Snapdragon 8 Gen 3搭載のゲーミングタブレット「Lenovo Legion Y700 2025」。早くも「前モデルよりもヌルヌル、サクサクで動く」と評判です。
しかし、その一方で「前モデルからあまり変わっていないのでは?」という口コミもあり、購入を迷っている人も多いようです。
そこで、今回はその性能の違いを明らかにするために、次の5点を重点的に解説します。
- プロセッサ(Snapdragon 8 Gen 3)
- ディスプレイ・リフレッシュレート
- 冷却システム
- ストレージ(UFS4.0)
- バッテリー・充電(68W急速充電)
<共通したメリット>
- 機能(超広視野モード、ゲームアイランド、3段階のパフォーマンスモード)
- スピーカー・オーディオ
- 振動モーター
また、前モデル「Lenovo Legion Y700 2023」と共通したメリットも紹介!Antutuベンチマークやゲーム性能、スペック、
購入する前に知っておきたいデメリットや評価、詳細な価格情報もあるので、ぜひ参考にしてみてください。
「Lenovo Legion Y700 2025」が発売開始!
2024年11月、AliExpressで中国 レノボの新製品「Legion Y700 2025」(レギオン ワイ 2025)が発売されました。
※CN版(中国版で、システム言語は英語、中国語に対応)。グローバル版(多言語対応)は現時点で、まだ発売されていません。
Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3とZUI 16(Android 14)を搭載した8.8インチのゲーミング タブレットです。
レノボからは2023年8月にSnapdragon 8+ Gen 1を搭載した8.8型「Legion Y700 2023」(Android 13 + ZUI 15)が発売されています。
このタブレットは「重いゲームでもサクサク動いて高熱にならない」、「ゲームに関する機能が豊富にあって使いやすい」と評判でした。
新モデルはその性能を強化しつつ、最大165Hzのリフレッシュレートに対応したことで話題になっています。
もちろん、原神や鳴潮 (Wuthering Waves) などの人気ゲームもサクサクとプレイできますよ。
それでは早速どんなタブレットなのか、その価格や特徴(メリット)をくわしく見ていきましょう。
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公式ページ:Lenovo Legion Y700 2025(中国のサイト)
価格は約7万円台・4万円台の前モデルよりもお買い得なのか?
新モデル「Lenovo Legion Y700 2025」のくわしい特徴(メリット)を見ていく前に、関連した製品の価格を全体的に抑えておきましょう。
まず、新モデル「Lenovo Legion Y700 2025」はAliExpressで約7万円で販売されています。日本ではヤフーショッピングで99,800円で販売されていました。
セール期間中に発行される割引クーポンを利用すると、2~3千円ほど安くなるので、最安価格で購入したい人はアプリで価格をチェックした方がいいでしょう(※アプリでは表示価格の下にクーポン情報が表示されます)。
一方、前モデル「Lenovo Legion Y700 2023」はAliExpressで約4万円台で販売されています。
日本でも販売されていますが、高額になるのでAliExpressで購入するのが一番いいでしょう。
他メーカーでは Snapdragon 8+ Gen 1を搭載した8.8型 NEC「LAVIE Tab T9 T0995/HAS」は楽天市場で81,177円で販売されています。こちらは「Lenovo Legion Y700 2023」と性能が近く、ゲーム性能が高いのが特徴です。
10.9インチのゲーミングタブレット「REDMAGIC Nova」は予約が必要ですが、国内版は92,800円~(税込)で販売予定です(ECサイトではまだ販売されていませんでした)。AliExpressではすでに512GBモデルが71,329円で販売中です。
また、ゲーミングタブレットではありませんが、Apple A17 Bionic チップを搭載した第7世代「iPad mini」はAmazonで78,800円で販売中。
Snapdragon 6 Gen 1搭載で振動モーター付きの8.4型「Alldocube iPlay 60 Mini Turbo」はクーポン適用で27,999円で販売されています。
本格的なゲーミングタブレットは安くても7万円前後になり、新モデルと同じくらいの価格になります。
前モデル「Lenovo Legion Y700 2023」だけが約4万円でお買い得な感じがします。
その場合の価格差は約3万円になります。
果たして新モデル「Lenovo Legion Y700 2025」はこれらのタブレットよりもお買い得なのでしょうか?
くわしい特徴(メリット)を見ていきましょう。
違い1:Snapdragon 8 Gen 3の性能とAntutuベンチマーク
新モデル「Lenovo Legion Y700 2025」はQualcomm Snapdragon 8 Gen 3 プロセッサを搭載しています。
このプロセッサは4nmプロセスで製造された8コア、最大3.4GHz駆動のCPUを搭載し、生成AIでの処理に最適化されているという特徴があります。
また、内蔵のGPUはQualcomm Adreno 750で、ゲームパフォーマンスを向上させる Snapdragon Elite GamingやUnreal Engine 5.2をサポート。
また、グラフィック APIのOpenGL ES 3.2、OpenCL 2.0 FP、Vulkan 1.3もサポートし、ゲームやストリーミングの映像がよりスムーズに再生できるようになっています。
Antutu ベンチマーク
Antutuベンチマーク V10 総合は約215万 前後 (2053731)を記録しています。
例: Antutu V10 総合で「2053731」、CPUで「476942」、GPUで「857852」、MEMで「366186」、UXで「352751」
投稿者: @akibaburariThreadsで見る
同じプロセッサはスマートフォンの「REDMAGIC 9 Pro」、「Zenfone 11 Ultra」、「Sony Xperia 1 VI」などにも搭載されています。
また、ゲーミングタブレット「REDMAGIC Nova」にはRedMagicが独自にカスタマイズしたQualcomm Snapdragon 8 Gen 3 LEADING VERSION が搭載されています。
前モデルと比較
一方、前モデル「Lenovo Legion Y700 2023」はAntutu V10 ベンチマーク総合は約130万 (1323895) 前後 を記録していました。
例: Antutu V10 総合で「1323895」、CPUで「342937」、GPUで「478563」、MEMで「230938」、UXで「271457」
新モデルは前モデルよりも約70万以上スコアが上がっていることから、プロセッサ性能が飛躍的に向上しているといえます。
Snapdragon 8 Gen 3 性能を比較
性能的にはApple M4、MediaTek Dimensity 9300+ よりも低く、
Snapdragon 8 Gen 2 や MediaTek Dimensity 8300 よりも高くなります。
<CPUランキング>
- 1.Apple M4 (iPad Pro M4)・・・Antutu:247万
- 2.MediaTek Dimensity 9300+ (Galaxy Tab S10)・・・Antutu:230万
- 3.Apple M2 (第6世代 iPad Air)・・・Antutu:218万
- 4.★ Snapdragon 8 Gen3 (Lenovo Legion Y700 2025 / REDMAGIC Nova)・・・Antutu:215万
- 5.Snapdragon 8 Gen 2 (Xiaomi Pad 6S Pro 12.4/Galaxy Tab S9)・・・Antutu:150万
- 6.MediaTek Dimensity 8300 (Lenovo Xiaoxin Pad Pro 12.7 2025)・・・Antutu:140万・・・Antutu:140万
- 7.Snapdragon 8+ Gen 1 (Xiaomi Pad 6 Pro/LAVIE Tab T9 T0995 HAS/Lenovo Legion Y700 2023)・・・Antutu:110万
- 8.MediaTek Dimensity 9000 (OnePlus Pad/OPPO Pad 2/LAVIE Tab T14/Lenovo Legion Y900)・・・Antutu:100万
- 9.Qualcomm Snapdragon 8 Gen 1 (Galaxy Tab S8 Ultra/Galaxy Tab S8)・・・Antutu:90万
- 10.Google Tensor G2 (Google Pixel Tablet)・・・Antutu:80万
- 11.Snapdragon 870 5G (OPPO Pad/Lenovo Xiaoxin Pad Pro 12.7/Xiaomi Pad 6)・・・Antutu:70万
- 12.Snapdragon 7s Gen 2 (Redmi Pad Pro/POCO Pad)・・・約 62万
- 13.MediaTek Helio G99 (Headwolf HPad5)・・・約 40万
ゲーム性能
Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3 プロセッサは非常にパワフルで多くのゲームが高フレームレートで動作します。
公式サイトによると、
有名バトルロイヤル系スマホゲームは、
- 119.1 fpsの平均フレームレート(画質 スムーズ)
- 1.96の安定指数
- 7.7W 平均消費電力
- 37.3°Cのグリップエリア温度(2.5時間連続稼働後)
また、RPGオープンワールド系スマホゲームは、
- 59.9 fpsの平均フレームレート(画質 最高)
- 0.05の安定指数
- 9.5W平均消費電力
- 41.3°Cのグリップエリア温度(2.5時間連続稼働後)
ARPGアクション系スマホゲームは、
- 59.9 fpsの平均フレームレート(画質 高)
- 0.72の安定指数
- 7.7W の平均消費電力
- 37.3°Cのグリップエリア温度(2.5時間連続稼働後)
で動作することが報告されています。いずれも平均フレームレートが約60 fps以上で、高いゲーム性能があることがうかがえます。
そのほか、「崩壊:スターレイル」、「鳴潮」 (Wuthering Waves) 、「ゼンレスゾーンゼロ」がいずれも60 FPS以上で快適に動作することが報告されています。
また、「原神」はグラフィック設定「高」、50-60 FPS で快適にプレイできます。
各ゲーム タイトルのフレームレートは以下の通りです。
- 崩壊:スターレイル・・・60.2 FPS
- 鳴潮 (Wuthering Waves) ・・・60.1 FPS
- ゼンレスゾーンゼロ・・・60.4 FPS
- 原神 Genshin Impact・・・59 FPS
- PUBG Mobile・・・90 FPS
- Call of Duty: Mobile・・・60 FPS
- フォートナイト Fortnite・・・56 FPS
- Shadowgun Legends・・・118 FPS
- World of Tanks Blitz・・・120 FPS
- Mobile Legends: Bang Bang・・・59 FPS
そのほか、比較的軽い「Honor of Kings」、「ビックリマン・ワンダーコレクション」、「HIT : The World」、「マインクラフト」、「ウマ娘」なども快適に動作します。
違い2:8.8インチのピュアサイト液晶・リフレッシュレート 165Hz対応で高速入力も
新モデル「Lenovo Legion Y700 2025」は 8.8インチ(解像度2560 x 1600 px)のIPS ディスプレイを搭載しています。
このディスプレイはLenovoが独自に開発したディスプレイ技術「PURESIGHT」(ピュアサイト)を採用し、クリアで鮮明な映像を映し出せます。
ディスプレイの仕様は次の通り。
- アスペクト比:16:10
- 最大輝度:500nit
- ピクセル密度:343ppi
- DCI-P3:100%
- ちらつき防止:全局DC調光
- 映像技術:HDR 10、Dolby Vision
- 色の正確さ:DeltaE<1
- 目の保護:TUV認証
ほとんどが前モデル「Lenovo Legion Y700 2023」と同じで、大きな変更点はありませんが、
リフレッシュレートの値が144Hzから165Hzになり、より滑らかな映像再生が可能になっています。
また、タッチサンプリングレートは240Hzのままですが、
前モデルからタッチ遅延を32.2%削減しており、タッチ入力のスピードが向上しています。
タッチ入力に関してはタップのスピードが10倍になる「10倍タッチ」にも対応しています。
<リフレッシュレートを比較>
- 1.「Lenovo Legion Y700 2025」・・・165Hz(非常に滑らか)
- 2.「Lenovo Legion Y700 2023」・・・144Hz(滑らか)
違い3:VC面積 10004 mm2で強力に冷却・内部設計も再構築で4.3度低くなる
新モデル「Lenovo Legion Y700 2025」は高性能なSnapdragon 8 Gen 3プロセッサの発熱を抑えるために、強力な冷却システムを採用しています。
具体的にはVC面積 10004 mm2の大型ベイパーチャンバーでプロセッサから発生する熱を効率的に拡散。
熱伝導率の高いグラファイトシートを合わせた放熱面積39021平方mmで、効率的に熱を外部に排出します。
また、新たに筐体内部のエアフローを最適化するために、本体内部のレイアウトを再構築し、
発熱エリアを両手から離れた場所に配置。
これにより、グリップエリア(手でもつ部分)の温度を効果的に4.3度下げています。
一方、前モデル「Lenovo Legion Y700 2023」は放熱面積39021 mm2、VC面積8771 mm2の冷却システムを採用していました。
新モデルよりもベイパーチャンバーのVC面積が小さく、冷却性能はやや低いです。
また、新モデルと違い、内部の設計が再構築されていないため、グリップエリア(手でもつ部分)の温度が4.3度高くなります。
<冷却エリアを比較>
- 1.「Lenovo Legion Y700 2025」・・・放熱面積39021 mm2、VC面積10004 mm2
- 2.「Lenovo Legion Y700 2023」・・・ 放熱面積39021 mm2、VC面積8771 mm2
違い4:UFS4.0規格のストレージに対応・より高速な読み込みと書き込みが可能に
新モデル「Lenovo Legion Y700 2025」は256GB/512GB UFS4.0 ストレージを搭載しています。
また、SDカードスロットを搭載し、別売のmicroSDカードで最大1TBまで拡張・増設できます。
一方、前モデル「Lenovo Legion Y700 2023」は256GB/512GB UFS 3.1 ストレージ(最大1TB)を搭載していました。
新モデルはストレージの規格がUFS 3.1からUFS4.0に変更されたことで、より高速な転送が行えるようになっています。
<転送速度の違い>
- UFS 4.0・・・最大読み込み速度: 6,000 MB/s(6GB/s)、最大書き込み速度: 3,800 MB/s(3.8GB/s)
- UFS 3.1・・・最大読み込み速度: 最大 2,100 MB/s(2.1 GB/s)、最大書き込み速度: 最大 1,200 MB/s(1.2 GB/s)
そのほか、UFS 4.0は、UFS 3.1に比べて、バッテリー持ちが良く、
より大きなストレージ容量(1TB以上)をサポートしているという違いもあります。
<ストレージを比較>
- 1.「Lenovo Legion Y700 2025」・・・256GB/512GB UFS 4.0(最大1TB)
- 2.「Lenovo Legion Y700 2023」・・・256GB/512GB UFS 3.1(最大1TB)
違い5:6550mAh バッテリー搭載で68W急速充電を利用できる
新モデル「Lenovo Legion Y700 2025」は容量 6550mAh のバッテリーを搭載しています。
駆動時間はゲームで約8.9時間、動画再生で約14.6時間 です。
また、68W急速充電(スーパーフラッシュチャージ)に対応し、短時間で充電を完了することが可能。
バイパス充電に対応し、充電器から直接電力を供給することで、バッテリーの消耗や発熱を抑えることができます。
ゲームをプレイしながら充電することも可能です。
一方、前モデル「Lenovo Legion Y700 2023」は6550mAhバッテリー搭載で45W急速充電 (45分で95%まで)、バイパス充電に対応していました。
新モデルの方が前モデルよりも高速に充電できるようになっています。
<バッテリー・充電を比較>
- 1.「Lenovo Legion Y700 2025」・・・6550mAh / 68W急速充電、バイパス充電
- 2.「Lenovo Legion Y700 2023」・・・6550mAh / 45W急速充電、バイパス充電
「Lenovo Legion Y700 2023」と共通したメリット
新モデル「Lenovo Legion Y700 2025」と前モデル「Lenovo Legion Y700 2023」の共通したメリットを紹介します。
メリット1:豊富なゲーム機能を利用できる
新モデル「Lenovo Legion Y700 2025」は快適にゲームをプレイできるようにさまざまな機能が利用できるようになっています。
超広視野モード
ゲームプレイ時に視野を広げてくれる機能です。アスペクト比を16:10から16:9または18:9に拡張できます。これにより、画面に表示される情報量が増え、敵やアイテムをより早く見つけることができます。
MOBAゲームの場合は視野を最大50%まで拡大可能です。主なゲームで利用可能で、ほぼすべてのゲームで利用できます。
ただし、一部のゲームでは、超広視野モードに対応していない場合があります。
ゲームアイランド
ゲーマーのために最適化されたインターフェースを提供する機能です。ゲームプレイ中に簡単にアクセスできる便利なツールや設定がまとめられています。ゲーム中に画面の端からスワイプすることで起動できます。 また、特定のゲームを起動すると自動的に起動するように設定することもできます。
<主な機能>
- パフォーマンスダッシュボード・・・CPUやGPUの使用率、フレームレート、温度などをリアルタイムで表示します。
- ゲームモード設定・・・パフォーマンス、バランス、省電力など、ゲームに最適なパフォーマンスモードを選択できます。
- ネットワーク最適化・・・ネットワークの遅延を最小限に抑え、スムーズなゲームプレイを実現します。
- 通知ブロック・・・ゲーム中に通知を表示しないようにすることで、集中力を妨げないようにします。
- クイック設定・・・画面の明るさや音量などをゲーム中に簡単に調整できます。
- マクロ・・・複雑な操作を記録して、ワンタッチで実行できます。
- スクリーンショット/録画・・・ゲームプレイを簡単にキャプチャできます。
3段階のパフォーマンスモード
Lenovo Legion Y700 (2025) には、バッテリー消費とパフォーマンスのバランスを調整できる3段階のパフォーマンスモードが搭載されています。これにより、、ゲームに合わせて適切なパフォーマンスレベルを選択できます。
- 省エネモード・・・バッテリー消費を抑え、長時間の使用を可能にします。
- バランスモード・・・パフォーマンスとバッテリー消費のバランスを最適化します。
- パフォーマンスモード・・・最高のパフォーマンスを発揮します。
メリット2:超線形スピーカーで歪みの少ないクリアな再生できる・Dolby Atmosにも対応
新モデル「Lenovo Legion Y700 2025」は2つの 超線形スピーカー を搭載し、歪みが少なく、より正確で自然なステレオサウンドを再生できます。
また、Dolby Atmosに対応し、より立体的なサウンドを再生することが可能。
専門的なチューニングも施し、クリアでパワフルなサウンドを再生できます。
そのほか、マイクにノイズキャンセリング機能を搭載し、クリアな音声で通話することが可能。
USB-Cポートとアダプターを介して、有線イヤホンやヘッドホンを接続することもできます。
メリット3:デュアルX軸リニアモーターでよりリアルな振動体験ができる
新モデル「Lenovo Legion Y700 2025」はゲーム体験をよりリアルにするためにデュアルX軸リニアモーターを搭載しています。
このモーターはLegionとAAC Technologiesが共同開発したもので、
様々なシーンに適応し、高品質な振動を提供することで、触覚フィードバックを大幅に向上させます。
具体的には振動の強さを細かく調整することで、ゲーム内の状況に合わせてよりリアルなフィードバックを実現。
ゲームのシーンによって低周波の重厚感、中周波の衝撃感、高周波の鋭い感覚をユーザーに与えることで、
よりリアルな振動体験ができるようになっています。
「Lenovo Legion Y700 2025」のデメリット
「Lenovo Legion Y700 2025」のデメリットを紹介します。
デメリット1:英語と中国語にしか対応していない
「Lenovo Legion Y700 2025」は中国国内向けに販売されているため、システム言語が英語と中国語にしか対応していません。
日本語を使用することは可能ですが、非常に手間がかかるため、基本的に英語を使うことになります。
デメリット2:Google Playストアが最初からインストールされていない
「Lenovo Legion Y700 2025」は中国国内向けに販売されているため、初期状態ではGoogle Playストアがインストールされていません。
APKPureやAurora Storeなどのサードパーティ製の外部ストアアプリを利用してインストールすることはできます。
デメリット3:microSDカードが使えない・3.5mmイヤホンジャックがない
「Lenovo Legion Y700 2025」はmicroSDカードカードスロットがないため、ストレージ容量を気軽に増やすことができません。
また、3.5mmイヤホンジャックがないため、利用するには別途アダプターが必要になります。
デメリット4:4G LET通信に対応していない・GPSも使えない
「Lenovo Legion Y700 2025」はSIMフリーの4G LET通信が利用できません。そのため、Wi-Fi環境のない場所で単体で通信することができません。
また、GPSセンサーを内蔵していないため、GPSを利用した位置ゲームなどを快適にプレイできません。
「Lenovo Legion Y700 2025」のスペック
- ディスプレイ 8.8インチ、解像度2560 x 1600 pxのIPS
※WQXGA/16:10/343ppi/最大輝度500nit/HDR 10/DCI-P3 100%/DC調光/DeltaE<1/Dolby Vision/TUV認証 - リフレッシュレート 165Hz
- タッチサンプリングレート 240Hz ※タッチ遅延を32.2%削減
- プロセッサ Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3
※4nm/64bit/8コア/最大3.4GHz - GPU Qualcomm Adreno 750
- RAM(メモリ) 12GB/16GB LPDDR5X
- ストレージ 256GB/512GB UFS4.0
- 外部ストレージ microSDカードで最大1TBまで
- バッテリー 6550mAh
- 駆動時間 ゲームで約8.9時間、動画再生で約14.6時間
- 充電 68W急速充電(スーパーフラッシュチャージ)、バイパス充電、ゲーム中の発熱を抑える
- 背面カメラ 13MP
- 前面カメラ 8MP
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2 ※ネットワーク遅延を45.8%削減
- インターフェース USB Type-C 3.1 Gen2 (OTG/DP映像出力) x2、microSDカードスロット、3.5mmイヤホンジャック
- 映像出力 4K
- スピーカー デュアル 超線形スピーカー (ステレオ/最大6.8W/Smart PA)
- オーディオ Dolby Atmos、3Dオーディオ
- 冷却システム 放熱面積39021平方mm、VC面積10004 mm2
- 振動モーター デュアルX軸リニアモーター
- 機能 超広視野モード、ゲームアイランド、3段階のパフォーマンスモード
- OS Android 14 + ZUI 16
- サイズ 208.54 x 129.46 x 7.79 mm
- 重量 約 350g
- カラー ブラック、ホワイト
- 付属品 充電器、Type-Cケーブル、クイックスタート、セキュリティガイド
「Lenovo Legion Y700 2025」の評価
7つの基準で「Lenovo Legion Y700 2025」を5段階で評価してみました。
- スペック:★★★★★
- デザイン:★★★★
- 耐久性:★★★
- 通信:★★★
- 機能:★★★★
- 使いやすさ:★★★★
- 価格:★★★
<総合評価>
2023年8月に発売された「Lenovo Legion Y700 2023」の後継機になります。
プロセッサをSnapdragon 8+ Gen 1からSnapdragon 8 Gen 3に変更したことで、
大幅に性能が向上しています。
また、ディスプレイのリフレッシュレートが144Hzから165Hzに向上。
より広い冷却面積を持つ冷却システムや高速なUFS4.0ストレージも採用されています。
「REDMAGIC Nova」との違いは?
同じゲーミングタブレット「REDMAGIC Nova」(10.9インチ)との大きな違いはディスプレイの大きさです。
「Lenovo Legion Y700 2025」は8.8インチと比較的小型サイズで、
ギリギリ挟んで使うコントローラーも利用できます。
厚さ7.79 mm、重さ約 350gと薄型軽量なので、外出先に持ち込んでプレイしやすいというメリットもあります。
また、システム言語やアプリストアにも大きな違いがあります。
「Lenovo Legion Y700 2025」は中国国内向けのため、英語、中国語しか対応せず、
初期状態ではGoogle Playストアもインストールされていません。
言語は英語で、Google Playは外部ストアからインストールできるという人はいいかもしれませんが、
そうでない人はかなり苦労しそうな感じがします。
ゲーム性能は高いか?
しかしながら、ゲームに関する機能はやはり高いものがあります。
ディスプレイはリフレッシュレート 165Hzだけでなく、タッチサンプリングレート 240Hz に対応し、
従来よりも高速なタッチ入力が可能です。
また、冷却システムは内部設計から見直し、手でもつ部分が4.5度も低下し、VC面積の拡大とともに冷却性能を高めています。
さらにデュアル 超線形スピーカーによる高音質なステレオ再生やデュアルX軸リニアモーターによるリアルな振動効果、
超広視野モードをはじめとしたさまざまなゲーム機能も用意しています。
価格は7万円台で高額ですが、Snapdragon 8 Gen 3搭載で機能も充実していることから、
コスパは良い方だといえます。
8インチ台の高性能なゲーミングタブレットを探している人におすすめします。
「Lenovo Legion Y700 2025」の価格・販売先
ECサイト
AliExpressで70,001円、
ヤフーショッピングで99,800円、
で販売されています。
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ヤフーショッピングで「Lenovo Legion Y700 2025」をチェックする
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米国 Amazon.comで「Lenovo Legion Y700 2025」をチェックする
※AliExpressでの購入方法・支払い方法はこちらのページで紹介しています。
AliExpressで激安ガジェットをお得に購入する方法を徹底 解説
おすすめの類似製品を紹介
「Lenovo Legion Y700 2025」に似た性能をもつタブレットも販売されています。
「LAVIE Tab T9 T0995/HAS」
NECから発売された8.8インチのタブレットです(2024/2/15発売)。
Android 13、Qualcomm Snapdragon 8+ Gen 1、8GB LPDDR5Xメモリ、2.5KのワイドLED液晶、128GBストレージ、6550 mAhバッテリー、背面 13MP+2MPの2眼のメインカメラ、前面 8MPのフロントカメラを搭載しています。
また、リフレッシュレート 144Hz、X軸リニアモーター、ゲームアシスタント機能、DP映像出力、ステレオスピーカー、Dolby Atmos、ステレオマイク、PD急速充電、LAVIE Tab デジタルペン3 (筆圧4096段階・別売)、
ストレージ拡張 (microSD)、USB 3.2 Gen 2 Type-C x1(クライアント機能/OTG/映像出力/充電)、USB 2.0 Type-C x1(クライアント機能、OTG対応、充電兼用)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.3に対応しています。
価格は、Amazonで109,780円(税込)、楽天市場で81,177円(送料無料)、ヤフーショッピングで89,600円、です。
関連記事:最強ハイエンド「LAVIE Tab T9 T0995/HAS」の性能と評価
「REDMAGIC Nova」(日本版)
Nubia Technologyから発売された10.9インチのゲーミングタブレットです(2024年11月13日に発売)。
REDMAGIC OS 9.5(Android 14ベース)、Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3 リーディングバージョン、12GB / 16GB LPDDR5X メモリ、256GB / 512GB UFS 4.0 ストレージ、10100mAh バッテリー、背面50MPのメインカメラ、前面20MPのフロントカメラを搭載しています。
冷却システム「PAD ICE 2.0」、80W急速充電、充電分離機能、リフレッシュレート 最大144Hzタッチサンプリングレート 最大840 Hz、「REDMAGICゲームスペース」、「X Gravityプラットフォーム」、左右対称4スピーカー、DTS:X Ultra認証、3つのマイク、X軸リニアモーター、Type-C USB 3.1 Gen2、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4に対応しています。
価格は、12GB + 256GBモデルで92,800円(税込)、16GB + 512GBモデルで122,800円(税込)です。
関連記事:冷却付き「REDMAGIC Nova」ゲーミングタブレットの性能と評価
第7世代「iPad mini」
Appleから発売された8.3インチのタブレットです(2024年10月23日発売)。
Apple A17 Bionic チップ、Liquid Retina液晶、128GB/256GB/512GBストレージ、最大10時間駆動する19.3Wh バッテリー、背面12MPのメインカメラ、前面12MPのフロントカメラ、iPadOS 18を搭載しています。
また、Apple Intelligence、Apple Pencil Pro(別売)、ステレオスピーカー、FaceTimeオーディオ、Apple Pay、Touch ID、音声認識 Siri、4Kビデオ撮影、1080pスローモーションビデオ、FaceTimeビデオ、センターフレーム、USB Type-C(10Gbps、DP、PD)、5G通信、eSIM、GPS (Wi-Fi + Cellularモデルのみ)、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3に対応しています。
価格は、Amazonで78,800円、楽天市場で80,100円(送料無料)、ヤフーショッピングで79,999円、です。
関連記事:第7世代「iPad mini」と歴代iPad miniシリーズを比較
「Alldocube iPlay 60 Mini Turbo」
Alldocubeから発売された8.4インチのタブレットです(2024年9月26日発売)。
Android 14、Qualcomm Snapdragon 6 Gen 1、8GB LPDDR5 メモリ、フルHDのIPS液晶、128GB UFS3.1、5500 mAhバッテリー、背面13MPのメインカメラ、前面5MPのフロントカメラを搭載しています。
また、4K映像出力、18W PD急速充電、最大16GBまでのメモリ拡張、Widevine L1、最大512GBまでのストレージ拡張、ジャイロスコープ、振動モーター、自動明るさ調整、USB 3.1 Type-C (OTG/)、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.0に対応しています。
価格は、Amazonで33,999円(税込・6000円OFFクーポン付き)、楽天市場で27,999円(送料無料・ポイント5倍あり)、ヤフーショッピングで39,800円、AliExpressで25,673円、米国 Amazon.comで$199.99 ($20 OFFクーポン付き)です。
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