセガサターンも動作するパワーがあるが、一部のエミュレーターは設定変更や再インストールを推奨。
  • ファームウェア・アップデート:FOTA対応で、PC不要で本体ソフトウェアを最新の状態に保てる安心感がある。
  • カスタムファームウェア(CFW):標準OSの完成度が高く、CFW導入の手間をかけなくても高いパフォーマンスを発揮する。
  • 全体評価:設定の自由度と標準状態での完成度を両立させており、FOTA対応による将来性も安心できる。

ANBERNIC RG 477M と ANBERNIC RG405Mの違い

ANBERNIC RG 477M 2台。シルバーブレードとチョコレートブロンズ

ここでは、ANBERNICの高性能モデル「RG 477M」と、その前世代機にあたる「RG405M」の主要な違いをスペックシートに基づいて詳しく比較し、解説します。

プロセッサー (CPU & GPU)

  • ANBERNIC RG 477M: MediaTek Dimensity 8300 (4nm), Mali-G615 MC6
  • ANBERNIC RG405M: Unisoc Tiger T618 (12nm), Mali G52
  • 違い: RG 477Mに搭載されたDimensity 8300は、RG405MのT618と比較して製造プロセスが微細化され、AnTuTuベンチマークスコアで4倍以上の差をつけるなど、性能が飛躍的に向上しています。これにより、高負荷なゲームも快適に動作します。

メモリ (RAM) & ストレージ

  • ANBERNIC RG 477M: 12GB LPDDR5, 256GB UFS
  • ANBERNIC RG405M: 4GB LPDDR4X, 128GB eMMC
  • 違い: RG 477MはRAM容量が3倍であるだけでなく、より高速なLPDDR5メモリとUFSストレージ規格を採用しており、アプリの起動やデータ転送速度でRG405Mを大きく上回ります。

ディスプレイ

  • ANBERNIC RG 477M: 4.7インチ LTPS (1280×960), 最大120Hz
  • ANBERNIC RG405M: 4.0インチ IPS (640×480), 標準60Hz
  • 違い: RG 477Mの画面は、より大きく、解像度は4倍、リフレッシュレートは2倍です。これにより、より滑らかで高精細な映像体験が可能になります。

OS & ファームウェアアップデート

  • ANBERNIC RG 477M: Android 14, FOTAワイヤレスアップデート対応
  • ANBERNIC RG405M: Android 12, メジャーOSアップデート予定なし
  • 違い: RG 477Mはより新しいOSを搭載し、公式のワイヤレスアップデート(FOTA)に対応しているため、将来的なセキュリティや機能面での安心感が大きく異なります。

冷却システム

  • ANBERNIC RG 477M: 高速ファン + ヒートパイプによるアクティブ冷却
  • ANBERNIC RG405M: ファンレス(パッシブ冷却)
  • 違い: 強力なプロセッサの性能を安定して維持するため、RG 477Mにはアクティブ冷却システムが搭載されています。これは高負荷時に熱で性能が低下するのを防ぐための重要な機能で、RG405Mにはありません。

AI機能

  • ANBERNIC RG 477M: リアルタイム翻訳、ゲームガイドなど多数のAI機能を搭載
  • ANBERNIC RG405M: AI機能なし
  • 違い: RG 477Mは、ゲーム体験を拡張する独自のAI機能を導入している点が大きな特徴です。RG405Mにはこれらの機能は搭載されていません。

接続性とその他機能

  • ANBERNIC RG 477M: Wi-Fi 6E, Bluetooth 5.3, 27W急速充電, RGBライティング
  • ANBERNIC RG405M: Wi-Fi 5, Bluetooth 5.0, 標準充電, RGBライティングなし
  • 違い: RG 477Mは通信規格がより新しく高速であるほか、充電時間の短い急速充電や、視覚的にも楽しめるRGBライティングなど、利便性と付加価値を高める機能が追加されています。

サイズと重量

  • ANBERNIC RG 477M: 17.6cm x 8.94cm x 1.6cm, 354g
  • ANBERNIC RG405M: 16.3cm x 7.6cm x 1.59cm, 260g
  • 違い: 高性能化に伴い、RG 477MはRG405Mよりも一回り大きく、90g以上重くなっています。携帯性においてはRG405Mが優れています。

カラー

  • ANBERNIC RG 477M: シルバーブレード、チョコレートブロンズ
  • ANBERNIC RG405M: ブラック、グレー
  • 違い: 提供されているカラーバリエーションが異なり、RG 477Mはよりメタリックな質感を強調した色合いが特徴です。

まとめ

ANBERNIC RG 477Mは、RG405Mと比較して、あらゆる面で大幅なアップグレードが施された、正統後継機かつフラッグシップモデルです。プロセッサーの性能は世代が違うと言えるほど飛躍的に向上し、ディスプレイはより大きく高精細・高リフレッシュレートになりました。

メモリやストレージ、通信規格も最新のものに更新され、さらにアクティブ冷却やAI機能といった、RG405Mにはなかった新機能が多数追加されています。これらの進化は、価格帯や本体サイズにも反映されており、RG 477Mはより高い性能と体験を求めるユーザー向けのプレミアムな一台として位置づけられています。

ANBERNIC RG 477Mのメリット・デメリット

ANBERNIC RG 477Mを操作している。

ANBERNIC RG 477Mは、高性能な仕様と高級感のあるデザインで注目を集める携帯ゲーム機です。しかし、その魅力の裏にはいくつかの注意点も存在します。ここでは、ANBERNIC RG405MやRetroid Pocket 5といった他の人気モデルと比較しながら、本機のメリットとデメリットを詳しく解説していきます。

メリット(長所、利点)

メリット1:PS2も快適に遊べる圧倒的なパフォーマンス

最大の魅力は、動作の要となるMediaTek Dimensity 8300です。これにより、ANBERNIC RG405MやRG406Hが搭載するUnisoc製チップでは動作が厳しかったPlayStation 2のゲームも、高解像度設定で快適にプレイ可能です。Retroid Pocket 5のSnapdragon 865と比較しても遜色ない、トップクラスの性能を誇ります。

メリット2:レトロゲームに最適化された高品質ディスプレイ

4.7インチ、1280×960という解像度は、4:3のレトロゲームを表示するのに完璧です。さらに最大120Hzの高リフレッシュレートに対応しており、ANBERNIC RG405Mの60Hz画面とは比較にならないほど滑らかな映像体験を提供します。Retroid Pocket 5の有機ELとは方向性が異なりますが、レトロゲームへの没入感では本機が優位です。

メリット3:所有欲を満たすCNCアルミ合金ボディ

CNC加工で精密に削り出されたアルミニウム合金の筐体は、他の多くの携帯機とは一線を画す高級感を放っています。ANBERNIC RG405Mも金属製でしたが、RG 477Mはさらにずっしりとした重みがあり、手にすることで得られる満足感は格別です。プラスチック筐体のモデルにはない、堅牢性とプレミアムな質感が魅力です。

メリット4:最新規格に対応した高い接続性と利便性

Wi-Fi 6EやBluetooth 5.3といった最新の通信規格に対応している点も見逃せません。これにより、ゲームのダウンロードやストリーミングプレイがより高速かつ安定します。また、27Wの急速充電に対応しているため、ANBERNIC RG406H(10W充電)などと比較して、充電時間を大幅に短縮できるのも大きな利点です。

メリット5:ゲーム体験を拡張する独自のAI機能

RG 477Mは、他の携帯ゲーム機には見られないユニークなAI機能を搭載しています。特に、ゲーム内のテキストをリアルタイムで翻訳してくれる機能は、これまで言語の壁で遊べなかった海外のゲームを楽しむことを可能にする画期的なものです。この先進的な機能は、本機を単なるエミュレーター以上の存在にしています。

メリット6:便利なキーマッピング機能

タッチ操作しか受け付けないAndroidゲームでも、物理ボタンで快適に遊べるようにする「Keymapp」機能が搭載されています。画面上のボタンをコントローラーの各ボタンに割り当てることで、アクションゲームやRPGなど、より複雑な操作が求められるゲームのプレイ体験が格段に向上します。

デメリット(短所、欠点)

デメリット1:性能相応の価格設定

高性能なDimensity 8300を搭載していることもあり、価格はANBERNIC RG405MやRG406Hといったモデルよりも高価です。同価格帯には、よりドライバの互換性が高いSnapdragonプロセッサを搭載したAYN Odin 2のような強力なライバルも存在するため、コストパフォーマンスを重視するユーザーにとっては悩ましい選択肢となるでしょう。

デメリット2:操作音が大きいショルダーボタン

十字キーやABXYボタンの操作感は最高レベルですが、L/Rのショルダーボタンはカチカチという非常に大きな操作音がします。レビューでも「異常にうるさい」と指摘されるほどで、静かな場所や家族がいる環境でプレイする際には、ヘッドホンの使用が必須になるかもしれません。この点は明確な弱点と言えます。

デメリット3:ソフトウェアの不安定さ

搭載されているプロセッサは非常に強力ですが、GPUドライバの互換性が限られており、一部のゲームやエミュレーターで不安定な挙動を示すことがあります。また、プリインストールされているエミュレーターが古いバージョンである可能性も指摘されており、最高のパフォーマンスを引き出すにはユーザー自身によるソフトウェアの更新や設定が必要になります。

デメリット4:携帯性を損なう重量

高級感に貢献している金属ボディですが、本体重量は約354gと、ANBERNIC RG405M(約260g)やRetroid Pocket 5(約280g)と比較してかなり重くなっています。ポケットに入れて気軽に持ち運ぶというよりは、バッグに入れてじっくり遊ぶスタイルに向いており、携帯性を最優先するユーザーには不向きかもしれません。

ANBERNIC RG 477Mのスペック(仕様)

  • ディスプレイ: 4.7インチ LTPSインセルディスプレイ、解像度1280×960、リフレッシュレート120Hz
  • CPU: Dimensity 8300 (1A715@3.35GHz + 3A715@3.20GHz + 4*A510@2.2GHz)
  • GPU: Mali-G615 MC6
  • RAM: 12GB LPDDR5
  • ROM: 256GB UFS
  • 外部ストレージ: TFカードをサポート、最大2TBまで拡張可能
  • バッテリー: 5300mAhポリマーリチウムバッテリー、バッテリー寿命7時間
  • 充電: 5V/9V—27Wの急速充電に対応
  • ワイヤレス通信: Wi-Fi 6E, Bluetooth 5.3
  • ストリーミング: ワイヤレススクリーンプロジェクション、ストリーミングに対応
  • インターフェース: USB Type-C、TFカードスロット、3.5mmステレオイヤホンジャック
  • センサー: 6軸ジャイロスコープセンサー
  • 映像出力: USB Type-C経由で1080pのディスプレイポート出力をサポート
  • スピーカー: 高忠実度デュアルスピーカー
  • 操作: 大角度3Dホールジョイスティック、D-Pad、各種ゲームキー
  • 振動効果: 振動モーターを搭載
  • 機能: AI機能(ゲームガイド、翻訳等)、RGBジョイスティックライト
  • エミュレーター(シュミレーター): Androidゲーム及びその他30種類以上のシミュレーターをサポート
  • 冷却: 高速ファン+ヒートパイプによるアクティブ冷却
  • 筐体: アルミニウム合金CNC加工
  • OS: Android 14
  • サイズ: 長さ17.6cm x 幅8.94cm x 高さ1.6cm
  • 重量: 0.354kg
  • カラー: チョコレートブロンズ、シルバーブレード
  • 付属品: Type-C充電ケーブル、スクリーンプロテクター、ユーザーマニュアル、シリコン保護ケース

ANBERNIC RG 477Mの評価

ANBERNIC RG 477Mでシューティングゲームをプレイ

7つの基準で「ANBERNIC RG 477M」を5段階で評価してみました。

項目別評価

画面の見やすさ:★★★★★
120Hzの高リフレッシュレートと高解像度が、レトロゲームを驚くほど鮮明かつ滑らかに表示するため。

パフォーマンス:★★★★★
Dimensity 8300の圧倒的なパワーにより、これまで携帯機では困難だったPS2やWiiのエミュレーションを高画質で快適に動作させるため。

操作性: ★★★★☆
十字キーやABXYボタンは最高品質だが、ショルダーボタンの操作音が非常に大きく、静かな環境でのプレイを妨げるため。

機能性:★★★★★
リアルタイム翻訳などの独自のAI機能に加え、Wi-Fi 6Eや27W急速充電など、最新規格に対応した便利な機能を満載しているため。

デザイン:★★★★☆
CNC加工されたアルミニウム合金の筐体は非常に高級感があるが、重量があり、一部デザインに改善の余地が残るため。

使いやすさ:★★★★☆
FOTAアップデートや初心者向けのランチャーにより扱いやすいが、最高性能を引き出すにはある程度の設定や知識が必要になるため。

価格:★★★☆☆
性能は非常に高いが、価格も相応に高く、同価格帯にはより強力な競合製品も存在するため。

総評:★★★★☆

圧倒的な性能と最高のディスプレイ

ANBERNIC RG 477Mは、携帯レトロゲーム機の一つの到達点と言えるデバイスです。最大の魅力は、動作の要であるMediaTek Dimensity 8300の圧倒的なパフォーマンスにあります。これにより、前モデルのRG405Mでは妥協が必要だったPlayStation 2やWiiといったプラットフォームのエミュレーションが、高解像度設定でも極めて快適に動作します。このパワーを最大限に活かすのが、4.7インチ・120Hz対応の高精細ディスプレイです。レトロゲームに最適化された4:3のアスペクト比と相まって、過去の名作たちをこれ以上ないほど美しく、そして滑らかに蘇らせてくれます。

プレミアムな所有感と未来への投資

CNC加工されたアルミニウム合金製のボディは、手に取るとずっしりとした重みがあり、安価な携帯機とは一線を画す高級感と所有欲を満たしてくれます。Wi-Fi 6E、27W急速充電、そして手間いらずのFOTAワイヤレスアップデート(自動ファームウェアのアップデート)といった最新規格への対応は、日々の使い勝手を大きく向上させています。さらに、リアルタイム翻訳などのユニークなAI機能の搭載は、本機が単なるエミュレーターではなく、未来を見据えた多機能デバイスであることを示しており、長期的に愛用できるという安心感を与えてくれます。

価格といくつかの妥協点

一方で、この高性能と高品質には相応の価格が伴います。同価格帯には、よりドライバの互換性に優れるSnapdragon搭載の競合製品も存在するため、コストパフォーマンスを最優先するユーザーにとっては悩ましい選択となるでしょう。また、十字キーやアナログスティックの操作感最高レベルである一方、非常に大きな音を立てるショルダーボタンは、静かな環境で遊びたいユーザーにとっては明確な欠点です。予算を重視する方や、非常に大きなショルダーボタンの操作音が気になる方には、他の選択肢を検討する余地があるかもしれません。

では、どんな人に最適か?

本機は、「価格よりも品質を重視し、最高の環境でレトロゲームを楽しみたいと考える、こだわり派のユーザー」に最適です。PlayStation 2やWiiまでの据え置き機の名作を、美しく滑らかな120Hzの画面で遊びたいという強い願望があり、ずっしりとした金属筐体の高級感を好む方であれば、RG 477Mは最高の満足感を提供してくれるでしょう。急速充電や安定したWi-Fiといった現代的な利便性を享受しつつ、時にはAI翻訳のようなユニークな機能も試してみたいという方にもおすすめです。

ANBERNIC RG477M Dimensity 8300 ハンドヘルドゲーム機 Android14システム 4.7インチタッチ WiFi/Bluetooth機能 ホールジョイスティック RGBライト 5300mAh 12+256GB

ANBERNIC RG 477Mの価格・購入先

ANBERNIC RG 477M 本体 正面 外観

※価格は2025年12月22日に調査したものです。価格は変動します。

ANBERNIC日本公式サイト

12GBメモリ + 256GBストレージモデルで43,699円で販売されています。

ANBERNIC日本公式サイトで「ANBERNIC RG 477M」をチェックする

ECサイト(Amazon, AliExpressなど)

  • Amazonで44,888円(税込・12GB+256GB)、
  • AliExpressで41,086円(ROMなし)、
  • 米国 Amazon.comで$277.99、

で販売されています。

Amazonで「ANBERNIC RG 477M」をチェックする

楽天市場で「ANBERNIC」をチェックする

ヤフーショッピングで「ANBERNIC」をチェックする

AliExpressで「ANBERNIC RG 477M」をチェックする

米国 Amazon.comで「ANBERNIC RG 477M」をチェックする

※AliExpressでの購入方法・支払い方法はこちらのページで紹介しています。
AliExpressで激安ガジェットをお得に購入する方法を徹底 解説

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おすすめのライバル機種と価格を比較

ANBERNIC RG 477M」と似た性能をもつゲーム機も販売されています。価格の比較もできるので、ぜひ参考にしてみてください。

ANBERNIC RG DS

ANBERNICから発売された4インチのAndroid携帯ゲーム機です(2025年12月 発売)。

Android 14(※Google Playに非対応)、Rockchip RK3568、3GB LPDDR4、解像度640 x 480 pxの2画面IPS液晶、4000 mAhバッテリー、microSDカードスロットを搭載しています。

また、20種類以上のエミュレーター、AI機能(「ワンプッシュゲーム認識ガイド」、「デュアルスクリーンリアルタイム翻訳」、「スマートダイアログ」など)、RGボタン(画面の切り替え)、キーマッピング機能、タッチパネル(タッチ操作・タッチペン対応)に対応。

最大2TBまでのTFカード拡張、ストリーミング(クラウドゲーミング)、Wi-Fi、2つのアナログスティック、デュアルスピーカー(前面放射型・ステレオ)、RGランチャー、吸出しゲームROMの追加、Type-Cポート(OTG)、Bluetoothにも対応しています。

価格は、Amazonで16,888円(税込)、AliExpressで15,338円(ゲームROM付き128GBは17,594円、256GBは19,850円)、米国 Amazon.comで$129.99、です。

関連記事:ANBERNIC RG DS徹底レビュー!3DS風2画面で変わるゲーム体験は?

Amazonで「ANBERNIC RG DS」をチェックする

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ANBERNIC RG 476H

ANBERNICから発売された4.7インチのAndroid 13携帯ゲーム機です(2025年9月 発売)。

Android 13、Unisoc T820 (6nm オクタコア)、8GB LPDDR4X メモリ、128GB UFS2.2 ストレージ、解像度 1280×960のLTPS インセルディスプレイ(4:3)、5000mAh ポリマーリチウムバッテリー、micro SDカードスロットを搭載しています。

また、デュアルスクリーン(2画面)表示(NDS・3DS対応)、USB Type-Cによる1080p DisplayPort出力、30種類以上のエミュレーター(Androidゲーム対応)、リフレッシュレート最大120Hz、AI機能「Anbernic AI」(リアルタイム翻訳、ゲーム攻略アシスタント、画像生成など)、大角度3Dホールジョイスティック、ホールトリガー、キーマッピング機能を搭載。

ストリーミング、ワイヤレス画面投影、オンラインマルチプレイヤー、六軸ジャイロセンサー、高音質ステレオスピーカー、振動モーター、高速ファン+ヒートパイプによるアクティブ冷却、USB Type-Cポート、3.5mmステレオイヤホンジャック、2.4/5G WIFI、Bluetooth 5.0にも対応しています。

価格は、Amazonで29,457円(税込)、AliExpressで25,466円、米国 Amazon.comで$189.99、です。

関連記事:ANBERNIC RG 476Hレビュー!フルスクリーンでDSも快適になる?

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ANBERNIC RG557

ANBERNICから発売された5.48インチのAndroid携帯ゲーム機です(2025年4月26日 発売)。

Android 14、MediaTek Dimensity 8300プロセッサー、12GB LPDDR5X RAM、解像度1920*1080のAMOLED液晶、5500mAhバッテリー、TFカードスロット(最大2TB)を搭載しています。

また、DisplayPort映像出力、高解像度静電容量式ジョイスティック(RGBライティング付)、27W急速充電、アクティブ冷却(高速ファン+ヒートパイプ採用)、ホールトリガー、6軸ジャイロ、振動モーター、

ストリーミング(Moonlightなど)、ワイヤレス画面投影、デュアルスピーカー、USB Type-C (OTG)、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3に対応しています。

価格は、Amazonで40,999円(税込)、AliExpressで39,827円(ROMなし)、米国 Amazon.comで$289.99、です。

関連記事:ANBERNIC RG557徹底レビュー!PS2/GCエミュ性能とRG556比較

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ANBERNIC RG Slide

ANBERNICから発売されたスライド式のAndroid携帯ゲーム機です(2025年6月20日 発売)。

Android 13、Unisoc T820、8GB LPDDR4Xメモリ、4.7インチで解像度1280 x 960 pxのLTPS液晶、128GB UFS2.2ストレージ、5000 mAhバッテリー、microSDカードスロットを搭載しています。

また、AI機能(ゲーム戦略アシスタント、リアルタイム翻訳など)、30種類以上のエミュレーター、最大120Hzの高リフレッシュレート、DisplayPort映像出力、ゲームパッド接続、ゲームストリーミング、静電容量式ジョイスティック、トリガーボタン、Hi-Fi ステレオスピーカー、冷却システム、ゲームの追加、セーブ機能、Type-Cポート、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.0に対応しています。

価格は、Amazonで31,699円、AliExpressで24,301円、米国 Amazon.comで$174.99、です。

関連記事:ANBERNIC RG Slide徹底レビュー!PSP Goより優秀な性能?

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AYANEO Pocket ACE

AYANEOから発売される4.5インチのポータブルゲーミングPCです(2025年6月下旬に発売)。

Android 13 OS、Qualcomm Snapdragon G3x Gen 2 Gaming Platform、LPDDR5X 8533Mbpsメモリ(8GB/12GB/16GB)、4.5インチIPSディスプレイ(解像度1620×1080・3:2)、UFS 4.0ストレージ(128GB版のみUFS 3.1、128GB/256GB/512GB/1TB)、6000mAhバッテリー、microSDカードスロット(最大100MB/s)、スピーカー(本体下部からダイレクトに出力)、Surge Linear Motor(CSA 0916B)振動モーター、6軸ジャイロスコープ、ホームボタン(エミュレータショートカット機能、Xboxストリーミングメニュー呼び出し)、を搭載しています。

また、デバイス偽装機能、冷却システム、、キーマッピング機能、カスタムパフォーマンスモード、、中型ホールセンサージョイスティック(ドリフトなし、デッドゾーンなし)、リニアホールトリガー、SoundTAPMagicサウンドバイブレーション機能、ストリーミングモード(低遅延化・Xboxストリーミング時のメニュー呼び出しボタン搭載)、DP 1.4映像出力(Type-Cポート経由)、40W PD急速充電に対応。

マスターコントローラー、Turboキー(パフォーマンスモード切替)、カスタマイズ可能なボタン(SE/ST、Home/Turbo、LC/RCキー)、AYASpaceシステム、AYAHomeランチャー、フル機能 USB 3.2 Gen 2 Type-C (10Gbps) x1、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.3にも対応しています。

価格は、Amazonで89,999円(税込)、楽天市場で99,980円(税込・送料無料)、ヤフーショッピングで77,980円(中古)です。

関連記事:AYANEO Pocket ACE徹底レビュー!機能・評価・PocketS比較

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Retroid Pocket 5

Retroid Pocketから発売された5.5インチの携帯ゲーム機です(2024年9月10日 発売)。

Android 13、Qualcomm Snapdragon 865、8GB LPDDR4x メモリ、フルHDのOLED(有機EL)液晶、128GB UFS 3.1ストレージ、5000 mAhバッテリー、TFカードスロット、3.5mmイヤホンジャックを搭載しています。

また、27W急速充電、DP映像出力、3Dホールスティック、アナログジョイスティックR2/L2、ストレージの拡張、USB Type-C (OTG)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1に対応しています。

価格は、Amazonで59,800円(税込)、AliExpressで42,069円、米国 Amazon.comで$249.00です。

関連記事:「Retroid Pocket 5」とPocket 4 /4Proの違いを解説

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ANBERNIC RG406H

ANBERNICから発売された4インチのヨコ型 携帯ゲーム機です(2024年11月19日に発売)。

Android 13、Unisoc T820、8GB LPDDR4X、IPS液晶(4:3)・128G UFS2.2 ストレージ、5000 mAh バッテリー、TFカードスロット、3.5mmイヤホンジャック、ファンクションキーを搭載しています。

また、RGBライト、ホールジョイスティック、ホールトリガー、エミュレーター(29種類以上)、Hi-Fi ステレオスピーカー、6軸ジャイロセンサー、

冷却システム、振動モーター、ストリーミング プレイ、最大2TBまでのストレージ拡張、Google Playストア、レトロアーチ(RetroArch)、USB Type-C (OTG)、Wi-Fi 5 、Bluetooth 5.0に対応しています。

価格は、Amazonで28,999円(税込)、AliExpressで32,448円、米国 Amazon.comで$199.99、です。

関連記事:ANBERNIC RG406Hレビュー!Retroid Pocket 5より魅力的?

Amazonで「ANBERNIC RG406H」をチェックする

他のANBERNIC携帯ゲーム機と比較

他人もANBERNIC携帯ゲーム機が販売されています。2025、2024年モデルもあるので、ぜひ比較してみてください。

ANBERNICの携帯ゲーム機が超絶進化で大人気! 最新機種 まとめ 

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GMKtec EVO-T1 徹底レビュー!EVO-X2との性能差、欠点を評価

GMKtec EVO-T1 本体 前面 上部
2025年7月18日に発売された「GMKtec EVO-T1」は、Intelの最新CPU「Core Ultra 9 285H」を搭載し、その圧倒的なパフォーマンスと、ミニPCの常識を覆す拡張性で注目を集める一台です。

このレビュー記事では、兄弟機であり最大のライバルでもある「GMKtec EVO-X2」と徹底比較し、EVO-T1の持つ真の実力をあらゆる角度から検証しました。

先に結論からお伝えしましょう

GMKtec EVO-T1 の長所 (Pros):

  • Core Ultra 9 285Hによる卓越したCPU性能
  • 3基のM.2スロットとOculinkポートがもたらす比類なき拡張性
  • ユーザー自身でメモリを交換・増設できる柔軟性
  • デュアル2.5G LANによる高度なネットワーク環境
  • 高性能ながら優れた電力効率

GMKtec EVO-T1 の短所 (Cons):

  • パフォーマンスモードの切り替えがBIOS経由で非常に不便
  • Wi-Fi 6に留まる、世代遅れのワイヤレス規格
  • クリエイターには不便なSDカードリーダーの非搭載
  • PC初心者には複雑すぎるBIOS設定

総合評価:

GMKtec EVO-T1は、その性能を自らの手で最大限に引き出すことを厭わないパワーユーザーやクリエイターにとって、最高の相棒となり得るミニPCです。特に、圧倒的な拡張性とカスタマイズ性は、長期的にPCを使いこなしたいユーザーにとって、何物にも代えがたい価値を提供します。

この記事で分かること

  1. 高級感あふれるデザインと、EVO-X2とのサイズ・重量比較
  2. 本機最大の武器である「Oculinkポート」や「デュアルLAN」といった接続性の詳細
  3. Intel Core Ultra 9 285HのCPU性能と、最大99 TOPSを誇るAI処理能力
  4. Cinebenchなどのベンチマークスコアと、ライバルCPUとの客観的な性能差
  5. 『Apex Legends』や『原神』といった人気PCゲームが、どのくらい快適に動作するかの実測フレームレート
  6. 「サイレント」から「パフォーマンス」まで、3つの動作モードがもたらす冷却性能と静音性の変化
  7. パワーユーザー向けBIOSの長所と、日常的な使い勝手における短所
  8. 他の最新ミニPCと比較した場合の、EVO-T1ならではのメリット・デメリット
  9. 専門家による項目別の5段階評価と、詳細な総評
  10. 2025年8月時点での最新の価格と、お得な購入先

この記事を最後まで読むことで、GMKtec EVO-T1が本当に最適な一台なのか、購入するべきかどうかが、はっきりと分かるはずです。購入を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。

この製品の購入はこちら→ Amazon リンクAliExpress リンク

公式ページ:インテル Core Ultra 9 285H–EVO-T1 AI ミニ PC

デザイン:GMKtec EVO-T1の質感と設置性、EVO-X2との比較

GMKtec EVO-T1 本体が机の上に置かれている。

ここでは、GMKtec EVO-T1のデザインについて、その外観や質感、付属品、そして兄弟機であるEVO-X2との違いに焦点を当ててレビューしていきます。

第一印象と筐体デザイン

箱から取り出して最初に感じたのは、ミニPCとは思えないほどの高級感でした。本体はシルバーグレーを基調としていますが、目を引くのは筐体をコの字型に覆うゴールド色の金属製シュラウドです。この部分はサンドブラスト加工が施されており、シルク仕上げのブラックのメイン筐体と相まって、デスク上で確かな存在感を放ちます 。多くのミニPCがプラスチック筐体でコストを抑える中、この金属とプラスチックを組み合わせた堅牢な作りは、所有する喜びを感じさせてくれます。

一方で、比較対象の「EVO-X2」も頑丈なアルミケースを採用しておりビルドクオリティは高いものの、シルバーとブラックのツートンカラーで、より実用的な印象を受けます。EVO-T1の持つ、装飾的で豪華な雰囲気は独特の魅力と言えるでしょう。

サイズ感と設置の自由度

GMKtec EVO-T1 2台が縦向きで並んでいる。

本体サイズは154×151×73.6mmで、一般的な10cm四方のミニPCと比べると一回り大きいサイズ感です。実際に、いつもはモニター台の下に収めているミニPCの定位置には入りませんでした。しかし、その重量は約910gと非常に軽量で、デスクトップPCとして見れば驚くほどコンパクトです。このサイズ感が、性能と省スペース性の絶妙なバランスを物語っています。

注目すべきは、約1.5kg以上あるEVO-X2と比較した際の軽快さです。EVO-T1の方が明らかに小型・軽量であり、部屋から部屋へ持ち運んで作業する際も全く苦になりません。さらに、EVO-T1には縦置き用のスタンドとVESAマウントが付属しており、平置き、縦置き、モニター背面への設置と、デスク環境に合わせて柔軟に配置を変えられます。これは、冷却のために縦置きが推奨されるEVO-X2と比べて、大きなアドバンテージだと感じました 。

サイズ・重量の違い

  • GMKtec EVO-T1:(サイズ) 154mm x 151mm x 73.6mm、重量 910g
  • GMKtec EVO-X2:(サイズ) 193mm x 185.8mm x 77mm、重量 約1.5kg〜1.7kg

ゲーミングPCを思わせるLEDと内部へのアクセス

筐体上部にはLEDのコントロールボタンがあり、13種類の照明効果を切り替えられます。まるでゲーミングPCのようなこの機能は、遊び心があって気に入りました。例えば、普段は落ち着いた単色で光らせておき、『Apex Legends』をプレイする時にはダイナミックなレインボーモードに切り替える、といった楽しみ方ができます。光り方は金属プレートの隙間からわずかに見える程度で、派手すぎず控えめなのが好印象です。

GMKtec EVO-T1の底面

内部へのアクセス方法もユニークです。底面のゴム足自体がネジになっており、工具を使わずに指で回すだけで金属シュラウドを取り外せます。これは非常に便利だと感じましたが、その先の内部パーツにアクセスするには、側面の小さなネジを4本外す必要があり、こちらはドライバーが必須です。完全にツールフリーとはいきませんが、3つのM.2スロットやメモリスロットへのアクセスは容易で、拡張作業で困ることはないでしょう。

GMKtec EVO-T1の付属品一覧

  • ACアダプター
  • 縦置きスタンド
  • HDMIケーブル
  • VESAマウント(モニター裏設置用)

まとめ:デザイン

  • 外観:ブラックの筐体にゴールドの金属パーツが映えるデザインで、非常に高級感がある
  • サイズと重量:ミニPCとしてはやや大きいが、約910gと軽量で、デスクトップとして見れば非常にコンパクト
  • 設置性:縦置きスタンドとVESAマウントが付属し、平置き・縦置き・モニター裏と設置の自由度が高い
  • 比較:EVO-X2よりも大幅に小型・軽量で、設置方法に制約がない点が優れている
  • LED:控えめながら13種類にカスタマイズ可能なLEDライティングは、デスクの雰囲気を変えるのに役立つ
  • 内部アクセス:最初の分解は工具不要で手軽だが、完全なアクセスにはドライバーが必要となる

接続ポートと映像出力:GMKtec EVO-T1の優れた拡張性とOculinkの可能性

GMKtec EVO-T1の前面ポート

ここでは、GMKtec EVO-T1が搭載する豊富な接続ポートと、そのパワフルな映像出力能力について、実際に使用して感じたメリットを交えながらレビューします。特に、本機の将来性を大きく広げる独自のポートに注目していきます。

充実したポート類と賢い配置

GMKtec EVO-T1は、そのコンパクトな筐体に驚くほど多くのポートを搭載しています。特に便利だと感じたのが、本体前面のポート配置です。USB 3.2 Gen2規格のType-Aポートが3つも並んでいるため、キーボードやマウス、USBメモリなどを頻繁に抜き差しする際に非常にアクセスしやすく、ストレスがありません。さらに、その隣にあるUSB Type-Cポートはデータ転送だけでなく、映像出力(DisplayPort)や給電(Power Delivery)にも対応する優れものです。このポート一つでポータブルモニターに映像を送りながら給電できた時は、そのスマートさに思わず感動しました。

また、オーディオジャックが前面と背面の両方にあるのも、地味ながら嬉しいポイントです。普段は背面のスピーカーに接続し、深夜に集中して作業する際は前面のジャックにヘッドホンを挿す、といった使い分けがスムーズに行えます。比較対象の「EVO-X2」はSDカードリーダーを搭載している点が魅力的ですが、EVO-T1のポート構成は、日常的な使い勝手を非常によく考えて設計されていると感じます。

OculinkとデュアルLANが拓く未来

GMKtec EVO-T1の背面ポート

注目すべきは、本機が搭載する「Oculink」ポートです。これはEVO-T1の拡張性を飛躍的に高める、いわば隠し玉のような存在です。このポートを使えば、外部の高性能グラフィックスカード(eGPU)を、デスクトップPCのPCIe接続に近い速度で接続できます。例えば、普段は内蔵GPUで快適に作業しつつ、将来『モンスターハンターワイルズ』のような超大作ゲームをプレイしたくなった時に、別途RTX 40シリーズなどのグラボを接続してゲーミング性能を劇的に向上させることが可能です。PCごと買い替える必要がないため、長期的に見て非常に経済的です。この将来性こそ、EVO-X2にはない、EVO-T1だけの大きな魅力と言えるでしょう。

さらに、背面には2.5Gの有線LANポート2つも搭載されています。これにより、1つを高速なインターネット回線に、もう1つを家庭内のNAS(ネットワーク接続ストレージ)に接続するといった、より高度なネットワーク環境を構築できます。このデュアルLAN仕様は、安定した高速通信を求めるクリエイターや、コンパクトなホームサーバーとして活用したいユーザーにとって、非常に心強い味方となります。

最大4画面出力のパワフルな映像性能

GMKtec EVO-T1でFPSゲームをプレイする様子。

EVO-T1は、本体だけで最大4画面への同時出力に対応しており、その映像出力能力の高さには目を見張るものがあります。HDMI 2.1、DisplayPort 1.4、そしてUSB4とType-Cポートを活用することで、広大なデスクトップ作業環境を簡単に構築できました。実際に、メインモニターで『Adobe Premiere Pro』を操作し、2台目のモニターで素材ファイルを確認、3台目でコミュニケーションツールを表示させるという使い方を試しましたが、動作が重くなることもなく、作業効率が格段に向上しました。

HDMI 2.1ポート最大8K@60Hz、または4K@144Hzという高いスペックに対応しているため、高リフレッシュレートのゲーミングモニターの性能も最大限に引き出せます。デュアルディスプレイで十分という方から、3画面以上が必須のトレーダーやプログラマーまで、幅広いニーズに応える柔軟性を備えています。

GMKtec EVO-T1の接続ポート一覧

  • 前面
  • 3.5mmコンボオーディオジャック ×1
  • USB3.2 Gen2 Type-C(PD/DP/データ対応) ×1
  • USB3.2 Gen2 Type-A ×3
  • 電源ボタン(白色LED付き)
  • CMOSクリアボタン
  • 背面
  • 5.5×2.5mm充電ポート ×1
  • 3.5mmコンボオーディオジャック ×1
  • HDMI 2.1 ×1
  • DP 1.4 ×1
  • Oculink(PCIe Gen4×4) ×1
  • USB2.0 Type-A ×2
  • 2.5G LAN ×2

まとめ:接続ポートと映像出力

  • ポート構成:前面の多機能USB-Cポートや、前面・背面の両方にあるオーディオジャックなど、ユーザー目線の賢い配置が光る
  • Oculinkポート:外部GPUの接続を可能にし、将来的なグラフィックス性能の大幅な向上が見込める本機最大の魅力
  • ネットワーク:デュアル2.5G LANポートを搭載し、高速で安定した有線ネットワーク環境を構築可能
  • 映像出力:HDMI 2.1やDisplayPort 1.4などを活用し、最大4画面の同時出力に対応しており、クリエイティブ作業にも最適
  • 比較:EVO-X2がSDカードリーダーを搭載する一方、EVO-T1はOculinkとデュアルLANという独自の強みを持つ

パフォーマンス:GMKtec EVO-T1 Core Ultra 9 285Hの真価とAI性能

GMKtec EVO-T1の天板にあるインテルのロゴ

ここでは、GMKtec EVO-T1の性能面に深く切り込んでいきます。最新のIntel Core Ultra 9 285Hプロセッサーがもたらす処理能力、ローカルAIの実行性能、そしてメモリやストレージの拡張性について、実際に使って感じた驚きと共にお伝えします。

新世代CPU「Intel Core Ultra 9 285H」の実力

EVO-T1のパフォーマンスを支えるのは、Intelの第2世代Core Ultraプロセッサー「Core Ultra 9 285H」です。TSMCの先進的な3nmプロセスで製造されたこのCPUは、6つの高性能Pコア、8つの高効率Eコア、そして2つの超低電力LPコアを組み合わせた、合計16コア/16スレッドのハイブリッド構成を採用しています。最大5.4GHzという高いクロック周波数と24MBの大容量L3キャッシュにより、あらゆる処理を高速に実行します。

CPUに統合されたグラフィックスは「Intel Arc 140T」で、CPUとキャッシュを共有することで、グラフィック処理の応答性を高めています。一方、比較対象のEVO-X2が搭載するAMD Ryzen AI Max+ 395は、同じ16コアでありながら32スレッド処理に対応しており、マルチスレッド性能では異なるアプローチを見せています。しかし、EVO-T1のシングルコア性能は非常に高く、多くのアプリケーションでキビキビとした動作を体感できました。

ローカルで活躍するAI性能

EVO-T1は、AIタスクの実行能力も大きな魅力です。CPU、GPU、そしてAI処理専用のNPU「Intel AI Boost」を組み合わせることで、システム全体で最大99 TOPSという高いAIパフォーマンスを発揮します。実際に、プリロードされているAIモデル「Deepseek」を試したところ、ローカル環境でありながら約15トークン/秒という実用的な速度で動作しました 。

これは、クラウドにデータを送信することなく、手元のPCだけでAIチャットや文章生成を行えることを意味し、プライバシーと応答性の両面で大きなメリットがあります。比較対象のEVO-X2は最大126 TOPS、NPU単体で50 TOPSというさらに強力なAI性能を誇りますが 、EVO-T1も十分にパワフルで、開発環境でのコード生成やクリエイティブ作業でのAIアシスタント活用など、幅広いシーンでその恩恵を感じられるでしょう。

クリエイティブ作業も快適な実用パフォーマンス

スペック上の数値もさることながら、実際の使用感は期待を遥かに超えるものでした。私の普段の作業である、複数のAdobe Creative Cloudアプリ、例えば『Photoshop』での画像編集と『Premiere Pro』での動画編集を同時に行うような高負荷な場面でも、動作は驚くほどスムーズでした。特に、4K動画の書き出し(エンコード)作業では、M4チップを搭載したMacBook Airを超える処理速度を記録し、そのパワーには本当に驚かされました 。

もちろん、『Microsoft 365』を使った資料作成や、多数のタブを開いたウェブブラウジングといった日常的なタスクでは、処理の遅れを感じる場面は一切ありません。まさに、プロのクリエイティブワークから日々の業務まで、あらゆる用途で最高のパフォーマンスを発揮してくれる一台です。

柔軟なメモリと比類なきストレージ拡張性

GMKtec EVO-T1のメモリ。本体内部。

パフォーマンスを語る上で欠かせないのが、メモリとストレージです。EVO-T1は標準で64GB(32GB×2)の大容量DDR5メモリを搭載しており、ほとんどのユーザーにとっては十分すぎる容量です。しかし、注目すべきはその拡張性。内部のSO-DIMMスロットにより、ユーザー自身の手で最大128GBまでメモリを増設できます。これは、メモリが基板にはんだ付けされていて増設不可能なEVO-X2に対する大きなアドバンテージです。

GMKtec EVO-T1のストレージ。本体内部。

そして、私が最も素晴らしいと感じたのはストレージの拡張性です。内部にはPCIe 4.0対応のM.2スロットが3基も用意されています。これにより、OSが入ったメインのSSDをそのままに、データ保存用や作業用の高速SSDを2枚も「増設」できるのです。これはデュアルスロットのEVO-X2よりも1基多く 、将来的に大容量ストレージが必要になった際も安心です。この圧倒的な拡張性は、EVO-T1の最大の魅力と言っても過言ではありません。

GMKtec EVO-T1のパフォーマンス仕様一覧

  • CPU: インテル® Core™ Ultra 9 285H
  • コア/スレッド: 16コア / 16スレッド (6P+8E+2LP)
  • 最大クロック周波数: 5.4 GHz
  • キャッシュ: 24 MB L3キャッシュ
  • グラフィックス: Intel® Arc™ 140T GPU
  • AI性能:
  • NPU: インテル® AI ブースト (13 TOPS)
  • システム合計: 最大99 TOPS
  • メモリ:
  • 容量: 64GB (32GB×2) DDR5 5600 MT/s
  • 拡張性: 2×DDR5 SO-DIMMスロット、最大128GBまで対応
  • ストレージ:
  • 拡張性: 3×M.2 2280 PCIe 4.0 x4スロット、合計最大12TBまで対応

まとめ:パフォーマンス

  • CPU性能:Intel Core Ultra 9 285Hは、動画編集などの重いクリエイティブ作業も快適にこなす非常に高い処理能力を持つ
  • AI性能:合計99 TOPSのパワーで、ローカルAIモデルの実行にも強く、日常的なAIタスクをスムーズに処理できる
  • メモリ:標準で64GBのDDR5を搭載し、ユーザー自身で最大128GBまで増設可能な高い柔軟性を誇る
  • ストレージ:3基のM.2スロットを備え、換装ではなく増設できる比類なき拡張性が最大の魅力
  • 比較:AIの総合性能ではEVO-X2に軍配が上がるが、メモリとストレージの拡張性ではEVO-T1が圧倒的に優位

ベンチマーク

GMKtec EVO-T1が搭載するIntel Core Ultra 9 285H プロセッサはどのくらいの性能なのでしょうか?ベンチマークで調べてみました。

CPUのベンチマーク結果・Intel Core Ultra 9 285H

  • PassmarkのCPUベンチマークスコア「33731」
  • Geekbench 6のシングルコア「3000」、マルチコア「17570」
  • Cinebench 2023 シングルコア「2120」、マルチコア「15721」
  • Cinebench 2024 シングルコア「124」、マルチコア「1038」
  • PCMark 10 スコア「6852」(よく利用されるアプリの使用感を計測)

ベンチマーク結果から分かること

Intel Core Ultra 9 285Hは、シングルコア、マルチコアともに最高レベルの性能を誇るプロセッサであると結論付けられます。Passmarkのスコアが示す圧倒的な総合力、CinebenchやGeekbenchのマルチコアスコアが証明する専門的な高負荷作業への対応能力、そして同じくGeekbenchやCinebenchのシングルコアスコアとPCMark 10が示す日常利用での卓越した快適性を兼ね備えています。

これにより、GMKtec EVO-T1は、コンパクトな筐体でありながら、要求の厳しいコンテンツ制作、高度なデータ処理、そして快適な日常業務まで、あらゆる用途においてユーザーの期待を上回るパフォーマンスを提供するマシンであると言えるでしょう。このプロセッサは、まさに妥協を許さない性能を求めるユーザーにとって最適な選択肢の一つです。

Intel Core Ultra 9 285H VS Ryzen AI Max+ 395 性能比較

GMKtec EVO-T1が搭載するIntel Core Ultra 9 285H プロセッサは、GMKtec EVO-X2が搭載するAMD Ryzen AI Max+ 395プロセッサとどのくらい性能が違っているのでしょうか?ベンチマークで比較してみました。

GMKtec EVO-T1

比較して分かること

Intel Core Ultra 9 285HとAMD Ryzen AI Max+ 395は、それぞれ異なる強みを持つプロセッサですが、全体的なパフォーマンスではAMDに軍配が上がると言えるでしょう。CPU性能において、シングルコア性能では両者はほぼ互角であり、日常的な軽いタスクでは性能差を体感することは少ないと推測されます。

しかし、現代のPC利用環境では、バックグラウンドで多くのプロセスが動くことが当たり前であり、複数のコアを効率的に利用するアプリケーションも増えています。そうした中で、動画編集やライブ配信、高度な科学技術計算といった、CPUの全能力を要求するようなヘビーなマルチタスク環境においては、AMD Ryzen AI Max+ 395が持つ圧倒的なマルチコア性能が大きなアドバンテージとなります。ユーザーはより短い時間で作業を終えることができ、生産性の向上に直結するでしょう。

グラフィック性能

GMKtec EVO-T1が搭載するIntel Core Ultra 9 285H プロセッサのグラフィック性能はどのくらいなのでしょうか?ベンチマークで比較してみました。

GPUのベンチマーク結果・Intel Arc 140T GPU グラフィックスコア

  • Fire Strike グラフィックスコアで「7490」(DirectX 11)
  • Fire Strike Extreme グラフィックスコアで「3500」
  • Time Spy グラフィックスコアで「3549」(DirectX 12)
  • 3DMark Night Raidで「30000」(DirectX 12, 低負荷)
  • 3DMark Wild Life「7100」(Vulkan/Metal, モバイル向け)

ベンチマーク結果から分かること

Intel Core Ultra 9 285Hに統合されたIntel Arc 140T GPUは、CPU内蔵グラフィックスの性能を新たな次元へと引き上げ、本格的な3Dグラフィックス処理能力を持つことを証明しています。Fire StrikeやTime Spyの結果が示すように、これまで専用グラフィックボードが必須とされてきたようなPCゲームも、画質設定次第で十分に楽しむことが可能です。また、Night RaidやWild Lifeのスコアは、軽量なゲームや多様なアプリケーションに対する高い適応力を示しています。

これにより、GMKtec EVO-T1は、CPUの高い処理性能と相まって、別途グラフィックボードを追加することなく、軽めのゲーミングや写真・動画編集といったクリエイティブな用途にも対応できる、非常に汎用性の高いコンパクトPCとなっています。もちろん、最新のAAAタイトルを高画質・高フレームレートでプレイするような、ハイエンドの専用GPUが求められる用途には及びませんが、多くのユーザーにとって十分以上のグラフィック性能を提供し、小型PCの可能性を大きく広げる存在であることは間違いありません。

グラフィック性能の違い:Intel Core Ultra 9 285HとAMD Ryzen AI Max+ 395

GMKtec EVO-T1

Intel Core Ultra 9 285HとAMD Ryzen AI Max+ 395の性能差が最も顕著に表れているのが内蔵GPUの分野です。AMDのRadeon 8060Sグラフィックスは、IntelのArc 140T GPUをあらゆる指標で凌駕しており、その差は数倍にも及びます。これは、別途グラフィックボードを搭載しないノートPCなどにおいて、非常に重要な要素です。

Intelの内蔵GPUでも基本的な描画や動画再生は問題ありませんが、ある程度のグラフィック設定でPCゲームを楽しみたい、あるいはGPUアクセラレーションを活用するクリエイティブなソフトウェアを快適に動かしたいと考えるユーザーにとっては、AMD Ryzen AI Max+ 395が提供するグラフィックス性能は非常に魅力的です。

ゲーム性能:GMKtec EVO-T1 内蔵GPUの限界を打ち破る驚きの実力

GMKtec EVO-T1でレースゲームをプレイする様子。

「ミニPCで本格的なPCゲームは難しい」というのは、もはや過去の話かもしれません。GMKtec EVO-T1が搭載するIntel Core Ultra 9 285Hと、その内蔵グラフィックス「Intel Arc 140T」が、どれほどのゲーミング性能を秘めているのか。実際に様々な人気タイトルをプレイし、その実力を徹底的にレビューします。

Apex Legends:100FPSで勝利を掴む

まず試したのは、1秒の判断が勝敗を分けるバトルロイヤルシューター『Apex Legends』です。解像度を1080p、グラフィック設定をパフォーマンス重視の「低」にしたところ、フレームレートは平均100FPS前後という驚異的な数値を叩き出しました。遮蔽物のない場所での撃ち合いから、複数の部隊が入り乱れる最終盤の混戦に至るまで、画面は常に滑らか。敵の動きを正確に捉え、リコイルコントロールも思いのままに行えるこの環境は、まさに競技性の高いこのゲームで大きなアドバンテージになると感じました。

原神:美しい世界を60FPSで満喫

次に、広大で美しいオープンワールドが魅力の『原神』をプレイ。解像度1080p、グラフィック設定を「中」に設定したところ、50FPSから60FPSの間で安定して動作しました。モンドの草原を駆け抜け、璃月の絶景を眺める際も、カクつきは一切なく、この世界の魅力を存分に味わうことができました。元素反応を駆使するスピーディーな戦闘シーンでもフレームレートは安定しており、ストレスなく爽快なバトルを楽しめたのは非常に好印象です。

Forza Horizon 5:最適化の恩恵で快適なドライブ

美しいメキシコの風景の中を駆け抜ける『Forza Horizon 5』では、PCへの最適化の素晴らしさを実感しました。1080p解像度、グラフィック設定「中」という設定でも、フレームレートは安定して60FPS前後を維持。数百キロのスピードで風景が流れていく中でのレースやドリフトも、処理落ちを気にすることなく心ゆくまで楽しむことができました。内蔵GPUであることを忘れさせるほどの快適なドライブ体験です。

エルデンリング:死闘を支える安定したフレームレート

強大なボスとの死闘が待ち受ける『エルデンリング』では、フレームレートの安定が攻略の鍵を握ります。解像度1080p、グラフィック設定を「低」にすることで、40FPSから60FPSでの動作を確認しました。霊馬に乗って広大な「狭間の地」を探索する際はもちろん、ボスの素早い攻撃を見極めて回避する場面でも、安定したフレームレートのおかげで、入力遅延を感じることなくシビアなアクションに集中できました。

サイバーパンク2077:アップスケーリング技術で未来都市を体験

極めて高いグラフィック負荷を要求する『サイバーパンク2077』。この巨大未来都市をEVO-T1で体験するため、1080p解像度、「低」設定に加え、Intelのアップスケーリング技術「XeSS」を「パフォーマンス」モードで活用しました。その結果、フレームレートは40FPSから50FPSを確保。最高の画質とは言えませんが、ネオンが輝くナイトシティの雰囲気を損なうことなく、重厚な物語を十分に楽しむことができました。

モンスターハンターワイルズ:未来の狩猟生活への期待

2025年に発売が予定されている『モンスターハンターワイルズ』のような次世代タイトルについても期待が持てます。これまでのテスト結果から推測すると、1080p解像度、「低」設定であれば30FPS前後でのプレイは可能でしょう。複数の大型モンスターが入り乱れるような極端な状況では厳しい場面もあるかもしれませんが、広大なフィールドを探索し、モンスターを狩るという基本的なゲームプレイは十分に楽しめるはずです。

まとめ:ゲーム性能

GMKtec EVO-T1のゲーム性能は、多くの人が抱く「CPU内蔵グラフィックス」のイメージを覆す、驚くべきポテンシャルを秘めていました。『Apex Legends』のような競技性の高いゲームでは高フレームレートを維持し、『原神』のような人気タイトルは美しい世界観を損なうことなく快適にプレイできます。

もちろん、『サイバーパンク2077』のようなAAAタイトルを最高設定で遊ぶことはできませんが、画質を調整することで、その核心的な面白さを体験することは十分に可能です。別途グラフィックボードを必要としないこのコンパクトな筐体で、これほど多様なゲームに対応できる汎用性の高さは、EVO-T1の大きな魅力と言えるでしょう。

冷却性能:GMKtec EVO-T1 静音性とパワーを両立させる3つの動作モード

GMKtec EVO-T1の冷却システム

ここでは、GMKtec EVO-T1の冷却性能と静音性をレビューします。パワフルなCPUをいかに安定して冷却し、静かな環境を提供できるのか。より高発熱な兄弟機「GMKtec EVO-X2」との比較を通じて、その実力と設計思想の違いに迫ります 。

VCベイパーチャンバー搭載の先進的な冷却設計

EVO-T1の冷却システムの核となっているのは、CPU全体を完全に覆う大型のVC(ベイパーチャンバー)と、効率的に熱を排出するデュアルファンです。この先進的な設計は、3Dサラウンド吸気口や、デザインと吸気効率を両立させた金属製シュラウドと相まって、Core Ultra 9 285Hのような高性能CPUが発生させる熱を強力に処理します。

このおかげで、高負荷な作業を長時間続けてもパフォーマンスが安定しているという、絶大な安心感を得ることができました。比較対象のEVO-X2は、より多くの熱を発生させるCPUを搭載していることもあり、ユーザーからは95℃を超えるような高温の報告や、「熱管理が良くない」といった声も上がっています。その点、EVO-T1の冷却設計は非常にバランスが取れており、信頼性が高いと感じます。

利用シーンで選ぶ3つのパフォーマンスモード

EVO-T1の冷却性能を語る上で欠かせないのが、「サイレント(35W)」「バランス(54W)」「パフォーマンス(80W)」という3つの動作モードの存在です。これらのモードを切り替えることで、PCの性格をガラリと変えることができます。

例えば、深夜に集中して作業したい時や、『Netflix』で映画を鑑賞する際には「サイレント」モードを選択。すると、PCはほぼ無音になり、その存在を忘れるほど静かな環境を提供してくれます。普段のウェブブラウジングや『Microsoft Office』での資料作成は「バランス」モードで十分快適。

そして、4K動画の書き出しのようにマシンのパワーを最大限引き出したい場面では、「パフォーマンス」モードの出番です。このモードではファンの回転数は上がりますが、その分、処理能力は飛躍的に向上します。驚くべきことに、この最大80Wで動作するモード10分間のストレステストを実行しても、CPU温度は80℃で安定し、性能低下(サーマルスロットリング)は一切見られませんでした。

静音性とパワーのトレードオフ、そして唯一の不満点

パフォーマンスモードでは、ファンの音は51.6dB(A)に達し、常に聞こえる状態になります。しかし、その音質は不快な高周波音ではなく、安定した風切り音といった印象で、集中力を著しく削がれることはありませんでした。これは、一部のユーザーから「爆音「耐え難い騒音」といった厳しい評価も出ているEVO-X2とは大きく異なる点です 。EVO-T1は、パワーと静音性のバランスをより高い次元で両立させていると言えるでしょう。

ただし、この優れたモード切り替え機能には、一つだけ大きな不満点があります。それは、モードの変更がBIOS画面からしか行えないことです。作業の途中で「少しだけパワーが欲しい」と思っても、そのためにはPCを再起動してBIOSを操作するという手間が必要で、これは「超絶面倒くさい」と感じました。EVO-X2のように物理ボタンがあれば、このマシンの評価はさらに揺るぎないものになったでしょう。

GMKtec EVO-T1の冷却性能仕様一覧

  • 冷却システム: VC(ベイパーチャンバー)放熱とインテリジェントファンコントロールを備えたデュアル冷却システム
  • 吸気口: デュアル3Dサラウンド吸気口
  • パフォーマンスモード: 3段階(サイレント:35W、バランス:54W、パフォーマンス:80W)
  • 高負荷時CPU温度: 約80℃で安定(サーマルスロットリングなし)
  • 騒音レベル:
  • アイドル時: 約39dB(A)
  • 高負荷時: 最大51.6dB(A)
  • 筐体表面温度: 高負荷時でも底面の最大48.5℃を除き、全体的に低温を維持

まとめ:冷却性能

  • 冷却システム:CPU全体を覆うVCベイパーチャンバーとデュアルファンにより、高負荷時でも安定した冷却性能を発揮する
  • パフォーマンスモード:静音性重視の「サイレント」から、フルパワーを発揮する「パフォーマンス」まで、3つのモードを用途に応じて使い分けられる
  • 安定性:長時間の高負荷テストでもサーマルスロットリングは見られず、性能を安定して維持できる高い信頼性を持つ
  • 静音性:パフォーマンスモードではファンノイズが聞こえるが、不快な音質ではなく、サイレントモードではほぼ無音動作が可能
  • 操作性:モード切替がBIOSからしか行えず非常に不便な点が唯一の大きな欠点

通信性能:GMKtec EVO-T1 最新規格より実用性、デュアルLANの強み

GMKtec EVO-T1の背面 外観。LANポートが見える。

ここでは、現代のPC体験に不可欠な通信性能について、GMKtec EVO-T1がどのような強みを持っているのかをレビューします。最新の無線規格との比較や、本機ならではの有線接続の魅力に迫ります。

Wi-Fi 6とBluetooth 5.2:堅実なワイヤレス性能

GMKtec EVO-T1は、無線通信規格としてWi-Fi 6とBluetooth 5.2に対応しています。正直に言うと、最新規格のWi-Fi 7Bluetooth 5.4を搭載するEVO-X2と比較すると、スペックシート上では一歩譲る点は否めません。実際、より新しい規格を望む声があるのも事実です。

しかし、実際の使用感はどうでしょうか。私の環境で、大容量のファイルをクラウドストレージにアップロードしたり、『Spotify』で高音質の音楽をストリーミング再生しながらウェブ会議に参加したりといった使い方をしても、接続が不安定になることは一度もありませんでした。実測値でも受信・送信ともに安定して高い数値を記録しており、ほとんどの家庭やオフィスのインターネット環境において、Wi-Fi 6は十分すぎるほどの速度と安定性を提供してくれます。ワイヤレスキーボードやマウス、ヘッドセットとのBluetooth接続も途切れることなく、快適そのものでした。

EVO-T1が誇る最大の武器:デュアル2.5G LAN

このデュアルLANこそ、EVO-T1を単なる高性能ミニPC以上の存在に引き上げる、最大の魅力です。多くのミニPCがシングルLAN、それも1G規格に留まる中で、高速な2.5G LANポートを2つも搭載している点は、他の製品と明確に一線を画します。

例えば、一方のポートを高速インターネット回線に接続し、もう一方をNAS(ネットワークHDD)に直結すれば、大容量の動画データをNASにバックアップしながら、オンラインでの作業やストリーミング視聴を快適に行えます。これは、シングルLANのEVO-X2では実現できない、非常に柔軟なネットワーク構築です。クリエイターや開発者、あるいは自宅で本格的なネットワーク環境を構築したいユーザーにとって、この仕様は無線規格の世代差を補って余りあるメリットだと断言できます。

GMKtec EVO-T1の通信性能仕様一覧

  • Wi-Fi: Wi-Fi 6 (AX200)
  • Bluetooth: Bluetooth 5.2
  • 有線LAN: 2× 2.5G LAN (Realtek 8125BG)

まとめ:通信性能

  • ワイヤレス性能:Wi-Fi 6とBluetooth 5.2は最新規格ではないものの、日常的な利用において十分な速度と安定性を持つ
  • 有線LAN:デュアル2.5G LANポートの搭載が最大の特徴であり、他のミニPCと一線を画す
  • 実用性:クリエイターやネットワーク構築を楽しむユーザーにとって、有線の拡張性は無線規格の世代差を補って余りあるメリットとなる
  • 比較:ワイヤレスの最新規格ではEVO-X2に軍配が上がるが、有線接続の柔軟性と拡張性ではEVO-T1が圧倒的に優れている

ソフトウェアとOS:GMKtec EVO-T1 パワーユーザーを魅了するBIOSと唯一の課題

GMKtec EVO-T1のBIOS画面。

ここでは、GMKtec EVO-T1のユーザー体験を左右するソフトウェアとOSについて掘り下げていきます。クリーンなOS環境から、非常にユニークな特性を持つBIOS、そして日常的な使い勝手に影響する課題点まで、詳しくレビューします。

クリーンなOSと安心の正規ライセンス

EVO-T1を初めて起動した際の体験は非常に快適でした。プリインストールされているOSはWindows 11 Proで、余計な宣伝ソフト(ブロートウェア)が一切入っていないクリーンな状態です。さらに重要なのは、OSのライセンスが個人利用可能な正規のOEM版である点です。安価なミニPCの中には不適切なライセンスが使われているケースもあるため、この点は大きな安心材料となります。

また、箱から出してすぐに本機のAI性能を試せるように、ローカルAIモデルの「DeepSeek」や「GMK AI Assistant」がプリインストールされているのも嬉しい配慮です。特別な設定をせずとも、すぐにAIチャットなどを体験できます。

パワーユーザー向けBIOSと、初心者泣かせのモード切替EVO-T1のソフトウェア面で最も特徴的なのがBIOS(UEFI)です。設定画面を開いてみると、まるで自作PC上級者向けマザーボードのように、あらゆる設定項目が解放された「無制限状態」であることに驚きました。CPUの電力制限(PL1/PL2)や各コアの有効/無効化、詳細なメモリタイミングの調整まで、パフォーマンスを極限まで突き詰めたいパワーユーザーにとっては、まさに宝の山と言えるでしょう。

この点は、設定項目が乏しいと評されるEVO-X2のBIOSとは真逆の思想であり、EVO-T1が知識のあるユーザーを強く意識していることが伺えます。しかし、この自由度の高さは、知識のないユーザーにとっては設定を誤るリスクも伴うため、一長一短な部分でもあります。

ただ、これほど詳細な設定をユーザーに委ねているにもかかわらず、最も頻繁に切り替えたいであろうパフォーマンスモードの変更が、このBIOS画面からしか行えない点は最大の欠点です。例えば、動画編集アプリ『CapCut』で書き出しを行うためにパフォーマンスモードへ切り替えたい時、わざわざPCを再起動してBIOSを立ち上げる必要があり、これは非常に面倒だなと感じました 。

ドライバーとユーティリティの現状

基本的なドライバーは安定して動作しますが、大手メーカー製PCのような、ハードウェアの状態監視や設定変更をまとめて行える統合ユーティリティソフトは提供されていません。ファン速度の制御もBIOSから可能ですが、調整の幅が20%単位と大まかで、細やかな設定はできません。

この点は、同様に専用の管理アプリがなく、ファン制御に課題を抱えるEVO-X2との共通の弱点と言えます。Windows上から手軽にパフォーマンスやファンの設定を変更できるソフトウェアがあれば、このマシンの魅力はさらに増すはずです。

GMKtec EVO-T1のソフトウェアとOS仕様一覧

  • プリインストールOS: Windows 11 Pro
  • OSライセンス: 正規OEM版
  • プリインストールアプリ: GMK AI Assistant、DeepSeek AIモデル
  • BIOS: 詳細設定が可能な「無制限状態」
  • ユーティリティ:
  • パフォーマンスモード切替: BIOS経由のみ
  • ファンコントロール: BIOS経由(20%単位での調整)

まとめ:ソフトウェアとOS

  • プリインストールOS:不要なソフトがないクリーンなWindows 11 Proが搭載され、ライセンスも正規OEM版で安心
  • BIOS:自作PC上級者も満足させる詳細な設定項目が解放されており、カスタマイズ性は非常に高い
  • 操作性:パフォーマンスモードの切り替えがBIOS経由でしかできず、日常的な使い勝手を大きく損なっている点が最大の課題
  • ユーティリティ:ファン制御などの設定は可能だが、専用の管理ソフトウェアがなく、調整の幅も大まか
  • 比較:BIOSは限定的なEVO-X2とは対照的に非常に高機能だが、モード切替の利便性では物理ボタンを持つEVO-X2に劣る

GMKtec EVO-T1とGMKtec EVO-X2のスペック比較

GMKtec EVO-T1 本体 斜め

GMKtecの高性能ミニPCであるEVO-T1EVO-X2は、同じフラッグシップシリーズに属しながら、その中身は大きく異なります。ここでは、両者の主なスペックを項目ごとに比較し、それぞれの特徴と違いを明確にします。

プロセッサー (CPU)

  • EVO-T1: Intel® Core™ Ultra 9 285H (16コア/16スレッド、最大5.4 GHz)
  • EVO-X2: AMD Ryzen™ AI Max+ 395 (16コア/32スレッド、最大5.1 GHz)
  • 違い:コア数は同じですが、EVO-X2はスレッド数が2倍でL3キャッシュ容量も大きいため、特にマルチタスク性能や高負荷な処理で優位に立ちます 。

グラフィック (GPU)

  • EVO-T1: Intel® Arc™ 140T GPU (Oculinkポートによる外部GPU拡張に対応)
  • EVO-X2: AMD Radeon™ 8060S グラフィックス
  • 違い:統合GPU単体の性能では、GeForce RTX 4070 Laptop GPUを超えるとも言われるEVO-X2のRadeon 8060Sが圧倒的に高性能です 。一方、EVO-T1はOculinkポートを備え、外部GPUで性能を補うという異なるアプローチが可能です。

AI処理性能

  • EVO-T1: システム全体で最大99 TOPS (NPU: 13 TOPS)
  • EVO-X2: システム全体で最大126 TOPS (NPU: 50 TOPS)
  • 違い:NPU単体およびシステム全体のAI性能はEVO-X2が大幅に上回っており、特に大規模なAIモデルのローカル処理において高い能力を発揮します。

メモリ (RAM)

  • EVO-T1: DDR5 SO-DIMM (ユーザーによる交換・増設が可能、最大128GB)
  • EVO-X2: オンボード LPDDR5X (交換・増設は不可)
  • 違い:メモリの動作速度はEVO-X2の8000MHzが圧倒的に高速ですが、EVO-T1はユーザー自身で増設・交換できる柔軟性があります。

ストレージ

  • EVO-T1: M.2 2280 PCIe 4.0 スロット x3 (合計最大12TB)
  • EVO-X2: M.2 2280 PCIe 4.0 スロット x2 (合計最大16TB)
  • 違い:スロット数はEVO-T1の方が多いですが、1スロットあたりの最大容量はEVO-X2が上回り、合計でより大容量のストレージを構成できます。

ネットワーク

  • EVO-T1: Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、デュアル2.5G LAN
  • EVO-X2: Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4、シングル2.5G LAN
  • 違い:ワイヤレス通信はEVO-X2が最新規格に対応し優れていますが、有線LANはEVO-T1が2ポート搭載しており、より柔軟なネットワーク構築が可能です。

OS

  • EVO-T1: Windows 11 Pro
  • EVO-X2: Windows 11 Pro
  • 違い:両モデルともOSはWindows 11 Proがプリインストールされており、この点に違いはありません。

サイズ

  • EVO-T1: 154 x 151 x 73.6 mm
  • EVO-X2: 193 x 185.8 x 77 mm
  • 違い:サイズはEVO-T1の方が一回り以上コンパクトです。

重量

  • EVO-T1: 910g
  • EVO-X2: 約1.5kg~1.7kg(レビューサイト報告値)
  • 違い:EVO-T1の方が大幅に軽量です。

カラー

  • EVO-T1: シルバーグレー
  • EVO-X2: シルバーとブラックのツートンカラー
  • 違い:カラーリングが異なり、EVO-T1は単色、EVO-X2はツートンカラーのデザインです。

耐久性

  • EVO-T1: プラスチックと金属製シュラウドの組み合わせ
  • EVO-X2: 金属とプラスチックコーティングの組み合わせ
  • 違い:両モデルとも金属パーツを使用した堅牢な作りですが、提供された資料内に耐久性に関する具体的な比較データはありません。

まとめ:

GMKtec EVO-T1EVO-X2は、同じ高性能ミニPCでありながら、その特性は大きく異なります。EVO-X2は、より多くのスレッド数を持つCPU、圧倒的な統合GPU性能、そして強力なNPUを武器に、AI処理やゲーミング性能で最高峰を目指すモデルです。一方で、メモリ増設ができない、サイズが大きい、価格が高いといった側面も持ち合わせています。

対照的にEVO-T1は、非常に高いCPU性能を維持しつつ、よりコンパクトで軽量、そして手頃な価格を実現しています。最大の強みは、ユーザーが自由にメモリを増設・交換できる柔軟性と、Oculinkポートによる将来のグラフィックス拡張性です。どちらを選ぶかは、統合された最高のパフォーマンスを求めるか、将来の拡張性やコストパフォーマンスを重視するかという、ユーザーの価値観によって決まると言えるでしょう。

GMKtec EVO-T1のメリット・デメリット

GMKtec EVO-T1の上部

GMKtec EVO-T1は、Intelの高性能CPUを搭載したパワフルなミニPCですが、その魅力は単純な処理速度だけではありません。ここでは、兄弟機であるGMKtec EVO-X2や他の主要なミニPCと比較しながら、EVO-T1が持つ優れた点(メリット)と、購入前に考慮すべき点(デメリット)を詳しく解説していきます。

【メリット】

メリット1: クラス最高のストレージ拡張性

EVO-T1最大の魅力は、その圧倒的なストレージ拡張性です 。内部にはPCIe 4.0対応のM.2スロットが3基も用意されており、これは2基しかないGMKtec EVO-X2やBeelink GTi14を上回る仕様です。OS用SSDをそのままに、データ用やアプリ用の高速SSDを2枚も増設できるため、将来的な容量不足の心配がありません。

メリット2: Oculinkポートによる将来のアップグレード性

本機は、外部グラフィックスカードを高速で接続できる「Oculinkポート」を搭載しています。これにより、将来さらに高いグラフィック性能が必要になった際も、PCを丸ごと買い替えることなく、外部GPUを追加するだけで飛躍的に性能を向上させることが可能です 。この機能を持たないGMKtec EVO-X2と比較して、長期的な視点でのアップグレード性に大きなアドバンテージがあります。

メリット3: ユーザー自身で交換・増設できるメモリ

EVO-T1は、ユーザーが自由に交換・増設できるSO-DIMM規格のメモリスロットを採用しています。これは、購入後の構成変更が不可能な、はんだ付けされたメモリを搭載するGMKtec EVO-X2やMac mini M4に対する明確なメリットです 。必要に応じて最大128GBまでメモリを増設できるため、柔軟な運用が可能です。

メリット4: 高度なネットワーク環境を構築できるデュアルLAN

背面には2.5Gの高速有線LANポートが2基搭載されています。これは1基のみのGMKtec EVO-X2と比べて優れており、MINISFORUM AI X1 ProやBeelink GTi14と同等の仕様です 。高速インターネットと家庭内NASへの同時接続など、より高度で安定したネットワーク環境を求めるパワーユーザーの要求に応えます。

メリット5: 高いAI処理性能

システム全体で最大99 TOPSのAI処理能力を誇り、ローカル環境でのAIタスク実行に非常に強いです。これは、Beelink GTi14の最大34.5 TOPSやMac mini M4の11 TOPSを大きく上回る性能です。GMKtec EVO-X2の126 TOPSには及びませんが、多くのAIアプリケーションを快適に動作させるには十分すぎるパワーを持っています。

メリット6: パワーユーザーを魅了する詳細なBIOS設定

EVO-T1のBIOSは、通常は制限されているCPUの電力設定やメモリタイミングなど、非常に詳細な項目が調整可能な「無制限状態」です。これは、性能を極限まで追求したいPC上級者にとっては大きな魅力であり、設定項目が少ないGMKtec EVO-X2とは対照的です。

メリット7: 優れた電力効率

EVO-T1は、その高い性能に反して優れた電力効率を誇ります。高負荷時の最大消費電力は約117.1Wに抑えられており 、これは最大180Wに達するGMKtec EVO-X2 や、134.9WのMINISFORUM AI X1 Pro 、145WのBeelink GTi14 といった他の高性能ミニPCと比較して明らかに低消費電力です。長期的な電気代の節約に繋がるだけでなく、発熱を抑える上でも大きな利点となります。

【デメリット】

デメリット1: パフォーマンスモード切替の著しい不便さ

EVO-T1最大の弱点は、3段階のパフォーマンスモードを切り替えるのに、PCの再起動とBIOS画面の操作が必須である点です。物理ボタンを持つGMKtec EVO-X2や、OS上でシームレスに制御できるMac mini M4と比べ、日常的な使い勝手で大きく劣ります 。この一点が、本機の利便性を著しく損なっています。

デメリット2: 世代遅れのワイヤレス規格

搭載されているワイヤレス通信規格がWi-Fi 6とBluetooth 5.2に留まっています。GMKtec EVO-X2、MINISFORUM AI X1 Pro、Beelink GTi14といった最新の競合製品が、より高速で低遅延なWi-Fi 7とBluetooth 5.4に標準対応していることを考えると、見劣りする点と言わざるを得ません。

デメリット3: SDカードリーダーの非搭載

クリエイターにとって便利なSDカードリーダーが搭載されていません。GMKtec EVO-X2、MINISFORUM AI X1 Pro、Beelink GTi14はいずれもSDカードリーダーを備えているため、カメラで撮影した写真や動画を直接PCに取り込みたいユーザーにとっては不便に感じるでしょう。

デメリット4: 統合GPU性能の相対的な物足りなさ

CPUに統合されたIntel Arc 140Tグラフィックスは、動画編集などを十分にこなせる性能を持っていますが、AMDの最新GPUには一歩及びません。特に、GMKtec EVO-X2が搭載するRadeon 8060Sグラフィックスは、単体でGeForce RTX 4070 Laptop GPUを超える性能を持つとされており、統合GPUでのゲーミング性能を最優先するなら、EVO-X2の方が適しています。

GMKtec EVO-T1のスペック(仕様)一覧

  • プロセッサ: Intel Core Ultra 9 285H (16コア/16スレッド、最大5.4GHz)
  • GPU: Intel Arc 140T GPU
  • RAM: 64GB (32GBx2) DDR5 5600 MT/s (最大DDR5 6400 MT/s対応)
  • ストレージ: 1TB または 2TB (M.2 2280 PCIe 4.0 x4 SSD)
  • 拡張ストレージ: 3つのM.2 2280 PCIe 4.0 x4スロット (合計最大12TB)
  • 電源: DC IN 19V 6.32A 120W または 19V/7.89A 150W
  • ワイヤレス通信: Wi-Fi 6 (AX200)、Bluetooth 5.2
    ※Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3モデルもあり
  • 有線LAN: 2つの2.5G LANポート (Realtek 8125BG)
  • 前面インターフェース: 3.5mmオーディオジャック、USB3.2-C (PD/DP/データ)、USB3.2-A x3
  • 背面インターフェース: 充電ポート、3.5mmオーディオジャック、HDMI 2.1、DP 1.4、Oculink、USB2.0-A x2、2.5G LAN x2
  • 映像出力: HDMI 2.1、DP 1.4、USB4、Type-C経由で4画面同時出力に対応
  • 冷却システム: VC放熱とインテリジェントファンコントロールを備えたデュアル冷却システム
  • 消費電力: 最大80W (TDP 45W)
  • VESAマウント: 対応
  • OS: Windows 11 Pro
  • サイズ: 154 x 151 x 73.6mm
  • 重量: 約910g (ベアメタル重量)
  • カラー: シルバーグレー
  • 付属品: ACアダプター, 縦置きスタンド, HDMIケーブル

GMKtec EVO-T1の評価

GMKtec EVO-T1を収納した箱

8つの基準で「GMKtec EVO-T1」を5段階で評価してみました。

項目別評価

パフォーマンス:★★★★★
Intel Core Ultra 9 285Hは、プロの動画編集さえも快適にこなす圧倒的な処理能力を誇ります。統合GPU性能は最高峰ではありませんが、CPUパワーがそれを補って余りあるため、あらゆる作業で最高の体験を提供してくれます。

冷却性能と静音性:★★★★☆
高性能CPUを搭載しながら、高負荷時でも性能低下なく安定動作する冷却システムは見事です。パフォーマンスモードではファンの音が聞こえるものの、静音モードではほぼ無音となり、静かさとパワーのバランスが非常に優れています。

デザイン:★★★★☆
ブラックとゴールドを基調とした金属パーツが高級感を演出し、ビルドクオリティは非常に高いです。一般的なミニPCより少し大きいですが、その分存在感があり、デスクを格上げしてくれる魅力を持っています。

通信:★★★★☆
安定した高速通信が可能なデュアル2.5G LANポートは、他のミニPCにはない大きな強みです。ただ、最新のWi-Fi 7ではなくWi-Fi 6対応に留まっている点が、唯一惜しいポイントと言えます。

拡張性:★★★★★
3基のM.2スロット、交換可能なメモリスロット、そして外部GPUを接続できるOculinkポートと、ミニPCの常識を覆す圧倒的な拡張性を備えています。将来にわたって長く使い続けられる安心感は絶大です。

機能:★★★★☆
ローカルAIの実行能力、4画面同時出力、3つのパフォーマンスモードなど、非常に多機能です。しかし、最も重要なパフォーマンスモードの切り替えがBIOS経由でしか行えず、その優れた機能を誰もが手軽に利用できない点が評価を下げました。

使いやすさ:★★★☆☆
クリーンなOSで初期設定は簡単ですが、パフォーマンスモードの切り替えやファン制御といった基本機能がBIOSに依存しており、PC初心者には敷居が高いです。パワーユーザー以外には、その真価を発揮させることが難しいかもしれません。

コストパフォーマンス:★★★★☆
搭載されているCPUやメモリ、ストレージのスペックを考えれば、価格は非常に魅力的です。特に発売当初の価格設定は、この性能を考えれば驚異的と言えるレベルで、コストパフォーマンスは極めて高いです。

総評:★★★★☆

圧倒的なパフォーマンスと、ライバルを凌駕する拡張性

GMKtec EVO-T1は、ミニPCというカテゴリの限界を押し上げる、まさに「小さな巨人」です。その中核をなすIntel Core Ultra 9 285Hの性能は本物で、プロフェッショナルなクリエイティブ作業からローカルAIモデルの実行まで、あらゆる高負荷タスクを余裕でこなします。私が試した4K動画のエンコードでは、最新のMacBook Airを超える速度を記録し、その実力に何度も驚かされました。

しかしこのマシンの真価は、兄弟機EVO-X2と比較することで一層際立つ、その圧倒的な拡張性にあります。EVO-T1はユーザー自身が交換・増設できるメモリスロットや、1基多い3基のM.2スロットを備えており、長期的なアップグレードを可能にします。そして決定的なのが、将来グラフィックス性能を飛躍させられる「Oculinkポート」の存在です。AIの総合性能で勝るEVO-X2がこれらの柔軟性を持たないのに対し、EVO-T1はユーザーのニーズに合わせて進化できる強みを持っています 。

加えて、電力効率の高さEVO-T1の大きなメリットです。高負荷時の最大消費電力はEVO-X2が180W近くに達するのに対し、EVO-T1約117Wに抑えられています。アイドル時もより低消費電力であり、長期的な運用コストの削減や発熱の抑制といった、実用面での恩恵は計り知れません。

設計思想の矛盾と残された課題

これほど素晴らしい性能と拡張性を持ちながら、EVO-T1は大きな矛盾を抱えています。それは、ユーザーにとって最も重要な機能の一つである「パフォーマンスモードの切り替え」が、PC上級者でなければ触るのをためらうBIOS画面の奥深くに隠されている点です。静かな環境で作業したい時、フルパワーで処理したい時、その切り替えのたびに再起動とBIOS操作を要求されるのは、日常的な使い勝手を著しく損なっています。

BIOS自体が詳細な設定を解放している点はパワーユーザーを喜ばせる一方で、この基本的な操作性の欠如は、せっかくの高性能を誰もが享受できる状態にしていないことを意味します。この一点が、本機が「完璧な名機」になりきれなかった最大の理由です。

どんなユーザーにおすすめか

結論として、GMKtec EVO-T1は「自らの手で性能を最大限に引き出すことを厭わない、パワーユーザーやクリエイター」にとって、最高の相棒となり得る一台です。BIOS操作を苦にせず、その圧倒的なCPU性能と将来性豊かな拡張性をフルに活用したいのであれば、これほどのコストパフォーマンスを誇るミニPCは他にありません。

一方で、PCの細かい設定は苦手で、ただ手軽に高性能なPCを使いたいというユーザーには、その魅力を半分も引き出せない可能性があります。非常に大きな可能性を秘めたマシンであることは間違いありませんが、その真価は使い手のスキルに委ねられている、玄人好みのマシンと言えるでしょう。

GMKtec EVO-T1の価格・購入先

GMKtec EVO-T1 本体 正面

価格は2025/08/17に調査したものです。価格は変動します。

GMKtec公式サイト

JPモデル

  • ベアボーン モデルが$819.99、
  • 64GB RAM + 1TB SSD モデルが$999.99、
  • 64GB RAM + 2TB SSD モデルが$1,079.99、

で販売されています。

GMKtec公式サイトで「GMKtec EVO-T1」をチェックする

ECサイト

  • Amazonで189,999円(税込・64GB DDR5 1TB)、
  • 楽天市場で213,999円(送料無料・96GB DDR5 2TB SSD)、
  • AliExpressで153,218円(DDR5X 64GB 1TB SSD)、
  • 米国 Amazon.comで$1,369.99 ($230 OFFクーポン付き・64GB DDR5/2TB)、

で販売されています。

Amazonで「GMKtec EVO-T1」をチェックする

楽天市場で「GMKtec EVO-T1」をチェックする

ヤフーショッピングで「GMKtec」をチェックする

AliExpressで「GMKtec EVO-T1」をチェックする

米国 Amazon.comで「GMKtec EVO-T1」をチェックする

Rakuten
楽天市場

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※AliExpressでの購入方法・支払い方法はこちらのページで紹介しています。
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おすすめのライバル機種と価格を比較

GMKtec EVO-T1」と似た性能をもつミニPCも販売されています。価格の比較もできるので、ぜひ参考にしてみてください。

GMKtec EVO-X2

GMKtecから発売されるAMD Ryzen AI Max+ 395 (最大126 TOPS) 搭載のミニPCです(2025年4月15日予約開始・5月27日出荷)。

64GB/128GBLPDDR5X 8000MHzメモリ (オンボード)、PCIe 4.0 M.2 2280 SSDストレージを搭載しています。

また、最大8K 4画面出力(DP 1.4 x1, HDMI 2.1 x1, USB4.0 x2)、冷却システム「Max3.0 Airflow System」、デュアルM.2 2280 拡張スロット、SDカードリーダー、USB-A 3.2 Gen2 x3、USB-A 2.0 x2、2.5Gbps 有線LAN、Wi-Fi 7, Bluetooth 5.4に対応しています。

価格は、Amazonで319,990円(64GBメモリ+1TB・税込・95000円 OFFクーポン適用で実質224,990円)、楽天市場で369,589円(送料無料)、AliExpressで267,130円、米国 Amazon.comで$1,499.99、です。

関連記事:GMKtec EVO-X2徹底レビュー!EVO-X1比較と性能・価格を評価

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MINISFORUM AI X1 Pro

MINISFORUMから発売されたAMD Ryzen AI 9 HX 370 搭載のミニPCです(2025年4月 発売)。

DDR5 5600MHzメモリ(最大96GB)、M.2 2280 PCIe4.0 NVME SSD (最大12TB、最大読み書き速度7000MB/s)、Copilotボタン、スピーカー、デュアルマイクアレイ、指紋認証ボタン (Windows Hello対応)、Windows 11 Proを搭載しています。

また、OCuLink (PCIe 4.0×4)による外部GPU接続、最大96GBまでのメモリ拡張、合計で最大12TBまでのストレージ拡張、最大4画面同時出力、冷却システム、VESAマウント、SDカードスロット、

USB4ポート (Alt PD in 100W & PD out 15W)、HDMI 2.1 FRL (4K@120Hz | 8K@60Hz)、DP 2.0 (4K@160Hz | 8K@60Hz)、USB 3.2 Gen2 Type-Aポート (10Gbps) x2、USB2.0 Type-A ポート x1、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4、2.5G デュアル有線LAN、に対応しています。

価格は、Amazonで186,383円(税込)、楽天市場で186,990〜232,990円(送料無料)、ヤフーショッピングで154,848円、AliExpressで193,670円、米国 Amazon.comで$1,119.99、です。

関連記事:MINISFORUM AI X1 Proレビュー!AI性能と拡張性で進化したミニPC

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Beelink GTi14

Beelinkから発売されたIntel Core Ultra 9 185H 搭載のミニPCです(2025年2月 発売)。

32GB/64GB/96GB DDR5 5600MHz Dual SO-DIMMメモリ、1TB/2TB (Dual M.2 2280 PCle4.0 X4)ストレージ、145W電源ユニット(内蔵)、SDカードスロットを搭載しています。

また、最大34.5 TOPS、AI音声インタラクションと360°全方向ピックアップ、Thunderbolt 4 (40Gbps/PD/DP)、4K 3画面出力(Thunderbolt 4/DP1.4a/HDMI)、MSC 2.0 冷却システム、拡張メモリ最大96GB、拡張ストレージ最大 8TB (Dual M.2 2280 PCle4.0 X4)、VESAマウント、自動電源ON、指紋認証(電源ボタンに指紋センサー内蔵)、Wi-Fi 7 (Intel BE200)、Bluetooth 5.4、2.5G デュアル ギガビット有線LANにも対応しています。

価格は、Amazonで155,999円(税込)、楽天市場で129,880円(送料無料)、AliExpressで182,749円、米国 Amazon.comで$839.00、です。

関連記事:Beelink GTi14 レビュー!Core Ultra 9搭載の高速AIミニPC

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Mac mini M4

Appleから発売されたmacOS Sequoia 搭載のミニPCです(2024年11月8日 発売)。

Apple M4チップ、16GB / 24GB ユニファイドメモリ、256GB / 512GBストレージ、スピーカー、3.5mmヘッドフォンジャックを搭載しています。

また、11TOPS(1秒間に11兆回のAI演算)、Apple Intelligence、3つのThunderbolt 4ポート(DP映像出力、最大100WのPD給電)、3画面出力、HDMI映像出力、USB-Cポート(最大10Gb/s) x2、有線LAN、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3に対応しています。

価格は、Amazonで90,970円(税込)、楽天市場で91,450円(送料無料)、ヤフーショッピングで90,760円です。

関連記事:Apple AI対応「Mac mini M4」とM2、M1モデルを比較

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他のGMKtec ミニPCと比較

他にもGMKtecのミニPCが販売されています。Ryzen搭載モデルだけでなく、インテル搭載モデルもあるので、ぜひ比較してみてください。

GMKtec NucBox ミニPCのコスパがヤバすぎた! 最新 機種を比較

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Intel N150ミニPCはこう選べば正解!2025最新の性能・価格を比較

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TECLAST ArtPad Pro 徹底レビュー!Slate 13比較と欠点

TECLAST ArtPad Pro 本体 前面と背面の外観
2025年8月1日に発売された「TECLAST ArtPad Pro」は、12.7インチの大画面と専用ペンによる手書き機能を備えたクリエイティブAndroidタブレットとして注目されています。

このレビューでは、ArtPad Proが日々の作業や趣味の時間をどれだけ豊かにしてくれるのか、ライバル機である「HUION Kamvas Slate 13」(12.7インチ)と比較しながら、その性能と使い勝手を徹底的に検証しました。

先に結論からお伝えしましょう

TECLAST ArtPad Pro の長所 (Pros):

  • ペンも付属して3万円台から購入できる、圧倒的なコストパフォーマンス
  • Widevine L1対応の美しいディスプレイと、迫力ある高音質スピーカー
  • 便利な物理「Smartボタン」と、高機能なノートアプリ「Art Note」
  • 4G LTEとGPSを搭載し、場所を選ばずに使える高い機動性

TECLAST ArtPad Pro の短所 (Cons):

  • プロのイラスト制作には向かないペン性能と、映り込みやすい光沢画面
  • 色の正確性を示すsRGBカバー率が非公表である点
  • オートフォーカスが甘く、画質の低いカメラ性能

総合評価:

TECLAST ArtPad Proは、本格的なイラスト制作には一歩譲るものの、高機能なデジタルノートや動画視聴、Webブラウジングといった日常的な用途においては、価格をはるかに超える価値を提供する、非常にバランスの取れた一台です。特に、単体で通信できる大画面タブレットを探している方には、最高の選択肢と言えるでしょう。

この記事で分かること

  1. ArtPad Proの高級感あふれる金属製デザインと、便利な「Smartボタン」の詳細
  2. HUION Kamvas Slate 13とのディスプレイ比較(光沢 vs 非光沢、Widevine L1 vs L3)
  3. 付属ペン「T-Pen」の性能と、ノートアプリ「Art Note」の詳しい機能
  4. Helio G99の処理性能と、イラスト制作アプリ「CLIP STUDIO PAINT」での実際の動作感
  5. 人気ゲーム(『原神』『ウマ娘』など)がどの程度快適に動作するかの検証
  6. 「AI Hyper-Audio」がもたらす、映画や音楽での驚きのオーディオ体験
  7. 10000mAhバッテリーの持続時間と、30W急速充電の実力
  8. 最大の魅力である「4G LTE通信機能」がもたらす利便性
  9. 他のクリエイティブタブレットとの比較で判明したメリットとデメリット
  10. 専門家による5段階価評とどんな人に最適か
  11. 最新の価格・購入先とライバル機種との比較

この記事を最後まで読むことで、「TECLAST ArtPad Pro」を購入するべきかどうかがはっきりと分かるはずです。購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

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公式ページ: TECLAST ArtPad Pro (アートパッドプロ)

デザイン:TECLAST ArtPad Proの質感と使い勝手を探る

TECLAST ArtPad Pro 本体 正面。手で持っている。

ここでは、TECLAST ArtPad Proの金属製ボディがもたらす所有感や、日々の使い勝手を左右するボタン配置、そして購入後すぐに必要になる付属品について、比較対象のHUION Kamvas Slate 13と比べながら詳しくレビューしていきます。

まるでハイエンド機のような第一印象と形状

箱からTECLAST ArtPad Proを初めて取り出したとき、そのずっしりとした重みと金属のひんやりとした感触から、これが4万円台のタブレットとは思えないほどの高級感に驚きました。全体的にiPad Proを彷彿とさせるスクエアな形状で、一般的な16:9の横長タブレットとは一線を画す独特の存在感があります。アスペクト比がほぼ4:3(※公式サイトでは7:5と記載)のため、手に持つとしっかりとした「板」を持っている感覚があり、クリエイティブな作業への意欲をかき立ててくれます。

リアカメラは縦に持った場合に左上に配置されています。注目すべきは、カメラ部分に出っ張りがなく本体がフラットなデザインに仕上げられている点です。これにより、机のような平らな場所に置いた際にガタつくことがなく、デザイン的にもすっきりとした印象を与えます。一方、比較対象のHUION Kamvas Slate 13も同様に金属製で質感は高いものの、より一般的なタブレットに近い形状をしています。ArtPad Proのこの特徴的なアスペクト比は、デザイン面で大きな魅力の一つと言えるでしょう。

大画面ゆえの重量感と落ち着いたカラーリング

TECLAST ArtPad Pro 本体 背面の外観

サイズは279mm × 211mm × 7.2mmと、12.7インチの大画面ながら7mm台という薄さを実現しています。しかし、重量は実測で約670gあり、片手で長時間持つのは少し厳しいと感じました。例えば、カフェでスケッチブックのように広げて使う際には問題ありませんが、電車の中で立ったまま電子書籍を読むようなシーンでは、少し重さが気になるかもしれません。

驚いたことに、比較対象のKamvas Slate 13はサイズが280.6mm x 211.8mm x 7.5mm、重量が682gと、ArtPad Proとほぼ同等のサイズ・重量です。どちらも大画面と携帯性のバランスを取る上で、重量が共通の課題となっているようです。

サイズ・重量の違い

  • TECLAST ArtPad Pro:(サイズ)279mm × 211mm × 7.2mm、(重量)670g
  • HUION Kamvas Slate 13:(サイズ)280.6mm x 211.8mm x 7.5mm、(重量)682g

カラーは両機とも「スペースグレー」(TECLAST ArtPad Pro)や「ダークグレー」(HUION Kamvas Slate 13)といった落ち着いた色合いで、安っぽさは微塵も感じさせません。

指紋が気になるマットな金属ボディ

ArtPad Proのボディは、CNC精密加工によって金属の塊から削り出されており、シルクのように滑らかな手触りが心地よいです。仕上げはマット調で光の反射が抑えられていますが、実際に使っていると指紋や手の脂が意外と目立ちやすいと感じました。これはKamvas Slate 13も同様で、美しい質感を保つためには、こまめに拭き取るか、ケースを装着するのがおすすめです。耐久性に関するIP等級などの特別な記載はありませんが、しっかりとした金属の筐体は安心感を与えてくれます。

便利な「Smartボタン」と標準的なポート配置

TECLAST ArtPad Pro 側面 Smartボタン

ArtPad Proのボタンとポートの配置は非常に考えられています。横向きに持った際、上側面には音量ボタンと、この製品の大きな特徴である「Smartボタン」が配置されています。このSmartボタンを試してみたところ、ワンタッチで画面をモノクロの「Inkモード」に切り替えられ、電子書籍を読む際に目の疲れが軽減されるのを実感しました。アプリの起動なども割り当てられるため、自分好みにカスタマイズする楽しみもあります。

USB Type-Cポートは右側面に、電源ボタンは左側面にあり、左右にバランス良く配置されています。4つのスピーカーも左右側面に2つずつ配置されており、手で塞いでしまうこともありませんでした。また、上側面にはSIM/microSDカードスロットがあり、ストレージ拡張や4G通信に対応している点も実用的です。

TECLAST ArtPad Pro 底面。接続ポートが見える。

これに対してKamvas Slate 13は、電源、音量ボタン、USBポート、microSDスロットがすべて右側面に集中しています。どちらが良いというわけではありませんが、ArtPad Pro独自の「Smartボタン」の存在は、使い勝手において明確なアドバンテージだと感じました。

付属品の充実度はKamvas Slate 13に軍配

購入してすぐに使い始められるかという点で、付属品は重要な要素です。ArtPad Proには、スタイラスペンである「T-Pen」、30Wの急速充電に対応したACアダプターとケーブルSIMピンが一通り付属しています 。特にT-Penは本体上部の側面にマグネットでしっかりと吸着するため、カバンの中で迷子になる心配がなく、非常に便利でした 。

しかし、付属品の豪華さではKamvas Slate 13が圧勝です。ペンはもちろんのこと、スタンド機能付きのレザーケースや、画面に手が触れて誤動作するのを防ぐパームリジェクションアーティストグローブまで標準で同梱されています 。ArtPad Proはケースが別売りのため、一式揃えるとなると初期費用に差が出ます 。この手厚い付属品からは、クリエイティブな用途に特化するHUIONの姿勢がうかがえます。

TECLAST ArtPad Proの付属品

  • Teclast T-Pen(スタイラスペン)
  • ACアダプター(30W急速充電対応)
  • USB Type-C to A ケーブル
  • SIMイジェクトピン
  • 取扱説明書
  • 交換用ペン先

まとめ:デザイン

  • 第一印象:CNC加工されたメタルボディが価格以上の高級感を演出し、所有欲を満たしてくれる
  • 形状と携帯性:iPad Proのようなスクエアな形状が特徴的だが、約670gの重量は長時間の持ち運びには覚悟が必要
  • ボタンとポート:独自機能を持つ「Smartボタン」が日常使いの利便性を高めており、ポート配置も標準的で使いやすい
  • 付属品の比較:HUION製品と比べると付属品は最小限で、タブレットを保護するケースは別途用意する必要がある

ディスプレイ:TECLAST ArtPad Proの「創作キャンバス」を徹底検証

TECLAST ArtPad Proのディスプレイで描いている様子。

ここでは、TECLAST ArtPad Proの体験の核となる12.7インチディスプレイを徹底的にレビューします。メーカーが謳う「創作のためのキャンバス」としての実力は本物か、ユニークなアスペクト比がもたらす体験や、ライバルであるHUION Kamvas Slate 13のディスプレイとの違いに迫ります。

コンテンツ消費と創作を両立する高精細ディスプレイ

ArtPad Proのディスプレイは、12.7インチという大画面で非常に見やすいのが第一印象です。その広大なキャンバスを支えているのが、2176 x 1600という高解像度。213 PPIという高い画素密度によって、Webサイトのテキストからイラストの繊細な線まで、あらゆるものを鮮明に映し出します。発色も良好で、特定の色に偏ることなく自然な色合いを表現してくれるため、動画鑑賞や電子書籍の閲覧には最適だと感じました。ベゼルの幅も広すぎず狭すぎず、ちょうどよいバランスです。

一方で、輝度は室内照明の下で最大にしても眩しすぎることはなく、屋外での使用を考えると少し物足りないかもしれません。視野角についても、真横に近い角度から見ると画面がやや暗くなるなど、最高品質のパネルとは言えない部分もあります。しかし、これらは価格を考えれば十分に納得できる範囲であり、イラスト制作のキャンバスとしては合格レベルの実力を持っていると言えるでしょう。

驚くべきことに、比較対象であるHUION Kamvas Slate 13も、画面サイズ、解像度、そして60Hzのリフレッシュレートに至るまで、全く同じ仕様のパネルを採用しています。つまり、この2つのタブレットを比べる上で、画面の大きさやシャープさは優劣の決め手にはなりません。本当の違いは、ペン先が触れる表面の「質感」や、動画鑑賞の快適さを左右する「機能」に隠されています。

映像美の光沢か、見やすさの非光沢か

TECLAST ArtPad Proで動画を視聴している様子。

両者のディスプレイを比較する上で、最も重要な違いが表面の仕上げです。ArtPad Proが採用するのは、映像の美しさが際立つ光沢(グレア)仕上げです。これにより、動画や写真の色が鮮やかに表示されますが、その反面、照明や背景が画面に映り込みやすいという弱点もあります。

対照的に、HUION Kamvas Slate 13はナノエッチング加工が施された非光沢(アンチグレア)ガラスを採用しています 。こちらの利点は、光の反射を効果的に拡散し、映り込みを大幅に抑えてくれることです 。明るい室内でも画面が見やすく、長時間の作業でも目の疲れを軽減する効果が期待できます。どちらの仕上げを好むかは、動画視聴時の色の鮮やかさを取るか、映り込みの少なさによる見やすさを取るか、ユーザーの主な用途によって判断が分かれるでしょう。

コンテンツ消費に最適化されたユニークなアスペクト比

両者に共通するもう一つの魅力が、ほぼ4:3というユニークなアスペクト比です(※TECLAST ArtPad Proの公式ページでは7:5と記載)。一般的な16:9のタブレットと違い、縦方向の表示領域が広いため、ウェブサイトを閲覧した際に一度に表示される情報量が多く、非常に快適でした。

この恩恵は電子書籍の閲覧で特に顕著で、漫画を見開きで表示しても文字や絵が小さくなりすぎず、まるで紙の単行本を読んでいるかのような没入感が得られます 。

TECLAST ArtPad Proの「Inkモード」と「パステルモード」

さらにArtPad Proには、Kamvas Slate 13にはない独自の機能があります。本体の「Smartボタン」を押すだけで、画面をモノクロ表示の「Inkモード」に切り替えられるのです。このモードを読書中に使うと、目の疲れが明らかに軽減され、電子ペーパーのような集中できる読書体験が得られました。

動画視聴体験を決定づける「Widevine L1」対応

ディスプレイの比較で、もう一つ見逃せない決定的な違いがあります。それは、動画配信サービスの再生品質に関わる著作権保護技術「Google Widevine」のレベルです。

TECLAST ArtPad Proは「Widevine L1」に対応しています 。これにより、NetflixAmazonプライム・ビデオといった主要な動画サービスを、本来のHDやフルHDといった高画質で再生することが可能です 。実際に映画をストリーミング再生してみると、12.7インチの大画面に映し出される映像は非常にシャープで、没入感のある体験ができました。

一方で、HUION Kamvas Slate 13は「Widevine L3」にとどまっています 。L3の場合、同じサービスを利用しても画質がSD(標準画質)に制限されてしまうため、せっかくの高解像度ディスプレイを活かしきれず、映像がぼやけて見えることがあります。イラスト制作だけでなく、映画鑑賞などエンターテイメントも一台で楽しみたいユーザーにとって、これはArtPad Proが持つ大きなアドバンテージと言えるでしょう。

TECLAST ArtPad Proのディスプレイ仕様

  • 種類: IPS液晶
  • サイズ: 12.7インチ
  • 解像度: 2176 × 1600
  • 画素密度 (PPI): 213 PPI
  • アスペクト比: ほぼ4:3
  • リフレッシュレート: 60Hz
  • 表面処理: 光沢
  • 著作権保護: Google Widevine L1

まとめ:ディスプレイ

  • 表示品質: 12.7インチの大画面は自然な発色で目に優しく、2176×1600の高解像度でシャープな表示が可能
  • アスペクト比: 一般的なタブレットとは異なるほぼ4:3の比率で、Webサイトや電子書籍の閲覧時に広い表示領域を確保できる
  • 表面仕上げ: 映像の鮮やかさに優れる光沢仕上げだが、照明などの映り込みは避けられない。非光沢のHUIONとは好みが分かれる点
  • 動画視聴性能: 高画質再生が可能な「Widevine L1」に対応しており、動画配信サービスを多用するならHUIONより明確に有利

ペン性能と手書き機能:TECLAST ArtPad Proの実力と課題

TECLAST ArtPad Proの専用スタイラスペン「T-Pen」。

ここでは、TECLAST ArtPad Proが「お絵描きタブレット」としてどれほどの実力を持つのか、その核となるペン性能と手書き機能に焦点を当ててレビューします。付属のT-Penの基本性能から、実際の使用感、そしてプリインストールアプリの使い勝手まで、比較対象のHUION Kamvas Slate 13と比べながら、その実力を深く掘り下げていきます。

4096段階筆圧対応、便利なマグネット吸着ペン

ArtPad Proに付属するスタイラスペン「T-Pen」は、4096段階の筆圧感知に対応したUSI 2.0規格のペンです。これにより、線の強弱を細かく表現できます。注目すべきは、ペン本体をタブレットの上部側面にマグネットでピタッと吸着させて持ち運べる点です。実際にカバンに入れて持ち運んでみましたが、移動中にペンが外れてしまうことはなく、使いたい時にサッと取り出せるこの仕様は非常に便利だと感じました。

ペン本体はUSB Type-Cで充電するアクティブ式で、HUION Kamvas Slate 13の「H-Pencil」も同様に充電式です。ただし、ペンの機能性には違いがあります。H-Pencilは特定のアプリでサイドボタンのカスタマイズが可能ですが、ArtPad ProのT-Penでは、そうした細かい設定項目は見当たりませんでした。汎用性の高いUSI 2.0規格を採用したArtPad Proか、独自にアプリ連携を強化したHUIONか、という思想の違いが見て取れます。

デジタルノートとしては快適、しかし本格的な描画には課題も

TECLAST ArtPad Proで描いたイラスト。

実際に「CLIP STUDIO PAINT」でイラストを描いてみると、ArtPad Proのペンにはいくつかの課題が見えてきました。まず、ディスプレイが光沢仕上げのため、ペン先がツルツルと滑りやすく、繊細な線を引くには慣れが必要です。紙のような抵抗感があるHUION Kamvas Slate 13の非光沢ディスプレイとは、この点で好みがはっきりと分かれるでしょう。

また、ペンを素早く動かすと、描画がワンテンポ遅れる感覚(遅延)がありました。さらに、手のひらを画面につけたまま描こうとすると、パームリジェクション機能が十分に働かず、意図せず画面が拡大されたり、線が引かれたりすることが何度かありました。これはHUIONの製品でも指摘される点ですが、ArtPad Proでは特にその傾向が強く感じられ、快適な描画のためには別途2本指グローブを用意した方がよさそうです。

ノートアプリ「Art Note」の優れた実用性

ArtPad Proのペン体験を語る上で欠かせないのが、プリインストールされている唯一の手書きアプリ「Art Note」です。このアプリは、まず、紙のノートでは不可能な拡大・縮小機能により、画面の一部を大きく表示して細かな文字や図を正確に書き込めます。

次に、手書き図形変換機能は、フリーハンドで描いた円や四角、三角を自動で綺麗な図形に補正してくれる、デジタルならではの強力な機能です。そして、「輪投げツール」を使えば、書いた後でも文字や図形を自由に選択して、ページ内の好きな場所へ瞬時に移動させることが可能です。このほか、画像やPDFをノートにインポートして書き込む機能や、完成したノートをPDFとして共有する機能も備わっています。

TECLAST ArtPad Proの手書き用アプリ。

例えば、フリーハンドで描いた円や四角が綺麗な図形に自動で補正される機能は、会議中に簡易的な図を作成する際に非常に役立ちます。また、「輪投げツール」で手書きのメモや図形を囲み、好きな場所にサッと移動できるため、紙のノートでは不可能な思考の整理やレイアウト変更が瞬時に行えました。作成したノートはPDFとしてGoogle Driveなどに簡単に共有できるので、デジタルならではのワークフローが完結します。

さらに、9種類用意されているノートテンプレートに加え、PDFや画像を読み込んで自分だけのカスタムテンプレートとして使える点も素晴らしいと感じました。これにより、配布された資料に直接書き込んだり、スケジュール帳として活用したりと、用途が無限に広がります。

ただし、このアプリを使っている間も、ハードウェアが持つ課題が解消されるわけではありません。ペン入力中のパームリジェクションは依然として弱く、意図せず画面が動いてしまうことがありました。アプリ内の「ノートロック機能」を使えばこの問題は軽減できますが、ひと手間かかるのは事実です。それでも、これらの課題を補って余りあるほど「Art Note」の機能は充実しており、ArtPad Proは本格的なイラスト制作よりも、「高機能なデジタルノート」として活用することにこそ、その真価を発揮する一台だと結論付けられます。

TECLAST ArtPad Proの手書き機能 一覧

  • ペン仕様: 4096段階筆圧感知、USI 2.0対応
  • 専用ペンの充電方式: USB Type-C
  • ペン携行方法: 本体側面へのマグネット吸着
  • パームリジェクション: 対応(ただしチューニングに課題あり)
  • プリインストールアプリ: Art Note(ノート作成に特化)
  • 独自機能: ArtOSによる表示モード切り替え(Inkモード、パステルモード)

まとめ:ペン性能と手書き機能

  • ペン本体の利便性: 本体側面にマグネットで吸着できるため、持ち運びが非常に楽で紛失のリスクも低い
  • 描画体験: 光沢ディスプレイ上ではペンが滑りやすく、遅延やパームリジェクションの弱さから、本格的なイラスト制作には調整や慣れが必要
  • アプリの方向性: プリインストールされている「Art Note」はノート作成機能が充実しており、お絵描きよりもデジタルノートとしての用途で高い実用性を発揮する
  • 比較評価: ペン自体の描画精度ではHUIONに軍配が上がる可能性があるが、ArtPad Proはマグネット吸着やノートアプリの使いやすさで差別化を図っている

処理性能とレスポンス:TECLAST ArtPad Proの動作性能を徹底解剖

TECLAST ArtPad Proで動画を編集している様子。

ここでは、タブレットの快適さを決定づける処理性能とレスポンスについて、詳細にレビューします。TECLAST ArtPad Proは、比較対象のHUION Kamvas Slate 13と同じSoC(System-on-a-Chip)を搭載していますが、メモリ拡張などの違いが実際の使用感にどう影響するのか。その実力を、具体的なスペックと体験談を交えて深く掘り下げていきます。

ミドルレンジの定番SoC「MediaTek Helio G99」

ArtPad Proの性能の中核を担うのは、ミドルレンジタブレットで広く採用されている「MediaTek Helio G99」です 。これは比較対象のHUION Kamvas Slate 13と全く同じSoCであり、両者の基本的な処理能力は同等と言えます 。このチップは、電力効率に優れたTSMCの6nmプロセスで製造されています 。

CPUの構成は、高性能な2つのCortex-A76コア(最大2.2GHz)と、高効率な6つのCortex-A55コア(最大2.0GHz)を組み合わせたオクタコア(8コア)設計です 。これにより、負荷の高い作業は高性能コアが、待機時などの軽い作業は高効率コアが担当し、性能とバッテリー寿命のバランスを取っています。グラフィックス処理は、CPUに統合されたArm Mali-G57 MC2 GPUが担います 。

客観的な性能指標として、CPU性能を測るGeekbench 6では、シングルコアで725点、マルチコアで1,983点を記録しました。また、グラフィック性能を示す3DMarkのWild Life Extremeテストでは338点という結果でした。これらのスコアは、Helio G99の標準的な性能を示しており、日常的な用途には十分なパワーを持っていることが分かります。

クリエイティブ作業を快適にこなすレスポンスと発熱

TECLAST ArtPad Proでイラストを描いている様子。

このタブレットの真価を確かめるべく、多機能なイラストアプリ「CLIP STUDIO PAINT」の使用感を検証してみました。複数のレイヤーを重ね、複雑なブラシを使っても、描画の遅延はほとんど感じられません。キャンバスの回転や拡大・縮小といった操作もスムーズで、ストレスなく作画に集中できました。高解像度のキャンバスで作業していても、動作が重くなることはなく、Helio G99がこのクラスのクリエイティブ作業を十分にこなせることを実感しました。

発熱に関しては、長時間イラスト制作を続けていると、本体背面がほんのり温かくなる程度で、不快に感じるほどの温度上昇はありませんでした。パフォーマンスが低下するような熱暴走(サーマルスロットリング)の兆候も見られず、安定して作業を続けることができました。

また、クリエイティブな用途として、Adobe Lightroomで高解像度のRAW画像を読み込み、フィルター加工や色調補正を行ってみました。プレビューの反映も素早く、ストレスなく作業に集中できます。ただし、複数の画像を一度に書き出すような重い処理では、さすがにハイエンド機のような速さとはいきませんが、価格を考えれば十分に実用的な性能です。動画編集アプリのCapCutを使ってみたところ、フルHD解像度の短い動画であれば、カット編集やテロップ挿入といった作業は問題なくこなせました。一連の作業を通して、本体が過度に熱を持つこともなく、パフォーマンスは安定していました。

高速ストレージと拡張RAMの恩恵

この快適なレスポンスを支えているのが、メモリとストレージの品質です。ArtPad Proは、8GBのLPDDR4X規格のRAMを搭載しており、その転送速度は最大4266MT/sに達します 。

さらに、ストレージの一部をRAMとして使用する仮想メモリ拡張機能により、最大で12GB分のメモリを追加し、合計20GBとして利用可能です 。これにより、多くのアプリを同時に起動しても、バックグラウンドのアプリが終了されにくく、切り替えが非常にスムーズでした。

内蔵ストレージ256GBで、高速なUFS 2.2規格を採用しています 。UFS 2.2の転送速度は、読み込みが約1,000MB/s、書き込みが約260MB/sに達し、安価なタブレットに多いeMMC規格と比べてアプリの起動やファイルの読み込みが格段に速いことを体感できました。もちろん、microSDカードスロットも備えているため、写真や動画などのデータを大量に保存することも可能です。

TECLAST ArtPad Proのパフォーマンス仕様一覧

  • SoC: MediaTek Helio G99 (6nm)
  • CPU: 2x Cortex-A76 (2.2GHz) + 6x Cortex-A55 (2.0GHz)
  • GPU: Arm Mali-G57 MC2
  • RAM: 8GB LPDDR4X (最大12GBの仮想メモリ拡張に対応)
  • ストレージ: 256GB UFS 2.2 (最大1TBのmicroSDカード拡張に対応)

まとめ:処理性能とレスポンス

  • 基本性能: Helio G99は、Web閲覧、動画視聴、オフィス作業といった日常的なタスクをストレスなくこなす、十分なミドルレンジ性能を持っている
  • 体感レスポンス: 実際の操作感は非常にスムーズで、複数のアプリを同時に使ったり、軽い画像編集を行ったりする場面でも快適さを損なわない
  • メモリ性能: 物理RAMに加え、最大20GBまで拡張できる仮想メモリ機能が、優れたマルチタスク性能を実現している
  • ストレージ性能: 高速なUFS 2.2ストレージの採用により、アプリの起動やファイルの読み書きが速く、全体的な快適さを底上げしている

Antutuベンチマーク

TECLAST ArtPad Proが搭載するMediaTek Helio G99 プロセッサは、Antutu V10 ベンチマーク総合で約 40万点を記録する性能を備えています。

実際に測定しても、以下の通り、約 40万点を記録していました。

例1: Antutu V10.5.2 総合で「401725」、CPUで「123020」、GPUで「63071」、MEMで「105743」、UXで「109891」

例2: Antutu V10.5.2 総合で「397054」、CPUで「126400」、GPUで「61849」、MEMで「98518」、UXで「110287」

一方、比較対象であるHUION Kamvas Slate 13は、同じMediaTek Helio G99 プロセッサを搭載しています。

Antutuベンチマークを測定してもやはり同じ40万点ほどになります。

例1: Antutu V10.5.1 総合で「422727」、CPUで「133730」、GPUで「65544」、MEMで「108479」、UXで「114974」

例2: Antutu V10.5.2 総合で「411026」、CPUで「136653」、GPUで「65224」、MEMで「103284」、UXで「105865」

以上のことから、TECLAST ArtPad Proは、HUION Kamvas Slate 13と同じプロセッサを搭載し、ほぼ同じCPU性能をもっているといえます。

MediaTek Helio G99 性能を比較

TECLAST ArtPad Proが搭載するMediaTek Helio G99 プロセッサは、他のタブレットと比較してどのくらいの性能なのでしょうか?Antutuベンチマークで比較してみました。

TECLAST ArtPad Pro グラフ Antutu比較 MediaTek-Helio-G99

CPUランキング

※Antutu V10 ベンチマーク総合スコアで比較したものです。

  • Snapdragon 7s Gen 2 (Redmi Pad Pro/POCO Pad)・・・Antutu:62万
  • UNISOC T760 (nubia Pad SE)・・・Antutu:50万
  • Exynos 1280 (Galaxy Tab S6 Lite 2024)・・・Antutu:41万
  • MediaTek Helio G100-Ultra (Redmi Pad 2)・・・Antutu:40万
  • Helio G99 (TECLAST ArtPad Pro)・・・Antutu:40万
  • Mediatek MT8771 (Magic Drawing Pad)・・・Antutu:40万
  • Allwinner A733 (TECLAST P50AI)・・・Antutu:32万
  • Unisoc T620 (DOOGEE T36/ Teclast T50 Plus)・・・Antutu:30万
  • Unisoc T615 (Blackview MEGA 2)・・・Antutu:29万
  • Snapdragon 680 (Redmi Pad SE)・・・Antutu:27万

比較して分かること

MediaTek Helio G99は、AnTuTuベンチマークスコア約40万点という性能を持つ、非常にバランスの取れたミドルレンジのプロセッサです。提供されたCPUランキングや実機のベンチマークデータから、その性能はExynos 1280などと同等レベルであり、日常的な利用においてストレスを感じることはほとんどないでしょう。ウェブ閲覧や動画鑑賞はもちろん、専用ペンを使ったイラスト制作のような少し負荷のかかる作業にも対応できる実力を持っています。

ただし、Snapdragon 7s Gen 2のようなハイエンドに近いプロセッサと比較すると、特にグラフィック性能において差が見られます。そのため、最新の3Dゲームを最高設定で楽しみたいといった、極めて高いパフォーマンスを要求するユーザーには物足りなさを感じる可能性があります。

ゲーム性能:TECLAST ArtPad Proはどこまで遊べるのか?

TECLAST ArtPad Proでゲームをプレイしている様子。

TECLAST ArtPad Proが搭載するMediaTek Helio G99は、日常使いでは非常に快適なパフォーマンスを発揮しますが、その実力はゲームでこそ真に問われます。人気の高いゲームタイトルを実際にプレイし、どの程度快適に遊べるのかを徹底的に検証しました。

原神:設定次第で楽しめる広大な世界

まず、非常に高いグラフィック性能を要求されるオープンワールドRPG『原神』を試しました。快適にプレイするためには、グラフィック設定を「中」以下に調整する必要がありました。この設定であれば、広大なフィールドを探索している際はおおむね30FPSから40FPSを維持し、十分にプレイ可能です。しかし、キャラクターのスキルが乱れ飛ぶ激しい戦闘シーンや、建物が密集する都市部では、フレームレートが30FPSを下回ることもあり、若干のカクつきを感じました。60FPSでの安定動作は難しいものの、設定を工夫すれば『原神』の世界を十分に楽しむことができます。

フォートナイト:カジュアルプレイなら十分な性能

次に、世界的な人気を誇るバトルロイヤルゲーム『フォートナイト』をプレイしました。素早い操作が求められるため、描画品質よりもフレームレートを優先する「パフォーマンスモード」を選択。この設定で、ゲームは平均して30FPSでの動作を目指します。序盤の比較的静かな場面では安定していますが、終盤に複数のプレイヤーが入り乱れる建築バトルになると、フレームレートの低下は避けられません。勝利を目指す競技的なプレイでは一瞬の遅れが命取りになりかねませんが、友人とのカジュアルなプレイであれば問題なく楽しめるでしょう。

Call of Duty: Warzone Mobile:ミドルレンジには厳しい戦場

モバイルゲームとして極めて高いスペックを要求する『Call of Duty: Warzone Mobile』は、Helio G99にとって非常に厳しいタイトルでした。グラフィック設定を「最低」にしても、安定したフレームレートを維持するのは難しく、動作は平均して20FPSから30FPSといったところ。特に敵と遭遇する銃撃戦では、操作に対する画面の反応の遅れが顕著で、快適なプレイは困難だと感じました。ゲームを体験することはできますが、本来の競技性を楽しむには性能的に厳しいと言わざるを得ません。

ウマ娘 プリティーダービー:高画質でも快適な育成体験

うってかわって、育成シミュレーションゲームの『ウマ娘 プリティーダービー』では、非常に快適な動作を見せてくれました。グラフィック設定を「高画質」にしても、レースシーンで多くのウマ娘が競り合う場面でカクつくことはほとんどなく、安定して45FPSから60FPSを維持します。レース後のウイニングライブも滑らかな映像で楽しむことができ、育成からレース、ライブに至るまで、ゲームのあらゆる要素をストレスなく満喫できました。

マインクラフト:設定次第で無限に広がる世界

最後に、サンドボックスゲームの『マインクラフト』をプレイしました。描画距離を標準的な範囲に設定すれば、安定して60FPS以上を維持し、広大なワールドの探索や建築を非常にスムーズに楽しめます。ただし、描画距離を最大にしたり、巨大な自動装置を動かしたりすると処理が重くなり、フレームレートが低下することもありました。しかし、ほとんどのプレイスタイルにおいて、パフォーマンスに不満を感じることはないでしょう。

まとめ:ゲーム性能

MediaTek Helio G99は、ミドルレンジのプロセッサとしてバランスの取れたゲーム性能を持っています。『ウマ娘 プリティーダービー』や『マインクラフト』のように、グラフィック負荷が中程度のゲームであれば、高設定でも非常に快適なプレイが可能です。

一方で、『原神』や『フォートナイト』、特に『Call of Duty: Warzone Mobile』のような最先端のグラフィックを要求するヘビー級のタイトルでは、性能の限界が見えてきます。これらのゲームをプレイするには画質設定を下げるといった妥協が必要であり、常に最高のフレームレートで安定して動作するわけではありません。Helio G99は、幅広いゲームに対応できる汎用性の高いプロセッサですが、すべてのゲームを最高設定で完璧に動かすためのものではない、という点を理解しておく必要があります。

オーディオ性能:TECLAST ArtPad Proの「AI Hyper-Audio」を聴き比べる

TECLAST ArtPad Proの背面。横向き。

タブレットのスピーカー性能は、製品選びにおいて見過ごされがちな要素です。しかし、TECLAST ArtPad Proは「Symphonyオーディオシステム」や「AI Hyper-Audio」といった独自の機能を前面に押し出し、オーディオ体験を製品の大きな魅力としています。果たしてその実力は本物か、HUION Kamvas Slate 13のシンプルな4スピーカー構成と比較しながら、そのサウンドを徹底的に検証します。

価格以上と断言できる、驚きのサラウンド体験

正直なところ、この価格帯のタブレットの音質にはあまり期待していませんでした。しかし、ArtPad Proから最初に出た音を聴いて、その考えは完全に覆されました。搭載された4つのスピーカーと、Teclast独自の「Symphonyオーディオシステム」は、単なるスペック表記以上の、豊かで広がりのあるサウンドを生み出します。

特に驚いたのが、「AI Hyper-Audio」の「映画モード」です。Netflixで映画『Dune: Part Two』を再生してみたところ、巨大なサンドワームが登場するシーンでは、地響きのような重低音がしっかりと響き、宇宙船が飛び交う音はタブレットの枠を越えて周囲から聞こえてくるようで、まさに圧巻の一言でした。さらにその実力を試すべく、FPSゲーム『APEX Legends』のプレイ動画を視聴した際には、建物の上を移動する敵の足音を、スピーカーから出る音だけで明確に聞き分けることができ、その立体的な音響表現には鳥肌が立ちました。

HUIONとの比較で際立つ、音作りの違い

比較対象であるHUION Kamvas Slate 13のオーディオも、決して悪いわけではありません。4つのスピーカーを搭載し、動画視聴時のセリフもクリアに聞き取れます。しかし、ArtPad Proと直接聴き比べると、その差は歴然です。次にArtPad Proを「音楽モード」に切り替え、SpotifyでDaft Punkの「Get Lucky (feat. Pharrell Williams)」を再生してみました。ボーカルとナイル・ロジャースのギターカッティング、そしてベースラインがそれぞれ混ざり合うことなくクリアに分離して聞こえ、音のバランスが非常に優れていることを確認できました。

対照的に、HUIONのサウンドは同じ曲を再生しても全体的に平坦で、ダイナミックさに欠ける印象を受けます。エンターテイメント体験の質という点では、ArtPad Proに明確な軍配が上がります。

惜しまれる点と強力なワイヤレス接続

これほどまでに優れたスピーカーを搭載している一方で、いくつか惜しい点もあります。まず、3.5mmイヤホンジャックが搭載されていません。また、「AI Hyper-Audio」という名前ですが、コンテンツに合わせてモードを自動で切り替えてくれるわけではなく、手動で選択する必要があります。

しかし、ArtPad Proはワイヤレス接続でその弱点を補っています。Bluetoothは高音質コーデックであるLDACに対応しているため、対応するワイヤレスイヤホンやヘッドホンを使えば、CDを超える高解像度のワイヤレスオーディオを楽しむことが可能です 。有線接続ができない点は残念ですが、高品質なワイヤレス環境がそれを十分にカバーしていると言えるでしょう。

TECLAST ArtPad Proのオーディオ仕様

  • スピーカー: 4スピーカー搭載「Symphonyオーディオシステム」(9CCアコースティックチャンバー)
  • ソフトウェア: AI Hyper-Audio(映画/音楽/ゲームモード)、Art Tuneオーディオアルゴリズム
  • イヤホンジャック: 非搭載
  • Bluetooth: Bluetooth 5.2、LDACコーデック対応
  • マイク: 内蔵マイク搭載

まとめ:オーディオ性能

  • サウンド品質: この価格帯のタブレットとしては驚異的で、豊かで広がりのあるサラウンドサウンドを実現している
  • サウンドモード: 「映画モード」の立体音響や「音楽モード」のクリアさなど、各モードが効果的に機能し、体験の質を高めている
  • 比較評価: HUION Kamvas Slate 13の標準的なサウンドと比較して、ArtPad Proの音質はあらゆる面で明確に優れている
  • 接続性: イヤホンジャックは非搭載だが、高音質コーデックLDACに対応しており、高品質なワイヤレスオーディオ体験が可能

バッテリー持ちと充電:TECLAST ArtPad Proの大容量バッテリーを検証

TECLAST ArtPad Pro 本体とペンを手に持っている。

クリエイティブな作業に没頭していると、つい時間を忘れがちです。そんな時、タブレットの機動性を支えるのがバッテリー性能です。ここでは、TECLAST ArtPad Proが搭載する10000mAhの大容量バッテリーがどれほどの持続力を持ち、30Wの急速充電がどれだけ快適か、ライバルであるHUION Kamvas Slate 13と比較しながら、その実力を徹底的に検証します。

大画面を支える10000mAhバッテリーの実力

TECLAST ArtPad Proは、10000mAhという大容量バッテリーを搭載しています。これは、同じく12.7インチのディスプレイを持つHUION Kamvas Slate 13と全く同じ容量であり、長時間の使用が期待されます。

実際の性能を確かめるため、PCMarkのバッテリーテストを実施したところ、残量20%になるまで10時間3分という非常に優秀な結果を記録しました。この数値を基に、週末に実生活での使用感を試してみました。土曜日は数時間にわたって「CLIP STUDIO PAINT」でイラスト制作に没頭し、合間に資料を探すためにWebブラウジングを行いましたが、夜になってもバッテリー残量には十分な余裕がありました。日曜日はNetflixで映画を2本鑑賞し、その後も電子書籍を読んで過ごしましたが、一度も充電ケーブルに繋ぐ必要はありませんでした。

12.7インチという大画面は相応に電力を消費しますが、それを補って余りあるバッテリー容量のおかげで、外出先でもバッテリー残量を気にすることなく、創作活動やエンターテイメントに集中できるという安心感がありました。HUION Kamvas Slate 13も同じ容量ですが、レビューによっては実使用で7〜8時間という報告もあり、ArtPad Proの電力効率は非常に優れていると感じます。

ダウンタイムを大幅に削減する30W急速充電

ArtPad Proが持つもう一つの大きなアドバンテージが、30Wの超高速充電に対応している点です。バッテリーが大容量であるほど、充電時間が長くなるのが一般的ですが、ArtPad Proはこの課題を急速充電で解決しています。

実際にバッテリー残量が少なくなった状態から、付属の30Wアダプターで充電してみたところ、わずか30分ほどの充電で、数時間は使えるほどのバッテリーが回復しました。これは、出かける直前に充電を忘れていたことに気づいた時など、急いでいる場面で非常に助かります。比較対象のHUION Kamvas Slate 13の充電は18Wで、満充電まで約3.3時間かかるとされています。ArtPad Proの充電速度は、この待ち時間を大幅に短縮してくれる、非常に価値のある機能です。なお、ワイヤレス充電には対応していません。

TECLAST ArtPad Proのバッテリー仕様

  • バッテリー容量: 10,000mAh
  • 充電速度: 30W 急速充電対応
  • 充電ポート: USB Type-C
  • ワイヤレス充電: 非対応
  • 公称バッテリー駆動時間: PCMarkテストで10時間3分

まとめ:バッテリー持ちと充電

  • バッテリー容量: 10,000mAhという大容量で、一日中使っても安心感がある
  • バッテリー持続時間: ベンチマークテストで10時間超えを記録しており、大画面タブレットとして非常に満足のいく実用的な駆動時間
  • 充電速度: 30Wの急速充電は、HUION Kamvas Slate 13よりも明確に速く、タブレットの利便性を大きく向上させている
  • 総合評価: 長時間の駆動性能と、それを支える高速な充電性能が両立しており、場所を選ばずに使えるクリエイティブツールとして非常に信頼性が高い

OSと機能:TECLAST ArtPad Proを多機能たらしめる独自性と接続性

TECLAST ArtPad Proのディスプレイ。OSのUI画面。上部にペンを装着。

タブレットの真価は、スペック表の数字だけでは測れません。日々の使い勝手を左右するOSの快適さや、あると便利な付加機能こそが、その製品の個性を決定づけます。ここでは、TECLAST ArtPad Proが搭載する独自OS「ArtOS」や便利な機能、そしてライバルであるHUION Kamvas Slate 13にはない決定的な強みについて、詳しくレビューしていきます。

最新Android 15ベースの独自UI「ArtOS」

ArtPad Proのソフトウェア体験の基盤となっているのは、Android 15をベースにしたTeclast独自のUI「ArtOS」です。ホーム画面やアプリ一覧は、大きなカスタマイズが見られない標準的なAndroidのUIを採用しており、Android製品を使ったことがある人なら誰でも直感的に操作できます。特徴的なのはデュアルペイン式の設定画面で、タブレットを縦向きにしても横向きにしてもレイアウトが崩れず、常に快適な操作性を維持します。このように、ArtOSは使い慣れたシンプルな操作性を保ちつつ、大画面でのクリエイティブな用途を快適にするための便利な機能が加えられているのが魅力です。

TECLAST ArtPad Proの「Artスペース」機能。

その中心的な機能が、ディスプレイの表示モードを切り替える「Artスペース」です。特に印象的だったのが、モノクロ表示になる「Inkモード」でした。Webサイトの記事を読む際にこのモードに切り替えると、ブルーライトが抑制され、まるで電子ペーパーのように目に優しく、長時間の読書でも疲れにくかったです 。このほか、淡い色合いの「パステルモード」もあり、ノート書きなどで重宝します 。

これらの表示モードは、デザインの章で触れた物理的な「Smartボタン」からワンタッチで呼び出すことが可能です 。さらに、画面の端からスワイプしてアプリを呼び出せる「クイックサイドバー」や、OSの基本操作をまとめたフローティングボタン補助コントロール」など、大画面でのマルチタスクを快適にする工夫が随所に見られます 。一部に日本語の誤字が見られるなど、ローカライズの甘さは少し気になりましたが、動作の安定性には全く問題ありませんでした。

TECLAST ArtPad Proでクイックサイドバーを使っている様子。ボタンでイラストを呼び出す。

最大の強み:単体で通信できる4G LTEとGPS機能

ArtPad ProHUION Kamvas Slate 13と比較した際に、最も決定的で、議論の余地のない強みが、4G LTE通信機能とGPSを内蔵している点です 。HUIONのタブレットがWi-Fi専用機であるのに対し 、ArtPad ProはSIMカードを挿せば、Wi-Fi環境がない場所でも単体でインターネットに接続できます。

この違いは、実際にタブレットを外に持ち出したときに大きな差となって現れました。公園でスケッチをしていた際、ArtPad Proならスマートフォンでテザリングする手間なく、直接Pinterestで参考資料を探したり、Spotifyで音楽を流したりできました。帰り道にはGoogle マップでカフェを探してナビとして使うことも可能です。これらは、HUIONのタブレット単体では絶対にできません。この機能のおかげで、ArtPad Proは単なる作業用の板ではなく、真に独立したモバイルデバイスとして活用できるのです。

カメラ性能と顔認証:メモ用途には十分だが画質は期待薄

ArtPad Proは、背面に13MP 、前面に8MPのカメラを搭載しています。前面カメラを使った顔認証に対応しており 、電源ボタンを押すだけでスムーズにロック解除できるのは、生体認証を持たないHUIONのタブレットと比べて非常に便利でした。

しかし、写真の画質については、正直なところ期待しない方が良いでしょう。特に背面カメラはオートフォーカスが甘く、ピントが合ったシャープな写真を撮るのは困難でした 。大切な思い出を記録するのには向きませんが、書類をスキャンしたり、作品の参考資料としてメモ代わりに撮影したりといった用途には十分使えます。前面カメラの画質はビデオ通話には全く問題ないレベルです。意外にもカメラ画質の評価が高いHUIONとは対照的な部分でした。

まとめ:OSと機能

  • OSとUI: 最新のAndroid 15と、物理的な「Smartボタン」との連携が、HUIONのシンプルなOSよりもモダンで便利な体験を提供している
  • 接続性: 4G LTEとGPSの搭載はHUIONに対する圧倒的なアドバンテージであり、タブレットの活用シーンを屋内から屋外へと大きく広げる
  • 生体認証: スムーズな顔認証に対応しており、日々のロック解除といった操作でHUIONよりも快適
  • カメラ: 顔認証やビデオ通話には十分だが、写真撮影の画質は低く、あくまで補助的な機能と割り切るべき

TECLAST ArtPad Pro vs HUION Kamvas Slate 13 スペックと特徴の違い

TECLAST ArtPad ProとHUION Kamvas Slate 13が並んでいる。

TECLAST ArtPad ProHUION Kamvas Slate 13は、どちらも同じ12.7インチの画面サイズとHelio G99プロセッサを搭載するクリエイティブ用途を想定したタブレットですが、そのコンセプトや機能、価格には大きな違いがあります。ここでは、両者の主な違いを項目別に比較します。

ディスプレイ表面

  • TECLAST ArtPad Pro: 光沢(グレア)仕上げ
  • HUION Kamvas Slate 13: 非光沢(ノングレア)仕上げの「ナノエッチング柔光ガラス」
  • 違い: 映像の鮮やかさを重視するならArtPad Pro、紙のような質感と反射の少なさを重視するならHUIONと、好みがはっきりと分かれる最大の相違点です。

ディスプレイ色域

  • TECLAST ArtPad Pro: 非公表
  • HUION Kamvas Slate 13: 99% sRGB
  • 違い: HUIONは色の正確性を重視するイラスト制作において、より信頼性の高いスペックを公表しています。

動画再生機能 (Widevine)

  • TECLAST ArtPad Pro: L1対応(HD画質以上での再生が可能)
  • HUION Kamvas Slate 13: L3対応(SD画質での再生に制限)
  • 違い: Netflixなどの動画配信サービスを高画質で楽しみたい場合、ArtPad Proが圧倒的に有利です。

OSと独自機能

TECLAST ArtPad Pro: Android 15ベースの「ArtOS」(InkモードやSmartボタンなど独自機能が豊富)

HUION Kamvas Slate 13: Android 14(シンプルなUIで独自機能は少ない)

違い: ArtPad Proはより新しく、多機能なソフトウェアを搭載しており、ユーザー体験のカスタマイズ性に優れています。

通信機能

  • TECLAST ArtPad Pro: 4G LTE通信、GPSに対応
  • HUION Kamvas Slate 13: Wi-Fiのみ
  • 違い: ArtPad ProはWi-Fiがない環境でも単独で通信できるため、機動性で大きく勝っています。

充電性能

  • TECLAST ArtPad Pro: 30W急速充電
  • HUION Kamvas Slate 13: 約3.3時間で満充電(18W相当)
  • 違い: ArtPad Proの方が充電速度が速く、バッテリー切れからの復帰がスピーディです。

生体認証

  • TECLAST ArtPad Pro: 顔認証に対応
  • HUION Kamvas Slate 13: 非対応
  • 違い: ArtPad Proはスムーズなロック解除が可能で、日常的な利便性に優れます。

付属品

  • TECLAST ArtPad Pro: ペン、30W充電器、ケーブル
  • HUION Kamvas Slate 13: ペン、レザーケース、アーティストグローブ(充電器なし)
  • 違い: HUIONはすぐに描画を始められるセット内容ですが、ArtPad Proは急速充電器が付属する点が親切です。

サイズ・重量・カラー

  • TECLAST ArtPad Pro: 279 x 211 x 7.2mm / 674g / スペースグレー
  • HUION Kamvas Slate 13: 280.6 x 211.8 x 7.5mm / 682g / ダークグレー
  • 違い: サイズ、重量、カラーリングはほぼ同じで、この点においては大きな差はありません。

価格

  • TECLAST ArtPad Pro: 通常価格42,900円(セール時3万円台)
  • HUION Kamvas Slate 13: 通常価格71,249円(セール時6万円台)
  • 違い: ArtPad ProはHUION Kamvas Slate 13のほぼ半額という、圧倒的なコストパフォーマンスを誇ります。

まとめ

TECLAST ArtPad ProHUION Kamvas Slate 13は、同じ画面サイズとSoCを搭載しながらも、全く異なる強みを持つタブレットです。ArtPad Proは、圧倒的な低価格に加え、4G LTE通信、高画質な動画再生、便利な独自OS機能といった「万能性」で大きくリードしています。一方、HUION Kamvas Slate 13は、非光沢ディスプレイの質感や99% sRGBの色域対応など、イラスト制作という「専門性」に特化しています。どちらを選ぶかは、ユーザーがタブレットに何を最も求めるかによって決まると言えるでしょう。

TECLAST ArtPad Proのメリット・デメリット:他機種比較でわかる本当の実力

TECLAST ArtPad Proの画面に絵画が映っている。上部にペンを装着。

TECLAST ArtPad Proは、低価格ながら魅力的な機能を備えたクリエイティブタブレットですが、その立ち位置は独特です。果たしてどのような強みを持ち、どのような弱点を抱えているのでしょうか。ここでは、HUION、Wacom、XPPenなどの専門メーカー製タブレットと比較しながら、ArtPad Proのメリットとデメリットを徹底的に解説します。

【メリット】

メリット1:唯一無二の「4G LTE・GPS」搭載による高い機動性

ArtPad Proが持つ最大のメリットは、競合するクリエイティブタブレットの中で唯一、4G LTE通信機能とGPSを搭載している点です。HUION Kamvas Slate 13やWacom MovinkPad 11、XPPenの各モデルはすべてWi-Fi専用機ですが、ArtPad ProはSIMカードを挿せば、場所を選ばずにインターネットへ接続できます。これにより、屋外での資料収集や、移動中のナビ利用など、活用シーンが劇的に広がります。

メリット2:圧倒的なコストパフォーマンス

発売時の価格が4万円台前半、セール時には3万円台で提供されるArtPad Proは、驚異的なコストパフォーマンスを誇ります。同じHelio G99を搭載するWacom MovinkPad 11(約7万円)やXPPen Magic Note Pad(約6.5万円)と比較しても、はるかに安価です。スタイラスペンも標準で付属するため、初期投資を抑えて大画面のデジタルノート環境を構築したいユーザーにとって、これ以上ない選択肢と言えます。

メリット3:動画視聴を重視したディスプレイと高音質スピーカー

ArtPad Proは、動画配信サービスを高画質で再生できるWidevine L1に対応しています。これは、同じ解像度ながらWidevine L3にとどまるHUION Kamvas Slate 13に対する明確なアドバンテージです。さらに、タブレットとは思えないほど立体的で迫力のある4スピーカーを搭載しており、映画や音楽といったエンターテイメント用途では、競合製品を凌駕する満足感を提供します。

メリット4:便利な「Smartボタン」と最新OS

本体に搭載された物理的な「Smartボタン」は、ワンタッチで表示モードを切り替えたり、好きなアプリを起動したりできる、ArtPad Proならではの便利な機能です。また、OSには比較的新しいAndroid 15をベースとした「ArtOS」を採用しており、UIもシンプルで直感的に操作できます。これは、より古いOSを搭載するXPPen Magic Drawing Pad(Android 12)などと比べても優位な点です。

メリット5:microSDによる柔軟なストレージ拡張

ArtPad ProはmicroSDカードスロットを搭載しており、ストレージ容量を手軽に拡張できます。内蔵の256GBでも十分大容量ですが、最大1TBまでのカードに対応しているため、高解像度のイラストデータや動画ファイルなどを大量に保存する際に非常に役立ちます。比較対象のWacom MovinkPad 11のようにスロットを持たない機種もある中で、これは明確なメリットです。

メリット6:クラス最速レベルの30W急速充電

10000mAhの大容量バッテリーを搭載しながら、30Wの急速充電に対応している点も大きなメリットです。これは、HUION Kamvas Slate 13(18W)やGalaxy Tab S6 Lite 2024(15W)よりも高速であり、充電の待ち時間を大幅に短縮できます。

【デメリット】

デメリット1:プロ用途には一歩及ばないペン性能

ArtPad Proに付属するスタイラスペンは4096段階の筆圧感知に対応していますが、本格的なイラスト制作においてはいくつかの課題があります。特にパームリジェクション(画面に置いた手を誤認識しない機能)が弱く、意図しない線が描かれやすい点が指摘されています。ペンの追従性にも若干の遅延が感じられ、筆圧8192レベルのWacom Pro Pen 3や、充電不要で応答性に優れるGalaxyのSペンなどと比較すると、プロの道具としては一歩譲ります。

デメリット2:クリエイティブ作業には不向きな「光沢ディスプレイ」

ArtPad Proのディスプレイは光沢仕上げのため、色が鮮やかに見える反面、照明や自分の顔が映り込みやすいという弱点があります。また、色の正確性の指標となる99% sRGBのような広色域への対応が公表されていません。HUION Kamvas Slate 13やWacom MovinkPad 11などが、映り込みを抑え、紙のような質感を持つ非光沢(アンチグレア)ディスプレイと、99% sRGB対応を両立しているのと比べると、色を重視するイラスト制作においては明確なデメリットとなります。

デメリット3:記録用としても厳しいカメラ画質

タブレットのカメラは補助的な機能ですが、ArtPad Proの背面カメラはオートフォーカス性能が低く、ピントの合った写真を撮るのが難しいと評価されています。資料の撮影やメモ代わりとしても、画質にはあまり期待できません。

デメリット4:ケースなどが別売りのシンプルな付属品

ArtPad Proにはスタイラスペンと充電器が付属しますが、本体を保護するケースは別売りです。HUION Kamvas Slate 13やXPPen Magic Drawing Padのように、専用ケースや2本指グローブまで標準で付属するモデルと比べると、付属品はシンプルです。

TECLAST ArtPad Proのスペック(仕様)一覧

  • ディスプレイ: 12.7インチ IPS、解像度2176×1600、リフレッシュレート60Hz、アスペクト比7:5
  • プロセッサ: MediaTek Helio G99 オクタコア (2x Cortex-A76 @ 2.2GHz + 6x Cortex-A55 @ 2.0GHz)
  • GPU: Mali-G57 MC2
  • RAM(メモリ): 8GB (+12GBの拡張RAM)
  • ストレージ: 256GB UFS (MicroSDカードで拡張可能)
  • バッテリー: 10000mAh
  • 充電: 30W 超高速充電 (USB-C)
  • 背面カメラ: 13MP (補助レンズ、LEDフラッシュ付き)
  • 前面カメラ: 8MP
  • ワイヤレス通信: Wi-Fi 5 (802.11 a/b/g/n/ac)、Bluetooth 5.2、4G LTE
  • インターフェース: USB 2.0 Type-C、デュアルNano SIM + MicroSD (3-in-2スロット)
  • センサー: 重力センサー、光センサー、近接センサー、ホールセンサー、ジャイロスコープ、コンパス
  • スピーカー: デュアルステレオスピーカー (9CC音響チャンバー)
  • オーディオ: Symphonyオーディオシステム、Art Tuneオーディオアルゴリズム、AIハイパーオーディオ
  • マイク: 搭載
  • スタイラスペン: Teclast T-Pen (4096段階筆圧検知、USI 2.0対応)
  • キーボード: 専用キーボードなし
  • 機能: カスタマイズ可能なスマートボタン、クイックサイドバー
  • アプリ: Art Note
  • セキュリティ: スマート充電保護
  • 生体認証: 顔認証
  • 筐体: CNC加工メタルボディ
  • OS: Android 15 (ArtOS)
  • サイズ: 279mm × 211mm × 7.2mm
  • 重量: 674g
  • カラー: スペースグレー

TECLAST ArtPad Proの評価

TECLAST ArtPad Pro 前面と背面の外観。斜めに傾く。

8つの基準で「TECLAST ArtPad Pro」を5段階で評価してみました。

項目別評価

画面の見やすさ: ★★★★☆
12.7インチの大画面は高解像度で自然な発色ですが、光沢仕上げのため映り込みが少し気になります。

スペック: ★★★★☆
日常使いには十分すぎる性能で、特に高速なUFSストレージと拡張RAMがマルチタスクを快適にしています。

デザイン: ★★★★☆
価格以上の高級感がある金属製の薄型ボディは魅力的ですが、指紋が付きやすく、やや重い点がマイナスです。

耐久性: ★★★☆☆
金属製の筐体はしっかりとしていますが、防水防塵や耐衝撃性能に関する特別な認証はありません。

通信: ★★★★★
Wi-Fi専用機にはない4G LTEとGPSを搭載している点は、このタブレット最大の強みであり、活用シーンを大きく広げます。

機能: ★★★★★
物理的なSmartボタンや多彩な表示モード、顔認証など、日々の使い勝手を向上させる便利な機能が満載です。

使いやすさ: ★★★★☆
シンプルなOSと便利な独自機能で操作は快適ですが、本格的な描画時のペン性能には少し課題が残ります。

価格: ★★★★★
ペンが付属し、4G LTE通信まで対応してこの価格帯というのは、驚異的なコストパフォーマンスと言えます。

総評: ★★★★☆

「万能性」と「専門性」を両立した、驚異のコストパフォーマー

TECLAST ArtPad Proは、単なる「お絵描きタブレット」という枠には収まらない、非常に高い万能性を持った一台です。12.7インチの広大なスクリーンは、ほぼ4:3(※公式サイトでは7:5と記載)というユニークな比率により、Webサイトや電子書籍を快適に表示します。さらに、価格帯からは想像もつかないほどリッチなオーディオ性能と、動画を高画質で再生できるWidevine L1対応は、エンターテイメント体験を格別なものにしてくれます。

そして何より、4G LTE通信とGPSを内蔵している点が、このタブレットを特別な存在にしています。Wi-Fi環境がない場所でもインターネットに接続し、ナビとしても使える。これは、ライバル機にはない決定的なアドバンテージです。これだけの機能を持ちながら、所有欲を満たすプレミアムな金属ボディを採用し、手頃な価格を実現している点は、まさに驚異的と言えるでしょう。

プロの描画ツールには一歩譲るが、デジタルノートとしては最高

ArtPad」という名前からプロ向けの完璧な描画性能を期待すると、少し物足りなさを感じるかもしれません。この点は、専門メーカーであるHUIONのKamvas Slate 13と直接比較するとより明確になります。

まずクリエイティブ作業で重要となるディスプレイですが、HUIONが描画に適した紙のような質感の非光沢(アンチグレア)ガラスを採用し、色の正確性で重要となる99% sRGBの色域を公称しているのに対し、ArtPad Proは光沢ディスプレイであり、色域も公表されていません。ペン性能においても一長一短があり、ArtPad Proはパームリジェクションの弱さが、HUIONは線のブレ(ジッター)が指摘されていますが、精密な描線を引く上ではHUIONの画面の質感に分があると感じました。

一方で、ArtPad Proがデジタルノートとして最高のパートナーであることに疑いの余地はありません。プリインストールされている「Art Note」アプリは、図形の自動補正やレイアウトの自由な変更など、紙のノートでは不可能なデジタルならではの利便性に溢れています。学生の講義ノートからビジネスの議事録作成まで、あらゆる「書く」作業を効率化してくれます。

こんなユーザーにおすすめ

結論として、TECLAST ArtPad Proは「Wi-Fiがない場所でも使える、大画面の多機能タブレットが欲しい」と考えるすべての人におすすめできます。特に、学生やビジネスパーソンが高機能なデジタルノートとして使うには、これ以上ない選択肢です。また、趣味でイラストを描きつつ、映画や読書も楽しみたいというライトなクリエイターにも最適です。

プロのイラストレーターがメインの仕事道具として選ぶにはペン性能に課題が残りますが、それ以外のほとんどのユーザーにとっては、価格をはるかに超える価値と満足感を提供してくれる、非常にバランスの取れた一台です。

TECLAST ArtPad Proの価格・購入先

TECLAST ArtPad Pro 本体 正面の外観。

※価格は2025/10/14に調査したものです。価格は変動します。

ECサイト

  • Amazonで33,900円(税込・クーポン適用)、
  • 楽天市場で51,075円(送料無料)、
  • AliExpressで27,774円、

で販売されています。

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おすすめのライバル機種と価格を比較

TECLAST ArtPad Proに似た性能をもつタブレットも販売されています。価格の比較もできるので、ぜひ参考にしてみてください。

HUION Kamvas Slate 11/13

HUIONから発売されたAndroidタブレットです(2025年4月21日 発売)。Kamvas Slate 11は10.95インチ(1920×1200)、Kamvas Slate 13は12.7インチ(2176×1600)のIPS液晶を搭載しています。

また、MediaTek Helio G99プロセッサ、8GB RAM、128GB(Slate 11)/ 256GB(Slate 13)ストレージ(MicroSDで最大1TB拡張可能)、8000mAh(Slate 11)/ 10000mAh(Slate 13)バッテリー、背面13MPカメラ、前面8MPカメラ、ジャイロセンサー、デュアルマイク、Android 14を搭載。

90Hzリフレッシュレート、4096段階筆圧検知・傾き検知対応のH-Pencil(付属)、クアッドスピーカー、Micro SDカードスロット、レザーケース(付属)、Google Playストア、プリインストールアプリ(HiPaint、ibisPaint、Clip Studio Paintなど(※一部体験版)、USB Type-Cポート(OTG)、Wi-Fi 5、Bluetoothに対応しています。

価格は、Amazonで44,999円(10.95インチ・12.7インチは74,999円)、AliExpressで54,354円、米国 Amazon.comで$263.00、です。

関連記事:HUION Kamvas Slate 11/13 レビュー!お絵描き性能と評価

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Wacom MovinkPad 11

Wacomから発売された11.45インチのタブレットです(2025年7月31日 発売)。

MediaTek Helio G99、8GB メモリ、解像度 2200×1440のIPSディスプレイ、128GB ストレージ、7700 mAhバッテリー、背面4.7Mピクセルカメラ、前面5Mピクセルカメラを搭載しています。

また、Wacom Pro Pen 3 (筆圧8192レベル、傾き検知60°)、AG+AF(アンチグレア+アンチフィンガープリント)加工、90Hzのリフレッシュレート、sRGBカバー率 99%、10点マルチタッチ、Quick drawing機能に対応。

「Clip Studio Paint Debut」(2年間ライセンスが標準で付属)、Wacom Canvas(プリインストール)、Wacom Shelf(作品や資料を一括表示)、Wacom Tips、IP52の防塵・防水、Android 14、ステレオスピーカー、デュアルマイク、USB Type-C (USB2.0)、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.2にも対応しています。

価格は、Amazonで69,080円(税込)、楽天市場で69,080円(送料無料)、ヤフーショッピングで119,020円、です。

関連記事:Wacom MovinkPad 11 レビュー!Magic Note比較と評価

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Magic Drawing Pad

XPPenから発売された手書き用のAndroidタブレットです(2024年2月28日 発売)。

Android 12 OS、Mediatek MT8771、8GB LPDDR4Xメモリ、12.2インチのIPS液晶、256GB UFS 2.2ストレージ、8000mAhバッテリー、背面13MPのメインカメラ、前面8MPのフロントカメラを搭載しています。

また、筆圧16,384段階の「X3 Pro Pencil」、AGエッチング技術、クアッドスピーカー、最大512GBまでのストレージ拡張、ダブルウインドウ機能(画面分割)、読書モード、衝撃ケース(別売)、USB Type-C (OTG)、Wi-Fi 5のデュアルバンド、Bluetooth 5.1に対応しています。

価格は、Amazonで69,000円(税込)、楽天市場で69,000円(送料無料)、ヤフーショッピングで69,000円、AliExpressで72,636円、です。

関連記事:Magic Drawing Padレビュー!Androidでクリスタも快適

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Magic Note Pad

XPPenから発売された10.3インチのタブレットです(2025年3月19日 発売)。

Android 14、MediaTek MT8781 (Helio G99) 、6GB メモリ、3-in-1 X-Paperディスプレイ、128GB ROM、8000 mAhバッテリー、前面1300万画素カメラを搭載しています。

また、3つのカラーモード(ネイチャーカラーモード、ライトカラーモード、インクペーパーモード)、3カラーモード切替、X3 Pro Pencil 2(筆圧感知16384レベル, 充電・ペアリング不要, ソフトペン先, 磁気吸着)、

「XPPen Notesアプリ」(手書き文字変換, 録音, 音声テキスト化, PDF編集)、「カスタマイズ可能ショートカットキー」、「画面分割」、Google Playストア、WPS Office(プリインストール)、マグネット式ケース(付属)、PD/5V充電 (20Wアダプター付属)、デュアルスピーカー、デュアルマイク、USB-C (OTG)、Wi-Fi (2.4/5GHz)、Bluetoothに対応しています。

価格は、Amazonで49,492円(税込・クーポン適用)、楽天市場で65,990円(送料無料)、ヤフーショッピングで49,490円、AliExpressで57,974円、です。

関連記事:Magic Note Padレビュー!Drawing Pad比較、機能・評価

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Galaxy Tab S6 Lite 2024

サムスンから発売されたAndroid 14 + One UI 6.1を搭載した手書き用の10.4型タブレットです(2024年7月31日 発売)。

Exynos 1280 プロセッサと4GB メモリを搭載。5:3のWUXGA+液晶、64GBストレージ、7040 mAhバッテリー、背面8MPのメインカメラ、前面5MPのフロントカメラ搭載で、

Sペン(付属)、15W急速充電、AKG デュアルスピーカー、ドルビーアトモス、Quick Share、DeXモード、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.3、GPSに対応しています。

価格は、Amazonで53,570円(税込)、楽天市場で55,440円(送料無料)、ヤフーショッピングで55,439円、米国 Amazon.comで$329.99、です。

関連記事:Galaxy Tab S6 Lite 2024レビュー!先代と利点・欠点を比較

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REDMI Pad 2 Pro

シャオミから発売された12.1インチのタブレットです(2025年9月26日 発売)。

Xiaomi HyperOS 2(Android 15ベース)、Qualcomm Snapdragon® 7s Gen 4 モバイルプラットフォーム、6GB または 8GB LPDDR4X メモリ、2.5K クリスタルクリアディスプレイ(※マットガラスもあり)、128GB または 256GB UFS 2.2ストレージ、12000mAhバッテリー、背面800万画素カメラ、前面800万画素カメラを搭載しています。

また、連携機能(Home screen+、共有クリップボード、通話同期、ネットワーク同期)、33W急速充電、最大27Wの有線リバース充電、ウェットタッチテクノロジー、Redmi スマートペン(別売)、REDMI Pad 2 Pro キーボード(別売)に対応。

クアッドスピーカー、Dolby Atmos®対応、顔認証、最大2TBまでのストレージ拡張、TÜV Rheinlandによる各種アイケア認証、USB Type-C (USB 2.0)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.4、5G通信(※対応モデルのみ)にも対応しています。

価格は、Amazonで35,980円(Wi-Fi・6GB+128GB・税込)、楽天市場で39,980円(送料無料)、ヤフーショッピングで46,980円、AliExpressで73,876円、です。

関連記事:REDMI Pad 2 Pro 徹底レビュー!新CPUで進化?先代と比較・評価

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他のTeclastタブレットと比較

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