10型で最強コスパ「Meebook M103」とP10 PROの違いを解説

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10インチのE inkタブレット「Meebook M103」とP10 PROの違いを解説!Kindle、楽天Kobo端末との違いやスペック、評価、詳細な価格情報 も掲載しています。

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幻の名機「Meebook M103」がついに発売!

2024年5月、AliExpressで中国のBoyue (ボーユエ)テクノロジー(博阅科技)が開発した新製品「Meebook M103」(ミーブック エム103)が発売されました。

電子ペーパーディスプレイとAndroid 11 OSを搭載した10インチのE ink タブレットです。

Boyueからは2023年7月にページめくりボタンがついた6.8型「Meebook M7」、最大1TBまで拡張できる6型「Meebook M6」が発売されましたが、

長い間、10インチの新モデルがECサイトで発売されませんでした。

今回発売される新モデルは2022年6月に発売された「Meebook P10 PRO」の後継機種です。

2023年10月に株式会社ギャザテックにより、クラウドファンディングサイトのGREEN FUNDINGに出品されて以降、入手が困難になっていたモデルで、現在になってようやく入手できるようになりました。

もちろん、ONYXの BOOX シリーズと同じく Androidアプリも使えますよ!

それでは早速、どんなE inkタブレットなのか、詳しく見ていきましょう。

10インチのE-ink Carta 1200 スクリーン

Meebook M103 ディスプレイ

新モデル「Meebook M103」は 10インチで解像度 1404 x 1872 ドットE-ink Carta 1200 スクリーンを採用しています。

前モデル「Meebook P10 PRO」は同じサイズですが、解像度が1200 x 1600 ドットとやや低く、パネルにはE-ink Carta 1000 スクリーンを採用していました。

新モデルが採用しているE-ink Carta 1200 は最新の電子書籍リーダーに搭載されているもので、Carta 1000よりもコントラスト比が 15% 高く、応答速度も20% 向上しています。

新モデルでは前モデル以上に文字や画像がはっきりくっきりと見えるので、PDFファイルの閲覧に適していますね。タッチした際の反応速度も向上しているので、遅くてイラっとすることもなさそうです。

256階調のグレースケールに対応

ちなみに新モデルのディスプレイは256階調のグレースケール表示にも対応しています。前モデルの16階調のグレースケールと比べると、黒の締りが良くなり、メリハリのあるモノクロ表示になっています。画像で比較するとよく分かりますが、16階調のグレースケールは黒の諧調が乏しく、のっぺりとした感じの平凡な写真になりがちです。

2色フロントライトで色温度調整

Meebook M103 フロントライト

新モデル「Meebook M103」は寒色・暖色の2色フロントライトを利用できます。前モデル「Meebook P10 PRO」も2色でしたが、新モデルでは本体 左右の端からライトのスイッチを入れて明るさをスライドで調整できるようになっています。この機能はいちいち設定画面を開かなくて済むので便利ですね。読書する場所・時間によって周囲の明るさがけっこう変わるので、頻繁に使いそうです。

画面分割、拡大、フォント変更

新モデル「Meebook M103」は画面分割に対応し、現在開いている文書ファイルを2画面の見開き表示することができます。

また、異なる文書ファイルを同時に表示したり、原文と翻訳した文章を同時に表示したりできます。

そのほかにも、PDFファイルを見やすく調整し、画面いっぱいに拡大表示したり、無制限にフォントを追加・変更することもできます。

筆圧タッチペンと専用レザーケースが付属

Meebook M103 ペンとケース

新モデル「Meebook M103」は専用のタッチペンが付属します。筆圧感知に対応したデジタルペンで、太さは5段階で変更できます。

実際に描いているところを動画で見ると、ペン先が細く、反応速度も速いのでとっても描きやすそうです。

もちろん、PDFファイルを開いて、手書きでアンダーラインを引いたり、ペンを太くして強調した線を入れたり、語句を円で囲ったりすることもできます。

また、専用のノートアプリにはテンプレートが用意されており、無地や罫線入り、ToDoリストなどさまざまな種類のノートを使って手書き入力できます。

なお、ペンは基本的に付属しますが、日本で発売される際にはなぜか別売になるかもしれません。海外ストアのAliExpressで購入する場合 ペンは付属します。

専用のレザーケースも付属

Meebook M103」を保護する専用のレザーケースも付属します。このケースはペンを側面に収納でき、背面を折りたたむことで本体を自立させることもできます。レザー素材なので触り心地もいいです。

デュアル スピーカーとデュアルマイク

Meebook M103 スピーカーとマイク

新モデル「Meebook M103」は右側面にデュアル スピーカーとデュアルマイクを搭載しています。

前モデル「Meebook P10 PRO」はシングル スピーカーと シングルマイク搭載で、音量が小さくというデメリットがありました。

新モデルはこの点を改善してより大きな音で音楽を再生したり、ビデオ通話をしたりできるようになっています(※カメラは非搭載で相手側の顔だけ表示できます)。

ちなみにAndroid 11 OS搭載なので、Google PlayストアからSpotifyなどの音楽アプリやラジオアプリなどをインストールできます。オーディオブックを聴いたり、読書につかれたときに音楽やラジオを再生したりできるので非常に便利ですね。Amazonの「Kindle Scribe」や楽天の「Kobo Elipsa 2E」はスピーカーがないのでこういう使い方ができません。

64GBでmicroSDカード対応

新モデル「Meebook M103」は本体に64GBストレージを内蔵し、microSDカードで最大1TBまで容量を増やすことができます。前モデル「Meebook P10 PRO」も64GB搭載でmicroSDカードで増設できました。

電子書籍やアプリ、画像ファイル、自炊したPDFファイルなどを本体に保存しすぎると、よく動作が重くなってフリーズしたりすることがありますが、新モデルではこうしたトラブルの心配なく利用できます。

なお、Amazonの「Kindle Scribe」や楽天の「Kobo Elipsa 2E」はmicroSDカードスロットがないため、ストレージ容量を増やすことができません。昔の楽天Koboシリーズは対応していたんですが、いつの間にか廃止になってしまいました。ONYXはこの点のメリットを考慮して「BOOX Note Air3」などの最新モデルにmicroSDカードスロットを搭載しています。

Wi-Fi 6とBluetooth 5.2に対応

新モデル「Meebook M103」はWi-Fi 6に対応しています。前モデル「Meebook P10 PRO」はWi-Fi 5に対応していたので、新モデルは最大通信速度が約1.4倍も高速になっていることになります。

対応したルーターが必要になりますが、ブラウザで調べものをしたり、高画質な動画を再生したり、ファイルをダウロードしたりするときは、やはり通信速度が速い方が快適です。

また、Bluetooth 5.2に対応しているため、ワイヤレスヘッドホンやイヤホン、キーボード、マウスなどとも接続できます。前モデルはBluetooth 5.0だったので、通信速度も向上しています。

なお、Amazonの「Kindle Scribe」や楽天の「Kobo Elipsa 2E」もWi-Fi 5 対応で新モデル「Meebook M103」よりも通信速度が遅くなります。また、両機種ともBluetoothに対応していないため、ワイヤレス機器と接続できないというデメリットがあります。

クアッドコア 1.8GHz と4GBメモリ

Meebook M103 CPU

新モデル「Meebook M103」はCortex A55 クアッドコア 1.8GHz プロセッサを搭載しています。前モデル「Meebook P10 PRO」も同じプロセッサでしたが、新モデルはメモリが4GBで、前モデルよりも1GB多くなっています。

動画での操作を見ると、ブラウジングやページの遷移も非常にスムーズです。一般的なAndroidタブレットに搭載されているMediaTek Helio G99よりはやや遅いですが、Unisoc T606 と同じくらいの動作スピードで、ストレスを感じません。あまり負荷の高いAndroid アプリには向いていませんが、一般的なアプリであれば快適に使えます。

4600 mAhの長持ちバッテリー

新モデル「Meebook M103」は4600 mAhバッテリーを搭載し、1日1時間読書の場合で最大 20日間、スタンバイで約60日間の駆動が可能です。

前モデル「Meebook P10 PRO」は3900mAhバッテリー搭載だったので、容量が700mAh増え、より長く駆動できるようになっています。

充電はType-Cポートを利用します。

厚さ6.8 mm、重さ435 gの薄型軽量デザイン

新モデル「Meebook M103」は厚さ6.8 mm、重さ435 gの薄型軽量デザインを採用しています。また、CNC加工を採用したメタルフレーム、背面パネルにガラス素材を採用し、高級感のある外観になっています。

前モデル「Meebook P10 PRO」はサイズ 173.8 x 239.2 8.5 mm、重量 458gでした。

<サイズ・重量を比較>

新モデル・・・サイズ 176 x 243 x 6.8 mm / 重量 435g

前モデル・・・サイズ173.8 x 239.2 8.5 mm / 重量 458g

新モデルは縦幅で2.2mm、横幅で3.8mm小さくなり、重さも23g軽くなっています。持ち運びには新モデルの方が適しているといえます。

Andorid 11でGoogle ストアに対応

新モデル「Meebook M103」は前モデルと同じくAndroid 11搭載でGoogle Playストアを利用できます。

AmazonのKindle、楽天のKobo、honto、Booklive、Kinoppy、Google Playブックスなども利用できます。

また、Googleドライブ、Dropbox(ドロップボックス)、マイクロソフトの OneDriveなどのオンラインストレージのアプリを利用し、手書きのメモを加えたPDFファイルをクラウド上に保存することもできます。

スペック

Meebook M103 付属品

  • ディスプレイ 10インチ、解像度 1404 x 1872 ドットのE-ink Carta 1200 スクリーン
    ※256色 グレースケール/227ppi/画面占有率79.98%/静電容量式タッチスクリーン/
  • フロントライト 寒色・暖色の2色フロントライト(※左右の画面端から色温度調整)
  • プロセッサ Cortex A55 クアッドコア 1.8GHz
  • RAM(メモリ)4GB
  • ストレージ 64GB
  • 外部ストレージ microSDカードで最大1TBまで
  • バッテリー 4600 mAh
  • 駆動時間 約 5週間
  • 充電 Type-C充電
  • カメラ なし
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 6 (802.11 a/b/g/n/ac 2.4GHz+5GHz)、Bluetooth 5.2
  • インターフェース USB Type-C (OTG対応)、microSDカードスロット
  • スタイラスペンペン 専用デジタルペン(筆圧感知、ペンの太さを5段階で変更、消しゴム機能、付属)
  • 防水 非対応
  • スピーカー デュアル スピーカー(右側面に2つ配置)
  • マイク デュアル マイク(右側面に2つ配置)
  • ケース 専用 レザーケース(付属)
  • 機能 PDFファイルの拡大・縮小、EPUBファイルの読み込み、画面分割(現在のドキュメント、異なるドキュメント、翻訳)、フォント変更(無制限、インストール可)、クラウド保存、ノート機能(テンプレート)
  • アプリ ZReader、アプリマーケット
  • 筐体 メタル(金属)、CNC加工、背面パネルはガラス素材
  • 言語 日本語を含むマルチ言語に対応(ドイツ、英語、スペイン語、フランス語、ポルトガル語、ロシア語、韓国語、など)
  • OS Android 11 ※Google Playストア対応
  • サイズ 176 x 243 x 6.8 mm
  • 重量 435 g
  • カラー グレー
  • 付属品 マニュアル(説明書)x1、USBケーブルx1、デジタルペンx1、ペン先の芯x2、レザーケースx1
  • 対応ファイルフォーマット PDF,DJVU,EPUB,MOBI,TEX,AZW3,TIT,DOCX,HTML,ZIP,FB2,CBE,CBZ,BOE,JEB,PNG,BMP,TIFFなど

「Meebook P10 PRO」との違い まとめ

前モデル「Meebook P10 PRO」と新モデル「Meebook M103」の違いをまとめてみました。

  • 解像度を1200 x 1600 ドットから1404 x 1872 ドットに変更
  • 新たにE-ink Carta 1200 スクリーンを採用
  • 256階調のグレースケールに対応
  • 画面の両端から2色フロントライトの色温度を調整できるように改善
  • 筆圧タッチペン(付属)でペンの太さを5段階に変更できるように改善
  • 専用のレザーケースを付属
  • デュアル スピーカーとデュアルマイクを搭載
  • Wi-Fi 6とBluetooth 5.2に対応
  • メモリを3GBから4GBに変更
  • バッテリー容量を3900mAhから4600 mAhに変更
  • サイズ176 x 243 x 6.8 mm / 重量 435gに変更
  • 本体にCNC加工を採用したメタルフレーム、ガラス素材(背面)を採用

評価

Meebook M103 ケース

2022年6月に発売された前モデル「Meebook P10 PRO」の後継機種です。

前モデルは4万円ほどの価格で、Android OSが使える10型のE inkタブレットとして人気がありました。

Amazon「Kindle Scribe」や楽天「Kobo Elipsa 2E」と違い、アプリを追加することが可能で、しかもmicroSDカードも使えました。

スピーカーマイク搭載で、Bluetooth 5.0も利用できるというメリットもあり、KindleやKobo以上に利便性が高いことも魅力でした。

新モデルはその前モデルの性能を強化したモデルです。

特にディスプレイは解像度が上がり、新たにE-ink Carta 1200 スクリーンや256階調のグレースケールに対応したことで、劇的に見やすくなったといえます。

また、デュアル スピーカーデュアルマイクを搭載したことも大きな変化です。

E inkタブレットの場合、あまり音質やマイクにこだわらず読書に適した作りになっていましたが、新モデルは音楽再生や音声チャットにもしっかりとこだわった作りになっています。

そのほかにも付属の筆圧ペンで手書き入力できたり、超高速なWi-Fi 6通信に対応しているというメリットがあります。

手触りのいいレザーケースも付属するのでお買い得な製品であることは間違いないでしょう。

Meebook P10 PRO」の発売時の価格は、50,689円です。

約5万円で購入できるため、ONYXの「BOOX Note Air3」よりも1万5千円も安くなります。

Android OSを搭載したコスパのいい10型 E inkタブレットを探している人におすすめします。

価格・販売先

Meebook M103 正面

ECサイト

AliExpressで50,689円、

で販売されています。

Amazonで「Meebook M103」をチェックする

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ヤフーショッピングで「Meebook」をチェックする

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※AliExpressでの購入方法・支払い方法はこちらのページで紹介しています。
AliExpressで激安ガジェットをお得に購入する方法を徹底 解説

類似製品の紹介

Meebook M103」に似た性能を持つE inkタブレット(電子書籍リーダー)も販売されています。

「BOOX Note Air3」

ONYXから発売されたAndroid 12搭載の10.3型E ink タブレットです。Qualcomm 2.4GHz、HD Carta液晶、デュアルスピーカー搭載で、筆圧ペンのBOOX Pen Plus、指紋認証に対応しています。

価格は、Amazonで65,800円、楽天市場で65,800円、ヤフーショッピングで65,800円、米国 Amazon.comで$399.99 (日本円で約62724円)、SKT ショップで65,800円、BOOX公式サイトで$399.99 (日本円で約62724円)、です。

関連記事:「BOOX Note Air3」モノクロでお得? 大人気 E-inkタブレットと徹底 比較!

「Kindle Scribe」

Amazonから発売された10.2型の電子書籍リーダーです。解像度300ppiのE-inkスクリーン、最大64GBストレージ、フロントライト搭載で、2種類のスタイラスペン、自動回転、Type-C充電に対応しています。

価格は、Amazonで59,980円(ペン&カバーセット品は66,960円)、楽天市場で51,980円(税込・送料無料)、米国 Amazon.comで$459.97 (日本円で約72129円) です。

関連記事:「Kindle Scribe」待望の超大型モデルと10型E inkタブレットを徹底 比較!

「Kobo Elipsa 2E」

楽天から発売された10.3型の電子書籍リーダーです。E Ink Carta 1200 タッチスクリーン、ComfortLight PROライト、32GBストレージ搭載で、Koboスタイラス2、Wi-Fi、専用スリープカバーに対応しています。

価格は、楽天市場で50,324円(税込・送料無料・スリープカバーセットは59,800円)、ヤフーショッピングで54,300円、米国 Amazon.comで$399.99 (日本円で約62724円)です。

関連記事:「Kobo Elipsa 2E」書き味アップ? 手書き対応のE inkタブレットと徹底 比較!

他のMeebookタブレットと比較

他にもMeebookタブレットが販売されています。ぜひ比較してみてください。

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