POCO Pad M1 徹底レビュー!先代と比較して何が違う?進化点と欠点

2026年1月22日に発売された「POCO Pad M1」。シャオミからは多数のタブレットが販売されていますが、POCOブランドからはこれで2台目になります。先代「POCO Pad」(2024年6月に発売)は、手頃な価格ながら大画面でエンタメを楽しめるコストパフォーマンスの高さで人気がありました。

今回発売された「POCO Pad M1」はその後継モデルで、性能も大幅にグレードアップ!専用のペンキーボードも用意されていることで、大きな注目を集めています。

そこで今回のレビューでは、POCO Pad M1が前モデル「POCO Pad」からどれほど進化し、何が違うのか、欠点は何か、その実力と使い勝手を徹底的に比較・検証しました。

POCO Pad M1 実機の画面

先に結論からお伝えしましょう

POCO Pad M1の長所(Pros):

  • 12,000mAhの超大容量バッテリーとリバース充電機能による安心のスタミナ
  • Snapdragon 7s Gen 4搭載でAntutu約73万点を記録した優れたパフォーマンス
  • Dolby Atmos対応クアッドスピーカーと3.5mmイヤホンジャックによる充実のオーディオ環境
  • 純正ペンやキーボードに対応した高い拡張性
  • Xiaomi HyperOS 2による強力なスマホ連携機能

POCO Pad M1の短所(Cons):

  • 重量が610gに増加し、片手での長時間の使用は厳しい
  • 日本版は充電器が別売りで、33W急速充電にはPD充電器の準備が必要
  • GPSと指紋認証センサーが非搭載で、ナビ利用やロック解除に制限がある
  • USB Type-Cポートが映像出力に対応していない

総合評価:

POCO Pad M1は、特に「動画をバッテリー切れを気にすることなく楽しみたい人」や、「ペンやキーボードを使って資料を作成したい人」には最適です。12,000mAhという圧倒的なスタミナと12.1インチの2.5K大画面、そして優れたオーディオ性能は、長時間の移動中や外出先でも、電池残量を気にせず動画に没頭させてくれます。

また、高速なSnapdragon 7s Gen 4に専用のペンやキーボードを組み合わせることで、場所を選ばずスムーズに資料作成をこなせるでしょう。動画視聴から日常のタスクまで、これ一台でバランスよくこなしたいユーザーにとって、非常にコストパフォーマンスの高い選択肢となるはずです。

この記事で分かること

  1. デザインと耐久性: メタルユニボディの質感、サイズ、重量、カラー、指紋汚れ、インターフェース配置、ウェットタッチテクノロジー、ケース、付属品
  2. ディスプレイ: 12.1インチ 2.5K解像度、120Hzリフレッシュレート、Dolby Vision、IPS液晶、輝度600nits、読書モード、TÜV Rheinland認証
  3. ベンチマーク: Antutuベンチマークスコア、Snapdragon 7s Gen 4、Redmi Pad 2 ProやPOCO Pad X1とのCPU性能比較、GPU性能
  4. 動作感:ゲーム性能、原神、鳴潮、フレームレート(FPS)、メモリ、仮想メモリ、ストレージ、アプリ(LINE、Office、Ecel)、マルチタスク、発熱、動画編集
  5. ペンとキーボード: POCO Smart Pen、POCO Pad M1 Keyboard、書き心地、遅延、クリスタ(お絵かき)、Mi Canvas、ショートカットキー、ペンの互換性
  6. オーディオ性能: クアッドスピーカー、Dolby Atmos、300%音量ブースト、音質、3.5mmイヤホンジャック、Bluetooth 5.4、LDACコーデック
  7. バッテリー: 12000mAh、電池持ち(実測)、33W急速充電、充電時間、リバース充電、充電器別売り(グローバル版 違い)、待機電力
  8. カメラと通信性能: 800万画素、屋外での撮影、ドキュメントモード、Web会議、フロントカメラ配置、Wi-Fi 6、GPS非搭載、テザリング、技適
  9. OSと機能: Xiaomi HyperOS 2、Android 15、スマホ連携(Xiaomi Interconnectivity)、ホーム画面+、共有クリップボード、顔認証、アップデート保証
  10. 比較POCO Pad(無印)、REDMI Pad 2 Pro
  11. スペック:仕様詳細
  12. 評価:5段階評価、総評、最適なユーザー、注意点、メリット・デメリット
  13. 価格:購入先、シャオミ公式、Amazon、楽天市場、最安値、中古

この記事を最後まで読むことで、「POCO Pad M1」を購入するべきかどうかがはっきりと分かるはず。購入に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

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公式ページ:POCO Pad M1 | Xiaomi 日本 | すべての仕様と機能

デザインと耐久性:POCO Pad M1の洗練されたボディと実用性

POCO Pad M1 実機 ブルーの背面を両手で持っている。

ここでは、POCO Pad M1の筐体デザインや質感、持ち運びやすさ、そして新たに搭載された耐久機能について、前モデル「POCO Pad」との詳細な比較を交えながら詳しく解説していきます。

高級感あふれるメタルユニボディと洗練された質感

箱から取り出した瞬間、まず手に伝わってくるのはメタルユニボディ特有の剛性の高さと、ひんやりとした金属の感触です。背面はサラサラとした手触りで、非常に滑らかです。カラーバリエーションは「ブルー」と「グレー」の2色展開で、今回使用しているブルーは落ち着いた深みのある色合いで、安っぽさは感じません。

ただし、実際に使用していて気になったのは、指紋や皮脂汚れがかなり目立つという点です。美しい背面だけに、少し触っただけでも汚れが残ってしまうのは惜しいポイントで、気になる方はケースを装着するか、頻繁に拭き取る必要があると感じました。

【徹底比較】サイズ・重量・カラーに見る進化と変化

POCO Pad M1 実機の底面と側面

ここでは、前モデル「POCO Pad」と新型「POCO Pad M1」のサイズ、重量、カラーを比較してみましょう。

サイズの違い

  • POCO Pad M1:高さ279.80mm × 幅181.65mm × 厚さ7.5mm
  • POCO Pad(前モデル):高さ280.00mm × 幅181.85mm × 厚さ7.52mm

重量の違い

  • POCO Pad M1:610g
  • POCO Pad(前モデル):571g

カラーの違い

カラー:両モデルとも「ブルー」「グレー」の2色展開

数値を見て分かる通り、本体サイズは高さ・幅・厚さともにわずかではありますが、M1の方がコンパクトかつ薄型化されています。しかし、重量に関しては前モデルから39g増加し、610gとなりました。これはバッテリー容量が10,000mAhから12,000mAhへと20%も増量されたことが大きく影響していると考えられます。

実際に持ち比べてみると、確かにM1の方にずっしりとした凝縮感を感じますが、12.1インチという大画面サイズを考えれば、許容範囲内の重さです。むしろ、この重さがバッテリー持ちという実用的なメリットに繋がっていると考えれば、納得のいくトレードオフだと言えるでしょう。

実用性を重視したインターフェース配置

POCO Pad M1 実機の底面と接続ポート。Type-C。

各ポートやボタンの配置は、横向き(ランドスケープモード)での使用を強く意識した設計になっています。

カメラ位置:フロントカメラは長辺の中央に配置されており、Web会議やビデオ通話時に自然な目線で会話ができます。リアカメラは背面の角に位置し、シンプルながら存在感のあるデザインです。

ボタン・ポート配置:横持ちした際、左側面に電源ボタン、上部左側に音量ボタンがあります。そして右側面にはUSB Type-Cポート(USB 2.0)があり、充電しながらの操作もケーブルが邪魔になりにくい位置です。

3.5mmイヤホンジャック:注目すべき点は、右側面(Type-Cポートの並び)に3.5mmイヤホンジャックが搭載されていることです。最近のタブレットでは省略されがちですが、遅延のない有線イヤホンでゲームや動画を楽しみたいユーザーには非常にありがたい仕様です。

SDカードスロット:上部にはmicroSDカードスロットも備えており、最大2TBまでのストレージ拡張に対応しています。大量の動画や電子書籍を持ち歩きたい私のようなユーザーにとって、このスロットの存在は非常に大きいです。

スピーカー:左右の側面にそれぞれ2基ずつ、合計4基のスピーカーが配置されており、横持ちした際にステレオ感が最大限に発揮されるようになっています。手で持った時にスピーカーを塞ぎにくい位置にあるのも好印象です。

水回りでも安心の「ウェットタッチテクノロジー」

耐久面で新たに追加された機能として、「ウェットタッチテクノロジー」があります。これは防水規格(IP等級)とは異なりますが、画面や手が濡れていてもタッチ操作が誤反応しにくいという機能です。実際にキッチンでレシピを見ながら料理をしている際、濡れた手で画面をスクロールしてみましたが、驚くほどスムーズに反応しました。お風呂場での読書や動画鑑賞など、水滴がつきやすい環境でもストレスなく操作できるのは、日常生活において非常に大きなメリットだと感じました。前モデルにはなかったこの機能は、タブレットの利用シーンを確実に広げてくれます。

付属品とアクセサリ(ケース)について

パッケージ内容については注意が必要です。グローバル版とは異なり、日本版のPOCO Pad M1には充電器(ACアダプタ)が付属しません。同梱されているのは、USB Type-Cケーブル(試供品)、SD取り出し用ピン、クイックスタートガイドのみです。33Wの急速充電性能を活かすためには、対応する充電器を別途用意する必要があります。

また、専用のケースやキーボード、スマートペン(POCO Smart Pen)などのアクセサリは別売りとなっています。本体の背面はサラサラしていて滑りやすいため、持ち運びの際の安心感や、動画視聴時のスタンド機能を考えると、保護ケースの導入は必須と言えるでしょう。

まとめ:デザインと耐久性

  • 第一印象:メタルユニボディの質感は高いが、指紋や皮脂汚れがかなり目立つためケアが必要。
  • サイズ比較:前モデルよりわずかにサイズダウン(高さ-0.2mm、幅-0.2mm、厚さ-0.02mm)しているが、ほぼ同等
  • 重量比較:バッテリー増量の影響で前モデル(571g)からPOCO Pad M1(610g)へと39g重くなっている
  • 操作性:フロントカメラが長辺中央にあり、横向き使用時のWeb会議に最適
  • 拡張性:3.5mmイヤホンジャックと最大2TB対応のmicroSDカードスロットを搭載しており実用性が高い
  • 新機能:ウェットタッチテクノロジーにより、濡れた手でもスムーズに操作が可能
  • 付属品:日本版は充電器が付属しないため、別途準備が必要

ディスプレイ:POCO Pad M1 スペック据え置きでも満足度の高い美麗な映像体験

POCO Pad M1 実機のディスプレイ。森と太陽の鮮やかな映像が映っている。

ここでは、POCO Pad M1のディスプレイ性能について、視認性や実際の映像体験、そして前モデル「POCO Pad」との比較を中心に書いていきます。

鮮やかで自然な発色の2.5K液晶ディスプレイ

画面を点灯させた瞬間、12.1インチという大画面いっぱいに広がる映像の美しさに目を奪われました。搭載されているパネルはLCD(IPS液晶)ですが、パッと見ただけでは有機ELと見紛うほど発色が鮮やかです。解像度は2.5K(2560 x 1600)と非常に高く、画素密度も249ppiあるため、ドットの粗さは全く感じません。

Amazon Prime Videoで映画を再生してみましたが、Dolby Visionに対応しているおかげで、輝きや暗闇の階調も豊かに表現されていました。IPS液晶特有の視野角の広さもあり、少し斜めから覗き込んでも色が反転したり白っぽくなったりすることはなく、複数人で画面を囲むようなシーンでも活躍しそうです。表面処理は光沢(グレア)タイプなので、照明の映り込みは多少ありますが、屋内での使用なら気にならないレベルです。

【徹底比較】サイズ・解像度・アスペクト比は前モデルを継承

POCO Pad M1のディスプレイ。映画のワンシーンで人物が映っている。

ディスプレイの基本スペックについて、前モデル「POCO Pad」と比較してみましょう。

  • POCO Pad M1:12.1インチ、2560 x 1600 (2.5K)、16:10
  • POCO Pad(前モデル):12.1インチ、2560 x 1600 (2.5K)、16:10

比較して分かる通り、サイズ、解像度、アスペクト比といった主要なスペックは前モデルと全く同じです。これは進化がないとも取れますが、前モデルの時点でミドルレンジとしては破格のディスプレイ品質を持っていたため、その「良さ」をそのまま引き継いだと言えます。 アスペクト比16:10は、一般的な16:9の動画を表示した際に上下の黒帯が少なく、かつブラウジングや書類作成時には縦方向の情報量がある程度確保できる、非常にバランスの良い比率です。電子書籍で雑誌を見開き表示にした際も、12.1インチの大画面なら文字を拡大せずにそのまま読むことができました。

明るい場所でも見やすい輝度設定

輝度に関しても、前モデル同様に標準で500nits、ハイブライトネスモード(HBM)で最大600nitsを確保しています。実際に晴れた日の窓際で使用してみましたが、画面が暗くて見えづらいというストレスは感じませんでした。有機EL搭載の上位モデルには及びませんが、屋内や車内での使用がメインであれば十分すぎる明るさです。

120Hzの滑らかさとタッチ感度

POCO Pad M1 実機のディスプレイが縦向きで見える。

リフレッシュレートは最大120Hzに対応しており、Webサイトのスクロールやシステムのアニメーションは非常に滑らかです。指に吸い付くような操作感は、タブレットを使っている楽しさを増幅させてくれます。タッチ感度については、M1ではタッチサンプリングレートが最大360Hz(ペン使用時は240Hz)となっており、音ゲーなどをプレイしても遅延を感じることはありませんでした。また、今回のM1には「ウェットタッチテクノロジー」が搭載されており、手が少し濡れていてもタッチ操作が正確に行える点は、前モデルにはない地味ながら確実な進化点です。

目に優しい機能と読書モード

長時間の使用を想定し、TÜV Rheinlandの「低ブルーライト」「フリッカーフリー」「サーカディアンフレンドリー」のトリプル認証を取得しています。夜間に電子書籍を読む際、「読書モード」をオンにすると、画面が紙のような質感の色味に変わり、目の疲れが大幅に軽減されるのを実感しました。ハードウェアレベルでブルーライトを低減してくれるため、色味が極端に黄色くならず、自然な色合いを保ったまま目を保護できるのが嬉しいポイントです。

ディスプレイ仕様一覧

  • 種類:LCD (IPS液晶)
  • サイズ:12.1インチ
  • 解像度:2.5K (2560 x 1600)、249ppi
  • リフレッシュレート:最大120Hz
  • 輝度:500nits (標準) / 600nits (HBM)
  • その他:Dolby Vision対応、Corning Gorilla Glass 3採用 ※M1のガラスについての言及はソースにないが前モデルは採用

まとめ:ディスプレイ

  • 第一印象:IPS液晶だが有機ELに迫る鮮やかさがあり、2.5K解像度でドット感がない
  • スペック比較:サイズ(12.1インチ)、解像度(2560×1600)、アスペクト比(16:10)は前モデルと完全に同一
  • 輝度:最大600nitsで屋内利用には十分な明るさを確保している
  • 操作性:120Hzのリフレッシュレートでスクロールが滑らか、かつウェットタッチ対応で水回りでも操作しやすい
  • 機能:TÜV Rheinland認証や読書モードにより、長時間使用でも目の負担が少ない

Antutu ベンチマーク

POCO Pad M1のCPU

POCO Pad M1のプロセッサには、Qualcommの最新ミドルレンジチップ「Snapdragon 7s Gen 4」が採用されています。4nmプロセスで製造されたこのSoCは、CPUに高性能なCortex-A720を含むオクタコア構成、GPUにAdreno 810を搭載し、処理能力と電力効率が向上しています。なお、このプロセッサは兄弟機である「Redmi Pad 2 Pro」にも搭載されており、基本的な処理性能は共通しています。

Antutuベンチマークは以下のようになっています。

POCO Pad M1のAntutuベンチマーク結果。スコア、グラフ。

[Antutu バージョン10]

例: Antutu V10.5.2 総合で「775040」、CPUで「262923」、GPUで「208179」、MEMで「135550」、UXで「168388」

Antutu V10 ベンチマーク総合スコアは約77万点、CPU性能は約26万点、GPU性能は約20万点になります。

CPU性能を比較

POCO Pad M1が搭載するQualcomm Snapdragon 7s Gen 4 プロセッサと、他のCPUの性能を比較してみました。

POCO Pad M1のグラフ。AntutuベンチマークでCPU性能を比較。

CPUランキング

※Antutu V10 ベンチマーク総合スコアで比較したものです。

  1. MediaTek Dimensity 8350 (OPPO Pad 3)・・・Antutu:153万
  2. Snapdragon 8s Gen 3 (Xiaomi Pad 7 Pro)・・・Antutu:150万
  3. Snapdragon 7+ Gen 3 (POCO Pad X1/Xiaomi Pad 7)・・・Antutu:147万
  4. Qualcomm Snapdragon 7s Gen 4 (POCO Pad M1)・・・Antutu:73万
  5. Snapdragon 870 5G (Xiaomi Pad 6)・・・Antutu:70万
  6. Exynos 1380 (Galaxy Tab S10 Lite)・・・Antutu:58万
  7. Qualcomm Snapdragon 7s Gen 2 (POCO Pad/Redmi Pad Pro)・・・Antutu:53万
  8. MediaTek Helio G100-Ultra (Redmi Pad 2)・・・Antutu:40万
  9. Helio G99 (Redmi Pad)・・・Antutu:40万
  10. Snapdragon 680 (Redmi Pad SE)・・・Antutu:27万

POCO Pad との比較からわかること

前モデルであるPOCO Pad(Snapdragon 7s Gen 2)のスコアは約53万点でしたが、今回のM1は約73万点を記録しており、およそ20万点の大幅なスコアアップを果たしています。比率にして約1.4倍近い性能向上となり、同じミドルレンジ帯の製品でありながら、世代交代による確実な進化を遂げていることが数値からも読み取れます。

他のCPUとの比較からわかること

上位モデルにあたる「POCO Pad X1」や「Xiaomi Pad 7」が搭載するSnapdragon 7+ Gen 3は約147万点と、POCO Pad M1に対して約2倍という圧倒的なスコア差をつけています。ハイエンドに迫るそれらのモデルに対し、M1は堅実なミドルレンジという立ち位置です。一方で、下位モデルの「Redmi Pad 2」(約40万点)と比較すると、M1は約33万点高く、2倍近い性能差があります。このことから、M1はエントリーモデルとは一線を画す余裕のある性能を持っていることが分かります。

ゲームとアプリの動作感:POCO Pad M1 の実用的な処理性能と進化した拡張性

POCO Pad M1 実機の側面とmicroSDカードのトレイ。

POCO Pad M1は、最新のSnapdragon 7s Gen 4を搭載し、前モデルから処理性能を底上げしています。ここでは、実際のゲームプレイやアプリの動作、そしてクリエイティブな作業における挙動を、前モデル「POCO Pad」との比較を交えて詳しくレビューしていきます。

メモリとストレージ:規格は据え置きだが拡張性が進化

基本スペックとなるメモリとストレージの構成は、8GBのLPDDR4Xメモリ256GBのUFS 2.2ストレージという組み合わせです。この規格自体は前モデル「POCO Pad」から変更されておらず、最新のハイエンド機が採用するLPDDR5XやUFS 4.0と比較すると読み書き速度で見劣りする部分は否めません。しかし、OSの設定から最大4GBの仮想メモリ(メモリ拡張)を割り当てることで、複数のアプリを行き来する際もバックグラウンドでの保持力は十分に確保されていると感じました。

注目すべき変更点は、外部ストレージの拡張性です。前モデルでは最大1.5TBまでだったmicroSDカードの対応容量が、POCO Pad M1では最大2TBへとアップグレードされました。大量の動画データや高解像度の写真を保存する際、より余裕を持って運用できるようになったのは、コンテンツ消費用端末として大きなメリットです。

人気タイトルで検証:設定次第で快適なプレイが可能

POCO Pad M1 実機で原神をプレイしている。

実際に人気ゲームタイトルをインストールし、プレイフィールを検証しました。Snapdragon 7s Gen 4の恩恵により、設定を調整することで十分に楽しめるパフォーマンスを発揮します。

原神 画質を「中」、フレームレートを「60」に設定してテイワット大陸を探索してみました。フィールドの移動や小規模なヒルチャールとの戦闘では45〜55FPSを維持し、12.1インチの大画面でダイナミックな冒険を楽しめます。ただし、元素爆発を連続で発動してエフェクトが重なるシーンや、オブジェクトが密集する都市部をダッシュで移動する際には、35〜40FPS程度まで低下する場面がありました。GPUスコアが20万点台というミドルレンジ帯の特性上、長時間安定してプレイしたい場合は画質を「低」に落とすことで、バッテリー消費を抑えつつ50FPS以上の滑らかな挙動を持続させることが可能です。

POCO Pad M1 実機で鳴潮をプレイしている

鳴潮 (Wuthering Waves) 画質「標準」、フレームレート「60」でプレイしたところ、平均フレームレートは35〜45FPSとなりました。壁を走るパルクールアクションや広大なフィールドの移動は概ね良好ですが、激しいエフェクトを伴うジャスト回避やカウンター攻撃が連続する戦闘シーンでは、30FPS付近まで瞬間的に落ち込むことがあります。シビアなアクション操作を求める場合は、シャドウ品質や描画距離など負荷の高い項目を個別に下げるのがおすすめです。そうすることで、大画面の没入感を損なうことなく、コンボの爽快感を維持した立ち回りが実現できました。

クリエイティブとマルチタスク:大画面を活かした快適な操作

日常的なアプリの使用感についても検証しました。120Hzの高リフレッシュレートにより、Chromeブラウザでのウェブ閲覧や、LINEのトーク画面のスクロールは非常に滑らかで、指に吸い付くような操作感です。YouTube4K動画を再生しながらフローティングウィンドウでブラウザを開くといったマルチタスク操作も試しましたが、動作がもたつくことなくスムーズに切り替えられました。

POCO Pad M1とキーボードで作業している様子。

画像・動画編集においては、CapCutを使用して4K動画のカット編集や書き出しを行いました。プレビュー時のカクつきはほとんどなく、テロップ入れなどの作業もサクサク進みます。

ただし、何層にも画像レイヤーを重ねたり、LumaFusionで複雑なトランジションを多用したりすると、レンダリングや書き出しのエンコード時間に多少の待ち時間が発生しました。Adobe LightroomでのRAW現像も、枚数が少なければストレスなく処理できますが、数百枚を一気に書き出すような用途には向きません。Canvaでのデザイン作成などは非常に快適で、大画面を活かした作業スペースの広さが魅力です。

発熱と冷却:メタルボディによる自然放熱

POCO Pad M1には、ベイパーチャンバーなどの特別な冷却システムはなく、基本的にはアルミニウムのメタルユニボディ全体を使って熱を逃がす設計になっているようです。実際に原神を30分ほどプレイした後、背面カメラ付近の温度を確認すると、ほんのりと温かさを感じましたが、持っていられないほどの熱さにはなりませんでした。

メタルボディが高い放熱性を発揮しており、熱が一点に集中せずに全体に拡散されている印象です。長時間高負荷をかけ続けると、安全のために画面輝度が制限されるサーマルスロットリングが発生する可能性はありますが、一般的なプレイ範囲であれば極端な性能低下は見られませんでした。

まとめ:ゲームとアプリの動作感

  • メモリとストレージ:8GB RAMと256GB ROMの規格は前モデルと同じだが、microSD対応が最大2TBへ進化
  • ゲーム性能(原神):中画質設定で探索時は快適だが、戦闘時は画質調整で安定性が向上する
  • ゲーム性能(鳴潮):標準画質で遊べるが、激しいアクション時は設定を下げると爽快感が維持できる
  • マルチタスク:120Hz画面によりブラウザやSNSのスクロールが滑らかで、複数アプリの同時起動もスムーズ
  • 編集作業:CapCutでの動画編集は快適だが、複雑な処理やエンコードには相応の時間を要する
  • 発熱対策:専用の冷却機構はなくメタルボディでの放熱だが、極端な発熱は抑えられている

ペンとキーボード:POCO Pad M1 クリエイティブな作業を支える純正ツールの実力

POCO Pad M1のPOCO Smart Penを手に持っている。

ここでは、POCO Pad M1のポテンシャルを引き出す純正アクセサリー「POCO Smart Pen」と「POCO Pad M1 Keyboard」について、そのスペックや実際のアプリを使用した体験談をレビューしていきます。

POCO Smart Pen:多機能ボタンと純正アプリ「Mi Canvas」の連携

POCO Smart Penは、4096段階の筆圧感知240Hzのタッチサンプリングレートに対応した高性能なスタイラスペンです。重量は約12.7gと軽量で、ペン軸には「書き込み」と「スクリーンショット」の2つの物理ボタンを備えています。 このボタン機能は非常に便利で、「書き込みボタン」を長押しして画面をタップするだけで、純正アプリ「Mi Canvas」が即座に起動します。思いついたアイデアを逃さずメモしたり、急な図解が必要になったりした時に、紙のメモ帳を取り出すような感覚で使えます。

POCO Pad M1 実機のペンでメモを書いている。

また、このペンは新型のM1だけでなく前モデルの「POCO Pad」とも互換性があります。そのため、旧モデルからの買い替えユーザーは手持ちのペンをそのまま流用できるのが嬉しいポイントです。サードパーティ製の安価な汎用ペンも存在しますが、それらは「指の代わり」程度の機能しか持たないことがほとんどです。遅延や筆圧感知の精度を求められるお絵かきやイラスト制作においては、ペン 代替品を探すよりも、機能が最適化された純正のペン おすすめです。

POCO Smart Pen:クリスタでの本格制作にも耐えうる描き心地

まず手に取ったのは「POCO Smart Pen」です。重量はわずか12.7gと非常に軽量で、長時間握っていても指への負担を感じさせません。今回はイラスト制作の定番アプリ「CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)」を使用して、実際にイラストを描いてみました。

描き始めてすぐに感じたのは、その遅延の少なさです。Xiaomi自社開発アプリでは10ms未満という超低遅延を謳っていますが、サードパーティ製であるクリスタにおいても、ペン先の動きに対して線が遅れてついてくる感覚はほとんどありませんでした。素早く線を引くハッチングのような描写でもしっかりと追従してくれるため、アナログに近い感覚で没入できます。

POCO Pad M1のペンでスクリーンショットを撮っている。鮮やかなイラスト。

また、視差(ペン先と実際に線が描画される位置のズレ)も非常に小さく抑えられています。ディスプレイガラスの厚みを感じさせず、狙ったポイントに正確に線を置けるため、細かい目元の描写や線画のクリーンアップ作業でもストレスを感じませんでした。

表現力に関しても優秀です。4096段階の筆圧感知に加え、傾き検知もしっかりと機能します。デッサン鉛筆ツールなどを使い、ペンを寝かせて塗るような動作をした際も、ブラシの太さや濃淡が自然に変化し、表現の幅を広げてくれました。ペン先には適度な摩擦感があり、ツルツルと滑りすぎないため、止めや払いがしっかりと決まります。

機能面では、ペン軸に搭載された2つの物理ボタンが便利です。「書き込みボタン」と「スクリーンショットボタン」は、アプリ側でショートカットキーとして活用できる場合もあり、作業効率を高めてくれます。充電は前モデル同様、Type-Cケーブルが必要な点は惜しいですが、フル充電で約12時間の連続使用が可能なため、スタミナへの不安は少ないでしょう。

POCO Pad M1 Keyboard:Excel作業も快適なPCライクな操作

POCO Pad M1の実機にキーボードを装着している

次に「POCO Pad M1 Keyboard」を装着して、OfficeアプリExcelを使って表計算作業を行ってみました。キーボードを開いた瞬間、Androidタブレットが簡易的なノートPCへと変貌します。

まず印象的だったのは、広々としたキーピッチです。19mmというフルサイズキーボード並みの間隔が確保されているため、数値入力で隣のキーを誤って押してしまうミスがほとんど起きません。また、1.3mmのキーストロークと指先にフィットする凹型キーキャップのおかげで、しっかりとした打鍵感があり、大量のデータ入力でも確実なフィーリングを得られました。

作業効率を大きく左右するショートカットキーも快適です。Ctrl+C(コピー)、Ctrl+V(貼り付け)、Ctrl+Z(元に戻す)といったPCでお馴染みの操作がそのまま使えるため、画面に手を伸ばしてタップする回数が減り、Excelでの編集作業がサクサク進みます。Fnキーと組み合わせた独自ショートカットを使えば、音量や輝度調整も手元で完結します。

POCO Pad M1のキーボード配列。

レイアウトに関しては64キーのUS配列となっており、JIS配列に慣れている方はEnterキーの形状や記号配置の違いに少し戸惑うかもしれません。しかし、主要なキーは大きく作られているため、慣れてしまえばスムーズにタイピングできました。ケースとしての質感も高く、着脱式のペンホルダーがペンの紛失を防いでくれるのも実用的なポイントです。前モデルと同様にBluetooth接続であり、個別の充電が必要ですが、960時間のスタンバイと65時間の連続使用が可能というスタミナがその手間を補っています。

まとめ:ペンとキーボード

【ペン】

  • 表現力:4096段階の筆圧感知と傾き検知により、ブラシの角度を活かした自然な描写が可能
  • 機能:2つの物理ボタンを備え、ボタン長押しで「Mi Canvas」を即座に起動可能
  • ペンの互換性:前モデル「POCO Pad」にも対応しており、ペン 代替品よりも純正がペン おすすめ
  • クリスタでの使用感:CLIP STUDIO PAINTでも遅延を感じさせないスムーズな追従性を確認
  • 視差と精度:ペン先と描画位置のズレ(視差)が少なく、細かい線画作業も快適に行える

キーボード

  • Excelでの作業性:19mmのキーピッチと1.3mmのキーストロークにより、数値入力などの事務作業もミスなく快適に行える
  • ショートカットキー:コピペなどのPCライクな操作に加え、Fnキーでの輝度調整などが可能で効率的
  • レイアウトの注意点:64キーのUS配列であるため、JIS配列ユーザーは記号入力などに多少の慣れが必要
  • 接続と充電:両デバイスともBluetooth接続で個別の充電が必要だが、長時間のバッテリー持ちがその手間を軽減している

オーディオ性能:POCO Pad M1 迫力の300%音量とクアッドスピーカーの実力

POCO Pad M1の側面にあるスピーカー、Dolby Atmosのロゴ。

ここでは、POCO Pad M1のオーディオ体験について、内蔵スピーカーの音質や新機能の音量ブースト、そして有線・無線接続時の使い勝手を、前モデル「POCO Pad」と比較しながらレビューしていきます。

没入感を高めるクアッドスピーカーとDolby Atmos

本体を横向き(ランドスケープモード)にして動画を再生すると、左右に2基ずつ配置された計4つのスピーカーから、力強いサウンドが飛び出してきます。実際にNetflixでアクション映画を視聴してみましたが、Dolby Atmosをオンにすると音の広がりが一気に増し、ヘリコプターが頭上を通過するような移動感や、爆発音の迫力がタブレットの枠を超えて伝わってきました。左右対称に配置されているため、横持ちした際に手でスピーカー穴を塞いでしまうことが少なく、常にクリアなステレオサウンドを楽しめるのが好印象です。

圧倒的な音量と音質のバランス

POCO Pad M1 実機で音楽を再生している。

音質傾向としては、中高音域の解像度が高く、ボーカルの声が非常に明瞭に聞こえます。ストリーミングサービスで女性ボーカルの楽曲を聴いてみたところ、息遣いまでクリアに再現され、シャカシャカとした安っぽい感じはありませんでした。低音については、薄型の筐体ながら頑張って鳴らしている印象ですが、重低音重視のイヤホンに比べるとやや控えめです。

注目したいのは、POCO Pad M1で新たに謳われている「最大300%の音量ブースト」機能です。前モデルも十分な音量がありましたが、M1は騒がしい屋外や広いリビングでBGMを流す際にも負けない圧倒的なパワーを持っています。ただし、最大音量(300%)まで上げると高音が刺さるような歪みを感じる場面があったため、音質を重視するなら適切な音量で楽しむのがベストだと感じました。

ゲーマーに嬉しいイヤホンジャックと進化したBluetooth

有線接続派にとって最大の朗報は、前モデルに引き続き3.5mmイヤホンジャックが搭載されていることです。実際に音ゲーをプレイしてみましたが、有線接続ならではの「遅延ゼロ」環境はやはり快適で、シビアなタイミング判定もストレスなくこなせます。ただし、ジャックの位置がUSB Type-Cポートのすぐ隣(右側面の下寄り)にあるため、横持ちで充電しながらイヤホンを挿すと、ケーブル類が右手に集中して少し邪魔に感じることがありました。

POCO Pad M1 実機のイヤホンジャック。

ワイヤレス接続に関しては、Bluetoothのバージョンが前モデルの5.2から5.4へと進化しています。LDACコーデックに対応したワイヤレスイヤホンでハイレゾ音源を試聴しましたが、接続は非常に安定しており、駅のホームのような混雑した場所でも音途切れは発生しませんでした。動画視聴時のリップシンク(映像と音声のズレ)も気にならないレベルで、最新規格への対応は地味ながら確実なメリットだと感じました。

まとめ:オーディオ性能

  • スピーカー配置:左右に2基ずつのクアッドスピーカー構成で、横持ち時に手で塞ぎにくい設計
  • Dolby Atmos:オンにすることで音場が広がり、映画やライブ映像での臨場感が大幅に向上する
  • 音質傾向:ボーカルなどの中高音がクリアで明瞭だが、低音の迫力はサイズなりといった印象
  • 最大音量:新機能の300%ブーストにより大音量を実現できるが、最大時は多少の音割れに注意が必要
  • 有線接続:3.5mmイヤホンジャックを搭載しており、音ゲーなどの遅延を許さない用途に最適
  • 端子位置:イヤホンジャックが充電ポート側にあり、横持ち充電時はケーブルが干渉しやすい
  • 無線接続:Bluetooth 5.4へ進化し、LDAC対応イヤホンでの接続安定性が向上している

バッテリー持ちと充電:POCO Pad M1 驚異の12000mAhとモバイルバッテリー化する新機能

POCO Pad M1 実機の背面

POCO Pad M1は、前モデルからさらに増量された超大容量バッテリーと、いざという時に頼れるリバース充電機能を搭載し、スタミナ性能が飛躍的に向上しています。ここでは、実際の駆動時間や充電速度、そしてモバイルバッテリー代わりにもなる便利な機能について、前モデル「POCO Pad」との比較を交えて詳しくレビューしていきます。

圧倒的な12000mAhバッテリーと実測テスト結果

POCO Pad M1の最大の魅力の一つは、なんと言ってもそのバッテリー容量です。前モデル「POCO Pad」の10,000mAhから20%も増量され、12,000mAhという規格外の容量を搭載しました。公称値では、連続動画ストリーミングで最大14.24時間、読書なら最大16.04時間、そしてスタンバイ時間は驚異の約83日間とされています。

実際にPCMarkなどのバッテリーベンチマークテストを行ってみたところ、画面輝度を調整した状態で約14時間40分という記録が出ました。リフレッシュレートを常時120Hzに固定したより過酷な条件下でも約13時間の駆動を確認できており、前モデルと比較しても、さらに長時間使い続けられるスタミナを手に入れています。これだけの持続時間があれば、長時間のフライトや電源のないカフェでの作業でも、バッテリー残量を気にする必要はほとんどありません。

3日間充電なしでも耐えるタフな実使用感

スペック上の数値だけでなく、日々の生活で使用してみてもその恩恵は明らかです。朝から晩まで、YouTubeでの動画視聴を2時間、電子書籍での読書を1時間、そして合間にSNSチェックやブラウジングを繰り返すというルーティンで使ってみましたが、夜になってもバッテリーはまだ60%以上残っていました。

特に驚いたのは待機電力の低さです。使わない日はそのまま放置していても、数日で数パーセントしか減っておらず、3日間充電なしで使い続けることも容易でした。毎日充電ケーブルに繋ぐ煩わしさから解放されるのは、タブレット体験において非常に大きなメリットです。ワイヤレス充電には対応していませんが、これだけバッテリーが持てば、置くだけ充電の必要性を感じる場面も少ないでしょう。

充電速度と進化したリバース充電機能

POCO Pad M1のリバースチャージ機能でスマホを充電している

充電に関しては、前モデル同様に最大33Wの急速充電に対応しています。ただし、バッテリー容量が増えた分、満充電までの時間は長くなっており、完全放電状態から100%になるまで約2時間(116分)かかりました。急いでいる時にサッと充電するには少々物足りない速度ですが、就寝前に充電しておけば翌朝には確実に満タンになっています。充電ポートはUSB Type-C(USB 2.0)を採用しています。

そして、POCO Pad M1で新たに追加された注目機能が、最大27Wの有線リバース充電です。これはタブレット自体を巨大なモバイルバッテリーとして使い、スマホやイヤホンを急速充電できる機能です。外出先でスマホの電池が切れそうな時、M1とケーブルで繋ぐだけで救世主となります。前モデルにはなかったこの機能は、複数デバイスを持ち歩くユーザーにとって非常に頼もしい存在です。

まとめ:バッテリー持ちと充電

  • バッテリー容量比較:前モデル(10,000mAh)から20%増量し、12,000mAhという圧倒的な容量を実現
  • 公称駆動時間:動画ストリーミングで最大14.24時間、スタンバイで最大83.05日間を持続
  • 実測テスト:ベンチマークテストで約14時間40分、120Hz使用時でも約13時間の連続駆動を確認
  • 実使用感:動画視聴やブラウジングを組み合わせても3日間充電なしで過ごせるタフネスさ
  • 充電速度:33W急速充電に対応するが、大容量ゆえに満充電までは約2時間を要する
  • 新機能:最大27Wのリバース充電に対応し、スマホなどを急速充電するモバイルバッテリーとして活用可能
  • ワイヤレス充電:非対応

カメラと通信性能:POCO Pad M1 ビデオ会議に最適な配置と最新規格への進化

POCO Pad M1 実機の背面にあるカメラ

POCO Pad M1は、タブレットとしての実用性を重視したカメラ構成と、通信規格のアップデートが施されています。ここでは、実際の撮影体験やリモートワークでの使い心地、そして前モデルから進化した通信性能についてレビューします。

記録用としては十分な800万画素カメラと便利なモード

背面に搭載されたリアカメラは、前モデル「POCO Pad」と同じく800万画素(F値2.0)のシングル構成です。実際に近所の公園へ持ち出し、夕暮れ時の風景を撮影してみました。光量が落ちる時間帯だったこともあり、スマートフォンで撮るような明るく鮮やかな写真は撮れず、少しノイズが乗ってしまいましたが、明るい日中であればメモ代わりの記録用としては十分なシャープさを持っています。

個人的に重宝したのは「ドキュメントモード」です。ホワイトボードや配布資料を撮影すると、自動で台形補正や文字を見やすく調整してくれるため、仕事のメモツールとして非常に優秀だと感じました。画質に過度な期待はできませんが、スキャナー代わりとしては十分に機能します。

POCO Pad M1で撮影。夕暮れ時の近所の風景。

横向き配置が快適なフロントカメラとリモートワーク

フロントカメラも800万画素(F値2.28)で、長辺の中央に配置されています。タブレットをスタンドに立てて横向きでWeb会議に参加した際、カメラがちょうど目線の高さに来るため、自然な角度で相手と話すことができました。ノートPCのような画角で映るため、相手に違和感を与えません。

マイクの収音性も良好で、ビデオ通話中のこちらの声はクリアに届いていました。また、顔認証によるロック解除もスムーズで、マスクをしていない自宅での作業時にはパスコード入力の手間がなく快適です。テレプロンプター機能も搭載されており、プレゼン練習や動画配信をする方にはユニークな武器になるでしょう。

Bluetooth 5.4への進化と安定したWi-Fi 6

POCO Pad M1の設定画面、通信

通信面では、Wi-Fi 6に対応しており、自宅の光回線環境下で高画質な動画ストリーミングも途切れることなく再生できました。注目すべき進化点はBluetoothのバージョンです。前モデルの「Bluetooth 5.2」から、POCO Pad M1では最新規格に近い「Bluetooth 5.4」へとアップグレードされました。

実際にワイヤレスキーボードとマウス、そしてイヤホンを同時に接続して作業を行いましたが、干渉してカーソルが飛んだり音が途切れたりすることなく、非常に安定した接続を維持できています。また、Xiaomi HyperOSの連携機能により、スマホのテザリングへ自動接続する機能もスムーズで、外出先でのネット接続もストレスフリーでした。

技適に対応

そして重要な点として、本機は日本国内正規モデルであるため、日本の電波法に適合した「技適マーク」がしっかりと取得されています(設定画面の認証情報から確認可能)。海外通販サイトなどで流通しているグローバル版や並行輸入品とは異なり、国内で法的な問題を気にすることなく、堂々とWi-FiやBluetooth機能を利用できるのは大きな安心材料です。

GPS非搭載によるナビ利用の制限

位置情報に関しては、前モデル同様にGPSモジュールは搭載されていません。センサー類として電子コンパスなどは内蔵されていますが、位置の特定はWi-Fiネットワークに依存します。

試しにテザリング状態でGoogleマップを開き、車で移動しながらナビとして使えるか検証してみました。やはりGPS衛星からの信号がないため、現在地が断続的に更新されるだけで滑らかに追従せず、カーナビ代わりにするのは厳しいと感じました。あくまでカフェなどで現在地周辺のお店を探すといった、簡易的な用途に留めるのが賢明です。

まとめ:カメラと通信性能

  • リアカメラ:800万画素で画質は記録用レベルだが、ドキュメントモードが資料スキャンに便利
  • フロントカメラ:横向き中央配置により、Web会議で自然な目線を維持できる
  • 通信規格の進化:Bluetoothが前モデルの5.2から5.4へ進化し、複数機器接続時の安定性が向上
  • Wi-Fi性能:Wi-Fi 6対応により、高速かつ安定したデータ通信が可能
  • 技適:日本国内の電波法に適合した技適マークを取得しており、安心して利用可能
  • 位置情報:GPS非搭載のため、カーナビとしての利用や精度の高い位置特定には不向き

OSと機能:POCO Pad M1 進化したHyperOS 2とシームレスな連携体験

POCO Pad M1 実機の画面にXiaomi HyperOS 2の文字が映っている。

POCO Pad M1は、最新のAndroid 15をベースにした「Xiaomi HyperOS 2」を初期搭載しています。ここでは、新しくなったUIの使用感や、Xiaomiスマホと組み合わせることで真価を発揮する強力な連携機能、そしてセキュリティ周りの使い勝手を、前モデルと比較しながらレビューしていきます。

Android 15ベースの最新UIと洗練されたアニメーション

電源を入れて最初に気づくのは、システム全体の挙動が非常に軽快であることです。前モデル「POCO Pad」はAndroid 14ベースのHyperOS 1でしたが、M1ではベースOSがAndroid 15へと刷新され、Xiaomi HyperOS 2へと進化しました。 コントロールセンターのデザインは視認性が高く、Wi-FiやBluetoothの切り替えスイッチも押しやすい位置に配置されています。

アプリを開閉する際のアニメーションや、横画面でのウィジェット配置の自由度も高く、120Hzのリフレッシュレートと相まって非常に滑らかに動作します。大画面タブレットとしての最適化が進んでおり、マルチタスク操作時でもカクつきを感じさせない洗練されたUIだと感じました。

POCO Pad M1のUI画面、アプリ一覧

将来性への期待とアップデート

OSのアップデート保証については具体的な年数の明記はありませんが、初期状態で最新のAndroid 15を搭載している点は大きなアドバンテージです。前モデルがAndroid 14スタートだったことを考えると、より長く最新の機能を利用できる期間が確保されていると言えます。また、機能の追加などはOTA(Over The Air)アップデートを通じて提供される予定であり、システムの安定性向上や新機能の実装など、購入後も進化が期待できます。

スマホと一体化する「Xiaomi Interconnectivity」の威力

POCO Pad M1のホーム画面+」機能

POCO Pad M1を使っていて最も便利だと感じたのが、Xiaomiエコシステムによる強力なデバイス連携「Xiaomi Interconnectivity」です。特に「ホーム画面+」機能は革新的で、連携させたXiaomi製スマートフォンの画面をタブレット上にミラーリングし、そのまま操作できます。スマホに届いたメッセージをタブレットのキーボードで返信したり、スマホ内のアプリを大画面で楽しんだりと、まるでスマホがタブレットの中に同居しているような感覚です。

また、「共有クリップボード」機能を使えば、スマホでコピーしたテキストや画像を、タブレット側で即座にペーストできます。資料作成時にこの機能を多用しましたが、デバイス間でデータを送る手間が完全に省け、作業効率が劇的に向上しました。「通話の同期」により、作業中にスマホへ着信があってもタブレットでそのまま応答できるため、集中力を途切れさせることなく通話をこなせるのも大きなメリットです。

スピーディーな顔認証と指紋認証非搭載の惜しさ

セキュリティに関しては、AI顔認証に対応しています。認証速度は非常に高速で、画面を点灯させるとほぼ同時にロックが解除されます。明るい場所ではストレスフリーですが、カメラのみを使用した認証のため、真っ暗な部屋など低照度環境では認識されにくい場面もありました。

残念な点は、前モデル同様に指紋認証リーダーが非搭載であることです。マスク着用時や、銀行系アプリなど高いセキュリティレベルが求められる場面では、都度パスコードやパスワードを入力する必要があります。電源ボタン一体型の指紋認証があればさらに利便性が高まっただけに、この点は次期モデルでの改善を期待したいポイントです。

まとめ:OSと機能

  • 最新OS:初期搭載OSがAndroid 15ベースのXiaomi HyperOS 2へと進化し、より滑らかで洗練された操作感を実現
  • UIデザイン:大画面に最適化されたコントロールセンターやウィジェット配置により、視認性と操作性が向上
  • デバイス連携:「ホーム画面+」により、スマホのアプリや画面をタブレット上で直接操作可能
  • データ共有:「共有クリップボード」で、デバイス間のコピー&ペーストがシームレスに行える
  • 通話機能:「通話の同期」に対応し、タブレットでスマホの着信に応答可能
  • 生体認証:高速なAI顔認証に対応しているが、前モデル同様に指紋認証は非搭載で、シーンによってはパスコード入力が必要

検証してわかったPOCO Pad M1のメリット・デメリット

POCO Pad M1 実機のディスプレイ。色彩豊かな山の風景が映っている。

POCO Pad M1を実際に使い込んでみて感じた「良かった点」と「気になった点」を詳細にレビューします。前モデル「POCO Pad」からの進化点や、実際に使ってみて初めて気づいたポイントを中心に解説します。

メリット(長所、利点)

メリット1:安心のスタミナ!12,000mAhバッテリー(POCO Padは10,000mAh)

最大のメリットは、やはりバッテリー持ちの良さです。前モデルから2,000mAhも増量された12,000mAhのバッテリーは伊達ではありません。 休日に動画を一気見したり、外出先でテザリングをしながら作業をしたりしても、バッテリー残量を気にするシーンが激減しました。前モデルも優秀でしたが、M1は「充電を忘れても翌日なんとかなる」というレベルの安心感があります。さらに、最大27Wのリバース充電に対応したことで、スマホの予備バッテリーとして使えるのも頼もしい進化点です。

メリット2:エンタメに最適な大型・高精細ディスプレイ(POCO Padと同等)

12.1インチの大画面と2.5K(2560×1600)の高解像度は、映像コンテンツを楽しむのに最適です。 液晶パネルではありますが、Dolby Visionに対応しており、発色は非常に鮮やかです。前モデルと同じスペックではありますが、この価格帯でこれだけの品質のディスプレイを搭載している点は依然として大きな強みです。アスペクト比16:10は、映画の上下黒帯を抑えつつ、縦持ちでのブラウジングや電子書籍の閲覧にも適しており、万能なサイズ感だと感じました。

メリット3:クラスを超えたオーディオ性能(POCO Padより進化)

クアッドスピーカーによるDolby Atmosサウンドは圧巻です。左右に配置されたスピーカーからの音の広がりが良く、映画鑑賞時の没入感が段違いです。さらにM1では「300%音量ブースト」機能が追加されており、騒がしい場所でも十分な音量を確保できます。また、前モデル同様に3.5mmイヤホンジャックを搭載しているため、遅延を気にする音ゲーマーや、有線ヘッドホンで高音質を楽しみたいユーザーにとっても嬉しい仕様です。

メリット4:優れたパフォーマンス(POCO Padより大幅向上)

SoCがSnapdragon 7s Gen 2からGen 4へと刷新され、処理能力が大きく向上しました。 AnTuTuベンチマークスコアも約53万点から約73万点へとアップしており、日常動作のサクサク感が増しています。原神などの重いゲームも画質設定を調整すれば十分に遊べるレベルで、ブラウジングやSNS、マルチタスク作業においてもストレスを感じることはほとんどありませんでした。ミドルレンジタブレットとしては頭一つ抜けた性能を持っています。

メリット5:高い拡張性:純正キーボードやスマートペンに対応

タブレット単体だけでなく、純正アクセサリーによる拡張性の高さも魅力です。「POCO Smart Pen」や「POCO Pad M1 Keyboard」に対応しており、これらを組み合わせることでノートPCライクな作業環境や、液タブのようなクリエイティブ環境を構築できます。また、microSDカードスロットも進化しており、前モデルの最大1.5TBから最大2TBまで対応容量が増えました。大量のデータをオフラインで持ち歩けるのは大きな利点です。

メリット6:便利なスマホ連携(HyperOS 2)

最新のXiaomi HyperOS 2を搭載しており、Xiaomi製スマートフォンとの連携機能「Xiaomi Interconnectivity」が非常に強力です。 「ホーム画面+」機能を使えば、スマホの画面をタブレット上に表示して操作できたり、「共有クリップボード」でテキストや画像をデバイス間で瞬時にコピペできたりと、複数の端末をまるで一つのデバイスのように扱えます。スマホで撮影した写真をすぐにタブレットの大画面で編集するといった作業フローがスムーズに行えました。

メリット7:長期のアップデート保証(最新OS搭載)

初期搭載OSが最新のAndroid 15ベースであることは、長く使う上で重要なポイントです。 具体的な保証年数の明記こそありませんが、発売時点で最新のOS環境が手に入るため、セキュリティ面やアプリの対応状況において数年先まで安心して利用できます。XiaomiはOSの機能追加アップデート(OTA)にも積極的であり、将来的に新しい機能が追加される期待感もメリットの一つと言えるでしょう。

デメリット(短所、欠点)

デメリット1:片手持ちは厳しい!重量610g(POCO Padは571g)

バッテリーが12,000mAhに増量された代償として、重量は前モデルから約39g増加し、610gとなりました。 数字だけ見るとわずかな差に思えますが、実際に手に持ってみるとずっしりとした重みを感じます。仰向けに寝転がって片手で持ち上げ続けると、すぐに腕がプルプルと震えてきてしまいました。長時間の手持ち読書やブラウジングには不向きで、基本的にはテーブルに置くか、膝上で使うスタイルがメインになります。携帯性を重視するなら、この重さは覚悟しておく必要があります。

デメリット2:追加出費の罠!充電器が別売り(グローバル版は付属)

購入時に最も注意が必要なのが、日本版には充電器(ACアダプタ)が付属していない点です。 海外のグローバル版には33W充電器が同梱されていますが、日本版ではコストカットのためか省かれています。手持ちの充電器が古い5Wや10Wのものだと、大容量バッテリーを満タンにするのに一晩以上かかってしまうこともあります。33Wの急速充電性能を活かすには、対応するPD充電器を別途購入する必要があり、実質的なコストが数千円プラスになるのが痛いところです。

デメリット3:ナビ利用は不可!GPS非搭載(両モデル共通)

本機はWi-Fi専用モデルであり、GPSモジュールは搭載されていません。 テザリングでスマホのネットワークに繋げば、Wi-Fi測位によって大まかな位置情報は取得できますが、精度は低く、リアルタイムの追従性もありません。そのため、大画面を活かして車載カーナビとして使ったり、ポケモンGOのような位置情報ゲームをプレイしたりする用途には全く向いていません。地図アプリはあくまで「場所を調べるため」のものと割り切る必要があります。

デメリット4:ロック解除が手間!指紋認証センサー非搭載(両モデル共通)

セキュリティ機能として顔認証はありますが、指紋認証センサーは非搭載です。顔認証の精度自体は悪くないものの、部屋の明かりを落とした就寝前や、マスクを着用している外出先ではスムーズに解除できないことがありました。その都度パスコードを入力するのはやはり手間で、電源ボタン一体型の指紋認証があればどれほど快適だったかと惜しまれます。

デメリット5:あくまで記録用!カメラ性能の低さ(スマホに劣る)

前後ともに800万画素のカメラを搭載していますが、その性能は「必要最低限」といった印象です。実際に夕暮れ時の公園で風景を撮影してみましたが、光量の少ないシーンではノイズが乗りやすく、スマートフォンで撮るような鮮やかな写真は撮れませんでした。思い出を残すための写真撮影には不向きです。あくまでメモ代わりのドキュメントスキャンや、ビデオ会議用のカメラとして割り切って使う性能です。

デメリット6:外部モニターへ映せない!映像出力非対応(USB 2.0)

USB Type-Cポートは搭載されていますが、規格はUSB 2.0であり、映像出力(DisplayPort Alternate Mode)には対応していません。そのため、USB-Cケーブル一本で外部モニターやプロジェクターに接続して、画面をミラーリングしたりプレゼン資料を映したりすることはできません。PCライクに使える性能があるだけに、大画面モニターに繋いでデスクトップ化するような使い方が封じられているのは残念なポイントです。

デメリット7:単体で通信できない!SIMカード非対応(Wi-Fi専用)

POCO Pad M1はSIMカードスロット非搭載のWi-Fiモデルのみの展開です。セルラー機能がないため、Wi-Fi環境のない外出先でインターネットを利用するには、スマホのテザリングやモバイルルーターが必須となります。Xiaomiの連携機能でテザリング接続はスムーズに行えますが、タブレット単体で通信できる手軽さには及びません。「どこでもすぐにネットに繋がる」という機動力を求める方には不便に感じるでしょう。

まとめ:検証してわかったPOCO Pad M1のメリット・デメリット

POCO Pad M1は、12,000mAhという圧倒的なバッテリー容量と、最新のSnapdragon 7s Gen 4によるパフォーマンス向上が光る一台です。エンタメ視聴からクリエイティブ作業、スマホ連携による効率化まで、幅広い用途で高い満足度を得られます。

一方で、重量の増加や指紋認証・GPSの欠如、日本版での充電器別売り、そして映像出力非対応といったコストカットや仕様上の制限も明確に存在します。しかし、日本国内で正規に販売されるモデルとしてしっかりとした技適マークがあり、サポートも受けられる点は、並行輸入品にはない大きな安心材料です。これらのメリットとデメリットを天秤にかけ、自宅やカフェなどでの据え置き利用をメインに考えているユーザーにとっては、価格以上の価値を提供する非常にバランスの取れた選択肢となるでしょう。

POCO Pad M1のスペック(仕様)

  • ディスプレイ: 12.1インチ LCD, 2560×1600 (2.5K), 120Hz, Gorilla Glass 3
  • プロセッサ: Qualcomm Snapdragon 7s Gen 4 (4nmプロセス, 最大2.4GHz)
  • GPU: Qualcomm Adreno 810
  • RAM(メモリ): 8GB LPDDR4X
  • ストレージ: 256GB UFS 2.2 (microSDカード 最大2TB対応)
  • バッテリー: 12,000mAh (typ)
  • 駆動時間: 動画ストリーミング再生 最大14.24時間
  • 充電: 33W急速充電, 27W有線リバース充電 (※充電器は別売)
  • 背面カメラ: 800万画素 (f/2.0, 1.12μm)
  • 前面カメラ: 800万画素 (f/2.28, 1.12μm)
  • ワイヤレス通信: Wi-Fi 6, Bluetooth 5.4 (IPv6対応)
  • インターフェース: USB Type-C (USB 2.0), 3.5mmヘッドホンジャック
  • センサー: 加速度計, ジャイロ, 電子コンパス, 環境光, ホールセンサー (※GPS非搭載)
  • 映像出力: 非対応 (USB 2.0のため)
  • スピーカー: クアッドスピーカー (Dolby Atmos対応)
  • オーディオ: ハイレゾオーディオ, ハイレゾオーディオワイヤレス
  • マイク: 内蔵マイク
  • スタイラスペン: POCO Smart Pen 対応 (別売, 4096段階筆圧感知)
  • キーボード: POCO Pad M1 Keyboard 対応 (別売)
  • 機能: Xiaomi Interconnectivity, ウェットタッチテクノロジー, 300%音量ブースト
  • アプリ: Mi Canvas (プリインストール)
  • セキュリティ: Xiaomi HyperOS セキュリティ
  • 生体認証: AI顔認証 (※指紋認証は非対応)
  • 筐体: メタルユニボディデザイン
  • OS: Xiaomi HyperOS 2 (Android 15ベース)
  • サイズ: 高さ279.80mm x 幅181.65mm x 厚さ7.5mm
  • 重量: 610g
  • カラー: ブルー, グレー
  • 付属品: USB Type-Cケーブル, SD取り出しツール, クイックスタートガイド (※ACアダプタなし)

POCO Pad M1の評価

POCO Pad M1 実機でゲームをプレイしている。

9つの評価基準で「POCO Pad M1」を5段階で評価してみました。

項目別評価

画面の見やすさ:★★★★★

12.1インチの大画面に2.5K高解像度、120Hzのリフレッシュレートを備え、IPS液晶ながらDolby Vision対応で発色は非常に鮮やかです。

スペック:★★★★☆

Snapdragon 7s Gen 4を搭載し、AnTuTuスコア約73万点を記録。日常使いから中量級のゲームまで快適にこなすミドルハイクラスの性能です。

デザイン:★★★★☆

高級感あるメタルユニボディを採用していますが、背面は指紋や汚れが目立ちやすく、610gと前モデルより重量が増している点が気になります。

耐久性:★★★★☆

メタルボディの剛性感に加え、画面や手が濡れていても誤動作なく操作できるウェットタッチテクノロジーを搭載し、水回りでの利便性が向上しています。

通信:★★★☆☆

最新のWi-Fi 6とBluetooth 5.4に対応し接続は非常に安定していますが、GPSとSIMカードスロットが非搭載な点は用途を選びます。

機能:★★★★☆

Android 15ベースのHyperOS 2によるスマホ連携やリバース充電が便利ですが、指紋認証がないためロック解除にパスコードが必要な場面があります。

拡張性(周辺機器):★★★★☆

純正のスタイラスペンとキーボードに対応し、microSDカードも最大2TBまで使えますが、USBポートからの映像出力には対応していません。

使いやすさ:★★★★☆

スマホとの連携機能やアプリの動作は非常に快適ですが、日本版は充電器が別売りである点や、片手で持つには重い点がマイナス要素です。

コストパフォーマンス:★★★★★

12,000mAhの大容量バッテリーや256GBストレージを搭載して5万円を切る価格設定は、充電器別売りを考慮しても非常に優秀です。

総評:★★★★☆(星4.5)

圧倒的なスタミナと没入感あるエンタメ体験

POCO Pad M1の最大の魅力は、なんといっても12,000mAhという規格外のバッテリー容量です。動画視聴やブラウジングを長時間続けてもバッテリー切れの不安がなく、さらにリバース充電機能により巨大なモバイルバッテリーとしても活躍します。

ディスプレイは12.1インチの2.5K解像度で、Dolby Atmos対応のクアッドスピーカーと組み合わせることで、映画やアニメを迫力の映像とサウンドで楽しめます。CPU性能もSnapdragon 7s Gen 4へと強化されており、エンタメ消費からマルチタスクまでストレスなくこなせる処理能力を持っています。

クリエイティブと作業効率を高める拡張性

別売りの純正アクセサリー「POCO Smart Pen」と「POCO Pad M1 Keyboard」を組み合わせることで、このタブレットの価値はさらに高まります。ペンは低遅延で書き心地が良く、ボタン一つでメモアプリを起動できるため、アイデア出しやイラスト作成に最適です。キーボードを使えばPCライクなショートカット操作が可能になり、HyperOS 2の強力なスマホ連携機能と相まって、資料作成やメール返信などの事務作業も効率的に行えます。大画面を作業スペースとしてフル活用できる拡張性は大きな強みです。

購入前に知っておくべき注意点

購入を検討する上で理解しておくべきデメリットもいくつかあります。まず、日本版には充電器が付属していないため、33W急速充電を利用するには別途PD対応充電器の準備が必要です。また、GPSと指紋認証センサーが非搭載であること、重量が610gと重く片手持ちには適さないことは、用途によっては大きなマイナスになります。カメラ性能も記録用レベルに留まるため、これらを「割り切れる」かどうかが判断の分かれ目となります。

最適なユーザー:大画面とスタミナを求める最適解

POCO Pad M1は、機能の取捨選択によるコストダウンを感じる部分はありますが、それを補って余りある基本性能と圧倒的なバッテリー持ちを実現しています。具体的には、充電の残量を一切気にすることなく、映画やドラマの世界にどっぷりと浸かりたい方に最適です。12.1インチの高精細2.5K画面とDolby Atmosサウンドが、自宅を小さな映画館に変えてくれるでしょう。

また、外出先でもペンやキーボードを駆使して、生産的な作業を行いたい方にも自信を持っておすすめできます。高いCPU性能がアプリを高速に処理し、広大な画面領域が快適なオフィスワークを可能にします。エンタメも仕事も、妥協せずこれ一台で完結させたい。そんなユーザーにとって、間違いなく満足度の高い選択肢となるはずです。

Xiaomi POCO Pad M1 タブレット 8GB+256GB 2.5K 120Hz 大型12.1インチディスプレ Dolby Atmos対応 12000mAh 大容量バッテリー リバース充電対応 Snapdragon 7s Gen 4チップ 2TBまで拡張 

POCO Pad M1の価格・購入先

POCO Pad M1のブラックとブルー

※価格は2026/01/26に調査したものです。価格は変動します。

シャオミオンラインストア

49,980円(通常価格)で販売されています。

※1月22日から2月4日までは5000円OFFクーポンがついて44,980円で購入できます。

シャオミオンラインストアで「POCO Pad M1」をチェックする

ECサイト(Amazon、楽天、ヤフーなど)

  • Amazonで44,980円(税込)、
  • 楽天市場で49,980円(送料無料)、
  • AliExpressで53,809円、
  • 米国 Amazon.comで$339.99、

で販売されています。

Amazonで「POCO Pad M1」をチェックする

楽天市場で「POCO Pad M1」をチェックする

ヤフーショッピングで「POCO Pad」をチェックする

AliExpressで「POCO Pad M1」をチェックする

米国 Amazon.comで「POCO Pad M1」をチェックする

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おすすめのライバル機種と価格を比較

POCO Pad M1」と似た性能をもつタブレットも販売されています。ぜひ比較してみてください。

POCO Pad

シャオミから発売された12.1インチのタブレットです(2024年6月 発売)。

Xiaomi HyperOS (Android 14ベース)、Qualcomm Snapdragon 7s Gen 2、8GB LPDDR4X、2.5KのLCD液晶、256GB/512GB UFS 2.2、10000mAhバッテリー、背面8MPのメインカメラ、前面8MPのフロントカメラを搭載しています。

また、33W急速充電、クアッド スピーカー、Dolby Atmosリフレッシュレート 最大120Hz、タッチサンプリングレート 240Hz、USB Type-C (USB 2.0/OTG)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2に対応しています。

✅価格は、Amazonで39,480円、楽天市場で31,980円(中古・送料無料)、ヤフーショッピングで29,980円(中古)、です。

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Amazonで「POCO Pad」をチェックする

REDMI Pad 2 Pro

シャオミから発売された12.1インチのタブレットです(2025年9月26日 発売)。

Xiaomi HyperOS 2(Android 15ベース)、Qualcomm Snapdragon® 7s Gen 4 モバイルプラットフォーム、6GB または 8GB LPDDR4X メモリ、2.5K クリスタルクリアディスプレイ(※マットガラスもあり)、128GB または 256GB UFS 2.2ストレージ、12000mAhバッテリー、背面800万画素カメラ、前面800万画素カメラを搭載しています。

また、連携機能(Home screen+、共有クリップボード、通話同期、ネットワーク同期)、33W急速充電、最大27Wの有線リバース充電、ウェットタッチテクノロジー、Redmi スマートペン(別売)、REDMI Pad 2 Pro キーボード(別売)に対応。

クアッドスピーカー、Dolby Atmos®対応、顔認証、最大2TBまでのストレージ拡張、TÜV Rheinlandによる各種アイケア認証、USB Type-C (USB 2.0)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.4、5G通信(※対応モデルのみ)にも対応しています。

✅価格は、Amazonで37,870円(Wi-Fi・6GB+128GB・税込)、楽天市場で39,980円(送料無料)、ヤフーショッピングで46,979円、AliExpressで37,180円、です。

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Lenovo Idea Tab Plus

Lenovoから発売された12.1型のタブレットです(2025年9月26日 発売)。

MediaTek Dimensity 6400、8GB LPDDR4X メモリ、12.1型ワイドIPSパネル (2560×1600)、128GB / 256GB UFS 2.2 ストレージ、10,200mAhバッテリー、背面13MPカメラ、前面8MPカメラを搭載しています。

また、Lenovo AI Notes、Google Gemini、45W急速充電、クアッドスピーカー (Dolby Atmos)、ハイレゾオーディオ、Lenovo Tab Pen (同梱)、Folio Keyboard (別売)、90Hzリフレッシュレート、最大輝度800nit、IP52防滴防塵(防水)に対応。

Smart Connect機能、画面分割、フローティングウィンドウ、microSDカード最大2TB対応、Google Kids Space、USB 2.0 Type-C、顔認証、Android 15 (Android 17まで保証)、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.2にも対応しています。

✅価格は、Amazonで39,380円(税込)、楽天市場で41,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで41,800円(送料無料)、です。

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Galaxy Tab A11+

Samsungから発売された11インチのタブレットです(2025年11月28日 発売)。

Android 16(One UI 8.0)、MediaTek MT8775、6GBメモリ、1920 x 1200 (WUXGA) TFT液晶(最大90Hz)、128GBストレージ、7,040mAhバッテリー、背面約800万画素(AF対応)カメラ、前面約500万画素カメラを搭載しています。

また、Samsung DeX、3画面分割のマルチウィンドウ、AI機能「Gemini」(サイドボタンから起動)、「かこって検索」、セキュリティ機能「Samsung Knox」、「Auto Blocker」、最大25W 超急速充電、クアッドスピーカー(Dolby Atmos対応)に対応。

リフレッシュレート 最大90Hz、Galaxyデバイス間での連携機能、Smart Switchによる簡単なデータ移行、RAM Plus(仮想メモリ)、顔認証、MicroSDカードによるストレージ拡張(最大2TB)、3.5mmステレオイヤホンジャック、USB 2.0 (Type-C)、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.3、GPS、5G(※5Gモデルのみ)にも対応しています。

✅価格は、Amazonで36,182円(税込・Wi-Fi版)、楽天市場で32,980円(送料無料・Wi-Fi版)、ヤフーショッピングで41,580円(5G版)、です。

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この記事を書いた人:秋葉原ぶらり

ガジェットブロガー / 動画クリエイター。2014年からブログを開始。以来、Android端末やWindowsデバイス、ゲーム製品、Apple製品、PC周辺機器などのレビューを発信し続けている。目標は東京「秋葉原」をぶらぶらと探索する楽しさを、そのままネット上で体験できるようにすること。趣味は、写真、プログラミング、読書、小説やエッセイの文筆、デザイン制作など多岐にわたる。最新の更新情報はX:旧Twitter(URL:https://x.com/akiba_burari)やThread(URL:https://www.threads.com/@akibaburari)、でも発信中。
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