2024年7月31日に発売された「Galaxy Tab S6 Lite 2024」は、パワーアップしたExynos 1280プロセッサと、高品質なSペンを標準で付属しながらも、手頃な価格を実現したことで注目を集めるAndroidタブレットです。
このレビューでは、Galaxy Tab S6 Lite 2024が日々の学習や創作活動をどれだけ快適にするのか、前モデル「Galaxy Tab S6 Lite (2022)」から何が進化したのか、その性能と使い勝手を徹底的に比較・検証しました。
【先に結論からお伝えしましょう】
Galaxy Tab S6 Lite 2024 の長所(Pros):
- 追加費用なしで、充電不要かつ4,096段階の筆圧検知に対応した高品質なSペンが付属する 。
- PCのように使える「DeXモード」やGalaxyスマホとのシームレスな連携機能が非常に強力 。
- 4世代のOSアップデートと5年間のセキュリティアップデート保証で、長期間安心して使える 。
- 高級感のあるアルミニウム製のスリムなボディと、microSDカードスロットや3.5mmイヤホンジャックといった高い拡張性 。
Galaxy Tab S6 Lite 2024 の短所(Cons):
- 4GBの物理メモリは、複数のアプリを同時に使うマルチタスクには力不足 。
- ディスプレイのリフレッシュレートが60Hzのため、スクロールの滑らかさに欠ける 。
- 顔認証の精度が低く、指紋認証にも非対応 。
- 15W充電は速度が遅く、充電器が付属しない 。
総合評価:
Galaxy Tab S6 Lite 2024は、手頃な価格で優れた手書き体験をしたいユーザーにとって、唯一無二の選択肢となるタブレットです。特に、大学の講義ノートや会議の議事録、PDFへの書き込みといった用途には最高のパートナーとなります。パフォーマンスにいくつかの妥協点はあるものの、Sペンとソフトウェアがもたらす価値はそれを補って余りあるものです。
<この記事で分かること>
- 上質なアルミボディのデザインと、日常に溶け込むスリムな携帯性
- 10.4インチ高解像度ディスプレイの画質と、60Hzリフレッシュレートがもたらす操作感
- 充電不要な「Sペン」の自然な描き心地と、便利な「画面オフメモ」機能
- 「Samsung Notes」など、手書きを活かすプリインストールアプリの具体的な使い勝手
- Exynos 1280プロセッサの処理性能とAntutuベンチマーク、マルチタスク時のレスポンス
- 7,040mAhバッテリーの実際の駆動時間と、15W充電の性能
- 記録用カメラの実用性と、AKG監修デュアルスピーカーの音質
- 「iPad」など、ライバル機種とのメリット・デメリット比較
- 専門家の視点から見た8項目にわたる5段階評価
- 最新の価格と、購入すべきかどうかの最終的な結論
この記事を最後まで読むことで、「Galaxy Tab S6 Lite 2024」が本当に必要なのか、購入するべきかどうかがはっきりと分かるはずです。購入を悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
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公式ページ:Galaxy Tab S6 Lite 2024 (Wi-Fi) (ギャラクシータブS6ライト2024ワイファイ)| Samsung Japan 公式
デザイン:Galaxy Tab S6 Lite 2024 ~変わらぬ上質さと、日常に溶け込む携帯性~
ここでは、Galaxy Tab S6 Lite 2024のデザインについて、その質感、携帯性、そして各ポートやボタンの配置がもたらす使い勝手を、前モデル「Galaxy Tab S6 Lite (2022)」と比較しながら詳しくレビューしていきます。
時代を超えた、堅牢で上質なメタルボディ
Galaxy Tab S6 Lite 2024を手にして最初に感じるのは、ひんやりとした金属の質感と、それによってもたらされる高級感です 。本体はアルミニウム構造で、非常に堅牢な印象を受けます 。デザインは前モデルの「Galaxy Tab S6 Lite (2022)」からほとんど変更がなく、ある意味で見慣れた安心感がありますが、一方で少し古さを感じてしまうのも事実です。
背面のマット仕上げはサラサラとした心地よい手触りで、指紋がほとんど目立たないのが嬉しいポイントでした 。カフェの少し照明が落ちた席で使っていても、指紋でベタベタにならず、常にクリーンな見た目を保ってくれます。日本で発売されているカラーはグレー1色ですが 、この落ち着いた色味はどんなシーンにも馴染み、所有する喜びを感じさせてくれました。
スリムで持ち運びやすい、絶妙なサイズ感
本体サイズは約244.5mm × 154.3mm × 7.0mm、重さは約465gと、前モデル「Galaxy Tab S6 Lite (2022)」と全く同じです。このサイズ感は絶妙で、メッセンジャーバッグにすっぽり収まり、毎日の通勤で持ち運んでも全く苦になりませんでした 。約10.4インチという画面サイズは、動画鑑賞にも電子書籍を読むにも十分な大きさです。
7.0mmという薄さと、約9mmのスリムなベゼルのおかげで、実際のサイズ以上にコンパクトに感じられます。しかし、電車の中で立っている時など、片手で長時間持ち続けるには少しずっしりと重みを感じるかもしれません。家でくつろぎながら映画を観る際には、スタンドを利用するのがおすすめです。
考え抜かれたボタンとポートの配置
ボタンやポートの配置は、日常的な使いやすさに大きく影響しますが、このタブレットはその点もよく考えられています。右側面には電源ボタンと音量ボタンが配置されていますが、これらが隣接しているため、慣れるまでは押し間違えてしまうことがありました。
注目すべきは、今では珍しくなった3.5mmヘッドホンジャックが本体上部に搭載されていることです 。これにより、充電しながらでもお気に入りの有線ヘッドホンで遅延なく音楽や動画を楽しめます。充電用のUSB Type-Cポートは本体底面に配置されています。また、最大1TBまで対応するmicroSDカードスロットも右側面にあるため、容量を気にせず映画や音楽をダウンロードして持ち運べるのは大きなメリットです。
スピーカーは本体の上部と底面に1つずつ配置されたステレオ仕様です。そのため、タブレットを横向きに持ってゲームをプレイしたり、Amazon Prime Videoで映画を鑑賞したりする際に、手でスピーカーを塞いでしまうことがなく、常にクリアなサウンドを楽しめました。
日常使いでの安心感と、少しの割り切り
このタブレットはアルミニウム製の堅牢なボディを持っており、日常的な持ち運びに対する安心感は非常に高いです。しかし、IP等級の防水防塵性能は備えていないため 、キッチンやお風呂場など、水回りでの使用には注意が必要です。
<Galaxy Tab S6 Lite 2024の付属品>
- Sペン (Bluetooth LE非対応)
- USBケーブル (C to C)
- イジェクターピン
- クイックスタートガイド
まとめ:デザイン
- 第一印象:前モデルからデザインの変更はほとんどないが、アルミニウムボディによる高級感と堅牢な造りが魅力。
- 質感と仕上げ:マット仕上げの背面は指紋が目立ちにくく、常に美しい外観を保つ。
- 携帯性:約465g、厚さ7.0mmとスリムで持ち運びやすいが、片手での長時間の使用は少し重く感じる。
- ポートとボタン:3.5mmヘッドホンジャックやmicroSDカードスロットを搭載し、拡張性は高い 。ただし、電源ボタンと音量ボタンは近接しており、慣れが必要。
- 耐久性とその他:IP防水防塵には非対応だが、メタルボディによる安心感がある 。
ディスプレイ:Galaxy Tab S6 Lite 2024 ~日常を彩る、鮮やかさと少しの妥協~
ここでは、Galaxy Tab S6 Lite 2024のディスプレイが、動画鑑賞や電子書籍、そしてSペンを使ったクリエイティブな作業においてどのような体験を提供してくれるのか、前モデルとの比較を交えながら詳しくレビューしていきます。
変わらないサイズと解像度、でも確かな美しさ
Galaxy Tab S6 Lite 2024のディスプレイは、約10.4インチのTFT液晶で、解像度は2000×1200ピクセルです。これは前モデルの「Galaxy Tab S6 Lite (2022)」と全く同じ仕様であり、スペックシート上では目新しさはありません 。しかし、実際に電源を入れてみると、その鮮やかさに驚かされます。正直なところ「有機ELだったら最高なのに」と思っていましたが、この液晶ディスプレイは予想以上に美しいです。
Amazon Prime Videoで映画『トップガン マーヴェリック』を再生してみると、戦闘機の炎が燃え盛る様子は、まるで目の前で起きているかのような迫力でした。陰影のメリハリがしっかりしており、暗いシーンでも人物の表情や背景のディテールが潰れることなく、しっかりと描き出されます。発色も良好で、コンテンツによっては「iPadよりも色が鮮やかだ」と感じる場面もありました。また、ディスプレイ表面がフルラミネート加工されているため、ガラスと液晶の間の隙間が無く、映像が浮き出てくるような没入感を味わえます。
60Hzリフレッシュレートという最大の課題
このディスプレイの最も大きな課題は、リフレッシュレートが60Hzに留まっている点です。最近の多くのタブレットが90Hzや120Hzに対応している中で、この仕様は少し時代遅れに感じてしまいます。Webサイトをスクロールしていると、上位モデルのようなヌルヌルとした滑らかさは感じられません。ただ、動きがカクカクしてストレスが溜まるほどではなく、「慣れれば気にならない」レベルではあります。
この影響を最も感じたのは、Sペンを使った描画の時です。イラスト制作アプリ「ibis Paint X」で素早く線を引くと、描線がペン先に少し遅れて追従してくる感覚がありました。メモを取る際にはほとんど気になりませんが、本格的なイラスト制作を目指す人にとっては、この遅延が少しネックになるかもしれません。
屋内外での見やすさと視野角
ディスプレイの明るさは、室内で使う分には全く問題ありません。最大輝度は486cd/m²で、部屋の照明下でもコンテンツを鮮明に楽しむことができました 。しかし、天気の良い日に公園のベンチで使おうとしたところ、画面の反射が気になり、少し見づらく感じました。屋外での利用が多い場合は、日陰を探すなどの工夫が必要でしょう。
視野角の広さは素晴らしく、ソファに寝転がって斜めから画面を見ても、色味の変化はほとんどありません。これなら、家族や友人と一緒に画面を覗き込んで動画を楽しむのにもぴったりです。また、PWM(パルス幅変調)によるちらつきが検出されなかった点も、目が疲れやすい私にとっては嬉しいポイントでした。
<Galaxy Tab S6 Lite 2024のディスプレイ仕様>
- 種類: TFT液晶
- サイズ: 10.4インチ (263.1mm)
- 解像度: 2000 x 1200 (WUXGA+)
- 色数: 約1,600万色
- リフレッシュレート: 60Hz
- Sペン対応: 対応
まとめ:ディスプレイ
- 画質と解像度:2000×1200ピクセルのTFT液晶は、前モデルから変更ないものの、映画鑑賞では臨場感あふれる鮮やかな映像を楽しめる。
- リフレッシュレート:60Hzに留まっており、スクロールやSペンでの高速な描画時には、上位モデルと比較して滑らかさに欠ける。
- 明るさと視認性:屋内での使用には十分な明るさだが、直射日光下では反射が気になる場合がある。
- 視野角と品質:視野角は広く、斜めから見ても色の変化が少ない 。また、ちらつきの少ない液晶で目に優しい。
- 総合評価:動画鑑賞や電子書籍などの日常的なエンタメ用途には十分満足できる美しさだが、滑らかな操作感や本格的なイラスト制作を求めるユーザーには物足りなさが残る。
ペン性能と手書き機能:Galaxy Tab S6 Lite 2024 ~紙に書くような自然さと、デジタルならではの便利さ~
ここでは、Galaxy Tab S6 Lite 2024の最大の魅力であるSペンと、それを活かす手書き機能の素晴らしさについて、実際の使用感を交えながら詳しくレビューしていきます。
充電不要でいつでも書ける、快適なSペン
Galaxy Tab S6 Lite 2024に付属するSペンは、単なるタッチペンではありません。ワコムの電磁誘導技術を採用した本格的なペンデバイスで、前モデルの「Galaxy Tab S6 Lite (2022)」から引き続き、充電が一切不要なバッテリーレス仕様です 。いざという時に「ペンの充電が切れていた」というデジタルペンにありがちなストレスとは無縁で、思い立った瞬間にいつでも使える安心感は非常に大きいです。
注目すべきは、4,096段階の筆圧検知に対応している点です 。これにより、筆圧の強弱で線の太さや濃淡を自在に表現でき、まるで本物の鉛筆や筆を使っているかのようなアナログな書き味を再現します。ペン本体は人間工学に基づいて長時間握っても快適なように設計されており 、約0.7mmのペンチップと合わせて、繊細なイラストから走り書きのメモまで、ストレスなくこなせました 。
ペン先は少し柔らかめの感触で、画面にコツコツと当たる硬質な音がしないため、静かな図書館やカフェでも周囲を気にせず使えます 。ただし、このSペンはBluetoothには対応していないため、上位モデルのようなカメラのシャッターを切ったり、スライドを操作したりするリモコン機能はありません 。あくまで「書く」「描く」ことに特化した、頼れるツールです。
遅延は感じる?Sペンでの描画とメモ取り体験
このタブレットのディスプレイは60Hzのため、正直に言うと、Apple Pencilと最新iPad Proの組み合わせのような、ペン先と描画が完全に一致するほどの鋭敏な反応ではありません。特に、お絵描きアプリ「ibis Paint X」でキャンバスを素早く横切るような長い線を引くと、ほんのわずかに描画が遅れて追従するのを感じます。
しかし、これはあくまで高速で描画した際の話です。大学の講義をPDF化し、そこにメモを書き込んでいくような使い方では、この遅延が気になることは全くありませんでした。むしろ、4,096段階の筆圧検知のおかげで、線の強弱をつけやすく、重要なポイントを強調して書くのが容易でした。また、パームリジェクション(画面に置いた手を誤認識しない機能)も優秀で、手のひらを画面にべったりとつけても、意図しない線が描かれることはありませんでした 。
「Samsung Notes」と「PENUP」で真価を発揮する手書き体験
このSペンの真価を最大限に引き出してくれるのが、プリインストールされているアプリです。特に「Samsung Notes」の完成度は非常に高く、多くのレビュアーから「これだけで買う価値がある」と評価されています。感動したのは、画面オフの状態からでもメモが取れる「クイックメモ」機能です。会議中にふと浮かんだアイデアを、ロック解除の手間なく、ペンのボタンを押しながら画面をダブルタップするだけで即座に書き留められた時の便利さは忘れられません。
仕事で送られてきた企画書のPDFに直接フィードバックを書き込めるのも非常に便利でした。PCを開くことなく、グラフの横に補足情報を書き込んだり、修正指示を赤入れしたりできるので、外出先でも直感的かつスピーディーに作業が進められます。走り書きしたメモを後からタップ一つで綺麗なテキストに変換できる機能は、議事録作成の時間を大幅に短縮してくれました。手書きのメモに「#アイデア」といったタグを付けておくだけで、後から膨大なノートの中から一瞬で探し出せるので、情報が迷子になることもありません。
息抜きに「PENUP」アプリを起動してみると、そこにはプロが描いたようなクオリティの高い塗り絵の下絵がたくさん用意されていました。休日に凝ったデザインの花の絵に色を塗っていると、時間を忘れて没頭してしまいました。単なるお絵描きツールではなく、自分で描いたイラストを投稿して世界中のユーザーと共有したり、他の人の作品を見て新しいインスピレーションを得たりすることもできます 。創作を通じて、離れた場所にいる人とも繋がれる温かいコミュニティのように感じました 。
<Galaxy Tab S6 Lite 2024の手書き機能>
- Sペン: 充電不要で、4,096段階の筆圧検知に対応したペンが付属します 。
- Samsung Notes: 手書き文字のテキスト変換、PDFへの直接書き込み、タグ付け検索など、豊富な機能を備えた純正ノートアプリです。
- クイックメモ: 画面がオフの状態でも、ペンのボタンを押しながら画面をダブルタップするだけで、すぐにメモを書き始められます。
- PENUP: 世界中のユーザーとイラストを共有し、お絵描きを楽しめるコミュニティアプリがプリインストールされています。
まとめ:ペン性能と手書き機能
- Sペンの書き心地:充電不要でいつでも使え、自然な握り心地と筆圧検知で、紙に書くような快適な体験を提供。
- 応答性能:60Hzディスプレイのため高速な描画では若干の遅延を感じるが、メモ取りなどの日常的な用途ではほとんど気にならないレベル。
- ソフトウェア連携:「Samsung Notes」が非常に高機能で、手書きメモのデジタル管理を強力にサポート。
- 生産性:「DeXモード」を活用することで、複数のアプリを同時に扱え、タブレット一台でPCライクな作業が可能になる。
- 総合評価:本格的なイラスト制作には少し物足りない部分もあるが、学生の講義ノートやビジネスでのメモ用途においては、この価格帯で最高のパフォーマンスを発揮する。
処理性能とレスポンス:Galaxy Tab S6 Lite 2024 ~日常使いを支えるプロセッサ、その実力と限界~
ここでは、Galaxy Tab S6 Lite 2024の頭脳であるプロセッサーの性能と、それがもたらす実際の操作感について、前モデルとの比較や具体的な使用シーンを交えながら、詳しくレビューしていきます。
プロセッサーの進化:Exynos 1280の実力
Galaxy Tab S6 Lite 2024の最も大きな変更点は、搭載されているプロセッサーです。新たに採用されたのは、サムスン製の「Exynos 1280」。これは、5nmという先進的なプロセスで製造されたオクタコアCPUで、2つの高性能コア(Cortex-A78 @ 2.4GHz)と6つの高効率コア(Cortex-A55 @ 2.0GHz)で構成されています。
前モデルの「Galaxy Tab S6 Lite (2022)」が搭載していた「Snapdragon 720G」と比較すると、その進化は明らかです。Snapdragon 720Gが8nmプロセスであったのに対し、Exynos 1280は5nmと微細化されており、電力効率の向上が期待できます。Geekbench 6のスコアを見ても、シングルコアで約966、マルチコアで約2021という数値を記録しており、日常的なタスクをこなすには十分な性能を持っていることがわかります。
グラフィック性能を担うGPUも、Mali-G68 MP4へとアップグレードされています。3DMarkのWild Lifeスコアは約641と、前モデルのAdreno 618から着実な性能向上を果たしています。これにより、Webサイトの画像表示や動画再生がよりスムーズになりました。
日常操作でのリアルな体感速度
スペック上では確かな進化を遂げていますが、実際の操作感はどうでしょうか。正直に言うと、「常にサクサク快適」とまではいきませんでした。Chromeで複数のタブを開きながらWebブラウジングをしていると、時折スクロールにカクつきを感じることがあります。これは60Hzのディスプレイ性能も影響しているかもしれません。
しかし、動画視聴に関しては非常に快適でした。YouTubeやAmazon Prime Videoで2時間ほどの映画を観ても、再生中に映像が止まったり、音が途切れたりすることは一切ありません。プロセッサーの負荷が高いとされる動画のデコード処理を、安定してこなせている証拠です。
一方で、複数のアプリを切り替えながらのマルチタスクには、少し力不足を感じる場面がありました。例えば、Microsoft OneNoteでメモを取りながら、調べ物のためにChromeを開き、またOneNoteに戻るといった操作を繰り返すと、アプリが再起動してしまうことがあります。これは、搭載されているメモリが4GBと、最近の基準ではやや少ないことが原因でしょう。
安定した発熱管理
高負荷な作業を続けると本体が熱くなるタブレットも多いですが、このモデルは驚くほどクールです。3DMarkのストレステストを長時間実行しても、パフォーマンスの低下はわずか2%に抑えられており、発熱による性能低下(サーマルスロットリング)をうまく制御できています。 これなら、長時間の動画視聴や電子書籍の読書でも、不快な熱さを感じることはないでしょう。
メモリとストレージ:快適さを左右するボトルネック
本機が搭載する4GBの物理メモリは、複数のアプリを切り替えるマルチタスク時にボトルネックとなりがちで、バックグラウンドのアプリが終了し、再起動を待たされる場面がありました。このメモリ不足を補う「RAM Plus」機能を設定すると動作は改善されますが、物理的な容量の限界は感じます。一方、64GBの内蔵ストレージは読み書き速度が遅く、大容量アプリのインストールには時間がかかりますが、最大1TBのmicroSDカードに対応しているため、写真や動画などのデータ保存には困りません。
<Galaxy Tab S6 Lite 2024のCPU、メモリ、ストレージ仕様>
- CPU: Exynos 1280 (オクタコア, 2.4GHz + 2.0GHz)
- GPU: Mali-G68 MP4
- メモリ(RAM): 4GB
- ストレージ: 64GB (UFS 2.0)
- 外部ストレージ: microSDカード対応(最大1TB)
まとめ:処理性能とレスポンス
- プロセッサー性能:前モデルのSnapdragon 720GからExynos 1280へと進化し、Webブラウジングや動画視聴などの日常的なタスクは快適にこなせる。
- マルチタスク性能:4GBのメモリは、複数のアプリを同時に使うにはやや力不足で、アプリの再起動が起きることがある。
- 発熱管理:高負荷時でも本体はクールなままで、パフォーマンスの低下はほとんど見られない。
- メモリとストレージ:4GBの物理メモリはマルチタスクのボトルネックになりがちだが、「RAM Plus」で緩和可能。 内蔵ストレージは低速だが、microSDカードによる拡張でカバーできる。
- 総合評価:ヘビーな作業には向かないが、動画視聴やWebブラウジング、軽いオフィス作業といった日常的な用途には十分な性能と安定性を備えている。
Antutuベンチマーク
Galaxy Tab S6 Lite 2024が搭載するExynos 1280 プロセッサは、Antutu V10 ベンチマーク総合で約 44万点(449850)を記録しています。
例: Antutu V10 総合で「449850」、CPUで「149004」、GPUで「104280」、MEMで「87602」、UXで「108964」
一方、前モデル「Galaxy Tab S6 Lite (2022)」は、Qualcomm Snapdragon 720G プロセッサを搭載し、Antutu V10 ベンチマーク総合で約37万点を記録していました。
例: Antutu V10.0.7-OB7 総合で「376100」、CPUで「140163」、GPUで「73184」、MEMで「69119」、UXで「93634」
Galaxy Tab S6 Lite 2024は前モデル「Galaxy Tab S6 Lite (2022)」よりもスコアが約7万点上がっています。
Exynos 1280 性能を比較
Galaxy Tab S6 Lite 2024が搭載するExynos 1280 プロセッサは、他のCPUと比べて、どのくらいの性能なのでしょうか?Antutuベンチマークで比較してみました。
<CPUランキング>
※Antutu V10 ベンチマーク総合スコアで比較したものです。
- Snapdragon 7s Gen 2 (Redmi Pad Pro/POCO Pad)・・・Antutu:62万
- UNISOC T760 (nubia Pad SE)・・・Antutu:50万
- Exynos 1280 (Galaxy Tab S6 Lite 2024)・・・Antutu:44万
- MediaTek Helio G100-Ultra (Redmi Pad 2)・・・Antutu:40万
- Helio G99 (Wacom MovinkPad 11)・・・Antutu:40万
- Mediatek MT8771 (Magic Drawing Pad)・・・Antutu:40万
- Snapdragon 720G (Galaxy Tab S6 Lite 2022)・・・Antutu:37万
- Allwinner A733 (TECLAST P50AI)・・・Antutu:32万
- Unisoc T620 (DOOGEE T36/ Teclast T50 Plus)・・・Antutu:30万
- Snapdragon 680 (Redmi Pad SE)・・・Antutu:27万
<比較して分かること>
Exynos 1280プロセッサは、提供されたデータの中で、ミドルレンジ市場において非常に優れたコストパフォーマンスを持つバランスの取れた選択肢であると言えます。最上位クラスのプロセッサが持つ圧倒的な処理能力には及ばないものの、日常的なウェブサイトの閲覧や動画視聴、SNSといった一般的な用途においては、非常に快適な動作が期待できるレベルです。
また、多くのモバイルゲームも、グラフィック設定を調整することによって十分に楽しむことが可能な処理能力を有していると考えられます。
バッテリーと接続性:Galaxy Tab S6 Lite 2024 ~一日中使える安心感と、確かな進化~
ここでは、Galaxy Tab S6 Lite 2024のバッテリー性能や充電速度、そしてWi-FiやBluetoothといった日々の使い勝手に直結する接続性について、前モデルとの比較を交えながら詳しくレビューしていきます。
頼れる大容量バッテリー、一日中エンタメ三昧
Galaxy Tab S6 Lite 2024は、前モデル「Galaxy Tab S6 Lite (2022)」と同じく7,040mAhの大容量バッテリーを搭載しています 。公式のスペックでは最大14時間の動画再生が可能とされていますが、そのスタミナは本物です。休日に朝から充電せずに使い始め、YouTubeで好きなアーティストのライブ映像を数時間見たり、Webで調べ物をしたりしても、夜までバッテリー残量を気にする必要はありませんでした。
実際に最大輝度でHD動画を連続再生したところ、約7.5時間も持続しました。これは、同じようなテストで約6時間22分だった前モデルよりも長い結果であり、より電力効率に優れたExynos 1280プロセッサーの恩恵を実感できるポイントです。これなら、長距離の移動中でも映画を3本は余裕で楽しめます。
充電性能:少しの我慢が必要な15W充電
バッテリーの持ちが良い一方で、充電速度には少し我慢が必要です。本機は最大15Wの有線充電に対応していますが、バッテリーが空の状態から100%まで充電するには、約2時間半かかりました 。最近の急速充電に慣れていると、少し長く感じてしまうかもしれません。
また、注意点として、製品に充電器は同梱されておらず、付属するのはUSB-C to Cケーブルのみです 。別途15W以上の出力に対応した充電器を用意する必要があります。なお、ワイヤレス充電には対応していません。
Wi-FiとBluetooth:堅実さと確かな進化
通信機能に目を向けると、Wi-FiはWi-Fi 5(802.11a/b/g/n/ac)に対応しています 。最新のWi-Fi 6ではない点を残念に思う声もありますが、実際の使用で不便を感じることはありませんでした 。自宅のWi-Fiルーターに接続して、Netflixの4Kコンテンツをストリーミング再生してみましたが、読み込みで待たされたり、再生中に途切れたりすることはなく、非常に安定していました。
注目すべきは、Bluetoothが最新規格の「Bluetooth 5.3」にアップグレードされている点です 。これは、Bluetooth 5.0だった前モデルからの確かな進化です 。実際にGalaxy Buds2 Proと接続して音楽を聴いてみましたが、駅のホームなど電波が混線しやすい場所でも音飛びはほとんどなく、接続の安定性を実感できました。ワイヤレスイヤホンを多用するユーザーにとっては、嬉しい改善点と言えるでしょう。
<Galaxy Tab S6 Lite 2024のバッテリー仕様>
- バッテリー容量: 7,040mAh(標準)
- インターネット使用時間(Wi-Fi): 最大13時間
- 動画再生時間: 最大14時間
- 充電方式: 15W 有線充電(USB Type-C)
- ワイヤレス充電: 非対応
まとめ:バッテリーと接続性
- バッテリー寿命:7,040mAhのバッテリーは、実際の動画再生テストで約7.5時間を記録し、一日中安心して使えるスタミナを持つ 。
- 充電速度:最大15Wの充電に対応しており、フル充電には約2.5時間と、やや時間が必要 。
- Wi-Fi性能:Wi-Fi 5対応で最新規格ではないものの、動画ストリーミングなど日常的な利用では安定した通信が可能 。
- Bluetooth性能:最新のBluetooth 5.3に対応し、前モデルから接続安定性が向上している 。
- 総合評価:充電速度に少し物足りなさはあるものの、十分なバッテリー寿命と進化したBluetooth性能により、外出先でも安心して使えるバランスの取れた一台。
カメラ性能とオーディオ:Galaxy Tab S6 Lite 2024 ~記録と没入感、その実力は~
ここでは、Galaxy Tab S6 Lite 2024のカメラとオーディオ性能に焦点を当て、日々の記録からエンターテイメント体験まで、どのような実力を持っているのかを、前モデルとの比較も交えながら詳しくレビューしていきます。
記録用途に特化したカメラ性能
本機のカメラ構成は、背面にオートフォーカス対応の800万画素メインカメラ、前面に500万画素のカメラを搭載しており、これは前モデルの「Galaxy Tab S6 Lite (2022)」から変更ありません。フラッシュは非搭載です。正直なところ、スマートフォンのように美しい風景写真を撮るためのカメラではありません。これは「記録用」と割り切って使うのが正解だと感じました。
実際に、会議で使ったホワイトボードを撮影してみたところ、オートフォーカスがしっかりと機能し、書かれた文字を後からでも鮮明に読み返すことができました。SペンでPDF化した資料に書き込むだけでなく、物理的な資料をデジタル化する際にも役立ちます。しかし、カフェで美味しそうなランチを撮ろうとした際には、少し色が褪せて見え、明るい窓際は白飛びしてしまうなど、ダイナミックレンジの狭さを感じました。また、アプリの反応やシャッターのレスポンスに少し遅延があり、素早く動く被写体の撮影は苦手です。
前面カメラは、Google Meetでのビデオ通話で試してみましたが、明るい室内であれば問題なく顔を映し出してくれます。ただし、少し薄暗い部屋だと画質が粗くなるため、Web会議で使うなら照明の確保は必須です。
オートフォーカスが頼りの動画撮影
動画撮影は、背面カメラでFHD(1920×1080)解像度、30fpsまで対応しています。手ぶれ補正機能はないため、歩きながらの撮影には向きませんが、テーブルに固定して子どもの様子を撮影するような定点での記録には十分です。オートフォーカスは動画撮影中でも機能し続けるため、被写体が前後に動いてもピントを合わせ続けてくれたのは頼もしく感じました。
AKG監修のスピーカーがもたらす没入感
オーディオ性能は、このタブレットの魅力の一つです。本体の上下に配置されたデュアルスピーカーは、オーディオブランドAKGによるチューニングが施され、Dolby Atmosに対応しています。このおかげで、Netflixで映画『ストレンジャー・シングス』を観た際には、効果音が左右から聞こえてくるような立体的な音響に包まれ、作品への没入感が格段に高まりました。
ただし、音楽鑑賞となると少し物足りなさを感じます。Daft Punkのような低音の効いた楽曲を再生すると、ベースラインの迫力が弱く、全体的に軽やかなサウンドに聞こえます。中高音域はクリアで、ボーカルやセリフは聞き取りやすいのですが、音の厚みやパンチ力はあまり期待できません。また、最大音量も控えめなため、静かな自室で楽しむのに最適なスピーカーと言えるでしょう。3.5mmイヤホンジャックが搭載されているので、音質にこだわりたい時は有線ヘッドホンを使うのがおすすめです。
<Galaxy Tab S6 Lite 2024のカメラ&オーディオ仕様>
- アウトカメラ: 800万画素(オートフォーカス対応)
- インカメラ: 500万画素
- 動画撮影解像度: FHD (1920 x 1080)@30fps
- スピーカー: AKGチューニング デュアルスピーカー(Dolby Atmos対応)
- イヤホンジャック: 3.5mm ステレオ
まとめ:カメラとオーディオ
- カメラ性能:オートフォーカスは書類やメモの撮影に便利だが、画質やアプリの応答性は記録用と割り切るべきレベル。
- 動画撮影:FHD解像度での記録が可能で、オートフォーカスは機能するが、手ぶれ補正がないため定点撮影向き。
- スピーカー品質:AKG監修のDolby Atmos対応スピーカーは、動画鑑賞において優れた立体音響を提供するが、低音と最大音量には物足りなさがある。
- 総合評価:カメラは「おまけ」程度の実用性と捉え、オーディオは映像コンテンツを一人で楽しむのに最適なバランス。
OSと機能:Galaxy Tab S6 Lite 2024 ~最新ソフトと多彩な機能、光と影~
ここでは、Galaxy Tab S6 Lite 2024を動かすOSや便利な機能、そして日々の使い勝手を左右する生体認証や純正アクセサリーについて、実際に使って感じた長所と短所を、前モデルとの比較も交えながら詳しくレビューしていきます。
最新OS「One UI 6.1」がもたらす快適な操作性
本機を起動して最初に感心したのは、最新のAndroid 14をベースにしたサムスン独自の「One UI 6.1」がプリインストールされている点です。このUIは、単にスマートフォンを大きくしただけのものではなく、タブレットの大画面を活かすための工夫が随所に施されています。アイコンの配置や設定メニューのレイアウトがタブレットに最適化されており、非常に直感的で快適な操作性を実現しています。
手厚いアップデート保証で、長く安心して使える
本機を長く安心して使えるもう一つの大きな理由が、サムスンの手厚いソフトウェアサポートです。近年のGalaxyタブレットは、基本的に「4世代のOSアップグレードと5年間のセキュリティアップデート」が提供されるのが標準となっています。これを本機に当てはめると、Android 14で発売されたため、将来的にはAndroid 18までのメジャーアップデートが期待できます。セキュリティアップデートも2029年頃まで提供される見込みで、これは同価格帯の他のAndroidタブレットを圧倒する大きなアドバンテージです。
前モデルの「Galaxy Tab S6 Lite (2022)」は日本での発売が遅れたため、アップデート期間が実質的に短くなってしまいましたが、本機はその心配がなく、サポート期間を最大限に活用できます。
PCライクな体験を実現する「Samsung DeX」
このタブレットの生産性を一気に引き上げてくれるのが、「Samsung DeX」モードです 。クイックパネルからアイコンをタップするだけで、タブレットのUIがPCのデスクトップのような使い慣れた画面に切り替わります。実際にこのモードを使ってみると、複数のアプリをウィンドウで自由に配置し、サイズを変更できるため、Webで調べ物をしながらSamsung Notesにメモを取るといった作業が驚くほど捗りました 。別売りのBluetoothキーボードとマウスを接続すれば、もはやコンパクトなノートPCそのものです。
Galaxyエコシステムが生み出す、魔法のような連携体験
もしあなたがGalaxyのスマートフォンをお使いなら、このタブレットの価値はさらに高まります。Galaxyデバイス同士の連携機能は、まさに魔法のようです。
外出先でWi-Fiがない時も、Galaxyスマートフォンがバッグに入っていれば、タブレット側でアイコンをタップするだけで自動的にスマートフォンのテザリングがオンになり、すぐにインターネットに接続できました。スマートフォンの設定をいちいち開く必要がなく、非常にスムーズです。
また、スマートフォンをリビングに置いたまま、書斎でタブレットを使っている時に電話がかかってきても、タブレット上でそのまま応答・通話ができました。急ぎのメッセージにもタブレットからすぐに返信できるので、重要な連絡を逃す心配がありません。
大容量のファイルを瞬時に共有できる「Quick Share」機能も便利です。友人のiPhoneに旅行の写真を送る際も、QRコードを読み取ってもらうだけで簡単に共有できました。
そして、Sペンの機能とも重なりますが、ロック画面を解除することなく、画面をダブルタップするだけで瞬時にメモが取れる「画面オフメモ」は、ソフトウェア連携の極みです。浮かんだアイデアを即座に書き留められるこの機能は、一度体験すると手放せなくなります。
Knoxセキュリティと充実のサポート体制
セキュリティ面では、サムスン独自の強固なセキュリティ「Samsung Knox」が標準で搭載されています。これは、ハードウェアレベルからの多層的な防御によって、マルウェアや悪意のある攻撃から個人データを保護してくれる機能です 。業務用として重要なファイルや顧客情報を扱う際にも、高い安全性で安心して利用できます。
また、Galaxyデバイスや対応家電を連携させる「SmartThings」にも対応しています。これにより、タブレットをハブとしてスマートホームデバイスを管理するなど、さらにスマートな体験へと拡張できます。
万が一の故障に備える保証サービス「Galaxy Care」に加入できるのも心強い点です。この2年間の保証サービスに加入しておけば、落下による画面割れや水没といったアクシデント、さらには盗難時に、無料またはわずかな自己負担金で端末の修理や交換が可能になります 。
少し残念な生体認証と便利な純正カバー
本機の数少ない、そして最も残念な点が、生体認証です。指紋認証センサーは搭載されておらず、ロック解除は前面カメラによる顔認証のみとなります。この顔認証が、正直なところ非常に気まぐれでした。日中の明るい場所ではスムーズに認証してくれるのですが、少し照明を落とした自室や寝室で使おうとすると、ほとんどの場合で認証に失敗し、結局パスコードの入力が必要になりました。
一方で、別売りの純正「Book Cover」は非常に完成度が高いです。2段階の角度調整が可能で、動画視聴やSペンでの筆記に最適な角度を保てます。そして何より、カバーの内側にSペンをカチッとはめて安全に収納できるスペースがあるのが素晴らしいです。Sペンをなくす心配がなくなり、安心して持ち運べるようになりました。
<Galaxy Tab S6 Lite 2024の便利機能>
- Samsung DeX: タブレットをPCのようなデスクトップ環境で利用できる機能 。
- Quick Share: 写真や動画、ドキュメントなどを他のデバイスと高速かつ安全に共有 。
- 自動テザリング: Galaxyスマートフォンと連携し、タブレットからワンタップでテザリングをオンにできる。
- 通話・メッセージ連携: スマートフォンが手元になくても、タブレットで電話の応答やメッセージの返信が可能。
- 画面オフメモ: 画面がオフの状態でもSペンで瞬時にメモを開始できる機能。
- Samsung Knox: マルウェアや悪意のある攻撃から個人データを保護する高度なセキュリティ機能 。
- SmartThings: Galaxyデバイスや対応家電を連携させるスマートホーム機能 。
- Galaxy Care: 落下や水没、盗難までカバーする2年間の任意加入保証サービス 。
まとめ:OSと機能
- OSとUI: 最新のAndroid 14とタブレットに最適化されたOne UI 6.1を搭載し、快適な操作性を実現。
- アップデート保証:4世代のOSアップデートと5年間のセキュリティアップデートが期待でき、長期間安心して使用できる。
- エコシステム: 自動テザリングや通話・メッセージ連携など、Galaxyデバイス間のシームレスな機能が非常に強力。
- 生体認証: 顔認証の精度が低く、特に暗い場所では実用性に欠ける点が最大の弱点。
- 総合評価:手厚いソフトウェアサポートと強力なエコシステム連携が魅力だが、生体認証の不便さが全体の評価を少し下げている。
Galaxy Tab S6 Lite 2024とGalaxy Tab S6 Lite (2022) の違い
ここでは、Galaxy Tab S6 Lite 2024と、その前モデルにあたるGalaxy Tab S6 Lite (2022)の主な違いについて、スペックを中心に比較・解説します。外観デザインはほぼ同じですが、中身には重要なアップデートが施されています。
スペック比較
プロセッサ(SoC)
- Galaxy Tab S6 Lite (2022): Qualcomm Snapdragon 720G (8nmプロセス)
- Galaxy Tab S6 Lite 2024: Exynos 1280 (5nmプロセス)
- 違い: 2024年モデルはより新しい世代のプロセッサを搭載しており、製造プロセスが微細化されているため、処理性能と電力効率が向上しています 。これにより、ウェブ閲覧やノート作成がよりスムーズになったとの評価があります。
OS(発売時)
- Galaxy Tab S6 Lite (2022): Android 13 (One UI 5.1)
- Galaxy Tab S6 Lite 2024: Android 14 (One UI 6.1)
- 違い: 2024年モデルはより新しいバージョンのOSで発売されており、最新の機能を利用できます。
サポート期間(OS・セキュリティアップデート保証)
- Galaxy Tab S6 Lite (2022): OSアップデートはAndroid 14まで(実質1世代)の予定です 。セキュリティアップデートは2027年まで提供される見込みです。
- Galaxy Tab S6 Lite 2024: 4世代のAndroid OSアップデートと5年間のセキュリティアップデートが約束されています。
- 違い: サポート期間は2024年モデルが圧倒的に有利です。2024年モデルは将来的にAndroid 18まで、セキュリティアップデートは2029年頃まで提供される見込みで、長期間安心して使用できます。
Bluetoothバージョン
- Galaxy Tab S6 Lite (2022): Bluetooth 5.0
- Galaxy Tab S6 Lite 2024: Bluetooth 5.3
- 違い: 2024年モデルはより新しい規格に対応しており、ワイヤレスイヤホンなどとの接続安定性や省電力性能が向上しています。
発売日と価格(発売時)
- Galaxy Tab S6 Lite (2022): 2023年6月23日発売、56,799円(税込)
- Galaxy Tab S6 Lite 2024: 2024年7月31日発売、53,570円(税込)
- 違い: 2024年モデルは性能が向上しているにもかかわらず、発売時の価格は若干安価に設定されています。
サイズ・重量・カラー
- 共通: 両モデルとも、サイズは約244.5 x 154.3 x 7.0mm、重量は約465gで全く同じです 。カラーも日本ではグレー系のみの展開です。
- 違い: 外観デザイン、サイズ、重さに違いはありません。
耐久性
- 共通: 両モデルとも、耐久性に関する特筆すべき仕様(防水防塵等級など)はありません。
- 違い: 耐久性に関するスペック上の違いはありません。
まとめ:Galaxy Tab S6 Lite 2024とGalaxy Tab S6 Lite (2022) の違い
Galaxy Tab S6 Lite 2024は、2022年モデルの筐体デザインやディスプレイ、バッテリーなどの基本性能を引き継ぎつつ、中身を現代的にアップデートしたマイナーチェンジモデルです 。最も大きな違いは、より高性能なプロセッサへの換装と、圧倒的に長くなったソフトウェアサポート期間です 。これにより、日々の操作感が向上しただけでなく、数年先まで最新のOSとセキュリティ環境で安心して使えるようになりました。外観は同じでも、将来性という点では全く別の製品と言えるでしょう。
Galaxy Tab S6 Lite 2024のメリット・デメリット
ここでは、Galaxy Tab S6 Lite 2024を様々な角度から評価し、他のタブレットと比較した場合の具体的なメリット(長所)とデメリット(弱点)を詳しく解説していきます。
【メリット】
メリット1:追加費用なしで高品質な「Sペン」が付属する
最大のメリットは、充電不要で4,096段階の筆圧検知に対応した高品質な「Sペン」が標準で付属している点です。iPad(第11世代)のように高価なApple Pencilを別途購入する必要がなく、箱から出してすぐに本格的な手書き体験を始められます。ペンがバッテリーレスなのも、充電が必要なHUION Kamvas Slate 11のH-Pencilと比べて手間がかからず、大きな利点です。
メリット2:PCのように使える「Samsung DeX」モード
サムスン独自の「DeXモード」を搭載しており、UIをPCのデスクトップのように切り替えて、複数のアプリをウィンドウで同時に操作できます。これは、単純な画面分割機能しか持たないMagic Drawing PadやMagic Note Padにはない強力な機能です。Bluetoothキーボードとマウスを接続すれば、レポート作成や資料の整理といった生産性の高い作業も快適に行えます。
メリット3:手厚いソフトウェアアップデート保証
Galaxy Tab S6 Lite 2024は、4世代のOSアップデートと5年間のセキュリティアップデートが期待でき、長期間にわたって安心して使用できます。これは、OSのアップデートが不透明なことが多い他のAndroidタブレットと比較して、非常に大きなアドバンテージです。前モデルのGalaxy Tab S6 Lite (2022)が日本での発売時期の関係でサポート期間が短くなったのに対し、本機は最新OSからスタートするため、その恩恵を最大限に受けられます。
メリット4:microSDカードと3.5mmイヤホンジャックの搭載
最近のタブレットでは省略されがちなmicroSDカードスロットを搭載しており、最大1TBまでストレージを安価に拡張できます。これは、ストレージ拡張ができないiPad(第11世代)に対する明確な優位点です。また、3.5mmイヤホンジャックがあるため、充電中もお気に入りの有線イヤホンで遅延なく音楽や動画を楽しめます。
【デメリット】
デメリット1:メモリ不足と60Hzディスプレイによる性能の限界
最大の弱点は、4GBという少ない物理メモリです。これにより、複数のアプリを切り替える際に動作が遅くなったり、アプリが再起動したりすることがあります。メモリを6GBや8GB搭載するMagic Note PadやHUION Kamvas Slate 11と比較すると、マルチタスク性能ではっきりと見劣りします。また、ディスプレイのリフレッシュレートが60Hzに留まっている点も、90Hzに対応する競合製品と比べてスクロールの滑らかさに欠けます。
デメリット2:充電速度の遅さと充電器の別売り
最大15Wの充電にしか対応しておらず、7,040mAhの大容量バッテリーをフル充電するには約2.5時間かかります。また、ワイヤレス充電にも対応していません。さらに、製品には充電器が同梱されておらず、別途用意する必要があります。20Wのアダプターが付属するMagic Note PadやiPad(第11世代)と比べると、この点は不親切に感じられます。
デメリット3:信頼性に欠ける生体認証
生体認証が前面カメラを使った顔認証のみで、指紋認証センサーがありません。この顔認証は、特に少し暗い場所では認識精度が著しく低下し、頻繁にパスコードの入力が必要になります。トップボタンに高速で正確なTouch ID(指紋認証)を搭載するiPad(第11世代)の利便性とセキュリティ性の高さと比べると、大きなデメリットと言えます。
デメリット4:おまけ程度のカメラ性能
背面8MP、前面5MPのカメラは、書類の撮影やビデオ通話といった最低限の用途には使えますが、画質は期待できません。特に、カメラアプリの動作が遅く、シャッターラグも大きいため、撮りたい瞬間を逃しがちです。カメラ性能を重視するのであれば、背面13MP/前面8MPのカメラを持つHUION Kamvas Slate 11や、高品質なカメラを搭載するiPad(第11世代)の方がはるかに優れています。
Galaxy Tab S6 Lite 2024 (Wi-Fi) のスペック(仕様)一覧
- ディスプレイ: 10.4インチ、解像度2000 x 1200 ドットのTFT
※5:3/WUXGA+/224 ppi/1600万色 - プロセッサ: Exynos 1280
※5nm/8コア/最大2.4GHz - CPU: 2×2.4 GHz Cortex-A78 & 6×2.0 GHz Cortex-A55
- GPU: Mali-G68 MP4
- RAM(メモリ): 4GB
- ストレージ: 64GB
- 外部ストレージ: microSDカードで最大1TBまで
- バッテリー: 7040 mAh
- 駆動時間: インターネット(Wi-Fi)で最大13時間、ビデオ再生で最大14時間
- 充電: 15W 有線充電
- 背面カメラ: 8MP ※AF対応
- 前面カメラ: 5MP
- ビデオ撮影: FHD (1920 x 1080)@30fps
- ワイヤレス通信: Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz)、Bluetooth 5.3 (A2DP, AVRCP, DI, HID, HOGP, OPP, PAN)
- 衛星測位: GPS, Glonass, Beidou, Galileo, QZSS
- インターフェース: USB 2.0 Type-C、microSDカードスロット、3.5mmイヤホンジャック
- センサー: 加速度センサー、ジャイロセンサー、ホールセンサー、RGB照度センサー
- スピーカー: デュアルスピーカー
- オーディオ: AKG チューニング、ドルビーアトモス
- スタイラスペン: Sペン・付属・筆圧検知4096段階・マグネットホルダー機能で本体に取り付け可能・充電不要
- カバーケース: 「Galaxy Tab S6 Lite Book Cover」(別売・2段階の角度調整・グレー、ブルー、ピンク・折りたたみ式・マグネット)
- DeXモード: 対応(DeXボタンを押すことでPCのように使用・複数のウィンドウ・ドラッグ&ドロップ・右クリック)
- SmartThings: 対応 (Galaxyデバイス同士をつなぐ独自のネットワークシステム)
- Quick Share: 対応(Galaxyスマートフォンのデータをタブレットと共有)
- Galaxy Care: 対応(故障や盗難時に無料または負担金で端末の修理/交換が可能な2年間の保証サービス)
- テザリング: 自動テザリング機能
- アプリ: PENUP(手書きアプリ・色塗り、絵の共有)
- セキュリティ: Samsung Knox (高度なセキュリティ機能・マルウェアや悪意ある攻撃から保護)
- 生体認証: 顔認証
- OS: Android 14 + One UI 6.1
- サイズ: 244.5 x 154.3 x 7 mm
- 重量: 465 g
- カラー: グレー
- 付属品: Sペン(Bluetooth LE非対応)、USBケーブル(CtoC)、イジェクターピン、クイックスタートガイド
Galaxy Tab S6 Lite 2024の評価
8つの基準で「Galaxy Tab S6 Lite 2024の評価」を5段階で評価してみました。
【項目別評価】
画面の見やすさ: ★★★☆☆
2000×1200ピクセルの解像度は動画鑑賞には十分綺麗ですが、60Hzのリフレッシュレートはスクロール時にもたつきを感じさせます。
スペック: ★★☆☆☆
日常使いには問題ないものの、4GBのメモリは明らかなボトルネックで、複数のアプリを使うと動作が不安定になることがあります。
デザイン: ★★★★☆
高級感のあるアルミニウムボディは非常に質感が良いです。デザインは前モデルから変わらないものの、スリムで持ちやすいです。
耐久性: ★★★☆☆
金属製の筐体は堅牢で安心感がありますが、防水防塵性能はないため、使用場所には注意が必要です。
通信: ★★★☆☆
最新のBluetooth 5.3に対応したのは良い点ですが、Wi-FiがWi-Fi 5に留まっているのは少し残念です。
機能: ★★★★☆
付属のSペンとPCのように使える「DeXモード」、Galaxyエコシステム連携は非常に強力です。ただし、顔認証の精度の低さが弱点です。
使いやすさ: ★★★☆☆
ソフトウェアはタブレットに最適化されていますが、スペック不足によるもたつきが快適さを損なうことがあります。
価格: ★★★★☆
高性能なSペンが付属することを考えれば、コストパフォーマンスは非常に高いです。特にメモやスケッチをしたい人には魅力的です。
総評: ★★★☆☆
Sペンとソフトウェアが魅力のお絵かきタブレット
Galaxy Tab S6 Lite 2024は、スペック表の数字だけでは測れない独自の価値を持つタブレットです。その魅力の核となるのが、バッテリー不要でいつでも使える付属の「Sペン」です。4,096段階の筆圧検知に対応し、柔らかいペン先は画面にコツコツと当たる感触もありません。これにより、まるで上質な紙に滑らかなペンで書いているかのような、ストレスのない書き心地を実現しています。
例えば、PDFで送られてきた資料に直接手書きで修正を加えたり、走り書きしたアイデアを「Samsung Notes」で後から綺麗なテキストに変換したりすることが、このタブレット一枚で完結します。さらに、画面オフの状態からでも瞬時にメモを起動できる機能は、浮かんだアイデアを逃さず捉えるのに非常に便利です。
【購入前の注意点】パフォーマンスの妥協点は明確
しかし、その魅力的な機能とは裏腹に、パフォーマンスには明確な妥協点が存在します。4GBという物理メモリは、現代のアプリや多機能なOSを動かすには力不足で、複数のアプリを切り替えるとしばしば再起動が発生します。また、60Hzのリフレッシュレートの画面は、Webサイトなどのスクロール時に滑らかさを欠き、最新のスマートフォンに慣れた目には少し物足りなく映るでしょう。ゲームや動画編集といった高い処理性能を求める用途には向いていません。
こんな人におすすめ
このタブレットは、「手頃な価格で、優れた手書き機能が使いたい」という人にこそ最適です。具体的には、高価な機材を揃える前にデジタルでのお絵描きを手軽に始めてみたいクリエイター入門者に最適です。また、高度な手書き機能があるため、大学の講義をデジタルでノートを取りたい学生、会議のメモやPDFの赤入れをしたいビジネスパーソンなどにもおすすめです。欠点を許容できるなら、ぜひ購入を検討してみてください。
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Galaxy Tab S6 Lite 2024の価格・購入先
※価格は2025/08/12に調査したものです。価格は変動します。
サムスン オンラインショップ
53,570円で販売されています。
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※支払い方法はクレジット/デビットカード、代金引換、あと払い(ペイディ)一括・分割、Pay Payです。
ECサイト
- Amazonで53,570円(税込)、
- 楽天市場で59,251円(送料無料)、
- ヤフーショッピングで51,980円(未使用品)、
で販売されています。
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おすすめのライバル機種と価格を比較
「Galaxy Tab S6 Lite 2024」に似た性能を持つタブレットも販売されています。価格の比較もできるので、ぜひ参考にしてみてください。
TECLAST ArtPad Pro
Teclastから発売された12.7インチのタブレットです(2025年8月1日 発売)。
ArtOS (Android 15ベース)、MediaTek Helio G99、8GBメモリ、2176×1600解像度のIPS液晶、256GB UFSストレージ、10000mAhバッテリー、背面13MPカメラ(補助レンズ付き)、前面8MPカメラを搭載しています。
また、Teclast T-Pen(4096段階筆圧検知)、カスタマイズ可能なスマートボタン、ノートアプリ「Art Note」、「Artスペース」(Inkモード、パステルモード)、クアッドスピーカー(ステレオ)、Symphonyオーディオシステム、Art Tuneオーディオアルゴリズム、AIハイパーオーディオに対応。
合計 最大20GBまでのメモリ拡張、MicroSDカードによるストレージ拡張、30W 超高速充電、顔認証、4G LTE通信、GPS、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.2にも対応しています。
価格は、Amazonで42,900円(税込・7000 OFFクーポン付きで実質35,900円)、楽天市場で51,522〜55,362円(送料無料)、AliExpressで53,592円、です。
関連記事:TECLAST ArtPad Pro 徹底レビュー!Slate 13比較と欠点
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Wacom MovinkPad 11
Wacomから発売された11.45インチのタブレットです(2025年7月31日 発売)。
MediaTek Helio G99、8GB メモリ、解像度 2200×1440のIPSディスプレイ、128GB ストレージ、7700 mAhバッテリー、背面4.7Mピクセルカメラ、前面5Mピクセルカメラを搭載しています。
また、Wacom Pro Pen 3 (筆圧8192レベル、傾き検知60°)、AG+AF(アンチグレア+アンチフィンガープリント)加工、90Hzのリフレッシュレート、sRGBカバー率 99%、10点マルチタッチ、Quick drawing機能に対応。
「Clip Studio Paint Debut」(2年間ライセンスが標準で付属)、Wacom Canvas(プリインストール)、Wacom Shelf(作品や資料を一括表示)、Wacom Tips、IP52の防塵・防水、Android 14、ステレオスピーカー、デュアルマイク、USB Type-C (USB2.0)、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.2にも対応しています。
価格は、Amazonで69,080円(税込)、楽天市場で69,080円(送料無料)、です。
関連記事:Wacom MovinkPad 11 レビュー!Magic Note比較と評価
Amazonで「Wacom MovinkPad 11」をチェックする
HUION Kamvas Slate 11/13
HUIONから発売されたAndroidタブレットです(2025年4月21日 発売)。Kamvas Slate 11は10.95インチ(1920×1200)、Kamvas Slate 13は12.7インチ(2176×1600)のIPS液晶を搭載しています。
また、MediaTek Helio G99プロセッサ、8GB RAM、128GB(Slate 11)/ 256GB(Slate 13)ストレージ(MicroSDで最大1TB拡張可能)、8000mAh(Slate 11)/ 10000mAh(Slate 13)バッテリー、背面13MPカメラ、前面8MPカメラ、ジャイロセンサー、デュアルマイク、Android 14を搭載。
90Hzリフレッシュレート、4096段階筆圧検知・傾き検知対応のH-Pencil(付属)、クアッドスピーカー、Micro SDカードスロット、レザーケース(付属)、Google Playストア、プリインストールアプリ(HiPaint、ibisPaint、Clip Studio Paintなど(※一部体験版)、USB Type-Cポート(OTG)、Wi-Fi 5、Bluetoothに対応しています。
価格は、Amazonで44,999円(10.95インチ・12.7インチは67,499円)、AliExpressで52,804円、米国 Amazon.comで$329.00($30 OFFクーポン付き)、です。
関連記事:HUION Kamvas Slate 11/13 レビュー!お絵描き性能と評価
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Magic Note Pad
XPPenから発売された10.3インチのタブレットです(2025年3月19日 発売)。
Android 14、MediaTek MT8781 (Helio G99) 、6GB メモリ、3-in-1 X-Paperディスプレイ、128GB ROM、8000 mAhバッテリー、前面1300万画素カメラを搭載しています。
また、3つのカラーモード(ネイチャーカラーモード、ライトカラーモード、インクペーパーモード)、3カラーモード切替、X3 Pro Pencil 2(筆圧感知16384レベル, 充電・ペアリング不要, ソフトペン先, 磁気吸着)、
「XPPen Notesアプリ」(手書き文字変換, 録音, 音声テキスト化, PDF編集)、「カスタマイズ可能ショートカットキー」、「画面分割」、Google Playストア、WPS Office(プリインストール)、マグネット式ケース(付属)、PD/5V充電 (20Wアダプター付属)、デュアルスピーカー、デュアルマイク、USB-C (OTG)、Wi-Fi (2.4/5GHz)、Bluetoothに対応しています。
価格は、Amazonで65,990円(1300円OFFクーポン付きで実質64,690円、税込)、楽天市場で65,990円(送料無料)、ヤフーショッピングで56,090円、AliExpressで66,056円、です。
関連記事:Magic Note Padレビュー!Drawing Pad比較、機能・評価
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Magic Drawing Pad
XPPenから発売されたAndroid 12搭載のイラスト制作用のタブレットです。
Mediatek MT8771、12.2インチのIPS液晶、256GB UFS 2.2、8000mAhバッテリー、背面13MPカメラ、前面8MPカメラ搭載で、筆圧16,384段階の「X3 Pro Pencil」、AGエッチング技術、クアッドスピーカー、Wi-Fi 5に対応しています。
価格は、Amazonで59,905円(税込)、楽天市場で67,920円(送料無料)、ヤフーショッピングで55,980円(未使用品)、AliExpressで70,653円、 です。
関連記事:Magic Drawing Padレビュー!Androidでクリスタも快適
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Galaxy Tab S10 FE / S10 FE+
Samsungから発売されたタブレットです(2025年4月18日 発売)。
約10.9インチ(FE)、約13.1インチのLCDディスプレイ(FE+)、Exynos 1580 オクタコアプロセッサ、8GBメモリ、128GBストレージ、8000mAh(FE)または10090mAh(FE+)バッテリー、背面約1300万画素広角カメラ、前面約1200万画素超広角カメラ、Android 15(2032年4月末までの長期サポート)を搭載しています。
また、Galaxy AI機能(「かこって検索」や「AI消しゴム」など)、付属のSペンでの操作(Bluetooth非対応)、リフレッシュレート最大90Hz、最大45Wの急速充電(USB PD)、最大2TBまでのmicroSDカードによるストレージ拡張、IP68等級の防水防塵(本体・Sペン)に対応しています。
さらに、デュアルスピーカー、電源ボタン一体型指紋認証、Book Cover Keyboard(AIキー搭載モデルあり・別売)、USB 2.0 Type-C (OTG)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.3に対応しています。
価格は、Amazonで83,820円(税込・FEモデル・FE+版は109,010円・国内正規品|SM-X620NZAAXJP)、楽天市場で92,210円(送料無料)、米国 Amazon.comで$499.99、です。
関連記事:Galaxy Tab S10 FE徹底レビュー!S9 FEからの進化点とAI機能
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Lenovo Tab M11
レノボから発売されたAndroid 13搭載の10.95型タブレットです。MediaTek Helio G88、フルHDのワイド液晶、64GBストレージ、7040mAhバッテリ、背面8MPカメラ、前面8MPカメラ搭載で、Lenovo Tab Pen (筆圧4096・付属)、IP52防水防塵、クアッドスピーカー、ドルビーアトモス、リフレッシュレート 90Hz、Miracast、Wi-Fi 5にも対応しています。
価格は、Amazonで26,400円(※Tab B11のWi-Fiモデル)、楽天市場で33,110円(税込・送料無料・ペン付属)、ヤフーショッピングで33,110円、レノボ公式サイトで29,810円(※B11のWi-Fiモデル)です。
関連記事:「Lenovo Tab M11」ペン付きで安い? 最新の高性能タブレットと徹底 比較!
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LAVIE Tab T11(T1175/JAS)
NEC PCから発売された11.45インチタブレットです(2024年11月15日に発売開始・出荷は12月12日以降)。
Qualcomm Snapdragon 685、8GB LPDDR4X、256GB ストレージ、8600 mAhバッテリー、背面13MPカメラ、前面8MPカメラを搭載しています。
また、アクションキー、NFC決済、個人認証情報の読み取り機能、リフレッシュレート 90Hz、つながる!LAVIE for Android(PCのセカンドモニター)、クアッド ステレオスピーカー、Dolby Atmos、ステレオマイク、IP52防水防塵、
デジタルペン3(PC-AC-AD042C)、Bluetoothキーボード(PC-AC-AD049C)、タブレットカバー(PC-AC-AD050C)、ガラス保護フィルム(PC-AC-AD051C)、Googleキッズスペース、ペアレンタルコントロール、顔認証、NFC(Type-A/B)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.3に対応しています。
価格は、楽天市場で65,780円(税込)、ヤフーショッピングで65,780円(送料無料)、NECダイレクトで58,080円(税込)~です。
関連記事:【LAVIE Tab T11 T1175/JAS レビュー】進化した機能は?
Amazonで「LAVIE Tab T11(T1175/JAS)」をチェックする
他のサムスン タブレットと比較
他にもサムスンのタブレットが販売されています。2024モデルもあるので、ぜひ比較してみてください。
Samsung タブレットはやっぱりお買い得? 全モデルを比較
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