背面がRGBライトで光る携帯ゲーム機「TRIMUI BRICK」。早くも「デザインも操作性も良さそう」と評判です。しかし、その一方で「ANBERNICなど他の携帯ゲーム機の方がいいのでは?」という口コミもあり、購入を迷っている人も多いようです。
そこで今回はその違いが良く分かるように、次の7点を重点的に解説します。
- エミュレーター(OS、UI、収録ゲーム)
- デザイン(接続ポート・サイズ・重量)
- RGBライト
- ディスプレイ
- 操作性
- バッテリー・充電
- プロセッサ・メモリ
また、人気の高い前モデル「TRIMUI SMART PRO」との違いも紹介!収録ゲームやエミュレーター、スペック、
購入する前に知っておきたいデメリットや評価、詳細な価格情報もあるので、ぜひ比較してみてください。
「TRIMUI BRICK」とは?
「TRIMUI BRICK」(トリムイ ブリック)は2024年11月に発売されたタテ型のLinux 携帯ゲーム機です。
画面サイズは3.2インチで、
Allwinner A133PプロセッサとLinux ベースのCrossMix OS を搭載しています。
前モデルにはヨコ型で5インチの「TRIMUI SMART PRO」(トリムイ スマートプロ)があります。
この携帯ゲーム機は「ドリームキャストやPSPゲームも遊べる」、「UIが分かりやすくて操作性も良い」と評判でした。
TRIMUIからはこの他に2.4インチでAllwinner S3搭載の「TRIMUI SMART」、
2.0インチでIngenic X1000搭載の「TRIMUI MODEL S」が発売され、
いずれも高い評価を受けています。
新モデルは背面にRGBライトを搭載し、LRボタンのキーキャップを交換できることで話題になっています。
もちろん、タテ型なのでゲームボーイアドバンスやゲームボーイカラーのゲームも見やすく快適にプレイできますよ。
それでは早速どんな携帯ゲーム機なのか、その価格や特徴(メリット)をくわしく見ていきましょう。
このゲーム機の購入はこちら→ Amazon リンク / AliExpressリンク
公式販売サイト:Trimui Brick Handheld Game Console – Powkiddy official store
価格は約1万1千円・他の1万円台のタテ型携帯ゲーム機よりもお買い得なのか?
新モデル「TRIMUI BRICK」のくわしい特徴(メリット)を見ていく前に、関連した製品の価格を全体的に抑えておきましょう。
まず、新モデル「TRIMUI BRICK」はAliExpressで11,021円で発売中です。セール期間中に配布される割引クーポン(※アプリから取得可・商品の価格の下にあり)をゲットすることで、千円程度安くなりそうです。
Amazonでも販売されていますが、14,999円(税込)とやや高くなる上に商品の到着まで時間がかかります。
一方、前モデル「TRIMUI SMART PRO」はAmazonで14,999円(税込)で発売中です(※AliExpressは7,521円)。
このモデルは非常に評価が高く、ロングセラーになっている人気モデルです。ANBERNICのゲーム機には入っていないゲームも多数収録されているのでお買い得です。
また、2.4インチの超小型サイズでAllwinner S3搭載の「TRIMUI SMART」はAliExpressで4,436円で販売中。
2.0インチのカード型でIngenic X1000搭載の「TRIMUI MODEL S」はAmazonで7,999円で発売されていました(※AliExpressは4,349円)。
他メーカーでは4インチでAllwinner H700搭載の「ANBERNIC RG40XXV」がAmazonで12,999円で発売中(AliExpressは9,223円)。
4インチでRockChip RK3566搭載の「Powkiddy RGB20SX」はAmazonで14,999円で販売されていました(AliExpressは10,665円)。
そのほかにも4.3インチでRockchip RK3326搭載の「Kinhank K36」がAliExpressで4,576円で発売中。
3.5インチの「Miyoo mini Plus」はAmazonクーポン適用で8,499円で販売されていました。
まとめると、Linux OSを搭載した縦型の携帯ゲーム機は日本でも1万円台で販売されていることが多いようです。
海外ストアのAliExpressでは5千円前後のモデルも多数販売されており、比較的安く購入できるようです。
果たして新モデル「TRIMUI BRICK」はこれらのモデルよりも本当にお買い得なのでしょうか?
くわしい特徴(メリット)を見てみましょう。
違い1:100種類以上のエミュレーターに対応・ドリキャスやPSPゲームも遊べる
新モデル「TRIMUI BRICK」はLinux ベースのCrossMix OSを搭載し、
100種類以上のエミュレーターに対応しています。
具体的にはPSP、ドリームキャスト、ニンテンドー64をはじめ、
ネオジオ、PCエンジン、スーパーファミコン、ゲームボーイ(アドバンス、カラーを含む)、メガドライブ、セガ マスターシステム、カプコンアーケード、MEMEなど、
豊富なレトロゲームをプレイできます。
「ANBERNIC RG40XXV」は30種類 以上のエミュレーターに対応していましたが、
新モデル「TRIMUI BRICK」はカスタマイズすることでより多くのゲームをプレイできるのが魅力です。
また、セーブ機能やゲームの追加(吸出しROMの追加・レトロアーチの設定も利用可)に対応。
収録ゲームはmicroSDカードに数千タイトルが収録され、現在は64GB、256GBの2種類が用意されています。
なお、ユーザーインターフェースはシンプルで分かりやすい「TRIMUI Theme」で、コントロール(操作)やパフォーマンスなど、様々な設定をカスタマイズすることが可能です。
「CrossMix OS」はGit Hubで公開されており、自分でインストールすることもできます。
cizia64/CrossMix-OS: Enhanced OS for the TrimUI Smart Pro
違い2:初のタテ型・高級感のあるスタイリッシュなデザインで4色を用意
新モデル「TRIMUI BRICK」はゲームボーイ風のタテ型デザインを採用しています。
前モデル「TRIMUI SMART PRO」は一般的なヨコ型デザインで、TRIMUIから発売される初の「タテ型」携帯ゲーム機です。
外観は非常に洗練されたスタイリッシュなデザインで、まるでハイエンドなレトロゲーム互換機「Analogue Pocket」のような高級感も感じられます。
「ANBERNIC RG40XXV」もすっきりとしたスタイリッシュなデザインでしたが、
新モデル「TRIMUI BRICK」はそれ以上に洗練されている感じがします。
厚さは19.9mmで、「TRIMUI SMART PRO」(17mm)よりも少し厚みがあります。
右側面は電源ボタンとスライドスイッチ、右側面は音量ボタンがあります。
底面にはmicroSDカードスロット、Type-Cポート、3.5mmイヤホンジャックがあります。
もう一つのType-Cポートは背面のショルダーボタンに挟まれる形で、中央に配置(上向きで上から挿しこむ)されています。
カラーはホワイト、ブラック、レッド、パープルの4種類を用意しています。
なお、黒と白の在庫はすでに少なくなっているようです。
<サイズ・重量を比較>
- 1.「TRIMUI BRICK」・・・109.9 x 73.2 x 19.9 mm / 159g
- 2.「TRIMUI SMART PRO」・・・ 188 x 80 x 17 mm / 231g
- 3.「TRIMUI SMART」・・・ 110 x 58 x 15 mm / 100g
- 4.「TRIMUI MODEL S」・・・105 x 55 x 9.5mm / 66g
違い3:背面にRGBライトを搭載・バッテリー残量が色で分かる
新モデル「TRIMUI BRICK」は背面にRGBライトを搭載し、
ライトの色の変化で、バッテリー残量や充電状態が分かるようになっています。
例えば緑はバッテリー残量が多く残っていることを示し、
赤はもうすぐバッテリー残量がなくなることを示しています。
なお、充電中はライトが点滅し、充電が完了すると点灯に変わります。
RGBライトの色やパターンは、設定でカスタマイズできます。
<RGBライトのカスタマイズ項目>
- 発光パターン・・・呼吸、点滅、常時点灯など、複数の発光パターンから選択できます。
- 色・・・好みに合わせて、RGBライトの色を自由に設定できます。プリセットカラーも用意されているので、手軽に色を変更することも可能です。
- 明るさ・・・ライトの明るさを調整できます。
- 速度・・・発光パターンの速度を調整できます。
一方、「ANBERNIC RG40XXV」や前モデル「TRIMUI SMART PRO」はRGBライトに対応し、
ジョイスティックの周辺が光るようになっていました。
RGBライトのカスタマイズも可能です。
ただし、光るのはジョイスティックの周辺のみで、
新モデルのように背面が光ることはありません。
<RGBライト対応を比較>
- 1.「TRIMUI BRICK」・・・RGBライトに対応する(背面)
- 2.「TRIMUI SMART PRO」・・・RGBライトに対応する(ジョイスティック周辺)
- 3.「TRIMUI SMART」・・・RGBライトに対応しない
- 4.「TRIMUI MODEL S」・・・RGBライトに対応しない
違い4:3.2インチの高精細なIPSディスプレイで見やすく表示できる
新モデル「TRIMUI BRICK」は3.2インチ(解像度1024 x 768 px)のIPS ディスプレイを搭載しています。
このディスプレイはピクセル密度 400 ppi の高精細な液晶で、
光の反射を抑え、鮮明な表示が可能なフルラミネーション技術も採用しています。
画面サイズは同じタテ型で4インチの「ANBERNIC RG40XXV」よりもやや小さくなりますが、
解像度はTRIMUI BRICKの方が高くなっています。
上位モデルの「Powkiddy RGB20SX」よりも高い解像度なので、予想以上に高精細です。
<タテ型携帯ゲーム機とディスプレイを比較>
- 「ANBERNIC RG40XXV」・・・4.0インチ、解像度640 x 480 pxのIPS
- 「Powkiddy RGB20SX」・・・4.0インチ、解像度 720 x 720 px のIPS
実機を見ても斜めからの角度からも見やすく、鮮やかな発色もできています。
ただし、前モデル「TRIMUI SMART PRO」と違って、タテ型なので、どうしても左右の幅が狭くなり、
横スクロールのアクションゲームや格闘ゲームでやや狭く感じます。
<TRIMUIゲーム機でディスプレイを比較>
- 1.「TRIMUI BRICK」・・・3.2インチ、解像度1024 x 768 pxのIPS
- 2.「TRIMUI SMART PRO」・・・4.96インチ、解像度1280 x 720 pxのIPS
- 3.「TRIMUI SMART」・・・3.5インチ、解像度640 x 480 pxのIPS
- 4.「TRIMUI MODEL S」・・・2.0インチ、解像度320 x 240 pxのIPS
違い5:シンプルな操作性・ショルダーボタンのキーキャップを交換できる
新モデル「TRIMUI BRICK」は十字キー、ABXYボタン、ショルダーボタンを使って操作します。
ジョイスティックレバーは搭載されていないため、キャラクターの移動は主に十字キーを使用します。
十字キーは一般的なプラスチック製ですが、中央が凹んでいるタイプで非常に操作しやすいです。
ABXYボタンも一般的なプロセスチック製ですが、しっかり押し込めるので、操作は意外と快適です。
ショルダーボタンのキーキャップは交換可能
R1/R2、L1/L2のショルダーボタンは、デフォルトでフラットな形状のもの(トリガーボタン)が搭載されていますが、
形状が異なるキーキャップ(付属)と交換することが可能です。
用意されているキーキャップは斜めに傾斜したタイプと、上部中央が丸みを帯びているタイプです。
デフォルトで搭載されているフラットな形状のものは、指にひっかかるように少し上部が飛び出していますが、
他のタイプは指でしっかりと押しこめるようになっています。
個人的にはデフォルトのものよりも、斜めに傾斜しているタイプが非常に押しやすく感じます。
<操作性を比較>
- 1.「TRIMUI BRICK」・・・十字キー、ABXYボタン、ショルダーボタン
- 2.「TRIMUI SMART PRO」・・・ジョイスティック、十字キー、ABXYボタン、ショルダーボタン
- 3.「TRIMUI SMART」・・・十字キー、ABXYボタン
- 4.「TRIMUI MODEL S」・・・十字キー、ABXYボタン
違い6:3000 mAhバッテリー搭載で5時間 使用できる
新モデル「TRIMUI BRICK」は容量 3000 mAhのバッテリーを搭載しています。
駆動時間は約 5時間です。
充電はType-Cポート (5V/2A) で行います。
また、シャットダウン充電に対応し、電源をOFFにしたまま充電できます。
バッテリーの交換に関しては公開されていませんでしたが、
本体の裏面がネジで止められているのが見えるため、
どうやら交換できそうです。
バッテリー容量に関しては同じタテ型の「ANBERNIC RG40XXV」とほぼ同じです。
- 1.「ANBERNIC RG40XXV」・・・3200 mAh(6時間)
- 2.「Powkiddy RGB20SX」・・・5000 mAh(10時間)
Powkiddy RGB20SXと比べると、2000mAhほど少なくなりますが、
新モデル「TRIMUI BRICK」は省電力性の高いプロセッサを搭載しているため、
実際の駆動時間はそれほど大きな差はありません。
前モデル「TRIMUI SMART PRO」は5000 mAhバッテリー搭載で、
バッテリーがすぐになくなるといった問題もなく、
比較的 長い時間 駆動できました。
<バッテリー容量を比較>
- 1.「TRIMUI BRICK」・・・3000 mAh
- 2.「TRIMUI SMART PRO」・・・5000 mAh
- 3.「TRIMUI SMART」・・・1200 mAh
- 4.「TRIMUI MODEL S」・・・600 mAh
違い7:Allwinner A133P プロセッサと1GB DDR3メモリを搭載
新モデル「TRIMUI BRICK」はAllwinner A133P プロセッサを搭載しています。
前モデル「TRIMUI SMART PRO」はAllwinner A133 plusを搭載していたので、性能は少し違っています。
- 1.Allwinner A133P・・・Arm Cortex-A53 アーキテクチャ
- 2.Allwinner A133 plus・・・Arm Cortex-A55 アーキテクチャ
Allwinner A133PはCortex-A53 アーキテクチャ採用で、Allwinner A133 plusはCortex-A55 アーキテクチャ採用です。
Allwinner A133 plusはAllwinner A133Pの後継で、パフォーマンスが向上しています。
つまり、CPU性能においては「TRIMUI SMART PRO」の方が高く、新モデル「TRIMUI BRICK」はやや性能が劣ります。
グラフィック性能
内蔵のGPUも違うため、グラフィック性能にも違いが生じます。
- Allwinner A133P・・・Mali-G31 MP2
- Allwinner A133 plus・・・Mali-G52 MP2
ただし、製品のスペックを確認すると、どちらも「PowerVR GE8300、660MHz」と表記されており、
カスタマイズされている可能性もあります。
「TRIMUI SMART PRO」は実機で試した限り、ドリームキャストのゲームは比較的快適に動作しました。
プレイした感じはANBERNICのゲーム機とそれほど変わらない印象です。
PSPなど一部の負荷の高いゲームでやや遅延が生じるものの、全体的にはほぼ快適に動作でき、動作は意外なほど良いといえます。
新モデル「TRIMUI BRICK」は前モデルよりも少し性能が劣りますが、
PSPやドリームキャスト、ニンテンドー64などの負荷の高いゲーム以外は、動作状況はあまり変化していないと考えていいでしょう。
<プロセッサとメモリを比較>
- 1.「TRIMUI BRICK」・・・Allwinner A133P + 1GB LPDDR3
- 2.「TRIMUI SMART PRO」・・・Allwinner A133 plus + 1GB LPDDR4
- 3.「TRIMUI SMART」・・・Allwinner S3 + 128MB DDR3
- 4.「TRIMUI MODEL S」・・・Ingenic JZ4770 + 512MB DDR2
「TRIMUI BRICK」のデメリット
「TRIMUI BRICK」のデメリットを紹介します。
ジョイスティックレバーで操作できない
「TRIMUI BRICK」はジョイスティックレバー(アナログスティック)を搭載していません。
そのため、シューティングゲームや格闘ゲームで微妙な動きや高速な移動に関する動作が行えず、やや不便です。
一方、前モデル「TRIMUI SMART PRO」はジョイスティックレバー(アナログスティック)を搭載しています。
メモリの規格がやや古いDDR3規格
「TRIMUI BRICK」は1GBのDD3メモリを搭載しています。
DDR3規格は最大転送速度が2133 MT/s(メガトランスファー/秒)で、
DDR4メモリの最大転送速度 3200 MT/s以上に比べるとやや遅くなります。
一方、前モデル「TRIMUI SMART PRO」は1GBのDDR4メモリを搭載していました。
「TRIMUI BRICK」のスペック
- ディスプレイ 3.2インチ、解像度1024 x 768 pxのIPS
※OCAフルフィット/400ppi - プロセッサ Allwinner A133P
※28mm/64bit/4コア/最大1.8GHz - GPU PowerVR SGX 540 / PowerVR GE8300 660MHz
- RAM(メモリ) 1GB LPDDR3
- ストレージ システム用:8GB eMMC、ゲーム用: 64GB TF (最大256GBまで)
- 外部ストレージ microSDカードで最大256GBまで
- バッテリー 3000 mAh
- 駆動時間 5時間
- 充電 Type-C (5V/2A) ※シャットダウン充電対応
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 5 (2.4GHz)、Bluetooth 4.2 (2.1 + EDR)
- インターフェース USB Type-C (OTG) x2、TFカードスロット、3.5mmオーディオジャック
- スピーカー デュアル ステレオスピーカー 1W x2
- マイク モノラルマイク
- 操作 ジョイスティック x2 (RGBライト付き)、十字キー、A/B/X/Y、R1/R2/L1/L2トリガーボタン、カスタムスイッチ
- ライト 右電源ボタンと充電インジケータライト、RGBトップ雰囲気ライトバー、L1/L2/R1/R2ファンクションキーライト、F1/F2 RGBインジケータライト
- ファンクションキー カスタム FN スイッチ、フロントパネル F1/F2 ショートカットキー
- バイブレーション シングルチャンネル振動モーター
- セーブ機能 9つまで保存可
- ゲームの追加 対応(microSDカード経由)
- システム言語 英語、中国語
- 筐体 BSプラスチック、ガラス
- UI TRIMUI Theme
- OS Linux ベースのCrossMix OS (Specially customized systems)※OTAアップグレード対応
- サイズ 109.9 x 73.2 x 19.9 mm
- 重量 159g
- カラー ホワイト、ブラック、レッド、パープル
- 付属品 説明書 x1、電源ケーブル x1、ケース x1、キーキャップ x1
「TRIMUI BRICK」の評価
7つの基準で「TRIMUI BRICK」を5段階で評価すると以下のようになります。
- スペック:★★★
- エミュレーター:★★★★
- 操作性:★★★★
- バッテリーの持ち:★★★★
- 通信:★★★
- デザイン:★★★★★
- 価格:★★★
<総合評価>
TRIMUIから発売される初のタテ型 携帯ゲーム機になります。
前モデル「TRIMUI SMART PRO」よりもやや性能が低くなっていますが、
背面のRGBライトやショルダーボタンのキーキャップ交換など独自の要素をふんだんに盛り込んでいます。
同じタテ型の「ANBERNIC RG40XXV」との大きな違いはディスプレイです。
「TRIMUI BRICK」の方がやや小さめですが、解像度は高く、非常に高精細です。
また、ジョイスティックレバー(アナログスティック)なしのシンプルな操作性で、
背面のショルダーボタンに3種類のキーキャップを用意している点も大きな違いです。
このボタンのキーキャップに関してはANBERNICやPowkiddyの携帯ゲーム機がまだ取り組んでいない分野で、
TRIMUIの独自性がより一層際立つようになっています。
そのほかにも、タテ型ボディを採用しつつも、背面がライトで光るという独自のギミックも取り入れており、
この点もゲームを盛り上げるサービス精神が際立つようになっています。
独自のユーザーインターフェース「TRIMUI Theme」も非常に分かりやすく、直感的に操作でき、
ANBERNICと匹敵するほど優れたUIなので、「使いやすさ」という観点でみると、
非常に優れた携帯ゲーム機であるといえます。
ANBERNICやPowkiddyの携帯ゲーム機とは一味違う、縦型の携帯ゲーム機を探している人におすすめします。
「TRIMUI BRICK」の価格・販売先
Powkiddy 公式ストア
ゲームROMなしで$64.99 USD、
64GBで$69.99 USD、
128GBで$79.99 USD、
で販売されています。
Powkiddy 公式ストアで「TRIMUI BRICK」をチェックする
※支払い方法はクレジットカード、Paypal、デビットカード、Alipayです。
ECサイト
AliExpressで11,021円、
で販売されています。
Amazonで「TRIMUI BRICK」をチェックする
楽天市場で「TRIMUI」をチェックする
ヤフーショッピングで「TRIMUI」をチェックする
AliExpressで「TRIMUI BRICK」をチェックする
米国 Amazon.comで「TRIMUI BRICK」をチェックする
※AliExpressでの購入方法・支払い方法はこちらのページで紹介しています。
AliExpressで激安ガジェットをお得に購入する方法を徹底 解説
おすすめの類似製品を紹介
「TRIMUI BRICK」に似た性能をもつスマートフォンも販売されています。
「ANBERNIC RG40XXV」
ANBERNICから発売された4インチの携帯ゲーム機です。Linux 64bit OS、Allwinner H700、1GB LPDDR4 メモリ、解像度640 x 480 pxのIPS液晶、64GB ストレージ(TFカード)、3200 mAhバッテリー、高音質スピーカーを搭載しています。
また、RGBライト(6種類の調整)、30種類 以上のエミュレーター、HDMI映像出力、ストリーミング プレイ (Moolight アプリ 対応)、振動モーター、ジョイスティックレバー、ショルダーボタン、ダブルTFカードスロット、Type-C x2 (OTG/電源用)、microSDカードスロット x2、miniHDMI、3.5mmイヤホンジャック、Wi-Fi 5、Bluetooth 4.2 に対応しています。
価格は、AliExpressで8,787円(64GBのみ・64GB+128GBモデルで10,983円、64GB+256GBで13,180円)、米国 Amazon.comで$94.99、です。
関連記事:「ANBERNIC RG40XXV」とRG35XX Plusの違いを解説
「Powkiddy RGB20SX」
Powkiddyから発売された4インチのLinux 携帯ゲーム機です。
RockChip RK3566、1GB DDR4メモリ、IPS液晶 (720 x 720 px )、2つのmicroSDカードスロット、10時間駆動できる5000 mAhバッテリー搭載で、
数十種類以上のエミュレーター(N64・DC・PSPゲームを含む)、2つのジョイスティックレバー、Type-Cポート(OTG)、Wi-Fi(5GHz対応)、Bluetooth、ゲームの追加、セーブ機能に対応しています。
価格は、Amazonで14,999円(税込)、AliExpressで10,870円、米国 Amazon.comで$129.99 (10% OFFクーポン付き) です。
関連記事:4型ゲーム機「Powkiddy RGB20SX」の性能を詳細に解説
「Kinhank K36」
Kinhankから発売された4.3インチのLinux 携帯ゲーム機です。Rockchip RK3326 プロセッサと1GB DDR3L メモリ、解像度 640 x 480 px のIPS液晶、TFカードスロット、3500 mAhバッテリー搭載で、
40種類以上のエミュレーター、16000タイトル(64GB TFカードに収録)ホール効果ジョイスティックレバー、ショルダーボタン、カスタマイズされたキャビティスピーカー、ゲームの追加、セーブ機能、Type-C(OTG)、Tyoe-C(DC充電用)、3.5mm ヘッドホンジャックに対応しています。
価格は、AliExpressで4,576円、米国 Amazon.comで$74.99 (10% OFFクーポン付き)、です。
関連記事:名作遊び放題「Kinhank K36」ゲーム機のメリット・デメリット
「Miyoo mini Plus」
Miyoo miniから発売されたタテ型の携帯ゲーム機です。
3.5インチのIPS液晶、256MB DDR3 メモリ、3000 mAhバッテリー、TFカードスロット、Linux OS (Retoroarch)を搭載しています。
また、13種類のエミュレーター、バイブレーション、バッテリーの交換、セーブ機能、ゲームの追加、レトロアーチ(RetoroArch)、USB Type-C (OTG)、Wi-Fi通信に対応しています。
価格は、Amazonで9,999円(税込・1500円OFF)、ヤフーショッピングで11,274円、AliExpressで5,200円、米国 Amazon.comで5,200円($12.77 OFFクーポン付き)、です。
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他のANBERNIC ゲーム機と比較
他にもANBERNIC のゲーム機が販売されています。2024モデルもあるので、ぜひチェックしてみてください。
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