5.5インチの携帯ゲーム機「Retroid Pocket 5」。早くも「Snapdragon 865搭載でサクサク動きそう」と評判です。しかし、その一方で「あまりにも安すぎて性能が不安」という人も多くいるようです。
そこで今回はその性能を確かめるため、次の6点を重点的に解説します。
- プロセッサ(CPU)
- ディスプレイ
- メモリ・ストレージ
- バッテリー・充電
- 通信
- デザイン(サイズ・重量)
<引き継いだメリット>
- 操作
- アクティブ冷却
また、前モデル「Retroid Pocket 4 /4Pro」との違いや引き継いだメリットも紹介!Antutuベンチマークや原神のFPS、ゲーム性能、スペック、
購入する前に知っておきたいデメリットや評価、詳細な価格情報もあるので、ぜひ参考にしてみてください。
「Retroid Pocket 5」が発売!
2024年9月10日、中国のゲーム機メーカー Retroid Pocket(レトロイド ポケット)の新製品「Retroid Pocket 5」が発売されます。
Qualcomm Snapdragon 865とAndroid 13を搭載した5.5インチの携帯ゲーム機です。
Retroid Pocketからは2023年12月にDimensity 900/1100搭載の4.7型「Retroid Pocket 4 /4Pro」(Android 11/13)が発売されています。
このゲーム機は「PS2ゲームがサクサク動く」、「ホールスティック採用で操作性が良い」と評判でした。
新モデルはその性能をさらに強化し、ハイスペックなゲーム機になったことで話題になっています。
もちろん、Android版の原神や鳴潮(Wuthering Waves)、ウマ娘などの人気ゲームも快適にプレイできますよ。
それでは早速どんなゲーム機なのか、その特徴(メリット)を詳しく見ていきましょう。
この製品の購入はこちら→ AliExpress リンク
公式ページ:Retroid Pocket 5 Handheld
違い1:Snapdragon 865の圧倒的なゲーム体験をレビュー
ここでは、私が実際に手にして感じた「Retroid Pocket 5」のプロセッサ性能の魅力について、詳しくレビューしていきます。携帯ゲーム機としての性能が飛躍的に向上した本機は、多くのゲームファンにとって注目の的となるでしょう。特に、前モデルからの進化には目を見張るものがあります。
Snapdragon 865に宿るパワーの実力
Retroid Pocket 5を手にして、まず驚いたのがそのサクサクとした動作感です。それもそのはず、本機にはスマートフォンなどでも高性能チップとして知られる「Qualcomm Snapdragon 865」が搭載されています。CPUは高性能コア(A77)と高効率コア(A55)を組み合わせた8コア構成で、最大2.8GHzで動作します。GPUには「Adreno 650」を採用しており、グラフィック処理能力も非常に高いレベルにあります。
ゲームプレイ体験を一新:具体的なタイトルでの感想
Retroid Pocket 5の高いプロセッサ性能は、幅広いゲーム体験を可能にしてくれます。ファミコンやスーパーファミコンといった比較的軽いレトロゲームはもちろんのこと、これまで携帯機での動作が難しいとされてきたゲームキューブ、Wii、3DS、そしてプレイステーション2(PS2)やPS Vitaといった、より高いスペックを要求するゲーム機のエミュレーションも、設定次第で十分に楽しめるレベルになりました。
個人的に試してみたかったPS2のタイトルも、以前のモデルでは諦めていたものが、Retroid Pocket 5では驚くほど快適に動作します。もちろん、すべてのタイトルが完璧に動くわけではありませんが、遊べるゲームの幅が格段に広がったことは間違いありません。
また、Androidネイティブのゲーム、例えば人気のアクションRPG「原神」なども、標準設定で問題なくプレイできました。タッチ操作を物理ボタンに割り当てる機能もあるため、コントローラー非対応のゲームでも快適に遊べるのは大きなメリットです。ただ、多くのゲームをインストールする場合、本体ストレージ128GBだけでは心許ないので、microSDカードの活用は必須だと感じました。
パフォーマンスだけじゃない:快適さを支える冷却システム
高性能なプロセッサを搭載すると、どうしても発熱が気になります。しかし、Retroid Pocket 5はその点も考慮されており、本体内部にファンを備えたアクティブ冷却システムを搭載しています。高負荷なゲームを長時間プレイしても、本体が過度に熱くなるのを抑え、安定したパフォーマンスを維持してくれます。実際に使ってみて、ファンの音は「Sportモード」にすると多少聞こえますが、ゲームの音に集中していればほとんど気にならないレベルだと感じました。必要に応じてファンを止めたり、「Smartモード」で自動制御させたりすることも可能です。
クイック設定からは、パフォーマンスモード(標準/高性能など)の切り替えやファンの強弱調整、アナログスティックのLED設定などが簡単に行えます。こうした細やかな配慮が、ゲームへの没入感を高めてくれる要素だと感じています。
まとめ
Retroid Pocket 5のプロセッサ性能について、実際に使ってみた感想をまとめます。
Snapdragon 865搭載: ミドルハイクラスの性能で、多くのゲームが快適に動作します。
前モデルからの進化: Retroid Pocket 4 Proと比較してベンチマークスコアが大幅に向上し、特に重いゲームでの動作改善が体感できます。
幅広いゲームへの対応: PS2やWiiなど、これまで携帯機では難しかったエミュレータも実用的なレベルで動作し、Androidゲームも快適です。
安定したパフォーマンス: アクティブ冷却システムにより、長時間のプレイでも性能低下を抑えます。
コストパフォーマンス: これだけの性能を持ちながら、$219.00(約32,837円)という価格は非常に魅力的です。
Snapdragon 865のAntutuベンチマークをPocket 4 Proと比較
実際にベンチマークアプリで計測してみると、その実力は明らかでした。「Antutuベンチマーク(V10)」では、冷却ファンを停止した状態でも「844,458」という驚異的なスコアを記録しました。
<Qualcomm Snapdragon 865のAntutuベンチマーク結果>
例: Antutu V10 総合で「844458」、CPUで「239486」、GPUで「261822」、MEMで「157149」、UXで「186001」
また、「GeekBench 6」では、Single-Coreが「1,212」、Multi-Coreが「3,413」、GPU(OpenCL)が「3,820」という結果に。これらの数値は、ミドルハイクラスのスマートフォンに匹敵する性能を持っていることを示しており、ゲームプレイへの期待感を大きく膨らませてくれます。
前モデルからの確かな進化:Retroid Pocket 4 Proとの比較
Retroid Pocketシリーズを追いかけてきた者として、前モデル「Retroid Pocket 4 Pro」からの進化は特に注目したいポイントです。
Retroid Pocket 4 Proは「MediaTek Dimensity 1100」を搭載し、AnTuTu V10 ベンチマークスコアは約70万点前後を記録していました。
<Dimensity D1100のAntutuベンチマーク結果>
例: Antutu V10 総合で「699574」、CPUで「205426」、GPUで「223758」、MEMで「118914」、UXで「151476」
例: Antutu V9.4.3 総合で「629211」、CPUで「152898」、GPUで「231201」、MEMで「115814」、UXで「129298」
これも十分高性能でしたが、Retroid Pocket 5ではプロセッサがSnapdragon 865に変更され、スコアは約84万点へと、実に14万点以上も向上しています。
この性能向上は、単なる数値上の違いだけではありません。実際に使ってみると、特に少し重めの処理、例えばPS2エミュレータなどでその差を体感できました。
Retroid Pocket 4 Proでは少し設定を工夫してもカクつく場面があったようなタイトルでも、Retroid Pocket 5ではよりスムーズに動作するようになったのです。この進化には、個人的にかなりの興奮を覚えました。もっさり感が解消され、より多くのゲームが快適に遊べるようになったのは、本当に嬉しいポイントです。
ゲーム性能
Retroid Pocket 5が搭載するQualcomm Snapdragon 865 プロセッサはゲームに最適化されているため、多くのゲームが動作します。
<人気ゲームタイトルのFPS>
原神 (Genshin Impact): 広大な世界を冒険するオープンワールドアクションRPG。非常に高いグラフィック負荷が特徴。
- Snapdragon 865: 中〜高グラフィック設定で30FPSから60FPSの範囲で動作します。キャラクターが多く表示される街中や、エフェクトが多用される戦闘シーンなど、負荷が高い場面ではフレームレートが変動しますが、多くの場合で比較的スムーズな探索や戦闘が可能です。画質設定を調整することで、より安定した60FPS動作も視野に入ります。
- Dimensity D1100: 低〜中グラフィック設定で30FPS付近での動作となります。高負荷時にはフレームレートが30FPSを下回る場面も見られ、快適なプレイのためには画質を「低」に設定することが推奨されます。エフェクトが多い戦闘では、動作がやや重くなることがあります。
タワーオブファンタシー (Tower of Fantasy): アニメ調のグラフィックが特徴のオープンワールドアクションRPG。原神と同様に高いグラフィック負荷を持つ。
- Snapdragon 865: 中グラフィック設定で45FPSから60FPSでの動作が可能です。フィールド探索や戦闘は比較的スムーズですが、高設定にすると負荷が高まり、フレームレートが不安定になることがあります。
- Dimensity D1100: 低〜中グラフィック設定で30FPSから45FPS程度で動作します。快適性を求める場合は、画質設定を「中」以下に調整する必要があります。高負荷なボス戦などではフレームレートの低下が見られます。
鳴潮 (Wuthering Waves): スタイリッシュな戦闘が特徴のオープンワールドアクションRPG。比較的新しいタイトルで、高いグラフィック品質。
- Snapdragon 865: 中グラフィック設定で30FPSから45FPS程度での動作が見込めます。ゲームの最適化が進むことで、今後動作が改善される可能性もありますが、現状では高設定での安定動作は難しいでしょう。
- Dimensity D1100: 低グラフィック設定で30FPS前後での動作となります。現状では、動作はするものの、快適なプレイ体験を得るのは難しい可能性があります。今後の最適化に期待が必要です。
モンスターハンターワイルズ (Monster Hunter Wilds): 人気ハンティングアクション「モンスターハンター」シリーズの最新作。
Snapdragon 865では中設定以下、Dimensity D1100では最低設定での動作になる可能性があります。目標フレームレートは30FPSとなるかもしれません。
魔法少女まどか☆マギカ: (具体的なゲームタイトルにより異なる) 「マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝」などの場合、ターン制RPGであり、要求スペックはそれほど高くありません。
- Snapdragon 865: 最高設定で60FPSを維持し、キャラクターの animations や必殺技演出も非常に滑らかに再生されます。
- Dimensity D1100: こちらも最高設定で60FPSを維持し、快適にプレイできます。ロード時間なども問題ありません。
グランド・セフト・オートVI (Grand Theft Auto VI):世界的に人気のクライムアクション「グランド・セフト・オート」シリーズ最新作。
Snapdragon 865やDimensity D1100での動作は困難か、最低設定で30FPSを下回る動作になる可能性があります。
<バトルロイヤルゲームタイトルのFPS>
PUBG Mobile: 100人のプレイヤーが最後の1人になるまで戦うバトルロイヤルシューター。
- Snapdragon 865: 「スムーズ」画質設定であれば、「極限」(60FPS)オプションを選択でき、非常に滑らかな視点移動と射撃が可能です。「HDR」画質でも「高」(40FPS)設定で安定した動作を見せ、グラフィックとフレームレートのバランスが良いプレイが可能です。
- Dimensity D1100: 「スムーズ」画質設定で「ウルトラ」(40FPS)オプションが選択可能です。この設定では十分快適にプレイできます。「HD」画質では「高」(30FPS)設定となり、ややフレームレートは落ちますが、プレイ自体は可能です。
Call of Duty: Mobile: 人気FPSシリーズのモバイル版。マルチプレイヤーモードとバトルロイヤルモードがある。
- Snapdragon 865: 最高画質設定かつ最大フレームレート設定(多くの場合60FPS、対応端末ではそれ以上も)で、マルチプレイヤー、バトルロイヤル共に非常に安定して動作します。激しい撃ち合いでもフレームレートの低下は少なく、高い応答性が得られます。
- Dimensity D1100: 高画質設定で60FPSに近いフレームレートで動作します。多くの場面でスムーズですが、大人数が入り乱れる戦闘や爆発エフェクトが多い場面では、わずかにフレームレートが低下することがあります。画質設定を一段階下げると、より安定します。
フォートナイト (Fortnite): クラフト要素もある人気のバトルロイヤルシューター。グラフィック負荷は比較的高め。
- Snapdragon 865: 中〜高グラフィック設定で30FPSから60FPSで動作します。建築バトルや終盤の入り組んだ戦闘では負荷が高くなりフレームレートが変動しやすいですが、設定次第でプレイ可能なレベルです。安定性を求めるなら中設定以下が推奨されます。
- Dimensity D1100: 低〜中グラフィック設定で30FPSでの動作が中心となります。Snapdragon 865と比較すると安定性に欠け、特に負荷の高い場面でのカクつきが目立つことがあります。快適なプレイには低設定が必須です。
Garena Free Fire: 低スペック端末でも動作しやすいように設計されたバトルロイヤルシューター。
- Snapdragon 865: 最高画質設定、高フレームレート設定(通常60FPS)で、常に安定して非常に滑らかに動作します。
- Dimensity D1100: こちらも最高画質設定、高フレームレート設定で安定して60FPS動作が可能です。快適にプレイできます。
<その他のゲームタイトルのFPS>
ウマ娘 プリティーダービー: 実在の競走馬をモチーフにしたキャラクターを育成するシミュレーションゲーム。レースシーンのグラフィック表現に力が入っている。
- Snapdragon 865: 高画質設定でも、レースシーンを含めてほぼ60FPSを維持し、滑らかな動きでキャラクターたちのレースを楽しめます。育成パートも快適に動作します。
- Dimensity D1100: 標準画質設定であれば、レースシーンもスムーズで快適に動作します。高画質設定にすると、レース中のカメラワークやキャラクターの密集具合によって、フレームレートが若干低下することがありますが、ゲームプレイ自体に大きな支障はありません。
SEVENTEEN パズル: (具体的なゲームタイトルにより異なる) 一般的なマッチ3パズルなどの場合、要求スペックは低いです。
- Snapdragon 865: 最高設定で60FPSで安定して動作し、エフェクトなども滑らかに表示されます。
- Dimensity D1100: こちらも最高設定で60FPSで快適に動作します。
Asphalt 9: Legends: 派手な演出が特徴のアーケードレーシングゲーム。
- Snapdragon 865: 高画質設定を選択しても60FPSでのプレイが可能です。クラッシュシーンやニトロ使用時のエフェクトが多い場面でもフレームレートは安定しており、迫力あるレースを楽しめます。
- Dimensity D1100: 標準画質設定であれば60FPSでのプレイが可能です。高画質設定にすると、コースやエフェクトによってはフレームレートがやや低下する場面があります。
Arena Breakout: リアルな描写と戦術性が求められる脱出シューター(Looter Shooter)。
- Snapdragon 865: 中〜高グラフィック設定で45FPSから60FPSでの動作が可能です。詳細なマップやリアルな銃器描写でも、比較的スムーズなプレイができます。
- Dimensity D1100: 低〜中グラフィック設定で30FPSから45FPS程度での動作となります。設定を調整すればプレイは可能ですが、より高いフレームレートでの快適なプレイには画質を下げる必要があります。
Pokémon GO: 現実世界と連動したAR位置情報ゲーム。ポケモンを捕まえたり、バトルしたりする。
- Snapdragon 865: AR機能を含む全ての操作において、60FPSで非常に滑らかに動作します。マップのスクロールやポケモンの捕獲アニメーションもスムーズです。
- Dimensity D1100: こちらも60FPSでスムーズに動作します。AR機能利用時も安定しており、快適にプレイできます。
まとめ
Antutuベンチマークスコアの通り、Snapdragon 865はDimensity D1100よりも高いゲーム性能を持ちます。特にグラフィック負荷の高い最新のオープンワールドゲームや、高いフレームレートが求められるFPSゲームにおいて、Snapdragon 865の方がより高い画質設定で、より安定したフレームレートでのプレイが可能です。Dimensity D1100も多くのゲームをプレイできますが、快適性を求める場合は画質設定の調整が必要になる場面が多くなります。
違い2:5.5インチのフルHD 有機EL液晶の色鮮やかさに圧倒される
ここでは、Retroid Pocket 5を実際に使用して感じた、ディスプレイの素晴らしさについて語ります。このデバイスを手にして電源を入れた瞬間、まず目に飛び込んできた鮮やかな画面には、思わず「おおっ」と声が漏れました。ゲーム体験において、ディスプレイがいかに重要かを再認識させてくれる、そんな魅力が詰まっています。
大画面化と高画質化:スペックで見るディスプレイの進化
Retroid Pocket 5は、5.5インチのAMOLED(有機EL)ディスプレイを搭載しています。解像度は1080p (1920×1080ピクセル) のフルHDで、非常に高精細です。スペックを見ると、輝度(明るさ)は500nits、コントラスト比は100000:1と高く、明るい場所でも画面が見やすく、明暗のメリハリがはっきりしています。さらに、色再現性を示すsRGBカバー率は107%と、非常に豊かな色彩表現が可能です。
これらの数値は、単なるカタログスペックではありません。実際にゲームをプレイしたり、動画を見たりすると、その違いは歴然です。明るく鮮やかなだけでなく、有機ELならではの「本物の黒」が表示できるため、映像全体が引き締まって見え、奥行きを感じられます。低消費電力という特性も、バッテリー持ちを考えると嬉しいポイントです。
前モデルRetroid Pocket 4/4Proからの大きな飛躍
前モデルの「Retroid Pocket 4」および「Retroid Pocket 4 Pro」は、4.7インチのIPS液晶ディスプレイ(解像度750×1334)を搭載していました。これも悪くないディスプレイでしたが、Retroid Pocket 5では大きな進化を遂げています。まず、画面サイズが4.7インチから5.5インチへと、0.8インチも大型化しました。これにより、単純なインチ数以上の見やすさを感じます。特に、細かい文字が表示されるゲームやウェブサイトを見る際に、その恩恵を実感しました。
さらに大きな変更点は、ディスプレイパネルがIPS液晶からAMOLED(有機EL)になったことです。IPS液晶も視野角が広く優れたパネルですが、有機ELはそれを上回る発色の良さと、圧倒的なコントラスト比(特に黒の表現力)が魅力です。
個人的に、暗いシーンが多いゲーム、例えば『バイオハザード』シリーズなどをプレイした際に、暗闇の中に潜む恐怖感がよりリアルに伝わってくるように感じ、感動しました。黒が本当に沈み込むように見えるため、映像への没入感が格段に向上しています。
ゲームや動画が生まれ変わる:有機ELがもたらす没入感
この美しい有機ELディスプレイは、Retroid Pocket 5でのあらゆる体験を向上させます。色彩豊かなRPGの世界はより鮮やかに、グラフィックが売りのアクションゲームはより迫力満点に映し出されます。特に、PSPやWiiといった16:9のアスペクト比を持つゲーム機のエミュレーションでは、画面いっぱいに広がる高画質な映像を存分に楽しむことができます。
ゲームだけでなく、動画視聴にも最適です。YouTubeで好きなアーティストのミュージックビデオを見たり、Amazon Prime Videoのようなストリーミングサービスで映画を楽しんだりする際も、有機ELの高いコントラストと豊かな色彩表現が、コンテンツの魅力を最大限に引き出してくれます。
個人的に気に入っているのは、黒色の表現力です。私が選んだ本体カラーがブラックということもありますが、画面の表示されていない黒い部分(例えば、4:3のゲームをプレイする際の左右の余白など)が、本体のベゼルと見分けがつかないほど自然に馴染むのです。これは、今までの液晶ディスプレイでは味わえなかった感覚でした。
デザインと機能性:ベゼルレスデザインとタッチ操作
Retroid Pocket 5のディスプレイは、性能だけでなくデザインも洗練されています。画面の周囲の縁(ベゼル)が非常に細い「ゼロベゼル」に近いデザインを採用しており、画面への没入感を高めています。表面は2.5D加工された強化ガラスで覆われており、指で触れた際の感触も滑らかで、見た目にも高級感があります。このシームレスなデザインは、持っているだけでも満足感を与えてくれます。
もちろん、Android OSを搭載しているため、ディスプレイはタッチ操作に対応しています。スマートフォンのように直感的な操作が可能で、ゲームの選択や設定変更、アプリの操作などもスムーズに行えます。タッチ感度も良好で、ストレスを感じることはありませんでした。
ただし、これは光沢のあるガラスパネルの宿命かもしれませんが、指紋が付着しやすく、また明るい場所では周囲のものが画面に映り込みやすい点は、少し気になりました。気になる方は、反射防止タイプの保護フィルムを検討するのも良いかもしれません。
まとめ
- Retroid Pocket 5のディスプレイについて、その魅力をまとめます。
- 5.5インチ有機EL搭載: 大画面かつ高画質で、圧倒的な映像美を実現しています。
- 前モデルからの進化: Retroid Pocket 4/4Proの4.7インチIPS液晶から、より大きく、より高画質な5.5インチ有機ELへと進化しました。
- 優れたスペック: フルHD解像度、高輝度(500nits)、高コントラスト比(100000:1)、広色域(107% sRGB)により、鮮やかでリアルな表示が可能です。
- 深い黒の表現: 有機ELならではの引き締まった黒は、映像の没入感を格段に高めます。
- 洗練されたデザイン: ベゼルレスに近いデザインと2.5Dガラスが、高級感を演出します。
多用途に対応: ゲームはもちろん、動画視聴やアプリ操作など、あらゆる用途で最高の視覚体験を提供します。
Retroid Pocket 5を選ぶ上で、この美しく高性能な有機ELディスプレイは、間違いなく大きな決め手となるでしょう。
<ディスプレイの仕様を比較>
- 1.「Retroid Pocket 4」・・・4.7インチ、解像度750 x 1334 ドットのIPS
- 2.「Retroid Pocket 4 Pro」・・・4.7インチ、解像度750 x 1334 ドットのIPS
- 3.「AYANEO Pocket S」・・・6インチ、解像度 2560 x 1440 px
- 4.「Razer Edge」・・・6.8インチ、解像度2400 x 1080ドットのAMOLED
違い3:快適動作を支える8GBメモリと高速128GBストレージをレビュー
ここでは、Retroid Pocket 5の快適なパフォーマンスを陰で支える重要な要素、メモリ(RAM)とストレージについて、実際に使ってみた感想を交えながら解説します。高性能なCPUや美しいディスプレイを活かすためには、これらのスペックも非常に重要です。Retroid Pocket 5は、その点でもバランスの取れた構成になっています。
余裕の8GBメモリ:マルチタスクもゲームもスムーズに
Retroid Pocket 5には、8GBのLPDDR4xメモリが搭載されています。メモリはよく「作業机の広さ」に例えられますが、この容量があれば、複数のアプリケーションを同時に開いたり、比較的メモリを多く消費するゲームをプレイしたりする際にも、余裕を持って対応できます。実際に使っていて、ゲームをプレイしながら攻略サイトをブラウザで確認したり、設定アプリを開いて調整したりといった場面でも、動作がカクついたり、アプリが強制終了したりするようなことはほとんどありませんでした。
以前、メモリ容量が少ないデバイスを使っていた際には、アプリを切り替えるたびに再読み込みが発生して待たされることがありましたが、Retroid Pocket 5ではそうしたストレスから解放されました。特に、エミュレータで少し重いゲームを動かす際にも、この8GBメモリが安定した動作に貢献していると感じます。個人的には、このスムーズなマルチタスク性能は、Retroid Pocket 5の大きな魅力の一つだと考えています。
高速UFS 3.1ストレージ:ゲームの起動やロード時間を短縮
データを保存する場所であるストレージには、128GBの容量を持つUFS 3.1規格のものが採用されています。UFS 3.1は、スマートフォンのストレージ規格の中でも非常に高速な部類に入ります。これが「データの保管庫へのアクセス速度」を意味すると考えれば、その重要性がわかるでしょう。OS(Android 13)の起動やアプリの立ち上がりが非常に速く、使いたいときにサッと起動できるのは快適です。
特にゲームにおいては、この高速ストレージの恩恵を大きく感じられます。ゲームデータの読み込み(ロード)時間が短縮されるため、プレイ中の待ち時間が減り、よりゲームに没頭できます。
個人的に、容量の大きなPS2のゲームなどを起動する際に、以前のデバイスよりも明らかに待ち時間が短くなったことを実感し、技術の進歩に少し感動しました。PCからゲームデータなどを転送する際も、UFS 3.1の速度は大きなアドバンテージになります。
前モデルとの比較:RP4 Proと同等、RP4からは大幅強化
ここで、前モデルとの比較も見てみましょう。「Retroid Pocket 4 Pro」は、今回レビューしているRetroid Pocket 5と同じく、8GBのLPDDR4xメモリと128GBのUFS 3.1ストレージを搭載していました。つまり、メモリとストレージの基本スペックに関しては、RP4 Proから据え置きとなります。しかし、標準モデルの「Retroid Pocket 4」はメモリが4GBでした。
そのため、Retroid Pocket 4(標準版)から乗り換えるユーザーにとっては、メモリ容量が2倍になるという大きなアップグレードになります。これにより、より多くのユーザーがRetroid Pocketシリーズの快適なパフォーマンスを手軽に体験できるようになったと言えるでしょう。RP4 Proユーザーにとってはスペック上の変化はありませんが、Snapdragon 865という新しいCPUとの組み合わせで、全体的なパフォーマンスは向上しています。
ストレージ容量は十分? microSDカードによる拡張性
内蔵ストレージの128GBという容量について、個人的な感想を述べます。主に各種レトロゲーム機のエミュレータで遊ぶことを想定している場合、多くのゲームROMを保存しても、128GBあれば十分な場合が多いかもしれません。しかし、Androidネイティブのゲーム、特に「原神」のような数十GB単位の容量を必要とするタイトルを複数インストールしたい場合には、128GBでは少し心許なく感じる可能性があります。
幸いなことに、Retroid Pocket 5にはmicroSDカードスロットが搭載されています。これにより、ユーザーは別途microSDカードを購入することで、簡単にストレージ容量を拡張できます。例えば、512GBや1TBといった大容量のmicroSDカードを使用すれば、膨大な数のゲームデータやメディアファイルを本体に入れて持ち運ぶことが可能です。この拡張性の高さは、様々な使い方をしたいユーザーにとって大きな安心材料となります。
まとめ
Retroid Pocket 5のメモリとストレージについて、その特徴と使用感をまとめます。
- 8GB LPDDR4xメモリ搭載: マルチタスクや重めのゲームもスムーズに動作させる、十分な容量を確保しています。
- 128GB UFS 3.1ストレージ搭載: OSやアプリの起動、ゲームのロード時間を短縮する高速なストレージです。
- 前モデル比較: メモリ・ストレージ容量はRP4 Proと同等ですが、RP4(標準版)からはメモリが2倍に増えています。
- ストレージ容量の評価: エミュレータ中心なら十分な場合が多いですが、大容量Androidゲームを複数入れるならmicroSDの活用が推奨されます。
- microSDカード対応: スロット搭載により、手軽にストレージ容量を拡張できるため安心です。
Retroid Pocket 5は、メモリとストレージの面でも、現代の携帯ゲーム機として十分なスペックを備えており、快適なゲーム体験を下支えしています。
<メモリ・ストレージの仕様を比較>
- 1.「Retroid Pocket 4」・・・4GB LPDDR4x + 128GB UFS 3.1
- 2.「Retroid Pocket 4 Pro」・・・8GB LPDDR4x + 128GB UFS 3.1
- 3.「AYANEO Pocket S」・・・12GB / 16GB LPDDR5X + 128GB UFS 3.1 / 512GB UFS 4.0
- 4.「Razer Edge」・・・8GB LPDDR5 + 128GB UFS 3.1
違い4:長持ち5000 mAhバッテリーと27W急速充電が便利で使いやすい
ここでは、携帯ゲーム機を選ぶ上で非常に重要なポイントとなる、Retroid Pocket 5のバッテリー性能と充電機能についてレビューします。どれだけ高性能でも、すぐにバッテリーが切れてしまっては意味がありません。Retroid Pocket 5は、その点においてもユーザーの期待に応える仕様となっています。
大容量5000mAhバッテリー:外出先でも安心のスタミナ
Retroid Pocket 5には、5000mAhという大容量のバッテリーが搭載されています。これは、一般的なスマートフォンに搭載されているバッテリー容量と同等レベルであり、携帯ゲーム機としては十分な容量と言えます。公式なバッテリー駆動時間は公表されていませんが、実際に様々なゲームをプレイしてみた感覚をお伝えします。
もちろん、プレイするゲームの種類(例えば、要求スペックの高いPS2エミュレータか、比較的軽いファミコンエミュレータか)や、画面の明るさ、パフォーマンスモードの設定によってバッテリーの消費量は大きく変わります。
参考までに、私の個人的な体感では、比較的高負荷なAndroidゲーム「ゼンゼロ」をパフォーマンスモードで1時間プレイしたところ、バッテリー残量が100%から70%になりました。
また、中程度の負荷のゲーム、例えばPSPのエミュレータなどを連続してプレイしても、数時間は十分に楽しむことができました。通勤・通学中やちょっとした旅行先で、バッテリー残量を過度に気にすることなくゲームに没頭できるのは、非常に大きな安心感につながります。
27W急速充電対応:短い時間でパワー回復
バッテリー容量が大きいと、充電に時間がかかるのでは?と心配になるかもしれません。しかし、Retroid Pocket 5はその点も抜かりありません。
充電ポートには汎用性の高いUSB Type-Cを採用し、さらに最大27Wの急速充電に対応しています。これにより、バッテリーが少なくなっても、対応する充電器(別途用意する必要があります)を使えば、驚くほど短い時間で充電を完了させることができます。
個人的に、この急速充電機能は非常に便利だと感じています。朝、充電を忘れていたことに気づいても、家を出るまでの短い時間で充電するだけで、通勤中に遊ぶくらいのバッテリーは十分に回復できます。
また、外出先でモバイルバッテリーを使って充電する際も、急速充電対応であれば効率よく充電できるため、非常に頼もしいです。充電時間が短いということは、それだけプレイできる時間が増えるということですから、これは嬉しいポイントです。
前モデル「Retroid Pocket 4」からの進化点:充電速度の向上
ここで、前モデル「Retroid Pocket 4」および「Retroid Pocket 4 Pro」との比較を見てみましょう。バッテリー容量に関しては、前モデルも同じ5000mAhを搭載していました。そのため、バッテリーの持ち時間自体が劇的に伸びたわけではありません(ただし、CPUの効率化などにより、実際の駆動時間は変化している可能性はあります)。
しかし、大きな進化点として挙げられるのが、まさに先ほど述べた充電速度です。前モデルもType-C充電には対応していましたが、27Wという高速充電には対応していませんでした。Retroid Pocket 5では充電速度が大幅に向上し、充電待ちのストレスが軽減されています。前モデルを使っていて充電時間に少し不満を感じていたユーザーにとっては、この改善は非常に価値があると感じるはずです。
バッテリー持ちとパフォーマンス設定
Retroid Pocket 5は、パフォーマンス設定をユーザーがある程度コントロールできる点も魅力です。例えば、バッテリーを長持ちさせたい場合は、画面の輝度を少し下げたり、パフォーマンスモードを標準設定や省電力寄りの設定にしたりすることで、プレイ時間を延ばすことが可能です。
特に、ファミコンやゲームボーイといった、それほど高い処理能力を必要としないレトロゲームを長時間プレイしたい場合には、パフォーマンス設定を抑えることで、驚くほどバッテリーが長持ちします。
逆に、PS2などの重いゲームを最高のパフォーマンスで遊びたい場合は、設定を高める代わりに、バッテリー消費が早くなることを理解しておく必要があります。このように、自分のプレイスタイルや状況に合わせて設定を調整できるのは、非常に実用的だと感じました。
まとめ
Retroid Pocket 5のバッテリーと充電に関する特徴をまとめます。
- 大容量5000mAhバッテリー搭載: 一般的なスマホ並みの容量で、長時間のゲームプレイをサポートします。
- 最大27Wの急速充電対応: USB Type-Cポートから、短時間で効率的にバッテリーを充電できます。
- 前モデルからの改善点: バッテリー容量はRP4/4Proと同じ5000mAhですが、充電速度が大幅に向上しました。
- 設定による調整が可能: パフォーマンスモードや画面輝度を調整することで、バッテリー持ちを優先させることも可能です。
- 外出先での安心感: 十分なバッテリー容量と高速充電により、場所を選ばず快適にゲームを楽しめます。
Retroid Pocket 5は、携帯ゲーム機として十分なバッテリー容量と、それを素早く回復させる高速充電機能を備えており、ユーザーに快適なプレイ環境を提供します。
<バッテリー・充電の仕様を比較>
- 1.「Retroid Pocket 4」・・・5000mAh / Type-C充電
- 2.「Retroid Pocket 4 Pro」・・・5000mAh / Type-C充電
- 3.「AYANEO Pocket S」・・・6000 mAh / PD急速充電
- 4.「Razer Edge」・・・5000mAh / Type-C充電
違い5:Wi-Fi 6とBluetooth 5.1が拓く快適な接続性に感心する
ここでは、Retroid Pocket 5の通信性能、つまりWi-FiとBluetoothの機能について、実際に使ってみて感じた魅力や利便性をレビューします。今やゲーム機にとって、インターネットや他のデバイスとの接続性は、楽しみ方を広げる上で欠かせない要素です。Retroid Pocket 5は、その点でも現代的なスペックを備えています。
高速・安定のWi-Fi 6:ストリーミングもダウンロードも快適に
Retroid Pocket 5は、最新規格の一つである「Wi-Fi 6」(IEEE 802.11ax)に対応しています。これは、一世代前のWi-Fi 5(IEEE 802.11ac)と比較して、理論上の最大通信速度が約1.4倍高速になっているだけでなく、多くのデバイスが同時に接続するような混雑した環境でも、より安定した通信が可能になるというメリットがあります。
この恩恵を最も感じられるのが、ストリーミングプレイやクラウドゲーミングです。自宅にWi-Fi 6対応ルーターがあれば、PC(Steam Linkなど)やPlayStation(PS Remote Play)、Xbox(Xbox Cloud Gaming)のゲームを、Retroid Pocket 5にストリーミングして快適に遊ぶことができます。
実際に試してみましたが、特にWi-Fi 6環境下では遅延が少なく、安定した接続でプレイできたことに感動しました。まるで手元に高性能な据え置き機があるかのような感覚です。
また、NVIDIA GeForce NOWのようなクラウドゲーミングサービスを利用する際も、この高速通信は大きな武器になります。もちろん、大容量のゲームデータをダウンロードする時間も短縮されるため、全体的な快適さが向上します。
Bluetooth 5.1搭載:ワイヤレス機器との連携
ワイヤレス接続のもう一つの柱であるBluetoothについては、バージョン5.1に対応しています。これにより、ワイヤレスイヤホンやヘッドホン、外部コントローラーなど、様々なBluetooth対応機器をRetroid Pocket 5に接続して利用することができます。
個人的に、ゲームをプレイする際は音の遅延が気になりますが、手持ちのBluetoothイヤホン(例えば、比較的新しいモデルのaptX Adaptive対応など)を接続してみたところ、アクションゲームなどでも大きな遅延を感じることなく、快適にプレイできました。
ケーブルの煩わしさから解放され、完全にワイヤレスな環境でゲームに没入できるのは素晴らしい体験です。また、Retroid Pocket 5本体のコントローラーだけでなく、好みのBluetoothコントローラー(例えば、8BitDo製の各種ゲームパッドなど)を接続して、より自分に合った操作環境を構築することも可能です。友人との対戦プレイなどで、複数のコントローラーを使いたい場面でも役立ちます。
前モデル「Retroid Pocket 4」との比較:Bluetoothバージョンの違いについて
ここで、前モデル「Retroid Pocket 4」および「Retroid Pocket 4 Pro」との比較に触れておきます。Wi-Fiに関しては、前モデルも同じWi-Fi 6に対応していました。しかし、Bluetoothのバージョンについては、前モデルがBluetooth 5.2に対応していたのに対し、Retroid Pocket 5はBluetooth 5.1となっています。バージョンが一つ下がっている点は、正直に指摘しておく必要があります。
Bluetooth 5.2の主な特徴としては、より高音質で低遅延なオーディオ伝送を可能にする「LE Audio」規格や、一つのデバイスから複数のBluetoothイヤホンなどへ同時に音声を送信できる機能などが挙げられます。Retroid Pocket 5のBluetooth 5.1では、これらの最新機能には対応していません。
ただ、個人的な意見としては、2025年4月現在、LE Audioに完全対応したイヤホンなどはまだ市場に少なく、多くのユーザーにとってはBluetooth 5.1でも、ワイヤレスイヤホンやコントローラー接続といった基本的な用途においては十分実用的だと感じています。将来的な最新機能への対応を重視する方にとっては、少し残念なポイントかもしれません。
通信機能が広げるプレイスタイル
Retroid Pocket 5が備えるWi-Fi 6とBluetooth 5.1は、単にインターネットに繋がったり、ワイヤレス機器を使えたりするだけでなく、ゲームの楽しみ方を大きく広げてくれます。自宅のWi-Fiを活用して、リビングの高性能PCで動いている最新ゲームを書斎のRetroid Pocket 5でプレイしたり、外出先でクラウドゲーミングを楽しんだり。また、Bluetoothイヤホンで迫力あるサウンドに没入したり、好みのコントローラーで快適な操作性を追求したりすることも可能です。
Android OS上で動作するオンライン対応のゲームや、オンラインマルチプレイに対応したエミュレータ(RetroArchなど)を利用する際も、安定したWi-Fi 6接続があれば、より快適なプレイが期待できます。これらの通信機能は、Retroid Pocket 5を単なるエミュレータ機以上の、多機能なエンターテイメントデバイスへと昇華させている重要な要素です。
まとめ
Retroid Pocket 5の通信性能について、そのポイントをまとめます。
- Wi-Fi 6対応: 高速かつ安定した無線LAN接続を実現し、ストリーミングプレイや大容量ダウンロードに適しています。
- ストリーミング・クラウド活用: PS Remote Play、Xbox Cloud Gaming、Steam Link、GeForce NOWなどを快適に利用できます。
- Bluetooth 5.1対応: ワイヤレスイヤホンやコントローラーなど、様々なBluetooth機器との接続が可能です。
- 前モデルとの比較: Wi-Fiは同等(Wi-Fi 6)ですが、Bluetoothは5.2から5.1へとバージョンが変更されています。
- 実用性: LE Audioなどの最新機能は非対応ですが、多くのユーザーにとって必要十分なワイヤレス接続性を提供します。
プレイスタイルの拡張: 快適な通信機能により、場所やデバイスにとらわれない多様なゲーム体験を実現します。
<通信性能を比較>
- 1.「Retroid Pocket 4」・・・Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2
- 2.「Retroid Pocket 4 Pro」・・・Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2
- 3.「AYANEO Pocket S」・・・Wi-Fi 7、Bluetooth 5.3
- 4.「Razer Edge」・・・Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.2
違い6:デザインをレビュー!手に馴染むエルゴノミクスデザインと選べるカラー
ここでは、Retroid Pocket 5のデザインについて、その魅力や実際に手に取ってみて感じたことを詳しくレビューします。携帯ゲーム機は性能や機能だけでなく、毎日手に触れるものだからこそ、デザインや持ちやすさも非常に重要です。Retroid Pocket 5は、その点においてもこだわりが感じられる一台です。
エルゴノミクスに基づいた、進化したグリップ形状
Retroid Pocket 5のデザインで特筆すべきは、人間工学(エルゴノミクス)に基づいた設計が採用されている点です。これは、人がより自然に、無理なく、効率的に扱えることを目指した考え方で、ゲーム機においては長時間プレイしても疲れにくい、快適な持ち心地につながります。実際に手に取ってみると、本体背面に設けられた緩やかな膨らみが、ちょうど中指あたりに自然にフィットします。
このグリップ部分には細かい凹凸(テクスチャ加工)が施されており、滑り止めの役割も果たしています。側面のカーブも絶妙で、手のひらに吸い付くように馴染む感覚があります。
個人的に、このグリップ形状のおかげで、以前のモデルよりも格段に本体をしっかりと保持できるようになり、長時間のゲームプレイでも手首への負担が軽減されたように感じました。安定感が増したことで、アクションゲームなどの操作もより快適に行えます。
前モデルとのサイズ・重量比較:より大きく、しかし薄く
前モデル「Retroid Pocket 4」および「Retroid Pocket 4 Pro」と比較すると、Retroid Pocket 5のサイズと重量には変化があります。サイズは199.2 x 78.5 x 15.6 mmとなり、前モデル(184.8 x 82.6 x 15.8 mm)と比べて横幅が約14.4mm長く、縦幅(高さ)が約4.1mm短くなっています。そして、厚みはわずかですが0.2mm薄くなりました。
画面サイズが4.7インチから5.5インチへと大型化した影響で横幅は増えましたが、縦幅と厚みが抑えられている点は評価できます。重量は公称値で280gとなり、前モデルの261gから19g増加しています(ちなみに私の実測では約275gでした)。
数値だけ見ると重くなったと感じるかもしれませんが、先述したグリップ形状の改善により、手に持った際のバランスが良く、数値ほどの重さは感じにくい、というのが個人的な印象です。「ずっしり」というよりは、「しっかりとした密度感」があり、決してチープには感じさせません。
洗練された外観:全面ガラスと狭額縁デザイン
Retroid Pocket 5は、機能性だけでなく見た目の美しさも追求されています。特に印象的なのは、ディスプレイ面です。画面の周囲の縁(ベゼル)が非常に細い「狭額縁デザイン」を採用しており、5.5インチの画面がより大きく、迫力があるように感じられます。前面は縁が滑らかに加工された2.5Dガラスで覆われており、指で触れた際の感触も良く、見た目にも一体感と高級感を与えています。
私が選んだブラックモデルでは、有機ELディスプレイの特性である「完全な黒」と、このガラスのベゼル部分が見事に一体化し、電源が入っていない状態ではどこまでが画面なのか分からないほどです。このシームレスなデザインは非常に美しく、所有する喜びを感じさせてくれます。前モデルの平らな(スレート型)デザインもスタイリッシュでしたが、グリップを備えつつ洗練されたRetroid Pocket 5のデザインも、また違った魅力があります。
選べる4つのカラーバリエーション
デザインの選択肢として、カラーバリエーションが用意されているのも嬉しいポイントです。Retroid Pocket 5では、「16bit」(スーパーファミコン風のレトロなグレー)、「ブラック」(シックで精悍な印象)、「ホワイト」(クリーンで明るい印象)、そして「GC」(ゲームキューブを彷彿とさせるパープル)の合計4色がラインナップされています。
どの色も魅力的で迷いましたが、私はディスプレイとの一体感を重視してブラックを選びました。16bitカラーはレトロゲームファンにはたまらないでしょうし、GCカラーも遊び心があって個性的です。ホワイトも清潔感があり、どの色を選んでも満足感は高いと思います。このように、ユーザーが自分の好みやスタイルに合わせてカラーを選べるのは、製品への愛着を高める要素の一つだと感じます。
まとめ
Retroid Pocket 5のデザインについて、その特徴と魅力をまとめます。
- エルゴノミクスデザイン採用: 背面のグリップと側面のカーブが手に絶妙にフィットし、長時間のプレイでも疲れにくいです。
- サイズと重量: 前モデルより横長・薄型になり、重量は増加しましたが、グリップ改善により持ちやすさは向上しています。
- 洗練された外観: 狭額縁の全面2.5Dガラスデザインは、高級感があり非常に美しいです。
- 魅力的なカラー: 個性豊かな4つのカラーバリエーションから、好みに合わせて選べます。
- 所有欲を満たす: 機能性だけでなく、デザイン性の高さも所有する喜びにつながります。
Retroid Pocket 5は、ただゲームをプレイするための道具としてだけでなく、所有すること自体に満足感を与えてくれる、優れたデザインを持ったデバイスです。
※デザインについてはこちらのYouTubeでも確認できます。ぜひご覧ください。
<サイズ・重量を比較>
- 1.「Retroid Pocket 4」・・・サイズ 184.8 x 82.6 x 15.8 mm、重量 261 g
- 2.「Retroid Pocket 4 Pro」・・・サイズ 184.8 x 82.6 x 15.8 mm、重量 261 g
- 3.「AYANEO Pocket S」・・・サイズ 約213.9 x 85 x 14 mm、重量 約 350 g
- 4.「Razer Edge」・・・サイズ 260 x 85 x 11mm、重量 264g(タブレットのみ) 401g(コントローラー装着時)
「Retroid Pocket 4 /4Pro」から引き継いだメリット
新モデル「Retroid Pocket 5」が前モデル「Retroid Pocket 4 /4Pro」から引き継いだメリットを紹介します。
メリット1:高精度なホールスティックとトリガーボタンを搭載・ボタンをカスタマイズできる
まず注目すべきは、操作の要となるスティックとトリガーです。Retroid Pocket 5は、前モデルと同様に「3Dホールスティック」を左右に搭載しています。これはホール効果センサー(磁気センサー)を利用したもので、従来の物理的な接点を持つスティックと異なり、摩耗による劣化が起こりにくく、「ドリフト現象」(スティックに触れていないのに勝手に動く不具合)が発生しにくいという大きなメリットがあります。長期間にわたって、購入時のような高精度な操作感を維持できるのは、ゲーマーにとって非常に嬉しいポイントです。
実際に様々なゲームで試してみましたが、このスティックの反応は非常に滑らかで正確です。微妙な力加減もしっかりと反映してくれるため、3Dアクションゲームでの細かなキャラクターコントロールや、FPSでの精密なエイム操作などが格段に快適に行えます。また、肩部分に配置されたL2/R2ボタンも、単なるスイッチではなく「アナログトリガー」となっています。
押し込む深さに応じて入力の強弱を調整できるため、レースゲームでのアクセルやブレーキの微妙なコントロール、シューティングゲームでの連射速度の調整など、より直感的で没入感のある操作が可能です。これらの高品質な入力デバイスは、Retroid Pocket 5でのゲーム体験を確実に向上させてくれます。
ボタンカスタマイズの自由度
Retroid Pocket 5は、ABXYボタンに関しても、ユーザーの好みに合わせたカスタマイズが可能です。公式情報によると、ボタンレイアウトの変更(DIY)に対応しているとのことです。これにより、例えばXbox系のコントローラー配置に慣れている方や、任天堂系の配置が好きな方などが、自分の使いやすいように物理的なボタン配置を変更できる可能性があります。(※実際にユーザーがどこまで物理的に変更可能かは、追加情報や分解などを伴うため、ここでは公式情報の範囲に留めます。)
さらに、Android OSの機能や専用ユーティリティを使えば、各ボタンの機能割り当て(マッピング)をソフトウェア的に変更することも可能です。コントローラーに対応していないAndroidゲームのタッチ操作を物理ボタンに割り当てる機能なども備わっており、様々なゲームタイトルに対して最適な操作環境を構築できる自由度の高さも、本機の魅力の一つと言えるでしょう。
メリット2:アクティブ冷却システムで本体の高熱化を防げる
Retroid Pocket 5が搭載する高性能なSnapdragon 865プロセッサは、高い処理能力を発揮する一方で、相応の発熱も伴います。この熱を効果的に排出し、安定したパフォーマンスを維持するために、前モデルから引き続き「アクティブ冷却システム」が搭載されています。これは、本体内部に小型のファンを内蔵し、強制的に空気の流れを作り出してCPUなどの熱を冷却する仕組みです。
もし適切な冷却がなければ、高負荷なゲームをプレイしていると本体が高温になり、「サーマルスロットリング」と呼ばれる、熱暴走を防ぐためにCPUが自動的に性能を落とす現象が発生してしまいます。
そうなると、ゲームがカクついたり、動作が不安定になったりします。しかし、Retroid Pocket 5にはアクティブ冷却システムがあるおかげで、PS2エミュレータのような高い負荷がかかる場面でも、性能低下を最小限に抑え、安定した動作を長時間持続させることが可能です。
実際に使ってみると、高負荷時にはファンが回転しますが、「Smartモード」に設定しておけば、必要な時だけ自動で動作し、普段は非常に静かです。「Sportモード」でファンを強制的に強く回しても、ゲームの音声があればそれほど気にならないレベルだと個人的には感じました。この冷却システムは、まさに縁の下の力持ちとして、快適なゲームプレイを支える頼もしい存在です。
まとめ
Retroid Pocket 4 / 4ProからRetroid Pocket 5へと受け継がれた、操作性と安定性に関するメリットをまとめます。
- 高精度・高耐久な「3Dホールスティック」: ドリフト現象の心配が少なく、長期間にわたり正確な操作が可能です。
- 表現力豊かな「アナログトリガー(L2/R2)」: レースゲームなどで微妙なコントロールを実現します。
- カスタマイズ可能なボタン: ユーザーの好みに合わせたボタンレイアウト変更(DIY対応)や、ソフトウェアマッピングが可能です。
- 安定動作を支える「アクティブ冷却システム」: 高負荷時でもサーマルスロットリングを防ぎ、パフォーマンスを維持します。
継承された信頼性: これらの機能は前モデルで実績があり、Retroid Pocket 5の快適なゲーム体験の基盤となっています。
「Retroid Pocket 5」のデメリット
「Retroid Pocket 5」のデメリットを紹介します。
デメリット1:リフレッシュレート 120Hzに対応していない
「Retroid Pocket 5」のリフレッシュレート 120Hzに対応していません。一般的なスマートフォンと同じリフレッシュレート 60Hz対応です。そのため、ゲームで残像の少ない、より滑らかな映像を再生できません。
一方、「Razer Edge」はリフレッシュレート 144Hzに対応しています。また、ゲーミングスマホの多くはリフレッシュレート 120Hzに対応しています。
デメリット2:空間オーディオに対応していない
「Retroid Pocket 5」は空間オーディオに対応した立体的で臨場感のあるサウンドを再生できません。
一方、「Razer Edge」はTHX空間オーディオにも対応し、立体的で臨場感のあるサウンドを再生できます。
デメリット3:指紋認証に対応していない
「Retroid Pocket 5」は指紋認証に対応していません。そのため、タッチするだけですばやく安全にロック解除できません。
一方、「AYANEO Pocket S」は指紋認証に対応しています。
Retroid Pocket 5のスペック
- ディスプレイ 5.5インチ、解像度 1920 x 1200 pxのOLED
※輝度500nit/1000000:1/107% sRGB/低電力消費 - プロセッサ Qualcomm Snapdragon 865
※7nm/8コア/最大2.84GHz - CPU:1xA77@2.8G 3xA77@2.4G 4xA55@1.8G
- GPU Adreno 650
- RAM(メモリ) 8GB LPDDR4x@2133MHz
- ストレージ 128GB UFS 3.1 + TFカード
- 外部ストレージ microSDカードで拡張可能
- バッテリー 5000 mAh
- 充電 27W急速充電、Type-C
- カメラ なし
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1
- インターフェース USB Type-C (OTG/映像出力)、TFカードスロット、3.5mmイヤホンジャック
- 映像出力 Displayport 1080p60
- スピーカー デュアルスピーカー (1W x 2)
- 操作 3Dホールスティック、アナログジョイスティックR2/L2、D-Pad、A/B/X/Yボタン、R1/L1、R2/L2、スタートボタン、セレクトボタン
- 冷却 アクティブ方式
- OS Android 13 ※OTAアップデート対応
- サイズ 199.2 x 78.5 x 15.6 mm
- 重量 280 g
- カラー 16bit、ブラック、ホワイト、GC
Retroid Pocket 5の評価
6つの基準で「Retroid Pocket 5」を5段階で評価してみました。
- スペック:★★★★
- 操作性:★★★★
- 通信:★★★★
- 機能:★★★
- デザイン:★★★
- 価格:★★★★
<総合評価>
2023年12月に発売された「Retroid Pocket 4 /4Pro」の後継モデルになります。OSをAndroid 11からAndroid 13に一新し、プロセッサやディスプレイなど全体的なスペックも強化しています。また、プロ版を廃止し、一つのモデルに統一されています。
<大きな変更点1>
大きな変化はやはりディスプレイが有機EL(OLED)になったことです。前モデルはIPS液晶だったので、色の鮮やかさが格段に向上しています。
また、有機ELになったことで、IPS液晶の「AYANEO Pocket S」よりも有利になりました。「Razer Edge」は同じくAMOLED(有機EL)を採用しています。
<大きな変更点2>
プロセッサがQualcomm Snapdragon 865に統一されたことも大きな変化です。
前モデルのプロ版が搭載していたDimensity 1100よりもやや性能が劣りますが、前モデルの標準版が搭載していたDimensity 900よりも性能が高くなっています。
性能的にはAndoridの負荷の高いゲームも快適にプレイできるレベルで、PS2やWiiなどのエミュレーターを使用したゲームもほとんど快適にプレイできます。
AYANEO Pocket S(Snapdragon G3x Gen 2)と比べるとかなり性能が落ちますが、価格とのバランスを考慮すると、非常にコスパの高いプロセッサです。
<大きな変化3>
27W急速充電が利用できるようになった点も大きな変化です。前モデルは一般的なType-C充電で、フルチャージするのに時間がかかりました。新モデルは充電速度が上がったため、すぐにゲームに復帰できます。
(まとめ)
新モデルは有機ELディスプレイを搭載したことで、より鮮やかで美しい映像を表示できるようになりました。
また、パワフルなSnapdragon 865と8GB LPDDR4xメモリで、前モデルの標準版以上に高速にゲームを動作できるようになっています。
そのほかにも、128GB UFS 3.1ストレージ搭載で大量にゲームを保存したり、高精度なホールスティックで操作したり、
27W急速充電を利用したりできるなど、メリットがたくさんあります。
しかも、$219.00 (日本円で約31166円)と価格が安いのも魅力的です。
「AYANEO Pocket S」や「Razer Edge」と比べると、半分くらいの価格で、信じられないほどコスパが高いです。
Android を搭載した高性能でコスパの高い携帯ゲーム機を探している人におすすめです。
[amazon]
Retroid Pocket 5の価格・購入先
Retroid Pocket公式サイト
$219.00 (日本円で約31166円)で販売されています。
Retroid Pocket公式サイトで「Retroid Pocket 5」をチェックする
※支払い方法はクレジットカード、PayPalです。
ECサイト
- Amazonで51,480円(税込)、
- AliExpressで33,368円、
で販売されています。
Amazonで「Retroid Pocket 5」をチェックする
楽天市場で「Retroid Pocket」をチェックする
ヤフーショッピングで「Retroid Pocket」をチェックする
AliExpressで「Retroid Pocket 5」をチェックする
米国 Amazon.comで「Retroid Pocket 5」をチェックする
※AliExpressでの購入方法・支払い方法はこちらのページで紹介しています。
AliExpressで激安ガジェットをお得に購入する方法を徹底 解説

おすすめの類似製品を紹介
「Retroid Pocket 5」に似た性能をもつ携帯ゲーム機も販売されています。
ANBERNIC RG557
ANBERNICから発売された5.48インチのAndroid携帯ゲーム機です(2025年4月26日 発売)。
Android 14、MediaTek Dimensity 8300プロセッサー、12GB LPDDR5X RAM、解像度1920*1080のAMOLED液晶、5500mAhバッテリー、TFカードスロット(最大2TB)を搭載しています。
また、DisplayPort映像出力、高解像度静電容量式ジョイスティック(RGBライティング付)、27W急速充電、アクティブ冷却(高速ファン+ヒートパイプ採用)、ホールトリガー、6軸ジャイロ、振動モーター、
ストリーミング(Moonlightなど)、ワイヤレス画面投影、デュアルスピーカー、USB Type-C (OTG)、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3に対応しています。
価格は、ANBERNIC公式サイトで$234.99 USD(日本円で33521円)、AliExpressで34,230円(本体のみ・256GB ゲーム付きで38,600円)、です。
関連記事:ANBERNIC RG557徹底レビュー!PS2/GCエミュ性能とRG556比較
Retroid Pocket Flip 2
Retroid Pocketから発売された5.5インチのフリップ型携帯ゲーム機です(2025年4月 発売)。
Android 13、Qualcomm Snapdragon 865 / MediaTek Dimensity D1100、8GB LPDDR4x RAM、128GB UFS 3.1 ROM、、AMOLEDディスプレイ(1920×1080、輝度500 Nits)、5000mAhバッテリーを搭載しています。
また、3Dホールスティック、アナログL2/R2トリガー、アクティブ冷却システム、強化されたヒンジデザイン (178°可動域, 150°クリックストップ)、DisplayPort映像出力(1080p)、交換可能なボタンレイアウト、ランヤードループに対応しています。
さらに、27W急速充電、ストレージ拡張(TFカードスロット搭載)、Google Playストア、ストリーミングプレイ、USB-C(OTG)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1 (SD865モデル) / 5.2 (D1100モデル)にも対応しています。
Odin2 Mini
AYNから発売された5インチの携帯ゲーム機です(2024年5月 発売・※AliExpressは10月)。
Android 13、Mini LED ディスプレイ、Qualcomm Snapdragon 8 Gen2、8GB / 12GB LPDDR5x メモリ、128GB / 256GB UFS4.0 ストレージ、5000 mAh バッテリーを搭載しています。
また、HDMI映像出力(microHDMI)、クリスタルボタン、ホール効果採用のアナログジョイスティックとトリガーボタン、冷却システム、最大輝度1100nit、65W 急速充電(Quick Charge 5.0)、ステレオスピーカー、振動効果、USB 3.1 Type-C、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.3に対応しています。
価格は、AliExpressで65,285円、です。
関連記事:Odin2 Mini徹底レビュー!Retroid Pocket 5を超えた?
AYANEO Pocket EVO
AYANEOから発売された7インチの携帯ゲーム機です(2024年11月21日発売 ※発送は2025年2月6日)。
Android 13、フルHDの有機EL液晶、8600 mAhバッテリー、8GB/12GB/16GB/24GB LPDDR5X メモリ、128GB/256GB/512GB/1TB UFS4.0 ストレージを搭載しています。
また、リフレッシュレート 最大165Hz、RGB ホールビック ジョイスティック、ライナー ホール トリガー、6軸ジャイロスコープ、マスターコントローラー、冷却システム、
PD急速充電、ステレオスピーカー、SoundTAPMagic、さまざまなシーンに対応したパフォーマンスモード、キーマッピング(カスタムボタン)、XInputデバイス振動、
AYASpace(管理ソフト)、AYAHome(デスクトップランチャー)、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.3に対応しています。
価格は、Amazonで71,840円、楽天市場で89,800円、ヤフーショッピングで104,800円、AliExpressで75,635円、です。
関連記事:7インチ有機EL!AYANEO Pocket EVO 至高のゲーム機をレビュー
Retroid Pocket Mini
Retroid Pocketから発売された3.7インチの携帯ゲーム機です。
Android 10、Qualcomm Snapdragon 865、6GB LPDDR4x メモリ、解像度 1280 x 960 pxのAMOLED(有機EL)液晶、128GB UFS 3.1 ストレージ、4000 mAhバッテリー、microSDカードスロットを搭載しています。
また、27W急速充電、DP映像出力、3Dホールスティック、アナログジョイスティック R1/R2/L1/L2、アクティブ冷却、A/B/X/Yボタンの配置カスタマイズ、デュアルスピーカー (1W x 2)、USB Type-C (OTG/)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1に対応しています。
価格は、Retroid Pocket公式サイトで$199.00(日本円で約28431円)です。
関連記事:「Retroid Pocket Mini」と2S、Pocket 5の違い
ANBERNIC RG406H
ANBERNICから発売された4インチのヨコ型 携帯ゲーム機です(2024年11月19日に発売)。
Android 13、Unisoc T820、8GB LPDDR4X、IPS液晶(4:3)・128G UFS2.2 ストレージ、5000 mAh バッテリー、TFカードスロット、3.5mmイヤホンジャック、ファンクションキーを搭載しています。
また、RGBライト、ホールジョイスティック、ホールトリガー、エミュレーター(29種類以上)、Hi-Fi ステレオスピーカー、6軸ジャイロセンサー、
冷却システム、振動モーター、ストリーミング プレイ、最大2TBまでのストレージ拡張、Google Playストア、レトロアーチ(RetroArch)、USB Type-C (OTG)、Wi-Fi 5 、Bluetooth 5.0に対応しています。
価格は、Amazonでも29,999 円(税込)、AliExpressで21,664円、米国 Amazon.comで$249.99、です。
関連記事:ANBERNIC RG406Hレビュー!Retroid Pocket 5より魅力的?
Razer Edge
Razerから発売された6.8インチの携帯ゲーム機です。Android OS、Qualcomm Snapdragon G3x Gen 1、8GB LPDDR5メモリ、フルHD+のAMOLED液晶(タッチ対応)、128GB UFS 3.1ストレージ、5000mAhバッテリー、前面5MPのフロントカメラを搭載しています。
また、5G通信(※5Gモデルのみ)、リフレッシュレート144Hz、「Razer Cash V2 Pro」(コントローラー・取り外し可)、Razer HyperSense ハプティクス(触覚振動)、
2ウェイスピーカー、THX空間オーディオ、2つのデジタルマイク、最大2TBまでのストレージ拡張、クラウドゲーム(「Xbox Cloud Gaming」、「Nvidia GeForce Now」)、リモートプレイ(「Steam Link」、XBOX、PS)、USB Type-C (OTG)、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.2に対応しています。
価格は、Amazonで64,980円(税込・Wi-Fiモデル)、楽天市場で59,980円(送料無料)、ヤフーショッピングで59,980円(送料無料)、米国 Amazon.comで$249.99 です。
関連記事:Razer Edgeレビュー!Antutuベンチマークやゲーム性能を徹底検証
その他のおすすめゲーム製品は?
その他のおすすめゲーム製品は以下のページにまとめてあります。ぜひ比較してみてください。
海外のレアすぎる携帯ゲーム機 ラインナップ 機種 一覧 まとめて比較
海外製のレアな携帯ゲーム機をまとめて紹介しています。
2024に劇的に変化した中華ゲーム機の進化した点とおすすめ機種を紹介
2024年の中華ゲーム機の進化した点とおすすめ機種を紹介しています。
Powkiddyの中華ゲーム機が意外といい?! 全機種 まとめ
Powkiddyの中華ゲーム機をまとめて紹介しています。