arrows Alpha徹底レビュー!ハイエンドで高コスパな実力と不具合を検証

arrows Alpha 前面 ホワイト 外観
2025年8月28日にFCNTから発売された「arrows Alpha」は、発売から5カ月以上経った今でも「ハイエンドでもコスパが高い」と評判のスマートフォンです。

このレビューでは、arrows Alphaが前モデル「arrows 5G」からどれほどの進化を遂げたのか、「arrows N」と何が違うのか、実際の使い勝手やゲーム性能、カメラの実力まで徹底的に検証しました。

先に結論からお伝えしましょう

arrows Alphaのメリット(Pros):

  • 処理性能の飛躍的向上: Dimensity 8350 Extreme搭載で、Antutuスコアはarrows 5Gの2倍以上に。
  • 最強クラスの耐久性: MIL規格23項目準拠に加え、IP69対応で泡ハンドソープやアルコール洗浄が可能。
  • 大容量ストレージ: 内蔵512GBに加え、microSDカード(最大2TB)にも対応。
  • 神速の充電: 90W充電器が同梱され、約35分でフル充電が可能。
  • 独自機能の復活: 電源ボタンでスクロールする「Exlider」や、便利な「Action key」を搭載。

arrows Alphaのデメリット(Cons):

  • 望遠レンズ非対応: 遠くの被写体撮影は光学ズーム搭載機に劣る。
  • ワイヤレス充電なし: Qi(置くだけ充電)には非対応。
  • 重量と厚み: 堅牢性を高めた分、薄型軽量だったarrows 5Gより厚く重い。
  • イヤホンジャックなし: 有線接続には変換アダプタが必要。

総合評価:

arrows Alphaは、最新ゲームもストレスなくこなす「突き抜けたハイエンド性能」と、過酷な環境や汚れを厭わない「鉄壁のタフネス」を高次元で融合させた、新生arrowsの集大成ともいえるスマートフォンです。arrows 5Gで課題だった発熱やバッテリー持ちも解消され、90Wの超急速充電や独自の「arrows AI」、「Exlider」や「Action key」による快適な操作性などが加わり、利便性が飛躍的に向上したといえます。

望遠カメラが使えないこと、ワイヤレス充電(Qi)に対応していないなどのデメリットはありますが、5年間の長期サポートやおサイフケータイ、世界最高水準の防水・防塵性能、迷惑電話対策機能などにも対応しており、数年先まで第一線で安心して使える一台に仕上がっています。

この記事でわかること

  1. デザイン: マットな質感、サイズ感(幅72mm)、重量、厚み、カラー、持ちやすさ、MIL規格(タフネス)、洗えるスマホ(IP69)、専用ケース、付属品
  2. ディスプレイ: 144Hz駆動、LTPO有機EL、ピーク輝度3,000nit、Super HD解像度、6.4インチ、Eye Care Display、タップの不具合
  3. パフォーマンス: MediaTek Dimensity 8350 Extreme、CPU性能、メモリ 12GB (LPDDR5X)、ストレージ 512GB (UFS 4.0)
  4. ベンチマーク: Antutuスコア(v11/v10)、CPU性能の比較(ランキング)、Snapdragon 865との比較、ミドルハイ
  5. アプリの動作感: マルチタスク、仮想メモリ、発熱制御、ベイパーチャンバー、動画編集 (CapCut)、フリーズ(不具合)
  6. ゲーム性能: 原神 (最高画質/60FPS)、崩壊:スターレイル、PUBG MOBILE (90FPS)、フォートナイト、鳴潮、フレームレート(fps)
  7. カメラ性能: 5000万画素 (LYTIAセンサー)、AI構図補正、AIアクションショット、スーパー解像ズーム、夜景撮影 (OIS)、4K動画手ブレ補正、シャッター音
  8. バッテリー: 5000mAh大容量、電池持ち(実使用時間)、90W超急速充電、ダイレクト給電
  9. オーディオ: ステレオスピーカー、Dolby Atmos、音質、ハイレゾ (LDAC/aptX HD)、イヤホンジャック非搭載
  10. 通信性能: 5G Sub6、eSIM、デュアルSIM、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.4、GPS (みちびき)、通話品質 (AIノイズ除去)、ネットワークの不安定(不具合)
  11. AI機能: arrows AI、Google Gemini、Action key、かこって検索、通知を要約、画像生成
  12. スマート機能: Exlider (エクスライダー)、Action key、自律神経測定、FASTメモ、プライバシーモード、スライドインランチャー
  13. OSと機能: Android 15、アップデート保証 (最大3回/5年)、おサイフケータイ、マイナンバーカード機能、映像出力、ハンドソープ洗浄、生体認証
  14. 比較arrows 5Garrows NAQUOS sense10AQUOS R10、違い
  15. スペック:仕様詳細
  16. 評価:5段階評価、総評、最適なユーザー、メリット・デメリット
  17. 価格(値段):購入先、SIMフリー(M08)、Amazon、楽天、IIJmio、mineo、ドコモ(F-51F)、au、楽天モバイル、最安値、安く買う方法

この記事を最後まで読むことで、「arrows Alpha」を購入するべきかどうかがはっきりと分かるはず。購入に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

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公式ページ:arrows Alpha:製品紹介 | FCNT合同会社

このページ内の目次

デザインと耐久性:arrows Alphaの手に馴染むボディと復活した「タフネス」

arrows Alphaの背面 外観

ここでは、arrows Alphaのデザイン、サイズ感、そしてarrowsシリーズの真骨頂とも言える耐久性について、前モデルであるarrows 5Gと比較しながら詳しく書いていきます。

上質な手触りと「道具」としての美しさ

arrows Alphaを箱から取り出し、最初に手に取った瞬間に感じたのは、その「上質さ」と「道具としての信頼感」です。背面はマットな加工が施されており、指紋が目立ちにくく、サラサラとした手触りが非常に心地よいと感じました。光沢感が強く、指紋が付きやすかった以前のモデルとは異なり、落ち着いた大人のガジェットという印象を受けます。背面のカメラユニットは存在感があり少し出っ張っていますが、その周囲を保護するフレームのデザインが堅牢さを物語っており、頼もしさを感じさせます。エッジ部分は適度な丸みを帯びており、手のひらに自然にフィットする形状です。

【比較検証】サイズ・重量・カラーに見るコンセプトの変化

arrows Alpha 背面と側面

実際にarrows Alphaと前モデルのarrows 5Gを並べて比較してみると、そのコンセプトの違いが明確に分かります。

サイズの違い:arrows 5Gが高さ約164mm × 幅約76mmだったのに対し、arrows Alphaは高さ約156mm × 幅約72mmと、大幅にコンパクト化されました。特に幅が4mm細くなったことで、片手での握りやすさが格段に向上しています。arrows 5Gは画面が大きく迫力がありましたが、片手操作には不安がありました。対してAlphaは、日本人の手に馴染む絶妙なサイズ感に収まっています。

厚みと重量:一方で、厚さはarrows 5Gの約7.7mmから、Alphaでは約8.8mmへと増しており、重量も約171gから約188gへと増加しました。arrows 5Gが「世界最薄」を目指した薄型軽量ボディだったのに対し、Alphaは中身の詰まった凝縮感があります。実際に持ち比べてみるとAlphaの方がずっしりと感じますが、重心バランスが良いのか、不快な重さではありません。

arrows Alphaの側面。アクションボタン

カラーバリエーション:カラー展開も大きく変わりました。arrows 5Gは「ネイビーブラック」「チタニウムシルバー」というメタリックな展開でしたが、arrows Alphaはシンプルに「ホワイト」「ブラック」の2色展開です。よりミニマルで、どんなシーンにも馴染むカラーリングになったと感じます。

操作性を追求したボタン配置とインターフェース

インターフェース類も使い勝手を考慮した配置になっています。本体右側面には音量ボタンと、指紋認証センサーを兼ねた電源ボタンがあります。この電源ボタンは、arrows独自機能「Exlider(エクスライダー)」としても機能し、指を滑らせることで画面スクロールや拡大ができるのが非常に便利です。左側面には、新たに「アクションキー」が搭載されました。ここによく使うアプリやGeminiなどを割り当てることで、瞬時に機能を呼び出せるのはAlphaならではのメリットです。

arrows Alphaの電源ボタン、「Exlider(エクスライダー)」

底面中央にはUSB Type-Cポートが配置されており、充電やデータ転送に使用します。スピーカーも搭載されており、Dolby Atmos対応のクリアなサウンドを響かせます。そして注目したいのが、SDカードスロットの存在です。多くのハイエンド機がSDカード非対応となる中で、arrows Alphaは最大2TBのmicroSDXCカードに対応しています。本体上部(またはSIMトレイ)にスロットがあり、大量の写真や動画を保存するユーザーにとって、これは非常に大きな安心材料です。

arrows Alphaの底面、接続ポート

圧倒的な耐久性:MIL規格と「洗える」安心感

耐久性については、arrows Alphaの独壇場と言えます。比較対象のarrows 5Gは、薄さを優先したためにMIL規格には準拠しておらず、耐久性よりもスタイリッシュさを重視していました。しかし、arrows Alphaは原点回帰とも言える「タフネス」を取り戻しています。米国国防総省の調達基準であるMIL-STD-810Hの23項目(落下、耐衝撃、温度耐久など)に準拠しており、さらに1.5mの高さからコンクリートへの落下を想定した独自試験もクリアしています。

arrows Alphaの耐久性、防水

実際に使っていて最も安心感を覚えたのは、IP66/68/69という最高レベルの防水・防塵性能です。特にお風呂場での使用や、汚れた際に「泡タイプのハンドソープで丸洗いできる」という点は、衛生面を気にする私にとって大きなメリットでした。arrows 5Gも洗えましたが、Alphaはさらに高圧洗浄や高温水にも耐えうるIPX9やMIL規格をクリアしているため、ラフに使っても壊れないという精神的な余裕が全く違います。画面のガラスには「Corning Gorilla Glass 7i」が採用され、画面割れのリスクも低減されています。

充実の付属品と純正ケースについて

最近のスマートフォンは付属品が簡素化されがちですが、arrows Alphaには90Wの超急速充電に対応したACアダプタUSBケーブルが同梱されています。別途充電器を買い足す必要がなく、開封してすぐに「充電ブースト」による超高速充電を体験できるのは嬉しいポイントです。

arrows Alphaの保護ケース

ケースに関しては同梱されていませんが、FCNT認証のアクセサリーとして、「レイ・アウト」や「エレコム」などから専用のハイブリッドケースや手帳型ケースが多数販売されています。本体の耐久性が高いため裸で使うのもありですが、カメラの出っ張りが気になる場合はケースの装着をおすすめします。

まとめ:デザインと耐久性

  • 第一印象:マットな質感で指紋が付きにくく、道具としての信頼感がある
  • サイズ比較:arrows 5Gより幅が4mm狭くなり(76mm→72mm)、握りやすさが格段に向上
  • 重量と厚み:5Gより厚く(7.7mm→8.8mm)、重く(171g→188g)なったが、凝縮感がある
  • 独自機能:右側面の電源ボタンはExlider対応、左側面には便利なアクションキーを搭載
  • 拡張性:SDカードスロットを搭載し、最大2TBまで対応している点が大きなメリット
  • 耐久性:5GにはなかったMIL規格23項目に準拠し、1.5m落下耐性も持つ最強クラスの堅牢性
  • 防水性能:IP66/68/69に対応し、ハンドソープで洗える清潔さを維持
  • 付属品:90W超急速充電器とケーブルが同梱されており、追加購入不要でお得

ディスプレイ:arrows Alphaの144Hz有機ELがもたらす「ヌルサク」革命

arrows Alphaのディスプレイ。画面に動画の映像

ここでは、arrows Alphaのディスプレイ性能について、前モデルであるarrows 5Gとの比較を交えながら、その進化の真価について書いていきます。

最初に画面を点灯させた瞬間、その鮮烈な明るさと色の深みに目を奪われました。arrows Alpha約6.4インチの有機EL(OLED)ディスプレイを採用しており、黒の締まりとコントラストの高さは非常に優秀です。発色は派手すぎず自然で、FHD+を上回る「Super HD」解像度1200×2670)は、写真のディテールや文字の輪郭を細部まで緻密に表現してくれます。ベゼルも気にならない適度なバランスで、コンテンツへの没入感を削ぐことはありません。

【比較検証】サイズダウンでも進化?解像度と形状の違い

arrows Alphaのディスプレイ。動画の映像

前モデルであるarrows 5Gと比較すると、ディスプレイの仕様は大きく変化しています。arrows 5Gは約6.7インチのQuad HD+(1440×3120)という超高解像度かつ大画面でしたが、arrows Alphaは約6.4インチ、解像度もSuper HDへとサイズダウンしました。数値上はスペックダウンに見えるかもしれませんが、実際に使ってみると、画素密度460ppiのAlphaは肉眼でドットを識別できないほど精細で、解像度不足を感じることは全くありません。

むしろ、5Gで不満の声が多かった「誤操作を招きやすいエッジディスプレイ」や「巨大なパンチホール」といった要素が見直され、フラットに近い扱いやすい形状になったことは大きなメリットです。幅が76mmから72mmへとスリム化したことで、片手で画面の端まで指が届きやすくなり、実用性が格段に向上しました。

驚異の144Hz駆動と3,000nitの輝度

arrows Alphaのディスプレイ。画面にゲーム、原神の映像。

arrows Alphaを使っていて最も感動したのは、その圧倒的な「滑らかさ」です。arrows 5Gは当時のハイエンド機でありながらリフレッシュレートが60Hzに留まっており、スクロール時の残像感が惜しまれていました。しかし、Alpha最大144HzのLTPOディスプレイに対応しており、ブラウザのスクロールやSNSのタイムラインが指に吸い付くように滑らかに動きます。

また、画面の明るさ(輝度)も劇的に進化しました。ピーク輝度3,000nitを誇るAlphaは、真夏の直射日光下でも画面がくっきりと見えます。arrows 5Gでは「天候が良い時に外で見えない」という不満がありましたが、Alphaでは屋外でのマップ確認や写真撮影も快適そのものです。

タッチ感度と目に優しい機能

arrows Alpha ブラックのディスプレイ

基本操作は快適ですが、文字入力の1文字目が反応しづらい、アプリの切り替え直後にタップが無反応になるといった現象(不具合)に遭遇することがありました。検証の結果、厚手のガラスフィルムを貼っている場合に感度が低下しやすい傾向があります。

また、対策として独自機能の「Exlider(エクスライダー)」や「FASTメモ」をオフにすることで挙動が安定したという報告も複数あがっています。もしタッチ操作に違和感を感じた場合は、フィルムの見直しや、これらの機能をオフにしてみることをおすすめします。

一方で、長時間スマホを見る私にとって「Eye Care Display」は嬉しい機能です。独自技術でブルーライトを軽減してくれるため、夜間に電子書籍を読んでいても目の疲れが以前より軽減されたように感じ、安心して使い続けられます。

ディスプレイの仕様

  • ディスプレイタイプ:有機EL(OLED)
  • サイズ:約6.4インチ
  • 解像度:Super HD(1200px × 2670px)
  • 画素密度:460ppi
  • リフレッシュレート:最大144Hz(LTPO)
  • ピーク輝度:3,000nit

まとめ:ディスプレイ

  • 第一印象:鮮やかで自然な発色の有機ELディスプレイに感動
  • サイズ比較:arrows 5G(6.7インチ)より小型化(6.4インチ)し、操作性が向上
  • 解像度:Quad HD+からSuper HDへ数値は下がったが、実用上の精細感は十分
  • リフレッシュレート:5Gの60Hzから144Hzへ大幅進化し、スクロールがヌルサク
  • 輝度:ピーク輝度3,000nitにより、直射日光下での視認性が抜群に良い
  • 機能:Eye Care Displayにより長時間の使用でも目が疲れにくい

パフォーマンス

arrows AlphaのCPU

ここでは、arrows Alphaのパフォーマンスについて、Antutuベンチマーク、アプリの動作感、メモリとストレージの3つに分けて詳細に紹介します。

Antutuベンチマーク

arrows Alphaには、MediaTek製のハイエンドチップ「Dimensity 8350 Extreme」が搭載されています。これは、高い処理能力と電力効率を両立させたオクタコアCPU(3.35GHz+3.2GHz+2.2GHz)と、グラフィック処理に優れたGPU「Mali-G615 MC6」を組み合わせたSoCです。また、このプロセッサは「motorola edge 60 pro」にも採用されているものと同じであり、信頼性と実績のあるチップセットと言えます。

Antutuベンチマークは以下のようになっています。

arrows AlphaのAntutuベンチマーク

[Antutuバージョン 11]

例: Antutu V11.0.2-OB2 総合で「1,428,681」、CPUで「486,143」、GPUで「196,619」、MEMで「343,188」、UXで「402,731」

[Antutuバージョン 10]

例: Antutu V10.5.2 総合で「1,397,539」、CPUで「297,830」、GPUで「526,306」、MEMで「311,359」、UXで「262,044」

CPU性能を比較

arrows Alphaが搭載するMediaTek Dimensity 8350 Extreme プロセッサの性能を、他のCPUと比較してみました。

arrows Alphaのグラフ。Antutu 比較 Dimensity 8350 Extreme

CPUランキング

※Antutu V10 ベンチマーク総合スコアで比較したものです。

  1. Qualcomm Snapdragon 8 Elite for Galaxy (Galaxy S25)・・・Antutu:210万
  2. MediaTek Dimensity 8400-Ultra (Xiaomi 15T)・・・Antutu:164万
  3. Dimensity 8350 Extreme(arrows Alpha)・・・Antutu:139万
  4. Snapdragon 7+ Gen 3 (AQUOS R10)・・・Antutu:133万
  5. Tensor G5 (Google Pixel 10)・・・Antutu: 120万
  6. Qualcomm Snapdragon 7s Gen 3 (AQUOS sense10)・・・Antutu:80万
  7. Snapdragon 865 5G(arrows 5G)・・・Antutu:62万
  8. Qualcomm Snapdragon 7s Gen2 (AQUOS sense9)・・・Antutu:61万
  9. Snapdragon 6 Gen 3 (Xperia 10 VII)・・・Antutu:59万
  10. arrows N (Snapdragon 695 5G)・・・Antutu:44万

arrows 5Gとの比較からわかること

かつてのフラッグシップモデルであるarrows 5G(Snapdragon 865 5G)と比較すると、スコアは62万点から139万点へと2倍以上に跳ね上がっています。5年の歳月による技術の進歩は凄まじく、数値の上でも圧倒的な性能差がついていることが明確です。特にGPU性能やメモリ周りのスコア向上が顕著であり、基本性能の底上げがなされていることが読み取れます。

他のCPUとの比較からわかること

最新のハイエンドモデルであるGalaxy S25Xiaomi 15Tには及びませんが、Google Pixel 10AQUOS R10といった強力なライバル機をスコア上では上回っています。いわゆる「ミドルハイ」と呼ばれるカテゴリの中でも頭一つ抜けた性能を持っており、準ハイエンド機として非常に高いコストパフォーマンスを実現している立ち位置であることがわかります。

アプリの動作感:arrows Alphaの12GBメモリと冷却性能が生む「余裕」

arrows Alphaのアプリ一覧

ここでは、arrows Alphaの「アプリの動作感」について、日常使いのレスポンス、クリエイティブ作業での挙動、そして気になる発熱について、実際に使用した感想を交えて書いていきます。

日常動作の快適性:12GBメモリの恩恵と144Hzの滑らかさ

普段使いにおいて、arrows Alphaの動作は「軽快」の一言に尽きます。特に恩恵を感じたのが、RAM容量がarrows 5Gの8GBから12GBへと1.5倍に増量された点です。例えば、LINEでメッセージを返しながら、Chromeで調べ物をし、PayPayで決済をして、再びLINEに戻る、といった日常的なマルチタスクにおいて、アプリが落ちることなく即座に復帰します。以前のarrows 5Gでは、複数のアプリを開いていると稀に再読み込みが発生することがありましたが、Alphaでは仮想メモリ機能を使わずとも十分な余裕を感じました。

また、X(旧Twitter)やInstagramなどのSNS閲覧も非常に快適です。arrows 5Gはリフレッシュレートが60Hzだったため、高速スクロール時に文字が滲んだり、画像読み込みでカクつくことがありました。対して、最大144Hzのリフレッシュレートに対応したAlphaでは、指に吸い付くようにタイムラインが流れ、画像の表示も一瞬です。この「ヌルサク」感は、一度体験すると60Hz機には戻れないほどの違いを感じさせます。

クリエイティブ作業:50MP写真も4K動画もストレスフリー

次に、より負荷のかかるクリエイティブな作業でDimensity 8350 Extremeの実力を試してみました。 まず画像編集ですが、「Adobe Lightroom」を使って、arrows Alphaの5000万画素モードで撮影した高解像度写真の現像を行いました。露出や色温度のスライダーを動かした際のプレビュー反映はほぼリアルタイムで、拡大縮小もスムーズです。

Adobe Photoshop Express」でのAI補正やフィルター適用も、待ち時間がほとんどなく完了しました。arrows 5GもPhotoshop Expressとの連携を売りにしていましたが、高画素データの処理速度に関しては、SoC性能が倍増したAlphaに軍配が上がります。

動画編集では、「CapCut」と「LumaFusion」を使用し、4K動画のカット編集とテロップ入れを行いました。プレビュー画面での再生もカクつくことなく、シークバー(再生位置)を素早く動かしても映像が即座に追従してきます。特に驚いたのが書き出し(エンコード)速度です。5分程度の4K動画を書き出した際、本体はほんのり温かくなるものの、処理は非常に高速でした。スマホだけでVlog編集を完結させたいユーザーにとっても、十分頼りになる性能を持っています。

発熱と安定性:ベイパーチャンバーによる熱のコントロール

arrows Alphaの冷却システム、ベイパーチャンバー

ハイエンド機で気になるのが発熱ですが、arrows Alphaは冷却機構「ベイパーチャンバー」を搭載しており、熱の制御が非常に優秀だと感じました。ベンチマークテストや長時間の動画編集を行うと、確かにカメラ横あたりが温かくはなります。しかし、arrows 5Gの時のように熱が一点に集中して「熱い」と感じるのではなく、背面全体にじんわりと熱が分散して逃げている印象を受けました。

arrows 5Gでは、発熱を抑えるために意図的にパフォーマンス制限がかかる場面がありましたが、Alphaではサーマルスロットリングによる急激な性能低下(カクつき)を感じる場面はほとんどありませんでした。この安定感こそが、最新の冷却設計とチップセットの効率の良さを証明しています。

また、バッテリー残量が少なくなると、強力な省電力制御が働く影響か、動画再生中やアプリ切り替え時に画面が一瞬固まる(フリーズする)現象が見られました。これはバッテリー残量を一定以上に保つことで防げますが、ゲームなどの高負荷時は「ダイレクト給電」を利用して、バッテリーへの負荷を減らしつつ安定した電力を供給するのが有効な回避策となります。

まとめ:アプリの動作感

  • レスポンス:12GB RAMにより、タスク切り替え時のアプリ再読み込みが激減し快適
  • スクロール:144Hz対応により、arrows 5G(60Hz)と比較してSNSの閲覧が圧倒的に滑らか
  • 画像編集:Lightroomでの高画素写真編集も、Dimensity 8350 Extremeのパワーで遅延なし
  • 動画編集:CapCutでの4K編集において、プレビューの追従性が高く、エンコードも高速
  • 発熱制御:ベイパーチャンバーが熱を効果的に分散し、高負荷時でも急激な性能低下が起きない
  • 進化点:メモリ増量とリフレッシュレート向上により、日常から制作作業まで「余裕」が生まれた

メモリとストレージ:arrows Alphaの圧倒的容量と速度、SDカード対応の安心感

arrows Alphaの背面

ここでは、arrows Alphaの基礎体力を支えるメモリとストレージについて、前モデルarrows 5Gと比較しながら、その劇的な進化と実用性の高さについて書いていきます。

12GBメモリと仮想メモリでマルチタスクが止まらない

arrows Alphaを使っていて最も頼もしく感じるのは、メモリ(RAM)周りの余裕です。前モデルのarrows 5Gは8GBでしたが、Alphaでは1.5倍となる12GBの大容量メモリを標準搭載しています。さらに、高速な規格であるLPDDR5Xを採用しているため、アプリの起動や切り替えが一瞬で完了します。

容量4倍!512GBストレージとUFS 4.0の爆速体験

ストレージ(ROM)に関しては、まさに「桁違い」の進化を遂げています。arrows 5Gの内蔵ストレージは128GBでしたが、arrows Alphaはその4倍となる512GBを搭載しています。これだけの容量があれば、高画質な写真や4K動画、数ギガバイト級の大型ゲームアプリをどれだけ詰め込んでも、容量不足の警告におびえることはありません。

また、容量だけでなく転送速度も進化しています。最新規格のUFS 4.0を採用しているため、データの読み書きが驚くほど高速です。機種変更時のデータ移行や、容量の大きなゲームアプリのインストール時間が、arrows 5Gを使っていた頃と比べて体感できるレベルで短縮されました。大量の写真データをPCにバックアップする際も、待たされる時間が減り、快適そのものです。

ハイエンドの特権、最大2TBのmicroSDカード対応

最近のハイエンドスマートフォンでは廃止されがちなmicroSDカードスロットですが、arrows Alphaはしっかりと対応しています。しかも、最大対応容量はarrows 5Gの1TBから、Alphaでは2TBへと強化されました。

内蔵ストレージだけで512GBもあるため普段は必要ないかもしれませんが、「物理的にデータを外部に逃がせる」という安心感は絶大です。私は撮影した動画データのバックアップ先として活用していますが、クラウドストレージの容量や通信量を気にせず保存できるのは大きなメリットです。SIMスロットの片側を使う排他仕様ではありますが、eSIMと組み合わせることでデュアルSIM運用とSDカード利用を両立できる点も、使い勝手が良いと感じました。

まとめ:メモリとストレージ

  • メモリ容量:arrows 5Gの8GBから12GB(LPDDR5X)へ増量し、動作の安定性が向上
  • 仮想メモリ:ストレージを利用して最大24GB相当まで拡張でき、マルチタスクに強い
  • ストレージ容量:arrows 5Gの128GBから4倍の512GBへ大幅アップし、容量不足の不安を解消
  • 転送速度:最新規格UFS 4.0の採用により、アプリのインストールやデータ移動が高速
  • 外部ストレージ:最大2TBのmicroSDカードに対応し、データのバックアップや移行が容易
  • 運用性:eSIMとの併用により、デュアルSIMとmicroSDカードの同時利用が可能

ゲーム性能:arrows Alphaで原神や崩壊:スターレイルは快適に遊べるか?

arrows Alphaで原神をプレイ

ここでは、arrows Alphaのゲームパフォーマンスについて、実際に人気タイトルをプレイして検証した結果を書いていきます。搭載されている「Dimensity 8350 Extreme」 は、前モデルarrows 5GのSnapdragon 865と比較してどれほど進化しているのか、具体的なフレームレート(FPS)とともにチェックしました。

原神

まずは、スマホゲームの中でも屈指の負荷を誇るオープンワールドアクションRPG「原神」から検証しました。画質設定は「最高画質」、フレームレートは「60FPS」に設定して、広大なテイワットの世界を冒険しました。 驚いたことに、処理負荷が高いとされるフォンテーヌやスメールの市街地を走り回っても、フレームレートは45~60FPSの間で非常に安定して動作しました。

arrows 5Gでは長時間プレイすると熱で処理落ちすることがありましたが、Alphaではベイパーチャンバーによる排熱が効いているのか、1時間を超えるプレイでも熱ダレを感じさせません。 元素反応が乱れ飛ぶ激しい戦闘シーンでもカクつきは抑えられており、長距離ワープ後の読み込みもスムーズで、快適そのものでした。

フォートナイト

競技性の高いバトルロイヤルゲーム「フォートナイト」では、画質「高」、フレームレート「60FPS」の設定で検証しました。建築と銃撃戦が同時に行われるような高負荷な激戦区においても、50~60FPSを安定して出力し続けます。特に建築ピースを素早く設置・編集する際のレスポンスが鋭く、一瞬の遅延が勝敗を分けるこのゲームにおいて、デバイスが足を引っ張ることはありませんでした。100人が入り乱れるマッチ終盤でも処理落ちすることなく、影やテクスチャの質感を維持したまま快適にプレイ可能です。

崩壊:スターレイル

arrows Alphaで崩壊:スターレイルをプレイ

続いて、同じくHoYoverseが贈るスペースファンタジーRPG「崩壊:スターレイル」です。こちらも設定は「最高画質・60FPS」でプレイしました。グラフィックが緻密な「ピノコニー」のようなエリアでも、常に50FPS以上、多くの場面で上限の60FPSに近い数値を維持してくれます。特に必殺技発動時の派手なカットイン演出は圧巻で、コマ落ちすることなく滑らかに描画されます。また、コマンド入力からのレスポンスも軽快で、高画質設定のままでも発熱が気になりません。映画のようなリッチな映像美を、バトルのテンポを損なうことなく楽しむことができました。

PUBG MOBILE

サバイバルシューティングの金字塔「PUBG MOBILE」では、設定を「スムーズ・90FPS」にして、高フレームレート環境での動作を確認しました。この設定では、車両での高速移動や激しい視点移動を行っても、フレームレートは90FPS付近に張り付き、非常に滑らかな映像体験が得られます。144Hz対応ディスプレイの恩恵もあり、敵の動きを目で追いやすく、タッチパネルの感度も良好でリコイル制御やエイムが吸い付くように決まります。対人戦において重要な「滑らかさ」と「操作性」が高いレベルで両立されており、ドン勝を狙うための強力な武器になると感じました。

鳴潮 (Wuthering Waves)

arrows Alphaで鳴潮 (Wuthering Waves)をプレイ

終末世界を舞台にしたオープンワールドRPG『鳴潮 (Wuthering Waves)』を、最高画質・60FPS設定でプレイしました。広大なフィールド探索時はほぼ60FPSに張り付き、その挙動は極めて滑らかです。画面中を派手なエフェクトが覆う「共鳴スキル」の発動や、巨大ボスとの激戦時でも45FPSを下回ることはなく、高精細な映像を維持し続けました。

注目すべきは操作の追従性です。入力遅延を一切感じさせないため、タイミングがシビアなジャスト回避も指先の感覚通りに吸い付くように決まります。最高レベルのグラフィックとアクションの爽快感を、妥協なく両立して楽しめる仕上がりです。

まとめ:ゲーム性能

今回、arrows Alphaで様々なジャンルのゲームを検証しましたが、搭載されたMediaTek Dimensity 8350 Extremeは、Antutuベンチマーク140万点超えの実力を遺憾なく発揮していると感じました。特に「原神」や「崩壊:スターレイル」、「鳴潮 (Wuthering Waves)」といった超重量級のRPGを最高クラスの設定で安定動作させるパワーと、長時間プレイでもパフォーマンスを維持する熱管理能力は、arrows 5Gからの確実な進化を感じさせるポイントです。また、「PUBG MOBILE」や「フォートナイト」のような競技性の高いタイトルでも高い応答性能を見せており、ゲーマーの期待に十分応えられる一台に仕上がっています。

カメラ性能:arrows Alphaの全レンズ5000万画素級センサーとAI補正の実力

arrows Alphaの背面にあるカメラ

ここでは、arrows Alphaの進化したカメラ性能について、前モデルであるarrows 5Gとの比較を交えながら、実際に撮影して感じた魅力や実用性を書いていきます。

「5000万画素」のデュアル・メインカメラ:超広角でも画質劣化なし
arrows Alphaのカメラを使って最初に驚かされたのは、メイン(広角)カメラだけでなく、超広角カメラにも約5000万画素の高画素センサーを採用している点です。前モデルのarrows 5Gはメインが約4800万画素、超広角が約1630万画素と画素数に差があり、画角を変えると解像感が落ちるのが悩みでした。しかし、Alphaではどちらのレンズを選んでも、細部までくっきりとした高精細な写真が撮れます。

メインカメラのセンサーには、ソニー製の「LYTIA(LYT-700C)」が採用されており、センサーサイズも1/1.56インチと大型化しました。実際に日中の街並みを撮影してみると、不自然な強調感のない、肉眼で見たままに近い自然な色味で記録できるのが好印象です。arrows 5Gで時折感じられた塗り絵のような加工感はなくなり、被写体の質感を忠実に再現してくれます。

インカメラも約5000万画素:セルフィの常識を変える高精細

arrows Alphaのポートレート撮影

セルフィ(自撮り)を多用する方にとって、arrows Alphaのインカメラは約4990万画素という驚異的なスペックを誇り、大きなメリットとなります。arrows 5Gの約3200万画素から大幅に強化されており、インカメラで撮影した写真とは思えないほどの解像度があります。

実際にポートレートモードで撮影してみると、髪の毛一本一本のディテールが潰れることなく描写され、AIによる背景ボケの境界線も非常に正確でした。画素数に余裕があるため、撮影後にトリミング(切り出し)を行っても画質が荒れにくいのも嬉しいポイントです。

「クアッドピクセル技術」とOISによる強力な夜景撮影

arrows Alphaで撮影した夜景

夜景撮影においても、その進化は顕著です。4つの画素を1つにまとめて受光感度を高める「クアッドピクセル技術」と、光学式手ブレ補正(OIS)の組み合わせにより、薄暗い場所でも手持ちで明るくクリアな写真が撮れました。arrows 5Gでは暗所でのノイズや手ブレが気になりがちでしたが、Alphaでは黒つぶれや白飛びを抑えつつ、街灯の光などを美しく捉えることができます。

「arrows AI」による高度な最適化とズーム性能

arrows Alphaには望遠レンズが搭載されておらず、この点は光学3倍ズームを持っていたarrows 5Gとの大きな違いです。しかし、実際に使ってみると「スーパー解像ズーム」の補正が優秀で、日常的な倍率であればデジタルズーム特有の粗さを感じさせません。「AIが微細な構造や陰影を補完する」という説明通り、遠くの看板の文字なども意外なほど鮮明に記録できました。

arrows Alphaの「スーパー解像ズーム」

また、「AI構図補正」が撮影中にリアルタイムで最適な配置をガイドしてくれるため、迷うことなくベストな1枚を収められます。動きの速い被写体でも「AIアクションショット」がブレを抑え、「AI背景ぼかし」によって一眼レフのような自然なボケ味も手軽に楽しめました。

さらに、新機能の「グループショット」は、集合写真で誰かが目をつぶってしまっても、AIがベストな表情を合成してくれるため、撮り直しの手間が省けて非常に便利だと感じました。

4K/60fps動画と強力な手ぶれ補正

arrows Alphaの手ブレ補正機能

動画撮影機能についても検証しました。arrows Alpha4K/60fpsの高画質撮影に対応しており、動きの速い被写体でも滑らかに記録できます。歩きながら撮影してみましたが、光学式(OIS)と電子式(EIS)を組み合わせたハイブリッドな手ブレ補正が強力に効いており、ジンバルを使っているかのような安定した映像が撮れました。arrows 5Gの動画撮影も悪くはありませんでしたが、Alphaの手ブレ補正はさらに一段階上のレベルに達していると感じます。

アップデートで改善されたシャッター音

発売当初、ユーザーの間で「シャッター音が大きすぎる」という指摘がありましたが、2025年11月のソフトウェアアップデート(ビルド番号:V2VH35.58-32-41)により改善されています。実際に最新バージョンの純正カメラアプリで撮影してみましたが、静かなカフェや美術館(撮影可エリア)でも気兼ねなく使える常識的な音量に調整されていました。ただし、この修正は純正アプリのみ対象となるため、サードパーティ製アプリを使用する場合は個別の確認が必要です。

arrows AIのカメラ機能 一覧

  • AI構図補正
  • AIアクションショット
  • スーパー解像ズーム
  • AI背景ぼかし
  • グループショット

まとめ:カメラ性能

  • メインカメラ:約5030万画素のソニー製LYTIAセンサー(1/1.56インチ)を採用し、自然で高精細な描写を実現
  • 超広角カメラ:メインと同等の約4990万画素センサーを搭載し、画角を変えても画質が劣化しない
  • インカメラ:約4990万画素の高解像度で、セルフィの質感やトリミング耐性がarrows 5G(約3200万画素)から大幅向上
  • ズーム性能:望遠レンズは非搭載だが、AIによる超解像ズームで最大10倍まで鮮明に撮影可能
  • 夜景撮影:大型センサーと光学式手ブレ補正(OIS)により、暗所でも明るくノイズの少ない写真が撮れる
  • AI機能:AI構図補正によるガイド、AIアクションショットでのブレ抑制、AI背景ぼかし、グループショットでの目つぶり補正など、撮影の失敗を防ぐ機能が充実
  • 動画撮影:4K/60fps対応に加え、強力な手ブレ補正により歩き撮りでも安定した映像が記録可能

バッテリー持ちと充電:arrows Alphaの驚異的なスタミナと神速の90W充電

arrows Alphaのバッテリー容量

ここでは、arrows Alphaのバッテリー持ちと、進化した充電性能について、前モデルとの比較を交えながら書いていきます。

5000mAhの大容量と長時間のバッテリー駆動

arrows Alphaは5,000mAhの大容量バッテリーを搭載しています。前モデルであるarrows 5Gが4,070mAhだったことを考えると、約1,000mAhもの増量は非常に大きな進化です。メーカー公称値では「1日10時間たっぷり使っても2日持つ」とされており、スペック上の安心感は抜群です。

実際にバッテリーテストを行ってみたところ、YouTube動画をWi-Fi環境で連続再生した場合、4時間経過した時点でのバッテリー消費量は20%でした。単純計算で1時間あたり約5%の消費となり、動画視聴だけでも理論上は20時間近く再生できる計算になります。arrows 5Gを使っていた頃は、高解像度ディスプレイの影響もあってか夕方にはバッテリー残量を気にする必要がありましたが、Alphaではその不安が完全に払拭されました。

実際の1日は?ヘビーに使っても余裕のスタミナ

私の実際の使用体験として、朝7時に100%の状態で家を出て、通勤中のSNSチェック、休憩時間の動画視聴、さらに帰宅後に「ウマ娘」などのゲームを1時間半ほどプレイし、ブラウジングも含めてガッツリ使い倒した日がありました。それでも夜21時の時点でバッテリー残量は約30%も残っていました。arrows 5Gであれば途中でモバイルバッテリーの出番となっていたようなヘビーな使い方でも、1日充電なしで乗り切れるタフさは本物だと感じます。

また、ゲームやナビ使用時には、バッテリーを介さずに本体へ直接給電する「ダイレクト給電」機能が使えるため、発熱と電池の劣化を抑えながら長時間プレイできるのも大きなメリットでした。

90W充電で世界が変わる。ワイヤレス充電は非対応

arrows Alphaで充電している

充電速度に関しても、arrows 5Gからの進化は劇的です。arrows Alphaは最大90Wの超急速充電に対応しており、なんと90Wの専用充電器とケーブルが最初から同梱されています。最近のスマホは充電器別売が当たり前なので、これは非常に良心的です。

実際にバッテリー残量がほぼ0%の状態から付属の充電器で「充電ブースト」をオンにして充電してみたところ、わずか35分~45分程度で100%まで充電が完了しました。朝起きて充電忘れに気づいても、身支度をしている間に満タンになるこの速度は感動的です。一方で、ワイヤレス充電には対応していませんが、これだけ有線充電が速ければ、充電パッドに置く必要性を感じることはほとんどありませんでした。

arrows Alphaの付属 充電器

5年後も使える安心のバッテリーケア

長く使う上で嬉しいのが、FCNT独自の充電制御技術です。バッテリーの劣化を抑える設計により、5年後でも初期容量の80%を維持できるとされています。設定で充電上限を80%に制限する「電池長持ち充電」もあり、就寝時に充電器に繋ぎっぱなしにする私のようなユーザーでも、バッテリーへのダメージを最小限に抑えられる安心感があります。

まとめ:バッテリー

  • バッテリー容量:arrows 5G(4,070mAh)から大幅アップの5,000mAhを搭載
  • 公称駆動時間:1日10時間の使用でも2日間持続するスタミナ
  • 実使用時間:YouTube視聴で1時間あたり約5%消費。ヘビーに使っても1日余裕で持つ
  • 充電速度:90W超急速充電により、約35分~45分でフル充電が可能
  • ワイヤレス充電:非対応だが、有線充電の速度が圧倒的なため不便は感じない
  • 機能:ダイレクト給電により、ゲーム中も電池への負荷ゼロでプレイ可能
  • 寿命対策:独自の制御技術で5年後の電池劣化を抑制
  • 付属品:90W急速充電器とケーブルが同梱されており、追加出費なしで最高速度が出せる

オーディオ性能:arrows Alphaの進化したステレオサウンドと無線オーディオ

arrows AlphaのDolby Atmos

ここでは、arrows Alphaのオーディオ性能について、本体スピーカーの音質やDolby Atmosの効果、そしてワイヤレスリスニング環境について、前モデルarrows 5Gと比較しながら書いていきます。

明瞭さが劇的に向上したステレオスピーカーとDolby Atmos

arrows Alphaで動画や音楽を再生してすぐに気づいたのは、スピーカーから出る音の「クリアさ」が格段に向上している点です。arrows Alphaは本体の上下にスピーカーを配置したステレオ仕様で、立体音響技術「Dolby Atmos(ドルビーアトモス)」に対応しています。 比較対象であるarrows 5Gも同様のステレオスピーカーとDolby Atmosを搭載していましたが、実際に聴き比べてみるとその差は歴然です。

arrows 5Gでは音が少しこもったように聞こえたり、音量を上げるとザラつきを感じたりすることがあり、「物足りない」という印象が拭えませんでした。しかし、Alphaではその弱点が見事に克服されています。音の解像度が高く、最大音量にしても音が割れることなく、歪みのないクリアなサウンドを響かせてくれます。

迫力の低音と伸びやかなボーカルが楽しめる音質

arrows Alphaで音楽を再生している

具体的な音質についてさらに深く聴き込んでみました。まず印象的なのは、中高音域の抜けの良さです。女性ボーカルの息遣いやアコースティックギターの繊細な響きが、輪郭を保ったまま耳に届きます。YouTubeでミュージックビデオを再生した際も、ボーカルが楽器の音に埋もれることなく、しっかりと前面に出てくる感覚がありました。

低音域に関しても、スマホの内蔵スピーカーとしては十分な厚みがあります。アクション映画の爆発音やベースの重低音も、スカスカした感じにならず、迫力ある振動として伝わってきます。Dolby Atmosをオンにすると音場が一気に広がり、まるで画面の外側から音が鳴っているかのようなサラウンド感を体験できました。arrows 5Gで感じた「平面的な音」とは一線を画す、リッチな没入感です。

ハイレゾの真価を引き出すワイヤレス再生

ワイヤレス(Bluetooth)接続時のオーディオ環境は非常に充実しています。高音質コーデックである「aptX HD」や「LDAC」などをサポートしており、対応する完全ワイヤレスイヤホンと組み合わせることで、ハイレゾ音源のポテンシャルを最大限に引き出せます。実際にLDAC対応のイヤホンを接続してAmazon Musicなどのハイレゾ音源を聴いてみましたが、ワイヤレスとは思えないほどの情報量と音の密度を感じられました。接続安定性も高く、人混みの中でも音が途切れることはほとんどなく、快適なリスニング環境を提供してくれます。

3.5mmイヤホンジャックは非搭載

有線イヤホン派にとって気になる点として、arrows Alphaには3.5mmイヤホンジャックは搭載されていません。この点はarrows 5Gと同様で、お気に入りの有線ヘッドフォンを使いたい場合は、USB Type-C変換アダプタを別途用意する必要があります。本体の耐久性や防水性能を高めるための設計かと思いますが、リズムゲームなどで遅延を極限までなくしたい有線派の方は注意が必要です。

まとめ:オーディオ性能

  • スピーカー:ステレオスピーカーを搭載し、Dolby Atmos対応による立体的な音響を実現
  • arrows 5Gとの比較:5Gで課題だった音の「こもり」や「ザラつき」が解消され、解像感が大幅に向上
  • 音質バランス:中高音域がクリアでボーカルが聴き取りやすく、低音にも厚みがある
  • 没入感:歪みのない大音量再生が可能で、動画視聴時の臨場感が高い
  • ワイヤレス音質:aptX HDやLDACなどの高音質コーデックに対応し、ハイレゾ音源も劣化少なく楽しめる
  • イヤホンジャック:非搭載のため、有線接続にはType-C変換アダプタが必要

通信性能:arrows AlphaのeSIM対応と途切れない接続体験

arrows Alphaの前面 上部の外観

ここでは、arrows Alphaのモバイル通信の実測速度、新たに対応したeSIMの使い勝手、そしてWi-FiやGPSの接続安定性について、実際に街中でテストして感じたことを書いていきます。

どこでも繋がる安心感

arrows Alphaを持って都内の数カ所(駅のホーム、地下街、オフィスビル)で通信速度を計測してみました。5G(Sub6)エリア内では下りで平均して300Mbps~600Mbps程度の速度が出ており、Webサイトの読み込みや動画のバッファリングで待たされることは皆無でした。前モデルのarrows 5Gは、超高速な「ミリ波」に対応していることが話題でしたが、実際にミリ波をつかむスポットは極めて限定的でした。

対してarrows Alphaは、ミリ波への対応こそありませんが、広範囲に整備されたSub6エリアや4G周波数帯を効率よく掴んでくれるため、移動中でも「繋がらない」ストレスを感じることが減りました。

一方で、通信の安定性に関しては一部注意が必要です。利用環境やSIM(特にau回線など)によっては、建物内で4G/5Gが切り替わる際に接続がタイムアウトしたり、特定のバンドから切り替わらなくなったりする事象が報告されています。システム側で特定の周波数帯に執着する挙動が見られる場合があるため、もし不安定さを感じた場合は、機内モードのオン・オフで再接続を試すなどの対応が必要になるかもしれません。

待望のeSIM対応とデュアルSIM運用で高まる信頼性

arrows 5Gからの最も大きな進化であり、個人的に最大のメリットだと感じたのが「eSIM」への対応です。arrows 5GはnanoSIMカード1枚しか入らないシングルSIM仕様でしたが、arrows AlphaはnanoSIMに加え、ダウンロード型のeSIMにも対応したデュアルSIM仕様になっています。

実際に、メイン回線をドコモ(物理SIM)、サブ回線を楽天モバイル(eSIM)に設定して運用してみましたが、通信障害時のバックアップ回線を1台で確保できるのは非常に心強いです。SIMカードの入れ替えも、側面のピンホールにピンを挿してトレイを引き出すだけという一般的な構造ですが、microSDカードとの排他利用に注意しながらセットする必要があります。

通話品質:AIノイズ除去で騒音下でもクリア

通話機能に関しても、arrows Alphaは実用性を重視した進化を遂げています。VoLTE通話時の音声は非常にクリアで、相手の声が耳元で話しているかのように鮮明に聞こえました。

注目すべきは「AIノイズ除去」の効果です。交通量の多い交差点や、BGMの流れるカフェでハンズフリー通話を試してみましたが、AIが周囲の雑音を効果的にカットしてくれるため、こちらの声が相手にクリアに伝わっているようでした。風切り音や環境音が低減されることで、騒がしい場所でも声を張り上げる必要がなく、スマートに通話ができます。

途切れないWi-Fi 6と最新Bluetooth 5.4の安定感

自宅やカフェでのワイヤレス接続についても検証しました。arrows Alphaは高速で混雑に強いWi-Fi 6(IEEE802.11ax)に対応しています。実際に混雑しているカフェのフリーWi-Fiに接続してみましたが、従来の規格よりも接続が安定しており、速度低下を感じることなく快適にブラウジングや動画再生ができました。自宅のルーターから離れた部屋でもアンテナの掴みが良く、壁を隔てても高画質動画が止まることはありませんでした。

また、Bluetoothのバージョンは最新規格のBluetooth 5.4をサポートしています。arrows 5G(Ver 5.1)と比較して接続安定性が向上しており、満員電車や新宿駅の人混みの中でワイヤレスイヤホンを使っても、音飛びや切断は一度も発生しませんでした。スマートウォッチとの常時接続も安定しており、通知が遅れることもなく非常に快適です。

迷わない高精度なGPSナビゲーション

GPS性能についても、Googleマップを起動して高層ビルが立ち並ぶエリアを歩いて検証してみました。arrows Alphaは、GPS、GLONASS、Beidou、Galileo、NavICに加え、日本の衛星測位システム「みちびき(QZSS)」にも対応しています。

以前のモデルでは、ビル街で現在地が道路1本分ズレたり、方向を見失ったりすることがありましたが、arrows Alphaの測位は非常に正確です。現在地アイコンが実際の歩行ルートにピタリと吸い付くように追従し、複雑なジャンクションの下や細い路地でも位置飛びが少なく、初めて行く場所でも安心してナビを任せることができました。

まとめ:通信性能

  • 5G通信:ミリ波対応だったarrows 5Gに対し、Sub6エリアを広範囲で効率よく掴むため、実用面での繋がりやすさと安定性が向上
  • SIM仕様:arrows 5GのシングルSIMから進化し、nanoSIMとeSIMのデュアルSIMに対応したことで、バックアップ回線の確保が可能になった
  • 通話品質:VoLTEのクリアな音声に加え、AIノイズ除去により騒音下でのハンズフリー通話でも相手に声が鮮明に届く
  • Wi-Fi性能:Wi-Fi 6(IEEE802.11ax)対応により、混雑したカフェやルーターから離れた部屋でも速度低下が起きにくい
  • Bluetooth:最新のVer 5.4に対応し、arrows 5G(Ver 5.1)と比較して人混みでの接続安定性が大幅に向上
  • GPS精度:みちびき(QZSS)を含む多数の衛星に対応し、ビル街などの悪条件下でも位置ズレの少ない正確なナビゲーションを実現

AI機能:arrows Alphaの「2つの頭脳」がもたらす直感的な未来

arrows AlphaのAI機能

ここでは、arrows Alpha最大の特徴とも言える、Google Geminiと独自開発のarrows AIという2つのAI機能について、その使い分けや利便性をarrows 5Gと比較しながら書いていきます。

二つの強力なAIアシスタントと「Action key」

arrows Alphaを使っていて最も未来的だと感じたのは、用途に応じて2つのAIを使い分けられる点です。調べ物や文章作成にはGoogleの生成AI「Google Gemini」を、端末の設定や操作に迷ったときはFCNT独自の「arrows AI」を呼び出すというスタイルが定着しました。

特に注目なのは、本体左側面に新設された「Action key(アクションキー)」の存在です。arrows 5GにはGoogleアシスタント専用キーなどはなく、呼び出しにワンアクション必要でしたが、Alphaではこの物理ボタンを押すだけで即座にAIを起動できます。私は短押しにarrows AI、長押しにGeminiを割り当てていますが、ポケットから取り出して画面を見ずにボタンを押すだけでAIが待機してくれる快適さは、一度味わうと手放せません。

進化した「arrows AI」の利便性とパーソナライズ

独自の「arrows AI」は、まさに「気の利く執事」のような存在です。例えば「画面が暗くて見づらい」と話しかけるだけで、輝度調整の設定画面を提案してくれます。arrows 5Gでは設定メニューの階層を辿って探す必要があった機能も、曖昧な言葉で指示するだけで解決できるため、操作に迷う時間が大幅に減りました。

さらに、仕事で重宝したのが「録音して要約」機能です。会議の音声をボイスレコーダーで録音すると、リアルタイムで文字起こしをしてくれるだけでなく、終了後に要点を短くまとめてくれます。精度も高く、議事録作成の手間が劇的に減りました。

また、2025年秋冬のアップデートで追加された「通知を要約」も強力です。朝起きるとLINEやX(旧Twitter)、Slackなどに大量の通知が溜まっていることがありますが、AIがこれらを一括で整理し、「〇〇さんからの連絡と、△△のキャンペーン情報」といった具合に重要事項だけを要約して教えてくれます。

さらに「あなたの好みを学習」機能では、私の「辛い料理が好き」「静かなカフェを好む」といった嗜好を登録しておくことで、検索時に自分にパーソナライズされた回答が返ってくるようになり、検索の質が一段階上がったと感じました。「Perplexity」との連携によるAI検索も利用可能で、Web上の情報を統合して回答してくれるため、複数のサイトを行き来する必要がなくなりました。

クリエイティブを刺激するGoogle AI機能

Googleの最新AI機能もOSレベルで深く統合されています。CMなどで話題の「かこって検索 with Google」は、想像以上に実用的でした。YouTubeを見ている最中に気になったスニーカーがあれば、ホームボタンを長押しして画面上の靴を指で囲むだけで、アプリを切り替えることなく検索結果が表示されます。

arrows 5Gの頃は、一度動画を止めてブラウザを開き、キーワードを入力して検索するという手順が必要でしたが、その手間が嘘のように解消されました。 また、「文章から画像を生成」機能を使って、その日の気分に合わせたオリジナルの壁紙を作成するのも楽しみの一つです。「雨上がりのサイバーパンクな東京」といったテキストを入力するだけで、数秒で美しい画像が生成され、自分だけのスマホを作り上げるクリエイティブな体験が手軽に味わえます。

arrows AIの機能一覧(最新版)

  • 自然な言葉で機能を探す: 曖昧な表現でも目的の設定や機能を呼び出せる機能。
  • 通知を要約: 溜まったメッセージアプリなどの未読通知を整理・要約する機能。
  • 録音して要約: 録音した音声を文字起こしし、内容を要約する機能。
  • 文章から画像を生成: 入力したテキストに基づいてオリジナルの画像を生成する機能。
  • 写真から壁紙を生成: 写真の印象からAIが最適な壁紙デザインを作成する機能。
  • あなたの好みを学習: ユーザーの嗜好(好きな食べ物や映画など)を学習し、パーソナライズされた回答を行う機能。
  • Perplexityでの検索連携: 信頼性の高い情報源をまとめ、対話形式でネット検索を行う機能。
  • 質問・検索: 日常の疑問に対して、AIが回答や要約を提示する機能。

まとめ:AI機能

  • 2つのAI:Google Gemini(生成AI)とarrows AI(端末操作)を用途に合わせて使い分けられる
  • Action key:左側面の物理ボタンでAIを即座に起動でき、arrows 5Gにはなかった直感的な操作が可能
  • arrows AI:自然な言葉での設定提案に加え、通知や録音データの要約、好みの学習による検索最適化、画像生成までこなす多機能な独自AI
  • 要約機能:「録音して要約」で会議の議事録作成を効率化し、「通知を要約」で溜まった通知を整理できる
  • パーソナライズ:「あなたの好みを学習」機能により、ユーザーの嗜好に合わせた検索結果を提案
  • Google Gemini:対話型AIによるサポートに加え、画面上の対象を囲むだけで検索できる「かこって検索」や、テキストからオリジナルの壁紙や画像を生成する機能も統合

スマート機能:arrows Alphaの「Exlider」復活と健康管理の未来

arrows Alphaの「Exlider」

ここでは、arrows Alphaの使い勝手を劇的に向上させる独自機能について、復活した「Exlider」や新搭載の「Action key」、そしてユニークな自律神経測定などを中心に、arrows 5Gと比較しながら書いていきます。

ExliderとAction key:片手操作の完成形

arrowsファン待望の「Exlider(エクスライダー)」が帰ってきました。arrows 5Gでは非搭載となってしまい、画面を指で隠しながらスクロールするしかありませんでしたが、arrows Alphaでは電源ボタン(指紋センサー)をなぞるだけで、画面に触れずに縦スクロールが可能です。

実際に満員電車の中でニュースサイトやX(旧Twitter)のタイムラインを読んでみましたが、吊革につかまりながら親指一本でスルスルと読み進められる体験は感動的でした。 さらに便利なのが「ダブルタップでの拡大」です。通常はピンチアウトできないInstagramの写真や、細かいWebサイトの文字も、センサーをトントンと叩くだけでズームできます。老眼気味の目には非常にありがたく、片手操作の完成度が格段に上がりました。

arrows Alphaの「Action key」

また、左側面に新設された「Action key」もarrows 5Gにはなかった大きな進化点です。ここにはGoogle Geminiやカメラ、決済アプリなどを自由に割り当てられます。私は長押しで「PayPay」が起動するように設定していますが、レジ前で画面を探すことなく、ポケットから出しながらボタンを押すだけで決済画面が開くため、会計が非常にスムーズになりました。

自律神経:スマホで整える心と体

arrows Alphaの「バイタルセンサー」

arrows Alphaの背面カメラ下には、他機種では見かけない「バイタルセンサー」が搭載されています。ここに人差し指を約2分間添えるだけで、自律神経の活性度や心身のバランスを測定できるのです。 実際に毎朝のルーティンとして測定してみましたが、寝不足の日やストレスを感じている時は数値が低く出るなど、自分の体調が可視化されるのは面白い体験でした。測定結果に基づいて、リラックスするための呼吸法や食事のアドバイスが表示されるのも親切です。arrows 5Gにはなかったこの健康管理機能は、スマホを単なる通信機器から「健康パートナー」へと進化させています。

スライドランチャー、FASTメモ:使いたい瞬間に即アクセス

arrows Alphaのスライドランチャー、FASTメモ

画面の端から指をスワイプすることで、お気に入りのアプリを呼び出せる「スライドインランチャー」も健在です。アプリ履歴から探す手間が省け、どの画面からでも即座に電卓やカレンダーを起動できるため、マルチタスクが捗ります。 また、「FASTメモ」は、ロックを解除せずに画面右下からスワイプするだけで起動できるメモ機能です。買い物リストを思い出した時や、急な電話で番号を控えたい時に、慌ててロック解除をする必要がありません。テキストだけでなく音声や写真でも記録できるため、ボイスレコーダー代わりとしても重宝しました。

FASTフィンガーランチャー、プライバシーモード:指紋で使い分ける「顔」

arrows AlphaのFASTフィンガーランチャー、プライバシーモード

セキュリティと利便性を両立させる機能として、「FASTフィンガーランチャー」があります。これは、ロック解除に使う指によって起動するアプリを変えられる機能です。例えば、右手親指なら普通にホーム画面へ、右手人差し指なら「地図アプリ」、左手人差し指なら「ポイントカードアプリ」といった具合に使い分けられます。画面を見る前からアプリ起動の準備ができるため、究極の時短術と言えます。

そして、arrows伝統の「プライバシーモード」も搭載されています。特定の指紋で認証した時だけ、指定したアプリや通知、着信履歴が表示されるようになる機能です。仕事とプライベートを完全に分けたい時や、人に見られたくない情報を管理するのに最適で、この安心感こそがarrowsを選ぶ理由の一つになっています。

まとめ:スマート機能

  • Exlider:電源ボタンをなぞるだけでスクロールや拡大ができ、arrows 5Gにはない片手操作の快適さを実現
  • Action key:左側面の物理ボタンにアプリやAIを割り当てられ、画面を見ずに即座に機能を呼び出せる
  • 自律神経測定:背面センサーで心身の状態を可視化でき、日々の健康管理に役立つ独自機能
  • スライドインランチャー:画面端からのスワイプで登録アプリを呼び出せ、マルチタスクがスムーズに行える
  • FASTメモ:ロック解除なしで即座にテキスト・音声・写真メモが取れ、とっさの記録に便利
  • FASTフィンガーランチャー:認証する指ごとに起動アプリを変えられ、決済やナビなどを最短で開始できる
  • プライバシーモード:特定の指紋認証でのみ秘密のアプリや通知を表示でき、プライバシー保護が強固

OSと機能:arrows Alphaの安心感と「日本仕様」の完成度

arrows AlphaのUI画面

ここでは、arrows AlphaのOSやユーザーインターフェース、そして日本メーカーならではのきめ細やかな独自機能について、実際に使用した感触をarrows 5Gと比較しながら書いていきます。

Android 15とUIデザイン

arrows Alphaには、最新のOSである「Android 15」がプリインストールされています。全体的なUI(ユーザーインターフェース)はシンプルで直感的であり、余計な装飾がないため非常に使いやすいと感じました。arrows 5Gの発売当時はAndroid 10でしたが、そこから数世代進化したことで、通知の管理やプライバシー設定へのアクセスが格段にスムーズになっています。

特に文字入力に関しては、arrows伝統の「Super ATOK ULTIAS」を搭載しており、PC版との辞書同期も可能なため、長文のメール作成でもストレスを感じませんでした。文字サイズやアイコンの見やすさも調整しやすく、老若男女問わず扱えるユニバーサルなデザインだと感じます。

アップデート保証

長期利用を考える上で最も頼もしいのが、手厚いアップデート保証です。arrows Alphaでは、最大3回のOSバージョンアップと、発売から5年間のセキュリティアップデートが約束されています。arrows 5Gを使用していた頃は、OSの更新が止まった後にセキュリティ面の不安を感じながら使い続ける時期がありましたが、Alphaではその心配がありません。5年後も現役で使い続けられるという安心感は、端末価格以上の価値があると感じました。

おサイフケータイ(Felica)とマイナンバーカード機能

国内ユーザーにとって必須機能である「おサイフケータイ(FeliCa)」の反応も良好です。改札を通る際やコンビニでの決済時に、センサー位置を意識しすぎて立ち止まることなく、スムーズに「ピッ」と反応してくれます。 また、マイナンバーカード機能(スマホ用電子証明書)にも対応しており、実際にマイナポータルアプリでカードの読み取りを試しましたが、読み取りエラーが出ることなく一瞬で認識されました。確定申告や行政手続きがスマホだけで完結する快適さは、一度体験すると手放せません。

映像出力

arrows Alphaは、USB Type-C端子からの映像出力(DisplayPort Alternate Mode)に対応しています。これが意外なほど便利でした。Type-Cケーブル1本で外部モニターやテレビに接続するだけで、スマホの画面を大画面にミラーリングできます。 arrows 5Gではワイヤレス出力(Miracast)がメインでしたが、有線接続ならではの遅延のなさや安定感は別格です。旅先で撮った写真をホテルのテレビに映したり、簡単なプレゼン資料を表示したりと、ビジネスからプライベートまで幅広く活用できました。

ハンドソープ洗浄・アルコール洗浄

洗えるスマホ」としてのアイデンティティは、arrows Alphaでも健在です。IP66/68/69という強力な防水・防塵性能に加え、泡タイプのハンドソープでの丸洗いや、アルコール除菌シートでの清掃に対応しています。 帰宅後に手を洗うついでにスマホも洗えるという体験は、衛生面で非常に大きな安心感をもたらしてくれます。arrows 5Gも洗える機種でしたが、Alphaではさらに耐薬品性能などが強化されており、塗装剥がれなどを気にせず毎日清潔に保てる点は大きなメリットです。

迷惑電話対策・還付金詐欺対策

FCNT伝統の防犯機能も、AIの力を借りて進化しています。電話帳に未登録の番号から着信があった際、AIが会話内容を解析し、詐欺のリスクを検知すると本人への警告と相手への自動音声ガイダンスを行ってくれます。

また、個人的に最強の機能だと感じたのが「通話の自動録音」です。発信・着信を問わず、通話が始まると自動で録音を開始してくれるため、詐欺対策だけでなく、ビジネスでの「言った言わない」のトラブル防止にも役立ちます。この機能が標準搭載されている点は、他メーカーにはない強力な武器です。

生体認証

生体認証は、顔認証と指紋認証のダブル対応です。ここで注目すべき違いは、arrows 5Gが「画面内指紋認証」だったのに対し、arrows Alphaでは「電源ボタン一体型の側面指紋認証」に変更されている点です。一見すると退化のように感じるかもしれませんが、実際に使ってみると側面センサーの方が圧倒的に使いやすいと感じました。

ポケットから取り出す動作の中で自然にロック解除ができ、画面保護フィルムの種類によって認証精度が落ちるという画面内認証特有のストレスもありません。物理ボタンならではの確実なクリック感と認証スピードの速さは、毎日の使用において大きな快適さをもたらしてくれました。

まとめ:OSと機能

  • OSとUI:Android 15を搭載し、Super ATOK ULTIASによる快適な文字入力が可能
  • アップデート保証:最大3回のOS更新と5年間のセキュリティ更新により、長期間安心して利用できる
  • 決済機能:おサイフケータイ(FeliCa)の反応が良く、マイナンバーカードの読み取りもスムーズ
  • 映像出力:DisplayPort Alternate Modeに対応し、ケーブル1本でモニターへの有線出力が可能
  • 洗浄機能:IP69等の防水性能により、泡ハンドソープでの丸洗いやアルコール除菌が可能で清潔
  • 防犯機能:AIによる詐欺対策や、全通話の自動録音機能を標準搭載し、トラブルを未然に防ぐ
  • 生体認証:arrows 5Gの画面内認証から側面物理ボタン認証に変更され、認証スピードと確実性が向上

検証してわかったarrows Alphaのメリット・デメリット

arrows Alphaの背面

ここでは、実際に使用して検証したarrows Alphaのメリットとデメリットを、前モデルにあたる「arrows 5G」や、環境配慮モデル「arrows N」との比較を交えて解説していきます。

メリット(長所、利点)

メリット1:Dimensity 8350 Extremeで性能が大幅に向上(arrows 5Gの約2.06倍)

最大のメリットは、基本性能の劇的な進化です。arrows Nがミドルレンジ帯の「Snapdragon 695 5G」を搭載していたのに対し、arrows Alphaはハイエンドクラスの「Dimensity 8350 Extreme」を採用しています。 Antutuベンチマーク等のスコアでも圧倒的な差があり、arrows 5G(Snapdragon 865)と比較してもCPU性能は約1.5倍、総合性能は約2.06倍に向上しています。画像編集や最新の3Dゲームもストレスなく動作する処理能力を手に入れました。

メリット2:内蔵ストレージ512GB+microSDカード最大2TB対応(arrows 5Gは128GB/1TB)

保存容量の大きさは、近年のハイエンド機の中でも際立っています。内蔵ストレージ(ROM)は512GBもあり、arrows N(128GB)の4倍という大容量を確保しています。 さらに、多くのハイエンドスマホが廃止傾向にある「microSDカードスロット」を搭載しており、最大2TBまでの増設が可能です。写真や動画をクラウドではなく手元に大量に保存したいユーザーにとって、これは他機種にはない強力なアドバンテージとなります。

メリット3:90W超急速充電と充電器同梱(arrows 5Gは最大出力が低く別売)

充電速度の速さも注目すべき点です。最大90Wの超急速充電に対応しており、5,000mAhの大容量バッテリーをわずか約35分で1%から100%まで充電できます。 arrows Nやarrows 5GもPD充電には対応していましたが、ここまでの速度ではありませんでした。また、専用の90W充電器とケーブルが同梱されているため、追加出費なしで最高スペックの充電環境が整う点も大きなメリットです。

メリット4:MIL規格23項目準拠の圧倒的な堅牢性(arrows 5GはMIL規格非準拠)

耐久性に関しては、薄さを優先したarrows 5Gとは一線を画します。arrows Alphaは米国国防総省のMIL規格23項目に準拠し、1.5mからの落下試験もクリアする堅牢性を持っています。 また、IP66/68/69の防水・防塵性能を備え、泡ハンドソープでの丸洗いやアルコール除菌にも対応しています。arrows 5Gは「洗える」機能に対応していましたが、Alphaはより過酷な環境(高温・高圧水)にも耐えうるタフさを備えており、長く使う上での安心感が段違いです。

メリット5:電源ボタンをなぞるExliderが復活(arrows 5Gは非搭載)

操作面では、arrows 5Gで廃止されていた「Exlider(エクスライダー)」機能が復活しました。電源ボタン(指紋センサー)をなぞるだけで画面のスクロールや拡大ができ、片手操作が非常に快適です。 さらに、左側面には新機能「Action key」を搭載し、よく使うアプリやAIを一発で起動できるようになりました。これらの物理ボタンを活用した操作性は、他社製スマホにはない独自の魅力です。

デメリット(短所、欠点)

デメリット1:望遠レンズ非搭載(arrows 5Gは光学3倍ズーム搭載

カメラ構成における最大の弱点は、望遠レンズが搭載されていないことです。2020年のフラッグシップであるarrows 5Gには光学3倍ズームレンズがありましたが、arrows Alphaは広角と超広角の2眼構成となっています。 「スーパー解像ズーム」などのAI補正で画質劣化を抑えてはいるものの、物理的な光学ズームレンズを持つ機種に比べると、遠くの被写体を撮影する際の精細感は劣ります。

デメリット2:ワイヤレス充電(Qi)は非対応(arrows 5Gも非対応)

利便性の面で惜しいのが、ワイヤレス充電(Qi)に対応していない点です。arrows Nやarrows 5Gと同様に、充電はUSB Type-Cケーブルによる有線接続のみとなります。 90Wの超急速充電があまりにも速いため、実用上で不便を感じることは少ないですが、「置くだけ充電」のスタイルに慣れているユーザーにとってはマイナスポイントになるかもしれません。

デメリット3:本体の厚みと重量が増加(arrows 5Gより約1.1mm厚く約17g重い)

堅牢性とバッテリー容量を強化した代償として、本体の厚みと重量は増しています。arrows 5Gが厚さ約7.7mm、重さ約171gという薄型軽量ボディだったのに対し、arrows Alphaは厚さ約8.8mm、重さ約188gとなっています。 実際に持つと、スペック以上の「凝縮感」や「ずっしり感」を感じるため、arrows 5Gのような軽快さを求めている場合は、一度実機でサイズ感を確認することをおすすめします。

デメリット4:イヤホンジャックは非搭載

オーディオ面では、3.5mmイヤホンジャックが搭載されていません。これはarrows 5Gやarrows Nと同様の仕様ですが、有線イヤホンを使用するにはUSB Type-C変換アダプタが必須となります。ハイレゾ再生や遅延のないゲームプレイを重視して有線接続を好むユーザーにとっては、変換アダプタを持ち歩く手間が発生するためデメリットと言えます。

まとめ:検証してわかったarrows Alphaのメリット・デメリット

arrows Alphaは、前モデルにあたるarrows 5Gやarrows Nと比較して、処理性能、ストレージ容量、充電速度、耐久性といった「スマホの基礎体力」が劇的に向上しています。特に512GBの大容量ストレージに加えてmicroSDカードが使える点や、90W充電器が同梱されている点は、コストパフォーマンスの面でも非常に優秀です。

一方で、望遠レンズやワイヤレス充電が非搭載であること、本体がやや厚く重くなったことなど、明確なトレードオフも存在します。これらのデメリットが許容できるのであれば、長く安心して使える「実用主義のハイエンド」として、非常に満足度の高い一台になるでしょう。

arrows Alphaのスペック(仕様)

  • ディスプレイ: 約6.4インチ 有機EL Super HD (1200×2670) 144Hz LTPO 3000nit
  • CPU: MediaTek Dimensity 8350 Extreme オクタコア (3.35GHz+3.2GHz+2.2GHz)
  • GPU: Mali-G615 MC6
  • RAM(メモリ): 12GB LPDDR5X (仮想メモリ最大+12GB)
  • ストレージ: 512GB UFS 4.0 (microSDXC 最大2TB対応)
  • バッテリー: 5000mAh (内蔵電池)
  • 駆動時間: 1日10時間の利用でも2日持ち (動画視聴、SNS等想定)
  • 充電: 90W超急速充電 (約35分で100%)、ダイレクト給電対応
  • 背面カメラ: 広角 約5030万画素 (F1.88, 1/1.56型, OIS) / 超広角 約4990万画素 (F2.05)
  • 前面カメラ: 広角 約4990万画素 (F2.0)
  • ワイヤレス通信: Wi-Fi 6 (IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.4
  • GPS: GPS, GLONASS, Beidou, QZSS(みちびき), Galileo, NavIC
  • NFC: FeliCa (おサイフケータイ), NFC対応
  • インターフェース: USB Type-C (USB3.1 Gen1, DisplayPort 1.4, OTG対応)
  • センサー: 自律神経測定センサー (背面)、指紋センサー、他標準センサー
  • スピーカー: ステレオスピーカー (Dolby Atmos対応、ハイレゾ対応)
  • 機能: Exlider、Action key、arrows AI、Google Gemini、ハンドソープ洗浄対応
  • 防水防塵: IPX6/IPX8/IPX9 (防水)、IP6X (防塵)、MIL-STD-810H 23項目準拠
  • 冷却システム: ベイパーチャンバー搭載
  • 生体認証: 指紋認証 (電源ボタン一体型)、顔認証
  • OS: Android 15 (最大3回のOS更新、5年間のセキュリティ更新)
  • サイズ: 高さ約156mm × 幅約72mm × 厚さ約8.8mm
  • 重量: 約188g
  • カラー: ホワイト、ブラック
  • 付属品: 90W ACアダプタ、USBケーブル、クイックスタートガイド
  • モバイル通信(5G/4G/3G): 5G Sub6 / 4G LTE / 3G (海外のみ) / GSM
  • SIMカード: nanoSIM / eSIM (DSDV対応)
  • 対応バンド:
    5G: n1 / n3 / n28 / n40 / n41 / n77 / n78 / n79
    4G: (国内) B1 / B3 / B8 / B18 / B19 / B21 / B28 / B41 / B42
    3G: (国内非対応) / (海外) B1 / B5 2G:
    2G GSM 850 / 900 / 1,800 / 1,900MHz

arrows Alphaの評価

arrows Alphaの背面 外観 ホワイト

8つの評価基準で「arrows Alpha」を5段階で評価してみました。

項目別評価

ディスプレイ:★★★★★

144HzのLTPO有機ELディスプレイは非常に滑らかで、最大3000nitの明るさは直射日光下でも視認性抜群です。

パフォーマンス:★★★★★

Dimensity 8350 Extremeと12GBメモリで、重いゲームもサクサク動きます。512GBの大容量ストレージも魅力です。

耐久性:★★★★★

MIL規格23項目準拠に加え、IP69の防水防塵に対応。泡ハンドソープで丸洗いできる清潔さと頑丈さは最強クラスです。

デザイン:★★★★☆

堅牢性を高めた分、arrows 5Gより厚く重くなっていますが、持ちやすさは考慮されており実用的なデザインです。

通信・接続性:★★★★★

eSIM対応のデュアルSIM仕様になり、利便性が向上。Wi-Fi 6やBluetooth 5.4の接続も非常に安定しています。

機能:★★★★★

電源ボタンでスクロールするExliderの復活や、自律神経測定機能、Action keyなど、他社にはない独自機能が満載です。

使いやすさ:★★★★★

AIによる設定サポートや「かこって検索」が便利。物理ボタン式の指紋認証は爆速で、ストレスフリーな操作感です。

コストパフォーマンス:★★★★★

90W充電器が同梱され、長期アップデート保証やmicroSD対応も含めると、長く使えるため費用対効果は非常に高いです。

総評:★★★★★

arrows 5Gからの劇的な進化と信頼性

arrows Alphaは、前モデルにあたるarrows 5Garrows Nと比較して、まさに「完全体」と言える進化を遂げています。最大の魅力は、処理性能とタフネスの両立です。ハイエンドチップDimensity 8350 Extremeの搭載により動作は極めて軽快で、arrows 5Gで課題だった発熱やバッテリー持ちも解消されました。さらに、内蔵ストレージが512GBと大容量でありながら、microSDカードで最大2TBまで拡張できる点は、データを手元に残したいユーザーにとって代えがたいメリットです。

また、90Wの超急速充電に対応し、専用充電器が同梱されている点も大きな評価ポイントです。朝のわずかな時間で満充電にできるスピードは、日々の生活スタイルを変えるほどのインパクトがあります。「洗えるスマホ」としての耐久性もIP69レベルまで強化されており、長く清潔に使い続けられる安心感は本機ならではの強みです。

独自AIと「Exlider」がもたらす快適な操作

機能面では、独自の「arrows AI」がもたらす利便性が秀逸です。「暗くて見づらい」といった曖昧な指示での設定変更や、大量の通知を要約してくれる機能など、ユーザーの意図を的確に汲み取って快適にサポートしてくれます。

そして、arrowsファン待望の「Exlider」の復活は注目すべき点です。画面に触れずにスクロールや拡大ができるこの機能は、満員電車や片手が塞がっているシーンで圧倒的な利便性を発揮します。また、新搭載の「Action key」はカスタマイズ性が高く、AIだけでなく、よく使うアプリや決済機能を自由に割り当てて即座に起動できるため、自分好みの便利なショートカットキーとして非常に重宝します。背面のセンサーで自律神経を測定できる健康管理機能も含め、単なるスペック競争にはない「人への優しさ」を感じる機能が詰め込まれています。

購入前に知っておくべき注意点

購入を検討する上で妥協しなければならない点は主に2つです。1つ目はカメラの望遠性能です。光学ズームレンズを搭載していないため、遠くの景色を綺麗に撮りたい場合は、arrows 5Gや他社のフラッグシップ機に劣ります。AIズーム補正は優秀ですが、過度な期待は禁物です。

2つ目はワイヤレス充電(Qi)への非対応です。「置くだけ充電」に慣れている方は、有線充電のみという仕様が不便に感じるかもしれません。また、堅牢性を高めた結果、本体の厚みと重量が増しているため、薄型軽量を最優先する方は実機での確認をおすすめします。

長く安心して使いたい人に最適な一台

総じて、arrows Alphaは「派手なギミックよりも、毎日の快適さと安心感を重視したい」というユーザーに最適な一台です。最新のゲームもこなせる高性能、汚れを気にせず洗える耐久性、そして5年間のアップデート保証により、長期間メイン機として活躍してくれることは間違いありません。

日本メーカーならではのきめ細やかな機能と、ハイエンドのパワーを兼ね備えた実用的なスマートフォンを探しているすべての方に、自信を持っておすすめします。

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arrows Alphaの価格・購入先

arrows Alphaのホワイトとブラック

※価格は2026/01/03に調査したものです。価格は変動します。

ECサイト(Amazon、楽天、ヤフー)

[SIMフリー・M08]

  • Amazonで74,800円(税込)、
  • 楽天市場で80,700円(送料無料/楽天モバイルの回線セットは69,900円)、
  • ヤフーショッピングで80,700円、

で販売されています。

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楽天市場で「arrows Alpha」をチェックする

ヤフーショッピングで「arrows Alpha」をチェックする

arrows Alphaを安く買う方法

arrows Alphaをできるだけ安く購入するには、IIJmio、mineoなどの格安スマホ(MVNO)を利用するのがいいでしょう。また、ドコモau楽天モバイルのキャリア(MNO)でも値下げされることがあるので、こまめにチェックしておきましょう。

IIJmio

通常価格

  • 一括払い:税込84,800円
  • 24回払い:月額 税込3,543円

のりかえ価格(MNP限定特価)

  • 一括払い:税込54,800円
  • 24回払い:月額 税込2,284円

IIJmioで「arrows Alpha」をチェックする

mineo

mineoにおけるarrows Alphaの価格は以下の通りです。

一括払い:85,272円

分割払い

  • 24カ月:3,553円/月
  • 36カ月:2,365円/月(初月のみ2,497円)

※なお、現在「ブラック」が在庫なしの状態となっています。

mineoで「arrows Alpha」をチェックする

ドコモ(F-51F)

NTTドコモにおけるarrows Alphaの価格は以下の通りです。

機種代金(支払総額):税込89,540円

機種変更

  • いつでもカエドキプログラム利用時(23か月目に返却):実質負担 税込59,180円(月額 2,573円×23回)

新規契約

  • いつでもカエドキプログラム利用時(23か月目に返却):実質負担 税込43,868円(月額 1,907円×23回)

のりかえ(MNP)

  • 5G WELCOME割 適用後:一括 税込45,705円
  • いつでもカエドキプログラム利用時(23か月目に返却):実質負担 税込33円(月額 1円×23回)

ドコモで「arrows Alpha」(F-51F)をチェックする

au

au Online Shop等におけるarrows Alpha(SIMフリー版)の価格は以下の通りです。

通常価格

  • 一括払い:税込82,500円
  • 分割払い(48回):初回 1,754円、2回目以降 1,718円/月

auではキャリアモデルとしての取り扱いはありませんが、公式アクセサリー「au +1 collection」として、au Online Shopやau取扱店で販売されています。

※上記は2025年12月時点の「au Online Shop限定」割引(5,500円引)適用後の価格です。通常価格は88,000円(税込)となります。

auで「arrows Alpha」をチェックする

楽天モバイル

楽天モバイルにおけるarrows Alphaの価格は以下の通りです。

一括払い(支払総額):税込69,900円

分割払い

  • 24回払い:月額 税込2,912円
  • 48回払い:月額 税込1,456円(初回のみ1,468円)

ポイント還元キャンペーン

  • 他社から乗り換え(MNP)
  • 初めての申し込み:最大26,000ポイント還元
  • 2回目以降の申し込み:最大16,000ポイント還元

楽天モバイルは、キャリア(MNO)の中では最安値圏の価格設定となっています。

楽天モバイルで「arrows Alpha」をチェックする

おすすめのライバル機種と価格を比較

arrows Alpha」に似た性能のスマートフォンも販売されています。ぜひ比較してみてください。

AQUOS sense10

シャープから発売された約6.1インチの5Gスマートフォンです(2025年11月13日発売)。

Android 16、Qualcomm Snapdragon 7s Gen 3、6GB または 8GB LPDDR4X メモリ、フルHD+ (2,340×1,080) の Pro IGZO OLEDディスプレイ、128GB または 256GB UFS 2.2 ストレージ、5,000mAhバッテリー、背面 約5030万画素+約5030万画素の2眼カメラ、前面 約3200万画素のフロントカメラを搭載しています。

また、AIカメラ機能(影除去・ショーケースモード)、AI通話機能「Vocalist」(ボーカリスト)、「電話アシスタント」(伝言文字起こし)、最大2TBまでのストレージ拡張 (microSDXCカード対応)

「デュアルBOXスピーカー」(両側Box構造)、USB Power delivery Revision3.0、オートマクロ、ポートレート(2倍画角対応)、11種類のPHOTO STYLE フィルター(夕映え、平成POPなど)、Gemini、かこって検索、に対応、可変リフレッシュレート(1~240Hz駆動)、「インテリジェントチャージ」に対応。

おサイフケータイ® (FeliCa対応)、Payトリガー、IPX5/IPX8防水・IP6X防塵、耐衝撃(MIL規格準拠)、指紋認証 (電源ボタン一体型)、顔認証 (マスク対応)、USB Type-C (USB3.2 Gen1, DisplayPort v1.4対応)、eSIM、5G通信、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.2、GPSにも対応しています。

✅価格は、Amazonで57,563円、楽天市場で69,935円(SIMフリー・送料無料)、ヤフーショッピングで63,275円、です。

👉関連記事:AQUOS sense10徹底レビュー!進化したCPU性能とカメラの実力を評価

Amazonで「AQUOS sense10」をチェックする

AQUOS R10

シャープから発売された約6.5インチの5Gスマートフォンです(2025年7月10日発売)。

Android™ 15、Snapdragon® 7+ Gen 3 Mobile Platform、12GBメモリ、1,080×2,340 pxのPro IGZO OLEDディスプレイ、256GBまたは512GBストレージ、連続待受時間 約800時間(LTE)駆動する5,000mAhバッテリー、ライカカメラ社が監修した背面 約5,030万画素+約5,030万画素の2眼カメラ、前面約5,030万画素のフロントカメラ、フルメタルBOXスピーカーを搭載しています。

また、AI機能(電話アシスタント、迷惑電話対策機能、Glance AI for AQUOS、Google Geminiなど)、ピーク輝度3,000nit、1Hz〜240Hzの可変リフレッシュレート、ハイブリッド手ブレ補正(光学式+電子式)、14chスペクトルセンサー、立体音響技術 Dolby Atmos、8Way Audio(ワイヤレス接続時)、冷却システム(高熱伝導素材である銅ブロック)に対応。

UWB(超広帯域無線通信)、AQUOSトリック(Payトリガー、スクロールオート、Clip Now など)、おサイフケータイ、IPX5・IPX8 / IP6X防水防塵、MIL規格、最大2TBまでのストレージ拡張、顔認証(マスク対応)、指紋認証、USB Type-C、5G通信、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4、GPSにも対応しています。

✅価格は、Amazonで90,250円(税込)、楽天市場で91,371円(送料無料)、ヤフーショッピングで92,555円(送料無料)、です。

👉関連記事:AQUOS R10 徹底レビュー!R9との違いはどこ? 比較して評価

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Xperia 10 VII

Sonyから発売された約6.1インチの5Gスマートフォンです(2025年10月9日発売)。

Android 15、Snapdragon 6 Gen 3 プロセッサ、8GBメモリ、2340×1080 pxの有機ELディスプレイ(19.5:9)、128GBストレージ、約2日間持続する5000mAhバッテリー、背面約5000万画素+約1300万画素の2眼カメラ、前面約800万画素のフロントカメラを搭載しています。

また、AI機能(Google Gemini、かこって検索)、120Hzリフレッシュレート、「即撮りボタン」、1/1.56型センサー「Exmor RS™ for mobile」、「ルック」機能、フロントステレオスピーカー(フルエンクロージャー構造)、3.5mmオーディオジャック(高音質設計)、USB PD 急速充電(充電器・ケーブルは別売)に対応。

防水(IPX5/IPX8)・防塵(IP6X)、おサイフケータイ、最大2TBまでのストレージ拡張、いたわり充電、4年間使い続けても劣化しにくい長寿命設計、保護ガラス Corning Gorilla Glass Victus 2、指紋認証、eSIM、USB Type-C、5G通信、Wi-Fi 6 (IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.4、GPSにも対応しています。

✅価格は、Amazonで72,490円(税込・XQ-FE44)、楽天市場で75,939円(中古・送料無料)、ヤフーショッピングで75,980円、です。

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Google Pixel 9a

Googleから発売された6.3インチの5Gスマートフォンです(2025年4月16日 発売)。

Android 15、Google Tensor G4、8GBメモリ、1080 x 2424 px のActua pOLED液晶、128GB/256GBストレージ、5000 mAh(最小)バッテリー、背面48MP+13MPの2眼カメラ、前面13MPのフロントカメラを搭載しています。

また、AI機能(Add Me、Best Take、Magic Editor、消しゴムマジックなど)、マクロフォーカス、大120Hzのアダプティブリフレッシュレート、Extreme Battery Saverモード(最大100時間)、最長7年間のソフトウェアアップデート、IP68防水防塵、急速充電 (最大 23W 有線)、ワイヤレス充電 (Qi 認証・最大 7.5W)、通話機能「Pixel Call Assist」、写真編集「Reimagine」・「Pixel Studio」、

「Google VPN」(追加費用なし)、盗難防止機能、「Car Crash Detection」(自動車衝突検出)、「Emergency SOS」(緊急 SOS)、Find My Device でのライブロケーション共有、School Time モード、Google Family Link、Google ウォレット for キッズ、ステレオスピーカー、デュアルマイク、Google Cast、指紋認証、顔認証、NFC、USB Type-C 3.2、5G通信、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3、GPSに対応しています。

✅価格は、Amazonで71,700円(税込)、楽天市場で69,080円(送料無料)、ヤフーショッピングで69,080円、です。

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この記事を書いた人:秋葉原ぶらり

ガジェットブロガー / 動画クリエイター。2014年からブログを開始。以来、Android端末やWindowsデバイス、ゲーム製品、Apple製品、PC周辺機器などのレビューを発信し続けている。目標は東京「秋葉原」をぶらぶらと探索する楽しさを、そのままネット上で体験できるようにすること。趣味は、写真、プログラミング、読書、小説やエッセイの文筆、デザイン制作など多岐にわたる。最新の更新情報はX:旧Twitter(URL:https://x.com/akiba_burari)やThread(URL:https://www.threads.com/@akibaburari)、でも発信中。
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