2023年11月17日に発売された「Steam Deck OLED」と人気ポータブルゲーミングPCを徹底 比較!価格やスペック、ベンチマークの違いに加えて、メリット・デメリット、評価を紹介します。
※本ページはプロモーション(広告)を含んでいます。
「Steam Deck OLED」の特徴
「Steam Deck OLED」の特徴をまとめてみました。
7.4の有機EL液晶・リフ90・50Whバッテリ
「Steam Deck OLED」は7.4インチで解像度1280 x 800ドットのHDR OLED ディスプレイを搭載。アスペクト 16:10、最大輝度1000nitの高コントラストで明るい有機EL液晶で、豊かな色再現が可能な色域110% P3にも対応しています。また、リフレッシュレート 90 Hzに対応し、より滑らかに映像を再生することが可能。6軸IMUのジャイロセンサーやHDハプティクスによる振動効果にも対応しています。
そのほか、従来モデルから30~50%向上した50 Whバッテリーを搭載し、3~12時間のゲームプレイが可能。Type-C ポートを介して45WのPD3.0急速充電も利用できます。
独自のAMD APU・16GB+最大1TB・Steam OS 3.0
「Steam Deck OLED」はAMDと提携して独自に開発したZen2ベースのAMD APUを搭載。6nmプロセスで製造された4コア、8スレッド、最大3.5GHz駆動のCPUで、最新のトリプルAゲームも快適に動作します。また、LPDDR5-6400 規格のメモリを16GB 搭載(メモリ増設は不可)。ストレージは512GB NVMe SSD 搭載モデルと1TB NVMe SSD搭載モデルの2種類を用意し、microSDカードでの拡張にも対応しています(ストレージの交換は可能)。
そのほか、OSにSteam OS 3.0を搭載。Arch LinuxベースのOSで、Protonによる互換レイヤによって移植作業なしでWindows向けゲームを実行することができます。
Wi-Fi 6E・Hi-Fiサウンド・冷却ファン
「Steam Deck OLED」は新たにダウンロード速度が最大3倍になるWi-Fi 6E 通信に対応。Bluetooth 5.3もサポートし、aptX HDやaptX LL (low-latency)など新しいオーディオコーデックも利用できます。また、DSP内蔵のステレオスピーカーを搭載し、没入感のあるクリアなHi-Fiサウンドを再生することが可能。デュアルアレイマイクによる高音質な通話も利用できます。
そのほか、新たに大型化した冷却ファンを搭載し、従来モデルよりも動作温度を低減することが可能。本体は前モデルと同じサイズ(298 x 117 x 49 mm)で、重さは前モデルよりも29g軽い640 gになっています。
公式ページ:Introducing Steam Deck OLED
KOMODO Steam Deck Store – Steam Deck is here!
価格を比較
「Steam Deck OLED」と「AYANEO GEEK 1S」、「ONEXFLY」、「ROG ALLY」の価格を比較してみました。
「Steam Deck OLED」
「Steam Deck OLED」は、Amazonで134,999円、ヤフーショッピングで116,865円、KOMODO Steam Deck ストアで84,800円 (税込・512GBモデル/1TBモデルは99,800円)、AliExpressで$630.90 (日本円で約97,559円)で販売されています。
「AYANEO GEEK 1S」
「AYANEO GEEK 1S」は、Amazonで181,860円(税込・32GB+2TBモデル)、楽天市場で162,260円(送料無料・32GB+512GBモデル)、ヤフーショッピングで183,360円(32GB+2TBモデル)、リンクスダイレクトで181,860円(税込・32GB+2TBモデル)で販売されています。
「ONEXFLY」
「ONEXFLY」は、Amazonで149,800円(税込)、One-Netbookストアで149,800円、米国 Amazon.comで$1,199.99 (日本円で約181,828円)で発売されています。
「ROG ALLY」
「ROG ALLY」は、Amazonで89,800円(税込・Ryzen Z1・16GB+SSD512GB)、楽天市場で87,741円(送料無料・Ryzen Z1・16GB+SSD512GB)、ヤフーショッピングで106,162円(送料無料・RC71L-Z1E512)、ASUSストアで89,800円 (税込・AMD Ryzen Z1・512GB)、AliExpressでUS $820.14 (日本円で約124,271円)、米国 Amazon.comで $744.00 (日本円で約112,734円)で発売されています。
スペックを比較
「Steam Deck OLED」と「AYANEO GEEK 1S」、「ONEXFLY」、「ROG ALLY」のスペックを比較してみました。
「Steam Deck OLED」のスペック
- ディスプレイ 7.4インチ、解像度1280 x 800ドットのHDR OLED タッチスクリーン
※16:10/輝度600ニト(SDR)/最大輝度1,000ニト(HDR)/色域110% P3/コントラスト比:> 1,000,000 : 1 - レスポンスタイム < 0.1 ms
- リフレッシュレート 90 Hz
- プロセッサ AMD APU
※6nm/4コア/8スレッド/最大3.5GHz - CPU Zen 2 4c/8t、2.4~3.5GHz(最大448 GFlops FP32)
- GPU 8 RDNA 2 CU, 1.0~1.6GHz(最大1.6 TFlops FP32)
- APU power 4~15ワット
- RAM(メモリ)16 GB LPDDR5 オンボード(6400 MT/sクアッド32ビットチャンネル)
- ストレージ 512GB/1TB NVMe SSD
- 外部ストレージ microSDカードで拡張可能
- バッテリー 50 Wh
- 駆動時間 3~12時間のゲームプレイ(コンテンツによって異なります)
- 充電 45W急速充電 (45W USB Type-C PD3.0電源)
- カメラ なし
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6E (2.4GHz、5GHz/6GHz 2 x 2 MIMO)、Bluetooth 5.3 ((コントローラ、アクセサリ、オーディオに対応))
- インターフェース USB3 Gen2 Type-C (DP映像出力/PD充電/データ転送)x1、microSDカードリーダー(UHS-I) x1、3.5mmヘッドホンジャック x1
- センサー ジャイロ 6軸IMU、デュアル環境光センサーALS
- オーディオ DSP内蔵ステレオスピーカー、デュアルアレイマイク
- 操作 A B X Yボタン、十字キー、L&Rアナログトリガー、L&Rバンパー、表示&メニューボタン、割り当て可能な4個のグリップボタン
- サムスティック 静電容量方式フルサイズアナログスティック(2本)
- 振動効果 HDハプティクス
- トラックパッド 30mmハプティクスフィードバック付き角型トラックパッド(2個)4msフレームタイミング
- 冷却システム 大型化したファン、温度を低減
- OS Steam OS 3.0 (Archベース)※デスクトップ KDE Plasma
※Windows 11 OSを導入可能 - サイズ 298 x 117 x 49 mm
- 重量 640 g
- カラー ブラック
- オプション Steam Deck ドッキングステーション
※外部ディスプレイ、有線ネットワーク、USB周辺機器、電源への接続、充電(USB-C)
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「AYANEO GEEK 1S」のスペック
- ディスプレイ 7インチ、解像度1280×800ドットのIPS
※323 ppi/最大輝度500nit/スリムベゼル - プロセッサ AMD Ryzen 7 7840U
※4nm/8コア/16スレッド/最大5.1GHz/Zen 4 - GPU AMD Radeon 780M (12コア,2700 MHz, RDNA 3)
- RAM(メモリ) 32GB LPDDR5X 7500
- ストレージ 512GB / 2TB M.2 2280 PCle 4.0
- バッテリー 50.25Wh
- 充電 PD高速充電
- カメラ なし
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.2
- インターフェース USB4 (フル機能・上部右側、下部) x2、USB 3.2 Type-C (データ/転送のみ)、microSD カードスロット(300MB/s)、3.5mmヘッドホンジャック
- センサー ジャイロセンサー、指紋認証センサー
- スピーカー 2chステレオスピーカー
- マイク デュアルマイク(音声+ノイズリダクション)
- コントローラー ギークコントローラー
- ジャイロスコープ 胴体 ジャイロスコープ
- 振動モーター デュアルX軸リニアモーター
- 冷却システム 「3+1」 3本の銅管 + 大型 銅シート + グラフェンパッチ
- 操作 Baby Sleeping Posithon グリップ、ホール センサー 大型ジョイスティック、ライナー ホール トリガー
- 生体認証 指紋認証(電源キーに指紋センサー内蔵)
- OS Windows 11 Home 64bit
- サイズ 264.5 × 105.5 × 22.3 mm
- 重量 672g
- カラー ピュアホワイト、ネビュラパープル
- 付属品 1×ACアダプタ
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「ONEXFLY」のスペック
- ディスプレイ 7インチ、解像度1920 × 10800 ドットのIPS
※FHD/315 ppi/輝度450nit/100% sRGB高色域/DC調光/超薄型ベゼル - リフレッシュレート 120Hz
- プロセッサ AMD Ryzen 7 7840U
※4nm/8コア/16スレッド/最大5.1GHz/Zen 4 - GPU AMD Radeon 780M (12コア,2700 MHz, RDNA 3)
- RAM(メモリ) 32GB LPDDR5X 7500MHz
- ストレージ 1TB/2TB M.2 SSD (PCIe 4.0*4 / NVMe 2280)
- 外部ストレージ 4.0 TFカードスロット (最大300MB/s)
- バッテリー 48.5Wh (12600mAh/ 3.85V)
- 充電 65W PD急速充電 (65W GaN 急速充電 アダプター)
- カメラ なし
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6e、Bluetooth 5.2
- インターフェース USB4 Type-C ×2、USB 3.2 Type-A ×1、microSDカードスロット、3.5mmマイク/ヘッドフォン兼用ジャック ×1
- スピーカー HAMAN社認証 デュアルステレオスピーカー
- 振動モーター デュアルモーター(非対称型モーター)
- ジャイロ 6軸ジャイロセンサー(3軸ジャイロ+3軸加速度センサー)
- 冷却システム PCグレードの大型ファン ×1、純アルミニウム製冷却フィン ×1、純銅製ヒートパイプ(インテリジェント温度制御付き) ×1
- ジョイスティック RGBホールジョイスティック(傾斜角18度、高さ6.7mm、Alps/Holl、ドリフトしにくく、デッドゾーンなし)
- トリガー/ボタン リニアトリガー アナログ式(キーストローク約8.1mm、)/ LB/RBボタン キーストローク約0.2~1mm
- カスタマイズキー 搭載
- 筐体 武蔵塗料の画期的な抗菌塗料、エルゴノミクスデザイ
- 専用アプリ ゲーム一括管理コンソール「OneXconsole」、専用ゲームランチャー「GAME CENTER」
- OS Windows 11 Home
- サイズ 約263.6 × 98.25 × 22.6mm
- 重量 約590g
- カラー オブシディアン ブラック、スノーホワイト
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「ROG ALLY」のスペック
- モデル RC71L RC71L-ALLY.Z1X_512 / RC71LRC71L-R1RADA1W
- ディスプレイ 7インチ、解像度1920 x 1080 ドットのIPS タッチスクリーン
※FHD/16:9/光沢/sRGB 100%/Adobe 75.35%/Gorilla Glass DXC/Gorilla Glass Victus/10点マルチタッチ/500nits/FreeSync プレミアム - リフレッシュレート 120Hz
- 反応時間 7ms
- プロセッサ AMD Ryzen™ Z1 Extreme (4nm/8コア/16スレッド/最大5.10 GHz)
AMD Ryzen™ Z1 (4nm/6コア/12スレッド/最大4.90 GHz) - GPU AMD Radeon™ Graphics (AMD RDNA™ 3)
- RAM(メモリ)16GB LPDDR5 (6400MT/s dual channel・オンボード)
- ストレージ 512GB PCIe 4.0 NVMe™ M.2 SSD (2230) / 256GB PCIe 4.0 NVMe™ M.2 SSD (2230) ※日本版は512GBのみ
- バッテリー 40WHrs、4S1P、4セルリチウムイオン
- 駆動時間 ローカルで最大2時間のゲーム、最大6.8時間のビデオ再生
- 充電 Type-C、65W ACアダプター、出力: 20V DC、3.25A、65W、入力: 100~240V AC 50/60Hz ユニバーサル
- カメラ なし
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6e (802.11ax) 、Bluetooth 5.2
- インターフェース ROG XG Mobile x1 および USB Type-C (USB 3.2 Gen2、DisplayPort™ 1.4) x1、UHS-II microSD カード リーダー (SD、SDXC、SDHC) x1、3.5mm コンボオーディオジャック x1
- スピーカー デュアル ステレオスピーカー、スマートアンプテクノロジー採用
- マイク 内蔵アレイマイク
- オーディオ AIノイズキャンセリング、ハイレゾ認定、Dolby Atmos
- ジャイロ 6軸IMU
- 振動 HDハプティクス
- 生体認証 指紋認証
- アプリ ROG Armoury Crate SE (ゲーム管理、キーマップのカスタマイズ、Aura Syncライティングの調整など)
- OS Windows 11 Home
- サイズ 28.0 x 11.1 x 2.12 ~ 3.24 cm
- 重量 608g
- カラー ホワイト
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ベンチマークを比較
「Steam Deck OLED」と「AYANEO GEEK 1S」、「ONEXFLY」、「ROG ALLY」のベンチマーク スコアを比較してみました。
「Steam Deck OLED」
<CPU> AMD APU (4コア、8スレッド、最大3.5GHz)
Passmarkによるベンチマークスコアは約「8683」(CPU)。
Geekbench 5によるベンチマークのスコアはシングルコアで約「900」、マルチコアで約「3800」。
<GPU> 8 RDNA 2 CU, 1.0~1.6GHz(最大1.6 TFlops FP32)
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「5000」。
<プロセッサ性能を解説>
AMDと提携して独自に開発したZen2ベースのAMD APUを搭載。6nmプロセスで製造された4コア、8スレッド、最大3.5GHz駆動のAMD APUを搭載し、最新のトリプルAゲームも快適に動作します。
具体的なゲームプレイ時のフレームレートは以下の通りになります。
AmazfitARMORED CORE VI FIRES OF RUBICONで37fps、CPU/ GPU温度は73℃前後
BIOHAZARD RE:4で約52~55fps程度
Cyberpunk 2077で約44fps前後、CPU/ GPU温度は72~75℃
F1 23で60fps
The Last of Us Part 1で平均35fps以上
Hogwarts Legacyで平均60fps
フレームレートを参考にすると、新モデル「Steam Deck OLED」のプロセッサ性能は、前モデルLCD版「Steam Deck」とほぼ同じくらいになります。
また、グラフィック性能も大きく変わっていないようです。
ゲームがきちんと動作するかどうかは、前モデルLCD版「Steam Deck」の動作状況で調べて確認した方がいいでしょう。
性能的にはSteamの人気トリプルAゲームをプレイできるスコアで、対応しているゲームであれば快適にプレイできます。
「AYANEO GEEK 1S」
<CPU> Ryzen 7 7840U
Passmarkによるベンチマークスコアは「25080」
Cinebench R23によるベンチマークスコアはシングルコアで「1756」、マルチコアで「14730」。
Geekbench 5によるベンチマークのスコアはシングルコアで「1917」、マルチコアで「9977」。
iGPU-FP32パフォーマンス(単精度GFLOPS)で「4860」
<GPU> Radeon 780M
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「8000」前後。
「ONEXFLY」
<CPU> Ryzen 7 7840U
Passmarkによるベンチマークスコアは約25,000前後
Geekbench 5によるベンチマークのスコアはシングルコアで「1917」、マルチコアで「9977」。
<GPU> Radeon 780M
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「8000」前後。
「ROG ALLY」
<CPU> AMD Ryzen Z1
Passmarkによるベンチマークスコアは約「22000」前後(CPU)。
Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「1869」、マルチコアで「8853」。
<GPU> AMD Radeon™ Graphics (AMD RDNA™ 3)
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「8000」前後。
「Steam Deck OLED」のメリット・デメリット
「Steam Deck OLED」のメリット・デメリットを紹介します。
メリット
・7.4インチの有機EL液晶・高コントラストで色鮮やか
「Steam Deck OLED」は7.4インチで解像度1280 x 800ドットのHDR OLED ディスプレイを搭載。アスペクト16:10、最大輝度1000nitの高コントラストで明るい有機EL液晶で、豊かな色再現が可能な色域110% P3にも対応しています。
一方、「AYANEO GEEK 1S」は7インチで解像度1280×800ドットのIPS ディスプレイを搭載しています。「ONEXFLY」は7インチで解像度1920 × 10800 ドットのIPSディスプレイを搭載しています。「ROG ALLY」は7インチで解像度1920 x 1080 ドットのIPS タッチスクリーンを搭載しています。
・リフレッシュレート 90 Hzに対応
「Steam Deck OLED」はリフレッシュレート 90 Hzに対応し、より滑らかに映像を再生できます。
一方、「AYANEO GEEK 1S」はリフレッシュレート 60 Hzに対応しています。「ONEXFLY」と「ROG ALLY」はリフレッシュレート 120Hzに対応しています。
・16 GB LPDDR5メモリ搭載でスムーズに動作
「Steam Deck OLED」はLPDDR5-6400規格のメモリを16GB搭載しています。
一方、「AYANEO GEEK 1S」はLPDDR5X規格のメモリを32GB搭載し、スムーズに動作します。「ONEXFLY」は最大7500MHzのLPDDR5Xメモリを32GB搭載し、スムーズに動作します。「ROG ALLY」は16GB LPDDR5 (6400規格)メモリを搭載し、スムーズに動作します。
・512GB/1TB NVMe SSDストレージを搭載・microSDカードで拡張できる
「Steam Deck OLED」は512GB NVMe SSD搭載モデルと1TB NVMe SSD搭載モデルの2種類のストレージを用意し、microSDカードでの拡張にも対応しています。
一方、「AYANEO GEEK 1S」はPCle 4.0 接続のM.2 SSDストレージ搭載で、512GB/2TBを搭載しています。「ONEXFLY」はPCle 4.0接続の 1TB/2TB M.2 NVMe SSDストレージを搭載しています。「ROG ALLY」はPCI Express 4.0規格NVMe M.2 SSDストレージを採用し、エントリーモデルで256GB 、上位モデルで512GBを搭載しています。
・50Whバッテリー搭載で45W急速充電に対応
「Steam Deck OLED」は従来モデルから30~50%向上した50 Whバッテリーを搭載し、3~12時間のゲームプレイが可能です。また、Type-Cポートを介して45WのPD3.0急速充電も利用できます。
一方、「AYANEO GEEK 1S」は50.25Whバッテリー搭載でPD急速充電に対応しています。「ONEXFLY」は48.5Whバッテリー搭載で65W PD急速充電に対応しています。「ROG ALLY」は40WHrsバッテリー搭載で65W急速充電に対応しています。
・Wi-Fi 6EとBluetooth 5.3に対応
「Steam Deck OLED」は新たにダウンロード速度が最大3倍になるWi-Fi 6E通信に対応しています。また、Bluetooth 5.3もサポートし、aptX HDやaptX LL(low-latency)など新しいオーディオコーデックも利用できます。
一方、「AYANEO GEEK 1S」はWi-Fi 6EとBluetooth 5.2に対応しています。「ONEXFLY」と「ROG ALLY」はWi-Fi 6EとBluetooth 5.2に対応しています。
・USB3 Gen2 Type-C ポート搭載で映像出力に対応
「Steam Deck OLED」はUSB3 Gen2 Type-C ポート搭載で、DP映像出力や高速なデータ転送、PD充電に対応しています。
一方、「AYANEO GEEK 1S」はインターフェースに2つのUSB4 (Type-C) ポートを搭載し、40Gbpsの高速転送やPD急速充電、DP映像出力を利用できます。「ONEXFLY」は2つのUSB4 Type-Cポートを搭載しています。「ROG ALLY」は1つのUSB Type-C (USB 3.2 Gen2、DisplayPort™ 1.4)を搭載しています。
・HDハプティクス 振動効果に対応・6軸ジャイロを搭載
「Steam Deck OLED」はHDハプティクスによる振動効果にも対応しています。また、傾きを検知する6軸IMUのジャイロセンサーも搭載しています。
一方、「AYANEO GEEK 1S」はデュアルX軸リニアモーターとジャイロスコープを搭載しています。「ONEXFLY」は傾きを検知する「6軸ジャイロセンサー」、リアルな振動を再現できる「デュアル振動モーター」を搭載しています。「ROG ALLY」は6軸ジャイロとHDハプティクス 振動効果に対応しています。
・ステレオスピーカー搭載でHi-Fiサウンドに対応
「Steam Deck OLED」はDSP内蔵のステレオスピーカーを搭載し、没入感のあるクリアなHi-Fiサウンドを再生できます。
一方、「AYANEO GEEK 1S」は2chステレオスピーカーによる高音質で没入感のあるサウンド再生に対応しています。「ONEXFLY」はHARMAN AudioEFXがチューニングした高音質なデュアルステレオスピーカーを搭載しています。「ROG ALLY」はスマートアンプ内蔵のデュアル ステレオスピーカー搭載でDolby Atmosサウンドに対応しています。
・大型化したファンを搭載
「Steam Deck OLED」は新たに大型化した冷却ファンを搭載し、従来モデルよりも動作温度を低減できます。
一方、「AYANEO GEEK 1S」は3本の銅管やグラフェンパッチを採用した冷却システムに対応しています。「ONEXFLY」は3本の純銅製ヒートパイプを搭載した冷却システムを搭載し、長時間のゲームプレイでも安定して動作します。「ROG ALLY」はデュアルファンやROGダストフィルター、0.1mmの極薄フィンを採用した強力な冷却システムを搭載しています。
・厚さ49 mm、重さ640 gの小型軽量デザイン・ブラック カラーを用意
「Steam Deck OLED」はサイズ 298 x 117 x 49 mm、重さ640 gの小型軽量デザインで、ブラック カラーを用意しています。
一方、「AYANEO GEEK 1S」は厚さ22.3mm、重さ672gの薄型軽量デザインで、ピュアホワイト、ネビュラパープルの2色カラーを用意しています。「ONEXFLY」はサイズ 約263.6 × 98.25 × 22.6mmで重さ約590gの薄型軽量デザインで、オブシディアン ブラック、スノーホワイトの2色カラーを用意しています。「ROG ALLY」はサイズ 28.0 x 11.1 x 2.12 ~ 3.24 cmで重さ608gの薄型軽量デザインで、ホワイトカラーを用意しています。
・オプションでSteam Deck ドッキングステーションを用意
「Steam Deck OLED」はオプションでSteam Deck ドッキングステーションを用意し、外部ディスプレイ、有線ネットワーク、USB周辺機器、電源への接続、充電(USB-C)が利用できるようになっています。
一方、「AYANEO GEEK 1S」はAYANEO Docking Stationを用意しています。「ONEXFLY」はONEXFLY専用のドッキングステーションを用意しています。「ROG ALLY」はROG Gaming Charger Dockを用意しています。
・Steam OS 3.0搭載
「Steam Deck OLED」はOSにSteam OS 3.0を搭載。Arch LinuxベースのOSで、Protonによる互換レイヤによって移植作業なしでWindows向けゲームを実行することができます。
一方、「AYANEO GEEK 1S」と「ONEXFLY」、「ROG ALLY」はOSにWindows 11 Homeを搭載し、新機能も使えるようになっています。
デメリット
・フルHD画質に対応していない
「Steam Deck OLED」はHD画質対応で、高精細なフルHD画質に対応していません。
一方、「ONEXFLY」と「ROG ALLY」はフルHD画質対応です。「AYANEO GEEK 1S」はHD画質対応です。
・指紋認証に対応していない
「Steam Deck OLED」は指紋認証に対応していません。
一方、「AYANEO GEEK 1S」と「ROG ALLY」は指紋認証に対応しています。「ONEXFLY」は指紋認証に対応していません。
「Steam Deck OLED」の評価
「Steam Deck OLED」の評価を紹介します。
スペック:★★★★
通信:★★★★
機能:★★★★
デザイン:★★★★
使いやすさ:★★★★
価格:★★★★
<総合評価>
2022年8月に日本で発売されたValve「Steam Deck」(LCD)の後継モデルになります。
- ディスプレイを7.4インチの有機ELに変更し、全体的なスペックも強化されています。
- ディスプレイ以外の主な変更点は以下の通りです。
- リフレッシュレートを60Hzから90Hzに変更
- バッテリー容量を40Whから50Whに増量
- メモリの速度を5,500Mbpsから6,40Mbpsに向上させた
- ストレージを64GB eMMC/256GB SSD/512GB SSDから512GB SSD/1TB SSDのラインナップに変更
- Wi-Fi 5からWi-Fi 6Eに変更
- 本体の重量が669gから640gになった
- 大型の冷却ファンを搭載し、冷却効果を強化した
- アナログスティックの素材と形状を改善し、グリップ感の向上とほこりの蓄積防止を図った
- タッチスクリーンやトラックパッドの正確性・応答性を向上させた
- 1TBモデルに2ピース構造のキャリングケースを付属・外側のハードシェルから内側のシェルを取り外してソフトケースとして持ち運べるようにした
ディスプレイ以外は大きな変更とまではいきませんが、細かいところまでしっかりと丁寧に改良が施されており、個人的には「ROG ALLY」に匹敵するほど快適なポータブルゲーミングPCになったと思っています。
ただし、「AYANEO GEEK 1S」や「ONEXFLY」などの上位機種と比べると、やはりプロセッサ性能とGPUのグラフィック性能が追いついていません。
負荷が非常に高いゲームを高フレームレートで超快適にプレイしたいという人は、やはりもうワンランク上のポータブルゲーミングPCを選択した方がいいでしょう。
「Steam Deck OLED」の発売時の価格は、84,800円 (税込・512GBモデル/1TBモデルは99,800円)。
1TBモデルでも10万円以下になるなんて、やはりコスパが高いですね。有機ELディスプレイを搭載したコスパの高いポータブルゲーミングPCを探している人におすすめです。
「Steam Deck OLED」の販売・購入先
「Steam Deck OLED」は、Amazonで134,999円、ヤフーショッピングで116,865円、KOMODO Steam Deck ストアで84,800円 (税込・512GBモデル/1TBモデルは99,800円)、AliExpressで$630.90 (日本円で約97,559円)で販売されています。
KOMODO Steam Deck ストアで「Steam Deck OLED」をチェックする
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ヤフーショッピングで「Steam Deck OLED」をチェックする
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他のゲーム機と比較する
リンク先からさらに詳しいスペック情報やベンチマーク、性能、価格などが分かるようになっています。
1.「AOKZOE A2」(7インチ・Ryzen 7 7840U)
2.「MSI Claw A1M」(7インチ・Core Ultra 7 155H)
3.「AYANEO NEXT LITE」(7インチ・Ryzen 7 4800U)
4.「Lenovo Legion Go」(8.8型・着脱・Ryzen Z1 Extreme)
5.「AYANEO SLIDE」(6型スライド式・Ryzen 7 7840U)
6.「AYANEO GEEK 1S」
7.「ONEXFLY」
8.「ROG ALLY」
9.「AYANEO AIR 1S」(5.5インチ・Ryzen 7 7840U)
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