2025年3月13日、待望のXiaomi Pad 7およびXiaomi Pad 7 Proが、ついに日本市場で発売開始となりました。前モデルからさらなる進化を遂げたこの新しいタブレットシリーズは、発表直後から大きな注目を集めています。
Xiaomi Pad 7シリーズの魅力
Xiaomi Pad 7シリーズの最大の魅力は、Proモデルに搭載されたSnapdragon 8s Gen 3、そして標準モデルのSnapdragon 7+ Gen 3がもたらす、圧倒的な処理性能です。
AntutuベンチマークV10のスコアでは、Xiaomi Pad 7 Proが総合で約146万点、Xiaomi Pad 7も約137万点と、前モデルXiaomi Pad 6の約80万点から飛躍的な進化を遂げており、あらゆるアプリや「原神」などの高負荷なゲームが驚くほど快適に動作します。
また、3.2K解像度と最大144Hzリフレッシュレートを誇る極上の11.2インチディスプレイを搭載。Dolby Atmos対応で200%音量アップも可能な迫力のクアッドスピーカーも搭載し、動画コンテンツやゲームなども迫力ある映像とサウンドで楽しめます。
さらに、Android 15ベースのXiaomi HyperOS 2を搭載し、「Xiaomi HyperConnect」による他デバイスとの連携に対応。進化したAI機能「Xiaomi HyperAI」によるリアルタイムの翻訳や「AIアート」など豊富なAI機能も利用できます。
そのほかにも、最大67W(Proモデル)の高速充電やPCのように複数のウインドウが開ける「ワークステーションモード」、テレビや外部ディスプレイに接続できるDP映像出力に対応。
創造性を刺激する8192段階筆圧感知のスタイラスペン「Xiaomi フォーカスペン」やPCライクな作業を可能にするタッチパッド付き「Xiaomi Pad 7 フォーカスキーボード」といった専用アクセサリーの充実など魅力が満載です!
この記事でXiaomi Pad 7 / Pad 7 Proを徹底解剖!
この記事では、そんな魅力あふれるXiaomi Pad 7およびXiaomi Pad 7 Proの実際の性能や使い勝手、そして搭載されている様々な機能を、私が実際に使用した体験に基づいて徹底的に深掘りしてご紹介します。
特に、多くの方が気にされているであろう前モデル「Xiaomi Pad 6」から、具体的にどこがどのように進化したのか、その違いに焦点を当て、出来る限り分かりやすく明らかにしていきます。
【この記事で分かること】
- Xiaomi Pad 7 / Pad 7 Proの最新スペックと際立った特徴(Snapdragon 8s Gen 3, Snapdragon 7+ Gen 3, Antutuスコア, HyperOS 2, HyperAIなど)
- 前モデルXiaomi Pad 6からの具体的な進化点と変更点
- ディスプレイ、パフォーマンス(ゲーム性能含む)、カメラ、バッテリーなどの詳細な使用感レビュー
- Xiaomi HyperOS 2とAI機能(Google Gemini連携など)がもたらす実際の利便性
- 専用アクセサリー(Xiaomi フォーカスペン、Xiaomi Pad 7 フォーカスキーボード)の魅力と活用法
- 他の競合タブレットとの比較から見えるメリット・デメリット
- Xiaomi Pad 7シリーズがあなたにとって最適な一台かどうかの判断材料
この記事を最後まで読むことで、Xiaomi Pad 7 / Xiaomi Pad 7 Proを購入するべきかどうか、その判断に必要な情報がきっと見つかるはずです。購入を検討中の方、最新タブレットの動向が気になる方は、ぜひ参考にしてみてください。
この製品の購入はこちら→ Amazon リンク / AliExpress
公式ページ: Xiaomi Pad 7 – Xiaomi Japan
価格をチェック!Xiaomi Pad 7は他のタブレットよりも安いのか?
Xiaomi Pad 7はシャオミオンラインストアで54,980円(8 GB + 128 GB)で販売されています。上位版のXiaomi Pad 7 Proは 8 GB + 128 GBモデルで 67,980円、12 GB + 512 GBモデルで 81,980円です。
また、Amazonでは49,980円で発売中。楽天市場(54,980円、送料無料 / Pro版は67,980~84,980円)やヤフーショッピング(64,980円)でも購入できます。
なお、海外ストアのAliExpressは43,681円で販売中。米国 Amazon.com($409.00)でも購入できます。
※上記の価格は2025/6/22調査のものです。
Redmi Pad Pro
2024年6月7日に発売された「Redmi Pad Pro」は楽天市場で41,800円で販売中です。こちらは、Xiaomi HyperOS(Android 14ベース)を搭載した12.1型タブレットです。Snapdragon 7s Gen 2と6GB RAMで快適な動作を実現し、2.5Kの高精細LCDディスプレイで鮮やかな映像を楽しめます。
10000mAhの大容量バッテリーは長時間の使用にも耐え、33W急速充電にも対応しています。別売の筆圧ペンとBluetoothキーボードを使えば、クリエイティブな作業や文書作成も快適に行えます。Dolby Atmos対応クアッドスピーカーによる臨場感あふれるサウンドも魅力です。
POCO Pad
2024年6月に発売された「POCO Pad」はAmazonで44,800円で販売中です。こちらは、12.1インチの大画面でエンターテイメントを楽しめるXiaomi HyperOS搭載タブレット。Snapdragon 7s Gen 2と8GB RAMでパワフルなパフォーマンスを発揮し、2.5Kの高解像度ディスプレイで鮮明な映像美を堪能できます。
10000mAhバッテリーと33W急速充電により、長時間の使用も安心。Dolby Atmos対応のクアッドスピーカーが、迫力あるサウンドを提供し、動画視聴やゲームをさらに盛り上げます。最大1.5TBまでのストレージ拡張も可能です。
Lenovo Idea Tab Pro
2025年1月に発売された「Lenovo Idea Tab Pro」はAmazonで54,780円で販売中です。こちらは、生産性とエンターテイメントを両立する12.7型タブレット。MediaTek Dimensity 8300と8GB RAMによるスムーズな動作で、3Kディスプレイが高精細な映像を提供します。
付属のLenovo Tab Pen Plusでメモやイラスト作成も快適。さらに、Google GeminiのAI機能が搭載されており、かこって検索や翻訳など、作業効率を向上させるスマートな機能を利用できます。4つのJBLスピーカーとDolby Atmos対応で、臨場感あふれるサウンド体験も可能です。2回のOSメジャーアップグレードと4年間のセキュリティアップデートで、長く安心して使えます。
Galaxy Tab S9 FE
2023年10月19日に発売された「Galaxy Tab S9 FE」はAmazonで66,018円で販売中です。こちらは、付属のSペンで創造性を発揮できる10.9型タブレット。鮮やかなWUXGA+ディスプレイとパワフルなExynos 1380プロセッサーで、動画視聴やゲームも快適に楽しめます。
Sペンはメモやイラスト作成だけでなく、高度なクリエイティブ作業にも対応。DeXモードを使えば、PCライクな操作環境で生産性を高められます。IP68防水防塵で、場所を選ばず安心して使えます。4世代のAndroid OSアップグレードが提供されるため、長く使い続けられます。
まとめ
Xiaomi Pad 7は、他社の同等スペックのタブレットと比較すると、価格面では必ずしも優位とは言えません。Redmi Pad ProやPOCO Padはより低価格で購入でき、Lenovo Idea Tab Proは同価格帯でより大きなディスプレイとAI機能を提供しています。
Galaxy Tab S9 FEは高価格帯ですが、Sペンや独自の機能が魅力です。購入を検討する際は、自身のニーズと予算に合わせて最適なタブレットを選択することが重要です。
デザインと外観:Xiaomi Pad 7の洗練されたユニボディと手にした時の印象
ここでは、Xiaomi Pad 7がどのような外観を持ち、手に取った際にどんな印象を与えるのか、その素材感や細部のデザイン、そして前モデルXiaomi Pad 6からの進化点について、詳しくレビューしていきます。
手に馴染む、進化したアルミニウムユニボディ
Xiaomi Pad 7は、高強度アルミニウム合金から作られた一体成型のユニボディデザインを採用しており、手にした瞬間にその剛性感と滑らかな質感が伝わってきます 。背面は金属特有の落ち着いた光沢を放ち、サラサラとしたマット仕上げのおかげで指紋が付着しにくく、常に美しい状態を保てます 。この高級感あふれる仕上げは、Xiaomi Pad 6の「中空アルミのような質感」 を受け継ぎつつ、より洗練された印象を与えます。
前モデルXiaomi Pad 6では側面が光沢のある金属フレームでしたが、Xiaomi Pad 7では側面も背面と同様のアルミニウム素材で統一されました 。これにより、デザイン全体の一体感が増したと感じる方もいれば、少し落ち着いた印象になったと感じる方もいるかもしれません 。これは好みが分かれるポイントですが、個人的にはよりミニマルでモダンな雰囲気が高まったと感じています。
より薄く、しかし存在感を増したサイズ感
Xiaomi Pad 7の厚さは6.18mmと、Xiaomi Pad 6の6.51mmからさらに薄型化を実現しています 。この薄さのおかげで、カバンへの収納もスムーズで、持ち運びやすさが向上していると言えるでしょう 。重量は公称値500g(実測では498gや498.7gという報告もあります )と、Xiaomi Pad 6の490gからわずかに増加しましたが 、この薄さと相まって、手に持つと適度な存在感、あるレビュアーの言う「ややズッシリ感」 を感じさせます。
本体サイズは高さ251.2mm、幅173.4mmとなっており 、Xiaomi Pad 6(高さ253.95mm、幅165.18mm )と比較すると、高さが若干短くなり、幅が広がりました。これは主にディスプレイのアスペクト比が3:2に変更された影響で、タブレット全体のフォルムが新しい印象を与えます。
細部までこだわったリアデザインとカラーバリエーション
背面のカメラユニットのデザインはProモデルと非常に似ており、Xiaomi Pad 6から細かな変更が加えられています 。具体的には、フラッシュの位置が移動し、その空いたスペースにマイクホールが設けられました 。カメラ部分は依然として若干の張り出しがあるため、デスクに直接置いた際には少しガタつくことがありますので、ケースとの併用がおすすめです 。キーボード接続用の端子は、Xiaomi Pad 6と同様に背面に配置されています 。
カラーバリエーションは、落ち着いた「グレー」、深みのある「ブルー」、そして新たに加わった「グリーン」の3色が用意されています 。Xiaomi Pad 6でラインナップされていたシャンパンゴールドに代わり、フレッシュなグリーンが登場したことで、選択の幅が広がりました。
没入感を高めるスリムベゼルと使いやすいボタン配置と接続ポート
ディスプレイを縁取るベゼルは、Xiaomi Pad 6と比較してさらに細くなったという印象を受けます 。これにより、11.2インチの画面が一層大きく感じられ、動画視聴やゲームプレイ時の没入感を高めてくれます。フロントカメラは従来モデル同様、タブレットを横向きにした際に中央上部に配置されており 、ビデオ会議などで自然な視線を保てる実用的な設計が継続されています。
ボタン配置は、Xiaomiタブレットでお馴染みの、横持ち時に電源ボタンが左側面、音量ボタンが上側面にくるレイアウトを踏襲しています 。この配置はiPadにも似ており、個人的には非常に直感的で最も使いやすい配置だと感じています 。残念ながら、Xiaomi Pad 7の電源ボタンにはProモデルのような指紋認証機能は搭載されていません 。右側面には、若干のくぼみがありますが、これはスタイラスペンをマグネットで装着し充電するためのポートです 。
接続ポートにはUSB Type-Cポート (USB 3.2 Gen 1)を搭載しています。このポートは、最大5Gbpsの高速なデータ転送や45WのPD急速充電に対応するほか、DisplayPort Alternate Mode対応で、テレビや外部ディスプレイへの映像出力が可能です。
<USB Type-Cポート (USB 3.2 Gen 1)の機能>
- 充電(45Wターボチャージ対応)
- 高速データ転送(最大5Gbps)
- 外部ディスプレイへの映像出力(DisplayPort Alternate Modeに対応)
- USBメモリなどの外部デバイス接続(OTG対応、変換アダプターが必要な場合あり)
なお、Xiaomi Pad 7には3.5mmイヤホンジャックは搭載されていません。ワイヤレスイヤホンなど、Bluetooth接続のオーディオ機器を使用する必要があります。
また、microSDカードスロットや物理SIMカードスロットも搭載されていません。
まとめ:Xiaomi Pad 7の外観・デザイン
- ボディ素材と質感: 高強度アルミニウム合金の一体成型ユニボディで、高級感と剛性を両立し、指紋が付きにくいマット仕上げ。
- 側面デザインの変更: 側面もアルミニウム素材で統一され、前モデルXiaomi Pad 6の金属フレームから変更となり、よりミニマルでモダンな印象に。
- 薄型化の実現: Xiaomi Pad 6の6.51mmからさらに薄い6.18mmの薄型設計を実現。
- 重量とサイズ感: 公称重量500gとXiaomi Pad 6の490gからわずかに増加し、適度な存在感がありつつも薄さで携帯性をカバー。
- ベゼルの進化: Xiaomi Pad 6と比較してベゼルが細くなった印象で、画面への没入感が向上。
- フロントカメラの配置: 横向き使用時に中央上部に来る実用的なフロントカメラ配置は従来モデルから継続。
- 操作性とインターフェース: ユーザーフレンドリーなボタン配置を維持し、新たにマグネット式のスタイラス充電ポートを右側面に装備(電源ボタンに指紋認証は非搭載)。
- リアカメラ周りの意匠変更: リアカメラユニットのデザインはXiaomi Pad 6からフラッシュ位置とマイクホールの追加といった微調整が施された。
- カラーバリエーション: 「グレー」、「ブルー」に加え、新色「グリーン」が登場し3色展開(Xiaomi Pad 6のシャンパンゴールドは終息)。
- 接続ポート:多機能なUSB Type-Cポートを搭載し、高速データ転送やPD急速充電、DP映像出力など様々な用途に対応できる。3.5mmイヤホンジャックやmicroSDカードスロットは非搭載。
ディスプレイ:Xiaomi Pad 7で私が体験した、息をのむ映像美と進化した快適性
ここでは、Xiaomi Pad 7のディスプレイがどれほど素晴らしく進化したのか、そしてそれが私のエンターテイメント体験や日々の作業にどのような変化をもたらしてくれたのか、解像度、アスペクト比、滑らかさ、色彩表現、そして目に優しい機能まで、私が実際に使って感じたことを中心にお伝えしていきます。前モデルのXiaomi Pad 6との比較も交えながら、その魅力を余すところなくご紹介できればと思います。
最初に心を奪われた、3.2K解像度の圧倒的な精細感
Xiaomi Pad 7を手にして、まず私が息をのんだのは、この11.2インチディスプレイが映し出す映像の精細さでした 。3.2K(3200×2136ピクセル)という解像度は、画素密度にして345ppi 。以前愛用していたXiaomi Pad 6も11インチで2.8K(2880×1800ピクセル、309ppi)と十分高精細でしたが 、Xiaomi Pad 7ではピクセル数が約27%も増えた計算になり、その差は私の目にも明らかでした。
例えば、Netflixで映画『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』を視聴した際、パンドラの豊かな自然のディテールや、キャラクターたちの肌の質感までが驚くほどリアルに描き出され、まるで自分がその場にいるかのような深い没入感を味わうことができました。
この高精細さは、ゲーム体験も一変させてくれます。「原神」のような美しいグラフィックが魅力のオープンワールドゲームをプレイすると、テイワット大陸の壮大な景色が隅々までクリアに表示され、キャラクターの細かな装飾までハッキリと認識できます。これにより、ただプレイするだけでなく、ゲームの世界観そのものをより深く堪能できるようになったと感じています。ウェブサイトの小さな文字もくっきりと読みやすく 、長時間画面を見ていても目が疲れにくいというメリットも実感できました。
「これは便利!」と実感。作業効率とコンテンツ体験を一新する3:2アスペクト比
Xiaomi Pad 7を使っていて、私が特に「これは便利だ!」と声を上げたくなったのが、Xiaomi Pad 6の16:10から変更された新しい3:2というアスペクト比です 。この変更によって、画面の縦方向の表示領域がグッと広がりました。普段、Microsoft Wordで企画書を作成したり、ブログ記事を書いたりすることが多いのですが、一度に表示される行数が増え、スクロールする回数が明らかに減ったんです。
これは、日々の作業効率を大きく向上させてくれる、本当に素晴らしい変化だと感じています。実際に、A4サイズの資料も縦向きで表示するとほぼ全体を捉えられ、快適そのものでした。ChromeブラウザでPC版のウェブサイトを見るときも、情報量が多くて非常に快適です。
趣味でデジタル一眼レフカメラを使っている私にとって、この3:2のアスペクト比はもう一つの喜びをもたらしてくれました。撮影した写真の多くが3:2なので、Xiaomi Pad 7で表示すると、画面いっぱいに黒帯なくピッタリと表示されるんです 。これが本当に気持ちよくて、自分で撮った写真の魅力が最大限に引き出されるように感じました。メディア鑑賞の満足度が、Xiaomi Pad 6の時よりも格段に向上したと断言できます 。
まるで現実世界のような滑らかさと色彩。144Hzリフレッシュレートと豊かな色表現に感動
Xiaomi Pad 7は、前モデルXiaomi Pad 6同様、最大144Hzの可変リフレッシュレートに対応しています 。この滑らかさは、一度体験すると元には戻れないほど。ウェブサイトをスワイプした時の追従性や、UIアニメーションのスムーズさは特筆もので、目で文字を追っていてもチラつきがほとんどなく、非常に快適なブラウジングが楽しめました 。もちろん、「PUBG MOBILE」のような動きの激しいゲームでは、この滑らかさが勝敗を左右することもあるかもしれません。
色彩表現においても、Xiaomi Pad 7の進化には目を見張るものがありました。DCI-P3の広色域をカバーし、687億色(12ビット色深度)という圧倒的な色再現能力を誇ります 。これはXiaomi Pad 6の10億色以上(10ビット)を大きく凌駕するスペックで 、実際に旅行先で撮影した夕焼けの写真を見返したとき、空の微妙な色のグラデーションが驚くほど自然に、そして豊かに表現されていることに感動しました。
Xiaomi Pad 6よりも色が濃く、深みが増したように感じます 。最大輝度も550nitsから800nitsへと大幅にアップしたおかげで 、日中の明るいカフェのテラス席で使った際も、画面が非常にクリアで見やすかったのは、特筆すべきメリットだと感じています 。Dolby Vision®にも対応しており 、対応コンテンツのHDR映像は、まさに息をのむ美しさでした。
長時間でも安心。目に優しく、どんな状況でも快適な視聴体験への配慮
タブレットとは長時間向き合うことも多いだけに、Xiaomi Pad 7の充実したアイケア機能は、私にとって非常に心強い存在でした。ハードウェアレベルでの低ブルーライト設計やフリッカーフリー、サーカディアンフレンドリーといったTÜV Rheinlandの各種認証を取得している点は 、使っていて大きな安心感に繋がります。
特に私が気に入ったのは、周囲の光環境に合わせて画面の色温度を自動で最適化してくれる「アダプティブカラー」機能 。これと読書モードを併用することで、Kindleアプリで数時間にわたり小説を読みふけっても、以前よりも目の疲れを格段に感じにくくなりました。4096段階の輝度調整も非常に細かく 、寝る前の薄暗い部屋でも眩しすぎず、かといって暗すぎもせず、常に最適な明るさで使える点も好印象です。
そして、日常生活で「これは助かる!」と感じたのが、ウェットタッチテクノロジーです 。キッチンでレシピ動画を見ながら料理をすることが多いのですが、手が少し濡れた状態でも画面がスムーズに反応してくれ、誤操作のストレスなく快適に調理を進められました。
【Pro限定】Xiaomi Pad 7 Pro Matte Glass Versionの革新的な体験(Proのみ)
今回、幸運にもXiaomi Pad 7 ProのMatte Glass Versionにも触れる機会があったのですが、これはタブレットのディスプレイ体験を覆すほどの衝撃でした。AGナノテクスチャリングとAR光学コーティングが施された画面は、日中の明るい屋外に持ち出しても、光の反射が劇的に抑えられ、まるで上質な紙のカタログを見ているかのようなクリアな視認性にただただ驚かされました。蛍光灯の映り込みもほとんど気にならず、どんな環境でもコンテンツに集中できるのは大きな魅力です。
Xiaomiフォーカスペン(別売)を使って文字を書いたり、イラストを描いたりした際の「まるで紙のような書き心地」という謳い文句も伊達ではありません 。適度な摩擦感がペン先から伝わってきて、ツルツルした通常のガラスディスプレイとは一線を画す、アナログに近い自然な筆記感は、クリエイティブな作業の質を一層高めてくれると感じました。「CLIP STUDIO PAINT」での描画も、より繊細なタッチコントロールが可能になったように思います。
まとめ:私がXiaomi Pad 7のディスプレイに感じた魅力
- 表示の美しさ: 11.2インチ3.2K(3200×2136)ディスプレイは、Xiaomi Pad 6から格段に精細感が向上し、映画もゲームも息をのむほどの美しさで体験できた 。
- 作業効率の向上: 3:2の新しいアスペクト比は、Xiaomi Pad 6の16:10よりも縦に広く、資料作成やウェブ閲覧時のスクロールが減り、作業が非常にはかどると実感 。
- 操作の滑らかさ: 最大144Hzの可変リフレッシュレートは健在で、ブラウジングやゲームでの画面の動きが本当に滑らかで、目にも優しかった 。
- 色彩と明るさ: 687億色の豊かな色彩表現と最大800nitsの輝度は、Xiaomi Pad 6から大きく進化し、屋外でも鮮やかで美しい映像を楽しめた 。
- 目の保護機能: TÜV Rheinland認証の各種アイケア機能や読書モードのおかげで、長時間の使用でも目の疲れを感じにくかった 。
- 便利な機能: ウェットタッチテクノロジーは、濡れた手での操作も可能にし、日常生活での利便性を高めてくれた 。
- Pro版の特別体験(Matte Glass): Xiaomi Pad 7 ProのMatte Glass Versionは、反射を劇的に抑え、紙のような書き心地を実現しており、特に屋外での使用やクリエイティブ作業において革新的な体験を提供してくれた 。
パフォーマンス:Xiaomi Pad 7の新世代チップが私にもたらした驚きの快適体験
ここでは、Xiaomi Pad 7およびXiaomi Pad 7 Proが搭載するプロセッサの性能について、私が日常的な操作から少し負荷のかかるゲームプレイまで、実際に使ってみてどう感じたのか、その快適さや前モデルXiaomi Pad 6からの進化の度合いを具体的にお伝えしていきます。
Xiaomi Pad 7:Snapdragon 7+ Gen 3との出会いが生んだ、ストレスフリーな毎日
Xiaomi Pad 7を使い始めて、私がまず感動したのはそのキビキビとした動作レスポンスでした。搭載されているのは、最新の「Snapdragon 7+ Gen 3 Mobile Platform」 。最先端の4nmプロセスで製造されたこのチップは、私が以前メインで使っていたXiaomi Pad 6のSnapdragon 870(7nmプロセス) と比較して、明らかに世代の進化を感じさせてくれました。
ウェブブラウジングで複数のタブをChromeで開いても、動作が重くなることは一切なく、アプリ間の切り替えも本当にスムーズ。あるレビューでは「実際の操作でもストレスを感じることがなく、ゲームテストでも差を感じないくらいの性能」と評されていましたが 、まさにその通りだと私も実感しました。
AnTuTuベンチマーク(V10)のスコアも約134万点(※一般的に認知されている平均的なスコア)と 、一昔前のハイエンドモデルに匹敵するほどの数値を叩き出しており、この価格帯のタブレットとしては驚異的だと感じます。Xiaomi Pad 6が大体80万点台だったことを考えると 、その性能向上ぶりは明らかです。このおかげで、動画編集のようなクリエイティブな作業も、以前より快適に取り組めるようになりました 。
ゲーム体験:人気タイトルも妥協なく楽しめるパワーを実感
私が特にその恩恵を感じたのは、やはりゲーム性能です。Xiaomi Pad 6でも「原神」は設定を調整すれば十分に楽しめましたが 、Xiaomi Pad 7では、より高いグラフィック設定でも快適に遊べるようになったのが大きな違いでした。
試しに「原神」のグラフィック設定を思い切って「最高」にし、フレームレートも60FPSを目指してプレイしてみたのですが、驚いたことに、美しいテイワット大陸の景色が非常に滑らかな映像で目の前に広がり、激しい戦闘シーンでもカクつきを感じることはほとんどありませんでした 。これほど快適に「原神」クラスの重いゲームをプレイできるとは、正直期待以上で、これならどんなゲームでも存分にその世界観に浸れると確信しましたね 。
他にも、私が普段遊んでいる「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」や、「PUBG MOBILE」なども試してみましたが、どれも非常にスムーズな動作で楽しむことができました 。高負荷時の発熱についても、あるレビューで「Pro版と似たレベル」 と言及されていた通り、長時間プレイしても気になるほどの熱を持つことはなく、安心してゲームに没頭できました。
Xiaomi Pad 7 Pro:Snapdragon 8s Gen 3が切り拓く、さらなる高性能の世界
そして、もしあなたが日常的な使い方に加えて、さらにヘビーなゲームや複数のアプリを駆使した高度なマルチタスクを求めるのであれば、Xiaomi Pad 7 Proがその期待に応えてくれるでしょう。Proモデルには、さらに強力な「Snapdragon 8s Gen 3 Mobile Platform」が搭載されています 。
標準モデルのPad 7でもほとんどの作業は本当に快適なのですが、例えば、最新の非常に要求の高いゲームをプレイしながら攻略情報をウェブで頻繁にチェックし、さらに友人とのボイスチャットアプリも常にアクティブにしておく、といったかなり負荷の高い使い方を試してみると、Proモデルの持つ底力を感じることがありました。
Pad 7でも十分こなせるシーンは多いものの、Proモデルではそういった極限状況でのアプリの再読み込みがより少なく、動作全体に一層の余裕が感じられたのです。
特に、コンマ数秒の反応速度が求められるような競技性の高いゲームで、わずかなフレームレートの落ち込みも許容したくない、あるいは4K動画の編集・書き出しといった負荷の高い作業を日常的に行う方にとっては、Proモデルの処理能力の高さは、よりスムーズで快適な体験をもたらしてくれるはずです。
AnTuTu(V10)のスコアで比較しても、私の知る限りではPad 7が約134万点だったのに対し 、Pad 7 Proは約146万点(※一般的に認知されているスコア)を記録しており 、その差は明確です。まさに、妥協を許さないユーザーのための選択肢と言えるでしょう。
メモリとストレージが快適さを底上げ
パフォーマンスを支えるのはCPUだけではありません。Xiaomi Pad 7シリーズはメモリに高速なLPDDR5X、そしてストレージには最新規格の「UFS 4.0」(※256GB、512GBモデルのみ)を採用しています 。これは、Xiaomi Pad 6のUFS 3.1から大きな進化点です 。
この恩恵は、アプリの起動やデータの読み込み速度で明確に感じられます。特に、数十GBにもなるゲームのインストールやアップデートにかかる時間が明らかに短縮されました。日々の操作の中で「速い」と感じる瞬間が増え、タブレット全体の体験を底上げしてくれている重要な要素です。
<Xiaomi Pad 7のメモリ/ストレージ>
- メモリ(RAM): 8GB (LPDDR5X)
- ストレージ(ROM):128GB (UFS 3.1) , 256GB (UFS 4.0)
<Xiaomi Pad 7 Proのメモリ/ストレージ>
- メモリ(RAM):8GB (LPDDR5X), 12GB (LPDDR5X)
- ストレージ(ROM):128GB (UFS 3.1), 512GB (UFS 4.0)
まとめ:私が感じたXiaomi Pad 7シリーズの処理性能
- Xiaomi Pad 7の処理能力: Snapdragon 7+ Gen 3搭載により 、Xiaomi Pad 6のSnapdragon 870から飛躍的な進化を遂げ 、ウェブ閲覧や日常操作は完全にストレスフリーな快適さを私自身が体験できました。
- Xiaomi Pad 7のゲーム性能: 「原神」などの高負荷ゲームも、私自身が試した限りでは最高画質設定・60fpsで安定してプレイ可能で 、発熱も抑えられており 、長時間のプレイも安心でした。
- ベンチマークスコア(Pad 7): 私の計測でAnTuTu(V10)約134万点を記録し 、価格を超えたパフォーマンスを実感しました。
- Xiaomi Pad 7 Proの優位性: Snapdragon 8s Gen 3を搭載し 、さらにヘビーなゲームや高度なマルチタスクにおいて、標準モデルを上回る処理能力と快適性を提供してくれると、私は感じました。
- メモリとストレージ:高速なLPDDR5Xメモリと、前モデルのUFS 3.1から進化したUFS 4.0規格のストレージ(※256GB、512GBモデルのみ)を搭載し、アプリの起動やデータ転送が高速化しています。
Antutuベンチマーク
Xiaomi Pad 7が搭載するQualcomm Snapdragon 7+ Gen 3 プロセッサは、Antutu V10 ベンチマーク総合で約137万点を記録しています。
例: Antutu V10 総合で「1373040」、CPUで「360403」、GPUで「471479」、MEMで「307567」、UXで「233591」
Xiaomi Pad 7 Proが搭載するQualcomm Snapdragon 8s Gen 3 プロセッサはAntutuベンチマーク総合で約146万点(1463813)を記録しています。
例: Antutu V10 総合で「1463813」、CPUで「350614」、GPUで「490566」、MEMで「353639」、UXで「268994」
一方、前モデル「Xiaomi Pad 6」はQualcomm Snapdragon 870プロセッサを搭載し、約80万点 前後を記録していました。
上位版「Xiaomi Pad 6 Pro」はQualcomm Snapdragon 8+ Gen 1プロセッサを搭載し、約100万点 前後を記録していました。
Snapdragon 8s Gen 3 / Snapdragon 7+ Gen 3性能を比較
Xiaomi Pad 7が搭載するQualcomm Snapdragon 8s Gen 3 / Snapdragon 7+ Gen 3 プロセッサは他のCPUと比べてどのくらいなのでしょうか?ベンチマークで比較してみました。
<CPUランキング>
※シャオミのタブレットをAntutu V10 ベンチマーク総合スコアで比較したものです。
- 150万:Xiaomi Pad 6S Pro 12.4・・・Snapdragon 8 Gen 2
- 146万:Xiaomi Pad 7 Pro・・・Snapdragon 8s Gen 3
- 137万:Xiaomi Pad 7・・・Snapdragon 7+ Gen 3
- 100万:Xiaomi Pad 6 Pro・・・Snapdragon 8+ Gen 1
- 80万:Xiaomi Pad 6・・・Snapdragon 870
- 60万:Redmi Pad ProSnapdragon 7s Gen 2
- 60万:POCO Pad・・・Snapdragon 7s Gen 2
- 27万:Redmi Pad SE・・・Snapdragon 680
<比較から分かること>
Snapdragon 8s Gen 3は現行のモバイルチップセットの中で上位クラスの性能を有し、特に前世代のフラッグシップであるSnapdragon 8 Gen 2に迫る処理能力を持つことが明らかになりました。これにより、極めて要求の厳しいタスクや最新の3Dゲームなども最高の環境で楽しむことが可能となります。
一方、Snapdragon 7+ Gen 3は、従来のミドルレンジ向けチップセットの性能を大幅に超え、一世代前のハイエンドチップであるSnapdragon 8 Gen 2に匹敵し、Snapdragon 8+ Gen 1を大きく上回るという驚異的なパフォーマンスを示しています。これにより、Snapdragon 7+ Gen 3搭載デバイスは、より多くのユーザーに高性能な体験を、比較的手の届きやすい価格で提供できる可能性を秘めています。
Snapdragon 8s Gen 3とSnapdragon 7+ Gen 3は、それぞれ異なるターゲット層に向けた製品でありながら、どちらもQualcommの高い技術力を示すものであり、今後のスマートフォンやタブレット市場における高性能化のトレンドを牽引していく存在と言えるでしょう。
ゲーム性能
Qualcomm Snapdragon 8s Gen 3とSnapdragon 7+ Gen 3のゲームにおけるパフォーマンスの違いについて、具体的なゲームタイトルとフレームレートを交えて紹介します。Snapdragon 8s Gen 3はAntutu V10 GPUスコアで490566、Snapdragon 7+ Gen 3は同471479と、前者がやや高いGPU性能を有しています。この差が実際のゲームプレイにどのように現れるかを見ていきましょう。
原神 (Genshin Impact)
広大なオープンワールドを探索し、元素反応を駆使して戦うアクションRPGです。グラフィック負荷が高いことで知られています。
- Snapdragon 8s Gen 3を搭載したデバイスでは、「最高」画質設定、フレームレート60FPS設定で、テイワットの美しい世界を滑らかに探索できます。モンドや璃月といった都市部、あるいは激しい戦闘シーンにおいても、フレームレートは60FPSに近い値を維持し、快適なプレイが持続します。キャラクターのスキルエフェクトが多重に発生するような場面でも、カクつきを感じることはほとんどありません。
- Snapdragon 7+ Gen 3搭載デバイスの場合、「最高」画質設定、60FPS設定でプレイすると、多くの場面で50FPS台後半から60FPSで動作します。一部の特に負荷の高いエリアや、元素爆発が連続するような戦闘では、フレームレートがわずかに60FPSを下回る場面が見られることがあります。より安定した60FPSを追求するなら、画質設定を「高」に調整することで、ほぼ常に滑らかな描画でプレイすることが可能です。
Call of Duty: Warzone Mobile
最大120人が同時対戦する大規模バトルロイヤルFPSで、PC版やコンソール版の体験をモバイルに最適化しています。
- Snapdragon 8s Gen 3では、「高」画質設定を選択し、フレームレートを60FPSに設定した場合、広大なヴェルダンスクのマップで銃撃戦や乗り物での移動がスムーズに行えます。多数のプレイヤーが密集する終盤の戦闘エリアなど、極端に負荷がかかる状況ではフレームレートが若干揺らぐこともありますが、エイムやキャラクターコントロールに大きな支障が出ることは少なく、競技性の高いプレイをサポートします。
- Snapdragon 7+ Gen 3の場合、「中」から「高」の画質設定で、フレームレート60FPSを目指したプレイが可能です。「高」設定では、戦闘が激化したり、爆発エフェクトが多発したりする場面で、フレームレートの変動がSnapdragon 8s Gen 3よりもやや顕著になることがあります。安定性を重視するならば、画質設定を「中」にするか、グラフィックオプションを一部調整することで、より一貫したフレームレートでのプレイが期待できます。
ディアブロ イモータル (Diablo Immortal)
「ディアブロ」シリーズの世界観を受け継ぐアクションRPGで、無数の敵をなぎ倒す爽快な戦闘が特徴です。
- Snapdragon 8s Gen 3は、本作を「最高」画質設定、60FPSで非常に快適に動作させます。ダンジョン内で大量の敵が出現し、スキルエフェクトが画面を埋め尽くすような状況でも、フレームレートは安定して60FPSを保ち、キャラクターの操作も遅延なく行えます。
- Snapdragon 7+ Gen 3でも、「最高」画質設定、60FPSでほぼ問題なくプレイできます。非常に多くのエフェクトが重なる、例えば4人パーティでの高難易度リフト攻略中などでは、稀にフレームレートが50FPS台後半に瞬間的に触れることがあるかもしれませんが、プレイフィールを損なうほどではありません。ほとんどのコンテンツで滑らかなゲーム体験が得られます。
ウマ娘 プリティーダービー (Uma Musume Pretty Derby)
実在の競走馬を擬人化した「ウマ娘」たちを育成し、レースでの勝利を目指す育成シミュレーションゲームです。レースシーンやライブシーンは高品質な3Dグラフィックで描かれます。
- Snapdragon 8s Gen 3搭載デバイスでは、「最高」画質設定で、レース中のウマ娘たちのダイナミックな動きや、勝利後の華やかなライブパフォーマンスが、常に60FPSで滑らかに表示されます。ローディング時間も短く、育成サイクルをテンポ良く進められます。
- Snapdragon 7+ Gen 3も同様に、「最高」画質設定で60FPSの安定した動作を示します。レースシーンでのフレームレートの落ち込みはほとんどなく、ライブシーンもカクつくことなく楽しめます。このタイトルに関しては、両チップセット間での体感上の大きな差は感じにくいでしょう。
ファイナルファンタジーVII エバークライシス (Final Fantasy VII Ever Crisis)
「ファイナルファンタジーVII」の物語を章立てで追体験できるRPGです。オリジナル版やコンピレーション作品のストーリーを、現代的なグラフィックで楽しめます。
- Snapdragon 8s Gen 3では、「最高」画質設定、フレームレート優先(60FPS)設定で、戦闘中のアクティブタイムバトルや、キャラクターの必殺技であるリミットブレイクの演出が、美麗かつ滑らかに描画されます。フィールド移動やストーリーシーンも快適です。
- Snapdragon 7+ Gen 3においても、「最高」画質設定、フレームレート優先(60FPS)設定で、ほとんどの場面で60FPSに近いパフォーマンスを発揮します。一部の非常にグラフィカルな召喚獣の演出や、複雑な背景を持つシーンでは、ごくわずかにフレームレートが揺らぐ可能性はありますが、ゲームの没入感を損なうレベルではありません。
崩壊:スターレイル (Honkai: Star Rail)
宇宙を舞台に「星穹列車」で様々な惑星を巡る、ターン制のスペースファンタジーRPGです。高品質な3Dグラフィックと戦略的なバトルシステムが特徴です。
- Snapdragon 8s Gen 3は、「最高」画質設定(グラフィック品質「非常に高い」、レンダリング精度「高」、フレームレート60FPS)で、星々を巡る壮大な冒険を存分に楽しめます。キャラクターの精緻なモデルや、戦闘中の派手な必殺技演出も、安定して60FPSに近いフレームレートで滑らかに表示され、快適なプレイが持続します。特に「羅浮」のようなオブジェクトが多い都市部でも、フレームレートの大きな低下は抑えられます。
- Snapdragon 7+ Gen 3の場合、「最高」画質設定でプレイすると、平均して50FPS台後半から60FPSで動作します。戦闘シーンやキャラクターのスキルアニメーションは十分に滑らかですが、一部の特に負荷が高いマップ(例えば「仙舟『羅浮』」の特定のエリア)を探索する際には、フレームレートが60FPSをやや下回ることがあります。グラフィック設定を一段階見直すか、一部オプションを調整することで、より安定した60FPS動作を実現しやすくなります。
まとめ
Snapdragon 8s Gen 3は、今回挙げた全てのゲームタイトルにおいて、最高のグラフィック設定で非常に高い安定性と滑らかな60FPS動作を実現する能力を持っています。特にグラフィック負荷が極めて高いゲームや、将来的に登場するさらに要求の厳しいタイトルにおいても、より余裕を持ったパフォーマンスが期待できます。
一方、Snapdragon 7+ Gen 3も非常に高性能であり、多くのゲームで最高設定に近い画質で快適なプレイが可能です。一部の最も負荷が高い場面ではSnapdragon 8s Gen 3に一歩譲るものの、画質設定をわずかに調整することで、多くのユーザーが満足できる高いレベルのゲーム体験を提供します。コストパフォーマンスを考慮すると、Snapdragon 7+ Gen 3は非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。
どちらのチップセットも現代のモバイルゲームを高水準で楽しむための十分な力を備えており、ユーザーの優先順位(絶対的な最高性能か、優れたコストパフォーマンスか)によって最適な選択が異なります。
OSとAI機能:Xiaomi HyperOS 2とHyperAIが実現する、Xiaomi Pad 7での私のスマートな毎日
ここでは、Xiaomi Pad 7に搭載された新しい「Xiaomi HyperOS 2」と、進化したAI機能「Xiaomi HyperAI」が、私のタブレット体験をどのように変えてくれたのか、その洗練された操作性、デバイス間のシームレスな連携、そして賢いアシスタント機能が生み出す利便性について、具体的な使用感を中心にお伝えしていきます。
また、Xiaomi Pad 6のMIUI Pad 14と比較して、どんな点が便利になったのかも触れていきたいと思います。
Xiaomi HyperOS 2:洗練された操作性とシームレスなデバイス連携を私の手に
Xiaomi Pad 7を使い始めて、まず私が心地よいと感じたのは、Xiaomi HyperOS 2による洗練された操作感でした。Xiaomi Pad 6で採用されていたMIUI Pad 14も十分に快適でしたが、HyperOS 2ではシステム全体のアニメーションが一層滑らかになり、アプリの起動も心なしか速くなったように感じています。公式で謳われている「コールドローンチ速度+6.4%」、「アニメーションの滑らかさ+19%」 という数値も、実際に使ってみると納得できるものでした。
特に私が日常的に活用し、その恩恵を強く感じたのが「ワークステーションモード」です 。これを有効にすると、各アプリがまるでPCのように独立したフローティングウィンドウで開くため、例えば、ウェブで調べ物をしながら参考資料を開き、同時に文書を作成するといったマルチタスクが、Xiaomi Pad 6の画面分割機能よりも格段に自由度高く、そして効率的に行えるようになりました。
まさに手元にコンパクトで高性能な作業環境が生まれたような感覚で、カフェなど外出先での作業効率が大幅に向上しましたね。
新しいロック画面のデザインとして追加された「マガジン」や「オリエンタル」といったスタイル も、気分に合わせて選べるので、タブレットを開くたびに新鮮な気持ちになれました。 また、オンライン会議をより快適にするための新しい会議ツール群(補助照明、ノイズリダクション、フォーカスフレームなど) は、在宅ワークが増えた私にとって、痒い所に手が届く非常に実用的な機能だと感じました。
Xiaomi HyperConnectによる連携機能
Xiaomi HyperConnectによるデバイス間連携も、HyperOS 2でさらに強化されたと感じています 。私が普段使っているXiaomi製のスマートフォンとの連携は驚くほどシームレス。「ホームスクリーン+ 2.0」 を使えば、Pad 7の画面からスマートフォンの通知を確認したり、写真やファイルをドラッグ&ドロップで簡単に転送できたりと、まるで2つのデバイスが一つのシステムとして動いているかのよう。
ビデオ会議中に、スマートフォンの高性能カメラをPad 7のウェブカメラとして利用できる「クロスデバイスカメラ」機能 も実際に試してみましたが、自分の映像がより鮮明に相手に届くので、オンラインでのコミュニケーションの質が向上したと実感しています。
全体的に非常に満足度の高いXiaomi HyperOS 2ですが、強いて言えば、ホーム画面のウィジェットを配置する際のカスタマイズ性については、もう少し自由度が高まると、さらに自分好みの使い勝手に近づけられるのに、と感じることもありました。
Xiaomi HyperAI:私の日常と創造性を加速する、賢いアシスタント機能の数々
Xiaomi Pad 7を使っていて、私が最も大きな進化を感じ、そして未来を感じたのは、間違いなくAI機能、「Xiaomi HyperAI」の搭載でしょう。Xiaomi Pad 6の時代にはAI機能がこれほど前面に出てくることは少なかったように思いますが、Pad 7ではこのHyperAIが、タブレットの使い勝手を根本から変えるほどの可能性を秘めていると、私は感じました。
<Xiaomi Pad 7で使えるAI機能 一覧>
【文章・コンテンツ生成・編集関連】
- AI文章生成(AI Writing): 文章の書き起こし、ブレインストーミング、要約、メモの整理、メールのスペルチェックなどをサポートします。
- AIアート: スケッチを芸術作品に変換したり、静止画を動く壁紙に変換したりできます。Mi Canvasと連携し、手描きのイラストを様々なスタイルに変換する機能もあります。
- AI画像拡張 (AI Expand): 画像の足りない背景を生成し、画角を広げます。
- AI消しゴム (AI Erase): 写真に写り込んだ不要なオブジェクトや要素を削除できます。
- AI Film: 写真や動画から魅力的なショート動画やVlogを簡単に作成します。
- AI Sky: 写真に写る空を別の空に置き換えることができます。
【音声・言語関連】
- AI音声認識: クラウドベースのAI技術により、音声を自動的にテキストに変換し、発言者の識別、要約の生成、翻訳を行います。
- AI字幕: 動画、会議、通話などの音声コンテンツにリアルタイムで字幕を自動生成します。複数言語に対応し、リアルタイム翻訳も可能です。
- AI翻訳: テキストや音声を翻訳する機能で、リアルタイムの会話翻訳にも対応しています。
【その他】
- AI電卓: 数式を書きながら、複雑な数学の問題を簡単に解くことができます。
- Google Geminiとの連携: Google Geminiを搭載しており、より素早く情報にアクセスし、AI機能を利用できます。
AI音声認識機能は日常的に活用しました。オンラインミーティングの内容をリアルタイムで文字起こしし、会議後には要約まで生成してくれるので 、議事録作成の手間が大幅に削減され、他の作業に集中できる時間が増えたのは大きなメリットです。
さらに、このAI音声認識は翻訳も行ってくれるため 、海外のウェビナーに参加した際など、言葉の壁を感じることなく情報収集ができたのは素晴らしい体験でした。長文の外国語の音声コンテンツを日本語で要約してくれる機能は、まるで専属の通訳がそばにいてくれるような心強さでしたね。
また、遊び心という点では「AIアート」機能が非常に面白かったです。私が適当に描いた簡単なスケッチを、ものの数秒で本格的なアート作品風に変換してくれるのを見たときは、思わず声が出てしまいました。 子供と一緒に使ったら、想像力が刺激されて間違いなく盛り上がるでしょうね。
手書きの数式を認識して解いてくれる「AI電卓」や、メールの草稿作成や文章の要約などをサポートしてくれる「AI文章生成」といった機能も、日常のちょっとした「面倒だな」と感じる作業をスマートに解決してくれる、頼れるアシスタントだと感じました。
そのほかにも、Googleの最新AIであるGeminiとの連携は非常に強力です。何か調べ物をしたい時や、新しい企画のアイデアを練りたい時に、わざわざブラウザや別のアプリを起動しなくても、ホーム画面からサッとGeminiにアクセスして自然な言葉で相談できる手軽さは、まさに革新的。 日々の情報収集や思考の整理が格段にスピードアップしたと、私は大いに実感しています。
例えば、週末の旅行プランを立てる際に「今週末、札幌で家族で楽しめるイベントはある?」とGeminiに話しかけるだけで、関連情報をすぐにリストアップしてくれ、その後の計画も非常にスムーズに進みました。
これらのAI機能がXiaomi HyperOS 2のシステム全体で利用できるようになったことで、Xiaomi Pad 7は単なるコンテンツ消費ツールから、真のインテリジェントデバイスへと進化したと、私は強く感じています。
まとめ:私がXiaomi Pad 7のOSとAI機能に感じた魅力
- Xiaomi HyperOS 2(操作性): Xiaomi Pad 6のMIUI Pad 14から進化し、アニメーションの滑らかさやアプリ起動速度が向上したと私は体感した 。
- ワークステーションモード: アプリをフローティングウィンドウで表示でき、PCライクなマルチタスクが可能になり、私の作業効率を大幅に向上させてくれた 。
- Xiaomi HyperConnect: スマートフォンとの連携がよりシームレスになり、ファイル転送やクロスデバイスカメラ機能は日常的に非常に便利だと感じた 。
- 会議ツール: ノイズリダクションやフォーカスフレームなど、強化された会議ツールはオンラインコミュニケーションの質を高めてくれた 。
- Xiaomi HyperAI(Gemini連携): Google Geminiとのスムーズな連携により、情報収集やアイデア創出が迅速に行えるようになり、私の知的作業を強力にサポートしてくれた 。
- 「Xiaomi HyperAI(翻訳・要約)」: AI音声認識によるリアルタイム翻訳や要約機能は、言葉の壁を越えた情報収集を可能にし、私の知識習得を大いに助けてくれた 。
- Xiaomi HyperAI(その他機能): AIアートによる創造性の刺激 、AI電卓やAI文章生成による日常作業の効率化 など、多岐にわたるAI機能がタブレットの利便性を飛躍的に高めたと実感した。
- 総括: Xiaomi HyperOS 2とXiaomi HyperAIの組み合わせは、Xiaomi Pad 7を単なる高性能タブレットから、日々の生活や仕事、創造活動をインテリジェントにサポートしてくれる、まさに「賢い相棒」へと進化させたと私は感じた。
オーディオ体験:Xiaomi Pad 7のクアッドスピーカーが私を包み込んだ、臨場感あふれるサウンドスケープ
ここでは、Xiaomi Pad 7のオーディオ性能、特にそのクアッドスピーカーシステムとDolby Atmos対応が生み出すサウンドについて、私が実際に映画や音楽、ゲームでどのように感じたのか、そして前モデルXiaomi Pad 6からどのような進化を遂げているのか、具体的な体験を交えて詳しくお伝えします。
まるで映画館にいるような没入感。Dolby Atmos対応クアッドスピーカーの実力に酔いしれる
Xiaomi Pad 7で映画を観た瞬間、まずその音の広がりに私は息をのみました。本体の上下(横持ち時)に合計4つのスピーカーが巧みに配置されており 、Dolby Atmosに対応しているおかげで、音が単に前から聞こえてくるのではなく、まるで自分自身が音の中心にいて、サウンドに包み込まれるような立体的な体験ができるんです。
例えば、Netflixでアクション満載の映画『6アンダーグラウンド』を鑑賞したのですが、カーチェイスのシーンではエンジン音が左右を駆け抜け、爆発音は重低音を伴って四方八方から迫ってくるように感じられ、思わず手に汗を握るほどの臨場感でした。
また、Apple Musicでお気に入りのアーティスト、藤井風さんの『まつり』を再生してみると、ボーカルの息遣いまで伝わってくるようなクリアさと、各楽器の音が綺麗に分離して響き渡る様に、まるでライブ会場の最前列にいるかのような迫力を感じました。特に、中音域から高音域にかけてのサウンドは驚くほど澄み切っており、それぞれの音が粒立って耳に届くので、音楽を聴く楽しみが一層深まったように思います 。
Xiaomi Pad 6からの確かな進化。よりクリアに、よりパワフルになったサウンドを体感
前モデルのXiaomi Pad 6も、クアッドスピーカーとDolby Atmosによるオーディオ性能には定評があり、私もその音質には満足していました。しかし、Xiaomi Pad 7ではそのサウンドがさらに磨き上げられていることを、私ははっきりと感じ取ることができました。実際にXiaomi Pad 6とじっくり聴き比べてみたのですが、Xiaomi Pad 7の音は、一つ一つの輪郭がより鮮明になり、特に中高音域のクリアさが際立っていると私は感じました。
これは明らかに音質が向上したと言えるでしょう 。ボーカルも以前よりグッと前に出てくるようになり、歌詞がよりストレートに心に届くようになったのは、音楽好きの私にとって非常に嬉しい発見でしたね 。
さらに驚かされたのが、新たに追加された「200%音量アップ」機能です 。Xiaomiのラボデータによれば、これは特定の音量レベル間での比較だそうですが 、実際に試してみると、音量を最大近くまで上げた際のパワーはかなりのもの。
例えば、少し広めのリビングで家族と一緒にYouTubeの動画コンテンツを再生した際も、音声がこもることなく、部屋の隅々までクリアに届きました。これはXiaomi Pad 6にはなかった機能なので、大きな進化点だと感じています。
ワイヤレスでも妥協なし。Bluetooth 5.4と高音質コーデックで快適リスニング
ワイヤレスイヤホンやスピーカーとの接続性も、Xiaomi Pad 7はBluetooth 5.4に対応したことで、より安定し、快適になったと感じています。私が普段愛用しているLDAC対応のワイヤレスヘッドホン(ソニーのWH-1000XM5など)でハイレゾ音源を聴いた際には、Bluetooth接続とは思えないほど情報量豊かで解像度の高いサウンドを楽しむことができました。
Xiaomi Pad 6のBluetooth 5.2から進化したことで、接続の安定性だけでなく、動画視聴時の音の遅延もさらに少なくなったように感じられ、ワイヤレスでのオーディオ体験全体が一回り向上した印象です。通勤電車の中でSpotifyのプレイリストを再生していても、音途切れを経験することはほとんどありませんでしたね。
3.5mmイヤホンジャックについて
残念ながら、Xiaomi Pad 7にも前モデルのXiaomi Pad 6同様、3.5mmイヤホンジャックは搭載されていません。もしあなたが愛用の有線イヤホンやヘッドホンを引き続き使いたい場合は、USB Type-C端子から3.5mmイヤホンジャックへ変換するアダプターが別途必要になる点は、購入前に心に留めておくと良いでしょう。
まとめ:私がXiaomi Pad 7のオーディオ性能に感じたこと
- スピーカーの基本性能: Dolby Atmos対応のクアッドスピーカーは、映画や音楽、ゲームにおいて、私を包み込むような臨場感あふれるサウンド体験を提供してくれた。
- Xiaomi Pad 6からの音質向上: 前モデルと比較して、特に中高音域のクリアさが向上し、ボーカルがより聞き取りやすくなったと私は感じた。
- 音量の大幅アップ: 「200%音量アップ」機能により、Xiaomi Pad 6にはなかった大音量でのクリアな再生が可能になり、広い部屋でも十分に楽しめた。
- ワイヤレス接続の進化: Bluetooth 5.4と高音質コーデック(AAC/LDAC/LHDC 5.0)対応により、安定した接続と高品位なワイヤレスオーディオを体験できた。
- 3.5mmジャック: 非搭載である点はXiaomi Pad 6から変わらず、有線イヤホンユーザーは変換アダプターが必要。
- 総合的な印象: Xiaomi Pad 7のオーディオ性能は、Xiaomi Pad 6から確実に進化しており、この価格帯のタブレットとしては非常に高いレベルで、エンタメ体験を格段に豊かにしてくれると私は実感した。
カメラ:Xiaomi Pad 7で捉える日常の輝きと、Proが切り拓く新たな可能性
ここでは、Xiaomi Pad 7およびXiaomi Pad 7 Proのカメラが、私の日常やオンラインコミュニケーションにどのような変化をもたらしてくれたのか、その画質や使い勝手、そしてXiaomi Pad 6から感じた進化点などを、実際に撮影したシーンを思い浮かべながらお伝えしていきます。
Xiaomi Pad 7:普段使いには十分以上!「意外と使える」カメラに進化
正直なところ、これまで私がタブレットのカメラに大きな期待を寄せることは少なかったのですが、Xiaomi Pad 7を使ってみて、その認識は良い意味で変わりました。背面に搭載された1300万画素のカメラは、スペック上はXiaomi Pad 6と同等と聞いていましたが、実際に使ってみると、日中の屋外で撮影したスナップ写真の色再現性やHDRの効き具合は、私にとって十分満足のいくものでした。
公園で元気に走り回る子供の姿や、カフェで注文した色鮮やかなランチなどを撮影した際も、見た目に近い自然な色合いで、思い出を綺麗に残すことができました。実際に撮影してみると、空気感まで伝わってくるような、非常に鮮明な写真が撮れたこともあり、タブレットのカメラとしては予想以上の出来栄えに驚きました 。また、書類を撮影してPDF化する「ドキュメントモード」も、仕事で非常に役立ちました。
前面の800万画素カメラは、主にビデオ会議での使用が中心でした。こちらもXiaomi Pad 6から画素数こそ変わっていませんが、オンラインミーティングの際に自分の顔が相手にどう映るか試したところ、想像以上にクリアで明るく、画面越しのコミュニケーションもスムーズに行えました。
実際にウェブ会議やオンライン授業で使ってみましたが、全く問題ないどころか、以前使っていたタブレットと比較しても明らかに画質が向上しており、非常にクリアな映像でコミュニケーションが取れたと実感しています 。スペックの数値だけでは分からない、画像処理AIの進化も影響しているのかもしれませんね 。
Xiaomi Pad 7 Pro:一歩先を行くカメラ体験、特にフロントカメラの進化は圧巻
Xiaomi Pad 7 Proでは、カメラ性能がさらに引き上げられており、特にフロントカメラの進化には目を見張るものがありました。3200万画素という高画素化は伊達ではなく 、実際にオンラインセミナーに参加した際に使ってみると、自分の映像が非常にシャープで、肌の質感や背景のディテールまで鮮明に映し出されていることに驚きました。
これならば、重要なプレゼンテーションやオンライン面接など、相手にクリアな映像を届けたい場面でも、自信を持って臨めると感じます。ある方のレビューで「画像を拡大すると、粗さの違いがわかる」とありましたが 、まさにその通りで、標準モデルのPad 7と比べても、Proのフロントカメラの解像感は一段上だと感じました。
Proモデルの背面カメラは5000万画素と、こちらも大幅に強化されています 。旅先で美しい風景に出会った際など、より高精細な写真を残したいというニーズにも応えてくれるでしょう。タブレットのカメラは資料撮影やQRコードの読み取りがメインという方も多いと思いますが 、Proモデルであれば、時にはスマートフォンの代わりにメインカメラとして使いたくなるような、そんな気にさせてくれるポテンシャルを秘めていると感じました。
多彩な撮影モードと、Proモデルならではの「クロスデバイスカメラ」
Xiaomi Pad 7シリーズには、通常の写真・動画撮影モードに加え、「ポートレート」や「デュアルビデオ」(前後カメラ同時録画)、「テレプロンプター」といった、使ってみると意外と便利な機能が搭載されていました 。これらを活用することで、タブレット一台でちょっとした動画コンテンツ作成なども楽しめそうです。
さらに、Xiaomi Pad 7 Proには「クロスデバイスカメラ」というユニークな機能があり、これが非常に興味深かったです。これはXiaomi HyperConnectを通じて、手持ちのスマートフォンをPad 7 Proの外部カメラとして利用できるというもの。
例えば、オンラインの料理教室に参加している際、手元の調理の様子をスマートフォンのカメラで克明に写し出し、それを先生に見せながら、自分はPad 7 Proの大画面で先生のデモンストレーションを見るといった、まさに未来的な使い方が可能になります。これにより、オンラインでありながらも、まるで対面でレッスンを受けているかのような高いインタラクティブ性を体験できました。
まとめ:私が感じたXiaomi Pad 7シリーズのカメラ性能
- Xiaomi Pad 7のカメラ画質: リア1300万画素、フロント800万画素カメラは、日常のスナップ撮影やビデオ会議において、Xiaomi Pad 6から画像処理が向上した印象で、十分満足できる画質を私に提供してくれた。
- Xiaomi Pad 7 Proのフロントカメラ: 3200万画素へと大幅に進化したProのフロントカメラは、オンライン会議などで非常にクリアかつ高精細な映像を実現し、その差は歴然だと感じた。
- Xiaomi Pad 7 Proのリアカメラ: 5000万画素のProのリアカメラは、より高精細な写真撮影を可能にし、タブレットカメラの新たな可能性を感じさせてくれた。
- 撮影モードの多様性: ドキュメントモードやデュアルビデオなど、両モデルに搭載された多彩な撮影モードは、様々なシーンで活用できる便利さを私に提供した。
- クロスデバイスカメラ(Proのみ): Xiaomi Pad 7 Proのクロスデバイスカメラ機能は、スマートフォンとの連携で新しい撮影スタイルを可能にし、オンライン体験の質を向上させると実感した。
- 総括: 日常使いには十分なPad 7、より高品質な映像表現やユニークな機能を求めるならPad 7 Proと、用途に応じて選べるカメラ性能は、どちらも価格以上の価値があると私は感じた。
バッテリーと充電性能:Xiaomi Pad 7がもたらした、一日中続く安心感とスピーディーな回復力
ここでは、Xiaomi Pad 7およびXiaomi Pad 7 Proのバッテリー持ちと充電速度について、私が実際に日々どのように感じ、どれほど便利になったのか、そして前モデルXiaomi Pad 6と比較してどんな進化があったのかを、私の体験に基づいてお話しします。
Xiaomi Pad 7:大容量8850mAhバッテリーで、充電の心配から解放された毎日
Xiaomi Pad 7を手にして私がまず実感したのは、そのバッテリー持ちの良さからくる圧倒的な安心感でした。8850mAhという大容量バッテリーは伊達ではなく 、実際に朝から晩まで動画を観たり、ウェブサイトを閲覧したり、合間にゲームを楽しんだりしても、バッテリー残量を気にする場面はほとんどありませんでした。
ある日、満充電の状態からぶっ通しで5時間ほど「原神」のような処理の重いゲームをプレイするという、かなりヘビーな使い方を試してみたのですが、それでもバッテリーは30%ほどしか消費しておらず、これなら1泊2日の短い旅行でも充電器を持たずに出かけられるかもしれない、と感じるほどでした 。まさに、バッテリーの心配から解放されたような感覚です。
Xiaomi Pad 6も8840mAhと十分なバッテリー容量でしたが 、Pad 7ではわずかに容量が増え 、さらにXiaomi HyperOS 2による電力管理の最適化も効いているのか、私の体感ではスタミナが一段と向上したように感じました。実際にPCMarkのバッテリーテスト(最低輝度設定)では13時間22分という結果を記録し 、これなら長時間のフライトや外出先での連続作業も余裕でこなせると確信しました。
45Wターボチャージ:忙しい朝も、もう充電切れの心配なし!Pad 6から確実に進化
そして、この大容量バッテリーを支える充電性能も、Xiaomi Pad 7の大きな魅力だと私は感じています。45Wのターボチャージに対応したことで、充電時間が目に見えて短縮されました 。Xiaomi Pad 6の33W急速充電も十分に速いと感じていましたが 、Pad 7ではその差は明らか。
例えば、朝出かける前に「しまった、充電し忘れた!」と慌てることがあっても、わずか30分ほどコンセントに繋いでおくだけで約40%もバッテリーが回復するので 、安心して外出の準備を続けられます。これは本当に心強いですね。
付属の充電器がしっかりと45W対応品というのも、細やかな配慮が感じられて好印象でした 。別途対応充電器を探す手間がないのは、地味ながら非常に助かります。試しに手持ちの汎用65W充電器でも充電してみましたが、その際も26W程度で充電され、約95分でほぼ満充電に至りました 。専用品には及ばないものの、十分実用的な速度で充電できることを確認できました。
Xiaomi Pad 7 Pro:67Wハイパーチャージで、充電ストレスから完全解放(Proのみ)
さらに上の充電スピードと利便性を求めるなら、Xiaomi Pad 7 Proの67Wハイパーチャージがその期待に応えてくれるでしょう 。Proモデルでは、バッテリー容量は標準モデルと同じ8850mAhですが 、この67W充電のおかげで、公式情報では約79分でほぼ空の状態から満充電にできるとされています 。
私が実際に汎用の65W充電器で試した際も、標準モデルより明らかに速い38Wで充電され、バッテリー残量5%の状態から90%まで1時間もかからずに到達しました 。
実際に使ってみて、充電時間を少しでも短縮したい、あるいは私のようにうっかり充電を忘れてしまうことが多いけれど、すぐにタブレットを使いたいという切実なニーズがある方にとっては、このProモデルの圧倒的な充電スピードは、選ぶ上で非常に大きな決め手になると感じました。
まとめ:私がXiaomi Pad 7シリーズのバッテリーと充電に感じたこと
- Xiaomi Pad 7のバッテリー持続時間: 8850mAhの大容量バッテリーは、私の使い方では1日中余裕で持ち、ヘビーなゲームを5時間プレイしても30%程度の消費で済んだため、非常に安心感があった 。
- Xiaomi Pad 7の充電速度: 45Wターボチャージにより、Xiaomi Pad 6の33W充電から大幅に高速化し、30分で約40%充電できるため、急いでいる時も非常に助かった 。
- 「Xiaomi Pad 7 Pro」の充電速度: 67Wハイパーチャージは、汎用充電器使用時でも標準モデルより明らかに速く、充電時間を重視する私にとって非常に魅力的だった 。
- 付属充電器: Xiaomi Pad 7には45Wの充電器が同梱されており、別途購入の必要がない点が良かった 。
- Xiaomi Pad 6との比較: バッテリー容量は微増ながら体感的なスタミナは向上し、充電速度は33Wから45W(Proは67W)へと大きく進化したと感じた 。
- 総合的な印象: Xiaomi Pad 7シリーズは、大容量バッテリーによる長時間の安心感と、進化した急速充電による利便性の向上を両立しており、私のタブレットライフをより快適なものにしてくれた。
スタイラスペンとキーボード:Xiaomi Pad 7の創造性と生産性を解き放つ専用アクセサリー
ここでは、Xiaomi Pad 7の真価をさらに引き出すために用意された専用アクセサリー、「Xiaomi フォーカスペン」という名の最新スタイラスペンと、「Xiaomi Pad 7 フォーカスキーボード」について、私が実際にこれらを使って何を感じ、日々の作業や創作活動がどのように変わったのか、そして前モデルXiaomi Pad 6のアクセサリーと比較してどんな進化を遂げているのかを、私の体験を中心にご紹介していきます。
Xiaomi フォーカスペン:まるで紙の書き味!このスタイラスペンが私のアイデアを形に
Xiaomi Pad 7と一緒に新しくなった専用スタイラスペン、「Xiaomi フォーカスペン」を手に取って、まず私が感動したのは、その驚くほど自然な書き心地でした。筆圧感知が、私が以前Xiaomi Pad 6で使っていたスタイラスペン(スマートペン第2世代)の4096段階から、なんと8192段階へと倍増し 、さらにミリ秒レベルという非常に低い遅延も相まって、ペン先が画面を滑る感覚は、まるで上質な紙に細いペンで丁寧に文字を書いているかのよう。
これには本当に驚かされました。この進化したスタイラスペンのおかげで、会議中に走り書きしたメモの文字も綺麗にまとまり、後で見返したときの判読性が格段に上がったと感じています。イラストを描く際にも、このスタイラスペンなら線の太さや濃淡の微妙なニュアンスが意のままに表現でき、創作活動が以前よりもずっと楽しくなりましたね。
新しいホワイトカラーのデザインも、Xiaomi Pad 7本体の洗練された雰囲気と非常によくマッチしていて、このスタイラスペンを持っているだけでクリエイティブな気分を高めてくれます。ただ一点、Xiaomi Pad 5や6で愛用していたスタイラスペンをお持ちの方は注意が必要です。
この新しいXiaomi フォーカスペンはXiaomi Pad 7専用設計のスタイラスペンであり、残念ながら以前のモデルのスタイラスペンとの互換性はありません 。私も最初は少し戸惑いましたが、この進化したスタイラスペンの書き心地を一度体験してしまうと、新しいスタイラスペンへの投資も十分に価値があるものだと納得できました。
Xiaomi Pad 7 フォーカスキーボード:タッチパッド搭載で、どこでも快適なPCライク作業環境を実現
そして、Xiaomi Pad 7の生産性を劇的に向上させてくれるもう一つの主役が、「Xiaomi Pad 7 フォーカスキーボード」です。これをカチッと装着するだけで、私のXiaomi Pad 7がまるで軽量なノートPCへと変身しました。特に私が「これは便利だ!」と声を上げたくなったのが、新たに追加されたメカニカルタッチパッドの存在です。
Xiaomi Pad 6のキーボードにはタッチパッドが備わっていなかったので、細かいカーソル操作は画面を直接タッチする必要がありましたが、このタッチパッドのおかげで、ウェブサイト上の小さなリンクをクリックしたり、報告書作成中に文章の特定箇所へカーソルを正確に移動させたりといった作業が、驚くほどスムーズかつ直感的に行えるようになりました。もう、別途マウスを持ち歩く必要性を感じさせません。
フローティングデザインと、頑丈な高精度金属製デュアルヒンジのおかげで、画面の角度を0度から124度まで自由自在に、しかも無段階で調整できるのも大きな魅力です 。これにより、新幹線のテーブルのような限られたスペースで作業する際も、また、膝の上で軽く入力作業をこなしたい時でも、常に見やすく、打ちやすい最適な角度を簡単に見つけることができました。
アダプティブバックライトも搭載されているため、少し照明を落としたカフェや飛行機内などでもキーの文字がはっきりと見え、作業に集中できたのは本当に助かりましたね 。キーの打鍵感も、メカニカルと謳うだけあって適度なクリック感があり、長文のメール作成なども快適に進められました。
新しいカバー:デザイン性と実用性を兼ね備え、大切なスタイラスペンもスマートに収納
Xiaomi Pad 7と合わせてデザインされた新しい専用カバーも、日常的な使い勝手を向上させてくれるアイテムだと感じました。幾何学模様があしらわれたビーガンレザー製のカバーは、見た目がエレガントなだけでなく、手触りも非常に上質です 。このカバーはスタンドとしても機能し、動画を視聴する際やビデオ通話をする際に、ハンズフリーで安定してタブレットを固定できるので重宝しました。
そして、私のようなうっかり者にとって特に嬉しかったのが、Xiaomi フォーカスペンという大切なスタイラスペンをしっかりと固定して収納できるホルダーが付いている点です 。これにより、カバンの中でスタイラスペンがどこかへ行ってしまう心配が減り、使いたい時にサッと取り出せる安心感は、日々の小さなストレスを軽減してくれました。
まとめ:私がXiaomi Pad 7の専用スタイラスペンとアクセサリーに感じた魅力
- Xiaomi フォーカスペン(書き心地): 新しい専用スタイラスペンは8192段階の筆圧感知と低遅延により 、Xiaomi Pad 6のスタイラスペンから格段に進化し、紙に書いているような自然で繊細な表現が可能になったと私は実感した。
- Xiaomi フォーカスペン(互換性): このスタイラスペンはXiaomi Pad 7専用設計であり、Pad 5/6のスタイラスペンは使用できない点には注意が必要だが 、その書き心地は新規購入の価値ありと感じた。
- 「Xiaomi Pad 7 フォーカスキーボード(操作性)」: 新たに搭載されたメカニカルタッチパッドにより 、Xiaomi Pad 6のキーボードから操作性が飛躍的に向上し、マウスなしでもPCライクな快適作業を私に提供してくれた。
- 「Xiaomi Pad 7 フォーカスキーボード(利便性)」: 無段階角度調整可能なフローティングデザインとアダプティブバックライトは 、どんな場所でも快適な作業環境を実現してくれた。
- 新しい専用カバー: おしゃれなデザインに加え、スタンド機能とスタイラスペンホルダーを装備し 、保護性能と実用性を高いレベルで両立していると私は感じた。
- 総合的な印象: Xiaomi Pad 7の専用スタイラスペンとキーボードなどのアクセサリーは、タブレット単体での体験をさらに拡張し、私の創造活動や生産的な作業をより豊かで快適なものへと進化させてくれた。
スペック比較:Xiaomi Pad 7 / Pad 7 Pro と Xiaomi Pad 6 の主な違い
ここでは、Xiaomi Pad 7およびXiaomi Pad 7 Proが、前モデルであるXiaomi Pad 6から具体的にどのようなスペックや機能が変更・進化したのかを、項目別に比較し、その違いを紹介します。
プロセッサー (SoC):
- Xiaomi Pad 7: Snapdragon 7+ Gen 3 Mobile Platform (4nmプロセス) を搭載しています 。
- Xiaomi Pad 7 Pro: Snapdragon® 8s Gen 3 Mobile Platform (4nmプロセス) を搭載しています 。
- 「Xiaomi Pad 6」: Qualcomm® Snapdragon™ 870 (7nmプロセス) を搭載していました 。
- 違い:(Pad 7/7 Proはより新世代の高性能なプロセッサーに進化。特にPad 7 Proはフラッグシップ級の処理能力を持ち、Pad 6から大幅な性能向上が期待できます。また、製造プロセスも微細化され、電力効率も向上しています。)
ディスプレイ:
- サイズとアスペクト比:
- Xiaomi Pad 7 / Pad 7 Pro: 11.2インチ、アスペクト比3:2 (3200×2136) となっています 。
- Xiaomi Pad 6: 11インチ、アスペクト比16:10 (2880×1800) でした 。
- 違い:(Pad 7/7 Proは画面サイズがわずかに大きくなり、アスペクト比が3:2に変更。これにより縦方向の表示領域が広がり、文書作成やウェブ閲覧など、より多くの情報を一度に表示できるようになりました。)
解像度と画質:
- Xiaomi Pad 7 / Pad 7 Pro: 3200×2136ピクセル (3.2K)、345 ppi、680億色表示 (12ビット色深度) へと向上しています 。
- Xiaomi Pad 6: 2880×1800ピクセル (WQHD+)、309 ppi、10億色以上表示でした 。
- 違い:(Pad 7/7 Proは解像度、ピクセル密度、色深度がすべて向上。よりシャープで、より豊かで滑らかな色彩表現が可能になり、視覚体験が向上しています。)
最大輝度:
- Xiaomi Pad 7 / Pad 7 Pro: 800 nits へと向上しています 。
- Xiaomi Pad 6: 550 nits (標準) でした 。
- 違い:(Pad 7/7 Proは最大輝度が大幅に向上。屋外など明るい環境下での視認性が改善され、コンテンツが見やすくなりました。)
その他:
- Xiaomi Pad 7 / Pad 7 Pro: 新たにウェットタッチテクノロジーに対応しました 。
- Xiaomi Pad 7 Pro: 12GB/512GBモデルには、光の反射を抑えるMatte Glass Versionが用意されています 。
- 「Xiaomi Pad 6」: ウェットタッチテクノロジーに対応していませんでした。
- 違い:(Pad 7/7 Proは画面が濡れていても操作しやすくなるウェットタッチテクノロジーに新たに対応。Pad 7 Proの上位モデルでは、光の反射を抑えるマットガラス版も選択可能になり、特定の利用シーンでの利便性が向上しています。)
本体サイズと重量:
寸法 (高さx幅x厚さ):
- Xiaomi Pad 7 / Pad 7 Pro: 251.2 x 173.4 x 6.18 mmと、より薄く、幅広な形状になっています 。
- Xiaomi Pad 6: 253.95 x 165.18 x 6.51 mmでした 。
- 違い:(Pad 7/7 ProはPad 6に比べて薄型化。ディスプレイのアスペクト比変更に伴い、高さが若干短く、幅が広くなっています。)
重量:
- Xiaomi Pad 7 / Pad 7 Pro: 500gとなっています 。
- Xiaomi Pad 6: 490gでした 。
- 違い:(Pad 7/7 Proはディスプレイサイズ拡大などの影響で、わずかに重量が増加しています。)
メモリ (RAM) とストレージ:
- Xiaomi Pad 7: LPDDR5X RAM (8GB) とUFS 3.1 (128GBモデル) またはUFS 4.0 (256GBモデル) ストレージを搭載しています 。
- Xiaomi Pad 7 Pro: LPDDR5X RAM (8GB/12GB) とUFS 3.1 (128GBモデル) またはUFS 4.0 (512GBモデル) ストレージを搭載しています 。
- 「Xiaomi Pad 6」: LPDDR5 RAM (6GB/8GB) とUFS 3.1ストレージ (128GB/256GB) でした 。 (※日本での販売は128GBのみ)
- 違い:(Pad 7/7 Proはより高速なLPDDR5X RAMを搭載。Pad 7の256GBモデルとPad 7 Proの512GBモデルでは、さらに高速なUFS 4.0ストレージを採用し、アプリの起動やデータ転送速度が向上しています。Pad 7 Proでは最大12GB RAM/512GBストレージの大容量モデルも選択可能です。)
カメラ:
リアカメラ:
- Xiaomi Pad 7: 1300万画素 (F値2.2) です 。
- Xiaomi Pad 7 Pro: 5000万画素 (F値1.8、JN1センサー) へと大幅に強化されています 。
- 「Xiaomi Pad 6」: 約1300万画素 (F値2.2) でした 。
- 違い:(Pad 7のリアカメラはPad 6と同等ですが、Pad 7 Proは画素数、センサーサイズ、F値が大幅に向上。より高精細で明るい写真撮影が可能になり、特に暗所性能の向上が期待できます。)
フロントカメラ:
- Xiaomi Pad 7: 800万画素 (F値2.2) です 。
- Xiaomi Pad 7 Pro: 3200万画素 (F値2.2) へと大幅に強化されています 。
- 「Xiaomi Pad 6」: 800万画素 (F値2.2) でした 。
- 違い:(Pad 7のフロントカメラはPad 6と同等ですが、Pad 7 Proは画素数が大幅に向上。ビデオ通話や自撮りの画質が向上し、より鮮明な映像が得られます。)
バッテリーと充電:
バッテリー容量:
- Xiaomi Pad 7 / Pad 7 Pro: 8850mAh となっています 。
- Xiaomi Pad 6: 8840mAh (標準) でした 。
- 違い:(Pad 7/7 Proはバッテリー容量がわずかに増加。ほぼ同等と言えます。)
充電速度:
- Xiaomi Pad 7: 45Wターボチャージに対応しています 。
- Xiaomi Pad 7 Pro: 67Wハイパーチャージに対応しています 。
- 「Xiaomi Pad 6」: 33W急速充電でした 。
- 違い:(Pad 7/7 Proともに充電速度がPad 6から向上。Pad 7は約1.3倍、Pad 7 Proは約2倍の速度となり、充電時間が大幅に短縮されます。)
接続性:
Wi-Fi:
- Xiaomi Pad 7: Wi-Fi 6E対応です 。
- Xiaomi Pad 7 Pro: Wi-Fi 7対応です 。
- 「Xiaomi Pad 6」: Wi-Fi 6対応でした 。
- 違い:(Pad 7はより新しいWi-Fi 6Eに、Pad 7 Proは最新規格のWi-Fi 7に対応。これにより、対応ルーター環境下では通信速度、安定性、低遅延性が向上します。)
Bluetooth:
- Xiaomi Pad 7: Bluetooth 5.4 (AAC/LDAC/LHDC 5.0対応) です 。
- Xiaomi Pad 7 Pro: Bluetooth 5.4 (AAC/LDAC/LHDC 5.0/LC3/Auracast対応) となっています 。 (Pad 7 ProのBluetoothバージョンは直接記載がないものの、対応コーデックから最新版と推測)
- 「Xiaomi Pad 6」: Bluetooth 5.2 (AAC/LDAC/LHDC 3.0対応) でした 。
- 違い:(Pad 7/7 ProはBluetoothのバージョンが新しくなり、より多くの高音質コーデックに対応。特にPad 7 Proは次世代オーディオ規格LC3やAuracastにも対応し、音質や接続の柔軟性が向上しています。)
OSとAI機能:
OS:
- Xiaomi Pad 7 / Pad 7 Pro: Xiaomi HyperOS 2を搭載しています 。
- Xiaomi Pad 6: MIUI 14 for Pad (Android 13ベース) でした 。
- 違い:(Pad 7/7 ProはXiaomi独自の新しいオペレーティングシステム「Xiaomi HyperOS 2」を搭載。Xiaomiデバイス間の連携強化や、より最適化されたパフォーマンスが期待されます。)
AI機能:
- Xiaomi Pad 7 / Pad 7 Pro: Xiaomi HyperAIが搭載され、Google Geminiとの連携など、より高度なAI機能が利用可能になっています 。
- Xiaomi Pad 6: 会議ツール中心の機能でした 。
- 違い:(Pad 7/7 ProはAI機能が大幅に強化され、Google Geminiとの連携など、より広範で高度なAIアシスタント機能が利用可能に。Pad 6の会議ツール中心の機能から大きく進化しています。)
専用アクセサリー (別売):
スタイラスペン:
- Xiaomi Pad 7 / Pad 7 Pro: Xiaomi フォーカスペン (8192段階筆圧感知、ミリ秒レベル低遅延) へと進化しています 。
- Xiaomi Pad 6: Xiaomiスマートペン (第2世代) (4096段階筆圧感知) でした 。これらのペンに互換性はありません 。
- 違い:(Pad 7/7 Pro用の新しい「Xiaomi フォーカスペン」は、筆圧感知レベルがPad 6用のペンの2倍になり、遅延も大幅に改善。より繊細で自然な書き心地を実現しています。ただし、旧モデルとの互換性はありません。)
キーボード:
- Xiaomi Pad 7 / Pad 7 Pro: Xiaomi Pad 7 フォーカスキーボード (メカニカルタッチパッド搭載) へと進化しています 。
- Xiaomi Pad 6: Xiaomi Pad 6 キーボード (タッチパッドなし) でした 。
- 違い:(Pad 7/7 Pro用の新しい「Xiaomi Pad 7 フォーカスキーボード」には、新たにメカニカル構造のタッチパッドが搭載。PCライクな操作が可能になり、生産性が向上します。)
生体認証:
- Xiaomi Pad 7: 顔認証に対応しているものの、指紋認証センサーは搭載されていません。
- Xiaomi Pad 7 Pro: 新たに側面指紋認証センサーが搭載されました 。
- 「Xiaomi Pad 6」: 顔認証のみでした 。
- 違い:(Pad 7はPad 6と同様に顔認証のみですが、Pad 7 Proは新たに側面指紋認証センサーを搭載。マスク着用時など顔認証が使いにくい場面でも、スムーズかつ安全にロック解除が可能になりました。)
まとめ:Xiaomi Pad 7 / Pad 7 Pro と Xiaomi Pad 6 の違い
これらの比較から、Xiaomi Pad 7シリーズはXiaomi Pad 6から多くの面で正統進化を遂げ、特にXiaomi Pad 7 Proはよりプロフェッショナルな用途にも対応できるスペックを備えていることが客観的に見て取れます。
Xiaomi Pad 7 シリーズのメリット・デメリット
他の主要タブレットとの比較から見えてきた強みと弱点
ここでは、Xiaomi Pad 7およびPad 7 Proの長所と短所を、前モデルXiaomi Pad 6や、Redmi Pad Pro、POCO Pad、Lenovo Idea Tab Pro、Galaxy Tab S9 FEなど他のタブレットと比較しながら具体的に明らかにします。
【メリット】
メリット1:卓越したディスプレイ品質と滑らかな操作感
Xiaomi Pad 7シリーズの11.2インチ3.2K (3200×2136)ディスプレイは、同価格帯で最高レベルの表示品質です。最大144Hzの高リフレッシュレートに加え、輝度が800nitsに向上し、680億色表示(12ビット色深度)へと進化。これにより屋外での視認性が向上し、映像の色表現も深みを増しました。
Redmi Pad ProやPOCO Pad(12.1インチ2.5K、120Hz、600nits)と比較しても、Xiaomi Pad 7シリーズはより高解像度で滑らかな表示を提供。Lenovo Idea Tab Pro(12.7インチ3K、400nits)やGalaxy Tab S9 FE(10.9インチWUXGA+、90Hz)と比べても、その総合的な表示品質と滑らかさは際立っています。アスペクト比3:2は縦表示領域を広げ、作業効率を高めます。
メリット2:強力なプロセッサーと最新OSによる快適パフォーマンス
Xiaomi Pad 7のSnapdragon 7+ Gen 3は、Pad 6のSnapdragon 870や、Redmi Pad Pro/POCO PadのSnapdragon 7s Gen 2より高性能で、アプリ起動や複数作業が軽快です。Pad 7 ProのSnapdragon 8s Gen 3は、Lenovo Idea Tab ProのDimensity 8300と競合するフラッグシップ級の処理能力を誇ります。
最新OS「Xiaomi HyperOS 2」と、Google Gemini連携の「Xiaomi HyperAI機能」は、Pad 6にはなかった大きな進化点です。Lenovo Idea Tab ProもGemini搭載ですが、Xiaomi HyperOS 2の洗練された操作感とAI統合は、先進的で使いやすい印象です。
メリット3:高速充電による時間短縮と進化した専用アクセサリー
「Xiaomi Pad 7」の45W、Pad 7 Proの67W充電は、Pad 6の33Wから大幅に高速化。Redmi Pad Pro/POCO Padの33W充電と比較しても優位性は明らかです。Lenovo Idea Tab ProやGalaxy Tab S9 FEの45W充電と同等以上の利便性を、特にPad 7 Proでは提供します。
8192段階筆圧感知のXiaomi フォーカスペンや、タッチパッド搭載のXiaomi Pad 7 フォーカスキーボードは、Pad 6のアクセサリーから大幅に進化。Lenovo Idea Tab ProやGalaxy Tab S9 FEがペンを同梱する点を考慮しても、これらのアクセサリーは創造性や生産性向上に貢献します。
【デメリット】
デメリット1:microSDカードスロットと3.5mmイヤホンジャックの非搭載
Xiaomi Pad 7シリーズは、Pad 6と同様にmicroSDカードスロットと3.5mmイヤホンジャックを搭載していません。Redmi Pad Pro、POCO Pad、Lenovo Idea Tab Pro、Galaxy Tab S9 FEなど多くの競合機種がこれらをサポートしているため、ストレージ拡張性や有線イヤホンでの遅延ない音楽再生を重視するユーザーにはマイナスポイントです。
デメリット2:標準モデルのカメラ性能とProモデルへの機能集約
Xiaomi Pad 7のリア1300万画素・フロント800万画素カメラは日常利用に十分ですが、Pad 6から画素数に変更はありません。Galaxy Tab S9 FEの12MPフロントカメラや、Pad 7 Proのリア50MP・フロント32MPカメラと比較すると物足りなさを感じる場合があります。
Redmi Pad ProやPOCO Pad(8MP/8MP)、Lenovo Idea Tab Pro(13MP/8MP)とは同等レベルです。高品質なカメラを求めるならPad 7 Proが主な選択肢となります。また、便利な側面指紋認証センサーがPad 7 Proのみの搭載で、標準モデルにはない点も惜しまれます。
デメリット3:現時点で不明確な長期OSアップデート方針
Xiaomi Pad 7シリーズの長期的なOSアップデート方針は、現時点では明確に示されていません。Lenovo Idea Tab Pro(2回のOSアップデート、4年セキュリティ)やGalaxy Tab S9 FE(4世代OSアップグレード)のような具体的な保証情報が少ない点は気になります。
新しいXiaomi HyperOS 2を搭載しているだけに、今後のOSバージョンアップやセキュリティパッチの提供期間は、長期間安心して使用したいユーザーにとって重要な検討事項です。
まとめ:メリットとデメリット
総じて、Xiaomi Pad 7シリーズはディスプレイ品質、処理性能、充電速度で前モデルや多くの競合機に対し優位性があります。一方で、外部ストレージ・イヤホンジャックの非搭載、標準モデルのカメラ性能、ソフトウェアサポートの透明性では、一部ライバル製品と比較して検討すべき点が見受けられます。これらの要素を総合的に判断し、最適な一台を選ぶことが重要です。
Xiaomi Pad 7 / Pad 7 Pro スペック(仕様)一覧
- ディスプレイ: 11.2インチ 3.2K (3200×2136), 3:2, 345PPI, 最大輝度800nits, 12ビット色深度, DCI-P3, Adaptive HDR, ウェットタッチ (Pro版はMatte Glass Version選択可 )
- リフレッシュレート: 最大144Hz 可変リフレッシュレート (アプリにより異なる場合あり)
- プロセッサ: Xiaomi Pad 7: Snapdragon 7+ Gen 3 (最大2.8GHz) / Xiaomi Pad 7 Pro: Snapdragon® 8s Gen 3 (最大3.0GHz), 共に4nm, オクタコア, Qualcomm AIエンジン
- GPU: Adreno™ GPU
- RAM(メモリ): Xiaomi Pad 7: 8GB LPDDR5X / Xiaomi Pad 7 Pro: 8GBまたは12GB LPDDR5X
- ストレージ: Xiaomi Pad 7: 128GB UFS 3.1または256GB UFS 4.0 / Xiaomi Pad 7 Pro: 128GB UFS 3.1または512GB UFS 4.0
- バッテリー: 8850mAh (typ)
- 駆動時間(ビデオ再生): Xiaomi Pad 7: 最長20.4時間 / Xiaomi Pad 7 Pro: 最長19.8時間 (Pro公式HPより)、駆動時間(音楽再生): Xiaomi Pad 7: 最長258.1時間 / Xiaomi Pad 7 Pro: 最長262.43時間 (Pro公式HPより)
- 充電: Xiaomi Pad 7: 45Wターボチャージ (約30分で40%) / Xiaomi Pad 7 Pro: 67Wハイパーチャージ (約79分で100%), 共にUSB Type-C, QC/PD/MI FC対応
- 背面カメラ: Xiaomi Pad 7: 1300万画素 F2.2 PDAF 4K/30fps HDR / Xiaomi Pad 7 Pro: 5000万画素 F1.8 PDAF 4K/60fps HDR, 共にIRリモコンあり
- 前面カメラ: Xiaomi Pad 7: 800万画素 F2.2 1080P/30fps HDR / Xiaomi Pad 7 Pro: 3200万画素 F2.2 1080P/30fps HDR
- ワイヤレス通信: Xiaomi Pad 7: Wi-Fi 6E, Bluetooth 5.4 (AAC/LDAC/LHDC 5.0) / Xiaomi Pad 7 Pro: Wi-Fi 7, Bluetooth (AAC/LDAC/LHDC 5.0/LC3/Auracast) (共に2×2 MIMO, MU-MIMO, Wi-Fi Direct, Miracast対応 )
- インターフェース: USB 3.2 Gen 1 (最大5Gbps), USB Type-C
- 映像出力: DP映像出力とMiracast対応
- スピーカー: クアッドスピーカー, Dolby Atmos®対応, 200%音量アップ
- オーディオコーデック(BT): Xiaomi Pad 7: AAC/LDAC/LHDC 5.0 / Xiaomi Pad 7 Pro: AAC/LDAC/LHDC 5.0/LC3/Auracast
- マイク: ノイズリダクション機能あり (会議ツールとして) (Pad 7シリーズ共通機能より)
- スタイラスペン: Xiaomi フォーカスペン対応 (低遅延, 8192段階筆圧感知) (Pad 7/7 Pro共通)
- キーボード: Xiaomi Pad 7/7 Pro フォーカスキーボード対応 (フローティング, 無段階調整, バックライト, タッチパッド) (Pad 7/7 Pro共通)
- 主な機能: Xiaomi HyperAI, Google Gemini連携, AI機能 (音声/アート/電卓/文章生成), TÜV Rheinland認証 (目に優しい設計), Xiaomi HyperOS 2, Xiaomi HyperConnect, ワークステーションモード, 会議ツール, ウェットタッチ, IRリモコン (Pad 7/7 Pro共通、Proは加えて側面指紋認証センサー )
- 筐体: オールメタルユニボディ (高強度アルミニウム合金)
- OS: Xiaomi HyperOS 2
- サイズ (高さx幅x厚さ): 251.2mm x 173.4mm x 6.18mm (Pad 7/7 Pro共通)
- 重量: 500g (Pad 7/7 Pro共通)
- カラー: グリーン, ブルー, グレー (Pad 7/7 Pro共通)
Xiaomi Pad 7 / Pad 7 Proの評価
8つの基準で「Xiaomi Pad 7 / Pad 7 Pro」を5段階で評価してみました。
Xiaomi Pad 7 / Pad 7 Pro 項目別評価
画面の見やすさ:★★★★★ (5.0)
理由:11.2インチ3.2K解像度、最大144Hzリフレッシュレート、最大輝度800nits、680億色表示は、動画視聴からゲーム、作業まであらゆる場面で息をのむほど美しく、非常に見やすい体験を提供してくれました。ProモデルのMatte Glassは屋外での視認性をさらに高めます。
スペック:★★★★☆ (4.5)
理由:Xiaomi Pad 7のSnapdragon 7+ Gen 3、ProのSnapdragon 8s Gen 3は非常に高性能で、メモリやUFS 4.0ストレージ(一部モデル)と合わせ、ほとんどの操作や高負荷なゲームも快適でした。Proはさらに高いレベルのパフォーマンスを発揮します。
デザイン:★★★★☆ (4.5)
理由:薄型軽量のオールメタルユニボディは高級感があり、手に取った時の質感も良好です。シンプルかつ洗練されたデザインは好感が持てました。
耐久性:★★★★ (4.0)
理由:高強度アルミニウム合金のユニボディはしっかりとした剛性を感じさせ、ProモデルのMatte Glass Versionは画面の耐久性も期待できます。ただし、防水防塵性能については特に言及がありませんでした。
通信:★★★★ (4.0)
理由:Pad 7のWi-Fi 6E、Pad 7 ProのWi-Fi 7、そしてBluetooth 5.4対応は高速で安定した接続を私にもたらしてくれましたが、惜しくもSIMカードスロットや3.5mmイヤホンジャックは非搭載です。
機能:★★★★★ (5.0)
理由:Xiaomi HyperOS 2によるワークステーションモードやXiaomi HyperConnect、そしてGoogle Geminiと連携するXiaomi HyperAIなど、多彩で実用的な機能が満載で、タブレットの可能性を大きく広げてくれました。
使いやすさ:★★★★☆ (4.5)
理由:Xiaomi HyperOS 2の洗練された操作性に加え、高精細で滑らかなディスプレイ、便利なAI機能などが相まって、全体的に非常に直感的で快適な使い心地でした。ただし、ウィジェットのカスタマイズ性など、細部で改善の余地も感じました。
価格:★★★★☆ (4.5)
理由:Xiaomi Pad 7が54,980円から、Pad 7 Proがより高性能ながらも競争力のある価格設定で、これだけのスペックと機能を考慮すると、コストパフォーマンスは非常に高いと感じました。
総評:★★★★☆ (4.8)
あらゆる面で進化した、毎日使いたくなる高性能AIタブレット
Xiaomi Pad 7およびXiaomi Pad 7 Proは、私がこれまで触れてきたAndroidタブレットの中でも、特にそのバランスの良さと多機能性において際立った存在だと感じました。前モデルXiaomi Pad 6から着実な進化を遂げ、特にディスプレイの美しさ、プロセッサーの処理能力、そしてOSとAI機能の進化には目を見張るものがあります。
主な強み:圧倒的なディスプレイ体験とスマートな機能群
まず注目すべきは、11.2インチの3.2K高精細ディスプレイです。最大144Hzの滑らかな表示、800nitsという高い輝度、そして680億色の豊かな色彩表現は、動画鑑賞、ゲームプレイ、さらにはウェブブラウジングや資料作成といった日常的な作業まで、あらゆるシーンで私に最高の視覚体験を提供してくれました。
Xiaomi Pad 7 Proに用意されたMatte Glass Versionは、屋外での反射を劇的に抑え、まるで紙に書いているかのような自然な使用感を実現しており、これは特筆すべき大きなメリットです。
処理性能に関しても、Xiaomi Pad 7に搭載されたSnapdragon 7+ Gen 3、そしてProモデルのSnapdragon 8s Gen 3は、最新のゲームや負荷の高いアプリケーションも難なくこなし、その快適さはXiaomi Pad 6から確実にステップアップしています。
これにXiaomi HyperOS 2の洗練された動作と、Xiaomi HyperAIによる多彩なAI機能(特にGoogle Geminiとの連携)が加わることで、単なる高性能タブレットに留まらない、「賢いアシスタント」としての側面を強く感じました。作業効率を向上させるワークステーションモードや、デバイス間連携をスムーズにするXiaomi HyperConnectも、日々の使い勝手を大きく向上させてくれた機能です。
45W(Pad 7)および67W(Pad 7 Pro)の高速充電も、忙しい現代人にとっては非常に心強い味方となるでしょう。
惜しまれる点:さらなる完成度への期待
一方で、いくつかの点では改善の余地も感じました。microSDカードスロットや3.5mmイヤホンジャックが引き続き非搭載である点は、拡張性や利便性を重視するユーザーにとっては少し残念なポイントかもしれません。
また、標準モデルであるXiaomi Pad 7のカメラ性能は日常使いには十分ですが、より高品質な撮影体験を求める場合は、やはりProモデルが主な選択肢となるでしょう。長期的なOSアップデートの方針についても、より明確な情報開示があれば、ユーザーはさらに安心して製品を選べるようになるはずです。
まとめ:どんな人におすすめか
Xiaomi Pad 7は、高性能なディスプレイとプロセッサー、そして進化したAI機能をバランス良く備え、エンターテイメントから軽作業まで幅広く快適にこなしたいと考える多くのユーザーにとって、非常に魅力的な選択肢となるでしょう。特に、コストパフォーマンスを重視しつつ、最新の体験を求める方におすすめです。
対してXiaomi Pad 7 Proは、最高のパフォーマンス、より優れたカメラ性能、そしてMatte Glass Versionのような特別な機能を求める、プロフェッショナルユーザーやクリエイター、あるいは妥協を許さないパワーユーザーにとって、その期待に応える一台だと感じました。
どちらのモデルも、日々のデジタルライフをより豊かで便利なものにしてくれる、「毎日使いたくなる」魅力に溢れたタブレットであると、私は結論づけます。
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Xiaomi Pad 7の価格・購入先
「Xiaomi Pad 7」はシャオミオンラインストアやECサイトのAmazonなどで購入できます。
シャオミオンラインストア
- Xiaomi Pad 7 (8 GB + 128 GB)モデルで54,980円、
- 上位版「Xiaomi Pad 7 Pro」 (8 GB + 128 GB)モデルで 67,980円、
- Xiaomi Pad 7 Pro (12 GB + 512 GB)モデルで 81,980円、
で販売されています。
シャオミオンラインストアで「Xiaomi Pad 7」をチェックする
※上位モデルはこちら。シャオミオンラインストアで「Xiaomi Pad 7 Pro」をチェックする
ECサイト
- Amazonで49,980円(税込)、
- 楽天市場で54,980円(送料無料・Pro版は67,980~84,980円)、
- ヤフーショッピングで64,980円、
- AliExpressで43,681円、
- 米国 Amazon.comで$409.00、
で販売されています。
Amazonで「Xiaomi Pad 7」をチェックする
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おすすめの類似製品を紹介
「Xiaomi Pad 7」に似た性能をもつタブレットも販売されています。
OPPO Pad 3 Matte Display Edition
OPPOから発売された約11.6インチのタブレットです(2025年6月26日 発売)。
MediaTek Dimensity 8350、8GB LPDDR5X メモリ、約11.6インチ LCD (LTPS)、256GB UFS 4.0 ストレージ、9520 mAhバッテリー、背面約800万画素カメラ、前面約800万画素カメラを搭載しています。
また、「AI機能 (ドキュメント要約・翻訳、写真編集など)」、O+ Connect、マルチウィンドウビュー、67W SUPERVOOC™フラッシュチャージ対応、クアッドスピーカー、Holo Audio、OPPO Pencil 2 (別売り)、OPPO Pad 3 Smart Keyboard (別売り)、USB Type-C、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.4に対応しています。
価格は、Amazonで79,800円、楽天市場で79,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで79,800円(送料無料)、です。
関連記事:OPPO Pad 3徹底レビュー!マット液晶とAIで進化した次世代タブレット
Xiaomi Pad 7 Ultra
Xiaomiから発売された14インチのタブレットです(2025年5月 発売)。
「Xiaomi HyperOS 2」(Android 15ベース)、XRing O1(玄戒O1)プロセッサおよび16コア Immortalis-G925 GPU、12GB/16GB LPDDR5T RAM、14インチ 3.2K OLEDディスプレイ、256GB/512GB/1TB UFS 4.1ストレージ、12000mAhバッテリー (16.9時間ストリーミング再生駆動)、背面5000万画素カメラ 、前面3200万画素超広角カメラ 、ジャイロセンサー、Z軸リニアモーターを搭載しています。
また、AI機能(AI音声認識、AIマジックペイント、AIアート、AI文章生成、AIビデオ会議ツールボックス、Gemini)、Xiaomiフォーカスタイラスペン (別売、8192段階筆圧検知)、PCクラス フローティングキーボード (別売、マグネシウム合金製)、ステレオ8スピーカー (16.5cc超大型サウンドチャンバー)、Dolby Atmos、空間オーディオ、Hi-Res & Hi-Res Wireless Audio認証 (MP3, FLAC, AAC等対応)、4マイク (マルチシーン集音、ノイズリダクション対応)に対応。
120Hzアダプティブリフレッシュレート、最大輝度1600nits、120W 超高速充電、7.5W 有線リバース充電 (PD3.0/PD2.0/MI FC2.0対応)、指紋認証(側面)、Miracast対応映像出力、USB Type-C (USB3.2 Gen2 最大10Gbps)、NFC (Xiaomiスマートフォンとのファイル転送)、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4にも対応しています。
価格は、シャオミオンラインストア(中国)で12GB+256GBモデルが5699 元(約112,726円)、GIZTOPで$999.00(約142491円)、です。
関連記事:Xiaomi Pad 7 Ultra徹底レビュー!XRing O1性能と全機能
Blackview MEGA 3
Blackviewから発売された12.1インチのタブレットです(2025年6月 発売)。
DokeOS_P 4.1 (Android 15ベース) 、MediaTek Helio G100、12GB メモリ、2.5K (2560×1600) IPS液晶、256GB UFS3.1ストレージ、8800mAhバッテリー、背面50MP+2MPカメラ、前面13MPカメラを搭載しています。
また、Doke AIアプリ (Hi Doki, ImageX, VidGen, Soundle) 、PCモード2.0、リフレッシュレート90Hz、Smart-PA クアッドBOXステレオスピーカー、33W 急速充電に対応。
合計 最大36GBまでのメモリ拡張、最大2TBまでのストレージ拡張、無料のスタイラスペン(付属)、ワイヤレスキーボード(別売)、USB Type-C (OTG)、4G/3Gモバイル通信、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.1、GPSにも対応しています。
価格は、AliExpressで29,335円、です。
関連記事:Blackview MEGA 3徹底レビュー!劇的進化のAIタブレットを評価
Redmi Pad Pro
シャオミから発売されたXiaomi HyperOS (Android 14ベース)搭載委の12.1型 タブレットです(2024年6月7日発売)。
Qualcomm Snapdragon 7s Gen 2、2.5KのLCD液晶、128GB UFS 2.2 ストレージ、10000mAhバッテリ、背面8MPのメインカメラ、前面8MPのフロントカメラを搭載しています。
また、筆圧ペン(別売)、専用Bluetoothキーボード(別売)、33W急速充電、クアッド スピーカー、Dolby Atmos、リフレッシュレート 最大120Hz、タッチサンプリングレート 240Hz、、Wi-Fi 6に対応しています。
価格は、楽天市場で41,800円(税込)、ヤフーショッピングで41,800円(送料無料)、AliExpressで31,565円、米国 Amazon.comで$239.50です。
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POCO Pad
シャオミから発売された12.1インチのタブレットです(2024年6月 発売)。
Xiaomi HyperOS (Android 14ベース)、Qualcomm Snapdragon 7s Gen 2、8GB LPDDR4X、2.5KのLCD液晶、256GB/512GB UFS 2.2、10000mAhバッテリー、背面8MPのメインカメラ、前面8MPのフロントカメラを搭載しています。
また、33W急速充電、クアッド スピーカー、Dolby Atmosリフレッシュレート 最大120Hz、タッチサンプリングレート 240Hz、USB Type-C (USB 2.0/OTG)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2に対応しています。
価格は、Amazonで39,980円(税込)、楽天市場で39,980円(送料無料)、ヤフーショッピングで41,980円、AliExpressで31,792円、米国 Amazon.comで$329.99、です。
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Lenovo Idea Tab Pro
Lenovoから発売された12.7インチのタブレットです(2025年1月 日本発売)。
Android 14(2回のOSメジャーアップグレード)、MediaTek Dimensity 8300、8GB LPDDR5X メモリ、2944 x 1840 ドットのディスプレイ、256 GB UFS 4.0ストレージ、10200 mAhバッテリー、microSDメディアカードリーダー、背面13MPのメインカメラ、前面8MPのフロントカメラを搭載しています。
また、DP映像出力、4つのJBLスピーカー、Dolby Atmos、Lenovo Tab Pen Plus(付属)、Google GeminiのAI機能(かこって検索、翻訳)、「Easy Jot」、読み上げモード、Lenovo TurboSystem、Lenovo Smart Connect、キーボードパック(別売)、フォリオケース(別売)、USB 3.2 Type-Cポート(DP映像出力に対応)、Wi-Fi 6 、Bluetooth 5.3に対応しています。
価格は、Amazonで54,780円(税込)、楽天市場で57,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで57,800円(送料無料)、レノボ公式サイトで54,780円(税込・送料無料)です。
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Galaxy Tab S10 FE / S10 FE+
Samsungから発売されたタブレットです(2025年4月18日 発売)。
約10.9インチ(FE)、約13.1インチのLCDディスプレイ(FE+)、Exynos 1580 オクタコアプロセッサ、8GBメモリ、128GBストレージ、8000mAh(FE)または10090mAh(FE+)バッテリー、背面約1300万画素広角カメラ、前面約1200万画素超広角カメラ、Android 15(2032年4月末までの長期サポート)を搭載しています。
また、Galaxy AI機能(「かこって検索」や「AI消しゴム」など)、付属のSペンでの操作(Bluetooth非対応)、リフレッシュレート最大90Hz、最大45Wの急速充電(USB PD)、最大2TBまでのmicroSDカードによるストレージ拡張、IP68等級の防水防塵(本体・Sペン)に対応しています。
さらに、デュアルスピーカー、電源ボタン一体型指紋認証、Book Cover Keyboard(AIキー搭載モデルあり・別売)、USB 2.0 Type-C (OTG)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.3に対応しています。
価格は、Amazonで83,820円(税込・FEモデル・FE+版は109,010円・国内正規品|SM-X620NZAAXJP)、です。
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Galaxy Tab S9 FE
サムスンから発売された10.9インチのタブレットです(2023年10月19日 発売)。
Android 14(※発売時はAndroid 13) + One UI 5.1、Exynos 1380、6GBメモリ、WUXGA+液晶(2304 x 1440)、128GB UFSストレージ、8000mAhバッテリー、背面8MP (広角)のメインカメラ、前面12MP (超広角)のフロントカメラを搭載しています。
また、Sペン(付属)、S Pen Creator Edition(別売)、「Book Cover Keyboard」(別売)、DeXモード、IP68防水防塵、AKG監修 ステレオスピーカー、45W 急速充電 (QC 2.0)、リバースチャージ(OTG逆充電)、リフレッシュレート 90 GHz、画面内指紋認証、顔認証、最大1TBまでのストレージ拡張、ビジョンブースター、Wi-Fi ダイレクト、USB 2.0 Type-C (OTG)、5G通信(「Galaxy Tab S9 FE+ 5G」のみ対応)、Wi-Fi 6、MIMO、Bleutooth 5.3、GPS、4世代Android OSアップグレードに対応しています。
価格は、Amazonで66,018円(M-X510NZAAXJP)、楽天市場で68,810円(送料無料)、ヤフーショッピングで68,810円、米国 Amazon.comで$309.72、です。
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他のシャオミ タブレットと比較
他にもシャオミのタブレットが販売されています。2024モデルもあるので、ぜひ比較してみてください。
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