「PC自作は難しくて費用もかかる」そう思っている人はいませんか?
実は最近、格安のマザーボードが販売され、以前よりもずっと安くPCを組み立てられるようになっているんです。
価格はなんと5千円前後から。失敗しても痛くないコストで挑戦しやすくなっているんです。
そこで今回はPC自作には欠かせないマザーボードの選び方を紹介!
基本的な知識をふまえつつ、シンプルかつ効果的に選ぶとっておきの方法を紹介します。
また、初心者、中級者、上級者のニーズに合ったおすすめのモデルも紹介!
年末年始のセールでかなり安くお買い得になっているものが多くあるので、ぜひ参考にしてみてください。
マザーボードとは?
マザーボードは、PCの心臓部とも呼ばれる重要なパーツです。CPUやメモリ、ストレージなどのパーツを接続し、それらが連携して動作できるようにします。
マザーボードにはさまざまな種類があり、それぞれに特徴があります。
- チップセット:CPUとの互換性を決める。
- フォームファクタ:マザーボードのサイズ。ATX、MicroATX、Mini-ITXなどがある。
- ソケット:CPUを装着する部分。
- メモリ:対応するメモリの種類と最大容量。
- ストレージ:対応するストレージの種類と最大容量。
- 拡張スロット:拡張カードを装着するスロット。
- 接続端子:USBポート、HDMIポート、LANポートなど。
この中で最も難しいのは「チップセット」(集積回路の集合体)ですね。 これは、まるで交通整理を行う警察官 のように、CPUからの指示を他のパーツに伝えたり、各パーツからのデータをCPUに届けたりする役目を担っています。
ややこしいのは、このチップセットがいろいろな種類に分かれていることです。
<主なチップセットの例>
- Intel: Z790, B760, H770 など
- AMD: X670E, X670, B650 など
しかし、このチップセットを完全に理解する必要はありません。なぜならマザーボードを決めると、自然とチップセットが決まるからです。まずはマザーボードを選ぶ方法を習得しましょう。
マザーボードを選ぶ方法
マザーボードはパソコンの基盤となる重要なパーツなので、慎重に選びたいですよね。購入する際のチェックポイントはたくさんありますが、重要なのは、以下の2点です。
- 1.CPUを決める
- 2.CPUソケットを決める
これらを決めると、他のことも自然と決まります。
1.CPUを決める
CPUはパソコンの性能を左右する重要なポイントです。予算や用途に合わせて、適切なものを選ぶ必要があります。
まずは、インテルプロセッサか、AMDプロセッサかを選びましょう。
- インテル・・・グラフィックスが内蔵されている・AMDより価格が高い・最新モデルは消費電力が少ない
- AMD・・・一部のみにグラフィックスを内蔵・Intelよりも価格が安い・消費電力がやや多い傾向がある
次に、用途に合わせて、どのくらいの性能のCPUを使うのかを決めましょう。
例えば、「高性能なプロセッサで作業やゲームがしたい」のであれば、最新のインテル第13世代、第14世代プロセッサ、もしくはRyzen 7000、Ryzen 8000シリーズのプロセッサが最適です。
それ以外であれば多少古い世代のプロセッサであってもかまいません。ただし、できるだけ新しいプロセッサであった方が性能が良く、長期間使えます。
頻繁に買い替える必要もないので、できるだけ新しいものを選びましょう。
ベンチマークで性能を確認
ある程度使いたいプロセッサが決まったら、次にベンチマークでどのくらいの性能なのかを把握しておきます。
CPUにグラフィックスが内蔵されているものはGPUのグラフィック性能もいっしょに確認しておきましょう。
- CPUのベンチマーク・・・Passmark(CPU)、Geekbench 6、Cinebench 23 (24)など
- GPUのベンチマーク・・・Fire Strike、Time Spyなど
こちらの記事で主なベンチマークと、ゲーミングPCによく使われているCPU、GPUの測定結果を掲載しています。参考にしてください。
関連記事:初売りゲーミングPCはどれがいい?ベンチマークで即決する秘訣を伝授
2.CPUソケットを決める
使いたいCPUを決めたら、次はCPUソケットを決めていきます。
CPUソケットとは、マザーボード上にあってCPUを装着するための部品のことです。様々な種類があり、CPUの種類によって対応するソケットが違ってきます。
主なソケットには次のようなものがあります。
<インテル>
- 1.LGA 1851 :Core Ultra シリーズ
- 2.LGA 1700: 第12世代、第13世代、第14世代 Intel Coreプロセッサーに対応
- 3.LGA 1200: 第10世代、第11世代Intel Coreプロセッサーに対応
- 4.LGA 1151: 第6世代~第9世代Intel Coreプロセッサーに対応
- 5.LGA 2066: Intel Core Xシリーズプロセッサーに対応
<AMD>
- AM5: Ryzen 7000、Ryzen 8000、Ryzen 8000G シリーズプロセッサーに対応
- AM4: Ryzen 5000シリーズ、Ryzen 3000シリーズ、Ryzen 2000シリーズ、Ryzen 1000シリーズ、Athlon with Radeon Vega Graphicsプロセッサーに対応
- TR4: Ryzen Threadripperプロセッサーに対応
- sTRX4: 第3世代Ryzen Threadripperプロセッサーに対応
購入するCPUが、どのCPUソケットに対応しているかを確認しましょう。
例えば、第14世代 Intel Coreプロセッサーを使うのであれば、CPUソケットは「LGA 1700」になります。
また、Ryzen 8000シリーズのプロセッサを使うのであれば、CPUソケットは「AM5」になります。
<CPUソケット決定で確定すること>
CPUソケットを決めると、以下の点が自動的に確定します。
- 対応するCPU(例.LGA1700→第12世代以降のIntel Core、AM5→Ryzen 7000シリーズ)
- 対応するマザーボード(CPUソケットに対応するチップセットを搭載)
- メモリの種類(DDR4またはDDR5)
- 最大搭載メモリ容量
- 拡張スロットの種類と数(PCI Expressやその他あり)
- ストレージの種類と数(M.2スロットやSATAポートの数、対応するストレージの種類)
- 接続端子の種類と数(USBポート、映像出力端子、ネットワーク端子など)
- マザーボードのサイズ (フォームファクタ・ATX、MicroATX、Mini-ITX、E-ATX Extended ATX、Mini-DTX)
- オーバークロックの可否
つまり、一度CPUソケットを決めると、対応するマザーボード(チップセット)がある程度決まり、メモリやストレージ、接続端子、スロットなども自動的に決まるというわけです。
ただし、これは同時に「後で変更できない」ことを意味します。例えば、ストレージをもっと高速な規格のものに変更したいと思っても、
マザーボードがそれに対応していないと変更できません。
したがって、CPUソケットの決定は非常に重要です。将来性を考えて、LGA 1700やAM5などできるだけ新しい規格のものを選んだ方がいいでしょう。
初心者におすすめマザーボードを紹介!
ここでは初心者用のおすすめマザーボードを紹介します。予算は1万円以内とします。万が一、失敗して壊しても買い直せるほど激安価格のものを多く選んでいます。
「MSI A520M-A PRO」
AMDのA520チップセットを搭載したMicroATXマザーボードです。手頃な価格で安定した性能を提供することに重点を置いた、エントリーレベルのPC構築に適したモデルです。
普段使いや軽いゲーム、オフィスワークなど、一般的な用途に適しています。
<スペック>
- ソケット:Socket AM4
- フォームファクタ:Micro ATX
- チップセット:AMD A520
- メモリ:DDR4 DIMM×2(最大64GB)、DDR4-4600(OC)対応
- ストレージ:SATA 6Gbps×4、M.2 32Gbps×1(NVMe SSD、SATA SSD)
- 拡張スロット:PCI Express 3.0 x16スロット×1、PCI Express 3.0 x1スロット×1
- 接続端子:USB 3.2 Gen 1×6、USB 2.0×6、HDMI×1、DVI-D×1、PS/2×2、HD Audio(8ch)
- 価格:4,482円(税込)
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「ASRock A520M-HVS」
ASRockが販売するAMD A520チップセットを搭載したMicroATXマザーボードです。低価格帯ながら、必要な機能をしっかり押さえたコストパフォーマンスに優れたモデルとして人気があります。
普段使いや軽いゲーム、オフィスワークなど、一般的な用途に適しています。予算を抑えたい方や、シンプルな構成でPCを組みたい方におすすめです。
<スペック>
- ソケット:Socket AM4
- フォームファクタ:microATX
- チップセット:AMD A520
- メモリ:DDR4-4733 オーバークロックメモリに対応
- ストレージ:Ultra M.2スロット
- 拡張スロット:PCI Express 3.0 x16スロット
- 接続端子:HDMI、VGA 映像出力端子
- 参考価格:4,480(税込)
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「ASUS PRIME A520M-E」
ASUSが販売するAMD A520チップセットを搭載したMicroATXマザーボードです。PRIMEシリーズはASUSのマザーボードの中ではエントリークラスに位置付けられていますが、安定性と信頼性に定評があり、初めての自作PCや、コストパフォーマンスを重視したPC構築に最適です。
初めての自作や、コストパフォーマンスを重視したPC構築におすすめです。安定性と信頼性を求める方にも適しています。
<スペック>
- ソケット:Socket AM4
- フォームファクタ:microATX
- チップセット:AMD A520
- メモリ:2 x DIMM、Max. 64GB、DDR4
- ストレージ:4 x SATA 6Gb/s、M.2 SSD(1 x M.2 ソケット3、Mキー or NVMe SSD PCIe 3.0 x4接続 or SATA SSD に対応)
- 拡張スロット:PCI Express 3.0 x16スロット、PCI Express 3.0 x1スロット
- 接続端子:1 x USB 3.2 Gen 2、4 x USB 3.2 Gen 1、2 x USB 2.0、3 x Audio jack(s)、1 x LAN (RJ45) port(s)、1 x HDMI、1 x D-Sub、1 x DVI-D、1 x PS/2
- 価格:3,515円
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「ASRock B550M Pro RS ホワイト」
ASRockが販売するAMD B550チップセットを搭載したMicroATXマザーボードです。白い基板を採用したスタイリッシュなデザインが特徴で、コストパフォーマンスと拡張性を両立したモデルとして人気があります。
白いPCケースと組み合わせることで、スタイリッシュなPCを構築できます。ゲームやクリエイティブな作業など、幅広い用途に対応できるでしょう。
特に、高速なストレージやネットワーク環境を求める方におすすめです。
<スペック>
- ソケット:Socket AM4
- フォームファクタ:MicroATX
- チップセット:AMD B550
- メモリ:4 x DDR4 DIMM スロット、最大 128GB、DDR4-4733+(OC)
- ストレージ:4 x SATA3 6Gb/s ポート、1 x Hyper M.2 ソケット (M2_1、Key M), タイプ 2280 (PCIe 4.0 x4)、1 x M.2 ソケット (M2_2、Key M), タイプ 2280 (SATA3 6Gb/s / PCIe 3.0 x2)
- 拡張スロット:1 x PCIe 4.0 x16 スロット、1 x PCIe 3.0 x4 スロット (x16形状)、1 x PCIe 3.0 x1 スロット
- 接続端子:1 x DisplayPort 1.4、1 x HDMI 2.1、4 x USB 3.2 Gen1 (Type-A)、2 x USB 2.0 (Type-A)、1 x RJ-45 LAN ポート (2.5GbE)、3 x オーディオジャック、1 x PS/2、
- 価格:12,658円(税込)
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中級者におすすめマザーボードを紹介!
ここでは中級者向けのマザーボードを紹介します。予算は1万円~2万円程度とします。以前は3万円ほどしたものが今は2万円前後で購入できるなどお買い得です。中には、年末年始セール、初売りセールなどでかなり安くなっているものもあります。
「ASUS TUF GAMING B760M-E D4」
ASUSのTUF GAMINGシリーズに属するIntel B760チップセット搭載のMicroATXマザーボードです。耐久性と安定性に重点を置きつつ、ゲーマーが必要とする機能をバランス良く備えています。
初めての自作PCや、コストパフォーマンスを重視したゲーミングPCの構築に最適です。
<スペック>
- ソケット:LGA1700
- フォームファクタ:MicroATX
- チップセット:Intel B760
- メモリ:4 x DIMM スロット、最大 128GB、DDR4
- ストレージ:1 x M.2_1 ソケット (Key M), タイプ 2242/2260/2280 (PCIe 4.0 x4 モード)、1 x M.2_2 ソケット (Key M), タイプ 2242/2260/2280 (PCIe 4.0 x4 & SATA モード)、4 x SATA 6Gb/s ポート
- 拡張スロット:1 x PCIe 4.0 x16 スロット (CPU接続)、1 x PCIe 3.0 x1 スロット
- 接続端子:1 x DisplayPort 1.4、1 x HDMI 2.1、4 x USB 3.2 Gen 2 (Type-A)、1 x USB 3.2 Gen 2×2 (Type-C)、2 x USB 2.0 (Type-A)、1 x Realtek 2.5Gb イーサネット、3 x オーディオジャック
- 価格:9,880円(税込)
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「MSI PRO B760M-A」
MSIのPROシリーズに属するIntel B760チップセット搭載のMicroATXマザーボードです。ビジネスや日常用途に適した安定性と信頼性を重視しつつ、最新の機能も搭載したバランスの取れたモデルです。
ビジネス用途や日常使いに最適で、オフィスワークやウェブブラウジングなど、一般的な タスクを快適にこなすことができます。
ただし、あなたがゲーマーで、より高いパフォーマンスやゲーミング向けの機能を求めるのであれば、MSIのMPGやMAGシリーズ、あるいはASUSのTUF GAMINGシリーズなどのマザーボードを検討するのも良いでしょう。
<スペック>
- ソケット:LGA1700
- フォームファクタ:MicroATX
- チップセット: Intel B760
- メモリ:DDR4 DIMM×4 (最大128GB)、DDR4-5333+(OC)/3200/2933/2800 MHz
- ストレージ:M.2 スロット×2、SATA 6Gb/s ポート×4
- 拡張スロット:PCIe 4.0 x16スロット×1、PCIe 4.0 x4 スロット×1 (×16スロット形状)、PCIe 3.0 x1 スロット×1
- 接続端子:USB 3.2 Gen 2×2 (Type-A×2)、USB 3.2 Gen 1×7 (Type-A×4、ヘッダピン×4、Type-C 内部コネクタ×1)、USB 2.0×6 (Type-A×2、ヘッダピン×4)、DisplayPort 1.4 ×2
HDMI 2.1 ×2、オーディオジャック×3 (Realtek ALC897)、2.5ギガビットイーサネット×1 (Realtek RTL8125BG) - 価格:11,980円
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「ASRock B650 Steel Legend WiFi」
ASRockが販売するAMD B650チップセットを搭載したATXマザーボードです。白い基板とシルバーのヒートシンクを組み合わせた美しいデザインが特徴で、最新のRyzenプロセッサに対応した高い性能と豊富な機能を備えています。
特に、高速なストレージやネットワーク環境、豊富なインターフェースを求める方におすすめです。美しいデザインのPCを構築したい方にも最適です。
<スペック>
- ソケット:Socket AM5
- フォームファクタ:ATX
- チップセット:AMD B650
- メモリ:4 x DDR5 DIMM スロット、最大 192GB、DDR5-7200+(OC)
- ストレージ:1 x Blazing M.2 ソケット (M2_1、Key M), タイプ 2260/2280 (PCIe 5.0 x4)、1 x Hyper M.2 ソケット (M2_2、Key M), タイプ 2230/2260/2280 (PCIe 4.0 x4)、1 x Hyper M.2 ソケット (M2_3、Key M), タイプ 2260/2280 (PCIe 4.0 x4)、4 x SATA3 6Gb/s ポート (2ポートはASM1061)
- 拡張スロット:1 x PCIe 5.0 x16 スロット (CPU接続)、1 x PCIe 3.0 x4 スロット (x16形状) (チップセット接続)、1 x PCIe 4.0 x1 スロット (チップセット接続)
- 接続端子:1 x DisplayPort 1.4、1 x HDMI 2.1、1 x USB 3.2 Gen2x2 (Type-C)、1 x USB 3.2 Gen2 (Type-A)、4 x USB 3.2 Gen1 (Type-A)、4 x USB 2.0 (Type-A)、1 x RJ-45 LAN ポート (2.5GbE)、1 x 光デジタル出力 (S/PDIF)、5 x オーディオジャック、2 x Wi-Fi アンテナ接続端子
- 価格:23,980(税込)
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「MSI PRO Z790-P」
MSIのPROシリーズに属するIntel Z790チップセット搭載のATXマザーボードです。ビジネスや日常用途に適した安定性と信頼性を重視しつつ、第13世代Intel Coreプロセッサの性能を最大限に引き出すための機能を備えています。DDR5に対応するバージョンを選ぶことで、将来的なアップグレードにも対応できます。
<スペック>
- ソケット:LGA1700
- フォームファクタ:ATX
- チップセット: Intel Z790
- メモリ:DDR5 DIMM×4 (最大128GB) DDR5-7000(OC)対応
- ストレージ:M.2 64Gbps×4、SATA 6Gbps×6
- 拡張スロット:PCI Express 5.0 x16スロット×1、PCI Express 4.0 x4スロット×1 (形状はx16)、PCI Express 3.0 x1スロット×1 (形状はx16)、PCI Express 3.0 x1スロット×1
- 接続端子:USB 3.2 Gen 2×2 ×1 (Type-C×1)、USB 3.2 Gen 2×2 (Type-A×1、Type-C 内部コネクタ×1)、USB 3.2 Gen 1×6 (Type-A×2、ヘッダピン×4)、USB 2.0×8 (Type-A×4、ヘッダピン×4)、PS/2×1、オーディオジャック×6 (Realtek ALC897)、Intel 2.5ギガビットイーサネット×1
- 価格:19,880円(税込)
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上級者におすすめのマザーボードを紹介!
ここでは上級者用のマザーボードを紹介します。予算は3万円~4万円とします。拡張性や機能性に優れたものが多く、ハイエンドな自作PCを組み立てたい人に最適です。
「MSI MAG X670E TOMAHAWK WIFI」
MSI の MAG シリーズに属する AMD X670E チップセット搭載の ATX マザーボードです。最新の Ryzen 8000/7000 シリーズプロセッサに対応し、ゲーミングに必要な機能を豊富に備えながら、コストパフォーマンスにも優れたモデルです。特に、高速なストレージやネットワーク環境、豊富なインターフェースを求める方におすすめです。
<スペック>
- ソケット:Socket AM5
- フォームファクタ:ATX
- チップセット:AMD X670E
- メモリ:DDR5 DIMM×4 (最大192GB) DDR5-6000+(OC)/5200/4800/3600対応
- ストレージ:M.2 スロット×4、SATA 6Gb/s ポート×4 (AMD X670)
- 拡張スロット:PCIe 5.0 x16スロット×1、PCIe 4.0 x4 スロット×1 (×16スロット形状)、PCIe 4.0 x2 スロット×1 (×16スロット形状 ※M.2(M2_4)スロットと共有仕様の為、本スロット利用時、M2_4スロットの動作モードは×2接続になります)、PCIe 3.0 x1 スロット×1
- 接続端子:USB 3.2 Gen 2×2 ×1 (Type-C×1)、USB 3.2 Gen 2×3 (Type-C×2, Type-A×1)、USB 3.2 Gen 1×8 (Type-A×4、ヘッダピン×4)、USB 2.0×4 (ヘッダピン×2, 4ポート対応)、HDMI 2.1 ×1、DisplayPort 1.4 ×1
オーディオジャック×5 (Realtek ALC1200)、2.5ギガビットイーサネット×1 (Realtek RTL8125BG)、Wi-Fi 6E (AMD)、Bluetooth 5.3 (AMD) - 価格:38,015円
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「ASUS PRIME Z890-P-CSM」
ASUS PRIME Z890-P-CSMは、ASUSのPRIMEシリーズに属するIntel Z890チップセット搭載のATXマザーボードです。PRIMEシリーズはASUSのマザーボードの中ではエントリークラスに位置付けられていますが、安定性と信頼性に定評があり、最新の第13世代Intel Coreプロセッサ (Raptor Lake) と将来のIntel Core Ultraプロセッサ (Meteor Lake) に対応しています。
<スペック>
- ソケット:LGA 1851 (Core Ultra 9 1003H/Core Ultra 7 1003H/Core Ultra 7 1002H/Core Ultra 5 1003H/Core Ultra 5 1002H)
- フォームファクタ:ATX
- チップセット: Intel Z890
- メモリ:DDR5 DIMM×4 (最大192GB) DDR5-6400(OC)対応
- ストレージ:M.2 64Gbps×4、SATA 6Gbps×4
- 拡張スロット:PCI Express 5.0 x16スロット×1、PCI Express 4.0 x4スロット×2 (形状はx16)、PCI Express 3.0 x1スロット×1 (形状はx16)
- 接続端子:USB 3.2 Gen 2×2 ×1 (Type-C×1)、USB 3.2 Gen 2×1 (Type-C×1)、USB 3.2 Gen 1×8 (Type-A×4、ヘッダピン×4)、USB 2.0×8 (Type-A×2、ヘッダピン×6)、PS/2×1、HDMI×1、DisplayPort×1、オーディオジャック×5 (Realtek ALC897)、Intel 2.5ギガビットイーサネット×1
- 価格:39,646円
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「ASUS PRIME X870-P-CSM」
ASUS PRIME X870-P-CSMは、ASUSのPRIMEシリーズに属するAMD X870チップセット搭載のATXマザーボードです。PRIMEシリーズはASUSのマザーボードの中ではエントリークラスに位置付けられていますが、安定性と信頼性に定評があり、最新のRyzen 7000シリーズプロセッサに対応しています。CSM (Corporate Stable Model) は、法人向けの安定供給モデルを意味します。
<スペック>
- ソケット:Socket AM5
- フォームファクタ:ATX
- チップセット:AMD X870
- メモリ:DDR5 DIMM×4 (最大256GB) DDR5-8000+(OC)/5200/4800/4400/3600対応
- ストレージ:M.2 スロット×4、SATA 6Gb/s ポート×2 (AMD X870 ※M.2_4スロットと排他仕様の為同時使用不可)
- 拡張スロット:PCIe 5.0 x16スロット×1、PCIe 4.0 x1 スロット×1、PCIe 4.0 x1 スロット×2
- 接続端子:USB 40Gbps (USB4) Type-C ×2 (AMD + ASMedia USB4) (※DP over USB-C対応)、USB 10Gbps (USB3.2 Gen2) Type-A ×1 (AMD)、USB 5Gbps (USB3.2 Gen1) Type-A ×3 (AMD)、USB 2.0 ×4 (AMD)
USB 10Gbps (USB3.2 Gen2) フロント Type-C ポート ×1 (AMD)、USB 5Gbps (USB3.2 Gen1) ポート ×2 (AMD : ヘッダピン×1, 2ポート対応)、USB 2.0 ポート ×4 (AMD : ヘッダピン×2, 4ポート対応)、HDMI 2.1 ×1
オーディオジャック×3 (Realtek ALC897)、2.5ギガビットイーサネット×1 (Realtek) - 価格:40,548円(税込)
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「ASUS ROG STRIX Z890-A」
ASUS のゲーミングブランド ROG (Republic of Gamers) の STRIX シリーズに属する Intel Z890 チップセット搭載の ATX マザーボードです。高性能なゲーミング PC の構築に最適な、豊富な機能と高い拡張性を備えたモデルです。最新の CPU や GPU の性能を最大限に引き出し、快適なゲーム環境を実現できます。
特に、高速なストレージやネットワーク環境、豊富なインターフェースを求めるゲーマーにおすすめです。
<スペック>
- ソケット:LGA 1851 (Core Ultra 9 1003H/Core Ultra 7 1003H/Core Ultra 7 1002H/Core Ultra 5 1003H/Core Ultra 5 1002H)
- フォームファクタ:ATX
- チップセット:Intel Z890
- メモリ:DDR5 DIMM×4 (最大192GB)、DDR5-6400+(OC)対応
- ストレージ:M.2 スロット×4、SATA 6Gb/s ポート×6 (Intel Z890)
- 拡張スロット:PCIe 5.0 x16スロット×1、PCIe 4.0 x4 スロット×1 (×16スロット形状 ※M.2_2スロットと排他仕様の為、同時使用不可)、PCIe 3.0 x1 スロット×1 (×16スロット形状)
- 接続端子:USB 3.2 Gen 2×2 ×1 (Type-C×1)、USB 3.2 Gen 2×3 (Type-C×1, Type-A×2)、USB 3.2 Gen 1×10 (Type-A×6、ヘッダピン×4)、USB 2.0×4 (ヘッダピン×2, 4ポート対応)、Thunderbolt 4 ×1 (Type-C×1)
HDMI 2.1 ×1、DisplayPort 1.4 ×1、オーディオジャック×5 (Realtek ALC4080)、Intel 2.5ギガビットイーサネット×1、Wi-Fi 6E - 価格:64,542円
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その他のPC自作用パーツを揃えよう!
CPUとマザーボードが決まったら、いよいよPC自作のスタートです!残りのパーツを揃えて、理想のPCを組み立てましょう。
ここでは、各パーツの役割、選び方のポイント、そしておすすめの製品例を詳しく解説していきます。
1. PCケース
PCケースは、マザーボード、CPU、グラフィックボードなど、すべてのPCパーツを収納する筐体です。いわばPCの「家」のようなものです。
選び方のポイント
- サイズ: マザーボードのフォームファクタ (ATX、MicroATX、Mini-ITX) に合ったサイズを選びましょう。
- デザイン: シンプルなデザイン、ゲーミングPCらしい派手なデザインなど、好みに合わせて選びましょう。
- エアフロー: PC内部の冷却効率を高めるために、エアフロー (空気の流れ) が良いケースを選びましょう。
- 拡張性: 将来的なパーツの増設を考慮して、ドライブベイや拡張スロットの数が多いケースを選びましょう。
- 材質: スチール、アルミ、強化ガラスなど、材質によって耐久性や価格が異なります。
- 機能: USBポート、オーディオジャック、ファンコントローラーなどの機能も考慮しましょう。
おすすめ製品例
- Fractal Design Define 7 Compact: 静音性と拡張性に優れたATXケース。
- NZXT H510 Flow: エアフローに優れたコンパクトなATXケース。
- Cooler Master MasterBox NR200P: 小型で高性能なMini-ITXケース。
2. 電源ユニット
電源ユニットは、PC全体に電力を供給する重要なパーツです。PCの安定動作には、信頼性の高い電源ユニットを選びましょう。
選び方のポイント
- 容量: 消費電力が大きいグラフィックボードを搭載する場合は、余裕を持った容量 (ワット数) を選びましょう。
- 80PLUS認証: 電源の変換効率を示す80PLUS認証を取得した製品を選びましょう。80PLUS Gold以上がおすすめです。
- ケーブル: 必要なケーブルの種類と数が揃っているか確認しましょう。モジュラー式であれば、不要なケーブルを取り外してPC内部をスッキリさせることができます。
- 保護回路: 過電圧保護、過電流保護、ショート回路保護などの保護回路が搭載されているか確認しましょう。
- メーカー: 信頼性の高いメーカーの製品を選びましょう。Corsair、Seasonic、Antecなどがおすすめです。
おすすめ製品例
- Corsair RM850x (80PLUS Gold): 安定性と静音性に優れた850W電源。
- Seasonic FOCUS GX-750 (80PLUS Gold): 高効率で静音性に優れた750W電源。
3. グラフィックボード (GPU)
グラフィックボードは、PCの画像処理を担当するパーツです。ゲームや動画編集など、高いグラフィック性能が必要な場合は必須です。
選び方のポイント
- GPU: NVIDIA GeForce RTXシリーズ、AMD Radeon RXシリーズなど、性能に合わせて選びましょう。
- メモリ: GDDR6、GDDR6Xなど、メモリの容量と種類も重要です。
- 冷却性能: 高性能なGPUは発熱量が多いため、冷却性能の高いグラフィックボードを選びましょう。
- 出力端子: ディスプレイに接続するための出力端子 (HDMI、DisplayPort) の種類と数を 確認しましょう。
- 消費電力: 電源ユニットの容量に合ったグラフィックボードを選びましょう。
おすすめ製品例
- NVIDIA GeForce RTX 4070 Ti: 高画質・高フレームレートでゲームを楽しめるハイエンドGPU。
- AMD Radeon RX 7900 XT: 4Kゲーミングに対応する高性能GPU。
4. ストレージ
ストレージは、OS (オペレーティングシステム) やデータを保存するパーツです。SSD (Solid State Drive) とHDD (Hard Disk Drive) があります。
選び方のポイント
- 種類: 高速なSSD (特にNVMe SSD) がおすすめです。
- 容量: OSやアプリケーション、データなどを保存するのに十分な容量を選びましょう。
- インターフェース: マザーボードが対応するインターフェース (SATA、M.2) を選びましょう。
- 速度: 読み書き速度が速いほど、PCの動作が快適になります。
おすすめ製品例
- Samsung 980 PRO 1TB: 高速なPCIe 4.0対応のNVMe SSD。
- Crucial P3 Plus 2TB: 大容量でコスパに優れたNVMe SSD。
- Western Digital WD Blue 4TB: 大容量データの保存に適したHDD。
5. メモリ
メモリは、CPUが処理するデータを一時的に記憶するパーツです。容量が大きいほど、多くのデータを処理することができます。
選び方のポイント
- 規格: マザーボードが対応する規格 (DDR4/DDR5) を選びましょう。
- 容量: 8GB、16GB、32GBなど、用途に合わせて選びましょう。
- 速度: メモリ速度が速いほど、PCの動作が快適になります。
- レイテンシ: レイテンシ (CL値) が低いほど、データへのアクセス速度が速くなります。
- デュアルチャネル/クアッドチャネル: 2枚または4枚セットで動作させることで、メモリ速度を向上させることができます。
おすすめ製品例
- Crucial DDR4-3200 16GB Kit: 安定性とコスパに優れたDDR4メモリ。
- G.Skill Trident Z5 Neo DDR5-6000 32GB Kit: 高速なDDR5メモリ。
6. CPUクーラー
CPUクーラーは、CPUの熱を冷ますために必要なパーツです。CPUの安定動作には、適切なCPUクーラーを選びましょう。
選び方のポイント
- 種類: 空冷式と水冷式があります。
- 冷却性能: TDP (Thermal Design Power) 値を参考に、CPUの発熱量に合った冷却性能を選びましょう。
- 静音性: 静音性に優れたCPUクーラーを選びましょう。
- サイズ: PCケースに収まるサイズを選びましょう。
- 取り付け方法: 取り付け方法が簡単なCPUクーラーを選びましょう。
おすすめ製品例
- Noctua NH-U12S redux: 高い冷却性能と静音性を両立した空冷式CPUクーラー。
- Corsair iCUE H100i ELITE CAPELLIX XT: 高性能な水冷式CPUクーラー。
これらのパーツを揃えることで、PC自作の準備は完了です。
あとは組み立てるだけです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
自分にぴったりのマザーボードが見つかりましたか?
PC自作は一見難しそうに思えますが、一度経験してしまうと、後は意外とすんなりと組み立てられるものです。
過去に使ったパーツを再活用したり、覚えた知識を活用してより性能の高いPCを組み上げたりと、
PC自作に挑戦するメリットはたくさんあります。
まだ試したことのない人はぜひチャレンジしてみてください。
PCに対する考え方ががらりと変わり、新しいことにどんどんチャレンジしてみたくなります。
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