
2025年12月19日、Xiaomi(シャオミ)から発売される「REDMI 15 5G」は、3万円ながらも7,000mAhの超大容量バッテリーと33Wの高速充電に対応した注目のスマートフォンです。
このレビューでは、前モデル「Redmi 12 5G」から何が進化し、どう違っているのか、その使い勝手と実用性を徹底比較・検証しました。
【先に結論からお伝えしましょう】
REDMI 15 5G の長所(Pros):
- 規格外の7,000mAhバッテリーによる圧倒的なスタミナ
- 33Wの超高速充電に加え、最大18Wのリバース充電に対応
- 144Hz駆動の6.9インチ大画面で操作が滑らか
- 音量ブースト機能とDolby Atmosによるスピーカーの進化
- GeminiオーバーレイやGoogle Gemini連携などのAI機能が使える
- おサイフケータイ(FeliCa)とIP64防塵防水への対応
REDMI 15 5G の短所(Cons):
- 3.5mmイヤホンジャックの廃止(有線派には痛手)
- 本体が重く(約217g)、幅広で片手操作が困難
- スピーカーはモノラル仕様(ステレオ非搭載)
- GPU性能は控えめで、重量級ゲームには不向き
総合評価:
REDMI 15 5Gは、バッテリー性能、充電速度に優れたスマートフォンです。スピーカーの音量・オーディオ技術の進化に加えて、新たにGoogle Gemini AI機能の利便性が加わったことで、劇的な進化を遂げています。また、3万円台ながら144Hzのリフレッシュレートやおサイフケータイ、IP64防水防塵、eSIMまで対応したコスパは非常に高いといえます。ただし、イヤホンジャック廃止や片手操作困難なサイズ感・重さといったデメリットも存在するため、よく確認してから購入する必要があります。
<この記事で分かること>
- デザインと耐久性: 背面ガラス素材、サイズ・重量・カラーの比較(幅80mm超)、IP64防塵防水、ビルドクオリティ
- ディスプレイ: 6.9インチFHD+、最大144Hzリフレッシュレート、液晶(LCD)、輝度(850nits)、タッチ感度、ウェットタッチテクノロジー2.0
- バッテリー: 7,000mAh容量、電池持ち(PCMarkテスト)、33W急速充電、18Wリバース充電(モバイルバッテリー機能)
- パフォーマンス: Snapdragon 6s Gen 3、Antutuベンチマークスコア、CPU性能の比較、メモリ増設(最大16GB)、ストレージ速度(UFS 2.2)、SDカード
- アプリの動作感: ブラウザスクロール、LINE通知、マルチタスク性能、画像編集、動画編集(CapCut)、発熱の制御、サーマルスロットリング
- ゲーム性能: 『原神』、『PUBG MOBILE』、『鳴潮』、『崩壊:スターレイル』、『アスファルト9』、実測フレームレート (FPS)
- スピーカー: モノラルスピーカー、音質、200%音量アップ機能、Dolby Atmos、イヤホンジャック廃止の影響
- カメラ性能: 5000万画素メインカメラ、800万画素フロントカメラ、自動ナイトモード、自撮りビューティモード、AI消しゴム
- AI機能: Google Gemini連携、Geminiオーバーレイ、Gemini Live(音声対話)、かこって検索(Circle to Search)、画像生成
- 通信性能: 5G通信(ドコモn79対応)、通話品質、eSIMデュアル運用、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.1、GPS精度
- OSと機能: Xiaomi HyperOS 2 (Android 15)、OSアップデート保証、おサイフケータイ(FeliCa)、デバイス連携、セカンドスペース(セキュリティ)
- 比較: Redmi 12 5G
- スペック: 詳細仕様一覧、対応バンド(4キャリア対応状況)
- 評価: 5段階評価、メリット・デメリットまとめ、最適なユーザー層、詳細な総評
- 価格: 購入先、Amazon、楽天市場、ソフトバンク(1円キャンペーン)、IIJmio、SIMフリー
この記事を最後まで読むことで、「REDMI 15 5G」を購入するべきかどうかがはっきりと分かるはず。購入に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
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公式ページ:すべての仕様と機能 REDMI 15 5G | Xiaomi 日本
デザインと耐久性:REDMI 15 5Gの高級感あるガラスボディと重量感の検証
ここでは、REDMI 15 5Gの外観デザイン、サイズ感、そして日常使用における耐久性について、前モデルとの比較を交えながら詳しく見ていきます。
背面ガラスの質感と洗練された第一印象
パッケージを開封し、最初に本体を手にした瞬間、その質感の高さに驚かされました。エントリーモデルといえばプラスチックの安っぽい質感を想像しがちですが、REDMI 15 5Gは前モデル同様にガラス素材を採用しており、ひんやりとした手触りと適度な光沢が所有欲を満たしてくれます。
カメラユニットはアルミ合金製で円形のデザインに一新されており、存在感がありながらも洗練された印象を受けました。クアッドカーブデザインが採用されているため、手のひらにフィットする感覚があり、見た目以上にスリムに感じられます。ビルドクオリティも高く、ボタンを押した際のクリック感もしっかりしており、チープさは微塵も感じません。
比較検証:サイズ、重量、カラーの違い
前モデル「Redmi 12 5G」の幅が約76mmだったのに対し、REDMI 15 5Gは80.45mmと、約4.5mmも幅広になっています。実際に片手でフリック入力を試みましたが、対角線上のキーには親指が届きにくく、片手操作のしやすさという点ではRedmi 12 5Gに軍配が上がります。また、厚さも約8.2mmから8.40mmへと0.2mmほど増しています。高さに関しては約169mmと169.48mmでほぼ変わりません。
重量に関しては、バッテリー容量の増加(5,000mAhから7,000mAh)に伴い、Redmi 12 5Gの約200gから、REDMI 15 5Gは217gへと約17g増加しました。ホールド感は悪くありませんが、やはり「ずっしりとした塊感」はあります。
カラーリングの方向性も大きく刷新されました。Redmi 12 5Gは「スカイブルー」「ポーラーシルバー」といった明るくライトな色合いが特徴でしたが、REDMI 15 5Gでは「リップルグリーン」「チタングレー」「ミッドナイトブラック」というラインナップに変更されています。前作のポップな印象から一転し、深みのある落ち着いた色調と金属的な質感を感じさせるネーミングを採用しており、ターゲット層をより幅広い年齢層、あるいはビジネスシーンにも馴染むプレミアムな方向へとシフトさせたことが伺えます。
実用的なポート配置と拡張性
インターフェース類の配置は、日常の使い勝手をよく考えられたレイアウトになっています。本体右側面には音量ボタンと電源ボタンがあり、電源ボタンは指紋認証センサーを兼ねています。親指が自然に届く位置にあるため、ロック解除は非常にスムーズです。充電用のUSB Type-Cポートは底面中央に配置され、その右隣にスピーカーがあります。左側面にはSIMスロットがあり、ここにはmicroSDカードも挿入可能です。写真や動画をたくさん保存したい私にとって、SDカードでストレージを拡張できる点は非常に心強いです。
なお、3.5mmイヤホンジャックは「REDMI 15 5G」に搭載されていません。前モデル「Redmi 12 5G」には搭載されていましたが、本機では非搭載となって非常に残念です。
IP64への進化
耐久性については、IP64の防水防塵性能へと進化しました。前モデルのIP53と比較して防塵性能が最高レベル(IP6X)に引き上げられ、防水性能も飛沫に対する保護(IPX4)へと強化されています。完全防水ではありませんが、砂埃の多い場所や、雨の中での操作、キッチンで水しぶきがかかるようなシーンでの安心感が格段に増しました。実際に小雨が降る中で地図アプリを確認しましたが、問題なく動作しています。また、Xiaomi独自の厳しい品質試験をクリアしている点も信頼できます。
付属品:すぐに使える充実のスターターセット
付属品については、ユーザーフレンドリーな構成になっています。箱の中には「REDMI 15 5G本体」のほかに、「SIM取り出し用ピン(試供品)」「ソフトケース(試供品)」「クイックスタートガイド」が含まれています。特にありがたいのが「画面保護シート貼付済(試供品)」です。最初からディスプレイにフィルムがきれいに貼られているため、気泡が入るのを心配しながら自分で貼る手間がありません。付属のソフトケースも透明度が高く、本体のデザインを損なわずに保護してくれます。充電アダプタとケーブルは同梱されていないため別途用意する必要がありますが、開封してすぐに安心して使い始められるセット内容は好印象です。
まとめ:デザインと耐久性
- 第一印象:背面ガラスとリップルグリーンの加工が美しく、エントリー機を超えた高級感がある
- サイズ比較:幅が約76mmから80.45mmへ約4.5mm拡大し、片手操作はRedmi 12 5Gの方が容易である
- 重量と厚み:重量は217gと約17g増加し、厚みも8.40mmと0.2mm増したが、カーブ形状で持ちやすさは確保されている
- ポートと拡張性:底面にType-Cを配置し、SDカードスロットも完備している
- 耐久性: IP64(防塵防水)へ進化し安心感が向上した
- 付属品: ケース同梱に加え、画面保護シートが最初から貼付されており、初期費用と手間が省ける
ディスプレイ:REDMI 15 5Gの没入感あふれる6.9インチ大画面と144Hzの滑らかさ
ここでは、REDMI 15 5Gの最大の特徴の一つである約6.9インチの超大型ディスプレイについて、その視認性や操作感、前モデルからの進化点を中心に書いていきます。
6.9インチLCDの迫力と自然な発色
電源を入れて最初に目を奪われるのは、やはりその圧倒的な画面の大きさです。約6.9インチというサイズは、スマートフォンというより小型タブレットに近い迫力があり、手に持った時の満足感はひとしおです。ディスプレイタイプは前モデル同様に液晶(LCD)パネルを採用していますが、発色は非常に自然で、色が薄いといった安っぽさは感じません。
有機ELのような「完全な黒」の表現には及びませんが、YouTubeで高画質の自然ドキュメンタリーを再生してみたところ、木々の緑や空の青さが過度な強調なく忠実に表現されていました。パンチホールカメラも小さくデザインされており、全画面表示にした際の没入感は非常に高いです。ベゼルは少し厚めに感じますが、この価格帯と画面サイズを考えれば許容範囲でしょう。
比較検証:サイズと解像度の微妙な変化
前モデル「Redmi 12 5G」と比較すると、画面サイズは約6.8インチから約6.9インチへと拡大しました。わずか0.1インチの差ですが、手に持った時の幅広感と、ブラウザや電子書籍を表示した際の一画面の情報量には確かな違いを感じます。解像度はRedmi 12 5Gが「2,460×1,080」だったのに対し、REDMI 15 5Gは「2,340×1,080」となっています。
縦のピクセル数が少し減っていますが、アスペクト比が「Redmi 12 5G」の20.5:9から変わり、より一般的な19.5:9に近い比率になったことで、動画コンテンツを再生した際の上下の黒帯が気になりにくくなりました。FHD+の解像度は維持されているため、文字のドット感などは全く気にならず、シャープな表示です。
劇的進化:144Hz駆動と屋外視認性の向上
最も劇的な進化を感じたのは、リフレッシュレートと輝度です。Redmi 12 5Gが最大90Hzだったのに対し、REDMI 15 5Gは最大144Hzに対応しました。これはエントリー機としては異例のスペックです。実際にX(旧Twitter)のタイムラインを高速スクロールしてみると、残像感がまるで違い、文字が流れるように滑らかに動きます。
90Hzでも十分滑らかだと感じていましたが、144Hzのヌルヌルとした操作感を一度体験すると、その快適さに感動を覚えました。
また、輝度についても、Redmi 12 5G(最大550nit)では晴天の屋外で見えづらいことがありましたが、REDMI 15 5Gは標準で700nit、HBM(高輝度モード)で850nitまで向上しています。実際に日中の公園で地図アプリを開いた際も、手で影を作ることなく画面の内容をはっきりと確認できました。
ウェットタッチテクノロジー2.0と操作性
操作性に関しては、タッチサンプリングレートが最大288Hz確保されており、指の動きに対する追従性(タッチ感度)は良好です。特に実用性が高いと感じたのが「ウェットタッチテクノロジー2.0」です。実際に料理中、少し濡れた手でレシピサイトをスクロールしたり、画面をタップしたりしてみましたが、誤反応することなく正確に操作できました。これまでのスマホでは水滴がつくと挙動が乱れることが多かったため、キッチンや雨の日でもストレスなく使える点は大きなメリットです。
長時間利用を支えるアイケア機能
夜間の使用時には「アイケア機能」が役立ちます。DC調光に対応しているため、画面の明るさを最低まで下げてもチラつき(フリッカー)を感じにくく、寝る前の読書でも目が疲れにくいと感じました。TÜV Rheinlandの「低ブルーライト」「フリッカーフリー」「サーカディアンフレンドリー」という3つの認証を取得している点も、長時間画面を見る現代人には嬉しいポイントです。
<REDMI 15 5G ディスプレイ仕様>
- サイズ:6.9インチ
- タイプ:FHD+ LCDディスプレイ
- 解像度:2,340×1,080
- リフレッシュレート:最大144Hz
- タッチサンプリングレート:最大288Hz
- 輝度:700 nits (標準)、850 nits (HBM)
まとめ:ディスプレイ
- 第一印象: 6.9インチの大画面はタブレット並みの迫力があり、LCDながら発色は自然である
- サイズ比較: Redmi 12 5G(6.8インチ)より0.1インチ拡大し、没入感が向上している
- 滑らかさ: 90Hzから144Hzへ進化し、スクロール時の残像感が大幅に低減されている
- 視認性: 輝度が最大850nit(HBM)へ向上し、屋外での見やすさが改善されている
- 機能性: 濡れた手でも操作できるウェットタッチや、目の疲れを軽減するアイケア機能が実用的である
バッテリー持ちと充電:REDMI 15 5Gの7,000mAhがもたらす2日間の自由と安心
ここでは、規格外の7,000mAhバッテリーを搭載したREDMI 15 5Gの驚異的な持久力と、日常使いにおける充電周りの使い勝手について書いていきます。
規格外の7,000mAhと驚異のテスト結果
REDMI 15 5Gを手に取って最も感動するのは、その圧倒的なバッテリー容量です。前モデルのRedmi 12 5Gが5,000mAhという標準的な容量だったのに対し、本機は一気に40%増量となる7,000mAhを搭載しています。公称値では動画再生が最大25時間、音楽再生は最大108時間、読書なら最大30時間とされており、カタログスペックの時点で他のスマホとは一線を画しています。
実際にバッテリーベンチマークテスト(PCMark for Android)を回してみたところ、約15時間という素晴らしいスコアを記録しました。さらに驚いたのは動画再生時の粘り強さで、FHD画質の動画を連続再生(輝度調整あり)した際には約30時間近く動き続けました。Redmi 12 5Gも電池持ちの良い機種でしたが、REDMI 15 5Gは「持ちが良い」というレベルを超え、モバイルバッテリーを持ち歩く習慣そのものを過去のものにするポテンシャルを秘めています。
実体験:充電を忘れても焦らない2日間のスタミナ
実際にメイン機種として数週間使用しましたが、バッテリー切れの不安を感じる瞬間は一度もありませんでした。朝7時に100%の状態で家を出て、通勤中にYouTubeで動画を1時間視聴し、日中はSNSのチェックやWebブラウジング、カメラ撮影を頻繁に行い、帰宅後に軽いゲームを30分ほどプレイしても、就寝時の残量は余裕で50%を超えていました。
Redmi 12 5Gでは、同じような使い方をすると夜には20%台になり充電器を探すことがありましたが、REDMI 15 5Gなら充電を忘れて寝てしまっても、翌日の夕方まで十分に持ちこたえてくれます。「1日持てば十分」ではなく「2日間安心して使える」という感覚は、一度味わうと手放せません。
33W充電の実力と便利なリバース充電機能
充電速度に関しては、最大33Wの急速充電に対応しています。Redmi 12 5Gの18W充電と比較すると出力は約2倍近く向上していますが、バッテリー容量自体が巨大化しているため、0%から100%までの満充電には約1時間半(90分前後)を要しました。昨今のハイエンド機のような「数十分で満タン」とはいきませんが、バッテリー持ち自体が良いため、頻繁に充電する必要がなく、就寝中に「スマート充電エンジン2.0」でバッテリーをいたわりながら充電するスタイルが合っていると感じます。
また、ワイヤレス充電には非対応ですが、有線での「最大18Wリバース充電」に対応している点は非常に便利でした。外出先でワイヤレスイヤホンの電池が切れた際、Type-Cケーブルで繋ぐだけでREDMI 15 5Gがモバイルバッテリー代わりになり、急速充電で救済できた経験があります。これは7,000mAhという大容量だからこそ活きる機能です。
まとめ:バッテリー持ちと充電
- バッテリー容量:7,000mAh(Redmi 12 5G比で2,000mAh増量)
- 公称駆動時間:動画再生最大25時間、一般的な使用で最大2.26日間
- 実使用感:ヘビーに使っても1日は余裕で持ち、ライトな使用なら2日間充電不要
- 充電速度:33W急速充電に対応し、満充電までの所要時間は約1時間半
- 便利機能:18Wリバース充電に対応し、モバイルバッテリーとして他機器へ給電可能
- ワイヤレス充電:非対応
パフォーマンス
ここではREDMI 15 5Gのパフォーマンスについて、Antutuベンチマーク、CPU性能比較、アプリの動作感、メモリとストレージの4つのセクションにわけて詳細に紹介します。
Antutuベンチマーク
REDMI 15 5Gは、プロセッサにQualcomm製の「Snapdragon 6s Gen 3」を搭載しています。これは6nmプロセスで製造されたオクタコアCPUで、GPUには「Adreno 619」を採用しています。「Gen 3」という新しい名称がついていますが、構成としては実績のあるSnapdragon 695 5Gのリファイン版に近く、最新のハイエンドチップのような爆発的なパワーよりも、日常使いにおける省電力性と安定性を重視した設計となっています。
Antutuベンチマークの結果は以下のようになっています。
【Antutu バージョン 11】
例: Antutu V11.0.3-OB3 総合で「629077」、CPUで「252108」、GPUで「60673」、MEMで「134239」、UXで「182057」
総合スコアは約62万点、CPU性能は約25万点、GPU性能は約6万点になります。
Antutu V10 バージョンに換算すると、総合スコアは約46万点前後になります。
<その他のベンチマーク結果>
Geekbench 6.5
- シングルコア「940」、マルチコア「2104」
3DMark / Wild Life
- Extreme Unlimited「411」
CPU性能比較
ここではREDMI 15 5Gが搭載するQualcomm Snapdragon 6s Gen 3 プロセッサと、他のCPUを比較してみます。
<CPU ランキング>
※Antutu V10 ベンチマーク総合スコアで比較したものです。
- Mediatek Dimensity 7400 Ultra (Redmi Note 15 Pro 5G)・・・Antutu:87万
- Dimensity 7200-Ultra (Redmi Note 13 Pro+ 5G)・・・Antutu:約72万
- Dimensity 7300-Ultra (Redmi Note 14 Pro 5G)・・・Antutu:67万
- Snapdragon 7s Gen 2 (Redmi Note 13 Pro 5G)・・・Antutu:56万
- MediaTek Dimensity 7060 (moto g66j 5G)・・・Antutu:50万
- Snapdragon 6s Gen 3 (REDMI 15 5G)・・・Antutu:46万
- Dimensity 6300 (OPPO A5 5G)・・・Antutu:43万
- Snapdragon 4 Gen 2 (Redmi 12 5G)・・・Antutu:41万
- MediaTek Dimensity 6100+(Galaxy A25 5G)・・・Antutu:39万
- MediaTek Helio G81-Ultra (Redmi 14C)・・・Antutu:27万
<Redmi 12 5G比較でわかること>
前モデル「Redmi 12 5G」(Snapdragon 4 Gen 2)のスコアが約41万点だったのに対し、今回のREDMI 15 5Gは約46万点を記録しました。スコアとしては約5万点、率にして1割強のアップです。劇的な進化というわけではありませんが、GPU性能もAdreno 613から619へ強化されており、SNSの画像読み込みやWebブラウジングといった普段使いにおいて、より引っかかりの少ないスムーズな動作が期待できる堅実な進化を遂げています。
<他の機種との比較から分かること>
上位モデルである「Redmi Note」シリーズ(Proモデル)と比較すると、スコアには10万点〜40万点以上の大きな開きがあり、3Dゲームや重い動画編集をするならProシリーズを選ぶべきという立ち位置が明確です。一方で、同価格帯のライバル機や下位モデルの「Redmi 14C」と比較すると、頭一つ抜けた性能を持っています。3万円台のエントリークラスとしては十分な処理能力を確保しており、価格と性能のバランスが取れた「ミドルレンジの入り口」に位置するモデルだと分かります。
アプリの動作感:REDMI 15 5Gの快適さとクリエイティブ性能の検証
ここでは、REDMI 15 5Gの日常的なアプリの挙動から、画像・動画編集といったクリエイティブ作業、そして気になる発熱制御まで、実際の使用感に基づき詳しく検証していきます。
ストレスフリーな日常動作
日常で最も頻繁に使うLINEやSNS、ブラウザの動作は、Snapdragon 6s Gen 3と最大144Hzのリフレッシュレートの組み合わせにより、非常に軽快です。特にChromeブラウザで画像が多いニュースサイトを閲覧した際、前モデル「Redmi 12 5G」ではスクロール時に若干のカクつきを感じることがありましたが、REDMI 15 5Gでは指に吸い付くように滑らかに追従します。144Hzの恩恵は大きく、文字が流れるような感覚で読めるため、目の疲れも軽減されたように感じます。
LINEの通知やレスポンスに関しても改善が見られました。Redmi 12 5Gを使用していた際は、スリープ復帰時に通知がまとめて届くようなラグや、通話時の画面消灯(近接センサー)の挙動に不安定さを感じることがありましたが、本機では通知がリアルタイムに届き、通話中の誤タッチも発生していません。
進化したマルチタスク
マルチタスク性能も向上しています。私が試用した8GBモデルでは、メモリ拡張機能を有効にすることで最大16GB相当のメモリ領域を確保できます。実際にYouTubeで動画を再生しながら、バックグラウンドでX(旧Twitter)やGoogleマップを起動し、頻繁にアプリを切り替えてみましたが、アプリが落ちて再読み込み(タスクキル)される頻度が明らかに減りました。Redmi 12 5Gでは数個のアプリを開くだけでバックグラウンド処理が停止することが多かったため、この安定性は大きな進化だと感じます。
画像編集と動画編集の実用性
クリエイティブな作業における動作を確認するため、具体的なアプリを使用して検証しました。まず画像編集ですが、6.9インチの大画面を活かせる「Canva」では、SNS投稿用のレイアウト作成やパーツの配置も、最大144Hzのリフレッシュレートにより滑らかな操作感で行えます。また、本格的な写真補正を行う「Lightroom」においても、色温度や露出のスライダーを動かした際の色調変化がSnapdragon 6s Gen 3の処理能力によって遅延なく追従し、快適な動作を確認できました。
動画編集については、CapCutを使用して1080p/30fpsの動画をカット編集してみました。プレビュー再生はスムーズで、テロップ入れなどの基本操作もカクつくことなく行えます。ただし、書き出し速度に関しては、搭載ストレージがUFS 2.2ということもあり、劇的に速いわけではありません。長時間の4K動画編集などは荷が重いですが、ショート動画の作成程度ならストレスなくこなせます。また、6.9インチの大画面は編集タイムラインが見やすく、作業効率が良い点はメリットでした。
驚異的な安定性と低い発熱
パフォーマンスの持続性において、REDMI 15 5Gは非常に優秀です。3DMarkのストレステストを実施したところ、安定性スコアは99.4%という極めて高い数値を叩き出しました。実際に1時間ほど動画視聴や軽いゲームを続けても、本体背面がほんのりと温かくなる程度で、不快な熱さを感じることはありませんでした。前モデルも発熱は少なめでしたが、本機はさらに放熱性が向上している印象で、夏場の屋外利用でもパフォーマンス低下を気にせず使えそうです。
まとめ:アプリの動作感
- ブラウザとSNS: 144Hz駆動によりスクロールが劇的に滑らかになり、読み込みもスムーズである
- LINEと通知: 通知の遅延やセンサーの不安定さが解消され、レスポンスが向上している
- マルチタスク: メモリ拡張(最大16GB)により、Redmi 12 5Gで見られたタスクキルが大幅に減少した
- 画像編集: 「Canva」でのレイアウト作成や、「Lightroom」での細かな色調補正も、Snapdragon 6s Gen 3の処理能力により遅延なく快適に行えます
- 動画編集: 1080pクラスの編集なら快適だが、書き出し速度はUFS 2.2相応である
- 発熱制御: 高負荷時でも40℃程度に抑えられ、動作の安定性が非常に高い
メモリとストレージ:REDMI 15 5Gの快適なマルチタスクと2TB拡張の余裕
ここでは、REDMI 15 5Gのメモリ・ストレージ構成(4GB + 128GB、8GB + 256GB)と、実際の使用感における快適さ、そして拡張性について詳しくレビューしていきます。
最大16GB相当のメモリでタスクキルを回避
メモリ容量は4GB、8GBの2種類があります。「メモリ拡張機能」(メモリ増設)を使えば、ストレージ領域の一部を仮想メモリとして割り当て、8GBモデルの場合で最大16GB(基本8GB + 拡張8GB)のRAMとして振る舞わせることができます。メモリ規格はLPDDR4X(帯域幅: 最大 17 GB/s)と標準的ですが、日常使いにおいて不足を感じる場面はほとんどありませんでした。
必要十分なUFS 2.2ストレージと転送速度
ストレージに関しては、日本版では128GBと256GBの2つのモデルが用意されています。システム領域やプリインストールアプリで最初から20GB以上が使用されているため、アプリや写真をたくさん保存したい方は256GBモデルを選ぶのが無難だと感じました。
ストレージ規格は前モデル同様のUFS 2.2(読み込み最大約1 GB/s、書き込み速度 最大で約1 GB/s)を採用しています。実際に数GBあるゲームアプリをインストールしてみましたが、ハイエンド機のような爆速ではないものの、待たされすぎてイライラするほどではありません。PCから大量の写真データを転送した際も、速度は「そこそこ」といった印象で、劇的な進化はありませんが、価格帯を考えれば納得できる挙動です。
最大2TB対応で容量不足の不安を解消
最も進化を感じたのは外部ストレージの拡張性です。Redmi 12 5Gでは最大1TBまでだったmicroSDカードの対応容量が、REDMI 15 5Gでは最大2TBまで倍増しました。最近は写真や動画の画質が上がり、ファイルサイズも大きくなりがちですが、2TBあれば実質的に容量無制限のような感覚でデータを保存できます。私は撮影した動画データの保存先を全てSDカードに設定していますが、本体ストレージを圧迫せずに済むので非常に快適です。ただし、スロットはSIM2との排他利用(ハイブリッドスロット)になっているため、デュアルSIM運用とSDカードを併用できない点には注意が必要です。
まとめ:メモリとストレージ
- メモリ構成:4GBまたは8GB(LPDDR4X)を選べ、8GBモデルはマルチタスクに強い
- メモリ増設:メモリ拡張機能により、最大16GB相当までRAMを増やせ、アプリの再読み込みが減少した
- ストレージ規格:UFS 2.2を採用しており、アプリのインストールや起動速度は前モデルと同等の水準である
- 外部ストレージ:microSDカードの最大容量がRedmi 12 5Gの1TBから2TBへ進化し、データ保存の自由度が増した
- 注意点:microSDスロットはSIM2スロットとの排他利用である
ゲーム性能:REDMI 15 5GのSnapdragon 6s Gen 3はどこまで戦えるのか検証
ここでは、REDMI 15 5Gに搭載されたプロセッサ「Snapdragon 6s Gen 3」が、実際のゲームプレイにおいてどの程度のパフォーマンスを発揮するのかについて書いていきます。
前モデルのRedmi 12 5G(Snapdragon 4 Gen 2)と比較しても、GPU性能は劇的に向上しているわけではありません。そのため、過度な期待は禁物ですが、設定を工夫することでどこまで遊べるのか、人気タイトル5本を実際にプレイして検証しました。
原神
まずは重量級タイトルの代表格「原神」で、テイワット大陸を冒険してみました。 結論から言うと、プレイにはかなりの妥協が必要です。デフォルト設定では重すぎるため、グラフィック設定を「最低」、フレームレート設定を「30fps」に落とすことが必須条件でした。この設定であれば、モンドの平原を探索したり、軽い戦闘を行ったりする分には30fps付近を維持して動作します。
しかし、フォンテーヌの水中探索や、オブジェクトが密集するスメールの市街地、あるいは元素爆発を連発する深境螺旋のような激しい戦闘シーンでは、処理落ちが顕著になり、フレームレートは20fps台まで低下しました。試しにフレームレート設定を「60」に上げてみましたが、端末の発熱が急激に進み、サーマルスロットリング(熱暴走を防ぐための性能制限)がかかってカクつきが頻発したため、実用的ではありませんでした。この端末で原神を遊ぶなら、画質の美しさは諦め、デイリークエスト消化用と割り切るのが賢明です。
鳴潮 (Wuthering Waves)
続いて、ジャスト回避やパリィといった高速アクションが求められる「鳴潮」をプレイしました。 こちらもグラフィック設定は「最低」、フレームレート設定は「30fps」が限界です。原神以上に要求スペックが高いタイトルであるため、最低設定であっても戦闘中には頻繁にカクつきが発生しました。
特にエフェクトが派手なボス戦ではフレームレートが不安定になり、20fps前後を行き来することもしばしば。タイミングが命であるパリィや回避の操作において、ワンテンポ遅れるような遅延を感じることがあり、アクションゲームとしての爽快感は削がれてしまいます。また、フィールド探索中にカメラを急に回すと描画が追いつかない場面も見られました。ストーリーを追う程度なら可能ですが、本格的なアクションを楽しむには力不足を感じます。
崩壊:スターレイル (Honkai: Star Rail)
宇宙を旅するターン制RPG「崩壊:スターレイル」はどうでしょうか。 グラフィック設定を「非常に低い」、フレームレートを「30fps」に設定してプレイしました。戦闘システムがターン制であるため、アクションゲームほどフレームレートの低下が致命的ではなく、比較的遊びやすいと感じました。
とはいえ、黄泉やホタルといったキャラクターの派手な必殺技カットインが入る瞬間には、一瞬画面が止まったり、フレームレートが落ちたりすることがあります。また、ピノコニーのようなリッチなマップを探索する際は、キャラクターの移動や視点変更に独特の重さを感じました。60fps設定にすると負荷が高すぎてバッテリー消費が激しくなるため、30fpsでの運用が適しています。オート戦闘で素材を集めるサブ機としての運用なら十分アリだと感じました。
PUBG MOBILE (PUBGモバイル)
打って変わって、バトルロイヤルシューティングの「PUBG MOBILE」は快適でした。 このタイトルは最適化が進んでいるため、グラフィック設定を「スムーズ」、フレームレート設定を「ウルトラ(上限40fps)」にすることで、非常に安定して動作します。
激戦区へのパラシュート降下時や、スモークが大量に焚かれるシーンでは若干のもたつきを感じますが、それ以外では概ね40fpsを張り付いて維持できていました。エイム操作の追従性も悪くなく、画質さえ欲張らなければ遅延の少ない快適なプレイが可能です。ただし、より滑らかなヌルヌル感を味わえる「極限(60fps)」設定は、このデバイスのスペックでは開放されないか、開放できても維持できないため、40fps環境で戦うことになります。
アスファルト:Legends Unite
最後に、爽快なレーシングゲーム「アスファルト:Legends Unite」をテストしました。 グラフィック設定は「デフォルト」または「パフォーマンス」を選択することで、30fpsの安定したレース体験が得られました。
コース上の破壊演出や、ニトロを使用した際の派手なエフェクトが重なっても、プレイに支障が出るような大きな処理落ちは稀です。オプションで60fpsを選択できる場合もありますが、GPU性能がボトルネックとなり、ライバル車が入り乱れる激しい展開になるとフレームレートが乱れて操作ミスを誘発しました。そのため、無理に上げるよりも30fpsで安定させた方が、結果として操作性は良好でした。
まとめ:ゲーム性能
Snapdragon 6s Gen 3 を搭載したREDMI 15 5Gのゲーム性能は、あくまで「エントリークラス」の域を出ません。Webブラウジングや動画視聴、SNSなどの日常利用においては144Hz画面も相まって快適ですが、「原神」や「鳴潮 (Wuthering Waves)」といった最新の重い3DゲームをプレイするにはGPUパワーが明らかに不足しています。
「PUBG MOBILE」のような最適化が進んだタイトルやカジュアルゲームであれば設定次第で快適に遊べますが、「原神」や「鳴潮」のような重量級タイトルでは、画質を最低まで落としても30fpsを維持するのがやっとという状況です。ゲームの快適さやグラフィックの美しさよりも、バッテリー持ちや価格の安さを最優先した構成であると言えます。
スピーカー:REDMI 15 5Gの迫力ある音量とオーディオ体験
ここでは、REDMI 15 5Gのオーディオ性能について、スピーカーの実力や音質、そして接続環境の変化について、前モデルとの違いを交えながら詳しく書いていきます。
200%の音量ブーストとDolby Atmos®の実力
REDMI 15 5Gのスピーカーは、底面に配置されたモノラル仕様です。最近のエントリーモデルでもステレオスピーカー搭載機が増えている中、この点は少し惜しいと感じます。しかし、それを補う機能として搭載されたのが「200%の音量アップ」機能です。実際に音量ボタンを最大まで押し上げ、さらにもう一度押すと「200%」モードに入ります。この状態での音圧は凄まじく、騒がしいキッチンで換気扇を回しながら料理動画を見たり、屋外でラジオ感覚で流したりする際には非常に役立ちました。
前モデルのRedmi 12 5Gもモノラルスピーカーでしたが、音量の最大値に関しては明らかにREDMI 15 5Gの方がパワフルです。また、立体音響技術「Dolby Atmos®」に対応しており、設定からオンにすることで、モノラルながらも音に厚みや広がりを持たせようとする補正が働きます。動画視聴時にはセリフが聞き取りやすくなり、コンテンツへの没入感を高めてくれました。ただし、横持ちでゲームや動画を楽しむ際、底面のスピーカーを手で塞いでしまうと音がこもってしまう点は、モノラル特有の弱点として変わっていません。
ボーカル際立つ中音域と割り切りが必要な低音
音質について詳しくチェックするため、Amazon Musicで数曲聴き込んでみました。全体的な印象としては「中音域重視」のチューニングです。ポップスやYouTubeのトーク動画など、人の声(ボーカル)は非常にクリアで明瞭に聞こえます。歌詞の一言一句がはっきりと耳に届くため、ラジオやポッドキャストとの相性は抜群です。
一方で、低音に関しては筐体の振動を感じるものの、ドラムやベースの重厚感は控えめで、どうしても軽さを感じてしまいます。高音域については、通常の音量であれば綺麗に鳴りますが、200%モードで最大音量にすると、シンバルなどの鋭い音がわずかに歪んだり、刺さるように聞こえたりすることがありました。このあたりは「音質よりも音量を優先した」という割り切りが必要でしょう。繊細な音楽鑑賞よりも、BGMとして部屋全体に音を行き渡らせるような使い方が向いています。
イヤホンジャックの廃止とワイヤレスへの移行
オーディオ周りで前モデル「Redmi 12 5G」から最も大きく変わった、そして注意すべき点が「3.5mmイヤホンジャックの廃止」です。Redmi 12 5Gでは本体上部にジャックがあり、有線イヤホンを愛用していた私としては非常に残念な変更点でした。REDMI 15 5Gで有線イヤホンを使う場合は、USB Type-C変換アダプタが必要になります。
その代わり、Bluetooth接続に関しては安定しており、Xiaomiのイヤホンと接続した際にはスムーズにペアリングできました。ワイヤレス接続時でもDolby Atmos®の効果は適用されるため、映画やライブ映像を見る際は、スピーカーよりもワイヤレスイヤホンを使った方が、圧倒的に臨場感のあるサラウンド体験を楽しめます。aptXなどのコーデックにも対応しているため、遅延や音質の劣化も気にならず、動画視聴も快適でした。
まとめ:スピーカー
- スピーカー構成: 底面配置のモノラルスピーカーだが、「200%音量アップ」機能により音圧は非常に高い
- 比較検証: Redmi 12 5Gと同じモノラルだが、最大音量が強化され、騒音下でも聞き取りやすくなった
- 音質: 中音域(ボーカル)の解像度は高くクリアだが、低音は軽く、最大音量時の高音は歪みやすい
- 機能: Dolby Atmos®に対応しており、擬似的な広がりを感じられるが、真価はイヤホン使用時に発揮される
- 接続性: 3.5mmイヤホンジャックが廃止されたため、有線派は変換アダプタが必須である
カメラ性能:REDMI 15 5GのAI搭載5000万画素カメラと進化した自撮り体験
ここでは、REDMI 15 5Gのカメラ構成と画質、そしてAIを活用した撮影機能について、前モデルからの進化点や実際の作例イメージを交えながら詳しくレビューしていきます。
実質シングルの潔い構成とフロントカメラの進化
カメラユニットのデザインは刷新されましたが、構成自体は「5,000万画素(F1.8)のメインカメラ」と「補助レンズ(詳細非公表だが深度用)」の組み合わせで、超広角やマクロレンズは搭載されていません。実質的にシングルカメラでの勝負となりますが、この価格帯では多機能よりもメインカメラの質を重視するのは理にかなっています。
注目すべき変更点はフロントカメラです。Redmi 12 5Gの約500万画素から、本機では800万画素へとスペックアップしました。F値も2.0と明るくなり、後述するソフトライトリング機能と合わせて、セルフィーの画質向上に力が入れられています。レンズの数は増えていませんが、Web会議やビデオ通話での画質が鮮明になったのは明確なメリットです。
撮影をサポートする豊富なAI機能
ハードウェアがシンプルな分、ソフトウェア機能は充実しています。「自動ナイトモード」が搭載されており、暗い場所に行くと自動的に夜景モードに切り替わるため、設定を変更する手間が省けます。また、ポートレートモードでは深度センサーを活用して背景を自然にぼかすことができ、被写体が際立ちます。
ユニークなのが「フィルムカメラモード」です。数種類のフィルターを適用することで、往年のフィルム写真のようなノスタルジックな雰囲気の写真をワンタップで撮影できます。SNS映えする写真を加工なしで撮れるため、スナップ撮影が楽しくなりました。
加えて、天気を自由自在に操れる「AIスカイ」機能も搭載されています。曇り空を快晴や夕焼け、星空へとワンタップで変更できるため、旅行先で天候に恵まれなかった際も、印象的な一枚に仕上げることが可能です。さらに、8GBモデルであれば「AI消しゴム」や、動きのある被写体を捉える「ダイナミックショット」も利用可能です。
自然な美しさを引き出すビューティーモードとソフトライトリング
インカメラでの撮影体験も強化されています。「自撮りビューティーモード」は、単に肌を過剰に滑らかにするのではなく、肌の質感を残しながら自然に補正してくれる点が好印象でした。補正の強弱も調整できるため、その日のコンディションに合わせて最適な「盛れ具合」を探ることができます。
また、暗所での自撮りで威力を発揮するのが「ソフトライトリング」です。これは画面の外周や全体を発光させて照明代わりにする機能で、顔全体を柔らかい光で包み込んでくれます。一般的なフラッシュのような強い光ではないため、顔に不自然な影ができにくく、瞳にキャッチライトが入ることで表情がいきいきと写ります。薄暗いカフェや夜の街角でも、ノイズを抑えた明るい自撮りが可能でした。
実際の撮影体験:日中の鮮やかさと夜間の粘り
実際に外に持ち出して、白い花を被写体に撮影してみました。日中の明るいシーンでは5,000万画素のメインカメラが健闘します。ピクセルビニング技術により、約1,250万画素相当で出力される写真は、色味が自然で明るく撮れます。Redmi 12 5Gでは全体的に白飛びしがちだった花びらの質感も、REDMI 15 5Gでは階調がしっかりと表現されており、背景の緑とのコントラストも美しく、発色のチューニングが改善されていると感じました。
シャッターラグに関しても、SoCの最適化が進んだのか、Redmi 12 5Gで感じた「ワンテンポ遅れて撮れる」ストレスは軽減されており、サクサクと撮影できます。
室内や夕暮れ時でも、F1.8の明るいレンズのおかげで手ブレは抑えられています。夜間にライトで照らされた建物の入り口を撮影してみましたが、「自動ナイトモード」が即座に機能しました。照明の白飛びを抑えつつ、周囲の暗がりも驚くほど明るく持ち上げてくれます。拡大するとノイズ処理で塗り絵のようになっている部分はありますが、スマホの画面で見る分には十分綺麗です。ただし、光が届かない極端に暗い場所ではフォーカスが迷うことがありました。
手ブレ補正なしの動画性能には工夫が必要
動画撮影に関しては、背面・前面ともに最大1080p/30fpsまでの対応となります。4K撮影や60fpsには対応していません。実際に歩きながら撮影してみましたが、光学式手ブレ補正(OIS)が非搭載であるため、画面の揺れはダイレクトに反映されます。電子的な補正も強くはないため、歩き撮りや動きの激しいシーンの撮影には不向きです。動画を撮る際は、立ち止まって脇を締めて撮影するか、三脚などに固定して撮るのがベストです。この点はRedmi 12 5Gから変わらない弱点と言えます。
<REDMI 15 5G カメラ仕様>
- リアカメラ: 5,000万画素(F1.8)+補助レンズ
- フロントカメラ: 800万画素(F2.0)
- 動画撮影: 最大1080p / 30fps(リア・フロント共通)
- カメラの機能
- AI機能: 自動ナイトモード、AI消しゴム(8GBモデルのみ)、AIスカイ
- 撮影モード: フィルムカメラモード、ポートレートモード、HDR、タイムラプス、50MPモード
- その他: ソフトライトリング(フロント)、自撮りビューティモード
まとめ:カメラ性能
- カメラ構成: リアは実質シングルの50MPだが、フロントカメラが5MPから8MPへ高画素化し、自撮りが鮮明になった
- 機能性: 自動ナイトモードやフィルムカメラモードなど、手軽に雰囲気のある写真を撮る機能が充実している
- 自撮り機能:自然な補正の**「自撮りビューティーモード」と、画面を照明にする「ソフトライトリング」**で、暗所でも明るく綺麗に写ります。
- 日中の画質: 色再現性が向上しており、Redmi 12 5Gよりも自然で鮮やかな写真が撮れる
- 夜間の画質: 自動ナイトモードにより明るく撮れるが、細部の解像感は価格相応である
- 動画性能: 手ブレ補正(OIS)がなく、歩き撮りではブレやすいため、固定撮影が推奨される
AI機能:REDMI 15 5G × Google Geminiで広がるスマートな日常
ここでは、REDMI 15 5Gに搭載されたGoogleの最新AIアシスタント「Gemini」との連携機能や、直感的な検索機能「かこって検索」について、エントリーモデルの処理能力でどこまで快適に動作するのかを実体験を交えて検証していきます。
Google Geminiとの連携とキビキビとした動作
REDMI 15 5Gは、GoogleのAI「Gemini」をシステムレベルで統合しています。実際に「旅行の計画表を作って」や「このメールの返信案を書いて」とお願いしてみましたが、Snapdragon 6s Gen 3上でもGeminiはキビキビと動作し、回答の生成待ちでイライラすることはほとんどありませんでした。Redmi 12 5G時代のGoogleアシスタントと比較しても、文脈を理解する能力が格段に向上しており、単なる音声操作だけでなく、アイデア出しや学習のパートナーとして実用性が高いと感じます。日常のふとした疑問やタスクを投げるだけで、的確なサポートが得られるのは頼もしい限りです。
Gemini オーバーレイと自然な会話を楽しむGemini Live
特に便利だと感じたのが「Gemini オーバーレイ」です。例えば、ブラウザでレストランを調べている最中に、アプリを切り替えることなくGeminiを呼び出し、「このお店の評判を要約して」と画面上の情報を元に質問できます。このシームレスな連携は、マルチタスクを頻繁に行う私にとって非常に快適でした。また、「Gemini Live」機能を使えば、まるで友人と通話しているかのような自然な音声会話が可能です。応答速度もスムーズで、料理中に手が離せない時など、声だけで複雑なやり取りができるのは未来を感じさせる体験でした。
クリエイティブな画像生成と便利な連携アプリ
Geminiを用いた画像生成機能も試してみました。「未来都市の猫」といった抽象的なオーダーでも、数秒から十数秒程度で高クオリティな画像を生成してくれます。生成中は若干の処理待ち時間が発生しますが、エントリーモデルであることを考えれば十分許容範囲です。さらに「連携アプリ」機能により、GmailやGoogleマップ、YouTubeなどの情報を横断して検索できるのも強みです。「来週の京都旅行のホテル予約メールを探して、その場所を地図で表示して」といった複合的なリクエストにも正確に応えてくれるため、アプリを行ったり来たりする手間が省けました。
直感的な検索体験「かこって検索」
そして、最も頻繁に使用しているのが「かこって検索(Circle to Search)」です。SNSで見かけたおしゃれな服や、動画に映り込んだ知らない観光地など、画面上の気になる部分を指で丸く囲むだけで、即座に検索結果が表示されます。これまではスクリーンショットを撮って画像検索にかけていた手間が一切不要になり、検索へのハードルが劇的に下がりました。検索精度もGoogleレンズ同様に高く、欲しい情報にすぐ辿り着けます。Redmi 12 5Gには搭載されていなかった機能であり、これだけでも買い替える価値があると感じさせるほどの利便性です。
まとめ:AI機能
- Gemini連携: Snapdragon 6s Gen 3でも動作はキビキビしており、文章作成や学習サポートが実用的である
- オーバーレイ機能: アプリを切り替えずにAIを呼び出せるため、調べ物の効率が大幅に向上した
- 音声対話: Gemini Liveによる応答はスムーズで、ハンズフリーでの複雑な会話が可能である
- 画像生成と連携: 生成時間は短くクオリティも高い。Googleアプリ群との連携で情報収集が楽になった
- かこって検索: 画面をなぞるだけの直感的操作で、検索の手間と時間を劇的に短縮できた
通信性能:REDMI 15 5Gのキャリア対応状況と接続安定性
ここでは、REDMI 15 5Gのモバイル通信、Wi-Fi、Bluetooth、GPSといった通信周りの実力について、実際のフィールドテストの結果を交えて詳しくレビューしていきます。
日本の通信環境に最適化された5GとeSIMの利便性
REDMI 15 5Gはグローバルモデルをベースにしていますが、日本国内版はしっかりとローカライズされています。実際にドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルのSIMをそれぞれ挿して検証しましたが、主要な4Gプラチナバンドはもちろん、5Gエリアでのピクト表示も安定していました。特に、海外スマホでは非対応なことが多いドコモの5G周波数帯「n79」にも最適化されているため、ドコモ回線を使用した際も郊外や屋内での5Gの掴みが良好です。都市部の地下鉄移動中もハンドオーバー(基地局の切り替え)がスムーズで、通信が詰まるようなストレスは感じませんでした。
SIMスロットは「nanoSIM + eSIM」のデュアル構成です。私はメイン回線を物理SIM、サブ回線をeSIM(楽天モバイル)に設定して運用しましたが、切り替えもスムーズで、通信障害時のバックアップ回線としても機能します。通話品質については、VoLTEによるクリアな音声通話が可能でした。ハンズフリー通話時もマイクの集音性能が良く、こちらの声が相手に遠いと言われることもありませんでした。Redmi 12 5Gもおサイフケータイ対応で評価が高かったですが、本機もその利便性をそのまま継承しつつ、通信の安定性がさらに洗練された印象です。
Wi-Fi 5とBluetoothの接続安定性を検証
Wi-Fiに関しては、最新のWi-Fi 6ではなく、前モデル同様に「Wi-Fi 5(IEEE 802.11ac)」までの対応となっています。自宅のWi-Fiルーターから離れた部屋でスピードテストを行ったところ、下りで200Mbps前後を記録しました。4K動画のストリーミング再生でもバッファリング(読み込み待ち)は発生せず、実用上の速度は十分確保されています。ただし、Wi-Fi 6対応ルーターを使用している環境下では、同ネットワークに接続したハイエンド機と比較して、混雑時の速度低下がわずかに見られました。
Bluetoothのバージョンは5.1です。ワイヤレスイヤホンとスマートウォッチを同時に接続して満員電車に乗ってみましたが、接続は非常に堅牢です。人混みの中でも接続が途切れたり、瞬断したりすることは一度もありませんでした。ペアリングの速度も速く、ケースからイヤホンを取り出して耳に装着する頃にはすでに接続が完了しています。
ナビも安心なGPS精度と測位スピード
GPS(位置情報)の精度についても、Googleマップを使用して検証しました。高層ビルが立ち並ぶ都市部を歩行モードでナビゲーションさせましたが、現在地が大きくズレたり、進行方向を見失ったりすることはありませんでした。測位までの時間(コールドスタート)も数秒レベルと高速です。Redmi 12 5Gでは稀に位置情報が暴れることがありましたが、REDMI 15 5GではSnapdragon 6s Gen 3のモデム性能のおかげか、追従性が向上しているように感じます。カーナビとして車載利用した際も、高速道路の分岐などで遅れることなく案内してくれたため、信頼性は高いと言えます。
まとめ:通信性能
- 5G通信: 日本国内の全キャリアの主要バンドに最適化されており、ドコモのn79エリアでも快適に繋がる
- SIM構成: nanoSIMとeSIMのデュアル運用が可能で、切り替えもスムーズである
- Wi-Fi: Wi-Fi 6には非対応(Wi-Fi 5まで)だが、動画視聴に十分な速度と安定性がある
- Bluetooth: バージョン5.1に対応し、人混みでもイヤホンやウェアラブル機器との接続が途切れにくい
- GPS精度: ビル街や車移動でも測位が速く正確で、前モデルよりも安定感が増している
OSと機能:REDMI 15 5GのHyperOS 2進化と安心の長期サポート
ここでは、最新のAndroid 15をベースにしたXiaomi HyperOS 2の使い勝手やデザイン、日本ユーザーには欠かせないおサイフケータイ、そしてXiaomi製品間の連携機能について、実体験を交えて詳しくレビューしていきます。
直感的に使えるHyperOS 2のデザイン
REDMI 15 5Gには、Android 15をベースとした最新のユーザーインターフェース「Xiaomi HyperOS 2」がプリインストールされています。Redmi 12 5G(MIUI 14)と比較して、全体的なデザインがより洗練され、モダンな印象を受けました。特にコントロールセンターのレイアウトはiOSを彷彿とさせる直感的なデザインになっており、Wi-FiやBluetoothの切り替え、明るさ調整などが迷わず行えます。
アプリアイコンやフォントも視認性が高く、カスタマイズ性が向上したロック画面では、好みの時計スタイルや壁紙を選んで自分だけのスマホを作り込む楽しさがありました。シンプルでありながら、必要な情報にすぐアクセスできるUI設計は、初めてXiaomi端末を使う人でも馴染みやすいでしょう。
安心の長期サポートとアップデート保証
エントリーモデルのスマホを購入する際、気になるのが「いつまで使えるか」という点ですが、REDMI 15 5Gはこの点でも安心感があります。メーカーにより2回のOSアップデート(Android 17まで)と4年間のセキュリティアップデートが提供されることが期待されています。Redmi 12 5Gも比較的長いサポートが魅力でしたが、最新OSでスタートする本機は、より長く現役として使い続けられるでしょう。セキュリティパッチが定期的に配信されることで、ネットバンキングや決済アプリも安心して利用できます。
必須機能:おサイフケータイの利便性
日本版REDMI 15 5Gの大きな強みは、FeliCaポートを搭載し「おサイフケータイ」に完全対応している点です。実際にモバイルSuicaを設定し、通勤ラッシュの駅改札を通ってみましたが、反応は非常にスムーズでした。リーダーにかざした瞬間に「ピピッ」と反応し、もたつくことはありません。コンビニでのQUICPay決済も同様に快適です。海外版ではNFCのみの対応となることが多い中、日本の生活様式にしっかりとローカライズされている点は、メイン機として選ぶ上で決定的な理由になります。
Xiaomi 相互接続機能によるシームレスな連携
Xiaomiのエコシステムを利用しているユーザーにとって、「Xiaomi 相互接続機能」は非常に便利です。私は手持ちのXiaomiタブレット(Redmi Pad)と同じXiaomiアカウントでログインして使ってみましたが、デバイス間の垣根がなくなるような感覚を覚えました。例えば、スマホでコピーしたURLやテキストを、即座にタブレット側で「貼り付け」できる「共有クリップボード」機能は、調べ物や作業の効率を劇的に向上させます。
また、スマホにかかってきた電話をタブレット側で受ける「通話の同期」も可能で、リビングでタブレット動画を見ている最中に、わざわざスマホを取りに行かずに通話を開始できるのは快適でした。
堅牢なセキュリティとプライバシー保護
生体認証は、本体側面の電源ボタン一体型指紋認証センサーと、AI顔認証の2通りに対応しています。側面指紋認証はRedmi 12 5Gから引き続き採用されていますが、ロック解除のスピードは一瞬で、ポケットから出す動作の流れで自然に解除できます。
セキュリティ面では、標準搭載の「セキュリティ」アプリが優秀です。ウイルススキャンや不要ファイルのクリーナー機能が統合されており、ワンタップで端末の状態を最適化できます。また、Xiaomi独自の機能「セカンドスペース」を使えば、1台のスマホの中に全く別の「スペース(別アカウントのような領域)」を作成できます。指紋ごとにロック解除先を振り分けられるため、例えば「人差し指で解除すると普段の画面」、「中指で解除すると仕事用アプリだけが入った秘密の画面」といった使い分けが可能で、プライバシー管理において非常に強力な機能です。
まとめ:OSと機能
- OSとUI: Android 15ベースのHyperOS 2は、iOSライクで直感的かつモダンなデザインに進化した
- サポート期間: 2回のOSアップデートと4年間のセキュリティ更新により、長期間安心して使用できる
- 決済機能: おサイフケータイ(FeliCa)に対応し、改札やコンビニ決済の反応も高速である
- デバイス連携: タブレットとのクリップボード共有や通話同期により、作業効率と利便性が向上した
- 生体認証: 側面指紋認証は高速で、AI顔認証と併用することでストレスなくロック解除できる
- セキュリティ: セカンドスペース機能により、仕事とプライベートを完全に分離して管理できる
検証してわかったREDMI 15 5Gのメリット・デメリット
REDMI 15 5Gを実際に使用し、前モデル「Redmi 12 5G」と比較しながら細部まで検証を行った結果、驚異的なスタミナという明確な強みがある一方で、コストダウンによる機能の省略や、用途を選ぶスペック上の制約も見えてきました。ここでは、購入前に必ず知っておくべきメリットとデメリットを包み隠さず解説します。
メリット(長所、利点)
メリット1:7,000mAhの超大容量バッテリー(Redmi 12 5Gは5,000mAh)
最大の進化点はバッテリーです。Redmi 12 5Gの5,000mAhも標準的で十分でしたが、本機は規格外の7,000mAhを搭載しています。実使用において、動画視聴やSNSを長時間行っても1日で使い切るのは困難なレベルです。ライトユーザーであれば充電は2〜3日に1回で済み、モバイルバッテリーを持ち歩くストレスから完全に解放されます。
メリット2:進化した大音量スピーカーとDolby Atmos(Redmi 12 5GはDolby Atmosに非対応)
スピーカー性能が大きく向上しました。モノラル仕様である点は変わりませんが、「200%音量アップ」機能が追加され、Redmi 12 5Gよりも圧倒的に大きな音を出せるようになりました。換気扇の回るキッチンや屋外でも動画の音がはっきりと聞き取れます。さらに「Dolby Atmos」に対応したことで、コンテンツに合わせて音質が最適化され、モノラルながらも以前より厚みのあるサウンドを楽しめます。
メリット3:最大144Hzの滑らかな画面表示(Redmi 12 5Gは最大90Hz)
ディスプレイの滑らかさが劇的に向上しました。Redmi 12 5Gの最大90Hzでもスムーズでしたが、REDMI 15 5Gはゲーミングスマホ並みの最大144Hzに対応しています。ブラウザの高速スクロール時でも文字の残像がほとんどなく、視認性が抜群です。指の動きに対する追従性も良く、操作の心地よさはワンランク上の機種に匹敵します。
メリット4:最大2TBまで対応したSDカードスロット(Redmi 12 5Gは最大1TBまで)
SDカードスロットを引き続き搭載しており、対応最大容量がRedmi 12 5Gの1TBから2TBへと倍増しました。写真や動画をクラウドではなく手元のカードに保存したい派にとっては、実質容量無制限に近い運用が可能です。内蔵ストレージの圧迫を気にせず、高画質なデータを大量に持ち歩くことができます。
メリット5:IP64へ強化された防塵防水性能(Redmi 12 5GはIP53)
耐久性が強化され、Redmi 12 5GのIP53(防雨程度)からIP64へとスペックアップしました。完全防水ではありませんが、防塵性能は最高等級の「6」になり、砂埃の多い場所でも安心です。防水も「飛沫」に対する保護が強化されており、キッチンでの水跳ねや急な雨に対する安心感が格段に増しました。
メリット6:800万画素へ高解像度化したフロントカメラ(Redmi 12 5Gは約500万画素)
地味ながら嬉しい進化がインカメラです。Redmi 12 5Gの500万画素から800万画素へ強化され、F値も2.0と明るくなりました。Web会議やビデオ通話時の映像がより鮮明になり、ソフトライトリング機能と合わせることで、暗い場所での自撮り品質が大きく向上しています。
メリット7:33Wへ高速化した充電速度(Redmi 12 5Gは最大18W)
急速充電の対応出力が、Redmi 12 5Gの18Wから33Wへと強化されました。バッテリー容量が増えているため満充電までの時間は約1時間半かかりますが、短時間の継ぎ足し充電における回復量は増えています。朝の支度時間などの短い時間で、半日分程度の電力を確保できるのは助かります。
メリット8:最大18Wのリバース充電に対応(Redmi 12 5Gは非対応)
Redmi 12 5Gにはなかった新機能として、最大18Wの有線リバース充電に対応しました。これはREDMI 15 5Gをモバイルバッテリー代わりにして、ワイヤレスイヤホンや友人のスマホを充電できる機能です。7,000mAhという大容量だからこそ実用性が高く、災害時などの緊急用電源としても非常に頼りになります。
デメリット(短所、欠点)
デメリット1:3.5mmイヤホンジャックの廃止(Redmi 12 5Gは搭載)
最も痛い変更点です。Redmi 12 5Gには本体上部に搭載されていたイヤホンジャックが、REDMI 15 5Gでは完全に廃止されました。有線イヤホンを使うにはUSB Type-C変換アダプタが必須となり、「充電しながら有線で音楽を聴く」ことが難しくなりました。音ゲーマーや有線派にとっては大きなマイナスポイントです。
デメリット2:重量増と幅広化による持ちにくさ(Redmi 12 5Gは幅約76mm・約200g)
バッテリー増量の代償として、携帯性はRedmi 12 5Gより明らかに悪化しました。重量は約200gから217gへ増加し、何より本体の幅が約76mmから80.45mmへと大幅に広がっています。片手で握ると指が回りにくく、親指でのフリック入力は困難です。ケースをつけるとさらに大きくなるため、手の小さい人は両手操作が前提となります。
デメリット3:モノラルスピーカー仕様(Redmi 12 5Gも非搭載)
6.9インチの大画面を搭載しながら、スピーカーは底面のみのモノラル仕様です。「200%音量アップ」で音量は稼げますが、横持ちで動画を見る際に音が片側からしか聞こえない違和感は、Redmi 12 5Gから改善されていません。同価格帯のライバル機がステレオ化を進める中、没入感を削ぐ要因となっています。
デメリット4:ワイヤレス充電は非対応(Redmi 12 5Gも非対応)
背面がガラス素材で高級感があるため期待してしまいますが、Redmi 12 5G同様、ワイヤレス充電(Qi)には非対応です。7,000mAhをケーブルレスで手軽に充電できれば便利でしたが、毎回ケーブルを挿す必要があります。デスク周りをワイヤレスで統一しているユーザーには不便です。
デメリット5:排他利用となるSIMスロット(Redmi 12 5Gも排他利用)
SDカードスロットは搭載されていますが、SIMスロット2との排他利用(ハイブリッド仕様)です。そのため、「物理SIM 2枚 + SDカード」という組み合わせはできません。「nanoSIM + eSIM + SDカード」という組み合わせであれば可能ですが、物理SIMを2枚使いながらSDカードも使いたいというニッチな需要には応えられません。
デメリット6:充電アダプタが別売り(Redmi 12 5Gも充電器別売り)
パッケージにはケースとフィルムが含まれていますが、33W急速充電に対応したACアダプタとケーブルは同梱されていません。Redmi 12 5Gも同様でしたが、33Wの速度をフルに活かすには、Xiaomi純正またはPD対応の適切な充電器を別途購入する必要があります。持っていない場合は追加出費が発生します。
まとめ:メリット・デメリット
REDMI 15 5Gは、前モデル「Redmi 12 5G」と比較して、バッテリー、ディスプレイ、耐久性という実用面でのスペックを大幅に強化したモデルです。特に7,000mAhバッテリーとリバース充電の組み合わせは、スマホの充電頻度に対する概念を変えるほどのインパクトがあります。
しかし、その進化の代償として、イヤホンジャックの廃止や本体の巨大化・重量化といった明確なデメリットも発生しています。「エンタメを片手で軽快に楽しむ」ことよりも、「充電を気にせず大画面で長時間使い続ける」ことに特化した端末であり、このトレードオフを許容できるユーザーにとっては、最強の相棒となるでしょう。
REDMI 15 5Gのスペック
- ディスプレイ: 6.9インチ FHD+ (2340×1080) 液晶, 最大144Hz, 輝度700nits(標準)
- CPU: Qualcomm Snapdragon 6s Gen 3 (6nmプロセス オクタコア)
- GPU: Adreno 619
- RAM(メモリ): 4GB / 8GB (LPDDR4X) ※8GBモデルは最大16GB相当まで拡張可能
- ストレージ: 128GB / 256GB (UFS 2.2) ※microSDカード最大2TB対応
- バッテリー: 7,000mAh (標準値)
- 駆動時間: 動画再生最大25時間 / 音楽再生最大108時間 / 一般的な使用で約2.26日
- 充電: 33W急速充電対応 / 最大18Wリバース充電対応 ※充電器は別売
- 背面カメラ: 5000万画素メイン (F1.8) + 補助レンズ
- 前面カメラ: 800万画素 (F2.0)
- ワイヤレス通信: Wi-Fi 5 (802.11a/b/g/n/ac), Bluetooth 5.1
- GPS: GPS, Glonass, Galileo, Beidou
- NFC: FeliCa対応 (おサイフケータイ対応)
- インターフェース: USB Type-C (USB 2.0) ※イヤホンジャック非搭載
- センサー: 加速度計, 電子コンパス, 環境光, 仮想近接, 赤外線ブラスター
- スピーカー: モノラルスピーカー (200%音量アップ機能, Dolby Atmos対応)
- 機能: ウェットタッチテクノロジー2.0, Google Gemini連携, かこって検索
- 防水防塵: IP64 (防塵・防滴)
- 生体認証: 側面指紋認証センサー, AI顔認証
- OS: Xiaomi HyperOS 2 (Android 15ベース)
- サイズ: 高さ169.48mm × 幅80.45mm × 厚さ8.40mm
- 重量: 約217g
- カラー: リップルグリーン, チタングレー, ミッドナイトブラック
- 付属品: SIM取り出しピン, ソフトケース, クイックガイド, 保護シート(貼付済)
- モバイル通信(5G/4G/3G): 5G NSA/SA, 4G LTE, 3G W-CDMA, 2G GSM
- SIMカード: デュアルSIM (nanoSIM + eSIM)
- 対応バンド:
5G: n1/3/5/7/8/20/28/38/40/41/66/77/78/71/2/12/26/48
4G: FDD:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28/32/66/71 TDD:B38/40/41/42/48
3G: B1/2/4/5/8/6/19
2G: 850/900/1,800/1,900MHz
REDMI 15 5Gの評価
8つの評価基準で「REDMI 15 5G」を5段階で評価してみました。
【項目別評価】
画面の見やすさ:★★★★☆ 4.5
6.9インチの巨大な画面と最大144Hzのリフレッシュレートにより、動画やスクロールの没入感と滑らかさは同価格帯で頭一つ抜けています。
スペック:★★★☆☆ 3.5
Snapdragon 6s Gen 3は日常使いには十分ですが、GPU性能は控えめであり、重い3Dゲームには不向きなため平均的な評価となります。
耐久性: ★★★★☆ 4.0
前モデルのIP53からIP64へと防塵防水性能が強化されており、背面ガラスを採用しながらも日常での安心感が増しています。
デザイン:★★★★☆ 4.0
リップルグリーンなどの高級感あるガラス仕上げは魅力的ですが、幅80mm超えのサイズと217gの重量は人を選ぶため満点ではありません。
通信:★★★★☆ 4.0
日本の主要キャリアバンド(ドコモn79含む)を網羅し、eSIMにも対応。Wi-Fi 6非対応な点は惜しいですが実用性は高いです。
機能:★★★★☆ 4.5
おサイフケータイ、リバース充電、AI機能、メモリ拡張など、生活を便利にする機能が満載で、価格以上の価値があります。
使いやすさ:★★★☆☆ 3.5
HyperOSは直感的ですが、本体が大きく片手操作が困難な点や、イヤホンジャック廃止による不便さがマイナスポイントです。
価格:★★★★★ 5.0
7,000mAhバッテリーや144Hz画面、おサイフケータイを搭載しながら3万円台前半という価格設定は、圧倒的なコストパフォーマンスです。
総評:★★★★☆ 4.5
Redmi 12 5Gからの確実な進化とメリット
本機最大の特徴は、前モデル「Redmi 12 5G」から40%も増量された7,000mAhバッテリーです。これにより「1日持つか」という心配から完全に解放され、ライトな利用なら2〜3日充電不要という圧倒的なスタミナを実現しました。
また、33Wの急速充電(33Wターボチャージ)により、20%から100%までの充電時間はわずか約1時間20分程度になりました。
新たに搭載された最大18Wのリバース充電機能により、モバイルバッテリーとして他機器を救済できる点も大きなメリットです。
ディスプレイのリフレッシュレートは最大90Hzから144Hzへ進化し、ブラウジングの快適性が格段に向上しました。
スピーカーはモノラルですが「200%音量アップ」機能により、屋外や騒がしい場所でも聞き取りやすい大音量を確保しています。新たに立体音響技術「Dolby Atmos」に対応したことで、臨場感もアップしています。
その他にも、IP64防水防塵への耐久性向上や、フロントカメラの高画素化(500万画素から800万画素へ)など、実用面での基礎体力が全体的に底上げされています。
日常を変えるAI機能の搭載
新たに搭載されたAI機能は、この価格帯のスマホとしては非常に充実しています。
「Gemini オーバーレイ」ではアプリを切り替えることなく、気軽にGeminiを呼び出すことができ、「Google Gemini」との連携により、文章作成や調べ物がスムーズに行えます。
8GBモデルであれば「AI消しゴム」機能や、動きのある被写体を捉える「ダイナミックショット」も利用でき、写真に写り込んだ不要なものを手軽に削除できるなど、クリエイティブな楽しみも増えました。ハードウェアの進化だけでなく、こうしたソフトウェア面での利便性向上も、REDMI 15 5Gを選ぶ大きな理由となります。
購入前に知っておくべき注意点
明確なデメリットとして、前モデルにはあった「3.5mmイヤホンジャック」が廃止されています。有線イヤホン派は変換アダプタが必須となるため注意が必要です。また、スピーカーは大音量ですがモノラル仕様のため、横持ちでの動画鑑賞時に音の広がりに欠ける点は妥協が必要です。
さらに、バッテリー増量の代償として重量は約217g、幅は約80.45mmまで巨大化しており、片手操作はほぼ不可能です。ケースやフィルムをつけるとさらに重くなるため、手の小さい方や軽さを重視する方は、実機を持ってサイズ感を確認することを強く推奨します。ゲーム性能も高くはないため、重量級ゲームを快適に遊びたい層には向きません。
バッテリー重視と大画面エンタメを求める人に最適
結論として、REDMI 15 5Gはバッテリー性能を重視しつつ、大画面でコンテンツを楽しみたい人に最適です。
動画視聴やSNSなどのエンタメを144Hzの滑らかな再生で楽しみつつ、屋外でもフル活用できる利便性は他のスマホにはないユニークなメリットです。
ゲーム用途にはあまり適していませんが、最新の「AI機能」や「おサイフケータイ」といった便利機能もあるので、メイン機として十分に活用できるでしょう。
3万円台のコスパに優れるスマホとしておすすめします。
REDMI 15 5Gの価格・購入先
※価格は2025/12/17に調査したものです。価格は変動します。
シャオミ オンラインストア
[SIMフリーモデル]
- 4GB+128Gで31,980円(税込)、
- 8GB+256GBで36,980円(税込)、
で販売されています。
ECサイト(Amazon、楽天、ヤフーなど)
- Amazonで31,980円(税込)、
- 楽天市場で31,980円(送料無料)、
- ヤフーショッピングで31,980円(送料無料)、
- AliExpressで19,939円(海外版・NFC機能なし)、
- 米国 Amazon.comで$169.50、
で販売されています。
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REDMI 15 5Gを安く買う方法
REDMI 15 5Gをできるだけ安く購入するには、IIJmioなどの格安スマホ(MVNO)を利用するのがいいでしょう。また、ソフトバンクなどのキャリア(MNO)でも値下げされることがあるので、こまめにチェックしておきましょう。
IIJmio
※12/19 10時発売・オープンマーケットモデルのため、後述のメーカー発売記念キャンペーンに応募可能です
RAM 4GB / ROM 128GB
- のりかえ価格:税込 19,800円
- 通常価格:税込 31,980円
RAM 8GB / ROM 256GB
- のりかえ価格:税込 24,800円
- 通常価格:税込 36,980円
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ソフトバンク
のりかえ(MNP)または5〜18歳の新規契約で、指定プラン加入により一括1円で購入可能です。
販売価格(総額):税込 21,984円
キャンペーン適用:支払総額 1円(21,983円割引)
注意点:4GB/128GBモデルのみ。また、メーカー発売記念キャンペーンは対象外です。
ソフトバンクで「REDMI 15 5G」をチェックする
【要チェック】メーカー発売記念キャンペーン
ソフトバンク版以外のモデルを購入した方は、抽選で豪華賞品が当たります。
対象購入期間:2025年12月19日〜2026年1月4日
賞品内容:
- 1等:REDMI Watch 5 Active(20名)
- 2等:Xiaomi コミューターバックパック(100名)
- 3等・4等:mi.comで使える割引クーポン(計70
キャンペーン情報はこちら→ REDMI 15 5G 発売記念キャンペーン
おすすめのライバル機種と価格を比較
「REDMI 15 5G」に似た性能をもつスマートフォンも販売されています。ぜひ比較してみてください。
Redmi Note 14 Pro 5G
Xiaomiから発売された6.67インチの5Gスマートフォンです(2025年3月22日発売)。
Xiaomi HyperOS(Android 14ベース)、Dimensity 7300-Ultra、8GB/12GBメモリ、最大輝度3000nitのCrystalRes AMOLED液晶 (120Hz, 最大3000nits, Gorilla® Glass Victus® 2, Dolby Vision®など)、256GB/512GBストレージ、5110 mAhバッテリー、背面2億画素+800万画素+200万画素の3眼カメラ、前面2000万画素のフロントカメラを搭載しています。
また、AI機能(かこって検索、AI消しゴムPro、Geminiなど)、IP68防水防塵、45Wターボチャージ、Corning Gorilla Glass Victus 2、最大4倍のロスレスズーム、AIビューティーモード、4K動画撮影(24/30fps)、1080p(120fps)のスローモーション撮影、
X軸リニアモーター、冷却システム、画面内指紋センサー、AI顔認証、NFC、最大3回のOSアップデートと4年間のセキュリティパッチ、USB Type-C (OTG)、5G通信、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.4、GPSに対応しています。
価格は、Amazonで43,595円(税込)、楽天市場で38,280円(送料無料・中古)、ヤフーショッピングで41,800円、AliExpressで39,326円、米国 Amazon.comで$305.99、です。
関連記事:Redmi Note 14 Pro 5G徹底レビュー!前モデルとの違いを比較
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POCO M7 Pro 5G
Xiaomi傘下のPOCOブランドから発売された6.67インチの5Gスマートフォンです(2025年4月3日発売)。
Xiaomi HyperOS 1.0 (Android 14ベース)、MediaTek Dimensity 7025-Ultra、8GBメモリ(最大16GB相当に拡張可能)、2400 x 1080 pxの有機EL (AMOLED)ディスプレイ(最大120Hzリフレッシュレート)、256GBストレージ、5110mAhバッテリー、背面50MP(OIS)+2MPの2眼カメラ、前面20MPのフロントカメラを搭載しています。
また、AI機能(消しゴムなど)、45Wターボチャージ、IP64防塵防滴、microSDカードによるストレージ拡張、NFC(Felicaは非対応)、赤外線ブラスター、画面内指紋センサー、AI顔認証、ステレオデュアルスピーカー(Dolby Atmos対応)、3.5mmヘッドホンジャック、USB Type-C、5G通信、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.3、GPSに対応しています。
価格は、Amazonで26,300円、楽天市場で29,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで29,800円、です。
関連記事:POCO M7 Pro 5G 徹底レビュー!M6 Pro比較と買うべきか判断
Amazonで「POCO M7 Pro 5G」をチェックする
moto g66j 5G
Motorolaから発売された約6.7インチの5Gスマートフォンです(2025年7月10日発売)。
Android 15、MediaTek Dimensity 7060、8GBメモリ(RAMブーストにより最大24GBまで拡張可能)、2,400 x 1,080 pxのLCD、128GBストレージ、5200 mAhバッテリー、背面約5,000万画素+約800万画素の2眼カメラ、前面約3,200万画素のフロントカメラを搭載しています。
また、IP68・IP69/MIL-STD-810H防水防塵、おサイフケータイ®、最大2TBまでのストレージ拡張、指紋認証、顔認証、USB Type-C、5G通信、Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac (2.4GHz+5GHz)、Bluetooth® 5.3、GPSに対応しています。
価格は、Amazonで28,073円(税込)、楽天市場で34,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで31,801円、です。
関連記事:moto g66j 5G 徹底レビュー!耐久性・カメラ・機能をg64と比較
Amazonで「moto g66j 5G」をチェックする
OPPO A5 5G
OPPOから発売された約6.7インチの5Gスマートフォンです(2025年12月4日発売)。
ColorOS 15.0 (Android 15)、MediaTek Dimensity 6300、4GB(LPDDR4X)メモリ、1604 x 720 pxのLCD液晶、128GB (UFS 2.2)ストレージ、6,000mAhバッテリー、背面約5,000万画素+約200万画素の2眼カメラ、前面約800万画素のフロントカメラを搭載しています。
また、AI機能(「AI消しゴム2.0」、「AI鮮明度強化」、「AIぼけ除去」、「AI反射除去」、「AI Studio」)、45W SUPERVOOC 急速充電、リバースチャージ機能、「スプラッシュタッチ」、手袋モード、「ウルトラボリュームモード」、タッチサンプリングレート 最大240Hz、アウト/イン同時撮影機能、「4年間」の快適操作に対応。
IPX5/IP6X防水防塵、おサイフケータイ (NFC)、「マイナンバー機能」、リフレッシュレート 最大120Hz、仮想メモリ(合計最大8GB相当)、最大1TBまでのストレージ拡張、サイド指紋認証、顔認証、USB Type-C、3.5mmイヤホンジャック、5G通信、Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.4、GPSにも対応しています。
価格は、Amazonで29,520円(税込・SIMフリー・日本国内版)、楽天市場で29,520円(送料無料)、ヤフーショッピングで32,800円、です。
関連記事:OPPO A5 5G徹底レビュー!AI進化のカメラとゲーム性能、デメリット評価
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他のシャオミ スマホと比較
他にもシャオミのスマートフォンが販売されています。2025、2024モデルもあるのでぜひ比較してみてください。
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