13.3インチのシンプルなE inkタブレット「BOOX Note Max」。早くも「A4サイズの大画面で、雑誌も見やすく表示できそう」と評判です。
しかし、その一方で「10.1インチのモデルでも十分なのでは?」という口コミあり、購入を迷っている人も多くいるようです。
そこで今回は、その性能や魅力がよく分かるように、次の8点を重点的に解説します。
- 外観とデザイン(接続ポート・サイズ・重量)
- ディスプレイ・リフレッシュレート
- パフォーマンス(CPU性能、メモリ、ストレージ)
- スタイラスペンとノート機能
- キーボードとカバー
- バッテリー・充電
- 機能(アウトライン機能、ハイパーリンク付きPDFノート)
- OS、UI、NeoReaderアプリ
また、前モデル「BOOX Tab X」との違いも紹介!できることや新機能、純正キーボードや筆圧ペンまで総合的に評価していきます。
また、購入する前に知っておきたいデメリットや評価、詳細な価格情報もあるので、ぜひ参考にしてみてください。
「BOOX Note Max」が登場!13.3インチで超高精細な電子ペーパーディスプレイ搭載
2024年12月10日、ONYXから「BOOX Note Max」が発表されました。13.3インチのシンプルなE inkタブレットで、前モデル「BOOX Tab X」よりも安く販売されるようです。発売が楽しみですね。
「BOOX Note Max」とは?
「BOOX Note Max」(ブークス ノート マックス)は中国 Onyx International(オニキス インターナショナル)から発売された13.3インチのE inkタブレットです。
カラー表示には対応していませんが、A4サイズの大画面で超高精細な白黒表示が可能です。
厚さはなんとわずか4.6 mm。重さは13.3インチながらも615 g におさえ、快適に持ち運べます。
どんなことができるの?
Android 13 OS搭載でサードパーティ製のアプリを利用できるため、一般的なAndroidタブレットと同じことができます。
例えば、13.3インチの大画面を2つに分割して、電子書籍を読みながらメモを書き込んだり、
他のデバイスで作成したPDFをオンラインストレージからダウンロードして編集したりできます。
もちろん、2.8GHzのオクタコアプロセッサと6GBメモリの組み合わせでサクサク動きますよ。
128GBストレージ搭載で大量のアプリや画像、音楽ファイルも余裕で保存できます。
ペンやキーボードは使えるの?
筆圧4096段階に対応した「BOOX Pen Plus」が付属するため、すぐに手書き入力を利用できます。
もちろん、イラストを描いたり、PDFを添削したりすることもできますよ。
AI編集ツールで手書きメモをテキストデータに変換したり、豊富な図形ツールを使ってプレゼン資料をまとめたりすることもできます。
純正キーボードカバーはマグネットで接続できるタイプです。別売ですが、接続することで、ノートPCのように使用できるので便利です。
オプション製品にはこのほかにマグネットで接続できる純正のカバーも用意されています。
カラー対応モデルよりもいいのか?
白黒表示のため、カラー対応のモデルよりもバッテリーが長持ちします。一度の充電で数週間使えるので、充電の手間がかかりません。
また、頻繁に充電が必要なAndroidタブレットよりも電気代がかからず、低コストで利用できます。
しかも、カラー対応モデルではまだない13.3インチの大画面を利用でき、A4サイズを活かした使い方もできますよ。
それでは早速どんなE inktブレットなのか、もっとくわしく価格や特徴(メリット)を見ていきましょう。
この製品の購入はこちら→ Amazon リンク
公式ページ:BOOX Note Max | 13.3” Android ePaper Tablet with 300 PPI – The Official BOOX Store
価格をチェック!他メーカーのE inkタブレットよりもよりもお買い得か?
新モデル「BOOX Note Max」はBOOX公式サイトで$649.99 (日本円で約98099円)で、近日中に発売される予定です(ペンは付属します)。
一方、同じ13.3インチの前モデル「BOOX Tab X」(2023年1月 発売)はBOOX公式サイトで$799.99(日本円で約120911円)で販売されていました。
以前はAmazonや楽天市場、ヤフーショッピングなどのECサイトで販売されていましたが、現在はすでに販売が終了しており、購入するには海外のBOOX公式サイトを利用するしかなさそうです。
なお、13.3インチのE inkタブレットは入荷する量が少なく、すぐに在庫がなくなる傾向があります。新モデル「BOOX Note Max」も日本で発売されたらすぐに売り切れてしまうかもしれませんね。
BOOXからはこの他に10.3インチの「BOOX Go 10.3」が76,800円で発売されています。こちらは新モデル「BOOX Note Max」と同じく高精細な白黒表示に対応したモデルで、Android 12、Qualcomm 2.4GHz、4GB LPDDR4Xメモリ、デュアルスピーカーを搭載しています。
※6インチの「BOOX GO6」はAmazonで27,800円で販売中です。7インチでカラー対応の「BOOX Go Color 7」は49,800円で販売中です。
他メーカーの大型E inkタブレットはいくらか?
他メーカーでは、Boyueから発売されたカラー表示対応の10型 E inkタブレット「Meebook M103」がAliExpressで50,064円で販売中です。こちらはAndroid 11、Cortex A55 クアッドコア 1.8GHz、4GBメモリ、10インチのCarta 1200 スクリーンを搭載したモデルで、筆圧タッチペンによる手書き入力に対応しています。
また、電子書籍リーダーでは、Amazonから発売された10.2インチの「Kindle Scribe (2024)」が59,980円で販売中です。こちらは解像度300ppiのAmazon Paperwhite ディスプレイ、16GB / 32GB /64GB ストレージ、最大12週間駆動するバッテリー、LED 35個を使ったフロントライトを搭載したモデルで、Active Canvas(本の中に書き込める)、専用プレミアムペン(付属・消しゴム機能、ショートカットボタン)、ノート機能にも対応しています。
また、楽天から発売された10.3インチの電子書籍リーダー「Kobo Elipsa 2E」が49,319円(送料無料)で発売中です。こちらは解像度1404 x 1872ドットのE Ink Carta 1200 タッチスクリーン、32GBストレージ、数週間駆動できるバッテリーを搭載したモデルで、スタイラスペン「Koboスタイラス2」を利用した手書き入力にも対応しています。
デザインをチェック!厚さや重さは? 手に持った感じは?
新モデル「BOOX Note Max」はまるで一枚の薄い板のような、ミニマルで洗練されたデザインが特徴です。
無駄を削ぎ落としたシンプルなフォルムで、アルミニウム合金製のボディは、高級感と耐久性を兼ね備えています。
また、手に馴染む滑らかでマットな質感は指紋が目立ちにくく、落ち着いた印象を与えます。
狭額ベゼルにより、ディスプレイがより大きく感じられます。画面への没入感を高め、スタイリッシュな印象を与えます。
厚さはわずか4.6 mmの超薄型軽量設計で、持ち運びにも便利です。
A4サイズよりもコンパクトなので、カバンにすっきりと収まります。どこにでも持ち運びたくなる、軽快な使い心地です。
カラーは爽やかなホワイトで、ビジネスシーンにも自然と馴染む色合いです。
会議やプレゼンテーションなどでもさりげなく存在をアピールしてくれる点も魅力的です。
前モデルと比較
一方、前モデル「BOOX Tab X」はNote Maxと同じ13.3インチですが、厚さは2.2mm厚くなります。
カラーはブラックで、Note Maxよりもクラシックで落ち着いた雰囲気です。
ただし、Note Maxは重さ615 g で、前モデル Tab Xよりも55g重くなります。
重さに関しては前モデルの方が優れています。
<サイズ・重量を比較>
- 1.「BOOX Note Max」・・・287.5 x 243 x 4.6 mm / 615 g
- 2.「BOOX Tab X」・・・310 x 228 x 6.8 mm / 560g
- 3.「BOOX Go 10.3」・・・235 x 183 x 4.6 mm / 375 g
- 4.「BOOX Note Air4 C」・・・226 x 193 x 5.8 mm / 420 g
接続ポートは?
「BOOX Note Max」にはUSB-Cポート(OTG対応)のみが搭載されており、オーディオ出力にはUSB-C対応のヘッドホンや、USB-C – 3.5mm変換アダプタを使用する必要があります。
ディスプレイ性能を確認・13.3の画面は見やすいのか?リフレッシュレートは?
新モデル「BOOX Note Max」は13.3インチというA4サイズに匹敵する々と広した大画面で、雑誌や漫画も拡大することなく、電子書籍を楽しめます。まるで本物の紙面を読んでいるかのような感覚で楽しめます。
2200×1650という高解像度を誇るE Ink Carta 1300 ディスプレイは、小さな文字や緻密なイラストや写真も鮮明に美しく再現され、長時間読書しても目が疲れにくいのが特徴です。
また、E Ink 社が開発した電子ペーパー技術である「Carta 1300」は Carta 1250 と比較して、低消費電力で、コントラスト比が向上し、ページめくり速度が高速化されています。
従来のE Inkディスプレイよりもリフレッシュレートが高く、ページめくりがスムーズで、指で画面をスワイプするたびに、まるで本物の紙をめくるような感覚を味わえます。
スノーフィールドモードを使えば、さらに高速な描画が可能になるので、Webページや漫画も快適です。
さらにディスプレイの表面にはフラットカバーレンズが採用されています。これにより、画面の表面がより平滑になり、視認性が向上しているほか、ガラス製で耐久性も向上しています。
そのほか、13.3インチの大画面を活かして画面を2つに分割すれば、資料を見ながらメモを取ったり、関連情報を調べたりと、マルチタスクも快適に行えます。
電子書籍リーダーとノートアプリを同時に表示し、読書しながらメモを取ったり、2つのPDFファイルを並べて表示し、内容を比較したりすることもできます。
前モデルと比較
一方、前モデル「BOOX Tab X」は解像度2200 x 1650ドットで、Note Maxよりも解像度が低くなります。
また、BOOX Tab Xが暖色と寒色の2種類に対応したフロントライトを搭載しているのに対し、
Note Maxではフロントライトが搭載されていないという違いもあります。
そのほか、BOOX Note MaxはCarta1300を採用し、リフレッシュレートもより高速になっているという違いもあります。
<ディスプレイを比較>
- 1.「BOOX Note Max」・・・13.3インチ、解像度3200 x 2400ドットのCarta1300
- 2.「BOOX Tab X」・・・ 13.3インチ、解像度2200 x 1650ドットのCarta1250
- 3.「BOOX Go 10.3」・・・10.3 インチ、解像度 2480 x 1860 HD Carta 1200
- 4.「BOOX Note Air4 C」・・・10.3インチ、白黒: 2480 x 1860 Kaleido 3
パフォーマンスを確認・CPU性能、メモリ、ストレージは十分か?
新モデル「BOOX Note Max」は快適に読書できるように、パワフルなパフォーマンスを備えています。
具体的には、2.8GHzで駆動するオクタコア プロセッサを搭載。従来モデルと比べて処理速度が大幅に向上し、ページめくり、アプリの起動、ファイルの読み込みなど、あらゆる操作がスムーズに行えます。
もちろん、まるで紙の本をめくるように、軽快にページを進めることができるので、読書もこれまで以上に快適です。
また、6GBの大容量メモリを搭載しているのも大きな魅力です。複数のアプリを同時に起動しても、動作が遅くなることなく、スピーディに操作できます。
もちろん、読書中にブラウザで調べ物をしたり、ノートアプリでメモを取ったりと、複数のアプリを使っても遅延がありません。
ストレージは?
128GBの大容量ストレージには、数千冊の電子書籍や大量のPDFファイルを保存できます。お気に入りの本をすべて持ち歩くことができ、容量不足の心配もありません。
前モデルと比較
一方、前モデル「BOOX Tab X」はQualcomm Advanced オクタコアプロセッサとBOOX スーパーリフレッシュテクノロジーとの組み合わせで、高速なページめくりが可能でした。
6GB LPDDR4Xメモリ、128GB UFS2.1ストレージを搭載している点は「BOOX Note Max」と同じです。
<CPU、メモリ、ストレージを比較>
- 1.「BOOX Note Max」・・・2.8GHz オクタコア / 6GB / 128GB
- 2.「BOOX Tab X」・・・Qualcomm Advanced / 6GB / 128GB
- 3.「BOOX Go 10.3」・・・2.4GHz オクタコア / 4GB / 64GB
- 4.「BOOX Note Air4 C」・・・オクタコア / 6GB / 64GB
スタイラスペンとノート機能を確認・書き心地は?図形作成ツールはある?
新モデル「BOOX Note Max」は筆圧対応のスタイラスペン「BOOX Pen Plus」と、多彩な機能を備えたノートアプリで、紙とペンのような自然な書き心地で使用できます。
BOOX Pen Plus
まるで本物のペンで書いているかのような、滑らかな書き心地を実現するBOOX Pen Plus。4096段階の筆圧感知に対応し、線の太さや濃淡を繊細に表現することができます。
ペンの傾きを検知する機能により、自然な陰影を表現することも可能です。スケッチやイラスト、図表作成など、様々な用途で活躍します。
また、書き込みの遅延を最小限に抑え、紙にペンで書いているような、スムーズな書き心地を実現しました。ストレスを感じることなく、快適に筆記できます。
そのほか、マグネット式で本体側面にしっかりと固定できるので、必要な時にすぐに取り出して使えます。
ペンの反対側には消しゴム機能を搭載。書き間違えても、簡単に消すことができます。
ノート機能
BOOX Note Maxのノート機能は、単なるメモ帳ではありません。方眼紙、罫線、白紙など、様々なテンプレートが用意されており、用途に合わせてテンプレートを選択し、効率的にノートを取ることができます。
レイヤー機能を使えば、複数のレイヤーを重ねて描画することができます。イラストや図表作成などに便利です。
ノートには直線、円、四角形などを簡単に描画できるツールを搭載し、図表やグラフの作成もスムーズ。
OCR機能を使えば、手書き文字をテキストに変換したり、手書きのメモをデジタル化して、編集したり、検索したりすることができます。
そのほか、音声録音機能を使って、会議や講義の内容を録音しながら、ノートに書き込むことができます。
作成したノートはクラウドに保存し、スマートフォンやパソコンと同期することで、いつでもどこでも、アクセスできるようになります。
オプション製品をチェック・キーボードはタイピングしやすいか?純正カバーは?
新モデル「BOOX Note Max」はあらゆるシーンで快適に使用できるように純正のキーボードカバーとカバーを用意しています。
純正キーボードカバー
マグネット式で簡単に装着できる純正キーボードカバーは、長文の入力や、ブログ記事の作成、論文執筆など、様々なシーンで活用できます。
人間工学に基づいたキー配列と、最適なキーピッチ、キーストロークを採用しているため、長時間のタイピングでも疲れにくく、スムーズな文字入力が可能です。
また、薄型軽量設計で、持ち運びにも便利。BOOX Note Max本体との一体感も抜群で、スタイリッシュなデザインを損ないません。
キーボードはスタンドとしても使用できます。画面を見やすい角度に調整することで、長時間の作業でも快適です。
Bluetooth接続にも対応し、ワイヤレスでも快適に使用できます。
純正カバー
耐久性のある素材と、衝撃吸収性に優れた構造で、落下や衝撃から大切なデバイスを守り、安心して持ち運ぶことができます。
また、カバーを開閉することで、自動的にスリープ状態に移行する省電力設計を採用し、バッテリーの消費を抑え、より長く使用できます。
そのほか、高品質な素材を採用。BOOX Note Maxのデザインにマッチした、シンプルでスタイリッシュなデザインで、高級感も抜群です。
バッテリー性能を確認・どのくらい使用できるか?
新モデル「BOOX Note Max」は3,700mAhの大容量バッテリーを搭載。一回の充電で数週間も使用できるので、頻繁に充電する必要がなく、読書に集中できます。
例えば、毎日1時間の読書なら、約1ヶ月間充電せずに使用できます。長時間のフライトでも、バッテリー切れを心配することなく、電子書籍や映画を楽しむことができます。カフェでゆっくり読書を楽しむ時でも、電源を探す手間なく、好きな場所で読書に没頭できます。
なお、E Inkディスプレイは、液晶ディスプレイに比べて消費電力が非常に少ないため、バッテリーが長持ちします。
また、スリープモード時は、ほとんど電力を消費しないため、バッテリーの持ちがさらに向上します。
充電は?
Type-C接続なので、スマートフォンやパソコンと同じ充電器を使用できます。旅行や出張の際にも、荷物を減らすことができるので便利です。
前モデルと比較
一方、前モデル「BOOX Tab X」は6300mAhバッテリー搭載で、Note Maxの3700mAhと比べると、2600mAhも多くなっています。
バッテリーの駆動時間に関しては前モデルの「BOOX Tab X」の方が優れています。
<バッテリー容量を比較>
- 1.「BOOX Note Max」・・・3700mAh
- 2.「BOOX Tab X」・・・6300mAh
- 3.「BOOX Go 10.3」・・・3700mAh
- 4.「BOOX Note Air4 C」・・・3700mAh
機能を確認・アウトライン機能、ハイパーリンク付きPDFノートは便利?
新モデル「BOOX Note Max」は単なる電子書籍リーダーの枠を超え、デジタルノートとして、創造性と生産性を最大限に引き出すための革新的な機能を搭載しています。
アウトライン機能:ドキュメントの全体像を把握
複雑な論文やレポート、技術書を読む際に、全体構造を把握するのに役立つのがアウトライン機能です。章や節などの階層構造をツリー形式で表示し、ドキュメント全体を俯瞰することができます。
「BOOX Note Max」ではまるで地図のように、ドキュメント全体を見渡せるので、必要な情報にすぐにアクセスできます。アウトラインをタップするだけで、目的の章や節に瞬時に移動できます。ページをめくる手間が省け、読書や資料の確認がスムーズに行えます。
さらに、アウトライン上で章や節をドラッグ&ドロップするだけで、簡単に順番を入れ替えることができます。資料の構成を練り直したり、整理したりするのに便利です。
ハイパーリンク付きPDFノート:デジタルノートの可能性を拡張
PDFノートにハイパーリンクを埋め込むことで、関連するWebサイト、他のPDFファイル、ノート内の特定のページなどに簡単に検索してアクセスすることができます。
例えば、論文やレポートを作成する際に、参考文献や引用元のWebサイトへのハイパーリンクを埋め込むことができます。そうすると関連情報をスムーズに参照できるので、作業効率が格段に向上します。
また、プレゼンテーション資料にハイパーリンクを埋め込んで、関連資料や動画に簡単にアクセスできるようにしたり、学習教材にクイズや補足情報をリンクで追加したりすることができます。
拡張されたシェイプツール:表現力豊かなノートを作成
新モデル「BOOX Note Max」は、多様な図形描画ツールを搭載しています。直線、円、四角形だけでなく、多角形や曲線など、様々な図形を簡単に描画できます。
これらを利用して、フローチャートやマインドマップ、建築図面など、複雑な図形も簡単に作成できるので、非常に便利です。
スナップ機能やグリッド機能を使えば、図形を正確に配置したり、線を綺麗に揃えたりすることもできます。
もちろん、手書き入力とシェイプツールを組み合わせることで、より表現力豊かなノートを作成できます。
手書きのメモに、シェイプツールで図形や矢印を追加することで、情報を整理したり、考えを視覚化したりすることもできます。
OS、UI、NeoReaderアプリを確認・前モデルから変わった点は?
新モデル「BOOX Note Max」は最新のAndroid 13を搭載し、前モデル「BOOX Tab X」のAndroid 11からさらに進化しました。タブレットライクなUIと相まって、よりスムーズで直感的な操作性を実現しています。
最新のAndroid 13
最新のAndroid 13を採用することで、より快適な操作性と安定性を実現しました。前モデル「BOOX Tab X」のAndroid 11と比べて、パフォーマンスが向上し、セキュリティも強化されています。
最新のアプリに対応し、より多くのアプリを楽しむことができます。また、プライバシー保護機能も強化され、安心して使用できます。
もちろん、Google Playストアに対応し、サードパーティ製のアプリもインストールできます。
タブレットライクなUI
「BOOX Note Max」のUIは、タブレットのように直感的で使いやすい設計になっています。アイコンが大きく見やすく、操作に迷うことがありません。
ホーム画面には、よく使うアプリやファイルを自由に配置できます。また、ウィジェットを追加して、必要な情報を一目で確認することもできます。
NeoReaderアプリ:読書のための、すべてがここにある
「BOOX Note Max」にプリインストールされているNeoReaderアプリは、読書のためのあらゆる機能を備えています。PDF、EPUB、MOBIなど、主要な電子書籍フォーマットに対応しています。DRMフリーの書籍はもちろん、Kindleで購入した書籍も読むことができます。
また、文字サイズ、フォント、行間、余白など、読書設定を細かくカスタマイズできます。自分にぴったりの読みやすい環境で、読書を楽しむことができます。
もちろん、辞書、注釈、ハイライト、ブックマークなど、読書に役立つ機能も充実しています。わからない単語を調べたり、重要な箇所にマーカーを引いたり、読書の記録を残したりすることもできます。
<OSを比較>
- 1.「BOOX Note Max」・・・Android 13
- 2.「BOOX Tab X」・・・Android 11
- 3.「BOOX Go 10.3」・・・Android 12
- 4.「BOOX Note Air4 C」・・・Android 13
「BOOX Note Max」のデメリット
「BOOX Note Max」は優れたE inkタブレットですが、デメリットもあります。購入する前に必ず確認しておきましょう。
SDカードスロットがない・ストレージ容量を増やせない
「BOOX Note Max」はSDカードスロットがないため、ストレージ容量を拡張・増設することができません。 本体のみで容量が足りるか、購入前にしっかりと確認する必要があります。
フロントライトが使えない・暗いシーンでは不向き
「BOOX Note Max」はフロントライトを搭載していません。暗い場所、特に暗い照明のお店、カフェなどでの読書には、かなり画面が見づらくなっていしまいます。
防水防塵に対応していない
「BOOX Note Max」は水や埃に弱いため、取り扱いに注意が必要です。特に屋外で使用しているときに、突然雨が降ってきたら危険です。濡れてしまったらほぼ確実に故障します。
一部のアプリが正常に動かないことがある
「BOOX Note Max」は一部のAndroidアプリが正常に動作しない可能性があります。すべてのAndroidアプリが正常に動作するわけではないので注意してください。
動画視聴やゲームには不向き
「BOOX Note Max」のE Inkディスプレイは、一般的なAndroidタブレットよりもリフレッシュレートが低いため、動画視聴やゲームの再生には不向きです。残像感があり、滑らかに表示されません。
カラー表示に対応していない
「BOOX Note Max」のE Inkディスプレイは白黒表示のみ対応です。カラー表示で電子書籍や漫画を楽しむことはできません。
「BOOX Note Max」のスペック
- ディスプレイ 13.3インチ、解像度3200 x 2400ドットのCarta 1300 フラットカバーレンズ付きガラススクリーン
※静電容量式タッチ - フロントライト なし
- プロセッサ 2.8GHz オクタコア + BSR
- GPU 専用GPU ※BOOX スーパーリフレッシュテクノロジー
- RAM (メモリ) 6GB
- ストレージ 128GB
- バッテリー 3,700mAh リチウムイオンポリマー
- 駆動時間 数週間
- 充電 Type-C
- ワイヤレス通信 Wi-Fi、Bluetooth 5.0
- インターフェース USB-C ポート (OTG をサポート、またはオーディオ ジャックとして使用)、電源ボタン
- センサー 自動回転用Gセンサー
- スピーカー デュアルスピーカー 内蔵
- マイク 内蔵
- スタイラスペン 筆圧4096段階のBOOX Pen Plus
- キーボード 純正キーボードカバー(別売)
- ケース マグネット式の純正カバー(別売)
- アプリ サードパーティのアプリをサポート
- OS Android 13
- サイズ 287.5 x 243 x 4.6 mm
- 重量 615 g
- カラー ホワイト
- 付属品 BOOX Pen Plus x1、USB-C ケーブル x1、クイック スタート ガイド x1、 保証書 x1
- ドキュメント形式: ドキュメント形式: PDF、CAJ、DJVU、CBR、CBZ、EPUB、EPUB3、AZW3、MOBI、TXT、DOC、DOCX、FB2、CHM、RTF、HTML、ZIP、PRC、PPT、PPTX
- 画像フォーマット: PNG、JPG、BMP、TIFF
- オーディオ形式: WAV、MP3
「BOOX Note Max」の評価
8つの基準で「BOOX Note Max」を5段階で評価してみました。
- 動作速度:★★★★
- 手書き機能:★★★★★
- 耐久性:★★★
- デザイン:★★★★
- 機能:★★★
- バッテリーの持ち:★★★★★
- 価格:★★★★
- 使いやすさ:★★★★
<総合評価>
BOOXシリーズで最大の13.3インチの大型E inkタブレットです。
2023年1月に発売された「BOOX Tab X」の機能をシンプルにまとめ、よりコスパの高いモデルになっています。
「BOOX Go 10.3」よりもいいのか?
「BOOX Go 10.3」もシンプルな機能にしぼった白黒表示のE inkタブレットですが、
画面サイズと解像度では大きな違いがあります。
Note Maxは13.3インチの大型サイズで、しかも解像度3200 x 2400ドットのCarta 1300スクリーンを採用しています。
そのため、画面分割をしても画面が大きく見やすく、さらに非常に細かい部分までクリアに見えます。
この大きな画面は手書き機能においても大きな効果を生み出します。
例えば、何かのアイディアを書き込むときも、大きなスペースを利用して広々と書き込んでいけます。
また、プレゼン資料などを作成して発表するときも、紙に拡大して印刷しなくても、そのままNote Maxの画面を見せるだけで済みます。
他にもいろいろとありますが、13.3インチの大画面と10.3インチの画面では大きな差があり、利用できるシーンも違ってきます。
購入する際には「どうしても13.3インチの画面が必要な場面はあるのか」をよく考えた方がいいでしょう。
「Kindle Scribe (2024)」や「Kobo Elipsa 2E」の方がいいのか?
電子書籍リーダーとして「Kindle Scribe (2024)」や「Kobo Elipsa 2E」も人気があります。
価格も5~6万円前後なので、「BOOX Note Max」の約半分くらいの価格で購入できる点も魅力的です。
ただし、電子書籍リーダーは機能が限定されており、対応するファイルフォーマットも限りがあります。
「BOOX Note Max」の方はほぼすべてのファイルフォーマットに対応し、どんなファイルであっても表示でき、その分、活用できるシーンが多いといえます。
また、それに加えて、Google PlayストアにあるAndroidアプリも使えるので、電子書籍リーダーよりも圧倒的に活用の範囲が広くなります。
どちらを購入するかは、「電子書籍が読めればいいのか」、あるいは「電子書籍以外の用途でも使いたいのか」をよく考えて購入した方がいいでしょう。
「BOOX Note Max」に最適な人は?
ズバリ、シンプルに大型のE inkタブレットを使いたい人に最適です。
13.3インチの大画面で、カラー表示よりもシンプルなモノクロ表示の方が良く、
手書き機能やノート機能など実用的な機能をしっかりと使えればいいと考えている人に最適です。
13.3インチの大画面は、A4サイズ相当の広さがあり、一般的な電子書籍だけでなく漫画や雑誌も見開きで読むことができます。
また、楽譜や資料を大きく表示して見たい人にも最適です。
スタイラスペンによる手書き入力にも対応しているので、
大画面にアイディアを書き込んだり、大きめのイラストを描きたい人にも最適です。
もちろん、薄型軽量設計で持ち運びにも便利なので、
大学で講義ノートを取ったり、会議で議事録を取ったりしたい人にも向いています。
「BOOX Note Max」の価格・購入先
「BOOX Note Max」はBOOX公式サイトやSKTショップ、AmazonなどのECサイトで販売される予定です。
BOOX公式サイト
※近日中に発売予定。
$649.99 (日本円で約98099円)で販売されます。
BOOX公式サイトで「BOOX Note Max」をチェックする
SKTショップ
※販売予定です。
SKTショップで「BOOX Note Max」をチェックする
ECサイト
※販売予定です。
Amazonで「BOOX Note Max」をチェックする
楽天市場で「BOOX Note Max」をチェックする
ヤフーショッピングで「BOOX Note Max」をチェックする
AliExpressで「BOOX」をチェックする
米国 Amazon.comで「BOOX Note Max」をチェックする
おすすめの類似製品を紹介
「BOOX Note Max」に似た性能をもつE inkタブレットも販売されています。
「BOOX Go 10.3」
Onyx Internationalから発売された10.3インチのE-inkタブレットです(2024年6月11日発売)。
Android 12、Qualcomm 2.4GHz、4GB LPDDR4Xメモリ、10.3インチの HD Carta 1200 ガラス スクリーン、64GB UFS2.2ストレージ、3700 mAhバッテリーを搭載しています。
また、300 ppiのモノクロ表示、筆圧4096段階のBOOX Pen Plus (別売) 、デュアルスピーカー(オーディオブック、音楽再生)、マイク(録音)、「BOOX Drop」、3つ折り保護ケース(別売)、2色フロントライト(寒色、暖色)、自動回転(Gセンサー)、アートマジック、スマート スクライブ機能、スタンバイ モード、Google Playストア、サードパーティ製アプリの追加、USB-Cポート (OTG)、Wi-Fi 5のデュアルバンド、Bluetooth 5.0に対応しています。
価格は、Amazonで76,800円(税込)、楽天市場で76,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで76,800円(送料無料)、米国 Amazon.comで$379.99です。
関連記事:超シンプル「BOOX Go 10.3」と前モデルNote Air3を比較
「Meebook M103」
Boyueから発売されたカラー表示対応の10型 E inkタブレットです(2024年5月発売)。
Android 11、Cortex A55 クアッドコア 1.8GHz、4GBメモリ、10インチの(解像度 1404 x 1872 ドット)のE-ink Carta 1200 スクリーン、64GBストレージ、4600 mAh バッテリー、microSDカードスロットを搭載しています。
また、筆圧タッチペン、デュアル スピーカー、デュアル マイク、最大1TBまでのストレージ拡張、寒色・暖色の2色フロントライト(色温度調整)、専用 レザーケース(付属)、PDFファイルの拡大・縮小、EPUBファイルの読み込み、画面分割(現在のドキュメント、異なるドキュメント、翻訳)、フォント変更(無制限、インストール可)、クラウド保存、ノート機能(テンプレート)、Google Playストア、USB Type-C (OTG対応)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2に対応しています。
価格は、AliExpressで50,064円、です。
関連記事:10型で最強コスパ「Meebook M103」とP10 PROの違いを解説
「Kindle Scribe (2024)」
Amazonから発売された10.2インチの電子書籍リーダーです(2024年12月4日 発売)。
解像度300ppiのAmazon Paperwhite ディスプレイ、16GB / 32GB /64GB ストレージ、最大12週間駆動するバッテリー、LED 35個を使ったフロントライトを搭載しています。
また、Active Canvas(本の中に書き込める)、専用プレミアムペン(付属・消しゴム機能、ショートカットボタン)、ノート機能、テンプレート、フォルダ管理、色調調節、明るさ自動調節、フォント最適化技術、16階調グレースケール、クラウド保存、純正カバー(別売)、Type-C (OTG)、Wi-Fi (2.4GHz)、Amazon Kindleストアに対応しています。
価格は、Amazonで59,980円(税込)、楽天市場で59,980円(送料無料)、です。
関連記事:新型「Kindle Scribe (2024)」と2022 モデルを比較
「Kobo Elipsa 2E」
楽天から発売された10.3インチの電子書籍リーダーです(2023年4月20日発売)。
解像度1404 x 1872ドットのE Ink Carta 1200 タッチスクリーン、32GBストレージ、数週間駆動できるバッテリーを搭載しています。
また、スタイラスペン「Koboスタイラス2」で手書き入力、電子書籍にメモ書き込み、ノート機能、ComfortLight Pro(フロントライト)、楽天Kobo電子書籍ストア(端末から電子書籍を購入)、楽天ポイントで電子書籍を購入、専用スリープカバー(別売)、USB Type-C、Wi-Fi (2.4GHz+5GHz)、楽天Koboストアに対応しています。
価格は、楽天市場で49,319円(送料無料)、ヤフーショッピングで52,295円、米国 Amazon.comで$349.99、です。
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