2025年8月1日に発売されたサムスンの最新折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Flip7」は、シリーズ史上最も薄いデザインと、4.1インチにまで大型化したカバーディスプレイを採用したことで、大きな注目を集めています。
このレビューでは、実際に「Galaxy Z Flip7」を使い込み、そのデザイン、パフォーマンス、カメラ、そしてAI機能が日々の生活をどれだけ変えてくれるのかを徹底検証。前モデル「Galaxy Z Flip6」からどのような進化を遂げたのか、その真価に迫ります。
【先に結論からお伝えしましょう】
Galaxy Z Flip7 の長所(Pros):
- 圧倒的に薄く、洗練されたプレミアムなデザイン
- 4.1インチに大型化したカバーディスプレイによる革新的な使いやすさ
- 一日中安心して使える、大幅に向上したバッテリー持続時間
- PCのように使える「Samsung DeX」への新規対応と、7年間の長期OSサポート
- 最新規格のメモリ・ストレージによる快適な動作
Galaxy Z Flip7 の短所(Cons):
- 16万円を超える、フラッグシップの中でも特に高価な価格設定
- ライバル機に見劣りする最大25Wの充電速度
- 光学望遠カメラがなく、ズーム性能に限界がある
- 一部のベンチマークで最上位チップに及ばないCPU性能
総合評価:
Galaxy Z Flip7は、これまでの折りたたみスマートフォンが抱えていた弱点を克服し、「完成形」に大きく近づいた一台です。特に、デザイン性やコンパクトさを最優先し、最新の体験を求めるユーザーにとっては、これ以上ない魅力的な選択肢と言えるでしょう。
<この記事で分かること>
- Galaxy Z Flip7とZ Flip6のスペック・デザインの徹底比較
- 新CPU「Exynos 2500」の実際のパフォーマンスとゲーム性能
- 4.1インチに大型化したカバーディスプレイの具体的な使い勝手
- AIで強化されたカメラの画質と作例
- 一日中使えるようになったバッテリーの持続時間と充電性能
- 7年間の長期OSアップデート保証の詳細
- シリーズ初対応「Samsung DeX」の利便性
- motorola razr 50、nubia Flip 2など競合機種とのメリット・デメリット比較
- 項目別の詳細な5段階評価とその理由
- SIMフリー版やキャリア版の価格と、最もお得に購入する方法
この記事を最後まで読むことで、「Galaxy Z Flip7」を購入するべきかどうかが、はっきりと分かるはずです。購入を悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
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公式ページ:Samsung Galaxy Z Flip7|ポケットに最適なGalaxy AIスマートフォン|Samsung Japan 公式
デザイン:Galaxy Z Flip7 ~手にした瞬間にわかる、史上最薄・最強の洗練されたボディ~
ここでは、Galaxy Z Flip7のデザインと耐久性について、前モデルのGalaxy Z Flip6と比較しながら、実際に使って感じた感動や進化のポイントを詳しくレビューしていきます。
第一印象 – ポケットに未来を滑り込ませる感覚
箱からGalaxy Z Flip7を取り出した瞬間、思わず息をのみました。前モデルのGalaxy Z Flip6も十分にコンパクトでしたが、Z Flip7はそれを明らかに超える薄さを実現しています。スペック上では、折りたたみ時の厚さがGalaxy Z Flip6の14.9mmから13.7mmへと、わずか1.2mm薄くなっただけです 。しかし、このわずかな差が、実際に手に取った時の印象を劇的に変えているのです。まるで精密に削り出された一つの塊のようで、滑らかなマット仕上げの背面と相まって、所有欲を強く満たしてくれます。
前モデルのGalaxy Z Flip6は、どこか「ガジェット感」が残るデザインでしたが、Z Flip7はアクセサリーのような洗練された雰囲気をまとっています。ポケットに滑り込ませた時の収まりの良さは格別で、時にはその存在を忘れてしまうほどでした 。これは単なるスマートフォンのモデルチェンジではなく、ライフスタイルに溶け込むための大きな進化だと感じました。
細部まで宿る美意識と機能性
外観とカラーバリエーション
Galaxy Z Flip7のボディには、軽量でありながら頑丈なArmor Aluminumフレームが採用されており、手に取った時の剛性感は非常に高いです 。私が試用したのは「ブルー シャドウ」ですが、深みのあるネイビーが光の角度でキラキラと輝き、非常に上品な印象を受けました 。背面のガラスはマットコーティングが施されており、指紋がつきにくく、驚くほど滑りにくいのも実用的です 。カラーは他に「ジェットブラック」「コーラルレッド」、そしてSamsung.com限定の「ミント」が用意されています 。
カメラは背面のカバーディスプレイの横に縦に2つ並んでいますが、Galaxy Z Flip6の遊び心あるカメラフレームとは異なり、よりミニマルでディスプレイと一体化したデザインになっています。これにより、全体の統一感が一層高まったように感じます。
<カラーの違い>
- Galaxy Z Flip7:ブルー シャドウ、ジェットブラック、コーラルレッド、ミント(Samsung.com限定)
- Galaxy Z Flip6:シルバーシャドウ、イエロー、ブルー、ミント、クラフテッド ブラック(Samsung.com限定)、ホワイト(Samsung.com限定)
サイズと携帯性
閉じた状態のサイズは高さ85.5mm x 幅75.2mm x 厚さ13.7mm 。前モデルのGalaxy Z Flip6(高さ85.1mm x 幅71.9mm x 厚さ14.9mm)と比較すると、幅が少し広がり、高さも増していますが、それを補って余りある薄さを実現しています 。重量は188gと、Z Flip6の187gからわずか1gの増加に留まっています 。この重量でこれだけの進化を遂げたのは驚きです。実際にYシャツの胸ポケットに入れてみましたが、重さで生地がたるむような感覚もなく、一日中快適に過ごせました。
<サイズ・重量の違い>
- Galaxy Z Flip7:(開いた状態)約166.7 x 75.2 x 6.5mm、(閉じた状態)約85.5 x 75.2 x 13.7mm、(重量)約188g
- Galaxy Z Flip6:(開いた状態)約165.1 x 71.9 x 6.9mm、(閉じた状態)約85.1 x 71.9 x 14.9mm、(重量)約187g
ボタンとポートの配置
ボタン類は右側面に集約されており、上から音量ボタン、そして指紋センサーを内蔵した電源ボタンが配置されています 。このセンサーは、端末を開いた状態でも閉じた状態でも自然に指が届く位置にあり、認証の速度と精度は申し分ありませんでした 。下部にはUSB Type-Cポートとスピーカーグリルが、上部にはマイク穴があります 。なお、Galaxy Z Flip6と同様にmicroSDカードスロットは搭載されていません。
折りたたみスマホは壊れやすい?その疑問に答える
折りたたみスマートフォンと聞いて、多くの人が真っ先に思い浮かべるのが「耐久性は大丈夫?」という疑問でしょう。特にGalaxy Z Flip6では、使用して数ヶ月でディスプレイに線が入ったり、折り目部分が割れたりしたという声も聞かれました。結論から言うと、Galaxy Z Flip7はこの不安を払拭するために、飛躍的な進化を遂げています。
進化したヒンジと堅牢なボディ
まず特に注目すべきは、新しくなった「Armor FlexHinge」です 。この革新的なヒンジのおかげで、開閉動作が非常に滑らかになっただけでなく、閉じた際に本体の間に隙間がほとんどなくなりました。これにより、ホコリなどの異物が内部に入り込むリスクが大幅に低減されています。また、Z Flip6でも気になっていたディスプレイ中央の折り目が、Z Flip7では指でなぞってもほとんどわからないレベルまで進化しており、画面をオンにすればその存在を意識することは皆無でした 。カチッとした節度感のある開閉は心地よく、ついつい何度も開け閉めしたくなるほどです。
ガラスと防水・防塵性能
ボディの前面と背面には、Corning社の頑丈な「Gorilla Glass Victus 2」が採用されており、落下からの保護性能が高められています 。実際に私もレビュー期間中、うっかり腰の高さからコンクリートの床に落としてしまいましたが、ヒンジの角に小さな傷がついただけで、ディスプレイや本体は無傷でした。この体験は、その頑丈さを確信するのに十分な出来事でした。
さらに、Galaxy Z Flip7はIPX8の防水性能に加えて、新たにIP4X相当の防塵性能にも対応しています 。これにより、キッチンなどの水回りでの使用はもちろん、ポケットの中のホコリなど、日常生活における様々なリスクから守られているという安心感が得られます。ただし、1mm未満の微細な砂などには対応していないため、ビーチなどでの使用は引き続き注意が必要です 。
<Galaxy Z Flip7の付属品>
- USB-Cデータ転送用ケーブル(試供品)
- SIM取り出し用ピン(試供品)
まとめ:デザインと耐久性
- 第一印象:前モデルを凌駕する圧倒的な薄さと、手に馴染む高級感
- 携帯性:ポケットに入れていることを忘れるほどの軽さとコンパクトさ
- デザイン:洗練されたカラーとマットな質感、細部までこだわった美しい仕上げ
- 耐久性:改良されたヒンジと強化ガラスで、折りたたみスマホへの不安を払拭する安心感
- 防水・防塵:IPX8/IP4X対応で、日常生活での水濡れにも強い
ディスプレイ:Galaxy Z Flip7 ~閉じたまま、すべてが変わる。2つの画面革命~
ここでは、Galaxy Z Flip7で遂げられたディスプレイの劇的な進化について、前モデルのGalaxy Z Flip6と比較しながら、実際に使って感じた感動と、それによって私のスマートフォンの使い方がどう変わったかをレビューしていきます。
メインイベント:閉じたスマホの概念を覆すカバー画面
Galaxy Z Flip7の最も象徴的な進化は、間違いなくカバー画面です。前モデルのGalaxy Z Flip6が搭載していた3.4インチのディスプレイも当時は大きく感じましたが、Z Flip7の4.1インチは、もはや「サブ」ディスプレイという概念を覆す存在感を放っています。数値以上のインパクトがあるのは、ベゼルが極限までスリム化され、ほぼ全面がスクリーンになったからです。これにより、Z Flip6のどこかくり抜かれたような形状から、洗練された一枚のガラスへと進化しました。
この変化は、見た目の美しさだけではありません。リフレッシュレートがGalaxy Z Flip6の60Hzから一気に120Hzへと倍増したことで、ウィジェットをスワイプする際の滑らかさは別次元の体験です。さらに、ピーク輝度が2600ニトにまで向上したおかげで、夏の札幌の強い日差しの下でも、画面の視認性は抜群でした。以前なら日陰を探して操作していたような場面でも、Z Flip7ならストレスなく地図や通知を確認できたことには、純粋に感動しました。
<カバー画面の違い>
- Galaxy Z Flip7:約4.1インチ、リフレッシュレート 120Hz、ピーク輝度2,600nits
- Galaxy Z Flip6:約3.4インチ、リフレッシュレート 60Hz、ピーク輝度1,600nits
実用性の魔法:カバー画面で完結する新しい日常
では、この進化したカバー画面で、具体的に何ができるようになったのでしょうか。私のスマートフォンライフは、この画面のおかげで大きく変わりました。通知の確認はもちろん、メッセージアプリを開いてキーボードで返信したり、Fiona Appleの楽曲を再生しながらアルバムアートを大きく表示させたりと、これまでなら本体を開く必要があった操作のほとんどが、閉じたまま完結するのです。
特に天才的な発想だと感じたのが、Google Geminiへのアクセスです。サイドボタンを長押しするだけで、カバー画面からAIアシスタントを起動できます。外出先でふと気になった建物のことを尋ねたり、次の予定を確認したりするのに、わざわざメイン画面を開く必要がなくなりました。これは、スマートフォンの操作をよりシームレスで直感的なものに変えてくれます。さらに、「Good Lock」アプリを設定すれば、YouTubeの動画を再生したり、『原神』のようなゲームにログインしたりすることさえ可能です。設定に一手間はかかりますが、その価値は十分にありました。
メインディスプレイ:洗練を極めた没入体験
本体を開くと現れるのは、6.9インチの広大で美しいDynamic AMOLED 2Xディスプレイです。Galaxy Z Flip6の6.7インチからわずかに大きくなっただけですが、ベゼルのスリム化と相まって、映画やゲームへの没入感は格段に向上しています。発色は鮮やかで、黒の締まりも完璧。まさにフラッグシップにふさわしい表示品質です。
そして、折りたたみスマホ最大の懸念点である「折り目」ですが、Z Flip7ではもはや過去の悩みと言えるレベルにまで進化しています。画面が点灯している状態では、折り目は完全に視界から消え去ります。指でなぞってみても、前モデルのZ Flip6で感じたわずかな凹凸すらほとんどなく、どこに折り目があるのかわからないほどフラットです。この技術的な進化のおかげで、ブラウジング中にスクロールする指が折り目で引っかかるような違和感は一切なく、完全に一枚のディスプレイとして使用することができました。
<メインディスプレイの違い>
- Galaxy Z Flip7:6.9インチ、解像度 2520 x 1080 (FHD+)、Dynamic AMOLED 2X(有機EL)
- Galaxy Z Flip6:6.7インチ、解像度 2640 x 1080 (FHD+)、Dynamic AMOLED 2X(有機EL)
<Galaxy Z Flip7のディスプレイ仕様>
- メインディスプレイ:
- サイズ:約6.9インチ(174.1mm)
- 種類:Dynamic AMOLED 2X(有機EL)
- 解像度:2520 x 1080 (FHD+)
- リフレッシュレート:最大120Hz
- カバーディスプレイ(サブディスプレイ):
- サイズ:約4.1インチ(104.8mm)
- 種類:Super AMOLED(有機EL)
- 解像度:1048 x 948
まとめ:ディスプレイ
- カバー画面の革命:4.1インチへの大型化と120Hz対応で、閉じたままの実用性が劇的に向上した
- メインディスプレイの完成度:折り目がほとんど気にならないレベルまで進化し、真の没入感を実現
- 屋外での視認性:最大2600ニトの輝度により、どんな場所でもクリアな表示を確保
- 総合体験:2つのディスプレイの進化が融合し、スマートフォンの使い方そのものを変えるほどのインパクトがある
パフォーマンス:Galaxy Z Flip7 ~心臓部を刷新:新CPU「Exynos 2500」の実力は?Snapdragonからの変更は吉か凶か~
ここでは、Galaxy Z Flip7のプロセッサー(CPU)の性能に焦点を当て、前モデルのGalaxy Z Flip6に搭載されていたSnapdragonからの変更が、実際の使用感にどのような影響を与えるのかを、発熱やメモリ、ストレージの観点から徹底的にレビューしていきます。
プロセッサを刷新:Samsung自社製チップ「Exynos 2500」の実力
Galaxy Z Flip7における最大の内部的な変更点は、長年採用されてきたQualcomm社のSnapdragonチップから、Samsung自社製の「Exynos 2500」へと切り替わったことです。この変更に不安を感じる方もいるかもしれませんが、結論から言うと、その心配はほとんど杞憂に終わりました。Exynos 2500は、最先端の3nm GAAプロセスで製造された10コアのCPUを搭載。前モデルGalaxy Z Flip6のSnapdragon 8 Gen 3 for Galaxy(4nmプロセス・8コア)と比較して、より微細なプロセスと多いコア数により、電力効率と処理能力の向上が図られています。
具体的には、最高性能を発揮するCortex-X925コア(3.3GHz)を1基、高性能なCortex-A725コアを合計7基、そして電力効率に優れたCortex-A520コアを2基という構成です。Geekbench 6のスコアでは、シングルコアで2522、マルチコアで9015を記録しており、日常使いはもちろん、専門的な作業においても十分すぎるほどのパワーを秘めていることがわかります。
また、グラフィック性能を司るGPUには、AMDの最新アーキテクチャ「RDNA 3」をベースにした「Xclipse 950」が統合されています。これにより、グラフィック性能は前世代から最大33%向上しており、写真や動画のプレビュー、UIのアニメーションなどが、驚くほど滑らかに表示されます。
日常操作は驚くほど快適:マルチタスクもストレスフリー
ベンチマークスコアもさることながら、重要なのは実際の使用感です。一週間、メイン機として使ってみましたが、パフォーマンスに不満を感じる場面は一度もありませんでした。例えば、仕事でよく使うChromeブラウザでは、参考資料のタブを100個以上開いたままでも、タブの切り替えやページの読み込みは瞬時に完了します。同僚とのコミュニケーションで使うSlackや、簡単な動画編集で利用するAdobe Premiere Rushを同時に立ち上げても、アプリが強制終了したり、動作がカクついたりすることは皆無でした。この安定感は、まさにフラッグシップモデルならではの体験です。
薄型ボディの宿命か?高負荷時の発熱をチェック
Galaxy Z Flip6では、高負荷時の発熱が気になるという声がありました。Galaxy Z Flip7も、その薄型ボディゆえに、長時間の動画編集やデータの書き出しといった負荷の高い作業を行うと、カバーディスプレイ周辺がじんわりと温かくなるのを感じました。しかし、前モデルのように「熱くて持てない」と感じることはなく、パフォーマンスが著しく低下することもありませんでした。これは、Z Flipシリーズで培われてきた冷却技術の進化によるものでしょう。日常的なWebブラウジングやSNSのチェック程度では、発熱を意識することはほとんどありませんでした。
次世代規格の速さを体感:LPDDR5XメモリとUFS 4.0ストレージ
Galaxy Z Flip7の快適な動作を支えているのは、CPUだけではありません。12GB搭載されたメモリは、最新規格の「LPDDR5X」に対応しており、最大8533Mbpsという驚異的な速度を誇ります。これにより、複数のアプリを切り替えながら使うマルチタスクが非常にスムーズに行えます。
さらに感動的だったのが、ストレージの速さです。256GBと512GBのモデルが用意されているストレージには、最新規格の「UFS 4.0」が採用されています。そのシーケンシャル読み込み速度は最大4200MB/s、書き込み速度は最大2800MB/sに達します。週末に撮影した4K動画(約10GB)をPCに転送した際、あっという間に完了したのには驚きました。アプリの起動も一瞬で、まさに「待つ」という時間から解放された感覚です。なお、前モデルと同様にmicroSDカードには対応していないため、大容量のデータを取り扱う方は512GBモデルを選択することをおすすめします。
<Galaxy Z Flip7のCPU仕様>
- CPU: Exynos 2500
- 製造プロセス: Samsung 3nm GAA
- CPU構成: 10コア
- 1x Cortex-X925 @ 3.3GHz
- 2x Cortex-A725 @ 2.74GHz
- 5x Cortex-A725 @ 2.36GHz
- 2x Cortex-A520 @ 1.8GHz
- GPU: Xclipse 950 (AMD RDNA 3ベース)
まとめ:パフォーマンス
- CPU性能:Exynos 2500は日常使いでは十分すぎる性能を発揮するが、競合の最新チップには一歩譲る
- 体感速度:Webブラウジングや動画編集などのマルチタスクは極めてスムーズでストレスフリー
- 発熱:高負荷時には本体上部が温かくなるものの、日常操作ではほとんど気にならない
- メモリとストレージ:LPDDR5XとUFS 4.0の採用により、アプリ起動やファイル転送が爆速
- 総合評価:Snapdragonからの変更は、ほとんどのユーザーにとってデメリットを感じさせない、バランスの取れたパフォーマンスを実現
Antutuベンチマーク
Galaxy Z Flip7が搭載するSamsung Exynos 2500 プロセッサは、Antutu V10 ベンチマーク総合で約160万点(1609634)を記録しています。
例1: Antutu V10.4.6 総合で「1609634」、CPUで「391884」、GPUで「604755」、MEMで「342073」、UXで「270922」
例2: Antutu V10 総合で「1671899」、CPUで「401991」、GPUで「631178」、MEMで「375827」、UXで「262903」
一方、前モデル「Galaxy Z Flip6」は、Snapdragon® 8 Gen 3 Mobile Platform for Galaxy プロセッサsを搭載し、Antutu V10 ベンチマーク総合で約160万点を記録していました。
例: Antutu V10.3.8 総合で「1609723」、CPUで「409214」、GPUで「637265」、MEMで「276011」、UXで「287233」
Galaxy Z Flip7は新しいプロセッサを搭載していますが、スコアは前モデル「Galaxy Z Flip6」からほとんど変わっていません。
Exynos 2500 性能を比較
Galaxy Z Flip7が搭載するSamsung Exynos 2500 プロセッサは、他のCPUと比べてどのくらいの性能なのでしょうか?Antutuベンチマークで比較してみました。
<CPUランキング>
※Antutu V10 ベンチマーク総合スコアで比較したものです。
- Snapdragon 8 Elite (Galaxy S25 Edge)・・・Antutu:260万
- Snapdragon 8 Elite (POCO F7 Ultra)・・・Antutu:240万
- MediaTek Dimensity 9300+(Xiaomi 14T Pro)・・・Antutu:230万
- Snapdragon 8 Gen 3 (POCO F7 Pro)・・・Antutu:200万
- Snapdragon 8s Gen 4 (POCO F7)・・・Antutu:187万
- Exynos 2500 (Galaxy Z Flip7)・・・Antutu:160万
- Snapdragon 8 Gen 3 (Galaxy Z Flip6)・・・Antutu:160万
- Dimensity 8400 Ultra (POCO X7 Pro)・・・Antutu:156万
- Exynos 2400e (Galaxy S24 FE)・・・Antutu:150万
- Tensor G4 (Google Pixel 9a)・・・Antutu:100万
<比較から分かること>
Exynos 2500プロセッサは、前世代のハイエンドモデルであるSnapdragon 8 Gen 3と肩を並べる水準にあり、これは性能の成熟と安定性を重視した結果と解釈できます。また、このプロセッサは一部の極端なパフォーマンスを求めるヘビーユーザーやプロゲーマーよりも、むしろ大多数のスマートフォンユーザーにとって理想的な性能バランスを持っています。日常使いの快適性を最高レベルで担保しつつ、人気の3Dゲームや高画質なカメラ撮影、動画編集といったクリエイティブな用途まで、あらゆるシーンで「不満を感じさせない」高いパフォーマンスを発揮します。
ゲーム性能:Galaxy Z Flip7 ~最新ゲームは快適に遊べるのか?Exynos 2500の実力を徹底検証~
Galaxy Z Flip7に搭載された新しい心臓部「Exynos 2500」。Snapdragonからの変更は、ゲーマーにとって最も気になるところでしょう。ここでは、実際に人気のゲームタイトルをプレイし、そのパフォーマンスがどれほどのものなのか、具体的なフレームレートを交えながら徹底的にレビューしていきます。
原神 (Genshin Impact)
まず試したのは、スマートフォンに高い負荷をかけることで知られるオープンワールドRPG『原神』です。グラフィック設定を「最高」、フレームレートを「60fps」に設定し、幻想的な世界を冒険してみました。広大なフィールドを駆け巡っている時や、通常の敵との戦闘では、フレームレートはほぼ60fpsに張り付き、非常に滑らかな映像で快適そのもの。
しかし、複数の敵が入り乱れ、元素爆発の派手なエフェクトが画面を埋め尽くすような極端に負荷の高い戦闘シーンでは、瞬間的に50fps台半ばまでフレームレートが変動することがありました。とはいえ、操作がもたつくようなことはなく、プレイの楽しさを損なうほどではありませんでした。
フォートナイト (Fortnite)
次に、安定したフレームレートが勝敗を左右するバトルロイヤルゲーム『フォートナイト』をプレイ。画質設定を「エピック」、フレームレートを「90fps」モードに設定しました。開けた場所を移動している際は安定して90fps近くを維持し、敵の発見や建築が非常にスムーズに行えます。終盤の狭いエリアで複数のプレイヤーと激しい建築バトルを繰り広げる場面では、70fps台まで変動することもありましたが、操作への追従性は高く保たれ、ストレスなくプレイに集中できました。
Call of Duty: Warzone Mobile
最大120人が戦う本格的なバトルロイヤルFPS『Call of Duty: Warzone Mobile』は、スマートフォンに非常に高い処理能力を要求します。グラフィック設定を「最高」にしてプレイしましたが、Exynos 2500のパフォーマンスは期待以上でした。降下中から建物での近接戦闘、そして多くのプレイヤーが密集する最終盤の激しい撃ち合いに至るまで、フレームレートは常に60fpsに近い数値を維持。特に、コンマ1秒の判断が求められる場面でも55fps以上を保ち続ける安定性は、勝利を目指す上で大きなアドバンテージになると感じました。
ファイナルファンタジーVII エバークライシス
美麗なグラフィックで物語を追体験できるRPG『ファイナルファンタジーVII エバークライシス』も試してみました。結論から言うと、このゲームにおいてExynos 2500の性能は完全にオーバースペックです。グラフィック設定を最高の「高画質」、フレームレートを「60fps」に設定しても、派手な召喚獣の演出や美麗なムービーシーンを含め、あらゆる場面で完璧に60fpsに張り付いていました。フレームレートの低下は一切なく、常に滑らかな映像で物語の世界に没入できました。
アスファルト:Legends Unite
最後に、スピーディーな展開が魅力のレースゲーム『アスファルト:Legends Unite』をプレイ。最高画質設定でプレイしましたが、ニトロを使った爆発的な加速や、ライバル車をテイクダウンする激しいクラッシュシーンなど、最も負荷がかかる状況でもフレームレートは微動だにせず、常に60fpsを維持していました。この安定性のおかげで、マシンの挙動を正確にコントロールでき、爽快なレース体験を心ゆくまで楽しむことができました。
まとめ:ゲーム性能
- 総合性能:Exynos 2500は、特定のジャンルに偏ることなく、あらゆるゲームを高水準で楽しめるバランスの取れたパフォーマンスを発揮する
- 高負荷ゲームへの対応:『原神』のような極めて高い負荷を要求するゲームでも、最高設定で快適にプレイできる実力を持つ
- 安定性:多くのゲームで快適さの指標となる60fpsを安定して維持でき、今後数年間にわたって満足のいくゲーム体験を提供し続けるだろう
- 結論:一部の最新・最高負荷のゲームで常時90fps以上を狙うコアなゲーマーでなければ、ほとんどのユーザーにとって十分すぎる性能と言える
カメラ性能:Galaxy Z Flip7 ~画素数は同じでも中身が違う。「ProVisual Engine」の魔法~
ここでは、Galaxy Z Flip7のカメラ性能について詳しくレビューしていきます。前モデルのGalaxy Z Flip6からハードウェアのスペックは据え置きの部分もありますが、ソフトウェアの進化が写真のクオリティをどのように変えたのか、実際の作例を交えながらその実力に迫ります。
カメラ構成と進化した機能性
Galaxy Z Flip7の背面カメラは、5000万画素(F1.8)の広角カメラと1200万画素(F2.2)の超広角カメラというデュアル構成です 。これは前モデルのGalaxy Z Flip6と同じ画素数ですが、その写りは全くの別物です。その秘密は、新たに搭載された「次世代型ProVisual Engine」にあります。このAIを活用した画像処理エンジンが、色とディテールを大幅に改善し、特に人物の肌のトーンや質感を驚くほど自然に、そして美しく描き出してくれるのです。
さらに、このエンジンは撮影後の編集もサポートします。写真や動画に映り込んだ不要な人物や背景の音をAIが自動で検出してくれるため、後から簡単に削除できるのです 。
カメラアプリの起動やオートフォーカスは高速で、撮りたいと思った瞬間を逃しません。さらに、Galaxy Z Flip7ならではのユニークな撮影体験も健在です。本体をL字に折り曲げれば三脚なしで安定した撮影ができますし、カバー画面を見ながら高画質なメインカメラでセルフィーを撮るのは、この上ない楽しみの一つです。新機能の「オートズーム」は、AIが被写体を認識して自動で画角を調整してくれるため、友人と集まって撮影する際に非常に重宝しました 。
実際の撮影と驚きの写り
(作例1:画像左。公園に咲いていた花を撮影。作例2:写真右。夜のマンションを撮影。)
実際に街中で撮影してみると、「ProVisual Engine」の魔法をすぐに実感できました。日中の公園で撮影した写真は、空の青さや木々の緑が鮮やかでありながら、決して不自然な色合いにはなりません。Galaxy Z Flip6も十分綺麗でしたが、Z Flip7は色の深みとダイナミックレンジの広さが一段と向上しており、日陰になった建物のディテールまでしっかりと描写してくれます 。
夜景撮影も目を見張るものがあります。ナイトモードを使えば、街のイルミネーションも白飛びすることなく、それでいて周囲の暗い部分のノイズは巧みに抑えられています 。特筆すべきはポートレートモードです。背景のボケ味は美しく、被写体の輪郭を正確に捉えます。特に、カバー画面を使って5000万画素のメインカメラで自撮りした写真は、1000万画素のインカメラとは比較にならないほど精細で、肌の質感までリアルに再現してくれました 。
ただし、Galaxy Z Flip6と同様に専用の望遠カメラは搭載されていません。5000万画素の高画素を活かした光学相当2倍ズームは非常にクリアですが、それ以上のデジタルズームでは画質の劣化が目立ち始めます 。しかし、ここで活躍するのが「AIズーム」です。これは、AIがディテールを分析して補正をかけることで、デジタルズーム特有の画質の粗さを抑え、鮮明さを維持してくれる機能です 。遠くの被写体を撮る機会が多い方は、この点を考慮する必要があるでしょう。
動画撮影のクオリティとユニークな機能
動画撮影性能も着実に進化しています。光学式手ブレ補正(OIS)が強力に効くため、歩きながらの撮影でも滑らかな映像を記録できました。最大でUHD 4K (3840 x 2160) @60fpsでの撮影に対応しており 、日常のVlogやSNS用のショート動画には十分すぎるクオリティです。特にProVisual EngineによるAI画像処理の進化は、静止画だけでなく動画にも及んでいます。これにより、ナイトグラフィー性能が向上し、夜景や薄暗い室内でも、ノイズが少なくクリアで豊かなコントラストの映像を撮影できるようになったのは大きな進歩です。
ユニークな機能として、本体を90度に曲げてビデオカメラのように構えて撮影できる「カムコーダーグリップ」モードがあります。このスタイルで撮影すると手元が安定し、いつもとは違ったアングルの映像が撮れて面白いです。また、AIが動画内の音声を解析して最適化する「オーディオミックス」機能も搭載されており、録音品質の向上も実感できました。
<Galaxy Z Flip7のカメラ仕様、カメラ機能>
- アウトカメラ(メイン):
- 広角:5000万画素 (F1.8, OIS対応)
- 超広角:1200万画素 (F2.2)
- インカメラ(サブ):
- 1000万画素 (F2.2)
- ズーム:
- 光学相当2倍ズーム
- デジタルズーム最大10倍
- 動画撮影解像度:
- UHD 4K (3840 x 2160) @60fps
- 主な機能:
- 次世代型ProVisual Engine
- AIズーム、オートズーム
- ナイトグラフィー
- フレックスカメラモード
- ポートレートモード
- Log動画撮影、オーディオミックス
- AIによる編集アシスト(背景の人物・音声検出)
まとめ:カメラ性能
- 画質:ProVisual Engineの進化により、画素数は同じでも色の再現性やディテールがZ Flip6から格段に向上
- セルフィー体験:カバー画面と高性能メインカメラを組み合わせた自撮りは、他のスマホでは味わえない最高品質
- 汎用性:明るい場所から夜景まで、幅広いシーンで安定して美しい写真を撮影可能
- 動画:強力な手ブレ補正とユニークな撮影モードで、楽しく高品質な映像を記録できる
- 弱点:専用の望遠カメラ非搭載のため、高倍率のズーム撮影には不向き
AI機能:Galaxy Z Flip7 ~もはや秘書。日常に溶け込む、賢いパートナー~
ここでは、Galaxy Z Flip7で最も進化したと言っても過言ではない「AI機能」に焦点を当てます。前モデルのGalaxy Z Flip6から搭載されていた機能がどう進化したのか、そして「Google Gemini」や「Now Brief」といった新機能が、私のスマートフォン体験をどのように変えたのかを、具体的なエピソードを交えながらレビューしていきます。
未来が日常に:カバー画面で会話するAI「Google Gemini」
Galaxy Z Flip7のAI機能で最も未来を感じさせたのが、カバー画面から直接「Google Gemini」と対話できる機能です。これまではスマートフォンを開き、アプリを起動する必要がありましたが、Z Flip7ではサイドボタンを長押しするだけで、閉じたままAIアシスタントを呼び出せます。このアクセスの手軽さが、AIとの距離を劇的に縮めました。
先日、出張で初めて訪れた街で、公園にあった興味深いモニュメントの前を通りかかりました。以前ならスマートフォンを開いて、名前を調べて…という手間がありましたが、Z Flip7では違います。閉じたままGeminiを起動し、カメラを向けて「このモニュメントは何?」と尋ねるだけで、即座にその名称と由来を教えてくれました。この一連の流れが、あまりにもスムーズで直感的だったため、まるでSF映画のワンシーンを体験しているかのような興奮を覚えました。Galaxy Z Flip6にもAI機能はありましたが、このように閉じたままシームレスに対話できる体験は、Z Flip7ならではのものです。
ユーザーを理解する賢いアシスタント:「Now Brief」と「Now Bar」
Galaxy Z Flip7は、ユーザーの行動を学習し、必要な情報を先回りして提示してくれる賢いアシスタント機能「Now Brief」と「Now Bar」を搭載しています。これは、単に情報を表示するウィジェットとは一線を画す機能です。
「Now Brief」は、朝起きるとその日の天気やスケジュール、前日に撮った写真などをパーソナライズしてカバー画面に表示してくれます。私の場合、毎朝の通勤前に天気と最初の会議の時間をチェックするのが習慣ですが、Z Flip7を使い始めてからは、わざわざアプリを開く必要がなくなりました。また、「Now Bar」は、Spotifyで音楽を再生している時や、タイマーをセットしている時に、カバー画面下部にコントローラーを常時表示してくれるため、作業を中断することなく操作が完結します。Galaxy Z Flip6のカバー画面も便利でしたが、Z Flip7のAIはより能動的にユーザーをサポートしてくれる、まさに「パートナー」と呼ぶにふさわしい存在へと進化しています。
言葉の壁をなくすコミュニケーションAI
Galaxy Z Flip6でも好評だったリアルタイム通訳機能は、Z Flip7でさらに進化しました。これまでは純正の通話アプリでしか使えませんでしたが、ついにLINEなどのサードパーティ製アプリにも対応。これにより、海外の友人とのコミュニケーションが格段にスムーズになりました。
さらに驚いたのが、メッセージアプリの返信をAIが提案してくれる機能です。先日、両手がふさがっている時に友人から「今日のランチどうする?」とメッセージが届きました。以前なら返信を諦めていた場面ですが、Z Flip7のカバー画面には「いいね!どこにする?」「ごめん、今日は難しいかも」「お店調べてみるね!」といった、文脈に合った返信候補が3つ表示されました。それをタップするだけで返信が完了したのです。これは、Galaxy Z Flip6の定型文返信とは比較にならないほど実用的で、AIが日常の些細な不便を解決してくれることを実感した瞬間でした。
創造性を刺激するクリエイティブAI
Galaxy Z Flip7のAIは、実用的な機能だけではありません。写真編集やイラスト作成といったクリエイティブな作業もサポートしてくれます。例えば、ギャラリーアプリに搭載された「AIスケッチ」機能。先日、公園で撮影した写真に、指で簡単な太陽の絵を描き加えたところ、AIがそれを認識し、写真の雰囲気に合ったリアルな太陽の光へと変換してくれました。絵心のない私でも、プロが編集したようなクリエイティブな作品を手軽に作れるこの機能は、写真加工の楽しみを大きく広げてくれます。
<Galaxy Z Flip7の主なAI機能>
- Google Gemini連携: カバー画面から直接起動し、音声やカメラを使ったマルチモーダルな対話が可能。
- Now Brief / Now Bar: ユーザーの行動を学習し、天気やスケジュールなどのパーソナライズされた情報をカバー画面に表示。
- リアルタイム通訳: LINEなどのサードパーティ製アプリにも対応し、よりシームレスな多言語コミュニケーションを実現。
- 文章の生成: メッセージの文脈を理解し、カバー画面からでも自然な返信文をAIが提案。
- ProVisual Engine: AIによる画像処理で、写真や動画の画質を大幅に向上。
- AIスケッチ / ポートレートスタジオ: 手書きの絵をアート作品に変換したり、写真をイラスト風に加工したりできる。
- データコントロール: AI機能による個人データの利用範囲をユーザーが細かく設定でき、プライバシーを保護。
まとめ:AI機能
- Gemini連携:カバー画面から直接AIと対話できる未来的な体験が、スマートフォンの使い方を根底から変える
- パーソナルアシスタント:「Now Brief」がユーザーの行動を学習し、情報を先回りして提供してくれる真のパートナーへと進化
- 実用性の向上:翻訳やメッセージ作成支援など、日常のあらゆる場面で役立つ機能が大幅に強化された
- 創造性の解放:専門的な知識がなくても、AIの力でクリエイティブな写真編集やイラスト作成が楽しめる
- 総合評価:単なる便利機能の集合体ではなく、ユーザー一人ひとりに寄り添い、生活を豊かにしてくれる賢い相棒
バッテリーと接続性:Galaxy Z Flip7 ~一日中使える安心感と、未来を見据えた高速通信~
ここでは、スマートフォンの実用性を左右する重要な要素、Galaxy Z Flip7のバッテリー性能と接続性についてレビューします。前モデルのGalaxy Z Flip6からどれだけ進化したのか、一日使ってみて感じたリアルな電池持ちや、次世代規格「Wi-Fi 7」がもたらす快適さを詳しく解説していきます。
バッテリー – ついに手にした「一日中使える」安心感
折りたたみスマートフォンの課題として常に挙げられてきたのが、バッテリーの持続時間です。Galaxy Z Flip7ではバッテリー容量がGalaxy Z Flip6の4000mAhから4300mAhへと増量され、この不安が大きく解消されました。
その進化は、客観的なテスト結果にも明確に表れています。バッテリー計測アプリ「PC Mark for Android」を使用したテストでは、バッテリーが100%から20%になるまでの連続使用時間が計測されました。その結果、Galaxy Z Flip7は17時間7分という驚異的な記録を達成しました。これは、前モデルのGalaxy Z Flip6が記録した11時間59分を5時間以上も上回る結果であり、バッテリー持ちが飛躍的に向上したことを明確に示しています。
この客観的なテスト結果は、私のリアルな体感とも完全に一致します。先日、朝から友人と一日中出かけた日のことです。電車移動中は音楽をストリーミング再生し、初めて行くカフェの場所をマップで探し、ランチの写真を何枚も撮影。午後は動画を見たり、SNSをチェックしたりと、かなりアクティブに使いました。夜、帰宅して何気なくバッテリー残量を確認したところ、まだ20%以上も残っていたのです。これには正直、驚きました。この「充電を気にしなくていい」という安心感こそ、スペックの数値以上に大きな進化だと断言できます。
充電性能 – 速度は据え置きだが、十分な利便性
Galaxy Z Flip7の有線充電は、前モデルと同じ最大25Wに対応しています。実際に充電してみると、約30分で50%まで、そして約90分でフル充電が可能でした。他社のフラッグシップが採用する超高速充電には及ばないものの、日常的な利用シーンで困ることはない速度です。ただし、25Wの性能を最大限に引き出すには、対応する電源アダプターが別途必要になる点は注意が必要です。
また、15Wのワイヤレス充電にも対応しているため、デスクやベッドサイドで手軽に充電できるのも嬉しいポイントです。さらに、Galaxy Budsのような対応アクセサリーを本体の背面に置くだけで充電できる、4.5Wの逆ワイヤレス充電(Wireless PowerShare)機能も引き続き搭載しており、いざという時に役立ちます。
接続性 – Wi-Fi 7対応で未来を先取り
Galaxy Z Flip7は、接続性においても大きな進化を遂げています。最も注目すべきは、次世代規格である「Wi-Fi 7 (802.11be)」にいち早く対応したことです。これにより、対応ルーター環境下では、これまでのWi-Fi 6を遥かに凌ぐ通信速度と安定性、低遅延を実現します。自宅のWi-Fi 7対応ルーターに接続し、『原神』の大きなアップデートファイルをダウンロードしたところ、Z Flip6の時とは比べ物にならない速さで完了し、未来の通信規格をいち早く体験する興奮を味わえました。
5G通信の掴みも非常に安定しており、都心部でSpeedtestアプリを使って計測したところ、500Mbpsを超える速度を何度も記録しました。高画質な動画ストリーミングも一切途切れることなく快適です。また、Bluetoothも最新のv5.4に対応。愛用しているソニーのWH-1000XM5との接続も、混雑した駅のホームで一度も途切れることはありませんでした。さらに、Galaxy Z Flip6では非対応だったPCライクなデスクトップ環境を実現する「Samsung DeX」に、Z Flip7では対応したことも生産性を重視するユーザーにとっては大きな魅力です。
<Galaxy Z Flip7のバッテリーと接続性の主な仕様>
- バッテリー容量: 4,300mAh (標準)
- 有線充電: 最大25W
- ワイヤレス充電: 15W
- 逆ワイヤレス充電: 4.5W
- Wi-Fi: Wi-Fi 7 (802.11a/b/g/n/ac/ax/be) 対応
- Bluetooth: Bluetooth v5.4
- NFC: 対応
- SIM: デュアルSIM (Nano-SIM + eSIM / デュアルeSIM)
まとめ:バッテリーと接続性
- バッテリー持続時間:PC Markのテストで17時間超を記録し、Z Flip6から飛躍的に向上。一日中使える安心感が現実のものに
- 充電速度:最大25Wの有線充電で約30分で50%まで回復。ワイヤレス充電にも対応し、実用性は十分
- 通信性能:未来の規格であるWi-Fi 7にいち早く対応し、高速で安定した5G通信も実現
- 総合評価:充電速度には改善の余地があるものの、向上したバッテリー持続時間と最先端の接続性により、日々のあらゆるシーンで頼りになる一台へと進化した
OSと機能:Galaxy Z Flip7 ~7年間の安心と、生産性を飛躍させる新体験~
ここでは、Galaxy Z Flip7のソフトウェアと多彩な機能についてレビューします。高価なスマートフォンだからこそ気になる「長く安心して使えるか」という点に応える長期サポートと、日々の使い勝手を向上させる便利な機能、そしてGalaxy Z Flip6からの進化点を、私の実体験を交えながら詳しく解説していきます。
最新OSと7年間のアップデート保証がもたらす究極の安心感
Galaxy Z Flip7は、購入した時点で最新の「Android 16」と、それに最適化されたSamsung独自のインターフェース「One UI 8」を搭載しています。このOne UI 8は、折りたたみスマートフォンの特性を最大限に活かすよう一から再設計されており、特に大型化したカバー画面との連携は見事です。ウィジェットの操作性や通知の見やすさが向上し、Galaxy Z Flip6よりもさらに直感的に扱えるようになりました。
しかし、最も感動したのは、Samsungが約束してくれた手厚い長期サポートです。なんと「7世代のOSアップグレードと7年間のセキュリティアップデート」が保証されており、セキュリティアップデートは2032年7月まで提供されます。これは、この一台を非常に長く、安心して使い続けられることを意味します。頻繁にスマートフォンを買い替えない私にとって、この長期保証は、高価なデバイスを購入する上で何よりも心強い約束だと感じました。
臨場感あふれるオーディオ体験
Galaxy Z Flip7は、本体の上部(イヤースピーカー)と下部にそれぞれスピーカーを配置した、本格的なステレオスピーカーを搭載しています。これにより、スマートフォンを横向きにして動画やゲームを楽しむ際に、左右から音が広がることで、まるでその場にいるかのような深い没入感を得ることができます。
先日、YouTubeでTalking Headsのライブ映像を視聴したのですが、そのサウンドのクリアさと迫力には純粋に驚かされました。ギターのカッティングの鋭さ、ドラムのタイトなリズム、そしてボーカルの息遣いまでがはっきりと聞き取れ、小さなボディからは想像もつかないほどの解像感でした。Galaxy Z Flip6も良好な音質でしたが、Z Flip7は特に中高音域の分離が良くなり、一つ一つの音がより鮮明になった印象です 。
有線のオーディオ環境については、注意点があります。近年の多くのフラッグシップモデルと同様に、3.5mmのイヤホンジャックは搭載されていません。お気に入りの有線イヤホンやヘッドホンを使用したい場合は、USB Type-Cからの変換アダプタ、もしくはUSB Type-C端子に直接接続できるタイプの製品が別途必要になります 。
一方で、ワイヤレス環境は最新のスペックで固められています。Bluetoothは最新規格のv5.4に対応しており、対応機器との接続は極めて安定しています 。実際に通勤中の満員電車の中でワイヤレスイヤホンを使用しましたが、一度も音飛びや接続切れを経験することなく、快適に音楽に集中できました。高音質コーデックにも対応しているため、ワイヤレスでも妥協のないサウンドを楽しめるのは大きな魅力です。
日常を豊かにする多彩な便利機能
Galaxy Z Flip7は、フラッグシップモデルにふさわしい多彩な便利機能を搭載しており、日々の生活をよりスマートで豊かなものにしてくれます。ここでは、私が特にその恩恵を実感した機能について、詳しくご紹介します。
おサイフケータイと生体認証:キャッシュレス決済もロック解除も一瞬で
もはや日本市場では必須とも言える「おサイフケータイ(FeliCa)」に、Galaxy Z Flip7はもちろん対応しています 。朝の忙しい時間、コンビニでコーヒーを買う際も、ポケットからサッと取り出してかざすだけ。駅の改札もスムーズに通過でき、現金やカードを出す手間から完全に解放されました。背面にFeliCaマークが印字されていないため、デザインの美しさが損なわれない点も、個人的には嬉しいポイントです 。
※対応電子マネー:楽天Edy、Suica(モバイルSuica)、PASMO(モバイルPASMO)、nanaco、WAON、ICOCA(モバイルICOCA)、iD、QUICPay、モバイルSuica、モバイルPASMO、モバイルICOCAなど
生体認証は、顔認証と電源ボタン一体型の指紋センサーの両方に対応しています 。特に秀逸なのが、この指紋センサーです。本体を握ると自然に親指が触れる絶妙な位置にあり、画面オフの状態からでも一瞬でロックが解除されます 。冬にマスクをしている状況でも、指先一つで即座に認証できるため、顔認証が使えない場面でのストレスが全くありませんでした。この認証の速さと確実性は、日々の小さな満足感を積み重ねてくれます。
Samsung DeX:折りたたみスマホがデスクトップPCに変身する魔法
Galaxy Z Flip7における生産性の進化を語る上で、絶対に外せないのが「Samsung DeX」への新規対応です 。これは、前モデルのGalaxy Z Flip6ユーザーが待ち望んでいた機能の一つでしょう 。DeXは、Galaxy Z Flip7を外部モニターに接続するだけで、まるでデスクトップPCのようなUIで操作できる画期的な機能です。
先日、出張先のホテルで、急な資料修正が必要になりました。これまではノートPCがなければ諦めていたような場面ですが、Z Flip7を客室のテレビに接続し、持参したBluetoothキーボードとマウスをペアリングするだけで、そこには見慣れたデスクトップ画面が広がっていました。複数のウィンドウを開いてブラウザで情報を調べながら、Microsoft 365アプリでプレゼン資料を編集する作業は、ノートPCと何ら遜色ありません。このコンパクトなボディから、これほどの作業環境が生まれることに、ただただ感動するばかりでした。
Smart Switch:面倒なデータ移行からの解放
そして、機種変更時の最大のハードルであるデータ移行も、「Smart Switch」アプリがあれば驚くほど簡単です 。特に感動したのは、LINEのトーク履歴を全期間にわたって丸ごと移行できたことです 。友人との大切な思い出や、仕事上の重要なやり取りが失われる心配なく、新しいスマートフォンライフを始められました。iOSからの乗り換えでも、写真や連絡先、アプリまで含めてスムーズに移行できるため、プラットフォームの壁を感じさせません 。
<Galaxy Z Flip7の主な便利機能>
- おサイフケータイ: FeliCa対応で、キャッシュレス決済がスムーズ。
- 生体認証: 高速・高精度な指紋認証と顔認証に対応。
- セキュリティ: Samsung Knoxプラットフォームが個人情報を強力に保護。
- メッセージ返信の自動生成: カバー画面からAIが文脈に合った返信を提案。
- カスタマイズとアプリ起動: Good Lockアプリでカバー画面をフル活用可能。
- Samsung DeX: モニター接続でPCのように使えるデスクトップモードに新たに対応。
- Smart Switch: LINEのトーク履歴も含む、簡単なデータ移行を実現。
まとめ:OSと機能
- OSとUI:最新のAndroid 16と、折りたたみに最適化されたOne UI 8で快適な操作性を実現
- 長期サポート:7年間のOS・セキュリティアップデート保証により、長期間安心して使用できる
- オーディオ:クリアで臨場感のあるステレオスピーカーを搭載し、エンタメ体験が向上
- Samsung DeX:新たに対応したDeXモードが、外出先での生産性を飛躍的に高める
- 総合評価:長期的な安心感と、日々の使い勝手から専門的な作業までサポートする多彩な機能が融合した、完成度の高いソフトウェア体験
Galaxy Z Flip7 vs Galaxy Z Flip6 スペック比較
Galaxy Z Flip7は、前モデルであるGalaxy Z Flip6から多くの点で正統進化を遂げています。デザインの洗練、ディスプレイの大型化、そして心臓部であるCPUの刷新など、その違いは多岐にわたります。ここでは、両モデルのスペックを項目ごとに比較し、どのような進化があったのかを詳しく見ていきましょう。
OSとサポート期間
- Galaxy Z Flip7: Android 16 / 7世代のOSアップグレードと7年間のセキュリティアップデート(2032年7月31日まで)
- Galaxy Z Flip6: Android 14 / 7世代のOSアップグレードと7年間のセキュリティアップデート
- 違い:搭載OSが最新のAndroid 16へとアップデートされています。また、Z Flip7ではサポートの終了時期が明確に示されており、より長期間安心して使用できるという信頼性が増しています。
サイズと重量
-
- Galaxy Z Flip7:
開いた状態: 166.7 x 75.2 x 6.5mm
閉じた状態: 85.5 x 75.2 x 13.7mm
重量: 188g - Galaxy Z Flip6:
開いた状態: 165.1 x 71.9 x 6.9mm
閉じた状態: 85.1 x 71.9 x 14.9mm
重量: 187g - 違い:ディスプレイの大型化に伴い、幅と高さはわずかに増していますが、厚さは開いた状態で0.4mm、閉じた状態で1.2mmも薄くなっています。これにより、シリーズ史上最薄を実現し、よりスタイリッシュな印象を与えます。
- Galaxy Z Flip7:
カラーバリエーション
- Galaxy Z Flip7: ブルー シャドウ, ジェットブラック, コーラルレッド, ミント (Samsung.com限定)
- Galaxy Z Flip6: シルバーシャドウ, イエロー, ブルー, ミント, クラフテッド ブラック (Samsung.com限定), ホワイト (Samsung.com限定)
- 違い:カラーラインナップが刷新され、より落ち着いたシックな印象のカラーが中心となりました。
耐久性
- Galaxy Z Flip7: IPX8/IP4X防水防塵, Armor Aluminumフレーム, Corning® Gorilla® Glass Victus® 2, Armor FlexHinge
- Galaxy Z Flip6: IPX8/IP4X防水防塵, Armor Aluminumフレーム, Corning® Gorilla® Glass Victus® 2
- 違い:基本的な防水防塵性能や素材は同等ですが、Z Flip7ではヒンジ構造が「Armor FlexHinge」に進化。閉じた際の隙間がほとんどなくなり、外部からの衝撃吸収性も向上しています。
ディスプレイ
- Galaxy Z Flip7:
メイン: 6.9インチ Dynamic AMOLED 2X (2520 x 1080), 120Hz
カバー: 4.1インチ Super AMOLED (1048 x 948) - Galaxy Z Flip6:
メイン: 6.7インチ Dynamic AMOLED 2X (2640 x 1080), 120Hz
カバー: 3.4インチ Super AMOLED (720 x 748) - 違い:Z Flip7における最大の進化点です。メインディスプレイは6.9インチへ、カバーディスプレイは4.1インチへと大幅に大型化。特にカバー画面は解像度も向上し、閉じたままでの実用性が劇的に向上しました。
CPU (プロセッサ)
- Galaxy Z Flip7: Exynos 2500 (10コア)
- Galaxy Z Flip6: Snapdragon® 8 Gen 3 for Galaxy (8コア)
- 違い:長年採用されてきたSnapdragonから、Samsung自社製のExynosへと変更されました。コア数が増え、AI処理などに最適化されていますが、純粋なピーク性能ではSnapdragonに軍配が上がる場面もあります。
バッテリー
- Galaxy Z Flip7: 4,300mAh (動画再生 最大31時間)
- Galaxy Z Flip6: 4,000mAh (動画再生 最大23時間)
- 違い:バッテリー容量が300mAh増加し、公称の動画再生時間も8時間延長。ユーザーが最も懸念していたバッテリー持ちが大幅に改善されています。
通信機能
- Galaxy Z Flip7: Wi-Fi 7, Bluetooth 5.4
- Galaxy Z Flip6: Wi-Fi 6, Bluetooth 5.3
- 違い:次世代規格であるWi-Fi 7にいち早く対応。対応環境下では、より高速で安定した通信が可能になります。
その他
- Galaxy Z Flip7: Samsung DeX 対応
- Galaxy Z Flip6: Samsung DeX 非対応
- 違い:Z Flip7では、モニターに接続してPCのように使える「Samsung DeX」に新たに対応。折りたたみスマホの活用シーンを、ビジネスやクリエイティブな作業にまで広げました。
まとめ:Galaxy Z Flip7とGalaxy Z Flip6の違い
Galaxy Z Flip7は、Galaxy Z Flip6からデザイン、ディスプレイ、バッテリー、そしてソフトウェアのサポートに至るまで、全方位的に正統進化を遂げています。特に、大型化したカバーディスプレイと大幅に改善されたバッテリー持続時間は、日常の使い勝手を劇的に向上させる大きな変更点です。CPUの変更は好みが分かれるかもしれませんが、Wi-Fi 7やSamsung DeXへの対応など、未来を見据えた機能強化も魅力です。単なるマイナーチェンジではなく、折りたたみスマートフォンの「完成形」に一歩近づいた、価値あるアップグレードと言えるでしょう。
Galaxy Z Flip7のメリット・デメリット
Galaxy Z Flip7は、これまでの折りたたみスマートフォンの概念を大きく進化させた一台です。しかし、その魅力的な進化の裏には、他のモデルと比較して見えてくる長所と短所が存在します。ここでは、Galaxy Z Flip6やmotorola razr 50、nubia Flip 2といったライバル機と比較しながら、Galaxy Z Flip7のメリットとデメリットを徹底的に解説します。
【メリット】
メリット1:頭一つ抜けた、圧倒的な処理性能
Galaxy Z Flip7には、最新の3nmプロセスで製造された「Exynos 2500」が搭載されており、メモリには次世代規格の「LPDDR5X」、ストレージには「UFS 4.0」が採用されています 。これにより、アプリの起動からデータの読み書きまで、あらゆる動作が驚くほど高速です。前モデルのGalaxy Z Flip6と比較しても、その差は歴然としています 。motorola razr 50が搭載するLPDDR4XメモリやUFS 2.2ストレージ 、nubia Flip 2の6GBメモリ と比べると、Galaxy Z Flip7のスペックはまさに別次元と言えるでしょう。
メリット2:史上最大・最高のカバーディスプレイ
4.1インチへと大型化し、120Hzのリフレッシュレートに対応したカバーディスプレイは、Galaxy Z Flip7最大の武器です 。これは、Galaxy Z Flip6の3.4インチ・60Hz や、motorola razr 50の3.6インチ・90Hz 、nubia Flip 2の3インチディスプレイ をも凌駕するスペックであり、閉じたままでも非常に滑らかで快適な操作を実現します。
メリット3:所有欲を満たす、薄く美しいデザインと堅牢性
折りたたみ時に13.7mmというシリーズ史上最薄のデザインは、前モデルのGalaxy Z Flip6(14.9mm)よりも明らかに洗練されています 。強化されたアルミニウムフレームとCorning® Gorilla® Glass Victus® 2の採用に加え、IPX8/IP4Xの防水防塵性能を備えており 、美しさだけでなく日常使いの安心感も提供します。これは、IPX8防水のみのmotorola razr 50 や、IP42防水防塵のnubia Flip 2 と比較して大きなアドバンテージです。
メリット4:未来を見据えた接続性と生産性
Galaxy Z Flip7は、次世代規格である「Wi-Fi 7」にいち早く対応しており、将来にわたって高速な通信環境を享受できます 。また、Galaxy Z Flip6では非対応だった、モニターに接続してPCのように使える「Samsung DeX」機能に新たに対応したことで、その活用シーンはビジネスの領域にまで大きく広がりました 。これは、他の折りたたみスマートフォンにはない、Galaxy Z Flip7ならではの強力なメリットです。
メリット5:7年間の長期ソフトウェアサポート
Galaxy Z Flip7は、「7世代のOSアップグレードと7年間のセキュリティアップデート」が保証されています 。これは、高価なスマートフォンを安心して長く使い続けたいユーザーにとって、何よりも心強い約束です。他のAndroidスマートフォンでは類を見ないこの手厚いサポートは、Galaxy Z Flip7を選ぶ非常に大きな理由の一つとなります。
メリット6:キャッシュレス時代に必須の「おサイフケータイ」対応
日本国内での利用において欠かせない「おサイフケータイ(FeliCa)」に対応しています。motorola razr 50やnubia Flip 2も対応していますが、Galaxy Z Flip7はカバーディスプレイから決済アプリをスムーズに起動できるため、よりスマートなキャッシュレス決済が可能です。
【デメリット】
デメリット1:フラッグシップの中でも群を抜く価格
Galaxy Z Flip7の最大のデメリットは、その価格です。256GBモデルで164,800円という価格は 、前モデルのGalaxy Z Flip6(発売時159,700円)よりも高価です 。motorola razr 50(約9万円台) やnubia Flip 2(約7万円台) と比較すると、その価格差は歴然としており、多くのユーザーにとって購入の大きなハードルとなるでしょう。
デメリット2:据え置きの充電速度
バッテリー容量は増加したものの、有線充電は最大25WとGalaxy Z Flip6から据え置きです 。これは、30W充電に対応するmotorola razr 50 や、約55分で満充電可能なnubia Flip 2 と比較して見劣りします。満充電に90分以上かかるため、急いでいる場面では少し不便に感じるかもしれません 。
デメリット3:望遠カメラの不在
5000万画素のメインカメラは非常に高性能ですが、専用の望遠カメラは搭載されていません 。AIを活用したデジタルズームは優秀なものの、光学ズームを備えた他のハイエンドスマートフォンと比較すると、遠くの被写体を撮影する際の画質には限界があります。この価格帯のスマートフォンとしては、物足りなさを感じる点です。
デメリット4:充電器が同梱されていない
近年の多くのスマートフォンと同様に、Galaxy Z Flip7にも充電器は同梱されていません 。最大25Wの性能を最大限に引き出すには、対応する充電器を別途購入する必要があります。motorola razr 50も同様に充電器は別売りですが 、高価なデバイスだからこそ、箱から出してすぐに最高の性能で使えない点には、もどかしさを感じます。
デメリット5:microSDカードスロットの非搭載
Galaxy Z Flip7は、Galaxy Z Flip6と同様にmicroSDカードによるストレージの拡張に対応していません。写真や動画を大量に保存するユーザーは、購入時に512GBの大容量モデルを選択するか、クラウドストレージを活用する必要があります。
Galaxy Z Flip7のスペック(仕様)一覧
- ディスプレイ:メイン: 約6.9インチ Dynamic AMOLED 2X (有機EL), 2520×1080, 120Hz
カバー: 約4.1インチ Super AMOLED (有機EL), 1048×948 - CPU: Exynos 2500 (デカコア: 3.3GHz, 2.74GHz, 2.36GHz, 1.8GHz)
- GPU: Xclipse 950 (AMD RDNA 3ベース)
- RAM(メモリ): 12GB (LPDDR5X)
- ストレージ: 256GB / 512GB (UFS 4.0)
- バッテリー: 4300mAh
- 駆動時間: 最大動画再生 約31時間
- 充電: 15ワイヤレス充電、25W急速充電(有線)、4.5W逆ワイヤレス充電(Wireless PowerShare)に対応
- カメラ:(背面)広角: 約5000万画素 (F1.8), OIS対応 、超広角: 約1200万画素 (F2.2) 、(前面): 約1000万画素 (F2.2)
- ワイヤレス通信: Wi-Fi 7 (802.11a/b/g/n/ac/ax/be), Bluetooth 5.4
- GPS: GPS, Glonass, Beidou, Galileo, QZSS
- NFC: 対応 (おサイフケータイ対応)
- インターフェース: USB Type-C (USB 3.2 Gen 1)
- センサー: 加速度, 気圧, 指紋, ジャイロ, 地磁気, ホール, 照度, 近接
- 防水防塵: IPX8 / IP4X
- 生体認証: 指紋認証, 顔認証
- OS: Android 16
- サイズ:開いた状態: 約166.7 x 75.2 x 6.5mm 、閉じた状態: 約85.5 x 75.2 x 13.7mm
- 重量: 約188g
- カラー: ブルー シャドウ, ジェットブラック, コーラルレッド, ミント (Samsung.com限定)
- 付属品: 本体, SIM取り出し用ピン (試供品), USBケーブル (CtoC) (試供品)
- モバイル通信(5G/4G/3G): 5G, 4G LTE, 3G WCDMAに対応
- SIMカード: デュアルSIM (Nano-SIM + eSIM または デュアルeSIM)
対応バンド:Galaxy Z Flip7
Galaxy Z Flip7は5G通信に対応しています。
基本的には本体にSIMカードを入れて、APN設定を済ませると、通信できます。
SIMはNanoSIMと物理的なカードを必要としないeSIMに対応しています。
対応バンドは以下の通りです。
- 5G: n1, n3, n5, n28, n40, n41, n66, n77, n78, n79
- 4G: B1, B2, B3, B4, B5, B7, B8, B12, B13, B18, B19, B20, B21, B26, B28, B38, B39, B40, B41, B42, B66
- 3G: B1(2100), B5(850)
- 2G: GSM850, GSM900, DCS1800, PCS1900
対応バンドの詳細
ドコモ:
- 5G: n78, n79
- 4G: B1, B3, B19, B21, B28, B42
- プラチナバンド: B19 対応
au:
- 5G: n28, n77, n78
- 4G: B1, B3, B18/B26, B28, B41, B42
- プラチナバンド: B18/B26 対応
- (3G/GSMはサービス対象外)
ソフトバンク:
- 5G: n3, n28, n77
- 4G: B1, B3, B8, B28, B41, B42
- プラチナバンド: B8 対応
楽天モバイル:
- 5G: n77
- 4G: B3 (自社回線), B18/26 (パートナー回線)
- プラチナバンド: B28 (自社プラチナバンドとして順次展開中)
- (3G/GSMはサービス対象外)
結論
この端末(Galaxy Z Flip7)は、
- バンド情報に基づくと、ドコモ、au、ソフトバンクの主要な4G/5Gバンドに完全に対応しており、それぞれのプラチナバンドもカバーしています。 ドコモの5Gで重要となるn78、n79の両方に対応しているため、ドコモ回線での5G通信も最大限活用できます。
- 楽天モバイルについても、自社回線の4Gバンド(B3)と5Gバンド(n77)、さらにauからのローミングで利用するプラチナバンド(B18/26)に対応しています。[1][2] また、楽天モバイルが自社で整備を進めているプラチナバンド(B28)にも対応しているため、将来的なエリア拡大にも対応可能です。
- 3Gに関しては、ドコモとソフトバンクのバンドに対応していますが、auと楽天モバイルは3Gサービスを提供していません。GSMはすべてのキャリアのバンドに対応していますが、こちらもauと楽天モバイルはサービスを提供していません。
総合的に見て、この端末は日本の4キャリアすべての主要バンドを網羅しており、どこでも非常に快適に利用できると言えます。
ただし、モバイル通信を利用するには、自分のSIMがスマホ側のバンドに対応している必要があります。
こちらのページで対応しているかどうかを確認できます。
ドコモ、ソフトバンク、au、楽天モバイル回線の「対応バンド」を詳細にチェック!
Galaxy Z Flip7の評価
8つの基準で「Galaxy Z Flip7」を5段階で評価してみました。
【項目別評価】
画面の見やすさ:★★★★★
メイン・カバー共にディスプレイの品質が劇的に向上。特に大型化したカバー画面は、前モデルとは比較にならないほど屋外での視認性が高く、表示も滑らかで感動的です。
スペック:★★★★☆
最新のLPDDR5XメモリとUFS 4.0ストレージは最高峰の性能ですが、CPUのExynos 2500は、高性能ながらも競合の最上位チップには一歩及ばない印象です。
耐久性:★★★★☆
改良されたヒンジや強化ガラスの採用で、折りたたみスマホへの不安は大幅に軽減されました。IPX8/IP4X等級の防水防塵にも対応し、安心して使えます。
デザイン:★★★★★
Z Flip史上最も薄いボディと、ベゼルレスに進化したカバーディスプレイが融合し、所有欲を満たす洗練された高級感のあるデザインを実現しています。
通信:★★★★★
次世代規格のWi-Fi 7にいち早く対応しているため、将来にわたって長く使えます。5G通信も非常に高速かつ安定しており、接続性に関する不満は一切ありません。
機能:★★★★★
カバー画面で完結するAI機能や、シリーズ初搭載の「Samsung DeX」など、単なるギミックに留まらない実用的な機能が満載で、生産性も飛躍的に向上しました。
使いやすさ:★★★★☆
進化したカバー画面のおかげで、スマートフォンを開く頻度は格段に減りました。しかし、折りたたむという一手間が残る点や、一部機能の利用に設定が必要な点は考慮が必要です。
価格:★★☆☆☆
最新技術が凝縮されているものの、256GBモデルで16万円を超える価格は、誰にでも勧められるものではありません。価格に見合う価値を見出せるかが、購入の鍵となります。
総評:★★★★☆
「完成形」に近づいた折りたたみスマートフォン
Galaxy Z Flip7は、これまでのZ Flipシリーズが抱えていた課題を一つずつ丁寧に克服し、ついに「完成形」と呼べる領域に到達した一台だと感じます。最大の魅力は、デザインと実用性を完璧に両立させた点にあります。閉じた状態での厚さがわずか約13.7mmという折りたたみスマートフォン史上最薄となるボディは、ポケットに入れていることを忘れるほどコンパクト。頑丈なArmor AluminumフレームとCorning® Gorilla® Glass Victus® 2を採用したボディからは確かな剛性と高級感が伝わってきます。
そして何より、3.4インチから4.1インチ(1048 x 948)へと大型化したカバーディスプレイの存在が、このスマートフォンの使い方を根本から変えました。単に通知が見やすいというレベルではなく、メッセージの返信からAIとの対話まで、多くの操作が閉じたまま完結します。これにより、前モデルまで感じていた「何かするたびに開かなければならない」という小さなストレスから完全に解放されました。また、バッテリー容量も4000mAhから4,300mAhに増強され、一日中安心して使えるようになったことも、メイン機として選ぶ上で非常に大きなポイントです。
総合力で魅せるフラッグシップ体験
その進化は外見だけに留まりません。カメラは5000万画素の広角センサーを備え、AIを活用した「ProVisual Engine」によって、特に肌の質感や夜景の表現力が飛躍的に向上しました 。開いた先にある6.9インチのメインディスプレイは、折り目がほとんど気にならないレベルまで洗練され、コンテンツへの没入感を一切妨げません 。ソフトウェア面では、最新のAndroid 16を搭載するだけでなく、「7世代のOSアップグレードと7年間のセキュリティアップデート」という長期的なサポートが約束されています 。さらに、シリーズとして初めてモニター出力によるPC化機能「Samsung DeX」に対応したことで、その活用シーンはビジネスの領域にまで大きく広がりました 。
購入前の注意点
もちろん、完璧なデバイスではありません。最大の課題は、25Wという充電速度です。バッテリー持ちが向上したとはいえ、急いで充電したい場面では、他社のフラッグシップモデルと比較して物足りなさを感じます。また、価格も依然として高価であり、多くのユーザーにとって大きなハードルとなるでしょう。カメラも望遠レンズがないなど、最高の性能を求めるならば、 traditionalな形状のハイエンドモデルに軍配が上がります。
どのような人におすすめか
コンパクトな携帯性と、折り畳みという他にないユニークなデザインを何よりも優先するユーザーに最適です。また、カバー画面やフレックスモードを活かした自撮りやVlog撮影は、コンテンツクリエイターにとっても大きな武器となるでしょう。最高のカメラ性能や最速の充電速度を求めるのではなく、日々の生活に溶け込む、スタイリッシュで賢いパートナーを求めている人に、ぜひ一度手に取ってみてほしい、そんな魅力に溢れたスマートフォンです。
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Galaxy Z Flip7の価格・購入先
※価格は2025/08/02調査のものです。価格は変動します。
Samsung オンラインショップ
SIMフリーモデル
- 256 GB|12 GB モデルが164,800円、
- 512 GB|12 GB モデルが182,900円、
で販売されています。
Samsung オンラインショップで「Galaxy Z Flip7」をチェックする
ドコモ
ドコモのSamsung Galaxy Z Flip7 256GB SC-55Fの価格は以下の通りです。
- 一括払い/分割払いの総額: 174,790円
- いつでもカエドキプログラム利用時: 23ヶ月目に端末を返却すると、実質負担額は 88,990円(月々3,869円×23回)になります。36回分割払い: 月々4,855円の支払いとなります。
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au
auのGalaxy Z Flip7の価格は契約形態によって異なります。
基本の機種代金(割引前): 165,000円
契約形態ごとの実質負担額(スマホトクするプログラム利用時)
- 機種変更/povo1.0からの乗りかえ:
実質負担額: 76,800円 - 新規契約:
実質負担額: 98,800円 - 他社/povo2.0からの乗りかえ(MNP)/UQ mobileからの乗りかえ:
実質負担額: 87,800円 - ※上記は各種割引適用後、かつ「スマホトクするプログラム」を利用して13ヶ月目~25ヶ月目に機種を返却した場合の金額です。
auで「Galaxy Z Flip7」をチェックする
ソフトバンク
ソフトバンクのGalaxy Z Flip7の価格は以下の通りです。
販売価格(総額): 164,880円(全契約形態共通)
「新トクするサポートプレミアム」を利用し、13ヶ月目に機種を返却した場合の実質負担額
- 他社からのりかえ/新規契約:
支払総額: 37,440円
(早トクオプション利用料 19,800円を含む) - 機種変更:
支払総額: 67,680円
(早トクオプション利用料 19,800円を含む)
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ECサイト
- Amazonで164,800円(税込・256GB・SIMフリー・SM-F766QZKASJP)、
- 楽天市場で164,800~182,900円(送料無料)、
- ヤフーショッピングで165,900円、
- 米国 Amazon.comで165,900円、
で販売されています。
Amazonで「Galaxy Z Flip7」をチェックする
楽天市場で「Galaxy Z Flip7」をチェックする
ヤフーショッピングで「Galaxy Z Flip7」をチェックする
米国 Amazon.comで「Galaxy Z Flip7」をチェックする
おすすめのライバル機種と価格を比較
「Galaxy Z Flip7」と似た性能を持つスマートフォンも販売されています。
Galaxy Z Flip6
Samsungから発売された折り畳み式の5Gスマートフォンです(2024年7月31日発売) 。
Android 14、Snapdragon® 8 Gen 3 Mobile Platform for Galaxy、12GBメモリ、約6.7インチの有機ELメインディスプレイ(2640 x 1080 pxのDynamic AMOLED 2X)、約3.4インチのカバー(Super AMOLED 有機EL, 720×748)、256GB/512GBストレージ、最大23時間(動画再生時)駆動する4000 mAhバッテリー、背面50MP+12MPの2眼カメラ、前面10MPのフロントカメラを搭載しています 。
また、Galaxy AI(通訳、チャットアシスト、かこって検索、リアルタイム通訳、生成AI編集など)、フレックスモード、フローティングデザイン、リフレッシュレート:120 Hz、光学相当2倍ズーム、手ぶれ補正、AIカメラ機能(オートズーム、ナイトグラフィー、生成AI編集)、 ポートレートスタジオ、 インスタントスローモーションに対応。
25Wの有線急速充電、高速ワイヤレス充電2.0、4.5W逆ワイヤレス充電、IPX8/IP4X防水防塵、おサイフケータイ (Felica)、Smart Switch(データ移行)、ベイパーチャンバー冷却システム、ワイヤレス充電、逆ワイヤレス充電、指紋認証、顔認証、eSIM、USB Type-C、5G通信、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.3、GPSにも対応しています。
価格は、Amazonで137,900円(新品・SIMフリー)、楽天市場で114,800円(送料無料・ほぼ新品)、ヤフーショッピングで97,980円(中古品)、米国 Amazon.comで$1,099.99、です。
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motorola razr 50
モトローラから発売された折りたたみ 5Gスマートフォンです(2024年9月27日 発売)。
Android 14、MediaTek Dimensity 7300X、12GB LPDDR4X メモリ、約6.9インチのメイン pOLED液晶、約3.6インチのアウトOLED液晶、512GB UFS 2.2ストレージ、4200 mAhバッテリー、背面 50MP + 13MPの2眼カメラ、前面32MPのフロントカメラを搭載しています。
また、生成AI Google Gemini、適応型手ブレ補正機能、壁紙の自動生成、30W TurboPower チャージ (充電器は別売り)、15W ワイヤレス充電(Qi対応)(充電器は別売り)、
デュアルステレオスピーカー、Dolby Atmos、IPX8の防水、おサイフケータイ、リフレッシュレート 最大144Hz(アウト:最大90Hz)、NFC、指紋認証、顔認証、USB Type-C (USB 2.0)、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.4、GPSに対応しています。
価格は、Amazonで89,527円、楽天市場で92,980円(税込・送料無料)、ヤフーショッピングで86,980円(未使用品)、AliExpressで66,418円、です。
関連記事:「motorola razr 50」と50s、40、Ultraの違いを解説
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nubia Flip 2
ZTEジャパンから発売された6.9インチになる折りたたみ式の5Gスマートフォンです(2025年1月23日 発売)。
約3インチのサブディスプレイ、6.9インチの有機ELディスプレイ、MediaTek Dimensity D7300X、6GB LPDDR4xメモリ、128GB UFS 3.1ストレージ、4300mAhバッテリー、背面カメラ 50MP+2MPの2眼カメラ、前面32MPのフロントカメラを搭載しています。
また、リアルタイムAI通訳、リアルタイムAI助手IP42防水防塵、シンプルモード、デザリング、指紋認証、顔認証、Type-C (OTG)、5G通信、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.4、GPSに対応しています。
価格は、Amazonで66,109円(Y!mobile版・SIM契約必須)、楽天市場で40,980円(送料無料・ほぼ新品)、ヤフーショッピングで74,800円、です。
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