ANBERNIC RG406Hレビュー!Retroid Pocket 5より魅力的?

ANBERNIC RG406H 本体 ホワイト 外観。背景は黒。
2024年11月19日に発売された「ANBERNIC RG406H」は、4インチの4:3スクリーンとUnisoc T820、高性能なホールスティックを搭載した注目のAndroid携帯ゲーム機です。

この記事では、強力なライバル「Retroid Pocket 5」(Snapdragon 865)としのぎを削るこのデバイスが、性能・機能においてどのくらいの違いがあるのか、徹底的に比較して検証しました。

先に結論からお伝えしましょう

ANBERNIC RG406H の長所(Pros):

  • 4:3のレトロゲーム(PS1, サターン, DCなど)に最適化された高解像度スクリーン
  • 背が高く精密な「ホールセンサースティック」と「ホールトリガー」による完璧な操作性
  • 手に馴染む人間工学に基づいたグリップデザイン
  • 海外ゲームで威力を発揮する独自の「AIリアルタイム翻訳」機能
  • 強化ガラスフィルムが標準で付属する
  • 非常に静かなアクティブ冷却ファン

ANBERNIC RG406H の短所(Cons):

  • 高負荷なPS2やGC、重いAndroidゲームの動作は厳しい(設定調整が必須)
  • 競合のRetroid Pocket 5(Snapdragon 865)と比べて処理性能(特にGPU)が大きく劣る
  • Wi-Fi 5搭載で、Wi-Fi 6に対応していない
  • 標準充電(5V/2A)のみで、急速充電に非対応
  • グリップとスティックの高さにより、本体が厚く携帯性が低い

総合評価:

ANBERNIC RG406Hは、PS2以上の性能を求めるユーザーには不向きですが、レトロゲーム(PS1、サターンなど)「最高の操作感」で楽しむことに特化した、非常に魅力的なマシンです。特にホールスティックとグリップの握り心地は素晴らしく、独自のAI翻訳機能も強力な武器となります。Retroid Pocket 5の性能には及ばないものの、手頃な価格で購入できるAndroid携帯ゲーム機としておすすめできます。

この記事で分かること

  1. 外観・デザイン: グリップの握り心地、RGBライトエフェクト、RP5とのサイズ・重量・カラーの比較、厚み(携帯性)、接続ポートの位置、モニター出力、付属品
  2. 操作性: ボタン配置、ホールセンサースティック、ホールトリガー、Dパッド(セガスタイル)、キーマッピング機能、振動機能
  3. ディスプレイとオーディオ: 4:3 IPSスクリーンの解像度・品質、ディスプレイ性能、オーディオ(スピーカー)品質
  4. プロセッサ性能: Unisoc T820 vs Snapdragon 865、Antutuベンチマークスコア比較(T618, Dimensity 1100, RP5搭載チップ)、CPU・GPUの説明
  5. PS2ゲーム性能: 『ゴッド・オブ・ウォー』、『グランツーリスモ4』、『ドラゴンクエストVIII』の実測フレームレート(fps)、PS2エミュレターのゲーム性能
  6. Androidゲーム性能: 『原神』、『フォートナイト』、『Call of Duty: Warzone Mobile』のAndroidゲームの動作感とFPS比較
  7. 冷却・発熱: アクティブ冷却(ファン+ヒートパイプ)、騒音(静音性)、本体温度、発熱と冷却性能、パフォーマンス「ハイモード」の効果
  8. メモリ・ストレージ: 8GB RAM、UFS2.2 vs UFS 3.1(ロード時間)、TFカード拡張(最大2TB)、内蔵ストレージ、内蔵ゲーム・収録ゲーム(ゲームリスト、AliExpress版)
  9. OS・使い方: Android 13、初期設定、ランチャー、クイック設定パネル、30種以上のエミュレーター、ファームウェア・アップデート(FOTA)、カスタムファームウェア(cfw)
  10. バッテリー・通信: 5000mAh、実働時間(PS2 vs レトロ)、充電(5V/2A vs 27W急速充電)、Wi-Fi、ストリーミング・クラウドゲーム(Moonlight, Xbox Game Pass)
  11. AI機能: ANBERNIC AI機能、AIリアルタイム翻訳(ワンクリック)、AIゲーム攻略アシスタント、画像生成
  12. 総評: 検証してわかったメリット・デメリットの全まとめ、ANBERNIC RG406HとRetroid Pocket 5の違い、5段階評価
  13. スペック: ANBERNIC RG406Hの全スペック詳細
  14. 価格・購入先: ANBERNIC公式サイト、Amazon、AliExpressの価格、セール情報、ライバル機種との価格比較

この記事を最後まで読むことで、「ANBERNIC RG406H」が本当に最適な一台なのか、それともRetroid Pocket 5を選ぶべきかがはっきりと分かるはず。購入に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

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公式ページ:NEW ANBERNIC RG 406H – anbernic

外観とデザイン:ANBERNIC RG406Hを手に取った第一印象

ANBERNIC RG406H 手で持ち、ゲームをプレイしている。

ここでは、ANBERNIC RG406Hの外観デザイン、サイズ感、そして付属品について、実際に手に取った印象をレビューしていきます。比較対象としてRetroid Pocket 5(RP5)との違いにも触れていきます。

しっかり握れるグリップとRGBのアクセント

RG406Hを初めて手に取って感じたのは、その「持ちやすさ」です。本体はマットな質感のプラスチック筐体で、背面には指にしっかりフィットする人間工学に基づいたグリップ形状が採用されています。この丸みを帯びたデザインのおかげで、長時間のゲームプレイでも疲れにくくなっています。

ANBERNIC RG406H RGBライト

デザイン面での大きな特徴は、左右のアナログスティック周りに搭載された1600万色のRGBライトエフェクトです。これは設定でオン/オフや色の変更が可能で、ゲーミングデバイスらしい遊び心を感じさせます。

一方、Retroid Pocket 5は、前面が継ぎ目のない2.5Dガラスで覆われており、より薄型(15.6mm)でスリムなデザインです。RP5もグリップ形状を採用していますが、RG406Hのほうが、より「しっかり握り込む」感覚を重視したデザインだと感じました。

サイズと重量バランス

RG406Hのサイズは長さ17.4cm、幅8.1cm、重さは実測で約264g(公称265g)です。RP5(約280g)と比較するとわずかに軽量ですが、グリップがある分、手に持つと標準的な重さに感じられます。

4インチの4:3スクリーンを搭載しているため、5.5インチの16:9スクリーンを持つRP5(長さ19.9cm)よりも横幅がコンパクトです。ただし、RG406Hはアナログスティックの背が高く、本体自体の厚みも最厚部で約30mmあるため、RP5のようなスリムさはありません。そのため、ポケットに入れて気軽に持ち運ぶには少しかさばると感じるかもしれません。

カラーバリエーションの比較

ANBERNIC RG406H 本体 3台。カラーが異なる。

カラーラインナップにも両者の個性が表れています。RG406Hは、ブラック、ホワイト、クリアパープルの3色展開です。特にクリアパープルは、往年の中華ゲーム機を彷彿とさせ、レトロファンには懐かしさを感じさせる選択肢となっています。

対するRetroid Pocket 5は、ブラック、ホワイトに加え、ゲームキューブを模した「GC」や、スーパーファミコン風の「16 Bit」といった、特定のレトロハードを強くオマージュした4色展開です。

ポート類とモニター出力

インターフェースは本体下部に集中しており、microSDカードスロット、3.5mmイヤホンジャック、USB Type-Cポートが並んでいます。最近のデバイスでは省略されがちなイヤホンジャックが搭載されている点は非常に好印象です。上部には電源ボタンと音量ボタンが配置されています。

また、USB Type-Cポートは1080pのDisplayPort出力に対応しており、テレビやモニターに繋いで大画面で楽しむことも可能です。この点はRP5(1080p60対応)と同様に便利な機能です。

付属品:ガラスフィルム同梱は高評価

RG406Hの付属品は、USB充電ケーブルと説明書に加え、最初から「強化ガラスフィルム」が同梱されています。これは非常に嬉しいポイントで、デバイス購入後に別途スクリーンプロテクターを探して購入する手間とコストがかかりません。

一方で、Retroid Pocket 5は基本的にケーブルとマニュアルのみが付属し、スクリーンプロテクターはオプション(別売り)となっています。購入してすぐに画面を保護できる安心感は、RG406Hの明確なメリットと言えるでしょう。

まとめ:外観とデザイン

  • 第一印象:グリップが手に馴染みやすく、非常に持ちやすいと感じた
  • デザイン:マットな質感とRGBライトが特徴:RP5は前面ガラスでよりスタイリッシュ
  • サイズ感:横幅はコンパクトだがグリップとスティックの高さで厚みがある:ポケット収納はRP5が有利
  • 重量:約265gでRP5より軽いが、グリップがあるため重さの印象はあまり変わらない
  • ポート類:イヤホンジャック搭載は高評価:USB-Cでのモニター出力も可能
  • 付属品:強化ガラスフィルムが標準で付属しており、追加購入の必要がなく良心的

操作性:ANBERNIC RG406Hの手に馴染む操作感

ANBERNIC RG406Hで操作している様子。

ここでは、ANBERNIC RG406Hのボタン配置やスティックの感触、キーマッピング機能など、ゲームプレイに直結する操作性について詳しくレビューします。Retroid Pocket 5(RP5)の操作感とも比較しながら、その違いを掘り下げていきます。

3Dゲームに最適化されたボタンレイアウト

RG406Hのコントローラーレイアウトは、左右のアナログスティックが上部、Dパッド(十字キー)が左スティックの下にある、いわゆる「Xbox配置」を採用しています。左右対称に配置されたアナログスティックは、PS2やゲームキューブといった3Dゲームや、最新のAndroidゲームをプレイする際に非常に自然なポジションで操作できます。

一方、Retroid Pocket 5は、左右のアナログスティックが下部にある「PlayStation配置」です。どちらが優れているかは完全に好みの問題ですが、RP5が十字キーを多用するレトロゲーム(SFCやGBA)を重視しているのに対し、RG406Hはよりアナログスティックを多用するゲームに適したレイアウトだと感じました。

最大の進化点:ホールセンサースティック

このデバイスの操作性で最も注目すべきは、アナログスティックです。RG406Vから継承した「大角度3Dホールセンサー式アナログスティック」を搭載しています。これは磁気センサーを使用することで、従来のスティックで起こりがちだった「ドリフト現象(触れていないのに勝手に入力される不具合)」を原理的に防ぐ、非常に耐久性の高いパーツです。

実際に触ってみると、これまでのAnbernic製品(RG405Mなど)に搭載されていたSwitch風の平たいスティックとは全くの別物です。スティックの背が非常に高く、倒し込める可動域が広いため、『TimeSplitters 2』のようなFPSでの細かなエイム調整や、レースゲームでの微妙なステアリング操作が格段にやりやすくなりました。RP5もホールスティックを採用していますが、RG406Hのスティックの高さと倒し込みの深さは、より据え置き機のコントローラーに近い感覚です。

十字キーとフェイスボタン

ANBERNIC RG406H コントローラーの部分を拡大。

Dパッド(十字キー)は、RG Cubeで採用されたセガサターンやジェネシスを彷彿とさせるフローティングタイプです。しっかりとしたメンブレン(ラバー)の感触があり、指を滑らせて『ストリートファイター』などの格闘ゲームのコマンドを入力する際に非常にスムーズだと感じました。RP5のVitaライクなドームスイッチ(プチプチとした感触)も正確で素晴らしいですが、RG406HのDパッドもクラシックゲームファンを唸らせる高品質な仕上がりです。

ABXYボタンは光沢のあるメンブレン方式で、ストローク(押し込む深さ)がやや深めです。しっかりとした反発感があり、ボタンを押した感覚が指に明確に伝わってきます。

ホールトリガーと充実の機能

上部のL2/R2トリガーにも、スティック同様にホールセンサーが採用されています。アナログ入力に対応しており、押し込む深さに応じて入力を調整できるため、『グランツーリスモ4』などでアクセルやブレーキの微妙なコントロールが可能です。L1/R1はカチカチとしたタクトスイッチで、こちらも反応は良好です。

さらに、振動モーターも内蔵しており、PS1やPS2の対応ゲームで臨場感のあるフィードバックが得られます。

キーマッピング機能の恩恵

RG406HAndroid 13を搭載しているため、強力な「キーマッピング機能」が使えます。これは、画面のタッチ操作を物理ボタンに割り当てる機能です。例えば、コントローラーに標準対応していない『原神』や『ウマ娘 プリティーダービー』といった人気スマホゲームでも、この機能を使えば快適な物理ボタン操作でプレイ可能になります。これにより、遊べるゲームの幅が大きく広がるのは、Android機ならではの大きなメリットです。

まとめ:操作性

  • レイアウト:3Dゲームに適したXbox配置(左スティックが上):RP5はレトロゲーム向きのPS配置(Dパッドが上)
  • アナログスティック:ドリフト耐性のあるホールセンサー搭載:背が高く可動域が広いため、据え置き機に近い精密な操作が可能
  • Dパッド:セガスタイルのフローティングタイプ:格闘ゲームのコマンド入力がしやすい
  • トリガー:L2/R2もホールセンサー式のアナログトリガー:レースゲームの微妙なアクセルワークに対応
  • キーマッピング:タッチ操作を物理ボタンに割り当て可能:『原神』など非対応ゲームも遊べるのが最大の強み
  • 振動:振動モーター内蔵で対応ゲームの臨場感がアップ

ディスプレイとオーディオ:ANBERNIC RG406Hの4:3スクリーンと音質

ANBERNIC RG406H ディスプレイ

ここでは、ANBERNIC RG406Hのゲーム体験の核となるディスプレイ(画面)とオーディオ(スピーカー)の品質について、Retroid Pocket 5(RP5)と比較しながら詳しくレビューしていきます。

レトロゲームに最適化された4:3 IPSスクリーン

RG406Hの最大の魅力は、4インチ、解像度960×720のIPSスクリーンです。この「4:3」というアスペクト比が、PlayStation 1、セガサターン、ドリームキャストといった、ひと昔前のレトロゲームを遊ぶのにまさに最適です。

Retroid Pocket 5のような16:9のワイドスクリーンでこれらのゲームを遊ぶと、画面の左右に大きな黒帯(余白)ができてしまい迫力に欠けますが、RG406Hなら画面いっぱいにゲームを表示できます。また、OCA全密着のフルラミネーションディスプレイを採用しているため 、画面への映り込みが少なく、コントラストもはっきりしています。実測で最大499nitという十分な明るさもあり、非常にクリアで美しい映像でレトロゲームに没頭できました。

RP5との比較:16:9 有機EL(AMOLED)との違い

一方、Retroid Pocket 5(RP5)は、5.5インチ、1080p(1920×1080)解像度の有機EL(AMOLED)スクリーンを搭載しています。RG406HのIPS液晶と比べ、AMOLEDは黒が本当に真っ黒に沈み、発色が非常に鮮やかです。

画面サイズもRG406Hより大きく高精細で、アスペクト比は16:9のため、PSPのようなワイドスクリーンのゲームや、現代のAndroidゲーム(『原神』など)、動画視聴において圧倒的に有利です。どちらが良いかではなく、RG406Hは「4:3のレトロゲーム特化」、RP5は「16:9のマルチメディア特化」と、明確な棲み分けができていると感じました。

オーディオ品質とスピーカー配置

オーディオ面に関しては、RG406Hは「高品質ステレオスピーカー」を搭載しています。しかし、その配置は本体下向き(ダウンファイアリング)です。

実際に音を出してみると、音量は十分に出るものの、音が下から鳴っている感覚があり、少しこもりがちに聞こえました。特に低音域が弱く、迫力不足を感じる場面もありました。

この点は、スピーカー前面(フロント)両側に配置されているRetroid Pocket 5に軍配が上がります。RP5は音がダイレクトに耳に届き、音質もクリアなため、サウンド体験を重視するならばRP5の方が満足度は高いでしょう。

まとめ:ディスプレイとオーディオ

  • ディスプレイ:4:3、960×720解像度のIPS液晶を搭載:PS1やサターンなどのレトロゲームに最適
  • 画質:フルラミネーション採用で反射が少なく高コントラスト:最大輝度も十分で見やすい
  • RP5との画面比較:RP5は16:9の大型AMOLEDで、PSPやAndroidゲーム、動画視聴に強い
  • スピーカー:本体下向きのステレオスピーカーを搭載
  • 音質:音量は十分だが、こもりがちで迫力に欠ける:RP5のフロントスピーカーには劣る

パフォーマンスとゲーム性能:ANBERNIC RG406H搭載Unisoc T820の実力とPS2性能を検証

ANBERNIC RG406H Wii ゼルダ

ここではANBERNIC RG406Hのパフォーマンスとゲーム性能について紹介します。

Antutuベンチマーク

ANBERNIC RG406Hは、SoC(プロセッサ)に「Unisoc T820」を搭載しています。これは6nm EUVプロセスで製造された5G対応チップで、CPUは8コア(1A76@2.7GHz + 3A76@2.3GHz + 4*A55@2.1GHz)、GPUにはQuad-core Mali-G57(850MHz)を内蔵しています。AnTuTuスコアは約47万~53万点 のミドルハイレンジの性能を持ち、スマートフォンでは「Blackview SHARK 9」などにも搭載されています。

Unisoc T820のベンチマーク結果

Antutu V10 ベンチマークの結果は以下の通りです。

例: Antutu V10.0.6-OB6 総合で「549158」、CPUで「186396」、GPUで「114378」、MEMで「129835」、UXで「118549」

Antutu V10の総合スコアは約55万点、GPU性能は約11万4千点になります。

Retroid Pocket 5と比較

比較対象となる「Retroid Pocket 5」は、SoCに「Snapdragon 865」を搭載しています。これは7nmプロセスで製造された かつてのハイエンドSoCであり、CPUは8コア(1A77@2.8G + 3A77@2.4G + 4*A55@1.8G)、GPUには「Adreno 650」を内蔵しています。過去には「Galaxy S20」や「Xperia 5 II」といったフラッグシップスマートフォンに搭載されていました。)

Snapdragon 865のベンチマーク結果

「Retroid Pocket 5」が搭載するQualcomm Snapdragon 865 プロセッサは、「Antutuベンチマーク(V10)」で約84万点を記録していました。

例: Antutu V10 総合で「844458」、CPUで「239486」、GPUで「261822」、MEMで「157149」、UXで「186001」

「ANBERNIC RG406H」が搭載するUnisoc T820 プロセッサよりも「Retroid Pocket 5」のSnapdragon 865の方が性能が高くなります。

Unisoc T820 性能を比較

「ANBERNIC RG406H」が搭載するUnisoc T820 プロセッサは、他のCPUと比べて、どのくらいの性能なのでしょうか?Antutuベンチマークで比較してみました。

CPUランキング

※Antutu V10 ベンチマーク総合で比較したものです。

  1. Qualcomm Snapdragon G3x Gen 2 (AYANEO Pocket S)・・・Antutu総合:169万
  2. Snapdragon G3x Gen 1 (Razer Edge)・・・Antutu総合:100万
  3. Snapdragon XR2(Pimax Portal)・・・Antutu総合:85万
  4. Qualcomm Snapdragon 865 (Retroid Pocket 5)・・・Antutu総合:84万 前後
  5. MediaTek Dimensity 1100 (Retroid Pocket 4 Pro)・・・Antutu総合:75万
  6. MediaTek Dimensity 900 (Retroid Pocket 4)・・・Antutu総合:50万
  7. Unisoc T820 (ANBERNIC RG406H)・・・Antutu総合:55万
  8. Unisoc T618 (Retroid Pocket 3+)・・・Antutu総合:30万 前後
  9. UNISOC T610 (Retroid Pocket 2S)・・・Antutu総合:20万 前後
  10. Allwinner H700 (ANBERNIC RG28XX)・・・Antutu総合:15万 前後

比較から分かること

ここから、ANBERNIC RG406Hが搭載するUnisoc T820(約55万点)は、旧世代の定番チップであったUnisoc T618(約30万点)と比べて性能が飛躍的に向上していることがわかります。Retroid Pocket 4(約50万点)よりも高いスコアです。しかし、Retroid Pocket 4 Pro(約75万点)や、今回の比較対象であるRetroid Pocket 5(約84万点)と比べると、特にGPU性能において差があり、ミドルハイレンジの立ち位置であることが明確です。

PS2エミュレーターのゲーム性能

ベンチマークスコアで差が出たUnisoc T820Snapdragon 865ですが、実際のゲーム性能、特に重い処理が要求されるPlayStation 2のエミュレーション(AetherSX2)でどれほどの違いが出るのか。ANBERNIC RG406Hの実力を、Retroid Pocket 5(RP5)と比較しながら検証しました。

ゴッド・オブ・ウォー(PS2)

まず試したのは、激しいアクションが特徴の『ゴッド・オブ・ウォー』です。RG406H(T820)では、標準解像度(1x)設定でも、壮大なフィールドを移動している間は45~60FPSと比較的健闘します。しかし、このゲームの醍醐味である戦闘シーン、特に複数の敵に囲まれるとフレームレートは容赦無く30FPS台まで落ち込み、明らかなカクつきが発生します。クレイトスの流れるような動きが途切れ、爽快感が大きく損なわれてしまいました。快適に遊ぶには、さらなる設定の追い込みが必要な印象です。

一方、RP5(S865)は別次元でした。2x解像度(1080p)のような高画質設定であっても、激しい戦闘の真っ只中でさえフレームレートはほぼ60FPSに張り付きます。非常に滑らかなアクションを安定して楽しむことができ、GPU性能の差をまざまざと見せつけられました。

グランツーリスモ4(PS2)

次に、多数の車が同時に描画されるレースゲーム『グランツーリスモ4』です。RG406H(T820)では、標準解像度(1x)でタイムアタックなど単独走行をしている際は50~60FPSを維持でき、気持ちよく走れます。しかし、いざレースが始まりライバル車が多数登場すると、特にスタート直後やコーナーの混戦時には40FPS前後まで落ち込み、スローモーションのような「重さ」を感じます。スムーズなレース体験は難しく、ストレスを感じる場面が多かったです。

対照的にRP5(S865)は、2x解像度以上に設定しても、多くのライバル車がひしめき合う場面でも安定して60FPSを維持してくれました。これぞ快適なレース体験であり、高解像度で美しい車体を眺めながらプレイに集中できます。

ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君(PS2)

最後に、広大なフィールドを持つRPG『ドラゴンクエストVIII』です。このゲームは元々30FPSで動作するため、RG406H(T820)でも期待が持てます。標準解像度(1x)でプレイしたところ、戦闘や街中の移動など、ほとんどの場面でターゲットの30FPSをしっかりと維持できました。広大なフィールドを高速で移動する際に25FPS前後までわずかに低下することはありましたが、アクションゲームではないためプレイに大きな支障はなく、これなら十分冒険を楽しめると感じました。

もちろん、RP5(S865)では、2xや3xといった高解像度設定でもほぼ全てのシーンで安定して30FPSを維持できます。RG406Hでもプレイは可能ですが、より高精細なグラフィックで『ドラクエVIII』の世界に没入したいなら、RP5に軍配が上がります。

まとめ:PS2エミュレーターのゲーム性能

ANBERNIC RG406H(Unisoc T820)は、PS2エミュレーションの「入り口」には立てるものの、「快適に遊べる」レベルには達していないのが正直な感想です。標準解像度(1x)設定を基本とし、ゲームによっては設定を細かく調整して、ようやくプレイ可能になるといった印象です。『ドラゴンクエストVIII』のようなRPGは比較的動作しますが、『ゴッド・オブ・ウォー』のような高い描画性能を要求されるアクションタイトルは明らかに力不足でした。

一方で、Retroid Pocket 5(Snapdragon 865)は、その優れたGPU性能により、多くのPS2ゲームを高解像度設定でスムーズに動作させることが可能です。「PS2のゲームを快適に、そして美しいグラフィックで遊びたい」という明確な目的があるならば、性能差は歴然であり、Retroid Pocket 5を選ぶべきだと断言できます。

Androidゲームの動作感:ANBERNIC RG406H搭載Unisoc T820で原神はどう動く?

ここではANBERNIC RG406H(Unisoc T820)が、PS2エミュレーターだけでなく、ネイティブのAndroidゲームでどれほどの性能を発揮するのか。特に処理が重いとされる人気タイトルを例に、Retroid Pocket 5(Snapdragon 865)と比較しながら、その実力を詳しくレビューしていきます。

原神

まず、携帯ゲーム機キラーとも言える『原神』です。RG406H(T820)でプレイする場合、グラフィック設定を「低」か、妥協して「中」にする必要があります。広大なフィールドを探索しているだけなら30~45FPSを維持できますが、問題は戦闘です。複数の敵と派手な元素爆発が重なると、フレームレートは容赦なく30FPSを割り込みます。体感的にも「カクッ、カクッ」と引っかかるのが分かり、キャラクターの操作がワンテンポ遅れる感覚がありました。これでは快適な探索や戦闘は難しいというのが正直な感想です。

一方、Retroid Pocket 5(S865)のパワーは圧倒的です。グラフィック設定を「中」から「高」に上げても、戦闘が激化する場面ですら50~60FPSをしっかりと維持します。テイワットの美しい景観を楽しみながら、滑らかな操作で戦闘に没頭できるのは、S865の大きなアドバンテージです。

フォートナイト (Fortnite)

次に、100人が同時に対戦するバトルロイヤルゲーム『フォートナイト』です。RG406H(T820)では、グラフィック設定を「低」にすることで、なんとか30~45FPSでのプレイが可能になります。しかし、終盤のプレイヤーが密集するエリアや、大規模な建築バトルが始まると動作は一気に不安定になり、30FPSを割り込みます。敵に照準を合わせた瞬間にカクつかれると、エイムが大きくブレてしまい、これが勝敗に直結するシビアなゲームだけに大きなストレスを感じました。

その点、RP5(S865)はグラフィック設定「中」でも60FPSで安定したプレイが可能です。建築、編集、射撃という一連の動作が驚くほどスムーズに行えます。激しい戦闘の最中でもフレームレートが安定しているため、純粋に自分のスキルで戦える環境が整っています。

Call of Duty: Warzone Mobile

最大120人が参加する『Warzone Mobile』も試しました。RG406H(T820)では、グラフィック設定を「最低」にして、ようやく30FPS前後での動作を目指せるレベルです。しかし、敵との遭遇時や空爆エフェクトが飛び交う場面では、フレームレートが安定せず、敵の視認や精密な射撃はかなり困難でした。

RP5(S865)であれば、グラフィック設定を「中」程度にしても45~60FPSでの比較的スムーズな動作が可能です。特に敵との撃ち合いの最中でも安定したフレームレートを保ちやすいため、操作感が良く、ゲームにしっかり集中できました。

ディアブロ イモータル (Diablo Immortal)

無数の敵をなぎ倒す爽快感が魅力の『ディアブロ イモータル』。RG406H(T820)では、グラフィック設定「中」、フレームレート設定60FPSで、通常の戦闘中は50FPS前後を維持します。しかし、多数のプレイヤーが集まるレイドボス戦や、敵とスキルエフェクトが画面を埋め尽くすダンジョンでは40FPS台まで低下し、せっかくの爽快感が「もっさり」とした感覚に変わってしまいました。

RP5(S865)は、グラフィック設定「高」でも、ほぼ全ての場面で60FPSに張り付きます。無数の敵とスキルエフェクトが入り乱れるカオスな状況でも処理落ちは一切感じられず、これぞハックアンドスラッシュというべき、非常に滑らかで爽快な体験ができました。

ウマ娘 プリティーダービー

最後に、比較的軽めとされる『ウマ娘 プリティーダービー』です。RG406H(T820)でも、標準的な画質設定であれば育成パートやレースシーンは問題なく動作します。しかし、高画質設定でレース後のウイニングライブを鑑賞すると、複数のウマ娘が登場する場面で明らかなコマ落ちが発生し、動きがカクつくのが気になりました。

RP5(S865)なら、もちろん最高画質設定でも全く問題ありません。レースシーンからウイニングライブまで、ウマ娘たちの細かな表情や滑らかなダンスパフォーマンスを最高の品質で楽しむことが可能です。

まとめ:Androidゲームの動作感

AnTuTuベンチマークスコアが示した通り、ANBERNIC RG406H(Unisoc T820)とRetroid Pocket 5(Snapdragon 865)の間には、Androidゲームの快適さにおいて明確な性能差が存在します。RG406Hは、多くのゲームで設定を「低」~「中」に調整すれば「なんとかプレイできる」レベルですが、高負荷な場面でのフレームレート低下は避けられません。

一方で、Retroid Pocket 5は、現在リリースされているほとんどのAndroidゲームを「高画質かつ高フレームレート」で快適に楽しむことができるパワーを持っています。『原神』のような高負荷ゲームを本気でプレイしたいのであれば、Snapdragon 865を搭載するRetroid Pocket 5が圧倒的に優位だと結論付けられます。

発熱と冷却性能:ANBERNIC RG406Hは静かで快適か?

ここでは、ANBERNIC RG406Hのパフォーマンスを支える発熱と冷却性能について、実際の使用感を中心にレビューします。PS2エミュレーターや高負荷なAndroidゲームをプレイした際、どの程度熱を持ち、ファンの音は気になるのか。Retroid Pocket 5(RP5)と比較しながら検証します。

アクティブ冷却ファンとヒートパイプの実力

ANBERNIC RG406Hは、スペックシートにも記載されている通り、「ハイスピードファン+ヒートパイプによるアクティブ冷却」という、このクラスの携帯ゲーム機としては強力な冷却システムを搭載しています。本体背面に吸気口があり、そこから取り込んだ空気が内部のヒートパイプを冷やし、上部の排気口から熱を排出する仕組みです。

実際に『原神』を30分ほどプレイしたり、PS2エミュレーターで『グランツーリスモ4』を連続で遊んだりしましたが、本体の発熱は「ほんのり温かいかな?」と感じる程度で、不快な熱さにはなりませんでした。特に、しっかりとしたグリップ形状のおかげで、熱が発生しやすい本体中央部から手が離れており、熱が直接伝わりにくい設計になっている点が非常に快適でした。

驚くほどのファンの静音性

冷却ファン搭載機で最も気になるのが「ファンの騒音」です。RG406Hは、画面上部からスワイプして表示される「クイック設定パネル」から、冷却ファンのモード(ハイモードなど)を切り替えることができます。

試しにファンを最大設定の「Strong」にしてみましたが、その動作音は驚くほど静かでした。「サー」という風切り音が聞こえる程度で、高周波の耳障りなノイズは全くありません。ゲームの音量を少し出していれば、ファンの音は完全にかき消されてしまい、全く気になりませんでした。50cmも離れれば計測不能レベルというのも頷ける静音性です。

Retroid Pocket 5との比較

比較対象のRetroid Pocket 5も、同様に高性能なアクティブ冷却システムを搭載しています。RP5も『原神』のような高負荷ゲームをプレイすると画面側が温かくなりますが、RG406Hと同様にグリップ部分には熱が伝わりにくく、快適なプレイが可能です。

ファンの音に関しても、RP5は「Sport」モードにすると多少音量が上がりますが、ゲームプレイを妨げるほどうるさくはありません。RG406HとRP5は、どちらも冷却性能と静音性を高いレベルで両立させていると感じました。

注目すべきは、RG406Hにはパフォーマンスを向上させる「ハイモード」が用意されている点です。PS2エミュレーターの動作が改善するこのモードを搭載できているのも、それを支える確かな冷却性能があるからこそだと感じました。

まとめ:発熱と冷却性能

  • 冷却システム:ハイスピードファンとヒートパイプによるアクティブ冷却を搭載し、強力に冷却
  • 発熱:高負荷時も「ほんのり温かい」程度:グリップ形状のおかげで手に熱が伝わりにくく快適
  • 静音性:ファンを最大で回しても驚くほど静か:ゲーム音で完全にかき消されるレベル
  • RP5との比較:RP5も同様に冷却性能は優秀:RG406Hの静音性は期待以上
  • パフォーマンス:冷却性能に余裕があるため「ハイモード」も搭載:PS2などの動作向上に貢献

メモリとストレージ:ANBERNIC RG406HのUFS 2.2と拡張性

ここでは、ANBERNIC RG406Hのメモリ(RAM)とストレージ(ROM)の仕様について、快適なゲームプレイにどれだけ影響するかをレビューします。Retroid Pocket 5(RP5)との違いや、microSDカードの拡張性、そして「収録ゲーム」の有無について詳しく見ていきます。

メモリ(RAM):8GB LPDDR4X

RG406Hは、メモリ(RAM)に8GB LPDDR4Xを搭載しています。これは、比較対象のRetroid Pocket 5が搭載する8GB LPDDR4xと同容量です。

Android OSを動かしながら、PS2やゲームキューブといった比較的重いエミュレーターを動作させる上で、8GBという容量は十分なマージンがあります。実際に複数のアプリを切り替えたり、ゲームをプレイしたりする中で、メモリ不足によってタスクが強制終了するようなストレスは感じませんでした。この点において、RG406HとRP5は同等であり、どちらも快適な動作の土台が整っていると言えます。

内蔵ストレージ:UFS 2.2 vs UFS 3.1

内蔵ストレージは両機種ともに128GBですが、その「規格」に明確な違いがあります。RG406HがUFS 2.2 を採用しているのに対し、RP5はより高速なUFS 3.1を搭載しています。

UFS 3.1は、UFS 2.2よりも読み書き速度、特に書き込み速度が高速です。この差は、OSの起動、アプリのインストール時間、そして『原神』のような大容量ゲームのロード時間に現れます。実際に使ってみると、RP5の方が全体的にキビキビと動作する印象を受けるのは、このUFS 3.1の恩恵が大きいと感じました。

とはいえ、RG406HUFS 2.2も従来のeMMC規格とは比べ物にならないほど高速です。ゲームプレイ中にロード時間が極端に長すぎると感じることはなく、十分実用的な速度です。ここはパフォーマンスよりもコストとのバランスを取った結果と言えるでしょう。

TFカード拡張と「内蔵ゲーム」モデルについて

内蔵ストレージの速度ではRP5に一歩譲りますが、ストレージの拡張性についてはRG406Hも非常に優秀です。本体下部にはTFカード(microSD)スロットが搭載されており、公式スペックで最大2TBまでの大容量カードに対応しています。

PS2やゲームキューブのゲームは1本あたりの容量が数GBになることも珍しくありませんが、これだけの拡張性があれば容量を気にすることなく、膨大なレトロゲームライブラリを持ち運ぶことが可能です。

また、購入時に気になるのが「内蔵ゲーム」(収録ゲーム)の有無です。ANBERNICの日本公式サイトでは「ゲームSDカードが含まれていません」と明記されています。これはクリーンな状態でユーザーが自分で環境を構築する前提であり、好感が持てます。

一方で、AliExpressなどの海外ストアでは、「128G(4K Games)」といった具合に、あらかじめゲームが収録されたSDカードが付属するモデルも販売されています。これらのプリインストールされたゲームのプレイは推奨されません。過去にAliExpressで他のANBERNIC製品を購入した経験上、収録ゲームリストは機種が変わっても大きくは変わらない印象です。もし中身が気になる場合は、YouTubeなどで検索すると、過去モデルの収録内容をレビューしている動画が見つかるかもしれません。

まとめ:メモリとストレージ

  • RAM(メモリ):8GB LPDDR4Xを搭載しRP5と同等 :PS2エミュレーターの動作にも十分な容量
  • 内蔵ストレージ:128GB UFS 2.2を搭載 :RP5のUFS 3.1と比較するとロード速度で一歩譲る
  • TFカード拡張:最大2TBのmicroSDカードに対応 :膨大なゲームライブラリも余裕で保存可能
  • 収録ゲーム:公式サイト版にはゲームは含まれずクリーンな状態 :AliExpress版には付属モデルもあるが推奨されない

OSと使い方:ANBERNIC RG406HのAndroid 13とランチャー

ANBERNIC RG406H Androidの画面

ここでは、ANBERNIC RG406Hのソフトウェア、つまりOSやランチャー、アップデートのサポートについて、実際の使い勝手をレビューします。どちらも同じOSを搭載していますが、ユーザー体験は大きく異なります。

Android 13と初期設定の「壁」

RG406HにはAndroid 13が搭載されており、Google Playストアにも対応しています。しかし、これを「コントローラーが付いたスマートフォン」と同じ感覚でセットアップできると思うと、最初の「壁」にぶつかるかもしれません。

初めて電源を入れると、初期セットアップが始まり、30種類以上を謳うエミュレーターアプリなどが自動でインストールされます。しかし、その後は基本的に自力での設定が必要です。例えば、各エミュレーターアプリに対し、ゲームROMを保存しているmicroSDカードのフォルダ(ディレクトリ)を教える作業や、ストレージへのアクセス許可(パーミッション)を与えるといった、Androidならではの手順が発生します。この作業が、初心者にとっては最初のハードルに感じられるかもしれません。

この点、Retroid Pocket 5(RP5)はアプローチが異なります。RP5は初期セットアップウィザードの中で、Google Playや必要なエミュレーターをユーザー自身が選んでインストールするクリーンな形式を採用しており、最初からアプリが詰め込まれているRG406Hとは対照的です。

2種類のランチャー(ホーム画面)

ANBERNIC RG406H エミュレーター

RG406Hには、主に2種類のホーム画面(ランチャー)が用意されています。

標準ランチャー (Quickstep) ピュアAndroidに近いシンプルなホーム画面です。使い慣れたスマホのように操作できますが、アプリが増えてくるとゲームを探すのが少し大変です。

RGLauncher(独自ランチャー) ANBERNIC独自のゲーム機風ランチャーです。本体左側にある「ゲームモードボタン」 を押すだけで、いつでもこのランチャーを呼び出せます。こちらを使えば、インストールされているゲームが一覧で表示され、選んで直接起動できるため非常に便利です。

もしこれらのランチャーが使いにくいと感じたら、Playストアから『Daijisho』など、より高機能なフロントエンドアプリを導入し、メインのランチャーとして設定するのがおすすめです。

重要な「クイック設定パネル」

RG406Hを使いこなす上で最も重要なのが、画面上部から下にスワイプして出す「クイック設定パネル」です。ここには、通常のAndroidスマホにはない、ゲーム機としての機能が集約されています。

例えば、タッチ操作しかできない『原神』のようなAndroidゲームを物理ボタンで遊ぶための「Keymapping(キーマッピング)」機能 や、PS2などの性能を引き出す「パフォーマンスモードの切り替え」、ファンの動作音を管理する「冷却ファンの設定」、そしてアナログスティック周りの「RGBライトエフェクトの編集」など、重要な設定の多くがここから行えます。

プリインストールされたエミュレーター

RG406Hの大きな特徴として、公式スペックで「30種類以上のエミュレーターに対応」と謳われている点があります。実際にデバイスを起動すると、ファミコンスーパーファミコンといったレトロなものから、PSP、セガサターン、ゲームキューブ、PS2、3DSといった比較的処理の重いシステムまで、膨大な数のエミュレーターアプリがプリインストールされています。

これらのアプリは、標準のAndroidホーム画面や「RGLauncher」からすぐにアクセス可能です。箱から出して、自分でエミュレーターを探してインストールする手間なく遊び始められるのは、初心者にとって便利かもしれません。ただし、前述の通り、プリインストールアプリの中には信頼性が不明瞭なものも含まれている可能性があります。Google Playストアから自分でクリーンなアプリを入れ直すこともできるため、知識のあるユーザーはそちらを選ぶのが賢明でしょう。

ゲームの追加方法(ROMの導入)

プリインストールされたエミュレーターで遊ぶには、当然ながらゲーム(ROM)が別途必要です。ゲームを追加する最も簡単な方法は2つあります。

1つは、USBケーブルでRG406H本体とPCを接続する方法です。接続するとPC側にフォルダが表示されるため、対応するフォルダにROMを入れます(例:メガドライブならMDフォルダ、スーパーファミコンならSFCフォルダなど)。

もう1つは、本体からmicroSDカード(TFカード)を取り出し、カードリーダーを介してPCに接続する方法です。こちらの方法でも同様に、対応するフォルダにROMを追加できます。microSDカードは公式スペックで最大2TBまで拡張可能です。

ファームウェアとカスタムファームウェア(CFW)

RG406Hは「FOTA(無線)によるワイヤレスアップデート対応」を謳っており、これは大きな安心材料です。

ファームウェアをアップデートするには、Wi-Fiに接続後、設定アプリから「システムアップデート」や「ソフトウェアアップデート」といった項目を探し、「アップデートを確認」または「更新を確認」をタップすると、自動でアップデートできます。

実際にANBERNICは、RG406H(V1.38へ)を含むAndroidシリーズ向けに、AI翻訳機能の強化や3DS/NDSのデュアルスクリーン表示対応といった機能改善を含む大型OTAアップデートを配信しています。頻繁ではありませんが、こうしたサポートが確実に実施されている点は評価できます。

また、コミュニティによる「カスタムファームウェア(CFW)」も、こうしたデバイスの魅力の一つです。RG406Hが搭載するUnisoc T820チップセット向けには、パフォーマンスと使い勝手を大幅に向上させる「GammaOS Next」が既にリリースされており、導入が可能です。これにより、公式ファームウェアにはない最適化や機能の恩恵を受けることが期待できます。

この点において、RP5(Snapdragon 865)もCFWの選択肢が豊富です。RP5はLinuxベースのCFW「ROCKNIX」が開発されており、Androidでは不可能なOriginal Xboxのエミュレーション(Xemu)まで可能になります。どちらのデバイスもCFWによる拡張の選択肢がありますが、RP5の方がLinuxベースのCFWという、より異なるアプローチの楽しみ方ができる点で優位かもしれません。

まとめ:OSと使い方

  • 初期設定:Android 13搭載だが、パーミッション許可やフォルダ指定など、スマホとは異なる「壁」が存在
  • ランチャー:標準ランチャーと、専用ボタンで呼び出せるゲーム機風「RGLauncher」を搭載:『Daijisho』の導入もおすすめ
  • エミュレーター:30種類以上がプリインストールされているが、設定は自力で必要
  • クイック設定:キーマッピングやパフォーマンスモードなど、ゲーム機固有の重要機能が集約
  • 公式アップデート:FOTAに対応し、実際に機能改善アップデートが配信されているため安心
  • カスタムファームウェア(CFW):RG406Hは「GammaOS Next」が利用可能で、導入による性能向上が期待できる:RP5は「ROCKNIX」など選択肢が豊富

バッテリーと通信性能:ANBERNIC RG406Hの持続力とストリーミング適性

ANBERNIC RG406H 背面の外観。

ここでは、ANBERNIC RG406Hのバッテリー持続時間と、ストリーミングゲームの快適さに直結する通信性能について、詳しくレビューしていきます。Retroid Pocket 5(RP5)とのスペック差が、実際の使い勝手にどう影響するのでしょうか。

5000mAhバッテリーの持続時間

RG406Hは、5000mAhの大容量バッテリーを搭載しています。これは、比較対象のRetroid Pocket 5(RP5)と同容量であり、携帯ゲーム機としては非常に心強いスペックです。公式では連続使用時間7時間とされていますが、実際のテストでもその実力を示してくれました。

要求スペックの低いレトロゲーム、例えばニンテンドー64のエミュレーションでは約10時間ゲームボーイアドバンスでは9時間近く動作するという驚異的な結果も出ています。さすがにPS2のような高負荷なエミュレーションでは、約4時間強と短くなりますが、それでも十分に満足できる持続時間です。

充電性能の比較

バッテリー容量はRP5と同じですが、充電性能には明確な差があります。RG406Hの充電は5V/2A(約3時間でフル充電)という標準的な規格です。

一方、Retroid Pocket 5は最大27Wの急速充電に対応しています。RP5のほうが明らかに充電時間が短く、バッテリーが切れた後すぐにプレイを再開したい場合には、RP5の急速充電が大きなメリットとなると感じました。

通信性能とクラウドゲーム体験

RG406Hは、Wi-Fi 5(2.4/5G WIFI 802.11a/b/g/n/ac)とBluetooth 5.0を搭載しています。これにより、『Xbox Game Pass』でのクラウドゲーミングや、PCからゲームを転送する『Moonlight』や『Steam Link』といったストリーミングプレイが可能です。特に、RG406Hの優れたアナログスティックは、これらの3Dゲームを快適にプレイする上で大きな強みとなります。

しかし、通信性能の「規格」において、RP5はRG406Hの一歩先を行っています。RP5は、より高速で安定した通信が可能な「Wi-Fi 6」と「Bluetooth 5.1」に対応しています。

実際の使用感として、RG406HのWi-Fiチップは通信範囲やスループット(通信速度)がRP5に比べて劣るという指摘があり、特に『GeForce Now』がうまく動作しないという報告も見られました。ストリーミングゲームは、少しの通信の遅れや途切れが致命的になるため、より安定した環境を求めるのであれば、Wi-Fi 6を搭載するRP5に明確な優位性があります。

まとめ:バッテリーと通信性能

  • バッテリー容量:RP5と同じ5000mAhで、PS2でも4時間以上、レトロなら6〜8時間と十分な持続力
  • 充電性能:標準の5V/2A充電:RP5の27W急速充電には対応しておらず、充電時間に差が出る
  • 通信規格:Wi-Fi 5 (802.11ac)を搭載:RP5はより高速で安定したWi-Fi 6に対応
  • ストリーミング:『Moonlight』や『Xbox Game Pass』は可能だが、Wi-Fiチップの性能から安定性ではRP5に軍配が上がる
  • GeForce Now:RG406Hでは『GeForce Now』がうまく動作しないとの指摘があり、注意が必要

AI機能:ANBERNIC RG406Hの独自機能「ANBERNIC AI」

ここでは、ANBERNIC RG406Hが搭載するユニークな「AI機能」について、その内容と利便性をレビューします。この機能はRetroid Pocket 5(RP5)にはない、本機ならではの付加価値です。

独自開発の「ANBERNIC AI」とは?

RG406Hは、単なるゲーム機ではなく、「自社開発AIアシスタント」を搭載しています。これはOSレベルで統合された機能群であり、「AIスクエア」と呼ばれるハブを通じて、ゲームプレイを直接サポートする複数の機能にアクセスできます。

機能1:AI翻訳(ゲーム内リアルタイム翻訳)

最も強力で実用的なのが「AI翻訳」機能です。これは、ゲームをプレイ中にいつでも呼び出せるリアルタイム翻訳ツールで、ゲーム画面に表示されているテキスト(日本語、英語、中国語など)を認識して翻訳してくれます。

特にFOTAアップデート(V1.38)によって、「RGショートカットキーの短押しによるワンクリック翻訳機能」や「半透明の翻訳ボタン設定」に対応しました。これにより、ストーリーが重要な海外のRPGや、メニューが英語のレトロゲームをプレイする際の言語の壁が劇的に下がります。これまで翻訳されておらず諦めていたゲームに再挑戦できる、非常に画期的な機能だと感じました。

機能2:AIゲーム攻略アシスタント

次に、「AIゲーム攻略アシスタント」機能です。これは「いつでもAnbernicAIとゲーム攻略を相談しよう」というもので、「ゲーム戦略アシスタント」や「バーチャル相棒」といった表現が使われています。

ゲームプレイ中に行き詰まった際、この機能を呼び出してヒントを得るような使い方を想定しているようです。どれほどの実用性があるかは未知数ですが、ゲーム体験をよりスムーズにするための興味深い試みです。

機能3:その他のAI機能(画像生成・処理など)

さらに、ゲームとは直接関係ないものの、多彩なAI機能が搭載されています。

テキストから画像生成:入力したテキスト(プロンプト)に基づいて画像を生成する機能。

画像処理:既存の画像をAIで処理する機能。

問題解決サポート:デバイスの使用に関する問題などをサポートする機能。

これらのクリエイティブな機能やサポート機能が、「AIスクエア」にまとめられています。

Retroid Pocket 5との決定的な違い

比較対象のRetroid Pocket 5は、Snapdragon 865が持つAI処理能力(AI Engine)自体は高性能です。しかし、それはあくまでチップの潜在能力であり、RG406HのようにOSレベルで統合され、ユーザーがすぐに使える「ゲーム翻訳」や「攻略アシスタント」といった独自のAIアプリケーションは搭載していません。

ゲームプレイを直接サポートするこれらのAI機能は、RG406Hを選ぶ上で非常にユニークな魅力であり、RP5に対する明確な差別化ポイントとなっています。

まとめ:AI機能

  • 独自機能:自社開発の「ANBERNIC AI」を搭載している
  • AI翻訳:ゲーム中のテキストをリアルタイム翻訳でき、海外ゲームのハードルを大きく下げる(ワンクリック対応)
  • 攻略アシスタント:ゲーム戦略や攻略法をAIに相談できる「バーチャル相棒」機能
  • その他機能:テキストから画像生成、画像処理、問題解決サポートなど多彩な機能を搭載
  • RP5との比較:RP5にはない明確な独自機能であり、特に「AI翻訳」は大きな付加価値となっている

ANBERNIC RG406H と Retroid Pocket 5の違い

ここでは、ANBERNIC RG406HとRetroid Pocket 5のスペックを項目別に比較し、その明確な違いを詳しく見ていきます。

SoC(プロセッサ)

  • RG406H: Unisoc T820
  • RP5: Snapdragon 865
  • 違い:パフォーマンスに最も大きな差があります。RP5のSnapdragon 865はAnTuTu(V10)で約84万点、RG406HのT820は約55万点と、RP5が性能で圧倒しています。特にGPU性能の差が大きく、PS2や高負荷なAndroidゲームの快適性に直結します。

RAM(メモリ)

  • RG406H: 8GB LPDDR4X
  • RP5: 8GB LPDDR4x
  • 違い:容量・規格ともに同等で、どちらも十分なメモリを搭載しています。

内蔵ストレージ

  • RG406H: 128G UFS2.2
  • RP5: 128GB UFS 3.1
  • 違い:容量は同じですが、RP5がより高速なUFS 3.1規格を採用しています。アプリの起動やゲームのロード時間でRP5が有利です。

ディスプレイ

  • RG406H: 4インチ IPS、960×720解像度、4:3アスペクト比
  • RP5: 5.5インチ AMOLED、1920×1080解像度、16:9アスペクト比
  • 違い:画面のサイズ、種類、解像度、形状が全く異なります。RG406HはセガサターンやPS1など4:3のレトロゲームに最適化されています。RP5はPSPなどの16:9ゲームやAndroidゲーム、動画視聴に強い、より高精細で鮮やかな有機EL(AMOLED)ディスプレイを搭載しています。

OS

  • RG406H: Android 13
  • RP5: Android 13
  • 違い:どちらもAndroid 13を搭載しています。ただし、RG406Hは独自の「AI翻訳」機能を、RP5はより活発なカスタムファームウェア(CFW)コミュニティを持つというソフトウェア体験の違いがあります。

サイズ

  • RG406H: 17.4cm x 8.1cm x 1.79cm
  • RP5: 19.9cm x 7.85cm x 1.56mm
  • 違い:RG406Hは4:3画面のため横幅が約2.5cm短いですが、グリップとスティックの高さにより厚みがあります。RP5は16:9画面のため横長ですが、スリムな形状です。

重量

  • RG406H: 0.265kg(約265g)
  • RP5: 280g
  • 違い:RG406Hの方が約15gわずかに軽量です。

カラー

  • RG406H: ブラック、ホワイト、クリアパープル(3色)
  • RP5: ブラック、ホワイト、GC(ゲームキューブ風)、16 Bit(レトロ調)(4色)
  • 違い:RP5の方が、レトロハードを模した特徴的なカラーラインナップを持っています。

通信性能

  • RG406H: Wi-Fi 5 (802.11ac)、Bluetooth 5.0
  • RP5: Wi-Fi 6、BT 5.1
  • 違い:RP5がより高速で安定した次世代規格のWi-Fi 6に対応しています。ストリーミングゲーム(クラウドゲーム)の安定性で有利です。

充電

  • RG406H: 5V/2A(標準充電)
  • RP5: 27W(急速充電)
  • 違い:RP5は27Wの急速充電に対応しており、充電時間が大幅に短縮されます。

まとめ:

ANBERNIC RG406HRetroid Pocket 5は、同じAndroid 13を搭載していながら、その中身は全く異なるデバイスです。RG406Hは「4:3のIPS液晶」と「AI翻訳機能」という独自性を持ち、レトロゲームに特化しています。一方、Retroid Pocket 5は「Snapdragon 865」の圧倒的な処理性能、「16:9の大型AMOLED液晶」、「Wi-Fi 6」、「急速充電」といったスペックの総合力でRG406Hを大きく上回っています。

PS2やAndroidゲームの快適性、将来性を重視するならRetroid Pocket 5が、4:3のレトロゲーム体験と翻訳機能に魅力を感じるならRG406Hが、それぞれ選択肢となるでしょう。

検証してわかったANBERNIC RG406Hのメリット・デメリット

ANBERNIC RG406H ブラックの外観

ANBERNIC RG406Hを実際に使用して感じた良い点(メリット)と、惜しい点(デメリット)を、Retroid Pocket 5(RP5)とも比較しながら、詳しく解説していきます。

メリット

メリット1:4:3レトロゲームに最適なスクリーン

注目すべきは、4インチ 960×720解像度のIPSスクリーンです。この「4:3」というアスペクト比が、PlayStation 1、セガサターン、ドリームキャスト、そして(一部のゲームを除き)ゲームキューブやPS2といったレトロハードのゲームを遊ぶのに最適です。Retroid Pocket 5の16:9スクリーンでこれらのゲームを遊ぶと上下に黒帯が出てしまいますが、RG406Hなら画面いっぱいに表示でき、迫力が違います。

メリット2:進化したホールセンサースティックとトリガー

操作性も素晴らしく、アナログスティックとL2/R2トリガーの両方に「ホールセンサー」を採用しています。これにより、経年劣化によるドリフト現象(スティックが勝手に入力される不具合)の心配がありません。特にスティックは背が高く可動域が広いため、FPSでのエイムやレースゲームの微妙なステアリングなど、精密な操作が求められるゲームで真価を発揮します。

メリット3:長時間のプレイでも疲れにくいグリップ

本体背面に設けられた人間工学に基づいたグリップデザインは、このデバイスの大きな強みです。手に吸い付くようにフィットし、長時間のゲームプレイでも疲れにくくなっています。RP5もグリップ形状を採用していますが、RG406Hはより「しっかり握り込む」感覚があり、安定した操作が可能です。

メリット4:静音性に優れたアクティブ冷却

ハイスピードファンとヒートパイプによるアクティブ冷却システムを搭載しており、PS2エミュレーターのような高負荷な処理を続けても、本体の熱をしっかり排出してくれます。何より驚いたのはその静音性で、ファンが回っていてもゲーム音にかき消されるほど静かです。このおかげで、性能を引き出す「ハイモード」も安心して使用できます。

メリット5:ガラスフィルムの標準付属

付属品として、強化ガラスフィルムが標準で同梱されています。デバイス購入後に別途プロテクターを探して購入する手間とコストがかからないのは、非常に良心的だと感じました。Retroid Pocket 5は基本的に別売りオプションとなっているため、これは明確なメリットです。

メリット6:独自の「AI翻訳」機能

Retroid Pocket 5にはない、RG406H独自の機能として「ANBERNIC AI」が搭載されています。特に「AI翻訳」は、アップデートでワンクリック翻訳に対応し、海外のRPGやテキスト量が多いゲームを遊ぶ際の言語の壁を劇的に下げてくれます。これは、他のデバイスにはない大きな付加価値です。

デメリット

デメリット1:競合機種に見劣りする処理性能(SoC) RG406HはUnisoc T820を搭載しており、AnTuTuベンチマーク(V10)で約55万点を記録します。これは、Retroid Pocket 5が搭載するSnapdragon 865(約84万点)には大きく劣ります。この性能差はPS2やゲームキューブのエミュレーションで顕著に現れ、RG406Hでは快適に動作しない、あるいは多くの設定調整が必要なタイトルが存在します。

デメリット2:好みが分かれるスティックの形状

メリットでもある高背のホールスティックですが、ヘッド部分(キノコ頭)が既存製品より小さいうえに、背が高すぎるため「見た目が不格好だ」と感じたり、操作感に賛否が分かれる可能性があります。RP5のスティックとは使用感が異なるため、好みが分かれるポイントです。

デメリット3:携帯性を犠牲にする厚み

持ちやすいグリップ形状と、背の高いスティックの代償として、本体がかなり厚くなっています(最厚部約30mm)。スリムさ(15.6mm)を特徴とするRetroid Pocket 5と比較すると、RG406Hをズボンのポケットに入れて気軽に持ち運ぶのは困難です。

デメリット4:物足りないスピーカー品質

スピーカーは本体下向きに配置されています。音質はまずまず悪くはないという程度で、音がややこもりがちです。Retroid Pocket 5が前面(フロント)にデュアルスピーカーを搭載し、クリアな音を楽しめるのと比べると、音響体験は見劣りします。

デメリット5:拡張性に乏しいソフトウェア

Retroid Pocket 5は「ROCKNIX」といったLinuxベースのCFW(カスタムファームウェア)コミュニティが活発で、Xboxエミュレーションなど更なる可能性が広がっています。RG406HもT820チップ対応の「GammaOS Next」が利用可能ですが、Snapdragon 865に比べるとコミュニティはまだ発展途上であり、ソフトウェアを「いじる」楽しみはRP5に軍配が上がります。

デメリット6:Wi-Fi 5と標準充電

Retroid Pocket 5が、より高速で安定した「Wi-Fi 6」と、27Wの「急速充電」 に対応しているのに対し、RG406Hは「Wi-Fi 5」と標準充電(5V/2A)に留まっています。ストリーミングゲームの安定性や、充電の利便性において差が出てしまう点です。

まとめ:メリット・デメリット

ANBERNIC RG406Hは、「4:3スクリーン」「高品質なホールスティック」「AI翻訳」という明確な強みを持つ、レトロゲーム(特にPS1、サターン、DC)に特化したマシンです。しかし、その代償としてPS2以上の性能や携帯性はRetroid Pocket 5に劣ります。操作感とAI機能に強い魅力を感じるならばRG406Hは素晴らしい選択肢ですが、より高性能で16:9の汎用性を求めるなら、総合力の高いRetroid Pocket 5が優位となるでしょう。

ANBERNIC RG406Hのスペック(仕様)一覧

  • ディスプレイ: 4インチ、解像度 960 x 720 ドットのIPS ※OCAフルラミネーション/マルチタッチ/明るさ調整
  • プロセッサ: Unisoc T820 ※6nm EUV 5G SOC チップ
  • CPU: Octa-core 1*A76@2.7GHz+3*A76@2.3GHz+4*A55@2.1GHz
  • GPU: Quad-core Mali-G57 850MHz
  • RAM(メモリ): 8GB LPDDR4X
  • ストレージ: 128G UFS2.2
  • 外部ストレージ: TFカードで最大2TBまで
  • バッテリー: 5000 mAh ※節電設定あり
  • 駆動時間: 連続使用時間7時間
  • 充電: Type-C (5V/2A)、時間:約3時間
  • ワイヤレス通信: Wi-Fi 5 (802.11a/b/g/n/ac ,2.4GHz/5GHz)、Bluetooth 5.0
  • ストリーミング: 対応(MoonLight、ワイヤレスディスプレイなど)
  • オンライン対戦: 対応
  • インターフェース: USB Type-C (1080p DisplayPort出力対応)、TFカードスロット、3.5mmステレオイヤホンジャック
  • センサー: 6軸ジャイロセンサー
  • スピーカー: 高品質ステレオスピーカー
  • 操作: ホールジョイスティック、ホールトリガー、十字キー、ABXYボタン
  • RGBライト: 1600万色のRGB照明、常時点灯、呼吸、レインボー、レインボーループ、追光、ゲーミングなどのモードに対応 ※色のカスタマイズと明るさの調整をサポート
  • 冷却: アクティブ放熱(ハイスピードファン+ヒートパイプ)
  • 振動モーター: 対応
  • システム言語: 日本語を含むマルチ言語に対応
  • 筐体: 人間工学に基づいたグリップデザイン
  • OS: Android 13 ※FOTAによるワイヤレスアップデート対応
  • サイズ: 17.4 x 8.1 x 1.79 cm
  • 重量: 265 g
  • カラー: ブラック、ホワイト、クリアパープル
  • 付属品: USB充電ケーブル、カラーボックス、説明書、強化ガラスフィルム

ANBERNIC RG406Hの評価

ANBERNIC RG406H 冷却

7つの評価基準で「ANBERNIC RG406H」を5段階で評価してみました。

項目別評価

画面の見やすさ:★★★★☆ 4:3のレトロゲームには最適化された高解像度IPS液晶です。非常に見やすいですが、RP5やRP Miniが採用するOLED(有機EL)の鮮やかさと黒の締まりには一歩譲ります。

パフォーマンス:★★★☆☆ PS2やゲームキューブが「動作する」レベルに達したのは大きな進歩です。しかし、Snapdragon 865を搭載するRP5(Retroid Pocket 5)には性能で大きく劣り、重いゲームでは設定調整や処理落ちが目立ちます。

操作性: ★★★★★ 文句なしの満点です。背が高く可動域の広いホールセンサースティックと、アナログ対応のホールトリガーの採用は完璧です。人間工学に基づいたグリップも非常に握りやすいです。

機能性:★★★★☆ アクティブ冷却、AI翻訳機能、RGBライト、FOTAアップデート、DisplayPort出力と多機能です。ただし、Wi-Fi 5と標準充電(5V/2A)であり、RP5のWi-Fi 6や急速充電と比べると見劣りします。

デザイン:★★★☆☆ 人間工学に基づいたグリップは持ちやすい反面、スティックの突出と相まって本体が厚く、携帯性は犠牲になっています。ポケットに入れて気軽に持ち運ぶのは難しいでしょう。

使いやすさ:★★★★☆ Androidの初期設定(フォルダ指定など)は初心者にはやや難しいです。しかし、FOTAアップデートが提供されており、GammaOS Next(CFW)も利用可能なため、ソフトウェアのサポートや拡張性は確保されています。

価格:★★★★☆ 操作性や4:3液晶の品質を考慮するとコストパフォーマンスは高いです。ただし、数千円の追加予算で、性能が圧倒的に上のRetroid Pocket 5が視野に入ってくるのが悩ましい点です。

総評】:★★★★☆

「操作性」と「4:3画面」に特化したレトロゲーム機

ANBERNIC RG406Hは、「4:3のレトロゲームを最高の操作感で遊びたい」という特定のニーズに対して、ほぼ完璧に近い答えを出してきたAndroidゲーム機です。

本機の最大の功績は、操作性を一切妥協しなかった点にあります。ドリフトの心配がないホールセンサースティックは、従来のANBERNIC製品とは一線を画す、背が高く可動域の広い本格的なものです。これにアナログ対応のホールトリガーと、手に馴染むグリップが組み合わさり、据え置き機のコントローラーに近い、非常に高品質な操作体験を実現しています。

競合(Retroid Pocket 5)と比較した際の「性能の壁」

しかし、本機の評価を「完璧なデバイス」から遠ざけているのが、Unisoc T820というSoC(プロセッサ)です。AnTuTuベンチマークで約55万点というスコアは、PS2ゲームキューブを動かすにはあと一歩足りません。

『ゴッド・オブ・ウォー』のような高負荷なアクションゲームではフレームレートの低下が顕著で、設定を追い込んでも快適なプレイは困難です。この「性能の壁」は、Retroid Pocket 5が搭載するSnapdragon 865(AnTuTu約84万点)の圧倒的なパフォーマンスを知ってしまうと、より強く意識させられます。

結論:どのような人におすすめか

結論として、ANBERNIC RG406Hは「PS1、セガサターン、ドリームキャストといった4:3世代のゲームを、大画面かつ最高の操作感で遊びたい人」にとっては、最高の選択肢の一つです。独自のAI翻訳機能も、海外のレトロRPGを遊ぶ上で強力な武器となります。

ただし、「PS2やGC、Androidの高負荷ゲーム(原神など)を快適に遊びたい」「16:9のAMOLED画面やWi-Fi 6、急速充電といった総合力が欲しい」というユーザーは、Retroid Pocket 5を選ぶ方が満足度は高いでしょう。

最終的には価格と性能のバランスを考慮して、自分に合ったゲーム機を選ぶ必要があります。

ANBERNIC RG406Hの価格・購入先

ANBERNIC RG406H 本体 外観 正面

※価格は2025年11月15日に調査したものです。価格は変動します。

ANBERNIC 日本公式サイト

22,629円で販売されています。

ANBERNIC 日本公式サイトで「ANBERNIC RG406H」をチェックする

※支払い方法はPayPal、デビットカード、クレジットカード(Visa、MasterCard、American Express、Discover、JCBなど)、コンビニ決済です。

ECサイト

  • Amazonで28,999円(税込)、
  • AliExpressで21,520円、
  • 米国 Amazon.comで$199.99、

で発売されています。

Amazonで「ANBERNIC RG406H」をチェックする

楽天市場で「ANBERNIC」をチェックする

ヤフーショッピングで「ANBERNIC」をチェックする

AliExpressで「ANBERNIC RG406H」をチェックする

米国 Amazon.comで「ANBERNIC RG406H」をチェックする

※AliExpressでの購入方法・支払い方法はこちらのページで紹介しています。
AliExpressで激安ガジェットをお得に購入する方法を徹底 解説

おすすめのライバル機種と価格を比較

ANBERNIC RG406H」に似た性能をもつ携帯ゲーム機も販売されています。価格の比較もできるので、ぜひ参考にしてみてください。

ANBERNIC RG 476H

ANBERNICから発売された4.7インチのAndroid 13携帯ゲーム機です(2025年9月 発売)。

Android 13、Unisoc T820 (6nm オクタコア)、8GB LPDDR4X メモリ、128GB UFS2.2 ストレージ、解像度 1280×960のLTPS インセルディスプレイ(4:3)、5000mAh ポリマーリチウムバッテリー、micro SDカードスロットを搭載しています。

また、デュアルスクリーン(2画面)表示(NDS・3DS対応)、USB Type-Cによる1080p DisplayPort出力、30種類以上のエミュレーター(Androidゲーム対応)、リフレッシュレート最大120Hz、AI機能「Anbernic AI」(リアルタイム翻訳、ゲーム攻略アシスタント、画像生成など)、大角度3Dホールジョイスティック、ホールトリガー、キーマッピング機能を搭載。

ストリーミング、ワイヤレス画面投影、オンラインマルチプレイヤー、六軸ジャイロセンサー、高音質ステレオスピーカー、振動モーター、高速ファン+ヒートパイプによるアクティブ冷却、USB Type-Cポート、3.5mmステレオイヤホンジャック、2.4/5G WIFI、Bluetooth 5.0にも対応しています。

価格は、Amazonで26,888円(税込)、AliExpressで25,586円、米国 Amazon.comで$189.99、ANBERNIC日本公式サイトで24,022円、です。

関連記事:ANBERNIC RG 476Hレビュー!フルスクリーンでDSも快適になる

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ANBERNIC RG 477M

ANBERNICから発売された4.7インチのAndroid携帯ゲーム機です(2025年8月 発売)。Android 14、Dimensity 8300、12GB LPDDR5、解像度1280×960 pxのLTPSインセルディスプレイ、5300mAhバッテリーを搭載しています。

また、AI機能(リアルタイム翻訳、ワンクリックゲームガイドなど)、30種類以上のエミュレーター、Androidゲーム、2つの3Dホールジョイスティック、高忠実度デュアルスピーカー、1080pのディスプレイポート映像出力、RGBライト、キーマッピング機能「Keymapp」、アクティブ冷却システム、27W急速充電に対応。

最大2TBまでのTFカード拡張、RGBライト、ゲームの追加、セーブ機能、Type-Cポート、振動モーター、ストリーミングプレイ、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3にも対応しています。

価格は、Amazonで44,888円(税込・12GB+256GB)、AliExpressで39,828円(ROMなし)、米国 Amazon.comで$299.99、です。

関連記事:ANBERNIC RG 477M 徹底レビュー!PS2も余裕で動く性能を評価

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ANBERNIC RG Slide

ANBERNICから発売されたスライド式のAndroid携帯ゲーム機です(2025年6月20日 発売)。

Android 13、Unisoc T820、8GB LPDDR4Xメモリ、4.7インチで解像度1280 x 960 pxのLTPS液晶、128GB UFS2.2ストレージ、5000 mAhバッテリー、microSDカードスロットを搭載しています。

また、AI機能(ゲーム戦略アシスタント、リアルタイム翻訳など)、30種類以上のエミュレーター、最大120Hzの高リフレッシュレート、DisplayPort映像出力、ゲームパッド接続、ゲームストリーミング、静電容量式ジョイスティック、トリガーボタン、Hi-Fi ステレオスピーカー、冷却システム、ゲームの追加、セーブ機能、Type-Cポート、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.0に対応しています。

価格は、Amazonで26,888円(税込)、AliExpressで20,097円、米国 Amazon.comで$194.99、です。

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KINHANK K56

KINHANKから発売されたAndroid 14搭載 携帯ゲーム機です(2025年4月下旬 発売)。

Android 14、Unisoc USMS 9230S Octa-coreプロセッサー、6GB LPDDR4X RAM、5.5インチで解像度1280x720PのIPS HD LCDタッチスクリーン、5000mAhバッテリー、microSDカードスロットを搭載しています。

また、16000ゲーム/27000ゲーム内蔵(64GBモデル/128GBモデル)、フロントエンド(Pegasus/ES-DE)、ホールジョイスティック、六軸ジャイロスコープセンサー、ホールトリガー、

最大512GBのTFカード拡張、ネットプレイ、ストリーミング、ワイヤレススクリーンプキャスト、Moonlight Gaming Streaming、Hi-Fi デュアルスピーカー、TV視聴やゲーム/アプリのダウンロード、Wi-Fi5、Bluetooth 5.0に対応しています。

価格は、Amazonで56,951円(税込)、AliExpressで16,603円、米国 Amazon.comで$168.99(64GB)、です。

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ANBERNIC RG557

ANBERNICから発売された5.48インチのAndroid携帯ゲーム機です(2025年4月26日 発売)。

Android 14、MediaTek Dimensity 8300プロセッサー、12GB LPDDR5X RAM、解像度1920*1080のAMOLED液晶、5500mAhバッテリー、TFカードスロット(最大2TB)を搭載しています。

また、DisplayPort映像出力、高解像度静電容量式ジョイスティック(RGBライティング付)、27W急速充電、アクティブ冷却(高速ファン+ヒートパイプ採用)、ホールトリガー、6軸ジャイロ、振動モーター、

ストリーミング(Moonlightなど)、ワイヤレス画面投影、デュアルスピーカー、USB Type-C (OTG)、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3に対応しています。

価格は、Amazonで40,999円(税込)、AliExpressで36,751円(ROMなし)、米国 Amazon.comで$289.99、です。

関連記事:ANBERNIC RG557徹底レビュー!PS2/GCエミュ性能とRG556比較

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AYANEO Pocket EVO

AYANEOから発売された7インチの携帯ゲーム機です(2024年11月21日発売 ※発送は2025年2月6日)。

Android 13、フルHDの有機EL液晶、8600 mAhバッテリー、8GB/12GB/16GB/24GB LPDDR5X メモリ、128GB/256GB/512GB/1TB UFS4.0 ストレージを搭載しています。

また、リフレッシュレート 最大165Hz、RGB ホールビック ジョイスティック、ライナー ホール トリガー、6軸ジャイロスコープ、マスターコントローラー、冷却システム、

PD急速充電、ステレオスピーカー、SoundTAPMagic、さまざまなシーンに対応したパフォーマンスモード、キーマッピング(カスタムボタン)、XInputデバイス振動、

AYASpace(管理ソフト)、AYAHome(デスクトップランチャー)、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.3に対応しています。

価格は、Amazonで89,999円、楽天市場で89,800円、ヤフーショッピングで99,800円、AliExpressで85,669円、です。

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AYANEO POCKET MICRO

AYANEOから発売された3.5インチの携帯ゲーム機です(2024年11月発売)。Android 13、MediaTek Helio G99、6GB/8GB LPDDR4X メモリ、解像度 960 x 960 px のIPS液晶(3:2)、128GB/256GB ストレージ、2600 mAhバッテリー、microSD 3.0 カードスロット、6軸ジャイロセンサー搭載で、

マスターコントローラー、冷却システム、Google Playストア、アプリの追加、ストリーミングプレイ、ストレージの拡張、AYASpace(フロントエンド)、AYAHome(デスクトップランチャー)、USB 2.0 Type-C(OTG)、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.2 に対応しています。

価格は、Amazonで44,800円(税込)、楽天市場で31,980円(中古・送料無料)、ヤフーショッピングで31,980円(中古)、AliExpressで49,374円、米国 Amazon.comで$249.00
、です。

関連記事:高級で超小型「AYANEO POCKET MICRO」とPocket Sの違い

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Retroid Pocket 5

Retroid Pocketから発売された5.5インチの携帯ゲーム機です。Android 13、Qualcomm Snapdragon 865、8GB LPDDR4x メモリ、フルHDのOLED(有機EL)液晶、128GB UFS 3.1ストレージ、5000 mAhバッテリー、TFカードスロット、3.5mmイヤホンジャックを搭載しています。

また、27W急速充電、DP映像出力、3Dホールスティック、アナログジョイスティックR2/L2、ストレージの拡張、USB Type-C (OTG)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1に対応しています。

価格は、Amazonで71,920円(税込)、AliExpressで28,479円、米国 Amazon.comで$258.00、です。

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AYANEO Pocket S

AYANEOから発売された6インチの携帯ゲーム機です。Android 13、Qualcomm Snapdragon G3x Gen 2、12GB / 16GB LPDDR5X メモリ、解像度 2560 x 1440 pxの液晶、128GB UFS 3.1 / 512GB UFS 4.0 ストレージ、6000 mAhバッテリーを搭載しています。

また、マスターコントローラー、指紋認証(電源ボタンにセンサー)、冷却システム、PD急速充電、SoundTAPMagic サウンドバイブレーション、Xインプット振動、X軸リニアモーターに対応。

ホールセンシング・ジョイスティック、リニアホール・トリガー、USB 3.2 Gen2 Type-C (data/PD/DP) x1、microSDカードスロット x1、ボタン(ターボボタン、ホームボタン)、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.3にも対応しています。

価格は、Amazonで114,800円(税込)、楽天市場で94,800円(税込・中古は59,980円)、ヤフーショッピングで114,800円、AliExpressで180,005円、です。

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他のANBERNIC ゲーム機と比較

他にもANBERNIC のゲーム機が販売されています。2024年モデルもあるので、ぜひチェックしてみてください。

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