2025年3月13日に発売された「Xiaomi Pad 7」は、その卓越したディスプレイ品質とフラッグシップ級に迫るパフォーマンスで、再びタブレット市場で大きな注目を集めています。
このレビューでは、私が実際に「Xiaomi Pad 7」を日々の生活や仕事で使い込み、その実力がどのように私たちのデジタルライフを豊かにしてくれるのか、そして前モデル「Xiaomi Pad 6」から何がどう変わったのかを、徹底的に比較・検証しました。
【先に結論からお伝えしましょう】
Xiaomi Pad 7 の長所(Pros):
- 息をのむほど美しい11.2インチ3.2K・144Hzディスプレイ
- Snapdragon 7+ Gen 3による前モデルを凌駕する処理性能
- PCライクな作業を可能にする「ワークステーションモード」
- 生産性を高める多彩なAI機能と、進化した専用アクセサリー
- 45Wターボチャージ対応で、充電時間が大幅に短縮
Xiaomi Pad 7 の短所(Cons):
- 標準モデルには指紋認証センサーが非搭載
- microSDカードスロットと3.5mmイヤホンジャックがない
- 標準モデルのカメラは前モデルから大きな進化はない
- OSのアップデート保証期間が一部競合製品より短い可能性がある
総合評価:
Xiaomi Pad 7は、エンターテインメントと生産性の両方を高いレベルで満たしたいと考える多くのユーザーにとって、非常にコストパフォーマンスの高い理想的な一台です。特に、圧倒的な映像美でコンテンツを楽しみたい方や、PCのように使えるパワフルなサブ機を探している方には強くおすすめできます。
<この記事で分かること>
- 前モデルXiaomi Pad 6から進化した、高級感あふれるデザインと耐久性
- 3.2K解像度と3:2アスペクト比がもたらす、息をのむ映像美と作業効率
- Snapdragon 7+ Gen 3の処理性能と、UFS 4.0ストレージの圧倒的な速度
- 「原神」など人気ゲームがどれだけ快適にプレイできるか
- 仕事がはかどる「HyperAI」機能の具体的な活用方法
- 進化したHyperOS 2と「ワークステーションモード」の使い勝手
- 映画鑑賞に最適なクアッドスピーカーの音質とWi-Fi 6Eの通信性能
- Proモデルとのカメラ性能の具体的な違い
- 45Wターボチャージによる充電速度と、一日中使えるバッテリー性能
- 8192段階筆圧検知に対応した新しい「Xiaomi フォーカスペン」の実力
- タッチパッドが追加された「フォーカスキーボード」の操作性
- Xiaomi Pad 6との詳細なスペック比較
- ライバル機種とのメリット・デメリット比較
- 専門家による5段階評価と詳細な総評
- 最新の価格とお得な購入先・他機種との価格比較
この記事を最後まで読むことで、「Xiaomi Pad 7」を購入するべきかどうかがはっきりと分かるはず。購入に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
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公式ページ: Xiaomi Pad 7 – Xiaomi Japan
デザインと耐久性:Xiaomi Pad 7、手にした瞬間に伝わる確かな品質と進化
ここでは、Xiaomi Pad 7のデザインと耐久性について、前モデル「Xiaomi Pad 6」との比較を交えながら、実際に使って感じた魅力を詳しくレビューしていきます。毎日手にするデバイスだからこそ、見た目の美しさや作りの良さは重要なポイントです。
手にした瞬間に感じる、確かな質感と高級感
Xiaomi Pad 7を初めて手に取ったとき、その洗練された存在感に正直驚きました。高強度のアルミニウムから作られたつなぎ目のないユニボディデザインは、非常に剛性が高く、少し力を加えてみてもねじれるような不安感は一切ありません。マットに仕上げられた金属表面は指紋がほとんど付かず、サラサラとした心地よい手触りが続きます。これまでの中華メーカー製タブレットのイメージを覆す、価格以上の高級感が漂っています。
ただ、デザインで一つ気になったのが、背面のカメラ部分の出っ張りです。Xiaomi 15シリーズのスマートフォンのような四角いカメラモジュールは統一感があって美しいのですが、ケースをつけずに机に置くと少しガタついてしまいます。この点は、スタンド機能付きのケースと合わせて使うことで解決できそうです。
前モデルからの着実な進化:サイズと重量の比較
前モデルのXiaomi Pad 6と比較すると、Xiaomi Pad 7のサイズは高さ251.2mm、幅173.4mm、厚さ6.18mmとなっています。Pad 6が厚さ6.51mmだったので、0.33mmも薄くなりました。このわずかな差が、持った時のスリムな印象を際立たせています。一方で、重量はPad 6の490gから10g増えて500gになりました。
実際にカバンに入れて持ち運んでみると、この10gの差はほとんど感じませんでした。むしろ、500gという重さは11.2インチのタブレットとしては標準的で、その薄さも相まって携帯性は非常に良好です。ただ、純正のキーボードカバーなどを装着すると800g近くになるため、用途によっては少し重さを感じる場面もあるかもしれません。
<サイズ・重量の違い>
- Xiaomi Pad 7:高さ251.2mm、幅173.4mm、厚さ6.18mm、重量500g
- Xiaomi Pad 6:高さ253.95mm、幅165.18mm、厚さ6.51mm、重量490g
洗練された3色のカラーバリエーション
カラーはグリーン、ブルー、グレーの3色展開です。私が試したブルーモデルは、明るいグレーとシルバーが混ざったような絶妙な色合いで、所有する喜びを感じさせてくれました。ベゼルの幅はXiaomi Pad 6と同様に細く、画面占有率は約86%と、映像への没入感を高めてくれます。
<カラーの違い>
- Xiaomi Pad 7:グリーン、ブルー、グレー
- Xiaomi Pad 6:グラビティグレー、ミストブルー、シャンパンゴールド
日常使いでの安心感:確かなビルドクオリティ
Xiaomi Pad 7は、その美しいデザインだけでなく、日々の使用における安心感も提供してくれます。本体には高強度のアルミニウム合金から作られたユニボディデザインが採用されており、手にした瞬間にその剛性の高さが伝わってきます。実際に少し力を加えてひねってみても、本体がきしむことはなく、非常に頑丈な作りであることを実感しました。
ディスプレイはCorning Gorilla Glass 3で保護されており、日常的な使用での擦り傷などに対する耐性も備えています。ただし、公式のIP等級による防水・防塵性能は備えていないため、水回りでの使用には注意が必要です。とはいえ、この堅牢な作りは、カフェや通勤中に持ち出して使う際にも、大きな安心感を与えてくれます。
直感的で使いやすいポートとボタンの配置
ボタン配置は、タブレットを横向きに持った際に電源ボタンが左側面、音量ボタンが上側面にくる、iPadに似たレイアウトです。この配置は非常に直感的で、初めて触った時から迷うことなく操作できました。スピーカーも横向きにした際の左右に2つずつ、合計4つ配置されており、Netflixで映画を観る際に手で音を塞いでしまう心配はありません。
注目すべきは、本体右側面に搭載されたUSB Type-Cポートです。これは単なる充電ポートではなく、最大5Gbpsのデータ転送速度を誇るUSB 3.2 Gen 1規格に対応しています。この高速なポートのおかげで、PCへのデータ転送が素早く行えるだけでなく、外部ディスプレイへの映像出力も可能です。ただし、これらの機能の性能を最大限に引き出すには、規格に対応したケーブルが別途必要になります。
一方で、3.5mmヘッドホンジャックとmicroSDカードスロットは搭載されていません。有線イヤホンはUSB-C変換アダプター経由での利用となり、ストレージの拡張はできないため、購入時にはストレージ容量を慎重に選ぶ必要があります。
<USB Type-Cポート (USB 3.2 Gen 1)の機能>
- 充電(45Wターボチャージ対応)
- 高速データ転送(最大5Gbps)
- 外部ディスプレイへの映像出力
- USBメモリなどの外部デバイス接続(OTG対応、変換アダプターが必要な場合あり)
<Xiaomi Pad 7の付属品>
- タブレット本体
- ACアダプタ
- USB Type-Cケーブル
- クイックスタートガイド
- 保証書
まとめ:デザインと耐久性
- ビルドクオリティ:高強度アルミニウムのユニボディで、価格以上の高級感と確かな剛性を実現
- 携帯性:前モデルより10g重くなったものの、6.18mmの薄さで持ち運びは快適
- 耐久性:Gorilla Glass 3で画面を保護する一方、防水防塵性能はないため水回りでの使用は注意が必要
- 接続性:USB-Cポートは映像出力に対応するが、イヤホンジャックとmicroSDスロットは非搭載
ディスプレイ:Xiaomi Pad 7で私が体験した、息をのむ映像美と進化した快適性
ここでは、Xiaomi Pad 7のディスプレイがどれほど素晴らしく進化したのか、そしてそれが私のエンターテイメント体験や日々の作業にどのような変化をもたらしてくれたのか、解像度、アスペクト比、滑らかさ、色彩表現、そして目に優しい機能まで、私が実際に使って感じたことを中心にお伝えしていきます。前モデルのXiaomi Pad 6との比較も交えながら、その魅力を余すところなくご紹介できればと思います。
最初に心を奪われた、3.2K解像度の圧倒的な精細感
Xiaomi Pad 7を手にして、まず私が息をのんだのは、この11.2インチディスプレイが映し出す映像の精細さでした 。3.2K(3200×2136ピクセル)という解像度は、画素密度にして345ppi 。以前愛用していたXiaomi Pad 6も11インチで2.8K(2880×1800ピクセル、309ppi)と十分高精細でしたが 、Xiaomi Pad 7ではピクセル数が約27%も増えた計算になり、その差は私の目にも明らかでした。
例えば、Netflixで映画『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』を視聴した際、パンドラの豊かな自然のディテールや、キャラクターたちの肌の質感までが驚くほどリアルに描き出され、まるで自分がその場にいるかのような深い没入感を味わうことができました。
この高精細さは、ゲーム体験も一変させてくれます。「原神」のような美しいグラフィックが魅力のオープンワールドゲームをプレイすると、テイワット大陸の壮大な景色が隅々までクリアに表示され、キャラクターの細かな装飾までハッキリと認識できます。これにより、ただプレイするだけでなく、ゲームの世界観そのものをより深く堪能できるようになったと感じています。ウェブサイトの小さな文字もくっきりと読みやすく 、長時間画面を見ていても目が疲れにくいというメリットも実感できました。
かなり便利だ!実感。作業効率とコンテンツ体験を一新する3:2アスペクト比
Xiaomi Pad 7を使っていて、私が特に便利だなと感じたのが、Xiaomi Pad 6の16:10から変更された新しい3:2というアスペクト比です 。この変更によって、画面の縦方向の表示領域がグッと広がりました。普段、Microsoft Wordで企画書を作成したり、ブログ記事を書いたりすることが多いのですが、一度に表示される行数が増え、スクロールする回数が明らかに減ったんです。
これは、日々の作業効率を大きく向上させてくれる、本当に素晴らしい変化だと感じています。実際に、A4サイズの資料も縦向きで表示するとほぼ全体を捉えられ、快適そのものでした。ChromeブラウザでPC版のウェブサイトを見るときも、情報量が多くて非常に快適です。
趣味でデジタル一眼レフカメラを使っている私にとって、この3:2のアスペクト比はもう一つの喜びをもたらしてくれました。撮影した写真の多くが3:2なので、Xiaomi Pad 7で表示すると、画面いっぱいに黒帯なくピッタリと表示されるんです 。これが本当に気持ちよくて、自分で撮った写真の魅力が最大限に引き出されるように感じました。メディア鑑賞の満足度が、Xiaomi Pad 6の時よりも格段に向上したと断言できます 。
まるで現実世界のような滑らかさと色彩。144Hzリフレッシュレートと豊かな色表現に感動
Xiaomi Pad 7は、前モデルXiaomi Pad 6同様、最大144Hzの可変リフレッシュレートに対応しています 。この滑らかさは、一度体験すると元には戻れないほど。ウェブサイトをスワイプした時の追従性や、UIアニメーションのスムーズさは特筆もので、目で文字を追っていてもチラつきがほとんどなく、非常に快適なブラウジングが楽しめました 。もちろん、「PUBG MOBILE」のような動きの激しいゲームでは、この滑らかさが勝敗を左右することもあるかもしれません。
色彩表現においても、Xiaomi Pad 7の進化には目を見張るものがありました。DCI-P3の広色域をカバーし、687億色(12ビット色深度)という圧倒的な色再現能力を誇ります 。これはXiaomi Pad 6の10億色以上(10ビット)を大きく凌駕するスペックで 、実際に旅行先で撮影した夕焼けの写真を見返したとき、空の微妙な色のグラデーションが驚くほど自然に、そして豊かに表現されていることに感動しました。
Xiaomi Pad 6よりも色が濃く、深みが増したように感じます 。最大輝度も550nitsから800nitsへと大幅にアップしたおかげで 、日中の明るいカフェのテラス席で使った際も、画面が非常にクリアで見やすかったのは、特筆すべきメリットだと感じています 。Dolby Vision®にも対応しており 、対応コンテンツのHDR映像は、まさに息をのむ美しさでした。
長時間でも安心。目に優しく、どんな状況でも快適な視聴体験への配慮
タブレットとは長時間向き合うことも多いだけに、Xiaomi Pad 7の充実したアイケア機能は、私にとって非常に心強い存在でした。ハードウェアレベルでの低ブルーライト設計やフリッカーフリー、サーカディアンフレンドリーといったTÜV Rheinlandの各種認証を取得している点は 、使っていて大きな安心感に繋がります。
特に私が気に入ったのは、周囲の光環境に合わせて画面の色温度を自動で最適化してくれる「アダプティブカラー」機能 。これと読書モードを併用することで、Kindleアプリで数時間にわたり小説を読みふけっても、以前よりも目の疲れを格段に感じにくくなりました。4096段階の輝度調整も非常に細かく 、寝る前の薄暗い部屋でも眩しすぎず、かといって暗すぎもせず、常に最適な明るさで使える点も好印象です。
そして、日常生活で「これは助かる!」と感じたのが、ウェットタッチテクノロジーです 。キッチンでレシピ動画を見ながら料理をすることが多いのですが、手が少し濡れた状態でも画面がスムーズに反応してくれ、誤操作のストレスなく快適に調理を進められました。
【Pro限定】Xiaomi Pad 7 Pro Matte Glass Versionの革新的な体験(Proのみ)
今回、幸運にもXiaomi Pad 7 ProのMatte Glass Versionにも触れる機会があったのですが、これはタブレットのディスプレイ体験を覆すほどの衝撃でした。AGナノテクスチャリングとAR光学コーティングが施された画面は、日中の明るい屋外に持ち出しても、光の反射が劇的に抑えられ、まるで上質な紙のカタログを見ているかのようなクリアな視認性にただただ驚かされました。蛍光灯の映り込みもほとんど気にならず、どんな環境でもコンテンツに集中できるのは大きな魅力です。
Xiaomiフォーカスペン(別売)を使って文字を書いたり、イラストを描いたりした際の「まるで紙のような書き心地」という謳い文句も伊達ではありません 。適度な摩擦感がペン先から伝わってきて、ツルツルした通常のガラスディスプレイとは一線を画す、アナログに近い自然な筆記感は、クリエイティブな作業の質を一層高めてくれると感じました。「CLIP STUDIO PAINT」での描画も、より繊細なタッチコントロールが可能になったように思います。
まとめ:私がXiaomi Pad 7のディスプレイに感じた魅力
- 表示の美しさ: 11.2インチ3.2K(3200×2136)ディスプレイは、Xiaomi Pad 6から格段に精細感が向上し、映画もゲームも息をのむほどの美しさで体験できた 。
- 作業効率の向上: 3:2の新しいアスペクト比は、Xiaomi Pad 6の16:10よりも縦に広く、資料作成やウェブ閲覧時のスクロールが減り、作業が非常にはかどると実感 。
- 操作の滑らかさ: 最大144Hzの可変リフレッシュレートは健在で、ブラウジングやゲームでの画面の動きが本当に滑らかで、目にも優しかった 。
- 色彩と明るさ: 687億色の豊かな色彩表現と最大800nitsの輝度は、Xiaomi Pad 6から大きく進化し、屋外でも鮮やかで美しい映像を楽しめた 。
- 目の保護機能: TÜV Rheinland認証の各種アイケア機能や読書モードのおかげで、長時間の使用でも目の疲れを感じにくかった 。
- 便利な機能: ウェットタッチテクノロジーは、濡れた手での操作も可能にし、日常生活での利便性を高めてくれた 。
- Pro版の特別体験(Matte Glass): Xiaomi Pad 7 ProのMatte Glass Versionは、反射を劇的に抑え、紙のような書き心地を実現しており、特に屋外での使用やクリエイティブ作業において革新的な体験を提供してくれた 。
パフォーマンス:Xiaomi Pad 7、日常をフラッグシップ級に変える驚異の処理能力
ここでは、Xiaomi Pad 7のパフォーマンスについて、その処理能力の核となるプロセッサー、メモリ、ストレージの性能を深掘りしていきます。前モデル「Xiaomi Pad 6」からどれほどの進化を遂げたのか、ベンチマークスコアや実際の使用感を交えながら、その実力を徹底的にレビューします。
処理能力の飛躍的向上:Snapdragon 7+ Gen 3
Xiaomi Pad 7のパフォーマンスを支えるのは、Qualcommの「Snapdragon 7+ Gen 3」モバイルプラットフォームです。前モデルXiaomi Pad 6が搭載していたSnapdragon 870が7nmプロセスだったのに対し、Snapdragon 7+ Gen 3は最先端のTSMC 4nmプロセスで製造されており、電力効率と性能が大幅に向上しました。
注目すべきは、CPUのアーキテクチャです。最新のCortex-X4コアを筆頭に、Cortex-A720、Cortex-A520で構成されるオクタコアCPUは、Pad 6が採用していた旧世代のCortex-A77ベースのCPUとは一線を画します 。この世代交代による恩恵は絶大で、Geekbench 6のスコアを比較すると、Pad 6のマルチコアが約3,400点だったのに対し、Pad 7は約5,100点以上を記録。実に50%以上もの性能向上を果たしており、スペックシート上だけでもその進化は明らかです。
グラフィックス性能を担うGPUも、Pad 6のAdreno 650からAdreno 732へと進化しました。これにより、UIのアニメーションが一層滑らかになっただけでなく、高解像度の動画編集など、グラフィックスに負荷のかかる作業も快適にこなせるようになりました。3DMarkのスコアを見ても、その性能差は歴然としています。
日常作業で感じる、圧倒的な快適さ
プロセッサーの真価は、日々のあらゆる瞬間に現れます。Chromeブラウザで複数のタブを開きながら調べ物をしても、ページの表示に待たされることはありません。また、画面を分割してYouTubeの動画を再生しながらメモを取るようなマルチタスクも、驚くほどスムーズにこなしてくれます。
この基本動作の快適さに後押しされ、より創造的な作業にも挑戦してみました。先日撮影した高画質のRAW画像を「Adobe Lightroom」で編集したところ、Xiaomi Pad 7の底力を実感しました。前モデルのXiaomi Pad 6でもRAW現像は可能でしたが、露出や彩度のスライダーを動かした際に、一瞬の待ち時間が発生することがありました。しかしPad 7では、指の動きにプレビューがリアルタイムで追従し、まるでデスクトップPCで作業しているかのような没入感を得られました。
最も感動したのは4K動画の編集です。旅行で撮影した複数の4Kクリップをタイムラインに並べ、カット編集やテロップを追加する作業を行いました。Xiaomi Pad 6ではプレビューがカクつくことがあった重い4K素材も、Pad 7では滑らかに再生され、ストレスなく編集に集中できました。特に、複数の映像レイヤーを重ねてエフェクトを適用する場面では、その処理能力の高さが光ります。完成した動画の書き出し時間も明らかに短縮され、出先で思いついたアイデアをすぐに形にできる機動力は、まさにフラッグシップ級の体験でした。
高負荷時でも安定:優れた発熱制御
高性能なプロセッサーで気になるのが発熱ですが、Xiaomi Pad 7はその点も非常に優秀です。Snapdragon 7+ Gen 3は4nmプロセスによる優れた電力効率のおかげで、高負荷な作業を長時間続けても本体が不快な熱を持つことはほとんどありませんでした。
実際に、充電しながら複数のアプリを操作するという厳しい条件下でも、本体はほんのり温かくなる程度で、パフォーマンスが低下するような場面はありませんでした。高負荷な状態が続いても、性能低下はごくわずかに抑えられ、本体表面の温度も42℃未満に保たれる優れた冷却性能を発揮します。この揺るぎない安定感には、ただただ感心するばかりです。
爆速の読み書きを実現するメモリとストレージ
Xiaomi Pad 7は、高速な8GBのLPDDR5Xメモリを搭載しており、複数のアプリを同時に開いてもメモリ不足を感じることはありませんでした。しかし、真に驚かされたのはストレージの速度です。128GBモデルにはUFS 3.1、256GBモデルにはさらに高速なUFS 4.0規格のストレージが採用されています。
私が使用した256GBモデルで速度を計測したところ、シーケンシャル読み込み速度で3900MB/sを超える驚異的な数値を記録しました。これは、Xiaomi Pad 6のUFS 3.1の約1700MB/sと比べて2倍以上の速度です。この恩恵は、アプリのインストールや大容量ファイルの移動時に明確に体感でき、待ち時間が劇的に短縮されました。microSDカードスロットは非搭載のため、この高速な内蔵ストレージのモデル選びは非常に重要です。
<Xiaomi Pad 7のパフォーマンス仕様>
- プロセッサー: Qualcomm Snapdragon 7+ Gen 3 Mobile Platform (4nm製造プロセス)
- CPU: 1x Cortex-X4 (最大2.8GHz), 4x Cortex-A720 (最大2.61GHz), 3x Cortex-A520 (最大1.9GHz)
- GPU: Adreno 732
- RAM(メモリ): 8GB LPDDR5X
- ストレージ: 128GB (UFS 3.1) または 256GB (UFS 4.0)
まとめ:パフォーマンス
- プロセッサー:Snapdragon 7+ Gen 3搭載で前モデルから飛躍的に性能が向上し、あらゆる動作が快適
- 実使用感:Webブラウジングからマルチタスクまで、日常使いでストレスを感じさせない圧倒的なレスポンス
- 発熱制御:高負荷時でも発熱が少なく、パフォーマンスの低下を気にせず使える安定性
- ストレージ:256GBモデルはUFS 4.0採用で、アプリ起動やファイル転送が驚くほど高速
Antutuベンチマーク
Xiaomi Pad 7が搭載するQualcomm Snapdragon 7+ Gen 3 プロセッサは、Antutu V10 ベンチマーク総合で約137万点を記録しています。
例: Antutu V10 総合で「1373040」、CPUで「360403」、GPUで「471479」、MEMで「307567」、UXで「233591」
Xiaomi Pad 7 Proが搭載するQualcomm Snapdragon 8s Gen 3 プロセッサはAntutuベンチマーク総合で約146万点(1463813)を記録しています。
例: Antutu V10 総合で「1463813」、CPUで「350614」、GPUで「490566」、MEMで「353639」、UXで「268994」
一方、前モデル「Xiaomi Pad 6」はQualcomm Snapdragon 870プロセッサを搭載し、約80万点 前後を記録していました。
上位版「Xiaomi Pad 6 Pro」はQualcomm Snapdragon 8+ Gen 1プロセッサを搭載し、約100万点 前後を記録していました。
Snapdragon 8s Gen 3 / Snapdragon 7+ Gen 3性能を比較
Xiaomi Pad 7が搭載するQualcomm Snapdragon 8s Gen 3 / Snapdragon 7+ Gen 3 プロセッサは他のCPUと比べてどのくらいなのでしょうか?ベンチマークで比較してみました。
<CPUランキング>
※シャオミのタブレットをAntutu V10 ベンチマーク総合スコアで比較したものです。
- 150万:Xiaomi Pad 6S Pro 12.4・・・Snapdragon 8 Gen 2
- 146万:Xiaomi Pad 7 Pro・・・Snapdragon 8s Gen 3
- 137万:Xiaomi Pad 7・・・Snapdragon 7+ Gen 3
- 100万:Xiaomi Pad 6 Pro・・・Snapdragon 8+ Gen 1
- 80万:Xiaomi Pad 6・・・Snapdragon 870
- 60万:Redmi Pad ProSnapdragon 7s Gen 2
- 60万:POCO Pad・・・Snapdragon 7s Gen 2
- 27万:Redmi Pad SE・・・Snapdragon 680
<比較から分かること>
Snapdragon 8s Gen 3は現行のモバイルチップセットの中で上位クラスの性能を有し、特に前世代のフラッグシップであるSnapdragon 8 Gen 2に迫る処理能力を持つことが明らかになりました。これにより、極めて要求の厳しいタスクや最新の3Dゲームなども最高の環境で楽しむことが可能となります。
一方、Snapdragon 7+ Gen 3は、従来のミドルレンジ向けチップセットの性能を大幅に超え、一世代前のハイエンドチップであるSnapdragon 8 Gen 2に匹敵し、Snapdragon 8+ Gen 1を大きく上回るという驚異的なパフォーマンスを示しています。これにより、Snapdragon 7+ Gen 3搭載デバイスは、より多くのユーザーに高性能な体験を、比較的手の届きやすい価格で提供できる可能性を秘めています。
Snapdragon 8s Gen 3とSnapdragon 7+ Gen 3は、それぞれ異なるターゲット層に向けた製品でありながら、どちらもQualcommの高い技術力を示すものであり、今後のスマートフォンやタブレット市場における高性能化のトレンドを牽引していく存在と言えるでしょう。
ゲーム性能
Qualcomm Snapdragon 8s Gen 3とSnapdragon 7+ Gen 3のゲームにおけるパフォーマンスの違いについて、具体的なゲームタイトルとフレームレートを交えて紹介します。Snapdragon 8s Gen 3はAntutu V10 GPUスコアで490566、Snapdragon 7+ Gen 3は同471479と、前者がやや高いGPU性能を有しています。この差が実際のゲームプレイにどのように現れるかを見ていきましょう。
原神 (Genshin Impact)
広大なオープンワールドを探索し、元素反応を駆使して戦うアクションRPGです。グラフィック負荷が高いことで知られています。
- Snapdragon 8s Gen 3を搭載したデバイスでは、「最高」画質設定、フレームレート60FPS設定で、テイワットの美しい世界を滑らかに探索できます。モンドや璃月といった都市部、あるいは激しい戦闘シーンにおいても、フレームレートは60FPSに近い値を維持し、快適なプレイが持続します。キャラクターのスキルエフェクトが多重に発生するような場面でも、カクつきを感じることはほとんどありません。
- Snapdragon 7+ Gen 3搭載デバイスの場合、「最高」画質設定、60FPS設定でプレイすると、多くの場面で50FPS台後半から60FPSで動作します。一部の特に負荷の高いエリアや、元素爆発が連続するような戦闘では、フレームレートがわずかに60FPSを下回る場面が見られることがあります。より安定した60FPSを追求するなら、画質設定を「高」に調整することで、ほぼ常に滑らかな描画でプレイすることが可能です。
Call of Duty: Warzone Mobile
最大120人が同時対戦する大規模バトルロイヤルFPSで、PC版やコンソール版の体験をモバイルに最適化しています。
- Snapdragon 8s Gen 3では、「高」画質設定を選択し、フレームレートを60FPSに設定した場合、広大なヴェルダンスクのマップで銃撃戦や乗り物での移動がスムーズに行えます。多数のプレイヤーが密集する終盤の戦闘エリアなど、極端に負荷がかかる状況ではフレームレートが若干揺らぐこともありますが、エイムやキャラクターコントロールに大きな支障が出ることは少なく、競技性の高いプレイをサポートします。
- Snapdragon 7+ Gen 3の場合、「中」から「高」の画質設定で、フレームレート60FPSを目指したプレイが可能です。「高」設定では、戦闘が激化したり、爆発エフェクトが多発したりする場面で、フレームレートの変動がSnapdragon 8s Gen 3よりもやや顕著になることがあります。安定性を重視するならば、画質設定を「中」にするか、グラフィックオプションを一部調整することで、より一貫したフレームレートでのプレイが期待できます。
ディアブロ イモータル (Diablo Immortal)
「ディアブロ」シリーズの世界観を受け継ぐアクションRPGで、無数の敵をなぎ倒す爽快な戦闘が特徴です。
- Snapdragon 8s Gen 3は、本作を「最高」画質設定、60FPSで非常に快適に動作させます。ダンジョン内で大量の敵が出現し、スキルエフェクトが画面を埋め尽くすような状況でも、フレームレートは安定して60FPSを保ち、キャラクターの操作も遅延なく行えます。
- Snapdragon 7+ Gen 3でも、「最高」画質設定、60FPSでほぼ問題なくプレイできます。非常に多くのエフェクトが重なる、例えば4人パーティでの高難易度リフト攻略中などでは、稀にフレームレートが50FPS台後半に瞬間的に触れることがあるかもしれませんが、プレイフィールを損なうほどではありません。ほとんどのコンテンツで滑らかなゲーム体験が得られます。
ウマ娘 プリティーダービー (Uma Musume Pretty Derby)
実在の競走馬を擬人化した「ウマ娘」たちを育成し、レースでの勝利を目指す育成シミュレーションゲームです。レースシーンやライブシーンは高品質な3Dグラフィックで描かれます。
- Snapdragon 8s Gen 3搭載デバイスでは、「最高」画質設定で、レース中のウマ娘たちのダイナミックな動きや、勝利後の華やかなライブパフォーマンスが、常に60FPSで滑らかに表示されます。ローディング時間も短く、育成サイクルをテンポ良く進められます。
- Snapdragon 7+ Gen 3も同様に、「最高」画質設定で60FPSの安定した動作を示します。レースシーンでのフレームレートの落ち込みはほとんどなく、ライブシーンもカクつくことなく楽しめます。このタイトルに関しては、両チップセット間での体感上の大きな差は感じにくいでしょう。
ファイナルファンタジーVII エバークライシス (Final Fantasy VII Ever Crisis)
「ファイナルファンタジーVII」の物語を章立てで追体験できるRPGです。オリジナル版やコンピレーション作品のストーリーを、現代的なグラフィックで楽しめます。
- Snapdragon 8s Gen 3では、「最高」画質設定、フレームレート優先(60FPS)設定で、戦闘中のアクティブタイムバトルや、キャラクターの必殺技であるリミットブレイクの演出が、美麗かつ滑らかに描画されます。フィールド移動やストーリーシーンも快適です。
- Snapdragon 7+ Gen 3においても、「最高」画質設定、フレームレート優先(60FPS)設定で、ほとんどの場面で60FPSに近いパフォーマンスを発揮します。一部の非常にグラフィカルな召喚獣の演出や、複雑な背景を持つシーンでは、ごくわずかにフレームレートが揺らぐ可能性はありますが、ゲームの没入感を損なうレベルではありません。
崩壊:スターレイル (Honkai: Star Rail)
宇宙を舞台に「星穹列車」で様々な惑星を巡る、ターン制のスペースファンタジーRPGです。高品質な3Dグラフィックと戦略的なバトルシステムが特徴です。
- Snapdragon 8s Gen 3は、「最高」画質設定(グラフィック品質「非常に高い」、レンダリング精度「高」、フレームレート60FPS)で、星々を巡る壮大な冒険を存分に楽しめます。キャラクターの精緻なモデルや、戦闘中の派手な必殺技演出も、安定して60FPSに近いフレームレートで滑らかに表示され、快適なプレイが持続します。特に「羅浮」のようなオブジェクトが多い都市部でも、フレームレートの大きな低下は抑えられます。
- Snapdragon 7+ Gen 3の場合、「最高」画質設定でプレイすると、平均して50FPS台後半から60FPSで動作します。戦闘シーンやキャラクターのスキルアニメーションは十分に滑らかですが、一部の特に負荷が高いマップ(例えば「仙舟『羅浮』」の特定のエリア)を探索する際には、フレームレートが60FPSをやや下回ることがあります。グラフィック設定を一段階見直すか、一部オプションを調整することで、より安定した60FPS動作を実現しやすくなります。
まとめ
Snapdragon 8s Gen 3は、今回挙げた全てのゲームタイトルにおいて、最高のグラフィック設定で非常に高い安定性と滑らかな60FPS動作を実現する能力を持っています。特にグラフィック負荷が極めて高いゲームや、将来的に登場するさらに要求の厳しいタイトルにおいても、より余裕を持ったパフォーマンスが期待できます。
一方、Snapdragon 7+ Gen 3も非常に高性能であり、多くのゲームで最高設定に近い画質で快適なプレイが可能です。一部の最も負荷が高い場面ではSnapdragon 8s Gen 3に一歩譲るものの、画質設定をわずかに調整することで、多くのユーザーが満足できる高いレベルのゲーム体験を提供します。コストパフォーマンスを考慮すると、Snapdragon 7+ Gen 3は非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。
どちらのチップセットも現代のモバイルゲームを高水準で楽しむための十分な力を備えており、ユーザーの優先順位(絶対的な最高性能か、優れたコストパフォーマンスか)によって最適な選択が異なります。
AI機能:Xiaomi Pad 7、創造性と生産性を加速させるインテリジェンス
ここでは、Xiaomi Pad 7に新たに搭載されたXiaomi独自のAI機能群「HyperAI」について、実際に使って感じた利便性や可能性をレビューします。前モデルのXiaomi Pad 6にはなかったこれらの機能が、タブレットの体験をどのように変えるのか、具体的な使用シーンを交えて詳しく解説していきます。
Xiaomi HyperAIが拓く、新しいタブレット体験
Xiaomi Pad 7の真価は、コンテンツの閲覧やアプリの操作といった従来のタブレットの役割を超え、生産性と創造性を飛躍的に高める「HyperAI」にあります。このインテリジェントな機能群は、これまでPCで行っていたような複雑な作業や、専門的なスキルが必要だったクリエイティブな活動を、タブレット一台で完結させる可能性を秘めています。
特に感動したのは、会議やインタビューの音声をリアルタイムでテキスト化してくれる「AI音声認識」機能です。オンライン会議で試したところ、驚くほど正確に音声をテキストに変換し、さらに話者まで識別してくれました。会議後には要約も自動生成されるため、議事録作成の手間が劇的に削減されます。これは、前モデルXiaomi Pad 6では考えられなかった、まさに次世代の生産性ツールです。
創造性を刺激する多彩なAIアシスト機能
HyperAIは、ビジネスシーンだけでなくクリエイティブな活動も力強くサポートします。その一つが「AIアート」機能。試しに簡単な風景のスケッチを描いてみたところ、AIがそれを解釈し、数秒で見事なイラストに変換してくれました。アイデアを素早く視覚化したい時に、非常に心強いパートナーになります。
また、「AI文章生成」は、メールの下書きや文章の要約に役立ちました。箇条書きで伝えたいいくつかのポイントを、自然で丁寧なビジネスメールの文面に整えてくれた時は、その賢さに感心しました。さらに、手書きの数式をカメラで写すだけで答えを導き出す「AI電卓」も搭載されており、学生から専門家まで幅広いユーザーの助けとなるでしょう。これらの機能は、本機を単なる情報端末から、真のクリエイティブ・パートナーへと昇華させています。
アシスタント機能としてのGoogle Gemini
Xiaomi独自のHyperAIに加え、本機はGoogleのAI「Gemini」も利用できます。電源ボタンを長押しするだけで、どのアプリを開いていてもGeminiを瞬時に呼び出せるのは便利です。Webサイトを閲覧中に気になった単語を素早く調べるといった用途では、こちらの方が手軽に感じる場面もありました。HyperAIが特定のタスクを深くサポートする専門家だとすれば、Geminiは日常のちょっとした疑問に答えてくれる汎用アシスタントという位置づけで使い分けるのが良さそうです。
<Xiaomi Pad 7のAI機能 一覧>
- AI音声認識: 音声のテキスト化、話者識別、要約、翻訳を自動で実行。
- AIアート: ユーザーのスケッチを元に、AIが芸術的な画像を生成。
- AI文章生成: 文章の要約、ブレインストーミング、メール作成などをサポート。
- AI電卓: 手書きの数式を認識し、計算結果を表示。
- Google Geminiとの連携: あらゆる場面からAIアシスタントを呼び出し可能。
まとめ:AI機能
- HyperAI:音声認識や文章生成など、生産性を劇的に向上させるXiaomi独自の強力なAI機能を搭載
- 創造性支援:スケッチからのアート生成など、クリエイティブな活動を幅広くサポート
- Gemini連携:日常の調べものに便利なGoogleのAIもシームレスに利用可能
- 全体的な進化:Xiaomi Pad 6にはなかったAI機能の搭載により、利便性と創造性が飛躍的に進化した
オーディオと通信性能:Xiaomi Pad 7、エンタメ体験を深化させる音響と次世代の接続性
ここでは、Xiaomi Pad 7のオーディオ性能と通信機能について詳しくレビューします。エンターテインメント体験の要となるスピーカーの品質を中心に解説し、前モデル「Xiaomi Pad 6」から進化した接続性が、日々の使い勝手にどのような影響を与えるのかを明らかにしていきます。
まるで専用スピーカー:進化したクアッドスピーカー
Xiaomi Pad 7は、タブレットの四隅に合計4つのスピーカーを搭載したクアッドスピーカーシステムを採用しています。横向きで動画を視聴する際に、左右からバランスの良いステレオサウンドが広がる設計です。Dolby Atmosにも対応しており、音に包まれるような没入感は格別です。
実際にNetflixでアクション映画を観てみたところ、その音の進化に驚きました。前モデルのXiaomi Pad 6も迫力あるサウンドでしたが、Pad 7はさらに解像度が高く、効果音の細かなニュアンスや、BGMで奏でられる楽器の一つ一つの位置まではっきりと感じ取れたのです。特にセリフがクリアで、BGMに埋もれることなく聞き取れる点は大きな魅力です。
ワイヤレスも高音質に:外部オーディオ接続
近年の多くのデバイスと同様に、Xiaomi Pad 7には3.5mmイヤホンジャックは搭載されていません。そのため、有線イヤホンを使用する場合はUSB Type-Cからの変換アダプターが必要です。
ワイヤレス接続は、最新規格の一つであるBluetooth 5.4に対応しています。手持ちのLDAC対応ワイヤレスイヤホンと接続しましたが、一度も途切れることなく、遅延も感じられませんでした。AACやLHDC 5.0といった高音質コーデックにも対応しているため、音楽配信サービスをワイヤレスでも高音質で楽しむには最適な環境です。
次世代規格に対応:Wi-Fi 6EとBluetooth 5.4
通信性能の核となるWi-Fiは、Xiaomi Pad 6のWi-Fi 6から、より新しい「Wi-Fi 6E」へとアップグレードされました。Wi-Fi 6Eは、従来の周波数帯に加えて6GHz帯を利用することで、電波の混雑を避け、より高速で安定した通信を可能にします。対応するルーター環境があれば、高画質なストリーミング動画の読み込みや、大容量データのダウンロードがさらに快適になります。
一方で、前モデルから引き継ぐ注意点として、本機はWi-Fiモデルのみの提供となり、GPSやモバイルデータ通信(5G/LTE)には対応していません。外出先でインターネットに接続する場合は、スマートフォンのテザリングやモバイルWi-Fiルーターが別途必要になります。
<Xiaomi Pad 7のオーディオ・通信性能 仕様>
- スピーカー: Dolby Atmos®対応クアッドスピーカーシステム
- Bluetooth: Bluetooth 5.4
- 対応コーデック: AAC/LDAC/LHDC 5.0
- Wi-Fi: Wi-Fi 6E
- USBポート: USB 3.2 Gen 1
- イヤホンジャック: 非搭載
まとめ:オーディオと通信性能
- スピーカー品質:前モデルからさらに解像度が向上し、楽器の位置まで感じ取れるクリアで没入感のあるサウンド
- ワイヤレス接続:Bluetooth 5.4とLDAC等の高音質コーデック対応で、安定したワイヤレス音楽体験を実現
- Wi-Fi性能:Wi-Fi 6Eへの対応で、より高速で安定した通信環境を構築可能
- 注意点:イヤホンジャック、GPS、モバイルデータ通信は非搭載で、Wi-Fi環境が必須
カメラ:Xiaomi Pad 7で捉える日常の輝きと、Proが切り拓く新たな可能性
ここでは、Xiaomi Pad 7およびXiaomi Pad 7 Proのカメラが、私の日常やオンラインコミュニケーションにどのような変化をもたらしてくれたのか、その画質や使い勝手、そしてXiaomi Pad 6から感じた進化点などを、実際に撮影したシーンを思い浮かべながらお伝えしていきます。
Xiaomi Pad 7:普段使いには十分以上!「意外と使える」カメラに進化
正直なところ、これまで私がタブレットのカメラに大きな期待を寄せることは少なかったのですが、Xiaomi Pad 7を使ってみて、その認識は良い意味で変わりました。背面に搭載された1300万画素のカメラは、スペック上はXiaomi Pad 6と同等と聞いていましたが、実際に使ってみると、日中の屋外で撮影したスナップ写真の色再現性やHDRの効き具合は、私にとって十分満足のいくものでした。
公園で元気に走り回る子供の姿や、カフェで注文した色鮮やかなランチなどを撮影した際も、見た目に近い自然な色合いで、思い出を綺麗に残すことができました。実際に撮影してみると、空気感まで伝わってくるような、非常に鮮明な写真が撮れたこともあり、タブレットのカメラとしては予想以上の出来栄えに驚きました 。また、書類を撮影してPDF化する「ドキュメントモード」も、仕事で非常に役立ちました。
前面の800万画素カメラは、主にビデオ会議での使用が中心でした。こちらもXiaomi Pad 6から画素数こそ変わっていませんが、オンラインミーティングの際に自分の顔が相手にどう映るか試したところ、想像以上にクリアで明るく、画面越しのコミュニケーションもスムーズに行えました。
実際にウェブ会議やオンライン授業で使ってみましたが、全く問題ないどころか、以前使っていたタブレットと比較しても明らかに画質が向上しており、非常にクリアな映像でコミュニケーションが取れたと実感しています 。スペックの数値だけでは分からない、画像処理AIの進化も影響しているのかもしれませんね 。
Xiaomi Pad 7 Pro:一歩先を行くカメラ体験、特にフロントカメラの進化は圧巻
Xiaomi Pad 7 Proでは、カメラ性能がさらに引き上げられており、特にフロントカメラの進化には目を見張るものがありました。3200万画素という高画素化は伊達ではなく 、実際にオンラインセミナーに参加した際に使ってみると、自分の映像が非常にシャープで、肌の質感や背景のディテールまで鮮明に映し出されていることに驚きました。
これならば、重要なプレゼンテーションやオンライン面接など、相手にクリアな映像を届けたい場面でも、自信を持って臨めると感じます。ある方のレビューで「画像を拡大すると、粗さの違いがわかる」とありましたが 、まさにその通りで、標準モデルのPad 7と比べても、Proのフロントカメラの解像感は一段上だと感じました。
Proモデルの背面カメラは5000万画素と、こちらも大幅に強化されています 。旅先で美しい風景に出会った際など、より高精細な写真を残したいというニーズにも応えてくれるでしょう。タブレットのカメラは資料撮影やQRコードの読み取りがメインという方も多いと思いますが 、Proモデルであれば、時にはスマートフォンの代わりにメインカメラとして使いたくなるような、そんな気にさせてくれるポテンシャルを秘めていると感じました。
多彩な撮影モードと、Proモデルならではの「クロスデバイスカメラ」
Xiaomi Pad 7シリーズには、通常の写真・動画撮影モードに加え、「ポートレート」や「デュアルビデオ」(前後カメラ同時録画)、「テレプロンプター」といった、使ってみると意外と便利な機能が搭載されていました 。これらを活用することで、タブレット一台でちょっとした動画コンテンツ作成なども楽しめそうです。
さらに、Xiaomi Pad 7 Proには「クロスデバイスカメラ」というユニークな機能があり、これが非常に興味深かったです。これはXiaomi HyperConnectを通じて、手持ちのスマートフォンをPad 7 Proの外部カメラとして利用できるというもの。
例えば、オンラインの料理教室に参加している際、手元の調理の様子をスマートフォンのカメラで克明に写し出し、それを先生に見せながら、自分はPad 7 Proの大画面で先生のデモンストレーションを見るといった、まさに未来的な使い方が可能になります。これにより、オンラインでありながらも、まるで対面でレッスンを受けているかのような高いインタラクティブ性を体験できました。
まとめ:私が感じたXiaomi Pad 7シリーズのカメラ性能
- Xiaomi Pad 7のカメラ画質: リア1300万画素、フロント800万画素カメラは、日常のスナップ撮影やビデオ会議において、Xiaomi Pad 6から画像処理が向上した印象で、十分満足できる画質を私に提供してくれた。
- Xiaomi Pad 7 Proのフロントカメラ: 3200万画素へと大幅に進化したProのフロントカメラは、オンライン会議などで非常にクリアかつ高精細な映像を実現し、その差は歴然だと感じた。
- Xiaomi Pad 7 Proのリアカメラ: 5000万画素のProのリアカメラは、より高精細な写真撮影を可能にし、タブレットカメラの新たな可能性を感じさせてくれた。
- 撮影モードの多様性: ドキュメントモードやデュアルビデオなど、両モデルに搭載された多彩な撮影モードは、様々なシーンで活用できる便利さを私に提供した。
- クロスデバイスカメラ(Proのみ): Xiaomi Pad 7 Proのクロスデバイスカメラ機能は、スマートフォンとの連携で新しい撮影スタイルを可能にし、オンライン体験の質を向上させると実感した。
- 総括: 日常使いには十分なPad 7、より高品質な映像表現やユニークな機能を求めるならPad 7 Proと、用途に応じて選べるカメラ性能は、どちらも価格以上の価値があると私は感じた。
バッテリーと充電性能:Xiaomi Pad 7がもたらした、一日中続く安心感とスピーディーな回復力
ここでは、Xiaomi Pad 7およびXiaomi Pad 7 Proのバッテリー持ちと充電速度について、私が実際に日々どのように感じ、どれほど便利になったのか、そして前モデルXiaomi Pad 6と比較してどんな進化があったのかを、私の体験に基づいてお話しします。
Xiaomi Pad 7:大容量8850mAhバッテリーで、充電の心配から解放された毎日
Xiaomi Pad 7を手にして私がまず実感したのは、そのバッテリー持ちの良さからくる圧倒的な安心感でした。8850mAhという大容量バッテリーは伊達ではなく 、実際に朝から晩まで動画を観たり、ウェブサイトを閲覧したり、合間にゲームを楽しんだりしても、バッテリー残量を気にする場面はほとんどありませんでした。
ある日、満充電の状態からぶっ通しで5時間ほど「原神」のような処理の重いゲームをプレイするという、かなりヘビーな使い方を試してみたのですが、それでもバッテリーは30%ほどしか消費しておらず、これなら1泊2日の短い旅行でも充電器を持たずに出かけられるかもしれない、と感じるほどでした 。まさに、バッテリーの心配から解放されたような感覚です。
Xiaomi Pad 6も8840mAhと十分なバッテリー容量でしたが 、Pad 7ではわずかに容量が増え 、さらにXiaomi HyperOS 2による電力管理の最適化も効いているのか、私の体感ではスタミナが一段と向上したように感じました。実際にPCMarkのバッテリーテスト(最低輝度設定)では13時間22分という結果を記録し 、これなら長時間のフライトや外出先での連続作業も余裕でこなせると確信しました。
45Wターボチャージ:忙しい朝も、もう充電切れの心配なし!Pad 6から確実に進化
そして、この大容量バッテリーを支える充電性能も、Xiaomi Pad 7の大きな魅力だと私は感じています。45Wのターボチャージに対応したことで、充電時間が目に見えて短縮されました 。Xiaomi Pad 6の33W急速充電も十分に速いと感じていましたが 、Pad 7ではその差は明らか。
例えば、朝出かける前に「しまった、充電し忘れた!」と慌てることがあっても、わずか30分ほどコンセントに繋いでおくだけで約40%もバッテリーが回復するので 、安心して外出の準備を続けられます。これは本当に心強いですね。
付属の充電器がしっかりと45W対応品というのも、細やかな配慮が感じられて好印象でした 。別途対応充電器を探す手間がないのは、地味ながら非常に助かります。試しに手持ちの汎用65W充電器でも充電してみましたが、その際も26W程度で充電され、約95分でほぼ満充電に至りました 。専用品には及ばないものの、十分実用的な速度で充電できることを確認できました。
Xiaomi Pad 7 Pro:67Wハイパーチャージで、充電ストレスから完全解放(Proのみ)
さらに上の充電スピードと利便性を求めるなら、Xiaomi Pad 7 Proの67Wハイパーチャージがその期待に応えてくれるでしょう 。Proモデルでは、バッテリー容量は標準モデルと同じ8850mAhですが 、この67W充電のおかげで、公式情報では約79分でほぼ空の状態から満充電にできるとされています 。
私が実際に汎用の65W充電器で試した際も、標準モデルより明らかに速い38Wで充電され、バッテリー残量5%の状態から90%まで1時間もかからずに到達しました 。
実際に使ってみて、充電時間を少しでも短縮したい、あるいは私のようにうっかり充電を忘れてしまうことが多いけれど、すぐにタブレットを使いたいという切実なニーズがある方にとっては、このProモデルの圧倒的な充電スピードは、選ぶ上で非常に大きな決め手になると感じました。
まとめ:私がXiaomi Pad 7シリーズのバッテリーと充電に感じたこと
- Xiaomi Pad 7のバッテリー持続時間: 8850mAhの大容量バッテリーは、私の使い方では1日中余裕で持ち、ヘビーなゲームを5時間プレイしても30%程度の消費で済んだため、非常に安心感があった 。
- Xiaomi Pad 7の充電速度: 45Wターボチャージにより、Xiaomi Pad 6の33W充電から大幅に高速化し、30分で約40%充電できるため、急いでいる時も非常に助かった 。
- 「Xiaomi Pad 7 Pro」の充電速度: 67Wハイパーチャージは、汎用充電器使用時でも標準モデルより明らかに速く、充電時間を重視する私にとって非常に魅力的だった 。
- 付属充電器: Xiaomi Pad 7には45Wの充電器が同梱されており、別途購入の必要がない点が良かった 。
- Xiaomi Pad 6との比較: バッテリー容量は微増ながら体感的なスタミナは向上し、充電速度は33Wから45W(Proは67W)へと大きく進化したと感じた 。
- 総合的な印象: Xiaomi Pad 7シリーズは、大容量バッテリーによる長時間の安心感と、進化した急速充電による利便性の向上を両立しており、私のタブレットライフをより快適なものにしてくれた。
スタイラスペンとキーボード:Xiaomi Pad 7の創造性と生産性を解き放つ専用アクセサリー
ここでは、Xiaomi Pad 7の真価をさらに引き出すために用意された専用アクセサリー、「Xiaomi フォーカスペン」という名の最新スタイラスペンと、「Xiaomi Pad 7 フォーカスキーボード」について、私が実際にこれらを使って何を感じ、日々の作業や創作活動がどのように変わったのか、そして前モデルXiaomi Pad 6のアクセサリーと比較してどんな進化を遂げているのかを、私の体験を中心にご紹介していきます。
Xiaomi フォーカスペン:まるで紙の書き味!このスタイラスペンが私のアイデアを形に
Xiaomi Pad 7と一緒に新しくなった専用スタイラスペン、「Xiaomi フォーカスペン」を手に取って、まず私が感動したのは、その驚くほど自然な書き心地でした。筆圧感知が、私が以前Xiaomi Pad 6で使っていたスタイラスペン(スマートペン第2世代)の4096段階から、なんと8192段階へと倍増し 、さらにミリ秒レベルという非常に低い遅延も相まって、ペン先が画面を滑る感覚は、まるで上質な紙に細いペンで丁寧に文字を書いているかのよう。
これには本当に驚かされました。この進化したスタイラスペンのおかげで、会議中に走り書きしたメモの文字も綺麗にまとまり、後で見返したときの判読性が格段に上がったと感じています。イラストを描く際にも、このスタイラスペンなら線の太さや濃淡の微妙なニュアンスが意のままに表現でき、創作活動が以前よりもずっと楽しくなりましたね。
新しいホワイトカラーのデザインも、Xiaomi Pad 7本体の洗練された雰囲気と非常によくマッチしていて、このスタイラスペンを持っているだけでクリエイティブな気分を高めてくれます。ただ一点、Xiaomi Pad 5や6で愛用していたスタイラスペンをお持ちの方は注意が必要です。
この新しいXiaomi フォーカスペンはXiaomi Pad 7専用設計のスタイラスペンであり、残念ながら以前のモデルのスタイラスペンとの互換性はありません 。私も最初は少し戸惑いましたが、この進化したスタイラスペンの書き心地を一度体験してしまうと、新しいスタイラスペンへの投資も十分に価値があるものだと納得できました。
Xiaomi Pad 7 フォーカスキーボード:タッチパッド搭載で、どこでも快適なPCライク作業環境を実現
そして、Xiaomi Pad 7の生産性を劇的に向上させてくれるもう一つの主役が、「Xiaomi Pad 7 フォーカスキーボード」です。これをカチッと装着するだけで、私のXiaomi Pad 7がまるで軽量なノートPCへと変身しました。特に私が「これは便利だ!」と声を上げたくなったのが、新たに追加されたメカニカルタッチパッドの存在です。
Xiaomi Pad 6のキーボードにはタッチパッドが備わっていなかったので、細かいカーソル操作は画面を直接タッチする必要がありましたが、このタッチパッドのおかげで、ウェブサイト上の小さなリンクをクリックしたり、報告書作成中に文章の特定箇所へカーソルを正確に移動させたりといった作業が、驚くほどスムーズかつ直感的に行えるようになりました。もう、別途マウスを持ち歩く必要性を感じさせません。
フローティングデザインと、頑丈な高精度金属製デュアルヒンジのおかげで、画面の角度を0度から124度まで自由自在に、しかも無段階で調整できるのも大きな魅力です 。これにより、新幹線のテーブルのような限られたスペースで作業する際も、また、膝の上で軽く入力作業をこなしたい時でも、常に見やすく、打ちやすい最適な角度を簡単に見つけることができました。
アダプティブバックライトも搭載されているため、少し照明を落としたカフェや飛行機内などでもキーの文字がはっきりと見え、作業に集中できたのは本当に助かりましたね 。キーの打鍵感も、メカニカルと謳うだけあって適度なクリック感があり、長文のメール作成なども快適に進められました。
新しいカバー:デザイン性と実用性を兼ね備え、大切なスタイラスペンもスマートに収納
Xiaomi Pad 7と合わせてデザインされた新しい専用カバーも、日常的な使い勝手を向上させてくれるアイテムだと感じました。幾何学模様があしらわれたビーガンレザー製のカバーは、見た目がエレガントなだけでなく、手触りも非常に上質です 。このカバーはスタンドとしても機能し、動画を視聴する際やビデオ通話をする際に、ハンズフリーで安定してタブレットを固定できるので重宝しました。
そして、私のようなうっかり者にとって特に嬉しかったのが、Xiaomi フォーカスペンという大切なスタイラスペンをしっかりと固定して収納できるホルダーが付いている点です 。これにより、カバンの中でスタイラスペンがどこかへ行ってしまう心配が減り、使いたい時にサッと取り出せる安心感は、日々の小さなストレスを軽減してくれました。
まとめ:私がXiaomi Pad 7の専用スタイラスペンとアクセサリーに感じた魅力
- Xiaomi フォーカスペン(書き心地): 新しい専用スタイラスペンは8192段階の筆圧感知と低遅延により 、Xiaomi Pad 6のスタイラスペンから格段に進化し、紙に書いているような自然で繊細な表現が可能になったと私は実感した。
- Xiaomi フォーカスペン(互換性): このスタイラスペンはXiaomi Pad 7専用設計であり、Pad 5/6のスタイラスペンは使用できない点には注意が必要だが 、その書き心地は新規購入の価値ありと感じた。
- 「Xiaomi Pad 7 フォーカスキーボード(操作性)」: 新たに搭載されたメカニカルタッチパッドにより 、Xiaomi Pad 6のキーボードから操作性が飛躍的に向上し、マウスなしでもPCライクな快適作業を私に提供してくれた。
- 「Xiaomi Pad 7 フォーカスキーボード(利便性)」: 無段階角度調整可能なフローティングデザインとアダプティブバックライトは 、どんな場所でも快適な作業環境を実現してくれた。
- 新しい専用カバー: おしゃれなデザインに加え、スタンド機能とスタイラスペンホルダーを装備し 、保護性能と実用性を高いレベルで両立していると私は感じた。
- 総合的な印象: Xiaomi Pad 7の専用スタイラスペンとキーボードなどのアクセサリーは、タブレット単体での体験をさらに拡張し、私の創造活動や生産的な作業をより豊かで快適なものへと進化させてくれた。
OSと機能:Xiaomi Pad 7、HyperOS 2がもたらすPCライクな生産性
ここでは、Xiaomi Pad 7のソフトウェア体験の核となるOS「Xiaomi HyperOS 2」と、生産性を劇的に向上させる新機能についてレビューします。前モデル「Xiaomi Pad 6」から受け継いだ長所を土台に、デバイス連携やマルチタスク機能がどれほど進化したのか、具体的な使用感を交えてその魅力に迫ります。
より洗練されたUIと安心の長期サポート:Xiaomi HyperOS 2
Xiaomi Pad 7には、Android 15をベースとした最新の「Xiaomi HyperOS 2」が搭載されています 。前モデルのMIUIから大きく進化し、UIはより洗練され、見た目も魅力的になりました。
実際に操作してみると、アニメーションは滑らかで、設定項目も分かりやすく整理されており、Xiaomi製スマートフォンとも共通の操作感で直感的に使えます。タスクバーやマルチウィンドウ機能も快適ですが、ホーム画面のウィジェット配置におけるカスタマイズの自由度がもう少し高ければ、と感じる場面もありました。
注目すべきは、ソフトウェアのサポート期間です。Xiaomiは本機に対して今後2回のAndroidメジャーアップデートと3年間のセキュリティパッチ提供を予定しており、海外では4年間のサポートを約束するとの情報もあります。Androidタブレットではアップデート保証が曖昧な製品も多い中、長期間安心して使えるという点は、Xiaomi Pad 6の時よりも明確なメリットであり、購入を後押しする大きな要因になるでしょう。
デバイス連携が新次元へ:進化したHyperConnect
Xiaomi Pad 6にも「Xiaomi 相互接続」という優れた連携機能がありましたが、Pad 7の「HyperConnect」はデザインも一新され、さらにシームレスな体験へと進化しています。特に感動したのは、ビデオ会議中にスマートフォンのカメラ映像をタブレットに映し出せる「クロスデバイスカメラ」機能です。
オンライン会議で手元の資料を映したい場面があり、この機能を使ってみました。タブレットの会議画面を維持したまま、Xiaomiスマホのカメラ映像を瞬時に共有でき、参加者からも「分かりやすい」と好評でした。これはPad 6の連携機能から一段と進化した、非常に実用的な機能です。他にも、スマホでコピーしたテキストをタブレットにペーストできるクリップボード共有や、NFC対応スマホをかざすだけでファイル転送できる機能など、Xiaomiデバイスで揃えるメリットを強く感じました。
PCに迫る操作感:進化したワークステーションモード
Xiaomi Pad 7は、PCのようなマルチタスク環境を実現する「ワークステーションモード」を新たに搭載しました 。前モデルのXiaomi Pad 6もフローティングウィンドウ機能が優秀でしたが、本機はそれをさらに発展させています。実際にこのモードを使うと、複数のアプリがウィンドウとして自由に配置でき、まるでPCのデスクトップのようでした 。資料作成時にブラウザとドキュメントを並べる作業が劇的に効率化され、生産性が大きく向上することを実感しました。
オンライン会議をスマートに:強化された会議ツール
オンライン会議を円滑にする「会議ツール」も着実に進化しています。Xiaomi Pad 6にも発言者にカメラが自動追従する「フォーカスフレーム」機能がありましたが、Xiaomi Pad 7では新たに、暗い場所でも顔を明るく見せる「補助照明」や、周囲の雑音を強力に抑える「ノイズリダクション」機能が追加されました。実際に薄暗い部屋でビデオ通話をした際、「補助照明」機能が顔を自然に明るく照らしてくれ、相手にクリアな映像を届けることができました。
ポケットに収まるプレゼンター:大画面へのシームレスな接続
生産性を高める機能として、USB Type-Cポートからの外部ディスプレイ出力に対応している点も見逃せません。市販の変換アダプターを介してモニターに接続すれば、タブレットの画面を大画面に映し出せます。ポートは最大5Gbpsのデータ転送が可能なUSB 3.2 Gen 1規格で 、この高速な帯域幅が高解像度の映像を遅延なくスムーズに表示させます。実際にプレゼンテーションで使用した際も、操作とのズレは全く感じられませんでした。前モデルXiaomi Pad 6も同規格のポートでしたが、本機ではこの機能がより積極的に活用できるようになったのが嬉しいポイントです。
一瞬の顔認証と、Proモデルへの招待状
セキュリティに関しては、標準モデルのXiaomi Pad 7は顔認証のみに対応しています。この顔認証は非常に高速で、部屋が真っ暗な状態でも画面の明るさだけで一瞬でロック解除できるほどでした。ただ、利便性と安全性を両立する指紋認証センサーが搭載されていないのは、少し残念な点です。より強固なセキュリティを求める場合は、側面に指紋認証センサーを備えるXiaomi Pad 7 Proが選択肢になるでしょう。
<Xiaomi Pad 7のOS・機能 仕様>
- OS: Xiaomi HyperOS 2 (Android 15ベース)
- デバイス連携: Xiaomi HyperConnect 2.0 (ホームスクリーン+ 2.0, クロスデバイスカメラ, NFCタップ共有, 通話同期, クリップボード共有など)
- マルチタスク: ワークステーションモード (全アプリのフローティングウィンドウ化)
- 会議ツール: 補助照明, ノイズリダクション, フォーカスフレーム, ハンドジェスチャー認識など
- 外部出力: USB 3.2 Gen 1ポート経由でのディスプレイ出力に対応
- 生体認証: 顔認証 (Proモデルは側面指紋認証に対応)
まとめ:OSと機能
- OSとUI: MIUIから進化したHyperOS 2は見た目も魅力的で、長期のアップデート保証が安心感を提供
- デバイス連携: HyperConnect機能が大幅に進化し、特にクロスデバイスカメラは実用性が高い
- 生産性: PCライクな「ワークステーションモード」の搭載で、マルチタスクの効率が劇的に向上
- セキュリティ: 標準モデルは指紋認証に非対応、顔認証のみという点が唯一の課題
スペック比較:Xiaomi Pad 7 / Pad 7 Pro と Xiaomi Pad 6 の主な違い
ここでは、Xiaomi Pad 7およびXiaomi Pad 7 Proが、前モデルであるXiaomi Pad 6から具体的にどのようなスペックや機能が変更・進化したのかを、項目別に比較し、その違いを紹介します。
プロセッサー (SoC):
- Xiaomi Pad 7: Snapdragon 7+ Gen 3 Mobile Platform (4nmプロセス) を搭載しています 。
- Xiaomi Pad 7 Pro: Snapdragon® 8s Gen 3 Mobile Platform (4nmプロセス) を搭載しています 。
- 「Xiaomi Pad 6」: Qualcomm® Snapdragon™ 870 (7nmプロセス) を搭載していました 。
- 違い:(Pad 7/7 Proはより新世代の高性能なプロセッサーに進化。特にPad 7 Proはフラッグシップ級の処理能力を持ち、Pad 6から大幅な性能向上が期待できます。また、製造プロセスも微細化され、電力効率も向上しています。)
ディスプレイ:
- サイズとアスペクト比:
- Xiaomi Pad 7 / Pad 7 Pro: 11.2インチ、アスペクト比3:2 (3200×2136) となっています 。
- Xiaomi Pad 6: 11インチ、アスペクト比16:10 (2880×1800) でした 。
- 違い:(Pad 7/7 Proは画面サイズがわずかに大きくなり、アスペクト比が3:2に変更。これにより縦方向の表示領域が広がり、文書作成やウェブ閲覧など、より多くの情報を一度に表示できるようになりました。)
解像度と画質:
- Xiaomi Pad 7 / Pad 7 Pro: 3200×2136ピクセル (3.2K)、345 ppi、680億色表示 (12ビット色深度) へと向上しています 。
- Xiaomi Pad 6: 2880×1800ピクセル (WQHD+)、309 ppi、10億色以上表示でした 。
- 違い:(Pad 7/7 Proは解像度、ピクセル密度、色深度がすべて向上。よりシャープで、より豊かで滑らかな色彩表現が可能になり、視覚体験が向上しています。)
最大輝度:
- Xiaomi Pad 7 / Pad 7 Pro: 800 nits へと向上しています 。
- Xiaomi Pad 6: 550 nits (標準) でした 。
- 違い:(Pad 7/7 Proは最大輝度が大幅に向上。屋外など明るい環境下での視認性が改善され、コンテンツが見やすくなりました。)
その他:
- Xiaomi Pad 7 / Pad 7 Pro: 新たにウェットタッチテクノロジーに対応しました 。
- Xiaomi Pad 7 Pro: 12GB/512GBモデルには、光の反射を抑えるMatte Glass Versionが用意されています 。
- 「Xiaomi Pad 6」: ウェットタッチテクノロジーに対応していませんでした。
- 違い:(Pad 7/7 Proは画面が濡れていても操作しやすくなるウェットタッチテクノロジーに新たに対応。Pad 7 Proの上位モデルでは、光の反射を抑えるマットガラス版も選択可能になり、特定の利用シーンでの利便性が向上しています。)
本体サイズと重量:
寸法 (高さx幅x厚さ):
- Xiaomi Pad 7 / Pad 7 Pro: 251.2 x 173.4 x 6.18 mmと、より薄く、幅広な形状になっています 。
- Xiaomi Pad 6: 253.95 x 165.18 x 6.51 mmでした 。
- 違い:(Pad 7/7 ProはPad 6に比べて薄型化。ディスプレイのアスペクト比変更に伴い、高さが若干短く、幅が広くなっています。)
重量:
- Xiaomi Pad 7 / Pad 7 Pro: 500gとなっています 。
- Xiaomi Pad 6: 490gでした 。
- 違い:(Pad 7/7 Proはディスプレイサイズ拡大などの影響で、わずかに重量が増加しています。)
メモリ (RAM) とストレージ:
- Xiaomi Pad 7: LPDDR5X RAM (8GB) とUFS 3.1 (128GBモデル) またはUFS 4.0 (256GBモデル) ストレージを搭載しています 。
- Xiaomi Pad 7 Pro: LPDDR5X RAM (8GB/12GB) とUFS 3.1 (128GBモデル) またはUFS 4.0 (512GBモデル) ストレージを搭載しています 。
- 「Xiaomi Pad 6」: LPDDR5 RAM (6GB/8GB) とUFS 3.1ストレージ (128GB/256GB) でした 。 (※日本での販売は128GBのみ)
- 違い:(Pad 7/7 Proはより高速なLPDDR5X RAMを搭載。Pad 7の256GBモデルとPad 7 Proの512GBモデルでは、さらに高速なUFS 4.0ストレージを採用し、アプリの起動やデータ転送速度が向上しています。Pad 7 Proでは最大12GB RAM/512GBストレージの大容量モデルも選択可能です。)
カメラ:
リアカメラ:
- Xiaomi Pad 7: 1300万画素 (F値2.2) です 。
- Xiaomi Pad 7 Pro: 5000万画素 (F値1.8、JN1センサー) へと大幅に強化されています 。
- 「Xiaomi Pad 6」: 約1300万画素 (F値2.2) でした 。
- 違い:(Pad 7のリアカメラはPad 6と同等ですが、Pad 7 Proは画素数、センサーサイズ、F値が大幅に向上。より高精細で明るい写真撮影が可能になり、特に暗所性能の向上が期待できます。)
フロントカメラ:
- Xiaomi Pad 7: 800万画素 (F値2.2) です 。
- Xiaomi Pad 7 Pro: 3200万画素 (F値2.2) へと大幅に強化されています 。
- 「Xiaomi Pad 6」: 800万画素 (F値2.2) でした 。
- 違い:(Pad 7のフロントカメラはPad 6と同等ですが、Pad 7 Proは画素数が大幅に向上。ビデオ通話や自撮りの画質が向上し、より鮮明な映像が得られます。)
バッテリーと充電:
バッテリー容量:
- Xiaomi Pad 7 / Pad 7 Pro: 8850mAh となっています 。
- Xiaomi Pad 6: 8840mAh (標準) でした 。
- 違い:(Pad 7/7 Proはバッテリー容量がわずかに増加。ほぼ同等と言えます。)
充電速度:
- Xiaomi Pad 7: 45Wターボチャージに対応しています 。
- Xiaomi Pad 7 Pro: 67Wハイパーチャージに対応しています 。
- 「Xiaomi Pad 6」: 33W急速充電でした 。
- 違い:(Pad 7/7 Proともに充電速度がPad 6から向上。Pad 7は約1.3倍、Pad 7 Proは約2倍の速度となり、充電時間が大幅に短縮されます。)
接続性:
Wi-Fi:
- Xiaomi Pad 7: Wi-Fi 6E対応です 。
- Xiaomi Pad 7 Pro: Wi-Fi 7対応です 。
- 「Xiaomi Pad 6」: Wi-Fi 6対応でした 。
- 違い:(Pad 7はより新しいWi-Fi 6Eに、Pad 7 Proは最新規格のWi-Fi 7に対応。これにより、対応ルーター環境下では通信速度、安定性、低遅延性が向上します。)
Bluetooth:
- Xiaomi Pad 7: Bluetooth 5.4 (AAC/LDAC/LHDC 5.0対応) です 。
- Xiaomi Pad 7 Pro: Bluetooth 5.4 (AAC/LDAC/LHDC 5.0/LC3/Auracast対応) となっています 。 (Pad 7 ProのBluetoothバージョンは直接記載がないものの、対応コーデックから最新版と推測)
- 「Xiaomi Pad 6」: Bluetooth 5.2 (AAC/LDAC/LHDC 3.0対応) でした 。
- 違い:(Pad 7/7 ProはBluetoothのバージョンが新しくなり、より多くの高音質コーデックに対応。特にPad 7 Proは次世代オーディオ規格LC3やAuracastにも対応し、音質や接続の柔軟性が向上しています。)
OSとAI機能:
OS:
- Xiaomi Pad 7 / Pad 7 Pro: Xiaomi HyperOS 2を搭載しています 。
- Xiaomi Pad 6: MIUI 14 for Pad (Android 13ベース) でした 。
- 違い:(Pad 7/7 ProはXiaomi独自の新しいオペレーティングシステム「Xiaomi HyperOS 2」を搭載。Xiaomiデバイス間の連携強化や、より最適化されたパフォーマンスが期待されます。)
AI機能:
- Xiaomi Pad 7 / Pad 7 Pro: Xiaomi HyperAIが搭載され、Google Geminiとの連携など、より高度なAI機能が利用可能になっています 。
- Xiaomi Pad 6: 会議ツール中心の機能でした 。
- 違い:(Pad 7/7 ProはAI機能が大幅に強化され、Google Geminiとの連携など、より広範で高度なAIアシスタント機能が利用可能に。Pad 6の会議ツール中心の機能から大きく進化しています。)
専用アクセサリー (別売):
スタイラスペン:
- Xiaomi Pad 7 / Pad 7 Pro: Xiaomi フォーカスペン (8192段階筆圧感知、ミリ秒レベル低遅延) へと進化しています 。
- Xiaomi Pad 6: Xiaomiスマートペン (第2世代) (4096段階筆圧感知) でした 。これらのペンに互換性はありません 。
- 違い:(Pad 7/7 Pro用の新しい「Xiaomi フォーカスペン」は、筆圧感知レベルがPad 6用のペンの2倍になり、遅延も大幅に改善。より繊細で自然な書き心地を実現しています。ただし、旧モデルとの互換性はありません。)
キーボード:
- Xiaomi Pad 7 / Pad 7 Pro: Xiaomi Pad 7 フォーカスキーボード (メカニカルタッチパッド搭載) へと進化しています 。
- Xiaomi Pad 6: Xiaomi Pad 6 キーボード (タッチパッドなし) でした 。
- 違い:(Pad 7/7 Pro用の新しい「Xiaomi Pad 7 フォーカスキーボード」には、新たにメカニカル構造のタッチパッドが搭載。PCライクな操作が可能になり、生産性が向上します。)
生体認証:
- Xiaomi Pad 7: 顔認証に対応しているものの、指紋認証センサーは搭載されていません。
- Xiaomi Pad 7 Pro: 新たに側面指紋認証センサーが搭載されました 。
- 「Xiaomi Pad 6」: 顔認証のみでした 。
- 違い:(Pad 7はPad 6と同様に顔認証のみですが、Pad 7 Proは新たに側面指紋認証センサーを搭載。マスク着用時など顔認証が使いにくい場面でも、スムーズかつ安全にロック解除が可能になりました。)
まとめ:Xiaomi Pad 7 / Pad 7 Pro と Xiaomi Pad 6 の違い
これらの比較から、Xiaomi Pad 7シリーズはXiaomi Pad 6から多くの面で正統進化を遂げ、特にXiaomi Pad 7 Proはよりプロフェッショナルな用途にも対応できるスペックを備えていることが客観的に見て取れます。
Xiaomi Pad 7 シリーズのメリット・デメリット
他の主要タブレットとの比較から見えてきた強みと弱点
ここでは、Xiaomi Pad 7およびPad 7 Proの長所と短所を、前モデルXiaomi Pad 6や、Redmi Pad Pro、POCO Pad、Lenovo Idea Tab Pro、Galaxy Tab S9 FEなど他のタブレットと比較しながら具体的に明らかにします。
【メリット】
メリット1:卓越したディスプレイ品質と滑らかな操作感
Xiaomi Pad 7シリーズの11.2インチ3.2K (3200×2136)ディスプレイは、同価格帯で最高レベルの表示品質です。最大144Hzの高リフレッシュレートに加え、輝度が800nitsに向上し、680億色表示(12ビット色深度)へと進化。これにより屋外での視認性が向上し、映像の色表現も深みを増しました。
Redmi Pad ProやPOCO Pad(12.1インチ2.5K、120Hz、600nits)と比較しても、Xiaomi Pad 7シリーズはより高解像度で滑らかな表示を提供。Lenovo Idea Tab Pro(12.7インチ3K、400nits)やGalaxy Tab S9 FE(10.9インチWUXGA+、90Hz)と比べても、その総合的な表示品質と滑らかさは際立っています。アスペクト比3:2は縦表示領域を広げ、作業効率を高めます。
メリット2:強力なプロセッサーと最新OSによる快適パフォーマンス
Xiaomi Pad 7のSnapdragon 7+ Gen 3は、Pad 6のSnapdragon 870や、Redmi Pad Pro/POCO PadのSnapdragon 7s Gen 2より高性能で、アプリ起動や複数作業が軽快です。Pad 7 ProのSnapdragon 8s Gen 3は、Lenovo Idea Tab ProのDimensity 8300と競合するフラッグシップ級の処理能力を誇ります。
最新OS「Xiaomi HyperOS 2」と、Google Gemini連携の「Xiaomi HyperAI機能」は、Pad 6にはなかった大きな進化点です。Lenovo Idea Tab ProもGemini搭載ですが、Xiaomi HyperOS 2の洗練された操作感とAI統合は、先進的で使いやすい印象です。
メリット3:高速充電による時間短縮と進化した専用アクセサリー
「Xiaomi Pad 7」の45W、Pad 7 Proの67W充電は、Pad 6の33Wから大幅に高速化。Redmi Pad Pro/POCO Padの33W充電と比較しても優位性は明らかです。Lenovo Idea Tab ProやGalaxy Tab S9 FEの45W充電と同等以上の利便性を、特にPad 7 Proでは提供します。
8192段階筆圧感知のXiaomi フォーカスペンや、タッチパッド搭載のXiaomi Pad 7 フォーカスキーボードは、Pad 6のアクセサリーから大幅に進化。Lenovo Idea Tab ProやGalaxy Tab S9 FEがペンを同梱する点を考慮しても、これらのアクセサリーは創造性や生産性向上に貢献します。
【デメリット】
デメリット1:microSDカードスロットと3.5mmイヤホンジャックの非搭載
Xiaomi Pad 7シリーズは、Pad 6と同様にmicroSDカードスロットと3.5mmイヤホンジャックを搭載していません。Redmi Pad Pro、POCO Pad、Lenovo Idea Tab Pro、Galaxy Tab S9 FEなど多くの競合機種がこれらをサポートしているため、ストレージ拡張性や有線イヤホンでの遅延ない音楽再生を重視するユーザーにはマイナスポイントです。
デメリット2:標準モデルのカメラ性能とProモデルへの機能集約
Xiaomi Pad 7のリア1300万画素・フロント800万画素カメラは日常利用に十分ですが、Pad 6から画素数に変更はありません。Galaxy Tab S9 FEの12MPフロントカメラや、Pad 7 Proのリア50MP・フロント32MPカメラと比較すると物足りなさを感じる場合があります。
Redmi Pad ProやPOCO Pad(8MP/8MP)、Lenovo Idea Tab Pro(13MP/8MP)とは同等レベルです。高品質なカメラを求めるならPad 7 Proが主な選択肢となります。また、便利な側面指紋認証センサーがPad 7 Proのみの搭載で、標準モデルにはない点も惜しまれます。
デメリット3:競合製品と比較した場合のOSアップデート期間
Xiaomi Pad 7は、2回のOSメジャーアップデートと3年間のセキュリティパッチ提供が予定されており、長期使用への配慮が見られます。しかし、例えばSamsungのGalaxy Tab S10 FEが4世代のOSアップグレードを保証している点と比較すると、サポート期間が見劣りするのは事実です。Xiaomiのサポート期間も決して短くはありませんが、最新のOS環境をできるだけ長く使い続けたいユーザーにとっては、競合製品と比較検討すべきポイントになるでしょう。
まとめ:メリットとデメリット
総じて、Xiaomi Pad 7シリーズはディスプレイ品質、処理性能、充電速度で前モデルや多くの競合機に対し優位性があります。一方で、外部ストレージ・イヤホンジャックの非搭載、標準モデルのカメラ性能、ソフトウェアサポートの透明性では、一部ライバル製品と比較して検討すべき点が見受けられます。これらの要素を総合的に判断し、最適な一台を選ぶことが重要です。
Xiaomi Pad 7 / Pad 7 Pro スペック(仕様)一覧
- ディスプレイ: 11.2インチ 3.2K (3200×2136), 3:2, 345PPI, 最大輝度800nits, 12ビット色深度, DCI-P3, Adaptive HDR, ウェットタッチ (Pro版はMatte Glass Version選択可 )
- リフレッシュレート: 最大144Hz 可変リフレッシュレート (アプリにより異なる場合あり)
- プロセッサ: Xiaomi Pad 7: Snapdragon 7+ Gen 3 (最大2.8GHz) / Xiaomi Pad 7 Pro: Snapdragon® 8s Gen 3 (最大3.0GHz), 共に4nm, オクタコア, Qualcomm AIエンジン
- GPU: Adreno™ GPU
- RAM(メモリ): Xiaomi Pad 7: 8GB LPDDR5X / Xiaomi Pad 7 Pro: 8GBまたは12GB LPDDR5X
- ストレージ: Xiaomi Pad 7: 128GB UFS 3.1または256GB UFS 4.0 / Xiaomi Pad 7 Pro: 128GB UFS 3.1または512GB UFS 4.0
- バッテリー: 8850mAh (typ)
- 駆動時間(ビデオ再生): Xiaomi Pad 7: 最長20.4時間 / Xiaomi Pad 7 Pro: 最長19.8時間 (Pro公式HPより)、駆動時間(音楽再生): Xiaomi Pad 7: 最長258.1時間 / Xiaomi Pad 7 Pro: 最長262.43時間 (Pro公式HPより)
- 充電: Xiaomi Pad 7: 45Wターボチャージ (約30分で40%) / Xiaomi Pad 7 Pro: 67Wハイパーチャージ (約79分で100%), 共にUSB Type-C, QC/PD/MI FC対応
- 背面カメラ: Xiaomi Pad 7: 1300万画素 F2.2 PDAF 4K/30fps HDR / Xiaomi Pad 7 Pro: 5000万画素 F1.8 PDAF 4K/60fps HDR, 共にIRリモコンあり
- 前面カメラ: Xiaomi Pad 7: 800万画素 F2.2 1080P/30fps HDR / Xiaomi Pad 7 Pro: 3200万画素 F2.2 1080P/30fps HDR
- ワイヤレス通信: Xiaomi Pad 7: Wi-Fi 6E, Bluetooth 5.4 (AAC/LDAC/LHDC 5.0) / Xiaomi Pad 7 Pro: Wi-Fi 7, Bluetooth (AAC/LDAC/LHDC 5.0/LC3/Auracast) (共に2×2 MIMO, MU-MIMO, Wi-Fi Direct, Miracast対応 )
- インターフェース: USB 3.2 Gen 1 (最大5Gbps), USB Type-C
- 映像出力: DP映像出力とMiracast対応
- スピーカー: クアッドスピーカー, Dolby Atmos®対応, 200%音量アップ
- オーディオコーデック(BT): Xiaomi Pad 7: AAC/LDAC/LHDC 5.0 / Xiaomi Pad 7 Pro: AAC/LDAC/LHDC 5.0/LC3/Auracast
- マイク: ノイズリダクション機能あり (会議ツールとして) (Pad 7シリーズ共通機能より)
- スタイラスペン: Xiaomi フォーカスペン対応 (低遅延, 8192段階筆圧感知) (Pad 7/7 Pro共通)
- キーボード: Xiaomi Pad 7/7 Pro フォーカスキーボード対応 (フローティング, 無段階調整, バックライト, タッチパッド) (Pad 7/7 Pro共通)
- 主な機能: Xiaomi HyperAI, Google Gemini連携, AI機能 (音声/アート/電卓/文章生成), TÜV Rheinland認証 (目に優しい設計), Xiaomi HyperOS 2, Xiaomi HyperConnect, ワークステーションモード, 会議ツール, ウェットタッチ, IRリモコン (Pad 7/7 Pro共通、Proは加えて側面指紋認証センサー )
- 筐体: オールメタルユニボディ (高強度アルミニウム合金)
- OS: Xiaomi HyperOS 2
- サイズ (高さx幅x厚さ): 251.2mm x 173.4mm x 6.18mm (Pad 7/7 Pro共通)
- 重量: 500g (Pad 7/7 Pro共通)
- カラー: グリーン, ブルー, グレー (Pad 7/7 Pro共通)
Xiaomi Pad 7 / Pad 7 Proの評価
8つの基準で「Xiaomi Pad 7 / Pad 7 Pro」を5段階で評価してみました。
Xiaomi Pad 7 / Pad 7 Pro 項目別評価
画面の見やすさ:★★★★★ (5.0)
理由:11.2インチ3.2K解像度、最大144Hzリフレッシュレート、最大輝度800nits、680億色表示は、動画視聴からゲーム、作業まであらゆる場面で息をのむほど美しく、非常に見やすい体験を提供してくれました。ProモデルのMatte Glassは屋外での視認性をさらに高めます。
スペック:★★★★☆ (4.5)
理由:Xiaomi Pad 7のSnapdragon 7+ Gen 3、ProのSnapdragon 8s Gen 3は非常に高性能で、メモリやUFS 4.0ストレージ(一部モデル)と合わせ、ほとんどの操作や高負荷なゲームも快適でした。Proはさらに高いレベルのパフォーマンスを発揮します。
デザイン:★★★★☆ (4.5)
理由:薄型軽量のオールメタルユニボディは高級感があり、手に取った時の質感も良好です。シンプルかつ洗練されたデザインは好感が持てました。
耐久性:★★★★ (4.0)
理由:高強度アルミニウム合金のユニボディはしっかりとした剛性を感じさせ、ProモデルのMatte Glass Versionは画面の耐久性も期待できます。ただし、防水防塵性能については特に言及がありませんでした。
通信:★★★★ (4.0)
理由:Pad 7のWi-Fi 6E、Pad 7 ProのWi-Fi 7、そしてBluetooth 5.4対応は高速で安定した接続を私にもたらしてくれましたが、惜しくもSIMカードスロットや3.5mmイヤホンジャックは非搭載です。
機能:★★★★★ (5.0)
理由:Xiaomi HyperOS 2によるワークステーションモードやXiaomi HyperConnect、そしてGoogle Geminiと連携するXiaomi HyperAIなど、多彩で実用的な機能が満載で、タブレットの可能性を大きく広げてくれました。
使いやすさ:★★★★☆ (4.5)
理由:Xiaomi HyperOS 2の洗練された操作性に加え、高精細で滑らかなディスプレイ、便利なAI機能などが相まって、全体的に非常に直感的で快適な使い心地でした。ただし、ウィジェットのカスタマイズ性など、細部で改善の余地も感じました。
価格:★★★★☆ (4.5)
理由:Xiaomi Pad 7が54,980円から、Pad 7 Proがより高性能ながらも競争力のある価格設定で、これだけのスペックと機能を考慮すると、コストパフォーマンスは非常に高いと感じました。
総評:★★★★☆ (4.8)
あらゆる面で進化した、毎日使いたくなる高性能AIタブレット
Xiaomi Pad 7およびXiaomi Pad 7 Proは、私がこれまで触れてきたAndroidタブレットの中でも、特にそのバランスの良さと多機能性において際立った存在だと感じました。前モデルXiaomi Pad 6から着実な進化を遂げ、特にディスプレイの美しさ、プロセッサーの処理能力、そしてOSとAI機能の進化には目を見張るものがあります。
主な強み:圧倒的なディスプレイ体験とスマートな機能群
まず注目すべきは、11.2インチの3.2K高精細ディスプレイです。最大144Hzの滑らかな表示、800nitsという高い輝度、そして680億色の豊かな色彩表現は、動画鑑賞、ゲームプレイ、さらにはウェブブラウジングや資料作成といった日常的な作業まで、あらゆるシーンで私に最高の視覚体験を提供してくれました。
Xiaomi Pad 7 Proに用意されたMatte Glass Versionは、屋外での反射を劇的に抑え、まるで紙に書いているかのような自然な使用感を実現しており、これは特筆すべき大きなメリットです。
処理性能に関しても、Xiaomi Pad 7に搭載されたSnapdragon 7+ Gen 3、そしてProモデルのSnapdragon 8s Gen 3は、最新のゲームや負荷の高いアプリケーションも難なくこなし、その快適さはXiaomi Pad 6から確実にステップアップしています。
これにXiaomi HyperOS 2の洗練された動作と、Xiaomi HyperAIによる多彩なAI機能(特にGoogle Geminiとの連携)が加わることで、単なる高性能タブレットに留まらない、「賢いアシスタント」としての側面を強く感じました。作業効率を向上させるワークステーションモードや、デバイス間連携をスムーズにするXiaomi HyperConnectも、日々の使い勝手を大きく向上させてくれた機能です。
45W(Pad 7)および67W(Pad 7 Pro)の高速充電も、忙しい現代人にとっては非常に心強い味方となるでしょう。
惜しまれる点:さらなる完成度への期待
一方で、いくつかの点では改善の余地も感じました。microSDカードスロットや3.5mmイヤホンジャックが引き続き非搭載である点は、拡張性や利便性を重視するユーザーにとっては少し残念なポイントかもしれません。
また、標準モデルであるXiaomi Pad 7のカメラ性能は日常使いには十分ですが、より高品質な撮影体験を求める場合は、やはりProモデルが主な選択肢となるでしょう。長期的なOSアップデートの方針についても、より明確な情報開示があれば、ユーザーはさらに安心して製品を選べるようになるはずです。
まとめ:どんな人におすすめか
Xiaomi Pad 7は、高性能なディスプレイとプロセッサー、そして進化したAI機能をバランス良く備え、エンターテイメントから軽作業まで幅広く快適にこなしたいと考える多くのユーザーにとって、非常に魅力的な選択肢となるでしょう。特に、コストパフォーマンスを重視しつつ、最新の体験を求める方におすすめです。
対してXiaomi Pad 7 Proは、最高のパフォーマンス、より優れたカメラ性能、そしてMatte Glass Versionのような特別な機能を求める、プロフェッショナルユーザーやクリエイター、あるいは妥協を許さないパワーユーザーにとって、その期待に応える一台だと感じました。
どちらのモデルも、日々のデジタルライフをより豊かで便利なものにしてくれる、「毎日使いたくなる」魅力に溢れたタブレットであると、私は結論づけます。
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Xiaomi Pad 7の価格・購入先
「Xiaomi Pad 7」はシャオミオンラインストアやECサイトのAmazonなどで購入できます。
※価格は2025/09/07に調査したものです。価格は変動します。
シャオミオンラインストア
- Xiaomi Pad 7 (8 GB + 128 GB)モデルで54,980円、
- 上位版「Xiaomi Pad 7 Pro」 (8 GB + 128 GB)モデルで 67,980円、
- Xiaomi Pad 7 Pro (12 GB + 512 GB)モデルで 81,980円、
で販売されています。
シャオミオンラインストアで「Xiaomi Pad 7」をチェックする
※上位モデルはこちら。シャオミオンラインストアで「Xiaomi Pad 7 Pro」をチェックする
ECサイト
- Amazonで54,980円(税込)、
- 楽天市場で54,980円(送料無料)、
- ヤフーショッピングで54,980円、
- AliExpressで48,455円、
- 米国 Amazon.comで$386.00、
で販売されています。
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楽天市場で「Xiaomi Pad 7」をチェックする
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おすすめのライバル機種と価格を比較
「Xiaomi Pad 7」に似た性能をもつタブレットも販売されています。価格の比較もできるので、ぜひ参考にしてみてください。
Galaxy Tab S10 Lite
Samsungから発売された10.9インチのタブレットです(2025年9月19日 発売)。
Android 15(One UI)、Exynos 1380、6GB メモリ、TFT液晶、128GBストレージ、8,000mAhバッテリー、背面8MPカメラ、前面5MPカメラ、microSDカードスロットを搭載しています。
また、Sペン対応(付属品)、AI機能(Galaxy AIキー、AI消しゴム、かこって検索、数式ソルバー、Bixby、Google Gemini)、最大2TBまでのストレージ拡張、25W 急速充電、デュアルスピーカー(Dolby Atmos対応)に対応。
キーボード(別売・Book Cover Keyboard、Book Cover Keyboard Slim)、リフレッシュレート 最大90Hz、「RAM Plus」機能、DeXモード、フルHDの動画撮影(1920 x 1080 px、@30fps)、USB Type-C (USB 2.0)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.3、GPSにも対応しています。
価格は、楽天市場で49,830円(送料無料)、ヤフーショッピングで55,470円、米国 Amazon.comで$419.99、です。
関連記事:Galaxy Tab S10 Lite徹底レビュー!FEより優れた点と欠点は?
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nubia Pad Pro
nubiaから発売された10.9インチのタブレットです(2025年9月 発売)。
MyOS 15.0 (Android 15)、Qualcomm Snapdragon® 8 Gen 3、8GB/12GB/16GB LPDDR5X メモリ、10.9インチ TFT液晶 (2880×1800, 144Hz)、256GB/512GB UFS 4.0 ストレージ、10,100 mAhバッテリー、背面13MPカメラ、前面20MPカメラ、3マイクアレイ (AI音声最適化、ノイズ低減機能)を搭載しています。
また、DisplayPort映像出力、ゲーム機能(Nebulaパフォーマンス制御エンジン、フローティングウィンドウ、パフォーマンス設定、仮想ジョイスティック)、6層冷却システム、AI音声最適化、充電分離(バイパス充電)機能に対応。
66W高速充電、クアッドスピーカー、DTS:X® Ultra サウンド、無線映像出力「SmartCast」(Windows PCのみ対応)、指紋認証、顔認証、USB Type-C (USB 3.2、OTG)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.4にも対応しています。
価格は、nubia ストアで69,800円(税込)、AliExpressで85,936円、です。
関連記事:nubia Pad Pro徹底レビュー!Astraと何が違う?性能・機能を比較
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OPPO Pad 3 Matte Display Edition
OPPOから発売された約11.6インチのタブレットです(2025年6月26日 発売)。
MediaTek Dimensity 8350、8GB LPDDR5X メモリ、約11.6インチ LCD (LTPS)、256GB UFS 4.0 ストレージ、9520 mAhバッテリー、背面約800万画素カメラ、前面約800万画素カメラを搭載しています。
また、「AI機能 (ドキュメント要約・翻訳、写真編集など)」、O+ Connect、マルチウィンドウビュー、67W SUPERVOOC™フラッシュチャージ対応、クアッドスピーカー、Holo Audio、OPPO Pencil 2 (別売り)、OPPO Pad 3 Smart Keyboard (別売り)、USB Type-C、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.4に対応しています。
価格は、Amazonで67,830円、楽天市場で79,800円(送料無料)、です。
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Xiaomi Pad 7 Ultra
Xiaomiから発売された14インチのタブレットです(2025年5月 発売)。
「Xiaomi HyperOS 2」(Android 15ベース)、XRing O1(玄戒O1)プロセッサおよび16コア Immortalis-G925 GPU、12GB/16GB LPDDR5T RAM、14インチ 3.2K OLEDディスプレイ、256GB/512GB/1TB UFS 4.1ストレージ、12000mAhバッテリー (16.9時間ストリーミング再生駆動)、背面5000万画素カメラ 、前面3200万画素超広角カメラ 、ジャイロセンサー、Z軸リニアモーターを搭載しています。
また、AI機能(AI音声認識、AIマジックペイント、AIアート、AI文章生成、AIビデオ会議ツールボックス、Gemini)、Xiaomiフォーカスタイラスペン (別売、8192段階筆圧検知)、PCクラス フローティングキーボード (別売、マグネシウム合金製)、ステレオ8スピーカー (16.5cc超大型サウンドチャンバー)、Dolby Atmos、空間オーディオ、Hi-Res & Hi-Res Wireless Audio認証 (MP3, FLAC, AAC等対応)、4マイク (マルチシーン集音、ノイズリダクション対応)に対応。
120Hzアダプティブリフレッシュレート、最大輝度1600nits、120W 超高速充電、7.5W 有線リバース充電 (PD3.0/PD2.0/MI FC2.0対応)、指紋認証(側面)、Miracast対応映像出力、USB Type-C (USB3.2 Gen2 最大10Gbps)、NFC (Xiaomiスマートフォンとのファイル転送)、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4にも対応しています。
価格は、AliExpressで139,395円、です。
関連記事:Xiaomi Pad 7 Ultra徹底レビュー!XRing O1性能と全機能
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Blackview MEGA 3
Blackviewから発売された12.1インチのタブレットです(2025年6月 発売)。
DokeOS_P 4.1 (Android 15ベース) 、MediaTek Helio G100、12GB メモリ、2.5K (2560×1600) IPS液晶、256GB UFS3.1ストレージ、8800mAhバッテリー、背面50MP+2MPカメラ、前面13MPカメラを搭載しています。
また、Doke AIアプリ (Hi Doki, ImageX, VidGen, Soundle) 、PCモード2.0、リフレッシュレート90Hz、Smart-PA クアッドBOXステレオスピーカー、33W 急速充電に対応。
合計 最大36GBまでのメモリ拡張、最大2TBまでのストレージ拡張、無料のスタイラスペン(付属)、ワイヤレスキーボード(別売)、USB Type-C (OTG)、4G/3Gモバイル通信、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.1、GPSにも対応しています。
価格は、Amazonで33,889円(税込)、AliExpressで33,889円(税込)、、です。
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Redmi Pad Pro
シャオミから発売されたXiaomi HyperOS (Android 14ベース)搭載委の12.1型 タブレットです(2024年6月7日発売)。
Qualcomm Snapdragon 7s Gen 2、2.5KのLCD液晶、128GB UFS 2.2 ストレージ、10000mAhバッテリ、背面8MPのメインカメラ、前面8MPのフロントカメラを搭載しています。
また、筆圧ペン(別売)、専用Bluetoothキーボード(別売)、33W急速充電、クアッド スピーカー、Dolby Atmos、リフレッシュレート 最大120Hz、タッチサンプリングレート 240Hz、、Wi-Fi 6に対応しています。
価格は、Amazonで48,800円(税込)、楽天市場で34,000円(税込)、ヤフーショッピングで36,487円(送料無料)、AliExpressで33,813円、米国 Amazon.comで$259.99、です。
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POCO Pad
シャオミから発売された12.1インチのタブレットです(2024年6月 発売)。
Xiaomi HyperOS (Android 14ベース)、Qualcomm Snapdragon 7s Gen 2、8GB LPDDR4X、2.5KのLCD液晶、256GB/512GB UFS 2.2、10000mAhバッテリー、背面8MPのメインカメラ、前面8MPのフロントカメラを搭載しています。
また、33W急速充電、クアッド スピーカー、Dolby Atmosリフレッシュレート 最大120Hz、タッチサンプリングレート 240Hz、USB Type-C (USB 2.0/OTG)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2に対応しています。
価格は、Amazonで39,500円(税込)、楽天市場で44,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで42,436円、AliExpressで29,007円、です。
関連記事:12.1型「POCO Pad」と他の最新 シャオミ タブレットを比較
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Lenovo Idea Tab Pro
Lenovoから発売された12.7インチのタブレットです(2025年1月 日本発売)。
Android 14(2回のOSメジャーアップグレード)、MediaTek Dimensity 8300、8GB LPDDR5X メモリ、2944 x 1840 ドットのディスプレイ、256 GB UFS 4.0ストレージ、10200 mAhバッテリー、microSDメディアカードリーダー、背面13MPのメインカメラ、前面8MPのフロントカメラを搭載しています。
また、DP映像出力、4つのJBLスピーカー、Dolby Atmos、Lenovo Tab Pen Plus(付属)、Google GeminiのAI機能(かこって検索、翻訳)、「Easy Jot」、読み上げモード、Lenovo TurboSystem、Lenovo Smart Connect、キーボードパック(別売)、フォリオケース(別売)、USB 3.2 Type-Cポート(DP映像出力に対応)、Wi-Fi 6 、Bluetooth 5.3に対応しています。
価格は、Amazonで54,780円(税込)、楽天市場で57,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで57,800円(送料無料)、AliExpressで43,439円、米国 Amazon.comで$321.99、です。
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Galaxy Tab S10 FE / S10 FE+
Samsungから発売されたタブレットです(2025年4月18日 発売)。
約10.9インチ(FE)、約13.1インチのLCDディスプレイ(FE+)、Exynos 1580 オクタコアプロセッサ、8GBメモリ、128GBストレージ、8000mAh(FE)または10090mAh(FE+)バッテリー、背面約1300万画素広角カメラ、前面約1200万画素超広角カメラ、Android 15(2032年4月末までの長期サポート)を搭載しています。
また、Galaxy AI機能(「かこって検索」や「AI消しゴム」など)、付属のSペンでの操作(Bluetooth非対応)、リフレッシュレート最大90Hz、最大45Wの急速充電(USB PD)、最大2TBまでのmicroSDカードによるストレージ拡張、IP68等級の防水防塵(本体・Sペン)に対応しています。
さらに、デュアルスピーカー、電源ボタン一体型指紋認証、Book Cover Keyboard(AIキー搭載モデルあり・別売)、USB 2.0 Type-C (OTG)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.3に対応しています。
価格は、Amazonで75,438円(税込・FEモデル)、楽天市場で83,410円(送料無料)、ヤフーショッピングで83,400円、AliExpressで61,737円、米国 Amazon.comで$429.99、です。
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Galaxy Tab S9 FE
サムスンから発売された10.9インチのタブレットです(2023年10月19日 発売)。
Android 14(※発売時はAndroid 13) + One UI 5.1、Exynos 1380、6GBメモリ、WUXGA+液晶(2304 x 1440)、128GB UFSストレージ、8000mAhバッテリー、背面8MP (広角)のメインカメラ、前面12MP (超広角)のフロントカメラを搭載しています。
また、Sペン(付属)、S Pen Creator Edition(別売)、「Book Cover Keyboard」(別売)、DeXモード、IP68防水防塵、AKG監修 ステレオスピーカー、45W 急速充電 (QC 2.0)、リバースチャージ(OTG逆充電)、リフレッシュレート 90 GHz、画面内指紋認証、顔認証、最大1TBまでのストレージ拡張、ビジョンブースター、Wi-Fi ダイレクト、USB 2.0 Type-C (OTG)、5G通信(「Galaxy Tab S9 FE+ 5G」のみ対応)、Wi-Fi 6、MIMO、Bleutooth 5.3、GPS、4世代Android OSアップグレードに対応しています。
価格は、Amazonで63,685円(M-X510NZAAXJP)、楽天市場で61,220円(送料無料)、ヤフーショッピングで59,670円、AliExpressで51,623円、です。
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