GoPro HERO13対12比較!交換レンズ・バッテリー・GPSの違い

GoPro HERO13 Black top
待望の「GoPro HERO13 Black」が登場しました! 最大の特徴である交換レンズシステムをはじめ、多くの進化を遂げ、「プロレベルの映像が撮れる」と早くも話題になっています 。しかし、前モデル「HERO12 Black」も依然として高性能であり、「本当に買い替えるべき?」「新機能は自分に必要?」と購入を迷っている方も多いのではないでしょうか 。

この記事では、そんな悩みを持つ人のために、「GoPro HERO13 Black」が「HERO12 Black」やエントリーモデル「HERO」と比べて何がどう進化したのか、以下のポイントを中心に徹底比較します 。

  1. 革新的な交換レンズシステム(HBシリーズ)
  2. 強化されたスローモーション撮影
  3. 向上したバッテリー性能と充電
  4. 新しいマグネット式マウントの利便性
  5. 復活したGPS機能

もちろん、5.3K/60fpsの高画質撮影や強力な手ブレ補正HyperSmooth 6.0」といった、HERO12から引き継いだ優れた基本性能にも触れていきます 。

各モデルのスペック、価格、そして「結局、HERO13 Blackは果たして『買い』なのか?」を判断するためのポイントまで詳しく解説しますので、ぜひ最後まで読んで、最適なGoPro選びの参考にしてください 。

GoPro HERO13 Blackが日本で発売開始!

2024年9月11日、米国 GoPro(ゴープロの新製品「HERO13 Black」(ヒーロー13 ブラック)が発売されました。

GoPro」シリーズの最上位機種となる高性能なアクションカメラです。

GoProからは2023年9月に「GoPro HERO12 Black」(ヒーロー12 ブラック)が発売されています。

このアクションカメラは「最大5.3Kの動画記録で映像がきれい」、「ブレの少ない動画が撮影できるのが便利」と評判でした。

新モデルはその性能を強化しつつ、超広角やマクロ撮影が可能なアクセサリー(モッド)が使えることで話題になっています。

もちろん、新バッテリー採用で撮影時間も大幅に延びていますよ。

それでは早速どんなアクションカメラなのか、その特徴(メリット)をくわしく見ていきましょう。

この製品の購入はこちら→ Amazon リンク

公式ページ:GoPro HERO13 Black (HBシリーズレンズ、パワフルなバッテリー) 

GoPro HERO13 Blackの映像もチェック!

「GoPro HERO13 Black」の実力が気になりますよね。以下の動画では、最大5.3K/60fpsの高画質映像 や、強力な手ブレ補正「HyperSmooth 6.0」の効果を実際の撮影サンプルでご確認いただけます。他のアクションカメラとの比較検討の参考に、ぜひご覧ください。

比較1:多彩な表現を可能にする交換レンズシステム「HBシリーズ」

GoPro HERO13 Black レンズキット

GoPro HERO13 Blackの大きな特徴として、新たに交換レンズシステム「HBシリーズ」が導入されました 。これはHERO13 Black専用に設計されたレンズオプションで、装着することで標準レンズだけでは捉えきれない、特定の撮影シーンに最適化された映像表現が可能になります 。つまり、1台のカメラで多様な撮影ニーズに応えられる、高い汎用性を備えている点がメリットです 。

用意されている「HBシリーズ」レンズは以下の4種類です 。

超広角レンズモッド

GoPro HERO13 Black 超広角で自動車の正面をワイドに撮影

(作例1:ワイドな画角で自動車の正面をとらえた映像)

標準レンズよりもさらに広い画角で、アクションシーンや広大な風景をダイナミックに捉えます 。

マクロレンズモッド

GoPro HERO13 Black マクロ 蟹を拡大して撮影

被写体にぐっと近づき、標準レンズではピントが合わないような小さな被写体や細部を鮮明にクローズアップ撮影できます 。

NDフィルター

レンズに入る光量を調整するフィルター(ND4, 8, 16, 32の4枚セット)です。日中の明るい環境下での撮影や、意図的なスローシャッター効果を狙いたい場合に役立ちます 。

アナモフィックレンズモッド

横長の画角と独特のレンズフレアにより、映画のようなシネマティックな映像制作に適しています 。

これらのレンズはHERO13 Blackに取り付けるだけで、カメラが自動的にレンズの種類を認識し、最適な設定に調整してくれるため、難しい設定は不要です 。

一方、前モデルのGoPro HERO12 BlackやエントリーモデルのGoPro HEROでは、この「HBシリーズ」レンズオプションを利用することはできません 。

「HBシリーズ」レンズ対応状況の比較

  • 1.GoPro HERO13 Black: 対応(「HBシリーズ」レンズを装着可能)
  • 2.GoPro HERO12 Black: 非対応(「HBシリーズ」レンズを装着不可)
  • 3.GoPro HERO: 非対応(「HBシリーズ」レンズを装着不可)

比較2:驚異のスローモーション撮影へ進化 – 5.3K/120fpsに対応

GoPro HERO13 Black スローモーション スキーで滑る様子

GoPro HERO13 Blackでは、「バーストスローモーション」機能が大幅にパワーアップしました。新モデルでは、5.3K解像度で120fpsという高画質・高フレームレート撮影が可能になったほか、900pで360fps、720pで400fpsという驚異的なフレームレートでの撮影にも対応しています。

バーストスローモーション」は、ごく短時間だけ超高速フレームレートで撮影することで、肉眼では捉えきれない一瞬の動きを、滑らかかつ詳細に記録する機能です。この機能を使えば、決定的な瞬間をドラマチックなスローモーション映像として切り取り、数秒間の短いクリップにまとめることで、視聴者に強いインパクトを与える映像を簡単に作成できます。

前モデルのGoPro HERO12 Blackもスローモーション撮影に対応していましたが、その性能は4K/120fps(4倍スロー)や2.7K/240fps(8倍スロー)でした。また、エントリーモデルのGoPro HEROでは、2.7K/60fps(2倍スロー)が上限です。

GoPro HERO13 Blackは、解像度とフレームレートの両面でスローモーション性能が向上しており、より高品質で印象的なスローモーション映像を手軽に制作できるようになりました。

スローモーション撮影性能の比較

  • 1.GoPro HERO13 Black: 5.3K/120fps, 900p/360fps, 720p/400fps
  • 2.GoPro HERO12 Black: 4K/120fps, 2.7K/240fps
  • 3.GoPro HERO: 2.7K/60fps または 50fps (2倍スロー)

比較3:1900 mAh のEnduroバッテリーを搭載・5.3K30設定で1.5時間 使用できる

新モデル「GoPro HERO13 Black」は新たに容量 1900 mAh のEnduroバッテリー(取り外し可能)を搭載しています。

前モデル「GoPro HERO12 Black」は1720 mAh の Enduro バッテリー 搭載だったので、新モデルは容量が10%アップしていることになります。

新モデルの駆動時間は最高解像度の4K30および5.3K30設定1.5時間、HD画質の1080p30で2.5時間以上になります。

前モデル「GoPro HERO12 Black」は5.3K 60p70分、4K 120pで58分の連続撮影が可能でした。

新モデルはバッテリー容量の増加とバッテリーコネクターを再設計により、使用できる時間が延びています。

また、新モデル「GoPro HERO13 Black」はサイドドアに「Contactoマグネット式ドア + 電源ケーブルキット」を取り付けることで、

外部電源に接続して給電することもできます。このキットは、マグネット式のケーブルと組み合わせることで、ワンタッチで着脱できます。

なお、エントリー向け「GoPro HERO」は1255mAh Enduroバッテリーを搭載していました。

駆動時間は新モデル「GoPro HERO13 Black」よりも短くなります。

バッテリー・駆動時間を比較

  • 1.「GoPro HERO13 Black」・・・1900 mAh(4K30および5.3K30設定で1.5時間)
  • 2.「GoPro HERO12 Black」・・・1720 mAh(5.3K 60pで70分、4K 120pで58分)
  • 3.「GoPro HERO」・・・1255mAh

比較4:マグネット式ラッチマウントで素早くGoProマウントに交換できる

GoPro HERO13 Black ラッチマウント

新モデル「GoPro HERO13 Black」は底面にマグネット式ラッチマウントを搭載しています。

この新しいマウントはサムスクリューを使用する従来のマウントと比べて、素早く簡単にカメラを取り付け・取り外しできるというメリットがあります。

また、ハンドヘルドグリップやボディマウントなど、様々なGoProマウントに交換することもできます。

そのほか、片手でも簡単に操作できるため、アクティブなシーンでもスムーズにカメラの角度を調整できるというメリットもあります。

底面には折りたたみ式マウントフィンガーや1/4-20ネジ穴も搭載されています。

一方、前モデル「GoPro HERO12 Black」は底面にマグネット式ラッチマウントを搭載していませんでした。

エントリー向け「GoPro HERO」にもマグネット式ラッチマウントは搭載されていません。

新モデルは新たにマグネット式ラッチマウントを搭載したことで、

より素早くGoProマウントを着脱したり、向きを変えられるように改善されています。

マグネット式ラッチマウントの有無を比較

  • 1.「GoPro HERO13 Black」・・・マグネット式ラッチマウントあり
  • 2.「GoPro HERO12 Black」・・・マグネット式ラッチマウントなし
  • 3.「GoPro HERO」・・・マグネット式ラッチマウントなし

比較5:GPS機能が復活!位置情報や速度、高度などの情報を映像に埋め込める

新モデル「GoPro HERO13 Black」はGPS機能を搭載し、撮影した動画に位置情報や速度、高度、重力、加速度などのデータを映像に埋め込むことができます。

これにより、撮影した場所を地図上に表示したり、動画に速度や高度のオーバーレイを追加したりすることができます。

また、GoProアプリで動画を再生することで、GPSデータに基づいた地図やグラフを確認できます。

このGPS機能は前モデル「GoPro HERO12 Black」で廃止されていたものですが、新モデルで復活しました。

エントリー向け「GoPro HERO」はGPS機能を利用できません。

なお、GoProアプリと連携することで、撮影した動画のGPSデータを活用した編集や共有が可能です。

GPSを利用したくない場合は設定からGPS機能をOFFに切り替えられます。

GPS機能を比較

  • 1.「GoPro HERO13 Black」・・・GPS機能を利用できる
  • 2.「GoPro HERO12 Black」・・・GPS機能を利用できない
  • 3.「GoPro HERO」・・・GPS機能を利用できない

前モデルから引き継いだGoPro HERO13 Blackのメリット

新モデル「GoPro HERO13 Black」が前モデル「GoPro HERO12 Black」から引き継いだメリットを紹介します。

メリット:最大5.3K/60fpsの動画記録に対応・高解像度で滑らかな映像を再生できる

GoPro HERO13 Black HDR 夕暮れどきの海

GoPro HERO13 Blackは前モデルと同じ1/1.9型CMOSセンサーを搭載し、

最大5.3K/60fpsの動画記録を利用できます。

5.3K/60fpsは60フレーム/秒という高いフレームレートで、より滑らかで残像感が少ない、自然な映像になります。

また、高解像度であるため、後からトリミングやズームを行っても画質の劣化が少なく、高画質な映像を保てるというメリットもあります。

高フレームレートで撮影した映像は、スローモーション再生することで、細やかな動きをより強調できます。

HLG(Hybrid Log-Gamma)に対応

新モデル「GoPro HERO13 Black」はハイダイナミックレンジ(HDR)映像の新しい規格の一つHLG(Hybrid Log-Gamma)に対応しています。

そのため、より広範囲の明るさを表現でき、暗い部分のディテールを損なわずに、明るい部分も白飛びせずに撮影できます。

HLG(Hybrid Log-Gamma)は最大5.3K/60fpsの動画記録でも利用できます。

プロ向けの編集ソフトを使うことで、高度なカラーグレーディングが可能になり、クリエイティブな表現の幅も広がります。

メリット2:手ブレ補正機能「HYPERSMOOTH 6.0」で滑らかで安定した映像を撮影できる

GoPro HERO13 Black 手ブレ補正 バイクで走る様子

GoPro HERO13 Blackは前モデルと同じく手ブレ補正機能「HYPERSMOOTH 6.0」に対応し、

マウンテンバイク、サーフィン、スキーなどの激しい動きでも、滑らかで安定した映像を撮影できます。

また、「HYPERSMOOTH 6.0」は自動ブースト機能で、カメラの動きやスピードに合わせて、自動的に最適な手ブレ補正レベルを調整し、

常に滑らかな映像を記録できるようになっています。

そのほか、広角レンズを使用しても、周辺部の歪みが少なく、安定した映像が得られるというメリットもあります。

なお、エントリー向け「GoPro HERO」は手ブレ補正機能「HYPERSMOOTH 6.0」に対応していませが、

QuikアプリでHyperSmooth (ハイパースムーズ) ビデオブレ補正が適用され、ブレの少ない映像に仕上げることができます。

メリット3:水深10メートルまでの防水に対応・水泳やシュノーケリングに利用できる

GoPro HERO13 Black 防水 ダイバーが海に潜る様子

GoPro HERO13 Blackは防水ケースなしで、水深10メートルまでの防水性能を備えています。

そのため、プールでの水泳や浅瀬でのシュノーケリングなど、様々なアクティビティで安心して使用できます。

前モデル「GoPro HERO12 Black」も同じ防水性能です。

エントリー向け「GoPro HERO」は水深5メートルまでの防水性能を備えています。

GoPro HERO13 Blackのスペック

  • フロント画面:1.4インチのカラーディスプレイ
  • リア画面:2.27インチのタッチディスプレイ
  • 対応SDカード A2 V30以上のmicroSDカード1枚
  • バッテリー 取り外し可能な1900mAh Enduroバッテリー
  • インターフェース USB-C
  • 通信 Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1
  • センサー 1/1.9インチCMOS イメージセンサー、27.6MPの有効画素数 (5599×4927)
  • レンズ 口径:F2.5、35mm相当の焦点距離 最小=12mm 最大=39mm
  • ISO感度 100から6400まで
  • マイクの数 3つのマイク(進化したノイズ低減)※3.5オーディオマイク入力、ワイヤレスマイク接続が可能
  • 防水性 10m
  • 動作温度 -10º C – 35º C
  • サイズ 71.8 x 50.8 x 33.6 mm
  • 重量 154g (カメラ本体とマウントフィンガー + バッテリー)、121g (バッテリーを除く)
  • マウント フォールディングフィンガーによるビルトインマウント ¼-20マウント
  • 外付けアクセサリー HDMI:メディアモッド (H9B/H10B/H11B/H12B)、
    リモートコントロール:The Remote (ザ リモート)、防水リモートシャッター、Volta、Quikアプリ
    互換性のあるハウジング / アクセサリー:保護ハウジング

GoPro HERO13 Blackの評価

9つの基準で「GoPro HERO13 Black」を5段階で評価してみました。

画質: ★★★★★
最大5.3K/60fpsの高解像度動画撮影に対応し、HLG(Hybrid Log-Gamma)もサポートしているため、非常に高画質で滑らかな映像が撮影できます。色の再現性も高く、プロレベルの映像品質が期待できます。

手ぶれ補正: ★★★★★
強力な手ブレ補正機能「HYPERSMOOTH 6.0」を搭載しており、激しいアクションシーンでも非常に滑らかで安定した映像を撮影可能です。自動ブースト機能により、常に最適な補正レベルが適用されます。

耐久性・防水性: ★★★★☆
本体のみで水深10mまでの防水性能を備えており、特別なケースなしで水中撮影が可能です。アクションカメラとして十分な耐久性と防水性を備えています。

バッテリー性能: ★★★★☆
1900mAhのEnduroバッテリーを搭載し、前モデルより容量が10%アップしました。5.3K30fps設定で約1.5時間の撮影が可能となり、バッテリー持続時間が向上しています。外部給電にも対応しています。

携帯性: ★★★★☆
サイズは71.8 x 50.8 x 33.6 mm、重量はバッテリー込みで154gと、アクションカメラとして標準的なサイズ感です。マグネット式ラッチマウントの採用で持ち運びや設置がより便利になりました。

操作性: ★★★★☆
前面・背面のディスプレイ、タッチ操作に加え、新たに搭載されたマグネット式ラッチマウントにより、マウントの交換やカメラの着脱が素早く簡単に行えます。GPS機能の復活も操作の幅を広げます。

機能性: ★★★★★
最大の魅力である交換レンズシステム(HBシリーズ)により、超広角、マクロ、NDフィルター、アナモフィックレンズを用いた多彩な撮影が可能です。強化されたバーストスローモーション(5.3K/120fps)やGPS機能の復活など、機能面で大幅に進化しています。

価格: ★★★☆☆
GoPro公式サイトでの価格は68,800円からとなっており、高性能・多機能に見合った価格設定ですが、アクションカメラとしては高価格帯に属します。ただし、ECサイトによっては割引が適用される場合もあります。

使いやすさ: ★★★★☆
交換レンズは装着すると自動で最適な設定に調整され、マグネットマウントで物理的な取り扱いも容易になりました。基本的な操作性は従来のGoProを踏襲しており、初心者からプロまで扱いやすい設計です。

総評: ★★★★★

革新的なレンズシステムと性能向上

GoPro HERO13 Blackは、アクションカメラの可能性を大きく広げる意欲作です。最大の特徴である交換レンズシステム「HBシリーズ」の導入により、これまでの一体型レンズでは難しかった超広角撮影や本格的なマクロ撮影、映画のようなアナモフィック撮影が可能になりました。

これにより、1台で多様な撮影シーンに対応できる汎用性を獲得し、クリエイティブな映像表現の幅が格段に広がりました。標準レンズの性能も高く、5.3K/60fpsの高画質動画や強力な手ぶれ補正「HYPERSMOOTH 6.0」は健在です。

バッテリーと利便性の強化

バッテリー容量が1900mAhに増加し、5.3K30fpsで1.5時間の撮影が可能になるなど、撮影時間が延長された点も大きなメリットです。また、マグネット式ラッチマウントの採用により、マウントの着脱や交換が非常にスムーズになりました。アクティブなシーンでの利便性が向上しています。さらに、前モデルで廃止されていたGPS機能が復活し、位置情報や速度などを映像に記録できるようになった点も、多くのユーザーにとって嬉しい改善点でしょう。

総合的な完成度の高さ

画質、手ぶれ補正、機能性といったコア性能は非常に高く、バッテリーやマウント、GPS機能といった使い勝手に関わる部分も着実に進化しています。価格は高めですが、交換レンズシステムによる表現力の拡大や全体的な性能向上を考慮すれば、その価値は十分にあると言えます。特に、多彩な映像表現を追求したいユーザーや、より長時間の撮影、簡単なマウント交換を求めるユーザーにとって、HERO13 Blackは非常に魅力的な選択肢となるでしょう。

アクションカメラの新たなスタンダードを築くモデルとして、高く評価できます。

「GoPro HERO13 Black」は買うべきか?

GoPro HERO13 Black アプリ

2023年9月に発売された「GoPro HERO12 Black」の後継モデルになります。バッテリーや充電性能、マウントを強化しつつ、スローモーション撮影や通信性能(GPS機能)の性能も向上させています。

注目はやはりオプションの交換用レンズを装着して多様な撮影スタイルが可能なことです。この仕様は「Osmo Action 5 Pro」にもないもので、「GoPro HERO13 Black」の最大の強みといっていいでしょう。

特に超広角レンズモッドマクロレンズモッドが使えるようになったことで、標準レンズでは撮影できないシーンをダイナミックに撮影できることが非常に大きな変化です。アクションカメラの根本的な弱点を克服している点でも注目すべてき点です。

また、これらのレンズを使いつつ、最大5.3K/60FPSの動画撮影や、5.3Kで120fpsのスローモーション撮影ができるのも大きなメリットです。「Osmo Action 5 Pro」でも960fpsの超スローモーションが可能ですが、4K/240fpsまでで、「GoPro HERO13 Black」の5.3K/120fpsにはかないません。

そのほか、復活したGPS機能で、動画に位置情報や速度、高度などの情報を埋め込むことができる点も魅力的です。SNSなどで動画を公開する際に、同時にどこで撮影したのかという場所を伝えることで、コミュニケーションの幅もぐっと広がりそうです。

まとめ

GoPro HERO13 Black」に買い替えるかどうかを決める重要なポイントは、次の3点です。

  • オプションの交換用レンズ
  • 最大5.3K/60FPSの動画撮影(5.3Kで120fpsのスローモーション撮影)
  • GPS機能で位置情報などを埋め込む

この3点を使いたいのであれば、新しいモデルに買い替えた方がいいでしょう。

この3点に限れば、確実に「Osmo Action 5 Pro」よりも快適に撮影できます。

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GoPro HERO13 Black」の価格・購入先

GoPro公式サイト

68,800円(アクセサリーセットは77,800円、超広角レンズモッドセットは82,400円)

で販売されています。

GoPro公式サイトで「GoPro HERO13 Black」をチェックする

ECサイト

  • Amazonで69,800円(税込・7500円OFFクーポン付きで実質62,300円)、
  • 楽天市場で59,990円(送料無料)、
  • ヤフーショッピングで69,800円、
  • AliExpressで61,816円、
  • 米国 Amazon.comで$349.99、

で販売されています。

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楽天市場で「GoPro HERO13 Black」をチェックする

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おすすめの類似製品を紹介

GoPro HERO13 Black」に似た性能をもつアクションカメラも販売されています。

Insta360 X5

Insta360から発売された8K 360度動画撮影に対応したアクションカメラです(2025年4月22日 発売)。

デュアル1/1.28インチセンサー(X4比144%拡大)、Corning Gorilla Glass採用の2.5インチ大型タッチスクリーン、2400mAhバッテリー(5.7K24fps・耐久モードで最長185分の撮影が可能)、microSDカードスロット(UHS-I V30以上のmicroSDカード対応)、4基の内蔵マイクを搭載しています。

また、最高8K@30fpsの360度動画撮影、交換式レンズシステム、超高速トリプルAIチップシステム、新ウインドガードによる風切り音の低減、マグネット式マウント、「ツイスト撮影」、ジェスチャー操作、音声制御 2.0に対応。

約72MP写真撮影、低照度性能を高めるPureVideoモード、アクティブHDR(5.7K 60fps)、強力なFlowState手ブレ補正と360度水平維持機能、光学式ウルトラハードフィルム、単体で15mの防水性能、急速充電(30W PD充電器使用時、35分で100%、20分で80%まで)、USB-C 3.0ポート、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.2にも対応しています。

価格は、Amazonで84,800円(税込)、楽天市場で84,800~99,100円(送料無料)、ヤフーショッピングで84,800円、AliExpressで86,653円、米国 Amazon.comで$549.99、、です。

関連記事:Insta360 X5レビュー!X4から買い替えるべき?徹底比較して解説

Insta360 Ace Pro 2

Insta360から発売されたライカレンズ搭載のアクションカメラです(2024年10月22日 発売)。

デュアルチップ、1/1.3インチ8Kセンサー、157度のライカ・ズマリットレンズ、2.5インチのタッチスクリーン(フリップ式)、180分の撮影が可能な1800mAhバッテリーを搭載しています。

また、「ポーズ録画」(録画の一時停止やキャンセル)、ジェスチャー操作、音声制御2.0(音声による操作)、AIハイライト・アシスタント、自動編集、8K30fps動画、4K60fpsアクティブHDR、PureVideoによる低照度性能、4K120fpsスローモーション、FlowState手ブレ補正技術、

風切り音を軽減するためのウィンドガード(付属)、防水(潜水ケースなしで12m、潜水ケースに入れた状態で60mまで)、マグネット式のマウントシステムに対応しています。

価格は、Amazonで67,800円(税込)、楽天市場で64,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで64,799円(送料無料)、AliExpressで62,101円、米国 Amazon.comで$399.99、です。

関連記事:「Insta360 Ace Pro 2」と前モデルAce Proを比較

Osmo Action 5 Pro

DJIから発売されたデュアルOLEDタッチスクリーンを搭載したアクションカメラです(2024年9月19日発売)。

1/1.3インチCMOSセンサー、新型のチップセット、47GBのストレージ、1950 mAhバッテリー、3つのマイク、SDカードスロットを搭載しています。

また、スーパーナイトモード、4:3の4K動画撮影、プリ録画機能、960fpsの超スローモーション撮影、10-bit D-Log M/HLGに対応した高画質な撮影、被写体センタリング/トラッキング機能、360°HorizonSteadyの手ブレ補正機能、

防水ケースなしで20mの防水性能、ホワイトバランス精度の向上、30WのUSB PD充電、DJI製ワイヤレスマイク「DJI Mic 2」の接続、155°の超広角撮影、4000万画素の静止画撮影、microSDカード(最大1TBまで)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1に対応しています。

価格は、Amazonで55,000円(税込・スタンダードコンボ・アドベンチャーコンボは69,300円)、楽天市場で55,000円(送料無料)、ヤフーショッピングで55,000円、AliExpressで54,446円、米国 Amazon.comで$349.00、です。

関連記事:「Osmo Action 5 Pro」とAction 4、3の違いを比較

GoPro HERO12 Black

GoProから発売されたアクションカメラです(2023年9月発売)。1/1.9型CMOSセンサー、背面2.27型モニター、前面1.4型モニター、1720mAhのEnduroバッテリー、底面1/4-20ネジ穴を搭載しています。

また、最大5.3Kの動画記録、HDRによる動画撮影/静止画撮影、GP-LogによるLog撮影、Bluetoothオーディオ接続での音声の取り込み(ワイヤレスイヤホン/ヘッドホンやマイクなど)、ビデオブレ補正「Hypersmooth 6.0」、「水平ロック機能」、水深10mまで対応する防水性能(保護ハウジングありで60m)、アクセサリー「Maxレンズモジュラー2.0」(別売・視野角やブレ補正などが強化)に対応しています。

価格は、Amazonで60,800円(税込・SDカード付き)、楽天市場で59,800~60,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで92,800円(送料無料)、米国 Amazon.comで$349.00 です。

関連記事:「GoPro HERO12 Black」の進化した点と評判、価格を紹介

Amazonで「GoPro HERO12 Black」をチェックする

Osmo Action 4

DJIから発売されたアクションカメラです(2023年8月2日発売)。

1/1.3インチCMOSセンサー、フロント1.4型スクリーン(320×320ドット)、リア画2.25型スクリーン(360×640ドット)、1770mAhバッテリー、microSDメモリーカードスロット(最大512GB)を搭載しています。

また、低照度での明るい撮影、10-bit色深度、4K/120fps動画記録、155度の超広角撮影、映像ブレ補正機能「360°HorizonSteady」、D-Log Mモード(シネマティックな仕上げ)、防水18m(防水ケースなし)/60m(防水ケース使用時)、急速充電(18分で80%まで)に対応しています。

価格は、Amazonで44,000円(税込)、楽天市場で44,000円(送料無料)、ヤフーショッピングで44,000円、AliExpressで72,732円、米国 Amazon.comで$379.99 です。

関連記事:「Osmo Action 4」のできること、新機能、価格、付属品を解説

GoPro HERO

GoProから発売されたエントリー向けの4K アクションカメラです(2024年9月22日発売)。

背面1.76型タッチスクリーン、1255mAhの「Enduroバッテリー」、microSDメモリーカードスロット、ヒートシンク(熱対策)、マウントフィンガー(アクセサリー接続用)を搭載しています。

また、最大4K/30fps(16:9)の4K動画記録、最大2.7K/60fpsでのスローモーション撮影、12MPの静止画撮影、手ブレ補正、「Quik」アプリ、「HyperSmoothビデオブレ補正」、水深5mまでの防水性能、アクセサリー「Floaty」(別売)、「保護スリーブ」(別売)に対応しています。

価格は、Amazonで34,800円(税込)、楽天市場で34,800~35,800円、ヤフーショッピングで35,800円、米国 Amazon.comで$349.00 です。

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