2025年1月に発売された「Lenovo Yoga Tab Plus」は、Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3プロセッサと先進のAI機能を搭載し、その卓越したパフォーマンスと機能性で注目を集めるプレミアムAndroidタブレットです。
このレビューでは、Yoga Tab Plusが日々のエンターテインメントや創造的な作業をどれだけ豊かにするのか、旧モデル「Lenovo YOGA Tab 11」やライバル機と何が違うのか、その実力を徹底的に比較・検証しました。
【先に結論からお伝えしましょう】
Lenovo Yoga Tab Plus の長所(Pros):
- Snapdragon 8 Gen 3による、あらゆる作業を快適にこなすフラッグシップ級の性能
- 息をのむほど美しく滑らかな12.7インチ3K・144Hzディスプレイ
- タブレットの常識を超える、パワフルで臨場感あふれる6スピーカー
- 紙のような書き味を再現する高性能ペンが標準で付属
- PCやスマホと連携する「Smart Connect」や外部モニター出力など、強力な生産性機能
- 長期的なOS・セキュリティアップデート保証による安心感
Lenovo Yoga Tab Plus の短所(Cons):
- microSDカードスロットがなく、ストレージの拡張ができない
- GPSやセルラー通信に非対応で、用途がWi-Fi環境下に限定される
- Yoga Tabシリーズの象徴であったキックスタンドがない
- IP等級の防水防塵性能に対応していない
総合評価:
Lenovo Yoga Tab Plusは、自宅やオフィスなど、室内でのエンターテインメントと創造的な作業において、現在考えられる最高峰の体験を提供するAndroidタブレットです。携帯性やストレージの拡張性を割り切れるのであれば、その価格以上の価値と満足感を得られるでしょう。
<この記事で分かること>
- 高級感あふれるオールメタルボディのデザインと、旧モデルとの設計思想の違い
- 12.7インチ3K・144Hzディスプレイの圧倒的な映像美と滑らかさ
- Snapdragon 8 Gen 3のAntutu、Geekbenchベンチマークスコアと実際の動作感
- 「原神」や「フォートナイト」などの重量級ゲームを最高設定でプレイした際のフレームレート
- 日本語で使える「AI字幕」や、将来性が期待される「Lenovo AI Now」などのAI機能
- 標準付属ペンの革新的な「手書きフィードバック」機能と書き心地
- オプションの専用キーボードの使い勝手と、ノートPCとしての実用性
- 実際ののバッテリー持ちと、45W急速充電の驚異的な速さ
- 長期的なOSアップデート保証について
- 同価格帯のライバル機種とのメリット・デメリット比較
- 専門家による5段階評価と詳細な総評
- 最新の価格とお得な購入先・他機種との価格比較
この記事を最後まで読むことで、「Lenovo Yoga Tab Plus」を購入するべきかどうかがはっきりと分かるはずです。購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
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Lenovo Yoga Tab Plus | プレミアムAI搭載タブレット | ZAEG0149JP | レノボ・ ジャパン
デザインと耐久性:Lenovo Yoga Tab Plus ~洗練された金属ボディと機能美の融合~
ここでは、「Lenovo Yoga Tab Plus」を実際に手に取って感じたデザインの魅力や質感を、前モデルの「Lenovo YOGA Tab 11」と比較しながらレビューします。特に、所有感を左右する素材の選定や、日々の使い勝手に影響する形状、ポート類の仕様変更といった決定的な違いについて、詳しく解説していきます。
高級感が際立つ、シームレスな一体成型ボディ
手に取った瞬間に伝わるのは、オールメタルボディならではのソリッドな感触と、明らかにプレミアムクラスだとわかる高級感です。私が試用した「タイダルティール」は、ブルーとグリーンが混ざり合った深みのある絶妙な色合いで、艶消しに仕上げられたボディは指紋がほとんど目立ちません。この点は、プラスチックとファブリック素材を組み合わせ、カジュアルさを前面に出していたYoga Tab 11からの大きな進化点です。あちらは手触りの良さが魅力でしたが、Yoga Tab Plusは継ぎ目のない一体成型のオールメタルボディが、より高い剛性と高級感を演出しています。
形状で最も特徴的なのは、背面上部のカメラが収められたバーデザインです。Yoga Tab 11の円筒形シリンダーとU字キックスタンドという個性的な形状は、単体で自立できるという大きなメリットがありましたが、Yoga Tab Plusはよりシンプルでモダンなアプローチです。このバー部分が長辺をほぼカバーしているため、デスクに置いた際にガタつくことなく、驚くほど安定します。スタンドがない代わりに、まるでノートPCのようにフラットに扱える点は、私にとって新鮮な体験でした。ただし、このバー部分はガラスか樹脂のような光沢仕上げになっており、唯一指紋が気になるかもしれません。
大画面化と薄型化の両立、携帯性のトレードオフ
ディスプレイサイズはYoga Tab 11の11インチから12.7インチへと大型化しましたが、本体の厚さは約6.7mmと非常にスリムです。Yoga Tab 11がシリンダー部分で最厚23mmだったことを考えると、驚異的な薄型化と言えます。
しかし、重量は約640gと、Yoga Tab 11の約650gとほぼ変わりません。画面が大型化したにもかかわらず重量を維持している点は評価できますが、絶対的な数値として「重い」と感じる場面は少なくありませんでした。特にベッドで仰向けになって動画を見ようとした際、片手で支え続けるのは困難で、これはYoga Tab 11でも感じた共通の課題です。大画面モデルの宿命とも言えますが、持ち運びや寝ながらの使用をメインに考えている方は注意が必要です。ベゼル幅は極端に狭いわけではありませんが、タブレットを持つ際に指が画面に触れて誤作動するのを防ぐには、これくらいが丁度良いと感じました。
<サイズ・重量の違い>
- Lenovo Yoga Tab Plus:約291.0×188.3×6.7mm、重量 約640g
- Lenovo YOGA Tab 11:約256.8x169x(7.9-23)mm、重量 約650g
深みのある「タイダルティール」と落ち着きのある「ストームグレー」
カラーも両者のコンセプトの違いを明確に表しています。Yoga Tab Plusの「タイダルティール」は、ブルーとグリーンが混ざった深みのある色合いで、オールメタルの質感と相まって高級感を演出します。一方、Yoga Tab 11の「ストームグレー」は落ち着いたグラファイト系で、ファブリック素材と組み合わせることでインテリアに馴染む実用性を重視。ファッション性で所有欲を満たすPlus、生活に溶け込む11と、方向性の違いが鮮明です。
<カラーの違い>
- Lenovo Yoga Tab Plus:タイダルティール
- Lenovo YOGA Tab 11:ストームグレー
最新規格USB-Cの利便性と、割り切られた拡張性
ボタン類は、横置きした際の上部に電源ボタン(指紋センサー一体型)と音量ボタンが配置されています。
接続ポートの中でも、私が特に便利だと感じたのはUSB 3.2 Type-Cポートです。これは本体右側面(横置き時)に搭載されており、DisplayPort出力に対応しています。
一方で、大きな変更点としてmicroSDカードスロットが廃止されたことが挙げられます。Yoga Tab 11では最大512GBまでストレージを拡張できただけに、写真や動画を大量に保存したい私のようなユーザーにとっては、少し残念なポイントです。256GBの内蔵ストレージを上手くやりくりする必要があります。また、ヘッドホンジャックも非搭載のため、有線イヤホンを使用するには変換アダプタが別途必要です。
スピーカーは本体左右側面に合計6基(ツイーター2基、ウーファー4基)が配置されており、横持ちした際に手で塞いでしまう心配はありませんでした。
堅牢性を感じる金属ボディ
オールメタルの一体成型ボディは、手に持っただけでも剛性の高さが伝わってきて非常に堅牢な印象を受けます。しかし、防水防塵性能を示すIP等級や、MIL規格には対応していません。そのため、水回りでの使用や、過酷な環境での利用は避けた方が無難です。
<Lenovo Yoga Tab Plusの付属品>
- 45W Type-C充電器
- USB Type-C to Type-C ケーブル
- Lenovo Tab Pen Pro(本体付属)
- ペン用の替え芯
- クイックスタートガイドなどのマニュアル類
まとめ:デザインと耐久性
- 第一印象:Yoga Tab 11のカジュアルさから一変し、高級感あふれるオールメタルのプレミアムデザインに進化した。
- 形状と素材:継ぎ目のない一体成型の金属ボディは美しく、背面のカメラバーによってデスク上での安定性も高い。ただし、Yoga Tab 11のようなキックスタンドによる自立はできない。
- 携帯性:12.7インチの大画面ながら約6.7mmと薄型化を実現。しかし約640gの重量は片手での長時間利用には向かない。
- 接続ポート:映像出力対応のUSB 3.2 Type-Cポートは大きな魅力。一方で、Yoga Tab 11にはあったmicroSDカードスロットが廃止された点は重要なトレードオフ。
- 総括:デザインは、Yoga Tab 11が持つスタンドの利便性よりも、ノートPCのようなフラットな使い勝手と所有感を満たす質感を優先した設計。まさに「最先端」と「高級感」を両立した一台と言える。
ディスプレイ:Lenovo Yoga Tab Plus ~映像美と滑らかさが生む、極上の没入体験~
ここでは、「Lenovo Yoga Tab Plus」のディスプレイがもたらす視覚体験の素晴らしさを、前モデル「Lenovo YOGA Tab 11」との比較を交えながらレビューします。画面の大きさや解像度といったスペックだけでなく、実際に映像を観たり、操作したりして感じた色の鮮やかさや動きの滑らかさについて、詳しく解説していきます。
息をのむほど自然で美しい、一枚の「絵画」
本機の電源を入れて最初に心を奪われたのは、そのディスプレイの「自然な美しさ」でした。いくつかのタブレットで採用されている有機EL(OLED)ディスプレイは、時として色が飽和しすぎて「けばけばしい」と感じることがありますが、本機に搭載された12.7インチの液晶「PureSight Pro」は、被写体が持つ本来の色を忠実に、そして豊かに描き出します。実際に私が撮影した旅行先の風景写真を表示したところ、まるで写真展の作品を見ているかのようなリアルな色彩に驚かされました。これは、DCI-P3色域を100%カバーする性能の賜物でしょう。
この体験は、11インチのIPS液晶を搭載していたYoga Tab 11とは明らかに一線を画します。Yoga Tab 11のディスプレイも日常使いには十分綺麗でしたが、並べて比較すると、Yoga Tab Plusの色の深みと表現力は別格です。まさに「写真と見間違う液晶」という評価にも頷けます。
より大きく、より精細に。3K解像度の世界
ディスプレイはYoga Tab 11の11インチ(2000×1200ドット)から、12.7インチ(2944×1840ドット)へと大型化・高精細化しました 。画面が大きくなっただけでなく、解像度が大幅に向上したことでピクセル密度が高まり、よりシャープな表示を実現。実際に電子書籍の小さな文字を読んでも輪郭がくっきりしており、写真の細部も鮮明です。Yoga Tab 11の2K表示も十分綺麗でしたが、本機の3K表示はそれを超える精細さです。
<ディスプレイサイズ・解像度の違い>
- Lenovo Yoga Tab Plus: 12.7インチ、ワイドパネル (2944×1840ドット)
- Lenovo YOGA Tab 11: 11インチ、ワイドIPSパネル (2000×1200ドット)
144Hzがもたらす、別次元の滑らかさ
本機を操作して最も感動したのは、最大144Hzリフレッシュレートによる圧倒的な滑らかさです。Yoga Tab 11の60Hzでは感じられた、スクロール時のわずかな遅れが本機では皆無。ウェブサイトの閲覧といった日常操作ですら、まるで指に吸い付くように画面が追従します。この滑らかな表示は、動きの速いゲームやアクション映画での残像感を大きく低減させ、没入感を格段に高めてくれました。
明るさと表面処理が叶える、快適な視聴環境
ディスプレイのピーク輝度は900ニトと非常に明るく、ほとんどの屋内環境では明るすぎるほどです。実際に日中の明るいリビングで使用しましたが、視認性は全く問題ありませんでした。ただ、実際に真夏の直射日光が当たるような屋外で試したところ、もう少し輝度が欲しくなる場面もありました。
また、ディスプレイ表面には特殊な反射防止処理が施されており、照明等の映り込みが大幅に軽減されます。さらに、著作権保護技術であるWidevine L1に対応している点も見逃せません。これにより、Netflix等の動画配信サービスで最高画質(HD/フルHD以上)のコンテンツを再生でき、HDR動画規格 Dolby Vision対応と相まって、まさにポータブルシアターと呼ぶにふさわしい映像体験ができました。
<Lenovo Yoga Tab Plusのディスプレイ仕様>
- 種類: LTPS液晶 (Lenovo PureSight Pro)
- サイズ: 12.7インチ
- 解像度: 3K (2944 x 1840)
- リフレッシュレート: 最大144Hz
- 輝度: ピーク輝度900ニト / 標準輝度650ニト
- 色再現性: DCI-P3 100%カバー
- HDR対応: Dolby Vision
- 著作権保護: Widevine L1
- その他: 反射防止処理
まとめ:ディスプレイ
- 第一印象:有機ELとは異なる、自然で絵画のような美しい液晶。Yoga Tab 11から格段に進化した色彩表現力。
- サイズと解像度:12.7インチの3Kディスプレイは、11インチ・2KのYoga Tab 11を圧倒する迫力と精細さを提供する。
- 滑らかさ:最大144Hzのリフレッシュレートは本機の大きな魅力。60HzのYoga Tab 11とは比較にならないほど滑らかで、操作の快適性を大きく向上させている。
- 色と明るさ:DCI-P3 100%カバーによる豊かな色再現性。屋内では十分すぎる明るさだが、屋外での視認性にはやや課題も残る。
- 総括:解像度、リフレッシュレート、色再現性の全てにおいてYoga Tab 11を凌駕しており、映像コンテンツの視聴やクリエイティブな作業において、最高の体験を提供するプレミアムなディスプレイと言える。
パフォーマンス:Lenovo Yoga Tab Plus ~創造性を解き放つ、フラッグシップの力~
ここでは、「Lenovo Yoga Tab Plus」のパフォーマンスの要であるプロセッサーの性能から、メモリ、ストレージの実力に至るまでを深く掘り下げます。ミドルレンジの「Lenovo YOGA Tab 11」と比較し、その圧倒的なパフォーマンスが、実際のクリエイティブな作業でどのような体験をもたらすのかを具体的にレビューしていきます。
圧倒的な処理能力を誇るSnapdragon 8 Gen 3
本機のパフォーマンスの源泉は、Qualcomm社のハイエンドSoC「Snapdragon 8 Gen 3」です。これは、TSMCの4nmプロセスで製造された、1つの高性能コア(Cortex-X4 @3.3GHz)を含む8コアのCPUアーキテクチャを採用しています。一方、Yoga Tab 11が搭載していたのは12nmプロセスで製造されたMediaTek Helio G90Tでした。プロセス技術だけでも数世代分の進化があり、電力効率と処理能力の次元が全く異なります。
グラフィックス性能を担うGPUも、強力な「Adreno 750」を搭載。この差はベンチマークスコアにも如実に表れています。CPUの処理能力を測るGeekbench 6では、本機がシングルコア約2,293、マルチコア約7,117を記録。これはYoga Tab 11のスコア(シングルコア約649、マルチコア約1,835)を3倍以上も上回る数値です。また、グラフィックス性能を見る3DMark(Wild Life Extreme)でも4638を記録し、Yoga Tab 11とは比較にならないほどのパワーを秘めていることが分かります。
クリエイティブ作業も快適にこなす、実使用でのレスポンス
Webブラウジングや複数のアプリを同時に使うマルチタスクは、言うまでもなく非常に快適です。画面を4分割してアプリを同時表示させても、動作が重くなることは一切ありませんでした。
このSoCの真価は、より負荷の高いクリエイティブな作業で発揮されます。私が実際に試したところ、Adobe Lightroomで高解像度のRAWデータを読み込み、複雑な色調補正を加えても、プレビューの反映は一瞬でした。さらに、イラスト制作アプリ「CLIP STUDIO PAINT」で、3Dモデルを配置しつつ50枚以上のレイヤーを重ねたイラストを描いてみましたが、ブラシの遅延や拡大・縮小時のカクつきは全く発生しませんでした。これは、Yoga Tab 11では間違いなく処理が重くなるであろう高負荷な作業であり、本機のプロフェッショナルな用途にも耐えうる実力を実感した瞬間でした。
高負荷時の安定性:発熱と冷却
長時間の動画編集や書き出し作業を行うと、背面の金属ボディがじんわりと熱を帯びてきます。これはオールメタルボディが効率的に熱を筐体全体へ逃がしている証拠でしょう。私が試した範囲では、熱によってパフォーマンスが極端に低下するようなことはありませんでした。
ただし、本機は薄型デザインを優先しているため、ゲーミングタブレットのような高度な冷却機構は搭載していません。そのため、非常に長時間の連続した高負荷作業では、性能が若干低下する可能性は考えられます。
高速なメモリとストレージ、ただし拡張性は割り切りが必要
メインメモリには、高速な16GBのLPDDR5Xを搭載。これはYoga Tab 11が採用していたLPDDR4Xよりも高速で容量も大きく、複数のアプリを切り替えながら作業してもメモリ不足に陥る心配は皆無です。
内蔵ストレージは、256GBのUFS 4.0規格を採用しています。アプリの起動や大容量ファイルの保存が驚くほど速く、これもまた体感速度を大きく向上させている要因です。UFS 4.0は、Yoga Tab 11で採用されていたストレージ規格よりも遥かに高速なデータ転送速度を誇ります。
しかし、パフォーマンスと引き換えに失われたものもあります。それは、microSDカードスロットです。Yoga Tab 11ではストレージを拡張できましたが、本機は非対応。大容量の動画や数千冊の漫画を保存したい私のようなユーザーにとっては、256GBという容量を計画的に使う必要があります。
<Lenovo Yoga Tab Plusのパフォーマンス仕様>
- プロセッサー: Qualcomm Snapdragon® 8 Gen 3 (8コア、最大3.3GHz)
- GPU: Adreno 750
- RAM: 16GB LPDDR5X (オンボード)
- ストレージ: 256GB UFS 4.0
- ストレージ拡張: 非対応 (microSDカードスロットなし)
まとめ:パフォーマンス
- プロセッサー: Snapdragon 8 Gen 3を搭載し、Yoga Tab 11のHelio G90Tをあらゆる面で圧倒。まさにフラッグシップ級の性能。
- 実使用感: Web閲覧から高負荷な画像・動画編集まで、あらゆる作業をストレスなく快適にこなす。
- 発熱: 通常使用やクリエイティブ作業では問題ないレベル。ただし、長時間の連続高負荷には注意が必要。
- メモリとストレージ: 16GBの高速メモリとUFS 4.0ストレージにより、非常に高速なレスポンスを実現。
- 総括: Yoga Tab 11から飛躍的な進化を遂げ、エンタメだけでなく、クリエイティブな用途にも十分応えられるパワフルなパフォーマンスを持つ。ただし、ストレージが拡張できない点は唯一にして最大の注意点と言える。
Antutuベンチマーク
Lenovo Yoga Tab Plusが搭載するSnapdragon 8 Gen 3 プロセッサはAntutu V10 ベンチマーク総合で約 200万点を記録する性能を備えています。
実際に測定してみると、確かに200万以上を記録していました。
例: Antutu V10 総合で「2015127」、CPUで「444148」、GPUで「811530」、MEMで「407108」、UXで「352341」
一方、前モデル「Lenovo YOGA Tab 11」はMediaTek Helio G90T プロセッサを搭載し、Antutu V9総合で約29万点を記録していました。
例: Antutu V9.1.1 総合で「292653」、CPUで「87690」、GPUで「76647」、MEMで「54237」、UXで「74079」
これをAntutu V10 ベンチマーク総合に換算すると、以下のようになります。
推定: Antutu V10 総合で「360000」、CPUで「110000」、GPUで「90000」、MEMで「65000」、UXで「95000」
以上のことから、Lenovo Yoga Tab Plusは、前モデル「Lenovo YOGA Tab 11」よりもスコアが約164万高いことになります。
Snapdragon 8 Gen 3 性能を比較
Lenovo Yoga Tab Plusが搭載するQualcomm Snapdragon 8 Gen 3プロセッサは、他のCPUと比べて、どのくらいの性能なのでしょうか?Antutuベンチマークで比較してみました。
<CPUランキング>
※Antutu V10 ベンチマーク総合スコアで比較したものです。
- Qualcomm Snapdragon 8 Elite (REDMAGIC Astra/Lenovo Legion Y700 Gen 4)・・・Antutu:248万
- Snapdragon 8 Gen3 (Lenovo Yoga Tab Plus)・・・Antutu:200万
- MediaTek Dimensity 8350 (OPPO Pad 3)・・・Antutu:153万
- Snapdragon 8s Gen 3 (Xiaomi Pad 7 Pro)・・・Antutu:150万
- Qualcomm Snapdragon 8 Gen 2 (Galaxy Tab S9シリーズ)・・・Antutu:150万
- Snapdragon 7+ Gen 3 (Xiaomi Pad 7)・・・Antutu:134万
- Qualcomm Snapdragon 8+ Gen 1 (Xiaomi Pad 6 Pro)・・・Antutu:110万
- MediaTek Dimensity 9000 (OPPO Pad 2)・・・Antutu:94万
- Exynos 1580 (Galaxy Tab S10 FE シリーズ)・・・Antutu:93万
- Qualcomm Snapdragon 8 Gen 1 (Galaxy Tab S8シリーズ)・・・Antutu:90万
- Snapdragon 870 5G (Xiaomi Pad 6)・・・Antutu:70万
<比較から分かること>
Lenovo Yoga Tab Plusが搭載するSnapdragon 8 Gen 3は、Antutu V10ベンチマークスコアで200万点を記録する、紛れもないトップクラスのプロセッサであると結論付けられます。最上位のSnapdragon 8 Eliteには一歩譲るものの、前世代のフラッグシップモデルや他の多くのハイエンド競合製品を大きく引き離す圧倒的な処理性能を備えています。
この高いパフォーマンスは、日常的なブラウジングや動画視聴といった軽作業を極めてスムーズにするだけでなく、プロフェッショナルなクリエイティブ作業や、最高のグラフィック設定でのゲームプレイといった、タブレットに求められる最も過酷なタスクにも余裕を持って対応できる能力を保証します。
ゲーム性能:Lenovo Yoga Tab Plus ~あらゆる重量級タイトルを最高設定で味わう体験~
Lenovo Yoga Tab Plusが搭載するSnapdragon 8 Gen 3は、まさにゲーミングのためのプロセッサーです。その真の実力を確かめるべく、現在モバイルで最も要求スペックが高いとされる、いくつかの人気タイトルを最高設定でプレイしてみました。
原神 (Genshin Impact)
まず、グラフィック負荷の高さで知られる「原神」を試しました。グラフィック設定をためらうことなく「最高」に設定し、広大なテイワットの世界に降り立つと、まずその美しい風景描写に息をのみます。そして驚くべきは、この最高設定のまま、フレームレートが60FPSにほぼ張り付いて安定することです。元素が入り乱れる激しい戦闘シーンでもカクつくことはなく、キャラクターの動きは非常に滑らか。探索から戦闘まで、一切のストレスなくゲームの世界に没頭できました。
フォートナイト (Fortnite)
次に、競技性の高いバトルロイヤル「フォートナイト」をプレイ。グラフィック設定を最高の「エピック」にしても、フレームレートは90FPSという高い数値を維持し続けました。一瞬の判断が勝敗を分けるこのゲームにおいて、建築やエイムの操作が遅延なく行えるのは大きなアドバンテージです。144Hzディスプレイの性能も相まって、PCゲームに迫るほどの快適な操作感でプレイに集中できました。
Call of Duty: Warzone Mobile
最大120人が戦う大規模バトルロイヤル「Call of Duty: Warzone Mobile」も、グラフィック設定「高」で全く問題なく動作。広大なマップを移動している時も、敵との激しい銃撃戦の最中でも、フレームレートは安定して60FPSを維持していました。爆発などの派手なエフェクトが多用されてもパフォーマンスが落ちないため、戦術的な立ち回りにしっかりと集中できるのが印象的でした。
ディアブロ イモータル (Diablo Immortal)
無数の敵をなぎ倒す爽快感が魅力の「ディアブロ イモータル」では、グラフィック品質を「ウルトラ」に設定。画面が敵やエフェクトで埋め尽くされるような状況でも、フレームレートは一切落ちることなく60FPSで安定。キャラクターの滑らかな動きと迫力ある戦闘を、最高のクオリティで心ゆくまで楽しむことができました。
NieR Re[in]carnation (ニーア リィンカーネーション)
独特の世界観が魅力の「NieR Re[in]carnation」では、グラフィックを最高設定にし、「高フレームレートモード」を有効にしてプレイ。ゲームの上限である60FPSで常に動作し、繊細なキャラクターモデルや美しい背景が非常に滑らかに描画されます。この滑らかさが、ゲームの持つ切ない雰囲気への没入感を一層高めてくれました。
アスファルト:Legends Unite (Asphalt: Legends Unite)
最後に、ハイスピードなレースゲーム「アスファルト:Legends Unite」をプレイ。最高画質設定でもフレームレートは常に60FPSを維持し、ニトロを使った時のスピード感や、ライバル車と激しくぶつかり合うシーンも、まるで家庭用ゲーム機のような迫力で楽しめました。フレームレートの乱れは一切感じられず、レースに完全に集中できました。
まとめ:ゲーム性能
Snapdragon 8 Gen 3の圧倒的なGPU性能は、現行のあらゆるモバイルゲームを最高設定で快適にプレイできるパワーを持っています。「原神」のような超重量級ゲームから競技性の高いシューターまで、ジャンルを問わず、60FPS以上の高いフレームレートで安定して動作させるその実力は、まさに圧巻の一言です。
AI機能:Lenovo Yoga Tab Plus ~生産性を加速させる、オンデバイスAIの可能性~
ここでは、「Lenovo Yoga Tab Plus」が「AI搭載プレミアムタブレット」と銘打たれる所以である、多彩なAI機能についてレビューします。旧モデル「Lenovo YOGA Tab 11」にはなかったこれらの機能が、実際の作業効率や創造性をどのように向上させるのか、ハードウェアとの連携も含めて具体的に解説していきます。
ハードウェアが支える高速なAI処理
本機のAI機能は、QualcommのハイエンドSoC「Snapdragon 8 Gen 3」に内蔵された強力なNPU(Neural Processing Unit)によって支えられています。このNPUは20TOPSという驚異的な処理能力を誇り、クラウドを介さず端末内でAI処理を完結させる「オンデバイスAI」を高速に実行します。これにより、オフライン環境でもAI機能を利用でき、プライバシー面でも安心して使えるのが大きなメリットです。ミドルレンジSoCを搭載していたYoga Tab 11では考えられなかった、まさに次世代の体験です。
未来を感じさせる独自AI「Lenovo AI Now」
本機を象徴するAI機能が、独自開発の「Lenovo AI Now」です。これは、端末内に保存したPDFやWord文書などをAIが読み込み、その内容に関する質問に答えたり、要約を作成したりできるパーソナルアシスタント機能です。実際に複数の英語の論文PDFを読み込ませて専門的な質問をしてみたところ、外部情報を参照しないため、ノイズのない的確な回答が瞬時に得られました。
ただし、2025年9月現在、この機能は英語にのみ対応しています。日本語への対応が予定されているとのことで、これが実現すれば、ビジネスや研究における情報収集のあり方を大きく変える強力なツールになることは間違いないでしょう。
日常を便利にする多彩なAIアシスト機能
日本語環境で今すぐ実用的なのが「AI字幕」機能です。オンライン会議の内容をリアルタイムでテキスト化してみましたが、多少の誤認識はありつつも、議事録作成の手間を大幅に削減できる精度でした。再生中の動画にも字幕を付けられるので、語学学習にも活用できそうです。
また、プリインストールされている「Adobe Express」を使えば、AIによる画像生成を手軽に試せます。「夕暮れの街並み」といった簡単な日本語の指示(プロンプト)で、驚くほど高品質な画像を生成できました。付属の「Lenovo Tab Pen Pro」と組み合わせることで、アイデアのスケッチからAIによる画像の具現化まで、シームレスな創作活動が可能です。
さらに、標準搭載の「Lenovo Notepad」アプリ内にあるAIライティングツールも試してみました。ブログ記事のアイデアを数行書き出した後、「AI連続ライティング」機能を使うと、AIが文脈を読み取って自然な文章で段落を丸ごと生成してくれたのには驚きました。また、少し硬い表現になってしまった部分を選択し、「AIリフレーズツール」にかけると、より洗練された言い回しに変換してくれます。これらの機能は最初の1年間は無料で利用でき、文章作成の強力なアシスタントになると感じました。
<Lenovo Yoga Tab PlusのAI機能 一覧>
- Lenovo AI Now: オンデバイスで動作するパーソナルAIアシスタント(現在英語のみ対応)
- AI字幕: 音声をリアルタイムでテキスト化する機能(日本語対応)
- AIライティングツール: 「Lenovo Notepad」内で文章の自動生成や校正を行う機能
- AI画像生成: 「Adobe Express」と連携し、テキストから画像を生成
- ハードウェア: Qualcomm Hexagon NPU (20 TOPSのAI処理能力)
- セキュリティ: 専用SPUによる生体認証データの保護
まとめ:AI機能
- ハードウェア基盤: Snapdragon 8 Gen 3の強力なNPUが、高速なオンデバイスAI処理を実現。これはYoga Tab 11にはない最大の強み。
- 独自機能の将来性: 「Lenovo AI Now」は日本語未対応ながら、実現すればキラーコンテンツになる可能性を秘めている。
- 実用性: 「AI字幕」やAdobeアプリ連携など、日本語環境でもすぐに活用できる便利な機能が豊富。
- プライバシー: オンデバイス処理により、セキュリティを重視するユーザーも安心して利用できる。
- 総括: まだ発展途上の機能もあるが、ハードウェアのポテンシャルは非常に高い。Yoga Tab 11とは比較にならないAI性能を備え、今後のソフトウェアアップデートによって、さらに魅力的なタブレットへと進化することが期待される。
ペンとキーボード:Lenovo Yoga Tab Plus ~創造性を加速させる最高のパートナー~
ここでは、「Lenovo Yoga Tab Plus」を単なるコンテンツビューワーから、本格的な創造・生産ツールへと昇華させるペンとキーボードの魅力に迫ります。ペンが別売りだった「Lenovo YOGA Tab 11」とは異なり、標準で高性能ペンが付属する本機が、どのような体験の違いをもたらすのかを詳しくレビューします。
標準付属が嬉しい、完成度の高い「Lenovo Tab Pen Pro」
本機を手に取ってまず感動したのは、高性能な「Lenovo Tab Pen Pro」が標準で付属している点です。Yoga Tab 11ではペンが別売りだったため、この点は本機がクリエイティブな用途を強く意識していることの表れと言えるでしょう。
利便性も格別です。ペンを使わないときは、本体上部にマグネットでカチッと吸着させるだけ。これだけで充電とペアリングが完了します。スケッチセッションの後、ケーブルを探したり、Bluetoothの接続設定を確認したりする手間は一切ありません。常に満充電の状態で、使いたいときにすぐ使えるこの手軽さは、ペンを別途USB-Cで充電する必要があったYoga Tab 11の体験とは雲泥の差です。
まるで紙の書き味、独自の「手書きフィードバック」機能
このペンの真骨頂は、その驚くべき書き心地にあります。筆圧検知に対応し、遅延を全く感じさせないスムーズな追従性はもちろんのこと、なんと独自の「手書きフィードバック」機能まで備えています。
実際にイラスト制作アプリ「CLIP STUDIO PAINT」で設定を「鉛筆」にして描いてみたところ、ペン先から伝わる微細な振動と「サラサラ」という音が、まるで上質な紙に描いているかのような感覚を再現してくれました。もちろん、画質を犠牲にするペーパーライクフィルムを貼る必要性は全く感じません。余計なフィルムを貼る必要がなくなった分、デジタルで絵を描くことが以前よりもずっと快適になったような気がします。
ノートPCへと変貌させる専用キーボードパック
オプションの「Lenovo 2-in-1 Keyboard Pack」を装着すれば、本機はパワフルなノートPCへと変貌します。本体下部のポゴピンにマグネットで瞬時に接続でき、Bluetoothキーボードのような充電やペアリングの手間、接続の不安定さとは無縁です。
私が特に評価したいのは、Androidタブレット用としては珍しい日本語配列に対応している点です。これにより、記号の入力などもストレスなく行えます。実際に長文のメールを作成してみましたが、打鍵感も良好で、サイズの大きなトラックパッドはジェスチャー操作も滑らか。Yoga Tab 11で汎用のBluetoothキーボードを使っていた時とは比べ物にならないほど、一体感のある快適な作業環境が手に入りました。
<Lenovo Yoga Tab Plusのペン・キーボード仕様>
- ペン (標準付属): Lenovo Tab Pen Pro
- 接続: 本体マグネット吸着による充電・ペアリング
- 機能: 筆圧検知、手書きフィードバック機能、ジェスチャー操作
- 対応アプリ: CLIP STUDIO PAINT, Nebo, MyScript Calculator 2などプリインストール
- キーボード (オプション): Lenovo 2-in-1 Keyboard Pack for Lenovo Yoga Tab Plus
- 接続: ポゴピンによる物理接続
- 配列: 日本語配列
- その他: マルチジェスチャー対応の大型トラックパッド搭載
まとめ:ペンとキーボード
- ペンの価値: 高性能なペンが標準付属する点で、別売りのYoga Tab 11を圧倒。コストパフォーマンスが非常に高い。
- 書き心地: 独自の「手書きフィードバック」機能により、他のタブレットでは味わえないリアルな筆記体験を実現。
- キーボードの体験: 日本語配列の専用キーボードにより、Yoga Tab 11に汎用キーボードを組み合わせるよりも遥かに快適で一体感のあるPCライクな作業が可能。
- 総括: ペンとキーボードは単なるアクセサリーではなく、本機をエンタメ鑑賞から一歩進んだ「創造と生産のツール」へと引き上げるための必須要素。この点でYoga Tab 11とは明確な思想の違いを感じさせる。
カメラ性能:Lenovo Yoga Tab Plus ~記録と共有のための実用的なツール~
ここでは、「Lenovo Yoga Tab Plus」のカメラ性能について、前モデルの「Lenovo YOGA Tab 11」との比較を交えながらレビューします。ハイエンドタブレットのカメラが、日々のどのような場面で役立つのか、実際の撮影体験をもとにその実用性を探っていきます。
大幅に進化したカメラ構成
本機は、背面に約1300万画素のメインカメラと約200万画素のマクロカメラからなるデュアルカメラシステムを搭載しています。これは、背面・前面ともに800万画素のシングルカメラだったYoga Tab 11から大きく進化した点です。前面カメラも約1300万画素へとスペックアップしており、ビデオ通話などでの画質向上が期待できます。
あくまで「記録用」としての割り切り
実際に屋外で風景を撮影してみましたが、画質は正直なところ「記録用」という域を出ません。色は自然ですが、拡大すると細部のディテールが潰れがちで、最新のスマートフォンと比べてしまうと見劣りします。この点は、Yoga Tab 11でも同様の傾向が見られたため、本機においてもカメラは本格的な写真撮影のためではなく、あくまでメモや書類のスキャン、ビデオ通話といった用途を主眼に置いているのでしょう。
実際に、会議でホワイトボードの内容を撮影したり、書類をスキャンアプリで取り込んだりする場面では、オートフォーカスも素早く、十分な解像感で文字をはっきりと記録できました。Yoga Tab 11よりも画素数が向上したことで、より細かな文字も読みやすくなったと感じます。
ビデオ通話と動画撮影
前面カメラの画質向上は、オンライン会議で大きなメリットを感じました。Yoga Tab 11でもビデオ通話は快適でしたが、本機ではよりクリアで明るい映像を相手に届けることができます。
動画撮影も試してみましたが、手ぶれ補正機能は搭載されていないため、歩きながらの撮影には向きません。三脚などで固定して撮影すれば、記録用途としては十分な品質の動画を撮ることができました。
<Lenovo Yoga Tab Plusのカメラ仕様>
- 背面カメラ:
- メイン: 約1300万画素 (オートフォーカス対応)
- マクロ: 約200万画素
- 前面カメラ:
- 約1300万画素
- フラッシュ: なし
- 手ぶれ補正: なし
まとめ:カメラ性能
- カメラ構成: Yoga Tab 11の800万画素シングルカメラから、1300万画素を含むデュアルカメラへと大幅にスペックアップ。
- 静止画品質: スマートフォンには及ばないものの、書類のスキャンやメモ用途としてはYoga Tab 11よりも精細で実用的。
- 前面カメラ: Yoga Tab 11から画素数が向上し、ビデオ通話の画質がよりクリアになった。
- 動画性能: 手ぶれ補正がなく、あくまで記録用のシンプルな機能に留まる。
- 総括: 本格的な写真撮影ツールではなく、「記録と共有」に特化した実用的なカメラ。特にビジネスシーンでの書類撮影やビデオ会議において、Yoga Tab 11からの着実な進化を感じられる。
バッテリー持ちと充電:Lenovo Yoga Tab Plus ~大容量と高速充電がもたらす安心感~
ここでは、「Lenovo Yoga Tab Plus」のバッテリー性能と充電機能について、実際の使用感に基づきレビューします。大容量化されたバッテリーが日々の利用でどの程度の持続時間をもたらすのか、そして充電速度はどれほど快適なのか。「Lenovo YOGA Tab 11」との比較を交えながら、その実力を探ります。
大容量バッテリー搭載、しかし実際の持ちは?
本機は10,200mAhという、Yoga Tab 11の7,500mAhを大幅に上回る大容量バッテリーを搭載しています。しかし、意外なことに公称のバッテリー駆動時間は約12時間と、Yoga Tab 11の約15時間よりも短くなっています。これは、より大きく高精細な144Hzディスプレイや、高性能なSnapdragon 8 Gen 3プロセッサーが、そのパワーと引き換えに多くの電力を消費するためでしょう。
実際に私が一日使ってみた体験としても、この公称値の傾向は裏付けられました。朝100%の状態で、数時間の動画視聴、Webブラウジング、そして1時間ほどの画像編集作業を行ったところ、夕方にはバッテリー残量が心許なくなりました。アクティブな使用では8〜9時間程度というのが私の実感です。一日中外で使い続けるには少し物足りないかもしれませんが、大容量のおかげで急激に残量が減る不安はありませんでした。
45W急速充電の威力
このまずまずのバッテリー持ちを補って余りあるのが、45Wの急速充電性能です。これは、Yoga Tab 11の20W充電から飛躍的な進化です。
バッテリー残量が15%まで減った状態で、付属の45Wアダプターで充電を開始したところ、わずか30分で50%近くまで回復しました。そして公称通り、約1.5時間で満充電が完了。この速さには本当に驚きました。Yoga Tab 11では満充電に2時間以上かかっていたので、その差は歴然です。バッテリーの減りは速いと感じましたが、短い休憩時間で一気に充電できるため、その欠点を補って余りあると感じました
充電はUSB Type-Cポートで行い、残念ながらワイヤレス充電には対応していません。しかし、この圧倒的な有線充電の速さが、本機のバッテリー体験における最大の魅力と言えるでしょう。
<Lenovo Yoga Tab Plusのバッテリー仕様>
- バッテリー容量: 10,200mAh リチウムイオンポリマーバッテリー
- バッテリー駆動時間: 約12時間
- 充電速度: 45W急速充電に対応
- 満充電までの時間: 約1.5時間(付属ACアダプター使用時)
- 充電方式: USB Type-Cによる有線充電(ワイヤレス充電非対応)
まとめ:バッテリー持ちと充電
- バッテリー容量: Yoga Tab 11から大幅に増量し、安心感のある10,200mAhを搭載。
- バッテリー持ち: 高性能な部品を搭載するため、実働時間は1日程度。駆動時間の長さではYoga Tab 11に軍配が上がる。
- 充電速度: 45Wの急速充電はYoga Tab 11を圧倒。短い時間で十分な回復が見込めるため、実用上の大きなメリットとなっている。
- 総括: バッテリーの持続時間は標準的ですが、それを補って余りある圧倒的な充電速度が魅力。長時間連続使用よりも、こまめに充電しながらパワフルに使いたいユーザー向けのバランスと言える。
オーディオと通信性能:Lenovo Yoga Tab Plus ~最高峰のサウンドと次世代の通信規格~
ここでは、「Lenovo Yoga Tab Plus」が提供するエンターテインメント体験の核となる、オーディオ品質と通信性能についてレビューします。タブレットの常識を覆すほどのサウンドと、次世代規格に対応した通信機能が、前モデル「Lenovo YOGA Tab 11」からどのように進化したのか、実際の使用感をもとに解説していきます。
タブレットの常識を超える、圧巻の6スピーカーシステム
本機を語る上で、オーディオ性能は外せません。Harman Kardonがチューニングした4つのウーファーと2つのツイーターからなる合計6基のスピーカーシステムは、Yoga Tab 11が搭載していた4基のJBLスピーカーも素晴らしいものでしたが、それを遥かに凌駕する体験を提供します。
実際にDolby Atmosを有効にしてアクション映画を鑑賞したところ、その音圧に鳥肌が立ちました。爆発音には腹に響くような重低音がありながら、俳優のセリフは埋もれることなくクリアに聞き取れます。これは単に音量が大きいのではなく、音の解像度とバランスが非常に高い次元でまとまっている証拠です。大音量にしても音が割れることは一切なく、外部スピーカーが不要だと断言できるほどの品質でした。ただし、Yoga Tab 11と同様に3.5mmイヤホンジャックは非搭載なので、有線イヤホンを使いたい場合は変換アダプタが必要です。
次世代規格Wi-Fi 7へ対応、ただし安定性には一抹の不安も
通信性能の目玉は、最新規格であるWi-Fi 7にいち早く対応している点です。これは、Wi-Fi 5対応だったYoga Tab 11からの大きなジャンプアップであり、将来的にWi-Fi 7対応ルーターが普及した際に、その恩恵を最大限に受けることができます。
私の自宅のWi-Fi 6環境では、動画ストリーミングやWebブラウジングにおいて高速で安定した通信が確認できました。しかし、数ギガバイトに及ぶ大容量のデータをダウンロードした際に、一度だけ通信が途切れる現象が発生しました。この現象は一度だけでしたが、今後のソフトウェアアップデートによる安定性の向上に期待したいところです。
割り切られた接続性:GPSとセルラーモデルの不在
本機はWi-Fi専用モデルであり、SIMカードスロットは搭載されておらず、モバイル通信には対応していません。また、Yoga Tab 11と同様にGPSも搭載していません。
私のように自宅やカフェなど、Wi-Fi環境での利用がメインであれば大きな問題にはなりませんが、外出先で地図アプリを使ったり、テザリングなしで常時接続したいユーザーにとっては、購入をためらう要因になるでしょう。この点は、本機が「最高のインドア・エンタメ機」という性格をより強めている部分だと感じました。Bluetoothは最新規格の5.4に対応しており、ワイヤレスイヤホンとの接続は非常に安定していました。
<Lenovo Yoga Tab Plusのオーディオ・通信性能 仕様>
- オーディオ:
- スピーカー: Harman Kardon® 6スピーカーシステム (ウーファー×4、ツイーター×2)
- 対応技術: Dolby Atmos®
- イヤホンジャック: なし
- 通信:
- Wi-Fi: Wi-Fi 7 対応
- Bluetooth: Bluetooth® 5.4
- GPS: なし
- セルラー通信: なし (Wi-Fiモデルのみ)
まとめ:オーディオと通信性能
- オーディオ品質: 6スピーカーシステムはタブレットとして最高峰レベル。Yoga Tab 11を大きく超える、没入感の高いサウンド体験を提供。
- Wi-Fi性能: 最新規格Wi-Fi 7に対応し将来性は高いが、高負荷時の接続安定性にはやや懸念も残る。
- 通信の拡張性: GPSとセルラー通信に非対応なため、用途はWi-Fi環境下に限定される。
- 総括: オーディオ性能は他の追随を許さないレベルで、最高のエンタメ体験を約束する。一方で、通信機能はインドアでの利用に特化しており、その割り切りを許容できるかが選択の鍵となる。
OSと機能:Lenovo Yoga Tab Plus ~生産性を飛躍させるソフトウェアと連携機能~
ここでは、「Lenovo Yoga Tab Plus」のソフトウェアと独自の機能に焦点を当ててレビューします。最新のOSと長期的なサポート、そして「Lenovo YOGA Tab 11」にはなかった強力な連携機能や拡張性が、このタブレットをどのように特別な一台にしているのか、実際の使用体験をもとに解説していきます。
洗練されたUIと長期的なアップデート保証
搭載されているOSはAndroid 14で、UIは素のAndroidに近いシンプルな操作感です。特に便利だと感じたのが、画面下部から上にスワイプすると表示されるタスクバー機能。これにより、PCのようによく使うアプリへ素早くアクセスでき、4画面分割などの高度なマルチタスクも直感的に行えました。
そして何より安心感を与えてくれるのが、手厚いアップデート保証です。本機には、Android 14から2回のメジャーOSアップグレード(Android 16までを想定)と、4年間のセキュリティパッチ提供が予定されています。OSのアップデート保証が明確でなかったYoga Tab 11と比較して、これは非常に大きなアドバンテージです。最新の機能を享受しつつ、セキュリティ面でも安心して長く使い続けられるという約束は、本機の価値を大きく高めています。
デバイスの壁を越える「Smart Connect」
本機の生産性を飛躍的に向上させているのが、Yoga Tab 11にはなかった独自の連携機能「Smart Connect」です。実際に試してみたところ、そのシームレスな連携には驚かされました。
私のワークフローでは、まずPCの画面を本機にワイヤレスで拡張し、サブディスプレイとして活用。PCで資料を作成しながら、タブレット側で参考情報を表示させました。次に、スマートフォンのギャラリーにある画像を、PCのマウスを使ってそのままタブレットの編集アプリ上へドラッグ&ドロップで転送。デバイス間のファイルのやり取りが、これほど簡単に行えることに感動しました。これらはAppleのエコシステムで体験してきたような利便性であり、Windows PCとAndroidデバイスを使っている私にとって、まさに求めていた機能でした。
外部モニター出力で広がる可能性
本機のUSB 3.2 Type-Cポートは、映像出力(DP-Out)に対応しています。これも、映像出力に非対応だったYoga Tab 11にはない、決定的な違いです。
試しにUSB-Cケーブル1本で外部モニターに接続すると、単純な画面ミラーリングだけでなく、PCのように使える「拡張モード」が選択できました。これにより、広いモニターでプレゼンテーション資料を全画面表示させつつ、手元のタブレットではメモを確認するといった使い方が可能になります。この機能一つで、本機はエンタメデバイスから本格的なビジネスツールへと役割を広げます。
高速・高精度な生体認証
日々の使い勝手に直結するロック解除も非常に快適です。電源ボタンに統合された指紋センサーは、触れた瞬間にロックが解除されるほど高速かつ正確でした。
顔認証のみで、その精度も「使い物にならない」と評されることがあったYoga Tab 11とは、利便性と安心感が全く違います。専用のセキュリティプロセッシングユニット(SPU)も搭載されており、生体認証データが安全に保護されている点も、プレミアムタブレットとしての信頼性を高めています。
<Lenovo Yoga Tab PlusのOS・機能 仕様>
- OS: Android™ 14
- アップデート保証: OSメジャーアップデート2回、セキュリティパッチ4年間(予定)
- 連携機能: Smart Connect(ファイル共有、クロスコントロール、画面拡張/ミラーリング、アプリストリーミング)
- 映像出力: USB 3.2 Type-CによるDisplayPort出力に対応
- 生体認証: 指紋認証(電源ボタン一体型)、顔認証
- セキュリティ: 専用SPU搭載
まとめ:OSと機能
- OSとサポート: 最新のAndroid 14と長期的なアップデート保証により、Yoga Tab 11にはない安心感と将来性を提供。
- 連携機能: Yoga Tab 11にはない「Smart Connect」は、PCやスマホとのシームレスな連携を実現する強力な機能。
- 拡張性: 外部モニター出力への対応により、エンタメからビジネスまで活用シーンが大幅に拡大。これもYoga Tab 11にはない大きな強み。
- セキュリティ: 高速・高精度な指紋センサーの搭載で、Yoga Tab 11の信頼性に欠ける顔認証から劇的に利便性と安全性が向上。
- 総括: ソフトウェアと各種機能の充実度は、本機が単なるYoga Tab 11の後継機ではなく、生産性を重視するユーザーに応える全く新しいプレミアムデバイスであることを明確に示している。
Lenovo Yoga Tab PlusとLenovo YOGA Tab 11の違い
Lenovo Yoga Tab PlusとLenovo YOGA Tab 11は、同じ「Yoga Tab」シリーズのタブレットですが、その中身は全くの別物です。発売時期が約3年半違う両機は、性能、機能、そしてターゲットとするユーザー層において、明確なコンセプトの違いがあります。ここでは、両モデルの主な仕様を比較し、その違いを解説します。
OSとサポート期間(アップデート保証)
- Lenovo YOGA Tab 11: Android 11 (OSアップデート保証の明記なし)
- Lenovo Yoga Tab Plus: Android 14 (2回のOSアップデートと4年間のセキュリティパッチを保証)
- 違い:最も重要な違いの一つです。Yoga Tab Plusは長期的なソフトウェアサポートが約束されており、セキュリティ面でも安心して長く利用できます。
プロセッサー
- Lenovo YOGA Tab 11: MediaTek Helio G90T (ミドルレンジ)
- Lenovo Yoga Tab Plus: Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3 (ハイエンド)
- 違い:性能には圧倒的な差があります。Yoga Tab Plusは、高負荷なクリエイティブ作業や最新のAI機能も快適にこなせる、フラッグシップ級の処理能力を持ちます。
ディスプレイ
- Lenovo YOGA Tab 11: 11インチ / 2K解像度 (2000×1200) / 60Hz
- Lenovo Yoga Tab Plus: 12.7インチ / 3K解像度 (2944×1840) / 144Hz
- 違い:Yoga Tab Plusのディスプレイは、より大きく、より高精細なだけでなく、144Hzのリフレッシュレートにより非常に滑らかな表示が可能です。
メモリとストレージ
- Lenovo YOGA Tab 11: 4GB/8GB RAM, 128GB/256GB ストレージ (microSDカード対応)
- Lenovo Yoga Tab Plus: 16GB RAM, 256GB ストレージ (microSDカード非対応)
- 違い:Yoga Tab Plusはメモリ、ストレージともに高速・大容量ですが、Yoga Tab 11と違ってmicroSDカードによるストレージ増設はできません。
オーディオ
- Lenovo YOGA Tab 11: JBL製スピーカー ×4
- Lenovo Yoga Tab Plus: Harman Kardon製スピーカー ×6
- 違い:スピーカーの数が多く、ウーファーも搭載するYoga Tab Plusの方が、よりパワフルで臨場感のあるサウンド体験を提供します。
ペンと生体認証
- Lenovo YOGA Tab 11: ペンは別売り / 顔認証のみ
- Lenovo Yoga Tab Plus: 高性能ペンが標準付属 / 指紋認証 + 顔認証
- 違い:Yoga Tab Plusは、高性能なペンが最初から付属し、利便性と安全性の高い指紋認証にも対応しているため、より快適な利用が可能です。
通信とインターフェース
- Lenovo YOGA Tab 11: Wi-Fi 5 / Bluetooth 5.0 / USB 2.0
- Lenovo Yoga Tab Plus: Wi-Fi 7 / Bluetooth 5.4 / USB 3.2 (映像出力対応)
- 違い:Yoga Tab Plusは次世代の通信規格に対応し、USBポートから外部モニターへ映像を出力できるなど、拡張性が大幅に向上しています。
サイズ・重量・カラー
- Lenovo YOGA Tab 11: 約256.8x169x(7.9-23)mm / 約650g / ストームグレー
- Lenovo Yoga Tab Plus: 約291.0×188.3×6.7mm / 約640g / タイダルティール
- 違い:Yoga Tab Plusは画面が大きい分、フットプリントも大きいですが、特徴的なシリンダー部がないため、非常にスリムです。カラーもコンセプトに合わせて大きく異なります。
デザインと耐久性
- Lenovo YOGA Tab 11: ファブリック素材と金属を組み合わせたデザイン、U字キックスタンド搭載
- Lenovo Yoga Tab Plus: オールメタルボディ、キックスタンドなし
- 違い:Yoga Tab Plusは高級感のあるオールメタルボディで堅牢な印象ですが、Yoga Tab 11の象徴であった、様々なスタイルで利用できる便利なキックスタンドは搭載していません。
まとめ
Lenovo YOGA Tab 11は、動画視聴などを主目的とした、コストパフォーマンスに優れるミドルレンジのエンターテインメントタブレットです。一方、Lenovo Yoga Tab Plusは、性能、ディスプレイ、オーディオ、機能の全てにおいて大幅な進化を遂げた、AI搭載のプレミアムモデルです。長期的なOSサポートと高い生産性を求めるユーザーや、最高のエンタメ体験を望むユーザーにとっては、価格差以上の価値を提供します。どちらを選ぶかは、タブレットに求める性能と予算、そしてキックスタンドの有無が大きな判断基準となるでしょう。
Lenovo Yoga Tab Plusのメリット・デメリット
Lenovo Yoga Tab Plusは、卓越した性能と機能を備えたプレミアムタブレットですが、その個性的な設計思想は、他の最新タブレットと比較することで、明確な長所と短所(メリット・デメリット)を浮き彫りにします。ここでは、ライバル機との比較を通じて、本機がどのようなユーザーにとって最高の選択肢となるのかを詳しく解説していきます。
【メリット】
メリット1:ライバルに引けを取らない最高峰の処理性能
本機が搭載するSnapdragon 8 Gen 3は、タブレット市場全体で見ても最高峰のプロセッサーです。これにより、同じくハイエンドSoCを搭載するiPad Air (M3)やnubia Pad Proと肩を並べる、非常に高い処理能力を誇ります。Galaxy Tab S10 FEやXiaomi Pad 7といったミドルハイレンジの機種と比較すると、特に高負荷なクリエイティブ作業やマルチタスクにおいて、その性能差は歴然です。
メリット2:タブレット随一のパワフルな6スピーカー
オーディオ性能は本機の最大の魅力の一つです。4つのウーファーと2つのツイーターからなる合計6基のスピーカーシステムは、iPad Air (M3)やOPPO Pad 3などが搭載するクアッド(4基)スピーカーを上回ります。実際に映画を鑑賞した際の、腹に響くような重低音と「音圧」とも言える迫力は、他のどのタブレットでも味わえない特別な体験でした。
メリット3:標準付属する高性能ペンと独自の書き味
高性能な「Lenovo Tab Pen Pro」が標準で付属する点は、大きなアドバンテージです。iPad Air (M3)やXiaomi Pad 7では高性能なペンは高価な別売りオプションです。また、Galaxy Tab S10 FEにもSペンが付属しますが、本機のペンが持つ、音と振動で紙の質感を再現する「手書きフィードバック」機能は、唯一無二の優れた筆記体験を提供します。
メリット4:次世代規格に対応した高い接続性と拡張性
最新のWi-Fi 7規格にいち早く対応しているため、将来的に通信環境が進化しても長く最前線で活躍できます。また、USB 3.2 Type-Cポートが映像出力(DisplayPort)に対応している点も非常に強力です。これにより、Galaxy Tab S10 FEでは不可能な、ケーブル1本での外部モニター接続が可能です。
【デメリット】
デメリット1:microSDカード非対応によるストレージの制限
本機はmicroSDカードスロットを搭載しておらず、内蔵の256GBストレージを使い切ると、外部にデータを移すしかありません。これは、最大2TBのmicroSDカードに対応し、大容量のデータを安価に保存できるGalaxy Tab S10 FEと比較した際に、明確な弱点となります。旧モデルのLenovo YOGA Tab 11が対応していただけに、この変更は残念なポイントです。
デメリット2:GPS・セルラー非対応という割り切り
本機はGPSを搭載しておらず、SIMカードを挿入して単体でモバイル通信を行うこともできません。カーナビとして使ったり、外出先で頻繁に地図を確認したりといった用途には不向きです。GPSを搭載し、Cellularモデルも選択できるiPad Air (M3)やGalaxy Tab S10 FEと比べると、その活動範囲はWi-Fi環境下に限定されます。
デメリット3:防水防塵性能の欠如
Galaxy Tab S10 FEが本体とSペンの両方でIP68等級という高い防水防塵性能を備えているのに対し、本機にはそうした公式な耐久性指標がありません。そのため、キッチンなどの水回りや、屋外での急な天候の変化には注意が必要です。プレミアムモデルとしては、少し物足りない部分と言えるでしょう。
デメリット4:ワイヤレス充電に非対応
近年のハイエンドスマートフォンでは一般的になりつつあるワイヤレス充電ですが、本機は対応していません。ただし、これはiPad Air (M3)やGalaxy Tab S10 FEなど、本機と同様のサイズのタブレットでは標準的な仕様でもあります。充電は付属の45W急速充電アダプターで行う必要があります。
Lenovo Yoga Tab Plus」のスペック(仕様)一覧
- 型番: 製品番号: ZAEG0149JP
- ディスプレイ: 12.7インチ、解像度2944 x 1840 ドット
※3K LTPS液晶/輝度650 nit (標準)、900 nit (最大)/100% DCI-P3/マルチタッチ/反射防止処理/Dolby Vision - リフレッシュレート: 144Hz
- Widevine: L1 対応
- プロセッサ: Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3
※4nm/8コア/最大3.3GHz - GPU: Qualcomm Adreno 750
- NPU: Qualcomm Hexagon (20 TOPS)
- RAM(メモリ): 16GB LPDDR5X (オンボード)
- ストレージ: 256 GB UFS 4.0
- 外部ストレージ: 非対応、microSDカードスロットなし
- バッテリー: 10200 mAh リチウムイオンポリマー
- 充電: 45W急速充電
- 背面カメラ: 1300万画素 (AF) + 200万画素 (マクロ)
- 前面カメラ: 1300万画素
- ワイヤレス通信: Wi-Fi 7対応 & Bluetooth 5.4
- 衛星測位: 非対応
- インターフェース: USB 3.2 Type-C ポート(DP-Out 対応)、スマートコネクタ(キーボード接続用)
- スピーカー: Harman Kardonの6つのスピーカー
- オーディオ: ドルビー・アトモス
- マイク: 2つのマイク
- スタイラスペン: Lenovo Tab Pen Pro(付属)
- キーボード: 専用のキーボードパック(オプション)
- Officeアプリ: WPS Office(プリインストール)
- 生体認証: 指紋認証(電源ボタン一体型)、顔認証
- 筐体: オールメタルボディ
- OS: Android 14(2回のメジャー OS アップグレードと4 年間のセキュリティ パッチを予定)
- サイズ: 約 291.0 x 188.3 x 6.7 mm
- 重量: 約 640g
- カラー: タイダルティール
- 付属品: マニュアル類、AC アダプター(45W)、USB Type-Cケーブル、Lenovo Tab Pen Pro、ペンの替え芯
Lenovo Yoga Tab Plusの評価
8つの基準で「Lenovo Yoga Tab Plus」を5段階で評価してみました。
【項目別評価】
画面の見やすさ:★★★★★
12.7インチの3K解像度ディスプレイは、144Hzのリフレッシュレートと相まって、息をのむほど美しく滑らかです。映像鑑賞からイラスト制作まで、あらゆる場面で最高の視覚体験を提供します。
スペック:★★★★★
Snapdragon 8 Gen 3と16GBメモリを搭載し、あらゆる操作が非常に快適です。高負荷なクリエイティブアプリもストレスなく動作し、まさにフラッグシップ級の性能を誇ります。
デザイン:★★★★★
「タイダルティール」カラーの継ぎ目のないオールメタルボディは、高級感にあふれ、所有する喜びを感じさせます。シンプルで洗練されたデザインは、まさに一級品です。
耐久性: ★★★☆☆
金属製のボディは堅牢な印象を与えますが、防水防塵性能を示すIP等級などの公式な耐久性指標がないため、取り扱いには注意が必要です。
通信:★★★☆☆
最新規格のWi-Fi 7に対応している点は将来性が高いですが、GPSやセルラー通信に非対応なため、その用途はWi-Fi環境下に限定されます。
機能:★★★★★
PCやスマホと連携する「Smart Connect」や、外部モニターへの映像出力は非常に強力で、生産性を大きく向上させます。オンデバイスAIなど、先進的な機能も魅力です。
使いやすさ:★★★★☆
高速な指紋認証や、紙のような書き味を再現した付属ペンは素晴らしいです。しかし、本体が重く、キックスタンドがないため、利用シーンがやや限定されます。
価格:★★★★☆
ハイエンドな性能、高品質なディスプレイ、そして高性能ペンが標準で付属することを考えれば、コストパフォーマンスは非常に高いと言えます。
【総評:★★★★☆】
エンターテインメントと創造性のための最高峰デバイス
Lenovo Yoga Tab Plusは、エンターテインメント鑑賞とクリエイティブな作業のために生まれた、まさに「プレミアムAIタブレット」です。圧巻の美しさを誇る3K・144Hzディスプレイと、タブレットの常識を超える6スピーカーシステムがもたらす没入感は、他の製品では味わえない特別な体験を提供してくれます。
加えて、Snapdragon 8 Gen 3がもたらす圧倒的なパフォーマンスは、動画視聴だけでなく、高負荷なイラスト制作や写真編集といった専門的な作業も快適にこなします。特に、紙のような書き味を再現した「Lenovo Tab Pen Pro」が標準で付属する点は、クリエイターにとって大きな魅力です。PCとの連携機能「Smart Connect」や外部モニター出力も、本機を単なるタブレット以上の生産性ツールへと昇華させています。
創造性を支えるペンとキーボード
本機の価値をさらに高めているのが、標準で付属する「Lenovo Tab Pen Pro」です。音と振動で紙の質感を再現する「手書きフィードバック」機能はまさに革新的で、これだけで本機を選ぶ価値があるほどです。また、オプションの専用キーボードは日本語配列に対応し、安定した物理接続でタブレットをノートPCのように変貌させます。これらの優れたアクセサリーが、単なるコンテンツ消費に留まらない、本格的な創造活動を力強くサポートします。
割り切りが必要な携帯性と拡張性
一方で、本機を選択するにはいくつかの「割り切り」が必要です。最大の点は、Yoga Tabシリーズの象徴であったキックスタンドがなく、GPSやセルラー通信機能も搭載していないため、その主戦場は自宅やオフィスといったWi-Fi環境下に限定されることです。また、約640gという重量は、決して気軽に持ち運べる重さではありません。
さらに、microSDカードスロットが廃止されたため、ストレージ管理には注意が必要です。これらの点は、携帯性や拡張性を重視するユーザーにとっては、購入をためらう要因となる可能性があります。
どんな人におすすめか
Lenovo Yoga Tab Plusは、最高のインドア体験を求めるユーザーにとって、現在考えられる限り最高峰の選択肢の一つです。その圧倒的なディスプレイとオーディオ性能は、あらゆるコンテンツを格別なものに変えてくれるでしょう。携帯性よりも、自宅やオフィスでじっくりとエンターテインメントや創造的な作業に没頭したい。そんな明確な目的を持つユーザーにとって、本機は価格以上の価値をもたらす、最高のパートナーとなるはずです。
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「Lenovo Yoga Tab Plus」の価格・購入先
※価格は2025/09/10に調査したものです。価格は変動します。
Lenovo Yoga Tab Plusはレノボ公式サイトや楽天市場などのECサイトで購入できます。
レノボ公式サイト
89,980円(税込・送料無料)で販売されています。
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※支払い方法はクレジットカード、銀行振り込み、Amazon Payです。
ECサイト
- Amazonで89,980円(税込)、
- 楽天市場で94,800円(送料無料)、
- ヤフーショッピングで94,800円、
で販売されています。
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「Lenovo Yoga Tab Plus」に似た性能をもつタブレットも販売されています。価格の比較もできるので、ぜひ参考にしてみてください。
nubia Pad Pro
nubiaから発売された10.9インチのタブレットです(2025年9月 発売)。
MyOS 15.0 (Android 15)、Qualcomm Snapdragon® 8 Gen 3、8GB/12GB/16GB LPDDR5X メモリ、10.9インチ TFT液晶 (2880×1800, 144Hz)、256GB/512GB UFS 4.0 ストレージ、10,100 mAhバッテリー、背面13MPカメラ、前面20MPカメラ、3マイクアレイ (AI音声最適化、ノイズ低減機能)を搭載しています。
また、DisplayPort映像出力、ゲーム機能(Nebulaパフォーマンス制御エンジン、フローティングウィンドウ、パフォーマンス設定、仮想ジョイスティック)、6層冷却システム、AI音声最適化、充電分離(バイパス充電)機能に対応。
66W高速充電、クアッドスピーカー、DTS:X® Ultra サウンド、無線映像出力「SmartCast」(Windows PCのみ対応)、指紋認証、顔認証、USB Type-C (USB 3.2、OTG)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.4にも対応しています。
価格は、nubia ストアで69,800円(税込)、AliExpressで85,936円、です。
関連記事:nubia Pad Pro徹底レビュー!Astraと何が違う?性能・機能を比較
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Galaxy Tab S10 FE / S10 FE+
Samsungから発売されたタブレットです(2025年4月18日 発売)。
約10.9インチ(FE)、約13.1インチのLCDディスプレイ(FE+)、Exynos 1580 オクタコアプロセッサ、8GBメモリ、128GBストレージ、8000mAh(FE)または10090mAh(FE+)バッテリー、背面約1300万画素広角カメラ、前面約1200万画素超広角カメラ、Android 15(2032年4月末までの長期サポート)を搭載しています。
また、Galaxy AI機能(「かこって検索」や「AI消しゴム」など)、付属のSペンでの操作(Bluetooth非対応)、リフレッシュレート最大90Hz、最大45Wの急速充電(USB PD)、最大2TBまでのmicroSDカードによるストレージ拡張、IP68等級の防水防塵(本体・Sペン)に対応しています。
さらに、デュアルスピーカー、電源ボタン一体型指紋認証、Book Cover Keyboard(AIキー搭載モデルあり・別売)、USB 2.0 Type-C (OTG)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.3に対応しています。
価格は、Amazonで75,438円(税込・FEモデル)、楽天市場で83,410円(送料無料)、ヤフーショッピングで84,990円、AliExpressで62,048円、米国 Amazon.comで$429.99、です。
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OPPO Pad 3 Matte Display Edition
OPPOから発売された約11.6インチのタブレットです(2025年6月26日 発売)。
MediaTek Dimensity 8350、8GB LPDDR5X メモリ、約11.6インチ LCD (LTPS)、256GB UFS 4.0 ストレージ、9520 mAhバッテリー、背面約800万画素カメラ、前面約800万画素カメラを搭載しています。
また、「AI機能 (ドキュメント要約・翻訳、写真編集など)」、O+ Connect、マルチウィンドウビュー、67W SUPERVOOC™フラッシュチャージ対応、クアッドスピーカー、Holo Audio、OPPO Pencil 2 (別売り)、OPPO Pad 3 Smart Keyboard (別売り)、USB Type-C、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.4に対応しています。
価格は、Amazonで67,830円、楽天市場で79,800円(送料無料)、です。
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Xiaomi Pad 7
Xiaomiから発売された11.2インチのタブレットです(2025年3月13日 発売)。
Xiaomi HyperOS 2(Android 15ベース)、Snapdragon 7+ Gen 3 Mobile Platform、8GB LPDDR5X メモリ、3.2Kの11.2インチ 液晶(3200×2136)、128GB/256GB UFS 3.1/4.0ストレージ、8850 mAhバッテリー、背面1300万画素カメラ、前面800万画素カメラを搭載しています。
また、Xiaomi HyperAI(AI音声/アート/電卓/文章生成)、Google Gemini連携、Xiaomi HyperConnect、ワークステーションモード、最大144Hz 可変リフレッシュレート、45W ターボチャージ、クアッドスピーカー(200%音量アップ)、Dolby Atmosサウンド、Miracast対応映像出力、
Xiaomi フォーカスペン対応 (低遅延, 8192段階筆圧感知, 別売)、Xiaomi Pad 7/7 Pro フォーカスキーボード対応 (フローティング, ヒンジ, 無段階調整, バックライト, タッチパッド, 別売)、USB Type-C 3.2 Gen 1、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.4、に対応しています。
価格は、Amazonで49,980円(税込)、楽天市場で49,980円(送料無料)、ヤフーショッピングで54,980円、AliExpressで48,699円、米国 Amazon.comで$387.00、です。
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Galaxy Tab S10 Lite
Samsungから発売された10.9インチのタブレットです(2025年9月19日 発売)。
Android 15(One UI)、Exynos 1380、6GB メモリ、TFT液晶、128GBストレージ、8,000mAhバッテリー、背面8MPカメラ、前面5MPカメラ、microSDカードスロットを搭載しています。
また、Sペン対応(付属品)、AI機能(Galaxy AIキー、AI消しゴム、かこって検索、数式ソルバー、Bixby、Google Gemini)、最大2TBまでのストレージ拡張、25W 急速充電、デュアルスピーカー(Dolby Atmos対応)に対応。
キーボード(別売・Book Cover Keyboard、Book Cover Keyboard Slim)、リフレッシュレート 最大90Hz、「RAM Plus」機能、DeXモード、フルHDの動画撮影(1920 x 1080 px、@30fps)、USB Type-C (USB 2.0)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.3、GPSにも対応しています。
価格は、楽天市場で49,830円(送料無料)、ヤフーショッピングで55,470円、米国 Amazon.comで$419.99、です。
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Blackview MEGA 8
Blackviewから発売される13インチのタブレットです(2025年5月1日 発売予定)。
DokeOS_P 4.1 (Android 15 ベース)、Unisoc Tiger T620 プロセッサ、12GB RAM (+最大24GBまでのメモリ拡張)、FHD+ IPS液晶 (リフレッシュレート90Hz)、512GBまたは256GBストレージ (UFS)、11000mAhバッテリー、背面50MP+2MPカメラ、前面13MPカメラを搭載しています。
また、Doke AI(AI音声起動、AIグローバルスマートコントロールなど多数)、PCモード、画面分割、
最大2TBまでのストレージ拡張、18W 急速充電、クアッドBOX Smart-K ステレオスピーカー、スタイラスペン(付属)、ワイヤレスキーボード(別売)、顔認証、目の保護モード、USB Type-C (OTG)、Wi-Fi (5G WIFI対応)、Bluetooth 5.0、4G LTE通信に対応しています。
価格は、Amazonで33,155円(税込)、ヤフーショッピングで38,800円、AliExpressで27,623円、米国 Amazon.comで$249.99、です。
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Lenovo Idea Tab Pro
Lenovoから発売された12.7インチのタブレットです(2025年1月 日本発売)。
Android 14(2回のOSメジャーアップグレード)、MediaTek Dimensity 8300、8GB LPDDR5X メモリ、2944 x 1840 ドットのディスプレイ、256 GB UFS 4.0ストレージ、10200 mAhバッテリー、microSDメディアカードリーダー、背面13MPのメインカメラ、前面8MPのフロントカメラを搭載しています。
また、DP映像出力、4つのJBLスピーカー、Dolby Atmos、Lenovo Tab Pen Plus(付属)、Google GeminiのAI機能(かこって検索、翻訳)、「Easy Jot」、読み上げモード、Lenovo TurboSystem、Lenovo Smart Connect、キーボードパック(別売)、フォリオケース(別売)、USB 3.2 Type-Cポート(DP映像出力に対応)、Wi-Fi 6 、Bluetooth 5.3に対応しています。
価格は、Amazonで54,780円(税込)、楽天市場で57,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで57,800円(送料無料)、AliExpressで43,439円、米国 Amazon.comで$321.99、です。
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他のレノボ タブレットと比較
他にもレノボのタブレットが販売されています。2025、2024モデルもあるので、ぜひ比較してみてください。
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