Ryzen AI 9 HX 370を搭載した GPD WIN Mini 2025。早くも「ゲームもAI処理も驚くほど快適になった!」と評判です。
GPDからはすでにRyzen 7 8840Uを搭載したGPD WIN Mini 2024が発売されており、その圧倒的な処理能力や優れた操作性で話題になっていました。
今回発売されたGPD WIN Mini 2025は新たにAMD Ryzen AI 9 HX 370プロセッサを搭載し、より高い性能を発揮できるようになった注目のモデルです。
特にモンスターハンターワイルズなどの高負荷なPCゲームもサクサクと快適にプレイできる点は驚き!
長時間プレイしても安定して動作できる優れた冷却性能や、独立したアンプでより高音質になったオーディオ性能など魅力的な要素が満載です!
今回の記事ではそんな魅力あふれるGPD WIN Mini 2025の性能を徹底解剖するべく、以下の9点を重点的に解説します。
- 外観・デザイン(サイズ・重量)
- ディスプレイ(リフレッシュレート)
- CPU性能(ベンチマーク・ゲーム性能、冷却)
- メモリ・ストレージ (microSDカード)
- 操作性(キーボード、タッチパッド)
- オーディオ性能(スピーカー、独立アンプ)
- バッテリー・充電
- 接続ポート(USB4)
- OS・ソフト(MotionAssistant、WinControls)
また、前モデル「GPD WIN Mini 2024」との違いも紹介!AMD Ryzen AI 9 HX 370のベンチマークやゲーム性能(FPS)、購入する前に知っておきたいデメリットや評価、詳細な価格情報などもあるので、ぜひ参考にしてみてください。
超小型ゲーミングPC「GPD WIN Mini 2025」が日本で発売開始!
2025年3月上旬、ついにGPD WIN Mini 2025が日本で発売されます!予約受付は1月29日から開始されており、GPDダイレクト、Amazon.co.jp、ハイビーム公式オンラインストア、ハイビーム各店舗にて予約可能です。進化したポイントをチェックして、発売に備えましょう!
圧倒的なパフォーマンスで、場所を選ばずゲームを楽しもう!
GPD WIN Mini 2025は、AMD Ryzen AI 9 HX 370またはRyzen 7 8840Uプロセッサを搭載。Ryzen AI 9 HX 370は12コア24スレッド、最大ブースト周波数5.1GHzという驚異的な処理能力で、最新のAAAタイトルも快適にプレイできます。
Ryzen 7 8840Uも8コア16スレッド、最大ブースト周波数5.0GHzとパワフルで、高負荷なゲームでもスムーズな動作を実現します。また、AMD Radeon 890MまたはRadeon 780Mグラフィックスを搭載し、美しいグラフィックでゲームの世界に没頭できます。
冷却性能が大幅に向上!長時間のゲームプレイも快適に
GPD WIN Mini 2025は、シャーシをゼロから再設計し、冷却システムを刷新。高熱伝導性素材を採用した冷却モジュールと新型ファンにより、最大TDPは28Wから35Wに向上しました。これにより、長時間のプレイでも安定したパフォーマンスを維持し、熱による処理落ちの心配を軽減します。
120Hzの滑らかさで、よりリアルなゲーム体験を
7インチLTPS液晶ディスプレイは、120Hzのリフレッシュレートに対応。滑らかでクリアな映像で、動きの速いシーンでも残像感を抑え、よりリアルなゲーム体験を提供します。反射防止コーティングも施され、明るい場所でも画面が見やすく、長時間のプレイでも目が疲れにくい設計です。
豊富なインターフェースで拡張性も抜群!
USB4 Type-C、USB 3.2 Type-C、USB 3.2 Standard-A、microSDカードスロットなど、豊富なインターフェースを備えています。USB4ポートを使えば外付けGPUボックス「GPD G1」に接続して、さらにグラフィック性能を高めることも可能です。microSDカードスロットでストレージ容量を拡張すれば、多くのゲームを持ち運んで楽しめます。
使いやすさにもこだわった設計
バックライト付きQWERTYキーボードを搭載し、暗い場所でも快適にチャットやテキスト入力を行えます。高精度タッチパッド(PTPモード)も搭載し、マウス操作もスムーズです。ゲームパッド/マウスモード切替スイッチは左側面に移動し、操作性が向上。一体型グリップは工具不要で着脱可能になり、携帯性と使い勝手が両立されています。
さらにこんな魅力的なポイントも!
WIN Miniシリーズ初のホワイトモデルが登場!Ryzen AI 9 HX 370モデル限定カラーです。外付けGPU「GPD G1」に対応し、さらにパワフルなゲーミングマシンへと進化させることも可能です。
どうやらGPD WIN Mini 2025は、携帯性と高性能を両立した高性能なポータブルゲーミングPCのようですね!
早速どんなポータブルゲーミングPCなのか、もっとくわしくその価格や特徴(メリット)を見ていきましょう。
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価格をチェック!他メーカーのポータブルゲーミングPCよりも安いのか?
GPD WIN Mini 2025はGPDダイレクト(ハイビーム AKIBA 公式オンラインストア)で予約販売され、Ryzen AI 9 HX 370モデルが22万8000円、Ryzen 7 8840Uモデルが14万2000円で販売されます。
Aamazonではすでに入荷しており、228,000円(税込・RyzenAI9 HX370/32GB/2TBSSD/本体色:白)から購入できます。楽天市場、ヤフーショッピングの価格は230,091円でした。海外ストアのAliExpressでは194,836円で販売されています。
GPD WIN Mini 2024
2024年4月に発売された「GPD WIN Mini 2024」はAmazonで151,342円で販売中です。こちらは、7インチのコンパクトなボディにパワフルなRyzenプロセッサ(Ryzen 7 8840U、Ryzen 5 8640U)を搭載したクラムシェル型ゲーミングUMPCです。
携帯性と性能を両立し、場所を選ばずPCゲームを楽しめます。バックライト付きQWERTYキーボードとホール効果ジョイスティック、カスタムキーを搭載し、快適な操作性を実現しています。デュアルリニアモーターとDTS:X Ultraサウンドエフェクトによる臨場感のあるゲーム体験も魅力です。
さらに、最大120Hzのリフレッシュレートと高速なストレージにより、滑らかな描画と短いロード時間でストレスフリーなプレイが可能です。冷却システムも強化され、長時間のプレイでも安定したパフォーマンスを発揮します。
One-Netbook X1 Mini
2024年6月27日に予約開始された「One-Netbook X1 Mini」はAmazonで175,820円で販売中です。こちらは、8.8インチの高精細ディスプレイを搭載した3in1 UMPCです。Ryzen 7 8840UとLPDDR5Xメモリにより、高い処理性能を実現し、様々な用途で快適に使用できます。
着脱式キーボードと別売のコントローラーで、ノートPC、タブレット、携帯ゲーム機と、シーンに合わせて使い分けが可能です。Harman AudioEFXによる高音質サウンドと、144Hzのリフレッシュレートで、エンターテイメントも存分に楽しめます。OCuLinkポートや豊富なインターフェースも備え、拡張性も抜群です。小型軽量ながら65Whの大容量バッテリーを搭載し、長時間駆動も可能です。
OneXFly F1 Pro
2024年11月下旬に発売された「OneXFly F1 Pro」はAmazonで218,000円(Ryzen AI 9 HX 370)で販売中です。こちらは、7インチOLEDディスプレイと強力なRyzen AI 9 HXプロセッサを搭載したポータブルゲーミングPCです。鮮やかな映像と滑らかな動作で、AAAタイトルも快適にプレイできます。
RGBホールジョイスティックとリニアトリガーボタン、カスタマイズキーなど、ゲームに最適化された操作系を備えています。Harman AudioEFX対応のデュアルステレオスピーカーによる迫力あるサウンドも魅力です。冷却システムも強化され、長時間のプレイでも安定したパフォーマンスを発揮します。コンパクトなサイズで携帯性にも優れ、場所を選ばずゲームを楽しめます。専用アプリ「OneXconsole」でゲームを一括管理できるのも便利です。
AYANEO SLIDE
2023年11月に発売された「AYANEO SLIDE」はAmazonで138,420円で販売中です。こちらは、スライド式キーボードを搭載した革新的な6インチのポータブルゲーミングPCです。手軽にゲームを楽しみたいが、物理キーボードでの操作性も重視したいというユーザーに最適です。
Ryzen 7 7840UプロセッサとLPDDR5Xメモリにより、高いゲーム性能を実現しています。スライド式キーボードはRGBライトエフェクト付きで、暗い場所でも快適に入力できます。ホールセンシングジョイスティックとライナーホールトリガー、バイブレーションモーターなど、ゲームに最適化された操作系も魅力です。USB4 Type-Cポートを2つ備え、周辺機器との接続も容易です。AYASpace 2ソフトウェアでゲームライブラリを管理できます。
外観:ゼロから再構築された、コンパクトで美しいデザイン
GPD WIN Mini 2025は、前モデルから筐体を完全に再設計し、さらなる進化を遂げました。そのサイズは、172mm(幅)×109mm(奥行き)×27mm(高さ)、重量は約555g。これは、例えば文庫本とほぼ同じくらいの大きさで、500mlのペットボトル飲料よりも少し重い程度です。
この驚異的なコンパクトさと軽量さによって、通勤・通学中の電車内や、旅行先のホテル、カフェなど、場所を選ばずに、本格的なPCゲームをプレイできます。例えば、『ELDEN RING』や『Cyberpunk 2077』のようなAAAタイトルも、外出先で気軽に楽しめるようになるのです。
カラーバリエーションにホワイトを追加
カラーは、定番のシックなブラックに加え、新たに爽やかなホワイトが追加されました。どちらのカラーも、マットな質感で、外出時に他の人の目を気にせず、スタイリッシュにゲームを楽しめます。さらに、前モデルと比較してストラップホールが2箇所から4箇所に増えたことで、お気に入りのストラップやチャームを付けて、自分だけのGPD WIN Mini 2025を演出することも可能です。
一体型ゲーミンググリップが生み出す、極上の操作性
GPD WIN Mini 2025の大きな魅力は、オプションとして用意された専用ゲーミンググリップです。このグリップは、まるで純正品のように本体と一体化するデザインで、工具不要、ワンタッチで装着できます。例えば、外出先で急にゲームをプレイしたくなった時でも、カバンから取り出してすぐにグリップを装着し、快適な操作でゲームを始められます。
「クイック設計」と公式HPで謳われている通り、Amazon等で別途グリップを探す必要はありません。グリップ部分は、人の手の形に合わせて設計されており、握った瞬間に自然と手に馴染みます。このフィット感により、長時間のゲームプレイ、例えば『ファイナルファンタジーXIV』のレイドコンテンツに数時間挑戦するような場合でも、手の疲れを大幅に軽減し、ゲームへの没入感を高めてくれます。
<サイズ・重量・カラーを比較>
- 1.「GPD WIN Mini 2025」・・・172 x 109 x 27mm / 555g(ブラック、ホワイト)
- 2.「GPD WIN Mini 2024」・・・168 x 109 x 26 mm / 520g(ブラック)
サイズの違い
まず、サイズについてですが、2025年モデルは2024年モデルと比較して、幅が4mm大きくなっています。奥行きは両モデルとも109mmで同じですが、厚さは2025年モデルが1mm増しています。
これらの違いから、全体的に見ると2025年モデルはわずかに大きくなっていることが分かります。
重量とカラーバリエーションの違い
次に重量ですが、2025年モデルは2024年モデルよりも35g重くなっています。サイズがわずかに大きくなったことと、内部コンポーネントの変更などが重量増の要因として考えられます。
最後にカラーバリエーションですが、2024年モデルはブラックのみの展開だったのに対し、2025年モデルではブラックに加えてホワイトが追加されています。これにより、ユーザーは好みに合わせて選択肢が増えたことになります。
まとめ
総合的に見ると、GPD WIN Mini 2025は、2024年モデルと比較して、わずかに大きく、重くなっているものの、カラーバリエーションが増えたことで、より多くのユーザーの好みに対応できるようになったと言えるでしょう。
ディスプレイ:ゲーミングに特化した、美しさと機能性を両立した画面
GPD WIN Mini 2025は、ゲーム体験を最高レベルに引き上げるため、ディスプレイにも徹底的にこだわっています。7インチのLTPS液晶ディスプレイは、フルHD(1920×1080)の高解像度、映画や多くのゲームで採用されている16:9のアスペクト比を採用。これにより、例えば『原神』の美しい風景や、『モンスターハンター:ワールド』のモンスターの細部まで、鮮明かつ迫力のある映像で楽しめます。
特に、このディスプレイはGPD WIN Miniのために特別設計されたネイティブランドスケープ(横画面)を採用。これにより、『ストリートファイター6』のような格闘ゲームや、『Forza Horizon 5』のようなレースゲームなど、多くのPCゲームにおいて、画面いっぱいに広がる迫力の映像で、まるでゲームの世界に入り込んだかのような没入感を体験できます。
可変120Hzリフレッシュレート
さらに、リフレッシュレートは60Hzと120Hzの切り替えが可能。動きの速いFPSゲーム(例えば『Apex Legends』)では120Hzで滑らかな映像を、RPGなどでは60Hzでバッテリー消費を抑えるといった、ゲームの種類や状況に合わせた最適な設定が可能です。
過酷な使用にも耐える、安心の保護性能
ディスプレイ表面は、スマートフォンにも多く採用されている第6世代Corning Gorilla Glassで保護。これにより、例えばカバンの中で他の物と擦れてしまったり、うっかり落としてしまったりといった、日常の様々なシーンでの傷や衝撃から画面を守ります。
さらに、表面には反射防止(AR)コーティングと防汚(AF)コーティングが施されています。反射防止コーティングは、太陽光の下や明るい照明の下でのプレイ時に、画面への映り込みを軽減し、最大500nitの明るさでクリアな視界を確保します。
例えば、屋外でのイベントや、窓際のカフェなどでも、快適にゲームを楽しめます。防汚コーティングは、指紋や皮脂汚れが付きにくく、付着しても簡単に拭き取れるため、常に清潔な画面でゲームに集中できます。
ティアリングを防ぎ、最高のパフォーマンスを
GPD WIN Mini 2025は、VRR(可変リフレッシュレート)とAMD FreeSync Premiumに対応。これにより、激しいアクションシーンや高速スクロール時でも、画面のティアリング(映像のずれや乱れ)を防ぎ、常に滑らかで美しい映像を表示します。
例えば、『DOOM Eternal』のような高速FPSゲームで、敵の動きを正確に捉え、エイム(照準)を合わせることが、勝利への鍵となります。また、10点マルチタッチにも対応しているので、Windowsの操作や、タッチ操作に対応したゲーム(例えば、『Cytus II』のような音楽ゲーム)も、直感的かつ快適にプレイできます。
<ディスプレイを比較>
- 1.「GPD WIN Mini 2025」・・・ 7インチ、1920×1080 ドットのLTPS(最大120Hz)
- 2.「GPD WIN Mini 2024」・・・ 7インチ、1920×1080 ドットのLTPS(最大120Hz)
ディスプレイは2025年モデルと2024年モデルで違いはありません。どちらもフルHD画質で最大120Hzのリフレッシュレートに対応しています。
プロセッサ性能:Ryzen AI 9 HX 370の想像を超えるパワー、次世代プロセッサ搭載
GPD WIN Mini 2025は、ユーザーのニーズに合わせて、2種類の高性能プロセッサから選択できます。
1. AMD Ryzen™ AI 9 HX 370:究極のパフォーマンスを求めるあなたに
- 12コア24スレッド、最大ブースト周波数5.1GHzという、まさにモンスター級の性能。
- AI処理能力は驚異の50 TOPS、プロセッサー全体の性能は80 TOPS。これは、Microsoftが定める「AI PC」の基準である40 TOPSを大幅に上回る性能です。
- 最新のZen 5アーキテクチャと4nm製造プロセスを採用し、高い電力効率を実現。TDP(熱設計電力)は最大35W。
例えば、『Microsoft Flight Simulator』のような非常に負荷の高いゲームでも、高画質設定で快適にプレイできるほどのパワーを備えています。
2. AMD Ryzen™ 7 8840U:バランスの取れた性能を求めるあなたに
- 8コア16スレッド、最大ブースト周波数5.0GHz。
- AI処理能力は16 TOPS、プロセッサー全体の性能は38 TOPS。
- Zen 4アーキテクチャと4nm製造プロセスを採用し、TDPは最大35W。
普段使いからゲームまで、幅広い用途で快適に使える、バランスの取れた性能が魅力です。
どちらのプロセッサも、複数のアプリケーションを同時に起動したり、動画編集をしたりといった、高度なマルチタスク処理をスムーズにこなし、あなたの生産性を大幅に向上させます。
ゲーミング性能も大幅に向上:最新GPU搭載
内蔵GPUも非常に強力です。
AMD Ryzen AI 9 HX 370搭載モデル: AMD Radeon 890M (2900MHz, 16CU, 1024SP)。
最新のRDNA3.5アーキテクチャを採用し、その性能は、なんとNVIDIA GeForce RTX 2050(モバイル版)をも上回ります。
AMD Ryzen 7 8840U搭載モデル: AMD Radeon 780M (2700MHz, 12CU, 768SP)。
公開されている『モンスターハンターワイルズ』のベンチマークテスト結果では、Ryzen AI 9 HX 370搭載モデルの場合、1280×720ピクセル(HD画質)/最低画質で16297(快適)、1920×1080ピクセル(フルHD画質)/中画質で10518を記録。
これは、画質設定を調整すれば、最新のAAAタイトルも快適にプレイできることを示しています。フレームレートを重視するなら720p、画質を重視するなら1080pでの設定がおすすめです。
AI処理能力とエミュレータ性能も強化:新たな可能性
AMD Ryzen AI 9 HX 370は、最新のAMD XDNA™ 2 アーキテクチャを採用したNPU(Neural Processing Unit)を搭載。50 TOPSという強力なAI処理能力は、CPUとGPUを合わせると、総計算能力は80 TOPSに達し、「AI PC」の演算能力標準である40TOPSをはるかに上回ります。これにより、例えば、AIを活用した画像編集や動画編集、音声認識などの処理が、より高速かつスムーズに行えます。
さらに、AVX-512命令セットとRDNA™ 3.5アーキテクチャiGPUの組み合わせにより、RPCS3(PlayStation 3エミュレータ)、Yuzu(Nintendo Switchエミュレータ)、Citra(ニンテンドー3DSエミュレータ)、Vita3K(PlayStation Vitaエミュレータ)、Xenia(Xbox 360エミュレータ)などのエミュレータで、最大50%の性能向上を実現。より多くのゲームを、より快適に楽しめるようになりました。
公式HPでは、CPU-Zのシングルコアおよびマルチコアベンチマーク、APUの総合演算能力比較、3DMark Time Spyスコアの比較など、詳細な性能データが公開されており、その圧倒的なパフォーマンスが裏付けられています。
ベンチマーク
上位モデルに搭載されているAMD Ryzen AI 9 HX 370はどのくらいの性能を発揮できるのでしょうか?ベンチマークで測定してみました。
<CPUのベンチマーク結果・Ryzen AI 9 HX 370>
- PassmarkのCPUベンチマークで「35166」
- Geekbench 6のシングルコア「2965」、マルチコア「12753」
- Cinebench R23 シングルコア「16240」、マルチコア「22630」
- Cinebench 2024 シングルコア「110」、マルチコア「946」
<ベンチマーク結果から分かること>
PassmarkのCPUベンチマークスコア「35166」は、Ryzen AI 9 HX 370が高い総合処理能力を持つことを示しています。このスコアは、複数のCPUコアを使用するタスクや、全体的なシステムパフォーマンスを評価するもので、数値が高いほど高性能であることを意味します。
Ryzen AI 9 HX 370は、高負荷な作業や複数のアプリケーションを同時に実行するような状況でも、優れたパフォーマンスを発揮することが期待できます。
シングルコアとマルチコアの性能
Geekbench 6の結果を見ると、シングルコアスコアが「2965」、マルチコアスコアが「12753」となっています。シングルコア性能は、1つのCPUコアの処理能力を示し、主に単一のタスクやアプリケーションの応答速度に影響します。
一方、マルチコア性能は、複数のCPUコアを同時に使用するタスクの処理能力を示し、動画編集や3Dレンダリング、複数のアプリケーションの同時実行などに影響します。Ryzen AI 9 HX 370は、シングルコア性能も高いレベルにあり、日常的な作業やアプリケーションの起動など、軽快な動作が期待できます。また、マルチコア性能も非常に高く、マルチタスクや高負荷な作業にも対応できる能力を持っています。
Cinebenchでの性能
Cinebench R23とCinebench 2024は、主にCPUのレンダリング性能を測定するベンチマークです。Ryzen AI 9 HX 370は、Cinebench R23でシングルコア「16240」、マルチコア「22630」、Cinebench 2024でシングルコア「110」、マルチコア「946」という結果を出しています。Cinebench R23のマルチコアスコアは、特に高い数値を示しており、Ryzen AI 9 HX 370が、3Dレンダリングや動画エンコーディングなどの処理に非常に強いことがわかります。
まとめ
これらのベンチマーク結果から総合的に判断すると、AMD Ryzen AI 9 HX 370は、非常に高い総合処理能力、優れたシングルコア性能、そして非常に高いマルチコア性能を持つ、ハイエンドCPUであると言えるでしょう。
グラフィック性能
AMD Ryzen AI 9 HX 370に内蔵されているAMD Radeon 890Mのグラフィック性能はどのくらいなのでしょうか?ベンチマークで測定してみました。
<GPUのベンチマーク結果・AMD Radeon 890Mのグラフィックスコア>
- Fire Strike グラフィックスコアで「7800」(DirectX 11)
- Time Spy グラフィックスコアで「3820」(DirectX 12)
- 3DMark Wild Life「20,500」
- 3DMark Wild Life Extreme 「6400」
- Steel Nomad Light 「3252」
<GPUのベンチマーク結果から分かること>
DirectX 11およびDirectX 12でのゲーミング性能
Fire Strike(DirectX 11)のグラフィックスコア「7800」とTime Spy(DirectX 12)のグラフィックスコア「3820」という結果は、Radeon 890MがDirectX 11とDirectX 12の両方の環境で一定レベルのゲーミング性能を持つことを示しています。
Fire Strikeは比較的古いゲームや、要求スペックがそれほど高くないゲームでよく使われるDirectX 11ベースのベンチマークであり、Time Spyはより新しい、グラフィック負荷の高いゲームで使われるDirectX 12ベースのベンチマークです。
Radeon 890Mは、DirectX 11環境ではより高いパフォーマンスを発揮する傾向がありますが、DirectX 12環境でも、設定次第では多くのゲームをプレイ可能なレベルの性能を持っていると言えます。
3DMark Wild Lifeでの性能
3DMark Wild Lifeのスコア「20,500」とWild Life Extremeのスコア「6400」は、Radeon 890Mがモバイルデバイスや軽量ノートPC向けのグラフィックス性能テストにおいて、高いパフォーマンスを発揮することを示しています。
Wild Lifeは、クロスプラットフォームのベンチマークであり、スマートフォンやタブレット、ノートPCなど、さまざまなデバイスのグラフィックス性能を比較する際に用いられます。
Wild Life Extremeは、より高い解像度と負荷でテストを行うため、より高いグラフィックス性能が要求されます。Radeon 890Mは、Wild Life Extremeではスコアが大きく下がりますが、Wild Lifeでは非常に高いスコアを記録しており、モバイルデバイスや軽量ノートPCとしては、優れたグラフィックス性能を持っていることがわかります。
Steel Nomad Lightでの性能
Steel Nomad Lightのスコア「3252」は、比較的新しいベンチマークであるSteel Nomadシリーズの中では、軽量級のテストにおける性能を示しています。Steel Nomadは、レイトレーシングを使用しない従来のレンダリング技術に焦点を当てたベンチマークであり、Radeon 890Mがこのテストで示す性能は、最新のゲームタイトルでも、設定を調整すれば十分にプレイ可能なレベルであることを示唆しています。
まとめ
総合的に見ると、AMD Radeon 890Mは、内蔵GPUとしては高い性能を持っており、多くのゲームを中程度の設定でプレイできる能力があると考えられます。特に、DirectX 11環境や、モバイルデバイス・軽量ノートPC向けのベンチマークで高い性能を発揮することから、モバイルゲーミングや、グラフィック負荷がそれほど高くないゲーム、あるいは設定を調整してプレイするような用途に適していると言えるでしょう。
ゲーム性能
Ryzen AI 9 HX 370 と Radeon 890M の組み合わせは、内蔵GPUとしては非常に優れたゲーミング性能を提供します。特に、eスポーツタイトルや比較的軽量なゲームにおいては、1080p解像度で快適なプレイが可能です。
<人気ゲームタイトルのFPS>
- 原神: オープンワールドのアクションRPG。1080pの中設定で平均60FPS前後でのプレイが可能です。
- タワーオブファンタジー: SFオープンワールドRPG。1080pの中設定で45-60FPS程度で動作します。
- 鳴潮 (Wuthering Waves): オープンワールドアクションRPG。1080pの低設定で40-50FPS程度、場合によっては設定をさらに下げる必要があります。
- 崩壊:スターレイル: ターン制RPG。1080pの高設定で60FPS以上を維持できます。
- パルワールド: オープンワールドサバイバルクラフトゲーム。1080pの低設定で30-40FPS程度で動作します。
- サイバーパンク2077: 未来都市を舞台にしたオープンワールドアクションRPG。1080pの低設定、FSR(FidelityFX Super Resolution)などのアップスケーリング技術を併用して30FPS前後でプレイ可能です。
- エルデンリング: ダークファンタジーアクションRPG。1080pの低設定で30-40FPS程度で動作します。
- アーマード・コアVI ファイアーズオブルビコン: メカアクションゲーム。1080pの低設定で40-50FPS程度でプレイ可能です。
- Forza Horizon 5: オープンワールドレーシングゲーム。1080pの中設定で40-50FPS程度で動作します。
- ストリートファイター6: 対戦型格闘ゲーム。1080pの中設定で60FPSを維持できます。
- モンスターハンターワイルズ: Radeon 890Mの性能から、1080pの低~中設定で30-45FPS程度と推測されます。
<バトルロイヤルゲームタイトルのFPS>
- Apex Legends: バトルロイヤルFPS。1080pの低設定で60-75FPS程度でプレイできます。
- VALORANT: 競技性の高いFPS。1080pの低設定で100FPS以上を維持可能です。
- Counter-Strike 2: 定番のFPS。1080pの中設定で100FPS以上を維持できます。
- オーバーウォッチ2: チームベースのFPS。1080pの低設定で60-80FPS程度で動作します。
- レインボーシックス シージ: 戦術的なFPS。1080pの低設定で60FPS前後でのプレイが可能です。
- Call of Duty: Warzone 2.0: バトルロイヤルFPS。1080pの最低設定、FSRなどのアップスケーリング技術を併用して40-50FPS程度でプレイ可能です。
- 荒野行動: バトルロイヤルゲーム。1080pの中設定で60FPS前後でのプレイが可能です。
これらの数値は、Ryzen AI 9 HX 370とRadeon 890Mのベンチマーク結果、および各ゲームの要求スペックを基にした一般的なプレイスタイルにおけるフレームレートの目安です。実際のプレイ環境や設定によっては、フレームレートが変動する可能性があることに注意してください。
冷却システム:新設計で熱問題を解決!
GPD WIN Mini 2025は、前モデル(2024バージョン)で指摘されていた熱問題を根本から解決するため、冷却システムを完全に刷新しました。筐体をゼロから設計し直し、冷却ヒートシンクの面積を拡大するなど、内部構造を大幅に変更。
これにより、効果的な冷却を実現し、TDP(熱設計電力)は最大35Wまで設定可能となりました。これは、例えば、より高いパフォーマンス設定でゲームをプレイできるようになったことを意味します。
冷却性能を大幅に向上:新素材と新設計
冷却モジュールには、熱伝導率の高いアルミニウム合金などの素材を採用。さらに、CPUファンを前モデルと比較して約30%大型化し、冷却関連部品の配置も最適化しました。内蔵ヒートパイプも太くすることで、熱伝導率は50%、放熱性は35%、冷却率は約35%向上したとされています。これにより、『サイバーパンク2077』のような高負荷なゲームを長時間プレイしても、本体が熱くなりすぎるのを防ぎ、安定したパフォーマンスを維持できます。
静音性と安定性を両立:快適なゲーム体験
新しいファンの実装により、動作音は図書館の中とほぼ同じレベルの静かさになっただけでなく、高負荷時でもデバイスの安定性を保持。Ryzen AIシリーズプロセッサの持つパフォーマンスを最大限に引き出し、長時間のゲームプレイでも、熱によるパフォーマンス低下や、ファンの騒音に悩まされることなく、快適なゲーム体験を提供します。
公式HPでも、「画期的なミニゲーミングPC『GPD WIN MINI 2025』は、新たに筐体を作り直し、冷却ヒートシンクの適用部分を拡大するなどの内部の配置を変更することで効果的な冷却を実現」と謳われており、メーカー自身も冷却性能の向上に自信を持っています。
メモリとストレージ::妥協なき高速・大容量で最新ゲームも快適
GPD WIN Mini 2025は、メモリにも一切の妥協を許しません。まるでゲーミングPCのような16GBまたは32GBのLPDDR5xメモリを搭載し、その速度はなんと7500MT/s。これは、例えば前世代のLPDDR5メモリと比較して約1.5倍の速度であり、デュアルチャネル対応も相まって、あらゆる処理を驚くほど高速に実行します。
公式HPにも明記されている通り、「ゲーム中のメモリオーバーフローの心配なし」に、『Baldur’s Gate 3』のような最新のゲームはもちろん、『Stable Diffusion』のような大容量VRAMを必要とするAI画像生成アプリケーションも快適に動作します。さらに、最大16GBのメモリをVRAM(ビデオメモリ)に割り当てられるため、グラフィック性能を最大限に引き出し、高画質設定でのゲームプレイを可能にします。これにより、美しいグラフィックを堪能しながら、スムーズなゲーム体験を楽しめます。
爆速SSDストレージ:ロード時間からの解放
ストレージには、1TBまたは2TBのM.2 NVMe 2280 SSDを搭載。これは、一般的なSATA SSDの約10倍の速度を持つPCIe Gen4規格に対応しており、理論上の最大スループットは7.877GB/s、実際の読み書き速度も5000MB/sを超えるという、まさに「爆速」と呼ぶにふさわしいパフォーマンスを発揮します。(※片面コンポーネントレイアウトのみをサポート、NVMe 1.3/1.4をサポートしています。)
これにより、『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』のようなゲームのロード時間が劇的に短縮され、待ち時間によるストレスから解放されます。また、Windows OSの起動や、Photoshopのようなアプリケーションの動作も高速化され、ゲーム以外の用途でも、その快適さを実感できるでしょう。
拡張性も抜群:microSDカードで容量をさらにプラス
さらに、microSDカードスロットも搭載。例えば、旅行先で撮影した写真や動画を保存したり、Nintendo Switchのゲームのスクリーンショットを保存したりと、様々な用途で活用できます。SD 3.0プロトコル、UHS-Iバスポート、V30ビデオスピードクラスに対応し、最大読み出し速度160MB/s、最大書き込み速度120MB/sを実現。これは、一般的なmicroSDカードと比較しても非常に高速で、大容量のデータもスムーズに転送できます。microSD/microSDHC/microSDXCと互換性があるため、手持ちのカードをそのまま利用できるのも嬉しいポイントです。
<メモリ・ストレージを比較>
- 1.「GPD WIN Mini 2025」・・・16GB or 32GB LPDDR5x-7500 / 1TB or 2TB M.2 NVMe 2280 SSD
- 2.「GPD WIN Mini 2024」・・・16GB or 32GB LPDDR5-6400 / 512GB or 2TB M.2 NVMe 2230 SSD
メモリの違い
まずメモリですが、両モデルとも16GBまたは32GBのLPDDR5メモリを搭載している点は共通しています。しかし、2025年モデルはLPDDR5x-7500という、より高速なメモリを採用しています。2024年モデルのLPDDR5-6400と比較すると、メモリのデータ転送速度が向上していることが分かります。これにより、アプリケーションの起動やデータの読み込み/書き込みなどが高速化し、全体的なパフォーマンスの向上が期待できます。
ストレージの違い
次にストレージですが、2025年モデルは1TBまたは2TBのM.2 NVMe 2280 SSDを搭載しています。一方、2024年モデルは512GBまたは2TBのM.2 NVMe 2230 SSDを搭載しています。
ここで注目すべきはSSDのフォームファクタ(物理的なサイズと接続規格)の違いです。2280は2230よりもサイズが大きいため、一般的に高性能なSSDが採用される傾向にあります。
また、2025年モデルでは最小構成のストレージ容量が1TBからとなっており、512GBの選択肢がなくなっています。
まとめ
総合的に見ると、GPD WIN Mini 2025は、2024年モデルと比較して、より高速なメモリと、より高性能になる可能性のあるSSDフォームファクタを採用し、最小ストレージ容量も増加させていることから、全体的なパフォーマンスの向上が期待できる構成になっていると言えます。特に、より高速なメモリは、ゲームや高負荷な作業において、その効果を発揮する可能性が高いです。
操作性:ホール効果ジョイスティックで繊細な操作!キーボード、タッチパッドも
GPD WIN Mini 2025は、操作性において、まさに革命を起こしました。その中心となるのが、ホール効果を採用したジョイスティックです。このジョイスティックは、L3およびR3ボタンとしても機能する押し込み操作に対応し、日本のサンケン電気株式会社が設計を担当。無段階調整可能なスーパーリニア特性により、まるで指の延長のように、キャラクターを自由自在に操ることができます。
公式HPの説明によると、従来のジョイスティックと比較して、キャリブレーション後の戻り精度が37.5%、電圧分割精度が25%向上。さらに、中心点付近でのデッドゾーン(入力が反応しない領域)を極限まで排除。これにより、例えば『ELDEN RING』のようなアクションRPGで、敵の攻撃をギリギリで回避したり、『ストリートファイター6』で、精密なコマンド入力を成功させたりと、ゲームプレイの質を格段に向上させます。
リアルな操作感:リニアアナログトリガーとカスタムキー
L2/R2トリガーは、リニアアナログトリガーボタンへと進化しました。これにより、『グランツーリスモ7』での微妙なアクセルワークや、『Call of Duty: Modern Warfare III』での精密な射撃など、まるで実物の銃や車のペダルを操作しているかのような、リアルな操作感を実現。ゲームへの没入感をさらに深めます。
さらに、本体手前側(C面)には、カスタマイズ可能なL4/R4キーを新たに搭載。専用のWinControlsツールを使用することで、例えば、複数のキー入力を一つのボタンに割り当てることが可能。『ファイナルファンタジーXIV』のようなMMORPGで、頻繁に使用するスキルやマクロを登録しておけば、より快適にプレイできます。
臨場感を増幅:デュアルリニアモーターと6軸センサー
GPD WINシリーズの携帯ゲーム機として初めて、デュアルリニアモーターを内蔵。従来の回転式モーターと比較して、振動の立ち上がり・立ち下がりが速く、より繊細な振動表現が可能になりました。例えば、『DEATH STRANDING』で、主人公サムがバランスを崩した時の振動や、荒れた大地を歩く時の振動など、ゲーム内の状況をよりリアルに体感できます。
さらに、3軸重力センサーと3軸ジャイロスコープを組み合わせた6軸センサーを搭載。これにより、例えば『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』で、弓矢を構える際に本体を傾けて照準を合わせたり、『マリオカート8 デラックス』で、ハンドル操作を直感的に行ったりと、より自然で没入感のある操作を可能にします。
快適なタイピング:バックライト付きキーボードと高精度タッチパッド
QWERTY配列のフルキーボードは、ノートPCにも採用されるシザースイッチ構造を採用し、白色バックライトを内蔵。暗い場所でも快適にタイピングできます。キーの組み合わせでバックライトのオン・オフを切り替えられるので、状況に応じて使い分けられます。各キーはわずかに盛り上がっており、確かな打鍵感を得られます。両手の親指でタイピングするのに最適なサイズで、チャットやメールの作成もスムーズに行えます。
高精度タッチパッド(PTPモード)は、最大4本指のジェスチャーをサポート。例えば、2本指でのスクロールや、3本指でのウィンドウ切り替えなど、Windowsの操作をより快適に行えます。指の位置や動きを正確に検出し、素早く反応するため、まるでマウスを使っているかのような、スムーズな操作感を実現しています。
2024モデルからの変更点
GPD WIN Mini 2024では、ゲームパッド/マウスモード切替スイッチが背面に配置されていましたが、GPD WIN Mini 2025では、ゲームパッド/マウスモード切替トグルスイッチは、左側面に配置されています。この位置変更により、手に持った状態での操作時にアクセスしやすくなりました。
オーディオ性能:こだわりのスピーカーと、最先端オーディオ技術で極上サウンド
GPD WIN Mini 2025は、オーディオ面においても、一切の妥協を排し、まるで映画館にいるかのような臨場感あふれるサウンド体験を提供します。本体前面の左右に配置された2つのスピーカーは、高級オーディオ機器にも採用されるドイツAAC社製のハイパーリニアスピーカーを採用。さらに、スピーカーそれぞれに独立したアンプを内蔵することで、音の歪みを抑え、クリアで迫力のあるサウンドを実現しています。
例えば、『Ghost of Tsushima DIRECTOR’S CUT』の風の音や刀のぶつかり合う音、『Forza Horizon 5』のエンジン音など、ゲーム内のあらゆるサウンドを、まるでその場にいるかのようにリアルに再現します。
DTS:X Ultraオーディオテクノロジーに対応
内蔵のオーディオチップセットは、DTS:X Ultraオーディオテクノロジーに対応。これは、人間の耳が音をどのように認識するかを研究した音響心理学と、HRTF(頭部伝達関数)技術に基づいた最新のアルゴリズムを採用しており、ヘッドフォンと内蔵スピーカーの両方で、ゲームに最適化された立体的なサウンドを楽しめます。
自分好みにカスタマイズ:7.1chサラウンドサウンド
DTS:X Ultraの魅力は、そのカスタマイズ性の高さにもあります。10バンドのグラフィックイコライザーを使って、低音を強調したり、高音をクリアにしたりと、自分の好みに合わせてサウンドを細かく調整できます。さらに、まるで物理的な7.1チャンネルスピーカーシステムで聴いているかのような、包み込まれるようなサラウンドサウンド体験をシミュレートする様々な設定も用意されています。
例えば、『Apex Legends』で敵の足音や銃声の方向を正確に把握したり、『サイバーパンク2077』のナイトシティの喧騒をリアルに感じたりと、ゲームへの没入感をさらに高めます。聴覚テストを通じて、自分の耳に最適なオーディオプロファイルを作成することも可能です。
公式HPに記載されている通り、「上下左右前後の全方向から音に包まれるような感覚」を、ヘッドフォンでも内蔵スピーカーでも味わうことができ、まさに「手のひらでパノラマサラウンド体験」を実現。まるで、ゲームの世界に入り込んだかのような、圧倒的な臨場感を体験できます。
充実のオーディオ機能:ボイスチャットも快適
本体にはマイクも内蔵されているため、『Fortnite』などのボイスチャットが必要なゲームも、別途ヘッドセットを用意することなく、すぐに楽しめます。オーディオ端子は、3.5mmヘッドフォン/マイクコンボジャックを1つ装備。Apple純正のイヤホン(USバージョン)など、一般的なイヤホンやヘッドホンを接続できるため、お気に入りのオーディオ機器を使って、さらに高音質なサウンドを楽しむことも可能です。
2024モデルとの違い
GPD WIN Mini 2024は、Smart PA(スマートパワーアンプ)と呼ばれる、DSP(デジタルシグナルプロセッサ)を内蔵したアンプチップを2基搭載していました。一方、GPD WIN Mini 2025では、スピーカーに独立したアンプを内蔵することで、音質の向上が図られ、より高音質なサウンドを再生できるようになっています。
バッテリー:長時間駆動と急速充電で快適なプレイを支える
GPD WIN Mini 2025は、携帯ゲーム機として最も重要な要素の一つであるバッテリー性能にも、一切の妥協がありません。44.24Whの大容量リチウムイオンバッテリーを搭載し、外出先でも安心して長時間ゲームを楽しめます。
公式HPにも記載されている通り、3.87Vの超高密度ポリマーリチウムバッテリーを採用することで、限られたスペースの中でバッテリー容量を最大化することに成功。これは、例えば前モデルのGPD WIN 2と比較して、バッテリー寿命が約50%も向上していることを意味します。
具体的な駆動時間は、例えば『ELDEN RING』のようなグラフィック負荷の高いゲームをプレイする場合は約3時間、『Stardew Valley』のような比較的軽いゲームであれば約6〜8時間、電子書籍を読む、Webブラウジングをするといった軽めの作業であれば約14時間と、用途に応じて十分な時間を確保しています。(※これらの駆動時間はあくまで目安であり、ゲームの設定や使用環境によって変動します。)
急速充電対応:外出先でも安心
PD(Power Delivery)急速充電に対応しており、最大65WのUSB Type-C充電器をサポート。例えば、カフェや空港のラウンジなど、コンセントがある場所であれば、短時間でバッテリーを充電できます。さらに、USB4ポート経由でのPDプロトコルによる急速充電にも対応しているため、モバイルバッテリーなど、様々な充電環境に対応できます。
バッテリーをいたわる機能:長く使える安心感
さらに、BIOS設定から「いたわり充電」モードを有効にすることで、バッテリーの劣化を抑え、より長く使えるように配慮されています。例えば、常に充電器を接続した状態で使用する場合でも、バッテリーへの負担を軽減し、寿命を延ばすことができます。これにより、長期間にわたってGPD WIN Mini 2025を愛用できる、安心感を提供します。
<バッテリー・充電を比較>
- 1.「GPD WIN Mini 2025」・・・44.24Wh (最大14時間駆動) / PD急速充電
- 2.「GPD WIN Mini 2024」・・・44.24Wh (最大14時間駆動) / PD急速充電
バッテリー容量、充電規格などは2025モデルと2024モデルで違いはありません。両モデルとも44.24Whの容量でPD急速充電に対応しています。
接続ポート:充実のポート類、多彩な周辺機器と接続できる高い拡張性と利便性
GPD WIN Mini 2025は、そのコンパクトなボディからは想像できないほど、豊富な接続ポートを備えています。これにより、様々な周辺機器と接続でき、ゲームプレイだけでなく、様々な用途で活用できる高い拡張性と利便性を実現しています。
まず、USBポートは、USB4 Type-C、USB 3.2 Gen 2 Type-C、USB Type-Aの3種類を搭載。USB4 Type-Cポートは、最大40Gbpsという、USB 3.0の約8倍のデータ転送速度を誇り、映像出力、充電、データ転送など、あらゆる機能に対応しています。
例えば、別売りの外付けGPUボックス「GPD G1」を接続すれば、グラフィック性能を大幅に向上させ、『サイバーパンク2077』のような高負荷なゲームも、より高画質、高フレームレートで楽しめます。公式HPにも記載がある通り、Thunderbolt 3プロトコルをネイティブサポートしているため、8K/60Hz対応の外部モニターに接続して、大画面でゲームをプレイしたり、PD対応の充電器で急速充電したりすることも可能です。
USB 3.2 Gen 2 Type-Cポートも、映像出力、充電、データ転送など、フル機能に対応し、最大10Gbpsのデータ転送速度を実現。8K/60Hz対応の外部モニターへの出力も可能です。USB Type-Aポートも10Gbpsのデータ転送に対応しており、マウスやキーボード、USBメモリなど、既存のUSB機器をそのまま活用できます。
ストレージ拡張も簡単:microSDカードで容量をプラス
さらに、microSDカードスロットも搭載。例えば、旅行先で撮影した写真や動画を保存したり、お気に入りの音楽を保存したりと、様々な用途で活用できます。UHS-Iバスインターフェース、SD 3.0プロトコルに対応し、スピードクラスはA2, U3, V30をサポート。最大読み取り速度160MB/s、最大書き込み速度120MB/sで、microSD/microSDHC/microSDXCと互換性があり、最大2TBまで認識可能です。これにより、例えば、たくさんのゲームをインストールしたり、高画質の動画を保存したりしても、容量不足に悩まされる心配はありません。
オーディオ端子も完備:お気に入りのヘッドホンで
オーディオ端子として、3.5mmヘッドフォン/マイクコンボジャックを1つ装備。Apple純正イヤホン(USバージョン)など、一般的なイヤホンやヘッドホン、マイクを接続できるため、お気に入りのオーディオ機器を使って、より高音質なサウンドでゲームを楽しんだり、ボイスチャットをしたりすることができます。
OS・ソフト:快適なゲームプレイを支える、Windows 11と専用ツール
GPD WIN Mini 2025は、OSとしてWindows 11 Homeがプリインストールされています。これにより、箱を開けて電源を入れれば、すぐにSteamやEpic Games Storeなどのゲームプラットフォームにアクセスし、最新のゲームをダウンロードしてプレイできます。
また、Microsoft Storeから様々なアプリケーションをインストールしたり、WordやExcelなどのOfficeソフトを使って仕事や勉強をしたりと、Windows 11が提供する多彩な機能を、この一台で楽しめます。直感的で使いやすいインターフェースは、ゲームだけでなく、普段使いのPCとしても最適です。
専用ユーティリティで、さらに使いやすく
さらに、GPD製品専用のユーティリティ「MotionAssistant」が利用可能です。このツールを使うことで、例えば、CPUやGPUの使用率、温度などをリアルタイムでモニタリングしたり、ファンの回転数を調整して冷却性能を最適化したり、画面の明るさや音量を細かく調整したりと、GPD WIN Mini 2025の性能を最大限に引き出し、自分好みにカスタマイズできます。(具体的な機能については公式情報をご参照ください。)
自由なキーカスタマイズ:操作は思いのままに
「WinControls」ツールを利用すれば、コントローラーのカスタムキー(L4/R4)の設定が可能です。例えば、『モンスターハンターライズ:サンブレイク』で、よく使うアイテムのショートカットを登録したり、『ファイナルファンタジーXIV』で、頻繁に使うマクロを登録したりと、自分のプレイスタイルや、プレイするゲームに合わせて、自由にキーの割り当てを変更できます。これにより、より直感的で快適な操作性を実現し、ゲームプレイをさらに有利に進めることができます。
GPD WIN Mini 2025のデメリット
「GPD WIN Mini 2025」は高性能なポータブルゲーミングPCですが、デメリットもあります。購入する前に必ず確認しておきましょう。
画面サイズと解像度
One-Netbook X1 Miniは8.8インチで2560 x 1600ドットの高解像度ディスプレイを搭載しているのに対し、GPD WIN Mini 2025は7インチで1920 x 1080ドットです。より広い画面と高精細な表示を求めるなら、X1 Miniの方が優れています。ただし、X1 Miniは着脱式キーボードを採用しているため、携帯性という点ではGPD WIN Mini 2025に分があります。
バッテリー容量
One-Netbook X1 Miniは65.02Whの大容量バッテリーを搭載しているのに対し、GPD WIN Mini 2025は44.24Whです。バッテリー駆動時間を重視するなら、X1 Miniの方が有利です。しかし、X1 Miniは本体サイズが大きく重量もあるため、携帯性とバッテリー駆動時間のバランスは、用途によってどちらが良いか判断する必要があります。OneXFly F1 Proも48.5WhとGPD WIN Mini 2025より容量の大きいバッテリーを搭載しています。
拡張性
One-Netbook X1 MiniはOCuLinkポートを搭載しており、高速な外部接続が可能です。GPD WIN Mini 2025はUSB4ポートを搭載していますが、OCuLinkほどの帯域幅はありません。高度な拡張性を求めるなら、X1 Miniが適しています。
価格
AYANEO SLIDEは、GPD WIN Mini 2025よりも低価格で購入できます。ただし、AYANEO SLIDEは6インチディスプレイとやや小型であること、スライド式キーボードの使い勝手は個人差があることを考慮する必要があります。GPD WIN Mini 2024もGPD WIN Mini 2025より低価格で購入可能です。
まとめ
GPD WIN Mini 2025は、携帯性とゲーム性能のバランスに優れたミニPCですが、画面サイズ、バッテリー容量、拡張性、価格といった点で、他のミニPCに劣る部分もあります。どのミニPCを選ぶかは、自身の重視するポイントによって異なります。例えば、携帯性よりも画面サイズや解像度、バッテリー駆動時間を重視するならOne-Netbook X1 Mini、価格を抑えたいならAYANEO SLIDEやGPD WIN Mini 2024が候補となるでしょう。
GPD WIN Mini 2025 スペック
- ディスプレイ: 7インチ、LTPS、1920×1080 (16:9)、120Hz/60Hz、第6世代Corning Gorilla Glass、AF+ARコーティング、10点タッチ
- CPU: AMD Ryzen™ AI 9 HX 370 / AMD Ryzen™ 7 8840U
- GPU: AMD Radeon™ 890M / AMD Radeon™ 780M
- RAM: 16GB / 32GB LPDDR5x
- ストレージ: 1TB / 2TB M.2 NVMe 2280 SSD
- 外部ストレージ: microSDカードスロット (最大読込160MB/s、最大書込120MB/s)
- バッテリー: 44.24Wh (最大14時間駆動、利用状況による)
- 充電: PD急速充電対応
- ワイヤレス: Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3
- インターフェース: USB4 (40Gbps) x1、USB 3.2 Gen 2 Type-C x1、USB Type-A x1、microSDスロット x1、3.5mmジャック x1
- センサー: 6軸ジャイロスコープ(3軸加速度計+3軸ジャイロスコープ)、3軸重力センサー
- スピーカー: デュアルスピーカー
- マイク: 内蔵
- オーディオ: DTS:X Ultra対応
- キーボード: QWERTY、バックライト付、シザースイッチ
- ジョイスティック: ホール効果
- カスタムキー: L4/R4
- マウス: タッチパッド (PTP)
- 冷却: アクティブ冷却
- 振動:デュアルリニアモーター
- OS: Windows 11 Home (64bit)
- サイズ: 172 x 109 x 27mm
- 重量: 555g
- カラー: ブラック、ホワイト
GPD WIN Mini 2025の評価
8つの基準を用いて、GPD WIN Mini 2025を5段階で評価してみました。
画面の見やすさ:★★★★☆
7インチLTPS液晶は高解像度でリフレッシュレートも高く、美しい映像でゲームを楽しめる。反射防止コーティングも施されているため、明るい場所でも見やすい。ただし、サイズが小さいので、より大画面を求めるユーザーには不向きかもしれない。
パフォーマンス:★★★★★
Ryzen AI 9 HX 370は目を見張る処理能力で、最新のAAAタイトルも快適にプレイできる。内蔵GPUも強化されており、携帯ゲーム機としてはトップクラスの性能を誇る。
操作性:★★★★★
ホール効果ジョイスティック、リニアアナログトリガー、カスタムキーなど、操作系が充実しており、快適なゲームプレイが可能。キーボードとタッチパッドも操作しやすい。ゲームパッド/マウスモード切替スイッチの位置変更も評価できる。
機能性:★★★★★
豊富なインターフェース、microSDカードスロット、デュアルリニアモーター、6軸センサーなど、機能面も充実している。Windows 11搭載で、ゲーム以外の用途にも活用できる。専用ユーティリティも便利。
デザイン:★★★★☆
コンパクトでスタイリッシュなデザイン。ホワイトモデルの追加も魅力的。ただし、人によってはグリップの形状やサイズ感が合わないかもしれない。
冷却性能:★★★★☆
冷却システムが改善され、長時間のプレイでも安定したパフォーマンスを維持できる。ただし、高負荷なゲームをプレイすると、それなりに発熱する点は否めない。
使いやすさ:★★★★☆
コンパクトで軽量なので、持ち運びに便利。Windows 11搭載で、普段使いのPCとしても使える。ただし、画面サイズが小さいので、長時間プレイするには外部モニターがあると良い。
価格:★★★☆☆
高性能なだけに価格は高め。ただし、同等の性能を持つポータブルゲーミングPCと比較すると、競争力のある価格設定と言える。
総評:★★★★☆
GPD WIN Mini 2025は、携帯性と高性能を両立した素晴らしいポータブルゲーミングPCです。最新のAAAタイトルも快適にプレイできる性能、充実した操作性と機能性、そしてスタイリッシュなデザインは、多くのゲーマーを魅了するのに十分な性能です。価格はやや高めですが、その性能を考えれば納得できる範囲内。携帯ゲーム機で最高のゲーム体験を求めるユーザーにおすすめします。
GPD WIN Mini 2025とGPD WIN Mini 2024の違い
「GPD WIN Mini 2025」は、2024年モデルをベースにいくつかの改良が加えられた後継機です。主な変更点は、冷却性能、プロセッサの選択肢、ストレージ、操作性、そしてカラーバリエーションです。
冷却性能の向上
GPD WIN Mini 2025では、シャーシ設計を一新し、冷却システムを強化しました。高熱伝導性素材を用いた冷却モジュールと新型ファンを採用することで、最大TDPを28Wから35Wに引き上げ、長時間のゲームプレイでも安定したパフォーマンスを維持できるようになりました。2024年モデルと比較して、熱伝導率は50%、放熱性は35%向上しています。
プロセッサの選択肢
プロセッサには、AMD Ryzen AI 9 HX 370またはRyzen 7 8840Uを選択できるようになりました。Ryzen AI 9 HX 370は、2025年モデルで新たに追加されたCPUで、12コア24スレッドという圧倒的な処理能力を誇ります。2024年モデルでは、Ryzen 7 8840UとRyzen 5 8640Uが用意されていました。
ストレージの変更
内蔵SSDのフォームファクタがM.2 2230からM.2 2280に変更されました。2280は2230よりも大型で、一般的に高性能なSSDが採用される傾向にあるため、性能向上が期待できます。また、最小ストレージ容量も1TBとなり、512GBの選択肢はなくなりました。
操作性の向上
ゲームパッド/マウスモード切替スイッチの位置が、背面から左側面に変更されました。これにより、手に持った状態での操作がよりスムーズになりました。また、オプションだったグリップが一体型となり、工具不要で簡単に着脱できるようになりました。
カラーバリエーションの追加
2024年モデルはブラックのみでしたが、2025年モデルでは新たにホワイトが追加されました。Ryzen AI 9 HX 370搭載モデル限定のカラーとなります。
その他の改良点
音質面では、スピーカーに独立したアンプを内蔵することで、2024年モデルよりも高音質なサウンドを実現しています。これらの改良点により、GPD WIN Mini 2025は、性能、使い勝手ともに2024年モデルから進化を遂げています。
GPD WIN Mini 2025に最適な人は?
GPD WIN Mini 2025は、以下のような特徴を持つ人に最適です。
携帯性を重視するゲーマー:
GPD WIN Mini 2025は、小型軽量で持ち運びに優れています。通勤・通学中や旅行先など、場所を選ばずゲームを楽しみたい人に最適です。他のミニPCと比べても小型軽量でありながら、高いゲーム性能を備えている点が魅力です。
高性能を求めるゲーマー:
最新のRyzen AI 9 HX 370プロセッサとRadeon 890Mグラフィックスを搭載し、AAAタイトルもプレイ可能です。外付けGPUボックス「GPD G1」にも対応しており、更なる性能向上も可能です。携帯型でありながら、据え置き型ゲーム機に近い性能を求めるゲーマーに適しています。
PCゲームを外出先でも楽しみたい人:
Windows 11搭載で、SteamやEpic Games Storeなどのプラットフォームを利用できます。外出先でもPCゲームを本格的に楽しみたい人に最適です。
多機能性を求める人:
Windows 11搭載のため、ゲームだけでなく、通常のPC作業にも使用できます。7インチディスプレイは小さいものの、動画視聴や電子書籍閲覧にも対応しています。
物理コントローラーを好む人:
ホール効果ジョイスティック、リニアアナログトリガー、カスタムキーなど、操作性の高いコントローラーを備えています。スライド式キーボード搭載のAYANEO SLIDEのような機種よりも、ゲームコントローラーに近い操作性を求める人に適しています。
GPD WIN Mini 2025の価格は予約販売価格で22万8000円です。
ポータブルゲーミングPCは安価なもので10万円前後で購入できることを考えると非常に高価ですが、
AMD Ryzen AI 9 HX 370の高いグラフィック性能やAI処理能力で、デスクトップPC並みの性能を発揮できる点が魅力です。
ゲームはもちろん、動画編集や3Dレンダリング、AIを使った画像生成、動画生成など幅広く利用できるので、
ゲーム以外にもAI機能などを幅広く使ってみたい人にもおすすめです。
GPD WIN Mini 2025の価格・購入先
「GPD WIN Mini 2025」はGPDダイレクト、ハイビーム AKIBA 公式オンラインストアで購入できます。
GPDダイレクト(ハイビーム AKIBA 公式オンラインストア)
通常価格
- Ryzen AI 9 HX 370モデル:23万2000円
- Ryzen 7 8840Uモデル:14万6000円
予約販売価格(予約期間は3月上旬まで)
- Ryzen AI 9 HX 370モデル:22万8000円
- Ryzen 7 8840Uモデル:14万2000円
※予約特典として、新しくなった一体型ゲーミンググリップとGPDロゴ入り液晶クリーナーが付属します。ただし、ホワイトモデル(Ryzen AI 9 HX 370モデルのみ選択可能)の場合、ゲーミンググリップのカラーはブラックのみとなります。
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ECサイト
- Amazonで228,000円(税込・RyzenAI9 HX370/32GB/2TBSSD/本体色:白)
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One-Netbook X1 Mini
One-Netbookから発売された8.8インチの3in1 UMPCです(2024年6月27日 予約開始)。
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また、Harman AudioEFX、リフレッシュレート 144 Hz、100WのPD急速充電、6軸ジャイロセンサー、冷却システム、X1 コントローラー(別売)、X1 キーボード(別売)、X1 タッチペン(別売)、
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AYANEO SLIDE
AYANEOから発売されたスライド式キーボードを搭載した6インチのポータブルゲーミングPCです(2023年11月 発売)。
AMD Ryzen 7 7840U プロセッサと16GB/32GB/64GB LPDDR5X 7500メモリ、512GB/2TB/4TB M.2 2280 PCle 4.0 SSDストレージ、46.2 Whバッテリー、Windows 11 Homeを搭載しています。
また、QWERTY フルキーボード(RGBライトエフェクト付き)、バイブレーションモーター、6軸 ジャイロ、指紋認証、冷却システム、マスターコントローラー、ホールジョイスティック、ホールトリガー、AYASpace 2、USB4 Type-C x2 (フル機能)、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.2に対応しています。
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GPD WIN Mini 2024
GPDから発売された7インチのクラムシェル型ポータブルゲーミングPCです(2024年4月 発売)。
AMD Ryzen 7 8840U / Ryzen 5 8640Uプロセッサ、16GB/32GB LPDDR5-6400 メモリ、フルHDのLTPS液晶、512GB / 2TB M.2 NVMeストレージ、44.24Wh バッテリー、Windows 11 Homeを搭載しています。
また、カスタムキー (L4 / R4)、デュアルリニアモーター、AAC スーパーリニア・デュアルスピーカー、DTS: X Ultra サウンド エフェクト、6軸設計のジャイロスコープ、リフレッシュレート 最大120GHz、PD高速充電、最大2TBまでのストレージ拡張(microSD)、冷却システム、バックライト付きのQWERTYキーボード、ホール効果ジョイスティック、エルゴノミクスデザイン、USB 4.0 (40Gbps/DP/PD) x1、USB 3.2 Gen 2 Type-C(10Gbps/PD)x1、USB Type-A(10Gbps) x1、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.2にも対応しています。
価格は、Amazonで151,342円(税込・Ryzen 5 7640U、Radeon 760M、16GB RAM/512GB SSD)、楽天市場で138,580円(送料無料・中古・MD Ryzen 7 8840U)、AliExpressで137,511円 (AMD Ryzen 7 8840U)、米国 Amazon.comで$1,249.99 (AMD Ryzen 7 8840U)、です。
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