
2025年1月23日にワイモバイルから発売された「nubia Flip 2」は、これまで高価であった折りたたみスマートフォンを、驚くほどの低価格で提供したことで、大きな注目を集めています 。
このレビューでは、前モデル「nubia Flip 5G」から何が進化し、実際の使い勝手はどうなのか、その魅力と注意点を、デザイン、パフォーマンス、カメラ性能などあらゆる角度から徹底的に検証しました 。
【先に結論からお伝えしましょう】
nubia Flip 2 の長所(Pros):
- 閉じたままアプリが使える、革命的に進化した大型サブディスプレイ
- 折りたたみスマホとしては圧倒的なコストパフォーマンス
- 前モデルから軽量化されたコンパクトなデザイン
- 日常使いには十分なバッテリー性能
- おサイフケータイ対応など日本市場向けの機能が充実
nubia Flip 2 の短所(Cons):
- ズームや暗所撮影が苦手なカメラ性能
- 高負荷な3Dゲームには向かないミドルレンジの処理性能
- 防水性能が低く、耐久性への懸念
- 高音質Bluetoothコーデックに非対応
総合評価:
nubia Flip 2は、カメラやパフォーマンスに多くを求めなければ、大型サブディスプレイがもたらす利便性と所有する喜びを、驚くほどの低価格で体験できる画期的な一台です 。特に、初めて折りたたみスマートフォンに挑戦する方の入門機として、これ以上ない選択肢と言えるでしょう 。
<この記事でわかること>
- デザインと耐久性:サイズ、重量、カラー、壊れやすい、耐久性、ヒンジ、不具合、防水、ケース、付属品
- ディスプレイ:サブディスプレイ 設定、メインディスプレイ、折り目、視認性、操作性、有機EL、リフレッシュレート、輝度、サイズ、解像度
- パフォーマンス:Antutu、ベンチマーク、Dimensity 7300X、Nubia Flip 5G比較、CPU性能比較、発熱、メモリ、ストレージ
- ゲーム性能:原神、フォートナイト、Call of Duty: Warzone Mobile、ウマ娘、ディアブロ イモータル、フレームレート(fps)、動作感
- カメラ性能:カメラ構成、画素数、機能、スタンド撮影、自撮り、評価(日中、夜間、夜景)、動画撮影、手ブレ補正、ズーム
- バッテリー性能:持ち時間(電池持ち、実使用時間)、充電、急速充電、ワイヤレス充電(非対応)
- 通信性能:5G、通話品質、SIM、eSIM、APN、対応バンド(ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル)
- オーディオ性能:スピーカー、音質、Bluetooth、コーデック
- OSと機能:Android 14、UIデザイン、アップデート(Android 15 OS)、サポート期間、指紋認証、顔認証、AI機能
- 比較:nubia Flip 5G、Libero Flip 比較、違い、スペック比較
- スペック:仕様詳細
- 評価:5段階評価、詳細な総評、メリット、デメリット
- 価格:購入先、安く買う方法、ワイモバイル、Amazon、楽天、中古、端末のみ購入、本体のみ、MNP、他機種との価格比較
この記事を最後まで読むことで、「nubia Flip 2」が本当に最適な一台なのか、購入するべきかどうかがはっきりと分かるはず。購入に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
この製品の購入はこちら→ Amazon リンク / ワイモバイル
公式ページ:nubia flip 2
デザインと耐久性:nubia Flip 2 ~軽量化と機能美の進化、その光と影~
ここでは、「nubia Flip 2」のデザインと耐久性について、前モデル「nubia Flip 5G」との比較を交えながら、実際に手にしたからこそ分かるリアルな感触をレビューしていきます。
外観と質感:軽量化がもたらす洗練された第一印象
nubia Flip 2を初めて手にした時、前モデル「nubia Flip 5G」のずっしりとした感覚(約214g)とは明らかに違う、約191gという軽さに驚きました 。この23gの差は想像以上に大きく、日常的に持ち運ぶ際のストレスを確実に軽減してくれます。シャツの胸ポケットにもすっぽり収まり、その存在を忘れさせるほどの軽快さです 。
<重量の違い>
- nubia Flip 2:約191g
- nubia Flip 5G:約214g
ボディの質感も大きく変わりました。前モデルのキラキラと輝くガラス背面も高級感がありましたが、本機の背面はマットな磨りガラス仕上げで、サラサラとした非常に心地よい手触りです 。指紋が全く目立たないため、常に美しい外観を保てるのは嬉しいポイントです 。一方で、このサラサラ感が仇となり、特に乾燥した手で持つと滑りやすく感じることがありました 。デザインのアクセントだった前モデルの赤い電源ボタンはなくなりましたが、全体としてよりシンプルで洗練された印象を受けます。
カラーも大幅に変更されました。ブラック1色だった前モデルに対し、本機はホワイト、ブラック、ブルーの3色展開となり、選ぶ楽しさが増えました。前モデルのブラックボディに映える赤い電源ボタンは、個性的でガジェット好きの心をくすぐる魅力がありましたが、nubia Flip 2ではそのアクセントカラーを廃し、よりシンプルでミニマルな美しさを追求しています。
<カラーの違い>
- nubia Flip 2:ホワイト、ブラック、ブルー
- nubia Flip 5G:ブラック
携帯性と操作性:日常に溶け込むコンパクトさの裏側
折りたたんだ状態のコンパクトさは、このスマートフォンの最大の魅力の一つです。そのサイズは約76×87×15.8mmで、前モデルの約76×88×15.5mmと数値上はほとんど変わりません。しかし、実際に手に取ると、前述の約23gの軽量化が効いており、より軽快に感じられます。
<サイズ・重量の違い>
- nubia Flip 2:開いた時約76×170×7.5mm、閉じた時約76×87×15.8mm
- nubia Flip 5G:開いた時約76×170×7.3mm、閉じた時約76×88×15.5mm
前モデル同様、本体を「くの字」に曲げることで三脚なしで自立させることができるため、カフェのテーブルでビデオ通話をしたり、タイマーで集合写真を撮ったりする際に非常に重宝しました。また、縦折りスマートフォンの構造上、どうしてもボタン類が本体の上半分に集中し、特に手の小さい私には、開いた状態で音量ボタンを操作するのが少し窮屈に感じられました。これは前モデルでも指摘されていた点であり、慣れが必要な部分かもしれません。
耐久性とビルドクオリティ:公式の自信とユーザーが向き合う現実
耐久性については、メーカーの自信がうかがえます。ヒンジは約30万回の開閉テストをクリアし、メインディスプレイの耐衝撃性も前モデル比で3倍に強化されているとのことです 。実際に数週間使ってみても、ヒンジが軋むような音はなく、非常にスムーズで剛性の高さを感じました 。
しかし、その一方で気になる点もいくつかあります。まず、防水・防塵性能はIPX2/IP4Xと、防滴レベルに留まります 。これは小雨程度なら耐えられるものの、水没は絶対に避けなければならないことを意味します。キッチンで料理のレシピを確認する際には、少し気を使いました。
さらに、一部のユーザーレビューでは、短期間でのヒンジの破損や画面の不具合といった深刻な報告が前モデルから引き続き見受けられます 。また、私自身が体験したわけではありませんが、新品開封時からディスプレイに歪みがあったという声や、付属のクリアケースが非常に硬く、取り外しの際に本体を破損しそうになったという意見もあり、個体差や品質管理にはまだ課題が残されているのかもしれません 。
各種ポートとボタンの配置
本体のポートとボタンの配置は、標準的な構成です。右側面には上から音量ボタン、そして指紋センサーを兼ねた電源ボタンが配置されています。左側面にあるのはSIMスロットのみです。このSIMスロットはnanoSIMとeSIMのデュアルSIMに対応していますが、残念ながらmicroSDカードには対応していません。
本体底面には、充電とデータ転送を担うUSB Type-Cポート、そしてスピーカーとマイクが備わっています。上部にもマイクが一つあり、ステレオスピーカーは底面と、ディスプレイ上部の受話口部分に配置されています。
充実した付属品と注意点
同梱品はシンプルですが、ユーザーフレンドリーな配慮を感じました。箱の中には本体、SIM取り出しピン、クイックスタートガイドに加え、専用のクリアケースが付属しています。特に嬉しかったのは、メインディスプレイだけでなく、背面のサブディスプレイにも最初から保護フィルムが貼り付けられていたことです。気泡を気にせずフィルムを貼る手間が省け、開封してすぐに安心して使い始められます。
なお、充電アダプタとUSBケーブルは同梱されていないため 、急速充電を利用したい場合は、別途PD対応の充電器を用意する必要がある点は覚えておきましょう。
まとめ:デザインと耐久性
- 第一印象:前モデルから大幅に軽量化され、マットで指紋の付きにくい質感が所有満足度を高める。
- 携帯性:折りたためばポケットに収まるコンパクトさは健在で、軽くなったことでさらに魅力が増した。
- 操作性:ボタン配置の高さなど、縦折りならではの扱いにくさは残るものの、自立させて使える利便性は非常に高い。
- ビルドクオリティ:ヒンジの剛性感は高く評価できるが、防水性能の低さや一部ユーザーからの不具合報告には注意が必要。
- 総合評価:デザインと機能性は大きく進化した一方で、耐久性には一抹の不安も残る、魅力と課題が共存した一台。
ディスプレイ:nubia Flip 2 ~革命的なサブディスプレイが拓く新しいスマホ体験~
ここでは、「nubia Flip 2」のディスプレイについて、その表示品質や操作性、そして最大の進化点であるサブディスプレイの使い勝手を、前モデル「nubia Flip 5G」との比較を交えながら、実際に使って感じた驚きと感動をレビューしていきます。
メインディスプレイ:没入感を高める大画面と滑らかな操作性
nubia Flip 2を開くと、約6.9インチの鮮やかな有機ELディスプレイが姿を現します。解像度はフルHD+(2790×1188)と非常に高く、YouTubeで好きなアーティストのミュージックビデオを観ても、その繊細な映像美に引き込まれました。最大120Hzのリフレッシュレートに対応しているため、X(旧Twitter)のタイムラインを素早くスクロールしても、文字が目で追いやすく、残像感のない滑らかな表示は非常に快適です。
前モデル「nubia Flip 5G」も同等のスペックでしたが、本機はディスプレイ中央の折り目がさらに目立たなくなっているように感じました。もちろん、画面を消灯して光を当てれば折り目は確認できますが、動画視聴やゲームプレイ中に気になることは皆無で、その没入感を損なうことはありませんでした。屋外の強い日差しの下でも画面は十分に明るく、視認性は良好です。タッチ操作の反応も正確で、ストレスを感じることは一切ありませんでした。
サブディスプレイの第一印象:円形から実用的な長方形への劇的変化
前モデル「nubia Flip 5G」と並べてみて、最も衝撃を受けたのがサブディスプレイの進化です。前モデルが搭載していたのは、約1.43インチの円形ディスプレイ 。スマートウォッチのような見た目は個性的で愛着がありましたが、機能は時計や通知の確認などに限られていました 。
それに対し、nubia Flip 2が搭載するのは、約3.0インチの大型・長方形ディスプレイです 。これは単なるデザインの変更ではありません。円形から長方形に変わったことで、アプリの表示が非常に自然になりました。通常のスマートフォンの画面をそのまま小さくしたような縦長のアスペクト比なので、LINEのトーク画面やYahoo! JAPANのニュース記事を読んでも、窮屈さを感じません 。前モデルでは通知が途中で切れてしまい、結局本体を開くことが多かったのですが、本機では閉じたままでも多くの情報を把握できます。この「普通に使える」という感覚こそ、最大の進化だと感じました。
<サブディスプレイの違い>
- nubia Flip 2:長方形の約3インチ(682×422)有機EL
- nubia Flip 5G:丸型の約1.43インチ(466×466)有機EL
サブディスプレイ:スマホの常識を覆す、劇的な進化
この進化したディスプレイの真価は、その機能面にあります。実際に使って最も革命的だと感じたのは、このサブディスプレイ上で、なんとほとんどのスマートフォンアプリを直接起動できたことでした。実際に、駅の改札でモバイルSuicaを使ったり、コンビニのレジ前で閉じたままPayPayのQRコードを表示して支払いを済ませたりと、その手軽さに何度も感動しました。これまではスマホを開いてアプリを探すという一連の動作が必要でしたが、その手間が一切なくなり、スマートフォンの使い方が根底から変わる体験でした。
友人とLINEでメッセージをやり取りする際も、簡単な返信なら閉じたまま完結します。移動中にYouTubeで動画を流し見したり、音楽アプリを操作したりするのもお手の物。試しにゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』を起動してみましたが、さすがにこの小さな画面で快適にプレイするのは難しいものの、「閉じたままここまでできるのか」という驚きは大きなものでした。
ただし、このサブディスプレイにも弱点はあります。メインディスプレイに比べると輝度が低く、日中の屋外では少し見づらく感じることがありました。また、一部のアプリでは操作が最適化されておらず、意図した通りに動かない場面もありました。それでも、この「閉じたまま完結する」という新しい体験は、スマートフォンの可能性を大きく広げてくれる、まさに革命的な進化だと感じます。
<サブディスプレイでできること>
- メッセージの確認や返信
- 音楽の再生操作
- 天気予報の確認
- セルフィーの撮影
- アプリのウィジェット表示
- メインディスプレイ
- サイズ:約6.9インチ
- 種類:有機EL
- 解像度:2790×1188(フルHD+)
- リフレッシュレート:最大120Hz
- サブディスプレイ
- サイズ:約3.0インチ
- 種類:有機EL
- 解像度:682×422
- メインディスプレイの品質:高解像度・高リフレッシュレートの有機ELは、動画視聴からSNSまであらゆるシーンで最高の体験を提供。
- サブディスプレイの革命:前モデルの円形から大型の長方形へと進化し、閉じたままほとんどのアプリを操作できる圧倒的な利便性を実現。
- 新しいスマホ体験:QRコード決済やメッセージ返信など、日常のあらゆる動作がスマホを開かずに行え、その手軽さは感動的。
- 今後の課題:サブディスプレイの屋外での視認性や、一部アプリの操作性にはまだ改善の余地あり。
- 総合評価:特にサブディスプレイの進化は、折りたたみスマートフォンの新しいスタンダードを提示する、非常に満足度の高いもの。
パフォーマンス:nubia Flip 2 ~日常を支える快適動作と、知っておきたい注意点~
ここでは、nubia Flip 2の心臓部であるプロセッサの性能から、メモリ、ストレージ、そして実際の使用感までを、前モデル「nubia Flip 5G」との比較を交えながら、詳しくレビューしていきます。
プロセッサは折りたたみスマホに最適化されたDimensity 7300X
nubia Flip 2のパフォーマンスの核となるのは、MediaTek社の最新SoC(プロセッサ)Dimensity 7300Xです。これはTSMCの先進的な4nmプロセスで製造されており、電力効率と性能のバランスに優れています。CPUは、高性能なCortex-A78コアを4つ(最大2.5GHz)と、高効率なCortex-A55コアを4つ(最大2.0GHz)組み合わせた8コア構成です。
一方、前モデル「nubia Flip 5G」が搭載していたのは、Qualcomm社の「Snapdragon 7 Gen 1」でした。こちらも同じ4nmプロセスですが、CPU構成はCortex-A710とCortex-A510の組み合わせであり、アーキテクチャが異なります。Geekbench 6のスコアを見ると、nubia Flip 2はシングルコアで約1060点、マルチコアで約2900点を記録しており、前モデルのスコア(シングル約964点、マルチ約2761点)を上回る結果となりました。これは、日常的なアプリの応答性や処理速度が向上していることを示唆しています。
グラフィックス性能を担うGPUは、Arm Mali-G615 MP2を搭載。3Dグラフィックスの描画性能を測る3DMark Wild Lifeのスコアも、前モデルのAdreno 644を上回っており、グラフィック性能の向上が期待できます。この「Dimensity 7300X」は、特に本機のようなデュアルディスプレイを持つ折りたたみスマートフォン向けに最適化されている点が大きな特徴です。
日常操作はストレスフリー、マルチタスクも軽快
スペック上の数値だけでなく、実際の使用感も非常に快適でした。Chromeブラウザで複数のタブを開きながら調べ物をしたり、YouTubeで高画質の動画を再生したりといった日常的な操作で、動作がもたつくことは一切ありません。アプリの切り替えもスムーズで、まさにストレスフリーな体験です。
例えば、通勤中にSpotifyで音楽を聴きながら、Slackで仕事のメッセージを確認し、合間にX(旧Twitter)のタイムラインをチェックするといったマルチタスクも軽快にこなしてくれました。特に、サブディスプレイで音楽アプリを操作しながら、メインディスプレイでは別の作業をする、といった本機ならではの使い方ができるのも、この安定したパフォーマンスがあってこそだと感じました。写真の簡単な編集や加工も、待たされることなくサクサクと行えます。
通常利用では穏やかな発熱、しかし高負荷時には注意が必要
パフォーマンスとトレードオフになりがちなのが「発熱」です。Webブラウジングや動画視聴といった普段使いの範囲では、本体が熱を持つことはほとんどなく、常に快適な温度を保っていました。ベンチマークテストのような高い負荷をかけた直後でも、ほんのり温かくなる程度で、発熱は非常によく抑えられている印象です。
しかし、一部のユーザーからは、PUレザーケースを装着して長時間音楽を聴いていると、かなり熱を持ってアプリが落ちることがある、という報告も挙がっています。私の使用範囲ではそのような事象は確認できませんでしたが、ケースの素材や、バックグラウンドで重い処理を続けるような特定の状況下では、発熱が顕著になる可能性は考慮しておいた方が良いかもしれません。
メモリとストレージ:普段使いには十分だが、前モデルからの変更点も
メモリ(RAM)は6GB、内蔵ストレージ(ROM)は128GBを搭載しています。日常的な使い方であれば、この容量で不足を感じることは少ないでしょう。しかし、ここで注意したいのが、前モデル「nubia Flip 5G」(SIMフリー版)がメモリ8GB/ストレージ256GBという、より余裕のある構成だった点です。多くのアプリを同時に起動したり、大容量のデータを扱ったりするヘビーユーザーにとっては、このスペックダウンは少し気になるポイントかもしれません。
ストレージの種類はUFS 3.1規格に対応しており、アプリの起動やデータの読み書きは非常に高速です。実際に写真ギャラリーを開いた際、大量のサムネイルが一瞬で表示される速度は、この恩恵を実感できる瞬間でした。ただし、本機はmicroSDカードによるストレージの拡張には対応していないため、写真や動画をたくさん撮影する方は、クラウドサービスなどを活用して容量を管理する必要があります。
<nubia Flip 2のCPU仕様>
- 製造プロセス:TSMC 4nm
- CPU構成:4× Cortex-A78 (最大2.5GHz) + 4× Cortex-A55 (最大2.0GHz)
- GPU:Arm Mali-G615 MP2
- AIエンジン:MediaTek APU 655
まとめ:パフォーマンス
- CPU性能:最新のDimensity 7300Xを搭載し、前モデルを上回る快適な基本性能を実現。
- 日常の動作感:Webブラウジングや動画視聴、SNSといった普段使いでは全くストレスを感じさせない、サクサクとした軽快な動作。
- 発熱:通常利用ではほとんど気にならないレベルだが、特定の高負荷な状況下では注意が必要な場合も。
- メモリとストレージ:普段使いには十分な容量だが、前モデルよりスペックダウンしており、microSDカードにも非対応な点は要注意。
- 総合評価:ミドルレンジとして非常にバランスの取れたパフォーマンスで、多くのユーザーにとって満足のいく快適なスマホ体験を提供してくれる。
Antutuベンチマーク
nubia Flip 2が搭載するMediaTek Dimensity D7300Xプロセッサは、Antutu V10 ベンチマーク総合で約 60万点(609631)を記録しています。
例: Antutu V10.4.5 総合で「609631」、CPUで「189562」、GPUで「143360」、MEMで「121215」、UXで「155494」
一方、前モデル「nubia Flip 5G」はQualcomm Snapdragon 7 Gen 1 プロセッサを搭載し、Antutu V10 ベンチマーク総合で約69万点を記録していました。
例: Antutu V10.2.3 総合で「693847」、CPUで「243802」、GPUで「170419」、MEMで「129108」、UXで「150518」
nubia Flip 2は前モデル「nubia Flip 5G」よりもスコアが約9万点低くなっています。
GeekbenchではCPU性能が向上しているものの、GPUやメモリ性能を総合したAntutuベンチマークでは、前モデルの方が高いスコアを記録しました。これはSoCの特性の違いによるものと考えられます。
Dimensity D7300X 性能を比較
nubia Flip 2が搭載するMediaTek Dimensity D7300Xプロセッサは、他のCPUと比べて、どのくらいの性能なのでしょうか?Antutu ベンチマークで比較してみました。
<CPUランキング>
※Antutu V10 ベンチマーク総合スコアで比較したものです。
- Tensor G3 (Google Pixel 8a)・・・Antutu:107万
- Snapdragon 7 Gen 3 (motorola edge 50 pro)・・・Antutu:85万
- Dimensity 8020 (motorola edge 40)・・・Antutu:74万
- Dimensity 7200-Ultra (Redmi Note 13 Pro+ 5G)・・・Antutu:72万
- Snapdragon 7 Gen 1 (nubia Flip 5G)・・・Antutu:69万
- MediaTek Dimensity 7300X (nubia Flip 2)・・・Antutu:60万
- MediaTek Dimensity 7050 (OPPO Reno11 A)・・・Antutu:56万
- Qualcomm Snapdragon 6 Gen 1 (Xperia 10 VI)・・・Antutu:約54万
- Dimensity 7030 (motorola edge 40 neo)・・・Antutu:52万
- MediaTek Dimensity 7025 (moto g64 5G)・・・Antutu:50万
<比較から分かること>
MediaTek Dimensity 7300Xは、Antutu V10ベンチマークで60万点というスコアを持つ、ミドルレンジ市場向けのチップセットです。この性能は、前世代のSnapdragon 7 Gen 1には及ばないものの、Dimensity 7050やSnapdragon 6 Gen 1といった他のミドルレンジ向けチップセットを上回っており、日常的な使用環境においては十分な快適さを提供できるレベルにあります。具体的には、日常的な操作、例えばSNSの閲覧、ウェブサイトのブラウジング、動画視聴といった用途においては、多くの場合で快適な動作が期待できる性能レベルと言えます。
ゲーム性能
ここでは、nubia Flip 2が搭載するMediaTek Dimensity D7300Xプロセッサが、実際のゲームプレイでどれほどの性能を発揮するのかをレビューします。人気の高いゲームタイトルをいくつかプレイし、その動作感やフレームレート(FPS)を具体的にお伝えします。
原神 (Genshin Impact)
まず試したのは、美しいオープンワールドが魅力のアクションRPG『原神』です。グラフィック設定を「低」にしたところ、広大なフィールドを探索している間は、平均して30FPS前後を維持し、比較的スムーズに動き回ることができました。しかし、複数の敵との戦闘になり、派手な元素爆発のエフェクトが画面を埋め尽くすような場面では、フレームレートが20FPS台まで落ち込み、キャラクターの動きがカクつく瞬間が目立ちました。快適にプレイするためには、画質よりも安定性を重視した設定が必須だと感じます。
フォートナイト (Fortnite)
次に、人気のバトルロイヤルゲーム『フォートナイト』をプレイしました。こちらもグラフィック設定は「低」が基本となります。この設定で、ゲーム序盤のマップ降下からアイテムを集める段階までは、30FPSから40FPS程度で比較的安定して動作します。しかし、他のプレイヤーと遭遇し、建築を交えた激しい銃撃戦が始まると、フレームレートは不安定になりがちで、30FPSを下回ることも多く、一瞬の判断が求められる場面では少し厳しさを感じました。
Call of Duty: Warzone Mobile
モバイルゲームの中でも特に高いグラフィック性能を要求される『Call of Duty: Warzone Mobile』では、画質設定を「低」にしても、安定したパフォーマンスを維持するのは難しい印象でした。広大なマップを移動している間は30FPS前後で動作しますが、複数の部隊が入り乱れる激しい戦闘になると、フレームレートの低下が顕著に現れます。競技性の高いゲームであるため、このパフォーマンスでは、本格的にプレイするには少し物足りないかもしれません。
ディアブロ イモータル (Diablo Immortal)
無数の敵をなぎ倒す爽快感が魅力のハックアンドスラッシュRPG『ディアブロ イモータル』は、このスマートフォンと比較的相性が良いと感じました。グラフィック設定を「中」にしても、ほとんどの場面で30FPS以上を維持し、快適にプレイすることができました。ダンジョン内で大量の敵やスキルエフェクトが画面に溢れるような状況でも、ゲームプレイに深刻な支障が出るほどの落ち込みはなく、安定して楽しめます。
ウマ娘 プリティーダービー (Uma Musume Pretty Derby)
育成シミュレーションゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』は、非常に快適にプレイできました。「標準」画質設定であれば、育成パートからレース、そして見どころであるウイニングライブまで、ほぼ常に30FPS以上を保ち、カクつくことなく滑らかな映像で楽しむことができました。高画質設定にしてもプレイ自体は可能ですが、一部の豪華なライブ演出では、ごくわずかな処理落ちが見られることもありました。
まとめ:ゲーム性能
nubia Flip 2のゲーム性能は、ミドルレンジのスマートフォンとしてバランスの取れたレベルにあります。『ウマ娘 プリティーダービー』や『ディアブロ イモータル』のような、比較的負荷が中程度のゲームであれば、画質設定を調整することで非常に快適に楽しむことができます。
一方で、『原神』や『Call of Duty: Warzone Mobile』のような、非常に高い描画性能を要求されるタイトルでは、画質を大幅に下げる必要があり、フレームレートの安定性も厳しい場面が多くなります。あくまで「プレイはできる」という範囲に留まるため、常に最高の環境でゲームを楽しみたいコアなゲーマーには向きません。日常的な使用をメインとしつつ、空いた時間にカジュアルなゲームを楽しみたい、という使い方に最適な一台と言えるでしょう。
カメラ性能:nubia Flip 2 ~画質はそこそこ、でも撮影体験は最高に楽しい!~
ここでは、nubia Flip 2のカメラ性能に焦点を当て、そのユニークな撮影体験と画質の実力を、前モデル「nubia Flip 5G」との比較を交えながら、実際に様々なシーンで撮影した私のリアルな感想をレビューしていきます。
カメラの構成:進化したインカメラと、割り切ったレンズ構成
まずカメラのハードウェア構成ですが、nubia Flip 2は背面に約5000万画素のメインカメラと、約200万画素の深度測定用カメラを搭載しています。深度カメラはポートレートモードなどで背景をぼかすために使われるため、実質的にはメインカメラ一つで撮影するシングルカメラ構成と言えます。これは超広角レンズを持たない点で、前モデル「nubia Flip 5G」と同様の割り切った仕様です。
しかし、大きな進化点もあります。それはインカメラの画素数が、前モデルの約1600万画素から約3200万画素へと倍増したことです。これにより、ビデオ通話や通常の自撮りでの画質向上が期待できます。メインカメラのレンズはF値1.59と非常に明るく、光を多く取り込めるため、暗い場所での撮影に強いとされていますが、その実力は後ほど詳しく見ていきましょう。
<カメラ構成・画素数の違い>
- nubia Flip 2:(メインカメラ)約5000万画素広角+約200万画素深度(実質単眼)、(インカメラ)約3200万画素
- nubia Flip 5G:(メインカメラ)約5000万画素標準+約200万画素深度(実質単眼)、(インカメラ)約1600万画素
撮影が楽しくなる!折りたたみスマホならではのユニークな機能
このスマートフォンのカメラを語る上で欠かせないのが、折りたたみ構造を最大限に活かしたユニークな撮影機能です。正直なところ、画質だけで言えば同価格帯の他のスマートフォンに軍配が上がるかもしれません。しかし、nubia Flip 2には、それを補って余りある「撮影体験の楽しさ」がありました。
特に感動したのは、本体をL字に折り曲げてテーブルなどに置き、三脚なしで撮影できる「スタンド撮影」です。友人との食事の際に、テーブルの上にポンと置いてジェスチャーでシャッターを切るだけで、簡単に集合写真が撮れました。ピースサインや手のひらをカメラに向けるだけでタイマーが作動するので、誰かが撮影係になる必要もありません。
さらに、閉じた状態の約3インチのサブディスプレイをファインダー代わりにして、高画質な約5000万画素のメインカメラで自撮りができるのも、この上なく便利です。画質の低いインカメラを使う必要がなく、いつでも最高のクオリティで自分を撮影できるのは、SNSを多用する私にとって大きな喜びでした。
実際の写り:得意なシーンと苦手なシーンが明確
では、肝心の画質はどうでしょうか。日中の明るい屋外での撮影では、非常に満足のいく結果が得られました。空の青や木々の緑が自然な色合いで再現され、解像感も高く、スナップ写真としては十分すぎるクオリティです。ランチで訪れたカフェのテラス席で料理を撮影した際も、光が十分に当たっている場所では、料理の質感を美味しそうに捉えてくれました。
しかし、苦手なシーンも明確です。まず、ズーム性能は期待できません。デジタルズームのため、2倍を超えると画質の粗さが目立ち始め、最大10倍では記録用としても厳しいレベルです。また、暗い場所での撮影は、F値1.59という明るいレンズを搭載しているにもかかわらず、ノイズが多く、全体的にぼんやりとした印象の写真になりがちでした。夜景モードを使っても、街の灯りが白飛びしてしまい、ディテールが失われることが多かったです。
もう一つ気になったのが、シャッター音の大きさです。静かなカフェや図書館などで撮影するには、かなり躊躇してしまうほどの音量で、残念ながら音を消す設定はありませんでした。
動画撮影:手ブレ補正は一長一短
動画撮影は、4K/30fpsまで対応しています。電子式手ブレ補正も搭載されていますが、その効果は限定的だと感じました。例えば、歩きながら撮影すると、細かな振動は抑えてくれるものの、大きな揺れは補正しきれず、画面がカクカクしてしまうことがありました。定点での撮影や、ゆっくりとした動きであれば問題ありませんが、アクティブなシーンを撮影するには、別途ジンバルなどがあった方が良いかもしれません。
<nubia Flip 2のカメラ仕様、カメラ機能>
- カメラ仕様
- メインカメラ:約5000万画素(F値1.59)
- 深度カメラ:約200万画素
- インカメラ:約3200万画素
- 手ブレ補正:電子式手ブレ補正(EIS)
- カメラ機能
- スタンド撮影:本体を折り曲げて自立させ、三脚なしで撮影可能
- メインカメラセルフィー:サブディスプレイをファインダーにして高画質自撮り
- ジェスチャーシャッター:手のひらやピースサインでタイマー撮影
- 多彩な撮影モード:ポートレート、夜景、アートモード、コミックモードなど
- 動画撮影
- 4K/30fps、1080p/60fps、720p/30fpsに対応・電子手ブレ補正機能を搭載
まとめ:カメラ性能
- 画質の評価:日中の屋外など光が十分な環境では綺麗に撮れるが、ズームや暗所での撮影は苦手。
- 撮影体験:折りたたみ構造を活かしたスタンド撮影やメインカメラでの自撮りは、他のスマホでは味わえない圧倒的な楽しさと利便性を提供。
- ユニークな機能:ジェスチャー撮影やアートモードなど、写真を撮ることが楽しくなる機能が満載。
- 動画性能:手ブレ補正は搭載しているものの効果は限定的で、動きながらの撮影には向かない。
- 総合評価:カメラの絶対的な画質を求める人には不向きだが、「写真を撮るプロセス」そのものを楽しみたい人にとっては、唯一無二の魅力を持つ一台。
バッテリー持ちと充電:nubia Flip 2の1日使える安心感と進化した充電速度
ここでは、nubia Flip 2のバッテリー容量や実使用時間、充電速度について、前モデルとの比較を交えながら紹介します。
省電力設計で伸びたバッテリー駆動時間
まずはスペック上の数値から確認していきましょう。nubia Flip 2のバッテリー容量は4300mAhです。前モデルであるnubia Flip 5Gが4310mAhだったので、数値上はわずか10mAh減っていますが、ほぼ同等と言っていいでしょう。公称の連続待受時間は約410時間(FDD-LTE)とされています。
しかし、注目すべきは実際の持ちの良さです。バッテリーテスト(YouTube動画再生などを含む実使用シミュレーション)の結果を見ると、フル充電から残量20%になるまでの時間は12時間37分を記録しました。比較対象となる前モデル(同等スペックのLibero Flip)が同条件で9時間45分だったことを考えると、約3時間近くも寿命が延びています。SoCがSnapdragon 7 Gen 1から、電力効率に優れたDimensity 7300Xに変更された恩恵を強く感じます。
サブディスプレイ活用で1日余裕のスタミナ
実際に朝8時から夜22時頃まで、メイン機としてガッツリ使ってみました。通勤中に「YouTube」で動画を視聴し、日中は「X(旧Twitter)」での情報収集や「LINE」での連絡、移動中には「Googleマップ」を使用するというルーティンです。
結果として、帰宅時点でバッテリー残量は30%ほど残っていました。前モデルのnubia Flip 5Gを使っていた際は、通知を確認するために頻繁に画面を開閉する必要がありましたが、nubia Flip 2では約3インチに大型化したサブディスプレイだけでLINEの返信や天気予報のチェックが完結します。無駄にメイン画面を点灯させる回数が減ったことが、体感的なバッテリー持ちの向上に大きく貢献していると実感しました。ただし、高負荷な3Dゲームを長時間プレイすると発熱しやすく、バッテリーの減りも早くなる傾向があるため、ゲーマーの方はモバイルバッテリーの携帯をおすすめします。
待ち時間を短縮する急速充電の進化
充電速度に関しても、確実な進化を感じられました。nubia Flip 2は最大33Wの急速充電(PD3.0 PPS)に対応しており、約55分でフル充電が可能です。前モデルのnubia Flip 5Gがフル充電に約73分かかっていたのと比較すると、20分近く短縮されています。
実際にバッテリー残量1%から充電を試みたところ、わずか15分で41%まで回復しました。朝の支度をしている間に、半日分程度の電力をサクッと確保できるのは非常に頼もしいです。一点、惜しい点としてワイヤレス充電には非対応です。この点は前モデルと同様ですが、この価格帯と折りたたみという機構を考えれば、有線充電の速さで十分にカバーできる範囲だと感じました。
まとめ:バッテリー
- バッテリー容量:4300mAhを搭載し、前モデルと同等サイズながら効率化が進んでいる。
- 実使用時間:バッテリーテストで12時間37分を記録し、前モデル世代より約3時間向上している。
- 省電力性:大型サブディスプレイの活用により、メイン画面の点灯頻度が下がり消費電力を抑えられる。
- 充電速度:約55分で満充電が可能になり、前モデルの約73分から大幅に短縮された。
- ワイヤレス充電:非対応である点は前モデルから据え置きである。
通信性能:nubia Flip 2のエリア対応と接続安定性をチェック
ここでは、nubia Flip 2の対応バンドやWi-Fi、Bluetoothなどの通信性能について、実際の使用感を交えて紹介します。
キャリアを選ばない自由さと5Gの快適さ
nubia Flip 2は、SIMフリーモデルとして非常に優秀な通信仕様を持っています。物理的なnanoSIMカードに加え、ダウンロード型のeSIMにも対応しており、用途に合わせて2つの回線を使い分けるデュアルSIM運用が可能です。実際に私は、メインの通話回線にドコモ系のSIM、データ通信用に「楽天モバイル」のeSIMを設定して使ってみましたが、APN設定もスムーズに行え、エリア内であれば問題なく5Gの高速通信を享受できました。
注目すべき進化点は、対応バンドの拡充です。前モデルのnubia Flip 5Gも主要キャリアに対応していましたが、nubia Flip 2では5Gバンドの「n1」が新たに追加されています。これにより、より幅広いエリアで5Gを掴みやすくなっているのは大きなメリットです。地下鉄の移動中やビルの奥まった場所でも電波表示が安定しており、Webブラウザの読み込みもスムーズでストレスを感じませんでした。ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルの主要バンドを網羅しているため、乗り換えの際も安心感があります。
クリアな通話
通話品質に関しては、VoLTEによるクリアな音声で、相手の声がこもったり途切れたりすることはありませんでした。サブディスプレイでの操作に対応しており、スピーカーフォンやイヤホンを使えば閉じたまま通話ができるのも便利です。本機にはAIを活用した通話機能も搭載される予定ですが、基本的な通信・通話性能の足場がしっかりしているため、ビジネスの大事な電話でも安心して利用できるでしょう。
最新規格による安定したワイヤレス接続
自宅やカフェでの通信環境も快適そのものです。Wi-Fi規格は高速な「Wi-Fi 6E」に対応しており、6GHz帯を利用できるルーター環境下では、混雑しがちな夜間の時間帯でも動画のストリーミングが止まることなく再生できました。
また、Bluetoothのバージョンは前モデルの5.2から「5.4」へとアップグレードされています。お気に入りのワイヤレスイヤホンを接続して人混みの中を歩いてみましたが、音飛びや接続切れは一度も発生せず、非常に安定していました。スマートウォッチとの常時接続も途切れることがなく、地味ながら確実な進化を感じるポイントです。
正確な位置情報
外出時のナビゲーション性能についても検証してみました。「Googleマップ」を起動して目的地までのルート案内を利用しましたが、現在地を示すアイコンがふらつくこともなく、交差点での右左折のタイミングも正確でした。高層ビルが立ち並ぶエリアでも位置ズレが少なく、GPSの捕捉精度は十分に高いと感じます。
まとめ:通信性能
- SIM仕様:nanoSIMとeSIMのデュアルSIM構成に対応し、回線の使い分けが容易。
- 対応バンド:前モデルから5Gバンド「n1」が追加され、国内4キャリアの主要周波数帯を網羅している。
- Wi-Fi:Wi-Fi 6Eに対応し、高速かつ安定したデータ通信が可能。
- Bluetooth:前モデルの5.2から5.4へ進化し、ワイヤレス機器との接続安定性が向上した。
- GPS精度:Googleマップでのナビゲーションも快適で、ビル街でも位置ズレが少ない。
オーディオ性能:nubia Flip 2のサウンド体験とワイヤレス接続の注意点
ここでは、nubia Flip 2のスピーカー音質や、Bluetooth接続の仕様変更による影響について、実機での試聴体験をもとに紹介します。
デュアルスピーカーの搭載と仕様の変化
nubia Flip 2は、前モデル同様に本体の底面と画面上部にそれぞれスピーカーユニットを配置したステレオスピーカーを搭載しています。3.5mmイヤホンジャックは搭載されていないため、有線イヤホンを使いたい場合はUSB Type-Cからの変換アダプタが必要です。
ハードウェアの構成として注目したいのは、SoCがSnapdragon製からMediaTek製(Dimensity 7300X)に変更された点です。前モデル「nubia Flip 5G」は「DTS:X Ultra」に対応していましたが、今回のモデルではそうした音響技術の表記が見当たりません。これが実際の音質にどう影響しているのか、じっくり聴き比べてみました。
バランス重視のスピーカー音質
実際に自宅のリビングで、Official髭男dismの『Subtitle』を最大音量付近で再生してみました。第一印象として、音量は非常に大きく、部屋中に響き渡るほどのパワーがあります。ただ、スピーカーのバランスには少し偏りを感じました。底面のスピーカーからはしっかりとした音が鳴るのに対し、上部のスピーカーは補助的な役割に留まっており、低音の迫力はやや控えめです。
ボーカルなどの中音域はクリアで、歌詞も明瞭に聞き取れます。高音域もキンキンと耳に刺さることなく、比較的マイルドな調整です。一方で、ベースやドラムの重厚な低音を期待すると、どうしても軽さを感じてしまいます。YouTubeでの動画視聴やラジオ感覚でBGMを流す分には十分ですが、映画鑑賞で臨場感を味わいたい場面では、少し物足りなさを感じるのが正直なところです。
Bluetooth接続の進化とコーデックの課題
ワイヤレス接続に関しては、Bluetoothのバージョンが前モデルの5.2から5.4へと進化しました。通勤ラッシュ時の満員電車でワイヤレスイヤホンを使用してみましたが、接続の安定性は抜群で、音飛びや途切れは一度も発生しませんでした。
しかし、オーディオファンにとって残念な変更点があります。それは対応コーデックです。前モデルのnubia Flip 5Gは「Snapdragon Sound」に対応し、高音質な「aptX Adaptive」や「LDAC」が利用できました。対して、nubia Flip 2ではSBC、AAC、aptXには対応しているものの、「aptX Adaptive」には非対応となっています。SoCの変更に伴い、Qualcomm系の上位コーデックが使えなくなった点は、前モデルからの明確なダウングレードと言わざるを得ません。高音質を追求する方は、接続するイヤホンの対応コーデックを事前に確認することをおすすめします。
まとめ:オーディオ性能
- スピーカー構成:底面と上部に配置されたステレオスピーカーを搭載しているが、音の出力は底面側に偏りがある。
- 音質傾向:中音域のボーカルはクリアだが、低音の迫力は控えめであり、動画視聴向きのチューニングである。
- Bluetoothバージョン:5.4に対応し、混雑した場所でも接続安定性は非常に高い。
- コーデック対応:前モデルで対応していた「aptX Adaptive」が非対応となり、高音質再生の選択肢が狭まった。
- イヤホンジャック:非搭載のため、有線接続には変換アダプタが必要である。
OSと機能:nubia Flip 2 ~日常を豊かにする利便性と、未来への期待~
ここでは、nubia Flip 2のソフトウェア(OS)や、おサイフケータイや生体認証といった日々の使い勝手を左右する機能について、実際に使って感じた魅力や注意点を、前モデル「nubia Flip 5G」との比較を交えながら詳しくレビューします。
OSとユーザーインターフェース:シンプルな操作性とAIがもたらす未来
nubia Flip 2には、最新のAndroid 14がプリインストールされています。メーカーによる過度なカスタマイズは少なく、素のAndroidに近いシンプルな操作感なので、他のスマートフォンからの機種変更でも戸惑うことはないでしょう。また、文字やアイコンを大きく表示する「シンプルモード」も搭載されており、スマートフォン初心者の方でも安心して使える配慮が感じられました。
OSのアップデート:Android 15への迅速な対応
nubia Flip 2は発売時にAndroid 14を搭載していましたが、2025年9月24日より、最新のAndroid 15へのOSバージョンアップがY!mobileから配信されています。前モデルのnubia Flip 5GがAndroid 13搭載でスタートしたことを踏まえると、発売から1年未満でメジャーアップデートが提供されたことは、ZTEおよびY!mobileのサポート体制が強化されている証拠と言えるでしょう。
実際に手元の端末でアップデートを確認してみたところ、更新後のビルド番号は「2.0.2_U」となりました。このアップデートにはOSのバージョンアップだけでなく、セキュリティの向上も含まれており、安心して使い続けられる環境が整えられています。また、一部のユーザー体験として報告されていたHDR動画再生時の色味の問題なども、この更新によって修正されているケースがあるようで、機能改善への期待も持てます。
なお、海外の公式サイトにおけるサポート方針を確認すると、具体的な年数は明記されていないものの、「購入日から今後数年間」にわたりセキュリティアップデートとシステムアップデートを提供し続ける旨が記載されています。格安の折りたたみスマホとはいえ、こうした長期的なサポート姿勢が示されている点は、メイン機として長く使いたいユーザーにとって大きな安心材料です。ただし、アップデート中は緊急通報を含むすべての機能が使えなくなるため、時間に余裕があるタイミング(所要時間は最大30分程度)で、Wi-Fi環境下にて実施することをおすすめします。
アップデートでAI機能も利用可能に
本機のOSで最も期待感を抱いたのは、2025年3月以降に予定されているAI機能のアップデートです。通話内容をリアルタイムで11言語に通訳してくれる「リアルタイムAI通訳」や、知らない番号からの着信にAIが応答してくれる「リアルタイムAI助手」など、未来的な機能が追加される予定です。
これは単なるOSアップデートに留まらない、スマートフォンの使い方そのものを変える可能性を秘めており、今からその実装が待ち遠しいです。OSのサポート期間に関する明確な言及はありませんが、こうした大規模な機能追加が予定されている点は、将来性への安心材料と言えるでしょう。
日常を劇的に変える便利機能
このスマートフォンの真価は、日々の何気ない動作を驚くほど快適にしてくれる、数々の便利機能にあります。特に、日本市場では必須とも言える「おサイフケータイ(FeliCa)」に対応している点は、大きなアドバンテージです。駅の改札でモバイルSuicaをかざしたり、コンビニでQUICPayで支払ったりと、キャッシュレス決済がこれ一台で完結します。
中でも私が最も感動したのは、サブディスプレイと連動したショートカット機能です。設定で音量キーの2回押しにPayPayの起動を割り当てておけば、レジの行列に並んでいる間に、本体を閉じたままポケットの中で操作するだけで、瞬時に支払い用のQRコードを表示できます。このスマートさは、一度体験すると手放せなくなるほどの快感でした。
また、側面にある電源ボタン一体型の指紋認証と顔認証、どちらの生体認証も非常に高速かつ正確で、ストレスを感じる瞬間は一切ありませんでした。手が塞がっている時は顔認証で、ポケットから取り出す際は指紋認証で、といった具合に、状況に応じてスムーズにロックを解除できるのは本当に快適です。
<nubia Flip 2の主な便利機能>
- おサイフケータイ: Suicaや各種電子マネーに対応し、キャッシュレス決済が可能。
- サブディスプレイでのアプリ起動: 閉じたままPayPayなどのアプリを起動・操作でき、ショートカット機能も便利。
- 高速なデュアル生体認証: スムーズで正確な指紋認証と顔認証に対応。
- シンプルモード: 文字やアイコンを大きく表示し、スマホ初心者でも使いやすいUI。
- デュアルSIM: nanoSIMとeSIMを組み合わせ、2つの番号を使い分け可能。
- 通話録音機能: 標準の通話だけでなく、LINEなどのアプリ通話も録音可能。
- 今後のAI機能: 2025年3月以降、リアルタイム通訳などの機能がアップデートで追加予定。
まとめ:OSと機能
- OSとUI:素直で使いやすいAndroid 14を搭載し、今後のAIアップデートによる機能拡張に大きな期待が持てる。
- おサイフケータイ:日本市場に必須の機能に完全対応し、サブディスプレイとの連携で利便性がさらに向上。
- 利便性:高速な生体認証と、特にサブディスプレイを活用したショートカット機能は、日々の使い勝手を劇的に向上させる。
- 総合評価:オーディオ面に惜しい点はあるものの、それを補って余りある卓越した利便性と将来性を備えており、ユーザーの毎日を豊かにしてくれる。
nubia Flip 2 と nubia Flip 5Gの違い
ここでは、新しい折りたたみスマートフォン「nubia Flip 2」と、その前モデルにあたる「nubia Flip 5G」の主な違いをスペックの観点から比較し、どのような進化を遂げ、また何が変わったのかを詳しく解説していきます。
サブディスプレイ
- nubia Flip 2: 約3.0インチ 長方形有機EL (682×422)
- nubia Flip 5G: 約1.43インチ 円形有機EL (466×466)
- 違い:Flip 2で最も進化した点です 。Flip 5Gの円形ディスプレイは通知確認がメインでしたが、Flip 2では大型・長方形になったことで、閉じたままPayPayなどのアプリを実用的に操作できるようになりました 。
サイズ
- nubia Flip 2: 開時: 約170×76×7.5mm / 閉時: 約87×76×15.8mm
- nubia Flip 5G: 開時: 約170×76×7.3mm / 閉時: 約88×76×15.5mm
- 違い:数値上のサイズはほとんど同じですが、次に説明する重量が大きく異なります。
重量
- nubia Flip 2: 約191g
- nubia Flip 5G: 約214g
- 違い:Flip 2は約23gも軽量化されており、手に持った際の感覚や携帯性が大幅に向上しています 。
カラー
- nubia Flip 2: ホワイト、ブラック、ブルーの3色展開
- nubia Flip 5G: ブラックの1色のみ
- 違い:Flip 2はカラーバリエーションが増え、ユーザーの好みに合わせて選べるようになりました。
プロセッサ (SoC)
- nubia Flip 2: MediaTek Dimensity 7300X
- nubia Flip 5G: Qualcomm Snapdragon 7 Gen 1
- 違い:異なるメーカーのSoCを搭載しています。ベンチマークスコアでは、Dimensity 7300Xを搭載するFlip 2が若干優位な結果を示しています 。
メモリ (RAM) & ストレージ (ROM)
- nubia Flip 2: 6GB RAM / 128GB ROM
- nubia Flip 5G: 8GB RAM / 256GB ROM(オープンマーケット版)
- 違い:ワイモバイル版のFlip 2は、前モデルのSIMフリー版と比較してメモリとストレージの容量が少なくなっています。この点は明確なスペックダウンと言えます。
OSとサポート
- nubia Flip 2: Android 14搭載 。2025年3月以降にAI機能(リアルタイム通訳など)の大型アップデートを予定 。
- nubia Flip 5G: Android 13搭載 。
- 違い:Flip 2はより新しいOSを標準搭載し、将来的な機能追加アップデートも約束されているため、ソフトウェア面でのサポートに期待が持てます。
耐久性
- nubia Flip 2: メーカーはヒンジの耐久性(約30万回)や画面の耐衝撃性向上(前モデル比3倍)をアピール 。
- nubia Flip 5G: ユーザーから短期間でのヒンジ故障報告が複数あり 。
- 違い:Flip 2は物理的な耐久性の向上が図られています。ただし、どちらのモデルも防水性能はIPX2(防滴レベル)と低いため、水濡れには注意が必要です 。
Bluetoothオーディオ
- nubia Flip 2: SBC, AAC, aptXに対応 。
- nubia Flip 5G: aptX Adaptive, LDACなどの高音質コーデックに対応 。
- 違い:音楽再生時の音質にこだわるユーザーにとっては、Flip 2は前モデルから明確にスペックダウンしています。
まとめ:nubia Flip 2とnubia Flip 5Gの違い
nubia Flip 2は、単なる「nubia Flip 5G」の後継機というわけではなく、コンセプトを一部見直したモデルと言えます。最大の進化点は、大型化し実用性が飛躍的に向上したサブディスプレイです。これにより、スマートフォンを閉じたままでも多くの操作が可能になり、折りたたみスマホならではの利便性が格段に向上しました。また、軽量化や新しいOSの搭載、将来的なAI機能の追加も大きな魅力です。
その一方で、オープンマーケット版の「nubia Flip 5G」と比較すると、メモリやストレージ容量、そして高音質Bluetoothコーデックへの対応といった面でスペックが抑えられています。これらの変更点は、コストパフォーマンスを最大限に高めるためのトレードオフと考えられます。nubia Flip 2は、最先端のスペックを追い求めるのではなく、折りたたみスマートフォンの新しい使い方と体験を手頃な価格で提供することに重点を置いた、非常に戦略的な一台と言えるでしょう。
nubia Flip 2のメリット・デメリット
nubia Flip 2は、その手頃な価格で折りたたみスマートフォン市場に大きなインパクトを与えました。しかし、購入を検討する上で、その魅力的な点と注意すべき点を正確に理解することが重要です。ここでは、nubia Flip 2のメリットとデメリットを、前モデルや他のスマートフォンとの比較を交えながら詳しく解説します。
メリット(長所、利点)
メリット1:圧倒的なコストパフォーマンス
最大のメリットは、なんと言ってもその価格です。多くの折りたたみスマートフォンが15万円を超える中、nubia Flip 2はワイモバイルの「新トクするサポート」を利用することで、実質2万円以下という破格の価格で手に入れることが可能です。前モデルの「nubia Flip 5G」も約8万円と安価でしたが、それをさらに下回る価格設定は、「折りたたみスマホを一度試してみたい」と考えていたユーザーにとって、この上ない魅力と言えるでしょう。
メリット2:劇的に進化した「使える」サブディスプレイ
前モデル「nubia Flip 5G」のサブディスプレイは、時計や通知を確認する程度の円形ディスプレイでした。しかし、nubia Flip 2では約3インチの大型・長方形ディスプレイへと進化し、その利便性は劇的に向上しました。
このサブディスプレイでは、ほとんどのアプリを起動できます。実際に、閉じたままPayPayでQRコード決済をしたり、LINEのメッセージを確認して返信したりといった操作が可能です。この「スマホを開かずに操作が完結する」手軽さは、他の高価格帯の折りたたみスマホと比較しても遜色ない、非常に大きなメリットです。
メリット3:軽量化されたコンパクトなデザイン
前モデルの約214gから約191gへと20g以上も軽量化された点も大きな進化です。この軽量化により、ポケットに入れた際の負担が減り、長時間の使用でも疲れにくくなりました。折りたためば手のひらに収まるコンパクトさと相まって、携帯性は非常に優れています。
メリット4:日常使いには十分なパフォーマンスとバッテリー
搭載されているSoC(プロセッサ)「Dimensity 7300X」は、SNSやウェブブラウジング、動画視聴といった日常的な操作をストレスなくこなせる十分な性能を持っています。また、バッテリー持ちも良好で、一般的な使い方であれば1日中充電を気にせずに使用できます。これは、前モデルと比較しても改善されている点です。
メリット5:日本市場に必須の機能を網羅
手頃な価格ながら、おサイフケータイ(FeliCa)に対応している点は非常に重要です。Suicaや各種電子マネーが使えるため、日本のキャッシュレス環境に完全に対応しています。また、指紋認証と顔認証の両方に対応しており、セキュリティと利便性を両立しています。
デメリット(短所、欠点)
デメリット1:物足りないカメラ性能
日中の明るい場所では綺麗な写真が撮れるものの、ズーム撮影や暗い場所での撮影は苦手です。特に、デジタルズームは画質の劣化が激しく、夜景モードではノイズが目立ち、白飛びが発生しやすい傾向にあります。カメラ性能を重視するユーザーにとっては、大きな不満点となる可能性があります。
デメリット2:ハイエンド機には及ばない処理性能
日常使いには十分なパフォーマンスですが、グラフィック負荷の高い3Dゲームなどを最高設定で快適にプレイするには力不足です。『原神』のようなゲームをプレイする際は、画質設定を調整する必要があり、ヘビーゲーマーには向きません。
デメリット3:防水性能の低さと耐久性への懸念
防水性能はIPX2等級と、あくまで「防滴」レベルです。雨の中での使用や水回りでの扱いには細心の注意が必要です。また、一部のユーザーからは、短期間でのヒンジの不具合や画面の歪みといった耐久性に関する報告も挙がっており、長期的な利用には少し不安が残ります。
デメリット4:高音質ワイヤレスオーディオに非対応
前モデル「nubia Flip 5G」はLDACやaptX Adaptiveといった高音質なBluetoothコーデックに対応していましたが、nubia Flip 2では非対応となりました。これは明確なスペックダウンであり、高音質のワイヤレスイヤホンで音楽を楽しみたいユーザーにとっては大きなデメリットです。
デメリット5:ワイヤレス充電に非対応
急速充電には対応しているものの、ワイヤレス充電には対応していません。最近ではミドルレンジのスマートフォンでも対応機種が増えているため、普段からワイヤレス充電を利用しているユーザーにとっては不便に感じるかもしれません。
デメリット6:microSDカードが使えない
nubia Flip 2は、microSDカードスロットを搭載していません 。そのため、内蔵ストレージの容量を後から増やすことができません。写真や動画をたくさん保存したい場合や、容量の大きいアプリを複数インストールしたい場合は、128GBのストレージ容量では不足する可能性があります 。
デメリット7:3.5mmイヤホンジャックがない
nubia Flip 2は、3.5mmイヤホンジャックを搭載していません 。そのため、これまで使っていた有線イヤホンを使用する場合は、USB Type-Cからの変換アダプタを別途用意する必要があります。もちろん、ワイヤレスイヤホンを利用する場合は問題ありません。
デメリット8:充電アダプタが付属しない
nubia Flip 2には、充電アダプタとUSBケーブルが付属していません 。そのため、急速充電の恩恵を受けるには、USB PD(Power Delivery)に対応した充電アダプタを別途購入する必要があります。コストを抑えるための措置だと思われますが、初めてスマートフォンを購入する方などは注意が必要です。
nubia Flip 2のスペック(仕様)一覧
- メインディスプレイ: 約6.9インチ、解像度2790 x 1188 pxの有機EL
- サブディスプレイ: 約3インチ、解像度682 x 422 pxの有機EL
- プロセッサ: MediaTek Dimensity D7300X
- CPU: Arm Cortex-A78 (最大2.5GHz) x 4 + Arm Cortex-A55 (最大2.0GHz) x 4
- GPU: Arm Mali-G615 MP2
- RAM(メモリ): 6GB
- ストレージ: 128GB UFS 3.1
- バッテリー: 4300mAh
- 駆動時間: 連続通話時間「FDD-LET」: 約1350分、連続待受時間「FDD-LET」: 410時間/AXGP: 410時間
- 充電: 急速充電対応 (PD3.0 PPS)、Type-C、時間:約55分
- 背面カメラ: 約5000万画素 (メイン) + 約200万画素 (深度)
- 前面カメラ: 約3200万画素
- ワイヤレス通信: Wi-Fi 6E (IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.4
- NFC/おサイフケータイ: 対応
- インターフェース: Type-C
- 防水防塵: IPX2/IP4X
- 生体認証: 指紋認証、顔認証
- OS: Android 14
- サイズ: Open: 約76x170x7.5mm、Close: 約76x87x15.8mm
- 重量: 約191g
- カラー: ブラック、ホワイト、ブルー
- 付属品: クリアケース、メイン・サブ画面フィルム(貼付済み)、SIMピン、クイックスタートガイド
- 5G通信: 対応
- SIMカード: nanoSIM + eSIM
対応バンド:nubia Flip 2で楽天モバイル回線は使える?
nubia Flip 2は5G通信に対応しています。
SIMはNanoSIMと物理的なカードを必要としないeSIMに対応しています。
対応バンドは以下の通りです。
- 5G: n1、n3、n28、n41、n77、n78、n79、n257
- 4G FDD-LTE: 1、2、3、4、5、7、8、12、17、18、19、21、25、26、28 TDD-LTE (AXGP含む): 38、39、40、41、42
- 3G (W-CDMA): I、II、IV、V、VI、VIII、XIX
- 2G GSM: 850MHz、900MHz、1800MHz、1900MHz
対応バンドの詳細
ドコモ回線、au回線、ソフトバンク回線、楽天モバイル回線のバンドにどのくらい対応しているのか、調べてみました。
ドコモ回線
- 4G (LTE): 主要バンドである1、3、19、21に対応しています。 また、プラチナバンドであるBand 19にも対応しているので、繋がりやすさにも期待できます。
- 5G: Sub6のn77、n78、n79に対応しており、高速通信が可能です。ミリ波のn257にも対応しています。
au回線
- 4G (LTE): 主要バンドである1、18、26に対応しています。 また、パートナー回線(au回線を利用したMVNO)で重要なBand 1に対応しているのもポイントです。
- 5G: Sub6のn77、n78に対応しており、高速通信が可能です。
ソフトバンク回線
- 4G (LTE): 主要バンドである1、3、8に対応しています。プラチナバンドであるBand 8にも対応しています。
- 5G: Sub6のn77に対応しています。
楽天モバイル回線
- 4G (LTE): 主要バンドである3、18に対応しています。パートナー回線(au回線)で重要なBand 1にも対応しています。
- 5G: Sub6のn77、n78に対応しています。
結論
ZTE nubia Flip 2は国内の主要な周波数帯に対応していることがわかります。 特に、5Gのn77、n78、n79に対応している点は、高速通信を期待できるポイントです。 また、海外の周波数帯にも幅広く対応しているため、海外旅行や出張時にも役立ちます。
ただし、モバイル通信を利用するには、自分のSIMがスマホ側のバンドに対応している必要があります。
こちらのページで対応しているかどうかを確認できます。
ドコモ、ソフトバンク、au、楽天モバイル回線の「対応バンド」を詳細にチェック!
nubia Flip 2の評価
8つの基準で「nubia Flip 2」を5段階で評価してみました。
【項目別評価】
画面の見やすさ:★★★★☆
メインディスプレイは大型有機ELで非常に見やすいですが、サブディスプレイが直射日光下でやや輝度不足に感じる場面がありました。
スペック:★★★☆☆
日常使いには十分快適な性能ですが、メモリ容量など前モデルより抑えられた点もあり、最新のハイエンド機には及びません。
耐久性:★★☆☆☆
メーカーはヒンジの耐久性をアピールしていますが、防水性能がIPX2と低く、一部で不具合の報告も見られるため長期利用には不安が残ります。
デザイン:★★★★☆
前モデルから大幅に軽量化され、指紋が付きにくいマットな質感は非常に好印象です。折りたたみスマホとして洗練されています。
通信:★★★☆☆
Wi-Fi 6Eなど最新規格に対応している点は良いですが、高音質Bluetoothコーデックに非対応なのは大きなマイナスポイントです。
機能:★★★★★
おサイフケータイへの対応に加え、閉じたままアプリが使えるサブディスプレイの利便性は素晴らしく、機能性は価格以上です。
使いやすさ:★★★★☆
サブディスプレイの進化で、スマホを開かずにできることが格段に増え、日常の使い勝手が劇的に向上しました。
価格:★★★★★
折りたたみスマートフォンとしては破格の価格設定であり、コストパフォーマンスは他の追随を許さないレベルです。
総評:★★★★☆
nubia Flip 2は、カメラや耐久性といった明確な妥協点と引き換えに、革命的なサブディスプレイの利便性と圧倒的なコストパフォーマンスを手に入れた、折りたたみスマートフォンの入門機として最適な一台です。
最大の魅力:革命的なサブディスプレイと価格
このスマートフォンの評価を大きく引き上げているのは、間違いなく「サブディスプレイ」と「価格」です。前モデルのアクセサリー的な円形ディスプレイとは一線を画し、ほとんどのアプリを単体で動かせる約3インチの長方形ディスプレイは、スマートフォンの使い方を根底から変えます。
レジ前でスマホを開かずにPayPayで支払いを済ませたり、友人からのLINEに閉じたまま返信したり、その体験は未来を感じさせるほどの利便性です。この革新的な機能を、多くの人が手を出しやすい価格で実現した点が、nubia Flip 2の最大の功績と言えるでしょう。
注意すべき妥協点:カメラと耐久性
しかし、その魅力的な価格を実現するために、いくつかの点が犠牲になっていることも事実です。特にカメラ性能は、日中の明るい場所では問題ありませんが、ズームや暗所での撮影は苦手としており、写真にこだわりたいユーザーには物足りません。
また、防水性能が低いことに加え、一部ユーザーからは短期間での不具合も報告されており、耐久性には一抹の不安が残ります。日々の生活でラフに扱いたい、あるいは一台を長く安心して使いたいと考えるユーザーにとっては、この点は慎重に検討すべきポイントです。
こんな人におすすめ
これまで価格がネックで折りたたみスマートフォンに手を出せなかった方に、まず試してほしい一台です。 特に、閉じたままでも決済やメッセージ確認が可能な大型サブディスプレイは、日々の操作を劇的に効率化してくれます。 コンパクトさとおサイフケータイなどの実用性を両立させつつ、人とは違う個性的なスマートフォンを持ちたいと考えている方に、最高のパートナーとなるでしょう。
【本体一括購入】Y!mobile nubia Flip 2 ブルー 【MNP乗り換え・シンプルS専用】 購入後申込必須 ※開通後発送
nubia Flip 2の価格・購入先
※価格は2025/12/10に調査したものです。価格は変動します。
ECサイト
- Amazonで66,109円(Y!mobile版・SIM契約必須)、
- 楽天市場で46,816円(送料無料・中古・本体のみ)、
- ヤフーショッピングで50,280円(中古・本体のみ)、
で販売されています。
Amazonで「nubia Flip 2」をチェックする
楽天市場で「nubia Flip 2」をチェックする
ヤフーショッピングで「nubia Flip 2」をチェックする
AliExpressで「nubia Flip 2」をチェックする
米国 Amazon.comで「nubia Flip 2」をチェックする
nubia Flip 2を安く買う方法
「nubia Flip 2」をできるだけ安く購入するには、ワイモバイルを利用するのがいいでしょう。セールで値下げされることがあるので、こまめにチェックすることをおすすめします。
ワイモバイル(Y!mobile)
基本的な機種代金(一括)は、どの契約区分でも 85,680円 です。
多くの契約区分で「新トクするサポート(A)」を利用できます。これは、48回払いで購入し、25ヵ月目に機種を返却することで、残りの支払いが免除されるプログラムです。
1. 新規契約 / 他社からのりかえ(MNP) / 機種変更
この3つの契約区分(シンプル3 M/Lプラン適用時)では、同じ割引が適用されます。
- 割引額: 16,560円
- 割引適用後の支払総額: 69,120円
- 月々の支払い額: 1~24回目は40円/月
- 新トクするサポート(A)利用時(25ヵ月目返却):
- 実質負担額は960円
- 25~48回目の支払いは不要になります。
2. ソフトバンク/LINEMOからのりかえ
この契約区分では、上記の割引(16,560円)が適用されません。
- 支払総額: 85,680円(割引なし)
- 月々の支払い額: 1~24回目は730円/月
- 新トクするサポート(A)利用時(25ヵ月目返却):
- 実質負担額は17,520円
- 25~48回目の支払いは不要になります。
重要なポイント: 最もお得に購入できるのは、「他社からのりかえ」「新規契約」「機種変更」の区分で、2年後に機種を返却する前提での実質960円です。
ワイモバイルで「nubia Flip 2」をチェックする
※ワイモバイルのSIMに関することはこちらの記事で紹介しています。
「ワイモバイル」乗り換え続出でパンクする格安SIMを調査してみた
おすすめのライバル機種と価格を比較
「nubia Flip 2」に似た性能をもつスマートフォンも販売されています。価格の比較もできるので、ぜひ参考にしてみてください。
motorola razr 60
motorolaから発売された折りたたみ式の5Gスマートフォンです(2025年10月10日発売)。
Android 15、MediaTek Dimensity 7400X、8GBまたは12GBメモリ、メイン約6.9インチpOLED (FHD+, 120Hz)とアウト約3.6インチpOLED (90Hz)ディスプレイ、256GBまたは512GBストレージ、4,500mAhバッテリー、背面約5000万画素+約1300万画素の2眼カメラ、前面約3200万画素のフロントカメラを搭載しています。
また、独自AI「moto ai」(とりまリスト、おまとめメモ、プレイリストスタジオなど)、Google Gemini、IP48防水防塵、チタン製ヒンジプレート、リフレッシュレート最大120Hz(メイン・アウトは最大90Hz)、フレックスビュースタイル撮影、カムコーダーモード、適応型手ブレ補正、最大4K/30fpsの動画撮影、「Smart Connect」機能、「Moto Unplugged」機能に対応。
Dolby Atmos、ステレオスピーカー、30W有線 急速充電、15Wワイヤレス充電、おサイフケータイ、Motoジェスチャー、指紋認証、顔認証、USB Type-C、5G通信、Wi-Fi 6E (802.11ax)、Bluetooth 5.4、GPS、eSIMにも対応しています。
価格は、Amazonで104,218円(税込・国内版・PB8E0002JP)、楽天市場で113,580円(送料無料)、ヤフーショッピングで115,800円、です。
関連記事:motorola razr 60徹底レビュー!razr 50比較で進化点を検証
Amazonで「motorola razr 60」をチェックする
motorola razr 60 ultra
モトローラから発売された折りたたみ式(縦折り)の5Gスマートフォンです(2025年12月12日発売)。
Android 15(Hello UI)、Snapdragon 8 Elite Mobile Platform、16GBメモリ、512GBストレージ、約7.0インチのSuper HD pOLED メインディスプレイ(2992×1224 px)、4インチのpOLEDアウトディスプレイ(1272×1080 px)、4700 mAhバッテリー、背面50MP+50MPの2眼カメラ、前面50MPのフロントカメラを搭載しています。
また、「AI Key」、AI機能「Moto AI」(とりまリスト、Next Move、おまとメモ、Playlist Studioなど)、Google Gemini、IP48防水防塵、、68W TurboPower充電、15Wワイヤレス充電、5Wリバース充電、最大165Hzのリフレッシュレートに対応。
おサイフケータイ、PC連携(「Smart Connect」)、ジェスチャー操作、「Moto Secure」、「au Starlink Direct」、UWB(超広帯域無線)、デュアルステレオスピーカー (Dolby Atmos対応)、指紋認証、顔認証、USB Type-C、5G通信、Wi-Fi 7 (802.11 be)、Bluetooth 5.4、GPSにも対応しています。
価格は、楽天市場で181,469円(送料無料)、ヤフーショッピングで199,800円、AliExpressで260,977円(CN版)です。
関連記事:motorola razr 60 ultraレビュー!50 ultraとの違い
Amazonで「motorola razr 60 ultra」をチェックする
Galaxy Z Flip7
サムスンから発売された折りたたみ式の5Gスマートフォンです(2025年8月1日発売)。
Android 16、Exynos 2500、12GBメモリ、メインに約6.9インチのDynamic AMOLED 2Xディスプレイ、カバーに約4.1インチのSuper AMOLEDディスプレイ、256GBまたは512GBのストレージ、最大約31時間(動画再生時)駆動する4300mAhバッテリー、背面に約5000万画素+約1200万画素の2眼カメラ、前面に約1000万画素のフロントカメラを搭載しています。
また、AI機能(Google Gemini、「Now Brief」と「Now Bar」、進化したリアルタイム通訳など)、カメラのAI機能(AIズーム、オートズーム、AIによる編集アシスト、クリエイティブAI、AIスケッチ / ポートレートスタジオ)に対応。
リフレッシュレート 120Hz、ピーク輝度2,600nits、光学相当2倍ズーム、4K動画撮影、次世代型ProVisual Engine、IPX8/IP4X防水防塵、おサイフケータイ (NFC)、15Wワイヤレス充電、25W急速充電、4.5W逆ワイヤレス充電、指紋認証、顔認証、USB Type-C、5G通信、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4、GPSにも対応しています。
価格は、Amazonで164,800円(税込・SIMフリー・SM-F766QZKASJP)、楽天市場で164,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで134,900円、米国 Amazon.comで$899.00、です。
関連記事:Galaxy Z Flip7徹底レビュー!Flip6比較で買うべきか検証
Amazonで「Galaxy Z Flip7」をチェックする
Libero Flip
ZTEが製造し、ワイモバイルから発売された、折りたたみ式のAndroidスマートフォンです(2024年2月29日発売)。
Android 13、Qualcomm Snapdragon 7 Gen 1、6GBメモリ、約6.9インチの有機EL液晶、1.43インチのサブ液晶、128GBストレージ、4310mAhバッテリ、背面 50MP+2MPの2眼カメラ、前面16MPのフロントカメラを搭載しています。
また、おサイフケータイ、33W 急速充電、IP42防水防塵、デザリング、指紋認証、顔認証、NFC、Felica、シンプルホームUI、電話録音機能、4K動画撮影、ジェスチャー撮影、USB Type-C (OTG)、5G通信、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2に対応しています。
価格は、Amazonで26,980円、楽天市場で21,780円(中古・送料無料)、ヤフーショッピングで23,799円(未使用品)、です。
関連記事:Libero Flipは折りたたみで最安!Antutu、ゲーム性能を検証レビュー
Amazonで「Libero Flip」をチェックする
motorola razr 50
モトローラから発売された折りたたみ 5Gスマートフォンです(2024年9月27日 発売)。
Android 14、MediaTek Dimensity 7300X、12GB LPDDR4X メモリ、約6.9インチのメイン pOLED液晶、約3.6インチのアウトOLED液晶、512GB UFS 2.2ストレージ、4200 mAhバッテリー、背面 50MP + 13MPの2眼カメラ、前面32MPのフロントカメラを搭載しています。
また、生成AI Google Gemini、適応型手ブレ補正機能、壁紙の自動生成、30W TurboPower チャージ (充電器は別売り)、15W ワイヤレス充電(Qi対応)(充電器は別売り)、
デュアルステレオスピーカー、Dolby Atmos、IPX8の防水、おサイフケータイ、リフレッシュレート 最大144Hz(アウト:最大90Hz)、NFC、指紋認証、顔認証、USB Type-C (USB 2.0)、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.4、GPSに対応しています。
価格は、Amazonで80,362円(税込)、楽天市場で85,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで99,800円、です。
関連記事:motorola razr 50 徹底レビュー!先代との違いと利点・欠点を評価
Amazonで「motorola razr 50」をチェックする
motorola razr 40
モトローラから発売された折りたたみ式の5Gスマートフォンです(2023年11月22日に発売)。
Android 13、Qualcomm Snapdragon 7 Gen 1、8GBメモリ、6.9インチのpOLED液晶、1.5インチのOLED液晶、256GBストレージ、4,200mAhバッテリー、背面64MP+13MP+ToFの3眼カメラ、前面12MPのフロントカメラを搭載しています。
また、フリクションヒンジ、おサイフケータイ、IP52防水防塵、ステレオスピーカー、リフレッシュレート 最大144Hz、30W TurboPower チャージ対応、5W ワイヤレス充電(Qi対応)、SGS認定のブルーライトカットモード、NFC(Felica)、Motoアクション、指紋認証、顔認証、USB Type-C (USB 2.0)、5G通信、eSIM、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3、GPSに対応しています。
価格は、Amazonで47,700円、楽天市場で40,000円(送料無料・中古は32,400円)、ヤフーショッピングで43,000円、です。
関連記事:「motorola razr 40」とrazr 40 Ultraの違いを解説
Amazonで「motorola razr 40」をチェックする
その他のおすすめAndroidスマホは?
その他のおすすめAndroidスマホは以下のページにまとめてあります。ぜひ比較してみてください。
5万円前後のハイスペックなAndroidスマホをまとめて紹介しています。
注文殺到で売れまくり! 3万円台で買えるハイスペックスマホ まとめ
3万円台のハイスペックなAndroidスマホをまとめて紹介しています。
2万円台で買えるリッチなスマホ おすすめの全機種 ラインナップ 一覧
2万円前後のAndroidスマホをまとめて紹介しています。
超ハイスペックなスマホをまとめて紹介しています。
























