2025年2月27日に発売された「Galaxy A25 5G」は、前モデル「Galaxy A23 5G」からディスプレイやバッテリーを大幅に強化し、より使いやすく進化した注目のエントリースマートフォンです。
このレビューでは、Galaxy A25 5Gの実機を使用し、前モデルとの違いを徹底的に比較・検証した結果を詳細に紹介します。
【先に結論からお伝えしましょう】
Galaxy A25 5G の長所(Pros):
- 6.7インチの大画面ディスプレイによる優れた視認性
- 5,000mAhの大容量バッテリーによる圧倒的な持続時間
- おサイフケータイ、防水・防塵など、価格以上の充実した機能
- 長期的なOSアップデート保証による安心感
Galaxy A25 5G の短所(Cons):
- 大きく重くなった本体による携帯性の低下
- 4GBメモリに起因する、もっさりとした動作感
- HD+解像度のディスプレイと、暗所やズームに弱いカメラ性能
- イヤホンジャックの廃止
総合評価:
Galaxy A25 5Gは、大画面での動画視聴や長時間のバッテリー持続を最優先するライトユーザー向けの、コストパフォーマンスに優れた一台です。一方で、携帯性やサクサクとした快適な操作感を求めるユーザーには不向きな、長所と短所が非常に明確なスマートフォンと言えます。
<この記事で分かること>
- Galaxy A25 5Gの詳しいスペックと仕様
- 前モデルGalaxy A23 5Gからの変更点と比較
- デザイン、サイズ、重量、携帯性の実機レビュー
- 6.7インチ大画面ディスプレイの見え方と評価
- CPU性能と実際の動作感(もっさり感)の検証
- Antutuベンチマークスコアと他のCPUとの性能比較
- 『原神』など人気ゲームの動作テストとフレームレート
- カメラ性能(日中・夜景・マクロ撮影)と作例
- 5,000mAhバッテリーの持続時間と充電性能の感想
- OSと便利機能(おサイフケータイ、防水、通話録音など) の使い勝手
- メリット・デメリットと5段階評価
- ドコモ、au、ワイモバイルなど各キャリアでの価格と購入方法
この記事を最後まで読むことで、「Galaxy A25 5G」を購入するべきかどうかがはっきりと分かるはず。購入に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
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公式ページ:Samsung Galaxy A25 5G(ギャラクシーA25 5G)| Samsung Japan 公式
デザインと耐久性:Galaxy A25 5G ~手にした瞬間に感じる進化と、失われたもの~
ここでは、Galaxy A25 5Gのデザイン、携帯性、そして耐久性について、前モデルのGalaxy A23 5Gと比較しながら、実際に手に取って感じたことを詳しくレビューしていきます。エントリーモデルでありながら、そのデザインには大きな変化がありました。
モダンなデザインへの進化と、手に取ってわかる質感
Galaxy A23 5Gが丸みを帯びた親しみやすいデザインだったのに対し、Galaxy A25 5Gはより現代的で洗練された印象を受けます 。側面はフラットな形状になり、角の取れたシャープなデザインは、上位モデルであるGalaxy Sシリーズを彷彿とさせ、所有する喜びを感じさせてくれます 。今回私が手にした「ライトブルー」は、単なる水色ではありません。光の当たる角度によって虹色のように淡く輝き、その美しさには思わず見とれてしまいました 。
<カラーの違い>
- Galaxy A25 5G:ライトブルー、ブルー、ブラック
- Galaxy A23 5G:ブラック、レッド、ホワイト
背面パネルの素材は樹脂製ですが、サラサラとしたマットな質感で、安っぽさは感じられません 。おかげで指紋や汚れが目立ちにくいのは嬉しいポイントです 。ただ、光沢仕上げだった前モデルと同様に、細かい傷はつきやすいかもしれないので、長く綺麗に使いたいならケースの装着は考えた方が良さそうです 。カメラは、前モデルのシンプルな一眼から、存在感のあるデュアルカメラへと進化しました 。レンズの出っ張りは1.8mmほどあり、机に置いて操作すると少しガタつくのが気になりました 。
大きく、重くなったボディと携帯性の変化
Galaxy A23 5Gの魅力は、約168gという軽さと、片手でも扱える絶妙なサイズ感でした 。しかし、Galaxy A25 5Gを手に取って最初に感じたのは、その「重さ」です。重量は約210gと、前モデルから42gも増加 。数値以上にずっしりとした重みがあり、長時間手に持っていると少し疲れを感じるほどでした 。
この重量化は、画面サイズが5.8インチから6.7インチへと大型化したことが主な要因です 。画面が大きくなったことによるメリットは大きいものの、その代償として、前モデルの強みであった優れた携帯性は失われたと言わざるを得ません。実際に片手で隅々まで操作するのは厳しく、文字入力なども両手で行うのが基本スタイルになりました 。コンパクトさを求めていたユーザーにとっては、大きな方向転換と言えるでしょう。
<サイズ・重量の違い>
- Galaxy A25 5G:高さ約167.7mm、幅約77.7mm、厚さ約8.5mm、重さ約210g
- Galaxy A23 5G:高さ約150mm、幅約71mm、厚さ約8.9mm~9.0mm、重さ約168g
変わらない安心感と、少し残念な変更点
右側面には音量ボタンと電源ボタン一体型の指紋認証センサー、左側面にはSIMスロットが配置されています 。SIMスロットはnanoSIMとeSIMのデュアルSIMに対応し、さらに最大1.5TBのmicroSDカードも使えるので、ストレージ容量の少なさをカバーできるのは心強い点です 。
本体下部にはUSB Type-Cポートとモノラルスピーカーが配置されています 。残念ながら、前モデルに搭載されていた3.5mmイヤホンジャックは廃止されてしまいました 。有線のイヤホンを愛用していた身としては、これは少し寂しい変更点です。
ディスプレイ周りについては、ベゼル、特に上下の縁がやや太めに感じられます 。また、インカメラの形状は前モデルから引き続き水滴型のノッチを採用しており、デザイン性を重視するユーザーから見れば少し野暮ったく映るかもしれません 。
堅牢な防水・防塵性能と、少し気になる信頼性
一方で、IPX5/IPX8の防水性能とIP6Xの防塵性能はしっかりと引き継がれており、キッチンでの作業中にレシピを確認する際の水はねや、外出先での突然の雨でも安心して使えるという信頼感は健在です。この点はエントリーモデルとして非常に価値が高いと感じます。
しかし、物理的な堅牢性とは別に、長く使っていく上での信頼性には、少し気になる点もあります。例えば、本機はコスト削減のためか物理的な近接センサーや光センサーを搭載せず、カメラなどを利用した「バーチャルセンサー」で代用しています。その影響か、通話中に画面がうまく消灯せず、誤って頬で通話を切ってしまうことがありました。また、一部でタッチパネルの反応不良や不具合の報告が散見されたのは少し気がかりです。すぐに壊れるという印象はありませんが、安心して長く使うためには、保証サービスへの加入を検討するのも良いかもしれません。
<Galaxy A25 5Gの付属品>
- SIM取り出し用ピン(試供品)
- 取扱説明書
- ※充電器、USBケーブル、保護ケース、画面保護フィルムは付属していないため、別途用意する必要があります 。
まとめ:デザインと耐久性
- 第一印象:前モデルから大幅に洗練され、角度で色が変わる背面パネルなど所有欲を満たすデザインに進化した。
- 形状と質感:フラットでモダンな形状だが、素材は樹脂製。マット仕上げで指紋は目立ちにくい。
- 携帯性:約210gと重く、片手操作は困難。コンパクトだった前モデルとは真逆のコンセプト。
- 耐久性と信頼性:IP68相当の防水・防塵性能は安心感が高いが、バーチャルセンサーの挙動や一部の不具合報告には少し懸念が残る。
- ポートとスロット:下部にType-Cポートとモノラルスピーカーを配置し、イヤホンジャックは廃止。microSDカードには対応している。
ディスプレイ:Galaxy A25 5G ~大画面化の恩恵と、見えてきた課題~
ここでは、Galaxy A25 5Gのディスプレイについて、その大きな進化と、実際に使って見えてきた課題をレビューします。前モデルのGalaxy A23 5Gから最も大きく変わった点であり、このスマホの評価を左右する重要なポイントです。
圧倒的な大画面化!動画視聴やSNSが別次元の快適さに
Galaxy A25 5Gを手にして、まず驚いたのがディスプレイの大きさです。前モデルのGalaxy A23 5Gが5.8インチだったのに対し、今作は約0.9インチも大きい6.7インチへと進化しました。この変化は、単なる数値以上のインパクトをもたらしてくれます。実際にYouTubeでミュージックビデオを観たとき、その迫力と没入感はコンパクトだった前モデルとは比べ物になりません。まるで別のデバイスを使っているかのような感動がありました。
この大画面の恩恵は、動画鑑賞だけに留まりません。X(旧Twitter)やニュースアプリを閲覧する際も、一度に表示される情報量が格段に増え、スクロールの回数が明らかに減りました。文字入力もしやすく、キーボードの打ち間違いが減ったのも実感できたメリットです。特に、細かい文字が見づらくなってきたと感じる方にとっては、この大画面化は「嬉しい進化」だと断言できます。
表示品質の評価:価格相応のHD+解像度
ディスプレイはTFT液晶で、発色や色味は自然で美しいと感じました。しかし、解像度は1600 x 720のHD+で、これは前モデルのGalaxy A23 5Gから据え置きです。画面が大きくなった分、ウェブサイトで新聞記事のような細かい文字を読むと、少し輪郭の甘さや粗さを感じることがありました。高精細なフルHDディスプレイに慣れていると、物足りなさを感じるかもしれません。
とはいえ、Netflixで映画を観たり、Instagramで写真を眺めたりといった日常的な使い方では、解像度の低さが気になる場面はほとんどありませんでした。リフレッシュレートも前モデル同様の60Hzなので、スクロール時の表示はなめらかさに欠けますが、価格を考えれば納得できる範囲です。タッチ操作の反応は良好で、普段使いで遅延を感じることはありませんでした。
<ディスプレイの違い>
- Galaxy A25 5G:約6.7インチのTFT液晶(720 x 1600 HD+、60Hz)
- Galaxy A23 5G:約5.8インチのPLS LCD(720 x 1560 HD+、60Hz)
屋外での視認性と少し気になる点
Galaxy A25 5Gのディスプレイで少し残念に感じたのが、屋外での視認性です。晴れた日にGoogleマップを頼りに外を歩いたのですが、輝度を最大にしても太陽光の下では画面が暗く、反射もあって少し見づらいと感じました。これは、より明るい有機ELディスプレイを搭載した上位モデルとの明確な差と言えるでしょう。
また、コスト削減のためか、明るさを自動で調整する光センサーが物理的なものではなく、カメラを利用した「バーチャルライトセンシング」になっています。その影響か、屋内では明るすぎたり、屋外では逆に暗すぎたりと、明るさの自動調整が少し不安定に感じられることがありました。目の疲れを軽減する「目の保護モード」は便利ですが、オンにすると画面全体が黄色みがかる点は覚えておくと良いでしょう。
デザインとの一体感と特殊機能
ディスプレイ自体はフラットな形状なので、保護フィルムが貼りやすいのは良い点です。しかし、インカメラ部分は最近の主流であるパンチホール式ではなく、前モデルから引き続き水滴型のノッチを採用しています。上下のベゼル(縁)もやや太めで、このあたりはエントリーモデルらしさを感じさせる部分であり、デザインの洗練さという点では少し野暮ったい印象を受けました。
動画配信サービスをよく利用する身として嬉しいのは、デジタル著作権管理「Widevine」が最高レベルの「L1」に対応している点です。これにより、Netflixなどのサービスで高画質再生(本機の解像度であるHD+まで)が可能となり、大画面を活かした動画体験を存分に楽しむことができました。
<Galaxy A25 5Gのディスプレイ仕様>
- ディスプレイの種類:TFT液晶
- サイズ:約6.7インチ
- 解像度:1600 x 720 (HD+)
- リフレッシュレート:60Hz
まとめ:ディスプレイ
- 大画面化:前モデルから約0.9インチ拡大し、動画やSNSの閲覧が格段に快適になった。
- 表示品質:解像度はHD+で価格相応。発色は良好だが、高精細さを求めると物足りなさを感じる。
- 屋外視認性:直射日光下では画面が暗く見えにくい点が課題。
- 応答性と機能:タッチ操作はスムーズだが、リフレッシュレートは60Hz。目の保護モードは便利。
- デザイン:水滴型ノッチと太めのベゼルは、エントリーモデルらしさを感じさせる部分。
パフォーマンス:Galaxy A25 5G ~日常使いの快適さと、その限界点~
ここでは、スマートフォンのパフォーマンスについて、Galaxy A25 5Gがどのような体験を提供してくれるのかを深く掘り下げていきます。前モデルGalaxy A23 5Gとの比較を交えながら、CPU性能から実際の使用感、そしてメモリやストレージの能力まで、詳しくレビューします。
CPUとGPUの性能:エントリークラスの心臓部を解剖する
Galaxy A25 5Gには、MediaTek製のSoC(System on a Chip)「Dimensity 6100+」が搭載されています 。これは、前モデルGalaxy A23 5Gに搭載されていた「Dimensity 700」 の後継と位置づけられるチップです。製造プロセスが7nmから6nmへと微細化したことで、電力効率の向上が期待できます 。CPUの構成は、2つの高性能コア(Cortex-A76 最大2.2GHz)と6つの高効率コア(Cortex-A55 最大2.0GHz)からなるオクタコアで、これは前モデルと共通です 。
グラフィックスを担当するGPUは「Mali-G57 MC2」を搭載しています 。基本設計は前モデルと同じですが、動作周波数がわずかに向上しており、グラフィック性能の底上げが図られています。Geekbench 6のスコアを見ると、シングルコアで約728、マルチコアで約1938という結果で、エントリークラスとしては堅実な数値を示しています 。3DMark Wild Lifeのスコアも約2610点と、日常的なUI描画や軽いグラフィック処理には十分な性能を持っていることがわかります 。
実際の動作感:サクサクとは言えない、ワンテンポ遅れる感覚
スペック上は堅実な性能ですが、実際に使ってみると、動作全般に「もっさり」とした印象を受けることがありました。特に複数のアプリを切り替える場面で、ワンテンポ遅れるような感覚があります。例えば、ブラウザ(Chrome)で調べ物をしながらSlackで同僚とやり取りをしようとすると、アプリの切り替えに一瞬の間が生じ、これが日常的に続くと少しストレスに感じました。
この感覚は、ハイエンドモデルのサクサク感に慣れているほど強く感じるかもしれません。ただ、これは致命的な遅延ではなく、あくまで「エントリーモデルとして価格相応」の動作です。LINEのメッセージを確認したり、Spotifyで音楽を聴いたり、YouTubeで動画を視聴したりといった単一のタスクであれば、特に問題なく快適にこなせます。カメラアプリの起動が少し遅いと感じることはありましたが、一度起動してしまえば撮影自体は軽快でした 。ヘビーな使い方をしない限り、工夫次第で十分に活用できる一台です。
発熱について:日常使いでは問題ないが、負荷がかかると温かくなる
Galaxy A25 5Gの発熱については、使い方によって印象が分かれるところです。LINEやウェブブラウジングといった日常的な使い方では、本体が熱を持つことはほとんどなく、快適に使用できました 。しかし、複数のアプリを同時に動かしたり、少し長めに動画を視聴したりすると、本体がじんわりと温かくなるのを感じました 。
特に負荷の高い3Dゲームなどをプレイすると、はっきりと熱を感じるレベルになります 。とはいえ、熱によって動作が極端に不安定になることはなく、熱管理は比較的しっかりしているようです。ベンチマークテストを連続で実行してもスコアが安定していたことからも、その点はうかがえます 。通常利用では気にする必要はありませんが、負荷のかかる作業を長時間行う際には、本体が熱を持つことを念頭に置いたほうが良いでしょう。
限られたメモリとストレージ:賢い運用が求められる
メモリ(RAM)は4GBで、2025年の現在ではマルチタスクを行うには正直なところ心許ない容量です 。この限られた物理メモリを補うため、本機にはストレージの一部を仮想メモリとして利用する「RAM Plus(RAM拡張)」機能が搭載されています 。設定で最大4GBまで(合計で8GBまで)ストレージをメモリとして割り当てることが可能で、何もしないよりはアプリが落ちにくくなるという安心感はあります 。しかし、ストレージの速度は物理メモリには到底及ばないため、これが動作の根本的な快適さにつながるわけではなく、あくまで気休め程度と考えた方が良いでしょう 。
ストレージは64GBで、規格はUFS 2.2を採用しています 。理論上の最大転送速度は約860MB/sに達し、「WriteBooster」という書き込みを高速化する技術にも対応しています 。しかし、システムだけで約18.6GB(総容量64GB – 使用可能領域45.4GB )を使用するため、ユーザーが実際に使える領域は限られています。写真や動画、アプリを少しインストールするだけですぐに容量不足に陥ってしまうため、最大1.5TBまで対応するmicroSDカードの利用は必須と言えるでしょう。
<Galaxy A25 5GのCPU仕様>
- 名称:MediaTek Dimensity 6100+
- 製造プロセス:6nm
- CPU構成:オクタコア (2x Cortex-A76 @ 2.2GHz + 6x Cortex-A55 @ 2.0GHz)
- GPU:Arm Mali-G57 MC2
まとめ:パフォーマンス
- CPU性能:前モデルからプロセスが微細化し電力効率は向上したが、基本的な処理性能に大きな変化はない。
- 実際の動作感:LINEや動画視聴などの単一作業は問題ないが、マルチタスクでは動作の遅れを感じることがある。
- 発熱:日常利用では気にならないが、負荷のかかる作業を続けると本体が温かくなる傾向がある 。
- メモリ(RAM):4GBという容量は少なく、複数のアプリを同時に使うとアプリが再起動することが多い。
- ストレージ(ROM):64GBと心許ない容量で、UFS 2.2規格だが体感速度向上への貢献は限定的。microSDカードの活用が前提となる。
Antutuベンチマーク
Galaxy A25 5Gが搭載するMediaTek Dimensity 6100+ プロセッサは、Antutu V10 ベンチマーク総合で約 37万点 を記録しています。
例1: Antutu V10.4.6 総合で「370893」、CPUで「131601」、GPUで「61599」、MEMで「88601」、UXで「89092」
例2: Antutu V10 総合で「370101」、CPUで「118279」、GPUで「62634」、MEMで「82053」、UXで「107135」
一方、前モデル「Galaxy A23 5G」はMediaTek Dimensity 700 5G プロセッサを搭載し、Antutuベンチマーク V10 総合で約36万点を記録していました。
例: Antutu V10.2.7 総合で「363217」、CPUで「135338」、GPUで「56621」、MEMで「81767」、UXで「89491」
Galaxy A25 5Gは前モデル「Galaxy A23 5G」よりもスコアが約1万高くなっていますが、その差はわずかで、大きくはありません。
Dimensity 6100+ 性能を比較
Galaxy A25 5Gが搭載するMediaTek Dimensity 6100+ プロセッサは、他のCPUと比べて、どのくらいの性能なのでしょうか?Antutuベンチマークで比較してみました。
<CPU ランキング>
※Antutu V10 ベンチマーク総合スコアで比較したものです。
- Unisoc T820 (Blackview SHARK 9)・・・Antutu:55万
- Dimensity 7030 (motorola edge 40 neo)・・・Antutu:52万
- UNISOC T765 (UMIDIGI Note 100 5G)・・・Antutu:43万
- MediaTek Helio G99 (OUKITEL P1)・・・Antutu:41万
- Dimensity 6020 (OPPO A79 5G)・・・Antutu:40万
- MediaTek Dimensity 6100+(Galaxy A25 5G)・・・Antutu:37万
- Dimensity 700 5G (Galaxy A23 5G)・・・Antutu:36万
- MediaTek Helio G81 (moto g05/ Redmi 14C)・・・Antutu:25万
- Unisoc T606 (UMIDIGI G5)・・・Antutu:25万
<比較から分かること>
MediaTek Dimensity 6100+は、Antutuベンチマークスコアで37万〜38万点台を記録する、現代のスマートフォン市場においてコストパフォーマンスのバランスが取れたプロセッサであると結論付けられます。この性能は、多くのユーザーが日常的に行うであろう、ウェブ閲覧、メッセージングアプリの利用、動画コンテンツの視聴といった基本的な操作を遅延なくスムーズにこなす上で十分な能力を持っています。
前世代のDimensity 700 5Gとほぼ同等のスコアであることから、性能の飛躍的な向上というよりは、5G通信の安定性や電力効率の最適化といった、使い勝手の向上に主眼が置かれた改良が施されている可能性が考えられます。
ゲーム性能:Galaxy A25 5G ~カジュアルゲームは快適、重量級は設定次第~
ここでは、Galaxy A25 5Gがどの程度のゲーム性能を持っているのか、実際に様々な人気のゲームをプレイして検証した結果をレビューします。エントリーモデルである本機が、どこまでゲームを楽しめるのか、その実力に迫ります。
原神:設定を下げれば冒険は可能
まず試したのは、スマートフォンゲームの中でも特に高いグラフィック性能を要求される『原神』です。正直なところ、快適なプレイは期待していませんでしたが、画質設定を「最低」まで落とすことで、なんとかプレイすることができました。フィールドを探索している間は平均して25FPSから30FPSを維持していましたが、敵との戦闘でエフェクトが多用されると20FPS台まで落ち込み、動きがカクつく場面が目立ちました。美しい世界観を最高画質で楽しむのは難しいですが、設定を割り切れば冒険そのものを楽しむことは可能です。
PUBG MOBILE LITE:スムーズな動作で戦場を駆け巡る
次に、より幅広いスペックの端末で楽しめるように最適化された『PUBG MOBILE LITE』をプレイしました。こちらは『原神』とは打って変わって、非常に快適な動作感でした。グラフィック設定を「スムーズ」にした状態でも、フレームレートは安定して40FPS前後を維持しており、カクつきを感じることはほとんどありません。敵との遭遇や銃撃戦といった場面でもスムーズに操作できたため、ストレスなくゲームに集中できました。
Call of Duty: Mobile:軽量モードで滑らかな銃撃戦
世界的に人気のFPS『Call of Duty: Mobile』も試してみました。グラフィック設定を「軽量モード」に、フレームレート設定を「高」にすることで、驚くほど滑らかに動作します。屋内での近接戦闘などでは60FPSに近い数値を保ち、非常にスムーズな操作感です。大人数が入り乱れる広大なマップでは40FPS台に落ちることもありましたが、プレイに支障が出るほどではなく、エントリーモデルであることを忘れさせる快適さでした。
マリオカートツアー:常に安定、レースに没頭できる
任天堂の人気キャラクターたちが登場する『マリオカートツアー』は、グラフィックの負荷が比較的軽いため、Galaxy A25 5Gでも全く問題なく楽しめました。レース中は常にフレームレートが60FPSで安定しており、アイテムが飛び交う激しい展開でもカクつくことは一切ありません。終始なめらかな映像で、快適にレースに没頭することができました。
ポケモンGO:日常の冒険に最適なパートナー
現実世界と連動する『ポケモンGO』も、もちろん快適にプレイできます。マップ画面やポケモンを捕まえる場面では、フレームレートは30FPSで安定していました。ゲームの特性上、高いフレームレートは必要とされないため、これで十分です。カクつきを感じることはほとんどなく、日常的にポケモンを探すパートナーとして最適な一台と言えるでしょう。
マインクラフト:設定次第で広がる創造の世界
ブロックで自由に世界を創造する『マインクラフト』では、設定の調整が快適さの鍵を握ります。描画距離を8チャンク程度に抑え、グラフィック設定を「処理優先」にすることで、40FPSから60FPSでのプレイが可能になりました。広大な世界を新たに生成する瞬間など、負荷がかかる場面では一時的にフレームレートが落ち込みますが、基本的な建築や探索はスムーズに行えます。
まとめ:ゲーム性能
Galaxy A25 5Gのゲーム性能は、カジュアルなゲームから中程度の負荷のゲームまでを、設定次第で十分に楽しめるレベルにあると言えます。『マリオカートツアー』のような軽いゲームでは最高の体験を提供してくれますし、『PUBG MOBILE LITE』のような最適化されたタイトルも快適です。一方で、『原神』のような重量級のゲームをプレイするには、グラフィック品質を大幅に下げるという割り切りが必要です。最高画質にこだわらず、幅広いゲームを気軽に楽しみたいカジュアルゲーマーにとって、価格と性能のバランスが取れた一台と言えるでしょう。
カメラ性能:Galaxy A25 5G ~デュアルカメラへの進化と、撮影体験のリアル~
ここでは、Galaxy A25 5Gのカメラ性能に焦点を当て、その実力を徹底的にレビューします。前モデルのGalaxy A23 5Gからどのような進化を遂げたのか、実際に様々なシーンで撮影した体験をもとに、その写りの善し悪しを正直にお伝えします。
カメラ構成:シングルからデュアルへ、マクロ撮影という新たな選択肢
Galaxy A25 5Gのカメラにおける最大の進化点は、前モデルGalaxy A23 5Gのシングルカメラ構成から、デュアルカメラ構成へと変更されたことです。メインの広角カメラは約5000万画素(F値1.8)と前モデルから据え置きですが、新たにお花や小物などの接写に特化した約200万画素(F値2.4)のマクロカメラが追加されました。これにより、撮影のバリエーションが広がったのは間違いありません。
ただ、多くのユーザーが望んでいたであろう超広角カメラが見送られた点は少し残念に感じます。また、光学式手ブレ補正(OIS)は搭載されておらず、この価格帯の限界を感じさせる部分でもあります。インカメラは約500万画素で、こちらも前モデルと同様のスペックです。
<カメラの違い>
Galaxy A25 5G:(背面)約5000万画素の広角カメラと約200万画素のマクロカメラ、(前面)約500万画素
Galaxy A23 5G:(背面)約5000万画素の広角メインカメラ、(前面)約500万画素
カメラ機能と撮影体験:軽快な動作と充実したモード
カメラアプリの起動やシャッターの反応は非常に軽快で、ストレスを感じることはありませんでした。エントリーモデルにありがちな、シャッターを切ってから保存されるまでのタイムラグもほとんどなく、撮りたい瞬間を逃しにくいのは大きなメリットです。このサクサクとした操作感は、同価格帯の他のスマートフォンと比較しても優れていると感じました。
機能面では、暗い場所でも明るく撮影できる「ナイトモード」や、背景をぼかして被写体を際立たせる「ポートレートモード」など、基本的な撮影モードはしっかりと搭載されています。また、約5000万画素をフルに活かして高精細な写真を撮影できる「50MPモード」もあり、撮影後に写真をトリミングして構図を調整したいときに重宝します。
実際の写り:光のある場所では期待以上、暗所とズームは課題
実際にGalaxy A25 5Gを手に、様々なシーンで撮影を試してみました。日中の明るい屋外では、エントリーモデルとは思えないほど鮮やかで美しい写真が撮れます。特に、ランチで訪れたカフェで料理を撮影した際には、色味が良く、非常においしそうに写し出すことができ、「撮るのが楽しい」と感じさせてくれました。高画素センサーの恩恵で、2倍程度のデジタルズームであれば画質の劣化も少なく、実用的な範囲です。
しかし、光量が少なくなる夜間や室内での撮影では、その限界が見えてきます。ナイトモードを使えば全体を明るく写すことはできますが、ノイズが目立ち、ディテールが失われた「塗り絵」のような印象の写真になりがちです。また、デジタルズームは2倍を超えると急激に解像感が失われ、最大10倍では記録用としても厳しい画質でした。
新たに追加されたマクロカメラについては、正直なところ「おまけ」という印象です。被写体にグッと寄れるのは面白い体験ですが、200万画素という解像度の低さから、画質はかなり粗く、常用するには厳しいと感じました。
動画撮影:手ブレ補正は優秀だが、画質は価格相応
動画撮影性能は、フルHD(1920×1080)解像度で秒間30フレーム(30fps)までの撮影に対応しています。60fpsでのなめらかな撮影ができないのは残念ですが、電子式手ブレ補正の効きはなかなか優秀です。実際に歩きながら撮影してみましたが、細かな揺れは効果的に抑えられており、安定した映像を記録できました。
しかし、動画全体の画質としては、ディテールが甘く、少しぼんやりとした印象を受けます。あくまで日常の記録用と割り切るのが良さそうです。音質もモノラルであるため、臨場感のある映像を求めるには力不足です。
<Galaxy A25 5Gのカメラ仕様、カメラの機能>
- 背面カメラ
- 広角:約5000万画素 (F値1.8)
- マクロ:約200万画素 (F値2.4)
- 前面カメラ
- 約500万画素 (F値2.2)
- 動画撮影
- 最大解像度:FHD (1920 x 1080) @30fps
- スローモーション:120fps @HD
- 主な機能
- ナイトモード、ポートレートモード、50MP高画素モード、マクロ撮影、シーン判別機能、デジタルズーム(最大10倍)
まとめ:カメラ性能
- カメラ構成:前モデルのシングルから、マクロカメラが追加されたデュアルカメラへと進化した。
- 日中画質:光量が十分な環境では、色鮮やかで美しい写真が撮影でき、エントリーモデルとしては満足度が高い。
- 弱点:暗所での撮影はノイズが目立ち、2倍を超えるデジタルズームでは画質が大きく劣化する。
- マクロカメラ:接写は可能だが、200万画素と低解像度のため、画質はあくまで「おまけ」レベル。
- 動画性能:電子式手ブレ補正は優秀だが、解像感やフレームレートは価格相応で、日常の記録向け。
- 操作性:カメラアプリの動作は軽快で、ストレスなく撮影に集中できる。
バッテリー性能:Galaxy A25 5G ~大容量化の恩恵と、一日中続く安心感~
ここでは、Galaxy A25 5Gのバッテリー性能について、実際に使ってみて感じた持続時間や充電速度を詳しくレビューします。スマートフォンの生命線ともいえるバッテリーですが、本機は前モデルGalaxy A23 5Gから大きな進化を遂げており、その安心感は特筆すべきものでした。
大容量5,000mAhバッテリーの実力と、驚きの持続時間
Galaxy A25 5Gの最大の長所の一つが、このバッテリー性能です。容量は、前モデルGalaxy A23 5Gの4,000mAhから一気に1,000mAhも増量された5,000mAhを搭載しています 。この25%の容量アップは、実際の使用感に絶大な安心感をもたらしてくれました。公式スペックでは最大21時間の動画再生が可能とされていますが 、その言葉に偽りはありません。
実際に使ってみると、朝100%の状態で家を出て、通勤中に音楽を聴き、日中はLINEやブラウジング、SNSを使い、夜にYouTubeを1時間ほど見ても、寝る前にバッテリー残量が50%を下回ることはほとんどありませんでした。モバイルバッテリーを持ち歩く習慣が、このスマホにしてからすっかりなくなってしまいました。使い方を工夫すれば、2泊程度の短い旅行なら充電器なしでも乗り切れそうです 。
実際の使用シーンとバッテリー持続時間
より具体的に、私の一日の使い方でバッテリーの減り方を検証してみました。YouTubeを3時間視聴し、SNSを30分、ネット検索を1時間、音楽鑑賞を30分、さらにゲームを1時間ほどプレイするという、かなりヘビーな使い方をした日でも、16時間後のバッテリー残量は42%でした 。前モデルのGalaxy A23 5Gもバッテリー持ちは良好でしたが、ディスプレイが大型化したにもかかわらず、それを補って余りある安心感です。
特に印象的だったのは、待機電力の少なさです。ほとんど操作しない状態であれば、24時間でのバッテリー消費はわずか4%程度に収まりました 。これなら、休日にあまりスマホを触らない日でも、翌日に充電切れを心配する必要はありません。バッテリー持ちを最優先に考えるなら、この機種は間違いなくおすすめできる一台です。
充電速度とバッテリーを長く使うための工夫
これだけ大容量のバッテリーを搭載していると、気になるのが充電速度です。実際にバッテリーが空に近い状態から充電してみたところ、満充電までにかかった時間はおよそ2時間強でした 。正直なところ、最近の急速充電対応モデルと比べると少し遅いと感じます。また、ワイヤレス充電には対応していないため、充電はUSB Type-Cケーブルで行う必要があります 。
しかし、Galaxy A25 5Gにはバッテリーの寿命を長持ちさせるための優れた機能が搭載されています。私が特に気に入って使っているのが、充電を85%で止めて過充電を防ぐ「バッテリーの保護」機能です 。これを設定しておけば、日々の充電によるバッテリーへの負荷を軽減できます。さらに、いざという時には「省電力モード」に切り替えることで、バッテリーの消費を最小限に抑えることも可能です 。
<Galaxy A25 5Gのバッテリー仕様>
- バッテリー容量:5,000mAh (標準)
- 動画再生時間:最大21時間
- 有線充電:対応 (充電器は別売)
- ワイヤレス充電:非対応
- バッテリー保護機能:対応 (最大充電量を85%に制限)
まとめ:バッテリー性能
- バッテリー容量:前モデルから1,000mAh増の5,000mAhへと大幅に増量された 。
- 持続時間:日常的な使用で1日半から2日は余裕で持つ、圧倒的な安心感 。
- 充電性能:充電速度は平均的で、急速とは言えない。ワイヤレス充電にも非対応 。
- 保護機能:バッテリー寿命を延ばすための充電制限など、ソフトウェア面でのサポートは充実している 。
OSと機能:Galaxy A25 5G ~洗練されたUIと、日々の暮らしを支える多彩な機能~
ここでは、Galaxy A25 5Gのソフトウェアと、それを支える多彩な機能について詳しくレビューします。スマートフォンの真価はスペックだけでは測れません。毎日使う道具としての使いやすさや、いざという時に役立つ機能がどれだけ充実しているか。前モデルGalaxy A23 5Gとの比較も交えながら、その実力を深掘りしていきます。
OSとUI:最新のOne UI 7と「かんたんモード」、長期アップデート保証の安心感
Galaxy A25 5Gは、Android 15をベースにしたサムスン独自の「One UI 7」を搭載しています。実際に操作してみると、その洗練されたデザインと滑らかなアニメーションが心地よく、フォントも可愛らしくて親しみが持てます。ピュアなAndroidにはない、通知パネルへのアクセスのしやすさなど、細かい部分での使い勝手の良さはGalaxyならではの魅力です。
また、本機にはスマホ初心者やシニアの方に優しい「かんたんモード」が搭載されています。ワンタップで切り替えることができ、文字やアイコンが大きくシンプルな画面表示になるため、直感的な操作が可能です。いかにも「らくらくスマートフォン」という見た目ではなく、デザイン性を保ちながら使いやすさを向上させている点に好感を持ちました。ホーム画面によく電話する相手を配置したり、分からないことをすぐに聞ける「Galaxy使い方相談」へ直接電話をかけられるボタンがあったりと、初めてスマホを持つ人への配慮が隅々まで行き届いています。
そして、この価格帯のスマートフォンとして特に注目すべきは、長期のソフトウェアアップデートが保証されている点です。OSはAndroid 17まで、セキュリティアップデートは2028年まで提供される予定で、この長期のサポート期間は数年間にわたって安心して使い続けられるという大きなメリットになります。しかし、この多機能なUIが、本機の限られたパフォーマンスにとっては少し「重荷」になっていると感じる場面もありました。アプリの切り替えなどで、時折もたつきを感じたのは事実です。
オーディオ性能:イヤホンジャック廃止と、モノラルスピーカーの割り切り
オーディオ体験においては、前モデルからの大きな変更点があります。Galaxy A23 5Gには搭載されていた3.5mmイヤホンジャックが、Galaxy A25 5Gでは廃止されてしまいました。有線のイヤホンを愛用している私にとっては、これは非常に残念なポイントです。
本体スピーカーは、前モデル同様に底面にあるモノラルスピーカーのみです。YouTubeの動画を音声付きで視聴する程度なら問題ありませんが、音楽や映画を本格的に楽しむには力不足で、特に本体を横向きに持つと音が片側からしか聞こえず、臨場感に欠けます。一方で、Bluetoothオーディオは高音質の「LDAC」コーデックに対応しています。対応のワイヤレスイヤホンと接続すれば、無線でもハイレゾ相当のクリアなサウンドを楽しめるのは大きな魅力です。
通信とおサイフケータイ:日常をスムーズにする接続性
通信機能については、国内主要4キャリアの重要な周波数帯(バンド)にしっかりと対応しており、どの通信会社のSIMを使っても安定した通信が期待できます。実際に複数のMVNOのSIMを試しましたが、問題なく利用できました。
そして、日本市場では必須ともいえる「おサイフケータイ(FeliCa)」にももちろん対応しています。駅の改札でモバイルSuicaを使ったり、コンビニでiDやQUICPayで支払いをしたりと、キャッシュレス決済がスムーズに行えるのは本当に便利です。ただし、2025年8月現在、マイナンバーカードの機能をスマートフォンに搭載する「スマホ用電子証明書」にはまだ対応していないようなので、今後のアップデートに期待したいところです。
生体認証とセキュリティ:指紋と顔、二つの安心
セキュリティ面では、電源ボタン一体型の「指紋認証」と、インカメラを使った「顔認証」の2種類に対応しています。指紋認証の精度と速度は非常に良好で、軽く指を触れるだけですばやくロックを解除できました。一方、顔認証は少し速度が落ちますが、手が濡れている時など、指紋認証が使いにくい場面で役立ちます。
しかし、少し気になったのが、コスト削減のためか物理的な近接センサーが搭載されていない点です。その影響で、通話中に画面が意図せず点灯し、頬で画面に触れてしまい通話が切れてしまうことがありました。セキュリティ機能としては、McAfeeのスキャン機能が無料で使えるなど、安心感を高める工夫が見られます。
Galaxyならではの便利機能:初心者から上級者まで
Galaxy A25 5Gには、日々のスマホライフを豊かにする便利な機能が満載です。特に便利なのが「通話自動録音」機能で、大事な要件を後から聞き返したり、万が一のトラブルに備えたりと、非常に役立ちました 。
データ移行を簡単にする「Smart Switch」は、iPhoneからでもLINEのトーク履歴を丸ごと移行できる優れものです 。また、LINEなどのアプリを複製して2つのアカウントを使い分けられる「デュアルメッセンジャー」機能も、仕事とプライベートでアカウントを分けたい私には重宝しました 。
万が一スマホを紛失した際に位置を特定できる「端末リモート追跡」は、いざという時のための大きな安心材料になります 。さらに、歩数や睡眠データを管理できる「Samsung Health」アプリも搭載されており、日々の健康管理に役立てることができました 。
<Galaxy A25 5Gの主な便利機能>
- かんたんモード:大きな文字とアイコンで初心者にも分かりやすいシンプルなUI
- 通話自動録音:全ての通話を自動で録音し、後から聞き返すことが可能
- Galaxy使い方相談:専用のサポートセンターに無料で電話相談できる機能
- Smart Switch:iPhoneからでもLINEのトーク履歴を含め、簡単にデータ移行が可能
- おサイフケータイ(FeliCa):電車や買い物でタッチ決済が利用できる
- デュアルメッセンジャー:LINEなどのSNSアプリを複製し、2つのアカウントを使い分けられる
- 端末リモート追跡:スマートフォンを紛失した際に位置を特定できる
- Samsung Health:歩数や睡眠などを記録・管理できる健康管理アプリ
まとめ:OSと機能
- OSとサポート:最新のOne UI 7を搭載し、OSアップデートも保証されており、長く安心して使える。
- オーディオ:イヤホンジャックが廃止されたのは残念だが、LDAC対応でワイヤレス音質は良好。
- 決済機能:おサイフケータイに対応し、日々の支払いがスムーズに行える。
- 生体認証:高速な指紋認証と顔認証の両方に対応し、利便性が高い。
- 独自機能:「かんたんモード」や「通話自動録音」など、日本のユーザーに嬉しい便利な機能が充実している。
Galaxy A25 5G vs Galaxy A23 5G:主な違いを徹底比較
Galaxy A25 5Gは、前モデルのGalaxy A23 5Gから多くの点で進化しましたが、いくつかの重要な変更点もあります。ここでは、両モデルの主な違いをスペックを中心に比較し、その特徴を解説します。
サイズと重量
- Galaxy A23 5G: 約150 x 71 x 9.0 mm、約168g。
- Galaxy A25 5G: 約168 x 78 x 8.5 mm、約210g。
- 違い:A25 5Gはディスプレイの大型化に伴い、大幅に大きく重くなりました。携帯性よりも画面の見やすさを重視した設計思想に変化しており、片手での操作感は大きく異なります。
ディスプレイ
- Galaxy A23 5G: 5.8インチ HD+ PLS液晶。
- Galaxy A25 5G: 6.7インチ HD+ TFT液晶。
- 違い:約0.9インチの大幅な大型化が最大の違いです。解像度はHD+で共通ですが、画面サイズが全く異なるため、動画視聴などの体験が大きく変わります。
カメラ
- Galaxy A23 5G: 50MPのシングルカメラ。
- Galaxy A25 5G: 50MPの広角カメラに加え、2MPのマクロカメラを搭載したデュアルカメラ。
- 違い:A25 5Gはマクロカメラが追加され、接写という新たな撮影シーンに対応しました。
バッテリーとオーディオ
- Galaxy A23 5G: 4,000mAh、3.5mmイヤホンジャック搭載。
- Galaxy A25 5G: 5,000mAh、イヤホンジャックは非搭載。
- 違い:A25 5Gはバッテリー容量が1,000mAh増加し、より長時間の使用が可能になりましたが、有線イヤホンが使えるイヤホンジャックは廃止されました。
OSとサポート期間(アップデート保証)
- Galaxy A23 5G: Android 12(初期OS)。
- Galaxy A25 5G: Android 15(初期OS)で、Android 17までのOSアップデートが保証。
- 違い:A25 5Gはより新しいOSで出荷され、長期的なOSアップデート保証があるため、セキュリティ面や新機能の面で長く安心して使用できる点が大きなメリットです。
耐久性(センサーの違い)
- Galaxy A23 5G: 電子コンパス(地磁気センサー)が非搭載。
- Galaxy A25 5G: 電子コンパス(地磁気センサー)を搭載。
- 違い:A25 5Gは地磁気センサーを搭載したことで、マップアプリ利用時に自分が向いている方角が表示されるようになり、徒歩でのナビゲーションなどの利便性が向上しています。
発売日と価格
- Galaxy A23 5G: 2022年10月発売。発売時の価格は3万円台前半が中心。
- Galaxy A25 5G: 2025年2月発売。SIMフリー版は約3万円だが、キャリアでは割引適用でより安価になる傾向。
- 違い:A25 5Gの方が新しいにも関わらず、キャリアの割引施策により、発売時の実質価格はより安価になる傾向がありました。
まとめ:Galaxy A25 5GとGalaxy A23 5Gの違い
Galaxy A25 5Gは、前モデルのGalaxy A23 5Gからディスプレイとバッテリーを大幅に強化し、長期的なOSサポートの安心感を加えたモデルです。その一方で、本体は大きく重くなり、携帯性という点では後退し、イヤホンジャックも廃止されました。性能面での劇的な向上はなく、どちらもエントリーモデルとしての位置づけは変わりません。コンパクトさを求めるならA23 5G、大画面と将来性を重視するならA25 5Gという、明確な選択基準が存在します。
Galaxy A25 5Gのメリット・デメリット
「Galaxy A25 5G」は、エントリークラスのスマートフォンとして多くの魅力を持つ一方で、前モデルのGalaxy A23 5Gからコンセプトが変化したことや、競合機種と比較することで、いくつかの注意すべき点も見えてきます。ここでは、私が実際に使用して感じたメリットとデメリットを、具体的な体験を交えながら詳しく解説していきます。
【メリット】
メリット1:大画面化による圧倒的な視認性の向上
Galaxy A25 5Gを手にして最も大きな進化を感じたのは、6.7インチへと大型化したディスプレイです。前モデルのGalaxy A23 5Gが5.8インチとコンパクトだったのと比較すると、その差は歴然です。YouTubeやNetflixで動画を視聴する際の没入感は格段に向上し、ウェブサイトやSNSを閲覧する際も一度に表示される情報量が多いため、非常に快適でした。特に、文字を大きく表示しても窮屈さがなく、スマートフォン初心者やシニア層の方々にとって、この見やすさは最大の利点と言えるでしょう。
メリット2:一日中安心して使える大容量バッテリー
バッテリー容量が前モデルの4,000mAhから5,000mAhへと大幅に増量された点も、大きなメリットです。実際に使ってみると、その恩恵は絶大でした。朝に100%まで充電しておけば、通勤中の音楽再生や日中の調べもの、SNSのチェックといった日常的な使い方をしても、夜までモバイルバッテリーが必要になることはありませんでした。特に使用頻度が低い日には、2日間充電せずに過ごせることもあり、バッテリー残量を常に気にするストレスから解放されたのは嬉しい驚きでした。
メリット3:充実した便利機能と長期的なOSサポート
エントリーモデルでありながら、日本市場で求められる機能がしっかりと網羅されています。IP68相当の防水・防塵性能やおサイフケータイ(FeliCa)に対応しているため、日常生活で不便を感じることはありません。また、いざという時に役立つ「通話自動録音」機能や、初心者向けの「かんたんモード」など、Galaxyならではの便利な機能が充実している点も魅力です。さらに、OSアップデートがAndroid 17まで保証されているため、長期間にわたって安心して使い続けられるというコストパフォーマンスの高さも見逃せません。
【デメリット】
デメリット1:大きく重くなった本体と携帯性の低下
大画面化の代償として、本体サイズと重量は大幅に増加しました。前モデルが約168gと軽量で片手でも扱いやすかったのに対し、Galaxy A25 5Gは約210gとずっしりとした重さがあります。実際に長時間手に持っていると、少し手が疲れてしまうほどでした。このため、前モデルの強みであったコンパクトさや軽快な携帯性は失われており、片手での操作は困難です。ポケットに入れて持ち運ぶ際も、その大きさと重さが気になる場面がありました。
デメリット2:RAM容量不足による、もっさりとした動作感
日常的なLINEやブラウジングといった用途では問題ありませんが、複数のアプリを切り替えたり、少し凝った操作をしようとしたりすると、動作にワンテンポ遅れるような「もっさり感」を感じることがありました。本機のRAM容量は4GBで、Redmi 14Cの最大8GBなどと比較すると見劣りします。この差は、アプリを複数同時に開いた際のパフォーマンスに影響し、動作を重く感じる一因となっています。仮想メモリ機能で容量を補うことはできますが、根本的な解決には至りません。
デメリット3:競合と比べ見劣りするディスプレイとカメラ
ディスプレイの解像度はHD+(720 x 1600)で、動画鑑賞などでは十分ですが、Redmi 14CのようなFHD+解像度の機種と比べると、文字の精細さで劣ります。また、カメラは広角とマクロの2眼構成ですが、CMF Phone 1が搭載するような超広角カメラがないため、風景撮影などで画角の狭さを感じました。深度センサーによるポートレート撮影の精度においても、競合機種に一歩譲る印象です。
デメリット4:充電速度とデザインの個性不足
本機は急速充電に対応していますが、その速度はCMF Phone 1の67W充電などと比較すると、かなり見劣りする可能性があります。バッテリー容量が大きいだけに、充電に時間がかかると感じる場面があるかもしれません。また、デザインはシンプルで万人受けする反面、CMF Phone 1の透明な背面パネルのような、所有する喜びを高める強烈な個性には欠けると感じました。
Galaxy A25 5Gのスペック(仕様)一覧
- ディスプレイ: 約6.7インチ、解像度720 x 1600 pxのTFT
※HD+ / 水滴型ノッチ - プロセッサ: MediaTek Dimensity 6100+
※6nm/8コア/最大2.2GHz - GPU: Mali-G57 MC2
- RAM(メモリ): 4GB
- ストレージ: 64GB
- 外部ストレージ: microSDXCカードで最大1.5TBまで
- バッテリー: 5000 mAh
- 駆動時間: 最大21時間(動画再生時)
- 充電: USB Type-C
- 背面カメラ: 50MP+2MP
- 前面カメラ: 5MP
- ワイヤレス通信: Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac (2.4GHz+5GHz) 、Bluetooth 5.4
- 衛星測位: GPS, Glonass, Beidou, Galileo, QZSS
- NFC/おサイフケータイ: (Felica) 対応
- インターフェース: USB Type-C
- スピーカー: ステレオ非対応
- 防水防塵: 防水:IPX5/IPX8、防塵:IP6X
- 機能: 「かんたんモード」、「Galaxy使い方相談」、「端末リモート追跡」、通話録音、「Samsung Health」、「Smart Switch」(データ移行)、目の保護モード、バッテリーの保護、省電力モード
- 生体認証: 指紋認証、顔認証
- OS: Android 15
- サイズ: 約167.7 x 77.7 x 8.5 mm
- 重量: 約 210 g
- カラー: ライトブルー / ブルー / ブラック
- 製造メーカー: Samsung
- 付属品: 本体、SIM 取り出し用ピン(試供品)、取扱説明書
- SIMカード: Nano-SIM / eSIM (デュアルSIM)
- 5G通信: 対応
対応バンド:Galaxy A25 5G
「Galaxy A25 5G」は5G通信に対応しています。
基本的には本体にSIMカードを入れて、APN設定を済ませると、通信できます。
SIMはNanoSIMとと物理的なカードを必要としないeSIMに対応しています。
対応バンドは以下の通りです。
- 5G Sub6 FDD:N1(2100), N3(1800), N5(850), N28(700) 5G Sub6 TDD: N77(3700), N78(3500), N79(4500)
- 4G LTE FDD:B1(2100), B2(1900), B3(1800), B5(850), B8(900), B12(700), B18(800), B19(800), B21(1500), B26(850), B28(700), B66(AWS-3) 4G LTE TDD:B38(2600), B39(1900), B41(2500), B42(3400)
- 3G UMTS:B1(2100), B5(850)
- 2G GSM:GSM850, GSM900, DCS1800, PCS1900
対応バンドの詳細
ドコモ:
- 5G: n1/n3/n5/n28/n77/n78/n79
- 4G: B1/B3/B5/B19/B21/B28/B38/B41 (その他 B2/B8/B12/B66 なども一部地域で使用)
- プラチナバンド: B19/B28 対応
ドコモ回線ならahamoがおすすめ! → ahamoについての記事を読む
au:
- 5G: n1/n3/n5/n28/n77/n78
- 4G: B1/B3/B5/B18/B19/B21/B26/B28/B38/B41 (その他 B2/B8/B12/B66 なども一部地域で使用)
- プラチナバンド: B18/B26/B28 対応
- (3G UMTS/2G GSMはサービス終了)
au回線ならpovoがおすすめ! → povoについての記事を読む
ソフトバンク:
- 5G: n1/n3/n5/n28/n77/n78/n79
- 4G: B1/B3/B5/B8/B19/B21/B28/B38/B41 (その他 B2/B12/B66 なども一部地域で使用)
- プラチナバンド: B8/B28 対応
ソフトバンク回線ならLINEMOがおすすめ! → LINEMOについての記事を読む
楽天モバイル:
- 5G: n1/n3/n5/n28/n77/n78
- 4G: B3 (パートナー回線として B18/B26 も利用)
- プラチナバンド: n28 (5G) / B28 (4G)、パートナー回線で B18/B26
- (3G UMTS/2G GSMはサービス対象外)
楽天モバイル回線についてはこちらで紹介! → 楽天モバイルについての記事を読む
結論
この端末は、ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルの主要な5G (Sub6) および 4G LTE バンドに幅広く対応しています。
各キャリアのプラチナバンド(ドコモ: B19/B28, au: B18/B26/B28, ソフトバンク: B8/B28, 楽天モバイル: (n/B)28, パートナー回線 B18/B26)もカバーしています。
3G UMTS (B1/B5) にも対応していますが、多くのキャリアでサービスは終了しています。
2G GSM バンドにも対応していますが、主に海外向けであり、国内ではほぼ利用できません。
総合的に見て、この端末は日本の主要4キャリアのネットワークで、エリアや通信方式において高い互換性を持ち、問題なく利用できる可能性が高いと言えます。ただし、詳細な対応状況は各キャリアの最新情報や端末の仕様をご確認ください。
ただし、モバイル通信を利用するには、自分のSIMがスマホ側のバンドに対応している必要があります。
こちらのページで対応しているかどうかを確認できます。
ドコモ、ソフトバンク、au、楽天モバイル回線の「対応バンド」を詳細にチェック!
Galaxy A25 5Gの評価
8つの基準で「Galaxy A25 5G」を5段階で評価してみました。
【項目別評価】
画面の見やすさ:★★★☆☆
6.7インチの大画面は動画視聴やウェブサイトの閲覧に迫力があり、文字も大きく表示できるため非常に見やすいです。しかし、解像度がHD+に留まるため、高精細さに欠け、屋外の直射日光下では輝度が足りず見づらくなる点が評価を下げました。
スペック:★★☆☆☆
エントリークラスのSoCを搭載し、基本的な動作はこなせますが、4GBという少ないメモリが大きな足かせとなっています。複数のアプリを同時に使うと動作が著しく遅くなるなど、日常的な快適さの面で力不足を感じる場面が多くありました。
耐久性: ★★★☆☆
IP68相当の優れた防水・防塵性能を備えており、日常の水濡れや埃に対して高い安心感があります。一方で、筐体は樹脂製で傷がつきやすく、一部でタッチパネルの不具合なども報告されているため、物理的な堅牢性と長期的な信頼性の面で評価は平均的です。
デザイン:★★★☆☆
上位モデルを彷彿とさせるモダンで洗練された外観は、価格以上の質感を感じさせます。しかし、前モデルから大幅に大きく重くなったことで携帯性が損なわれた点や、水滴型ノッチなど古さを感じさせる部分もあるため、手放しでは評価しづらいです。
通信:★★★★☆
5G通信やeSIMに対応し、国内主要キャリアのバンドを網羅しているため、通信環境を選ばない汎用性の高さは大きな魅力です。Wi-FiやBluetoothのバージョンも新しく、通信機能に関しては価格以上の充実度を誇ります。
機能:★★★★★
おサイフケータイ、防水・防塵、microSDカード対応、通話自動録音、長期OSアップデート保証など、この価格帯では破格と言えるほど機能が充実しています。イヤホンジャックが廃止された点は残念ですが、それを補って余りあるほどの多機能性です。
使いやすさ:★★☆☆☆
初心者向けの「かんたんモード」などソフトウェアの工夫は見られますが、本体の大きさと重さが物理的な扱いづらさに直結しています。また、動作のもたつきや、通話中に誤作動することがある仮想センサーなど、日常の快適さを損なう要因が散見されました。
価格:★★★★★
約3万円というSIMフリー価格、そしてキャリアの割引を適用すればさらに安価に入手できる点は、最大の魅力です。これだけ多くの機能を搭載していることを考慮すると、コストパフォーマンスは非常に高いと言わざるを得ません。
総評:★★★☆☆
大画面と長寿命が魅力なGalaxyスマホ入門機
Galaxy A25 5Gは、コンパクトでバランスの取れた優等生だった前モデルGalaxy A23 5Gから、明確にコンセプトを転換してきました。約6.7インチの「大きな画面」と 5000mAhの「圧倒的なバッテリー持続時間」という二つの長所に性能を特化させたモデルです。動画視聴やSNSの閲覧が中心で、一度の充電でとにかく長く使いたい、というニーズには完璧に応えてくれます。
また、おサイフケータイ(Felica)対応で、電子マネーやポイントカード機能が使える点も便利。IPX5/IPX8の防水性能とIP6Xの防塵性能を備えているため、水回りや屋外での使用も安心です。
さらに最大4世代のOSアップグレードと5年間のセキュリティアップデートなど長期のアップデート保証があるなど、価格以上にお買い得な点があるのも大きな魅力。ストレージを拡張できるmicroSDカードスロットや、物理的なカードを必要としないeSIMに対応しているなど、細かい点にも配慮が行き届いています。
購入前の注意点
購入前には、いくつかの割り切りが必要な点を理解しておくべきです。特にMediaTek Dimensity 6100+と4GBメモリの組み合わせによる動作のもたつきは、快適な操作感を重視する方には向きません。また、約210gという重量と大画面は、携帯性よりも動画視聴などを優先する方向けの仕様です。そのほか、ディスプレイ解像度はHD+に留まり、カメラも暗所やズームは苦手という弱点もあります。前モデルにあったイヤホンジャックが廃止された点も、ライフスタイルによっては大きなマイナスポイントになるでしょう。
どんな人におすすめか
防水・防塵、おサイフケータイなど、日本独自の機能が欲しい方に最適です。また、長期のOSアップデート保証とSamsungブランドの信頼性を兼ね備えているため、コストを抑えつつ、ある程度の性能と安心感を求める方に最適です。そのほか、「大画面での動画体験」と「充電を気にしない自由」を最優先する人にもおすすめ。特に、自宅での使用がメインのセカンドデバイスや、難しい操作をしないシニア層の初めてのスマートフォンとして最適です。
[amazon]
Galaxy A25 5Gの価格・購入先
「Galaxy A25 5G」は、Samsungオンラインショップ、Galaxy Harajuku、Galaxy Studio Osakaで購入できます。 また、NTTドコモ、KDDI(auとUQ mobile)、JCOM、ソフトバンク(SoftBankとY!mobile)などの通信事業者からも購入できます。
Samsungオンラインショップ
SIMフリーモデルが29900円で販売されています。
Samsungオンラインショップで「Galaxy A25 5G」をチェックする
携帯電話キャリア(MNO)
ドコモオンラインショップでの一括価格は2万2000円です。
auオンラインショップでの一括価格は2万2001円です。
UQ mobileオンラインショップでは、他社からの移行か新規契約を行い、コミコミプラン+かつ増量オプション II に加入すれば、UQ mobile オンラインショップ おトク割の2万2000円引きにより1円で購入できます。
※auとUQ mobileでは、新規契約と他社/povo2.0から移行した場合、au Online Shop お得割により1円で購入できます。
ソフトバンクオンラインショップでの一括価格は2万1984円です。
ワイモバイル
Y!mobileオンラインショップでの端末料金は、他社からの移行で一括1円となります。
- 機種代金21,888円
- 割引-21,887円
- 一括払いのみ・支払総額 1円
- ※ ソフトバンク/LINEMO/LINEモバイル(ソフトバンク回線)及びソフトバンク回線MVNOからののりかえは対象外。
ワイモバイルで「Galaxy A25 5G」をチェックする
※ワイモバイルのSIMに関することはこちらの記事で紹介しています。
「ワイモバイル」乗り換え続出でパンクする格安SIMを調査してみた
※ワイモバイルで販売しているスマホ本体についてはこちらの記事で紹介しています。
【2025最新】ワイモバイルのスマホ全機種を比較!最速で最適な一台を選ぶ
ahamo
ahamoにおけるGalaxy A25 5G SC-53Fの価格は、22,000円(税込)です。
支払い方法:
- 一括払い: 22,000円
- 分割払い: 月々916円×24回払い
- 乗り換え特典「5G WELCOME割」:
他社からの乗り換え(MNP)で「5G WELCOME割」を適用すると、機種代金から最大12,100円の割引が受けられます。
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※ahamoのSIM(通信)に関することはこちらの記事で紹介しています。
ドコモ ahamoは本当にお得なのか? 全力で徹底 調査してみた
※ahamoで販売しているスマホ本体(SIMとのセット品)についてはこちらの記事で紹介しています。
ahamoスマホ乗り換えにおすすめ機種12選!選び方解説【2025年最新】
ECサイト
- Amazonで27,000円(税込・国内版SIMフリー・SM-A253QZKASJP)、
- 楽天市場で17,980円(docomo・SIMフリー・未開封品・送料無料)、
- ヤフーショッピングで15,054円(ソフトバンク版・SIMフリー)、
で販売されています。
Amazonで「Galaxy A25 5G」をチェックする
楽天市場で「Galaxy A25 5G」をチェックする
ヤフーショッピングで「Galaxy A25 5G」をチェックする
米国 Amazon.comで「Galaxy A25 5G」をチェックする
おすすめのライバル機種と価格を比較
「Galaxy A25 5G」に似た性能をもつスマートフォンも販売されています。価格の比較もできるので、ぜひ参考にしてみてください。
Galaxy A36 5G
サムスンから発売された約6.7インチの5Gスマートフォンです(2025年6月26日発売)。
Android 15、Snapdragon 6 Gen 3、6GBメモリ、1080 x 2340 (FHD+)のSuper AMOLED(有機EL)ディスプレイ、128GBストレージ、最大29時間(動画再生時)駆動する5000 mAhバッテリー、背面50MP+8MP+5MPの3眼カメラ、前面12MPのフロントカメラを搭載しています。
また、AI機能「Awesome Intelligence」(Google Gemini、かこって検索、AIセレクト、AI消しゴム、編集サジェスト)、超広角・マクロ撮影、光学式手ブレ補正(OIS)、4K動画撮影、リフレッシュレート:最大120Hz、高輝度モード(1,200nits)、Corning® Gorilla® Glass Victus®+に対応。
IP68防水防塵、おサイフケータイ、指紋認証(画面内)、顔認証、USB Type-C、5G通信、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.4、GPSにも対応しています。
価格は、Amazonで50,490円(SIMフリー・国内版SM-A366QZKASJP・税込)、楽天市場で45,800円(DOCOMO版・SIMフリー・送料無料)、ヤフーショッピングで50,573円(SIMフリー)、AliExpressで46,696円、米国 Amazon.comで$374.99、です。
関連記事:Galaxy A36 5G 徹底レビュー!A25 5G比較で気づいた利点と欠点
Amazonで「Galaxy A36 5G」をチェックする
AQUOS wish5
シャープから発売された約6.6インチの5Gスマートフォンです(2025年6月26日発売)。
Android™ 15、MediaTek Dimensity 6300、4GBメモリ(プラス最大4GBの仮想メモリ対応)、720 x 1,612 pxの液晶、128GBまたは64GBストレージ、5,000mAhバッテリー、背面約5,010万画素のカメラ、前面約800万画素のフロントカメラを搭載しています。
また、「防犯アラート」機能、「電話アシスタント」、IPX5・IPX8・IPX9 / IP6X防水防塵、MIL-STD-810H準拠、おサイフケータイ (NFC)、Payトリガー、スクロールオート、Clip Now、ジュニアモード、かんたんモード、顔認証(マスク対応)、指紋認証、USB Type-C、3.5mmイヤホンジャック、5G通信、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.3、GPS(GNSS)に対応しています。
価格は、楽天市場で34,000円(送料無料)、ヤフーショッピングで37,400円、シャープ公式ストアで34,980円 (税込)、です。
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CMF Phone 2 Pro
Nothing CMFから発売された6.77インチの5Gスマートフォンです(2025年4月発売)。
MediaTek Dimensity 7300 Pro 5G、8GBメモリ(RAMブースターで最大16GB拡張可能)、FHD+のフレキシブルAMOLEDディスプレイ(120Hzアダプティブ、3000nitsピーク輝度)、128GBまたは256GBストレージ、最大22時間(YouTube再生時)駆動する5000 mAhバッテリー、背面50MP+50MP+8MPの3眼カメラ(メイン、望遠2x光学ズーム、超広角)、前面16MPのフロントカメラ、Android 15ベースのNothing OS 3.2 (3年間のAndroidアップデート、6年間のセキュリティパッチ保証) を搭載しています。
また、Essential Key、情報整理スペース「Essential Space」、Glyph Interface、ChatGPTとの連携機能、X軸リニアバイブレーター、ユニバーサルカバー(交換可・アクセサリーの取り付け)、タッチサンプリングレート1000Hzに対応。
IP54防水防塵、NFC (Google Pay対応)、最大2TBまでのストレージ拡張、33W有線急速充電、5Wリバース有線充電、画面下光学式指紋センサー、顔認証、USB Type-C、5G通信、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.3、GPSにも対応しています。
価格は、楽天市場で47,900円(送料無料)、ヤフーショッピングで45,629円、AliExpressで29,469円、です。
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POCO M7 Pro 5G
Xiaomi傘下のPOCOブランドから発売された6.67インチの5Gスマートフォンです(2025年4月3日発売)。
Xiaomi HyperOS 1.0 (Android 14ベース)、MediaTek Dimensity 7025-Ultra、8GBメモリ(最大16GB相当に拡張可能)、2400 x 1080 pxの有機EL (AMOLED)ディスプレイ(最大120Hzリフレッシュレート)、256GBストレージ、5110mAhバッテリー、背面50MP(OIS)+2MPの2眼カメラ、前面20MPのフロントカメラを搭載しています。
また、AI機能(消しゴムなど)、45Wターボチャージ、IP64防塵防滴、microSDカードによるストレージ拡張、NFC(Felicaは非対応)、赤外線ブラスター、画面内指紋センサー、AI顔認証、ステレオデュアルスピーカー(Dolby Atmos対応)、3.5mmヘッドホンジャック、USB Type-C、5G通信、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.3、GPSに対応しています。
価格は、Amazonで29,980円、楽天市場で32,980円(送料無料)、ヤフーショッピングで32,830円、AliExpressで26,847円、です。
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moto g05
モトローラから発売された6.7インチのスマートフォンです(2025年3月14日発売)。
Android 15、MediaTek Helio G81 Extreme、8GBメモリ、HD+(1,604 x 720 px)のTFT液晶、128GBストレージ、5200 mAhバッテリー、背面 約5,000万画素のメインカメラ、前面 約800万画素 のフロントカメラを搭載しています。
また、最大24GBまでのメモリ拡張、ステレオスピーカー、Dolby Atmos、シンプルホーム、詐欺・迷惑電話対策、スマートスタートボタン、
IP52防水、最大1TBまでのストレージ拡張、、指紋認証(側面)、顔認証、USB Type-C (USB 2.0 /OTG)、3.5mmイヤホンジャック、、FMラジオ、デザリング、4G通信、 DSDV、USB Type-C (OTG)、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.4、GPS、NFC、に対応しています。
価格は、Amazonで17,091円(税込)、楽天市場で18,180円(送料無料)、ヤフーショッピングで17,980円、です。
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Redmi 14C
シャオミから発売された6.8インチの4G スマートフォンです(2024年10月17日発売)。
Android14ベースのXiaomi HyperOS、MediaTek Helio G81-Ultra、4GB / 8GB LPDDR4X メモリ、HD+液晶、128GB / 256GB eMMC 5.1 ストレージ、5160 mAh バッテリー、背面50MP + 補助のAI 2眼カメラ、前面13MP カメラを搭載しています。
また、リフレッシュレート 最大120Hz、タッチサンプリングレート 240 Hz、18W急速充電、IP52防水防塵、サイド指紋認証、AI顔認証、FMラジオ、最大1TBまでのストレージ拡張、USB Type-C (OTG)、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.4、GPSに対応しています。
価格は、Amazonで12,980円(税込)、楽天市場で16,630円(送料無料)、ヤフーショッピングで16,630円(未使用品)、AliExpressで11,601円、米国 Amazon.comで$140.39、です。
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AQUOS wish4
シャープから発売された6.6インチの5Gスマートフォンです(2024年7月4日 発売)。
Android 14、MediaTek Dimensity 700、4GB LPDDR4x メモリ、HD+液晶、64GB ストレージ、5000 mAh バッテリー、背面50.1MPのメインカメラ、前面8MPのフロントカメラ、3.5mmイヤホンジャック搭載で、
ジュニアモード、かんたんモード、迷惑電話対策機能、IP68防水防塵、MIL-STD-810H、おサイフケータイ、アルコール除菌、ハンドソープ洗浄、デザリング、インテリジェントチャージ、最大1TBまでのストレージ拡張、顔認証(マスク対応)、サイド指紋認証、USB Type-C (OTG)、Wi-Fi 5のデュアルバンド、BLuetooth 5.3、GPSに対応しています。
価格は、Amazonで16,598円、楽天市場で17,300円(送料無料)、ヤフーショッピングで17,800円(SIMフリー)、です。
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OPPO A3 5G
OPPOから発売された6.7インチの5Gスマートフォンです(2024年12月12日発売)。
MediaTek Dimensity 6300、4GB LPDDR4xメモリ、128GB UFS 2.2ストレージ、5100 mAhバッテリー、背面50MP+2MPの2眼カメラ、前面8MPのフロントカメラを搭載しています。
また、45W 急速充電、IP54防水防塵、MIL-STD-810H、プラッシュタッチ、ウルトラボリューム、最大8GBまでのメモリ拡張、おサイフケータイ、NFC、デザリング、eSIM、最大1TBまでのストレージ拡張、側面指紋認証、顔認証、USB 2.0 Type-C (OTG)、3.5mmイヤホンジャック、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.3に対応しています。
価格は、Amazonで24,850円(税込・2000円OFFクーポン付き)、楽天市場で22,000円(送料無料)、ヤフーショッピングで29,800円(CPH2639)、です。
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