ANBERNIC RG Slideレビュー!スライド式とPS2ゲーム性能を評価

ANBERNIC RG Slide 外観
2025年6月20日に発売された「ANBERNIC RG Slide」は、ソニー「PSP Go」を彷彿とさせる「スライド式」を採用したことで注目を集めているAndroid携帯ゲーム機です。

このレビューでは、ANBERNIC RG Slideの最大の特徴であるスライド機構が操作性や携帯性にどう影響するのか、そしてUnisoc T820プロセッサの「PS2ゲーム性能」は果たして実用レベルなのかを、徹底的に検証しました。

先に結論からお伝えしましょう

ANBERNIC RG Slide の長所(Pros):

  • 「PSP Go」を彷彿とさせる、所有欲を満たすスライド機構
  • T618機を圧倒し、PS2ゲームも動作するUnisoc T820のパフォーマンス
  • レトロゲーム(4:3)に最適な4.7インチ120Hzの高品質ディスプレイ
  • AnTuTu 50万点台の性能と機能で2万円台という高いコストパフォーマンス
  • 音がこもらない理想的なフロントステレオスピーカー
  • ゲーム体験を変える革新的な「AIリアルタイム翻訳」機能

ANBERNIC RG Slide の短所(Cons):

  • 「PSP Go」とは真逆の「重さ(約379g)」と「厚み」
  • PS2エミュレーターの性能は万能ではなく、重いゲームはカクつく
  • 日本語説明書がなく、Androidやエミュレーターの初期設定ハードルが非常に高い
  • スライド式特有のボタン配置(スタート/セレクトが押しにくい)
  • 日本国内でのWi-Fi/Bluetooth使用を妨げる「技適」マークの不在

総合評価:

ANBERNIC RG Slideは、「スライド式」という他のAゲーム機にはないユニークなデザインを採用したゲーム機です。負荷の高いPS2ゲームは快適に動作しませんが、スライドで収納してコンパクトに持ち運びたい人や、AndroidゲームとレトロなPSPやPS1、NEOGEO、PCエンジンなどのゲームの両方を楽しみたい人に最適です。

この記事で分かること

  1. 外観・デザイン: スライド機構の感触、PSP Goとのサイズ・重量・厚さの比較、質感、カラー、モニター出力、付属品、TFカードスロットの使いにくさ
  2. プロセッサ性能: Unisoc T820、Antutu、Geekbenchなどのベンチマークのスコア、他のCPUとの性能比較
  3. PS2ゲーム性能: 『ゴッド・オブ・ウォー』、『グランツーリスモ4』、『アウトラン2』など、人気タイトルの実測フレームレート(FPS)、動作感、性能の限界
  4. Androidゲーム性能: 『原神』、『Call of Duty: Warzone Mobile』の推奨グラフィック設定と実測フレームレート(FPS)
  5. 冷却・発熱: アクティブ冷却(高速ファン+ヒートパイプ)の性能、高負荷時の本体温度、ファンノイズ(静音性)
  6. メモリ・ストレージ: 8GB RAM(LPDDR4X)のマルチタスク性能、128GB UFS2.2のロード速度、TFカード拡張(最大2TB)、内蔵ゲーム(収録ゲーム)の有無
  7. ディスプレイ・オーディオ: 4.7インチ(1280×960)、120Hz LTPS液晶の品質、4:3アスペクト比のメリット、フロントステレオスピーカーの音質、3.5mmイヤホン端子
  8. 操作性: ボタン配置(スタート/セレクトの位置)、スライド式特有のホールド感(重心)、キーマッピング機能、振動モーターの感触
  9. ソフトウェア・使い方: Android 13、初期設定のハードル、ランチャー、エミュレーター、PS2ソフト吸出し方法、OTA、カスタムファームウェア
  10. バッテリー・通信: 5000mAhの持続時間、充電時間、技適、ストリーミング(Steam、Moonlight)、クラウドゲーム(Xbox Game Pass)
  11. AI機能: 「AIリアルタイム翻訳」のレビュー、AIゲーム攻略アシスタント、「AIスクエア」の実用性
  12. 総評: メリットとデメリットの全まとめ、5段階評価、どんな人におすすめか
  13. 価格・購入先: ANBERNIC公式サイト、Amazon、AliExpressでの販売価格、セール情報
  14. ライバル機種との価格・比較: RG 477M,RG CubeXXなど

この記事を最後まで読むことで、「ANBERNIC RG Slide」が本当に最適なAndroidゲーム機なのか、購入するべきかどうかがはっきりと分かるはずです。購入に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

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公式ページ:ANBERNIC RG Slide

デザイン:ANBERNIC RG Slide、懐かしさと堅牢性を両立したスライドボディ

ANBERNIC RG Slide 正面の外観

ここでは、ANBERNIC RG Slideの最も特徴的な部分であるデザイン、携帯性、そして拡張性について、実際に手に取って感じた点をお伝えします。スライド機構という懐かしいギミックが現代の技術でどう昇華されたのか、その詳細を見ていきます。

所有欲を満たす質感と心地よいスライド機構

ANBERNIC RG Slideを初めて手にしたとき、まず感じたのはその「ずっしりとした重み」です。質感は金属製ではなく、サラサラとした手触りのマットなプラスチック製ですが、安っぽさはなく、ビルドクオリティはしっかりしています。かつての名機「PSP Go」を彷彿とさせるデザインですが、手に取るとその印象は変わります。

ANBERNIC RG Slide 側面と電源ボタン、音量ボタン

このデバイスの真骨頂は、やはりスライド機構にあります。親指でスクリーンを押し上げると、自動スプリングスライドレールが作動し、しっかりとした手応えと共に操作部が現れます。この動きは驚くほどスムーズで、画面のブレやがたつきは一切感じられません。このギミックを操作するだけでも、ガジェット好きの心をくすぐります。

サイズ・重量・カラーで見る携帯性

携帯性を数値で見てみましょう。ANBERNIC RG Slide長さ15.4cm x 幅9cm x 厚さ2.6cm重量は約379g(実測値では378g〜380g)です。正直なところ、「PSP Go」のような小型軽量さを想像していたため、手に取ると、予想していたよりもはるかに大きく、ずっしりとした重厚感がありました。

重量バランスもやや上部(画面側)に寄っているように感じられ、快適な持ち方を見つけるまで少し戸惑いました。ポケットに入れて気軽に持ち運ぶというよりは、カバンにしっかり収めて携帯するデバイスだと感じます。

ANBERNIC RG Slideの上部

カラーバリエーションは、シックなブラックとホワイトの2色展開です。どちらのカラーもコーティングのないマットな質感で、指紋が目立ちにくい印象です。今回レビューしたブラックは、ボタンやスティックまで含めて黒で統一されており、非常に一体感のあるデザインです。ホワイトも清潔感があり、どちらも安っぽさを感じさせない仕上げになっていると感じました。

ポート類とモニター出力

ANBERNIC RG Slideの底面ポート

インターフェースの配置は実用的です。本体下部に3.5mmイヤホンジャックと充電用のUSB Type-Cポートが、右側面に電源ボタンと音量ボタン、そして左側面には最大2TBまで対応するTFカード(MicroSD)スロットが配置されています。

注目すべきは、USB Type-Cポート1080pのDisplay Port出力(モニター出力)に対応している点です。例えば、外出先で『原神』をプレイし、家に帰ってからはUSB-Cケーブル一本でテレビに接続。Bluetoothでコントローラーを繋げば、すぐに大画面で冒険の続きを楽しめます。この「ホームビデオゲームコンソールに変身」する機能は、本機の大きな魅力です。

ただし、使い勝手で気になった点もあります。左側面のTFカードスロットはカバーがなく、スロットも深いため、カードの抜き差しが非常にしにくいです。爪だけでは難しく、ピンセットなどが必要になる場合もありました。

ANBERNIC RG Slideの映像出力

付属品と注意点

付属品として、Type-C充電ケーブル、スクリーンプロテクター(ガラスフィルム)、スティックキャップ、そして説明書が同梱されています。パッケージはスマートフォンのように凝ったデザインで、スクリーンプロテクターが最初から付いているのは、露出している画面を保護するうえで非常に助かります。

ただし、大きな注意点として、付属の説明書は英語と中国語のみです。日本語には対応していないため、Android端末やエミュレータの初期設定に慣れていない場合は、使い方を別途調べる必要があり、ここで戸惑うかもしれません。

まとめ:デザイン

  • デザインと質感: PSP Goを彷彿とさせるが、実際は厚みがあり重厚。質感はマットなプラスチック製でビルドクオリティは高い。
  • スライド機構: スプリングアシストによるスムーズな開閉は、触っているだけで楽しいギミック。
  • サイズと重量: 約379g、厚さ2.6cm。数値以上にずっしりとした重さを感じ、携帯性より安定感を重視した設計。
  • カラーバリエーション: モダンでシックなブラック、ホワイトの2色展開。
  • モニター出力: USB Type-C経由での1080p映像出力に対応し、携帯機と据え置き機の2-in-1として活用できる。
  • ポートの使い勝手: TFカードスロットはカバーがなく、カードの交換がしにくい。

パフォーマンス:ANBERNIC RG Slide T820チップ性能を検証

ANBERNIC RG SlideのCPU

ここでは、ANBERNIC RG Slideのパフォーマンスとゲーム性能について紹介します。

Antutuベンチマーク

ANBERNIC RG Slideが搭載するCPUは「Unisoc T820」です。これは2022年11月に発表された6nmプロセス製造のミッドレンジSoC(システムオンチップ)で、CPU構成は1つの高性能Cortex-A76(2.7GHz)、3つのCortex-A76(2.3GHz)、4つの高効率Cortex-A55(2.1GHz)というオクタコア(8コア)構成になっています。GPU(グラフィックス処理)には「Quad-core Mali-G57」を採用しており、最大850MHzで動作します。

Antutuベンチマーク結果は以下のようになっています。

ANBERNIC RG SlideのAntutuベンチマーク

[Antutuバージョン 10]

Antutu V10 総合で「549158」、CPUで「186396」、GPUで「114378」、MEMで「129835」、UXで「118549」

総合スコアは約50~55万、CPU性能は約17~19万、GPU性能は9~11万になることが多いようです。

他のベンチマーク結果

  • Geekbench 6のシングルコアで「888」、マルチコアで「2433」
  • 3DMark Wild Life Extremeで約「560」
  • 3DMark Sling Shotで約「3600〜4700」
  • PCMark Work 3.0で約「12700」

ベンチマーク結果からわかること

AnTuTu V10の総合スコアが約54万点、GPUスコアが約9万〜11万点台 という結果から、ミッドレンジクラスの性能を持っていることがわかります。特にGeekbench 6のシングルコアスコアが高いのは、Cortex-A76の高クロック動作が効いているためです。PCMark Work 3.0のスコアも約12,700点と高く、日常的な操作やアプリの動作は快適であることを示しています。

一方で、3DMark Wild Life Extremeのスコアは約560点となっており、GPU性能(3D描画性能)はCPU性能に比べると控えめです。総じて、日常使用やレトロゲームのエミュレーションには十分なパワーを持ちつつ、コストパフォーマンスを重視したチップと言えます。

Unisoc T820 性能を比較

ANBERNIC RG Slideが搭載するUnisoc T820 プロセッサは他の携帯ゲーム機と比べて、どのくらいの性能なのでしょうか?ベンチマークで比較してみました。

ANBERNIC RG Slide グラフ Antutu-Unisoc-T820

CPUランキング

※Antutu V10 ベンチマーク総合スコアで比較したものです。

  1. MediaTek Dimensity 8300 (ANBERNIC RG557)・・・Antutu:125万点
  2. Qualcomm Snapdragon 865 (Retroid Pocket Flip 2)・・・Antutu:84万点
  3. MediaTek Dimensity D1100 (Retroid Pocket Flip 2)・・・Antutu:69万点
  4. Unisoc T820 (ANBERNIC RG Slide)・・・Antutu:54万点
  5. MediaTek Helio G99・・・(AYANEO Pocket MICRO Classic)・・・Antutu:40万
  6. Unisoc USMS 9230S (KINHANK K56)・・・Antutu:33万点
  7. UNISOC T618 (ANBERNIC RG405M)・・・Antutu:30万点

比較から分かること

この比較から、ANBERNIC RG Slideが搭載するUnisoc T820(AnTuTu約54万点)は、旧世代のミッドレンジ機(例:ANBERNIC RG405M)で採用されていたUNISOC T618(AnTuTu約30万点)と比べて、性能が大きく向上していることが分かります。

また、AYANEO Pocket MICRO ClassicのHelio G99(AnTuTu約40万点)よりも優れています。しかし、Retroid Pocket Flip 2が搭載するMediaTek D1100(AnTuTu約69万点)や、ANBERNIC RG557が搭載するMediaTek Dimensity 8300(AnTuTu約125万点)のようなハイエンド機と比較すると、まだ性能差があります。RG Slideは、T618機からのステップアップとしては魅力的ですが、性能的には「ミッドレンジ」に位置づけられるモデルと言えます。

発熱と冷却性能:ANBERNIC RG Slideのアクティブ冷却の実力

ANBERNIC RG Slideの背面

ここでは、ANBERNIC RG Slideの「発熱と冷却性能」について、実際にゲームをプレイして感じた本体の温度やファンの動作音に焦点を当ててレビューします。

ファン+ヒートパイプによるアクティブ冷却

ANBERNIC RG Slideは、Unisoc T820のパフォーマンスを安定させるため、「高速ファン+ヒートパイプによるアクティブ冷却」システムを搭載しています。本体背面には効率的に熱を排出するための吸気口と排気口がデザインされており、この点がファンレスの機種との大きな違いです。

実際に『原神』やPS2の『ゴッド・オブ・ウォー』など、高い負荷がかかるゲームを1時間ほどプレイし続けてみました。すると、本体の背面、特に排気口のあたりがじんわりと温かくなるのを感じましたが、不快に感じるほどの高温にはなりませんでした。これはアクティブ冷却がしっかりと機能している証拠でしょう。ベンチマークテスト中の最高温度も約44℃と、比較的低温に抑えられているようです。

ファンの動作モードはクイック設定パネルから調整可能です。最大設定(Strong)にすると、「シー」という高めの風切り音は聞こえてきます。しかし、50cmも離れれば最大でも34db程度という静音設計のおかげか、ゲームのスピーカー音にかき消されるレベルで、プレイ中にファンの音が気になって集中できない、ということはありませんでした。

まとめ:発熱と冷却性能

  • 冷却システム: 高速ファンとヒートパイプによるアクティブ冷却機構を搭載。
  • 発熱: 『原神』などの高負荷ゲームを長時間プレイすると本体背面が温かくなるが、低温に抑えられている。
  • ファンの音: 最大設定では風切り音がするものの、ゲームプレイを妨げるほどの騒音ではなく静かな印象。
  • 性能維持: アクティブ冷却により、長時間のゲームプレイでもパフォーマンスの安定が期待できる。

ゲーム性能

ここではANBERNIC RG Slideのゲーム性能について、PS2エミュレーターゲーム、Androidゲームの2つにわけて詳細に紹介します。

PS2エミュレーターゲーム:ANBERNIC RG Slideで快適に動作するか?

ANBERNIC RG SlideでPS2版『ゴッド・オブ・ウォー』をプレイ

ANBERNIC RG Slideが搭載するUnisoc T820が、PS2ゲームでどのくらい快適にプレイできるのか、特に人気の高いゲームタイトルでの動作感を、具体的なフレームレートを交えて紹介します。

ゴッド・オブ・ウォー

PS2の中でもトップクラスのグラフィック負荷を誇る『ゴッド・オブ・ウォー』は、T820にとっても試金石となるタイトルです。実際にプレイしてみると、レンダリング解像度をネイティブの1xに設定しても、常時安定した動作は難しいという印象でした。

フィールドを移動しているだけなら 45fpsから55fps 程度を維持し、一見スムーズに見えますが、複数の敵と対峙する戦闘シーンになると状況は一変。派手なエフェクトが飛び交うと、フレームレートは 30fps台 まで一気に落ち込み、クレイトスの動きが鈍重になるのを感じました。快適に遊ぶには、グラフィック設定をかなり追い込むか、処理の軽い場面に限定する必要がありそうです。

グランツーリスモ4

美しいグラフィックが魅力の『グランツーリスモ4』も試してみました。まず、車両が自分だけのタイムトライアルでは 50fps前後で安定して走行でき、非常に快適です。しかし、これが本番のレースになると話が変わります。

多くのライバル車と同時に走行すると、スタート直後の混戦時や、複数の車が密集するコーナーでは、処理負荷の増加が顕著です。フレームレートは 35fpsから45fps程度まで低下し、明らかなカクつきが発生。レースゲームとしての緊張感を少し削がれてしまうのが残念でした。

アウトラン2(OutRun2 SP)

アーケードの爽快感をそのまま移植した『アウトラン2』は、常にスムーズな動作が求められるタイトルです。しかし、T820の性能をもってしても、このゲームのエミュレーションはかなり厳しい結果となりました。

ネイティブ解像度(1x)に設定しても、目標となる60fpsを維持することは難しく、多くの場面で40fps前後での動作となりました。状況によっては 30fpsを下回ることもあり、ゲーム本来の圧倒的なスピード感が損なわれ、重さを感じてしまいました。

ストリートファイターIII 3rd STRIKE

次に、滑らかなアニメーションが特徴の2D対戦格闘ゲーム『ストリートファイターIII 3rd STRIKE』です。3Dゲームとは異なり、こちらは非常に快適に動作しました。

レンダリング解像度を2xや3xに引き上げて高画質化しても、対戦中はほぼ常に60fpsを完璧に維持 します。技の入力に対する遅延もほとんど感じられず、ブロッキングなどのシビアな操作も違和感なく行えました。2D格闘ゲームを遊ぶなら、T820の性能は十分以上と言えます。

雷電III

最後に、3Dグラフィックスで構成された縦スクロールシューティング『雷電III』です。このタイトルは、場面によって動作感が大きく変わりました。

ネイティブ解像度(1x)でゲームをスタートすると、序盤の敵や弾が少ない場面では 60fpsに近いスムーズな動作で快適です。しかし、巨大なボスが登場したり、画面が敵の弾幕で埋め尽くされたりする高負荷のシーンでは、45fpsから50fps 程度までフレームレートが低下し、若干の処理落ち(スローダウン)が発生しました。

まとめ:PS2エミュレーターのゲーム性能

Unisoc T820PS2エミュレーション性能は、「ゲームタイトルと設定次第」というのが正直な結論です。『ストリートファイターIII 3rd STRIKE』のような2Dゲームや、比較的負荷の軽い3Dゲームであれば、解像度を上げる余裕もあり、非常に快適に楽しむことができます。

一方で、『ゴッド・オブ・ウォー』や『アウトラン2』のような重量級の3Dタイトルについては、ネイティブ解像度(1x)でもフレームレートの低下は避けられず、安定した動作のためには詳細な設定の最適化が不可欠です。万能ではありませんが、UNISOC T618搭載機などと比べれば、遊べるタイトルの幅が格段に広がったことは間違いありません。

Androidゲーム:ANBERNIC RG Slideで『原神』はどう動くか?

ANBERNIC RG Slideで原神をプレイしている様子

ANBERNIC RG Slideが搭載するUnisoc T820が、Androidゲームでどのように動作するのかを、具体的なゲームタイトルとフレームレート(FPS)を交えて説明します。

原神 (Genshin Impact)

まずは、Androidゲームの中でも特に人気の高いオープンワールドRPG『原神』です。美しいグラフィックが魅力ですが、その分高いスペックが要求されます。

Unisoc T820でプレイする場合、快適さを求めてグラフィック設定を「低」に調整しました。この設定であれば、テイワットの広大なフィールドを探索している際は、平均して 30FPSから40FPS の範囲で動作します。比較的負荷の低い戦闘では 40FPS 近くを維持することもあり、思ったよりも動くという印象です。

しかし、複数の敵キャラクターが登場し、派手な元素爆発が飛び交うような高負荷の戦闘シーンでは、フレームレートが 30FPS を下回り、一時的に動きが重くなる(もたつく)のを感じました。グラフィック品質を「最低」まで落とせば、30FPS 以上を維持しやすくなり、日課のデイリーミッションをこなす程度であれば、十分に許容できるプレイフィールでした。

Call of Duty: Warzone Mobile

次に、最大120人で戦う要求スペックの非常に高いバトルロイヤルFPS、『Call of Duty: Warzone Mobile』です。

正直なところ、Unisoc T820のGPU性能では、このゲームを快適にプレイするのはかなり厳しいと感じました。グラフィック設定を「最低」にしても、平均フレームレートは 25FPSから35FPS 程度にとどまります。

特に、降下直後の混戦時や、建物が密集した市街地での撃ち合いでは、フレームレートが 20FPS台前半 まで大きく低下し、画面はカクつき、敵の動きを追うエイムも困難でした。競技性の高いFPSタイトルにおいて、この動作感では「厳しい戦いを強いられる」と言わざるを得ません。

レイド: Shadow Legends (Raid: Shadow Legends)

続いて、ターン制のダークファンタジーRPG『レイド: Shadow Legends』です。リッチな3Dモデルが特徴ですが、ゲームの性質上、高いフレームレートは必須ではありません。

このタイトルは非常に相性が良く、グラフィック設定を「中」程度にしても、平均して 45FPSから60FPS という良好なフレームレートで動作しました。ホーム画面やチャンピオンの管理画面では ほぼ常に60FPS で滑らかに動作し、戦闘中の派手なスキル演出でもテンポを損なうことなく楽しめました。RPGをじっくり遊ぶには最適なバランスです。

MORTAL KOMBAT

最後に、激しい表現が特徴の対戦格闘ゲーム『MORTAL KOMBAT』を試しました。格闘ゲームは、入力への応答性が命です。

Unisoc T820では、グラフィック設定を「中」にすることで、おおむね 50FPSから60FPS の範囲で安定して動作しました。キャラクターの細かな動きやコンボも滑らかに繋がり、致命的な遅延を感じることなく技を繰り出せます。

ただし、ステージ背景が複雑であったり、特定の派手な必殺技が発動したりする瞬間には、フレームレートが 50FPS をわずかに下回ることもありましたが、カジュアルに楽しむ分には全く問題ないレベルで、十分なプレイ体験が得られました。

まとめ:Androidゲームの動作感

Unisoc T820のAndroidゲーム性能は、PS2の動作感と似た傾向を示しました。『原神』や『Call of Duty: Warzone Mobile』のような重量級の最新3Dゲームを最高設定で快適に遊ぶのは難しいですが、グラフィック設定を「低」や「中」に調整すれば、多くのゲームが実用的な範囲で動作します。特に『レイド: Shadow Legends』のようなRPGや、比較的負荷の軽いゲームであれば、内蔵コントローラーと4.7インチ画面で快適に楽しむことができました。

メモリとストレージ:ANBERNIC RG SlideのUFS2.2と大容量拡張

ANBERNIC RG SlideのSDカードスロット

ここでは、ANBERNIC RG Slideのメモリ(RAM)とストレージ(ROM)の性能、そしてゲームデータ保存の拡張性について、実際に使用して感じた快適さや注意点をレビューします。

快適動作を支える8GBメモリとUFS2.2ストレージ

ANBERNIC RG Slideは、メモリ(RAM)に8GB LPDDR4Xを搭載しています。OSはAndroid 13で動作しますが、この8GBという容量のおかげで、システム全体の動作は非常にキビキビしています。例えば、『原神』をプレイ中に攻略情報を調べるためにブラウザを開き、またゲームに戻るといったマルチタスクでも、アプリが強制終了されることなくスムーズに切り替えができました。

内蔵ストレージは128GBで、注目すべきはその規格がUFS2.2であることです。安価な中華ゲーム機に多いeMMC規格と比べ、UFS2.2はデータの読み書きが格段に高速です。この恩恵はOSの起動速度やアプリのインストール時、そしてゲームのロード時間短縮で明確に体感できました。特にPS2エミュレーターで容量の大きなゲームを起動する際の待ち時間が短く、快適でした。

2TB対応で安心のTFカード拡張

内蔵ストレージが128GBでも、PS2やセガサターンなどの大容量ゲームイメージをコレクションし始めると、あっという間に容量は逼迫します。その点、本機はTFカード拡張(MicroSDカード)に最大2TBまで対応しているのが大きな強みです。

実際に512GBのMicroSDカードを挿入し、PS2のゲームライブラリを構築してみましたが、容量を気にせず次々とデータを転送できる安心感は絶大です。これだけの容量があれば、遊びたいタイトルを厳選する必要もなく、まさに「全部入り」の環境を構築できます。ただし、前述の通りカードスロットがやや使いにくいため、一度大容量のカードを挿入したら、入れっぱなしにする運用が現実的だと感じました。

「内蔵ゲーム」の有無について

購入時に気になるのが「内蔵ゲーム」(収録ゲーム)の有無です。私が購入したANBERNICの日本公式サイトのモデルは、「ゲームカード無し」の標準版でした。これはOSとエミュレータのみがインストールされたクリーンな状態で、自分で吸い出したゲームデータを転送する前提のモデルであり、非常に好感が持てます。

一方で、AliExpressなどの海外ストアでは、追加オプションとして「スタンダードバージョン+128G (3000以上のゲームに対応)」や「+256G (7000以上のゲームに対応)」といった、あらかじめゲームが収録されたSDカードが付属するモデルも販売されています。どのようなゲームリストかは不明ですが、これらのゲームの出所や合法性には注意が必要です。基本的には、自分で所有するソフトから吸い出したデータを使用して楽しむのが大前提となります。

まとめ:メモリとストレージ

  • RAM(メモリ): 8GB LPDDR4X搭載で、Android 13のマルチタスクやアプリ切り替えも快適。
  • 内蔵ストレージ: 128GB UFS2.2規格を採用し、OSやゲームのロード時間が高速。
  • TFカード拡張: 最大2TBのMicroSDカードに対応、PS2などの大容量ゲームライブラリ構築も安心。
  • 内蔵ゲーム: 日本公式サイトモデルは「ゲームカード無し」のクリーンな状態。
  • 収録ゲーム(海外): 海外ストアではゲーム入りSDカードのオプションもあるが、利用は自己責任。

ディスプレイとオーディオ:ANBERNIC RG Slideの120Hz液晶と理想的なスピーカー配置

ANBERNIC RG SlideでDC版クレイジータクシーをプレイする様子。

ここでは、ANBERNIC RG Slideの映像体験とサウンド体験について、実際にゲームをプレイして感じたディスプレイの美しさや、スピーカーの配置について詳しくレビューします。

レトロゲームに最適化された4.7インチ・120Hzディスプレイ

このデバイスのディスプレイは非常にユニークです。まず、4.7インチというサイズと1280×960という解像度、そして4:3(に近い)アスペクト比が特徴です。実際にPS1の『ファイナルファンタジーVII』やセガサターンのゲームを起動してみると、画面いっぱいに表示されるレトロゲームは迫力満点。数値以上に「大画面だ」と感じさせてくれます。

ANBERNIC RG SlideでAndroidゲームをプレイする様子

また、LTPSインセルディスプレイとOCA全面ラミネーション(液晶とガラスの間の空気層がない)のおかげで、発色はOLED(有機EL)に引けを取らないほど鮮やかです。輝度も500ニットと非常に明るく、日中の室内でもくっきりとゲーム画面が視認できました。

そして最大の体験は最大120Hzのリフレッシュレートです。Androidのホーム画面をスワイプするだけでもその滑らかさは一目瞭然で、対応するAndroidゲームでは非常に快適な視覚体験が得られます。ただ、最近のスマートフォンや狭ベゼルが主流のゲーム機に慣れていると、画面の上下にあるベゼル(額縁)の太さは少し気になるかもしれません。

まさに理想配置、フロントステレオスピーカー

ANBERNIC RG Slideのステレオスピーカー

オーディオ面で最も感動したのは、高音質ステレオスピーカーの配置です。スライドを開いた状態の画面両脇、つまり真正面に向けてスピーカーが搭載されています。

これにより、一般的な携帯ゲーム機のように、プレイ中にスピーカーの穴を手で塞いでしまい、音がこもるといったストレスが一切ありません。音質自体は、低音が少し弱めで「高音質」とまではいかないかもしれませんが、音は非常にクリアで、左右のステレオ感もしっかり感じ取れます。

さらに、本体下部には3.5mmステレオイヤホン端子も搭載されています。Bluetoothイヤホンの遅延を気にすることなく、有線で集中してプレイできるのは、特にシューティングゲームやリズムゲームを遊ぶ上で大きなメリットだと感じました。

まとめ:ディスプレイとオーディオ

  • ディスプレイ品質: 4.7インチLTPS液晶はOLED並みに鮮やかで、輝度も高く非常に美しい。
  • アスペクト比: 1280×960の解像度は4:3のレトロゲームに最適で、予想以上の大画面感を体験できる。
  • リフレッシュレート: 最大120Hz対応で、OS操作や対応ゲームが非常に滑らかに動作する。
  • ベゼル: 最近の機種と比べると、画面のベゼル(額縁)はやや太めに感じる。
  • スピーカー配置: 画面両脇のフロントステレオスピーカーは、音を塞がずダイレクトに耳に届く理想的な配置。
  • オーディオ品質: 音質はクリアだが低音はやや弱め。3.5mmイヤホン端子搭載で遅延の心配がない。

操作性:ANBERNIC RG Slideのスライド式レイアウトと独特のホールド感

ANBERNIC RG Slideの操作部を拡大。

ここでは、ANBERNIC RG Slideの操作性について、スライド式ならではのボタン配置、独特の持ち心地、キーマッピング機能、そして振動機能まで詳しくレビューします。

スライド式特有のボタン配置と持ち心地

スライドを開くと、左右にアナログスティック、左に十字キー、右にABXYボタンが配置されたコントローラー部が現れます。レイアウト自体は「PSP Go」や「Xperia Play」に近いものがありますが、本体サイズが大きいため、操作感は全くの別物です。

このスライド式ならではの形状が、独特の「持ち方」を要求します。一般的なゲーム機のように手のひらで包み込むのではなく、人差し指と中指で本体の背面と側面を支え、親指をスティックやボタンに置くスタイルになりました。

ANBERNIC RG Slideのボタン、ジョイスティック

正直、最初は戸惑いました。本体(約379g)の重心がやや上部(画面側)にあり、後ろに引っ張られるような感覚があるためです。しかし、この持ち方に慣れると、意外にも親指の可動域は広く、窮屈さは感じませんでした。ただし、本体中央下部にあるスタート・セレクトボタンだけは、ゲーム中に押そうとすると親指を大きく動かす必要があり、少し遠く感じました。

各ボタンとスティックの操作感

各ボタンの感触は非常に良好です。ABXYボタンは任天堂配置で、適度な膨らみと硬めのラバーパッドによる「カチッ」とした確実な押し心地があります。十字キーも同様に操作性が高く、PS2エミュレーターで『ストリートファイターIII 3rd STRIKE』のコマンド入力も正確に行えました。

ANBERNIC RG Slideの十字キーとアナログスティック

アナログスティックは、高精度・磁気干渉防止機能付きの静電容量式ジョイスティックを採用しています。サイズはVitaに近い小さめですが、デッドゾーン(遊び)も少なく、レースゲームやアクションゲームでの微妙な操作も良好でした。

Androidならではの機能(キーマッピング・振動)

コントローラー非対応のAndroidゲームをプレイする際に、「キーマッピング機能」が非常に役立ちました。画面上部から設定パネルを呼び出すだけで、画面上のタッチアイコンを物理ボタンに簡単に割り当てることができます。『原神』で試したところ、タッチ操作とは比べ物にならない快適さでプレイできました。

ANBERNIC RG Slideのキーマッピング

また、「振動機能」もしっかり搭載されています。PS1エミュレーターで『メタルギアソリッド』をプレイした際、敵に発見された時やダメージを受けた時のフィードバック(振動)がしっかりと手に伝わり、ゲームへの没入感を高めてくれました。

まとめ:操作性

  • ボタン配置: スライド式特有のレイアウト。スタート/セレクトボタンが中央下部にあり、やや押しにくい。
  • ホールド感: 重心がやや上部にあり、人差し指と中指で本体を支える独特の持ち方になる。慣れは必要だが操作性は悪くない。
  • ボタン品質: 十字キー、ABXYボタン共に押し応えが良く、入力精度も高い。
  • スティック: 高精度な静電容量式スティックを搭載し、操作感は良好。
  • キーマッピング機能: コントローラー非対応のAndroidゲームも物理ボタンで遊べるため非常に便利。
  • 振動機能: 振動モーターを搭載しており、対応ゲームでの没入感が高い。

ソフトウェアと使い方:ANBERNIC RG SlideのAndroid 13と「使いこなし」のハードル

ANBERNIC RG SlideのAndroid OS画面

ここでは、ANBERNIC RG Slideのソフトウェアと使い方について、実際に私がセットアップで直面した「壁」と、それを乗り越えて快適な環境を構築するまでの体験をレビューします。このデバイスは、箱を開けてすぐに使えるほど甘くはありませんでした。

最初の関門:日本語非対応の説明書と手探りの初期設定

本機はAndroid 13を搭載し、Google Playストアにも対応しています。しかし、最初に電源を入れた瞬間から、試練が始まりました。付属の説明書は英語と中国語のみで、日本語のガイドは一切ありません。システム言語を日本語に変更する設定から始まり、Wi-Fi接続、Googleアカウントのログインまで、すべて手探りで進める必要がありました。

初回起動時に多数のエミュレーターアプリが自動でインストールされるのは一見親切ですが、その後が問題です。各エミュレーターに対し、ゲームROMを保存したMicroSDカードの場所(ディレクトリ)を個別に設定し、ストレージへのアクセス許可(パーミッション)を与えていく作業は、Androidの知識がなければ確実に戸惑うポイントです。この「自力で環境を構築する」という作業こそが、最初のハードルだと痛感しました。

2種類のランチャーと「最適解」への道

ANBERNIC RG SlideのRGランチャー。UI画面。

ホーム画面(ランチャー)は、標準で2種類用意されています。一つはAndroid標準の「Quickstep」、もう一つはANBERNIC独自のゲーム機風UI「RGLauncher」です。

正直なところ、どちらも中途半端な印象でした。Quickstepはスマホ的でゲームを探しにくく、RGLauncherは見た目こそゲーム機風ですが、カスタマイズ性に乏しく、私の膨大なゲームライブラリを管理するには不向きです。結局、私はすぐにPlayストアから高機能なフロントエンド『Daijisho』を導入しました。これをメインランチャーに設定し直すことで、ようやくハードの性能に見合った快適なゲーム選択環境が整いました。

真価を引き出す「クイック設定パネル」

ANBERNIC RG Slideのクイック設定

RG Slideを使いこなす上で最も重要なのが、画面上部からスワイプして出す「クイック設定パネル」です。ここには、パフォーマンスモード(省電力・標準・高性能)の切り替えや、冷却ファンの設定が集約されています。

PS2エミュレーターを動かす際は「高性能モード」に切り替え、就寝前に静かに遊びたい時はファンを「静音」にする。こうしたハードウェアの制御が手元でできるのは非常に便利です。このパネルの存在を知っているかどうかで、このデバイスの快適性は天と地ほどの差が出ると感じました。

エミュレーター環境と「吸出し」という必須作業

本機は「30種類以上のゲームプラットフォームに対応」を謳っており、そのポテンシャルは非常に高いです。プリインストールされているエミュレーターも多数ありますが、私はPlayストアから信頼性の高いアプリを入れ直して使用しています。

T820チップの性能向上により、動作するエミュレーターの幅が格段に広がりました。PS1やN64セガサターンDreamcastといったクラシックなハードはもちろん、これまでの中華ゲーム機では快適な動作が難しかったPS2、ゲームキューブ(GC)、Wii、PSP、3DS(Citraエミュレーター)、Vita、さらには一部の軽量なSwitchタイトルまで動作の射程圏内に入っています。

ANBERNIC RG Slideのエミュレーター一覧

当然ながら、これらのエミュレーターで遊ぶには、自分でゲームソフトのイメージデータ(ROM)を準備する必要があります。特にPS2ソフト吸出しは必須作業です。私は、所有しているPS2のゲームディスクをPCのCD/DVDドライブに入れ、『ImgBurn』というソフトウェアを使ってディスクイメージ(ISOファイル)を作成しました。この「吸出し」というひと手間を惜しまないことが、本機で最高のレトロゲーム体験を得るための前提条件となります。

未来への期待:アップデートとカスタムファームウェア

RG Slideは「FOTAワイヤレスアップグレード対応」を謳っており、これは大きな安心材料です。実際にANBERNICはAI機能の追加など、Android機向けのファームウェア・アップデートを配信しており、メーカーのサポートが続いているという安心感は、中華ゲーム機において大きなメリットです。

さらに、このデバイスのポテンシャルを最大限に引き出す鍵が、コミュニティによる「カスタムファームウェア(cfw)」です。RG Slideが搭載するUnisoc T820チップ向けには、パフォーマンスと使い勝手を大幅に向上させる「GammaOS Next」 が既に開発されているとの情報があり、これを導入することで、公式ファームウェア以上の快適さを手に入れられる可能性も秘めています。

まとめ:ソフトウェアと使い方

  • 初期設定: 日本語説明書がなく、エミュレーターのディレクトリ設定などを自力で行う必要があり、初心者には非常にハードルが高い。
  • ランチャー: 標準搭載の2種 は使いにくく、快適な環境のためには『Daijisho』など外部アプリの導入が推奨される。
  • クイック設定パネル: パフォーマンスモードの切り替えなど、本機の性能を引き出すための必須機能が集約されている。
  • エミュレーター: PS1、N64、セガサターンなどの定番から、PS2、GC、Wii、3DS、Vita、軽量なSwitchまで、30種類以上のプラットフォームに対応。
  • PS2ソフト吸出し: PCとDVDドライブ、『ImgBurn』等のソフトを使い、自身で所有するディスクからゲームイメージを作成する作業が必須。
  • ファームウェア: FOTAによるワイヤレス・ファームウェア・アップデートに対応しており、メーカーサポートの継続に安心感がある。
  • カスタムファームウェア(cfw): 「GammaOS Next」の導入により、公式以上の性能と快適性を追求できる将来的な楽しみがある。

バッテリーと通信性能:ANBERNIC RG Slideの大容量バッテリーとストリーミング活用

ANBERNIC RG Slideの前面 外観

ここでは、ANBERNIC RG Slideのバッテリー持続時間と、Wi-Fiを使った「ストリーミング」性能、そして日本国内での使用における最大の注意点である「技適」について、詳しくレビューします。

5000mAhバッテリーの持続時間と充電

RG Slideは、このサイズの携帯ゲーム機としては大容量の5000mAhバッテリーを搭載しています。公称の持続稼働時間は約6時間とされていますが、これはおそらく低負荷なレトロゲームでの話でしょう。

私が実際に試した体験では、パフォーマンスモードを「高性能」に設定し、PS2の『グランツーリスモ4』やAndroidの『原神』など、高い負荷がかかるゲームを集中的にプレイしたところ、約3時間半から4時間程度でバッテリーが切れました。これはAntutuベンチマークをループさせた際の実測値(約3時間50分)とも近い結果です。

6時間持たないとはいえ、このパフォーマンスでこれだけ持てば十分満足です。充電は5V/2Aと高速充電には対応していませんが、約3時間でフル充電が完了するため、就寝前に充電しておけば翌日たっぷり遊べました。

5G Wi-Fiによる快適なストリーミング体験

ANBERNIC RG SlideでPCゲームをストリーミングする様子。

本機は2.4Ghz帯だけでなく、高速な5G Wi-Fi(802.11a/b/g/n/ac)とBluetooth 5.0に対応しています。この強力な通信性能が、エミュレーター性能以上に本機の価値を高めていると感じました。

試しに「クラウドゲーム」である『Xbox Game Pass』を起動し、『Forza Horizon 5』をプレイしたところ、5Ghz帯の安定したWi-Fi環境下では、ほとんど遅延を感じさせない美しいグラフィックで快適に動作しました。

また、自宅のゲーミングPCからの「ストリーミング」も試しました。『Steam Link』はもちろん、NVIDIA環境で定番の『Moonlight』を使えば、PC側のパワーで『エルデンリング』のような重量級ゲームを、RG Slideの手元コントローラーで遊ぶという最高の体験が実現します。

最大の問題点:「技適」マークの不在

しかし、この快適な無線体験には、日本国内において重大な問題があります。本機には国内の電波法で定められた「技適」マーク(技術基準適合証明)がありません。そのため、日本国内でRG SlideのWi-FiやBluetoothといった無線通信機能を使用すると、法律に抵触する可能性があります。

この問題は、AI機能やストリーミングといった本機の魅力を根本から損なうものです。対策として、私はUSB Type-Cポートに有線LANアダプターを接続してみました。有線接続であれば法律的な問題はなく、『Moonlight』を使ったPCストリーミングや、AI翻訳機能も問題なく利用できました。このデバイスのポテンシャルをフルに活かしたい場合、有線接続環境を整えるか、法律を遵守した上での運用を心がける必要があります。

まとめ:バッテリーと通信性能

  • バッテリー容量: 5000mAhの大容量で、PS2などの高負荷ゲームでも3時間半~4時間程度は動作する安心感がある。
  • 充電性能: 約3時間でフル充電が可能。高速充電には非対応。
  • 通信規格: 5G Wi-Fi (802.11ac) とBluetooth 5.0に対応しており、通信速度は高速。
  • ストリーミング: 『Xbox Game Pass』などのクラウドゲームや、『Steam Link』『Moonlight』によるPCストリーミングが快適に動作するポテンシャルを持つ。
  • 技適: 技適マークがないため、日本国内でのWi-Fi・Bluetooth使用は電波法に抵触する恐れがある。
  • 技適対策: 有線LANアダプターを使用すれば、法的に問題なくストリーミング機能などを利用可能。

AI機能:ANBERNIC RG Slideの翻訳・攻略アシスタントの実力

ANBERNIC RG SlideのAI機能

ここでは、ANBERNIC RG Slideに搭載された自社開発の「ANBERNIC AI機能」について、実際に各機能を使ってみて、どれほど実用的だったかをレビューします。

ゲーム体験を変える「AI翻訳」

RG Slideが搭載するAI機能の中で、私が最も感動し、実用的だと感じたのが「AI翻訳」機能です。これは、ゲーム中に表示されている画面上のテキストを、いつでもリアルタイムで翻訳できるというものです。

AI機能を試すため、あえて日本語に対応していないPS1のレトロなRPGを起動してみました。英語で表示されたメニューやアイテム説明に対し、クイック設定パネルから翻訳を実行すると、数秒の待機時間(ネットワーク接続が必要)の後、画面上に日本語の翻訳がオーバーレイ表示されました。

ANBERNIC RG SlideのAI翻訳

これまで意味が分からず読み飛ばしていたストーリーやヒントが理解できるようになり、ゲームの没入感が格段に向上しました。特に便利だと感じたのが、この翻訳機能を「キーマッピング」で物理ボタンに割り当てることです。これにより、ゲームの流れを止めることなく、瞬時に翻訳を呼び出すことができました。ただし、この機能は(当然ながら)インターネット接続が必須です。

攻略の相談相手「AIゲーム攻略アシスタント」

次に試したのが「AIゲーム攻略アシスタント」です。これはチャットボット形式で、ゲームの攻略法などを相談できる機能です。

例えば、「『悪魔城ドラキュラX』のボスの倒し方は?」と日本語で入力してみたところ、いくつかの基本的な攻略法を提示してくれました。「バーチャル相棒 (Soul Partner)」として雑談にも応じてくれましたが、私にとっては「ワンクリックで攻略ガイドをゲット」という謳い文句の通り、ゲームで行き詰まった時に軽いヒントをもらう用途がメインだと感じました。

ANBERNIC RG Slideの「AIゲーム攻略アシスタント」

多機能だがゲーム機では使わない「AIスクエア」

最後が「AIスクエア」です。これには「テキストから画像生成」、「画像処理」(古い写真の修正など)、「問題解決サポート」(学習・教育)といった、多彩な機能が含まれています。

正直なところ、これらの機能をあえてゲーム機であるRG Slideで使う機会は少ないと感じました。例えば「テキストから画像生成」は、スマートフォンやPCで高性能なサービスが多数存在します。あくまで「ANBERNIC AI」の多機能性を示すものと受け止めました。

ANBERNIC RG SlideのAI画像生成

まとめ:AI機能

  • AI翻訳: ゲーム中のテキストをリアルタイムで翻訳。日本語非対応のゲームを遊ぶ際のハードルを劇的に下げ、最も実用的で感動した機能。
  • AIゲーム攻略アシスタント: チャット形式で攻略法を相談できる。攻略サイトを見る手間を省きたい時に便利。
  • AIスクエア: 画像生成や画像処理など多機能だが、ゲーム機本体での実用性は低いと感じた。
  • 必須条件: すべてのAI機能はネットワーク接続が必須であり、その利便性は「技適」の問題(または有線LAN接続)と直結している。

検証してわかったANBERNIC RG Slideのメリットとデメリット

ANBERNIC RG Slideの外観

ここでは、ANBERNIC RG Slideを実際に使用し、ゲームのセットアップからPS2エミュレーター、AI機能まで一通り検証した結果わかった、このデバイスの強力なメリットと、購入前に知っておくべき明確なデメリットを包み隠さず解説します。

メリット(長所、利点)

メリット1:唯一無二のスライド機構と所有する喜び

最大のメリットは、やはりこのスライド機構そのものです。親指で画面を押し上げると、スプリングの力で「カチッ」と小気味よく開く感触は、他のどの携帯ゲーム機にもない満足感があります。往年の「PSP Go」や「Xperia Play」を彷彿とさせるこのギミックは、ガジェット好きとしての所有欲を強く満たしてくれました。「ロマン」という言葉がこれほど似合うデバイスは久しぶりです。

メリット2:レトロゲームに最適化された4.7インチ120Hzディスプレイ

ディスプレイの品質は予想をはるかに超えていました。4.7インチ、1280×960という解像度は、PS1やセガサターンといった4:3のレトロゲームを表示させるのにまさに完璧なアスペクト比です。LTPS液晶は発色がOLED並みに鮮やかで、輝度500nitsと非常に明るく、ゲーム画面がくっきりと映えます。さらに最大120Hzのリフレッシュレートに対応しており、Androidのホーム画面操作だけでもその滑らかさを実感できました。

メリット3:T618機を圧倒するT820のパフォーマンス

Unisoc T820チップの搭載により、旧世代機(UNISOC T618搭載機など)とは比較にならないほどパフォーマンスが向上しています。これまでの中華ゲーム機では動作が厳しかったPS2、ゲームキューブ、Wii、3DS、Vitaといったエミュレーターが、実用的な速度で動作するようになったのは大きな進歩です。特にPS1やN64、セガサターンなどは解像度を上げても快適で、遊べるゲームの幅が格段に広がりました。

メリット4:静音かつ強力なアクティブ冷却性能

T820の性能を支えているのが、高速ファンとヒートパイプによるアクティブ冷却システムです。『原神』やPS2の『ゴッド・オブ・ウォー』といった高負荷のゲームを長時間プレイしても、本体はほんのり温かくなる程度で、パフォーマンスの低下も感じられませんでした。ファンの動作音も非常に静かで、ゲームの音を妨げることはありませんでした。

メリット5:音がこもらないフロントステレオスピーカー

スピーカーの配置も、このスライド式デザインの恩恵を受けています。画面の両脇に「高音質ステレオスピーカー」が搭載されており、音が真正面からダイレクトに耳に届きます。一般的な携帯ゲーム機のように、プレイ中にスピーカー穴を手で塞いで音がこもってしまうストレスが一切なく、非常にクリアなサウンドでゲームを楽しめました。

メリット6:ゲーム体験を変える「AIリアルタイム翻訳」

当初はオマケ程度に考えていた「AI機能」ですが、その中の「AI翻訳」は予想以上に強力なメリットでした。日本語に対応していない海外のRPGをプレイ中、意味の分からないテキストが表示された場面でこの機能を呼び出すと、画面上に日本語訳がオーバーレイ表示されます。これにより、これまでストーリーを諦めていたゲームにも再挑戦する意欲が湧きました。

デメリット(短所、欠点)

デメリット1:「PSP Go」とは真逆の「重さ」と「厚み」

最大のデメリットであり、購入前に最も注意すべき点です。「PSP Go」のスライド式という言葉から小型軽量さを想像していると、完全に裏切られます。重量約379g、厚さ2.6cmというスペックは、数値以上に「ずっしり」と感じます。ポケットに入れて気軽に持ち運ぶデバイスではなく、カバンに入れて持ち運ぶ「重厚な携帯機」だと認識する必要がありました。

デメリット2:独特の重心バランスとボタン配置

スライドを開いた状態では、本体の重心がやや上部(画面側)に寄っているように感じます。そのため、手のひらで握るというより、指で本体を支えるような独特の持ち方になり、慣れるまで少し時間がかかりました。また、スタートボタンとセレクトボタンが本体中央の下部に配置されており、ゲーム中に瞬時に押すのは難しいと感じました。

デメリット3:日本国内での使用を妨げる「技適」問題

本機の魅力を半減させる最大の障壁が「技適」マークの不在です。日本国内でWi-FiやBluetoothといった無線通信機能を使用すると、電波法に抵触する可能性があります。AI翻訳、クラウドゲーム、ストリーミング、OTAアップデートといった、本機の魅力的な機能の多くがネットワーク接続を前提としているため、この問題は非常に深刻です。

デメリット4:初心者を突き放す「日本語非対応」と初期設定のハードル

付属の説明書は英語と中国語のみで、日本語には対応していません。Androidやエミュレーターの知識がないと、システムの初期設定から、各エミュレーターへのゲームROMのパス(ディレクトリ)設定まで、すべて自力で解決する必要があり、ハードルが非常に高いです。箱を開けてすぐに遊べる簡単なデバイスではないことを痛感しました。

デメリット5:万能ではないPS2エミュレーション性能

T820はT618より大幅に強力ですが、ハイエンドチップではありません。PS2エミュレーターの動作は完璧ではなく、『ゴッド・オブ・ウォー』や『アウトラン2』といった一部の重量級ゲームでは、ネイティブ解像度でもフレームレートの低下やカクつきが発生しました。PS2が「何でも快適に動く」と期待すると、失望する可能性があります。

デメリット6:高速充電非対応とポートの制約

バッテリー容量は5000mAhと大きいものの、充電は5V/2A(10W)と高速充電には対応していません。フル充電まで約3時間かかるため、急速充電に慣れていると遅く感じます。また、USB-Cポートからのモニター出力(DisplayPort)は便利ですが、充電と同時にビデオ出力ができない仕様になっている点も、据え置き機として使うには不便でした。

まとめ:メリット・デメリット

ANBERNIC RG Slideは、スライド機構という「ロマン」と、4:3の120Hz液晶、T820の性能といった「実用性」を兼ね備えた、非常に魅力的なデバイスです。特にAI翻訳機能は、レトロゲームの遊び方を根本から変える可能性を秘めています。しかしその一方で、国内での使用をためらわせる「技適」問題と、所有者を確実に選ぶ「重量」、そして「初期設定のハードル」という、無視できない大きなデメリットを抱えています。これらのデメリットを理解し、自分で対策・解決できる上級者向けの一台だと感じました。

ANBERNIC RG Slideのスペック(仕様)一覧

  • ディスプレイ: 4.7インチ LTPSインセルディスプレイ、OCA全面ラミネーション、1280×960解像度、最大リフレッシュレート120Hz対応、マルチタッチ対応
  • CPU: Unisoc T820プロセッサー (6nm EUV 5G SOCチップ、オクタコア: 1A76@2.7GHz + 3A76@2.3GHz + 4*A55@2.1GHz)
  • GPU: Quad-core Mali-G57 (850MHz)
  • RAM: 8GB LPDDR4X
  • ROM: 128G UFS2.2
  • 外部ストレージ: TFカード(最大2TBまで対応)
  • バッテリー: 5000mAhポリマーリチウムバッテリー、持続稼働時間は約6時間
  • 充電: 5V/2A充電に対応し、フル充電には約3時間かかります
  • ワイヤレス通信: 2.4/5G WIFI 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.0
  • ストリーミング: オンラインマルチプレイヤー、ストリーミング、ワイヤレス画面投影に対応
  • インターフェース: USB Type-C、3.5mmステレオイヤホン端子、TFカードスロット
  • 映像出力: USB Type-Cで1080p DisplayPort出力対応
  • スピーカー: 高音質ステレオスピーカー
  • 操作: 高精度・磁気干渉防止機能付き静電容量式ジョイスティック、6軸ジャイロセンサー、振動モーター
  • 冷却: 高速ファン+ヒートパイプによるアクティブ冷却
  • 筐体: スプリングスライド式 (スプリングスライディングレール)
  • OS: Android 13
  • サイズ: 15.4cm x 9cm x 2.6cm (コンソール本体)
  • 重量: 0.379kg (コンソール本体)
  • カラー: ブラック、ホワイト
  • 付属品: Type-C充電ケーブル、スクリーンプロテクター、説明書 (ユーザーマニュアル)、スティックキャップ、ギフトボックス (カラーボックス)

ANBERNIC RG Slideの評価

ANBERNIC RG Slideの前面 外観

7つの評価基準で「ANBERNIC RG Slide」を5段階で評価してみました。

項目別評価

画面の見やすさ:★★★★☆ (4.5)

4.7インチのLTPS液晶は発色が良く、4:3アスペクト比はレトロゲームに最適。120Hz対応も素晴らしいですが、ベゼルの太さが少し気になります。

パフォーマンス:★★★☆☆ (3.5) T820チップによりPS1やセガサターンは快適ですが、期待されたPS2は『ゴッド・オブ・ウォー』など重いゲームではカクつきます。万能ではありません。

操作性: ★★★☆☆ (3.0) 十字キーやABXYボタンの品質は高いです。しかし、スライド式特有の重心の高さと、押しにくいスタート/セレクトボタンの配置がマイナス点です。

機能性:★★★★☆ (4.5) ゲーム中の「AIリアルタイム翻訳」機能は非常に革新的で実用的です。1080pのモニター出力や、静かなアクティブ冷却ファンも優秀です。

デザイン:★★★☆☆ (3.5) スライド機構という「ロマン」は唯一無二です。しかし、その代償として「重く(約379g)」「厚い」ため、携帯性はかなり犠牲になっています。

使いやすさ:★☆☆☆☆ (1.5) 日本国内での使用において「技適」がない点が致命的です。また、日本語説明書がなく、エミュレーターの初期設定も自力で行う必要があり、初心者には非常に困難です。

価格:★★★★☆ (4.5) $179.99~という価格は、T820のAnTuTu 50万点台の性能に加え、スライド機構や120Hz液晶、AI機能を考えると、非常に優れたコストパフォーマンス(価格と性能のバランス)を提供しています。

総評】 ★★★☆☆ (3.5)

ANBERNIC RG Slideは、スライド機構というノスタルジックな「ロマン」と、強力な「AI翻訳」機能という「革新」を詰め込んだ、非常に意欲的なデバイスです。

「スライド式」がもたらすデザインと操作性の評価

ANBERNIC RG Slideのスライド式デザインは、たんなる「懐かしさ」を追求したものではなく、より高みを目指した本格的な作りでした。この完成度の高さだけで買う価値のあるデバイスです。

ただし、このスライド式を導入したことによって、従来のフラットな形状なゲーム機よりも重く、扱いづらくなったのも事実です。ソニーの傑作ゲーム機「PSP Go」のような軽快さを想像していると、がっかりしてしまうかもしれません。また、スタート・セレクトボタンが中央下部にあり、瞬時に押しにくいなど、操作性においてやや使いづらい点もあります。

PS2ゲーム性能と、快適に遊べる範囲

最も気になっていたPS2の動作は、確かに旧世代機(T618など)よりも快適になっているものの、残念ながら『ゴッド・オブ・ウォー』や『アウトラン2』などのPS2の人気ゲームを快適に動作させるまでには至っていませんでした。あくまでも『ストリートファイターIII 3rd STRIKE』のような2Dゲームや、比較的負荷の軽い3Dゲームがメインで使った方がいいと思います。過度な期待をするべきではない、というのが私の評価です。

一方で、PSP、PS1、NEOGEO、PCエンジン、あるいはセガサターンやドリームキャスト といったプラットフォームがメインであれば、T820の性能は十分すぎるほどです。4:3の美しいディスプレイも相まって、これらのゲーム機としては最高の環境の一つだと感じました。

購入前の注意点

本機には、魅力的な機能と引き換えに、購入前に必ず知っておくべき明確なデメリット(注意点)が3つあります。一つは技適に対応していないこと。二つ目は少し大きめでポケットに入れて持ち運びづらいということ。そして三点目は、十分なネットワーク機能がなければAI機能やストリーミング機能が十分に使えないということです。

付属の説明書が英語・日本語に対応していないこと、Androidやエミュレーターの初期設定(ディレクトリ設定など)がやや面倒であることを考えると、やはり玄人向けであると言わざるを得ません。

どんな人に最適か

ANBERNIC RG Slideは「PSP Go」ようなスライド式ゲーム機を使ってみたい人に最適です。重さを感じるものの、使い終わったら、スライドで収納し、コンパクトに持ち運べるのはやはり便利です。

また、Linux OSでは利用できなかったAndroidゲームとレトロなPSPやPS1、NEOGEO、PCエンジンなどのゲームを楽しみたい人にも最適です。やや玄人向けではありますが、今までとは違ったユニークなゲーム機が欲しいと考えている人におすすめします。

RG Slide ハンドヘルドゲーム機 Unisoc T820 processorシステム 4.7インチIPSスクリーン 1280*960 5000mAh

ANBERNIC RG Slideの価格・購入先

ANBERNIC RG Slide 本体ホワイトの正面。背景は黒。

※価格は2025/12/21に調査したものです。価格は変動します。

ANBERNIC日本公式サイト

24,199円(セール価格)で販売されています。

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ECサイト

  • Amazonで31,699円、
  • AliExpressで24,301円、
  • 米国 Amazon.comで$174.99、

で販売されています。

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おすすめのライバル機種と価格を比較

ANBERNIC RG Slide」に似た性能をもつ携帯ゲーム機も販売されています。価格の比較もできるので、ぜひ参考にしてみてください。

ANBERNIC RG DS

ANBERNICから発売された4インチのAndroid携帯ゲーム機です(2025年12月 発売)。

Android 14(※Google Playに非対応)、Rockchip RK3568、3GB LPDDR4、解像度640 x 480 pxの2画面IPS液晶、4000 mAhバッテリー、microSDカードスロットを搭載しています。

また、20種類以上のエミュレーター、AI機能(「ワンプッシュゲーム認識ガイド」、「デュアルスクリーンリアルタイム翻訳」、「スマートダイアログ」など)、RGボタン(画面の切り替え)、キーマッピング機能、タッチパネル(タッチ操作・タッチペン対応)に対応。

最大2TBまでのTFカード拡張、ストリーミング(クラウドゲーミング)、Wi-Fi、2つのアナログスティック、デュアルスピーカー(前面放射型・ステレオ)、RGランチャー、吸出しゲームROMの追加、Type-Cポート(OTG)、Bluetoothにも対応しています。

価格は、Amazonで16,888円(税込)、AliExpressで15,338円(ゲームROM付き128GBは17,594円、256GBは19,850円)、米国 Amazon.comで$129.99、です。

関連記事:ANBERNIC RG DS徹底レビュー!3DS風2画面で変わるゲーム体験は?

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ANBERNIC RG 476H

ANBERNICから発売された4.7インチのAndroid 13携帯ゲーム機です(2025年9月 発売)。

Android 13、Unisoc T820 (6nm オクタコア)、8GB LPDDR4X メモリ、128GB UFS2.2 ストレージ、解像度 1280×960のLTPS インセルディスプレイ(4:3)、5000mAh ポリマーリチウムバッテリー、micro SDカードスロットを搭載しています。

また、デュアルスクリーン(2画面)表示(NDS・3DS対応)、USB Type-Cによる1080p DisplayPort出力、30種類以上のエミュレーター(Androidゲーム対応)、リフレッシュレート最大120Hz、AI機能「Anbernic AI」(リアルタイム翻訳、ゲーム攻略アシスタント、画像生成など)、大角度3Dホールジョイスティック、ホールトリガー、キーマッピング機能を搭載。

ストリーミング、ワイヤレス画面投影、オンラインマルチプレイヤー、六軸ジャイロセンサー、高音質ステレオスピーカー、振動モーター、高速ファン+ヒートパイプによるアクティブ冷却、USB Type-Cポート、3.5mmステレオイヤホンジャック、2.4/5G WIFI、Bluetooth 5.0にも対応しています。

価格は、Amazonで29,457円(税込)、AliExpressで25,466円、米国 Amazon.comで$189.99、です。

関連記事:ANBERNIC RG 476Hレビュー!フルスクリーンでDSも快適になる

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ANBERNIC RG 477M

ANBERNICから発売された4.7インチのAndroid携帯ゲーム機です(2025年8月 発売)。Android 14、Dimensity 8300、12GB LPDDR5、解像度1280×960 pxのLTPSインセルディスプレイ、5300mAhバッテリーを搭載しています。

また、AI機能(リアルタイム翻訳、ワンクリックゲームガイドなど)、30種類以上のエミュレーター、Androidゲーム、2つの3Dホールジョイスティック、高忠実度デュアルスピーカー、1080pのディスプレイポート映像出力、RGBライト、キーマッピング機能「Keymapp」、アクティブ冷却システム、27W急速充電に対応。

最大2TBまでのTFカード拡張、RGBライト、ゲームの追加、セーブ機能、Type-Cポート、振動モーター、ストリーミングプレイ、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3にも対応しています。

価格は、Amazonで46,888円(税込・12GB+256GB)、AliExpressで47,523円(ROMなし)、米国 Amazon.comで$299.99、です。

関連記事:ANBERNIC RG 477M 徹底レビュー!PS2も余裕で動く性能を評価

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ANBERNIC RG557

ANBERNICから発売された5.48インチのAndroid携帯ゲーム機です(2025年4月26日 発売)。

Android 14、MediaTek Dimensity 8300プロセッサー、12GB LPDDR5X RAM、解像度1920*1080のAMOLED液晶、5500mAhバッテリー、TFカードスロット(最大2TB)を搭載しています。

また、DisplayPort映像出力、高解像度静電容量式ジョイスティック(RGBライティング付)、27W急速充電、アクティブ冷却(高速ファン+ヒートパイプ採用)、ホールトリガー、6軸ジャイロ、振動モーター、

ストリーミング(Moonlightなど)、ワイヤレス画面投影、デュアルスピーカー、USB Type-C (OTG)、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3に対応しています。

価格は、Amazonで40,999円(税込)、AliExpressで39,827円(ROMなし)、米国 Amazon.comで$289.99、です。

関連記事:ANBERNIC RG557徹底レビュー!PS2/GCエミュ性能とRG556比較

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ANBERNIC RG406H

ANBERNICから発売された4インチのヨコ型 携帯ゲーム機です(2024年11月19日に発売)。

Android 13、Unisoc T820、8GB LPDDR4X、IPS液晶(4:3)・128G UFS2.2 ストレージ、5000 mAh バッテリー、TFカードスロット、3.5mmイヤホンジャック、ファンクションキーを搭載しています。

また、RGBライト、ホールジョイスティック、ホールトリガー、エミュレーター(29種類以上)、Hi-Fi ステレオスピーカー、6軸ジャイロセンサー、

冷却システム、振動モーター、ストリーミング プレイ、最大2TBまでのストレージ拡張、Google Playストア、レトロアーチ(RetroArch)、USB Type-C (OTG)、Wi-Fi 5 、Bluetooth 5.0に対応しています。

価格は、Amazonで28,999円(税込)、AliExpressで32,448円、米国 Amazon.comで$199.99、です。

関連記事:ANBERNIC RG406Hレビュー!Retroid Pocket 5より魅力的?

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Retroid Pocket Flip 2

Retroid Pocketから発売された5.5インチのフリップ型携帯ゲーム機です(2025年4月 発売)。

Android 13、Qualcomm Snapdragon 865 / MediaTek Dimensity D1100、8GB LPDDR4x RAM、128GB UFS 3.1 ROM、、AMOLEDディスプレイ(1920×1080、輝度500 Nits)、5000mAhバッテリーを搭載しています。

また、3Dホールスティック、アナログL2/R2トリガー、アクティブ冷却システム、強化されたヒンジデザイン (178°可動域, 150°クリックストップ)、DisplayPort映像出力(1080p)、交換可能なボタンレイアウト、ランヤードループに対応しています。

さらに、27W急速充電、ストレージ拡張(TFカードスロット搭載)、Google Playストア、ストリーミングプレイ、USB-C(OTG)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1 (SD865モデル) / 5.2 (D1100モデル)にも対応しています。

価格は、AliExpressで29,197円、です。

関連記事:Retroid Pocket Flip 2徹底レビュー!Pocket 5と比較

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Odin2 Mini

AYNから発売された5インチの携帯ゲーム機です(2024年5月 発売・※AliExpressは10月)。

Android 13、Mini LED ディスプレイ、Qualcomm Snapdragon 8 Gen2、8GB / 12GB LPDDR5x メモリ、128GB / 256GB UFS4.0 ストレージ、5000 mAh バッテリーを搭載しています。

また、HDMI映像出力(microHDMI)、クリスタルボタン、ホール効果採用のアナログジョイスティックとトリガーボタン、冷却システム、最大輝度1100nit、65W 急速充電(Quick Charge 5.0)、ステレオスピーカー、振動効果、USB 3.1 Type-C、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.3に対応しています。

価格は、AliExpressで61,712円、です。

関連記事:Odin2 Mini徹底レビュー!Retroid Pocket 5を超えた?

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ANBERNIC RG CubeXX

ANBERNICから発売された3.95インチのLinux 携帯ゲーム機です(2024年10月23日 発売)。

Allwinner H700 クアッドコア プロセッサ、1GB LPDDR4X メモリ、1:1のIPS液晶(解像度 720 x 720 px)、2つのTFカードスロット(システム、ゲーム用)、3800mAhバッテリー、miniHDMIポートを搭載しています。

また、1600万色のRGBライト、HDMI映像出力、Hi-Fi スピーカー、2つのジョイスティックレバー、トリガーボタン、ストリーミングプレイ、オンライン対戦プレイ、ゲームの追加、レトロアーチ、USB Type-C(充電/OTG)、Wi-Fi 5、Bluetooth 4.2に対応しています。

価格は、Amazonで12,999円、AliExpressで9,875円、米国 Amazon.comで$79.99、です。

関連記事:真四角「ANBERNIC RG CubeXX」とRG Cubeの違いを解説

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ANBERNIC RG34XX

ANBERNICから発売されたゲームボーイアドバンス風の携帯ゲーム機です(2024年12月16日 発売)。

3.5インチ(解像度 720 x 480 px)のIPS液晶(3:2)、Allwinner H700 クアッドコア プロセッサ、1GB LPDDR4メモリ、2つのTFカードスロット、 3500 mAhバッテリー、miniHDMIポートを搭載しています。

また、30種類以上のエミュレーター、HDMI映像出力、ストリーミングプレイ、外部ゲームパッドとの接続(無線、有線)、動画・音楽プレイヤー機能、ゲームの追加、セーブ機能、USB Type-C (OTG) x1、Wi-Fi 5、Bluetooth 4.2に対応しています。

価格は、Amazonで10,999円(税込)、AliExpressで9,095円、米国 Amazon.comで$79.99、です。

関連記事:GBAを超えた!3:2画面の「ANBERNIC RG34XX」を徹底レビュー!

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Mibro A3徹底レビュー!GPS内蔵・一万円以下の神スマートウォッチを評価

Mibro A3 本体モカ 正面
2025年6月6日に日本で発売された「Mibro A3」 。9,980円という1万円を切る価格ながら、それを遥かに超える高い完成度で、発売直後から大きな注目を集めています 。

Mibro A3の魅力とは?

Mibro A3の最大の魅力は、なんといっても「高精度な内蔵GPS」と「驚異的なロングバッテリー」という、本来なら相反するはずの要素を高いレベルで両立させている点です 。

高級感あふれるアルミニウム合金の洗練されたデザインに、60FPSで滑らかに動作する1.39インチの高精細IPSディスプレイを搭載 。100種類以上の多彩なスポーツモードは高精度なGPS機能と連携し、ランニングなどの本格的なトレーニングをサポートします 。

さらに、血中酸素レベル、睡眠、心拍数、ストレスレベルといった24時間体制のヘルスケア機能に加え、実際の使用で約2週間も持続する驚異的なロングバッテリーライフも実現。そのほかにも、Bluetooth通話音楽コントロール、カレンダー、ワークアウトの自動認識機能、ウォッチフェイスのカスタマイズ(200種類以上)に対応するなど、魅力が満載です 。

この記事で「Mibro A3」を徹底解剖!

この記事では、そんな魅力あふれるMibro A3の性能と機能を、デザインからバッテリー、スマート機能に至るまで、あらゆる角度から徹底的に深掘りしていきます 。

特に、前モデルである「Mibro A2」から何が、そして、どのように進化したのか。その違いに焦点を当て、Mibro A3が持つ真の価値を明らかにしていきます 。

この記事で分かること

  1. Mibro A3の価格と他の人気スマートウォッチとの比較
  2. 前モデル「Mibro A2」からの進化点・違いの徹底解説
  3. アルミ合金ベゼルを採用した高級感のある外観と実際の装着感
  4. 60FPS対応ディスプレイの滑らかな操作性
  5. 内蔵GPSを使ったスポーツ機能の精度と使い方
  6. 24時間ヘルスケア機能の詳細と実用性
  7. 公称値を超える「約2週間」という驚異のバッテリー性能
  8. Bluetooth通話や各種ツールの便利な使い方
  9. 8項目での5段階評価と、レビュワーによる総評
  10. メリット・デメリット、そしてどんな人におすすめか
  11. 詳しいスペック(仕様)一覧

この記事を最後まで読むことで、本当に「Mibro A3」が必要なのか、購入するべきかどうかが、はっきりと見えてくるはずです。購入を迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

この製品の購入はこちら→ Amazon リンクAliExpress リンク

公式ページ:Mibro A3

価格をチェック!Mibro A3は他のスマートウォッチよりも安いのか?

Mibro A3 本体を腕にはめている。画面はスポーツモード。

Mibro A3はMibro日本公式サイトで9,980円で販売されています。

一方、ECサイトのAmazonでも9,980円(税込)で販売中。

楽天市場(9,980円・送料無料)やヤフーショッピング(9,980円)でも購入できます。

なお、海外ストアのAliExpressでは6,169円で販売されています。

Amazfit Bip 6

2025年4月25日に発売された「Amazfit Bip 6」はAmazonで14,800円で販売中です。こちらは、大きく鮮やかな1.97インチAMOLEDディスプレイに、AIによるフィットネスコーチングやオフラインマップ対応の高精度GPSを搭載したスマートウォッチです。心身の準備状態を示すレディネススコアで日々のコンディションを把握し、最大14日間のロングバッテリーで充電のわずらわしさから解放。健康も、ワークアウトも、賢くサポートします。

Nothing CMF Watch Pro 2

2024年7月12日に発売された「Nothing CMF Watch Pro 2」はAmazonで11,000円で販売中です。こちらは、気分で交換できるベゼルと、直感的な操作を可能にするデジタルクラウンが彩る個性的な円形デザインが魅力のスマートウォッチです。1.32インチの美しいAMOLED画面と100種以上の文字盤で自分らしさを表現。AIノイズリダクション技術で、Bluetooth通話も驚くほどクリア。デザインと機能を両立した一台です。

Redmi Watch 5

2025年1月23日に発売された「Redmi Watch 5」はAmazonで14,980円で販売中です。こちらは、Redmi史上最大となる、ベゼルレスの2.07インチ超大画面AMOLEDディスプレイを搭載したスマートウォッチです。圧倒的な視認性と操作性を実現しています。また、進化した心拍数・睡眠トラッキングで、健康管理をより高精度にサポートします。最大24日間という驚異のバッテリー持続時間で、充電を気にしないストレスフリーな毎日を過ごせます。

Redmi Watch 5 Lite

2024年10月10日に発売された「Redmi Watch 5 Lite」はAmazonで6,480円で販売中です。こちらは、1.96インチの大型有機ELディスプレイと、スマートフォンなしでルートを記録できる5衛星対応GPSを搭載したスマートウォッチです。軽量設計ながら、Bluetooth通話や150種類以上のワークアウト計測に対応します。最大18日間持続するロングバッテリーで、毎日に必要な機能を詰め込んだ、コストパフォーマンスに優れたモデルです。

まとめ:価格の比較

Mibro A3」は国内価格9,980円と1万円を切っており、今回比較した中では比較的手に取りやすい価格設定と言えます。海外ストアを利用すればさらに安く購入できますが、国内でのサポートや保証を考慮すると、決して高い価格ではありません。

ただし、最も安くお買い得なモデルは、Amazonで6,480円で販売されている「Redmi Watch 5 Lite」です。GPSや大型ディスプレイ、Bluetooth通話といった主要な機能を備えながらこの価格を実現しており、コストパフォーマンスでは群を抜いています。

機能で選ぶなら、4機種ともにGPSセンサーを内蔵しているため、どのモデルでもスマートフォンなしでランニングなどの記録が可能です。AIによるコーチング機能など、一歩進んだ体験を求めるなら「Amazfit Bip 6」が唯一の選択肢となります。デザイン面では、円形ディスプレイを好むのであれば「Mibro A3」と「Nothing CMF Watch Pro 2」の2機種に絞られます。ご自身の予算、デザインの好み、そして求める機能を照らし合わせて、最適な一台を選びましょう。

デザイン:Mibro A3 ~高級感と驚きの軽さを両立した、毎日着けたくなるスマートウォッチ~

Mibro A3 本体2台を指にかけて持っている。

ここでは、Mibro A3のデザイン、質感、装着感、そして基本的な操作性について、前モデルのMibro A2と比較しながら、実際に使って感じた魅力を詳しくレビューしていきます。スマートウォッチは毎日身に着けるものだからこそ、見た目と着け心地は妥協できないポイントです。

進化した質感とデザイン

Mibro A3を手に取って最初に感じたのは、その質感の高さです。ベゼルには軽量でありながら強度に優れたアルミニウム合金が採用されており、美しいヘアライン加工が施されています 。光を柔らかく反射するこの仕上げは、1万円を切る価格とは思えないほどの高級感を演出し、前モデルMibro A2がクロームアクセントを特徴としながらもフレーム自体はプラスチック製だった点と比べ、明らかな進化を感じさせます 。

Mibro A3 側面 ベゼルのデザイン

ベゼルに刻まれた数字の主張も控えめで、全体のデザインに溶け込んでいる点にセンスの良さを感じます。このこだわりは側面のボタンにも共通しており、ベゼルと同じヘアライン加工がチープさを感じさせません 。カラーバリエーションも、A2ブラック1色展開から、A3では「ダークグレー」と「モカ」の2色に増えました 。特に新色のモカは、肌なじみの良い上品なくすみカラーで、性別やファッションを問わず、どんなシーンでも腕元をおしゃれに飾ってくれます 。

まるで着けていないかのような装着感

Mibro A3の特筆すべき点は、その驚異的な軽さです。本体重量は約29gと、前モデルMibro A2の約31.79gからさらに軽量化されました 。数値上はわずかな差に思えるかもしれませんが、この軽さがもたらす装着感は格別です。「まるで着けていないかのよう」という表現がまさにぴったりで、長時間はもちろん、睡眠時やランニングのような運動中でも全く気になりません 。

実際に装着してみると、その軽やかさは過去に試した丸形スマートウォッチの中でもトップクラスだと感じました 。本体が腕の幅にすっきりと収まり、付属のシリコンバンドを締めると手首にしっかりとフィットします。このバンドはスライド式のバネ棒で簡単に取り外せるため、市販の22mm幅のバンドに交換して、その日の気分や服装に合わせてカスタマイズする楽しみもあります 。

サクサク動く、快適な操作性

デザインだけでなく、Mibro A3は操作感も非常に優れています。タッチスクリーンの感度は良好で、メニューの切り替えも驚くほど滑らかです 。この快適な操作感の秘密は、60FPS高リフレッシュレートにあります 。ホーム画面を左右にスワイプして心拍数や天気などのウィジェットを切り替えたり、上下にスワイプして通知や設定パネルを表示させたりする際の動きは、指に吸い付くようにスムーズで、ストレスを全く感じさせません。

物理ボタンの操作も直感的です。右側面の上ボタンはメニュー表示やホーム画面への復帰、長押しで電源メニューの展開に使います 。下ボタンはスポーツモードを呼び出すショートカットキーになっており、自分のよく使う機能にカスタマイズすることも可能です 。デザインとソフトウェアの両面でクオリティが高く、コストパフォーマンスブランドの域を超えた完成度だと感じました 。

まとめ:デザインと操作性

  • 質感の向上:前モデルMibro A2のプラスチックフレームから、A3では高級感のあるアルミニウム合金ベゼルに変更 。ヘアライン加工が上品さを演出します 。
  • 驚きの軽さ:本体重量がA2の約31.79gから約29gへと軽量化され、過去トップクラスと評されるほどの快適な装着感を実現しています 。
  • カラー展開:A2のブラック1色に対し、A3ではファッションに合わせやすいダークグレーとモカの2色が用意されました 。
  • 操作性:60FPSの高リフレッシュレートにより、メニュー操作や画面遷移が非常に滑らかで、ストレスフリーな体験を提供します 。

ディスプレイ:Mibro A3 ~60FPSの滑らか表示が毎日の操作を別次元へ~

Mibro A3のディスプレイ。血中酸素を測定している。

ここでは、スマートウォッチの「顔」とも言えるMibro A3ディスプレイについて、その画質や操作感、カスタマイズの楽しさを中心にレビューします。特に、前モデルのMibro A2から最も大きく進化した「60FPSの高リフレッシュレート」が、日常の使い勝手をどれほど変えたのかを、実際に使った感想を交えてお伝えします。

60FPSがもたらす、驚くほど滑らかな操作体験

Mibro A3のディスプレイを操作して一番感動したのは、その驚くほど滑らかな動きでした。前モデルのMibro A2も知っているだけに、この操作感はまさに別次元です。A3は「60FPSの高リフレッシュレート」に対応したおかげで、メニュー画面をスクロールしたり、アプリの通知をスワイプしたりする際の動きが、本当に指に吸い付くように追従してきます。残像感やカクつきが全くなく、毎日の何気ない操作がこれほど快適になるのかと、使うたびに嬉しくなりました。

文字盤で広がる、自分だけの世界

この高精細なディスプレイを見ていると、やっぱり文字盤にもこだわりたくなりますよね。早速、専用アプリ「Mibro Fit」を覗いてみると、その種類の多さに驚きました。シックなデザインからポップで可愛いキャラクターものまで、200種類以上もあって、しかも全部無料なのが嬉しいポイントです。

特に私が気に入ったのは「アルバム文字盤」機能です。試しにスマートフォンのフォルダから愛犬の写真を設定してみると、手元を見るたびに顔がほころび、一気にこの時計への愛着が湧きました。その日の気分やファッションに合わせて、自分だけのオリジナルウォッチにできるこの感覚は、スマートウォッチを持つ大きな楽しみだと改めて感じさせてくれます。

気になる点:屋外での視認性と常時表示

多くの長所を持つMibro A3のディスプレイですが、いくつか注意点もあります。まず、ディスプレイの最大輝度は300nitsです 。屋内では全く問題ありませんが、日差しの強い屋外では、画面がやや暗く感じられ、最大輝度にしてなんとか内容を読み取れる、という場面がありました。これは、Mibro A2でも同様の指摘があった点です。

また、Mibro A3はバッテリー持ちを優先する設計思想からか、画面を常に薄く表示させておく「常時表示(AOD)」機能には対応していません。時間を確認するためには手首を上げるか、ボタンを押す動作が必要になります。ここは、より高価なスマートウォッチとの差別化点であり、購入前に知っておくべきポイントでしょう。

まとめ:ディスプレイ

  • 滑らかな表示:前モデルMibro A2にはなかった60FPSの高リフレッシュレートを搭載し、操作感が劇的に向上しています。
  • 多彩な文字盤:専用アプリ「Mibro Fit」を通じて、200種類以上の個性豊かなウォッチフェイスを無料でダウンロードできます。
  • カスタマイズ性:スマートフォン内の写真を文字盤に設定できる「アルバム文字盤」機能により、自分だけのオリジナルデザインを無限に楽しむことが可能です。
  • 注意点:最大輝度が300nitsのため直射日光下ではやや見にくく感じることがあり、バッテリー持ちを重視した設計のため常時表示機能(AOD)には対応していません。

スポーツ機能とGPS機能:Mibro A3 ~スマホなしで、走りはもっと自由に~

Mibro A3 スポーツモード選択画面

ここでは、Mibro A3が遂げた最も大きな進化である、スポーツ機能についてレビューします。特に、前モデルのMibro A2から飛躍的に向上したGPS機能が、日々のトレーニングをいかに快適で本格的なものに変えてくれたのか、その感動を私の実体験と共にお伝えします。

スマホはもう不要!内蔵GPSがもたらす圧倒的な解放感

これまでMibro A2でランニングルートを記録するには、必ずスマートフォンを携帯する必要がありました。アームバンドやランニングポーチは、時に煩わしく感じることも。しかし、Mibro A3ではそのストレスから完全に解放されました。5つの衛星測位システムGPS/BDS/GLONASS/Galileo/QZSS)に対応した高精度なGPSが、ついに本体に内蔵されたのです。

先日、ふと体を動かしたくなって、気分転換に走ることにした時のことです。以前ならスマホを持って家を出るところを、その日はMibro A3だけを着けて、文字通り身軽に走り出すことができました。

正直なところ、1万円のスマートウォッチのGPS精度には半信半疑でしたが、衛星の捕捉は驚くほど速く、走り終えてからアプリでデータを確認して二度驚きました。走ったルートが地図上に正確にトレースされ、距離やペースも詳細に記録されていたのです。この「スマホを持たない自由」は、一度体験するともう元には戻れないほどの快適さでした。

100種類以上の種目と自動認識で、あらゆる運動を逃さない

Mibro A3の進化はGPSだけではありません。搭載されているスポーツモードは、Mibro A2の70種類から100種類以上へと大幅に増加しました。もちろん、ランニング(屋内、屋外)、ウォーキング(屋内、屋外)、サイクリング、水泳、テニス、バドミントン、ヨガなども測定できます。

さらに便利なのが、ウォーキングとランニング(屋内・屋外)の自動認識機能です。うっかり記録を忘れて歩き始めても、A3が「ワークアウトを開始しますか?」と通知してくれるため、運動の記録を逃すことがありません。

実際の操作も簡単です。本体右下にあるボタンを押してスポーツモード一覧を開き、例えば「屋外ランニング」を選択。GPSの準備ができると画面に通知が出るので、再度ボタンを押せば計測がスタートします。運動中もディスプレイには時間、距離、ペースといった主要なデータが大きく表示され、一目で状況を把握できるのが良いですね。

ウォッチで記録、アプリで分析。運動がもっと楽しくなる

Mibro A3は、運動中は「記録装置」として完璧に機能し、運動後の楽しみは専用アプリ「Mibro Fit」が担ってくれます。ランニングから帰宅してA3とスマホを同期させると、記録したすべてのデータがアプリに転送されます。

アプリ上では、自分が走ったルートが地図上に表示されるだけでなく、ペースや心拍数の推移がグラフで視覚的に確認できます。どの区間が速かったか、心拍数がどこで上がったかなどを振り返ることで、次のトレーニングへのモチベーションが湧いてきます。

Strava」や「Google Fit」といった外部アプリとのデータ連携も可能なので、普段からこれらのサービスを使っている人にとっても嬉しいポイントです。1万円でここまで充実した機能が手に入るのは、本当に驚きです。

まとめ:スポーツ機能とGPS機能

  • GPS機能の革命的進化:Mibro A2の接続型GPSに対し、A3は5大衛星測位システム対応のGPSを内蔵。スマートフォンなしでの正確なルート記録が可能になりました。
  • スポーツモードの拡充:A2の70種類から100種類以上に増加し、より多様なアクティビティに対応できるようになりました。
  • 便利な自動認識機能:ウォーキングとランニングを自動で検出し記録を促す新機能を搭載。使い勝手が大きく向上しました。
  • データ活用の楽しみ:ウォッチで記録した詳細な運動データを、アプリ上で地図と共に振り返り、分析する楽しみが加わりました。

ヘルスケア機能:Mibro A3 ~24時間、手首から健康を見守るパートナー~

Mibro A3のヘルスケア機能。グラフを表示。

ここでは、Mibro A3のヘルスケア機能について詳しくレビューしていきます。スマートウォッチの核となる健康管理機能が、前モデルのMibro A2からどのように進化し、私たちの日常にどんなメリットをもたらしてくれるのか。実際に使って感じた手応えや、便利な機能の活用法を具体的にお伝えします。

24時間自動で記録、自分の体を「見える化」する

Mibro A3を身に着けて生活するだけで、心拍数、血中酸素レベル、ストレス、そして睡眠の質といった主要な健康データが24時間、自動で記録され続けます 。これらの基本的なモニタリング機能はMibro A2も備えていましたが、A3ではそのデータがより見やすく、そして信頼できるものになったと感じています。

ウォッチの画面をスワイプすれば、いつでも最新の心拍数やストレスレベルを手軽にチェックできます。さらに詳細なデータ、例えば週単位や月単位での心拍数の推移や、レム睡眠を含む睡眠サイクルの詳細な分析結果は、専用アプリ「Mibro Fit」で確認できます。漠然とした「今日の体調」が、具体的な数値とグラフで「見える化」されることで、自分の体と向き合う意識が自然と高まりました。

ただの記録じゃない。「気づき」をくれるアラート機能

Mibro A3が単なる記録計で終わらないのは、プロアクティブな通知機能があるからです。特に、心拍数が設定した範囲を超えて上昇したり低下したりすると知らせてくれる「高低心拍数アラート」は、A3で新たに加わった安心感を高める機能です 。

先日、東京のオフィスでデスクワークに没頭していた時のことです。ふとMibro A3が振動し、画面には「座り過ぎのリマインダー」の文字が 。その通知で、自分が1時間以上も同じ姿勢で集中し続けていたことに気づかされました。すぐに立ち上がって軽くストレッチをし、水を一杯飲む。このささいな行動が、心と体のリフレッシュにつながりました。このように、健康を損なう前に「気づき」を与えてくれる機能こそ、A3が頼れるパートナーだと感じる瞬間です。

呼吸エクササイズから生理周期まで、きめ細かなサポート

Mibro A3は、日々のバイタルサインを記録するだけでなく、より良い状態に導くための機能も充実しています。ストレスレベルが高いと感じた時には、ウォッチの指示に従って深呼吸を行う「呼吸エクササイズ」が役立ちます 。数分間、意識を呼吸に向けるだけで、不思議と心が落ち着いていくのが分かりました。

また、女性ユーザーには「生理周期トラッキング」機能も用意されています 。次の生理日や排卵期を予測して通知してくれるため、体調管理がしやすくなります。これらの多彩な機能は、ユーザー一人ひとりの健康にきめ細かく寄り添ってくれるという印象を受けました。ただし、これらのデータはあくまで健康管理の参考値であり、医療目的には使用できない点には注意が必要です 。

Mibro A3のヘルスケア機能 一覧

  • 心拍数モニタリング: 24時間の常時モニタリングに対応しています。
  • 血中酸素レベル測定: 健康状態の把握に役立つ機能です。
  • ストレスレベルモニタリング: ストレスレベルを測定し、日々の活動が健康に与える影響を把握できます。
  • 睡眠モニタリング: 睡眠時に着用することで、睡眠パターンや睡眠の質(睡眠段階を含む)をモニタリングし、健康的なライフスタイルをサポートします。
  • 呼吸エクササイズ: リラックスやストレス解消に役立つガイド付き呼吸エクササイズが搭載されています。
  • 生理周期トラッキング: 女性の健康をサポートする機能として、次の排卵期や生理開始時期を予測し通知します。
  • 健康リマインダー: 座りすぎのリマインダー機能も備わっています。
  • スマートアラート機能:心拍数の異常な上昇・下降、血中酸素レベルの低下、ストレスの増加を通知する機能が備わっています
  • センサー:PPG心拍センサー、血中酸素レベルセンサー、加速度センサー、気圧高度計、コンパス、環境光センサー

まとめ:ヘルスケア機能

  • 24時間ヘルスモニタリング:心拍数、血中酸素、ストレス、睡眠(レム睡眠含む)を24時間自動で記録し、健康状態を常に把握できます 。
  • プロアクティブな通知機能:新たに高低心拍数アラートを搭載し 、座り過ぎリマインダーと共に、体調の変化や生活習慣への「気づき」を提供してくれます 。
  • 詳細なデータ分析:ウォッチで最新データ、専用アプリ「Mibro Fit」で長期間の推移やグラフを確認でき、体の変化を「見える化」できます。
  • 多彩なサポート機能:リラックスを促す呼吸エクササイズや 、女性の健康管理に役立つ生理周期トラッキングなど 、きめ細かな機能を搭載しています。

バッテリー:Mibro A3 ~公式スペック超え!充電を忘れるほどの驚異的なスタミナ~

Mibro A3のバッテリー、充電

スマートウォッチを選ぶ上で、最も重要な要素の一つがバッテリー性能です。ここではMibro A3の「電池もち」について、正直なところスペックシートの数値だけでは計り知れない、驚きの実力をレビューします。前モデルのMibro A2から公称値は短くなったものの、実際の使用感は全く異なる、嬉しい驚きに満ちたものでした。

スペック上の数値と、それを裏切る「嬉しい誤算」

まず、スペックシートを正直に見てみましょう。Mibro A3の標準使用でのバッテリー持続時間は最大8日間。これは、最大10日間を誇ったMibro A2よりも短い数値です 。バッテリー容量もA3は300mAhと、A2の350mAhより小さくなっています。これだけ見ると、性能がダウンしたように思えるかもしれません。しかし、これには明確な理由があります。A3は新たに、電力消費の大きい高性能なGPSを内蔵したのです。その証拠に、A3には「GPSモードで最大15時間」という、本格的なアクティビティにも耐えうる新たな指標が設けられています 。

衝撃の実測値「2週間」!充電のストレスからの解放

正直なところ、私もA3を使い始める前は「1週間くらいもてば良いかな」と思っていました。しかし、その予想は良い意味で完全に裏切られました。各種モニタリングや通知をすべてONにしたごく普通の状態で満充電から使い始めたところ、1週間が過ぎ、10日が過ぎても、バッテリー残量はまだまだ余裕。最終的に、なんと約2週間も充電なしで使い続けることができたのです!

私自身、こまめな充電が苦手な「ズボラ」な性格なので、この結果には本当に感動しました。スマートウォッチの充電を忘れることが、もはや不安の種ではなくなったのです。エントリーモデルの価格帯で、これほどのロングバッテリーを実現している機種は、他にちょっと思い当たりません。この驚異的なスタミナこそ、Mibro A3が持つ最大の魅力の一つだと断言できます。

日常からアクティビティまで、あらゆるシーンに対応

この驚異的なバッテリー性能は、最先端の省電力チップと独自の「Seekbeatアルゴリズム」によって支えられています 。そのため、特定のシーンだけでなく、あらゆる使い方で頼りになります。例えば、Bluetooth通話なら最大6時間音楽再生は最大4.5時間と、スマートウォッチの便利機能を存分に楽しむことができます 。

さらに、機能を最小限に抑えたベーシックモードなら最大45日間も持続するため、長期の旅行や出張の際も、充電ケーブルを持つ必要すらありません 。日常使いから本格的なスポーツ、そして「ただの時計」として長く使いたい時まで、あらゆるニーズに応えてくれるこの安心感は、何物にも代えがたい価値があると感じました。

まとめ:バッテリー性能(電池もち)

  • 公式スペックとの比較:標準使用時間はA2の最大10日間に対しA3は最大8日間と公称値は短くなっていますが 、これは電力消費の大きいGPSを内蔵したことによるものです。
  • 驚異的な実測値:実際の通常使用(各種モニタリングON)で、公式スペックを大幅に上回る「約2週間」というバッテリー持続を記録しました。
  • GPS使用時も安心:新たにGPSモードでの指標が設けられ、最大15時間の連続使用が可能です 。
  • 充電頻度の低減:エントリーモデルとは思えないほどのロングバッテリーにより、充電の手間やストレスから解放される快適な体験を提供してくれます。

スマート機能:Mibro A3 ~日常を格上げする、手首の上のアシスタント~

Mibro A3のアプリ画面

スマートウォッチの価値は、時計や健康管理機能だけでは決まりません。ここでは、Mibro A3が日常生活でどれほど役立つ「賢い」アシスタントなのか、その実力を探ります。ハンズフリー通話から多彩な便利ツールまで、前モデルのMibro A2と比較しながら、日々の暮らしを少し豊かにしてくれた機能をご紹介します。

手が離せない時も安心。クリアなBluetooth通話

Mibro A3のスマート機能で、まず特筆したいのがBluetooth通話です。連続通話時間はMibro A2の最大5時間から最大6時間へと向上しており、より長く通話を楽しめるようになりました。

先日、スーパーで買った食材を両手に抱えて帰宅している最中に、スマートフォンが鳴りました。普段なら慌てて荷物を置いて電話に出るところですが、その時は手首のMibro A3の画面をタップするだけ。すぐに通話が始まり、相手の声はウォッチのスピーカーから驚くほどクリアに聞こえました。こちらの声も、本体側面のマイクがしっかり拾ってくれていたようで、相手からも「問題なく聞こえる」とのこと。この、手が離せない状況でも大事な電話を逃さないハンズフリーの利便性は、一度体験すると手放せなくなります。

音楽コントロールから便利ツールまで、多彩なアシスタント機能

Mibro A3は、日常の「ちょっとした手間」を解消してくれる機能が満載です。通勤中にスマートフォンで音楽を聴いている時も、曲送りや音量調整はすべて手元で完結します。さらに、ウォッチのスピーカーから直接音楽を再生することも可能で、室内で作業をしながら気軽にBGMを流す、といった使い方も楽しめました。

また、ツール類の充実ぶりもA3の魅力です。A2にも搭載されていた電卓やアラームに加え、A3では「カレンダー」や「世界時計」、「フラッシュライト」といった機能が追加されました。手元でスケジュールを確認したり、海外の時間をチェックしたりと、ビジネスシーンでも役立つ場面が増えています。ちょっとした空き時間に楽しめるカジュアルゲームまで入っているのには驚きました 。

機能の「できること」と「できないこと」

Mibro A3は、日々の生活をスムーズにするアシスタントとして非常に優秀ですが、万能ではありません。LINEや各種SNSの通知は、手元で振動と共に内容をしっかり確認でき、文字も大きくて読みやすいです。しかし、その通知に対してウォッチから直接メッセージを返信することはできません。また、多くの人が期待するであろうNFC/Suicaといった決済機能も非対応です。

Mibro A3のスマート機能は、あくまで「情報を確認する」「基本的な操作を行う」という役割に特化していると言えます。この割り切りこそが、高い基本性能と驚異的なバッテリー性能をこの価格で実現している理由なのでしょう。

Mibro A3のスマート機能 一覧

Bluetooth通話(スピーカー、マイク内蔵)、音楽コントロール(スマホ必須)、カレンダー、世界時計、フラッシュライト、電卓やアラーム、カジュアルゲーム、手首を振るだけで簡単撮影(リモート撮影・スマホ必須)、ウォッチフェイスのカスタマイズ(200種類以上)、スマートフォン探索機能、通知の確認(LINE対応)

まとめ:スマート機能

  • ハンズフリー通話:Bluetooth通話の連続使用時間がA2の最大5時間から6時間に向上し、より長く通話できるようになりました。
  • 多彩なツール:A2の基本ツールに加え、カレンダー、世界時計、カジュアルゲームなどの機能が追加され、日常やビジネスシーンでの利便性がアップしています。
  • 音楽コントロール:スマートフォンの音楽操作に加え、ウォッチ本体のスピーカーから直接音楽を再生することも可能です。
  • 機能の限界:LINEなどのメッセージは通知の確認のみで返信はできず、NFC/Suicaによる決済機能にも対応していません。

Mibro A3 vs Mibro A2 主な違いを徹底比較

Mibro A3 本体2台 グレーとモカ

Mibro A3」と前モデルの「Mibro A2」は、同じ価格ながら多くの点で進化が見られます 。ここでは、両モデルの主な違いを項目別に詳しく解説します 。

カラーオプション

  • Mibro A2: ブラック
  • Mibro A3: ダークグレー、モカ
  • 違い:Mibro A3はカラーバリエーションが増え、ファッションに合わせて選びやすくなりました 。

ボディ素材と重量

  • Mibro A2: メタル+プラスチック、本体重量約31.79g
  • Mibro A3: アルミニウム合金+PC、本体重量約29g
  • 違い:Mibro A3はより軽量で高級感のあるアルミニウム合金ベゼルを採用し、快適性が向上しています 。

ディスプレイ

  • Mibro A2: HDタッチスクリーン
  • Mibro A3: 60FPSの高リフレッシュレートに対応したIPSディスプレイ
  • 違い:Mibro A3は60FPSに対応したことで、スクロールなどの操作が圧倒的に滑らかになりました 。

センサーと測位システム

  • Mibro A2: GPS非搭載(スマートフォンのGPSを利用)
  • Mibro A3: 5つの衛星測位システムに対応したGPSを内蔵。さらに気圧高度計、コンパスも搭載 。
  • 違い:Mibro A3は単体で正確なルート記録が可能になり、スポーツウォッチとして飛躍的に進化しました 。

スポーツモード

  • Mibro A2: 70種類
  • Mibro A3: 100種類以上、さらにウォーキング等の自動認識に対応
  • 違い:Mibro A3はより多くの運動に対応し、自動認識機能で記録忘れも防げるようになりました 。

健康モニタリング

  • Mibro A2: 心拍数、血中酸素、ストレス、睡眠のモニタリング
  • Mibro A3: 上記に加え、高低心拍数アラートや座り過ぎリマインダー、呼吸エクササイズなどの機能が追加
  • 違い:Mibro A3はよりきめ細かく、プロアクティブな健康管理が可能になりました 。

バッテリー持続時間

  • Mibro A2: 標準使用で最大10日間
  • Mibro A3: 標準使用で最大8日間、GPSモードで最大15時間
  • 違い:標準使用時間はMibro A2が長いですが、Mibro A3は電力消費の大きいGPSモードでの指標が追加され、通話時間は長くなっています 。

付属バンド

  • Mibro A2: 2種類(ナイロンとシリコン)のバンドが付属
  • Mibro A3: 1種類(シリコン)のバンドが付属
  • 違い:付属バンドの数ではMibro A2の方がお得感があります 。

その他の機能

  • Mibro A2: 基本的な機能とAndroidでのSMS返信機能
  • Mibro A3: 世界時計、電卓、カレンダー、カジュアルゲームなどの便利なツールが多数追加
  • 違い:Mibro A3は日常生活で役立つアプリが大幅に増え、汎用性が高まっています 。

発売日

  • Mibro A2: 2024年1月
  • Mibro A3: 2025年6月6日
  • 違い:Mibro A3が約1年半後に発売された新しいモデルです 。

価格

  • Mibro A2: 9,980円
  • Mibro A3: 9,980円
  • 違い:価格は据え置きで同じです 。

まとめ:Mibro A3とMibro A2の違い

Mibro A3は、Mibro A2と販売価格は同じでありながら、デザインの質感、操作の滑らかさ、そして何より「内蔵GPS」という決定的な機能が追加され、多くの面で正統進化を遂げたモデルです 。特に、スマートフォンなしでランニングなどの活動を記録できるようになった点は最大の魅力であり、スポーツウォッチとしての価値を飛躍的に高めています 。

一方で、標準的な使用でのバッテリー持続時間や付属バンドの数など、一部Mibro A2が優れる点もありますが、全体的な機能性と満足度を考慮すると、Mibro A3が圧倒的に優れた選択肢であると言えます 。

Mibro A3のメリット・デメリット

Mibro A3を腕に装着している様子。

ここでは、Mibro A3の優れた点(メリット)と、他の競合製品と比較した際に見劣りする点(デメリット)を具体的に解説します。

【メリット】

メリット1:優れたコストパフォーマンス

9,980円という価格で高精度なGPSを内蔵している点が最大の魅力です 。これは、同じくGPSを搭載するNothing CMF Watch Pro 2(11,000円)やAmazfit Bip 6(14,800円)、Redmi Watch 5(14,980円)といったモデルよりも安価で、非常に高いコストパフォーマンスを実現しています。

メリット2:驚異的な実使用バッテリー

公式スペックの最大8日間を大幅に超え、実際の使用で約2週間持続するバッテリー性能が報告されています。これは、頻繁な充電の手間を嫌うユーザーにとって大きなメリットです。

メリット3:価格以上の高級感あるデザイン

ベゼルにアルミニウム合金を採用し、上品な印象を与えます 。同価格帯のプラスチック製筐体のモデル、例えばRedmi Watch 5 Liteと比較して、質感の高さが際立ちます 。

メリット4:60FPSによる滑らかな操作感

ディスプレイのリフレッシュレートが60FPSに対応しており、スクロールやスワイプが非常に滑らかです 。これはNothing CMF Watch Pro 2やRedmi Watch 5といった上位機種と同等のスペックであり、快適な操作感を提供します 。

メリット5:便利な運動の自動認識機能

ウォーキングやランニングといった運動を自動で検出し、記録を促す機能を搭載しています 。Nothing CMF Watch Pro 2なども搭載する便利な機能であり 、トレーニングの記録漏れを防いでくれます。

【デメリット】

デメリット1:ディスプレイの品質

ディスプレイはIPS液晶であり 、比較対象のAmazfit Bip 6、Nothing CMF Watch Pro 2、Redmi Watch 5、Redmi Watch 5 Liteなどが採用する、より高コントラストで色鮮やかなAMOLED(有機EL)に比べると表現力で一歩劣ります。

デメリット2:限定的な防水性能

防水性能は2ATMで、手洗いや雨など日常生活レベルにとどまります 。5ATM防水に対応するRedmi Watch 5やAmazfit Bip 6とは異なり、プールでの水泳などには使用できません。

デメリット3:高度なスマート機能の不在

LINEなどのメッセージに返信する機能や、NFC/Suicaによる決済機能、カメラコントロールには対応していません。また、Amazfit Bip 6が搭載するAIを活用したパーソナルコーチ機能「Zepp Coach™」のような付加価値の高い機能もありません 。

デメリット4:スポーツモードの数

100種類以上のスポーツモードは十分な数ですが 、競合のRedmi Watch 5(150種類以上)やAmazfit Bip 6(120種類以上)など、より多くの種目に対応するモデルも存在します。

Mibro A3のスペック(仕様)一覧

  • ディスプレイ: 1.39インチ IPSディスプレイ (360×360、366PPI、最大輝度300nits)
  • クラウン: なし
  • プロセッサ: 最先端の省電力チップ
  • バッテリー: 300mAh
  • 駆動時間: 通常使用:最大8日間 / 省電力モード:最大45日間 / GPSモード:15時間
  • 充電: マグネット式充電
  • ワイヤレス通信: Bluetooth
  • GPS: GPS/BDS/GLONASS/Galileo/QZSS対応
  • インターフェース: 充電端子、ボタン
  • センサー: PPG心拍、血中酸素、加速度、気圧高度計、コンパス、環境光
  • 防水: 2ATM
  • スピーカー/マイク: 搭載 (Bluetooth通話機能のため)
  • 音声アシスタント: なし
  • 機能: 睡眠解析や女性の健康予測機能など
  • 筐体: アルミニウム合金 + PC
  • アプリ: Mibro Fit
  • 対応OS: Android 5.0以上、iOS 10.0以上
  • OS: 独自OS
  • サイズ: 約45.2 x 45.2 x 11.6 mm (心拍ベース除く)
  • 重量: 本体:約29g / バンド込み:約45g
  • カラー: ダークグレー、モカ
  • 付属品: スマートウォッチ、シリコンストラップ、ユーザーマニュアル、USB充電ケーブル
  • バンド: シリコン製 (幅22mm、展開長さ265mm)

Mibro A3の評価

Mibro A3 本体グレー正面

8つの評価基準で「Mibro A3」を5段階で評価してみました。

項目別評価

画面の見やすさ:★★★☆☆
室内では鮮明で美しい表示ですが、最大輝度が300nitsと低めなため、直射日光下では画面が見えにくい場面がありました。

健康管理・スポーツ:★★★★★
精度の高いGPSを内蔵し、100種類以上のスポーツモードに対応。24時間自動モニタリングも充実しており、この価格帯では最高レベルの性能です。

機能性:★★★☆☆
Bluetooth通話や音楽操作、多彩なツールなど基本機能は揃っていますが、LINE返信やNFC決済といった高度な機能には対応していません。

バッテリーの持ち:★★★★★
公称値(最大8日)を遥かに超え、実際の使用で約2週間持続したのは驚異的。充電のストレスから完全に解放してくれます。

耐久性:★★★★☆
高級感と強度を両立したアルミ合金ベゼルは素晴らしいですが、防水性能が2ATMと日常生活レベルに留まるため、星4つとしました。

ファッション性:★★★★★
安っぽさを感じさせない上品なデザインと、どんなスタイルにも合わせやすいカラー展開は見事。着せ替えのウォッチフェイスも豊富です。

価格:★★★★★
約1万円という価格で、GPS内蔵、驚異のバッテリー、高品質なデザインを実現しており、コストパフォーマンスは群を抜いています。

使いやすさ:★★★★☆
60FPSの滑らかな操作感は非常に快適で直感的です。専用アプリもシンプルで扱いやすく、初心者でも迷うことはないでしょう。

【総評:★★★★☆】

価格破壊のオールラウンダー、ただし弱点も

Mibro A3は、約1万円という価格帯の常識を覆す、驚異的なオールラウンド・スマートウォッチです。特に「高精度な内蔵GPS」「実測で約2週間持続するバッテリー」「高級感のあるデザイン」という3つの大きな強みは、数ランク上の価格帯の製品にも匹敵するほどの完成度を誇ります。これまでスマートフォンが必須だったランニングがウォッチ単体で完結する快適さや、充電の存在を忘れるほどのスタミナは、日々の生活の質を確実に向上させてくれました。

デザイン面でも、安価なスマートウォッチにありがちなチープさは皆無です。上品なアルミ合金ベゼルや、洗練されたカラーリングは、スポーツシーンだけでなく、ビジネスや普段のファッションにも違和感なく溶け込みます。60FPSの滑らかな操作感と相まって、毎日身に着け、操作すること自体が楽しくなる、そんな魅力を持った一台です。

購入前に知っておくべきこと

しかし、完璧な製品ではありません。Mibro A3は、あくまで「健康と運動の管理」を主眼に置いたデバイスです。そのため、LINEなどのメッセージにウォッチから直接返信したり、SuicaのようなNFC決済機能を使ったりすることはできません。また、ディスプレイは室内では非常に美しいものの、晴れた日の屋外では輝度不足で見えにくいという明確な弱点もあります。スマートウォッチに「何でもできる万能さ」を求めるのであれば、物足りなさを感じる可能性があることは、購入前に理解しておくべきでしょう。

こんな人にこそ、Mibro A3はおすすめ

これまでの強みと弱点を踏まえると、Mibro A3は以下のような人に最適な一台と言えます。

スマホなしでランニングやウォーキングの記録を取りたい人:運動の際にスマートフォンを持ち歩くのが煩わしいと感じていた方にとって、高精度なGPSを内蔵したMibro A3は最高の相棒になります。

9,980円という予算で、初めてGPS付きスマートウォッチを手に入れたい人:GPS機能、驚異的なバッテリー、高品質なデザインをこの価格で体験できるのは、まさに「価格破壊」。初めてのGPSウォッチとして、これ以上ない選択肢です。

前モデルA2を持っていて、GPS機能に魅力を感じる人:Mibro A2に満足しつつも、内蔵GPSがない点だけが不満だった、という方には理想的なステップアップモデルです。きっと満足できる進化を体感できるはずです。

まとめ:スマートウォッチ入門の「最適解」

以上をまとめると、Mibro A3は「初めてスマートウォッチを使う人」や「運動や健康管理を手軽に始めたい人」にとって、現時点での「最適解」と言えるモデルです。特に、頻繁な充電が面倒だと感じている人にとっては、このバッテリー性能だけでも購入する価値は十分にあります。高度な機能は不要だけれど、日々の生活を記録し、少しだけ便利にしてくれる、スタイリッシュで頼れる相棒が欲しい。そんな方に、自信を持っておすすめできるスマートウォッチです。

Mibro A3の価格・購入先

Mibro A3 本体グレー 正面で少し斜めに傾いている。

Mibro日本公式サイト

9,980円

で販売されています。

Mibro日本公式サイトで「Mibro A3」をチェックする

ECサイト

  • Amazonで9,980円(税込)、
  • 楽天市場で9,980円(送料無料)
  • ヤフーショッピングで9,980円、
  • AliExpressで6,169円、

で販売されています。

Amazonで「Mibro A3」をチェックする

楽天市場で「Mibro A3」をチェックする

ヤフーショッピングで「Mibro A3」をチェックする

AliExpressで「Mibro A3」をチェックする

米国 Amazon.comで「Mibro A3」をチェックする

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おすすめの類似製品を紹介

Mibro A3に似た性能をもつスマートウォッチも販売されています。

Amazfit Bip 6

Zepp Health Corporationから発売されたZepp OS 4.5搭載のスマートウォッチです(2025年4月25日に発売)。

1.97インチのHD AMOLED タッチスクリーン、通常使用で最大14日間(バッテリーセーバーモードでは最大26日間)駆動できるバッテリーを搭載しています。

また、AI音声アシスタント Zepp Flow (オフライン対応)、AIパーソナルコーチ「Zepp Coach™」、120種類以上のスポーツモード、ランニング機能(トラックランモード、スマート軌道修正機能など)、トレーニングテンプレート作成、5衛星測位対応の高精度GPS(オフラインマップ・ナビゲーション対応)に対応。

心身の準備状態を測定する「レディネススコア」、睡眠中の「心拍変動(HRV)モニタリング」、BioTracker™ 6.0 PPG バイオセンサーによる高精度な健康モニタリング、Bluetooth通話、ミニアプリ対応、フィットネスアプリ連携、5ATM防水にも対応しています。

価格は、Amazonで14,800円(税込)、楽天市場で14,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで14,800円、米国 Amazon.comで$79.99、です。

関連記事:Amazfit Bip 6徹底レビュー!Bip 5から進化、買うべきか評価

Nothing CMF Watch Pro 2

Nothingから発売されたスマートウォッチです(2024年7月12日 発売)。

1.32インチの円形 AMOLEDスクリーン、11 日間 駆動する305 mAh バッテリーを搭載しています。

また、クラウン操作、100種類以上の文字盤デザイン、自動輝度調整、120種類のスポーツモード、5種類のスマート検知(自動検出)、「アクティブスコア」、Bluetooth通話、ウィジェット機能、ジェスチャー操作、IP68防水防塵、Bluetooth 5.3、GPS、5つの衛星測位に対応しています。

価格は、Amazonで11,000円(税込)、楽天市場で11,000円(送料無料)、ヤフーショッピングで11,000円(送料無料)、AliExpressで5,977円、米国 Amazon.comで$69.00です。

関連記事:Nothing「CMF Watch Pro 2」とWatch Proの違い

Redmi Watch 5

Xiaomiから発売されたHyperOS搭載のスマートウォッチです(2025年1月23日に発売)。

2.07インチのAMOLED タッチスクリーン、約24日間駆動できるバッテリーを搭載しています。

また、150種類以上のスポーツモード、ランニング機能、血中酸素・心拍数・睡眠モニタリング、音楽再生、Bluetooth通話、)、呼吸エクササイズ、バイタリティスコア、文字盤デザインのカスタマイズ(200種類)、クイックリリース、

オンリストランニングコース(10種類のランニングコース、マルチGNSS(GPSセンサー内蔵)、リニアモーター(20種類以上のバイブレーションパターン)、通知の受信(LINE)カメラのリモート操作、スマートフォンの検索、懐中電灯、天気予報、Bluetooth 5.3、5気圧防水に対応しています。

価格は、Amazonで14,980円(税込)、楽天市場で14,980円(税込・送料無料)、ヤフーショッピングで14,980円(税込・送料無料)、AliExpressで10,733円、米国 Amazon.comで$153.86、です。

関連記事:Redmi Watch 5レビュー!1万円台の2インチ画面スマートウォッチは買いか?

Redmi Watch 5 Lite

シャオミから発売されたスマートウォッチです(2024年10月10日発売)。

1.96インチのAMOLEDディスプレイ、最大18日駆動する470 mAh バッテリー、スピーカー、デュアルマイク(ノイズリダクション)、GPSセンサー、Xiaomi HyperOSを搭載しています。

また、マルチGNSS(距離、ペース、ルートの測定)、150種類以上のスポーツモード、Bluetooth通話、ウィジェット機能(音声アシスタント、カレンダーを含む)文字盤デザインのカスタマイズ(200種類以上)、5気圧防水、Mi Fitness アプリ、Bluetooth 5.3に対応しています。

価格は、Amazonで6,480円(税込)、楽天市場で6,480円(送料無料)、ヤフーショッピングで6,762円(送料無料)、AliExpressで5,522円、米国 Amazon.comで$48.99、です。

関連記事:「Redmi Watch 5 Lite」とActive、Watch 4を比較

他のシャオミ スマートウォッチと比較

他にもシャオミのスマートウォッチが販売されています。ぜひ比較してみてください。

※MibroはXiaomi(シャオミ)のエコチェーンメンバーの一つであり、Xiaomiからの投資を受けています。スマートウォッチなどのウェアラブルデバイスを中心に製品を展開しており、Xiaomiのエコシステムに属するブランドとして知られています。

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Legion Y700 Gen 4徹底レビュー!驚異のAI搭載ゲーミングタブ

Lenovo Legion Y700 Gen 4 実機本体 ディスプレイで少し斜めに傾く
2025年5月に発売された「Lenovo Legion Y700 Gen 4」は、最新のQualcomm Snapdragon 8 Eliteプロセッサを搭載した8.8インチのAIゲーミングタブレットです。その圧倒的な性能と革新的な機能で、コンパクトなゲーミングタブレット市場に新たな基準を打ち立て、多くのモバイルゲーマーから絶大な注目を集めています。

このレビューでは、Legion Y700 Gen 4が日々のゲーム体験をいかに変えるのか、前モデル「Gen 3」からどれほどの進化を遂げたのか、その真の実力を徹底的に検証しました。

先に結論からお伝えしましょう

Lenovo Legion Y700 Gen 4 の長所(Pros):

  • Snapdragon 8 Elite搭載による、現行最高峰の圧倒的な処理性能
  • FPSの勝率を上げる「AI声紋ハンター」など、勝利に直結する独自のAIゲーミング機能
  • 3K解像度と165Hzリフレッシュレートを両立した、世界最高峰のディスプレイ品質
  • 7600mAhの大容量バッテリーと、バッテリーを保護するバイパス充電機能
  • ゲーマー待望のmicroSDカードスロット復活と、便利なデュアルUSB-Cポート
  • 薄型・軽量化と本体強度10%向上を両立した、携帯性と堅牢性に優れたデザイン

Lenovo Legion Y700 Gen 4 の短所(Cons):

  • Wi-Fiモデルのみで、単体でのモバイル通信(SIM)やGPS機能は非搭載
  • 顔認証のみで、指紋認証センサーが搭載されていない
  • OSが英語と中国語のみで、標準では日本語に対応していない
  • Apple Pencil Proを擁するiPad miniと比較すると、ペン体験は発展途上

総合評価:

Lenovo Legion Y700 Gen 4は、ゲームで「勝利」を追求するコアゲーマーにとって最高の選択肢となる、究極の8インチAIゲーミングタブレットです。一方で、日本語への最適化不足やGPSの非搭載など、日常使いを主目的とするユーザーにとってはいくつかの注意点も存在します。

この記事で分かること

  1. 前モデル「Gen 3」やライバル機種「iPad mini(第7世代)」との性能比較
  2. 薄型軽量化と高剛性を両立したデザインと、デュアルUSB-C・microSDスロットの利便性
  3. 3K解像度・165Hzディスプレイの映像美がいかに素晴らしいか、iPad mini(60Hz)との違い
  4. Snapdragon 8 Eliteの処理性能と、Snapdragon 8 Gen 3やA17 ProとのAntutuベンチマークスコア比較
  5. 『原神』や『Call of Duty: Warzone Mobile』など、人気ゲームの最高設定でのフレームレート(fps)と動作感
  6. 勝利に直結するAI機能「AI声紋ハンター」や「AIピクセル狙撃の神」の驚くべき実力
  7. AIアシスタントによる文書作成の効率化と、PC・スマホ連携機能「スーパーコネクト」の使い勝手
  8. 7600mAhバッテリーの実際の駆動時間、68W急速充電の速さとバイパス充電のメリット
  9. 大型VCを搭載した冷却システムの性能と、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4の通信安定性
  10. ライバル機種とのメリット・デメリット徹底比較
  11. 専門家による5段階評価と詳細な総評
  12. 最新の価格とお得な購入先・他機種との価格比較

この記事を最後まで読むことで、「Lenovo Legion Y700 Gen 4」を購入するべきかどうかがはっきりと分かるはずです。購入に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

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公式ページ:Lenovo Legion Y700 Gen 4(中国のサイト)

デザイン:Lenovo Legion Y700 Gen 4 ~薄さ、軽さ、強さを究めた携帯ゲーミングの理想形~

Lenovo Legion Y700 Gen 4 本体実機ブラックの背面

ここでは、Lenovo Legion Y700 Gen 4のデザインと接続ポートについて、前モデル「Lenovo Legion Y700 Gen 3」と比較しながら、その進化した魅力を詳しくレビューしていきます。実際に手に取って感じた、携帯性や堅牢性の向上、そして待望の機能復活がもたらすメリットを具体的にお伝えします。

より薄く、軽く、そして強靭に。携帯性を突き詰めた洗練のデザイン

Lenovo Legion Y700 Gen 4を初めて手に取ったとき、その驚くべき薄さと軽さに思わず息をのみました。前モデルのLenovo Legion Y700 Gen 3も、厚さ7.79mm 、重さ約350g と十分にコンパクトで、片手で持てるサイズ感が魅力でした。しかし、Gen 4はそれをさらに上回り、厚さ約6.99mm 、重さ約340g という、まさに羽のような軽やかさを実現しています。

このわずかな差が、実際の使い勝手に大きな影響を与えます。カバンへの収まりが格段に良くなり、通勤中の電車内で電子書籍を読んだり、カフェで動画を観たりする際も、まったく苦になりません。

Lenovo Legion Y700 Gen 4本体ブラックとホワイト

デザインは前モデルのシックなコンセプトを引き継ぎ、背面のマット加工された質感や、派手すぎない「LEGION」のロゴが高級感を醸し出しています 。カラーバリエーションは、精悍な印象の「カーボンクリスタルブラック」と、クリーンで未来的な「アイスホワイト」の2色が用意されています 。これは前モデルのブラックとホワイトの構成を踏襲しており 、Legionシリーズとしての一貫した世界観を感じさせます。

しかし、注目すべきは、これだけ薄く軽くなったにもかかわらず、本体強度が10%も向上している点です 。この技術的な進化は、単なるスペック上の数値以上の価値をもたらします。薄型デバイスにありがちな「壊れやすそう」という不安が払拭され、外出先でもためらうことなくラフに使えるという絶大な安心感につながりました。この携帯性と堅牢性の両立こそ、Gen 4が持つ最大の魅力の一つだと感じます。

待望の復活と変わらぬ利便性。ゲーマーの心を掴む接続ポート

Lenovo Legion Y700 Gen 4の底面にある接続ポート

接続ポートに関しても、ユーザーの声を反映した大きな進化が見られます。まず、前モデルから高く評価されていたデュアルUSB-Cポートは健在です 。横持ちで「原神」のようなグラフィックが美しいゲームを長時間プレイする際、下側のポートで充電しながら、側面のポートにUSB-Cタイプのイヤホンを接続して迫力あるサウンドを楽しむ、といった使い方ができるのは非常に便利です 。このゲーマー目線の設計は、Legionシリーズならではのこだわりを感じさせます。

そして、最も大きな進化点は、TFカード(microSDカード)スロットが復活したことです。前モデルのLenovo Legion Y700 Gen 3(日本版のLenovo Legion Tab)ではmicroSDカードスロットが非搭載だったため 、ストレージ容量に不安を感じる声もありました。Gen 4では最大2TBまでのmicroSDカードに対応したことで 、その心配は完全に解消されました。

これにより、「崩壊:スターレイル」や「鳴潮」といった大容量のゲームアプリを複数インストールしたり、大量の動画ファイルを保存したりしても、本体のストレージ残量を気にする必要がなくなりました。これは、多くのユーザーにとってまさに待望のアップデートと言えるでしょう。

まとめ:デザインと外観(接続ポート)

  • 薄さと軽さの進化:前モデルから約0.8mm薄く 、約10g軽くなり 、携帯性が格段に向上。
  • 堅牢性の両立:本体強度が10%向上しており 、薄型化と同時に持ち運びの安心感も増している。
  • 洗練されたカラー:「カーボンクリスタルブラック」と「アイスホワイト」の2色展開で、高級感を演出 。
  • デュアルUSB-Cポートの利便性:ゲーム中の充電と有線イヤホンなどの同時使用が可能な便利な仕様は健在 。
  • microSDカードスロットの復活:最大2TBまでのストレージ拡張が可能になり 、容量不足の懸念を完全に払拭した最大の改善点。

ディスプレイ:Lenovo Legion Y700 Gen 4 ~異次元の解像度と応答性が生む、究極の没入体験~

Lenovo Legion Y700 Gen 4 を手で持ち、ゲームをプレイしている様子

ここでは、Lenovo Legion Y700 Gen 4が誇る「猎速电竞屏(ハイスピードゲーミングディスプレイ)」について、その息をのむほどの映像美と驚異的な応答性を、前モデル「Lenovo Legion Y700 Gen 3」と比較しながら徹底レビューします。解像度、タッチ感度、輝度といったあらゆる面で進化したディスプレイが、ゲームやエンターテイメント体験をいかに変えるのか、実際に使って感じた感動をお伝えします。

異次元の精細さが描く、圧倒的なリアリティ

Lenovo Legion Y700 Gen 4の電源を入れ、最初に目に飛び込んできた映像の美しさには、ただただ圧倒されました。前モデルのGen 3も2560 x 1600という高解像度で十分に美しいと感じていましたが、Gen 4はそれを遥かに凌駕する3040 x 1904ピクセルという超高解像度を実現しています 。この進化は、画素密度が408PPIに達したことからも明らかで 、文字通り、一つ一つのピクセルが感じられないほどの精細さです。

お気に入りの4K動画を再生したとき、PCの高性能モニターで見るのと遜色ないディテールと奥行き感に驚かされました。特にゲームプレイでは、キャラクターの装飾や遠くの風景までが潰れることなくくっきりと表示され、まるでその世界に入り込んだかのような没入感を味わえます。

指に吸い付く応答性。一瞬の操作も逃さない快適さ

Lenovo Legion Y700 Gen 4で動画を視聴する様子

ゲーミングタブレットの心臓部とも言えるディスプレイの応答性においても、Gen 4は確実な進化を遂げています。165Hzの超高リフレッシュレートは前モデルから引き継がれ 、ブラウジング時のスクロールから激しいアクションシーンまで、すべてが驚くほど滑らかに表示されます。しかし、真価はタッチ性能の向上にあります。タッチサンプリングレートが前モデルの240Hzから360Hzへと大幅に引き上げられました 。

この向上により、例えば「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」のようなリズムゲームでは、タップへの反応がより俊敏になり、まさに指に吸い付くような感覚で操作できます。Lenovo独自の「瞬影触控优化」という最適化技術により、タッチ遅延は45%も削減されているといい 、まさに一瞬の操作が勝敗を分けるゲームで絶大なアドバンテージとなるでしょう。

屋外でも鮮やかに。輝度と色彩表現の進化

前モデルを使用していて少し物足りなさを感じていたのが、屋外での視認性でした。Gen 4ではその点も大きく改善されています。ディスプレイの標準輝度が前モデルの500nitsから600nitsへと向上しました 。この100nitsの差は大きく、日中の明るいリビングや公園のベンチでプレイしても、画面が白飛びすることなく敵の位置やマップをはっきりと視認できます。

さらに、DCI-P3の広色域12bitの色深度に対応したことで 、ただ明るいだけでなく、色彩表現がより豊かでリアルになりました。夕焼けのグラデーションや、鮮やかなエフェクトの色合いが忠実に再現され、ゲームの世界観をより深く楽しむことができます。目に優しいTÜV Rheinland認証も取得しており 、長時間のプレイでも快適さが持続する点も嬉しいポイントです。

まとめ:ディスプレイ性能

  • 圧倒的な解像度:前モデルを大きく超える3040 x 1904ピクセル、408PPIを実現し、息をのむほど精細でリアルな映像体験を提供 。
  • 驚異の応答性:165Hzのリフレッシュレートに加え、タッチサンプリングレートが360Hzに向上し、指に吸い付くような快適な操作感を実現 。
  • 向上した輝度:標準輝度が600nitsにアップし、屋外での視認性が大幅に改善され、プレイ場所を選ばない 。
  • 豊かな色表現:DCI-P3広色域と12bit色深度に対応し、より鮮やかで忠実な色彩を描き出す 。

パフォーマンス:Lenovo Legion Y700 Gen 4 ~新世代SoCが拓く、圧倒的な処理能力~

Lenovo Legion Y700 Gen 4でゲーム「原神」をプレイする様子。

ここでは、Lenovo Legion Y700 Gen 4のパフォーマンスを司る心臓部、すなわちCPU、メモリ、ストレージの進化について、前モデル「Lenovo Legion Y700 Gen 3」と比較しながら、その圧倒的な処理能力を解き明かしていきます。実際に様々なアプリやゲームを動かしてみて感じた、感動的なまでの快適さを具体的にお伝えします。

世代を超える飛躍。心臓部に宿る「Snapdragon 8 Elite」

前モデルのLenovo Legion Y700 Gen 3が搭載していた「Snapdragon 8 Gen 3」は、4nmプロセスで製造され、最大3.3GHzで動作するCortex-X4コアを搭載した、当時としても最高峰の性能を誇るSoCでした 。正直なところ、この性能に不満を感じることは全くありませんでした。しかし、Lenovo Legion Y700 Gen 4が搭載する「Qualcomm Snapdragon 8 Elite」は、その次元をさらに引き上げています。

こちらは最先端の3nmプロセスで製造され、最大4.32GHzで動作するOryonコアを搭載しており、アーキテクチャと製造プロセスの両面で大きな進化を遂げています 。

このスペックの進化は、実際の使用感に如実に表れます。「Adobe Lightroom」で一眼レフのRAWデータを現像してみると、プレビュー表示や書き出しのスムーズさは、もはや高性能なノートPCを操作している感覚そのものです。この快適さは、AnTuTuベンチマークのスコアが前モデルの約217万点から約274万点へと飛躍的に向上していることからも裏付けられています 。

すべてを加速させる超高速メモリとストレージ

この圧倒的なCPUパワーを支えているのが、9600Mbpsという驚異的な転送速度を誇る「LPDDR5X Ultra」メモリと、最新規格の「UFS 4.1」ストレージです 。この恩恵は、特にマルチタスクや大容量アプリを扱う際に顕著に感じられました。「原神」で広大なマップを探索しながら、攻略情報をブラウザで開き、さらにDiscordで友人とボイスチャットを繋ぐといった、タブレットにとっては無茶とも思える使い方を試しても、アプリの切り替えは一瞬で、ゲームの動作が重くなることは一切ありませんでした。

また、最大4.2GB/sという驚異的なデータ転送速度を誇る「UFS 4.1」ストレージの速度は、ゲームのインストールや起動時に真価を発揮します 。数十GBはあろうかという「崩壊:スターレイル」のインストールも驚くほど短時間で完了し、プレイ開始までの煩わしい待ち時間から解放されたのは大きな喜びでした。さらに、デザインの項でも触れたmicroSDカードスロットの復活が、この高速ストレージをより戦略的に活用させてくれます。

私は、ロード速度が勝敗を左右する「アスファルト9:Legends」のようなレースゲームは高速な内蔵ストレージに、そしてAmazonプライム・ビデオでダウンロードした長編映画や、容量は大きいもののロード速度をそこまで求めない「Fate/Grand Order」のようなゲームは安価な大容量microSDカードに、といった形でデータを使い分けています。これにより、パフォーマンスとコストのバランスを取りながら、最高のゲーミング環境を構築できるのです。

まとめ:パフォーマンス

  • CPU:3nmプロセスの新世代「Snapdragon 8 Elite」を搭載し、4nmプロセスの前モデルをアーキテクチャとクロック周波数で圧倒 。
  • メモリ:9600Mbpsの転送速度を誇る超高速な「LPDDR5X Ultra」により、マルチタスクやアプリの応答性がさらに向上 。
  • ストレージ:最大4.2GB/sの転送速度を持つ最新規格「UFS 4.1」の採用で、アプリやデータの読み込み時間を大幅に短縮 。
  • 拡張性:microSDカードの活用で、高速な内蔵ストレージを有効に使いつつ、容量の心配なくコンテンツを楽しめる 。

Antutuベンチマーク

Lenovo Legion Y700 Gen 4はQualcomm Snapdragon 8 Elite (または 8 Ultimate Edition) を搭載し、Antutu V10 ベンチマーク総合で約270万点(2747648)を記録していました。

例1: Antutu V10 総合で「2747648」、CPUで「637077」、GPUで「1093727」、MEMで「547083」、UXで「469761」

例2: Antutu V10 総合で「2681392」、CPUで「572054」、GPUで「1159392」、MEMで「496074」、UXで「453872」

一方、前モデルの「Lenovo Legion Y700 Gen 3」はQualcomm Snapdragon 8 Gen 3 プロセッサを搭載し、Antutu V10 ベンチマーク総合で約200万点を記録していました。

例:Antutu V10 総合で「2053731」、CPUで「476942」、GPUで「857852」、MEMで「366186」、UXで「352751」

Lenovo Legion Y700 Gen 4は前モデルの「Lenovo Legion Y700 Gen 3」よりも約70万点スコアが向上していることから、飛躍的に性能が向上しているといえます。

Snapdragon 8 Elite性能を比較

Lenovo Legion Y700 Gen 4が搭載するQualcomm Snapdragon 8 Elite プロセッサは、他のCPUと比べて、どのくらいの性能なのでしょうか?Antutuベンチマークで比較してみました。

Lenovo Legion Y700 Gen 4 グラフ Antutu-Snapdragon8Elite

CPUランキング

※Antutu V10 ベンチマーク総合スコアで比較したものです。

  1. Qualcomm Snapdragon 8 Elite (Lenovo Legion Y700 Gen 4/REDMAGIC Astra)・・・Antutu:270万
  2. Snapdragon 8 Gen3 (Lenovo Legion Y700 Gen 3/REDMAGIC Nova)・・・Antutu:200万
  3. Apple A17 Bionic (iPad mini(第7世代))・・・Antutu:154万
  4. Snapdragon 7+ Gen 3 (ALLDOCUBE iPlay 70 mini Ultra)・・・Antutu:137万
  5. Snapdragon 8+ Gen 1 (LAVIE Tab T9 T0995/HAS)・・・Antutu:135万
  6. Snapdragon 6 Gen 1 (Alldocube iPlay 60 Mini Turbo)・・・Antutu:53万
  7. MediaTek Dimensity 7050 MT8791 (ALLDOCUBE iPlay 70 mini Pro)・・・Antutu:52万
  8. Helio G99 (Alldocube iPlay 60 mini Pro / HEADWOLF Fpad 5)・・・Antutu:40万
  9. MediaTek Helio G85 (Redmi Pad SE 8.7)・・・Antutu:26万
  10. Unisoc T606 (Teclast M50 Mini)・・・Antutu:25万

比較から分かること

Qualcomm Snapdragon 8 Eliteは、現行のモバイルプロセッサ市場において、群を抜いた非常に高い処理性能を持つことが明確に示されました。総合スコア270万点という数値は、前世代のSnapdragon 8 Gen3や競合するApple A17 Bionicと比較しても圧倒的なアドバンテージを誇り、モバイルデバイスの性能限界を大きく押し上げる可能性を秘めています。

このプロセッサを搭載するデバイスは、高負荷なゲームや専門的なクリエイティブ作業、そして日常的なマルチタスクに至るまで、あらゆるシーンでユーザーにこれまでにない快適かつ高速な体験を提供することが期待されます。

ゲーム性能:Legion Y700 Gen 4のSnapdragon 8 Eliteの実力を人気5タイトルで徹底検証

Lenovo Legion Y700 Gen 4が搭載する、Qualcommから登場した最新鋭のプロセッサ「Snapdragon 8 Elite」。その圧倒的なGPU性能は、モバイルゲーム体験を新たな次元へと引き上げると噂されています。果たしてその実力は本物なのでしょうか?今回は、高いグラフィック性能を要求する人気の5タイトルを実際にプレイし、そのパフォーマンスを徹底的にレビューします。

原神 (Genshin Impact)

まず試したのは、言わずと知れた超高負荷ゲームの代表格「原神」です。グラフィック設定をすべて「最高」、フレームレートを60に設定し、広大なテイワット大陸へと旅立ちました。

結果は驚くべきものでした。フィールドの探索、街中での人々との交流、そして多数のエフェクトが激しく飛び交う戦闘シーンに至るまで、フレームレートはほぼ常に平均60FPSに張り付いていました。特に、これまで多くのハイエンドスマートフォンを苦しめてきた、複数の敵キャラクターや元素反応が入り乱れる場面でも、カクつきや処理落ちは一切感じられません。滑らかなカメラワークで美しい世界を心ゆくまで堪能できる、まさに「常時快適」なプレイ体験を実現してくれました。

崩壊:スターレイル (Honkai: Star Rail)

HoYoverseが送るスペースファンタジーRPG「崩壊:スターレイル」をプレイ。こちらもグラフィックに関する設定をすべて最高にして、銀河の冒険に出発です。

キャラクターの精巧なモデリングや、宇宙を旅する列車の車窓から見える息をのむような風景。そのすべてが、平均60FPSという安定したフレームレートで滑らかに描画されます。特に、キャラクターの必殺技が繰り出される際の壮大な演出は圧巻で、フレームレートの低下を一切気にすることなく、その映像美に酔いしれることができました。開発者が意図した最高のグラフィック体験が、ここにあります。

Call of Duty: Warzone Mobile

次に、一瞬の判断が生死を分けるバトルロイヤルFPS「Call of Duty: Warzone Mobile」に挑戦。グラフィック設定を「最高」にして、激戦区に降り立ちました。

本作のような競技性の高いゲームでは、高いフレームレートが何よりも重要です。Snapdragon 8 Eliteは、その期待に完璧に応えてくれました。120Hzのリフレッシュレートに対応したディスプレイと組み合わせることで、フレームレートは90FPSから120FPSという驚異的な数値を記録。敵の発見からエイム、そして銃撃戦まで、すべてがPCゲームのように滑らかです。広大なマップを高速で移動したり、爆発が連続する高負荷な状況下でもフレームレートは極めて安定しており、プレイヤーのポテンシャルを最大限に引き出してくれることは間違いありません。

ディアブロ イモータル (Diablo Immortal)

画面を埋め尽くすほどの悪魔の軍勢と戦うハックアンドスラッシュRPG「ディアブロ イモータル」。最高画質設定で、無数の敵がひしめくダンジョンの奥深くへと進んでいきました。

結果は圧巻の一言。おびただしい数の敵が襲いかかり、派手なスキルエフェクトが画面を覆いつくすような地獄絵図の中でも、フレームレートは微動だにせず60FPS以上を常にキープ。処理の遅延やカクつきは一切なく、敵をなぎ倒す爽快感だけを純粋に楽しむことができます。これぞ、ストレスフリーな究極のモバイル「ディアブロ」体験と言えるでしょう。

ファイナルファンタジーVII エバークライシス (Final Fantasy VII Ever Crisis)

続いては、美麗なグラフィックで「ファイナルファンタジーVII」の世界を追体験できる「ファイナルファンタジーVII エバークライシス」です。グラフィック設定を「高画質」に設定してプレイしました。

バトルシーンはもちろん、キャラクターの繊細な表情を描き出すカットシーンに至るまで、フレームレートは完全に60FPSで固定されていました。原作の感動を損なうことなく、クラウドたちの物語に深く没入できます。特に、召喚獣が登場する迫力満点の演出も、コマ落ちすることなく最高のクオリティで楽しむことができ、物語への没入感を一層高めてくれました。

まとめ:ゲーム性能~すべてのゲーマーに最高の体験を約束する怪物チップ~

今回検証した5つのタイトルすべてにおいて、Snapdragon 8 Eliteは最高設定で極めて高いフレームレートを安定して維持するという、驚異的なパフォーマンスを見せつけました。

このプロセッサは、現行のどんな高負荷なゲームであっても、開発者が意図した通りの美しいグラフィックと滑らかなアニメーションを、一切の妥協なくプレイヤーに提供します。今後、さらに高度な処理能力を要求するゲームが登場したとしても、このSnapdragon 8 Eliteならば、長きにわたって最高のモバイルゲーム体験を約束してくれるでしょう。まさに、新時代の到来を告げるにふさわしい怪物的なプロセッサだと断言できます。

ゲーム機能:Lenovo Legion Y700 Gen 4 ~AIが勝利へ導く、新次元のゲーミング体験~

Lenovo Legion Y700 Gen 4のAIを使ったゲーム機能

ここでは、Lenovo Legion Y700 Gen 4が「AIゲーミングタブレット」と銘打たれる所以である、革新的なゲーム専用AI機能について、その驚くべき実力をレビューします。これらは前モデルのLenovo Legion Y700 Gen 3には搭載されていなかった、まさに「勝つための新兵器」です。実際にこれらの機能を使って、私のゲーム体験がどのように変わったのか、その感動を具体的にお伝えします。

耳で敵を見る「AI声紋ハンター」という名の壁越しの目

FPSやバトルロイヤルゲームにおいて、敵の位置をいかに早く正確に把握するかは、勝敗を分ける最も重要な要素です。「AI声紋ハンター」は、まさにそのために生まれた機能だと断言できます。「Call of Duty: Mobile」のような、一瞬の油断が命取りになるゲームで、この機能は”チート級”の威力を発揮しました。敵の足音だけを指向性をもって強調してくれるため、建物の向こう側や階下にいる敵の微かな足音が増幅され、その方向まではっきりと分かるのです。

索敵範囲が51%も拡大するというのも頷けます 。実際に、今までなら気づかずに待ち伏せされて一方的に倒されていたような場面で、先手を打って迎撃できる回数が劇的に増えました。これはもはや「耳で聞く」のではなく、「音で見る」という新たな索敵体験です。正直に言って、一度この機能に慣れてしまうと、これ無しでプレイしていた前モデルの環境が不便に感じられ、もう元には戻れないほどの衝撃でした。

指先がスナイパーになる「AIピクセル狙撃の神」

タッチ操作の限界を超えさせてくれるのが、「AIピクセル狙撃の神」機能です。これはタッチ精度を90%も向上させるという驚異的な機能で、特に精密なエイムが要求されるスナイパーライフルを使う場面で、その真価を痛感しました 。遠くに見える米粒のような敵の頭を狙う際、今までは指の僅かな震えでスコープがずれてしまい、何度も悔しい思いをしました。

しかし、この機能を有効にすると、指の動きが吸い付くように画面に反映され、ピタッとヘッドショットを決められるのです。この快感は一度味わうと病みつきになります。まさに「ミクロ操作の達人」というキャッチコピーは伊達ではありません 。タッチパネルでありながら、まるで高性能なマウスで操作しているかのような、異次元の精密さを体験させてくれました。

戦場を支配する「超広視野モード」

MOBA(マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ)をプレイする方なら、戦況全体を把握することの重要性は身に染みているはずです。「超広視野モード」は、その悩みを解決してくれる魔法のような機能でした。「伝説対決 -Arena of Valor-」で試してみたところ、視野が最大で50%も向上し、今まで見えていなかったマップの端で起きている集団戦や、茂みに隠れて奇襲を狙う敵の動きまで視界に入るようになったのです 。

これにより、ミニマップに頼るだけでなく、自分の目で直接戦況を把握できるため、より的確な判断を瞬時に下せるようになりました。仲間へのカバーや、危険なエリアを避ける動きが格段にスムーズになり、チームを勝利に導く司令塔として、まさに戦場を支配しているかのような感覚を味わえました。

五感を刺激し勝利を盤石にする、細部へのこだわり

Gen 4の凄みは、派手なAI機能だけに留まりません。ゲームへの没入感を極限まで高めるための、地道ながらも効果的な機能が満載です。デュアルX軸リニアモーターによる振動フィードバックは、定常・瞬間の振動量が共に30%向上しており 、「アスファルト9:Legends」でニトロを使った時の突き抜けるような加速感をリアルに指先へと伝えてくれます。

また、Dolby Atmos対応のデュアルスピーカーから放たれるサウンドは、非常にクリアで迫力があり、顔の前にタブレットを持ってくると、驚くほどの臨場感でゲームの世界に引き込まれます 。

そして、これらの体験のすべてを裏で支えているのが「霊境エンジン」という強力なシステム最適化技術です。「瞬影タッチコントロール最適化」により、タッチ遅延は実に45%も削減され、先に述べた「AIピクセル狙撃の神」がもたらす異次元の操作感は、この技術に支えられているのです 。

さらに、UIアニメーションも再設計され、システムの滑らかさが29%、アプリの応答速度が15%も向上しているため、ゲーム以外の普段使いでもストレスのないサクサクとした操作を楽しめます 。

オンライン対戦で重要なネットワーク環境も、「超安定ゲーミングネットワーク」によって遅延が9.8%低減されており、ラグによる敗北といった悔しい思いをすることも少なくなりました 。AI機能という「飛び道具」だけでなく、こうした地道な最適化の積み重ねが、Gen 4の盤石なゲーミング体験を築いているのです。

まとめ:ゲーム機能

  • AI声紋ハンター:FPSでの索敵能力が劇的に向上し、敵の位置を音で正確に把握できるため、勝率が大幅に向上する 。
  • AIピクセル狙撃の神:スナイパーライフルでのヘッドショットが容易になるほどの、驚異的なタッチ精度を実現し、精密な操作を可能にする 。
  • 超広視野モード:MOBAで戦況全体を把握できる神の視点を提供し、ミニマップだけでは得られない戦略的な優位を確立する 。
  • 盤石のシステム:「霊境エンジン」によるタッチ遅延の45%削減やネットワークの9.8%低減といった最適化が、快適なプレイを下支えする 。
  • 総評:単なるスペック向上に留まらず、AIという具体的な「武器」と盤石なシステム最適化によって、「勝つ」ための体験を能動的にサポートしてくれる革新的なゲーミングタブレットである。

AI機能(ゲーム以外):Lenovo Legion Y700 Gen 4 ~日常を革新する、もう一つの顔~

Lenovo Legion Y700 Gen 4のAI機能

ここでは、Lenovo Legion Y700 Gen 4が持つ、ゲーム以外のもう一つの顔、すなわち「スマートデバイス」としてのAI機能と連携機能についてレビューします。

前モデルのLenovo Legion Y700 Gen 3は純粋な高性能タブレットでしたが、Gen 4は「天禧パーソナルスーパーインテリジェントエージェント」と「スーパーコネクト」という強力な新機能を搭載し、学習やビジネスの領域でもその価値を大きく高めました。実際にこれらの機能を使ってみて感じた、日常作業の劇的な変化をお伝えします。

資料作成の強力な相棒「天禧AIアシスタント」

Gen 4を仕事で使い始めて最も驚いたのが、AIアシスタント「天禧」による文書作成の効率化です。長い会議の議事録から要点を抽出してプレゼン資料にまとめる作業があったのですが、AIの要約機能を使ったところ、驚くほど的確に重要部分を抜き出してくれました 。今まで数十分かかっていた作業が、ほんの数分で完了したのです。この体験は、まさにPC不要で精度の高い文書作成が可能になったと感じさせるものでした 。

ただし、日本語の文章をゼロから生成する「AIライティング」機能については、まだ発展途上な面も見受けられます 。表現が少し不自然に感じられることもあり、ビジネス文書の清書を完全に任せるのは難しいかもしれません。

しかし、海外のニュースサイトの記事を翻訳させたり 、プログラミングのアイデアを「AI Space」で探したりといった、情報収集や補助的な使い方では絶大な威力を発揮します 。日本語の完璧さを求めるのではなく、あくまで優秀なアシスタントとして活用するのが賢い使い方だと感じました。

情報収集の革命「即圈即AI(囲むだけでAI)」

日々の情報収集のスタイルを根底から変えてしまったのが、「即圈即AI」機能です。Webサイトで見つけた知らない専門用語や、海外のガジェットレビュー記事を読む際に、翻訳アプリを立ち上げる必要はもうありません。知りたい部分を指でくるっと囲むだけで、ポップアップウィンドウが瞬時に立ち上がり、的確な解説や自然な日本語訳を表示してくれます 。

このシームレスな体験は、一度味わうと元には戻れません。調べ物のために思考が中断されることがなくなり、作業への集中力が格段に向上しました。大量のテキストで書かれたゲームの攻略情報から要点だけを抜き出すことも可能で、まさに情報収集の効率を極限まで高めてくれる機能です 。

デバイスの壁を壊す「スーパーコネクト」

スーパーコネクト」は、このタブレットを単体で完結させず、他のデバイスとの連携で価値を何倍にも高めてくれる機能です 。私が特に便利だと感じたのは、PCとのファイル共有機能です 。PCで作成した資料や画像を、ケーブル接続なしでタブレットにドラッグ&ドロップするだけで、サイズ制限なく瞬時に転送できます 。

また、タブレットをPCのサブディスプレイとして活用したり、一つのキーボードとマウスでPCとタブレットの両方を操作したりすることも可能です 。驚くべきは、この連携機能が他社製のAndroidスマートフォンやPCでも利用できる点です 。デバイスのメーカーを問わず、シームレスな作業環境を構築できるこの開放性は、Gen 4が単なるゲーム機ではなく、強力な生産性ツールであることを雄弁に物語っています。

まとめ:AI機能(ゲーム以外)

  • AIアシスタント:文書の要約や翻訳、アイデア出しでは非常に強力で、作業を効率化するが、日本語の新規作成能力はまだ発展途上 。
  • 即圈即AI:画面を囲むだけで翻訳や要約ができ、情報収集や調べ物の手間を劇的に削減する革新的な機能 。
  • スーパーコネクト:PCや他社製スマホともシームレスに連携し、ファイル共有やサブディスプレイ化で生産性を飛躍的に向上させる 。
  • 総評:強力なAI機能と連携機能を活用すれば、Gen 4はゲームだけでなく、学習やビジネスの場面でも手放せない最高のパートナーになる。

バッテリーと充電:スタミナ切れの不安を解消する、タフな駆動力

ここでは、ゲーミングタブレットの生命線とも言えるLenovo Legion Y700 Gen 4のバッテリー性能と充電技術について、その頼もしさをレビューします。前モデルのLenovo Legion Y700 Gen 3からどれほど進化したのか、そして長時間のゲームプレイを支える独自の充電技術がもたらすメリットは何か。実際に一日中使い倒して感じた、スタミナ切れの不安から解放される安心感をお伝えします。

まる一日遊び尽くせる、7600mAhの大容量バッテリー

前モデルのLenovo Legion Y700 Gen 3も、6550mAhのバッテリーを搭載し、動画視聴などでは十分な駆動時間を確保していました 。しかし、高負荷なゲームをプレイすると、やはりバッテリーの減りは早く感じられる場面もありました 。その点、Gen 4はバッテリー容量が7600mAhへと大幅に増量されており、この差は実際の使い勝手に大きな安心感をもたらしてくれます 。

先日、このGen 4を片手に一日中外出してみましたが、移動中にAmazonプライム・ビデオで映画を2時間ほど鑑賞し、カフェで「原神」を1時間以上プレイ、その後もSNSやブラウジングを続けても、夜帰宅するまで一度も充電を気にすることはありませんでした。公称値でも動画の連続再生時間が前モデルの約14.6時間から約15.6時間へと延びており 、このスタミナ向上は、まさにあらゆるシーンで「もっと使える」自由を与えてくれます。

バッテリーを労わる切り札、バイパス充電機能

長時間のゲームプレイで特に重宝するのが、前モデルから引き続き搭載されている「バイパス充電」機能です 。これは、充電ケーブルを接続した際に、バッテリーを介さず本体へ直接電力を供給する技術です。これにより、バッテリーの劣化や発熱を気にすることなく、心ゆくまでゲームに没頭できます 。特に「ゼンレスゾーンゼロ」のような最新のハイエンドゲームを最高設定でプレイする際には、この機能は必須と言えるでしょう。

実際にバイパス充電を有効にしてプレイすると、本体がほんのり温かくなる程度で、バッテリー残量を気にせず快適なプレイが持続します。この機能があるからこそ、Legion Y700は真のゲーミングタブレットと呼べるのだと改めて感じました。

驚異的な回復力、68Wの超高速充電

どれだけバッテリー容量が大きくても、充電に時間がかかっては意味がありません。その点、Gen 4の68W超高速充電は、驚異的な回復力を見せてくれます 。友人とのオンラインプレイの直前にバッテリーが残り僅かであることに気づき、慌てて充電を開始したことがありました。しかし、コーヒーを淹れて一息ついている15分ほどの間に、バッテリーは1時間以上は余裕で戦えるほどに回復していたのです。

この驚異的な充電スピードのおかげで、プレイの中断時間は最小限に抑えられます。すぐにゲームへ復帰できるこの利便性は、一度体験すると手放せなくなります。

まとめ:バッテリーと充電性能

  • 大容量バッテリー:前モデルの6550mAhから7600mAhへと大幅に増量し、一日中充電を気にせず使える安心感を実現 。
  • バイパス充電:長時間のゲームプレイでもバッテリーを劣化させず、本体の発熱も抑える、ゲーマー必須の機能 。
  • 68W超高速充電:驚異的なスピードで充電でき、プレイの中断時間を最小限に抑えることが可能 。
  • 総評:大容量化と優れた充電技術の組み合わせにより、パフォーマンスを維持したまま、バッテリーに関するあらゆる不安を解消してくれる。

冷却・通信性能:Lenovo Legion Y700 Gen 4 ~最高のパフォーマンスを支える、盤石の安定性~

Lenovo Legion Y700 Gen 4でシューティングゲームをする様子

ここでは、Lenovo Legion Y700 Gen 4が持つ、最高のパフォーマンスを安定して持続させるための重要な要素、「冷却性能」と「通信性能」についてレビューします。

どれだけ強力なCPUを搭載していても、熱で性能が低下したり、通信が途切れたりしては意味がありません。前モデルのLenovo Legion Y700 Gen 3から進化したこれらの「縁の下の力持ち」が、いかにして盤石なゲーミング体験を生み出しているのか、その実力に迫ります。

熱を制する「乾坤冷却アーキテクチャ」

前モデルのLenovo Legion Y700 Gen 3も、当時としては優れた冷却性能を持っていましたが、高負荷なゲームを長時間プレイすると、背面が「使い捨てカイロくらい」熱くなることがありました。しかし、Gen 4ではその点が劇的に改善されています。総放熱面積41356mm²、そして前モデルの10004mm²から12000mm²へと大幅に拡大された超大型ベイパーチャンバーを搭載した新冷却システム「乾坤冷却アーキテクチャ」の威力は絶大です。

実際に、「原神」を最高設定で1時間以上プレイし続けても、本体が過剰に熱くなることはありませんでした。もちろんパフォーマンスが低下するようなこともなく、安定して滑らかなフレームレートを維持してくれます。本体に触れても、ほんのり温かいと感じる程度で、「熱い」と感じることは皆無でした。

これは、冷却性能そのものの向上に加え、発熱源をグリップエリアから離して中央に配置するクレバーな設計のおかげでもあります 。これにより、長時間のプレイでも、手の不快感を気にすることなくゲームに集中できるのです。

途切れない接続が勝利を掴む、安定の通信性能

オンライン対戦ゲームにおいて、通信の安定性は勝敗を直接左右します。Gen 4は、最新規格のWi-Fi 7に対応しているだけでなく、独自のネットワーク最適化アルゴリズム「超安定競技ネットワーク」を搭載しているのが大きな特徴です。これにより、ネットワーク遅延は9.8%も削減されると公称されています。実際に「Call of Duty: Mobile」をプレイしてみると、Wi-Fi接続が非常に安定しており、これまで悩まされていた僅かなラグやカクつきが明らかに減少したのを体感できました。

さらに、Bluetoothが前モデルの5.2から5.4へとアップグレードされた点も、地味ながら重要な進化です。ワイヤレスのゲーミングヘッドセットでボイスチャットをしながらプレイする際、接続がより安定し、音の遅延や途切れを感じることがなくなりました。敵の足音を聞き逃さず、仲間との連携をスムーズに行う上で、この安定性は非常に心強い味方となります。

まとめ:冷却・通信性能

  • 冷却性能:VC面積が12000mm²に拡大された新冷却システムにより、高負荷時でも本体はわずかに温かい程度で、安定したパフォーマンスを維持 。
  • Wi-Fi性能:Wi-Fi 7対応に加え、独自のネットワーク最適化技術でオンラインゲームの遅延を9.8%削減し、安定性が向上 。
  • Bluetooth性能:Bluetooth 5.4へのアップグレードにより、ワイヤレスヘッドセットなどの周辺機器との接続がより安定 。
  • 総評:強化された冷却・通信性能が、最高のCPUパワーを安定して引き出すことを可能にし、あらゆる場面で快適なプレイ環境を提供する。

Lenovo Legion Y700 Gen 4 vs Gen 3 違いを徹底比較

Lenovo Legion Y700 Gen 4は、前モデルであるGen 3から多くの点で大幅な進化を遂げました。単なるマイナーアップデートではなく、性能から機能に至るまで、その違いは多岐にわたります。ここでは、両モデルの主な違いを項目別に詳しく比較します。

プロセッサ(SoC)

  • Gen 3: Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3 (4nm)
  • Gen 4: Qualcomm Snapdragon 8 Elite (3nm)
  • 違い: Gen 4はより微細な3nmプロセスで製造された新世代SoCを搭載 。AnTuTuベンチマークスコアでGen 3を約60万点近く上回るなど、処理性能、特にGPU性能が飛躍的に向上しています 。

ディスプレイ

  • Gen 3: 8.8インチ (2560 x 1600), 輝度500nit, タッチサンプリングレート240Hz
  • Gen 4: 8.8インチ (3040 x 1904), 輝度600nit, タッチサンプリングレート360Hz
  • 違い: Gen 4は解像度、輝度、タッチ応答性のすべてが向上 。より精細で明るく、指の動きに俊敏に反応する、まさに最高峰のゲーミングディスプレイへと進化しました 。

メモリとストレージ

  • Gen 3: LPDDR5X, UFS4.0, microSDカード最大1TB対応
  • Gen 4: LPDDR5X Ultra (9600), UFS4.1, TFカード最大2TB対応
  • 違い: Gen 4はメモリとストレージの規格がより高速なものに更新され、外部ストレージの最大容量も2倍になっています 。

バッテリーと充電

  • Gen 3: 6550mAh
  • Gen 4: 7600mAh
  • 違い: Gen 4はバッテリー容量が約1000mAh増量され、動画再生時間が延びるなど、長時間の利用にさらに強くなりました 。両モデルとも68Wの急速充電とバイパス充電に対応しています 。

デザインと筐体強度

  • Gen 3: 厚さ7.79mm, 重量約350g
  • Gen 4: 厚さ約6.99mm, 重量約340g, 本体強度10%向上
  • 違い: Gen 4はより薄く、軽くなったにも関わらず、本体強度は10%向上しており、携帯性と堅牢性を高いレベルで両立しています 。

冷却システム

  • Gen 3: VC(ベイパーチャンバー)面積 10004mm²
  • Gen 4: VC(ベイパーチャンバー)面積 12000mm²
  • 違い: Gen 4はVC面積が拡大され、冷却システム全体が強化されたことで、高負荷時のパフォーマンス維持能力が向上しています 。

ワイヤレス通信

  • Gen 3: Wi-Fi 6, Bluetooth 5.2
  • Gen 4: Wi-Fi 7, Bluetooth 5.4
  • 違い: Gen 4は次世代規格のWi-Fi 7とBluetooth 5.4に対応し、より高速で安定したワイヤレス接続が可能になっています。

AI機能とシステム最適化

  • Gen 3: 基本的なAIアシスタント機能
  • Gen 4: ゲーム特化AI、囲むだけでAI、DeepSeek R1搭載の強化されたAIアシスタント
  • 違い: Gen 4における最大の進化点です 。勝利に直結するゲーム用AIや、日常作業を劇的に効率化する高度なAI機能が多数追加されました 。

クロスデバイス連携(スーパーコネクト)

  • Gen 3: なし
  • Gen 4: PCや他社製スマホとも連携できる「スーパーコネクト」機能を搭載
  • 違い: Gen 4で新たに追加された機能群です 。PCのサブディスプレイ化やキーボード・マウス共有など、生産性ツールとしての価値が大幅に向上しています 。

まとめ:Lenovo Legion Y700 Gen 4とGen 3の違い

Lenovo Legion Y700 Gen 4は、Gen 3からプロセッサ、ディスプレイ、バッテリーといった基本性能を正統進化させた上で、AI機能とクロスデバイス連携という全く新しい価値を加えています。これにより、単なる高性能なゲーミングタブレットから、ゲームでも仕事でも活躍する万能なスマートデバイスへと、大きな飛躍を遂げたモデルと言えるでしょう。

Lenovo Legion Y700 Gen 4のメリット・デメリット

Lenovo Legion Y700 Gen 4の実機でAI機能を使っている様子

Lenovo Legion Y700 Gen 4は、8インチクラスで最強の性能を誇るゲーミングタブレットですが、他のタブレットと比較すると、いくつかの長所と短所が見えてきます。ここでは、具体的なライバル機種と比較しながら、そのメリット・デメリットを解説します。

【メリット】

メリット1:頭一つ抜けた圧倒的な処理性能

最新のSnapdragon 8 Eliteを搭載しており、その処理性能は他の追随を許しません。特にALLDOCUBE iPlay 70 mini UltraやALLDOCUBE iPlay 70 mini Proと比較するとその差は歴然で、あらゆるゲームやアプリが最高設定で快適に動作します。

メリット2:勝利を掴むためのAIゲーミング機能

FPSで敵の位置を音で知らせる「AI声紋ハンター」など、勝利に直結する独自のAI機能を搭載しているのは大きな強みです。これは、iPad mini(第7世代)や他のAndroidタブレットにはない、本製品ならではのメリットです。

メリッ3:世界最高峰のディスプレイ品質

3040×1904という圧倒的な解像度と、165Hzの滑らかなリフレッシュレートを両立しています。特にリフレッシュレートの点では、60HzのiPad mini(第7世代)を大きく引き離し、ゲーミングにおいて絶大なアドバンテージを発揮します。

メリット4:大容量バッテリーと驚異的な充電速度

7600mAhの大容量バッテリーは、前モデルのLenovo Legion Tab (8.8”, 3)の6550mAhから大幅に増量され、長時間のプレイを可能にします。また、68Wの超高速充電は、20WクラスのiPad miniやALLDOCUBE製品よりも遥かに速く、プレイの中断時間を最小限に抑えます。

メリット5:ゲーマーに寄り添う便利な仕様

充電しながらイヤホンを使えるデュアルUSB-Cポートや、バッテリーを保護するバイパス充電機能は、長時間のゲームプレイに不可欠です。また、iPad mini(第7世代)や前モデルと異なり、最大2TBのmicroSDカードに対応しているため、容量不足の心配もありません。

メリット6:高性能を維持する強力な冷却システム

12000mm²の超大型ベイパーチャンバーを含む強力な冷却システムを搭載しています。これにより、長時間のゲームプレイでも性能低下を抑え、本体が過度に熱くなるのを防ぎます。特に高性能な冷却機構を持たないiPad mini(第7世代)と比較して、安定したパフォーマンスを維持できる点が強みです。

【デメリット】

デメリット1:単体での通信機能の非搭載

Wi-Fiモデルのみの展開で、SIMカードによるモバイル通信やGPS機能には対応していません。外出先でナビとして使ったり、Wi-Fiがない環境でオンラインゲームを楽しみたい場合は、iPad mini(第7世代)のCellularモデルや、4G通信に対応したALLDOCUBE iPlay 70 mini Proに軍配が上がります。

デメリット2:生体認証機能の不足

iPad mini(第7世代)がTouch ID(指紋認証)に対応しているのに対し、本製品には指紋認証センサーが搭載されていません。セキュリティ面やロック解除の利便性においては、一歩劣る点と言えるでしょう。

デメリット3:Apple Pencilに及ばないペン体験

スタイラスペンに対応しているものの、Apple Pencil Proとの連携で洗練された書き心地と豊かな機能を提供するiPad mini(第7世代)と比較すると、クリエイティブな作業におけるペンの使い勝手はまだ発展途上です。

デメリット4:日本語環境への最適化不足

中国市場向けモデルであるため、OSの対応言語は英語と中国語のみで、標準では日本語に対応していません。特殊な設定を行えば日本語化も可能ですが、初心者にはハードルが高く、公式に日本語をサポートするiPad mini(第7世代)などと比べると明確な弱点です。

Lenovo Legion Y700 Gen 4のスペック(仕様)一覧

  • ディスプレイ: 8.8インチ (3040×1904), 165Hz, 600nits, DCI-P3, 12bit色深度
  • プロセッサ: Qualcomm Snapdragon 8 Elite (または 8 Ultimate Edition)
  • GPU: Qualcomm Adreno 83
  • RAM(メモリ): 12GB / 16GB (LPDDR5X Ultra 9600)
  • ストレージ: 256GB / 512GB / 1TB (UFS 4.1)、最大2TBのTFカードで拡張可能
  • バッテリー: 7600mAh
  • 駆動時間: ゲーム連続プレイ: 8.2時間 / 動画連続再生: 15.6時間
  • 充電: 68W 超高速充電、バイパス充電対応
  • 背面カメラ: 13MP
  • 前面カメラ: 8MP
  • ワイヤレス通信: Wi-Fi 7対応 (IEEE 802.11be/ax/ac/a/b/g/n準拠) 2×2、Bluetooth 5.4
  • インターフェース: デュアルUSB-C (うち1つはUSB 3.2 Gen2)、TFカードスロット
  • センサー: 加速度センサー (Accelerometer)、ジャイロセンサー (Gyro)、近接センサー (Proximity)、電子コンパス (Compass)、光センサー (Ambient light sensor)
  • 映像出力: DP映像出力 (USB-Cポート経由)
  • スピーカー: デュアル横向きスピーカー
  • オーディオ: Dolby Atmos対応
  • マイク: 内臓
  • スタイラスペン: 超低遅延スタイラスペン対応
  • キーボード: なし
  • 機能: AI機能(AIライティング、AI翻訳等)、デュアルX軸リニアモーター、スーパーコネクト(クロスデバイス連携)
  • アプリ: AI便箋、AI Space
  • セキュリティ: 情報なし
  • 生体認証: 顔認証
  • 筐体: ボディ強度が10%向上
  • OS: ZUI 15 (Android 15ベース) ※対応システム言語は英語と中国語
  • サイズ: 208.54 x 129.46 x 6.99mm
  • 重量: 約340g
  • カラー: カーボンクリスタルブラック、アイスホワイト
  • 付属品: ACアダプター x1, USB ケーブル x1, クイックスタートとセキュリティガイド x1

Lenovo Legion Y700 Gen 4の評価

Lenovo Legion Y700 Gen 4本体ホワイトの背面ボディ

8つの基準で「Lenovo Legion Y700 Gen 4」を5段階で評価してみました。

【項目別評価】

画面の見やすさ:★★★★★
前モデルを圧倒する解像度と輝度で、映像美と屋外での視認性が格段に向上。まさに最高峰のディスプレイです。

スペック:★★★★★
最新世代のSnapdragon 8 Eliteを搭載し、メモリ、ストレージも最速クラス。あらゆる動作が快適で、まさに敵なしの性能を誇ります。

デザイン:★★★★★
前モデルよりさらに薄く、軽くなった洗練されたボディ。待望のmicroSDカードスロットが復活し、機能美も向上しました。

耐久性:★★★★★
薄型・軽量化を実現しながら、本体強度は10%向上。安心して持ち運べる堅牢性を両立しています。

通信:★★★★★
最新のWi-Fi 7とBluetooth 5.4に対応。独自のネットワーク最適化技術により、オンラインゲームでの安定性が向上しています。

機能:★★★★★
勝利に直結するゲーム用AIや、日常作業を効率化するAIアシスタントを新たに搭載。機能の豊富さは圧倒的です。

使いやすさ:★★★★★
軽量化による携帯性の向上やmicroSDスロットの復活など、前モデルからあらゆる面で使いやすさが向上しています。

価格:★★★★☆
性能向上に伴い価格も上昇しましたが、そのスペックを考えればコストパフォーマンスは依然として非常に高いと言えます。

総合評価】 ★★★★★

究極の8インチタブレットへ

Lenovo Legion Y700 Gen 4は、前モデルで完成形に近いとさえ思われた8インチゲーミングタブレットの領域を、さらに一段上のステージへと引き上げました。前モデルの時点で十分すぎるほどの性能でしたが、Gen 4はディスプレイの解像度、CPUの処理性能、メモリやストレージの速度といった基礎体力のすべてを大幅に強化。

それでいて、より薄く、軽く、そして頑丈なボディを実現し、さらにユーザーから熱望されていたmicroSDカードスロットまで復活させました。ハードウェアとしては、もはや弱点が見当たらない、まさに「究極」と呼ぶにふさわしい完成度です。

「AI」がもたらした新たな価値

本作を単なるスペックアップモデルで終わらせていないのが、「AIゲーミングタブレット」と銘打たれる所以である多彩なAI機能の存在です。FPSで敵の位置を音で知らせる「AI声紋ハンター」や、タッチ精度を向上させる「AIピクセル狙撃の神」は、プレイヤーの腕前を一段階引き上げてくれる、まさに「勝つための武器」です。

また、ゲーム以外の場面でも、文書の要約や翻訳、デバイス連携をスムーズに行うAIアシスタントや「スーパーコネクト」機能が、学習や仕事の効率を劇的に向上させます。これにより、Gen 4は単なるゲーム機から、あらゆるシーンで活躍する万能なスマートデバイスへと進化を遂げました。

勝利を求める、すべてのモバイルゲーマーへ

もしあなたが、最高の環境で勝利を掴みたいと本気で願うゲーマーなら、このタブレットはまさにあなたのための”最終兵器”です。最新CPU「Snapdragon 8 Elite」と165Hzの滑らかなディスプレイ、そして長時間のプレイでも性能を維持する強力な冷却システムが、最高のプレイ環境を提供します。さらに、敵の足音を可視化する「AI声紋ハンター」や、精密なエイムを可能にする「AIピクセル狙撃の神」といった勝利に直結するAI機能は、あなたの実力をもう一段階上へと引き上げてくれるでしょう。

価格は、前モデルよりも上昇していていますが、その価格差を遥かに上回る圧倒的なパフォーマンスの向上と、革新的なAI機能の追加を考えれば、その価値は計り知れません。最高の性能と最新の機能を、このコンパクトなボディに凝縮したLenovo Legion Y700 Gen 4は、価格以上の深い満足感を与えてくれる唯一無二の選択肢となるでしょう。この機会にぜひ購入を検討してみてください。

Lenovo Legion Y700 Gen 4の価格・購入先

Lenovo Legion Y700 Gen 4本体正面の画面

※価格は2025/10/01に調査したものです。価格は変動します。

ECサイト

AliExpressで65,915円、

で販売されています。

Amazonで「Lenovo Legion Y700 Gen 4」をチェックする

楽天市場で「Lenovo Legion Y700 Gen 4」をチェックする

ヤフーショッピングで「Lenovo Legion Y700 Gen 4」をチェックする

AliExpressで「Lenovo Legion Y700 Gen 4」をチェックする

米国 Amazon.comで「Lenovo Legion Y700 Gen 4」をチェックする

※AliExpressでの購入方法・支払い方法はこちらのページで紹介しています。
AliExpressで激安ガジェットをお得に購入する方法を徹底 解説

おすすめのライバル機種と価格を比較

Lenovo Legion Y700 Gen 4」に似た性能をもつタブレットも販売されています。価格の比較もできるので、ぜひ参考にしてみてください。

Xiaomi Pad Mini

Xiaomiから発売された8.8インチのタブレットです(2025年9月26日 発売モデル)。

MediaTek Dimensity 9400+、8GB / 12GB LPDDR5X メモリ、3K液晶、256GB / 512GB UFS 4.1ストレージ、7500mAhバッテリー、背面1300万画素カメラ、前面800万画素カメラを搭載しています。

また、リフレッシュレート: 最大165Hz、デュアルUSB-Cポート、AI機能(Xiaomi HyperAIのAI文書作成・AI音声認識・AI通訳など、Google Geminiのかこって検索など)、67Wハイパーチャージ、18W有線リバース充電に対応。

DP映像出力、クアッドスピーカー、Dolby Atmos サウンド、Xiaomi フォーカスペン(別売)、USB Type-C ×2、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4にも対応しています。

価格は、Amazonで74,980円(税込)、楽天市場で74,980円(送料無料)、AliExpressで109,031円、です。

関連記事:Xiaomi Pad Mini レビュー!iPad mini以上の実力は本物?

Amazonで「Xiaomi Pad Mini」をチェックする

REDMAGIC Astra

REDMAGICから発売された9.06インチのタブレットです(2025年7月 発売)。

REDMAGIC OS 10.5 (Android 15.0ベース) 、Qualcomm Snapdragon 8 Elite、12GB / 16GB / 24GB LPDDR5T メモリ、OLEDディスプレイ、256GB / 512GB / 1TB UFS 4.1 Proストレージ、8,200mAhバッテリー、背面13MPカメラ、前面9MPカメラ、デュアルX軸リニアモーター (4Dバイブレーション)を搭載しています。

また、「マジックキー」、「RGBライト」、「ゲームスペース」、PAD ICE-X 冷却システム、80W 高速充電、充電分離機能(バイパス充電)、「Google Gemini AI」、リフレッシュレート: 最大165Hz、タッチサンプリングレート: 瞬時最大2,000Hz、常時最大240Hz、に対応。

DP映像出力、デュアルスピーカー、DTS:X Ultraサウンドシステム、指紋認証、顔認証、IP54防水防塵、USB Type-C (USB 3.2 Gen 2) x1、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.4にも対応しています。

価格は、楽天市場で87,799円(送料無料)、ヤフーショッピングで87,799円(送料無料)、です。

関連記事:REDMAGIC Astra徹底レビュー!驚異のゲーミング性能をNovaと比較

Amazonで「REDMAGIC Astra」をチェックする

Lenovo Legion Tab (8.8”, 3)

レノボから発売された8.8インチのゲーミングタブレットです(2025年1月 発売)。

Android 14、Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3、12GB LPDDR5X メモリ、256GB UFS4.0 ストレージ、6550mAhバッテリー、背面13MPのメインカメラ、前面8MPのフロントカメラを搭載しています。

また、デュアル 超線形スピーカー(ステレオ)、Dolby Atmos、冷却システム、

68W急速充電(スーパーフラッシュチャージ)、バイパス充電、デュアルX軸リニアモーター、超広視野モード、ゲームアイランド、3段階のパフォーマンスモード、

最大1TBまでのストレージ拡張、USB Type-C 3.1 Gen2 (OTG/DP映像出力) x2、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2に対応しています。

価格は、Amazonで69,900円(税込)、楽天市場で84,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで84,800円、AliExpressで47,268円(Lenovo LEGION Y700 Gen3)、です。

関連記事:Legion Y700 Gen 3 2025徹底レビュー!Gen 2比較と評価

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iPad mini(第7世代)

Appleから発売された8.3インチのタブレットです(2024年10月23日発売)。

Apple A17 Bionic チップ、Liquid Retina液晶、128GB/256GB/512GBストレージ、最大10時間駆動する19.3Wh バッテリー、背面12MPのメインカメラ、前面12MPのフロントカメラ、iPadOS 18を搭載しています。

また、Apple Intelligence、Apple Pencil Pro(別売)、ステレオスピーカー、FaceTimeオーディオ、Apple Pay、Touch ID、音声認識 Siri、4Kビデオ撮影、1080pスローモーションビデオ、FaceTimeビデオ、センターフレーム、USB Type-C(10Gbps、DP、PD)、5G通信、eSIM、GPS (Wi-Fi + Cellularモデルのみ)、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3に対応しています。

価格は、Amazonで65,713円(税込・A17 Pro)、楽天市場で75,660円(送料無料)、ヤフーショッピングで71,420円、です。

関連記事:iPad mini(第7世代)を徹底レビュー!第6世代との違いを比較・評価

Amazonで「iPad mini(第7世代)」をチェックする

ALLDOCUBE iPlay 70 mini Ultra

ALLDOCUBEから発売された8.8インチの高性能タブレットです(2025年4月10日 発売)。

Qualcomm Snapdragon 7+ Gen 3 プロセッサ、12GB LPDDR5X メモリ、8.8インチ 2.5K WQXGA IPSスクリーン (2560×1600, 最大144Hz)、256GB UFS 3.1 ストレージ、7300mAh バッテリー、背面13MPカメラ、前面5MPカメラ、Android 14ベースのALLDOCUBE OS 3.0L、ジャイロスコープセンサーを搭載しています。

また、最大144Hzのアダプティブリフレッシュレート、Qualcomm AI Engine(最大40 AI TOPS)、仮想メモリ拡張、最大1TBまでのmicroSDカードによるストレージ拡張、PD 20W急速充電、6Wリバースチャージ、DP映像出力に対応しています。

さらに、ゲームモード、4Kビデオデコード、Google Gemini連携、音声アシスタント、Googleレンズ、冷却システム、デュアルBOXスピーカー(DTS サウンド、Smart PA対応)、USB Type-C 3.1ポート(DP出力/充電/OTG/データ転送/アナログイヤホン/PD Hub対応)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.4にも対応しています。

価格は、Amazonで42,999円(税込)、楽天市場で49,999円(送料無料)、ヤフーショッピングで37,800円(未開封品・送料別)、AliExpressで42,826円、です。

関連記事:iPlay 70 mini UltraとMini Turboを徹底比較レビュー!

Amazonで「ALLDOCUBE iPlay 70 mini Ultra」をチェックする

ALLDOCUBE iPlay 70 mini Pro

ALLDOCUBEから発売された8.4インチのタブレットです(2025年5月17日 発売)。

Android 15ベースのALLDOCUBE OS 4.1L、MediaTek Dimensity MT8791、8GB メモリ、FHD+ IPS液晶、256GB UFS3.1ストレージ、6050 mAhバッテリー、背面13MPカメラ、前面5MPカメラを搭載しています。

また、リフレッシュレート90Hz、合計で最大16GBまでのメモリ拡張、最大1TBまでのストレージ拡張、18W PD急速充電、デュアルBOXスピーカー、Widevine L1、USB Type-C (OTG対応) x1、4G LTE通信、GPS、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.4に対応しています。

価格は、Amazonで28,999円(税込)、楽天市場で28,999円(送料無料)、ヤフーショッピングで21,980円(中古品)、AliExpressで21,074円、です。

関連記事:iPlay 70 mini Proレビュー!90Hzと高性能CPUで劇的進化?

Amazonで「ALLDOCUBE iPlay 70 mini Pro」をチェックする

他のレノボ タブレットと比較

他にもレノボのタブレットが販売されています。2024モデルもあるので、ぜひ比較してみてください。

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Blackview MEGA 3徹底レビュー!劇的進化のAIタブレットを評価

Blackview MEGA 3 前面 外観
2025年6月に発売された「Blackview MEGA 3」は、最先端のAI機能をOSレベルで統合し、12.1インチの大型2.5Kディスプレイを搭載した、今最も注目すべきAndroidタブレットです。

このレビューでは、前モデル「Blackview MEGA 2」が抱えていた弱点をいかにして克服し、性能、機能、そして使い勝手のあらゆる面で「完成形」と呼べるほどの進化を遂げたのか、その実力を徹底的に検証しました。

先に結論からお伝えしましょう

Blackview MEGA 3 の長所(Pros):

  • Deepseek・ChatGPT・Geminiを統合した革新的なAI機能と独自OS「DokeOS_P 4.1」
  • タブレットとしては最高クラスのSONY製50MPカメラ
  • 2.5K高解像度(2560×1600)かつ滑らかな90Hzディスプレイ
  • 33W急速充電に対応し、充電待ちのストレスが少ない
  • 前モデルより約60g軽量化された、薄型(7.4mm)・軽量(555g)デザイン
  • スタイラスペン、保護ケース、ガラスフィルムが標準で付属する優れたコストパフォーマンス
  • 高速なUFS 3.1ストレージと最大36GBまで拡張可能な大容量メモリ

Blackview MEGA 3 の短所(Cons):

  • プロセッサ性能は競合ハイエンド機(Snapdragon 7s Gen 2など)には及ばない
  • リフレッシュレートが120Hz以上のモデルと比較すると滑らかさで劣る可能性がある
  • 3.5mmイヤホンジャックが非搭載
  • 一部の競合製品よりバッテリーの絶対容量が若干少ない

総合評価:

Blackview MEGA 3は、前モデルの弱点を完全に克服し、強力なAI機能と優れたカメラ性能を驚異的なコストパフォーマンスで実現した万能型タブレットです。エンターテイメントから学習、軽作業まで、幅広い用途で高い満足度を求めるユーザーに最適な一台と言えるでしょう。

この記事で分かること

  1. 前モデル「MEGA 2」からデザイン、携帯性がどれだけ進化したか
  2. 2.5K・90Hzディスプレイの性能と、Netflixなどを高画質で視聴できるか
  3. MediaTek Helio G100のAnTuTuスコアと、「原神」など人気ゲームがどの程度快適にプレイできるか
  4. GeminiやChatGPTが統合されたAI機能と、クリエイティブアプリの具体的な活用方法
  5. Android 15ベースの独自OS「DokeOS_P 4.1」の使い勝手と便利な機能
  6. SONY製50MPカメラの実力と作例、および改善されたクアッドスピーカーの音質
  7. 標準付属スタイラスペンの書き心地と、進化した「PCモード2.0」の実用性
  8. 8800mAhバッテリーの持続時間と33W急速充電の速さ
  9. 「MEGA 2」「MEGA 8」との詳細なスペック比較
  10. 日本の主要キャリアにおける4G対応バンドと通信の可否
  11. ライバル機種とのメリット・デメリット比較
  12. 専門家による5段階評価と詳細な総評
  13. 最新の価格とお得な購入先・他機種との価格比較

この記事を最後まで読むことで、「Blackview MEGA 3」を購入するべきかどうかがはっきりと分かるはずです。購入で悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

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公式ページ:MEGA 3 | Blackview

デザイン:Blackview MEGA 3 ~洗練された薄さと驚きの軽さ~

Blackview MEGA 3 本体背面ブラック

ここでは、Blackview MEGA 3のデザインと携帯性について、前モデル「Blackview MEGA 2」と比較しながら詳しくレビューしていきます。

タブレットを選ぶ上で、スペックと同じくらい毎日手に触れるボディの質感や持ち運びやすさは重要なポイントです。MEGA 3を箱から出して最初に感じたのは、その驚くほどの薄さと軽さでした。大画面タブレットのイメージを覆すような、洗練された佇まいに心を掴まれました。

前モデルから劇的に進化した携帯性

Blackview MEGA 3の大きな魅力は、その優れた携帯性にあります。前モデルの「Blackview MEGA 2」は、サイズが281.7×177.2×8.0mm、重量が約615gでした。 これに対し、MEGA 3278.45×180.45×7.4mm重量555gと、大幅なスリム化・軽量化を実現しています。 具体的には、厚さが0.6mmも薄くなり、重さに至っては約60gも軽くなっているのです。

Blackview MEGA 3 本体ブルーを持っている様子。

この「60g」という差は、実際に手に取ってみると数値以上に大きく感じられます。MEGA 2で一部のユーザーが感じていたかもしれない、12インチクラスならではのずっしりとした重さが解消され、片手で支える際やバッグに入れて持ち運ぶ際の負担が格段に軽減されました。例えば、通勤電車の中で電子書籍を読んだり、大学の講義でメモを取るためにカバンから出し入れしたりするシーンでも、その軽さが快適さに直結します。

シンプルながらも高級感のある筐体

MEGA 3は、ただ薄くて軽いだけではありません。その筐体デザインも非常に洗練されています。背面のマットな質感はサラサラとしていて手触りが心地よく、思わずずっと触っていたくなるほどです。この仕上げのおかげで、指紋や手脂が付きにくいという実用的なメリットもあります。 使っているうちに汚れが目立ってきて残念な気持ちになる、ということが少ないのは嬉しいポイントです。

カラーバリエーションは、落ち着きのある「スペースグレー」と爽やかな「スカイラインブルー」の2色が用意されています。 どちらも派手すぎず、シーンを選ばずに使える上品な色合いです。全体としてシンプルなデザインでありながら、安っぽさを感じさせない高級感があり、所有する喜びを満たしてくれます。

Blackview MEGA 3の側面。

没入感を高めるスリムなベゼル

本体を正面から見ると、ディスプレイを囲むベゼルが非常にスリムになっていることに気づきます。これにより、本体サイズをコンパクトに保ちながら、12.1インチという大画面の没入感を最大限に高めています。映画『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』のような壮大な映像作品を鑑賞する際には、このスリムなベゼルが視界の邪魔をせず、より深く物語の世界に没入することができました。

また、横向きに持った際に上部ベゼルの中央にフロントカメラが配置されているため、Zoomなどでのビデオ会議でも自然なアングルで映ります。 こうした細かな配慮が、日々の使いやすさを支えていると感じました。

接続ポートと拡張性

Blackview MEGA 3本体の底面。ポート類が見える。

接続ポート類は現代のタブレットとして標準的な構成ですが、いくつか注意点があります。充電とデータ転送にはUSB Type-Cポートが採用されています。また、SIMスロットはデュアル仕様で、2枚のSIMカードを挿すか、SIMカード1枚とmicroSDカード1枚を組み合わせて使用できます。microSDカードは最大2TBまで対応しており、大量の動画やアプリを保存したいユーザーにとっては非常に心強い仕様です。

一方で、前モデルの「Blackview MEGA 2」に搭載されていた3.5mmイヤホンジャックは、MEGA 3では省略されています。そのため、有線のイヤホンやヘッドホンを使用したい場合は、USB Type-Cからの変換アダプターを別途用意するか、SonyのWH-1000XM5のようなBluetooth対応のワイヤレスイヤホンが必要になります。この点は購入前に確認しておくべき重要な変更点です。

まとめ:デザインと外観

  • デザインと携帯性: 前モデルの課題だった重さを克服し、驚くほど薄く軽くなったことで、日常のあらゆるシーンで活躍する一台に進化した。
  • 重量: 前モデル「Blackview MEGA 2」から約60g軽量化され、持ち運びの負担が大幅に軽減された。
  • 薄さ: 7.4mmと非常にスリムで、バッグへの収まりが良い。
  • 質感: マットでサラサラした手触りの背面は、指紋が付きにくく高級感がある。
  • カラー: 「スペースグレー」と「スカイラインブルー」の2色展開。
  • ベゼル: スリム化されたベゼルが、大画面の没入感をさらに高めている。
  • 拡張性とポート: 最大2TBのmicroSDカードに対応し拡張性は高いが、3.5mmイヤホンジャックは非搭載。

ディスプレイ:Blackview MEGA 3 ~息をのむ美しさと滑らかさ。2.5K・90Hzの高精細スクリーン~

Blackview MEGA 3の画面

ここでは、Blackview MEGA 3のディスプレイ性能について、その進化したポイントを前モデル「Blackview MEGA 2」と比較しながら、実際に使用して感じた感動をお伝えします。

前モデルのMEGA 2も12インチの2Kディスプレイを搭載し、その映像美には定評がありましたが、唯一惜しい点としてリフレッシュレートが60Hzであることが挙げられました 。MEGA 3は、その唯一の弱点を完璧に克服し、まさに「完全なエンターテイメントディスプレイ」と呼ぶにふさわしい進化を遂げています。

2.5K解像度がもたらす圧倒的な没入感

画面サイズは前モデルの12インチから12.1インチへとわずかに拡大し 、解像度は2Kから2.5K(2560×1600)へと向上しました 。

この高精細ディスプレイは、映像コンテンツの視聴体験を劇的に変えてくれます。Widevine L1に対応しているため、NetflixやAmazon Prime Videoといった主要な動画配信サービスで1080pの高画質再生が可能です 。実際にDisney+で自然ドキュメンタリーを鑑賞したところ、動物の毛並み一本一本や、森の木々の葉についた水滴まで、息をのむほど鮮明に映し出され、その場にいるかのような圧倒的な没入感を味わえました。

Blackview MEGA 3のディスプレイ。画面に自然の風景。

また、ディスプレイの輝度600nitと非常に明るいのも特徴です 。日中の明るいリビングで窓からの光が差し込むような環境でも、画面が白飛びしたり見えにくくなったりすることなく、鮮やかな映像を楽しめました。86.9%という高い画面占有率も、この没入感をさらに深めてくれる重要な要素です 。

弱点を克服した90Hzの滑らかな表示

Blackview MEGA 3のディスプレイを語る上で、最大の進化点は90Hzのスマートリフレッシュレートに対応したことです 。前モデルMEGA 2の60Hzでも動画視聴などでは十分でしたが、WebサイトやSNSのフィードをスクロールする際には、どうしても少しカクつきが気になる場面がありました。

しかし、MEGA 3ではその感覚が一変しました。X(旧Twitter)のタイムラインやニュースサイトを高速でスクロールしても、文字や画像がまるで指に吸い付くようにヌルヌルと滑らかに追従します。このサクサクとした操作感は、一度体験するともう元には戻れないほどの快適さです。

Blackview MEGA 3のディスプレイ。画面にサッカーゲーム。

この滑らかな体験は、144Hzのタッチサンプリングレートによってさらに高められています 。タッチ感度が非常に優れており、画面に触れた瞬間の反応が驚くほど正確です。リズムゲームなど、一瞬の操作がスコアを左右するゲームをプレイした際には、その恩恵を強く感じることができました。MEGA 2の弱点を克服しただけでなく、ゲーム用途においても大きなアドバンテージを得たと言えます。

長時間でも快適な視聴を支えるアイケア機能

MEGA 3は、ただ美しいだけでなく、ユーザーの目の健康にも配慮されています。国際的な認証機関であるTÜV SÜDの低ブルーライト認証を取得しており、長時間の使用でも目の疲れを感じにくい設計になっています 。特に、3種類のアイケアモードは非常に実用的です 。

夜、寝る前にKindleで読書をする際は「読書モード」に切り替えることで、ブルーライトが抑えられた紙のようなグレースケール表示になり、目がリラックスできます 。また、暗い部屋で動画を観る際には「ナイトライト」モードが、暖色系の優しい光で目の負担を和らげてくれました 。これらの機能のおかげで、時間を忘れてコンテンツに没頭しても、翌日に目の疲れが残りにくいと感じました。

Blackview MEGA 3のディスプレイ。画面にWebサイト。

まとめ:ディスプレイ

  • ディスプレイ: 前モデルの唯一の弱点だった60Hzを克服し、2.5Kの高解像度と90Hzの滑らかさを両立させた、文句なしのエンターテイメントディスプレイに進化した。
  • 解像度&サイズ: 12.1インチの2.5K(2560×1600)に向上し、より精細で迫力のある映像を実現。
  • リフレッシュレート: 最大の進化点である90Hzに対応し、スクロールや操作が非常に滑らかになった。
  • 動画ストリーミング: Widevine L1に対応し、Netflixなどの動画配信サービスを高画質で楽しめる。
  • アイケア機能: TÜV SÜD低ブルーライト認証や3つの専用モードを搭載し、長時間の利用でも目が疲れにくい。
  • 輝度: 600nitと非常に明るく、日中の部屋でも高い視認性を確保。

パフォーマンス:Blackview MEGA 3 ~Helio G100がもたらす快適な操作感~

Blackview MEGA 3でFPSゲームをプレイしている。

ここでは、Blackview MEGA 3のパフォーマンスについて、前モデル「Blackview MEGA 2」からどれほどの進化を遂げたのかを、スペックや実際の使用感から詳しくレビューしていきます。

前モデルのMEGA 2は、Unisoc T615を搭載し、Webブラウジングや動画視聴といった日常的な用途では快適に動作するものの、負荷の高い3Dゲームは「絶望的に向いてない」と評価されるなど、パフォーマンスに限界があるのも事実でした 。MEGA 3は、その性能の壁を大きく乗り越えた一台です。

処理性能の大幅な進化:MediaTek Helio G100

Blackview MEGA 3は、プロセッサにMediaTek Helio G100を搭載しています。これは、前モデルMEGA 2が採用していたUnisoc T615からのメジャーアップデートと言えます 。Helio G100は、高性能なCortex-A76コア(最大2.2GHz)と省電力なCortex-A55コア(最大2.0GHz)で構成される8コアCPUを搭載 。アーキテクチャの世代が新しくなり、動作クロックも向上しているため、基本的な処理能力が大きく引き上げられています。

実際に操作してみると、SNSアプリのX(旧Twitter)やニュースアプリのSmartNewsを開いたり、Webサイトを閲覧したりする場面で、前モデルよりも明らかに高速で快適な動作を体感できました。

このパフォーマンスは、人気の高いミドルレンジSoC「MediaTek Helio G99」に非常に近い感覚で、大きな違いは感じられませんでした。また、製造プロセスがMEGA 2の12nmから、より微細な6nmへと進化したことで、電力効率も50%向上したとされています 。これにより、パワフルでありながらバッテリー持続時間にも貢献するという、理想的なバランスを実現しています。

高速ストレージと大容量メモリが支える快適レスポンス

Blackview MEGA 3でマリオカートをプレイしている

MEGA 3の快適な動作を支えているのは、CPUだけではありません。ストレージには、前モデルのUFS 2.2規格から、より高速なUFS 3.1規格が採用されています 。これによりデータの読み書き速度が向上し、例えばデータ量の大きいゲーム『原神』のインストールや、動画編集アプリ『CapCut』で書き出した高画質な動画ファイルの転送が目に見えて速くなりました。システム全体のレスポンスが向上しているため、使っていてストレスを感じることがありません。

メモリ(RAM)は12GBと大容量で、さらに仮想的に24GBを追加して最大36GBまで拡張することが可能です 。これにより、複数のアプリを同時に立ち上げて作業するようなヘビーなマルチタスクも余裕でこなせます。例えば、Google Chromeで資料用のWebページを複数開きながら、プリインストールされているWPS Officeで文書を作成し、バックグラウンドでSpotifyの音楽を再生するといった使い方でも、動作が重くなることはありませんでした 。

ソフトウェア面でも、「Smart Pre-Loading」機能によりアプリの起動速度が25%向上するなど、快適さに貢献しています 。

長時間でも安定した性能を引き出す冷却システム

高いパフォーマンスを安定して維持するために、MEGA 3は高度な冷却システムを搭載しています。グラフェン熱放散フィルムと両面銅箔を組み合わせることで、冷却効率が2.6倍も向上したとされています 。負荷の高い作業を長時間続けた場合でも、本体が過度に熱くなるのを防ぎ、性能の低下を抑えてくれます。これにより、長時間のゲームプレイやCapCutを使った動画編集といったシーンでも、安定したパフォーマンスを安心して引き出すことができました。

まとめ:パフォーマンス

  • パフォーマンス: 日常使いには十分だがゲームには不向きだった前モデルの性能の壁を乗り越え、AnTuTuスコア47%向上のHelio G100と高速UFS 3.1ストレージにより、あらゆる操作が快適な万能機に進化した。
  • プロセッサ: MediaTek Helio G100にアップグレードされ、性能が47.3%向上。6nmプロセスで電力効率も改善されている。
  • ストレージ: 前モデルのUFS 2.2から、より高速なUFS 3.1へとアップグレード。
  • メモリ: 12GBの大容量RAMを搭載し、仮想メモリによって最大36GBまで拡張可能。
  • 冷却システム: 高度な冷却システムにより、長時間の使用でも安定したパフォーマンスを維持。

Antutuベンチマーク

Blackview MEGA 3のAntutuベンチマーク

Blackview MEGA 3が搭載するMediaTek Helio G100 はAntutu V10 ベンチマーク総合で約42万点を記録しています。

同じプロセッサはスマートフォンのXiaomi Redmi Note 14 Pro 4Gにも搭載されています。

例: Antutu V10 総合で「421285」、CPUで「129128」、GPUで「65647」、MEMで「112440」、UXで「114070」

一方、前モデルのBlackview MEGA 2 Unisoc T615プロセッサを搭載し、Antutu V10 ベンチマーク総合で約30万点を記録していました。

例:Antutu V10 総合で「307107」、CPUで「77916」、GPUで「30023」、MEMで「127263」、UXで「71905」

Blackview MEGA 3は前モデルのBlackview MEGA 2よりも約12万点スコアが向上しています。

なお、Blackview MEGA 8Unisoc Tiger T620 プロッサを搭載し、Antutu V10 ベンチマーク総合で約36万点を記録しています。

例: Antutu V10 総合で「361508」、CPUで「99223」、GPUで「31039」、MEMで「149260」、UXで「81986」

MediaTek Helio G100性能を比較

Blackview MEGA 3が搭載するMediaTek Helio G100 は他のCPUと比べて、どのくらいの性能なのでしょうか?Antutuベンチマークで比較してみました。

Blackview MEGA 3 グラフ Antutu-Media-Tek-Helio-G100

CPUランキング

※Antutu V10 ベンチマーク総合スコアで比較したものです。

  1. Snapdragon 7s Gen 2 (Redmi Pad Pro/POCO Pad)・・・Antutu:620000
  2. MediaTek Dimensity 7050 (Lenovo Tab P12)・・・Antutu:520000
  3. UNISOC T760 (nubia Pad SE)・・・Antutu:480000
  4. MediaTek Helio G100 (Blackview MEGA 3)・・・Antutu:420000
  5. MediaTek Helio G99 (DOOGEE T40 Pro)・・・Antutu:400000
  6. Unisoc T620 (Blackview MEGA 8)・・・Antutu:350000
  7. Unisoc T615 (Blackview MEGA 2)・・・Antutu:300000
  8. Snapdragon 680 (Redmi Pad SE)・・・Antutu:270000
  9. MediaTek Helio G88 (Lenovo Tab B11/Lenovo Tab M11)・・・Antutu:260000
  10. UNISOC T606 (DOOGEE U11)・・・Antutu:250000

比較から分かること

MediaTek Helio G100は、420,000点というスコアで、ミドルレンジ市場においてバランスの取れた性能を提供するSoCであると評価できます。具体的には、広く採用されているHelio G99(400,000点)をわずかに上回る性能を持ち、日常的なウェブブラウジング、SNSの利用、動画視聴といったタスクは快適にこなせるでしょう。また、カジュアルなゲームや、グラフィック設定を調整すれば一部の3Dゲームもプレイ可能なレベルにあると考えられます。

しかしながら、最上位のSnapdragon 7s Gen 2(620,000点)やDimensity 7050(520,000点)といったSoCと比較すると、性能には明確な差が存在します。これらの上位SoCは、より要求の厳しい最新の3Dゲームを高画質で楽しんだり、重い処理を伴うアプリケーションをストレスなく使用したりするのに適しています。Helio G100は、そうしたハイエンドな用途を主目的とするユーザーにとっては力不足を感じる場面があるかもしれません。

一方で、Snapdragon 680(270,000点)やHelio G88(260,000点)といったエントリークラスのSoCと比較すると、Helio G100は大幅に高いスコアを記録しており、よりスムーズな操作感、マルチタスク性能、そしてゲーム性能の向上が期待できます。このことから、Helio G100を搭載したデバイス(例:Blackview MEGA 3)は、コストパフォーマンスを重視しつつも、基本的な用途に加えてある程度のエンターテイメントも楽しみたいと考えるユーザー層にとって、魅力的な選択肢となり得るでしょう。

ゲーム性能

Blackview MEGA 3で原神をプレイしている

MediaTek Helio G100のゲーム性能について、具体的なゲームタイトルとフレームレートを交えて紹介します。

原神

広大なオープンワールドを探索し、美しいグラフィックが特徴のアクションRPGである「原神」においては、MediaTek Helio G100でプレイする場合、画質設定を「最低」または「低」にし、レンダー解像度を0.6から0.8程度に調整する必要があります。

この設定下では、フレームレートは概ね25FPSから30FPSの範囲で推移します。戦闘シーンやキャラクターのスキルエフェクトが多用される場面、複数の敵が同時に出現する状況では、フレームレートは20FPS台前半まで落ち込むことがあり、キャラクターの動きに遅延を感じたり、画面がカクついたりする場面が頻繁に発生します。

広大なフィールドを探索する際は比較的安定した動作を見せることもありますが、璃月港や稲妻城のようなオブジェクトが密集する都市部ではフレームレートの低下がより顕著になり、快適なゲームプレイを継続するのは難しい状況です。ストーリー進行やデイリークエストの消化は可能ですが、高難易度のコンテンツや滑らかなアクションを求める場合には力不足を感じるでしょう。

Call of Duty: Warzone Mobile

最大120人のプレイヤーが最後の1人を目指して戦う、要求スペックの高いバトルロイヤルFPS「Call of Duty: Warzone Mobile」では、MediaTek Helio G100の性能ではかなり厳しい動作となります。画質設定を「最低」にしても、フレームレートは平均して25FPSから30FPSを維持するのが難しく、特に大人数が密集するエリアや銃撃戦が激化する場面では20FPSを下回ることもあります。

これにより、敵の発見や照準合わせ、キャラクターの操作に遅延が生じ、競技性の高いゲームプレイでは不利になります。グラフィックのディテールも大幅に省略され、遠距離の敵の視認性が低下するため、戦術的な立ち回りが難しくなるでしょう。プレイ自体は可能ですが、カクつきや動作の重さが常に付きまとい、ストレスを感じやすい体験となります。

ディアブロ イモータル (Diablo Immortal)

ダークファンタジーの世界観で悪魔と戦うハックアンドスラッシュRPG「ディアブロ イモータル」においては、画質設定を「低」にし、フレームレート上限を「30FPS」に設定することで、ある程度のプレイが可能です。

この設定で、フレームレートは平均的に25FPSから30FPSの間で動作します。ダンジョン探索や小規模な戦闘では比較的安定していますが、多数のモンスターが一度に出現する場面や、パーティメンバー全員が派手なスキルを連続して使用するような高負荷な状況では、フレームレートは20FPS台前半まで落ち込み、画面のカクつきや操作の遅延が顕著になります。ソロプレイやストーリー進行は可能ですが、高難易度のレイドボス戦やPvPコンテンツでは、パフォーマンスの限界を感じることが多くなるでしょう。

ウマ娘 プリティーダービー (Uma Musume Pretty Derby)

実在の競走馬を擬人化した「ウマ娘」を育成し、レースでの勝利を目指す育成シミュレーションゲーム「ウマ娘 プリティーダービー」は、比較的負荷が軽めの部類に入ります。

MediaTek Helio G100では、グラフィック設定を「標準」あるいは「軽量」にすることで、育成パートや日常シーンはスムーズに動作します。レースシーンにおいては、平均して30FPSから40FPS程度での動作が見込めます。

ただし、出走するウマ娘の数が多いレースや、スキル発動時のエフェクトが重なる場面では、一時的に30FPSを下回ることもあります。ライブシーン(ウイニングライブ)も、楽曲や演出によってはフレームレートが若干不安定になることがありますが、ゲームの進行に大きな支障をきたすほどではありません。全体として、画質にある程度妥協すれば、育成からレース、ライブ鑑賞まで一通り楽しむことができます。

アスファルト9:Legends (Asphalt 9: Legends)

実在するスーパーカーを操り、派手なアクションが特徴のレースゲーム「アスファルト9:Legends」では、画質設定を「パフォーマンス優先」(低画質設定に相当)にすることで、プレイ可能なレベルになります。この設定で、レース中のフレームレートは平均して30FPS前後で動作します。

多数の車が絡むクラッシュシーンや、ニトロ使用時の派手な画面エフェクト、コース上の破壊可能なオブジェクトが多い場面などでは、一時的にフレームレートが低下し、若干のカクつきを感じることがあります。しかし、操作システム「TouchDrive」を利用すれば、多少のフレームレート低下は許容しやすく、気軽にレースを楽しむことが可能です。グラフィックの美麗さを最大限に享受することは難しいですが、ゲームの爽快感は十分に味わえるでしょう。

マリオカートツアー

任天堂の人気レースゲーム「マリオカート」シリーズのモバイル版である「マリオカートツアー」は、比較的軽量なゲームタイトルです。MediaTek Helio G100でも、標準の画質設定で、省エネモードをOFFにすれば、平均して45FPSから60FPSに近い、比較的スムーズな動作が期待できます。

アイテムが飛び交う混戦時や、一部のグラフィックが凝ったコース、大人数でのオンライン対戦など、負荷が高くなる特定の状況ではフレームレートが若干低下することがありますが、ゲームプレイに深刻な影響を与えるほどではありません。キャラクターやカート、コースのディテールも十分に楽しめ、快適にレースを遊ぶことができるでしょう。

まとめ:ゲーム性能

MediaTek Helio G100のゲーム性能は、Antutu V10のGPUスコア65647点を踏まえると、最新の3Dゲームを高画質・高フレームレートで楽しむには力不足であると言わざるを得ません。特に「原神」や「Call of Duty: Warzone Mobile」のような非常に高いグラフィック処理能力を要求するタイトルでは、画質を大幅に妥協しても快適なプレイは難しく、動作の重さやカクつきが頻繁に発生します。「ディアブロ イモータル」も設定次第でプレイ可能ですが、高負荷時にはパフォーマンスの限界を感じるでしょう。

一方で、「ウマ娘 プリティーダービー」や「アスファルト9:Legends」のような中程度の負荷のゲームであれば、画質設定を調整することで、平均30FPS程度でのプレイが可能となり、ゲームの主要なコンテンツを楽しむことはできます。これらのタイトルでは、最高のグラフィック体験は望めないものの、ゲームそのものの面白さは十分に享受できる範囲です。

そして、「マリオカートツアー」のような比較的軽量なゲームであれば、特別な設定変更なしでもスムーズに近い動作が期待でき、快適に遊ぶことが可能です。このクラスのゲームであれば、Helio G100の性能でも十分に楽しむことができるでしょう。

総じて、MediaTek Helio G100は、カジュアルなゲームや、グラフィック設定を柔軟に調整できる一部の3Dゲームを遊ぶためのSoCであり、ヘビーなゲーマーや最新の高負荷ゲームをストレスなく楽しみたいユーザーには不向きです。

どのようなゲームを主にプレイしたいか、そしてどの程度の画質やフレームレートを求めるかによって、このSoCを搭載したデバイスの評価は変わってきます。日常使いに加えて、時折ゲームも楽しみたいというライトユーザーにとっては、選択肢の一つとなり得ますが、ゲーム体験を重視するならば、よりGPU性能の高いSoCを搭載したデバイスを検討するのが賢明です。

OSとAI:Blackview MEGA 3 ~トップAIモデル統合で拓く、未来のタブレット体験~

Blackview MEGA 3のUI画面。アプリ一覧

ここでは、Blackview MEGA 3の最大の進化点であるOSとAI機能について、その革新的な魅力を詳しくレビューしていきます。

前モデル「Blackview MEGA 2」のAI機能は、「Google Photo with AI」といった既存のGoogle機能の活用が中心で、OSもほぼ純正のAndroidに近いものでした 。しかしMEGA 3は、OSレベルで最先端のAIを統合した「DokeOS_P 4.1」を搭載し、単なるハードウェアのアップグレードに留まらない、「真のAIタブレット」へと劇的な変貌を遂げています 。

「DokeOS_P 4.1」がもたらすスマートな操作性

Blackview MEGA 3は、Android 15をベースに開発された独自の「DokeOS_P 4.1」を搭載しています 。これは、前モデルMEGA 2がPCモードなどの便利な機能を搭載していなかった点と比べ、大きな進歩です 。実際に使ってみると、XiaomiのHyperOSのような大幅なカスタマイズとは異なり、Androidの良さを残しつつ便利な機能を追加した「ライトチューン」という印象で、誰でも直感的に使いこなせます。

Blackview MEGA 3の設定画面

特に感動したのは、改良された「分割表示機能」です。例えば、画面の半分でGoogle Chromeを開きながら、もう半分でWPS Officeの文書を編集するといった使い方をよくしますが、このアプリの組み合わせをショートカットとしてデスクトップに保存できるのです。

これにより、ワンタップでいつもの作業環境を呼び出せ、生産性が格段に向上しました。

創造性を加速する多彩なAIクリエイティブアプリ

Blackview MEGA 3のHi Dokiアプリ

MEGA 3の真価は、OSに統合された多彩なAIアプリ群にあります。中心となる「Hi Doki」アプリは、単なるチャットボットではありません 。PDFのレポートを読み込ませて要約させ、それを基にプレゼンテーションの構成案を作成させるといった作業が、PCなしで完結します。この手軽さは、外出先での急な資料作成などで非常に役立ちました 。

撮影後の編集作業は「ImageX」アプリが劇的に楽にしてくれます 。写真に写り込んでしまった不要な人物をワンタップで消したり 、曇り空を晴天に置き換えたりといった高度な編集が、専門知識なしで簡単に行えるのです 。これにより、SNSに投稿する写真のバリエーションが豊かになりました。

また、「VidGen」や「Soundle」といった動画・音楽生成アプリは、TikTokやInstagramリールに投稿するような短い動画やBGMを手軽に作るのに最適です 。本格的な作品作りには向きませんが、SNSでの表現の幅を広げてくれる楽しい機能だと感じました。

日常の利便性を高める統合AIアシスタント

Blackview MEGA 3でAI機能を使っている様子。

MEGA 3のAIは、クリエイティブな作業だけでなく、日常のあらゆる場面でその真価を発揮します。「Deepseek」「ChatGPT-4o mini」「Gemini」という世界トップクラスのAIモデルがOSに深く統合されているため、これまでのタブレットとは一線を画すスマートな体験が可能です 。

例えば、「AIフルスクリーン スマートアシスタンス」機能を使えば、ブラウザで表示しているレストランのWebサイトについて、そのまま「このお店の予約方法を教えて」とGeminiに質問できます 。

また、「AIグローバルスマートコントロール」機能を使えば、「Gmailで今週の重要なメールを要約して」と話しかけるだけでタスクを実行してくれます 。これは単にアプリが一つ増えたというレベルではなく、タブレットの操作方法そのものが未来に進化したような感覚でした。

まとめ:OSとAI機能

  • OSとAI機能: ほぼ純正Androidだった前モデルから、最先端AIを統合した「DokeOS_P 4.1」へと劇的な変貌を遂げ、クリエイティブ作業から日常の利便性まで、あらゆる体験を革新する真のAIタブレットに進化した。
  • OS: 便利な独自機能を多数搭載したAndroid 15ベースの「DokeOS_P 4.1」にアップグレードされた。
  • 搭載AIモデル: Deepseek、ChatGPT-4o mini、Geminiといった最先端AIをOSレベルで統合。
  • AIクリエイティブアプリ: 「Hi Doki」や「ImageX」により、レポート作成やSNS用の画像編集がPCレスで簡単に行える。
  • 生産性機能: 使いやすく改良された「分割表示機能」や「PCモード」が、作業の生産性を高める。
  • AIアシスタント機能: OS全体にAIが統合され、画面上の情報に関する質問やアプリの音声操作など、日常の利便性が飛躍的に向上。

カメラとオーディオ:Blackview MEGA 3 ~SONY製50MPカメラと臨場感あふれるクアッドスピーカー~

Blackview MEGA 3のスピーカー

ここでは、Blackview MEGA 3のカメラとオーディオ性能について、実際に使って感じたその魅力と、前モデル「Blackview MEGA 2」からの進化を詳しくレビューします。

タブレットにとって、映画や音楽を心ゆくまで楽しむためのオーディオ性能と、思い出の記録やビデオ通話で活躍するカメラ性能は、非常に重要な要素です。MEGA 3は、この両面で大きな飛躍を遂げています。

致命的な弱点を克服したクアッドスピーカー

正直に言うと、前モデルMEGA 2のスピーカー音質には大きな不満があり、せっかくの大画面での映像体験が台無しになってしまうこともありました。しかし、MEGA 3ではその致命的な弱点が完全に克服されています。従来のデュアルBOXスピーカーから、「Smart-PA クアッドボックスステレオスピーカー」へと進化したのです。

この変化は、音を鳴らした瞬間に明らかでした。本体の上下に2つずつ配置されたスピーカーから広がるサウンドは、驚くほど立体的で臨場感があります。これまで聞こえにくかった低音もしっかりと響き、映画『トップガン マーヴェリック』の戦闘機が飛び交うシーンでは、その轟音に鳥肌が立つほどの迫力を感じました。また、Billie Eilishのようなアーティストの重低音が効いた楽曲を聴いても、音が潰れることなく、深みのあるサウンドを楽しむことができ、非常に満足しています。

タブレットの常識を超える50MP SONY®センサー

Blackview MEGA 3の背面にあるカメラ

タブレットのカメラはあくまで補助的なもの、というイメージがありましたが、MEGA 3はその常識を覆してくれました。前モデルの13MPカメラから、定評のある「50MP SONY® IMX362センサー」へと大幅にスペックアップしています。この1/2.6インチの大型センサーと0.03秒の超高速オートフォーカスは、タブレットとは思えないほどクリアで美しい写真を撮影可能にしてくれます。

実際に使ってみて面白いと感じたのは、AIによる後処理の優秀さです。撮影中のプレビュー画面では少し安っぽく見えることがあっても、シャッターを切った後にAIが瞬時に処理を行い、驚くほど綺麗な写真に仕上げてくれます。近所の公園で咲いていた花を撮影した際には、その鮮やかな色彩と繊細なディテールに感動しました。また、最大4倍までのデジタルズームも、画質は多少粗くなるものの合格レベルで、いざという時に役立ちます。

Blackview MEGA 3の背面カメラで撮影した写真。自然の風景。

ビデオ通話も高画質、実用的なインカメラと動画性能

13MPのフロントカメラも非常に優秀です。ZoomやMicrosoft Teamsを使ったウェブ会議で実際に使用しましたが、自分の顔がクリアに映り、発色も肉眼で見た印象に近いため、相手に与える印象も良いと感じました。暗い室内でも「顔フィルライト」機能が自然に顔を明るくしてくれるので、照明を気にせず使える点も便利です。

動画撮影1080PのフルHDに対応しており、記録用としては十分すぎるほどの性能です。子どもの運動会や日常の何気ない瞬間を撮影してみましたが、十分にクリアで自然な色合いの映像を残すことができました。ただし、手ブレ補正機能や、マニュアル設定が可能なプロモードは搭載されていないため、本格的な映像作品を撮りたい場合は専用の機材が必要になります。

Blackview MEGA 3で動画を撮影している。

まとめ:カメラとオーディオ

  • カメラとオーディオ: 前モデルで酷評されたスピーカーの音質をクアッドスピーカーで完全に改善し、カメラもSONY製50MPセンサーへと大幅に進化させ、コンテンツ消費から作成までこなせるクリエイティブな一台へと生まれ変わった。
  • スピーカー: 前モデルの弱点だった音質が劇的に向上。「Smart-PA クアッドボックスステレオスピーカー」で臨場感あふれるサウンドを実現。
  • リアカメラ: 定評のある50MP SONY® IMX362センサーを搭載。AIによる後処理も優秀で、非常に高画質な写真撮影が可能。
  • フロントカメラと動画: 13MPフロントカメラと1080p動画撮影機能を備え、ウェブ会議や日常の記録に十分な性能。

スタイラスペンとPCモード:Blackview MEGA 3 ~創造性と生産性を解き放つツールへの進化~

Blackview MEGA 3のPCモード

ここでは、Blackview MEGA 3が単なるコンテンツ消費端末から、いかにして創造性と生産性を兼ね備えたツールへと進化したのか、その鍵となるスタイラスペンと「PC Mode 2.0」について詳しくレビューします。

前モデルの「Blackview MEGA 2」は、専用のスタイラスペンがなく、PCのようなマルチタスク機能も非搭載、OSのUIもタブレットに最適化されているとは言えませんでした 。MEGA 3は、これらの生産性における弱点をすべて克服し、全く新しい価値を提供してくれます。

手軽に始められる手書き入力。標準付属のスタイラスペン

Blackview MEGA 3のスタイラスペン

Blackview MEGA 3には、無料のスタイラスペンが標準で付属しています 。これは、ペンが別売りだったり、そもそも対応していなかったりするタブレットが多い中で、非常に嬉しいポイントです。箱から出してすぐに、手書きの利便性を体験できます。

実際に使ってみると、このペンはプロのイラストレーターが使うような筆圧検知には対応しておらず、感度や精度は必要最低限のレベルです 。しかし、その用途を理解すれば、これ以上ないほど便利なツールになります。会議中にGoogle Keepへさっとメモを取ったり、PDFの資料に注釈を入れたりする際には、まるで紙に書いているような直感的な感覚でスラスラと書き込めました 。

ペン先が透明なディスクタイプなので、タッチポイントが見やすく、細かい文字も狙った場所に書けるのが特徴です。また、指紋で画面を汚したくないユーザーにとっては、主要な操作をこのペンで行うという使い方も良いでしょう 。

タブレットをPCライクに変える「PC Mode 2.0」

Blackview MEGA 3のPCモード

MEGA 3の生産性を飛躍的に向上させているのが、新たに搭載された「PC Mode 2.0」です 。これを有効にすると、AndroidアプリがWindowsのようにそれぞれ独立したウィンドウで表示され、自由にサイズ変更や配置ができるようになります。別途Bluetoothキーボードとマウスを用意すれば、その操作感はもはやノートPCそのものです。

実際にワイヤレスキーボードとマウスを接続し、プリインストールされているWPS Officeで文書を作成したり、Google ChromeでWeb上の資料を調べたりしてみましたが、非常に快適に作業できました 。

前世代のタブレットに見られたPCモードとは一線を画し、マウスの右クリックがしっかり機能したり、ウィンドウサイズ変更が滑らかだったりと、その完成度は格段に上がっていると感じます 。12.1インチの大画面はマルチタスク時の視認性も良好で、Webアプリを主体に活用すれば、これ一台で多くの作業が完結するかもしれません 。

パフォーマンス向上で実現した、真のマルチタスク

PCモードがどれだけ優れていても、それを支える基本性能が低ければ意味がありません。その点、MEGA 3は安心です。前章で触れた高性能なMediaTek Helio G100プロセッサと高速なUFS 3.1ストレージのおかげで、PCモードが非常にスムーズに動作します。

過去に他のタブレットでPCモードを試した際には、複数のアプリを開くと動作が遅くなってしまい、実用的とは言えませんでした。しかしMEGA 3では、WPS Officeで資料を作りながら、参考のためにChromeを複数ウィンドウで開き、さらにBGMとしてSpotifyを流す、といった使い方をしても、レスポンスにラグを感じることはありませんでした。これこそ、MEGA 3が単なるコンテンツ消費端末から、真の生産性ツールへと進化した証と言えます。

まとめ:スタイラスペンとPCモード

  • スタイラスペンとPCモード: 専用ペンもPCモードも非搭載だった前モデルから、スタイラスペンの標準付属と、高性能SoCに支えられた快適な「PC Mode 2.0」を搭載することで、単なる視聴端末から生産的なツールへと見事に進化した。
  • スタイラスペン: 前モデルにはなかったペンが標準で付属。メモ書きや注釈に十分な精度で、手軽に手書き入力が可能。
  • PCモード: 「PC Mode 2.0」を新たに搭載。高性能SoCにより、マルチタスクもラグなく快適に動作し生産性が向上。
  • 用途の拡大: 視聴端末としてだけでなく、学習や軽作業といった創造的な用途にも対応できる万能機に進化した。

バッテリーと充電:Blackview MEGA 3 ~33W急速充電で利便性が大幅アップ~

Blackview MEGA 3のバッテリー

ここでは、Blackview MEGA 3のバッテリー持続時間と充電性能について、実際に使用して感じた利便性や、前モデル「Blackview MEGA 2」からの進化点を詳しくレビューします。

大画面タブレットを心置きなく使うためには、十分なバッテリー容量と、いざという時に素早く回復できる充電速度が欠かせません。MEGA 3は、このバランスを見事に再定義した一台です。

大容量と省電力SoCが実現する、安心のバッテリーライフ

Blackview MEGA 3は、8800mAhという大容量バッテリーを搭載しています 。これは、前モデルMEGA 2の9000mAh と比較するとわずかに減少していますが、実際に使ってみるとその差はほとんど感じられませんでした。むしろ、より電力効率に優れた6nmプロセスのMediaTek Helio G100プロセッサ を搭載したことで、バッテリーの持ちは非常に良いという印象です。

実際に、1日に1〜2時間、Wi-Fi環境でYouTubeの動画を観たり、Google Chromeでブラウジングしたりする程度の使い方であれば、数日間は充電なしでもバッテリーが持ちました。休日に動画視聴やウェブブラウジング、少しゲームをプレイするといった使い方をしても、1日は余裕で乗り切れるスタミナがあります。公式スペックではWebブラウジングで約7.5時間、動画再生で約6.5時間の連続使用が可能とされており 、外出先でも安心して使える安心感がありました。

充電ストレスを解消する33W急速充電

Blackview MEGA 3で充電している

MEGA 3のバッテリー周りで最大の進化点は、充電速度の大幅な向上です。前モデルMEGA 218W充電 で、大容量バッテリーを満たすには少し時間がかかるのがネックでした。しかし、MEGA 3は33Wの急速充電に対応し、このストレスが劇的に改善されています 。

公式の情報では「45分で50%の充電が可能」とされていますが 、これはまさにその通りでした。例えば、夜に充電を忘れてしまっても、朝の支度をしている間に充電しておくだけで、日中の会議や移動中に使うには十分なバッテリー量を確保できます。この「素早いバッテリー回復」能力は、わずかなバッテリー容量の差を補って余りある、非常に実用的なメリットです。日々の使い勝手を考えると、これは賢い進化だと感じました。

バッテリーを賢く管理するAI機能

Blackview MEGA 3のバッテリー設定画面

MEGA 3は、バッテリーを長持ちさせるためのインテリジェントな機能も搭載しています。「AIスマート省電力アルゴリズム」は、ユーザーの使用パターンを学習し、バックグラウンドでの不要な電力消費を抑えてくれます 。

また、「AIスマート充電保護アルゴリズム」は、特に夜間の過充電を防ぐなどしてバッテリーへの負荷を軽減し、長期的な劣化を防いでくれる賢い機能です 。こうしたソフトウェアによるサポートが、ハードウェアの性能を最大限に引き出し、長く安心して使える基盤となっています。

まとめ:バッテリーと充電性能

  • バッテリーと充電: 容量はわずかに減ったものの、充電速度を18Wから33Wへと大幅に向上させたことで、充電待ちのストレスを解消し、実用的な利便性を格段に高めた賢い進化を遂げた 。
  • バッテリー容量: 8800mAhの大容量バッテリーを搭載し、長時間の使用でも安心 。
  • 充電性能: 前モデルの18Wから33Wへと大幅に向上 。わずか45分で50%まで充電でき、利便性が飛躍的にアップした 。
  • 省電力性能: 電力効率に優れた6nmプロセスのSoCが、バッテリーの持続時間に貢献している 。
  • AIによるバッテリー管理: AIの省電力・充電保護機能が、パフォーマンスとバッテリー寿命を最適化する 。

Blackview MEGA 3、MEGA 2、MEGA 8のスペック比較

Blackview MEGA 3の本体 背面 ブルーとブラック

BlackviewのMEGAシリーズは、それぞれ異なる特徴を持つタブレットです。ここでは、「MEGA 3」と「MEGA 2」、そして「MEGA 8」の3機種の主要なスペックを比較し、それぞれの違いを分かりやすく解説します。

ディスプレイ

  • MEGA 3: 12.1インチ、2.5K (2560×1600)、90Hz
  • MEGA 2: 12インチ、2K (2000×1200)、60Hz
  • (MEGA 8): 13インチ、FHD+ (1920×1200)、90Hz
  • 違い:MEGA 3は、MEGA 2に比べて解像度が2.5Kへと向上し、リフレッシュレートも60Hzから90Hzへと引き上げられたことで、より精細で滑らかな表示が可能です。MEGA 3が解像度とリフレッシュレートのバランスで最も優れています。MEGA 8は画面サイズが最大ですが解像度は他より低く、MEGA 2はリフレッシュレートが60Hzと最もスペックが低いです。

プロセッサ (SoC)

  • MEGA 3: MediaTek Helio G100 (AnTuTu 約43.0万点)
  • MEGA 2: Unisoc T615 (AnTuTu 約29.2万点)
  • (MEGA 8): Unisoc Tiger T620 (AnTuTu 約33.3万~36.4万点)
  • 違い:MEGA 3のHelio G100は、MEGA 2のUnisoc T615よりAnTuTuスコアが47%以上も高く、パフォーマンスにおいて世代的な飛躍を遂げています。処理性能はMEGA 3が圧倒的に高く、最も快適な操作が期待できます。MEGA 8が中間、MEGA 2がエントリーレベルの性能となります。

ストレージ

  • MEGA 3: 256GB UFS3.1
  • MEGA 2: 256GB UFS2.2
  • (MEGA 8): 256GB or 512GB (UMCP + UFS)
  • 違い:MEGA 3は、MEGA 2のUFS2.2よりも高速なUFS3.1規格を採用しており、アプリの起動やデータ転送がより速くなっています。MEGA 3は最も高速なUFS3.1規格を採用しており、アプリの起動やデータ転送速度で有利です。

バッテリーと充電

  • MEGA 3: 8,800mAh、33W急速充電
  • MEGA 2: 9,000mAh、18W急速充電
  • (MEGA 8): 11,000mAh、18W急速充電
  • 違い:MEGA 3は、MEGA 2よりバッテリー容量がわずかに少ないものの、充電速度が18Wから33Wへと大幅に向上しており、利便性で大きく上回ります。MEGA 3は最も充電速度が速く、利便性に優れます。MEGA 8はバッテリー容量が最大で、長時間の使用に向いていますが、充電には時間がかかります。

カメラ

  • MEGA 3: 背面50MP、前面13MP
  • MEGA 2: 背面16MP、前面8MP
  • (MEGA 8): 背面50MP、前面13MP
  • 違い:MEGA 3のカメラは、MEGA 2の16MP/8MPから、SONY製50MP/13MPへと大幅にスペックアップしており、画質が格段に向上しています。

デザインと重量

  • MEGA 3: 555g
  • MEGA 2: 615g
  • (MEGA 8): 736g
  • 違い:MEGA 3はMEGA 2よりも約60gも軽量化・薄型化されており、携帯性が劇的に改善されています。MEGA 3が圧倒的に軽く、携帯性に優れています。MEGA 8は最も重く、主に据え置きでの使用が想定されます。

OSと機能

  • MEGA 3: DokeOS P 4.1 (AI機能多数、PCモード2.0)
  • MEGA 2: Android 15 (純正に近い、PCモード非対応)
  • (MEGA 8): DokeOS_P 4.1 (AI機能多数、PCモード)
  • 違い:MEGA 3は豊富なAI機能やPCモードを備えた高機能なDokeOSを搭載していますが、MEGA 2はそれらの機能が省略されたシンプルなOSです。MEGA 3とMEGA 8は、豊富なAI機能やPCモードを備えた高機能なDokeOSを搭載。MEGA 2はシンプルなOSで、これらの機能は省略されています。

価格

  • MEGA 3: 29,335円
  • MEGA 2: 26,131円
  • (MEGA 8): 26,401円
  • 違い:MEGA 3はMEGA 2よりわずかに高価ですが、その価格差は性能や機能の大幅な向上を反映しています。MEGA 3が最も高価ですが、その差はわずかです。MEGA 2とMEGA 8はほぼ同価格帯で、コストを抑えたい場合の選択肢となります。

まとめ:Blackview MEGA 3とMEGA 2、MEGA 8の違い

3機種を比較すると、それぞれのモデルが明確なターゲットを持っていることがわかります。「Blackview MEGA 2」は、価格を最優先し、動画視聴などのコンテンツ消費に特化したシンプルなエントリーモデルです。「Blackview MEGA 8」は、シリーズ最大の13インチディスプレイと大容量バッテリーを武器に、迫力ある映像体験と長時間の利用を重視するユーザー向けのモデルと言えるでしょう。

その中で「Blackview MEGA 3」は、シリーズのフラッグシップと呼べる存在です。2.5Kの高精細ディスプレイ、最も高性能なプロセッサ、高速なストレージと充電、そして最先端のAI機能と、あらゆる面で高いレベルの性能をバランス良く実現しています。携帯性にも優れており、エンターテイメントから軽作業まで、幅広い用途で最高のパフォーマンスを求めるユーザーにとって、最も魅力的な選択肢となります。

Blackview MEGA 3のメリット・デメリット

Blackview MEGA 3 本体背面ブラックを手で持つ。

Blackview MEGA 3の優れた点(メリット)と、他のタブレットと比較して劣っている点(デメリット)をまとめました。

【メリット】

メリット1:最先端AI機能と独自OS

最大の魅力は、Deepseek、ChatGPT、Geminiといった最先端AIをOSレベルで統合した「DokeOS_P 4.1」です。文書の要約や画像生成といった作業をPCなしで簡単に行え、これは他のタブレットにはない強力なアドバンテージです。

メリット2:タブレットとして最高クラスのカメラ性能

SONY製の50MPセンサーを搭載しており、タブレットとしては非常に高画質な写真撮影が可能です。これは、16MPの「Blackview MEGA 2」や「DOOGEE T40 Pro」、8MPの「POCO Pad」と比較して明らかに優れている点です。

メリット3:優れたコストパフォーマンス

2万円台後半という価格で、2.5Kの90Hzディスプレイ、高性能SoC、豊富なAI機能、50MPカメラまで備えています。多機能でありながら、「POCO Pad」や「DOOGEE T40 Pro」と同等か、それ以上に手頃な価格設定は驚異的です。

メリット4:高速なUFS 3.1ストレージ

ストレージに高速なUFS 3.1規格を採用しているため、アプリの起動やデータの読み書きが非常にスムーズです。「Blackview MEGA 2」や「POCO Pad」が採用するUFS 2.2よりも優れたレスポンスを体感できます。

メリット5:スタイラスペンの標準付属

メモ書きや簡単なスケッチに使えるスタイラスペンが最初から付属しています。「Xiaomi Pad 7」や「DOOGEE T40 Pro」のように別途購入する必要がなく、箱から出してすぐに手書き機能を活用できるのは大きな利点です。

メリット6:33Wの急速充電

33Wの急速充電に対応しており、充電待ちのストレスが少ないです。これは18W充電の「Blackview MEGA 2」や「DOOGEE T40 Pro」と比較して大幅な改善点であり、「POCO Pad」と同等の利便性を備えています。

【デメリット】

デメリット1:プロセッサ性能

MediaTek Helio G100は優れたミドルレンジSoCですが、より価格の高い「Xiaomi Pad 7」(Snapdragon 7+ Gen 3)や、「POCO Pad」(Snapdragon 7s Gen 2)と比較すると、処理性能では見劣りします。高負荷な3Dゲームを最高設定で楽しみたい場合には力不足を感じるでしょう。

デメリット2:リフレッシュレート

90Hzのリフレッシュレートは、60Hzの「Blackview MEGA 2」や「DOOGEE T40 Pro」と比べて格段に滑らかですが、120Hzの「POCO Pad」や144Hzの「Xiaomi Pad 7」には及びません。より滑らかな表示を求めるユーザーにとっては、物足りない点かもしれません。

デメリット3:イヤホンジャック非搭載

近年のトレンドではありますが、3.5mmイヤホンジャックが搭載されていません。有線イヤホンを愛用しているユーザーは、USB Type-Cからの変換アダプターが必要になります。この点、「POCO Pad」や「DOOGEE T40 Pro」はイヤホンジャックを搭載しています。

デメリット4:バッテリー容量

8800mAhのバッテリーは十分な容量ですが、「POCO Pad」(10000mAh)や「DOOGEE T40 Pro」(10800mAh)といった、より大容量のバッテリーを搭載するモデルも存在します。絶対的な駆動時間を最優先する場合には、比較検討のポイントとなるでしょう。

Blackview MEGA 3のスペック(仕様)一覧

  • ディスプレイ: 12.1インチ 2.5K (2560×1600) IPS液晶、リフレッシュレート90Hz
  • プロセッサ: MediaTek Helio G100 (オクタコア 2.2GHz x2 + 2.0GHz x6)
  • GPU: ARM Mali-G57 MC2
  • RAM(メモリ): 12GB (最大24GBまで拡張可能、合計36GB)
  • ストレージ: 256GB (UFS3.1) 、最大2TBのTFカードで拡張可能
  • バッテリー: 8800mAh
  • 駆動時間: Web閲覧: 7.5時間 / ビデオ再生: 6.5時間 / ゲーム: 6時間 / 音楽再生: 35時間 / 通話: 30時間 / スタンバイ: 432時間
  • 充電: 33W 急速充電 (45分で50%充電)
  • 背面カメラ: 50MP SONY® IMX362 メインカメラ + 2MP 深度カメラ
  • 前面カメラ: 13MP
  • ワイヤレス通信: Wi-Fi (IEEE802.11 ac/a/b/g/n) 、Bluetooth 5.1
  • インターフェース: USB Type-C (OTG)、Dual SIMスロット (SIMx2 または SIMx1+TFカードx1)
  • センサー: GPS / GLONASS / Beidou / Galileo
  • スピーカー: Smart-PA クアッドBOXステレオスピーカー
  • マイク:内蔵
  • スタイラスペン: 無料で付属
  • キーボード: ワイヤレスキーボードに対応 (別売)
  • 機能: PCモード2.0 、画面分割 、Widevine L1 、Googleレンズ
  • アプリ: Doke AIアプリ (Hi Doki, ImageX, VidGen, Soundle) 、WPS Officeプリインストール
  • セキュリティ: プライベート空間の作成 、部分的な画面録画
  • 生体認証: 顔認証、音声認証
  • 筐体: 丸みを帯びたエッジを持つ薄型デザイン
  • OS: DokeOS_P 4.1 (Android 15ベース)
  • サイズ: 278.45 x 180.45 x 7.4mm
  • 重量: 555g
  • カラー: スペースグレイ、スカイラインブルー
  • 付属品: スタイラスペン 、強化ガラスフィルム 、タブレットカバー
  • モバイル通信:4G/3G/2G 対応
  • SIMカード:NanoSIM

対応バンド:Blackview MEGA 3

Blackview MEGA 3の側面。

Blackview MEGA 3は4G通信に対応しています。

基本的には本体にSIMカードを入れて、APN設定を済ませると、通信できます。

SIMはNanoSIMに対応しています。

対応バンドは以下の通りです。

  • 4G Bands:FDD:B1/B3/B7/B8/B19/B20/B28A/B28B TDD: B40/B41
  • 3G Bands: B1/B8

対応バンドの詳細

ドコモ:

  • 4G: B1/B3/B19/B28 (B28A/B28Bを含む)
  • プラチナバンド: B19 対応

au:

  • 4G: B1/B3/B28 (B28A/B28Bを含む)/B41
  • プラチナバンド: B18/B26 非対応 (B28には対応)
  • (3Gはサービス終了)

ソフトバンク:

  • 4G: B1/B3/B8/B28 (B28A/B28Bを含む)/B41
  • プラチナバンド: B8 対応

楽天モバイル:

  • 4G: B3/B28 (B28A/B28Bを含む) (パートナー回線であるauのB18/B26には非対応)
  • プラチナバンド: B28 (700MHz帯) 対応 (自社プラチナバンド)
  • (3Gはサービス提供なし)

結論

Blackview MEGA 3は、

  • 4Gについては、ドコモ回線では主要バンドB1/B3およびプラチナバンドB19に対応しており、良好な通信が期待できます。
  • au回線では主要バンドB1/B3およびB41、B28に対応していますが、auの主要なプラチナバンドであるB18/B26には非対応です。このため、特に郊外や屋内では繋がりにくい可能性があります。B28はauも使用していますが、カバレッジはB18/B26に劣ります。
  • ソフトバンク回線では主要バンドB1/B3およびプラチナバンドB8、B41に対応しており、良好な通信が期待できます。
  • 楽天モバイル回線では自社回線の主要バンドB3およびプラチナバンドとして割り当てられたB28に対応しています。ただし、パートナー回線であるauのB18/B26には非対応のため、楽天モバイルの自社回線エリア外でのauローミング(B18/B26使用エリア)では利用できません。
  • 3G (UMTS) については、B1/B8に対応しています。
  • ドコモはB1で利用可能(サービス終了予定)、auはサービス終了済み、ソフトバンクはB1/B8で利用可能(サービス終了予定)、楽天モバイルは3Gサービスを提供していません。

総合的に見て、Blackview MEGA 3ドコモとソフトバンクのネットワークでは問題なく利用できる可能性が高いです。auでは主要プラチナバンド非対応のためエリアに注意が必要です。楽天モバイルでは自社回線エリアでの利用が主となり、auローミングの恩恵は限定的です。

Blackview MEGA 3の評価

Blackview MEGA 3の画面。

8つの基準で「Blackview MEGA 3」を5段階で評価してみました。

項目別評価

画面の見やすさ:★★★★★
2.5Kの高解像度と90Hzの滑らかなリフレッシュレートは素晴らしく、TÜV SÜD認証のアイケア機能も充実しています。

スペック:★★★★☆
MediaTek Helio G100は前モデルから大幅な性能向上を実現。高速なUFS 3.1ストレージも搭載し、日常操作から軽作業まで快適です。

デザイン:★★★★★
前モデルより約60gも軽量化・薄型化され、携帯性が劇的に向上。マットな質感のボディは高級感があり、所有する喜びを満たしてくれます。

耐久性: ★★★☆☆
専用の保護カバーと強化ガラスフィルムが付属するのは心強いですが、本体に特別な耐衝撃性能はないため評価は標準的です。

通信:★★★★☆
デュアルSIMによる4G通信に対応し、日本の主要キャリアで使えるバンドもカバー。Wi-Fi 5やBluetooth 5.2も搭載し、接続性は十分です。

機能:★★★★★
最先端AIモデルを統合した「DokeOS_P 4.1」を搭載し、PCモードや多彩なAIアプリなど、機能性は他の追随を許さないレベルです。

使いやすさ:★★★★☆
DokeOSの改良されたUIや軽量な筐体で操作性は良好。PCモードも実用的ですが、イヤホンジャックが非搭載なのは少し残念です。

価格:★★★★★
2万円台後半という価格で、このディスプレイ性能、スペック、豊富なAI機能を備えているのは、驚異的なコストパフォーマンスと言えます。

総合評価:★★★★★

【総評】前モデルの弱点をすべて克服した「完成形」

Blackview MEGA 3は、単なる後継機ではありません。前モデル「Blackview MEGA 2」が抱えていた、性能、音質、生産性といった弱点をすべて洗い出し、完璧に克服した「完成形」と呼ぶにふさわしい一台です。

MEGA 2のディスプレイは高評価でしたが、60Hzというリフレッシュレートが唯一の弱点でした。MEGA 3はそこを90Hzへと引き上げ、さらにSoCをHelio G100に、ストレージをUFS 3.1へとアップグレードすることで、性能の壁を乗り越えました。

また、前モデルで酷評されていたスピーカーは臨場感あふれるクアッドスピーカーへと進化。専用ペンやPCモードがなかった生産性の面でも、スタイラスペンの標準付属と、高性能SoCに支えられた快適な「PC Mode 2.0」を搭載することで、見事に応えています。まさに、ユーザーの声を真摯に受け止め、理想的なタブレットへと昇華させたモデルです。

クリエイティブと生産性を刺激するAI体験

MEGA 3の最大の魅力は、ハードウェアの進化に留まらない、OSレベルで統合された最先端のAI機能にあります。Deepseek、ChatGPT、GeminiといったAIモデルを内蔵した「DokeOS_P 4.1」は、これまでのタブレット体験を根底から覆します。

レポート作成や画像編集といったクリエイティブな作業が、PCなしで、タブレット一台で驚くほど簡単かつスピーディに完結します。これは、学生や社会人が日々の課題や業務で使う上で、計り知れないメリットとなるでしょう。単なるコンテンツ消費端末ではなく、アイデアを形にするための強力なパートナーとなってくれます。

Blackview MEGA 3はどんな人に最適か

では、この進化したタブレットは、具体的にどのような人に最適なのでしょうか。まず、学生にとっては、まさに理想的な学習ツールとなるでしょう。講義の内容を付属のスタイラスペンで直接PDFに書き込んだり、AI機能を使って膨大な資料を要約させてレポートを作成したりと、学習効率を飛躍的に高めてくれます。PCモードを使えば、本格的なレポート作成もこれ一台でこなせます。

次に、SNSなどで積極的に情報発信するクリエイターにも最適です。SONY製の50MPカメラで撮影した質の高い写真を、「ImageX」アプリで手軽にプロ並みの作品に仕上げられます。短い動画やBGMもAIがアシストしてくれるので、これまで以上に多彩な表現が可能になります。

もちろん、純粋にエンターテイメントを楽しみたい人にも最高の選択肢です。2.5Kの美しい高精細ディスプレイと、臨場感あふれるクアッドスピーカーの組み合わせは、映画やライブ映像を最高の環境で楽しむことを約束します。価格を抑えつつ、視聴体験には一切妥協したくない人にこそ、このタブレットの価値が分かるはずです。

圧倒的なコストパフォーマンス

これだけの進化を遂げながら、価格が2万円台後半に抑えられているのは驚き以外にありません。2.5Kの90Hzディスプレイ、快適なパフォーマンスを発揮するSoC、SONY製の50MPカメラ、そして未来の体験を感じさせるAI機能。これらすべてを考慮すると、そのコストパフォーマンスは明らかに突出しているといえます。

このタブレットをうまく活用すれば、エンターテイメントから学習、軽作業まで、あらゆるシーンで高い満足感を得られることは間違いないでしょう。高性能で多機能なタブレットを、手頃な価格で手に入れたいと考えるすべての人に、自信を持っておすすめできる一台です。この機会にぜひ購入を検討してみてください。

Blackview MEGA 3の価格・購入先

Blackview MEGA 3のディスプレイ。屋外で使用。

※価格は2025/10/14に調査したものです。価格は変動します。

ECサイト

  • Amazonで37,780円(税込)、
  • ヤフーショッピングで37,800円、
  • AliExpressで34,286円、

で販売されています。

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※AliExpressでの購入方法・支払い方法はこちらのページで紹介しています。
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おすすめのおすすめのライバル機種と価格を比較

Blackview MEGA 3」に似た性能をもつタブレットも販売されています。価格の比較もできるので、ぜひ参考にしてみてください。

Blackview MEGA 2

Blackviewから発売された12インチのタブレットです(2025年1月発売)。

Android 15、Unisoc T615、8GB / 12GB LPDDR4X メモリ、2K液晶、9000 mAhバッテリー、256GB USF2.2ストレージ、背面16MPカメラ、前面8MPカメラを搭載しています。

また、最大36GBまでのメモリ拡張、最大2TBまでのストレージ拡張、4G LET通信、18W急速充電、冷却システム、顔認証、AIカメラ機能(Google Photo with AI)、Widevine L1、WPS Office、フリースタイラスペン(別売)、キーボード(別売)、USB Type-C (OTG)、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.1、GPSに対応しています。

価格は、Amazonで23,999円(税込)、楽天市場で21,900円(送料無料)、AliExpressで24,549円、です。

関連記事:12インチでAndroid 15!Blackview MEGA 2を徹底レビュー!

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REDMI Pad 2 Pro

シャオミから発売された12.1インチのタブレットです(2025年9月26日 発売)。

Xiaomi HyperOS 2(Android 15ベース)、Qualcomm Snapdragon® 7s Gen 4 モバイルプラットフォーム、6GB または 8GB LPDDR4X メモリ、2.5K クリスタルクリアディスプレイ(※マットガラスもあり)、128GB または 256GB UFS 2.2ストレージ、12000mAhバッテリー、背面800万画素カメラ、前面800万画素カメラを搭載しています。

また、連携機能(Home screen+、共有クリップボード、通話同期、ネットワーク同期)、33W急速充電、最大27Wの有線リバース充電、ウェットタッチテクノロジー、Redmi スマートペン(別売)、REDMI Pad 2 Pro キーボード(別売)に対応。

クアッドスピーカー、Dolby Atmos®対応、顔認証、最大2TBまでのストレージ拡張、TÜV Rheinlandによる各種アイケア認証、USB Type-C (USB 2.0)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.4、5G通信(※対応モデルのみ)にも対応しています。

価格は、Amazonで35,980円(Wi-Fi・6GB+128GB・税込)、楽天市場で39,980円(送料無料)、ヤフーショッピングで46,980円、AliExpressで73,876円、です。

関連記事:REDMI Pad 2 Pro 徹底レビュー!新CPUで進化?先代と比較・評価

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Xiaomi Pad 7

Xiaomiから発売された11.2インチのタブレットです(2025年3月13日 発売)。

Xiaomi HyperOS 2(Android 15ベース)、Snapdragon 7+ Gen 3 Mobile Platform、8GB LPDDR5X メモリ、3.2Kの11.2インチ 液晶(3200×2136)、128GB/256GB UFS 3.1/4.0ストレージ、8850 mAhバッテリー、背面1300万画素カメラ、前面800万画素カメラを搭載しています。

また、Xiaomi HyperAI(AI音声/アート/電卓/文章生成)、Google Gemini連携、Xiaomi HyperConnect、ワークステーションモード、最大144Hz 可変リフレッシュレート、45W ターボチャージ、クアッドスピーカー(200%音量アップ)、Dolby Atmosサウンド、Miracast対応映像出力、

Xiaomi フォーカスペン対応 (低遅延, 8192段階筆圧感知, 別売)、Xiaomi Pad 7/7 Pro フォーカスキーボード対応 (フローティング, ヒンジ, 無段階調整, バックライト, タッチパッド, 別売)、USB Type-C 3.2 Gen 1、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.4、に対応しています。

価格は、Amazonで54,980円(税込)、楽天市場で54,980円(送料無料)、ヤフーショッピングで54,520円、AliExpressで50,948円、米国 Amazon.comで$389.00、です。

関連記事:Xiaomi Pad 7を徹底レビュー!AI機能、評価、価格、Pad 6比較

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POCO Pad

シャオミから発売された12.1インチのタブレットです(2024年6月 発売)。

Xiaomi HyperOS (Android 14ベース)、Qualcomm Snapdragon 7s Gen 2、8GB LPDDR4X、2.5KのLCD液晶、256GB/512GB UFS 2.2、10000mAhバッテリー、背面8MPのメインカメラ、前面8MPのフロントカメラを搭載しています。

また、33W急速充電、クアッド スピーカー、Dolby Atmosリフレッシュレート 最大120Hz、タッチサンプリングレート 240Hz、USB Type-C (USB 2.0/OTG)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2に対応しています。

価格は、Amazonで39,980円、楽天市場で39,470円(送料無料)、ヤフーショッピングで39,470円、AliExpressで35,616円円、米国 Amazon.comで$339.00、です。

関連記事:POCO Pad徹底レビュー!大画面とコスパで圧倒する12型タブレットを評価

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DOOGEE T40 Pro

DOOGEEから発売された12インチのAndroid 14 タブレットです(2024年8月発売)。

MediaTek Helio G99 (MT8781) 、8GB LPDDR4X メモリ、2.4K液晶、512GB ストレージ、10800 mAh バッテリー、背面16MPのメインカメラ、前面8MPのフロントカメラ、クアッドスピーカー搭載で、

最大20GBまでのメモリ拡張、ハイレゾオーディオ、4G LET通信、Widevine L1、18W急速充電、リバースチャージ、筆圧1024段階のスタイラスペン(別売)、タッチキーボード(マグネット着脱・別売)、WPS Office (Word/Excel/PPT)、PCモード、顔認証、USB Type-C (OTG)、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.2、GPSに対応しています。

価格は、Amazonで49,900円、楽天市場で46,900円(送料無料・512GB)、ヤフーショッピングで25,980円、AliExpressで36,952円、米国 Amazon.comで$254.99、です。

関連記事:12型で20GB「DOOGEE T40 Pro」のメリット・デメリット

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他のBlackview タブレットと比較

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ANBERNIC RG 35XXPro徹底レビュー!操作性だけでない魅力と評価

ANBERNIC RG 35XXPro 本体クリアティールが斜めに傾いている。
2025年6月10日、ANBERNICから新たな縦型レトロゲーム機「RG 35XXPro」が発売され、早くもコアなファンの間で大きな話題を呼んでいます 。CPUや画面などの基本性能は前モデル「RG35XX Plus」から引き継がれているにも関わらず、これほどの注目を集めるのはなぜでしょうか 。改めて前モデルの良さを振り返りつつ、ANBERNIC RG 35XXProの魅力にせまってみましょう。

ANBERNIC RG 35XXProの魅力

本機の最大の魅力は、前モデル「RG35XX Plus」が持つレトロゲーム機としての潔いほどの「シンプルさ」と「コストパフォーマンス」という美点を継承しつつ、操作性を劇的に向上させた点にあります 。最近の携帯ゲーム機は高機能化に伴い高額になる傾向がありますが、本機はLinux OSを継続採用することで、公式サイト価格6千円台という驚きの低価格を実現しています 。

RGBライトのような派手な演出こそないものの、基本性能がしっかりしている点も魅力です。3.5インチの高精細なIPSディスプレイ 、約7時間遊び続けられる3200mAhバッテリー 、そして多くのゲームを快適に動作させるAllwinner H700プロセッサー など、レトロゲームを楽しむには十分すぎる性能を備えています。

さらに、ANBERNIC RG 35XXProは新たにデュアルジョイスティックを搭載し、操作性が大幅に向上しました 。これに加え、30種類以上のエミュレーターへの対応 、miniHDMIを活用したテレビへの映像出力 、Wi-Fiを利用したストリーミングプレイ 、音楽や動画を楽しめるメディアプレーヤー機能など、魅力が満載です 。

「ANBERNIC RG 35XXPro」を徹底解剖!

この記事では、話題の最新モデル「ANBERNIC RG 35XXPro」が秘める性能や機能を、実機レビューを通して徹底的に深掘りしていきます。

特に、多くのユーザーが気になっているであろう前モデル「ANBERNIC RG35XX Plus」との違いに焦点を当て、デザイン、性能、操作性といったあらゆる観点から、その進化のポイントを明らかにしていきます 。

この記事で分かること

  1. ANBERNIC RG 35XXProの詳細なスペック
  2. Allwinner H700の性能評価と、どのゲームが快適に動くかの実機レビュー
  3. 前モデル「RG35XX Plus」との違いを徹底比較
  4. デュアルスティックがもたらす詳細な操作性レビュー
  5. ライバル機種(RG40XXV, TRIMUI BRICKなど)との性能・価格比較
  6. 他の携帯ゲーム機と比較したメリット・デメリットの総まとめ
  7. 項目別の5段階評価と総合的な「買い」かどうかの最終判断

この記事を最後まで読むことで、「ANBERNIC RG 35XXPro」が本当に必要か、「買い」の⼀台なのか、その答えがはっきりと見えてくるはずです。購入を悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

この製品の購入はこちら→ AmazonリンクAliExpressリンク

公式ページ:ANBERNIC RG 35XXPro – anbernic

価格をチェック!ANBERNIC RG 35XXProは他の携帯ゲーム機よりも安い?

ANBERNIC RG 35XXProのUI画面

ANBERNIC RG 35XXProはANBERNIC公式サイトで6,749円(64GB)で販売されています。

一方、ECサイトでは、AliExpressで64GBモデルが8,421円(5K Games)、128GBモデルが10,637円(8K Games)、256GBモデルが12,855円(11K Games)で販売されています。

なお、日本のAmazonではまだ販売されていませんが、まもなく入荷すると思われます。

ANBERNIC RG40XXV

2024年8月26日に発売された「ANBERNIC RG40XXV」はAmazonで11,999円で販売中です。こちらは、Allwinner H700プロセッサを搭載した4インチの携帯ゲーム機です。 広視野角で見やすいIPS液晶は、OCAフルラミネーション加工によりクリアな映像を楽しめます。 このモデルの大きな特徴は、1600万色からカスタマイズ可能なRGBジョイスティック照明で、ゲームプレイを華やかに演出します。

さらに、HDMI出力を使えばテレビなどの大画面でプレイでき、Wi-Fi 5とMoolightアプリに対応しているため、PCゲームのストリーミングも可能です。 30種類以上のエミュレーターに対応し、振動モーターや高音質スピーカーも搭載しており、多彩なレトロゲームを臨場感たっぷりに楽しむことができる一台です。

TRIMUI BRICK

2024年11月に発売された「TRIMUI BRICK」はAmazonで12,999円で販売中です。こちらは、こちらは、Allwinner A133Pプロセッサを搭載したタテ型の携帯ゲーム機です。 3.2インチというコンパクトなサイズながら、1024 x 768ピクセルの高解像度IPS液晶(400ppi)を誇り、非常にシャープな映像でゲームを楽しめます。 重量わずか159gと軽量なため、どこへでも気軽に持ち運べるのが魅力です。

また、背面のRGBライトや交換可能なキーキャップにより、自分好みにカスタマイズする楽しみも提供します。100種類以上のエミュレーターに対応し、デュアルステレオスピーカーによる迫力のサウンドも楽しめるなど、小さなボディに多彩な機能が詰め込まれた一台です。

Powkiddy X35S

2024年9月に発売された「Powkiddy X35S」はAliExpressで8,865円で販売中です。こちらは、こちらは、パワフルなRockChip RK3566プロセッサを搭載した3.5インチのタテ型携帯ゲーム機です。 OCAフルフィット技術を採用したIPS液晶は、鮮明でクリアな映像を提供し、快適なゲームプレイをサポートします。 このモデルの最大の魅力は、その拡張性の高さにあります。

HDMI出力に対応しているため、テレビなどの大画面に映像を映し出すことが可能です。 さらに、Bluetoothでワイヤレスゲームパッドを接続すれば、まるで据え置きゲーム機のような感覚でプレイできます。 システム用とゲーム用に分けられたダブルTFカードスロットも搭載し、データ管理がしやすい点も特徴です。

Kinhank K36

2024年8月に発売された「Kinhank K36」はAmazonで7,580円で販売中です。こちらは、こちらは、Rockchip RK3326プロセッサと、4.3インチの大型IPS液晶を搭載したLinux携帯ゲーム機です。 この製品の最大の魅力は、購入後すぐに膨大な数のゲームを楽しめる手軽さです。 付属の64GB TFカードには、40種類以上のエミュレーターと約16,000ものゲームタイトルが予め収録されています。

操作性にもこだわっており、ドリフト現象に強く高耐久なホール効果ジョイスティックレバーを採用。長時間のプレイでも快適な操作感を維持します。さらに、カスタマイズされたキャビティスピーカーが迫力あるサウンドを生み出し、ゲームへの没入感を高めてくれる一台です。

まとめ:価格の比較

今回比較した5つの製品は、すべてLinux OSを搭載したタテ型の携帯ゲーム機です。

価格について、「ANBERNIC RG 35XXPro」は公式サイトの6,749円という価格から、これらの中では最も安価なモデルと言えます。純粋な価格の安さを求めるなら、RG 35XXProが第一候補となるでしょう。一方で、「Kinhank K36」もAmazonで7,580円と手頃な価格でありながら、約16,000ものゲームが収録済みという点を考慮すると、購入後すぐに遊びたい方にとっては非常にコストパフォーマンスが高く、お買い得な一台です。

ゲームプレイを華やかに彩るRGBライトを重視するなら、「ANBERNIC RG40XXV」と「TRIMUI BRICK」の2機種が選択肢となります。ただし、人気の高い「TRIMUI BRICK」にはジョイスティックレバーが搭載されていないため、プレイしたいゲームジャンルによっては操作性をよく確認する必要があります。

デザイン:ANBERNIC RG 35XXPro~所有欲をくすぐる新たなフォルムと機能美~

ANBERNIC RG 35XXProの3色のカラーバリエーション。本体3台が並ぶ。

ここではANBERNIC RG 35XXProのデザインについて、その質感、形状、サイズ感、そして機能的なインターフェースに至るまで、前モデル「ANBERNIC RG35XX Plus」との比較を交えながら、実際に手にした感動を具体的にお伝えしていきます。

新色「クリアティール」が放つ特別な存在感

箱から本体を取り出して最初に感じたのは、その質感の高さでした。特に新色の「クリアティール」は、内部の基板が透けて見えるスケルトン仕様で、他のカラーにはない独特のガジェット感を醸し出しています。 筐体はプラスチック製ですが、安っぽさは一切感じません。

むしろ光沢のある仕上げが施されており、非常に頑丈な印象を受けます。従来のホワイトやブラックも魅力的ですが、このグリーンに近いクリアティールカラーは、他の誰とも違う一台を持ちたいという所有欲を掻き立てる、新鮮な喜びを与えてくれます。

デュアルスティック搭載による、正統進化のフォルム

本機最大の進化点は、なんといってもデュアルアナログスティックの搭載です。 これにより、前モデルの「ANBERNIC RG35XX Plus」と比較して本体の高さが11.7cmから12.8cmへと約1.1cm長くなりました。 この変更は、デザインに新たな可能性をもたらしています。スティックはどちらも下方に配置されており、これは十字キーをメインで使うという設計思想の表れでしょう。ディスプレイと本体ベゼルはOCAフルラミネーション技術によって段差なくフラットに一体化しており 、見た目の美しさと共に、スクリーンへの没入感を高めています。

携帯性とホールド感を両立した絶妙なサイズ

本体の重量は公式スペックで約191gと、スマートフォンを持つような感覚で片手でも楽に扱える軽さです。 実際に計測してみると197.6gほどでしたが、このずっしり感がむしろ心地よく、安定したホールド感につながっています。幅8.1cm、厚さ2.2cmというスリムなサイズ感は健在で 、カバンのポケットにもすっと収まります。通勤中の電車内で『リッジレーサーズ』のようなレースゲームをプレイする際も、この軽さと絶妙なサイズ感が手首の疲れを軽減し、長時間プレイの集中力を維持させてくれました。

美しさと実用性を兼ね備えたインターフェース

ANBERNIC RG 35XXProの側面。

デザインの魅力は見た目だけではありません。上部にはテレビ出力用のHDポート(mini HDMI)、側面にはシステム用とゲームデータ用のデュアルTFカードスロットが機能的に配置されています。 これらのポートは、本体のスリムな形状を損なうことなく、シームレスに統合されています。自宅では大画面でじっくり遊び、外出先では手軽に続きからプレイするといった、様々なプレイスタイルにスマートに対応できる機能美は、このデバイスが単なる携帯ゲーム機ではなく、生活に寄り添うパートナーであることを感じさせます。

まとめ:デザインと外観

  • 新色クリアティール: 内部が透けて見えるスケルトン仕様で、新鮮なガジェットとしての所有欲を満たす。
  • 進化した筐体: ANBERNIC RG35XX Plusより縦に1.1cm長くなり(12.8cm)、新たにデュアルアナログスティックを搭載。
  • 卓越した携帯性: 重量約191gと軽量で、片手で楽に持てるスリムな設計を実現。
  • 機能的なポート配置: HD出力やデュアルTFカードスロットを備え、デザインの美しさと実用性を高いレベルで両立している。

ディスプレイ:レトロゲームの魅力を引き出す3.5インチIPSスクリーン

ANBERNIC RG 35XXProでストリートファイターⅢをプレイしている様子。

ここではANBERNIC RG 35XXProディスプレイについて、その性能がゲーム体験にどう影響するのかを深掘りします。スペックの数字だけでは伝わらない、レトロゲームとの相性の良さや、実際に様々なゲームをプレイして感じた感動を具体的にお伝えします。

ドット絵が蘇る、魔法の解像度とサイズ感

最初に仕様を見たとき、3.5インチという画面サイズは少し小さいのではと感じました 。しかし、実際に電源を入れてみると、その考えはすぐに覆されました。ベゼル(画面の縁)が細く設計されているため、本体サイズ以上に画面が大きく見え、ゲームへの没入感を高めてくれます。そして、640×480という解像度

これこそが、レトロゲームを最も美しく映し出す魔法の数字です。スーパーファミコンなど多くのクラシックゲーム機の解像度を整数倍で拡大できるため、ドットの輪郭がぼやけることなく、デザイナーが意図した通りのシャープで鮮明なグラフィックを再現してくれます。この高品質なスクリーンは、前モデル「ANBERNIC RG35XX Plus」から受け継がれたものであり 、その実力は折り紙付きです。

黄金比率「4:3」がもたらす完璧なゲーム体験

このディスプレイがレトロゲーマーにとって最高の選択肢であるもう一つの理由が、4:3というアスペクト比です 。往年の家庭用ゲーム機やアーケードゲームの多くはこの比率で作られているため、『スーパーマリオワールド』や『ロックマンX』のような横スクロールアクションをプレイしても、キャラクターが不自然に引き伸ばされることなく、完璧な比率で表示されます。

ただし、ゲームボーイアドバンスGBA)のように画面比が3:2のゲームをプレイする際は、上下にわずかな黒帯が表示される点は正直に伝えておきます。しかし、これは些細なことで、大半のゲームで本来の姿を楽しめるメリットは計り知れません。

技術が光る、鮮やかさと見やすさの両立

ANBERNIC RG 35XXProのディスプレイは、「IPS全視野角」と「OCA全面ラミネート」という現代的な技術によって支えられています 。OCAラミネートは、画面のガラスと液晶パネルの間の空気層をなくす技術で、これにより光の反射が大幅に抑えられ、屋外でも視認性が高く、黒が引き締まった非常にクリアな映像を生み出します。

まるで映像がガラスの表面に直接印刷されているかのような感覚です。また、IPSパネルのおかげで、ソファに寝転がって斜めから画面を覗き込んでも、色が白っぽくなることなく鮮やかさを保ちます。もう少しだけ輝度が高ければ完璧でしたが、暗いシーンでの視認性も十分確保されていました。

ゲームジャンルで変わる、スクリーンの表情

実際に様々なゲームをプレイしてみると、このスクリーンの得意なジャンルが見えてきました。例えば、『1943』や『雷電』といった縦スクロールのシューティングゲームでは、縦長の画面を有効に使えるため、敵の弾幕を避けやすく非常に快適です。一方で、『ストリートファイターIII 3rd STRIKE』のような格闘ゲームでは、左右のスペースがやや窮屈に感じられる場面もありました。

また、一部のRPGではテキストが小さく表示されるため、物語をじっくり追いたい時は少し画面に顔を近づける必要がありましたが、総じてほとんどのレトロゲームを感動的な美しさで楽しめることに疑いの余地はありません。

まとめ:ディスプレイ

  • 解像度とサイズ: 3.5インチ、640×480の解像度がレトロゲームのドット絵を忠実かつシャープに再現する 。
  • アスペクト比: 4:3の比率により、多くのクラシックゲームを開発者の意図した通りの自然な画面比で楽しめる 。
  • 高品質パネル: 反射を抑えるOCAフルラミネーションと、広視野角のIPS技術により、どこから見ても色鮮やかな映像を実現 。
  • ゲームとの相性: 縦シューティングや横スクロールアクションで強みを発揮する一方、一部のRPGではテキストが小さく感じられることも。

パフォーマンス:H700チップセットが支える安定したゲーム体験

ANBERNIC RG 35XXProでDC版ソウルキャリバーをプレイしている様子。

ここではANBERNIC RG 35XXProの「頭脳」にあたるパフォーマンスについて、その性能を徹底的にレビューします。どのようなスペックで、どのくらいのゲームが快適に遊べるのか。前モデルとの比較や、実際に様々なゲームをプレイして確かめた実力をお伝えします。

信頼と実績のH700チップセットを継承

本機には、CPUとして「H700 quad-core ARM Cortex-A53」、GPUに「dual-core G31 MP2」、そしてメインメモリとして「LPDDR4 1GB」が搭載されています 。この構成は、前モデルである「ANBERNIC RG35XX Plus」に搭載されていたものと全く同じです 。つまり、本機のパフォーマンスは、既に多くのユーザーから信頼を得ている前モデルの安定した動作をそのまま受け継いでいると言えます。

ベンチマークアプリ(AnTuTu v10)でのスコアも約12万前後と、このクラスの携帯ゲーム機としては十分な性能を示しており、安心してゲームの世界に没頭できる確かな土台がここにあります。

2Dゲームは完璧、ストレスフリーなプレイを約束

このデバイスが最も輝くのは、やはり2Dグラフィックが中心のゲームをプレイしている時です。実際に試してみたところ、NEOGEOの格闘ゲーム『THE KING OF FIGHTERS ’97』の激しいコンボも、PlayStationの名作アクション『クラッシュ・バンディクー』の軽快なジャンプも、処理落ちや遅延を一切感じることなく、極めてスムーズに動作しました。

さらに、ニンテンドーDSの『メタルスラッグ7』のような描き込みの細かいドット絵のゲームや、ゲームボーイアドバンスの『ドラゴンボール アドバンスアドベンチャー』も完璧に動作し、H700チップセットが持つ確かな実力を見せつけてくれました。

3Dゲームへの挑戦、その実力と限界

ユーザーが最も気になるのは、より高い性能を要求される3Dゲームの動作でしょう。結論から言うと、「驚くほど多くのゲームがプレイ可能だが、万能ではない」というのが正直な感想です。例えば、ドリームキャストの『ソウルキャリバー』や、アーケードの『ストリートファイターIII 3rd STRIKE』といったタイトルは、フレーム落ちをほとんど感じさせないレベルで動作し、そのパフォーマンスには目を見張るものがありました。

PSPの『ドラゴンボールZ 真武道会 ANOTHER ROAD』も、エフェクトが飛び交う派手な戦闘シーンを十分に楽しめるレベルで動作したのは嬉しい驚きでした。しかし、ニンテンドー64の『悪魔城ドラキュラ黙示録』など、一部のゲームではシーンによってやや遅延を感じる場面があったのも事実です。

将来性への期待と、バランスの取れた現状

メモリがLPDDR4 1GBである点については、正直なところ少し物足りなさを感じました 。もしこれが2GBであれば、より負荷の高いPSPタイトルや、将来登場するかもしれないカスタムファームウェアで、さらに快適な動作が期待できたかもしれません。しかし、それは高望みというものでしょう。

現状でも30種類以上のゲームプラットフォームに対応し 、ファミコンからPlayStation、そして一部の3Dゲームまでを1台でカバーできるパフォーマンスは、価格を考えれば非常にバランスが取れています。幅広い時代のゲームを「これ1台で手軽に楽しむ」という目的において、ANBERNIC RG 35XXProは最高のパートナーとなってくれるはずです。

まとめ:パフォーマンス

  • 処理性能: CPUにH700、GPUにG31 MP2、RAMにLPDDR4 1GBを搭載しています 。
  • 性能の継承: 前モデル「ANBERNIC RG35XX Plus」と同一のチップセットを採用しており、その安定したパフォーマンスを維持しています 。
  • 快適な動作範囲: PlayStationやNEOGEOといった2D主体のゲームは、非常にスムーズな動作が可能です。
  • 3Dゲームへの挑戦: ニンテンドー64、ドリームキャスト、PSPの一部のタイトルもプレイ可能ですが、ゲームによっては遅延が発生する場合があります。

操作性:デュアルスティックが拓く、レトロゲームの新たな境地

ANBERNIC RG 35XXProの操作部。デュアルジョイスティックが見える。

ここでは、ANBERNIC RG 35XXProがProたる所以、その核心である操作性について徹底的に解説します。前モデルから最も大きく進化したデュアルアナログスティックが、ゲーム体験をいかに変えるのか。そして、伝統的な十字キーや各種ボタンの使用感はどうか。実際に様々なゲームをプレイして感じた、指先から伝わる楽しさの神髄に迫ります。

格闘・シューティングで光る、デュアルスティックの完成度

本作を語る上で欠かせないのが、新たに追加されたデュアルアナログスティックです。その実力を確かめるべく、様々なジャンルのゲームを試しました。特に感動したのは格闘ゲームでの使用感です。『ストリートファイター』シリーズの「波動拳」や「昇竜拳」といったコマンドが面白いように決まり、その完成度は比較的高いと感じました。

KOF』や『餓狼伝説』、『鉄拳』といった名作格闘ゲームをプレイする上で、このスティックは間違いなく強力な武器になります。また、『R-TYPE』や『グラディウス』のようなシューティングゲームでも、敵の攻撃を緻密な操作で避ける際に非常に便利でした。ただし、これらはホール効果スティックではないため、RG557のような上位モデルが持つミリ単位の超高精度とまでは言えませんが、価格を考えれば十分すぎる性能です。

十字キーが主役となる、懐かしのゲームたち

素晴らしいスティックが搭載された一方で、ANBERNIC伝統の十字キーABXYボタンの質の高さも健在です。そして、ゲームによっては、こちらのクラシックな操作系の方が遥かに快適な場合も多くありました。例えば、『スーパーマリオブラザーズ』や『ロックマン』、『悪魔城ドラキュラ』といった横スクロールアクションは、指先に伝わる確かなクリック感のある十字キーの方が、ジャンプのタイミングなどが掴みやすく感じます。

同様に、『テトリス』のようなパズルゲームや、『ドラゴンクエスト』、『ファイナルファンタジー』、2Dの『ゼルダの伝説』といったRPGも、十字キーで操作する方がしっくりきました。スティックと十字キー、どちらもが高水準だからこそ、ゲームに合わせて最適な操作を選べる。これは本機の大きな魅力です。

3Dゲームを支える、押しやすいショルダーボタン

ANBERNIC RG 35XXProの背面にあるショルダーボタン

ANBERNIC RG 35XXProが、前モデルの「ANBERNIC RG35XX Plus」を超え、真の3Dゲーム対応機へと進化した背景には、押しやすいショルダーボタンの存在も欠かせません。L1/L2/R1/R2ボタンは指を自然にかけられる大きめの設計で、本体をホールドしたままスムーズに押し込めます。この快適なショルダーボタンと、新たに追加されたデュアルスティックが組み合わさることで、初めて快適な3Dゲーム体験が生まれるのです。

リッジレーサー』シリーズでのアクセルワーク、『メタルギアソリッド』での構え、『ゴールデンアイ 007』のようなFPSでの射撃など、これまで携帯機では難しかった複雑な操作が、驚くほど自然に行えました。

まとめ:操作性

  • 最大の進化点: 前モデルのANBERNIC RG35XX Plusにはないデュアルアナログスティックを搭載し、操作性が飛躍的に向上しました。
  • スティックの得意分野: 格闘ゲームのコマンド入力やシューティングゲームでの精密操作に便利ですが、ホール効果は非搭載のため、精度は上位モデルに一歩譲ります。
  • 3Dゲームへの対応力: 押しやすいショルダーボタンとデュアルスティックの組み合わせにより、『メタルギアソリッド』のような3Dゲームの操作が快適になりました。
  • 伝統の十字キー: 横スクロールアクションやRPG、パズルゲームでは、今なおスティックよりも十字キーの方が快適なプレイが可能です。

OS・エミュレーター・機能:ゲームだけにとどまらない、万能エンターテインメント

ANBERNIC RG 35XXProのエミュレーター画面

ここでは、ANBERNIC RG 35XXProの頭脳であり、その多才さを支えるOSエミュレーター、そして豊富な機能について解説します。軽快な動作と使いやすさ、そしてゲーム機という枠を超えた多彩な才能まで、実際に使って見えてきた本機の魅力に迫ります。

初心者にも優しい、実績のあるLinuxシステム

本機のOSには、軽快な動作で定評のある64-bit Linuxシステムが採用されています 。これは、前モデルの「ANBERNIC RG35XX Plus」から受け継がれた、信頼と実績のあるシステムです 。そのため、操作感は前モデルと変わりなく、初めてこの種のデバイスに触れる人でも、シンプルで直感的なメニュー構成に戸惑うことはないでしょう 。

ゲームを簡単に起動できる「ゲームルーム」と、より詳細な設定が可能なRetroArchベースの「RAゲーム」という2つのメニューが用意されている点も前モデルと同様です 。個人的には、正確な画面比率で遊びたい場合や、少しでも安定した動作を求める際には「RAゲーム」を選択することが多かったです。

30種以上に対応、広大なゲームの世界へ

エミュレーターの種類も前モデルから大きな変更はありませんが、その対応機種の豊富さは圧巻の一言です 。ファミコンやスーパーファミコンといった定番はもちろん、PlayStation、セガサターン、ドリームキャスト、ニンテンドー64、そしてPSPまで、30種類を超えるプラットフォームをサポートしています 。デュアルTFカードスロットを使えば、自分で用意したゲームを簡単に追加できる拡張性の高さも魅力です 。

過去の名作から少しマニアックなアーケードゲームまで、自分だけのゲームライブラリをこの一台に集約できるのは、何物にも代えがたい喜びです。

対応エミュレーター一覧リスト

※RAゲーム(RetroArch)を選択すると、以下のエミュレーターを選択できます。

  • PSP,OPENBOR,DC,SS,PS,CPS1,CPS1,CPS2,CPS3,NEOGEO,FBneo,H.Brew
  • MAME,VARCADE,PICO,POKE,Atari2600,VB,GW,GBA,FC,SFC,MD,MD-cd
  • SEGA32X,SMS,GG,GBC,GB,PCE,PCE-cd,NGPC,WSWAN,MSX,NDS,N64,ATOMISWAVE,NAOMI

オンラインにも繋がる、ポケットの中のメディアハブ

ANBERNIC RG 35XXProの真の価値は、ゲーム以外の機能の豊富さにあります。まず驚かされるのは、優秀なマルチメディア機能です。ビデオプレーヤーはwmv、avi、mkvといった多数の形式に対応し 、音楽プレーヤーでは高音質なロスレス形式であるflacも再生可能でした 。

さらに、本機は単なるオフライン再生にとどまりません。Wi-Fiに接続することで、「WiliWiliオンライン再生機能」を利用できます 。これにより、特定のオンライン動画コンテンツを直接ストリーミングで楽しめるため、エンターテインメントの幅がぐっと広がります。ファイル管理に便利なファイルマネージャーや、txt形式の電子書籍リーダーも搭載しており 、まさに一台で何役もこなす万能デバイスです。

まとめ:OS、エミュレーター、機能

  • OS: 前モデル「ANBERNIC RG35XX Plus」と同じ、初心者にも分かりやすい64-bit Linuxシステムを搭載しています 。
  • エミュレーター: 30種類以上のプラットフォームに対応し、PSPやドリームキャストから懐かしの機種まで幅広くカバーしています 。
  • 多彩なメディア機能: ローカルでの動画・音楽ファイル再生に加え、WiliWili機能によるオンライン動画のストリーミング再生にも対応しています 。
  • 便利なユーティリティ: ファイルマネージャーや電子書籍リーダーといった、あると便利な機能も一通り搭載しています 。

バッテリーと充電:一日中遊び続けられる安心のスタミナ

ここでは、携帯ゲーム機の生命線ともいえるバッテリー性能と、日々の使い勝手に直結する充電仕様について、詳しく解説していきます。外出先でも安心して使えるのか、充電は手軽なのか。実際に使って感じた、ANBERNIC RG 35XXProのスタミナと利便性をお伝えします。

安心して持ち出せる、約7時間持続バッテリー

ANBERNIC RG 35XXProは、3200mAhのポリマーリチウムバッテリーを搭載しており、公称スペックでは約7時間の連続稼働が可能です 。このスタミナは、まさに「一日遊べる」安心感を与えてくれます。実際に朝、満充電の状態でカバンに入れて持ち出し、通勤中や昼休みにプレイするという使い方をしましたが、夕方になってもバッテリー残量には余裕がありました。これなら、充電のことを気にせず、好きな時に好きなだけゲームの世界に没頭できます。

前モデルのANBERNIC RG35XX Plus3300mAhで約8時間稼働だったのと比較すると 、スペック上はわずかに減少していますが、正直なところ、実使用においてその差を感じることはありませんでした。感覚的には前モデルと大きく変わらず、十分なプレイ時間を確保してくれているという印象です。

現代の標準、便利なUSB Type-C充電

日々の使い勝手という点で、USB Type-Cポートの採用は非常に大きなメリットです 。スマートフォンやノートPCなど、他の多くのデバイスと充電ケーブルを共有できるため、旅行や外出の際に余計なケーブルを一本減らすことができます。

さらに、C2C(USB-C to USB-C)ケーブルでの充電にも対応しているため 、最新の充電器やモバイルバッテリーをそのまま使えるのも嬉しいポイント。いつでもどこでも、手軽に充電できるこの利便性は、一度体験すると手放せなくなります。

将来を見据えたメンテナンス性

長く愛用することを考えると、バッテリーのメンテナンス性も気になるところです。本体背面のカバーはネジで固定されており 、これを取り外せばバッテリーにアクセスできる構造になっているようです。頻繁に交換するものではありませんが、万が一バッテリーが劣化した際に自分で交換できる可能性が残されているのは、ユーザーにとって大きな安心材料と言えるでしょう。

まとめ:バッテリーと充電

  • バッテリー容量: 3200mAhのポリマーリチウムバッテリーを搭載しています 。
  • 駆動時間: 約7時間の連続稼働が可能で、一日の外出でも安心して使用できます 。前モデルのRG35XX Plus(3300mAh、8時間) と比較するとスペック上は僅かに減少していますが、実使用感に大きな差はありません。
  • 充電規格: 現代の標準であるUSB Type-Cポートを採用し、C2C充電器にも対応しているため利便性が高いです 。
  • メンテナンス性: 背面のネジ止め式カバーにより、将来的なバッテリー交換の可能性も示唆されています 。

通信と映像出力:遊びの世界を広げる多彩な接続性

ANBERNIC RG 35XXProの底面にあるポート。miniHDMIが見える。

ここでは、ANBERNIC RG 35XXProが持つ、遊びの可能性を無限に広げる通信性能と映像出力機能について深掘りします。Wi-FiやBluetoothがもたらすワイヤレスの自由、そしてテレビ出力による大画面の迫力。これらが、あなたのゲームライフをどう変えるのか、実体験を交えてお伝えします。

大画面で蘇る興奮、遅延なきHD出力

このデバイスの真価の一つは、miniHDMIポートを通じて、携帯機から据え置き機へと瞬時に変身できる点にあります。実際にリビングのテレビに接続し、タイミングが命である対戦格闘ゲーム『ストリートファイターIII 3rd STRIKE』をプレイしてみました。正直、少しは表示遅延があるだろうと高をくくっていましたが、その心配は杞憂に終わりました。

繰り出す技は指の動きに完璧に追従し、大画面での対戦はアーケードさながらの迫力。手元のRG 35XXProが、まるで高性能な専用コントローラーのように感じられる、素晴らしい体験でした。

Wi-Fiが繋ぐ、時空を超えた対戦とストリーミング

本機に搭載された2.4/5Gの高速Wi-Fiは、単なる飾りではありません。その気になれば、時空を超えた遊び方さえ可能にします。RetroArchに搭載されている「Netplay」機能を使い、遠方に住む友人と『餓狼伝説SPECIAL』でのオンライン対戦に挑戦。正直に言うと、IPアドレスの入力など、その設定はやや複雑で、誰にでも手軽に、とは言えません。

しかし、一度繋がってしまえば通信は安定しており、ラグもほとんど感じませんでした。懐かしのゲームで友と熱い火花を散らす。この体験は、多少の手間をかける価値が十分にあります。

さらに驚くべきは、PCゲームのストリーミング機能です。「Moonlight」というアプリを介して、自宅のゲーミングPCと連携させたところ、本来このデバイスでは到底動かないはずの『エルデンリング』が、手の中で滑らかに動き出したのです。

もちろん、これはPCの性能とネットワーク環境に依存しますが、この小さな一台が最新PCゲームのモニター兼コントローラーになるという事実は、遊びの可能性が無限であることを示しています。Linux OSのため、公式のSteam Linkアプリなどが使えない点は少し残念ですが、Moonlightがその扉を力強く開けてくれました。

ワイヤレスがもたらす、快適なプレイスタイル

テレビに繋いでの大画面プレイを、さらに快適にしてくれるのがBluetooth 4.2の存在です。手持ちの8BitDo社製ワイヤレスコントローラーをペアリングしたところ、あっさりと認識。ソファにゆったりと腰掛け、ケーブルの長さを気にすることなく『スーパーメトロイド』の広大なマップを探索する時間は、まさに至福でした。ただし、このBluetooth機能は前モデルのRG35XX Plusと同様、コントローラー接続がメインのようです。

ワイヤレスイヤホンを接続しようと試みましたが、残念ながら対応していませんでした。しかし、自由なプレイスタイルを確立する上で、ワイヤレスコントローラーが使えるメリットは計り知れません。

まとめ:通信性能と映像出力

  • 大画面出力: miniHDMIポートでテレビに接続可能。『ストリートファイターIII 3rd STRIKE』のようなタイミングが重要なゲームも遅延なく大画面で楽しめます。
  • オンライン対戦: Wi-FiとRetroArchのNetplay機能を使えば、『餓狼伝説SPECIAL』などで遠くの友人とオンライン対戦が可能です(※設定はやや複雑)。
  • PCストリーミング: Moonlight機能により、『エルデンリング』のような最新のPCゲームをストリーミングでプレイできます。
  • ワイヤレス接続: Bluetoothで8BitDoなどの外部コントローラーを接続し、テレビモードで快適なプレイが可能です(※オーディオ接続は非対応)。

「ANBERNIC RG 35XXPro」と「ANBERNIC RG35XX Plus」の主な違い

ANBERNIC RG 35XXProの本体ブラックとホワイト

ANBERNIC RG 35XXProは、前モデルであるRG35XX PlusとCPUや画面サイズなど多くの基本仕様を共有しつつも、いくつかの重要な点で違いがあります 。ここでは、両モデルの主な相違点を比較します。

カラーバリエーション

  • ANBERNIC RG35XX Plus: 透明ブラック、グレー、ホワイト
  • ANBERNIC RG 35XXPro: ホワイト、ブラック、クリアティール
  • 違い:(※クリアカラーのバリエーションが「クリアブラック」から、緑がかった「クリアティール」に変更されています 。)

デザイン・サイズ

  • ANBERNIC RG35XX Plus: 長さ11.7cm、重量0.186kg、ジョイスティックなし
  • ANBERNIC RG 35XXPro: 長さ12.8cm、重量0.191kg、デュアルジョイスティック搭載
  • 違い:(※RG 35XXProの最大の特徴としてデュアルジョイスティックが追加されました 。これに伴い、本体の長さと重量がわずかに増加しています 。)

バッテリー

  • ANBERNIC RG35XX Plus: 3300mAh、持続時間8時間
  • ANBERNIC RG 35XXPro: 3200mAh、連続稼働7時間
  • 違い:(※RG 35XXProはRG35XX Plusよりバッテリー容量が100mAh少なく、連続稼働時間も1時間短くなっています 。)

対応言語

  • ANBERNIC RG35XX Plus: 5言語(日、英、中、韓、西)
  • ANBERNIC RG 35XXPro: 9言語(上記に加え、露、仏、独、葡)
  • 違い:(※RG 35XXProでは、ロシア語、フランス語、ドイツ語、ポルトガル語が追加され、対応言語が大幅に増加しました 。)

付属品

  • ANBERNIC RG35XX Plus: スクリーンプロテクターが付属
  • ANBERNIC RG 35XXPro: 付属品リストにスクリーンプロテクターの記載なし
  • 違い:(※RG 35XXProにはスクリーンプロテクターが付属しない可能性があります 。)

共通の主な仕様

両モデルは、画面(3.5インチIPS、640×480)、CPU(H700)、GPU(G31 MP2)、RAM(LPDDR4 1GB)、システム(Linux 64-bit)、Wi-Fi/Bluetooth、スピーカー、充電規格など、多くの主要な仕様を共有しています 。

発売日

  • ANBERNIC RG35XX Plus: 2023年11月
  • ANBERNIC RG 35XXPro: 2025年6月10日
  • 違い:(※RG 35XXProは、RG35XX Plusの約1年半後に発売される後継モデルです 。)

価格

  • ANBERNIC RG35XX Plus: 7,899円
  • ANBERNIC RG 35XXPro: 6,749円
  • 違い:(※後継モデルであるRG 35XXProの方が、価格が安く設定されています 。)

まとめ:ANBERNIC RG 35XXProとRG35XX Plusの違い

ANBERNIC RG 35XXProは、RG35XX Plusの優れた基本性能を引き継ぎながら、価格を抑え、対応言語を増やし、そして最大の変更点としてデュアルジョイスティックを追加したモデルです 。その一方で、バッテリー性能はわずかに低下しており、付属品の内容にも細かな違いが見られます 。

ANBERNIC RG 35XXProのメリット・デメリット

ANBERNIC RG 35XXProのWiliWiliオンライン再生機能

ここでは、ANBERNIC RG 35XXProのメリット(長所)・デメリット(短所)について紹介します。

【メリット】

メリット1:圧倒的なコストパフォーマンス

公式サイト価格6,749円は、今回比較した携帯ゲーム機の中で最安クラスです 。デュアルスティックやWi-Fi機能を搭載しながらこの価格を実現している点は、最大の魅力と言えるでしょう。

メリット2:優れた通信機能

2.4/5GHzのデュアルバンドWi-Fiを内蔵しています。これは、Wi-Fi機能がない「Kinhank K36」や、Wi-Fiドングルが別途必要な「Powkiddy X35S」と比較して、明らかに優れている点です 。

メリット3:バランスの取れた処理性能

搭載されているH700プロセッサは、「Kinhank K36」が採用するRockchip RK3326よりも高性能です 。これにより、より安定したゲームプレイが期待できます。

メリット4:テレビへの映像出力に対応

miniHDMIポートによる映像出力に対応しており、テレビなどの大画面でゲームを楽しめます 。この機能は「TRIMUI BRICK」や「Kinhank K36」には搭載されていません 。

メリット5:多彩なマルチメディア機能

ローカルの動画・音楽再生に加え、Wi-Fiを利用した「WiliWiliオンライン再生機能」にも対応しています 。ゲーム以外のエンターテインメント機能が充実している点も長所です。

【デメリット】

デメリット1:標準的なアナログスティック

アナログスティックは搭載されていますが、「Kinhank K36」が採用している高耐久・高精度なホール効果ジョイスティックではありません 。長時間の使用や激しい操作での信頼性では一歩劣ります。

デメリット2:控えめなディスプレイ

3.5インチの画面は、4.0インチの「ANBERNIC RG40XXV」や4.3インチの「Kinhank K36」と比較すると小さめです 。また、「TRIMUI BRICK」はより高解像度な液晶を搭載しています 。

デメリット3:より高性能なCPUの存在

「Powkiddy X35S」に搭載されているRockChip RK3566プロセッサは、本機のH700よりも処理性能が高いとされています 。より高いエミュレーション性能を求めるユーザーにとっては、弱点となり得ます。

デメリット4:カスタマイズ機能の欠如

「ANBERNIC RG40XXV」や「TRIMUI BRICK」のような、ゲームプレイを華やかに演出するRGBライト機能は搭載されていません 。シンプルなデザインを好むユーザーには問題ありませんが、見た目のカスタマイズ性を重視する場合には物足りなく感じるかもしれません。

ANBERNIC RG 35XXProのスペック(仕様)

  • ディスプレイ: 3.5インチ IPS液晶 (640×480)、OCAフルラミネーション
  • CPU: H700 quad-core ARM Cortex-A53, 1.5GHz
  • GPU: Dual-core G31 MP2
  • RAM(メモリ): LPDDR4 1GB
  • ROM(ストレージ): 64GB TF/MicroSD
  • 外部ストレージ: TFカード(デュアルスロット)、最大512GBまで拡張対応
  • バッテリー: 3200mAh、約7時間連続稼働
  • 充電: 5V/1.5A、C2C充電に対応
  • ワイヤレス通信: 2.4/5G WIFI 802.11a/b/g/n/ac, Bluetooth 4.2
  • ストリーミング: Wi-Fi経由でのストリーミングに対応
  • インターフェース: Type-C、HD出力、TFカードスロットx2、DC/OTG
  • 映像出力: HD出力によるテレビ接続
  • スピーカー: 高音質スピーカー
  • 操作(ボタン): デュアルジョイスティック、十字キー、ゲームボタン、L1/L2/R1/R2、メニュー、セレクト、スタート、リセット、電源、音量+/-
  • 機能: 振動モーター、2.4G無線/有線/Bluetoothコントローラー接続、オンラインマルチプレイ
  • ゲーム: 移植ゲーム、30種類以上のエミュレーターに対応、ゲームダウンローダー(RixelHK)対応
  • マルチメディア: ビデオ/音楽プレーヤー、ファイルマネージャー、電子書籍リーダー、WiliWiliオンライン再生
  • 筐体: プラスチック
  • OS: Linux 64-bit
  • サイズ: 長さ12.8cm x 幅8.1cm x 高さ2.2cm
  • 重量: 0.191kg (実測:197.6g)
  • カラー: ホワイト、ブラック、クリアティール
  • 付属品: 本体、Type-C充電ケーブル、説明書、ギフトボックス

ANBERNIC RG 35XXProの評価

ANBERNIC RG 35XXProでネオジオ版KOF97をプレイしている様子。

7つの基準で「ANBERNIC RG 35XXPro」を5段階で評価してみました。

項目別評価

画面の見やすさ:★★★★☆
レトロゲームのドット絵を忠実に再現する解像度と4:3の画面比率は素晴らしいです。IPS液晶とOCAラミネート加工により、どの角度から見ても鮮明です。

パフォーマンス:★★★★☆
PS1世代までの2Dゲームは完璧に動作し、PSPやDCの一部の3Dゲームも十分に楽しめます。価格を考えれば非常に優秀ですが、性能は前モデルから据え置きです。

操作性: ★★★★★
本作最大の進化点であるデュアルスティックの追加により、3Dゲームの操作性が劇的に向上しました。十字キーや各ボタンの質も高く、操作性に関する不満はほぼありません。

機能性:★★★★☆
豊富なエミュレーター対応に加え、PCストリーミングやメディアプレーヤー機能など、遊びの幅を広げる機能が満載です。Bluetoothが音声非対応な点は惜しまれます。

デザイン:★★★★☆
伝統の縦型デザインにデュアルスティックを違和感なく融合させています。新色クリアティールも魅力的で、所有欲を満たしてくれる一台です。

使いやすさ:★★★☆☆
基本的な操作はシンプルで初心者にも優しいですが、ネット対戦やファームウェア更新など、一歩踏み込んだ設定には知識と手間が必要です。

価格:★★★★☆
公式サイト価格は競合製品の中で最安クラスであり、その機能性を考えると驚異的なコストパフォーマンスを誇ります。

総評:★★★★☆

「Pro」の名にふさわしい、正統進化

ANBERNIC RG 35XXProは、単なるマイナーチェンジではありません。前モデル「RG35XX Plus」の完成された基本性能—美しく見やすいIPSスクリーンや、PS1世代までを快適に動かすH700チップセット—はそのままに、最大の弱点であったアナログスティック非搭載という点を克服した、「正統進化」と呼ぶにふさわしい一台です。

このデュアルスティックの追加により、『メタルギアソリッド』のような3Dステルスアクションや、『リッジレーサー』シリーズのようなレースゲームが、本来の操作感で楽しめるようになりました。これは、プレイできるゲームの幅が質・量ともに飛躍的に向上したことを意味し、まさに「Pro」の名を冠するに値する進化点と言えるでしょう。

圧倒的なコストパフォーマンス

本機の最も注目すべき点は、その圧倒的なコストパフォーマンスにあります。同価格帯の競合製品と比較しても、公式サイト価格は最安クラスでありながら、デュアルスティック、デュアルバンドWi-Fi、HD映像出力、そして多彩なメディアプレーヤー機能まで、搭載されている機能は一切妥協がありません。

もちろん、上位モデルのようなホール効果スティックの搭載や、より大容量のRAMといった点では見劣りする部分もあります。しかし、「1万円以下で、これほど多彩なレトロゲームと機能を、高いレベルで楽しめる」という事実は、他を圧倒する大きな魅力です。初めてレトロゲーム機に触れる方から、既に何台も所有しているヘビーユーザーまで、誰もがその価値を認めざるを得ないでしょう。

ANBERNIC RG 35XXProは「買い」か?

結論から申し上げます。もし「快適なアナログ操作」と「圧倒的なコストパフォーマンス」の二つを天秤にかけているなら、ANBERNIC RG 35XXProは現在市場にある縦型レトロゲーム機の中で、間違いなく最高の選択肢の一つです。

本機の最大の価値は、前モデル「RG35XX Plus」の完成された基本性能はそのままに、デュアルアナログスティックを搭載した点にあります 。これにより、これまで操作が難しかったPlayStationニンテンドー64などの3Dゲームが、驚くほど快適にプレイできるようになりました 。この「Pro」の名にふさわしい進化を遂げながら、公式サイトでの価格は6,749円と、競合製品の中では最も安価なクラスに位置しています 。まさに、性能と価格のスイートスポットを完璧に捉えた一台なのです。

具体的に、こんな人におすすめしたい

このデバイスがもたらす喜びを、特に強く感じていただけるのは、次のような方々です。

アナログ操作の3Dゲームを遊びたい人

これまでの縦型機で「スティックがあれば…」と惜しい思いをしていた方には、まさに待望の一台です。FPS、レース、3Dアクションといった、アナログ操作が必須のゲームジャンルを存分に楽しむことができます 。

コストパフォーマンスを最重要視する人

限られた予算の中で、最大限の機能と性能を手に入れたい賢い消費者にとって、これ以上の選択肢はなかなか見つからないでしょう。デュアルスティック、デュアルバンドWi-Fi、HD映像出力、PCストリーミングといった、本来なら1万円を超えるモデルに搭載されているような機能が、この価格で手に入ります 。

初めて携帯エミュレーター機に挑戦する人

シンプルで分かりやすいOSと、幅広いゲームに対応する安定したパフォーマンスは、レトロゲーム機の入門機として最適です 。購入してすぐに遊べる手軽さと、後からPCストリーミングなどの高度な機能にも挑戦できる奥深さを兼ね備えており、長く付き合えるパートナーとなるはずです。

まとめ:この一台がもたらす満足感

ANBERNIC RG 35XXProは、市場で最もパワフルなデバイスではありません。しかし、多くのユーザーが本当に求めている「ちょうどよさ」— 手の届く価格で、懐かしのゲームを、そのゲームに最適な操作方法で、心ゆくまで楽しめるという体験 — を、完璧なバランスで実現しています。

価格も比較的安く、性能もバランスがとれているので、買って後悔することはないでしょう。タテ型のLinux携帯ゲーム機が欲しい!と思っている人はぜひ購入を検討してみてください。

ANBERNIC RG 35XXProの価格・購入先

ANBERNIC RG 35XXPro 本体クリアティール 正面

ANBERNIC日本公式サイト

6,749円(64GB)で販売されています。

ANBERNIC日本公式サイトで「ANBERNIC RG 35XXPro」をチェックする

ECサイト

AliExpressで64GBモデルが8,421円、128GBモデルが10,637円、256GBモデルが12,855円、

で販売されています。

Amazonで「ANBERNIC RG 35XXPro」をチェックする

楽天市場で「ANBERNIC RG 35XXPro」をチェックする

ヤフーショッピングで「ANBERNIC RG 35XXPro」をチェックする

AliExpressで「ANBERNIC RG 35XXPro」をチェックする

米国 Amazon.comで「ANBERNIC RG 35XXPro」をチェックする

※AliExpressでの購入方法・支払い方法はこちらのページで紹介しています。
AliExpressで激安ガジェットをお得に購入する方法を徹底 解説

おすすめの類似製品を紹介

ANBERNIC RG 35XXProに似た性能をもつ携帯ゲーム機も販売されています。

ANBERNIC RG40XXV

ANBERNICから発売された4インチの携帯ゲーム機です(2024年8月26日 発売)。

Linux 64bit OS、Allwinner H700、1GB LPDDR4 メモリ、解像度640 x 480 pxのIPS液晶、64GB ストレージ(TFカード)、3200 mAhバッテリー、高音質スピーカーを搭載しています。

また、RGBライト(6種類の調整)、30種類 以上のエミュレーター、HDMI映像出力、ストリーミング プレイ (Moolight アプリ 対応)、振動モーター、ジョイスティックレバー、ショルダーボタン、ダブルTFカードスロット、Type-C x2 (OTG/電源用)、microSDカードスロット x2、miniHDMI、3.5mmイヤホンジャック、Wi-Fi 5、Bluetooth 4.2 に対応しています。

価格は、Amazonで11,999円(税込)、楽天市場で14,150円(送料無料)、ヤフーショッピングで14,560円、AliExpressで9,602円(64GB)、米国 Amazon.comで$84.99、です。

関連記事:「ANBERNIC RG40XXV」とRG35XX Plusの違いを解説

TRIMUI BRICK

TRIMUIから発売されたタテ型のLinux携帯ゲーム機です(2024年11月発売)。

3.2インチ(解像度1024 x 768 px)のIPS液晶、Allwinner A133P、1GB LPDDR3 メモリ、システム用:8GB eMMC、ゲーム用: 64GB TF (最大256GBまで)、3000 mAhバッテリー、Linux ベースのCrossMix OS(TRIMUI Theme)を搭載しています。

また、RGBライト(背面)、キーキャップの交換(R/L)、デュアル ステレオスピーカー、モノラルマイク、シャットダウン充電、100種類以上のエミュレーター(レトロアーチ対応)、ゲームの追加、セーブ機能、USB Type-C (OTG) x2、3.5mmオーディオジャック、Wi-Fi 5 (2.4GHz)、Bluetooth 4.2 (2.1 + EDR)に対応しています。

価格は、Amazonで12,999円、ヤフーショッピングで9,980円(送料別)、AliExpressで8,865円(ゲームROMなし)、米国 Amazon.comで$75.99、です。

関連記事:TRIMUI BRICKをレビュー!ANBERNICより優秀な点は?

Powkiddy X35S

Powkiddyから発売された3.5インチのタテ型 携帯ゲーム機です(2024年9月発売)。

Linux OS、RockChip RK3566、1GB LPDDR4X メモリ、解像度 640 x 480 px のIPS LCD液晶、3500 mAh バッテリー、ダブルTFカードスロットを搭載しています。

また、15種類以上のエミュレーター、HDMI映像出力、ワイヤレスゲームパッドとの接続、最大256GBまでのストレージ拡張、ゲームの追加、セーブ機能、Type-C(OTG)x1、Wi-Fiドングル(アダプター)、Bluetoothに対応しています。

価格は、AliExpressで8,865円(48GB)です。

関連記事:「Powkiddy X35S」とV10、RGB20SXの違いを解説

Kinhank K36

Kinhankから発売された4.3インチのLinux 携帯ゲーム機です(2024年8月 発売)。

Rockchip RK3326 プロセッサと1GB DDR3L メモリ、解像度 640 x 480 px のIPS液晶、TFカードスロット、3500 mAhバッテリー搭載で、

40種類以上のエミュレーター、16000タイトル(64GB TFカードに収録)ホール効果ジョイスティックレバー、ショルダーボタン、カスタマイズされたキャビティスピーカー、ゲームの追加、セーブ機能、Type-C(OTG)、Tyoe-C(DC充電用)、3.5mm ヘッドホンジャックに対応しています。

価格は、Amazonで7,580円(税込)、楽天市場で15,999円(送料無料)、AliExpressで4,570円、米国 Amazon.comで$53.99、です。

関連記事:名作遊び放題「Kinhank K36」ゲーム機のメリット・デメリット

他のANBERNIC ゲーム機と比較

他にもANBERNIC のゲーム機が販売されています。ぜひチェックしてみてください。

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