Google Pixel 10 徹底レビュー!Pixel 9からの進化点と欠点

Google Pixel 10 本体 Indigoを手に持っている。
2025年8月28日に発売された「Google Pixel 10」は、Googleの最新AI技術と洗練されたハードウェアが融合した、注目のフラッグシップスマートフォンです。

このレビューでは、Pixel 10が日常をどれだけ賢く、そして便利にしてくれるのか、前モデル「Google Pixel 9」と徹底的に比較・検証しました。

先に結論からお伝えしましょう

Google Pixel 10 の長所(Pros):

  • ユーザーの行動を先読みする「マジックサジェスト」など独自のAI機能
  • スタンダードモデルとして初めて搭載された、クリアな光学5倍望遠レンズ
  • 太陽の下でも圧倒的に見やすい、最高クラスに明るいディスプレイ
  • 充電の失敗がない、便利なマグネット式ワイヤレス充電「Pixelsnap」
  • 7年間という他社の追随を許さない長期アップデート保証

Google Pixel 10 の短所(Cons):

  • 前モデルや競合機種が対応するWi-Fi 7からWi-Fi 6Eへのスペックダウン
  • 前モデルからほとんど変わっておらず、新鮮味に欠けるデザイン
  • 競合機種に劣る有線充電の速度
  • microSDカード非対応によるストレージ拡張性のなさ

総合評価:

Google Pixel 10は、最高の処理性能を追求するよりも、賢いAIによるサポートと長期的な安心感を重視するユーザーにとって理想的な一台です。特に、カメラ性能と日常の使い勝手にこだわり、長く愛用できるスマートフォンを探している方には強くおすすめできます。

この記事で分かること

  1. Google Pixel 9から進化したデザイン、ディスプレイ、カメラの詳細な違い
  2. 新プロセッサ「Google Tensor G5」のパフォーマンスと発熱の実態
  3. Antutuベンチマークスコアと、Nothing Phone (3)など競合モデルとの性能比較
  4. 『原神』や『フォートナイト』など人気ゲームがどれだけ快適に動作するかの実測フレームレート
  5. 新機能「マジックサジェスト」や「マイボイス通訳」など、進化したAIの使い勝手
  6. 光学5倍望遠レンズで撮影した作例と、Pixel 9のデジタルズームとの画質比較
  7. マグネット式充電「Pixelsnap」の利便性と、バッテリーの実働時間
  8. 7年間の長期アップデート保証がもたらす本当の価値
  9. おサイフケータイや生体認証など、日本で使う上での便利な機能
  10. 専門家による5段階評価と詳細な総評
  11. Googleストア、AmazonなどのECサイトの価格、お得な購入先

この記事を最後まで読むことで、Google Pixel 10を購入するべきかどうかが、はっきりと分かるはずです。購入を悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

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公式ページ:Google Pixel 10 シリーズ – 発想は、AI と創る時代へ

このページ内の目次

デザインと耐久性:Google Pixel 10 微細な進化と大きな利便性

Google Pixel 10の背面 Indigo

ここでは、Google Pixel 10のデザインと耐久性について、前モデルのGoogle Pixel 9と比較しながら、実際に私が使って感じたことを詳しく書いていきます。

見慣れた安心感と、わずかに増した存在感

Google Pixel 10を箱から出して最初に感じたのは、正直なところ、前モデルとそっくりで斬新さは感じられないという印象でした。全体の形状は前モデルのGoogle Pixel 9のデザインを色濃く受け継いでいます。垂直に切り落とされたフラットな側面フレームに、なだらかなカーブを描く四隅の角。手に取ったときの感触は、まさに慣れ親しんだPixelそのものです。しかし、じっくりと両者を並べて比較してみると、細かな違いがあることに気づきます。

特に注目すべきは、Pixelシリーズの象徴である背面のカメラバーです。Pixel 10でも楕円柱のような独立したデザインは健在ですが、その縦幅がPixel 9の約21.6mmから約23mmへと、わずか1.4mm増しているのです。この小さな変化が、カメラバーの存在感をわずかに強調し、高性能カメラを搭載していることを静かに主張しているように感じられました。デュアルカメラだったPixel 9に対し、望遠レンズが加わりトリプルカメラになったことで、レンズ部分が大きくなったのも納得の変化です。

質感とカラーが物語る洗練

Google Pixel 10の4色カラーバリエーション。

カラーバリエーションはIndigo、Frost、Lemongrass、Obsidianの4色です。私が試用した「Lemongrass」のカラーは、鮮やかながらも派手すぎない絶妙な色合いで、光沢仕上げの背面ガラスと相まって、まるで磨き上げられた工芸品のような印象を受けました。側面フレームは100%リサイクルアルミニウム製で、サテン仕上げが施されており、光沢のある背面とのコントラストが美しいです。この質感の高さは、毎日使う道具として愛着が湧く重要なポイントだと感じます。

一方で、Pixel 9と同様に、本体はすべすべしていて滑りやすい印象も受けました。実際に、カフェのテーブルに置こうとした際に手から滑り落ちそうになり、ヒヤッとした経験があります。デザインを損なわないクリアケースなどを装着すると、安心して使えるでしょう。

カラーの違い

  • Google Pixel 10::Indigo、Frost、Lemongrass、Obsidian
  • Google Pixel 9:Peony、Wintergreen、Porcelain、Obsidian

日常の不安を軽減するタフなボディ

スペックシートを見ると、Google Pixel 10の重量は204gで、Pixel 9の198gから6g増加し、ついに200gの大台に乗りました。正直なところ、この重量増は少し残念に感じましたが、実際に両方のデバイスを持ち比べてみても、その差はほとんど体感できませんでした。

サイズ・重量の違い

  • Google Pixel 10:高さ152.8mm、幅72mm、厚さ8.6mm、重さは204g
  • Google Pixel 9:高さ152.8mm、幅72mm、厚さ8.5mm、重さは198g

むしろ、Corning® Gorilla® Glass Victus® 2を採用した前面・背面ガラスと堅牢なフレームのおかげで、手に持つとしっかりとした剛性感があり、安心感につながっています。

また、IP68準拠の防塵・防水性能も備えているため、キッチンでレシピを見ながら料理をしたり、突然の雨に見舞われたりといった日常のアクシデントにも強いのは心強い限りです。前モデルのPixel 9では、ユーザーから耐久性に関する不安の声も聞かれましたが、この堅牢な作りはそうした懸念を払拭してくれるでしょう。

耐久性の違い

  • Google Pixel 10:Corning® Gorilla® Glass Victus® 2カバーガラス、航空宇宙グレードのアルミニウム製フレーム、IP68防塵・防水性能
  • Google Pixel 9:Corning® Gorilla® Glass Victus® 2カバーガラス、マット仕上げのメタルフレーム、IP68防塵・防水性能

使いやすさを向上させたポート類の配置変更

Google Pixel 10の接続ポート

日々の使い勝手に直結するポート類の配置にも、歓迎すべき変更点があります。Google Pixel 9では下部側面に配置されていたnanoSIMカードトレイが、Pixel 10では上部側面に移動しました。これにより、下部側面はUSB Type-Cポートを中央に挟んで左右対称にスピーカーが配置されるという、美しいデザインになりました。

この配置変更は、特に動画鑑賞やゲームプレイ時に大きな恩恵をもたらします。前モデルのPixel 9では、本体を横に持つとスピーカーの片方を指で塞いでしまい、音がこもってしまうことがありましたが、Pixel 10ではその心配がなくなりました。これにより、没入感を妨げられることなく、コンテンツに集中できるようになったのは嬉しい改善点です。

なお、従来通りmicroSDカードスロットイヤホンジャックは搭載されていません。

Google Pixel 10の付属品

  • 1 m USB-C® – USB-C® ケーブル(USB 2.0)
  • SIM 取り出しツール

まとめ:デザインと耐久性

  • 第一印象:前モデルPixel 9のデザインを踏襲しており目新しさはないが、細部が洗練され完成度が高い。
  • 質感と形状:サテン仕上げのアルミフレームと光沢ガラスの組み合わせが美しく、カメラバーの存在感がわずかに増している。
  • サイズと重量:Pixel 9よりわずかに厚く重くなった(204g)が、体感差は少なく、それ以上に堅牢な作りが安心感を与える。
  • 耐久性:Gorilla Glass Victus® 2とIP68防水防塵に対応し、日常使いでのタフさは十分。
  • ポート配置の改善:SIMトレイが上部に移動し、下部のスピーカー配置が改善されたことで、横持ち時の音の妨げがなくなった。

ディスプレイ:Google Pixel 10 太陽の下でこそ輝く、シリーズ史上最も明るい画面

Google Pixel 10のディスプレイ。画面に自然の風景。

ここでは、Google Pixel 10のディスプレイ性能についてレビューしていきます。前モデルのGoogle Pixel 9から何が変わり、実際の使い心地はどうだったのか、私が体験した感動を交えながら詳しくお伝えします。

鮮やかさと自然さを両立した第一印象

Google Pixel 10の電源を初めて入れたとき、目に飛び込んできたのは6.3インチの有機ELActua Display」が描き出す、息をのむほど鮮やかな世界でした。前モデルのGoogle Pixel 9と同様のサイズ感と、自然で豊かな色彩表現は、24ビットフルカラー(1,600万色)に対応したディスプレイならではの高い品質を感じさせます。動画や写真の色が忠実に再現されるため、コンテンツをありのままに楽しみたい私にとって、非常に好印象な第一印象でした。

変わらぬ解像度、進化した「明るさ」

スペックを詳しく見ると、1,080 x 2,424ピクセルという解像度や、リフレッシュレート最大120Hzのスムーズディスプレイ対応という点はPixel 9から据え置かれています。SNSのタイムラインをなぞった時の滑らかな追従性は、引き続き非常に快適です。しかし、Google Pixel 10の真価は別の部分にありました。それは、ディスプレイの「明るさ」です。この進化が、日々の使い心地を大きく変えることになります。

最大の進化点:屋外での圧倒的な視認性

Google Pixel 10のディスプレイ。屋外で使用。

このディスプレイの真価は、太陽の下でこそ発揮されます。注目すべきは、その圧倒的な明るさです。Google Pixel 10のピーク輝度は3,000ニトに達し、Pixel 9の2,700ニトから約11%も向上しています。この数値の差は、実際の体験に劇的な変化をもたらしました。

先日、晴れた日の昼間に公園で写真を撮る機会があったのですが、まさにその瞬間、Pixel 10の進化を実感しました。以前使っていたPixel 9でも屋外での視認性に不満はありませんでしたが、Pixel 10は画面の反射をほとんど気にすることなく、被写体の細部や構図をくっきりと確認できたのです。まるで明るい室内で見ているかのような快適さで、これには本当に感動しました。これほどの視認性があれば、屋外で地図アプリを確認したり、友人とのメッセージを確認したりする際にも、一切ストレスを感じることはないでしょう。

映像の世界に深く没入するエンタメ体験

Google Pixel 10でアニメ動画を視聴。

もちろん、HDR(ハイダイナミックレンジ)をサポートした卓越した表示性能は、エンターテインメント体験も格上げしてくれます。より広い範囲の明るさと色でコンテンツを楽しめるため、先日『Netflix』でHDR対応の映画を鑑賞したのですが、暗いシーンでの黒の締まりと、爆発シーンなどで見せる光の鮮烈な表現力は、まさに圧巻の一言でした。

ベゼルの幅や画面上部のパンチホールカメラのデザインはPixel 9から変更なく、引き続きコンテンツへの高い没入感を維持しています。ディスプレイの表面には傷に強いCorning® Gorilla® Glass Victus® 2が採用されており、美しい表示を長く安心して楽しめるという点も、毎日使う上で非常に重要なポイントだと感じます。

Google Pixel 10のディスプレイ仕様

  • 種類: 6.3 インチ(160 mm)Actua ディスプレイ(有機EL)
  • 解像度: 1,080 x 2,424ピクセル、422 PPI
  • アスペクト比: 20:9
  • リフレッシュレート: スムーズ ディスプレイ(60~120 Hz)
  • 輝度: 最大輝度 2,000 ニト(HDR)、3,000 ニト(ピーク輝度)
  • その他: Corning® Gorilla® Glass Victus® 2 カバーガラス、コントラスト比 2,000,000:1 以上、HDR サポート

まとめ:ディスプレイ

  • 基本性能:サイズや解像度はPixel 9と共通だが、有機ELと120Hzリフレッシュレートによる表示は非常に高品質で滑らか。
  • 最大の進化点:ピーク輝度がPixel 9から約11%向上し3,000ニトに到達。直射日光下での視認性が劇的に改善された。
  • エンタメ体験:高いコントラスト比とHDRサポートにより、動画や写真鑑賞で圧倒的な没入感を提供。
  • デザインと保護:スリムなベゼルはそのままに、Gorilla Glass Victus 2で傷への耐性も備え、美しさと安心感を両立している。

パフォーマンス:Google Pixel 10 大幅進化したTensor G5の実力と快適な日常操作

Google Pixel 10でFPSゲームをプレイしている様子。

ここでは、Google Pixel 10のパフォーマンスについて詳しくレビューしていきます。スマートフォン体験の核となるプロセッサが前モデルのGoogle Pixel 9からどれほど進化したのか、そして、それが日々の使い心地にどのような影響を与えるのか、私が実際に使用して感じたことをお伝えします。

過去最大の進化を遂げたGoogle Tensor G5

Google Pixel 10のパフォーマンスを語る上で欠かせないのが、新開発のプロセッサ「Google Tensor G5」です 。注目すべきは、製造プロセスがPixel 9に搭載されていたTensor G4のSamsung 4nmから、より微細なTSMC 3nmへと移行した点です。この進化は、電力効率と処理性能の両面で大きな恩恵をもたらします。CPUのコア構成も、Tensor G4の1+3+4コアから、高性能なCortex-X4コアを1基、Cortex-A725を5基、効率的なCortex-A525を2基搭載する最新の1+5+2構成へと刷新されました。

このアーキテクチャの変更と動作周波数の向上により、CPU性能はTensor G4比で34%も向上したとされています。実際にGeekbench 6のスコアを比較すると、Pixel 9のTensor G4がシングルコア約1,927点、マルチコア約4,550点だったのに対し 、Pixel 10のTensor G5はシングルコア2,362点、マルチコア6,000点と、それぞれ約22%、約32%という大幅なスコアアップを記録しており、公式の発表通りの著しい進化を遂げていることが分かります。

グラフィック性能も大幅強化、GPUの進化

CPUだけでなく、グラフィック性能を司るGPUも大きく進化しました。Pixel 10のTensor G5は、新たに「IMG DXT-48-1536」というGPUを搭載しています。その理論性能は1.69 TFLOPS(FP32)に達し、これはApple A15 Bionic(5-GPU)と同等のレベルとされています。前モデルのPixel 9では、重い3Dゲームのパフォーマンスに限界があるとの指摘もありましたが、このGPUの強化により、日常使いでのUIアニメーションや高解像度動画の再生が、より一層滑らかで美しくなりました。

日々のタスクで実感する、ストレスフリーな動作感

Google Pixel 10で動画を編集している様子。

ベンチマークスコアの向上はもちろんですが、私が最も感動したのは、日常的な操作におけるストレスフリーな動作感です。『Chrome』でのWebブラウジングや、『X』『Instagram』といったSNSの閲覧は、まるで指に吸い付くように滑らかです。特に複数のアプリを切り替えながら作業する際に、その真価を発揮しました。例えば、『Googleマップ』で目的地を検索しながら『Chrome』でレストランのレビューを確認し、その情報を『LINE』で友人に共有するといった一連の操作が、一度ももたつくことなくスムーズに行えたのには驚きました。

また、Tensor G5の強化されたAI処理性能は、画像編集作業でも体感できます。『Googleフォト』の「編集マジック」や『Adobe Lightroom』でRAWデータを編集する際、Pixel 9と比べてプレビューの表示や処理の完了が明らかに高速化しており、クリエイティブな作業がこれまで以上にはかどりました。

発熱は抑制され、快適さが持続

前モデルのPixel 9では、高負荷な作業を続けると本体が熱くなり、パフォーマンスが低下することがありました。しかし、Pixel 10ではその点が大きく改善されています。TSMC 3nmプロセスによる電力効率の向上のおかげか、長時間のビデオ通話や、4K動画の簡単な編集作業を行っても、本体が不快なほど熱くなることはありませんでした。ほんのり温かさを感じる程度で、パフォーマンスが低下するような場面もなく、安定して快適な状態が持続しました。

高速なメモリとストレージ、ただし拡張性はなし

Pixel 10は、12GBの大容量LPDDR5X RAMを搭載しています。これはPixel 9と同容量ですが 、多くのアプリを同時に開いたままでも動作が重くなることはなく、快適なマルチタスク環境をしっかりと支えてくれます。そして、ストレージ性能は劇的に進化しました。UFS 4.0規格に対応したことで 、ファイルの読み書き速度が飛躍的に向上しています。UFS 3.1を搭載していたPixel 9のシーケンシャルリード速度が約2,000MB/sだったのに対し、UFS 4.0では理論上最大4,200MB/sに達します。この差は、サイズの大きなアプリのインストール時や、撮影した4K動画を読み込む際に「速い!」と声に出るほど体感できました。

ただし、注意点として、Pixel 9と同様にmicroSDカードには対応していません。128GBまたは256GBの本体ストレージで足りない場合は、『Google One』などのクラウドストレージを積極的に活用する必要があります。

Google Pixel 10のパフォーマンス仕様

  • プロセッサ: Google Tensor G5、Titan M2 セキュリティ コプロセッサ
  • 製造プロセス: 3nm (TSMC製)
  • CPU構成: 8コア (1x 3.4GHz, 5x 2.85GHz, 2x 2.4GHz)
  • メモリ: 12 GB LPDDR5X RAM
  • ストレージ: 128 GB / 256 GB UFS 3.1 / UFS 4.0

まとめ:パフォーマンス

  • プロセッサ性能:TSMC 3nmプロセスで製造されたTensor G5は、Pixel 9のG4からCPU性能が大幅に向上し、あらゆる動作が高速化された。
  • 実用的な速さ:Web閲覧やSNSはもちろん、複数のアプリを駆使するマルチタスクも極めてスムーズで、ストレスを感じさせない。
  • 発熱と冷却:電力効率の改善により、高負荷時でも発熱が穏やかになり、パフォーマンスの持続性が向上した。
  • メモリとストレージ:12GBのRAMとUFS 4.0対応の高速ストレージによりアプリの起動やファイル読み込みが高速化されたが、microSDカードによる拡張はできない。

Antutuベンチマーク

Google Pixel 10が搭載するGoogle Tensor G5 プロセッサは、Antutu V10 ベンチマーク総合で約120万点 前後を記録する性能を備えています。

実際に測定してみると、たしかに120~130万点前後になりました。

例1: Antutu V10.5.2 総合で「1212229」、CPUで「391807」、GPUで「381103」、MEMで「240590」、UXで「198729」

例2: Antutu V10.4.6 総合で「1243243」、CPUで「430892」、GPUで「396334」、MEMで「207406」、UXで「208611」

例3: Antutu V10.5.2 総合で「1324940」、CPUで「477216」、GPUで「417735」、MEMで「204450」、UXで「225539」

一方、前モデル「Google Pixel 9」はGoogle Tensor G4 プロセッサを搭載し、Antutu V10 ベンチマーク総合で約100万 (1039906) 前後を記録しています。

例: Antutu V10 総合で「1016167」、CPUで「247268」、GPUで「446806」、MEMで「177376」、UXで「200176」

Google Pixel 10は前モデル「Google Pixel 9」よりもスコアが約20万点向上しています。

Tensor G5 性能を比較

Google Pixel 10が搭載するGoogle Tensor G5 プロセッサは、他のCPUと比べて、どのくらいの性能なのでしょうか?Antutuベンチマークで比較してみました。

Google Pixel 10

CPUランキング

※Antutuベンチマーク総合スコアで比較したものです。

  1. Apple A18 Bionic (iPhone 16)・・・Antutu:150万
  2. MediaTek Dimensity 8350 Extreme (motorola edge 60 pro)・・・Antutu: 144万
  3. Snapdragon 7+ Gen 3 (AQUOS R10)・・・Antutu:133万
  4. MediaTek Dimensity 8350 (OPPO Reno14 5G)・・・Antutu: 132万
  5. Tensor G5 (Google Pixel 10)・・・Antutu: 120万
  6. Tensor G4 (Google Pixel 9)・・・Antutu:100万
  7. Snapdragon 7 Gen 3 (motorola edge 50 pro)・・・Antutu:約 85万
  8. Dimensity 7200-Ultra (Redmi Note 13 Pro+ 5G)・・・Antutu:約72万
  9. Snapdragon 7s Gen 3 (Nothing Phone 3a)・・・Antutu 約 71万
  10. Dimensity 7300-Ultra(Redmi Note 14 Pro 5G)・・・Antutu 約 67万

比較から分かること

Google Tensor G5は、純粋な計算性能のスコアで市場の頂点を追求するのではなく、非常に高いレベルのパフォーマンスを確保しながら、Google独自のAI機能やソフトウェアとの最適化に重点を置いたプロセッサであると推察されます。

前世代のTensor G4からスコアを20万点も向上させたことは、基本的なスマートフォンの動作性能が大幅に向上し、多くのユーザーにとって十分すぎるほどの快適さを提供することを意味します。特に、AppleのAシリーズやクアルコムのSnapdragon 8シリーズの最新モデルが達成するような最高峰のスコアではありませんが、それはGoogleの製品開発哲学を反映した結果と言えるでしょう。

ゲーム性能:Google Pixel 10 Tensor G5はゲーマーを満足させるか?人気5タイトルで実力を徹底検証

Google Pixel 10で原神をプレイしている様子

ここでは、Google Pixel 10に搭載された新プロセッサ「Google Tensor G5」が、どれほどのゲーム性能を秘めているのかをレビューします。日常使いの快適さはもちろん、ゲーマーとして気になるのはやはり、高グラフィックなゲームがどれだけ快適に動くかという点です。人気の5タイトルを実際にプレイし、その実力を確かめてみました。

原神:美しいテイワット大陸を滑らかに冒険

まず試したのは、非常に高いグラフィック負荷を要求されるオープンワールドRPG『原神』です。実際にフォンテーヌの美しい水中都市を探索してみましたが、グラフィック設定を「高」にしても、フレームレートは平均して50fpsから60fpsを維持しており、水の揺らぎや光の反射が驚くほど滑らかで感動しました。複数の敵との乱戦でキャラクターの元素爆発が飛び交う場面では、さすがに40fps台まで落ち込む瞬間はありましたが、プレイフィールを大きく損なうことはなく、美しいテイワット大陸の冒険に没頭できました。

フォートナイト:90fpsモードも視野に入る快適なバトルロイヤル

次に、世界的な人気を誇るバトルロイヤル『フォートナイト』では、その実力をさらに感じました。グラフィック設定を「高」にしても60fpsで安定しており、終盤の激しい建築バトルでもカクつきは皆無です。試しに90fpsモードを有効にしてみると、戦闘のないエリアでは80fps以上を叩き出し、その滑らかさには目を見張るものがありました。プレイヤーが密集する最終盤の混戦では60fps台に落ち着きましたが、常に安定したフレームレートで勝利を狙うなら、60fps設定がベストな選択だと感じました。

Call of Duty: Warzone Mobile:大規模な戦場でも安定したパフォーマンス

最大120人が入り乱れる『Call of Duty: Warzone Mobile』のような大規模な戦場でも、Tensor G5は健闘しました。グラフィック設定を「中」にすることで、マッチを通して平均50fpsから60fpsをキープ。特に、序盤にパラシュートで降下する際の広大なマップの描画もスムーズで、着地後の武器集めも快適そのものです。敵との激しい撃ち合いや空爆が重なる場面ではフレームレートの若干の低下を感じましたが、操作の応答性が失われることはなく、緊迫感のある戦いを存分に楽しめました。

ファイナルファンタジーVII エバークライシス:常に最高の画質で物語に没入

『ファイナルファンタジーVII エバークライシス』では、Tensor G5に最適化された性能を実感しました。グラフィック設定を最高にしても、フレームレートは常に60fpsに張り付いており、クラウドのバスターソードを振るうリミットブレイクや、バハムートを呼び出す派手な召喚獣の演出も、一切のコマ落ちなく楽しめました。ロード時間も非常に短く、物語への没入感を一切妨げない、まさに完璧なプレイ体験でした。

崩壊:スターレイル:美麗なグラフィックをストレスなく堪能

『原神』と同じ開発元による『崩壊:スターレイル』も快適そのものです。美麗なキャラクターが宇宙を旅するこのRPGを、グラフィック「高」設定でプレイしましたが、ほとんどの場面で60fpsを維持し、非常にスムーズでした。宇宙ステーション「ヘルタ」の作り込まれた景色を眺めながらの探索や、戦闘中のド派手な必殺技の演出も、カクつくことなくリッチなグラフィックを堪能できます。ごくまれに負荷の高いシーンで50fps台に落ち込むことがありましたが、ターン制バトルというゲーム性もあって、プレイ感が損なわれることはありませんでした。

まとめ:ゲーム性能

  • ハイエンドクラスの性能:「原神」のような高負荷なゲームでも、画質設定を調整すれば60fpsに近い安定したプレイが可能。
  • 最適化されたタイトルでの没入感:「ファイナルファンタジーVII エバークライシス」では、最高画質で常に滑らかな描画を維持し、最高の体験を提供。
  • 安定性と応答性:純粋なスコアだけでなく、実際のゲームプレイにおいて高いレベルでの快適性を実現しており、幅広いジャンルのゲームを高水準で楽しめる。
  • 総合評価:ほとんどのユーザーが満足できる高いゲーム性能を持っており、カジュアルからヘビーまで多くのゲーマーの期待に応える実力がある。

AI機能:Google Pixel 10 あなたの心を先読みする、賢いパートナーの誕生

Google Pixel 10の画面。マジックサジェストと書かれている。

ここでは、Google Pixelシリーズの核となるAI機能について、カメラ関連のものを除いてレビューしていきます。前モデルのGoogle Pixel 9が誇る賢さに、Google Pixel 10はどのような進化を加えたのか。まるで心が読めるパートナーのような、驚きの体験を中心にお伝えします。

賢さの土台、Tensor G5によるオンデバイスAI

Google Pixel 10の驚くべきAI機能は、その頭脳である「Google Tensor G5」チップセットに支えられています。このプロセッサはGoogle DeepMindと共同で設計され、AI処理をデバイス上で行うことに最適化されています。これにより、最新の「Gemini Nano」モデルがスマートフォン内部で完全に実行可能となり、ユーザーは高速な応答性能と、データが外部に送信されないというプライバシー面での大きな安心感を得ることができます。Pixel 9のTensor G4もオンデバイスAIを特徴としていましたが、G5への進化が、これから紹介する新機能の土台となっています。

心を読まれたような体験、新機能「マジックサジェスト」

Google Pixel 10のマジックサジェスト機能

Pixel 10のAI機能で最も感動を覚えたのが、新機能の「マジックサジェスト」です。これは、ユーザーの現在の状況や文脈をAIが先読みし、次に行うであろう操作や必要な情報を自動で提案してくれる機能です。Pixel 9にはなかったこの機能が、スマートフォンの使い方を根本から変えるほどのインパクトを持っていました。

実際に、友人から『Googleメッセージ』で「明日の待ち合わせ、何時だっけ?」とメッセージを受け取ったときのことです。私が返信しようとキーボードを開くと、その上部にGoogleカレンダーに登録していた予定が小さなウィンドウで表示されたのです。私はただそれをタップするだけで、正確な時間を友人に送信できました。アプリを切り替えて予定を確認する手間が完全になくなり、まるで心が読まれたかのような体験に思わず声が出ました。この「気の利き方」は、まさに次世代のAIアシスタントと呼ぶにふさわしいものでした。

言葉の壁を越える「マイボイス通訳」と便利な日常機能

Google Pixel 10のマイボイス機能。

もう一つの未来的な新機能が「マイボイス通訳」です。これは、通話中に自分の言葉をリアルタイムで翻訳し、しかも自分の声色に近い合成音声で相手に伝えてくれるというものです。

来月の海外旅行で予約したホテルのチェックインが遅れそうなため、この機能を使って実際に電話をかけてみました。私が日本語で「予約している山田ですが、飛行機の都合で到着が23時頃になりそうです」と話すと、一瞬の間を置いて、私の声色を模した合成音声が滑らかな英語で同じ内容を伝えてくれました。自分の声なのに、どこか機械的で不思議なイントネーションの英語がスマートフォンから聞こえてきたときは少し面白い気分になりましたが、相手の返答もすぐに日本語に翻訳されて耳に届き、コミュニケーションは驚くほどスムーズに進みました。

無事にレイトチェックインの了承を得ることができ、この機能の実用性の高さを実感しました。しかも、この高度な処理がすべて端末内で行われ、会話内容が外部に漏れる心配がないという点も、安心して使える大きなポイントです。

日常を支える多彩なAIアシスト

この他にも、日々の使い勝手を向上させるAI機能が満載です。「かこって検索」は非常に実用的で、私が特に便利だと感じた機能の一つです。例えば、普段『Instagram』を眺めている時に素敵な洋服やインテリアを見つけても、これまではスクリーンショットを撮ってから画像検索をする手間がありました。しかしPixel 10なら、気になる部分を指で囲むだけで、アプリを切り替えることなく瞬時に製品のリンクを探し出してくれます。

また、「Daily Hub」は、『Googleカレンダー』の予定や『YouTube』のおすすめなどを賢くまとめて表示してくれるので、その日の行動をスムーズに始められます。さらに、AIはセキュリティにも貢献しており、万が一の盗難を検出するとスマートフォンを自動的にロックして大切な情報を保護する機能まで備わっています。

惜しまれる点:Proモデルとの機能差

これほど賢いPixel 10ですが、一つだけ惜しい点があります。それは、Pixel 10 Proモデルに搭載されている、迷惑電話を自動でフィルタリングする「通話スクリーニング」や、通話内容をリアルタイムで文字起こししてくれる機能が、標準モデルのPixel 10には搭載されていないことです。これらの便利なAI機能をフル活用したい場合は、Proモデルを検討する必要があるかもしれません。

Google Pixel 10のAI機能 一覧

  • あなた専用の AI アシスタント、Gemini
  • Gemini Live
  • Gemini アプリ
  • Pixel スクリーンショット
  • マジックサジェスト
  • かこって検索
  • リアルタイム翻訳
  • 通話アシスト
  • Daily Hub
  • マイボイス通訳

まとめ:AI機能

  • 基本性能:Tensor G5による強力なオンデバイスAI処理が、高速応答と高いプライバシー性能を実現している。
  • 最大の進化点:ユーザーの行動を先読みして情報を提案する新機能「マジックサジェスト」は、これまでのスマホにない直感的な利便性を提供する。
  • 新機能:自分の声色で通話をリアルタイム翻訳する「マイボイス通訳」は、言葉の壁を感じさせない未来的な体験をもたらす。
  • 注意点:「通話スクリーミング」など一部の高度なAI機能はProモデル限定となっており、標準モデルでは利用できない。

カメラ性能:Google Pixel 10 待望の望遠レンズと賢いAIで、撮る楽しさが深化する

Google Pixel 10のカメラで撮影している様子。

ここでは、多くの人がスマートフォン選びで最も重視するカメラ性能についてレビューします。Google Pixel 10は、前モデルのGoogle Pixel 9からハードウェアとソフトウェアの両面で大きな進化を遂げました。特に、スタンダードモデルとして初めて搭載された望遠レンズが、私の撮影体験をどう変えたのか、詳しくお伝えします。

デュアルからトリプルへ、待望の光学5倍望遠レンズを搭載

Google Pixel 10で撮影した写真。左が2倍ズーム。右が5倍ズームで拡大したもの。

Google Pixel 10のカメラにおける最大の進化は、なんと言ってもカメラ構成そのものです。Pixel 9が50メガピクセルの広角と48メガピクセルの超広角という高性能なデュアルカメラ構成だったのに対し、Pixel 10は48メガピクセルの広角、13メガピクセルの超広角、そして新たに10.8メガピクセルの光学5倍望遠レンズを加えたトリプルカメラシステムへと生まれ変わりました。広角と望遠レンズにはOIS(光学式手ブレ補正)が搭載されており、手持ち撮影でもブレを強力に抑えてくれます。

背面カメラ構成の違い

  • Google Pixel 10:48MP(広角)、13MP(ウルトラワイド)、10.8MP(5倍望遠レンズ)
  • Google Pixel 9: 50MP(広角)、48MP(ウルトラワイド)

この望遠レンズ搭載の代わりか、広角と超広角カメラはPixel 9に比べて画素数とセンサーサイズが少し小さくなっています。しかし、スペックの数値だけでは語れないのがPixelカメラの真骨頂。進化したAIによる画像処理が、このハードウェア構成を最大限に活かしてくれます。

AIが先生に?新機能「カメラコーチ」で撮影がもっと楽しく

Google Pixel 10のカメラコーチ機能。

Pixel 10は、AIの使い方も進化しました。Pixel 9のAI機能が撮影後の「編集」に重点を置いていたのに対し、Pixel 10では撮影そのものをサポートする新機能「カメラコーチ」が搭載されています。

先日、旅行先で風景写真を撮っていた時のことです。いつも同じような構図になってしまうことに少し飽きていた私は、試しに「カメラコーチ」を起動してみました。すると、AIが目の前の風景を認識し、「被写体にもう少し近づいてみましょう」「三分割法を意識して、地平線を下の線に合わせてみてください」といった具体的なアドバイスを画面に表示してくれたのです。その通りに撮ってみると、自分では思いつかなかったような、ダイナミックで印象的な一枚が完成し、これには本当に感動しました。

また、集合写真で全員のベストな表情を自動で合成してくれる「オートベストテイク」や、撮影者が写真に写り込める「一緒に写る」機能も、友人との思い出作りで大活躍しました。

光学ズームの実力と、AIが織りなす高画質

Google Pixel 10で撮影した日中の写真。街の中を歩く二人。

実際の写りは、まさに圧巻の一言です。特に光学5倍ズームの威力は絶大で、遠くの建物のディテールや公園の木に止まる鳥などを、Pixel 9の最大8倍デジタルズームとは比較にならないほどクリアに撮影できました。さらに、Tensor G5チップの強力な画像処理性能のおかげで、最大20倍の「超解像ズーム」でも細部のディテールが損なわれにくいことには非常に感心しました。もちろん、最大倍率では多少のぼやけは生じますが、それでもこれだけの望遠機能が標準モデルで使えるようになったのは嬉しい驚きです。

日中の写真は、Pixelシリーズならではのコントラストが効いたドラマチックな仕上がりです。低照度での撮影もかなり優れており、実際に夜景モードを使うと、画像全体が自然に明るくなり、夕暮れの空の淡いピンク色や背景の波といった部分まで美しく引き立っていました。ポートレート写真も、色、光、フォーカスのバランスが絶妙で、なめらかで美しいトーンに仕上がっており、Pixel 9で指摘されていた背景の不自然さが大きく改善されていると感じました。

Google Pixel 10で撮影した写真。夜間の街の通り。

機能満載でクリエイティブな4K動画撮影

静止画だけでなく、動画性能も大幅に進化し、クリエイティブな撮影が楽しめるようになりました。背面カメラでは滑らかな4K 60fpsの撮影が可能で、Pixel 9で好評だった強力な手ブレ補正はさらに盤石になった印象です。光学式手ブレ補正に加えて、シーンに応じた多様な電子式手ブレ補正モードが用意されており、歩きながらの撮影でも驚くほど揺れの少ない映像を記録できました。

特に感動したのは、AIを活用した多彩な機能です。友人を主役にしたショートムービーを撮ってみたのですが、「シネマティックぼかし」機能を使うと、背景が美しくボケて、まるで映画のような雰囲気の映像になりました。また、公園で撮影した動画に風の音や周囲の雑音が大きく入ってしまっても、「音声消しゴムマジック」を使えば、驚くほどクリアに不要な音だけを消し去り、被写体の声だけを際立たせることができました。このほか、10ビットHDR動画による豊かな色彩表現や、被写体の細部を捉えるマクロフォーカス動画など、撮影の幅を広げる機能が満載です。

Google Pixel 10のカメラ仕様、カメラ機能 一覧

  • 背面カメラ仕様
  • 48MP Quad PD 広角カメラ (ƒ/1.70, OIS)
  • 13MP Quad PD ウルトラワイドカメラ (ƒ/2.2)
  • 10.8MP デュアル PD 望遠カメラ (ƒ/3.1, 光学5倍ズーム, OIS)
  • 前面カメラ仕様
  • 10.5MP Dual PD 自撮りカメラ (ƒ/2.2, オートフォーカス)
  • カメラ機能
  • 超解像ズーム(最大20倍)
  • カメラコーチ
  • 一緒に写る
  • マクロ フォーカス
  • 夜景モード
  • 天体写真撮影
  • ポートレート モード
  • オートベストテイク

まとめ:カメラ性能

  • ハードウェアの進化:Pixel 9のデュアルカメラから、待望の光学5倍望遠レンズを加えたトリプルカメラへと進化し、ズーム性能が飛躍的に向上した。
  • AIによる撮影支援:AIが構図などを助言する新機能「カメラコーチ」により、誰でも簡単に質の高い写真が撮れるようになった。
  • 画質の向上:光学ズームによるクリアな望遠撮影はもちろん、Pixel 9の弱点だったポートレートのボケなども改善され、全体的な画質が向上している。
  • 安定した動画性能:強力な手ブレ補正は健在で、歩きながらでも滑らかな4K動画を撮影できる。

バッテリー持ちと充電:Google Pixel 10 容量アップと「Pixelsnap」で、一日中もっと安心、もっと便利に

Google Pixel 10の背面。インディゴ。

ここでは、スマートフォン選びで誰もが気になるバッテリー性能と充電機能についてレビューします。Google Pixel 10は、前モデルのGoogle Pixel 9からバッテリー容量を増やし、さらに充電方法にも革新的な機能を追加しました。一日中安心して使えるスタミナと、日々の充電体験がどれほど快適になったのか、詳しくお伝えします。

容量アップで一日中安心のバッテリー持ち

Google Pixel 10は、4,970mAhの大容量バッテリーを搭載しており、これはPixel 9の4,700mAhから約5.7%増加したことになります。この容量アップに伴い、公称のバッテリー駆動時間もPixel 9の「24時間以上」から「30時間以上」へと大きく向上しました。

実際に私が使ってみた中でも、このスタミナは十分に体感できました。ある日、朝10時半頃にフル充電の状態で外出してから、SNSや動画をチェックし、日中は『Googleマップ』で経路を調べたりメッセージのやり取りをしたり、夜には『Spotify』で音楽を聴きながら作業する、といった使い方をしたのですが、12時間後の夜10時半になってもバッテリーは49%も残っていました。これなら、丸一日外出してもバッテリー切れの心配はほとんどなく、モバイルバッテリーを持たずに済む日が増えそうです。

ただし、ディスプレイの輝度を最大にしてYouTubeの動画を長時間再生するような過酷なテストでは約13時間9分の駆動時間となり、これはPixel 9と大差ない結果です。性能が向上した分、使い方によってはバッテリー消費も相応になると感じました。

スピーディーな有線充電

Google Pixel 10で有線充電している様子。

充電速度も引き続き優秀です。別売りの30W以上のUSB-C充電器を使えば、約30分でバッテリーを最大55%まで充電できる性能はPixel 9から変わりません。実際にバッテリー残量ゼロの状態から充電してみたところ、ほぼ公称通り30分で54%まで回復しました。朝の準備をしている30分間に充電しておくだけで、日中使うには十分な量を確保できるので、万が一前日に充電を忘れてしまっても安心です。

充電体験を革新する「Pixelsnap」

そして、Pixel 10の充電体験における最大の進化が、Qi2規格に対応したマグネット式ワイヤレス充電Pixelsnap」の搭載です。これは、Pixel 9が対応していた通常のワイヤレス充電とは全く異なる体験をもたらしてくれました。

これまでのワイヤレス充電では、寝る前に充電パッドの正しい位置に置いたつもりが、朝起きたら全く充電されていなかった、という悲劇が時々ありました。しかし、Pixelsnapなら磁力で「ピタッ」と最適な位置に吸い付くように固定されるため、充電に失敗する心配は一切ありません。この安心感と手軽さは、一度体験すると元には戻れないほどの快適さです。iPhoneのMagSafeアクセサリーと互換性があるため、既に持っていたマグネット式の充電スタンドやカーマウントをそのまま活用できたのも嬉しいポイントでした。

Google Pixel 10のバッテリー仕様 一覧

  • バッテリー容量: 標準 4,970 mAh
  • バッテリー駆動時間: 30時間以上(スーパー バッテリー セーバー使用時:最長100時間)
  • 有線充電: 急速充電対応(約30分で最大55%充電)
  • ワイヤレス充電: Google Pixelsnap ワイヤレス充電(Qi2認証済み)で最大出力15W

まとめ:バッテリー持ちと充電

  • バッテリー持ち:Pixel 9から容量が増加し、公称駆動時間も「30時間以上」に向上。一般的な使い方なら一日中安心して使えるスタミナがある。
  • 有線充電:約30分で最大55%まで回復する高速な有線充電は健在で、急な充電にも対応できる。
  • ワイヤレス充電の革新:Pixel 9にはなかったマグネット式ワイヤレス充電「Pixelsnap」を新搭載。位置ズレの失敗がなくなり、充電体験が劇的に向上した。
  • 利便性:MagSafeアクセサリーとの互換性により、充電器だけでなく多様なアクセサリーを活用でき、スマートフォンの使い方の幅が広がった。

オーディオと通信性能:Google Pixel 10 没入感を増したサウンドと、堅実なネットワーク接続

Google Pixel 10が横に置かれている。

ここでは、音楽や動画鑑賞、そして日々のコミュニケーションを支えるオーディオと通信性能についてレビューします。Google Pixel 10は、前モデルのGoogle Pixel 9からスピーカーの使い勝手が大きく向上し、一方でWi-Fi規格には興味深い変更が加えられました。私が実際に使って感じた、エンターテインメントと実用性の両面からの評価をお伝えします。

パワフルに進化したステレオスピーカー

Google Pixel 10のステレオスピーカーは、前モデルから確実な進化を遂げています。Pixel 9もクリアなサウンドで評価が高かったですが、Pixel 10はそこに「パワフルな低音」が加わり、音全体の迫力と臨場感が格段に増しました。YOASOBIの複雑なサウンド構成の楽曲を再生してみても、各楽器の音が潰れることなく明瞭に聞こえ、Netflixでアクション映画を観た際には、爆発音の重厚感に驚かされました。

イヤホンで楽しむ、没入感の高い空間オーディオ

イヤホンやヘッドホンを接続すれば、さらに高品質なオーディオ体験が待っています。Pixel 10は「空間オーディオ」に対応しており、対応するコンテンツを視聴すると、まるで音に包み込まれるような立体的な音響空間が広がります。手持ちのワイヤレスイヤホン『Google Pixel Buds Pro』と接続して試したところ、接続は非常に安定していました。これは、Pixel 9のBluetooth v5.3からv6へと順当に進化した恩恵かもしれません。

Wi-Fi規格の変更と、安定した通信品質

通信性能に目を向けると、一つ興味深い変更点があります。それは、Wi-Fi規格がPixel 9の最新規格「Wi-Fi 7」から、「Wi-Fi 6E」へと変更されている点です。スペック上は「スペックダウン」となりますが、正直なところ、多くのユーザーにとって体感できる差はほぼないでしょう。実際に自宅のWi-Fi 6Eルーターに接続し、『Speedtest』アプリで速度を計測したところ、4K動画のストリーミングや大容量ファイルのダウンロードで全く不満のない速度が出ていました。

また、GPSの精度も良好で、『Google マップ』を使い都心のビル街を歩いた際も、測位が遅れたり、位置が大きくズレたりすることなく、常に正確な現在地を示してくれました。

賢い通話機能と、Proモデルへの期待

VoLTEによる通話品質は非常にクリアで、相手の声が聞き取りやすく、コミュニケーションは快適でした。しかし、AI機能の点では少し残念な変更もあります。Pixel 9に搭載されていた、迷惑電話を自動でフィルタリングしてくれる便利な「通話スクリーニング」機能が、Pixel 10の標準モデルには搭載されていません。その代わりに、AI機能編で紹介した「マイボイス通訳」のような未来的な機能が追加されており、Googleが目指すAIアシスタントの方向性が変化しているのかもしれません。

Google Pixel 10のオーディオと通信性能 仕様 一覧

  • オーディオ: ステレオスピーカー、マイク x 3、ノイズ サプレッション、空間オーディオ
  • Wi-Fi: Wi-Fi 6E (802.11ax)、2.4 GHz / 5 GHz / 6 GHz 対応
  • Bluetooth: Bluetooth® v6
  • 位置情報: デュアルバンド GNSS (GPS, GLONASS, Galileo, Beidou, QZSS, NavIC)
  • SIM: デュアルSIM(nanoSIM x 1 と eSIM x 1 または eSIM x 2)

まとめ:オーディオと通信性能

  • スピーカー品質:Pixel 9から低音が強化され、よりパワフルで臨場感のあるサウンドに進化。スピーカー配置の改善で、横持ち時に音を塞ぐ弱点も解消された。
  • 通信の安定性:Wi-Fi規格はPixel 9のWi-Fi 7から6Eに変更されたが、実用上の速度や安定性に問題はなく、Bluetoothもv6に進化し接続性は良好。
  • 通話機能:基本的な通話品質はクリアで快適だが、Pixel 9にあった便利な「通話スクリーニング」機能が非搭載になった点は少し残念。
  • エンタメ体験:進化したスピーカーと空間オーディオにより、動画や音楽、ゲームなどのエンターテインメントをより深く楽しめる。

OSと機能:Google Pixel 10 進化したUIと7年間の安心、日々の使い勝手を極める

Google Pixel 10のUI画面。

ここでは、スマートフォンの使い心地を決定づけるOSと、日々の生活を豊かにする多彩な機能についてレビューします。Google Pixel 10は、最新のAndroid 16を搭載し、UI(ユーザーインターフェース)も刷新されました。前モデルのGoogle Pixel 9から続く長期サポートの安心感と、より洗練された機能がもたらす快適な体験を、詳しくお伝えします。

心地よい操作感を生むAndroid 16と新UI

Google Pixel 10には、最新のAndroid 16がプリインストールされています。注目すべきは、システムUIに「Material 3 Expressive」が初めて採用された点です。これにより、Pixel 9のUIからさらに進化し、全体的によりパーソナルで心地よい体験がもたらされました。アプリを開閉する際のアニメーションは弾むような動きになり、触覚フィードバックも相まって、一つ一つの操作が楽しく感じられます。

特に気に入ったのが、ロック画面のカスタマイズ機能です。愛犬の写真を壁紙に設定したところ、「ライブエフェクト表示」によって犬の部分だけが時刻表示の前に切り抜かれ、非常に印象的なロック画面が完成しました。ホーム画面のアプリアイコンの配列が標準で4×6になったのも、情報を一覧しやすく、私にとっては嬉しい変更点でした。

7年間のアップデート保証という絶対的な安心感

Google Pixel 10は、Pixel 9シリーズから始まった「OS、セキュリティ、Pixel Dropのアップデートを7年間提供」という長期サポート保証を継承しています。これは、他の多くのスマートフォンと一線を画す、非常に大きなメリットです。最新のOS機能やセキュリティパッチが7年間にわたって提供されるため、一度購入すれば長期間にわたって安心して使い続けることができます。新しい機能が「Pixel Drop」として定期的に追加されていくのも、スマートフォンが古びることなく進化し続ける楽しみを与えてくれます。

日常を支える、かゆい所に手が届く機能群

もちろん、日本で生活する上で欠かせないおサイフケータイ(FeliCa)にも対応しています。毎日の通勤でモバイルSuicaを使っていますが、改札での反応もスムーズで、全くストレスを感じません。生体認証は、高速な画面内指紋認証と顔認証の両方に対応。Pixel 9で採用された超音波式の指紋センサーは引き続き精度が高く、多少指が濡れていても一瞬でロックを解除できました。

セキュリティ面では、ハードウェアレベルで保護する「Titan M2」チップに加え、新たに盗難検出ロック機能が搭載されました。万が一の盗難を検知するとスマートフォンが自動的にロックされ、個人情報を守ってくれるという、これまで以上の安心感を提供してくれます。

すべてのユーザーに寄り添うユーザー補助機能

Google Pixelは、ユーザー補助機能の充実度でも群を抜いています。視覚に障がいのある方が自撮りをする際に音声で構図を案内してくれる「ガイド付き自撮り」や、周囲の音や会話をリアルタイムでテキスト化する「音声文字変換」など、革新的な機能が満載です。特に、スクリーンリーダー機能である「TalkBack」は、Geminiによる画像の説明機能が統合され、写っているものをより詳細に音声で伝えてくれるようになりました。こうした誰一人取り残さないという思想が、製品の隅々まで行き渡っているのを感じます。

Google Pixel 10のOSと機能 仕様 一覧

  • OS: Android 16 搭載
  • アップデート保証: OS、セキュリティ、Pixel Dropのアップデートを7年間提供
  • 生体認証: 指紋認証、顔認証
  • セキュリティ: Titan M2 セキュリティ コプロセッサ、追加料金なしのGoogle VPN、盗難保護
  • おサイフケータイ: FeliCa / NFC
  • ユーザー補助: ガイド付き自撮り, 音声文字変換&音検知通知, TalkBack(Geminiによる画像の説明を含む)ほか多数

まとめ:OSと機能

  • OSとUI: 最新のAndroid 16と新UI「Material 3 Expressive」を搭載し、よりパーソナルで直感的な操作感を実現した。
  • 長期サポート: Pixel 9から続く7年間のアップデート保証は、長く安心して使えるという絶大な価値を提供する。
  • 便利な機能: おサイフケータイや高速な生体認証など、日本のユーザーにとって必須の機能を網羅している。
  • セキュリティ: Titan M2チップに加え、新たに盗難検出ロック機能を搭載し、セキュリティがさらに強化された。
  • アクセシビリティ: Geminiと連携したTalkBackなど、すべてのユーザーが使いやすいように設計された豊富なユーザー補助機能が魅力。

Google Pixel 10 vs Google Pixel 9 スペック比較

Google Pixel 10の背面。インディゴを手に持っている。

ここでは、Google Pixel 10と前モデルGoogle Pixel 9の主な仕様を比較し、どのような進化を遂げたのかを具体的に解説します。全体的に性能が向上していますが、細かな点に違いが見られます。

OS(オペレーティングシステム)

  • Google Pixel 10: Android 16を搭載しています。
  • Google Pixel 9: Android 14をプリインストールしています。
  • 違い:Pixel 10はより新しいバージョンのAndroidで出荷されるため、最新の機能やUIをすぐに体験できます。

サポート期間(アップデート保証)

  • Google Pixel 10: OS、セキュリティ、Pixel Dropのアップデートが7年間提供されます。
  • Google Pixel 9: OS、セキュリティ、Pixel Dropのアップデートが7年間提供されます。
  • 違い:アップデート保証期間は両モデルとも7年間で同じです 。Googleの長期サポート方針が継続されており、どちらのモデルも長期間安心して使用できます。

プロセッサ

  • Google Pixel 10: Google Tensor G5、Titan M2 セキュリティ コプロセッサ。
  • Google Pixel 9: Google Tensor G4、Titan M2 セキュリティ コプロセッサ。
  • 違い:Pixel 10は、より高性能なTensor G5を搭載しており、特にAI処理能力が強化されています。これにより、全体的な動作速度やAI機能の応答性が向上しています。

ディスプレイ

  • Google Pixel 10: 6.3インチ Actua ディスプレイ、最大輝度 3,000ニト(ピーク輝度)。
  • Google Pixel 9: 6.3インチ Actua ディスプレイ、最大輝度 2,700ニト(ピーク輝度)。
  • 違い:ディスプレイサイズは同じですが、Pixel 10のピーク輝度はPixel 9より11%向上しており、屋外での視認性がさらに高まっています。

カメラ

  • Google Pixel 10: トリプルカメラシステム(48MP広角 + 13MP超広角 + 10.8MP光学5倍望遠)、超解像ズーム最大20倍。
  • Google Pixel 9: デュアルカメラシステム(50MP広角 + 48MP超広角)、超解像ズーム最大8倍。
  • 違い:Pixel 10のスタンダードモデルには、シリーズで初めて光学5倍望遠レンズが搭載され、ズーム性能が飛躍的に向上しました。一方で、Pixel 9の方が広角と超広角カメラの画素数は高くなっています。

バッテリーと充電

  • Google Pixel 10: 標準4,970mAh 。マグネット式ワイヤレス充電「Pixelsnap」(Qi2認証済み)に対応。
  • Google Pixel 9: 標準4,700mAh 。ワイヤレス充電(Qi認証済み)に対応。
  • 違い:Pixel 10はバッテリー容量が増加し、公称の駆動時間も長くなっています 。また、Pixel 10はマグネットで固定できるQi2規格のワイヤレス充電に対応しており、利便性が大きく向上しました。

耐久性

  • Google Pixel 10: Corning® Gorilla® Glass Victus® 2、IP68準拠の防塵・防水性能 。Google Pixel史上、最も多くのリサイクル素材を使用。
  • Google Pixel 9: Corning® Gorilla® Glass Victus® 2、IP68準拠の防塵・防水性能。
  • 違い:基本的な保護性能は同等ですが、Pixel 10はより多くのリサイクル素材を使用しており、環境への配慮が進んでいます。

まとめ

Google Pixel 10は、Pixel 9から順当な進化を遂げた後継機です。特に、スタンダードモデルに初めて光学5倍望遠レンズが搭載された点は、カメラ機能を重視するユーザーにとって最大の魅力と言えるでしょう。

また、より高性能なTensor G5プロセッサ、明るくなったディスプレイ、容量が増えたバッテリー、そして利便性が劇的に向上したマグネット式のワイヤレス充電など、日々の使い勝手を向上させる多くの改善が施されています。アップデート保証期間は両モデルとも7年間と同じであるため、どちらを選んでも長く安心して使える点は共通の長所です。

Google Pixel 10のメリット・デメリット:賢いAIと独自の魅力、競合との比較で見えた実力

Google Pixel 10でワイヤレス充電している様子。

Google Pixel 10は、多くの点で前モデルから着実な進化を遂げた魅力的なスマートフォンです。しかし、強力なライバルがひしめく市場において、その立ち位置はどのようなものなのでしょうか。ここでは、前モデルのGoogle Pixel 9や、Nothing Phone (3)、Zenfone 12 Ultraなどの競合機種と比較しながら、私が実際に使って感じたGoogle Pixel 10のメリットとデメリットを詳しく解説します。

【メリット】

メリット1:スタンダードモデル初の光学5倍望遠カメラ

Google Pixel 10最大のメリットは、スタンダードモデルでありながら本格的な光学5倍望遠レンズを搭載した点です。これにより、前モデルのGoogle Pixel 9がデジタル処理に頼っていたズーム撮影とは比較にならないほど、遠くの被写体をクリアかつ高画質に撮影できるようになりました。これは、望遠レンズを搭載しないAQUOS R10や、光学3倍のZenfone 12 Ultraと比較しても、より遠くを撮りたい場面で明確なアドバンテージとなります。

メリット2:賢いAIが日常をアシストする独自機能

Pixel 10は、純粋な処理性能だけでなく、「賢さ」で他のスマートフォンと一線を画します。ユーザーの行動を先読みして情報を提供する「マジックサジェスト」や、自分の声色で通話をリアルタイム翻訳する「マイボイス通訳」といった機能は、Pixel 10ならではのユニークな体験です。Zenfone 12 UltraやXiaomi 15が搭載するSnapdragonプロセッサの処理能力の高さとは異なるベクトルで、日々の生活をより便利にしてくれる魅力があります。

メリット3:便利なマグネット式ワイヤレス充電「Pixelsnap」

日々の充電体験を革新するのが、マグネットで吸着するワイヤレス充電機能「Pixelsnap」です。これはPixel 9の通常のワイヤレス充電から大きく進化した点で、充電パッドの位置ズレによる失敗がなくなりました。Nothing Phone (3)やZenfone 12 Ultraなどもワイヤレス充電には対応していますが、このマグネット式の手軽さと確実性は、一度使うと手放せなくなるほどの大きなメリットです。

メリット4:7年間の長期アップデート保証という絶対的な安心感

Google Pixel 10は、OSとセキュリティのアップデートが7年間提供されることを保証しています。これは、通常2~4年程度のサポートが多いAndroidスマートフォン市場において、圧倒的なアドバンテージです。Nothing Phone (3)やXiaomi 15といった競合機種よりも長く、最新の機能とセキュリティが保証されるため、一つのスマートフォンを安心して長期間使い続けたいユーザーにとって、これ以上ない魅力と言えるでしょう。

【デメリット】

デメリット1:Wi-Fi 6Eへのスペックダウン

非常に残念な点として、Wi-Fi規格が前モデルのPixel 9が対応していたWi-Fi 7から、Wi-Fi 6Eへとスペックダウンしています。Nothing Phone (3)、Zenfone 12 Ultra、Xiaomi 15、AQUOS R10といった主要な競合機種が軒並みWi-Fi 7に対応している中で、将来性という観点において明確に見劣りするポイントです。

デメリット2:SDカード非対応による拡張性のなさ

Google Pixelシリーズに共通する弱点ですが、Pixel 10もmicroSDカードによるストレージの拡張には対応していません。写真や動画を大量に撮影・保存するユーザーにとっては、内蔵ストレージの容量が上限となります。最大2TBのmicroSDカードに対応し、圧倒的な拡張性を誇るAQUOS R10と比較すると、この点は大きなデメリットと言わざるを得ません。

デメリット3:有線充電速度の遅れ

Pixel 10の有線充電は最大30W対応ですが、これは競合と比較すると見劣りします。例えば、Xiaomi 15は90W、Zenfone 12 UltraやNothing Phone (3)は65Wという超高速充電に対応しており、短時間でバッテリーをフル充電したい場面では、Pixel 10は明らかに遅れを取ってしまいます。

デメリット4:目新しさに欠けるデザイン

Pixel 10のデザインは、Pixel 9をベースに洗練させたもので、高級感はありますが、大きな変化はありません。そのため、新しいスマートフォンにデザイン的な新鮮さを求めるユーザーには物足りなく感じるかもしれません。背面のGlyphインターフェースで独自性を打ち出しているNothing Phone (3)のような、見て楽しめる要素は限定的です。

デメリット5:Proモデルとの機能差

Pixel 10は非常に高機能ですが、迷惑電話をフィルタリングする「通話スクリーニング」など、一部の便利なAI機能が上位のProモデル限定となっています。前モデルのPixel 9には搭載されていた機能が省かれている場合もあり、Pixelシリーズ内での機能の線引きが、ユーザーにとって少し分かりにくい点もデメリットとして挙げられます。

Google Pixel 10のスペック(仕様)一覧

  • ディスプレイ: 6.3インチ Actuaディスプレイ (OLED)、1,080 x 2,424ピクセル、リフレッシュレート60~120Hz
  • CPU: Google Tensor G5
  • GPU: IMG DXT-48-1536
  • RAM(メモリ): 12GB
  • ストレージ: 128GB / 256GB
  • バッテリー: 標準4,970mAh
  • 駆動時間: 通常使用で30時間以上、スーパーバッテリーセーバー使用で最長100時間
  • 充電: 約30分で最大55%の急速充電、Qi2認証済みワイヤレス充電(最大15W)
  • 背面カメラ: 広角48MP (ƒ/1.70)、超広角13MP (ƒ/2.2)、望遠10.8MP (光学5倍、ƒ/3.1)
  • 前面カメラ: 10.5MP (ƒ/2.2)
  • ワイヤレス通信: Wi-Fi 6E (802.11ax)、Bluetooth v6
  • GPS: GPS, GLONASS, Galileo, Beidou, QZSS, NavIC対応
  • NFC: 対応
  • インターフェース: USB Type-C® 3.2
  • センサー: 近接センサー、周囲光センサー、加速度計、ジャイロメーター、磁力計、気圧計
  • 振動モーター: ハプティクスエンジン搭載(詳細な仕様は記載なし)
  • 防水防塵: IP68準拠
  • 生体認証: 指紋認証、顔認証
  • OS: Android 16
  • サイズ: 152.8mm (高さ) x 72.0mm (幅) x 8.6mm (厚さ)
  • 重量: 204g
  • カラー: Indigo, Frost, Lemongrass, Obsidian
  • 付属品: 1m USB-C® – USB-C®ケーブル (USB 2.0)、SIM取り出しツール
  • モバイル通信(5G/4G/3G): 5G Sub-6GHz対応
  • SIMカード: nanoSIMとeSIMのデュアルSIM、またはeSIMデュアル対応

対応バンド:Google Pixel 10

Google Pixel 10は5G通信に対応しています。

基本的には本体にSIMカードを入れて、APN設定を済ませると、通信できます。

SIMはNanoSIMと物理的なカードを必要としないeSIMに対応しています。

対応バンドは以下の通りです。

  • 5G: n1/2/3/5/7/8/12/14/20/25/26/28/30/38/40/41/66/71/75/76/77/78/79
  • 4G: B1/2/3/4/5/7/8/12/13/14/17/18/19/20/21/25/26/28/29/30/32/38/39/40/41/42/48/66/71/75
  • 3G: B1/2/4/5/8
  • 2G: 850, 900, 1800, 1900 MHz (GSM/EDGE)

対応バンドの詳細

ドコモ:

  • 5G: n78, n79
  • 4G: B1, B3, B19, B21, B28, B42
  • プラチナバンド: B19 対応

au:

  • 5G: n28, n77, n78
  • 4G: B1, B3, B18(B26含む), B28, B41
  • プラチナバンド: B18/B26 対応
  • (3G/GSMはサービス対象外)

ソフトバンク:

  • 5G: n3, n28, n77
  • 4G: B1, B3, B8, B28, B41, B42
  • プラチナバンド: B8 対応

楽天モバイル:

  • 5G: n77
  • 4G: B3, B18(B26含む)
  • プラチナバンド: パートナー回線(au)のB18/B26に対応。自社のプラチナバンド(n28)にも対応。
  • (3G/GSMはサービス対象外)

結論

この端末(Google Pixel 10)は、バンド情報に基づくと、ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルの主要な4G/5Gバンドに完全に対応しており、それぞれのプラチナバンドも全てカバーしています。

3Gについてはドコモとソフトバンクに対応していますが、auはサービスを終了しており、楽天モバイルは提供していません。また、ドコモとソフトバンクも将来的にサービスを終了します。
GSMは日本のキャリアでは利用されていません。

総合的に見て、この端末は日本の4キャリアで全く問題なく利用できると言えます。

ただし、モバイル通信を利用するには、自分のSIMがスマホ側のバンドに対応している必要があります。

こちらのページで対応しているかどうかを確認できます。

ドコモ、ソフトバンク、au、楽天モバイル回線の「対応バンド」を詳細にチェック!

Google Pixel 10の評価

Google Pixel 10の画面。動画を選択。

8つの基準で「Google Pixel 10」を5段階で評価してみました。

項目別評価

画面の見やすさ:★★★★★ (5/5)
ピーク輝度が非常に高く、直射日光の下でも驚くほど画面がクリアに見えます。日常のあらゆる場面で最高の視認性を提供してくれます。

スペック:★★★★☆ (4/5)
Tensor G5プロセッサは日常操作やAI機能で非常に高速ですが、Wi-Fi 6Eへのスペックダウンが惜しまれます。

耐久性: ★★★★★ (5/5)
最新の強化ガラスGorilla Glass Victus 2と、最高等級のIP68防水防塵性能を備えており、安心して毎日使えます。

デザイン:★★★★☆ (4/5)
高級感のある素材と洗練された形状は好印象ですが、前モデルからの変化が少なく、新鮮味には欠けます。

通信:★★★☆☆ (3/5)
前モデルが対応していたWi-Fi 7からWi-Fi 6Eへとスペックダウンした点は、将来性という観点で明確なマイナスポイントです。

機能:★★★★★ (5/5)
マグネット式の「Pixelsnap」や、賢い「マジックサジェスト」など、日々の使い勝手を大きく向上させる便利でユニークな機能が満載です。

使いやすさ:★★★★★ (5/5)
洗練されたAndroid OSと7年間という長期のアップデート保証により、誰でも直感的かつ安心して長く使い続けられます。

価格:★★★☆☆ (3/5)
性能や機能は魅力的ですが、価格はプレミアムクラスです。発売直後の価格では、コストパフォーマンスが高いとは言えません。

総評:★★★★☆ (4/5)

全体的な印象

Google Pixel 10は、前モデルの長所を丁寧に磨き上げ、ユーザーの「こうだったら良いのに」という声に応えた、非常に完成度の高いスマートフォンです。デザインに大きな変更はありませんが、その中身はAI機能を中心に大きく進化しています。純粋な処理性能の数値を追い求めるのではなく、「いかに日々の生活を賢く、快適にするか」というGoogleの哲学が色濃く反映された一台だと感じました。

優れた点

最大の魅力は、ハードとソフトが融合したユーザー体験の向上にあります。まず、ディスプレイの圧倒的な明るさは、屋外での視認性を劇的に改善しました。そして、スタンダードモデルに初めて搭載された光学5倍望遠レンズは、これまで諦めていた遠くの被写体をクリアに捉える撮影の楽しみを教えてくれます。さらに、マグネット式充電「Pixelsnap」の追加は、日々の充電のわずらわしさを解消する革新的な機能です。これらに加え、7年間という他社の追随を許さない長期アップデート保証が、このスマートフォンを長く愛用できるという絶大な安心感を与えてくれます。

惜しまれる点

一方で、いくつかの点で惜しい部分も見受けられます。デザインは非常に洗練されていますが、Pixel 9からほとんど変わっていないため、新鮮な驚きはありません。また、前モデルが対応していたWi-Fi 7からWi-Fi 6Eへとスペックダウンした点は、技術の進化を期待するユーザーにとっては残念なポイントです。価格もプレミアムクラスであり、発売直後の定価では、誰にでも手放しでおすすめできるほどのコストパフォーマンスとは言えないでしょう。

購入をおすすめする人

Google Pixel 10は、最新のスペックや最高のゲーム性能を追い求める人よりも、日常の使い勝手、賢いAIアシスタント、そしてカメラの楽しさを重視する人におすすめです。「Pixelsnap」の搭載により、iPhoneのMagSafeエコシステムに魅力を感じていたAndroidユーザーや、iPhoneからの乗り換えを検討している人には、特に響く一台となるでしょう。長く安心して使える信頼性の高いスマートフォンを求めるなら、間違いなく最高の選択肢の一つです。

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Google Pixel 10の価格・購入先

Google Pixel 10の背面 正面。インディゴ。

※価格は2025/09/01に調査したものです。価格は変動します。

Google ストア

  • 128GBモデル: 128,900円 (税込)、
  • 256GBモデル: 143,900円 (税込)、

で販売されています(※分割払いも可能)。

Google ストアで「Google Pixel 10」をチェックする

ECサイト

  • Amazonで126,599円、
  • 楽天市場で143,550円(送料無料)、
  • ヤフーショッピングで125,627円、
  • AliExpressで 138,596円、

で販売されています。

Amazonで「Google Pixel 10」をチェックする

楽天市場で「Google Pixel 10」をチェックする

ヤフーショッピングで「Google Pixel 10」をチェックする

AliExpressで「Google Pixel 10」をチェックする

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おすすめのライバル機種と価格を比較

Google Pixel 10に似た性能をもつスマートフォンも販売されています。価格の比較もできるので、ぜひ参考にしてみてください。

Nothing Phone (3)

Nothingから発売された6.77インチの5Gスマートフォンです(2025年8月28日発売)。

Nothing OS 3.5 (Android 15ベース)、Qualcomm Snapdragon 8s Gen 4、12GB / 16GBメモリ、1260 x 2800 pxのフレキシブルAMOLED、256GB / 512GBストレージ、5150 mAhバッテリー、背面50MP+50MP+50MPの3眼カメラ、前面50MPのフロントカメラを搭載しています。

また、「Glyph Matrix」、「Glyphトイ」、「Essential Key」、AI連携(Google Gemini、ChatGPT統合機能)、1000Hzのタッチサンプリングレート、IP68防水防塵、おサイフケータイ®に対応。

65Wの高速充電、15Wのワイヤレス充電、5Wのリバースワイヤレス充電、30〜120Hzのアダプティブリフレッシュレート、画面内指紋認証、USB-C、5G通信、Wi-Fi 7、Bluetooth 6.0、GPSにも対応しています。

価格は、楽天市場で119,900〜138,900円(送料無料)、AliExpressで116,989円、米国 Amazon.comで$719.00、です。

関連記事:Nothing Phone (3)レビュー!先代との比較で見えた利点と欠点は?

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Zenfone 12 Ultra

ASUSから発売された6.78インチの5Gスマートフォンです(2025年5月30日発売)。

Android 15 (ZenUI)、Qualcomm Snapdragon 8 Elite (オクタコア、4.3GHz)、LPDDR5X 12GB または 16GBメモリ、フルHD+ (2400×1080)のLTPO AMOLED、256GB または 512GB (UFS4.0)ストレージ、5,500mAhバッテリー、背面50MPメイン (6軸ジンバルスタビライザー4.0) + 32MP望遠 (光学3倍、OIS) + 13MP超広角のトリプルカメラ、前面32MP RGBWイメージセンサーのフロントカメラを搭載しています。

また、eSIM、カメラのAI機能(AIトラッキング、AIポートレート動画2.0、AIボイスクラリティ、AI流し撮りなど)、AI機能(AI通話翻訳2.0、AI文字起こし2.0、AI記事の要約、AIドキュメントの要約など)、ASUSの独自機能(「通話音声の自動録音」機能、「ツインアプリ」機能、「エッジツール」、「クイックショット」、「Photo Vibe」、「Game Genie」)に対応。

おサイフケータイ(Felica)、IP65/IP68防水防塵、NFC搭載、最大65W HyperCharge急速充電、最大15W Qiワイヤレス充電対応、指紋認証 (画面内)、顔認証、USB Type-C、3.5mmヘッドホンジャック、5G通信、Wi-Fi 7 、Bluetooth® 5.4、GPSにも対応しています。

価格は、Amazonで149,800円(税込・国内版・ZF12U-BK12S256/A)、楽天市場で149,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで149,800円(送料無料)、AliExpressで144,824円、です。

関連記事:Zenfone 12 Ultra徹底レビュー!AI・カメラ・11Ultra比較

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Xiaomi 15

Xiaomiから発売された6.36インチのスマートフォンです(2025年4月1日発売)。

Xiaomi HyperOS 2(Android 15ベース)、Snapdragon 8 Elite Mobile Platform、12GB LPDDR5Xメモリ、2670 x 1200 pxのCrystalRes有機EL (1~120Hz, 最大3200nits)、256GB/512GB UFS 4.0ストレージ、最大25時間駆動する5240 mAhバッテリー、背面50MPトリプル (広角ライカSummilux, 望遠, 超広角)カメラ、前面32MPのフロントカメラを搭載しています。

また、AI機能(AI文章作成、AI音声認識、AI通訳、AIダイナミック壁紙)、Google Gemini連携(かこって検索など)、

1~120Hzの「可変リフレッシュレート」、60mm相当の望遠撮影、10cmまで寄れるマクロ撮影、8K動画撮影(24/30fps)、IP68防水防塵、90Wハイパーチャージ (有線)、ワイヤレス充電、Xiaomi Wing型IceLoopシステム(冷却システム)、X軸リニア振動モーター、超音波画面内指紋センサー、AI顔認証、「Xiaomiシールドガラス」、「高強度アルミニウム合金フレーム」、USB Type-C (OTG)、5G通信、Wi-Fi 7、Bluetooth 6.0、NFC、GPS (L1+L5)に対応しています。

価格は、Amazonで117,779円(税込・12GB+256GBモデル)、楽天市場で99,629円(送料無料)、ヤフーショッピングで110,700円、AliExpressで89,648円、です。

関連記事:Xiaomi 15レビュー!14Tとの違い&買い替えメリット・デメリット

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AQUOS R10

シャープから発売された約6.5インチの5Gスマートフォンです(2025年7月10日発売)。

Android™ 15、Snapdragon® 7+ Gen 3 Mobile Platform、12GBメモリ、1,080×2,340 pxのPro IGZO OLEDディスプレイ、256GBまたは512GBストレージ、連続待受時間 約800時間(LTE)駆動する5,000mAhバッテリー、ライカカメラ社が監修した背面 約5,030万画素+約5,030万画素の2眼カメラ、前面約5,030万画素のフロントカメラ、フルメタルBOXスピーカーを搭載しています。

また、AI機能(電話アシスタント、迷惑電話対策機能、Glance AI for AQUOS、Google Geminiなど)、ピーク輝度3,000nit、1Hz〜240Hzの可変リフレッシュレート、ハイブリッド手ブレ補正(光学式+電子式)、14chスペクトルセンサー、立体音響技術 Dolby Atmos、8Way Audio(ワイヤレス接続時)、冷却システム(高熱伝導素材である銅ブロック)に対応。

UWB(超広帯域無線通信)、AQUOSトリック(Payトリガー、スクロールオート、Clip Now など)、おサイフケータイ、IPX5・IPX8 / IP6X防水防塵、MIL規格、最大2TBまでのストレージ拡張、顔認証(マスク対応)、指紋認証、USB Type-C、5G通信、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4、GPSにも対応しています。

価格は、楽天市場で109,780円(送料無料)、ヤフーショッピングで109,780円(送料無料)、COCORO STORE(ココロストア)で99,770円~、です。

関連記事:AQUOS R10 徹底レビュー!R9との違いはどこ? 比較して評価

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他の Google Pixel スマホと比較

他にもGoogle Pixel スマホが販売されています。2024モデルもあるので、ぜひ比較してみてください。

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