Android 13を搭載したエミュレーターゲーム機「ANBERNIC RG556」。「PS2やWiiゲームも動く!」、「画面もキレイ」と評判です。しかし、「価格が高い」「Linux OSの方がいいのでは?」との口コミもあり、購入を迷って人も多いのではないでしょうか?
今回はその性能を確かめるために、以下の7つの項目を検証していきます。
- 外観・デザイン
- ディスプレイの見え方
- バッテリーの持ち
- スピーカーの音質
- 操作性
- エミュレーターと収録ゲーム
- ゲームプレイの快適さ
さらに、Linux OSとは一味違う「ANBERNIC RG556」の使い方も紹介!
使いこなせるかどうかわからないと不安に思っている人もぜひ参考にしてみてください。
購入の参考になるように詳細な価格情報も掲載しています。
【結論】有機ELの美しさは圧倒的!パワフルで操作性やデザインも優秀
「ANBERNIC RG556」を実際に使って最もいいと感じたのは「ディスプレイ」です。
有機ELなので高コントラストで発色に優れ、PS2やWii、ドリームキャストなどのグラフィック性に優れたゲームも快適にプレイできます。
これまでIPSディスプレイを搭載したゲーム機である程度 満足していましたが、やはり有機ELの液晶は段違いにキレイでした。
また、PS2やWiiなどの負荷の高いゲームをプレイできるのも大きな魅力です。
いくつかのゲームで遅延が生じて完璧とはいえませんが、快適にプレイできるゲームも多くあり、合格レベルだといえます。
しかも本体が熱くなりません。冷却システムでクールダウンしているためですが、カプコンアーケードなど負荷の高いゲームでも熱くならないので非常に快適でした。
本体も348gと軽く、グリップもしやすくです。ジョイスティックの操作性もかなりいいので、ある意味 ポータブルゲーミングPCよりも快適でした。
PS2やWiiなどのレトロゲームを中心にプレイするのであれば、「ANBERNIC RG556」で十分なのではないかと思いました。
「ANBERNIC RG556」とは?
Android 13と有機ELディスプレイを搭載したゲーム機です。
ANBERNICの中では上位モデルに位置し、PS2やWiiゲームもプレイできるパワフルな性能を持っています。
プロセッサはUnisoc T820で、Wi-Fiを利用したストリーミングプレイも利用できます。
詳しくはこちらのページをご覧ください。
PS2対応「ANBERNIC RG556」とAndroidゲーム機を比較
このゲーム機を利用して、以下のような3つの楽しみ方ができます。
- 他の中華ゲーム機にはできない「PS2」ゲームや「Wii」などの負荷の高いゲームを楽しむ
- Linux系の携帯ゲーム機にはできない原神などの「Androidゲーム」を楽しむ
- PCやPlayStation、Xboxなどのゲームをストリーミングして楽しむ
1番目の楽しみ方は、PS2用エミュレーターの「AetherSX2」、Wii用の「Dolpin MMJR2」、「Dolphin Emulator」にアクセスする必要があります。最初にゲームROMの場所を指定するなどの設定が必要になります。
コントローラーの設定は不要で何も設定しないでも操作できます。なお、その他のエミュレーターにも対応し、豊富なレトロゲームをプレイできます。ゲームをプレイするにはROMファイルが必要になります。ゲーム機に付属するものや自分で吸い出したゲームのROMを使用できます。
2番目の楽しみ方は、Google Play ストアや「Aptoide」などのアプリストアにアクセスしてゲームをダウンロードする必要があります。ダウンロードする際はWi-Fi設定を済ませておくことが必要になります。
3番目の楽しみ方は、ストリーミング用のアプリ「Moonlight」にアクセスする必要があります。事前にWi-Fi設定を済ませ、PCやゲーム機を起動させておく必要があります。
検証1: RG556の手に馴染む形状と透明感のあるボディデザインをレビュー
ここでは、ANBERNIC RG556の外観とデザインについて、実際に手に取って感じた魅力をお伝えします。単なるスペック紹介ではなく、使ってみてどうだったか、という視点を大切にレビューしていきます。
手に取った瞬間の印象:意外な軽さと絶妙なサイズ感
まず驚いたのが、その軽さです。実際に計測してみると約347g 。スペック上の数値だけ見ると、特別軽いわけではありません。しかし、人間工学に基づいたグリップ形状のおかげか、手に持つとその数値ほどの重さを感じさせません 。一般的なポータブルゲーミングPCのようなズッシリ感はなく、長時間のゲームプレイでも疲れにくい印象です。
サイズは実測で横幅約22.3cm、縦幅約9cm、厚さはグリップ部分で約2.5cm、本体部分は約1.5cmでした 。Nintendo Switch Lite(画面サイズ5.5インチ)と比較すると、画面サイズはほぼ同じ5.48インチ ですが、RG556の方がグリップがしっかりしている分、少し大きく感じます。しかし、このグリップが抜群の持ちやすさを実現しており、個人的には非常に好印象です。
心惹かれるデザイン:クリアブルーの魅力
カラーバリエーションはブラックとクリアブルーの2色展開です 。今回選んだのはクリアブルーですが、これが個人的に大ヒットでした。プラスチック製の筐体ながら、安っぽさは感じられません。むしろ、これまでのスケルトンモデルの中でも特に透明度が高いと評判で、光沢感のあるトゥルットゥルの手触りがたまりません 。
内部の基板やヒートシンクが透けて見えるデザインは、メカ好きにはたまらない魅力があります。電源を入れるとジョイスティック周りのLEDが点灯し 、クリアボディだと内部構造が照らし出されて、さらに格好良さが増します。正直、高級感という点では他のハイエンド機に劣るかもしれませんが、この「つい触りたくなる」デザインはRG556ならではの大きな魅力だと感じています。
※文章や写真だけではお伝えしきれない、この光沢感や透明度の高さは、実際に私が撮影したこちらの動画でより詳しくご確認いただけます。ぜひご覧ください。
操作を支えるボタンとポート類
ボタン配置は、いわゆるSwitchライクなレイアウトを採用しています 。右側にはABXYボタン(任天堂配置)、アナログスティック、START/SELECTボタン。左側にはアナログスティック、十字キー、そしてAndroid OSの操作に便利なファンクションキーとリターンキー(戻る/ホーム)が配置されています 。各ボタンのサイズや配置は適切で、窮屈さは感じません。ABXYボタンは押し心地の良いメンブレン方式、L1/R1ボタンはカチッとしたタクトスイッチです 。
本体下部には、イヤホンジャック、充電やデータ転送、映像出力(DisplayPort対応)に使うUSB Type-Cポート、そしてmicroSDカードスロットが配置されています 。microSDカードスロットにはカバーが付いており 、埃の侵入を防いでくれるのは嬉しいポイントです。本体上部には電源ボタンと音量ボタン、そしてL2/R2トリガーが配置されています 。スピーカーはグリップ下部の左右に搭載されており、手が塞ぎにくく、ステレオ感も良好です 。
まとめ:デザインと持ちやすさで選ぶ価値あり
- サイズ・重量: 実測約347gと見た目より軽く感じる。グリップ形状が秀逸で長時間のプレイも快適 。
- デザイン: 特にクリアブルーの透明度と光沢感は魅力的。内部が透けて見えるデザインが好きな人にはたまらない 。
- 質感: プラスチック筐体だが安っぽさはなく、ビルドクオリティは高い 。滑らかな手触りも良い 。
- 操作性: ボタン配置は標準的で扱いやすい。グリップがしっかりしているのでホールド感も良好 。
- ポート類: 必要なポートは一通り装備。microSDカードスロットにカバーが付いている点も評価できる 。
ANBERNIC RG556の外観とデザインは、スペックだけでは語れない魅力に溢れています。特にクリアブルーモデルの所有欲を満たすデザインと、計算されたグリップによる持ちやすさは特筆すべき点です。性能面では他のハイエンド機に譲る部分もありますが、デザインや携帯性、操作感を重視するなら、十分に検討する価値のある一台だと感じました。
検証2: RG556のAMOLEDディスプレイの見え方、美しさをレビュー
ここでは、ANBERNIC RG556が搭載するディスプレイについて、実際に使用して感じた感動や魅力を詳しくレビューします。スペックだけでなく、ゲームプレイや動画鑑賞でどのように感じたか、その体験をお伝えできればと思います。
期待を超える映像美:有機EL(AMOLED)の実力
正直に言うと、最初に触ったときは「まあ、綺麗な液晶だな」くらいにしか思っていませんでした。5.48インチという画面サイズは、他の多くの中華ゲーム機と似た横長の形状で、サイズ自体に大きな驚きはありませんでした 。しかし、いくつかのゲームをプレイしていくうちに、その考えは覆されました。「何かが違う、明らかに綺麗だ!」と感じ始めたのです。
RG556が採用しているのは、5.48インチの有機EL(AMOLED)タッチスクリーンです 。解像度は1920×1080のフルHD、画素密度は402PPIと非常に高精細 。さらに、液晶とカバーガラスの間の空気層をなくすOCAフルフィット技術も採用されており 、これが映像のクリアさに貢献しています。
※ 言葉で説明するよりも、実際に見ていただくのが一番かと思います。このディスプレイでゲームをプレイするとどれだけ美しいか、こちらの動画でご確認ください。Wiiゲームをプレイする様子です。
ゲームの世界に没入させる色彩とコントラスト
特にグラフィックが綺麗なゲーム、例えば『ファイナルファンタジーVII リメイク』をSteam Linkでストリーミングプレイした時や、エミュレータで少し古いPS1の『ブレイブフェンサー武蔵伝』を高解像度化して遊んだ時 、その映像美に息をのみました。
AMOLEDならではの引き締まった黒と、102% sRGBという広い色域がもたらす鮮やかな発色は 、一般的なIPS液晶とは一線を画します。キャラクターの輪郭も驚くほど「はっきり、くっきり」と表示され、まるで同じゲームが生まれ変わったかのように感じられました。この視認性の高さは、アクションゲームなどでのプレイしやすさにも繋がると個人的には思います。
明るさ、応答速度、そして満足度
ディスプレイの輝度も十分で、実測で最大482nitを記録したというレビューもあるほどです 。これにより、明るい室内はもちろん、少し日差しの入る場所でも視認性は良好でした。応答速度も速く、動きの速いゲームでも残像感は気になりません 。いくつかのレビューでは、わずかに青みがかった色合いが指摘されていましたが 、個人的にはそれほど気にならず、むしろ全体的な発色の良さに感動しました。
もし気になる場合は、Androidの設定から色彩調整も可能です 。このディスプレイ品質は、RG556を選ぶ大きな理由の一つになると断言できます。
まとめ:ディスプレイ品質で選ぶ価値あり
- 種別・技術: 5.48インチ 有機EL (AMOLED) タッチスクリーン、OCAフルフィット技術採用 。
- 解像度・精細度: 1920×1080 フルHD、高画素密度 (402 PPI) で非常にシャープ 。
- 画質: 鮮やかな色彩 (102% sRGB) と深い黒、高いコントラスト比 。
- 応答速度: 動きの速い映像も滑らかに表示 。
- 輝度: 最大輝度が高く、様々な環境で見やすい 。
- 体験: ゲームや動画の没入感を高める圧倒的な映像美。キャラクターの輪郭も鮮明。
検証3: RG556実機でバッテリーの持ちをレビュー!注意点もあり
ここでは、ANBERNIC RG556のバッテリーについて、実際に使ってみて感じた持続時間や充電、そして注意点などをレビューしていきます。ポータブル機にとってバッテリーは生命線。その実力を見ていきましょう。
大容量バッテリー搭載:スペックと実際の持ち具合
RG556は、5500mAhという比較的大容量のリチウムポリマーバッテリーを搭載しています 。公式スペックでは最大8時間の持続が可能とされていますが 、これはあくまで理想的な条件下での数値でしょう。実際に使ってみた感想としては、やはりAndroid OSを搭載しているためか、シンプルなLinuxベースの中華ゲーム機と比較すると、バッテリーの減りはやや早めに感じられました。
とはいえ、「みるみる減っていく」というようなストレスを感じるほどではありません。例えば、比較的軽いエミュレーターでレトロゲームを数時間遊んだり、Wi-Fiで『Steam Link』を使ってPCゲームをストリーミングしたりする場面では、「思ったより持つな」という印象でした。派手なLEDライトを点灯させていても、極端に持続時間が短くなる感じは受けませんでした。個人的には、このパフォーマンスであれば十分満足できるレベルです。
充電時間とバッテリーへの配慮
バッテリーの充電に関しては、5V/2Aの充電に対応しており、約3.5時間でフル充電が可能とされています 。実際に試したところ、概ねスペック通りの時間で充電が完了しました。
一点、注意しておきたいのは、RG556のバッテリーはユーザー自身での交換が想定されていない、いわゆる内蔵型であるという点です。そのため、バッテリーの寿命がデバイスの寿命に直結する可能性があります。特に、Wi-Fiを常時使用するストリーミングプレイや、高負荷なAndroidゲーム(例えば『原神』など)を長時間続けるような使い方では、バッテリーへの負荷も大きくなりがちです。
長く愛用するためには、過充電や完全放電を避ける、不要な時はWi-FiやBluetoothをオフにするなど、バッテリーを労わる使い方を心がけるのが良さそうです。
まとめ:日常的な使用には十分、ただし長期利用には配慮も
- 容量・スペック: 5500mAhのリチウムポリマーバッテリー搭載 。公式では最大8時間持続可能 。
- 実際の持続感: Android OSのためLinux機よりは早めに減る印象だが、極端に短いわけではない。LED点灯時でも十分な駆動時間。
- 充電: 約3.5時間でフル充電可能(5V/2A充電時) 。
- 注意点: バッテリーはユーザー交換不可。高負荷な使い方を続ける場合は、バッテリー寿命への配慮が必要。
- 総評: 日常的なゲームプレイやエミュレーター使用には十分なバッテリー性能。ただし、ヘビーな使い方をする場合や、長期的な利用を考えるなら、バッテリーを労わる工夫を推奨。
検証4: RG556のサウンド性能は?スピーカーの音質をレビュー
ここでは、ANBERNIC RG556のオーディオ性能、特に内蔵スピーカーの音質やイヤホンジャックの使用感について、実際に体験したことを元にレビューします。ゲーム体験においてサウンドは重要な要素。その実力を確認していきましょう。
スピーカーの配置と基本的な音質
RG556のステレオスピーカーは、本体下部の左右グリップ部分に配置されています。この位置のおかげで、ゲームプレイ中に手がスピーカーを塞いでしまうことはほとんどありません。公式には「高音質スピーカー」と謳われていますが、実際に聴いてみた印象は、正直なところ、評価が分かれるかもしれません。
個人的には、ゲームの効果音やBGMを鳴らす分には「まあまあ十分かな」と感じました。例えば、レトロゲームのエミュレーターで遊んだり、YouTube動画を気軽に見たりする程度であれば、特に大きな不満はありません。音量をかなり大きく出せる点も、他の携帯ゲーム機と比較してメリットだと感じます。
音質へのこだわりと没入感について
一方で、より音質にこだわる方にとっては、物足りなさを感じる可能性があります。いくつかのレビューでも指摘されているように、低音が弱く、全体的に少しこもったような音色に聞こえることがあります。また、スピーカーが下向きに配置されているためか、音が直接耳に届きにくく、臨場感という点では少し物足りないかもしれません。せっかくの大音量を活かしきれていないような印象も受けました。
例えば、音楽ライブの映像を見たり、サウンドが重要なホラーゲームや、壮大なBGMが魅力のRPG(例えば『ゼノブレイド』シリーズのような)をプレイしたりする際には、内蔵スピーカーだけでは少し迫力不足を感じるかもしれません。
イヤホンジャックの活用
幸い、RG556には本体下部に標準的な3.5mmステレオイヤホンジャックが搭載されています。音質にこだわりたい場合や、よりゲームの世界に没入したい場合は、イヤホンやヘッドホンの使用を強くおすすめします。実際にイヤホンを接続してみると、内蔵スピーカーでは感じられなかった音の細やかさや迫力がしっかりと伝わってきて、格段に快適なサウンド体験が得られました。Bluetooth 5.0にも対応しているので、ワイヤレスイヤホンを使うのも良い選択肢です。
まとめ:普段使いには十分、没入感にはイヤホンを
- スピーカー: 本体下部グリップ位置にステレオスピーカーを搭載。手が塞ぎにくい配置。
- 音質: ゲームの効果音などを聞く分には十分なレベル。ただし、低音は弱めで、ややこもった印象も。
- 音量: 最大音量は比較的大きく出すことが可能。
- 没入感: スピーカーの向きもあり、臨場感はやや控えめ。
- イヤホンジャック: 3.5mmステレオイヤホンジャックを搭載。高音質や没入感を求めるならイヤホン・ヘッドホンの使用を推奨。Bluetooth接続も可能。
検証5:高精度で快適か?RG556の操作性をレビュー
ここでは、ANBERNIC RG556を実際に操作してみて感じた、ボタンの感触やジョイスティックの精度、そして全体的な使いやすさについてレビューします。ゲーム機にとって操作性は命。その実力を詳しく見ていきましょう。
握りやすさとボタン配置の妙
まず触れておきたいのが、本体の持ちやすさです。人間工学に基づいたしっかりとしたグリップ形状のおかげで、長時間プレイしても疲れにくいのが嬉しいポイントです 。ボタンやスティックの配置も自然で、指が窮屈に感じることはありませんでした。全体的なビルドクオリティも高く、安っぽさを感じさせない点も好印象です。
アナログ入力の進化:ホールセンサー搭載のジョイスティックとトリガー
特筆すべきは、左右のアナログスティックとL2/R2トリガーにホールセンサーが採用されている点です 。これは磁気センサーを利用することで、物理的な接触摩耗による劣化(いわゆるドリフト現象)が起こりにくいという大きなメリットがあります。
実際にアナログスティックを操作してみると、その反応の良さに驚かされます。デッドゾーン(遊びの部分)がほとんどなく、非常にスムーズかつ正確な入力が可能です。個人的に格闘ゲームが好きで、『ストリートファイター』シリーズなどで波動拳や昇竜拳といったコマンド入力を試してみましたが、他の携帯ゲーム機では時々入力が抜けることがあったのに対し、RG556ではほぼ確実に、思った通りに技が出せました。この精度は感動的です。
L2/R2トリガーも、アナログ入力に対応したしっかりとした押し心地です。これは、ボタン式のL2/R2を採用している「ANBERNIC RG35XX SP」のような小型モデルとは大きく異なる点で、レースゲームでのアクセルワークや、シューティングゲームでの微妙な入力が求められる場面で真価を発揮します。押し込みのストロークも深めで、ポータブルゲーミングPCに近い操作感です。ただし、少し反発が強め(硬め)に感じる方もいるかもしれません 。
各ボタンの感触:ABXY、十字キー、ショルダーボタン
ABXYボタンは、光沢のあるメンブレン方式を採用しています 。押し込み感もしっかりあり、連打もしやすく、個人的には非常に使いやすいと感じました。L1/R1のショルダーボタンは、カチッとした感触のタクトスイッチで、こちらも小気味よい操作感です 。
十字キーもABXYボタン同様、光沢のあるメンブレン方式です 。斜め入力や回転入力も問題なく行えます。感触としては、少し浅めに感じられ、個人的には「可もなく不可もない」といった印象ですが、格闘ゲームのコマンド入力にも支障はありませんでした。START/SELECTボタンや、Android OS操作用のファンクションキー、リターンキーは軽い押し心地のタクトスイッチで、操作に迷うことはありません 。
まとめ:高精度な操作でゲームがもっと楽しくなる
- グリップ: 握りやすく疲れにくいエルゴノミックデザイン 。
- ジョイスティック: ホールセンサー搭載で高精度・高耐久 。格闘ゲームのコマンド入力も快適。
- トリガー (L2/R2): ホールセンサー搭載のアナログトリガー 。しっかりした押し込み感で、レースゲームなどに最適。
- ABXYボタン: 押し心地の良いメンブレン方式 。
- 十字キー: 斜め入力も可能なメンブレン方式 。感触は標準的。
- 総評: 全体的に操作性は非常に良好。特にアナログスティックとトリガーの品質が高く、様々なジャンルのゲームを快適にプレイ可能。外部コントローラーは不要と感じるレベル。
検証6: エミュレーター
ファンクションキーを押すと、Androidの画面からゲーム用の画面に切り替わり、各エミュレーターが表示されます。
全部で27個ありました。
NES,SMS,PCE,CPS1,MD,GB,NEOGEO,SNES,CPS2,PSX,SS,N64,,CPS3,MAME,GBC,DC,NGP,NAOMI,WSC,PS2,FBN,GBA,ATOM,PSP,NDS,Wii,3DS
これらのエミュレーターはAndroid のレトロアーチを利用したものです。上記以外のエミュレーターを追加することもできます。
また、Android アプリを利用してレトロゲームをプレイすることも可能です。
収録ゲーム
128GBのゲームROMが入っているモデルを購入しました。主なゲームタイトルは以下の通りです。
PS2
God of War 2、Devil May Cry 3、Devil May Cry、Dragon Ball Z:Sparking! Meteor、Silent Hill 4:The Room、Top Gun:Compat Zones、Armored Core Silent Line、Drakengard、Resident Evii 4、Tekkn Tag Tournament、Harvest Moon A Wonderful Life、Harvest Moon Save the Homeland、Kingdom Hearts、Top Gun Combat Zones、Naruto Shippuden Narutimate Accel、Neo Contra
Wii
The Legend of Zelda:Twilight Princess、The Legend of Zelda:The -The Wind Waker、Naruto-Dragon Blade Chronicles、Ridge Racer 4、Tatsunoko vs Capcom Ulitimate All Stars
PSP
God of War:Chains of Olympus、God of War:Ghost of Sarta 3X、Grand Theft Auto-Vice City Stories(US)、Assassin’s Creed-Bloodlines、Monster Hunter Freedom Unite、Ridge Racer、Tekken 5、Tekken 6、Call of Duty-Roads to Victory、Silent Hill-Zero、Bloons、Bombermanなど38ゲームを収録
続きはこちらの動画で確認できます。PS2、PSP、PS1「ANBERNIC RG556」の収録ゲームタイトル 一覧
GBA、GBC、GB
長いのでYouTubeで公開しています。
GBA、GBC、GB「ANBERNIC RG556」の収録ゲームタイトル 一覧
その他の収録ゲーム タイトルはYouTubeの「Burari Akiba」(秋葉原ぶらりのサブチャンネル)で公開していきます。上のエミュレーター以外のゲームを知りたい人はぜひチェックしてみてください。
検証7: ゲームプレイの快適さ
PS2ゲームとWiiのいくつかのゲームをプレイして遅延なく快適にプレイできるか検証してみました。
PS2
ゴッド・オブ・ウォーII (God of War 2)
ゲーム最初のグラフィカルなシーンは完璧に再生できていました。負荷の高いシーンでやや遅延が生じることがありますが、おおむね快適にプレイできるレベルです。
鉄拳タッグトーナメント(Tekkn Tag Tournament)
意外と負荷の高いゲームです。ゲームは一応まともに動きますが、本来のスピードではなく、やや遅くなっています。
アーマード・コア3 サイレントライン(Armored Core Silent Line)
全く遅延なくスムーズに動作します。グラフィックもきれいで快適にプレイできます。
ネオコントラ(Neo Contra)
動きの激しいシーンが多いですが、遅延はありませんでした。非常に快適にプレイできます。
Wii
タツノコ VS. CAPCOM(Tatsunoko vs Capcom Ulitimate All Stars)
グラフィカルな格闘ゲームですが、全く遅延が生じませんでした。操作性が良いので技も出しやすいです。
リッチレーサー(R4 -RIDGE RACER TYPE 4)
スピード感あふれるレーシングゲームです。遅延は全くなく、60 FPSで動作しました。
ナルト(Naruto-Dragon Blade Chronicles)
こちらも遅延は全くありません。60 FPS 前後で動作し、キャラクターの動きも高速でした。
これ以外のゲームはYouTubeの「Burari Akiba」(秋葉原ぶらりのサブチャンネル)で公開していきます。上のゲーム以外の動作の様子を知りたい人はぜひチェックしてみてください。
デメリットは一つ!
「ANBERNIC RG556」で使いづらいと感じたのは1点のみです。
それはゲームをプレイするまで「手間がかかる」ことです。
具体的には、各エミュレーターにアクセスした際に、ゲームのROMを保存する場所(外部ストレージ)を指定しなければなりません。
Androidの操作方法に慣れている人はいいのですが、慣れていない人は相当 戸惑うと思います。
また、一般的なLinux 携帯ゲーム機と違い、Wi-Fi 設定を済ませておかないとGoogle Play ストアからAndroidのゲームをダウンロードできません。
これも慣れていれば全く問題ありませんが、Android端末に不慣れな人は困ると思います。
「ANBERNIC RG556」の使い方
「ANBERNIC RG556」の使い方を紹介します。
画面の切り替え方法
このゲーム機はAndroid の画面とゲーム(エミュレーター)の画面に分かれています。
ゲームをプレイするには、本体の左下、ちょうど十字キーの下にある「F」(ファンクション キー)を押し、ゲーム(エミュレーター)の画面に切り替える必要があります。
ゲームの追加方法
通常のAndroid端末と同じやり方でゲームを追加できます。まず、本体にUSBケールをつなぎ、PCに接続します。この際に、充電の状態になりますが、画面の上をスワイプして、USBの状態をタップし、データ転送に切り替えます。
「ANBERNIC RG556」本体がPC上に認識されたら、それをクリックし、外部のmicroSDカード(セットで購入したものか吸い出したROM入りのもの)を選択し、任意のフォルダにゲームを保存します。
ファームウェアのアップデート方法
Androidの画面に「Fota Update」アプリが用意されています。それを選択肢、最新のファームウェアのアップデートがあるかどうかチェックできます。アップデートするにはWi-Fi接続が必要です。
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ANBERNIC RG556のスペック(仕様)
- ディスプレイ: 5.48インチ、解像度 1080 x 1920 pxのAMOLED
※2K/402ppi/102% RGB/タッチ対応 - CPU: Unisoc T820 オクタコア
※6nm/64bit/8コア/最大2.3GHz - GPU: Mali-G57 850MHz
- RAM(メモリ): 8GB LPDDR4X
- ストレージ: 128GB/256GB UFS2.2
- 外部ストレージ: microSDカードで最大2TBまで
- バッテリー: 5500 mAh ※省エネ設定あり
- 駆動時間: 8時間
- 充電: Type-C、時間:3.5時間、5V/2A充電
- ワイヤレス通信: Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac(2.4GHz/5Ghz)、Bluetooth 5.0
- インターフェース: USB Type-C x1(充電/OTG)、microSDカードスロット x1、3.5mm イヤホンジャック x1
- 映像出力: 1080p出力(ワイヤレス)
- スピーカー: ハイ フィデリティ デュアルスピーカー
- 操作: 内蔵ホールジョイスティック、ホールトリガー、ボタン:A、B、X、Y、L1 / L2、R1 / R2、選択、開始、電源オン
- ジャイロ機能: 6軸ジャイロスコープ センサー
- 振動モーター: あり
- ストリーミング: 対応・MoonLight利用可(PCゲームなど)、ワイヤレス スクリーンキャスト対応
- 対戦プレイ: 対応(ネットワーク 対戦プレイ対応)
- 言語: 日本語を含むマルチ言語に対応(システム)
- 冷却システム: 高速ファン+ヒートパイプ アクティブ放熱
- ゲームの追加: 対応
- OS: Android 13 ※OTAアップデートをサポート
- サイズ: 22.8 x 10.5 x 3.0 cm
- 重量: 348 g
- カラー: ブラック、ブルー トランスルーセント
- 附属品: USB充電ケーブル、カラーボックス、マニュアル、強化ガラススクリーンプロテクター
購入先はAliExpressがおすすめ!
自分は海外の通販サイト AliExpress(アリエクスプレス)で購入しました。価格は2万7千円ほど(※返金されたボーナス 約 7千円分を使用で実質2万円)でした。
支払い方法はファミリーマートのコンビニ決済です。
Amazonでは32,999円もするので手が出ませんでしたが、2万円ならスマホを購入するのと変わらないので、あっさりと購入を決めました。
商品の購入から到着までは約8日間かかりました。
※AliExpressでの購入方法・支払い方法はこちらのページで紹介しています。
AliExpressで激安ガジェットをお得に購入する方法を徹底 解説

ANBERNIC RG556の価格・販売先
ECサイト
- Amazonで29,999円(税込)、
- 楽天市場で35,750円、
- ヤフーショッピングで40,680円、
- AliExpressで23,705円、
- 米国 Amazon.comで$229.99、
で販売されています。
Amazonで「ANBERNIC RG556」をチェックする
楽天市場で「ANBERNIC」をチェックする
ヤフーショッピングで「ANBERNIC RG556」をチェックする
ANBERNIC公式サイトで「ANBERNIC RG556」をチェックする
AliExpressで「ANBERNIC RG556」をチェックする
米国 Amazon.comで「ANBERNIC RG556」をチェックする
Android のゲーム機はまだある!
他にもAndroid OSを搭載した携帯ゲーム機が多数 販売されています。「ANBERNIC RG556」よりも性能が高いものもあります。ぜひ比較してみてください。
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他の人気 ANBERNICゲーム機をチェックしよう!
今、ANBERNICのゲーム機は人気急上昇中です。超小型や折り畳み、真四角画面など話題のゲーム機が続々と販売され、注文が殺到しているそうです。この機会にぜひチェックしてみてください。
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