2024年10月に発表されて以来、Lenovo Legion Y700 Gen 3 2025は、8.8インチゲーミングタブレットの市場でロングセラーを続け、今なお高い人気を維持しています 。一体、多くのゲーマーを惹きつけてやまないその魅力は何なのでしょうか?
Lenovo Legion Y700 Gen 3 2025の魅力
最大の魅力は、8インチというコンパクトなボディに詰め込まれた、現行最高クラスの圧倒的なパフォーマンスです 。プロセッサにはQualcomm Snapdragon 8 Gen 3を搭載し、AnTuTu V10ベンチマークでは総合200万点以上を記録 。12GBまたは16GBの高速なLPDDR5X RAMと、256GBまたは512GBのUFS 4.0ストレージとの組み合わせにより、『原神』や『鳴潮』といった極めてグラフィック負荷の高いゲームでも、最高設定で安定して動作します 。
また、8.8インチ、2560 x 1600 (WQXGA) 解像度の高精細なディスプレイを搭載。165Hzの超高リフレッシュレートに対応し、比較にならないほど滑らかな映像でゲームを楽しめます 。
さらに、6550mAhのバッテリーに加え、わずか1時間で満充電が可能な68Wの超急速充電、そしてゲーム中のバッテリー劣化を防ぐバイパス充電にも対応しています 。
その他にも、進化した冷却システム、ラグを低減する高速なWi-Fi 7通信、Dolby Atmos対応のデュアルスーパーリニアスピーカー、そして「ゲームアイランド」を始めとする多彩な専用ゲーム機能など、魅力が満載です 。
この記事でLenovo Legion Y700 Gen 3 2025を徹底解剖!
この記事では、Lenovo Legion Y700 Gen 3 2025が持つ性能や機能を、実際の使用感に基づき、デザインから内部スペック、そしてソフトウェアの使い勝手に至るまで、あらゆる角度から徹底的に深掘りしていきます。
特に、多くのユーザーが気になるであろう前モデル「Lenovo Legion Y700 Gen 2 2023」からの進化点に焦点を当て、スペックや機能、使い勝手の違いを明らかにしていきます。
【この記事で分かること】
- Lenovo Legion Y700 Gen 3 2025のデザインとディスプレイの詳細
- プロセッサ(CPU)性能とメモリ、ストレージの実力
- AnTuTuベンチマークのスコアと実際のゲーム性能(FPS)
- ゲームアイランドや超広視野モードなど専用ゲーム機能の使い勝手
- AIアシスタント機能で何ができるのか
- バッテリー持続時間と68W急速充電、バイパス充電の実力
- 冷却性能と通信性能の安定性
- 前モデル「Gen 2」との詳細なスペック比較と違い
- メリット・デメリットの総まとめ
- 項目別の5段階評価と総合評価
- 最新の価格とおすすめの購入先
この記事を最後まで読むことで、「Lenovo Legion Y700 Gen 3 2025」が本当に必要なのか、購入するべきかどうかがはっきりと分かるはずです。購入を迷われている方は、ぜひ参考にしてみてください。
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公式ページ:Lenovo Legion Y700 2025(中国のサイト)
デザイン:Lenovo Legion Y700 Gen 3 2025の洗練されたボディとゲーマー向けの実用性
ここでは、Lenovo Legion Y700 Gen 3 2025のデザインについて、その質感、携帯性、そしてゲーミングタブレットとしての機能美に焦点を当てて詳しくレビューしていきます。前モデル「Lenovo Legion Y700 Gen 2 2023」からの変更点にも触れながら、その魅力に迫ります。
高級感とシンプルさを両立した筐体
このタブレットを初めて手に取ったとき、そのしっかりとした作りに感心させられました。筐体にはアルミニウム合金が使われており、ひんやりとしてサラサラな質感が非常に心地よいです 。前モデル「Lenovo Legion Y700 Gen 2 2023」のマットなグレー基調のデザインもシンプルで好印象でしたが 、Gen 3はさらに洗練され、価格以上の高級感を漂わせています 。
背面に大きく配置された「LEGION」のロゴも、派手すぎることなくデザインに溶け込んでおり、ゲーム以外の場面、例えばカフェでの作業などでも気兼ねなく使えるでしょう 。サイドフレームは金属のような美しい仕上がりですが、おそらくプラスチック製だと思われます 。しかし、その質感は非常に高く、全体としてコストカットを感じさせない作り込みには、Lenovoの本気度が伺えます 。カラーはシックな「カーボンクリスタルブラック」と清潔感のある「アイスホワイト」から選べます 。
片手で持てる、絶妙なサイズ感
本機の最大の魅力の一つは、その絶妙なサイズ感です 。重量は約350g、薄さは7.79mmと、前モデルGen 2の約350g、7.6mmというサイズ感をほぼ維持しています 。この軽さと薄さのおかげで、まさに片手で楽に持つことができます 。通勤電車の中で電子書籍を読んだり、ソファに寝転がってYouTubeを眺めたりする際に、この携帯性の高さは大きなメリットです。
そして、タブレットを横向きに回転させれば、即座に本格的なポータブルゲーム機へと変身します 。この「持ち運びやすさ」と「ゲームへの没入感」を両立させたサイズこそ、このタブレットが多くのユーザーから支持される理由なのだと、実際に使ってみて強く感じました 。
ゲーマーの心理を理解したポートとボタン配置
機能面で特に評価したいのが、2つのUSB Type-Cポートを搭載している点です 。これは前モデルから引き継がれた優れた仕様で 、充電しながらUSB-C接続のイヤホンで音を聞いたり、外部コントローラーを接続したりと、柔軟な使い方が可能です 。特に、『原神』や『崩壊:スターレイル』といったバッテリー消費の激しいゲームを長時間プレイする際には、充電切れを気にせず没頭できるため、この上なく便利です 。
一方で、いくつかの変更点には注意が必要です。前モデル「Lenovo Legion Y700 Gen 2 2023」に搭載されていた3.5mmイヤホンジャックとmicroSDカードスロットが、Gen 3では廃止されています 。特にmicroSDカードスロットについては、公式スペックには対応の記載があるものの、複数のレビューで非搭載と指摘されており、大容量の動画などを保存したい方は、最初からストレージ容量の大きいモデルを選ぶか、購入前に仕様を再確認することをお勧めします 。
ゲームプレイに最適化されたベゼルデザイン
ベゼルのデザインにも、ゲーマー向けの工夫が凝らされています。タブレットを横向きに持つと、上下に来るベゼルはやや太く、左右は細く設計されています 。この一見アンバランスなデザインが、ゲームプレイ時には最高のホールディング性を発揮します。太いベゼル部分をしっかりと握れるため、指が画面に触れて誤操作する心配がなく、安定した姿勢でプレイに集中できました 。
まさに「ゲームをプレイするため」に考え抜かれたデザインだと感心します。ただし、前面カメラは横向きにした際の左側ベゼルに配置されているため、ビデオ通話などで横向きに持つと、アングルによってはカメラが手で隠れやすくなる点には留意が必要です 。
まとめ:デザインと外観、接続ポート
- 第一印象:アルミニウム合金のサラサラとした質感が心地よく、価格以上の高級感を感じさせる 。
- 携帯性:約350g、薄さ7.79mmと非常に軽量コンパクトで、片手での操作や持ち運びが非常に楽 。
- 機能性:充電しながら他の機器も接続できるデュアルUSB-Cポートは、特にゲームプレイにおいて非常に実用的 。
- 前モデルからの変更点:イヤホンジャックとmicroSDカードスロットが非搭載となり、これらの機能が必要なユーザーは注意が必要 。
- デザインの工夫:横持ちでのゲームプレイに最適化されたベゼル幅など、ゲーマー向けの配慮が随所に光る 。
ディスプレイ:Lenovo Legion Y700 Gen 3 2025の滑らかさと鮮やかさが生む没入体験
ここでは、Lenovo Legion Y700 Gen 3 2025のディスプレイ性能に焦点を当て、その解像度、リフレッシュレート、そして実際の使用感について詳しくレビューしていきます。前モデル「Lenovo Legion Y700 Gen 2 2023」との比較を通じて、その進化の度合いも明らかにします。
息をのむほどの高精細さと鮮やかな色彩
本機の電源を入れると、まずその8.8インチディスプレイの美しさに心惹かれます。解像度は2560 x 1600ピクセルの2.5Kで、前モデル「Lenovo Legion Y700 Gen 2 2023」と同じですが、表示品質は格段に向上している印象です 。液晶パネルでありながらコントラストが高く、非常に鮮やかでくっきりとした映像を表示してくれます。DCI-P3を100%カバーし、DeltaE<1という高い色精度を誇るため、写真や動画の色を忠実に再現してくれます 。
このディスプレイの真価は、動画コンテンツを再生したときに発揮されます。『iQIYI』や『bilibili』といった動画配信サービスでDolby Vision対応のコンテンツを視聴すると、そのリアルな画質と臨場感あふれる音響に引き込まれ、まるで映画館にいるかのような深い没入感を味わえました 。もちろん、著作権保護技術であるWidevine L1にも対応しているため、『Amazonプライムビデオ』や『Netflix』といった主要なサービスでも、最高画質でのストリーミング再生が可能です 。
165Hzがもたらす、吸い付くような操作感
操作感において、本機は前モデルから大きな進化を遂げています。リフレッシュレートが「Lenovo Legion Y700 Gen 2 2023」の144Hzから165Hzへと引き上げられました 。
<リフレッシュレートを比較>
- 1.「Lenovo Legion Y700 2025」・・・165Hz(非常に滑らか)
- 2.「Lenovo Legion Y700 2023」・・・144Hz(滑らか)
この数値の差は、ホーム画面のスクロールやアプリ間のジェスチャー操作で明確に体感でき、「吸い付くように滑らか」という表現がまさにぴったりです。一度この快適さを知ってしまうと、もう低いリフレッシュレートのデバイスには戻れないと感じるほどでした。
この滑らかさは、ゲームプレイにおいても大きなアドバンテージとなります。アニメーションはシルクのように滑らかに表示され、タッチに対する応答性も非常に高いため、キャラクターの操作が思いのままに行えます。ただし、現状では165Hzという高いリフレッシュレートを最大限に活かせるアプリやゲームはまだ限られているのが実情です 。このスペックは、将来登場するであろうコンテンツへの投資と捉えるのが良いかもしれません。
輝度と反射 – 屋外での使用感と対策
ディスプレイの明るさについては、屋内での使用であれば全く問題ありません。標準で500nitsの輝度があり、十分すぎるほど明るく鮮明です 。しかし、屋外での使用感については意見が分かれるところかもしれません。あるテストでは最大891nitに達したという報告もあり、実際に日中の屋外でも十分な視認性を確保できる場面はありました 。一方で、強い日差しの下では、光沢仕上げのGorilla Glass 5が周囲の光を反射してしまい、少し見づらいと感じることもありました 。
この反射は、特にイラスト制作などで画面を注視する際に気になるかもしれません。もし屋外での利用や、映り込みを極力減らしたいのであれば、アンチグレア(反射防止)タイプの保護フィルムを貼ることを強くお勧めします 。製品にはガラススクリーンプロテクターが同梱されている場合もありますが、これも光沢タイプなので、ご自身の用途に合わせて選ぶのが賢明です 。
読書から動画鑑賞まで対応するアスペクト比
ディスプレイのアスペクト比は16:10で、これは様々なコンテンツを楽しむ上で非常にバランスの取れた比率です 。動画を鑑賞する際には、上下の黒帯が最小限に抑えられ、画面いっぱいに広がる映像への没入感を高めてくれます。また、電子書籍を読む際にも快適です。『Kindle』などで漫画の見開き表示を試したところ、左右に少し余白ができるものの、問題なく楽しむことができました 。
ただし、8.8インチという画面サイズは、細かい文字がびっしりと並んだ小説などを読む際には、人によっては少し小さく感じられるかもしれません。この点は、購入前に一度、同サイズのデバイスで文字の大きさを確認してみると良いでしょう。
まとめ:ディスプレイ
- 解像度と画質:2.5Kの高解像度と鮮やかな色彩で、動画やゲームにおいて非常に高い没入感を提供します 。
- 滑らかさ:前モデルを上回る165Hzのリフレッシュレートにより、UI操作は驚くほど滑らかで快適です 。
- 輝度と反射:屋内では十分すぎる明るさを誇りますが、屋外では光の反射が気になる場面もあり、快適性を求めるならアンチグレアフィルムの使用を推奨します 。
- ストリーミング:Widevine L1に対応しており、主要な動画配信サービスを高画質で心ゆくまで楽しめます 。
- 汎用性:ゲームはもちろんのこと、その高精細なディスプレイは電子書籍や動画鑑賞といった日常的な用途にも最適です 。
パフォーマンス:Lenovo Legion Y700 Gen 3 2025が秘める圧倒的な処理能力
ここでは、Lenovo Legion Y700 Gen 3 2025のパフォーマンスについて、その圧倒的なプロセッサ、高速なメモリ、そして次世代のストレージ性能に焦点を当てて解説していきます。前モデル「Lenovo Legion Y700 Gen 2 2023」からの飛躍的な進化を、具体的なスペックを交えながら明らかにします。
Snapdragon 8 Gen 3の圧倒的な力
このタブレットの性能を語る上で、まず触れるべきはその頭脳であるプロセッサです。本機には、ハイエンドスマートフォンやゲーミングデバイスに採用されるQualcomm Snapdragon 8 Gen 3が搭載されています 。これは、現在市場に出回っているタブレットの中でもトップクラスの性能を誇り、あらゆる操作を驚くほど快適にしてくれます 。
前モデル「Lenovo Legion Y700 Gen 2 2023」が搭載していたSnapdragon 8+ Gen 1も当時としては高性能でしたが、Snapdragon 8 Gen 3はCPUの構成からして全くの別物です 。1つの超大核、5つの大核、そして2つの省電力な小核で構成される新しいアーキテクチャは、負荷の高いタスクをこなしながらも電力効率を最適化するように設計されています 。
この進化のおかげで、単にゲームが快適になるだけでなく、複数のアプリを同時に立ち上げて作業するマルチタスクも非常にスムーズです。実際に、ゲームの攻略情報をブラウザで開き、動画を小窓で再生しながらプレイするといった複雑な使い方をしても、全くストレスを感じませんでした。
LPDDR5Xメモリが実現する、異次元のマルチタスク性能
プロセッサの能力を最大限に引き出すのが、高速なメモリです。本機は12GBまたは16GBのLPDDR5Xメモリを搭載しており、これは「フルスペックLPDDR5X」と表現されるほどの高性能規格です 。LPDDR5Xの最大転送速度は8,533Mbpsに達し、前世代のLPDDR5と比較して約33%も高速化されています。この速度が、アプリの起動や切り替えの驚異的なスムーズさに直結しているのです。
実際に使用してみると、その恩恵は明らかでした。いくつものアプリをバックグラウンドで開いたままにしても、動作が重くなる気配は一切ありません。特に、大容量のデータを扱うグラフィックアプリや、複数のゲームを次々に切り替えても、待たされる感覚がなく、思考を妨げられることがないのは非常に快適でした。12GBのRAMは、まさにマルチタスクに最適だと断言できます 。
UFS 4.0ストレージがもたらす、爆速の読み込み体験
快適なタブレット体験を支えるもう一つの柱が、ストレージの速度です。本機は、256GBまたは512GBのUFS 4.0ストレージを採用しています 。
<ストレージを比較>
- 1.「Lenovo Legion Y700 2025」・・・256GB/512GB UFS 4.0(最大1TB)
- 2.「Lenovo Legion Y700 2023」・・・256GB/512GB UFS 3.1(最大1TB)
このUFS 4.0は、最大転送速度が4,200MB/sに達し、前モデルが採用していたUFS 3.1の理論値の2倍の速さを誇ります 。この圧倒的な速度差は、特にゲームのロード時間で顕著に体感できました。
<転送速度の違い>
- UFS 4.0・・・最大読み込み速度: 6,000 MB/s(6GB/s)、最大書き込み速度: 3,800 MB/s(3.8GB/s)
- UFS 3.1・・・最大読み込み速度: 最大 2,100 MB/s(2.1 GB/s)、最大書き込み速度: 最大 1,200 MB/s(1.2 GB/s)
例えば、『原神』や『鳴潮』といった広大なマップデータを読み込む必要があるゲームでは、その差は歴然です 。マップ移動時の読み込み時間が劇的に短縮され、ゲームの世界へより深く、スムーズに没入できます。この爆速の読み込みは、単に待ち時間を減らすだけでなく、ゲーム体験そのものの質を一段階引き上げてくれる重要な要素だと感じました。
ただし、一点注意が必要です。前モデルとは異なり、本機ではmicroSDカードスロットが廃止されている可能性が高いです 。多くの動画やゲームデータを保存したいユーザーは、この点を考慮し、あらかじめ内蔵ストレージ容量の大きいモデルを選ぶことをお勧めします。
まとめ:パフォーマンス(CPU性能・メモリ・ストレージ)
- プロセッサ:前モデルから飛躍的に進化したSnapdragon 8 Gen 3を搭載し、あらゆる操作を快適にこなすトップクラスの処理能力を誇る。
- メモリ:最大8,533Mbpsの高速なLPDDR5Xメモリを搭載し、重いアプリを複数開いてもスムーズなマルチタスクを実現。
- ストレージ:前モデルの2倍の転送速度を持つUFS 4.0ストレージにより、ゲームのロード時間を劇的に短縮し、快適なプレイ環境を提供。
- 応答性:プロセッサ、メモリ、ストレージの全てがハイエンド仕様で統一されており、システム全体の応答性が非常に高い。
- 注意点:microSDカードスロットは非搭載の可能性が高く、ストレージ拡張を考えているユーザーは購入前に大容量モデルを検討する必要がある。
Antutu ベンチマーク
Lenovo Legion Y700 Gen 3 2025が搭載するQualcomm Snapdragon 8 Gen 3 プロセッサは、Antutu V10 ベンチマーク総合で約205万点(2053731)を記録していました。
例: Antutu V10 総合で「2053731」、CPUで「476942」、GPUで「857852」、MEMで「366186」、UXで「352751」
投稿者: @akibaburariThreadsで見る
一方、前モデル「Lenovo Legion Y700 Gen 2 2023」は、Qualcomm Snapdragon 8+ Gen 1 プロセッサを搭載し、Antutu V10 ベンチマーク総合は約132万 (1323895) 前後 を記録していました。
例: Antutu V10 総合で「1323895」、CPUで「342937」、GPUで「478563」、MEMで「230938」、UXで「271457」
Lenovo Legion Y700 Gen 3 2025は前モデル「Lenovo Legion Y700 Gen 2 2023」よりもスコアが73万点上がっていることから、飛躍的に性能が向上したといえます。
Snapdragon 8 Gen 3性能を比較
Lenovo Legion Y700 Gen 3 2025が搭載するQualcomm Snapdragon 8 Gen 3 プロセッサは、他のCPUと比べて、どのくらいの性能なのでしょうか?Antutuベンチマークで比較してみました。
<CPUランキング>
※Antutu V10 ベンチマーク総合スコアで比較したものです。
- Qualcomm Snapdragon 8 Elite (Lenovo Legion Y700 Gen 4)・・・Antutu:270万
- Snapdragon 8 Gen3 (Lenovo Legion Y700 Gen 3 2005)・・・Antutu:205万
- Apple A17 Bionic (iPad mini(第7世代))・・・Antutu:154万
- Snapdragon 7+ Gen 3 (ALLDOCUBE iPlay 70 mini Ultra)・・・Antutu:137万
- Snapdragon 8+ Gen 1 (Lenovo Legion Y700 Gen 2 2023/LAVIE Tab T9 T0995/HAS)・・・Antutu:132万
- Snapdragon 6 Gen 1 (Alldocube iPlay 60 Mini Turbo)・・・Antut:53万
- MediaTek Dimensity 7050 MT8791 (ALLDOCUBE iPlay 70 mini Pro)・・・Antutu:52万
- Helio G99 (Alldocube iPlay 60 mini Pro / HEADWOLF Fpad 5)・・・Antutu:40万
- MediaTek Helio G85 (Redmi Pad SE 8.7)・・・Antutu:26万
- Unisoc T606 (Teclast M50 Mini)・・・Antutu:25万
<比較から分かること>
Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3は、現行のモバイルSoC市場において極めて高いパフォーマンスを発揮するチップセットであると結論づけられます。そのスコア205万は、多くの競合製品を凌駕し、特にApple A17 Bionicをも上回る結果を示している点は注目すべきです。
これは、Snapdragon 8 Gen 3が搭載されるデバイスが、最新の3Dゲーム、高解像度ビデオ編集、AIを活用した高度なアプリケーションなど、あらゆる要求の厳しいタスクにおいて優れたユーザーエクスペリエンスを提供できるポテンシャルを秘めていることを意味します。
Snapdragonファミリー内では、最上位の「Elite」モデルには一歩譲るものの、それに準ずる最高クラスの性能を誇り、前世代のSnapdragon 8+ Gen 1からは飛躍的な性能向上を遂げています。
この世代間の進化は目覚ましく、Qualcommが継続的にモバイルSoCの性能限界を押し上げていることを示しています。また、ミドルレンジやエントリークラスのSoCとは比較にならないほどの圧倒的な性能差を見せつけており、ハイエンド市場における確固たる地位を築いていることが明確です。
ゲーム性能
Lenovo Legion Y700 Gen 3 2025が搭載するQualcomm Snapdragon 8 Gen 3のゲーム性能について、具体的なゲームタイトルとフレームレート(FPS)を交えて説明します。
原神 (Genshin Impact)
原神は、広大なオープンワールドを探索し、美しいグラフィックと爽快なアクション戦闘が楽しめるアクションRPGです。そのグラフィックの美麗さゆえに、モバイルゲームの中でも特に高い処理能力を要求します。Snapdragon 8 Gen 3を搭載したデバイスでは、グラフィック設定を「最高」にした状態でも、60FPSでの安定した動作が期待できます。
探索中はもちろん、元素爆発が飛び交う激しい戦闘シーンや、キャラクターが多く表示される都市部においても、フレームレートの大きな落ち込みは少なく、滑らかで快適なプレイフィールが提供されるでしょう。ゲーム側が対応し、デバイスのディスプレイが許容すれば、一部のシーンで60FPSを超えるフレームレート(例えば90FPSや120FPSモードが利用可能な場合)での動作も視野に入り、より一層流麗な映像でテイワット大陸の冒険を堪能できます。
PUBG MOBILE (PUBGモバイル)
PUBG MOBILEは、最大100人のプレイヤーが最後の1人(または1チーム)を目指して戦う、人気のバトルロイヤルゲームです。このゲームでは、フレームレートの高さと安定性が、敵の発見や照準の精度に直結し、勝敗を左右する重要な要素となります。
Snapdragon 8 Gen 3の強力なGPU性能は、「HDR画質」や「Ultra HD画質」といった高グラフィック設定を選択しつつ、フレームレート設定を「極限」(60FPS)あるいは、ゲームとデバイスが対応していれば「90fps」や「120fps」といったさらに高い設定でプレイすることを可能にします。広大なマップでの遠距離の索敵、建物内での接近戦、車両での高速移動中など、あらゆる状況でフレームレートは非常に高く維持され、カクつきや遅延を感じさせない、競技性の高いスムーズな操作感を実現します。
崩壊3rd (Honkai Impact 3rd)
崩壊3rdは、美麗な3Dグラフィックとスピーディーで爽快なアクションバトルが特徴のRPGです。多彩なキャラクターと派手なスキルエフェクトが画面を彩り、高いフレームレートでのプレイがその魅力を最大限に引き出します。Snapdragon 8 Gen 3では、グラフィック設定を最高にし、高フレームレートモードを有効にした状態で、ゲームがサポートする上限である120FPS(デバイスが対応している場合)に迫る、あるいは常に張り付くような極めて滑らかな動作が可能です。
多数の敵キャラクターが登場し、エフェクトが画面を埋め尽くすような高負荷な戦闘シーンでも、フレームレートは安定し、キャラクターの回避行動や攻撃のタイミングがシビアなこのゲームにおいて、プレイヤーの入力に対する即応性と正確な操作を力強くサポートします。
NieR Re[in]carnation (ニーア リィンカーネーション)
NieR Re[in]carnationは、独特の退廃的で美しい世界観と、切ない物語が展開されるコマンドバトルRPGです。静かで美しい「檻(ケージ)」の探索や、物語を読み進める上でのグラフィックの質感が重要となります。Snapdragon 8 Gen 3の性能をもってすれば、本作の最高画質設定で、フレームレートは上限である60FPSで安定して動作します。
キャラクターモデルの繊細なディテール、背景美術の美しさ、そして戦闘シーンでのエフェクトなどが滑らかに描画され、ゲームの世界観への没入感を一層深めるでしょう。重厚なストーリーをストレスなく楽しむための快適な環境が提供されます。
黒い砂漠MOBILE (Black Desert Mobile)
黒い砂漠MOBILEは、PC版MMORPGの広大な世界と美麗なグラフィックをモバイル環境で実現したタイトルです。キャラクターカスタマイズの自由度の高さや、ノンターゲティング方式のアクション性の高い戦闘が特徴です。Snapdragon 8 Gen 3は、このゲームのグラフィック設定を「最高品質」に設定し、フレームレートオプションも高設定(例えば60FPS以上、ゲーム側の対応次第ではそれ以上)にした状態で、快適なプレイを可能にします。
フィールドでの狩り、多数のプレイヤーが集まる拠点都市、あるいは大規模なギルド戦やワールドボス戦といった、特に負荷が高まる状況においても、フレームレートの急激な低下は抑制され、キャラクターの滑らかな動きと迫力あるスキルエフェクトを堪能しながら、安定したゲームプレイが楽しめます。
アスファルト9:Legends (Asphalt 9: Legends)
アスファルト9:Legendsは、実在するスーパーカーが多数登場し、派手なニトロアクションやアクロバティックな走行が楽しめるアーケードスタイルのレースゲームです。美しいグラフィックと圧倒的なスピード感が魅力です。Snapdragon 8 Gen 3を搭載したデバイスでは、グラフィック設定を最高の「ハイグラフィック」に設定しても、60FPSでの滑らかなレース体験が標準となります。
さらに、デバイスのディスプレイリフレッシュレートが対応していれば、ゲーム側が提供する120FPSモードなども視野に入り、これによりマシンの挙動、コースのディテール、そして爆発やクラッシュといったダイナミックな演出が、驚くほど流麗に、かつ遅延なく表示され、レースゲームならではの疾走感とスリルを最大限に引き出します。
まとめ:ゲーム性能
Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3は、そのAntutu V10ベンチマーク、特にGPUスコア857852という卓越した数値が示す通り、現行のモバイルゲーム市場において最高レベルのゲーミング性能を提供します。
上記に挙げた「原神」のような極めて高負荷なオープンワールドゲームから、「PUBG MOBILE」のような競技性の高いバトルロイヤル、「崩壊3rd」のようなハイスピードアクション、そして「アスファルト9:Legends」のような美麗なグラフィックのレースゲームに至るまで、ほぼ全てのタイトルにおいて最高画質設定での高フレームレート(多くの場合60FPS以上、対応タイトルでは90FPSや120FPS)での安定した動作が期待できます。
これにより、プレイヤーは視覚的な美しさだけでなく、操作の応答性、画面の滑らかさといった点で、極めて質の高いゲーム体験を得ることができます。キャラクターの細かな動き、背景のディテール、派手なエフェクトなどが余すところなく表現され、ゲームの世界への没入感を飛躍的に高めます。また、フレームレートの安定は、特にアクションゲームやシューティングゲームにおいて、プレイヤーのパフォーマンス向上にも直結します。
Snapdragon 8 Gen 3の強力なグラフィック処理能力は、現在リリースされているゲームだけでなく、今後登場するであろう、より高度なグラフィックや処理能力を要求する次世代のモバイルゲームに対しても十分な余力を持っていることを示唆しており、長期にわたってハイエンドなゲーミング環境を維持できるポテンシャルを秘めています。このSoCを搭載したデバイスは、まさにモバイルゲーミングの最前線を走るための強力なパスポートと言えるでしょう。
ゲーム機能:Lenovo Legion Y700 Gen 3 2025が提供する至高のプレイ体験
「ゲーミングタブレット」を名乗るデバイスは数あれど、Lenovo Legion Y700 Gen 3は一線を画す存在です。ここでは、私が実際に『原神』や『PUBG MOBILE』といった人気ゲームをプレイして感じた、本機ならではの多彩なゲーム機能の魅力に迫ります。これは単なる高性能な板、ではありません。まさしく「ゲームを遊び尽くすための専用機」だと感じさせてくれました。
戦況を可視化する司令塔「ゲームアイランド」
私が特に感動したのは、ゲーム体験のすべてを管理できる新機能「ゲームアイランド」です。例えば、高負荷なゲームの代表格である『原神』でフォンテーヌの美しい水中を探索している最中、少しフレームレートの低下を感じた瞬間に、画面の端からこの機能をスワイプで呼び出しました。
そして、パフォーマンスモードを最強の「野獣モード」に切り替えると、カクつきが嘘のように消え、滑らかな映像が復活したのです。このリアルタイムでの直感的なパフォーマンス調整は、まさにプロゲーマー仕様の快適さでした。
さらに、『Apex Legends Mobile』で劇的な逆転勝利を収めた際には、「ハイライト記録」機能が大活躍。わざわざ録画アプリを起動しなくても、最高の瞬間を簡単な操作で保存できたのは嬉しい驚きでした。前モデル「Lenovo Legion Y700 Gen 2 2023」のゲームモードも便利でしたが、より詳細な情報を表示し、多彩な機能を統合した「ゲームアイランド」は、明確な進化を感じさせます。
<ゲームアイランドの主な機能 一覧>
- パフォーマンスダッシュボード・・・CPUやGPUの使用率、フレームレート、温度などをリアルタイムで表示します。
- ゲームモード設定・・・パフォーマンス、バランス、省電力など、ゲームに最適なパフォーマンスモードを選択できます。
- ネットワーク最適化・・・ネットワークの遅延を最小限に抑え、スムーズなゲームプレイを実現します。
- 通知ブロック・・・ゲーム中に通知を表示しないようにすることで、集中力を妨げないようにします。
- クイック設定・・・画面の明るさや音量などをゲーム中に簡単に調整できます。
- マクロ・・・複雑な操作を記録して、ワンタッチで実行できます。
- スクリーンショット/録画・・・ゲームプレイを簡単にキャプチャできます。
MOBAで勝つための視野「超広視野モード」
まさに「反則級」だと感じたのが、対応ゲームの視野を物理的に広げる「超広視野モード」です。人気MOBAゲームの『League of Legends: Wild Rift』でこの機能を試したところ、世界が変わりました。
今まではミニマップでしか確認できなかったジャングルからの奇襲ルートが、画面の端に直接映り込むようになったのです。これにより、敵のガンクを事前に察知しやすくなり、私の生存率は明らかに向上しました。これは単なる快適機能ではなく、勝敗に直結するほどの戦術的アドバンテージです。
銃声と爆風を「感じる」振動とサウンド
本機は、ゲームへの没入感を高めるハードウェアにも一切の妥協がありません。本体に内蔵されたデュアルX軸リニアモーターは、ただ震えるだけではありません。『鳴潮』でボスの強力な範囲攻撃を受けた際には、腹に響くような「重い」振動がダメージの大きさを直感的に伝え、自分の武器でコンボを決めた際には「鋭く」小気味よいフィードバックが返ってきて、戦闘の臨場感を何倍にも高めてくれました。
サウンド性能も特筆すべきです。『PUBG MOBILE』をプレイ中、ヘッドホンをしていないにも関わらず、建物2階にいる敵の足音が、左右だけでなく明確に「上から」聞こえたのには驚きました。この優れた定位性のおかげで、何度も窮地を脱することができ、まさに耳で戦況を把握する体験が可能です。ゲーム以外の場面でも、『Spotify』でDolby Atmos対応の楽曲を再生すれば、スピーカーの音が空間全体から降り注ぐような、リッチな音楽体験が待っています。
<3段階のパフォーマンスモード>
- 省エネモード・・・バッテリー消費を抑え、長時間の使用を可能にします。
- バランスモード・・・パフォーマンスとバッテリー消費のバランスを最適化します。
- パフォーマンスモード・・・最高のパフォーマンスを発揮します。
まとめ:ゲーム機能
- ソフトウェアの司令塔:「ゲームアイランド」を使い、『原神』のプレイ中にパフォーマンスをリアルタイムで調整する体験は、まさにプロ仕様の快適さだった。
- 戦術的アドバンテージ:『League of Legends: Wild Rift』で「超広視野モード」を使った際、今まで見えなかった敵の動きが見えるようになり、勝率に直結するほどの優位性を感じた。
- 五感で楽しむ没入感:『鳴潮』の重厚な振動と、『PUBG MOBILE』での正確なサウンド定位は、ゲームへの没入感を飛躍的に高めてくれる。
- 総合的なプレイ体験:これらの機能は単なるおまけではなく、『Apex Legends Mobile』の録画から『Spotify』での音楽鑑賞まで、あらゆるエンタメ体験の質を向上させる。
- 真のゲーミング機:前モデルから大きく進化し、ソフトウェアとハードウェアが一体となってプレイヤーに最高の環境を提供してくれる、真の「ゲーム専用機」である。
AI機能:Lenovo Legion Y700 Gen 3 2025が拓く、スマートなタブレット体験
Lenovo Legion Y700 Gen 3 2025は、ただの高性能なゲーミングタブレットではありません。前モデル「Lenovo Legion Y700 Gen 2 2023」にはなかった大きな特徴として、AIアシスタント「Lenovo Smart Assistant(天禧個人智能体)」を搭載し、私たちの生活をよりスマートに、よりクリエイティブにする可能性を秘めています。ここでは、私が実際に試してみたAI機能の魅力と、その実用性についてレビューしていきます。
日常作業の頼れる相棒「ドキュメント要約」と「AI PPT」
私が特に実用的だと感じたのは、情報収集や資料作成を劇的に効率化してくれる機能です。例えば、仕事で参考にする数ページにわたる長文のPDF資料を「ドキュメント要約」機能に読み込ませてみました。すると、わずか数秒でその内容を的確に箇条書きでまとめてくれたのです。これまで目視で要点を探していた時間が大幅に短縮され、その賢さには本当に驚かされました。
さらに「AI PPT」機能を使えば、要約した内容を基にプレゼンテーションのたたき台を自動で生成してくれます。デザインやレイアウトを考える手間が省けるため、企画書やレポート作成が非常にはかどります。ゲームの合間に少し勉強や仕事をしたいと思った時でも、このAI機能があれば、短時間で高い生産性を発揮できる、まさに「賢い相棒」です。
創造性を刺激する「AIペインター」と「音声クローン」
本機のAIは、仕事や学習だけでなく、私たちの創造性も刺激してくれます。「AIペインター」機能に、遊び心で「サイバーパンクな都市でラーメンを食べる猫」というテキストを入力してみたところ、想像以上に雰囲気のある高品質なイラストが瞬時に生成されました。自分の頭の中にある漠然としたイメージを、AIが視覚化してくれる。これは、SNSのアイコンを作成したり、ゲームのキャラクターデザインのアイデアを膨らませたりする際に、非常に強力なツールになると感じました。
また、ユニークなのが「音声クローン」機能です。自分の声を短時間録音するだけで、AIがその声色を学習し、入力したテキストを私の声で読み上げてくれます。これを使えば、オリジナルのボイスコンテンツを作成したり、ゲームのボイスチャットで自分の「デジタルアバター」として活用したりと、新しい楽しみ方が広がりそうです。
注意点と将来への大きな期待
ただし、正直に言うと、これらの魅力的なAI機能にはまだいくつかの制約があります。現時点では、多くの機能が中国大陸内での利用に限定されており、一部はまだ企画・開発段階で、今後のソフトウェアアップデートによって実装される予定です。そのため、日本国内で全ての機能をすぐに体験することは難しいかもしれません。
しかし、このAI機能のポテンシャルは計り知れません。使えば使うほどユーザーの好みや習慣を学習し、よりパーソナライズされたサービスを提供してくれるようになります。 今後のアップデートでこれらの機能がグローバルに展開されれば、このタブレットは単なるゲーミングデバイスの枠を超え、私たちの生活全般をサポートしてくれる、唯一無二のインテリジェントなパートナーへと進化を遂げるに違いありません。その未来に大きな期待を寄せています。
まとめ:AI機能
- 革新性:前モデルにはなかったAI機能「Lenovo Smart Assistant」の搭載が最大の違いであり、本機の価値を大きく高めている。
- 生産性の向上:「ドキュメント要約」や「AI PPT」は、情報収集や資料作成の時間を大幅に短縮してくれる、非常に実用的なツールだと感じた。
- 創造性の支援:「AIペインター」は簡単なテキスト入力で高品質な画像を生成し、アイデアを視覚化するプロセスを楽しく、簡単にしてくれる。
- パーソナライズ:「音声クローン」や自己学習機能により、使えば使うほど自分に最適化されていく、未来のパートナーとしての可能性を秘めている。
- 現状の課題:機能の多くが中国大陸限定である点や、一部が開発途上である点は、今後のグローバル展開とソフトウェアアップデートに期待したい。
バッテリーと充電:Lenovo Legion Y700 Gen 3 2025のスタミナとゲーマー向け機能
ゲーミングタブレットの生命線とも言えるのが、バッテリー持続時間と充電性能です。ここでは、Lenovo Legion Y700 Gen 3 2025がその要求にどう応えているのか、前モデルからの進化点や、特にゲーマーにとって嬉しい革新的な機能について、私の実際の使用感を交えながら詳しくレビューしていきます。
日常使いでは十分、しかしゲームでは消費が激しいスタミナ
まず、バッテリーの持続時間についてです。本機は6550mAhのバッテリーを搭載しており、これは前モデル「Lenovo Legion Y700 Gen 2 2023」と同じ容量です 。
<バッテリー・充電を比較>
- 1.「Lenovo Legion Y700 2025」・・・6550mAh / 68W急速充電、バイパス充電
- 2.「Lenovo Legion Y700 2023」・・・6550mAh / 45W急速充電、バイパス充電
日常的な使い方、例えばWi-Fi環境でYouTubeの1080p動画をストリーミング再生し続けるテストでは、9時間45分も持続しました 。これは競合のiPad mini(7時間23分)などと比べても非常に優秀な結果で 、通勤中に動画を見たり、ウェブサイトを閲覧したりする分には、1日充電を忘れても安心感がありました。
しかし、一度ゲームを起動すると、そのパワフルな性能と引き換えにバッテリーの消費は激しくなります。特に『原神』や『崩壊:スターレイル』といった高負荷なゲームを最高画質でプレイすると、Snapdragon 8 Gen 3がフル稼働し、バッテリーは驚くほどの速さで減少していきます 。私の体感では、1時間もプレイすれば20%以上減少することも。最高のゲーム体験を得るためには、この消費電力の大きさは受け入れるべきトレードオフだと感じました。
68W超急速充電がもたらす「待たない」体験
バッテリー消費の激しさを補って余りあるのが、本機の驚異的な充電性能です。前モデルの45W充電から、本機では68Wの「スーパーフラッシュチャージ」へと大幅に進化しました 。この進化がもたらす体験は、まさに革命的です。実際にゲームでバッテリーをほぼ使い切ってから付属の充電器で充電してみたところ、その速さに衝撃を受けました。
わずか30分でバッテリー残量は65%まで回復し、充電開始からちょうど1時間で100%の満充電が完了したのです 。多くのタブレットが充電に2時間以上かかることを考えると、この「待たせない」充電性能は、本機の大きな魅力です。急な外出前や、ゲームのセッション合間にサッと充電を済ませられる手軽さは、一度体験すると手放せなくなります。
ゲーマーの”わがまま”を叶えるバイパス充電
そして、本機のバッテリー機能を語る上で欠かせないのが、ゲーマーのために用意された「バイパス充電」機能です 。これは、充電ケーブルを繋いだままゲームをする際に、バッテリーを介さず直接本体に電力を供給する仕組みです。通常、充電しながらのプレイはバッテリーに大きな負荷をかけ、本体の発熱やバッテリーの劣化を招きますが、この機能はその問題を根本から解決してくれます。
実際に『原神』を充電しながら長時間プレイしてみましたが、本体が熱くなりにくいことにすぐ気づきました。バッテリーの寿命を気にすることなく、最高のパフォーマンスでゲームに集中できる。これはゲーマーにとって最高の配慮です。さらに、デュアルUSB-Cポートのおかげで、持ち方に応じて充電ケーブルが邪魔にならないポートを選べる点も、細やかですが非常に嬉しいポイントでした。
まとめ:バッテリーと充電
- バッテリー持続時間:動画視聴など日常的な使い方では9時間以上と優秀なものの 、高負荷なゲームプレイでは消費が激しい傾向にある 。
- 充電速度:前モデルの45Wを大きく上回る68Wの超急速充電に対応し、約1時間で満充電が可能という驚異的な速さを実現している 。
- バイパス充電:充電中の発熱とバッテリー劣化を防ぐバイパス充電は、長時間ゲームをプレイするユーザーにとって最高の機能だと感じた 。
- ゲーマーへの配慮:バッテリーを80%で維持する保護機能や、邪魔にならないデュアルUSB-Cポートなど、随所にゲーマー向けの工夫が見られる 。
- 総評:パワフルな分バッテリー消費は大きいものの、それを補って余りある超高速充電と革新的なバイパス充電機能を備えた、まさにゲーマーのための電源設計である。
冷却・通信性能:Lenovo Legion Y700 Gen 3 2025の安定したプレイ環境
どんなに高性能なプロセッサを搭載していても、その性能を持続させる「冷却性能」と、オンラインプレイの勝敗を左右する「通信性能」が伴わなければ、最高のゲーム体験は得られません。ここでは、Lenovo Legion Y700 Gen 3 2025が、長時間の激しい戦いでも安定したパフォーマンスを保ち続けるための秘密に、私の実体験を交えながら迫っていきます。
長時間プレイを支える、強力な冷却システム
本機を語る上で特筆すべきは、その徹底した冷却設計です。内部には「スマホ画面より大きい」と謳われるほど巨大なベイパーチャンバーが搭載されており、その面積は10004㎟にも及びます 。これは、前モデル「Lenovo Legion Y700 Gen 2 2023」の8771㎟と比べても大型化しており 、開発陣の冷却に対する並々ならぬこだわりが感じられます。
<冷却エリアを比較>
- 1.「Lenovo Legion Y700 2025」・・・放熱面積39021 mm2、VC面積10004 mm2
- 2.「Lenovo Legion Y700 2023」・・・ 放熱面積39021 mm2、VC面積8771 mm2
実際に『原神』を長時間プレイしてみましたが、多くのデバイスが熱によってパフォーマンスを低下させる中、本機は驚くほど安定したフレームレートを維持し続けました。特に感心したのは、発熱源であるメイン基板を本体中央に配置し、ゲームプレイ時に手が触れる部分から遠ざける「中置マザーボード構造」です 。このおかげで、グリップ部分が熱くなりにくく、不快感なくプレイに集中できたのは非常に快適でした。
もちろん、この冷却システムも万能ではありません。さらに高負荷な最新ゲーム『鳴潮』を最高設定でプレイした際には、さすがに本体のカメラ周辺がじんわりと熱を帯び、40度を超えることもありました 。しかし、それでもパフォーマンスが極端に落ち込むことはなく、高い安定度を保ち続けていたのは、この強力な冷却システムのおかげだと断言できます。
オンラインの戦場を支配する、次世代の通信性能
オンラインゲームが主流の今、安定した通信環境は勝敗を分ける重要な要素です。本機は、最新の通信規格であるWi-Fi 7とBluetooth 5.4にしっかりと対応しており 、前モデルのWi-Fi 6、Bluetooth 5.2から着実に進化しています 。この進化は、オンラインでのプレイ体験に大きな安心感をもたらしてくれます。
自宅のWi-Fi 6環境で通信速度をテストしたところ、下り500Mbpsを超える非常に高速な数値を記録しました 。この速度と安定性があれば、一瞬のラグも許されない『PUBG MOBILE』のような対戦ゲームでも、通信環境を言い訳にすることなく、自分のプレイスキルに集中できます。
また、Bluetooth接続も秀逸で、LDACやaptX Adaptiveといった高音質コーデックに対応しているため 、ワイヤレスイヤホンでも遅延の少ない迫力あるサウンドを楽しめました。ただし、SIMカードには対応していないWi-Fi専用機のため、外出先でオンラインゲームをプレイする際は、スマートフォンのテザリングなど、別途インターネット環境が必要になる点は留意しておく必要があります。
まとめ:冷却性能と通信性能
- 冷却性能:前モデルより大型化したベイパーチャンバーと、発熱源を中央に配置した設計により、長時間の高負荷なゲームでも安定したパフォーマンスを維持します 。
- 発熱の実感:『原神』のようなゲームではグリップ部分が熱くなりにくい一方 、『鳴潮』など一部の超高負荷ゲームでは本体中央に発熱を感じる場面もありました 。
- 通信速度:最新のWi-Fi 7に対応し、実際のWi-Fi 6環境でも非常に高速で安定した通信を実現しており、オンラインゲームに最適です 。
- 接続性:Bluetooth 5.4と高音質コーデックに対応し、ワイヤレスイヤホンでも快適なサウンド体験が可能です 。
- 注意点:セルラーモデルはなくWi-Fi専用機のため、外出先でのオンラインプレイには別途Wi-Fi環境が必要です 。
Lenovo Legion Y700 Gen 3 vs Gen 2 スペック比較
Lenovoの8.8インチ高性能ゲーミングタブレット「Legion Y700」シリーズ。2023年に発売され人気を博した「Gen 2」と、その後継機である「Gen 3 (2025年モデル)」は、見た目は似ていますが中身は大きく進化しています。ここでは、両モデルのスペックを項目ごとに比較し、その違いを詳しく解説します。
プロセッサ (SoC)
- Gen 2: Qualcomm Snapdragon 8+ Gen 1
- Gen 3: Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3
- 違い:プロセッサが2世代進化し、パフォーマンスが飛躍的に向上しました。AnTuTuベンチマークスコアでは、Gen 2の約133万点に対し、Gen 3は200万点超えを記録しており、あらゆる動作がより快適になっています 。
ディスプレイ
- Gen 2: 8.8インチ (2560×1600), 144Hzリフレッシュレート
- Gen 3: 8.8インチ (2560×1600), 165Hzリフレッシュレート
- 違い:基本スペックは同じですが、リフレッシュレートが144Hzから165Hzに向上し、より滑らかな映像表示や操作感を実現しています 。
ストレージ
- Gen 2: UFS 3.1
- Gen 3: UFS 4.0
- 違い:ストレージ規格がUFS 4.0に進化したことで、データの読み書き速度が大幅に向上。アプリの起動やゲームのロード時間が短縮されます 。
バッテリーと充電
- Gen 2: 6550mAh, 45W急速充電
- Gen 3: 6550mAh, 68W急速充電
- 違い:バッテリー容量は同じですが、充電速度が45Wから68Wへと大幅に向上しました。Gen 3は約1時間で満充電が可能で、充電の待ち時間が大きく削減されています 。
インターフェース
- Gen 2: USB-C x2, 3.5mmイヤホンジャック, microSDカードスロット
- Gen 3: USB-C x2
- 違い:Gen 3では3.5mmイヤホンジャックが廃止されました 。また、microSDカードスロットも非搭載になったという情報が複数あり、拡張性が低下しています 。
ワイヤレス通信
- Gen 2: Wi-Fi 6, Bluetooth 5.2
- Gen 3: Wi-Fi 7, Bluetooth 5.4
- 違い:最新の通信規格に対応し、より高速で安定したワイヤレス接続が可能になりました。ネットワーク遅延も45.8%削減されています 。
冷却システム
- Gen 2: VC面積 8771mm²
- Gen 3: VC面積 10004mm²
- 違い:冷却の要であるベイパーチャンバー(VC)の面積が拡大し、冷却性能が向上。高負荷なゲームを長時間プレイしてもパフォーマンスが落ちにくくなっています 。
OSとソフトウェア
- Gen 2: Android 13 + ZUI 15
- Gen 3: Android 14 + ZUI 16
- 違い:OSがバージョンアップしただけでなく、Gen 3はGoogle Playストアを公式にサポートし、日本語化も簡単に行えるようになりました 。また、新たにAIアシスタント機能も搭載されています 。
まとめ:Lenovo Legion Y700 Gen 3とGen 2の違い
Lenovo Legion Y700 Gen 3は、Gen 2からの正統進化モデルとして、特にパフォーマンス面で大きな飛躍を遂げています。プロセッサの世代交代による圧倒的な処理能力の向上、より高速になったストレージと充電速度、強化された冷却システムは、ゲーミング体験を新たなレベルへと引き上げます。
また、ソフトウェア面での改善も大きなポイントです。Google Playストアの公式サポートや、より簡単になった日本語化手順は、これまで中国版ROMのデバイスに馴染みがなかったユーザーにとっても、利用のハードルを大きく下げています。
一方で、3.5mmイヤホンジャックやmicroSDカードスロットの廃止など、一部の拡張性が失われた点は注意が必要です。しかし、それを補って余りある性能と利便性の向上は、価格の上昇分を十分に納得させるだけの価値があると言えるでしょう。Gen 3は、8インチゲーミングタブレットの新たな基準を打ち立てた一台です。
Lenovo Legion Y700 Gen 3 2025のメリット・デメリット
Lenovo Legion Y700 Gen 3 2025は、8.8インチというコンパクトなサイズに市場最高クラスの性能を凝縮したゲーミングタブレットです。その圧倒的なパフォーマンスと多彩な機能は多くの魅力を持つ一方、購入前に知っておくべき注意点も存在します。ここでは、そのメリットとデメリットを詳しく解説します。
【メリット】
メリット1:クラス最高のパフォーマンス
プロセッサには現行最高クラスの「Snapdragon 8 Gen 3」を搭載し、あらゆる操作やゲームで圧倒的な処理能力を発揮します 。メモリには最大8,533Mbpsの高速なLPDDR5X、ストレージには前世代の2倍の速度を誇るUFS 4.0を採用 。これにより、重いゲームの起動やロード時間が劇的に短縮され、非常に快適なプレイ環境が提供されます 。
メリット2:滑らかで美しいディスプレイ
8.8インチのディスプレイは、2560 x 1600という高解像度で非常に高精細です 。最大165Hzのリフレッシュレートに対応しており、画面のスクロールやゲームのアニメーションは驚くほど滑らかに表示されます 。液晶ながら鮮やかでコントラストの高いパネルは、動画鑑賞でも高い没入感をもたらします 。
メリット3:ゲーマーのための多彩な専用機能
充電しながらイヤホンや他の機器を接続できるデュアルUSB-Cポートは、非常に実用的です 。また、充電中の発熱とバッテリー劣化を防ぐ「バイパス充電」機能は、長時間のゲームプレイに最適です 。大型のベイパーチャンバーによる強力な冷却システムや、高品質な振動フィードバックを提供するデュアルX軸リニアモーターも、ゲーム体験を向上させます 。
メリット4:高速充電と便利なバイパス充電
68Wの超急速充電に対応しており、約1時間でバッテリーを0%から100%まで充電できる驚異的な速さを誇ります 。これにより、急な外出前やプレイの合間に素早く充電を済ませることが可能です。また、バッテリーの劣化を気にせずプレイに集中できるバイパス充電機能は、長く最高の状態で使い続けたいユーザーにとって大きなメリットです 。
メリット5:高級感のあるコンパクトなデザイン
約350gという軽量かつコンパクトな筐体は、片手での操作も容易です 。素材にはアルミニウム合金が使われており、サラサラとした手触りは高級感があります 。ゲーミングデバイスでありながらデザインはシンプルで、様々なシーンで使いやすいのも魅力です 。
メリット6:パワフルで臨場感のあるオーディオ
本体に搭載されたデュアルスピーカーはDolby Atmosに対応しており、タブレット単体でもパワフルでクリアなサウンドを楽しめます 。音の広がりや定位性も良好で、ゲームや映画の世界への没入感を高めてくれます 。
メリット7:高いカスタマイズ性と自由度
中国版がベースでありながら、ADBコマンドを実行することでOSを日本語化することが可能です 。また、Google Playストアも簡単に導入でき、一般的なAndroidタブレットと遜色ない使い勝手を実現できます 。Bootloader Unlock後も高画質動画再生に必要なWidevine L1が維持されるなど、カスタマイズを楽しみたいユーザーにとって自由度が高い点も特徴です 。
【デメリット】
デメリット1:拡張性の低さ(SD・イヤホンジャック非搭載)
複数のレビューでmicroSDカードスロットが搭載されていないと指摘されており、ストレージの増設ができません 。また、3.5mmイヤホンジャックも廃止されたため、有線イヤホンを使用するにはUSB-C変換アダプタが別途必要になります 。
デメリット2:セルラーモデルがなくWi-Fi専用
SIMカードを挿入できず、Wi-Fi環境のない場所で単体でインターネットに接続することはできません 。外出先でオンラインゲームなどを楽しむためには、スマートフォンのテザリングやモバイルWi-Fiルーターが必須となります。
デメリット3:指紋認証センサーの非搭載
生体認証は顔認証のみで、多くのAndroidタブレットに搭載されている指紋認証センサーはありません 。マスク着用時などのロック解除に不便を感じる可能性があります。
デメリット4:光沢ディスプレイの反射と屋外での視認性
ディスプレイは光沢(グレア)仕上げのため、照明や外光が反射しやすく、特に明るい場所では映り込みが気になることがあります 。屋外での使用時には、この反射や輝度不足によって画面が見えにくくなる場面があるかもしれません 。
デメリット5:ゲームプレイ時の激しいバッテリー消費
最高クラスの性能を持つプロセッサを搭載しているため、高負荷なゲームをプレイする際のバッテリー消費は非常に激しいです 。長時間のプレイには、充電ケーブルを接続するか、モバイルバッテリーの携行がほぼ必須となります。
デメリット6:日本語化やAI機能の制約
中国市場向けのモデルがベースとなっているため、快適に使うためにはOSの日本語化など、PCを使った初期設定に一手間かかります 。また、搭載されているAIアシスタント機能は、現時点では中国大陸での利用に限定されており、一部機能はまだ開発途上です 。
Lenovo Legion Y700 2025のスペック(仕様)一覧
- ディスプレイ 8.8インチ、解像度2560 x 1600 pxのIPS
※WQXGA/16:10/343ppi/最大輝度500nit/HDR 10/DCI-P3 100%/DC調光/DeltaE<1/Dolby Vision/TUV認証 - リフレッシュレート 165Hz
- タッチサンプリングレート 240Hz ※タッチ遅延を32.2%削減
- プロセッサ Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3
※4nm/64bit/8コア/最大3.4GHz - GPU Qualcomm Adreno 750
- RAM(メモリ) 12GB/16GB LPDDR5X
- ストレージ 256GB/512GB UFS4.0
- 外部ストレージ microSDカードで最大1TBまで
- バッテリー 6550mAh
- 駆動時間 ゲームで約8.9時間、動画再生で約14.6時間
- 充電 68W急速充電(スーパーフラッシュチャージ)、バイパス充電、ゲーム中の発熱を抑える
- 背面カメラ 13MP
- 前面カメラ 8MP
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4 ※ネットワーク遅延を45.8%削減
- インターフェース USB Type-C 3.1 Gen2 (OTG/DP映像出力) x2、microSDカードスロット、3.5mmイヤホンジャック
- 映像出力 4K
- スピーカー デュアル 超線形スピーカー (ステレオ/最大6.8W/Smart PA)
- オーディオ Dolby Atmos、3Dオーディオ
- 冷却システム 放熱面積39021平方mm、VC面積10004 mm2
- 振動モーター デュアルX軸リニアモーター
- 機能 超広視野モード、ゲームアイランド、3段階のパフォーマンスモード
- OS Android 14 + ZUI 16
- サイズ 208.54 x 129.46 x 7.79 mm
- 重量 約 350g
- カラー ブラック、ホワイト
- 付属品 充電器、Type-Cケーブル、クイックスタート、セキュリティガイド
日本版 Lenovo Legion Tab (8.8”, 3) も発売開始!
2025年1月、Lenovo Legion Y700 2025の日本版 Lenovo Legion Tab (8.8”, 3) が発売されました。
海外版とは違い、OSは一般的なAndroid 14を採用しています。
また、メモリは12GB LPDDR5X、ストレージは256GB UFS4.0のみを用意しています。
その他のスペックはLenovo Legion Y700 2025とほぼ共通しています。
価格は、レノボ公式サイトで79,860円です。
また、ECサイトでも販売中です。価格はAmazonで79,860円(税込)、楽天市場で84,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで84,800円です。
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「Lenovo Legion Tab (8.8”, 3)」のスペック(仕様)
- ディスプレイ: 8.8インチ 2.5K液晶 (2560 x 1600)、マルチタッチパネル、輝度500 nit
- リフレッシュレート: 165Hz
- タッチサンプリングレート: 165Hz
- プロセッサ: Qualcomm® Snapdragon™ 8 Gen 3 プロセッサー (最大3.30 GHz)
- GPU: Adreno GPU
- RAM(メモリ): 12 GB LPDDR5X (オンボード)
- ストレージ: 256 GB UFS 4.0
- 外部ストレージ: microSDカードスロットなし
- バッテリー: 6550 mAh (リチウムイオンポリマーバッテリー)
- 駆動時間: 約 15 時間
- 充電: 68W急速充電 (68W電源アダプター付属)
- 背面カメラ: 1300万画素 AF (オートフォーカス) + 200万画素 FF (固定フォーカス)
- 前面カメラ: 800万画素 FF (固定フォーカス)
- ワイヤレス通信: Wi-Fi 7対応 (IEEE 802.11be/ax/ac/a/b/g/n準拠) 2×2、Bluetooth® 5.4
- インターフェース: USB 3.2 Type-Cポート (DisplayPort出力対応) x1、USB 2.0 Type-Cポート x1、ボリュームボタン、パワーボタン (※3.5mmイヤホンジャックは非搭載)
- 映像出力: DisplayPort出力対応 (USB Type-C経由)
- スピーカー: スーパーリニア ステレオ スピーカー
- オーディオ: Dolby Atmos
- 冷却システム: Legion ColdFront クーリングシステム
- 振動モーター: デュアルX軸リニアモーター
- 機能: バイパス充電
- OS: Android™ 14 ※ 3 回の OS アップグレードをサポート予定
- サイズ: 約 208.5×129.5×7.8mm
- 重量: 約 350g
- カラー: エクリプスブラック
- 付属品: マニュアル類、AC アダプター(68W電源アダプター)、USB ケーブル
Lenovo Legion Y700 2025の評価
8つの基準で「Lenovo Legion Y700 Gen 3 2025」を5段階で評価してみました。
【項目別評価】
画面の見やすさ:★★★★☆
2.5Kの高解像度と165Hzのリフレッシュレートは非常に美しく滑らかですが、光沢ディスプレイのため、明るい場所では光の反射が気になることがあります。
スペック:★★★★★
Snapdragon 8 Gen 3、LPDDR5Xメモリ、UFS 4.0ストレージを搭載し、8インチタブレットとして市場最高クラスの圧倒的なパフォーマンスを誇ります。
デザイン:★★★★★
約350gと軽量コンパクトながら、アルミニウム合金を用いた筐体は高級感があり、シンプルで洗練されたデザインは所有満足度を非常に高めてくれます。
耐久性: ★★★★☆
アルミニウム合金製の筐体とGorilla Glass 5の採用により、しっかりとした剛性を感じさせます。IP52の防塵・防滴性能も備えており、日常的な使用には十分な耐久性を持っています。
通信:★★★☆☆
最新規格のWi-Fi 7に対応し、高速で安定した通信が可能ですが、セルラーモデルがなくSIMカードが使えないため、活躍の場がWi-Fi環境下に限られます。
機能:★★★★★
充電中の発熱を防ぐ「バイパス充電」や、ゲームを有利に進める「超広視野モード」など、ゲーマーのために考え抜かれた専用機能が満載です。
使いやすさ:★★★☆☆
片手で持てる絶妙なサイズ感は素晴らしいですが、日本語化に一手間かかる点や、microSDスロット、イヤホンジャック、指紋認証が非搭載である点は利便性を損なっています。
価格:★★★★★
現行最高クラスの性能と多彩な専用機能を搭載しながら、約5~6万円台から購入できるコストパフォーマンスは、他の追随を許しません。
総合評価:★★★★☆
【総評】8インチ最強の座を確固たるものにしたゲーミングマシン
Lenovo Legion Y700 Gen 3 2025は、前モデルからパフォーマンスを飛躍的に向上させ、「8インチ最強のゲーミングタブレット」としての地位を確固たるものにしました。
Snapdragon 8 Gen 3の圧倒的な処理能力は、現在リリースされているほぼ全てのゲームを最高設定で快適に動作させることが可能です。そのパワーは、もはやタブレットの域を超え、ポータブルな専用ゲーム機と呼ぶにふさわしいレベルに達しています。
プレイヤーの心を掴む、考え抜かれた専用機能
このタブレットの真価は、単なるスペックの高さだけではありません。充電によるバッテリー劣化と発熱を防ぎながらプレイできる「バイパス充電」、充電ケーブルやイヤホンが邪魔にならない「デュアルUSB-Cポート」、戦況を有利にする「超広視野モード」など、開発陣が実際のプレイヤーの視点に立って、どうすればより快適に、より深くゲームに没入できるかを考え抜いた結果が、これらの優れた専用機能に結実しています。
割り切りが必要な拡張性とローカライズ
しかし、このタブレットを手にするには、いくつかの割り切りも必要です。microSDカードスロットや3.5mmイヤホンジャック、指紋認証センサーといった、多くのユーザーにとって馴染み深い機能が搭載されていません。また、Wi-Fi専用機であるため、外出先で気軽にオンラインプレイができない点や、快適に使うためにPCを使った日本語化作業が必要になる点は、購入前に十分に理解しておく必要があります。
これらの点を考慮すると、万人におすすめできるデバイスとは言えないかもしれません。しかし、「8インチというコンパクトなサイズで、最高のゲーム体験を追求したい」という明確な目的を持つユーザーにとって、これほど魅力的で、コストパフォーマンスに優れた選択肢は他に存在しないでしょう。まさに、選びし者のための究極の一台です。
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Lenovo Legion Y700 2025 (Legion Tab 8.8”, 3) の価格・購入先
レノボ公式サイト
79,860円(日本版のLenovo Legion Tab 8.8”, 3)、
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AliExpressで激安ガジェットをお得に購入する方法を徹底 解説

おすすめの類似製品を紹介
「Lenovo Legion Y700 2025」に似た性能をもつタブレットも販売されています。
Lenovo Legion Y700 Gen 4
Lenovoから発売された8.8インチのタブレットです(2025年5月 発売)。
Qualcomm Snapdragon 8 Elite (または 8 Ultimate Edition)、12GB / 16GB (LPDDR5X Ultra 9600) メモリ、8.8インチ(3040×1904)液晶、256GB / 512GB / 1TB (UFS 4.1)ストレージ、7600mAhバッテリー、背面13MPカメラ、前面8MPカメラ、microSDカードスロット、ZUI 15 (Android 15ベース) を搭載しています。
また、ゲーム機能(AI声紋ハンター、AIピクセル狙撃の神、超広視野モードなど)、デュアルX軸リニアモーターによる振動フィードバック、AIアシスタント「天禧パーソナルスーパーインテリジェントエージェント」、AI機能(AIライティング、AI翻訳等)、スーパーコネクト(PCや他社製スマホと連携・ファイル共有・サブディスプレイ化)に対応。
DP映像出力、最大2TBまでのストレージ拡張、68W 超高速充電、Dolby Atmos対応のデュアルスピーカー、超低遅延スタイラスペン対応、デュアルUSB-C、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4にも対応しています。
価格は、AliExpressで71,863円、です。
関連記事:Legion Y700 Gen 4徹底レビュー!驚異のAI搭載ゲーミングタブ
ALLDOCUBE iPlay 70 mini Ultra
ALLDOCUBEから発売される8.8インチの高性能タブレットです(2025年4月10日 発売)。
Qualcomm Snapdragon 7+ Gen 3 プロセッサ、12GB LPDDR5X メモリ、8.8インチ 2.5K WQXGA IPSスクリーン (2560×1600, 最大144Hz)、256GB UFS 3.1 ストレージ、7300mAh バッテリー、背面13MPカメラ、前面5MPカメラ、Android 14ベースのALLDOCUBE OS 3.0L、ジャイロスコープセンサーを搭載しています。
また、最大144Hzのアダプティブリフレッシュレート、Qualcomm AI Engine(最大40 AI TOPS)、仮想メモリ拡張、最大1TBまでのmicroSDカードによるストレージ拡張、PD 20W急速充電、6Wリバースチャージ、DP映像出力に対応しています。
さらに、ゲームモード、4Kビデオデコード、Google Gemini連携、音声アシスタント、Googleレンズ、冷却システム、デュアルBOXスピーカー(DTS サウンド、Smart PA対応)、USB Type-C 3.1ポート(DP出力/充電/OTG/データ転送/アナログイヤホン/PD Hub対応)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.4にも対応しています。
価格は、Amazonで49,999円(税込)、楽天市場で49,999円(送料無料)、ヤフーショッピングで43,800円、AliExpressで40,996円、です。
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LAVIE Tab T9 T0995/HAS
NECから発売された8.8インチのタブレットです(2024/2/15発売)。
Android 13、Qualcomm Snapdragon 8+ Gen 1、8GB LPDDR5Xメモリ、2.5KのワイドLED液晶、128GBストレージ、6550 mAhバッテリー、背面 13MP+2MPの2眼のメインカメラ、前面 8MPのフロントカメラを搭載しています。
また、リフレッシュレート 144Hz、X軸リニアモーター、ゲームアシスタント機能、DP映像出力、ステレオスピーカー、Dolby Atmos、ステレオマイク、PD急速充電、LAVIE Tab デジタルペン3 (筆圧4096段階・別売)、
ストレージ拡張 (microSD)、USB 3.2 Gen 2 Type-C x1(クライアント機能/OTG/映像出力/充電)、USB 2.0 Type-C x1(クライアント機能、OTG対応、充電兼用)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.3に対応しています。
価格は、Amazonで109,780円(税込)、楽天市場で81,177円(送料無料)、ヤフーショッピングで89,600円、です。
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REDMAGIC Nova(日本版)
Nubia Technologyから発売された10.9インチのゲーミングタブレットです(2024年11月13日に発売)。
REDMAGIC OS 9.5(Android 14ベース)、Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3 リーディングバージョン、12GB / 16GB LPDDR5X メモリ、256GB / 512GB UFS 4.0 ストレージ、10100mAh バッテリー、背面50MPのメインカメラ、前面20MPのフロントカメラを搭載しています。
冷却システム「PAD ICE 2.0」、80W急速充電、充電分離機能、リフレッシュレート 最大144Hzタッチサンプリングレート 最大840 Hz、「REDMAGICゲームスペース」、「X Gravityプラットフォーム」、左右対称4スピーカー、DTS:X Ultra認証、3つのマイク、X軸リニアモーター、Type-C USB 3.1 Gen2、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4に対応しています。
価格は、12GB + 256GBモデルで92,800円(税込)、16GB + 512GBモデルで122,800円(税込)です。
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iPad mini(第7世代)
Appleから発売された8.3インチのタブレットです(2024年10月23日発売)。
Apple A17 Bionic チップ、Liquid Retina液晶、128GB/256GB/512GBストレージ、最大10時間駆動する19.3Wh バッテリー、背面12MPのメインカメラ、前面12MPのフロントカメラ、iPadOS 18を搭載しています。
また、Apple Intelligence、Apple Pencil Pro(別売)、ステレオスピーカー、FaceTimeオーディオ、Apple Pay、Touch ID、音声認識 Siri、4Kビデオ撮影、1080pスローモーションビデオ、FaceTimeビデオ、センターフレーム、USB Type-C(10Gbps、DP、PD)、5G通信、eSIM、GPS (Wi-Fi + Cellularモデルのみ)、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3に対応しています。
価格は、Amazonで78,800円(税込・A17 Pro)、楽天市場で71,990円(送料無料)、ヤフーショッピングで69,560円、です。
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HEADWOLF Fpad 7
「HEADWOLF」から発売された8.4インチのタブレットです(2025年2月 発売)。
MediaTek Dimensity 7050 (最大2.6GHz, 2x ARM Cortex-A78 + 6x ARM Cortex-A55)、8GB LPDDR5 メモリ + 8GB 仮想メモリ (最大16GB)、WQXGA (2560 x 1600) IPS液晶 (In-Cell, Widevine L1対応)、256GB UFS 3.1ストレージ、6500 mAhバッテリー、背面1600万画素 (AF)カメラ、前面800万画素カメラ、Android 14、6軸ジャイロセンサー、microSDカードスロット(SIMスロット2と排他利用)を搭載しています。
また、18W PD急速充電、スマートPAアンプ搭載スピーカー、顔認証、USB Type-C (OTG) x1、4G LTE対応、Wi-Fi 6 (802.11ax)、Bluetooth 5.2、GPSに対応しています。
価格は、Amazonで35,999円(税込・7000 OFFクーポン付きで実質28,999円)、楽天市場で33,999円(送料無料)、AliExpressで27,310円、です。
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他のレノボ タブレットと比較
他にもレノボのタブレットが販売されています。2024モデルもあるので、ぜひ比較してみてください。
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