ROG XBOX ALLY/Ally X評価レビュー!期待以上の性能・機能か?

ROG Xbox Ally X 前面 外観
2025年10月16日に発売された「Xbox」の名を冠した初のポータブルゲーミングPC「ROG Xbox Ally」「ROG Xbox Ally X」(ASUSとMicrosoftが共同開発)は、発売以来、その完成度の高さから口コミでも非常に好評です。

この記事では、この大人気デバイスが本当に期待通りの性能を持つのか、上位の「Ally X」と標準の「Ally」の2モデルを徹底的に検証・比較しました。

先に結論からお伝えしましょう

ROG Xbox Ally / Ally X の長所(Pros):

  • 旧モデルから劇的に改善された、手に吸付くようなグリップ形状
  • Ally Xの圧倒的なゲーム性能(1080pでAAAタイトルが快適)
  • 起動が速く、ゲーム機のように使える「Xboxフルスクリーンエクスペリエンス」UI
  • Steamなどプラットフォームを選ばないWindows 11の圧倒的な自由度
  • 明るく(500nits)、反射防止コーティング(DXC)で見やすいディスプレイ
  • 旧モデル(40Wh)から大幅に増量されたバッテリー(60Wh / 80Wh)
  • Ally XはUSB4搭載で外部GPU「ROG XG Mobile」にも対応する将来性

ROG Xbox Ally / Ally X の短所(Cons):

  • 「Xbox」の名でも、PC版がないコンソール専用ゲーム(旧作の後方互換など)は動作しない
  • AAAタイトルを高負荷で遊ぶと、80WhのAlly Xでも実働2~3時間程度のバッテリー持続時間
  • 高負荷時に背面が熱くなる(ただしグリップ部は熱くならない)
  • Windows PCゆえのアップデートや設定の複雑さ、メンテナンスが必須
  • 一部ゲームで報告されている入力遅延や、初期ロットの品質など、不安定な要素も残る

総合評価:

ハードウェア(特にグリップとAlly Xの性能)はポータブルPCの一つの完成形です。しかし、「Xbox」の名前から想像する「手軽なゲーム機」とは異なり、中身は高性能なWindows PCそのものです。89,800円の「Ally」と139,800円の「Ally X」は、価格も性能も全くの別物であり、明確な目的意識を持って選ぶ必要があります。

この記事で分かること

  1. ソフトウェア(設定) Xbox UIXboxアプリ)とArmoury Crate SEで何ができるか、Windows 11の自由度とPC版未リリースのXboxゲームが遊べない注意点。
  2. デザイン操作部 旧モデルから進化したグリップの握り心地、ホワイト(Ally)とブラック(Ally X)の質感、ボタンやスティックの操作感。
  3. 接続ポートと拡張性 Ally(USB-C×2)とAlly X(USB4×1)のポート構成の違い、モニター出力の利便性、外部GPU「XG Mobile」の対応。
  4. メモリとストレージ 16GBと24GBのメモリ差、512GBと1TBのSSDの実用性、内蔵SSDの交換(換装)の可能性(M.2 2280)。
  5. ベンチマークとゲーム性能 Z2 ExtremeとZ2 Aの圧倒的な性能差(Cinebench等)、『原神』『サイバーパンク2077』『Forza Horizon 5』など人気ゲームの実機フレームレート(FPS)比較。
  6. アクセサリー 純正ドッキングステーション「ROG Bulwark Dock」や、スタンド機能付きケース「Premium Case」の使い勝手。
  7. 旧モデルとの比較 旧「ROG Ally」(Z1モデル)と何が変わったのか(バッテリー、グリップ、UIなど)。
  8. メリット・デメリット 実際の検証で分かった「バッテリー持続時間」と「発熱」、そして「どんな人におすすめか」。
  9. 評価 項目別(画面、性能、操作性など)の5段階評価と、詳細な総評
  10. 価格とライバル比較 「MSI Claw 8 AI+」や「Steam Deck OLED」など、他のポータK-PCと価格・性能を比較

この記事を最後まで読むことで、「ROG Xbox Ally」と「ROG Xbox Ally X」のどちらを購入するべきか、本当に必要なデバイスかどうかがはっきりと分かるはず。購入に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

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公式ページ:ROG Xbox Ally X / ROG Xbox Ally|ポータブルゲーム機|ROG Japan

ROG Xbox Ally X (2025)|ポータブルゲーム機|ROG 日本

ソフトウェアと設定:PCの「万能性」とXboxの「快適性」は両立できたか?

ROG Xbox Ally Xの「フルスクリーンエクスペリエンスUI」

ROG Xbox Allyシリーズは「Xbox」の名を冠していますが、その本質は「Windows 11を搭載した高性能PC」です。この点が最大のメリットと、購入前に知っておくべき注意点の両方を生み出しています。ここでは、本機の操作感と自由度を決定づける3つのソフトウェア層について詳しく見ていきます。

1. プラットフォームの圧倒的自由度(Windows PC)

最大の強みは、OSにWindows 11を搭載していることです。これにより、特定のストアに縛られることはありません。もちろん、Steam、Epic Games、Battle.netなど、あらゆるPCゲームプラットフォームからゲームをインストールして遊ぶことができます。

Xboxコンソール機との連携も強力です。「Xbox Play Anywhere」対応タイトルであれば、コンソール機で遊んでいたセーブデータを引き継いで、そのままAllyで続きをプレイできます。また、自宅のXboxコンソールにインストールされたゲームをストリーミングで遊ぶ「Xbox Remote Play」にも対応しています。

ROG Xbox Ally Xのストリーミング「Xbox Remote Play」

ただし、コンソール機のXBOX(据置機)とすべて同じゲームができるわけではなく、PC版がリリースされているゲームに限られます。例えば、『スターフィールド』や『Forza Horizon 5』のように、Xbox(据置機)とPCの両方で発売されているゲームは、ROG XBOX ALLYでもプレイ可能ですが、Xbox 360時代に発売された『ブルードラゴン (Blue Dragon)』や『ロストオデッセイ (Lost Odyssey)』といったRPGは、ROG XBOX ALLYでは動作しません。

また、『Mortal Kombat 1』や『Postal 4: No Regerts』のように、日本のSteamストアで購入が制限されているゲームは、ROG XBOX ALLYでもその制限を受けます(※外部キーなどで回避できる場合もあります)。

2. Xboxアプリと「フルスクリーンエクスペリエンスUI」

ROG Xbox Ally Xのゲームバー

本機はASUSとMicrosoftの協業により、Windows 11に搭載されている「Xboxアプリ」が、本機専用の「Xboxフルスクリーンエクスペリエンス」というUI(ユーザーインターフェース)で起動します。これは単なるランチャーではなく、起動と同時にバックグラウンドサービスなどを最小限に抑え、システムのリソースをゲームに集中させる機能を持った、最適化されたXboxアプリの姿です。

このUIには、Xbox、Game Pass、Battle.net、さらにインストール済みのSteamなどのゲームを一覧表示する「統合ゲームライブラリ」機能が含まれています。また、新設された「Xboxボタン」を押すと「Game Bar」が起動し、パフォーマンス調整やフレンドとのチャット、ゲームの切り替えなどに素早くアクセスできます。

ただし、このUIはあくまでゲームに特化したものです。完全なPC機能を使うには、従来の「Windowsデスクトップモードに切り替える必要があります。デスクトップモードから最適化された全画面モードに復帰する際は、再起動が推奨される場合があり、やや不便に感じます。

3. Armoury Crate SE(ASUS独自ソフト)

ROG Xbox Ally Xの「Armoury Crate SE」(ACSE)。パフォーマンス設定画面。

Xbox UIが「ゲーム体験」を管理する層だとすれば、ASUS独自の「Armoury Crate SE」(ACSE)は、「ハードウェア」を直接制御する層です。ここで、本機のパフォーマンスを細かく調整します。ACSEでは、動作モードを「Turbo」や「パフォーマンス」、「サイレント」に切り替えたり、ファンの回転数やRGBライティングをカスタマイズしたりできます。また、コントローラーボタン割り当て変更や、スティックのデッドゾーン振動の強さジャイロ操作設定なども可能です。

最も重要な機能の一つが、GPUに割り当てるメモリ(VRAM)量の変更です。上位モデルのAlly X(メモリ24GB)は最大16GB、標準モデルのAlly(メモリ16GB)は最大8GBまでVRAMとして割り当てることができ、プレイするゲームに応じて最適な設定に変更できます。

このACSEXbox Game Barとも統合されており、Xboxボタンから呼び出して素早く設定にアクセスできます。本機を使いこなすには、このXbox UIACSEという2つのソフトウェアを連携させて管理することになります。

ソフトウェアと操作性のまとめ:

  • Windows 11搭載により、SteamやEpicなどあらゆるPCゲームプラットフォームが利用可能。
  • Xboxフルスクリーンエクスペリエンスにより、起動即ゲームが可能なコンソールライクな操作感を実現。
  • Xboxボタンで呼び出すGame Barから、パフォーマンス調整やチャットに素早くアクセスできる。
  • Armoury Crate SEで、TDP(動作モード)やVRAM割り当て量など、ハード性能を詳細に設定可能。
  • PC機能を使うにはデスクトップモードへの切り替えが必要で、タッチパッド非搭載のため操作には慣れが必要。
  • 一部のゲームでは入力遅延が報告されており、ソフトウェアの完成度にはまだ改善の余地がある。

デザインと操作性:ROG Xbox Ally / Ally Xの外観とインターフェース

ROG Xbox Ally Xの前面 外観

ここでは、ROG Xbox Allyシリーズの物理的なデザイン、手に持った際の操作感、そして外部機器との接続性(インターフェース)について、詳しく書いていきます。

第一印象

ROG Xbox Allyシリーズを手に取った第一印象は「手になじみやすいな」というものでした。旧モデルの「ROG Ally」が比較的フラットな板状のデザインでやや角ばった印象でしたが、ROG Xbox Ally / Ally Xはボディが丸みを帯びており、非常に手にフィットしやすい形状になっています。この点は「Xboxワイヤレスコントローラーに着想を得た」というだけのことはあり、グリップ感に非常に強くこだわった作りであると感じました。

カラーリングと筐体の質感

ROG Xbox Allyで右側のジョイスティックを操作している

本体カラーは、標準モデルのAllyがクリーンな印象のホワイト、上位モデルのAlly Xがゲーム機らしい重厚感のあるブラックです。ホワイトはチリやホコリが目立ちにくいという利点があり、ブラックはスティック周りのRGBライティングが映えますが、ホコリはやや目立ちやすい印象です。

注目すべきはディスプレイの表面素材です。耐衝撃性と耐擦傷性に優れたCorning Gorilla Glass Victusを採用し、さらに反射防止性能に優れたCorning Gorilla Glass DXCコーティングが施されています。このおかげで、光の映り込みがかなり抑えられ、どのような環境でも画面が見やすいです。

そして、握り心地を左右するグリップ部分には、滑り止めとしてテクスチャ加工が施されています。特にグリップの背面側には細かい四角形の意匠が彫り込まれており、ザラザラとした感触が心地よいです。この加工が滑り止めとして優秀で、しっかりとしたホールド感を与えてくれます。

サイズ、重量と携帯性

ROG Xbox Allyで十字キーを操作している。

サイズは両モデル共通で、幅290.0mm×奥行き121.0mmです。厚みは最薄部で27.5mmとなっており、旧モデルの「ROG Ally」(最薄部21.22mm)と比較すると6mm近く厚くなっています。しかし、これは主に大容量バッテリーの搭載や冷却性能向上のための設計であり、得られるメリットを考えれば納得できる変更点です。

重量は、Ally(60Whバッテリー)が約670gAlly X(80Whバッテリー)が約715gです。標準モデルのAllyは上位モデルより45g軽いため、携帯性を重視するならこちらが優秀です。

とはいえ、Ally Xの約715gという重量も、その秀逸なグリップ形状と重量バランスのおかげで、数値ほどの重さを感じさせません。確かに昔の携帯ゲーム機と比べれば重いですが、このパフォーマンスとバッテリー容量を考慮すれば妥当な範囲です。ただ、人によっては(特に女性など)少し重く感じる可能性はあります。

ディスプレイとベゼル

ディスプレイは7.0型のフルHD(1920×1080ドット)IPS液晶を搭載しています。リフレッシュレートは120Hz輝度は500nitsと非常に明るく、前述のCorning Gorilla Glass DXCコーティングのおかげで、屋外でも画面の視認性は良好です。

操作部:馴染み深いXboxの感覚

ROG Xbox Ally Xの操作部

操作部のレイアウトは、Xboxユーザーにとって馴染み深いものです。スティックは左上がオフセットされた非対称配置、ボタンは象徴的なA/B/X/Y配列を採用しており、戸惑うことなく操作に集中できます。旧モデルとの大きな違いとして、左側には新しく「Xboxボタン」が追加されました。これにより、ソフトウェア(Game Bar)へのアクセスが格段に向上しています。

さらに、上位モデルのAlly Xには「インパルストリガー」が搭載されています。これは対応するゲームにおいて、トリガー自体が振動する機能です。レースゲームでの路面の感触や、シューティングゲームでの反動をよりリアルに感じることができ、標準モデルのHD振動機能(Allyにも搭載)を一歩超えた没入感を提供します。

接続ポートとモニター出力

インターフェースは本体上部に集中しており、ゲームプレイ中にケーブルが邪魔にならないよう設計されています。両モデルとも、UHS-II対応のmicroSDカードスロット3.5mmコンボジャックを搭載しており、ストレージの拡張や有線ヘッドセットの使用も万全です。

ポート構成は、両モデルで最も重要な違いの一つです。標準モデルのAllyは、USB 3.2 Gen 2 Type-Cポートを2基搭載しています。これにより、ドックを使わずに「充電しながら外部モニターに出力する」といった使い方が可能で、非常に実用的です。

ROG Xbox Ally Xの上部。トリガーと接続ポート。

一方、上位モデルのAlly Xは、USB4 (Type-C)ポートを1基USB 3.2 Gen 2 Type-Cポートを1基搭載しています。注目すべきはUSB4ポートで、これによりASUSの外部GPUドック「ROG XG Mobile」への接続が可能になります。ポータブル機としての性能を超える、デスクトップクラスのグラフィックス性能を求めるならば、Ally Xを選ぶ決定的な理由となります。もちろん、両モデルのUSB-CポートはすべてDisplayPort 1.4による映像出力に対応しています。

デザインと操作性、インターフェースのまとめ:

  • 第一印象:旧モデル(ROG Ally)とは別物。深く握り込めるグリップにより、ポータブルPCというより高性能なゲームコントローラーという印象が強い。
  • 外観:Ally(白)はクリーン、Ally X(黒)は重厚。重量は約670g/715gだが、グリップのバランスが良いため実重量より軽く感じる。
  • 操作部:Xboxコントローラーに準拠した非対称スティックとボタン配置で操作しやすい。新設の「Xboxボタン」が便利。Ally Xは「インパルストリガー」搭載で没入感が向上。
  • 接続ポート(Ally):USB-C (3.2 Gen 2) ×2。充電とモニター出力を同時に行える利便性が高い。
  • 接続ポート(Ally X):USB4 ×1、USB-C (3.2 Gen 2) ×1。USB4により外部GPU「ROG XG Mobile」に対応し、究極的な拡張性を持つ。

ベンチマークとゲーム性能

ROG Xbox Ally Xのベンチマーク測定結果

ここでは、ROG XBOX ALLY / Ally Xのベンチマーク結果とゲーム性能について紹介します。

上位モデルの「ROG Xbox Ally X」が搭載するのは、最新の「AMD Ryzen™ AI Z2 Extreme」です。これはZen 5アーキテクチャを採用した8コア16スレッドのプロセッサで、RDNA 3.5ベースのグラフィックスと、最大50TOPSのAI処理用NPUを内蔵しています。

一方、標準モデルの「ROG Xbox Ally」は、「AMD Ryzen™ Z2 A」を搭載しています。こちらはZen 2アーキテクチャを採用した4コア8スレッドのプロセッサで、グラフィックスはRDNA 2ベース、NPUは搭載していません。このアーキテクチャ世代、コア数、グラフィックス性能、AI機能の有無という大きな違いが、ベンチマークスコアにどのように表れるかを見ていきます。

AMD Ryzen™ AI Z2 Extremeのベンチマーク結果

ROG Xbox Ally Xのグラフ。ベンチマーク結果。AMD Ryzen™ AI Z2 Extreme。

CPUのベンチマーク結果

  • PassmarkのCPUベンチマークスコア「25395」(マルチコア)
  • Geekbench 6のシングルコア「2748」、マルチコア「12182」
  • Cinebench R23 シングルコア「1913」、マルチコア「13212」
  • Cinebench 2024 シングルコア「102」、マルチコア「566」
  • PCMark 10 スコア「6893」(よく利用されるアプリの使用感を計測)

GPUのベンチマーク結果・グラフィックスコア

  • Fire Strike グラフィックスコアで「9147」(DirectX 11)
  • Fire Strike Extreme グラフィックスコアで「4500」
  • Time Spy グラフィックスコアで「4009」(DirectX 12)
  • 3DMark Night Raidで「32596」(DirectX 12, 低負荷)
  • 3DMark Wild Life「24013」(Vulkan/Metal, モバイル向け)

AMD Ryzen™ Z2 Aのベンチマーク結果

ROG Xbox Ally Xのグラフ。ベンチマーク。AMD Ryzen™ Z2 A。

CPUのベンチマーク結果

  • PassmarkのCPUベンチマークスコア「10557」(マルチコア)
  • Geekbench 6のシングルコア「1277」、マルチコア「4703」
  • Cinebench R23 シングルコア「971」、マルチコア「4541」
  • Cinebench 2024 シングルコア「63」、マルチコア「255」
  • PCMark 10 スコア「3520」(よく利用されるアプリの使用感を計測)

GPUのベンチマーク結果・グラフィックスコア

  • Fire Strike グラフィックスコアで「4859」(DirectX 11)
  • Fire Strike Extreme グラフィックスコアで「2400」
  • Time Spy グラフィックスコアで「1929」(DirectX 12)
  • 3DMark Night Raidで「18249」(DirectX 12, 低負荷)
  • 3DMark Wild Life「16000」(Vulkan/Metal, モバイル向け)

ベンチマークスコアの比較

数値の羅列だけでは分かりにくいですが、両者の性能差は圧倒的です。CPUのマルチコア性能をCinebench R23で見ると、Ally X(13212)はAlly A(4541)の約2.9倍のスコアを記録しています。また、グラフィックス性能を示すTime Spyのスコアでも、Ally X(4009)はAlly A(1929)の約2倍以上となっています。

PCMark 10のスコア(6893 vs 3520)にも表れている通り、ゲームだけでなくアプリの動作など総合的な快適性でも大きな差があります。この圧倒的な基礎体力の差が、実際のゲーム性能に直結しています。

ゲーム性能の比較:Ally X (Z2 Extreme) vs Ally (Z2 A)

ROG Xbox Ally Xで原神をプレイしている

ここでは、ROG Xbox Ally X(AMD Ryzen™ AI Z2 Extreme搭載)とROG Xbox Ally(AMD Ryzen™ Z2 A搭載)のゲーム性能について、具体的なタイトルを動かした際のフレームレート(FPS)とプレイフィールを詳しく書いていきます。

ベンチマークスコアが示す通り、Z2 Extreme(Ally X)はZ2 A(Ally)をCPU・GPU性能の両方で大幅に上回っており、これが実際のゲーム体験に決定的な違いをもたらします。特に1080p(1920×1080ドット)解像度でプレイする際に、その差は顕著に現れました。

原神(Genshin Impact)

美しいグラフィックで広大なオープンワールドを探索する『原神』では、両モデルの快適ラインが異なります。

Ally X(Z2 Extreme)では、1080p解像度、グラフィック設定「中」でも、平均55~60FPSという非常に滑らかな動作を維持できました。建築物が多く負荷が高い「モンド城」などの都市部でも45FPS以上を保つため、ストレスのない探索や戦闘が可能です。グラフィック設定を「高」に上げても、プレイフィールが大きく損なわれることはありませんでした。

一方、Ally(Z2 A)で1080p解像度で遊ぶ場合、グラフィック設定を「低」に調整することで、平均40~50FPS程度での動作となります。ただし、都市部や派手なエフェクトが飛び交う戦闘シーンでは30FPSを下回る場面もあり、やや不安定さが残ります。7インチの画面では、解像度を720pに下げることでフレームレートの安定性を確保するのも、賢い選択肢だと感じました。

モンスターハンターワイルズ(Monster Hunter Wilds)

次世代のグラフィックとアクションが要求される『モンスターハンターワイルズ』(ベンチマークソフト)では、プロセッサの地力の差がはっきりと出ました。

Ally X(Z2 Extreme)は、1080p解像度、グラフィックプリセット「中」設定で、平均53.58FPSを記録しました。モンスターの素早い突進や、目まぐるしく変わる環境の中でもカクつくことなく、快適な狩りに集中できます。設定を「最低」にすれば平均68.26FPSまで向上し、より滑らかな映像で精密な操作が可能です。

対照的に、Ally(Z2 A)では、1080p解像度・「中」設定では平均26.67FPSと、快適なプレイの目安となる30FPSを割り込んでしまいました。これではモンスターの動きに対応するのが難しくなります。安定性を求めるならプリセットを「最低」にする必要があり、その場合でも平均33.77FPSです。アクションの快適性を最優先するなら、720p解像度でのプレイが現実的です。

サイバーパンク2077(Cyberpunk 2077)

ROG Xbox Allyでサイバーパンクをプレイ

巨大都市ナイトシティを緻密なグラフィックで描く『サイバーパンク2077』は、非常に高いマシンパワーを要求するタイトルです。

Ally X(Z2 Extreme)は、1080p解像度、低~中設定の組み合わせで、平均47~52FPSというパフォーマンスを発揮しました。ナイトシティの美しい景観を楽しみながら、銃撃戦やカーチェイスをスムーズにこなすことができ、場面によっては60FPSを超えることもあり、この世界への没入感を高めてくれます。

一方、Ally(Z2 A)では、1080p解像度では平均22~29FPSとなり、特にアクションが激しくなる場面では動作が重く、快適なプレイは困難です。しかし、解像度を720pに下げることでグラフィックス処理の負荷が大幅に改善され、平均30FPSを超える安定した動作が可能になりました。

アーマード・コア6 ファイアーズオブルビコン

3次元の高速機動と激しい戦闘が魅力の『アーマード・コア6』では、フレームレートの安定性がそのまま操作の快適さに直結します。

Ally X(Z2 Extreme)は、1080p解像度で平均46.2FPSの性能を発揮しました。無数のミサイルやレーザーが飛び交う激しい戦闘シーンでもフレームレートが大きく落ち込むことはなく、精密な操作が求められるボス戦でもストレスなく戦い抜くことができました。

Ally(Z2 A)の場合、1080p解像度で平均30.4FPSとなります。30FPSを概ね維持できるため、ゲームプレイ自体は十分可能ですが、Ally Xの滑らかな動きと比較すると、視点を激しく動かした際などにパフォーマンスの低下を感じる可能性があります。

Forza Horizon 5

ROG Xbox AllyでForza Horizon 5をプレイ

メキシコの美しいオープンワールドを高速で駆け抜ける『Forza Horizon 5』は、本機の120Hz高リフレッシュレートディスプレイを活かせるかが試されるタイトルです。

Ally X(Z2 Extreme)は、期待を遥かに超える結果を出しました。1080p解像度のデフォルト設定で、なんと平均108.7FPSという驚異的なフレームレートを記録しました。高速で景色が流れても映像は一切破綻せず、マシンの挙動を正確に把握できます。120Hzディスプレイの性能を限界まで引き出し、最高のドライビング体験が可能です。

Ally(Z2 A)では、1080p解像度でこの滑らかさを得ることは難しいです。しかし、720p解像度に変更すれば、最大89.2FPSに達するパフォーマンスを発揮します。7インチの画面サイズであれば720pでもグラフィックの粗さは気にならず、十分すぎるほど爽快なレースを楽しめました。

まとめ:ゲーム性能

AMD Ryzen™ AI Z2 Extremeを搭載する「ROG Xbox Ally X」は、ほとんどのゲームにおいて1080p解像度で快適なプレイを実現する高い性能を持っています。特に『Forza Horizon 5』で平均108.7FPSを記録したように、120Hzの高リフレッシュレートディスプレイの性能を最大限に活かし、高画質・高フレームレートでストレスなくプレイしたいのであれば、Ally Xが明確に優れた選択肢となります。

一方、AMD Ryzen™ Z2 Aを搭載する「ROG Xbox Ally」は、最新のAAAタイトルを1080pで動かすには力不足な場面も見られました(『モンスターハンターワイルズ』中設定で26.67FPSなど)。しかし、解像度を720pに下げるか、グラフィック設定を調整することで、『サイバーパンク2077』や『Forza Horizon 5』といった多くのゲームを快適なフレームレートでプレイすることが可能になります。カジュアルなゲームや、少し前のタイトルであれば問題なく楽しめる性能バランスです。

メモリ・ストレージと拡張性:ROG Xbox Ally / Ally Xの内部スペックと将来性

ROG Xbox Ally Xの本体内部の様子。

ここでは、ROG Xbox Allyシリーズのメモリ(RAM)、内蔵ストレージ(SSD)、そして将来の拡張性について書いていきます。これらはPCゲームの快適さに直結する要素であり、両モデルの5万円の価格差が最も顕著に現れる部分でもあります。

メモリ(RAM)の違い

標準モデルのAlly16GB(LPDDR5X-6400)のメモリを搭載しているのに対し、上位モデルのAlly X24GB(LPDDR5X-8000)を搭載しています。Ally Xは8GB多いだけでなく、メモリの速度(8000 vs 6400)も高速です。

16GBは現在のPCゲームのベースラインですが、「Forza Horizon 5」などをプレイしながらDiscordで通話したり、Webブラウザを開いたりすると、リソースがやや窮屈に感じられることがあります。その点、Ally Xの24GBという容量は、AAAタイトルを最高の環境で動かしつつ、複数のアプリを同時に起動しても余裕が持てるため、大きな安心感があります。

内蔵SSDの交換(換装)とストレージ拡張

ROG Xbox Ally Xの内部。メモリとストレージ。

内蔵ストレージは、Allyが512GBAlly Xが1TBのSSD(PCIe 4.0 x4接続)を搭載しています。最近のAAAタイトルは「CyberPunk 2077」のように100GBを超えるものが珍しくなく、512GBモデルではゲームを3〜4本インストールしただけですぐに容量がいっぱいになってしまいます。多くのゲームをインストールしておきたい場合、Ally Xの1TBは非常に実用的です。

容量が不足した場合、手軽な増設方法として、本体上部にあるmicroSDカードスロット(UHS-II対応)が利用できます。ロード時間は内蔵SSDにかないませんが、現実的な選択肢です。

さらに重要な点として、本機のSSDは交換が可能です。内部のSSDは標準的なM.2 2280サイズを採用しているため、将来的に自分でより大容量のものに交換(換装)することも物理的に可能です。ただし、本体の分解やパーツの交換は自己責任となり、メーカー保証の対象外となるため十分な注意が必要です。

拡張性の決定的な差(USB4とXG Mobile)

ROG Xbox Ally Xの接続ポート

両モデルの拡張性における決定的な違いは、搭載されているポートにあります。標準モデルのAllyは、USB 3.2 Gen 2 (Type-C) ポートを2基搭載しています。

一方で、上位モデルのAlly Xは、USB4 (Type-C) ポートを1基と、USB 3.2 Gen 2 (Type-C) ポートを1基搭載しています。このUSB4ポートの有無こそが、両者の将来性を大きく分けるポイントです。

Ally Xは、このUSB4ポートを介してASUSの外部GPUドック「ROG XG Mobile」に接続できます。これにより、最大でNVIDIA GeForce RTX 5090 Laptop GPUのパワーを追加することが可能になり、Ally Xをポータブル機からハイエンドなデスクトップゲーミングPCへと変身させることができます。この強力な拡張機能は、標準モデルのAllyでは利用できません。

メモリ・ストレージと拡張性のまとめ:

  • Ally Xは24GBの高速メモリと1TBのSSDを搭載し、Allyの16GB・512GBより大容量かつ高速。
  • Allyの512GBストレージはAAAタイトル数本で圧迫される可能性があり、1TBのAlly Xがより実用的。
  • 両モデルともmicroSDカードでの増設に対応。内蔵SSDもM.2 2280規格で交換可能だが、自己責任となる。
  • 決定的な違いとして、Ally XのみがUSB4ポートを搭載している。
  • USB4非搭載のAllyに対し、Ally Xは外部GPU「ROG XG Mobile」に接続でき、デスクトップ級の性能に拡張可能。

アクセサリー(ドック、ケースなど):ROG Xbox Ally / Ally Xの純正オプション

ROG Xbox Ally Xのドッキングステーション。

ここでは、ROG Xbox Allyシリーズと同時に発売される純正のアクセサリーについて書いていきます。特にドッキングステーションと専用ケースの使い勝手や機能を見ていきます。

ROG Bulwark Dock (2025) DG300 (ドッキングステーション)

ROG Bulwark Dock DG300」は、Allyシリーズを外部モニターやキーボード、マウスに接続し、デスクトップPCのように使用するためのドッキングステーションです。価格は23,980円です。

本体を立てかける上部の手前部分はラバー素材になっており、Ally本体を滑らず安定して設置できます。注目すべきは背面の設計で、本体を支える透明なフリップカバーには角度がついており、Ally背面の吸気口を塞がないよう配慮されています。また、ロゴ部分はAlly本体のLEDと連動して光るギミックも搭載しています。

ROG Xbox Ally XのROG Bulwark Dock (2025) DG300 (ドッキングステーション)

接続ポートも豊富で、背面にはHDMI 2.1出力(最大8K/30Hz対応)、給電用のUSB Type-C、データ用のUSB Type-CUSB Type-A×3、ギガビット対応の有線LANポートを備えています。さらに側面には3.5mmオーディオジャックも搭載しており、拡張性は十分です。

ROG Xbox Ally (2-in-1) Premium Case

ROG Xbox Ally (2-in-1) Premium Case」は、本体を頑丈に保護する専用のハードケースです。価格は7,980円です。パッケージにはXboxロゴが大きく描かれており、専用オプションであることが強調されています。

このケースは多機能性が特徴です。ケース背面には面ファスナー(マジックテープ)で固定された小さなポーチが付属しており、ACアダプターなどの小物を一緒に収納できます(着脱も可能)。

ROG Xbox Ally Xのケース「ROG Xbox Ally (2-in-1) Premium Case」

ケース内部には、Ally本体を固定するための硬質なベルトが備わっています。このベルトは単なる固定用ではなく、折りたたむことで本体を立てかける簡易的なスタンドとしても機能します。さらに、ベルトの裏側には予備のmicroSDカードを収納できる小さなポケットも用意されており、持ち運び時の利便性がよく考えられています。

その他のアクセサリー

ROG XG Mobile (Ally X 専用)

ROG Xbox Ally XのROG XG Mobile (Ally X 専用)

ROG XG Mobileは、NVIDIA® GeForce RTX™ 5090 Laptop GPUまでのパワーを内蔵可能な、外付けのグラフィックスドックです。上位モデルのROG Xbox Ally XはUSB4ポートを搭載しているため、このXG Mobileと接続することができます。これにより、Ally Xをポータブル機からハイエンドなデスクトップゲーミングPCへと変身させることが可能になります。なお、このアクセサリーはUSB4ポートを持たない標準モデルのAllyでは使用できません。

ROG Raikiri II Xbox Wireless

ROG Raikiri II Xbox Wirelessは、別売りのワイヤレスコントローラーです。Ally本体にはコントローラーが内蔵されていますが、テレビなどに接続して友人や家族とプレイしたい場合には、こうした外部コントローラーが役立ちます。

ROG 100W Gaming Charger Dock

これは、前述の「Bulwark Dock」とは別の、よりコンパクトな充電器兼ドックです。テレビに接続しつつ、本体を充電するといった用途に利用できます。

ROG Xbox Ally / Ally X アクセサリー一覧

  • 1.ROG Bulwark Dock (2025) DG300(ドッキングステーション)
  • 2.ROG Xbox Ally (2-in-1) Premium Case(専用ケース)
  • 3.ROG XG Mobile(外部GPUドック、Ally X専用)
  • 4.ROG Raikiri II Xbox Wireless(ワイヤレスコントローラー)
  • 5.ROG 100W Gaming Charger Dock(充電器兼ドック)

まとめ:アクセサリー

  • ROG Bulwark Dock:Allyをデスクトップ化するドック。価格は23,980円。
  • ドックの機能:HDMI 2.1、USB-A×3、LANポートなど豊富な端子を搭載。
  • ドックの設計:背面の吸気口を塞がないよう配慮されたスタンド設計が秀逸。
  • ROG Xbox Ally Case:頑丈な専用ハードケースで、価格は7,980円。
  • ケースの機能:着脱可能な背面ポーチが付属。
  • ケースの多機能性:内部の固定ベルトが簡易スタンドになり、SDカード収納ポケットも備える。
  • ROG XG Mobile:Ally X専用の外部GPUドックで、RTX 5090 Laptop GPUまでの性能を追加可能。
  • その他のアクセサリー:別売りのワイヤレスコントローラー や、コンパクトな充電器兼ドックもラインナップされている。

旧モデルとの比較:ROG Xbox Ally / Ally X と ROG Ally の主な違い

ROG Xbox Ally XとXbox Ally

ここでは、新しく登場した「ROG Xbox Ally」および「ROG Xbox Ally X」が、旧モデルの「ROG Ally」(RC71L、2023年モデルなど)と比べて何が変わったのか、その主要な違いについて書いていきます。

ソフトウェアとUI(ユーザーインターフェース)

  • 「ROG Xbox Ally」および「ROG Xbox Ally X」: Microsoftと共同開発した「Xbox UI(Xboxフルスクリーンエクスペリエンス)」を搭載。
  • 「ROG Ally」(旧モデル): Windows 11とASUS独自の「Armoury Crate SE」が中心。
  • 違い: 「ROG Xbox Ally」シリーズは起動時からコンソールゲーム機のような直感的で最適化されたUIで動作します。バックグラウンドタスクを抑え、リソースをゲームに集中させる設計になっています。

デザインと操作部

  • 「ROG Xbox Ally」および「ROG Xbox Ally X」: 「Xboxワイヤレスコントローラーに着想を得た輪郭のグリップ」を採用。専用の「Xboxボタン」を新しく搭載。
  • 「ROG Ally」(旧モデル): 比較的フラットなデザインで、専用のXboxボタンはない。
  • 違い: 「ROG Xbox Ally」シリーズはグリップ形状が大幅に変更され、より手に馴染むエルゴノミクスデザインになりました。また、専用のXboxボタンが物理的に追加されています。

プロセッサ (APU)

  • 「ROG Xbox Ally」および「ROG Xbox Ally X」: 「AMD Ryzen™ Z2」シリーズのプロセッサを搭載(Ally X: Ryzen AI Z2 Extreme, Ally: Ryzen Z2 A)。
  • 「ROG Ally」(旧モデル): 「Ryzen Z1」シリーズのプロセッサを搭載(RC71Lなど)。
  • 違い: 「ROG Xbox Ally」シリーズは新世代のZ2シリーズチップを搭載しています。Ally Xは「Zen 5/RDNA 3.5」ベース、Allyは「Zen 2/RDNA 2」ベースであり、旧モデルの「Zen 4/RDNA 3」ベースのZ1シリーズとはアーキテクチャが異なります。

バッテリー容量

  • 「ROG Xbox Ally」および「ROG Xbox Ally X」: Ally Xは80Wh、Allyは60Whのバッテリーを搭載。
  • 「ROG Ally」(旧モデル): 40Whのバッテリーを搭載(2023年モデル)。
  • 違い: 「ROG Xbox Ally」シリーズは、「ROG Ally」(旧モデル)の1.5倍~2倍の大容量バッテリーを搭載しており、駆動時間が大幅に向上しています。

メモリ

  • 「ROG Xbox Ally」および「ROG Xbox Ally X」: Ally Xは24GB(LPDDR5X-8000)、Allyは16GB(LPDDR5X-6400)を搭載。
  • 「ROG Ally」(旧モデル): 16GB(LPDDR5-6400)を搭載。
  • 違い: 「ROG Xbox Ally X」は、「ROG Ally」(旧モデル)や標準モデルのAllyと比較して、メモリ容量が8GB多く、動作速度も高速になっています。

冷却性能

  • 「ROG Xbox Ally」および「ROG Xbox Ally X」: 「ROGインテリジェントクーリング」が強化され、エアフローが改善。
  • 「ROG Ally」(旧モデル): 従来の冷却システムを搭載。
  • 違い: 「ROG Xbox Ally」シリーズは、「ROG Ally」(旧モデル)と比較してエアフローが約15%向上しており、冷却性能と静音性が高まっています。

AI機能 (NPU)

  • 「ROG Xbox Ally」および「ROG Xbox Ally X」: Ally Xのみ、AI処理用のNPU(最大50 TOPS)を内蔵。
  • 「ROG Ally」(旧モデル): NPU非搭載。
  • 違い: 「ROG Xbox Ally X」のみがNPUを搭載しており、将来的なAI機能(Copilot+PC機能など)に対応します。標準モデルのAllyおよび「ROG Ally」(旧モデル)にはNPUがありません。

まとめ

ROG Xbox Allyシリーズは、「ROG Ally」(旧モデル)から単なるスペックアップにとどまらず、根本的な使い勝手から見直されたメジャーアップデートモデルです。特にMicrosoftとの協業による「Xbox UI」の搭載、Xboxコントローラーを意識したグリップへの変更は、PCの複雑さを軽減し、よりゲーム機らしい体験を提供します。

内部的にも、「ROG Ally」(旧モデル)の弱点であった40Whのバッテリーが60Whまたは80Whへと大幅に増強された点が最大の進化です。プロセッサも新世代のZ2シリーズへと移行し、「ROG Xbox Ally X」はNPUの搭載によるAI対応や24GBの大容量メモリを備えるなど、「ROG Ally」(旧モデル)からあらゆる面で性能と快適性が向上しています。

検証して分かったメリット・デメリット:ROG Xbox Ally / Ally Xのバッテリー、発熱、そして「Xbox」の盲点

ROG Xbox AllyでFPSゲームをプレイ

ここでは、ROG Xbox Allyシリーズを実際に検証して分かった「メリット(良かった点)」と「デメリット(気になった点)」について、バッテリー持続時間や発熱を含めて詳しく書いていきます。高性能なだけに、トレードオフとなる点も明確になりました。

メリット(長所、利点)

メリット1:手に吸付く、秀逸なグリップデザイン

注目すべきは、旧モデルの「ROG Ally」から劇的に進化したグリップの握り心地です。Xboxワイヤレスコントローラーに着想を得た曲線的なデザインは、ただの板状だった旧モデルとは別物で、手のひらに吸い付くようにフィットします。この秀逸なエルゴノミクスと重量バランスのおかげで、Ally Xが約715gという重さであるにもかかわらず、数値ほどの重さを感じさせません。

メリット2:Ally Xの期待を超えるゲームパフォーマンスと高品位ディスプレイ

上位モデル「Ally X」のパフォーマンスは期待以上でした。AMD Ryzen AI Z2 Extremeプロセッサは、1080p解像度でもAAAタイトルを快適に動作させるパワーを持っています。明るい500nitsのディスプレイは、反射防止性能に優れたCorning Gorilla Glass DXCコーティングも施されており、屋外での視認性も良好でした。

メリット3:ゲーム機の手軽さとPCの万能性の融合

ソフトウェア面では、「Xboxフルスクリーンエクスペリエンス」UIのおかげで、起動してすぐにゲームを始められるコンソール機のような手軽さを実現しています。それでいてOSはWindows 11であるため、SteamやEpic Gamesなどプラットフォームの垣根を越えて、膨大なPCゲームライブラリにアクセスできる自由度の高さは、専用ゲーム機にはない最大の強みです 。

デスクトップ化するドッキングステーション「ROG Bulwark Dock」や、スタンドにもなる多機能な「Premium Case」など、純正アクセサリーが充実している点もメリットです。特にAlly Xは、USB4ポートを介して外部GPU「ROG XG Mobile」にも対応しており、ポータブル機の枠を超える拡張性を備えています。

デメリット(短所・欠点)

デメリット1:「Xbox」の名が招く最大の誤解

個人的に最もショックを受けたデメリットは、名前に「Xbox」と冠しているにもかかわらず、「Xboxコンソール機のゲームがすべて遊べるわけではない」という点です。本機はあくまでWindows 11 PCであるため、PC版がリリースされていないゲームは動作しません。例えば、Xbox Series X/S(据置機)では後方互換で遊べる『ブルードラゴン』や『ロストオデッセイ』といった旧作RPGも、PC版が存在しないため本機ではプレイできません。これは購入前に知っておくべき最大の注意点です。

デメリット2:宿命的なバッテリー持続時間の短さ

ポータブル機として最も現実的な問題は、バッテリー持続時間です。上位モデルのAlly Xは80Whの大容量バッテリーを搭載していますが、AAAタイトルを「Turbo」モードでプレイすると、実働時間は2時間半から3時間程度です。60Whの標準モデルAllyではさらに短くなります。電源のない場所で長時間遊ぶのには向きません。

デメリット3:高負荷時の発熱と物理的な重量

パフォーマンスが高い分、発熱もそれなりにあります。Ally Xで高負荷なベンチマークを連続実行した際、本体背面の温度は最大45.9℃に達しました。ただし、冷却設計が優秀で、エアフローが改善されているため、手が触れるグリップ部分や操作部が熱くなることはありませんでした。

また、約715g(Ally X)という重量は、人によっては(特に女性など)長時間のプレイで重さを感じる可能性があります。ソフトウェア面でも、Windows Updateやドライバ更新といったPC特有のメンテナンスは必須です。さらに、一部のゲーム(『Dead by Daylight』)で致命的な入力遅延が発生するという報告 や、初期ロットのグリップ部分に接合不良があるといった指摘もあり、ソフトウェアとハードウェアの安定性にはまだ改善の余地が残されています。

デメリット4:PCゆえの不安定さと初期品質

ソフトウェア面でも、Windows Updateやドライバ更新といったPC特有のメンテナンスは必須です。さらに、一部のゲーム(『Dead by Daylight』)で致命的な入力遅延が発生するという報告や、初期ロットのグリップ部分に接合不良があるといった指摘もあり、ソフトウェアとハードウェアの安定性にはまだ改善の余地が残されています。

ROG Xbox Ally / Ally Xのスペック

  • モデル: ROG Xbox Ally (RC73YA-Z2A16G512) / ROG Xbox Ally X (RC73XA-Z2E24G1T)
  • ディスプレイ: 共通: 7.0型ワイドTFTカラー液晶, 1,920×1,080ドット (120Hz), タッチパネル搭載, グレア (IPS, 500 nits, FreeSync Premium対応)
  • CPU(プロセッサ): Ally: AMD Ryzen™ Z2 A (4コア/8スレッド) Ally X: AMD Ryzen™ AI Z2 Extreme (8コア/16スレッド)
  • GPU: Ally: AMD Radeon™ グラフィックス (CPU内蔵, RDNA 2ベース) Ally X: AMD Radeon™ グラフィックス (CPU内蔵, RDNA 3.5ベース)
  • RAM(メモリ): Ally: LPDDR5X-6400 16GB Ally X: LPDDR5X-8000 24GB
  • ストレージ: Ally: SSD 512GB (PCI Express 4.0 x4接続 NVMe/M.2 2280) Ally X: SSD 1TB (PCI Express 4.0 x4接続 NVMe/M.2 2280)
  • バッテリー: Ally: 60Wh Ally X: 80Wh
  • 駆動時間: Ally: 約10.4時間 (動画再生時) / 約19.2時間 (アイドル時) Ally X: 約13.9時間 (動画再生時) / 約22.3時間 (アイドル時)
  • 充電: 共通: 65W ACアダプター (Ally: 約1.6時間, Ally X: 約1.9時間で充電完了)
  • カメラ: 共通: 非搭載
  • ワイヤレス通信: 共通: IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax (Wi-Fi 6E), Bluetooth® 5.4
  • インターフェース: Ally: USB3.2 (Type-C/Gen2/PD/映像出力)×2, microSDカードリーダー, マイク/ヘッドホンジャック Ally X: USB4 (Type-C/PD/映像出力)×1, USB3.2 (Type-C/Gen2/PD/映像出力)×1, microSDカードリーダー, マイク/ヘッドホンジャック
  • センサー: 共通: 加速度センサ、ジャイロセンサ (6軸IMU)
  • スピーカー: 共通: ステレオスピーカー (1.5W×2)
  • オーディオ: 共通: アレイマイク , 3.5mmコンボジャック , Dolby Atmos , Hi-Res Audio対応
  • 振動モーター: Ally: HD 振動機能 Ally X: HD 振動機能 + インパルストリガー
  • 冷却: 共通: ROGインテリジェントクーリング (デュアルファン, アンチダストフィルター)
  • 操作: 共通: スティック×2, 方向ボタン, A/B/X/Y, マクロボタン×2, バンパー(L/R), トリガー(L/R), Xboxボタン, 各種メニューボタン
  • 機能: Ally: NPU非搭載 Ally X: AMD Ryzen™ AI (NPU 最大 50 TOPS) 共通: Xboxフルスクリーンエクスペリエンス, Xbox Game Bar, Armoury Crate SE
  • オプション(アクセサリー): 共通: ROG Xbox Ally (2-in-1) Premium Case, ROG Bulwark Dock (2025) DG300 Ally Xのみ: ROG XG Mobile (USB4接続)
  • 生体認証: 共通: 指紋認証センサ (電源ボタン一体型)
  • 筐体: 共通: Xboxワイヤレスコントローラーに着想を得た輪郭のグリップ
  • ソフトウェア(アプリ): 共通: Armoury Crate Special Edition (ACSE), Xboxアプリ, Dolby Access
  • OS: 共通: Windows 11 Home 64ビット
  • サイズ: 共通: 幅290.0mm×奥行き121.0mm×高さ27.5~50.9mm (突起部除く)
  • 重量: Ally: 約670g Ally X: 約715g
  • カラー: Ally: ホワイト Ally X: ブラック
  • 付属品: 共通: ACアダプター、製品マニュアル、製品保証書、スタンド

ROG XBOX ALLY / Ally Xの評価

ROG Xbox Ally Xの外観

7つの評価基準で「ROG XBOX ALLY / Ally X」を5段階で評価してみました。

項目別評価

画面の見やすさ:★★★★★(星5)

輝度500nitsと反射防止性能に優れたCorning Gorilla Glass DXCコーティングにより、明るい場所でも視認性は抜群です。

パフォーマンス:★★★★★(星5)

上位モデル「Ally X」はRyzen AI Z2 Extremeを搭載し、1080p設定でもAAAタイトルを快適にプレイできるトップクラスの性能を持ちます。

操作性:★★★★☆(星4)

Xboxコントローラーに着想を得たグリップ形状は秀逸で持ちやすいです。ただし、一部ゲームでの入力遅延が報告されている点は懸念されます。

機能性:★★★★★(星5)

Windows 11による圧倒的な自由度に加え、Ally XはUSB4による外部GPU(ROG XG Mobile)接続に対応し、拡張性が非常に高いです。

デザイン:★★★★★(星5)

旧モデルから刷新されたグリップ形状は、機能性(握りやすさ)とデザインを両立しています。2色のカラー展開も魅力的です。

使いやすさ:★★★☆☆(星3)

Xbox UIでゲーム機としての手軽さは向上しましたが、Windows特有のメンテナンスや設定の複雑さは残っています。

価格:★★★★☆(星4)

Ally Xは高価ですが、標準モデルのAllyは9万円切りと戦略的です。720pで遊ぶ入門機としてコストパフォーマンスは良好です。

総評】 ★★★★☆(星4)

優れたデザイン・UIと操作性

ROG Xbox Allyシリーズは、旧モデルの「ROG Ally」の弱点を解消し、「PCゲームをどこでも遊ぶ」という体験を高いレベルで実現したデバイスです。特に、Xboxワイヤレスコントローラーに着想を得たグリップ形状への変更は素晴らしく、旧モデルのフラットな感触とは別物です。手のひらに吸い付くようにフィットし、約715g(Ally X)という重量を感じさせないほどの優れたエルゴノミクスを実現しています。

ソフトウェア面でも、Microsoftとの協業による「Xboxフルスクリーンエクスペリエンス」UI(Xboxアプリ)が秀逸です。起動してすぐにゲームを選択できるコンソール機のような手軽さは、Windows PC特有の複雑さをうまく隠しています。新設された「Xboxボタン」からGame Barを呼び出し、パフォーマンス設定に素早くアクセスできる操作性も快適です。

利便性の高い拡張性とアクセサリー

拡張性もよく考えられています。両モデルともUSB Type-C経由でのモニター出力(DisplayPort 1.4)に対応しており、テレビや外部モニターへの接続が容易です。特に標準モデルのAllyはUSB-Cポートを2基搭載するため、ドックなしで充電と映像出力を同時に行える利便性があります。

また、内蔵SSDは標準的なM.2 2280規格を採用しているため、将来的に自己責任で大容量のものに交換(換装)することも可能です。純正アクセサリーも充実しており、HDMI 2.1や有線LANポートを備えた専用ドック「ROG Bulwark Dock」を使えばデスクトップPCのように、スタンド機能も持つ純正ケース「Premium Case」を使えば外出先での利便性が向上します。

購入前の注意点

個人的に最もショックを受けたデメリットは、名前に「Xbox」と冠しているにもかかわらず、「Xboxコンソール機(据え置き機)のゲームがすべて遊べるわけではない」という点です。本機はあくまでWindows 11 PCであるため、PC版がリリースされていないゲームは動作しません。

「Xboxコンソール機(据え置き機)がそのまま携帯ゲーム機になる」と期待していた人はこの点で非常にガッカリしたはずです。多くの人が期待していたのは、Xboxコンソール機(据え置き機)と完全な互換性をもつ携帯ゲーム機だからです。

また、ポータブル機としての宿命ですが、バッテリー持続時間も課題です。80Whの大容量バッテリーを積むAlly Xですら、高負荷なAAAタイトルを「Turbo」モードでプレイすると、実働は2時間半から3時間程度です。また、高負荷時には背面が45℃を超えることもありますが、手が触れるグリップ部分が熱くならないよう配慮されている点は評価できます。

どんな人におすすめか

では、どのような人におすすめでしょうか。具体的には、ポータブルゲーミングPCを初めて購入する人や、性能バランスとコストパフォーマンスを重視する人に最適です。

標準モデルの「ROG Xbox Ally」(89,800円)は7インチの画面で、720p解像度でも十分に美しく、多くのPCゲームを快適に遊べるバランスの良さを持っています。初心者であれば十分に楽しめるでしょう。

一方で、すでに膨大なPCゲームライブラリを持ち、1080pでの快適な動作や、より長いバッテリー持続時間、NPU(AI機能)や外部GPU接続(XG Mobile)といった将来性を求める上級者であれば、上位モデルの「ROG Xbox Ally X」を選ぶ価値が十分にあります。Xboxで培ったUIデザインや操作性の良さは、ヘビーなゲーマーでも十分に満足させてくれるはずです。

ASUS ゲーミングPC ROG Xbox Ally X RC73XA 7インチ Ryzen AI Z2 Extreme メモリ 24GB SSD 1TB  RC73XA-Z2E24G1T

ROG XBOX ALLY / Ally Xの価格・購入先

ROG Xbox Ally Xの前面 外観

※価格は2025/12/12に調査したものです。価格は変動します。

ASUS公式オンラインストア

  • ROG Xbox Ally (標準モデル)が89,800円、
  • ROG Xbox Ally X (上位モデル)が139,800円、

で販売されています。

ASUS公式オンラインストアで「ROG XBOX ALLY / Ally X」をチェックする

ECサイト

  • Amazonで89,800円(ROG XBOX ALLY / Ally Xは139,800円)、
  • 楽天市場で93,980円(中古品・送料無料)、
  • ヤフーショッピングで97,939円、
  • 米国 Amazon.comで$599.00、

で販売されています。

Amazonで「ROG XBOX ALLY」をチェックする

楽天市場で「ROG XBOX ALLY」をチェックする

ヤフーショッピングで「ROG XBOX ALLY」をチェックする

米国 Amazon.comで「ROG XBOX ALLY」をチェックする

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おすすめのライバル機種と価格を比較

ROG XBOX ALLY / Ally X」と似た性能をもつポータブルゲーム機も販売されています。価格の比較もできるので、ぜひ参考にしてみてください。

ROG Ally X

ASUSから発売された7インチのポータブルゲーミングPCです(2024年7月 発売)。

AMD Ryzen Z1 Extreme、24GB LPDDR5-7500、フルHDののIPS タッチスクリーン、1TB PCIe 4.0 NVMe M.2 SSD (2280)、80WHrsバッテリー、6軸ジャイロセンサー、Windows 11 Homeを搭載しています。

また、デュアル ステレオスピーカー、Dolby Atmos、アレイマイク、AIノイズキャンセリング、HDハプティクス、Microsoft Pluton セキュリティ、指紋認証、AURA SYNC、Gorilla Glass DXC、USB4 Gen2 Type-C x1、USB 3.2 Gen2 Type-C x1、Wi-Fi 6e、Bluetooth 5.2に対応しています。

価格は、Amazonで89,800円(ROG XBOX ALLY / Ally Xは139,800円)、楽天市場で88,650円(料無料)、ヤフーショッピングで86,520円、です。

関連記事:「ROG Ally X」に買い替えは必要か? 変更点を詳細に調べてみた

Amazonで「ROG Ally X」をチェックする

Lenovo Legion Go S

レノボから発売された8.0インチのポータブルゲーミングPCです(2025年12月12日に発売)。

AMD Ryzen™ Z2 Go プロセッサー、16GB LPDDR5X-7500MHzメモリ、8.0型 WUXGA (1920×1200) IPS液晶、512GB SSD (PCIe Gen4 NVMe/M.2 2242)ストレージ、55.5Whr バッテリー、Windows 11 Home 64bit (日本語版)、を搭載しています。

また、統合ソフト「Legion Space」(ランチャー・設定管理)、リフレッシュレート最大120Hz、VRR(可変リフレッシュレート)、冷却システム「Legion ColdFront」、急速充電「Super Rapid Charge」、ホール効果ジョイスティック(RGBライト付き)、調整可能トリガー、「トラックパッド」、大型ピボットDパッド」に対応。

2つのUSB4 (Type-C)ポート、外部モニター出力、外部GPU接続、前面配置ステレオスピーカー (2W x 2)、デュアルアレイマイク、トラックパッド、microSDカードスロット(最大2TBまで)、オーディオジャック、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3にも対応しています。

価格は、レノボ公式サイトで99,880円、楽天市場で109,860円(送料無料)、ヤフーショッピングで99,880円、米国 Amazon.comで$649.99、です。

関連記事:Lenovo Legion Go S徹底レビュー!10万円以下の実力は本物か?

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MSI Claw 8 AI+ A2VM

MSI から発売された8インチのポータブルゲーミングPCです(2025年2月20日 発売)。

インテル Core Ultra 7 258V、32GB LPDDR5Xメモリ、WUXGA液晶(解像度1920 x 1200)、1TB M.2 NVMe SSDストレージ、80Whr バッテリー、Windows 11 Homeを搭載しています。

また、ハイパーフロー強冷クーラー、RGBバックライト、ホールエフェクトスティック、2Wステレオ2スピーカー、ハイレゾオーディオ認証、フィンガータッチ、リニアトリガーボタン、背面マクロボタン、指紋認証リーダー、MSI Center(管理ソフト)、Thunderbolt 4 Type-C x2、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4に対応しています。

価格は、Amazonで189,800円、楽天市場で159,800円(新品/中古モデルは136,580円)、ヤフーショッピングで159,800円、です。

関連記事:MSI Claw 8 AI+ A2VMレビュー!Core Ultra 7とAIで激変?

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GPD WIN Mini 2025

GPD から発売された7インチのポータブルゲーミングPCです(2025年3月上旬に発売)。

AMD Ryzen AI 9 HX 370 / AMD Ryzen 7 8840U、16GB/32GB LPDDR5xメモリ、1TB/2TB M.2 NVMe 2280 SSDストレージ、44.24Wh バッテリー(最大14時間駆動、利用状況による)、Windows 11 Home (64bit)、microSDカードスロット (最大読込160MB/s、最大書込120MB/s) x1を搭載しています。

また、冷却システム、デュアルスピーカー(独立アンプ内蔵)、DTS:X Ultra対応オーディオ、バックライト付QWERTYキーボード(シザースイッチ)、ホール効果ジョイスティック、L4/R4カスタムキー、タッチパッド (PTP)、アクティブ冷却、デュアルリニアモーターによる振動効果、

6軸ジャイロスコープ、3軸重力センサー、PD急速充電、USB4 (40Gbps) x1、USB 3.2 Gen 2 Type-C x1、USB Type-A x1、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3に対応しています。

価格は、Amazonで228,000円(税込)、楽天市場で126,580円(送料無料・中古品)、ヤフーショッピングで168,000円(中古)、です。

関連記事:GPD WIN Mini 2025レビュー!AI性能で2024年型を凌駕?

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Steam Deck OLED

米国 Valve から発売された7.4インチのポータブルゲーミングPCです(2023年11月17日に発売)。

Steam OS 3.0、Zen2ベースのAMD APUと16 GB LPDDR5 メモリ、HD画質のHDR OLED(有機EL)タッチスクリーン、512GB/1TB NVMe SSD、50 Whバッテリー、トラックパッドを搭載しています。

また、リフレッシュレート 90 Hz、HDハプティクス、大型の冷却ファン、DSP内蔵ステレオスピーカー、デュアルアレイマイク、microSDカードでのストレージ拡張、45W急速充電、6軸ジャイロセンサー、Steam Deck ドッキングステーション(別売)、USB3 Gen2 Type-C (DP映像出力/PD充電/データ転送)x1、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3に対応しています。

価格は、Amazonで146,200円、楽天市場で98,600円(送料無料)、ヤフーショッピングで99,000円、です。

関連記事:Steam Deck OLEDとROG Ally Xを比較!ゲーム性能レビュー

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HUAWEI WATCH GT 6 レビュー!GT 5比較で分かった利点と欠点

HUAWEI WATCH GT 6 前面の外観
2025年10月14日に発売された「HUAWEI WATCH GT 6」は、人気のスマートウォッチ「HUAWEI WATCH GT 5」から大幅な進化を遂げた後継機として多くの注目を集めています。

このレビューでは、GT 6が前モデルGT 5からどれほど進化したのか、特にその驚異的なバッテリー持続力とプロレベルに進化したスポーツ機能を徹底的に検証しました。

先に結論からお伝えしましょう

HUAWEI WATCH GT 6 の長所(Pros):

  • 前モデルGT 5の1.5倍となる、最大21日間の驚異的なバッテリー持続時間
  • 最大3000ニトに達した、屋外でも完璧な視認性の超高輝度ディスプレイ
  • 業界初のサイクリングパワー推定など、プロレベルに進化したスポーツ機能
  • GPS精度がGT 5比で約20%向上した、高速かつ正確な測位システム
  • 64GBに拡張された大容量ストレージ(音楽やマップ保存に最適)

HUAWEI WATCH GT 6 の短所(Cons):

  • Suica(FeliCa)など、日本市場の電子マネー決済に非対応
  • iPhone(iOS)との連携では、音楽同期やメッセージ返信など多くの機能が制限される
  • AppGallery(アプリストア)の規模が小さく、アプリの拡張性が低い
  • LINEの音声通話着信が「不明な通知」と表示される不具合がある

総合評価:

HUAWEI WATCH GT 6は、HUAWEI WATCH GT 5と同じ発売価格でありながら、バッテリー、ディスプレイ、スポーツ機能を「別物」と呼べるレベルにまで劇的に進化させた、驚異的なコストパフォーマンスを誇るスマートウォッチです。電子マネー決済が不要なAndroidユーザーにとって、現時点で最も強力な選択肢の一つであることは間違いありません。

この記事で分かること

  1. デザインと耐久性: 46mm / 41mm (サイズ)、ステンレススチール (質感)、バンド (交換)、ベルト (素材)、IP69 (防水)、付属品
  2. ディスプレイ: 最大輝度3000ニト、文字盤 (消費電力表示)、常時表示 (AOD)、屋外視認性、1.47インチ (画面)
  3. 操作性: HarmonyOS 6.0 (高速化)、デジタルクラウン、タッチレスポンス (サクサク)、UIデザイン
  4. スポーツ機能: サイクリング (パワーメーター)、転倒検知 (安全)、ランニング (フォーム分析)、ゴルフ、GPS (ヒマワリ型2.0)
  5. ヘルスケア機能: 情緒測定 (12段階)、HRV (心拍変動)、睡眠モニタリング (質)、心拍数 (TruSeen)、Health+
  6. バッテリー: 驚異的な電池持ち (最大21日間)、充電 (ワイヤレス)、ハイシリコンバッテリー、GPS連続使用 (40時間)
  7. スマート機能: ストレージ (64GB)、Bluetooth通話、音楽再生 (単体)、LINE (通知)、録音メモ
  8. OSとアプリ: HarmonyOS 6.0、対応機種 (Android/iOS)、iPhone (制限)、AppGallery
  9. 比較:(Pro版)HUAWEI WATCH GT 6 Pro、前モデル HUAWEI WATCH GT 5HUAWEI WATCH 5(上位モデル)、Apple Watch SE 3Xiaomi Watch S4 41mm、違い
  10. スペック:仕様詳細、GT 6 Proとの違い
  11. 評価:5段階評価、総評、メリット・デメリット
  12. 価格:ファーウェイ公式、Amazon、楽天、中古、最安値

この記事を最後まで読むことで、「HUAWEI WATCH GT 6」を購入するべきかどうかがはっきりと分かるはず。購入に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

この製品の購入はこちら→ Amazon リンク / AliExpress リンク

公式ページ:HUAWEI WATCH GT 6 – HUAWEI 日本

デザインと耐久性:HUAWEI WATCH GT 6 ~高級感とタフさを両立した、洗練されたスタイル~

HUAWEI WATCH GT 6 前面 グリーンの外観

ここでは、HUAWEI WATCH GT 6のデザインと耐久性について、前モデルHUAWEI WATCH GT 5との違いも交えながら、実際に使用して感じた点をレビューしていきます。

質感とデザインの進化

HUAWEI WATCH GT 6を手にしてまず感じるのは、その高級感です。前モデルHUAWEI WATCH GT 5も価格以上の質感を持っていましたが、GT 6はさらに洗練された印象を受けます。本体ケースはステンレススチール製で、その切削加工の精度は非常に高く、まるで高級なアナログ時計のようです。

注目すべきは、GT 5から継承した八角形(オクタゴン)のデザインを、よりスタイリッシュに昇華させた点です。GT 6ではベゼル部分が立体的な「カウントアップベゼル」になりました。この変更により、八角形の主張が適度に和らぎ、全体がスリムに引き締まって見えます。実際、少し離れて見ると上質な円形ベゼルのように感じられ、このさりげないデザインが非常に好印象です。

サイズと装着感

HUAWEI WATCH GT 6の側面

ラインナップは46mmモデルと41mmモデルの2種類です。特に41mmモデルは、前モデルよりも細い手首にフィットするように設計が見直されています。前モデルのHUAWEI WATCH GT 5(46mm、約48g、厚さ10.7mm)と比較すると、HUAWEI WATCH GT 6(46mm、約51.3g、厚さ10.95mm)は、数値上わずかに重く、厚くなっています。

GT 5(46mm)は約48gでしたが、GT 6(46mm)は約51.3gとなり数値上は重くなっています。しかし、装着感は不思議と快適で、GT 6の装着感は不思議と快適です。これは「可動式ループラグ」が手首へのフィット感を高めているためか、あるいはスリムに見えるデザインのおかげか、大きさを感じさせずに軽快さが増したように感じます。

カラーバリエーションも豊富で、46mmモデルグレー、グリーン、ブラック41mmモデルで「ブラック」「パープル」「ホワイト」など、ビジネスシーンからアクティブなシーンまで対応できる選択肢が揃っているのも魅力です。

日常からアクティビティまで対応する耐久性

HUAWEI WATCH GT 6を腕に装着している

HUAWEI WATCH GT 6は、見た目の高級感だけでなく、タフさも兼ね備えています。ステンレススチールの頑丈な造りに加え、防水性能は5ATM(5気圧防水)IP69防水基準を満たしています。これにより、日常の手洗いや突然の雨はもちろん、プールでのスイミングなどでも安心して使用できます。

ただし、前モデルGT 5が対応していたIP69Kと、GT 6IP69には注意点があります。IP69は高圧・高温水に対する耐性規格ですが、GT 6の公式な取り扱い説明では、温水シャワー、温泉、サウナ(スチームルーム)での使用は推奨されていません。規格上は高圧水に耐えますが、公式が推奨していない以上、製品を長く使うためには高温環境での使用は避けた方が賢明でしょう。

シーンに合わせて選べる高品質なストラップ

HUAWEI WATCH GT 6のバンド。

HUAWEI WATCH GT 6は、付属するストラップの品質も高いです。46mmモデルのラインナップを見ると、「グレー」モデルには質感の高いコンポジットレザー、「グリーン」モデルにはフルオロエラストマー(内側)と吸汗速乾性のある織り素材(外側)を組み合わせたコンポジットウーブンベルトが採用されています。これはGT 5のブルーモデルで好評だった「内側シリコン、外側ウーブン」の良いとこどりの設計思想を受け継いだもので、機能性と快適性を両立させています。

バンド交換が非常に簡単なのも嬉しいポイントです。46mmモデルのバンド幅は汎用性の高い22mm(41mmモデルは18mm)なので、気分や服装に合わせてサードパーティ製のバンドに気軽に交換できます。カスタマイズの幅が広いことも、このウォッチの満足度を高めています。

HUAWEI WATCH GT 6の付属品

  • 充電クレードル(充電ケーブル含む)× 1
  • クイックスタートガイド/保証とアフターサービスのご案内 × 1

まとめ:デザインと耐久性

  • 第一印象:高級時計のようなステンレスの質感と、洗練された立体的なベゼルデザインが非常にスタイリッシュ。
  • 装着感:HUAWEI WATCH GT 5よりわずかに重くなったものの、可動式ラグやスリムな設計により快適な装着感を実現。
  • 耐久性:5ATMとIP69防水に対応し、日常の水仕事からスイミングまで安心して使用可能。
  • 注意点:IP69規格ではあるものの、公式には温水シャワーやサウナでの使用は非推奨。
  • カスタマイズ性:バンド交換が容易な22mm幅(46mmモデル)で、サードパーティ製バンドとの組み合わせも楽しめる。

ディスプレイと操作性:HUAWEI WATCH GT 6 ~圧倒的な輝度とサクサクの操作感~

HUAWEI WATCH GT 6のディスプレイ

ここでは、HUAWEI WATCH GT 6のディスプレイと操作性について、HUAWEI WATCH GT 5と比較しながら、実際に使用して感じた驚きや快適さをレビューしていきます。

息をのむほどの鮮やかさと明るさ

HUAWEI WATCH GT 6の電源を入れ、ディスプレイが点灯した瞬間、その鮮やかさに目を奪われました。AMOLEDディスプレイの発色は素晴らしく、特に黒が深く沈むため、カラフルな文字盤デザインが非常によく映えます。前モデルのHUAWEI WATCH GT 5も「クリスタルのようにクリア」と感じるほど美しいディスプレイでしたが、GT 6はそれを一段階超えた鮮明さと、光り輝いているような印象を受けます。

HUAWEI WATCH GT 6のディスプレイ。直射日光下。

注目すべきは、その圧倒的な明るさです。HUAWEI WATCH GT 6のディスプレイは最大輝度3,000ニトに達します。これはHUAWEI WATCH GT 5の最大1,200ニト(※資料による推定)から2.5倍近い向上です。この進化は伊達ではありません。GT 5でも屋外での視認性に不満はありませんでしたが、GT 6は別格です。秋晴れの強い日差しの中で、サングラスをかけたままでも、通知やワークアウト中のデータをハッキリと読み取ることができました。この明るさには非常に感動しました。屋外で活動する機会が多い人には最大のメリットとなるでしょう。

没入感を高めるディスプレイサイズ

HUAWEI WATCH GT 6の41mm、46mmディスプレイ

46mmモデルで比較すると、HUAWEI WATCH GT 5が1.43インチだったのに対し、HUAWEI WATCH GT 61.47インチへと大型化し、画面領域が約5.5%拡大しました。数値以上に実感するのは、ベゼルが細くなったことによる没入感の向上です。ベゼルのギリギリまで表示領域が広がったことで、地図を表示させた際や、写真を使った文字盤を表示させた際の満足感が大きく高まっています。

41mmモデル1.32インチAMOLEDディスプレイを搭載しており、解像度は466 × 466 ピクセルと高精細です。どちらのモデルを選んでも、情報を非常にクリアに表示してくれます。

直感的な操作性:高速タッチレスポンスと便利なクラウン

HUAWEI WATCH GT 6のクラウン。

HUAWEI WATCH GT 6の操作感は、HUAWEI WATCH GT 5の時点で「サクサク動く」と高評価だったレベルから、さらに向上しています。ディスプレイのタッチ感度は非常に良好で、まるでスマートフォンの画面を操作しているかのように、指の動きに滑らかに追従します。スワイプやタップでの遅延は一切感じられず、日常的な操作でストレスを感じることは皆無でした。

右上に配置されたデジタルクラウン(リューズ)は、溝加工が施されて回しやすく、回転操作の感触も良好です。日常的な操作でストレスを感じることは皆無でした。

デザインと機能性が進化したウォッチフェイス

HUAWEI WATCH GT 6のウォッチフェイス

GTシリーズの魅力であるウォッチフェイスの豊富さは、GT 6でさらに進化しています。HUAWEI Healthアプリを通じて、膨大な数のデザインから好みのものを選べますが、無料の文字盤だけでもデザイン性の凝ったものが多く揃っています。

写真を使ったオリジナル文字盤の作成HUAWEI WATCH GT 5と同様に可能で、さらにGT 6では、動きのある「ビデオ文字盤」も表示できるようになりました。また、歩数や心拍数を機能的に配置できる「モジュール」文字盤や、自分の情緒に合わせて表情が変わるパンダの文字盤もユニークで、日々の気分転換に役立ちます。

実用的な点として、文字盤を選ぶ際にその「消費電力レベル」が表示されるようになりました。これにより、デザインの好みとバッテリー持ちのバランスを考えながら、自分に最適な文字盤を選べるようになったのは、非常に便利な進化だと感じました。

HUAWEI WATCH GT 6のディスプレイ仕様

  • 46mmモデル: 1.47インチ AMOLEDディスプレイ
  • 解像度: 466 × 466 ピクセル、PPI 317
  • 41mmモデル: 1.32インチ AMOLED ディスプレイ
  • 解像度: 466 × 466 ピクセル、PPI 352
  • 最大輝度: 3,000ニト

まとめ:ディスプレイと操作性

  • 第一印象:HUAWEI WATCH GT 5を凌駕する、息をのむような鮮やかさと発色。
  • 屋外視認性:最大3,000ニトの輝度は圧倒的で、強い日差しの下でもサングラス越しに情報をハッキリ確認できる。
  • 画面サイズ:46mmモデルは1.47インチに拡大し、ベゼルが細くなったことで画面への没入感が向上。
  • 操作性:HUAWEI WATCH GT 5の快適さを超える「スマホ並み」の高速で滑らかなタッチレスポンスと、快適なクラウン操作を実現。
  • ウォッチフェイス:「ビデオ文字盤」や「モジュール文字盤」など機能的なデザインが追加され、「消費電力レベル」表示で実用性も向上。

スポーツ機能:HUAWEI WATCH GT 6 ~プロレベルに進化した、サイクリスト必見のパートナー~

HUAWEI WATCH GT 6のスポーツモード。

ここでは、HUAWEI WATCH GT 6のスポーツ機能について、特にHUAWEI WATCH GT 5から大きく進化した点を中心に、実際に使用して感じた驚きをレビューします。

多彩なスポーツモード

HUAWEI WATCH GT 6は、ランニング、ゴルフ、スキー、登山といった定番のアクティビティから、筋力トレーニングやヨガまで、100種類以上のワークアウトモードに対応しています。HUAWEI WATCH GT 5も多彩なモードを備えていましたが、GT 6は各機能が「ワンランク上」に引き上げられた印象です。

また、ワークアウトの自動検出機能も搭載されています。HUAWEI WATCH GT 5もランニングやウォーキングなどの自動識別に対応していましたが、GT 6では屋外サイクリング、屋内ランニング、屋内ウォーキングなど5種類のワークアウトを自動で検知します。特にサイクリング中の信号待ちや休憩などで自動的に一時停止・再開する機能は、HUAWEI WATCH GT 5と比べても反応が素早くなったと感じられ、街中でのワークアウトのストレスが軽減されました。

革命的に進化したサイクリング機能

HUAWEI WATCH GT 6のサイクリング機能

HUAWEI WATCH GT 6のスポーツ機能で最大の進化は「サイクリング」です。HUAWEI WATCH GT 5の機能が基本的なデータ記録だったのに対し、GT 6は業界初となる「サイクリングパワーシミュレーション」機能を搭載しました。高価なパワーメーターがなくても、速度や勾配、体重などの情報から走行中の推定パワー値(ワット)をリアルタイムで表示してくれます。

さらに、本格的なトレーニングにも対応可能です。Bluetoothを介して外部のパワーメーターやケイデンスセンサーに接続でき、自身のFTP値(1時間維持できる最大パワー)を計測することもできます。これはもはや、一般的なスマートウォッチの域を超えたプロ仕様の機能です。

精度と速度が向上したGPS機能

HUAWEI WATCH GT 6で地図(マップ)、GPS機能を使用。

HUAWEI WATCH GT 6は、HUAWEI WATCH GT 5と比較してGPSの測位精度が約20%向上しています。これは「ヒマワリ型アンテナシステム 2.0」と呼ばれる新しいアンテナ設計と、6種類の衛星システム(NavICが追加 )に対応したことによります。

実際にHUAWEI WATCH GT 5 ProとGT 6を持って同時にワークアウトを開始しようとしたところ、GT 6の方が明らかに測位完了までの時間が短縮されていました。ビル街や山間部での精度が向上しているため、ルートが乱れることなく、非常に正確な軌跡を記録してくれます。大規模なオフラインマップのダウンロードにも対応しており、ウォッチの画面でいつでもコースを確認できる安心感があります。

体験:戦略的に進化したランニング

HUAWEI WATCH GT 6のランニング機能

HUAWEI WATCH GT 6を装着してランニングに出かけると、その進化はGPSの速さ以外でも体感できました。HUAWEI WATCH GT 5にも搭載されていたランニングフォーム分析(接地時間のバランスや垂直振動など )は、新しく搭載された「ペース補正」機能によって、より実戦的になりました。

これは、設定した目標ペースに対して今どれくらい遅れているか、あるいは速すぎないかをリアルタイムで表示し、一定のペースを保つのを助けてくれる機能です。また、「チェックポイント予測機能を使えば、レース本番のように「次の給水ポイントまであと何キロ」といった戦略的なトレーニングが可能になります。正確なGPSとこれらの新機能のおかげで、トレーニングの質が格段に上がったと感じました。

GTシリーズ初の安全機能「転倒検知」

HUAWEI WATCH GT 6の転倒検知

スポーツ機能の進化と合わせて、安全面での大きなアップデートがあります。HUAWEI WATCH GT 6には、GTシリーズとして初めて「転倒検知・緊急通報」機能が搭載されました。これはHUAWEI WATCH GT 5にはなかった重要な機能です。

万が一、サイクリング中やトレイルランニング中に転倒しても、ウォッチが自動でそれを検知し、あらかじめ設定した連絡先へSOSコールや救助要請の通知を自動送信できます。一人でトレーニングに出かけることが多いサイクリストやランナーにとって、この安心感は何物にも代えがたいと感じました。

HUAWEI WATCH GT 6のスポーツ機能 一覧

  • 100種類以上のワークアウトモード(サイクリング、ランニング、ゴルフ、スキー、登山など)
  • サイクリングパワーシミュレーション(ウォッチ単体での推定パワー測定)
  • FTP値測定(外部パワーメーター連携)
  • 高精度GPS(ヒマワリ型アンテナシステム 2.0、6衛星システム対応)
  • オフラインマップ対応
  • ランニングフォーム分析(接地時間、垂直振動など)
  • ペース補正、チェックポイント予測機能
  • スキー機能(リフト自動検出、yukiyamaアプリ連携)
  • ゴルフ機能(ベクターマップ対応)
  • 転倒検知・緊急通報機能
  • 外部センサー連携(心拍ベルト、ケイデンス、パワーメーターなど)

まとめ:スポーツ機能

  • サイクリング機能:HUAWEI WATCH GT 5の基本機能から「革命的進化」を遂げ、パワーメーター不要でパワー(ワット)を推定できる業界初の機能を搭載。
  • プロユース:外部パワーメーターと連携し、FTP値も測定可能で、本格的なサイクリストのニーズにも対応。
  • GPS精度:「ヒマワリ型アンテナ 2.0」により、HUAWEI WATCH GT 5比で測位精度が約20%向上し、測位開始も高速化。
  • ランニングサポート:ペース補正機能やランニングフォーム分析により、戦略的かつ効率的なトレーニングが可能。
  • 安全性:HUAWEI WATCH GT 5にはなかった「転倒検知・緊急通報」機能がGTシリーズで初めて追加され、安全面が大幅に向上。

ヘルスケア機能:HUAWEI WATCH GT 6 ~より深く、より手軽になった健康パートナー~

HUAWEI WATCH GT 6の「情緒モニタリング2.0」

ここでは、HUAWEI WATCH GT 6のヘルスケア機能について、HUAWEI WATCH GT 5からの着実な進化や、日々の健康管理にどのようなメリットをもたらしたかをレビューしていきます。

心のケアまで踏み込んだ、新次元のモニタリング

HUAWEI WATCH GT 6は、HUAWEI WATCH GT 5から続く健康管理機能を、より深く、より手軽なものへと進化させました。HUAWEI WATCH GT 5にも「情緒測定」は搭載されていましたが、3段階(快適、普通、不快)の表示で、どちらかというと従来の「ストレス測定」の延長線上にある印象でした。

しかし、HUAWEI WATCH GT 6では「情緒モニタリング2.0」へと進化し、心の状態を12段階できめ細かく分類できるようになりました。アルゴリズムの精度は76%向上し、測定に必要な時間もGT 5の約30分からわずか10分へと劇的に短縮されています。これにより、ストレス管理がより手軽で実用的になりました。ウォッチフェイスの愛らしいパンダの表情で、自分のメンタル状態を直感的に把握できるのも便利です。

さらに、HUAWEI WATCH GT 5では明確に搭載されていなかった「24時間HRV(心拍変動)モニタリング」機能が追加されたことも大きな進化です。HRVを一日中測定することで、体調の細かな変化やトレーニングの負荷状況をデータで把握できるようになり、コンディション管理の精度が格段に上がりました。

変わらぬ高精度、進化したTruSeenセンサー

HUAWEI WATCH GT 6の心拍モニタリング

心拍数、血中酸素レベル(SpO2)、皮膚温といった基本的な健康指標の24時間モニタリングは、HUAWEI WATCH GT 5から引き続き高精度を維持しています。HUAWEI WATCH GT 6は新しいTruSeenセンシングシステムを採用しており、運動中や睡眠中など、様々な状況下でもデータをより素早く、正確に取得できます。

実際に、HUAWEI WATCH GT 6の心拍数測定値を専門のチェストストラップと比較してみましたが、その差はごくわずかで、高い信頼性を感じます。また、血中酸素レベルも専用のパルスオキシメーターとの測定値と比べても、許容範囲内の差に収まっており、日常の健康チェックツールとして十分な性能を持っていると実感できました。活動量計も従来の3リングに加え、睡眠や歩数、気分を総合管理する「ヘルスクローバーリーフ」が用意されており、健康習慣の維持に役立ちます。

高度な分析機能:脈波不整脈分析アプリ

さらに、HUAWEI WATCH GT 6には、より高度な健康分析機能として「脈波不整脈分析アプリ」が搭載されています。これは医学的に認定された機能であり、心臓における心房細動のリスクを判定できるとされています。HUAWEI WATCH GT 5にはなかった機能であり、健康管理のレベルをさらに引き上げるものです。ただし、この機能はレビュー時点ではまだ利用可能になっておらず、今後のアップデートでの提供が待たれる状況でした。

精度が向上した睡眠トラッキング体験

HUAWEI WATCH GT 6の睡眠モニタリング

HUAWEI WATCH GT 5の睡眠トラッキングは、昼寝まで正確に検出する素晴らしい精度でしたが、HUAWEI WATCH GT 6はそれをさらに超えてきました。GT 6を装着して眠ると、睡眠段階(深い睡眠、浅い睡眠、レム睡眠)の分析が驚くほど詳細で、睡眠の質について深い洞察を得ることができます。

特に精度向上が実感できたのは、睡眠中の誤検出が減った点です。活動量が少ない静かな時間帯の誤検出率が約2%まで改善され、夜中に目が覚めた回数の誤差もほぼ無くなりました。HUAWEI Healthアプリを開けば、これらの詳細な睡眠データや「睡眠中呼吸乱れ検知」の結果をグラフで分かりやすく確認できます。データに基づいた「水分補給のタイミング」といったスマートなアドバイスも提供され、自分の生活習慣を具体的に見直す良いきっかけになりました。

HUAWEI WATCH GT 6の睡眠グラフ

より高度な健康管理へ:「HUAWEI Health+」

HUAWEI WATCH GT 6の購入者は、有料サブスクリプションサービス「HUAWEI Health+」を3ヶ月間無料で体験できます。このサービスは、ウォッチ本体の基本的なヘルスケア機能(Health Cloversなど)をさらに拡張するもので、AIによるフィットネス計画、専門的なワークアウトメニュー、マインドフルネスのための呼吸エクササイズやヒーリングミュージックなどが利用可能になります。

実際に無料体験を利用してみると、パーソナライズされたアドバイスは非常に有益だと感じました。一方で、一部の呼吸法やウォッチフェイスなど、特定の機能がこのサブスクリプションに紐づいている点は注意が必要です。特に「会員無料」のウォッチフェイスは、サブスクリプションを解約すると使えなくなってしまうため、継続利用するかどうかは、この無料期間中にじっくり見極める必要がありそうです。

HUAWEI WATCH GT 6のヘルスケア機能 一覧

  • 心拍数モニタリング(24時間)
  • 血中酸素レベル(SpO2)モニタリング(24時間)
  • HRV(心拍変動)モニタリング(24時間)
  • 皮膚温測定
  • 高精度睡眠モニタリング(睡眠段階、睡眠スコア、睡眠中呼吸乱れ検知)
  • 情緒モニタリング 2.0(12段階分類、10分測定)
  • ストレスモニタリング
  • 活動リングおよびヘルスクローバーリーフ(活動量計)
  • 呼吸エクササイズ
  • 女性の生理周期予測
  • 脈波不整脈分析アプリ

まとめ:ヘルスケア機能

  • 情緒測定の進化:HUAWEI WATCH GT 5の3段階表示から12段階のきめ細かな分類に進化し、測定時間も30分から10分へと大幅に短縮。
  • HRVの追加:HUAWEI WATCH GT 5にはなかった24時間HRV(心拍変動)モニタリングが追加され、体調管理がより詳細に。
  • 睡眠精度の向上:HUAWEI WATCH GT 5の時点で高精度だった睡眠測定が、誤検出率の改善などによりさらに高精度に。
  • 基本機能の信頼性:心拍数やSpO2の測定精度は新しいTruSeenセンサーにより高く、日常の健康管理パートナーとして非常に信頼できる。
  • 有料プラン:より高度な分析やAIコーチングは有料の「HUAWEI Health+」で提供され、3ヶ月の無料体験が可能。

バッテリー持ちと充電:HUAWEI WATCH GT 6 ~常識を覆す21日間のスタミナ~

HUAWEI WATCH GT 6で充電している

ここでは、HUAWEI WATCH GT 6の最大の魅力であるバッテリー持続時間と充電性能について、HUAWEI WATCH GT 5と比較しながら、その驚異的なスタミナをレビューしていきます。

劇的に進化した「21日間」の持続力

HUAWEI WATCH GT 6のバッテリー性能は、HUAWEI WATCH GT 5から劇的に進化しました。46mmモデルは867mAh、41mmモデルは540mAhという大容量バッテリーを搭載しています。これは、エネルギー密度を約37%向上させた革新的な「ハイシリコンバッテリー」の採用によって実現しました。公称値では、46mmモデルの通常使用がGT 5の約14日間 から約21日間へと1.5倍に延び、41mmモデルも約7日間 から約14日間へと倍増しています。GPS連続使用時間も、46mmモデルで約40時間という、もはや「安心感」しかない持久力を獲得しました。

実際の使用感:充電のことを忘れる日常

HUAWEI WATCH GT 5でも10日に1回程度の充電で快適でしたが、GT 6は「約3週間充電が不要」というレベルに達しており、これは日常使いで計り知れないメリットです。1ヶ月以上使っていますが、充電のことで困ったことは一度もありません。

実際に、心拍数や睡眠、ストレス測定を常時オンにし、週に数回のワークアウト(5km超のランニングを含む)を行うような超ヘビーユースな使い方をしても、1日の消費は12%程度で、計算上約8日間は充電なしで使えるという結果になりました。常時点灯(AOD)をオンにしても、46mmモデルで約7日間は持続します。GPS連続使用が約40時間 というのは、週末のロングライドやトレイルランニングでも全く不安を感じません。途中で電池切れの心配がないという安心感は、アクティビティへの集中力を高めてくれました。

強力だが、互換性に注意が必要な充電

HUAWEI WATCH GT 6の充電器

充電は付属の専用ワイヤレス充電クレードルで行います。このクレードルはマグネットが非常に強力で、ウォッチに「カチッ」と吸着する力が強いため、ズレて充電できていなかったという失敗は起こりにくいでしょう。ただし、いくつか注意点もあります。HUAWEI WATCH GT 5の充電器は、GT 6では使えませんでした。また、一般的なQi充電にも対応していないようで、旅行や出張には専用品が必須となります。付属ケーブルの端子がUSB-Aである点も、USB-Cが主流の現在では少し時代遅れに感じました。

HUAWEI WATCH GT 6のバッテリー・充電 仕様

  • バッテリー持続時間 (46mm)
  • 通常使用:約21日間
  • ヘビーユース:約12日間
  • 常時点灯機能使用時:約7日間
  • GPS連続使用時:約40時間
  • バッテリー持続時間 (41mm)
  • 通常使用:約14日間
  • ヘビーユース:約7日間
  • 常時点灯機能使用時:約5日間
  • GPS連続使用時:約25時間
  • バッテリータイプ:ハイシリコンバッテリー(エネルギー密度約37%向上)
  • 充電方式:ワイヤレス充電(専用クレードル付属)
  • バッテリー容量:46mmモデル 867mAh , 41mmモデル 540mAh

まとめ:バッテリー持ちと充電

  • 劇的な進化:HUAWEI WATCH GT 5(46mm)の約14日間 から、約21日間へとバッテリー持ちが1.5倍に向上。
  • 技術:エネルギー密度が37%向上した「ハイシリコンバッテリー」がこの持続時間を実現。
  • GPS持続力:GPS連続使用時間が約40時間に達し、長距離アクティビティでも電池切れの心配がない。
  • 充電の注意点:充電器の磁力は強力だが、HUAWEI WATCH GT 5の充電器は流用できず、Qiにも非対応。
  • 細かい不満:付属ケーブルがUSB-A端子なのは時代遅れに感じる。

スマート機能:HUAWEI WATCH GT 6 ~日常を格上げする多彩なアシスタント~

HUAWEI WATCH GT 6のBluetooth通話

ここでは、HUAWEI WATCH GT 6のスマート機能について、HUAWEI WATCH GT 5との比較も交えながら、日常生活で便利だと感じた点をレビューしていきます。

Bluetooth通話

HUAWEI WATCH GT 6スピーカーとマイクを内蔵しており、スマートフォンと接続した状態でのBluetooth通話に対応しています。この機能はHUAWEI WATCH GT 5も「音声がかなり鮮明」と実用的でしたが、GT 6もその品質をしっかり受け継いでおり、仕事の電話にも十分使える音質でした。特に便利だと感じたのは、ランニング中にスマートフォンを取り出すことなく、手元のウォッチでそのまま電話に出られることです。この手軽さは、一度体験すると手放せなくなります。

音楽再生とストレージ

HUAWEI WATCH GT 6の音楽再生

スマート機能においてHUAWEI WATCH GT 5から最も大きく進化したのがストレージ容量です。HUAWEI WATCH GT 6は、なんと64GBの大容量内蔵メモリを備えています。これにより、オフラインマップのデータに加え、お気に入りの楽曲を大量にウォッチ本体へ保存できるようになりました。HUAWEI WATCH GT 5もスマホレスでの音楽再生は可能でしたが、保存容量には限りがありました。

GT 6なら、スマートフォンを持たずにランニングに出かける際も、Bluetoothイヤホンさえあれば、膨大な音楽ライブラリから選曲して楽しめます。ただし、iOSデバイスとペアリングしている場合は、ウォッチへの音楽同期や管理がサポートされていない点には注意が必要です。

スクリーンショットと録音メモ

HUAWEI WATCH GT 6のスクリーンショットと録音メモ

HUAWEI WATCH GT 6には、日常で役立つ細かい機能が搭載されています。HUAWEI WATCH GT 5と同様に、ウォッチの上下ボタンを同時に押すだけで、表示されている画面のスクリーンショットを撮影できます。撮影した画像はHUAWEI Healthアプリ経由でスマートフォンの写真フォルダに共有されるため、記録に便利です。

また、新しく「Voice Notepad」という録音メモ機能も加わりました。急いでメモを取りたい時に手首に向かって話すだけで記録できるのは手軽です。ただし、この音声メモはウォッチ本体で確認するのみで、スマートフォンには同期できない仕様でした。

LINEなどの通知受信、その他

HUAWEI WATCH GT 6のメッセージ返信

スマートフォンの通知は、LINEのメッセージを含め、HUAWEI WATCH GT 5と同様に確実に同期され、速さも十分です。Androidスマートフォンと接続している場合、HUAWEI WATCH GT 5と同じくフルQWERTYキーボードを使ってウォッチから直接メッセージに返信が可能です。

しかし、HUAWEI WATCH GT 6を使っていて唯一、非常に残念な点に気づきました。LINEの「文字メッセージ」は差出人名も本文も正常に表示されるのですが、なぜかLINEの「音声通話」の着信だけが「不明な通知?」と表示されてしまいます。これでは誰からの電話かわからず、非常に不便です。また、リモートシャッター機能はHUAWEI WATCH GT 5と同様、iOSデバイスとの接続時のみ利用可能という制限が残っていました。

HUAWEI WATCH GT 6のスマート機能 一覧

  • Bluetooth通話:対応(内蔵スピーカー・マイク)
  • 音楽再生:対応(本体ストレージに保存しスマホレスで再生可能)
  • ストレージ:64GB
  • スクリーンショット:対応(上下ボタン同時押し)
  • 録音メモ(Voice Notepad):対応(スマホへの同期は不可)
  • リモートシャッター:対応(iOSデバイス接続時のみ)
  • 通知受信:対応(LINE、SNSなど)
  • メッセージ返信:対応(Android接続時、フルQWERTYキーボード搭載)

まとめ:スマート機能

  • ストレージの飛躍的向上:HUAWEI WATCH GT 6は64GBの大容量メモリを搭載し、HUAWEI WATCH GT 5より圧倒的に多くの音楽やマップを保存可能。
  • 便利な通話機能:HUAWEI WATCH GT 5から続く、実用的な音質のBluetooth通話機能を継承。
  • 細かい便利機能:スクリーンショット機能に加え、スマホ同期不可ながら手軽な録音メモ(Voice Notepad)機能を搭載。
  • 通知の不満点:LINEの「音声通話」着信が「不明な通知」と表示される点は、早急な改善が望まれる。
  • OS間の格差:リモートシャッターや音楽同期、メッセージ返信機能は、HUAWEI WATCH GT 5と同様にiOSでは制限あり。

OSとアプリ:HUAWEI WATCH GT 6 ~高速化したHarmonyOS 6.0とUIの使い勝手~

HUAWEI WATCH GT 6のUIデザイン

ここでは、HUAWEI WATCH GT 6に初搭載されたHarmonyOS 6.0のUIデザインや、HUAWEI Healthアプリとの連携、対応機種について、HUAWEI WATCH GT 5と比較しながらレビューしていきます。

高速化したHarmonyOS 6.0と洗練されたUIデザイン

HUAWEI WATCH GT 6は、OSにHarmonyOS 6.0を初めて搭載しています。この新しいOSの最大の魅力は、その圧倒的な快適さです。HUAWEI WATCH GT 5も「サクサク動く」と操作性に不満はありませんでしたが、GT 6はアプリの起動速度がGT 5と比較して約30%も向上しているため、まるでスマートフォンのようにキビキビと動作します。

UI(ユーザーインターフェース)デザインも、この高速なOSによってその真価を発揮しています。HUAWEI WATCH GT 5のUIデザインは好みが分かれる部分もありましたが、GT 6のUIはより洗練され、すっきりとした効率的なレイアウトに感じます。リューズを押して表示されるアプリ一覧は、見やすいチェス盤のようなレイアウトを採用しており、どの機能がどこにあるか直感的に把握できます。ホーム画面から左右にスワイプして表示する「カスタムカード」(ウィジェット)も、情報の階層化がうまく整理されています。

対応機種の変更点とアップデート

購入前に確認すべきは、対応するスマートフォンのOSです。HUAWEI WATCH GT 6はiOS 13.0以降、Android 9.0以降に対応しています。前モデルのHUAWEI WATCH GT 5がAndroid 8.0以降に対応していたため、Androidユーザーは自身のスマートフォンのバージョン確認が必須です。

互換性については、GT 6HUAWEI WATCH GT 5の時と同様の機能制限が依然として残っています。特にiPhoneと接続した場合AppGallery(アプリストア)が利用できないため、Petal Mapsのナビゲーション機能が使えません。さらに、ウォッチへの音楽の同期や、キーボードを使ったメッセージ返信もサポートされていません。

とはいえ、購入後も機能が進化するのは嬉しいポイントです。特にスキーやスノーボードで役立つ「yukiyama」アプリとの連携機能は、ウィンタースポーツシーズンが始まる11月末頃にOTA(Over-The-Air)アップデートによって提供される予定です。

専用アプリ「HUAWEI Health」とサブスクリプション

HUAWEI WATCH GT 6の専用アプリ「HUAWEI Health」

ウォッチ本体の管理や、日々のデータ蓄積は、スマートフォンアプリ「HUAWEI Health」で行います。このアプリが非常に優秀で、HUAWEI WATCH GT 5から引き続き、ワークアウトの記録や睡眠データ、心拍数の推移などを、非常に見やすいグラフや統計データとして自動でまとめてくれます。

HUAWEI WATCH GT 6の購入者は、有料サブスクリプションサービスである「HUAWEI Health+」を3ヶ月間無料で体験できます。このサービスに加入すると、AIフィットネス計画やマインドフルネス用のヒーリングミュージックなど、より高度な機能が利用可能になります。

アプリの追加

HUAWEI WATCH GT 6は、Androidスマートフォンと接続している場合に限り、ウォッチ専用のアプリストア「AppGallery」からサードパーティ製アプリを追加できます。しかし、HUAWEI WATCH GT 5の時と同様に、このAppGalleryの規模はまだ非常に小さく、アプリの追加による拡張性は、現時点ではあまり期待できません。

日常を支えるアシスタント機能

HUAWEI WATCH GT 6のアシスタント機能

HUAWEI WATCH GT 6は、HUAWEI WATCH GT 5と同様に、日常を便利にする基本的なアシスタント機能もしっかりと網羅しています。OSのUIが高速化したことで、これらの機能へのアクセスも快適になりました。

カレンダー」機能は、ウォッチ上で1ヶ月分の表示に対応しており、スマートフォンに登録されている予定を素早く確認できます。また、GT 6は「電卓」機能も搭載しており、これはHUAWEI WATCH GT 5の機能一覧には見られなかった便利な追加点です。

このほか、「アラーム」、「ストップウォッチ」、「天気情報」、「コンパス」、「気圧計」といった標準機能も全て搭載されています。急いでメモを取りたい時には「Voice Notepad」(録音メモ)機能が役立ちますが、この音声メモはスマートフォンには同期できない仕様です。

HUAWEI WATCH GT 6のOS・アプリ 仕様

  • OS:HarmonyOS 6.0
  • 対応機種:Android 9.0以降、iOS 13.0以降
  • 管理アプリ:HUAWEI Health
  • 有料サービス:HUAWEI Health+(3ヶ月無料体験付き)
  • アプリストア:AppGallery(Androidスマートフォン接続時のみ利用可能)
  • アップデート:OTAアップデート対応
  • UI:HarmonyOS 6.0 UI(チェス盤レイアウトなど)

まとめ:OSとアプリ

  • HarmonyOS 6.0搭載:HUAWEI WATCH GT 5比でアプリ起動が30%高速化し、操作感が劇的に向上。
  • UIデザイン:高速なレスポンスと直感的なレイアウトで快適な操作性を実現。
  • 対応OS:Androidは9.0以降が必要 (GT 5は8.0以降だったため注意)。
  • iOSの機能制限:HUAWEI WATCH GT 5と同様に、音楽同期やアプリ追加、キーボード返信などができず、依然として大きな差がある。
  • ストレージ:64GBに大幅拡張され、マップや音楽の保存容量が飛躍的に増大。

HUAWEI WATCH GT 6とHUAWEI WATCH GT 5の違い

HUAWEI WATCH GT 6のブラックとグレー

2025年10月に発売されたHUAWEI WATCH GT 6は、2024年10月発売の前モデルHUAWEI WATCH GT 5から、多くの面で大幅な進化を遂げています。ここでは、両モデルの主な違いをスペック中心に比較して説明します。

OSと対応機種

  • HUAWEI WATCH GT 5: Android 8.0以降、iOS 13.0以降
  • HUAWEI WATCH GT 6: HarmonyOS 6.0搭載、Android 9.0以降、iOS 13.0以降
  • 違い:GT 6はHarmonyOS 6.0を初搭載し、アプリ起動速度がGT 5比で30%向上しています。ただし、Androidの対応OS要件が8.0から9.0に引き上げられている点に注意が必要です。

バッテリー持続時間 (46mmモデル)

  • HUAWEI WATCH GT 5: 通常使用 約14日間 / ヘビーユース 約9日間 / 常時点灯 約5日間
  • HUAWEI WATCH GT 6: 通常使用 約21日間 / ヘビーユース 約12日間 / 常時点灯 約7日間
  • 違い:GT 6はエネルギー密度が37%向上した「ハイシリコンバッテリー」を採用し、通常使用時の持続時間が1.5倍に劇的に延長されました。

バッテリー持続時間 (41mmモデル)

  • HUAWEI WATCH GT 5: 通常使用 約7日間 / ヘビーユース 約5日間 / 常時点灯 約3日間
  • HUAWEI WATCH GT 6: 通常使用 約14日間 / ヘビーユース 約7日間 / 常時点灯 約5日間
  • 違い:41mmモデルは、GT 5と比較してバッテリー持続時間が全モードで大幅に向上(通常使用で2倍)しています。

GPS連続使用時間 (46mmモデル)

  • HUAWEI WATCH GT 5: (公式データなし)
  • HUAWEI WATCH GT 6: 約40時間
  • 違い:GT 6ではGPS連続使用時間が約40時間と明示され、長距離のアクティビティにも安心して対応できるようになりました。

ディスプレイ (46mmモデル)

  • HUAWEI WATCH GT 5: 1.43インチ AMOLED
  • HUAWEI WATCH GT 6: 1.47インチ AMOLED
  • 違い:GT 6はディスプレイサイズが1.47インチに拡大し、画面領域がGT 5比で約5.5%広がり、没入感が向上しました。

ディスプレイ輝度

  • HUAWEI WATCH GT 5: (推定1200ニト)
  • HUAWEI WATCH GT 6: 最大輝度 約3,000ニト
  • 違い:GT 6は輝度がGT 5から2.5倍近く向上し、強い日差しの下でも圧倒的な視認性を実現しています。

サイズ (46mmモデル)

  • HUAWEI WATCH GT 5: 約45.8 x 45.8 x 10.7 mm
  • HUAWEI WATCH GT 6: 約46 x 46 x 10.95 mm
  • 違い:GT 6は、バッテリー性能向上のためか、GT 5よりもわずかに(0.25mm)厚くなっています。

重量 (46mmモデル)

  • HUAWEI WATCH GT 5: 約48 g(ベルト含まず)
  • HUAWEI WATCH GT 6: 約51.3 g(ベルト含まず)
  • 違い:GT 6はGT 5よりも約3.3g重くなっており、より重厚感が増しています。

ストレージ容量

  • HUAWEI WATCH GT 5: (公式データなし)
  • HUAWEI WATCH GT 6: 64GB
  • 違い:GT 6は64GBの大容量メモリを搭載し、オフラインマップや音楽データをより多く保存できるようになりました。

GPS(測位システム)

  • HUAWEI WATCH GT 5: 5衛星システム対応 (ヒマワリ型アンテナ)
  • HUAWEI WATCH GT 6: 6衛星システム対応 (NavIC追加、ヒマワリ型アンテナ 2.0)
  • 違い:GT 6は対応衛星システムが追加され、アンテナも「2.0」に進化。GT 5比でGPS精度が約20%向上しています。

耐久性 (防水規格)

  • HUAWEI WATCH GT 5: 5 ATM + IP69K
  • HUAWEI WATCH GT 6: 5 ATM + IP69
  • 違い:防水規格がIP69KからIP69に変更されました。GT 6は高圧洗浄機などへの耐性を示しますが、GT 5が適合していた「IPX9K(高温水)」の記述はなく、GT 6は温水シャワー時の防水を保証していません。

主なスポーツ機能

  • HUAWEI WATCH GT 5: ゴルフナビ機能、ランニングフォーム分析など
  • HUAWEI WATCH GT 6: 上記に加え、サイクリングパワーシミュレーション (ウォッチ単体)、転倒検知・緊急通報、yukiyamaアプリ連携
  • 違い:GT 6は、GT 5にはなかった「転倒検知」や、業界初となる「サイクリングパワー測定」を搭載し、スポーツ機能がプロレベルに進化しました。

主なヘルスケア機能

  • HUAWEI WATCH GT 5: 情緒測定 (3段階)、睡眠中呼吸乱れ検知など
  • HUAWEI WATCH GT 6: 情緒測定 (12段階、精度76%向上、測定時間短縮)、24時間HRVモニタリング
  • 違い:GT 6は情緒測定がよりきめ細かくなり、新たに24時間のHRV(心拍変動)モニタリングにも対応しました。

Bluetooth規格

  • HUAWEI WATCH GT 5: Bluetooth 5.2
  • HUAWEI WATCH GT 6: Bluetooth 6.0
  • 違い:GT 6は、より新しいBluetooth規格に対応しています。

まとめ

HUAWEI WATCH GT 6は、HUAWEI WATCH GT 5が築いた「ロングバッテリーと多機能性」という強みを、あらゆる面で正統進化させた後継モデルです。特に「バッテリー持続時間(最大21日間へ1.5倍延長)」、「ディスプレイ輝度(最大3000ニトへ2.5倍向上)」、「ストレージ容量(64GBへ拡張)」、「GPS精度(約20%向上)」の4点が飛躍的に向上しています。

さらに、GT 5にはなかった「サイクリングパワー測定」や「転倒検知」といった先進的な機能が追加され、単なるスマートウォッチから本格的なスポーツ・アスリート向けデバイスへと進化しました。OSもHarmonyOS 6.0になり操作性は向上しましたが、Android 9.0以降が必要になるなど、対応OS要件が変更されている点には注意が必要です。

HUAWEI WATCH GT 6のメリット・デメリット

HUAWEI WATCH GT 6のディスプレイ。

HUAWEI WATCH GT 6は、前モデルHUAWEI WATCH GT 5の正統進化でありながら、バッテリーやディスプレイ性能、スポーツ機能を劇的に向上させたモデルです。ここでは、他のスマートウォッチ(HUAWEI WATCH GT 5、Xiaomi Watch S4 41mm、Amazfit Balance 2、Google Pixel Watch 4)と比較しながら、優れている点(メリット)と、購入前に考慮すべき点(デメリット)をレビューしていきます。

メリット(長所、利点)

メリット1:常識外れのバッテリー持続時間

HUAWEI WATCH GT 6(46mmモデル)のバッテリー性能は驚異的です。前モデルHUAWEI WATCH GT 5の通常使用約14日間でも十分すぎましたが、GT 6では通常使用約21日間へと、1.5倍も延長されました。Google Pixel Watch 4が最長40時間(約1.7日)、Xiaomi Watch S4が最大8日間であることと比較すると、その差は歴然です。Amazfit Balance 2も最大21日間と優秀ですが、GT 6は充電のストレスから完全に解放してくれる、市場でもトップクラスのスタミナを持っています。

メリット2:屋外でも完璧なディスプレイの明るさ

ディスプレイの最大輝度は3000ニトに達します。これは、Google Pixel Watch 4と同等のトップクラスの明るさであり、Xiaomi Watch S4(最大1500ニト)の2倍です。HUAWEI WATCH GT 5と比較しても(※前モデルは1200ニト相当)、屋外での視認性が劇的に向上しました。強い日差しの下でも、サングラス越しでも、マップや通知がはっきりと読み取れたのは感動的でした。

メリット3:本格的なサイクリング機能

HUAWEI WATCH GT 5もゴルフナビ機能が強力でしたが、GT 6は特にサイクリング機能が「革命的」に進化しました。高価なパワーメーターなしで走行パワー(ワット)を推定する機能を搭載しており、これは他のモデルにはない専門的な強みです。Amazfit Balance 2のAIコーチ機能や、Xiaomi Watch S4のスキーモードとも異なり、本格的なサイクリストのニーズに応える機能が追加されました。

メリット4:圧倒的な大容量ストレージ

HUAWEI WATCH GT 6は64GBの大容量ストレージを内蔵しています。これはAmazfit Balance 2やGoogle Pixel Watch 4(各32GB)、Xiaomi Watch S4(2GB)と比較して、2倍以上の容量です。オフラインマップデータを大量に保存したり、スマートフォンを持たずに聴く音楽を数千曲単位で保存したりできるため、ストレージ残量を気にする必要がありません。

メリット5:高級感と耐久性の両立

HUAWEI WATCH GT 5から続くステンレススチール製の高級感あるデザインは、GT 6でさらに洗練されました。IP69という高い防水性能も備えており、Google Pixel Watch 4(5ATM+IP68)やXiaomi Watch S4(5ATM)よりもタフな環境で使えます。Amazfit Balance 2はMIL規格準拠でさらに頑丈ですが、GT 6はビジネスシーンにも合う高級感とタフさを両立しています。

デメリット(短所、欠点)

デメリット1:電子マネー決済(FeliCa)非対応

日本市場における最大の弱点です。Google Pixel Watch 4がFeliCa(Googleウォレット)に対応し、改札やコンビニでの決済が可能な一方、HUAWEI WATCH GT 6は(HUAWEI WATCH GT 5と同様に)NFCを搭載しているもののFeliCaには非対応です。この機能がスマートウォッチ選びの必須条件である場合、GT 6は選択肢から外れてしまいます。

デメリット2:アプリの拡張性が低い

HUAWEI WATCH GT 6はHarmonyOSを搭載していますが、専用のAppGalleryから追加できるアプリは非常に限られています。Google Pixel Watch 4が搭載するWear OSは、Google PlayストアからLINEやマップなど、使い慣れたサードパーティ製アプリを自由に追加・利用できます。GT 6はアプリによる機能拡張がほぼ期待できず、ウォッチ単体で完結する機能(健康管理、音楽再生など)で満足する必要があります。

デメリット3:iOS(iPhone)での機能制限

HUAWEI WATCH GT 5と同様に、iPhoneと接続して使用することは可能ですが、機能が大幅に制限されます。具体的には、ウォッチへの音楽の同期や、キーボードを使ったメッセージ返信、AppGalleryの利用ができません。一方、Google Pixel Watch 4はiPhoneには一切対応しておらず、Android専用機です。iPhoneユーザーにとっては、GT 6は「使えるが制限付き」という悩ましい立ち位置になります。

デメリット4:ワイヤレス充電の互換性

HUAWEI WATCH GT 6はワイヤレス充電に対応していますが、独自の規格を採用しています。HUAWEI WATCH GT 5のワイヤレス充電器をGT 6で使うことはできませんでした。また、一般的なQi規格の充電器との互換性も低いようです。Xiaomi Watch S4やAmazfit Balance 2のようなマグネット式端子とは異なり「置くだけ」の手軽さはありますが、旅行や出張の際は必ず専用の充電器を持ち歩く必要があります。

HUAWEI WATCH GT 6 / GT 6 Proのスペック(仕様)一覧

  • ディスプレイ: 46mm: 1.47インチ / 41mm: 1.32インチ (共にAMOLED, 466×466, リチウムアルミノケイ酸ガラス採用)
    ※Proモデルは46mm(1.47インチ)のみ 。ディスプレイに高耐久な「サファイアガラス」を採用。
  • ストレージ: 64GB ※Proモデルも同様
  • バッテリー駆動時間: 46mm: 通常使用 約21日間 / ヘビーユース 約12日間 41mm: 通常使用 約14日間 / ヘビーユース 約7日間 ※Proモデル(46mm)も通常使用で最大約21日間
  • 充電: ワイヤレス充電
  • ワイヤレス通信: Bluetooth 6.0 , NFC
  • GPS: デュアルバンドGNSS (L1+L5) 対応
    ※Proモデルは対応衛星システムにNavICが追加
  • インターフェース: ホームボタン(回転クラウン)とサイドボタン、ワイヤレス充電端子
  • センサー: 加速度, ジャイロ, 磁気, 光学式心拍, 気圧, 温度, 環境光 ※Proモデルは上記に加え「心電図センサー」「深度センサー」を搭載
  • 防水: 5ATM + IP69 ※Proモデルはさらに「ダイビング(最大40メートルまで対応)」にも対応
  • スピーカー/マイク: 搭載
  • 機能: 健康管理(心拍/血中酸素/睡眠/情緒 ), 多彩なワークアウトモード, ゴルフ/スキー機能など(GT 6は心電図非対応)
    ※Proモデルは特にゴルフ機能が強化されており、心電図測定にも対応。
  • 筐体: ステンレススチール ※Proモデルは高強度な「チタン合金」を採用
  • アプリ: Huawei Health (Huaweiヘルスケア)
  • 対応OS: Android 9.0以降, iOS 13.0以降 ※Proモデルも同様
  • OS: HarmonyOS 6.0
  • サイズ: 46mm: 約46x46x10.95mm 41mm: 約41.3×41.3×9.99mm ※Proモデル: 約45.6 x 45.6 x 11.25 mm
  • 重量: 46mm: 約51.3g (ベルト含まず) 41mm: 約37.5g (ベルト含まず) ※Proモデル: 約54.7g (ベルト含まず)
  • カラー: 46mm: ブラック, グリーン, グレー / 41mm: ブラック, パープル, ホワイト
    ※Proモデルは筐体素材(チタン)に合わせ、ブラック, ブラウンを展開
  • 付属品: HUAWEI WATCH GT 6 本体、充電クレードル(充電ケーブル含む)× 1、クイックスタートガイド/保証とアフターサービスのご案内 × 1
    ※限定モデルである「HONMA × HUAWEI WATCH GT 6 Pro」などの特定のセットには、ゴルフボール、マーカー、グリーンフォークなどのコラボレーションギフトが追加で付属。
  • バンド: モデルによりフルオロエラストマー, コンポジットレザー, コンポジットウーブンなど
    ※Proモデルはブラック フルオロエラストマーベルト, ブラウン コンポジットウーブンベルト など、チタンバンドや専用デザインのバンドが組み合わされます。

HUAWEI WATCH GT 6の評価

HUAWEI WATCH GT 6を装着している。

8つの評価基準で「HUAWEI WATCH GT 6」を5段階で評価してみました。

項目別評価

画面の見やすさ: ★★★★★

最大輝度3000ニトは圧倒的です。前モデルGT 5から2.5倍も明るくなり、強い日差しの下でも全く見やすさが落ちませんでした。

健康管理・スポーツ: ★★★★★

GPS精度がGT 5比で約20%向上し、情緒測定も12段階へと進化。特にサイクリングパワー測定や転倒検知など、機能が本格化しています。

機能性: ★★★★☆

OSが高速化し、64GBストレージ搭載は大きな進化です。しかし、Suicaなどの電子マネー決済に非対応という弱点は残っています。

バッテリーの持ち: ★★★★★

驚異的です。46mmモデルはGT 5の約14日間から約21日間へと、1.5倍も持続時間が延びました。充電のストレスから完全に解放されます。

耐久性: ★★★★☆

ステンレススチールとIP69の高い防水性能で、日常使いやスポーツでの安心感は抜群です。Proモデルではないため、ガラスがサファイアではない点だけ標準評価としました。

ファッション性: ★★★★★

高級感が素晴らしいです。GT 5の八角形デザインがより洗練され、ビジネスシーンでも違和感なく使えるスタイリッシュな外観です。

価格: ★★★★★

これだけの進化(バッテリー1.5倍、輝度2.5倍、新機能追加)を遂げながら、前モデルHUAWEI WATCH GT 5と同じ価格(33,880円~)で発売されたのは驚きです。

使いやすさ: ★★★★☆

HarmonyOS 6.0搭載で、アプリ起動がGT 5より30%高速化し、操作感はスマホのように滑らかです。ただし、iOSでの機能制限が残るため満点には至りません。

総評: ★★★★☆】

圧倒的なバッテリーとディスプレイの進化

HUAWEI WATCH GT 6は、前モデルHUAWEI WATCH GT 5の正統進化でありながら、その進化幅は「別物」と言えるレベルに達しています。特に驚くべきは、バッテリー持続時間ディスプレイ輝度です。46mmモデルのバッテリー持続時間は、GT 5の約14日間から約21日間へと、1.5倍に劇的に向上しました。これにより、充電の頻度がさらに下がり、常時表示(AOD)をオンにしても約7日間持つため、充電という行為自体を忘れさせてくれます。

加えて、最大3000ニトに達したディスプレイの輝度は、屋外での視認性を完璧なものにしました。GT 5の時点でも見やすいと感じていましたが、GT 6は強い日差しの下でもサングラス越しでも、表示がくっきりと浮かび上がります。

本格化したスポーツ機能

GT 6は、従来の健康管理ウォッチから、本格的なスポーツウォッチへと進化しました。GPS精度がGT 5比で約20%向上した「ヒマワリ型アンテナ 2.0」により、ランニング時の軌跡が非常に正確になりました。さらに、これまで高価な専用機材が必要だった「サイクリングパワー(ワット)」をウォッチ単体で推定できる機能や、GTシリーズ初となる「転倒検知」機能も搭載。これは、GT 5ユーザーが買い替える十分な動機となるでしょう。

唯一にして最大の弱点

ハードウェアの進化は素晴らしく、HarmonyOS 6.0による操作感の向上、64GBへのストレージ増設など、隙がありません。しかし、日本市場においてスマートウォッチとして致命的な弱点が残っています。それは「電子マネー決済(SuicaやFeliCa)」に非対応であることです。また、iPhone(iOS)と接続した場合、音楽の同期やメッセージへのキーボード返信ができないなど、主要な機能が制限されます。

どんな人に最適か

HUAWEI WATCH GT 6は、スマートウォッチに「圧倒的なバッテリー持続時間」を最優先で求める人や、充電の手間から解放されたい人には最適です。また、サイクリングパワーの推定や高精度GPSなど、プロレベルのスポーツ機能を重視する本格的なアスリートやサイクリストにも強く推奨できます。Androidスマートフォンを利用しており、ウォッチでの電子マネー決済機能(Suicaなど)を必要としない人であれば、この価格帯でこれほどの性能を持つデバイスは他にないため、満足度は非常に高くなるでしょう。

HUAWEI WATCH GT 6 46mm スマートウォッチ 1.47インチ大画面 最長21日間バッテリー ゴルフ/サイクリング/登山 スポーツモード100種類以上 GPS搭載 情緒/健康モニタリング iOS & Android対応

HUAWEI WATCH GT 6の価格・購入先

HUAWEI WATCH GT 6の前面 外観 グリーンカラー

※価格は2026/01/02に調査したものです。価格は変動します。

ファーウェイ公式ストア

46mmモデルの価格

  • ブラック(フルオロエラストマーベルト)で33,880円(税込)、
  • グリーン(コンポジットウーブンベルト)で36,080円(税込)、
  • グレー(コンポジットレザーベルト)で36,080円(税込)、

で販売されています。

41mmモデルの価格

  • ブラック(フルオロエラストマーベルト)で33,880円(税込)、
  • パープル(フルオロエラストマーベルト)で33,880円(税込)、

で販売されています。

※ホワイト(レザーベルト)は現在販売されていません。価格は36,080円(税込)、

ファーウェイ公式ストアで「HUAWEI WATCH GT 6」をチェックする

ECサイト(Amazon、楽天、ヤフーなど)

  • Amazonで30,800円~(税込)、
  • 楽天市場で30,800円~(送料無料)、
  • ヤフーショッピングで30,800円~、
  • AliExpressで37,613円、

で販売されています。

Amazonで「HUAWEI WATCH GT 6」をチェックする

楽天市場で「HUAWEI WATCH GT 6」をチェックする

ヤフーショッピングで「HUAWEI WATCH GT 6」をチェックする

AliExpressで「HUAWEI WATCH GT 6」をチェックする

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おすすめのライバル機種と価格を比較

HUAWEI WATCH GT 6と似た性能をもつスマートウォッチも販売されています。価格の比較もできるので、ぜひ参考にしてみてください。

HUAWEI WATCH GT 5

ファーウェイから発売されたAndroid 8.0以降、iOS 13.0以降に対応したスマートウォッチです(2024年10月9日発売)。

1.32/1.43インチのAMOLEDカラーディスプレイ、通常使用で約7日間 駆動するバッテリー、スピーカー、マイクを搭載しています。

また、TruSenseシステム、100種類以上のワークアウトモード、フルカラーマップ表示、ランニングフォーム分析、情緒の測定機能、キーボード入力機能、スクリーンショット機能、EasyFit 3.0ベルト、ワイヤレス充電、5気圧防水 + IP69K防水防塵、ヒマワリ型アンテナ、Bluetooth通話、音楽再生(単体)、通知の受信(LINE対応)、スマートフォン探索、GNSS、Bluetooth 5.2 (BR+BLE)に対応しています。

✅価格は、Amazonで19,800円(税込)、楽天市場で25,970円(送料無料)、ヤフーショッピングで26,980円、AliExpressで28,801円、です。

👉関連記事:「HUAWEI WATCH GT 5」(Pro)とGT4、GT3を比較

Amazonで「HUAWEI WATCH GT 5」をチェックする

HUAWEI WATCH 5

ファーウェイから発売されたハイエンドなスマートウォッチです(2025年6月3日に発売)。

1.38インチ/1.5インチ LTPO 2.0 AMOLEDカラースクリーン(解像度466×466ピクセル, 最大輝度3000nit)

46mmモデル標準モード通常使用で約4.5日間、42mmモデル標準モード通常使用で約3日間駆動できるバッテリー、光学式心拍センサー 6.0を搭載しています。

また、HUAWEI X-TAP技術を活用したヘルスケアチェック、ヘルスケアチェック機能「Health Glance」、高性能NPUを活用したスマートジェスチャー操作、心電図(ECG)・心拍数・睡眠・血中酸素(10秒)・ストレス・体温のモニタリング、情緒モニタリング機能、100種類以上のワークアウトモード、ゴルフナビ機能、カラーマップナビゲーションに対応。

5気圧防水(IP69準拠、水深40mまでのフリーダイビングに対応)、ワイヤレス急速充電(約15分の充電で約1日使用可能)、、音楽ファイルの保存と再生、ウォッチフェイスのカスタマイズ、HUAWEI Healthアプリ、アプリ追加(HUAWEI AppGallery)、Wi-Fi 6、eSIMによるBluetooth通話、L1+L5デュアルバンド対応マルチGNSS(GPSセンサー内蔵)、などにも対応しています。

✅価格は、Amazonで62,800円(税込)、楽天市場で64,800円~(送料無料)、ヤフーショッピングで64,800円、です。

👉関連記事:HUAWEI WATCH 5徹底レビュー!WATCH 4と機能・健康管理を比較

Amazonで「HUAWEI WATCH 5」をチェックする

Apple Watch SE 3

Appleから発売されたwatchOS 26搭載のスマートウォッチです(2025年9月19日に発売)。

LTPO OLED Retinaディスプレイ(常時表示対応、最大1000ニト)、通常使用で最大18時間駆動できるリチャージャブルリチウムイオンバッテリーを搭載しています。

また、S10 SiP(64ビットデュアルコア)、急速充電(約45分で80%)、ダブルタップのジェスチャー、第2世代の光学式心拍センサー、手首皮膚温センサー、睡眠時無呼吸の兆候、衝突事故検出、転倒検出、Apple Pay、緊急SOS、Siri(オンデバイス処理)、バイタル・ワークアウト・睡眠などの各種アプリに対応。

第2世代スピーカー(メディア再生対応)、マイク(声を分離機能)、Taptic Engine(触覚エンジン)、50メートルの耐水性能(泳げる耐水性能)、常時計測の高度計、文字盤のカスタマイズ、Siri、アプリの追加、L1 GPS(GNSS、Galileo、QZSS)、Wi-Fi、Bluetooth、5G(GPS + Cellularモデルのみ)にも対応しています。

✅価格は、Amazonで37,036円(税込・40mm・スポーツバンド)、楽天市場で37,152円(送料無料)、ヤフーショッピングで38,120円、AliExpressで36,761円、Appleストアで37,800円〜、です。

👉関連記事:Apple Watch SE 3徹底レビュー!SE2比較で見えた利点と欠点は?

Amazonで「Apple Watch SE 3」をチェックする

Xiaomi Watch S4 41mm

シャオミから発売されたXiaomi HyperOS 3搭載のスマートウォッチです(2025年9月26日に発売)。

1.32インチのAMOLED タッチスクリーン、通常使用で最大8日間駆動できる320mAhバッテリー、回転式リューズを搭載しています。

また、皮膚温度測定、ワンタップヘルス情報(Checkup機能)、スキーモードと転倒検知機能、Bluetooth心拍データ送信、スポーツVlog機能(スマートフォン連携)、安全機能(緊急SOS機能、緊急サイレン機能)、フィットネスのデータ連携(Suuntoアプリ)、デバイス連携(「Xiaomi Smart Hub」)に対応。

150種類以上のスポーツモード、睡眠・血中酸素・心拍・ストレスのモニタリング、音楽保存、Bluetooth通話、マルチGNSS(GPSセンサー内蔵)、200種類以上のウォッチフェイス(文字盤)、リニアモーター、通知の受信、5気圧防水、Mi Fitnessアプリにも対応しています。

✅価格は、Amazonで19,980円(税込)、楽天市場で19,980円(送料無料)、ヤフーショッピングで21,367円、AliExpressで31,248円、です。

👉関連記事:Xiaomi Watch S4 41mmを徹底レビュー!47mm比較と評価

Amazonで「Xiaomi Watch S4 41mm」をチェックする

Amazfit Balance 2

Amazfitから発売されたZepp OS 5搭載のスマートウォッチです(2025年6月24日に発売)。

1.5インチのHD AMOLED タッチスクリーン、標準使用で最大21日間駆動できるバッテリー、32GBストレージ、デュアルスピーカー、高性能マイク、BioTracker™ PPGセンサーを搭載しています。

また、ゴルフ機能、ダイビング機能、、10気圧防水、MIL規格準拠(6項目)、170種類以上のスポーツモード、AI機能(Zepp Flow™、Zepp Coach™)、BioChargeスコア(エネルギー残量)、レディネススコア(回復度)、表面温度測定、心拍変動 (HRV) 測定、ワンタップ測定に対応。

音声メモ録音 & AI議事録、音楽再生(単体・ストレージ)、Bluetooth通話、デュアルバンド6衛星測位(GPS)、オフラインの等高線マップナビゲーション機能、ミニアプリの追加、にも対応しています。

✅価格は、Amazonで43,890円(税込)、楽天市場で43,890円(送料無料)、ヤフーショッピングで39,863円、です。

👉関連記事:Amazfit Balance 2徹底レビュー!初代モデルとの違いを比較・評価

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Google Pixel Watch 4

Googleから発売されたWear OS 6.0搭載のスマートウォッチです(2025年10月9日に発売)。

Actua 360 ディスプレイ、最長40時間駆動できるバッテリー、Qualcomm Snapdragon W5 Gen 2 チップ、2GBメモリ、32GBストレージ、触覚式リューズ(Haptic Crown)、マルチパス心拍数センサーを搭載しています。

また、AIアシスタント「Gemini」、「手をあげて話す」機能、AIによるワークアウト自動検出、心電図測定、「水抜き機能」、デュアル周波数 GPS、超広帯域無線、ボイスレコーダーに対応。

50以上のエクササイズモード、ランニング機能、健康管理(心拍数、睡眠、ストレス等)、急速充電、決済(Googleウォレット)、通知、転倒検出、自動車事故検出、Gmail、Googleカレンダー、Googleマップ、Fitbit関連アプリ、アプリの追加(Google Playストア)、単体での音楽再生、4G LTE、Bluetooth 6.0、Wi-Fi 6、NFC、FeliCa、5気圧防水にも対応しています。

✅価格は、Amazonで52,800円(税込)、楽天市場で53000円(送料無料)、ヤフーショッピングで53,000円、です。

👉関連記事:Pixel Watch 4 徹底レビュー!先代比較とメリット・デメリットを評価

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他のHUAWEI スマートウォッチと比較

他にもHUAWEIのスマートウォッチが販売されています。2024モデルもあるのでぜひ比較してみてください。

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この記事を書いた人:秋葉原ぶらり

ガジェットブロガー / 動画クリエイター。2014年からブログを開始。以来、Android端末やWindowsデバイス、ゲーム製品、Apple製品、PC周辺機器などのレビューを発信し続けている。目標は東京「秋葉原」をぶらぶらと探索する楽しさを、そのままネット上で体験できるようにすること。趣味は、写真、プログラミング、読書、小説やエッセイの文筆、デザイン制作など多岐にわたる。最新の更新情報はX:旧Twitter(URL:https://x.com/akiba_burari)やThread(URL:https://www.threads.com/@akibaburari)、でも発信中。
動画はYouTubeで(https://www.youtube.com/@秋葉原ぶらり)公開中。

BOOX Note Air5 C 徹底レビュー!Air4 Cからの進化点と欠点

BOOX Note Air5 C 前面 外観
2025年10月27日に発売された「BOOX Note Air5 C」は、10.3インチのKaleido 3カラー電子ペーパーを搭載し、Android 15を採用した注目のE Inkタブレットです。

このレビューでは、高い評価を得ていた前モデル「BOOX Note Air4 C」から何が進化したのか、特に「物理ボタンの搭載」や「専用キーボード接続への対応」といった待望の変更点が、実際の使い勝手にどれほどの影響を与えているかを徹底的に検証しました。

先に結論からお伝えしましょう

BOOX Note Air5 C の長所(Pros):

  • 待望の「物理ページめくり(音量)ボタン」の搭載
  • Pogoピンによる安定した「専用キーボード接続」への対応
  • Note Air4 C (Android 13) から「Android 15」へのメジャーアップデート
  • Snapdragon 750G (推定) 搭載によるパフォーマンスの向上
  • Pen3スタイラスのキャップに予備ペン先を収納できる利便性

BOOX Note Air5 C の短所(Cons):

  • 新しい画面フィルムによる「キーキー」という筆記音が発生する点(書き味がNote Air4 Cから変更)
  • 付属のPen3スタイラスのマグネット吸着力がやや弱い
  • バッテリー容量がNote Air4 Cと同じ3,700mAhで据え置き
  • 89,800円という価格設定(Note Air4 Cより値上がり)

総合評価:

BOOX Note Air5 Cは、Note Air4 Cユーザーが最も望んでいた「物理ボタン」と「キーボード接続」という2大ハードウェアの弱点を完璧に克服した「正統進化」モデルです。CPUとOSの刷新により、Androidタブレットとしての基本性能と将来性も大幅に向上しており、読書家からビジネスパーソンまで、幅広い層におすすめできる10インチカラーE Inkタブレットの決定版と言えます。

この記事で分かること

  1. BOOX Note Air5 Cのデザインと、Note Air4 Cからの進化したハードウェア(物理ボタンPogoピン)の検証
  2. 10.3インチKaleido 3ディスプレイの見え方と、Note Air4 Cより明るくなったフロントライトの品質
  3. CPUのパフォーマンスと、Note Air4 C とのベンチマーク比較
  4. 新しい専用ペン「BOOX Pen3」の使い勝手と書き味(筆記音)
  5. Pogoピン接続による「専用キーボード」の有用性
  6. 3,700mAhの実際のバッテリー持ち
  7. 最新OSAndroid 15」の操作感と、新機能「EinkWise」の利便性
  8. AIアシスタントや強力なPDFアプリ「NeoReader」の機能紹介
  9. ライバル機種とのメリット・デメリット比較
  10. 専門家による5段階評価と詳細な総評
  11. 最新の価格とお得な購入先・他機種との価格比較

この記事を最後まで読むことで、BOOX Note Air5 Cを購入するべきかどうかがはっきりと分かるはずです。買うべきか悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

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公式ページ:BOOX Note Air5 C | 10.3″ Android Color ePaper Notebook – The Official BOOX Store

デザイン:BOOX Note Air5 C 待望の「物理ボタン」搭載で操作性が劇的向上

BOOX Note Air5 Cの背面 外観

ここでは、BOOX Note Air5 Cのデザイン、特に前モデルBOOX Note Air4 Cから進化したハードウェアの変更点について、実際に手にした感触をもとにレビューしていきます。

質感と第一印象

BOOX Note Air5 Cを初めて手に取った印象は、前モデルBOOX Note Air4 Cから受け継がれる「高級感」と「驚異的な薄さ」です。厚さわずか5.8mmのスリムなボディは、アルミニウムの洗練されたフレームで仕上げられています。背面はマットなブラックで、指紋が目立ちにくいのが好印象です。BOOX Note Air4 Cにもあったアクセントのストライプは、BOOX Note Air5 Cではオレンジ色で継承されており、クラシックな美学を感じさせます。縦持ちした際に左側に来るベゼルだけがグレーカラーになっており、これがデザイン上の良いアクセントになっています。

サイズ、重量、カラーの比較

BOOX Note Air5 Cの側面

スペック上の公称重量は約440gで、BOOX Note Air4 Cの公称約420gよりもわずかに重くなっています。しかし、実際に両方を持ち比べてみると、その差はほとんど感じられず、実質的な重量感は変わっていないと言えます。サイズもBOOX Note Air5 Cが縦横ともにわずかに小さい(BOOX Note Air5 C: 225x192mm , BOOX Note Air4 C: 226x193mm)ですが、その差は微細です。うれしいことに、このわずかな違いはケースの互換性に影響しておらず、BOOX Note Air4 CのケースがBOOX Note Air5 Cに完璧にフィットすることを確認しました。カラーはブラック基調で、落ち着いた印象を与えます。

接続ポートとボタンの進化

BOOX Note Air5 Cの「物理音量ロッカーボタン」

ここがBOOX Note Air5 Cにおける最大の進化点であり、BOOX Note Air4 Cユーザーにとって最も羨ましい変更点でしょう。BOOX Note Air4 Cでは物理的な音量ボタンがなく、Kindleアプリなどで電子書籍を読む際に、音量スライダーを画面に呼び出して操作する必要があり、これが地味にストレスでした。しかしBOOX Note Air5 Cでは、待望の「物理音量ロッカーボタン」が本体右端に新設されました。これをページめくりに割り当てることで、読書体験が劇的に向上し、ようやく「読む」ことに集中できるようになったと実感しています。

もう一つの大きな進化は、本体背面に搭載された「Pogoピン」です。BOOX Note Air4 Cにはこれがなかったため、キーボードはBluetooth接続に限られていました。Pogoピンの搭載により、別売りの専用キーボードカバーと遅延のない有線接続が可能になり、Bluetooth接続よりも安定した長文入力環境が期待できます。

その他のポート配置はBOOX Note Air4 Cを踏襲しています。指紋認証付きの電源ボタンは左上部、充電やデータ転送に使うUSB-Cポート(OTG対応)とmicroSDカードスロット(最大2TB対応)は左側面に配置されています。デュアルスピーカーとマイクも内蔵されており、BOOX Note Air4 C同様にカメラは搭載されていません。

BOOX Note Air5 Cの接続ポート

耐久性とケースの細かな改善

ディスプレイはBOOX Note Air4 Cと同じく、E InkのCarta 1200ガラススクリーンを採用しており、筐体も堅牢な感触で、日常使いでの耐久性は高そうです。ただし、BOOX Note Air4 C同様に防水防塵性能を示すIP等級の情報はありません。

最後に、専用ケースの細かな改善点にも触れておきます。BOOX Note Air4 Cの純正ケースは、充電のたびにケースを開くか、ポート部分をめくる必要がありました。しかし、BOOX Note Air5 Cの新しいケースはUSB-Cポート部分に穴が設けられ、ケースを閉じたままスマートに充電できるようになりました。これは日常の使い勝手を大きく左右する、非常にうれしい改善点です。

BOOX Note Air5 Cの付属品

BOOX Note Air5 Cの付属品

  • BOOX Note Air5 C 本体 × 1
  • BOOX Pen3 スタイラス × 1
  • USB-C ケーブル × 1
  • カードトレイ取り出しツール × 1
  • クイックスタートガイド
  • 保証書
  • 日本語初期設定マニュアル

まとめ:デザイン

  • 第一印象:前モデルBOOX Note Air4 Cの高級感と薄さ(5.8mm)を継承し、非常に洗練されている
  • 質感:マットブラックの背面は指紋が目立ちにくく、左ベゼルのグレーカラーがアクセント
  • 重量とサイズ:BOOX Note Air4 C(公称約420g)よりわずかに重い約440gだが、体感的な差はほぼない
  • ケース互換性:サイズはBOOX Note Air4 Cとほぼ同じで、BOOX Note Air4 Cのケースも使用可能
  • 【最大の進化点1】物理ボタン:待望の音量ロッカーボタンが右端に追加され、Kindleアプリなどでの物理ページめくりが可能になり操作性が劇的に向上
  • 【最大の進化点2】Pogoピン:背面にPogoピンが追加され、別売りの専用キーボードカバーと有線接続が可能になった
  • ポート類:USB-Cポートと最大2TB対応のmicroSDカードスロットは左側面に配置
  • ケースの改善:新しいケースは閉じたまま充電できる穴が追加され、利便性が向上
  • 耐久性:Carta 1200ガラススクリーンと堅牢な筐体を採用しているが、防水防塵IP等級はなし

ディスプレイと操作性:BOOX Note Air5 C 高品質パネルとBSR、快適な操作性

BOOX Note Air5 Cのディスプレイ。画面に写真の画像。

ここでは、BOOX Note Air5 Cの「核」とも言えるディスプレイの品質と、BSR(BOOX Super Refresh Technology)を含む操作感について、前モデルBOOX Note Air4 Cと比較しながらレビューしていきます。

最初の印象:目に優しい「Kaleido 3」の自然な発色

BOOX Note Air5 Cの電源を入れて最初に感じるのは、10.3インチのKaleido 3カラー電子ペーパーの「目に優しい」発色です。これは前モデルBOOX Note Air4 Cから引き継いだ高品質なパネルで、iPadや液晶タブレットのような鮮やかな(Vivid)発色とは対極にある、「Calming Colors(やすらぎのある色調)」と表現される自然な4096色の色合いが特徴です。

印刷物に近い落ち着いた発色のため、PDF資料のグラフや電子雑誌のカラーページを長時間眺めていても、目が疲れにくいと感じました。また、アンチグレアスクリーン(反射防止加工)が施されており、日中の明るい部屋や屋外でも光の反射がしっかり抑えられ、紙のように快適な視認性を確保しています。

ディスプレイの基本品質:BOOX Note Air4 Cと共通のスペック

BOOX Note Air5 Cのディスプレイ。画面に文字と画像。

ディスプレイの基本スペックはBOOX Note Air4 Cと共通です。10.3インチというサイズは、電子書籍はもちろん、A4サイズのPDF資料やビジネス文書を閲覧するのにも適しています。解像度に関しては、モノクロ(B/W)表示時は2480 x 1860 (300 ppi)と非常に高く、KindleアプリやPDFでテキスト(文字)を読む際には、エッジがくっきりと鮮明で、紙の印刷物と遜色ない読み心地です。

カラー表示時は、カラーフィルター(CFA)を重ねるKaleido 3の特性上、解像度は1240 x 930 (150 ppi) となりますが、コミックの色分けや資料のグラフを判別するには十分な品質を確保しています。アスペクト比もBOOX Note Air4 Cから変更はなく、文書の閲覧に適した比率が維持されています。

フロントライト:BOOX Note Air4 Cを凌駕する「明るさ」と「均一性」

BOOX Note Air5 Cのフロントライト

BOOX Note Air5 Cは、BOOX Note Air4 Cから引き続きCTM(Color Temperature Management)フロントライトを搭載しています。これは、単なる明るさ(輝度)の調整だけでなく、光の色味を暖かいオレンジ色(暖色)から冷たい青白い光(寒色)まで、環境や好みに合わせて自由にスライドバーで調整できる機能です。実際に両者を並べて比較して驚いたのが、BOOX Note Air5 Cのライトの品質です。

最大輝度に設定すると、BOOX Note Air5 CBOOX Note Air4 Cよりも明らかに「明るく」感じられました。この明るさの向上は、カラー電子ペーパーの(モノクロに比べて)わずかに暗い背景を補う上で大きなアドバンテージとなります。照明の品質は非常に素晴らしく、画面の端に光が漏れるようなムラは一切ありません。夜間に色温度を暖色系に振り切って設定すると、ブルーライトが抑えられ、目に優しく、寝室での読書にも最適な環境を作り出せます。

操作性:「EinkWise」による快適な最適化

BOOX Note Air5 Cの画面。

操作性において、まず基本的なタッチ感度は非常に良好です。静電容量式タッチスクリーンは、指でのタップやスワイプ操作に正確かつ遅延なく反応します。この快適なタッチ操作と組み合わさるのが、BOOX Super Refresh (BSR) テクノロジーです。このBSR技術のおかげで、電子ペーパーの弱点であった描画の遅延が大幅に改善されています。Kindleアプリなどで電子書籍のページをめくる際も、タップとほぼ同時に高速に画面が切り替わり、ストレスを感じません。Webブラウザ(Chromeなど)でスクロールする際の滑らかさも、電子ペーパーとは思えないレベルです。

注目すべきは、BOOX Note Air5 Cで新たに導入された「BOOX EinkWise」機能です。BOOX Note Air4 Cではアプリごとに手動でリフレッシュモードを調整する必要がありましたが、BOOX Note Air5 Cではタスクやアプリに合わせて最適な表示テーマ(リフレッシュモード、カラーモードなど)をワンタップで適用できます。これにより、BSRのポテンシャルをより手軽に引き出せるようになり、操作性が向上しています。また、電源ボタンの指紋認証センサー やGセンサーによる自動回転も引き続き搭載されており、快適な操作をサポートしています。

BOOX Note Air5 Cのディスプレイ、操作性 仕様

  • ディスプレイ:10.3インチ Kaleido 3 (4,096色) Carta 1200 ガラススクリーン
  • 解像度(モノクロ):2480 x 1860 (300 ppi)
  • 解像度(カラー):1240 x 930 (150 ppi)
  • フロントライト:CTM(暖色および寒色)搭載
  • タッチ:BOOXスタイラス タッチ (4,096段階筆圧検知) + 静電容量式タッチ
  • リフレッシュ技術:BOOX Super Refresh (BSR) テクノロジー
  • その他:アンチグレアスクリーン 、指紋認証センサー 、Gセンサー(自動回転)

まとめ:ディスプレイと操作性

  • ディスプレイ品質:BOOX Note Air4 Cと同じ高品質な10.3インチKaleido 3パネルを継承
  • モノクロ解像度:300ppiでテキストは非常に鮮明
  • カラー解像度:150ppi (4096色) は目に優しい落ち着いた色合いで、資料や雑誌の閲覧に最適
  • フロントライト:CTM(暖色・寒色)搭載。BOOX Note Air4 Cより最大輝度が明るくなっており、光の均一性も非常に高い
  • BSR技術:BSRによる高速リフレッシュで、ブラウザのスクロールもスムーズ
  • 操作性の向上(EinkWise):アプリごとに最適な表示モードをワンタップで適用できる「EinkWise」機能が新たに追加
  • 視認性:アンチグレアスクリーンにより、直射日光下でも快適に閲覧可能

パフォーマンス:BOOX Note Air5 C Snapdragon 750G搭載による確かな進化

BOOX Note Air5 Cで作業している

ここでは、BOOX Note Air5 Cの動作パフォーマンスについて、前モデルBOOX Note Air4 Cとの比較を中心にレビューします。見えない部分ではありますが、CPU(SoC)がアップグレードされており、これが実際の操作感にどれほど影響するのかを検証しました。

CPU(SoC)の進化:Snapdragon 690から750Gへ

BOOX Note Air5 CのSoCは、公式には「Qualcomm 8コアプロセッサ」とのみ記載されています。しかし、デバイスの検証結果から、これは「Snapdragon 750G」であると特定できました。このチップはSamsungの8nmプロセスで製造され、CPUアーキテクチャはKryo 570(2x Cortex-A77 @ 2.2GHz + 6x Cortex-A55 @ 1.8GHz)を採用しています。

一方、前モデルのBOOX Note Air4 Cが搭載していたのは「Snapdragon 690」でした。こちらも同じ8nmプロセスで、CPUアーキテクチャもCortex-A77とCortex-A55の組み合わせですが、動作周波数がわずかに低く(2.0GHz + 1.7GHz)、Kryo 560という名称でした。つまり、BOOX Note Air5 Cは、アーキテクチャの世代は近いものの、より高速に動作するCPUコアを搭載しています。

GPU性能とベンチマークスコア

CPUに統合されているGPU(グラフィックス)も進化しています。BOOX Note Air5 CSnapdragon 750Gは「Adreno 619」を搭載 、BOOX Note Air4 CのSnapdragon 690は「Adreno 619L」を搭載していました。この差はベンチマークスコアにも明確に表れています。

Snapdragon 750G(Note Air5 C)のAnTuTu v9の総合スコアは約398,403点、Geekbench 5ではシングル644点、マルチ1940点を記録しています。対するSnapdragon 690(Note Air4 C)は、AnTuTu v9が約339,829点、Geekbench 5がシングル約605点、マルチ約1824点でした。AnTuTuの総合スコアで約17%の向上、Geekbenchでも着実なスコアアップが確認でき、Note Air5 Cがミドルレンジとして十分な性能を持っていることがわかります。

実際の動作感:ブラウジングとマルチタスク

BOOX Note Air5 Cの画面分割。マルチタスク。

このCPUのアップグレードは、BSR(BOOX Super Refresh Technology)を多用するブラウザ操作で最も体感できました。Note Air4 Cでも「割とサクサク動く」という印象でしたが、Note Air5 Cはさらにスムーズで、スクロールやアプリの切り替えが驚くほど滑らかです。また、画面を二分割して、片方でPDF資料(NeoReader)を開き、もう片方でノートを取るようなマルチタスク時も、Note Air4 Cの6GB RAMでも十分快適でしたが、Note Air5 CのCPUパワーの余裕が、より安定した動作に寄与していると感じます。

発熱と冷却

電子ペーパー端末は、高負荷な3Dゲーム(例:「原神」など)をプレイする設計にはなっていません。しかし、BSRを「超高速」モードにしてブラウザで動画を再生したり、AI機能(後述)を使ったりすると、CPUに負荷がかかります。BOOX Note Air5 Cは8nmプロセスのSoCを搭載しており、Note Air4 C(同じく8nm)と同様、電力効率は良好です。高負荷な作業を続けても、本体がほんのり温かくなる程度で、サーマルスロットリングによる極端な性能低下を感じることはありませんでした。

メモリ(RAM)とストレージ

BOOX Note Air5 CのmicroSDカードスロット。

メモリ(RAM)は6GBを搭載しています。これはNote Air4 Cの6GB LPDDR4X と同容量です。Android 15 OS と複数のアプリを同時に動かすマルチタスクにも十分対応できる容量です。内蔵ストレージ(ROM)もNote Air4 Cと同じ64GBです。Note Air4 CではUFS 2.2 またはUFS 2.1 が採用されていましたが、BOOX Note Air5 Cも同等の高速なUFS規格を採用していると推測され、アプリの起動やファイルの読み込みは高速です。

64GBという容量は、アプリを大量に入れると少し心許ないかもしれませんが、このデバイスの最大の強みはストレージの拡張性です。BOOX Note Air5 C最大2TBmicroSDカードに対応しており、大量のPDF、コミック、自炊データを本体容量を気にせず持ち運べるのは、研究者や学生にとって非常に大きなメリットです。

BOOX Note Air5 Cのパフォーマンス 仕様

  • CPU:Qualcomm 8コアプロセッサ(Snapdragon 750G)
  • RAM:6GB
  • ROM(ストレージ):64GB
  • 拡張ストレージ:microSDカードスロット(最大2TB対応)
  • OS:Android 15

まとめ:パフォーマンス

  • CPUの進化:Note Air4 CのSnapdragon 690に対し、Note Air5 Cはより高性能なSnapdragon 750G(8nm)を搭載
  • ベンチマーク:AnTuTu v9で約39.8万点 と、Note Air4 C(約34万点)から約17%スコアが向上
  • GPU性能:Snapdragon 750GはAdreno 619 を搭載し、Note Air4 CのAdreno 619Lよりもグラフィックス性能が向上
  • 体感速度:CPU性能の向上により、BSR利用時のWebブラウジングやマルチタスクがNote Air4 Cよりさらにスムーズになった
  • RAMとストレージ:6GB RAMと64GB ROMはNote Air4 Cから据え置き
  • 拡張性:Note Air4 C同様、最大2TBのmicroSDカードに対応しており、容量不足の心配は少ない
  • 発熱:8nmプロセスのSoCにより電力効率が高く、高負荷時も発熱は軽微

ペンとキーボード:BOOX Note Air5 C 「書く」の質感向上と、「打つ」という新体験

BOOX Note Air5 Cのペンで描いている。

ここでは、BOOX Note Air5 Cの入力デバイスについて、付属の「BOOX Pen3スタイラス」とメモアプリ「Notes」、そして前モデルBOOX Note Air4 Cにはなかった「キーボード接続」の可能性についてレビューします。

BOOX Pen3 スタイラス:仕様とデザインの進化

BOOX Note Air5 Cには、新しい「BOOX Pen3スタイラス」が付属します。これは4,096段階の筆圧検知と傾き検知に対応し、超低遅延を謳う高性能なペンです。充電は不要で、BOOX Note Air4 Cに付属していた「Pen Plus」の基本性能を引き継いでいます。

注目すべきは、そのデザインと機能性です。BOOX Note Air4 CPen Plusがシンプルな棒状だったのに対し、BOOX Pen3ポケットクリップ付きのキャップを備えています。そして、このキャップには驚くべきギミックが隠されていました。キャップを外すと、ペンの内部に空洞があり、そこに予備のペン先を3本も収納できるのです。これは外出先でペン先が摩耗した際に非常に便利で、本当に素晴らしいアイデアだと感心しました。

BOOX Note Air5 Cの「BOOX Pen3スタイラス」

描き心地の比較:BOOX Note Air5 C vs BOOX Note Air4 C

BOOX Note Air4 Cは、画面のテクスチャとペン先の組み合わせが絶妙で、紙に鉛筆で書くような適度な抵抗感があり、非常に快適でした。一方、BOOX Note Air5 Cでは、画面の抵抗が非常に強く、ペン先が「ザラザラ」と紙やすりを擦るように感じ、さらには筆記時に「キーキー」という甲高い音が発生しました。これでは快適に手書きできないなとあきらめていましたが、あるとき、ふいに画面全体を手のひらの側面で強めにこすり、表面を慣らしてみたところ、状況は改善されました。

あの不快な音は軽減され、ザラザラ感も適度な摩擦と抵抗感と呼べるレベルに落ち着き、書き味が劇的に滑らかになったのです。BOOX Note Air4 Cの「滑らかな紙」のような書き味とは異なり、BOOX Note Air5 Cは「質感の強い画用紙」に描くような、よりリアルな描き心地を目指していると感じました。

メモアプリ「Notes」:無限のキャンバスと多機能なツール

BOOX Note Air5 Cのノートアプリ

BOOX純正のメモアプリ「Notes」は、BOOX Note Air4 Cから引き続き、非常に強力な機能を備えています。手書き、テキスト、画像を1つのノートに自在に配置できるのはもちろん、最大の魅力は「Infinite Notes(無限キャンバス)」機能です。ページの境界線を気にせず、思考を無限に広げてマインドマップを作成したり、アイデアを書き出したりできるのは、紙のノートでは決して味わえないデジタルならではの喜びです。

レイヤー機能や、ノートを構造化するアウトライン機能タグによる分類など、大量のノートを効率的に管理するための機能も充実しています。BOOX Note Air5 Cの向上したCPUパフォーマンスは、これらの高度な機能をストレスなく動かす上で、しっかりと貢献していると感じられます。

キーボード対応:Pogoピンによる「打つ」という選択肢

BOOX Note Air5 Cのキーボード

BOOX Note Air5 Cのハードウェアにおける最大の進化が、Pogoピンの搭載です。これにより、BOOX Note Air4 Cでは不可能だった「有線キーボード接続」が可能になりました。別売りの専用キーボードカバーは、Bluetooth接続のようにペアリングの手間や充電の必要がなく、Pogoピンでカチッと接続するだけですぐに応答性の高いタイピングが可能です。

実際にメールを作成したり、レポートの下書きをしたりする軽作業において、この手軽さは非常に大きなメリットです。BOOX Note Air5 Cは、単なる「手書きノート」から、「タイピングもできる生産性デバイス」へと確実に進化したことを実感しました。

BOOX Note Air5 Cのキーボードを拡大

BOOX Note Air5 Cのペン・キーボード 仕様

  • スタイラス:BOOX Pen3 スタイラス(4,096段階筆圧検知・傾き検知対応)
  • ペン機能:予備ペン先3本収納可能なキャップ
  • メモアプリ:Notes(無限キャンバス、レイヤー、アウトライン、タグ分類など)
  • キーボード:Pogoピン接続による別売りキーボードカバーに対応
  • キーボード機能:パススルー充電用USB-Cポート搭載(キーボードカバー側)

まとめ:ペンとキーボード

  • スタイラスの進化:新付属の「Pen3」はキャップ内に予備ペン先を3本収納できるギミックを搭載
  • ペンの携帯性:本体側面へのマグネット吸着は可能だが、Note Air4 Cより磁力が弱く感じる場合がある
  • ペンの質感:グリップ感がNote Air4 Cのペンと異なり、好みが分かれる可能性がある
  • メモアプリ:Note Air4 Cから引き続き「無限キャンバス」やレイヤー機能、アウトライン機能を搭載し非常に強力
  • 【最大の進化点】キーボード:Note Air4 CにはなかったPogoピンを搭載し、専用キーボードカバーでの有線接続に対応
  • キーボードの利便性:Bluetoothと異なりペアリング不要で、パススルー充電にも対応し、生産性が向上

バッテリー持ちと充電:BOOX Note Air5 C 容量は不変、利便性は大きく向上

BOOX Note Air5 C 前面

ここでは、BOOX Note Air5 Cのバッテリー持続時間と充電性能について、前モデルBOOX Note Air4 Cと比較しながらレビューします。

バッテリー容量と持続時間の傾向

BOOX Note Air5 Cのバッテリー容量は3,700mAhです。これは、前モデルBOOX Note Air4 Cと全く同じ容量です。前モデルのBOOX Note Air4 Cを使った際も、E Ink端末の特性としてバッテリー持続時間は使用状況によって大きく変動しました。フロントライトの使用を控えめにすれば数週間持つほどの持続力がある一方で、フロントライトを多用すると2日持たないこともあり、使い方次第で大きく変わるのが特徴でした。BOOX Note Air5 Cもこの傾向を色濃く引き継いでいます。

実際の使用感と具体的な持続時間

実際にBOOX Note Air5 Cを使い、バッテリーの持続時間を試しました。まず、Wi-Fiとフロントライトをオフにし、Kindleアプリでの読書とPDF資料の閲覧、ノート筆記を中心に使った場合、バッテリーは非常に長持ちしました。1日平均2〜3時間程度の使用で、1週間(合計約15〜20時間)使ってもバッテリーは25%程度しか減らず、これなら数週間の使用も可能だと感じます。

しかし、使い方を変えると状況は一変しました。BOOX Note Air5 Cはディスプレイの最大輝度がNote Air4 Cよりも明るくなっているため、フロントライトを最大近くで常時オンにし、Wi-Fiでブラウザ(Chrome)を多用した場合、バッテリー消費はかなり速くなります。この使い方では、1日集中的に使用するとバッテリーが厳しくなり、2日持たせるのは難しいという印象でした。バッテリー持ちは「フロントライトの輝度とWi-Fiの使用時間」に最も左右されるようです。

充電:最大の進化は「ケースの穴」

BOOX Note Air5 Cのケース

充電方式はUSB-Cポート(OTG対応)を採用しています。ワイヤレス充電には対応していません。BOOX Note Air4 Cと同様にACアダプターは同梱されていないようです。充電速度は標準的ですが、BOOX Note Air5 Cで注目すべき改善点は、充電の「利便性」が向上した点です。BOOX Note Air4 C別売りケースでは、左側面にあるポートにアクセスするため、充電のたびにケースをめくる必要がありました。

しかし、BOOX Note Air5 Cの新しい別売りケースは、USB-Cポート用の穴が適切に開けられており、ケースを閉じたままスマートに充電できる設計に改良されました。これは日常の小さなストレスを解消する、明確な改善点です。

BOOX Note Air5 Cのバッテリー・充電 仕様

  • バッテリー:3,700mAh ポリマーリチウムイオン
  • 充電ポート:USB-C(OTG対応)
  • ワイヤレス充電:非対応
  • 別売キーボード:パススルー充電用USB-Cポート搭載

まとめ:バッテリー持ちと充電

  • バッテリー容量:3,700mAhでBOOX Note Air4 Cから据え置き
  • バッテリー持ち:使用状況、特にフロントライトの輝度に大きく依存する傾向はBOOX Note Air4 Cと同様
  • パフォーマンスの影響:画面輝度の向上 やCPU/OSの変更が、持続時間に影響を与える可能性がある
  • 充電方式:USB-Cポートを採用し、ワイヤレス充電には非対応
  • 【最大の改善点】利便性:BOOX Note Air4 Cのケースとは異なり、新しいケースは閉じたまま充電できる穴が追加された

オーディオと通信性能:BOOX Note Air5 C 待望の物理ボタンと安定した接続性

BOOX Note Air5 Cの前面。画面。

ここでは、BOOX Note Air5 Cのスピーカーやマイクといったオーディオ機能と、Wi-FiやBluetoothなどの通信性能について、前モデルBOOX Note Air4 Cと比較しながらレビューします。

オーディオ性能:基本性能と「音量ボタン」の恩恵

BOOX Note Air5 Cは、デュアルスピーカーデュアルマイクを内蔵しています。これはBOOX Note Air4 C と同じ構成です。BOOX Note Air4 Cのスピーカーは、音量が控えめで低音もあまり響かず、音質は「標準的なもの」という印象でした。実際にBOOX Note Air5 CでSpotifyを起動し、The Knifeの「Silent Shout」を再生してみましたが、やはり低音(バス)はほとんど聞き取れず、音楽鑑賞用としては力不足です。しかし、Audibleでオーディオブックを聴いたり、YouTubeでニュースの音声を聴いたりする分には、ボーカルやナレーションはクリアに聞き取れ、実用上十分なレベルです。

オーディオ品質自体に大きな変化はありませんが、操作性において劇的な進化がありました。BOOX Note Air4 Cには物理的な音量ボタンがなく、音量を変えるたびに画面をスワイプしてコントロールセンターを呼び出す必要があり、非常に面倒でした。しかし、BOOX Note Air5 Cは本体右端に待望の「物理音量ロッカーボタン」が追加されました。これにより、オーディオブックの再生中でも、読書中にペンを置くことなく直感的に音量調整が可能になり、利便性が格段に向上しました。

Wi-Fi性能:5GHz帯対応でファイル転送も快適

BOOX Note Air5 Cの前面。横向き。

Wi-Fiは、BOOX Note Air4 Cと同様に2.4GHzと5GHzのデュアルバンドに対応しています。この5GHz帯に対応している点が非常に重要です。自宅の5GHz帯Wi-Fi(IEEE 802.11ac)に接続したところ、通信は非常に安定していました。特に、PCから大容量のPDFファイル(約300MB)を「BOOXDrop」機能でワイヤレス転送する際、2.4GHz帯とは比較にならない速さで転送が完了し、ストレスがありません。ChromeブラウザでのWebブラウジングも、BSR技術と相まってサクサクと快適に動作します。

Bluetooth性能:オーディオブック体験に必須

BluetoothもBOOX Note Air4 Cと同じBluetooth 5.1に対応しています。内蔵スピーカーが基本的な品質であるため、オーディオ体験はBluetooth接続がメインとなります。実際にワイヤレスイヤホン(SonyのWF-1000XM5など)を接続してAudibleを聴いてみましたが、接続は非常に安定しており、音の遅延や途切れもありません。電子ペーパーで読書をしながら、ワイヤレスイヤホンでBGMやオーディオブックを楽しむという使い方が、本機では最も快適なスタイルだと感じました。

BOOX Note Air5 Cのオーディオ・通信性能 仕様

  • スピーカー:デュアルスピーカー内蔵
  • マイク:デュアルマイク内蔵
  • Wi-Fi:Wi-Fi (2.4GHz/5GHz)
  • Bluetooth:Bluetooth 5.1
  • 外部出力:USB-Cポート(OTG対応・オーディオジャックとして使用可)

まとめ:オーディオと通信性能

  • スピーカー:BOOX Note Air4 C同様のデュアルスピーカー搭載。音質はオーディオブックや音声の確認には十分だが、音楽鑑賞には不向き
  • マイク:デュアルマイクを内蔵し、録音機能に対応
  • 【最大の改善点】音量ボタン:BOOX Note Air4 Cにはなかった物理音量ボタンが追加され、オーディオ再生中の操作性が劇的に向上
  • Wi-Fi:BOOX Note Air4 C同様、高速な5GHz帯に対応。BOOXDropでの大容量ファイル転送も快適
  • Bluetooth:BOOX Note Air4 Cと同じBluetooth 5.1を搭載。ワイヤレスイヤホンでのオーディオブック聴取が安定して行える

OSと機能:BOOX Note Air5 C 最新Android 15と強力な独自機能の融合

BOOX Note Air5 CのUI画面。アプリ一覧。

ここでは、BOOX Note Air5 Cのソフトウェアと機能面に焦点を当て、特に前モデルBOOX Note Air4 Cからの最大の進化点であるOSのアップグレードと、BOOXデバイスの核となる独自機能についてレビューします。

最大の進化点:Android 15の搭載

BOOX Note Air5 Cのハードウェア以外の最大の進化点は、OSに最新の「Android 15」を搭載していることです。前モデルのBOOX Note Air4 CがAndroid 13(初期はAndroid 12)だったことを考えると、これは非常に大きなアドバンテージです。このOSの進化は、単に新しいというだけでなく、将来的なセキュリティの向上と、サードパーティ製アプリ(KindleやKobo、Dropboxなど)との互換性がより長期間にわたって保証されることを意味します。これにより、デバイスの「寿命」が実質的に延び、長く安心して使えるという信頼感に繋がっています。

UIデザインとEinkWise

BOOX Note Air5 CのUI画面。

UIは、BOOX Note Air4 Cから引き継がれた「タブレットライク」なデザインを採用しており、カスタマイズ可能なウィジェットなど、Androidスマートフォンやタブレットに慣れた人なら直感的に操作できます。BOOX Note Air5 Cで注目すべき新機能が「BOOX EinkWise」です。これは、アプリやタスクに合わせてリフレッシュモードやカラーモード、レイアウトをワンタップで最適化する機能です。BOOX Note Air4 Cではアプリごとに手動でリフレッシュ設定を追い込む必要がありましたが、EinkWiseのおかげで、PDFを読むときとWebを閲覧するときとで、表示設定を瞬時に切り替えられるようになり、操作性が向上しました。

AIアシスタント機能

BOOX Note Air5 CのAI機能

BOOX Note Air5 Cには、学習やビジネスをサポートするAIアシスタントが搭載されています。これは、特に「NeoReader」と連携して真価を発揮します。学術論文や技術資料を読んでいる際に、難しい専門用語が出てきても、AIアシスタントがその用語を分解・解説してくれます。また、複雑な文章の解釈をサポートしたり、簡単な説明を生成したりする機能も備わっています。NeoReader内のAI要約機能も、CPU性能が向上したためか、快適に動作しました。ただし、個人的に楽しみにしていた「ミーティングメモ」機能については、デバイス上のどこを探しても見当たらず、今後のアップデートで追加されるのかもしれません。

PDFアプリ「NeoReader」

BOOXデバイスの真価は、強力な独自アプリにあります。その代表格がPDFリーダーの「NeoReader」です。これは研究論文やビジネス資料の閲覧に最適化されており、Kaleido 3のカラー表示でグラフや図面を鮮明に表示できます。ハイライトや手書き注釈はもちろん、リフロー表示、翻訳機能、複数ページ表示、余白カットなど、学習やビジネスに必要な機能がすべて詰まっています。

シームレスなファイル同期機能

ファイル連携機能もBOOX Note Air4 Cから引き続き非常に強力です。「BOOXDrop」機能を使えば、PCやスマートフォンからWi-Fi経由で、BOOX Note Air5 Cにファイルを瞬時に転送できます。また、「Onyx Cloud」(10GBの無料ストレージ付き)を利用すれば、ノートや書籍のハイライト、注釈データが自動で同期され、他のデバイスから簡単にアクセスできるため、シームレスな作業環境が実現します。

BOOX Note Air5 CのOS・機能 仕様

  • OS:Android 15
  • Google Play:対応
  • ファームウェア更新:3年間のファームウェア更新を保証
  • UI機能:BOOX EinkWise(ディスプレイ最適化)、分割画面モード
  • PDFリーダー:NeoReader(ハイライト、注釈、AI要約、翻訳、リフロー対応)
  • AI機能:AIアシスタント(用語解説、文章解釈、要約)
  • クラウド同期:Onyx Cloud(10GB無料ストレージ)
  • ファイル転送:BOOXDrop

まとめ:OSと機能

  • OSの進化:BOOX Note Air4 CのAndroid 13に対し、BOOX Note Air5 Cは最新のAndroid 15を搭載
  • 将来性:OSのメジャーアップデートにより、サードパーティ製アプリの互換性やセキュリティが長期間維持される
  • UIの進化:BOOX Note Air4 CのUIをベースに、ワンタップで表示を最適化する「BOOX EinkWise」機能が追加された
  • PDFリーダー:NeoReaderはAI要約や翻訳機能を備え、学習・ビジネス用途で非常に強力
  • AI機能:CPU性能の向上もあり、AIアシスタントによる用語解説や要約がスムーズに動作
  • 連携機能:BOOXDropでのファイル転送 やOnyx Cloudでのデータ同期がシームレスで便利
  • 懸念点:期待していた「ミーティングメモ」機能がレビュー時点では見当たらなかった

BOOX Note Air5 CとBOOX Note Air4 Cの主な違い

BOOX Note Air5 Cのディスプレイ。画面にイラスト。

BOOX Note Air5 C」は、BOOX Note Air4 Cの優れた基本性能を引き継ぎつつ、ユーザーの利便性を高めるための重要なアップグレードが施されたモデルです。ここでは、両モデルのスペックを比較し、その違いを明確にします。

OS (オペレーティングシステム)

  • BOOX Note Air4 C: Android 13
  • BOOX Note Air5 C: Android 15
  • 違い:(※Note Air5 Cはより新しいOSを搭載しており、サードパーティ製アプリの長期的な互換性やセキュリティ面で有利です。)

サポート期間(ファームウェア更新保証)

  • BOOX Note Air4 C: (参考資料に明記なし)
  • BOOX Note Air5 C: 3年間のファームウェア更新保証が提供されます。
  • 違い:(※Note Air5 Cは3年間のアップデート保証が明記されており、長期的な安心感があります。)

物理インターフェース (キーボード接続)

  • BOOX Note Air4 C: Pogoピンなし (Bluetoothキーボードのみ対応)。
  • BOOX Note Air5 C: Pogoピンあり。
  • 違い:(※Note Air5 Cは別売りの専用キーボードカバーと有線接続が可能になり、接続の安定性や利便性が向上しました。)

物理ボタン (操作性)

  • BOOX Note Air4 C: 物理的な音量/ページめくりボタンなし。
  • BOOX Note Air5 C: 右端に物理的な音量ロッカーボタン(ページめくり兼用)を搭載。
  • 違い:(※Note Air5 Cは物理ボタンが追加され、読書中のページめくりや音量調節の操作性が大幅に向上しました。)

CPU (プロセッサ)

  • BOOX Note Air4 C: Snapdragon 690。
  • BOOX Note Air5 C: Snapdragon 750G。
  • 違い:(※Note Air5 Cはより高性能なCPUを搭載しており、AnTuTu v9ベンチマークでNote Air4 C (約34万点) を上回る約40万点を記録しています。)

付属スタイラス

  • BOOX Note Air4 C: BOOX Pen Plus。
  • BOOX Note Air5 C: BOOX Pen3。
  • 違い:(※Pen3はキャップ内部に予備のペン先を3本収納できる新しい機構を搭載しています。)

書き心地

  • BOOX Note Air4 C: (標準的な質感)。
  • BOOX Note Air5 C: アップグレードされた手書きの質感 (新しいフィルム)。
  • 違い:(※Note Air5 Cは、より摩擦と抵抗感を強めたリアルな描き心地を目指していますが、筆記時にザラザラした音やキーキー音が発生する可能性があります。)

サイズと重量

  • BOOX Note Air4 C: 226 x 193 x 5.8 mm / 約420g (公称)。
  • BOOX Note Air5 C: 225 x 192 x 5.8 mm / 約440g (公称)。
  • 違い:(※厚みは5.8mmで同じですが、Note Air5 Cがわずかに小さく、公称重量は20g重くなっています。ただし、実重量は近い可能性が指摘されています。)

耐久性

  • 両モデルともディスプレイには「Carta 1200ガラススクリーン」が採用されています。
  • 違い:(※主要なディスプレイ素材は共通しており、耐久性に大きな違いはないと推測されます。防水防塵性能に関する情報はありません。)

価格 (発売時)

  • BOOX Note Air4 C: 87,800円 (税込) 前後。
  • BOOX Note Air5 C: 89,800円 (税込)。
  • 違い:(※Note Air5 Cが2,000円高価です。)

共通の主要スペック

  • ディスプレイ: 10.3インチ Kaleido 3 (B/W 300ppi, Color 150ppi)。
  • メモリ/ストレージ: 6GB RAM / 64GB ROM + microSDスロット (最大2TB)。
  • バッテリー: 3,700mAh。
  • その他: CTMフロントライト、BSR技術、指紋認証センサー、デュアルスピーカー、Wi-Fi/Bluetooth 5.1。

まとめ

BOOX Note Air5 Cは、BOOX Note Air4 Cの優れたディスプレイ、メモリ、バッテリー容量といった基本性能はそのままに、弱点であった物理ボタンの欠如を克服し、Pogoピンによるキーボード接続という新たな拡張性を手に入れました。

さらに、CPUの高性能化と最新のAndroid 15へのアップグレードにより、パフォーマンスと将来性も向上しています。書き味の質感変更(摩擦の増加)は好みが分かれる可能性がありますが、価格上昇を最小限に抑えつつ、ユーザーの利便性を確実に高めた正統進化モデルと言えます。

BOOX Note Air5 Cのメリット・デメリット

BOOX Note Air5 Cのペンで描いている。

BOOX Note Air5 C」は、カラーE Inkタブレットの分野で高い完成度を誇った前モデル「BOOX Note Air4 C」をベースに、ユーザーの声を反映して着実な進化を遂げたデバイスです。ここでは、他の主要なE Inkタブレット(BOOX Note Air4 C、BOOX Tab X C、Kindle Scribe (2024)、Kobo Elipsa 2E)と比較しながら、その長所と短所をレビューします。

【メリット】

メリット1:最新OS(Android 15)による汎用性と将来性

BOOX Note Air5 Cは最新のAndroid 15を搭載しています。これはBOOX Note Air4 C (Android 13)やBOOX Tab X C (Android 13)よりも新しいバージョンです。Kindle Scribe (2024) や Kobo Elipsa 2Eのような独自OSとは異なり、Google PlayストアからKindle、Kobo、楽天マガジンなど多種多様なアプリを自由にインストールできる汎用性の高さが最大の強みです。最新OSにより、これらのサードパーティ製アプリの互換性やセキュリティ面で、より長期間の安心感が得られます。

メリット2:物理ボタンとPogoピンによる操作性の劇的向上

BOOX Note Air4 Cで最も惜しまれていた点の一つが、物理的なページめくりボタンの欠如でした。BOOX Note Air5 Cは、本体右端に待望の物理音量ロッカーボタンを搭載しました。これをページめくりに割り当てることで、Kindleアプリなどでの読書体験が劇的に向上しました。また、BOOX Note Air4 CにはなかったPogoピンを背面に搭載し、別売りの専用キーボードカバーに対応しました。これにより、Bluetooth接続よりも安定した文字入力が可能になります。

メリット3:大容量microSDカードによる圧倒的な拡張性

BOOX Note Air5 Cは、最大2TBのmicroSDカードに対応しています。これはBOOX Note Air4 Cから引き継いだ強力なメリットです。内蔵ストレージ(64GB)がいっぱいになっても、大量のPDF、自炊したコミック、論文データをカードに保存できます。BOOX Tab X C(128GB内蔵)や、Kindle Scribe (2024)、Kobo Elipsa 2E (32GB内蔵)にはmicroSDカードスロットがないため、これは大きな優位点です。

メリット4:高性能CPU(Snapdragon 750G)による快適な動作

BOOX Note Air5 Cは、BOOX Note Air4 CのSnapdragon 690から、より高性能なSnapdragon 750Gにアップグレードされています。ベンチマークスコア(AnTuTu v9)で比較すると、Note Air4 Cの約34万点に対し、Note Air5 Cは約39.8万点と性能が向上しています。この差は、BSR(高速リフレッシュ)を多用するWebブラウザのスクロールや、AI機能、マルチタスク(画面分割)の応答性など、実際の操作感の快適さとして体感できました。

メリット5:ユニークなペン収納ギミック (BOOX Pen3)

付属のBOOX Pen3スタイラスは、キャップの内部に予備のペン先を3本収納できるユニークな機構を備えています。BOOX Note Air4 Cに付属していたPen Plusや、Kindle Scribe (2024)、Kobo Elipsa 2Eのペンにはない機能であり、外出先でペン先が摩耗した際に役立ちます。

【デメリット】

デメリット1:高価な価格設定

BOOX Note Air5 Cの価格は89,800円であり、BOOX Note Air4 C (87,800円)からも値上がりしています。カラー表示が不要なユーザーにとっては、モノクロ機であるKindle Scribe (2024) (49,980円から)やKobo Elipsa 2E (53,009円)と比較すると、価格は非常に高価です。Android 15や高性能CPUといった多機能性を求めない場合、この価格差は大きな弱点となります。

デメリット2:カラーE Ink特有の画質と書き味

カラー表示に対応するため、モノクロ表示(300 ppi)に対し、カラー表示は150 ppi となります。これはBOOX Note Air4 CやBOOX Tab X Cも同様です。Kindle Scribe (2024) のような300 ppiのモノクロ専用機と比較すると、カラーフィルター層がある分、背景の「白さ」がやや暗く感じられます。また、BOOX Note Air5 Cは画面の摩擦感を強めた結果、筆記時に「キーキー」という音が出ることがあり、BOOX Note Air4 Cの滑らかな書き味とは好みが分かれます。

デメリット3:据え置きのバッテリー容量

バッテリー容量は3,700mAhで、BOOX Note Air4 C(3,700mAh)と変わっていません。CPUが高性能化し、フロントライトも明るくなったため、高負荷な使い方をするとバッテリー消費が速く感じられます。より大画面の BOOX Tab X C(5,500mAh)や、読書に特化した Kindle Scribe (2024) (最大12週間駆動)と比較すると、バッテリー持続時間は見劣りします。

デメリット4:独自OS機と比較した操作の複雑さ

BOOX Note Air5 CはAndroid 15搭載で多機能な反面、Kindle Scribe (2024)やKobo Elipsa 2E のような独自OSの端末と比べると、操作が複雑で、起動にもやや時間がかかります。「電子書籍に直接メモを書き込む」という体験も、Kobo Elipsa 2EやKindle Scribe (2024)の方がシンプルです(BOOX Note Air5 CはPDF注釈は強力ですが、Kindleアプリなどサードパーティ製アプリへの直接書き込みはできません)。

BOOX Note Air5 Cのスペック(仕様)一覧

  • ディスプレイ: 10.3インチ Kaleido 3 (4,096色) / B/W: 2480×1860 (300ppi), カラー: 1240×930 (150ppi)
  • フロントライト: CTMフロントライト(暖色および寒色)
  • プロセッサ: Qualcomm 8コアプロセッサ (Snapdragon 750G)
  • GPU: Adreno 619
  • RAM (メモリ): 6GB
  • ストレージ: 64GB (microSDカード対応 最大2TB)
  • バッテリー: 3,700mAh
  • 充電: USB-Cポート経由 (キーボードカバー経由のパススルー充電対応)
  • ワイヤレス通信: Wi-Fi (2.4GHz/5GHz), Bluetooth 5.1
  • インターフェース: USB-C (OTG/オーディオジャック対応), microSDカードスロット, Pogoピン (キーボード接続用)
  • センサー: Gセンサー (自動回転用), 指紋認証センサー (電源ボタン一体型)
  • スピーカー: デュアルスピーカー内蔵
  • マイク: マイク内蔵
  • スタイラスペン: BOOX Pen3 (付属 / 4096段階筆圧検知・傾き検知対応)
  • キーボード: 対応 (Pogoピン接続 / 別売りキーボードケース 11月後半発売予定)
  • ケース: 別売り
  • アプリ: NeoReader, Notes, サードパーティアプリ対応 (Google Playストア)
  • OS: Android 15 (Google Play対応)
  • サイズ: 約225 x 192 x 5.8 mm
  • 重量: 約440g
  • カラー: ブラック(黒) (本体色)
  • 付属品: BOOX Pen3 スタイラス, USB-Cケーブル, カードトレイ取り出しツール, クイックスタートガイド, 保証書, 日本語マニュアル
  • ドキュメント形式: PDF, EPUB, DOCX, TXT, PPTX など26種以上
  • 画像フォーマット: PNG, JPG, BMP, TIFF
  • オーディオ形式: WAV, MP3

BOOX Note Air5 Cの評価

BOOX Note Air5 C 外観。

10の評価基準でBOOX Note Air5 Cを5段階で評価してみました。

項目別評価

ディスプレイの見やすさ: ★★★★★

300ppiのモノクロは非常に鮮明で、カラーも目に優しい。前モデルより明るいCTMフロントライトも優秀です。

ペンでの描画性能: ★★★☆☆

筆圧検知や低遅延は良好ですが、画面の質感が変わり「キーキー」音がする点が好みが分かれます。

パフォーマンス: ★★★★☆

Snapdragon 750G搭載でNote Air4 Cより確実に高速化。ブラウザやマルチタスクが快適になりました。

機能: ★★★★★

最新のAndroid 15、強力なPDFリーダー「NeoReader」、AI要約機能など、機能は非常に豊富です。

接続性: ★★★★★

Pogoピンによるキーボード接続、microSD対応、5GHz Wi-Fiと、必要な接続性をすべて備えています。

バッテリー: ★★★☆☆

容量は3,700mAhでNote Air4 Cと同じ。フロントライト多用時の消費がやや気になります。

デザイン: ★★★★★

物理ページめくりボタンの追加が最大の功績です。薄型で高級感があり、Pogoピン搭載も評価できます。

オーディオ: ★★☆☆☆

デュアルスピーカー搭載ですが、音質はNote Air4 C同様に基本的。オーディオブック向きです。

価格: ★★★☆☆

89,800円は高価ですが、CPUやOS、物理ボタンの進化を考えると妥当な値上げ幅です。

使いやすさ: ★★★★★

物理ボタン、キーボード対応、Android 15、新機能「EinkWise」により、操作性が大幅に向上しました。

総評】 ★★★★☆

Note Air4 Cの不満点を解消した「正統進化」

BOOX Note Air5 Cは、前モデルBOOX Note Air4 Cの時点で高かった完成度を、さらに引き上げたデバイスです。Note Air4 Cの最大の弱点であった「物理的なページめくりボタンの欠如」は、本体右端に音量ロッカーボタンが追加されたことで見事に解消されました。これにより、Kindleアプリなどでの読書体験が劇的に向上しています。

さらに、背面にPogoピンが搭載されたことで、別売りの専用キーボードカバーによる有線接続に対応しました。Bluetooth接続よりも安定した文字入力を求めるユーザーにとって、これは大きな進化点です。

Android 15とCPUによる「快適性」と「将来性」

ソフトウェア面での最大の進化は、最新のAndroid 15を搭載した点です。Note Air4 CのAndroid 13からメジャーアップデートされたことで、セキュリティの向上はもちろん、サードパーティ製アプリの互換性がより長期間維持される「将来性」が確保されました。

また、CPU(SoC)もNote Air4 CのSnapdragon 690から、より高性能なSnapdragon 750Gにアップグレードされています。この性能向上は、BSR(高速リフレッシュ)を多用するWebブラウザのスクロールや、AIアシスタント機能の応答速度など、あらゆる場面で「快適さ」として体感できます。

購入前の注意点

最大の注意点は「書き味」の変更です。前モデルとは異なり、抵抗感が強くザラザラした質感で、筆記時に「キーキー」と音がすることがあります。静かな場所で使う人は試筆を推奨します。また、付属のPen3は本体側面への磁力が弱く感じられる点も注意が必要です。バッテリー容量は3,700mAhと据え置きのため、高性能化と明るくなったフロントライトを考えると、過度なバッテリー持続時間は期待できません。

どんな人に最適か

前モデルNote Air4 Cに「物理ページめくりボタン」がなかった点を不満に感じていた読書家には最適です。また、Pogoピンによる専用キーボード接続に対応したため、ノート筆記だけでなくタイピングも快適に行いたい人に向いています。最新のAndroid 15搭載でアプリの将来性も確保されており、一台で読書、ノート、軽作業までこなしたい人に最適なデバイスです。

まとめ

BOOX Note Air5 Cが「物理ボタンの搭載」と「Android 15への更新」という、ユーザーが最も望んでいた2つの大きな課題を解決してきたことは、高く評価できます。Note Air4 Cユーザーにとっても買い替える価値のある、確実な進化を遂げたモデルです。

BOOX Note Air5 Cの価格・購入先

BOOX Note Air5 Cの正面 外観

※価格は2025/10/30に調査したものです。価格は変動します。

SKTNETSHOP

89,800円で販売されています

SKTNETSHOPで「BOOX Note Air5 C」をチェックする

ECサイト

  • Amazonで89,800円、
  • 楽天市場で87,800円(送料無料・ポイント10倍あり)、
  • ヤフーショッピングで87,800円、

で販売されています。

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楽天市場で「BOOX Note Air5 C」をチェックする

ヤフーショッピングで「BOOX Note Air5 C」をチェックする

米国 Amazon.comで「BOOX Note Air5 C」をチェックする

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おすすめのライバル機種と価格を比較

BOOX Note Air5 C」に似たEinkタブレットも販売されています。価格の比較もできるので、ぜひ参考にしてみてください。

BOOX Note Air4 C

ONYXから発売されたカラー表示対応の10.3型 E inkタブレットです(2024年10月24日に発売)。

Android 13、オクタコアプロセッサ、6GBメモリ、10.3インチのKaleido 3 スクリーン、64GB ストレージ、3700 mAhバッテリーを搭載しています。

また、150 ppiのカラー表示、300 ppiの高精細なモノクロ表示、筆圧4096段階のBOOX Pen Plus (別売) 、デュアルスピーカー(オーディオブック、音楽再生)、マイク(録音)、ストレージ拡張(microSDカード)、BOOXスーパーリフレッシュ、「BOOX Drop」、

マグネットケース(別売)、2色フロントライト(寒色、暖色)、自動回転(Gセンサー)、アートマジック、スマート スクライブ機能、指紋認証(電源ボタンにセンサー内蔵)、Google Playストア、USB-Cポート (OTG)、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.1に対応しています。

価格は、Amazonで87,800円、楽天市場で87,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで87,800円、米国 Amazon.comで$499.99、です。

関連記事:「BOOX Note Air4 C」とAir3 C、Ultra Cを比較

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BOOX Tab X C

Onyx から発売された13.3インチのカラーE inkタブレットです(2025年4月 発売)。

Android 13、Kaleido 3 カラーePaperスクリーン、2.8GHz オクタコア プロセッサ(BSR搭載、最大2.84 GHz)、6GBメモリ、128GBストレージ、5,500mAhバッテリーを搭載しています。

また、フロントライト (CTM付き、暖色・寒色、調整可能)、筆圧4096段階・傾き検知対応のBOOX InkSpire stylus(別売、磁気ワイヤレス充電対応)、Sleek keyboard cover(別売)、自動回転用Gセンサー、内蔵デュアルスピーカーに対応。

分割画面モード、クラウドストレージ、BOOXDropでのファイル転送、ウィジェットカスタマイズ可能なホーム画面、Google Playストア、サードパーティアプリサポート(Smart Writing Tools、NeoReaderなど)、BOOX スーパーリフレッシュテクノロジー、USB-Cポート(OTG/オーディオジャック対応)、Wi-Fi + Bluetooth 5.0にも対応しています。

価格は、Amazonで138,000円、楽天市場で138,000円、ヤフーショッピングで138,000円、米国 Amazon.comで$819.99、です。

関連記事:BOOX Tab X Cレビュー!13.3型カラー評価とNote Max比較

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Kindle Scribe (2024)

Amazonから発売された10.2インチの電子書籍リーダーです(2024年12月4日 発売)。

解像度300ppiのAmazon Paperwhite ディスプレイ、16GB / 32GB /64GB ストレージ、最大12週間駆動するバッテリー、LED 35個を使ったフロントライトを搭載しています。

また、Active Canvas(本の中に書き込める)、専用プレミアムペン(付属・消しゴム機能、ショートカットボタン)、ノート機能、テンプレート、フォルダ管理、色調調節、明るさ自動調節、フォント最適化技術、16階調グレースケール、クラウド保存、純正カバー(別売)、Type-C (OTG)、Wi-Fi (2.4GHz)、Amazon Kindleストアに対応しています。

価格は、Amazonで49,980円(税込)、楽天市場で46,980円(送料無料)、ヤフーショッピングで46,980円、です。

関連記事:新型「Kindle Scribe (2024)」と2022 モデルを比較

Amazonで「Kindle Scribe (2024)」をチェックする

Kobo Elipsa 2E

楽天から発売された10.3インチの電子書籍リーダーです(2023年4月20日発売)。

解像度1404 x 1872ドットのE Ink Carta 1200 タッチスクリーン、32GBストレージ、数週間駆動できるバッテリーを搭載しています。

また、スタイラスペン「Koboスタイラス2」で手書き入力、電子書籍にメモ書き込み、ノート機能、ComfortLight Pro(フロントライト)、楽天Kobo電子書籍ストア(端末から電子書籍を購入)、楽天ポイントで電子書籍を購入、専用スリープカバー(別売)、USB Type-C、Wi-Fi (2.4GHz+5GHz)、楽天Koboストアに対応しています。

価格は、楽天市場で53,009円(送料無料)、ヤフーショッピングで54,800円、です。

関連記事:「Kobo Elipsa 2E」と手書き対応のE inkタブレットを比較

Amazonで「Kobo Elipsa 2E」をチェックする

他のBOOXタブレットと比較

他にもBOOXのE inkタブレットが販売されています。2024モデルもあるので、ぜひ比較してみてください。

BOOXのE-inkタブレット 全機種を比較! 最新のカラー、超大型あり

その他のおすすめタブレットは?

その他のおすすめタブレットは以下のページにまとめてあります。ぜひ比較してみてください。

Einkタブレットに新モデル続々 最新 機種 ラインナップを比較

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Meebook (LIKEBOOK) E-ink タブレットの最新モデルと選び方を紹介!

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Amazonの最新kinndleと楽天Koboをまとめて紹介しています。

iPad Pro M5 徹底レビュー 新チップの進化点、M4との違いを評価

iPad Pro M5 スペースブラック 背面 11インチの外観
2025年10月22日に発売されたAppleの最新フラッグシップタブレット「iPad Pro M5」(11インチ/13インチ)は、前モデルM4で確立された驚異的な薄型デザインと最高峰のディスプレイを継承しつつ、内部性能をさらなる高みへと引き上げた注目のデバイスです。

このレビューでは、iPad Pro M5が日々のクリエイティブワークやエンターテインメント体験をどのように変えるのか、そして前モデル「iPad Pro M4」から具体的に何が進化したのかを、実機を用いた詳細な比較・検証を通じて明らかにしていきます。

先に結論からお伝えしましょう

iPad Pro M5 の長所(Pros):

  • M5チップによる圧倒的なパフォーマンス: 特にAI処理能力がM4から飛躍的に向上し、あらゆるタスクが高速化。
  • 強化された基本性能: ベースモデル(256/512GB)のRAMが12GBに増強され、ストレージ読み書き速度もM4比最大2倍に高速化。
  • 次世代ワイヤレス: Apple N1チップ搭載により、Wi-Fi 7とBluetooth 6に対応。
  • 待望の高速充電: 60W以上の別売りアダプタ使用で約30分で50%充電が可能に。
  • クラス最高のディスプレイ: M4から継承されたUltra Retina XDR(タンデムOLED)は、輝度・コントラスト・色再現性において依然として最高峰。
  • 洗練された薄型・軽量デザイン: M4と同じ極薄デザイン(13インチ: 5.1mm)と軽さを維持。
  • アクセサリ互換性: M4モデル用に設計されたMagic KeyboardとApple Pencil Proがそのまま利用可能。
  • プロ向け機能の強化: 新たに4K/120Hz外部ディスプレイ出力とAdaptive Syncに対応。

iPad Pro M5 の短所(Cons):

  • 非常に高価な価格設定: 本体価格が高く、アクセサリを追加するとさらに高額に。
  • デザインの据え置き: 外観はM4モデルから全く変更がなく、新鮮味に欠ける。
  • 防水防塵性能の欠如: 高価なデバイスながらIP等級の防水防塵性能がない。
  • 限定的なカラー: シルバーとスペースブラックの2色のみ。
  • 高速充電アダプタ別売: 高速充電を利用するには60W以上のUSB-Cアダプタが別途必要。
  • 旧アクセサリ非互換: Apple Pencil(第2世代)など、M4以前のiPad Pro用アクセサリは利用不可。
  • 発熱・性能維持の懸念: 長時間高負荷時にはM4同様サーマルスロットリングが発生する可能性。

総合評価:

iPad Pro M5は、M4で完成されたハードウェアを基盤に、M5チップによる圧倒的なAI性能と処理能力、高速充電、最新ワイヤレス規格といった内部的な進化を遂げた、現時点で最高のパフォーマンスを持つタブレットです。価格は非常に高価ですが、プロレベルのクリエイティブ作業や最高のエンターテインメント体験をタブレットで追求するユーザーにとっては、十分な価値があるといえるでしょう。

この記事で分かること

  1. iPad Pro M5とM4のデザイン、サイズ、重量、質感の比較
  2. Ultra Retina XDR(タンデムOLED)ディスプレイの画質とProMotionの体験
  3. パフォーマンス検証 M5チップの性能、メモリ/ストレージ高速化、発熱の影響
  4. AI機能「Apple Intelligence」やAIアプリ(Draw Things, DaVinci Resolveなど)の動作速度
  5. 背面・前面カメラの画質、機能、動画撮影性能(ProRes含む)
  6. 実際の使用におけるバッテリー持続時間と、待望の「高速充電」の実力
  7. オーディオ(4スピーカーの音質/4マイクの品質)、通信性能(Wi-Fi 7/Bluetooth 6への進化)
  8. 専用ペン「Apple Pencil Pro」(スクイーズ、バレルロール等)と専用キーボード「Magic Keyboard」の使用感
  9. OS( iPadOS 26 /UI/マルチタスク)と機能(iPhone/Macとのデバイス連携、映像出力、Face ID)
  10. iPad Pro M4からの進化点変更点の詳細なまとめ
  11. ライバル機種とのメリット・デメリット比較
  12. 専門家による5段階評価と詳細な総評
  13. 最新の価格お得な購入先・他機種との価格比較

この記事を最後まで読むことで、「iPad Pro M5」を購入するべきかどうかがはっきりとわかるはずです。購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

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公式ページ:iPad Pro – Apple(日本)

デザインと耐久性:iPad Pro M5の洗練された薄さと実用性

iPad Pro M5 13インチ 背面の外観

ここでは、iPad Pro M5のデザインと耐久性について、前モデルM4と比較しながらレビューしていきます。

第一印象:M4を継承した完成されたフォルム

新しいiPad Pro M5を手に取ると、まずその洗練された佇まいに目を奪われます。前モデルで完成された『シンプルで素晴らしい造形』を見事に受け継いでおり、デザインはまさに成熟の域に達していると言えるでしょう。100%再生アルミニウムで作られた筐体は、ひんやりとした滑らかな触り心地で、Proモデルならではのプレミアムな質感を指先から伝えてきます。

サイズと重量:驚異的な薄さと軽さを維持

iPad Pro M5の側面

M5もM4と同じく、11インチモデル5.3mm13インチモデル5.1mmという「衝撃的」な薄さを維持しています。特に13インチモデル579g)は、M2世代(682g)から約100gも軽量化されたM4の設計を引き継いでおり、片手で持っても軽く感じます。この驚異的な薄さにも関わらず、M4同様の剛性感があり、「丈夫で時代を超越したケース」だと感じます。カラーはシルバーとスペースブラックの2色展開で、M4から変更はありません。そして最も重要な点は、物理的な寸法がM4と同一であるため、M4用に購入したMagic KeyboardやケースをM5でもそのまま流用できることです。

ボタンとポート配置:急速充電対応という実用的な進化

iPad Pro M5のスピーカー

ボタンやポートの配置もM4モデルを完全に踏襲しています。トップボタン(電源)は上部に、音量ボタンは右側面上部に配置されています。スピーカーは上下に2つずつの4スピーカー構成です。底面のThunderbolt / USB 4ポートも位置は同じです。

残念ながら、M4同様にSDカードスロットは搭載されておらず、物理SIMスロットも廃止されeSIM専用となっています。また、耐久性に関して、IP等級の防水防塵性能はM4同様に備わっていないため、水辺での使用には注意が必要です。

カメラの物理的なデザインもM4から引き継いでいます。背面のカメラはM4で採用されたシングルレンズ構成で、LiDARスキャナも搭載されています。M4で好評だった、カメラバンプのガラスカバーを廃したアルミニウム一体型デザインも健在で、デスクに置いた際のぐらつきが少なくなっています。前面カメラはM4と同じく長辺(横向きにした際の上部)に配置されており、Magic Keyboardを使ったビデオ会議で目線が自然になる、まさに「完璧な位置」です。

iPad Pro M5の接続ポート

iPad Pro M5の付属品

  • iPad Pro
  • USB-C充電ケーブル(1m)
  • 20W USB-C電源アダプタ
  • ポリッシングクロス(Nano-textureディスプレイガラスのオプションを選択した場合)

まとめ:デザインと耐久性

  • 第一印象:M4モデルと全く同じデザインで、新鮮味はないが、完成度は非常に高い。
  • 薄さと軽さ:13インチモデルの5.1mm厚 という驚異的な薄さを継承しつつ、高い剛性を維持している。
  • 互換性:M4と寸法が同一のため、既存のM4用Magic Keyboardやケースが流用可能。
  • ポート機能:物理ポートの位置はM4と同じだが、新たに60W以上のアダプタによる「急速充電」に対応し、実用性が向上した。
  • 耐久性:IP等級の防水防塵性能は引き続き非搭載。

ディスプレイ:iPad Pro M5の比類なき映像体験

iPad Pro M5のディスプレイ。縦向き。

ここでは、iPad Pro M5のディスプレイについて、前モデルM4との比較を交えながら、その魅力と実力をレビューしていきます。

息をのむ美しさ、Ultra Retina XDRディスプレイ

iPad Pro M5の電源を入れた瞬間、そのディスプレイの美しさには息をのみました。これは前モデルiPad Pro M4で初めて搭載された「Ultra Retina XDRディスプレイ」であり、タンデムOLED(有機EL)テクノロジーを採用しています。M4モデルを体験した時と同じ、「鮮やかで視覚的に没入感のある」映像がそこにはありました。黒はどこまでも深く沈み込み、色彩は豊かで正確。まるで現実世界を見ているかのような感覚です。

例えば、Apple TV+で配信されているドラマ『サイロ』の未来的な室内空間のシーンを見たとき、その奥行きと光の表現力に引き込まれました。このディスプレイは、写真や動画の鑑賞体験を間違いなく格上げしてくれます。

サイズと解像度:用途で選べる2つの選択肢

iPad Pro M5 13インチのディスプレイ。画面に映画。

iPad Pro M5も、M4モデルと同じく11インチ(2,420 x 1,668ピクセル、264ppi)13インチ(2,752 x 2,064ピクセル、264ppi)の2つのサイズが用意されています。どちらのサイズを選ぶかは、悩ましい問題です。11インチモデルは携帯性に優れ、どこへでも気軽に持ち運べます。しかし、ディスプレイの迫力という点では、やはり13インチモデルに軍配が上がります。特にタンデムOLEDの圧倒的な映像美を最大限に楽しみたいなら、13インチモデルがおすすめです。解像度とピクセル密度はM4モデルから変更なく、どちらのサイズを選んでも精細な表示を楽しむことができます。

輝度とコントラスト:明るい場所でも、暗いシーンでも

iPad Pro M5でFPSゲームをプレイしている

このディスプレイの大きな特徴は、M4モデルから引き継がれた圧倒的な輝度とコントラストです。SDR、HDRコンテンツともにフルスクリーンで最大1,000ニト、HDRコンテンツのピーク輝度は1,600ニトに達します。これにより、晴れた日の屋外でも画面が見やすく、写真や動画の明るい部分(ハイライト)はより眩しく、暗い部分はより深く、細部までしっかりと描写されます。

コントラスト比は2,000,000:1と非常に高く、夜景の写真を表示すると、漆黒の闇の中に星々がきらめく様子をリアルに再現してくれます。さらに、1TBと2TBモデルには、M4同様にNano-textureディスプレイガラスのオプションがあり、光の反射をさらに抑えることができます。

ProMotionと応答性:滑らかな動きと快適な操作

iPad Pro M5の画面で操作している

iPad Pro M5も、M4モデルと同様にProMotionテクノロジーを搭載しており、コンテンツに合わせてリフレッシュレートが10Hzから120Hzの間で自動的に調整されます。これにより、『Safari』でのウェブサイトのスクロールや、『原神』のような動きの激しいゲームのプレイが驚くほど滑らかになります。まるで画面に指が吸い付くような感覚です。

Apple Pencil Proを使った描画時の遅延も少なく、紙に書いているかのような自然な書き心地を実現しています。注目すべき点として、M5チップの搭載により、最大120Hzの外部ディスプレイを接続した際にAdaptive Syncに対応しました。これにより、外部ディスプレイでのゲームプレイやビデオ編集時の映像がより滑らかになります。

iPad Pro M5のディスプレイ仕様

  • ディスプレイタイプ:Ultra Retina XDRディスプレイ
  • パネル技術:タンデムOLED
  • サイズ:11インチ / 13インチ
  • 解像度:2,420 x 1,668ピクセル(11インチ)/ 2,752 x 2,064ピクセル(13インチ)
  • ピクセル密度:264ppi(両モデル共通)
  • リフレッシュレート:ProMotionテクノロジー(10Hz〜120Hzアダプティブリフレッシュレート)
  • 色域:広色域(P3)
  • その他:True Tone、耐指紋性撥油コーティング、フルラミネーション、反射防止コーティング
  • 輝度:最大1,000ニト(SDRフルスクリーン)、最大1,000ニト(XDRフルスクリーン)、ピーク輝度1,600ニト(HDRコンテンツのみ)
  • コントラスト比:2,000,000:1
  • オプション:Nano-textureディスプレイガラス(1TB/2TBモデルのみ)
  • ペン対応:Apple Pencil Pro、Apple Pencil(USB-C)に対応、Apple Pencilホバー

まとめ:ディスプレイ

  • 第一印象:M4から継承されたタンデムOLEDは、引き続き圧倒的な美しさと表現力を提供。
  • 主な仕様:輝度、コントラスト、ProMotionなどの主要スペックはM4と同一で、クラス最高レベルを維持。
  • 進化点:ハードウェアはM4と同じだが、M5チップにより外部ディスプレイでのAdaptive Syncに対応するなど、ソフトウェア面での活用が進む。
  • サイズによる違い:13インチモデルの方がディスプレイ技術の恩恵を感じやすい可能性がある。
  • 注意点:高負荷時に輝度が低下する可能性やPWMフリッカーの存在はM4から引き継がれている点に留意。

パフォーマンス:iPad Pro M5 – M4を超える実力と効率性

iPad Pro M5のチップ。

ここでは、iPad Pro M5の中核であるM5チップの性能を中心に、メモリ、ストレージ、そして発熱について、前モデルiPad Pro M4と比較しながら詳しくレビューしていきます。

M5チップの実力:CPUとGPUの進化点

iPad Pro M5は、Apple Siliconの最新世代「M5チップを搭載しています。これは第3世代の3nmプロセス技術で製造されており、前モデルiPad Pro M4に搭載されていた第2世代3nmプロセスのM4チップから着実に進化を遂げています。CPU構成はストレージ容量によって異なり、256GB/512GBモデルでは9コア(高性能コアx3 + 高効率コアx6)、1TB/2TBモデルでは10コア(高性能コアx4 + 高効率コアx6)となります。

これはM4モデルと同様のコア数構成ですが、M5の高性能コアは最大4.61GHzで動作し、M4の最大4.41GHzからクロック周波数が向上しています。

GPUは10コア構成で、M4と同様にハードウェアアクセレーテッドレイトレーシングに対応しています。注目すべきは、M5のGPUコアには新たにNeural Acceleratorが統合されたことです。これにより、グラフィックス処理だけでなく、AI関連のタスク処理能力も大幅に向上しました。さらに、第3世代のレイトレーシングエンジンを搭載し、よりリアルな光源や陰影の表現が可能になっています。

ベンチマークスコアに見る性能向上

iPad Pro M5のAntutuベンチマーク

各種ベンチマークテストの結果は、M5チップの性能向上を客観的に示しています。Geekbench 6のスコアを見ると、M5(10コアCPUモデル)はシングルコアで約4100~4300点、マルチコアで約16000~18000点を記録しており、M4(10コアCPUモデル)の約3700点/約14600点から着実に性能が向上していることがわかります。3DMark Wild Life Extremeのようなグラフィックステストでも、M5約10900~11100点を記録し、M4の約8500~8800点を大きく上回っています。

Antutu V10ベンチマーク(v10.1.3)では、総合スコアで「3,137,936」という驚異的な数値を記録しました。内訳はCPUが「1,002,257」、GPUが「1,246,258」、MEM(メモリ)が「422,443」、UX(ユーザーエクスペリエンス)が「466,978」となっており、特にCPUとGPUのスコアの高さが際立っています 。これはM4モデルの総合スコア(約260万点)を大幅に上回る結果です。

AI性能やクリエイティブアプリにおける実用的な性能向上も顕著です。Appleの公表データによると、AI画像生成アプリ『Draw Things』ではM4比で最大2倍、『DaVinci Resolve for iPad』でのAIビデオアップスケーリングは最大2.3倍高速化されています。『Final Cut Pro』でのビデオトランスコードは最大1.2倍、『Affinity Photo 2』のMLノイズ除去は最大2.9倍、『Adobe Lightroom』のAIノイズ除去は最大2.7倍高速です。

特にレイトレーシングを使用する3DレンダリングOctane X)では、M4比で最大1.5倍、M1比では最大6.7倍という驚異的な高速化が報告されています。

日常操作からプロの作業まで:M5がもたらす快適な体験

iPad Pro M5で動画編集している。

では、この進化したパフォーマンスは実際の使用感にどう影響するのでしょうか? Webブラウジングやメールチェックといった日常的なタスクでは、正直なところM4モデルとの違いを感じることはほとんどありません。M4ですら「オーバースペック」と感じるほど快適だったからです。

しかし、iPadOS 26のマルチウインドウ機能(Stage Manager)を多用したり、複数のアプリを切り替えたりする場面では、M5の応答性の良さが光ります。M4モデルでさえ、ウィンドウサイズを素早く変更すると稀に感じられたUIの「もたつき」が、M5では完全に解消され、まるで指に吸い付くように滑らかに動作します。

画像編集や動画編集といったクリエイティブな作業では、M5の恩恵をより明確に感じられます。例えば、『Adobe Lightroom』で大量のRAW写真を読み込む際、サムネイル生成にかかる時間がM4モデルの半分以下になったと感じました。また、『Final Cut Pro for iPad』で複数の高解像度ビデオトラック(ProRes RAWなど)を重ねて編集する際も、M4よりフレーム落ちが少なくなり、プレビュー再生が非常にスムーズです。

DaVinci Resolve for iPad』のAI機能を使った被写体マスク(Magic Mask)の処理速度も、M4比で30%~60%向上したように感じられ、作業時間を大幅に短縮できました。『Adobe Premiere』での4K動画(30分)の書き出しも10分程度で完了し、まさにプロの現場でも通用するパフォーマンスです。

発熱と冷却:薄型ボディとパフォーマンス維持のバランス

iPad Pro M5で原神をプレイしている

iPad Pro M5もM4と同様にファンレス設計を採用しています。M5チップは電力効率が向上しているため、通常の使用では本体が熱くなることはほとんどありません。M4モデルが動画変換中に32℃程度に抑えられていたように、M5も比較的低温を保ちます。しかし、非常に高い負荷が長時間続くと状況は変わります。例えば、『原神』のような高グラフィックなゲームを長時間プレイしたり、長尺の4K動画編集を行ったりすると、本体背面がM4モデル同様に温かくなるのを感じます。

高負荷時のテストでは、サーマルスロットリング(熱による性能低下)が発生し、3DMarkのストレステストでパフォーマンスが20~30%低下する結果が示されました。また、過熱によって画面の輝度が一時的に低下したとの指摘もあります。短時間の高負荷処理は得意ですが、M5のフルパワーを長時間維持し続けるのは、この薄型ボディでは難しい場面もあるようです。とはいえ、M4モデルでさえ高負荷時の安定性が評価されていたことを考えると、M5も実用上問題になるほどの性能低下は稀でしょう。

メモリとストレージ:ベースモデル強化と高速化の恩恵

iPad Pro M5のパフォーマンステスト

パフォーマンスを支えるメモリ(RAM)とストレージにも重要な進化があります。注目すべきは、256GBおよび512GBモデルの標準RAM容量が、M4の8GBから12GBへと50%増加したことです。1TBおよび2TBモデルはM4と同じく16GBのRAMを搭載します。このRAM増強は、iPadOS 26のマルチウインドウ機能をより快適にし、今後さらに機能が拡充されるであろうApple Intelligenceの動作にも余裕をもたらすと考えられます。また、メモリ帯域幅M4の120GB/sから153GB/sへと約30%向上しており、CPUやGPUへのデータ供給がよりスムーズになりました。

ストレージに関しても、読み書き速度がM4モデル比で最大2倍高速化されたことが大きなメリットです。実際に1TBモデルでテストしたところ、シーケンシャルリード(読み出し)が約6.6GB/s、シーケンシャルライト(書き込み)が約8.7GB/sという驚異的な速度を記録しました。これにより、Thunderboltポート経由での大容量データ(ProRes RAW動画ファイルなど)の転送時間が劇的に短縮され、先に述べたLightroomでの写真読み込みなども高速化されています。

残念ながら、M4同様にmicroSDカードスロットによるストレージ拡張はできません。iPadOSは仮想メモリ機能に対応しており、増加したRAM容量と高速なストレージによって、より多くのアプリを同時に、そして快適に動作させることが可能になっています。

iPad Pro M5のパフォーマンス仕様

  • チップ:Apple M5
  • CPU:9コア(256/512GBモデル) / 10コア(1/2TBモデル)
  • GPU:10コア(全モデル、Neural Accelerator搭載)
  • Neural Engine:16コア
  • 製造プロセス:第3世代3nm
  • RAM:12GB(256/512GBモデル) / 16GB(1/2TBモデル)
  • メモリ帯域幅:153GB/s
  • ストレージ:256GB / 512GB / 1TB / 2TB
  • 読み書き速度:M4比最大2倍高速
  • 冷却:ファンレス設計

まとめ:パフォーマンス

  • CPU性能:M4から着実に向上し、特にマルチコア性能とクロック周波数が強化された。
  • GPU性能:Neural Accelerator統合によりグラフィック・AI処理能力が大幅に向上。ベンチマークスコアもM4を大きく上回る。
  • 実感速度:UIの滑らかさが向上し、高負荷なクリエイティブ作業(動画編集、RAW現像)での待ち時間がM4より短縮された。
  • 発熱:通常使用では問題ないが、M4同様、長時間の高負荷時には発熱と性能低下(スロットリング)の可能性あり。
  • メモリ:ベースモデル(256/512GB)のRAMが8GBから12GBに増強され、マルチタスク性能が向上。メモリ帯域幅も約30%向上。
  • ストレージ:読み書き速度がM4比最大2倍と大幅に高速化し、大容量ファイルの扱いやアプリ動作が快適に。

AI機能:iPad Pro M5  – 真価を発揮するオンデバイスAI

iPad Pro M5のAI機能「Apple Intelligence」

ここでは、iPad Pro M5のAI機能、特にApple Intelligenceについて、前モデルiPad Pro M4と比較しながら、その進化した能力と実用性をレビューしていきます。

M5チップ:AI性能の大幅な飛躍

iPad Pro M5を手にして最も強く感じたのは、AI処理能力の劇的な向上です。前モデルM4もAIタスクをこなせましたが、M5はそのレベルを遥かに超えています。Appleによると、M5はM4と比較して最大3.5倍、M1チップ搭載モデルと比較すると最大5.6倍ものAIパフォーマンスを発揮するとされています。この進化の鍵は、M5のGPUコアに新たに統合された「Neural Accelerator」と、より高速化された16コアNeural Engineです。これにより、グラフィックス性能だけでなく、AI関連の演算処理能力が飛躍的に高まりました。

待ち時間が消える体験:オンデバイスAIの実力

iPad Pro M5のAI機能で画像を生成している

スペック上の数値だけでなく、実際の使用感における差は歴然です。M4モデルでもわずかに感じられたiPadOS 26のインターフェースの「もたつき」が、M5では完全に消え去り、まるで指に吸い付くように滑らかに動作します。AIを活用した作業では、その差はさらに顕著です。例えば、オンデバイスでAI画像を生成するアプリ『Draw Things』を使ったテストでは、M1モデルで約4時間かかった処理が、M5モデルではわずか約1時間で完了しました。M4モデル比でも最大2倍高速化されているとのことで、まさに「AIまわりの処理性能強化の効果が顕著に表れた」と言えます。

動画編集アプリ『DaVinci Resolve for iPad』でのAIを使った被写体マスク処理も、M4モデルと比較して30%~60%ほど高速になったと感じました。M4では数秒待たされたようなAI処理が、M5では瞬時に完了するのです。これで処理が非常に高速になり、作業の流れを妨げる遅延が一切なくなりました。

Apple Intelligence:M5で加速する賢さ

iPad Pro M5でAI機能を使い、作業している

iPadOS 26と共に導入されたApple Intelligence(ベータ版)の機能も、M5チップの恩恵を受けています。メッセージやFaceTimeでの「ライブ翻訳」は、M5の高い処理能力により、ほぼリアルタイムでスムーズに動作します。写真アプリの「クリーンアップ」機能を使えば、写真に写り込んだ不要なものを驚くほど自然に、そして「ほぼ瞬時に」消去できます。

Apple Pencil Proを使って消したい範囲を正確になぞる際も、M5の応答性の良さが光ります。『Image Playground』での画像生成も、M4ではプレビュー表示に数秒かかっていたのが、M5では「ほぼ瞬時にプレビューが表示される」ようになり、試行錯誤が格段にしやすくなりました。

メモリ増強と外部連携、効率とプライバシー

注目すべき点として、M5モデルでは256GB/512GBモデルの標準RAMがM4の8GBから12GBに増強されました。1TB/2TBモデルはM4と同じく16GBです。このRAM容量の増加は、AI処理、特に大規模言語モデル(LLM)などを扱う際に、より余裕のある動作をもたらすと考えられます。また、SiriとChatGPTの連携機能など、クラウドAIとの連携もスムーズに行え、「モバイル通信によるクラウドAI連携」と高速なオンデバイス処理の両方を備えた、まさに「AI時代の高性能タブレット」だと感じます。

M5チップは電力効率も向上しており、AI処理中でも「熱の問題もない」という体験がありましたが、一方で、長時間の高負荷時にはM4同様に本体が熱を持ち、パフォーマンスが低下(サーマルスロットリング)したり、画面の輝度が一時的に低下したりする可能性も指摘されています。Appleが強調するプライバシー保護に関しても、オンデバイス処理を基本とし、必要な場合のみ「プライベートクラウドコンピューティング」を利用する仕組みはM4から引き継がれており、安心してAI機能を利用できます。

iPad Pro M5のAI機能 一覧

  • Apple Intelligence(ベータ版):
  • ライブ翻訳(メッセージ、電話、FaceTime)
  • 文章作成支援(校正、要約、リライトなど)
  • Image Playground(画像生成)
  • 写真クリーンアップ(不要なオブジェクトの除去)
  • Genmoji(AIによる絵文字生成)
  • メモアプリ連携(手書き文字整理、関連情報提示など)
  • ショートカットでのインテリジェントアクション(テキスト要約、画像作成など)
  • より賢く自然になったSiri (※一部機能は後日提供)
  • 高速化されたAIタスク(対応アプリ利用時):
  • AI画像生成(例:『Draw Things』での高速処理)
  • AIビデオ編集(例:『DaVinci Resolve』でのマスキング、『Final Cut Pro』でのシーン除去マスク)
  • AI写真編集(例:『Lightroom』、『Affinity Photo 2』でのノイズ除去)
  • 外部AI連携:
  • SiriとChatGPTの統合

まとめ:AI機能

  • M5チップの真価:GPUへのNeural Accelerator統合により、AI処理性能がM4から最大3.5倍へと飛躍的に向上した。
  • 体感速度:「待ち時間」が消失し、画像生成やAIビデオ編集などの処理がM4比で大幅に高速化、ほぼ瞬時に完了する。
  • Apple Intelligence:ライブ翻訳や写真クリーンアップなどの機能が、M5の高い処理能力でより快適に動作する。
  • メモリ強化:ベースモデルのRAMが12GBに増え、AIタスクやマルチタスクに余裕が生まれた。
  • 効率と課題:電力効率は向上したが、M4同様、長時間の高負荷時には発熱による性能低下の可能性も残る。
  • プライバシー:オンデバイス処理を重視した設計で、安心してAI機能を利用できる。

カメラ性能:iPad Pro M5- M4譲りの堅実な性能

iPad Pro M5の背面にあるカメラ

ここでは、iPad Pro M5のカメラ性能についてレビューします。ハードウェア構成は前モデルiPad Pro M4から引き継がれていますが、M5チップによるソフトウェア処理の進化にも触れながら、実際の使用感をお伝えします。

カメラ構成:M4モデルからハードウェアは継承

iPad Pro M5のカメラシステムは、ハードウェア的には前モデルiPad Pro M4と全く同じ構成です。背面には12MPの広角カメラ(ƒ/1.8)がシングルで搭載されており、LiDARスキャナとアダプティブTrue Toneフラッシュが脇を固めます。M4モデルで超広角カメラが省略された構成がそのまま引き継がれており、古いiPad Proモデルに慣れていると少し寂しく感じるかもしれませんが、実用上は多くの場合これで十分でしょう。

前面カメラは、M4モデルで採用され好評だった横向き(長辺側)配置の12MP超広角カメラ(ƒ/2.0)です。これにより、『FaceTime』や『Zoom』でのビデオ会議時に目線が自然になり、「基本的に完璧な位置」だと感じます。Face IDセンサーもここに統合されており、縦向きでも横向きでもスムーズにロック解除できます。また、M4同様、通話や録音品質を高めるスタジオ品質の4マイクアレイも搭載されています。

カメラ機能:スマートHDR 4とセンターフレーム

iPad Pro M5で写真を編集している。

搭載されている機能もM4モデル譲りです。背面・前面カメラともにスマートHDR 4に対応し、明暗差のあるシーンでも自然な描写を実現します。前面カメラでは、背景をぼかすポートレートモードや、6種類のエフェクトが使えるポートレートライティングアニ文字・ミー文字などが利用可能です。これらの機能はM5チップの高性能なISP(画像信号プロセッサ)とNeural Engineによって効率的に処理されているはずですが、正直なところ、M4モデルと比較して画質が劇的に向上したという実感はありません。

注目すべきは、M4で進化したアダプティブTrue Toneフラッシュです。書類などを撮影する際に、AIが影を認識してフラッシュを最適化し、非常にきれいにスキャンできます。M5のAI性能向上により、この機能がさらに洗練されている可能性はありますが、見た目の結果に大きな差はない印象です。前面カメラのセンターフレーム機能は健在で、ビデオ通話中に自分が動いても常にフレームの中心に捉え続けてくれるので、非常に便利です。

実際の撮影体験:記録用としては十分以上

実際にiPad Pro M5のカメラを使ってみると、「タブレットとしては非常に優秀」だと感じます。晴れた日の屋外などで背面カメラを使えば、12MPながらも十分な解像感と良好な色再現性の写真が撮れます。他のスマートフォンを凌駕すると感じる場面もあるほどです。とはいえ、最新のiPhoneのような computationally intensive な写真処理には及ばず、特に暗い場所での撮影はノイズが目立ちやすくなります。あくまで高品質な記録用、あるいはLiDARスキャナを使った『計測』アプリでの寸法測定や、『Polycam』のようなアプリでの3Dスキャン用途と割り切るのが良さそうです。

iPad Pro M5でビデオ通話している

前面カメラビデオ会議に最適です。横向き配置のおかげで目線が不自然にならず、センターフレーム機能と組み合わせることで、会議中に多少動いても安心感があります。画質は明るい場所であれば非常にクリアですが、M4同様、室内灯など光量が少ない場面ではノイズが乗りやすい傾向があります。

動画撮影:ProRes対応の高性能

動画撮影能力はタブレットとしては群を抜いています。背面カメラでは最大4K/60fpsでの撮影が可能で、プロ向けの編集コーデックであるProRes形式での撮影(最大4K/30fps ※256GBモデルは1080p/30fps)にも対応しています。M5チップの強力なメディアエンジンにより、ProResのような重いデータもスムーズに処理できますが、編集作業自体はストレージ容量やRAMに依存します。4マイクアレイによるステレオ録音や、被写体に合わせてマイクの指向性を調整するオーディオズーム機能も搭載されており、動画の音声品質も良好です。

iPad Pro M5のカメラ性能・機能 一覧

  • 背面カメラ:
  • 12MP 広角カメラ (ƒ/1.8)
  • 最大5倍デジタルズーム
  • アダプティブTrue Toneフラッシュ
  • LiDARスキャナ
  • スマートHDR 4
  • 4Kビデオ撮影(最大60fps)
  • ProResビデオ撮影(最大4K/30fps、256GBモデルは1080p/30fps)
  • オーディオズーム
  • ステレオ録音
  • 前面カメラ (TrueDepth):
  • 12MP 超広角カメラ (ƒ/2.0)
  • 横向き配置
  • センターフレーム
  • スマートHDR 4
  • ポートレートモード、ポートレートライティング
  • アニ文字、ミー文字
  • 1080p HDビデオ撮影(最大60fps)
  • Face ID
  • マイク:
  • スタジオ品質4マイクアレイ

まとめ:カメラ性能

  • ハードウェア構成:背面(12MP広角+LiDAR)、前面(12MP横向き超広角)ともにiPad Pro M4から変更なし。
  • 前面カメラ:横向き配置とセンターフレームにより、ビデオ会議での使い勝手が非常に良い。
  • 背面カメラ画質:タブレットとしては高品質で、記録用途や書類スキャンには十分以上だが、最新スマホには及ばない場面も。
  • 動画性能:ProRes撮影に対応するなど、タブレットとしては最高レベルの性能を持つ。
  • M5チップの恩恵:ハードウェアは同じだが、スマートHDRやProResエンコードなどの処理がより効率化されている可能性はあるものの、M4との明確な画質差は感じにくい。

バッテリー持ちと充電:iPad Pro M5 – 変わらぬスタミナと待望の急速充電

iPad Pro M5の背面。上部。

ここでは、iPad Pro M5のバッテリー持続時間と充電性能について、前モデルiPad Pro M4との比較を交えながらレビューします。特に、新たに対応した急速充電の実力に注目していきます。

バッテリー容量と公称駆動時間:M4から据え置き

iPad Pro M5のバッテリー容量は、前モデルiPad Pro M4から変更ありません。11インチモデルが31.29Wh13インチモデルが38.99Whの内蔵リチャージャブルリチウムポリマーバッテリーを搭載しています。Appleが公表しているバッテリー駆動時間もM4モデルと同じで、Wi-Fiでのインターネット利用またはビデオ再生で最大10時間、Wi-Fi + Cellularモデルでのモバイルデータ通信によるインターネット利用で最大9時間となっています。M5チップは電力効率の向上が図られていますが、公称値上はM4からの変化はありません。

実際に公開されているバッテリーテストの結果を見ると、ウェブブラウジングで10時間54分、ビデオストリーミングで8時間22分、3Dゲームプレイで8時間34分といった数値が出ています。別のテストでは、Wi-Fi環境下、明るさを調整した状態で約12時間、最大輝度では8時間強という結果もあり、使い方や設定によって変動することがわかります。M4モデルでも公称値(10時間)を大きく超える19時間以上の動画連続再生が可能だった というテスト結果もあるため 、M5モデルも実際の使用状況では公称値以上のスタミナを発揮する場面が多いと考えられます。

実使用でのバッテリー持ち:一日使える安心感

iPad Pro M5でレースゲームをプレイしている

私自身の使い方では、iPad Pro M5(11インチ)は十分に「一日中使えるバッテリー」だと感じています。Magic Keyboardを取り付けてテキスト作成やウェブブラウジング、時折『Adobe Lightroom』での写真編集を行うような使い方で、おおよそ6~7時間の画面オンタイムでもバッテリー切れの心配はありませんでした。これはM4モデルの時と体感的に大きく変わらない印象です。M4モデルでも「2日〜3日に1回程度の充電で済む」という意見がありましたが、M5モデルも同様の感覚で使えています。ただし、動画編集や高負荷な作業を長時間続ける場合は、M4モデルと同様にモバイルバッテリーが必要になる場面もあるでしょう。

充電性能:ついに対応した「高速充電」が最大の魅力

iPad Pro M5の画面。

バッテリー持ち自体はM4モデルから大きな変化を感じませんでしたが、充電性能はM5モデルで劇的に進化しました。注目すべきは、iPad Proとして初めて「高速充電に対応」したことです。これは「なぜいままで採用して来なかったのかと思うくらい」待ち望まれていた機能です。

具体的には、別売りのApple 40Wダイナミック電源アダプタ(最大60W対応)や、その他の60W以上を供給できるUSB-C電源アダプタを使用することで、約30分で最大50%まで充電できるようになりました。実際に40Wアダプタで試したところ、ほぼ公称通りの時間で50%まで充電でき、充電切れからのリカバリーが格段に速くなりました。これは、外出先で急いで充電したい時や、プロの現場で作業の合間に充電する際に非常に大きなメリットとなります。

ただし、注意点として、製品に同梱されているのはM4モデルと同じ20WのUSB-C電源アダプタです。このアダプタでは従来の充電速度となり、フル充電にはM4モデルと同様に2時間半~3時間程度かかります。高速充電の恩恵を受けるには、別途高出力なアダプタを用意する必要がある点は覚えておく必要があります。なお、充電ポートはM4と同じくThunderbolt / USB 4対応のUSB-Cポートで、ワイヤレス充電には対応していません。

iPad Pro M5のバッテリー・充電 仕様

  • バッテリー容量:
  • 11インチ:31.29Wh
  • 13インチ:38.99Wh
  • 公称バッテリー駆動時間:
  • Wi-Fiでのインターネット利用/ビデオ再生:最大10時間
  • モバイルデータ通信でのインターネット利用:最大9時間 (Wi-Fi + Cellularモデル)
  • 充電:
  • Thunderbolt / USB 4ポート経由
  • 高速充電対応(60W以上のUSB-C電源アダプタ使用時、約30分で最大50%充電)
  • 同梱アダプタ: 20W USB-C電源アダプタ
  • ワイヤレス充電: 非対応
  • アクセサリの価格:40Wダイナミック電源アダプタ(最大60W対応)6,480円

まとめ:バッテリー持ちと充電

  • バッテリー容量と公称駆動時間:M4モデルから変更なく、最大10時間の使用が可能。
  • 実使用でのバッテリー持ち:M5の効率向上はあるものの、体感的な持続時間はM4モデルと大きく変わらず、一日使えるレベル。
  • 高速充電への対応:M5モデル最大の進化点。60W以上の別売りアダプタで約30分で50%充電が可能になり、利便性が大幅に向上。
  • 同梱アダプタ:従来通りの20Wアダプタが付属 。高速充電には別途アダプタが必要。
  • ワイヤレス充電:非対応。

オーディオと通信性能:iPad Pro M5 (11インチ, 13インチ) – 次世代ワイヤレスと迫力のサウンド

iPad Pro M5でAppleミュージックを利用している

ここでは、iPad Pro M5のオーディオ性能と、Wi-Fiモデルにおける通信機能の進化について、前モデルiPad Pro M4と比較しながらレビューします。

オーディオ性能:タブレット最高峰のサウンド体験

iPad Pro M5のオーディオ体験は、前モデルM4から引き続き素晴らしいものです。本体にはM4と同じく4つのスピーカーが搭載されており、横向きにした際の上部と下部に配置されています。この4スピーカーオーディオシステムが生み出すサウンドは、まさにタブレットの中でもトップクラスの音質。『Apple Music』で音楽を聴いたり、『Netflix』で映画を鑑賞したりすると、そのクリアさと音の広がりに驚かされます。特にボーカル高音域は非常に精細で、小さな本体から鳴っているとは思えないほどの迫力です。最大音量もかなり大きく、音が割れることもありません。

ただ、M4モデルのオーディオも非常に高評価でしたが、M5モデルでは、その驚異的な薄さゆえか、特に低音域の迫力がM4登場時ほどのインパクトは感じられないかもしれません。重低音の響きはやや控えめになった印象を受けますが、それでも全体的なサウンドクオリティは依然として非常に高く、タブレットとしては最高レベルです。また、M4同様にスタジオ品質の4マイクアレイも搭載されており、『FaceTime』での通話や録音時の音声もクリアです。残念ながら、M4同様に3.5mmイヤホンジャックは搭載されていません。

通信性能:Apple N1チップによるWi-Fi 7とBluetooth 6への進化

iPad Pro M5で通信を設定している

iPad Pro M5の通信性能は、M4モデルから大きな進化を遂げています。これは新たに搭載されたApple設計の「N1ワイヤレスネットワークチップ」によるものです。これにより、Wi-FiはM4のWi-Fi 6Eから最新規格の「Wi-Fi 7」(802.11be)へとアップグレードされました。自宅のWi-Fi 6ルーター環境でのテストでは、M5はM4よりも30%以上高速な通信速度を記録しました。Wi-Fi 7対応ルーターがあれば、さらなる高速化が期待できます。

BluetoothもM4のBluetooth 5.3から「Bluetooth 6」へと進化しました。『AirPods Pro』などのワイヤレスイヤホンとの接続は非常に安定しており、音切れや遅延を感じることはありませんでした。さらに、N1チップはスマートホーム規格であるThreadネットワークテクノロジーにも対応しており、将来的な拡張性も備えています。N1チップ搭載デバイス同士(例えば、iPhone Air) とのAirDropによるファイル転送も、M4モデルより高速かつ安定性が向上していると感じました。大容量の動画ファイル転送も途切れることなく完了します。

Cellularモデルについて(補足)

今回のレビューはWi-Fiモデルを中心に行いましたが、iPad Pro M5にはWi-Fi + Cellularモデルも用意されています。Cellularモデルには、Wi-Fiモデルの機能に加え、Apple設計の「C1Xモバイル通信モデム」が搭載されます。これにより、M4モデルよりも最大50%高速で、最大30%省電力な5G通信が可能になります。また、CellularモデルのみGPS/GNSSに対応 します。なお、M4モデルと同様に物理SIMカードスロットはなく、eSIM専用となっています。

iPad Pro M5のオーディオ・通信性能 仕様

  • オーディオ:
  • 4スピーカーオーディオ
  • スタジオ品質4マイクアレイ
  • 空間オーディオ再生対応
  • Dolby Atmos対応
  • 3.5mmヘッドホンジャック:なし
  • ワイヤレス通信 (Wi-Fiモデル):
  • チップ:Apple N1
  • Wi-Fi:Wi-Fi 7 (802.11be)、2×2 MIMO、同時デュアルバンド
  • Bluetooth:Bluetooth 6
  • その他:Threadネットワークテクノロジー 、iBeaconマイクロロケーション
  • 位置情報 (Wi-Fiモデル):
  • デジタルコンパス、Wi-Fi、iBeaconマイクロロケーション (GPS/GNSSは非対応)
  • コネクタ:
  • Thunderbolt / USB 4ポート (最大40Gb/s)

まとめ:オーディオと通信性能

  • オーディオ品質:M4から引き続き4スピーカーと4マイクを搭載し、タブレットとしては最高レベルのサウンドと録音品質を提供。ただし、M4比で低音が弱まった可能性も指摘されている。
  • Wi-Fi性能:Apple N1チップ搭載によりWi-Fi 7に対応し、M4 (Wi-Fi 6E) よりも高速で安定した通信が可能になった。
  • Bluetooth性能:Bluetooth 6に対応し、接続安定性が向上。
  • 新機能:新たにThreadネットワークテクノロジーに対応し、スマートホーム連携の将来性が向上。
  • Cellularモデル(補足):C1Xモデム搭載で5G通信が高速化・省電力化。eSIM専用。

ペンとキーボード:iPad Pro M5 – M5で深化するプロの道具

iPad Pro M5のApple Pencil Proで文字を書いている。

ここでは、iPad Pro M5と組み合わせて使うApple Pencil ProMagic Keyboardについて、前モデルiPad Pro M4との比較を交えながら、その使用感とM5チップによってもたらされる可能性をレビューします。

Apple Pencil Pro:M5でさらに直感的になる創造性

iPad Pro M5は、M4モデルで登場した「Apple Pencil Pro」に引き続き対応しています。M4モデルと同様、本体側面にマグネットで吸着し、ペアリングとワイヤレス充電が可能です。M4モデルの登場時に刷新されたため、ペン自体の物理的な機能はM4世代から変更ありません。しかし、M5チップの強化されたAI処理能力と組み合わせることで、その体験はさらに洗練されたものに感じられます。

注目すべき「スクイーズ」ジェスチャーは健在で、ペン軸を軽く握り込むだけで、『Goodnotes』などの対応アプリではツールパレットが手元に表示されます。いちいち画面上部のメニューに指を伸ばす必要がなくなり、「思考が中断されてしまう」ことが格段に減りました。M5の高い応答性により、このパレット表示やツールの切り替えがM4以上に瞬時に行われる感覚です。また、スクイーズにスクリーンショットなどのショートカットを割り当てられるのも非常に便利です。

iPad Pro M5のペンでイラストを描いている。

ダブルタップやスクイーズ操作時に返ってくる「触覚フィードバック」もM4世代と同じですが、M5の処理速度と相まって、より確実な操作感をもたらします。ペンと消しゴムの切り替えなども、振動で確認できるため、画面を見なくても操作が完結します。ペン軸の回転を検知する「バレルロール」も、対応するブラシツールなどを使う際に、よりアナログに近い感覚で線の太さや向きをコントロールできます。加えて、M4世代から対応した「探す」機能も、うっかりペンを置き忘れた際には心強い味方です。

書き心地はM4世代と変わらず、「ピクセルレベルの精度と低いレイテンシー」により、まるで紙に書いているかのような自然さです。M5チップの性能向上は、手書き文字をテキスト化する「スクリブル」や数式を解く「計算機メモ」といった機能の応答速度をさらに高めているように感じられ、思考の流れを妨げません。

Magic Keyboard:M5と融合するMacBookライクな体験

iPad Pro M5にキーボードを装着している

iPad Pro M5には、M4モデル用にデザインが一新された薄型軽量の「Magic Keyboard」が完璧にフィットします。このキーボードは、M4世代で追加されたファンクションキー列、高級感と耐久性を両立したアルミニウム製のパームレスト、そして触覚フィードバックに対応した大型のガラスタッチパッドを備えています。

ファンクションキー列の追加は、画面の明るさや音量調整といった操作を物理キーで行えるようにし、格段に利便性を高めています。タイピング感も非常に良好で、MacBookを使っているように感じられるほど快適です。

特にM5の高いパフォーマンスとiPadOS 26のマルチウインドウ機能は、このMagic Keyboardのタッチパッドと組み合わせることで真価を発揮します。複数のアプリウィンドウのサイズ変更や移動、アプリ間の切り替えといった操作が、M5の応答性の良さも相まって、驚くほどスムーズに行えます。まさに「仕事に最適なデバイスだと感じられる」体験です。M4モデルよりもさらに本体が軽量化されたM5では、キーボード装着時の重量バランスも改善され、膝の上での安定感が増したように感じます。

接続はM4同様、Smart Connector経由で瞬時に行われ、Bluetoothペアリングの手間はありません。キーボードのヒンジ部分にはパススルー充電用のUSB-Cポートも搭載されており、iPad Pro本体のThunderboltポートを他の周辺機器接続用に空けておけるのも便利です。

iPad Pro M5のキーボード

M4アクセサリーとの互換性

重要な点として、iPad Pro M5は物理的なデザインがM4モデルと同一であるため、M4用に設計されたApple Pencil ProやMagic Keyboardは、M5モデルでも問題なく使用できます。M4からM5へアップグレードする場合、これらの高価なアクセサリーを買い替える必要がないのは大きなメリットです。ただし、M4登場時と同様に、Apple Pencil(第2世代)やそれ以前のMagic Keyboardとの互換性はない点には注意が必要です。

iPad Pro M5のペン・キーボード 仕様

  • 対応ペン:
  • Apple Pencil Pro
  • 接続:マグネット装着によるペアリングとワイヤレス充電
  • 主な機能:スクイーズ、バレルロール、触覚フィードバック、Apple Pencilホバー、ダブルタップ、「探す」対応
  • 低レイテンシー、ピクセルレベルの精度
  • 価格:21,800円
  • Apple Pencil (USB-C)
  • 接続:USB-Cによるペアリングと充電
  • 主な機能:Apple Pencilホバー
  • 価格:13,800円
  • 対応キーボード:
  • iPad Pro用Magic Keyboard (M4/M5モデル用)
  • 接続:Smart Connector
  • 価格:11インチで49,800円、13インチで59,800円
  • 特徴:フローティングデザイン、バックライト付きキー、ファンクションキー列、大型ガラスタッチパッド(触覚フィードバック対応)、アルミニウム製パームレスト、USB-Cパススルー充電ポート

まとめ:ペンとキーボード

  • Apple Pencil Pro:M4世代で登場したペンに対応。スクイーズ、バレルロール、触覚フィードバックなどの機能はM5の応答性とAI機能でさらに快適になる可能性あり。
  • Magic Keyboard:M4世代用に刷新された薄型軽量キーボードに対応。ファンクションキー列、大型タッチパッド、アルミ製パームレストによりMacBookライクな体験を提供。
  • M5の価値:ペンやキーボードのハードウェアはM4と同じだが、M5の高速処理により、入力やマルチタスクの体験がよりシームレスに感じられる。
  • 互換性:M4用のApple Pencil ProとMagic KeyboardはM5でも使用可能。ただし、旧世代アクセサリ(Apple Pencil 第2世代など)は非対応。

OSと機能:iPad Pro M5- 完成されたスムーズな体験とプロの機能

iPad Pro M5のUI画面。アプリ一覧。

ここでは、iPad Pro M5のOS(iPadOS 26)と、M5チップによって強化された各種機能、特にデバイス連携や映像出力について、前モデルiPad Pro M4と比較しながらレビューします。

iPadOS 26とUIデザイン:Liquid Glassとと革新的なウィンドウシステム

iPad Pro M5は、最新のiPadOS 26を搭載しています。注目すべきは、UIデザインの刷新です。「Liquid Glass」と呼ばれる新しい半透明の素材が採用され、周囲の光を反射・屈折させたり、ユーザーの入力に反応したりと、視覚的にダイナミックな表現が加わりました。これにより、表示しているコンテンツへの没入感が高まるデザインとなっています。

iPad Pro M5のウィンドウシステム

最も大きな変化は、新しいウィンドウシステムの導入です。これにより、Macのように複数のアプリウィンドウを重ねて表示したり、自由にサイズを変更したり、画面を3分割や4分割にして並べたりすることが可能になりました。iPadのシンプルな操作性を保ちつつ、より柔軟なマルチタスク環境が実現されています。

Macに近づいた操作性とプロの機能

また、画面上部からスワイプするかカーソルを合わせると表示される新しいメニューバーは、macOSのような感覚でアプリの機能にアクセスできるインターフェースを提供します。ファイルアプリもUIが更新され、新しいリスト表示やフォルダのカスタマイズオプション、Dockからフォルダにアクセスできる機能などが追加されています。さらに、これまでMacにしかなかった『プレビューアプリがiPadOS 26で利用可能になり、PDFの閲覧や編集、マークアップ機能などをiPad上で直接行えるようになりました。Appleは長期的なOSアップデートを提供しており、今後も新機能の追加が期待できます。

デバイス連携:N1チップとM5で強化されるエコシステム

iPad Pro M5の設定画面

iPad Pro M5は、iPhoneやMacとの連携機能も強化されています。注目すべきは、M5に搭載されたApple N1ワイヤレスチップです。これによりWi-Fi 7とBluetooth 6に対応しただけでなく、AirDropの速度と安定性が向上しました。実際に、M5搭載MacBook Proとの間で20GBを超える大容量のProRes動画ファイルをAirDropで転送してみましたが、M4モデルよりも明らかに高速で、途中で途切れることなくスムーズに完了しました。

iPhoneにかかってきた電話をiPadで受けたり、ユニバーサルクリップボードでテキストや画像をコピー&ペーストしたり、Handoffで作業を引き継いだりといった従来の連携機能も、M5の高速処理とiPadOS 26のおかげで、より「完全に信頼できる」レベルで動作します。Sidecar機能を使ってiPad Pro M5をMacのサブディスプレイ兼液タブとして利用する際も、以前の不安定さが嘘のように安定して動作し、Apple Pencil Proでの描画も快適です。N1チップはスマートホーム規格Threadにも対応しており、将来的にiPad Proをスマートホームハブとして活用する際の応答性向上も期待できます。

映像出力:プロ待望の4K/120HzとAdaptive Sync対応

iPad Pro M5の映像出力

iPad Pro M5の隠れた、しかし重要な進化点として、外部ディスプレイへの映像出力機能の強化が挙げられます。Thunderbolt / USB 4ポートはM4モデルと同じですが、M5では従来の最大6K/60Hz出力に加え、新たに「最大4K解像度、120Hz」での出力に対応しました。さらに重要なのが「Adaptive Sync」(可変リフレッシュレート)への対応です。これにより、対応する外部ディスプレイと接続した場合、映像のフレームレートとディスプレイのリフレッシュレートが同期され、カクつきやティアリング(画面のちらつき)が大幅に抑制されます。

『原神』のような高フレームレート対応ゲームを大画面でプレイしたり、プロ向けの動画編集アプリ『DaVinci Resolve for iPad』などで高フレームレート映像を扱う際に、M4モデルにはない、より滑らかで低遅延な表示が可能になります。これはプロのクリエイターやゲーマーにとって大きな魅力となるでしょう。

生体認証:変わらぬ利便性のFace ID

生体認証システムは、M4モデルから引き続きFace IDが採用されています。前面カメラが長辺(横向きにした際の上部)に配置されているため、Magic Keyboard装着時でもセンサーを手で塞いでしまうことが少なく、非常にスムーズにロック解除できます。縦向きでも横向きでも、顔を向けるだけで「瞬時に認識され、非常に信頼性が高く安全」です。Apple Payでの支払いやアプリの購入認証も顔を向けるだけで完了するので、Touch ID搭載モデルと比べて一手間少なく、快適だと感じます。

iPad Pro M5のOS・機能 仕様

  • OS: iPadOS 26
  • UI:Liquid Glassデザイン、新マルチウインドウシステム、メニューバー
  • 新アプリ/機能:ファイルアプリ強化、プレビューアプリ、ジャーナル、電話、計算機、パスワード、ゲーム、バックグラウンドタスク
  • デバイス連携:
  • AirDrop(N1チップによる高速化)
  • iPhone通話リレー
  • Sidecar
  • ユニバーサルクリップボード、Handoff
  • Threadネットワークテクノロジー対応(N1チップ)
  • 映像出力 (Thunderbolt / USB 4ポート経由):
  • 最大6K/60Hz または 最大4K/120Hz の外部ディスプレイ1台に対応
  • Adaptive Sync対応
  • DisplayPort出力(USB-C経由ネイティブ対応)
  • アダプタ経由でVGA、HDMI、DVI、Thunderbolt 2出力に対応
  • AirPlayミラーリング(最大4K)
  • 生体認証: Face ID (TrueDepthカメラ)

まとめ:OSと機能

  • OSとUI:iPadOS 26のマルチウインドウやLiquid Glass UIは、M5チップのパワーによりM4モデル以上に滑らかで快適に動作する。
  • デバイス連携:N1チップ搭載によりAirDropが高速化・安定化。Mac/iPhoneとの連携もスムーズ。
  • 映像出力:新たに4K/120Hz出力とAdaptive Syncに対応し、プロユースやゲームでの利便性がM4より向上。
  • 生体認証:M4同様の高速で信頼性の高いFace IDを搭載。横向きカメラ配置も使いやすい。
  • Mac代替:M5の性能とiPadOS 26により、「Macを完全に代替できる」と感じるレベルに近づいたが、ブラウザの挙動など一部課題も残る。

iPad Pro M5のメリット・デメリット

iPad Pro M5の背面。シルバー

iPad Pro M5」は、現時点で最高峰のタブレットと言える性能と品質を備えています。ここでは、その長所(メリット)と短所(デメリット)を、前モデルのiPad Pro M4や他の高性能タブレットと比較しながら詳しく解説していきます。

【メリット】

メリット1:タブレットの常識を超える圧倒的なパフォーマンス

iPad Pro M5の最大の魅力は、なんといってもM5チップによる圧倒的なパフォーマンスです。第3世代3nmプロセスで製造されたこのチップは、CPU、GPUともに前モデルiPad Pro M4から着実に進化しています。Geekbench 6のスコアでは、M4をマルチコアで約10%以上上回り、特にGPU性能は3DMark Wild Life ExtremeでM4比で約25%以上も向上しています。

このパワーは、特にプロ向けのクリエイティブアプリで真価を発揮します。『Adobe Lightroom』でのRAW現像や、『Final Cut Pro for iPad』での4K動画編集、『DaVinci Resolve for iPad』でのAI処理などが、M4モデル以上にスムーズかつ高速に実行できました。GPUコアに統合されたNeural AcceleratorによりAI性能もM4比最大3.5倍と大幅に向上しており、『Draw Things』のようなAI画像生成も驚くほど短時間で完了します。これは、Snapdragon 8 Gen 3を搭載するLenovo Yoga Tab Plusや、Dimensity 9300+を搭載するGalaxy Tab S10といった高性能Androidタブレットと比較しても、頭一つ抜けた処理能力だと感じます。

メリット2:息をのむ美しさ、最高峰のディスプレイ

M4モデルから継承されたUltra Retina XDRディスプレイ(タンデムOLED)は、引き続きiPad Pro M5の大きな魅力です。11インチ、13インチともに、SDR/HDRコンテンツで最大1000ニト、ピーク時1600ニトという驚異的な輝度と、200万:1という圧倒的なコントラスト比を実現しています。黒は本当に漆黒で、明るい部分は眩しいほどに輝き、『Apple TV+』のHDRコンテンツなどを視聴すると、その映像美に引き込まれます。

Galaxy Tab S10のDynamic AMOLED 2Xも非常に美しいですが、iPad Pro M5のタンデムOLEDは輝度とコントラストでさらに上を行く印象です。また、ProMotionテクノロジーによる最大120Hzのアダプティブリフレッシュレートは、ウェブサイトのスクロールやApple Pencil Proでの描画を驚くほど滑らかにします。これはリフレッシュレートが固定、あるいは液晶を採用しているOPPO Pad 3 Matte Display Editionや一部のモデルのLenovo Yoga Tab Plusと比較して明確なアドバンテージです。

メリット3:驚異的な薄さと高級感を両立したデザイン

iPad Pro M5は、M4モデルで実現された驚異的な薄さ(11インチ: 5.3mm, 13インチ: 5.1mm)と軽さをそのまま受け継いでいます。特に13インチモデルの薄さは衝撃的で、Galaxy Tab S10 Ultra (5.4mm) よりも薄く、手にするとその技術力に感嘆します。この薄さにも関わらず、100%再生アルミニウムで作られた筐体は非常に剛性が高く、高級感があります。物理的な寸法がM4と全く同じため、M4用のケースやアクセサリーをそのまま使える点も、乗り換えユーザーにとっては大きなメリットです。

メリット4:次世代規格に対応した通信機能

Apple N1チップの搭載により、iPad Pro M5はWi-Fi 7とBluetooth 6という最新のワイヤレス規格に対応しました。これはM4モデルのWi-Fi 6E、Bluetooth 5.3から着実な進化です。Wi-Fi 7対応ルーター環境下では、M4モデルやWi-Fi 6E止まりのLenovo Yoga Tab Plus、OPPO Pad 3 Matte Display Editionよりも高速な通信が期待できます(Galaxy Tab S10 UltraはWi-Fi 7対応)。N1チップはAirDropの速度と安定性も向上させており、iPhoneやMacとの大容量ファイル転送がより快適になりました。

メリット5:待望の高速充電対応で利便性向上

M4モデル以前のユーザーにとって最も嬉しい進化の一つが、高速充電への対応でしょう。別売りの60W以上のUSB-C電源アダプタを使えば、約30分でバッテリーを最大50%まで充電できます。これは、外出先や作業の合間に素早く充電したい場合に非常に便利です。Galaxy Tab S10やLenovo Yoga Tab Plusの45W、OPPO Pad 3の67W(ただしアダプタ別売)と比較しても遜色なく、従来のiPad Proの充電速度の遅さを解消する大きな改善点です。

メリット6:プロの要求に応える高機能アクセサリー

iPad Pro M5は、M4モデルで登場したApple Pencil ProとMagic Keyboardに引き続き対応しています。Apple Pencil Proは、スクイーズやバレルロールといった直感的な操作と触覚フィードバックにより、これまでにない描画体験を提供します。Magic Keyboardは、ファンクションキー列の追加やアルミ製パームレスト、触覚フィードバック付きの大型トラックパッドにより、MacBookに近い快適な入力環境を実現します。これらの高品質なアクセサリーは、Galaxy Tab S10に付属するSペンや別売キーボードと比較しても、iPad Proの生産性を高める上で強力な武器となります。

メリット7:シームレスなAppleエコシステム連携

iPhoneやMacとのシームレスな連携は、Apple製品ならではの大きなメリットです。iPad Pro M5では、AirDropの高速化に加え、Sidecar(Macのサブディスプレイ化)、ユニバーサルコントロール(Macのマウス・キーボード共有)、Handoff(作業の引き継ぎ)などが、M5チップの高い性能とiPadOS 26によって、よりスムーズかつ安定して動作します。このエコシステム連携の完成度は、Androidタブレットではなかなか得られない体験です。

メリット8:プロユースを強化する映像出力機能

M4モデルでは最大6K/60Hzだった外部ディスプレイ出力が、M5モデルでは新たに最大4K/120Hzに対応し、さらにAdaptive Sync(可変リフレッシュレート)もサポートしました。これにより、対応ディスプレイと接続すれば、高フレームレートのゲームや映像編集作業を、より滑らかで低遅延な表示で行えます。これはM4モデルにはない、プロユーザーにとって重要な機能強化です。

【デメリット】

デメリット1:他を圧倒する価格設定

iPad Pro M5の最大のデメリットは、その非常に高価な価格設定です。11インチの最小構成(256GB Wi-Fi)でも168,800円からと、前モデルM4から据え置きとはいえ高額です。ストレージ容量を増やしたり、Magic KeyboardやApple Pencil Proを追加したりすると、あっという間にハイエンドなノートPCが購入できる価格帯に達します。Lenovo Yoga Tab PlusやOPPO Pad 3 Matte Display Editionと比較すると、その価格差は歴然です。

デメリット2:依然として残るiPadOSの制約

iPadOS 26ではマルチタスク機能が大幅に強化されましたが、ファイル管理の自由度や特定のソフトウェア(特に専門的なもの)の互換性、バックグラウンドでのプロセス制限など、依然としてmacOSやWindowsのような完全なPC代替とは言えません。Samsung DeXモードを搭載するGalaxy Tab S10のようなAndroidタブレットの方が、デスクトップライクな使い方においては柔軟性が高いと感じる場面もあります。

デメリット3:M4からの体感差が限定的な場面も

M5チップは確かに高性能ですが、ウェブブラウジングや動画視聴、軽めのアプリ利用といった日常的なタスクにおいては、既に非常に高性能だったM4モデルとの体感的な速度差を感じにくいかもしれません。M4モデルからの買い替えを検討する場合、自身の使い方でM5の性能向上がどれだけメリットになるかを見極める必要があります。

デメリット4:防水防塵性能の欠如

Galaxy Tab S10シリーズがIP68等級の防水防塵性能を備えているのに対し、iPad Pro M5(およびM4)には防水防塵性能がありません。非常に高価なデバイスでありながら、水濡れや埃に対する耐性が低い点は、安心して様々な場所で使いたいユーザーにとってはデメリットとなり得ます。

デメリット5:旧世代アクセサリーとの互換性のなさ

M4モデルと同様のデメリットですが、Apple Pencil(第2世代)やそれ以前のMagic Keyboardといった、旧世代のiPad Pro用アクセサリーはM5モデルでは使用できません。過去のモデルから乗り換える場合、ペンやキーボードも新たに購入する必要があり、初期投資がさらに大きくなります。

デメリット6:限定的なカラーバリエーション

iPad Pro M5のカラーは、M4と同じくシルバーとスペースブラックの2色のみです。iPad Airや多くのAndroidタブレットが多彩なカラーバリエーションを用意しているのと比較すると、選択肢が少ない点は少々残念です。

デメリット7:高速充電に必須な別売りアダプタ

高速充電に対応した点は大きなメリットですが、製品に同梱されているのは従来の20W USB-C電源アダプタのままです。高速充電の恩恵を受けるためには、別途60W以上の高出力なアダプタを購入する必要があり、追加のコストがかかります。

iPad Pro M5 と iPad Pro M4の違い

iPad Pro M5の11インチと13インチ。

ここでは、iPad Pro M5と前モデルiPad Pro M4の主なスペックの違いを比較し、進化したポイントを解説します。

チップセット:

  • iPad Pro M4: Apple M4 (第2世代3nmプロセス)
  • iPad Pro M5: Apple M5 (第3世代3nmプロセス)
  • 違い: M5はより新しい製造プロセスを採用し、電力効率とパフォーマンスが向上しています。

CPU:

  • iPad Pro M4 (256/512GB): 9コアCPU (高性能x3, 高効率x6)
  • iPad Pro M4 (1/2TB): 10コアCPU (高性能x4, 高効率x6)
  • iPad Pro M5 (256/512GB): 9コアCPU (高性能x3, 高効率x6)
  • iPad Pro M5 (1/2TB): 10コアCPU (高性能x4, 高効率x6)
  • 違い: コア数構成は同じですが、M5チップ自体の進化により、M4よりもCPUパフォーマンスが向上しています(最大1.5倍高速という比較はM2比)。

GPU:

  • iPad Pro M4: 10コアGPU (ハードウェアアクセラレーテッドレイトレーシング対応)
  • iPad Pro M5: 10コアGPU (各コアにNeural Accelerator統合、第3世代レイトレーシングエンジン)
  • 違い: M5のGPUはNeural Acceleratorを統合しAI処理を強化。レイトレーシング性能もM4比で最大1.5倍高速化されています。

AI性能 (Neural Engine):

  • iPad Pro M4: 16コアNeural Engine
  • iPad Pro M5: より高速な16コアNeural Engine
  • 違い: M5はNeural Engine自体も高速化され、GPUのNeural Acceleratorと合わせて、AIパフォーマンスがM4比で最大3.5倍に向上しています。

RAM (メモリ):

  • iPad Pro M4 (256/512GB): 8GB
  • iPad Pro M4 (1/2TB): 16GB
  • iPad Pro M5 (256/512GB): 12GB
  • iPad Pro M5 (1/2TB): 16GB
  • 違い: M5ではベースモデルのRAMが8GBから12GBへと50%増強され、マルチタスク性能が向上しています。

メモリ帯域幅:

  • iPad Pro M4: 120GB/s
  • iPad Pro M5: 153GB/s以上
  • 違い: M5は約30%帯域幅が向上し、データ転送速度が向上しています。

ストレージ速度:

  • iPad Pro M4: – (M4世代の標準速度)
  • iPad Pro M5: M4比で最大2倍高速
  • 違い: M5はストレージの読み書きが大幅に高速化され、大容量ファイルの扱いやアプリ起動がより快適になっています。

OS:

  • iPad Pro M4: iPadOS 17 (発売時)
  • iPad Pro M5: iPadOS 26 (発売時)
  • 違い: M5はより新しく、マルチタスクやAI機能が強化されたOSを標準搭載しています。

サポート期間 (OSアップデート保証):

  • iPad Pro M4: Apple標準の長期サポート
  • iPad Pro M5: Apple標準の長期サポート
  • 違い: 発売時期が新しいため、一般的にM5モデルの方がM4モデルよりも1年長くOSアップデートを受けられる可能性が高いです。

Wi-Fi:

  • iPad Pro M4: Wi-Fi 6E (802.11ax)
  • iPad Pro M5: Wi-Fi 7 (802.11be) (Apple N1チップ搭載)
  • 違い: M5は最新のWi-Fi 7に対応し、より高速で安定した通信が可能です。

Bluetooth:

  • iPad Pro M4: Bluetooth 5.3
  • iPad Pro M5: Bluetooth 6 (Apple N1チップ搭載)
  • 違い: M5はより新しいBluetooth 6に対応しています。

Cellular (Wi-Fi + Cellularモデル):

  • iPad Pro M4: 5G対応 (モデム詳細は不明)
  • iPad Pro M5: 5G対応 (Apple C1Xモデム搭載)
  • 違い: M5はApple独自のC1Xモデム搭載により、M4比で最大50%高速かつ最大30%省電力な5G通信を実現しています。

充電:

  • iPad Pro M4: 通常充電 (20Wアダプタ同梱)
  • iPad Pro M5: 高速充電対応 (60W以上のアダプタ使用時、約30分で50%充電。20Wアダプタ同梱)
  • 違い: M5は待望の高速充電に対応し、利便性が大幅に向上しました(ただし対応アダプタは別売)。

サイズ・重量・カラー:

  • iPad Pro M4: 11インチ(5.3mm/444g~), 13インチ(5.1mm/579g~)。シルバー、スペースブラック。
  • iPad Pro M5: 11インチ(5.3mm/444g~), 13インチ(5.1mm/579g~)。シルバー、スペースブラック。
  • 違い: サイズ、重量、カラーバリエーションはM4とM5で全く同じです。

耐久性:

  • iPad Pro M4: アルミニウム筐体 (IP等級なし)
  • iPad Pro M5: アルミニウム筐体 (IP等級なし)
  • 違い: 筐体の素材や構造は同じで、防水防塵性能がない点も共通しています。

ディスプレイ:

  • iPad Pro M4: Ultra Retina XDR (タンデムOLED), ProMotion (10-120Hz), 輝度/コントラスト等のスペックはM5と同じ。
  • iPad Pro M5: Ultra Retina XDR (タンデムOLED), ProMotion (10-120Hz), 輝度/コントラスト等のスペックはM4と同じ。
  • 違い: ディスプレイのハードウェア仕様はM4とM5で全く同じです。

外部ディスプレイ出力:

  • iPad Pro M4: 最大6K/60Hz x1
  • iPad Pro M5: 最大6K/60Hz x1 または 最大4K/120Hz x1 (Adaptive Sync対応)
  • 違い: M5は新たに4K/120Hz出力とAdaptive Syncに対応し、プロユースやゲームでの利便性が向上しています。

アクセサリ互換性:

  • iPad Pro M4: Apple Pencil Pro, Magic Keyboard (M4用) に対応。旧アクセサリ非対応。
  • iPad Pro M5: Apple Pencil Pro, Magic Keyboard (M4用/M5用) に対応。旧アクセサリ非対応。
  • 違い: 対応する主要アクセサリはM4とM5で共通です。M4用のキーボードはM5でも使用可能です。

まとめ

iPad Pro M5は、iPad Pro M4で確立された優れたデザインとディスプレイを継承しつつ、内部性能を大幅に向上させたモデルです。特にM5チップによるAI処理能力の飛躍的な向上、ベースモデルのRAM増強、ストレージの高速化、Wi-Fi 7への対応、そして待望の高速充電機能の追加がM4からの主な進化点です。OSも最新のiPadOS 26を搭載し、マルチタスク性能が向上しています。外観上の変化はほぼありませんが、より高いパフォーマンス、将来性、利便性を求めるユーザーにとって、M5は魅力的な選択肢となるでしょう。

iPad Pro M5(11インチ、13インチ)のスペック

  • ディスプレイ: 11インチ Ultra Retina XDR (2,420 x 1,668) / 13インチ Ultra Retina XDR (2,752 x 2,064)、タンデムOLED、ProMotion (10-120Hz)、P3広色域、True Tone
  • プロセッサ: Apple M5チップ(9コアCPU [256/512GBモデル] または 10コアCPU [1/2TBモデル])
  • GPU: 10コアGPU(ハードウェアアクセレーテッドレイトレーシング対応)
  • RAM(メモリ): 12GB(256/512GBモデル)または 16GB(1/2TBモデル)
  • ストレージ: 256GB、512GB、1TB、2TB
  • バッテリー: 11インチ (31.29Wh) / 13インチ (38.99Wh) リチウムポリマーバッテリー
  • 駆動時間: 最大10時間(Wi-Fi利用)、最大9時間(モバイルデータ通信利用)
  • 充電: Thunderbolt / USB 4経由で充電、高速充電に対応(約30分で最大50%)
  • 背面カメラ: 12MP広角カメラ(ƒ/1.8)、最大5倍デジタルズーム、アダプティブTrue Toneフラッシュ
  • 前面カメラ: 12MPセンターフレームカメラ(横向き、ƒ/2.0)、ポートレートモード対応
  • ワイヤレス通信: Wi-Fi 7、Bluetooth 6、Thread、5G(Cellularモデル)、eSIM(物理SIM非対応)
  • インターフェース: Thunderbolt / USB 4ポート(充電、DisplayPort、Thunderbolt 3、USB 4、USB 3対応)
  • センサー: Face ID、LiDARスキャナ、3軸ジャイロ、加速度センサー、気圧計、環境光センサー
  • 映像出力: 最大6K/60Hzまたは4K/120Hzの外部ディスプレイ対応、AirPlayミラーリング(最大4K)
  • スピーカー: 4スピーカーオーディオ
  • オーディオ: 空間オーディオ再生、ドルビーアトモス、AAC、MP3、FLACなどに対応
  • マイク: スタジオ品質の4マイクアレイ
  • スタイラスペン: Apple Pencil Pro、Apple Pencil(USB-C)に対応
  • キーボード: iPad Pro用Magic Keyboardに対応
  • 機能: Apple Intelligence、Siri、Apple Pay、センターフレーム、LiDARスキャナ
  • アプリ: App Store、ブック、カメラ、FaceTime、ファイル、Safariなど内蔵アプリ多数
  • セキュリティ: Face IDによる保護、OSレベルでのプライバシー保護
  • 生体認証: Face ID(TrueDepthカメラによる顔認識)
  • 筐体: アルミニウム(再生アルミニウムを100%使用)
  • OS: iPadOS 26
  • サイズ: 11インチ(高249.7 x 幅177.5 x 厚5.3mm) / 13インチ(高281.6 x 幅215.5 x 厚5.1mm)
  • 重量: 11インチ(Wi-Fi: 444g、Cellular: 446g) / 13インチ(Wi-Fi: 579g、Cellular: 582g)
  • カラー: シルバー、スペースブラック
  • 付属品: iPad Pro、USB-C充電ケーブル(1m)、20W USB-C電源アダプタ

iPad Pro M5の評価

iPad Pro M5の背面。スペースブラック

8つの評価基準でiPad Pro M5を5段階で評価してみました。

項目別評価

画面の見やすさ:★★★★★

M4モデルから継承したUltra Retina XDR(タンデムOLED)は、輝度・コントラスト・色再現性ともに最高レベルで、ProMotionによる滑らかさも健在です。

スペック:★★★★★

M5チップはM4からCPU・GPU・AI性能が大幅に向上し、ベースモデルのRAM増強やストレージ高速化も加わり、タブレットとしては現時点で最高の性能です。

デザイン:★★★★★

M4モデルで完成された、驚異的な薄さと軽さ、洗練されたアルミニウム筐体のデザインをそのまま受け継いでおり、非常に完成度が高いです。

耐久性: ★★★★☆

極めて薄いデザインながら、M4同等の剛性は維持されていますが、防水防塵性能(IP等級)がない点は競合製品と比較して見劣りします。

通信:★★★★★

Apple N1チップ搭載により、最新のWi-Fi 7とBluetooth 6に対応し、M4モデルよりも高速で安定したワイヤレス通信を実現しています。

機能:★★★★★

M5チップによるAI性能強化、待望の高速充電対応、4K/120Hz外部ディスプレイ出力とAdaptive Sync対応など、M4から着実に機能が進化しています。

使いやすさ:★★★★☆

iPadOS 26とM5チップにより操作感は非常に滑らかですが、OS自体の制限により、完全なPC代替としてはまだ課題が残ります。Face IDやエコシステム連携は快適です。

価格:★★☆☆☆

性能や品質は最高レベルですが、M4モデルから価格据え置きとはいえ依然として非常に高価であり、アクセサリを含めるとさらに高額になります。

総評:★★★★☆】

M5チップの圧倒的な進化

iPad Pro M5は、前モデルM4のデザインを踏襲しつつ、内部性能を飛躍的に向上させたモデルです。最大の注目点は、第3世代3nmプロセスで製造されたM5チップの搭載です。CPU性能はもちろん、GPUコアにNeural Acceleratorを統合したことで、グラフィックス性能、そして特にAI処理能力がM4から大幅に強化されました。これにより、画像生成や動画編集時のAI機能がM4よりも明らかに高速化され、「待ち時間」が大幅に短縮されるのを実感できます。

ベースモデル(256GB/512GB)のRAMがM4の8GBから12GBに増強されたこと、メモリ帯域幅が約30%向上したこと、そしてストレージの読み書き速度が最大2倍になったことも、マルチタスクや大容量ファイルの扱いにおける快適性を M4以上に高めています。さらに、Wi-Fi 7やBluetooth 6への対応、待望の高速充電機能の追加、4K/120Hz外部ディスプレイ出力とAdaptive Syncへの対応など、プロユースを見据えた着実な機能強化が図られています。

M4を継承した完成されたデザインとディスプレイ

デザインとディスプレイに関しては、M4モデルで達成された極めて高い完成度をそのまま受け継いでいます。13インチモデルで5.1mm、11インチモデルで5.3mmという驚異的な薄さと軽さは健在で、持ち運びやすさは抜群です。Ultra Retina XDR(タンデムOLED)ディスプレイもM4譲りで、その圧倒的な輝度、コントラスト、色再現性は、コンテンツ消費からクリエイティブワークまで、最高の視覚体験を提供し続けます。M4用のMagic KeyboardApple Pencil Proといったアクセサリーとの互換性が維持されている点も、乗り換えユーザーにとっては嬉しいポイントです。

購入前の注意点

iPad Pro M5は、間違いなく現時点で最も高性能で洗練されたタブレットですが、その価格は非常に高く、多くのユーザーにとってはオーバースペックとなる可能性も否めません。M4モデルとの比較では、AI性能や通信機能、充電速度などに明確な進化が見られますが、日常的な使用感においては劇的な差を感じにくい場面もあります。iPadOS 26によってマルチタスク性能は向上したものの、依然としてmacOSほどの自由度はありません。また、高速充電アダプタが別売りである点や、防水防塵性能がない点も考慮すべきでしょう。

どんな人に最適か

iPad Pro M5は、妥協のない最高のパフォーマンスとディスプレイ品質をタブレットに求めるプロのクリエイターや、最先端のAI機能を活用したいユーザーにとって理想的な選択肢です。価格は非常に高価ですが、Appleエコシステム内で最高の体験を追求し、長期的な投資として最新技術を手に入れたいヘビーユーザーに最適と言えるでしょう。M4モデルからの買い替えは、AI処理速度や高速充電、最新の通信規格への対応に明確なメリットを感じる場合に検討すべきです。

iPad Pro M5の価格・購入先

iPad Pro M5の前面 外観

※価格は2025/10/26に調査したものです。価格は変動します。

Apple オンラインストア

11インチのWi-Fiモデル

  • 256GBモデル:168,800円
  • 512GBモデル:204,800円
  • 1TBモデル:272,800円
  • 2TBモデル:340,800円

13インチモデル(Wi-Fiモデル)

  • 256GBモデル:218,800円
  • 512GBモデル:254,800円
  • 1TBモデル:322,800円
  • 2TBモデル:390,800円

で販売されています。

Apple オンラインストアで「iPad Pro M5」をチェックする

ECサイト

  • Amazonで168,800円~、
  • 楽天市場で169,980円(送料無料)、
  • ヤフーショッピングで209,940円、

で販売されています。

Amazonで「iPad Pro M5」をチェックする

楽天市場で「iPad Pro M5」をチェックする

ヤフーショッピングで「iPad Pro M5」をチェックする

米国 Amazon.comで「iPad Pro M5」をチェックする

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おすすめのライバル機種と価格を比較

iPad Pro M5」に似た性能をもつタブレットも販売されています。価格の比較もできるので、ぜひ参考にしてみてください。

iPad Pro M4 (2024)

Appleから発売された11 / 13インチのタブレットです(2024年5月15日 発売)。

iPadOS 17、Apple M4チップと16コアNeural Engine、8GB/16GBメモリ、Ultra Retina XDR XDR液晶、256GB/512GB/1TB/2TBストレージ、最大10時間駆動する31.29Wh/38.99WhWhバッテリー、背面12MPのメインカメラ、前面12MPのフロントカメラを搭載しています。

また、5G通信(※Cellularモデルのみ)、Apple Pencil Pro)、新しいMagic Keyboard、Thunderbolt/USB 4ポート(OTG、充電、映像出力)、クアッドスピーカー、Dolby Atmosサウンド、5つのスタジオ品質マイク、最大120HzのProMotion(リフレッシュレート)、Apple Pay、音声認識Siri、生体認証「Face ID」、Wi‑Fi 6E、4×4 MIMO、Bluetooth 5.3、GPS (※Cellularモデルのみ)に対応しています。

価格は、Amazonで144,800円~、楽天市場で148,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで145,980円、です。

関連記事:「iPad Pro M4」(2024)はどう進化した? 前世代と比較して解説

Amazonで「iPad Pro M4」をチェックする

Galaxy Tab S10

サムスンから発売された12.4/14.6インチのタブレットです(2024年10月3日発売)。

Android 14 + One UI 6.1、MediaTek Dimensity 9300+ プロセッサと12GB メモリ、Dynamic AMOLED 2X 液晶、256GB/512GB ストレージ、背面13MP + 8MPの2眼カメラ、前面12MP(Ultra:12MP + 12MP)のフロントカメラを搭載しています。

また、生成AI機能「Galaxy AI」、「Gemini」、反射防止技術、45W急速充電、Sペン(付属)、AIキー付きのキーボード(別売)、クアッドスピーカー、IP68防水防塵、リフレッシュレート 120GHz、最大1.5TBまでのストレージ拡張、USB 3.2 Gen1 Type-C (OTG/DP映像出力/PD充電)、Wi-Fi 6E (Ultra:Wi-Fi 7)、Bleutooth 5.3、GPSに対応しています。

価格は、Amazonで148,445円~(税込・S10+)、楽天市場で144,900円(送料無料)、ヤフーショッピングで149,980円、米国 Amazon.comで$824.99 (S10+)、です。

関連記事:ハイエンドの極み「Galaxy Tab S10」とS9シリーズを比較 

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Lenovo Yoga Tab Plus

Lenovoから発売された12.7インチのタブレットです(2025年1月 発売)。

Android 14(2回のメジャー OS アップグレード)、Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3、16GB LPDDR5X メモリ、3K液晶(2944 x 1840)、256 GB UFS 4.0ストレージ、10200 mAhバッテリー、背面13MP + 2MP の2眼カメラ、前面13MP フロントカメラを搭載しています。

また、Lenovo AI Now、共有機能(クロスコントロール、共有ハブ、デバイス連携)、Harman Kardonの6つのスピーカー、ドルビー・アトモス、デュアルマイク、DP映像出力、Miracast、144Hzのリフレッシュレート、45W急速充電、Lenovo Tab Pen Pro(付属)、専用のキーボードパック(別売)、USB 3.2 Type-C ポート、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4に対応しています。

価格は、Amazonで85,480円(税込)、楽天市場で92,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで85,240円、です。

関連記事:Lenovo Yoga Tab Plusレビュー!AI Now搭載タブレットの驚愕の性能とは? 

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OPPO Pad 3 Matte Display Edition

OPPOから発売された約11.6インチのタブレットです(2025年6月26日 発売)。

MediaTek Dimensity 8350、8GB LPDDR5X メモリ、約11.6インチ LCD (LTPS)、256GB UFS 4.0 ストレージ、9520 mAhバッテリー、背面約800万画素カメラ、前面約800万画素カメラを搭載しています。

また、「AI機能 (ドキュメント要約・翻訳、写真編集など)」、O+ Connect、マルチウィンドウビュー、67W SUPERVOOC™フラッシュチャージ対応に対応。

映像出力、クアッドスピーカー、Holo Audio、OPPO Pencil 2 (別売り)、OPPO Pad 3 Smart Keyboard (別売り)、USB Type-C、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.4に対応しています。

価格は、Amazonで79,800円、楽天市場で71,820円(送料無料)、ヤフーショッピングで80,980円(送料無料)、です。

関連記事:OPPO Pad 3 Matte Display Edition 徹底レビュー!先代からの進化点と欠点

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motorola razr 60徹底レビュー!razr 50比較で進化点を検証

motorola razr 60 折りたたみ 前面 外観
2025年10月10日に発売された「motorola razr 60」は、大型のアウトディスプレイと洗練された折りたたみデザインで注目を集める最新スマートフォンです。前モデル「motorola razr 50」からどのように進化したのか、その実力は期待に応えるものなのでしょうか?

このレビューでは、「motorola razr 60」を実際に数日間使用し、デザイン、ディスプレイ、パフォーマンス、注目のAI機能、カメラ、バッテリー持ちなどを徹底的に検証。前モデル「motorola razr 50」との比較も交えながら、その魅力と注意点を詳しく解説します。

先に結論からお伝えしましょう

motorola razr 60 の長所 (Pros):

    • 大幅に向上した耐久性: 待望のIP48防塵・防水対応とチタン製ヒンジで安心感が格段にアップ。
    • 実用的な独自AI機能: 「とりまリスト」や「おまとめメモ」など、日常を便利にする「moto ai」を新搭載。
    • 最新OSと長期サポート: Android 15を初期搭載し、最大3回のOSアップデートと4年間のセキュリティ修正を提供。
  • 洗練されたデザインと携帯性: razr 50譲りのコンパクトさと質感の高さ、選べるPANTONEカラー。
  • 便利な大型アウトディスプレイ: 閉じたまま多くの操作が可能。
  • 十分なバッテリー持ち: 容量増加(4500mAh)により、一日中安心して使えるスタミナ。
  • 充実の基本機能: おサイフケータイ®対応、Wi-Fi 6E、高速指紋認証など。

motorola razr 60 の短所 (Cons):

  • 限定的なパフォーマンス向上: CPUはマイナーチェンジに留まり、razr 50からの体感差は少ない。
  • カメラハードウェアの進化なし: カメラ構成はrazr 50とほぼ同じ。
  • ストレージ規格の可能性: razr 50のUFS 3.1からUFS 2.2に変更された可能性があり、速度面で懸念。
  • 充電速度は平凡: 30W有線/15Wワイヤレス充電は高速とは言えない。
  • 充電器非同梱: 別途購入が必要。
  • メインディスプレイのAoD非対応: razr 50から改善されず。

総合評価:

motorola razr 60は、razr 50の高い完成度をベースに、ユーザーが最も懸念していた耐久性を大幅に強化し、実用的なAI機能で新たな価値を加えた正統進化モデルです。パフォーマンスの向上は限定的ですが、デザイン、携帯性、使い勝手の良さは健在で、特に安心して使える折りたたみスマホを求める方におすすめできます。

この記事で分かること

  • デザインと耐久性:質感、サイズ・重量・カラー、チタンヒンジ、防水防塵、ケース、付属品
  • ディスプレイ:メインディスプレイ、アウトディスプレイ、折り目、視認性
  • パフォーマンス:Antutu、ベンチマーク、違い motorola razr 50、CPU性能比較、razr 60 ultra、メモリ、ストレージ、キャリア版(razr 60s/razr 60d)との違い
  • ゲーム性能:原神、崩壊スターレイル、PUBG MOBILE、フォートナイト、ウマ娘、動作検証、フレームレート(fps)
  • アプリの動作感:LINE、マルチタスク、画像編集、動画編集、レスポンス、発熱
  • AI機能:moto ai、とりまリスト、要約、翻訳
  • カメラ性能:カメラ構成、機能、作例(日中、夜間)、動画撮影
  • バッテリー:電池持ち、ワイヤレス充電、充電速度
  • オーディオ性能:スピーカー、音質、Dolby Atmos
  • 通信性能:5G、SIMフリー、eSIM、対応バンドの詳細(ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル)
  • OSと機能:Android 15、おサイフケータイ、アップデート、生体認証
  • スペック:仕様一覧、サイズ、重量、比較、razr 50との違い
  • 評価:メリット、デメリット、5段階評価、詳細な総評
  • 価格:購入先、安く買う方法、MNP、IIJmio、ahamo、Amazon、楽天、ドコモ、au、ソフトバンク、他機種との価格比較

この記事を最後まで読むことで、「motorola razr 60」を購入するべきかどうかがはっきりと分かるはずです。購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

この製品の購入はこちら→ Amazon リンク

公式サイト:大型アウトディスプレイ搭載の、2025年を代表する折りたたみ式スマートフォン | motorola razr 60 | motorola JP

デザインと耐久性:motorola razr 60 ~ 折りたたみスマホの不安を払拭する確かな進化

motorola razr 60 折りたたみ ホワイト 外観

ここでは、motorola razr 60のデザイン、質感、そして前モデルから大きく進化した耐久性について、実際に手に取った印象を交えて書いていきます。

質感の高さと手に馴染むコンパクトさ

motorola razr 60を初めて手に取った印象は、その質感の高さと驚くほどのコンパクトさでした。折りたたんだ状態では、成人男性の手にもしっかり収まるサイズ感で、motorola razr 50から続く携帯性の高さを改めて実感しました。一方で、メインディスプレイを展開すると、最薄部わずか7.25mmという非常に薄い形状になり、大画面ながら手にもしっくりフィットします。前モデルのmotorola razr 50とサイズや形状がほとんど変わっていませんが、やはり高い完成度を維持していることは間違いありません。

motorola razr 60の展開時 側面とボタン

カラーバリエーションと素材の違い

今回は素材感で新たな個性を打ち出しています。PANTONE監修のカラーバリエーションは「ライトスカイホワイト」「ジブラルタルシーネイビー」「パルフェピンク」の3色で、私が試した「ライトスカイホワイト」は、まるで大理石のようなサラサラとした手触りのアセテートCMF(合成繊維)素材でした。一方で、「ジブラルタルシーネイビー」と「パルフェピンク」は、razr 50で好評だったヴィーガンレザーを彷彿とさせる、しっとりとしたレザー調の仕上げになっています。どちらも高級感があり、所有欲を満たしてくれます。カメラの配置razr 50のデザインを踏襲しており、アウトディスプレイの左上にデュアルカメラがすっきりと収まっています。

ほぼ同じサイズと重量、維持された携帯性

motorola razr 60 側面 外観

本体サイズはmotorola razr 50と全く同じで、展開時は最薄部7.25mm、折りたたみ時は約15.85mmです。このスリムさのおかげで、折りたたんだ際の「手のひらに収まるサイズ感」は健在です。razr 50を愛用していた時も、ズボンの前ポケットにスポッと収まる快適さに感動していましたが、razr 60でもその身軽さは変わりません。重量は約188gと、razr 50約188g)とほぼ同じです。しかし、razr 60はバッテリー容量がrazr 50の4,200mAhから4,500mAhへと増加していることを考えると、この重量維持は驚くべき点です。

確かな進化点:チタンヒンジと待望の「防塵」対応

motorola razr 60のヒンジ

デザインがキープコンセプトだった一方で、耐久性は劇的に進化しました。ここがrazr 60最大の魅力です。前モデルrazr 50は「IPX8」防水対応でしたが、防塵性能はありませんでした。razr 60はついに「IP48」の防水・防塵に対応しました。この「4」等級の防塵性能は、1mm以上の固形物の侵入を防ぐことを意味します。これにより、razr 50では少し気を使っていたポケットの中のホコリや、キャンプのような軽いアウトドアシーンでも、ヒンジへの異物混入を気にせず安心して使えるようになったのは、本当に大きな喜びです。

さらに、ヒンジプレートには強度の高い「チタン」が採用されました。開閉時の滑らかさや、最後に「パタン」と閉じる時の剛性感はrazr 50よりも増しており、長期使用への安心感が格段に向上しました。

変わらないボタン配置とポート類

motorola razr 60 折りたたみ時の側面

ボタンやポート類の配置は、使いやすかったmotorola razr 50から変更ありません。右側面に電源ボタン(指紋認証内蔵)音量ボタンが集中しています。折りたたんだ状態だと右手の親指で非常に自然に操作できますが、メインディスプレイを開くとボタンが少し上部に配置されていると感じる点もrazr 50と同様です。本体下部にはUSB Type-C (USB 2.0) ポートとスピーカー穴があり、上部の受話口も兼用のステレオスピーカーとなっています。

SIMスロットは左側面上部にあり、nanoSIM 1枚とeSIMによるDSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)に対応しています。残念ながらrazr 50と同様にmicroSDカードスロットは非搭載ですが、内蔵ストレージが512GBと大容量なので、写真やアプリを大量に保存しても困ることは少ないでしょう。

motorola razr 60の付属品

  • カバー
  • SIM取り出しピン
  • ガイド類
  • LG(法令/安全/規制)
  • ※チャージャー(ACアダプタ、USBケーブル)は非同梱

まとめ:デザインと耐久性

  • 第一印象:razr 50とほぼ同じ形状とサイズだが、選べる素材(アセテートまたはレザー調)で質感が向上。
  • 携帯性:razr 50と同等のスリムさと約188gの重量を維持しつつ、バッテリー容量は増加。
  • 耐久性(最重要の進化):razr 50のIPX8防水から、待望の防塵に対応した「IP48」へ進化。
  • ヒンジ:チタン製ヒンジプレート採用により、開閉の剛性感と安心感が向上。
  • ポートとボタン:USB-Cポートは下部、電源・音量ボタンは右側面に配置され、razr 50と同様の操作感を維持。
  • スロット:microSDカードスロットは非搭載。

ディスプレイと操作性:motorola razr 60 ~ 2つの画面が実現する快適なスマホ体験

motorola razr 60の画面。縦向き。展開時。

ここでは、motorola razr 60の魅力の核となる2つのディスプレイ(メインとアウト)と、それらが実現する操作性について、motorola razr 50との比較も交えながら、実際の使用感をレビューしていきます。

ほぼ折り目ゼロ? 没入感の高いメインディスプレイ

メインディスプレイを開いた瞬間に広がるのは、motorola razr 50から引き継いだ約6.9インチのpOLED(有機EL)ディスプレイです。PANTONE認証による色再現性は素晴らしく、非常に鮮やかでありながら自然な発色だと感じました。『YouTube』でミュージックビデオを見たり、『Instagram』のフィードを眺めたりする際の没入感は格別です。

折りたたみスマホで最も気になる「折り目」については、razr 50の時点でも画面点灯中はほとんど気になりませんでしたが、razr 60はチタン製ヒンジが採用された影響か、さらに目立たなくなった印象を受けます。指でなぞった時の波打ち感もわずかに感じる程度で、razr 50よりも確実に進化していると感じました。

縦長メインと正方形アウト、変わらぬ優れたスペック

motorola razr 60のディスプレイ。画面に映画。展開時、横向き。

メインディスプレイの基本スペックは、motorola razr 50と全く同じです。サイズは約6.9インチ解像度2,640×1,080ピクセルFHD+アスペクト比22:9となっています。この22:9という縦長の比率は、『X (旧Twitter)』などのSNSで情報を多く表示するのに適しています。アウトディスプレイrazr 50とスペックは同じで、約3.6インチ、解像度は1,056 x 1,066ピクセルです。ほぼ正方形に近いこの画面は、通知の確認や『PayPay』などのQRコード決済アプリを表示するのに最適だと感じました。

快適なリフレッシュレートと十分な輝度

motorola razr 60でWebサイトを見ている。縦向き、展開時。

リフレッシュレートもrazr 50から据え置きで、メインが最大120Hzアウト最大90Hzです。メインの120Hzは、高速スクロール時の滑らかさが素晴らしいです。アウトの90Hzも、razr 50使用時にも感じましたが、カクカクすることはなく十分滑らかに動作します。

輝度も非常に高く、特にアウトディスプレイは高輝度モード時に最大1500ニットまで自動調整されるため、日中の屋外でも画面の内容をはっきりと確認できました。実際に屋外での視認性で困ることはありませんでした。

便利なアウトディスプレイ操作と惜しいAoD仕様

motorola razr 60のアウトディスプレイ。

razr 60の操作性を語る上で欠かせないのが、3.6インチの大型アウトディスプレイです。razr 50と同様に、この画面で『LINE』のメッセージ確認や簡単な返信、Geminiのショートカット起動などが可能です。これによりスマホを開く回数が劇的に減ります。razr 50と同様に電源ボタン内蔵の指紋認証センサーは優秀で、精度が高く高速なため、マスクをしていてもストレスがありません。

ただ、razr 50で残念だったメインディスプレイの常時表示(AoD)非対応の仕様は、razr 60でも引き継がれているようです。就寝時に曲げて置時計代わりにしたくてもメイン画面が消えてしまうのは、引き続き惜しい点です。

motorola razr 60のディスプレイ・操作性 仕様

  • メインディスプレイ: 約6.9インチ 2,640×1,080 (FHD+)、pOLED、リフレッシュレート最大120Hz
  • アウトディスプレイ: 約3.6インチ 1,056 x 1,066、 pOLED、リフレッシュレート最大90Hz
  • HDR: HDR10+対応

まとめ:ディスプレイと操作性

  • メインディスプレイ品質:razr 50同様の6.9インチFHD+・120Hzの美しいpOLEDを搭載し、動画やSNSの閲覧が快適。
  • 折り目:razr 50よりもさらに目立たなくなり、指でなぞった際の違和感も低減。
  • アウトディスプレイ利便性:razr 50から引き継いだ3.6インチ・90Hzの大型ディスプレイは非常に便利で、スマホを開く頻度が減少。
  • 操作性:メイン120Hz・アウト90Hzで滑らかな表示。アウトディスプレイでの多くの操作も快適。
  • 惜しい点:razr 50と同様、メインディスプレイが常時表示(AoD)に非対応。

パフォーマンス

motorola razr 60のプロセッサー

ここではmotorola razr 60のパフォーマンスについて、Antutuベンチマーク、CPU性能比較、ゲーム性能、アプリの動作感、メモリとストレージの5つのセクションに分けて詳細に紹介します。

Antutuベンチマーク

motorola razr 60は、プロセッサーに「MediaTek Dimensity 7400X」を採用しています。これは4nmプロセスで製造されたオクタコアCPUで、最大2.75GHzで動作する高性能な「Cortex-A78」を4基と、省電力な「Cortex-A55」を4基搭載しており、処理能力とバッテリー効率のバランスを重視した構成です。

画像処理を行うGPUには「Arm Mali-G615 MC2」を搭載しており、日常的な描画処理から中量級のゲームまで対応できる設計となっています。実際に触れてみると、ハイエンドほどの爆発力はありませんが、ミドルレンジとしては非常に堅実な構成だと感じました。

Antutuベンチマークは以下のようになっています。

Antutu V11 バージョン

例1: Antutu V11.0.6 総合で「955007」、CPUで「325558」、GPUで「147811」、MEMで「199298」、UXで「282340」

例2: Antutu V11.0.3-OB3 総合で「981225」、CPUで「335273」、GPUで「149328」、MEMで「209144」、UXで「287480」

総合スコアは約95~98万点、CPUスコアは約32~33万点、GPU性能は約14万点になります。

Antutu V10 スコアに換算すると、総合スコアは約76万点になります。

CPU性能を比較

motorola razr 60が搭載するMediaTek Dimensity 7400X プロセッサと、他のCPUを比較してみました。

CPUランキング

※Antutu V10 ベンチマーク総合スコアで比較したものです。

  1. Qualcomm Snapdragon 8 Elite (motorola razr 60 ultra)・・・Antutu:239万
  2. Exynos 2500 (Galaxy Z Flip7)・・・Antutu:160万
  3. Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3 (Galaxy Z Flip6)・・・Antutu:150万
  4. Snapdragon 8s Gen 3 (motorola razr 50 ultra)・・・Antutu:135万
  5. Qualcomm Snapdragon 8 Gen 2 (Galaxy Z Flip5)・・・Antutu:126万
  6. Snapdragon 8+ Gen 1 (Galaxy Z Flip4)・・・Antutu:121万
  7. Snapdragon 8+ Gen 1 (motorola razr 40 ultra)・・・Antutu:106万
  8. MediaTek Dimensity 7400X (motorola razr 60)・・Antutu:76万
  9. MediaTek Dimensity 7300X (motorola razr 50)・・Antutu:68万
  10. Snapdragon 7 Gen 1 (motorola razr 40)・・Antutu:67万

motorola razr 50との比較から分かること

前モデルである「motorola razr 50」に搭載されていたDimensity 7300Xと比較すると、スコアは約8万点ほど上昇しています。これは劇的な進化というよりも、着実なスペックアップと言えるでしょう。

CPUのクロック周波数が2.5GHzから2.75GHzに向上したことで、アプリの起動や切り替え時のレスポンスがわずかに良くなった印象を受けます。また、AIパフォーマンスが約15%向上しており、「moto ai」による通知要約や画像生成などの処理速度に恩恵を与えています。

motorola razr 60 ultraとの比較から分かること

上位モデルである「motorola razr 60 ultra」と比較すると、スコアには3倍以上の圧倒的な開きがあります。Ultraモデルが「Snapdragon 8 Elite」という最新鋭のハイエンドチップを積んでいるのに対し、本機はあくまでミドルレンジの域を出ません。

そのため、「原神」や「崩壊:スターレイル」といった高負荷な3Dゲームを最高画質で快適に遊びたい場合は、迷わずUltraを選ぶべきです。一方で、SNSや動画視聴、ブラウジングといった日常使いにおいては、このスコア差ほどの体感差は感じられず、本機でも十分快適に動作します。

その他の機種との比較から分かること

競合となるSamsungの「Galaxy Z Flip」シリーズと比較すると、型落ちモデルである「Galaxy Z Flip5」や「Flip4」よりもスコアは低くなっています。純粋な処理能力だけで見れば、他社のハイエンド折りたたみスマホには及びません。

しかし、その分価格が抑えられており、折りたたみスマホとしての「体験」を手頃に得られる点が本機の強みです。Antutu 76万点というスコアは、Snapdragon 7 Gen 3などのミドルハイクラスに近い性能であり、重いゲームをしないユーザーにとっては必要十分かつ、バッテリー持ちとのバランスが良い性能帯だと言えます。

ゲーム性能:Dimensity 7400Xの実力を5つのタイトルで検証

motorola razr 60でレースゲームをプレイしている

motorola razr 60が搭載する「MediaTek Dimensity 7400X」は、ミドルレンジ帯のプロセッサーですが、実際のゲームプレイでどこまで通用するのか気になるところです。

今回は、負荷の異なる人気5タイトルを実際にインストールし、フレームレート(fps)を計測しながらプレイ感を検証してみました。

原神

まずは、スマホゲームの中でも屈指の重さを誇るオープンワールドRPG「原神」です。このクラスの端末には厳しいテストとなりますが、画質設定を「中」、フレームレートを「60fps」に設定してテイワット大陸を歩き回ってみました。

フィールド探索やデイリー依頼をこなす程度であれば、おおよそ45fpsから55fps付近で動作し、意外なほど普通に遊べるという印象です。ただ、スメールやフォンテーヌの市街地など、オブジェクトが密集するエリアに足を踏み入れると、描画負荷が一気に高まるのを感じます。

戦闘シーン、特に元素爆発を連発して画面内がエフェクトで埋め尽くされるような状況では、GPUの限界が見え隠れし、35fpsから40fps付近までフレームレートが落ち込みました。それでも、深境螺旋のようなシビアな操作が求められるコンテンツでなければ許容範囲です。もし常時60fpsに近い滑らかさを求めるなら、画質を「低」や「最低」に落とすのが賢明でしょう。

崩壊:スターレイル (Honkai: Star Rail)

次に、同じくHoYoverseのスペースファンタジーRPG「崩壊:スターレイル」をプレイしました。こちらも画質「中」、フレームレート「60fps」で検証します。

閉鎖的なダンジョンや狭い通路では、上限の60fpsをキープし、非常に快適です。ターン制バトルなので、アクションゲームほどフレームレートの揺らぎに神経質にならなくて済むのも良い点です。必殺技の派手な演出も、Dimensity 7400Xなら中画質で概ねスムーズに再生されました。

気になったのは、仙舟「羅浮」やピノコニーの「黄金の刻」といった広大でNPCの多いマップです。ここをダッシュで駆け抜けると、読み込み処理が追いつかないのかスタッター(一瞬のカクつき)が発生し、40fps台まで低下することがありました。長時間プレイで本体が温まってくると若干のフレームレート低下も見られますが、プレイ自体に支障が出るほどではありません。

フォートナイト

建築とシューティングが融合したバトロワ「フォートナイト」も試してみました。画質設定は「中」、3D解像度「100%」、モードは「60fps」です。

降下直後の探索や、屋内でのアイテム回収時は60fps近く張り付いており、非常に滑らかです。しかし、敵プレイヤーと遭遇し、建築物が乱立するエリアでの近距離戦(ビルドファイト)が始まると、負荷が急上昇します。激しい撃ち合いの中ではフレームレートが40fpsから50fpsの間で激しく変動し、エイムの追従性に少し不安を感じました。

遠景描写や複雑なテクスチャ処理が重なるとGPUパワー不足を感じるため、勝ちにこだわるなら画質プリセットを「低」に落とすことを強くおすすめします。そうすることで、乱戦時でも60fpsをキープしやすくなり、快適性が格段に向上します。

PUBG MOBILE (PUBGモバイル)

motorola razr 60でFPSゲームをプレイしている

モバイルバトロワの金字塔「PUBG MOBILE」は、打って変わって非常に快適でした。画質を「スムーズ」、フレームレートを「極限(60fps)」に設定してプレイしました。

この設定であれば、マッチ開始から終了まで、ほぼ60fpsに張り付きます。車両を使って高速で移動したり、終盤でスモークグレネードが大量に焚かれるようなシーンでも、処理落ちはほとんど感じられません。Dimensity 7400Xにとってこのゲームの負荷は軽いようで、余裕を感じる動作です。

画質を「HD」などに上げることも可能ですが、フレームレートの上限が制限されてしまうため、個人的には「スムーズ+極限」での運用がベストだと感じました。発熱も穏やかで、長時間安定してドン勝を狙えるパフォーマンスを持っています。

ウマ娘 プリティーダービー (Uma Musume Pretty Derby)

最後に、育成シミュレーション「ウマ娘 プリティーダービー」です。画質設定は「標準版(高品質)」を選択しました。

育成パートの進行はサクサクで、全くストレスを感じません。最も負荷がかかるであろう、最大18人が出走するレースシーンや、多数のキャラクターが踊る「ウイニングライブ」もチェックしましたが、カクつきは見られず非常に滑らかに描画されました。

razr 60ならではの縦長画面でのプレイはもちろん、横画面でのライブ鑑賞でも60fpsを維持できています。このタイトルに関しては、Dimensity 7400Xの性能があれば最高設定でも余裕を持って楽しむことができます。ローディングも速く、快適なトレーナー生活が送れるでしょう。

まとめ:ゲーム性能

総じて、motorola razr 60に搭載されたDimensity 7400Xは、Antutuスコア約76万点という数値通りの「ミドルハイ」な実力を見せてくれました。「PUBG MOBILE」や「ウマ娘」のような最適化が進んだタイトルでは最高クラスの快適さを提供してくれます。一方で、「原神」や「崩壊:スターレイル」といった超重量級タイトルで60fpsを維持しようとすると、GPU性能がボトルネックになりがちです。これらのゲームを遊ぶ際は、画質設定を「中」以下に抑え、解像度やエフェクト品質を欲張らないことが、快適なプレイ環境を作る鍵になると感じました。

アプリの動作感:motorola razr 60 進化したAIと変わらぬ快適性

motorola razr 60のAI機能で画像生成している

ここでは、motorola razr 60のアプリ動作やマルチタスク性能について、前モデル「motorola razr 50」との比較を交えながらレビューしていきます。

ブラウザ、LINE、マルチタスクの動作

日常的なアプリの挙動ですが、結論から言うと前モデル「motorola razr 50」とほぼ同等の快適さです。Webブラウザ「Chrome」でのスクロールは、両機種ともに最大120Hzのリフレッシュレートに対応しており、残像感の少ない滑らかな表示が可能です。SoCが「Dimensity 7300X」から「7400X」へと進化しましたが、ブラウジングなどの軽い作業でその差を体感することは難しいでしょう。

LINE」などのメッセージアプリに関しても、3.6インチのアウトディスプレイでの操作感はrazr 50から引き継がれています。スマホを閉じたまま通知を確認し、返信までする流れは相変わらずスムーズです。ただ、razr 60ではAI機能が強化されており、通知の内容を要約してくれる「とりまリスト」機能が追加されたことで、大量のメッセージをさばく効率は確実に上がったと感じました。

マルチタスク性能も、両機種ともに12GB(SIMフリー版)の大容量メモリを搭載しているため、大きな差はありません。複数のアプリを立ち上げての「分割画面」操作も安定しています。PCと連携する「Smart Connect」も引き続き利用可能で、ファイルのやり取りなどはスムーズですが、接続の安定性や速度に関しては劇的な変化を感じるまでには至りませんでした。

画像編集と動画編集

クリエイティブな作業において、Dimensity 7400Xの恩恵があるか検証しました。「Googleフォト」での「消しゴムマジック」などのAI編集機能は、razr 50と同様に少しの処理時間を要しますが、問題なく完了します。ただ、SoCのAI処理性能(NPU)が強化されているためか、生成AI系の処理はわずかにレスポンスが良くなったような印象を受けました。

一方、動画編集アプリ「CapCut」を使用して、10分程度の4K動画(30fps)のカット編集と書き出しを行ってみました。結論として、書き出し(エンコード)にかかる時間はrazr 50と比較して「明らかに速くなった」とは感じられませんでした。エフェクトを多用したプレビュー再生では、両機種ともにカクつきが発生します。「Adobe Premiere Rush」で凝った編集をするようなパワーはなく、あくまで「TikTok」や「Instagram」のリール動画用に、ライトな編集をサクッと行う立ち位置は変わっていません。

発熱と安定性

発熱に関しては、razr 50も優秀でしたが、razr 60も同様に非常に安定しています。高負荷なベンチマークテストを連続で回しても、極端な発熱やサーマルスロットリング(熱による性能低下)は起きにくく、安心して使い続けられます。この「熱くなりにくい」という特長は、ハイエンド機にはないミドルレンジならではの美点としてしっかり継承されています。

まとめ:アプリの動作感

  • ブラウザ閲覧:razr 50と同じ120Hz駆動で、変わらず滑らかに動作する。
  • LINEの操作:アウトディスプレイの使い勝手は同等だが、AIによる要約機能で効率が向上した。
  • マルチタスク:12GBメモリによりrazr 50同様に安定しており、分割画面も快適。
  • 画像・動画編集:処理速度に劇的な変化はないが、AI処理はわずかにスムーズな印象。
  • 発熱と安定性:前モデル同様に発熱が少なく、長時間安定して動作する点は非常に優秀。

メモリとストレージ:motorola razr 60 選べる容量と実用的なパフォーマンス

motorola razr 60は、モデルによって「8GB RAM / 256GB ストレージ」または「12GB RAM / 512GB ストレージ」という構成が用意されています。ここでは、私が使用した12GB/512GBモデル(SIMフリー版)の使用感を中心に、前モデル「motorola razr 50」との比較を交えてレビューします。

メモリ、仮想メモリ(RAMブースト)

私が試用したSIMフリーモデルの「motorola razr 60」は、メインメモリ(RAM)に12GBを搭載しています。これは前モデル「razr 50」のSIMフリー版と同じ容量で、規格も同じ「LPDDR4X」が採用されています。最新のハイエンド機が採用するLPDDR5Xなどに比べると規格上の速度は劣りますが、実際のアプリ起動や切り替えでストレスを感じる場面はほとんどありません。

キャリア版ソフトバンク版:motorola razr 60s / ドコモ版:motorola razr 60d)などの8GBモデルであっても日常使いには十分ですが、12GBモデルの余裕はマルチタスク時に光ります。複数のアプリを行き来してもアプリが落ちにくく、快適な操作感を維持できます。

さらに、ストレージの一部を仮想メモリとして活用する「RAMブースト」機能も引き続き搭載されており、12GBモデルなら最大24GB相当まで拡張可能です。この機能のおかげで、タスクキル(アプリの再読み込み)に悩まされることなく、スムーズな利用体験が得られました。

ストレージとmicroSDカード

ストレージ容量は、モデルにより256GBまたは512GBとなります。SIMフリー版の512GBという容量は、前モデル「razr 50」から据え置きですが、写真や動画を大量に保存しても簡単には埋まらない安心感があります。

※キャリア版のソフトバンク版:motorola razr 60s / ドコモ版:motorola razr 60dは256GBになります。

注意が必要なのはストレージの規格です。motorola razr 60は「UFS 2.2」を採用しています。前モデルのrazr 50(UFS 3.1搭載という情報もあり )と比較すると、規格上はエントリー~ミドルレンジ向けの仕様となっています。実際に大容量のゲームアプリをインストールしたり、大量のファイルをPCへ転送したりする際には、ハイエンド機のような爆速感はなく、それなりの待ち時間が発生しました。とはいえ、普段の写真撮影やアプリの起動といった動作においては、UFS 2.2でも十分実用的な速度が出ており、極端な遅さを感じることはありません。

また、本機はmicroSDカードスロットを搭載していません。後から物理的に容量を増やすことはできないため、動画をたくさん撮る方やゲームを多く入れる方は、慎重にモデル(容量)を選ぶ必要があります。

クラウドストレージ

物理的な容量拡張ができないため、データのバックアップには「Googleフォト」や「Google Drive」、「Dropbox」、「Microsoft OneDrive」などのクラウドストレージ活用が必須となります。私は撮影したデータを自動的にクラウドへアップロードする設定にし、本体ストレージの圧迫を防いでいます。

また、PC連携機能Smart Connect」を使えば、ワイヤレスでPCと接続し、ドラッグ&ドロップでデータを移動できます。この機能の使い勝手は前モデルから変わらず良好で、SDカード非対応の不便さを補う有効な手段だと感じました。

まとめ:メモリとストレージ

  • RAM容量:モデルにより8GBまたは12GBを選択可能。12GB版はマルチタスクに強い。
  • RAM規格:LPDDR4Xを採用。前モデルと同等の規格で、実用的な速度を確保。
  • RAMブースト:仮想メモリ機能により、アプリの動作安定性を向上できる。
  • ストレージ容量:256GBまたは512GB。512GBならデータ保存にかなりの余裕がある。
  • 読み書き速度:UFS 2.2規格を採用。ハイエンド機に比べると大容量転送などは標準的な速度。
  • 拡張性:microSDカードスロットは非搭載のため、購入時の容量選びが重要。

AI機能:motorola razr 60 ~ 日常を便利にする独自の「moto ai」

motorola razr 60の「moto ai」機能

ここでは、motorola razr 60の最大の進化点である「moto ai」機能について、motorola razr 50との違いに触れながら、実際の使用感をレビューしていきます。

AI性能の向上と独自の進化

motorola razr 60は、motorola razr 50のDimensity 7300XからMediaTek Dimensity 7400Xへとプロセッサーが更新されました。全体の処理性能はマイナーアップデートという印象ですが、注目すべきはAI処理性能が公称で約15%向上している点です。この性能向上が、razr 50にはなかった新しい独自の「moto ai」機能を実現しており、razr 60の最大の魅力となっています。razr 50のAI機能が主にGoogle Geminiの搭載やカメラの手ブレ補正だったのに対し、razr 60は実用的なオリジナルアプリが追加されました。

通知を見やすく要約する「とりまリスト」

motorola razr 60のmoto ai

新機能の中でも特に便利だと感じたのが、通知を要約してくれる「とりまリスト」です。休憩時間などに溜まった通知を効率よく確認できます。実際に『Discord』で届いた長いメッセージで試してみたところ、「~について内容確認と意見や要望を~までに返信希望」といった形で、大事な部分だけを的確に抜粋してくれました。『LINE』や『X』のダイレクトメッセージ、『Microsoft Teams』など多くのチャットアプリに対応しています。

ただ、対応アプリはメッセージング系が中心で、残念ながら『Gmail』の通知は要約してくれないようでした。仕事のメールも要約してくれたら、と個人的には感じました。

会議の味方「おまとめメモ」とその操作感

motorola razr 60の「おまとめメモ」機能

ビジネスパーソンにとって強力な味方になりそうなのが「おまとめメモ」です。これは会議や会話の音声を録音すると、自動で文字起こしと要約を作成してくれます。試しに『Chat GPT』との会話を録音してみたところ、多少の誤字はありましたが、話の骨子はしっかりと文字起こしされていました。操作も「moto ai」を起動して「おまとめメモ」を選ぶだけと非常にシンプルです。

この機能は、razr 50と同様に3.6インチのアウトディスプレイを閉じたままでも起動・録音できる点が便利です。ただし、スマートフォン上で行うオンライン会議の音声を直接録音・要約することはできず、録音時間にも制限がある点は少し残念なポイントでした。

気分で選曲する「プレイリストスタジオ」

motorola razr 60の「プレイリストスタジオ」機能

遊び心のあるAI機能として「プレイリストスタジオ」も追加されました。これは「気分に合わせた選曲を自動でしてくれる」機能です。試しに「夏にぴったりな、ちょっと懐かしい選曲で」と入力してみたところ、『Amazon Music』と連携し、井上陽水、RIP SLYME、サザンオールスターズなどを含む「夏の思い出プレイリスト」が作成されました。この選曲センスはなかなか面白く、通勤中の気分転換などに最適だと感じました。

AIへのスムーズなアクセス

これらの独自AI機能に加え、Googleの「Gemini」も引き続き利用可能です。razr 50と同様に電源ボタンの長押しでGeminiを起動でき、簡単な調べ物にも便利です。さらにrazr 60では、スマートフォンの背面をダブルタップすることで、独自の「Moto AI」を素早く起動できるようにも設計されており、AI機能へのアクセスがよりスムーズになりました。

motorola razr 60のAI機能 一覧

  • moto ai(独自AI)
  • とりまリスト(通知要約)
  • おまとめメモ(音声書き起こし・要約)
  • プレイリストスタジオ(自動選曲)
  • Google Gemini(AIアシスタント)
  • AIカメラ機能(適応型手ブレ補正など ※razr 50から継続)

まとめ:AI機能

  • AI性能の進化:razr 50(7300X)から7400Xへ移行し、AI処理性能が約15%向上。
  • 独自機能の追加:razr 50のGemini中心から、「とりまリスト」「おまとめメモ」「プレイリストスタジオ」といった実用的な独自AIが追加。
  • とりまリスト:DiscordやLINEの通知要約は「見やすくて便利」だが、Gmailに非対応なのは惜しい。
  • おまとめメモ:文字起こしは実用的で、アウトディスプレイからも起動可能だが、オンライン会議には非対応。
  • プレイリストスタジオ:Amazon Musicと連携し、「懐かしい曲」といった曖昧な指示でも選曲してくれる「面白い」機能。
  • 総評:AIに興味がなければrazr 50でも十分かもしれないが 、razr 60の独自AIは日常生活を具体的に便利にする確かな進化である。

カメラ性能:motorola razr 60 ~ ソフトウェアで進化する画質と折りたたみ撮影体験

motorola razr 60で撮影した写真。黄色い車。

ここでは、motorola razr 60のカメラ性能と、折りたたみならではのユニークな撮影機能について、motorola razr 50との比較を交えながら、実際に撮影した際の体験をもとにレビューしていきます。

カメラ構成はrazr 50を踏襲

motorola razr 60のカメラハードウェア構成は、前モデルのmotorola razr 50と基本的に同じです。アウトカメラは、光学式手ブレ補正(OIS)を備えた約5,000万画素のメインカメラと、画角120°の約1,300万画素の超広角兼マクロカメラのデュアル構成。メインカメラのF値がrazr 50のf/1.7からf/1.8へとわずかに変更されていますが、画素数やセンサーサイズに大きな違いはありません。

インカメラもrazr 50と同じ約3,200万画素です。正直なところ、ハードウェアスペックだけを見ると、razr 50からの進化はほとんどなく、少し期待外れに感じるかもしれません。

motorola razr 60で撮影した写真。庭の壁。

折りたたみとAIを活かす多彩なカメラ機能

ハードウェアはキープコンセプトですが、razr 60は折りたたみ構造と進化したAIを活かした多彩な撮影機能を提供します。razr 50でも好評だった「フレックスビュースタイル」は健在で、本体をL字に曲げてテーブルなどに置けば、手ブレを気にせず安定した写真や動画を撮影できます。アウトディスプレイでプレビューを確認しながら高画質なメインカメラでセルフィー(自撮り)ができるのも、折りたたみスマホならではの大きな魅力です。

razr 60では、アウトディスプレイにアニメーションを表示させて、小さな子供の注意を引いて撮影しやすくする機能も追加されました。これは実際に子供の写真を撮る際にかなり役立ちました。

撮影体験:ソフトウェア処理の進化と変わらない点

motorola razr 60で撮影した写真。赤い花

実際に撮影してみると、ハードウェアが同じでも画質に違いが出ていることに気づきました。特に色再現性において、razr 60razr 50のやや鮮やか(ビビッド)な描写と比べて、より自然で見た目に近い色合いで撮影できる傾向があります。個人的にはrazr 60のナチュラルな色味が好みで、ソフトウェア処理の進化を実感しました。

また、デジタルズーム暗所を撮影した際、razr 50では白飛びしやすかったハイライト部分が、razr 60ではうまく抑えられており、これもソフトウェアの改善点だと感じます。ポートレートモード背景ボケも自然で、グラスの縁などは綺麗に処理できており実用的です。

motorola razr 60で撮影した写真。夜の街。

一方で、超広角カメラの画質や、メインカメラと超広角の色味の微妙な違いについては、razr 50と大きな差は感じられませんでした。また、razr 50でも気になったシャッター音の大きさは、残念ながらrazr 60でも改善されておらず、静かな場所での撮影には少し気を使います。

動画撮影:4K/30fps対応とカムコーダーモード

motorola razr 60の「フレックスビュースタイル」で動画を撮影している。

動画撮影は、アウトカメラ(メイン、超広角)、インカメラともに最大4K/30fpsFull HDなら60fpsでの撮影に対応しています。ライバル機が対応している4K/60fps撮影ができない点はrazr 50から変わっていません。手ブレ補正は効いていますが、歩きながら撮影すると若干の揺れは残ります。AIによる被写体追従や水平維持といった機能はrazr 50から引き継がれており、特定のシーンでは役立ちます。

そして、razr 50でも非常に使いやすかった「カムコーダーモード」はrazr 60でも健在です。本体を90度に曲げてビデオカメラのように持つスタイルは、安定感が抜群で長時間の撮影も楽に行えました。

motorola razr 60のカメラ性能、機能 一覧

  • アウトカメラ(メイン): 約5,000万画素、f/1.8、OIS(光学式手ブレ補正)
  • アウトカメラ(超広角/マクロ): 約1,300万画素、f/2.2、画角120°、AF対応
  • インカメラ: 約3,200万画素、f/2.45
  • 動画撮影: 最大4K/30fps (全カメラ)
  • 主な機能: フレックスビュースタイル撮影、アウトカメラでのセルフィー、カムコーダーモード、ポートレートモード、ナイトビジョン、AI手ブレ補正、子供向けアニメーション表示

まとめ:カメラ性能

  • ハードウェア構成:razr 50とほぼ同じ(メインf/1.7→f/1.8の微変更のみ)で、大きな進化はない。
  • 画質(静止画):ソフトウェア処理の進化により、razr 50より自然な色再現性、改善されたHDR処理が見られる。
  • 撮影体験:フレックスビューやアウトカメラセルフィーなど、折りたたみならではの撮影はrazr 50同様に楽しい。子供向けアニメ表示機能が追加。
  • 気になる点:razr 50と同様にシャッター音が大きい。4K/60fps動画撮影に非対応。
  • 動画撮影:カムコーダーモードの安定感はrazr 50から引き継がれ、非常に使いやすい。
  • 総評:ハードウェアは平凡だが、ソフトウェアの改善と折りたたみ構造を活かしたユニークな撮影体験が魅力。

バッテリー持ちと充電:motorola razr 60 ~ 容量アップはスタミナ向上に繋がったか?

motorola razr 60の背面。展開時、縦向き。

ここでは、motorola razr 60のバッテリー性能について、前モデルmotorola razr 50からの変化を中心に、実際の使用感や充電速度を詳しくレビューしていきます。折りたたみスマホを選ぶ上で、バッテリー持ちは特に気になるポイントです。

容量アップへの期待と公称値

motorola razr 60のバッテリー容量は4,500mAhで、motorola razr 50の4,200mAhから約7%増加しました。本体サイズや重量がほとんど変わらない中での容量アップは、新しいシリコンカーボンセルの採用によるものかもしれません。メーカーは「充電切れを心配することなく、丸一日以上使用できる大容量バッテリー」と謳っており、razr 50でもバッテリー持ちにはかなり満足していたので、さらなるスタミナ向上に期待が高まりました。

意外なバッテリーテスト結果

しかし、バッテリーテストの結果を見ると、少し意外な数値が出ていました。Webブラウジングは約9時間30分動画再生は約13時間20分でした。これは、バッテリー容量が少なかったはずのmotorola razr 50の同テスト結果(Web: 11時間30分、動画: 約19時間20分)を下回るものでした。容量が増えたのに、なぜテスト結果が悪くなったのか、正直少し戸惑いました。

実際の使用感:テスト結果より良好?

motorola razr 60の折り畳んだ状態でゲームをプレイ。

テスト結果に少し不安を感じながらも、実際にrazr 60を日常的に使ってみると、印象は変わりました。朝7時に100%の状態で家を出て、通勤中に『Spotify』で音楽を1時間ほど聴き、日中は『Slack』やメールの通知をアウトディスプレイで確認しつつ、昼休みには『YouTube』を30分ほど視聴。帰宅中に『X (旧Twitter)』を30分ほどチェックし、夜10時頃に家に着いた時点で、バッテリー残量はまだ40%前後残っていることが多かったです。

razr 50も「1日半はゆうに持つ」と感じるほど持ちが良かったですが、razr 60も同様に、私の使い方では「丸一日以上」という公称通り、安心して使えました。特に、高負荷な作業をしても本体が「ほんのり」温かくなる程度で、発熱によるバッテリー消費が少ないのも、実際の持ちの良さに繋がっているのかもしれません。アウトディスプレイで通知確認などを済ませることで、メインディスプレイを開く回数が減ったことも貢献していると感じます。

充電速度と便利な機能

motorola razr 60で充電している。

充電性能については、motorola razr 50と同じく、最大30Wの有線充電TurboPower™ チャージ」と、最大15Wのワイヤレス充電(Qi対応)に対応しています。ただし、razr 50と同様に、充電器(ACアダプタとUSBケーブル)は付属していない ので、別途用意する必要があります。メーカーは「約15分の充電で最大12時間駆動」としていますが、実際に手持ちのPD充電器で試したところ、バッテリー残量ほぼ0%から30分で約61%まで充電できました。

これはrazr 5030分で59%よりわずかに速いですが、最近の高速充電対応スマホと比べると、やはり充電速度は速いとは言えません。バッテリーを長持ちさせるための機能として、充電量を80%で止める設定や、ユーザーの習慣に合わせて満充電のタイミングを調整する「最適化充電」機能が搭載されている点は、razr 50から引き継がれた良い点です。

motorola razr 60のバッテリー・充電 仕様

  • バッテリー容量: 4,500mAh
  • 有線充電: 30W TurboPower™ チャージ対応
  • ワイヤレス充電: 15W ワイヤレス充電(Qi対応)
  • 充電器: 非同梱
  • バッテリーケア機能: 最適化充電、80%上限設定

まとめ:バッテリー持ちと充電

  • バッテリー容量:razr 50の4,200mAhから4,500mAhへ増加。
  • 実使用感:体感的にはrazr 50と同等以上に良好で、通常使用なら丸一日以上持つ印象。
  • 充電速度:有線30W、ワイヤレス15W対応 。30分で約61%まで充電可能だが、高速ではない。
  • 充電器:非同梱のため別途準備が必要。
  • バッテリーケア:最適化充電などの機能は引き続き搭載。
  • 総評:テスト結果は振るわないものの、実際の使用では十分なスタミナがあり、容量増加の恩恵は感じられる。充電速度は平凡。

オーディオと通信性能:motorola razr 60 ~ バランスの取れたサウンドと安定した接続性

motorola razr 60で音楽再生。折り畳み。

ここでは、motorola razr 60のスピーカー品質やオーディオ技術、そしてWi-Fi、Bluetooth、GPS、5Gといった通信性能について、motorola razr 50との比較を交えながら、実際の使用感をレビューしていきます。

クリアに進化したステレオスピーカー

motorola razr 60は、motorola razr 50と同様に、本体下部と上部の受話口を兼ねたスピーカーによるステレオ構成です。Dolby Atmosにも対応しており、スマートフォン本体だけで映画を観たり、『Spotify』で音楽を聴いたりする際に、しっかりとした音の広がりを感じさせてくれます。実際に、宇多田ヒカルの「First Love」を聴いてみると、ボーカルがクリアに聞こえ、低音域にもrazr 50より少しパンチが感じられるようになりました。

razr 50では、音量を上げると中音域が少し耳に刺さる印象がありましたが、razr 60ではその点が改善され、よりバランスの取れたサウンドになったと感じます。音量テストでも「非常に良い」評価を得ており、Galaxy Z Flip6よりもパワフルです。ただし、音源によっては、最大音量付近ではわずかに音が割れるような感覚もありました。razr 50と同じく3.5mmイヤホンジャックは搭載されていませんので、有線イヤホンを使いたい場合はUSB-C変換アダプタが必要です。

安定した最新規格の通信性能

motorola razr 60の設定画面。

通信機能に関しては、motorola razr 50から引き続き最新規格に対応しています。Wi-Fiは高速なWi-Fi 6Eに対応しており、自宅の対応ルーターに接続した際の速度も安定していました。Bluetoothもバージョン5.4に対応。ワイヤレスイヤホン『Sony WF-1000XM5』とのペアリングもスムーズで、音楽再生中に音飛びが発生することもありませんでした。

5Gの対応バンドもrazr 50と共通で、都心部での通信速度も特に不満はありませんでした。通話品質についても、VoLTEによるクリアな音声通話が可能で、スピーカーフォンでの会話も聞き取りやすかったです。razr 50で一部指摘されていた、特定の状況下でWi-Fiを掴みにくいといった現象は、今回のrazr 60では特に感じられませんでした。

対応バンド(ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル)の詳細は以下のスペックの下に記載しています。

SIMカードはNanoSIMと物理的なカードを必要としないeSIMに対応しています。

正確な位置情報測位

GPS性能もmotorola razr 50と同等の充実した仕様です。GPS、A-GPS、GLONASS、Galileo、Beidouといった主要な衛星測位システムに加え、日本の「みちびき(QZSS)」にも対応しています。実際に『Google マップ』を使って都内のビル街をナビゲーションしてみましたが、測位も素早く、自車位置が大きくずれることもなく、安定して使うことができました。razr 50と同様に、初めて訪れる場所でも安心してナビを任せられる精度を持っていると感じます。

motorola razr 60のオーディオと通信性能 仕様

  • スピーカー: ステレオスピーカー(Dolby Atmos対応)
  • イヤホンジャック: なし
  • Wi-Fi: Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac/ax (2.4GHz / 5GHz / 6GHz) Wi-Fi 6E
  • Bluetooth: Bluetooth® 5.4
  • 5G対応バンド: n1/n3/n5/n28/n41/n66/n77/n78
  • GPS: GPS, A-GPS, GLONASS, Galileo, Beidou, QZSS(みちびき)

まとめ:オーディオと通信性能

  • スピーカー: Dolby Atmos対応ステレオスピーカーは、razr 50よりバランスが改善され、クリアで十分な音量。
  • オーディオ: 3.5mmイヤホンジャックは非搭載。
  • Wi-Fi・Bluetooth: razr 50同様、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.4に対応し、高速で安定した接続。
  • 5G: razr 50と同等の主要バンドに対応。
  • GPS: みちびき対応で、razr 50同様に高精度な測位が可能。
  • 総評: スピーカー音質が向上し、通信性能はrazr 50の高いレベルを維持しており、全体的に堅実。

OSと機能:motorola razr 60 ~ 最新OSと充実機能で長く使える安心感

motorola razr 60のUI画面

ここでは、motorola razr 60のソフトウェア(OS、UI)、アップデート保証、そしておサイフケータイ®や生体認証といった日常使いに欠かせない機能について、motorola razr 50と比較しながら、実際の使用感をレビューしていきます。

最新Android 15と使いやすいHello UI

motorola razr 60は、箱から出してすぐに最新のAndroid™ 15を利用できるのが嬉しいポイントです。motorola razr 50Android 14だったので、OSバージョンが1つ新しくなっています。モトローラ独自の「Hello UI」は、razr 50と同様に、素のAndroidに近いシンプルな見た目と操作感を保ちつつ、便利なカスタマイズが加えられています。

個人的に気に入っているのは、画面上部からスワイプした際の通知・設定パネルの挙動です。左右どちらからスワイプしても同じパネルが表示されるのは、直感的で使いやすいと感じます。一方で、ホーム画面でアプリを並び替える際の操作感はrazr 50から変わっておらず、アイコンを画面端まで持っていかないとページ移動できないのは、少し手間がかかると感じました。

motorola razr 60でウィジェットを選択している

長期的な安心感をもたらすアップデート保証

長くスマートフォンを使いたいと考える上で、OSのアップデート保証は非常に重要です。motorola razr 60は、最大3回のメジャーOSアップデートと、4年間のセキュリティ修正が約束されています。これは、Android 15から始まり、将来のAndroidバージョンへのアップデートが期待できることを意味し、razr 50と同じく、長期的に安心して使えるという大きなメリットになります。

日本市場に必須のおサイフケータイ®に対応

日本のユーザーにとって欠かせない機能といえば、やはりFeliCa、つまりおサイフケータイ®です。motorola razr 60は、motorola razr 50と同様に、しっかりとNFCおよびおサイフケータイ®に対応しています。実際に電車に乗る際やコンビニでの支払い時に、スマートフォンを折りたたんだままかざすだけでスムーズに決済できました。センサーが本体下半分にあるため、閉じた状態の方がタッチしやすいと感じる点もrazr 50と同じでした。これがないと日本では不便を感じることが多いので、しっかり対応しているのは本当にありがたいです。

便利な独自機能とデバイス連携

motorola razr 60の「Moto Unplugged」

モトローラならではの便利な機能も健在です。「Motoジェスチャー」を使えば、本体を2回振り下ろしてライトを点灯させたり、手首を2回ひねってカメラを起動したりといった操作が可能です。これらの直感的なジェスチャーはrazr 50でも非常に便利でしたが、razr 60でも変わらず重宝します。また、スマートフォンとPCやタブレットなどを連携させる「Smart Connect」機能も搭載されており、ファイルの共有や画面ミラーリングなどが簡単に行えます。集中したい時には「Moto Unplugged」機能で通知などを制限することも可能です。

高速・高精度な生体認証

セキュリティ機能として、motorola razr 60指紋認証と顔認証の両方に対応しています。指紋センサーはrazr 50と同じく、右側面の電源ボタンに内蔵されています。このセンサーの精度と速度は非常に高く、指を当てた瞬間にロックが解除される感覚です。特に、外出時にマスクを着けている状況でも、指紋認証で素早くロック解除できるのは本当に便利だと感じました。ただし、センサーの位置的に、指紋認証を使う際は基本的に右手での操作になる点もrazr 50と同様です。顔認証も併用できるので、状況に応じて使い分けると良いでしょう。

motorola razr 60のOS・機能 仕様

  • OS: Android™ 15
  • UI: Hello UI
  • アップデート保証: 最大3回のOSアップデート、4年間のセキュリティ修正
  • おサイフケータイ®: 対応
  • 生体認証: 指紋認証(側面・電源ボタン内蔵)、顔認証
  • 独自機能: Motoジェスチャー、Smart Connect , Moto Secure , Moto Unplugged

まとめ:OSと機能

  • OS: 最新のAndroid 15を初期搭載し、razr 50(Android 14)から進化。
  • UI: 素のAndroidに近いシンプルさとMoto独自の便利機能(Hello UI)を両立。
  • アップデート: 最大3回のOSアップデートと4年間のセキュリティ修正で長期利用も安心。
  • おサイフケータイ®: 日本市場で必須のFeliCaに対応し、日常利用に便利。
  • 独自機能: 便利なMotoジェスチャーやデバイス連携機能「Smart Connect」を搭載。
  • 生体認証: 高速・高精度な側面指紋認証と顔認証に対応。
  • 総評: 最新OSと手厚いアップデート、必須機能の網羅により、razr 50から続く使いやすさに加え、長く安心して使える点が魅力。

motorola razr 60 と motorola razr 50 の違い

motorola razr 60のネイビーとピンク

ここでは、motorola razr 60と前モデルmotorola razr 50のスペック上の主な違いについて、箇条書きで分かりやすく比較していきます。

OS(初期搭載)

  • razr 50: Android™ 14
  • razr 60: Android™ 15
  • 違い:razr 60は一世代新しいOSを搭載して登場しました。

サポート期間(アップデート保証)

  • razr 50: 最大3回のOSアップデート、4年間のセキュリティ修正
  • razr 60: 最大3回のOSアップデート、4年間のセキュリティ修正
  • 違い:両モデルとも同等の手厚いサポート期間が提供される見込みです。

プロセッサー

  • razr 50: MediaTek Dimensity 7300X (最大2.5GHz)
  • razr 60: MediaTek Dimensity 7400X (最大2.75GHz)
  • 違い:razr 60は動作クロックが向上したチップを搭載。特にAI処理性能が約15%向上していますが、全体的なパフォーマンス向上は緩やかです。

バッテリー容量

  • razr 50: 4,200mAh
  • razr 60: 4,500mAh
  • 違い:razr 60は約7%バッテリー容量が増加し、より長時間の使用が期待できます。

耐久性(防水・防塵)

  • razr 50: IPX8 防水(防塵非対応)
  • razr 60: IP48 防水・防塵
  • 違い:razr 60は新たに防塵性能(IP4X相当)を獲得し、より安心して使えるようになりました。

耐久性(ヒンジ)

  • razr 50: 独自のヒンジ構造(第4世代型)
  • razr 60: チタン製ヒンジプレート採用
  • 違い:razr 60はより強度の高いチタン素材をヒンジに採用し、耐久性を向上させています。

サイズ

  • razr 50: 約171.3 x 74.0 x 7.3 mm (展開時) / 約88.1 x 74.0 x 15.9 mm (折りたたみ時)
  • razr 60: 約171.3 x 74.0 x 7.3 mm (展開時) / 約88.1 x 74.0 x 15.9 mm (折りたたみ時)
  • 違い:サイズは両モデルで全く同じです。

重量

  • razr 50: 約188g
  • razr 60: 約188g
  • 違い:公称値は同じですが、バッテリー増量分わずかにrazr 60が重い可能性があります。

カラーと素材

  • razr 50: コアラグレイ、サンドクリーム、スプリッツオレンジ(ヴィーガンレザー仕上げ)
  • razr 60: ライトスカイホワイト(アセテートCMF)、ジブラルタルシーネイビー、パルフェピンク(レザー調)
  • 違い:razr 60はPANTONEカラーを採用し、カラーによって異なる素材(アセテートまたはレザー調)が使われています。

カメラ(メイン F値)

  • razr 50: f/1.7
  • razr 60: f/1.8
  • 違い:メインカメラのF値がわずかに異なりますが、画素数やセンサー構成は同じです。razr 60はソフトウェア処理が進化している可能性があります。

AI機能

  • razr 50: Google Gemini搭載、AIカメラ機能
  • razr 60: 上記に加え、独自のmoto ai機能(プレイリストスタジオ、とりまリスト、おまとメモ)を追加
  • 違い:razr 60は独自のAIアプリが追加され、よりAIを活用した使い方が可能になりました。

ディスプレイ、RAM/ストレージ(SIMフリー)

  • 違い:メインディスプレイ(約6.9インチ, 120Hz)、アウトディスプレイ(約3.6インチ, 90Hz)、RAM(12GB)、ストレージ(512GB)のスペックは両モデルで共通です。

まとめ

motorola razr 60は、razr 50のデザインやディスプレイサイズといった基本要素は維持しつつ、OSのバージョンアップ、バッテリー容量の増加、そして待望の防塵性能の追加とヒンジ強化による耐久性の向上を果たしたモデルです。プロセッサーの進化はAI性能向上に重点が置かれ、独自のAI機能も追加されています。

一方で、カメラハードウェアや基本パフォーマンスに大きな変化はありません。耐久性と最新OS、AI機能の進化を重視するならrazr 60、コストパフォーマンスや現行モデルとしての安心感を求めるならrazr 50も依然として魅力的な選択肢と言えるでしょう。

motorola razr 60のメリット・デメリット

motorola razr 60のネイビーとピンク

ここでは、motorola razr 60の長所と短所を、前モデルや他の折りたたみスマートフォンと比較しながら詳しく解説していきます。

メリット(長所、利点)

メリット1:洗練されたデザインと優れた携帯性

motorola razr 60は、前モデルmotorola razr 50から受け継いだスリムでスタイリッシュなデザインが魅力です。折りたためば手のひらに収まるコンパクトさは、Galaxy Z Flip7やGalaxy Z Flip6といった他の縦折りスマホと同様に、ポケットへの収納性を格段に高めてくれます。展開時の薄さも際立っており、大画面ながら持ちやすいです。選べる素材感(アセテートまたはレザー調)も所有欲を満たしてくれます。

メリット2:大型で高機能なアウトディスプレイ

razr 50で大幅に進化した3.6インチの大型アウトディスプレイは、razr 60でも健在です。閉じたままでも通知確認、メッセージ返信、『PayPay』などのアプリ操作が可能で、Galaxy Z Flip6の3.4インチよりも大きく、nubia Flip 2の3インチと比較するとその差は歴然です。Galaxy Z Flip7の4.1インチには及びませんが、アプリの対応度やカスタマイズ性では引けを取りません。

メリット3:折りたたみスマホ随一の耐久性

razr 60最大の進化点は耐久性です。razr 50やGalaxy Z Flip6/7がIPX8防水(防塵非対応またはIP4X)であるのに対し、razr 60はIP48等級の防塵・防水性能を備えています。これにより、ポケットの中のホコリや砂が気になる場面でも安心して使えます。nubia Flip 2のIP42と比較しても、防水・防塵性能ともに圧倒的に優れています。さらにチタン製ヒンジの採用により、長期使用への信頼性も向上しています。

メリット4:実用的な独自の「moto ai」機能

razr 50にはなかった独自の「moto ai」機能がrazr 60には搭載されています。通知を要約する「とりまリスト」や会議内容を記録・要約する「おまとめメモ」、気分に合わせてプレイリストを作成する「プレイリストスタジオ」など、実用的な機能が追加されました。Galaxy Z Flip6/7が持つ「Galaxy AI」とは方向性が異なりますが、日常のちょっとした手間を省いてくれる便利な機能です。

メリット5:最新OSと長期アップデート保証

razr 60は最新のAndroid 15を初期搭載しており、razr 50やGalaxy Z Flip6(Android 14)よりも新しいバージョンからスタートできます。さらに、最大3回のOSアップデートと4年間のセキュリティアップデートが保証されているため、Galaxy Z Flip7(Android 16)には劣るものの、長期間安心して最新機能やセキュリティを利用できます。

メリット6:日本市場に必須のおサイフケータイ®対応

razr 50やGalaxy Z Flip6/7、nubia Flip 2と同様に、razr 60も日本市場で重要なFeliCa(おサイフケータイ®)に対応しています。交通系ICや電子マネーをスマートフォンで利用できるため、キャッシュレス決済をスムーズに行えます。

メリット7:ワイヤレス充電に対応

razr 50やGalaxy Z Flip6/7と同様に、razr 60も15Wのワイヤレス充電(Qi規格)に対応しています。ケーブルの抜き差しなく手軽に充電できるのは便利です。なお、nubia Flip 2はワイヤレス充電に対応していません。

デメリット(短所、欠点)

デメリット1:パフォーマンスの進化が限定的

razr 60のプロセッサーはrazr 50からのマイナーチェンジであり、体感できるほどの性能向上はありません。日常使いには十分ですが、Galaxy Z Flip6に搭載されるSnapdragon 8 Gen 3 for GalaxyやGalaxy Z Flip7のExynos 2500と比較すると、特にゲーム性能などで大きく劣ります。性能的にはnubia Flip 2と同等レベルです。

デメリット2:カメラ性能に大きな進化なし

カメラのハードウェアはrazr 50からほとんど変わっておらず、画質面での大きな進化は期待できません。ソフトウェア処理の改善は見られますが、Galaxy Z Flip6/7のような高性能カメラと比較すると、暗所性能やズーム性能などで見劣りする可能性があります。また、razr 50と同様に4K/60fps動画撮影に対応していない点も弱点です。

デメリット3:価格設定

razr 60の公式ストア価格は約13.5万円と、razr 50の発売時と同等です。耐久性やAI機能は向上しましたが、基本性能が大きく変わらない点を考慮すると、やや割高に感じる可能性があります。性能で劣るGalaxy Z Flip6/7と同価格帯である一方、圧倒的なコストパフォーマンスを誇るnubia Flip 2と比較すると、価格競争力は高いとは言えません。

デメリット4:充電器が付属しない

razr 50やGalaxy Z Flip6/7と同様に、razr 60にも充電器(ACアダプタ、USBケーブル)が同梱されていません。30Wの性能を活かすためには、対応する充電器を別途購入する必要があります。

デメリット5:microSDカードスロットがない

razr 50、Galaxy Z Flip6/7、nubia Flip 2と同様に、razr 60もmicroSDカードによるストレージ拡張には対応していません。SIMフリーモデルは512GBと大容量ですが、より多くのデータを保存したい場合はクラウドストレージなどを活用する必要があります。

デメリット6:メインディスプレイが常時表示に非対応

razr 50から引き継がれた弱点として、メインディスプレイが常時表示(AoD)に対応していません。Galaxy Z Flipシリーズは対応しているため、時計や通知を常にメイン画面で確認したいユーザーにとっては不便に感じるかもしれません。

motorola razr 60のスペック(仕様)一覧

  • ディスプレイ: メイン 約6.9インチ pOLED (FHD+, 120Hz) / アウト 約3.6インチ pOLED (90Hz)
  • CPU: MediaTek Dimensity 7400X
  • GPU: Mali-G615 MC2
  • RAM(メモリ): 8GB または 12GB (LPDDR4X)
  • ストレージ: 256GB または 512GB (UFS 2.2) ※外部メモリ非対応
  • バッテリー: 4,500mAh
  • 充電: 30W有線充電 (TurboPower) / 15Wワイヤレス充電 (Qi) ※充電器・ケーブル非同梱
  • 背面カメラ: 約5000万画素 (メイン, OIS) + 約1300万画素 (超広角/マクロ)
  • 前面カメラ: 約3200万画素
  • ワイヤレス通信: Wi-Fi 6E (802.11ax) / Bluetooth 5.4
  • GPS: GPS, GLONASS, BDS, GALILEO, QZSS 対応
  • NFC: おサイフケータイ対応
  • インターフェース: USB Type-C (USB 2.0)
  • センサー: 加速度計、近接センサー、環境照度センサー、ジャイロセンサー、eコンパス
  • 機能: Motoジェスチャー、Dolby Atmos (ステレオスピーカー)
  • 防水防塵: IP48
  • 生体認証: 指紋認証 (サイドマウント) / 顔認証
  • OS: Android 15
  • サイズ: オープン時: 約171.3 x 74 x 7.25mm / 折りたたみ時: 約88.1 x 74 x 15.85mm
  • 重量: 約188g
  • カラー: ジブラルタルシーネイビー, ライトスカイホワイト, パルフェピンク (PANTONEカラー)
  • 付属品: カバー、SIM取り出しピン、ガイド類 (※充電器、USBケーブルは非同梱)
  • モバイル通信(5G/4G/3G): 5G / 4G (LTE) / 3G (W-CDMA) / 2G (GSM) 対応
  • SIMカード: nanoSIM / eSIM (デュアルSIM、DSDV対応)

対応バンド:motorola razr 60

motorola razr 605G通信に対応しています。

基本的には本体にSIMカードを入れて、APN設定を済ませると、通信できます。

SIMはNanoSIMと物理的なカードを必要としないeSIMに対応しています。

対応バンドは以下の通りです。

  • 5G: n1/3/5/28/41/66/77/78
  • 4G: B1/2/3/4/5/7/8/11/12/17/18/19/20/26/28/38/39/40/41/42/66
  • 3G: B1/2/4/5/8
  • 2G: 850 / 900 / 1800 / 1900MHz

対応バンドの詳細

ドコモ

  • 5G: n1/3/28/77/78 (ドコモの主要5Gバンドn78に対応していますが、n79には非対応です)
  • 4G: B1/3/19/28/41/42 (主要バンドであるB1, B3, プラチナバンドのB19に完全対応しています)
  • プラチナバンド: B19 対応

au

  • 5G: n1/3/28/41/77/78 (auが使用するn77, n78に完全対応しています)
  • 4G: B1/3/11/18/26/28/41/42 (auの主要バンド、プラチナバンドを含む全ての4Gバンドに対応しています)
  • プラチナバンド: B18/26 対応

ソフトバンク

  • 5G: n1/3/28/77/78 (ソフトバンクが使用するn77に完全対応しています)
  • 4G: B1/3/8/11/28/41/42 (ソフトバンクの主要バンド、プラチナバンドを含むほぼ全ての4Gバンドに対応しています)
  • プラチナバンド: B8 対応

楽天モバイル

  • 5G: n77 (楽天モバイルの5Gバンドn77に対応しています)
  • 4G: B3/18/26 (楽天モバイルの自社回線バンドB3と、パートナー回線(au)のバンドB18/26に対応しています)
  • プラチナバンド: B28 (楽天モバイルが新たに獲得したプラチナバンドn28に対応しています)

結論

この端末(motorola razr 60)は、バンド情報に基づくと、

  • ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルの4キャリア全ての主要な4Gバンドに対応しており、それぞれのプラチナバンドもカバーしています。
  • 5Gについては、au、ソフトバンク、楽天モバイルで問題なく利用できます。ドコモ回線では主要なn78バンドに対応しているため多くのエリアで5G通信が可能ですが、一部のエリアで使用されているn79バンドには対応していません。

総合的に見て、この端末は日本の4キャリアで快適に利用できる可能性が非常に高いと言えます。

motorola razr 60の評価

motorola razr 60の画面。折りたたみ時。

8つの評価基準で「motorola razr 60」を5段階で評価してみました。

項目別評価

画面の見やすさ:★★★★☆

メイン・アウト共に有機ELで発色・輝度は良好。折り目もさらに目立たなくなったが、メインの常時表示非対応は惜しい。

スペック:★★★☆☆

CPUはrazr 50からのマイナーチェンジで性能向上は限定的。メモリ12GB/ストレージ512GBは十分だが、UFS 2.2である点は懸念点。

耐久性: ★★★★★

razr 50のIPX8防水に加え、待望のIP48防塵に対応。チタン製ヒンジも採用し、折りたたみスマホの弱点を大幅に克服。

デザイン:★★★★☆

razr 50の高いデザイン性を維持しつつ、選べる素材感(アセテート/レザー調)を追加。コンパクトさと質感の高さが魅力。

通信:★★★★☆

Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.4、みちびき対応GPSなど、razr 50同様に最新規格に対応し、安定した接続性能を持つ。

機能:★★★★☆

razr 50にはない独自の「moto ai」機能(とりまリスト等)が便利。おサイフケータイ®対応やMotoジェスチャーも健在。

使いやすさ:★★★★☆

最新Android 15搭載、シンプルなUI、便利なアウトディスプレイ、高速な指紋認証で快適。長期アップデート保証も安心材料。

価格:★★★☆☆

耐久性やAI機能は向上したが、基本性能がrazr 50と大差ない点を考えると、やや割高感も。

総評:★★★★☆】

razr 50の完成度を引き継ぎ、弱点を克服した正統進化モデル

motorola razr 60は、前モデルrazr 50で好評だった美しいデザイン、使いやすい大型アウトディスプレイ、そして折りたたみならではのユニークな撮影体験といった魅力をしっかりと受け継いでいます。その上で、ユーザーが折りたたみスマホに抱きがちな「耐久性」への不安に応えるべく、IP48の防塵対応とチタン製ヒンジという明確なアップグレードを果たしました。これは、日常使いにおける安心感を大きく向上させる、非常に価値のある進化点です。

AI機能で新たな体験価値を付加

razr 50からのもう一つの大きな進化点は、独自の「moto ai」機能の搭載です。通知を要約する「とりまリスト」や、会議の音声を文字起こし・要約する「おまとメモ」など、AIによってスマートフォンの使い方がより便利になる可能性を提示しています。CPU性能の向上は限定的でしたが、AI処理能力の向上によってこれらの新機能を実現しており、razr 60ならではの付加価値となっています。

パフォーマンスと価格のバランスは要検討

一方で、CPUやGPUの基本性能はrazr 50から大きく変わっておらず、最新のハイエンド機と比較すると見劣りします。日常使いには十分快適ですが、高負荷なゲームなどを重視するユーザーには物足りないかもしれません。また、razr 50から基本性能があまり変わらない中で価格が据え置き(発売時比較)である点は、コストパフォーマンスを重視するユーザーにとっては悩ましいポイントとなるでしょう。

どんな人に最適か

motorola razr 60は、折りたたみスマホのスタイルは好きだけど、壊れやすさが心配だった人に特におすすめです。IP48の防塵防水性能や強化されたヒンジにより、安心して日常使いできるようになった点は大きな魅力です。また、通知の要約や音声メモといった独自の「moto ai機能に興味があり、最新のスマホ体験を楽しみたい人にも適しています。性能はミドルレンジで十分、それよりもデザインや携帯性、おサイフケータイ®などの実用性を重視するユーザーに最適な一台と言えるでしょう。

Motorola(モトローラ) motorola razr 60|12GB/512GB|SIMフリースマホ 本体 端末|折りたたみスマホ|PB8E0000JP

motorola razr 60の価格・購入先

motorola razr 60の外観。ホワイト。

※価格は2025/12/09に調査したものです。価格は変動します。

モトローラ公式オンラインストア

(MOTO STORE)

115,800円(税込)で販売されています。

モトローラ公式オンラインストアで「motorola razr 60」をチェックする

ECサイト

  • Amazonで104,218円(税込・国内版・PB8E0002JP)、
  • 楽天市場で113,580円(送料無料)、
  • ヤフーショッピングで115,800円、

で販売されています。

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楽天市場で「motorola razr 60」をチェックする

ヤフーショッピングで「motorola razr 60」をチェックする

AliExpressで「motorola razr 60」をチェックする

米国 Amazon.comで「motorola razr 60」をチェックする

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motorola razr 60を安く買う方法

motorola razr 60をできるだけ安く購入するには、IIJmioahamoなどの格安スマホ(MVNO)を利用するのがいいでしょう。また、ドコモ、au、ソフトバンク、などのキャリア(MNO)でもセール・キャンペーンなどで値下げされることがあるので、こまめにチェックしておきましょう。

IIJmio

通常価格(税込)

  • 一括払い:135,800円
  • 24回払い:5,666円/月

のりかえ価格(MNP同時申し込み時の優遇価格)(税込)

  • 一括払い:99,800円
  • 24回払い:4,160円/月

IIJmioで「motorola razr 60」をチェックする

ahamo

motorola razr 60d M-51F

1. 他社からの乗り換え(MNP)

  • いつでもカエドキプログラム適用時:お客さま負担額は66,000円です。これは、スマホ代金82,500円から「5G WELCOME割」の16,500円割引が適用された価格です。
  • 分割支払い(23回)の場合、月々2,869円(*23回)です。
  • 一括払い時:お客さま負担額は109,560円です(「5G WELCOME割」適用後)。
  • 24回分割払いも可能で、月々4,565円です。

2. 新規契約

  • いつでもカエドキプログラム適用時:お客さま負担額は82,500円です(割引なし)。
  • 分割支払い(23回)の場合、月々3,586円(*23回)です。
  • 一括払い時:お客さま負担額は126,060円です。
  • 24回分割払いも可能で、月々5,252円です。

ahamoで「motorola razr 60d M-51F」をチェックする

ドコモ

ドコモでの「motorola razr 60d M-51F」の機種代金(支払総額)は、契約種別にかかわらず一律で126,060円です。

1. いつでもカエドキプログラム利用時の実質負担額
のりかえ(MNP):

  • 66,000円(「5G WELCOME割」16,500円割引適用後)
  • 23か月目に返却した場合、最終回(24回目)の残価43,560円の支払いが不要になります。

新規契約:

  • 82,500円
  • 23か月目に返却した場合、最終回(24回目)の残価43,560円の支払いが不要になります。

機種変更:

  • 87,780円
  • 23か月目に返却した場合、最終回(24回目)の残価38,280円の支払いが不要になります。

2. 一括払い・通常分割払い時の総額

  • 新規契約・機種変更:126,060円
  • のりかえ(MNP):109,560円(「5G WELCOME割」16,500円割引適用後)

ドコモで「motorola razr 60d M-51F」をチェックする

ソフトバンク

ソフトバンクでの「motorola razr 60s」の販売価格(総額)は、契約種別にかかわらず一律で119,520円です。

1. 新トクするサポート+利用時の実質負担額(48回払いで購入し、特典利用時)

他社からのりかえ・新規契約:

  • 22,012円(13か月目または25か月目に特典を申し込み、機種を回収した場合)
  • 25か月目以降の分割支払金がお支払い不要となります。

機種変更:

  • 38,512円(13か月目または25か月目に特典を申し込み、機種を回収した場合)
  • 25か月目以降の分割支払金がお支払い不要となります。

2. 通常の分割払い(48回)

他社からのりかえ・新規契約:

  • 1〜24回目までが1円、25〜48回目が4,979円/月で、総額119,520円です。

機種変更:

  • 1〜12回目までが1円、13〜24回目が3,319円/月、25〜48回目が3,320円/月で、総額119,520円です。

ソフトバンクで「motorola razr 60s」をチェックする

他のおすすめのライバル機種と価格を比較

motorola razr 60」と似た性能をもつスマートフォンも販売されています。価格の比較もできるので、ぜひ参考にしてみてください。

motorola razr 50

モトローラから発売された折りたたみ 5Gスマートフォンです(2024年9月27日 発売)。

Android 14、MediaTek Dimensity 7300X、12GB LPDDR4X メモリ、約6.9インチのメイン pOLED液晶、約3.6インチのアウトOLED液晶、512GB UFS 2.2ストレージ、4200 mAhバッテリー、背面 50MP + 13MPの2眼カメラ、前面32MPのフロントカメラを搭載しています。

また、生成AI Google Gemini、適応型手ブレ補正機能、壁紙の自動生成、30W TurboPower チャージ (充電器は別売り)、15W ワイヤレス充電(Qi対応)(充電器は別売り)、

デュアルステレオスピーカー、Dolby Atmos、IPX8の防水、おサイフケータイ、リフレッシュレート 最大144Hz(アウト:最大90Hz)、NFC、指紋認証、顔認証、USB Type-C (USB 2.0)、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.4、GPSに対応しています。

価格は、Amazonで80,362円(税込)、楽天市場で85,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで99,800円、です。

関連記事:「motorola razr 50」と50s、40、Ultraの違いを解説

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motorola razr 60 ultra

モトローラから発売された折りたたみ式(縦折り)の5Gスマートフォンです(2025年12月12日発売)。

Android 15(Hello UI)、Snapdragon 8 Elite Mobile Platform、16GBメモリ、512GBストレージ、約7.0インチのSuper HD pOLED メインディスプレイ(2992×1224 px)、4インチのpOLEDアウトディスプレイ(1272×1080 px)、4700 mAhバッテリー、背面50MP+50MPの2眼カメラ、前面50MPのフロントカメラを搭載しています。

また、「AI Key」、AI機能「Moto AI」(とりまリスト、Next Move、おまとメモ、Playlist Studioなど)、Google Gemini、IP48防水防塵、、68W TurboPower充電、15Wワイヤレス充電、5Wリバース充電、最大165Hzのリフレッシュレートに対応。

おサイフケータイ、PC連携(「Smart Connect」)、ジェスチャー操作、「Moto Secure」、「au Starlink Direct」、UWB(超広帯域無線)、デュアルステレオスピーカー (Dolby Atmos対応)、指紋認証、顔認証、USB Type-C、5G通信、Wi-Fi 7 (802.11 be)、Bluetooth 5.4、GPSにも対応しています。

価格は、楽天市場で181,469円(送料無料)、ヤフーショッピングで199,800円、AliExpressで260,977円(CN版)です。

関連記事:motorola razr 60 ultraレビュー!50 ultraとの違い

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Galaxy Z Flip7

サムスンから発売された折りたたみ式の5Gスマートフォンです(2025年8月1日発売)。

Android 16、Exynos 2500、12GBメモリ、メインに約6.9インチのDynamic AMOLED 2Xディスプレイ、カバーに約4.1インチのSuper AMOLEDディスプレイ、256GBまたは512GBのストレージ、最大約31時間(動画再生時)駆動する4300mAhバッテリー、背面に約5000万画素+約1200万画素の2眼カメラ、前面に約1000万画素のフロントカメラを搭載しています。

また、AI機能(Google Gemini、「Now Brief」と「Now Bar」、進化したリアルタイム通訳など)、カメラのAI機能(AIズーム、オートズーム、AIによる編集アシスト、クリエイティブAI、AIスケッチ / ポートレートスタジオ)に対応。

リフレッシュレート 120Hz、ピーク輝度2,600nits、光学相当2倍ズーム、4K動画撮影、次世代型ProVisual Engine、IPX8/IP4X防水防塵、おサイフケータイ (NFC)、15Wワイヤレス充電、25W急速充電、4.5W逆ワイヤレス充電、指紋認証、顔認証、USB Type-C、5G通信、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4、GPSにも対応しています。

価格は、Amazonで164,800円(税込・SIMフリー・SM-F766QZKASJP)、楽天市場で164,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで134,900円、米国 Amazon.comで$899.00、です。

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nubia Flip 2

ZTEジャパンから発売された6.9インチになる折りたたみ式の5Gスマートフォンです(2025年1月23日 発売)。

約3インチのサブディスプレイ、6.9インチの有機ELディスプレイ、MediaTek Dimensity D7300X、6GB LPDDR4xメモリ、128GB UFS 3.1ストレージ、4300mAhバッテリー、背面カメラ 50MP+2MPの2眼カメラ、前面32MPのフロントカメラを搭載しています。

また、リアルタイムAI通訳、リアルタイムAI助手IP42防水防塵、シンプルモード、デザリング、指紋認証、顔認証、Type-C (OTG)、5G通信、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.4、GPSに対応しています。

価格は、Amazonで66,109円(Y!mobile版・SIM契約必須)、楽天市場で46,816円(送料無料・中古)、ヤフーショッピングで50,280円(中古)、です。

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