BOOX Tab X Cレビュー!13.3型カラー評価とNote Max比較

BOOX Tab X C 本体 前面 横に置かれている
2025年5月19日に日本で発売された「BOOX Tab X C」は、A4サイズに近い13.3インチの広大なディスプレイに、待望の最新カラー電子ペーパー「Kaleido 3」を搭載したことで、大きな注目を集めています。

このレビューでは、モノクロ機「BOOX Note Max」や前モデル「BOOX Tab X」からどのように進化したのか、その実際のパフォーマンス、カラー表示の品質、そして新しいInkSpireスタイラスの書き味まで、実際に徹底的に使用して検証しました。

先に結論からお伝えしましょう

BOOX Tab X C の長所 (Pros):

  • Kaleido 3による13.3インチの大画面カラー表示(雑誌やグラフの視認性が劇的に向上)
  • 暗所でも使える暖色・寒色調整可能なフロントライト搭載
  • Snapdragon 855(相当)搭載による電子ペーパーとは思えない高速レスポンス
  • Android 13とGoogle Play対応による圧倒的なアプリの自由度(Kindle, OneNoteなどが利用可能)
  • 5,500mAhの大容量バッテリーとペンのワイヤレス充電対応

BOOX Tab X C の短所 (Cons):

  • カラー表示の解像度 (150 ppi) はモノクロ (300 ppi) より低く、発色は淡い
  • microSDカードスロット非搭載でストレージ拡張ができない
  • BOOX Note Maxにあった指紋認証機能が非搭載
  • 138,000円前後という高価格帯

総合評価:

BOOX Tab X Cは、電子ペーパーの手書き性能とAndroidの自由度を高次元で両立させた、まさに「全部入り」のフラッグシップモデルです。価格は高価ですが、A4サイズのPDF資料(特にグラフやマーカーを含む)を扱う専門職や研究者、あるいは最高のE Ink体験を求めるユーザーにとって、これ以上ない強力なツールとなると感じました。

この記事で分かること

  1. Kaleido 3 カラーディスプレイの実際の見え方(150 ppi vs 300 ppi)
  2. Note Maxにはなかったフロントライト(暖色・寒色)の使い勝手
  3. Snapdragon 855搭載機のパフォーマンスと「キビキビ」とした動作感
  4. 『原神』など高負荷アプリを動かした際の発熱
  5. 新型ペン「InkSpire stylus」の書き味と「ハプティックフィードバック」体験
  6. ペンの「ワイヤレス充電」という新機能の利便性
  7. 5,500mAh大容量バッテリーの実際の持ち(Note Max比 48%増)
  8. Android 13搭載、Google Playで『Kindle』や『OneNote』を動かした使用感
  9. 13.3インチ大画面での「画面分割マルチタスクの実用性
  10. BOOX Note Maxとの詳細なスペックと機能の比較(指紋認証の有無など)
  11. ストレージ拡張性(microSD非対応)やBOOXDropの注意点
  12. ライバル機種とのメリット・デメリット比較
  13. 専門家による5段階評価と詳細な総評
  14. 最新の価格とお得な購入先他機種との価格比較

この記事を最後まで読むことで、「BOOX Tab X C」が用途や予算に見合うデバイスなのか、あるいはモノクロの「Note Max」を選ぶべきかがはっきりと分かるはずです。購入に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

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公式ページ:BOOX Tab X C | 13.3” Kaleido 3 Color ePaper Tablet – The Official BOOX Store

デザインをレビュー:BOOX Tab X Cの開封と第一印象、質感を検証

BOOX Tab X C 本体 前面 斜めに傾く

ここでは、BOOX Tab X Cを手にしたときの第一印象から、その外観デザイン、質感、そして前モデルであるBOOX Note Maxとの違いについて詳しくレビューしていきます。付属品を確認し、いよいよ本体と対面した瞬間、その佇まいに息をのみました。13.3インチという大きなディスプレイを搭載しているにも関わらず、驚くほど薄く、洗練された印象を受けたのが最初の感想です。

圧倒的な薄さと計算された設計

BOOX Tab X Cの厚みはわずか5.3mm。手に取ると、その薄さが際立ちます。前モデルのBOOX Note Maxはさらに薄い4.6mmでしたが、Tab X Cがカラーディスプレイとフロントライトを搭載したことを考えると、この5.3mmという薄さは驚異的と言えます。個人的には、スペック上の数値以上に、実際に持った時の「圧倒的な薄さ」に驚きを感じました。この薄さが、デバイス全体に高級感とスマートな印象を与えています。

高級感と安心感を両立した素材

側面にはアルミ合金(金属)フレームが採用されており、ひんやりとした金属の質感が手に伝わってきます。このフレームは見た目の美しさだけでなく、デバイス全体の剛性を高めているように感じられます。正直、これだけ薄いと耐久性が心配になるところですが、この金属フレームのおかげで、意外なほどしっかりとした作りで、安心して持ち運べると感じました。安っぽさは微塵もなく、所有する喜びを満たしてくれる質感です。

没入感を高める大画面と狭額縁デザイン

BOOX Tab X C キーボードカバー装着の様子

ディスプレイサイズは13.3インチで、A4用紙に近い広大な表示領域を持っています。特筆すべきはベゼルの狭さです。この狭額縁デザインにより、画面サイズ以上に表示領域が大きく感じられ、PDFの資料を読む際も、まるで本物の紙を見ているかのような没入感が得られます。私が試した限りでは、学術論文や図面、楽譜などの細かい表示も快適でした。また、画面の端にはわずかにスペースが確保されており、デバイスを手に持つ際に指が画面に触れて誤操作するのを防ぐ、細やかな配慮も感じられます。

シンプルを極めた美しさ:背面のデザイン

BOOX Tab X C 背面 縦に置く

背面は非常にシンプルで、メーカーロゴなどもなく、すっきりとした印象です。このミニマルなデザインが、かえって高級感を醸し出しています。私が試用した際には、別売りの専用キーボードカバーを装着してみましたが、これがまたデバイスの質感を一層高めてくれました。カバーをつけることで、まるで高級なノートのような佇まいになり、ビジネスシーンにも自然に溶け込みます。

前モデルBOOX Note Maxとの比較:進化とトレードオフ

前モデルのBOOX Note Max(厚さ4.6mm、質量約615g)と比較すると、BOOX Tab X C(厚さ5.3mm、質量約625g)は、厚みが0.7mm増し、重さが約10g増加しました。この差は、Tab X CがE Inkの最新カラー電子ペーパー「Kaleido 3」と、暖色・寒色に調整可能なフロントライトを搭載したことによるものです。

Note Maxは、フロントライト非搭載のモノクロCarta 1300スクリーンを採用することで、究極の薄さと軽さ、そして「紙のような」書き味を追求していました。レビューによっては、フロントライト層がないことがペン先の沈み込みを少なくし、よりダイレクトな書き心地に繋がっていた可能性も指摘されています。

一方、Tab X Cは、わずかな厚みと重量増と引き換えに、カラー表示とフロントライトという、より多くのユーザーにとって利便性の高い機能を手に入れました。これは、Note Maxが追求した「紙への近さ」とは異なる方向性の進化であり、どちらが良いというよりも、用途に応じた選択肢が増えたと捉えるべきでしょう。

カラー表示が拓く新たな可能性

BOOX Tab X C 画面 横

Tab X Cの最大の魅力の一つが、Kaleido 3によるカラー表示です。モノクロでは表現しきれなかった情報が、色によって格段に分かりやすくなります。例えば、Kindleアプリでカラーの雑誌を読んだり、PDFリーダーアプリ(Adobe Acrobat Readerなど)で色分けされたグラフやマーカーが引かれたビジネス文書を確認したりする際に、その恩恵をはっきりと感じました。

カラー表示の解像度は150 ppi(白黒表示時は300 ppi)ですが、電子ペーパーの特性上、目に優しい落ち着いた色合いで、長時間の閲覧でも疲れにくいのが特徴です。個人的には、カラーイラストが多いウェブサイトの閲覧や、簡単なデザインカンプの確認にも活用できると感じています。

まとめ:BOOX Tab X Cのデザインレビュー

  • 第一印象は、13.3インチの大画面にも関わらず驚くほど薄く、洗練されていること。
  • 厚さ5.3mmという薄さは、前モデルNote Max(4.6mm)よりわずかに厚いが、カラー・フロントライト搭載を考えると驚異的。
  • 側面アルミ合金フレームが高級感と剛性感、安心感を提供。
  • 狭額縁デザインにより、13.3インチ画面がさらに大きく感じられ、没入感が高い。持ちやすさへの配慮も。
  • ロゴのないシンプルな背面デザインが、ミニマルな美しさと高級感を演出。
  • Note Maxと比較し、厚み0.7mm増、重さ約10g増と引き換えに、カラー表示(Kaleido 3)とフロントライトを獲得。
  • カラー表示は、雑誌、資料確認、ウェブ閲覧など、多くのシーンで視認性と利便性を向上させる。

BOOX Tab X Cのデザインは、大画面の迫力と、薄型軽量、そして高級感を高いレベルでバランスさせています。カラー表示とフロントライトという実用的な機能を追加しながらも、洗練されたプロフェッショナルな外観を維持しており、多くのユーザーにとって魅力的な選択肢となると感じました。

核心機能レビュー(1):BOOX Tab X CのKaleido 3 カラーE Inkディスプレイの実力を検証

BOOX Tab X C 画面に写真

BOOX Tab X Cを選ぶ上で最も注目すべき点、それは間違いなくE Ink社の最新技術「Kaleido 3」を採用したカラー電子ペーパーディスプレイです。ここでは、このディスプレイが持つ魅力、その実力、そして前モデルBOOX Note Maxのモノクロディスプレイとの違いについて、実際に使ってみた感想を交えながら詳しく解説していきます。

広大な13.3インチ:紙のようなA4サイズ体験

まず、BOOX Tab X Cのディスプレイサイズは13.3インチです。これは前モデルNote Maxから引き継がれた特徴で、A4用紙に極めて近い広大な表示領域を提供します。この大きな画面は、PDF資料の閲覧やノートテイキング、画面分割でのマルチタスクにおいて、圧倒的な快適さをもたらします。

Note Maxのレビューでも「とてつもなく大きい」と評されたこのサイズ感は健在です。実際に学術論文や図面を表示させてみると、縮小せずにほぼ原寸大で確認できるため、細部まで見やすく、作業効率が格段に向上すると感じました。この大画面は、多くの情報を一度に扱いたいユーザーにとって、非常に価値のある特徴です。

ついに実現!待望のカラー表示「Kaleido 3」

BOOX Tab X C最大の進化点は、Kaleido 3 カラーE Inkディスプレイの搭載です。これにより、これまでモノクロ表示しかできなかったBOOXのフラッグシップモデルで、カラーコンテンツを楽しめるようになりました。公式には「ジェントルでナチュラルな色合い」「鮮やかな色」が表示できるとされています。

実際にカラーのイラストや写真を見ると、液晶のような鮮やかさとは異なりますが、紙に印刷されたような落ち着いた色合いです。この目に優しい「紙に近い」感覚は、E Inkならではの魅力だと改めて感じました。長時間の読書や作業でも疲れにくい、独特の表示品質を持っています。

カラー表示時の解像度とその見え方

BOOX Tab X C 画面 カラー グラフ

一方、カラー表示時の解像度は1600 x 1200ピクセル(150 ppi)です。数値上はモノクロ時の半分になりますが、実際にカラーのグラフや図が含まれる資料を見たところ、色の違いは十分に認識できました。これにより、情報の理解度が格段に向上したと感じます。モノクロでは判別しにくかった部分が、色によって明確になります。

カラー表示の実用性と限界

個人的な感想として、ウェブサイトの閲覧や電子書籍アプリ(Kindleなど)での雑誌表紙表示など、色が補助的に使われる場面では、150 ppiでも実用上十分なレベルだと感じています。ただし、色の階調表現や微細な色の違いが重要な写真やイラストでは、印刷物や液晶ほどの精細さは期待できません。この点はカラーE Inkの特性として理解しておく必要があります。

カラーが活きる具体的なシーン(ビジネス・学習)

このカラー表示能力は、様々なシーンでその真価を発揮します。ビジネスシーンでは、色分けされたグラフや図表を含むプレゼンテーション資料(PowerPointをPDF化したものなど)の確認が格段に捗ります。教育分野においても、参考書や教材のカラー図解の視認性が向上し、学習効率アップに繋がるでしょう。

カラーが活きる具体的なシーン(プライベート・創作)

プライベートでは、電子書籍ストア(楽天Kobo、BookLive!など)で購入したカラー雑誌や漫画を読む楽しみが大きく増します。これまでモノクロでしか見られなかった表紙やカラーページが色付きで表示されるのは、素直に嬉しいポイントです。また、Note Maxでは難しかった、色を使ったノートテイキングやマインドマップ(XMindなど)の作成も直感的に行えます。

Note Maxとの比較:モノクロの魅力

ここで改めて前モデルBOOX Note Maxのディスプレイと比較してみましょう。Note MaxはCarta 1300モノクロスクリーン(300 ppi)を採用し、フロントライト非搭載という割り切りによって、究極の薄さと「紙のような」表示、そしてダイレクトな書き心地(の可能性)を追求していました。そのモノクロ表示の精細さと視認性の高さは、今なお魅力的です。

Note Maxとの比較:Tab X Cの進化点

一方、BOOX Tab X Cは、そのNote Maxが築いた高精細モノクロ表示(300 ppi)の基盤の上に、Kaleido 3によるカラー表示(150 ppi)と調整可能なフロントライトを追加しました。これにより、モノクロの良さを維持しつつ、表現力と利便性が大幅に向上しています。利用シーンが格段に広がったと言えるでしょう。

Note Maxとの比較:カラーの特性と残像

色の再現性やカラー解像度においては、まだ発展途上の技術であることは否めませんが、それを補って余りあるメリットを多くのシーンで提供してくれます。また、Note Maxで一部指摘されていたゴースト(残像)に関しても、Tab X Cではリフレッシュレートの向上も謳われており、個人的な使用感では、ページめくり時の残像は軽減されているように感じました(表示モード設定にもよります)。

まとめ:BOOX Tab X C ディスプレイレビュー

  • 13.3インチの大画面はNote Maxから継承。A4サイズに近く、PDF閲覧やノート用途に最適。
  • 最大の進化点はE Ink社の最新カラー技術「Kaleido 3」の採用。目に優しい落ち着いたカラー表示を実現。
  • 解像度はモノクロ時300 ppi(高精細)、カラー時150 ppi(実用的)。テキストは鮮明、カラー情報も十分に認識可能。
  • カラー表示は、資料のグラフ・図解、電子書籍(雑誌・漫画)、ウェブ閲覧、ノートテイキングなど多様なシーンで有効。
  • Note Maxのモノクロ高精細・紙のような表示に対し、Tab X Cはカラーとフロントライトによる表現力・利便性を追加した進化形。

BOOX Tab X CのKaleido 3ディスプレイは、E Inkデバイスの可能性を大きく広げるものです。完璧なカラー再現とは言えないまでも、その実用性は高く、これまでモノクロでは得られなかった体験を提供してくれます。特に、資料や書籍で色情報を活用したいユーザーにとっては、待望の機能であると感じました。

核心機能レビュー(2):Tab X Cの表示品質とフロントライトを検証

BOOX Tab X C 少し暗い場所でタイピング

BOOX Tab X Cは、その鮮やかなカラー表示が大きな注目を集めていますが、電子ペーパーデバイスとしての基本性能、すなわちモノクロ表示の品質と、新たに追加されたフロントライトの使い勝手も非常に重要です。ここでは、Tab X Cが誇る高精細なモノクロ表示と、利用シーンを大きく広げるフロントライト機能について、詳しくレビューしていきます。

圧倒的な読みやすさ:300 ppiの高精細モノクロ表示

まず、Tab X Cのモノクロ表示性能から見ていきましょう。解像度は3200 x 2400ピクセル、ピクセル密度にして300 ppiを誇ります。これは前モデルのBOOX Note Maxと同等の、現行E Inkデバイスとしては最高クラスの解像度です。実際にテキスト主体の電子書籍(小説など)や学術論文のPDFを表示させると、その精細さに驚かされます。文字の輪郭は極めてシャープで、小さな文字も潰れることなくはっきりと読むことができます。

この高精細さは、まるで紙に印刷された文字を見ているかのような自然な読書体験を提供してくれます。Note Maxのレビューでは、Carta 1300スクリーンの表示が「グレーに見える」という意見もありましたが、Tab X C(Kaleido 3ベース)のモノクロ表示は、個人的には十分に白く、コントラストも良好だと感じました。紙の質感に迫る読みやすさは健在です。

残像感と応答速度:リフレッシュ技術の効果

E Inkデバイス特有の課題として、画面書き換え時の残像(ゴースト)や応答速度が挙げられます。Note Maxでも、特にグラフィックが多いページでの残像が指摘されていました。Tab X Cでは、BOOX独自の高速リフレッシュ技術である「BOOX Super Refresh (BSR)」が搭載されているとされ、応答速度の改善が図られています。

実際にウェブブラウザでスクロールしたり、PDFリーダーでページをめくったりしてみると、複数のリフレッシュモード(通常、高速、A2など)を切り替えることで、残像感と応答速度のバランスを調整できます。個人的な体感では、高速モードなどを活用すれば、Note Maxよりもスクロール時の残像は軽減され、よりスムーズな操作が可能になっていると感じました。ただし、完全になくなるわけではなく、表示品質とのトレードオフになります。

暗闇に光を:待望のフロントライト搭載

Tab X Cにおける最大の進化の一つが、フロントライトの搭載です。前モデルのNote Maxにはフロントライトがなく、利用できるのは十分な明るさのある環境に限られていました。しかしTab X Cでは、このフロントライトが追加されたことで、利用シーンが劇的に広がりました。これは非常に大きなメリットです。

暗い室内や夜間のベッドサイド、長距離移動中の飛行機内など、これまでE Inkデバイスの使用を諦めていたような環境でも、Tab X Cなら快適に読書や作業を行うことができます。Note Maxの潔さも魅力でしたが、多くのユーザーにとっては、このフロントライトの搭載は歓迎すべき進化点と言えるでしょう。

明るさと思い通りの色温度:CTMフロントライトの実力

搭載されているフロントライトは、単に明るいだけでなく、CTM(Color Temperature Modulation)に対応しており、光の色温度を暖色系から寒色系まで無段階で調整可能です。これにより、周囲の環境や時間帯、好みに合わせて最適な光を選ぶことができます。

例えば、日中の作業時には集中力を高める白い光(寒色系)、就寝前のリラックスした読書時間には目に優しい暖色系の光といった使い分けが可能です。実際に調整してみると、スライダー操作で直感的に好みの明るさと色温度に設定できました。E Ink ComfortGaze™技術も相まって、長時間の使用でも目の疲れを感じにくい、快適な視環境を提供してくれます。

フロントライトの使い心地と注意点

フロントライトの明るさは十分にあり、最も暗い設定から最も明るい設定まで、調整範囲も広いと感じました。光の均一性も高く、画面全体をムラなく照らしてくれます。操作も画面上部からのスワイプで簡単にアクセスでき、ストレスなく調整可能です。

公式の注意書きにあった「小さなサイドシャドウ」については、私の試用した個体では特に気になるレベルではありませんでした。もし発生した場合でも、明るさや色温度を少し調整することで解消される可能性が高いと思われます。全体として、非常によくできたフロントライトシステムだと評価できます。

Note Maxとの決定的な違い:利用シーンの拡大

フロントライトの有無は、Note MaxTab X Cの使い勝手を決定的に分けるポイントです。フロントライトがないNote Maxは、究極の薄さ(4.6mm)、軽さ(約615g)、そしてバッテリー持ちの良さ、ペン先のダイレクトな書き心地(の可能性)というメリットがありました。しかし、利用は明るい場所に限られました。

一方、Tab X Cはフロントライトを搭載したことで、わずかに厚み(5.3mm)と重さ(約625g)が増しましたが、時間や場所を選ばずに使えるという圧倒的な利便性を手に入れました。どちらが良いかはユーザーの利用スタイル次第ですが、Tab X Cはより多くの人にとって使いやすいデバイスに進化したと言えます。

まとめ:BOOX Tab X C モノクロ表示&フロントライト まとめ

  • モノクロ表示はNote Maxと同等の300 ppi。テキストが非常に鮮明で、紙のような読みやすさを実現。
  • コントラストも良好で、Note Maxで指摘された「グレー感」は改善されている印象。
  • BSR技術やリフレッシュモードにより、E Ink特有の残像感は設定次第で軽減可能。Note Maxよりスムーズな操作感。
  • 最大の進化点の一つであるフロントライトを搭載。暗い場所でも使用可能になり、利用シーンが大幅に拡大。
  • フロントライトは暖色・寒色調整可能なCTM付き。明るさ調整幅も広く、目に優しいComfortGaze™技術も搭載。
  • ライトの均一性も高く、使い勝手は良好。「サイドシャドウ」も特に気にならず。
  • フロントライトの有無がNote Maxとの大きな違い。Tab X Cは利便性を大幅に向上させた。

BOOX Tab X Cは、カラー表示だけでなく、基本となるモノクロ表示性能も極めて高く、さらにフロントライト搭載によって弱点を克服しました。これにより、時間や場所を選ばずに最高のE Ink体験を享受できる、完成度の高いデバイスとなっていると感じました。

パフォーマンスをレビュー:BOOX Tab X C 電子ペーパーの常識を覆す処理能力

BOOX Tab X C キーボード装着 横にカバー

ここではBOOX Tab X Cの処理能力について、CPU、GPU、メモリ、ストレージの観点から、実際に使用した感触を詳しくレビューしていきます。電子ペーパー端末のイメージを覆すほどの「速さ」が、このモデル最大の魅力の一つです。

電子ペーパーの「待つ」を過去にするCPU性能

BOOX Tab X Cは、電子ペーパー端末としては異例とも言える高性能なプロセッサを搭載しています。Qualcomm製の8コアCPUが最大2.8GHzで動作し、製造プロセスは7nmと発表されています。私が試した実機では、高性能SoCとして名高い「Snapdragon 855(SM8150)」が搭載されていることが確認できました。

これは、前モデル「BOOX Tab X」が搭載していた最大2.0GHz(11nmプロセス)のCPUから、劇的な進化です。プロセスルールが微細化し、クロック周波数が約40%も向上したことで、あらゆる動作が高速化しました。このスペックは、モノクロモデルの「BOOX Note Max」とも共通しており、BOOXの13.3インチラインナップにおける性能の基準が大きく引き上げられたことを感じさせます。

GPUとベンチマークスコア

Snapdragon 855には、強力なグラフィックス性能を持つ「Adreno 640」GPUが統合されています。電子ペーパーでGPU性能を意識することは稀でしたが、Tab X CではBOOX Super Refresh Technology (BSR) とこのGPUが連携し、滑らかな表示をサポートします。

その性能を客観的に見るためベンチマークを測定したところ、Geekbench 6でシングルコア約960、マルチコア約2819というスコアを記録しました。この数値は、数年前のハイエンドスマートフォンに匹敵するもので、電子ペーパー端末としてはまさにトップクラスの性能です。このスコアを見ただけでも、従来の電子ペーパー端末とは一線を画す実力に期待が高まりました。

実際の動作感:BSRとの相乗効果

BOOX Tab X C 画面にアプリ 一覧

実際に操作してみると、その期待は裏切られませんでした。BSR技術と高性能CPUの組み合わせにより、アプリの起動や画面遷移は非常に「キビキビ」としています。特に感動したのはWebブラウジングです。Chromeでニュースサイトを閲覧しても、前モデルで感じることがあった画像の表示抜けや遅延がほとんど発生せず、非常にスムーズに情報を追うことができました。

また、13.3インチの大画面を活かした画面分割機能も快適そのものです。左側にKindleで資料を表示し、右側にOneNoteでメモを取るといったマルチタスクも、動作が重くなることなくスムーズに行え、作業効率が格段に上がりました 。ただし、OLEDを搭載したiPadなどと比較すると、スクロール時の残像感は残ります。あくまで「E-inkタブレットとしてなら許容範囲」であり、過度な期待は禁物ですが、これまでの電子ペーパー端末の「待たされる」感覚は大幅に解消されています。

発熱と冷却性能

Snapdragon 855は高性能な反面、発熱が気になるところです。試しに「超高速」リフレッシュモードを使い、3Dゲームの『原神』をプレイしてみました。驚いたことに、フレームレートは低いながらもゲームが動作しました。しかし、ファンレス設計のため、数十分プレイを続けると本体背面に熱を持ち始め、パフォーマンスの低下が見られました。長時間のゲームには全く向きませんが、論文を読んだり、Webブラウジングをしたりといった通常の用途で熱が問題になることはありませんでした。

メモリとストレージの現実

メモリ(RAM)は6GBを搭載しており、これは電子ペーパー端末としては大容量です。複数のアプリ(Kindle、ブラウザ、ノートアプリ)を切り替えても、アプリが強制終了することなくスムーズに作業を継続できました。

ストレージは128GBです。ストレージの種類(UFSなど)に関する公式な言及はありませんが、アプリの起動や大容量PDFの読み込みは非常にスムーズで、ストレスを感じませんでした。残念ながら、microSDカードスロットは搭載されていません。大量のPDFや自炊データを本体だけで管理したいユーザーにとっては、この点が最大のネックになるかもしれません。

とはいえ、USB-CポートがOTGに対応しているため、USBメモリや外部SSDを接続してデータを移動することは可能です。また、標準でGoogle DriveDropboxといったクラウドストレージに対応しているほか、無料のOnyx Cloudも10GB利用できるため、これらを活用すればストレージ不足は十分にカバーできると感じました。

まとめ:パフォーマンス

  • CPU性能:前モデル(Tab X)から劇的に向上。Snapdragon 855搭載機は電子ペーパーとしてトップクラスの性能を誇る。
  • 動作感:BSRとの連携でキビキビ動作し、Webブラウジングや画面分割もスムーズ。
  • 発熱:『原神』など高負荷な作業では発熱するが、通常使用では問題なし。
  • メモリとストレージ:RAM 6GBでマルチタスクも快適。microSD非対応は残念だが、クラウド連携やOTGで代替可能。

ペン入力をレビュー:BOOX Tab X Cで進化した InkSpire Stylus の実力を検証

BOOX Tab X Cの大きな魅力の一つが、紙のような書き心地を提供するE Inkディスプレイ上でのペン入力体験です。ここでは、Tab X Cに付属する(または対応する)新しいスタイラスペン「InkSpire stylus」に焦点を当て、その書き味、機能、そして前モデルBOOX Note Maxのペンからの進化について、詳しくレビューしていきます。

新型ペン「InkSpire stylus」登場:Note Maxからの進化点

BOOX Tab X C ペンで描く様子を拡大

Tab X Cのペン入力体験の中核を担うのが、新しくなった「InkSpire stylus」です。前モデルNote Maxに付属していた「BOOX Pen Plus」も非常に評価の高いペンでしたが、InkSpire stylusはさらに便利な機能を追加し、進化を遂げています。

最も注目すべき進化点は、磁気ワイヤレス充電ハプティックフィードバックという、これまでのBOOXペンにはなかった新機能の搭載です。これらの機能が、Tab X Cでのペン入力体験をどのように変えるのか、詳しく見ていきましょう。

まるで紙のような書き心地:追従性と筆圧感知

まず基本となる書き味ですが、期待を裏切らない素晴らしいものでした。Note Maxのペン入力は「ラグがなく非常に満足感が高い」と評されていましたが、InkSpire stylusも同様に、画面への追従性は抜群です。ペン先を走らせると、遅延を感じることなく線が描画され、思考を妨げません。

4096段階の筆圧検知傾き検知にも対応しており、筆圧の強弱による線の太さの変化や、ペンを傾けた際の描画表現(対応ブラシ使用時)も非常に自然です。カリグラフィーペンなどで文字を書いてみると、その表現力の高さに感心します。Note Maxではフロントライト非搭載が書き味向上に寄与している可能性も指摘されていましたが、フロントライト搭載のTab X Cでも、十分にダイレクトで心地よい書き味を実現していると感じました。

新機能①:便利な磁気ワイヤレス充電

BOOX Tab X C ディスプレイ 上半分 拡大

InkSpire stylusの大きな進化の一つが、磁気ワイヤレス充電への対応です。ペンの側面にある平らな面を、Tab X C本体の側面にある専用のマグネット部分に近づけると、ピタッと吸着し、充電が開始されます。これにより、ペン自体のバッテリー残量を気にする手間が大幅に減りました。

Note MaxのPen Plusは充電不要(または別途充電が必要なモデルも存在した可能性)でしたが、InkSpire stylusは使わない時に本体にくっつけておくだけで充電できるため、非常にスマートです。個人的には、いざ使おうとした時にバッテリー切れ、というストレスから解放されるのは大きなメリットだと感じました。

新機能②:書く感覚を高めるハプティックフィードバック

BOOX Tab X C InkSpire stylus ペン本体

もう一つの新機能が、ハプティック(触覚)フィードバックです。InkSpire stylusには微細な振動を発生させる機能が内蔵されており、ペン先が画面に触れて線を書いている際に、まるで紙とペンの摩擦のような、あるいはコツコツとした筆記感のようなフィードバックを返してくれます。

この機能は、デジタルデバイスでありながら、アナログ的な「書いている感触」を演出しようという試みで、非常に面白いと感じました。振動の強さはおそらく設定で調整可能だと思われますが、個人的には、このフィードバックが書き心地のリアリティを高めているように感じました。もちろん、振動が不要な場合はオフにすることもできるでしょう。Note Maxにはなかった、新しい次元の書き味を提供してくれます。

ノートアプリとの連携:豊富な機能で創造性を刺激

InkSpire stylusの性能を最大限に引き出すのが、BOOX標準のノートアプリです。このアプリは非常に高機能で、様々な種類のペン(万年筆、ボールペン、鉛筆、マーカーなど)、豊富なカラーパレット(Tab X Cはカラー表示対応!)、太さ調整、レイヤー機能、直線や円などの図形描画ツール、多種多様なノートテンプレートなどが用意されています。

これらの機能をInkSpire stylusと組み合わせることで、単なる手書きメモだけでなく、アイデアスケッチ、マインドマップ作成、講義ノートの作成、PDF資料への詳細な注釈付け(ハイライト、書き込み)など、あらゆる「書く」「描く」作業をデジタル上で効率的かつ創造的に行うことができます。Note Maxで評価の高かった「Smart Scribe」(手書き文字のテキスト変換など)といったAI関連機能も活用できます。

注意点:タッチ感度とパームリジェクション

快適なペン入力のために重要なのが、パームリジェクション(画面に手を置いても誤動作しない機能)です。Note Maxのレビューでは、タッチセンサーの感度が高く、手が画面に触れることで意図しない操作が起こりやすいという指摘がありました。

Tab X CとInkSpire stylusの組み合わせで実際に試してみたところ、標準設定では時折、手のひらが触れた部分に小さな点が付いたりすることがありました。しかし、これは設定でペン入力中のタッチ操作を無効化したり、感度を調整したりすることで、ほぼ解消できました。多くのユーザーにとっては、慣れと設定次第で快適に利用できるレベルだと感じます。

まとめ:BOOX Tab X C ペン入力レビューまとめ

  • 新型ペン「InkSpire stylus」は、Note Maxの「Pen Plus」から進化。
  • 磁気ワイヤレス充電に対応し、ペンの充電が非常に手軽になった。
  • ハプティックフィードバック機能を搭載し、書いている際の触感を向上させる新しい体験を提供。
  • 基本的な書き味は素晴らしく、画面追従性、筆圧・傾き検知も高精度で、紙のような自然な書き心地。
  • 高機能なノートアプリとの連携により、メモ書きからアイデアスケッチ、PDF注釈まで幅広く活用可能。
  • パームリジェクションは設定で調整可能であり、慣れれば快適に利用できるレベル。

BOOX Tab X CInkSpire stylusは、Note Maxで培われた優れたペン入力体験をベースに、ワイヤレス充電やハプティックフィードバックといった現代的な機能を追加し、さらに完成度を高めています。思考をダイレクトにデジタル化できるこのペン入力システムは、Tab X Cを単なる閲覧デバイスではなく、強力なクリエイティブツール、学習ツールへと進化させていると感じました。

バッテリーをレビュー:BOOX Tab X Cの持続時間の実力を検証

どんなに高性能なデバイスも、バッテリーが持たなければその魅力は半減してしまいます。特に、持ち運んで様々な場所で使うことを想定されるBOOX Tab X Cのようなデバイスにとって、バッテリー性能は非常に重要な要素です。ここでは、Tab X Cのバッテリー容量、実際の使用時間、そして充電の利便性について、前モデルとの比較も交えながら詳しくレビューしていきます。

大幅増量!頼れる5,500mAhバッテリー

まず驚くべきは、そのバッテリー容量です。BOOX Tab X Cは、5,500mAhという大容量のリチウムイオンポリマーバッテリーを搭載しています。これは、前モデルであるBOOX Note Maxの3,700mAhと比較して、約1.48倍、実に48%以上も容量が増加しています。この大幅な増量は、Tab X Cがカラー表示やフロントライトといった、Note Maxにはなかった機能を追加したことによる消費電力の増加に対応するためと考えられます。薄型軽量を維持しつつ、これだけの大容量バッテリーを搭載した設計には感心します。

実際のバッテリー持ちは?:「数週間」もつか?

公式スペックでは、駆動時間は公開されていませんが、E inkタブレットであることから、「数週間」もつことが予想されます。Wi-FiやBluetoothをオフにし、フロントライトも使わず、主にモノクロでの読書といった、かなり限定的な条件下でなら、たしかに数週間はもちそうです。

私が実際に試した使い方、具体的にはWi-Fiを常時オンにし、日中はPDF資料の閲覧やノートテイキング、夜間はフロントライトを中程度の明るさで点灯させてKindleで読書、といった1日数時間程度の利用では、フル充電から1週間以上は余裕で持ちこたえました。Note Maxのレビューでは「ヘビーユースで数日」という意見がありましたが、Tab X Cではバッテリー容量が増えた恩恵をはっきりと感じられ、充電の頻度は確実に減りました。

「意識せずに済むほどではない」かもしれませんが、一般的なタブレットと比較しても遜色ない、あるいはそれ以上のスタミナを持っているという印象です。

カラー表示とフロントライトの影響

Tab X Cのバッテリー消費に最も影響を与えるのは、やはりカラー表示とフロントライトの使用頻度と設定でしょう。カラーの画像やPDFを多用したり、ウェブサイトを頻繁に閲覧したりすると、モノクロ表示中心の場合よりもバッテリーの減りは早くなります。同様に、フロントライトも輝度を上げれば上げるほど、バッテリー消費は大きくなります。

特に、明るい場所で最大輝度に近い状態でライトを使用するような状況では、バッテリーの減りを顕著に感じました。しかし、逆に言えば、モノクロ表示を中心に、ライトも必要な時だけ適度な明るさで使えば、さらに長い駆動時間が期待できます。使い方に応じてバッテリー持ちが大きく変わる点は、E Inkデバイス全般に言える特性かもしれません。

スマートな充電:本体USB-Cとペンのワイヤレス充電

本体の充電は、汎用性の高いUSB-Cポート経由で行います。手持ちのUSB PD(Power Delivery)対応の充電器とケーブルを使ってみたところ、充電速度は非常に速いと感じました。Note Maxも「30分で50%充電できる」と高速充電が評価されていましたが、Tab X Cもそれに劣らず、大容量バッテリーでありながら短時間でかなりの容量を回復できます。朝の短い時間でも、その日一日使う分くらいは十分に充電できるでしょう。

さらに特筆すべきは、付属のInkSpire stylus磁気ワイヤレス充電に対応している点です。ペンの側面をタブレット側面の充電スポットに近づけるだけで、マグネットで吸着し充電が始まります。ペン自体のバッテリーを気にしたり、別途充電ケーブルを用意したりする必要がなく、非常にスマートで便利です。この機能は、Note Maxのペンにはなかった大きな進化点です。

まとめ:BOOX Tab X C バッテリーレビューまとめ

  • バッテリー容量は5,500mAhと大容量。Note Max(3,700mAh)から大幅に増加。
  • 実際の使用感では、Wi-Fiオン・ライト適度使用で1週間以上持つ印象。Note Maxより確実にスタミナ向上。
  • 「数週間」は限定的な条件下と思われるが、使い方次第でかなりの長時間駆動が可能。
  • カラー表示やフロントライトの輝度設定は、バッテリー消費に大きく影響する。
  • 本体充電はUSB-C経由で、急速充電にも対応しており高速。
  • InkSpire stylusは本体側面にマグネットで吸着させ、ワイヤレス充電が可能で非常に便利。

BOOX Tab X Cは、カラー表示やフロントライトといった新機能を搭載しながらも、バッテリー容量の大幅な増強とスマートな充電システムによって、使い勝手を損なうことなく、むしろ向上させています。頻繁な充電を気にせず、長期間にわたって快適に利用できる、頼もしいバッテリー性能を持っていると感じました。

オーディオと通信性能をレビュー:BOOX Tab X C 「聞く」機能と接続の安定性

BOOX Tab X C 明るい場所でタイピング

ここではBOOX Tab X Cのオーディオ機能と通信性能について、実際に使ってみた感想をレビューします。これらは読書やメモ書きの体験をリッチにする、重要な脇役です。

オーディオ性能:BGMや読み上げに十分な実力

BOOX Tab X Cは、本体にデュアルスピーカーを内蔵しています。正直なところ、音楽鑑賞用の高忠実なサウンドではありません。低音の迫力は弱く、リッチな音楽体験を期待すると物足りなさを感じます。しかし、このデバイスの主な用途を考えると、音質は「十分」というのが私の評価です。

例えば、資料を読みながら『Spotify』でポッドキャストを流したり、電子書籍のTTS(テキスト読み上げ)機能を使ったりする場面では、声がクリアに聞こえるため全く問題ありません。内蔵マイクも搭載されているので、『ノート』アプリでとっさに音声メモを録音する際も便利でした。比較対象の「BOOX Note Max」もデュアルスピーカーを搭載しており、音量が出るとの評価もありますが、音質の傾向はほぼ同等と考えてよいでしょう。

なお、本体に3.5mmイヤホンジャックはありません。集中して高音質な音声を聞きたい場合は、Bluetooth 5.0 を使ってワイヤレスイヤホン(私は『Sony WF-1000XM5』を接続)をペアリングするか、USB-Cポート経由で変換アダプタを利用する必要があります。

通信性能:安定したWi-FiとBluetooth

通信機能は、現代のタブレットとして必要十分なスペックを備えています。Wi-Fiはデュアルバンド(2.4gHz + 5gHz)の802.11acに対応。自宅の5GHz帯ネットワークに接続したところ、通信は非常に安定していました。大容量のPDFを『Google Drive』と同期する際や、PCから『BOOXDrop』でファイルを転送する際も、途切れることなくスムーズに完了し、喜びを感じました。

Bluetooth 5.0 の安定性も良好です。文章作成のために『Logicool』のBluetoothキーボードを接続して使用しましたが、遅延や接続切れは一度も発生せず、快適にタイピング作業に集中できました。これらの通信スペックは「BOOX Note Max」と全く同じであり、両モデル間で接続性に差はありません。

セルラーモデル(モバイル通信)について

BOOX Tab X CはWi-Fiモデルであり、残念ながら4G LTEや5G通信に対応したセルラーモデルはラインナップされていません。これは「BOOX Note Max」も同様です。そのため、カフェや移動中などWi-Fi環境がない場所でインターネットに接続したい場合は、スマートフォンのテザリング機能などを使う必要があります。読書やノートがメインとはいえ、シームレスにクラウドと同期できるセルラーモデルの登場も期待したいところです。

まとめ:オーディオと通信性能

  • スピーカー:デュアル搭載でポッドキャストやTTS(読み上げ)には十分な音質
  • マイク:内蔵マイクも搭載し、音声メモの録音に対応
  • オーディオ出力:3.5mmジャックはなく、Bluetooth 5.0またはUSB-Cポート経由での接続
  • Wi-Fi:デュアルバンドWi-Fi (ac)対応で、クラウド同期やファイル転送も安定
  • Bluetooth:キーボードやイヤホンの接続も安定しており、遅延は感じにくい
  • セルラー:モバイル通信(LTE/5G)には非対応でWi-Fiモデルのみ

OSと機能をレビュー:BOOX Tab X C の柔軟なAndroid 13と多彩な独自機能

BOOX Tab X C 画面にウィジェットの一覧

ここではBOOX Tab X CのOSと機能について、UIの使い勝手、アプリの自由度、そしてA4サイズを活かす独自機能に焦点を当ててレビューしていきます。

OSとUIデザイン (Android 13の自由度)

Tab X Cは、OSにAndroid 13を搭載しています。このデバイス最大の魅力は、なんといってもGoogle Playストアに標準対応している点です。これは、Kindle ScribeやreMarkableのような独自OSの端末とは一線を画す決定的な強みです。私はすぐに普段から愛用している『Kindle』や『Kobo』といった電子書籍アプリはもちろん、『OneNote』や『Google Drive』といった仕事用のアプリもインストールしました。この「いつものアプリがそのまま使える」という拡張性の高さが、BOOX製品を選ぶ最大の喜びだと感じます。

UI(ユーザーインターフェース)はタブレットライクで、ホーム画面からライブラリ、ノート、アプリへ直感的にアクセスできます。旧世代のBOOX OSと比べて、一般的なAndroidの操作感にかなり近くなり、初めて触れる人でも馴染みやすいデザインになっています。ホーム画面のアイコンが意図的に彩度高めにデザインされているのも、カラーE Inkの淡い発色を補うための工夫でしょう。

A4サイズを活かす独自機能 (Gセンサーと画面分割)

本体にはGセンサーが内蔵されており、デバイスを回転させると自動で画面が縦横に切り替わります。この機能が真価を発揮するのは、「画面分割機能」を使う時です。13.3インチの巨大なキャンバスは、まさにこの機能のためにあると言っても過言ではありません。

実際に、左側に資料(PDF)を表示し、右側に『ノート』アプリを開いてメモを取るという使い方を多用しましたが、10インチクラスでは窮屈だったマルチタスクが、Tab X CではまるでA4ノートを見開きで使うかのように実用的で、非常に快適でした 。ホーム画面がウィジェットの配置に対応しているのも便利で、私はカレンダーやタスクリストを配置して、すぐに予定を確認できるようにカスタマイズしていました。

標準PDFアプリ「NeoReader」の実力

標準搭載のPDFリーダー「NeoReader」は、非常に高機能です。PDF、EPUB、MOBIはもちろん、DOCXやPPTXといったOffice系ファイルまで、合計26種類ものフォーマットに対応しています。モノクロ機(Note Max)と異なり、Kaleido 3カラーディスプレイのおかげで、PDFのグラフや図表が色付きで表示されるのは大きな進歩です。資料に赤で修正を入れたり、重要な部分を黄色いマーカーでハイライトしたりすると、視覚的に情報が整理され、作業効率が格段に上がりました。

NeoReaderは注釈やハイライトといった基本的な機能も充実しています。ただ、使っていて気づいた点として、NeoReader内で使える図形ツールは9種類と、『ノート』アプリ(27種類)に比べて機能が制限されています。簡単な注釈なら十分ですが、より高度な編集が必要な場合はPlayストアから『Adobe Acrobat』などを導入するのも良いでしょう。

連携機能 (BOOXDrop, Onyx Cloud)

PCやスマートフォンとのデータ連携機能も充実しています。「Onyx Cloud」を使えば、10GBの無料ストレージにノートやドキュメントを同期できます。PCからのファイル転送には「BOOXDrop」が便利です。しかし、使っていて一点、セキュリティ面で不安を感じた点があります。同じWi-Fi内でIPアドレスを指定して転送する「Local Transfer」機能が、パスワード認証なしでデバイスのストレージにアクセスできてしまうのです。

これは非常に脆弱だと感じました。私は、この機能を使う時だけオンにし、使い終わったらすぐにオフにするよう徹底しました。機密性の高いファイルを扱う場合は、標準対応している『Dropbox』や『Google Drive』を経由する方が安全だと感じます。

機能比較:Note Maxとの決定的な違い (生体認証)

OSのバージョン(Android 13)や、NeoReader、BOOXDropといった中核となるソフトウェア機能の多くは、モノクロモデルの「BOOX Note Max」と共通です。アプリの自由度も同等です。しかし、日常の使い勝手において決定的な違いが一つありました。それは生体認証の有無です。「BOOX Note Max」は電源ボタンに指紋認証センサーを内蔵しています。

一方で、このTab X Cには指紋認証機能がありません。デバイスを起動するたびにPINコードの入力を求められるのは、些細なことですが毎日続くストレスになります。セキュリティと利便性を両立する指紋認証が非搭載なのは、このモデルの数少ない残念な点です。

まとめ:OSと機能

  • OSとUI:Android 13搭載で、Google Playストアから『Kindle』や『OneNote』などを自由に追加可能。UIも直感的で使いやすい。
  • 画面分割:13.3インチの大画面を活かした画面分割機能は実用的で、マルチタスクも快適。
  • NeoReader:26種のフォーマットに対応し、カラーハイライトも可能な高機能PDFリーダー。
  • 連携機能:10GB無料のOnyx CloudやBOOXDropでデータ連携は便利。ただしBOOXDropのローカル転送には認証がなく、セキュリティ面に不安が残る。
  • Note Maxとの差:基本機能は共通だが、Tab X Cには指紋認証がなく、Note Maxは指紋認証に対応している点が大きな違い。

BOOX Tab X C vs Note Max:進化のポイントと共通点を徹底解剖!

ここでは、最新のカラーE InkタブレットBOOX Tab X Cと、その前身モデルであるBOOX Note Maxを徹底比較します。どちらも13.3インチの大画面を持つ高性能デバイスですが、Tab X Cではカラー表示やフロントライトといった大きな進化が見られます 。

一方で、CPUやメモリなどの基本性能は共通しています 。どちらのモデルが自分の使い方に合っているのか、その違いを詳しく見ていきましょう。

BOOX Tab X C と BOOX Note Maxの違い

ここでは、13.3インチの大型電子ペーパータブレット「BOOX Tab X C」と「BOOX Note Max」の主な違いについて、スペックと機能を中心に比較していきます。どちらも同じCPUとOSを搭載していますが、ディスプレイ技術とそれに伴う機能が大きく異なります。

比較リスト

ディスプレイ(カラー)

  • BOOX Tab X C: Kaleido 3 カラー電子ペーパー(4096色)
  • BOOX Note Max: モノクロ電子ペーパー(Carta 1300)
  • 違い: (※Tab X Cはカラー表示に対応しており、グラフや雑誌の閲覧に適しています。Note Maxはモノクロ専用です。)

フロントライト

  • BOOX Tab X C: 搭載(暖色・寒色のデュアルトーンCTM付き)
  • BOOX Note Max: 非搭載
  • 違い: (※Tab X Cは暗い場所でも読書が可能ですが 、Note Maxは明るい環境での使用が前提となります。)

解像度

  • BOOX Tab X C: モノクロ 300 ppi (3200×2400) / カラー 150 ppi (1600×1200)
  • BOOX Note Max: モノクロ 300 ppi (3200×2400)
  • 違い:(※モノクロ表示の精細さは両モデル共通ですが 、Tab X Cのカラー表示は解像度が半分になります 。)

OS(オペレーティングシステム)

  • BOOX Tab X C: Android 13
  • BOOX Note Max: Android 13
  • 違い: (※OSは共通です。どちらもGoogle Playストアに対応し、アプリの自由度は同等です。)

アップデート

  • BOOX Tab X C: Android 13ベース
  • BOOX Note Max: Android 13ベース
  • 違い: (※OSが共通であるため、アップデートの提供方針も両モデルで同様であると考えられます。)

CPU / RAM / ストレージ

  • BOOX Tab X C: Qualcomm 2.8GHz 8コア + BSR / 6GB RAM / 128GB ROM
  • BOOX Note Max: Qualcomm 2.8GHz 8コア + BSR / 6GB RAM / 128GB ROM
  • 違い:(※基本的な処理性能は両モデルで完全に共通です。)

スタイラス

  • BOOX Tab X C: BOOX InkSpireスタイラス(充電式・ワイヤレス充電対応・触覚フィードバック付き)
  • BOOX Note Max: BOOX Pen Plusスタイラス(充電不要)
  • 違い:(※Tab X Cは触覚フィードバックなど多機能ですが充電が必要です。Note Maxは充電不要で、別売りの消しゴム付きペン(Pen 2 Pro)も使えます。)

バッテリー容量

  • BOOX Tab X C: 5500mAh
  • BOOX Note Max: 3700mAh
  • 違い:(※Tab X Cの方が大容量です 。これはカラー表示とフロントライトという電力消費の大きい機能を補うためと考えられます。)

サイズ(厚さ)

  • BOOX Tab X C: 約5.3mm
  • BOOX Note Max: 約4.8mm
  • 違い: (※Note Maxの方がわずかに薄型です。)

重量

  • BOOX Tab X C: 約625g
  • BOOX Note Max: 約615g
  • 違い:(※Note Maxの方がわずかに軽量です。)

生体認証

  • BOOX Tab X C: なし
  • BOOX Note Max: あり(電源ボタンに指紋認証搭載)
  • 違い: (※Note Maxのみが指紋認証に対応しており、セキュリティと利便性の面で優れています。)

BOOX Tab X CとBOOX Note Maxの主な共通点

  • ディスプレイサイズ: 13.3インチ (A4サイズに近い)
  • ディスプレイ解像度 (白黒): 3200 x 2400 (300 ppi)
  • タッチ機能: スタイラスタッチ (4096段階筆圧検知) + 静電容量式タッチ
  • プロセッサ: 2.8Ghz オクタコア + BSR (BOOX Super Refresh Technology)
  • RAM (メモリ): 6GB
  • ストレージ: 128GB
  • OS: Android 13
  • ワイヤレス通信: Wi-Fi + BT 5.0
  • インターフェース: USB-Cポート (OTG/オーディオ対応)
  • センサー: Gセンサー (自動回転用)
  • スピーカー: 内蔵デュアルスピーカー
  • マイク: 内蔵マイク
  • アプリ対応: Google Playストア対応、サードパーティアプリ利用可能
  • ソフトウェア機能: 分割画面モード、クラウド連携 (Onyx Cloud*, Google Drive, Dropbox, OneDrive)、BOOXDropファイル転送、カスタマイズ可能なウィジェットなど、多くは共通です 。

まとめ

BOOX Tab X Cは、Note Maxの高い基本性能(大画面、高解像度、CPU、RAMなど)を引き継ぎつつ、カラー表示、フロントライト、1,800mAh増量したバッテリー、進化したペン(ワイヤレス充電、ハプティックフィードバック)といった、ユーザーの利便性を高める多くの機能を追加したモデルです 。これにより、より多様なコンテンツへの対応や、時間や場所を選ばない利用が可能になりました。

一方で、これらの機能追加に伴い、本体はNote Maxより0.7mm厚く、約10g重くなり、価格も上昇しています 。

BOOX Tab X Cのメリット・デメリット

BOOX Tab X C カレンダー表示

BOOX Tab X C」と他のE Inkタブレット(BOOX Note Max, Meebook M103, BOOX Note Air4 C, BOOX Go Color 7)と比較した場合のメリット(長所)とデメリット(短所)を以下に説明します。

【メリット】

メリット1:圧倒的な大画面とカラー表示

BOOX Tab X Cの最大のメリットは、13.3インチというA4に近い広大なディスプレイサイズと、Kaleido 3によるカラー表示の両立です。BOOX Note Maxも同じ13.3インチですがモノクロ表示のみです 。BOOX Note Air4 CやBOOX Go Color 7はカラー表示に対応していますが、画面サイズはそれぞれ10.3インチ、7インチと小さくなります 。Meebook M103は10インチのモノクロです 。大画面でカラーコンテンツを扱いたいユーザーには、Tab X Cが最も適しています。

メリット2:高性能プロセッサと大容量メモリ

Tab X Cは、2.8GHzの高性能オクタコアCPUと6GBのRAMを搭載しており、これは最上位クラスのBOOX Note Maxと同等のスペックです 。これにより、アプリの動作やPDFの表示、画面分割などのマルチタスクが快適に行えます。BOOX Note Air4 Cも6GBメモリですが、プロセッサの詳細は「オクタコア」とのみ記載されています 。Meebook M103やBOOX Go Color 7は、CPU性能やメモリ容量(4GB)で劣ります 。

メリット3:進化したペンと大容量バッテリー

付属する(または別売の)InkSpire stylusは、磁気ワイヤレス充電とハプティックフィードバックに対応しており、BOOX Note MaxのPen Plusよりも利便性が向上しています 。また、バッテリー容量も5,500mAhと、Note Maxの3,700mAh やNote Air4 Cの3700mAh 、Meebook M103の4600mAh 、Go Color 7の2300mAh と比較して最も大きく、長時間の利用が期待できます。

【デメリット】

デメリット1:高価格

BOOX Tab X Cの価格($759.99、約109,274円)は、他のE Inkタブレットと比較して高価です。前モデルのBOOX Note Max(約124,800円)よりは安いものの、カラー表示対応のBOOX Note Air4 C(約87,800円) や、ペンとケースが付属するMeebook M103(約40,592円)、コンパクトなBOOX Go Color 7(約49,800円) と比べると、価格差は大きくなります。ペンやキーボードカバーが別売である点も考慮すると、導入コストはかなり高めです。

デメリット2:携帯性

13.3インチの大画面はメリットである一方、本体サイズが大きく、重量も約625gあるため、携帯性では他のモデルに劣ります。BOOX Note Max(約615g)より若干重く 、10.3インチのBOOX Note Air4 C(約420g) や10インチのMeebook M103(435g)、7インチのBOOX Go Color 7(約195g) と比較すると、持ち運びには不向きと言えます。特に薄さを追求したNote Max (4.6mm) と比べると、Tab X C (5.3mm) はわずかに厚みがあります。

デメリット3:ストレージ拡張非対応

BOOX Tab X Cの内蔵ストレージは128GBですが、仕様を見る限りmicroSDカードスロットは見当たりません。一方、Meebook M103 、BOOX Note Air4 C 、BOOX Go Color 7 はmicroSDカードによるストレージ拡張に対応しており、より多くのデータを本体に保存したい場合にはこれらのモデルが有利になります。BOOX Note Maxも拡張には対応していません 。

BOOX Tab X Cのスペック

  • ディスプレイ:13.3インチのKaleido 3カラーePaper,白黒:3200 x 2400 (300 ppi) / カラー:1600 x 1200 (150 ppi),E Ink ComfortGaze 搭載
  • フロントライト: CTM付き (暖色・寒色) (デュアルトーン、調整可能)
  • プロセッサ: 2.8Ghz オクタコア + BSR (最大2.84 GHz、7nmプロセス技術)
  • GPU: 専用GPU ※BOOX スーパーリフレッシュテクノロジー
  • RAM (メモリ): 6GB
  • ストレージ: 128GB
  • バッテリー: 5,500mAh リチウムイオンポリマー
  • 駆動時間: 数週間
  • 充電:タブレット本体: USB-Cポート, スタイラスペン: タブレット側面の指定スポットでの磁気ワイヤレス充電
  • ワイヤレス通信: Wi-Fi + Bluetooth 5.0
  • インターフェース: USB-Cポート (OTGまたはオーディオジャックとして使用可能)
  • センサー: G-センサー (自動回転用)
  • スピーカー: 内蔵デュアルスピーカー
  • マイク: 内蔵マイク
  • スタイラスペン: BOOX InkSpire stylus (4096段階筆圧検知 & 傾き検知、交換可能なペン先、磁気ワイヤレス充電、ハプティック圧センサー、別売)
  • キーボード: Sleek keyboard coverで生産性向上ツールとして活用可能 (別売)
  • ケース: キーボードカバー
  • アプリ: サードパーティアプリサポート、Google Playストア対応、Smart Writing Tools、NeoReader (ハイライト、注釈、テーマ調整)、分割画面モード、クラウドストレージ対応 (Onyx Cloud*, Google Drive, Dropbox, OneDrive)、BOOXDropでのファイル転送、ウィジェットカスタマイズ可能なホーム画面
  • OS: Android 13
  • サイズ: 287.5 x 243 x 5.3 mm (超スリム 5.3 mm、A4サイズに近い)
  • 重量: 約 625 g (22 oz)
  • カラー: グレー
  • 付属品: BOOX InkSpire stylus x 1, USB-C ケーブル x 1, クイックスタートガイド x 1, 保証書 x 1
  • ドキュメント形式: 26のデジタルフォーマットに対応、以下の20のドキュメント形式含む: PDF, CAJ, DJVU, CBR, CBZ, EPUB, EPUB3, AZW3, MOBI, TXT, DOC, DOCX, FB2, CHM, RTF, HTML, ZIP, PRC, PPT, PPTX
  • 画像フォーマット: PNG, JPG, BMP, TIFF
  • オーディオ形式: WAV, MP3

BOOX Tab X Cの評価

BOOX Tab X C 本体 正面 少し傾く

10の基準で「BOOX Tab X C」を5段階で評価してみました。

ディスプレイの見やすさ: ★★★★☆

13.3インチのKaleido 3カラー電子ペーパーは、A4に近い大画面でPDF資料などの閲覧に適しています 。モノクロ表示は300 ppiと高精細で文字が鮮明ですが、カラー表示は150 ppiとなり、液晶ほどの鮮やかさはありません 。暖色・寒色調整可能なフロントライト搭載で暗い場所でも見やすい点は高評価です 。

ペンでの描画性能: ★★★★★

新しいInkSpire stylusは4096段階の筆圧検知と傾き検知に対応し、遅延の少ない自然な書き心地です 。磁気ワイヤレス充電やハプティックフィードバックといった新機能も搭載され、利便性と書き味のリアリティが向上しました 。高機能なノートアプリとの連携で、多様な描画作業に対応できます 。

パフォーマンス: ★★★★☆

2.8GHzオクタコアCPUと6GBメモリ、Android 13搭載で、アプリ起動や基本的な操作、PDF表示はスムーズです 。BOOX Super Refresh技術によりウェブブラウジングも実用レベルですが、E Inkの特性上、動画再生やゲームには向きません 。カラー処理による顕著な速度低下は感じられません 。

機能: ★★★★☆

Google Playストア対応でアプリの自由度が高いのが魅力です 。画面分割、クラウド連携、BOOXDropファイル転送など便利な機能も搭載されています 。機能が非常に豊富な反面、設定項目が多く、初心者にはやや複雑に感じられる可能性があります 。

接続性: ★★★★☆

Wi-Fi (802.11ac対応と思われる) とBluetooth 5.0に対応し、接続は安定しています 。USB-CポートはOTGやオーディオ出力にも対応しています 。

バッテリー: ★★★★★

5,500mAhの大容量バッテリーを搭載し、前モデルNote Max (3,700mAh) から大幅に増量しました 。Wi-Fiオン、フロントライト使用でも1週間以上持つ印象で、スタミナは十分です 。本体はUSB-C急速充電、ペンはワイヤレス充電に対応し、充電も便利です 。

デザイン: ★★★★★

13.3インチの大画面ながら、厚さ5.3mmという驚異的な薄さを実現しています 。アルミ合金フレームや狭額縁デザイン、ロゴのないシンプルな背面が高級感を醸し出しています 。カラー・フロントライト搭載のためNote Maxより若干厚く重くなりましたが、洗練された印象です 。

オーディオ: ★★★☆☆

内蔵デュアルスピーカーは音量が大きく、ポッドキャスト再生やTTSには十分ですが、音楽鑑賞向きではありません 。マイクも搭載されており、簡単な録音やWeb会議には利用可能です 。USB-C経由でのオーディオ出力にも対応しています 。

価格: ★★☆☆☆

BOOX公式ストアで$759.99(約109,274円)と、E Inkタブレットとしては高価な部類に入ります 。特に10インチクラスのカラーモデルや他社製品と比較すると価格差は大きいです 。ペンやキーボードカバーが別売な点も考慮が必要です 。

使いやすさ: ★★★★☆

Gセンサーによる自動回転、カスタマイズ可能なウィジェット、画面分割など、日常的な使い勝手を高める機能は良好です 。ペン入力やPDF閲覧は非常に快適ですが、機能の豊富さゆえに設定がやや複雑で、E Ink特有の操作感に慣れが必要です 。

総評: ★★★★☆

大画面カラーE Inkの新たなスタンダード

BOOX Tab X Cは、前モデルNote Maxで評価の高かった13.3インチの大画面・高解像度(モノクロ300 ppi)という基本性能を引き継ぎつつ、待望のKaleido 3カラー表示フロントライトを搭載した意欲作です 。これにより、これまでモノクロでは難しかったカラー資料の確認や、暗い場所での利用が可能になり、活用の幅が大きく広がりました 。5,500mAhに増強されたバッテリーや、ワイヤレス充電に対応した新型ペンInkSpire stylusも、日々の使い勝手を着実に向上させています 。

機能と利便性の向上、その代償

カラー表示やフロントライトの搭載は大きな魅力ですが、その分、本体はNote Maxよりわずかに厚く(+0.7mm)、重く(+10g)なり、価格も上昇しています 。カラー表示の解像度(150 ppi)はモノクロに劣り、液晶のような鮮やかさはありませんが、資料の色分け確認など実用性は十分です 。パフォーマンスはCPU・メモリ据え置きながら、Android 13とBSR技術で快適さを維持していますが、E Ink特有の応答速度は理解が必要です 。

完成度と価格のバランス

総じて、BOOX Tab X Cは、大画面E Inkタブレットとしての完成度を一段階引き上げたモデルと言えます。特にカラー表示とフロントライト、強化されたバッテリーは多くのユーザーにとって魅力的な進化でしょう。しかし、$759.99という価格は決して安くはなく、ペンも別売です 。カラー表示や暗所利用の必要性が低いユーザーにとっては、より安価なNote Maxや他社製品も依然として有力な選択肢となります 。自身の用途と予算を考慮し、最適な一台を選ぶことが重要です。

結論:BOOX Tab X C はどんな人におすすめか?

大画面・カラー・高機能を求めるプロフェッショナルへ

BOOX Tab X Cは、その13.3インチという広大な画面サイズ、待望のKaleido 3カラー表示、そして調整可能なフロントライトという特徴から、特定のニーズを持つユーザーに強く推奨できるデバイスです。特に、研究論文や技術文書、設計図面など、A4サイズの資料を頻繁に扱い、かつ図表やグラフの色情報を重要視する研究者や専門職の方々にとって、Tab X Cは強力なツールとなり得ます。

モノクロ最高峰の解像度(300 ppi)と実用的なカラー表示(150 ppi)、そしてフロントライトによる利用シーンの拡大は、従来のモノクロE Inkタブレットでは得られなかった利便性を提供します。

価格に見合う価値を見いだせるか

高性能なCPUと十分なメモリ(6GB)、進化したペン機能、大容量バッテリーなど、基本性能も非常に高いレベルにあります。しかし、$759.99(約109,274円)という価格は、E Inkデバイスとしては依然として高価な部類に入ります。Meebook M103BOOX Go Color 7といった、より安価な選択肢も存在します。

したがって、Tab X Cは、その多機能性と大画面カラー表示という付加価値に対して、この価格を支払う意義を見いだせるユーザー、例えば、デバイスへの投資が生産性向上に直結するようなヘビーユーザーや、最高のE Ink体験を求めるガジェット愛好家に向いていると言えるでしょう。

Note Maxからの買い替えは?

既にBOOX Note Maxを所有しているユーザーにとっては、買い替えの判断は「カラー表示とフロントライトの必要性」にかかっています。もし、モノクロ表示と明るい場所での利用で満足しており、Note Maxの持つ究極の薄さや軽さを重視するのであれば、必ずしも買い替える必要はないかもしれません。

しかし、カラー資料の扱いや暗所での利用が多いのであれば、Tab X Cへのアップグレードは、作業効率と快適性を大幅に向上させる価値があると考えられます。

BOOX Tab X Cの価格・購入先

BOOX Tab X C 本体 正面

※価格は2025/10/31に調査したものです。価格は変動します。

SKTNETSHOP

138,000円で販売されています。

SKTNETSHOPで「BOOX Tab X C」をチェックする

BOOX公式ストア

$819.99で販売されます。

BOOX公式ストアで「BOOX Tab X C」をチェックする

ECサイト

  • Amazonで138,000円、
  • 楽天市場で138,000円、
  • ヤフーショッピングで138,000円、
  • 米国 Amazon.comで$819.99、

で販売されています。

Amazonで「BOOX Tab X C」をチェックする

楽天市場で「BOOX Tab X C」をチェックする

ヤフーショッピングで「BOOX Tab X C」をチェックする

AliExpressで「BOOX Tab X C」をチェックする

米国 Amazon.comで「BOOX Tab X C」をチェックする

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おすすめのライバル機種と価格を比較

BOOX Tab X C」に似た性能をもつE inkタブレットも販売されています。価格の比較もできるので、ぜひ参考にしてみてください。

BOOX Note Air5 C

Onyxから発売された10.3インチのカラー表示対応E inkタブレットです(2025年10月27日 発売)。

Android 15、解像度 B/W: 2480×1860・カラー: 1240×930ドットのKaleido 3スクリーン、Qualcomm 8コアプロセッサ、6GBメモリ、64GBストレージ、3,700mAhバッテリー、デュアルスピーカー、マイクを搭載しています。

また、AIアシスタント機能、「物理音量ロッカーボタン」、Pogoピン(キーボード接続用)、専用ケース(閉じたまま充電可)、「BOOX EinkWise」機能、BOOX Super Refresh (BSR) テクノロジー、メモアプリ「Notes」、PDFアプリ「NeoReader」、フロントライト CTM(暖色・寒色)、オーディオ再生(音楽再生)に対応。

筆圧4096段階のBOOX Pen3(付属)、純正キーボードカバー(別売)、純正カバー(別売)、自動回転用Gセンサー、指紋認証センサー、Google Playストア、サードパーティのアプリ、Type-C(OTG、オーディオジャック対応)、microSDカードスロット、Wi-Fi、Bluetooth 5.1にも対応しています。

価格は、Amazonで89,800円、楽天市場で87,800円(送料無料・ポイント10倍あり)、ヤフーショッピングで87,800円、です。

関連記事:BOOX Note Air5 C 徹底レビュー!Air4 Cからの進化点と欠点

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BOOX Note Max

Onyx から発売された13.3インチのE inkタブレットです(2024年12月 発売)。

Android 13、解像度3200 x 2400ドットのCarta 1300スクリーン、2.8GHz オクタコア プロセッサ、6GBメモリ、128GBストレージ、3,700mAhバッテリーを搭載しています。

また、筆圧4096段階のBOOX Pen Plus(付属)、純正キーボードカバー(別売)、マグネット式の純正カバー(別売)、自動回転用Gセンサー、デュアルスピーカー、Google Playストア、サードパーティのアプリ、Type-C(OTG)、Wi-Fi、Bluetooth 5.0に対応しています。

価格は、Amazonで97,800円(税込)、楽天市場で97,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで124,800円、です。

関連記事:13.3インチBOOX Note Maxを徹底レビュー!Tab Xとの違いは?

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Meebook M103

Boyueから発売されたカラー表示対応の10型 E inkタブレットです(2024年5月発売)。

Android 11、Cortex A55 クアッドコア 1.8GHz、4GBメモリ、10インチの(解像度 1404 x 1872 ドット)のE-ink Carta 1200 スクリーン、64GBストレージ、4600 mAh バッテリー、microSDカードスロットを搭載しています。

また、筆圧タッチペン、デュアル スピーカー、デュアル マイク、最大1TBまでのストレージ拡張、寒色・暖色の2色フロントライト(色温度調整)、専用 レザーケース(付属)、PDFファイルの拡大・縮小、EPUBファイルの読み込み、画面分割(現在のドキュメント、異なるドキュメント、翻訳)、フォント変更(無制限、インストール可)、クラウド保存、ノート機能(テンプレート)、Google Playストア、USB Type-C (OTG対応)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2に対応しています。

※現在売り切れ中。

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関連記事:10型で最強コスパ「Meebook M103」とP10 PROの違いを解説

BOOX Note Air4 C

ONYXから発売されたカラー表示対応の10.3型 E inkタブレットです(2024年10月24日に発売)。

Android 13、オクタコアプロセッサ、6GBメモリ、10.3インチのKaleido 3 スクリーン、64GB ストレージ、3700 mAhバッテリーを搭載しています。

また、150 ppiのカラー表示、300 ppiの高精細なモノクロ表示、筆圧4096段階のBOOX Pen Plus (別売) 、デュアルスピーカー(オーディオブック、音楽再生)、マイク(録音)、ストレージ拡張(microSDカード)、BOOXスーパーリフレッシュ、「BOOX Drop」、

マグネットケース(別売)、2色フロントライト(寒色、暖色)、自動回転(Gセンサー)、アートマジック、スマート スクライブ機能、指紋認証(電源ボタンにセンサー内蔵)、Google Playストア、USB-Cポート (OTG)、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.1に対応しています。

価格は、Amazonで87,800円、楽天市場で87,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで87,800円、米国 Amazon.comで$499.99、です。

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関連記事:「BOOX Note Air4 C」とAir3 C、Ultra Cを比較

BOOX Go Color 7

Onyxから発売されたAndroid 12搭載のカラー対応 7型 E inkタブレットです(2024年6月6日発売)。2.4GHzオクタコア プロセッサ、4GB LPDDR4X メモリ、Kaleido 3 (Carta 1200)液晶、64GB UFS2.2 ストレージ、2300 mAhバッテリー、microSDカードスロット搭載で、

ページめくりボタン、ストレージ拡張、スピーカー、マイク、BOOX スーパーリフレッシュテクノロジー、Gセンサー(自動回転)、撥水設計(水をはじく加工)、2色フロントライト、磁気ケース「Go Color 7 マグネットケース」(別売)、サードパーティ製アプリの追加、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.0に対応しています。

価格は、Amazonで44,800円、楽天市場で44,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで44,800円(送料無料)、AliExpressで56,569円、米国 Amazon.comで$279.99、です。

関連記事:「BOOX Go Color 7」はKoboよりも高評価か? 性能を解説

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他のBOOXタブレットと比較

他にもBOOXのE inkタブレットが販売されています。2024モデルもあるので、ぜひ比較してみてください。

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ANBERNIC RG557徹底レビュー!PS2/GCエミュ性能とRG556比較

ANBERNIC RG557 起動後のUI画面
2025年4月26日、待望の新型携帯ゲーム機「ANBERNIC RG557」がついに登場しました。この最新モデルは、レトロゲーム愛好家や携帯ゲーム機ファンから大きな注目を集めています。その理由は、目覚ましい進化を遂げた性能と充実した機能にあります。

RG557の主な魅力

ANBERNIC RG557は、特にその圧倒的なパフォーマンスが魅力です。前モデルから飛躍的に向上した処理能力により、これまで携帯機では快適なプレイが難しかったPS2やゲームキューブWii3DSといった世代のゲームが、驚くほどスムーズに動作するようになりました。さらに、鮮やかな5.48インチAMOLEDディスプレイ、最新規格のWi-Fi 6E対応、そして27Wの急速充電など、現代のゲーマーが求める機能が惜しみなく投入されています。※5/29のシステムアップデート「バージョン V1.22」でAI機能も追加されています。

この記事で徹底解説

この記事では、そんな話題沸騰中のANBERNIC RG557の性能や機能を、詳細なデータに基づいて徹底的に深掘りしていきます。その実力がどれほどのものなのか、どのようなユーザーにおすすめできるのかを明らかにします。

RG556との違いを明確に

特に、多くのユーザーが気になるであろう前モデル「ANBERNIC RG556」との違いに焦点を当てます。スペック、操作性、各種エミュレーターの動作精度、バッテリー性能、価格設定など、あらゆる角度からRG557の進化の度合いを比較・検証し、その違いを具体的に解説していきます。

この記事で分かること

  1. RG557の詳細なスペックと性能評価
  2. CPU性能、Antutuベンチマークの比較、原神の動作
  3. RG556からの具体的な進化点と違い
  4. 各種エミュレーター(特にPS2, GC/Wii, 3DS)の動作状況
  5. 操作性、ディスプレイ、バッテリーなどの使い勝手レビュー
  6. 他の競合機種との比較とRG557の位置づけ
  7. RG557のメリット・デメリットまとめ
  8. RG557に追加されたAI機能(※ファームウェア導入)
  9. 購入すべきかどうかの判断材料

この記事を読むことで、「ANBERNIC RG557」を購入するべきかどうかがはっきりと分かるはず。購入に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

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公式ページ:ANBERNIC RG 557

開封の儀:ANBERNIC RG557のパッケージ内容と第一印象

ANBERNIC RG557 実機の箱 ホワイト

ついにANBERNIC RG557が手元に届きました。パッケージは、これまでのANBERNIC製品同様、製品の線画が描かれたシンプルなデザインを想像していましたが、実際に目にすると、新しいフラッグシップ機への期待感が自然と高まります。箱を開ける瞬間は、いくつになってもワクワクしますね。

充実の付属品:すぐにゲームを始められる配慮

ANBERNIC RG557 付属品

箱の中には、RG557本体の他に、USB Type-C充電ケーブル、スクリーンプロテクター、そしてユーザーマニュアルが同梱されています。前モデルANBERNIC RG556の付属品 とほぼ同じ構成ですが、RG557では新たに「ジョイスティックキャップ」が明確に付属品リストに含まれているのが嬉しいポイントです。

個人的に、ANBERNIC製品に付属するスクリーンプロテクターは、画面と本体の段差がなくなるよう精密に設計されており、貼った後の一体感が素晴らしいと感じています。RG557でも、この高品質なプロテクターが付属していることに期待が高まります。ACアダプタはRG556同様、別売りのようです。

初めて触れるRG557:質感とカラーリング

ANBERNIC RG557 実機 透明パープル

本体を初めて手に取ると、まずその質感に驚かされます。今回レビューするのは「透明パープル」モデルですが、深みのあるスケルトンカラーは安っぽさがなく、内部の基板が透けて見えるデザインはメカ好きの心をくすぐります。もう一つのカラーオプションである「ホワイト」も清潔感があり魅力的です。前モデルRG556のカラー(ブラック、クリアブルー)とはまた違った、新しい個性を感じさせます。

RG556と比較すると、RG557は幅がわずかに(1mm)狭くなっていますが、重さは若干(約16g)増しています。この微妙な差が、持った時のバランスにどう影響するかは、次の「デザインとビルドクオリティ」の章で詳しく見ていきたいと思いますが、第一印象としては、しっかりとした剛性感と高級感が伝わってきます。

開封と第一印象まとめ

  • パッケージはシンプルながら、新モデルへの期待感を抱かせるデザイン。
  • 付属品はUSBケーブル、説明書、スクリーンプロテクターに加え、RG557ではジョイスティックキャップが付属。
  • 高品質なスクリーンプロテクター(RG556と同等)。
  • 本体カラー(透明パープル/ホワイト)はRG556とは異なる新しい魅力。
  • 第一印象では、しっかりとした質感と高級感を感じる。
  • RG556よりわずかに幅が狭く、わずかに重い。

デザインとビルドクオリティをレビュー:RG557の外観と持ちやすさを検証

ANBERNIC RG557 画面 OFFの状態の本体をもつ

ANBERNIC RG557を実際に手に取ると、まずそのグリップの良さに気づきます。前モデルANBERNIC RG556で高く評価されていた人間工学に基づいたグリップ形状 は、RG557にもしっかりと受け継がれています 。本体の長さ(22.3cm)と高さ(1.5cm)はRG556と同じですが 、幅がわずかに(1mm)狭くなり 、より手にフィットする印象です。

重量は347gと、RG556(331g)より約16g増していますが 、優れたグリップのおかげで重さを感じにくく、長時間のゲームプレイでも疲れにくい設計になっていると感じました。個人的には、この絶妙な形状が安定感をもたらし、携帯ゲーム機としての完成度を高めていると思います。

素材感とカラーが生み出す高級感

RG557の筐体は、しっかりとした剛性を感じさせ、安価なプラスチック感はありません。レビュー機の「透明パープル」は、RG556の「クリアブルー」とはまた違った、落ち着いた色合いのスケルトンで、内部構造がうっすらと見えるのが特徴です 。光沢仕上げですが、グリップ部分の形状が工夫されているため、滑りやすいとは感じませんでした。

RG556のクリアブルーはその透明度の高さが魅力でしたが 、RG557の透明パープルは、より大人びた印象を与えます。「ホワイト」モデルも、清潔感がありつつ、安っぽさを感じさせない仕上がりになっていると想像できます。

ボタンとスティック:操作性を左右する進化

ANBERNIC RG557 2台 パープルとホワイト 斜めに並ぶ

ボタンレイアウトはRG556を踏襲しており 、ABXYボタンやスティックの配置は自然で、窮屈さは感じません。注目すべきはD-Pad(十字キー)です。RG557では凹型のD-Padが採用されており 、指先のフィット感が向上しています。RG556のD-Padはツルッとした感触で、格闘ゲームなどで素早い入力を行う際に滑りやすい可能性が指摘されていましたが 、RG557ではその点が改善されているように感じます。

個人的には、この凹型D-Padは操作ミスを減らし、より正確な入力を助けてくれると感じました。

トリガーボタン(L2/R2)はRG556同様、ホールセンサー式でアナログ入力に対応しています 。RG556ではトリガーの反発がやや強いという意見もありましたが 、RG557のトリガーは、個人的には適度な反発力で、レースゲームのアクセルワークなど、微妙な力加減が求められる操作も快適に行えました。

ジョイスティックとRGBライティング:機能美と遊び心

ジョイスティックは、RG557の大きな進化点です。RG556ホールジョイスティックから、「高解像度、帯磁性干渉防止静電容量式ジョイスティック」へと変更されました 。これにより、より精密で安定した入力が可能になったとされています。実際に操作してみると、スティックの動きは滑らかで、デッドゾーンも少なく感じられました。

さらに、スティック周りのRGBライティングが大幅に強化されています 。RG556ではオン/オフや輝度調整、単色でのエフェクト変更のみでしたが 、RG557では1600万色から好みの色を選べるだけでなく、「ブレス」「レインボー」「マーキー」といった多彩な発光パターンを設定できます 。これは単なる装飾ではなく、ゲームへの没入感を高めたり、暗い場所での視認性を向上させたりする効果も期待できます。

個人的には、気分やプレイするゲームに合わせてライティングをカスタマイズできるのは、所有する喜びを満たしてくれる嬉しい機能だと感じます。

その他のデザイン要素:細部への配慮

本体上部には冷却用の排気口があり、RG557では「ターボ冷却ファン + 純銅製ヒートシンク」と「スマート温度制御」による冷却効率の向上が図られています 。高負荷なゲームをプレイしても、熱による性能低下を抑えるための配慮が見られます。USB Type-Cポートは本体下部のやや左寄りに配置されており、これはRG556と同様です 。

中央配置ではないため、一部の汎用ドックには適合しない可能性がありますが、充電や画面出力には支障ありません。スピーカーはグリップ下部に配置され、手で塞ぎにくく、ステレオ感が得やすい設計です 。

デザインとビルドクオリティまとめ

  • 優れたエルゴノミクスグリップがRG556から継承され、持ちやすさは良好 。
  • RG556より幅が1mm狭く、重量が約16g増加したが、バランスは良い 。
  • 筐体の質感は高く、カラーリング(透明パープル/ホワイト)も魅力的 。
  • 凹型D-Pad採用で操作性が向上した印象 。
  • トリガーの反発は個人的には適度で操作しやすい。
  • 静電容量式ジョイスティックと大幅に強化されたRGBライティングが大きな進化点 。
  • 冷却システムやポート配置など、細部にも配慮が見られる 。

ディスプレイをレビュー:RG557の5.48インチAMOLEDスクリーン映像美を検証

ANBERNIC RG557 アクションゲーム 発色の良さ

ANBERNIC RG557の電源を入れた瞬間、まず目に飛び込んでくるのは、その鮮やかな5.48インチAMOLED(有機EL)ディスプレイです。スペックとしては、解像度1920×1080OCAフルラミネーションといった点は、前モデルANBERNIC RG556と共通しています。このRG556のディスプレイは、ユーザーから非常に高い評価を得ていた部分であり、RG557もその高品質な表示性能をしっかりと受け継いでいることが確認できます。

個人的にも、このクラスの携帯ゲーム機でこれほど美しい画面に出会えるとは思っていませんでした。

AMOLEDならではの色彩とコントラスト

AMOLED(有機EL)の最大の魅力は、やはりその発色の良さとコントラストの高さです。黒が本当に「黒」として沈み込み、それによって他の色が際立って鮮やかに見えます。例えば、『スーパーマリオワールド』のようなレトロゲームの色鮮やかなドット絵も、まるで最新のイラストのように生き生きと表示されますし、『Diablo Immortal』のようなダークファンタジー系のゲームでは、暗いダンジョンの中のわずかな光源や影の階調がリアルに再現され、没入感が格段に向上します。

動画視聴においても、YouTubeでミュージックビデオをフルスクリーン表示(1080p)すると、アーティストの表情や背景のディテールまでくっきりと映し出され、非常に満足度が高いです。

高解像度が生み出す精細感

ANBERNIC RG557 FPSゲーム 暗いシーンでも見やすい

5.48インチという画面サイズに対して、1920×1080(フルHD)という解像度は非常に高く、画素密度は約402PPIにも達します。これにより、テキストはクッキリと読みやすく、ゲーム内の細かなテクスチャやエフェクトも潰れることなく精細に表示されます。

RG556のレビューでも指摘されていた通り、この高精細さのおかげで、PS1などの少し古いゲームをプレイする際も、解像度を引き上げて表示することで、ジャギー(ギザギザ感)が目立たず、非常に滑らかで綺麗な映像を楽しめます。個人的には、エミュレーターで高解像度化オプションを有効にした際の美しさに特に感動しました。

明るさとOCAフルラミネーションの効果

ディスプレイの輝度も十分で、室内はもちろん、日中の明るい場所でもある程度の視認性が確保されています。RG556では最大輝度が高いという評価がありましたが、RG557でも同様に明るく見やすい印象です。また、OCAフルラミネーション加工により、液晶パネルとカバーガラスの間の空気層がなくなり、外光の反射が抑えられ、表示がよりクリアに見えます。

タッチ操作の反応も良好で、Androidの操作やタッチ対応ゲームもスムーズに行えました。一部で指摘のあった「若干青みが強い」という点については、設定で色合いを調整できるため、好みに合わせることが可能です。

ディスプレイ品質まとめ

  • RG556で高評価だった5.48インチAMOLEDディスプレイを継承。
  • AMOLEDならではの鮮やかな発色と深い黒、高いコントラストが魅力。
  • 1920×1080の高解像度(約402PPI)により、精細でシャープな表示を実現。
  • レトロゲームの高解像度化表示も非常に美しい。
  • 十分な輝度OCAフルラミネーションにより、クリアで見やすい。
  • タッチ操作の反応も良好。
  • 動画視聴(YouTubeなど)にも適した高品質ディスプレイ。

操作性をレビュー:RG557の入力精度と快適さを検証

ANBERNIC RG557 トリガーに指をかけるところ

ANBERNIC RG557の優れたエルゴノミクスデザインは、その快適な操作性の基盤となっています。しっかりと本体をホールドできるため、各ボタンやスティックへのアクセスが自然に行え、長時間のプレイでも指が疲れにくいと感じました。ここでは、ゲーム体験の核となる入力デバイスについて、詳しく見ていきます。

進化したジョイスティック:精度と見た目の両立

RG557の操作系で最も注目すべき進化点は、ジョイスティックです。前モデルANBERNIC RG556のホールジョイスティックも耐久性に定評がありましたが、RG557では新たに「高解像度、帯磁性干渉防止キャパシティブジョイスティック」が採用されました。実際にFPSゲーム(例:『Call of Duty Mobile』など)で視点操作を試してみると、わずかな指の動きにも正確に追従し、非常に滑らかで精密なエイミングが可能だと感じます。

デッドゾーンも最小限に抑えられており、ドリフト(勝手に動く現象)の心配も少ないとのことです。付属のジョイスティックキャップを装着すれば、さらにグリップ感が増します。

そして、このジョイスティックを彩るRGBライティング機能が圧巻です。RG556では単色での発光パターン変更や輝度調整に留まっていましたが、RG557では1600万色から自由に色を選び、「レインボー」や「マーキー」といった多彩なエフェクトを設定できます。個人的には、プレイするゲームの雰囲気に合わせてライティングを変えられるのが非常に楽しく、所有欲を満たしてくれるポイントです。暗い部屋でのプレイ時には、手元を照らす実用的な役割も果たします。

D-Pad(十字キー)の改善:確かな入力感

D-Pad(十字キー)には凹型のデザインが採用されました。これは、RG556のツルッとしたフラットなD-Padと比較して、個人的には大きな改善点だと感じています。RG556では、特に格闘ゲーム(例:『ストリートファイター』シリーズなど)で斜め入力やコマンド入力を行う際に、指が滑りやすいと感じることがありました。

RG557の凹型D-Padは指先にしっかりとフィットし、方向を確実に捉えることができるため、入力ミスが減り、安定した操作が可能です。確かなクリック感もあり、レトロなアクションゲームやシューティングゲームにも最適です。

ボタンとトリガー:安定の操作感とアナログ入力

ABXYボタンやショルダーボタン(L1/R1)は、カチッとした確かな押し心地で、反応も良好です。ボタンのサイズや配置も標準的で、多くの人にとって馴染みやすいでしょう。

トリガーボタン(L2/R2)は、RG556と同じくホールセンサー式のアナログトリガーです。これにより、入力の深さに応じて操作を調整できます。例えば、『グランツーリスモ』のようなレースゲームでは、アクセルやブレーキの微妙なコントロールが可能です。RG556のトリガーは一部で「反発が強い」という意見もありましたが、RG557のトリガーは、個人的には適度なストロークと反発力で、長時間のプレイでも指への負担は少ないと感じました。

その他の操作機能:ジャイロと振動

本体には6軸ジャイロセンサーも内蔵されており、対応するゲームでは本体を傾けて操作することも可能です。また、振動モーターも搭載しているため、ゲーム内のアクションに合わせてフィードバックが得られ、臨場感を高めてくれます。

操作性まとめ

  • 握りやすいグリップが快適な操作をサポート。
  • 高精度なキャパシティブジョイスティックは、FPSなど精密な操作が求められるゲームで威力を発揮。
  • 1600万色対応のカスタマイズ可能なRGBライティングが、見た目の楽しさと所有感を向上。
  • 凹型D-Padは指へのフィット感が高く、格闘ゲームやアクションゲームでの操作性が向上。
  • ABXYボタンやショルダーボタンは確かな押し心地。
  • ホール式アナロ グトリガーは、レースゲームなどで微妙なコントロールが可能。反発力も個人的には適度。
  • 6軸ジャイロセンサー振動モーターも搭載。

パフォーマンスをレビュー:RG557のDimensity 8300でどこまで動くかを検証!RG556比較

ANBERNIC RG557の真価は、その圧倒的なパフォーマンスにあります。プロセッサには、4nmプロセスで製造されたMediaTek Dimensity 8300チップセットを搭載。これは、前モデルANBERNIC RG556に搭載されていたUnisoc T820(6nmプロセス)から、世代も性能も大きく飛躍したプロセッサです。ベンチマークスコア(Antutu V10)で見ても、RG556の約55万点に対し、RG557は約125万点と、実に2倍以上の差があります。この差は、CPU性能(約30.9万点 vs 約18.6万点)、そして特にGPU性能(約46.5万点 vs 約11.4万点)において顕著です。

Antutuベンチマークを比較

MediaTek Dimensity 8300

Antutu V10 総合で「1255770」、CPUで「309232」、GPUで「465746」、MEMで「260441」、UXで「220351」

ANBERNIC RG557 Antutu MediaTek-Dimensity-8300

Unisoc T820

Antutu V10 総合で「549158」、CPUで「186396」、GPUで「114378」、MEMで「129835」、UXで「118549」

さらに、メモリは8GB LPDDR4Xから12GB LPDDR5Xへ、ストレージは128GB UFS 2.2から256GB UFS 4.0へと、それぞれ容量だけでなく速度も大幅に向上しています。これにより、ゲームの起動やロード時間、データの読み書きが格段に高速化され、操作全体のレスポンスが向上しているのを体感できます。個人的には、このサクサクとした動作感だけでも、RG556から乗り換える価値があると感じました。

原神(Android版)をどこまで快適にプレイできるか?実機で動作を検証

まず、「Unisoc T820」で原神(Android版)をどこまで快適にプレイできるかを検証してみました。

最初は画質設定「中」でプレイを開始。広大なフィールドを駆け巡り、ヒルチャールの群れを蹴散らすといった、ごく一般的なプレイシーンでは、フレームレートは30fpsから50fpsの間を安定して維持しており、非常にスムーズな印象です。キャラクターの動きも滑らかで、美しいテイワットの景色を楽しみながら、ストレスなく探索に没頭することができました。

しかし、物語が進み、キャラクターやオブジェクトが密集する「モンド城」や「璃月港」などの都市部に足を踏み入れたり、元素爆発が激しく飛び交うボス戦に突入したりすると、状況は少し変わります。このような特に負荷が高い場面では、瞬間的にフレームレートが30fpsを下回ることがあり、画面にわずかなカクつきや引っ掛かりを感じることがありました。とはいえ、プレイが困難になるほどではなく、「画質設定を調整すれば十分楽しめる」というのが正直な感想です。

次に、グラフィックの美しさを最大限に引き出すため、画質設定を「高」にしてプレイしてみました。結論から言うと、この設定で快適な冒険を楽しむのは難しいと言わざるを得ません。フィールドを歩いているだけでフレームレートは不安定になりがちで、戦闘シーンでは安定して30fpsを維持することが困難でした。キャラクターの操作に対する反応が遅れたり、画面がカクカクしたりする場面が多く、美しいグラフィックを堪能する以前に、プレイそのものにストレスを感じてしまいます。

エミュレーター動作検証:軽快な動作から高負荷まで

では、実際のゲームプレイ、特にエミュレーターの動作はどうでしょうか。RG556でも比較的快適に動作していたニンテンドー64(N64)、ドリームキャスト(DC)、PlayStation Portable(PSP)といった世代のゲーム機は、RG557ではもはや余裕綽々です。多くのタイトルで、内部解像度を3倍や5倍に引き上げても、ほぼ常にフルスピード(ターゲットFPSを維持)で動作します。

例えば、PSPの『モンスターハンターポータブル 3rd』を高解像度でプレイすると、実機では味わえなかったシャープで美しいグラフィックに感動します。RG556ではネイティブ解像度でも苦しかった場面があったことを考えると、まさに隔世の感があります。

壁を越えた!PS2、GC/Wii、3DSエミュレーション

RG557の真価が最も発揮されるのは、RG556では動作が厳しかったPlayStation 2(PS2)、ゲームキューブ(GC)/ Wii、そしてニンテンドー3DSのエミュレーションです。RG556では、これらのゲーム機のタイトルは、動いても非常に重かったり、そもそも起動すら困難なものが大半でした。

しかし、RG557Dimensity 8300なら話は別です。PS2では、『ファイナルファンタジーX』や『キングダムハーツII』といった人気タイトルが、ネイティブ解像度の2倍~3倍設定でも快適に動作します。

グランツーリスモ4』のような重量級タイトルも、設定次第ではネイティブ解像度でかなりスムーズに遊べます。個人的に試したかった『ワンダと巨像』も、場面によってはフレームレートが落ち込むものの、RG556では考えられなかったレベルでプレイ可能でした。

ゲームキューブやWiiも同様です。『スーパーマリオサンシャイン』や『ゼルダの伝説 風のタクト』などは、ネイティブ解像度の2倍~3倍でも快適です。『スーパーマリオギャラクシー』のようなWiiのタイトルも、設定を調整すれば十分に楽しめるレベルで動作します。

3DSに関しても、『ポケットモンスター X・Y』や『ファイアーエムブレム 覚醒』などが2倍~3倍解像度でスムーズに動作し、『モンスターハンター4G』のような重いタイトルも、ネイティブ解像度ならかなり遊べるようになりました。

もちろん、すべてのゲームが完璧に動作するわけではありませんが、RG556では「動けばラッキー」だったこれらの世代のゲームが、RG557では「多くのタイトルが実用的に遊べる」レベルになったことは、非常に大きな進歩です。

パフォーマンスまとめ

  • Dimensity 8300搭載により、RG556(Unisoc T820)から性能が飛躍的に向上(Antutuスコア2倍以上)。
  • 12GB LPDDR5X RAMと256GB UFS 4.0ストレージが、高速なロードと快適なレスポンスを実現。
  • N64、DC、PSPエミュレーターは、高解像度設定でも余裕で動作。
  • RG556では困難だったPS2、GC/Wii、3DSエミュレーターが、多くのタイトルで実用的にプレイ可能なレベルに。
  • 特にPS2やGCの人気タイトルが、ネイティブ解像度の2倍~3倍設定で快適に遊べるのは大きな魅力。
  • 携帯機で遊べるゲームの幅が、RG556から劇的に広がった。

Unisoc T820 vs Dimensity 8300:エミュレーター性能を比較

Unisoc T820からMediaTek Dimensity 8300への変更は、Androidエミュレーターのパフォーマンスにおいて劇的な向上をもたらします。AnTuTuスコアで比較しても、総合で約2.3倍、CPUで約1.7倍、GPUに至っては約4倍以上の差があり、この差は特に負荷の高いエミュレーターで顕著に現れます。

ここでは、その各エミュレーターで代表的な収録ゲームを動作させた際に、フレームレート(FPS)がどのように変わるかを説明します。

1. ニンテンドー64 (N64)

ANBERNIC RG557 ニンテンドー64 (N64) ゲームプレイの様子

  • T820: ほとんどのゲームはネイティブ解像度でフルスピード動作。一部重いゲームの高解像度設定ではわずかな低下可能性あり。
  • Dimensity 8300: ネイティブ解像度はもちろん、3倍以上の高解像度設定でも余裕でフルスピードを維持。
  • 変化: T820でも比較的快適でしたが、8300ではより高い解像度で、より安定してプレイできるようになります。ほぼ全てのゲームで全く心配なく高画質設定を楽しめます。

2. ドリームキャスト (DC)

ANBERNIC RG557 ドリームキャスト (DC)ゲームプレイの様子

  • T820: 多くのゲームはネイティブ解像度でフルスピード。高解像度設定はタイトルによりけり。
  • Dimensity 8300: 高解像度設定(3倍以上など)でも安定してフルスピードを維持。
  • 変化: N64同様、T820でも基本は動きますが、8300では高解像度設定での安定性が格段に向上します。

3. PlayStation Portable (PSP)

ANBERNIC RG557 PlayStation Portable (PSP)

  • T820: 軽量ゲームはネイティブ〜2倍解像度でフルスピード可能。要求スペックの高いゲーム(God of Warなど)はネイティブでも苦戦し、フレームスキップが必要な場合あり。
  • Dimensity 8300: ほぼ全てのゲームで3倍〜5倍以上の高解像度設定でもフルスピード動作が期待できます。T820では重かったGod of Warなども高解像度で快適にプレイ可能になります。
  • 変化: 大幅な改善が見られます。T820ではカクついたり、画質を妥協する必要があった重いゲームも、8300では高画質かつスムーズにプレイできるようになります。体験の質が全く異なります。

4. PlayStation 2 (PS2)

ANBERNIC RG557 PlayStation 2 (PS2)

  • T820: プレイ可能なタイトルは非常に限定的。多くはネイティブ解像度でも動作が重く(15-25FPS程度)、実用的ではない。
  • Dimensity 8300: 多くのタイトルがネイティブ解像度の2倍〜3倍でフルスピード(30/60FPS)動作が可能になります。非常に重いとされるタイトルでも、ネイティブ解像度や適切な設定でプレイ可能なレベル(フルスピードに近いFPS)になります。
  • 変化: 劇的な変化です。T820では「ほぼ動かない」に近かったPS2エミュレーションが、8300では「多くのゲームが快適に遊べる」レベルに変わります。プレイできるゲームの数が圧倒的に増え、画質も向上させられます。

5. ゲームキューブ (GC) / Wii

  • T820: GPU性能不足で非常に厳しい。ほとんどの3Dゲームはネイティブ解像度でも動作が極めて重く(10-20FPS以下)、プレイ困難。
  • Dimensity 8300: 多くのGCタイトルや比較的軽量なWiiタイトルが、ネイティブ解像度の2倍〜3倍でフルスピード(30/60FPS)動作が可能になります。重いタイトルもネイティブ解像度や設定次第で十分プレイ可能な範囲に入ってきます。
  • 変化: 飛躍的な向上です。T820では絶望的だったGC/Wiiエミュレーションが、8300では現実的な選択肢となります。特にGPU性能の差が大きく影響し、多くのゲームが実用的な速度で動作するようになります。

6. ニンテンドー3DS

ANBERNIC RG557 ニンテンドー3DS ゲームプレイの様子

  • T820: 軽量ゲームはネイティブ解像度でかろうじてプレイ可能かもしれないレベル。重いゲームは厳しい。
  • Dimensity 8300: 多くのゲームでネイティブ解像度の2倍〜3倍設定でもフルスピード(30/60FPS)が期待できます。T820では重かったゲームもスムーズに動作するようになります。
  • 変化: 大幅な改善が見られます。より多くのゲームが快適に動作し、解像度を上げて綺麗なグラフィックで楽しめるようになります。CPU/GPU両方の性能向上が効いてきます。

まとめ:

Unisoc T820からMediaTek Dimensity 8300への変更は、特にPS2、GC/Wii、3DSといった要求スペックの高いエミュレーターにおいて、天と地ほどの差をもたらします。「動けばラッキー」あるいは「ほとんど動かない」レベルだったものが、「多くのゲームが快適に、しかも高画質設定で遊べる」レベルへと進化します。PSPに関しても、重いゲームを高画質で遊べるようになる恩恵は大きいです。

N64やDCのような古い世代でも、高解像度設定での安定性が増し、より快適なプレイが可能になります。全体として、エミュレーション体験は比較にならないほど向上すると言えるでしょう。

ソフトウェアと機能:RG557のAndroid 14と多彩なゲーミング機能を検証

ANBERNIC RG557 Android 14 OSの画面

ANBERNIC RG557は、OSとして最新のAndroid 14を搭載しています 。これは、前モデルANBERNIC RG556のAndroid 13 からの着実な進化点です。新しいOSバージョンにより、セキュリティの向上や新機能の追加、そして将来的なアプリ互換性の向上が期待できます。RG556では、OSの日本語対応の不完全さや、細かいバグに関するユーザー報告がありましたが 、RG557ではこれらの点が改善されています。

FOTA(Firmware Over-The-Air)によるワイヤレスアップデートにも対応しているため 、発売後も継続的な機能改善やバグ修正が行われる安心感があります。

ユーザーインターフェースとカスタマイズ性

RG557を起動すると、Android 14 ベースのインターフェースが表示されます。ランチャーアプリは基本的に前モデルANBERNIC RG556と同様のものが採用されていますが、RG556で一部指摘されていた使い勝手や細かな挙動の問題点は、RG557では改善されています。

実際に操作してみると、以前よりもスムーズで安定した動作になっていると感じられます。もちろん、Android OSの利点として、Google Playストアから『Daijisho』のようなサードパーティ製ランチャーを導入して、自分だけのゲームライブラリを構築することも可能です。ジョイスティックのRGBライティング設定や画面の明るさ調整など、ハードウェアに関わる細かなカスタマイズも行え、自分好みの一台に仕上げる楽しみがあります。

ゲーミングを加速する多彩な機能

ANBERNIC RG557 ゲームのエミュレーター画面

RG557は、まさにゲーマーのために設計された機能が満載です。注目すべきは、サードパーティ製ソフトウェア「RixelHK Game Downloader」のサポートが明記されている点です 。これにより、ゲームタイトルの入手がより手軽になる可能性があります。

もちろん、ユーザー自身で用意したAndroidゲームや、30種類以上に対応するというエミュレーター を楽しむことも可能です。RG556で好評だった、タッチ操作を物理ボタンに割り当てるキーマッピング機能も継承されており、タッチ操作がメインのAndroidゲーム(例:『原神』など)も快適にプレイできます。

ストリーミングと外部出力:遊び方の幅を広げる

高性能なWi-Fi 6E を活かし、PCゲームをストリーミングでプレイできる「Moonlight」に対応しています 。自宅のゲーミングPCで動作しているゲームを、手元のRG557で快適に遊べるのは大きな魅力です。オンラインマルチプレイヤー対応のゲームも、より安定した通信環境で楽しめることが期待できます。

さらに、USB Type-CポートからのDisplayPort出力(1080p)に対応しているため 、テレビやモニターに接続すれば、大画面で迫力のあるゲーム体験や動画鑑賞が可能です。ワイヤレスでの画面投影機能 も備えています。

強化された冷却システムとその他の機能

高いパフォーマンスを安定して維持するため、冷却システムも強化されています。RG556もアクティブ冷却ファンを搭載していましたが 、RG557では「ターボ冷却ファン + 純銅製ヒートシンク」に加え、「スマート温度制御」機能が搭載されました 。

これにより、負荷がかかるゲームを長時間プレイしても、本体の温度上昇を抑え、安定した動作が期待できます。

個人的には、冷却ファンの動作音がやや気になりますが、スマート制御により、必要最低限の動作になるので、それほど気になることはありません。その他、6軸ジャイロセンサー や振動モーター も内蔵しており、対応ゲームでの臨場感を高めてくれます。

機能とソフトウェアまとめ

  • 最新OS「Android 14」を搭載し、将来性と安定性に期待 。FOTAアップデート対応 。
  • Google Playストア対応でアプリ導入の自由度が高い。好みのランチャー導入も可能。
  • ゲームダウンローダー「RixelHK」をサポート 。30種以上のエミュレーターに対応 。
  • Moonlightストリーミングに対応し、PCゲームをリモートプレイ可能 。
  • USB-C経由でのDisplayPort出力(1080p)で大画面プレイが可能 。ワイヤレス投影も対応 。
  • 強化されたアクティブ冷却システム(ターボファン、銅製ヒートシンク、スマート制御)で安定動作をサポート 。
  • 6軸ジャイロセンサー、振動モーターを内蔵 。

通信機能とバッテリーをレビュー:RG557の最新規格対応と実用的な持続時間を検証

携帯ゲーム機にとって、快適なワイヤレス接続と十分なバッテリー駆動時間は、利便性を大きく左右する重要な要素です。ANBERNIC RG557は、この点で前モデルANBERNIC RG556から大きな進化を遂げています。

まず注目すべきは、最新の無線LAN規格「Wi-Fi 6E」と「Bluetooth 5.3」に対応したことです。RG556はWi-Fi 5 (802.11ac) とBluetooth 5.0 でしたが、RG557ではより高速で低遅延、そして電波干渉に強い通信が可能になりました。

実際に自宅のWi-Fi 6E環境で試してみると、その恩恵は明らかです。「Moonlight」を使ってPCからゲームをストリーミングする際、RG556では時折感じられたわずかな遅延やカクつきが、RG557ではほとんど感じられず、非常にスムーズなプレイ体験が得られました。

特に、Wi-Fi 6Eが利用する6GHz帯は、従来の2.4GHz/5GHz帯に比べて空いていることが多く、他の電波との干渉を受けにくいのが利点です。オンラインマルチプレイヤー対応のゲームや、大容量ゲームのダウンロードも、より快適に行えます。Bluetooth 5.3対応により、ワイヤレスイヤホンやコントローラーとの接続も、より安定し、遅延が少なくなることが期待できます。

※Wi-Fi 6の高速通信を利用するには、Wi-Fi 6対応ルーターが別途必要になります。

※Wi-Fi通信を利用すると、その分バッテリーの消耗が早くなります。

頼れるバッテリー容量と駆動時間

バッテリー容量は、RG556と同じく5500mAhの大容量バッテリーを搭載しています。公称のバッテリー持続時間もRG556と同じく約8時間とされており、これは携帯ゲーム機としては十分なスタミナです。実際に様々なエミュレーターやAndroidゲームをプレイしてみましたが、画面の明るさやプレイするゲームの負荷にもよりますが、個人的な感覚としては、外出先でもバッテリー切れを過度に心配することなく、数時間は集中して遊べる印象です。

RG557のバッテリー駆動時間の目安

  • 負荷の高いAndroidゲームの連続プレイで3時間ほど
  • 中負荷程度のAndroidゲームの連続プレイで5時間ほど
  • 低負荷のレトロゲームの連続プレイで7時間ほど

RG556ではバッテリー持ちの良さが評価されていましたが、RG557もその点はしっかりと受け継いでいるようです。RG556で報告のあった充電関連のバグが、RG557では解消されていることを期待したいですね。

大幅に進化した充電速度:27W急速充電対応

そして、個人的に最も嬉しい進化点が、充電速度の大幅な向上です。RG556は5V/2A(10W)充電で、満充電までに約3.5時間かかっていましたが、RG557最大27Wの急速充電に対応しました。対応する充電器を使えば、バッテリー切れの状態からでも、より短時間で充電を完了できます。

例えば、外出前に「しまった、充電し忘れた!」という場面でも、少し充電するだけで、ある程度のプレイ時間を確保できるのは非常に心強いです。この充電速度の向上は、日々の使い勝手を大きく向上させる、実用的なメリットだと感じます。

接続性とバッテリーまとめ

  • 最新規格「Wi-Fi 6E」「Bluetooth 5.3」に対応し、RG556より高速・低遅延・安定した無線通信を実現。
  • Moonlightストリーミングやオンライン対戦、大容量ダウンロードがより快適に。
  • バッテリー容量はRG556と同じ5500mAh、公称持続時間も約8時間で十分なスタミナ。
  • 最大27Wの急速充電に対応し、RG556(10W)より充電時間が大幅に短縮。
  • 短時間の充電でもプレイ時間を確保しやすく、利便性が大きく向上。

ANBERNIC RG557 と ANBERNIC RG556の違い

これまでのレビューを踏まえ、ANBERNIC RG557と前モデルRG556の主な違いと共通点を比較してみました。

主な違い(RG557で進化した点)

CPU:

  • RG557: MediaTek Dimensity 8300 (4nmプロセス、最大3.35GHz)
  • RG556: Unisoc T820 (6nmプロセス、最大2.7GHz)
  • コメント: RG557は大幅に高性能なCPUを搭載し、特にエミュレーター性能が大きく向上しています 。

GPU:

  • RG557: Mali-G615 MC6
  • RG556: Mali-G57
  • コメント: RG557はより新しいアーキテクチャのGPUで、グラフィックス性能が向上しています 。

RAM:

  • RG557: 12GB LPDDR5X
  • RG556: 8GB LPDDR4X
  • コメント: RG557は容量が増え、より高速なメモリを搭載しています 。

ストレージ:

  • RG557: 256GB UFS 4.0
  • RG556: 128GB UFS 2.2
  • コメント: RG557は容量が倍増し、非常に高速なストレージ規格を採用しています 。

OS:

  • RG557: Android 14
  • RG556: Android 13
  • コメント: RG557はより新しいOSバージョンを搭載しています 。

Wi-Fi / Bluetooth:

  • RG557: Wi-Fi 6E, Bluetooth 5.3
  • RG556: Wi-Fi 5 (802.11ac), Bluetooth 5.0
  • コメント: RG557はより高速で安定した最新の無線規格に対応しています 。

充電:

  • RG557: 最大27W 急速充電対応
  • RG556: 5V/2A (10W) 充電
  • コメント: RG557は充電速度が大幅に向上しています 。

ジョイスティック:

  • RG557: 静電容量式、1600万色RGBライティング(カスタマイズ可)
  • RG556: ホール式、LEDライティング(限定的エフェクト、色変更不可)
  • コメント: RG557はより高機能で、見た目もカスタマイズ可能なジョイスティックを採用しています 。

冷却システム:

  • RG557: ターボファン+銅製ヒートシンク、スマート温度制御
  • RG556: 高速ファン+ヒートパイプ
  • コメント: RG557は冷却効率の向上が示唆されています 。

カラー:

  • RG557: 透明パープル、ホワイト
  • RG556: ブラック、クリアブルー

サイズ・重量:

  • RG557: 幅8.9cm、重さ0.347kg
  • RG556: 幅9cm、重さ0.331kg
  • コメント: RG557はわずかに幅が狭く、少し重くなっています 。

主な共通点

  • ディスプレイ: 5.48インチ AMOLED、1920×1080解像度、OCAフルラミネーション
  • スピーカー: 高音質デュアルスピーカー
  • バッテリー容量: 5500mAh
  • バッテリー持続時間(公称): 約8時間
  • ストレージ拡張: TFカードスロット(最大2TBまで対応)
  • センサー: 6軸ジャイロセンサー
  • トリガー: ホールトリガー
  • 外部出力: USB Type-C経由でのDisplayPort出力(1080p)
  • その他機能: 振動モーター、FOTAワイヤレスアップデート、オンラインマルチプレイヤー/ストリーミング/画面投影対応、3.5mmイヤホンジャック

どちらを選ぶべきか?

これまでの比較から、ANBERNIC RG557はRG556から正統進化し、特にパフォーマンス面で大幅な向上が見られるフラッグシップモデルです 。

ANBERNIC RG557がおすすめな人:

  • PS2、ゲームキューブ、Wii、3DSといった、より要求スペックの高いゲーム機のエミュレーションを快適に楽しみたい人。
  • 最新のAndroid OSや、Wi-Fi 6Eなどの最新規格による快適さを求める人。
  • より高速な充電や、カスタマイズ可能なジョイスティックRGBライティングに魅力を感じる人。
  • 予算に余裕があり、現時点で最高クラスの性能を持つAndroid携帯ゲーム機を求める人。

ANBERNIC RG556がおすすめな人:

  • PSP、ドリームキャスト、N64あたりまでのエミュレーションが主目的で、PS2以降の動作はあまり重視しない人。
  • すでにRG556を所有しており、大きな不満がない人。
  • 少しでもコストを抑えたい人(RG557の登場により価格が下がっている可能性も)。
  • RG556のデザインやカラー(特に透明度の高いクリアブルー)が好みな人。

どちらのモデルも高品質なAMOLEDディスプレイや優れたグリップを備えていますが 、遊ぶゲームの種類や求める性能レベル、予算によって最適な選択は異なります。

RG557のシステムアップデートでAI機能を追加

2025年5月29日に開始されたV1.22のシステムアップデート(OTAオンラインアップデート)で「AnbernicAI」という機能が導入され、以下の様な機能が追加されました。

  • ゲームプレイ中のリアルタイム翻訳: 画面上のテキストを即座に翻訳し、言語の壁を越えてゲームを楽しめます。
  • スマートQ&A対応のAIアシスタント: ゲームの操作方法や設定、一般知識など、いつでも質問に答えてくれます。
  • 学習&教育モード: 質問内容を認識し、正解や解説をサポートします。
  • AI Square(クリエイティブなAIツール群):Soul Partner(音声チャット)、画像生成、AI画像編集、その他、様々なAI機能

アップデートは設定からシステムアップデートを実行するだけで簡単に導入できます。

詳細はこちら。
RG 557 システムアップデート V1.22 – 進化したAI、さらに高い互換性、HD体験へ – anbernic

ゲームの入れ方:ANBERNIC RG557で吸い出したROMを追加

吸い出したROMゲームをANBERNIC RG557に入れる方法は、以下の手順が一般的です。

  1. SDカードの準備: ANBERNIC RG557本体から、ゲームデータが入る側のmicroSDカードを取り出します。
  2. PCに接続: 取り出したmicroSDカードをカードリーダーなどを使い、PCに接続します。
  3. ROMファイルの転送: PCからmicroSDカード内のゲームROMを保存するためのフォルダを開き、吸い出したROMファイルを対応するフォルダにコピー&ペーストします。通常、機種ごとにフォルダが分かれています(例:FC、SFC、PS2など)。
  4. 本体に戻す: ROMファイルの転送が完了したら、microSDカードをPCから安全に取り外し、ANBERNIC RG557本体に差し込みます。
  5. エミュレーターでスキャン: 本体を起動し、エミュレーターアプリでSDカード内のゲームをスキャンしてライブラリに登録します。

注意点

ANBERNIC RG557はAndroidベースのOSを搭載しているため、一部のエミュレーターは事前にAPKファイル(例:PS2を動かすAetherSX2や、Switchを動かすYuzuなど)をインストールする必要がある場合があります。

ゲームのROMファイルは、ご自身で所有しているゲームソフトから合法的に吸い出したものを使用してください。違法にダウンロードされたROMの使用は、法律に違反する可能性があります。

ANBERNIC RG557のメリット・デメリット

ANBERNIC RG557 画面にMediaTek Dimensity 8300

ANBERNIC RG557は、他の携帯ゲーム機と比較して、以下のようなメリットとデメリットがあります。

メリット(長所、利点)

メリット1:圧倒的なパフォーマンス

ANBERNIC RG557は、MediaTek Dimensity 8300プロセッサ、12GBのLPDDR5Xメモリ、256GBのUFS 4.0ストレージを搭載しており、ANBERNIC RG556やANBERNIC RG406Hが採用するUnisoc T820プロセッサと比較して、ベンチマークスコアで2倍以上の性能差があります 。

これにより、RG556やRG406Hでは動作が困難だったPS2、ゲームキューブ/Wii、3DSといった高負荷なエミュレーターも、RG557では多くのタイトルで快適に動作するレベルになっています 。Retroid Pocket 5のSnapdragon 865と比較しても、RG557のDimensity 8300はより高い総合性能を発揮します 。

メリット2:最新のOSと通信機能

RG557は最新のAndroid 14を搭載しており、RG556、Retroid Pocket 5、AYANEO Pocket EVO、RG406HのAndroid 13よりも新しいバージョンです 。また、Wi-Fi 6EとBluetooth 5.3に対応している点もメリットです 。

これはWi-Fi 5/BT 5.0のRG556やRG406H 、Wi-Fi 6/BT 5.1のRetroid Pocket 5 よりも高速で安定した通信が期待できます。AYANEO Pocket EVOはさらに高速なWi-Fi 7に対応していますが 、RG557も十分に高性能な通信機能を備えています。

メリット3:高速充電と高品質ディスプレイ

最大27Wの急速充電に対応しており、10W充電のRG556やRG406H(満充電に約3.5時間)よりも大幅に充電時間を短縮できます 。Retroid Pocket 5も同じく27W急速充電に対応しています 。

ディスプレイはRG556と同等の高品質な5.48インチAMOLED(1920×1080)を搭載しており 、Retroid Pocket 5の5.5インチOLEDと並んで、4インチIPS液晶のRG406H よりも大きく高精細です。

デメリット(短所、欠点)

デメリット1:価格

RG557の価格(約33,500円)は、性能向上を反映して、同じANBERNIC製のRG556やRG406H(いずれも約30,000円)よりも高価になっています 。より高性能・高価格帯のRetroid Pocket 5(約51,500円)やAYANEO Pocket EVO(約71,800円)よりは安価ですが 、コストパフォーマンスを最優先する場合、RG556やRG406Hが選択肢に入ります。

デメリット2:サイズと重量

RG557の重量は約347gであり 、Retroid Pocket 5(約280g) やANBERNIC RG406H(約265g) と比較すると重く、携帯性ではやや劣ります。前モデルRG556(約331g) と比較しても若干重くなっています。ただし、より大型のAYANEO Pocket EVO(約478g) よりは軽量です。

デメリット3:ディスプレイ性能(対ハイエンド機)

RG557のAMOLEDディスプレイは非常に高品質ですが、最上位モデルのAYANEO Pocket EVOと比較すると、画面サイズ(RG557: 5.48インチ vs EVO: 7インチ)やリフレッシュレート(RG557: 標準 vs EVO: 最大165Hz)で見劣りする部分があります 。より滑らかな映像表示や大画面を求める場合は、AYANEO Pocket EVOが優位ですが、価格差は非常に大きいです。

ANBERNIC RG557のスペック(仕様)

  • ディスプレイ: 5.48インチ AMOLED、1920*1080、OCAフルラミネーション
  • CPU: MediaTek Dimensity 8300 プロセッサー、4nmプロセス、オクタコア (最大3.35GHz)
  • GPU: Mali-G615 MC6
  • RAM: 12GB LPDDR5X
  • ROM: 256GB UFS4.0
  • 外部ストレージ: TFカード (最大2TB) 対応
  • バッテリー: 5500mAh、持続時間 約8時間
  • 充電: 27W 急速充電 (5V/9V—27W)
  • ワイヤレス通信: Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3 ※技適マークなし
  • ストリーミング: ストリーミング (Moonlightなど)、ワイヤレス画面投影、オンラインマルチプレイヤー対応
  • インターフェース: USB Type-C、3.5mmヘッドホンジャック、TFカードスロットなど
  • 映像出力: USB Type-C経由 1080p DisplayPort出力
  • スピーカー: 高忠実度デュアルスピーカー
  • 操作: 高解像度静電容量式ジョイスティック (RGBライティング付)、ホールトリガー、六軸ジャイロ、振動モーター
  • 冷却: 高速ファン+ヒートパイプによるアクティブ冷却
  • OS: Android 14
  • サイズ: 22.3cm x 8.9cm x 1.5cm
  • 重量: 0.347kg
  • カラー: 透明パープル、ホワイト
  • 付属品: USB充電ケーブル、ユーザーマニュアル、スクリーンプロテクター、ジョイスティックキャップ (カラーボックスも含む場合あり)

ANBERNIC RG557の評価

ANBERNIC RG557 原神 Android

7つの基準で「ANBERNIC RG557」を5段階で評価してみました。

画面の見やすさ: ★★★★★ (5/5)

5.48インチのAMOLEDディスプレイは1920×1080の高解像度で、発色が良くコントラストも高いです 。OCAフルラミネーションにより反射が抑えられ、精細でクリアな表示を実現しています 。

パフォーマンス: ★★★★★ (5/5)

Dimensity 8300プロセッサと12GB LPDDR5Xメモリ、UFS 4.0ストレージ搭載により、前モデルRG556から性能が飛躍的に向上しました 。PS2やGC/Wii、3DSといった高負荷なエミュレーターも実用的に動作します 。

操作性: ★★★★★ (5/5)

人間工学に基づいたグリップは良好で、凹型D-Padや高精度な静電容量式ジョイスティックにより操作性が向上しています 。ホールセンサー式トリガーや6軸ジャイロ、振動モーターも搭載しています 。

機能性: ★★★★★ (5/5)

Android 14搭載、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3対応と最新です 。MoonlightストリーミングやDisplayPort出力、強化された冷却システムなど、ゲーミング機能が充実しています 。

デザイン: ★★★★☆ (4/5)

RG556から継承されたエルゴノミクスデザインは持ちやすいですが、重量はわずかに増加しています 。質感は高く、透明パープルなどのカラーも魅力的です 。ジョイスティック周りのRGBライティングはカスタマイズ性が高く、所有感を満たします 。

使いやすさ: ★★★★☆ (4/5)

Android 14搭載で自由度は高いですが、初期設定やランチャーのカスタマイズは必要になる場合があります 。5500mAhバッテリーは約8時間持続し、27W急速充電対応で利便性は向上しました 。付属品にジョイスティックキャップが含まれる点も良いです 。

価格: ★★★☆☆ (3/5)

約33,500円という価格は、性能を考えれば妥当ですが、より安価なRG556やRG406H(約30,000円)も存在します 。Retroid Pocket 5やAYANEO Pocket EVOと比較すると安価ですが、最安値ではありません 。

総評: ★★★★★ (5/5)

圧倒的なパフォーマンスの進化

ANBERNIC RG557は、前モデルRG556からプロセッサをMediaTek Dimensity 8300へと大幅にアップグレードしたことで、パフォーマンスが飛躍的に向上しました 。Antutuベンチマークスコアは約2倍以上となり、特にGPU性能の向上は目覚ましいものがあります 。

これにより、従来モデルでは動作が困難だったPS2、ゲームキューブ/Wii、3DSといった世代のエミュレーターが、多くのタイトルで高解像度設定を含めて快適にプレイできるレベルになりました 。メモリやストレージも高速なLPDDR5X/UFS 4.0が採用され、ロード時間の短縮やシステム全体のレスポンス向上に貢献しています 。携帯ゲーム機でプレイできるゲームの幅が劇的に広がった点が最大の魅力です。

高品質なディスプレイと操作性の向上

RG556で好評だった5.48インチのAMOLEDディスプレイはRG557にも引き継がれ、鮮やかな発色と高精細な表示は健在です 。ゲームだけでなく動画視聴にも適しています 。操作性においては、新たに採用された凹型D-Padが指のフィット感を高め、格闘ゲームなどでの入力精度向上に貢献しています 。

ジョイスティックも高精度な静電容量式に変更され、さらに1600万色からカスタマイズ可能なRGBライティングが追加されたことで、機能性と見た目の楽しさが両立されました 。人間工学に基づいたグリップ形状も維持されており、全体として高い操作性を実現しています 。

最新OSと充実のゲーミング機能

OSには最新のAndroid 14を搭載し、将来的なアプリ互換性やセキュリティ面での安心感があります 。Wi-Fi 6EやBluetooth 5.3といった最新の通信規格に対応したことで、MoonlightによるPCゲームのストリーミングやオンラインプレイもより快適になりました 。USB-C経由でのDisplayPort出力や、強化された冷却システム、27W急速充電対応など、ゲーマーにとって嬉しい機能が多数搭載されており、総合的な完成度は非常に高いと言えます 。

価格は中堅クラスですが、その性能と機能を考慮すれば、コストパフォーマンスに優れた一台と言えるでしょう。

ANBERNIC RG557は買うべき?:性能と価格で最適な一台を選ぶポイント

ANBERNIC RG557を購入すべきか、これまでの評価と他機種との比較を踏まえて解説します。最終的な判断は、個々のユーザーが何を最も重視するかによって異なりますが、判断材料を提供します。

パフォーマンスを最優先するなら有力候補

ANBERNIC RG557の最大の魅力は、MediaTek Dimensity 8300搭載による圧倒的なパフォーマンス向上です 。これにより、前モデルのANBERNIC RG556や同価格帯のANBERNIC RG406Hでは快適な動作が難しかったPlayStation 2、ゲームキューブ/Wii、ニンテンドー3DSといった世代のエミュレーションが、多くのタイトルで実用的なレベルになりました 。

もしこれらの比較的新しい世代のレトロゲームを携帯機で快適にプレイしたいのであれば、RG557は非常に有力な選択肢となります。RG556やRG406Hでは性能面で物足りなさを感じる可能性が高いでしょう 。

価格と性能のバランス

RG557の価格は約33,500円であり、RG556やRG406H(約30,000円)よりは高価です 。しかし、より高性能なRetroid Pocket 5(約51,500円)や、ハイエンド機のAYANEO Pocket EVO(約71,800円)と比較すると、手頃な価格設定と言えます 。RG557は、ミドルレンジの価格帯でありながら、高負荷なエミュレーションに対応できる性能を持っている点が特徴です。

予算を抑えつつも、可能な限り高いエミュレーション性能を求めるユーザーにとっては、非常にコストパフォーマンスの高い選択肢となり得ます。

最新機能と操作性への期待

RG557は、Android 14という最新OS、Wi-Fi 6EやBluetooth 5.3といった最新の通信機能、27Wの急速充電など、性能以外の面でも進化しています 。高品質なAMOLEDディスプレイや、操作性が向上したとされる凹型D-Pad、カスタマイズ可能なRGBライティング付きジョイスティックなども魅力的な要素です 。

これらの最新機能や改善された操作性に価値を感じるユーザーにとっても、RG557は購入を検討する価値があるでしょう。

購入を見送るケースとは?

一方で、プレイしたいゲームがPSP以前の世代が中心で、PS2やGC/Wiiなどのエミュレーションにそれほど重点を置かないのであれば、より安価なRG556やRG406Hでも十分満足できる可能性があります 。

また、携帯性(軽さ)を重視する場合や、わずかでも予算を抑えたい場合も、RG556やRG406H、あるいはRetroid Pocket 5(より高価だがRG557より軽い )などが比較対象になるでしょう。

絶対的な最高性能や最大の画面、最高のディスプレイ品質を求めるならば、高価ですがAYANEO Pocket EVO の方が適しています。

結論:購入をおすすめするユーザー像

結論として、ANBERNIC RG557は「PS2、ゲームキューブ/Wii、3DSなどの比較的高負荷なエミュレーターを、携帯ゲーム機で快適にプレイしたい」と考えているユーザーに強くおすすめできる一台です。ミドルレンジの価格帯で、これらのゲームが実用的に動作するパフォーマンスを実現している点は大きな魅力です。

最新のOSや通信機能、改善された操作性も考慮すると、総合的な満足度は高いと予想されます。ただし、予算やプレイしたいゲームの世代、携帯性などを考慮し、他の選択肢(RG556, RG406H, Retroid Pocket 5, AYANEO Pocket EVO)と比較検討することが重要です。

Anbernic RG557 ハンドヘルドゲームコンソール Dimensity 8300 Android14システム 二人対戦対応 RGB照明効果ホールジョイスティック 5.48インチAMOLEDスクリーンWiFi/Bluetooth機能対応 5500mAh

ANBERNIC RG557の価格・購入先

ANBERNIC RG557 本体 正面

※価格は2026年01月19日に調査したものです。価格は変動します。

ANBERNIC日本公式サイト

40,399円(セール価格)で販売されています。

ANBERNIC公式サイトで「ANBERNIC RG557」をチェックする

ECサイト

  • Amazonで44,999円、
  • AliExpressで42,231円(本体のみ)、
  • 米国 Amazon.comで$289.99、

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おすすめのライバル機種と価格を比較

ANBERNIC RG557」に似た携帯ゲーム機も販売されています。価格の比較もできるので、ぜひ比較してみてください。

ANBERNIC RG556

ANBERNICから発売されたAndroid 13搭載の5.48型 携帯ゲーム機です(2024年2月8日に発売)。

AMOLED(有機EL液晶)、Unisoc T820、5500 mAhバッテリー搭載で、30種類以上のエミュレーター、ホールジョイスティック、ホールトリガー、6軸ジャイロ、振動モーター、デュアルスピーカー、ストリーミングプレイ(Moonlight)、Wi-Fi 5のデュアルバンド、Bluetooth 5.0に対応しています。

✅価格は、Amazonで29,999円(税込)、楽天市場で33,370円、ヤフーショッピングで30,446円(中古)、AliExpressで28,467円、米国 Amazon.comで$199.99、です。

👉関連記事:レビュー「ANBERNIC RG556」使って分かったメリット・デメリット – 秋葉原ぶらり

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ANBERNIC RG DS

ANBERNICから発売された4インチのAndroid携帯ゲーム機です(2025年12月 発売)。

Android 14(※Google Playに非対応)、Rockchip RK3568、3GB LPDDR4、解像度640 x 480 pxの2画面IPS液晶、4000 mAhバッテリー、microSDカードスロットを搭載しています。

また、20種類以上のエミュレーター、AI機能(「ワンプッシュゲーム認識ガイド」、「デュアルスクリーンリアルタイム翻訳」、「スマートダイアログ」など)、RGボタン(画面の切り替え)、キーマッピング機能、タッチパネル(タッチ操作・タッチペン対応)に対応。

最大2TBまでのTFカード拡張、ストリーミング(クラウドゲーミング)、Wi-Fi、2つのアナログスティック、デュアルスピーカー(前面放射型・ステレオ)、RGランチャー、吸出しゲームROMの追加、Type-Cポート(OTG)、Bluetoothにも対応しています。

✅価格は、Amazonで18,888円(税込)、AliExpressで17,078円、米国 Amazon.comで$129.99、です。

👉関連記事:ANBERNIC RG DS徹底レビュー!3DS風2画面で変わるゲーム体験は?

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ANBERNIC RG 477M

ANBERNICから発売された4.7インチのAndroid携帯ゲーム機です(2025年8月 発売)。Android 14、Dimensity 8300、12GB LPDDR5、解像度1280×960 pxのLTPSインセルディスプレイ、5300mAhバッテリーを搭載しています。

また、AI機能(リアルタイム翻訳、ワンクリックゲームガイドなど)、30種類以上のエミュレーター、Androidゲーム、2つの3Dホールジョイスティック、高忠実度デュアルスピーカー、1080pのディスプレイポート映像出力、RGBライト、キーマッピング機能「Keymapp」、アクティブ冷却システム、27W急速充電に対応。

最大2TBまでのTFカード拡張、RGBライト、ゲームの追加、セーブ機能、Type-Cポート、振動モーター、ストリーミングプレイ、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3にも対応しています。

✅価格は、Amazonで44,888円(税込・12GB+256GB)、AliExpressで39,828円(ROMなし)、米国 Amazon.comで$299.99、です。

👉関連記事:ANBERNIC RG 477M 徹底レビュー!PS2も余裕で動く性能を評価

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ANBERNIC RG 476H

ANBERNICから発売された4.7インチのAndroid 13携帯ゲーム機です(2025年9月 発売)。

Android 13、Unisoc T820 (6nm オクタコア)、8GB LPDDR4X メモリ、128GB UFS2.2 ストレージ、解像度 1280×960のLTPS インセルディスプレイ(4:3)、5000mAh ポリマーリチウムバッテリー、micro SDカードスロットを搭載しています。

また、デュアルスクリーン(2画面)表示(NDS・3DS対応)、USB Type-Cによる1080p DisplayPort出力、30種類以上のエミュレーター(Androidゲーム対応)、リフレッシュレート最大120Hz、AI機能「Anbernic AI」(リアルタイム翻訳、ゲーム攻略アシスタント、画像生成など)、大角度3Dホールジョイスティック、ホールトリガー、キーマッピング機能を搭載。

ストリーミング、ワイヤレス画面投影、オンラインマルチプレイヤー、六軸ジャイロセンサー、高音質ステレオスピーカー、振動モーター、高速ファン+ヒートパイプによるアクティブ冷却、USB Type-Cポート、3.5mmステレオイヤホンジャック、2.4/5G WIFI、Bluetooth 5.0にも対応しています。

✅価格は、Amazonで30,888円(税込)、AliExpressで26,781円、米国 Amazon.comで$189.99、です。

👉関連記事:ANBERNIC RG 476Hレビュー!フルスクリーンでDSも快適になる

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ANBERNIC RG Slide

ANBERNICから発売されたスライド式のAndroid携帯ゲーム機です(2025年6月20日 発売)。

Android 13、Unisoc T820、8GB LPDDR4Xメモリ、4.7インチで解像度1280 x 960 pxのLTPS液晶、128GB UFS2.2ストレージ、5000 mAhバッテリー、microSDカードスロットを搭載しています。

また、AI機能(ゲーム戦略アシスタント、リアルタイム翻訳など)、30種類以上のエミュレーター、最大120Hzの高リフレッシュレート、DisplayPort映像出力、ゲームパッド接続、ゲームストリーミング、静電容量式ジョイスティック、トリガーボタン、Hi-Fi ステレオスピーカー、冷却システム、ゲームの追加、セーブ機能、Type-Cポート、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.0に対応しています。

✅価格は、Amazonで31,699円、AliExpressで24,265円、米国 Amazon.comで$174.99、です。

👉関連記事:ANBERNIC RG Slide徹底レビュー!PSP Goより優秀な性能?

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ANBERNIC RG406H

ANBERNICから発売された4インチのヨコ型 携帯ゲーム機です(2024年11月19日に発売)。

Android 13、Unisoc T820、8GB LPDDR4X、IPS液晶(4:3)・128G UFS2.2 ストレージ、5000 mAh バッテリー、TFカードスロット、3.5mmイヤホンジャック、ファンクションキーを搭載しています。

また、RGBライト、ホールジョイスティック、ホールトリガー、エミュレーター(29種類以上)、Hi-Fi ステレオスピーカー、6軸ジャイロセンサー、

冷却システム、振動モーター、ストリーミング プレイ、最大2TBまでのストレージ拡張、Google Playストア、レトロアーチ(RetroArch)、USB Type-C (OTG)、Wi-Fi 5 、Bluetooth 5.0に対応しています。

✅価格は、Amazonで27,999円(税込)、AliExpressで28,113円、米国 Amazon.comで$189.99、です。

👉関連記事:ANBERNIC RG406Hレビュー!Retroid Pocket 5より魅力的?

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AYANEO Pocket Air Mini

AYANEOから発売された4.2インチのAndroid携帯ゲーム機です(2026年1月 発売)。

Android 11 (AYAHome搭載)、MediaTek Helio G90T、3GB LPDDR4X、解像度1280 x 960 pxのLCD液晶(4:3)、4500 mAhバッテリーを搭載しています。

また、独自UI「AYAHome」、管理ソフト「AYASpace」、CRTフィルター、ホールセンサースティック、ホールトリガー、AYANEOボタン、仮想メモリ機能(合計9GBまで)、専用アプリ「AYASetting」、PD 18W急速充電に対応。

デュアルステレオスピーカー、アクティブ冷却ファン、各種エミュレーター、ゲームの追加、ストリーミングプレイ、microSDカードスロット(最大1TB)、Type-Cポート、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.0にも対応しています。

✅価格は、Amazonで22,800円、AliExpressで20,222円、です。

👉関連記事:AYANEO Pocket Air Miniレビュー!2万円台PS2動作の衝撃

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AYANEO Pocket ACE

AYANEOから発売される4.5インチのポータブルゲーミングPCです(2025年6月に発売)。

Android 13 OS、Qualcomm Snapdragon G3x Gen 2 Gaming Platform、LPDDR5X 8533Mbpsメモリ(8GB/12GB/16GB)、4.5インチIPSディスプレイ(解像度1620×1080・3:2)、UFS 4.0ストレージ(128GB版のみUFS 3.1、128GB/256GB/512GB/1TB)、6000mAhバッテリー、microSDカードスロット(最大100MB/s)、スピーカー(本体下部からダイレクトに出力)、Surge Linear Motor(CSA 0916B)振動モーター、6軸ジャイロスコープ、ホームボタン(エミュレータショートカット機能、Xboxストリーミングメニュー呼び出し)、を搭載しています。

また、デバイス偽装機能、冷却システム、、キーマッピング機能、カスタムパフォーマンスモード、、中型ホールセンサージョイスティック(ドリフトなし、デッドゾーンなし)、リニアホールトリガー、SoundTAPMagicサウンドバイブレーション機能、ストリーミングモード(低遅延化・Xboxストリーミング時のメニュー呼び出しボタン搭載)、DP 1.4映像出力(Type-Cポート経由)、40W PD急速充電に対応。

マスターコントローラー、Turboキー(パフォーマンスモード切替)、カスタマイズ可能なボタン(SE/ST、Home/Turbo、LC/RCキー)、AYASpaceシステム、AYAHomeランチャー、フル機能 USB 3.2 Gen 2 Type-C (10Gbps) x1、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.3にも対応しています。

✅価格は、Amazonで84,800円(税込)、楽天市場で99,980円(送料無料)、ヤフーショッピングで77,980円、です。

👉関連記事:AYANEO Pocket ACE徹底レビュー!機能・評価・PocketS比較

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KINHANK K56

KINHANKから発売されたAndroid 14搭載 携帯ゲーム機です(2025年4月下旬 発売)。

Android 14、Unisoc USMS 9230S Octa-coreプロセッサー、6GB LPDDR4X RAM、5.5インチで解像度1280x720PのIPS HD LCDタッチスクリーン、5000mAhバッテリー、microSDカードスロットを搭載しています。

また、16000ゲーム/27000ゲーム内蔵(64GBモデル/128GBモデル)、フロントエンド(Pegasus/ES-DE)、ホールジョイスティック、六軸ジャイロスコープセンサー、ホールトリガー、

最大512GBのTFカード拡張、ネットプレイ、ストリーミング、ワイヤレススクリーンプキャスト、Moonlight Gaming Streaming、Hi-Fi デュアルスピーカー、TV視聴やゲーム/アプリのダウンロード、Wi-Fi5、Bluetooth 5.0に対応しています。

✅価格は、Amazonで26,703円(税込)、AliExpressで21,052円、です。

👉関連記事:KINHANK K56レビュー!Antutu・エミュ性能とコスパを徹底検証

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Retroid Pocket 5

Retroid Pocketから発売された5.5インチの携帯ゲーム機です(2024年9月10日 発売)。

Android 13、Qualcomm Snapdragon 865、8GB LPDDR4x メモリ、フルHDのOLED(有機EL)液晶、128GB UFS 3.1ストレージ、5000 mAhバッテリー、TFカードスロット、3.5mmイヤホンジャックを搭載しています。

また、27W急速充電、DP映像出力、3Dホールスティック、アナログジョイスティックR2/L2、ストレージの拡張、USB Type-C (OTG)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1に対応しています。

✅価格は、Amazonで59,800円(税込)、AliExpressで44,481円、です。

👉関連記事:「Retroid Pocket 5」とPocket 4 /4Proの違いを解説

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この記事を書いた人:秋葉原ぶらり

ガジェットブロガー / 動画クリエイター。2014年からブログを開始。以来、Android端末やWindowsデバイス、ゲーム製品、Apple製品、PC周辺機器などのレビューを発信し続けている。目標は東京「秋葉原」をぶらぶらと探索する楽しさを、そのままネット上で体験できるようにすること。趣味は、写真、プログラミング、読書、小説やエッセイの文筆、デザイン制作など多岐にわたる。最新の更新情報はX:旧Twitter(URL:https://x.com/akiba_burari)やThread(URL:https://www.threads.com/@akibaburari)、でも発信中。
動画はYouTubeで(https://www.youtube.com/@秋葉原ぶらり)公開中。

Insta360 X5レビュー!X4から買い替えるべき?徹底比較して解説

Insta360 X5 本体を片手でもつ。画面が見える
2025年4月22日に発売された「Insta360 X5」は、360度アクションカメラの常識を覆すフラッグシップモデルとして、大きな注目を集めています 。

このレビューでは、前モデル「Insta360 X4」から何が、そしてどのように進化したのか、画質から操作性、実用性に至るまで、実際の使用感をもとに徹底的に比較・検証しました。

先に結論からお伝えしましょう

Insta360 X5 の長所(Pros):

  • 大型センサーとPureVideoモードによる、革命的な低照度画質
  • ユーザー自身で交換可能なレンズシステムと、強化された15m防水性能による圧倒的な耐久性
  • 延長されたバッテリー持続時間と、20分で80%に達する驚異的な急速充電
  • InstaFrameモードやツイスト撮影など、撮影と編集を効率化する革新的な新機能
  • 新開発ウインドガードによる、風切り音を劇的に抑えたクリアな音声品質

Insta360 X5 の短所(Cons):

  • 高性能アクションカメラの中でも高価な価格設定
  • 一般的なアクションカメラより大きく重いため、携帯性で劣る場合がある
  • 8K撮影時の大容量データは、高性能なPCや大容量ストレージを要求する
  • 多機能ゆえに、初めて360度カメラを使うユーザーには慣れが必要

総合評価:

Insta360 X5は、画質(特に暗所性能)と実用性を劇的に向上させた、真の次世代360度カメラです。価格は高めですが、最高の画質と利便性を求めるクリエイターや、撮影シーンを選ばずに最高の思い出を残したいと考えるすべてのアクティブなユーザーにとって、その価値を十分に感じられる一台と言えるでしょう 。

この記事で分かること

  1. Insta360 X5と前モデルX4のスペックと価格の徹底比較
  2. 大型センサーとAIチップがもたらす8K画質と低照度性能の実力
  3. 新機能「PureVideo」と「InstaFrame」モードの具体的な使い方とメリット
  4. 業界初の交換式レンズや15m防水がもたらす耐久性の進化
  5. バッテリー持続時間の実測テストと、急速充電の驚異的なスピード
  6. 新開発ウインドガードによるマイク音質の劇的な改善
  7. 8K撮影時の熱問題は克服されたのか?
  8. 豊富な純正アクセサリーとその活用法
  9. メリット・デメリットとGoProやDJIなど他機種との違い
  10. 5段階評価と総評、買うべきかどうかの最終判断
  11. 最新の価格と購入先・ライバル機種との価格比較

この記事を最後まで読むことで、「Insta360 X5」を購入するべきかどうかがはっきりと分かるはず。購入に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

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公式ページ:Insta360 X5 – 8Kフラッグシップ360度アクションカメラ。どんな環境でも素晴らしい画質を実現。

デザインと耐久性を比較:Insta360 X5 ~進化した堅牢性と洗練されたフォルム~

Insta360 X5 本体を持つ 背面の様子

ここでは、360度カメラの新たなスタンダードを築いた「Insta360 X5」のデザインと耐久性について、前モデル「Insta360 X4」との比較を交えながら、実際に使用して感じた魅力を詳しくレビューしていきます。携帯性や操作性、そして過酷な環境にも耐えうるタフさに焦点を当てて解説します。

洗練された形状と実用的なデザイン

Insta360 X5は、一見すると前モデルのInsta360 X4と似た縦長のフォルムをしていますが、細部には多くの改良が施され、より洗練された印象を受けます 。手に取ると、その質感の高さに驚かされます。特に背面パネルに施された幾何学模様の凹凸は、見た目のアクセントになっているだけでなく、グリップ感を高め、長時間の撮影でも滑りにくく、安定したホールディングを可能にしてくれました 。このデザインは冷却性の向上にも貢献しているようで、実用性も兼ね備えています 。実際に旅行先で持ち歩いていると、「そのカメラ、かっこいいね」と声をかけられるほど、スマートで高級感のあるデザインです。

携帯性とサイズ・重量

本体サイズは幅46.0mm x 高さ124.5mm x 奥行38.2mm 、重量は200g と、Insta360 X4の203g からわずかに軽量化されています。この数グラムの差は、手に持っただけではほとんど感じませんが、性能が大幅に向上していることを考えると、この重量を維持している点は素晴らしいと感じます。もちろん、一般的なアクションカメラと比較すると少し大きく感じるかもしれません。

特に3mの「見えない自撮り棒」を最大まで伸ばして撮影する際は、さすがに少し重さを感じましたが、そのおかげでドローンのような壮大な映像が手軽に撮れるので、十分に許容できる範囲です。ポケットや小さなウエストポーチにも収まるサイズ感は、旅行や日常のスナップ撮影で気軽に持ち出すきっかけになりました 。

考え抜かれたボタンとポートの配置

Insta360 X5の側面。ボタン配置。

操作ボタンの配置も絶妙で、非常に直感的です。右側面には電源ボタンとクイックボタン、USB-Cポートなどがまとめられており、左側面にはバッテリー取り出し口が配置されています。特にUSB-Cポートが、Insta360 X4の上部から本体下部に移動した点は、給電しながらの撮影時にケーブルの取り回しがしやすくなるなど、細かな配慮が感じられる改良点です。

2.5インチの大型タッチスクリーンCorning® Gorilla® Glassで保護されており、非常に明るく、日中の屋外でも視認性は抜群でした 。タッチ操作の反応もスマートフォン並みにスムーズで、設定変更やプレビュー再生でストレスを感じることはありませんでした。

飛躍的に向上した耐久性と防水性能

Insta360 X5の耐久性は、まさに「革新的」という言葉がふさわしい進化を遂げています。

まず、防水性能がInsta360 X4の10mから15mへと大幅に強化されました 。これにより、以前は少し躊躇していたシュノーケリングや沢登りといった、より本格的なウォーターアクティビティでも、安心して撮影に臨めるようになっています。さらに、防塵防水等級X4のIPX8防水性能から、より高いレベルの「IP68」へと進化しました 。これは、粉塵の侵入を完全に防ぐ高い防塵性能が加わったことを意味し、砂や埃の多い環境でも安心して使用できます。

また、-20℃までの耐寒性能も備えており、スキーやスノーボードなどのウィンタースポーツシーンでも安定した動作が期待できます 。

撮影時の安心感を高める工夫として、防水が必要なバッテリー挿入部などにはオレンジ色のマークが採用されています 。このマークが見えないようにロックすることで、防水が確保されているか視覚的に確認できるため、うっかり水没させてしまうリスクも低減されています 。

耐久性の違い

  • Insta360 X5:単体で15m防水、 IP68等級の防塵・防水性能、-20°Cまでの耐寒
  • Insta360 X4:単体で10m防水、10mのIPX8防水性能、-20°Cまでの耐寒

交換式レンズシステムによる、新しい次元のレンズ保護

Insta360 X5 レンズを取りはずす

注目すべきは、業界で初めて採用された交換式のレンズシステムです 。これは、360度カメラの最大の弱点であった「レンズの傷」に対する完璧な答えだと感じました。

Insta360 X4では、同梱されている「標準レンズガード」を取り付けてレンズを保護していましたが 、傷ついた場合は修理に出すしかありませんでした。一方、X5では「交換可能な高強度ガラスレンズ」が採用され、万が一破損しても、ユーザー自身がその場で新しいレンズに交換できます 。

実際にスキー場で転倒し、レンズを枝に擦ってしまったことがありましたが、予備のレンズを持っていたおかげで、旅の思い出を途切れることなく記録し続けることができました。この安心感は、アクティブなシーンに挑む勇気を与えてくれます。さらに、レンズ自体も光学式ウルトラハードフィルムで強化され、Insta360 X4と比較して耐落下性が100%向上しているという点も心強い限りです 。

レンズ保護の違い

  • Insta360 X5:交換可能な高強度ガラスレンズ、新しいスチールメッシュ製ウインドガード
  • Insta360 X4:取り外し可能な標準レンズガード(同梱)

Insta360 X5の付属品(通常版)

  • Insta360 X5 本体
  • USB-C ケーブル
  • 保護ポーチ
  • レンズクロス
  • クイックスターターガイド
  • ※Insta360 X4に付属していた標準レンズガードやサーモグリップカバーは別売りです 。

まとめ:デザインと耐久性

  • デザイン:Insta360 X4の優れたフォルムを継承しつつ、背面の幾何学デザインなどでグリップ感と質感を向上させ、より洗練された印象に進化しています。
  • 携帯性:Insta360 X4からわずかに軽量化されたものの、サイズ感はほぼ変わらず、高性能な360度カメラとしてはコンパクトですが、一般的なアクションカメラよりは大きく感じられます。
  • 操作性:大型で見やすい2.5インチディスプレイと、直感的に配置されたボタンにより、スムーズな操作が可能です。
  • 防水性能:水深15mへと強化され、より過酷な水中撮影にも対応できるようになりました。
  • レンズ:ユーザー自身で交換可能なシステムは画期的で、アクティブな撮影シーンでの破損リスクに対する不安を劇的に解消してくれます。

画質を比較:Insta360 X5 ~常識を覆す、圧倒的な映像美~

Insta360 X5で撮影した動画。花を見上げるように撮影。

ここでは、「Insta360 X5」が誇る圧倒的な画質について、その核心に迫ります。センサーや解像度といったスペックの進化が、実際の撮影体験にどのような感動をもたらすのか。前モデル「Insta360 X4」との比較を交えながら、作例とともに詳しくレビューしていきます。

基盤となる圧倒的なスペック進化

Insta360 X5の画質の秘密は、そのスペックにあります。注目すべきは、新たに搭載された1/1.28インチの大型センサーです 。これはInsta360 X4の1/2インチセンサーと比較して144%も大きく 、より多くの光を取り込むことで、特に暗い場所でのノイズを劇的に低減し、豊かな階調表現を可能にしています 。さらに、演算処理を担う部分には、5nm AIチップ1基と、新たにプロ・イメージング・チップ2基を加えた「超高速トリプルAIチップシステム」を採用 。これにより演算能力は140%も向上し 、すべての映像処理が次の次元へと引き上げられました。

揺るぎない安定感を生むFlowState手ブレ補正Insta360 X5 日中、明るい場所でのストリート撮影

Insta360シリーズの代名詞ともいえる「FlowState手ブレ補正」と「360度水平維持」機能は、X5でも健在です 。実際にカメラを自撮り棒につけて山道を走りながら撮影してみましたが、映像はまるでジンバルを使ったかのように滑らかで、上下の揺れが完璧に吸収されていました。Insta360 X4でもその性能には満足していましたが、X5では演算能力が向上したことで、より複雑な動きに対しても補正が追従し、常に安定したプロ品質の映像を手軽に得られるという安心感があります。もはや、激しいアクションシーンでブレを気にする必要は全くありません。

昼も夜も、あらゆるシーンを鮮やかに捉える撮影体験

Insta360 X5を様々な環境で使ってみて最も感動したのは、あらゆる光の条件下で最高の画質を引き出せる点です。日中の8K30fpsでの撮影では、Insta360 X4で感じられた空の白飛びや細部の甘さが解消され、雲の立体感や建物のエッジまで、驚くほどくっきりと、そして広大なダイナミックレンジで描き出してくれました 。

特に明暗差の激しいシーンで真価を発揮するのが、5.7K/60fpsに対応したアクティブHDRです 。木漏れ日が差し込む森の中を歩いた際、日向の明るい部分から日陰の暗い部分まで、黒潰れや白飛びすることなく、見たままの光景が見事に再現されたのには息をのみました。

Insta360 X5で撮影した動画。夜にバイクで走る様子。

そして、X5を語る上で欠かせないのが、夜間撮影専用の「PureVideo」モードです 。これは、Insta360 X4が苦手としていた夜間撮影の常識を完全に覆しました。X4ではノイズが目立ち、実用的とは言い難かった夜景も、X5のPureVideoモードを使えば、まるで高性能なミラーレスカメラで撮影したかのようにクリアで鮮明な映像になります 。夜の新宿で撮影した際には、ネオンの光がにじむことなく、看板の文字まではっきりと読み取れ、「これがアクションカメラの映像か」と何度も見返してしまうほどの衝撃を受けました 。今後の夜間撮影はこのモード一択だと確信しています 。

静止画性能:7200万画素が切り取る、息をのむディテール

Insta360 X5で撮影した写真。砂浜の夕暮れ時。

Insta360 X5は動画だけでなく、静止画も圧巻のクオリティを誇ります。約7200万画素で撮影できる360度写真は、拡大してもディテールが潰れることなく、その場の空気感まで写し取るような精細さです 。

例えば、夕暮れ時の砂浜で撮影すると、その性能をはっきりと実感できます。オレンジ色から紫へと移り変わる空の繊細なグラデーション、夕日に照らされて輝く砂の粒、そして逆光の中でも沈むことのない友人たちの楽しげな表情まで、驚くほど鮮明に記録します。

Insta360 X4も同じ7200万画素でしたが、大型センサーと進化した画像処理エンジンのおかげで、X5の写真はよりノイズが少なく、色の深みも増しているように感じます。さらに、プロの編集作業にも対応するRAW(DNG)形式での撮影も可能で 、後からじっくりと作品を仕上げたいクリエイターの要求にも完璧に応えてくれます。

まとめ:画質

  • センサーと画像処理:Insta360 X4から144%大型化した1/1.28インチセンサーと、140%能力が向上したトリプルAIチップが、全ての画質の基盤を劇的に向上させています 。
  • 日中の動画品質:8K撮影では、Insta360 X4よりも明らかに広いダイナミックレンジとシャープネスを実現し、プロレベルの映像を記録できます 。
  • 低照度性能:新搭載の「PureVideo」モードは革命的で、Insta360 X4が苦手だった夜間撮影でも、ノイズの少ない驚くほどクリアな映像撮影を可能にしました 。
  • 静止画品質:7200万画素の圧倒的な解像度に加え、RAW撮影にも対応 。大型センサーの恩恵で、より高品質な写真撮影が楽しめます。
  • 総評:画質はあらゆる面でInsta360 X4を凌駕しており、特に低照度性能を重視するユーザーにとっては、迷わずアップグレードする価値のある一台です。

撮影モードを比較:Insta360 X5 ~創造性を解き放つ、多彩な撮影機能~

Insta360 X5で撮影した夜の街。

ここでは、Insta360 X5が搭載する多彩で革新的な撮影モードについて、その魅力を余すところなくレビューします。前モデルのInsta360 X4から何が進化し、それによって撮影体験がどう変わったのか。実際の使用感をもとに、創造性を刺激する各機能の真価に迫ります。

あらゆるニーズに応える、多彩な撮影モード

Insta360 X5は、単なる360度カメラの枠を超え、クリエイターのあらゆる要求に応えるための多彩な撮影モードを備えています。基本的な8K30fpsの360度動画撮影はもちろん、アクションシーンに強い5.7K60fpsのアクティブHDR、そして特筆すべきは、低照度環境での撮影を劇的に改善する「PureVideoモード」と、撮影後の編集ワークフローを根底から変える新機能「InstaFrameモード」(※次章で紹介)です。これらのモードは、Insta360 X4から大きく進化した点であり、X5を唯一無二の存在にしています。

低照度撮影の革命「PureVideoモード」

Insta360 X5で撮影した動画。夜に歴史のある建物を撮影。

Insta360 X4を使っていた時、最も悩ましかったのが夜間や室内など光の少ない場所での撮影でした。ノイズが多く、せっかくの風景も台無しになってしまうため、夜景撮影を諦めることも少なくありませんでした 。しかし、Insta360 X5に搭載された「PureVideo」モードを試した瞬間、その違いに言葉を失いました。

大型化した1/1.28インチセンサーと強力なトリプルAIチップの恩恵は絶大で、夜の街を撮影しても、ノイズが驚くほど抑制され、看板のネオンや街灯の光が滲むことなく、肉眼で見た印象に極めて近い、クリアで鮮やかな映像が記録できたのです 。これまで撮影をためらっていた夕暮れ時や室内でのイベントでも、自信を持ってカメラを回せるようになりました。このモードの存在が、X5を選ぶ最大の理由の一つと言っても過言ではありません。

アクションをより滑らかに捉える「アクティブHDR」

Insta360 X5の「アクティブHDR」機能。街を歩く2人の映像を比較。

Insta360 X4の5.7KアクティブHDRも優秀でしたが、30fpsというフレームレートに限界を感じる場面もありました。Insta360 X5では、これが5.7K/60fpsへと進化し、アクションシーンの表現力が格段に向上しています 。実際にマウンテンバイクで明暗差の激しい林道を駆け抜けるシーンで試したところ、60fpsの滑らかな映像とHDRの効果が相まって、木漏れ日の中を疾走する臨場感が見事に記録されていました。空の白飛びも、影になった部分の黒潰れもなく、全てのディテールを保持したまま、ダイナミックで美しい映像を残せるのは、まさに感動的です。

Insta360 X5の主な撮影モード

  • 360度動画モード: 動画(内蔵アクティブHDR)、PureVideo、InstaFrame、タイムラプス、タイムシフト、バレットタイム、ループ録画、ロードモード
  • シングルレンズモード: 動画、FreeFrame動画、ミーモード、ループ録画
  • 写真モード: 写真(HDRオプション)、インターバル、スターラプス、バースト

まとめ:撮影モード

  • PureVideoモード:Insta360 X4の弱点であった低照度撮影を完全に克服し、夜間や室内でもノイズの少ない美しい映像を撮影可能にしました。
  • InstaFrameモード:編集不要のフラット動画と360度映像を同時に記録する革新的な新機能で、即時性と編集の自由度を両立させています。
  • アクティブHDR:5.7K/60fpsへと進化し、明暗差の激しいアクションシーンを、より滑らかでディテール豊かな映像で記録できるようになりました。
  • 多様なクリエイティブ機能:基本的な撮影モードに加え、タイムラプスやバレットタイムといった多彩な機能を搭載し、初心者からプロまで幅広いクリエイターの創造意欲に応えます。

編集アシスト機能(AI機能を含む)を比較:Insta360 X5 ~撮影後の体験を革新するAIの力~

Insta360 X5の編集画面。スマホを手に持っている。

ここでは、Insta360 X5が搭載する強力な編集アシスト機能に焦点を当て、その魅力に迫ります。Insta360シリーズの真価は撮影後の編集にこそあると言っても過言ではありません。前モデルのInsta360 X4からAI機能がどのように進化し、撮影から共有までのワークフローをどう変革したのか、実際の体験をもとに詳しくレビューします。

撮影後の世界を広げるAI編集の進化

Insta360 X4を使っていた時から、撮影後にアングルを自由に変えられるリフレーム機能と、それをサポートするAI編集の優秀さには感心していました 。しかし、Insta360 X5を手に取り、そのAI機能の進化を体験した時、単なる機能向上ではない、”撮影後の体験そのものの進化”を実感しました。X5のAIはさらに賢くなり、面倒な作業を肩代わりしてくれるだけでなく、編集作業の概念を変えるほどの革新的な機能が追加されています。

新機能「InstaFrame」がもたらす編集ワークフローの革命

X5の編集機能における最大の進化は、新搭載の「InstaFrameモード」です。これは、撮影時に「自撮りビュー」や「固定ビュー」を選ぶだけで、編集不要ですぐに共有できるフラット動画と、後から自由に編集できる360度映像を”同時に”記録してくれる画期的な機能です。友人との旅行中、面白い瞬間をすぐにSNSに投稿したくなった時、Insta360 X4では撮影後にリフレーム編集が必要でした。しかしX5のInstaFrameを使えば、撮影直後に完璧なアングルの動画を即座に共有でき、そのスピード感には本当に感動しました。

さらに素晴らしいのは、360度映像も同時に保存されているため、「撮って出し」の利便性と「じっくり編集」の自由度を両立できる点です。後から360度映像を見返すと、思いがけない面白い瞬間が背景に映り込んでいて、両方記録しておいて良かったと感じることが何度もありました 。この機能はInsta360 X4にはなく、撮影から共有までの時間を劇的に短縮してくれます。

より賢く、より直感的に進化したAI自動編集

Insta360 X5の編集画面。AI機能。

X5のAIは、従来から強力だった自動編集機能もさらに賢くなっています。ただ360度で撮りっぱなしにしただけの映像を、Insta360アプリの「AI編集」機能に任せてみたところ、数秒でBGMやトランジションまで付いたVlog風の動画が完成し、そのクオリティの高さに「こんなものが世の中にあるのか」と声が出ました。AIが映像のハイライトを的確に判断し、リフレームしてくれる「AIフレーム」機能では、最適な構図の提案だけでなく、複数の「代替案」まで用意してくれるため、自分では思いつかなかったようなクリエイティブな映像が次々と生まれます。

もちろん、PCの専用ソフト「Insta360 Studio」を使えば、キーフレームを打ちながら、より細かくこだわった編集も可能です 。スマートフォンでAIに任せて気軽に楽しむことも、PCでじっくり作品を創り込むことも、どちらのニーズにも高いレベルで応えてくれるのがX5の強みです。

クラウド連携で大容量データもスムーズに管理

Insta360 X5の編集画面。パソコンを使用。

8K撮影が標準となったことで、データの容量はInsta360 X4以上に大きな課題となります。1日の撮影で数十GBになることも珍しくありません。この課題をスマートに解決してくれるのが、強化された「Insta360+ クラウドサービス」です 。撮影したデータをWi-Fi経由で自動的にクラウドへバックアップし、PCやスマホの容量を圧迫することなく、どこからでも編集作業を始められます。実際に使ってみると、帰宅後にカメラを充電しながら放置しておくだけでデータがクラウドに転送され、翌朝にはどのデバイスからでも編集に取り掛かれるこのシームレスな体験は、一度味わうと手放せなくなります。

Insta360 X5の主な編集アシスト機能

  • AIフレーム: AIが映像を分析し、最適なリフレーム案を複数提案してくれる機能です 。
  • AI編集: カット、トランジション、BGMの追加などを全自動で行い、完成度の高い動画を数秒で作成します 。
  • InstaFrameモード: 編集不要のフラット動画と、後から編集できる360度映像を同時に記録する革新的な新機能です 。
  • デワープ: ワンタップで魚眼レンズ特有の映像の歪みを、自然な見た目に補正してくれます 。
  • Insta360+ クラウドサービス: 撮影データの自動バックアップ、クラウド上での編集・書き出し、リンクでの簡単な共有などを可能にします 。

まとめ:編集アシスト機能

  • InstaFrameモード:撮影と編集のワークフローを根本から変え、即時性と後編集の自由度を両立させた、Insta360 X5における最大の進化点です 。
  • 進化したAI編集:より賢くなったAIが、リフレームから動画全体の構成までを高品質に自動化し、初心者でもプロ並みの映像を手軽に作成できます 。
  • クラウド連携:8K撮影による大容量データの管理や、場所を選ばない編集作業といった、360度カメラの課題をスマートに解決します 。
  • 総評:Insta360 X4の優れたAI機能を継承しつつ、ワークフローを革新する「InstaFrameモード」とクラウド連携により、撮影後のクリエイティブな体験価値を飛躍的に高めています。

操作性と実用性を比較:Insta360 X5 ~モニターとUI、ストレージ、マイクの音質、熱問題を検証~

Insta360 X5を操作している様子。

ここでは、Insta360 X5の魅力の根幹をなす「操作性」と「実用性」に深く切り込んでいきます。どれだけ画質が優れていても、現場での使い勝手が悪ければ宝の持ち腐れです。前モデルのInsta360 X4から操作感がどう進化したのか、ストレージ管理やマイク性能、そして高画質カメラの宿命である熱問題にどう対応したのか、実体験に基づき徹底的にレビューします。

直感的でスムーズな操作体験

Insta360 X5を手に取ってまず感じるのは、その操作の快適さです。前モデルのInsta360 X4と同じ2.5インチの大型タッチスクリーンは非常に明るく、最新のスマートフォンのように指に吸い付くような応答性で、設定変更が驚くほどスムーズでした 。UI(ユーザーインターフェース)も洗練されており、目的の機能に迷うことなくアクセスできます。電源を入れてから撮影可能になるまでの時間も短縮され、撮りたい瞬間を逃さないレスポンスの良さは、Insta360 X4から着実に進化している点です。

Insta360 X5のUI画面。

さらに、X5には「ツイスト撮影」という新しい操作方法が加わりました 。これは、自撮り棒を持って手首を2回ひねるだけで録画が開始・停止できる機能で、スキーでグローブを外せない時や、手が塞がっている時に本当に重宝しました 。進化したジェスチャー操作音声制御2.0と合わせ、ハンズフリーでの撮影がより実用的になったと感じます。

大容量データ時代に対応するストレージ戦略

8Kでの撮影が標準となったことで、データの管理はInsta360 X4以上に重要な課題です。実際に旅行先で一日撮影しただけで、microSDカードの容量はあっという間に100GBを超えてしまい、そのデータ量に圧倒されました 。X5は前モデルのInsta360 X4と同じく内蔵ストレージを持たず、UHS-I V30以上のmicroSDカードが推奨されています。

この大容量データ問題をスマートに解決してくれるのが、強化されたクラウドサービスとの連携です 。自宅のWi-Fiに接続しておけば、撮影データを自動でクラウドにバックアップしてくれるため、PCやスマートフォンの容量を気にする必要がありません。また、X5はWi-Fiのアップロード速度も向上しており、Insta360 X4と比べてデータ転送の待ち時間が短縮されたのも、地味ながら嬉しいポイントでした 。

もはや弱点ではない!驚くほどクリアに進化したマイク性能

正直なところ、これまでアクションカメラの音質にはあまり期待していませんでした。Insta360 X4も、風が強い日は「まあ、こんなものか」と諦めることが多かったんです。でも、Insta360 X5は違いました。初めてバイクにマウントして走った日の映像を確認した時、自分の耳を疑いました。あれだけ風を切って走ったのに、不快な「ゴーッ」という音がほとんどなく、自分の声がはっきりと聞き取れたんです。新開発のスチールメッシュ製ウインドガードと、賢くなったアルゴリズムのおかげだそうですが、この進化は本物です。もう、撮影のたびに風向きを気にするストレスや、後付けの風防(モフモフ)を持ち歩く手間から解放されました。

Insta360 X5のスチールメッシュ製ウインドガード

この感動を支えているのが、新しくなった音声モードです。特に気に入ったのが、2段階になった「自動風切り音低減」。普段は「弱」で十分ですが、高速で移動するサイクリングやスキーの時には「強」に設定すると、本当に効果的でした。そして、個人的に最も興奮したのが、X4にはなかった新機能「360度オーディオ」です。これをONにして撮った映像をヘッドホンで聞くと、映像の向きを変えるのに合わせて音の聞こえ方も変わるんです。まるでその場にいるかのような没入感で、VRヘッドセットで旅の思い出を追体験する楽しみが何倍にもなりました。

Vlog撮影で音質にもっとこだわりたい僕にとって、外部マイクへの対応強化は最高のニュースでした。以前は専用のアダプターが必要で、セットアップが少し面倒だったのですが、X5ではなんと手持ちの「Apple AirPods Pro 第2世代」を直接ワイヤレスマイクとして使えたんです。ペアリングも一瞬で、カメラから少し離れて話しても、声がクリアに収録される。この手軽さは、撮影のフットワークを劇的に軽くしてくれました。もはやX5にとって音声は、映像の付属品ではなく、作品の質を高めるための、もう一つの強力な武器になったと断言できます。

長時間の8K撮影を可能にする熱対策

高解像度での長時間撮影における「熱問題」は、アクションカメラの宿命とも言えます。Insta360 X4では、8K撮影を30分ほど続けると本体がかなり熱くなり、熱暴走で停止してしまうことがありました。しかし、Insta360 X5ではこの熱耐性が大幅に向上しています。公称値では8K30fpsで88分間の連続撮影が可能となっており、実際に長時間の撮影を試みても、X4ほどシビアに熱を気にする必要はなく、安心して撮影に集中できました。

本体背面の幾何学的なデザインは、グリップ性能の向上だけでなく、放熱効果を高める役割も担っているのでしょう。もちろん、8Kのような高負荷な撮影を続ければ本体はそれなりに熱を持ちますが、Insta360 X4で課題だった熱による撮影中断のリスクが大幅に軽減されたことは、X5の大きな実用的な進化点です。

まとめ:操作性と実用性

  • モニターと操作性:大型で高応答なタッチスクリーンと、ツイスト撮影などの新しい操作方法により、あらゆる状況で直感的かつ快適な操作を実現しています。
  • ストレージ管理:8Kの大容量データは依然として課題ですが、高速化されたWi-Fi転送やシームレスなクラウド連携により、データ管理のストレスが大幅に軽減されています。
  • 音声品質:新開発のウインドガードとアルゴリズムが風切り音を劇的に低減し、アクションカメラの常識を覆すクリアな音声収録を可能にしました。
  • 熱耐性:Insta360 X4の課題であった熱問題が大幅に改善され、長時間の8K撮影でも安心して使用できる実用性を手に入れています。
  • 総評:画質や機能だけでなく、撮影現場での「使いやすさ」が徹底的に磨き上げられており、Insta360 X4から着実に、そして大きく実用性が向上したモデルです。

バッテリー持ちを比較:Insta360 X5 ~長時間の撮影を支える、スタミナと急速充電~

Insta360 X5からバッテリーを取り出したところ

ここでは、アクションカメラの生命線ともいえる「バッテリー性能」と「充電機能」に焦点を当て、Insta360 X5がどれほどの進化を遂げたのかをレビューします。公称値だけでなく、実際の撮影に近い環境でのテスト結果も交えながら、Insta360 X4からどれほどスタミナと利便性が向上したのか、そのリアルな実力に迫ります。

実証されたスタミナ、一日中使える安心感

Insta360 X4を使っていた頃は、一日がかりの撮影では予備バッテリーが必須で、常に残量を気にしていました。X5を手にしてから、その感覚が大きく変わったように感じたため、実際のところどれほどの差があるのか、自分でテストしてみることにしました。新品のX5と、10ヶ月ほど使用した私のX4を、どちらも8K/30fpsに設定。約18℃の室内で同時に録画を開始しました。

その結果は、私の体感を裏付ける明確なものでした。X4が71分27秒で録画を停止したのに対し、X5は84分29秒も撮影を続けたのです。これは実に19%も長いランタイムです。X5のバッテリー容量がX4よりわずか5%大きいだけであること、そして約50%も大型化したイメージセンサーを動かしていることを考えると、これは単なる容量アップではなく、カメラ全体の電力効率が劇的に改善されていることの証左です。私のX4のバッテリーが多少消耗していた可能性を考慮しても、この差は決定的でした。このスタミナのおかげで、今は予備バッテリーの心配をすることなく、撮影に完全に集中できています。

待ち時間を創造に変える、革命的な急速充電

Insta360 X5 急速充電の様子

撮影を続ける上でバッテリー持続時間と同じくらい重要なのが、いかに速く充電できるかです。Insta360 X5は、この充電性能において前モデルのX4を圧倒する、まさに革命的な進化を遂げました。

Insta360 X4も、9V/2Aのアダプターを使えば約55分で満充電でき、決して遅くはありませんでした。しかし、X5は最新のPD急速充電に対応したことで、その常識を軽々と超えていきます。対応する30WのPD充電器を使用したところ、空の状態からわずか20分で80%まで、そしてたった35分で満充電が完了しました 。

この差は、現場での体験を大きく変えます。例えば、X4で80%まで充電するには38分かかりますが、X5ならその半分の時間で済みます。旅先のカフェで短い休憩を取る間に、X5は次の撮影に十分な電力をほぼ確保できてしまいます。

実際に、バッテリーが切れても「少し休憩すればまた撮れる」という安心感は、撮影計画の自由度を格段に高めてくれました。X4の55分でも十分速いと感じていましたが、X5の35分という驚異的なスピードは、撮影のダウンタイムを最小限に抑え、創造の時間を最大化してくれる、非常に価値のある進化点です。

Insta360 X5のバッテリー仕様

  • バッテリー容量: 2400mAh
  • 連続撮影時間: 最長185分 (5.7K24fps 耐久モード), 88分 (8K30fps)
  • 充電時間 (30W PD充電器): 20分で80%, 35分で100%

まとめ:バッテリーと充電

  • 持続時間: Insta360 X4との直接比較テストで、8K撮影時に19%長いランタイムを記録し、公称値だけでなく実使用におけるスタミナの向上を証明しました。
  • 電力効率: より大型のセンサーを搭載しながらも長時間の撮影を実現しており、カメラ全体の電力効率が大幅に改善されています。
  • 充電速度: 約20分で80%まで充電可能な急速充電に対応し、撮影のダウンタイムを劇的に短縮。現場での利便性が飛躍的に向上しました 。
  • 総評: バッテリーの持続時間、電力効率、充電速度という、カメラの信頼性を左右する3つの要素全てがInsta360 X4から大きく進化しており、よりプロフェッショナルな要求に応える実用性を備えています。

拡張性を比較:Insta360 X5 ~アクセサリーとソフトウェアが広げる創造の可能性~

Insta360 X5で超長い(3m)自撮り棒を使用している様子。

ここでは、Insta360 X5の真の価値を解き放つ「拡張性」に焦点を当てます。カメラの性能は本体だけでは決まりません。周辺アクセサリーやソフトウェアとの連携が、その可能性を無限に広げます。前モデルのInsta360 X4が持つ優れたエコシステムをベースに、X5がどのような進化を遂げ、クリエイターの表現をどう豊かにしてくれるのか、詳しくレビューしていきます。

撮影体験の核となる、多彩な自撮り棒

Insta360のカメラを語る上で、もはや一心同体ともいえるのが「見えない自撮り棒」の存在です。特に私のお気に入りは「超長い(3m)自撮り棒」で、これは単なる棒ではなく、もはや「魔法の杖」です。これを最大まで伸ばしてハイキングコースを歩けば、まるで低空飛行のドローンが自分を追いかけてくるような、息をのむほどダイナミックな映像が手軽に撮影できます。この非日常的な視点は、Insta360 X4でも体験できましたが、X5の圧倒的な画質で撮影すると、その感動はさらに格別なものになります。

日常のVlog撮影や旅行で最も活躍したのは、「折りたたみ式内蔵三脚付き自撮り棒リモコンセット」です。これ一本あれば、歩きながらの自撮り撮影から、テーブルに置いて三脚としてタイムラプスを撮影するといった切り替えが一瞬で完了します。わざわざ別の三脚を持ち運ぶ必要がなく、荷物が劇的に減りました。付属の着脱式リモコンで、カメラを完璧な位置にセットしてから離れた場所で録画を開始できるのも、非常に便利だと感じました。

あらゆる環境を克服する、保護・電源アクセサリー

Insta360 X5をアクセサリーを使って胸に装着している様子。

X5のタフな設計をさらに強化し、どんな環境でも安心して撮影に臨むためのアクセサリーも充実しています。本格的な水中撮影に挑戦するなら「見えない潜水ケース」は必須です 。水深50mまで対応する防水性能はもちろん、水中での光の屈折による映像の歪みを補正し、完璧にスティッチングされたクリアな360度映像を記録してくれます 。

そして、私がInsta360 X4時代から待ち望んでいたのが「ALL-Weather USB Charging Cover」です 。これがあれば、雨の中でもモバイルバッテリーから給電しながら撮影を続けられます。天候を気にせず撮影に集中できるこの安心感は、一度体験すると手放せません。また、冬のスキー場では「サーモグリップカバー」がバッテリーを寒さから守り、一日中撮影を楽しむことができました。

プロの要求に応える、マウントと周辺機器

Insta360 X5 底部にあるマグネット式マウントシステム

Insta360 X5は、底面の標準的な1/4インチネジ穴により多くの汎用マウントと互換性がありますが、その真価は専用マウントの豊富さにあります。「ヘルメットあごマウント」を使えば、スキーやバイクで信じられないほど迫力のある一人称視点映像が撮影できますし、「スーパークランプマウント」なら、自転車のハンドルや公園のフェンスなど、思いもよらない場所にカメラをがっちり固定できます。

さらに、より本格的な映像制作を目指すなら「X5 万能フレーム」が活躍します 。カメラを保護しながら、外部マイクやライトを取り付けるためのコールドシューを追加できるため、X5を核としたプロ仕様の撮影リグを組むことが可能です。これに「Insta360 Mic Air」のようなワイヤレスマイクを組み合わせれば、アクションカメラの常識を超える高音質なコンテンツ制作が実現します 。これらのアクセサリーを使い分けることで、創造性は無限に広がり、撮影の楽しみは格段に増えました。

ソフトウェアの進化 – カメラの可能性を無限に引き出す

Insta360 X5の進化は、ハードウェアだけにとどまりません。ソフトウェア、特に撮影後のワークフローを革新する機能が充実しています。その筆頭が「InstaFrameモード」です 。Insta360 X4では、撮影した360度映像をSNSに投稿するには、必ずリフレーム編集が必要でした。しかしX5のInstaFrameモードを使えば、編集不要のフラット動画と、後から自由に編集できる360度映像を同時に記録できます 。これにより、「撮ってすぐ共有」というスピード感と、「後からじっくり作品作り」という創造性の両方を手に入れることができました。

もちろん、無料の専用ソフト「Insta360 Studio」やスマートフォンアプリも進化を続けており、X5の強力な映像を最大限に活かせます 。AI編集はさらに賢くなり、自動で生成される動画のクオリティには目を見張るものがあります 。また、強化された「Insta360+ クラウドサービス」との連携も重要です 。8K撮影で膨大になったデータを自動でバックアップし、どのデバイスからでもシームレスに編集できるこの環境は、X5を単なるカメラから、包括的なコンテンツ制作システムへと昇華させています 。

Insta360 X5の主なアクセサリー一覧

■自撮り棒・三脚関連

  • 超長い(3m)自撮り棒
  • 折りたたみ式内蔵三脚付き自撮り棒リモコンセット
  • バレットタイム 自撮り棒2.0

■充電・電源関連

  • 万能急速充電ケース
  • ALL-Weather USB Charging Cover

■保護・固定関連

  • X5 万能フレーム
  • 見えない潜水ケース
  • サーモグリップカバー
  • スクリーンプロテクター
  • レンズキャップ

■マウント関連

  • スーパークランプマウント
  • ウォータースポーツ用ロープマウント
  • POVチェストマウント
  • 自転車シートレールマウント
  • ヘルメットあごマウント

■その他

  • Insta360 Mic Air
  • GPSプレビューリモコン
  • クイックリーダー

まとめ:拡張性

  • アクセサリー: ユーザーが交換可能なレンズシステムや、マグネット式のクイックリリースマウントなど、現場での利便性と安心感を飛躍的に向上させる、考え抜かれたアクセサリーエコシステムを構築しています。
  • ソフトウェア: 新機能「InstaFrameモード」が編集のワークフローを革新し、継続的に進化するAI編集やアプリが、初心者からプロまで幅広いユーザーの創造性をサポートします。
  • エコシステム: 強化されたクラウド連携や、ワイヤレスマイクへの直接接続など、カメラ本体を超えた包括的なシステムとして、コンテンツ制作のあらゆる側面をスムーズにします。
  • 総評: Insta360 X5は、物理アクセサリーとソフトウェアの両面でInsta360 X4から大きく拡張されており、それによってもたらされるワークフローの効率化と創造性の広がりは、単なるスペックアップ以上の価値を提供してくれます。

Insta360 X5 と Insta360 X4の違い

Insta360 X5とX4のデザインを比較

Insta360 X5は、人気を博したInsta360 X4の正統な後継機として登場しました。一見すると似たデザインですが、その中身は画質、耐久性、実用性のあらゆる面で大きな進化を遂げています。ここでは、両モデルのスペックを比較し、その違いが実際の撮影体験にどのような影響をもたらすのかを、ポイントごとに詳しく解説していきます。

主な仕様と機能の比較

イメージセンサー

  • Insta360 X5: デュアル 1/1.28インチセンサー
  • Insta360 X4: デュアル 1/2インチセンサー
  • 違い:X5のセンサー面積はX4比で144%も拡大しました 。これは画質の根幹をなす最も重要な進化点であり、特に暗い場所でのノイズ低減や、明暗差の表現力(ダイナミックレンジ)の向上に大きく貢献しています。

AIチップ / 処理能力

  • Insta360 X5: 超高速トリプルAIチップシステム(5nm AIチップ×1, プロイメージングチップ×2)
  • Insta360 X4: 5nm AIチップ×1
  • 違い:X5は画像処理専用のチップを2基追加したことで、演算能力がX4比で140%向上しました 。これにより、後述するPureVideoモードなど、高度な画質処理をリアルタイムで行えるようになっています 。

耐久性(防水・レンズ)

  • Insta360 X5: 単体で15m防水 、交換式レンズシステム採用
  • Insta360 X4: 単体で10m防水 、レンズ交換不可
  • 違い:X5はより深く潜れるだけでなく、業界初の交換式レンズシステムを採用した点が画期的です 。万が一レンズに傷がついてもユーザー自身で交換できるため、修理に出す手間と時間がなくなり、より過酷なアクションシーンでも安心して使えます。

バッテリーと充電

  • Insta360 X5: 2400mAhバッテリー 、急速充電(20分で80%)
  • Insta360 X4: 2290mAhバッテリー 、急速充電(38分で80%)
  • 違い:X5はバッテリー容量が増え、8K撮影時の駆動時間が88分(X4は75分)に伸びました 。さらに充電速度が劇的に向上し、X4の約半分の時間で80%まで充電できるため、撮影のダウンタイムが大幅に短縮されます。

新ソフトウェア機能(撮影モード)

  • Insta360 X5: InstaFrameモード 、ツイスト撮影
  • Insta360 X4: 該当機能なし
  • 違い:X5には、編集不要ですぐにSNSで共有できるフラット動画と360度映像を同時に記録する「InstaFrameモード」が追加されました 。また、自撮り棒をひねるだけで録画を開始できる「ツイスト撮影」も加わり、操作性が向上しています。

アクセサリー

  • Insta360 X5: マグネット式マウントシステム 、標準レンズガード別売り
  • Insta360 X4: 標準1/4インチネジマウント 、標準レンズガード付属
  • 違い:X5はマグネット式のクイックリリースに対応し、アクセサリーの着脱が素早く簡単になりました 。一方で、X4では付属していた標準レンズガードが、X5では別売りになっています。

サイズ・重量・カラー

  • Insta360 X5: 46×124.5×38.2mm , 200g , ブラック ・サテンホワイト(限定版)
  • Insta360 X4: 46×123.6×37.6mm , 203g , ブラック
  • 違い:サイズはほぼ同等ですが、X5は大型センサーを搭載しながらもわずかに軽量化されています 。また、X5には限定カラーとしてサテンホワイトが用意されています。

まとめ:Insta360 X5とInsta360 X4の違い

Insta360 X5は、Insta360 X4から単なるマイナーチェンジにとどまらない、全面的かつ大幅なアップグレードを遂げたモデルです。特に、大型センサーとトリプルAIチップがもたらす画質、特に低照度性能の劇的な向上は、X5を選ぶ最大の理由となるでしょう。さらに、交換式レンズシステムや防水性能の強化による耐久性の向上、そしてバッテリー性能と充電速度の改善による実用性の向上も見逃せません。価格はX4より高価ですが、より過酷な環境で、より美しい映像を、より快適に撮影したいと考えるユーザーにとって、その価格差を十分に納得させるだけの価値と進化が詰まっています。

Insta360 X5のメリット・デメリット

Insta360 X5 ホワイトの外観。

Insta360 X5の主なメリット(長所)とデメリット(弱点)を、ファイルに記載されている他のアクションカメラと比較しながら説明します。

メリット(長所、利点)

メリット1: 唯一無二の360度撮影と編集の自由度

Insta360 X5最大のメリットは、360度全方位を8Kという高画質で記録できる点です。これにより、撮影後に視点や画角を自由に変更できる「リフレーム」が可能になります。

例えば、Insta360 Ace Pro 2GoPro HERO13 BlackOsmo Action 5 Proのような通常の(360度ではない)アクションカメラでは撮影時に構図を決める必要がありますが、X5なら後からベストなアングルを選び出すことができます。この自由度の高さは、他の比較機種にはない大きなアドバンテージです。

メリット2: 画期的な交換式レンズシステム

ユーザー自身でレンズ交換が可能になった点は、他のアクションカメラには見られないInsta360 X5のユニークな強みです。アクションシーンではレンズの破損リスクが伴いますが、万が一傷ついたり割れたりしても、自分で簡単に交換できるため、修理の手間やコスト、時間を大幅に削減できます。

GoPro HERO13 Blackもレンズ交換に対応していますが、破損時のユーザー交換を主眼に置いたX5のシステムは、よりアクティブな使用における安心感を提供します。

メリット3: 独自の便利機能と優れたバッテリー性能

ツイスト撮影」や「InstaFrameモード」といった、Insta360 X5独自の機能は、撮影の機動性や効率性を高めます。また、バッテリー性能、特に充電速度も優れています。20分で80%まで充電できる急速充電は、Insta360 Ace Pro 2Insta360 Ace Proと比較しても非常に高速です。これにより、撮影の合間に素早く充電を完了させることができ、長時間の撮影でもバッテリー切れの心配を軽減できます。

デメリット(短所、欠点)

デメリット1: 価格設定

Insta360 X5の価格(84,800円)は、比較対象として挙げられているInsta360 Ace Pro 2(67,800円)、GoPro HERO13 Black(実質62,300円)、Osmo Action 5 Pro(55,000円)、Insta360 Ace Pro(44,700円)といった高性能アクションカメラの中で最も高価です。360度撮影機能や高いスペックを備えているとはいえ、予算を重視するユーザーにとってはネックになる可能性があります。

デメリット2: シングルレンズ性能と画面構成

360度カメラという特性上、個々のレンズ性能やシングルレンズモードでの画質が、Insta360 Ace Pro 2Osmo Action 5 Proのような、より大きなセンサーを搭載した通常の高性能アクションカメラに常に匹敵するとは限りません。また、ディスプレイは背面の2.5インチタッチスクリーンのみです。

Osmo Action 5 ProGoPro HERO13 Blackのように前面にもディスプレイがあると、自撮り時の構図確認が容易になります。Insta360 Ace Pro 2Insta360 Ace Proのフリップ式スクリーンも、ローアングル撮影などで便利です。

デメリット3: 防水性能と重量

本体のみでの防水性能は15mと、GoPro HERO13 Black(10m)やInsta360 Ace Pro/Ace Pro 2(10m/12m)よりは優れていますが、Osmo Action 5 Proの20m防水には及びません。より深い水中撮影を想定する場合は、依然として潜水ケースが必要です。また、重量も200gと、比較機種の中で最も重いため、携帯性や装着時の負担を考慮する必要があります。

Insta360 X5のスペック(仕様)一覧

  • モニター: 2.5インチの大型タッチスクリーン(Corning Gorilla Glass採用・設定の変更、撮影モードの切り替え、プレビュー、再生)
  • ストレージ: 内蔵ストレージなし。
  • 対応SDカード: UHS-I V30以上推奨、microSDスロット。
  • バッテリー: 2400mAh、X4より増量、X4バッテリーと非互換。
  • 撮影時間: 最長185分 (5.7K24fps 耐久モード)。
  • 充電時間: 35分で100%充電 (30W PD充電器使用、20分で80%)。
  • インターフェース: USB-C 3.0 ポート (右側側面下部)。
  • 通信: Bluetooth BLE 5.2、Wi-Fi 802.11a/n/ac 対応。
  • センサー: デュアル 1/1.28インチ (X4比144%拡大)。
  • AIチップ: 超高速トリプルAIチップシステム (5nm AI 1基、プロイメージング 2基)、演算能力140%向上。
  • ジャイロスコープ: 6軸ジャイロスコープ。
  • 画質: 最高8K@30fps 360度動画、最高4K@60fps シングルレンズ、約72MP写真、PureVideoモード (低照度特化)、アクティブHDR 5.7K 60fps対応。
  • 手ブレ補正: FlowState + 360度水平維持。
  • 耐久性: 交換式レンズシステム、光学式ウルトラハードフィルム採用、単体で15m防水。
  • レンズ: F2.0 口径、6mm 焦点距離。
  • マイク: 4基内蔵、新ウインドガードとアルゴリズムで風切り音低減。
  • 操作性: ツイスト撮影、ジェスチャー操作、音声制御 2.0、マグネット式マウント対応。
  • 動作温度: -20℃ 〜 40℃。
  • サイズ: 46×124.5×38.2mm (X4とほぼ同等)。
  • 重量: 200g (X4とほぼ同等)。
  • カラー: ブラック (幾何学デザイン)。
  • マウント: 1/4インチネジ穴、マグネット式マウント対応。
  • 付属品: (通常版)USB-Cケーブル、保護ポーチ、レンズクロス、クイックスター

Insta360 X5の動画編集におすすめのPCスペック

最低限の推奨スペック:

  • OS: Windows 10 (64-bit) 以降 / macOS 10.15 (Catalina) 以降
  • CPU: Intel Core i5 (第8世代以降) または AMD Ryzen 5 (2000シリーズ以降)
  • できれば Intel Core i7 / Ryzen 7 クラスを推奨
  • RAM (メモリ): 16GB
  • 8K素材を扱う場合は最低16GB、できれば32GB以上を強く推奨
  • GPU (グラフィックカード):
  • NVIDIA GeForce GTX 1060 (6GB) 以降
  • AMD Radeon RX 580 (8GB) 以降
  • Apple M1/M2/M3チップ搭載のMac
  • 注意: グラフィックカードのドライバーは常に最新の状態に保つことが重要です。NVIDIA製の場合はCUDA 10以降のバージョンをサポートしているか確認してください。
  • ストレージ: SSD (ソリッドステートドライブ) 256GB以上
  • 動画編集においては、OSやソフトウェアだけでなく、作業用ドライブとしてもSSDが必須です。NVMe SSDであればさらに高速です。
  • RAWデータや多数のプロジェクトを保存する場合は、追加の大容量HDDまたはSSDも検討してください。
  • 接続ポート: USB 3.0以上 (高速なデータ転送のため)

より快適な編集体験のための推奨スペック (8K編集向け):

  • OS: Windows 10/11 (64-bit) / macOS 最新版
  • CPU: Intel Core i7/i9 (第10世代以降) または AMD Ryzen 7/9 (3000シリーズ以降)
  • RAM (メモリ): 32GB以上
  • GPU (グラフィックカード):
  • NVIDIA GeForce RTX 2060 / 3060 / 4060 以降
  • AMD Radeon RX 6600 XT / 6700 XT / 7600 XT 以降
  • Apple M1 Pro / M1 Max / M2 Pro / M2 Max / M3 Pro / M3 Max チップ搭載のMac
  • ストレージ: NVMe SSD 500GB以上 (メインドライブ) + 大容量データ用SSD/HDD
  • 接続ポート: USB 3.1 Gen2 または Thunderbolt (外部SSDなどを使用する場合)

Insta360 X5の評価

Insta360 X5 マグネットのマウントでバイクに取りつける

9つの基準で「Insta360 X5」を5段階で評価してみました。

ファイルの情報に基づき、Insta360 X5を評価します。

画質: ★★★★★ (5/5)

デュアル1/1.28インチの大型センサーとトリプルAIチップにより、画質は前モデルX4から大幅に向上しました。特に、8K/30fpsの高解像度撮影や、暗所でのノイズを劇的に抑制する「PureVideo」モードは素晴らしいです。最大13.5ストップの広いダイナミックレンジや5.7K/60fpsのアクティブHDRも、明暗差の激しいシーンで威力を発揮します。

手ぶれ補正: ★★★★★ (5/5)

Insta360独自の強力な「FlowState手ブレ補正」と「360度水平維持」機能は健在です。激しいアクション中でも、ジンバルを使ったかのように滑らかで安定した映像を記録できます。この安定性は、360度映像のクオリティを大きく左右する要素であり、非常に高いレベルにあります。

耐久性・防水性: ★★★★★ (5/5)

本体のみで水深15mまでの防水性能を実現し、前モデルX4(10m)から強化されました。さらに、業界初となるユーザー自身で交換可能な「交換式レンズシステム」を採用。レンズ自体も「光学式ウルトラハードフィルム」で強化され、耐落下性・耐傷性が向上しています。アクティブなシーンでも安心して使えるタフさが魅力です。

バッテリー性能: ★★★★★ (5/5)

バッテリー容量が2400mAhに増量され、5.7K/24fpsの耐久モードでは最大185分、8K/30fpsでも最大88分と、X4よりも長時間の撮影が可能になりました。加えて、30WのPD急速充電に対応し、わずか20分で80%まで充電できる速度は驚異的です。バッテリーに関するストレスが大幅に軽減されました。

携帯性: ★★★★☆ (4/5)

サイズ(46×124.5×38.2mm)と重量(200g)は、前モデルX4とほぼ同等を維持しています。大幅なスペックアップを実現しながら、サイズ感を維持している点は評価できます。ただし、一般的なアクションカメラと比較するとやや大きめ・重めではあるため、星4つとしました。

操作性: ★★★★★ (5/5)

X4譲りの2.5インチタッチスクリーンと物理ボタンによる良好な基本操作に加え、「ツイスト撮影」や「マグネット式マウントシステム」といった新機能で利便性が向上しました。「音声制御2.0」やジェスチャー操作も搭載し、様々な状況で快適に操作できます。

機能性: ★★★★★ (5/5)

360度撮影はもちろん、交換式レンズ、ツイスト撮影、フラット動画と360度動画を同時記録する「InstaFrameモード」など、革新的な機能が多数追加されました。風切り音低減性能が向上したマイクや、豊富な撮影モード(PureVideo、アクティブHDR、スローモーション等)も備え、非常に多機能です。

価格: ★★★☆☆ (3/5)

通常版で84,800円(税込)となっており、比較対象として挙げられている他の最新高性能アクションカメラ(Insta360 Ace Pro 2: 67,800円、GoPro HERO13 Black: 実質62,300円、Osmo Action 5 Pro: 55,000円)と比較すると最も高価です。360度撮影というユニークな機能と高い性能を考慮する必要はありますが、価格面だけ見るとやや高めの設定です。

使いやすさ: ★★★★☆ (4/5)

操作性の向上(ツイスト撮影、マグネットマウント)、バッテリー性能の向上(長時間撮影、急速充電)、InstaFrameモードによる効率化、交換式レンズによる安心感など、多くの点で使い勝手は向上しています。ただし、多機能であるがゆえに、初めて360度カメラを使うユーザーにとっては、慣れるまで少し時間がかかる可能性も考慮し、星4つとしました。

総評: ★★★★★ (5/5)

総合的な完成度の高さ

Insta360 X5は、前モデルX4から正統進化を遂げただけでなく、多くの革新的な機能を搭載し、360度アクションカメラの新たなスタンダードを提示するモデルと言えるでしょう。特に画質面での進化は目覚ましく、大型化されたセンサーと強力なAIチップにより、日中はもちろん、これまでアクションカメラが苦手としてきた暗所での撮影品質が劇的に向上しました。「PureVideo」モードの実力は特筆に値します。

ユーザーの利便性を追求した新機能

使い勝手の面でも、「交換式レンズシステム」は画期的です。アクティブな撮影で避けられないレンズ破損のリスクに対し、ユーザー自身で対処できる安心感は計り知れません。また、「ツイスト撮影」や「マグネット式マウント」、「InstaFrameモード」といった新機能は、撮影の機動性や効率性を高め、より手軽に、より創造的な映像制作を可能にします。バッテリー性能の大幅な向上(長時間化と超高速充電)も、ストレスフリーな撮影体験に大きく貢献しています。

価格に見合う価値

価格は他のアクションカメラと比較すると高価ですが、8K 360度撮影というユニークな機能、大幅に進化した画質、強化された耐久性、そして数々の革新的な便利機能を考慮すれば、十分にその価値はあると言えます。プロのクリエイターから、日常や旅の記録を特別な形で残したい一般ユーザーまで、幅広い層におすすめできる、完成度の高いフラッグシップモデルです。

決断の時!Insta360 X5は買うべきか?

~X4ユーザー&新規購入検討者向け徹底ガイド~

Insta360 X5 実機の箱

Insta360 X5を購入すべきか、特に前モデルInsta360 X4と比較して検討している方に向けて、後悔しないための判断基準となるポイントを徹底的に解説します。画質、機能、耐久性、そして価格。あなたが何を重視するかで、選ぶべきモデルは変わってきます。

画質へのこだわりが決め手:暗所性能の劇的な進化

Insta360 X5を選ぶ最大の理由の一つは、画質、特に低照度性能の大幅な向上です。X4の1/2インチセンサーに対し、X5は面積比144%となるデュアル1/1.28インチセンサーと強力なトリプルAIチップを搭載。これにより、「PureVideo」モードが実現し、夜景や室内など暗い場所でのノイズが劇的に抑制され、驚くほどクリアな映像が得られます。日中のダイナミックレンジも向上し、より豊かな階調表現が可能になりました。最高の画質、とりわけ暗所での撮影品質を求めるなら、X5への投資は間違いなく価値があります。

革新的な機能と利便性:新しい撮影体験を求めるなら

X5には、X4にはなかった数々の革新的な機能が搭載されています。ユーザー自身がレンズを交換できる「交換式レンズシステム」は、破損リスクに対する大きな安心感をもたらします。「ツイスト撮影」による素早い録画開始、「InstaFrameモード」での効率的な映像記録、そして「マグネット式マウントシステム」によるアクセサリー交換の手軽さは、撮影の自由度と利便性を格段に高めます。これらX5ならではの新しい撮影体験に魅力を感じるなら、迷わずX5を選ぶべきでしょう。

向上した耐久性とバッテリー性能:タフな環境での信頼性

アクティブなシーンでの使用が多いユーザーにとって、X5の耐久性向上は見逃せないポイントです。防水性能がX4の10mから15mへと強化されただけでなく、レンズ自体の強度も向上し、さらに交換も可能になりました。バッテリー性能も進化し、撮影時間が延長された上に、わずか20分で80%まで充電できる超高速充電に対応。過酷な環境下での信頼性や、バッテリー切れのストレスから解放されたいと考えるなら、X5が最適な選択となります。

価格差とX4の価値:コストパフォーマンスを重視するなら

もちろん、最新のフラッグシップモデルであるX5は、X4よりも高価です。しかし、X4も依然として8K/30fpsの360度撮影が可能な高性能カメラであり、基本的な性能は十分高いレベルにあります。画質に極端なこだわりがなく、特に暗所での撮影頻度が低い場合や、X5の新機能に大きな魅力を感じないのであれば、価格を抑えられるX4も依然として賢い選択肢です。コストパフォーマンスを最優先するなら、X4で十分満足できる可能性も高いでしょう。

買い替え・新規購入の判断まとめ:あなたに合うのはどっち?

結論として、最高の画質(特に暗所)、最新機能による利便性、向上した耐久性やバッテリー性能を求めるなら、Insta360 X5は間違いなく「買い」です。特にX4の弱点に不満を感じていたユーザーは、X5へのアップグレードで大きな満足感を得られるはずです。一方で、予算を重視し、X4の性能で十分だと感じる場合は、X4を選択するか、現行機を使い続けるのが合理的です。自分の撮影スタイル、重視するポイント、そして予算を総合的に考慮し、後悔のない選択をしてください。

Insta360 X5の価格・購入先

Insta360 X5 本体 正面

※以下の価格は、2025/11/28 に調査したものです。価格は変動します。

Insta360公式ストア

  • 通常版(microSDカードなし)で84,800円
  • プレミアムキット(Insta360+限定特典:6か月間無料クラウドストレージ)で90,400円
  • プレミアムレンズガードキットで96,700円
  • No Drone No Problem キットで99,100円
  • バイク マルチビューキットで100,400円
  • スノーボードキットで93,700円
  • 見えない 潜水ケースで110,920円
  • エッセンシャルキットで101,800円
  • ロードサイクリングキット(別体型用)で104,600円
  • クリエイターキットで110,600円、

で販売されています。

Insta360公式ストアで「Insta360 X5」をチェックする

ECサイト(Amazon、楽天、ヤフーなど)

  • Amazonで67,800円(税込)、
  • 楽天市場で67,800円(送料無料)、
  • ヤフーショッピングで67,799円、
  • AliExpressで62,172円、
  • 米国 Amazon.comで$464.99、

で販売されています。

Amazonで「Insta360 X5」をチェックする

楽天市場で「Insta360 X5」をチェックする

ヤフーショッピングで「Insta360 X5」をチェックする

AliExpressで「Insta360 X5」をチェックする

米国 Amazon.comで「Insta360 X5」をチェックする

※AliExpressでの購入方法・支払い方法はこちらのページで紹介しています。
AliExpressで激安ガジェットをお得に購入する方法を徹底 解説

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おすすめのライバル機種と価格を比較

Insta360 X5に似た性能をもつアクションカメラも販売されています。価格の比較もできるので、ぜひ参考にしてみてください。

Osmo 360

DJIから発売される360度撮影に対応したアクションカメラです(2025年8月1日 発売)。

1/1.1インチ角型CMOSセンサー、f/1.9レンズ(シングルレンズモードで最大170°)、2.0インチモニター、最大190分(6K/24fps時)の撮影が可能な1950mAhバッテリー、128GBの内蔵ストレージを搭載しています。

また、スマートトラッキング、体性感覚フレーミング、ジェスチャーコントロールや音声操作、最大8K/50fpsのパノラマ動画、1億2000万画素のパノラマ写真撮影、手ブレ補正技術「RockSteady 3.0」および「HorizonSteady」に対応。

水深10mまでの防水性能と-20℃の耐寒性、4マイク搭載による高音質録音、Osmo Actionシリーズのアクセサリーと互換性のある磁気クイックリリースマウント、PC用編集ソフト「DJI Studio」、急速充電にも対応しています。

価格は、Amazonで50,380円(スタンダードコンボ・アドベンチャーコンボは68,529円・税込)、楽天市場で50,380円(送料無料)、ヤフーショッピングで56,880円、AliExpressで55,636円、です。

関連記事:Osmo 360 レビュー!Insta360 X5比較で判明した利点と欠点

Amazonで「Osmo 360」をチェックする

Insta360 GO Ultra

Insta360から発売されたアクションカメラです(2025年8月21日 発売)。

1/1.28インチセンサー、156°の超広角レンズ(F2.85)、アクションポッドに搭載された2.5インチのフリップ式タッチスクリーン、カメラ単体で70分、アクションポッドとの併用で200分の撮影が可能なバッテリー(カメラ: 500mAh, アクションポッド: 1450mAh)を搭載しています。

また、AI編集(FlashCut)、豊富なテンプレートを使った編集、最高4K60fpsの動画撮影、PureVideoモード、FlowState手ブレ補正技術と360度水平維持、スローモーション撮影、クリエイティブモード、AIによるノイズリダクション機能付きマイク、ジェスチャー操作、音声制御2.0、最大50MPの写真解像度、防水(カメラ本体は水深10mまで)、IPX4防滴のアクションポッド、マグネット式のマウントシステムに対応しています。

価格は、Amazonで55,000円、楽天市場で55,000円(送料無料)、ヤフーショッピングで64,800円、です。

関連記事:Insta360 GO Ultra 徹底レビュー!GO 3Sからの進化点と欠点

Amazonで「Insta360 GO Ultra」をチェックする

Insta360 Ace Pro 2

Insta360から発売されたライカレンズ搭載のアクションカメラです(2024年10月22日 発売)。

デュアルチップ、1/1.3インチ8Kセンサー、157度のライカ・ズマリットレンズ、2.5インチのタッチスクリーン(フリップ式)、180分の撮影が可能な1800mAhバッテリーを搭載しています。

また、「ポーズ録画」(録画の一時停止やキャンセル)、ジェスチャー操作、音声制御2.0(音声による操作)、AIハイライト・アシスタント、自動編集、8K30fps動画、4K60fpsアクティブHDR、PureVideoによる低照度性能、4K120fpsスローモーション、FlowState手ブレ補正技術、

風切り音を軽減するためのウィンドガード(付属)、防水(潜水ケースなしで12m、潜水ケースに入れた状態で60mまで)、マグネット式のマウントシステムに対応しています。

価格は、Amazonで51,800、楽天市場で51,800円(税込)、ヤフーショッピングで51,800円(送料無料)、です。

関連記事:Insta360 Ace Pro 2を徹底レビュー!初代からの進化点と欠点は?

Amazonで「Insta360 Ace Pro 2」をチェックする

GoPro HERO13 Black

GoProから発売されたアクションカメラです(2024年9月11日 発売)。

1/1.9インチCMOS イメージセンサー、前面1.4インチのカラーディスプレイ、背面2.27インチのタッチディスプレイ、 取り外し可能な1900mAh Enduroバッテリー、3つのマイクを搭載しています。

また、交換用レンズ(超広角・マクロ・NDフィルター・アナモフィックレンズ ※別売)、スローモーション撮影(バーストスローモーション)、QuikCapture機能、

マグネット式ラッチマウント、GPS機能、最大5.3K/60FPSの動画撮影、手ブレ補正機能「HYPERSMOOTH 6.0」、10mの防水性能、USB-C、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1に対応しています。

価格は、Amazonで55,800円(税込)、楽天市場で54,450円、ヤフーショッピングで54,450円、です。

関連記事:GoPro HERO13 Blackレビュー!HERO12との比較でわかる違い

Amazonで「GoPro HERO13 Black」をチェックする

Osmo Action 6

DJIから発売された1/1.1インチCMOSセンサー搭載のアクションカメラです(2025年11月18日 発売)。

内蔵50GBストレージ、1/1.1インチCMOS(正方形センサー)、155度の広角レンズ(f/2.0-f/4.0可変絞り)、フロント1.46インチ・リア2.5インチのOLEDタッチスクリーン、最大240分の撮影が可能な1950mAhバッテリー、SDカードスロットを搭載しています。

また、可変絞り(f/2.0〜f/4.0)、「4Kフリークロップモード」、「フィルムトーン」機能、「2倍ロスレスズーム」、FOVブーストレンズ(別売)、マクロレンズ(別売)、約38MP静止画、RockSteady 3.0 / 3.0+およびHorizonSteadyによる手ブレ補正、「OsmoAudio」(Bluetoothマイク直接接続)、マグネット式のクイックリリースシステム(両方向対応)、タイムコードに対応。

ジェスチャー操作、音声操作、スーパーナイトモード(動画ISO最大51200)、最大4K120fpsのフレームレート動画、スローモーション撮影(4K120fps)、10-bit D-Log Mカラーシステム、水深20m防水(ケースなし)、60m防水(ケースあり)、IP68等級の耐久性、-20℃の耐寒性(ケースなし)にも対応しています。

販売形態は、スタンダードコンボ、アドベンチャーコンボ(バッテリー3個、充電ケース、延長ロッド等付属)が用意されています。

価格は、Amazonで59,730円(税込)、楽天市場で61,270円(税込・送料無料)、ヤフーショッピングで61,270円、AliExpressで79,046円、米国 Amazon.comで$369.00、です。

関連記事:Osmo Action 6徹底レビュー!5 Proとの決定的な違いと進化点は?

Amazonで「Osmo Action 6」をチェックする

Osmo Action 5 Pro

DJIから発売されたデュアルOLEDタッチスクリーンを搭載したアクションカメラです(2024年9月19日発売)。

1/1.3インチCMOSセンサー、新型のチップセット、47GBのストレージ、1950 mAhバッテリー、3つのマイク、SDカードスロットを搭載しています。

また、スーパーナイトモード、4:3の4K動画撮影、プリ録画機能、960fpsの超スローモーション撮影、10-bit D-Log M/HLGに対応した高画質な撮影、被写体センタリング/トラッキング機能、360°HorizonSteadyの手ブレ補正機能、

防水ケースなしで20mの防水性能、ホワイトバランス精度の向上、30WのUSB PD充電、DJI製ワイヤレスマイク「DJI Mic 2」の接続、155°の超広角撮影、4000万画素の静止画撮影、microSDカード(最大1TBまで)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1に対応しています。

価格は、Amazonで45,000円(税込)、楽天市場で45,000円(送料無料)、ヤフーショッピングで49,070円、です。

関連記事:Osmo Action 5 Pro 徹底レビュー!Action 4比較と欠点

Amazonで「Osmo Action 5 Pro」をチェックする

他のアクションカメラと比較する

他にもアクションカメラが販売されています。2025、2024年の最新モデルもあるので、ぜひチェックしてみてください。

アクションカメラを徹底比較!画質・目的・機能重視の選び方と口コミ評価を紹介

その他のおすすめカメラ製品は?

その他のおすすめカメラ製品は以下のページにまとめてあります。ぜひ比較してみてください。

【徹底比較】360度カメラのおすすめは?目的・用途別の選び方を解説

最新の360度カメラをまとめて紹介しています。

【徹底比較】タフネスデジカメのおすすめは?目的・用途別に選び方を紹介

最新のアウトドア用の防水対応デジカメをまとめて紹介しています。

【2025】instaxチェキ選び方ガイド!アナログ&ハイブリッド9機種徹底比較

富士フィルム instaxチェキの最新機種をまとめて紹介しています。

HUION Kamvas Slate 11/13 レビュー!お絵描き性能と評価

HUION-Kamvas-Slate-11-13 ソファーで絵を描く様子
2025年4月21日に発売された「HUION Kamvas Slate 11/13」は、お絵描きに特化したAndroidタブレットとして、そのユニークなディスプレイとコストパフォーマンスで大きな注目を集めています。

このレビューでは、Kamvas Slate 11/13が持つ「紙のような描き心地」の魅力から、性能面の課題までを徹底的に検証。前モデル「HUION Kamvas Slate 10」や他のライバル機種と比較しながら、その実力に迫ります。

先に結論からお伝えしましょう

HUION Kamvas Slate 11/13 の長所(Pros):

  • 反射を抑え、まるで紙に描いているかのような自然な描き心地
  • ペン・高品質ケース・グローブまで揃う、追加投資不要のオールインワンパッケージ
  • 薄型メタルボディの洗練されたデザインと質感
  • お絵描きから日常使いまで快適にこなす、バランスの取れた処理性能
  • 90Hzの滑らかさ(11)と、4:3の広大な作業領域(13)という個性的な選択肢

HUION Kamvas Slate 11/13 の短所(Cons):

  • 精密な線画には向かないペンの精度(ジッターや弱いパームリジェクション)
  • 指紋認証・顔認証がなく、ロック解除が不便
  • 動画配信サービスで高画質再生ができない(Widevine L3)
  • 3.5mmイヤホンジャックや外部モニター出力機能がない

総合評価:

HUION Kamvas Slate 11/13は、アナログに近い描き心地と手軽さを最優先する、お絵描き初心者や趣味で楽しむライトユーザーにとって最高の選択肢です。ただし、ペンの完璧な精度やタブレットとしての多機能性を求めるユーザーには、いくつかの妥協が必要になります。

この記事で分かること

  1. 薄型メタルボディのデザインと充実した付属品の詳細
  2. 「紙のような描き心地」を実現する特殊ディスプレイの性能
  3. ペン性能の長所と、多くのレビューで指摘される「ジッター」などの課題
  4. CPU「Helio G99」の処理性能と、実際のアプリ動作感
  5. 「原神」など人気ゲームがどの程度プレイできるかの検証結果
  6. 資料撮影にも使えるカメラと、進化したクアッドスピーカーの音質
  7. 前モデルから大幅に進化したバッテリー性能と充電速度
  8. 前モデル「Kamvas Slate 10」との徹底比較
  9. 他のクリエイティブタブレットとの比較で判明したメリットとデメリット
  10. 専門家による5段階評価とどんな人に最適か
  11. 最新の価格・購入先とライバル機種との比較

この記事を最後まで読むことで、「HUION Kamvas Slate 11/13」が本当に最適な一台なのか、購入するべきかどうかが、はっきりと分かるはずです。購入を悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

この製品の購入はこちら→ Amazon リンクAliExpress リンク

公式ストア:Kamvas Slate 11 | HUION公式サイトJAPAN

Huion Kamvas Slate 13 | HUION公式サイトJAPAN

デザイン:HUION Kamvas Slate 11/13 ~洗練された薄型メタルボディと充実の付属品~

HUION Kamvas Slate 11/13 座って画面を見る

ここでは、HUION Kamvas Slate 11/13のデザインについて、その形状の印象から素材、各部の配置に至るまでを詳しくレビューします。特に、前モデルKamvas Slate 10からの進化点に焦点を当てて解説します。

形状の印象と素材感

Kamvas Slate 11/13を手に取って最初に感じたのは、角が丸みを帯びた四角い形状 と、ひんやりと滑らかな金属製のボディがもたらす高級感でした。厚さはわずか7.5mmと非常にスリムで 、前モデルのKamvas Slate 10が保護ケース一体型で少し厚みを感じた のに比べ、より洗練された印象を受けます。仕上げはマットな質感で、落ち着いた雰囲気がありますが、いくつかのレビューで指摘されている通り、ダークグレーの背面は指紋や皮脂がやや目立ちやすいと感じました 。ただ、これは付属の高品質なケースを装着すれば解決できる問題です。

サイズ・重量・カラーの比較

カラーオプションは、Kamvas Slate 11/13ともに「ダークグレー」の1色のみで、前モデル HUION Kamvas Slate 10のグレーとほぼ同じです。

サイズと重量は2モデルで大きく異なり、用途に応じて選ぶことになります。Kamvas Slate 11は重量約500gと、前モデルのSlate 10(575g)よりもさらに軽量化されており、携帯性は抜群です。一方、Kamvas Slate 13約682gとずっしりとした重さがあり 、こちらは外出用というよりは、デスクに据え置いてじっくり創作するためのデバイスという印象です。ベゼル幅は比較的狭く、特にKamvas Slate 13は画面占有率86%を実現しており 、没入感を高めています。

サイズ・重量の違い

  • HUION Kamvas Slate 11:256.8 x 168.3 x 7.5mm、 500g
  • Kamvas Slate 13: 280.6 x 211.8 x 7.5mm、682g
  • HUION Kamvas Slate 10:243 x 161 x 8.6 mm、575g

ボタンとポート、スピーカーの配置

HUION Kamvas Slate 11/13 背面 両手でもつ

ボタンやポートの配置は、タブレットを横向きで使うことを前提に設計されています。Kamvas Slate 11では右側面に電源・音量ボタンが集中していますが、Slate 13では上側面に音量ボタン、左側面に電源ボタンが配置されています。USB Type-CポートmicroSDカードスロット(最大1TB対応)は、11では下部、13では右側面 にあり、どちらのモデルも大容量ストレージに対応しているのは大きなメリットです。

注目すべき変更点として、前モデルのSlate 10には搭載されていた3.5mmイヤホンジャックが、Kamvas Slate 11/13では廃止されました 。スピーカーは、前モデルの2つから4つへと増設され、本体の上下に2つずつ配置されているため 、手で塞ぐことなくクリアなステレオサウンドを楽しめます。

カメラの形状と耐久性

カメラは、前面カメラがベゼルに内蔵され、背面カメラは少し出っ張りのあるデザインです 。全体の作りはしっかりとしており、金属ボディによる剛性の高さを感じますが、IP等級のような防水防塵性能に関する公式な記載はありません。

充実の付属品

HUIONの魅力である付属品の充実はKamvas Slate 11/13でも健在です。高品質なレザーケースやスタイラスペンはもちろん、画面の誤操作を防ぐアーティストグローブまで同梱されています。このグローブは、タッチに反応しにくくなるよう裏地に当て布が縫い付けてあり、これを装着することで、描画中の誤操作を大幅に減らすことができました。実際にグローブなしで描いてみると手のひらが誤作動を誘発しやすかったため、快適な描画体験のためには、このグローブが欠かせないアイテムだと実感しました。

前モデルのKamvas Slate 10と比較すると、消耗品である替え芯が1本から3本に増え、このグローブが追加された点は嬉しい改善です。しかし、Slate 10には付属していたACアダプターが非同梱となったため、充電器は別途用意する必要がある点には注意が必要です。

HUION Kamvas Slate 11/13の付属品

  • Kamvas Slate 11または13 本体 ×1
  • レザーケース(スタンド機能付き) ×1
  • H ペンシル(スタイラスペン) ×1
  • ペン先 ×3
  • USB-C – USB-A 電源ケーブル ×1
  • パームリジェクションアーティストグローブ ×1
  • カード取り出しツール(SIMピン) ×1
  • クイックスタートガイド ×1

まとめ:デザイン

  • 第一印象:前モデルの頑丈な子供向けという印象から一新し、薄さ7.5mmの洗練されたメタルボディで高級感が大幅に向上
  • 素材と仕上げ:マットな質感の金属製ボディは手触りが良いものの、指紋がやや目立つため付属ケースの利用を推奨
  • 携帯性:Kamvas Slate 11は約500gと軽量で持ち運びに最適 。一方、Kamvas Slate 13は約682gでデスクでの使用が中心
  • ポートとスピーカー:microSDカードスロットは引き続き搭載 。スピーカーは4つに増設され臨場感が向上したが、3.5mmイヤホンジャックは廃止された
  • 付属品:高品質なケースやグローブまで同梱されており、購入後すぐに快適な環境で使い始められる

ディスプレイ:HUION Kamvas Slate 11/13 ~紙のような描き心地を実現した特殊ディスプレイ~

HUION Kamvas Slate 11/13 ディスプレイ 画面に地図

ここでは、HUION Kamvas Slate 11/13のディスプレイについて、その第一印象から画質、描き心地に直結する視差(パララックス)までを詳しくレビューします。前モデルKamvas Slate 10から、どのように進化したのかに注目してください。

第一印象と表面処理

Kamvas Slate 11/13の電源を入れて最初に目を奪われたのは、そのディスプレイの質感です。両モデルとも種類はIPS液晶ですが、注目すべきは「ナノエッチング加工」が施された非光沢(ノングレア)の柔光ガラスを採用している点です。部屋の照明の下で使ってみると、前モデルKamvas Slate 10の光沢画面が鏡のように光を反射したのに対し、Kamvas Slate 11/13は光を柔らかく拡散させ、映り込みが劇的に少ないことに感動しました。このおかげで、長時間の作業でも目の疲れを感じにくかったです。発色sRGBカバー率99%と非常に良好で、色の正確性が求められるイラスト制作にも十分対応できます。

HUION Kamvas Slate 11/13 AGガラスディスプレイ

サイズ、解像度、リフレッシュレート、アスペクト比

ディスプレイのスペックは、前モデルのKamvas Slate 10から進化し、2つのモデルで明確な個性を持つようになりました。Kamvas Slate 11は、前モデルと同じく動画視聴などにも適した標準的な16:10のアスペクト比を採用 。携帯しやすい10.95インチの画面に1920×1200の解像度を備え、最大90Hzの高リフレッシュレートに対応しています。WebサイトやSNSをスクロールした際の動きは驚くほど滑らかで、その差は歴然でした。

一方、Kamvas Slate 13は、作業効率を重視したユニークな4:3のアスペクト比を採用しているのが最大の特徴です。12.7インチという大きなキャンバスが、一般的な16:10の画面よりも縦に広いため、マンガのページ全体を表示させたり、資料を並べて作業したりする際に、非常に広々とした作業領域を確保できました。

ディスプレイサイズ・解像度の違い

  • HUION Kamvas Slate 11:10.95インチ、解像度: 1920 x 1200 (FHD+)
  • Kamvas Slate 13: 12.7インチ、 解像度: 2176 x 1600 (QHD+)
  • HUION Kamvas Slate 10: 10.1インチ、解像度: 1920 x 1200 (16:10、FHD+)

HUION Kamvas Slate 11/13 画面サイズの違い

アスペクト比の違い

  • HUION Kamvas Slate 11:16:10
  • Kamvas Slate 13:4:3
  • HUION Kamvas Slate 10:16:10

輝度とコントラスト比

HUION Kamvas Slate 11/13 発色に優れる画面で描く様子

画面の明るさを示す輝度は、Kamvas Slate 11/13ともに350nits以上と、前モデルKamvas Slate 10の260nitsから大きく向上しました。これにより、日中の明るいカフェで作業した際も、画面の視認性は良好でした。コントラスト比は1000:1で、これは前モデルと同じスペックですが、黒の締まりも良く、メリハリのある映像を楽しめます。

視差(パララックス)の少なさ

描き心地を確かめるため、視差(ペン先と描画位置のズレ)を重点的にチェックしました。CLIP STUDIO PAINTの定規ツールを使い、画面上でゆっくりと対角線を引いてみたところ、ペン先と実際に描かれる線の間に、ほぼ隙間がないことに驚きました。これは、液晶とカバーガラスを一体化させる「フルラミネーション技術」によるものです。ペン先がダイレクトに線に変わる感覚は、まるで紙に直接描いているかのようで、細かな部分の描き込みも非常に直感的に行えました。

動画視聴の注意点

HUION Kamvas Slate 11/13 タブレットで音楽を聴く様子

一方で、動画鑑賞には大きな注意点があります。お気に入りの映画をNetflixで観ようとしたところ、映像が少しぼやけて表示されることに気づきました。これは、著作権保護技術であるWidevineが「L3」という低いセキュリティレベルのためで、残念ながら高画質(HD以上)での再生ができません。YouTubeの視聴は問題ありませんが、有料の動画配信サービスを高画質で楽しみたい場合には、この仕様が大きな制約となります。

HUION Kamvas Slate 11/13のディスプレイ仕様

  • 種類: IPS液晶
  • 表面処理: 非光沢(ノングレア)、ナノエッチング柔光ガラス
  • ラミネーション: フルラミネーション加工
  • サイズ: 11モデル:10.95インチ / 13モデル:12.7インチ
  • 解像度: 11モデル:1920 x 1200 (FHD+) / 13モデル:2176 x 1600 (QHD+)
  • リフレッシュレート: 11モデル:90Hz / 13モデル:60Hz
  • 色再現性: 99% sRGB
  • 輝度: >350nits
  • コントラスト比: 1000:1

まとめ:ディスプレイ

  • 表面処理:前モデルの光沢から、反射を抑える非光沢のナノエッチングガラスへと大きく進化し、紙のような描き心地を実現
  • モデル毎の特徴:11は90Hzの滑らかさ、13は4:3の高解像度・大画面で、用途に応じた選択が可能
  • 視差と発色:フルラミネーションで視差は極小。sRGB 99%の優れた色再現性を持つ
  • 動画視聴の注意点:WidevineがL3のため、Netflixなどの高画質再生には対応していない

ペン性能と手書き機能:HUION Kamvas Slate 11/13 ~描き心地は向上、しかし精度には課題も~

HUION Kamvas Slate 11/13 の専用スタイラスペン

ここでは、お絵描きタブレットの最も重要な要素であるペン性能と手書き機能について、Kamvas Slate 11/13がどのような体験を提供してくれるのかをレビューします。前モデルKamvas Slate 10からの進化点や、実際の描き心地、そしてプリインストールアプリとの連携についても詳しく見ていきましょう。

ペンの基本性能と本体

Kamvas Slate 11/13に付属するスタイラスペン「H-Pencil」は、4096段階の筆圧感知±60°の傾き検知に対応しており、基本的なスペックは前モデルから踏襲しています。ペン本体は金属製で高級感があり、適度な重さと握りやすい太さで、長時間の作業でも疲れにくいと感じました。充電はペンのお尻にあるUSB-Cポートで行うアクティブ式で、Bluetooth接続は不要です。サイドボタンは1つあり、ibisPaintなどの対応アプリで消しゴムなどに割り当てて使えます。

ペンのショートカットキーの使い勝手

H-Pencilには、カスタマイズ可能なサイドボタンが1つ搭載されています。このボタンには「取り消し」や「消しゴム」、「ブラシ」といった機能を割り当てることができ、実際にibisPaintで試したところ、ペンを持ち替える手間なく瞬時にツールを切り替えられるため、作業効率が格段に向上しました。

ただし、注意すべきは、このショートカット機能が公式にサポートされているのは「HiPaint」と「ibisPaint」の2つのアプリのみという点です。私がメインで使っているCLIP STUDIO PAINTなど、他の多くのアプリではこの便利な機能を利用できませんでした。これは、2つのカスタムボタンを備えていた前モデルKamvas Slate 10のペンからの変更点であり、物理的なショートカットの数が減ったことになります。

格段に進化した「紙のような」描き心地

HUION Kamvas Slate 11/13 ペンで描く様子

実際に画面にペンを走らせてみて、前モデルのKamvas Slate 10との最大の違いを感じたのが、その描き心地です。Kamvas Slate 11/13は、ディスプレイ表面にナノエッチング処理が施されており、ペン先に絶妙な抵抗感(摩擦)が生まれます。光沢画面でペン先が滑りやすかったSlate 10とは異なり、まるで上質な紙に描いているかのような自然な感覚でスケッチができました。この「紙のような感触」は、描くことへの没入感を格段に高めてくれます。

プロには厳しい?追従性と精度の課題

描き心地は素晴らしい一方で、ペンの精度、特に追従性にはいくつかの課題が残されています。CLIP STUDIO PAINTで定規ツールを使ってゆっくりと斜線を引くと、線が細かく波打ってしまう「ジッター」という現象が確認できました。これは前モデルでも指摘されていた問題で、残念ながら根本的な改善には至っていないようです。素早く線を引けば目立ちにくくなりますが、正確な線画を描こうとすると、この現象が大きなストレスになる可能性があります。

また、パームリジェクション(画面に置いた手を認識させない機能)が弱く、付属のグローブなしで描いていると、意図せずキャンバスが拡大・縮小してしまうことが頻繁にありました。ごく軽い筆圧の検知も不安定で、繊細なタッチで描こうとすると線が途切れてしまうことも。これらの点から、プロのイラストレーターが仕事で使うには厳しいかもしれませんが、趣味のスケッチや落書きには十分楽しめる性能だと感じました。

すぐに始められるプリインストールアプリ

HUION Kamvas Slate 11/13 画面とアプリ

本機には「HiPaint」「ibisPaint」「Clip Studio Paint」といった人気のペイントアプリがプリインストールされており、購入後すぐに様々なツールを試せるのは、特に初心者にとって非常に親切な仕様です。

これらに加え、ノートアプリ『HiNote』も搭載されており、会議の内容やアイデアなどをペンで手軽にメモできるだけでなく、本体の13MPリアカメラと連動させて、撮影した写真に直接書き込むことで、視覚的なメモを作成することも可能です。どのアプリも基本的な動作は快適で、8GBのRAMのおかげでレイヤーを複数重ねてもパフォーマンスが落ちることはありませんでした。

プリインストールアプリ 一覧

  • HiPaintt: 無料で使える多機能なペイントアプリで、豊富なブラシとシンプルな操作性が魅力です。
  • ibisPaint: 15,000種類以上のブラシとSNS連携機能が充実した、初心者から上級者まで幅広く使われる人気のアプリです。
  • Clip Studio Paint: 漫画・イラスト・アニメ制作に特化したプロ向けの多機能ペイントソフトです。

HUION Kamvas Slate 11/13の主な手書き機能

  • 4096段階の筆圧感知: 力の強弱に応じて、線の太さや濃淡を細かく表現できます。
  • ±60°の傾き検知: ペンを傾けて、影を塗るような表現が可能です。
  • ペンショートカットキー: ペン側面のボタンに、一部アプリで「消しゴム」などの機能を割り当て、作業を効率化できます。
  • パームリジェクション機能: 描画中に画面に手が触れても誤動作しにくいように設計されています。
  • 紙のような描き心地: ナノエッチング加工された画面により、紙に似た適度な摩擦感で描画できます。
  • 低視差: フルラミネーションディスプレイにより、ペン先と描画位置のズレが最小限に抑えられています。
  • プリインストールアプリ: 購入後すぐに描画を始められるように、複数のペイントアプリが標準で搭載されています。

まとめ:ペン性能と手書き機能

  • 描き心地:ナノエッチング加工の画面により、前モデルの光沢画面から「紙のような」自然な描き心地へと大幅に向上した
  • ペンの精度:斜め線が波打つジッターや弱いパームリジェクションといった課題は前モデルから残っており、プロレベルの精密な描画には向かない
  • 筆圧と追従性:4096段階の筆圧検知に対応しているが、ごく軽い筆圧のコントロールは難しく、不安定になることがある
  • アプリ連携:人気のペイントアプリがプリインストールされており、初心者でも購入後すぐに創作活動を始められる

処理性能とレスポンス:HUION Kamvas Slate 11/13 ~日常使いから創作まで快適な動作~

HUION Kamvas Slate 11/13 拡大 画面に描く様子

ここでは、タブレットの快適さを決定づけるKamvas Slate 11/13の処理性能とレスポンスについて、その頭脳であるCPUから、メモリ、ストレージの仕様までを詳しく解説します。前モデルKamvas Slate 10からの確かな進化を、実際の使用感を交えてお伝えします。

CPUとGPUの基本性能

Kamvas Slate 11/13は、その性能の要にMediaTek社の「Helio G99」というプロセッサーを搭載しています。これはTSMCの6nmプロセスで製造された比較的新しいチップセットで、高性能な2つのCortex-A76コア(最大2.2GHz)と、電力効率に優れた6つのCortex-A55コア(最大2.0GHz)で構成されています。前モデルKamvas Slate 10が搭載していたローエンド向けのUnisoc T616と比べ、CPU性能は飛躍的に向上しました。

HUION Kamvas Slate 11/13 CPU

グラフィックスを担うGPUには「Arm Mali-G57 MC2」が統合されており、イラスト制作や動画視聴といった日常的なグラフィック処理をスムーズにこなします。客観的な性能を示すベンチマークテストでは、Geekbench 5のスコアがシングルコアで約550点、マルチコアで約1700点を記録しており、ミドルレンジのタブレットとして十分な性能を持っていることがわかります。

実使用でのレスポンスと動作感

実際に使ってみると、この性能向上の恩恵を様々な場面で感じることができました。電源を入れてからの起動に一瞬待たされる感覚はありましたが、一度起動してしまえば、UIの動作は非常に滑らかです。Chromeで画像が多いニュースサイトを閲覧しても、読み込みやスクロールでカクつくことは一切ありませんでした。

クリエイティブ作業では、CLIP STUDIO PAINTで複数のレイヤーを重ねて複雑なイラストを描いても、動作が重くなることなく快適に作業を進められました。また、YouTubeで高画質の動画を再生しながら、分割画面でWebブラウジングをするといったマルチタスクもスムーズにこなせます。高負荷な作業を続けても本体はほんのり温かくなる程度で、前モデルのSlate 10で感じられたような熱を持つことはありませんでした。

メモリとストレージ

両モデルとも、メモリ(RAM)には8GBのLPDDR4Xを搭載しています。これは前モデルと同じ容量ですが、高性能なCPUと組み合わさることで、より快適なマルチタスク性能を実現しています。内蔵ストレージは、Kamvas Slate 11が128GB、13が256GBで、高速なUFS 2.2規格を採用しています。これにより、アプリの起動やファイルの読み込みが非常にスピーディです。さらに、両モデルとも最大1TBのmicroSDカードに対応しているため、容量の大きなイラストデータや動画ファイルも気兼ねなく保存できます。

HUION Kamvas Slate 11/13パフォーマンス仕様

  • プロセッサー(SoC): MediaTek Helio G99 (2x Cortex-A76 @2.2GHz + 6x Cortex-A55 @2.0GHz)
  • グラフィックス(GPU): Arm Mali-G57 MC2
  • RAM(メモリ): 8GB LPDDR4X
  • ストレージ: 128GB (Slate 11) / 256GB (Slate 13) UFS 2.2
  • ストレージ拡張性: microSDカードスロット (最大1TBまで対応)

まとめ:処理性能とレスポンス

  • CPU性能:前モデルのUnisoc T616からHelio G99へと大幅に性能が向上し、Web閲覧からクリエイティブ作業まで快適にこなせる
  • メモリ:8GBのRAMを搭載し、高負荷なイラスト制作やマルチタスクもスムーズ
  • ストレージ:高速なUFS 2.2規格の内蔵ストレージに加え、最大1TBのmicroSDカードに対応し、拡張性も十分
  • 使用感:起動時に若干の遅さを感じるものの、全体的な動作は非常に滑らかで、発熱も少なく安定している

Antutuベンチマーク

 

HUION Kamvas Slate 11/13 グラフ MediaTek-HelioG99-VS-Unisoc-T616

HUION Kamvas Slate 11/13が搭載するMediaTek Helio G99 プロセッサは、Antutu V10 ベンチマーク総合で約 40万点を記録する性能を備えています。

実際に測定すると、以下の通り、約 41~42万点を記録し、ほぼ40万点に近いスコアでした。

例1: Antutu V10.5.1 総合で「422727」、CPUで「133730」、GPUで「65544」、MEMで「108479」、UXで「114974」

例2: Antutu V10.5.2 総合で「411026」、CPUで「136653」、GPUで「65224」、MEMで「103284」、UXで「105865」

一方、前モデル「HUION Kamvas Slate 10」はUnisoc T616 プロセッサを搭載し、Antutu V9.5.7総合で約27万点を記録していました。Antutu V10に換算すると約 31万点になります。

例: Antutu V9.5.7 総合で「270605」、CPUで「72477」、GPUで「39222」、MEMで「84767」、UXで「74139」

(推定)例: Antutu V10 総合で「315000」、CPUで「76000」、GPUで「57000」、MEMで「98000」、UXで「85000」

以上のことから、HUION Kamvas Slate 11/13は、前モデル「HUION Kamvas Slate 10」よりもスコアが9万点上がっていることが分かります。

MediaTek Helio G99 性能を比較

HUION Kamvas Slate 11/13が搭載するMediaTek Helio G99 プロセッサは、他のタブレットと比較してどのくらいの性能なのでしょうか?Antutuベンチマークで比較してみました。

CPUランキング

※Antutu V10 ベンチマーク総合スコアで比較したものです。

  1. Snapdragon 7s Gen 2 (Redmi Pad Pro/POCO Pad)・・・Antutu:62万
  2. UNISOC T760 (nubia Pad SE)・・・Antutu:50万
  3. Exynos 1280 (Galaxy Tab S6 Lite 2024)・・・Antutu:41万
  4. MediaTek Helio G100-Ultra (Redmi Pad 2)・・・Antutu:40万
  5. Helio G99 (HUION Kamvas Slate 11/13)・・・Antutu:40万
  6. Mediatek MT8771 (Magic Drawing Pad)・・・Antutu:40万
  7. Allwinner A733 (TECLAST P50AI)・・・Antutu:32万
  8. Unisoc T620 (DOOGEE T36/ Teclast T50 Plus)・・・Antutu:30万
  9. Unisoc T615 (Blackview MEGA 2)・・・Antutu:29万
  10. Snapdragon 680 (Redmi Pad SE)・・・Antutu:27万

比較して分かること

MediaTek Helio G99はAntutu V10スコア40万点という結果から、中価格帯のデバイスにおける標準的な性能を持つCPUであると結論付けられます。この性能は、日常的なウェブブラウジング、動画コンテンツの視聴、SNSの利用といった一般的なタスクをスムーズにこなすには十分なレベルです。

最上位の性能を持つSnapdragon 7s Gen 2などには及ばないものの、エントリークラスのSnapdragon 680などに対しては明確な性能的優位性を持っています。したがって、MediaTek Helio G99を搭載したデバイスは、過度な高性能は求めないが、安価なモデルでは動作の遅さに不満を感じるというユーザー層にとって、コストパフォーマンスに優れたバランスの取れた選択肢であると言えるでしょう。

ゲーム性能:HUION Kamvas Slate 11/13 ~人気タイトルの動作を徹底検証~

HUION Kamvas Slate 11/13 ゲームプレイの様子

HUION Kamvas Slate 11/13は、お絵描きだけでなく、その心臓部であるMediaTek Helio G99プロセッサによって、様々なゲームも楽しめるタブレットです。ここでは、実際にいくつかの人気ゲームタイトルをプレイし、どの程度快適に動作するのかを、具体的なフレームレート(FPS)を交えて詳しくレビューしていきます。

原神

まず、広大な世界を冒険するオープンワールドRPG「原神」を試してみました。このゲームを快適にプレイするには、グラフィック設定の調整が不可欠です。実際に画質を「低」または「最低」に設定してみると、フレームレートは平均して30FPS前後で安定しました。フィールドを探索している間は比較的スムーズに動作し、美しい世界を堪能できましたが、複数の敵との戦闘や、元素爆発による派手なエフェクトが重なると、一時的にフレームレートが落ち込み、動作が重くなる場面も見られました。

フォートナイト

次に、世界的な人気を誇るバトルロイヤルゲーム「フォートナイト」をプレイしました。勝利のためには安定したフレームレートが求められる本作では、グラフィック品質を「低」、3D解像度を75%前後に調整することで、平均30FPSから40FPSでの動作が可能でした。ゲーム序盤の静かな状況では滑らかに動きますが、終盤の建築が入り乱れる激しい銃撃戦では、フレームレートが不安定になりがちで、競技性の高いプレイを望むには少し心もとない印象です。

レイヴン2(RAVEN2)

多くのプレイヤーが同時に活動する大規模MMORPG「レイヴン2(RAVEN2)」では、グラフィック設定を「中」以下にすることで、通常のクエスト進行は30FPS以上で比較的スムーズに進められました。しかし、数十人規模のレイドボス戦や大規模な攻城戦になると、膨大なキャラクターとエフェクトの処理が追いつかず、フレームレートは20FPS台まで落ち込むことがありました。集団戦闘を快適に楽しむには、画質を「低」に設定するのが賢明です。

ウマ娘 プリティーダービー (Uma Musume Pretty Derby)

育成シミュレーションゲーム「ウマ娘 プリティーダービー」は、Helio G99の性能で全く問題なく楽しむことができました。グラフィック設定を「標準」や「高」にしても、育成パートからレースシーンまで、安定して30FPS以上で非常に滑らかに動作します。本作の魅力である高品質な3Dモデルで描かれるウイニングライブも、大きなコマ落ちなく楽しむことができ、満足度は非常に高かったです。

マインクラフト

最後に、サンドボックスゲームの定番「マインクラフト」をプレイしました。描画チャンクの距離を8から12程度に設定すれば、安定して60FPSに近い高いフレームレートを維持でき、建築や探検といった基本的なプレイでストレスを感じることは一切ありませんでした。ただし、TNTを大量に爆発させるなど、極端に負荷がかかる状況ではフレームレートが低下するため、その点は留意が必要です。

まとめ:ゲーム性能

MediaTek Helio G99は、ミドルレンジのプロセッサとして、バランスの取れたゲーム性能を持っています。「ウマ娘」や「マインクラフト」のように、比較的負荷が軽い、あるいは最適化が進んだゲームであれば、設定次第で非常に快適なプレイが可能です。

一方で、「原神」や「フォートナイト」のような高いグラフィック性能を要求するゲームでは、高画質設定は難しく、画質を「低」設定などに割り切ることで、ようやく安定した動作の土台ができます。常に最高の環境でプレイしたいユーザーには物足りないかもしれませんが、幅広いゲームをカジュアルに楽しみたいユーザーにとっては、十分な実力を持った選択肢となるでしょう。

カメラとオーディオ性能:HUION Kamvas Slate 11/13 ~資料撮影にも使える実用的なカメラと臨場感あるサウンド~

HUION Kamvas Slate 11/13 背面を手でもつ

ここでは、クリエイティブな用途でも意外と重要になるKamvas Slate 11/13のカメラとオーディオ性能についてレビューします。前モデルKamvas Slate 10からの進化点にも触れながら、その実力を詳しく見ていきましょう。

カメラ性能 ~資料撮影にも使える実用的な画質~

Kamvas Slate 11/13は、背面に13MP、前面に8MPのカメラを搭載しています。特に前面カメラは、前モデルKamvas Slate 10の5MPから画素数が向上しており、Web会議などでの写りがより鮮明になりました。カメラアプリ自体は非常にシンプルで、夜景モードなどの特殊な撮影機能はありませんが、RAW形式での撮影や最大4倍のズームが可能です。

実際に屋外で風景や植物を撮影してみたところ、タブレットのカメラとしては驚くほどクリアで自然な発色の写真が撮れました。これなら、イラスト制作用の資料として撮影した写真を、そのまま作品に活用することも十分に可能です。動画撮影時の手ぶれ補正は強力ではありませんが、オンライン授業やビデオ通話で使う分には全く支障のないレベルでした。

オーディオ性能 ~進化したクアッドスピーカーと外部出力~

オーディオ面での最大の進化は、スピーカーの数です。前モデルKamvas Slate 10が2つのデュアルスピーカーだったのに対し、Kamvas Slate 11/13は本体の上下に2つずつ、合計4つのクアッドスピーカーを搭載しています。

その音質を確かめるため、YouTubeでアニメを視聴してみました。キャラクターのセリフは中~高音域が非常にクリアで、一つ一つの言葉が明瞭に聞き取れました。また、上下に配置されたスピーカーのおかげで、サウンドにある程度の立体感が生まれ、ただ音が鳴っているだけではない広がりを感じられました。

しかし、次にアクション映画の予告編を再生してみると、爆発シーンなどの迫力は少し物足りなく感じます。低音の響きが弱く、音量を最大にしても音が割れることはないものの、部屋全体を震わせるような音圧はありません。会話中心のコンテンツには十分ですが、音楽や映画を迫力あるサウンドで楽しみたい場合は、外部スピーカーやイヤホンの利用がおすすめです。

外部出力に関しては、注意すべき変更点があります。前モデルのSlate 10には搭載されていた3.5mmイヤホンジャックが、Kamvas Slate 11/13では廃止されました。そのため、有線イヤホンを使うにはUSB Type-Cからの変換アダプタが必要です。ワイヤレスイヤホンとのBluetooth接続は安定しており、遅延なども特に感じませんでした。

HUION Kamvas Slate 11/13のカメラ・オーディオ仕様

  • 背面カメラ: 13MP
  • 前面カメラ: 8MP
  • スピーカー: クアッドスピーカー (1W x 4)
  • マイク: デュアルマイク
  • 外部出力: USB Type-Cオーディオ、Bluetooth 5.0

まとめ:カメラとオーディオ性能

  • カメラ画質:タブレットとしては十分すぎる実用的な画質で、イラスト用の資料撮影にも活用できる
  • スピーカー:前モデルの2つから4つのクアッドスピーカーに進化し、動画視聴時の臨場感が大幅に向上した
  • 音質:中高音域はクリアで聞き取りやすいが、低音の迫力は控えめ
  • 外部出力:3.5mmイヤホンジャックが廃止されたため、有線接続には変換アダプタが必要

バッテリー持ちと充電:HUION Kamvas Slate 11/13 ~一日中使える大容量バッテリー~

HUION Kamvas Slate 11/13 前面と背面

ここでは、携帯性が重要なタブレット選びの鍵となる、Kamvas Slate 11/13のバッテリー性能と充電仕様についてレビューします。前モデルKamvas Slate 10からどれほど進化したのか、実際の使用感を交えながら詳しく見ていきましょう。

一日中使える、進化したバッテリー容量

Kamvas Slate 11/13は、バッテリー容量が前モデルのKamvas Slate 10の6,000mAhから大幅に増強され、Slate 118,000mAhSlate 1310,000mAhという大容量バッテリーを搭載しています。この進化は、実際の使用シーンで大きな安心感につながりました。休日にKamvas Slate 11を使って、カフェでCLIP STUDIO PAINTでイラストを描いたり、YouTubeで動画を観たりして過ごしましたが、約10時間も充電なしで楽しむことができ、バッテリー残量を気にするストレスから解放されました。

公称値では、Slate 11が最大11時間Slate 13が最大14時間となっており、一般的な用途であれば、ほぼ公称値通りのスタミナを発揮してくれます。ただし、負荷の重いゲームをプレイした際は3時間ほどでバッテリーが切れてしまうため、外出先でゲームをメインに考えている場合はモバイルバッテリーを併用するのが賢明でしょう。

スピーディな充電と注意点

充電方式はUSB Type-Cポートを採用しており、18Wの急速充電に対応しています。大容量バッテリーにもかかわらず、Slate 11約2.7時間Slate 13は約3.3時間でフル充電が可能で、急な外出前でも素早く充電を済ませられるのは非常に便利です。なお、ワイヤレス充電には対応していません。

ここで注意したいのが、前モデルのKamvas Slate 10にはACアダプターが付属していましたが、Kamvas Slate 11/13ではUSBケーブルのみの同梱となり、ACアダプターは別途購入が必要になった点です。この点はコストダウンの影響かもしれませんが、購入前に必ず確認しておくべきでしょう。

HUION Kamvas Slate 11/13のバッテリー仕様

  • バッテリー容量: 11モデル:8,000mAh / 13モデル:10,000mAh
  • 公称駆動時間: 11モデル:最大11時間 / 13モデル:最大14時間
  • 充電方式: USB Type-C (18W急速充電対応)
  • 充電時間: 11モデル:約2.7時間 / 13モデル:約3.3時間

まとめ:バッテリー持ちと充電

  • バッテリー容量:前モデルから大幅に増加し、一日中安心して使える
  • 実用駆動時間:一般的な用途で約10時間、お絵描きでも7-8時間と、外出先でも十分なスタミナ
  • 充電速度:18W急速充電に対応し、大容量ながらスピーディな充電が可能
  • 注意点:ACアダプターが付属しなくなったため、別途用意が必要

OSと機能:HUION Kamvas Slate 11/13 ~最新OSの利便性と割り切られた仕様~

HUION Kamvas Slate 11/13 画面 背景ブラック

ここでは、HUION Kamvas Slate 11/13のソフトウェアと日々の使い勝手を左右する機能についてレビューします。前モデルKamvas Slate 10から進化した最新OSの利便性や、創作活動を支える便利な機能、そして価格と引き換えに割り切られた点も詳しく見ていきましょう。

最新Android 14のUIと操作性

Kamvas Slate 11/13は、OSにAndroid 14を搭載しており、前モデルKamvas Slate 10のAndroid 12から着実にアップデートされています。UIは独自のカスタマイズがほとんどない素のAndroidに近く、不要なアプリ(ブロートウェア)が入っていないため、シンプルで直感的に操作できます。ただし、大画面に最適化された独自機能や、「ダブルタップでスリープ解除」のような便利なジェスチャーは搭載されていません。また、今後のOSアップデート保証については明言されておらず、その点は少し気になるところです。

通信機能と生体認証の欠如

通信機能はWi-Fi 5とBluetooth 5.0に対応しており、自宅のWi-Fiに接続して動画を観たり、ワイヤレスイヤホンで音楽を聴いたりする際に、接続が不安定になることはありませんでした。なお、SIMカードには非対応のWi-Fiモデルのため、外出先でインターネットに接続するには、スマートフォンのテザリングなどを利用する必要があります。

一方で、日々の使い勝手で最も不便に感じたのが、指紋認証顔認証といった生体認証機能が一切搭載されていない点です。ロックを解除するたびにPINやパターンを入力する手間は、前モデルのSlate 10からも改善されておらず、残念なポイントです。

なお、NFCは非搭載のため、電子マネーの利用などはできません。また、USB-Cポートからの映像出力にも対応していないため、テレビや外部モニターに画面を映し出すといった使い方はできないので注意が必要です。

便利な専用ケースの機能

本機の機能性を語る上で欠かせないのが、標準で付属する専用ケースの存在です。これは単なる保護カバーではなく、作りが非常にしっかりとしており、蓋を折りたたむことでタブレットスタンドとしても機能します。動画を観る時と、イラストを描く時とで、2段階の角度に調整できるのが便利でした。また、ケースにはH-Pencilを収納できるスペースが設けられており、ペンを紛失する心配がないのは嬉しい配慮です。さらに、本体に内蔵されたホールセンサーと連動し、ケースの蓋を開くと自動で画面がオンになり、閉じるとスリープする機能は、毎日の使用でその快適さを実感できました。

HUION Kamvas Slate 11/13のOS・主な機能

  • OS: Android 14
  • プリインストールアプリ: HiPaint, HiNote, ibisPaint, Clip Studio Paintなど
  • マルチタスク機能: 分割画面に対応
  • 通信機能: Wi-Fi 5 (802.11 b/g/n/ac), Bluetooth 5.0
  • 携帯通信: 非対応(Wi-Fiモデルのみ)
  • 生体認証: 非搭載
  • NFC: 非対応
  • 外部ディスプレイ出力: 非対応

まとめ:OSと機能

  • OSとアプリ:前モデルから進化したAndroid 14を搭載し、便利なペイントアプリがプリインストールされているため、初心者でもすぐに始められる。
  • UIと操作性:素のAndroidに近くシンプルで使いやすいが、タブレットに最適化された独自機能やジェスチャーは少ない。
  • 生体認証:指紋認証・顔認証ともに非搭載であり、ロック解除は毎回手動で行う必要がある。
  • 拡張性と制限:分割画面機能は便利だが、外部モニターへの映像出力やNFCには非対応と、機能は割り切られている。

HUION Kamvas Slate 11/13とHUION Kamvas Slate 10の主な違い

ここでは、2025年4月に発売されたHUION Kamvas Slate 11/13と、その前モデルにあたる2024年1月発売のHUION Kamvas Slate 10のスペックを比較し、進化した点や共通の課題を解説します。

OS

  • Kamvas Slate 10: Android 12.0
  • Kamvas Slate 11/13: Android 14
  • 違い: 後継モデルであるKamvas Slate 11/13は、より新しく、機能が改善されたOSを搭載しています。

CPU

  • Kamvas Slate 10: Unisoc T616
  • Kamvas Slate 11/13: MTK Helio G99
  • 違い: Kamvas Slate 11/13は、より高性能なミドルレンジ向けのCPUを搭載しており、アプリの動作や全体のレスポンスが向上しています。

ディスプレイ

  • Kamvas Slate 10: 10.1インチ、1920×1200、光沢ディスプレイ、90% sRGB
  • Kamvas Slate 11/13: 10.95インチ(11) / 12.7インチ(13)、非光沢(ナノエッチング)、99% sRGB。Slate 11は90Hz、Slate 13は高解像度QHD+。
  • 違い: Kamvas Slate 11/13は、反射を抑え紙のような描き心地を実現する非光沢ディスプレイへと大きく進化しました。色域も向上し、モデルごとに画面サイズやリフレッシュレートで特色を出しています。

サイズ

  • Kamvas Slate 10: 243 x 161 x 8.6 mm
  • Kamvas Slate 11/13: 256.8 x 168.3 x 7.5mm (11) / 280.6 x 211.8 x 7.5mm (13)
  • 違い: 後継モデルは画面が大型化しつつも、厚さは約1mm薄くなり、よりスタイリッシュなデザインになっています。

重量

  • Kamvas Slate 10: 575g
  • Kamvas Slate 11/13: 500g (11) / 682g (13)
  • 違い: Kamvas Slate 11は大幅に軽量化され携帯性が向上。Kamvas Slate 13は画面サイズ相応に重くなっています。

カラー

  • Kamvas Slate 10: Grey
  • Kamvas Slate 11/13: Dark Grey
  • 違い: ほぼ同系統のカラーですが、後継モデルは「ダークグレー」という名称になっています。

耐久性

  • Kamvas Slate 10: 筐体に装着された保護ケースにより、物理的な耐衝撃性が高い印象です。
  • Kamvas Slate 11/13: 洗練された金属ボディですが、保護は付属のレザーケースに依存します。
  • 違い: 耐久性へのアプローチが異なります。Kamvas Slate 10は一体型で頑丈、Kamvas Slate 11/13はデザイン性を重視しつつ、ケースで保護する形です。

バッテリー

  • Kamvas Slate 10: 6000mAh、充電約3.5時間
  • Kamvas Slate 11/13: 8000mAh(11) / 10000mAh(13)、急速充電対応(約2.7時間~3.3時間)
  • 違い: Kamvas Slate 11/13は、バッテリー容量、駆動時間、充電速度のすべてにおいて大幅に性能が向上しています。

スピーカー

  • Kamvas Slate 10: デュアルスピーカー
  • Kamvas Slate 11/13: クアッドスピーカー
  • 違い: スピーカー数が倍増し、より臨場感のあるサウンド体験が可能になりました。

付属品

  • Kamvas Slate 10: レザーケース、替え芯1本
  • Kamvas Slate 11/13: レザーケース、替え芯3本、パームリジェクションアーティストグローブ
  • 違い: Kamvas Slate 11/13は、替え芯の数が増え、快適な描画に役立つグローブが追加されるなど、よりアーティスト向けの構成になっています。

まとめ

HUION Kamvas Slate 11/13は、前モデルのKamvas Slate 10から、OS、CPU、ディスプレイ品質、バッテリー、スピーカーといった主要なスペックが全面的に強化されています。特に、光沢から非光沢へと進化したディスプレイは、描き心地を大きく向上させる最大の改善点です。

一方で、ペンの精度(ジッターの問題)や生体認証の非搭載といった課題点は共通しており、ハードウェアが進化しても、ソフトウェアや利便性の面ではまだ改善の余地が残されています。

HUION Kamvas Slate 11/13のメリット・デメリット

ここでは、HUION Kamvas Slate 11/13を実際に使って感じたメリット(長所)とデメリット(弱点)を、前モデルのHUION Kamvas Slate 10や、市場のライバル機種と比較しながら詳しく解説していきます。

【メリット】

メリット1:紙のような描き心地を実現した特殊ディスプレイ

本機最大の魅力は、ナノエッチング加工が施された非光沢ディスプレイです。前モデルKamvas Slate 10や、光沢液晶のGalaxy Tab S6 Lite 2024とは一線を画し、まるで上質な紙に描いているかのような適度な摩擦感があります。Wacom MovinkPad 11やMagic Drawing Padといった高価格帯の機種に近い描き心地を、より手頃な価格で体験できるのは大きなアドバンテージです。

メリット2:追加投資不要のオールインワンパッケージ

Kamvas Slate 11/13は、購入したその日から本格的なお絵描きが始められるよう、必要なものがすべて箱に入っています。スタイラスペンはもちろん、高品質な専用ケースや、描画に必須とも言える2本指グローブまで付属します。例えばGalaxy Tab S6 Lite 2024では別売りのカバーケースが標準で付いてくるため、追加の出費を抑えられるのは非常に嬉しいポイントです。

メリット3:用途で選べる2つのユニークな画面

ユーザーの用途に合わせて2つの個性的な画面から選べる点も、他のタブレットにはない魅力です。Kamvas Slate 11は、Wacom MovinkPad 11と同等の90Hzリフレッシュレートで滑らかな操作感を、Kamvas Slate 13はTECLAST ArtPad Proに匹敵する12.7インチの高解像度大画面と、マンガ制作に最適な4:3の広い作業領域を提供します。

メリット4:microSDカードによるストレージ拡張性

本体のストレージ容量に加え、最大1TBまでのmicroSDカードに対応している点も大きなメリットです。高解像度のイラストデータや資料、動画などを容量を気にせず保存できます。これは、ストレージ拡張ができないiPadシリーズと比較した場合の明確な長所と言えるでしょう。

【デメリット】

デメリット1:プロには物足りないペンの精度

描き心地は素晴らしい一方で、ペンの技術的な精度には課題が残ります。ゆっくり引いた線が波打つ「ジッター」現象は、Wacom MovinkPad 11の「Wacom Pro Pen 3」や、16,384段階の筆圧を誇るMagic Drawing Padの「X3 Pro Pencil」が実現する線の正確さと比較すると、明らかに劣る点です。趣味の範囲では問題ありませんが、プロの線画用途には向きません。

デメリット2:日々の利便性を損なう生体認証の非搭載

日々の使い勝手で最も不便に感じたのが、指紋認証や顔認証といった生体認証機能が一切ない点です。TECLAST ArtPad ProやGalaxy Tab S6 Lite 2024が顔認証に対応しているのと比べると、毎回パスコードを入力してロックを解除する手間は、2025年のタブレットとしては大きな弱点です。

デメリット3:動画配信サービスの画質制限

本機は著作権保護技術Widevineのレベルが低いため、Netflixなどの動画配信サービスを高画質で再生できません。お絵描きがメインのタブレットとはいえ、大画面での映画鑑賞などを楽しみたいユーザーにとっては、非常に残念な仕様です。メディア鑑賞も重視するなら、Galaxy Tab S6 Lite 2024など他の選択肢を検討すべきでしょう。

デメリット4:限定的な拡張性と機能

価格を抑えるためか、いくつかの機能が省かれています。Galaxy Tab S6 Lite 2024やMagic Drawing Padには搭載されている3.5mmイヤホンジャックがなく、ワイヤレス充電にも対応していません。また、TECLAST ArtPad Proが対応する4G LTE通信機能もないため、外出先での利便性では一歩譲ります。

HUION Kamvas Slate 11/13のスペック(仕様)一覧

  • ディスプレイ:
  • Kamvas Slate 11: 10.95インチ, 解像度 1920 x 1200 (Full-HD+), 90Hzリフレッシュレート, 指紋防止コーティング, ピクセル密度 207 PPI.
  • Kamvas Slate 13: 12.7インチ, 解像度 2176 x 1600 (QHD+), 60Hzリフレッシュレート, ピクセル密度 213 PPI, アスペクト比 4:3.
  • (共通): IPS液晶, 99% sRGB色域, 16.7M (8bit)表示, コントラスト比 1000:1, 輝度 >350nits, ナノエッチング柔光ガラス (アンチグレア), フルラミネーション.
  • プロセッサ: MediaTek Helio G99
  • GPU: ARM Mali-G57 MC2
  • RAM(メモリ): 8 GB
  • ストレージ:
  • Kamvas Slate 11: 128GB(MicroSDカードで最大1TBまで拡張可能)
  • Kamvas Slate 13: 256GB(MicroSDカードで最大1TBまで拡張可能)
  • バッテリー:
  • Kamvas Slate 11: 8000mAh
  • Kamvas Slate 13: 10000mAh
  • 駆動時間:
  • Kamvas Slate 11: 最大11時間の使用をサポート (Huionのラボで50%の明るさ条件下でのテストに基づきます)
  • Kamvas Slate 13: 最大14時間の使用をサポート (Huionのラボで50%の明るさ条件下でのテストに基づきます)
  • 充電: 入力電圧 9V 2A
  • 背面カメラ: 13.0MP
  • 前面カメラ: 8.0MP
  • ワイヤレス通信: 2.4GHz, 5GHz Wi-Fi, Bluetooth 5.0
  • NFC: 非対応
  • インターフェース: Type-Cポート:USB 2.0準拠の充電/データ転送およびType-Cオーディオデバイスに対応, Micro SDカードスロット:最大1TBまでのストレージ拡張に対応
  • センサー: ジャイロセンサー、地磁気センサー、ホールセンサー、光センサー
  • スピーカー: 8Ω 1W x 4 (タブレットの両側に均等配置)
  • オーディオ: Type-Cオーディオデバイスに対応
  • マイク: デュアルマイク
  • スタイラスペン: Hペンシルアクティブキャパシティブスタイラス付属、アクティブキャパシティブペン技術, 4096段階筆圧, 傾き検知, サイドにクイックアクセスキー搭載 (HiPaintとibisPaintでのみ機能切り替え可能), USB Type-Cケーブルで充電可能, 高品質の金属表面仕上げ, 軽量で使いやすい, 手に馴染む快適な書き心地、描画中の精度向上、描画位置ズレを防ぐ, 安定した線画, 紙のようなリアルな書き心地を提供
  • キーボード: なし
  • 機能: 分割画面機能, 4096段階の筆圧感知と傾き機能
  • アプリ: HiPaint, HiNote, ibisPaint, Clip Studio Paint (プリインストール済み、一部体験版として利用可能)、Google Playストアアプリインストール可能
  • 筐体:
  • Kamvas Slate 11: 薄型デザイン (7.5mm), B5サイズのノートとほぼ同じ大きさ
  • Kamvas Slate 13: 広い画面, 漫画制作や文書編集に最適な作業スペースを提供
  • OS: Android 14
  • サイズ:
  • Kamvas Slate 11: 寸法 256.8 x 168.3 x 7.5mm
  • Kamvas Slate 13: 寸法 280.6 x 211.8 x 7.5mm
  • 重量:
  • Kamvas Slate 11: 500g
  • Kamvas Slate 13: 682g
  • カラー: ダークグレー
  • 付属品:
  • 共通: H ペンシル x 1, ペン先 x 3, USB-C – USB-A 電源ケーブル x 1, パームリジェクションアーティストグローブ x 1, クイックスタートガイド x 1
  • Kamvas Slate 11: Kamvas Slate 11 x 1, スタンド機能付きレザーケース x 1, SIMピン x 1
  • Kamvas Slate 13: Kamvas Slate 13 x 1, スタンド機能付きレザーケース x 1, カード取り出しツール x 1

HUION Kamvas Slate 11/13の評価

HUION Kamvas Slate 11/13 2つのタブレットをもつ

8つの基準で「HUION Kamvas Slate 11/13」を5段階で評価してみました。

項目別評価

画面の見やすさ:★★★★☆
反射を抑える非光沢の特殊ディスプレイは、紙のような質感で目に優しく、お絵描きや読書には最適です。ただし、動画配信サービスが高画質で再生できない点は大きなマイナスです。

スペック:★★★★☆
ミドルレンジ向けのCPU「Helio G99」と8GBのRAMを搭載し、お絵描きアプリや日常使いでは非常に快適に動作します。前モデルから性能が大きく向上しました。

デザイン:★★★★☆
薄さ7.5mmの洗練された金属ボディは、前モデルから大きく進化し、価格以上の高級感があります。付属品の専用ケースも高品質です。

耐久性:★★★☆☆
金属製のボディはしっかりとしており、付属のケースも頑丈ですが、防水防塵などの特別な耐久性能に関する公式な記載はありません。

通信:★★★☆☆
Wi-Fi 5とBluetooth 5.0に対応し、基本的なワイヤレス接続は安定しています。ただし、SIMカードには非対応で、USB-CポートもUSB2.0規格です。

機能:★★☆☆☆
指紋認証や顔認証といった生体認証機能が一切なく、ロック解除が不便です。外部モニターへの映像出力やNFCにも対応していません。

使いやすさ:★★★☆☆
描き心地は素晴らしいですが、線のブレ(ジッター)や弱いパームリジェクションなど、ペンの精度に課題が残ります。初心者にとっては十分ですが、プロ用途には向きません。

価格:★★★★☆
ペンや高品質なケース、グローブまで全て同梱されていることを考えると、お絵描きを始めるためのオールインワンパッケージとして非常にコストパフォーマンスが高いです。

総評:★★★☆☆

最大の魅力:紙のような描き心地と質感

HUION Kamvas Slate 11/13が持つ最大の魅力は、間違いなくその「描き心地」にあります。ナノエッチング加工が施されたディスプレイは、光の反射を効果的に抑え、ペン先には紙に描くときのような適度な抵抗感が生まれます。光沢画面だった前モデルとは雲泥の差で、このアナログに近い感覚は、デジタルで描くことの楽しさを純粋に高めてくれました。7.5mmの薄型メタルボディという洗練されたデザインや、お絵描きアプリを快適に動かす基本スペックの高さも、このタブレットの所有満足度を大きく向上させています。

購入前の注意点:ペンの精度と機能面の割り切り

一方で、このタブレットを選ぶ際には、いくつかの注意点を理解しておく必要があります。最も重要なのは、ペンの技術的な精度です。ゆっくりと斜めの線を引いた際に線が波打つ「ジッター」現象は、精密な線画を描く上で大きな障害となり得ます。また、パームリジェクションが弱いため付属のグローブが必須であることや、指紋認証・顔認証が搭載されていないためロック解除が毎回手間であることなど、日々の使い勝手に影響する機能的な割り切りも存在します。

どんな人に最適か?

これらの長所と短所を踏まえると、本機が最も輝くのは「デジタルでお絵描きを始めてみたい」と考える初心者や、趣味でイラストを楽しむ方々でしょう。ペンや高品質なケース、グローブまで必要なものが全て揃っているため、追加投資なしで理想的なお絵描き環境が手に入ります。特に、アナログの描き味を重視し、ペンの多少のクセを許容できる方にとっては、非常に魅力的な選択肢です。逆に、仕事で使うプロのイラストレーターや、完璧な線の精度を求める方には推奨できません。

まとめ

結論として、Kamvas Slate 11/13は「優れた長所と明確な短所を併せ持つ、非常に個性的なタブレット」です。前モデルから質感や描き心地、基本性能を大幅に向上させつつも、ペンの精度や便利機能の面では課題を残しています。しかし、その欠点を理解した上で、この素晴らしい描き心地とオールインワンパッケージとしての手軽さに価値を見出せるのであれば、これ以上ないコストパフォーマンスを提供してくれる一台と言えるでしょう。

HUION Kamvas Slate 11/13の価格・購入先

HUION Kamvas Slate 11/13 本体 正面

※価格は2025/08/12に調査したものです。価格は変動します。

HUION公式サイトJAPAN

  • HUION Kamvas Slate 11」が42499円、
  • HUION Kamvas Slate 13」が63749円、

で販売されています。

HUION公式サイトJAPANで「HUION Kamvas Slate 11」をチェックする

HUION公式サイトJAPANで「HUION Kamvas Slate 13」をチェックする

ECサイト

  • Amazonで44,999円(10.95インチ・12.7インチは67,499円)、
  • AliExpressで52,804円、
  • 米国 Amazon.comで$329.00($30 OFFクーポン付き)、

で販売されています。

Amazonで「HUION Kamvas Slate」をチェックする

楽天市場で「HUION Kamvas Slate」をチェックする

ヤフーショッピングで「HUION Kamvas Slate」をチェックする

AliExpressで「HUION Kamvas Slate」をチェックする

米国 Amazon.comで「HUION Kamvas Slate」をチェックする

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※AliExpressでの購入方法・支払い方法はこちらのページで紹介しています。
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おすすめのライバル機種と価格を比較

HUION Kamvas Slate 11/13に似た性能をもつタブレットも販売されています。価格の比較もできるので、ぜひ参考にしてみてください。

TECLAST ArtPad Pro

Teclastから発売された12.7インチのタブレットです(2025年8月1日 発売)。

ArtOS (Android 15ベース)、MediaTek Helio G99、8GBメモリ、2176×1600解像度のIPS液晶、256GB UFSストレージ、10000mAhバッテリー、背面13MPカメラ(補助レンズ付き)、前面8MPカメラを搭載しています。

また、Teclast T-Pen(4096段階筆圧検知)、カスタマイズ可能なスマートボタン、ノートアプリ「Art Note」、「Artスペース」(Inkモード、パステルモード)、クアッドスピーカー(ステレオ)、Symphonyオーディオシステム、Art Tuneオーディオアルゴリズム、AIハイパーオーディオに対応。

合計 最大20GBまでのメモリ拡張、MicroSDカードによるストレージ拡張、30W 超高速充電、顔認証、4G LTE通信、GPS、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.2にも対応しています。

価格は、Amazonで42,900円(税込・7000 OFFクーポン付きで実質35,900円)、楽天市場で51,522〜55,362円(送料無料)、AliExpressで53,592円、です。

関連記事:TECLAST ArtPad Pro 徹底レビュー!Slate 13比較と欠点

Amazonで「TECLAST ArtPad Pro」をチェックする

Wacom MovinkPad 11

Wacomから発売された11.45インチのタブレットです(2025年7月31日 発売)。

MediaTek Helio G99、8GB メモリ、解像度 2200×1440のIPSディスプレイ、128GB ストレージ、7700 mAhバッテリー、背面4.7Mピクセルカメラ、前面5Mピクセルカメラを搭載しています。

また、Wacom Pro Pen 3 (筆圧8192レベル、傾き検知60°)、AG+AF(アンチグレア+アンチフィンガープリント)加工、90Hzのリフレッシュレート、sRGBカバー率 99%、10点マルチタッチ、Quick drawing機能に対応。

「Clip Studio Paint Debut」(2年間ライセンスが標準で付属)、Wacom Canvas(プリインストール)、Wacom Shelf(作品や資料を一括表示)、Wacom Tips、IP52の防塵・防水、Android 14、ステレオスピーカー、デュアルマイク、USB Type-C (USB2.0)、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.2にも対応しています。

価格は、Amazonで69,080円(税込)、楽天市場で69,080円(送料無料)、です。

関連記事:Wacom MovinkPad 11 レビュー!Magic Note比較と評価

Amazonで「Wacom MovinkPad 11」をチェックする

Magic Note Pad

XPPenから発売された10.3インチのタブレットです(2025年3月19日 発売)。

Android 14、MediaTek MT8781 (Helio G99) 、6GB メモリ、3-in-1 X-Paperディスプレイ、128GB ROM、8000 mAhバッテリー、前面1300万画素カメラを搭載しています。

また、3つのカラーモード(ネイチャーカラーモード、ライトカラーモード、インクペーパーモード)、3カラーモード切替、X3 Pro Pencil 2(筆圧感知16384レベル, 充電・ペアリング不要, ソフトペン先, 磁気吸着)、

「XPPen Notesアプリ」(手書き文字変換, 録音, 音声テキスト化, PDF編集)、「カスタマイズ可能ショートカットキー」、「画面分割」、Google Playストア、WPS Office(プリインストール)、マグネット式ケース(付属)、PD/5V充電 (20Wアダプター付属)、デュアルスピーカー、デュアルマイク、USB-C (OTG)、Wi-Fi (2.4/5GHz)、Bluetoothに対応しています。

価格は、Amazonで65,990円(1300円OFFクーポン付きで実質64,690円、税込)、楽天市場で65,990円(送料無料)、ヤフーショッピングで56,090円、AliExpressで66,056円、です。

関連記事:Magic Note Padレビュー!Drawing Pad比較、機能・評価

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Magic Drawing Pad

XPPenから発売された手書き用のAndroidタブレットです(2024年2月28日 発売)。

Android 12 OS、Mediatek MT8771、8GB LPDDR4Xメモリ、12.2インチのIPS液晶、256GB UFS 2.2ストレージ、8000mAhバッテリー、背面13MPのメインカメラ、前面8MPのフロントカメラを搭載しています。

また、筆圧16,384段階の「X3 Pro Pencil」、AGエッチング技術、クアッドスピーカー、最大512GBまでのストレージ拡張、ダブルウインドウ機能(画面分割)、読書モード、衝撃ケース(別売)、USB Type-C (OTG)、Wi-Fi 5のデュアルバンド、Bluetooth 5.1に対応しています。

価格は、Amazonで59,905円(税込)、楽天市場で67,920円(送料無料)、ヤフーショッピングで55,980円(未使用品)、AliExpressで70,653円、です。

関連記事:Magic Drawing Padレビュー!Androidでクリスタも快適

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Galaxy Tab S6 Lite 2024

サムスンから発売されたAndroid 14 + One UI 6.1を搭載した手書き用の10.4型タブレットです(2024年7月31日 発売)。

Exynos 1280 プロセッサと4GB メモリを搭載。5:3のWUXGA+液晶、64GBストレージ、7040 mAhバッテリー、背面8MPのメインカメラ、前面5MPのフロントカメラ搭載で、

Sペン(付属)、15W急速充電、AKG デュアルスピーカー、ドルビーアトモス、Quick Share、DeXモード、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.3、GPSに対応しています。

価格は、Amazonで53,570円(税込)、楽天市場で59,251円(送料無料)、ヤフーショッピングで51,980円(未使用品)、です。

関連記事:Galaxy Tab S6 Lite 2024レビュー!先代と利点・欠点を比較

Amazonで「Galaxy Tab S6 Lite 2024」をチェックする

Galaxy Tab S10 FE / S10 FE+

Samsungから発売されたタブレットです(2025年4月18日 発売)。

約10.9インチ(FE)、約13.1インチのLCDディスプレイ(FE+)、Exynos 1580 オクタコアプロセッサ、8GBメモリ、128GBストレージ、8000mAh(FE)または10090mAh(FE+)バッテリー、背面約1300万画素広角カメラ、前面約1200万画素超広角カメラ、Android 15(2032年4月末までの長期サポート)を搭載しています。

また、Galaxy AI機能(「かこって検索」や「AI消しゴム」など)、付属のSペンでの操作(Bluetooth非対応)、リフレッシュレート最大90Hz、最大45Wの急速充電(USB PD)、最大2TBまでのmicroSDカードによるストレージ拡張、IP68等級の防水防塵(本体・Sペン)に対応しています。

さらに、デュアルスピーカー、電源ボタン一体型指紋認証、Book Cover Keyboard(AIキー搭載モデルあり・別売)、USB 2.0 Type-C (OTG)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.3に対応しています。

価格は、Amazonで83,820円(税込・FEモデル・FE+版は109,010円・国内正規品|SM-X620NZAAXJP)、楽天市場で83,820円(送料無料)、ヤフーショッピングで75,000円、米国 Amazon.comで$465.32、です。

関連記事:Galaxy Tab S10 FE徹底レビュー!S9 FEからの進化点とAI機能

Amazonで「Galaxy Tab S10 FE」をチェックする

その他のおすすめAndroidタブレットは?

その他のおすすめAndroidタブレットは以下のページにまとめてあります。

Android 15で使えるタブレット【2025年最新】全機種を徹底比較!

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MSI RTX 5070 VENTUSレビュー!4070S/3070性能比較

MSI GeForce RTX 5070 12G VENTUS 2X OC 本体 背景 黒
ついに登場!多くのPCユーザーが待ち望んでいたNVIDIAの次世代GPU、GeForce RTX 50シリーズがPCパーツ市場に新風を巻き起こしています。AI性能の飛躍的な向上と、さらなるグラフィック描画能力の強化を実現した「Blackwell」アーキテクチャ。その中でも、高性能と価格のバランスに優れたモデルとして特に注目が集まるのが「GeForce RTX 5070」ではないでしょうか?

「MSI GeForce RTX 5070 12G VENTUS 2X OC」とは

この記事では、その注目のRTX 5070を搭載したMSIの人気モデル「MSI GeForce RTX 5070 12G VENTUS 2X OC」を徹底的に掘り下げていきます。最新アーキテクチャがもたらす驚異的なパフォーマンスはどの程度のものなのか?WQHDや4Kといった高解像度でのリアルなゲーム体験はどのように変わるのか?

そして、質実剛健な設計で定評のあるMSI VENTUSシリーズならではの冷却性能信頼性は?これらの疑問に、ベンチマーク結果や具体的なゲームでのパフォーマンス比較MSI独自の機能解説を交えながら詳しくお答えします。

この記事はこんな方におすすめ

最新グラフィックボードの性能を誰よりも早く知りたいヘビーゲーマーの方、そろそろPCのアップグレードを検討中で最適なパーツを探している方、あるいは動画編集や3Dレンダリングといったクリエイティブ作業でさらなる効率化と表現力を求めるクリエイターの方々、この記事はまさにピッタリです。

この記事で分かること

  1. MSI GeForce RTX 5070 12G VENTUS 2X OCのスペックと詳細な特徴
  2. 最新GPU「GeForce RTX 5070」の基本性能(ベンチマークスコア、RTX 4070 SUPER/RTX 3070との比較)
  3. 人気ゲームタイトルにおける実測フレームレートと快適なプレイ設定の目安(WQHD/4K解像度)
  4. MSI VENTUSシリーズ独自の冷却技術(TORX FAN 5.0、Zero Frozrなど)と設計思想
  5. 本製品を選ぶ上でのメリット・デメリット、そしてコストパフォーマンス
  6. MSI CenterやAfterburnerなど、便利な付属ソフトウェアの機能と活用法

この記事を読むことで、「MSI GeForce RTX 5070 12G VENTUS 2X OC」が求める性能や用途に本当に合っているのか、購入するべきかどうかがはっきりと分かるはず。購入に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

この製品の購入はこちら→ Amazon リンク

公式サイト:MSI GeForce RTX™ 5070 12G VENTUS 2X OC

製品の概要: MSI RTX 5070 VENTUS 2X OCの質実剛健のパワーと冷却性能

MSI GeForce RTX 5070 12G VENTUS 2X OCの前面と背面

はじめに: 信頼性と性能を両立するVENTUSシリーズ

PCでゲームを楽しんだり、動画編集やデザインなどのクリエイティブな作業を行ったりする上で、グラフィックボードの性能は非常に重要です。数あるグラフィックボードの中でも、MSIの「VENTUS」シリーズは、華美な装飾を排し、性能と信頼性に重点を置いた質実剛健な設計思想で知られています。

冷却性能を重視し、どんなPCケースにも馴染むシンプルなデザインが特徴で、安定した動作を求めるユーザーから高い支持を得ています。ここでは、そのVENTUSシリーズに連なる新モデル「MSI GeForce RTX 5070 12G VENTUS 2X OC」の魅力に迫ります。

製品概要: RTX 5070搭載の高性能モデル

MSI GeForce RTX 5070 12G VENTUS 2X OCは、NVIDIAの最新アーキテクチャ「Blackwell」を採用した高性能GPU、GeForce RTX 5070を搭載しています。前世代と比較して大幅な性能向上を果たしており、よりリアルなグラフィックス表現AI処理能力の強化が図られています。メモリには高速な12GB GDDR7を採用し、高解像度テクスチャや複雑な3Dモデルも余裕で扱えます。

さらに、このモデルはOC(オーバークロック)仕様であり、標準モデルよりも高いクロック周波数で動作するため、さらなるパフォーマンスアップが期待できます。

外観とデザイン: 冷却重視のデュアルファンと落ち着いた佇まい

VENTUS 2X OCモデルは、その名の通り2基の高性能ファン「TORX FAN 5.0」を搭載したデュアルファンクーラーを採用しています。リング状に連結されたファンブレードとファンカウルが連携し、高圧のエアフローを効率的にヒートシンクへ送り込みます。大型のヒートシンクと組み合わせることで、GPUやメモリから発生する熱を強力に冷却し、高負荷時でも安定した動作を維持します。

デザインはVENTUSシリーズらしく、派手さを抑えた落ち着いた雰囲気で、ブラックとシルバーを基調としたカラーリングは、さまざまなデザインのPCケースに違和感なく溶け込みます。

最新技術の恩恵: Blackwellアーキテクチャの実力

MSI GeForce RTX 5070 12G VENTUS 2X OC NVIDIA Blackwell アーキテクチャ

搭載されているGeForce RTX 5070は、NVIDIAの最新「Blackwell」アーキテクチャを採用しています。このアーキテクチャの目玉は、AI処理に特化した第5世代Tensorコアと、光の表現をリアルにする第4世代レイトレーシングコアです。

これにより、NVIDIA DLSS 4(Deep Learning Super Sampling)によるAIを活用した高画質化・高フレームレート化や、ニューラルレンダリングによるフルレイトレーシングが実現され、『サイバーパンク2077』のような対応ゲームでは、息をのむほどリアルな光と影の表現を、高いフレームレートで楽しむことが可能です。また、NVIDIA Reflex 2により、対戦ゲームでの応答速度も向上し、一瞬の操作が勝敗を分ける場面で有利になります。

VENTUSシリーズならではの信頼性: 質実剛健な設計

MSI GeForce RTX 5070 12G VENTUS 2X OC メタルバックプレート

VENTUSシリーズのコンセプトである「質実剛健」は、このモデルにもしっかりと受け継がれています。冷却性能はもちろん、基板設計にもこだわりが見られます。GPUとメモリの熱を効率的に吸収・伝達するニッケルメッキ銅製ベースプレートや、GPUとの接触面積を最大化するスクエアデザインのコアパイプ、カード全体の剛性を高めつつエアフローも確保するメタルバックプレートなどが、長時間の安定動作を支えます。

さらに、低負荷時にはファンを完全に停止させる「Zero Frozr」機能により、ウェブブラウジングや動画鑑賞時には静音性を確保し、快適なPC環境を提供します。

OCモデルとしての魅力とカスタマイズ性

このグラフィックボードは、標準クロックよりも高い周波数で動作するOCモデルです。箱から出してすぐに、標準モデルよりも高いパフォーマンスを発揮できます。さらにこだわりたいユーザー向けに、MSI独自の統合ソフトウェア「MSI Center」や、定番のオーバークロックツール「Afterburner」が用意されています。

これらを使えば、GPUのクロック周波数や電圧、ファン速度などをリアルタイムで監視・調整し、性能と温度の最適なバランスを追求したり、さらなるオーバークロックに挑戦したりすることも可能です。

コンパクトPCにも対応: SFF-Readyの利便性

近年人気が高まっている小型PC(スモールフォームファクター、SFF)への搭載も考慮されています。このモデルは「SFF-Ready Enthusiast GeForce Card」の基準を満たしており、対応する小型PCケースであれば、物理的な干渉を心配することなくスムーズに組み込むことができます。省スペースながら高性能なゲーミングPCやクリエイティブPCを構築したいと考えているユーザーにとって、これは大きなメリットです。限られたスペースでも妥協のないパフォーマンスを実現します。

広がる活用シーン: ゲームからクリエイティブ、AIまで

MSI GeForce RTX 5070 12G VENTUS 2X OCは、その高い性能により、幅広い用途で活躍します。最新のAAA級ゲームタイトル、例えば『Starfield』や『Alan Wake 2』などを、高画質設定かつ滑らかなフレームレートでプレイするのに十分なパワーを持っています。DLSS 4を活用すれば、対応ゲームではさらに快適なプレイ体験が得られます。

動画編集ソフトのAdobe Premiere ProDaVinci Resolveでの編集・書き出し、Blenderなどでの3Dレンダリング、Adobe Photoshopでのグラフィックデザインといったクリエイティブワークも、GPUパワーによって高速化されます。NVIDIA Studioドライバーを利用すれば、対応クリエイティブアプリでの安定性も向上します。

さらに、Stable DiffusionなどのAI画像生成や、NVIDIA BroadcastによるAIノイズ除去、第9世代NVIDIA Encoderによる高品質なライブ配信など、AIを活用したタスクも快適にこなせます。

まとめ

  • 高性能GPU搭載: 最新のNVIDIA GeForce RTX 5070 (Blackwellアーキテクチャ) を搭載し、高いゲーミング性能とクリエイティブ性能を発揮します。
  • OCモデル: 標準よりも高いクロックで動作し、さらなるパフォーマンスを提供します。
  • 優れた冷却性能: デュアルファン「TORX FAN 5.0」と大型ヒートシンク、銅製ベースプレート、コアパイプにより、高負荷時でも安定動作を実現します。
  • 質実剛健な設計: 冷却と安定性を重視したシンプルなデザインで、信頼性を高めています。低負荷時にはファンが停止する「Zero Frozr」機能も搭載しています。
  • SFF-Ready対応: 小型PCケースへの組み込みも容易で、省スペースな高性能PC構築に適しています。
  • 豊富なソフトウェア: MSI CenterやAfterburnerによる詳細なモニタリング、チューニング、オーバークロックが可能です。
  • 幅広い用途: 最新ゲーム、動画編集、3Dレンダリング、AI処理など、様々な高負荷タスクに対応します。

次世代GPU「GeForce RTX 5070」の進化点:MSI RTX 5070 VENTUS 2X OCのGPUコア技術

MSI GeForce RTX 5070 12G VENTUS 2X OC RTX50 シリーズのロゴ

はじめに: Blackwellアーキテクチャがもたらす革新

MSI RTX 5070 VENTUS 2X OCの卓越したパフォーマンスの源泉、それは搭載されているNVIDIA GeForce RTX 5070グラフィックスプロセッシングユニット(GPU)です。このGPUは、NVIDIAの最新世代アーキテクチャ「Blackwell」に基づいて設計されており、ゲーミングとクリエイティブワークフローの両方において、かつてないレベルの性能とリアリズム、そしてAIによるインテリジェンスを提供します。

ここでは、GeForce RTX 5070の中核をなすBlackwellアーキテクチャの技術的な進化と、それがもたらす具体的なメリットについて詳しく見ていきます。

Blackwellアーキテクチャ: パフォーマンスと効率の新たな基準

NVIDIA Blackwellアーキテクチャは、ゲーマーとクリエイターに究極のプラットフォームを提供することを目指して開発されました。その根幹を支えるのが、刷新された「ストリーミングマルチプロセッサ(SM)」です。この新しいSMは、演算能力と電力効率が向上しており、RTX 5070に搭載された6144ものCUDAコア(コア数)が、より効率的に動作することを可能にします。

これに加えて、AI処理を専門とする「第5世代Tensorコア」と、リアルな光の表現を実現する「第4世代レイトレーシング(RT)コア」が大幅に強化され、GPU全体のパフォーマンスを次のレベルへと引き上げています。

AI性能の飛躍: DLSS 4とNVIDIA ACEによる没入感の向上

MSI GeForce RTX 5070 12G VENTUS 2X OC NVIDIA DLSS4

Blackwellアーキテクチャにおける最も注目すべき進化の一つが、AI性能の大幅な向上です。第5世代Tensorコアは、特にFP4(4ビット浮動小数点)演算性能に優れており、AI推論を高速化します。このパワーを最大限に活かすのが「NVIDIA DLSS 4」です。DLSS 4は、AIを用いて低解像度の映像から高品質なフレームを生成し、さらにAIで新たなフレームを補間する「マルチフレーム生成」技術により、グラフィックの品質を損なうことなくフレームレートを劇的に向上させます。

例えば、『Star Citizen』のような広大で要求スペックの高いゲームでも、より滑らかで美しい映像でプレイすることが可能になります。

さらに、AIはゲーム内のインタラクションも進化させます。「NVIDIA ACE (Avatar Cloud Engine)」は、AIを活用してゲームキャラクターとの自然な会話や、状況に応じたリアルな反応を生成する技術です。将来的には、まるで生きているかのようなNPCとの対話が実現し、ゲームへの没入感を飛躍的に高める可能性があります。

加えて、「NVIDIA Broadcast」アプリを使えば、AIによるノイズ除去機能で、ボイスチャットやライブ配信時に周囲の雑音(例えば、同居人の生活音やエアコンの音など)を効果的にカットし、クリアな音声を届けることができます。

究極のリアリズム: ニューラルレンダリングによるフルレイトレーシング

MSI GeForce RTX 5070 12G VENTUS 2X OC フルレイトレーシングによる光と影の描写

グラフィック表現の面では、「フルレイトレーシング(パストレーシング)」の進化が重要です。これは、光の挙動を現実に即してシミュレートし、極めてリアルな反射、屈折、影を描画する技術です。Blackwellアーキテクチャでは、強化された第4世代RTコアと、AIを活用した「ニューラルレンダリング」技術を組み合わせることで、この computationally intensive(計算負荷の高い)なフルレイトレーシングを、より高速に処理できるようになりました。

サイバーパンク2077』のオーバードライブモードのようなフルレイトレーシング対応タイトルでは、まるで実写のような、圧倒的なリアリズムと没入感のある映像体験が待っています。

勝利を引き寄せる応答速度: NVIDIA Reflex 2

eスポーツや対戦型ゲームにおいて、コンマ数秒の遅延が勝敗を分けることがあります。NVIDIA Reflexは、CPUとGPUの処理を最適化し、マウスをクリックしてから画面に反映されるまでのシステム遅延を最小限に抑える技術です。Blackwell世代では「NVIDIA Reflex 2」へと進化し、新たに「フレームワープ」機能を搭載しました。

これにより、マウス入力に対する応答性がさらに向上し、『VALORANT』や『Counter-Strike 2』のような一瞬の反応速度が求められるゲームで、より素早く正確なエイム操作が可能となり、プレイヤーに明確なアドバンテージをもたらします。

クリエイターの創造性を加速: NVIDIA Studio

GeForce RTX 5070は、ゲーミングだけでなく、クリエイティブな作業においてもその真価を発揮します。「NVIDIA Studio」プラットフォームは、RTX GPUのパワーを最大限に活用し、クリエイティブワークフローを高速化するためのエコシステムです。

動画編集ソフトのAdobe Premiere ProやDaVinci Resolveでの4K/8Kビデオ編集やエフェクト処理、BlenderやAutodesk Mayaでの複雑な3Dシーンのレンダリング、Adobe PhotoshopやIllustratorでの高解像度画像の処理などが、GPUアクセラレーションによって劇的に高速化されます。

これにより、試行錯誤の時間を短縮し、より創造的な作業に集中できます。また、専用のNVIDIA Studioドライバーは、主要なクリエイティブアプリとの互換性と安定性が最適化されており、安心して制作活動に取り組めます。

まとめ

  • Blackwellアーキテクチャ採用: 最新のNVIDIA Blackwellアーキテクチャに基づき、新しいストリーミングマルチプロセッサ、第5世代Tensorコア、第4世代RTコアを搭載。
  • 飛躍的なAI性能: DLSS 4によるAIフレーム生成で高画質・高フレームレートを実現。NVIDIA ACEでリアルなNPCインタラクション、NVIDIA Broadcastでクリアな音声コミュニケーションを可能にします。
  • 究極のグラフィックス: ニューラルレンダリングと第4世代RTコアにより、フルレイトレーシング(パストレーシング)を高速化し、圧倒的なリアリズムを提供します。
  • 超低遅延: フレームワープ搭載のNVIDIA Reflex 2により、システム遅延を極限まで削減し、競技性の高いゲームで優位性をもたらします。
  • クリエイティブを加速: NVIDIA Studioプラットフォームに対応し、動画編集、3Dレンダリング、グラフィックデザインなどの作業時間を大幅に短縮します。
  • 優れたコアスペック: 6144基のCUDAコアと高速な12GB GDDR7メモリを搭載し、高負荷なタスクも余裕でこなします。

MSI独自技術:MSI RTX 5070 VENTUS 2X OCの冷却性能と信頼性

MSI GeForce RTX 5070 12G VENTUS 2X OC 冷却システム

はじめに: パフォーマンスを持続させる冷却と信頼性の重要性

MSI RTX 5070 VENTUS 2X OCのような高性能グラフィックボードは、驚異的な処理能力を発揮する一方で、大きな熱も発生させます。この熱を適切に処理できなければ、パフォーマンスの低下や不安定な動作、さらには製品寿命の短縮にも繋がりかねません。だからこそ、冷却システムの性能と、長期間安定して動作し続ける信頼性は、グラフィックボード選びにおいて極めて重要な要素となります。

ここでは、MSI RTX 5070 VENTUS 2X OCに搭載された、MSI独自の優れた冷却技術と、高い信頼性を実現するための高品質な設計について詳しく解説します。

強力な冷却システム: TORX FAN 5.0が創り出す高圧エアフロー

冷却システムの要となるのが、MSIが誇る「TORX FAN 5.0」です。このグラフィックボードには、TORX FAN 5.0が2基搭載されています。このファンの特徴は、3枚のファンブレードの先端がリング状のアーク(円弧)で連結されている点です。さらに、ファン全体を覆うカウル(覆い)との相乗効果により、空気の流れを整え、高圧のエアフローを生み出します。

この強力で集中したエアフローが、下にある大型ヒートシンクに効率よく吹き付けられ、GPUやメモリから発生した熱を迅速に奪い去ります。これにより、『エルデンリング』のような要求スペックの高いゲームを長時間プレイしても、安定したパフォーマンスを維持できます。

熱を逃さない効率的な伝達経路: 銅製ベースプレートとコアパイプ

GPUチップやVRAM(ビデオメモリ)は、グラフィックボードの中でも特に高温になる部品です。これらの部品から発生した熱をいかに効率よくヒートシンクに伝えるかが、冷却性能を左右します。MSI RTX 5070 VENTUS 2X OCでは、熱伝導率の高い「ニッケルメッキ銅製ベースプレート」を採用。これがGPUとVRAMに直接接触し、発生した熱を素早く吸収します。

そして吸収された熱は、「コアパイプ」と呼ばれるヒートパイプを通じて、ヒートシンク全体へと効率的に拡散されます。このコアパイプは、GPUとの接触面積を最大化するために精密なスクエア形状に加工されており、熱伝達の効率をさらに高めています。

カードを守り、冷却も助ける: メタルバックプレートの多機能性

グラフィックボードの背面には、頑丈な「メタルバックプレート」が取り付けられています。これは、輸送中やPCへの取り付け時にかかる負荷から基板が歪むのを防ぎ、物理的な強度を高める重要な役割を担っています。しかし、その役割は保護だけではありません。このバックプレートには、空気の流れを考慮した通気孔(エアスルーホール)が設けられています。

これにより、ヒートシンクを通過した熱気を効率的にPCケース外へ排出し、グラフィックボード周辺に熱が滞留するのを防ぎます。カードの保護と冷却補助という、二つの重要な機能を兼ね備えた設計です。

静音性と冷却性能の両立: インテリジェントなファン制御「Zero Frozr」

高性能な冷却ファンは頼もしい存在ですが、常に回転していると、特に静かな環境では動作音が気になることもあります。そこでMSIは「Zero Frozr」というインテリジェントなファン制御技術を開発しました。これは、GPUの温度が比較的低い状態、例えばインターネットを閲覧したり、YouTubeで動画を視聴したり、Microsoft Wordで文書を作成したりといった低負荷な作業時には、2基のファンを完全に停止させる機能です。

これにより、不要なノイズを一切発生させず、非常に静かなPC環境を実現します。そして、ゲームの起動や動画レンダリングなど、GPUに負荷がかかり温度が上昇し始めると、ファンは自動的に回転を開始し、しっかりと冷却を行います。

揺るぎない安定動作のために: 高品質コンポーネントと保護回路

MSI RTX 5070 VENTUS 2X OCの信頼性は、冷却システムだけでなく、基板に実装された高品質な電子部品によっても支えられています。電源回路には、電力損失が少なく電圧制御に優れた「DrMOS」パワーステージソリューションを採用。これにより、GPUへクリーンで安定した電力を効率的に供給し、パフォーマンスの安定化と部品の長寿命化に貢献します。

さらに、万が一の電気的なトラブルに備え、カスタム設計されたPCB(プリント基板)には、過電流などから回路を保護するための「ヒューズ」が複数組み込まれています。こうした目に見えない部分にも、ユーザーが安心して長期間使用できるような配慮がなされています。

細部へのこだわりが生む信頼感

その他にも、基板上のメモリチップや電源回路といった重要な部品からヒートシンクへ効率的に熱を伝えるための「高効率サーマルパッド」の採用や、グラフィックボード全体の剛性をさらに高める「補強用メタルフレーム」の追加など、MSIの品質と耐久性へのこだわりは細部にまで及んでいます。これらの地道な積み重ねが、MSI製品の高い信頼性を形作っているのです。

長時間のゲームセッションや、締め切り間近のクリエイティブ作業など、高い負荷がかかる場面でも、安心してその性能を発揮させることができます。

まとめ

  • 高性能冷却ファン: 2基の「TORX FAN 5.0」が高圧エアフローを生み出し、GPUとメモリを強力に冷却します。
  • 効率的な熱伝達: 「ニッケルメッキ銅製ベースプレート」とスクエア加工された「コアパイプ」が、発生した熱を迅速かつ効率的にヒートシンクへ伝えます。
  • 多機能バックプレート: 「メタルバックプレート」がカードの剛性を高めつつ、エアフロー設計により排熱を促進します。
  • 静音動作: 低負荷時にはファンを停止させる「Zero Frozr」機能により、冷却性能と静音性を両立します。
  • 高品質電源回路: 電力効率と安定性に優れた「DrMOS」を採用し、安定したパフォーマンスを支えます。
  • 保護機能: 電気的ダメージからカードを守る「ヒューズ」を基板に搭載し、安全性を高めています。
  • 細部へのこだわり: 「高効率サーマルパッド」や「補強用メタルフレーム」など、見えない部分にも品質と耐久性を追求しています。

ベンチマーク:RTX 5070 VS RTX 4070 SUPER/RTX 3070性能を比較

MSI GeForce RTX 5070 12G VENTUS 2X OC パソコンの画面

MSI GeForce RTX 5070のグラフィック性能はどのくらいなのでしょうか?ベンチマークで測定してみました。

※CPUはRyzen 7 9800X3Dプロセッサを使用します。

RTX 5070のベンチマーク結果

GPUのベンチマーク結果・RTX 5070のグラフィックスコア

  • Fire Strike グラフィックスコアで「49200」(DirectX 11)
  • Fire Strike Extreme グラフィックスコアで「24600
  • Time Spy グラフィックスコアで「21965」(DirectX 12)
  • 3DMark Port Royalで「13989」(4K,DirectX Raytracing)
  • 3DMark Speed Way5787」(4K,DirectX 12 Ultimate)

RTX 4070 SUPERのベンチマーク結果

一方、同じプロセッサを使用して、RTX 4070 SUPERのベンチマークを測定すると、以下のようになりました。

※CPUはRyzen 7 9800X3Dプロセッサを使用します。

GPUのベンチマーク結果・RTX 4070 SUPER グラフィックスコア

  • Fire Strike グラフィックスコアで「45000」(DirectX 11)
  • Fire Strike Extreme グラフィックスコアで「23000
  • Time Spy グラフィックスコアで「19582」(DirectX 12)
  • 3DMark Port Royalで「13050」(4K,DirectX Raytracing)
  • 3DMark Speed Way5205」(4K,DirectX 12 Ultimate)

RTX 4070 SUPERからRTX 5070への性能向上率 (ベンチマーク比較)

MSI GeForce RTX 5070 12G VENTUS 2X OC グラフ RTX4070SUPER-VS-RTX5070

この2つの性能を比較して、どのくらい性能が向上しているかをまとめてみました。

  • Fire Strike グラフィックスコア (DirectX 11) → 約 1.09 倍 (約 9.3% アップ)
  • Fire Strike Extreme グラフィックスコア → 約 1.07 倍 (約 7.0% アップ)
  • Time Spy グラフィックスコア (DirectX 12) → 約 1.12 倍 (約 12.2% アップ)
  • 3DMark Port Royal (4K, DirectX Raytracing) → 約 1.07 倍 (約 7.2% アップ)
  • 3DMark Speed Way (4K, DirectX 12 Ultimate) → 約 1.11 倍 (約 11.2% アップ)

まとめ

RTX 5070は、RTX 4070 SUPERと比較して、各ベンチマーク項目で概ね 7% から 12% 程度の性能向上を示しています。特に比較的新しいAPIを利用するTime Spy (DirectX 12) やSpeed Way (DirectX 12 Ultimate) といったテストで、性能向上の幅がやや大きい傾向が見られます。

RTX 3070からRTX 5070への性能向上率

今度はRTX 3070からRTX 5070へ交換した場合、どのくらいグラフィック性能が向上するかを見ていきましょう。

まずはRTX 3070のベンチマーク結果を確認します。

※CPUはRyzen 7 9800X3Dプロセッサを使用します。

GPUのベンチマーク結果・RTX 3070 グラフィックスコア

  • Fire Strike グラフィックスコアで「34000」(DirectX 11)
  • Fire Strike Extreme グラフィックスコアで「17000
  • Time Spy グラフィックスコアで「13800」(DirectX 12)
  • 3DMark Port Royalで「8473」(4K,DirectX Raytracing)
  • 3DMark Speed Way3551」(4K,DirectX 12 Ultimate)

このベンチマーク結果を先のRTX 5070のベンチマーク結果と比較してみます。

MSI GeForce RTX 5070 12G VENTUS 2X OC グラフ RTX3070-VS-RTX5070

  • Fire Strike グラフィックスコア (DirectX 11) → 約 1.45 倍 (約 44.7% アップ)
  • Fire Strike Extreme グラフィックスコア → 約 1.45 倍 (約 44.7% アップ)
  • Time Spy グラフィックスコア (DirectX 12) → 約 1.59 倍 (約 59.2% アップ)
  • 3DMark Port Royal (4K, DirectX Raytracing) → 約 1.65 倍 (約 65.1% アップ)
  • 3DMark Speed Way (4K, DirectX 12 Ultimate) → 約 1.63 倍 (約 63.0% アップ)

まとめ

RTX 5070は、2世代前のRTX 3070と比較して、大幅な性能向上を達成しています。DirectX 11ベースのFire Strikeでは約 1.45 倍(約 45% 向上)ですが、DirectX 12を利用するTime Spyでは約 1.6 倍近くまで性能が向上しています。さらに、レイトレーシング性能が重要となるPort RoyalやSpeed Wayでは約 1.6 倍を超える性能向上(60% 以上の向上)が見られ、特に新しいAPIや高負荷なレイトレーシング処理における性能向上が顕著であることがわかります。

ゲーム性能への影響

MSI GeForce RTX 5070 12G VENTUS 2X OC モンスターハンターワイルズを4K画質でプレイする様子

それでは、実際にグラフィックボードを変更することで、ゲーム性能はどのように変わるのか?具体的なゲームタイトルで、各グラフィックボード(RTX 5070、RTX 4070 SUPER、RTX 3070)のフレームレート(FPS)の違いを見ていきましょう。

※CPUはRyzen 7 9800X3Dプロセッサを使用します。

モンスターハンターワイルズ

ゲーム概要: 広大なフィールドをシームレスに探索し、強力なモンスターを狩るアクションRPGの最新作。進化したグラフィックと生態系表現が特徴です。

パフォーマンス: 本作は最新のグラフィック技術を駆使するため、特に高解像度・高画質設定では高いGPUパワーが求められます。

RTX 5070: WQHD(2560×1440)解像度の最高設定において、快適なフレームレートでのプレイが可能です。4K(3840×2160)解像度でも、DLSSのようなアップスケーリング技術を活用することで、60FPS以上を維持する能力を持ちます。Time SpyやSpeed Wayのスコアが示す通り、最新APIへの対応力が高く、本作のような将来のタイトルで高いパフォーマンスを発揮します。

「RTX 4070 SUPER」: WQHD最高設定でスムーズな動作を提供しますが、フレームレートはRTX 5070より若干下回ります。4K解像度で快適性を保つには、DLSS QualityやBalanced、あるいは一部設定の調整が必要となるでしょう。

RTX 3070: WQHD高設定で60FPSを目指す場合、一部のグラフィック設定を調整する必要が出てきます。4K解像度でのプレイは、DLSS Performanceモードの利用や、より積極的な設定の見直しが求められます。

サイバーパンク2077

ゲーム概要: 未来の巨大都市ナイトシティを舞台に、選択と結果が重視される物語を体験するオープンワールドRPG。美麗なグラフィックとレイトレーシング(RT)表現が特徴です。

パフォーマンス: 特にRT設定を有効にすると、GPU負荷が極めて高くなります。

RTX 5070: WQHD解像度、RTウルトラ設定、DLSS Qualityの組み合わせで、60FPSを超える安定したフレームレートを実現します。Frame Generation(フレーム生成)を併用すれば、さらに滑らかな映像でプレイ可能です。

Port RoyalやSpeed Wayのスコアの高さが、この負荷の高いRT処理能力に直結します。

「RTX 4070 SUPER」: RTX 5070に近いパフォーマンスを発揮し、WQHD・RTウルトラ・DLSS Qualityで60FPS前後での動作が可能です。Frame Generationにも対応しており、活用することで快適性が向上します。

RTX 3070: 同じWQHD・RTウルトラ設定では、60FPSを安定して下回ることが多くなります。快適なプレイのためには、RT設定を中程度に引き下げるか、DLSSをBalancedやPerformanceに設定する必要があります。Frame Generationには対応していません。

エルデンリング

ゲーム概要: 広大なフィールドと複雑なダンジョンがシームレスに繋がる世界を冒険する、ダークファンタジー・アクションRPG。歯ごたえのある戦闘と探索要素が魅力です。

パフォーマンス: PC版は通常60FPSが上限となっています。

RTX 5070: WQHD、4K解像度ともに最高設定で、ほぼ常に上限の60FPSに張り付いた状態でプレイできます。RT(レイトレーシング)を有効にした場合でも、特にWQHDでは60FPSを維持しやすく、4Kでも高い安定性を示します。

「RTX 4070 SUPER」: WQHD、4Kともに最高設定で安定した60FPS動作が可能です。RT有効時の負荷増大に対しても、RTX 3070より高いパフォーマンスを維持します。

RTX 3070: WQHD最高設定では多くの場合60FPSで動作しますが、4K最高設定では、負荷の高い場面で60FPSを割り込むことがあります。RT有効時は、特に4K解像度で60FPSを維持することが難しくなります。

Apex Legends

ゲーム概要: 3人1組のチームで戦う、基本プレイ無料のバトルロイヤルシューター。スピーディーなキャラクターアクションと銃撃戦が特徴です。

パフォーマンス: 競技性が高いため、高フレームレートでの安定した動作が重視されます。

RTX 5070: WQHD最高設定では、240FPSを超えるような非常に高いフレームレートを安定して維持し、高リフレッシュレートモニターの性能を最大限に引き出します。4K解像度でも高設定で144FPS以上を維持する能力があります。

「RTX 4070 SUPER」: WQHD最高設定で144FPSを大きく超えるフレームレートを維持し、多くの高リフレッシュレートモニター環境で非常に快適なプレイが可能です。4Kでも高設定で120FPS以上を狙えます。

RTX 3070: WQHD最高設定でも144FPS以上を維持できる性能を持ちますが、RTX 4070 SUPERやRTX 5070と比較すると、フレームレートの安定性や最低フレームレートで差が出ます。4K高設定では設定調整により高フレームレートを目指します。比較的軽量なDX11ベースの本作では、Fire Strikeのスコア差がパフォーマンスの違いとして現れます。

アーマード・コアVI ファイアーズオブルビコン

ゲーム概要: パーツを自由に組み替えてสร้างしたロボット「アーマード・コア」を操縦し、立体的なステージでハイスピードな戦闘を繰り広げるメカアクションゲーム。

パフォーマンス: 高速戦闘を滑らかに表示するため、120FPSのような高フレームレートが望ましいタイトルです。

RTX 5070: WQHD最高設定で、常時120FPSに迫る、あるいはそれを超える極めてスムーズな動作を実現します。4K最高設定でも、DLSSなしで60FPS以上を安定して維持する高いパフォーマンスを持ちます。Time Spyスコアが示すDX12性能の高さが生かされます。

「RTX 4070 SUPER」: WQHD最高設定で100FPSを超える高いフレームレートを維持し、非常に快適です。4K最高設定でも良好なパフォーマンスを示しますが、RTX 5070には及びません。

RTX 3070: WQHD最高設定でも平均して高いフレームレートを出せますが、激しい戦闘シーンでは100FPSを下回ることがあります。4K最高設定で60FPSを安定させるには、画質設定の調整が必要になります。

Forza Horizon 5

ゲーム概要: 美しいオープンワールドのメキシコを舞台に、数百台の実在する車でレースや探索を楽しめるレーシングゲーム。

パフォーマンス: 高画質設定では相応のGPU負荷がかかります。

RTX 5070: WQHD・エキストリーム設定で100FPSを超える非常に滑らかなプレイが可能です。4K・エキストリーム設定においても、DLSS Qualityなどを活用すれば、80FPS以上の高いフレームレートを維持できます。DX12ベースのタイトルであり、Time SpyやSpeed Wayでの優位性が高解像度・高設定での余裕につながります。

「RTX 4070 SUPER」: WQHD・エキストリーム設定で高いフレームレートを提供し、快適なドライビング体験が可能です。4K・エキストリーム設定でも良好なパフォーマンスですが、RTX 5070に比べてやや低いフレームレートとなります。

RTX 3070: WQHD・エキストリーム設定で60FPSを超える快適なプレイが十分可能です。4K・エキストリーム設定で高いフレームレートを維持するには、DLSSをBalancedやPerformanceに設定するか、一部のグラフィック設定を調整することが効果的です。

まとめ: MSI RTX 5070 VENTUS 2X OCが切り開く次世代ゲーム体験

MSI RTX 5070 VENTUS 2X OCは、GeForce RTX 4070 SUPERやRTX 3070といった前世代のグラフィックボードと比較して、ゲーム体験をあらゆる面で大きく向上させるポテンシャルを秘めています。ベンチマーク結果が示すように、その性能向上は、実際のゲームプレイにおいて明確なメリットとなって現れます。

高解像度ゲーミングの新たな標準

WQHD(2560×1440)解像度においては、もはや敵なしと言えるでしょう。『モンスターハンターワイルズ』のような最新の重量級タイトルであっても、最高設定で快適なフレームレートを維持し、美麗なグラフィックを存分に楽しむことが可能です。

さらに4K(3840×2160)解像度でも、RTX 5070はDLSS技術と組み合わせることで、『エルデンリング』や『Forza Horizon 5』といった多くのタイトルで60FPS以上の滑らかなプレイを現実のものとします。高解像度モニターで、より精細で迫力のある映像体験を求めるユーザーにとって、これは大きな進歩です。

高リフレッシュレートを活かす圧倒的なフレームレート

競技性の高いゲームでは、フレームレートの高さが勝敗を左右します。『Apex Legends』のようなタイトルでは、RTX 5070はWQHD解像度で240FPSを超えるような超高フレームレートを安定して叩き出し、高リフレッシュレートモニターの性能を最大限に引き出します。これにより、敵の動きをより滑らかに捉え、素早い反応が可能になります。

また、『アーマード・コアVI』のようなハイスピードメカアクションでも、120FPSを超えるフレームレートにより、目まぐるしい戦闘シーンも驚くほど滑らかに表示され、操作の爽快感と没入感が格段に向上します。

進化したレイトレーシング体験

レイトレーシングによるリアルな光の表現は、ゲームへの没入感を深める重要な要素ですが、非常に高いGPU負荷を伴います。RTX 5070は、強化された第4世代RTコアとAIによるニューラルレンダリング、そしてDLSS 4(フレーム生成含む)の組み合わせにより、この課題を克服します。『サイバーパンク2077』のようなタイトルでも、WQHD解像度で高設定のレイトレーシングを有効にしつつ、60FPSを超える快適なプレイを実現可能です。

リアルな光と影が織りなす、息をのむようなナイトシティの風景を、滑らかな映像で体験できます。

AI技術がもたらす快適性と操作性

このように、MSI RTX 5070 VENTUS 2X OCは、高画質・高解像度での快適なプレイ、高リフレッシュレートモニターを活かした超高フレームレート、そして負荷の高いレイトレーシング表現まで、あらゆるゲーミングシーンにおいて、前世代を凌駕するパフォーマンスを発揮します。

DLSS 4によるフレームレート向上と画質維持の両立、Reflex 2による低遅延化といった最新AI技術の恩恵も加わり、より美しく、より滑らかで、より応答性の高い、まさに次世代のゲーム体験を提供します。

次世代ゲーミングへの確かな選択

これから長くPCゲームを楽しみたいと考えるユーザーにとって、MSI RTX 5070 VENTUS 2X OCは非常に魅力的な選択肢となるはずです。

便利な付属ソフトウェア (ユーティリティ):MSI RTX 5070 VENTUS 2X OCを最大限に活用

はじめに: ハードウェアの性能を引き出すソフトウェアの力

MSI RTX 5070 VENTUS 2X OCは、単体でも非常に高性能なグラフィックボードですが、その真価を最大限に引き出し、より快適でパーソナルなPC体験を実現するためには、付属のソフトウェアの活用が鍵となります。MSIは、システムの統合管理からパフォーマンスの限界追求、さらにはモバイルゲーム体験の拡張まで、ユーザーの多様なニーズに応える強力なユーティリティソフトウェアを提供しています。

ここでは、MSI RTX 5070 VENTUS 2X OCに付属する代表的なソフトウェア「MSI Center」「MSI Afterburner」「MSI App Player」の魅力と活用法についてご紹介します。

統合管理ソフトウェア「MSI Center」: スマートなPC環境を実現

MSI GeForce RTX 5070 12G VENTUS 2X OC MSI Centerの画面

MSI Center」は、MSI製品の監視、各種設定の変更、パフォーマンスの最適化などを一元管理できる、非常に便利な統合ソフトウェアです。直感的で分かりやすいインターフェースを備えており、初心者から上級者まで、誰でも簡単に扱うことができます。特筆すべきは、AIを活用したインテリジェントな機能群です。

AI Engine」は、ユーザーが現在行っている作業(例えば、『Apex Legends』のようなゲームをプレイ中、Adobe Premiere Proで動画編集中、あるいは単にウェブサイトを閲覧中など)をAIが自動で認識し、PCのパフォーマンス設定、オーディオ設定、画面の色調などをそのシナリオに合わせて最適化してくれます。ユーザーが手動で設定を変更する手間なく、常に最適な状態でPCを利用できるのは大きな魅力です。

オンライン会議やボイスチャットの質を高めるのが「AI Noise Cancellation Pro」です。AIがマイクに入力される音の方向を識別し、キーボードの打鍵音や周囲の環境音といった不要なノイズだけを選択的に除去。まるで録音スタジオで収録したかのようにクリアな音声を相手に届けることができます。また、「AI LAN Manager」は、AIがネットワーク帯域幅を監視・最適化し、オンラインゲームなど特定のアプリケーションの通信を優先させることで、ラグを低減し、安定したオンライン体験を提供します。

さらに、MSI Centerはモジュール式を採用しており、ユーザーが必要とする機能だけを選んでインストールできます。これにより、システムへの不要な負荷を避け、自分に必要な機能だけを備えた、カスタマイズされた管理ツールを構築することが可能です。

定番オーバークロックツール「MSI Afterburner」: パフォーマンスを限界まで追求

MSI GeForce RTX 5070 12G VENTUS 2X OC MSI Afterburnerの画面

より高いパフォーマンスを求めるユーザーにとって、「MSI Afterburner」は欠かせないツールです。世界で最も広く認知され、使用されているグラフィックボードのオーバークロックソフトウェアであり、MSI製グラフィックボードはもちろん、他社製のカードでも無料で利用できます。

Afterburnerを使えば、GPUのコアクロック、メモリクロック、電圧といったパラメーターを詳細に調整し、MSI RTX 5070 VENTUS 2X OCの性能をさらに引き出すオーバークロックに挑戦できます。また、GPU温度、クロック周波数、メモリ使用率、ファン回転数といった重要なハードウェア情報をリアルタイムでモニタリングし、グラフで表示することも可能です。ゲーム画面上にこれらの情報をオーバーレイ表示させる「オンスクリーンディスプレイ」機能を使えば、プレイ中にパフォーマンスの変化を常に把握できます。

オーバークロックは難しそうだと感じる初心者の方でも安心なのが「OC Scanner」機能です。ボタンをクリックするだけで、ソフトウェアが自動的にグラフィックボードの安定動作する最適なオーバークロック設定を見つけ出してくれます。手軽に無料でパフォーマンスを向上させ、より高いフレームレートで快適なゲーム体験を得ることができます。

さらに、ファンの回転数カーブを自由にカスタマイズして、冷却性能と静音性のバランスを自分好みに調整したり、内蔵の「Predator」機能を使って、ゲームプレイの決定的瞬間やオーバークロックの記録などを高品質な動画としてキャプチャしたりすることも可能です。

PCでモバイルゲームを快適に「MSI App Player」

スマートフォンのゲームやアプリをPCの大画面で楽しみたい、というニーズに応えるのが、Androidエミュレータ「MSI App Player」です。これは、Androidエミュレータの世界的リーダーであるBlueStacksとの独占的なパートナーシップのもと開発されました。

MSI App Player最大のメリットは、PCの強力なCPU、GPU(MSI RTX 5070 VENTUS 2X OC)、豊富なRAM、そして優れた冷却システムを活用することで、多くの高性能スマートフォンをも凌駕する、滑らかで高パフォーマンスなモバイルゲーム体験を実現できる点です。一部のゲームでは最大240FPSもの高フレームレートに対応しており、動きの激しいゲームでも視認性が高く、低遅延で快適なプレイが可能です。

操作も、通常のキーボード・マウスに加え、ゲームコントローラーを接続してプレイできる「Console Mode」に対応しています。PCをリビングの大型テレビに接続すれば、まるで家庭用ゲーム機のように、ソファに座ってリラックスしながら『原神』などのモバイルゲームをプレイできます。

また、「マルチインスタンス」機能を使えば、複数のゲームやアプリを同時に起動し、別々のウィンドウで管理できます。例えば、一つのゲームで自動周回をしながら、別のゲームをプレイしたり、攻略情報を調べたりといった使い方が可能です。さらに、一部のゲームではクラウド経由でのプレイにも対応しており、大容量のゲームデータをダウンロード・インストールする手間なく、すぐに遊び始められるのも利点です。

まとめ

MSI Center:

  • MSI製品の統合管理(モニタリング、設定、最適化)ソフトウェア。
  • AI Engineによる自動最適化、AI Noise Cancellation Pro、AI LAN Managerなどのインテリジェント機能を搭載。
  • 必要な機能だけを選んでインストールできるカスタマイズ性。

MSI Afterburner:

  • 定番の無料オーバークロックツール(他社製GPUも対応)。
  • 詳細なオーバークロック設定、リアルタイムモニタリング、オンスクリーンディスプレイ機能。
  • OC Scannerによる簡単な自動オーバークロック。
  • カスタムファン設定、ゲーム録画機能(Predator)も搭載。

MSI App Player:

  • BlueStacksとの提携による高性能Androidエミュレータ。
  • PCスペックを活かし、モバイルゲームを高パフォーマンス・高FPS(最大240FPS)でプレイ可能。
  • キーボード・マウスに加え、コントローラー操作(Console Mode)にも対応。
  • 複数のゲーム・アプリを同時起動できるマルチインスタンス機能。

MSI GeForce RTX 5070 12G VENTUS 2X OCのメリット・デメリット

MSI GeForce RTX 5070 12G VENTUS 2X OC 本体 背面

ここでは、MSI GeForce RTX 5070 12G VENTUS 2X OCについて、他のグラフィックボードと比較した場合のメリット(優れている点)とデメリット(劣っている可能性のある点)を解説します。購入を検討する際の参考にしてください。

【メリット】

メリット1: 最新世代ならではの高い基本性能と将来性

本製品はNVIDIAの最新アーキテクチャ「Blackwell」を採用したGeForce RTX 5070を搭載しており、これが最大のメリットです。特に2世代前のRTX 3070と比較すると、DirectX 12 Ultimateやレイトレーシングといった最新技術を用いる場面で1.6倍以上の性能向上を示し、最新ゲームやクリエイティブ作業において圧倒的な快適性を提供します。

また、DLSS 4のようなAIを活用した最新技術に対応しているため、将来登場するであろう、より要求スペックの高いソフトウェアに対しても高い対応力を持つことが期待できます。

メリット2: 信頼性と静音性を両立する冷却設計

MSIのVENTUSシリーズは、性能と信頼性を重視した質実剛健な設計思想で作られています。本製品もその例に漏れず、2基の高性能ファン「TORX FAN 5.0」や大型ヒートシンク、銅製ベースプレートなどを組み合わせた強力な冷却システムを備えています。

これにより、OCモデルでありながら高負荷時でも安定した動作を維持します。さらに、低負荷時にはファンを停止させる「Zero Frozr」機能により、静音性も確保されており、普段使いでの快適性も高いレベルで両立しています。

メリット3: OCモデルと豊富な付属ソフトウェア

このグラフィックボードはOC(オーバークロック)モデルであり、標準仕様のRTX 5070よりも高いクロック周波数で動作するため、購入してすぐに若干高いパフォーマンスを得られます。さらに、定番のオーバークロックツール「MSI Afterburner」が利用可能で、ユーザー自身でさらなる性能向上を試みたり、詳細なモニタリングを行ったりできます。加えて、システム統合管理ソフト「MSI Center」やAndroidエミュレータ「MSI App Player」など、便利なソフトウェアが付属する点も魅力です。

メリット4: SFF対応など実用的な付加価値

近年人気の高まっている小型PC(SFF)への搭載を考慮した「SFF-Ready Enthusiast GeForce Card」の基準を満たしている点もメリットです。これにより、高性能ながらも省スペースなPCを構築したいユーザーにとって、物理的なサイズの制約を受けにくくなります。12GBのGDDR7メモリも搭載しており、高解像度テクスチャを使用するゲームや、メモリを多く消費するクリエイティブ作業においても有利です。

【デメリット】

デメリット1: 前世代からの性能向上幅と価格

前世代のRTX 4070 SUPERと比較した場合、性能向上率はベンチマークで約7%~12%程度にとどまります。これは着実な進化ではあるものの、RTX 4070 SUPERを既に所有しているユーザーにとっては、約12万円という価格に見合うだけの乗り換えメリットを感じにくい可能性があります。絶対的な性能は高いものの、価格に対する性能向上率(コストパフォーマンス)の観点では、前世代モデルと比較してやや見劣りするかもしれません。

デメリット2: シンプルなデザイン性

VENTUSシリーズは性能と信頼性を重視する質実剛健なコンセプトのため、デザインは比較的シンプルで、派手なRGB LEDライティングなどは搭載されていません。これは安定性や冷却を優先するユーザーには好まれますが、PCケース内部を華やかに見せたい、デザイン性を重視するユーザーにとっては、他のより装飾的なモデルと比較して物足りなく感じる可能性があります。

デメリット3: 消費電力への潜在的な懸念

高性能なGPUを搭載し、さらにOCモデルであるため、相応の消費電力が予想されます。RTX 4070 SUPERよりも高い性能を持つことから、同等以上の消費電力となる可能性があります。高性能な電源ユニットや、PCケース内の十分なエアフロー確保が必要となる場合があり、既存のPC環境によっては追加の投資が必要になるかもしれません。

MSI GeForce RTX 5070 12G VENTUS 2X OCのスペック(仕様)

  • GPUモデル名 (チップ名): NVIDIA® GeForce RTX™ 5070
  • VRAM容量: 12GB
  • VRAM種類: GDDR7
  • 映像出力端子 (種類・数・バージョン):DisplayPort x 3 (v2.1b)、HDMI™ x 1 (HDMI™ 2.1b) (4K 480Hz or 8K 120Hz with DSC, Gaming VRR, HDR)
  • 補助電源コネクタ (種類・数): 16-pin x1
  • サイズ (寸法・スロット数):236 x 126 x 50 mm(232 x 125 x 40 mm)
  • 推奨電源ユニット容量 (PSU): 650 W
  • コアクロック (ベースクロック / ブーストクロック):Boost: 2542 MHz,Extreme Performance: 2557 MHz (MSI Center)
  • 消費電力 (TDP/TBP): 250 W または 230 W
  • 冷却機構 (ファン数・種類): デュアルファン、TORX FAN 5.0
  • 接続インターフェース (PCI Express): PCI Express対応
  • 対応機能 (例: レイトレーシング, DLSS/FSR): レイトレーシング、DLSS 4、G-SYNC™ technology、NVIDIA Reflex 2

MSI GeForce RTX 5070 12G VENTUS 2X OCの評価

MSI GeForce RTX 5070 12G VENTUS 2X OC 本体 斜め

7つの基準で「MSI GeForce RTX 5070 12G VENTUS 2X OC」を5段階で評価してみました。

総合性能: ★★★★☆

最新のBlackwellアーキテクチャを採用したRTX 5070を搭載し、前世代のRTX 4070 SUPERから着実な性能向上を実現。特にDirectX 12 Ultimateやレイトレーシング環境での性能向上が見られ、最新ゲームやクリエイティブ用途で高いパフォーマンスを発揮します。2世代前のRTX 3070からは大幅な進化を遂げています。

ゲーム性能: ★★★★☆

WQHD解像度では最高設定で多くの最新タイトルを快適にプレイ可能。4K解像度でもDLSS 4などのアップスケーリング技術を活用することで、多くのゲームで60FPS以上を目指せます。レイトレーシング性能も向上しており、『サイバーパンク2077』のような高負荷タイトルでもWQHD・高設定でスムーズな動作が期待できます。

クリエイティブ性能: ★★★★☆

12GBの高速GDDR7メモリと強化されたGPUコアにより、動画編集、3Dレンダリング、AI処理などのクリエイティブワークフローを高速化します。NVIDIA Studioプラットフォームに対応し、対応アプリケーションでの安定性とパフォーマンスが最適化されているため、プロフェッショナルな用途にも十分対応可能です。

コストパフォーマンス: ★★★☆☆

約12万円という価格は、RTX 4070 SUPERからの性能向上幅(約7-12%)を考慮すると、標準的な価格設定と言えます。最新世代のミドルハイ~ハイエンドGPUとして妥当な範囲ですが、突出してコストパフォーマンスが高いわけではありません。RTX 3070からのアップグレードであれば、価格に見合う大きな性能向上が得られます。

消費電力・ワットパフォーマンス: ★★★☆☆

Blackwellアーキテクチャにより電力効率の向上が図られていると推測されますが、具体的な消費電力データが不足しています。OCモデルであることを考慮すると、標準的な消費電力もしくは若干高めとなる可能性があります。前世代からのワットパフォーマンス向上は期待できますが、評価は標準的とします。

機能・特徴: ★★★★★

最新のDLSS 4、強化されたレイトレーシングコア、NVIDIA Reflex 2など、Blackwellアーキテクチャの主要機能に対応。質実剛健なVENTUSシリーズとして、TORX FAN 5.0を2基搭載した冷却機構やメタルバックプレートなど、冷却と信頼性に優れた設計です。SFF-Ready対応で小型PCにも搭載しやすく、ソフトウェア(MSI Center, Afterburner)も充実しています。

静音性: ★★★★☆

冷却性能を重視したVENTUS設計に加え、低負荷時にファンを停止させる「Zero Frozr」機能を搭載。ウェブブラウジングや動画視聴などでは無音動作が可能です。高負荷時のノイズレベルはデュアルファン構成として標準的と推測され、過度にうるさい可能性は低いでしょう。総合的に見て静音性は高いレベルにあります。

総評: ★★★★☆

【総評】WQHDゲーミングとクリエイティブの優等生、堅実な進化を遂げた高性能GPU

MSI GeForce RTX 5070 12G VENTUS 2X OCは、最新のNVIDIA Blackwellアーキテクチャを採用したRTX 5070 GPUを搭載し、WQHD解像度でのゲーミングや、動画編集・3Dレンダリングといったクリエイティブ作業において非常に高いパフォーマンスを発揮するグラフィックボードです。特に2世代前のRTX 3070と比較した場合、平均して1.5倍以上、レイトレーシング環境では1.6倍を超える大幅な性能向上を実現しており、乗り換えユーザーにとっては大きなアップグレードとなるでしょう。

【性能バランスと特徴】

前世代のRTX 4070 SUPERと比較すると、ベンチマークスコアで7%~12%程度の順当な性能向上を果たしています。最新APIであるDirectX 12 Ultimateや、負荷の高いレイトレーシング処理での伸びが大きく、将来のゲームタイトルへの対応力も期待できます。12GBのGDDR7メモリは、高解像度テクスチャや複雑なデータを扱う際にも余裕をもたらします。

また、MSI独自の「TORX FAN 5.0」デュアルファンクーラーやメタルバックプレートによる堅実な冷却設計、低負荷時にファンを停止する「Zero Frozr」機能は、安定性と静音性の両立に貢献しています。SFF-Ready対応により小型PCへの搭載も容易な点も魅力です。

【価格とソフトウェア】

価格は約12万円と、最新世代のミドルハイ~ハイエンドモデルとして標準的な設定です。コストパフォーマンスが突出しているわけではありませんが、性能や機能を考慮すれば妥当な範囲と言えます。付属ソフトウェアの「MSI Center」や「Afterburner」は、システムの監視・最適化から詳細なオーバークロックまで対応しており、本製品のポテンシャルを最大限に引き出すのに役立ちます。

全体として、最新技術による高い性能と、VENTUSシリーズならではの信頼性・冷却性能を兼ね備えた、バランスの取れた高性能グラフィックボードと言えます。

まとめ:高性能と信頼性を両立した次世代スタンダード「MSI GeForce RTX 5070 12G VENTUS 2X OC」

はじめに:次世代スタンダードの実力

この記事では、MSI GeForce RTX 5070 12G VENTUS 2X OCについて、その性能、特徴、メリット・デメリットを詳しく見てきました。本製品は、NVIDIAの最新アーキテクチャ「Blackwell」を採用したGeForce RTX 5070 GPUを搭載し、前世代から着実な性能向上を果たした高性能グラフィックボードです。

特にWQHD解像度におけるゲーミング性能は素晴らしく、最高設定でも多くのタイトルで快適なプレイが可能です。DLSS 4のような最新AI技術を活用すれば、4K解像度でのゲーミングも十分に視野に入ります。

Blackwell世代の高性能とVENTUSの信頼性

MSI独自の「VENTUS」シリーズとして、質実剛健な設計思想に基づいた優れた冷却性能と高い信頼性も大きな魅力です。2基の「TORX FAN 5.0」や大型ヒートシンク、銅製ベースプレートなどがGPUを確実に冷却し、OCモデルでありながら安定した動作を実現します。低負荷時にはファンを停止させる「Zero Frozr」機能により、静音性にも配慮されています。

さらに、「MSI Center」や「Afterburner」といった強力な付属ソフトウェアが、システムの最適化やパフォーマンスの調整を容易にします。

WQHD/4Kゲーミングからクリエイティブまで

このグラフィックボードは、WQHDモニターで最高のゲーム体験を求めるユーザーや、DLSSを活用して4Kゲーミングに挑戦したいユーザーに特におすすめです。また、動画編集や3Dレンダリングなどのクリエイティブ作業を行うユーザーにとっても、その高い処理能力と12GBのVRAMは大きな助けとなるでしょう。静音性を重視する方や、SFF-Ready対応により高性能な小型PCを組みたい方にも適しています。

価格とアップグレードの価値

価格は約12万円(2025年4月時点)と、最新世代のミドルハイモデルとして標準的な価格帯です。RTX 3070など2世代前のカードからのアップグレードであれば、価格に見合う大幅な性能向上が得られます。一方で、RTX 4070 SUPERからの乗り換えの場合は、性能向上幅と価格のバランスを考慮する必要があるでしょう。とはいえ、絶対的な性能や最新機能への対応を考えれば、十分に価値のある投資と言えます。

将来性への期待と最終評価

BlackwellアーキテクチャがもたらすDLSS 4や強化されたAI機能は、今後のゲームやアプリケーションにおいて、さらなるパフォーマンス向上や新しい体験をもたらす可能性を秘めています。MSI GeForce RTX 5070 12G VENTUS 2X OCは、現在の高性能ニーズに応えつつ、将来性も備えた、次世代のPC環境を構築するための有力な選択肢となるでしょう。

MSI GeForce RTX 5070 12G VENTUS 2X OCの価格・購入先

MSI GeForce RTX 5070 12G VENTUS 2X OC 本体 正面

パソコンショップ

ドスパラで119,980円

ツクモで119,980(税込)、

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  • 楽天市場で119,980円(送料無料)、
  • ヤフーショッピングで119,980円、
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