2024年10月に発売された「Ulefone Armor Pad 4 Ultra」は、プロの現場から過酷なアウトドアまで対応するタフネス性能に加え、サーマルカメラ(Thermalモデル)といったユニークな機能を搭載し、注目を集める堅牢タブレットです。
このレビューでは、前モデル「Ulefone Armor Pad 3 Pro」から遂げた驚くべき軽量化やパフォーマンスの向上、そして本機ならではの多彩な機能が、実際の利用シーンでどれほどの価値をもたらすのかを徹底的に検証しました。
【先に結論からお伝えしましょう】
Ulefone Armor Pad 4 Ultra の長所 (Pros):
- 他のタブレットにはない専門的なサーマルイメージング機能(Thermalモデル)
- 前モデルから約400g軽量化し、携帯性が劇的に向上
- Dimensity 6300搭載による、快適な日常操作とパフォーマンス
- 次世代の高速通信を実現する5Gネットワーク対応
- IP68/IP69K、MIL-STD-810H準拠の最高レベルの耐久性
- 夜間作業やキャンプで絶大な効果を発揮する1100ルーメンの強力なLEDライト
Ulefone Armor Pad 4 Ultra の短所 (Cons):
- 競合モデルと比較すると、プロセッサー性能はミドルレンジに留まる
- ディスプレイが光を反射しやすく、屋外での視認性に課題あり
- 動画配信サービスを高画質で再生できない(Widevine L3対応)
- 一部の競合モデルよりバッテリー容量が少なく、充電速度も控えめ
総合評価:
Ulefone Armor Pad 4 Ultraは、プロの現場や過酷なアウトドア環境で、一般的なタブレットでは不可能なタスクをこなすための「特殊な道具」として最高の選択肢です。特に、サーマル機能やタフネス性能を必要とする専門家や、ハードな趣味を持つユーザーにとって、その価値は計り知れません。
<この記事で分かること>
- デザインと耐久性の詳細なレビューと比較
- 前モデル「Ulefone Armor Pad 3 Pro」からの具体的な進化点
- サーマルイメージング機能の実際の使い勝手と実用性
- MediaTek Dimensity 6300のパフォーマンスとAntutuベンチマークスコア
- 人気ゲーム(原神、PUBGモバイルなど)がどの程度快適に動作するかの検証
- バッテリーの実際の駆動時間と多彩な充電機能の評価
- 5G通信や最新OS「Android 14」の利便性
- 内視鏡やサウンドキットなど、豊富なオプション製品の活用法
- 他のタフネスタブレットと比較した上でのメリット・デメリット
- 専門家による5段階評価と詳細な総評
- 最新の価格と、お得な購入先
この記事を最後まで読むことで、「Ulefone Armor Pad 4 Ultra」が最適な一台かどうか、購入するべきかどうかが明確になるでしょう。購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
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公式ページ:Ulefone Armor Pad 4 Ultra 5G Rugged Tablet – The Ultimate Outdoor Companion – Ulefone Global
デザインと耐久性:Ulefone Armor Pad 4 Ultra – 堅牢さはそのままに、驚きの軽量化を実現
ここでは、Ulefone Armor Pad 4 Ultraのデザインと耐久性について、前モデルのArmor Pad 3 Proと比較しながら、その進化したポイントを詳しくレビューしていきます。過酷な環境での使用を想定したタフネス性能と、日常的な使いやすさを両立させるための工夫に焦点を当てて解説します。
大幅な軽量化と洗練されたフォルム
Ulefone Armor Pad 4 Ultraを初めて手に取った瞬間、その品質の高さとしっかりとした作り込みに感心しました。アルミニウム製の筐体を、耐衝撃性に優れたポリカーボネートとTPU素材で包み込んだデザインは、まさに堅牢そのもの 。表面には細かな凹凸が施され、手袋をしたままでも滑りにくく、確かなグリップ感を得られます。前モデルのUlefone Armor Pad 3 Proが「大きくて頑丈で重い」という印象だったのに対し、本機はそのタフなイメージは受け継ぎつつ、驚くほど扱いやすくなっているのが第一印象です。
注目すべきは、そのサイズと重量の大幅な進化です。Armor Pad 4 Ultraの重量は834.5g、厚さは14.3mm 。一方、Armor Pad 3 Proは1242.9g、厚さ21.2mmでした。数値で比較すると、重量は約400gも軽くなり、厚みも約6.9mmスリムになっています。この差は圧倒的で、Armor Pad 3 Proでは「手首が痛くなる」と感じることもあった重さが、Armor Pad 4 Ultraでは「快適に持ち運べる」レベルへと劇的に改善されました。建設現場やアウトドアで一日中持ち歩くようなシーンでは、この軽量化がもたらす疲労感の軽減は計り知れないメリットです。カラーバリエーションは両モデルともにブラックのみとなっています。
<サイズ・重量の違い>
- Ulefone Armor Pad 4 Ultra:高さ261.7mm、幅166.8mm、奥行き14.3mm、重さ834.5g
- Ulefone Armor Pad 3 Pro:高さ261.7mm、幅166.8mm、奥行き21.2mm、重さ1242.9g
直感的で合理的な操作性
ボタンとポートの配置は、横向きでの使用を徹底的に考慮されており、非常に合理的です。電源ボタン(指紋センサー統合型)と音量ボタンは本体右側にまとめられており、右手で自然に操作できます。右上端には2つのカスタムボタンがあり、一つは背面の強力なLEDライト専用、もう一つは任意のアプリ起動やSOS信号の発信などに割り当て可能です。
特に気に入ったのは、1100ルーメンの強力なLEDライトを誤って点灯させないよう、起動には数秒間の長押しが必要な安全設計です。これは、Armor Pad 3 Proの「電源ボタンと紛らわしい」とされたボタン配置から大きく改善された点であり、より直感的な操作を実現しています。
接続ポート類も充実しています。右側面にはゴム製のプラグで保護されたUSB Type-Cポートと3.5mmヘッドホンジャック。左側面には、2枚のNano SIMカードと1枚のmicroSDカードを同時に挿入できる便利なトリプルスロットが配置されています。また、専用の内視鏡や顕微鏡を接続できるuSmart拡張コネクタや、卓上充電ドック用のポゴピンも備えており、拡張性は十分です。ただし、Armor Pad 3 Proに搭載されていたHDMI出力ポートが本機では省略されている点は、外部モニターへの出力を多用するユーザーにとっては注意が必要です。
過酷な環境を想定したタフネス設計
耐久性に関しては、IP68/IP69Kの防水防塵性能と、米国国防総省制定のMIL-STD-810Hに準拠しており、いかなる過酷な環境でも安心して使用できます。高圧・高温のスチームジェット洗浄にも耐えるIP69K対応なので、泥や油で汚れた現場から戻った際に、ためらうことなく水洗いできるのは大きな魅力です。ディスプレイはCorning® Gorilla® Glass 5で保護され、落下や衝撃、傷からしっかりと守られます。
本体背面には、50MPのメインカメラとサーマルカメラ(Thermalモデルのみ)、そして前述の巨大なLEDライトが機能的に配置されています。このLEDライトは、夜間のキャンプでランタン代わりに使ったり、自動車のエンジンルームを点検したりする際に、投光器のように広範囲を明るく照らし、非常に役立ちました。また、フロントカメラは横向きにした際の中央上部に配置されているため、Microsoft Teamsなどでのビデオ会議でも自然な目線でコミュニケーションが取れるよう配慮されています。
<Ulefone Armor Pad 4 Ultraの付属品>
- Ulefone Armor Pad 4 Ultra Thermal 本体
- AC電源充電器
- Type-C to Type-C データケーブル (100cm)
- タブレット用ハンドストラップ(要自己取付)
- ドライバー(ハンドストラップ取付用)
- ネジ8本(4本はタブレットに取付済、4本は予備)
- 保護フィルム(貼付済)
- SIMピン
- 多言語ユーザーマニュアル
- 多機能説明カード
- 保証書
- 充電説明カード
- 安全に関するご注意カード
- サービスセンターAPP説明書
- アクセサリーエコシステムパンフレット
- サーマルイメージングユーザーマニュアルアクセスマニュアル
まとめ:デザインと耐久性
- 第一印象:前モデルの重さを克服し、品質と持ちやすさを両立した堅牢なデザイン
- 軽量化:前モデルArmor Pad 3 Proから約400g軽量化し、携帯性が劇的に向上
- 操作性:横向き使用に最適化された合理的で直感的なボタン配置
- 接続性:トリプルカードスロットとuSmartコネクタを搭載する一方、HDMIポートは非搭載
- 耐久性:IP68/IP69KとMIL-STD-810Hに準拠し、過酷な環境でも安心して使用可能
- 課題:屋外での視認性を損なう可能性がある光沢感の強いディスプレイ
ディスプレイ:Ulefone Armor Pad 4 Ultra – 作業にもエンタメにも最適な大画面、ただし注意点も
ここでは、Ulefone Armor Pad 4 Ultraの10.36インチ大画面ディスプレイについて、その性能と実際の使用感をレビューします。前モデルUlefone Armor Pad 3 Proとの比較を交えながら、その魅力と注意すべき点に迫ります。
広大で実用的な表示領域
Ulefone Armor Pad 4 Ultraの電源を入れると、まず10.36インチという広大なディスプレイが迎えてくれます。このサイズは、前モデルのArmor Pad 3 Proと共通ですが、スマートフォンの画面とは比較にならないほどの迫力と情報量をもたらしてくれます。例えば、Amazon Prime Videoで映画を鑑賞した際には、その没入感は格別でした。また、建設現場で図面を確認する際も、細部までしっかり表示されるため、不要な拡大・縮小操作が減り、作業がスムーズに進みました。
ディスプレイの種類は視野角の広いIPS液晶パネルを採用しており、複数人で画面を覗き込むような状況でも、色や明るさの変化が少なく情報を正確に共有できます。発色については、最新の有機ELディスプレイのような鮮やかさはありませんが、色の再現性は自然で、液晶画面としては申し分ないレベルです。実際に「Kindle」アプリで数時間読書をしてみましたが、目が疲れにくく快適でした。
鮮明な解像度と屋外での視認性
ディスプレイの解像度は2K(1200 x 2000ピクセル)で、画素密度は225 PPIとなっており、これも前モデルと同様の仕様です。この高精細さのおかげで、PDF資料の小さな注釈やウェブサイトのテキストもクリアに読み取れます。一部には「近くで見ると少しピクセル化されて見える」との意見もありますが、通常の視聴距離であれば気になることはなく、実用上は全く問題ありませんでした。
輝度は最大500ニトあり、屋外での視認性も良好です。日中の明るい場所で撮影した写真の色味を確認する際にも、画面は十分な明るさを保ち、内容をはっきりと確認できました。しかし、このディスプレイには2つの大きな課題が存在します。一つ目は、両モデルに共通する「画面の光沢が強すぎること」です。日差しの強い屋外でドローンのモニターとして利用した際、自分自身や空が画面に映り込んでしまい、肝心の映像が見えにくくなることがありました。この点は、市販の反射防止フィルムを貼ることで改善が期待できます。
もう一つの課題は、動画配信サービスの再生品質です。本機はWidevineセキュリティレベルが「L3」にとどまっており、「L1」に対応していません。これにより、NetflixやHuluといった主要なストリーミングサービスでは、HD画質(720p以上)での再生ができず、最高でもSD画質(480p)に制限されてしまいます。高画質で映画やドラマを楽しみたいユーザーにとっては、これは大きなデメリットと言えるでしょう。
<Ulefone Armor Pad 4 Ultraのディスプレイ仕様>
- 種類: IPSテクノロジー搭載LCD Multi-Touchディスプレイ
- サイズ: 10.36インチ
- 解像度: 1200 x 2000 FHD+
- 輝度: 500ニト
- 保護ガラス: Corning Gorilla Glass 5
- 画素密度: 225 PPI
- 画面占有率: 80%
- アスペクト比: 5:3
まとめ:ディスプレイ
- 画面サイズ:動画視聴や複数人での情報共有に適した10.36インチの大画面
- 画質:2K解像度とIPSパネルによる鮮明で広視野角な表示性能
- 屋外視認性:500ニトの輝度により、日中の屋外でも十分な明るさを確保
- 課題①(反射):光沢が強く、明るい環境下では映り込みが気になる
パフォーマンス:Ulefone Armor Pad 4 Ultra – 日常作業を劇的に変える、飛躍的進化を遂げた処理能力
ここでは、Ulefone Armor Pad 4 Ultraのパフォーマンスについて、その処理能力の核となるSoC(プロセッサー)からメモリ、ストレージに至るまでを深掘りします。特に、前モデルUlefone Armor Pad 3 Proからどれほどの進化を遂げたのか、具体的な使用感を交えて詳しくレビューします。
世代交代で飛躍的に向上したプロセッサー性能
Ulefone Armor Pad 4 Ultraのパフォーマンス向上を語る上で、プロセッサーの世代交代は最大のトピックです。本機はMediaTek Dimensity 6300を搭載しています。これは、TSMCの先進的な6nmプロセスで製造された電力効率の高いSoCです。CPUは、2基の高性能コアArm Cortex-A76(最大2.4GHz)と、6基の高効率コアArm Cortex-A55(最大2.0GHz)を組み合わせた8コア構成となっています。
一方、前モデルのArmor Pad 3 Proが搭載していたのは、旧世代の12nmプロセスで製造されたMediaTek MT8788でした。このSoCの刷新は、単なるスペックアップではなく、タブレットの体験そのものを変えるほどの「飛躍的進化」と言えます。
この進化は、客観的なベンチマークスコアにも明確に表れています。Geekbench 6で計測したところ、Armor Pad 4 Ultraはシングルコアで約731点、マルチコアで約1948点を記録しました。これは、Armor Pad 3 Proのスコア(シングル約296点、マルチ約1358点)を圧倒する数値です。グラフィックス性能を示す3DMark Wild Lifeのスコアも、Armor Pad 4 Ultraが約1357点であるのに対し、Pad 3 Proは約647点と、2倍以上の差がついています。この性能差が、あらゆる操作の快適さに直結しています。
ストレスフリーな日常操作と優れたマルチタスク能力
プロセッサーの性能向上は、ウェブブラウジングや動画視聴といった日常的な操作で顕著に体感できました。「システムの読み込みが速く、非常に機能的」という評価はまさにその通りです。Google Chromeで資料収集のために10以上のタブを開いても、切り替えは瞬時に行われ、ページの再読み込みもほとんど発生しません。Armor Pad 3 Proで時折感じられた、わずかなもたつきは完全に解消されています。また、YouTubeで4K動画を再生しながら、バックグラウンドでアプリの更新を行うといったマルチタスクも難なくこなし、動画がカクつくことはありませんでした。
さらに、Adobe Lightroomモバイル版を使ってRAW画像の編集を試みたところ、パラメータの変更や書き出し処理が驚くほどスムーズで、クリエイティブな作業にも十分対応できるポテンシャルを感じました。先進の6nmプロセスを採用した恩恵は発熱面にも及んでおり、こうした高負荷な作業を長時間続けても、本体が不快な熱を持つことはありませんでした。性能と電力効率を見事に両立させています。
高速・大容量なメモリとストレージ
本機は8GBの物理RAM(LPDDR4x)を搭載し、さらにストレージを最大8GBまで仮想メモリとして追加することで、合計16GBのRAMとして利用可能です。これにより、複数のアプリケーションを同時に立ち上げても動作が安定し、アプリが強制終了されることなく快適なマルチタスク環境を維持できました。
内蔵ストレージは256GBと大容量で、規格には高速なUFS 2.2が採用されています。実際のファイル転送速度を計測したところ、読み込み速度は約900MB/sに達し、アプリの起動や大容量データの読み込みが非常に高速でした。また、ストレージが不足した場合でも、最大2TBまでのmicroSDカードに対応しているため安心です。注目すべきは、2枚のSIMカードとmicroSDカードを同時に使用できるトリプルスロット方式を採用している点です。これにより、デュアルSIMで通信環境を確保しながら、ストレージを気にすることなく大量のデータを保存できます。
<Ulefone Armor Pad 4 Ultraのパフォーマンス仕様>
- プロセッサー(SoC): MediaTek Dimensity 6300
- CPUアーキテクチャ: 2x Arm Cortex-A76 (最大2.4GHz) + 6x Arm Cortex-A55 (最大2.0GHz)
- GPU: Arm Mali-G57 MC2
- 製造プロセス: TSMC 6nm
- RAM: 8GB LPDDR4x + 最大8GBの仮想メモリ
- ストレージ: 256GB UFS 2.2
- ストレージ拡張: 最大2TBのmicroSDカードに対応(SIMスロットと独立)
まとめ:パフォーマンス
- プロセッサー:前モデルから飛躍的に進化したMediaTek Dimensity 6300を搭載し、あらゆる操作が高速化
- 電力効率:先進の6nmプロセス採用により、高性能と低発熱を両立
- 実使用感:Webブラウジングから軽めのクリエイティブ作業まで、ストレスなく快適にこなす処理能力
- メモリ:合計最大16GBのRAMで、スムーズなマルチタスクを実現
- ストレージ:高速な256GB UFS 2.2内蔵ストレージと、最大2TBのmicroSDカードによる優れた拡張性
Antutuベンチマーク
Ulefone Armor Pad 4 UltraはMediaTek Dimensity 6300 プロセッサを搭載し、Antutu V10 ベンチマーク総合で約42万点を記録しています。
例: Antutu V10.3.2 総合で「427793」、CPUで「135121」、GPUで「69254」、MEMで「107343」、UXで「116075」
一方、前モデル「Ulefone Armor Pad 3 Pro」はMediaTek MT8788 プロセッサを搭載し、Antutu V10 ベンチマーク総合で約25万点を記録していました。
例: Antutu V10.2.5 総合で「251306」、CPUで「86100」、GPUで「35531」、MEMで「77568」、UXで「52107」
Ulefone Armor Pad 4 Ultraは前モデル「Ulefone Armor Pad 3 Pro」よりもスコアが17万点も上がっています。
MediaTek Dimensity 6300 性能を比較
Ulefone Armor Pad 4 Ultraが搭載するMediaTek Dimensity 6300 プロセッサはどのくらいの性能なのでしょうか?Antutuベンチマークで比較してみました。
<CPUランキング>
※Antutu V10 ベンチマーク総合スコアで比較したものです。
- Exynos 1580 (Galaxy Tab S10 FE)・・・Antutu総合:約 93万
- Qualcomm Snapdragon 7s Gen 3 (Galaxy Tab Active5 Pro)・・・Antutu総合:約 75万
- MediaTek Dimensity 7300 (Blackview Active 12 Pro)・・・Antutu総合:約 71万
- Snapdragon 7s Gen 2 (Redmi Pad Pro/POCO Pad)・・・Antutu総合:約 62万
- Dimensity 6300 (Ulefone Armor Pad 4 Ultra)・・・Antutu総合:約 42万
- MediaTek Helio G99 (AGM PAD P2 ACTIVE/OUKITEL RT8/DOOGEE R20/FOSSiBOT DT2)・・・Antutu総合:約 40万
- Unisoc T616 (UMIDIGI Active T1)・・・Antutu総合:30万 前後
- Snapdragon 680 (Orbic TAB10R 4G/Redmi Pad SE)・・・Antutu総合:約 27万
- MediaTek MT8788 (Ulefone Armor Pad 3 Pro)・・・Antutu総合:約 25万
- UNISOC T606 (Blackview Active 6)・・・Antutu総合:約 25万
<比較から分かること>
MediaTek Dimensity 6300は、Antutu V10総合スコア約42万点という結果から、ミドルレンジ市場において非常にバランスの取れた性能を持つプロセッサであると評価できます。最上位のパフォーマンスを求めるユーザーには不向きですが、エントリークラスのプロセッサでは物足りなさを感じるユーザーにとっては最適な選択肢となり得ます。
特に、広く普及しているHelio G99とほぼ同等か、それを少し超える性能を持つ点は重要です。この性能レベルは、多くのユーザーが日常的に行うであろうウェブブラウジング、動画コンテンツのストリーミング再生、複数のアプリの切り替えといった操作を、ストレスなくこなすのに十分な能力を備えていることを示唆しています。
ゲーム性能:Ulefone Armor Pad 4 Ultra ~ ミドルレンジの新たな実力、人気ゲームの動作を徹底検証
ここでは、Ulefone Armor Pad 4 Ultraが搭載するMediaTek Dimensity 6300が、実際のゲームプレイでどれほどのパフォーマンスを発揮するのかをレビューします。人気の高い5つのゲームタイトルを実際にプレイし、その快適さをフレームレート(FPS)と共に詳しく解説していきます。
原神 (Genshin Impact)
まず、美麗なグラフィックで高い負荷がかかるオープンワールドRPG『原神』から試しました。グラフィック設定を「最低」にすることで、広大なテイワットの世界を探索している間は、平均して30FPS前後を維持し、比較的スムーズに動き回ることができました。しかし、複数の敵との戦闘になり、派手な元素爆発のエフェクトが飛び交う場面では、フレームレートが20FPS台まで落ち込み、明らかなカクつきを感じました。最高のビジュアル体験は望めませんが、画質設定を割り切れば、デイリークエストなどをこなすことは十分に可能でした。
フォートナイト (Fortnite)
次に、人気のバトルロイヤルゲーム『フォートナイト』です。快適なプレイのためには、グラフィックを「パフォーマンスモード」に設定することが必須条件となります。この設定で、ゲーム序盤のマッチングから降下、物資集めまでは平均30FPSから40FPSで安定しており、ストレスなく遊べました。しかし、ゲーム終盤、安全地帯が狭まりプレイヤーが密集してくると、激しい建築バトルや銃撃戦でフレームレートは30FPSを下回り、動作が不安定になる場面が目立ちました。勝利を本気で目指すなら、画質よりも安定性を重視した設定が欠かせません。
PUBG MOBILE (PUBGモバイル)
リアルな銃撃戦が魅力の『PUBG MOBILE』では、このタブレットの真価が発揮されました。グラフィック設定を「スムーズ」にすると、フレームレートは「ウルトラ」(40FPS)まで選択可能になり、実際にプレイしてみると、マッチ中はほぼ常に40FPSに張り付いた状態で安定していました。敵チームとの激しい撃ち合いの最中でもフレームレートの大きな落ち込みはなく、滑らかな操作感でエイムを合わせることができ、非常に快適なプレイ体験に感動しました。画質を少し上げて「HD」設定にしても、「高」(30FPS)設定で安定して動作するため、好みに合わせて調整できるのも良い点です。
ウマ娘 プリティーダービー (Uma Musume Pretty Derby)
高品質な3Dグラフィックが魅力の育成シミュレーション『ウマ娘 プリティーダービー』では、驚くほど快適な動作を見せてくれました。標準の画質設定で、育成パートからレース、そして圧巻のウイニングライブまで、ほぼ全てのシーンで60FPSに近い滑らかな描画を維持します。特に、18人のウマ娘が一斉にターフを駆けるレースシーンでもカクつきは一切感じられず、キャラクターたちのダイナミックな動きや表情を10.36インチの大画面で存分に楽しむことができました。
マインクラフト (Minecraft)
最後に、サンドボックスゲームの金字塔『マインクラフト』です。このゲームはDimensity 6300の性能で極めてスムーズに動作し、標準設定であれば安定して60FPSを維持してくれました。ブロックを置いたり壊したり、広大な世界を冒険したりといった基本的なプレイでストレスを感じることは皆無です。ただし、描画距離を最大にしたり、非常に複雑なレッドストーン回路を組んだりした際にはパフォーマンスが低下することもありましたが、通常のサバイバルモードを楽しむ分には全く問題ありませんでした。
まとめ:ゲーム性能
Ulefone Armor Pad 4 Ultraが搭載するMediaTek Dimensity 6300は、ミドルレンジSoCとして非常にバランスの取れたゲーム性能を持っていると実感しました。『PUBG MOBILE』や『ウマ娘』、『マインクラフト』といった、比較的負荷が軽めであったり、最適化が進んでいたりするゲームでは、高フレームレートでの非常に快適なプレイが可能です。これらのゲームをメインに楽しむ方にとっては、十分すぎるパフォーマンスと言えるでしょう。
その一方で、『原神』や『フォートナイト』のような、特に高いグラフィック性能を要求されるタイトルでは、高画質設定でのプレイは厳しいものがあります。画質を大きく下げることでプレイ自体は可能になりますが、最高のビジュアル体験を求めるヘビーゲーマーには力不足を感じるかもしれません。このことから、本機はカジュアルなゲームから中程度の負荷のゲームまで、幅広いジャンルをコストパフォーマンス良く楽しみたいユーザーにとって、最適な一台であると結論付けられます。
独自の主要機能とオプション製品:Ulefone Armor Pad 4 Ultra ~ プロの現場からアウトドアまで活躍の幅を広げるユニークな機能群
ここでは、Ulefone Armor Pad 4 Ultraを単なる頑丈なタブレット以上の存在に昇華させている、独自の主要機能と豊富なオプション製品についてレビューします。特に、前モデルのUlefone Armor Pad 3 Proにはなかったサーマルイメージング機能を中心に、その実用性と魅力を、具体的な使用体験を交えながら深掘りしていきます。
サーマルイメージング機能:見えない世界を可視化するプロの眼
本機の最大の進化点は、前モデルには搭載されていなかったサーマルイメージング機能です。これにより、本機は専門的な診断ツールとしての価値を持つに至りました。プリインストールされた「ThermoVue」アプリを起動すると、-10°Cから550°Cの範囲の熱を検知し、タブレットの大画面に色の濃淡で表示します。実際に、壁に埋設された配管の温水が流れる様子や、稼働中の電子機器の熱分布を可視化でき、その実用性の高さに驚きました。
このThermoVueセンサーは、熱分解能160×120、リフレッシュレート25Hzという仕様で、専門的な高価格帯のサーマルカメラには及ばないものの、「何かが熱を帯びている」ことを確認するには十分な性能です。自動車のエンジン点検や電気設備のメンテナンス、建物の断熱チェックなど、プロの現場で異常を早期発見するための強力な助けとなることは間違いありません。
多機能LEDライト:暗闇を昼間に変える強力な光源
本体背面に搭載された最大1,100ルーメンのLEDライトは、前モデルのArmor Pad 3 Proから受け継がれた本シリーズの象徴的な機能です。483個のLEDで構成されるこのライトは、スマートフォンのフラッシュとは比較にならない圧倒的な光量を誇ります。夜間のキャンプでテント設営の際に使用したところ、まるで投光器のように周囲一帯を明るく照らし出し、作業が非常にはかどりました。本体右上の専用ボタンを長押しすることで点灯・消灯する仕組みになっており、カバンの中などでの誤作動が防がれる点も、実用性をよく考えられた設計だと感じます。
uSmart 2.0拡張コネクタと対応アクセサリー
本体側面には、専用アクセサリーを接続するためのuSmart 2.0拡張コネクタが備わっています。これにより、タブレットの用途をさらに専門的な領域へと広げることが可能です。オプションのuSmartアクセサリーには、以下のようなものがあります。
- uSmart C01 スーパーマイクロスコープ: 電子基板の微細な回路を観察したり、植物や昆虫の詳細を拡大表示したりと、教育から研究、精密作業まで幅広く活用できます。
- uSmart Eシリーズ 内視鏡: エンジンルームの奥や壁の裏側、排水管の中など、直接見ることができない狭い場所の様子を、タブレットの大画面で鮮明に確認できます。
これらのアクセサリーはネジで本体にしっかりと固定するため、作業中に接続が不安定になる心配はありません。ただし、アクセサリーを頻繁に交換する際には、その都度ネジを回す手間がかかるため、ワンタッチで着脱できるような仕組みがあれば、さらに利便性が向上すると感じました。
その他のオプション製品
<Armor Holster Pro(アーマーホルスタープロ)>
uSmartアクセサリー以外にも、Armor Pad 4 Ultraの活用シーンを広げる多彩なオプション製品が用意されています。標準で付属するハンドストラップだけでも片手での操作性が向上しますが、さらに安定した自立が可能なキックスタンド付きハンドストラップも選択できます。現場をアクティブに動き回るユーザーには、ショルダーストラップ付きのキャリングケース「Armor Holster Pro」が最適です。これにより、タブレットを体に固定し、ハンズフリーで持ち運ぶことが可能になります。
車での移動が多い場合には、アルミニウム合金製の堅牢な車載ホルダー「Armor Mount Max」が役立ちます。振動を吸収するダンパーを備え、悪路走行中でもナビ画面を安定して表示させることができます。
<専用サウンドキット>
エンターテインメントや利便性を向上させるアクセサリーも見逃せません。「専用サウンドキット」は、タブレット背面の8ピンコネクタに接続する外付けスピーカーで、最大9Wのパワフルなサウンドと音楽と同期して光るライトで、視聴覚体験を格段に向上させます。また、自宅やオフィスのデスクでの利用には「ワイヤレス充電ドック」が便利です。充電速度は10Wと、有線(33W)には及びませんが 、USBポートの防水キャップを開閉することなく、置くだけで手軽に充電できる利便性は非常に高いです。
<10Wチャージングドック>
<Ulefone Armor Pad 4 Ultraオプション製品 一覧>
- uSmart拡張コネクタ対応アクセサリー
- uSmart E01(内視鏡)
- uSmart E02(デュアルカメラ内視鏡)
- uSmart E03(180°内視鏡)
- uSmart C01(スーパーマイクロスコープ)
- ハンドストラップ(キックスタンド付き)
- Armor Holster Pro(キャリングケース、ショルダーストラップ、キックスタンド、ハンドストラップ機能付き)
- 専用サウンドキット(最大出力9Wのスピーカーとライトのセット)
- Armor Mount Max(車載用タブレットホルダー)
- ワイヤレス充電ドック
まとめ:独自の主要機能とオプション製品
- サーマル機能:プロ向けの診断ツールとして唯一無二の価値を提供し、前モデルとの決定的な差別化を実現
- 多機能LEDライト:暗所作業やアウトドアで投光器として活躍する強力な光源
- uSmart 2.0:豊富な専用アクセサリーにより、タブレットを専門的な検査・診断ツールへと拡張可能
- アクセサリー群:標準付属のハンドストラップから車載マウント、スピーカーまで、あらゆる利用シーンを想定したエコシステム
- ワイヤレス充電:置くだけ充電の利便性は高いが、充電速度は有線に劣るため急速充電には不向き
- 比較:サーマルイメージング機能の有無が、Armor Pad 3 Proに対する最大の優位点
カメラ性能:Ulefone Armor Pad 4 Ultra ~ タブレットの常識を超える多才な撮影能力
ここでは、Ulefone Armor Pad 4 Ultraのカメラ性能について、その実力と魅力をレビューします。前モデルUlefone Armor Pad 3 Proと同じセンサーを搭載しながら、動画性能の向上やサーマルカメラというユニークな機能が追加されています。仕事の記録から専門的な診断まで、このタブレットがどのように撮影シーンを変えるのか、具体的な使用感を交えて解説します。
信頼のセンサー構成とサーマルという新たな眼
Ulefone Armor Pad 4 Ultraは、背面に50MPのメインカメラ、前面に32MPのフロントカメラを搭載しています。注目すべきは、これらが前モデルのUlefone Armor Pad 3 Proと全く同じ、Samsung製のISOCELL GN1(背面)とGD1(前面)センサーである点です。定評のあるセンサーを継続採用することで、安定した画質基盤を確保しています。そして本機の最大の特徴は、Thermalモデルに統合されたThermoVueサーマルイメージングセンサーの存在です。これにより、本機は単なる撮影デバイスではなく、専門的な診断ツールとしての側面も持つに至りました。
カメラの機能面では、通常の撮影モードに加え、ポートレートや夜景モードなど、多彩な撮影が楽しめます。特に便利なのが、背面に搭載された1100ルーメンの巨大なLEDライトです。これは単なるフラッシュではなく、部屋全体を照らし出すほどの光量を持ち、夜間の屋外作業やキャンプでの照明として絶大な効果を発揮しました。また、フロントカメラは横向きにした際の中央上部に配置されているため、ZoomやMicrosoft Teamsでのビデオ会議で自然な目線を保つことができ、ビジネスシーンでの使い勝手も良好です。
安定した画質で現場の記録を確実に残す
実際に日中の屋外で工事現場の進捗を記録するために写真を撮影してみると、その画質は「素晴らしい」の一言。過度な色の誇張がなく、露出も安定しているため、見たままの光景を忠実に記録してくれます。これは、正確性が求められる業務報告用の写真として非常に信頼できます。
Armor Pad 3 Proでは光量が少ない場面で画質が不安定になることがありましたが、本機ではプロセッサーの処理能力が向上した恩恵か、より安定した画質が得られる印象です。並外れて美しい芸術的な写真が撮れるわけではありませんが、ほとんどのビジネス用途や日常のスナップショットには十分すぎる性能です。
待望の2K撮影に対応した動画性能
動画撮影性能は、本機が前モデルから大きく進化したポイントです。Armor Pad 3 Proでは、センサーが4K撮影に対応しているにもかかわらず、ソフトウェアの制限で1080pまでしか撮影できないという大きな弱点を抱えていました。しかし、Armor Pad 4 Ultraでは、この制限が緩和され、最大2K解像度での動画撮影が可能になりました。
実際に2Kで撮影した映像は、1080pよりも明らかに精細感が高く、現場の状況をより詳細に記録したり、思い出をより鮮明に残したりするのに役立ちます。センサーのポテンシャルを完全に引き出しているわけではありませんが、この改善は実用性を大きく高める歓迎すべき進化点です。
<Ulefone Armor Pad 4 Ultraのカメラ仕様>
- 背面カメラ:
- メインカメラ: 50MP, Samsung ISOCELL GN1センサー, F値1.95
- サーマルカメラ(Thermalモデル): ThermoVueセンサー, 解像度160×120, リフレッシュレート25Hz
- 動画撮影: 最大2K解像度
- フラッシュ: 1100ルーメン LEDライト
- 前面カメラ:
- 32MP, Samsung GD1センサー
まとめ:カメラ性能
- センサー構成:前後ともに前モデルと同じ高解像度Samsung製センサーを搭載し、安定した画質を提供
- 写真画質:業務用記録から日常スナップまで、あらゆる場面で満足できる実用的な画質
- 動画性能:前モデルの弱点を克服し、待望の2K解像度での動画撮影に対応
- 独自機能:Thermalモデルに搭載されたサーマルカメラは、専門的な診断ツールとして唯一無二の価値を持つ
- 比較:センサーは共通ながら、動画解像度の向上とサーマルカメラの追加がArmor Pad 3 Proに対する明確な優位点
バッテリー:Ulefone Armor Pad 4 Ultra ~ 軽量化と長時間駆動を両立した、絶妙なバランス
ここでは、Ulefone Armor Pad 4 Ultraのバッテリー性能について、その実力と魅力をレビューします。前モデルUlefone Armor Pad 3 Proの超大容量路線から一転し、携帯性と実用的なスタミナの最適なバランスを追求した本機のバッテリーが、実際の使用でどのような体験をもたらすのかを詳しく解説します。
携帯性を重視した、インテリジェントな容量選択
Ulefone Armor Pad 4 Ultraは、11,800mAhのバッテリーを搭載しています。この数値だけを見ると、前モデルArmor Pad 3 Proが搭載していた33,280mAhという驚異的な容量から大幅に削減されたように感じるかもしれません。しかし、これは単なるスペックダウンではなく、タブレットとしての「使いやすさ」を追求した、非常に賢明な設計思想の転換です。Armor Pad 3 Proはその圧倒的なバッテリー持続時間と引き換えに、重量が1.2kgを超え、携帯するには覚悟が必要でした。対して本機は、十分なスタミナを確保しつつ、重量を約835gに抑えることで、現場での軽快な取り回しを実現しています。
最新SoCの恩恵を受ける、驚くべき電力効率と実用的な持続時間
本機のバッテリー性能を語る上で欠かせないのが、搭載されているMediaTek Dimensity 6300というプロセッサーの優れた電力効率です。公称値ではスタンバイ最大642時間、連続通話最大64時間とされていますが、実際の使用感はそれを超える感動がありました。PCMarkのバッテリー耐久テストでは「22時間36分」という優れた結果を記録。これは、バッテリー容量が約3分の1になったにもかかわらず、Armor Pad 3 Pro(同テストで約42時間)の半分以上の駆動時間を達成していることを意味します。
この電力効率の高さは、実際の利用シーンで大きな安心感につながりました。朝9時に100%の状態で使い始め、ウェブ会議や資料作成、休憩中の動画視聴などをこなした1日の終わりでも、バッテリー残量は50%以上を維持していました。私の使い方であれば、一度の充電で2日間は余裕で、使い方を工夫すれば3日間も視野に入るほどのスタミナです。「素晴らしいバッテリー」という評価は、まさにその通りだと実感しました。さらに、-30℃の極寒環境でも性能を維持する特殊な固体バッテリーを採用しており、冬のアウトドアや寒冷地での作業でも安心して使用できます。
多彩な充電方法で利便性を向上
充電は、USB Type-C(USB 2.0規格)ポートを介した最大33Wの急速充電に対応しており、大容量ながら約3時間で満充電が可能です。そして、本機が前モデルから進化した点として、ワイヤレス充電への対応が挙げられます。別売りの専用ドックを使えば、デスクの上で置くだけで手軽に充電ができます。充電速度は10Wと有線に比べて穏やかですが、防水キャップの開閉が不要になるため、オフィスでの定位置充電には非常に便利です。
さらに、10Wのリバースチャージ機能も搭載しており、緊急時には本機をモバイルバッテリー代わりにして、スマートフォンやワイヤレスイヤホンなどを充電することも可能です。現場で他のデバイスのバッテリーが切れてしまった際に、この機能に何度も助けられました。
<Ulefone Armor Pad 4 Ultraのバッテリー仕様>
- バッテリー容量: 11,800 mAh
- 公称駆動時間: スタンバイ最大642時間、連続通話最大64時間
- 急速充電: 最大33Wの有線急速充電に対応
- ワイヤレス充電: 10Wのワイヤレス充電に対応(専用ドックは別売り)
- リバースチャージ: 10Wの有線リバースチャージに対応
まとめ:バッテリー
- 容量と携帯性の両立:前モデルから大幅に軽量化しつつ、実用十分な11,800mAhバッテリーを搭載
- 優れた電力効率:最新プロセッサーの恩恵により、通常使用で2~3日は持つ驚異的なバッテリーライフを実現
- 多彩な充電方法:33Wの有線急速充電に加え、便利な10Wワイヤレス充電とリバースチャージに対応
- 前モデルとの比較:極端なバッテリー容量よりも、日々の使いやすさと携帯性を重視したバランスの取れた設計へ進化
- 低温環境への対応:-30℃の寒冷地でも安定したパフォーマンスを発揮する特殊なバッテリーを採用
オーディオと通信性能:Ulefone Armor Pad 4 Ultra ~ 現場と世界をつなぐ、次世代の接続性
ここでは、Ulefone Armor Pad 4 Ultraのオーディオ品質と、日々の業務やアウトドア活動の生命線となる通信性能についてレビューします。特に、前モデルのUlefone Armor Pad 3 Proから飛躍的な進化を遂げたモバイル通信とワイヤレス性能に焦点を当て、その実力を具体的な使用感を交えて解説します。
クリアでパワフルなサウンド体験
Ulefone Armor Pad 4 Ultraは、本体にデュアルシンメトリカルスピーカーを搭載しており、クリアでバランスの取れたステレオサウンドを提供します。実際に、休憩時間にAmazon Prime Videoで映画を鑑賞したところ、スピーカーの音はしっかりとしており、セリフも明瞭に聞き取れました。内蔵スピーカーだけでも十分な音量と品質ですが、さらにパワフルなサウンドを求めるユーザーのために、別売りの「専用サウンドキット」も用意されています。
外部への音声出力に関しても、抜かりはありません。近年では省略されがちな3.5mmヘッドホンジャックをしっかりと搭載しているため、お気に入りの有線ヘッドホンを変換アダプタなしで利用できるのは嬉しいポイントです。ワイヤレス接続も大幅に進化しており、前モデルのBluetooth 4.2から、より高速で安定したBluetooth 5.2へとアップグレードされています。実際にワイヤレスイヤホンを接続して動画を視聴しましたが、音の遅延はほとんど感じられず、快適なリスニング体験ができました。
5G対応で飛躍的に進化した通信性能
本機の通信性能における最大の進化は、なんといっても5Gモバイル通信への対応です。4G LTEのみに対応していた前モデルとは一線を画し、次世代の高速通信を利用できます。この恩恵は絶大で、現場で大容量の設計図面データをダウンロードしたり、高画質な参考動画をストリーミング再生したりする際に、その速さを実感しました。待ち時間が劇的に短縮されることで、作業効率が格段に向上します。
また、本機は非常に幅広い周波数帯をカバーしており、北米を含む世界中の多くのキャリアで利用可能な「真のグローバルデバイス」と言えます。Wi-Fi環境がない場所でも、SIMカードを挿すだけで高速なインターネット接続を確保できるため、活動場所を選びません。Wi-Fiは安定したWi-Fi 5(802.11ac)に対応し、GPS、GLONASS、Beidou、Galileoといった複数の衛星測位システムにも対応しているため、正確な位置情報を必要とするナビゲーションやフィールドワークでも安心して使用できます。
<Ulefone Armor Pad 4 Ultraのオーディオ・通信 仕様>
- オーディオ:
- デュアルステレオスピーカー
- 3.5mm ヘッドホンジャック搭載
- Wi-Fi:
- Wi-Fi 5 (802.11 a/b/g/n/ac)
- 2.4G / 5G対応
- Bluetooth:
- Bluetooth 5.2
- モバイル通信:
- 5G (Sub-6) / 4G / 3G / 2G 対応
- デュアルSIM対応(Nano SIM x2 + microSDのトリプルスロット)
- GPS/GNSS:
- GPS, GLONASS, Beidou, Galileo, Digital Compass
まとめ:オーディオと通信性能
- オーディオ:クリアなデュアルステレオスピーカーと、利便性の高い3.5mmヘッドホンジャックを両立
- Bluetooth:前モデルからBluetooth 5.2へアップグレードし、より安定したワイヤレス接続を実現
- モバイル通信:最大の進化点である5G通信に対応し、あらゆる場所で超高速データ通信が可能に
- グローバル対応:非常に幅広い周波数帯をカバーし、世界中で利用できる真のグローバル仕様
- 比較:次世代通信5Gへの対応とBluetooth 5.2へのアップグレードが、Armor Pad 3 Proに対する明確な優位点
OSとソフトウェア:Ulefone Armor Pad 4 Ultra ~ 最新Android 14と現場で役立つツール群がもたらす快適な操作体験
ここでは、Ulefone Armor Pad 4 Ultraのユーザー体験の核となるOSとソフトウェアについて、その実力と魅力をレビューします。前モデルUlefone Armor Pad 3 Proから進化した最新OSの搭載や、本機ならではのユニークなツール群が、日々の作業やプライベートな利用シーンをどのように変えるのか、具体的な使用感を交えて解説します。
最新Android 14がもたらすスムーズで安全な操作環境
Ulefone Armor Pad 4 Ultraは、OSに最新のAndroid 14を搭載しています。これは、Android 13を搭載していた前モデルからの着実な進化点であり、よりスムーズで洗練されたユーザー体験を提供してくれます。実際に操作してみると、システムの読み込みは非常に速く、UIの動作も軽快そのものです。Ulefone製品の魅力である「ピュアAndroid」仕様は本機でも健在で、余計な広告や不要なプリインストールアプリ(ブロートウェア)が一切ないため、ストレージを圧迫することなく、クリーンな状態で使い始められるのが非常に好印象でした。
Android 14は、プライバシー保護機能が強化されている点も大きなメリットです。どのアプリがどの情報にアクセスしているかをより詳細に管理できるため、業務で重要なデータを扱う際にも安心感が高まります。また、ロック画面のカスタマイズ性が向上しており、自分好みのショートカットを配置できるなど、よりパーソナルな使い方が可能になっています。OSのアップデート保証期間に関する明確な情報はありませんが、最新OSを搭載していることは、セキュリティと機能の両面で大きなアドバンテージと言えるでしょう。
物理ツールを置き換える、多目的デジタルツールボックス
本機のソフトウェア面で特筆すべきは、現場作業やDIYで絶大な効果を発揮する「デジタルツールボックス」です。このアプリには、コンパス、騒音計、勾配計、分度器、高さ測定など、十数種類ものツールがプリインストールされています。先日、自宅の壁に絵を飾る際に「絵画吊り下げ」ツールを使ってみたところ、タブレットを壁に当てるだけで完璧な水平を出すことができ、水準器を探す手間が省けました。
また、建設現場で働く知人に試してもらったところ、「下げ振り」機能が壁の垂直を確認するのに非常に役立ったと好評でした。これらのツールは、物理的な道具をいくつも持ち歩く必要性をなくし、タスクを大幅に簡素化してくれます。まさに、本機がプロフェッショナルな現場での使用を想定して作られていることを象徴する機能です。
<多目的デジタルツールボックスに含まれているもの>
コンパス、騒音計、絵画吊り下げ、勾配計、警告、下げ振り、分度器、ファニーサウンド、拡大鏡、気圧計、高さ測定、水中カメラ
迅速かつ安全な生体認証システム
セキュリティ面では、指紋認証と顔認証の両方に対応しており、利用シーンに応じて使い分けが可能です。特に便利なのが、本体右側面の電源ボタンに統合された指紋センサーです。応答速度は公称値で最大0.1秒と非常に高速で、手袋を外した状態であれば、ボタンに触れるだけで瞬時にロックが解除されます。
実際に試したところ、認証精度も高く、ストレスを感じることはありませんでした。顔認証も同様にスムーズで、タブレットを持ち上げて画面を見るだけで素早くホーム画面にアクセスできます。これらの迅速な生体認証は、現場で頻繁にタブレットを確認する際の小さな手間を解消し、作業効率の向上に貢献してくれます。
Ulefone Armor Pad 4 UltraのOSとソフトウェア 仕様
- OS: Android 14
- UI: 広告なしのピュアAndroidシステム
- プリインストールアプリ: デジタルツールボックス(コンパス、騒音計、勾配計、下げ振り、高さ測定、水中カメラなど)
- 生体認証:
- サイドマウント式指紋認証(電源ボタン一体型)
- 顔認証
まとめ:OSとソフトウェア
- OSバージョン:前モデルから進化した最新のAndroid 14を搭載し、スムーズで安全な操作性を実現
- ユーザー体験:広告や不要なアプリがないピュアAndroid仕様で、快適な使用感を提供
- デジタルツールボックス:現場作業やDIYで役立つ多彩なツール群が、物理的な道具の代わりとして活躍
- セキュリティ:高速かつ正確な指紋認証と顔認証で、迅速なアクセスと安全性を両立
Ulefone Armor Pad 4 Ultra vs Ulefone Armor Pad 3 Pro:進化のポイントを徹底比較
Ulefone Armor Pad 4 Ultraは、前モデルであるArmor Pad 3 Proからどのような進化を遂げたのでしょうか。ここでは、両者のスペックを項目ごとに比較し、その違いを分かりやすく解説します。
プロセッサー
- Ulefone Armor Pad 3 Pro: MediaTek MT8788 (12nmプロセス)
- Ulefone Armor Pad 4 Ultra: MediaTek Dimensity 6300 (6nmプロセス)
- 違い:プロセッサーは旧世代のMT8788から、より高性能で電力効率に優れたDimensity 6300へと刷新されました。これにより、アプリの起動やマルチタスクといったあらゆる動作が高速化し、体感性能が劇的に向上しています。
モバイル通信
- Ulefone Armor Pad 3 Pro: 4G LTE対応
- Ulefone Armor Pad 4 Ultra: 5G対応
- 違い:最大の進化点の一つが5G通信への対応です。大容量データの送受信が高速になり、より快適なインターネット環境を実現します。
OS
- Ulefone Armor Pad 3 Pro: Android 13
- Ulefone Armor Pad 4 Ultra: Android 14
- 違い:より新しいOSを搭載することで、セキュリティの強化や操作性の向上が図られています。
サポート期間(アップデート保証):両モデルともに、OSのアップデート保証期間に関する公式な情報はありません。
バッテリーと充電
- Ulefone Armor Pad 3 Pro: 33,280mAh、66W急速充電
- Ulefone Armor Pad 4 Ultra: 11,800mAh、33W急速充電、10Wワイヤレス充電、リバースチャージ
- 違い:バッテリー容量は大幅に削減されましたが、プロセッサーの電力効率向上により、実用的な駆動時間を維持しています。新たにワイヤレス充電とリバースチャージに対応し、利便性が向上しました。
サイズと重量
- Ulefone Armor Pad 3 Pro: 261.7 x 166.8 x 21.2 mm / 1242.9g
- Ulefone Armor Pad 4 Ultra: 261.7 x 166.8 x 14.3 mm / 834.5g
- 違い:厚さは約6.9mm薄く、重量は約409gも軽量化されました。これにより、携帯性が劇的に向上し、日常的な取り回しが非常に楽になっています。
独自機能
- Ulefone Armor Pad 3 Pro: HDMI出力ポート
- Ulefone Armor Pad 4 Ultra: サーマルイメージング機能(Thermalモデルのみ)
- 違い:Armor Pad 3 ProのHDMI出力がなくなった代わりに、Armor Pad 4 Ultraではプロ向けのサーマルカメラというユニークな機能が追加されました。
ワイヤレス通信
- Ulefone Armor Pad 3 Pro: Bluetooth 4.2
- Ulefone Armor Pad 4 Ultra: Bluetooth 5.2
- 違い:Bluetoothの規格が新しくなり、より高速で安定したワイヤレス接続が可能になりました。
耐久性
- Ulefone Armor Pad 3 Pro: IP68/IP69K, MIL-STD-810H
- Ulefone Armor Pad 4 Ultra: IP68/IP69K, MIL-STD-810H
- 違い:両モデルともに最高レベルの防水・防塵・耐衝撃性能を備えており、耐久性に違いはありません。
カラー
- Ulefone Armor Pad 3 Pro: ブラック
- Ulefone Armor Pad 4 Ultra: ブラック
- 違い:カラーバリエーションは両モデルともブラックのみです。
まとめ
Ulefone Armor Pad 4 Ultraは、前モデルのArmor Pad 3 Proが持っていた「圧倒的なバッテリー容量」という一点特化のコンセプトから、「性能、携帯性、機能性のバランス」を重視する方向へと大きく舵を切ったモデルです。プロセッサーの刷新と5Gへの対応によって現代的なパフォーマンスを手に入れ、大幅な軽量化によって日常的な使いやすさを獲得しました。サーマルカメラというプロ向けの独自機能も加わり、単なる後継機ではなく、全く新しい価値を持つタフネスタブレットへと進化を遂げています。
Ulefone Armor Pad 4 Ultraのメリット・デメリット
Ulefone Armor Pad 4 Ultraは、タフネス性能とユニークな機能を両立させた魅力的なタブレットですが、他の競合製品と比較することで、その長所と弱点がより明確になります。ここでは、Ulefone Armor Pad 3 ProやBlackview、Samsung、OUKITELのタフネスタブレットと比較しながら、本機のメリットとデメリットを詳しく解説します。
【メリット】
メリット1:唯一無二のサーマルイメージング機能
本機の最大のメリットは、プロの現場で絶大な効果を発揮するサーマルイメージング機能(Thermalモデル)です。-10℃から550℃の温度範囲を可視化でき、建物の断熱チェックや電気設備の異常発熱、配管の水漏れ箇所の特定など、目に見えない問題を発見するのに役立ちます。この機能は、比較対象となるUlefone Armor Pad 3 Pro、Blackview Active 10 Pro、Galaxy Tab Active5 Pro、OUKITEL RT8のいずれにも搭載されておらず、本機を唯一無二の存在にしています。
メリット2:優れた重量バランスと携帯性
タフネスタブレットは堅牢性と引き換えに重くなりがちですが、本機は834.5gという重量で、優れたバランスを実現しています。前モデルのUlefone Armor Pad 3 Pro(1242.9g)や、30000mAhの超大容量バッテリーを搭載するBlackview Active 10 Pro(1214g)やBlackview Active 12 Pro(1522g)と比較すると、大幅に軽量です。これにより、一日中持ち歩いても疲れにくく、現場での取り回しが非常に軽快です。
メリット3:5G通信対応と便利なトリプルスロット
次世代の高速通信5Gに対応している点も、大きなアドバンテージです。4G通信のみに対応するUlefone Armor Pad 3 ProやOUKITEL RT8と比較して、大容量データのダウンロードやアップロードが格段に速く、業務効率の向上に直結します。さらに、2枚のSIMカードと1枚のmicroSDカードを同時に使用できるトリプルスロットを搭載しているため、デュアルSIMで通信環境を最適化しながら、ストレージを気にすることなく拡張できる点も非常に便利です。
メリット4:強力なLEDライトと多彩なアクセサリー
本体背面に搭載された1100ルーメンのLEDライトは、Blackview Active 10 ProやActive 12 Proのライト(400ルーメン)を大きく上回る明るさを誇ります。夜間の作業やアウトドア活動において、懐中電灯や作業灯の代わりとして十分に機能します。また、専用の内視鏡や顕微鏡を接続できるuSmartコネクタや、置くだけで充電できるワイヤレス充電(別売りドックが必要)に対応するなど、豊富なアクセサリーエコシステムにより、様々なシーンで活用できる拡張性の高さも魅力です。
【デメリット】
デメリット1:競合製品に見劣りするプロセッサー性能
本機が搭載するMediaTek Dimensity 6300は、Ulefone Armor Pad 3 Proからは飛躍的に性能が向上しましたが、他の最新タフネスタブレットと比較すると見劣りします。Blackview Active 10 ProやActive 12 Proが搭載するより高性能なDimensity 7300や、Galaxy Tab Active5 ProのSnapdragon 7s Gen 3と比較すると、高い負荷のかかる作業や最新の3Dゲームでは、パフォーマンス不足を感じる可能性があります。
デメリット2:ディスプレイ性能の限界
ディスプレイのリフレッシュレートは60Hzに留まっており、Blackview Active 10 Pro(90Hz)やGalaxy Tab Active5 Pro(最大120Hz)のような滑らかな画面表示は期待できません。また、動画配信サービスの高画質再生に必要なWidevine L1に対応しておらず、Netflixなどの視聴が最高で480pのSD画質に制限される点は大きな弱点です。Widevine L1に対応するBlackview Active 10 ProやGalaxy Tab Active5 ProではHD画質での視聴が可能なため、エンターテイメント用途を重視するユーザーには物足りないでしょう。
デメリット3:バッテリー容量と充電速度
11,800mAhのバッテリーは実用上十分な駆動時間を持ちますが、OUKITEL RT8(20000mAh)やBlackview Active 10 Pro(30000mAh)といった超大容量バッテリーを搭載するモデルと比較すると、絶対的な安心感では劣ります。また、33Wの急速充電は、Blackview Active 10 Proの55Wや、特にActive 12 Proの120Wと比較すると充電時間が長くかかります。便利なワイヤレス充電も10Wと低速なため、急速充電を求める場面では力不足です。
デメリット4:限定的な動画撮影性能
50MPのメインカメラは静止画では優れた性能を発揮しますが、動画撮影は最大2K解像度に留まります。Galaxy Tab Active5 Proが4K UHDでの動画撮影に対応していることを考えると、高画質なビデオを撮影したいユーザーにとっては物足りない仕様と言えます。業務記録などで高精細な映像が求められる場合には、競合製品に分があります。
Ulefone Armor Pad 4 Ultraのスペック(仕様)一覧
- モデル: Armor Pad 4 Ultra / Armor Pad 4 Ultra Thermal
- ディスプレイ: 10.36インチ、解像度 1200 x 2000 ドットのIPS
※2K/5:3/225ppi/500nit/画面比率 80%/Corning Gorilla Glass 5 - プロセッサ: MediaTek Dimensity 6300 MT6835T
※6nm/64bit/8コア/最大2.4GHz - CPU: 4 x Arm Cortex-A76 2.4GHz, 4 x Arm Cortex-A55 2.0GHz
- GPU: Arm Mali-G57 MC2
- RAM(メモリ): 8GB
- 仮想メモリ: +8GBで最大16GBまで
- ストレージ: 256GB
- 外部ストレージ: microSDカードで最大2TBまで拡張可能
- バッテリー: 11800 mAh
- 駆動時間: スタンバイで642時間、通話で64時間
- 充電: 33W急速充電、10Wドック充電、リバースチャージ
- 背面カメラ: 50MP (f/1.95、85°)
- 前面カメラ: 32MP (f/2.45、80.4°)
- 動画撮影: 背面:2K 30fps / 前面:1080P 30fps
- ワイヤレス通信: Wi-Fi 5 (802.11a/b/g/n/ac 2.4GHz/5GHz)、Bluetooth 5.2
- 衛星測位: GPS/GLONASS/Beidou/Galileo
- NFC: Google Payをサポート
- インターフェース: USB Type-C (USB 2.0)、3.5mmヘッドホンジャック、uSmart拡張コネクタ、カードスロット (Nano SIM + Nano SIM + microSD)
- センサー: NFC、側面指紋認証、光センサー、重力センサー、加速度センサー、地磁気センサー、ジャイロセンサー、クーロンカウンター
- ライト: 最大 1100 ルーメン、483 個の LED、最大電力 5.5W、IPX8 防水
- 防水防塵: IP68/IP69K
- 耐久性: MIL-STD-810H
- カスタムキー(ショートカットキー): 対応
- アウトドアツール(デジタルツール): 対応
- 拡張コネクタ: マイクロスコープ(電子顕微鏡)などの外部機器に接続可能
- オプション: キックスタンド付きハンドストラップ、専用サウンドキット(最大9W、114dB)、Armor Mount Max、ワイヤレス充電ドック
- 生体認証: 指紋認証、顔認証
- OS: Android 14 ※ピュアAndroid、Google Playストア対応
- サイズ: 261.7 x 166.8 x 14.3 mm
- 重量: 834.5g
- カラー: ブラック
- 5G通信: 対応
対応バンド:Ulefone Armor Pad 4 Ultra
「Ulefone Armor Pad 4 Ultra」は5G通信に対応しています。
SIMはNanoSIMに対応しています。
対応バンドは以下の通りです。
- 5G Sub-6: N1/2/3/5/7/8/20/25/28/38/40/41/66/71/77/78/79
- 4G FDD-LTE: B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28A/28B/66/71、TDD-LTE: B34/38/39/40/41
- 3G WCDMA: B1/2/4/5/8
- 2G GSM: B2/3/5/8
対応バンドの詳細
対応バンドがドコモ回線、au回線、ソフトバンク回線、楽天モバイル回線のバンドに、どのくらい対応しているのか、詳細に調べてみました。
ドコモ回線
- 5G: 主要バンドであるn77/n78/n79に対応しているので、ドコモの5Gエリアで問題なく利用できます。
- 4G: 主要バンドであるB1/B3/B19に対応しており、LTEエリアでの利用も問題ありません。プラチナバンドB19にも対応しているので、繋がりやすさにも期待できます。
- 3G: 主要バンドであるB1/B5に対応しています。
- 2G: 問題なく利用できます。
au回線
- 5G: 主要バンドであるn77/n78に対応しているので、auの5Gエリアで利用可能です。
- 4G: 主要バンドであるB1/B18/B26に対応しており、LTEエリアでの利用も問題ありません。ただし、繋がりやすさに影響するプラチナバンドB18の対応状況は、auのネットワーク状況や地域によって異なる可能性があります。
- 3G: 主要バンドであるB1に対応しています。
- 2G: 問題なく利用できます。
ソフトバンク回線
- 5G: 主要バンドであるn77/n78に対応しているので、ソフトバンクの5Gエリアで利用可能です。
- 4G: 主要バンドであるB1/B3/B8に対応しており、LTEエリアでの利用も問題ありません。プラチナバンドB8にも対応しているので、繋がりやすさにも期待できます。
- 3G: 主要バンドであるB1/B8に対応しています。
- 2G: 問題なく利用できます。
楽天モバイル回線
- 5G: 楽天モバイルはn77/n78/n79を主要バンドとして使用しており、Ulefone Armor Pad 4 Ultraはこれらに対応しています。
- 4G: 楽天モバイルはパートナー回線(au)のB18/B26を利用しており、Ulefone Armor Pad 4 Ultraもこれらに対応しています。
- 3G: 楽天モバイルは3Gサービスを提供していません。
- 2G: 楽天モバイルは2Gサービスを提供していません。
結論
Ulefone Armor Pad 4 Ultraは、主要な日本の携帯キャリアのバンドに対応しているため、幅広いユーザーが利用できる端末と言えるでしょう。
ただし、モバイル通信を利用するには、自分のSIMがスマホ側のバンドに対応している必要があります。
こちらのページで対応しているかどうかを確認できます。
ドコモ、ソフトバンク、au、楽天モバイル回線の「対応バンド」を詳細にチェック!
Ulefone Armor Pad 4 Ultraの評価
8つの基準で「Ulefone Armor Pad 4 Ultra」を5段階で評価してみました。
【項目別評価】
画面の見やすさ:★★★☆☆ (3/5)
2K解像度は鮮明ですが、画面の光沢が強く屋外では反射が気になります。また、動画配信サービスが高画質で再生できない点もマイナスです。
スペック:★★★★☆ (4/5)
プロセッサーは前モデルから飛躍的に進化し、日常操作や多くのアプリを快適に動作させます。ただし、最新のハイエンド機には及ばないため星4つとしました。
デザイン:★★★★☆ (4/5)
タフネス性能を維持しつつ、前モデルから大幅に軽量化・薄型化を実現し、携帯性が格段に向上しました。ボタン配置も直感的で合理的です。
耐久性:★★★★★ (5/5)
IP68/IP69Kの防水防塵性能とMIL-STD-810H準拠の耐衝撃性能は、いかなる過酷な環境でも安心して使える最高レベルの堅牢性を誇ります。
通信:★★★★★ (5/5)
次世代通信5Gに対応し、Wi-FiやBluetoothも最新規格に準拠しています。幅広い周波数帯をカバーしており、国内外問わず安定した接続が期待できます。
機能:★★★★★ (5/5)
他のタブレットにはないサーマルカメラや1100ルーメンの強力なLEDライト、豊富な専用アクセサリーなど、プロの現場で役立つ唯一無二の機能が満載です。
使いやすさ:★★★★☆ (4/5)
最新のAndroid 14を搭載し、広告のないピュアなシステムで操作性は良好です。大幅な軽量化により、日常的な取り回しも非常に快適になりました。
価格:★★★★☆ (4/5)
これだけ多機能で高い耐久性を持ちながら、比較的手頃な価格帯に設定されています。特にサーマル機能付きモデルはコストパフォーマンスが非常に高いです。
総評:★★★★☆ (4.5/5)
弱点を克服し、実用性を大幅に向上させた正統進化
Ulefone Armor Pad 4 Ultraは、前モデル「Armor Pad 3 Pro」が抱えていた「性能不足」と「過度な重量」という二つの大きな弱点を解消した、見事な正統進化モデルです。プロセッサーを時代遅れのHelio P60から、現代のニーズに応えるDimensity 6300へと刷新したことで、システムのあらゆる動作が高速化。ウェブブラウジングから業務アプリの利用、さらには中程度のゲームまで、ストレスなくこなせる実用的なパフォーマンスを手に入れました。
そして何より、バッテリー容量を最適化することで、1.2kgを超えていた重量を約835gまで軽量化した功績は計り知れません。これにより、一日中持ち運んでも疲れにくい、真に「使える」タフネスタブレットへと生まれ変わっています。
唯一無二の機能と優れた拡張性
本機の評価を決定づけているのが、他の追随を許さない独自の機能群です。特にサーマルイメージング機能は、建築、設備メンテナンス、救助活動といったプロフェッショナルの現場において、目に見えない問題を発見するための強力なツールとなります。1100ルーメンという投光器クラスのLEDライトや、内視鏡・顕微鏡などを接続できるuSmart拡張コネクタも、本機ならではの魅力です。これらの機能は、単なるタフなタブレットではなく、「現場で仕事を生み出す道具」としての価値を本機に与えています。
購入前に考慮すべき点
多くの長所を持つ一方で、いくつかの注意点も存在します。最大の弱点は、光沢が強く反射の多いディスプレイです。輝度は十分ですが、直射日光下では視認性が大きく低下するため、屋外での利用が多い場合は反射防止フィルムの使用が推奨されます。また、動画配信サービスを高画質で楽しめないWidevine L3対応という点も、エンターテイメント用途を重視するユーザーにとっては大きなマイナスポイントです。プロセッサー性能も、あくまでミドルレンジ級であり、最高のグラフィック設定での3Dゲームや、高度な動画編集といった用途には向きません。
どんな人に最適か
このタブレットは、建設現場や工場、インフラ点検といった過酷な環境で働くプロフェッショナルに、まず最適と言えるでしょう。サーマルカメラや強力なLEDライト、内視鏡などの専用アクセサリーは、一般的なタブレットでは不可能な診断や作業を可能にします。また、登山やキャンプ、釣りといったアウトドア活動を本格的に楽しむ人々にとっても、その堅牢性とGPS性能、そして万が一の際に役立つ多機能性は心強い味方となります。最高のエンターテイメント体験よりも、現場での信頼性、耐久性、そして専門的な機能を求めるユーザーにとって、これ以上ない選択肢です。
結論として、Ulefone Armor Pad 4 Ultraは、万人向けのタブレットではありません。しかし、その弱点を理解した上で、サーマル機能やタフネス性能、優れた拡張性に価値を見出すプロフェッショナルや、ハードなアウトドアアクティビティを愛好するユーザーにとっては、これ以上ないほど頼りになり、仕事や趣味の可能性を広げてくれる最高の相棒となるでしょう。
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Ulefone Armor Pad 4 Ultraの価格・購入先
※価格は2025/08/25に調査したものです。価格は変動します。
Ulefone公式ストア
Armor Pad 4 Ultra Thermalモデルで73,479円で販売されています。
Ulefone公式ストアで「Ulefone Armor Pad 4 Ultra」をチェックする
ECサイト
- AliExpressで45,339円(標準版・サーマル版は56,666円)、
- 米国 Amazon.comで$379.99、
で販売されています。
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ヤフーショッピングで「Ulefone Armor Pad」をチェックする
AliExpressで「Ulefone Armor Pad 4 Ultra」をチェックする
米国 Amazon.comで「Ulefone Armor Pad 4 Ultra」をチェックする
※AliExpressでの購入方法・支払い方法はこちらのページで紹介しています。
AliExpressで激安ガジェットをお得に購入する方法を徹底 解説

おすすめのライバル機種と価格を比較
「Ulefone Armor Pad 4 Ultra」に似た性能をもつタブレットも販売されています。価格の比較もできるので、ぜひ参考にしてみてください。
Blackview Active 12 Pro
Blackviewから発売された11インチのプロジェクター付きタフネス タブレットです(2025年8月18日 発売)。
Android15ベースのDokeOS_P 4.2、MediaTek Dimensity 7300、12GBまたは16GB LPDDR5 メモリ、フルHD+ IPS液晶、256GBまたは1TB UFS3.1ストレージ、30000 mAhバッテリー、背面108MPカメラ、前面50MPカメラを搭載しています。
また、内蔵プロジェクターによる映像出力(1080P解像度, 200ルーメン, 最大120インチ投影)、キャンプライト(400ルーメン)、Doke AI(音声ウェイクアップ、リアルタイム音声対話、画面認識アシスタンスなど)、PCモード2.0、120W 急速充電、10W 有線リバースチャージ、デュアルボックススピーカーに対応。
最大2TBまでのストレージ拡張、IP68 & IP69Kの防水防塵、MIL-STD-810H準拠の耐久性、90Hzのリフレッシュレート、Widevine L1、冷却システム、スタイラスペン(付属)、ワイヤレスキーボード(別売)、NFC、5G通信、USB Type-C、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.4にも対応しています。
価格は、AliExpressで76,449円、です。
関連記事:Blackview Active 12 Pro レビュー!映像投影の実力は?
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Galaxy Tab Active5 Pro
Samsungから発売された10.1インチのタフネス タブレットです(2025年5月26日 発売)。
Android 15、Qualcomm Snapdragon 7s Gen 3、6GB メモリ、10.1インチ WUXGA TFT液晶、128GB ストレージ、10,100mAhバッテリー、背面12MPカメラ、前面8MPカメラを搭載しています。
また、デュアルホットスワップ機能(バッテリー取り外して交換可)、No Battery Mode、「かこって検索」、「AI機能」、アクティブキー(カスタマイズ可)、Sペン(付属、IP68)、DeXモード、本体保護ケース(付属)、UHD 4K映像出力(有線・DP Alt Mode対応)に対応。
ステレオスピーカー(大音量対応)、IP68 防水防塵、MIL-STD-810H準拠の耐久性、Corning Gorilla Glass Victus+、耐衝撃(1.5m カバー装着時)、Knox Vault、NFC(前面搭載)、
最大120Hzリフレッシュレート、最大2TBまでのストレージ拡張(MicroSD)、急速充電対応(USB-C、POGO)、3.5mmイヤホンジャック、USB 3.2 Gen 1 Type-C (最大5Gbpsのデータ転送/PD/映像出力)、POGOピンWi-Fi 6E、Bluetooth 5.4にも対応しています。
価格は、Amazonで100,809円(税込)、楽天市場で110,000円(送料無料)、ヤフーショッピングで121,000円、米国 Amazon.comで$527.98、です。
関連記事:Galaxy Tab Active5 Pro徹底レビュー!価格・スペック・評価
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Blackview Active 10 Pro
Blackviewから発売された 10.95インチの防水 タフネス タブレットです(2024年12月 発売)。
DokeOS P 4.0 (Android 14ベース)、MediaTek Dimensity 7300フルHDのIPS液晶、12GB LPDDR5メモリ、512GB UFS3.1ストレージ、30000mAhバッテリー、背面 108MPのメインカメラ、前面50MPのフロントカメラを搭載しています。
IP68/IP69K防水防塵、MIL-STD-810H、AI編集機能、Harman Kardon ステレオ Smart-PA BOX スピーカー、Harman AudioEFX、ライト機能(400ルーメン)、PCモード 2.0、画面分割2.0、フリースタイラス4.0、グローブモード2.0、
2Kビデオ録画、最大36GBまでのメモリ拡張、最大2TBまでのストレージ拡張、NFC/Google Pay、指紋認証、顔認証、リフレッシュレート 90Hz、Widevine L1、55W急速充電、リバースチャージ、USB Type-C (OTG)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.4に対応しています。
価格は、Amazonで72,010円、ヤフーショッピングで77,000円、AliExpressで50,562円、です。
関連記事:Blackview Active 10 Pro徹底レビュー!進化点と評価
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AGM PAD P2 ACTIVE
AGMから発売された11インチのタフネス タブレットです。Android 14、MediaTek Helio G99 (MT8781) 、8GBメモリ、10.95のフルHD+液晶、256GBストレージ、7850mAhバッテリ、背面50MPカメラ、前面8MPカメラ搭載で、
IP68/IP69K防水防塵、MIL-STD-810H(耐衝撃)、保護ケース(360°回転スタンド、ショルダーストラップ付き、付属)、
20W急速充電、リフレッシュレート 90Hz、Widevine L1、クアッド BOXステレオスピーカー、4G LET通信、デュアル シリコンマイク、Bluetooth ワイヤレスキーボード(別売)、スタイラスペン(別売)、顔認証、USB Type-C (OTG)、Wi-Fi 5のacデュアルバンド、Bluetooth 5.2、4衛星測位のGPSナビゲーションに対応しています。
価格は、Amazonで37,999円(税込)、楽天市場で43,299円(送料無料)、ヤフーショッピングで39,800円、AliExpressで31,729円、米国 Amazon.comで$299.99、です。
関連記事:防水で高性能「AGM PAD P2 ACTIVE」のメリット・デメリット
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OUKITEL RT8
OUKITELから発売された防水対応の11インチ タブレットです(2024年3月 発売)。
Android 13、MediaTek Helio G99、6GB LPDDR4 メモリ、11インチの2K液晶、256GBストレージ、20000 mAh バッテリー、背面48MP+20MP+5MPの3眼カメラ、前面32MPのフロントカメラを搭載しています。
また、リフレッシュレート 90Hz、4G LET通信、IP68/IP69K防水防塵、MIL-STD-810H準拠の耐寒・耐熱・耐衝撃、アウトドアツール、ハンドストラップ、FMラジオ、最大12GBまでのメモリ拡張、最大2TBまでのストレージ拡張、ジャイロセンサー、NFC、USB Type-C (OTG)、Wi-Fi 5のデュアルバンド、Bluetooth 5.1、4衛星測位のGPSに対応しています。
価格は、AliExpressで38,526円、です。
関連記事:OUKITEL RT8徹底レビュー!Antutu、評価、RT7との違いは?
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他のタフネスタブレットと比較
他にも防水に対応したタフネスタブレットが多数販売されています。2025年、2024年モデルもあるのでぜひ比較してみてください。
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