2025年4月22日、360度カメラの新たなフラッグシップモデル「Insta360 X5」が遂に発売されました。このモデルは、単なる後継機ではなく、映像体験そのものを再定義する、革新的な進化と可能性を秘めています。
X5の注目ポイント
夜景や薄暗い室内でも、ノイズがほとんど感じられない、驚くほどクリアに映し出される光景。従来では考えられなかった圧倒的に低照度の8K映像は、大型化されたセンサーとAIによる「PureVideo」モードによって生み出されました。
また、新たに「交換式レンズシステム」を採用。レンズを交換することで、万が一のアクシデントにも対応できるように改善されています。そのほかにも、自撮り棒をひねるだけで撮影を開始できる「ツイスト撮影」や、瞬時にアクセサリーを交換できる「マグネット式マウントシステム」など、撮影の機動性を高める新機能も満載!
バッテリー性能も飛躍的に向上し、わずか20分で80%まで充電できる急速充電にも対応するなど、前モデル「Insta360 X4」から大幅に進化を遂げています。
この記事では、そんな魅力あふれる「Insta360 X5」の持つ圧倒的な性能と、撮影の可能性を広げる多彩な機能を、徹底的に深掘りしていきます。
特に、多くのユーザーが気になるであろう前モデル「Insta360 X4」との違いに焦点を当て、画質、機能、耐久性、使い勝手、そして価格差に至るまで、あらゆる角度からその進化を明らかにしていきます 。
【この記事で分かること】
- Insta360 X5とX4の画質の違い(特に暗所性能の進化)
- X5に搭載された革新的な新機能とそのメリット
- 耐久性(防水性能、レンズ交換)とバッテリー性能の向上点
- X4との価格差とコストパフォーマンス
- あなたにとってX5は「買い」か?購入・買い替えの判断基準
この記事を最後まで読めば、「Insta360 X5」が本当に必要な一台なのか、購入するべきかどうかが、はっきりと見えてくるはずです。X5の購入に悩んでいる方はもちろん、最新の360度カメラに興味があるすべての方へ。ぜひ、カメラ選びの参考にしてください。購入前に必要な情報が満載です!
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公式ページ:Insta360 X5 – 8Kフラッグシップ360度アクションカメラ。どんな環境でも素晴らしい画質を実現。
価格をチェック!Insta360 X5は他のアクションカメラよりも安い?
Insta360 X5はInsta360公式ストアで84,800円(通常版、microSDカードなし)で販売されています。
一方、ECサイトのAmazonでも84,800円(税込)で発売中です。楽天市場(84,800~99,100円・送料無料)、ヤフーショッピング(84,800円)でも同様の価格で購入できます。
また、海外ストアのAliExpress(86,653円)や米国 Amazon.com($549.99)でも購入できます。
Insta360 X4
2024年4月16日に発売された「Insta360 X4」はAmazonで67,800円で販売されています。こちらは、8K360度動画撮影を実現したアクションカメラです 。5nm AIチップ搭載により、驚異的な高画質で、細部まで鮮明な映像を記録できます 。5.7K60fps撮影や4K100fpsスローモーションにも対応し、アクションシーンも滑らかに捉えます 。
FlowState手ブレ補正と360度水平維持機能で、激しい動きの中でも安定した映像を実現 。バッテリー性能も向上し、最大135分の長時間撮影が可能になりました 。着脱式レンズガードや10m防水性能も備え、タフな環境でも安心して使用できます 。AI編集機能を使えば、撮った映像から簡単に魅力的な動画を作成できます 。
Insta360 Ace Pro 2
2024年10月22日に発売された「Insta360 Ace Pro 2」はAmazonで67,800円で販売中です。こちらは、ライカ・ズマリットレンズと大型1/1.3インチ8Kセンサーを搭載したアクションカメラです 。息をのむ8K30fps動画や4KアクティブHDR、PureVideoによる優れた低照度性能で、あらゆるシーンを鮮明かつ高画質に捉えます 。
強力なFlowState手ブレ補正に加え、AIハイライトアシスタントや自動編集機能で、撮影から編集までをスマートにサポート 。便利なフリップ式タッチスクリーン、180分持続バッテリー、12m防水性能も備え、冒険の瞬間を逃さず記録できます 。
Osmo Action 5 Pro
2024年9月19日に発売された「Osmo Action 5 Pro」はAmazonで55,000円で販売中です。こちらは、前後デュアルOLEDタッチスクリーン搭載のアクションカメラです 。1/1.3インチセンサーとスーパーナイトモードで暗所でも鮮明な映像を記録 。驚異の960fps超スローモーションや高画質な10-bit D-Log Mカラーにも対応しています 。
さらに、強力な360°HorizonSteady手ブレ補正と、ケースなしで20mの防水性能を備え、激しいアクティビティでも滑らかで安定した映像撮影が可能です 。
GoPro HERO13 Black
2024年9月11日に発売された「GoPro HERO13 Black」はAmazonでクーポン適用で実質62,300円で販売中です。こちらは、最大5.3K/60FPSの高解像度撮影が可能なアクションカメラです 。
進化した手ブレ補正HYPERSMOOTH 6.0で激しい動きも驚くほど滑らかに記録します 。前後ディスプレイ搭載で操作性も向上しました 。本体10m防水とGPS機能、強力なEnduroバッテリーで、あらゆる冒険に対応します 。
Insta360 Ace Pro
2023年11月21日に発売された「Insta360 Ace Pro」はAmazonで44,700円で販売中です。こちらは、ライカと共同開発したアクションカメラです 。1/1.3インチ大型センサーと5nm AIチップ、高品質なライカレンズで卓越した高画質を実現しました 。4K120fpsスローモーションや優れた低照度性能も魅力です 。
便利なフリップ式スクリーンとAIハイライトアシスタント機能で、撮影から編集までが簡単に行えます 。本体は10m防水に対応しており、様々なシーンでの撮影が可能です 。
まとめ
Insta360 X5(84,800円)は、今回比較した他の最新アクションカメラ(Insta360 Ace Pro 2: 67,800円、GoPro HERO13 Black: 実質62,300円、Osmo Action 5 Pro: 55,000円、Insta360 Ace Pro: 44,700円)と比較すると、最も高価なモデルとなります。360度カメラというユニークな機能を持つため単純比較は難しいですが、価格面だけを見ると高めの設定と言えるでしょう。
最も安くお買い得なモデルとしては、旧モデルとなる「Insta360 Ace Pro」が44,700円と、他のモデルと比較して購入しやすい価格になっています。
デザインをレビュー:Insta360 X5の外観と変更点を検証
ここでは、Insta360 X5の外観とデザインについて、実際に手に取ってみた感想を交えながら詳しくレビューします。前モデルInsta360 X4と比較しながら、その魅力や変更点を探っていきましょう。
手に馴染むサイズ感と質感
Insta360 X5を箱から取り出して最初に感じるのは、その絶妙なサイズ感です。大きさは46×124.5×38.2mm、重さは200g 。前モデルのInsta360 X4(46×123.6×37.6mm、203g )と比べて、サイズはほんのわずかに長く厚くなりましたが、重さは逆に3g軽くなっています 。個人的には、このサイズと重さのバランスが非常に良く、手にしっくりと馴染む感覚があります。X4も持ちやすいカメラでしたが、X5もその良さを引き継ぎつつ、スペックアップを実現している点は素晴らしいと感じます 。
X4から進化したデザイン:幾何学模様と質感
外観で最も目を引くのは、フロント部分のデザイン変更です。Insta360 X4はマットな質感のシンプルなエンボス加工でしたが、X5では多面体を組み合わせたような幾何学的なパターン(ジオメトリック柄)が採用されました 。この新しいデザインは、光の当たり方で表情が変わり、よりスタイリッシュで先進的な印象を与えます。個人的には、X4のシンプルなデザインも良かったですが、X5の個性的なパターンは所有欲を満たしてくれるデザインだと感じています。
細部に見る使いやすさへの配慮
細かな部分にも変更点が見られます。まず、USB-C充電端子の位置が、Insta360 X4では左側面のバッテリー上部でしたが、X5では右側面の底部に移動しました 。これにより、充電ケーブルを接続した状態でも、より安定してカメラを置けるようになったと感じます。これは地味ながらも嬉しい改善点です。
また、マイク部分には新開発のスチールメッシュ製マルチレイヤー・ウインドガードが内蔵され、風切り音をより効果的に低減するように設計されています 。前面だけでなく、側面のウインドガード面積も大きくなっており 、屋外での撮影、例えばサイクリング中や風の強い海岸での撮影などでも、クリアな音声収録が期待できます。
実用性を高める交換式レンズシステム
Insta360 X5の大きな進化点として、ユーザー自身でレンズ交換が可能になったことが挙げられます 。Insta360 X4ではレンズ交換はできませんでしたが 、X5ではレンズ周りに交換用のギザギザが追加され、万が一レンズを破損してしまっても自分で交換できます 。アクションカメラは時に過酷な環境で使うこともあるため、これは非常に心強いポイントです。
例えば、スキーやスノーボード、マウンテンバイクなど、転倒のリスクがあるアクティビティでも、安心してカメラを使い倒せます。ただし、標準レンズガードはX4では付属していましたが、X5では別売りオプションとなった点には注意が必要です 。
ボタン配置とモニター
物理ボタンの配置はInsta360 X4と基本的に同じで、右側面に電源ボタンとQボタン、左側面にバッテリー着脱部とmicroSDカードスロットがあります 。これらのボタンは適度な大きさで、手袋をしていても操作しやすい印象です。背面の2.5インチタッチスクリーンモニターもX4と同じサイズで、視認性・操作性ともに良好です 。
まとめ:Insta360 X5 デザインレビュー
Insta360 X5のデザインについて、ポイントをまとめます。
- サイズ・重量: 前モデルInsta360 X4とほぼ同等のサイズ感(46×124.5×38.2mm)を維持しつつ、わずかに軽量化(200g) 。個人的には手に馴染む良いバランスだと感じます 。
- フロントデザイン: Insta360 X4のシンプルなエンボス加工から、スタイリッシュな幾何学パターンに変更 。
- USB-Cポート: Insta360 X4の左側面から、X5では右側面下部に移動し、利便性が向上 。
- マイク: 新開発のウインドガードにより、風切り音低減性能が向上 。
- レンズ: ユーザーによる交換が可能なシステムを採用。アクティブなシーンでの安心感が増加 。
- 操作系: ボタン配置やモニターサイズはInsta360 X4を踏襲し、使い慣れた操作感を維持
画質をレビュー:大型センサーとトリプルAIチップの実力を検証
ここでは、Insta360 X5の画質の核心に迫ります。前モデルInsta360 X4からどれほどの進化を遂げたのか、実際に撮影された映像の印象やスペックを基に、その実力を徹底的にレビューします。特に、大型化されたセンサーと強化されたAI処理能力がもたらすメリットに注目していきましょう。
圧倒的な進化の核:大型センサーとトリプルAIチップ
Insta360 X5の画質進化を支える最大の要因は、ハードウェアの大幅なアップグレードです。センサーは、Insta360 X4の1/2インチから、面積比で144%も大きいデュアル1/1.28インチへと大型化しました。これに加えて、新たに「超高速トリプルAIチップシステム」(5nm AIチップ1基+プロイメージングチップ2基)を搭載。演算能力はX4比で140%向上しています。個人的な感想としても、「センサーサイズの大型化が効いている!」というのが、X5の画質に対する最も強い印象です。
日中撮影:精細感とダイナミックレンジの向上を実感
実際にX5で撮影してみると、特に日中の屋外シーンでの画質向上は明らかです。Insta360 X4も8K撮影が可能で高画質でしたが、X5はそれをさらに上回る印象です。大型センサーと強化されたAI処理能力のおかげで、空の階調表現が豊かになり、雲のディテールまでしっかりと捉えます。X4では時に白飛びしがちだった空も、X5ではより自然な描写です。
木々や建物の輪郭もシャープになり、全体的に明瞭さが向上したと感じます。これは、メーカーが謳う最大13.5ストップという広いダイナミックレンジの効果が大きいようです。8K/30fpsで撮影した映像を比較すると、その差は歴然としており、「たった1年でこれだけ画質が変わるのか」と驚きを感じました。
夜景・低照度:PureVideoモードが常識を変える
Insta360 X5の画質進化で特に注目すべきは、低照度環境での撮影能力です。新搭載されたAI低照度モード「PureVideo」は、大型センサーとトリプルAIチップの強力なノイズリダクション能力を最大限に活かします。Insta360 X4の夜景映像は、特に8K/30fpsではノイズが目立ち、暗部のディテールが潰れがちでした。しかし、X5のPureVideoモードで撮影すると、驚くほどノイズが抑制され、暗い場所でもクリアで鮮明な映像が得られます。
個人的な比較では、X5のPureVideoはX4の5.7Kモードよりも明らかに優れていると感じました。夜景やイルミネーション、室内の薄暗いシーンなど、これまでアクションカメラが苦手としてきた場面でも、積極的に撮影したくなる画質です。
進化したアクティブHDRとその他の機能
HDR撮影機能も進化しています。Insta360 X4では5.7K/30fpsまでだったアクティブHDRが、X5では5.7K/60fpsに対応しました。これにより、明暗差の激しいシーン、例えば逆光の場面や日差しの強い屋外から屋内へ移動するようなシーンでも、ハイライトの白飛びとシャドウの黒つぶれを抑え、より自然でダイナミックな映像を滑らかに記録できます。
スローモーション(4K/100fps)撮影時のスティッチ(繋ぎ目)も、X4より自然になったという印象です。最大ビットレートはX4の200MbpsからX5では180Mbpsへとわずかに低下しましたが、個人的には全体的な画質の向上を考えると、大きなデメリットとは感じませんでした。
まとめ:Insta360 X5 画質の進化点
Insta360 X5の画質に関する進化点をまとめます。
- センサーとAIチップ: 1/1.28インチ大型センサー(X4比144%)とトリプルAIチップ(X4比140%処理能力向上)により、基本画質が大幅に向上。
- 日中画質: ダイナミックレンジが拡大(最大13.5ストップ)し、空の階調や全体の精細感が向上。Insta360 X4と比較して明らかな差を実感。
- 低照度性能: 新搭載の「PureVideo」モードにより、ノイズが大幅に低減され、夜景や暗所での撮影品質が劇的に向上。
- アクティブHDR: 5.7K/60fpsに対応し、より滑らかでダイナミックなHDR映像の撮影が可能に。
- 総合評価: Insta360 X4から「感動を大きく超えてきた」と個人的に感じる画質進化。特に低照度性能の向上は目覚ましい。
新機能をレビュー:撮影体験を変える革新的機能を検証
Insta360 X5は、画質だけでなく、撮影体験そのものを向上させる多くの新機能が搭載されています。ここでは、Insta360 X4にはなかった革新的な機能や、さらに改善された点について、実際に使ってみた感想を交えながらレビューします。
業界初!安心と自由度を高める「交換式レンズシステム」
Insta360 X5の最も画期的な新機能の一つが、ユーザー自身でレンズ交換が可能になったことです。Insta360 X4ではレンズが破損した場合、修理に出す必要がありましたが、X5では別売りの交換レンズキットを使えば自分で簡単に交換できます。これは、アクションシーンでの撮影が多いユーザーにとっては、この上ない安心材料です。
個人的にも、万が一の際に撮影を中断せず、自分で対処できるようになった点は素晴らしいと感じています。これにより、よりアグレッシブな撮影にも挑戦しやすくなりました。
サッと撮れる!直感的な「ツイスト撮影」
「ツイスト撮影」は、日常のスナップ撮影やVlog撮影の機動性を格段に向上させる機能です。Insta360 X4にはなかったこの機能は、見えない自撮り棒に取り付けたX5本体を、手首をひねる(ツイストする)だけで録画の開始・停止や写真撮影ができます。ポケットから取り出して、被写体に向けてサッとひねるだけ。ボタン操作の手間が省けるため、シャッターチャンスを逃しにくくなります。実際に使ってみると、この手軽さは想像以上に便利で、撮影のハードルをぐっと下げてくれると感じました。
撮り逃しなし!効率的な「InstaFrameモード」
InstaFrameモードも、Insta360 X4にはなかったX5ならではの新機能です。「すぐにSNSでシェアしたいけれど、後でじっくり編集もしたい」そんなニーズに応えてくれます。このモードでは、撮影時にリフレーム不要な通常の画角(フラット動画、固定ビューまたは自撮りビューが選択可能)と、後から自由な視点を選べる360度動画を同時に記録します。
これにより、撮影後に「あのアングルで撮っておけばよかった」と後悔することが減ります。フラット動画はすぐに共有でき、360度動画はInsta360アプリやPCソフトで編集を楽しむ、という効率的なワークフローが可能です。
アクセサリー交換を瞬時に「マグネット式マウントシステム」
アクセサリーの着脱が格段にスムーズになる「マグネット式マウントシステム」も、X5から新たに採用されました。Insta360 X4ではネジ式のマウントでしたが、X5では対応アクセサリーを磁力でカチッと瞬時に着脱できます。例えば、自撮り棒から三脚へ、あるいはヘルメットマウントへと、撮影シーンに合わせて素早くアクセサリーを交換したい場合に非常に便利です。撮影の流れを止めずに、スムーズな機材変更が可能になります。
さらにクリアな音声と進化した操作性
音声収録と操作性も着実に進化しています。Insta360 X5では、新開発のスチールメッシュ製ウインドガードと進化したオーディオアルゴリズムにより、Insta360 X4よりも風切り音が効果的に低減されています。屋外でのアクティビティ中でも、よりクリアな音声を記録できます。
また、音声制御も「音声制御2.0」へと進化し、認識精度が向上。Insta360 X4でも便利だったハンズフリー操作が、さらに快適になりました。ジェスチャー操作も引き続き利用可能です。加えて、防水性能もX4の10mから15mへと向上しており、よりタフな環境での使用に対応しています。
まとめ:Insta360 X5 注目の新機能・改善点
Insta360 X5で新たに加わった、あるいは進化した主な機能・改善点をまとめます。
- 交換式レンズシステム: ユーザー自身でのレンズ交換が可能になり、破損時の安心感と撮影の自由度が向上。(X4にはない機能)
- ツイスト撮影: 自撮り棒をひねるだけで撮影開始/停止が可能。素早い操作を実現。(X4にはない機能)
- InstaFrameモード: フラット動画と360度動画を同時記録。即時共有と後編集の両立が可能に。(X4にはない機能)
- マグネット式マウントシステム: アクセサリーの着脱が瞬時に行え、利便性が向上。(X4にはない機能)
- 音声性能・操作性: 風切り音低減性能が向上し、音声制御2.0でハンズフリー操作がよりスムーズに。
- 防水性能: 本体のみで15m防水へと強化(X4は10m)。
バッテリー性能をレビュー:Insta360 X5の長時間撮影と急速充電の威力を検証
アクションカメラの使い勝手を左右する重要な要素の一つが、バッテリー性能です。ここでは、Insta360 X5のバッテリー持続時間と充電性能について、前モデルInsta360 X4との比較や、実際に使ってみて感じたメリットを交えながら詳しくレビューします。
容量アップと撮影時間の確かな延長
Insta360 X5は、バッテリー容量がInsta360 X4の2290mAhから2400mAhへと増加しました。この容量アップは、着実な撮影時間の延長に繋がっています。例えば、8K/30fpsという高画質モードでの撮影時間は、X4の75分からX5では88分へと伸びました。また、多くのユーザーが利用するであろう5.7K/30fpsでの撮影時間は、X4と同じく135分を維持しています。高画質化・高機能化が進む中で、基本的な撮影時間を維持・向上させている点は評価できます。
新搭載「耐久モード」で3時間超えも!
Insta360 X5のバッテリー性能で注目すべきは、新しく搭載された「耐久モード」です。5.7K/24fps設定時にこのモードをオンにすると、最大で185分、つまり3時間以上の連続撮影が可能になります。Insta360 X4の最大撮影時間(5.7K/30fpsで135分)と比較すると、約37%も長くなっています。個人的な感想としても、「ピットストップ要らず」で「バッテリ切れの心配不要」と感じるほど、この長時間撮影は魅力的です。一日中のアクティビティや、バッテリー交換が難しい場面でも、安心して撮影に集中できます。
劇的な進化!驚きの急速充電
バッテリー性能におけるInsta360 X5の最大の進化点は、充電速度かもしれません。X5は30WのPD急速充電に対応し、わずか20分でバッテリー残量0%から80%まで充電できます。Insta360 X4も急速充電に対応していましたが(9V/2Aアダプターで38分で80%)、X5の充電速度は圧倒的です。撮影の合間にモバイルバッテリーなどでサッと充電すれば、すぐに撮影を再開できます。
この充電の速さは、バッテリー切れのストレスを大幅に軽減し、撮影の自由度を格段に高めてくれる、非常に実用的な進化だと感じました。
なお、注意点として、Insta360 X5のバッテリーはInsta360 X4とは互換性がありません。また、USB-C充電端子の位置が、X4の左側面バッテリー上部から、X5では右側面の下部に変更されています。
まとめ:Insta360 X5 バッテリー&充電性能の進化点
Insta360 X5のバッテリーと充電性能に関する主な進化点をまとめます。
- バッテリー容量: 2400mAhに増加(Insta360 X4は2290mAh)。
- 連続撮影時間:
- 8K/30fpsで最大88分(Insta360 X4は75分)。
- 5.7K/30fpsで最大135分(Insta360 X4と同等)。
- 新搭載の5.7K/24fps「耐久モード」で最大185分(3時間超)。
- 急速充電: 30W PD急速充電に対応し、わずか20分で80%まで充電可能(Insta360 X4より大幅に高速化)。
- 互換性・その他: Insta360 X4のバッテリーとの互換性はなし。USB-Cポート位置が変更。
- 総合評価: Insta360 X4からバッテリー持続時間が向上し、特に「耐久モード」による長時間撮影が可能になった点、そして劇的に高速化した充電性能が大きな魅力。バッテリーに関するストレスを大幅に軽減し、より快適な撮影体験を提供します。
耐久性と信頼性をレビュー:Insta360 X5のタフネス性能を検証
アクションカメラにとって、過酷な環境に耐えうる耐久性と、いざという時に確実に動作する信頼性は非常に重要です。ここでは、Insta360 X5がいかにタフなカメラであるか、Insta360 X4と比較しながら、その進化点や安心感についてレビューします。
堅牢なボディと安心の基本設計
Insta360 X5は、Insta360 X4と同様に、手に馴染むスティック型のデザインを採用しています 。サイズや重量もX4とほぼ同等で 、基本的なボディの堅牢性は維持されている印象です。物理ボタンの配置や構造もX4を踏襲しており、手袋をした状態でも操作しやすく、過酷な環境下での確実な操作をサポートします。また、Insta360 X4と同様に-20℃までの耐寒性能も備えており 、雪山などの低温環境でも安心して使用できます。
より深くへ:強化された防水性能
防水性能は、Insta360 X5で着実に進化しています。Insta360 X4の単体10m防水に対し、X5は水深15mまでの防水性能を実現しました 。これはX4よりも50%深い水深に対応することを意味します 。これにより、シュノーケリングや軽いダイビングなど、より本格的な水中アクティビティでも、カメラ単体で撮影できる範囲が広がりました。
もちろん、より深い場所やクリアな360度映像のためには、従来通り「見えない潜水ケース」の使用が推奨されますが 、単体での防水性能向上は大きな安心材料です。
レンズ保護の革命:交換式システムと超耐久ガラス
360度カメラの弱点とも言えるレンズの保護に関して、Insta360 X5は革新的な進化を遂げました。最大の特徴は、ユーザー自身でレンズ交換が可能になった「交換式レンズシステム」の採用です 。Insta360 X4ではレンズが固定式でしたが、X5では万が一レンズに傷が付いたり割れたりしても、別売りの交換レンズキットを使えば自分で簡単に交換できます 。
個人的には、修理に出す手間や費用、時間を考えると、これは非常に画期的な改善点であり、高価なカメラをアクティブに使う上での心理的なハードルを大きく下げてくれると感じています。
さらに、X5のレンズ自体も強化されています。「光学式ウルトラハードフィルム」が採用され、耐落下性がX4比で100%向上し、傷にも強くなったとされています 。このレンズ自体の耐久性向上と交換可能になったことを受け、Insta360 X4では標準で付属していたレンズガードは、X5では別売りオプションとなりました 。より安心してタフな環境に持ち込めるようになったと言えます。
現場での信頼性を支える機能
Insta360 X5は、Insta360 X4から引き続き、強力な「FlowState手ブレ補正」と「360度水平維持」機能を搭載しています 。これにより、激しいアクション中でも驚くほど滑らかで安定した映像を記録できます。また、前述の通りバッテリー性能も向上しており 、長時間の撮影が可能になったことで、バッテリー交換の頻度が減り、フィールドでの信頼性が高まっています。
風切り音低減性能も向上しており 、過酷な環境下でもよりクリアな音声を記録できる点も信頼性向上に寄与します。
まとめ:Insta360 X5 耐久性と信頼性の進化点
Insta360 X5の耐久性と信頼性に関する主な進化点をまとめます。
- 防水性能: 本体単体で15m防水に強化(Insta360 X4は10m)。
- レンズ保護:
- 業界初の「交換式レンズシステム」を採用し、ユーザー自身でのレンズ交換が可能に 。
- レンズに「光学式ウルトラハードフィルム」を採用し、耐落下性・耐傷性が向上(X4比100%向上)。
- 標準レンズガードは別売りオプションに変更 。
- 基本性能: 堅牢なボディ設計、-20℃までの耐寒性能 、強力な手ブレ補正機能 はInsta360 X4から継承。
- バッテリー性能: 容量増加と急速充電対応により、長時間の撮影と素早いリカバリーが可能になり、フィールドでの信頼性が向上 。
- 総合評価: Insta360 X4の信頼性をベースに、特に防水性能とレンズ周りの耐久性・メンテナンス性が大幅に向上。より過酷な環境でも安心して使えるタフなアクションカメラへと進化しています。
【スペック比較】:Insta360 X5 vs Insta360 X4 主要な進化点(違い)
Insta360 X5は、前モデルであるInsta360 X4から多くの点で進化を遂げています 。特に画質、性能、耐久性、使い勝手に関わる部分で大きな向上が見られます 。
画質関連の主な違い
イメージセンサー:
- X4: 1/2インチセンサー搭載 。
- X5: より大型のデュアル 1/1.28インチセンサーを搭載 。センサー面積はX4比で144%拡大し、低照度性能やダイナミックレンジが向上しました 。
AIチップ/処理能力:
- X4: 5nm AIチップを1基搭載 。
- X5: 超高速トリプルAIチップシステム(5nm AIチップ1基+プロイメージングチップ2基)を搭載し、演算処理能力がX4比で140%向上 。ノイズ低減や画質処理が最適化されました 。
低照度性能:
- X4: カメラ内AIノイズ低減機能あり 。
- X5: 専用の「PureVideo」モードを新搭載し、AIノイズ低減とダイナミックレンジ最適化を強化 。夜間や暗所での色再現性と精細度が向上しました 。
ダイナミックレンジ:
- X4: X3よりも暗い所(シャドー部)が少し明るくなっています。ただし、大きな変化ではありません。
- X5: 最大13.5ストップのダイナミックレンジを実現(コンシューマー向け360度カメラで初公開) 。X4よりダイナミックレンジが広がっています 。
アクティブHDR:
- X4: 5.7K/30fpsまで対応 。
- X5: 5.7K/60fpsまで対応し、より滑らかで高画質なHDR撮影が可能に 。
ISO感度:
- X4: 100-3200 。
- X5: 100-6400に向上 。
機能・性能の主な違い
バッテリー容量:
- X4: 2290mAh 。
- X5: 2400mAhに増量 。ただし、X4のバッテリーとの互換性はありません 。
連続撮影時間:
- X4: 5.7K/30fpsで最大135分、8K/30fpsで75分 。
- X5: 5.7K/24fps耐久モードで最大185分(X4比37%延長)、8K/30fpsで88分に延長 。
急速充電:
- X4: 38分で80%、55分で100%(9V/2Aアダプター使用時) 。
- X5: 20分で80%、35分で100%(30W PD対応充電器使用時)と大幅に高速化 。
マイク/オーディオ:
- X4: 風切り音低減モードあり 。
- X5: 新開発の多層スチールメッシュ製ウインドガードと進化したアルゴリズムで風切り音低減性能が向上 。音声モードも追加されました 。
操作性・利便性の主な違い
ツイスト撮影:
- X4: なし 。
- X5: 自撮り棒をひねるだけで撮影開始/停止できる新機能 。
マグネット式マウントシステム:
- X4: なし 。
- X5: アクセサリー着脱が容易になる新システム 。
InstaFrameモード:
- X4: なし 。
- X5: リフレーム不要なフラット動画と360度動画を同時記録できる新モード 。
音声制御:
- X4: 音声制御2.0(日本語対応) 。
- X5: 音声制御2.0のアルゴリズムが進化し、よりスムーズな操作が可能に 。
USBポート位置:
- X4: 左側面のバッテリー上部 。
- X5: 右側側面の底部に移動 。
耐久性・デザインの主な違い
交換式レンズシステム:
- X4: レンズ交換不可 。
- X5: 業界初の交換式レンズシステムを採用し、ユーザー自身で破損レンズを交換可能に 。
レンズ耐久性:
- X4: -特になし
- X5: 光学式ウルトラハードフィルム採用で耐落下性がX4比100%向上し、傷にも強くなりました 。
標準レンズガード:
- X4: 通常版に付属 。
- X5: 通常版には付属せず、別売りオプションに変更 。
防水性能:
- X4: 単体で10m防水(IPX8等級) 。
- X5: 単体で15m防水(IP68等級相当)に強化(X4比50%深い) 。
デザイン:
- X4: マットな質感のエンボス加工でシンプルなデザイン 。
- X5: 幾何学的なパターンの外観デザインに変更 。
サイズ・重量:
- X4: 46×123.6×37.6mm、203g 。
- X5: 46×124.5×38.2mm、200g 。サイズはほぼ同等で、わずかに軽量化しました 。
これらの点から、Insta360 X5はInsta360 X4の基本的なコンセプトを引き継ぎつつ、特に画質、バッテリー性能、耐久性、そして新しい撮影機能において大幅な進化を遂げたモデルであると言えます 。
Insta360 X5のメリット・デメリット
Insta360 X5の主なメリット(長所)とデメリット(弱点)を、ファイルに記載されている他のアクションカメラと比較しながら説明します。
【メリット】
メリット1: 唯一無二の360度撮影と編集の自由度
Insta360 X5最大のメリットは、360度全方位を8Kという高画質で記録できる点です。これにより、撮影後に視点や画角を自由に変更できる「リフレーム」が可能になります。
例えば、Insta360 Ace Pro 2やGoPro HERO13 Black、Osmo Action 5 Proのような通常の(360度ではない)アクションカメラでは撮影時に構図を決める必要がありますが、X5なら後からベストなアングルを選び出すことができます。この自由度の高さは、他の比較機種にはない大きなアドバンテージです。
メリット2: 画期的な交換式レンズシステム
ユーザー自身でレンズ交換が可能になった点は、他のアクションカメラには見られないInsta360 X5のユニークな強みです。アクションシーンではレンズの破損リスクが伴いますが、万が一傷ついたり割れたりしても、自分で簡単に交換できるため、修理の手間やコスト、時間を大幅に削減できます。
GoPro HERO13 Blackもレンズ交換に対応していますが、破損時のユーザー交換を主眼に置いたX5のシステムは、よりアクティブな使用における安心感を提供します。
メリット3: 独自の便利機能と優れたバッテリー性能
「ツイスト撮影」や「InstaFrameモード」といった、Insta360 X5独自の機能は、撮影の機動性や効率性を高めます。また、バッテリー性能、特に充電速度も優れています。20分で80%まで充電できる急速充電は、Insta360 Ace Pro 2やInsta360 Ace Proと比較しても非常に高速です。これにより、撮影の合間に素早く充電を完了させることができ、長時間の撮影でもバッテリー切れの心配を軽減できます。
【デメリット】
デメリット1: 価格設定
Insta360 X5の価格(84,800円)は、比較対象として挙げられているInsta360 Ace Pro 2(67,800円)、GoPro HERO13 Black(実質62,300円)、Osmo Action 5 Pro(55,000円)、Insta360 Ace Pro(44,700円)といった高性能アクションカメラの中で最も高価です。360度撮影機能や高いスペックを備えているとはいえ、予算を重視するユーザーにとってはネックになる可能性があります。
デメリット2: シングルレンズ性能と画面構成
360度カメラという特性上、個々のレンズ性能やシングルレンズモードでの画質が、Insta360 Ace Pro 2やOsmo Action 5 Proのような、より大きなセンサーを搭載した通常の高性能アクションカメラに常に匹敵するとは限りません。また、ディスプレイは背面の2.5インチタッチスクリーンのみです。
Osmo Action 5 ProやGoPro HERO13 Blackのように前面にもディスプレイがあると、自撮り時の構図確認が容易になります。Insta360 Ace Pro 2やInsta360 Ace Proのフリップ式スクリーンも、ローアングル撮影などで便利です。
デメリット3: 防水性能と重量
本体のみでの防水性能は15mと、GoPro HERO13 Black(10m)やInsta360 Ace Pro/Ace Pro 2(10m/12m)よりは優れていますが、Osmo Action 5 Proの20m防水には及びません。より深い水中撮影を想定する場合は、依然として潜水ケースが必要です。また、重量も200gと、比較機種の中で最も重いため、携帯性や装着時の負担を考慮する必要があります。
Insta360 X5のスペック(仕様)
- モニター: 2.5インチの大型タッチスクリーン(Corning Gorilla Glass採用・設定の変更、撮影モードの切り替え、プレビュー、再生)
- ストレージ: 内蔵ストレージなし。
- 対応SDカード: UHS-I V30以上推奨、microSDスロット。
- バッテリー: 2400mAh、X4より増量、X4バッテリーと非互換。
- 撮影時間: 最長185分 (5.7K24fps 耐久モード)。
- 充電時間: 35分で100%充電 (30W PD充電器使用、20分で80%)。
- インターフェース: USB-C 3.0 ポート (右側側面下部)。
- 通信: Bluetooth BLE 5.2、Wi-Fi 802.11a/n/ac 対応。
- センサー: デュアル 1/1.28インチ (X4比144%拡大)。
- AIチップ: 超高速トリプルAIチップシステム (5nm AI 1基、プロイメージング 2基)、演算能力140%向上。
- ジャイロスコープ: 6軸ジャイロスコープ。
- 画質: 最高8K@30fps 360度動画、最高4K@60fps シングルレンズ、約72MP写真、PureVideoモード (低照度特化)、アクティブHDR 5.7K 60fps対応。
- 手ブレ補正: FlowState + 360度水平維持。
- 耐久性: 交換式レンズシステム、光学式ウルトラハードフィルム採用、単体で15m防水。
- レンズ: F2.0 口径、6mm 焦点距離。
- マイク: 4基内蔵、新ウインドガードとアルゴリズムで風切り音低減。
- 操作性: ツイスト撮影、ジェスチャー操作、音声制御 2.0、マグネット式マウント対応。
- 動作温度: -20℃ 〜 40℃。
- サイズ: 46×124.5×38.2mm (X4とほぼ同等)。
- 重量: 200g (X4とほぼ同等)。
- カラー: ブラック (幾何学デザイン)。
- マウント: 1/4インチネジ穴、マグネット式マウント対応。
- 付属品: (通常版)USB-Cケーブル、保護ポーチ、レンズクロス、クイックスター
Insta360 X5の評価
9つの基準で「Insta360 X5」を5段階で評価してみました。
ファイルの情報に基づき、Insta360 X5を評価します。
画質: ★★★★★ (5/5)
デュアル1/1.28インチの大型センサーとトリプルAIチップにより、画質は前モデルX4から大幅に向上しました。特に、8K/30fpsの高解像度撮影や、暗所でのノイズを劇的に抑制する「PureVideo」モードは素晴らしいです。最大13.5ストップの広いダイナミックレンジや5.7K/60fpsのアクティブHDRも、明暗差の激しいシーンで威力を発揮します。
手ぶれ補正: ★★★★★ (5/5)
Insta360独自の強力な「FlowState手ブレ補正」と「360度水平維持」機能は健在です。激しいアクション中でも、ジンバルを使ったかのように滑らかで安定した映像を記録できます。この安定性は、360度映像のクオリティを大きく左右する要素であり、非常に高いレベルにあります。
耐久性・防水性: ★★★★★ (5/5)
本体のみで水深15mまでの防水性能を実現し、前モデルX4(10m)から強化されました。さらに、業界初となるユーザー自身で交換可能な「交換式レンズシステム」を採用。レンズ自体も「光学式ウルトラハードフィルム」で強化され、耐落下性・耐傷性が向上しています。アクティブなシーンでも安心して使えるタフさが魅力です。
バッテリー性能: ★★★★★ (5/5)
バッテリー容量が2400mAhに増量され、5.7K/24fpsの耐久モードでは最大185分、8K/30fpsでも最大88分と、X4よりも長時間の撮影が可能になりました。加えて、30WのPD急速充電に対応し、わずか20分で80%まで充電できる速度は驚異的です。バッテリーに関するストレスが大幅に軽減されました。
携帯性: ★★★★☆ (4/5)
サイズ(46×124.5×38.2mm)と重量(200g)は、前モデルX4とほぼ同等を維持しています。大幅なスペックアップを実現しながら、サイズ感を維持している点は評価できます。ただし、一般的なアクションカメラと比較するとやや大きめ・重めではあるため、星4つとしました。
操作性: ★★★★★ (5/5)
X4譲りの2.5インチタッチスクリーンと物理ボタンによる良好な基本操作に加え、「ツイスト撮影」や「マグネット式マウントシステム」といった新機能で利便性が向上しました。「音声制御2.0」やジェスチャー操作も搭載し、様々な状況で快適に操作できます。
機能性: ★★★★★ (5/5)
360度撮影はもちろん、交換式レンズ、ツイスト撮影、フラット動画と360度動画を同時記録する「InstaFrameモード」など、革新的な機能が多数追加されました。風切り音低減性能が向上したマイクや、豊富な撮影モード(PureVideo、アクティブHDR、スローモーション等)も備え、非常に多機能です。
価格: ★★★☆☆ (3/5)
通常版で84,800円(税込)となっており、比較対象として挙げられている他の最新高性能アクションカメラ(Insta360 Ace Pro 2: 67,800円、GoPro HERO13 Black: 実質62,300円、Osmo Action 5 Pro: 55,000円)と比較すると最も高価です。360度撮影というユニークな機能と高い性能を考慮する必要はありますが、価格面だけ見るとやや高めの設定です。
使いやすさ: ★★★★☆ (4/5)
操作性の向上(ツイスト撮影、マグネットマウント)、バッテリー性能の向上(長時間撮影、急速充電)、InstaFrameモードによる効率化、交換式レンズによる安心感など、多くの点で使い勝手は向上しています。ただし、多機能であるがゆえに、初めて360度カメラを使うユーザーにとっては、慣れるまで少し時間がかかる可能性も考慮し、星4つとしました。
総評: ★★★★★ (5/5)
総合的な完成度の高さ
Insta360 X5は、前モデルX4から正統進化を遂げただけでなく、多くの革新的な機能を搭載し、360度アクションカメラの新たなスタンダードを提示するモデルと言えるでしょう。特に画質面での進化は目覚ましく、大型化されたセンサーと強力なAIチップにより、日中はもちろん、これまでアクションカメラが苦手としてきた暗所での撮影品質が劇的に向上しました。「PureVideo」モードの実力は特筆に値します。
ユーザーの利便性を追求した新機能
使い勝手の面でも、「交換式レンズシステム」は画期的です。アクティブな撮影で避けられないレンズ破損のリスクに対し、ユーザー自身で対処できる安心感は計り知れません。また、「ツイスト撮影」や「マグネット式マウント」、「InstaFrameモード」といった新機能は、撮影の機動性や効率性を高め、より手軽に、より創造的な映像制作を可能にします。バッテリー性能の大幅な向上(長時間化と超高速充電)も、ストレスフリーな撮影体験に大きく貢献しています。
価格に見合う価値
価格は他のアクションカメラと比較すると高価ですが、8K 360度撮影というユニークな機能、大幅に進化した画質、強化された耐久性、そして数々の革新的な便利機能を考慮すれば、十分にその価値はあると言えます。プロのクリエイターから、日常や旅の記録を特別な形で残したい一般ユーザーまで、幅広い層におすすめできる、完成度の高いフラッグシップモデルです。
決断の時!Insta360 X5は買うべきか?X4ユーザー&新規購入検討者向け徹底ガイド
Insta360 X5を購入すべきか、特に前モデルInsta360 X4と比較して検討している方に向けて、後悔しないための判断基準となるポイントを徹底的に解説します。画質、機能、耐久性、そして価格。あなたが何を重視するかで、選ぶべきモデルは変わってきます。
画質へのこだわりが決め手:暗所性能の劇的な進化
Insta360 X5を選ぶ最大の理由の一つは、画質、特に低照度性能の大幅な向上です。X4の1/2インチセンサーに対し、X5は面積比144%となるデュアル1/1.28インチセンサーと強力なトリプルAIチップを搭載。これにより、「PureVideo」モードが実現し、夜景や室内など暗い場所でのノイズが劇的に抑制され、驚くほどクリアな映像が得られます。日中のダイナミックレンジも向上し、より豊かな階調表現が可能になりました。最高の画質、とりわけ暗所での撮影品質を求めるなら、X5への投資は間違いなく価値があります。
革新的な機能と利便性:新しい撮影体験を求めるなら
X5には、X4にはなかった数々の革新的な機能が搭載されています。ユーザー自身がレンズを交換できる「交換式レンズシステム」は、破損リスクに対する大きな安心感をもたらします。「ツイスト撮影」による素早い録画開始、「InstaFrameモード」での効率的な映像記録、そして「マグネット式マウントシステム」によるアクセサリー交換の手軽さは、撮影の自由度と利便性を格段に高めます。これらX5ならではの新しい撮影体験に魅力を感じるなら、迷わずX5を選ぶべきでしょう。
向上した耐久性とバッテリー性能:タフな環境での信頼性
アクティブなシーンでの使用が多いユーザーにとって、X5の耐久性向上は見逃せないポイントです。防水性能がX4の10mから15mへと強化されただけでなく、レンズ自体の強度も向上し、さらに交換も可能になりました。バッテリー性能も進化し、撮影時間が延長された上に、わずか20分で80%まで充電できる超高速充電に対応。過酷な環境下での信頼性や、バッテリー切れのストレスから解放されたいと考えるなら、X5が最適な選択となります。
価格差とX4の価値:コストパフォーマンスを重視するなら
もちろん、最新のフラッグシップモデルであるX5は、X4よりも高価です。しかし、X4も依然として8K/30fpsの360度撮影が可能な高性能カメラであり、基本的な性能は十分高いレベルにあります。画質に極端なこだわりがなく、特に暗所での撮影頻度が低い場合や、X5の新機能に大きな魅力を感じないのであれば、価格を抑えられるX4も依然として賢い選択肢です。コストパフォーマンスを最優先するなら、X4で十分満足できる可能性も高いでしょう。
買い替え・新規購入の判断まとめ:あなたに合うのはどっち?
結論として、最高の画質(特に暗所)、最新機能による利便性、向上した耐久性やバッテリー性能を求めるなら、Insta360 X5は間違いなく「買い」です。特にX4の弱点に不満を感じていたユーザーは、X5へのアップグレードで大きな満足感を得られるはずです。一方で、予算を重視し、X4の性能で十分だと感じる場合は、X4を選択するか、現行機を使い続けるのが合理的です。自分の撮影スタイル、重視するポイント、そして予算を総合的に考慮し、後悔のない選択をしてください。
Insta360 X5の価格・購入先
Insta360公式ストア
- 通常版(microSDカードなし)で84,800円
- プレミアムキット(Insta360+限定特典:6か月間無料クラウドストレージ)で90,400円
- プレミアムレンズガードキットで96,700円
- No Drone No Problem キットで99,100円
- バイク マルチビューキットで100,400円
- スノーボードキットで93,700円
- 見えない 潜水ケースで110,920円
- エッセンシャルキットで101,800円
- ロードサイクリングキット(別体型用)で104,600円
- クリエイターキットで110,600円、
で販売されています。
Insta360公式ストアで「Insta360 X5」をチェックする
ECサイト
Amazonで84,800円(税込)、
楽天市場で84,800~99,100円(送料無料)、
ヤフーショッピングで84,800円、
AliExpressで86,653円、
米国 Amazon.comで$549.99、
で販売されています。
Amazonで「Insta360 X5」をチェックする
楽天市場で「Insta360 X5」をチェックする
ヤフーショッピングで「Insta360 X5」をチェックする
AliExpressで「Insta360 X5」をチェックする
米国 Amazon.comで「Insta360 X5」をチェックする
おすすめの類似製品を紹介
Insta360 X5に似た性能をもつアクションカメラも販売されています。
Insta360 Ace Pro 2
Insta360から発売されたライカレンズ搭載のアクションカメラです(2024年10月22日 発売)。
デュアルチップ、1/1.3インチ8Kセンサー、157度のライカ・ズマリットレンズ、2.5インチのタッチスクリーン(フリップ式)、180分の撮影が可能な1800mAhバッテリーを搭載しています。
また、「ポーズ録画」(録画の一時停止やキャンセル)、ジェスチャー操作、音声制御2.0(音声による操作)、AIハイライト・アシスタント、自動編集、8K30fps動画、4K60fpsアクティブHDR、PureVideoによる低照度性能、4K120fpsスローモーション、FlowState手ブレ補正技術、
風切り音を軽減するためのウィンドガード(付属)、防水(潜水ケースなしで12m、潜水ケースに入れた状態で60mまで)、マグネット式のマウントシステムに対応しています。
価格は、Amazonで67,800円(税込)、楽天市場で64,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで64,799円(送料無料)、AliExpressで62,101円、米国 Amazon.comで$399.99、です。
関連記事:「Insta360 Ace Pro 2」と前モデルAce Proを比較
Osmo Action 5 Pro
DJIから発売されたデュアルOLEDタッチスクリーンを搭載したアクションカメラです(2024年9月19日発売)。
1/1.3インチCMOSセンサー、新型のチップセット、47GBのストレージ、1950 mAhバッテリー、3つのマイク、SDカードスロットを搭載しています。
また、スーパーナイトモード、4:3の4K動画撮影、プリ録画機能、960fpsの超スローモーション撮影、10-bit D-Log M/HLGに対応した高画質な撮影、被写体センタリング/トラッキング機能、360°HorizonSteadyの手ブレ補正機能、
防水ケースなしで20mの防水性能、ホワイトバランス精度の向上、30WのUSB PD充電、DJI製ワイヤレスマイク「DJI Mic 2」の接続、155°の超広角撮影、4000万画素の静止画撮影、microSDカード(最大1TBまで)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1に対応しています。
価格は、Amazonで55,000円(税込・スタンダードコンボ・アドベンチャーコンボは69,300円)、楽天市場で55,000円(送料無料)、ヤフーショッピングで55,000円、AliExpressで54,446円、米国 Amazon.comで$349.00、です。
関連記事:「Osmo Action 5 Pro」とAction 4、3の違いを比較
GoPro HERO13 Black
GoProから発売されたアクションカメラです(2024年9月11日 発売)。
1/1.9インチCMOS イメージセンサー、前面1.4インチのカラーディスプレイ、背面2.27インチのタッチディスプレイ、 取り外し可能な1900mAh Enduroバッテリー、3つのマイクを搭載しています。
また、交換用レンズ(超広角・マクロ・NDフィルター・アナモフィックレンズ ※別売)、スローモーション撮影(バーストスローモーション)、QuikCapture機能、
マグネット式ラッチマウント、GPS機能、最大5.3K/60FPSの動画撮影、手ブレ補正機能「HYPERSMOOTH 6.0」、10mの防水性能、USB-C、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1に対応しています。
価格は、Amazonで69,800円(税込・7500円OFFクーポン付きで実質62,300円)、楽天市場で59,990円(送料無料)、ヤフーショッピングで69,800円、AliExpressで61,816円、米国 Amazon.comで$349.99、です。
関連記事:「GoPro HERO13 Black」とHERO12、HEROを比較
Insta360 Ace Pro
Insta360から発売されたライカ共同開発のアクションカメラです(2023年11月21日 発売)。
1/1.3インチ大型センサー、5nm AIチップ、F2.6のライカ SUPER-SUMMARIT-Aレンズ、2.4インチのフリップ式タッチスクリーン、100分の撮影が可能な1650mAhバッテリーを搭載しています。
また、4K120fpsスローモーション動画、アクティブHDR、PureVideoによる低照度性能、FreeFrame手ブレ補正、タイムラプス(通常、スターラプス、モーションタイムラプス)、クラリティーズーム(画質劣化なしのズーム)、AIハイライトアシスタント(動画の見どころを自動抽出)に対応。
統計ダッシュボード(速度、標高などを映像に表示)、AIワープ(映像にアニメ風エフェクトを追加)、見えない自撮り棒効果、録画の一時停止・キャンセル、録画中の写真撮影、ジェスチャーおよび音声制御、Insta360アプリ連携、防水(潜水ケースなしで10m、潜水ケースありで60m)にも対応しています。
価格は、Amazonで44,700円(税込)、楽天市場で44,700~74,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで44,700円、AliExpressで45,494円、米国 Amazon.comで$299.99、です。
関連記事:「Insta360 Ace Pro」のメリット、デメリットを解説
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