2025年3月19日に発売された「Magic Note Pad」は、見る・書く・描くの全てを革新する3-in-1カラーノートパッドとして、大きな注目を集めています 。
このレビューでは、「Magic Note Pad」が日々の学習や仕事をどれだけ快適にするのか、前モデル「Magic Drawing Pad」からどのように進化したのか、その真価を徹底的に比較し、検証しました。
【先に結論からお伝えしましょう】
Magic Note Pad の長所(Pros):
- 読書やイラストなど用途に応じて最適な表示ができる3-in-1 X-Paperディスプレイ
- 手書き文字のテキスト化や録音・文字起こしも可能な高機能ノートアプリ「XPPen Notes」を搭載
- 水性ペンのような自然な書き心地を実現した新開発のスタイラスペン「X3 Pro Pencil 2」
- 背面カメラがなく完全にフラットなため、机上で安定した筆記が可能
- 495gという軽さと7mmの薄さで、優れた携帯性を実現
Magic Note Pad の短所(Cons):
- 前モデルや同価格帯のライバル機種と比較して、プロセッサ性能がやや低い
- RAMとROMの容量が前モデルより少ない(6GB/128GB)
- ストレージを拡張するためのmicroSDカードスロットがない
- 背面カメラがないため、資料の撮影などには不向き
総合評価:
「Magic Note Pad」は、処理性能や汎用性で妥協する代わりに、ノート筆記、PDFへの注釈、読書といった用途に特化することで、卓越した手書き体験とコストパフォーマンスを実現したデバイスです。紙のノートや手帳からの移行を考える学生やビジネスパーソンにとって、これ以上ないパートナーとなるでしょう。
<この記事で分かること>
- 「Magic Note Pad」と前モデル「Magic Drawing Pad」のデザイン(外観、重さ、ポート配置)の徹底比較
- 進化したディスプレイの魅力(3つのカラーモード、90Hzリフレッシュレート)
- 新型スタイラスペン「X3 Pro Pencil 2」の書き心地と新機能
- ノート作成に特化した「XPPen Notes」などプリインストールアプリの違い
- Antutuベンチマークスコアで見る基本性能の比較と評価
- 「原神」や「PUBG Mobile」など人気ゲームの動作検証
- カメラと外部ストレージの仕様変更がもたらす影響
- ワンタッチで画面を切り替える「X-Paper Key」など便利な独自機能
- スペック一覧、メリット・デメリット、専門家の5段階評価
- 最新の価格情報と購入先、他のライバル機種との比較
この記事を最後まで読むことで、「Magic Note Pad」を購入するべきかどうかが、はっきりと分かるはずです。購入を迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
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公式ページ:Magic Note Pad | XPPen公式サイト
デザインを比較:Magic Note PadとMagic Drawing Pad、ノートとアートの思想が宿る筐体
ここでは、XPPenの2つの独立型タブレット、「Magic Note Pad」と前モデルにあたる「Magic Drawing Pad」のデザインについて、実際に手に取って感じたことを比較しながらレビューしていきます。それぞれの製品がどのような思想で設計されたのか、そのディテールから探ります。
第一印象と携帯性:ノートのための軽さと、アートのための安定感
「Magic Note Pad」を初めて箱から出したとき、そのすっきりとした佇まいに好感を持ちました。カラーは「シルバーホワイト」で、背面はマットな白。陶器のようなフラットなデザインは非常に洗練されており、手持ちのApple製品と並べても見劣りしない質感です 。一方で、前モデルの「Magic Drawing Pad」は、より一般的なタブレットという印象で、iPadと比べると質感が一歩及ばないと感じる部分もありました 。
注目すべきは、その重さと薄さです。「Magic Note Pad」は厚さ7mm、重量わずか495gと、前モデルの「Magic Drawing Pad」(厚さ6.9mm、重量599g)より100g以上も軽量化されています 。この差は歴然で、通勤時にカバンに入れて持ち運ぶ際、その軽さは日々の負担を大きく軽減してくれました。まさに「ノート」として毎日持ち歩くことを想定した設計思想が伝わってきます。
背面の思想:完全フラットか、機能性か
デザインにおける最大の違いは、背面にあります。「Magic Note Pad」は、なんと背面カメラを搭載していません 。この思い切った決断により、背面は完全にフラット。喫茶店のテーブルに置いてメモを取る際、少しもガタつくことなく安定して書けるという体験は、まさに感動的でした。これはノート用途において、計り知れないメリットです。
対照的に「Magic Drawing Pad」は背面に13MPのカメラがあり、少し出っ張りがあります 。アーティストが参考資料を撮影するには便利な機能ですが、平置きした際のわずかなガタつきが気になることも。どちらもユーザーの主な利用シーンを深く考察した結果のデザインであり、優劣ではなく方向性の違いが明確に表れています。
ポートとボタンの配置:用途で分かれる最適なレイアウト
ポート類の配置にも、両者のコンセプトの違いが色濃く反映されています。「Magic Note Pad」は、下側面に充電用のUSB Type-Cポートが1つあり、上側面には電源ボタンとディスプレイモードを切り替えるX-Paper Keyが配置されています 。スピーカーは横持ちした際にステレオになるよう上下に分かれており、動画鑑賞時にも自然な音響を楽しめました 。
一方、「Magic Drawing Pad」は右側面にUSB Type-CポートとmicroSDカードスロットが並んでいます 。アーティストにとって大容量の作画データを保存できるmicroSDカード対応は必須とも言えるでしょう 。対して「Magic Note Pad」にはSDカードスロットがありません 。これは、ノートやPDFといった比較的軽量なデータの扱いに特化し、クラウド連携を前提としていることの表れだと感じました。
ペンとケース:持ち運ぶための工夫
「Magic Note Pad」は、本体左側のベゼルがペンをマグネットで収納するスペースになっており、ここを掴んで持つことで画面に指が触れることなく安定して操作できます 。これは電子書籍リーダーでよく見られるデザインで、非常に合理的です。付属のカバーはペンごと全体を覆う形状で、カバンの中でペンが外れてしまう心配がありませんでした 。
「Magic Drawing Pad」もペンを収納できる保護ケースが付属しますが、こちらはより一般的なタブレットケースの形式です。ただ、「Magic Note Pad」のカバー装着時の重量は約750gとなり、片手で持ち続けるには少し重く感じるかもしれません 。
<Magic Note Padの付属品>
- 専用カバー
- 保証書
- マニュアル
- 充電ケーブル
- 充電アダプター
- 専用ペン替え芯
まとめ:デザイン
- Magic Note Pad:背面カメラをなくした完全フラットデザインと495gの軽さで、ノート用途に徹底的に最適化されている 。
- Magic Drawing Pad:microSDカードスロットや背面カメラを備え、アート制作の利便性を追求した、より多機能なタブレットデザイン 。
- 携帯性:「Magic Note Pad」が100g以上軽く、日常的な持ち運びでは圧倒的に有利 。
- 使い勝手:「Magic Note Pad」のフラットな背面は、机上での筆記体験を向上させる大きな魅力。一方、「Magic Drawing Pad」のUSBポートの位置は、一部のユーザーから使いにくいとの指摘がある 。
- 拡張性:microSDカードスロットの有無が、両者のターゲットユーザーを明確に分けている 。
ディスプレイの比較:見る・描く体験の進化
前モデル「Magic Drawing Pad」は、まるで紙に描いているかのようなリアルな描き心地を提供するX-Paperディスプレイが特徴でした。その紙のような質感は多くのクリエイターに支持されましたが、この度登場した「Magic Note Pad」は、さらに進化を遂げたディスプレイを搭載し、「見る」「描く」体験を新たな次元へと引き上げます。
表現の幅を広げる3つのカラーモード
「Magic Note Pad」の最大の進化点は、何と言っても新搭載の「3-in-1 X-Paperディスプレイ」でしょう。これは、用途に合わせて3つの異なるカラーモードをシームレスに切り替えられる画期的な機能です。
まず、「ネイチャーカラーモード」は、画像本来の色を忠実に再現します。これにより、写真やイラストを鮮やかに表示し、クリエイティブな制作活動において、色の確認や細部の表現に最大限の力を発揮します。
例えば、Adobe FrescoやProcreateなどの描画アプリを使ってイラスト制作をする際に、色の確認や細部の表現に最大限の力を発揮します。旅行先で撮影した風景写真を「Magic Note Pad」で表示すれば、まるでその場にいるかのような臨場感を味わえます。
次に、「ライトカラーモード」は、目に優しい低彩度表示を実現。長時間の読書や作業でも目の負担を軽減してくれるため、集中してコンテンツに向き合いたい時に最適です。まるで紙の本を読んでいるかのような感覚で、長時間の読書でも目が疲れにくく、例えば、お気に入りの小説の世界に没頭することができます。Kindleや楽天Koboなどの電子書籍ストアで購入した書籍を、「Magic Note Pad」で快適に楽しめます。
そして、「インクペーパーモード」は、まるで本物の紙のようなモノクロ表示が可能です。メモやノートを取る際に、目に優しく、書いた内容に集中できる環境を提供します。また、長文の読書にも適しており、紙媒体を読む感覚で快適に楽しめます。
例えば、GoodNotes 5やNotabilityなどのノートアプリを使用すれば、紙のノートと同じように、目の負担を最小限におさえて手書きでメモを取り、デジタルならではの機能(検索、共有、編集など)を活用できます。
カラーモード簡単切り替え
これらのモードは、専用の「X-Paper Key」を使用すれば、ワンタッチで簡単に切り替えられるため、状況に応じて最適な表示方法をすぐに選択できます。前モデルの「Magic Drawing Pad」では実現できなかった、この柔軟な使い分けが「Magic Note Pad」の大きな魅力と言えるでしょう。
滑らかな操作性と視認性の向上
「Magic Note Pad」は、リフレッシュレートが「Magic Drawing Pad」の60Hzから90Hzに向上。画面のスクロールやペン先の動きがより滑らかになり、快適な操作感を実現しています。
さらに、「Magic Note Pad」は「AGナノエッチング加工」により、光の反射や映り込みを抑え、屋外や明るい場所での視認性が向上しました。これにより、「Magic Drawing Pad」では難しかった、場所を選ばずに作業や読書に集中できるようになりました。
進化のポイント
「Magic Note Pad」は、「Magic Drawing Pad」から以下の点で大きく進化しました。
- 3つのカラーモード: 読書、ノート作成、イラスト制作など、用途に合わせて最適な表示モードを選択可能。
- 90Hzリフレッシュレート: より滑らかな表示で、動画視聴やゲームも快適に。
- AGナノエッチング加工: 屋外でも見やすく、目に優しい。
これらの進化によって、「Magic Note Pad」は、あらゆるシーンであなたの「見る」「描く」をサポートする、頼れるパートナーへと進化しました。
スタイラスペンの比較:書き心地と使いやすさ
前モデル「Magic Drawing Pad」に付属していた「X3 Pro Pencil」は、16,384段階の筆圧感知と充電不要という特徴で、多くの方から「まるで紙に書いているようだ」と好評を得ていました。
新モデル「Magic Note Pad」に付属する「X3 Pro Pencil 2」は、「X3 Pro Pencil」の長所を受け継ぎながら、さらに自然な書き心地と、デジタルならではの利便性を追求しました。
水性ペンのような書き味:「X3 Pro Pencil 2」の新開発ソフト替え芯
「X3 Pro Pencil 2」の最も注目すべき点は、新開発のソフトな替え芯を採用したことです。これにより、従来のペン先と比較して、ディスプレイ表面への密着感が増し、まるで水性ペンで紙に書いているかのような、より自然で滑らかな書き心地を実現しました。
筆圧に応じて繊細な線の強弱を表現できるのはもちろんのこと、ペン先が適度な抵抗を生み出すことで、よりコントロールしやすく、精確な描画や筆記をサポートします。
前モデルの「X3 Pro Pencil」も高い筆圧感知性能を誇っていましたが、「X3 Pro Pencil 2」のソフトな替え芯は、さらに一段階上の、心地よい筆記体験を提供してくれます。
例えば、イラスト制作でCLIP STUDIO PAINTやAdobe Frescoなどのアプリで、水彩画のような表現や、繊細な線画を描く際に、その真価を発揮します。「X3 Pro Pencil」よりもさらに表現の幅が広がります。また、メモ・ノート: GoodNotes 5やNotabilityなどのノートアプリで、手書きのメモやアイデアスケッチを取る際にも、紙のノートと遜色ない書き心地を体験できます。
日常使いをさらに快適にする、使いやすさの進化
「Magic Note Pad」と「X3 Pro Pencil 2」の連携は、書き心地の向上だけでなく、使いやすさの面でも進化を見せています。まず、本体側面にマグネットが内蔵され、ペンをピタッと吸着させて持ち運ぶことが可能です。
さらに、専用のペンスロットも用意されているため、紛失の心配を減らし、使いたい時にすぐにペンを取り出すことができます。充電やペアリングが不要な点は、前モデルから変わらず、インスピレーションが湧いた瞬間にすぐにアイディアを書き留めることができます。
作業効率をアップ:「X3 Pro Pencil」から強化されたショートカット、そして新機能
また、「X3 Pro Pencil 2」にはカスタマイズ可能なショートカットキーが搭載されており、消しゴム機能などを割り当てることで、作業効率を大幅に向上させることができます。加えて、新しい機能として、ペンのボタンを押しながら画面をタップすることで、簡単にスクリーンショットを撮影し、プリインストールされている「XPPen Notes」アプリにメモとして保存できる連携機能が追加されました。これにより、アイデアを素早く記録し、整理することが可能になります。
例えば、Web会議において、オンライン会議中に、画面共有された資料を瞬時にキャプチャし、重要なポイントを「XPPen Notes」にメモできます。「X3 Pro Pencil」では、別途スクリーンショットを撮って、ノートアプリに貼り付ける必要がありましたが、「X3 Pro Pencil 2」なら、よりスムーズな情報収集が可能です。
また、Web検索では、ブラウジング中に見つけた気になる情報をすぐにキャプチャし、「XPPen Notes」に保存して、後でじっくりと確認できます。
進化のポイント
「X3 Pro Pencil 2」は、「X3 Pro Pencil」から以下の点で進化しました。
- 新開発のソフト替え芯:水性ペンのような自然で滑らかな書き心地を実現。
- マグネット吸着とペンスロット:本体への収納が容易になり、携帯性が向上。
- XPPen Notesアプリ連携:スクリーンショットを簡単に保存できる機能を追加。
「Magic Note Pad」と「X3 Pro Pencil 2」の組み合わせは、単にデジタルで文字や絵を描くだけでなく、まるで紙とペンを使っているかのような感覚で、より創造的で効率的な作業環境を提供します。進化した書き心地と使いやすさを、ぜひあなたの手で体験してみてください。
プリインストールアプリの比較:用途に合わせたソフトウェア
前モデル「Magic Drawing Pad」は、描画に特化したデバイスとして、お絵かきアプリ「ibis Paint X」がプリインストールされ、購入者特典として無料メンバーシップが付与されていました。これにより、箱を開けてすぐに本格的なイラスト制作を楽しめました。
新モデル「Magic Note Pad」は、クリエイティブな用途だけでなく、学習、ビジネスなど、さらに幅広いシーンで活用できるよう、プリインストールアプリのラインナップを大幅に強化しました。
ノート作成を強力にサポートする「XPPen Notes」
「Magic Note Pad」の目玉となるプリインストールアプリは、ノート作成に特化した「XPPen Notes」です。このアプリは、単なる手書きメモアプリではありません。手書き文字をデジタルフォントに変換する機能、蛍光ペンやレーザーペンを含む5種類のペンブラシ、メモを取りながらの録音と音声の文字起こし機能など、ノートを取るという行為をより効率的で多機能なものへと昇華させます。
<XPPen Notesのできること>
- 手書き文字のテキスト変換: 例えば、会議中に手書きした議事録を、後から簡単にテキストデータに変換できます。50以上の言語に対応しているので、海外との共同プロジェクトでも活躍します。
- 多彩なペンツール: 蛍光ペンやレーザーペンなど、5種類のペンブラシを使い分けることで、紙のノートでは難しい表現も可能です。
- 音声録音&文字起こし: 講義や会議の内容を録音しながらメモを取り、後から音声と手書きメモを同時に確認できます。さらに、音声をテキスト化することも可能です。
- PDFファイルのインポーPDF編集: 論文や資料などのPDFファイルを読み込み、直接書き込みや注釈を追加できます。例えば、GoodReaderやAdobe Acrobat Readerで開いていたPDFファイルに、直接「XPPen Notes」で注釈を入れる、といった使い方ができます。
さらに、PDFファイルのインポートと編集もも可能なので、資料に直接書き込みをしたり、注釈を入れたりすることも容易です。50以上の言語に対応した手書きテキスト変換機能は、言語の壁を感じさせることなく、あなたの思考をスムーズにデジタル化してくれるでしょう。
- PDF編集: 論文や資料などのPDFファイルを読み込み、直接書き込みや注釈を追加できます。例えば、GoodReaderやAdobe Acrobat Readerで開いていたPDFファイルに、直接「XPPen Notes」で注釈を入れる、といった使い方ができます。
「Magic Drawing Pad」にはなかったこれらの豊富な機能は、「Magic Note Pad」が単なるお絵かきツールではなく、学習やビジネスなど、より広範なシーンで活躍できるデバイスであることを示しています。
オフィス業務もこれ一台で完結。「WPS Office」を標準搭載
さらに、「Magic Note Pad」には、ビジネスシーンで必須のオフィスソフト「WPS Office」もプリインストールされています。これにより、Word、Excel、PowerPointといった主要なファイル形式の閲覧・編集が可能となり、外出先や移動中でも手軽にドキュメントの確認や修正作業を行うことができます。
1ヶ月間の無料メンバーシップも提供されており、より高度な機能を利用することも可能です。「Magic Drawing Pad」は描画に特化していましたが、「Magic Note Pad」は「WPS Office」の搭載により、オフィス業務においても高い利便性を発揮します。
例えば、
- 出張中に、クライアントから送られてきたWord文書を「Magic Note Pad」で確認し、修正を加えて返信する。
- 移動中に、Excelで作成された売上データを「Magic Note Pad」で開き、グラフを確認する。
- プレゼンテーション前に、PowerPointのスライドを「Magic Note Pad」で最終確認し、手書きでメモを書き加える。
など、様々なシーンで活用できるようになっています。
進化のポイント
「Magic Note Pad」のプリインストールアプリは、「Magic Drawing Pad」から以下の点で大きく進化しました。
- XPPen Notesアプリ:手書き文字テキスト変換、録音、音声テキスト化、PDF編集など、ノート作成に特化した豊富な機能を搭載。
- WPS Office:Word、Excel、PowerPointファイルの閲覧・編集が可能となり、オフィス業務にも対応。
これらの進化により、「Magic Note Pad」は、クリエイティブな作業はもちろんのこと、学習やビジネスシーンにおいても強力なパートナーとなります。用途に合わせて最適化されたプリインストールアプリを活用し、創造性と生産性をさらに高めることができます。
基本性能の比較:システム、プロセッサ、メモリ
前モデル「Magic Drawing Pad」は、快適な描画体験を提供するべく、オクタコアプロセッサや8GBのRAMを搭載していました。今回登場した「Magic Note Pad」は、その基本性能をさらに洗練させ、より幅広い用途に対応できる進化を遂げています。ここでは、オペレーティングシステム、プロセッサ、メモリといった基本性能に焦点を当て、その進化のポイントを詳しく見ていきましょう。
最新のAndroid 14で実現する、よりスムーズで安全な体験
「Magic Note Pad」の大きな進化点の一つは、最新のAndroid 14™を搭載したことです。前モデル「Magic Drawing Pad」のAndroid 12からバージョンアップしたことにより、最新の機能や改善されたセキュリティ機能を利用できるようになりました。
これにより、より快適で安全なタブレット体験が期待できます。例えば、プライバシー管理の強化や、よりスムーズなマルチタスク処理、最新のユーザーインターフェースなどが挙げられます。
最新機能の利用: Android 14の新機能や改善されたセキュリティ機能を活用できます。
- プライバシー強化: より詳細なプライバシー設定が可能になり、安心して利用できます。
- スムーズな操作: マルチタスク処理が向上し、複数のアプリを同時に使っても快適に操作できます。例えば、WPS Officeで資料を作成しながら、XPPen Notesでアイデアをメモする、といった使い方がスムーズに行えます。
わずかなクロック数の違いに隠された、最適化への追求
プロセッサに関しても、「Magic Note Pad」は新しいMediaTek MT8781を採用しています。前モデル「Magic Drawing Pad」のMT8771と比較すると、高性能コアのクロック周波数が2.4GHzから2.2GHzへとわずかに変更されています。
一見するとスペックダウンのように見えるかもしれませんが、これは最新のOSや他のハードウェアとの最適化を図った結果と考えられます。日常的な使用やノート作成といった用途においては、このわずかな差が体感できるほどの違いを生む可能性は低いでしょう。むしろ、新しいプロセッサによる効率性の向上や、安定した動作が期待できます。
例えば、
- Webブラウジング: 複数のタブを開いて情報収集する。
- 動画視聴: YouTubeやNetflixで動画を楽しむ。
- オンライン会議: ZoomやGoogle Meetでビデオ会議に参加する。
といった、日常的な用途や、「XPPen Notes」「WPS Office」などのプリインストールアプリの使用においては、「Magic Drawing Pad」との体感差はほとんどないでしょう。
用途に合わせたメモリとストレージの再設計
RAMとROMの容量については、「Magic Note Pad」は6GBのRAMと128GBのROMを搭載しています。これは、「Magic Drawing Pad」の8GBのRAMと256GBのROMと比較すると、数値上は減少しています。
しかし、この変更は「Magic Note Pad」がよりノート作成やオフィス業務といった用途に重点を置いていることを示唆しています。6GBのRAMでも、日常的なタスクやプリインストールされたアプリの使用においては十分なパフォーマンスを発揮すると考えられます。
また、128GBのROMは、ノートやドキュメント、必要なアプリなどを保存するには十分な容量と言えるでしょう。ただし、「Magic Drawing Pad」にあったmicroSDカードによるストレージ拡張機能は、「Magic Note Pad」には搭載されていない点には注意が必要です。クラウドストレージなどを活用することで、容量不足を補うことが可能です。
クラウドストレージ活用: Google DriveやDropboxなどのクラウドストレージサービスを利用すれば、「Magic Note Pad」で作成したデータを安全に保存・共有できます。
USB-C接続: 外付けSSDやUSBメモリを接続し、大容量データを扱うことも可能です(別途、USB-Cハブなどが必要になる場合があります)。
進化のポイント
「Magic Note Pad」の基本性能における進化のポイントは以下の通りです。
- オペレーティングシステム: Android 14™の採用により、最新機能とセキュリティが向上。
- プロセッサ: MT8781の採用による最適化。日常使用における体感差は小さい可能性。
- RAM/ROM: 6GB/128GBの構成は、ノート作成やオフィス業務に最適化。
「Magic Note Pad」の基本性能は、最新のOSを搭載し、用途に合わせて最適化されています。数値上のスペックだけでなく、実際の使用感や安定性を重視した設計思想が伺えます。日々のタスクを快適にこなしたいユーザーにとって、「Magic Note Pad」は十分なパフォーマンスを発揮してくれます。
Antutuベンチマーク
Magic Note PadはMediaTek MT8781 (Helio G99) プロセッサを搭載し、Antutu V10 ベンチマーク総合で約 35万点 前後を記録していました。
例1:Antutu V10 総合で「355395」、CPUで「120712」、GPUで「64616」、MEMで「71087」、UXで「98980」
同じプロセッサは、「Alldocube iPlay 60 Pro」や「Alldocube iPlay 60 Pad Pro」などにも搭載されており、約 40万点 を記録しています。
例2:Antutu V10 総合で「408340」、CPUで「123883」、GPUで「64784」、MEMで「104175」、UXで「115498」
使用する機種によって違いがありますが、35-40万点の性能を持っていることは確かです。
前モデル「Magic Drawing Pad」のAntutuベンチマークを確認
一方、前モデル「Magic Drawing Pad」はMediatek Kompanio 800T MT8771を搭載し、Antutu V10 ベンチマーク総合で約 44万点を記録していました。
例: Antutu V10 総合で「440134」、CPUで「133637」、GPUで「145520」、MEMで「81672」、UXで「71217」
Magic Note Pad(Antutuスコアが約40万点である場合)は前モデル「Magic Drawing Pad」よりも約4万スコアが低くなりますが、大きな差はなく、ほぼ同じくらいの性能であるといえます。
※仮にMagic Note PadのAntutu総合スコアが約35万点であったとしても約10万ほどの差しかないため、動作にはそれほど違いがないと思われます。
MediaTek MT8781 性能を比較
MediaTek MT8781 (Helio G99) は他のCPUと比べて、どのくらいの性能なのでしょうか?ベンチマークで比較してみました。
<CPUランキング>
※Antutu V10 ベンチマーク総合で比較したものです。
- Qualcomm Snapdragon 8 Gen3 (Lenovo Yoga Tab Plus)・・・Antutu:200万
- Snapdragon 8 Gen 2 (Galaxy Tab S9)・・・Antutu:150万
- Snapdragon 7+ Gen 3 (Xiaomi Pad 7)・・・Antutu:145万
- Exynos 1380 (Galaxy Tab S9 FE)・・・Antutu:約 51万
- Mediatek Kompanio 800T MT8771(Magic Drawing Pad)・・・Antutu:約 44万
- Exynos 1280 (Galaxy Tab S6 Lite 2024)・・・Antutu:約 43万
- MT8781 Helio G99 (Magic Note Pad) ・・・Antutu:約 40万
- Qualcomm Snapdragon 720G (Galaxy Tab S6 Lite 2023)・・・Antutu:約 37万
- Snapdragon 680 (Redmi Pad SE)・・・Antutu:約 27万
- MediaTek Helio G88 (Lenovo Tab M11)・・・Antutu:約 26万
<比較から分かること>
MediaTek MT8781 (Helio G99)は、Antutu V10の総合スコアが約40万点であり、これはミッドレンジSoCとしての位置づけを示しています。日常的なタスク(Webブラウジング、SNS、動画視聴など)はスムーズにこなし、多くのゲームも中程度の設定で快適にプレイできる性能を持っていることを意味します。
ただし、ハイエンドモデルと比較すると処理能力には限界があり、非常に高いグラフィック設定を要求するゲームや、高度なマルチタスク処理には向かない可能性があります。
CPU性能
MediaTek MT8781 (Helio G99)のCPUスコアは約12万点であり、これは8コア構成(2つの高性能Cortex-A76コアと6つの高効率Cortex-A55コア)によるバランスの取れた性能を示しています。
日常的なアプリの操作や、ある程度のマルチタスク処理において、十分な処理能力を発揮します。しかし、非常に複雑な計算処理や、シングルコア性能が重視される一部のタスクでは、ハイエンドCPUに比べて処理速度が劣る場合があります。
GPU性能
MediaTek MT8781 (Helio G99)のGPUスコアは約6万5千点であり、これはMali-G57 MC2 GPUの性能を反映しています。このGPUは、多くのゲームを中程度の設定でプレイできるだけの性能を持っていますが、最新の3Dゲームを高画質設定でプレイするには力不足です。原神のようなグラフィックが美しいゲームでは、画質設定を調整する必要があるでしょう。
まとめ
総合的に見て、MediaTek MT8781 (Helio G99)は、コストパフォーマンスに優れたミッドレンジSoCであり、日常使いや多くのゲームを快適に楽しめる性能を持っています。ヘビーゲーマーや、常に最高のグラフィック設定でゲームを楽しみたいユーザーには物足りないかもしれませんが、一般的なユーザーにとっては十分な性能を提供すると言えるでしょう。
ゲーム性能:MediaTek MT8781
MediaTek Helio G99 (MT8781)は、ミドルレンジのSoCとして、多くの人気ゲームを中程度の設定で快適にプレイできる性能を備えています。特に、PUBG Mobileのような最適化が進んでいるゲームでは、画質設定を調整することで、60FPSに近い滑らかなプレイが可能です。
原神や鳴潮 (Wuthering Waves)のような高いグラフィック性能を要求するゲームでは、画質設定を中にすることで、30FPS前後でのプレイが可能です。これらのゲームをより高いFPSで楽しみたい場合は、より高性能なSoCを搭載したデバイスを検討する必要があります。
全体として、Helio G99は、日常使いやゲームプレイにおいて、バランスの取れた性能を提供します。コストパフォーマンスに優れたSoCと言えるでしょう。ただし、最高のグラフィック設定で最新のゲームをプレイしたいヘビーゲーマーには、より上位のモデルが適しています。
<人気ゲームタイトルのFPS>
原神:
画質設定: 中:FPS: 30-40 FPS 広大なオープンワールドを探索するRPG。画質を中に設定した場合、平均して30-40FPSで動作します。戦闘中やエフェクトが多い場面では、一時的にFPSが低下することがありますが、プレイに支障が出るほどではありません。より滑らかな動作を求める場合は、画質設定を下げることで、45-60FPS付近を維持できます。
崩壊:スターレイル:
画質設定: 中:FPS: 30-45 FPS ターン制のRPG。画質を中に設定した場合、30-45FPSで動作します。戦闘シーンやイベントシーンでも比較的安定したFPSを維持できます。画質設定を高にしてもプレイ可能ですが、場面によってはFPSが低下することがあります。
タワーオブファンタジー:
画質設定: 中:FPS: 30-40 FPS オープンワールドRPG。画質設定を中にした場合、平均30-40FPSで動作します。多数のプレイヤーと同時にプレイする状況や、複雑なエフェクトが表示される場面ではFPSが低下する可能性があります。
鳴潮 (Wuthering Waves):
画質設定:中:FPS:30 FPS前後 オープンワールドアクションRPG。画質設定を中にした場合、戦闘時や移動時など、多くの場面で30FPS前後で動作します。このゲームは、比較的に高いグラフィック性能を要求するため、画質設定を高くすると、FPSが大きく低下する可能性があります。
<バトルロイヤルゲームタイトルのFPS>
PUBG Mobile:
画質設定: スムーズ + 極限 (60 FPS):FPS: 50-60 FPS バトルロイヤルゲーム。画質設定を「スムーズ」にし、フレームレート設定を「極限」にすることで、50-60FPSで安定してプレイできます。激しい戦闘シーンでも、比較的高いFPSを維持できるため、快適にプレイできます。
Call of Duty: Mobile:
画質設定: 中:FPS: 40-50 FPS FPSゲーム。画質設定を中にした場合、40-50FPSで動作します。マルチプレイの対戦でも、比較的安定したFPSでプレイできます。
フォートナイト:
画質設定:中:FPS:30-40 FPS バトルロワイヤルゲーム。画質設定を中にした場合、30-40FPSで動作します。時々フレームレートが低下することがありますが、概ねプレイは可能です。より安定した動作を求める場合は、画質を下げる必要があります。
荒野行動:
画質設定: 中:FPS: 40-50 FPS バトルロイヤルゲーム。画質設定を中にした場合、40-50 FPSで動作します。多くのプレイヤーが同時に接続するゲームですが、比較的安定したFPSでプレイできます。より高いFPSを維持したい場合は、画質設定を下げることをおすすめします。
<その他のゲームタイトルのFPS>
Asphalt 9: Legends:
画質設定: 高:FPS: 30 FPS レースゲーム。画質設定を高にしても、30FPSで安定して動作します。派手なエフェクトや高速なレース展開でも、スムーズな映像で楽しめます。
Minecraft:
描画距離: 中:FPS: 40-60 FPS サンドボックスゲーム。描画距離を中に設定した場合、40-60FPSで動作します。プレイするワールドの複雑さや、設置するオブジェクトの数によってFPSは変動します。
Among Us:
FPS: 60 FPS 宇宙人狼系ゲーム。非常に軽量なゲームであるため、常に60FPSで動作し、問題なくプレイできます。
カメラと外部ストレージの比較:用途の分かれ道
前モデル「Magic Drawing Pad」は、13MPのリアカメラと8MPのインカメラを搭載し、写真撮影からビデオ通話まで、幅広い用途に対応できる点が魅力の一つでした。また、microSDカードによる外部ストレージの拡張も可能で、多くのデータを保存したいユーザーにとって心強い機能でした。
しかし、今回登場した「Magic Note Pad」では、カメラと外部ストレージの構成が大きく変更されています。この変更は、Magic Note Padが特定の用途に特化したデバイスであることを示唆しています。
ビデオ通話に特化?リアカメラを廃止し、インカメラを強化
「Magic Note Pad」では、リアカメラが廃止され、代わりに13MPの高解像度インカメラのみが搭載されています。これは、「Magic Note Pad」が主にノート作成やオンラインコミュニケーションといった用途に重点を置いていることを示唆しています。高画質のインカメラは、ビデオ会議やオンライン授業などでの利用において、よりクリアな映像を提供し、コミュニケーションの質を高めるでしょう。
例えば、
- オンライン会議: ZoomやMicrosoft Teamsでの会議で、クリアな映像で自分の表情を伝え、円滑なコミュニケーションを実現します。
- オンライン授業: 先生やクラスメートとのビデオ通話で、より積極的に授業に参加できます。
- リモートワーク: 自宅や外出先から、オフィスにいるかのような臨場感で仕事ができます。
などのシーンでよりいっそう活用できます。
一方、「Magic Drawing Pad」のように、風景写真や、紙の資料を撮影してデータ化するといった使い方には、「Magic Note Pad」は不向きです。
データ管理はクラウドへ?外部ストレージ拡張機能の不在
「Magic Note Pad」のもう一つの大きな変更点は、外部ストレージの拡張機能がない可能性が高いことです。前モデル「Magic Drawing Pad」では、microSDカードで最大512GBまでストレージを拡張できましたが、「Magic Note Pad」に関する公式情報や搭載されているプロセッサのスペックから判断すると、microSDカードスロットは搭載されていないと考えられます。
これは、デバイスの薄型化や軽量化に貢献する一方で、大容量のデータをローカルに保存したいユーザーにとっては注意点となります。今後は、クラウドストレージサービスなどを活用したデータ管理が中心となるでしょう。
用途で選ぶ:Magic Drawing Padの多用途性とMagic Note Padの特化性
Magic Drawing Padがリアカメラと外部ストレージ拡張機能を備えていたのは、写真撮影や動画撮影、多くのアプリやデータを保存するなど、多岐にわたる用途に対応するためでした。一方、「Magic Note Pad」は、リアカメラを廃止し、外部ストレージ拡張機能がない可能性が高いことから、ビデオ通話やノート作成といった特定の用途に特化していると考えられます。
- 「Magic Drawing Pad」: 多用途性。写真・動画撮影、大容量データ保存など、幅広い用途に対応。
- 「Magic Note Pad」: 特化型。ビデオ通話、オンライン学習、デジタルノートとしての利用に最適化。
進化のポイント
Magic Note Padにおけるカメラと外部ストレージの進化のポイントは以下の通りです。
- リアカメラの廃止: インカメラに特化し、ビデオ通話などの利用に注力。
- 高画質インカメラ: 13MPの高解像度により、クリアな映像でのコミュニケーションを実現。
- 外部ストレージ拡張機能の可能性: 非搭載である可能性が高く、クラウドストレージの活用が推奨される。
「Magic Note Pad」は、カメラと外部ストレージの構成を見直すことで、特定の用途に特化した性能向上を図っています。ビデオ通話やオンライン学習、デジタルノートとしての利用を重視するユーザーにとっては、より魅力的な選択肢となるでしょう。一方、写真撮影や大容量データの保存を頻繁に行うユーザーは、これらの変更点を考慮する必要があります。
機能:Magic Note Padならではの進化を再確認
前モデル「Magic Drawing Pad」は、プロフェッショナルなイラスト制作を可能にする豊富な機能を備えていましたが、今回登場した「Magic Note Pad」は、その基盤を受け継ぎつつ、ノート作成や読書体験をより快適にするための独自の機能が多数追加されました。ここでは、Magic Note Padならではの便利な機能群に焦点を当て、その魅力を余すところなくお伝えします。
ワンタッチで変わる世界:X-Paper Keyによるカラーモード切り替え
「Magic Note Pad」の特筆すべき機能の一つが、「X-Paper Key」によるカラーモードの切り替えです。ディスプレイに関する項目でも触れましたが、ネイチャーカラー、ライトカラー、インクペーパーの3つのモードを、この専用キーをワンタッチするだけで瞬時に切り替えることができます。
これにより、用途に合わせて最適な表示方法をシームレスに選択でき、例えば、カラーイラストの確認から目に優しいモノクロでの読書へと、スムーズに移行することが可能です。「Magic Drawing Pad」にはなかったこの機能は、Magic Note Padの利便性を大きく向上させるポイントと言えるでしょう。
思いついた瞬間を捉える:タップでのスクリーンショット
「Magic Note Pad」では、ペンボタンと画面のタップを組み合わせることで、簡単にスクリーンショットを撮影できる機能が搭載されました。これにより、画面上の気になる情報を素早く保存し、アイデアを逃すことなく記録することができます。撮影したスクリーンショットには、そのまま注釈を書き込むことも可能で、会議中のメモやウェブサイトの気になる部分などを手軽に保存・共有する際に非常に便利です。
作業効率を向上させる:ペンフローティングボタンと画面分割
「Magic Note Pad」に新たに搭載されたペンフローティングボタンは、画面の隅に常に表示される小さなボタンで、タップすることでショートカットパネルを呼び出すことができます。
このパネルからは、よく使う機能への素早いアクセスが可能になるだけでなく、画面分割機能を利用して複数のアプリを同時に起動することもできます。例えば、資料を見ながらノートを取ったり、ウェブサイトを参照しながらアイデアを書き出したりといったマルチタスク作業が、より効率的に行えるようになります。
スタイリッシュで実用的:磁気ペンスロット
「Magic Note Pad」には、スタイラスペン「X3 Pro Pencil 2」をスマートに収納できる磁気ペンスロットが搭載されています。これにより、ペンを紛失する心配が減り、使いたい時にすぐに取り出すことができます。マグネットによる吸着は確実で、持ち運びの際にもペンが不用意に外れることはありません。前モデルにはなかったこの機能は、ペンの収納という日常的な動作をより快適でスマートなものにしてくれます。
進化のポイント
「Magic Note Pad」は、「Magic Drawing Pad」から以下の点で機能が進化しました。
- X-Paper Key:ワンボタンでのカラーモード切り替えによる利便性向上。
- タップでのスクリーンショット:ペンボタンと画面タップによる手軽なスクリーンショット機能。
- ペンフローティングボタン:ショートカットパネルと画面分割機能による作業効率の向上。
- 磁気ペンスロット:スタイラスペンのスマートな収納と携帯性の向上。
これらの新しい機能に加えて、「Magic Note Pad」は、ノート作成に特化した「XPPen Notes」アプリや、オフィス業務に役立つ「WPS Office」をプリインストールしており、ソフトウェア面でも進化を遂げています。これらの進化により、「Magic Note Pad」は、単なるお絵かきツールだった「Magic Drawing Pad」から、より多用途で日常使いに便利なデバイスへと大きく進化しました。
Magic Note Padのメリットとデメリット
「Magic Note Pad」は、他機種と比較した際にいくつかの明確なメリットとデメリットを持っています。ここではその長所と短所について紹介します。
【メリット】
メリット1:ディスプレイの多様性
Magic Drawing Padや他の機種と異なり、Magic Note Padは3-in-1 X-Paperディスプレイを搭載しています。これは、ネイチャーカラー、ライトカラー、インクペーパーの3つのカラーモードをワンタッチで切り替えられる機能です。
「Magic Drawing Pad」は紙のような書き心地を提供することに特化していますが、Magic Note Padは用途に応じて画面表示を最適化できます。例えば、イラスト制作時にはネイチャーカラーモードで鮮やかな色彩を表現し、読書時にはインクペーパーモードで目に優しいモノクロ表示に切り替えることができます。
Galaxy Tab S6 Lite 2024やXiaomi Pad 7、Lenovo Yoga Tab Plusにもこのようなカラーモードの切り替え機能はありません。
メリット2:高度な手書き入力機能
XPPen Notesアプリは、Magic Note Padの大きなメリットです。このアプリは、手書き文字をテキストに変換する機能、50種類以上のペンブラシ、録音と音声の文字起こし機能、PDFファイルのインポートと編集機能など、多彩な機能を備えています。Magic Drawing Padにはibis Paint Xがプリインストールされていますが、ノート作成機能は限定的です。
Galaxy Tab S6 Lite 2024、Xiaomi Pad 7、Lenovo Yoga Tab Plusも、Magic Note Padのような高度な手書き入力機能は提供していません。
メリット3:価格の優位性
Magic Note Padのキャンペーン価格は59,999円と、比較機種の中でも非常に魅力的です。Lenovo Yoga Tab Plusは89,980円、Magic Drawing PadはAmazonで76,000円と、Magic Note Padよりも高価です。Xiaomi Pad 7はクーポン適用で実質49,980円とMagic Note Padより安価ですが、Xiaomi Pad 7はXiaomi フォーカスペンが別売りであることを考慮すると、手書き入力環境を構築するためのコストはMagic Note Padと同等以上になる可能性があります。
Galaxy Tab S6 Lite 2024は53,570円とMagic Note Padに近い価格帯ですが、RAMやストレージ容量、プロセッサ性能でMagic Note Padが勝ります。価格と機能のバランスを考えると、Magic Note Padは高いコストパフォーマンスを実現していると言えるでしょう。
メリット4:最新OSとプリインストールアプリ
Magic Note PadはAndroid 14を搭載しており、Magic Drawing PadのAndroid 12よりも新しいOSで動作します。最新のOSはセキュリティやパフォーマンスの面で優れており、より快適な操作性を実現しています。また、Magic Note PadにはWPS Officeがプリインストールされており、追加費用なしでオフィス文書の編集作業が可能です。Galaxy Tab S6 Lite 2024もAndroid 14ですが、プリインストールされているオフィスアプリはありません。
これらのメリットは、Magic Note Padがノート作成やビジネス用途に最適化されたタブレットであることを示しています。高性能なプロセッサや大容量ストレージを求めるユーザーには他の選択肢もありますが、手書き入力とコストパフォーマンスを重視するユーザーにとっては、Magic Note Padは非常に魅力的な製品と言えるでしょう。
【デメリット】
デメリット1:プロセッサ性能の差
Lenovo Yoga Tab PlusやXiaomi Pad 7と比較すると、Magic Note Padのプロセッサ性能は劣ります。Magic Note PadはMediaTek Helio G99を搭載していますが、Yoga Tab PlusはSnapdragon 8 Gen 3、Xiaomi Pad 7はSnapdragon 7+ Gen 3を搭載しており、Antutuベンチマークスコアで大きな差があります。このため、高負荷なゲームや複雑なマルチタスク処理において、Magic Note PadはYoga Tab PlusやXiaomi Pad 7よりもパフォーマンスが低下する可能性があります。
デメリット2:メモリとストレージ容量の不足
Magic Drawing Padと比較すると、Magic Note PadはRAMとROMの容量が少なくなっています。Magic Drawing Padは8GB RAMと256GB ROMを搭載しているのに対し、Magic Note Padは6GB RAMと128GB ROMです。
また、Magic Drawing PadはmicroSDカードによるストレージ拡張が可能ですが、Magic Note Padにはその機能がありません。そのため、多くのアプリをインストールしたり、大容量のファイルを取り扱う場合は、Magic Note Padでは容量不足を感じる可能性があります。
デメリット3:外部接続オプションの制限
Magic Drawing Padは3.5mmヘッドホンジャックを搭載していますが、Magic Note Padにはありません。有線ヘッドホンを使用したい場合は、USB-C変換アダプタが必要になります。また、Magic Drawing PadはUSB Type-C (OTG)に対応しており、外部デバイスとの接続が容易ですが、Magic Note PadのUSB-Cポートの詳細は不明です。OTGに対応していない場合、外部ストレージへのアクセスなどが制限される可能性があります。
デメリット4:カメラ機能の限定
Magic Drawing PadとGalaxy Tab S6 Lite 2024は背面カメラを搭載していますが、Magic Note Padにはありません。資料の撮影やメモのデジタル化など、リアカメラを活用したい場合は、Magic Note Padでは対応できません。Magic Note Padは13MPのフロントカメラを搭載しており、ビデオ通話などには十分な性能ですが、多用途性に欠ける点はデメリットと言えるでしょう。
デメリット5:付属ペンの機能差
Galaxy Tab S6 Lite 2024に付属するSペンはBluetooth LEに対応しており、リモコン機能などを利用できますが、Magic Note PadのX3 Pro Pencil 2にはそのような機能はありません。プレゼンテーションなどでペンをリモコンとして使用したい場合は、Sペンの方が便利です。
これらのデメリットは、Magic Note Padがノート作成や読書に特化したタブレットであることに起因しています。多機能性を求めるユーザーにとっては物足りない部分もありますが、特定の用途に絞ることで、価格を抑えつつ、優れた手書き入力体験を提供することに成功しています。
購入を検討する際は、自身のニーズと照らし合わせて、これらのデメリットを許容できるかどうかを判断することが重要です。
Magic Note Padのスペック(仕様)一覧
- ディスプレイ: 3-in-1 X-Paper (1920×1200, 90Hz, sRGB 95%, 1670万色, 400nit, フルラミネーション, AGナノエッチング, 低ブルーライト)
- プロセッサ: MediaTek MT8781 (Helio G99) 、8コア
- GPU: Mali-G57 MC2(1GHz)
- RAM(メモリ): 6GB
- ストレージ: 128GB ROM
- バッテリー: 8000mAh (最大1週間駆動の可能性あり)
- 駆動時間: 通常使用で最大1週間 (使用状況による)
- 充電: PD/5V充電対応 (20Wアダプター付属)
- 背面カメラ: なし
- 前面カメラ: 1300万画素
- ワイヤレス通信: Wi-Fi (2.4/5GHz)
- インターフェース: USB-C
- スピーカー: デュアルスピーカー搭載
- マイク: デュアルマイク搭載
- スタイラスペン: X3 Pro Pencil 2 (16384筆圧レベル, 充電・ペアリング不要, ソフトペン先, 磁気吸着)
- 機能: 3カラーモード切替, XPPen Notesアプリ (手書き文字変換, 録音, 音声テキスト化, PDF編集), カスタマイズ可能ショートカットキー, 画面分割, Google Play対応, WPS Officeプリインストール
- オプション: マグネット式ケース付属
- アプリ: XPPen Notes, Google Playアプリ, WPS Office
- OS: Android 14™搭載
- サイズ: 182 x 259 x 7 mm
- 重量: 495 g
- カラー: シルバーホワイト
- 付属品: Magic Note Pad本体, マグネット式ケース, X3 Pro Pencil 2, 替え芯 (4本), 替え芯抜き, USB-Cケーブル, 電源アダプター
Magic Note Padの評価
8つの基準で「Magic Note Pad」を5段階で評価してみました。
画面の見やすさ:★★★★☆
3-in-1 X-Paperディスプレイは、用途に合わせてカラーモードを切り替えられるのが便利です。90HzのリフレッシュレートとAGナノエッチング加工により、滑らかで視認性も高いです。ただし、解像度が1920×1200と、比較機種の中にはより高解像度のものもあるため、星4つ。
スペック:★★★☆☆
Helio G99プロセッサはミッドレンジで、日常使いには十分だが、ヘビーなゲームなどには力不足です。RAM6GB、ROM128GBも同様。前モデルのMagic Drawing Padよりスペックダウンしている点も考慮し、星3つ。
デザイン:★★★★☆
7mmの薄さと495gの軽さで携帯性に優れています。マグネット式ケースも付属し、実用性も高い。具体的なデザインの記述が少ないため、詳細な評価は難しいですが、携帯性重視のデザインは魅力的なので、星4つ。
耐久性: ★★★★☆
耐久性についての具体的なデータはありませんが、マグネット式ケースが付属していることから、ある程度の保護性能は期待できます。未知数な部分もあるため、星4つ。
通信:★★★☆☆
Wi-Fi (2.4/5GHz)に対応している点は良いが、セルラーモデルがないため、Wi-Fi環境が必須となります。通信方式の選択肢が少ないため、星3つ。
機能:★★★★★
3つのカラーモード、XPPen Notesアプリの多機能性、X3 Pro Pencil 2の使いやすさなど、機能面は非常に充実しています。特に、手書き文字変換、録音、音声テキスト化、PDF編集といった機能は、学習やビジネスシーンで大きなメリットとなります。星5つ。
使いやすさ:★★★★☆
X3 Pro Pencil 2の自然な書き心地、X-Paper Keyによるカラーモードのワンタッチ切り替え、タップでのスクリーンショット機能など、使いやすさに配慮した設計がされています。ただし、microSDカードスロットがないため、ストレージ管理には工夫が必要となる可能性があります。星4つ。
価格:★★★★★
キャンペーン価格59,999円は、同等の機能を持つタブレットと比較しても競争力のある価格設定です。コストパフォーマンスは非常に高いと言えます。星5つ。
総評:★★★★☆
Magic Note Padは、手書き入力に特化した機能が充実しており、ノート作成やPDF編集、オンライン会議など、様々なシーンで活躍できるタブレットです。特に、3つのカラーモードを切り替えられるX-Paperディスプレイと、自然な書き心地を実現するX3 Pro Pencil 2は大きな魅力です。一方で、プロセッサやメモリはミッドレンジであり、ヘビーなゲームや高度なマルチタスクには不向きです。
また、外部ストレージがない点は、大容量のデータを扱うユーザーにとってはデメリットとなる可能性があります。しかし、59,999円という価格設定を考慮すると、コストパフォーマンスは非常に高く、手書き入力機能を重視するユーザーにとっては魅力的な選択肢となります。前モデルのMagic Drawing Padと比較すると、エンタメ機能は削ぎ落とされたものの、ノート作成やビジネス用途に特化した機能が強化されており、ターゲット層を明確にした製品と言えます。
結論:どちらを選ぶべきか? Magic Note Pad VS Magic Drawing Pad
Magic Note PadとMagic Drawing Padはどちらも手書き入力に特化したタブレットですが、それぞれ異なる特徴を持つため、どちらを選ぶべきかはユーザーのニーズによって異なります。
パフォーマンスとエンタメ機能を求めるならMagic Drawing Pad
処理性能やストレージ容量、エンタメ機能を重視するなら、Magic Drawing Padが適しています。Magic Drawing Padは、Magic Note Padよりも高性能なプロセッサ(Mediatek Kompanio 800T MT8771)と、より大容量のRAM(8GB)とROM(256GB)を搭載しています。また、microSDカードスロットも備えているため、ストレージ容量をさらに拡張することも可能です。
これらのスペック差は、特にゲームや動画編集など、高い処理能力を必要とする作業を行う際に顕著に現れます。さらに、Magic Drawing Padはクアッドスピーカーを搭載しており、より迫力のあるサウンドを楽しめます。背面カメラも搭載しているため、写真撮影や資料のデジタル化など、多様な用途に対応できます。
コストパフォーマンスと携帯性、実用性を重視するならMagic Note Pad
一方、コストパフォーマンス、携帯性、そしてノート作成やビジネス用途における実用性を重視するなら、Magic Note Padがおすすめです。Magic Note PadはMagic Drawing Padよりも安価でありながら、最新のAndroid 14を搭載し、高度な手書き入力機能を備えています。
3-in-1 X-Paperディスプレイは、用途に合わせて最適な表示モードを選択できるため、目に優しく、長時間の作業でも快適に使用できます。また、Magic Note PadはMagic Drawing Padよりも薄く軽いデザインで、携帯性に優れています。さらに、WPS Officeがプリインストールされているため、ビジネスシーンでもすぐに活用できます。
まとめ
Magic Note Padは、コストパフォーマンスと携帯性、そして実用性を重視するユーザーにとって最適な選択肢です。特に、学生やビジネスパーソンなど、ノート作成や文書編集、そしてオンライン会議などを頻繁に行うユーザーにとって、Magic Note Padは強力なツールとなるでしょう。
一方、より高いパフォーマンスを求めるユーザーや、エンタメ機能も重視するユーザーは、Magic Drawing Padを選択する方が満足度は高くなるでしょう。どちらのタブレットも優れた手書き入力体験を提供しますが、自身のニーズを明確にした上で、最適なモデルを選ぶことが重要です。
[amazon]
Magic Note Padの価格・購入先
※価格は2025/08/12に調査したものです。価格は変動します。
※Magic Note Padには、新開発のソフトなペン先を持つX3 Pro Pencil 2が付属しています。
XPPen 公式ストア
56,090円(税込)で販売されています。
XPPen 公式ストアで「Magic Note Pad」をチェックする
ECサイト
- Amazonで65,990円(1300円OFFクーポン付きで実質64,690円、税込)、
- 楽天市場で65,990円(送料無料)、
- ヤフーショッピングで56,090円、
- AliExpressで66,056円、
で販売されています。
Amazonで「Magic Note Pad」をチェックする
楽天市場で「Magic Note Pad」をチェックする
ヤフーショッピングで「Magic Note Pad」をチェックする
AliExpressで「Magic Note Pad」をチェックする
米国 Amazon.comで「Magic Note Pad」をチェックする
おすすめのライバル機種と価格を比較
Magic Note Padに似た性能をもつタブレットも販売されています。価格の比較もできるので、ぜひ参考にしてみてください。
TECLAST ArtPad Pro
Teclastから発売された12.7インチのタブレットです(2025年8月1日 発売)。
ArtOS (Android 15ベース)、MediaTek Helio G99、8GBメモリ、2176×1600解像度のIPS液晶、256GB UFSストレージ、10000mAhバッテリー、背面13MPカメラ(補助レンズ付き)、前面8MPカメラを搭載しています。
また、Teclast T-Pen(4096段階筆圧検知)、カスタマイズ可能なスマートボタン、ノートアプリ「Art Note」、「Artスペース」(Inkモード、パステルモード)、クアッドスピーカー(ステレオ)、Symphonyオーディオシステム、Art Tuneオーディオアルゴリズム、AIハイパーオーディオに対応。
合計 最大20GBまでのメモリ拡張、MicroSDカードによるストレージ拡張、30W 超高速充電、顔認証、4G LTE通信、GPS、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.2にも対応しています。
価格は、Amazonで42,900円(税込・7000 OFFクーポン付きで実質35,900円)、楽天市場で51,522〜55,362円(送料無料)、AliExpressで53,592円、です。
関連記事:TECLAST ArtPad Pro 徹底レビュー!Slate 13比較と欠点
Amazonで「TECLAST ArtPad Pro」をチェックする
Wacom MovinkPad 11
Wacomから発売された11.45インチのタブレットです(2025年7月31日 発売)。
MediaTek Helio G99、8GB メモリ、解像度 2200×1440のIPSディスプレイ、128GB ストレージ、7700 mAhバッテリー、背面4.7Mピクセルカメラ、前面5Mピクセルカメラを搭載しています。
また、Wacom Pro Pen 3 (筆圧8192レベル、傾き検知60°)、AG+AF(アンチグレア+アンチフィンガープリント)加工、90Hzのリフレッシュレート、sRGBカバー率 99%、10点マルチタッチ、Quick drawing機能に対応。
「Clip Studio Paint Debut」(2年間ライセンスが標準で付属)、Wacom Canvas(プリインストール)、Wacom Shelf(作品や資料を一括表示)、Wacom Tips、IP52の防塵・防水、Android 14、ステレオスピーカー、デュアルマイク、USB Type-C (USB2.0)、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.2にも対応しています。
価格は、Amazonで69,080円(税込)、楽天市場で69,080円(送料無料)、です。
関連記事:Wacom MovinkPad 11 レビュー!Magic Note比較と評価
Amazonで「Wacom MovinkPad 11」をチェックする
HUION Kamvas Slate 11/13
HUIONから発売されたAndroidタブレットです(2025年4月21日 発売)。Kamvas Slate 11は10.95インチ(1920×1200)、Kamvas Slate 13は12.7インチ(2176×1600)のIPS液晶を搭載しています。
また、MediaTek Helio G99プロセッサ、8GB RAM、128GB(Slate 11)/ 256GB(Slate 13)ストレージ(MicroSDで最大1TB拡張可能)、8000mAh(Slate 11)/ 10000mAh(Slate 13)バッテリー、背面13MPカメラ、前面8MPカメラ、ジャイロセンサー、デュアルマイク、Android 14を搭載。
90Hzリフレッシュレート、4096段階筆圧検知・傾き検知対応のH-Pencil(付属)、クアッドスピーカー、Micro SDカードスロット、レザーケース(付属)、Google Playストア、プリインストールアプリ(HiPaint、ibisPaint、Clip Studio Paintなど(※一部体験版)、USB Type-Cポート(OTG)、Wi-Fi 5、Bluetoothに対応しています。
価格は、Amazonで44,999円(10.95インチ・12.7インチは67,499円)、AliExpressで52,804円、米国 Amazon.comで$329.00($30 OFFクーポン付き)、です。
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Galaxy Tab S10 FE / S10 FE+
Samsungから発売されたタブレットです(2025年4月18日 発売)。
約10.9インチ(FE)、約13.1インチのLCDディスプレイ(FE+)、Exynos 1580 オクタコアプロセッサ、8GBメモリ、128GBストレージ、8000mAh(FE)または10090mAh(FE+)バッテリー、背面約1300万画素広角カメラ、前面約1200万画素超広角カメラ、Android 15(2032年4月末までの長期サポート)を搭載しています。
また、Galaxy AI機能(「かこって検索」や「AI消しゴム」など)、付属のSペンでの操作(Bluetooth非対応)、リフレッシュレート最大90Hz、最大45Wの急速充電(USB PD)、最大2TBまでのmicroSDカードによるストレージ拡張、IP68等級の防水防塵(本体・Sペン)に対応しています。
さらに、デュアルスピーカー、電源ボタン一体型指紋認証、Book Cover Keyboard(AIキー搭載モデルあり・別売)、USB 2.0 Type-C (OTG)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.3に対応しています。
価格は、Amazonで83,820円(税込・FEモデル・FE+版は109,010円・国内正規品|SM-X620NZAAXJP)、楽天市場で92,210円(送料無料)、米国 Amazon.comで$499.99、です。
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Magic Drawing Pad
XPPenから発売された手書き用のAndroidタブレットです(2024年2月28日 発売)。
Android 12 OS、Mediatek MT8771、8GB LPDDR4Xメモリ、12.2インチのIPS液晶、256GB UFS 2.2ストレージ、8000mAhバッテリー、背面13MPのメインカメラ、前面8MPのフロントカメラを搭載しています。
また、筆圧16,384段階の「X3 Pro Pencil」、AGエッチング技術、クアッドスピーカー、最大512GBまでのストレージ拡張、ダブルウインドウ機能(画面分割)、読書モード、衝撃ケース(別売)、USB Type-C (OTG)、Wi-Fi 5のデュアルバンド、Bluetooth 5.1に対応しています。
価格は、Amazonで59,905円(税込)、楽天市場で67,920円(送料無料)、ヤフーショッピングで55,980円(未使用品)、AliExpressで70,653円、です。
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Galaxy Tab S6 Lite 2024
サムスンから発売されたAndroid 14 + One UI 6.1を搭載した手書き用の10.4型タブレットです(2024年7月31日 発売)。
Exynos 1280 プロセッサと4GB メモリを搭載。5:3のWUXGA+液晶、64GBストレージ、7040 mAhバッテリー、背面8MPのメインカメラ、前面5MPのフロントカメラ搭載で、
Sペン(付属)、15W急速充電、AKG デュアルスピーカー、ドルビーアトモス、Quick Share、DeXモード、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.3、GPSに対応しています。
価格は、Amazonで53,570円(税込)、楽天市場で59,251円(送料無料)、ヤフーショッピングで51,980円(未使用品)、です。
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Xiaomi Pad 7
Xiaomiから発売された11.2インチのタブレットです(2025年3月13日 発売)。
Xiaomi HyperOS 2(Android 15ベース)、Snapdragon 7+ Gen 3 Mobile Platform、8GB LPDDR5X メモリ、3.2Kの11.2インチ 液晶(3200×2136)、128GB/256GB UFS 3.1/4.0ストレージ、8850 mAhバッテリー、背面1300万画素カメラ、前面800万画素カメラを搭載しています。
また、Xiaomi HyperAI(AI音声/アート/電卓/文章生成)、Google Gemini連携、Xiaomi HyperConnect、ワークステーションモード、最大144Hz 可変リフレッシュレート、45W ターボチャージ、クアッドスピーカー(200%音量アップ)、Dolby Atmosサウンド、Miracast対応映像出力、
Xiaomi フォーカスペン対応 (低遅延, 8192段階筆圧感知, 別売)、Xiaomi Pad 7/7 Pro フォーカスキーボード対応 (フローティング, ヒンジ, 無段階調整, バックライト, タッチパッド, 別売)、USB Type-C 3.2 Gen 1、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.4、に対応しています。
価格は、Amazonで54,980円(税込・5000円OFFクーポン付きで実質49,980円)、楽天市場で54,980円(送料無料・Pro版は67,980~84,980円)、ヤフーショッピングで64,980円、AliExpressで53,901円、です。
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Lenovo Yoga Tab Plus
Lenovoから発売された12.7インチのタブレットです(2025年1月 発売)。
Android 14(2回のメジャー OS アップグレード)、Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3、16GB LPDDR5X メモリ、3K液晶(2944 x 1840)、256 GB UFS 4.0ストレージ、10200 mAhバッテリー、背面13MP + 2MP の2眼カメラ、前面13MP フロントカメラを搭載しています。
また、Lenovo AI Now、共有機能(クロスコントロール、共有ハブ、デバイス連携)、Harman Kardonの6つのスピーカー、ドルビー・アトモス、デュアルマイク、DP映像出力、Miracast、144Hzのリフレッシュレート、45W急速充電、Lenovo Tab Pen Pro(付属)、専用のキーボードパック(別売)、USB 3.2 Type-C ポート、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4に対応しています。
価格は、Amazonで89,980円(税込)、楽天市場で94,800円(送料無料・8,618ポイント付き)、ヤフーショッピングで94,800円、レノボ公式サイトで89,980円、です。
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