2025年6月26日、OPPOから待望の最新タブレット「OPPO Pad 3 Matte Display Edition」が発売されます 。スタイリッシュで美しいデザインと、AI機能を始めとするハイスペックな仕様で、発表と同時に大きな注目を集めています。
OPPO Pad 3の魅力
最大の魅力は、光の反射を約97%も低減する革新的な「反射防止マットディスプレイ」です 。約11.6インチの2.8K高解像度ディスプレイは、日光下での最大輝度が700nitsに向上したことで、屋外でも紙のようにくっきりと見やすく、これまでのタブレットの常識を覆す視覚体験を提供します 。
また、プロセッサには新世代のMediaTek Dimensity 8350プロセッサを搭載し、AnTuTuベンチマークでは150万点以上を記録 。8GBのLPDDR5Xメモリと高速な256GB UFS 4.0ストレージとの組み合わせで、マルチタスクはもちろん、『原神』のような高負荷なゲームも驚くほど快適に動作します 。
さらに、Android 15をベースとした最新のColorOS 15を搭載 。文書の要約や翻訳、写真編集などを劇的に効率化する豊富なAI機能に加え、iPhoneやiPadとも簡単にファイル共有ができる「O+ Connect」アプリにも対応しています 。
そのほかにも、9,520mAhの大容量バッテリーと67WのSUPERVOOC™急速充電 に対応。独自技術「Holo Audio」による没入感あふれる音響体験 、高速なWi-Fi 6通信 、そして筆圧スタイラスペン「OPPO Pencil 2」や「OPPO Pad 3 Smart Keyboard」といった専用アクセサリー(別売)に対応するなど、魅力が満載です!
この記事で「OPPO Pad 3」を徹底解剖!
この記事では、そんな魅力あふれる「OPPO Pad 3」の性能、デザイン、AI機能、そして使い勝手まで、あらゆる側面を徹底的に深掘りしてレビューします。
特に、多くのユーザーが気になるであろう前モデル「OPPO Pad 2」からの進化点に焦点を当て、スペックや実際の使用感の違いを明らかにしていきます。また、他の人気タブレット製品との比較も交えながら、本機の真の実力とポジションを明らかにします。
【この記事で分かること】
- OPPO Pad 3のスペック詳細
- Antutuベンチマークスコアと実際のパフォーマンス
- ゲーム性能(『原神』など人気タイトルのフレームレート)
- AI機能(文書要約、写真編集)の具体的な使い方
- 反射防止マットディスプレイの屋外での見え方
- OPPO Pad 2との違いを徹底比較
- 他の人気タブレット(Xiaomi Pad 7, iPad Air M3など)との比較
- メリット・デメリットと総合評価
- アクセサリー(Pencil 2, Smart Keyboard)の使用感
- O+ ConnectによるiPhoneとの連携方法
- 価格と購入先情報
この記事を最後まで読むことで、「OPPO Pad 3」が本当に必要なのか、購入するべき最適な一台なのかどうかがはっきりと分かるはずです。購入を悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
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公式ページ:OPPO Pad 3 Matte Display Edition | オッポ
価格をチェック!OPPO Pad 3は他のタブレットよりも安い?
「OPPO Pad 3 Matte Display Edition」はOPPO公式オンラインショップで79,800円(税込)で販売されています。
一方、Amazonでも79,800円で販売中。楽天市場(79,800円・送料無料)、ヤフーショッピング(79,800円・送料無料)でも購入できます。
OPPO Pad 2
2023年3月に発売された「OPPO Pad 2」はAmazonで62,018円で販売中です。A4用紙に近い7:5のアスペクト比を持つ11.61インチディスプレイは、書類の閲覧や2画面での作業に最適です 。
また、Mediatek Dimensity 9000プロセッサと144Hzの高リフレッシュレートにより、あらゆる操作が驚くほど滑らか 。エンタメ性能も妥協なく、Dolby Atmos対応のクアッドスピーカーが立体的で臨場感あふれるサウンドを提供します 。
さらに9510mAhの大容量バッテリーと67Wの急速充電で、長時間の利用も安心 。別売りのOPPO Pencilを使えば、アイデアをすぐに形にできます 。仕事から趣味まで、日常を豊かに彩る一台です。
Xiaomi Pad 7
2025年3月13日に発売された「Xiaomi Pad 7」はAmazonで49,980円で販売中です。こちらは、Snapdragon 7+ Gen 3プロセッサと独自のXiaomi HyperAIを搭載し、創造性を刺激するAIタブレットです 。AIによる文章の要約やアート生成機能が、あなたの作業を強力にサポートします 。ディスプレイは3.2Kの高解像度を誇り、最大144Hzのリフレッシュレートで映像コンテンツを鮮やかかつ滑らかに映し出します 。
また、Xiaomi HyperConnect機能により、スマホとの連携もシームレス 。薄型軽量のメタルボディにDolby Atmos対応のクアッドスピーカーを備え、どこへでも極上のエンタメ体験を持ち運べます 。
Lenovo Yoga Tab Plus
2025年1月に発売された「Lenovo Yoga Tab Plus」はAmazonで89,980円で販売中です。こちらは、Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3プロセッサを搭載し、プロの要求にも応える圧倒的なパフォーマンスを実現 。Harman Kardonがチューニングした6つのスピーカーとDolby Atmosが、まるで映画館のような没入感あふれる音響空間を創り出します 。12.7インチの大型3Kディスプレイは、映像の細部まで鮮やかに表現します 。
また、Lenovo AI Nowが日々のタスクを効率化し、付属のLenovo Tab Pen Proですぐにクリエイティブな作業を始められます 。映像出力にも対応し、エンタメから創作まで、あらゆるシーンで最高の体験を提供する一台です 。
iPad Air(M3)
2025年3月12日に発売された「iPad Air(M3)」はAmazonで98,800円から販売中です。こちらは、PC級のパフォーマンスを秘めたApple M3チップを搭載し、高負荷なアプリやゲームも軽々とこなします 。さらに、先進のAI機能「Apple Intelligence」が、文章作成や写真編集といった日々の作業をこれまで以上にスマートにサポート 。True Tone対応の美しいLiquid Retinaディスプレイは、あらゆるコンテンツを鮮やかに映し出します 。
また、Apple Pencil Pro(別売)と組み合わせれば、プロレベルのイラスト制作やメモ書きが可能 。薄く軽いボディに高速なWi-Fi 6Eと安全なTouch IDも備え、創造性と生産性をどこへでも持ち運べる究極の1台です 。
まとめ:価格の比較
「OPPO Pad 3 Matte Display Edition」の価格は、今回比較したタブレットの中では中価格帯に位置します。79,800円という価格は、最新のAI機能や、光の反射を抑える特殊なマットディスプレイといった高性能なスペックを考慮すると、決して高すぎるわけではなく、機能に見合った価格設定と言えるでしょう 。
一方で、最も安くお買い得なモデルを求めるならば「Xiaomi Pad 7」が際立っています。5万円を切る49,980円という価格でありながら、AI機能や3.2Kの高精細ディスプレイを搭載しており 、コストパフォーマンスを重視するなら最も魅力的な選択肢です。
デザイン:OPPO Pad 3 手にした瞬間にわかる、さらなる薄さと軽やかさ
ここでは、OPPO Pad 3を初めて手にしたときの感動、特に前モデル「OPPO Pad 2」から進化した薄さ、軽さ、そして洗練されたデザインについて、実際の使用感とともに詳しくレビューしていきます。
驚きの薄さと、持ち運びが楽しくなる軽さ
OPPO Pad 3を箱から取り出して、まず感じたのはその驚くべき薄さです。スペック上の数値は約6.3mmですが、実際に手に取ると数字以上のインパクトがあります 。前モデルのOPPO Pad 2も約6.6mmと十分に薄いと感じていましたが、このわずか0.3mmの差が、持った時の印象を大きく変えました 。角の丸みも絶妙で、手にしっくりと馴染みます。
重さも約536gと、OPPO Pad 2の約552gから約16g軽量化されています 。この差は、通勤時にカバンに入れて持ち運ぶ際に明確に体感できました。普段からノートや資料と一緒に持ち歩くのですが、OPPO Pad 2を使っていた時よりも明らかに肩への負担が軽くなったように感じます。毎日の移動が少しだけ快適になり、外出先へ気軽に持ち出したくなる、そんな軽やかさを実現しています。
高級感バツグン!ミニマルで洗練されたデザイン
OPPO Pad 3のデザインは、よりミニマルで洗練された印象を受けます。カラーは「ミレニアムシルバー」で、高級感のあるブラッシュ仕上げが施されています 。前モデルOPPO Pad 2の、星の軌跡をモチーフにした「スタートレイルデザイン」も個性的で魅力的でしたが、Pad 3はよりシンプルで落ち着いた雰囲気を纏っており、ビジネスシーンでもプライベートでも場所を選ばずに使えそうです 。金属製のボディはひんやりとして心地よく、指紋が付きにくいのも嬉しいポイントです 。
背面のカメラはOPPO Pad 2と同様に円形で中央に配置されていますが、出っ張りがなくフラットなデザインに進化しています。そのため、机に置いたときにガタつくことがなく、安定してメモを取ったり操作したりできます。この細やかな配慮は、日常的な使いやすさに大きく貢献していると感じました。
継承された機能的なポートとボタン配置
接続ポートはUSB Type-Cが1つと、非常にシンプルです 。OPPO Pad 2と同様に3.5mmイヤホンジャックはありませんが、最近は「Anker Soundcore Liberty 4」のようなワイヤレスイヤホンが主流になっているため、特に不便は感じませんでした 。むしろ、この割り切りがスリムなデザインを実現している一因なのでしょう。
電源ボタンや音量ボタン、そして左右に2つずつ配置されたクアッドスピーカーの位置は、OPPO Pad 2から変更されていません 。そのため、前モデルから乗り換えた私にとっては、何も迷うことなく直感的に操作を始めることができました。使い慣れた操作感を維持しつつ、デザインと携帯性を向上させた点は高く評価できます。
まとめ:デザインと携帯性(接続ポート)
- 厚さと重さ: 前モデル「OPPO Pad 2」と比較して約0.3mm薄く、約16g軽くなったことで、携帯性が格段に向上しました 。
- カラーと質感: 「ミレニアムシルバー」のカラーとブラッシュ仕上げは、ミニマルでありながら高級感を演出し、所有する喜びを感じさせます 。
- カメラデザイン: 背面のカメラは中央配置を継承しつつも出っ張りがなくなり、よりフラットで実用的なデザインになりました。
- ポートとレイアウト: 接続ポートはUSB Type-Cのみとシンプルで、ボタンやスピーカーの配置は前モデルから変わらないため、スムーズに移行できます 。
- 第一印象:前モデルからの着実な進化を感じさせる、より薄く、より軽いボディ。所有欲を満たすミニマルなデザインは、ビジネスシーンからプライベートまで幅広く活躍する。
ディスプレイ:OPPO Pad 3 まるで紙、屋外でも驚くほど見やすい新体験
ここでは、OPPO Pad 3のディスプレイについて、その基本性能の高さと、前モデル「OPPO Pad 2」から大きく進化した「反射防止マットディスプレイ」がもたらす革新的な視覚体験について、具体的な使用シーンを交えながら詳しくレビューしていきます。
盤石の基本性能と、革新的なマットディスプレイ
まず、OPPO Pad 3のディスプレイは、約11.6インチという広大なサイズに、2,800×2,000ピクセルという高解像度を誇ります 。ピクセル密度も296PPIと高く、小さな文字もくっきりと表示されるため、Webサイトの閲覧はもちろん、細かい図表が含まれるPDF資料の確認も快適です 。この優れた基本スペックは前モデル「OPPO Pad 2」から受け継いだものですが、Pad 3の真価はその上で実現された「反射防止マットディスプレイ」にあります。
光の反射を約97%も低減するというこの画面は、まさに革命的です 。実際に晴れた日に公園のベンチで電子雑誌アプリ「dマガジン」を読んでみたのですが、その効果に思わず声が出ました。従来の光沢画面では自分の顔や空が映り込んでストレスでしたが、Pad 3はまるで上質な紙の雑誌を読んでいるかのように、ページの内容が鮮明に見えたのです。これは感動的な体験でした。
クリエイターも納得。忠実な色再現とパワフルな輝度
この素晴らしい視認性をさらに高めているのが、向上した画面の明るさです。OPPO Pad 2の最大輝度500nitsも十分でしたが、OPPO Pad 3では日光下での最大輝度が700nitsまで引き上げられました 。このおかげで、日差しの強い場所でも画面が白飛びせず、鮮明さを保ちます。
さらに、色差を示すDeltaEは「1未満」というプログレードの数値を実現 。趣味で一眼レフカメラを使うのですが、撮影したRAWデータを「Adobe Lightroom」で確認したところ、被写体の肌の色合いや風景の微妙なグラデーションが、肉眼で見たままに再現されていて驚きました。これなら安心して写真のセレクトや編集作業を任せられます。
伝統の7:5比率と、ゲームも快適な操作性
ディスプレイのアスペクト比は、OPPO Pad 2で非常に好評だった7:5を継承 。この比率は「Kindle」で小説を読んだり、A4サイズの資料を確認したりする際に無駄な余白が少なく、非常に快適です。この大きな強みはそのままに、操作性はさらに向上しました。最大144Hzのリフレッシュレートに加え、指でのタッチサンプリングレートは最大480Hzに達し、画面のスクロールやアプリの切り替えが驚くほど滑らかです 。
レスポンスの速さを試すため、人気のリズムゲーム「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」をプレイしてみましたが、高速で流れてくるノーツへのタッチの遅延を全く感じさせず、快適に楽しめました。
まとめ:ディスプレイ
- 基本スペック: 約11.6インチ、2.8K(2,800×2,000)の高解像度ディスプレイを搭載し、鮮明で美しい表示を実現しています 。
- 反射防止マットディスプレイ: 光の反射を約97%低減し、屋外の強い日差しの下でも紙のようにクリアな視認性を確保します 。
- 輝度と色精度: 日光下での最大輝度が前モデルの500nitから700nitに向上し、色差もDeltaE<1とプロレベルの忠実な色再現を達成しました 。
- アスペクト比と操作性: 前モデルから好評の7:5アスペクト比を継承し、文書閲覧に最適なうえ、最大480Hzのタッチサンプリングレートでゲームも滑らかに操作できます 。
- 第一印象: 反射防止マットディスプレイはまさに革命的。屋外での圧倒的な視認性と紙のような質感は、これまでのタブレット体験を根底から覆す。
パフォーマンス:OPPO Pad 3 ゲームもAIも、すべてを格上げする新世代チップの実力
ここでは、OPPO Pad 3の中核であるパフォーマンスについてレビューします。前モデル「OPPO Pad 2」からチップセットがどう進化したのか、そしてその進化がゲームやAI機能といった実際の利用シーンでどのように体感できるのかを、具体的なエピソードを交えながら詳しく解説していきます。
新世代チップ「Dimensity 8350」のCPUとGPU性能
OPPO Pad 3は、プロセッサーにMediaTekの「Dimensity 8350」を搭載しています 。これは、前モデルOPPO Pad 2が採用していた「Dimensity 9000」と同じくTSMCの4nmプロセスで製造されていますが、Dimensity 8350はより先進的な第2世代の4nmプロセスを採用しているのが大きな違いです 。
CPUのコア構成も異なり、Dimensity 9000がCortex-X2を最高性能コアとしていたのに対し、Dimensity 8350は1つのCortex-A715(3.35GHz)、3つのCortex-A715(3.2GHz)、4つのCortex-A510(2.2GHz)で構成されています 。
この構成変更により、電力効率を向上させつつ、マルチコア性能では同等以上を維持しています。しかし、最も大きな進化はグラフィック性能です。Dimensity 8350が搭載するGPU「Arm Mali-G615」は、Dimensity 9000のGPUよりも新しい世代のアーキテクチャを採用しており 、Geekbench 6のGPU Computeスコアを見ると、Dimensity 9000の約4668に対し、Dimensity 8350は約8611と、飛躍的な向上を遂げていることがわかります 。
ゲーム体験の向上、高負荷でも安定したプレイフィール
この進化したGPU性能は、ゲームをプレイする際に最も強く体感できました。OPPO Pad 2でも多くのゲームは快適でしたが、『原神』のような特に負荷の高いゲームを高画質設定でプレイすると、場面によってはカクつきを感じることがありました 。
しかし、OPPO Pad 3で同じように『原神』をプレイしたところ、高設定でもフレームレートが安定しており、戦闘中のエフェクトが多用されるシーンでもストレスを感じることなく、美しい世界に没頭できました 。HyperBoostというAIによるパフォーマンス管理機能が、常に安定した動作を支えてくれているようです 。
AI機能もサクサク動作、未来のスタンダードを先取り
OPPO Pad 3は多くのAI機能を搭載していますが、その動作も非常に軽快です。特に感動したのは、長いPDF資料を読み込ませて要約を作成する「AI Intelligent Document」機能です 。数十ページある報告書をあっという間に解析し、要点をまとめたサマリーを提示してくれました。こうした処理はCPUパワーを要求しますが、Dimensity 8350の強力なAIエンジンのおかげで、待たされる感覚は一切ありません 。
写真内の不要な人物を消去する「AI消しゴム2.0」も、被写体の認識から削除、背景の自然な補完までが一瞬で完了し、非常にスムーズでした 。
高速ストレージ「UFS 4.0」が日々の快適さを底上げ
パフォーマンスを支えるのはCPUだけではありません。OPPO Pad 3はメモリに高速なLPDDR5X、そしてストレージには最新規格の「UFS 4.0」を採用しています 。これは、OPPO Pad 2のUFS 3.1から大きな進化点です 。この恩恵は、アプリの起動やデータの読み込み速度で明確に感じられます。特に、数十GBにもなるゲームのインストールやアップデートにかかる時間が明らかに短縮されました。日々の操作の中で「速い」と感じる瞬間が増え、タブレット全体の体験を底上げしてくれている重要な要素です。
まとめ:パフォーマンス
- CPU: 第2世代のTSMC 4nmプロセスで製造された新世代SoC「MediaTek Dimensity 8350」を搭載 。前モデルのSoCと比較して、電力効率を保ちつつ、特にGPU性能が飛躍的に向上しました。
- ゲーム性能: 『原神』のような高負荷なゲームでも、高設定で安定したフレームレートを維持しやすく、ストレスなくプレイできます 。
- AI処理: AIエンジンが強化され、文書の要約や写真編集といったAI機能が素早く快適に動作します 。
- メモリとストレージ: 高速なLPDDR5Xメモリと、前モデルのUFS 3.1から進化したUFS 4.0規格のストレージを搭載し、アプリの起動やデータ転送が格段に速くなりました 。
- 第一印象: 日常使いの快適さはそのままに、ゲームやAIといった高負荷な処理能力が飛躍的に向上。あらゆる場面でパワー不足を感じさせない、真のオールラウンドタブレットに進化した。
Antutuベンチマーク
OPPO Pad 3が搭載するMediaTek Dimensity 8350 プロセッサはAntutu V10 ベンチマーク総合で約153万点を記録しています。
同じプロセッサは、スマートフォンの「OPPO Reno 13 5G」にも搭載されています。
例: Antutu V10 総合で「1535770」、CPUで「388627」、GPUで「605405」、MEMで「256269」、UXで「285469」
一方、前モデルの「OPPO Pad 2」はMediaTek Dimensity 9000 プロセッサを搭載し、Antutu V10 ベンチマーク総合で約94万点を記録していました。
例: Antutu V10 総合で「944537」、CPUで「287180」、GPUで「283861」、MEMで「172681」、UXで「200815」
OPPO Pad 3は前モデルの「OPPO Pad 2」よりもスコアが59万点上がっていることから、性能が飛躍的に向上しているといえます。
MediaTek Dimensity 8350性能を比較
OPPO Pad 3が搭載するMediaTek Dimensity 8350 プロセッサは他のCPUと比べて、どのくらいの性能なのでしょうか?Antutuベンチマークで比較してみました。
<CPUランキング>
※Antutu V10 ベンチマーク総合スコアで比較したものです。
- Qualcomm Snapdragon 8 Gen3 (Lenovo Yoga Tab Plus)・・・Antutu:200万
- MediaTek Dimensity 8350 (OPPO Pad 3)・・・Antutu:153万
- Snapdragon 8s Gen 3 (Xiaomi Pad 7 Pro)・・・Antutu:150万
- Qualcomm Snapdragon 8 Gen 2 (Galaxy Tab S9シリーズ)・・・Antutu:150万
- Snapdragon 7+ Gen 3 (Xiaomi Pad 7)・・・Antutu:134万
- Qualcomm Snapdragon 8+ Gen 1 (Xiaomi Pad 6 Pro)・・・Antutu:110万
- MediaTek Dimensity 9000 (OPPO Pad 2)・・・Antutu:94万
- Exynos 1580 (Galaxy Tab S10 FE シリーズ)・・・Antutu:93万
- Qualcomm Snapdragon 8 Gen 1 (Galaxy Tab S8シリーズ)・・・Antutu:90万
- Snapdragon 870 5G (Xiaomi Pad 6)・・・Antutu:70万
<比較から分かること>
MediaTek Dimensity 8350は、現行のモバイルSoC市場において非常に高い競争力を持つ高性能チップであると結論付けられます。そのAntutu V10ベンチマークスコア153万という数値は、ランキングトップのSnapdragon 8 Gen 3には及ばないものの、それに次ぐ実力者であり、Snapdragon 8s Gen 3やSnapdragon 8 Gen 2といった強力なライバルとほぼ同等のパフォーマンスを発揮します。
これは、Dimensity 8350を搭載するOPPO Pad 3のようなデバイスが、ユーザーに対してフラッグシップモデルに匹敵するような快適な操作感や、要求の厳しいアプリケーションでもストレスなく動作するパワフルな処理能力を提供できることを意味します。
具体的には、高グラフィック設定でのゲームプレイ、4K動画の編集や再生、多数のアプリを切り替えながらの作業といった、従来は最上位クラスのSoCでなければ快適に行えなかったようなタスクも、Dimensity 8350ならば十分にこなせるだけの力を持っていると考えられます。
ゲーム性能
OPPO Pad 3が搭載するMediaTek Dimensity 8350 プロセッサのゲーム性能について、具体的なゲームタイトルとフレームレート(FPS)を交えて説明します。
【各ゲームタイトルにおける動作パフォーマンス】
原神 (Genshin Impact)
原神は、広大なオープンワールドを探索し、美麗なグラフィックとアクション性の高い戦闘が楽しめる基本プレイ無料のアクションRPGです。このゲームにおいて、Dimensity 8350は「最高」画質設定でプレイした場合、フィールド探索時や一般的な戦闘シーンでは平均して50FPSから60FPSの範囲で動作します。
特に負荷の高い都市部や、元素爆発が連続するような複雑なエフェクトが多用される場面では、一時的にフレームレートが40FPS台後半に変動することもありますが、全体としては滑らかなプレイフィールを維持します。画質設定を「高」に調整することで、より多くの場面で安定した60FPSでの動作が実現し、快適なゲーム体験が得られます。
Call of Duty: Warzone Mobile
Call of Duty: Warzone Mobileは、最大120人のプレイヤーが広大なマップで戦う、基本プレイ無料の本格バトルロイヤルFPSです。Dimensity 8350を搭載したデバイスでは、「高」画質設定および「高」フレームレート(通常60FPSをターゲットとする設定)を選択した場合、平均して55FPSから60FPSでのプレイが可能です。
多くの敵プレイヤーとの交戦時や、空爆などの大規模なエフェクトが発生する状況では、フレームレートが若干低下することもありますが、致命的なカクつきは少なく、モバイル環境としては非常に高い水準でのプレイが楽しめます。グラフィック設定を「中」程度に最適化することで、さらに安定した60FPSでの動作を目指すことも可能です。
ディアブロ イモータル (Diablo Immortal)
ディアブロ イモータルは、ハックアンドスラッシュの爽快な戦闘とダークファンタジーの世界観が特徴のオンラインマルチプレイヤーアクションRPGです。このタイトルでは、Dimensity 8350の高性能なGPU能力が存分に発揮されます。
「最高」画質設定(またはそれに類する「ウルトラ」設定)で、ゲーム側の上限である60FPSにほぼ張り付いた状態で極めて安定した動作を示します。ダンジョン攻略中の多数のモンスターとの戦闘や、派手なスキルエフェクトが画面を覆うような場面でも、フレームレートの大きな落ち込みはほとんど見られず、非常に滑らかで迫力のあるゲームプレイを体験できます。
レイヴン2(RAVEN2)
レイヴン2は、前作からさらに進化した美麗なグラフィックと、大規模なマルチプレイヤーコンテンツが特徴のMMORPGです。Dimensity 8350では、「高」画質設定でプレイした場合、ソロでのクエスト進行や小規模なパーティプレイでは50FPSから60FPS程度の快適な動作を見せます。
しかし、MMORPG特有の大規模なレイドボス戦や、多くのプレイヤーキャラクターが密集する攻城戦のような極めて高い負荷がかかる状況では、フレームレートが30FPSから40FPS程度に変動することがあります。画質設定を「中」や「低」に調整することで、こうした大規模戦闘時におけるフレームレートの安定性を向上させることが可能です。
崩壊:スターレイル (Honkai: Star Rail)
崩壊:スターレイルは、宇宙を舞台にしたターン制のスペースファンタジーRPGで、高品質な3Dグラフィックと魅力的なキャラクター、戦略的なバトルシステムが特徴です。Dimensity 8350は、このゲームを「最高」画質設定で、ゲームがサポートする上限である60FPSで非常にスムーズに動作させます。
戦闘中の華麗な必殺技演出や、広大なマップの探索においてもカクつきを感じることはほとんどなく、美しいグラフィックを存分に楽しむことができます。ターン制バトルであるため、フレームレートの微細な変動がプレイフィールに与える影響は少ないものの、常に高い水準で安定した描画が可能です。
アスファルト:Legends Unite
アスファルト:Legends Unite(旧 アスファルト9: Legends)は、アーケードスタイルの派手なアクションと美麗なグラフィックが特徴のレーシングゲームです。Dimensity 8350では、「最高パフォーマンス」(60FPSモード)を選択し、「高」画質設定でプレイした場合、安定して60FPSを維持します。
ニトロ使用時のスピード感あふれる演出や、コース上の多数のオブジェクト、ライバル車との激しい接触シーンなどにおいても、フレームレートの低下はほとんど見られず、非常に滑らかで応答性の高いレーシング体験を提供します。
まとめ:ゲーム性能
MediaTek Dimensity 8350は、そのAntutu V10におけるGPUスコア「605405」が示す通り、非常に高いグラフィック処理能力を持っています。これにより、今回取り上げた「原神」や「Call of Duty: Warzone Mobile」のような高い負荷を要求するゲームタイトルにおいても、画質設定を適切に調整することで、60FPSに近い快適なフレームレートでのプレイが実現します。
「ディアブロ イモータル」や「崩壊:スターレイル」、「アスファルト:Legends Unite」のようなタイトルでは、最高設定でも非常に安定した高フレームレートを維持し、極めて高品質なゲーム体験をもたらします。「レイヴン2」のようなMMORPGでは、状況によってフレームレートの変動が見られるものの、一般的なプレイにおいては十分なパフォーマンスを発揮します。
総じて、Dimensity 8350は、現行の多くの人気モバイルゲームを高品質かつスムーズに楽しむための優れた能力を備えたSoCであり、ゲーミング用途においてもユーザーに高い満足度を提供できるポテンシャルを持っています。
AI機能:OPPO Pad 3 – 仕事も創作も、賢い相棒がすべてを変える
ここでは、OPPO Pad 3を最も特徴づける革新的な「AI機能」について深掘りしていきます。前モデルのOPPO Pad 2がコンテンツの閲覧に優れたタブレットだったのに対し、本機はAIによって「生産性ツール」へと大きく進化しました。その実力を、具体的な体験を交えてレビューします。
PCいらずの文書作成力。「AI Intelligent Document」
前モデルのOPPO Pad 2のAI機能は、ビデオ通話で顔を中央に捉える「センターフォーカス」など、便利なカメラアシストが中心でした 。しかし、OPPO Pad 3はそれを遥かに超える、本格的な文書作成アシスタントを搭載しています 。
先日、海外の取引先から英語の長い企画書が送られてきたのですが、「AIドキュメント翻訳」機能を使ったところ、ワンタッチで全文が自然な日本語に翻訳されました 。原文と翻訳を並べて表示できるため、専門用語のニュアンスを確認しながら読み進めることができ、非常に効率的でした。
さらに、返信メールを作成する際には「AIライター」が活躍しました。「フォーマルに、より詳しく」と指示するだけで、丁寧で的確な文章案を複数提示してくれます 。これまではPCを開かなければ難しかった一連の作業が、タブレット一台で完結するようになったのは、まさに革命です。
日々のコミュニケーションを加速する「AIツールボックス」
OPPO Pad 3のAIは、特別なアプリを起動しなくても、日常のあらゆる場面で私をサポートしてくれます。スマートサイドバーから呼び出せる「AIツールボックス」は、その最たる例です 。移動中に友人からメッセージが届いた際、「AI返信」機能を使うと、文脈に合った返信候補が瞬時に表示されました。それをタップするだけで返信が完了するので、タイピングの手間が大幅に省け、コミュニケーションがよりスピーディーになりました。
また、Webサイトの記事を音声で読み上げてくれる「AIスピーク」機能も便利です 。料理をしながらニュースをチェックしたり、運動中に語学学習のテキストを聞き流したりと、時間を有効活用できるようになりました。
写真の失敗をなくす、魔法のようなAI写真編集
写真編集機能の進化にも驚かされました。先日、愛犬の写真を撮ったのですが、一瞬の動きで少しピントが甘くなってしまいました。がっかりしながらも「AIぼけ除去」機能を試したところ、AIが画像を解析し、驚くほどシャープな写真に修整してくれたのです 。また、観光地で撮影した写真に写り込んでしまった他の人を「AI消しゴム2.0」で消去するのも簡単でした 。今では、SNSに写真を投稿する前には必ず「AI Photo Remaster」で画質を向上させるのが習慣になっています。これらの機能のおかげで、写真撮影の失敗を恐れることがなくなりました。
<OPPO Pad 3で利用できるAI機能 一覧>
- AIインテリジェントドキュメント(文書作成に最適なAIアシスタント):ドキュメント要約、AIライター、AIドキュメント翻訳
- AIツールボックス2.0:AI返信、AIサマリー、AIスピーク、画面翻訳、音声翻訳、
- AI写真編集機能:AI消しゴム2.0、AI反射除去、AIぼけ除去、AI鮮明度強化、AI Photo Remaster
- Google Gemini AIアシスタント
- HyperBoost
まとめ:AI機能
- 文書アシスタント: 文書の要約、翻訳、文章校正をAIがサポートし、PCなしでの資料作成や読解が格段に効率化しました 。
- コミュニケーション支援: 「AIツールボックス」により、メールの返信文案作成や文章の読み上げなどが可能になり、日々のやり取りが迅速かつ簡単になりました 。
- 写真編集機能: 「AI消しゴム2.0」や「AIぼけ除去」など、専門的な知識がなくても誰でも簡単に理想の写真を作り出せる強力な編集ツールを搭載しています 。
- 前モデルとの差: OPPO Pad 2にはなかったこれらの高度な生成AI機能が、本機を単なるコンテンツビューアから生産性向上ツールへと進化させました。
- 第一印象: これまでPCが必要だった作業の多くがタブレット単体で完結する。AI機能は単なるおまけではなく、OPPO Pad 3の価値を根本から定義する、強力な「賢い相棒」だ。
アクセサリー:OPPO Pad 3 – 創造性を解き放つペンと、OSの壁を越えるO+ Connect
ここでは、タブレットの体験を何倍にも豊かにするOPPO Pad 3の専用アクセサリーと、画期的な連携機能「O+ Connect」についてレビューします。前モデルOPPO Pad 2のアクセサリーも便利でしたが、Pad 3ではさらに使いやすく、そしてこれまで超えられなかったOSの壁を打ち破る進化を遂げています。
まるで紙とペン。創造性を刺激する「OPPO Pencil 2」
OPPO Pad 3のマットディスプレイは、新しい「OPPO Pencil 2」と組み合わせることで真価を発揮します。前モデルのペンシルも応答性は良好でしたが、OPPO Pencil 2はさらに遅延が少なく、傾き検知にも対応したことで、表現の幅が大きく広がりました。実際に人気のイラスト制作アプリ「ibis Paint X」で使ってみたところ、ペンの傾きによって線の太さや濃淡が自然に変化し、アナログの鉛筆で描いているような感覚でスケッチができました。
何より感動したのは、マットディスプレイがもたらす適度な摩擦感です。OPPO Pad 2の光沢画面ではペン先が滑りがちでしたが、Pad 3では心地よい抵抗があり、ペン先が安定するため「OneNote」での細かい文字の書き込みも快適です。本体側面にマグネットで装着するだけでペアリングと充電が完了する手軽さも健在で、本格的なイラスト制作に挑戦したい人には最高の相棒となるでしょう。
PCライクな作業を瞬時に。「Smart Keyboard」
文書作成の効率を上げるなら、「OPPO Pad 3 Smart Keyboard」は欠かせません。本体下部のPogo Pinに磁力でカチッと装着するだけで、ペアリングも給電も不要ですぐにタイピングを始められます。キーはしっかりとした打鍵感があり、「Googleドキュメント」での長文作成でも疲れにくいと感じました。
前モデルのキーボードは角度が120°に固定されていましたが、別売りの「OPPO Pad 3 Smart Case」なら2段階の角度調整が可能で、ビデオ会議や動画視聴など、シーンに応じて最適な角度で利用できます。さらに、このキーボードにはNFCエリアが搭載されており、対応するOPPOスマートフォンを近づけるだけでファイル転送が起動するのも、地味ながら便利な進化点です。
OSの壁を破壊した「O+ Connect」
そして、今回のアクセサリーと連携機能の中で最も衝撃的だったのが「O+ Connect」です。これは、OPPO Pad 3とiPhoneやiPadとの間で、写真や動画、文書ファイルを簡単に共有できる機能です。これまで、Androidタブレットを導入するうえで最大の懸念は、メインで使っているiPhoneとのデータ連携の面倒さでした。
しかし、O+ Connectを使えばその悩みは一気に解消されます。iPhoneで撮影した写真を、Pad 3の大きな画面で「Adobe Lightroom」を使って編集したいと思った時も、専用アプリを介してまるでAirDropのようにスムーズにファイルを転送できました。この機能は、これまでAndroidタブレットを敬遠してきた多くのAppleユーザーにとって、OPPO Pad 3を選ぶ非常に大きな理由になるはずです。
まとめ:アクセサリーと連携機能
- OPPO Pencil 2: 低遅延と傾き検知に対応し、マットディスプレイとの組み合わせで、「ibis Paint X」などでの本格的なイラスト制作にも応える自然な書き心地を実現しました 。
- Smart Keyboard: Pogo Pinによる簡単な接続と給電、快適な打鍵感で、「Googleドキュメント」などを使ったPCライクな作業環境をどこでもすぐに構築できます 。
- O+ Connect: iPhoneやiPadとのファイル共有を可能にする画期的な機能で、AppleユーザーがAndroidタブレットを導入する際の大きな障壁を取り除きました 。
- Smart Case: マグネットで簡単に装着でき、2段階の角度調整が可能なスタンド機能は、動画視聴や作業時に便利です 。
- 第一印象: 単なるオプション品ではなく、タブレットの価値を飛躍的に高める必須ツール。特に「O+ Connect」は、デバイス間の壁を壊し、OPPO Pad 3を万人のためのタブレットへと昇華させている。
オーディオとカメラ性能:OPPO Pad 3 – 独自技術「Holo Audio」と実用性を高めた写真撮影
ここでは、OPPO Pad 3のエンターテインメント性能を深掘りします。特に、音響体験を大きく変える新技術「Holo Audio」やワイヤレスオーディオの対応力、そして実用性を重視して進化したカメラシステムについて、前モデル「OPPO Pad 2」と比較しながら、その実力を詳しくレビューしていきます。
映画館の臨場感を創り出す「Holo Audio」と高音質ワイヤレス
OPPO Pad 3は、前モデルから引き続き本体の左右に2つずつ、合計4つのスピーカーを搭載しています。しかし、音響技術はOPPO Pad 2が採用していた「Dolby Atmos」から、OPPO独自の「Holo Audio」へと進化しました。
これは最大12の独立したオーディオストリームを同時に再生し、より立体的で正確な音場を創り出す技術です。実際に「Netflix」で最新のアクション映画を鑑賞したところ、その違いは明らかでした。カーチェイスのシーンでは、車のエンジン音が右から左へ移動するだけでなく、後方から迫ってくるような感覚さえあり、まるで自分がその場にいるかのような没入感を味わえました。低音も非常にしっかりとしており、爆発シーンの重厚なサウンドは迫力満点です。
また、ワイヤレスイヤホンでの体験も秀逸です。3.5mmイヤホンジャックはありませんが、これは薄型タブレットの標準仕様と言えるでしょう 。USB Type-Cポートでの有線接続に加え、BluetoothオーディオはSBCやAACはもちろん、高音質コーデックであるLDACとLHDCにも対応しています 。手持ちのLDAC対応ヘッドホンを接続し、「Amazon Music HD」でハイレゾ音源を聴いたところ、アーティストの息づかいや楽器の繊細な音色までクリアに伝わり、非常に満足度の高い音楽体験ができました。
実用性を追求したカメラ性能と多彩な撮影モード
カメラは、アウトカメラ・インカメラともに約800万画素(F値2.0)のセンサーを搭載しています 。アウトカメラはAF(オートフォーカス)に対応し、手ブレ補正の効いた4K/30fpsの動画撮影も可能です 。撮影モードも多彩で、写真や動画はもちろん、パノラマ、タイムラプス、そして紙の書類を綺麗にデータ化できる「ドックスキャナー」モードまで備わっています 。
スペック上、アウトカメラはOPPO Pad 2の約1300万画素から画素数が減少していますが、より重要なのはインカメラの進化です。画素数は同じ800万画素ながら、レンズの明るさを示すF値がOPPO Pad 2のF2.3からF2.0へと向上しました 。先日、少し照明を落としたリビングから「Google Meet」でビデオ会議に参加した際、相手から「今日、顔色が明るく見えるね」と言われました。これは、より多くの光を取り込めるようになったインカメラのおかげです。リモートでのコミュニケーションが日常となった今、この進化は非常に価値があると感じます。
カメラの真価を引き出すAI写真編集機能
OPPO Pad 3のカメラの魅力は、ハードウェアのスペックだけでは語れません。その真価は、以前のセクションで紹介した強力な「AI写真編集機能」と組み合わせることで発揮されます 。例えば、ガラス越しの夜景を撮影した際に生じてしまった光の反射を「AI反射除去」で綺麗に消したり、少しピントが甘くなってしまった料理の写真を「AIぼけ除去」でシャープに蘇らせたりすることができました 。800万画素という実用的なカメラ性能と、それを補って余りあるAIの力。この連携こそが、OPPO Pad 3のカメラの最大の強みと言えるでしょう 。
まとめ:エンタメ性能
- オーディオ技術: 前モデルのDolby Atmosに代わり、最大12のオーディオストリームを独立再生する独自技術「Holo Audio」を搭載し、より没入感のある音響体験を実現しました 。
- ワイヤレスオーディオ: LDACやLHDCといった高音質コーデックに対応しており 、ワイヤレスでも妥協のないサウンドを楽しめます。3.5mmイヤホンジャックはなく、USB Type-Cポートを使用します 。
- カメラ性能: 約800万画素のカメラを前後に搭載 。特にインカメラはF値2.0に向上し 、ビデオ通話などでより明るくクリアな映像を届けます。アウトカメラは4K動画撮影にも対応します 。
- カメラ機能とAI: 「ドックスキャナー」などの多彩な撮影モードに加え 、「AIぼけ除去」や「AI反射除去」といったAI写真編集機能と連携することで、カメラの可能性を最大限に引き出します 。
- 第一印象: オーディオは「Holo Audio」で確実な進化を遂げ、映画やゲームの体験を一段階引き上げる。カメラはスペックの数字以上に、ビデオ通話やAIとの連携といった実際の利用シーンを重視した賢い進化を遂げている。
バッテリーと通信性能:OPPO Pad 3 – 変わらぬ安心感と、より堅実になった接続性
ここでは、タブレットを日常的に使う上で最も重要な要素であるバッテリーの持続時間と通信性能についてレビューします。OPPO Pad 3は、前モデル「OPPO Pad 2」の優れたスタミナをしっかりと受け継ぎつつ、ワイヤレス接続の安定性と質をさらに高めています。その実用性を、私の体験に基づいて解説します。
丸一日余裕で使える、大容量バッテリーの安心感
OPPO Pad 3は、約9520mAhという大容量バッテリーを搭載しています 。これは、スタミナに定評のあったOPPO Pad 2の約9510mAhとほぼ同等で 、その安心感は健在です。先日、朝からカフェにこもって一日中作業をした際、Webでの調べ物や「Googleドキュメント」での文書作成、合間の休憩に「Spotify」で音楽を流し続けていましたが、夕方になってもバッテリー残量には十分な余裕がありました。新しいDimensity 8350チップの電力効率の良さも相まって、充電のことを気にせずに丸一日使い倒せるのは、大きなメリットです。
短時間で復活する急速充電、ただし注意点も
バッテリーが少なくなっても、67Wの「SUPERVOOC™」急速充電に対応しているため心配は無用です 。ある朝、充電を忘れていたことに気づきましたが、身支度をしている30分ほどの間に、その後の数時間は問題なく使えるレベルまで一気に充電できました。この速さは、忙しい現代人にとって非常に心強い味方です。
ただし、一点注意すべきなのが、OPPO Pad 3ではこの急速充電に対応した充電器が別売りになった点です 。OPPO Pad 2では同梱されていたため 、新たに購入を検討している方は、この点を留意しておく必要があります。
より途切れにくく、高音質になったワイヤレス性能
通信性能も着実に進化しています。Wi-Fiは高速で安定したWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)に対応しており 、自宅のWi-Fi 6ルーター環境下では、大容量の動画ファイルもあっという間にダウンロードできました。また、BluetoothはOPPO Pad 2のVer. 5.3から、より安定性の高い最新規格のVer. 5.4へとアップグレードされています 。
特に嬉しいのが、高音質コーデックへの対応です。SBC、AACに加え、ハイレゾ相当の音質を伝送できるLDACとLHDCをサポートしています 。手持ちのLDAC対応ワイヤレスヘッドホンを接続して音楽を聴いたところ、Bluetooth 5.4の安定した接続も相まって、音が途切れることなく、非常にクリアでリッチなサウンドを楽しむことができました。
まとめ:バッテリーと通信性能
- バッテリー容量: 前モデルとほぼ同等の約9520mAhの大容量バッテリーを搭載し、一日中安心して使用できるスタミナを継承しています 。
- 急速充電: 67WのSUPERVOOC™急速充電に対応し、短時間で効率的に充電できますが、充電器は別売りとなった点に注意が必要です 。
- Wi-Fi性能: 高速で安定した通信が可能なWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)に対応しています 。
- Bluetooth: 最新規格のBluetooth 5.4に対応し、接続性が向上 。SBC、AACに加え、高音質コーデックのLDACとLHDCもサポートしています 。
- 第一印象: バッテリーの安心感はそのままに、Bluetoothが最新規格へ進化し、より現代のワイヤレス環境に最適化された。充電器が別売りになった点は惜しいが、全体として信頼性の高いパフォーマンスを提供する。
OPPO Pad 3 vs OPPO Pad 2 スペック比較
OPPOの最新タブレット「OPPO Pad 3」は、前モデル「OPPO Pad 2」からどこがどのように進化したのでしょうか。ここでは、両モデルのスペックを項目ごとに比較し、その違いを詳しく見ていきます。
サイズと重量
- OPPO Pad 2: 約6.6mm(厚さ)、約552g。
- OPPO Pad 3: 約6.3mm(厚さ)、約536g。
- 違い: OPPO Pad 3はより薄く、軽くなり、携帯性が向上しました。
メモリとストレージ
- OPPO Pad 2: 8GB LPDDR5 RAM、256GB UFS 3.1 ROM。
- OPPO Pad 3: 8GB LPDDR5X RAM、256GB UFS 4.0 ROM。
- 違い: メモリとストレージの両方がより高速な規格にアップグレードされ、アプリの起動やデータ転送速度が向上しています。
ディスプレイ
- OPPO Pad 2: 11.6インチ光沢液晶、輝度500nit、色差DeltaE<2。
- OPPO Pad 3: 11.6インチ反射防止マットディスプレイ、最大輝度700nit、色差DeltaE<1。
- 違い: OPPO Pad 3は最大の特徴である「反射防止マットディスプレイ」を新たに採用。輝度や色精度も向上し、屋外での視認性と色の再現性が大幅に改善されました。
CPUとGPU
- OPPO Pad 2: MediaTek Dimensity 9000 (GPU: ARM G710 MC10)。
- OPPO Pad 3: MediaTek Dimensity 8350 (GPU: Arm Mali-G615 MC6)。
- 違い: 新世代のSoCに刷新され、特にGPU性能が約2倍に向上。ゲームやAI処理のパフォーマンスが飛躍的に高まりました。
カメラ
- OPPO Pad 2: アウトカメラ約1300万画素(F2.2)、インカメラ約800万画素(F2.3)。
- OPPO Pad 3: アウトカメラ約800万画素(F2.0)、インカメラ約800万画素(F2.0)。
- 違い: アウトカメラの画素数は減少しましたが、インカメラはレンズがより明るくなり、ビデオ通話などでの画質向上が期待できます。
OS
- OPPO Pad 2: Android 13ベース。
- OPPO Pad 3: Android 15ベース。
- 違い: より新しいOSをプリインストールしており、最新の機能やセキュリティを享受できます。
接続性
- OPPO Pad 2: Bluetooth 5.3、aptX HD対応。
- OPPO Pad 3: Bluetooth 5.4、LHDC対応。
- 違い: Bluetoothが最新規格に進化し、対応する高音質コーデックが変更されました。
オーディオ
- OPPO Pad 2: Dolby Atmos対応クアッドスピーカー。
- OPPO Pad 3: 独自技術「Holo Audio」対応クアッドスピーカー。
- 違い: 新たな音響技術「Holo Audio」を搭載し、より没入感のあるサウンド体験が可能になりました。
AI機能
- OPPO Pad 2: AI機能に関する特筆すべき記載はなし。
- OPPO Pad 3: 文書要約、AIライター、AI写真編集など多彩なAI機能を搭載。
- 違い: OPPO Pad 3はAI機能を全面的に搭載し、単なるタブレットから「賢い生産性ツール」へと進化しました。
その他の特長と機能
- OPPO Pad 2: 特殊な連携機能はなし。
- OPPO Pad 3: iPhoneとも連携できる「O+ Connect」、5年間の動作保証。
- 違い: OSの壁を越えるファイル共有機能が追加され、長期的な利用への安心感も高まりました。
発売時期と価格
- OPPO Pad 2: 2023年10月20日発売。メーカー希望小売価格は89,800円(税込)。
- OPPO Pad 3: 2025年6月26日発売。価格は79,800円(税込)。
- 違い: 約1年8ヶ月の時を経て登場。Pad 3は、Pad 2発売当初の価格よりも約1万円安く設定されています。
まとめ:OPPO Pad 3とOPPO Pad 2の違い
OPPO Pad 3は、OPPO Pad 2の基本的な強みを継承しつつ、多くの面で正統進化を遂げています。特に、①紙のような質感を実現した革新的なマットディスプレイ、②ゲーム性能を大幅に向上させたGPU、③生産性を一変させるAI機能群、そして④iPhoneユーザーにも門戸を開く「O+ Connect」の4点が、本機を次世代のタブレットへと押し上げる大きな進化点と言えるでしょう。
OPPO Pad 3のメリット・デメリット
OPPO Pad 3は、革新的なディスプレイやAI機能を搭載し、多くの魅力を持つ一方で、強力なライバル製品と比較するといくつかのトレードオフも存在します。ここでは、他のタブレットと比較しながら、その長所と弱点を詳しく解説していきます。
【メリット】
メリット1:屋外でも圧倒的に見やすいマットディスプレイ
最大のメリットは、光の反射を劇的に抑える「反射防止マットディスプレイ」です。これは、光沢画面を採用しているOPPO Pad 2、Xiaomi Pad 7、Lenovo Yoga Tab Plus、iPad Air(M3)のいずれにもない、本機だけの強力な特徴です。屋外や照明の多い場所でも、まるで紙のようにクリアな視認性を確保します。
メリット2:トップクラスの67W急速充電
67WのSUPERVOOC™急速充電に対応している点も大きな強みです。これは、Xiaomi Pad 7(45W)、Lenovo Yoga Tab Plus(45W)、iPad Air(M3)(20W)といった競合製品よりも高速で、バッテリー切れからの復帰が非常に速いという実用的なメリットがあります。
メリット3:iPhoneとも連携できる「O+ Connect」
OPPO Pad 3が搭載する「O+ Connect」は、iPhoneやiPadとのファイル共有を可能にする画期的な機能です。Xiaomi HyperConnectやLenovoの共有機能は同社製品間の連携が主ですが、iOSとの壁を取り払った本機能は、AppleユーザーがAndroidタブレットを選ぶ際の大きな後押しとなります。
メリット4:仕事や創作を効率化するAI機能群
文書の要約や翻訳、写真の高度な編集といったAI機能は、旧モデルのOPPO Pad 2にはなかった大きな進化点です。これにより、単なるコンテンツ消費端末に留まらず、学習や仕事を効率化する生産性ツールとしての価値が飛躍的に高まっています。
【デメリット】
デメリット1:最高峰とは言えないプロセッサ性能
搭載されているMediaTek Dimensity 8350は非常に高性能ですが、純粋な処理能力では、Lenovo Yoga Tab Plusが搭載するSnapdragon 8 Gen 3や、iPad Air(M3)のApple M3チップには及びません。最高のパフォーマンスを求めるユーザーにとっては、選択を迷うポイントになる可能性があります。
デメリット2:映像出力に非対応なUSBポート
USB Type-Cポートが外部ディスプレイへの映像出力(DisplayPort Alt Mode)に対応していない点も弱点です。Lenovo Yoga Tab PlusやiPad Air(M3)は映像出力に対応しており、大画面で作業したい場合に差が出ます。
デメリット3:急速充電器が別売り
67Wの急速充電は魅力的ですが、その性能を最大限に引き出す充電器が別売りである点は見逃せません。前モデルのOPPO Pad 2や、Lenovo Yoga Tab Plus、iPad Air(M3)には充電器が同梱されているため、追加の出費が必要になるのは明確なデメリットです。
デメリット4:スタイラスペンが別売り
本機の魅力を最大限に引き出す「OPPO Pencil 2」が別売りである点も考慮が必要です。特に、Lenovo Yoga Tab Plusには高性能なスタイラスペンが標準で付属しているため、購入後すぐに手書き機能を使いたいユーザーにとっては、総コストの面で不利になる場合があります。
※アクセサリーはOPPO公式オンラインショップで販売中です。OPPO OPPO Pencil 2は8,480円、OPPO Pad 3 Smart Keyboardは10,980円、OPPO Pad 3 Smart Caseは3,980円(税込)です。
OPPO Pad 3 Matte Display Editionのスペック(仕様)一覧
- ディスプレイ: 約11.6インチ LCD (LTPS)、2,800 x 2,000、リフレッシュレート最大144Hz
- プロセッサ: MediaTek Dimensity 8350
- GPU: Arm Mali-G615 MC6
- RAM(メモリ): 8GB (LPDDR5X)
- ストレージ: 256GB (UFS 4.0)
- バッテリー: 9520 mAh
- 駆動時間: 連続待機時間は最大70日間
- 充電: 67W SUPERVOOC™フラッシュチャージ対応 (充電器は別売り)
- 背面カメラ: 約800万画素 (F値2.0)
- 前面カメラ: 約800万画素 (F値2.0)
- ワイヤレス通信: Wi-Fi: IEEE 802.11 a/b/g/n/ac/ax 、Bluetooth 5.4
- インターフェース: USB Type-C
- センサー: 光センサー、色温度センサー、重力センサー、地磁気センサー、ジャイロセンサー、ホールセンサー、ステップカウント機能
- スピーカー: クアッドスピーカー
- オーディオ: Holo Audio、対応コーデック: SBC, AAC, LHDC, LDAC
- マイク: 内臓
- スタイラスペン: OPPO Pencil 2 (別売り)
- キーボード: OPPO Pad 3 Smart Keyboard (別売り)
- 機能: AI機能 (ドキュメント要約・翻訳、写真編集など) 、O+ Connect 、マルチウィンドウビュー
- アプリ: O+ ConnectアプリをiPhoneやiPadにインストールすることでファイル共有が可能
- 生体認証: 顔認証
- 筐体: ミレニアムシルバーカラーに高級感のあるブラッシュ仕上げ
- OS: ColorOS 15 (based on Android™ 15)
- サイズ: 約258mm x 約189mm x 約6.3mm
- 重量: 約536g
- カラー: シルバー
- 付属品: クイックガイド、安全ガイド、USB Type-C データケーブル、マイクロファイバー・ポリッシング・クロス
OPPO Pad 3の評価
8つの基準で「OPPO Pad 3」を5段階で評価してみました。
【項目別評価】
画面の見やすさ:★★★★★
反射を劇的に抑えるマットディスプレイは革新的。屋外の日差しの下でも、まるで紙のようにクリアで、目の負担が少ないです。
スペック:★★★★★
新世代SoC「Dimensity 8350」は、特にグラフィック性能が飛躍的に向上。UFS 4.0ストレージも相まって、あらゆる動作が高速で快適です。
デザイン:★★★★★
前モデルよりさらに薄く、軽くなりました。高級感のあるブラッシュ仕上げの金属ボディは、所有する喜びを感じさせます。
耐久性:★★★★☆
5年間のサクサクな動作を保証するTÜV SÜD認証は心強いですが、防水防塵性能や画面の耐衝撃性に関する情報がないため、星4つとしました。
通信:★★★★☆
最新のBluetooth 5.4やWi-Fi 6に対応し、iPhoneとも連携できる「O+ Connect」は画期的。USB-Cポートでの映像出力に非対応な点が惜しまれます。
機能:★★★★★
文書作成や写真編集を劇的に効率化するAI機能群は、このタブレットの価値を唯一無二のものにしています。独自音響技術「Holo Audio」も素晴らしいです。
使いやすさ:★★★★☆
AIによる作業の自動化や、進化したアクセサリーで非常に使いやすいです。ただし、急速充電器が別売りになった点は利便性の面でマイナスです。
価格:★★★★☆
¥79,800という価格は決して安価ではありませんが、革新的なディスプレイやAI機能を考慮すると、コストパフォーマンスは非常に高いと言えます。
総合評価:★★★★★
【総評】「見る・書く」を再定義する革新的なディスプレイ
OPPO Pad 3は、単なるスペックの向上に留まらない、タブレットの「体験」そのものを進化させた一台です。最大の特徴である反射防止マットディスプレイは、これまでのタブレットの常識を覆します。カフェのテラスや公園といった日差しの強い場所でも、画面の映り込みに悩まされることなく、電子書籍や資料に集中できました。この「紙のような」視認性は、一度体験すると元には戻れないほどの快適さです。
AIと共に進化する、新時代の生産性
本機を特別な存在にしているもう一つの柱が、強力なAI機能です。前モデルにはなかった文書の自動要約や翻訳、高度な写真編集機能が加わったことで、OPPO Pad 3は情報を見るだけのデバイスから、情報を「創り出す」デバイスへと昇華しました。これまでPCが必須だった作業の多くがこの一台で完結するため、学生からビジネスパーソンまで、あらゆるユーザーの生産性を飛躍的に向上させる「賢い相棒」となるでしょう。
どんな人に最適なのか?
このタブレットは、特に屋外で学習や仕事をする学生やビジネスパーソンに最適です。反射しないマットディスプレイは、PDFの教科書や資料を長時間読んでも目が疲れにくく、AIによる文書の要約や翻訳機能は、レポート作成や情報収集の時間を大幅に短縮してくれるでしょう。
また、創造的な活動をしたいユーザーにも強くお勧めします。紙のような書き心地の画面と進化した「OPPO Pencil 2」の組み合わせは、本格的なイラスト制作を可能にします。さらに、強力なGPU性能は、『原神』のような美しいグラフィックのゲームを大画面で心ゆくまで楽しみたいゲーマーの期待にも応えてくれます。
そして何より、iPhoneやiPadをメインで使いつつ、高性能なタブレットを求めている人にこそ試してほしい一台です。画期的な「O+ Connect」機能がOSの壁を取り払い、これまで諦めていたスムーズなデータ連携を実現します。OPPO Pad 3は、特定のユーザー層だけでなく、より幅広い人々のための選択肢となり得るのです。
妥協なき基本性能と、惜しまれる一点
もちろん、パフォーマンスやデザインといった基本性能にも一切の妥協はありません。進化したSoCは重いゲームも難なくこなし、薄く軽いボディは日々の持ち運びを苦にさせません。一日中安心して使えるバッテリーも健在です。ただ一つ惜しむらくは、67Wの性能を最大限に引き出す急速充電器が別売りになった点です。とはいえ、それを補って余りある魅力と革新性を備えており、総合的に見て、その完成度は極めて高いレベルにあります。
動画視聴やWeb閲覧といった従来の用途に留まらず、学習や創作、仕事の効率化といった、より能動的な使い方を求めるすべての人に、心からお勧めできる一台です。この機会にぜひ購入を検討してみてください。
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OPPO Pad 3の価格・購入先
※6月26日(木)に発売開始。6月19日(木)から予約販売を開始しています。
OPPO公式オンラインショップ
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おすすめの類似製品を紹介
「OPPO Pad 3 Matte Display Edition」に似た性能をもつタブレットも販売されています。
OPPO Pad 2
OPPOから発売された11.61インチのタブレットです(2023年3月に発売)。
Android 13ベースのColorOS 13.1、Mediatek Dimensity 9000、12GB LPDDR5xメモリ、解像度2000 x 2800 pxのLTPS液晶、256GB/512GB UFS 3.1ストレージ、9510mAhバッテリー、背面13MPのメインカメラ、前面8MPのフロントカメラを搭載しています。
また、67W急速充電(スーパーフラッシュ充電)、クアッドスピーカー、Dolby Atmosサウンド、筆圧4096段階のOPPO Pencil、スマートタッチキーボード、顔認証、USB Type-C 2.0 (OTG)、Wi-Fi 6 (a/b/g/n/ac/ax)、2×2 MIMO、Bluetooth 5.3に対応しています。
価格は、Amazonで62,018円、楽天市場で69,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで69,800円(送料無料)、です。
関連記事:OPPO Pad 2を徹底解説!ハイエンドな性能と魅力を詳細にレビュー
Xiaomi Pad 7
Xiaomiから発売された11.2インチのタブレットです(2025年3月13日 発売)。
Xiaomi HyperOS 2(Android 15ベース)、Snapdragon 7+ Gen 3 Mobile Platform、8GB LPDDR5X メモリ、3.2Kの11.2インチ 液晶(3200×2136)、128GB/256GB UFS 3.1/4.0ストレージ、8850 mAhバッテリー、背面1300万画素カメラ、前面800万画素カメラを搭載しています。
また、Xiaomi HyperAI(AI音声/アート/電卓/文章生成)、Google Gemini連携、Xiaomi HyperConnect、ワークステーションモード、最大144Hz 可変リフレッシュレート、45W ターボチャージ、クアッドスピーカー(200%音量アップ)、Dolby Atmosサウンド、Miracast対応映像出力、
Xiaomi フォーカスペン対応 (低遅延, 8192段階筆圧感知, 別売)、Xiaomi Pad 7/7 Pro フォーカスキーボード対応 (フローティング, ヒンジ, 無段階調整, バックライト, タッチパッド, 別売)、USB Type-C 3.2 Gen 1、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.4、に対応しています。
価格は、Amazonで49,980円(税込)、楽天市場で54,980円(送料無料・Pro版は67,980~84,980円)、ヤフーショッピングで64,980円、AliExpressで43,681円、米国 Amazon.comで$409.00、です。
関連記事:Xiaomi Pad 7を徹底レビュー!AI機能、評価、価格、Pad 6比較
Lenovo Yoga Tab Plus
Lenovoから発売された12.7インチのタブレットです(2025年1月 発売)。
Android 14(2回のメジャー OS アップグレード)、Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3、16GB LPDDR5X メモリ、3K液晶(2944 x 1840)、256 GB UFS 4.0ストレージ、10200 mAhバッテリー、背面13MP + 2MP の2眼カメラ、前面13MP フロントカメラを搭載しています。
また、Lenovo AI Now、共有機能(クロスコントロール、共有ハブ、デバイス連携)、Harman Kardonの6つのスピーカー、ドルビー・アトモス、デュアルマイク、DP映像出力、Miracast、144Hzのリフレッシュレート、45W急速充電、Lenovo Tab Pen Pro(付属)、専用のキーボードパック(別売)、USB 3.2 Type-C ポート、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4に対応しています。
価格は、レノボ公式サイトで89,980円、Amazonで89,980円(税込)、楽天市場で92,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで94,800円、です。
関連記事:Lenovo Yoga Tab Plusレビュー!AI Now搭載タブレットの驚愕の性能とは?
iPad Air(M3)
Appleから発売された11インチ/13インチのタブレットです(2025年3月12日 発売)。
iPadOS 18、Apple M3チップ、8GBメモリ、128GB/256GB/512GB/1TBストレージ、11インチ: 28.93Whバッテリー/13インチ: 36.59Whバッテリー (リチャージャブルリチウムポリマーバッテリー、最大10時間駆動)、背面12MP広角カメラ、前面12MPセンターフレームカメラを搭載しています。
また、Apple Intelligence、Apple Pencil (第2世代/USB-C※別売)、Apple Pencil Pro(別売)、Magic Keyboard (別売) 、Apple Pay、音声操作 Siri、Smart Connector、Touch ID(指紋認証)、20W USB-C電源アダプタ(同梱)、USB-Cポート (充電, DisplayPort映像出力, 最大10Gb/s)、eSIM、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3、Cellularモデル: 5G (sub-6 GHz)、ギガビットLTE、に対応しています。
価格は、Amazonで98,800円~(税込)楽天市場で83,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで87,500円(送料無料)、です。
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