2024年7月12日にNothingのサブブランドから発売された「CMF Watch Pro 2」は、11,000円という手頃な価格ながら、その登場以来、高い人気を維持し続けています 。たしかに価格は魅力的ですが、多くのユーザーを引きつける理由はそれだけではなさそうです。その本当の魅力とは、一体何なのでしょうか?
「CMF Watch Pro 2」の魅力
最大の魅力は、スマートウォッチの常識を覆すほどの、洗練されたデザインと高い操作性にあります 。アルミニウム合金製の高級感のある円形デザインに、直感的な操作を可能にするデジタルクラウンを搭載 。これにより、ファッションアイテムとして自然に身につけられるだけでなく、触覚フィードバックも伴う快適な操作性を兼ね備えています 。
また、466 x 466ピクセルという高解像度の1.32インチAMOLEDディスプレイを搭載。ピーク輝度620ニトと自動輝度調整機能により、太陽光の下でも非常に見やすく表示できます 。
さらに、24時間の心拍数や血中酸素レベル、睡眠、ストレスレベルのモニタリングといった充実したヘルスケア機能に加え、120種類以上のスポーツモード、GPS機能、5種類のスポーツ自動認識にも対応しています 。
そのほかにも、通常モードで最大11日間持続するロングバッテリーを搭載。スピーカーとマイク内蔵によるBluetooth通話、ジェスチャー操作やIP68の防水・防塵性能に対応するなど、魅力が満載です 。
この記事で「CMF Watch Pro 2」を徹底解剖!
この記事では、そんな魅力あふれる「CMF Watch Pro 2」の性能と機能を、デザイン、ディスプレイ、スポーツ、ヘルスケア、バッテリーといった様々な角度から徹底的に深掘りしていきます。
特に、前モデルである「CMF Watch Pro(初代)」から何がどう進化したのか、あるいは退化したのか、その違いに焦点を当てて、後継モデルとしての真の実力を明らかにしていきます。
【この記事で分かること】
- CMF Watch Pro 2の総合的なレビューと評価
- 初代CMF Watch Proとのスペック・機能の徹底比較
- デザイン、装着感、バンドの質感
- ディスプレイの性能と屋外での見やすさ
- スポーツ・ヘルスケア機能の詳細とGPSの精度
- バッテリーの持続時間と充電性能の実測
- スマート機能(通知、Bluetooth通話)の使い勝手
- iPhoneおよびAndroidスマートフォンとの接続性の違い
- メリット・デメリットの総まとめ
- 詳しいスペック(仕様)一覧
- 最もお得な価格と購入先
この記事を最後まで読むことで、「CMF Watch Pro 2」が本当に必要なのか、購入すべきスマートウォッチなのかがはっきりと分かるはずです。購入を迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
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公式ページ:CMF Watch Pro 2 – CMF Global
こちらに、CMF Watch Pro 2のデザインや外観がよく分かるYouTube動画を用意しています。質感やデザインの詳細が気になる方はぜひご覧ください。Nothing「CMF Watch Pro 2」の外観・デザインをチェック! – YouTube
デザイン:CMF Watch Pro 2~腕時計としての完成度と日常に溶け込む装着感
ここでは、CMF Watch Pro 2のデザインと装着感について、前モデルのCMF Watch Proと比較しながら、実際に使って感じた魅力を詳しくレビューしていきます。外観の変更点から、デジタルクラウンの操作感、バンドの質感、そして一日中着けていても疲れない装着感まで、率直な感想をお伝えします。
腕時計としての佇まいへ進化したデザインとカラー
CMF Watch Pro 2を箱から出して最初に感じたのは、初代CMF Watch Proの四角い形状から円形になったことで、より「腕時計」らしい洗練された佇まいになったという喜びでした 。前モデルもミニマルで魅力的なデザインでしたが、CMF Watch Pro 2はスーツスタイルに合わせても全く違和感がなく、まるで北欧ブランドの時計のような雰囲気さえ醸し出しています 。ガジェット感を前面に出すのではなく、あくまでファッションアイテムとして自然に溶け込むデザインは、所有欲を大いに満たしてくれます 。
<サイズ・重量を比較>
- CMF Watch Pro 2:ダークグレー、アッシュグレー: 25.5 x 4.5 x 1.36cm , 48.1g / ブルー、オレンジ: 25.5 x 4.5 x 1.39cm , 48.1g
- CMF Watch Pro:261.2 x 39.9 x 12.9 mm (バンドを含め), 約 47g
カラーバリエーションも、初代のダークグレー、メタリックグレー、アッシュグレーという落ち着いた3色から、CMF Watch Pro 2では新たに鮮やかなブルーとオレンジを加えた4色展開へと進化しました 。特に、ブルーとオレンジのモデルにはシリーズで初めて革製ストラップが採用されており、ファッションの選択肢が大きく広がったと感じます 。私が選んだビビッドなオレンジカラーは、Tシャツにジーンズといったシンプルな服装のアクセントとして完璧に機能してくれました 。
<カラーを比較>
- CMF Watch Pro 2:ダークグレー,アッシュグレー,ブルー,オレンジ
- CMF Watch Pro:ダークグレー,メタリックグレー,アッシュグレー,ライトグレー,シルバー (NEWカラー)
気分で着せ替えできるベゼルと、格段に進化した操作性
CMF Watch Pro 2のユニークな特徴が、交換可能なベゼルです 。ベゼルは本体を軽くひねるだけで簡単に取り外せ、装着時もカチッとしたクリック感があるため、勝手に外れてしまうような心配はありません 。デスクワーク中に机の角にぶつけそうになりヒヤリとしましたが、幸い傷もつかず、ベゼルが本体を守ってくれる安心感も感じました。ただ、交換用のベゼルがまだ発売されていない点は少し残念です 。
そして何より、操作性を劇的に向上させたのが、新たに追加されたデジタルクラウンです 。初代CMF Watch Proでは画面のスワイプ操作が必須で、特に運動後に汗をかいた指では誤操作しがちでしたが、CMF Watch Pro 2ではクラウンを回すだけでサクサクとメニューを操作できます 。回した時の小気味良いフィードバックも心地よく、もうスワイプ操作には戻れないと感じるほど快適です 。
質感と快適性を両立したバンドと装着感
バンド(ストラップ)の質感も初代から大きく進化しています 。私が選んだオレンジモデルに付属する革製ストラップは、しっとりと滑らかな手触りで高級感があり、カジュアルな服装だけでなく、少しフォーマルな場面でも活躍してくれます 。また、初代では着けにくさを感じた留め具も改善され、驚くほどスムーズに装着できるようになりました 。
サイズ面では、ディスプレイが初代の1.96インチから1.32インチへとコンパクトになりましたが、実際に装着した際の厚みや存在感はさほど変わらない印象です 。しかし、重量は初代の約47gに対し、CMF Watch Pro 2の革バンドモデルでは約44.4gとわずかに軽くなっており、この軽さが一日中着けていても疲れにくい快適な装着感につながっています 。円形のケースは腕への収まりが良く、ストレスなく使い続けられます 。
まとめ:デザインと装着感
- デザイン: 初代の四角い形状から円形になり、腕時計としての完成度が飛躍的に向上 。カラーは3色から4色に増え、革バンドも選択可能になったことでファッション性が高まった 。
- 操作性: 新搭載のデジタルクラウンにより、初代のタッチ操作に比べて格段に快適で直感的な操作が可能になった 。
- ベゼルとバンド: 気分で交換できるベゼルはユニークだが、交換用パーツは入手しにくい 。バンドの質感は初代から向上し、装着感も改善されている 。
- 装着感: ディスプレイは小型化したが、厚みは同等 。重量はわずかに軽くなり、円形ケースと相まってより快適な着け心地を実現している 。
ディスプレイ:CMF Watch Pro 2~視認性の向上と多彩な文字盤がもたらす新たな体験
ここでは、CMF Watch Pro 2のディスプレイについて、その視認性、操作性、そして気分を彩るウォッチフェイスの魅力を、初代CMF Watch Proと比較しながらレビューしていきます。日常使いでの快適さがどれほど進化したのか、具体的な体験を交えてお伝えします。
屋外でも見やすい、待望の自動輝度調整機能
CMF Watch Pro 2を手にして最も感動したのは、待望の自動輝度調整機能が搭載されたことです 。初代CMF Watch Proでは、屋外に出るたびに手動で輝度を最大に設定する必要があり、正直なところ少し面倒でした 。しかしWatch Pro 2では、屋内から屋外へ移動すると、ディスプレイが自動で最適な明るさに調整され、ストレスなく情報を確認できます。真夏の強い日差しの下でも、時刻やLINEの通知がはっきりと見え、その視認性の高さは高価格帯のスマートウォッチと比べても遜色ありません 。
ディスプレイサイズは初代の1.96インチから1.32インチへと少しコンパクトになりましたが、466×466ピクセルという高解像度と60Hzのリフレッシュレートにより、表示は非常になめらかで鮮明です 。狭くなったベゼルと相まって、画面の情報がより一層引き立つように感じます 。
直感的な操作性と、カスタマイズできるウィジェット
操作の中心は、前回レビューしたデジタルクラウンですが、左右のスワイプでアクセスできるウィジェット機能が、使い勝手をさらに向上させています 。初代にはなかったこの機能のおかげで、よく使う天気予報や「Spotify」の音楽コントロールをウィジェットに配置すれば、いちいちアプリ一覧を開かなくても目的の機能に素早くアクセスできるようになりました。これは日々の小さなストレスを解消してくれる、非常に嬉しい進化点です。
一方で、いくつか改善を期待したい点もあります。通知を一覧画面でスワイプ削除できないのは、地味に不便に感じます 。また、長袖の服を着ていると、袖がディスプレイに触れて意図せずウォッチフェイスの変更画面に切り替わってしまうことがありました 。タイマーがバックグラウンドで動作しない点も、料理中などに使う際には少し不便に感じました 。
気分で着せ替え、楽しみが広がるウォッチフェイス
ウォッチフェイスの体験も、初代から大きく進化しました。何より嬉しいのは、ウォッチ本体に保存できる文字盤が、初代の1つから最大7つまで増えたことです 。初代では気分で文字盤を変えるたびにアプリからの転送が必要で手間でしたが、CMF Watch Pro 2では朝の服装に合わせて、保存しておいたアナログ風やデジタル風の文字盤にサッと切り替えられるようになり、毎日時計を見るのが一層楽しくなりました。
100種類以上用意されたウォッチフェイスは、どれもセンスが良く、選ぶのに迷ってしまいます 。また、スマートフォンの写真を背景にできるカスタム機能も健在で、愛犬の写真を設定しては、手元で癒やされています 。ただ、デザインについては好みが分かれる部分もあるようで、人によっては物足りなく感じる可能性もあるかもしれません 。
まとめ:ディスプレイ、操作性、ウォッチフェイス
- 視認性: 初代にはなかった自動輝度調整機能が追加され、屋外での視認性が劇的に向上した 。
- 操作性: 新搭載のウィジェット機能により、よく使う機能へのアクセスが簡単かつスムーズになった 。ただし、通知のスワイプ削除ができないなど、細かな点で改善の余地もある 。
- ウォッチフェイス: 本体に保存できる数が初代の1つから7つに増え、気分に合わせて簡単に切り替えられるようになった 。100種類以上の豊富なデザインとカスタム機能で、自分だけのスタイルを楽しめる 。
- 残念な点: 一部の漢字表示が中華フォントであること 、袖による誤操作 、タイマーがバックグラウンドで動作しない点 は今後の改善に期待したい。
スポーツ機能:CMF Watch Pro 2~日常の健康意識を高める、進化したトラッキング体験
ここでは、CMF Watch Pro 2のスポーツ機能について、内蔵GPSの性能や専用アプリ「CMF Watch」との連携、そして初代CMF Watch Proから進化したポイントを中心に、実際に使ってみて感じたことを詳しくレビューしていきます。日常のウォーキングから少し本格的なランニングまで、このスマートウォッチがどのように私の健康管理をサポートしてくれたかをお伝えします。
モチベーションを高める新機能と多彩なスポーツモード
CMF Watch Pro 2は、対応するスポーツモードが初代の110種類から120種類以上に増え、より多様なアクティビティを記録できるようになりました 。しかし、最も大きな進化は、新機能「Active Score」の追加だと感じています 。これは直近7日間の活動量からスコアを算出してくれる機能で、まるでゲームのように「今週は100点を目指そう」と、自然と体を動かすモチベーションが湧いてきます 。
<スポーツモードの種類>
※ランニング、ウォーキング、サイクリング、ヨガ、ピラティス、クロスフィット、クロストレーナー、筋力、ランニングマシン、HIIT、ボクシング、ダンス、テニス、スカッシュなどの測定が可能です。
また、屋外でのウォーキングなどを始めると、自動でアクティビティを認識して振動で知らせてくれる機能も便利です 。ただ、記録を開始するには画面のボタンを押す必要があり、完全な自動記録ではない点は少し惜しいと感じました 。とはいえ、運動効果の具体的な解説がなかった初代モデルと比べると、日々の頑張りがスコアとして可視化されることで、健康管理がより楽しくなりました。
<自動認識できる5種類のスポーツ>
屋外ランニング、クロストレーナー、ウォーキング、室内ウォーキング、屋外サイクリング
安定性が向上したGPS機能
内蔵GPSの性能も、初代CMF Watch Proから大きく改善された点です。正直に言うと、初代のGPSは測位が不安定で、高層ビルが立ち並ぶエリアでは測位自体ができないこともあり、ランニングの記録を諦めることがありました 。しかし、CMF Watch Pro 2では5種類の衛星システムに対応したおかげか、同じようなビル街で試しても、多少のズレはありながら、しっかりと経路を記録してくれました 。この価格でこの精度なら、個人的には十分満足できるレベルです。
ただし、完璧ではありません。ワークアウトを開始してからGPSを測位するまでに、見晴らしの良い公園でも1分以上かかることがあり、すぐに走り出したい時には少しじれったく感じました 。自動でラップタイムを計測する機能もないため、本格的な記録を目指すアスリートよりは、私のように日々の健康管理として気軽にスポーツを楽しみたい人に最適なウォッチだと言えるでしょう 。
アプリ連携と接続性の課題
計測したデータは専用アプリ「CMF Watch」で確認でき、Apple HealthやGoogle Health Connectと同期できる点も便利です 。初代の頃からあったヘルスケアとの歩数同期の不具合も、現在は修正されており、安心してデータを一元管理できます 。
しかし、使っていて最も気になったのが、iPhoneとペアリングしている際の接続の不安定さです 。朝起きるとBluetooth接続が切れていて、昨晩の睡眠データが同期されていなかったことが何度かありました 。アプリを再起動すればデータは同期されるのですが、この点は今後のアップデートでの改善を強く期待したいところです。一方で、Android端末と接続した際は非常に安定していたので、使用するスマートフォンによって体験が異なるのかもしれません 。
<CMF Watch Pro 2で利用できるスポーツ機能 一覧>
120種類以上のスポーツモードに対応、5種類のスマート検知(屋外ランニング、クロストレーナー、ウォーキング、室内ウォーキング、屋外サイクリング)、GPS機能(5つの衛星システム・GPS/GLONASS/Galileo/QZSS/Beidou)、
スマートムーブメントのアルゴリズム、トレーニングの目標設定(消費カロリー、運動時間、立ち上がる回数の目標設定)、心拍管理、ウォーミングアップ動画、アクティブスコア(直近7日間の運動からスコアを算出する機能)、
フィットネスデータの同期(Apple Health、Google Health Connect、Stravaとの同期に対応)、ジェスチャー操作(手首の回転や手首を振る動作でアプリ、軽い運動などを起動
まとめ:スポーツ機能
- スポーツモード: 初代の110種類から120種類以上に増加し 、新機能「Active Score」によって運動のモチベーションが維持しやすくなった 。
- GPS性能: 初代と比較して安定性が大きく向上し、ビル街などでも実用的なレベルの測位が可能になった 。ただし、測位開始までに時間がかかることがある 。
- アプリ連携: Apple Healthなどとのデータ同期に対応し、健康データを一元管理できる 。
- 課題点: iPhoneとのBluetooth接続が不安定になることがあり、今後のソフトウェアアップデートによる改善が望まれる 。タイマーのバックグラウンド動作に対応していない点もやや不便
ヘルスケア機能:CMF Watch Pro 2~日々の健康を見守る、頼れるパートナー
ここでは、CMF Watch Pro 2のヘルスケア機能について、心拍数や睡眠の24時間モニタリング、専用アプリ「CMF Watch」との連携などを中心に、初代CMF Watch Proからの進化点も交えながら、実際に使って感じたメリットと課題をレビューしていきます。このスマートウォッチが、日々の健康管理においてどのような役割を果たしてくれるのか、率直な感想をお届けします。
24時間体制のモニタリングと安心のアラート機能
CMF Watch Pro 2は、心拍数、血中酸素レベル、ストレスレベルを24時間自動でモニタリングしてくれます 。一日中着けているだけで、自分のコンディションの変化がアプリ上でグラフとして可視化されるので、自然と健康への意識が高まりました。特に、異常な心拍数を検知した際に通知してくれるアラート機能は、万が一の時の安心材料として心強く感じています 。また、初代にはなかった生理周期のトラッキング機能が追加された点も、ユーザー層を広げる嬉しい進化点です 。
日々の睡眠リズムを把握する睡眠トラッキング
睡眠モニタリング機能も、もちろん搭載されています。深い睡眠、浅い睡眠の時間などを記録し、日々の睡眠パターンを把握するのに役立ちます 。昨晩は少し夜更かしをしてしまいましたが、翌朝ウォッチで睡眠時間を確認し、「今夜は早く寝よう」と生活リズムを整える良いきっかけになりました。
ただ、睡眠の質を多角的に分析して具体的なアドバイスをくれるといった機能はなく、その点では初代から大きな変化はありません 。あくまで日々の睡眠を記録・確認するためのシンプルな機能と捉えるのが良いでしょう。それでも、毎日充電が必要なスマートウォッチでは難しい睡眠中のデータも、バッテリー持ちの良いCMF Watch Pro 2なら気にせず記録し続けられるのが大きな利点です。
使いやすいアプリと、看過できない接続性の課題
計測された健康データは、UIが洗練されていて使いやすいと評判の「CMF Watch」アプリで管理できます 。Apple HealthやGoogle Health Connectとのデータ連携にも対応しており、健康情報を一元管理できるのは非常に便利です 。初代の頃から指摘されていたヘルスケア連携のバグも、現在は修正されています 。
しかし、素晴らしい機能も安定した接続があってこそ。正直に言って、iPhoneとペアリングした際のBluetooth接続の不安定さは、このウォッチ最大の課題だと感じました。朝起きると接続が切れていて、大事な通知が全く届いていなかったことが何度もありました 。
再接続すればデータは同期されますが、スマートウォッチの根幹をなす通知機能がこれでは、常用するには不安が残ります。この問題は初代から指摘されており、デザインや基本機能が良いだけに、ソフトウェアの不安定さが本当に残念でなりません。一方で、Android端末では接続が安定しているという声も多く、使用するスマートフォンによって体験が大きく異なるようです 。
<CMF Watch Pro 2で利用できるヘルスケア機能 一覧>
アクティブスコア、心拍数モニタリング(24時間/休息時心拍/休憩時心拍モニタリングを含む)、異常心拍アラート(高心拍数・低心拍数アラート)、血中酸素飽和度(SpO2)モニタリング(24時間)、血中酸素飽和度異常値アラート(低血中酸素アラート)、
スマートスリープのアルゴリズム(睡眠モニタリング/睡眠管理機能)、ストレスモニタリング(24時間/自動ストレス測定)、生理周期のトラッキング(女性の健康管理機能)、1日の総歩数カウント、消費カロリー、呼吸トレーニング(深呼吸)、座りすぎ予防(スタンドリマインダー)、水分補給リマインダー
まとめ:ヘルスケア機能
- モニタリング機能: 心拍数、血中酸素、ストレスの24時間モニタリングに加え、新たに生理周期トラッキングにも対応 。日々の健康管理のパートナーとして十分な機能を備える。
- 睡眠トラッキング: 睡眠時間やサイクルの基本的な記録は可能だが、詳細な分析やアドバイス機能は控えめ 。
- アプリと連携: 使いやすい専用アプリでデータを管理でき、Apple Healthなど外部サービスとの連携も可能 。
- 接続性の課題: iPhoneとのBluetooth接続が不安定になることが頻繁にあり、通知が届かないなど、スマートウォッチとして致命的な問題点を抱えている 。この点は今後の早急な改善が望まれる。
スマート機能:CMF Watch Pro 2~日常をより便利にする、手首の上のパートナー
ここでは、CMF Watch Pro 2が日常生活をどれだけ便利にしてくれるか、そのスマート機能に焦点を当ててレビューします。手首で完結するBluetooth通話や、日々の情報を知らせてくれる通知機能、そしてその他の便利な機能について、初代CMF Watch Proとの比較を交えながら、実際に使って感じた魅力と、正直に「ここは改善してほしい」と思った点をお伝えします。
AIノイズリダクションでクリアに進化したBluetooth通話
CMF Watch Pro 2のBluetooth通話機能は、単に「話せる」だけではありませんでした。AIノイズリダクション機能が搭載されたおかげで、その通話品質は想像以上にクリアです。先日、交通量の多い大通りを歩きながら着信に応答したのですが、相手からは「周りの音が気にならず、声がはっきり聞こえる」と言われ、その性能に驚かされました。ウォッチ上で連絡先から直接発信したり、不在着信を確認したりできるので、スマートフォンをカバンから取り出す手間が省け、非常に重宝しています。
大きな課題を抱える通知機能
スマートウォッチの核となる通知機能ですが、CMF Watch Pro 2は素晴らしい点と、看過できない大きな課題を併せ持っていました。まず良い点は、通知の文字がくっきりとしていて読みやすいことです 。しかし、その体験を損なうのが、一部の漢字で使われている「中華フォント」の存在です 。洗練されたUIの中でこのフォントが表示されると、どうしても違和感を覚えてしまいます。
そして最も深刻な問題は、iPhoneとペアリングした際の接続の不安定さです。正直なところ、私はこの問題のせいで、友人からの大事なLINEのメッセージを見逃してしまいました 。ウォッチがいつの間にかスマートフォンから切断されており、通知が全く届いていなかったのです 。この現象は一度や二度ではなく、スマートウォッチとしての信頼性を大きく揺るがすものでした 。
一方で、Androidスマートフォンと接続した際は非常に安定しており、LINEのクイック返信も問題なく行えました 。この体験の差を考えると、現時点では、iPhoneユーザーの方には積極的におすすめしにくいというのが率直な感想です。
日常をサポートする多彩な便利機能
CMF Watch Pro 2は、音楽コントロールやカメラの遠隔操作といった、日々の暮らしを少し豊かにしてくれる機能を備えています。通勤中にスマートフォンをポケットに入れたまま、手元のウォッチでSpotifyの曲をスキップできるのは、満員電車の中で特に便利だと感じました 。また、友人と集まった際にはカメラのリモートシャッター機能が活躍し、タイマーをセットして走る必要なく、全員でリラックスした表情の集合写真を撮ることができました 。
音声アシスタント機能も、予想以上に使いやすい機能です 。ウォッチに話しかけてiPhoneのSiriを起動し、今日の天気を尋ねると、答えがウォッチのスピーカーから返ってくる。少し未来的な体験が楽しめました 。
ただ、初代から改善されていない点もあります。タイマー機能はバックグラウンドで動作しないため、料理でパスタの茹で時間を計っている最中にメッセージを確認しようとすると、タイマーが止まってしまいます 。また、映画館などで画面を完全にオフにしたい時に使う「シアターモード」のような機能がないのも、少し不便に感じました 。
<CMF Watch Pro 2で利用できるスマート機能 一覧>
Bluetooth通話、メッセージ通知(LINE対応)、音楽再生コントロール(スマホ必須)、ダイヤル画像(クラウドからダウンロード・フォトアルバムから選択可能)、ウォッチフェイスの切り替え (カスタマイズ可能なオプションを含む)、
タイマー、ストップウォッチ、アラーム、天気予報、スマートフォンを探す、フラッシュライト、カメラの遠隔操作、リマインダー、音声アシスタント、カレンダー、計算機、世界時計、連絡先の追加・管理 (ウォッチ上で最大30件)、ウィジェット (カスタマイズ可能)、デジタルクラウン操作、ジェスチャー制御
まとめ:スマート機能
- Bluetooth通話: AIノイズリダクションにより、騒がしい場所でも驚くほどクリアな通話が可能 。
- 通知機能: 文字は鮮明で読みやすいが、iPhoneとの接続が非常に不安定で通知が届かないことが多く、実用性に大きな問題がある 。
- その他のスマート機能: 音楽やカメラのリモート操作は日常の様々な場面で便利 。ただし、タイマーがバックグラウンドで動作しないなど、初代から続く課題も残る 。
- 最大の課題: iPhoneユーザーにとって、接続の不安定さとそれに伴う通知の信頼性の欠如は、購入をためらうほどの深刻な問題点となっている 。
バッテリー:CMF Watch Pro 2~公称値と実力のギャップは?頼れるスタミナを徹底検証
ここでは、スマートウォッチの生命線とも言えるCMF Watch Pro 2のバッテリー性能を、公式発表されたスペックと私のリアルな使用体験を比較しながら徹底的にレビューしていきます。初代CMF Watch Proからの変化も踏まえ、その実力に迫ります。
公称スペックと初代からの変化
まず、CMF Watch Pro 2の公式なバッテリー性能を見ていきましょう。バッテリー容量は305mAhで、主な駆動時間は以下の通りです 。
- 通常モード: 11日間
- ヘビーユースモード: 9日間
- 省電力モード: 45.8日間
- Bluetooth通話継続モード: 17.4時間
- GPS継続使用モード: 25時間
興味深いことに、スペック上は初代CMF Watch Pro(容量340mAh、通常使用最長13日)よりもバッテリー容量が減少し、公称の駆動時間も短くなっています 。円形デザインを採用した影響かもしれませんが、このスペックダウンが実際の使用感にどう影響するのでしょうか。
実体験で検証!公称値に迫る驚きのスタミナ
スペックの数値だけ見ると少し不安になりましたが、実際に使ってみてその不安はすぐに解消されました。まず、常時表示(AOD)をオフにし、心拍数などの健康モニタリングを全て有効にした状態で使い続けたところ、公称の「通常モードで11日間」に迫る、9日と20時間もバッテリーが持続したのです 。これには正直驚きました。これなら1週間の旅行にも、充電器を持たずに安心して出かけられます 。
もちろん、時刻や通知を常に表示してくれる便利な常時表示(AOD)を有効にすると、バッテリーの消費は早まります。それでも、私の使い方では4〜5日は余裕で持ちました 。これは公称の「ヘビーユースモードで9日間」とは少し差がありますが、毎日充電が必要な多くのスマートウォッチと比べれば、圧倒的に快適です 。
充電の使い勝手と注意点
バッテリーが少なくなっても、約1.35時間でフル充電が完了するので、ストレスはありません 。ただ、一つだけ気になったのは、本体背面に磁石で取り付ける充電ケーブルの磁力が少し弱いことです 。夜、寝る前にナイトスタンドへ置く際に、しっかりと接続されているか確認しないと、ケーブルが外れて充電できていなかった、ということがありそうだと感じました 。
バッテリー性能のまとめ:
- 公称値と初代との比較: 通常モードで11日間と、初代(13日間)より公称値は短縮 。バッテリー容量も340mAhから305mAhに減少しています 。
- 実使用でのバッテリー持ち: 公称値に近い信頼性で、AODオフなら9日以上、オンでも4〜5日と十分なスタミナを誇ります 。毎日の充電から解放される快適さは大きな魅力です。
- 充電の使い勝手: 約1.35時間でフル充電が可能ですが、充電ケーブルの磁力が弱めな点には注意が必要です 。
- 総評: スペック上の数値を補って余りある、実用上非常に満足度の高いバッテリー性能です。
CMF Watch Pro 2とCMF Watch Pro(初代)の主な違い
2024年7月に発売されたCMF by Nothingの「CMF Watch Pro 2」は、2023年に登場した初代「CMF Watch Pro」の後継モデルです。価格は据え置きのまま、デザインや機能面で多くの点が進化しました。ここでは、両モデルの主な違いを項目別に詳しく比較します。
【デザイン】
形状
- CMF Watch Pro 2:円形
- CMF Watch Pro:四角形
- 違い:デザインの方向性が、四角いガジェットライクな形状から、腕時計らしいクラシックな円形へと大きく変更されました 。
ベゼル
- CMF Watch Pro 2:交換可能
- CMF Watch Pro:交換不可
- 違い:CMF Watch Pro 2はベゼルを交換して見た目をカスタマイズできるようになり、ファッション性が向上しました 。
ボタン
- CMF Watch Pro 2:デジタルクラウン
- CMF Watch Pro:物理ボタン
- 違い:CMF Watch Pro 2はデジタルクラウンを搭載し、回してスクロールする直感的な操作が可能になりました 。
ストラップ素材
- CMF Watch Pro 2:シリコーンまたは革製
- CMF Watch Pro:シリコン製
- 違い:CMF Watch Pro 2は一部モデルで革製ストラップが採用され、より高級感のある選択肢が増えました 。
【ディスプレイ】
サイズ
- CMF Watch Pro 2:1.32インチ
- CMF Watch Pro:1.96インチ
- 違い:CMF Watch Pro 2は円形デザインになったことに伴い、ディスプレイサイズは初代モデルよりコンパクトになりました 。
鮮明さ(PPI)
- CMF Watch Pro 2:353 ppi
- CMF Watch Pro:332 ppi
- 違い:CMF Watch Pro 2はピクセル密度が高く、より精細な表示が可能です 。
自動輝度調整
- CMF Watch Pro 2:対応
- CMF Watch Pro:非対応
- 違い:CMF Watch Pro 2は新たに自動輝度調整に対応し、使用環境に応じた画面の見やすさが向上しました 。
【スポーツ・ヘルスケア】
スポーツモード数
- CMF Watch Pro 2:120種類
- CMF Watch Pro:110種類
- 違い:対応するスポーツの種類が10種類増加しました 。
スマート検知
- CMF Watch Pro 2:5種類のスポーツを自動検知
- CMF Watch Pro:非対応
- 違い:CMF Watch Pro 2はワークアウトの開始を自動で認識するようになり、利便性が向上しました 。
ヘルスケア機能
- CMF Watch Pro 2:「アクティブスコア」機能を追加
- CMF Watch Pro:「アクティブスコア」機能なし
- 違い:CMF Watch Pro 2は過去の活動からスコアを算出し、運動のモチベーションを維持しやすくなる新機能が追加されました 。
【バッテリー】
容量と持続時間
- CMF Watch Pro 2:305mAh、通常11日間
- CMF Watch Pro:340mAh、通常13日間
- 違い:CMF Watch Pro 2は円形デザインなどを採用した影響か、バッテリー容量と公称の持続時間は初代モデルよりも減少しています 。
【その他の機能】
ジェスチャー制御
- CMF Watch Pro 2:対応
- CMF Watch Pro:非対応
- 違い:CMF Watch Pro 2は手首の動きで通話や音楽操作などができるジェスチャー制御に新たに対応しました 。
【価格】
- 両モデル共通
- 発売時の価格は両モデルともに¥11,000(税込)です 。
- 違い:機能やデザインが大幅に進化したにもかかわらず、価格は据え置かれています 。
まとめ:CMF Watch Pro 2とCMF Watch Pro(初代)の違い
CMF Watch Pro 2は、初代モデルと同じ価格でありながら、デザインを腕時計らしい円形へと刷新し、デジタルクラウンや自動輝度調整、ジェスチャー操作といった、使い勝手を向上させる多くの新機能を搭載しました 。
スポーツ機能も自動検知に対応するなど、よりスマートになっています 。一方で、これらの進化と引き換えに、ディスプレイサイズは小型化し、バッテリーの公称持続時間は短くなりました 。どちらのモデルを選ぶかは、大画面とバッテリーの長さを重視するか、より洗練されたデザインと新しい機能性を重視するかによって決まるでしょう 。
CMF Watch Pro 2のメリット・デメリット
ここではCMF Watch Pro 2のメリット(長所)とデメリット(短所)について紹介します。
【メリット】
メリット1:腕時計のような洗練されたデザイン
CMF Watch Pro 2は、前モデルの四角い形状から円形デザインへと変更され、より腕時計らしい洗練された外観になりました 。アルミニウム合金製のボディは11,000円という価格を感じさせない質感で 、スーツからカジュアルな服装まで、どんなスタイルにも自然に溶け込みます 。
メリット2:屋外でも見やすい自動輝度調整ディスプレイ
初代CMF Watch Proにはなかった自動輝度調整機能が追加され、屋外での視認性が大幅に向上しました 。日差しの強い場所でも、ディスプレイの明るさが自動で調整されるため、時刻や通知をストレスなく確認できます 。
メリット3:直感的な操作を可能にするデジタルクラウン
新しく搭載されたデジタルクラウンは、操作性を劇的に改善しました 。画面を直接触ってスクロールする必要があった前モデルと比べ、リューズを回すだけでサクサクとメニューを操作でき 、心地よい触覚フィードバックもあります 。
メリット4:毎日の充電から解放されるバッテリー性能
バッテリー持ちは非常に優秀で、常時表示(AOD)をオフにした状態では9日以上持続します 。AODをオンにしても4〜5日は持つため 、毎日の充電という煩わしさから解放されます。
メリット5:多彩なスポーツモードと健康管理機能
120種類以上のスポーツモードに対応し 、心拍数、血中酸素レベル、ストレスを24時間モニタリングできます 。新たに搭載された「Active Score」機能は、日々の運動のモチベーション維持に役立ちます 。
【デメリット】
デメリット1:【iPhoneユーザー要注意】致命的な接続の不安定さ
iPhoneとペアリングした際のBluetooth接続が非常に不安定で、頻繁に接続が切れるという問題が多数報告されています 。これにより、LINEなどの重要な通知が届かないことがあり 、スマートウォッチとしての信頼性を大きく損なっています。
デメリット2:ローカライズ不足とソフトウェアの課題
通知などで使われる日本語フォントが、いわゆる「中華フォント」であり、デザイン性を損ねています 。また、通知を個別にスワイプで削除できない点 や、タイマーがバックグラウンドで動作しない点 など、ソフトウェア面に課題が残ります。
デメリット3:GPSの測位速度
内蔵GPSの精度はカジュアルな利用では十分ですが 、測位を開始するまでに1分以上かかることがあり 、すぐに運動を始めたい時にはストレスに感じることがあります。
デメリット4:詳細な分析に乏しい睡眠トラッキング
睡眠時間やサイクルの基本的な記録は可能ですが 、睡眠の質を多角的に分析したり、具体的な改善案を提示したりする機能はありません 。詳細な睡眠データやアドバイスを求めるユーザーには物足りなく感じるでしょう。
デメリット5:入手しにくい交換用アクセサリー
特徴である交換可能なベゼルですが 、交換用のベゼル単体での販売はされておらず、入手が困難な状況です 。デザインの着せ替えを楽しみたいユーザーにとっては残念な点です。
デメリット6:前モデルからのバッテリー容量減少
デザイン変更の影響か、バッテリー容量は初代CMF Watch Proの340mAhから305mAhへと減少しています 。公称の駆動時間も短くなっていますが 、実使用でのスタミナは十分に確保されています。
デメリット7:アプリを追加できない
CMF Watch Pro 2は、後からアプリを追加して機能を拡張することはできません 。一方、「Amazfit Bip 5 Unity」は70以上のミニアプリを追加し、ウォッチ上で使うことができます。
デメリット8:高精度な測定機能がない
CMF Watch Pro 2のヘルスケア機能は、基本的なモニタリングが中心です 。一方、「HUAWEI WATCH FIT 3」はHUAWEI TruSeen™ 5.5やHUAWEI TruSleep™ 4.0といった技術に対応し、より高精度な測定が可能になっています。
デメリット9:緊急時のSOS機能がない
CMF Watch Pro 2には、緊急時にあらかじめ設定した連絡先に通報するSOS機能は搭載されていません 。一方、「Redmi Watch 4」はリューズボタンを素早く3回押すことで、緊急連絡先に通報することができます。
CMF Watch Pro 2のスペック(仕様)一覧
- ディスプレイ 1.32インチ、解像度 466 x 466 ピクセルのAMOLED
※自動輝度調整/353 PPI/620 ニト (ピーク輝度)/リフレッシュレート 60FPS - ベゼル ダークグレー (カーブドベゼル)、ダークグレー (フラットベゼル)、アッシュグレー (カーブドベゼル)、アッシュグレー (フラットベゼル)
- クラウン デジタルクラウン
- バッテリー 305 mAh
- 駆動時間 通常モードで 11 日間、ヘビーユースモードで 9 日間、省電力モードで 45.8 日間、Bluetooth 通話継続モードで 17.4 時間、GPS 継続使用モードで 25 時間
- 充電 方法:充電ケーブル、時間:1.35 時間
- ワイヤレス通信 Bluetooth 5.3
- 衛星測位 GPS/GLONASS/Galileo/QZSS/Beidou
- NFC(Felica) 非対応・利用できません
- インターフェース 充電端子、ボタン
- センサー 加速度センサー、環境光センサー、心拍および SpO₂ 血中酸素飽和度センサー
- スピーカー 内蔵
- マイク 内蔵
- 防水防塵 IP68
- 筐体の素材 ダークグレー、アッシュグレー:本体は金属製 + 液体シリコーン製ストラップ、ブルー、オレンジ:本体は金属製 + 革製ストラップ
- ストラップ(バンド) 脱着可能なウォッチストラップ
- アプリ CMF Watch アプリ
- 対応OS iOS 13 以降、Android 8.0 以降をサポート
- OS 独自OS
- サイズ・ 重量 ダークグレー、アッシュグレー:25.5 x 4.5 x 1.36cm、48.1g、ブルー、オレンジ:25.5 x 4.5 x 1.39cm、44.4g
- カラー ダークグレー、アッシュグレー、ブルー、オレンジ
- 付属品 充電ケーブル x 1 本、ユーザーガイド、安全に関する情報、保証に関する情報、各 1 部
CMF Watch Pro 2の評価
8つの評価基準で「CMF Watch Pro 2」を5段階で評価してみました。
【項目別評価】
画面の見やすさ:★★★★☆
自動輝度調整機能が追加され、屋外でも非常に見やすいです。ただし、日本語フォントの一部に違和感があり、完璧とは言えません。
健康管理・スポーツ:★★★☆☆
基本的なモニタリング機能は充実しており、日々の健康管理には十分です。しかし、GPSの測位が遅く、睡眠分析も詳細ではないため、本格的な利用には向きません。
機能性:★★☆☆☆
Bluetooth通話や音楽操作など便利な機能は備えています。しかし、アプリの追加ができず、SOS機能もないなど、機能の拡張性や先進性には欠けます。
バッテリーの持ち:★★★★★
毎日充電する必要が全くなく、使い方次第で1週間以上持続します。この価格帯では圧倒的な性能で、最大の魅力の一つです。
耐久性:★★★★☆
アルミニウム合金製のボディとIP68の防水防塵性能を備え、日常使用における耐久性は十分に確保されています。
ファッション性:★★★★★
腕時計のような洗練された円形デザインは、どんな服装にも合わせやすいです。ベゼルやバンドで個性を出せる点も高く評価できます。
価格:★★★★★
11,000円という価格で、このデザインと基本性能、特に優れたバッテリー持ちを実現している点は、驚異的なコストパフォーマンスです。
使いやすさ:★★☆☆☆
デジタルクラウンの搭載で操作性は向上しましたが、iPhoneとの接続があまりに不安定で、通知機能が正常に動作しないことが多く、日常的な使いやすさを大きく損なっています。
【総評:★★★☆☆】
価格以上の価値を提供する、デザインと機能の進化
注目すべきは、デザイン性と耐久性の見事な両立です。前モデルからさらに洗練された外観は、交換可能なベゼルや、一部モデルに採用された革製ストラップによって、よりファッションアイテムとしての側面を強めています 。
100種類を超える文字盤とカスタマイズ機能も充実しており、その日の気分や服装に合わせて楽しむことができます 。それでいて、IP68の防水防塵性能や、落下・温度・摩耗などに関する厳しい耐久性試験をクリアした堅牢性も兼ね備えており、日常で安心して使えるのは大きな魅力です 。
機能面でも、11,000円という価格を考えると非常に充実しています 。GPSを内蔵しているため、スマートフォンなしでもランニングの記録が可能です 。さらに、AIノイズリダクション付きのBluetooth通話やウィジェット機能、ジェスチャー操作といった、上位モデルに見られるような機能が搭載されています 。スポーツモードは120種類以上に増え、5種類のスポーツは自動で検知してくれるなど、日々の健康管理を楽しくサポートしてくれます 。
ソフトウェアの未熟さが最大の足かせ
しかし、その素晴らしいハードウェア体験は、未熟なソフトウェアによって大きく損なわれています。特にiPhoneと連携した際の接続の不安定さは致命的です。スマートウォッチの核であるべき通知機能が信頼できないのでは、意味がありません。また、日本語表示の違和感や、バックグラウンドで動作しないタイマーなど、細かな部分での「詰めの甘さ」が目立ち、快適なスマート体験を妨げる要因となっています。
まとめ:ユーザーを選ぶスマートウォッチ
CMF Watch Pro 2は、低価格でありながらデザイン性、機能性、耐久性に優れている一方で、ヘルスケア機能の精度やGPSの測位速度にやや不安が残ります。総じて「コストパフォーマンスの高いスマートウォッチ」であることは間違いありません。
結論として、CMF Watch Pro 2は、Androidユーザーで、デザインとバッテリー持ちを最優先し、ソフトウェアの多少の不便さには目をつぶれるという方であれば、これ以上ないほど満足度の高い選択肢となるでしょう。しかし、iPhoneユーザーの方や、安定した通知機能を求める方には、現時点では残念ながら強くお勧めすることはできません。
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CMF Watch Pro 2の価格・購入先
Nothing 公式ストア
11,000円で販売されています。
※7月中旬~下旬より順次出荷予定
※支払い方法はクレジットカード、デビットカード、PayPal です。
Nothing 公式ストアで「CMF Watch Pro 2」をチェックする
ECサイト
- Amazonで11,000円(税込)、
- 楽天市場で11,000円(送料無料)、
- ヤフーショッピングで11,000円(送料無料)、
- AliExpressで5,977円、
- 米国 Amazon.comで$69.00、
で販売されています。
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おすすめの類似製品を紹介
Nothing「CMF Watch Pro 2」に似た性能を持つスマートウォッチも販売されています。
Mibro A3
シャオミ 傘下のMibroから発売されたスポーツ・健康管理用のスマートウォッチです(2025年6月6日に発売)。
1.39インチのIPSディスプレイ、通常使用で最大8日間(省電力モード:最大45日間 / GPSモード:15時間)駆動できるバッテリー、スピーカー、マイク、GPSセンサー、PPG心拍センサー、気圧高度計、コンパスを搭載しています。
また、100種類以上のスポーツモード、自動認識(ウォーキング、ランニング)、GPS機能によるルートの取得、60FPSの高リフレッシュレート、Bluetooth通話、睡眠・心拍・血中酸素・ストレスモニタリング、女性の健康予測機能に対応。
高低心拍数アラートや座り過ぎリマインダー、呼吸エクササイズ、ウォッチフェイス(200種類以上)のカスタマイズ、音楽コントロール、手首を振るだけで簡単撮影、カレンダー、世界時計、Mibro Fitアプリ、バンドの交換(幅22mm)、2ATM防水にも対応しています。
価格は、Amazonで9,980円(税込)、楽天市場で9,980円(送料無料)、ヤフーショッピングで9,980円、AliExpressで6,169円、です。
関連記事:Mibro A3徹底レビュー!GPS内蔵・一万円以下の神スマートウォッチを評価
Amazfit Bip 6
Zepp Health Corporationから発売されたZepp OS 4.5搭載のスマートウォッチです(2025年4月25日に発売)。
1.97インチのHD AMOLED タッチスクリーン、通常使用で最大14日間(バッテリーセーバーモードでは最大26日間)駆動できるバッテリーを搭載しています。
また、AI音声アシスタント Zepp Flow (オフライン対応)、AIパーソナルコーチ「Zepp Coach™」、120種類以上のスポーツモード、ランニング機能(トラックランモード、スマート軌道修正機能など)、トレーニングテンプレート作成、5衛星測位対応の高精度GPS(オフラインマップ・ナビゲーション対応)に対応。
心身の準備状態を測定する「レディネススコア」、睡眠中の「心拍変動(HRV)モニタリング」、BioTracker™ 6.0 PPG バイオセンサーによる高精度な健康モニタリング、Bluetooth通話、ミニアプリ対応、フィットネスアプリ連携、5ATM防水にも対応しています。
価格は、Amazonで14,800円(税込)、楽天市場で14,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで14,800円、米国 Amazon.comで$79.99、です。
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Redmi Watch 5
Xiaomiから発売されたHyperOS搭載のスマートウォッチです(2025年1月23日に発売)。
2.07インチのAMOLED タッチスクリーン、約24日間駆動できるバッテリーを搭載しています。
また、150種類以上のスポーツモード、ランニング機能、血中酸素・心拍数・睡眠モニタリング、音楽再生、Bluetooth通話、)、呼吸エクササイズ、バイタリティスコア、文字盤デザインのカスタマイズ(200種類)、クイックリリース、
オンリストランニングコース(10種類のランニングコース、マルチGNSS(GPSセンサー内蔵)、リニアモーター(20種類以上のバイブレーションパターン)、通知の受信(LINE)カメラのリモート操作、スマートフォンの検索、懐中電灯、天気予報、Bluetooth 5.3、5気圧防水に対応しています。
価格は、Amazonで14,980円(税込)、楽天市場で14,980円(税込・送料無料)、ヤフーショッピングで14,980円(税込・送料無料)、AliExpressで10,733円、米国 Amazon.comで$153.86、です。
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Redmi Watch 5 Lite
シャオミから発売されたスマートウォッチです(2024年10月10日発売)。
1.96インチのAMOLEDディスプレイ、最大18日駆動する470 mAh バッテリー、スピーカー、デュアルマイク(ノイズリダクション)、GPSセンサー、Xiaomi HyperOSを搭載しています。
また、マルチGNSS(距離、ペース、ルートの測定)、150種類以上のスポーツモード、Bluetooth通話、ウィジェット機能(音声アシスタント、カレンダーを含む)文字盤デザインのカスタマイズ(200種類以上)、5気圧防水、Mi Fitness アプリ、Bluetooth 5.3に対応しています。
価格は、Amazonで6,480円(税込)、楽天市場で6,480円(送料無料)、ヤフーショッピングで6,762円(送料無料)、AliExpressで5,522円、米国 Amazon.comで$48.99、です。
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Amazfit Bip5 Unity
Amazfitから発売されたZepp OS 3.0 搭載のスマートウォッチです。1.91インチのカラーTFTスクリーン、最大10日間駆動できる300mAhバッテリー、スピーカー、マイク搭載で、120種類以上のスポーツモード、スマート認識(自動検出・6つのスポーツ)、Amazon Alexa音声操作、Bluetooth通話、IP68防水防塵に対応しています。
価格は、Amazonで9,009円(税込)、楽天市場で9,900円(送料無料)、ヤフーショッピングで9,900円(送料無料)、AliExpressで12,958円、米国 Amazon.comで$69.99、です。
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HUAWEI WATCH FIT 3
ファーウェイから発売されたHarmonyOS搭載のスマートウォッチです。1.82インチのAMOLEDタッチスクリーンを搭載。10日間駆動できるバッテリー、回転クラウン搭載で、カロリー管理機能、Bluetooth通話、音楽再生(保存)に対応しています。
価格は、Amazonで21,800円(税込)、楽天市場で21,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで23,980円、AliExpressで16,769円、です。
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