BOOX Note Air5 C 徹底レビュー!Air4 Cからの進化点と欠点

BOOX Note Air5 C 前面 外観
2025年10月27日に発売された「BOOX Note Air5 C」は、10.3インチのKaleido 3カラー電子ペーパーを搭載し、Android 15を採用した注目のE Inkタブレットです。

このレビューでは、高い評価を得ていた前モデル「BOOX Note Air4 C」から何が進化したのか、特に「物理ボタンの搭載」や「専用キーボード接続への対応」といった待望の変更点が、実際の使い勝手にどれほどの影響を与えているかを徹底的に検証しました。

先に結論からお伝えしましょう

BOOX Note Air5 C の長所(Pros):

  • 待望の「物理ページめくり(音量)ボタン」の搭載
  • Pogoピンによる安定した「専用キーボード接続」への対応
  • Note Air4 C (Android 13) から「Android 15」へのメジャーアップデート
  • Snapdragon 750G (推定) 搭載によるパフォーマンスの向上
  • Pen3スタイラスのキャップに予備ペン先を収納できる利便性

BOOX Note Air5 C の短所(Cons):

  • 新しい画面フィルムによる「キーキー」という筆記音が発生する点(書き味がNote Air4 Cから変更)
  • 付属のPen3スタイラスのマグネット吸着力がやや弱い
  • バッテリー容量がNote Air4 Cと同じ3,700mAhで据え置き
  • 89,800円という価格設定(Note Air4 Cより値上がり)

総合評価:

BOOX Note Air5 Cは、Note Air4 Cユーザーが最も望んでいた「物理ボタン」と「キーボード接続」という2大ハードウェアの弱点を完璧に克服した「正統進化」モデルです。CPUとOSの刷新により、Androidタブレットとしての基本性能と将来性も大幅に向上しており、読書家からビジネスパーソンまで、幅広い層におすすめできる10インチカラーE Inkタブレットの決定版と言えます。

この記事で分かること

  1. BOOX Note Air5 Cのデザインと、Note Air4 Cからの進化したハードウェア(物理ボタンPogoピン)の検証
  2. 10.3インチKaleido 3ディスプレイの見え方と、Note Air4 Cより明るくなったフロントライトの品質
  3. CPUのパフォーマンスと、Note Air4 C とのベンチマーク比較
  4. 新しい専用ペン「BOOX Pen3」の使い勝手と書き味(筆記音)
  5. Pogoピン接続による「専用キーボード」の有用性
  6. 3,700mAhの実際のバッテリー持ち
  7. 最新OSAndroid 15」の操作感と、新機能「EinkWise」の利便性
  8. AIアシスタントや強力なPDFアプリ「NeoReader」の機能紹介
  9. ライバル機種とのメリット・デメリット比較
  10. 専門家による5段階評価と詳細な総評
  11. 最新の価格とお得な購入先・他機種との価格比較

この記事を最後まで読むことで、BOOX Note Air5 Cを購入するべきかどうかがはっきりと分かるはずです。買うべきか悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

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公式ページ:BOOX Note Air5 C | 10.3″ Android Color ePaper Notebook – The Official BOOX Store

デザイン:BOOX Note Air5 C 待望の「物理ボタン」搭載で操作性が劇的向上

BOOX Note Air5 Cの背面 外観

ここでは、BOOX Note Air5 Cのデザイン、特に前モデルBOOX Note Air4 Cから進化したハードウェアの変更点について、実際に手にした感触をもとにレビューしていきます。

質感と第一印象

BOOX Note Air5 Cを初めて手に取った印象は、前モデルBOOX Note Air4 Cから受け継がれる「高級感」と「驚異的な薄さ」です。厚さわずか5.8mmのスリムなボディは、アルミニウムの洗練されたフレームで仕上げられています。背面はマットなブラックで、指紋が目立ちにくいのが好印象です。BOOX Note Air4 Cにもあったアクセントのストライプは、BOOX Note Air5 Cではオレンジ色で継承されており、クラシックな美学を感じさせます。縦持ちした際に左側に来るベゼルだけがグレーカラーになっており、これがデザイン上の良いアクセントになっています。

サイズ、重量、カラーの比較

BOOX Note Air5 Cの側面

スペック上の公称重量は約440gで、BOOX Note Air4 Cの公称約420gよりもわずかに重くなっています。しかし、実際に両方を持ち比べてみると、その差はほとんど感じられず、実質的な重量感は変わっていないと言えます。サイズもBOOX Note Air5 Cが縦横ともにわずかに小さい(BOOX Note Air5 C: 225x192mm , BOOX Note Air4 C: 226x193mm)ですが、その差は微細です。うれしいことに、このわずかな違いはケースの互換性に影響しておらず、BOOX Note Air4 CのケースがBOOX Note Air5 Cに完璧にフィットすることを確認しました。カラーはブラック基調で、落ち着いた印象を与えます。

接続ポートとボタンの進化

BOOX Note Air5 Cの「物理音量ロッカーボタン」

ここがBOOX Note Air5 Cにおける最大の進化点であり、BOOX Note Air4 Cユーザーにとって最も羨ましい変更点でしょう。BOOX Note Air4 Cでは物理的な音量ボタンがなく、Kindleアプリなどで電子書籍を読む際に、音量スライダーを画面に呼び出して操作する必要があり、これが地味にストレスでした。しかしBOOX Note Air5 Cでは、待望の「物理音量ロッカーボタン」が本体右端に新設されました。これをページめくりに割り当てることで、読書体験が劇的に向上し、ようやく「読む」ことに集中できるようになったと実感しています。

もう一つの大きな進化は、本体背面に搭載された「Pogoピン」です。BOOX Note Air4 Cにはこれがなかったため、キーボードはBluetooth接続に限られていました。Pogoピンの搭載により、別売りの専用キーボードカバーと遅延のない有線接続が可能になり、Bluetooth接続よりも安定した長文入力環境が期待できます。

その他のポート配置はBOOX Note Air4 Cを踏襲しています。指紋認証付きの電源ボタンは左上部、充電やデータ転送に使うUSB-Cポート(OTG対応)とmicroSDカードスロット(最大2TB対応)は左側面に配置されています。デュアルスピーカーとマイクも内蔵されており、BOOX Note Air4 C同様にカメラは搭載されていません。

BOOX Note Air5 Cの接続ポート

耐久性とケースの細かな改善

ディスプレイはBOOX Note Air4 Cと同じく、E InkのCarta 1200ガラススクリーンを採用しており、筐体も堅牢な感触で、日常使いでの耐久性は高そうです。ただし、BOOX Note Air4 C同様に防水防塵性能を示すIP等級の情報はありません。

最後に、専用ケースの細かな改善点にも触れておきます。BOOX Note Air4 Cの純正ケースは、充電のたびにケースを開くか、ポート部分をめくる必要がありました。しかし、BOOX Note Air5 Cの新しいケースはUSB-Cポート部分に穴が設けられ、ケースを閉じたままスマートに充電できるようになりました。これは日常の使い勝手を大きく左右する、非常にうれしい改善点です。

BOOX Note Air5 Cの付属品

BOOX Note Air5 Cの付属品

  • BOOX Note Air5 C 本体 × 1
  • BOOX Pen3 スタイラス × 1
  • USB-C ケーブル × 1
  • カードトレイ取り出しツール × 1
  • クイックスタートガイド
  • 保証書
  • 日本語初期設定マニュアル

まとめ:デザイン

  • 第一印象:前モデルBOOX Note Air4 Cの高級感と薄さ(5.8mm)を継承し、非常に洗練されている
  • 質感:マットブラックの背面は指紋が目立ちにくく、左ベゼルのグレーカラーがアクセント
  • 重量とサイズ:BOOX Note Air4 C(公称約420g)よりわずかに重い約440gだが、体感的な差はほぼない
  • ケース互換性:サイズはBOOX Note Air4 Cとほぼ同じで、BOOX Note Air4 Cのケースも使用可能
  • 【最大の進化点1】物理ボタン:待望の音量ロッカーボタンが右端に追加され、Kindleアプリなどでの物理ページめくりが可能になり操作性が劇的に向上
  • 【最大の進化点2】Pogoピン:背面にPogoピンが追加され、別売りの専用キーボードカバーと有線接続が可能になった
  • ポート類:USB-Cポートと最大2TB対応のmicroSDカードスロットは左側面に配置
  • ケースの改善:新しいケースは閉じたまま充電できる穴が追加され、利便性が向上
  • 耐久性:Carta 1200ガラススクリーンと堅牢な筐体を採用しているが、防水防塵IP等級はなし

ディスプレイと操作性:BOOX Note Air5 C 高品質パネルとBSR、快適な操作性

BOOX Note Air5 Cのディスプレイ。画面に写真の画像。

ここでは、BOOX Note Air5 Cの「核」とも言えるディスプレイの品質と、BSR(BOOX Super Refresh Technology)を含む操作感について、前モデルBOOX Note Air4 Cと比較しながらレビューしていきます。

最初の印象:目に優しい「Kaleido 3」の自然な発色

BOOX Note Air5 Cの電源を入れて最初に感じるのは、10.3インチのKaleido 3カラー電子ペーパーの「目に優しい」発色です。これは前モデルBOOX Note Air4 Cから引き継いだ高品質なパネルで、iPadや液晶タブレットのような鮮やかな(Vivid)発色とは対極にある、「Calming Colors(やすらぎのある色調)」と表現される自然な4096色の色合いが特徴です。

印刷物に近い落ち着いた発色のため、PDF資料のグラフや電子雑誌のカラーページを長時間眺めていても、目が疲れにくいと感じました。また、アンチグレアスクリーン(反射防止加工)が施されており、日中の明るい部屋や屋外でも光の反射がしっかり抑えられ、紙のように快適な視認性を確保しています。

ディスプレイの基本品質:BOOX Note Air4 Cと共通のスペック

BOOX Note Air5 Cのディスプレイ。画面に文字と画像。

ディスプレイの基本スペックはBOOX Note Air4 Cと共通です。10.3インチというサイズは、電子書籍はもちろん、A4サイズのPDF資料やビジネス文書を閲覧するのにも適しています。解像度に関しては、モノクロ(B/W)表示時は2480 x 1860 (300 ppi)と非常に高く、KindleアプリやPDFでテキスト(文字)を読む際には、エッジがくっきりと鮮明で、紙の印刷物と遜色ない読み心地です。

カラー表示時は、カラーフィルター(CFA)を重ねるKaleido 3の特性上、解像度は1240 x 930 (150 ppi) となりますが、コミックの色分けや資料のグラフを判別するには十分な品質を確保しています。アスペクト比もBOOX Note Air4 Cから変更はなく、文書の閲覧に適した比率が維持されています。

フロントライト:BOOX Note Air4 Cを凌駕する「明るさ」と「均一性」

BOOX Note Air5 Cのフロントライト

BOOX Note Air5 Cは、BOOX Note Air4 Cから引き続きCTM(Color Temperature Management)フロントライトを搭載しています。これは、単なる明るさ(輝度)の調整だけでなく、光の色味を暖かいオレンジ色(暖色)から冷たい青白い光(寒色)まで、環境や好みに合わせて自由にスライドバーで調整できる機能です。実際に両者を並べて比較して驚いたのが、BOOX Note Air5 Cのライトの品質です。

最大輝度に設定すると、BOOX Note Air5 CBOOX Note Air4 Cよりも明らかに「明るく」感じられました。この明るさの向上は、カラー電子ペーパーの(モノクロに比べて)わずかに暗い背景を補う上で大きなアドバンテージとなります。照明の品質は非常に素晴らしく、画面の端に光が漏れるようなムラは一切ありません。夜間に色温度を暖色系に振り切って設定すると、ブルーライトが抑えられ、目に優しく、寝室での読書にも最適な環境を作り出せます。

操作性:「EinkWise」による快適な最適化

BOOX Note Air5 Cの画面。

操作性において、まず基本的なタッチ感度は非常に良好です。静電容量式タッチスクリーンは、指でのタップやスワイプ操作に正確かつ遅延なく反応します。この快適なタッチ操作と組み合わさるのが、BOOX Super Refresh (BSR) テクノロジーです。このBSR技術のおかげで、電子ペーパーの弱点であった描画の遅延が大幅に改善されています。Kindleアプリなどで電子書籍のページをめくる際も、タップとほぼ同時に高速に画面が切り替わり、ストレスを感じません。Webブラウザ(Chromeなど)でスクロールする際の滑らかさも、電子ペーパーとは思えないレベルです。

注目すべきは、BOOX Note Air5 Cで新たに導入された「BOOX EinkWise」機能です。BOOX Note Air4 Cではアプリごとに手動でリフレッシュモードを調整する必要がありましたが、BOOX Note Air5 Cではタスクやアプリに合わせて最適な表示テーマ(リフレッシュモード、カラーモードなど)をワンタップで適用できます。これにより、BSRのポテンシャルをより手軽に引き出せるようになり、操作性が向上しています。また、電源ボタンの指紋認証センサー やGセンサーによる自動回転も引き続き搭載されており、快適な操作をサポートしています。

BOOX Note Air5 Cのディスプレイ、操作性 仕様

  • ディスプレイ:10.3インチ Kaleido 3 (4,096色) Carta 1200 ガラススクリーン
  • 解像度(モノクロ):2480 x 1860 (300 ppi)
  • 解像度(カラー):1240 x 930 (150 ppi)
  • フロントライト:CTM(暖色および寒色)搭載
  • タッチ:BOOXスタイラス タッチ (4,096段階筆圧検知) + 静電容量式タッチ
  • リフレッシュ技術:BOOX Super Refresh (BSR) テクノロジー
  • その他:アンチグレアスクリーン 、指紋認証センサー 、Gセンサー(自動回転)

まとめ:ディスプレイと操作性

  • ディスプレイ品質:BOOX Note Air4 Cと同じ高品質な10.3インチKaleido 3パネルを継承
  • モノクロ解像度:300ppiでテキストは非常に鮮明
  • カラー解像度:150ppi (4096色) は目に優しい落ち着いた色合いで、資料や雑誌の閲覧に最適
  • フロントライト:CTM(暖色・寒色)搭載。BOOX Note Air4 Cより最大輝度が明るくなっており、光の均一性も非常に高い
  • BSR技術:BSRによる高速リフレッシュで、ブラウザのスクロールもスムーズ
  • 操作性の向上(EinkWise):アプリごとに最適な表示モードをワンタップで適用できる「EinkWise」機能が新たに追加
  • 視認性:アンチグレアスクリーンにより、直射日光下でも快適に閲覧可能

パフォーマンス:BOOX Note Air5 C Snapdragon 750G搭載による確かな進化

BOOX Note Air5 Cで作業している

ここでは、BOOX Note Air5 Cの動作パフォーマンスについて、前モデルBOOX Note Air4 Cとの比較を中心にレビューします。見えない部分ではありますが、CPU(SoC)がアップグレードされており、これが実際の操作感にどれほど影響するのかを検証しました。

CPU(SoC)の進化:Snapdragon 690から750Gへ

BOOX Note Air5 CのSoCは、公式には「Qualcomm 8コアプロセッサ」とのみ記載されています。しかし、デバイスの検証結果から、これは「Snapdragon 750G」であると特定できました。このチップはSamsungの8nmプロセスで製造され、CPUアーキテクチャはKryo 570(2x Cortex-A77 @ 2.2GHz + 6x Cortex-A55 @ 1.8GHz)を採用しています。

一方、前モデルのBOOX Note Air4 Cが搭載していたのは「Snapdragon 690」でした。こちらも同じ8nmプロセスで、CPUアーキテクチャもCortex-A77とCortex-A55の組み合わせですが、動作周波数がわずかに低く(2.0GHz + 1.7GHz)、Kryo 560という名称でした。つまり、BOOX Note Air5 Cは、アーキテクチャの世代は近いものの、より高速に動作するCPUコアを搭載しています。

GPU性能とベンチマークスコア

CPUに統合されているGPU(グラフィックス)も進化しています。BOOX Note Air5 CSnapdragon 750Gは「Adreno 619」を搭載 、BOOX Note Air4 CのSnapdragon 690は「Adreno 619L」を搭載していました。この差はベンチマークスコアにも明確に表れています。

Snapdragon 750G(Note Air5 C)のAnTuTu v9の総合スコアは約398,403点、Geekbench 5ではシングル644点、マルチ1940点を記録しています。対するSnapdragon 690(Note Air4 C)は、AnTuTu v9が約339,829点、Geekbench 5がシングル約605点、マルチ約1824点でした。AnTuTuの総合スコアで約17%の向上、Geekbenchでも着実なスコアアップが確認でき、Note Air5 Cがミドルレンジとして十分な性能を持っていることがわかります。

実際の動作感:ブラウジングとマルチタスク

BOOX Note Air5 Cの画面分割。マルチタスク。

このCPUのアップグレードは、BSR(BOOX Super Refresh Technology)を多用するブラウザ操作で最も体感できました。Note Air4 Cでも「割とサクサク動く」という印象でしたが、Note Air5 Cはさらにスムーズで、スクロールやアプリの切り替えが驚くほど滑らかです。また、画面を二分割して、片方でPDF資料(NeoReader)を開き、もう片方でノートを取るようなマルチタスク時も、Note Air4 Cの6GB RAMでも十分快適でしたが、Note Air5 CのCPUパワーの余裕が、より安定した動作に寄与していると感じます。

発熱と冷却

電子ペーパー端末は、高負荷な3Dゲーム(例:「原神」など)をプレイする設計にはなっていません。しかし、BSRを「超高速」モードにしてブラウザで動画を再生したり、AI機能(後述)を使ったりすると、CPUに負荷がかかります。BOOX Note Air5 Cは8nmプロセスのSoCを搭載しており、Note Air4 C(同じく8nm)と同様、電力効率は良好です。高負荷な作業を続けても、本体がほんのり温かくなる程度で、サーマルスロットリングによる極端な性能低下を感じることはありませんでした。

メモリ(RAM)とストレージ

BOOX Note Air5 CのmicroSDカードスロット。

メモリ(RAM)は6GBを搭載しています。これはNote Air4 Cの6GB LPDDR4X と同容量です。Android 15 OS と複数のアプリを同時に動かすマルチタスクにも十分対応できる容量です。内蔵ストレージ(ROM)もNote Air4 Cと同じ64GBです。Note Air4 CではUFS 2.2 またはUFS 2.1 が採用されていましたが、BOOX Note Air5 Cも同等の高速なUFS規格を採用していると推測され、アプリの起動やファイルの読み込みは高速です。

64GBという容量は、アプリを大量に入れると少し心許ないかもしれませんが、このデバイスの最大の強みはストレージの拡張性です。BOOX Note Air5 C最大2TBmicroSDカードに対応しており、大量のPDF、コミック、自炊データを本体容量を気にせず持ち運べるのは、研究者や学生にとって非常に大きなメリットです。

BOOX Note Air5 Cのパフォーマンス 仕様

  • CPU:Qualcomm 8コアプロセッサ(Snapdragon 750G)
  • RAM:6GB
  • ROM(ストレージ):64GB
  • 拡張ストレージ:microSDカードスロット(最大2TB対応)
  • OS:Android 15

まとめ:パフォーマンス

  • CPUの進化:Note Air4 CのSnapdragon 690に対し、Note Air5 Cはより高性能なSnapdragon 750G(8nm)を搭載
  • ベンチマーク:AnTuTu v9で約39.8万点 と、Note Air4 C(約34万点)から約17%スコアが向上
  • GPU性能:Snapdragon 750GはAdreno 619 を搭載し、Note Air4 CのAdreno 619Lよりもグラフィックス性能が向上
  • 体感速度:CPU性能の向上により、BSR利用時のWebブラウジングやマルチタスクがNote Air4 Cよりさらにスムーズになった
  • RAMとストレージ:6GB RAMと64GB ROMはNote Air4 Cから据え置き
  • 拡張性:Note Air4 C同様、最大2TBのmicroSDカードに対応しており、容量不足の心配は少ない
  • 発熱:8nmプロセスのSoCにより電力効率が高く、高負荷時も発熱は軽微

ペンとキーボード:BOOX Note Air5 C 「書く」の質感向上と、「打つ」という新体験

BOOX Note Air5 Cのペンで描いている。

ここでは、BOOX Note Air5 Cの入力デバイスについて、付属の「BOOX Pen3スタイラス」とメモアプリ「Notes」、そして前モデルBOOX Note Air4 Cにはなかった「キーボード接続」の可能性についてレビューします。

BOOX Pen3 スタイラス:仕様とデザインの進化

BOOX Note Air5 Cには、新しい「BOOX Pen3スタイラス」が付属します。これは4,096段階の筆圧検知と傾き検知に対応し、超低遅延を謳う高性能なペンです。充電は不要で、BOOX Note Air4 Cに付属していた「Pen Plus」の基本性能を引き継いでいます。

注目すべきは、そのデザインと機能性です。BOOX Note Air4 CPen Plusがシンプルな棒状だったのに対し、BOOX Pen3ポケットクリップ付きのキャップを備えています。そして、このキャップには驚くべきギミックが隠されていました。キャップを外すと、ペンの内部に空洞があり、そこに予備のペン先を3本も収納できるのです。これは外出先でペン先が摩耗した際に非常に便利で、本当に素晴らしいアイデアだと感心しました。

BOOX Note Air5 Cの「BOOX Pen3スタイラス」

描き心地の比較:BOOX Note Air5 C vs BOOX Note Air4 C

BOOX Note Air4 Cは、画面のテクスチャとペン先の組み合わせが絶妙で、紙に鉛筆で書くような適度な抵抗感があり、非常に快適でした。一方、BOOX Note Air5 Cでは、画面の抵抗が非常に強く、ペン先が「ザラザラ」と紙やすりを擦るように感じ、さらには筆記時に「キーキー」という甲高い音が発生しました。これでは快適に手書きできないなとあきらめていましたが、あるとき、ふいに画面全体を手のひらの側面で強めにこすり、表面を慣らしてみたところ、状況は改善されました。

あの不快な音は軽減され、ザラザラ感も適度な摩擦と抵抗感と呼べるレベルに落ち着き、書き味が劇的に滑らかになったのです。BOOX Note Air4 Cの「滑らかな紙」のような書き味とは異なり、BOOX Note Air5 Cは「質感の強い画用紙」に描くような、よりリアルな描き心地を目指していると感じました。

メモアプリ「Notes」:無限のキャンバスと多機能なツール

BOOX Note Air5 Cのノートアプリ

BOOX純正のメモアプリ「Notes」は、BOOX Note Air4 Cから引き続き、非常に強力な機能を備えています。手書き、テキスト、画像を1つのノートに自在に配置できるのはもちろん、最大の魅力は「Infinite Notes(無限キャンバス)」機能です。ページの境界線を気にせず、思考を無限に広げてマインドマップを作成したり、アイデアを書き出したりできるのは、紙のノートでは決して味わえないデジタルならではの喜びです。

レイヤー機能や、ノートを構造化するアウトライン機能タグによる分類など、大量のノートを効率的に管理するための機能も充実しています。BOOX Note Air5 Cの向上したCPUパフォーマンスは、これらの高度な機能をストレスなく動かす上で、しっかりと貢献していると感じられます。

キーボード対応:Pogoピンによる「打つ」という選択肢

BOOX Note Air5 Cのキーボード

BOOX Note Air5 Cのハードウェアにおける最大の進化が、Pogoピンの搭載です。これにより、BOOX Note Air4 Cでは不可能だった「有線キーボード接続」が可能になりました。別売りの専用キーボードカバーは、Bluetooth接続のようにペアリングの手間や充電の必要がなく、Pogoピンでカチッと接続するだけですぐに応答性の高いタイピングが可能です。

実際にメールを作成したり、レポートの下書きをしたりする軽作業において、この手軽さは非常に大きなメリットです。BOOX Note Air5 Cは、単なる「手書きノート」から、「タイピングもできる生産性デバイス」へと確実に進化したことを実感しました。

BOOX Note Air5 Cのキーボードを拡大

BOOX Note Air5 Cのペン・キーボード 仕様

  • スタイラス:BOOX Pen3 スタイラス(4,096段階筆圧検知・傾き検知対応)
  • ペン機能:予備ペン先3本収納可能なキャップ
  • メモアプリ:Notes(無限キャンバス、レイヤー、アウトライン、タグ分類など)
  • キーボード:Pogoピン接続による別売りキーボードカバーに対応
  • キーボード機能:パススルー充電用USB-Cポート搭載(キーボードカバー側)

まとめ:ペンとキーボード

  • スタイラスの進化:新付属の「Pen3」はキャップ内に予備ペン先を3本収納できるギミックを搭載
  • ペンの携帯性:本体側面へのマグネット吸着は可能だが、Note Air4 Cより磁力が弱く感じる場合がある
  • ペンの質感:グリップ感がNote Air4 Cのペンと異なり、好みが分かれる可能性がある
  • メモアプリ:Note Air4 Cから引き続き「無限キャンバス」やレイヤー機能、アウトライン機能を搭載し非常に強力
  • 【最大の進化点】キーボード:Note Air4 CにはなかったPogoピンを搭載し、専用キーボードカバーでの有線接続に対応
  • キーボードの利便性:Bluetoothと異なりペアリング不要で、パススルー充電にも対応し、生産性が向上

バッテリー持ちと充電:BOOX Note Air5 C 容量は不変、利便性は大きく向上

BOOX Note Air5 C 前面

ここでは、BOOX Note Air5 Cのバッテリー持続時間と充電性能について、前モデルBOOX Note Air4 Cと比較しながらレビューします。

バッテリー容量と持続時間の傾向

BOOX Note Air5 Cのバッテリー容量は3,700mAhです。これは、前モデルBOOX Note Air4 Cと全く同じ容量です。前モデルのBOOX Note Air4 Cを使った際も、E Ink端末の特性としてバッテリー持続時間は使用状況によって大きく変動しました。フロントライトの使用を控えめにすれば数週間持つほどの持続力がある一方で、フロントライトを多用すると2日持たないこともあり、使い方次第で大きく変わるのが特徴でした。BOOX Note Air5 Cもこの傾向を色濃く引き継いでいます。

実際の使用感と具体的な持続時間

実際にBOOX Note Air5 Cを使い、バッテリーの持続時間を試しました。まず、Wi-Fiとフロントライトをオフにし、Kindleアプリでの読書とPDF資料の閲覧、ノート筆記を中心に使った場合、バッテリーは非常に長持ちしました。1日平均2〜3時間程度の使用で、1週間(合計約15〜20時間)使ってもバッテリーは25%程度しか減らず、これなら数週間の使用も可能だと感じます。

しかし、使い方を変えると状況は一変しました。BOOX Note Air5 Cはディスプレイの最大輝度がNote Air4 Cよりも明るくなっているため、フロントライトを最大近くで常時オンにし、Wi-Fiでブラウザ(Chrome)を多用した場合、バッテリー消費はかなり速くなります。この使い方では、1日集中的に使用するとバッテリーが厳しくなり、2日持たせるのは難しいという印象でした。バッテリー持ちは「フロントライトの輝度とWi-Fiの使用時間」に最も左右されるようです。

充電:最大の進化は「ケースの穴」

BOOX Note Air5 Cのケース

充電方式はUSB-Cポート(OTG対応)を採用しています。ワイヤレス充電には対応していません。BOOX Note Air4 Cと同様にACアダプターは同梱されていないようです。充電速度は標準的ですが、BOOX Note Air5 Cで注目すべき改善点は、充電の「利便性」が向上した点です。BOOX Note Air4 C別売りケースでは、左側面にあるポートにアクセスするため、充電のたびにケースをめくる必要がありました。

しかし、BOOX Note Air5 Cの新しい別売りケースは、USB-Cポート用の穴が適切に開けられており、ケースを閉じたままスマートに充電できる設計に改良されました。これは日常の小さなストレスを解消する、明確な改善点です。

BOOX Note Air5 Cのバッテリー・充電 仕様

  • バッテリー:3,700mAh ポリマーリチウムイオン
  • 充電ポート:USB-C(OTG対応)
  • ワイヤレス充電:非対応
  • 別売キーボード:パススルー充電用USB-Cポート搭載

まとめ:バッテリー持ちと充電

  • バッテリー容量:3,700mAhでBOOX Note Air4 Cから据え置き
  • バッテリー持ち:使用状況、特にフロントライトの輝度に大きく依存する傾向はBOOX Note Air4 Cと同様
  • パフォーマンスの影響:画面輝度の向上 やCPU/OSの変更が、持続時間に影響を与える可能性がある
  • 充電方式:USB-Cポートを採用し、ワイヤレス充電には非対応
  • 【最大の改善点】利便性:BOOX Note Air4 Cのケースとは異なり、新しいケースは閉じたまま充電できる穴が追加された

オーディオと通信性能:BOOX Note Air5 C 待望の物理ボタンと安定した接続性

BOOX Note Air5 Cの前面。画面。

ここでは、BOOX Note Air5 Cのスピーカーやマイクといったオーディオ機能と、Wi-FiやBluetoothなどの通信性能について、前モデルBOOX Note Air4 Cと比較しながらレビューします。

オーディオ性能:基本性能と「音量ボタン」の恩恵

BOOX Note Air5 Cは、デュアルスピーカーデュアルマイクを内蔵しています。これはBOOX Note Air4 C と同じ構成です。BOOX Note Air4 Cのスピーカーは、音量が控えめで低音もあまり響かず、音質は「標準的なもの」という印象でした。実際にBOOX Note Air5 CでSpotifyを起動し、The Knifeの「Silent Shout」を再生してみましたが、やはり低音(バス)はほとんど聞き取れず、音楽鑑賞用としては力不足です。しかし、Audibleでオーディオブックを聴いたり、YouTubeでニュースの音声を聴いたりする分には、ボーカルやナレーションはクリアに聞き取れ、実用上十分なレベルです。

オーディオ品質自体に大きな変化はありませんが、操作性において劇的な進化がありました。BOOX Note Air4 Cには物理的な音量ボタンがなく、音量を変えるたびに画面をスワイプしてコントロールセンターを呼び出す必要があり、非常に面倒でした。しかし、BOOX Note Air5 Cは本体右端に待望の「物理音量ロッカーボタン」が追加されました。これにより、オーディオブックの再生中でも、読書中にペンを置くことなく直感的に音量調整が可能になり、利便性が格段に向上しました。

Wi-Fi性能:5GHz帯対応でファイル転送も快適

BOOX Note Air5 Cの前面。横向き。

Wi-Fiは、BOOX Note Air4 Cと同様に2.4GHzと5GHzのデュアルバンドに対応しています。この5GHz帯に対応している点が非常に重要です。自宅の5GHz帯Wi-Fi(IEEE 802.11ac)に接続したところ、通信は非常に安定していました。特に、PCから大容量のPDFファイル(約300MB)を「BOOXDrop」機能でワイヤレス転送する際、2.4GHz帯とは比較にならない速さで転送が完了し、ストレスがありません。ChromeブラウザでのWebブラウジングも、BSR技術と相まってサクサクと快適に動作します。

Bluetooth性能:オーディオブック体験に必須

BluetoothもBOOX Note Air4 Cと同じBluetooth 5.1に対応しています。内蔵スピーカーが基本的な品質であるため、オーディオ体験はBluetooth接続がメインとなります。実際にワイヤレスイヤホン(SonyのWF-1000XM5など)を接続してAudibleを聴いてみましたが、接続は非常に安定しており、音の遅延や途切れもありません。電子ペーパーで読書をしながら、ワイヤレスイヤホンでBGMやオーディオブックを楽しむという使い方が、本機では最も快適なスタイルだと感じました。

BOOX Note Air5 Cのオーディオ・通信性能 仕様

  • スピーカー:デュアルスピーカー内蔵
  • マイク:デュアルマイク内蔵
  • Wi-Fi:Wi-Fi (2.4GHz/5GHz)
  • Bluetooth:Bluetooth 5.1
  • 外部出力:USB-Cポート(OTG対応・オーディオジャックとして使用可)

まとめ:オーディオと通信性能

  • スピーカー:BOOX Note Air4 C同様のデュアルスピーカー搭載。音質はオーディオブックや音声の確認には十分だが、音楽鑑賞には不向き
  • マイク:デュアルマイクを内蔵し、録音機能に対応
  • 【最大の改善点】音量ボタン:BOOX Note Air4 Cにはなかった物理音量ボタンが追加され、オーディオ再生中の操作性が劇的に向上
  • Wi-Fi:BOOX Note Air4 C同様、高速な5GHz帯に対応。BOOXDropでの大容量ファイル転送も快適
  • Bluetooth:BOOX Note Air4 Cと同じBluetooth 5.1を搭載。ワイヤレスイヤホンでのオーディオブック聴取が安定して行える

OSと機能:BOOX Note Air5 C 最新Android 15と強力な独自機能の融合

BOOX Note Air5 CのUI画面。アプリ一覧。

ここでは、BOOX Note Air5 Cのソフトウェアと機能面に焦点を当て、特に前モデルBOOX Note Air4 Cからの最大の進化点であるOSのアップグレードと、BOOXデバイスの核となる独自機能についてレビューします。

最大の進化点:Android 15の搭載

BOOX Note Air5 Cのハードウェア以外の最大の進化点は、OSに最新の「Android 15」を搭載していることです。前モデルのBOOX Note Air4 CがAndroid 13(初期はAndroid 12)だったことを考えると、これは非常に大きなアドバンテージです。このOSの進化は、単に新しいというだけでなく、将来的なセキュリティの向上と、サードパーティ製アプリ(KindleやKobo、Dropboxなど)との互換性がより長期間にわたって保証されることを意味します。これにより、デバイスの「寿命」が実質的に延び、長く安心して使えるという信頼感に繋がっています。

UIデザインとEinkWise

BOOX Note Air5 CのUI画面。

UIは、BOOX Note Air4 Cから引き継がれた「タブレットライク」なデザインを採用しており、カスタマイズ可能なウィジェットなど、Androidスマートフォンやタブレットに慣れた人なら直感的に操作できます。BOOX Note Air5 Cで注目すべき新機能が「BOOX EinkWise」です。これは、アプリやタスクに合わせてリフレッシュモードやカラーモード、レイアウトをワンタップで最適化する機能です。BOOX Note Air4 Cではアプリごとに手動でリフレッシュ設定を追い込む必要がありましたが、EinkWiseのおかげで、PDFを読むときとWebを閲覧するときとで、表示設定を瞬時に切り替えられるようになり、操作性が向上しました。

AIアシスタント機能

BOOX Note Air5 CのAI機能

BOOX Note Air5 Cには、学習やビジネスをサポートするAIアシスタントが搭載されています。これは、特に「NeoReader」と連携して真価を発揮します。学術論文や技術資料を読んでいる際に、難しい専門用語が出てきても、AIアシスタントがその用語を分解・解説してくれます。また、複雑な文章の解釈をサポートしたり、簡単な説明を生成したりする機能も備わっています。NeoReader内のAI要約機能も、CPU性能が向上したためか、快適に動作しました。ただし、個人的に楽しみにしていた「ミーティングメモ」機能については、デバイス上のどこを探しても見当たらず、今後のアップデートで追加されるのかもしれません。

PDFアプリ「NeoReader」

BOOXデバイスの真価は、強力な独自アプリにあります。その代表格がPDFリーダーの「NeoReader」です。これは研究論文やビジネス資料の閲覧に最適化されており、Kaleido 3のカラー表示でグラフや図面を鮮明に表示できます。ハイライトや手書き注釈はもちろん、リフロー表示、翻訳機能、複数ページ表示、余白カットなど、学習やビジネスに必要な機能がすべて詰まっています。

シームレスなファイル同期機能

ファイル連携機能もBOOX Note Air4 Cから引き続き非常に強力です。「BOOXDrop」機能を使えば、PCやスマートフォンからWi-Fi経由で、BOOX Note Air5 Cにファイルを瞬時に転送できます。また、「Onyx Cloud」(10GBの無料ストレージ付き)を利用すれば、ノートや書籍のハイライト、注釈データが自動で同期され、他のデバイスから簡単にアクセスできるため、シームレスな作業環境が実現します。

BOOX Note Air5 CのOS・機能 仕様

  • OS:Android 15
  • Google Play:対応
  • ファームウェア更新:3年間のファームウェア更新を保証
  • UI機能:BOOX EinkWise(ディスプレイ最適化)、分割画面モード
  • PDFリーダー:NeoReader(ハイライト、注釈、AI要約、翻訳、リフロー対応)
  • AI機能:AIアシスタント(用語解説、文章解釈、要約)
  • クラウド同期:Onyx Cloud(10GB無料ストレージ)
  • ファイル転送:BOOXDrop

まとめ:OSと機能

  • OSの進化:BOOX Note Air4 CのAndroid 13に対し、BOOX Note Air5 Cは最新のAndroid 15を搭載
  • 将来性:OSのメジャーアップデートにより、サードパーティ製アプリの互換性やセキュリティが長期間維持される
  • UIの進化:BOOX Note Air4 CのUIをベースに、ワンタップで表示を最適化する「BOOX EinkWise」機能が追加された
  • PDFリーダー:NeoReaderはAI要約や翻訳機能を備え、学習・ビジネス用途で非常に強力
  • AI機能:CPU性能の向上もあり、AIアシスタントによる用語解説や要約がスムーズに動作
  • 連携機能:BOOXDropでのファイル転送 やOnyx Cloudでのデータ同期がシームレスで便利
  • 懸念点:期待していた「ミーティングメモ」機能がレビュー時点では見当たらなかった

BOOX Note Air5 CとBOOX Note Air4 Cの主な違い

BOOX Note Air5 Cのディスプレイ。画面にイラスト。

BOOX Note Air5 C」は、BOOX Note Air4 Cの優れた基本性能を引き継ぎつつ、ユーザーの利便性を高めるための重要なアップグレードが施されたモデルです。ここでは、両モデルのスペックを比較し、その違いを明確にします。

OS (オペレーティングシステム)

  • BOOX Note Air4 C: Android 13
  • BOOX Note Air5 C: Android 15
  • 違い:(※Note Air5 Cはより新しいOSを搭載しており、サードパーティ製アプリの長期的な互換性やセキュリティ面で有利です。)

サポート期間(ファームウェア更新保証)

  • BOOX Note Air4 C: (参考資料に明記なし)
  • BOOX Note Air5 C: 3年間のファームウェア更新保証が提供されます。
  • 違い:(※Note Air5 Cは3年間のアップデート保証が明記されており、長期的な安心感があります。)

物理インターフェース (キーボード接続)

  • BOOX Note Air4 C: Pogoピンなし (Bluetoothキーボードのみ対応)。
  • BOOX Note Air5 C: Pogoピンあり。
  • 違い:(※Note Air5 Cは別売りの専用キーボードカバーと有線接続が可能になり、接続の安定性や利便性が向上しました。)

物理ボタン (操作性)

  • BOOX Note Air4 C: 物理的な音量/ページめくりボタンなし。
  • BOOX Note Air5 C: 右端に物理的な音量ロッカーボタン(ページめくり兼用)を搭載。
  • 違い:(※Note Air5 Cは物理ボタンが追加され、読書中のページめくりや音量調節の操作性が大幅に向上しました。)

CPU (プロセッサ)

  • BOOX Note Air4 C: Snapdragon 690。
  • BOOX Note Air5 C: Snapdragon 750G。
  • 違い:(※Note Air5 Cはより高性能なCPUを搭載しており、AnTuTu v9ベンチマークでNote Air4 C (約34万点) を上回る約40万点を記録しています。)

付属スタイラス

  • BOOX Note Air4 C: BOOX Pen Plus。
  • BOOX Note Air5 C: BOOX Pen3。
  • 違い:(※Pen3はキャップ内部に予備のペン先を3本収納できる新しい機構を搭載しています。)

書き心地

  • BOOX Note Air4 C: (標準的な質感)。
  • BOOX Note Air5 C: アップグレードされた手書きの質感 (新しいフィルム)。
  • 違い:(※Note Air5 Cは、より摩擦と抵抗感を強めたリアルな描き心地を目指していますが、筆記時にザラザラした音やキーキー音が発生する可能性があります。)

サイズと重量

  • BOOX Note Air4 C: 226 x 193 x 5.8 mm / 約420g (公称)。
  • BOOX Note Air5 C: 225 x 192 x 5.8 mm / 約440g (公称)。
  • 違い:(※厚みは5.8mmで同じですが、Note Air5 Cがわずかに小さく、公称重量は20g重くなっています。ただし、実重量は近い可能性が指摘されています。)

耐久性

  • 両モデルともディスプレイには「Carta 1200ガラススクリーン」が採用されています。
  • 違い:(※主要なディスプレイ素材は共通しており、耐久性に大きな違いはないと推測されます。防水防塵性能に関する情報はありません。)

価格 (発売時)

  • BOOX Note Air4 C: 87,800円 (税込) 前後。
  • BOOX Note Air5 C: 89,800円 (税込)。
  • 違い:(※Note Air5 Cが2,000円高価です。)

共通の主要スペック

  • ディスプレイ: 10.3インチ Kaleido 3 (B/W 300ppi, Color 150ppi)。
  • メモリ/ストレージ: 6GB RAM / 64GB ROM + microSDスロット (最大2TB)。
  • バッテリー: 3,700mAh。
  • その他: CTMフロントライト、BSR技術、指紋認証センサー、デュアルスピーカー、Wi-Fi/Bluetooth 5.1。

まとめ

BOOX Note Air5 Cは、BOOX Note Air4 Cの優れたディスプレイ、メモリ、バッテリー容量といった基本性能はそのままに、弱点であった物理ボタンの欠如を克服し、Pogoピンによるキーボード接続という新たな拡張性を手に入れました。

さらに、CPUの高性能化と最新のAndroid 15へのアップグレードにより、パフォーマンスと将来性も向上しています。書き味の質感変更(摩擦の増加)は好みが分かれる可能性がありますが、価格上昇を最小限に抑えつつ、ユーザーの利便性を確実に高めた正統進化モデルと言えます。

BOOX Note Air5 Cのメリット・デメリット

BOOX Note Air5 Cのペンで描いている。

BOOX Note Air5 C」は、カラーE Inkタブレットの分野で高い完成度を誇った前モデル「BOOX Note Air4 C」をベースに、ユーザーの声を反映して着実な進化を遂げたデバイスです。ここでは、他の主要なE Inkタブレット(BOOX Note Air4 C、BOOX Tab X C、Kindle Scribe (2024)、Kobo Elipsa 2E)と比較しながら、その長所と短所をレビューします。

【メリット】

メリット1:最新OS(Android 15)による汎用性と将来性

BOOX Note Air5 Cは最新のAndroid 15を搭載しています。これはBOOX Note Air4 C (Android 13)やBOOX Tab X C (Android 13)よりも新しいバージョンです。Kindle Scribe (2024) や Kobo Elipsa 2Eのような独自OSとは異なり、Google PlayストアからKindle、Kobo、楽天マガジンなど多種多様なアプリを自由にインストールできる汎用性の高さが最大の強みです。最新OSにより、これらのサードパーティ製アプリの互換性やセキュリティ面で、より長期間の安心感が得られます。

メリット2:物理ボタンとPogoピンによる操作性の劇的向上

BOOX Note Air4 Cで最も惜しまれていた点の一つが、物理的なページめくりボタンの欠如でした。BOOX Note Air5 Cは、本体右端に待望の物理音量ロッカーボタンを搭載しました。これをページめくりに割り当てることで、Kindleアプリなどでの読書体験が劇的に向上しました。また、BOOX Note Air4 CにはなかったPogoピンを背面に搭載し、別売りの専用キーボードカバーに対応しました。これにより、Bluetooth接続よりも安定した文字入力が可能になります。

メリット3:大容量microSDカードによる圧倒的な拡張性

BOOX Note Air5 Cは、最大2TBのmicroSDカードに対応しています。これはBOOX Note Air4 Cから引き継いだ強力なメリットです。内蔵ストレージ(64GB)がいっぱいになっても、大量のPDF、自炊したコミック、論文データをカードに保存できます。BOOX Tab X C(128GB内蔵)や、Kindle Scribe (2024)、Kobo Elipsa 2E (32GB内蔵)にはmicroSDカードスロットがないため、これは大きな優位点です。

メリット4:高性能CPU(Snapdragon 750G)による快適な動作

BOOX Note Air5 Cは、BOOX Note Air4 CのSnapdragon 690から、より高性能なSnapdragon 750Gにアップグレードされています。ベンチマークスコア(AnTuTu v9)で比較すると、Note Air4 Cの約34万点に対し、Note Air5 Cは約39.8万点と性能が向上しています。この差は、BSR(高速リフレッシュ)を多用するWebブラウザのスクロールや、AI機能、マルチタスク(画面分割)の応答性など、実際の操作感の快適さとして体感できました。

メリット5:ユニークなペン収納ギミック (BOOX Pen3)

付属のBOOX Pen3スタイラスは、キャップの内部に予備のペン先を3本収納できるユニークな機構を備えています。BOOX Note Air4 Cに付属していたPen Plusや、Kindle Scribe (2024)、Kobo Elipsa 2Eのペンにはない機能であり、外出先でペン先が摩耗した際に役立ちます。

【デメリット】

デメリット1:高価な価格設定

BOOX Note Air5 Cの価格は89,800円であり、BOOX Note Air4 C (87,800円)からも値上がりしています。カラー表示が不要なユーザーにとっては、モノクロ機であるKindle Scribe (2024) (49,980円から)やKobo Elipsa 2E (53,009円)と比較すると、価格は非常に高価です。Android 15や高性能CPUといった多機能性を求めない場合、この価格差は大きな弱点となります。

デメリット2:カラーE Ink特有の画質と書き味

カラー表示に対応するため、モノクロ表示(300 ppi)に対し、カラー表示は150 ppi となります。これはBOOX Note Air4 CやBOOX Tab X Cも同様です。Kindle Scribe (2024) のような300 ppiのモノクロ専用機と比較すると、カラーフィルター層がある分、背景の「白さ」がやや暗く感じられます。また、BOOX Note Air5 Cは画面の摩擦感を強めた結果、筆記時に「キーキー」という音が出ることがあり、BOOX Note Air4 Cの滑らかな書き味とは好みが分かれます。

デメリット3:据え置きのバッテリー容量

バッテリー容量は3,700mAhで、BOOX Note Air4 C(3,700mAh)と変わっていません。CPUが高性能化し、フロントライトも明るくなったため、高負荷な使い方をするとバッテリー消費が速く感じられます。より大画面の BOOX Tab X C(5,500mAh)や、読書に特化した Kindle Scribe (2024) (最大12週間駆動)と比較すると、バッテリー持続時間は見劣りします。

デメリット4:独自OS機と比較した操作の複雑さ

BOOX Note Air5 CはAndroid 15搭載で多機能な反面、Kindle Scribe (2024)やKobo Elipsa 2E のような独自OSの端末と比べると、操作が複雑で、起動にもやや時間がかかります。「電子書籍に直接メモを書き込む」という体験も、Kobo Elipsa 2EやKindle Scribe (2024)の方がシンプルです(BOOX Note Air5 CはPDF注釈は強力ですが、Kindleアプリなどサードパーティ製アプリへの直接書き込みはできません)。

BOOX Note Air5 Cのスペック(仕様)一覧

  • ディスプレイ: 10.3インチ Kaleido 3 (4,096色) / B/W: 2480×1860 (300ppi), カラー: 1240×930 (150ppi)
  • フロントライト: CTMフロントライト(暖色および寒色)
  • プロセッサ: Qualcomm 8コアプロセッサ (Snapdragon 750G)
  • GPU: Adreno 619
  • RAM (メモリ): 6GB
  • ストレージ: 64GB (microSDカード対応 最大2TB)
  • バッテリー: 3,700mAh
  • 充電: USB-Cポート経由 (キーボードカバー経由のパススルー充電対応)
  • ワイヤレス通信: Wi-Fi (2.4GHz/5GHz), Bluetooth 5.1
  • インターフェース: USB-C (OTG/オーディオジャック対応), microSDカードスロット, Pogoピン (キーボード接続用)
  • センサー: Gセンサー (自動回転用), 指紋認証センサー (電源ボタン一体型)
  • スピーカー: デュアルスピーカー内蔵
  • マイク: マイク内蔵
  • スタイラスペン: BOOX Pen3 (付属 / 4096段階筆圧検知・傾き検知対応)
  • キーボード: 対応 (Pogoピン接続 / 別売りキーボードケース 11月後半発売予定)
  • ケース: 別売り
  • アプリ: NeoReader, Notes, サードパーティアプリ対応 (Google Playストア)
  • OS: Android 15 (Google Play対応)
  • サイズ: 約225 x 192 x 5.8 mm
  • 重量: 約440g
  • カラー: ブラック(黒) (本体色)
  • 付属品: BOOX Pen3 スタイラス, USB-Cケーブル, カードトレイ取り出しツール, クイックスタートガイド, 保証書, 日本語マニュアル
  • ドキュメント形式: PDF, EPUB, DOCX, TXT, PPTX など26種以上
  • 画像フォーマット: PNG, JPG, BMP, TIFF
  • オーディオ形式: WAV, MP3

BOOX Note Air5 Cの評価

BOOX Note Air5 C 外観。

10の評価基準でBOOX Note Air5 Cを5段階で評価してみました。

項目別評価

ディスプレイの見やすさ: ★★★★★

300ppiのモノクロは非常に鮮明で、カラーも目に優しい。前モデルより明るいCTMフロントライトも優秀です。

ペンでの描画性能: ★★★☆☆

筆圧検知や低遅延は良好ですが、画面の質感が変わり「キーキー」音がする点が好みが分かれます。

パフォーマンス: ★★★★☆

Snapdragon 750G搭載でNote Air4 Cより確実に高速化。ブラウザやマルチタスクが快適になりました。

機能: ★★★★★

最新のAndroid 15、強力なPDFリーダー「NeoReader」、AI要約機能など、機能は非常に豊富です。

接続性: ★★★★★

Pogoピンによるキーボード接続、microSD対応、5GHz Wi-Fiと、必要な接続性をすべて備えています。

バッテリー: ★★★☆☆

容量は3,700mAhでNote Air4 Cと同じ。フロントライト多用時の消費がやや気になります。

デザイン: ★★★★★

物理ページめくりボタンの追加が最大の功績です。薄型で高級感があり、Pogoピン搭載も評価できます。

オーディオ: ★★☆☆☆

デュアルスピーカー搭載ですが、音質はNote Air4 C同様に基本的。オーディオブック向きです。

価格: ★★★☆☆

89,800円は高価ですが、CPUやOS、物理ボタンの進化を考えると妥当な値上げ幅です。

使いやすさ: ★★★★★

物理ボタン、キーボード対応、Android 15、新機能「EinkWise」により、操作性が大幅に向上しました。

総評】 ★★★★☆

Note Air4 Cの不満点を解消した「正統進化」

BOOX Note Air5 Cは、前モデルBOOX Note Air4 Cの時点で高かった完成度を、さらに引き上げたデバイスです。Note Air4 Cの最大の弱点であった「物理的なページめくりボタンの欠如」は、本体右端に音量ロッカーボタンが追加されたことで見事に解消されました。これにより、Kindleアプリなどでの読書体験が劇的に向上しています。

さらに、背面にPogoピンが搭載されたことで、別売りの専用キーボードカバーによる有線接続に対応しました。Bluetooth接続よりも安定した文字入力を求めるユーザーにとって、これは大きな進化点です。

Android 15とCPUによる「快適性」と「将来性」

ソフトウェア面での最大の進化は、最新のAndroid 15を搭載した点です。Note Air4 CのAndroid 13からメジャーアップデートされたことで、セキュリティの向上はもちろん、サードパーティ製アプリの互換性がより長期間維持される「将来性」が確保されました。

また、CPU(SoC)もNote Air4 CのSnapdragon 690から、より高性能なSnapdragon 750Gにアップグレードされています。この性能向上は、BSR(高速リフレッシュ)を多用するWebブラウザのスクロールや、AIアシスタント機能の応答速度など、あらゆる場面で「快適さ」として体感できます。

購入前の注意点

最大の注意点は「書き味」の変更です。前モデルとは異なり、抵抗感が強くザラザラした質感で、筆記時に「キーキー」と音がすることがあります。静かな場所で使う人は試筆を推奨します。また、付属のPen3は本体側面への磁力が弱く感じられる点も注意が必要です。バッテリー容量は3,700mAhと据え置きのため、高性能化と明るくなったフロントライトを考えると、過度なバッテリー持続時間は期待できません。

どんな人に最適か

前モデルNote Air4 Cに「物理ページめくりボタン」がなかった点を不満に感じていた読書家には最適です。また、Pogoピンによる専用キーボード接続に対応したため、ノート筆記だけでなくタイピングも快適に行いたい人に向いています。最新のAndroid 15搭載でアプリの将来性も確保されており、一台で読書、ノート、軽作業までこなしたい人に最適なデバイスです。

まとめ

BOOX Note Air5 Cが「物理ボタンの搭載」と「Android 15への更新」という、ユーザーが最も望んでいた2つの大きな課題を解決してきたことは、高く評価できます。Note Air4 Cユーザーにとっても買い替える価値のある、確実な進化を遂げたモデルです。

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BOOX Note Air5 Cの価格・購入先

BOOX Note Air5 Cの正面 外観

※価格は2025/10/30に調査したものです。価格は変動します。

SKTNETSHOP

89,800円で販売されています

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ECサイト

  • Amazonで89,800円、
  • 楽天市場で87,800円(送料無料・ポイント10倍あり)、
  • ヤフーショッピングで87,800円、

で販売されています。

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おすすめのライバル機種と価格を比較

BOOX Note Air5 C」に似たEinkタブレットも販売されています。価格の比較もできるので、ぜひ参考にしてみてください。

BOOX Note Air4 C

ONYXから発売されたカラー表示対応の10.3型 E inkタブレットです(2024年10月24日に発売)。

Android 13、オクタコアプロセッサ、6GBメモリ、10.3インチのKaleido 3 スクリーン、64GB ストレージ、3700 mAhバッテリーを搭載しています。

また、150 ppiのカラー表示、300 ppiの高精細なモノクロ表示、筆圧4096段階のBOOX Pen Plus (別売) 、デュアルスピーカー(オーディオブック、音楽再生)、マイク(録音)、ストレージ拡張(microSDカード)、BOOXスーパーリフレッシュ、「BOOX Drop」、

マグネットケース(別売)、2色フロントライト(寒色、暖色)、自動回転(Gセンサー)、アートマジック、スマート スクライブ機能、指紋認証(電源ボタンにセンサー内蔵)、Google Playストア、USB-Cポート (OTG)、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.1に対応しています。

価格は、Amazonで87,800円、楽天市場で87,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで87,800円、米国 Amazon.comで$499.99、です。

関連記事:「BOOX Note Air4 C」とAir3 C、Ultra Cを比較

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BOOX Tab X C

Onyx から発売された13.3インチのカラーE inkタブレットです(2025年4月 発売)。

Android 13、Kaleido 3 カラーePaperスクリーン、2.8GHz オクタコア プロセッサ(BSR搭載、最大2.84 GHz)、6GBメモリ、128GBストレージ、5,500mAhバッテリーを搭載しています。

また、フロントライト (CTM付き、暖色・寒色、調整可能)、筆圧4096段階・傾き検知対応のBOOX InkSpire stylus(別売、磁気ワイヤレス充電対応)、Sleek keyboard cover(別売)、自動回転用Gセンサー、内蔵デュアルスピーカーに対応。

分割画面モード、クラウドストレージ、BOOXDropでのファイル転送、ウィジェットカスタマイズ可能なホーム画面、Google Playストア、サードパーティアプリサポート(Smart Writing Tools、NeoReaderなど)、BOOX スーパーリフレッシュテクノロジー、USB-Cポート(OTG/オーディオジャック対応)、Wi-Fi + Bluetooth 5.0にも対応しています。

価格は、Amazonで138,000円、楽天市場で138,000円、ヤフーショッピングで138,000円、米国 Amazon.comで$819.99、です。

関連記事:BOOX Tab X Cレビュー!13.3型カラー評価とNote Max比較

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Kindle Scribe (2024)

Amazonから発売された10.2インチの電子書籍リーダーです(2024年12月4日 発売)。

解像度300ppiのAmazon Paperwhite ディスプレイ、16GB / 32GB /64GB ストレージ、最大12週間駆動するバッテリー、LED 35個を使ったフロントライトを搭載しています。

また、Active Canvas(本の中に書き込める)、専用プレミアムペン(付属・消しゴム機能、ショートカットボタン)、ノート機能、テンプレート、フォルダ管理、色調調節、明るさ自動調節、フォント最適化技術、16階調グレースケール、クラウド保存、純正カバー(別売)、Type-C (OTG)、Wi-Fi (2.4GHz)、Amazon Kindleストアに対応しています。

価格は、Amazonで49,980円(税込)、楽天市場で46,980円(送料無料)、ヤフーショッピングで46,980円、です。

関連記事:新型「Kindle Scribe (2024)」と2022 モデルを比較

Amazonで「Kindle Scribe (2024)」をチェックする

Kobo Elipsa 2E

楽天から発売された10.3インチの電子書籍リーダーです(2023年4月20日発売)。

解像度1404 x 1872ドットのE Ink Carta 1200 タッチスクリーン、32GBストレージ、数週間駆動できるバッテリーを搭載しています。

また、スタイラスペン「Koboスタイラス2」で手書き入力、電子書籍にメモ書き込み、ノート機能、ComfortLight Pro(フロントライト)、楽天Kobo電子書籍ストア(端末から電子書籍を購入)、楽天ポイントで電子書籍を購入、専用スリープカバー(別売)、USB Type-C、Wi-Fi (2.4GHz+5GHz)、楽天Koboストアに対応しています。

価格は、楽天市場で53,009円(送料無料)、ヤフーショッピングで54,800円、です。

関連記事:「Kobo Elipsa 2E」と手書き対応のE inkタブレットを比較

Amazonで「Kobo Elipsa 2E」をチェックする

他のBOOXタブレットと比較

他にもBOOXのE inkタブレットが販売されています。2024モデルもあるので、ぜひ比較してみてください。

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