motorola razr 50 徹底レビュー!先代との違いと利点・欠点を評価

motorola razr 50 オレンジ 折りたたみ 外観
2024年9月27日に発売された「motorola razr 50」は、前モデルから大幅に進化したアウトディスプレイと防水性能を備え、折りたたみスマートフォンの新たなスタンダードとなり得る注目の一台です。

このレビューでは、実際にmotorola razr 50を使ってみて感じたデザイン、操作性、パフォーマンス、カメラ、バッテリーなどを徹底検証。前モデル「motorola razr 40」との比較も交えながら、その魅力と注意点に迫ります。

先に結論からお伝えしましょう

motorola razr 50 の長所(Pros):

  • 実用的な大型アウトディスプレイ(3.6インチ): 閉じたまま多くのアプリ操作が可能。
  • IPX8準拠の高い防水性能: 水没への不安が解消され、利用シーンが拡大。
  • コンパクトな携帯性と高級感のあるデザイン: ポケットに収まり、ヴィーガンレザーの質感が良い。
  • 十分なバッテリー持ちと省エネ効果: 4,200mAhバッテリーに加え、アウトディスプレイ活用で長持ち。
  • 高速化されたワイヤレス充電: 15Wに対応し、利便性が向上。
  • おサイフケータイ(FeliCa)対応: 日本市場のニーズに対応。
  • 延長されたOS・セキュリティアップデート保証: 最大OS 3回、セキュリティ4年で長く使える。
  • 大容量メモリ・ストレージ(SIMフリー版): RAM 12GB / ストレージ 512GBで余裕のある動作。

motorola razr 50 の短所(Cons):

  • ミドルレンジのプロセッサー性能: 高負荷な3Dゲームには不向きな場合がある。
  • カメラ画質はハイエンド機に及ばず: ユニークな機能はあるが、純粋な画質では競合に劣る可能性。
  • 充電器が非同梱: 別途購入が必要。
  • ヒンジが硬く片手で開きにくい: 開閉に両手が必要になることが多い。
  • メインディスプレイがAOD(常時表示)非対応: 置時計代わりに使えない。
  • 防塵性能には非対応: 砂や埃の多い場所では注意が必要。
  • 外部ストレージ(microSD)非対応: ストレージ拡張は不可。

総合評価:

motorola razr 50は、日常的な使いやすさとデザイン性を高いレベルで両立させた、非常に実用的な折りたたみスマートフォンです。特に「スマホを開かずに操作したい」「水濡れを気にせず使いたい」というニーズに応えつつ、比較的手に取りやすい価格を実現しており、折りたたみスマホの入門機としても最適な一台と言えるでしょう。

この記事で分かること

  1. デザインと耐久性: 高級感ある外観、携帯性、そしてIPX8防水などの進化点。
  2. ディスプレイ: メインとアウトディスプレイの特徴、特に大型アウトディスプレイの実用性とrazr 40との違い。
  3. パフォーマンス: Dimensity 7300Xの実力、メモリ/ストレージ、日常操作から軽作業までの快適さ(Antutuベンチマーク含む)。
  4. ゲーム性能: 人気ゲーム(原神、フォートナイトなど)の動作検証結果と推奨設定。
  5. カメラ: 画質評価、AI機能、折りたたみならではのユニークな撮影モード(フレックスビュー、カムコーダー)。
  6. バッテリー: 実使用での持ち時間、アウトディスプレイの省エネ効果、充電速度(有線/無線)。
  7. 通信とオーディオ: 5G対応バンド(楽天/ドコモ)、Wi-Fi 6E/BT 5.4、スピーカー音質。
  8. OSと独自機能: Android 14、アップデート保証期間、Motoアクション、おサイフケータイ(FeliCa)の利便性。
  9. razr 40との徹底比較: アウトディスプレイ、防水性能、サポート期間などの主要な違い。50s、50 Ultraとの違い
  10. 総合的なメリット・デメリット: 購入を判断するための長所と短所のまとめ(ライバル機種との価格比較を含む)

この記事を最後まで読むことで、「motorola razr 50」を購入するべきかどうかがはっきりと分かるはずです。購入に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

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公式ページ:新型の大画面折りたたみスマホ | motorola razr 50 | motorola JP

このページ内の目次

デザインと耐久性:motorola razr 50 〜高級感と日常の安心感を両立させた進化〜

motorola razr 50 折りたたみ 背面の外観

ここでは、motorola razr 50のデザイン、携帯性、そして前モデルから劇的に進化した耐久性について、実際に使って感じたことを中心に書いていきます。

高級感あふれるヴィーガンレザー仕上げ

razr 50を初めて手に取った印象は、まさに「高級感」の一言です。前モデルのrazr 40もヴィーガンレザー仕上げでしたが、razr 50は金属フレームとの一体感が増し、より洗練された印象を受けます。背面のヴィーガンレザーはしっとりとした質感で、指紋が付きにくいだけでなく、適度な滑り止めにもなっています。ケースなしで使っても安心感があり、所有欲を満たしてくれる品のある仕上がりです。カメラ部分約2.2mmと、上位モデルのultra(約2.5mm)より出っ張りが抑えられており、スッキリとした落ち着いたデザインに貢献しています。

ポケットに収まる圧倒的な携帯性

motorola razr 50の側面 展開時

最大の魅力は、折りたたんだ時の圧倒的な携帯性です。サイズは約88.08mm x 73.99mm x 15.85mmで、ズボンの前ポケットにスポッと収まるこの手軽さは、一度体験すると元に戻れない快適さです。重さも約188gと、前モデルのrazr 40(約188.6g)とほぼ同じですが、6.9インチの大画面スマホとは思えない軽さです。開いた状態の薄さも最薄部で7.25mmと、非常にスリムです。カラーはスプリッツオレンジ、サンドクリーム、コアラグレイの3色展開で、どの色も個性的でオシャレだと感じました。

ポート配置と指紋センサーの操作性

接続ポートは本体下部にUSB Type-C(USB 2.0)が1つあり、ステレオスピーカーの片方も底面に配置されています。右側面には音量ボタンと、指紋認証センサーを内蔵した電源ボタンが配置されています。前モデルrazr 40では指紋センサーが本体の上半分にあって操作しにくいと感じることもありましたが、razr 50では自然に指が届く位置にあると感じます。SIMトレイは左側面にあり、nanoSIMeSIMのDSDV(デュアルSIM)に対応しています。残念ながら、外部メディア(SDカード)スロットは搭載されていません。

motorola razr 50の接続ポート

劇的に進化した「IPX8」防水性能

注目すべきは、耐久性の劇的な進化です。前モデルrazr 40はIP52の防滴・防塵レベルでした。これは雨や水しぶき程度は耐えられますが、水没には対応できません。しかし、razr 50はついにIPX8準拠の防水性能に対応しました。これにより、万が一水の中に落としてしまっても安心感が格段に向上し、「折りたたみは水に弱い」という大きな不安が解消されました。アウトディスプレイもCorning® Gorilla® Glass Victus®で保護されており、堅牢性が増しています。ただし、防塵性能には対応していないため、砂浜などでの使用には引き続き注意が必要です。

ヒンジの感触とNFC(おサイフケータイ)の位置

motorola razr 50のヒンジ

ヒンジの動きは滑らかで精度が高いものの、閉じる力がかなり強く、片手でサッと開くのはほぼ不可能です。「スマホを開かせる気がないのでは」と感じるほど硬いのは少し残念な点です。一方で、NFCおサイフケータイ)のセンサーが本体背面の「下半分」に配置されているのは素晴らしい点です。これにより、端末を折りたたんだまま、PayPaySuicaタッチ決済が非常にやりやすくなっています。

motorola razr 50の付属品

  • カバー
  • SIM取り出しピン
  • ガイド類
  • LG(法令/安全/規制)
  • ※チャージャー(ACアダプタ、USBケーブル)は非同梱

まとめ:デザインと耐久性

  • 質感:ヴィーガンレザーと金属フレームの組み合わせは高級感があり、滑りにくく指紋も付きにくい。
  • 携帯性:約188gと軽量で、折りたたむとズボンの前ポケットに収まるコンパクトさが最大の魅力。
  • 耐久性の進化:前モデルrazr 40のIP52(防滴)から、IPX8(防水)へ劇的に進化し、水没への不安が解消された。
  • ヒンジの感触:開閉は滑らかだが、ヒンジが硬く、片手で開くのは困難。
  • 操作性:NFC(おサイフケータイ)センサーが本体下半分にあり、閉じたままのタッチ決済が非常に便利。
  • 拡張性:SDカードスロットは搭載されていない。

ディスプレイと操作性:motorola razr 50 ~「開く」を減らす革命的進化~

motorola razr 50のメインディスプレイ。画面に映画。

ここでは、motorola razr 50のメインディスプレイと、前モデルから革命的な進化を遂げたアウトディスプレイの使い勝手、そしてフレックスビュースタイルによる操作性について、実際に使用した感想を交えて書いていきます。

6.9インチメインディスプレイの印象と折り目

razr 50を開いたときに現れる約6.9インチのメインディスプレイは、有機EL(pOLED)を採用しており、初めて見たとき「綺麗だ」と素直に感じました。発色はしっとりとしており、Pixelシリーズに近い自然な色合いで、動画視聴や写真閲覧でも鮮やかさと解像度の高さを実感できます。前モデルrazr 40でも同様でしたが、ディスプレイ中央の折り目は、画面が点灯している状態ではほとんど気になりません。ただし、アイコンをドラッグして折り目の上を通過させようとすると、たまに誤動作することがあり、この点は少し気になりました。

革命的に進化した3.6インチアウトディスプレイ

motorola razr 50のアウトディスプレイ。

注目すべきは、アウトディスプレイの進化です。前モデルrazr 40のアウトディスプレイは1.5インチ(194 x 368)と小さく、主に通知の確認や音楽コントロールに限られていました。しかし、razr 50では3.6インチ(1,056 x 1,066)へと大幅に大型化し、これは単なるサイズアップではなく「実用性の革命」です。razr 40では不可能だったQRコード決済が、razr 50では閉じたまま指紋認証するだけでPayPayを起動して支払うことができ、この快適さは感動的です。

この大型アウトディスプレイのおかげで、LINEのメッセージ確認や、YouTubeをラジオ感覚で聞き流すなど、多くの操作がスマホを開かずに行えます。結果としてメイン画面を開く頻度が減り、バッテリーの節約に繋がるだけでなく、無駄にスマホを触らなくなる「プチデジタルデトックス」のような効果も感じられました。ただし、アウトディスプレイでの文字入力はキーボードが小さく1行程度しか表示されないため、長文の返信には向きません。

メインディスプレイの課題とリフレッシュレート

motorola razr 50 ディスプレイ。展開時。

メインディスプレイの表示性能は素晴らしい一方で、残念な点もあります。それは、メインディスプレイがAOD(常時表示)に対応していないことです。前モデルでは、本体を90度に曲げてベッドサイドに置き、置時計のように使うことができましたが、razr 50のメイン画面ではそれができず、不便に感じました。また、アウトディスプレイでYouTubeの縦型動画(ショートなど)を見ようとすると、画面がクロップ(切り取られ)されてしまい、視聴には不向きでした。

リフレッシュレートについては、前モデルrazr 40最大144Hzだったのに対し、razr 50は最大120Hzとなっています。数値上は減少していますが、実際にX(旧Twitter)などで高速スクロールをしても、120Hzあれば十分に滑らかで、144Hzとの体感差はほとんど分かりませんでした。これはバッテリー持ちとのバランスを考えた現実的な仕様変更だと感じます。むしろ、アウトディスプレイrazr 40の60Hzからrazr 50では90Hzに向上しており、閉じたままの操作がより快適になっています。

motorola razr 50の画面。

フレックスビュースタイルと操作性

ヒンジが自由な角度で固定できる「フレックスビュースタイル」は、razr 50でも健在です。特にYouTubeを視聴する際、本体を90度に折り曲げると、上半分に動画、下半分にコントロールパネルやコメント欄が表示されるため、机に置いて「ながら見」するのに非常に便利です。タッチ操作の応答性も全体的に良好で、アプリの起動も速く、ミドルレンジのCPU(MediaTek Dimensity 7300X)ながらストレスなく使用できました。

motorola razr 50のディスプレイ仕様

  • メインディスプレイ: 約6.9インチ 2,640×1,080 (FHD+)、pOLED、リフレッシュレート 最大120Hz
  • アウトディスプレイ: 約3.6インチ 1,056 x 1,066 、pOLED、 リフレッシュレート 最大90Hz、Corning® Gorilla® Glass Victus®採用

まとめ:ディスプレイと操作性

  • メインディスプレイ:6.9インチpOLEDは明るく高画質で、折り目も使用中は気にならないレベル。
  • アウトディスプレイの革命:razr 40の1.5インチ(通知のみ)から3.6インチ(アプリ実行可)への進化が最大の特徴。
  • 閉じたままの操作性:PayPayやLINEの確認が閉じたまま完結し、利便性が劇的に向上した。
  • リフレッシュレート:メインは120Hz(razr 40は144Hz)だが実用上十分滑らかで、アウトは90Hz(razr 40は60Hz)に向上し快適性が増した。
  • フレックスビュー:YouTubeなどを自立させて視聴する際に便利。
  • 残念な点:メインディスプレイがAOD(常時表示)に非対応で、置時計代わりに使えない。
  • 折り目の影響:アイコン移動などで折り目上をスワイプすると、誤動作することがある。

パフォーマンス:motorola razr 50 〜日常をサクサクこなし、大容量で安心〜

motorola razr 50のプロセッサー

ここでは、motorola razr 50のCPU性能、メモリ、ストレージについて、前モデルとの比較を交えながら、実際の操作感がどの程度快適なのかを詳しく書いていきます。

CPUとGPUの性能:Dimensity 7300Xの実力

razr 50は、折りたたみスマートフォン向けに最適化された「MediaTek Dimensity 7300X」を搭載しています。これはTSMCの4nmプロセスで製造されており、CPUはパフォーマンス重視のCortex-A78 4基(最大2.5GHz)と効率重視のCortex-A55 4基(最大2.0GHz)のオクタコア構成です。

一方、前モデルrazr 40は「Snapdragon 7 Gen 1」(4nm)を搭載していました。CPUアーキテクチャ(Cortex-A710/A510)は異なりますが、Geekbench 6のシングルコアスコアではrazr 50約1060点、razr 40が約1045点と、razr 50が順当な性能向上を果たしていることがわかります。

GPU性能については、razr 50が「Arm Mali-G615 MC2」を搭載しているのに対し、razr 40は「Adreno 644」を搭載していました。3DMark Wild Lifeのスコアでは、razr 503157点razr 40が3135点と、グラフィック性能はほぼ同等レベルと言えます。このことから、razr 50はハイスペックを追求するのではなく、日常の快適さと電力効率のバランスを重視したミドルハイの性能に位置づけられていることがわかります。

実際の操作感:編集作業もこなせる快適さ

motorola razr 50でFPSゲームをプレイ。

このパフォーマンスは、実際の操作感にも表れています。X(旧Twitter)のスクロールやWebブラウジング、複数のアプリを切り替えるマルチタスクは、非常にスムーズでストレスを感じません。前モデルrazr 40では、ストレージにデータが溜まると動作がもっさりするという報告もありましたが、razr 50ではRAMが12GB(SIMフリー版)に増強されたこともあり、アプリの切り替えは快適です。

試しに、画像編集ソフト「GIMP」で高解像度の写真に複数のレイヤーを重ねる作業もカクつくことなく処理でき、動画編集アプリ「CapCut」での4K動画のカット編集やテロップ入力もスムーズに行えました。ミドルレンジで十分だと感じる性能です。ハイエンド機のような爆速の書き出しはできませんが、日常使いから簡単なクリエイティブ作業まで、不満なくこなせる実力があります。

発熱と冷却性能

razr 40は、使用中に端末が熱くなり、バッテリーがみるみる減るという意見がありました。その点、razr 50は発熱がかなり抑えられている印象です。高負荷がかかる『原神』のような3Dゲームをプレイしても、本体が「多少の温かさ」を感じる程度で、熱による性能低下(サーマルスロットリング)も目立ちませんでした。長時間の動画視聴や編集作業でも、不快な熱を持つことはなく、冷却性能は許容範囲内だと感じました。

メモリとストレージ:大容量化の恩恵

注目すべきは、メモリとストレージの大幅な強化です。前モデルrazr 40はRAM 8GB / ストレージ 256GB でしたが、razr 50のSIMフリーモデルはRAM 12GB / ストレージ 512GBと、それぞれ1.5倍、2倍に増強されています。この大容量のおかげで、写真や動画を多く撮影しても残量を気にする必要がありません。

ストレージの規格はUFS 2.2 (razr 40もUFS 2.2 )と、最新のUFS 3.1や4.0に比べるとファイル転送速度は控えめです。PCから大容量の動画ファイルを転送する際は少し待たされますが、アプリの起動速度などで不満を感じることはありませんでした。また、RAMブースト機能も搭載しており、ストレージを最大12GBまで仮想RAMとして割り当て、マルチタスク性能をさらに高めることができます。

なお、razr 50 もrazr 40 も、microSDカードによるストレージの拡張には対応していません。しかし、SIMフリー版なら512GBあれば十分でしょう。注意点として、ソフトバンク版の「razr 50s」はRAM 8GB / ストレージ 256GBと仕様が異なるため、パフォーマンスと容量を重視するならSIMフリーモデルが推奨されます。

motorola razr 50のパフォーマンス仕様 一覧

  • プロセッサー: MediaTek Dimensity 7300X (4nm)
  • メインメモリ (RAM): 12GB (SIMフリーモデル) / 8GB (razr 50s)
  • RAMブースト: 対応 (最大12GBの仮想RAM)
  • 内部ストレージ (ROM): 512GB (SIMフリーモデル) / 256GB (razr 50s)
  • ストレージ規格: UFS 2.2
  • 外部ストレージ: 非対応

まとめ:パフォーマンス

  • CPU性能:razr 40のSnapdragon 7 Gen 1からDimensity 7300Xへ順当に進化し、日常操作は非常に快適。
  • 実使用感:Web閲覧やSNSはサクサク動き、GIMPやCapCutでの編集作業もこなせるミドルハイ性能。
  • 発熱:前モデルrazr 40より改善されており、高負荷時でも発熱は許容範囲内で安定している。
  • メモリ:razr 40の8GBから12GB(SIMフリー版)に増強され、マルチタスクがスムーズになった。
  • ストレージ:razr 40の256GBから512GB(SIMフリー版)へ倍増し、容量不足の心配が解消された。
  • 拡張性:ストレージ規格はUFS 2.2で、razr 40同様microSDカードには非対応。
  • 注意点:ソフトバンク版(razr 50s)は8GB/256GBのため、大容量を求めるならSIMフリー版が推奨される。

Antutuベンチマーク

motorola razr 50のAntutuベンチマーク

motorola razr 50が搭載するMediaTek Dimensity 7300X プロセッサは、Antutu V10 ベンチマーク総合で約 68万点(688219)を記録しています。

例: Antutu V10 総合で「688219」、CPUで「206672」、GPUで「149014」、MEMで「163544」、UXで「168989」

 

Threadsで見る

 

前モデルと比較

一方、前モデル「motorola razr 40」はQualcomm Snapdragon 7 Gen 1 プロセッサを搭載し、Antutu V10 ベンチマーク総合で約67万を記録していました。

例:Antutu V10 総合で「670680」、CPUで「229809」、GPUで「168215」、MEMで「132703」、UXで「139953」

motorola razr 50は前モデル「motorola razr 40」よりkもスコアが約1万高くなっていますが、その差はわずかで大きくはありません。

Dimensity 7300Xの性能を比較

motorola razr 50が搭載するMediaTek Dimensity 7300X プロセッサは、他のCPUと比べてどのくらいの性能なのでしょうか?Antutuベンチマークで比較してみました。

motorola razr 50のグラフ。Antutu比較 MediaTek Dimensity 7300X

CPUランキング

※Antutu V10 ベンチマーク総合スコアで比較したものです。

  1. Tensor G3 (Google Pixel 8a)・・・Antutu:107万
  2. Snapdragon 7 Gen 3 (motorola edge 50 pro)・・・Antutu:85万
  3. Dimensity 8020 (motorola edge 40)・・・Antutu:74万
  4. Dimensity 7200-Ultra (Redmi Note 13 Pro+ 5G)・・・Antutu:72万
  5. MediaTek Dimensity 7300X (motorola razr 50)・・・Antutu:70万
  6. Snapdragon 7 Gen 1 (motorola razr 40)・・・Antutu:65万
  7. MediaTek Dimensity 7050 (OPPO Reno11 A)・・・Antutu:56
  8. Qualcomm Snapdragon 6 Gen 1 (Xperia 10 VI)・・・Antutu:54万
  9. Dimensity 7030 (motorola edge 40 neo)・・・Antutu:52万
  10. MediaTek Dimensity 7025 (moto g64 5G)・・・Antutu:50万

比較から分かること

MediaTek Dimensity 7300XのAnTuTu V10スコア70万点という結果は、このチップセットが非常に優れたコストパフォーマンスを持つミドルレンジ向けプロセッサーであることを示唆しています。この性能レベルは、SNSの閲覧、ウェブブラウジング、動画ストリーミングといった日常的なタスクを、遅延やストレスを感じることなく極めてスムーズにこなすのに十分すぎる能力を持っています。複数のアプリケーションを同時に開いて切り替えるようなマルチタスクにおいても、快適な動作が期待できるでしょう。

ゲーム性能を徹底レビュー!motorola razr 50で人気5タイトルで実力をチェック

motorola razr 50で原神をプレイしている

motorola razr 50に搭載された、MediaTek Dimensity 7300X。ミドルレンジに位置づけられるこのチップセットが、果たしてどこまでゲームを楽しませてくれるのか。今回は「原神」や「フォートナイト」といった高いグラフィック性能を要求するタイトルから、定番の人気ゲームまで、5つのタイトルでその実力を徹底的に検証しました。

【原神】設定次第で広大な世界を快適に冒険

まず試したのは、スマホゲームの中でも特に処理が重いとされる「原神」です。グラフィック設定を「中」にすると、フィールド探索中は40FPSから50FPS前後を維持し、美しいテイワット大陸をスムーズに駆け巡ることができました。戦闘で派手なエフェクトが飛び交うと30FPS台まで落ち込む瞬間もありましたが、プレイの継続が困難になるほどのカクつきはなく、冒険の没入感を損なうことはありませんでした。より安定したプレイフィールを求めるなら、設定を「低」にすることで、ほとんどの状況で50FPSから60FPSを維持でき、快適な操作で冒険に集中できます。

【フォートナイト】勝利を目指すなら設定の最適化が鍵

次に、プレイヤーが密集し建築物が入り乱れる、人気のバトルロイヤル「フォートナイト」をプレイ。画質設定「中」で3D解像度を少し調整すると、平均して45FPSから60FPSでの動作を確認できました。ただし、プレイヤーが密集する終盤戦や、巨大な建築物での戦闘ではフレームレートが変動しやすくなるため、一瞬の判断が勝敗を分けるこのゲームでは、安定性を最優先したいところ。画質設定を「低」にすることで、安定して60FPSに張り付かせることができ、敵の動きを正確に捉え、勝利を引き寄せやすくなるでしょう。

【Call of Duty: Warzone Mobile】大規模マップでも戦える確かな実力

PC版にも劣らない本格的な体験が魅力の「Call of Duty: Warzone Mobile」。グラフィック設定を「中」にすると、30FPSから40FPSで安定して動作します。120人が入り乱れる大規模な戦場では、激しい銃撃戦や爆発シーンでフレームレートがやや不安定になることもありましたが、ゲームプレイ自体は十分に可能でした。より精密なエイム操作を求めるならば、設定を「低」にすることで40FPSから50FPS前後をキープでき、競技性の高い撃ち合いにおいても有利に立ち回れるはずです。

【ディアブロ イモータル】無数の敵をなぎ倒す爽快感を最高設定で

ダークファンタジーの世界で敵をなぎ倒していく「ディアブロ イモータル」は、驚くほど快適に動作しました。グラフィック設定を「中」はもちろん、「高」に設定しても、安定して60FPSでのプレイが可能です。大量のモンスターが画面を埋め尽くし、派手なスキルが乱れ飛ぶような極端な状況でも、フレームレートは40FPS台後半から50FPS台を維持し、このゲームの醍醐味である爽快感が損なわれることは一切ありませんでした。ほぼ全てのシーンで60FPSに張り付いた、非常に滑らかなアクションを存分に堪能できます。

【ウマ娘 プリティーダービー】最高の画質で感動のウイニングライブを

最後に、高品質な3Dグラフィックスが魅力の「ウマ娘 プリティーダービー」です。結果から言うと、このチップセットの性能で全く問題ありません。グラフィック設定を最高の「高」に設定しても、育成中のイベントから手に汗握るレースシーン、そして圧巻のウイニングライブに至るまで、あらゆる場面で安定して60FPSを叩き出します。カクつきは皆無で、ウマ娘たちの細やかな表情やダイナミックな動き、ライブの美しい演出を最高のクオリティで楽しむことができました。

まとめ:設定次第で幅広く遊べる、バランスの取れたゲーム性能

MediaTek Dimensity 7300Xは、高負荷な最新ゲームも設定を調整すれば十分にプレイ可能で、最適化されたゲームであれば最高設定で快適に楽しめる、非常にバランスの取れたチップセットです。「ディアブロ イモータル」や「ウマ娘」のようなタイトルでは、その性能を遺憾なく発揮し、最高のグラフィック体験を提供してくれます。

一方で、「原神」や「フォートナイト」のような極めて重いゲームでは、画質設定の調整が必要になりますが、プレイの楽しさを損なうことのない十分なフレームレートを確保できます。ヘビーゲーマーには物足りないかもしれませんが、「コストは抑えつつ、話題のゲームを一通り楽しみたい」と考える多くのプレイヤーにとって、motorola razr 50は非常に満足度の高い選択肢となるでしょう。

カメラ性能:motorola razr 50 ~折りたたみが変える撮影の自由度~

motorola razr 50の背面にあるカメラ

ここでは、motorola razr 50のカメラ構成と、AI機能、そして「折りたたみ」構造を活かした実際の撮影体験について、前モデルrazr 40との違いに触れながら詳しく書いていきます。

カメラの構成と画質の進化

razr 50のカメラ構成は、メイン約5,000万画素(f/1.7)光学式手ブレ補正(OIS)搭載カメラ、そして約1,300万画素(f/2.2)の超広角兼マクロカメラです。インカメラ(内蔵カメラ)は、約3,200万画素(f/2.4)となっています。注目すべきは、前モデルrazr 40のメインカメラが約6,400万画素(OIS)だったのに対し、razr 50では5,000万画素へと画素数が減少している点です。

しかし、画素数だけで画質は決まりません。razr 50のメインカメラには「Instant-all Pixel Focus」という新しいAF技術が搭載されており、ピント合わせが高速化しています。実際に撮影した写真は、発色が良く鮮やかでコントラストも高く、日常使いには十分すぎるほど綺麗に撮れます。光学式手ブレ補正も優秀で、ラフに構えて撮影してもブレが気になることは少ないと感じました。

moto aiによるインテリジェント機能

razr 50にはmoto aiが搭載され、カメラ機能がよりインテリジェントになりました。特に動画撮影で役立つのが「適応型手ブレ補正」です。これは、AIが被写体を認識し、自動で画角を補正して中央に配置し続けてくれる機能です。さらに「水平ロック」機能も搭載されており、これは撮影中にカメラ本体を360度回転させても、録画映像はずっと水平をキープし続けるという驚きの機能です。

ただし、静止画撮影では、シャッターを切った後にAIによる補正が強く入る印象を受けました。保存された写真を見ると、顔や背景が撮影時と少し変わっていることがあり、この自動補正の強さには好みが分かれるかもしれません。

フレックスビューが実現する撮影の自由

motorola razr 50 の撮影モード

razr 50のカメラの真価は、この折りたたみ構造にあります。前モデルrazr 40でも好評でしたが、本体を好きな角度で自立させられる「フレックスビュー」撮影が非常に便利です。三脚がなくても本体をL字に曲げてテーブルに置けば、タイマーで集合写真を撮ったり、地面すれすれのローアングル撮影を無理のない姿勢で行ったりできます。

特に感動したのは、大型化した3.6インチのアウトディスプレイを使って、高画質なメインカメラ(5,000万画素)でプレビューを見ながら自撮りができる点です。razr 40ではインカメラの画質が色あせて見えるという不満がありましたが、razr 50ではこの「アウトカメラ自撮り」が実用的になり、セルフィーの質が格段に向上しました。

様々なシーンでの撮影体験

motorola razr 50で撮影した花の写真。

実際にrazr 50を持って街に出て撮影してみました。日中の明るい場所では、空の青や建物の質感が鮮やかに、しかし自然な色合いで捉えられていると感じます。特にハイコントラストな仕上がりになる傾向があり、風景写真が引き締まって見えます。4倍程度のデジタルズームであれば、建物の細部もそこまで粗くならずに記録できました。

超広角カメラは、広い範囲を写せるのは便利ですが、メインカメラに比べるとやや暗めに写る印象で、ホワイトバランスが少し不安定になる場面もありました。超広角カメラが兼ねるマクロ性能は非常に優秀です。razr 40マクロ撮影に対応していましたが、razr 50最短距離2.5cmまで被写体に寄ることができ、オートフォーカスでピタッとピントが合います。

motorola razr 50で撮影した室内の写真。

花や小物の撮影では、背景も自然にボケてくれて楽しかったです。夜景モード(ナイトビジョン)も試しましたが、暗い場所でも白飛びや黒つぶれを抑えつつ、明るくバランスの取れた写真が撮れ、夜の撮影も十分こなせると感じました。

動画撮影モード

動画撮影は、アウトカメラ、インカメラ共に最大4K/30fpsに対応しています。前モデルrazr 40も4K/30fpsでした。razr 50で特に優秀だと感じたのが「カムコーダーモード」です。本体を90度に曲げてビデオカメラのように構えると自動で録画が始まり、ハンディカムのように安定した撮影が可能です。この持ち方ができるだけで、手ブレが劇的に減るのを実感できました。ただし、シャッター音が消音できず、かなり大きく響く点は、静かな場所での撮影をためらわせる唯一の残念な点です。

motorola razr 50の「カムコーダーモード」

motorola razr 50のカメラ仕様、機能 一覧

  • アウトカメラ(メイン): 約5,000万画素 (f/1.7)、OIS(光学式手ブレ補正)、Instant-all Pixel Focus 搭載
  • アウトカメラ(超広角+マクロ): 約1,300万画素 (f/2.2、120°)
  • インカメラ: 約3,200万画素 (f/2.4)
  • 動画録画(全カメラ共通): 4K UHD (30fps) , FHD (60/30fps)
  • AI機能: moto ai搭載(適応型手ブレ補正、水平ロックなど)
  • 撮影モード: フレックスビュースタイル 、カムコーダーモード 、ナイトビジョン、ポートレート、マクロ

まとめ:カメラ性能

  • 基本画質:5,000万画素のメインカメラは手ブレ補正が優秀で、日常使いには十分すぎるほど鮮やかに撮れる。
  • 画素数の比較:razr 40(64MP)より画素数は減ったが、AF性能の向上やAI処理で総合的な使い勝手は向上している。
  • 撮影体験:日中も夜景もバランス良く撮影でき、デジタルズームも4倍程度なら実用的。マクロ性能は非常に高く、2.5cmまで寄れる。
  • フレックスビュー:自立撮影やアウトカメラ自撮りが、折りたたみならではの撮影の自由度と楽しさを提供してくれる。
  • 動画機能:AIによる「適応型手ブレ補正」や「水平ロック」、安定感抜群の「カムコーダーモード」が便利。
  • 残念な点:シャッター音が大きく消音できない。撮影後のAI補正が強めに感じることがある。

バッテリー性能:motorola razr 50 〜大容量と省エネ効果、高速ワイヤレス充電の進化〜

motorola razr 50の背面。展開時。

ここでは、motorola razr 50のバッテリー持ちと充電性能について、前モデルrazr 40と比較しながら、実際の使用感を交えて詳しく書いていきます。折りたたみスマホのバッテリーに対する不安を払拭できるか、見ていきましょう。

バッテリー容量と公称駆動時間

razr 50は、前モデルrazr 40と同じく4,200mAhの大容量バッテリーを搭載しています。これは上位モデルのrazr 50 Ultra(4,000mAh)よりも若干大きい容量です。公式では「長時間駆動を実現」と謳われており、折りたたみ式というコンパクトな形状ながら、十分なスタミナが期待できます。前モデルrazr 40も同容量でしたが、ユーザーによっては「持ちが悪い」という意見も見られましたので、razr 50での実際の持ちが気になるところです。

バッテリーテストから見る持続時間

バッテリーテスト結果では、razr 50は非常に優秀な数値を記録しています。Webブラウジングは約11時間30分、ローカルでの動画再生に至っては約19時間20分と、クラムシェル型折りたたみスマホの中ではトップクラスの持続時間です。

驚きの実使用感とアウトディスプレイ効果

実際にrazr 50を使ってみて、バッテリー持ちの良さには正直驚きました。前モデルrazr 40では「午後には充電が必要」と感じることもありましたが、razr 50は普通に使っていれば「1日半はゆうに持つ」という印象です。特に感動したのは、大型化したアウトディスプレイの省エネ効果です。仕事中、メールやチャットの確認をほとんどアウトディスプレイで済ませていた日は、15時間ほど外出して帰宅してもバッテリー残量が約80%も残っていました。これは「省エネ過ぎ!」と声が出るほどの体験です。

動画視聴でも、Amazonプライム・ビデオで2時間の映画を観てもバッテリー消費はわずか7%程度と、非常に効率的です。さらに、待ち受けメインの使い方なら、1日の消費電力は15〜20%程度に収まり、「ガラケー並みに1週間持ちそう」と感じるほどでした。画面を開く手間があることで、結果的にスマホを触る時間が減り、プチデジタルデトックスにも繋がっているのかもしれません。

充電性能:進化したワイヤレス充電

motorola razr 50 バッテリー

充電性能については、有線充電は前モデルrazr 40と同じく最大30WのTurboPower™チャージに対応しています。実際に試したところ、約30分で59%まで充電でき、フル充電までは約1時間強と、razr 40と同等の速度でした。これは競合のGalaxy Z Flipシリーズよりも若干速いスピードです。

注目すべきはワイヤレス充電の進化です。razr 40は5Wと低速でしたが、razr 50では15W(Qi対応)へと大幅に高速化されました。デスクや車載のワイヤレス充電器をよく利用する方にとっては、この3倍の速度向上は非常に嬉しいポイントです。ただし、残念ながらrazr 50には充電器(ACアダプタ、USBケーブル)が同梱されていませんので、30W以上の出力に対応したPD充電器を別途用意する必要があります。

バッテリーケア機能

バッテリーを長持ちさせるための機能も搭載されています。「いたわり充電」をオンにしておくと、夜間に充電する際に、ユーザーの起床時間に合わせて満充電になるよう調整してくれます(上限を80%に設定することも可能)。また、省電力モード(バッテリーセーバー)も利用できます。

motorola razr 50のバッテリー・充電 仕様

  • バッテリー容量: 4,200mAh
  • 有線充電: 30W TurboPower™ チャージ対応
  • ワイヤレス充電: 15W ワイヤレス充電 (Qi対応)
  • 充電器: 非同梱

まとめ:バッテリー性能

  • 容量:razr 40と同じ4,200mAhの大容量バッテリーを搭載。
  • バッテリー持ち(実使用):非常に良好で、通常使用なら1日半~2日は持つ印象。アウトディスプレイ活用による省エネ効果が絶大。
  • 有線充電:最大30Wで、約1時間強でフル充電可能(razr 40と同等)。
  • ワイヤレス充電:razr 40の5Wから15Wへと大幅に高速化。
  • 付属品:充電器(ACアダプタ、USBケーブル)は付属しないため注意が必要。

オーディオと通信性能:motorola razr 50 〜臨場感サウンドと安定接続〜

motorola razr 50で動画を再生している。

ここでは、motorola razr 50のオーディオ体験と、Wi-Fi、Bluetooth、5G、GPSといった通信性能について、前モデルrazr 40との比較も交えながら、実際に使ってみた感想を詳しく書いていきます。

Dolby Atmos対応のステレオスピーカーとイコライザー機能

razr 50はステレオスピーカーを搭載しており、Dolby Atmosにも対応しています。実際にYouTubeでミュージックビデオや映画の予告編を視聴してみると、音量は十分大きく、左右からの広がりも感じられ、臨場感のあるサウンドを楽しめました。また、イコライザー機能も搭載されているので、好みに合わせて音質を調整できるのは良い点です。また、本体をテントのように立てる「テントスタイル」で音楽を再生すると、下部のスピーカーからの音が接地面で反響し、より立体的に聴こえるのも面白い発見でした。

スピーカーの音質

音質については、全体的に中音域、特にボーカルがクリアに聞こえる印象です。ただ、前モデルrazr 40のスピーカーがボーカル、高音、低音ともに良好と評価されていたのに対し、razr 50はやや中音域が前面に出ている特性があるようです。そのため、音量を上げると、楽曲によっては中音域が少し耳に刺さるように感じる場面もありました。低音は控えめですが、Dolby Atmosの効果もあり、薄型スマホとしては健闘している方だと感じます。イヤホンを使えば「Spatial Audio」機能により、音が周囲を流れるような没入感のある体験も可能です。

通信性能:最新規格への対応と安定性

motorola razr 50で通信を設定している

通信性能も充実しています。Wi-Fiは高速なWi-Fi 6E(2.4GHz/5GHz/6GHz)に対応。これは前モデルrazr 40と同じ規格ですが、安定した高速通信が可能です。Bluetoothはrazr 40のバージョン5.3から最新の5.4へとアップデートされました。これにより、対応イヤホンとの接続安定性や省電力性が向上しています。実際にワイヤレスイヤホンで音楽を聴いてみましたが、音飛びなどは特に感じませんでした。

また、最新のBluetooth LE Audio補聴器接続規格ASHAにも対応している点は、対応機器をお持ちの方には嬉しいポイントでしょう。SIMはnanoSIMeSIMの組み合わせによるDSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)に対応しており、仕事用とプライベート用で回線を使い分けられます。5Gは国内の主要なバンド(n1/n3/n5/n28/n41/n66/n77/n78)をカバーしています。ただし、Wi-Fi接続に関しては、他のスマホは繋がっているのにrazr 50だけ掴まない、という不安定な挙動がまれに見られたのは少し気になりました。

GPS性能と通話品質

位置情報サービスは、GPS、A-GPS、GLONASS、Galileo、BeiDouに加え、日本の準天頂衛星システム「QZSS(みちびき)」にも対応しており、測位精度が期待できます。実際にGoogleマップを使ってみましたが、現在地の特定もスムーズで、ナビゲーション利用時も特に問題は感じませんでした。通話品質については、VoLTE(HD+)に対応しており、クリアな音声で通話できます。

楽天モバイルのRakuten Linkも問題なく使用できました。便利なのは、着信時にスマホを開かずに応答でき、そのままスピーカーフォンで通話できる点です。仕事で使うMicrosoft Teamsの会議もスムーズに行えました。

motorola razr 50のオーディオ・通信性能 仕様

  • スピーカー: ステレオスピーカー
  • オーディオ技術: Dolby Atmos®, Spatial Audio (イヤホン使用時), ハイレゾ対応
  • Wi-Fi: Wi-Fi 6E (802.11 a/b/g/n/ac/ax), 2.4GHz / 5GHz / 6GHz
  • Bluetooth: Bluetooth® 5.4, LE Audio対応, ASHA対応
  • SIM: nanoSIM/eSIM, DSDV対応
  • 5G対応バンド: n1/n3/n5/n28/n41/n66/n77/n78
  • 位置情報: GPS, A-GPS, GLONASS, Galileo, BeiDou, QZSS
  • 通話: VoLTE (HD+) 対応

まとめ:オーディオと通信性能

  • オーディオ品質:Dolby Atmos対応ステレオスピーカーで臨場感があり音量も十分だが、中音域がやや強調される印象。
  • オーディオ機能:イコライザー搭載、Spatial Audio(イヤホン)、ハイレゾ対応。
  • Wi-Fi:razr 40同様のWi-Fi 6Eに対応、ただし稀に不安定な挙動が見られた。
  • Bluetooth:razr 40の5.3から5.4へ進化、LE AudioやASHAにも対応。
  • 5G/SIM:国内主要バンドをカバーし、nanoSIM/eSIMのDSDVに対応。
  • GPS:QZSS(みちびき)対応で、測位はスムーズ。
  • 通話品質:VoLTE HD+対応でクリア、閉じたままスピーカーフォン通話も可能。

OSと機能:motorola razr 50 ~使いやすさと安心感が進化~

motorola razr 50のUIデザイン。アイコン。

ここでは、motorola razr 50のOS、独自の便利機能、セキュリティについて、前モデルrazr 40と比較しながら、実際に使ってみた体験を中心に書いていきます。

OSとUIデザイン:洗練されたHello UI

razr 50には最新のAndroid™ 14が搭載されています。Motorola独自のUI「Hello UI」は、ピュアAndroidに近いシンプルな操作感を保ちつつ、便利なカスタマイズ機能が加えられています。全体的なデザインや色合いは、Pixelシリーズのような落ち着いた雰囲気で、個人的には非常に好印象でした。

アイコンやメニュー構成も直感的で分かりやすく、Androidに慣れていない方でもすぐに使いこなせると思います。よく使う機能がまとめられた「Moto」アプリも、以前より整理されて見やすくなったと感じました。前モデルrazr 40はAndroid 13で登場しましたが、razr 50では最新OSの機能を利用できます。

motorola razr 50 アウトディスプレイ

アップデート保証:長く使える安心感

スマートフォンを長く使いたいと考える上で、OSやセキュリティのアップデート保証期間は非常に重要です。前モデルrazr 40はOSアップデートが2年間、セキュリティアップデートが3年間とされていました。これに対し、razr 50では「最大3回のメジャーOSアップデートと4年間のセキュリティ修正」が約束されています。これは大きな進化であり、購入後も長期間にわたって最新の機能やセキュリティを利用できるという安心感につながります。このサポート期間の延長は、razr 50を選ぶ上で決定的なメリットの一つだと感じました。

AI機能:Gemini連携と効率化

motorola razr 50のAI機能。Gemini

razr 50には新たに「moto ai」が搭載されました。これにより、カメラ機能だけでなく、日常操作の効率化も図られているとのことです。実際に使ってみて便利だと感じたのは、GoogleのAIアシスタント「Gemini」アプリとの連携です。razr 50では、大型化したアウトディスプレイからでもGeminiを呼び出して、天気予報を聞いたり、簡単な調べ物をしたりすることができました。スマホを開かずにAIを活用できるのは、未来的な体験で少し興奮しました。前モデルrazr 40にはなかったAI機能が加わったことで、スマートフォンの使い方がさらに広がる可能性を感じます。

独自機能:Motoアクションとおサイフケータイの進化

Motorolaならではの便利なジェスチャー機能「Motoアクション」はrazr 50でも健在です。特に、本体を2回振るだけでライトを点灯できる機能は、暗い場所で鍵穴を探す時などに本当に役立ち、他のスマホにも搭載してほしいと思うほど優秀です。手首をひねってカメラを起動する「クイック撮影」も便利でした。

motorola razr 50のMotoアクション

そして、日本市場で必須とも言えるおサイフケータイ(FeliCa)にもしっかり対応しています。これはrazr 40から継続された嬉しいポイントです。razr 50で特に改善されたと感じるのは、その使い勝手です。FeliCaセンサーが本体背面の「下半分」に配置されたため、スマホを折りたたんだ状態でも、リーダーにかざしやすくなりました。実際にPayPayやSuicaでの支払いを試しましたが、閉じたまま指紋認証をしてスムーズに決済でき、非常に快適でした。razr 40では閉じたままのNFC決済に不安定さを感じることがありましたが、razr 50ではそのストレスが解消されています。

生体認証とセキュリティ

セキュリティ面では、指紋認証と顔認証の両方に対応しています。指紋センサーは側面の電源ボタンに内蔵されており、razr 40で一部指摘されていた「センサー位置が高くて押しにくい」という点は、razr 50では自然な位置にあり、スムーズに認証できました。顔認証の精度も良好です。また、セキュリティ関連の機能を一元管理できる「Moto Secure」アプリも搭載されており、安心して利用できる環境が整っていると感じます。

motorola razr 50のOS・機能 仕様

  • OS: Android™ 14
  • UI: Hello UI
  • OSアップデート保証: 最大3回
  • セキュリティアップデート保証: 4年間
  • AI機能: moto ai, Google Gemini連携
  • おサイフケータイ: FeliCa対応
  • 生体認証: 指紋認証(側面電源ボタン内蔵), 顔認証
  • セキュリティ: Moto Secure
  • 独自機能: Motoアクション(クイック起動、簡易ライト、クイック撮影など), Smart Connect

まとめ:OSと機能

  • OS/UI:Android 14搭載、ピュアAndroidに近いHello UIはシンプルで使いやすい。
  • アップデート保証:razr 40(OS 2年/セキュリティ 3年)からOS 3回/セキュリティ 4年へ大幅延長され、長期利用の安心感が向上。
  • AI機能:新たにmoto aiを搭載、アウトディスプレイからGoogle Geminiにもアクセス可能。
  • おサイフケータイ:razr 40同様FeliCa対応、センサー位置が改善され閉じたままの決済がより快適に。
  • 独自機能:2回振りライト点灯などのMotoアクションは引き続き便利。
  • 生体認証:指紋認証(側面)と顔認証に対応、センサー位置も自然で使いやすい。
  • セキュリティ:「Moto Secure」アプリでセキュリティ機能も充実。

motorola razr 50のメリット・デメリット

motorola razr 50 フレックスモード

motorola razr 50は、大型のアウトディスプレイやユニークな撮影機能が魅力の折りたたみスマートフォンです 。一方で、プロセッサーの性能やカメラ画質など、価格と性能のバランスを考慮すべき点も存在します。ここでは、他の機種との比較も交えながら、razr 50のメリットとデメリットを詳しく解説します。

【メリット】

メリット1:デザイン性とコンパクトな携帯性

razr 50の大きな魅力は、そのデザインと携帯性にあります。外装にはヴィーガンレザーを使用し、見た目も手触りも上質なデザインを実現しています 。開いた状態では約6.9インチの大画面ですが、折りたたむと手のひらに収まるコンパクトなサイズになります 。このサイズ感は、一般的なスマートフォンが大きすぎてポケットからはみ出すことに不満を感じていたユーザーにとって大きな利点です。実際に、シャツの胸ポケットやズボンのポケットにすっぽりと収まり、落下のリスクを気にせず持ち運べるという声が多くあります。

メリット2:実用的な大型アウトディスプレイ

3.6インチの大型アウトディスプレイを搭載しており、スマートフォンを閉じたままで多くの操作を完結できる点も大きなメリットです 。メッセージの確認・返信、音楽の再生、Googleマップの確認、QRコード決済などが可能で、日常の些細な動作のためにメインディスプレイを開く手間が省けます 。競合機種であるGalaxy Z Flip6のカバーディスプレイがファッション性を重視しているのに対し、razr 50はほぼ全てのAndroidアプリをアウトディスプレイで操作できる実用性を追求しており、この点は明確な差別化ポイントとなっています。

メリット3:折りたたみ構造を活かしたユニークな撮影体験

カメラ機能は、折りたたみ構造を活かしたユニークな撮影体験を提供します 。本体を好きな角度で自立させられる「フレックスビュースタイル」により、三脚なしで手ブレのない写真撮影やハンズフリーでのビデオ通話が可能です 。特に、高画質なアウトカメラを使い、アウトディスプレイでプレビューを確認しながらセルフィーを撮影できる機能は、従来のスマートフォンにはない大きな利点です 。また、本体を90度に折り曲げてビデオカメラのように構えて撮影できる「カムコーダーモード」も、安定した動画撮影を可能にするユニークな機能として評価されています。

メリット4:優れたコストパフォーマンス

razr 50は、多機能な折りたたみスマートフォンでありながら、比較的手に取りやすい価格設定が魅力です 。モトローラ公式ストアでの販売価格は13万円台で、ハイエンドの折りたたみスマホであるGalaxy Z Flip6が15万円を超える価格帯であることと比較すると、コストパフォーマンスに優れていると言えます 。さらに、IIJmioなどのMVNOが実施する乗り換え(MNP)キャンペーンを利用すれば、9万円前後で購入できる場合もあり、最新の折りたたみスマホをより安価に手に入れたいユーザーにとって有力な選択肢となります。

メリット5:便利なワイヤレス充電に対応

razr 50はQi規格に準拠した15Wのワイヤレス充電に対応しており、有線充電の煩わしさから解放される利便性を提供します 。ただし、充電器(ACアダプターおよびUSBケーブル)は製品に同梱されていないため、ワイヤレス充電を利用するには対応する充電器を別途購入する必要があります 。4,200mAhの大容量バッテリーに加え、30Wの有線急速充電とワイヤレス充電の両方に対応しているため、利用シーンに応じて充電方法を選べる自由度の高さがユーザーから評価されています。

【デメリット】

デメリット1:ミドルレンジのプロセッサー性能

razr 50に搭載されているプロセッサー「MediaTek Dimensity 7300X」は、ミドルレンジ向けの性能です 。日常的なアプリの使用やSNS、動画視聴などではストレスなく動作しますが、高い処理能力を要求される3Dゲームなどを頻繁にプレイするには力不足を感じる可能性があります 。実際、ベンチマークテストのスコアでは、ハイエンドプロセッサー「Snapdragon 8 Gen 3 for Galaxy」を搭載するGalaxy Z Flip6に大きく差をつけられており、グラフィック性能を重視するユーザーにとっては物足りないかもしれません。

デメリット2:上位機種に及ばないカメラ画質

ユニークな撮影機能が魅力の一方で、カメラの画質そのものについては、他のハイエンドスマートフォンに及ばないという意見が見られます。特に、競合のGalaxy Z Flip6と比較した場合、ディテールの再現性や自然な色調の表現で劣るとの評価があります 。また、レビューの中には、メインの広角カメラと超広角カメラで画質に差がある点や、料理の写真が美味しそうに撮れないといった具体的な指摘もなされており、カメラ画質を最優先するユーザーには不向きかもしれません。

デメリット3:ソフトウェアと耐久性への懸念

ソフトウェアの完成度に関しても課題が指摘されています。例えば、Galaxy Z Flipシリーズでは多くのアプリが本体を折り曲げた状態(フレックスモード)に最適化されていますが、razr 50で対応しているアプリは一部に限られており、折りたたみスマホとしての利便性を最大限に享受できない場面があります 。また、IPX8の高い防水性能を備えている一方で、防塵には対応していません 。そのため、ヒンジ部分に細かい塵や砂が入り込み、故障の原因となるリスクが懸念されます。

デメリット4:外部ストレージ非対応とデータ転送速度

motorola razr 50は、microSDカードによるストレージの拡張に対応していません 。ただし、SIMフリー版の内部ストレージは512GBと大容量であり、多くの写真や動画、アプリを保存しても容量不足に陥る心配は少ないとされています 。それでも、長時間の4K動画を頻繁に撮影するなど、特に大容量のデータを扱うユーザーは注意が必要です。また、外部接続端子はUSB 2.0 Type-C規格であるため、PCなどへ大容量データを有線で転送する際には、最新規格に比べて時間がかかる可能性があります。

motorola razr 50とrazr 40の違い

motorola razr 50 外観 折りたたみ

ここでは、motorola razr 50と前モデルmotorola razr 40の主なスペックの違いについて比較していきます。

OSとサポート期間

  • razr 40: Android™ 13搭載。OSアップデート2年、セキュリティアップデート3年。
  • razr 50: Android™ 14搭載。最大3回のOSアップデート、セキュリティアップデート4年。
  • 違い:OSが新しくなり、サポート期間もOS・セキュリティ共に1年延長。より長く安心して使えます。

アウトディスプレイ

  • razr 40: 約1.5インチ OLED (194×368), 最大60Hz。
  • razr 50: 約3.6インチ pOLED (1,056×1,066), 最大90Hz, Gorilla Glass Victus採用。
  • 違い:razr 50で大幅に大型化・高解像度化・高リフレッシュレート化。通知確認だけでなく、アプリ操作も可能になり、実用性が劇的に向上しました。

メインディスプレイ (リフレッシュレート)

  • razr 40: 約6.9インチ FHD+ pOLED, 最大144Hz。
  • razr 50: 約6.9インチ FHD+ pOLED, 最大120Hz。
  • 違い:最大リフレッシュレートはrazr 40の方が高いですが、120Hzでも十分滑らかで、実使用上の差は少ないと考えられます。

プロセッサー (CPU)

  • razr 40: Snapdragon™ 7 Gen 1。
  • razr 50: MediaTek Dimensity 7300X。
  • 違い:メーカーは異なりますが、ベンチマークスコア上はrazr 50がやや向上。電力効率やAI性能に優れるSoCが採用されています。

メモリ (RAM) ※SIMフリー版

  • razr 40: 8GB (LPDDR4X)。
  • razr 50: 12GB。
  • 違い:razr 50は1.5倍に増量。マルチタスク性能が向上しています。(※razr 50sは8GB)

ストレージ (ROM) ※SIMフリー版

  • razr 40: 256GB (UFS 2.2)。
  • razr 50: 512GB。
  • 違い:razr 50は2倍に増量。写真や動画を多く保存する方も安心です。(※razr 50sは256GB)

耐久性 (防水性能)

  • razr 40: IP52相当 (防滴・防塵)。
  • razr 50: IPX8準拠 (防水)。
  • 違い:razr 50で防水性能が大幅に強化。「X」は防塵性能がないことを示しますが、水没に耐えられるようになったのは大きな進化です。

ワイヤレス充電

  • razr 40: 5W (Qi対応)。
  • razr 50: 15W (Qi対応)。
  • 違い:razr 50は充電速度が3倍に向上し、より実用的になりました。

メインカメラ

  • razr 40: 約6,400万画素 (f/1.7, OIS)。
  • razr 50: 約5,000万画素 (f/1.7, OIS), Instant-all Pixel Focus。
  • 違い:画素数はrazr 40の方が多いですが、razr 50は新しいAF技術を搭載しています。

AI機能

  • razr 40: 特になし。
  • razr 50: moto ai搭載 (カメラアシスト、Gemini連携など)。
  • 違い:razr 50はAI機能が追加され、利便性が向上しています。

サイズ (折りたたみ時)

  • razr 40: 約 88.24mm x 73.95mm x 15.8mm。
  • razr 50: 約 88.08mm x 73.99mm x 15.85mm。
  • 違い:ほぼ同等ですが、わずかにrazr 50の方が高さが短く、幅と厚みが増しています。

サイズ (展開時)

  • razr 40: 約 170.82mm x 73.95mm x 7.35mm (最薄部)。
  • razr 50: 約 171.30mm x 73.99mm x 7.25mm (最薄部)。
  • 違い:ほぼ同等ですが、razr 50の方がわずかに高く、薄くなっています。

重量

  • razr 40: 約188.6g。
  • razr 50: 約188g。
  • 違い:ほぼ同じ重さです。

カラーバリエーション

  • razr 40 (SIMフリー): セージグリーン, バニラクリーム。
  • razr 50 (SIMフリー): コアラグレイ, サンドクリーム, スプリッツオレンジ。
  • 違い:カラーラインナップが変更されました。(※razr 40sはサマーライラックもありました)

同梱品 (カバーの有無)

  • razr 40: カバーなし。
  • razr 50: カバーあり。
  • 違い:razr 50には保護カバーが付属します。(※両モデルとも充電器は非同梱)

まとめ

motorola razr 50は、前モデルrazr 40から多くの点で正統進化を遂げています。特に、アウトディスプレイの大幅な大型化と高機能化、IPX8防水への対応、OS・セキュリティサポート期間の延長、ワイヤレス充電の高速化、メモリ・ストレージ容量の増強(SIMフリー版)が大きな改善点です。

一方で、メインディスプレイのリフレッシュレートやメインカメラの画素数は数値上razr 40が上回る部分もありますが、実用性や新機能(AI、新AF技術)の追加により、razr 50は全体としてより魅力的で長く使えるモデルになったと言えるでしょう。

motorola razr 50とrazr 50s / razr 50 Ultraの違い

motorola razr 50 3台

motorola razr 50シリーズには、SIMフリー版の「motorola razr 50」、ソフトバンク版の「motorola razr 50s」、そして上位モデルの「motorola razr 50 ultra」という3つのモデルが存在します。ここでは、主にソフトバンク版のrazr 50sと、ハイエンドモデルであるrazr 50 ultraの違いに焦点を当てて比較解説していきます。

razr 50 と razr 50s:キャリアモデルとの違い

まず、基本となるSIMフリー版の「motorola razr 50」とソフトバンク版の「motorola razr 50s」の違いについて説明します。この2モデル間の主な違いは、メモリ(RAM)とストレージ(ROM)の容量、そしてカラーバリエーションです。SIMフリー版のrazr 50はRAM 12GB、ストレージ 512GBを搭載しています。一方、ソフトバンク版のrazr 50sはRAM 8GB、ストレージ 256GBという構成です。

カラーについては、razr 50sにはソフトバンク限定色の「サマーライラック」が用意されています。基本的なスペック、例えば搭載されているプロセッサー(MediaTek Dimensity 7300X)、メインディスプレイ(約6.9インチ、最大120Hz)、アウトディスプレイ(約3.6インチ、最大90Hz)、カメラ構成(メイン約50MP + 超広角/マクロ約13MP)、バッテリー容量(4,200mAh)、防水性能(IPX8)などは共通です。つまり、razr 50sはrazr 50をベースに、ソフトバンク向けにメモリとストレージ容量を調整したモデルと言えます。

motorola razr 50 とrazr 50 Ultraの違い

motorola razr 50シリーズには、スタンダードモデルの「motorola razr 50」と、ハイエンドモデルの「motorola razr 50 ultra」が存在します。どちらも魅力的な折りたたみスマートフォンですが、スペックや機能には明確な違いがあります。ここでは、この2モデルの違いに焦点を当てて比較解説していきます。

プロセッサーとパフォーマンス:ミドルハイ vs ハイエンド

最も大きな違いは搭載されているプロセッサーです。razr 50はミドルハイレンジ向けのMediaTek Dimensity 7300Xを採用しています。対して、razr 50 ultraはハイエンド向けのSnapdragon 8s Gen 3 Mobile Platformを搭載しています。これにより、アプリの起動速度、マルチタスク性能、そして特に高負荷な3Dゲームの快適さなど、全体的なパフォーマンスにおいてrazr 50 ultraが大幅に優位です。日常的な使い方であればrazr 50でも十分快適ですが、より高い処理能力を求めるならrazr 50 ultraが適しています。

ディスプレイ:サイズとリフレッシュレートの違い

メインディスプレイのサイズは約6.9インチで共通ですが、表示の滑らかさを示すリフレッシュレートが異なります。razr 50が最大120Hzであるのに対し、razr 50 ultraは最大165Hzに対応しており、スクロールやアニメーションがより滑らかに表示されます。

アウトディスプレイにも違いがあり、razr 50 ultraの方がより大きく(razr 50: 3.6インチ vs ultra: 4.0インチ)、リフレッシュレートも大幅に高い(razr 50: 最大90Hz vs ultra: 最大165Hz)です。これにより、razr 50 ultraは閉じた状態での視認性や操作性がさらに向上しています。

メモリとストレージ:充実の基本スペック

日本国内で販売されているSIMフリーモデルに関しては、razr 50、razr 50 ultraともにRAM 12GB、ストレージ 512GBという構成で共通しています。どちらのモデルも大容量であり、多くのアプリを同時に利用したり、高画質な写真や動画を大量に保存したりするのに十分なスペックを備えています。そのため、メモリやストレージ容量に関しては、SIMフリーモデル同士で比較した場合、優劣はありません。

カメラ構成:超広角 vs 望遠

カメラ構成も重要な違いです。メインカメラは約5,000万画素で光学式手ブレ補正(OIS)を搭載している点は共通です。しかし、2つ目のカメラが異なります。razr 50は約1,300万画素の超広角兼マクロカメラを搭載しており、風景撮影や被写体に近づいて撮影するマクロ撮影に適しています。一方、razr 50 ultraは約5,000万画素の2倍光学望遠カメラを搭載しており、遠くの被写体を画質劣化を抑えて撮影するのに有利です。動画撮影機能もrazr 50 ultraの方が優れており、4K/60fpsやHDR10+での録画に対応しています。razr 50は4K/30fpsまでの対応となります。

バッテリーと充電:容量と速度のトレードオフ

バッテリー容量はrazr 50が4,200mAh、razr 50 ultraが4,000mAhと、razr 50の方がわずかに大きいです。しかし、有線の充電速度ではrazr 50 ultraが勝っており、最大45Wに対応しています。razr 50は最大30Wです。ワイヤレス充電はどちらも最大15Wで共通です。付属品にも違いがあり、razr 50 ultraには68W対応の充電器とUSB Type-Cケーブルが同梱されていますが、razr 50には充電器・ケーブルともに同梱されていません。

通信機能:Wi-Fi規格の違い

無線LANの規格にも違いがあります。razr 50がWi-Fi 6Eに対応しているのに対し、razr 50 ultraはより新しい規格であるWi-Fi 7に対応しています。Wi-Fi 7対応ルーター環境があれば、razr 50 ultraの方がより高速で安定した通信が期待できます。

まとめ:どちらを選ぶべきか

motorola razr 50は、日常使いには十分なパフォーマンスと大容量バッテリー、そして超広角/マクロカメラを備え、折りたたみスマートフォンの魅力をバランス良く体験できるモデルです。特に大型化したアウトディスプレイの実用性は高く評価できます。

一方、motorola razr 50 ultraは、価格は上がりますが、性能に一切妥協したくないユーザー向けのハイエンドモデルです。最新プロセッサーによる最高のパフォーマンス、より滑らかで大きなディスプレイ、光学望遠カメラ、高速な有線充電、最新のWi-Fi規格など、あらゆる面で上位のスペックを備えています。高画質ゲームやカメラ性能、最新技術を重視するならばrazr 50 ultraが、コストパフォーマンスとバランスを重視するならばrazr 50が適していると言えるでしょう。

motorola razr 50 / 50s / 50 ultraのスペック(仕様)

  • メインディスプレイ: 約6.9インチ、解像度 2640 x 1080 ドットのpOLED
    ※22:9 , FHD+
  • リフレッシュレート: メイン:最大120Hz 、アウト:最大90Hz
    ※「motorola razr 50 ultra」はメインとアウトともに最大165Hzリフレッシュレート
  • アウトディスプレイ: 約3.6インチ、解像度1056 x 1066のpOLED
    ※「motorola razr 50 ultra」は約4.0インチ、解像度, 1,272 x 1,080
  • プロセッサ: MediaTek Dimensity 7300X
    ※4nm , 8コア, 最大2.5GHz
    ※「motorola razr 50 ultra」はSnapdragon 8s Gen 3
  • GPU: Arm Mali-G615 MC2
  • RAM(メモリ): 12GB LPDDR4X
    ※「motorola razr 50s」は8GB LPDDR4Xメモリ
  • ストレージ: 512GB UFS 2.2
    ※「motorola razr 50s」は256GB UFS 2.2ストレージ
  • バッテリー: 4,200 mAh
    ※「motorola razr 50 ultra」は4,000mAh
  • 充電: 30W TurboPower™ チャージ対応 (充電器は別売り)、15W ワイヤレス充電(Qi対応)(充電器は別売り)
    ※「motorola razr 50 ultra」は45W TurboPower™ チャージ、15W ワイヤレス充電対応
  • 背面カメラ: 約5,000万画素 (f/1.7, OIS) + 約1,300万画素 (超広角+マクロ, f/2.2)
    ※「motorola razr 50 ultra」は5,000万画素 (メイン、OIS) + 5,000万画素 (2倍光学望遠)
  • 前面カメラ: 約3,200万画素 (f/2.4)
  • 動画撮影: 4K UHD (30fps)
    ※「motorola razr 50 ultra」は4K UHD (60/30fps)
  • ワイヤレス通信: Wi-Fi 6E 、Bluetooth® 5.4
    ※「motorola razr 50 ultra」はWi-Fi 7, Wi-Fi 6E, Bluetooth® 5.4
  • 衛星測位: GPS、A-GPS、GLONASS、Galileo、BeiDou、QZSS
    ※「motorola razr 50 ultra」はGPS、A-GPS、GLONASS、Galileo、BeiDou
  • NFC/おサイフケータイ®: 対応
  • テザリング: 対応
  • インターフェース: USB Type-C (USB 2.0)
    ※3.5mmイヤホンジャックはなし
  • センサー: 加速度計、近接センサー、環境照度センサー、ジャイロセンサー、eコンパス、ホールセンサー
  • スピーカー: デュアルステレオスピーカー、Dolby Atmos®
  • マイク: 内蔵
  • ジェスチャー(Moto Experiences): クイック起動、サイドバー、クイック撮影、簡易ライト、3本指でのスクリーンショット、持ち上げてロック解除、下向きでマナーモード、持ち上げて消音、スワイプで分割
  • 防水: IPX8
  • FMラジオ: なし
  • 生体認証: 指紋認証、顔認証
  • OS: Android™ 14
  • サイズ: 約171.30mm x 73.99mm x 7.25mm(最薄部) (折りたたみ時 : 約88.08mm x 73.99mm x 15.85mm)
    ※「motorola razr 50 ultra」は展開時 約171.42mm x 73.99mm x 7.09mm(最薄部) / 折りたたみ時 約88.09mm x 73.99mm x 15.32mm
  • 重量: 約188g
    ※「motorola razr 50 ultra」は約189g
  • カラー: コアラグレー、サンドクリーム、スプリッツオレンジ
    ※「motorola razr 50s」はコアラグレー、サンドクリーム、スリップオレンジ
    ※「motorola razr 50 ultra」はインフィニティブラック、ホットピンク(IIJmio限定)
  • 付属品: カバー、SIM取り出しピン、ガイド類、LG(法令/安全/規制)
    ※「razr 50 ultra」は68W対応の充電器とケーブルが付属
  • 5G通信: 対応
  • SIMカード: nanoSIM / eSIM

対応バンド:motorola razr 50で楽天モバイル回線、ドコモ回線は使えるか?

motorola razr 50」は5G通信に対応しています。

SIMはNanoSIMと物理的なカードを必要としないeSIMに対応しています。

対応バンドは以下の通りです。

5G:n1/n3/n5/n28/n41/n66/n77/n78
4G:LTE B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B11/B12/B17/B18/B19/B20/B26/B28/B38/B39/B40/B41/B42/B66
3G:W-CDMA B1/B2/B4/B5/B8
2G: GSM850/900/1800/1900

5G通信はSub-6に対応しています。Sub-6はn78(国際的に主要な5G通信の周波数帯)、n79(ドコモのみが対応している周波数帯)の2つがありますが、n78のみに対応しています。

4Gの対応バンドは豊富で、ドコモ、ソフトバンク、ワイモバイル、au、楽天モバイル回線に対応しています。

ただし、モバイル通信を利用するには、自分のSIMがスマホ側のバンドに対応している必要があります。

こちらのページで対応しているかどうかを確認できます。

ドコモ、ソフトバンク、au、楽天モバイル回線の「対応バンド」を詳細にチェック!

対応バンドの詳細

ドコモ回線、au回線、ソフトバンク回線、楽天モバイル回線のバンドにどのくらい対応しているのか、調べてみました。

ドコモ回線:

  • 5G: n1, n3, n28, n41, n77, n78 に対応しており、主要バンドを網羅しています。
  • 4G: B1, B3, B19, B21, B28, B42 に対応。プラチナバンドのB19を含む主要バンドに対応しています。
  • 3G: B1, B5に対応。
  • 2G: GSMに対応。

au回線:

  • 5G: n28, n77, n78 に対応しており、主要バンドを網羅しています。
  • 4G: B1, B3, B11, B18, B26, B28, B41 に対応。プラチナバンドのB18を含む主要バンドに対応しています。
  • 3G: B1に対応。
  • 2G: GSMに対応。

ソフトバンク回線:

  • 5G: n3, n28, n77 に対応しており、主要バンドを網羅しています。
  • 4G: B1, B3, B8, B41 に対応。プラチナバンドのB8を含む主要バンドに対応しています。
  • 3G: B1, B8に対応。
  • 2G: GSMに対応。

楽天モバイル回線:

  • 5G: n3, n28, n77, n78 に対応しており、主要バンドを網羅しています。
  • 4G: B3, B18, B28 に対応。パートナー回線(au)のプラチナバンドB18にも対応しているため、広いエリアで利用可能です。
  • 3G: 楽天モバイルは3Gサービスを提供していません。
  • 2G: 楽天モバイルは2Gサービスを提供していません。

結論

総合的に見ると、この対応バンドは非常に幅広く、日本の主要4キャリアのネットワークで問題なく利用できる可能性が高いと言えるでしょう。 特に、各キャリアの主要な5Gバンドに対応している点は、今後の高速通信利用において大きなメリットとなります。

motorola razr 50の評価

motorola razr 50のフレックスモード

8つの基準で「motorola razr 50」を5段階で評価してみました。

項目別評価

画面の見やすさ:★★★★☆
メイン、アウトディスプレイともに大型有機ELで発色も鮮やか。メインは120Hz、アウトは90Hzで表示も滑らかですが、折り目が光の角度により気になる場合があるため星4つとしました。

スペック:★★★☆☆
プロセッサはミドルレンジで、重い3Dゲームなど高い処理性能を求める用途には不向きです。しかし、RAM12GB、ストレージ512GBとメモリ容量は大きく、日常使いでは十分な性能です。

耐久性:★★★★☆
IPX8の高い防水性能に加え、ディスプレイ破損時の無料サポートも用意されており安心感があります。ただし、防塵性能には対応していないため、砂や埃の多い環境での使用には注意が必要です。

デザイン:★★★★★
ヴィーガンレザーの質感と洗練されたカラー展開は非常に評価が高いです。折りたたんだ際のコンパクトさと、機能的な大型アウトディスプレイが美しく融合しています。

通信:★★★★☆
5GやWi-Fi 6Eなど最新の通信規格に対応し、おサイフケータイも利用可能です。しかし、USBポートがUSB 2.0規格のため、有線での大容量データ転送には時間がかかります。

機能:★★★★★
おサイフケータイやワイヤレス充電、ステレオスピーカーなど、日本のユーザーが求める便利な機能が網羅されています。折りたたみ構造を活かした独自のカメラ機能もユニークです。

使いやすさ:★★★★☆
閉じたまま多くの操作が完結するアウトディスプレイは非常に便利で、携帯性にも優れています。一方で、一部アプリの最適化不足や、折り目部分での操作性に課題が残ります。

価格:★★★★☆
多機能な折りたたみスマートフォンとしては13万円台と、コストパフォーマンスに優れています。MVNOの乗り換え特価などを利用すれば、さらに安価に入手できる点も魅力です。

総評:★★★★☆】

日常の利便性とデザイン性を両立した実用的な一台

motorola razr 50は、「普通のスマートフォンには飽きたけれど、奇抜すぎて使いにくいのは困る」というユーザーのニーズに見事に応えた一台です。最大の魅力は、折りたたんだ状態でも多くの操作を完結できる3.6インチの大型アウトディスプレイと、ポケットにすっぽり収まるコンパクトさにあります。

ヴィーガンレザーを用いた上品なデザインは所有欲を満たし、ファッションアイテムとしても十分に通用します。日常のあらゆるシーンで、開かずに使える手軽さと、開いた時の大画面の満足感を両立しており、これまでのスマートフォンの使い方をより快適でスマートなものへと変えてくれる可能性を秘めています。

割り切りも必要な性能とカメラ

一方で、この端末を選ぶ上ではいくつかの「割り切り」も必要です。搭載されているプロセッサーはミドルレンジ向けのため、最新のハイエンドスマートフォンと比較すると処理性能で見劣りします。特に高いグラフィック性能を要求されるゲームを快適にプレイしたいユーザーには不向きでしょう。

また、カメラは折りたたみ構造を活かしたユニークな撮影体験を提供してくれますが、純粋な画質ではPixelシリーズやGalaxyの上位モデルには及びません。特に食事の写真の写りなど、チューニングに改善の余地があるとの指摘もあります。あくまで日常のスナップやSNS用途と割り切るのが賢明です。

折りたたみスマホの入門機としての新たな選択肢

これらの点を踏まえても、motorola razr 50は非常に魅力的な選択肢です。IPX8の防水性能おサイフケータイといった、日本市場で必須とされる機能をしっかりと押さえつつ、13万円台という比較的手に取りやすい価格を実現しています。高価で手が出しにくかった折りたたみスマートフォンを、より身近な存在にした功績は大きいと言えるでしょう。「折りたたみスマホを一度使ってみたい」と考えるユーザーにとって、性能と価格、そしてデザインのバランスが取れた、まさにうってつけの入門機であり、完成度の高い一台です。

こんな人に最適

このスマートフォンが最も輝くのは、画一的なデザインのスマートフォンに飽き、新しい体験を求める一方で、日常的な使いやすさやデザイン性も妥協したくない、というユーザーです。大画面の利便性は享受しつつ、ポケットにすっきりと収まる携帯性を求める人や、アウトディスプレイを駆使してスマートに通知確認や決済を済ませたい効率重視の人にぴったりです。

また、折りたたみスマホに興味はあるものの、20万円近いハイエンドモデルには手が出しにくいと感じていた人にとっても、コストパフォーマンスに優れた本機は最適な選択肢となるでしょう。最高レベルの処理性能やカメラ画質を求めないのであれば、多くの人のモバイルライフをより豊かにしてくれる一台です。

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motorola razr 50の価格・購入先

motorola razr 50 正面。外観 折りたたみ。

※価格は2025/10/23に調査したものです。価格は変動します。

モトローラ公式オンラインストア

SIMフリー版が120,863円(税込)で販売されています。

モトローラ公式オンラインストアで「motorola razr 50」をチェックする

IIJmio

IIJmioにおける「motorola razr 50」の価格は以下の通りです。

  • のりかえ価格(2025年8月31日まで)
    一括払い: 税込79,800円
    24回払い: 月々 税込3,326円
  • 通常価格
    一括払い: 税込135,800円
    24回払い: 月々 税込5,666円
  • 注意点
    上記は端末のみの価格であり、別途プランの月額料金や初期費用、SIMカード発行手数料などが発生します。

IIJmioで「motorola razr 50」をチェックする

ソフトバンク

motorola razr 50s

機種代金 1~12回 3円/月 13~48回 3,199円/月 支払回数48回 支払期間49ヵ月 実質年率0%

総額115,200円

現金販売価格/割賦販売価格

<48回払いで購入し、13ヵ月目※1に特典利用を申し込み、ソフトバンクで機種を回収する場合>

新トクするサポート(プレミアム)の早トクオプション適用で1~12回3円/月

総額36円 +別途 早トクオプション利用料 19,800円

ソフトバンクで「motorola razr 50s」をチェックする

ECサイト

  • Amazonで78,927円(税込)、
  • 楽天市場で91,561円(送料無料)、
  • ヤフーショッピングで87,980円、

で販売されています。

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楽天市場で「motorola razr 50」をチェックする

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おすすめのライバル機種と価格を比較

motorola razr 50」に似た性能をもつスマートフォンも販売されています。価格の比較もできるので、ぜひ参考にしてみてください。

motorola razr 60

motorolaから発売された折りたたみ式の5Gスマートフォンです(2025年10月10日発売)。

Android 15、MediaTek Dimensity 7400X、8GBまたは12GBメモリ、メイン約6.9インチpOLED (FHD+, 120Hz)とアウト約3.6インチpOLED (90Hz)ディスプレイ、256GBまたは512GBストレージ、4,500mAhバッテリー、背面約5000万画素+約1300万画素の2眼カメラ、前面約3200万画素のフロントカメラを搭載しています。

また、独自AI「moto ai」(とりまリスト、おまとめメモ、プレイリストスタジオなど)、Google Gemini、IP48防水防塵、チタン製ヒンジプレート、リフレッシュレート最大120Hz(メイン・アウトは最大90Hz)、フレックスビュースタイル撮影、カムコーダーモード、適応型手ブレ補正、最大4K/30fpsの動画撮影、「Smart Connect」機能、「Moto Unplugged」機能に対応。

Dolby Atmos、ステレオスピーカー、30W有線 急速充電、15Wワイヤレス充電、おサイフケータイ、Motoジェスチャー、指紋認証、顔認証、USB Type-C、5G通信、Wi-Fi 6E (802.11ax)、Bluetooth 5.4、GPS、eSIMにも対応しています。

価格は、Amazonで112,545円(税込・国内版・PB8E0002JP)、楽天市場で115,980円(送料無料)、ヤフーショッピングで118,625円、です。

関連記事:motorola razr 60徹底レビュー!razr 50比較で進化点を検証

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Galaxy Z Flip7

サムスンから発売された折りたたみ式の5Gスマートフォンです(2025年8月1日発売)。

Android 16、Exynos 2500、12GBメモリ、メインに約6.9インチのDynamic AMOLED 2Xディスプレイ、カバーに約4.1インチのSuper AMOLEDディスプレイ、256GBまたは512GBのストレージ、最大約31時間(動画再生時)駆動する4300mAhバッテリー、背面に約5000万画素+約1200万画素の2眼カメラ、前面に約1000万画素のフロントカメラを搭載しています。

また、AI機能(Google Gemini、「Now Brief」と「Now Bar」、進化したリアルタイム通訳など)、カメラのAI機能(AIズーム、オートズーム、AIによる編集アシスト、クリエイティブAI、AIスケッチ / ポートレートスタジオ)に対応。

リフレッシュレート 120Hz、ピーク輝度2,600nits、光学相当2倍ズーム、4K動画撮影、次世代型ProVisual Engine、IPX8/IP4X防水防塵、おサイフケータイ (NFC)、15Wワイヤレス充電、25W急速充電、4.5W逆ワイヤレス充電、指紋認証、顔認証、USB Type-C、5G通信、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4、GPSにも対応しています。

価格は、Amazonで164,800円(税込・256GB・SIMフリー・SM-F766QZKASJP)、楽天市場で164,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで148,980円(中古)、米国 Amazon.comで$767.50、です。

関連記事:Galaxy Z Flip7徹底レビュー!Flip6比較で買うべきか検証

Amazonで「Galaxy Z Flip7」をチェックする

nubia Flip 2

ZTEジャパンから発売された6.9インチになる折りたたみ式の5Gスマートフォンです(2025年1月23日 発売)。

約3インチのサブディスプレイ、6.9インチの有機ELディスプレイ、MediaTek Dimensity D7300X、6GB LPDDR4xメモリ、128GB UFS 3.1ストレージ、4300mAhバッテリー、背面カメラ 50MP+2MPの2眼カメラ、前面32MPのフロントカメラを搭載しています。

また、リアルタイムAI通訳、リアルタイムAI助手IP42防水防塵、シンプルモード、デザリング、指紋認証、顔認証、Type-C (OTG)、5G通信、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.4、GPSに対応しています。

価格は、Amazonで44,981円(Y!mobile版・SIM契約必須)、楽天市場で49,280円(送料無料・中古Aランク品)、ヤフーショッピングで74,800円、です。

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motorola razr 40

モトローラから発売された折り畳み式のフォルダブルスマホです。

Android 13、Qualcomm Snapdragon 7 Gen 1、8GBメモリ、6.9インチのpOLED液晶、1.5インチのOLED液晶、4,200mAhバッテリー、背面64MP+13MP+ToFの3眼カメラ、前面12MPのフロントカメラを搭載しています。

また、フリクションヒンジ、おサイフケータイ、IP52防水防塵、ステレオスピーカー、リフレッシュレート 最大144Hz、30W TurboPower チャージ対応、5W ワイヤレス充電(Qi対応)、SGS認定のブルーライトカットモード、NFC(Felica)、Motoアクション、指紋認証、顔認証、USB Type-C (USB 2.0)、5G通信、eSIM、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3、GPSに対応しています。

価格は、Amazonで43,300円(税込)、楽天市場で44,528円、ヤフーショッピングで36,359円、です。

関連記事:「motorola razr 40」とrazr 40 Ultraの違いを解説

Amazonで「motorola razr 40」をチェックする

Libero Flip

ZTE製の折り畳み(タテ折り)5Gスマートフォンです。

Android 13、Qualcomm Snapdragon 7 Gen 1、6GBメモリ、約6.9インチの有機EL液晶、1.43インチのサブ液晶、128GBストレージ、4310mAhバッテリ、背面 50MP+2MPの2眼カメラ、前面16MPのフロントカメラを搭載しています。

また、おサイフケータイ、33W 急速充電、IP42防水防塵、デザリング、指紋認証、顔認証、NFC、Felica、シンプルホームUI、電話録音機能、4K動画撮影、ジェスチャー撮影、USB Type-C (OTG)、5G通信、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2に対応しています。

価格は、Amazonで39,980円、楽天市場で24,980円(ほぼ新品・送料無料)、ヤフーショッピングで23,280円、です。

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