【2025】レノボ デスクトップPCおすすめ!タワー・小型・一体型を徹底比較

レノボ デスクトップPC 2025
「新しいデスクトップPCが欲しいのに、どこも売り切れで手に入らない……」 最近、そんな悲鳴にも似た声をよく耳にするようになりました。

実は今、Windows 10のサポート終了に伴う駆け込み需要に加え、メモリなどの部品価格の高騰、さらには一部の主要メーカーが市場から事実上撤退したことによる「深刻な部品供給不足」が市場全体で起きているのです。

しかし、諦めるのはまだ早いです。世界シェアNo.1を誇る「レノボ」なら、その圧倒的な企業規模で「部品の先行確保」を行っているため、他社が止まっている状況でも豊富なラインナップから選ぶことが可能です。さらに、国内倉庫から「最短当日出荷」される「即納モデル」も充実しており、急な買い替えでも待たされることなく、サクッとスムーズに乗り換えられます。

ただし、安心は禁物です。年明けにはパーツ価格の高騰を反映した「一斉値上げ」も予測されています。価格が上がってしまう前の今が、まさにラストチャンス。この記事で、在庫があるうちにあなたにぴったりの一台を見つけておきましょう。

この記事でわかること

  1. シリーズ別の紹介: ThinkCentre, IdeaCentre 違い, ゲーミング (レギオン, pc loq), 一体型 デスクトップ, タワー/スリム型
  2. ラインナップ機種の紹介: おすすめ モデル, 型番, 最新 Core Ultra 搭載機, 超小型 Tiny, 液晶一体型 AIO
  3. ベンチマークの比較: CPU性能比較 (Cinebench R23), グラフィック性能 (Time Spy), ゲーム性能, RTX 5070
  4. 選び方: 用途別スペック, メモリ・ストレージ容量, グラフィックボード有無, 光学ドライブ, インターフェース
  5. 安く買う方法: 週末セール, Eクーポン, 楽天・Amazon, 公式リフレッシュPC, 中古

この記事を最後まで読むことで、自分にぴったりのレノボ デスクトップPCがどれなのか、はっきりと分かるはず。購入に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

【2025年版】レノボのデスクトップPC全シリーズ解説!

レノボのデスクトップPCは、ビジネスからゲーミング、家庭用までラインナップが非常に豊富です。「種類が多すぎてどれを選べばいいかわからない」という方のために、形状(フォームファクタ)とシリーズごとにその特徴を整理しました。

ご自身の用途や設置場所に合ったシリーズを見つけましょう。

1. 【タワー / スリム型】拡張性と性能重視の王道スタイル

レノボ デスクトップPC 2025 タワー型

机の上や足元に設置する一般的なデスクトップPCです。拡張性が高く、後からパーツを増設したり、メンテナンスしやすいのが特徴です。

ThinkCentre(シンクセンター)

  • 特徴: ビジネス・法人向けのスタンダードモデル。
  • ポイント: 信頼性と耐久性に優れ、長時間の稼働を想定して設計されています。セキュリティ機能(ThinkShield)が充実しており、オフィスでの事務処理から高度なデータ分析まで幅広く対応します。「Neo」シリーズなどの新しいラインナップは、モダンなデザインでSOHOにも人気です。

IdeaCentre(アイデアセンター)

  • 特徴: 家庭・個人向けのオールラウンダー。
  • ポイント: リビングや書斎に馴染む、シルバーやグレーを基調としたスタイリッシュなデザインが魅力です。動画視聴、ネットサーフィン、年賀状作成などの家庭用途に十分なスペックを持ちながら、コストパフォーマンスに優れています。

Legion(レギオン) / LOQ(ロック)

  • 特徴: ゲーミングPCシリーズ。
  • Legion: ハイエンド~ミドルレンジ向け。強力な冷却システム、ライティング機能、最高峰のグラフィックス性能を備え、本格的なゲーマーやクリエイターに最適です。
  • LOQ: エントリー向け。LegionのDNAを受け継ぎつつ、機能を厳選して価格を抑えたモデル。初めてゲーミングPCを買う方や、学生におすすめです。

2. 【小型】置き場所を選ばないコンパクト設計

レノボ デスクトップPC 2025 ミニPC

「デスクトップPCは欲しいけれど、場所を取りたくない」という方に最適なのがこのカテゴリです。

ThinkCentre Tiny(タイニー)

  • 特徴: 業界標準とも言える「1リットルサイズ」の超小型PC。
  • ポイント: お弁当箱ほどのサイズで、デスクの上に置いても邪魔になりません。専用のマウントを使えばモニターの背面に設置することも可能。小さいながらも堅牢性が高く、ビジネス現場で絶大な人気を誇ります。

IdeaCentre Mini(ミニ)

  • 特徴: デザイン性を高めた家庭用ミニPC。
  • ポイント: ThinkCentre Tinyと同様にコンパクトですが、こちらは電源ユニットを本体に内蔵しているモデルが多く、邪魔なACアダプター(大きな電源ブロック)が不要で配線がスッキリするのが最大のメリットです。Thunderbolt 4など最新の端子を備え、メインマシンとしても十分に使える性能を持っています。

3. 【液晶一体型】配線スッキリ、すぐに使える

レノボ デスクトップPC 2025 液晶一体型

PC本体とモニターが一体化した「AIO(All-In-One)」タイプです。

AIO シリーズ(ThinkCentre AIO / IdeaCentre AIO)

  • 特徴: ケーブル1本で設置完了。インテリアを損なわないシンプルさ。
  • ポイント
  • IdeaCentre AIO: 高音質なスピーカーや広視野角の液晶を搭載し、動画鑑賞などのエンタメ用途に最適です。HDMI入力端子を持つモデルなら、ゲーム機やノートPCの外部モニターとしても使えます。
  • ThinkCentre AIO: 高品質なWebカメラやAIノイズキャンセリング機能を備え、オンライン会議の多いビジネスパーソンに適しています。
  • メリット: 配線が電源ケーブルのみで済むため、デスク周りが驚くほど綺麗に片付きます。Wi-FiやBluetoothも標準装備で、購入してすぐに使い始められる手軽さが魅力です。

レノボのデスクトップPC ラインナップ 一覧

ここではおすすめの2025 レノボのデスクトップPC ラインナップ機種を紹介します。

[タワー型・ThinkCentre・ビジネス用]

ThinkCentre neo 50t Tower Gen 6:AI機能でビジネスを加速する高性能タワー

レノボ デスクトップPC 2025 ThinkCentre neo 50t Tower Gen 6

ThinkCentre neo 50t Tower Gen 6」は、最新のインテル® Core™ Ultraプロセッサーを搭載したビジネス向けデスクトップです。高度なAI機能によりデータ分析や開発業務を効率化し、スマートな意思決定を支援します。静音性と冷却性能に優れた設計で、集中できる作業環境を提供。堅牢なセキュリティ機能「ThinkShield」も備え、安全かつ快適に業務を行える、拡張性に優れた一台です。

レノボ公式サイトで「ThinkCentre neo 50t Tower Gen 6」をチェックする

おすすめポイント

  • 最新のCore™ UltraプロセッサーとAI機能により、マルチタスクやデータ処理を高速化。
  • 冷却技術「ICE」と静音認証取得により、高負荷時でも静かで安定したパフォーマンスを維持。
  • PCとスマホを連携するSmart Connectや豊富なポート類を備え、快適な接続環境を実現。

スペック

  • CPU: インテル® Core™ Ultra 5 プロセッサー 225
  • GPU: 内蔵グラフィックス
  • メモリ: 8 GB DDR5-5600MT/s (UDIMM)
  • ストレージ: 256 GB SSD M.2 2280 PCIe-NVMe Gen4 TLC OPAL対応
  • 光学ドライブ: なし(カスタマイズで選択可能)
  • 主なインターフェース: USB Type-C x1、USB Type-A x8、HDMI、DisplayPort、VGA、RJ-45
  • サイズ/重量: 約 145 x 292.2 x 365mm / 約 5.6kg〜(構成による)
  • 電源容量: 200W (90%)
  • OS: Windows 11 Home 64bit
  • 価格帯: 107,030円(販売価格)

Amazonで「ThinkCentre neo 50t Tower Gen 6」をチェックする

楽天市場で「ThinkCentre neo 50t Tower Gen 6」をチェックする

Lenovo IdeaCentre Tower 17IAS10 – 最新AI性能を宿したスタイリッシュタワー

レノボ デスクトップPC 2025 Lenovo IdeaCentre Tower 17IAS10

Lenovo IdeaCentre Tower 17IAS10」は、AI処理に優れた最新のインテル® Core™ Ultraプロセッサーを搭載した高性能デスクトップPCです。クラウドグレーの洗練された筐体はどんな空間にも調和し、実用性とデザイン性を両立。最新規格のWi-Fi 7に対応し、高速通信環境を実現します。豊富なポート類と高い拡張性を備え、負荷の高い作業から日常使いまで快適にサポートする一台です。

レノボ公式サイトで「IdeaCentre Tower 17IAS10」をチェックする

おすすめポイント

  • 最新のCore™ Ultraプロセッサーにより、AI活用やマルチタスクが高速・快適。
  • 次世代通信規格Wi-Fi 7に対応し、大容量データのやり取りも遅延なくスムーズ。
  • 前面に主要ポートを集約し、使い勝手と美しさを兼ね備えたモダンなデザイン。

スペック>(IdeaCentre Tower 17IAS10)

  • CPU: インテル® Core™ Ultra 5 プロセッサー 225
  • GPU: CPU内蔵 (インテル® グラフィックス)
  • メモリ: 16 GB DDR5-5600MT/s (UDIMM)
  • ストレージ: 512 GB SSD M.2 2280 PCIe-NVMe Gen4 QLC
  • 光学ドライブ: なし
  • 主なインターフェース: USB Type-C、USB Type-A、HDMI、VGA、イーサネット(RJ-45)
  • サイズ/重量: 約 170 x 279 x 376mm / 約 8.0kg
  • 電源容量: 500W
  • OS: Windows 11 Home 64bit
  • 価格帯: 99,880円(販売価格)

Amazonで「IdeaCentre Tower 17IAS10」をチェックする

楽天市場で「IdeaCentre Tower 17IAS10」をチェックする

[スリム型・ビジネス用]

Lenovo IdeaCentre Tower 08IRH9 – インテリアに馴染む高性能スリムタワー

レノボ デスクトップPC 2025 Lenovo IdeaCentre Tower 08IRH9

Lenovo IdeaCentre Tower 08IRH9」は、洗練されたクラウドグレーのデザインが魅力の家庭用デスクトップPCです。高性能な第13世代インテル® Core™ i5プロセッサーと高速DDR5メモリを搭載し、日常のタスクから動画視聴などのエンターテインメントまで快適に処理します。スリムな筐体は置き場所を選ばず、Wi-Fi 6対応でワイヤレス環境も快適。デザイン性とコストパフォーマンスを両立した、満足度の高い一台です。

レノボ公式サイトで「IdeaCentre Tower 08IRH9」をチェックする

おすすめポイント

  • 第13世代Core i5と高速メモリ搭載で、作業もエンタメもサクサク快適。
  • インテリアに調和するクラウドグレーのスリムな筐体で、デスク周りもすっきり。
  • 豊富なUSBポートとWi-Fi 6対応で、周辺機器との接続もスムーズかつ高速。

スペック>(IdeaCentre Tower 08IRH9)

  • CPU: インテル® Core™ i5-13420H プロセッサー
  • GPU: CPU内蔵 (インテル® UHD グラフィックス)
  • メモリ: 8 GB DDR5-5600MT/s (SODIMM)
  • ストレージ: 512 GB SSD M.2 2280 PCIe-NVMe Gen4 TLC
  • 光学ドライブ: なし
  • 主なインターフェース: USB Type-C x1, USB Type-A x6, HDMI, VGA, LAN(RJ-45)
  • サイズ/重量: 約 89 x 291.4 x 339.5mm / 約 3.59kg
  • 電源容量: 260W
  • OS: Windows 11 Home 64bit
  • 価格帯: 72,820円(販売価格)

Amazonで「IdeaCentre Tower 08IRH9」をチェックする

楽天市場で「IdeaCentre Tower 08IRH9」をチェックする

Lenovo IdeaCentre Tower 08AKP10 – AI機能とOfficeを搭載した未来基準のスリムタワー

レノボ デスクトップPC 2025 Lenovo IdeaCentre Tower 08AKP10

Lenovo IdeaCentre Tower 08AKP10」は、AMD Ryzen™ AIプロセッサーを搭載した次世代のデスクトップPCです。高度なAI機能「Copilot+」により、日常の作業をアシストし、プライバシー保護やマルチタスクを強化します。クラウドグレーのスタイリッシュなスリム筐体は、どんな空間にも美しく調和。最新のWi-Fi 6や豊富なポート類を備え、周辺機器との接続もスムーズです。Microsoft Officeも付属し、ビジネスから学習まで即戦力として活躍します。

レノボ公式サイトで「IdeaCentre Tower 08AKP10」をチェックする

おすすめポイント

  • AI機能に特化したAMD Ryzen™ AIプロセッサー搭載で、作業効率が劇的に向上。
  • Microsoft Office搭載済みで、レポート作成やデータ管理などすぐに業務利用が可能。
  • 幅約9cmのスリムなクラウドグレー筐体は、インテリアを邪魔せず省スペースで設置可能。

スペック>(IdeaCentre Tower 08AKP10)

  • CPU: AMD Ryzen™ AI 5 330 プロセッサー
  • GPU: AMD Radeon™ 820M グラフィックス
  • メモリ: 16 GB DDR5-5600MT/s (SODIMM)
  • ストレージ: 512 GB SSD M.2 2280 PCIe-NVMe Gen4 QLC
  • 光学ドライブ: なし
  • 主なインターフェース: USB Type-C x1、USB Type-A x6、HDMI、DisplayPort、RJ-45
  • サイズ/重量: 約 89 x 291.4 x 339.6mm / 約 4.13kg
  • 電源容量: 260W
  • OS: Windows 11 Home 64bit
  • 価格帯: 112,860円(販売価格)

Amazonで「IdeaCentre Tower 08AKP10」をチェックする

楽天市場で「IdeaCentre Tower 08AKP10」をチェックする

[ゲーミング・Legion・LOQ]

Lenovo Legion Tower 5 30IAS10 – 次世代RTX 5070搭載、未来を制するゲーミングタワー

レノボ デスクトップPC 2025 Lenovo Legion Tower 5 30IAS10

Lenovo Legion Tower 5 30IAS10」は、最新のNVIDIA® GeForce RTX™ 5070とインテル® Core™ Ultra 7を搭載したハイパフォーマンスゲーミングPCです。圧倒的なグラフィックス処理能力と、独自の冷却システム「Coldfront」により、高負荷な最新タイトルも静かつ安定して動作します。ツールレスで内部アクセスが可能なメンテナンス性の高い筐体と、カスタマイズ可能なRGBライティングも魅力。将来的な拡張性も備えた、ゲーマーのための究極の一台です。

レノボ公式サイトで「Lenovo Legion Tower 5 30IAS10」をチェックする

おすすめポイント

  • 次世代GPU RTX 5070とCore Ultra 7を搭載し、圧倒的な没入感と速度を実現。
  • 最大150W対応の空冷システム「Coldfront」が、静音性を保ちながら強力に冷却。
  • ツール不要で開閉できるサイドパネルにより、パーツ交換や掃除などのメンテナンスが簡単。

スペック>(Lenovo Legion Tower 5 30IAS10)

  • CPU: インテル® Core™ Ultra 7 プロセッサー 265KF
  • GPU: NVIDIA® GeForce RTX™ 5070 12GB GDDR7
  • メモリ: 32 GB DDR5-5600MT/s (UDIMM)
  • ストレージ: 1 TB SSD M.2 2280 PCIe-NVMe Gen4 TLC
  • 光学ドライブ: なし
  • 主なインターフェース: USB Type-C x2、USB Type-A x7、HDMI、DisplayPort、RJ-45、オーディオポート
  • サイズ/重量: 約 211 x 490.4 x 414mm / 約 15kg
  • 電源容量: 850W
  • OS: Windows 11 Home 64bit
  • 価格帯: 333,740円(販売価格)

Amazonで「Lenovo Legion Tower 5 30IAS10」をチェックする

楽天市場で「Lenovo Legion Tower 5 30IAS10」をチェックする

Lenovo LOQ Tower 17IAX10 – デザインと性能を両立したエントリータワー

レノボ デスクトップPC 2025 Lenovo LOQ Tower 17IAX10

Lenovo LOQ Tower 17IAX10」は、最新のインテル® Core™ Ultra 7プロセッサーを搭載した、スタイリッシュなエントリーゲーミングタワーです。ルナグレーとレイヴンブラックのモダンなツートンカラーは、どんな部屋にも馴染む洗練されたデザイン。将来的な拡張性を備え、ゲームやクリエイティブ作業の第一歩に最適です。Wi-Fi 6対応で快適な通信環境も実現します。

レノボ公式サイトで「Lenovo LOQ Tower 17IAX10」をチェックする

おすすめポイント

  • 第14世代インテル® Core™ Ultra 7搭載で、マルチタスクも快適な高い処理性能。
  • ルナグレーのアクセントが効いた、通気性と静音性に優れたモダンなデザインの筐体。
  • Wi-Fi 6対応や豊富なUSBポートを備え、周辺機器との接続もスムーズかつ高速。

スペック>(Lenovo LOQ Tower 17IAX10)

  • CPU: インテル® Core™ Ultra 7 255HX プロセッサー
  • GPU: 内蔵グラフィックス
  • メモリ: 8 GB DDR5-5600MT/s (SODIMM)
  • ストレージ: 512 GB SSD M.2 2280 PCIe-NVMe Gen4 TLC
  • 光学ドライブ: なし
  • 主なインターフェース: USB Type-C x1、USB Type-A x6、HDMI、RJ-45、オーディオポート
  • サイズ/重量: 約 170 x 279.7 x 376mm / 約 6.7kg
  • 電源容量: 構成による(310W〜500W)
  • OS: Windows 11 Home 64bit
  • 価格帯: 125,290円(販売価格)

Amazonで「Lenovo LOQ Tower 17IAX10」をチェックする

楽天市場で「Lenovo LOQ Tower 17IAX10」をチェックする

Lenovo Legion Tower 5 30AGB10 (AMD) – Ryzen 7000 × RTX 50シリーズ搭載、AI対応ゲーミングタワー

「Lenovo Legion Tower 5 30AGB10 (AMD)」は、高いマルチスレッド性能を誇るAMD Ryzen™ 7000シリーズと、最新のNVIDIA® GeForce RTX™ 50シリーズを組み合わせたゲーミングPCです。RTX 5060から5070 Tiまで幅広いグラフィックスカードを選択可能で、コストパフォーマンスと性能のバランスに優れています。最大180W対応の空冷システム「Legion Coldfront」とARGBファンにより、静音性を保ちながら強力に冷却。ツールレスで開閉可能なサイドパネルを備え、メンテナンスやアップグレードも容易な設計です。

Lenovo Legion Tower 5 30AGB10 (AMD)の詳細を公式サイトで確認する

おすすめポイント

  • AMD Ryzen 7000シリーズとRTX 50シリーズのコンビネーションで、AAAタイトルからeスポーツまで快適にプレイ可能。
  • 「Legion Coldfront」冷却システムと4つのARGBファンを搭載し、高負荷時でも安定した動作と美しいライティングを実現。
  • ツール不要で内部にアクセスできる筐体設計により、パーツ交換や掃除などのメンテナンスが簡単。

スペック>(Lenovo Legion Tower 5 30AGB10 (AMD))

  • CPU: AMD Ryzen™ 7 7700X / Ryzen™ 5 7600 プロセッサー
  • GPU: NVIDIA® GeForce RTX™ 5070 Ti / 5070 / 5060 Ti / 5060
  • メモリ: 16 GB / 32 GB DDR5-5600MT/s (UDIMM)
  • ストレージ: 512 GB / 1 TB SSD M.2 2280 PCIe-NVMe Gen4 TLC
  • 光学ドライブ: なし
  • 主なインターフェース: USB Type-C (Gen2/Gen1)、USB Type-A (Gen2/Gen1/2.0)、RJ-45、オーディオポート
  • サイズ/重量: 約 211 x 490.4 x 414mm / 約 15kg
  • 電源容量: 構成による
  • OS: Windows 11 Home 64bit
  • 価格帯: 266,365円〜(販売価格)

Amazonで「Lenovo Legion Tower 5」をチェックする

楽天市場で「Lenovo Legion Tower 5」をチェックする

Lenovo Legion T5 30IAX10 (Intel)

Lenovo Legion T5 30IAX10 (Intel) – インテル Core Ultra × RTX 50シリーズ搭載、進化し続けるゲーミングタワー

「Lenovo Legion T5 30IAX10 (Intel)」は、インテル® Core™ Ultra プロセッサー (HXシリーズ) と、最新のNVIDIA® GeForce RTX™ 50シリーズを搭載した高性能ゲーミングPCです。AIを活用したパフォーマンス最適化と、独自の冷却技術「Legion Coldfront」により、長時間のゲームプレイでもシステムを低温かつ静かに保ちます。内部が見える強化ガラス製のサイドパネルはツールレスで開閉でき、メンテナンスや将来的なアップグレードも容易。Wi-Fi 7にも対応し、次世代の通信環境で快適にゲームを楽しめます。

Lenovo Legion T5 30IAX10 (Intel)の詳細を公式サイトで確認する

おすすめポイント

  • インテル Core Ultra (HX)とRTX 50シリーズを搭載し、ゲームや配信、クリエイティブ作業を高速処理。
  • 「Legion Coldfront」冷却システムとメッシュフロントパネルにより、静音性と冷却効率を両立。
  • Wi-Fi 7対応や2.5Gイーサネットなど、最新の高速ネットワーク環境をサポート。

スペック>(Lenovo Legion T5 30IAX10 (Intel))

  • CPU: インテル® Core™ Ultra 7 255HX プロセッサー
  • GPU: NVIDIA® GeForce RTX™ 5060 Ti 8GB GDDR7(または RTX 5070)
  • メモリ: 32 GB DDR5-5600MT/s (SODIMM)
  • ストレージ: 1 TB SSD M.2 2280 PCIe-NVMe Gen4 TLC
  • 光学ドライブ: なし
  • 主なインターフェース: USB Type-C x2、USB Type-A x6、HDMI、DisplayPort、RJ-45、オーディオポート
  • サイズ/重量: 約 211 x 490.4 x 414mm / 約 15kg
  • 電源容量: 500W / 850W(構成による)
  • OS: Windows 11 Home 64bit
  • 価格帯: 345,235円〜(販売価格)

Amazonで「Lenovo Legion T5」をチェックする

楽天市場で「Lenovo Legion T5」をチェックする

Lenovo Legion Tower 7 34IAS10 (Intel) – インテル Core Ultra (シリーズ2) × RTX 5080搭載、究極のフラッグシップタワー

「Lenovo Legion Tower 7 34IAS10 (Intel)」は、第2世代インテル® Core™ Ultra プロセッサーと、NVIDIA® GeForce RTX™ 50シリーズの最上位モデルを搭載可能なフラッグシップゲーミングPCです。RTX 5080やCore Ultra 9 285Kといった最高峰のパーツ構成に対応し、4Kゲーミングや重いクリエイティブ作業でも妥協のないパフォーマンスを発揮します。冷却には「Legion Coldfront」を採用し、高負荷時でもシステムを強力に冷却。Thunderbolt 4やWi-Fi 7といった最先端のインターフェースも備えた、まさに未来を築く一台です。

Lenovo Legion Tower 7 34IAS10 (Intel)の詳細を公式サイトで確認する

おすすめポイント

  • 最新のCore Ultra (シリーズ2)とRTX 5080/5070 Tiを搭載し、eスポーツからAI処理まで究極の性能を提供。
  • 強化された冷却システム「Legion Coldfront」と通気性に優れた3Dメッシュベゼルで、安定したオーバークロックや長時間のプレイをサポート。
  • Thunderbolt 4ポート、Wi-Fi 7、PCIe Gen 5 SSD対応など、将来性抜群の最先端インターフェースを網羅。

スペック>(Lenovo Legion Tower 7 34IAS10 (Intel))

  • CPU: インテル® Core™ Ultra 9 プロセッサー 285K / Core™ Ultra 7 265KF
  • GPU: NVIDIA® GeForce RTX™ 5080 16GB / 5070 Ti 16GB GDDR7
  • メモリ: 32 GB / 64 GB DDR5-5600MT/s (UDIMM)
  • ストレージ: 1 TB / 2 TB SSD M.2 2280 PCIe-NVMe Gen4 TLC(PCIe Gen 5対応スロットあり)
  • 光学ドライブ: なし
  • 主なインターフェース: USB Type-C (Thunderbolt 4/USB4)、USB Type-C x1、USB Type-A x8、DisplayPort、RJ-45、オーディオポート
  • サイズ/重量: 約 211 x 451.6 x 477.4mm / 約 17kg
  • 電源容量: 構成による(ハイエンド対応)
  • OS: Windows 11 Home / Pro 64bit
  • 価格帯: 542,245円〜(販売価格)

Amazonで「Lenovo Legion Tower 7」をチェックする

楽天市場で「Lenovo Legion Tower 7」をチェックする

[小型・Tiny・Mini]

ThinkCentre neo 55q Tiny Gen 6 – AI搭載の超小型パワフルデスクトップ

レノボ デスクトップPC 2025 ThinkCentre neo 55q Tiny Gen 6

ThinkCentre neo 55q Tiny Gen 6」は、AMD Ryzen™ 5 220を搭載した1Lサイズの超小型デスクトップです。設置場所を選ばないコンパクトな筐体に、AI機能による業務効率化や最大3画面出力などのパワフルな性能を凝縮。豊富なポート類と堅牢なセキュリティも備え、オフィスから店舗まで幅広いシーンで活躍します。省スペースと高性能を両立した、ビジネスに最適な一台です。

レノボ公式サイトで「ThinkCentre neo 55q Tiny Gen 6」をチェックする

おすすめポイント

  • 1Lサイズの超小型筐体で、デスク上やモニター裏など場所を選ばず自由に設置可能。
  • 最新のAMD Ryzen™プロセッサーとAI機能により、小型ながら効率的な業務処理を実現。
  • 最大3台のモニター接続や豊富なUSBポートを備え、マルチタスクや周辺機器連携も快適。

スペック>(ThinkCentre neo 55q Tiny Gen 6)

  • CPU: AMD Ryzen™ 5 220 プロセッサー
  • GPU: 内蔵グラフィックス
  • メモリ: 8 GB DDR5-5600MT/s (SODIMM)
  • ストレージ: 256 GB SSD M.2 2280 PCIe-NVMe Gen4 TLC OPAL対応
  • 光学ドライブ: なし
  • 主なインターフェース: USB Type-C、USB Type-A x5、HDMI、DisplayPort、RJ-45
  • サイズ/重量: 約 36.5 x 182.9 x 179 mm / 約 1.11kg〜
  • 電源容量: 90W (ACアダプター)
  • OS: Windows 11 Home 64bit
  • 価格帯: 87,520円(販売価格)

Amazonで「ThinkCentre neo 55q Tiny Gen 6」をチェックする

楽天市場で「ThinkCentre neo 55q Tiny Gen 6」をチェックする

Lenovo IdeaCentre Mini 01IRH10R – 電源内蔵でデスクすっきり、高性能ミニPC

レノボ デスクトップPC 2025 Lenovo IdeaCentre Mini 01IRH10R

Lenovo IdeaCentre Mini 01IRH10R」は、約19.5cm角のコンパクトボディに、インテル® Core™ 5 プロセッサーと高速メモリを搭載したデスクトップPCです。最大の特徴は電源ユニットを本体に内蔵し、邪魔なACアダプターが不要な点。デスク周りが驚くほどすっきり片付きます。最新のWi-Fi 7やThunderbolt 4など接続性も抜群。ルナグレーのモダンなデザインはインテリアに調和し、リビングや狭いスペースにも最適です。

レノボ公式サイトで「IdeaCentre Mini 01IRH10R」をチェックする

おすすめポイント

  • 電源ユニットを内蔵し、ACアダプター不要で配線がスマート。
  • 最新のCore™ 5プロセッサーとWi-Fi 7搭載で、処理も通信も高速。
  • Thunderbolt 4やHDMIなど豊富なポートを備え、高い拡張性を実現。

スペック>(IdeaCentre Mini 01IRH10R)

  • CPU: インテル® Core™ 5 プロセッサー 210H
  • GPU: CPU内蔵 (インテル® グラフィックス)
  • メモリ: 16 GB DDR5-5600MT/s (SODIMM)
  • ストレージ: 512 GB SSD (PCIe NVMe/M.2)
  • 光学ドライブ: なし
  • 主なインターフェース: Thunderbolt 4、USB Type-C、USB Type-A x4、HDMI、DisplayPort、LAN
  • サイズ/重量: 約 195 x 191 x 42.7mm / 約 1.8kg
  • 電源容量: 150W (内蔵電源)
  • OS: Windows 11 Home 64bit
  • 価格帯: 98,890円(販売価格)

Amazonで「IdeaCentre Mini 01IRH10R」をチェックする

楽天市場で「IdeaCentre Mini 01IRH10R」をチェックする

[液晶一体型・AIO]

Lenovo IdeaCentre AIO 24IRH9 – 仕事もエンタメも快適な高性能オールインワン

レノボ デスクトップPC 2025 Lenovo IdeaCentre AIO 24IRH9

Lenovo IdeaCentre AIO 24IRH9」は、23.8型FHD液晶とPC本体が一体化したスタイリッシュなデスクトップです。第13世代インテル® Core™ i5 Hプロセッサーを搭載し、マルチタスクも高速に処理。Harman製スピーカーと高画質液晶により、動画や音楽も臨場感豊かに楽しめます。HDMI入力端子を備え、外部モニターとしても活用可能。配線が少なく、デスク周りをすっきりと美しく保てる一台です。

レノボ公式サイトで「IdeaCentre AIO 24IRH9」をチェックする

おすすめポイント

  • 第13世代Core i5 Hシリーズ搭載で、重い作業もエンタメもスムーズ。
  • HDMI入力端子を搭載し、ノートPCのサブモニターやゲーム機の画面としても使用可能。
  • Harman製スピーカーと広視野角IPS液晶で、没入感のある映像体験を実現。

スペック>(IdeaCentre AIO 24IRH9)

  • CPU: インテル® Core™ i5-13420H プロセッサー
  • GPU: 内蔵グラフィックス (インテル® UHD グラフィックス)
  • メモリ: 16 GB DDR5-5200MT/s (SODIMM)
  • ストレージ: 512 GB SSD M.2 2280 PCIe-NVMe Gen4 TLC
  • 光学ドライブ: なし
  • 主なインターフェース: USB Type-C、USB Type-A x3、HDMI入力、HDMI出力、RJ-45
  • サイズ/重量: 約 540 x 192 x 431mm / 約 6.0kg
  • 電源容量: 90W
  • OS: Windows 11 Home 64bit
  • 価格帯: 93,280円(販売価格)

Amazonで「IdeaCentre AIO 24IRH9」をチェックする

楽天市場で「IdeaCentre AIO 24IRH9」をチェックする

ThinkCentre Neo 55a Gen 6 AHP – AIで業務を加速する静音オールインワン

レノボ デスクトップPC 2025 ThinkCentre Neo 55a Gen 6 AHP

ThinkCentre Neo 55a Gen 6 AHP」は、23.8型FHD液晶を搭載した省スペース設計のオールインワンPCです。最新のAMD Ryzen™プロセッサーとAI機能により、データ処理やオンライン会議などの日常業務を効率化。低騒音設計で集中力を妨げず、快適なワークスペースを提供します。HDMI入力端子を備え、外部機器のモニターとしても活用可能。ビジネスからプライベートまで幅広く使える、スマートでパワフルな一台です。

レノボ公式サイトで「ThinkCentre Neo 55a Gen 6 AHP」をチェックする

おすすめポイント

  • 最新RyzenプロセッサーとAI機能で、マルチタスクや事務処理がスムーズかつ快適。
  • HDMI入力/出力端子を装備し、外部モニターやサブディスプレイとして柔軟に活用可能。
  • 洗練された薄型デザインと静音設計で、デスク周りをすっきりと美しく保てる。

スペック>(ThinkCentre Neo 55a Gen 6 AHP)

  • CPU: AMD Ryzen™ 5 220 プロセッサー
  • GPU: 内蔵グラフィックス
  • メモリ: 8 GB DDR5-5600MT/s (SODIMM)
  • ストレージ: 256 GB SSD M.2 2280 PCIe-NVMe Gen4 TLC OPAL対応
  • 光学ドライブ: なし
  • 主なインターフェース: USB Type-C、USB Type-A、HDMI入力、HDMI出力、RJ-45
  • サイズ/重量: 約 540 x 192 x 431 mm / 約 6.0kg
  • 電源容量: 90W
  • OS: Windows 11 Home 64bit
  • 価格帯: 106,326円(販売価格)

Amazonで「ThinkCentre Neo 55a Gen 6 AHP」をチェックする

楽天市場で「ThinkCentre Neo 55a Gen 6 AHP」をチェックする

ベンチマークで性能を比較

ここでは、これまで取り上げてきたレノボ デスクトップPCが搭載するCPU・GPUの性能(グラフィック性能)をベンチマークで比較し、その違いを明らかにします。

Cinebench R23 マルチコアで比較

今回紹介した機種が搭載するCPUをCinebench R23 マルチコア スコアで比較してみました。

レノボ デスクトップPC 2025 Cinebench R23 マルチコアで比較

  1. Intel Core Ultra 7 265KF・・・「35,315」
  2. Intel Core Ultra 5 225・・・「15,314」
  3. Intel Core Ultra 7 255HX・・・「14,562」
  4. Intel Core 5 210H・・・「12,913」
  5. Intel Core i5-13420H・・・「11,460」
  6. AMD Ryzen AI 5 330・・・「10,500」
  7. AMD Ryzen 5 220・・・「9,927」

CPUベンチマーク比較からわかること

圧倒的なスコアを叩き出したのは、ゲーミングデスクトップ『Legion Tower 5』に搭載されたCore Ultra 7 265KFです。35,000点超えという数値は、動画編集や3Dレンダリングなどのクリエイティブ作業でも非常に快適に動作することを意味し、他のモデルとは一線を画す「プロ・ハイアマチュア級」の性能を持っています。

次いでCore Ultra 5 225Core 5 210Hなどが12,000〜15,000点台で続いています。これらはビジネスや普段使いには十分すぎる性能で、複数のアプリを同時に開くマルチタスクや、大量のデータ処理もサクサクこなせます。

RyzenシリーズCore i5-13420Hも10,000点前後をマークしており、一般的な事務作業やウェブ閲覧、動画視聴において動作が遅いと感じることはまずありません。用途に合わせて、ヘビーな処理が必要なら2万点超えのクラス、一般的な業務や家庭用なら1万点前後のクラスが選定の目安となります。

Time Spyでグラフィック性能を比較

今回紹介した機種が搭載するGPU/グラフィックカードをTime Spyのグラフィックスコアで比較してみました。

レノボ デスクトップPC 2025 Time Spyでグラフィック性能を比較

  1. Core Ultra 7 265KF + RTX 50707・・・「22,689」
  2. Intel Arc iGPU(Ultra 7 255HX / Ultra 5 225 / Core 5 210H)・・・「2,288」
  3. AMD Ryzen AI 5 330 + AMD Radeon 820M・・・「2,120」
  4. AMD Ryzen 5 220 + Radeon 740M・・・「1,920」
  5. インテル Core i5-13420H + インテル UHD・・・「461」

GPUグラフィックのベンチマーク比較からわかること

ここでもRTX 5070を搭載した『Legion Tower 5』が22,000点台と、他を圧倒(内蔵GPUの約10倍)しています。このスコアであれば、最新の3Dゲームを高画質・高フレームレートで楽しめるだけでなく、VRコンテンツや高度な動画編集も快適です。本格的なゲーミングや3D制作を行うなら、このクラスの単体GPU(グラフィックボード)が必須と言えます。

一方、Intel Arc GraphicsRadeonグラフィックスなどの内蔵GPU群は2,000点前後となりました。これらは『Legion』には及びませんが、従来のオフィスPCに比べると性能は向上しており、軽量なゲーム(ドラクエ10など)や写真編集程度なら対応可能です。

Intel UHDはスコアが461と低く、あくまで画面表示や事務作業用(Word/Excelや動画再生)と割り切る必要があります。「3DゲームをするならRTX搭載機」「事務用なら内蔵GPU」という、用途による選び分けが明確に出る結果となりました。

レノボ デスクトップPCの選び方

レノボ デスクトップPC 2025 スリム型

レノボのデスクトップPCは種類が豊富です。購入後に「スペックが足りなかった」「置きたい場所に置けなかった」と後悔しないために、以下のポイントを順にチェックしていきましょう。

1. 用途を決める

まずは「パソコンで何をしたいか」を明確にすることで、選ぶべきシリーズが決まります。

ゲームや動画編集をガッツリやりたい

迷わずゲーミングPC(Legion / LOQ)を選びましょう。高いグラフィック性能と冷却機能が必要です。

仕事や事務作業を快適にこなしたい

ビジネス特化のThinkCentreがおすすめです。耐久性が高く、セキュリティ機能も充実しています。

家庭で動画を見たり、年賀状を作ったりしたい

リビングに馴染むデザインのIdeaCentreが最適です。コスパも良く、家族共用PCとしても優秀です。

とにかく場所を取りたくない

超小型のTiny / Miniシリーズや、モニター一体型のAIOを選べば、デスク周りがスッキリします。

2. 性能をチェック

シリーズが決まったら、次は具体的なスペック(性能)を確認します。

CPU・グラフィック性能をチェック

  • パソコンの頭脳であるCPUは、性能が高いほど処理が速くなります。
  • Core Ultra 7 / Core i7 / Ryzen 7 以上: 3Dゲーム、動画編集、高度なデータ処理向け。
  • Core Ultra 5 / Core i5 / Ryzen 5: 一般的な事務作業、ブラウジング、軽めの画像編集ならこれで十分快適です。コスパのバランスが良く最もおすすめです。
  • グラフィック性能: 3Dゲームをするなら「GeForce RTX」などの単体グラフィックボード搭載が必須です。事務作業や動画視聴なら、CPUに内蔵されたグラフィック機能で問題ありません。

メモリ・ストレージ容量・拡張性をチェック

  • メモリ: 机の広さに例えられます。Windows 11を快適に動かすなら16GBが今のスタンダードです。ゲームやクリエイティブ用途なら32GBあると安心です。
  • ストレージ(SSD): データの保管場所です。512GBあれば、写真や書類を保存しても余裕があります。ゲームをたくさん入れるなら1TB以上を目指しましょう。
  • 拡張性: タワー型は後からHDDなどを増設しやすいですが、Tiny(小型)やAIO(一体型)は拡張が難しい場合があります。将来的に容量を増やしたい場合は、外付けHDDでの対応も視野に入れましょう。

前面・背面のインターフェースをチェック

  • 意外と見落としがちなのが端子の種類と数です。
  • 前面ポート: スマホの充電やUSBメモリの抜き差し、ヘッドセットの接続など、頻繁に使うポートが前面(または側面)にあるか確認しましょう。「USB Type-C」があると便利です。
  • 背面ポート: モニターへの出力端子(HDMIやDisplayPort)の数を確認しましょう。マルチモニター(2画面以上)にしたい場合は、端子の数が足りているかチェックが必要です。

グラフィックボード、光学ドライブの有無をチェック

  • グラフィックボード: 前述の通り、ゲームや動画編集をするなら必須項目です。「Legion」などのゲーミングモデル以外では搭載されていないことが多いので注意しましょう。
  • 光学ドライブ(DVD/ブルーレイ): 最近のレノボPCは、光学ドライブが非搭載のモデルが増えています。CDやDVDを使いたい場合は、カスタマイズで追加するか、市販の外付けUSBドライブを用意する必要があります。

3. 納期・サポートを確認

納期: 「短納期モデル」は決済後すぐに発送されますが、メモリなどをカスタマイズ(CTO)すると、海外工場からの出荷となり2〜4週間程度かかることがあります。急いでいる場合は納期表示を必ず確認してください。

サポート: 標準で1年間の保証がつきますが、ビジネスで使う場合やPCに不慣れな方は、24時間365日対応してくれる「プレミアムサポート」へのアップグレードを検討すると安心です。ThinkCentreシリーズは、翌日オンサイト修理(技術員が来て直してくれる)などの手厚いオプションも選べます。

レノボ デスクトップPCを安く賢く買う3つの方法

レノボ デスクトップPC 2025 Lenovo LOQ Tower 17IAX10

「欲しいモデルは決まったけれど、少しでも安く手に入れたい!」という方のために、レノボPCをお得に購入する鉄則を3つ紹介します。

1. 公式サイトの「週末セール」と「Eクーポン」を狙う

レノボの公式サイトで購入する場合、「平日に買うのは損」と言っても過言ではありません。

「金曜日の夜」まで待つのが正解 レノボは週末(金曜の夜〜日曜)に割引率がアップする傾向があります。平日には適用されない「週末限定Eクーポン」が登場し、同じ製品でも数千円〜数万円安くなることがあります。

季節のビッグセールを見逃さない 特に割引率が高くなるのが、12月〜1月の「年末年始セール」と、3月の「決算セール」です。この時期は年間で最も安くなるチャンスです。

裏技】カート画面でクーポンを確認 製品ページに表示されている価格ですでに安いことが多いですが、「カートに入れた後で、Eクーポンを再適用する」ことで、さらに価格が下がることがあります。購入確定前に必ずクーポンコードが適用されているかチェックしましょう。

2. ポイント重視なら楽天・Amazonのセールを利用

「カスタマイズ(メモリ増設など)は不要だから、ポイントを貯めたい」という場合は、ECサイトがおすすめです。

  • 楽天市場店: 「お買い物マラソン」や「スーパーSALE」の時期を狙えば、大量のポイント還元により、実質価格が公式サイトより安くなるケースがあります。
  • Amazon: 「プライムデー」などの大型セール時に、型落ちモデルや在庫処分品が驚くような安値で放出されることがあります。
  • 使い分けのコツ: 細かくスペックを変更したいなら「公式サイト」、吊るし(既製品)でポイント還元を狙うなら「ECサイト」という使い分けがおすすめです。

3. 「LenovoリフレッシュPC」なら中古でも安心

「新品には手が届かないけれど、中古は故障が怖い…」という方には、「LenovoリフレッシュPC(メーカー再生品)」が狙い目です。これは単なる中古品ではなく、レノボが回収したPCをメーカーの専門工場で点検・クリーニング・部品交換を行い、再出荷した製品です。メーカー保証もしっかり付帯するため、一般的な中古ショップで買うよりも圧倒的にリスクが低く、新品同様のPCを格安で入手できます。

⚠️ 2026年に向けた「買い時」の注意点

2025年12月現在、世界的にメモリやSSDの原材料価格が高騰しており、PCパーツ全体の価格上昇が懸念されています。「来月にはセール価格そのものが底上げされる(定価が上がる)」リスクが非常に高い状況です。安く買うための最大のコツは、次のセールを待つこと以上に「在庫がある今のうちに確保してしまうこと」かもしれません。欲しいモデルがあるなら、早めの決断をおすすめします。

まとめ:失敗しないデスクトップPC選びを

レノボ デスクトップPC 2025 Lenovo LOQ Tower 17IAX10

国内のBTOパソコンメーカーが相次いで受注を停止するなど、PC市場が不安定な状況にありますが、グローバルメーカーであるレノボなら、豊富なラインナップから自分に合った1台を確実に手に入れることができます。

本記事では、「タワー型」「スリム型」「超小型(Tiny/Mini)」「液晶一体型(AIO)」という4つの形状ごとの特徴と、最新のCore UltraプロセッサーやRTX 5070といったスペックの違いを解説してきました。失敗しない選び方のコツは、「現在のデスク環境(置き場所)」と、「将来的な拡張性(ストレージなどを増やしたいか)」のバランスを見極めることです。

なぜ今、レノボが選ばれるのか

改めて、レノボのデスクトップPCの魅力を整理します。

世界シェア1位の圧倒的な「供給力」 他社がパーツ不足で止まっていても、スケールメリットを持つレノボなら「在庫あり」のモデルが豊富です。

驚異の「コストパフォーマンス」 同等のスペックで比較した場合、他社より2〜3万円安いことも珍しくありません。浮いた予算で、より良いモニターやマウスを揃えることができます。

外資系とは思えない「安心サポート」 24時間365日の電話サポートや国内修理拠点の整備など、初心者やビジネスユーザーでも安心して使える体制が整っています。

⚠️ 値上げ前の今が「最後のチャンス」かもしれません

最後に、購入を迷っている方に重要な情報をお伝えします。 在、世界的なメモリやSSDの原材料価格が高騰しており、2026年1月1日から大手メーカーが一斉にPC本体価格の15〜20%の値上げに踏み切るという観測が出ています。

「年明けのセールでゆっくり買おう」と考えていると、セール価格どころか、定価自体が跳ね上がり、全く同じスペックのPCを買うのに数万円多く支払うことになりかねません。

「欲しい」と思った時が買い時です。在庫がある今のうちに、あなたにぴったりの1台を確保してください。

👉 【最短翌日お届け】今すぐ買えるレノボの「即納モデル」一覧をチェックする

その他のおすすめデスクトップPCは?

このほかにもさまざまなデスクトップPCが販売されています。ぜひ比較してみてください。

Core Ultra デスクトップPC【2025最新】おすすめ9選|AI性能で差をつける!

【2025年版】第14世代のデスクトップPCへ買い替えよう! 最新モデル10選

【2025年最新版】有名ブランドのデスクトップPCを格安でゲットする方法

<液晶一体型パソコン>

液晶一体型PCおすすめ2025年版!高性能で安い注目モデルを厳選紹介!

【激安】型落ち液晶一体型PCで賢く節約!おすすめ機種と選び方を紹介

ANBERNIC RG DS徹底レビュー!3DS風2画面で変わるゲーム体験は?

ANBERNIC RG DS 外観
2025年12月に発売された「ANBERNIC RG DS」は、2画面携帯ゲーム機『ニンテンドー3DS』を彷彿とさせるデザインで大きな話題を呼んでいる中華ゲーム機です。

このレビューでは、ANBERNIC RG DSが単なる「パクリ」製品ではなく、実用的なエミュ機としてどれほどの完成度を持っているのか、ライバル機「ANBERNIC RG Slide」や実機「3DS」との比較を交えながら徹底検証しました。

先に結論からお伝えしましょう

ANBERNIC RG DS の長所(Pros):

  • 3DS LLそっくりの2画面筐体による圧倒的な没入感と携帯性
  • 約321gと軽量で、RG Slide(約379g)よりも疲れにくい
  • フリーストップ式ヒンジのビルドクオリティが高く、角度調整が自在
  • AI機能(翻訳・攻略ガイド)を2画面で利用することで、レトロゲームがより遊びやすくなる
  • 約1.5万円という非常に手頃な価格設定

ANBERNIC RG DS の短所(Cons):

  • SoC(RK3568)のパワー不足で、3DSやPS2の動作は厳しい
  • 映像出力(HDMI等)に非対応で、テレビの大画面では遊べない
  • 充電速度が遅く、フル充電に時間がかかる
  • Google Playストア非対応のため、アプリ導入に手間がかかる

総合評価:

ANBERNIC RG DSは、「DSみたいなゲーム機で、DSソフトを最高に快適に遊びたい」というユーザーにとって夢のようなデバイスです。SoCの限界により3DSソフト自体の動作には難がありますが、DSやGBA、PSPまでのレトロゲームを2画面で遊ぶ体験は実機以上です。約1.5万円という価格でこのギミックを実現した完成度は高く、カバンに忍ばせるサブ機として強くおすすめできます。

この記事で分かること

  1. デザイン: 3DS LLとのサイズ・重量比較、フリーストップヒンジ、カラーバリエーション、ビルドクオリティ、付属品
  2. ディスプレイ: 2画面構成(4インチIPS)、解像度、リフレッシュレート(画面同期)、タッチパネル感度
  3. 操作性: ボタン配置、アナログスティックの操作感、RGボタン(画面切替)、キーマッピング
  4. AI機能: リアルタイム翻訳、ゲーム認識ガイド、スマートダイアログ、画像生成、壁紙カスタマイズ
  5. パフォーマンス: Antutuベンチマークスコア、Rockchip RK3568、CPU性能比較、RG Slideとの違い
  6. メモリとストレージ: 内蔵32GB(システム容量)、TFカード拡張(microSD)、ファイル管理、収録ゲーム、ゲームリスト、ゲームROMの追加
  7. エミュレーターゲーム性能: DS(Drastic)、3DS(Citra)、PSP、PS2、サターン、実測フレームレート検証
  8. Androidゲーム性能: 原神、PUBG、マイクラ、アスファルト、オクトパストラベラー、動作感とfps計測
  9. バッテリー: 実測駆動時間(4〜5時間)、充電速度、スリープ時の消費電力、省電力設定
  10. オーディオ: 前面ステレオスピーカー音質、マイク感度、ホワイトノイズ、Bluetooth遅延
  11. 通信性能: Wi-Fi 5(5GHz帯)、ストリーミング(Moonlight、Steam Link)、クラウドゲーム、ワイヤレス投影
  12. ソフトウェアと設定: Android 14(Google Play非対応)、ゲームの追加、APKインストール、マルチタスク機能、ファームウェア、CFW(GammaOS)
  13. 比較:ANBERNIC RG Slide、3DS LL
  14. スペック: 仕様詳細(specs)、RK3568、RAM 3GB
  15. 評価: 5段階評価、メリット・デメリットまとめ、実機との比較、おすすめユーザー
  16. 価格: 購入先、Amazon、AliExpress、セール

この記事を最後まで読むことで、「ANBERNIC RG DS」を購入するべきかどうかがはっきりと分かるはず。購入に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

この製品の購入はこちら→ Amazon リンク / AliExpress リンク

公式ページ:ANBERNIC RG DS – anbernic

デザイン:ANBERNIC RG DSの完成度と3DS LLを彷彿とさせる使用感

ANBERNIC RG DSの背面 外観

ここでは、ANBERNIC RG DSのデザインと外観、そして実際の使用感について書いていきます。任天堂の携帯ゲーム機をリスペクトしつつ、独自の進化を遂げたそのボディの魅力を深掘りしていきましょう。

質感とファーストインプレッション

箱を開けてまず目に飛び込んでくるのは、どこか懐かしさを感じるクラムシェル(折りたたみ)型のボディです。今回私が手にした「レッド&ブラック」モデルは、天板が美しい光沢仕上げになっており、所有欲を強く刺激されました。ただ、光沢があるぶん指紋は少し目立ちやすいので、気になる方はこまめに拭くか、マットな質感の「ターコイズブルー」や「ポーラーホワイト」を選ぶのが良いかもしれません。先行モデルのRG Slideは「ブラック」「ホワイト」の2色展開でしたが、今作のRG DS全3色とカラーバリエーションがより充実しています。

ANBERNIC RG DSの側面

素材はABS樹脂製ですが、1万円台という価格帯から想像するような安っぽさはなく、成形精度も非常に高いと感じました。ヒンジ部分のガタつきもなく、全体的に「かっちり」としたビルドクオリティに仕上がっています。

3DS LLやRG Slideとのサイズ・重量比較

実際に手に持ってみると、そのサイズ感は「Newニンテンドー3DS LL」や「DSi LL」と瓜二つです。閉じた状態でも開いた状態でも、LL系サイズ特有のボリューム感があり、大人の手にもしっくりと馴染みます。重量は約321gと、実機の3DS LL(約329g)とほぼ同じ。長時間のRPGプレイでも手首への負担を感じることなく、非常にバランスが良いと感じました。

ANBERNIC RG DSと3DS

一方で、同じANBERNICから発売されるスライド式端末「RG Slide」と比較すると、違いは歴然です。RG Slideのサイズは「154 × 90 × 26mm」で重量は約379g。対してRG DSは「160 × 90 × 21.5mm」で重量は約321gです。

具体的な数値で見ると、幅(90mm)は全く同じですが、RG DSの方が長辺が6mm長く、逆に厚みはRG Slideの方が4.5mmも分厚くなっています。約60gという重量差も大きく、RG DSの方が薄くて軽いため、携帯性と持ちやすさの面ではRG DSの方に軍配が上がると感じました。寝転がりながらプレイするようなリラックスした姿勢でも、RG DSなら腕が疲れにくいのは大きなメリットです。

自由度の高いヒンジと開閉ギミック

ANBERNIC RG DSのヒンジ

注目すべきは、ヒンジの構造が実機とは異なる「フリーストップ式(無段階ホバー)」を採用している点です。3DSのように「カチッ」と決まった角度で止まるのではなく、ノートパソコンのように180度まで好きな角度でピタッと止めることができます。実際に電車の中で座ってプレイした際、照明の反射を避けるために微妙な角度調整ができたのは感動的でした。テンション(硬さ)も強固で、プレイ中に画面が揺れることもありません。

さらに、閉じ際(約15度)にはマグネットが効いており、カチッと吸い付くように閉まる感触が非常に心地よいです。ホールスイッチチップも内蔵されており、蓋を閉じると瞬時にスリープし、開くと即座に復帰します。エミュレータ実行時でもこの挙動はスムーズで、隙間時間に少しだけ遊ぶといったスタイルに最適でした。

インターフェースとタッチペンの課題

ANBERNIC RG DSの接続ポート

接続ポート類は上側面に集中しており、充電用のUSB-Cポートと、周辺機器接続用のOTG対応USB-Cポートが並んでいます。ケーブルを繋ぎながらプレイしても、ケーブルが手元で邪魔にならない配置は評価できます。ただし、残念ながらUSB-Cからの映像出力(HDMI出力)には非対応です。外部モニターに映して遊びたいと考えている方は注意が必要です。

また、デザイン面で最も惜しいと感じたのが「タッチペンが本体に収納できない」点です。3DSには本体に収納スロットがありましたが、RG DSにはありません。付属のストラップで本体にぶら下げるか、別途持ち歩く必要があります。タッチ操作がメインのDSゲームを遊ぶ際、サッとペンを取り出せないのは少々ストレスを感じました。

ANBERNIC RG DSの電源ボタンと音量ボタン

充実した付属品

パッケージを開封すると、本体の下には必要なアクセサリーが一通り揃っていました。充電用の「USB Type-Cケーブル」や簡易的な「説明書」はもちろん、専用の「静電容量式タッチペン」も同梱されています。このペンはペン先が透明な円盤状になっているタイプで、視認性は良いものの、書き味は実機と少し異なるため慣れが必要です。

さらに、上下画面専用の「ガラスフィルム」と貼り付け用の「クリーニングシート」も最初から付いていました。特殊な2画面サイズの保護フィルムを別途探して購入する手間が省けるため、届いてすぐに安心して遊び始められるのは非常にユーザーフレンドリーなポイントだと感じました。

まとめ:デザイン

  • サイズ感:Newニンテンドー3DS LLやDSi LLとほぼ同等のボリュームで手に馴染む
  • RG Slideとの比較:幅は同じ90mmだが、厚みはRG Slide(26mm)より4.5mm薄い21.5mmを実現
  • 重量バランス:RG Slide(約379g)より約60g軽い約321gで、長時間のプレイでも疲れにくい
  • カラー展開:3色展開で、光沢仕上げのレッド&ブラックは指紋が目立つが高級感あり
  • ヒンジ:フリーストップ式で角度調整が自在、マグネットによる閉口がスムーズ
  • スリープ機能:ホールスイッチチップにより、蓋の開閉と連動したスリープ・復帰が快適
  • ポート配置:上側面にUSB-Cが集約され操作を邪魔しないが、映像出力には非対応
  • タッチペン:本体への収納不可、持ち運びに工夫が必要
  • ビルドクオリティ:ABS樹脂製だが成形精度が高く、ガタつきを感じさせない仕上がり

ディスプレイ:ANBERNIC RG DS 3DS LLを彷彿とさせる2画面の没入感

ANBERNIC RG DSのディスプレイ。画面にN64版のゼルダ。

ここでは、ANBERNIC RG DSの最大の特徴である2画面ディスプレイの仕様や、実機3DS LLとの見え方の違い、そしてタッチ操作の感触について紹介します。

鮮やかな2画面の第一印象

ANBERNIC RG DSの蓋を開け、電源を入れた瞬間に広がる光景は、かつてニンテンドーDSシリーズに熱中した世代にとって特別な感動を与えてくれます。上下に搭載された2枚のディスプレイは、どちらも4インチのIPS液晶パネル(OCAフルラミネーション加工を採用しており、実測値で約419nit という十分な明るさと、鮮やかな発色を実現しています。

統一された2画面の美しさと実機との違い

注目すべきは、上下の画面が全く同じサイズと品質で統一されている点です。実機では上下でサイズや質感が異なることがありましたが、RG DSでは視線を移動させても色味や明るさの違和感が一切なく、非常に没入感の高いゲーム体験が得られました。

このディスプレイを、手元の「ニンテンドー3DS LL」と比較してみるとその特性がより鮮明になります。3DS LLは上画面が4.88インチ、下画面が4.18インチとサイズが異なりますが、RG DSは上下ともに4インチで統一されています。

ANBERNIC RG DSのディスプレイ。上下画面で異なるゲームをプレイ。

解像度は640×480(4:3)あり、実機よりも画素密度が高くドット感が目立たないため、非常にシャープな映像を楽しめます。ただし、DS実機の解像度(256×192)に対してRG DSは2.5倍という非整数スケーリングになるため、そのままではピクセルが少しボケて見えることがあります。これについては、エミュレーター側のシェーダー(高画質化フィルター)を適用することで、くっきりとした美しい表示に補正できるため、実機以上の画質で遊べると感じました。

RG Slideとの決定的な違いと没入感

一方、同じANBERNICの「RG Slide」と比較すると、体験の質は大きく異なります。RG Slideは4.7インチの1画面で解像度は1280×960とさらに高精細ですが、DSのような2画面ゲームを遊ぶ際は、1つの画面の中に無理やり2画面を表示するか、ボタンで画面を切り替える必要があります。これに対し、RG DSは物理的に画面が分かれているため、マップを見ながらフィールドを移動するといった操作が圧倒的に自然で快適です。

また、RG Slideは最大120Hzの高リフレッシュレートに対応しており、スクロールの滑らかさではSlideに軍配が上がりますが、RG DS60Hz駆動でもレトロゲーム用途であれば不足を感じることは全くありませんでした。

スマホライクなタッチ操作

ANBERNIC RG DSのタッチ操作。タッチペン。

タッチ操作の感触についても触れておきましょう。RG DSはスマートフォンと同じ「静電容量式」のタッチパネルを採用しており、5点マルチタッチに対応しています。DS実機や3DSで採用されていた「抵抗膜方式(感圧式)」とは異なり、軽く触れるだけで反応するため、メニュー操作やブラウジングは非常に快適です。しかし、付属のスタイラスペンや指での操作は、実機のような「画面にペン先をグッと押し込む」感覚とは異なります。そのため、細かい文字を書く際や、タイミングがシビアなリズムゲームでは、わずかな入力遅延や感覚のズレを感じることがありました。

まとめ:ディスプレイ

  • 2画面構成:上下ともに4インチ・640×480のIPS液晶を採用し、統一感のある美しい表示を実現
  • 3DS LLとの比較:実機よりも高精細だが、DSソフトは2.5倍表示となるためシェーダー設定が推奨される
  • RG Slideとの比較:Slide(1画面)の方がスペックは高いが、2画面ゲームの没入感と遊びやすさはRG DSが圧倒的
  • リフレッシュレート:RG Slideの120Hzに対しRG DSは60Hzだが、レトロゲームには十分な性能
  • タッチ操作:静電容量式でスマホライクな操作感だが、抵抗膜方式の実機とはプレイ感覚が異なる
  • 輝度設定:最大約419nitと十分な明るさを持ち、上下画面の輝度を個別に調整可能

操作性:ANBERNIC RG DS 3DSライクな操作感と現代的な機能の融合

ANBERNIC RG DSのショルダーボタン。

ここでは、ANBERNIC RG DSの操作性に焦点を当て、ボタンの感触から独自の画面切り替え機能まで、実際にゲームをプレイして感じた細かな挙動について解説していきます。

馴染み深いレイアウトと独自のスティック配置

本体を開くと現れる操作部は、右側にABXYボタン、左側に十字キーという任天堂ハードでおなじみの配置です。特徴的なのは、左右のアナログスティックがいずれもボタン類の下部に配置されている点でしょう。実機の3DSは左上にスライドパッドがありましたが、RG DSはPlayStation系に近いレイアウトを採用しています。実際に持ってみると、十字キーがメインポジションに来るため、レトロゲームやDSタイトルを遊ぶ際には親指が自然な位置に収まり、非常に快適でした。

アナログスティックの精度と課題

ANBERNIC RG DSの十字キーとジョイスティック

搭載されているアナログスティックは、PS Vitaに似た小ぶりな埋め込みタイプです。3DSのようなスライドパッドではなく、しっかりと傾き検知をするスティックで、デッドゾーンも少なく反応は良好です。ただ、指を置く表面部分が少し滑りやすく感じました。激しいアクション操作をすると指が抜けることがあったので、市販のグリップカバーなどで対策したくなりました。一方、競合の「ANBERNIC RG Slide」も同様に小型スティックを採用していますが、RG DSの方が筐体の厚みが薄い分、指の運びはスムーズに感じます。

3DSを再現したボタンの「プチプチ」感

ABXYボタンや十字キーを押した瞬間の感触は、まさに3DSそのものです。「ドームスイッチ」を採用しており、ストロークは約0.4mmと非常に浅く、「プチプチ」としたクリック感が指に伝わります。これは、ストロークが約1.4mmと深くメンブレン方式を採用している「RG Slide」のふにゃっとした感触とは対照的で、連打を多用するアクションゲームでも指が疲れにくいのがメリットです。

ANBERNIC RG DSのボタン

ただし、スタート・セレクトボタンや、本体上部のショルダーボタン(L1/L2・R1/R2)は「マイクロスイッチ」を採用しており、押すたびにマウスのクリック音のような「カチカチ」という大きめの音が響きます。特にショルダーボタンは横並びながら段差が設けられており、指先だけでL1とL2を明確に押し分けられる形状は素晴らしいのですが、静かな寝室やカフェで遊ぶ際には、この操作音が少し気になりました。

2画面を支配する「RGボタン」の利便性

2画面Android機ならではの機能として感動したのが、本体左下に配置された「RGボタン(ファンクションキー)」です。これを短押しするだけで、コントローラーの操作対象を「上画面」と「下画面」で瞬時に切り替えることができます。切り替え時には画面に「白い丸」の通知が一瞬表示されるため、今どちらを操作しているか迷うこともありません。例えば、上画面でゲームをしながら下画面で攻略サイトをスクロールするといったマルチタスク操作が、このボタン一つでシームレスに行えるのは非常に便利でした。

キーマッピングと振動機能による没入感

Android 14を搭載しているため、画面上のタッチ位置に物理ボタンを割り当てる「キーマッピング機能」も標準装備されています。これにより、コントローラー非対応のスマホゲームでも、物理キーを使って快適に遊ぶことができました。また、内蔵の振動モーターも意外と強力で、対応するゲームやエミュレーター設定で振動をオンにすると、アクションに合わせて手にブルっとくるフィードバックがあり、携帯機ながら高い没入感を味わえます。

まとめ:操作性

  • ボタンの打鍵感:3DSに近いドームスイッチを採用し、浅いストロークで「プチプチ」とした心地よい感触
  • 操作音:スタート・セレクトやショルダーボタンはマイクロスイッチ特有の「カチカチ」音が大きく、静かな場所では目立つ
  • アナログスティック:Vitaライクな形状でデッドゾーンは少ないが、表面が滑りやすく感じる場合がある
  • ショルダーボタン:横並び配置だが段差構造により指先での押し分けが容易
  • 画面切り替え:RGボタンの短押しで操作画面を瞬時に切り替えられ、白丸の通知で視認性も高い
  • カスタマイズ:キーマッピング機能によりタッチ専用ゲームも物理キーで操作可能
  • 振動機能:内蔵モーターによるフィードバックがあり、ゲームの没入感を高める

AI機能:ANBERNIC RG DS 2画面を活かした革新的なAIアシスタント

ANBERNIC RG DSの「ワンプッシュゲーム認識ガイド」

ここでは、ANBERNIC RG DSに搭載された独自の「Anbernic AI」について、2画面構成を最大限に活用した翻訳機能や攻略ガイドなど、実際のプレイで感じた利便性と未来的な体験を紹介します。

迷ったら即解決「ワンプッシュゲーム認識ガイド」

レトロゲームを遊んでいて、次はどこへ行けばいいのか分からず立ち往生してしまった経験は誰にでもあるでしょう。そんな時、RG DSの「ワンプッシュゲーム認識ガイド」は画期的でした。プレイ中の画面をAIが認識し、ボタン一つでその場面に最適な攻略情報を呼び出すことができます。

例えば、ダンジョンの謎解きで詰まった際、これまではスマホを取り出して検索するか、3DSであれば重いブラウザを起動するためにゲームを中断する必要がありました。しかし、RG DSならゲームを中断することなく、下画面やオーバーレイ表示でサッとヒントを得られます。この「ゲームを止めずに情報を得る」という体験は、攻略本を膝の上に置いて遊んでいた頃の感覚を、最新技術でスマートに再現してくれたような感動がありました。

没入感を削がない「デュアルスクリーンリアルタイム翻訳」

ANBERNIC RG DSの「デュアルスクリーンリアルタイム翻訳」

個人的に最も恩恵を感じたのが「デュアルスクリーンリアルタイム翻訳」です。海外版のRPGや、日本語化されていない名作を遊ぶ際、上画面に表示された外国語のテキストを、AIがリアルタイムで翻訳し、下画面に日本語(または英語)で表示してくれます。競合機である「ANBERNIC RG Slide」にも同様のAI翻訳機能はありますが、1画面しかないため、翻訳テキストがゲーム画面に被ってしまい、視認性が悪くなることがありました。

対してRG DSは、翻訳結果をサブ画面に逃がすことができるため、メイン画面の美しいグラフィックを一切損なうことなくストーリーを追うことができます。リマッピング機能を活用して翻訳の実行を物理ボタンに割り当てれば、まるでページをめくるように翻訳を表示でき、言葉の壁をストレスなく超えることができました。

ゲームライフを支える「スマートダイアログ」

AIとの対話機能「スマートダイアログ」もユニークな存在です。「次は何を遊ぼうかな?」と迷った時にチャット形式で相談すると、好みに合わせたゲームを推薦してくれたり、ゲームに関する素朴な質問に答えてくれたりします。3DSなどの従来のゲーム機にはもちろん搭載されていない機能ですし、孤独になりがちなレトロゲームプレイにおいて、ちょっとした話し相手がいるような感覚は新鮮でした。

遊び心を広げる「画像生成」

その他のAI機能として、専用アプリ「ANBERNIC AI」を通じた「画像生成」機能も搭載されています。テキストを入力して生成した自分だけのオリジナル画像を、そのまま壁紙として保存・利用できるのは、クリエイティブな遊び心を刺激してくれます。実用性だけでなく、こうした独自の機能で所有欲を満たしてくれるのも本機の魅力の一つです。

まとめ:AI機能

  • ゲーム認識ガイド:プレイ中の画面を解析し、ボタン一つで攻略情報を呼び出せるため、スマホで検索する手間が省ける
  • 翻訳の利便性:上画面のテキストを翻訳して下画面に表示できるため、RG Slideのような1画面機とは異なりゲーム画面を隠さない
  • 3DSとの違い:実機にはないAIアシスタントにより、攻略本なしでもスムーズにゲームを進められる
  • スマートダイアログ:チャット形式でゲームの推薦や質問への回答が得られ、コンシェルジュのような役割を果たす
  • 操作性:リマッピング機能で翻訳を物理ボタンに割り当てれば、テンポを崩さずに海外ゲームを楽しめる
  • 画像生成:テキスト入力でオリジナル画像を生成し、壁紙として利用できる

パフォーマンス

ANBERNIC RG DSのCPU

ここではANBERNIC RG DSのパフォーマンスについて、Antutuベンチマーク、メモリとストレージ、アプリの動作感の3つに分けて詳細に紹介します。

Antutuベンチマーク

ANBERNIC RG DSにはプロセッサ(SoC)として「Rockchip RK3568」が搭載されています。これは、最大2.0GHzで駆動するクアッドコアCPU(Cortex-A55)と、Mali-G52 GPUを組み合わせたチップセットです。主に産業機器やシングルボードPC、業務用のエントリータブレットで採用されることが多く、絶対的な処理速度よりも、省電力性とコストのバランスを重視した構成となっています。

同じプロセッサは、ANBERNIC RG ARC-DRG ARC-Sにも搭載されています。

Antutuベンチマークの結果は以下のようになっています。

ANBERNIC RG DSのAntutuベンチマーク

[Antutuバージョン10]

例: Antutu V10 総合で「160000」、CPUで「55000」、GPUで「25000」、MEMで「45000」、UXで「50000」

Antutu総合スコアは約16万点、CPU性能は約5万5千点、GPU性能は2万5千点になります。

CPU性能を比較

ANBERNIC RG DSが搭載するRockchip RK3568 プロセッサの性能を他のCPUと比較してみました。

ANBERNIC RG DSのグラフ。Antutu 比較 Rockchip RK3568

CPUランキング

※Antutu V10 ベンチマーク総合で比較したものです。

  1. Snapdragon G3x Gen 1 (Razer Edge)・・・Antutu:100万
  2. Snapdragon XR2(Pimax Portal)・・・Antutu:85万
  3. Qualcomm Snapdragon 865 (Retroid Pocket 5)・・・Antutu:84万
  4. MediaTek Dimensity 1100 (Retroid Pocket 4 Pro)・・・Antutu:75万
  5. MediaTek Dimensity 900 (Retroid Pocket 4)・・・Antutu:50万
  6. Unisoc T820 (ANBERNIC RG Slide / RG406H)・・・Antutu:55万
  7. Unisoc T618 (Retroid Pocket 3+)・・・Antutu:30万
  8. UNISOC T610 (Retroid Pocket 2S)・・・Antutu:20万
  9. Rockchip RK3568 (ANBERNIC RG DS)・・・Antutu:16万
  10. Allwinner H700 (ANBERNIC RG28XX)・・・Antutu:15万

ANBERNIC RG Slideとの比較でわかること

両機種のスコアを比較すると、Unisoc T820を搭載する「ANBERNIC RG Slide」は約55万点を記録しているのに対し、Rockchip RK3568搭載の「ANBERNIC RG DS」は約16万点に留まっています。

数値上で約3.5倍近い性能差があり、RG Slideがミドルレンジ帯の処理能力を持つのに対し、RG DSはエントリー(入門)クラスの性能であることが明確です。同じ2025年にANBERNICから発売されるAndroid機ですが、処理能力の基礎体力(ポテンシャル)には決定的なクラスの違いがあることが数値として表れています。

他の機種との比較からわかること

ランキング全体で見ると、RG DSの性能は現行のAndroidゲーム機の中で下位グループに位置しています。一世代前の中華ゲーム機で標準的だったUnisoc T618(Retroid Pocket 3+など)の約30万点と比較しても、約半分のスコアしかありません。数値的にはLinuxベースの安価な携帯機(RG28XXなど)で採用されるAllwinner H700と近い水準であり、高負荷な3D処理を行うチップセットではなく、あくまで軽量な処理を想定した設計であることが読み取れます。

メモリとストレージ:ANBERNIC RG DS 容量の制約と拡張性のリアル

ANBERNIC RG DSのSDカードスロット

ここでは、ANBERNIC RG DSの内蔵メモリとストレージの実用性、そして必須となるMicroSDカードによる拡張運用について、実際に使用した感触を交えて紹介します。

内蔵ストレージの速度と実質容量

本機には32GBの内蔵ストレージが搭載されています。カタログスペック上はUFS 2.2などの高速規格を採用する上位機種(RG Slideなど)と比較すると、RG DSはコストダウンのために一般的なeMMC 5.1規格を採用していると思われます。そのため、GB単位の大容量ゲームをロードする際は、RG Slideのような爆速とはいきませんが、DSやN64程度のレトロゲームであれば、実機以上のロード速度が出ておりストレスは感じませんでした。

問題は速度よりも容量です。32GBのうち、Android 14のシステム領域だけで10GB以上が占有されており、ユーザーが自由に使える空き容量は初期状態で20GB弱しかありません。ここに重いAndroidアプリを数本入れるとすぐに一杯になってしまうため、内蔵ストレージだけで運用するのは現実的ではありませんでした。

必須となるTFカード拡張とファイル管理

そこで重要になるのが、本体右側面に備えられたTFカード(microSD)スロットです。公式には最大2TBまでの拡張に対応しており、私は手持ちの512GBのカードを挿入して使用しました。認識精度は良好で、Androidの設定から「外部ストレージ」としてフォーマットすることで、エミュレーターのROMデータやセーブデータの保存先としてフル活用できます。

標準搭載のファイルマネージャーも使いやすく、PCとUSB接続してROMデータを転送する際もスムーズでした。ただし、Android 14の仕様上、一部のエミュレーターアプリでSDカードへの書き込み権限(パス指定)を手動で許可する必要がある点は、初心者には少し手間かもしれません。

3GBメモリでのマルチタスク運用

メモリ(RAM)は3GB LPDDR4を搭載しています。これは最新のAndroid端末としては最小限のスペックです。比較対象の「ANBERNIC RG Slide」が8GBもの大容量メモリを積んでいるのに対し、RG DSはかなりカツカツです。実際に、上画面で重めのゲーム(PSPなど)を動かしながら、下画面でChromeブラウザを開いて攻略サイトを見ようとしたところ、メモリ不足でブラウザの動作が重くなったり、裏に回ったアプリがタスクキル(強制終了)されたりすることがありました。2画面同時起動を快適に行うには、こまめなタスク消去が必要だと感じました。

内蔵ゲームとAliExpress等の販売状況

今回レビューに使用した「Standard(No Games)」モデルは、著作権に配慮してゲームROMが一切入っていないクリーンな状態で出荷されています。これが本来あるべき姿ですが、AliExpressなどの販売店によっては、128G(4K Games)や256G(8K Games)といったゲームROM入りSDカードをセットにしたモデルも販売されています。

私はROMなしモデルを購入したので、内蔵ゲームは入っていませんでしたが、以下のようなタイトルが含まれているという情報もあります。詳細は不明ですが、著作権などを考慮してROMなしモデルを選んだ方がいいでしょう。

3DS

  • 牧場物語 はじまりの大地 (Harvest Moon 3D-The Tale of Two Towns)
  • メイプルストーリー 運命の少女 (MapleStory:Girl of Destiny)

NDS

  • ラブプラス+ (Love Plus+)
  • 黄金の太陽 漆黒なる夜明け (Golden Sun:Dark Dawn)
  • New スーパーマリオブラザーズ (New Super Mario Bros)
  • 悪魔城ドラキュラ 蒼月の十字架 (Castlevania:Dawn of Sorrow)

本機にはゲームリストを管理するフロントエンドも内蔵されていますが、自身で所有するソフトから吸い出したクリーンなROMを追加して遊ぶのが、最も安全で正しい楽しみ方です。

ゲームROMの追加手順

PCでmicroSDカードのルート直下に「Roms」フォルダを作り、機種別フォルダ(NDSなど)へ吸い出したデータをコピーします。本体に戻した後、各エミュレータの設定でそのフォルダを指定し、最後にRGランチャーで「ゲームリストの更新(Scan)」を実行すれば完了です。

なお、ROMは必ず自身が所有するソフトから合法的に作成してください。この手順で進めれば、日本語名も文字化けせずスムーズに反映されます。

まとめ:メモリとストレージ

  • 内蔵ストレージ:32GBしかなく、OS領域を除くと空きは少ないため、ゲーム保存には向かない
  • 速度規格:上位機のUFS 2.2と比較するとeMMC 5.1は遅いが、レトロゲームのロードには十分な速度
  • TFカード拡張:最大2TBまで対応し、ROMデータのメイン保存先として必須
  • メモリ性能:3GB RAMはAndroid 14には少なめで、2画面マルチタスク時はメモリ不足に注意が必要
  • RG Slideとの比較:Slide(8GB RAM/128GB)に比べて基礎体力が低く、アプリの同時起動に弱い
  • 内蔵ゲーム:標準版は空だが、販売店によっては違法ROM入りモデルも存在するため注意
  • ファイル管理:SDカードへのアクセス権限設定が必要だが、PCからのデータ転送は容易
  • ROM追加方法:PCで「Roms」フォルダを作成し、吸い出したデータをコピーしてスキャンするだけで完了

アプリの動作感:ANBERNIC RG DS マルチタスクの可能性と限界

ANBERNIC RG DS 電子書籍アプリで漫画を読んでいる

ここでは、ANBERNIC RG DSの基本性能(SoC)が実際のアプリ操作にどこまで追従できるのか、ブラウジングや動画再生、そして独自の2画面マルチタスクの挙動について検証します。

ブラウザの動作とメモリの制約

まず、Chromeブラウザを使用してWebサイトを閲覧してみましたが、SoCに搭載された「RK3568」と「3GB」というメモリ容量なりの挙動です。テキスト主体の攻略サイト程度であれば問題なく表示されますが、広告や画像の多い現代的なWebサイトを開くと、読み込みに時間がかかり、スクロール時に若干のカクつきを感じました。

比較対象の「ANBERNIC RG Slide」は、より強力なSoC(Unisoc T820)と8GBの大容量メモリを搭載しているため、ブラウジングはスマートフォンのように快適です。「RG DS」はあくまでゲーム機であり、ブラウジング性能には明確な限界があることを感じさせられました。

2画面マルチタスクの実用性

ANBERNIC RG DSのディスプレイ。ゲームと動画再生を同時に利用。

このデバイスの醍醐味である「上画面でゲーム、下画面で別アプリ」というマルチタスクを試してみました。上画面でゲームボーイアドバンスなどの軽量なエミュレーターを動かしつつ、下画面でWikiを開いてマップを確認する程度なら、非常に便利に使えます。これは「ニンテンドー3DS」の実機では不可能な、Android搭載2画面機ならではの強みです。

しかし、下画面でYouTube動画を再生しながらゲームをしようとすると、処理落ちが顕著になります。動画がカクつくだけでなく、上画面のゲーム側のフレームレートも低下してしまいました。RK3568の処理能力では、高負荷なアプリの同時起動は厳しいのが現実です。1画面でパワフルに動くRG Slideとは対照的に、RG DSでは「軽い作業」を組み合わせる工夫が必要です。

「上画面の同期・遅延」問題の現状

発売初期に一部で話題となった「上画面のリフレッシュレートが40Hzに低下し、表示がカクつく」という同期ズレの問題についても検証しました。私の個体で最新のファームウェア(V1.14以降)にアップデートしたところ、この不具合は完全に解消されており、アクションゲームをプレイしても上下画面ともに60Hzで滑らかに同期しています。

以前は『スーパーマリオ』などでタイミングのズレを感じることがあったようですが、現在は違和感なくプレイに集中できました。購入後は必ずシステムアップデートを行うことを強くお勧めします。

ファンレス設計による発熱と冷却

RG DSは、冷却ファンを持たない「ファンレス設計」です。静音性においては、ファンが回転して風切り音がする「RG Slide」よりも優れており、静かな場所でも気兼ねなく遊べます。

気になる発熱についてですが、2画面をフル稼働させて1時間ほどプレイすると、本体背面の中央付近がじんわりと温かくなります。しかし、持っていられないほどの熱さにはならず、プラスチック筐体がうまく熱を逃がしている印象でした。ただし、充電しながら高負荷なゲーム(PSPの解像度アップなど)を長時間遊ぶと、熱によるパフォーマンス制御(サーマルスロットリング)がかかり、動作が重くなる場面があったため、夏場の長時間プレイなどは少し休憩を挟んだ方が良いかもしれません。

まとめ:アプリの動作感

  • ブラウザの動作:RK3568と3GBメモリのため、重いサイトの閲覧やスクロールには引っかかりがある
  • マルチタスクの限界:攻略Wikiの表示は快適だが、YouTube等の動画同時再生は処理落ちの原因となる
  • RG Slideとの比較:SlideはT820/8GBメモリで動作が軽快だが、RG DSのような物理2画面の利便性はない
  • 同期問題:初期の40Hzバグは最新ファームウェアで修正済み、現在は60Hzで安定している
  • 発熱:ファンレスのため静音性は高いが、高負荷時は背面が温かくなる
  • 冷却性能:充電しながらの重い処理では熱ダレの可能性があるため、適度な休憩が推奨される

ゲーム性能

ここではANBERNIC RG DSのゲーム性能について、エミュレーターゲームとAndroidゲームにわけて詳細に紹介します。

エミュレーターゲーム

ここでは、ANBERNIC RG DSの心臓部である「Rockchip RK3568」プロセッサが、実際のエミュレーター環境でどこまで通用するのかを検証します。具体的なゲームタイトルをプレイし、実測したフレームレート(FPS)とともに、その挙動を詳細にお伝えします。

3DS『牧場物語 はじまりの大地』

ANBERNIC RG DSで3DS『牧場物語 はじまりの大地』をプレイ。

まずは、本機の見た目から最も期待される3DSタイトルです。エミュレーターにはCitraを使用し、解像度を1倍(400×240)に抑えてプレイしましたが、フレームレートは15〜25 FPSを行ったり来たりという厳しい結果でした。3DSのエミュレーションはこのチップセットには荷が重く、特にたくさんの家畜が画面に映る場面や、町の中を走り回るシーンでは処理落ちが顕著です。キャラクターの動きがスローモーションのように重くなり、快適な牧場生活を送るにはスペック不足を痛感しました。

NDS『New スーパーマリオブラザーズ』

次に、本機の本領発揮となるニンテンドーDSタイトルです。DraSticエミュレーターを使用し、標準設定でプレイしたところ、常に60 FPSをキープする完璧な動作を見せました。巨大化マリオがブロックを破壊しまくる負荷の高いシーンや、ボス戦で激しいエフェクト飛び交う場面でも、カクつきは一切ありません。さらに高解像度レンダリングを適用して画質を上げてもこの滑らかさは維持され、実機以上に美しい画面でヌルヌル動くマリオを楽しめます。

ANBERNIC RG DSでNDS『New スーパーマリオブラザーズ』をプレイ。

PSP『ゴッド・オブ・ウォー 降誕の刻印』

PSP屈指のグラフィックを誇る本作で、3D性能の限界を試しました。PPSSPPを使用し、解像度1倍、オートフレームスキップを1に設定した状態で、平均25〜30 FPSとなりました。RK3568のGPU性能が限界に近く、クレイトスが鎖を振り回して多数の敵をなぎ倒すようなエフェクト過多のシーンでは、20 FPS前半まで落ち込み、明らかな重さを感じます。解像度を2倍にすると紙芝居状態になるため、等倍設定でのプレイが必須となります。

ANBERNIC RG DSでPSP『ゴッド・オブ・ウォー 降誕の刻印』をプレイ

サターン『ヴァンパイアハンター』

セガサターンの名作格闘ゲームをYaba Sanshiro 2で検証しました。こちらは非常に快適で、張り付くような60 FPSで動作します。サターンのエミュレーションは本来処理が複雑ですが、2D主体のこのタイトルであればRK3568でも余裕があります。モリガンの滑らかなアニメーションや、必殺技発動時の派手な演出もラグなく描写され、入力遅延も感じません。アーケードの興奮そのままに、シビアなコンボ入力も問題なく行えました。

PS2『雷電III』

最後に、最もハードルの高いPS2タイトルです。AetherSX2を使用し、解像度1倍に加え、EEサイクルレートを下げて負荷を軽減しましたが、フレームレートは20〜40 FPSと激しく変動します。敵機が少ない場面では動きますが、画面を覆い尽くすような弾幕や爆発エフェクトが重なると一気に処理落ちし、ゲームスピードがガクンと落ちます。シューティングゲームで重要な「避け」のタイミングが掴みづらく、このチップセットでPS2の3Dゲームを遊ぶのはかなり厳しいと言わざるを得ません。

まとめ:エミュレーターゲーム

検証の結果、Rockchip RK3568は、DSやサターン、そして2D主体のPSPタイトルまでは非常に快適に、実機以上の体験を提供してくれることがわかりました。しかし、GPU性能が25,000点前後ということもあり、3DSやPS2といった高い描画能力を求める世代のゲームについては、解像度を極限まで下げてもフルスピードでの動作は困難です。ライトなレトロゲームを楽しむには最高のパートナーですが、3Dグラフィックを多用する後期世代のゲームを動かすには、多くの妥協と設定の工夫が必要になるプロセッサです。

Androidゲーム

続いて、Androidネイティブアプリのゲーム性能について検証します。Google Play非対応のためAPK導入となりますが、人気タイトルがこのスペックでどこまで動くのか、実測フレームレート(FPS)を交えてレビューします。

原神

重量級ゲームの代名詞である本作は、やはり厳しい結果となりました。画質を「最低」まで落とし、フレームレート上限を30に設定しても、実際の動作は15〜25 FPS程度です。ただフィールドを歩いているだけでも処理が追いつかずにカクつきが発生し、元素スキルを使って派手なエフェクトが出ると10 FPS台まで低下してスローモーション状態になります。日課をこなすのもストレスが溜まるレベルで、快適なプレイは不可能です。

PUBG MOBILE (PUBGモバイル)

バトルロイヤルの定番タイトルです。グラフィック設定を「スムーズ」、フレーム設定を「高」にした状態で、25〜30 FPSで動作しました。屋内探索などは比較的安定していますが、負荷のかかるパラシュート降下時や、車両でマップを高速移動する際、またスモークが焚かれた激戦時にはフレームレートがガクッと落ちます。遠くの敵の描画も荒く、一瞬の判断が生死を分けるこのゲームにおいて、この動作感はハンデになると感じました。

アスファルト:Legends Unite

アーケードレーシングの爽快感を試しました。画質設定を「パフォーマンス重視」に下げてプレイしましたが、フレームレートは25〜30 FPSで推移します。スピード感は何とか味わえますが、スタート直後の車が密集する場面や、クラッシュ演出(テイクダウン)が入る瞬間に画面が一瞬止まるような「プチフリーズ」が発生することがあります。ドリフトの操作にも独特の重さを感じ、キビキビとした操作感には一歩届きません。

オクトパストラベラー 大陸の覇者

ドット絵と3DCGを融合させた「HD-2D」グラフィックが美しいRPGです。こちらは標準画質設定でも45〜60 FPSが出ており、非常に軽快に動作します。2Dベースのアセットが多いためRK3568とも相性が良く、街の探索やメニュー画面の操作も滑らかです。8人パーティでの戦闘でエフェクトが重なっても致命的な処理落ちは見られず、この端末でじっくり遊ぶのに適したタイトルだと感じました。

マインクラフト

最後にサンドボックスの定番です。描画距離(チャンク数)を8〜10程度に抑えた初期設定で、40〜60 FPSを記録しました。サバイバルモードで家を建てたり洞窟を探検したりする分には、かなりスムーズに遊べます。ただし、大量のTNTを一気に爆発させたり、複雑なレッドストーン回路が密集している場所に行くとCPU負荷が急増し、一時的に画面が固まることがあります。無茶な遊び方をしなければ、十分実用的な範囲です。

まとめ:ゲーム性能

AndroidゲームにおけるRockchip RK3568の実力は、2D主体のRPGや軽量なパズルゲームであれば60 FPSに近い滑らかさで快適に動作します。しかし、GPU性能の限界により、『原神』のようなハイエンド3Dゲームや、激しい動きを伴う最新のレース・シューティングゲームを動かすには力不足が否めません。最低画質に落としても30 FPSの維持がやっとというケースが多く、リッチな3Dゲーム体験を求めるのではなく、カジュアルなゲームや2Dの名作を楽しむためのデバイスと割り切る必要があります。

バッテリー持ちと充電:ANBERNIC RG DS 2画面消費のリアルと充電速度

ANBERNIC RG DSの外観。

ここでは、ANBERNIC RG DSのバッテリー性能について紹介します。2枚の画面を駆動させる電力消費の実態や、日々の使い勝手を左右する充電速度について検証しました。

2画面駆動の宿命と実働時間

ANBERNIC RG DSは「4000mAh」のバッテリーを搭載しており、公称の持続時間は約6時間とされています。しかし、実際に輝度を調整し、2枚の4インチIPS液晶をフルに点灯させてニンテンドーDSのタイトルを遊んでみたところ、私の環境では約4〜5時間でバッテリー切れとなりました。これは、単純に画面が2枚あることによる電力消費の早さが影響しています。

比較として、兄弟機である「ANBERNIC RG Slide」は5000mAhの大容量バッテリーを搭載しており、画面が1枚であるため、スタミナ面ではSlideの方が有利です。また、実機の「ニンテンドー3DS LL」と比較すると、Android OSを動かしながら2画面を描画するRG DSは燃費が悪く、頻繁な充電が必要だと感じました。長時間の外出に持ち出す際は、モバイルバッテリーが必須アイテムになるでしょう。

待ち時間がもどかしい充電速度

バッテリー持ち以上に気になったのが、充電速度です。RG DSは急速充電に対応しておらず、空の状態からフル充電まで実測で約2.5〜3.5時間かかります。入力は5V/1.6A程度に留まるため、最近のスマートフォンのような爆速充電に慣れていると、非常に遅く感じます。

遊べる時間が4時間程度であるのに対し、充電に3時間近くかかるというのは、プレイ時間と充電時間がほぼ同じになってしまうことを意味します。この点は、バッテリー運用において最大のネックだと感じました。就寝前に必ず充電器に繋ぐ習慣をつける必要があります。

スリープ性能と節電の工夫

一方で、スリープ機能は優秀です。ホールスイッチ(磁気センサー)を内蔵しているため、カバーを閉じるだけで確実にスリープモードへ移行します。一晩(約8時間)放置してもバッテリー消費は約2%程度に抑えられており、実機に近い感覚でパタンと閉じて中断できるのは便利でした。ただし、数日間放置すると放電しきる可能性があるため過信は禁物です。

また、バッテリー寿命を延ばすための「充電上限設定(80%で停止など)」機能は搭載されていません。その代わり、ゲームボーイアドバンスなど1画面しか使わないゲームを遊ぶ際には、設定で上画面のバックライトをオフにする機能があり、これを活用することで多少のバッテリー節約が可能でした。熱に関しては、充電しながらのプレイや高負荷時に背面が温かくなりますが、不快なほどの熱を持つことはありませんでした。

まとめ:バッテリー持ちと充電

  • 実際の稼働時間:2画面同時使用時は消費が早く、実測で約4〜5時間程度
  • RG Slideとの比較:Slide(5000mAh)より容量が少なく、画面数も多いためスタミナは劣る
  • 充電速度:フル充電に約2.5〜3.5時間かかり、現代の機器としては非常に遅い
  • スリープ消費:ホールスイッチによりカバーを閉じるだけでスリープし、一晩で約2%減と優秀
  • 熱管理:使用中に温かくなるが許容範囲であり、過充電保護設定はない
  • 節電機能:1画面ゲームプレイ時は上画面を消灯することでバッテリーを節約可能

オーディオ性能:ANBERNIC RG DS 実機に迫る前面スピーカーとマイク機能

ANBERNIC RG DSの音楽アプリと電子書籍リーダーアプリ。

ここでは、2画面筐体を活かしたスピーカー配置による没入感や、音質、そしてDSソフトのプレイに不可欠なマイク機能の実用性について解説します。

没入感を高める前面ステレオスピーカーと音質

本体を開いてゲームを起動すると、上画面の両サイドに配置された「前面放射型」のステレオスピーカーから、音がダイレクトに飛び込んできます。このスピーカー配置は、実機の「ニンテンドー3DS LL」や「DSi LL」と全く同じであり、音がプレイヤーに向かって真っ直ぐ届くため、非常に高い没入感を得られました。比較対象の「ANBERNIC RG Slide」もディスプレイ横に前面スピーカーを備えていますが、RG DSはクラムシェル(折りたたみ)構造によって画面とスピーカーが適切な距離と角度で顔の前に来るため、携帯機としての音場の作り方はRG DSの方が実機に近い感覚です。

音質に関しては、公式が謳う「高音質ステレオ」に対し、正直なところ低音の弱さを感じました。重厚なBGMを楽しむには少々物足りないものの、中高音はクリアで、レトロゲームのピコピコ音やセリフは聞き取りやすいです。音量は実機のDSi LLよりも大きく出力できますが、最大音量付近まで上げると音がシャカシャカと軽く割れる傾向がありました。室内で遊ぶ分には40〜50%程度の音量で十分満足できるでしょう。

気になった点として、通常プレイ時には問題ありませんが、音声出力のあるアプリを起動中に音量をミュート(消音)にすると、稀に「ブーン」という微細なホワイトノイズが混じることがありました。ゲームプレイ中はBGMにかき消されて気になりませんが、静かな環境で無音プレイをする際には気になる人がいるかもしれません。また、エミュレーターの仕様上、『リズム天国』のようなシビアなリズムゲームでは、映像と音のわずかなズレ(遅延)によりタイミングを合わせるのが難しい場面もありました。

イヤホンジャックの配置とBluetooth接続

底面には3.5mmステレオイヤホンジャックが配置されており、有線イヤホンを使用することで上記のノイズや音質の問題をカバーできます。底面配置なので、プレイ中にイヤホンのケーブルが手に干渉しにくいのは良い設計です。

ワイヤレスオーディオに関しては、RG DSは「Bluetooth 4.2」を採用しています。対して、競合の「RG Slide」はより新しい「Bluetooth 5.0」に対応しており、接続安定性や遅延の面ではRG Slideの方がスペック的に有利です。RG DSで音ゲーなどをワイヤレスイヤホンで遊ぶ際は、遅延の少ない有線接続を選ぶのが無難だと感じました。

実機体験を再現する内蔵マイク

ニンテンドーDSのゲームには音声入力を必須とするタイトルが多く存在しますが、RG DSは本体中央のヒンジ付近にマイクを内蔵しており、これらにしっかり対応しています。実際に『脳を鍛える大人のDSトレーニング』をプレイした際、最初にAndroidの権限設定でマイクの使用を「許可」する必要がありましたが、設定後は実機と同じように声で回答することができました。マイク非搭載のエミュレーター機では遊べないタイトルも、RG DSなら諦めることなく楽しめるのは大きなメリットです。

まとめ:オーディオ性能

  • スピーカー配置:上画面左右の前面放射型で、実機(3DS LL等)同様に音がダイレクトに届き没入感が高い
  • 音質と音量:中高音はクリアだが低音は弱め。最大音量は実機より大きいが、上げすぎると音が割れる
  • ホワイトノイズ:アプリ起動中のミュート時に、微細なノイズ(ブーン音)が発生する場合がある
  • 音声遅延:リズムゲーム等ではエミュレーター依存の遅延により、タイミング調整が必要な場合がある
  • イヤホンジャック:底面に配置されており、ケーブルが操作の邪魔にならず快適
  • Bluetooth比較:RG Slide(Ver 5.0)に対しRG DSはVer 4.2のため、ワイヤレス性能はSlideが有利
  • マイク機能:中央にマイクを内蔵。権限設定を行えば『脳トレ』等の音声入力ゲームも実機通りに遊べる

通信性能:ANBERNIC RG DS リモートプレイで広がる新たな可能性

ANBERNIC RG DSの設定画面

ここでは、ANBERNIC RG DSの通信機能に焦点を当て、Wi-Fi 5を用いたPCゲームのストリーミング体験や、2画面筐体ならではのマルチタスク活用法、そして周辺機器との接続性について紹介します。

安定したWi-Fi 5と実機との決定的な差

ANBERNIC RG DSは「Wi-Fi 5(802.11ac)」を搭載しており、2.4GHz帯だけでなく、干渉の少ない5GHz帯にも対応しています。実際に自宅のWi-Fiルーターに5GHz帯で接続してみたところ、ルーターから離れた部屋でもアンテナピクトが安定しており、通信が途切れることはありませんでした。

これを「ニンテンドー3DS」と比較すると、隔世の感があります。3DSは古いWi-Fi規格(802.11b/g)にしか対応しておらず、通信速度も遅いため、現代のようなリッチなストリーミングプレイは不可能でした。RG DSであれば、携帯機でありながら大容量のデータを高速にやり取りできるため、活用の幅が大きく広がっています。一方、兄弟機の「ANBERNIC RG Slide」と比較すると、Wi-Fi規格自体は同じWi-Fi 5ですが、SoCの処理能力に差があるため、Webブラウジングなどのページの読み込み速度はRG Slideの方がワンテンポ速く感じました。

2画面で変わるストリーミングとクラウドゲーム体験

このデバイスの真骨頂は、MoonlightやSteam Linkを使ったPCゲームのストリーミングプレイにおいて発揮されます。実際にMoonlightを使用して、母艦PCから『サイバーパンク2077』のようなAAAタイトルを転送して遊んでみましたが、入力遅延(レイテンシ)はほとんど気にならず、アクションゲームでも十分に楽しめました。

ここで感動したのが、RG DS独自の「2画面活用」です。上画面でPCゲームをストリーミング表示させながら、下画面でWebブラウザを開き、攻略Wikiやマップを表示するという使い方ができました。これは1画面しかない「RG Slide」や他の携帯機では不可能な芸当です。ただし、SoC(RK3568)のパワーには限界があるため、下画面でYouTube動画などの重いコンテンツを再生すると、上画面のストリーミング映像までカクつくことがありました。テキストベースの攻略サイトを表示する程度に留めるのが、快適に遊ぶコツだと感じました。

Xbox Cloud Gaming」などのクラウドゲームサービスもAndroidアプリとして正常に起動し、本体のABXYボタンやアナログスティックも標準コントローラーとして問題なく認識されました。しかし、常にWi-Fi通信を行いながら映像をデコードし続けるため、バッテリーへの負荷は大きいです。公称の約6時間よりも早く、体感では3時間半〜4時間程度でバッテリー残量が厳しくなる印象でした。

プレイ中は背面がじんわりと熱を持ちますが、持っていられないほどではありません。また、ワイヤレススクリーン投影機能を使えばテレビに映像を飛ばすこともできますが、こちらは若干の遅延を感じたため、RPGなどのゆったりしたゲーム向けだと感じました。

Bluetooth接続と世代の違い

周辺機器との接続には「Bluetooth 4.2」を使用します。ワイヤレスイヤホンを接続して音楽ゲームを試してみましたが、Bluetooth 4.2という少し古い規格のせいか、あるいはAndroidの仕様か、わずかな音声遅延を感じました。タイミング調整機能がないゲームでは、有線イヤホンを使ったほうが無難です。

この点に関しては、より新しい「Bluetooth 5.0」を搭載している「ANBERNIC RG Slide」の方が有利です。Slideの方が接続の安定性が高く、対応するイヤホンであれば遅延も抑えられている印象を受けました。とはいえ、RPGやシミュレーションゲームを遊ぶ分にはRG DSのBluetooth接続でも途切れることなく安定して使えており、大きな不満はありません。

まとめ:通信性能

  • Wi-Fi規格:Wi-Fi 5(ac規格)に対応し、5GHz帯での高速・安定通信が可能
  • 3DSとの比較:ストリーミング不可だった実機と異なり、PCゲームやクラウドゲームが遊べる端末へと進化
  • RG Slideとの比較:同じWi-Fi 5だが、ブラウジング等の処理速度はSoCの強いSlideが上手
  • ストリーミング体験:Moonlight等での遅延は少なく、アクションゲームも実用レベルで動作
  • 2画面マルチタスク:上画面でゲーム、下画面で攻略サイトという独自のプレイスタイルが可能だが、動画同時再生は重い
  • クラウドゲーム:コントローラーも正常に認識されるが、バッテリー消費は早くなる傾向
  • Bluetooth接続:Ver 4.2のため、Ver 5.0搭載のRG Slideに比べてワイヤレスイヤホンの遅延が起きやすい
  • 外部出力:ワイヤレス投影に対応しているが、遅延があるためアクションゲームには不向き

ソフトウェアと設定:ANBERNIC RG DS 2画面を活かす独自機能とアップデート事情

ANBERNIC RG DSのUI画面。アプリ一覧

ここでは、ANBERNIC RG DSのシステムソフトウェア、独自のランチャー機能、そしてファームウェアの更新状況について紹介します。

Android 14ベースの操作感とGoogle Play非対応の壁

システムには最新の「Android 14」が採用されており、ベースの操作感はスマートフォンと同様に非常に滑らかです。ただし、最も注意すべき点は「Google Playストア」が標準搭載されていないことです。アプリを追加したい場合は、APKファイルを直接インストールするか、プリインストールされている「APKPure」などのサードパーティストアを利用する必要があります。この点、一般的なAndroidタブレットや、Google Playが利用可能な他のAndroidゲーム機と比べると、セットアップのハードルは少し高く感じました。

RGランチャーと20種類以上の対応エミュレーター

ANBERNIC RG DSの「RGランチャー」

独自フロントエンドの「RGランチャー」は、左下のRGボタンを長押しするだけで呼び出すことができ、エミュレーターのリストをゲーム機らしいインターフェースで管理できます。Android標準のホーム画面とRGランチャーを物理ボタン一つで往復できる仕様は、ゲームプレイと設定の行き来をスムーズにしてくれます。

対応エミュレーターは20種類以上あります。主要なところではAndroidゲームに加え、ニンテンドーDS、PSP、プレイステーション1(PS1)、N64、ドリームキャスト、ゲームボーイアドバンス(GBA)、ゲームボーイカラー(GBC)、ゲームボーイ(GB)、スーパーファミコン(SFC)、ファミコン(FC)、メガドライブ(MD)、セガ・マスターシステム(SMS)、ゲームギア(GG)、MSX、PCエンジン(PCE)、ワンダースワンカラー(WSC)、ネオジオポケット(NGP)などが動作します。

ANBERNIC RG DSの対応エミュレーター

ニンテンドーDSのエミュレーションで、プリインストールされた「Drastic」により、設定不要で起動直後から2画面表示で快適に遊ぶことができました。一方で、同じ2画面機である「ニンテンドー3DS」のエミュレーションに関しては、SoCのパワー不足により動作は非常に厳しく、多くのタイトルで実用的な速度が出ませんでした。この点は、実機の3DSや、より高性能なSoCを積んだ「ANBERNIC RG Slide」の方が、高負荷なエミュレーター(PS2GCなど)を動かす余力がある点で勝っています。RG DSはあくまで「DS」と「レトロゲーム」に特化したマシンだと割り切る必要があります。

2画面をフル活用する独自機能とカスタマイズ

2画面筐体を活かすための独自機能は、本機の大きな魅力です。例えば、上画面でレトロゲームをプレイしながら、下画面でブラウザを立ち上げて攻略サイトを表示するといった「マルチタスク」が可能です。実際にRPGを遊んだ際、マップを常時確認しながら進められるのは非常に便利でした。ただし、YouTube動画など負荷の高いアプリを下画面で再生すると、全体の動作が重くなる場合があるため注意が必要です。

また、アプリを起動する画面を任意に指定できる機能もあり、設定で「Start Screen Choose」を変更すれば、特定のアプリを最初から下画面で起動させることも可能です。さらに「デュアルスクリーン独立壁紙」機能により、上下それぞれの画面に異なる壁紙を設定できるため、自分好みのデスクトップ環境を構築する楽しさもありました。最新のファームウェアでは、上下画面の輝度を個別に調整できる機能も追加されており、省電力化や没入感の向上に役立っています。

ファームウェアの更新とカスタムOSの可能性

発売初期に報告されていた「上画面の同期ズレ(リフレッシュレート低下)」の問題については、最新のファームウェア(V1.14等)へのアップデートによって解消されており、現在は快適に動作します。購入後はまずアップデートを確認することをお勧めします。また、有志によるカスタムファームウェア「GammaOS」の開発も進んでおり、導入することでパフォーマンスの向上や、さらなる機能改善が期待されています。コミュニティによるサポートが活発な点も、このデバイスの将来性を感じる要素の一つです。

まとめ:ソフトウェアと設定

  • OS:Android 14を搭載し動作は軽快だが、Google Playストア非対応のためアプリ追加には工夫が必要
  • ランチャー:RGボタンで「RGランチャー」とAndroidホームを瞬時に切り替えられ、操作性は良好
  • ストレージ:内蔵32GBはシステムで圧迫されるため、ゲームデータ保存にはTFカード(microSD)拡張が必須
  • 対応エミュレーター:DS、PSP、PS1、N64、DC、GBA、SFCなど20種類以上に対応するが、3DSはスペック不足で厳しい
  • RG Slideとの比較:SlideはPS2等も動くパワーがあるが、RG DSはDSエミュレーションへの特化と2画面UIが強み
  • マルチタスク:上画面でゲーム、下画面で攻略サイト表示が可能だが、動画同時再生は重くなる場合がある
  • 画面設定:上下個別の壁紙設定や輝度調整が可能で、アプリの起動画面(上下)も指定できる
  • アップデート:最新FWで同期ズレ問題は解決済み。GammaOS(カスタムファームウェア:CFW)による機能拡張も期待できる

検証してわかったANBERNIC RG DSのメリット・デメリット

ANBERNIC RG DSの前面 外観

ここでは、ANBERNIC RG DSを実際に使用し、ライバル機である「ANBERNIC RG Slide」や実機の「ニンテンドー3DS」と比較検証して見えてきた、具体的なメリットとデメリットについて解説していきます。

魅力的なギミックの裏に隠された、購入前に知っておくべきハードウェアの制約や、実際の使い勝手を包み隠さずお伝えします。

メリット(長所、利点)

メリット1:2画面筐体による圧倒的なDS没入感(RG Slideは1画面)

最大のメリットは、やはり「物理的な2画面」を持っていることです。DSや3DSのゲームを遊ぶ際、1画面しかない「RG Slide」では画面を切り替えるか、小さな画面に2つを並べる必要がありましたが、RG DSはそのストレスが一切ありません。

実機と同じ感覚でマップやステータス画面を常時表示できるため、RPGやアドベンチャーゲームの没入感が段違いです。特に「Drastic」エミュレーターとの相性は抜群で、設定不要で完璧なレイアウトで起動するのは感動的でした。

メリット2:RG Slideより約60g軽量で疲れにくい(3DS LL同等)

携帯ゲーム機において重量は正義です。RG DSは約321gと、実機の「Newニンテンドー3DS LL(約329g)」とほぼ同じ重量に抑えられています。

一方で、スライド機構を持つ「RG Slide」は約379gもあり、手に持つとずっしりとした重さを感じます。寝転がってプレイしたり、長時間のRPGを遊んだりする場合、この約60gの差は手首への負担として大きく現れます。RG DSは長時間プレイでも疲れにくいバランスの良さが光りました。

メリット3:MicroSDカードスロット搭載による容量拡張(内蔵は32GBのみ)

Android搭載機ですが、しっかりとMicroSDカード(TFカード)スロットを搭載しています。内蔵ストレージは32GBしかなく、システム領域で一部が使われているため、重いゲームデータを入れるとすぐに一杯になってしまいます。

安価な大容量MicroSDカードに大量のROMデータを保存し、簡単に入れ替えや管理ができる点は、レトロゲーム機として必須かつ安心できる仕様です。スロットへのアクセスも容易で、実機のような利便性を確保しています。

メリット4:フリーストップヒンジの自由度(3DSは段階固定)

ヒンジの出来は期待以上でした。実機の3DSは「カチッ、カチッ」と決まった角度でしか止まりませんが、RG DSは無段階のフリーストップ式を採用しています。

電車の中やデスクの上など、プレイ環境の照明に合わせて、画面の反射を避ける最適な角度に微調整できるのは大きな利点です。ヒンジの保持力もしっかりしており、プレイ中に画面が勝手に揺れることもありませんでした。

デメリット(短所、欠点)

デメリット1:SoC性能不足で3DS動作は厳しい(RG Slideは快適)

ここが最も痛いデメリットです。形状は3DSそのものですが、搭載しているSoC(RK3568)のパワー不足により、肝心の3DSエミュレーションは快適とは言えません。多くの3DSタイトルで処理落ちや音割れが発生します。

対して、SoCに「Unisoc T820」を搭載している「RG Slide」は、3DSはもちろん、PS2やゲームキューブまで快適に動作します。「3DSの形をしているのに3DSがまともに動かない」という矛盾は、購入前に覚悟しておく必要があります。

デメリット2:映像出力機能は非対応(RG SlideはDP対応)

RG DSのUSB-Cポートは、残念ながらHDMIなどの映像出力(DisplayPort Alt Mode)に対応していません。そのため、テレビの大画面にゲームを映して遊ぶという使い方は不可能です。

「RG Slide」や他の多くの中華ゲーム機が映像出力に対応している中、この機能が省かれているのは残念なポイントです。ワイヤレス投影機能はありますが、遅延が発生するためアクションゲームには向きません。

デメリット3:充電速度が遅い

4000mAhのバッテリーを搭載していますが、急速充電には対応しておらず、フル充電までに実測で約2.5〜3.5時間かかります。現代のスマートフォンや急速充電対応のゲーム機に慣れていると、この充電の遅さはストレスに感じました。

デメリット4:タッチパネルが静電容量式(実機は抵抗膜方式)

一見メリットのように思えますが、DSのゲームにおいてはデメリットになる場合があります。実機の「抵抗膜方式」はペン先で画面を押し込むため、細かい文字や図形を書くのが得意でした。

しかし、RG DSの「静電容量式」は指での操作には最適ですが、付属のディスク型タッチペンを使っても、細かい描画の追従性や書き心地は実機に劣ります。『脳トレ』の文字認識や、精密なタッチ操作が求められるゲームでは、違和感を覚えることがありました。

まとめ:ゲーム性能

検証の結果、ANBERNIC RG DSは「DSおよびレトロゲーム専用機」として割り切れば、非常に完成度の高いデバイスであることがわかりました。特に2画面の利便性と筐体のビルドクオリティ、そして軽量さは、ライバルのRG Slideにはない大きな魅力です。

しかし、3DSのような見た目に反して3DSソフトの動作が厳しい点や、映像出力非対応、充電の遅さといったハードウェア的な制約も明確です。高グラフィックなゲームやテレビ出力を求めるなら「RG Slide」を、あくまでDS時代の資産を快適な2画面で遊び直したいなら「RG DS」を選ぶのが正解だと言えるでしょう。

ANBERNIC RG DSのスペック(仕様)

  • ディスプレイ(上画面): 4インチ IPS液晶 (640×480) OCA全貼合
  • 下画面: 4インチ IPS液晶 (640×480) マルチタッチ対応
  • CPU: RK3568 (クアッドコア 64bit Cortex-A55 最大2.0GHz)
  • GPU: Mali-G52
  • RAM: 3GB LPDDR4
  • ROM: 32GB eMMC 5.1
  • 外部ストレージ: microSD (TF) カード対応 (最大512GB)
  • バッテリー: リチウムポリマー 4000mAh (駆動時間:約6時間)
  • 充電: USB Type-C (5V/2A入力対応、C2C充電器対応)
  • ワイヤレス通信: Wi-Fi 2.4/5G (802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.2
  • ストリーミング: Moonlight、Steam Link、ワイヤレス投影対応
  • インターフェース: USB Type-C x2 (充電用/OTG用)、3.5mmイヤホンジャック、マイク
  • センサー: ホールスイッチ(マグネット開閉検知)
  • 映像出力: 非対応 (HDMI等の有線出力機能なし)
  • スピーカー: 高音質デュアルスピーカー (前面配置)
  • 操作: 十字キー、ABXY、アナログスティックx2、静電容量式タッチパネル
  • 振動効果: バイブレーションモーター搭載
  • 機能: 独自のAI機能 (翻訳、検索)、RGボタン (画面切替)、デュアルスクリーン独立壁紙
  • エミュレーター(シュミレーター): DS, PSP, N64, DC, PS1, GBAなど20種類以上
  • 筐体: ABS樹脂素材、フリーストップヒンジ構造
  • OS: Android 14
  • サイズ: 長さ 160.0mm × 幅 90.0mm × 厚さ 21.5mm
  • 重量: 321g
  • カラー: ターコイズブルー、レッド&ブラック、ポーラーホワイト
  • 付属品: USB充電ケーブル、スクリーンプロテクター、静電容量式タッチペン、説明書、箱

ANBERNIC RG DSの評価

ANBERNIC RG DSの外観

7つの基準で「ANBERNIC RG DS」を5段階で評価してみました。

項目別評価

画面の見やすさ:★★★★★

上下ともに4インチの高品質なIPS液晶を搭載し、発色や視野角は良好です。2画面が同じサイズで統一されており、DSソフトを表示した際の一体感と没入感は実機以上です。

パフォーマンス:★★★☆☆

DSやPSP、N64までのレトロゲームは快適ですが、SoCの性能不足により、形状から期待される3DSやPS2の動作は厳しいため、遊べるタイトルには限りがあります。

操作性:★★★★☆

3DSライクなドームスイッチのクリック感が心地よく、十字キーの配置も絶妙です。ただ、タッチパネルが静電容量式のため、細かいペンの操作感は実機と異なります。

機能性・システム:★★★★☆

Android 14を搭載し、2画面を活用したマルチタスクや壁紙設定などの独自機能が充実しています。Google Play非対応な点と映像出力がない点が惜しまれます。

携帯性・デザイン:★★★★★

画面を保護するクラムシェル(折りたたみ)構造と、実機のLLサイズと同等の重量(約321g)は携帯機として理想的です。ヒンジの無段階調整も非常に便利です。

バッテリーと充電:★★★☆☆

2画面駆動のため消費が早く、実働は4〜5時間程度です。また、急速充電に非対応でフル充電に時間がかかる点は、現代のデバイスとして少しストレスを感じます。

価格(コスパ):★★★★★

約1.5万円という価格で、これだけのビルドクオリティと2画面ギミックを実現しているのは驚異的です。サブ機としても手を出しやすい価格設定です。

総評:★★★★☆

3DSの正統進化を感じさせる2画面の魅力

まず最大のメリットは、ニンテンドー3DS LLを彷彿とさせる、完成された2画面筐体です。実機と比較すると、画面の解像度が大幅に向上しており、エミュレーターの高画質化機能を使えば、思い出のDSソフトを美しく蘇らせることができます。また、実機にはない「どこでもセーブ」や「倍速機能」が使えるため、忙しい現代人でもRPGなどをサクサク進められるのは大きな利点です。重量も約321gと、ずっしり重いライバル機の「ANBERNIC RG Slide(約379g)」に比べて約60gも軽く、長時間持っていても疲れにくいバランスの良さは、携帯ゲーム機として非常に優秀だと感じました。

遊びの幅を広げるAIアシスタントの利便性

本機独自のAI機能は、単なるギミックに留まらない実用性を持っています。特に「リアルタイム翻訳」は、2画面構成を活かし、翻訳テキストを下画面に表示することで、ゲームの世界観を壊さずに海外の未翻訳タイトルを楽しむことができます。また、詰まった時にボタン一つで攻略情報を呼び出せる「ゲーム認識ガイド」や、対話型の「スマートダイアログ」は、攻略本やスマホを持ち替える手間を省き、ゲームプレイへの集中を持続させてくれる新しい体験でした。

RG Slideと比較して見えたスペックの限界

一方で、デメリットも明確です。同世代の「ANBERNIC RG Slide」がUnisoc T820を搭載し、PS2や3DS、ゲームキューブまで快適に動作するのに対し、RG DSのRK3568チップはパワー不足が否めません。「3DSの形をしているのに3DSがまともに動かない」という点は、購入前に理解しておくべき最大の妥協点です。また、Slideにはある映像出力機能や急速充電機能が省かれており、テレビの大画面で遊んだり、短時間で充電を済ませたりといった使い方ができない点も、ハードウェアとしての基本性能の差を感じさせられました。

最適なユーザー:DS世代への贈り物

結論として、ANBERNIC RG DSは「DS、GBA、PSPまでのレトロゲームを、最高の携帯性と2画面環境で遊びたい人」にとっての最適解です。高グラフィックな最新ゲームや3DSエミュレーションを求めるならRG Slideを選ぶべきですが、約1.5万円という手頃な価格で、パカっと開いてすぐに遊べるこのノスタルジックな体験は、他には代えがたい魅力があります。かつてDSに夢中になった世代であれば、間違いなく満足できる一台です。

Anbernic RG DS 折畳り式ハンドヘルドゲームコンソールRK3568 Android 14システム 二人対戦対応 ホールジョイスティック 上下デュアル画面4インチOCAフルタッチスクリーン4000mAh

ANBERNIC RG DSの価格・購入先

ANBERNIC RG DSの前面 外観

※価格は2025/12/20に調査したものです。価格は変動します。

ANBERNIC日本公式サイト

15,299円で販売されています。

ANBERNIC日本公式サイトで「ANBERNIC RG DS」をチェックする

ECサイト(Amazon、AliExpressなど)

  • Amazonで16,888円(税込)、
  • AliExpressで15,338円(ゲームROM付き128GBは17,594円、256GBは19,850円)、
  • 米国 Amazon.comで$129.99、

で販売されています。

Amazonで「ANBERNIC RG DS」をチェックする

楽天市場で「ANBERNIC」をチェックする

ヤフーショッピングで「ANBERNIC」をチェックする

AliExpressで「ANBERNIC RG DS」をチェックする

米国 Amazon.comで「ANBERNIC RG DS」をチェックする

※AliExpressでの購入方法・支払い方法はこちらのページで紹介しています。
AliExpressで激安ガジェットをお得に購入する方法を徹底 解説

Yahoo! Shopping
Yahoo!ショッピング

お得なポイント還元を
今すぐチェック!

おすすめのライバル機種と価格を比較

ANBERNIC RG DS」に似た性能をもつ携帯ゲーム機(エミュ機)も販売されています。価格の比較もできるので、ぜひ参考にしてみてください。

ANBERNIC RG Slide

ANBERNICから発売されたスライド式のAndroid携帯ゲーム機です(2025年6月20日 発売)。

Android 13、Unisoc T820、8GB LPDDR4Xメモリ、4.7インチで解像度1280 x 960 pxのLTPS液晶、128GB UFS2.2ストレージ、5000 mAhバッテリー、microSDカードスロットを搭載しています。

また、AI機能(ゲーム戦略アシスタント、リアルタイム翻訳など)、30種類以上のエミュレーター、最大120Hzの高リフレッシュレート、DisplayPort映像出力、ゲームパッド接続、ゲームストリーミング、静電容量式ジョイスティック、トリガーボタン、Hi-Fi ステレオスピーカー、冷却システム、ゲームの追加、セーブ機能、Type-Cポート、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.0に対応しています。

価格は、Amazonで31,699円、AliExpressで24,301円、米国 Amazon.comで$174.99、です。

関連記事:ANBERNIC RG Slide徹底レビュー!PSP Goより優秀な性能?

Amazonで「ANBERNIC RG Slide」をチェックする

ANBERNIC RG 476H

ANBERNICから発売された4.7インチのAndroid 13携帯ゲーム機です(2025年9月 発売)。

Android 13、Unisoc T820 (6nm オクタコア)、8GB LPDDR4X メモリ、128GB UFS2.2 ストレージ、解像度 1280×960のLTPS インセルディスプレイ(4:3)、5000mAh ポリマーリチウムバッテリー、micro SDカードスロットを搭載しています。

また、デュアルスクリーン(2画面)表示(NDS・3DS対応)、USB Type-Cによる1080p DisplayPort出力、30種類以上のエミュレーター(Androidゲーム対応)、リフレッシュレート最大120Hz、AI機能「Anbernic AI」(リアルタイム翻訳、ゲーム攻略アシスタント、画像生成など)、大角度3Dホールジョイスティック、ホールトリガー、キーマッピング機能を搭載。

ストリーミング、ワイヤレス画面投影、オンラインマルチプレイヤー、六軸ジャイロセンサー、高音質ステレオスピーカー、振動モーター、高速ファン+ヒートパイプによるアクティブ冷却、USB Type-Cポート、3.5mmステレオイヤホンジャック、2.4/5G WIFI、Bluetooth 5.0にも対応しています。

価格は、Amazonで29,457円(税込)、AliExpressで25,466円、米国 Amazon.comで$189.99、です。

関連記事:ANBERNIC RG 476Hレビュー!フルスクリーンでDSも快適になる?

Amazonで「ANBERNIC RG 476H」をチェックする

Retroid Pocket Flip 2

Retroid Pocketから発売された5.5インチのフリップ型携帯ゲーム機です(2025年4月 発売)。

Android 13、Qualcomm Snapdragon 865 / MediaTek Dimensity D1100、8GB LPDDR4x RAM、128GB UFS 3.1 ROM、、AMOLEDディスプレイ(1920×1080、輝度500 Nits)、5000mAhバッテリーを搭載しています。

また、3Dホールスティック、アナログL2/R2トリガー、アクティブ冷却システム、強化されたヒンジデザイン (178°可動域, 150°クリックストップ)、DisplayPort映像出力(1080p)、交換可能なボタンレイアウト、ランヤードループに対応しています。

さらに、27W急速充電、ストレージ拡張(TFカードスロット搭載)、Google Playストア、ストリーミングプレイ、USB-C(OTG)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1 (SD865モデル) / 5.2 (D1100モデル)にも対応しています。

価格は、AliExpressで29,197円、です。

関連記事:Retroid Pocket Flip 2徹底レビュー!Pocket 5と比較

ANBERNIC RG34XX

ANBERNICから発売されたゲームボーイアドバンス風の携帯ゲーム機です(2024年12月16日 発売)。

3.5インチ(解像度 720 x 480 px)のIPS液晶(3:2)、Allwinner H700 クアッドコア プロセッサ、1GB LPDDR4メモリ、2つのTFカードスロット、 3500 mAhバッテリー、miniHDMIポートを搭載しています。

また、30種類以上のエミュレーター、HDMI映像出力、ストリーミングプレイ、外部ゲームパッドとの接続(無線、有線)、動画・音楽プレイヤー機能、ゲームの追加、セーブ機能、USB Type-C (OTG) x1、Wi-Fi 5、Bluetooth 4.2に対応しています。

価格は、Amazonで10,999円(税込)、AliExpressで9,095円、米国 Amazon.comで$79.99、です。

関連記事:GBAを超えた!3:2画面の「ANBERNIC RG34XX」を徹底レビュー! 

Amazonで「ANBERNIC RG34XX」をチェックする

他のANBERNIC携帯ゲーム機と比較

他人もANBERNIC携帯ゲーム機が販売されています。2025、2024年モデルもあるので、ぜひ比較してみてください。

ANBERNICの携帯ゲーム機が超絶進化で大人気! 最新機種 まとめ 

その他のおすすめ携帯ゲーム機は?

その他のおすすめ携帯ゲーム機は以下のページにまとめてあります。ぜひ比較してみてください。

海外のレアすぎる携帯ゲーム機 ラインナップ 機種 一覧 まとめて比較

海外製のレアな携帯ゲーム機をまとめて紹介しています。

Androidゲーム機 おすすめはコレだ!最新コントローラ一体型の選び方

コントローラー付きAndroidゲーム機をまとめて紹介しています。

2024に劇的に変化した中華ゲーム機の進化した点とおすすめ機種を紹介

2024年の中華ゲーム機の進化した点とおすすめ機種を紹介しています。

Powkiddyの中華ゲーム機が意外といい?! 全機種 まとめ

Powkiddyの中華ゲーム機をまとめて紹介しています。

REDMI 15 5G 徹底レビュー!バッテリー、スピーカーの劇的進化と欠点

2025年12月19日、Xiaomi(シャオミ)から発売される「REDMI 15 5G」は、3万円ながらも7,000mAhの超大容量バッテリーと33Wの高速充電に対応した注目のスマートフォンです。

このレビューでは、前モデル「Redmi 12 5G」から何が進化し、どう違っているのか、その使い勝手と実用性を徹底比較・検証しました。

REDMI 15 5G REDMI 15 5G 実機を手でもつ。背面 リップルグリーン 外観が見える。

先に結論からお伝えしましょう

REDMI 15 5G の長所(Pros):

  • 規格外の7,000mAhバッテリーによる圧倒的なスタミナ
  • 33Wの超高速充電に加え、最大18Wのリバース充電に対応
  • 144Hz駆動の6.9インチ大画面で操作が滑らか
  • 音量ブースト機能とDolby Atmosによるスピーカーの進化
  • GeminiオーバーレイやGoogle Gemini連携などのAI機能が使える
  • おサイフケータイ(FeliCa)とIP64防塵防水への対応

REDMI 15 5G の短所(Cons):

  • 3.5mmイヤホンジャックの廃止(有線派には痛手)
  • 本体が重く(約217g)、幅広で片手操作が困難
  • スピーカーはモノラル仕様(ステレオ非搭載)
  • GPU性能は控えめで、重量級ゲームには不向き

総合評価:

REDMI 15 5Gは、バッテリー性能、充電速度に優れたスマートフォンです。スピーカーの音量・オーディオ技術の進化に加えて、新たにGoogle Gemini AI機能の利便性が加わったことで、劇的な進化を遂げています。また、3万円台ながら144Hzのリフレッシュレートやおサイフケータイ、IP64防水防塵、eSIMまで対応したコスパは非常に高いといえます。ただし、イヤホンジャック廃止や片手操作困難なサイズ感・重さといったデメリットも存在するため、よく確認してから購入する必要があります。

この記事で分かること

  1. デザインと耐久性: 背面ガラス素材、サイズ・重量・カラーの比較(幅80mm超)、IP64防塵防水、ビルドクオリティ
  2. ディスプレイ: 6.9インチFHD+、最大144Hzリフレッシュレート、液晶(LCD)、輝度(850nits)、タッチ感度、ウェットタッチテクノロジー2.0
  3. バッテリー: 7,000mAh容量、電池持ち(PCMarkテスト)、33W急速充電、18Wリバース充電(モバイルバッテリー機能)
  4. パフォーマンス: Snapdragon 6s Gen 3、Antutuベンチマークスコア、CPU性能の比較、メモリ増設(最大16GB)、ストレージ速度(UFS 2.2)、SDカード
  5. アプリの動作感: ブラウザスクロール、LINE通知、マルチタスク性能、画像編集、動画編集(CapCut)、発熱の制御、サーマルスロットリング
  6. ゲーム性能: 『原神』、『PUBG MOBILE』、『鳴潮』、『崩壊:スターレイル』、『アスファルト9』、実測フレームレート (FPS)
  7. スピーカー: モノラルスピーカー、音質、200%音量アップ機能、Dolby Atmos、イヤホンジャック廃止の影響
  8. カメラ性能: 5000万画素メインカメラ、800万画素フロントカメラ、自動ナイトモード、自撮りビューティモード、AI消しゴム
  9. AI機能: Google Gemini連携、Geminiオーバーレイ、Gemini Live(音声対話)、かこって検索(Circle to Search)、画像生成
  10. 通信性能: 5G通信(ドコモn79対応)、通話品質、eSIMデュアル運用、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.1、GPS精度
  11. OSと機能: Xiaomi HyperOS 2 (Android 15)、OSアップデート保証、おサイフケータイ(FeliCa)、デバイス連携、セカンドスペース(セキュリティ)
  12. 比較Redmi 12 5GRedmi Note 14 Pro 5GPOCO M8 5GPOCO M7 Pro 5G
  13. スペック: 詳細仕様一覧、対応バンド(4キャリア対応状況)
  14. 評価: 5段階評価、メリット・デメリットまとめ、最適なユーザー層、詳細な総評
  15. 価格: 購入先、Amazon、楽天市場、ソフトバンク(1円キャンペーン)、IIJmio、SIMフリー

この記事を最後まで読むことで、「REDMI 15 5G」を購入するべきかどうかがはっきりと分かるはず。購入に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

この製品の購入はこちら→ Amazon リンク / AliExpress リンク

公式ページ:すべての仕様と機能 REDMI 15 5G | Xiaomi 日本

デザインと耐久性:REDMI 15 5Gの高級感あるガラスボディと重量感の検証

REDMI 15 5G 実機を手に持っている。背面 外観のデザインがわかる。

ここでは、REDMI 15 5Gの外観デザイン、サイズ感、そして日常使用における耐久性について、前モデルとの比較を交えながら詳しく見ていきます。

背面ガラスの質感と洗練された第一印象

パッケージを開封し、最初に本体を手にした瞬間、その質感の高さに驚かされました。エントリーモデルといえばプラスチックの安っぽい質感を想像しがちですが、REDMI 15 5Gは前モデル同様にガラス素材を採用しており、ひんやりとした手触りと適度な光沢が所有欲を満たしてくれます。

カメラユニットアルミ合金製で円形のデザインに一新されており、存在感がありながらも洗練された印象を受けました。クアッドカーブデザインが採用されているため、手のひらにフィットする感覚があり、見た目以上にスリムに感じられます。ビルドクオリティも高く、ボタンを押した際のクリック感もしっかりしており、チープさは微塵も感じません。

比較検証:サイズ、重量、カラーの違い

REDMI 15 5G 実機の左側面。厚さ、薄さがわかる。

前モデル「Redmi 12 5G」の幅が約76mmだったのに対し、REDMI 15 5G80.45mmと、約4.5mmも幅広になっています。実際に片手でフリック入力を試みましたが、対角線上のキーには親指が届きにくく、片手操作のしやすさという点ではRedmi 12 5Gに軍配が上がります。また、厚さも約8.2mmから8.40mmへと0.2mmほど増しています。高さに関しては約169mmと169.48mmでほぼ変わりません。

重量に関しては、バッテリー容量の増加(5,000mAhから7,000mAh)に伴い、Redmi 12 5Gの約200gから、REDMI 15 5G217gへと約17g増加しました。ホールド感は悪くありませんが、やはり「ずっしりとした塊感」はあります。

カラーリングの方向性も大きく刷新されました。Redmi 12 5Gは「スカイブルー」「ポーラーシルバー」といった明るくライトな色合いが特徴でしたが、REDMI 15 5Gでは「リップルグリーン」「チタングレー」「ミッドナイトブラック」というラインナップに変更されています。前作のポップな印象から一転し、深みのある落ち着いた色調と金属的な質感を感じさせるネーミングを採用しており、ターゲット層をより幅広い年齢層、あるいはビジネスシーンにも馴染むプレミアムな方向へとシフトさせたことが伺えます。

実用的なポート配置と拡張性

REDMI 15 5G 実機の右側面とボタン

インターフェース類の配置は、日常の使い勝手をよく考えられたレイアウトになっています。本体右側面には音量ボタン電源ボタンがあり、電源ボタンは指紋認証センサーを兼ねています。親指が自然に届く位置にあるため、ロック解除は非常にスムーズです。充電用のUSB Type-Cポート底面中央に配置され、その右隣にスピーカーがあります。左側面にはSIMスロットがあり、ここにはmicroSDカードも挿入可能です。写真や動画をたくさん保存したい私にとって、SDカードでストレージを拡張できる点は非常に心強いです。

なお、3.5mmイヤホンジャックは「REDMI 15 5G」に搭載されていません。前モデル「Redmi 12 5G」には搭載されていましたが、本機では非搭載となって非常に残念です。

REDMI 15 5G 実機 底面にある接続ポート。Type-Cポートが見える。

IP64への進化

耐久性については、IP64の防水防塵性能へと進化しました。前モデルのIP53と比較して防塵性能が最高レベル(IP6X)に引き上げられ、防水性能も飛沫に対する保護(IPX4)へと強化されています。完全防水ではありませんが、砂埃の多い場所や、雨の中での操作、キッチンで水しぶきがかかるようなシーンでの安心感が格段に増しました。実際に小雨が降る中で地図アプリを確認しましたが、問題なく動作しています。また、Xiaomi独自の厳しい品質試験をクリアしている点も信頼できます。

REDMI 15 5Gが濡れている。防水防塵の性能がわかる。

付属品:すぐに使える充実のスターターセット

付属品については、ユーザーフレンドリーな構成になっています。箱の中には「REDMI 15 5G本体」のほかに、「SIM取り出し用ピン(試供品)」「ソフトケース(試供品)」「クイックスタートガイド」が含まれています。特にありがたいのが「画面保護シート貼付済(試供品)」です。最初からディスプレイにフィルムがきれいに貼られているため、気泡が入るのを心配しながら自分で貼る手間がありません。付属のソフトケースも透明度が高く、本体のデザインを損なわずに保護してくれます。充電アダプタとケーブルは同梱されていないため別途用意する必要がありますが、開封してすぐに安心して使い始められるセット内容は好印象です。

まとめ:デザインと耐久性

  • 第一印象:背面ガラスとリップルグリーンの加工が美しく、エントリー機を超えた高級感がある
  • サイズ比較:幅が約76mmから80.45mmへ約4.5mm拡大し、片手操作はRedmi 12 5Gの方が容易である
  • 重量と厚み:重量は217gと約17g増加し、厚みも8.40mmと0.2mm増したが、カーブ形状で持ちやすさは確保されている
  • ポートと拡張性:底面にType-Cを配置し、SDカードスロットも完備している
  • 耐久性: IP64(防塵防水)へ進化し安心感が向上した
  • 付属品: ケース同梱に加え、画面保護シートが最初から貼付されており、初期費用と手間が省ける

ディスプレイ:REDMI 15 5Gの没入感あふれる6.9インチ大画面と144Hzの滑らかさ

REDMI 15 5G 実機のディスプレイ映像。画面に川の青さがが鮮やかに映っている。

ここでは、REDMI 15 5Gの最大の特徴の一つである約6.9インチの超大型ディスプレイについて、その視認性や操作感、前モデルからの進化点を中心に書いていきます。

6.9インチLCDの迫力と自然な発色

電源を入れて最初に目を奪われるのは、やはりその圧倒的な画面の大きさです。約6.9インチというサイズは、スマートフォンというより小型タブレットに近い迫力があり、手に持った時の満足感はひとしおです。ディスプレイタイプは前モデル同様に液晶(LCD)パネルを採用していますが、発色は非常に自然で、色が薄いといった安っぽさは感じません。

有機ELのような「完全な黒」の表現には及びませんが、YouTubeで高画質の自然ドキュメンタリーを再生してみたところ、木々の緑や空の青さが過度な強調なく忠実に表現されていました。パンチホールカメラも小さくデザインされており、全画面表示にした際の没入感は非常に高いです。ベゼルは少し厚めに感じますが、この価格帯と画面サイズを考えれば許容範囲でしょう。

比較検証:サイズと解像度の微妙な変化

REDMI 15 5G 実機のディスプレイ映像。画面に映画の映像がクリアに見える。

前モデル「Redmi 12 5G」と比較すると、画面サイズは約6.8インチから約6.9インチへと拡大しました。わずか0.1インチの差ですが、手に持った時の幅広感と、ブラウザや電子書籍を表示した際の一画面の情報量には確かな違いを感じます。解像度はRedmi 12 5Gが「2,460×1,080」だったのに対し、REDMI 15 5Gは「2,340×1,080」となっています。

縦のピクセル数が少し減っていますが、アスペクト比が「Redmi 12 5G」の20.5:9から変わり、より一般的な19.5:9に近い比率になったことで、動画コンテンツを再生した際の上下の黒帯が気になりにくくなりました。FHD+の解像度は維持されているため、文字のドット感などは全く気にならず、シャープな表示です。

劇的進化:144Hz駆動と屋外視認性の向上

最も劇的な進化を感じたのは、リフレッシュレート輝度です。Redmi 12 5Gが最大90Hzだったのに対し、REDMI 15 5Gは最大144Hzに対応しました。これはエントリー機としては異例のスペックです。実際にX(旧Twitter)のタイムラインを高速スクロールしてみると、残像感がまるで違い、文字が流れるように滑らかに動きます。

90Hzでも十分滑らかだと感じていましたが、144Hzのヌルヌルとした操作感を一度体験すると、その快適さに感動を覚えました。

REDMI 15 5Gのディスプレイ。屋外で使用。

また、輝度についても、Redmi 12 5G(最大550nit)では晴天の屋外で見えづらいことがありましたが、REDMI 15 5Gは標準で700nit、HBM(高輝度モード)で850nitまで向上しています。実際に日中の公園で地図アプリを開いた際も、手で影を作ることなく画面の内容をはっきりと確認できました。

ウェットタッチテクノロジー2.0と操作性

操作性に関しては、タッチサンプリングレート最大288Hz確保されており、指の動きに対する追従性(タッチ感度)は良好です。特に実用性が高いと感じたのが「ウェットタッチテクノロジー2.0」です。実際に料理中、少し濡れた手でレシピサイトをスクロールしたり、画面をタップしたりしてみましたが、誤反応することなく正確に操作できました。これまでのスマホでは水滴がつくと挙動が乱れることが多かったため、キッチンや雨の日でもストレスなく使える点は大きなメリットです。

長時間利用を支えるアイケア機能

REDMI 15 5Gの画面。

夜間の使用時には「アイケア機能」が役立ちます。DC調光に対応しているため、画面の明るさを最低まで下げてもチラつき(フリッカー)を感じにくく、寝る前の読書でも目が疲れにくいと感じました。TÜV Rheinlandの「低ブルーライト」「フリッカーフリー」「サーカディアンフレンドリー」という3つの認証を取得している点も、長時間画面を見る現代人には嬉しいポイントです。

REDMI 15 5G ディスプレイ仕様

  • サイズ:6.9インチ
  • タイプ:FHD+ LCDディスプレイ
  • 解像度:2,340×1,080
  • リフレッシュレート:最大144Hz
  • タッチサンプリングレート:最大288Hz
  • 輝度:700 nits (標準)、850 nits (HBM)

まとめ:ディスプレイ

  • 第一印象: 6.9インチの大画面はタブレット並みの迫力があり、LCDながら発色は自然である
  • サイズ比較: Redmi 12 5G(6.8インチ)より0.1インチ拡大し、没入感が向上している
  • 滑らかさ: 90Hzから144Hzへ進化し、スクロール時の残像感が大幅に低減されている
  • 視認性: 輝度が最大850nit(HBM)へ向上し、屋外での見やすさが改善されている
  • 機能性: 濡れた手でも操作できるウェットタッチや、目の疲れを軽減するアイケア機能が実用的である

バッテリー持ちと充電:REDMI 15 5Gの7,000mAhがもたらす2日間の自由と安心

REDMI 15 5Gのバッテリー。

ここでは、規格外の7,000mAhバッテリーを搭載したREDMI 15 5Gの驚異的な持久力と、日常使いにおける充電周りの使い勝手について書いていきます。

規格外の7,000mAhと驚異のテスト結果

REDMI 15 5Gを手に取って最も感動するのは、その圧倒的なバッテリー容量です。前モデルのRedmi 12 5Gが5,000mAhという標準的な容量だったのに対し、本機は一気に40%増量となる7,000mAhを搭載しています。公称値では動画再生が最大25時間、音楽再生は最大108時間、読書なら最大30時間とされており、カタログスペックの時点で他のスマホとは一線を画しています。

実際にバッテリーベンチマークテスト(PCMark for Android)を回してみたところ、約15時間という素晴らしいスコアを記録しました。さらに驚いたのは動画再生時の粘り強さで、FHD画質の動画を連続再生(輝度調整あり)した際には約30時間近く動き続けました。Redmi 12 5Gも電池持ちの良い機種でしたが、REDMI 15 5Gは「持ちが良い」というレベルを超え、モバイルバッテリーを持ち歩く習慣そのものを過去のものにするポテンシャルを秘めています。

実体験:充電を忘れても焦らない2日間のスタミナ

実際にメイン機種として数週間使用しましたが、バッテリー切れの不安を感じる瞬間は一度もありませんでした。朝7時に100%の状態で家を出て、通勤中にYouTubeで動画を1時間視聴し、日中はSNSのチェックやWebブラウジング、カメラ撮影を頻繁に行い、帰宅後に軽いゲームを30分ほどプレイしても、就寝時の残量は余裕で50%を超えていました。

Redmi 12 5Gでは、同じような使い方をすると夜には20%台になり充電器を探すことがありましたが、REDMI 15 5Gなら充電を忘れて寝てしまっても、翌日の夕方まで十分に持ちこたえてくれます。「1日持てば十分」ではなく「2日間安心して使える」という感覚は、一度味わうと手放せません。

33W充電の実力と便利なリバース充電機能

REDMI 15 5Gの急速充電

充電速度に関しては、最大33Wの急速充電に対応しています。Redmi 12 5Gの18W充電と比較すると出力は約2倍近く向上していますが、バッテリー容量自体が巨大化しているため、0%から100%までの満充電には約1時間半(90分前後)を要しました。昨今のハイエンド機のような「数十分で満タン」とはいきませんが、バッテリー持ち自体が良いため、頻繁に充電する必要がなく、就寝中に「スマート充電エンジン2.0」でバッテリーをいたわりながら充電するスタイルが合っていると感じます。

また、ワイヤレス充電には非対応ですが、有線での「最大18Wリバース充電」に対応している点は非常に便利でした。外出先でワイヤレスイヤホンの電池が切れた際、Type-Cケーブルで繋ぐだけでREDMI 15 5Gがモバイルバッテリー代わりになり、急速充電で救済できた経験があります。これは7,000mAhという大容量だからこそ活きる機能です。

REDMI 15 5Gのリバース充電

まとめ:バッテリー持ちと充電

  • バッテリー容量:7,000mAh(Redmi 12 5G比で2,000mAh増量)
  • 公称駆動時間:動画再生最大25時間、一般的な使用で最大2.26日間
  • 実使用感:ヘビーに使っても1日は余裕で持ち、ライトな使用なら2日間充電不要
  • 充電速度:33W急速充電に対応し、満充電までの所要時間は約1時間半
  • 便利機能:18Wリバース充電に対応し、モバイルバッテリーとして他機器へ給電可能
  • ワイヤレス充電:非対応

パフォーマンス

REDMI 15 5GのCPU

ここではREDMI 15 5Gのパフォーマンスについて、Antutuベンチマーク、CPU性能比較、アプリの動作感、メモリとストレージの4つのセクションにわけて詳細に紹介します。

Antutuベンチマーク

REDMI 15 5Gは、プロセッサにQualcomm製の「Snapdragon 6s Gen 3」を搭載しています。これは6nmプロセスで製造されたオクタコアCPUで、GPUには「Adreno 619」を採用しています。「Gen 3」という新しい名称がついていますが、構成としては実績のあるSnapdragon 695 5Gのリファイン版に近く、最新のハイエンドチップのような爆発的なパワーよりも、日常使いにおける省電力性と安定性を重視した設計となっています。

Antutuベンチマークの結果は以下のようになっています。

REDMI 15 5GのAntutuベンチマーク

Antutu バージョン 11

例: Antutu V11.0.3-OB3 総合で「629077」、CPUで「252108」、GPUで「60673」、MEMで「134239」、UXで「182057」

総合スコアは約62万点、CPU性能は約25万点、GPU性能は約6万点になります。

Antutu V10 バージョンに換算すると、総合スコアは約46万点前後になります。

その他のベンチマーク結果

Geekbench 6.5

  • シングルコア「940」、マルチコア「2104」

3DMark / Wild Life

  • Extreme Unlimited「411」

CPU性能比較

ここではREDMI 15 5Gが搭載するQualcomm Snapdragon 6s Gen 3 プロセッサと、他のCPUを比較してみます。

REDMI 15 5Gのグラフ。Antutu 比較 Qualcomm Snapdragon 6s Gen 3

CPU ランキング

※Antutu V10 ベンチマーク総合スコアで比較したものです。

  1. Snapdragon 7s Gen 4 (Redmi Note 15 Pro+ 5G)・・・Antutu:87万
  2. Dimensity 7200-Ultra (Redmi Note 13 Pro+ 5G)・・・Antutu:約72万
  3. Dimensity 7300-Ultra (Redmi Note 14 Pro 5G)・・・Antutu:67万
  4. Snapdragon 7s Gen 2 (Redmi Note 13 Pro 5G)・・・Antutu:56万
  5. MediaTek Dimensity 7060 (moto g66j 5G)・・・Antutu:50万
  6. Snapdragon 6s Gen 3 (REDMI 15 5G)・・・Antutu:46万
  7. Dimensity 6300 (OPPO A5 5G)・・・Antutu:43万
  8. Snapdragon 4 Gen 2 (Redmi 12 5G)・・・Antutu:41万
  9. MediaTek Dimensity 6100+(Galaxy A25 5G)・・・Antutu:39万
  10. MediaTek Helio G81-Ultra (Redmi 14C)・・・Antutu:27万

Redmi 12 5G比較でわかること>

前モデル「Redmi 12 5G」(Snapdragon 4 Gen 2)のスコアが約41万点だったのに対し、今回のREDMI 15 5Gは約46万点を記録しました。スコアとしては約5万点、率にして1割強のアップです。劇的な進化というわけではありませんが、GPU性能もAdreno 613から619へ強化されており、SNSの画像読み込みやWebブラウジングといった普段使いにおいて、より引っかかりの少ないスムーズな動作が期待できる堅実な進化を遂げています。

他の機種との比較から分かること

上位モデルである「Redmi Note」シリーズ(Proモデル)と比較すると、スコアには10万点〜40万点以上の大きな開きがあり、3Dゲームや重い動画編集をするならProシリーズを選ぶべきという立ち位置が明確です。一方で、同価格帯のライバル機や下位モデルの「Redmi 14C」と比較すると、頭一つ抜けた性能を持っています。3万円台のエントリークラスとしては十分な処理能力を確保しており、価格と性能のバランスが取れた「ミドルレンジの入り口」に位置するモデルだと分かります。

アプリの動作感:REDMI 15 5Gの快適さとクリエイティブ性能の検証

REDMI 15 5Gの画面、アプリ。

ここでは、REDMI 15 5Gの日常的なアプリの挙動から、画像・動画編集といったクリエイティブ作業、そして気になる発熱制御まで、実際の使用感に基づき詳しく検証していきます。

ストレスフリーな日常動作

日常で最も頻繁に使うLINEやSNS、ブラウザの動作は、Snapdragon 6s Gen 3と最大144Hzのリフレッシュレートの組み合わせにより、非常に軽快です。特にChromeブラウザで画像が多いニュースサイトを閲覧した際、前モデル「Redmi 12 5G」ではスクロール時に若干のカクつきを感じることがありましたが、REDMI 15 5Gでは指に吸い付くように滑らかに追従します。144Hzの恩恵は大きく、文字が流れるような感覚で読めるため、目の疲れも軽減されたように感じます。

LINEの通知やレスポンスに関しても改善が見られました。Redmi 12 5Gを使用していた際は、スリープ復帰時に通知がまとめて届くようなラグや、通話時の画面消灯(近接センサー)の挙動に不安定さを感じることがありましたが、本機では通知がリアルタイムに届き、通話中の誤タッチも発生していません。

進化したマルチタスク

マルチタスク性能も向上しています。私が試用した8GBモデルでは、メモリ拡張機能を有効にすることで最大16GB相当のメモリ領域を確保できます。実際にYouTubeで動画を再生しながら、バックグラウンドでX(旧Twitter)やGoogleマップを起動し、頻繁にアプリを切り替えてみましたが、アプリが落ちて再読み込み(タスクキル)される頻度が明らかに減りました。Redmi 12 5Gでは数個のアプリを開くだけでバックグラウンド処理が停止することが多かったため、この安定性は大きな進化だと感じます。

画像編集と動画編集の実用性

クリエイティブな作業における動作を確認するため、具体的なアプリを使用して検証しました。まず画像編集ですが、6.9インチの大画面を活かせる「Canva」では、SNS投稿用のレイアウト作成やパーツの配置も、最大144Hzのリフレッシュレートにより滑らかな操作感で行えます。また、本格的な写真補正を行う「Lightroom」においても、色温度や露出のスライダーを動かした際の色調変化がSnapdragon 6s Gen 3の処理能力によって遅延なく追従し、快適な動作を確認できました。

動画編集については、CapCutを使用して1080p/30fpsの動画をカット編集してみました。プレビュー再生はスムーズで、テロップ入れなどの基本操作もカクつくことなく行えます。ただし、書き出し速度に関しては、搭載ストレージがUFS 2.2ということもあり、劇的に速いわけではありません。長時間の4K動画編集などは荷が重いですが、ショート動画の作成程度ならストレスなくこなせます。また、6.9インチの大画面は編集タイムラインが見やすく、作業効率が良い点はメリットでした。

驚異的な安定性と低い発熱

パフォーマンスの持続性において、REDMI 15 5Gは非常に優秀です。3DMarkのストレステストを実施したところ、安定性スコアは99.4%という極めて高い数値を叩き出しました。実際に1時間ほど動画視聴や軽いゲームを続けても、本体背面がほんのりと温かくなる程度で、不快な熱さを感じることはありませんでした。前モデルも発熱は少なめでしたが、本機はさらに放熱性が向上している印象で、夏場の屋外利用でもパフォーマンス低下を気にせず使えそうです。

まとめ:アプリの動作感

  • ブラウザとSNS: 144Hz駆動によりスクロールが劇的に滑らかになり、読み込みもスムーズである
  • LINEと通知: 通知の遅延やセンサーの不安定さが解消され、レスポンスが向上している
  • マルチタスク: メモリ拡張(最大16GB)により、Redmi 12 5Gで見られたタスクキルが大幅に減少した
  • 画像編集: 「Canva」でのレイアウト作成や、「Lightroom」での細かな色調補正も、Snapdragon 6s Gen 3の処理能力により遅延なく快適に行えます
  • 動画編集: 1080pクラスの編集なら快適だが、書き出し速度はUFS 2.2相応である
  • 発熱制御: 高負荷時でも40℃程度に抑えられ、動作の安定性が非常に高い

メモリとストレージ:REDMI 15 5Gの快適なマルチタスクと2TB拡張の余裕

REDMI 15 5Gのメモリ

ここでは、REDMI 15 5Gのメモリ・ストレージ構成(4GB + 128GB、8GB + 256GB)と、実際の使用感における快適さ、そして拡張性について詳しくレビューしていきます。

最大16GB相当のメモリでタスクキルを回避

メモリ容量は4GB、8GBの2種類があります。「メモリ拡張機能」(メモリ増設)を使えば、ストレージ領域の一部を仮想メモリとして割り当て、8GBモデルの場合で最大16GB(基本8GB + 拡張8GB)のRAMとして振る舞わせることができます。メモリ規格はLPDDR4X(帯域幅: 最大 17 GB/s)と標準的ですが、日常使いにおいて不足を感じる場面はほとんどありませんでした。

必要十分なUFS 2.2ストレージと転送速度

ストレージに関しては、日本版では128GB256GBの2つのモデルが用意されています。システム領域やプリインストールアプリで最初から20GB以上が使用されているため、アプリや写真をたくさん保存したい方は256GBモデルを選ぶのが無難だと感じました。

ストレージ規格は前モデル同様のUFS 2.2(読み込み最大約1 GB/s、書き込み速度 最大で約1 GB/s)を採用しています。実際に数GBあるゲームアプリをインストールしてみましたが、ハイエンド機のような爆速ではないものの、待たされすぎてイライラするほどではありません。PCから大量の写真データを転送した際も、速度は「そこそこ」といった印象で、劇的な進化はありませんが、価格帯を考えれば納得できる挙動です。

最大2TB対応で容量不足の不安を解消

最も進化を感じたのは外部ストレージの拡張性です。Redmi 12 5Gでは最大1TBまでだったmicroSDカードの対応容量が、REDMI 15 5Gでは最大2TBまで倍増しました。最近は写真や動画の画質が上がり、ファイルサイズも大きくなりがちですが、2TBあれば実質的に容量無制限のような感覚でデータを保存できます。私は撮影した動画データの保存先を全てSDカードに設定していますが、本体ストレージを圧迫せずに済むので非常に快適です。ただし、スロットはSIM2との排他利用(ハイブリッドスロット)になっているため、デュアルSIM運用とSDカードを併用できない点には注意が必要です。

まとめ:メモリとストレージ

  • メモリ構成:4GBまたは8GB(LPDDR4X)を選べ、8GBモデルはマルチタスクに強い
  • メモリ増設:メモリ拡張機能により、最大16GB相当までRAMを増やせ、アプリの再読み込みが減少した
  • ストレージ規格:UFS 2.2を採用しており、アプリのインストールや起動速度は前モデルと同等の水準である
  • 外部ストレージ:microSDカードの最大容量がRedmi 12 5Gの1TBから2TBへ進化し、データ保存の自由度が増した
  • 注意点:microSDスロットはSIM2スロットとの排他利用である

ゲーム性能:REDMI 15 5GのSnapdragon 6s Gen 3はどこまで戦えるのか検証

REDMI 15 5Gで原神をプレイしている

ここでは、REDMI 15 5Gに搭載されたプロセッサ「Snapdragon 6s Gen 3」が、実際のゲームプレイにおいてどの程度のパフォーマンスを発揮するのかについて書いていきます。

前モデルのRedmi 12 5G(Snapdragon 4 Gen 2)と比較しても、GPU性能は劇的に向上しているわけではありません。そのため、過度な期待は禁物ですが、設定を工夫することでどこまで遊べるのか、人気タイトル5本を実際にプレイして検証しました。

原神

まずは重量級タイトルの代表格「原神」で、テイワット大陸を冒険してみました。 結論から言うと、プレイにはかなりの妥協が必要です。デフォルト設定では重すぎるため、グラフィック設定を「最低」、フレームレート設定を「30fps」に落とすことが必須条件でした。この設定であれば、モンドの平原を探索したり、軽い戦闘を行ったりする分には30fps付近を維持して動作します。

しかし、フォンテーヌの水中探索や、オブジェクトが密集するスメールの市街地、あるいは元素爆発を連発する深境螺旋のような激しい戦闘シーンでは、処理落ちが顕著になり、フレームレートは20fps台まで低下しました。試しにフレームレート設定を「60」に上げてみましたが、端末の発熱が急激に進み、サーマルスロットリング(熱暴走を防ぐための性能制限)がかかってカクつきが頻発したため、実用的ではありませんでした。この端末で原神を遊ぶなら、画質の美しさは諦め、デイリークエスト消化用と割り切るのが賢明です。

鳴潮 (Wuthering Waves)

続いて、ジャスト回避やパリィといった高速アクションが求められる「鳴潮」をプレイしました。 こちらもグラフィック設定は「最低」、フレームレート設定は「30fps」が限界です。原神以上に要求スペックが高いタイトルであるため、最低設定であっても戦闘中には頻繁にカクつきが発生しました。

特にエフェクトが派手なボス戦ではフレームレートが不安定になり、20fps前後を行き来することもしばしば。タイミングが命であるパリィや回避の操作において、ワンテンポ遅れるような遅延を感じることがあり、アクションゲームとしての爽快感は削がれてしまいます。また、フィールド探索中にカメラを急に回すと描画が追いつかない場面も見られました。ストーリーを追う程度なら可能ですが、本格的なアクションを楽しむには力不足を感じます。

崩壊:スターレイル (Honkai: Star Rail)

宇宙を旅するターン制RPG「崩壊:スターレイル」はどうでしょうか。 グラフィック設定を「非常に低い」、フレームレートを「30fps」に設定してプレイしました。戦闘システムがターン制であるため、アクションゲームほどフレームレートの低下が致命的ではなく、比較的遊びやすいと感じました。

とはいえ、黄泉やホタルといったキャラクターの派手な必殺技カットインが入る瞬間には、一瞬画面が止まったり、フレームレートが落ちたりすることがあります。また、ピノコニーのようなリッチなマップを探索する際は、キャラクターの移動や視点変更に独特の重さを感じました。60fps設定にすると負荷が高すぎてバッテリー消費が激しくなるため、30fpsでの運用が適しています。オート戦闘で素材を集めるサブ機としての運用なら十分アリだと感じました。

PUBG MOBILE (PUBGモバイル)

REDMI 15 5GでPUBG MOBILEをプレイ

打って変わって、バトルロイヤルシューティングの「PUBG MOBILE」は快適でした。 このタイトルは最適化が進んでいるため、グラフィック設定を「スムーズ」、フレームレート設定を「ウルトラ(上限40fps)」にすることで、非常に安定して動作します。

激戦区へのパラシュート降下時や、スモークが大量に焚かれるシーンでは若干のもたつきを感じますが、それ以外では概ね40fpsを張り付いて維持できていました。エイム操作の追従性も悪くなく、画質さえ欲張らなければ遅延の少ない快適なプレイが可能です。ただし、より滑らかなヌルヌル感を味わえる「極限(60fps)」設定は、このデバイスのスペックでは開放されないか、開放できても維持できないため、40fps環境で戦うことになります。

アスファルト:Legends Unite

最後に、爽快なレーシングゲーム「アスファルト:Legends Unite」をテストしました。 グラフィック設定は「デフォルト」または「パフォーマンス」を選択することで、30fpsの安定したレース体験が得られました。

コース上の破壊演出や、ニトロを使用した際の派手なエフェクトが重なっても、プレイに支障が出るような大きな処理落ちは稀です。オプションで60fpsを選択できる場合もありますが、GPU性能がボトルネックとなり、ライバル車が入り乱れる激しい展開になるとフレームレートが乱れて操作ミスを誘発しました。そのため、無理に上げるよりも30fpsで安定させた方が、結果として操作性は良好でした。

まとめ:ゲーム性能

Snapdragon 6s Gen 3 を搭載したREDMI 15 5Gのゲーム性能は、あくまで「エントリークラス」の域を出ません。Webブラウジングや動画視聴、SNSなどの日常利用においては144Hz画面も相まって快適ですが、「原神」や「鳴潮 (Wuthering Waves)」といった最新の重い3DゲームをプレイするにはGPUパワーが明らかに不足しています。

PUBG MOBILE」のような最適化が進んだタイトルやカジュアルゲームであれば設定次第で快適に遊べますが、「原神」や「鳴潮」のような重量級タイトルでは、画質を最低まで落としても30fpsを維持するのがやっとという状況です。ゲームの快適さやグラフィックの美しさよりも、バッテリー持ちや価格の安さを最優先した構成であると言えます。

スピーカー:REDMI 15 5Gの迫力ある音量とオーディオ体験

REDMI 15 5Gのスピーカー、オーディオ。

ここでは、REDMI 15 5Gのオーディオ性能について、スピーカーの実力や音質、そして接続環境の変化について、前モデルとの違いを交えながら詳しく書いていきます。

200%の音量ブーストとDolby Atmos®の実力

REDMI 15 5Gのスピーカーは、底面に配置されたモノラル仕様です。最近のエントリーモデルでもステレオスピーカー搭載機が増えている中、この点は少し惜しいと感じます。しかし、それを補う機能として搭載されたのが「200%の音量アップ」機能です。実際に音量ボタンを最大まで押し上げ、さらにもう一度押すと「200%」モードに入ります。この状態での音圧は凄まじく、騒がしいキッチンで換気扇を回しながら料理動画を見たり、屋外でラジオ感覚で流したりする際には非常に役立ちました。

前モデルのRedmi 12 5Gもモノラルスピーカーでしたが、音量の最大値に関しては明らかにREDMI 15 5Gの方がパワフルです。また、立体音響技術「Dolby Atmos®」に対応しており、設定からオンにすることで、モノラルながらも音に厚みや広がりを持たせようとする補正が働きます。動画視聴時にはセリフが聞き取りやすくなり、コンテンツへの没入感を高めてくれました。ただし、横持ちでゲームや動画を楽しむ際、底面のスピーカーを手で塞いでしまうと音がこもってしまう点は、モノラル特有の弱点として変わっていません。

ボーカル際立つ中音域と割り切りが必要な低音

REDMI 15 5Gで音楽を再生

音質について詳しくチェックするため、Amazon Musicで数曲聴き込んでみました。全体的な印象としては「中音域重視」のチューニングです。ポップスやYouTubeのトーク動画など、人の声(ボーカル)は非常にクリアで明瞭に聞こえます。歌詞の一言一句がはっきりと耳に届くため、ラジオやポッドキャストとの相性は抜群です。

一方で、低音に関しては筐体の振動を感じるものの、ドラムやベースの重厚感は控えめで、どうしても軽さを感じてしまいます。高音域については、通常の音量であれば綺麗に鳴りますが、200%モードで最大音量にすると、シンバルなどの鋭い音がわずかに歪んだり、刺さるように聞こえたりすることがありました。このあたりは「音質よりも音量を優先した」という割り切りが必要でしょう。繊細な音楽鑑賞よりも、BGMとして部屋全体に音を行き渡らせるような使い方が向いています。

イヤホンジャックの廃止とワイヤレスへの移行

オーディオ周りで前モデル「Redmi 12 5G」から最も大きく変わった、そして注意すべき点が「3.5mmイヤホンジャックの廃止」です。Redmi 12 5Gでは本体上部にジャックがあり、有線イヤホンを愛用していた私としては非常に残念な変更点でした。REDMI 15 5Gで有線イヤホンを使う場合は、USB Type-C変換アダプタが必要になります。

その代わり、Bluetooth接続に関しては安定しており、Xiaomiのイヤホンと接続した際にはスムーズにペアリングできました。ワイヤレス接続時でもDolby Atmos®の効果は適用されるため、映画やライブ映像を見る際は、スピーカーよりもワイヤレスイヤホンを使った方が、圧倒的に臨場感のあるサラウンド体験を楽しめます。aptXなどのコーデックにも対応しているため、遅延や音質の劣化も気にならず、動画視聴も快適でした。

まとめ:スピーカー

  • スピーカー構成: 底面配置のモノラルスピーカーだが、「200%音量アップ」機能により音圧は非常に高い
  • 比較検証: Redmi 12 5Gと同じモノラルだが、最大音量が強化され、騒音下でも聞き取りやすくなった
  • 音質: 中音域(ボーカル)の解像度は高くクリアだが、低音は軽く、最大音量時の高音は歪みやすい
  • 機能: Dolby Atmos®に対応しており、擬似的な広がりを感じられるが、真価はイヤホン使用時に発揮される
  • 接続性: 3.5mmイヤホンジャックが廃止されたため、有線派は変換アダプタが必須である

カメラ性能:REDMI 15 5GのAI搭載5000万画素カメラと進化した自撮り体験

REDMI 15 5Gの背面にあるカメラ

ここでは、REDMI 15 5Gのカメラ構成と画質、そしてAIを活用した撮影機能について、前モデルからの進化点や実際の作例イメージを交えながら詳しくレビューしていきます。

実質シングルの潔い構成とフロントカメラの進化

カメラユニットのデザインは刷新されましたが、構成自体は「5,000万画素(F1.8)のメインカメラ」と「補助レンズ(詳細非公表だが深度用)」の組み合わせで、超広角やマクロレンズは搭載されていません。実質的にシングルカメラでの勝負となりますが、この価格帯では多機能よりもメインカメラの質を重視するのは理にかなっています。

注目すべき変更点はフロントカメラです。Redmi 12 5Gの約500万画素から、本機では800万画素へとスペックアップしました。F値も2.0と明るくなり、後述するソフトライトリング機能と合わせて、セルフィーの画質向上に力が入れられています。レンズの数は増えていませんが、Web会議やビデオ通話での画質が鮮明になったのは明確なメリットです。

撮影をサポートする豊富なAI機能

REDMI 15 5GのカメラのAI機能、AIスカイ

(画像上:「AIスカイ」で背景に空を追加している)

ハードウェアがシンプルな分、ソフトウェア機能は充実しています。「自動ナイトモード」が搭載されており、暗い場所に行くと自動的に夜景モードに切り替わるため、設定を変更する手間が省けます。また、ポートレートモードでは深度センサーを活用して背景を自然にぼかすことができ、被写体が際立ちます。

ユニークなのが「フィルムカメラモード」です。数種類のフィルターを適用することで、往年のフィルム写真のようなノスタルジックな雰囲気の写真をワンタップで撮影できます。SNS映えする写真を加工なしで撮れるため、スナップ撮影が楽しくなりました。

加えて、天気を自由自在に操れる「AIスカイ」機能も搭載されています。曇り空を快晴や夕焼け、星空へとワンタップで変更できるため、旅行先で天候に恵まれなかった際も、印象的な一枚に仕上げることが可能です。さらに、8GBモデルであれば「AI消しゴム」や、動きのある被写体を捉える「ダイナミックショット」も利用可能です。

自然な美しさを引き出すビューティーモードとソフトライトリング

REDMI 15 5Gで撮影した写真。「自撮りビューティーモード」

(画像上:「自撮りビューティーモード」で撮影したポートレート写真)

インカメラでの撮影体験も強化されています。「自撮りビューティーモード」は、単に肌を過剰に滑らかにするのではなく、肌の質感を残しながら自然に補正してくれる点が好印象でした。補正の強弱も調整できるため、その日のコンディションに合わせて最適な「盛れ具合」を探ることができます。

また、暗所での自撮りで威力を発揮するのが「ソフトライトリング」です。これは画面の外周や全体を発光させて照明代わりにする機能で、顔全体を柔らかい光で包み込んでくれます。一般的なフラッシュのような強い光ではないため、顔に不自然な影ができにくく、瞳にキャッチライトが入ることで表情がいきいきと写ります。薄暗いカフェや夜の街角でも、ノイズを抑えた明るい自撮りが可能でした。

実際の撮影体験:日中の鮮やかさと夜間の粘り

REDMI 15 5Gで撮影した写真。白い花。

(画像上:公園に咲いていた木の上の白い花。自然な色味で雰囲気のある写真になる。背景もキレイにぼけている。)

実際に外に持ち出して、白い花を被写体に撮影してみました。日中の明るいシーンでは5,000万画素のメインカメラが健闘します。ピクセルビニング技術により、約1,250万画素相当で出力される写真は、色味が自然で明るく撮れます。Redmi 12 5Gでは全体的に白飛びしがちだった花びらの質感も、REDMI 15 5Gでは階調がしっかりと表現されており、背景の緑とのコントラストも美しく、発色のチューニングが改善されていると感じました。

シャッターラグに関しても、SoCの最適化が進んだのか、Redmi 12 5Gで感じた「ワンテンポ遅れて撮れる」ストレスは軽減されており、サクサクと撮影できます。

REDMI 15 5Gで撮影した夜間の写真。

(画像上:夜間の建物。暗いシーンでも明るくキレイに撮れる。明暗さのバランスも見事にとれていて、不自然さも感じない)

室内や夕暮れ時でも、F1.8の明るいレンズのおかげで手ブレは抑えられています。夜間にライトで照らされた建物の入り口を撮影してみましたが、「自動ナイトモード」が即座に機能しました。照明の白飛びを抑えつつ、周囲の暗がりも驚くほど明るく持ち上げてくれます。拡大するとノイズ処理で塗り絵のようになっている部分はありますが、スマホの画面で見る分には十分綺麗です。ただし、光が届かない極端に暗い場所ではフォーカスが迷うことがありました。

手ブレ補正なしの動画性能には工夫が必要

動画撮影に関しては、背面・前面ともに最大1080p/30fpsまでの対応となります。4K撮影や60fpsには対応していません。実際に歩きながら撮影してみましたが、光学式手ブレ補正(OIS)が非搭載であるため、画面の揺れはダイレクトに反映されます。電子的な補正も強くはないため、歩き撮りや動きの激しいシーンの撮影には不向きです。動画を撮る際は、立ち止まって脇を締めて撮影するか、三脚などに固定して撮るのがベストです。この点はRedmi 12 5Gから変わらない弱点と言えます。

REDMI 15 5Gで動画を撮影

(画像上:カメラの操作はシンプルで、撮影後に編集もできる)

REDMI 15 5G カメラ仕様

  • リアカメラ: 5,000万画素(F1.8)+補助レンズ
  • フロントカメラ: 800万画素(F2.0)
  • 動画撮影: 最大1080p / 30fps(リア・フロント共通)
  • カメラの機能
  • AI機能: 自動ナイトモード、AI消しゴム(8GBモデルのみ)、AIスカイ
  • 撮影モード: フィルムカメラモード、ポートレートモード、HDR、タイムラプス、50MPモード
  • その他: ソフトライトリング(フロント)、自撮りビューティモード

まとめ:カメラ性能

  • カメラ構成: リアは実質シングルの50MPだが、フロントカメラが5MPから8MPへ高画素化し、自撮りが鮮明になった
  • 機能性: 自動ナイトモードやフィルムカメラモードなど、手軽に雰囲気のある写真を撮る機能が充実している
  • 自撮り機能:自然な補正の**「自撮りビューティーモード」と、画面を照明にする「ソフトライトリング」**で、暗所でも明るく綺麗に写ります。
  • 日中の画質: 色再現性が向上しており、Redmi 12 5Gよりも自然で鮮やかな写真が撮れる
  • 夜間の画質: 自動ナイトモードにより明るく撮れるが、細部の解像感は価格相応である
  • 動画性能: 手ブレ補正(OIS)がなく、歩き撮りではブレやすいため、固定撮影が推奨される

AI機能:REDMI 15 5G × Google Geminiで広がるスマートな日常

REDMI 15 5GのAI機能、Gemini

ここでは、REDMI 15 5Gに搭載されたGoogleの最新AIアシスタント「Gemini」との連携機能や、直感的な検索機能「かこって検索」について、エントリーモデルの処理能力でどこまで快適に動作するのかを実体験を交えて検証していきます。

Google Geminiとの連携とキビキビとした動作

REDMI 15 5Gは、GoogleのAI「Gemini」をシステムレベルで統合しています。実際に「旅行の計画表を作って」や「このメールの返信案を書いて」とお願いしてみましたが、Snapdragon 6s Gen 3上でもGeminiはキビキビと動作し、回答の生成待ちでイライラすることはほとんどありませんでした。Redmi 12 5G時代のGoogleアシスタントと比較しても、文脈を理解する能力が格段に向上しており、単なる音声操作だけでなく、アイデア出しや学習のパートナーとして実用性が高いと感じます。日常のふとした疑問やタスクを投げるだけで、的確なサポートが得られるのは頼もしい限りです。

Gemini オーバーレイと自然な会話を楽しむGemini Live

特に便利だと感じたのが「Gemini オーバーレイ」です。例えば、ブラウザでレストランを調べている最中に、アプリを切り替えることなくGeminiを呼び出し、「このお店の評判を要約して」と画面上の情報を元に質問できます。このシームレスな連携は、マルチタスクを頻繁に行う私にとって非常に快適でした。また、「Gemini Live」機能を使えば、まるで友人と通話しているかのような自然な音声会話が可能です。応答速度もスムーズで、料理中に手が離せない時など、声だけで複雑なやり取りができるのは未来を感じさせる体験でした。

クリエイティブな画像生成と便利な連携アプリ

Geminiを用いた画像生成機能も試してみました。「未来都市の猫」といった抽象的なオーダーでも、数秒から十数秒程度で高クオリティな画像を生成してくれます。生成中は若干の処理待ち時間が発生しますが、エントリーモデルであることを考えれば十分許容範囲です。さらに「連携アプリ」機能により、GmailやGoogleマップ、YouTubeなどの情報を横断して検索できるのも強みです。「来週の京都旅行のホテル予約メールを探して、その場所を地図で表示して」といった複合的なリクエストにも正確に応えてくれるため、アプリを行ったり来たりする手間が省けました。

直感的な検索体験「かこって検索」

REDMI 15 5Gのかこって検索

そして、最も頻繁に使用しているのが「かこって検索(Circle to Search)」です。SNSで見かけたおしゃれな服や、動画に映り込んだ知らない観光地など、画面上の気になる部分を指で丸く囲むだけで、即座に検索結果が表示されます。これまではスクリーンショットを撮って画像検索にかけていた手間が一切不要になり、検索へのハードルが劇的に下がりました。検索精度もGoogleレンズ同様に高く、欲しい情報にすぐ辿り着けます。Redmi 12 5Gには搭載されていなかった機能であり、これだけでも買い替える価値があると感じさせるほどの利便性です。

まとめ:AI機能

  • Gemini連携: Snapdragon 6s Gen 3でも動作はキビキビしており、文章作成や学習サポートが実用的である
  • オーバーレイ機能: アプリを切り替えずにAIを呼び出せるため、調べ物の効率が大幅に向上した
  • 音声対話: Gemini Liveによる応答はスムーズで、ハンズフリーでの複雑な会話が可能である
  • 画像生成と連携: 生成時間は短くクオリティも高い。Googleアプリ群との連携で情報収集が楽になった
  • かこって検索: 画面をなぞるだけの直感的操作で、検索の手間と時間を劇的に短縮できた

通信性能:REDMI 15 5Gのキャリア対応状況と接続安定性

REDMI 15 5Gの通信速度を計測

ここでは、REDMI 15 5Gのモバイル通信、Wi-Fi、Bluetooth、GPSといった通信周りの実力について、実際のフィールドテストの結果を交えて詳しくレビューしていきます。

日本の通信環境に最適化された5GとeSIMの利便性

REDMI 15 5Gはグローバルモデルをベースにしていますが、日本国内版はしっかりとローカライズされています。実際にドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルのSIMをそれぞれ挿して検証しましたが、主要な4Gプラチナバンドはもちろん、5Gエリアでのピクト表示も安定していました。特に、海外スマホでは非対応なことが多いドコモの5G周波数帯「n79」にも最適化されているため、ドコモ回線を使用した際も郊外や屋内での5Gの掴みが良好です。都市部の地下鉄移動中もハンドオーバー(基地局の切り替え)がスムーズで、通信が詰まるようなストレスは感じませんでした。

SIMスロットは「nanoSIM + eSIM」のデュアル構成です。私はメイン回線を物理SIM、サブ回線をeSIM(楽天モバイル)に設定して運用しましたが、切り替えもスムーズで、通信障害時のバックアップ回線としても機能します。通話品質については、VoLTEによるクリアな音声通話が可能でした。ハンズフリー通話時もマイクの集音性能が良く、こちらの声が相手に遠いと言われることもありませんでした。Redmi 12 5Gもおサイフケータイ対応で評価が高かったですが、本機もその利便性をそのまま継承しつつ、通信の安定性がさらに洗練された印象です。

Wi-Fi 5とBluetoothの接続安定性を検証

Wi-Fiに関しては、最新のWi-Fi 6ではなく、前モデル同様に「Wi-Fi 5(IEEE 802.11ac)」までの対応となっています。自宅のWi-Fiルーターから離れた部屋でスピードテストを行ったところ、下りで200Mbps前後を記録しました。4K動画のストリーミング再生でもバッファリング(読み込み待ち)は発生せず、実用上の速度は十分確保されています。ただし、Wi-Fi 6対応ルーターを使用している環境下では、同ネットワークに接続したハイエンド機と比較して、混雑時の速度低下がわずかに見られました。

Bluetoothのバージョンは5.1です。ワイヤレスイヤホンとスマートウォッチを同時に接続して満員電車に乗ってみましたが、接続は非常に堅牢です。人混みの中でも接続が途切れたり、瞬断したりすることは一度もありませんでした。ペアリングの速度も速く、ケースからイヤホンを取り出して耳に装着する頃にはすでに接続が完了しています。

ナビも安心なGPS精度と測位スピード

GPS(位置情報)の精度についても、Googleマップを使用して検証しました。高層ビルが立ち並ぶ都市部を歩行モードでナビゲーションさせましたが、現在地が大きくズレたり、進行方向を見失ったりすることはありませんでした。測位までの時間(コールドスタート)も数秒レベルと高速です。Redmi 12 5Gでは稀に位置情報が暴れることがありましたが、REDMI 15 5GではSnapdragon 6s Gen 3のモデム性能のおかげか、追従性が向上しているように感じます。カーナビとして車載利用した際も、高速道路の分岐などで遅れることなく案内してくれたため、信頼性は高いと言えます。

まとめ:通信性能

  • 5G通信: 日本国内の全キャリアの主要バンドに最適化されており、ドコモのn79エリアでも快適に繋がる
  • SIM構成: nanoSIMとeSIMのデュアル運用が可能で、切り替えもスムーズである
  • Wi-Fi: Wi-Fi 6には非対応(Wi-Fi 5まで)だが、動画視聴に十分な速度と安定性がある
  • Bluetooth: バージョン5.1に対応し、人混みでもイヤホンやウェアラブル機器との接続が途切れにくい
  • GPS精度: ビル街や車移動でも測位が速く正確で、前モデルよりも安定感が増している

OSと機能:REDMI 15 5GのHyperOS 2進化と安心の長期サポート

REDMI 15 5GのOS、HyperOS 2

ここでは、最新のAndroid 15をベースにしたXiaomi HyperOS 2の使い勝手やデザイン、日本ユーザーには欠かせないおサイフケータイ、そしてXiaomi製品間の連携機能について、実体験を交えて詳しくレビューしていきます。

直感的に使えるHyperOS 2のデザイン

REDMI 15 5Gには、Android 15をベースとした最新のユーザーインターフェース「Xiaomi HyperOS 2」がプリインストールされています。Redmi 12 5G(MIUI 14)と比較して、全体的なデザインがより洗練され、モダンな印象を受けました。特にコントロールセンターのレイアウトはiOSを彷彿とさせる直感的なデザインになっており、Wi-FiやBluetoothの切り替え、明るさ調整などが迷わず行えます。

アプリアイコンやフォントも視認性が高く、カスタマイズ性が向上したロック画面では、好みの時計スタイルや壁紙を選んで自分だけのスマホを作り込む楽しさがありました。シンプルでありながら、必要な情報にすぐアクセスできるUI設計は、初めてXiaomi端末を使う人でも馴染みやすいでしょう。

REDMI 15 5Gの設定画面

安心の長期サポートとアップデート保証

エントリーモデルのスマホを購入する際、気になるのが「いつまで使えるか」という点ですが、REDMI 15 5Gはこの点でも安心感があります。メーカーにより2回のOSアップデート(Android 17まで)と4年間のセキュリティアップデートが提供されることが期待されています。Redmi 12 5Gも比較的長いサポートが魅力でしたが、最新OSでスタートする本機は、より長く現役として使い続けられるでしょう。セキュリティパッチが定期的に配信されることで、ネットバンキングや決済アプリも安心して利用できます。

必須機能:おサイフケータイの利便性

日本版REDMI 15 5Gの大きな強みは、FeliCaポートを搭載し「おサイフケータイ」に完全対応している点です。実際にモバイルSuicaを設定し、通勤ラッシュの駅改札を通ってみましたが、反応は非常にスムーズでした。リーダーにかざした瞬間に「ピピッ」と反応し、もたつくことはありません。コンビニでのQUICPay決済も同様に快適です。海外版ではNFCのみの対応となることが多い中、日本の生活様式にしっかりとローカライズされている点は、メイン機として選ぶ上で決定的な理由になります。

Xiaomi 相互接続機能によるシームレスな連携

Xiaomiのエコシステムを利用しているユーザーにとって、「Xiaomi 相互接続機能」は非常に便利です。私は手持ちのXiaomiタブレット(Redmi Pad)と同じXiaomiアカウントでログインして使ってみましたが、デバイス間の垣根がなくなるような感覚を覚えました。例えば、スマホでコピーしたURLやテキストを、即座にタブレット側で「貼り付け」できる「共有クリップボード」機能は、調べ物や作業の効率を劇的に向上させます。

また、スマホにかかってきた電話をタブレット側で受ける「通話の同期」も可能で、リビングでタブレット動画を見ている最中に、わざわざスマホを取りに行かずに通話を開始できるのは快適でした。

堅牢なセキュリティとプライバシー保護

生体認証は、本体側面の電源ボタン一体型指紋認証センサーと、AI顔認証の2通りに対応しています。側面指紋認証はRedmi 12 5Gから引き続き採用されていますが、ロック解除のスピードは一瞬で、ポケットから出す動作の流れで自然に解除できます。

セキュリティ面では、標準搭載の「セキュリティ」アプリが優秀です。ウイルススキャンや不要ファイルのクリーナー機能が統合されており、ワンタップで端末の状態を最適化できます。また、Xiaomi独自の機能「セカンドスペース」を使えば、1台のスマホの中に全く別の「スペース(別アカウントのような領域)」を作成できます。指紋ごとにロック解除先を振り分けられるため、例えば「人差し指で解除すると普段の画面」、「中指で解除すると仕事用アプリだけが入った秘密の画面」といった使い分けが可能で、プライバシー管理において非常に強力な機能です。

まとめ:OSと機能

  • OSとUI: Android 15ベースのHyperOS 2は、iOSライクで直感的かつモダンなデザインに進化した
  • サポート期間: 2回のOSアップデートと4年間のセキュリティ更新により、長期間安心して使用できる
  • 決済機能: おサイフケータイ(FeliCa)に対応し、改札やコンビニ決済の反応も高速である
  • デバイス連携: タブレットとのクリップボード共有や通話同期により、作業効率と利便性が向上した
  • 生体認証: 側面指紋認証は高速で、AI顔認証と併用することでストレスなくロック解除できる
  • セキュリティ: セカンドスペース機能により、仕事とプライベートを完全に分離して管理できる

検証してわかったREDMI 15 5Gのメリット・デメリット

REDMI 15 5Gで充電している

REDMI 15 5Gを実際に使用し、前モデル「Redmi 12 5G」と比較しながら細部まで検証を行った結果、驚異的なスタミナという明確な強みがある一方で、コストダウンによる機能の省略や、用途を選ぶスペック上の制約も見えてきました。ここでは、購入前に必ず知っておくべきメリットとデメリットを包み隠さず解説します。

メリット(長所、利点)

メリット1:7,000mAhの超大容量バッテリー(Redmi 12 5Gは5,000mAh)

最大の進化点はバッテリーです。Redmi 12 5Gの5,000mAhも標準的で十分でしたが、本機は規格外の7,000mAhを搭載しています。実使用において、動画視聴やSNSを長時間行っても1日で使い切るのは困難なレベルです。ライトユーザーであれば充電は2〜3日に1回で済み、モバイルバッテリーを持ち歩くストレスから完全に解放されます。

メリット2:進化した大音量スピーカーとDolby Atmos(Redmi 12 5GはDolby Atmosに非対応)

スピーカー性能が大きく向上しました。モノラル仕様である点は変わりませんが、「200%音量アップ」機能が追加され、Redmi 12 5Gよりも圧倒的に大きな音を出せるようになりました。換気扇の回るキッチンや屋外でも動画の音がはっきりと聞き取れます。さらに「Dolby Atmos」に対応したことで、コンテンツに合わせて音質が最適化され、モノラルながらも以前より厚みのあるサウンドを楽しめます。

メリット3:最大144Hzの滑らかな画面表示(Redmi 12 5Gは最大90Hz)

ディスプレイの滑らかさが劇的に向上しました。Redmi 12 5Gの最大90Hzでもスムーズでしたが、REDMI 15 5Gはゲーミングスマホ並みの最大144Hzに対応しています。ブラウザの高速スクロール時でも文字の残像がほとんどなく、視認性が抜群です。指の動きに対する追従性も良く、操作の心地よさはワンランク上の機種に匹敵します。

メリット4:最大2TBまで対応したSDカードスロット(Redmi 12 5Gは最大1TBまで)

SDカードスロットを引き続き搭載しており、対応最大容量がRedmi 12 5Gの1TBから2TBへと倍増しました。写真や動画をクラウドではなく手元のカードに保存したい派にとっては、実質容量無制限に近い運用が可能です。内蔵ストレージの圧迫を気にせず、高画質なデータを大量に持ち歩くことができます。

メリット5:IP64へ強化された防塵防水性能(Redmi 12 5GはIP53)

耐久性が強化され、Redmi 12 5GのIP53(防雨程度)からIP64へとスペックアップしました。完全防水ではありませんが、防塵性能は最高等級の「6」になり、砂埃の多い場所でも安心です。防水も「飛沫」に対する保護が強化されており、キッチンでの水跳ねや急な雨に対する安心感が格段に増しました。

メリット6:800万画素へ高解像度化したフロントカメラ(Redmi 12 5Gは約500万画素)

地味ながら嬉しい進化がインカメラです。Redmi 12 5Gの500万画素から800万画素へ強化され、F値も2.0と明るくなりました。Web会議やビデオ通話時の映像がより鮮明になり、ソフトライトリング機能と合わせることで、暗い場所での自撮り品質が大きく向上しています。

メリット7:33Wへ高速化した充電速度(Redmi 12 5Gは最大18W)

急速充電の対応出力が、Redmi 12 5Gの18Wから33Wへと強化されました。バッテリー容量が増えているため満充電までの時間は約1時間半かかりますが、短時間の継ぎ足し充電における回復量は増えています。朝の支度時間などの短い時間で、半日分程度の電力を確保できるのは助かります。

メリット8:最大18Wのリバース充電に対応(Redmi 12 5Gは非対応)

Redmi 12 5Gにはなかった新機能として、最大18Wの有線リバース充電に対応しました。これはREDMI 15 5Gをモバイルバッテリー代わりにして、ワイヤレスイヤホンや友人のスマホを充電できる機能です。7,000mAhという大容量だからこそ実用性が高く、災害時などの緊急用電源としても非常に頼りになります。

デメリット(短所、欠点)

デメリット1:3.5mmイヤホンジャックの廃止(Redmi 12 5Gは搭載)

最も痛い変更点です。Redmi 12 5Gには本体上部に搭載されていたイヤホンジャックが、REDMI 15 5Gでは完全に廃止されました。有線イヤホンを使うにはUSB Type-C変換アダプタが必須となり、「充電しながら有線で音楽を聴く」ことが難しくなりました。音ゲーマーや有線派にとっては大きなマイナスポイントです。

デメリット2:重量増と幅広化による持ちにくさ(Redmi 12 5Gは幅約76mm・約200g)

バッテリー増量の代償として、携帯性はRedmi 12 5Gより明らかに悪化しました。重量は約200gから217gへ増加し、何より本体の幅が約76mmから80.45mmへと大幅に広がっています。片手で握ると指が回りにくく、親指でのフリック入力は困難です。ケースをつけるとさらに大きくなるため、手の小さい人は両手操作が前提となります。

デメリット3:モノラルスピーカー仕様(Redmi 12 5Gも非搭載)

6.9インチの大画面を搭載しながら、スピーカーは底面のみのモノラル仕様です。「200%音量アップ」で音量は稼げますが、横持ちで動画を見る際に音が片側からしか聞こえない違和感は、Redmi 12 5Gから改善されていません。同価格帯のライバル機がステレオ化を進める中、没入感を削ぐ要因となっています。

デメリット4:ワイヤレス充電は非対応(Redmi 12 5Gも非対応)

背面がガラス素材で高級感があるため期待してしまいますが、Redmi 12 5G同様、ワイヤレス充電(Qi)には非対応です。7,000mAhをケーブルレスで手軽に充電できれば便利でしたが、毎回ケーブルを挿す必要があります。デスク周りをワイヤレスで統一しているユーザーには不便です。

デメリット5:排他利用となるSIMスロット(Redmi 12 5Gも排他利用)

SDカードスロットは搭載されていますが、SIMスロット2との排他利用(ハイブリッド仕様)です。そのため、「物理SIM 2枚 + SDカード」という組み合わせはできません。「nanoSIM + eSIM + SDカード」という組み合わせであれば可能ですが、物理SIMを2枚使いながらSDカードも使いたいというニッチな需要には応えられません。

デメリット6:充電アダプタが別売り(Redmi 12 5Gも充電器別売り)

パッケージにはケースとフィルムが含まれていますが、33W急速充電に対応したACアダプタとケーブルは同梱されていません。Redmi 12 5Gも同様でしたが、33Wの速度をフルに活かすには、Xiaomi純正またはPD対応の適切な充電器を別途購入する必要があります。持っていない場合は追加出費が発生します。

まとめ:メリット・デメリット

REDMI 15 5Gは、前モデル「Redmi 12 5G」と比較して、バッテリー、ディスプレイ、耐久性という実用面でのスペックを大幅に強化したモデルです。特に7,000mAhバッテリーとリバース充電の組み合わせは、スマホの充電頻度に対する概念を変えるほどのインパクトがあります。

しかし、その進化の代償として、イヤホンジャックの廃止や本体の巨大化・重量化といった明確なデメリットも発生しています。「エンタメを片手で軽快に楽しむ」ことよりも、「充電を気にせず大画面で長時間使い続ける」ことに特化した端末であり、このトレードオフを許容できるユーザーにとっては、最強の相棒となるでしょう。

REDMI 15 5Gのスペック

  • ディスプレイ: 6.9インチ FHD+ (2340×1080) 液晶, 最大144Hz, 輝度700nits(標準)
  • CPU: Qualcomm Snapdragon 6s Gen 3 (6nmプロセス オクタコア)
  • GPU: Adreno 619
  • RAM(メモリ): 4GB / 8GB (LPDDR4X) ※8GBモデルは最大16GB相当まで拡張可能
  • ストレージ: 128GB / 256GB (UFS 2.2) ※microSDカード最大2TB対応
  • バッテリー: 7,000mAh (標準値)
  • 駆動時間: 動画再生最大25時間 / 音楽再生最大108時間 / 一般的な使用で約2.26日
  • 充電: 33W急速充電対応 / 最大18Wリバース充電対応 ※充電器は別売
  • 背面カメラ: 5000万画素メイン (F1.8) + 補助レンズ
  • 前面カメラ: 800万画素 (F2.0)
  • ワイヤレス通信: Wi-Fi 5 (802.11a/b/g/n/ac), Bluetooth 5.1
  • GPS: GPS, Glonass, Galileo, Beidou
  • NFC: FeliCa対応 (おサイフケータイ対応)
  • インターフェース: USB Type-C (USB 2.0) ※イヤホンジャック非搭載
  • センサー: 加速度計, 電子コンパス, 環境光, 仮想近接, 赤外線ブラスター
  • スピーカー: モノラルスピーカー (200%音量アップ機能, Dolby Atmos対応)
  • 機能: ウェットタッチテクノロジー2.0, Google Gemini連携, かこって検索
  • 防水防塵: IP64 (防塵・防滴)
  • 生体認証: 側面指紋認証センサー, AI顔認証
  • OS: Xiaomi HyperOS 2 (Android 15ベース)
  • サイズ: 高さ169.48mm × 幅80.45mm × 厚さ8.40mm
  • 重量: 約217g
  • カラー: リップルグリーン, チタングレー, ミッドナイトブラック
  • 付属品: SIM取り出しピン, ソフトケース, クイックガイド, 保護シート(貼付済)
  • モバイル通信(5G/4G/3G): 5G NSA/SA, 4G LTE, 3G W-CDMA, 2G GSM
  • SIMカード: デュアルSIM (nanoSIM + eSIM)
  • 対応バンド:
    5G: n1/3/5/7/8/20/28/38/40/41/66/77/78/71/2/12/26/48
    4G: FDD:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28/32/66/71 TDD:B38/40/41/42/48
    3G: B1/2/4/5/8/6/19
    2G: 850/900/1,800/1,900MHz

REDMI 15 5Gの評価

REDMI 15 5Gの背面 外観

8つの評価基準で「REDMI 15 5G」を5段階で評価してみました。

項目別評価

画面の見やすさ:★★★★☆ 4.5

6.9インチの巨大な画面と最大144Hzのリフレッシュレートにより、動画やスクロールの没入感と滑らかさは同価格帯で頭一つ抜けています。

スペック:★★★☆☆ 3.5

Snapdragon 6s Gen 3は日常使いには十分ですが、GPU性能は控えめであり、重い3Dゲームには不向きなため平均的な評価となります。

耐久性: ★★★★☆ 4.0

前モデルのIP53からIP64へと防塵防水性能が強化されており、背面ガラスを採用しながらも日常での安心感が増しています。

デザイン:★★★★☆ 4.0

リップルグリーンなどの高級感あるガラス仕上げは魅力的ですが、幅80mm超えのサイズと217gの重量は人を選ぶため満点ではありません。

通信:★★★★☆ 4.0

日本の主要キャリアバンド(ドコモn79含む)を網羅し、eSIMにも対応。Wi-Fi 6非対応な点は惜しいですが実用性は高いです。

機能:★★★★☆ 4.5

おサイフケータイ、リバース充電、AI機能、メモリ拡張など、生活を便利にする機能が満載で、価格以上の価値があります。

使いやすさ:★★★☆☆ 3.5

HyperOSは直感的ですが、本体が大きく片手操作が困難な点や、イヤホンジャック廃止による不便さがマイナスポイントです。

価格:★★★★★ 5.0

7,000mAhバッテリーや144Hz画面、おサイフケータイを搭載しながら3万円台前半という価格設定は、圧倒的なコストパフォーマンスです。

総評:★★★★☆ 4.5

Redmi 12 5Gからの確実な進化とメリット

本機最大の特徴は、前モデル「Redmi 12 5G」から40%も増量された7,000mAhバッテリーです。これにより「1日持つか」という心配から完全に解放され、ライトな利用なら2〜3日充電不要という圧倒的なスタミナを実現しました。

また、33Wの急速充電(33Wターボチャージ)により、20%から100%までの充電時間はわずか約1時間20分程度になりました。

新たに搭載された最大18Wのリバース充電機能により、モバイルバッテリーとして他機器を救済できる点も大きなメリットです。

ディスプレイのリフレッシュレートは最大90Hzから144Hzへ進化し、ブラウジングの快適性が格段に向上しました。

スピーカーはモノラルですが「200%音量アップ」機能により、屋外や騒がしい場所でも聞き取りやすい大音量を確保しています。新たに立体音響技術「Dolby Atmos」に対応したことで、臨場感もアップしています。

その他にも、IP64防水防塵への耐久性向上や、フロントカメラの高画素化(500万画素から800万画素へ)など、実用面での基礎体力が全体的に底上げされています。

日常を変えるAI機能の搭載

新たに搭載されたAI機能は、この価格帯のスマホとしては非常に充実しています。

Gemini オーバーレイ」ではアプリを切り替えることなく、気軽にGeminiを呼び出すことができ、「Google Gemini」との連携により、文章作成や調べ物がスムーズに行えます。

8GBモデルであれば「AI消しゴム」機能や、動きのある被写体を捉える「ダイナミックショット」も利用でき、写真に写り込んだ不要なものを手軽に削除できるなど、クリエイティブな楽しみも増えました。ハードウェアの進化だけでなく、こうしたソフトウェア面での利便性向上も、REDMI 15 5Gを選ぶ大きな理由となります。

購入前に知っておくべき注意点

明確なデメリットとして、前モデルにはあった「3.5mmイヤホンジャック」が廃止されています。有線イヤホン派は変換アダプタが必須となるため注意が必要です。また、スピーカーは大音量ですがモノラル仕様のため、横持ちでの動画鑑賞時に音の広がりに欠ける点は妥協が必要です。

さらに、バッテリー増量の代償として重量は約217g、幅は約80.45mmまで巨大化しており、片手操作はほぼ不可能です。ケースやフィルムをつけるとさらに重くなるため、手の小さい方や軽さを重視する方は、実機を持ってサイズ感を確認することを強く推奨します。ゲーム性能も高くはないため、重量級ゲームを快適に遊びたい層には向きません。

バッテリー重視と大画面エンタメを求める人に最適

結論として、REDMI 15 5Gはバッテリー性能を重視しつつ、大画面でコンテンツを楽しみたい人に最適です。

動画視聴やSNSなどのエンタメを144Hzの滑らかな再生で楽しみつつ、屋外でもフル活用できる利便性は他のスマホにはないユニークなメリットです。

ゲーム用途にはあまり適していませんが、最新の「AI機能」や「おサイフケータイ」といった便利機能もあるので、メイン機として十分に活用できるでしょう。

3万円台のコスパに優れるスマホとしておすすめします。

REDMI 15 5G 7000mAh 大容量バッテリー 33Wチャージ 5G対応 6.9インチFHD NFC/FeliCa対応 Snapdragon 6s Gen3 5000万画素AIカメラ IP64防滴防塵 docomo/au/SoftBank/Rakuten Mobile 回線対応

REDMI 15 5Gの価格・購入先

REDMI 15 5Gのチタングレーとミッドナイトブラック

※価格は2026/01/21に調査したものです。価格は変動します。

シャオミ オンラインストア

[SIMフリーモデル]

  • 4GB+128G31,980円(税込)、
  • 8GB+256GB36,980円(税込)、

で販売されています。

ECサイト(Amazon、楽天、ヤフーなど)

  • Amazonで36,980円(税込)、
  • 楽天市場で31,980円(送料無料)、
  • ヤフーショッピングで31,980円(送料無料)、
  • AliExpressで22,209円(海外版・NFC機能なし)、
  • 米国 Amazon.comで$164.50、

で販売されています。

Amazonで「REDMI 15 5G」をチェックする

楽天市場で「REDMI 15 5G」をチェックする

ヤフーショッピングで「REDMI 15 5G」をチェックする

AliExpressで「REDMI 15 5G」をチェックする

米国 Amazon.comで「REDMI 15 5G」をチェックする

Yahoo! Shopping
Yahoo!ショッピング

お得なポイント還元を
今すぐチェック!

Rakuten
楽天市場

最新の人気アイテムを
チェック!

REDMI 15 5Gを安く買う方法

REDMI 15 5Gをできるだけ安く購入するには、IIJmioなどの格安スマホ(MVNO)を利用するのがいいでしょう。また、ソフトバンクなどのキャリア(MNO)でも値下げされることがあるので、こまめにチェックしておきましょう。

IIJmio

※12/19 10時発売・オープンマーケットモデルのため、後述のメーカー発売記念キャンペーンに応募可能です

RAM 4GB / ROM 128GB

  • のりかえ価格:税込 19,800円
  • 通常価格:税込 31,980円

RAM 8GB / ROM 256GB

  • のりかえ価格:税込 24,800円
  • 通常価格:税込 36,980円

IIJmioで「REDMI 15 5G」をチェックする

ソフトバンク

のりかえ(MNP)または5〜18歳の新規契約で、指定プラン加入により一括1円で購入可能です。

販売価格(総額):税込 21,984円

キャンペーン適用:支払総額 1円(21,983円割引)

注意点:4GB/128GBモデルのみ。また、メーカー発売記念キャンペーンは対象外です。

ソフトバンクで「REDMI 15 5G」をチェックする

【要チェック】メーカー発売記念キャンペーン

ソフトバンク版以外のモデルを購入した方は、抽選で豪華賞品が当たります。

対象購入期間:2025年12月19日〜2026年1月4日

賞品内容:

  • 1等:REDMI Watch 5 Active(20名)
  • 2等:Xiaomi コミューターバックパック(100名)
  • 3等・4等:mi.comで使える割引クーポン(計70

キャンペーン情報はこちら→ REDMI 15 5G 発売記念キャンペーン

おすすめのライバル機種と価格を比較

REDMI 15 5G」に似た性能をもつスマートフォンも販売されています。ぜひ比較してみてください。

REDMI Note 15 5G

Xiaomiから発売された6.77インチの5Gスマートフォンです(2026年1月15日発売)。

Xiaomi HyperOS 2 (Android 15ベース)、Qualcomm Snapdragon 6 Gen 3、8GBメモリ、2392 x 1080 pxの有機EL(AMOLED)エッジディスプレイ、256GB / 512GBストレージ、最大21時間(動画再生時)駆動する5520 mAhバッテリー、背面108MP+8MPの2眼カメラ、前面20MPのフロントカメラを搭載しています。

また、AI機能(Gemini連携、AI消しゴム、AI反射除去、かこって検索、Gemini Liveなど)、3倍光学レベルズーム、ダイナミックショット機能、45W急速充電、18Wのリバース充電、最大1TBまでのストレージ拡張、リフレッシュレート 120Hz、ピーク輝度3200nits、4K動画撮影、IP66防水防塵、耐衝撃、「ウェットタッチ2.0」に対応。

NFC、「赤外線ブラスター」、「スピーカー清掃機能」、ステレオデュアルスピーカー、音量ブースト機能、Dolby Atmos、ハイレゾ認証、画面内指紋認証、AI顔認証、USB Type-C、5G通信、Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.1、GPSにも対応しています。

✅価格は、Amazonで49,980円(税込)、楽天市場で44,980円~(送料無料)、ヤフーショッピングで54,980円、です。

👉関連記事:REDMI Note 15 5G 徹底レビュー!Proモデルとの違いと欠点

Amazonで「REDMI Note 15 5G」をチェックする

Redmi Note 14 Pro 5G

Xiaomiから発売された6.67インチの5Gスマートフォンです(2025年3月22日発売)。

Xiaomi HyperOS(Android 14ベース)、Dimensity 7300-Ultra、8GB/12GBメモリ、最大輝度3000nitのCrystalRes AMOLED液晶 (120Hz, 最大3000nits, Gorilla® Glass Victus® 2, Dolby Vision®など)、256GB/512GBストレージ、5110 mAhバッテリー、背面2億画素+800万画素+200万画素の3眼カメラ、前面2000万画素のフロントカメラを搭載しています。

また、AI機能(かこって検索、AI消しゴムPro、Geminiなど)、IP68防水防塵、45Wターボチャージ、Corning Gorilla Glass Victus 2、最大4倍のロスレスズーム、AIビューティーモード、4K動画撮影(24/30fps)、1080p(120fps)のスローモーション撮影、

X軸リニアモーター、冷却システム、画面内指紋センサー、AI顔認証、NFC、最大3回のOSアップデートと4年間のセキュリティパッチ、USB Type-C (OTG)、5G通信、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.4、GPSに対応しています。

✅価格は、Amazonで40,400円(税込)、楽天市場で45,980円(送料無料)、ヤフーショッピングで41,979円、です。

👉関連記事:Redmi Note 14 Pro 5G徹底レビュー!前モデルとの違いを比較

Amazonで「Redmi Note 14 Pro 5G」をチェックする

POCO M8 5G

POCOから発売された6.67インチの5Gスマートフォンです(2026年1月8日発売)。

Xiaomi HyperOS 2 (Android 15ベース)、Qualcomm Snapdragon 6 Gen 3、8GBメモリ、120Hz駆動の3Dカーブ有機EL (AMOLED)、256GBストレージ、5520mAhバッテリー、背面50MP+2MPの2眼カメラ、前面20MPのフロントカメラを搭載しています。

また、AI機能(システムに統合されたGemini、「AI強化ポートレート鮮明化」、「AI消しゴム」、「かこって検索」)、「Dynamic Shots 2.0」、最大45W急速充電、18W有線リバース充電、ゲームターボモードに対応。

デュアルステレオスピーカー、ボリュームブースト機能、ハイレゾワイヤレス、IP66防水防塵、NFC、最大1TBまでのストレージ拡張、「Wet Touch 2.0」、IRブラスター、画面内指紋認証、AI顔認証、USB Type-C、5G通信、Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.1、GPSにも対応しています。

✅価格は、Amazonで36,980円(税込)、楽天市場で36,980円(送料無料)、AliExpressで41,128円、です。

👉関連記事:POCO M8 5G 徹底レビュー!超明るい画面とAIが魅力の3万円台スマホ

Amazonで「POCO M8 5G」をチェックする

POCO M7 Pro 5G

Xiaomi傘下のPOCOブランドから発売された6.67インチの5Gスマートフォンです(2025年4月3日発売)。

Xiaomi HyperOS 1.0 (Android 14ベース)、MediaTek Dimensity 7025-Ultra、8GBメモリ(最大16GB相当に拡張可能)、2400 x 1080 pxの有機EL (AMOLED)ディスプレイ(最大120Hzリフレッシュレート)、256GBストレージ、5110mAhバッテリー、背面50MP(OIS)+2MPの2眼カメラ、前面20MPのフロントカメラを搭載しています。

また、AI機能(消しゴムなど)、45Wターボチャージ、IP64防塵防滴、microSDカードによるストレージ拡張、NFC(Felicaは非対応)、赤外線ブラスター、画面内指紋センサー、AI顔認証、ステレオデュアルスピーカー(Dolby Atmos対応)、3.5mmヘッドホンジャック、USB Type-C、5G通信、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.3、GPSに対応しています。

✅価格は、Amazonで29,682円、楽天市場で32,580円(送料無料)、ヤフーショッピングで29,989円、です。

👉関連記事:POCO M7 Pro 5G 徹底レビュー!M6 Pro比較と買うべきか判断

Amazonで「POCO M7 Pro 5G」をチェックする

moto g66j 5G

Motorolaから発売された約6.7インチの5Gスマートフォンです(2025年7月10日発売)。

Android 15、MediaTek Dimensity 7060、8GBメモリ(RAMブーストにより最大24GBまで拡張可能)、2,400 x 1,080 pxのLCD、128GBストレージ、5200 mAhバッテリー、背面約5,000万画素+約800万画素の2眼カメラ、前面約3,200万画素のフロントカメラを搭載しています。

また、IP68・IP69/MIL-STD-810H防水防塵、おサイフケータイ®、最大2TBまでのストレージ拡張、指紋認証、顔認証、USB Type-C、5G通信、Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac (2.4GHz+5GHz)、Bluetooth® 5.3、GPSに対応しています。

✅価格は、Amazonで28,073円(税込)、楽天市場で30,620円(送料無料)、ヤフーショッピングで31,800円、です。

👉関連記事:moto g66j 5G 徹底レビュー!耐久性・カメラ・機能をg64と比較

Amazonで「moto g66j 5G」をチェックする

OPPO A5 5G

OPPOから発売された約6.7インチの5Gスマートフォンです(2025年12月4日発売)。

ColorOS 15.0 (Android 15)、MediaTek Dimensity 6300、4GB(LPDDR4X)メモリ、1604 x 720 pxのLCD液晶、128GB (UFS 2.2)ストレージ、6,000mAhバッテリー、背面約5,000万画素+約200万画素の2眼カメラ、前面約800万画素のフロントカメラを搭載しています。

また、AI機能(「AI消しゴム2.0」、「AI鮮明度強化」、「AIぼけ除去」、「AI反射除去」、「AI Studio」)、45W SUPERVOOC 急速充電、リバースチャージ機能、「スプラッシュタッチ」、手袋モード、「ウルトラボリュームモード」、タッチサンプリングレート 最大240Hz、アウト/イン同時撮影機能、「4年間」の快適操作に対応。

IPX5/IP6X防水防塵、おサイフケータイ (NFC)、「マイナンバー機能」、リフレッシュレート 最大120Hz、仮想メモリ(合計最大8GB相当)、最大1TBまでのストレージ拡張、サイド指紋認証、顔認証、USB Type-C、3.5mmイヤホンジャック、5G通信、Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.4、GPSにも対応しています。

✅価格は、Amazonで29,520円(税込・SIMフリー・日本国内版)、楽天市場で26,990円(送料無料)、ヤフーショッピングで19,160円(au版・SIMロック解除)、です。

👉関連記事:OPPO A5 5G徹底レビュー!AI進化のカメラとゲーム性能、デメリット評価

Amazonで「OPPO A5 5G」をチェックする

他のシャオミ スマホと比較

他にもシャオミのスマートフォンが販売されています。2025、2024モデルもあるのでぜひ比較してみてください。

シャオミ スマホに新モデル続々 最新の全機種 ラインナップ まとめ

その他のおすすめAndroidスマホは?

その他のおすすめAndroidスマホは以下のページにまとめてあります。ぜひ比較してみてください。

5万円台のハイスペックスマホ ラインナップ 機種 一覧

5万円前後のハイスペックなAndroidスマホをまとめて紹介しています。

注文殺到で売れまくり! 3万円台で買えるハイスペックスマホ まとめ

3万円台のハイスペックなAndroidスマホをまとめて紹介しています。

2万円台で買えるリッチなスマホ おすすめの全機種 ラインナップ 一覧

2万円前後のAndroidスマホをまとめて紹介しています。

選ばれし者だけが使う究極のハイスペックスマホ まとめ

超ハイスペックなスマホをまとめて紹介しています。

この記事を書いた人:秋葉原ぶらり

ガジェットブロガー / 動画クリエイター。2014年からブログを開始。以来、Android端末やWindowsデバイス、ゲーム製品、Apple製品、PC周辺機器などのレビューを発信し続けている。目標は東京「秋葉原」をぶらぶらと探索する楽しさを、そのままネット上で体験できるようにすること。趣味は、写真、プログラミング、読書、小説やエッセイの文筆、デザイン制作など多岐にわたる。最新の更新情報はX:旧Twitter(URL:https://x.com/akiba_burari)やThread(URL:https://www.threads.com/@akibaburari)、でも発信中。
動画はYouTubeで(https://www.youtube.com/@秋葉原ぶらり)公開中。

Minisforum X1 Lite徹底レビュー!UM750L Slimと比較

Minisforum X1 Lite 外観
2025年11月19日に発売された「Minisforum X1 Lite」は、手のひらサイズのボディにAMD Ryzen 7 255プロセッサとOCuLinkポートを搭載したコスパの高いミニPCとして評判です。

このレビューでは、「Minisforum UM750L Slim」(Ryzen 5 7545U)とどのくらい性能が違うのか、その使い勝手と実力をあらゆる面から徹底比較・検証しました。

先に結論からお伝えしましょう

Minisforum X1 Lite の長所(Pros):

  • OCuLinkポート搭載による圧倒的な拡張性(eGPU対応)
  • Ryzen 7 255とRadeon 780Mによる高い処理能力とゲーム性能
  • メモリを最大128GBまで増設可能(スロット式)
  • TDP 65Wの高負荷でも静音性を保つ冷却システム

Minisforum X1 Lite の短所(Cons):

  • SDカードスロットが非搭載
  • 背面のUSB Type-Aポートが速度の遅いUSB 2.0仕様
  • 高性能ゆえに消費電力(TDP)が高め
  • コストパフォーマンス重視ならUM750L Slimに分がある

総合評価:

Minisforum X1 Liteは、コンパクトさを維持しつつも「拡張性」と「パワー」に一切の妥協をしたくないユーザーにとって理想的な一台です。特にOCuLinkによる将来的なグラフィック強化や、動画編集にも耐えうるメモリ増設能力は、長く使い続けられる安心感を与えてくれます。初期コストや消費電力は高めですが、それに見合うだけの高性能と所有感を提供してくれる、完成度の高いミニPCと言えるでしょう。

この記事で分かること

  1. デザイン: サイズ・重量・カラー、0.84Lのコンパクト筐体、シルバーホワイトの外観、質感、サイズ比較、VESAマウント、付属品
  2. 接続ポート: OCuLink搭載、USB4 (PD給電対応)、HDMI 2.1、DisplayPort 1.4、前面USB 3.2 Gen2、背面ポート配置
  3. パフォーマンス: AMD Ryzen 7 255、マルチタスク、動画編集(4K)、3Dモデリング、動作感
  4. ベンチマーク:Passmark、Geekbench 6、Cinebench、PCMark 10、CPU性能比較、3DMark、グラフィック性能
  5. ゲーム性能: 『モンハンワイルズ』『サイバーパンク2077』『原神』などの実測フレームレート (FPS)、Radeon 780M vs 740M
  6. 冷却・排熱: 相変化熱伝導材 (PCM)、大型静音ファン、TDP 65Wの熱管理、ファンノイズ(静音性)、発熱抑制
  7. メモリとストレージ: DDR5-5600 SODIMM(最大128GBまで)、メモリ増設、PCIe 4.0 SSD(最大8TB)、SSD換装・増設、ベアボーンキット
  8. 通信性能: Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3、2.5G 有線LAN (2500Mbps)、安定した通信環境
  9. ソフトウェアと設定: Windows 11 Pro、OSのライセンス、BIOS設定(ファン制御)、ドライバー更新、初期セットアップ
  10. 比較Minisforum UM750L SlimMINISFORUM UM760 SlimMINISFORUM AI X1 Pro
  11. スペック: 詳細仕様
  12. 評価: メリット・デメリット(消費電力、TDP)、購入前の注意点、おすすめユーザー、5段階評価、詳細な総評
  13. 価格: 購入先、Minisforum公式サイト、Amazon、楽天、ベアボーンモデルと完成品の価格比較、クーポン・セール情報

この記事を最後まで読むことで、「Minisforum X1 Lite」を購入するべきかどうかがはっきりと分かるはず。購入に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

この製品の購入はこちら→ Amazon リンクAliExpress リンク

公式ページ:Minisforum X1 Lite|AMD Ryzen™ 7 255

デザインと接続ポート:Minisforum X1 Liteの洗練された筐体と強力な拡張性

Minisforum X1 Lite 外観

Minisforum X1 Liteは、0.84リットルという極小サイズに、デスクトップPC並みの拡張性を凝縮したモデルです。ここでは、実際にデスクに設置して感じたデザインの魅力と、競合機との違いが際立つ接続ポートについて詳しくレビューしていきます。

洗練されたシルバーホワイトの筐体と質感

箱から取り出した瞬間、まず目を引いたのは「シルバーホワイト」と呼ばれる明るく上品な本体カラーです。単なるシルバーではなく、ホワイトのニュアンスを含んだ色合いは清潔感があり、白いデスク周りにも違和感なく溶け込みました。筐体素材は樹脂製と思われますが、安っぽさは微塵も感じさせず、マットな仕上げが指紋を目立たなくしています。

形状はMinisforumおなじみのスクエア型ですが、非常にコンパクトで、片手で軽々と持ち上げられるサイズ感には改めて感動しました。天面には控えめにブランドロゴが配置されており、主張しすぎないデザインが好印象です。デスクのわずかな隙間にも設置できるため、作業スペースを広く確保したい私にとって、このコンパクトさは大きなメリットだと感じました。

サイズ感と重量:UM750L Slimとの比較

Minisforum X1 Liteが机の上に置かれている

サイズと重量について、比較対象である「Minisforum UM750L Slim」と並べて検証してみました。X1 Liteのサイズは130×126×47.2mm であるのに対し、UM750L Slimは130×126.5×50.4mm と、X1 Liteの方が高さが約3mm薄く設計されています。数値上の差はわずかですが、実物を並べるとX1 Liteの方がよりスタイリッシュで引き締まった印象を受けました。

重量に関しては興味深い違いがあります。X1 Liteの公称値は約740g(または約0.67kg)ですが、手に取ると中身が詰まったような凝縮感があります。一方、UM750L Slimの実測値は約544gと非常に軽量です。頻繁に持ち運ぶならUM750L Slimに分がありますが、据え置き時の安定感や高級感という点では、適度な重みのあるX1 Liteの方が所有欲を満たしてくれると感じました。

インターフェースの配置と使い勝手

Minisforum X1 Liteの前面インターフェース

ポート類の配置は非常に実用的です。前面には使用頻度の高いUSB 3.2 Gen2 Type-Aポートが2つと、3.5mmコンボジャック、電源スイッチが配置されています。USBメモリなどをサッと挿せる位置に高速ポートがあるのは便利です。

背面には、電源入力、2.5G LANポート、HDMI 2.1、DisplayPort 1.4、USB4、そしてマウスやキーボードの接続に便利なUSB 2.0 Type-Aが2つ配置されています。

映像出力HDMI、DP、USB4を合わせて最大3画面の同時出力が可能で、私も実際にトリプルディスプレイ環境を試しましたが、4Kモニターを含めて安定して表示できました。背面ポートが充実しているため、ケーブル類を後ろにまとめてデスク上をスッキリさせることができ、ケーブルマネジメントの観点からも優秀です。

Minisforum X1 Liteの背面インターフェース

最大の違いは拡張性:OCuLinkとUSB4の威力

X1 LiteUM750L Slimの決定的な違い、そしてX1 Liteを選ぶ最大の理由となるのが「OCuLinkポート」の有無です。X1 Liteの背面にはOCuLinkポートが搭載されており、これにより外付けGPU(eGPU)をPCIe経由で高速接続できます。実際にOCuLink対応のeGPUを接続してゲームをプレイしてみましたが、Thunderbolt接続よりも帯域幅が広いため、ボトルネックが少なく快適な動作を体感できました。

一方、UM750L SlimにはOCuLinkポートがありません。USB4ポートは両機種ともに搭載されており、最大40Gbpsの転送速度やPD給電(入力65-100W/出力15W)に対応しています。しかし、AAAタイトルのゲームや高度な3Dレンダリングなど、将来的にグラフィック性能を大幅に強化したいと考えているなら、OCuLinkを備えたX1 Liteの拡張性は圧倒的なアドバンテージになります。

Minisforum X1 Liteの外部GPU接続

VESAマウントと付属品

付属品には「壁掛けマウントブラケット」が含まれており、これを使えばVESA対応モニターの背面にX1 Liteを隠すように設置できます。実際に取り付けてみると、PC本体が視界から消え、配線もモニター裏で完結するため、まるでモニター一体型PCを使っているかのようなスッキリとしたデスク環境が構築できました。UM750L Slimも同様にVESAマウントに対応しており、この点での省スペース性は互角です。

同梱物は、本体のほかに電源アダプター、HDMIケーブル、取扱説明書と、セットアップに必要なものは一通り揃っています。比較対象のUM750L Slimには予備のゴム足などが付属している点が親切だと感じましたが、X1 Liteは必要最低限の構成でシンプルにまとまっています。付属品の豪華さよりも、X1 LiteはOCuLinkポートやメモリ増設といった「本体そのものの拡張性」にコストを集中させているという印象を受けました。

Minisforum X1 LiteのVESAマウント

まとめ:デザインと接続ポート

  • 外観:シルバーホワイトの上品な色合いと、指紋が目立ちにくいマットな質感を持つ
  • サイズ:130×126×47.2mmと非常にコンパクトで、UM750L Slimよりも約3mm薄い
  • 重量:約0.67kg(公称)で、軽量なUM750L Slim(実測約544g)に比べると凝縮感のある重みがある
  • 前面ポート:USB 3.2 Gen2 Type-A×2があり、アクセス性が良好
  • 背面ポート:HDMI 2.1、DP 1.4、USB4、2.5G LAN、USB 2.0×2と充実している
  • 映像出力:最大3画面(HDMI + DP + USB4)の同時出力に対応し、最大8K出力もサポート
  • 拡張性:UM750L Slimにはない「OCuLinkポート」を搭載しており、eGPU接続による大幅な性能向上が可能
  • USB4機能:40Gbpsのデータ転送に加え、PD給電(入力・出力)に対応し、ケーブル1本での運用も可能
  • 設置性:付属のVESAマウントを使用することで、モニター裏への設置が可能
  • 付属品:電源アダプター、HDMIケーブル、マウントブラケット、説明書が必要最低限揃っている

パフォーマンス

Minisforum X1 LiteのCPU

ここではMinisforum X1 Liteのパフォーマンスについて、ベンチマーク、CPU性能・グラフィック性能比較、アプリの動作感、冷却性能と静音性の4つのセクションにわけて詳細にレビューします。

ベンチマーク

ここでは、Minisforum X1 LiteMinisforum UM750L Slimのベンチマーク結果を紹介します。

Minisforum X1 Liteは、CPUにAMD Ryzen™ 7 255を採用しています。これはZen 4アーキテクチャに基づき、8コア16スレッド、最大4.9GHzのブーストクロックを誇る高性能プロセッサです。統合GPUには、RDNA 3アーキテクチャのAMD Radeon™ 780M(12CU)を搭載しており、内蔵グラフィックスとしてはトップクラスの性能を発揮し、軽い3Dゲームや動画編集もこなせる実力を持っています。

ベンチマーク結果は以下のようになっています。

Minisforum X1 LiteのCPUベンチマーク結果

CPUのベンチマーク結果・AMD Ryzen 7 255

  • PassmarkのCPUベンチマークスコア「30066」(マルチスレッド)
  • Geekbench 6のシングルコア「2532」、マルチコア「12899」
  • Cinebench R23 シングルコア「1742」、マルチコア「17137」
  • Cinebench 2024 シングルコア「106」、マルチコア「1015」
  • PCMark 10 スコア「6700」(よく利用されるアプリの使用感を計測)

Minisforum X1 LiteのGPUベンチマーク結果

GPUのベンチマーク結果・Radeon 780Mグラフィックスコア

  • Fire Strike グラフィックスコアで「7700」(DirectX 11)
  • Fire Strike Extreme グラフィックスコアで「3750」
  • Time Spy グラフィックスコアで「2854」(DirectX 12)
  • 3DMark Night Raidで「27860」(DirectX 12, 低負荷)
  • 3DMark Wild Life「 17200」(Vulkan/Metal, モバイル向け)

Minisforum UM750L Slimのベンチマーク結果

Minisforum UM750L Slimは、ミドルレンジ向けのAMD Ryzen™ 5 7545Uを搭載しています。6コア12スレッド(Zen 4×2 + Zen 4c×4)のハイブリッド構成で、電力効率と処理能力のバランスに優れた設計が特徴です。統合GPUはエントリークラスのAMD Radeon™ 740M(4CU)となり、日常的なタスクや4K動画の視聴には十分な性能を持ちますが、3Dグラフィックス性能は控えめです。

ベンチマーク結果は以下のようになっています。

CPUのベンチマーク結果・AMD Ryzen 5 7545U

  • PassmarkのCPUベンチマークスコア「20232」
  • Geekbench 6のシングルコア「2402」、マルチコア「7841」
  • Cinebench R23 シングルコア「1725」、マルチコア「10526」
  • Cinebench 2024 シングルコア「105」、マルチコア「601」
  • PCMark 10 スコア「5847」(よく利用されるアプリの使用感を計測)

GPUのベンチマーク結果・Radeon 740Mグラフィックスコア

  • Fire Strike グラフィックスコアで「4539」(DirectX 11)
  • Fire Strike Extreme グラフィックスコアで「2244」
  • Time Spy グラフィックスコアで「1773」(DirectX 12)
  • 3DMark Night Raidで「17100」(DirectX 12, 低負荷)
  • 3DMark Wild Life「12800」(Vulkan/Metal, モバイル向け)

CPU性能とグラフィック性能を比較

ここでは、Minisforum X1 LiteMinisforum UM750L SlimのCPU・グラフィック性能を、Cinebench R23、Time Spyを使って比較します。

Minisforum X1 LiteのCPU性能をCinebench R23で比較

CPU性能をCinebench R23で比較

  1. Ryzen AI 9 HX370 (Minisforum AI X1 PRO)・・・21692
  2. Ryzen 9 8945HS (Minisforum UM890 Pro)・・・17304
  3. Ryzen 7 255 (Minisforum X1 Lite)・・・17137
  4. Core Ultra 5 125H (Minisforum M1 Pro-125H)・・・14749
  5. Ryzen 5 7545U (Minisforum UM750L)・・・10526

Minisforum X1 Liteグラフィック性能をTime Spyで比較

グラフィック性能をTime Spyで比較

  1. Ryzen AI 9 HX370 (Minisforum AI X1 PRO)・・・3564
  2. Core Ultra 5 125H (Minisforum M1 Pro-125H)・・・3205
  3. Ryzen 9 8945HS (Minisforum UM890 Pro)・・・3024
  4. Ryzen 7 255 (Minisforum X1 Lite)・・・2854
  5. Ryzen 5 7545U (Minisforum UM750L)・・・1773

ベンチマーク結果からわかること

CPU性能の比較:Cinebench R23のマルチコアスコアにおいて、X1 Lite(Ryzen 7 255)は17,000点台を記録し、UM750L Slim(Ryzen 5 7545U)の10,000点台に対して約1.6倍という大きな差をつけています。注目すべきは、X1 Liteのスコアが、上位グレードであるRyzen 9 8945HS(17,304)とほぼ同等の数値を示している点です。

一方で、シングルコアスコアは両者ともに1,700点台で拮抗しており、基本的な処理における瞬発力には大きな差がないものの、マルチスレッドを活用する高負荷時の演算能力では、X1 Liteが圧倒的な優位性を持っていることが数値からはっきりと読み取れます。

グラフィック性能の比較:Time Spyのグラフィックスコアでは、X1 Liteが搭載するRadeon 780Mが「2854」をマークし、Radeon 740Mを搭載するUM750L Slimの「1773」に対して約60%ものスコア差をつけています。この数値は、GPUコア数(12CU対4CU)というハードウェアスペックの違いが如実に表れた結果と言えます。

X1 Liteは統合GPUとしては上位のCore Ultra 5などに近いスコア帯に位置しており、エントリークラスの数値に留まるUM750L Slimとは、グラフィック処理能力の基礎体力において明確なクラスの違いが存在することが確認できました。

アプリの動作感:Minisforum X1 Liteはクリエイティブ作業もこなす万能マシン

Minisforum X1 Liteの映像出力。3画面出力。

Minisforum X1 Liteは、単なるコンパクトPCの枠を超え、日常業務からクリエイティブな作業まで幅広く対応できるポテンシャルを秘めています。ここでは、実際に主要なアプリケーションを使用して検証した動作感と、比較対象であるMinisforum UM750L Slimとの決定的な違いについて詳しくレビューしていきます。

Officeアプリの快適性と即応性

まず、ビジネスシーンで必須となるMicrosoft Office(Word、Excel、PowerPoint)の挙動を確認しました。X1 Liteでの体験は「快適」の一言に尽きます。数万行に及ぶデータが入ったExcelファイルを開いても、読み込みは一瞬で完了し、フィルタリングやピボットテーブルの操作も遅延なく追従します。起動時間も非常に短く、思い立った瞬間に作業を開始できるレスポンスの良さは、毎日の業務効率を確実に向上させてくれます。

比較対象のUM750L SlimRyzen 5 7545Uを搭載しており、日常的なOffice作業においては十分サクサク動きます。テキスト入力や資料作成といった基本的なタスクであれば、両者に体感できるほどの大きな差はありません。しかし、重たいマクロ処理や複数の大容量ファイルを同時に開いた際の安定感においては、パワーに余裕のあるX1 Liteの方が一枚上手だと感じました。

8コア/16スレッドが活きるマルチタスク性能

次に、マルチタスク性能を検証するために、Google Chromeで20個以上のタブを開きながら、YouTubeでの4K動画再生、さらにバックグラウンドでPDF資料の閲覧を行ってみました。X1 Liteが搭載するRyzen 7 255は8コア16スレッド の処理能力を持っており、これだけの負荷をかけても動作が重くなることはありませんでした。ブラウザとアプリ間の切り替えもスムーズで、Web会議ツール(ZoomやTeams)を使用しながらの画面共有も全く問題ありません。

一方、UM750L Slimは6コア12スレッド の構成です。こちらも通常のマルチタスクなら十分こなせますが、負荷が高まるとウィンドウの切り替えに僅かな「間」を感じることがありました。X1 LiteはDDR5-5600MHz の高速メモリ帯域も相まって、情報の洪水に溺れることなく、常に軽快な操作感を維持してくれる頼もしさがあります。

動画編集で差が出るGPU性能

X1 Liteの真価が発揮されるのは、Adobe Premiere Proを使用した動画編集作業です。統合GPUのRadeon 780M は非常に優秀で、4K解像度の映像素材をタイムラインに並べてプレビュー再生しても、コマ落ちすることなくスムーズに再生されました。カット編集やテロップ入れ、トランジションの適用といった一連の作業もストレスなく行えます。また、ハードウェアデコード(AV1/HEVC/AVC)に対応しているため、高圧縮な動画ファイルの扱いも得意です。

ここでUM750L Slimとの違いが明確になります。UM750L Slimが搭載するRadeon 740M はエントリークラスのGPUであり、フルHD動画の編集なら問題ありませんが、4K編集となるとプレビューがカクついたり、レンダリングに時間がかかったりする場面が見られました。動画制作を視野に入れているのであれば、グラフィック性能に優れるX1 Liteを選ぶメリットは非常に大きいです。

3Dモデリングと将来的な拡張性

最後に、Blenderを使用して軽量な3Dモデリング作業を試しました。X1 Liteでは、シンプルなキャラクターモデルの作成や、テクスチャの確認といった作業であれば実用的な速度で動作します。ビューポートでの視点変更も滑らかで、クリエイティブなアイデアを即座に形にするためのツールとして十分に機能します。

UM750L Slimの場合、3Dデータの「閲覧」は可能ですが、編集作業となるとシェーダーの表示速度などでパワー不足を感じます。さらに、X1 LiteにはOCuLinkポートが搭載されている点が決定的な強みです。もし本格的な3Dレンダリングや重量級の作業が必要になった場合でも、X1 Liteなら外付けGPU(eGPU)を接続してワークステーション級の性能へアップグレードできるという安心感があります。これはUM750L Slimにはない、X1 Liteだけの特権です。

まとめ:アプリの動作感

  • Officeアプリ:X1 Lite、UM750L Slim共に高速だが、大容量データの処理ではX1 Liteの安定感が勝る
  • マルチタスク:X1 Liteは8コア/16スレッドの恩恵により、多数のタブやアプリを開いても軽快さを維持する
  • 動画編集:Radeon 780M搭載のX1 Liteは4K編集も実用的だが、UM750L SlimはフルHD編集が目安となる
  • 3Dモデリング:X1 Liteは軽量なモデリング作業に対応し、さらにOCuLinkによる将来的な性能強化も可能である

冷却性能と静音性:Minisforum X1 Liteの小型ボディに秘められた驚異の熱管理

Minisforum X1 Liteの冷却システム

高性能なパーツを搭載しながら、わずか0.84リットルの極小サイズに収められたMinisforum X1 Lite。これほど小さいと「熱暴走は大丈夫か?」「ファンがうるさいのではないか?」という不安がよぎりますが、実際に負荷をかけて検証したところ、その懸念は杞憂に終わりました。ここでは、X1 Liteの巧みな熱設計と静音性について、比較対象のMinisforum UM750L Slimとの違いを交えながら詳しくレビューします。

相変化素材を採用した先進的な冷却システム

X1 Liteの内部には、非常に密度の高い冷却システムが組み込まれています。注目すべきは、熱伝導効率を高めるために「相変化熱伝導材(PCM)」を採用している点です。これにデュアルヒートパイプと大型ファンを組み合わせることで、CPUから発生する熱を瞬時に移動させ、効率的に筐体外へ排出する仕組みになっています。

比較対象のUM750L SlimもPCM冷却やデュアルファンを採用しており、冷却へのこだわりは共通しています。しかし、筐体側面のメッシュから吸気するUM750L Slim に対し、X1 Liteはこの小さな体積で、より高出力な熱源を処理するためにエアフローが最適化されている印象を受けました。背面から排出される熱風に手をかざすと、しっかりと熱が運ばれていることが分かり、吸排気効率の良さを実感できます。

TDP 65Wの高負荷でも揺るがない温度安定性

冷却性能の真価を測るため、Cinebench R23を連続実行してシステムに高い負荷をかけてみました。X1 Liteに搭載されているRyzen 7 255は、TDP(熱設計電力)が65Wに設定されており、これはUM750L SlimRyzen 5 7545U(標準TDP 28W、最大でも30W〜45W程度)と比較してもかなり高い数値です。

通常、これだけの高出力を小型筐体で維持するのは困難ですが、X1 Liteはベンチマーク完走までサーマルスロットリング(熱による性能低下)を起こすことなく、安定動作を続けました。高負荷時のMax温度こそ上昇しますが、ファンが即座に反応して熱を抑え込むため、パフォーマンスが急激に落ち込むような挙動は見られません。UM750L Slimも85℃程度に収まる優秀な制御を見せますが、より発熱量の多い65Wのパワーをこのサイズで制御しきっているX1 Liteの冷却能力には、純粋に驚かされました。

図書館にいるかのような静寂性

パフォーマンスと同様に驚かされたのが「静音性」です。アイドル時やWebブラウジング程度の軽作業では、ファンが回っているのか分からないほど静かで、ほぼ無音に近い状態を維持します。メーカー公称値では騒音レベルは35デシベル以下(図書館レベル)とされていますが、実際の体感もまさにその通りでした。

高負荷時にはさすがにファンの回転音が聞こえますが、「サーッ」という低い風切り音で、耳障りな高音ノイズは抑えられています。UM750L Slimも通常時は静かですが、高負荷時には平均約37dB程度となり、やや音が気になるという場面もありました。X1 Liteはハイパワーでありながら、ファンノイズの質が良く、作業への没入感を削がないように配慮されていると感じます。深夜の静かな部屋で作業をしていても、家族に気兼ねなく使える静粛性は大きなメリットです。

まとめ:冷却性能と静音性

  • 冷却構造:相変化熱伝導材(PCM)、デュアルヒートパイプ、大型ファンを組み合わせた効率的なシステムを採用
  • TDP対応:UM750L Slimよりも高いTDP 65Wの高出力設定でありながら、熱暴走を防ぐ高い放熱能力を持つ
  • 温度安定性:高負荷なベンチマーク実行時でもサーマルスロットリングを抑制し、安定したパフォーマンスを維持
  • 静音性:通常ワークロード時の騒音レベルは35dB以下に抑えられており、図書館レベルの静けさを実現
  • ファンノイズ:高負荷時でも耳障りな高音成分が少なく、作業に集中しやすい音質である

ゲーム性能:X1 LiteはフルHDゲーミングの実力を発揮、UM750L Slimはライトゲーム向け

Minisforum X1 Liteでモンスターハンターワイルズをプレイ

ここでは、Minisforum X1 Lite(Ryzen 7 255)とMinisforum UM750L Slim(Ryzen 5 7545U)の実力を測るため、具体的なゲームタイトルを用いてフレームレート(FPS)や実際の動作感を比較レビューします。

モンスターハンターワイルズ

カプコンが贈るハンティングアクションの最新作であり、広大なフィールドや緻密な生態系、そして群れをなすモンスターの処理など、PCへの負荷が極めて高い重量級タイトルです。

Minisforum X1 Lite (Ryzen 7 255) 設定:1080p 低設定 + アップスケーリング(FSR)有効 / 30 FPS前後 Fire Strikeスコア7700を誇る本機の実力が試される局面です。結論から言えば、解像度をフルHD(1080p)の低設定に抑え、さらにFSR(解像度補正機能)をパフォーマンス優先に設定することで、プレイアブルな状態に持ち込めました。

平均して30 FPS前後を維持しており、家庭用ゲーム機に近いプレイ感覚を得られます。広大な荒野を駆け巡る際も極端なカクつきはなく、狩猟に没頭できます。ただし、複数の大型モンスターが入り乱れる激戦時や、砂嵐などのエフェクトが重なるシーンでは、一時的にフレームレートの低下が見られました。

Minisforum UM750L Slim (Ryzen 5 7545U) 設定:720p 低設定 / 動作困難 X1 Liteの約6割というグラフィックスコア(Fire Strike 4539)では、この最新鋭の重量級タイトルを支えきれませんでした。解像度をHD(720p)まで落とし、画質設定を最低にしても、フレームレートは15 FPS前後に留まります。画面のカクつきが激しく、モンスターの動きを目で追うことすら困難で、瞬時の判断が求められるアクションゲームとして成立させるのは厳しいというのが正直な感想です。

サイバーパンク2077

Minisforum X1 Liteでサイバーパンク2077をプレイ

巨大都市ナイトシティを舞台にしたオープンワールドアクションRPG。レイトレーシングや緻密なグラフィックス描写により、PCの総合性能を測る指標としても名高い超重量級タイトルです。

Minisforum X1 Lite (Ryzen 7 255) 設定:1080p 低設定 + FSR(バランス) / 35-48 FPS ベンチマークデータに基づき検証したところ、フルHDの低設定環境において35から48 FPSで動作しました。これはRPGとしてストーリーや世界観を楽しむには十分な滑らかさです。ネオン輝く夜の街をドライブしたり、銃撃戦を繰り広げたりしても動作は安定しており、FSR機能の恩恵で画質の粗さもそこまで気になりません。「内蔵GPUでここまで動くのか」と感動すら覚える体験でした。

Minisforum UM750L Slim (Ryzen 5 7545U) 設定:720p 低設定 / 20-25 FPS 1080pでのプレイは重く、解像度を720pまで下げる必要がありました。それでも30 FPSの壁を超えることは難しく、特に高速移動中や乱戦時には20 FPS台まで落ち込み、明らかな処理落ちが発生します。物語への没入感を維持して快適に遊ぶには、さらに解像度を下げるなどの厳しい調整を強いられるでしょう。

原神

Minisforum X1 Liteで原神をプレイしている

アニメ調の美しいグラフィックスと広大なマップを冒険する大人気オープンワールドRPG。スマホからPCまで対応していますが、PC版で高画質かつ滑らかに動かすには、それなりのグラフィック性能が要求されます。

Minisforum X1 Lite (Ryzen 7 255) 設定:1080p 高設定 / 52-60 FPS ベンチマークデータ通りの素晴らしいパフォーマンスを見せました。画質を「高設定」にしても、フィールド探索や通常戦闘ではほぼ60 FPSに張り付きます。元素爆発などの派手なエフェクトが画面を覆うシーンでも52 FPS程度で踏みとどまり、非常に安定しています。テイワットの美しい風景を損なうことなく、滑らかで快適な冒険を楽しむことができました。

Minisforum UM750L Slim (Ryzen 5 7545U) 設定:1080p 中設定 / 45-60 FPS グラフィックス設定を「中」に落とすことで、多くの場面で60 FPS近くを出せます。日常的な依頼や秘境周回なら問題ありません。しかし、スメールの森林やフォンテーヌの水中といった描画負荷の高いエリア、あるいは多数の敵が同時に出現するシーンでは40 FPS台まで低下することがありました。完全に安定させるなら「低」設定が推奨されます。

PUBG MOBILE (PUBGモバイル)

Minisforum X1 LiteでPUBG MOBILEをプレイ

最大100人のプレイヤーが生き残りをかけて戦うバトルロイヤルシューター。PCでプレイする場合はGoogle Play Gamesやエミュレーターを使用するため、GPUだけでなくCPUのマルチコア性能も重要になります。

Minisforum X1 Lite (Ryzen 7 255) 設定:1080p 画質「HD」・フレーム設定「極限」 / 60 FPS (上限張り付き) Passmarkスコア30000を超えるRyzen 7 255の強力なCPUパワーが光ります。エミュレーター特有の重さを微塵も感じさせず、画質設定を上げても60 FPS(上限)に張り付いたまま動作します。マウスエイムへの追従性も抜群で、撃ち合いの際もカクつくことなく、競技性の高いシーンでも遅延を感じずに有利に立ち回ることができました。

Minisforum UM750L Slim (Ryzen 5 7545U) 設定:1080p 画質「標準」・フレーム設定「ウルトラ」 / 40-50 FPS プレイ自体は可能ですが、X1 Liteと比較するとエミュレーターのオーバーヘッドを処理しきれない場面があります。フレームレートは40〜50 FPSの間で変動し、密集地帯へのパラシュート降下時や車両での高速移動時に、一瞬「カクッ」とする引っかかりを感じました。安定性を取るなら、画質は「標準」以下、「スムーズ」設定での運用が適切です。

Forza Horizon 5

Minisforum X1 LiteでForza Horizon 5をプレイ

メキシコを舞台にしたオープンワールド・レーシングゲーム。最適化が非常に優れており、美しい景色の中をスーパーカーで高速走行する爽快感が魅力のタイトルです。

Minisforum X1 Lite (Ryzen 7 255) 設定:1080p 中設定 / 55-60 FPS このタイトルは最適化が進んでいることもあり、X1 LiteのGPU性能(Time Spy 2854)があれば、フルHDの「中設定」でほぼ60 FPSをキープできます。レース中の高速移動時や、天候が変化する際のエフェクトも非常にスムーズで、Xbox Series Sで遊んでいるかのような感覚で快適にドライブを楽しめました。背景の流れる描写も滑らかです。

Minisforum UM750L Slim (Ryzen 5 7545U) 設定:1080p 低設定 / 30-40 FPS 1080p解像度では設定を「低」にする必要があります。30 FPS以上は出ますが、レースゲームに求められる60 FPSの滑らかさには届きません。30〜40 FPSでのプレイとなるため、スピード感を重視したい場合は解像度を720pに落とす必要があります。1080pのままでは、背景の動きに残像感や若干の重さを感じてしまいました。

ストリートファイター6

Minisforum X1 Liteでストリートファイター6をプレイ

対戦格闘ゲームの金字塔。一瞬の判断が生死を分けるため、対戦中は常に60 FPSを維持し続けることが絶対条件となるシビアなタイトルです。

Minisforum X1 Lite (Ryzen 7 255) 設定:1080p ノーマル設定 / 60 FPS (対戦時) 対戦モードにおいて、1080pの標準的な画質設定(ノーマル)で60 FPSへ完全に張り付きます。入力遅延も最小限に抑えられており、オンライン対戦も全く問題なく行えました。スーパーアーツなどの派手な演出が入ってもフレームレートの低下は見られず、快適そのものです。なお、負荷の高い1人用モード「ワールドツアー」では30〜50 FPS程度での動作となります。

Minisforum UM750L Slim (Ryzen 5 7545U) 設定:720p 低設定(Low) / 60 FPS (対戦時) 1080pではGPUパワー不足により60 FPSを維持できず、ゲームスピード自体が遅くなる「スローモーション現象」が発生してしまい、対戦になりません。快適に遊ぶには解像度を720pに下げ、画質設定を「Low」にする必要がありました。この設定であれば60 FPSを維持でき、対戦自体は成立しますが、グラフィックの粗さは妥協する必要があります。

まとめ:ゲーム性能

Minisforum X1 Liteは、Passmark 3万点超えのCPUとFire Strike 7700点という優れたGPU性能により、多くの人気タイトルを1080p(フルHD)解像度で実用的にプレイできることが分かりました。「原神」や「ストリートファイター6」などの人気作は非常に快適に動作し、重量級の「サイバーパンク2077」や「モンスターハンターワイルズ」であっても、設定を調整すればプレイアブルな水準に達します。ミニPCながら、ゲーミング用途としても十分に通用するポテンシャルを持っています。

対してMinisforum UM750L Slimは、Fire Strikeスコアが4539点であり、X1 Liteと比較してグラフィック性能には明確な差があります。最新の3Dゲームや重量級タイトルを遊ぶには力不足が否めません。「原神」の設定を落としたり、軽量な2Dインディーゲームを遊ぶ分には問題ありませんが、本格的な3Dゲーミングを楽しみたいのであれば、性能面で厳しいと言わざるを得ません。

メモリとストレージ:Minisforum X1 Liteの柔軟な拡張性とUM750L Slimの高速仕様

Minisforum X1 Liteのメモリ

Minisforum X1 Liteのメモリとストレージ構成は、デスクトップPCさながらの自由度の高さが魅力です。ここでは、比較対象のMinisforum UM750L Slimとの規格や速度の違い、そして実際の増設のしやすさについて、順を追って詳しくレビューします。

構成とオプション、および両機種の違い

まず、購入時の選択肢について触れておきます。Minisforum X1 Liteは、メモリやSSD、OSが含まれない「ベアボーンキット」が用意されており、53,590円(税込)という手頃な価格からスタートできます。自作PCのように好みのパーツを選定できるため、手持ちの余ったパーツを有効活用したい私のようなユーザーには最適な選択肢でした。もちろん、届いてすぐに使える「32GB RAM + 1TB SSD」の完成品モデルもラインナップされています。

一方、比較対象のMinisforum UM750L Slimは、基本的に「16GB RAM + 1TB SSD」などの完成品として販売されています。OSもインストール済みで、箱を開ければすぐにWindows 11が使える手軽さが魅力です。カスタマイズの手間を省きたい場合はUM750L Slimが便利ですが、ハードウェア構成を自分でコントロールしたいというニーズには、ベアボーンを選べるX1 Liteが応えてくれます。

メモリ:規格、容量、そして速度

搭載されているメモリの仕様には、両機種の設計思想の違いが色濃く反映されています。 Minisforum X1 Lite(32GB+1TBモデル)は、標準で32GBの大容量メモリを搭載しており、規格には一般的な「DDR5-5600MHz」を採用しています。動作速度は5600MHzと高速で、アプリケーションの応答性やデータのロード時間を短縮してくれます。実際に32GBのメモリがあれば、複数のアプリを立ち上げながらのマルチタスク作業でも帯域幅に十分な余裕を感じました。

対してMinisforum UM750L Slimは、16GB(または32GB)のメモリを搭載しています。こちらはオンボードタイプの「LPDDR5-6400MT/s」を採用しており、速度数値だけで見れば、X1 Liteの5600MHzよりもUM750L Slim6400MT/sの方が高速です。この広帯域メモリは、統合GPU(Radeon 740M)の性能を引き出すのに貢献しています。ただし、UM750L Slimは最大容量が32GBに制限されており、後述するように交換ができない点が大きな違いとなります。

ストレージ:容量、規格、速度

ストレージに関しては、両機種ともに標準で1TBの大容量SSDを搭載しており、規格は高速な「M.2 2280 PCIe 4.0 NVMe SSD」を採用しています。PCIe 4.0接続による広帯域は、OSの起動や大容量ファイルの読み込みにおいて絶大な威力を発揮します。

実際に速度を確認してみると、UM750L Slimに搭載されている標準SSD(1TB)は、実測で読み込み約6,123MB/s、書き込み約5,353MB/sというハイエンド級のスコアを記録しました。これは一般的なSATA接続のSSDとは比較にならない速さです。X1 Liteも同様にPCIe 4.0規格に対応しているため、同等クラスの高速SSDを搭載することで、動画編集の素材読み込みやゲームのロード時間を大幅に短縮できます。データの転送待ち時間が極限まで減るため、どちらの機種を選んでもストレージ速度に不満を感じることはまずないでしょう。

メモリの増設、SSDの換装・増設

ここからがX1 Liteの真骨頂です。X1 Liteは筐体内部に「SODIMMスロット×2」を備えており、最大128GB(64GB×2)までメモリを換装・増設できます。現在は32GBで運用していますが、将来的に仮想マシン構築などで不足を感じれば、いつでもメモリ容量を増やせるという安心感は絶大です。一方、UM750L Slimはメモリがオンボード(基板直付け)のため、購入後の増設や換装は一切できません。

ストレージの拡張性にも差があります。両機種ともに「M.2スロット×2」を搭載しており、SSDを追加してデュアルストレージ構成にすることが可能です。しかし、扱える最大容量が異なります。UM750L Slimは合計で最大4TBまでのサポートですが、X1 Lite各スロット4TB、合計で最大8TBまでの大容量に対応しています。長期的に大量のデータを保存するサーバー的な運用や、動画アーカイブの保存先として考えるなら、拡張性の高いX1 Liteが圧倒的に有利です。

まとめ:メモリとストレージ

  • 構成オプション:X1 Liteはベアボーンキットが選択可能で、パーツ構成の自由度が高い
  • メモリ規格と容量:X1 Liteは標準32GB(DDR5-5600)、UM750L Slimは標準16GB(LPDDR5-6400)
  • ストレージ速度:両機種ともPCIe 4.0に対応し、実測で読み込み6,000MB/sを超える高速転送を実現
  • メモリ増設:X1 Liteはスロット式で最大128GBまで換装可能だが、UM750L Slimはオンボードのため不可
  • SSD増設:両機種ともにデュアルM.2スロットを備え、SSDの追加が容易
  • 最大容量の違い:X1 Liteは合計最大8TBに対応し、UM750L Slimの最大4TB よりも拡張性が高い

通信性能:Minisforum X1 Liteの高速なWi-Fi 6Eと2.5G LANによる安定接続

Minisforum X1 Liteの通信性能

Minisforum X1 Liteは、現代のデジタルライフに不可欠な高速通信機能を網羅しています。ここでは、Wi-Fi 6Eによる無線接続の快適さと、2.5G有線LANによる安定したデータ転送について、UM750L Slimと比較しながらレビューします。

混雑知らずのWi-Fi 6Eによる快適な無線環境

X1 Liteは最新規格の「Wi-Fi 6E」に対応しており、従来の2.4GHz帯や5GHz帯に加え、電波干渉の少ない6GHz帯を利用可能です。実際に自宅のWi-Fi 6E対応ルーターに接続し、YouTubeで高画質な4K動画のストリーミング再生を試みましたが、シークバーをどこへ飛ばしても瞬時に再生が始まり、読み込み待ちのストレスは皆無でした。

比較対象のUM750L Slimも同様にWi-Fi 6E(MediaTek製チップなど)をサポートしており、無線性能に関しては両機種ともにハイレベルで互角です。リビングでクラウドゲーミングを楽しむ際も遅延を感じさせないレスポンスがあり、無線接続であることを忘れるほどの安定感がありました。

安定したBluetooth接続と周辺機器の連携

周辺機器との接続には「Bluetooth 5.2(または5.3)」が採用されています。私はデスク周りをすっきりさせるために、ワイヤレスのマウス、キーボード、そしてヘッドセットを常時接続して使用しましたが、これらを同時に繋いでも接続が不安定になることはありませんでした。入力遅延も感じられず、スリープからの復帰もスムーズです。UM750L SlimBluetooth 5.2に対応しており、ワイヤレス環境の構築しやすさという点ではどちらを選んでも満足できるでしょう。

大容量転送で真価を発揮する2.5G有線LAN

背面のインターフェースには「2.5Gイーサネットポート(2500Mbps LAN)」が1基搭載されています。これは一般的な1Gbpsポートの理論上2.5倍の速度が出る規格で、特に大容量データの扱いに威力を発揮します。実際に数十GBにおよぶゲームタイトルをダウンロードした際、回線の帯域をフルに使い切る高速ダウンロードが可能でした。

UM750L Slimも同じく2.5G LANを搭載していますが、X1 Liteの場合はCPU自体の処理能力が高いため、ダウンロード後の展開やインストール処理も含めたトータルの待ち時間が短く感じられるのがメリットです。NAS(ネットワークストレージ)とのデータ転送も高速で、動画編集の素材をネットワーク経由で扱う際もボトルネックを感じさせませんでした。

まとめ:通信性能

  • ワイヤレス規格:Wi-Fi 6Eに対応し、6GHz帯を利用した低遅延で高速な通信が可能
  • Bluetooth接続:Bluetooth 5.2/5.3に対応し、複数のワイヤレス周辺機器を安定して同時接続できる
  • 有線LAN速度:2.5Gイーサネットポート(2500Mbps)を搭載し、大容量データのダウンロードやNASとの通信が高速
  • 機種比較:UM750L Slimも同等の通信規格を備えるが、システム性能の高いX1 Liteの方がデータ処理を含めた体感速度で有利に感じる場面がある

ソフトウェアと設定:Minisforum X1 Liteのクリーンな環境と柔軟なBIOS設定

Minisforum X1 Liteとモニター

Minisforum X1 Liteは、余計なソフトが入っていない純粋なWindows環境と、自作PCユーザーも納得のBIOS設定を備えています。ここでは、OSのライセンス形態や初期設定の使い勝手について、Minisforum UM750L Slimと比較しながらレビューします。

プリインストールOSとライセンスの自由度

私が試用したX1 Lite(32GB RAM+1TB SSDモデル)には、「Windows 11 Pro」がプリインストールされていました。初期セットアップを終えてバージョンを確認すると、最新の「24H2」が適用されており、最初から最新の機能を利用できる点は好印象です。Pro版であるため、リモートデスクトップ機能やBitLockerなどのビジネス向け機能が標準で使えるのは、仕事でサブ機として使いたい私にとって大きなメリットでした。また、メーカー製PCによくある体験版のセキュリティソフトや不要な広告アプリといった「ブロートウェア」は一切入っておらず、非常にクリーンな状態でスタートできます。

UM750L Slimとの違い

ここでUM750L Slimとの違いが明確になります。UM750L SlimもWindows 11 Proを搭載していますが、基本的にOS込みの完成品として販売されています。対してX1 Liteは、OSライセンスが付属しない「ベアボーンキット」を選択可能です。手持ちのWindowsライセンスを流用したり、Linuxなどの別OSをインストールしたりしたい場合、X1 Liteの方が圧倒的に自由度が高く、無駄なコストを抑えられる点が魅力です。

OSのライセンス

OSのライセンスはマザーボードのBIOS(UEFI)にライセンス情報が紐付けられている「デジタルライセンス(OEMライセンス)」を採用しています。再インストール時には同じエディション(ProならPro)のWindows 11をクリーンインストールすれば、インターネット接続時に自動で再認証されるので、安心です。ただし、ベアボーンキット(Barebone)にはOSライセンスが含まれていません。購入時にOSをすぐに使いたい人はOSを含めた完成品を購入することをおすすめします。

BIOS/UEFI設定とファン制御

起動時に「Del」キーを押すことで、BIOS(UEFI)設定画面にアクセスできます。インターフェースはテキストベースの伝統的な「Aptio Setup Utility」で、派手さはありませんが、迷うことなく設定項目を見つけられます。特に注目したのは「ファン制御」の項目です。X1 Liteは高性能なCPUを積んでいるため冷却が重要ですが、BIOS内でファンの動作モードを調整することで、静音性を優先するか冷却性能を優先するかを自分の使用環境に合わせてカスタマイズできました。

UM750L Slimの場合、起動時に一度グラフィカルなメニューが表示されてからBIOSに入る手順になることがあり、X1 Liteの方が自作PCに近いダイレクトな操作感があります。また、X1 LiteはOCuLinkを使用したeGPU接続を想定しているため、PCIe関連の設定項目など、よりハードウェアの挙動に踏み込んだ設定が可能な点も、パワーユーザーには嬉しいポイントです。

初期設定とリカバリ、ドライバー

初期設定は通常のWindows 11のセットアップ手順通りで、特殊な操作は必要ありません。SSDが高速なため、言語選択からデスクトップ画面が表示されるまでの時間は非常に短く感じました。ドライバーに関しては、Windows Updateを実行するだけである程度のドライバーが自動的に適用されますが、本来のグラフィック性能を引き出すためには、AMD公式サイトから「AMD Software: Adrenalin Edition」を手動で導入することを強くおすすめします。これを入れないと、せっかくのRadeon 780Mの性能が発揮されません。

Minisforumは専用のサポートページでドライバーパックを提供しており、万が一の再インストール時も安心です。リカバリ機能については、Windows標準の「回復」機能を利用します。UM750L Slimと比較しても、このあたりの使い勝手に大きな差はありませんが、X1 Liteはベアボーンからの構築も想定されている分、ドライバー導入のプロセスを楽しむ(あるいは理解している)ユーザー向けに設計されていると感じました。

まとめ:ソフトウェアと設定

  • 搭載OS:Windows 11 Pro(24H2)がプリインストールされており、ビジネス機能も即座に利用可能
  • プリインストールソフト:メーカー独自の不要なソフトが入っておらず、クリーンな環境で動作への悪影響がない
  • 構成の自由度:X1 LiteはOSなしのベアボーンキットが選べるのに対し、UM750L Slimは基本的にOS込みの販売である
  • BIOSアクセス:起動時のDelキーでアクセス可能で、ファン制御や電源設定など詳細なカスタマイズが行える
  • ドライバー:AMD Software: Adrenalin Editionなどの最新ドライバーを導入することで、本来のグラフィック性能を発揮する
  • 初期設定:高速SSDのおかげでセットアップはスムーズに完了し、特別な専門知識がなくても使い始められる

検証してわかったMinisforum X1 Liteのメリット・デメリット

Minisforum X1 Liteのデザイン

実際にMinisforum X1 Liteをセットアップし、様々なアプリケーションやゲームで負荷をかけて検証を行いました。その結果見えてきた、本機の際立った強みと、購入前に知っておくべき弱点について、比較対象のMinisforum UM750L Slimとの違いを交えながら詳しく解説します。

メリット(長所、利点)

メリット1:将来性を保証するOCuLinkポート(UM750L Slimは非対応)

X1 Liteの背面にはOCuLinkポートが搭載されており、これがUM750L Slimにはない最大の武器です。実際にOCuLink接続の外付けGPU(eGPU)を使用してみましたが、PCIe経由での直接通信により、USB4接続よりも帯域幅の制限を受けにくく、デスクトップ用グラフィックボードの性能を存分に引き出すことができました。

UM750L SlimはOCuLink非搭載でUSB4のみの対応となるため、将来的にAAAタイトルを最高画質で遊びたくなったり、高度なAI学習を行いたくなったりした際の拡張性に限界があります。長く使い続ける上で、この拡張ポートの有無は製品寿命を大きく左右すると感じました。

メリット2:最大128GBまで増設可能なメモリ(UM750L Slimは交換不可)

X1 Liteは2つのDDR5 SODIMMスロットを備えており、最大128GBまでメモリを増設可能です。私は手持ちの32GBメモリキットを使用しましたが、裏蓋を開けてスロットに挿し込むだけで認識され、非常にスムーズでした。動画編集などのクリエイティブ作業でメモリ不足を感じても、いつでも容量を増やせる安心感があります。

一方、UM750L Slimのメモリはオンボード(基板直付け)タイプであり、購入後の交換や増設は一切できません。最初から最大容量が決まってしまうため、将来的なスペック不足への懸念が残ります。自分の用途に合わせてスペックを成長させられる点は、X1 Liteの大きなメリットです。

メリット3:軽いゲームもこなすRadeon 780M(UM750L Slimは740M)

統合GPUの性能差は歴然としています。X1 Liteに搭載されたRadeon 780Mは、フルHD解像度であれば「原神」や「ストリートファイター6」などの人気タイトルを60fpsで快適にプレイできました。設定次第で多くのゲームが遊べるため、専用のゲーム機がなくてもエンタメ用途で十分に活躍します。

対してUM750L Slimが搭載するRadeon 740Mはエントリークラスの性能で、3Dゲームを快適に遊ぶには力不足を感じる場面が多々ありました。ゲームや動画編集など、グラフィック性能を少しでも必要とする作業を行うのであれば、X1 Liteの処理能力は非常に頼もしい存在です。

メリット4:自分好みに組めるベアボーンキット(UM750L Slimは非対応)

X1 Liteには、OS・メモリ・SSDを含まない「ベアボーンキット」の選択肢があります。私は余っていた高性能なSSDとメモリを流用して組み上げましたが、初期費用を5万円台に抑えつつ、自分好みの最強スペックマシンを構築できるプロセスは自作PCならではの楽しさがありました。

UM750L Slimは基本的に完成品として販売されており、手軽ではあるものの、パーツ構成の自由度はありません。ハードウェアにこだわりたいユーザーにとって、ベアボーンという選択肢が用意されていることは、X1 Liteを選ぶ大きな動機になります。

メリット5:ケーブル1本で完結するUSB4給電

X1 LiteのUSB4ポートは、データ転送や映像出力だけでなく、PD(Power Delivery)給電にも対応しています。対応するモニターとUSB-Cケーブル1本で接続してみたところ、PCへの電源供給とモニターへの映像出力をケーブル1本で行うことができ、デスク周りが驚くほどスッキリしました。

UM750L SlimもUSB4を搭載していますが、X1 Liteはこれに加えてOCuLinkなどの拡張性も兼ね備えているため、ミニマルなセットアップから重装備のワークステーションまで、幅広いデスク環境に対応できる柔軟性の高さが魅力です。

デメリット(短所、欠点)

デメリット1:SDカードスロットが非搭載で直挿しできない

検証中に不便を感じたのが、SDカードスロットが本体に搭載されていない点です。カメラで撮影した写真や動画データをPCに取り込む際、別途USBカードリーダーを用意して接続する必要がありました。クリエイティブな用途にも向いている性能だけに、本体に直接カードを挿せないのは惜しいポイントです。UM750L Slimも同様に非搭載ですが、両機種ともに写真管理をするユーザーはハブなどの周辺機器が必須となります。

デメリット2:背面のUSB Type-AポートがUSB 2.0仕様(低速)

拡張性の高いX1 Liteですが、背面に配置された2つのUSB Type-Aポートは、実は転送速度の遅い「USB 2.0」規格です。外付けSSDなどの高速デバイスを背面に繋いでケーブルを隠したい場合でも、速度が出ないため、前面のUSB 3.2 Gen2ポート を使わざるを得ず、デスク上がケーブルで散らかりがちになります。比較対象のUM750L Slimも同様に背面はUSB 2.0 ですが、ハイスペックを売りにするX1 Liteだからこそ、背面も高速ポートで統一してほしかったというのが正直なところです。

デメリット3:コストパフォーマンスではUM750L Slimに劣る

X1 Liteは高性能なパーツや拡張性を備えている分、価格はベアボーンキットで約53,590円、完成品モデル(32GB+1TB)では8万円台からとなります。一方、UM750L Slimは完成品(16GB+1TB)でも5万円台で購入できる場合があり、コストパフォーマンスという一点においてはUM750L Slimに分があります。OCuLinkやメモリ増設などの拡張機能を使わないのであれば、UM750L Slimの方が安価に導入できるため、用途と予算のバランスを慎重に検討する必要があります。

デメリット4:高性能ゆえの高い消費電力(TDP 65W)

高性能なX1 Liteですが、その代償として消費電力が高めに設定されています。比較対象のUM750L Slimが標準TDP 28W(最大30W程度)で動作する省電力設計であるのに対し、X1 Liteはデスクトップ並みの性能を引き出すために最大65Wで駆動する設計になっています。

UM750L Slimの約2倍以上の電力で動作するため、電気代や発熱量は必然的に高くなります。パワフルな処理能力が必要なシーンでは頼もしい反面、常時起動させるサーバー用途や、少しでも節電したい環境では、UM750L Slimのような高効率モデルの方が適していると言えます。

まとめ:メリット・デメリット

検証の結果、Minisforum X1 Liteは「小さくても妥協したくない」というユーザーの願いを叶える一台であることが分かりました。OCuLinkによる将来的なグラフィック強化、メモリ換装によるスペックアップ、そしてRadeon 780Mによる実用的なゲーム性能など、UM750L Slimにはない「拡張性とパワー」が最大のメリットです。

一方で、SDカードスロットがない点や背面のUSBポートが低速である点、そして高性能ゆえに消費電力が高い点はデメリットと言えます。しかし、長く使い続けられるポテンシャルを考慮すれば、その価格差や電力差以上の価値を十分に提供してくれる製品だと感じました。

Minisforum X1 Liteのスペック(仕様)

  • プロセッサ: AMD Ryzen™ 7 255 (8コア/16スレッド, 最大4.95GHz)
  • GPU: AMD Radeon™ 780M (12CU, 最大2600MHz)
  • RAM: DDR5-5600MHz SODIMM×2スロット (最大128GB)
  • ストレージ: M.2 2280 PCIe4.0 NVMe SSD×2スロット (最大8TB)
  • 拡張ストレージ: 上記M.2スロットの空きを利用して増設可能
  • 電源: DC 19V/6.32A (120Wアダプター)
  • ワイヤレス通信: Wi-Fi 6E (IEEE 802.11ax), Bluetooth 5.2
  • 有線LAN: 2500Mbps (2.5G) イーサネットポート×1
  • 前面インターフェース: USB 3.2 Gen2 Type-A×2, 3.5mmコンボジャック, 電源スイッチ
  • 背面インターフェース: OCuLink, USB4, HDMI 2.1, DP 1.4, USB 2.0×2, 2.5G LAN, DC入力
  • 映像出力: HDMI 2.1, DP 1.4, USB4 (最大3画面同時出力, 8K/4K対応)
  • 冷却システム: 相変化熱伝導材(PCM), デュアルヒートパイプ, 大型静音ファン
  • 消費電力: TDP 65W (冷却システムの設計対応値)
  • VESAマウント: 対応 (モニター裏などへの設置が可能)
  • OS: Windows 11 Pro (ベアボーンキットを除く)
  • サイズ: 130×126×47.2mm (長さ×幅×高さ)
  • 重量: 約0.67kg
  • カラー: シルバーホワイト
  • 付属品: HDMIケーブル×1, X1-255 LITE本体×1, 取扱説明書×1, 壁掛けマウントブラケット×1, 電源アダプター×1

Minisforum X1 Liteの評価

Minisforum X1 Liteの外観

8つの評価基準で「Minisforum X1 Lite」を5段階で評価してみました。

項目別評価

パフォーマンス:★★★★★ Ryzen 7 255とRadeon 780Mの組み合わせは強力で、オフィス作業からフルHDゲーミングまで快適にこなす処理能力を持っています。

冷却性能と静音性:★★★★★ PCM冷却と大型ファンの恩恵で、TDP 65Wの高負荷時でも安定しており、図書館並みの静粛性を維持できる点は非常に優秀です。

デザイン:★★★★☆ シルバーホワイトの筐体は清潔感があり、0.84Lというサイズは驚くほどコンパクトですが、素材の質感は価格相応といった印象です。

通信:★★★★☆ Wi-Fi 6Eと2.5G LANを搭載しており、無線・有線ともに高速で安定した通信環境を構築できます。

拡張性:★★★★★ OCuLinkポートの搭載に加え、メモリを最大128GBまで換装・増設できる点は、このサイズのPCとして最高クラスの拡張性です。

機能:★★★★☆ USB4によるPD給電や最大3画面出力に対応していますが、SDカードスロットが非搭載な点は惜しいポイントです。

使いやすさ:★★★★☆ VESAマウント対応で設置場所を選ばず、内部へのアクセスも容易ですが、背面のUSBポートが2.0仕様なのは配置の工夫が必要です。

コストパフォーマンス:★★★★☆ UM750L Slimより高価ですが、GPU性能や将来的な拡張性を考慮すれば、価格以上の価値を十分に提供してくれます。

総評:★★★★☆(星4.5)

小さなボディに「拡張性」と「パワー」を詰め込んだ、長く愛用できる一台

Minisforum X1 Liteのメリットを総まとめ

Minisforum X1 Liteを使って最も感動したのは、その小さな筐体にデスクトップPC顔負けの拡張性が秘められている点です。特にOCuLinkポートの搭載は決定的で、将来的に外付けGPUを接続して大幅な性能アップが見込めるという「伸びしろ」は、他のミニPCにはない大きな魅力です。

また、Ryzen 7 255Radeon 780Mの組み合わせは非常にバランスが良く、動画編集や「原神」のような3Dゲームも実用的なレベルで動作します。メモリもオンボードではなくスロット式で、最大128GBまで増設できるため、クリエイティブな用途でメモリ不足になっても買い替える必要がありません。静音性も高く、デスクの上に置いてもファンの音が気にならないため、作業への集中力を削がれることがないのも素晴らしい点です。

Minisforum UM750L Slimを選ぶ選択はアリか?

もちろん、Minisforum UM750L Slimを選ぶのも賢い選択です。特に「コストパフォーマンス」を最優先する場合、5万円台から購入できるUM750L Slimは非常に魅力的です。Ryzen 5 7545Uは事務作業や動画視聴、ブラウジングといった日常的な用途には十分すぎる性能を持っており、消費電力も低く抑えられています。

ゲームをほとんどせず、後からパーツを増設する予定もないのであれば、X1 Liteの拡張性はオーバースペックになる可能性があります。初期費用を抑えて、シンプルに使えるPCを求めているなら、UM750L Slimは間違いなく「アリ」な選択肢です。

Minisforum X1 Liteのデメリットを総まとめ【購入前の注意点】

購入前に注意すべき点は、やはりインターフェース周りの仕様です。背面のUSB Type-Aポートが速度の遅いUSB 2.0であるため、外付けSSDなどを繋ぐ際は前面ポートを使う必要があり、ケーブルの取り回しが少し煩雑になります。また、SDカードスロットがないため、カメラユーザーは別途カードリーダーが必須です。

さらに、消費電力が高い点も考慮する必要があります。UM750L SlimのTDPが標準28W(アダプター65W)であるのに対し、X1 LiteはTDP 65W(アダプター120W)と、より多くの電力を消費します。高性能の代償として電気代がかさむ可能性があるため、常時稼働させるサーバー用途などを考えている場合は注意が必要です。

価格面でも、ベアボーンキットやメモリ搭載モデルを含め、UM750L Slimと比較すると数万円高くなります。この価格差は「将来的な拡張性」への投資と考えられるかどうかが判断の分かれ目になります。最初から完成された安価なシステムを求める人には、少しハードルが高く感じるかもしれません。

Minisforum X1 Liteに最適なユーザー

Minisforum X1 Liteは、「今はコンパクトに済ませたいけれど、将来的にはスペックアップも楽しみたい」という欲張りなユーザーに最適です。具体的には、場所を取らずに動画編集や画像加工を行いたいクリエイターや、リビングでカジュアルにPCゲームを楽しみたいゲーマーに強くおすすめします。

自分の成長に合わせてPCも進化させることができるX1 Liteは、単なる道具以上の愛着を持って長く付き合えるパートナーになるはずです。小さくても妥協したくないあなたに、ぜひ手に取ってほしい一台です。

MINISFORUM X1 Lite-255 ミニpc AMD Ryzen 7 255 (8C/16T) Radeon 780M Mini pc DDR5 32GB 1TB SSD Windows 11 Pro ミニパソコン OCulink HDMI・USB4・DP 3画面 2.5Gbps LAN・Wi-Fi6E・BT5.2 小型pc

Minisforum X1 Liteの価格・購入先

Minisforum X1 Liteの外観

※価格は2026/01/14に調査したものです。価格は変動します。

※2025年12月4日~2025年12月31日までクリスマスセールが開催されています。

Minisforum日本公式サイト

  • ベアボーンキット(OSライセンスなし)モデルが51,999円(税込)、

で販売されています。

Minisforum日本公式サイトで「Minisforum X1 Lite」をチェックする

ECサイト(Amazon、楽天、ヤフーなど)

  • Amazonで105,199円(Ryzen 7 255・32GB 1TB・税込)、
  • AliExpressで70,675円(ベアボーン)、
  • 米国 Amazon.comで$639.00、

で販売されています。

Amazonで「Minisforum X1 Lite」をチェックする

楽天市場で「Minisforum X1 Lite」をチェックする

ヤフーショッピングで「Minisforum X1 Lite」をチェックする

AliExpressで「Minisforum X1 Lite」をチェックする

米国 Amazon.comで「Minisforum X1 Lite」をチェックする

※AliExpressでの購入方法・支払い方法はこちらのページで紹介しています。
AliExpressで激安ガジェットをお得に購入する方法を徹底 解説

Minisforum UM750L Slimの価格・購入先

Minisforum日本公式サイト

65,599(税込)円で販売されています。

Minisforum日本公式サイトで「Minisforum UM750L Slim」をチェックする

ECサイト(Amazon、楽天、ヤフーなど)

  • Amazonで67,292円(税込)、
  • 楽天市場で92,999円(送料無料)、
  • ヤフーショッピングで83,898円、
  • AliExpressで98,343円、
  • 米国 Amazon.comで$429.00、

で販売されています。

Amazonで「Minisforum UM750L Slim」をチェックする

楽天市場で「Minisforum UM750L Slim」をチェックする

ヤフーショッピングで「Minisforum UM750L Slim」をチェックする

AliExpressで「Minisforum UM750L Slim」をチェックする

米国 Amazon.comで「Minisforum UM750L Slim」をチェックする

Rakuten
楽天市場

最新の人気アイテムを
チェック!

Yahoo! Shopping
Yahoo!ショッピング

お得なポイント還元を
今すぐチェック!

おすすめのライバル機種と価格を比較

Minisforum X1 Lite」や「Minisforum UM750L Slim」に似た性能をもつミニPCも販売されています。ぜひ比較してみてください。

MINISFORUM UM760 Slim

MINISFORUMから発売されたAMD Ryzen 5 7640HS プロセッサ搭載のミニPCです(2024年9月に発売)。

Windows 11、32GB DDR5-4800MHzメモリ、512GB/1TB M.2 ストレージ、M.2 2280 PCIe4.0 SSD スロットx2を搭載しています。

また、8K 3画面 出力、M.2 SSDで最大8TBまでのストレージ拡張、最大96GBまでのメモリ拡張、効率的な放熱システム、VESAマウント、1つのUSB 4.0 Type-Cポート (Alt PD/40G/DP出力)、2つのUSB3.2 Type-A (Gen2) ポート、Wi-Fi 6E、BlueTooth 5.3、2.5Gギガビット有線LAN通信に対応しています。

✅価格は、Amazonで71,990円(税込)、楽天市場で94,999円(送料無料)、ヤフーショッピングで91,973円、AliExpressで62,139円、米国 Amazon.comで$479.00、です。

👉関連記事:MINISFORUM UM760 Slim徹底レビュー!メモリ増設で激変する?

Amazonで「MINISFORUM UM760 Slim」をチェックする

MINISFORUM AI X1 Pro

MINISFORUMから発売されたAMD Ryzen AI 9 HX 370 搭載のミニPCです(2025年4月 発売)。

DDR5 5600MHzメモリ(最大96GB)、M.2 2280 PCIe4.0 NVME SSD (最大12TB、最大読み書き速度7000MB/s)、Copilotボタン、スピーカー、デュアルマイクアレイ、指紋認証ボタン (Windows Hello対応)、Windows 11 Proを搭載しています。

また、OCuLink (PCIe 4.0×4)による外部GPU接続、最大96GBまでのメモリ拡張、合計で最大12TBまでのストレージ拡張、最大4画面同時出力、冷却システム、VESAマウント、SDカードスロット、

USB4ポート (Alt PD in 100W & PD out 15W)、HDMI 2.1 FRL (4K@120Hz | 8K@60Hz)、DP 2.0 (4K@160Hz | 8K@60Hz)、USB 3.2 Gen2 Type-Aポート (10Gbps) x2、USB2.0 Type-A ポート x1、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4、2.5G デュアル有線LAN、に対応しています。

✅価格は、Amazonで212,498円(税込・64GB+1TB)、楽天市場で155,999円(送料無料)、ヤフーショッピングで250,505円、です。

👉関連記事:MINISFORUM AI X1 Proレビュー!AI性能と拡張性で進化したミニPC

Amazonで「MINISFORUM AI X1 Pro」をチェックする

GMKtec M6 Ultra

GMKtecから発売されたAMD Ryzen™ 5 7640HS 搭載のミニPCです(2025年10月末 発売)。

DDR5 4800 MT/s (SO-DIMM×2, デュアルチャネル, 最大128GB対応)メモリ、M.2 SSD (NVMe PCIe 4.0)ストレージを搭載しています。

また、USB4.0 (フル機能)ポート、最大8K 3画面出力(USB4, DisplayPort, HDMI 2.0)、冷却システム デュアルファン (超伝導銅デュアルタービン+デュアルファン)、VESAマウント、拡張ストレージ M.2 SSDスロット×2 (合計最大8TBまで拡張可能)、USB3.2 Gen2 ×3、USB2.0 ×1、3.5mmオーディオジャック、WiFi 6E (RZ616), Bluetooth 5.2、デュアル2.5G LAN (RJ45)×2にも対応しています。

✅価格は、Amazonで80,499円(Ryzen 5 7640HS)、楽天市場で71,599円(Ryzen 5 7640HS)、ヤフーショッピングで120,898円(Ryzen 5 7640HS)、AliExpressで39,395円(ベアボーン)、米国 Amazon.comで$499.99、です。

👉関連記事:GMKtec M6 UltraとM7 Ultraを比較レビュー!性能の違いは?

Amazonで「GMKtec M6 Ultra」をチェックする

GEEKOM A6

GEEKOMから発売されたAMD Ryzen 6800H 搭載のミニPCです(2025年1月17日 発売)。

32GB DDR5 4800MHzメモリ、1TB M.2 SSDストレージを搭載しています。

また、USB 4 Gen 2 Type-Cポート、4K 4画面出力(USB4,USB 3.2 Gen 2 Type-C,HDMIx2)、冷却システム Ice Blade 2.0、VESAマウント、ストレージ拡張(NVMe x4 Gen 4 or SATA)、2.5インチ SATA HDD 拡張スロット、1 x USB 3.2 Gen 2 Type-C、1 x USB 3.2 Gen 2 Type-A、1 x USB 2.0 Type-A、Wi-Fi 6E, Bluetooth 5.2、2.5G ギガビット有線LANにも対応しています。

✅価格は、Amazonで82,900円、楽天市場で89,900円(送料無料)、ヤフーショッピングで98,791円、です。

👉関連記事:GEEKOM A6レビュー!驚きの6万円台!Ryzen 7 6800HミニPC

Amazonで「GEEKOM A6」をチェックする

GEEKOM A7 MAX

GEEKOMから発売されたAMD Ryzen 9 7940HS 搭載のミニPCです(2025年12月15日 発売)。

16GB DDR5-5600メモリ、1TB M.2 SSDストレージを搭載しています。

また、2つのUSB4ポート、最大4画面出力(HDMI 2.0 x 2, USB4 x 2)、冷却システム GEEKOM IceBlast、VESAマウント、側面SDカードスロットを搭載。

最大10 TOPSのNPU、ケンジントンロック、3 x USB 3.2 Gen 2 Type-A、1 x USB 2.0、Wi-Fi 6E, Bluetooth 5.2、2つの2.5G ギガビット有線LAN通信にも対応しています。

✅価格は、Amazonで114,900円(税込)、楽天市場で135,900円(送料無料)、米国 Amazon.comで$949.00、です。

👉関連記事:GEEKOM A7 MAX 徹底レビュー!A8 2025との違いと欠点を評価

Amazonで「GEEKOM A7 MAX」をチェックする

Mac mini M4

Appleから発売されたmacOS Sequoia 搭載のミニPCです(2024年11月8日 発売)。

Apple M4チップ、16GB / 24GB ユニファイドメモリ、256GB / 512GBストレージ、スピーカー、3.5mmヘッドフォンジャックを搭載しています。

また、11TOPS(1秒間に11兆回のAI演算)、Apple Intelligence、3つのThunderbolt 4ポート(DP映像出力、最大100WのPD給電)、3画面出力、HDMI映像出力、USB-Cポート(最大10Gb/s) x2、有線LAN、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3に対応しています。

✅価格は、Amazonで90,970円(税込)、楽天市場で92,700円(送料無料)、ヤフーショッピングで93,490円です。

👉関連記事:Mac mini M4徹底レビュー!M2比較で気づいた進化点と欠点を評価

Amazonで「Mac mini M4」をチェックする

他のMINISFORUM ミニPCと比較

他にもMINISFORUMのミニPCが販売されています。2025、2024モデルもあるのでぜひ比較してみてください。

MINISFORUMのハイスペックな小型PC ラインナップ まとめ

その他のおすすめミニPC・デスクトップPCを紹介

その他のおすすめ小型PCは以下のページにまとめてあります。ぜひ比較してみてください。

激安で買える海外製の小型PC 最新 機種 ラインナップ まとめ

海外製の小型PCをまとめて紹介しています。

Intel N150ミニPCはこう選べば正解!2025最新の性能・価格を比較

最新のN150ミニPCをまとめて紹介しています。

【2025】レノボ デスクトップPCおすすめ!タワー・小型・一体型を徹底比較

レノボの最新デスクトップPCをまとめて紹介しています。

Core Ultra デスクトップPC【2025最新】おすすめ9選|AI性能で差をつける!

Core Ultra プロセッサ搭載のデスクトップPCをまとめて紹介しています。

この記事を書いた人:秋葉原ぶらり

ガジェットブロガー / 動画クリエイター。2014年からブログを開始。以来、Android端末やWindowsデバイス、ゲーム製品、Apple製品、PC周辺機器などのレビューを発信し続けている。目標は東京「秋葉原」をぶらぶらと探索する楽しさを、そのままネット上で体験できるようにすること。趣味は、写真、プログラミング、読書、小説やエッセイの文筆、デザイン制作など多岐にわたる。最新の更新情報はX:旧Twitter(URL:https://x.com/akiba_burari)やThread(URL:https://www.threads.com/@akibaburari)、でも発信中。
動画はYouTubeで(https://www.youtube.com/@秋葉原ぶらり)公開中。

Lenovo Legion Go S徹底レビュー!10万円以下の実力は本物か?

Lenovo Legion Go S 外観
2025年12月12日に日本で発売された「Lenovo Legion Go S」は、8インチの大型ディスプレイを搭載し、10万円以下という価格で登場した注目のポータブルゲーミングPCです。

このレビューでは、Legion Go Sがコストを抑えつつどこまで実用的なゲーミング性能を発揮できるのか、その実力や使い勝手を前モデル「Legion Go」やライバル機「ROG XBOX ALLY」と徹底比較・検証しました。

先に結論からお伝えしましょう

Lenovo Legion Go S の長所(Pros):

  • 8インチ大画面とVRR対応:7インチ機を凌駕する没入感と、可変リフレッシュレートによる滑らかな映像体験。
  • トラックパッド搭載:Windowsの操作性を劇的に向上させる、ライバル機にはない強み。
  • USB4ポートを2基搭載:eGPU(外付けGPU)接続や充電しながらの映像出力など、高い拡張性。
  • 10万円以下の価格:Windows搭載機としては手頃で、コストパフォーマンスが高い。

Lenovo Legion Go S の短所(Cons):

  • ファンの騒音:冷却のためにシングルファンが高回転し、静かな環境では音が気になる。
  • 重量級ゲームには設定が必要:最新AAAタイトルを遊ぶには解像度や画質設定の妥協が必須。
  • ケースが別売り:前モデルには付属していたキャリングケースが同梱されていない。

総合評価:

Lenovo Legion Go Sは、10万円以下という価格設定ながらも、8インチの大画面とVRRによる滑らかな映像や、トラックパッドによるPCとしての操作性を兼ね備えた、コスパの高いポータブルゲーミングPCです。ファンの騒音や重量級ゲームでの性能限界はあるものの、カジュアルなゲームやクラウドゲームを中心に楽しむユーザーにとっては、ROG XBOX ALLY以上に魅力的な選択肢になり得ます。

この記事で分かること

  1. デザイン:ユニボディ、グレイシャーホワイト、人間工学、グリップ感、質感、サイズ比較、重量(約740g)、付属品、接続ポート
  2. 操作性:コントローラー、トラックパッド、トリガー調整、ホール効果スティック、Dパッド、ボタン配置
  3. ディスプレイ:8インチ WUXGA (1920×1200)、リフレッシュレート 120Hz、VRR (可変リフレッシュレート)、IPS液晶、輝度 500nit
  4. パフォーマンス:AMD Ryzen Z2 Go、Zen 3+ アーキテクチャ、処理速度、動作感、メモリ、増設、ストレージ、SSD 交換、SDカード、発熱、冷却
  5. ベンチマーク:Passmark、Cinebench R23、Geekbench 6、PCMark 10、3DMark (Fire Strike, Time Spy、Night Raid、Wild Life)
  6. ゲーム性能:『モンハン ワイルズ』、『原神』、『鳴潮』、『サイバーパンク2077』、『Forza Horizon 5』、フレームレート (FPS)、FSR設定
  7. バッテリー:容量 55.5Wh、駆動時間(ゲーム/動画再生)、充電速度 (Super Rapid Charge)、65W PD充電
  8. オーディオ:前面スピーカー、音質、音量、スマートAMP、ファンノイズの影響、マイク品質
  9. 通信:Wi-Fi 6E (6GHz帯)、クラウドゲーミング、ストリーミング、Bluetooth 5.3、遅延
  10. ソフトウェアと機能:Windows 11 Home、できること、Legion Space、モニター出力、eGPU (外部GPU)、SteamOS、ドライバー
  11. 比較:Lenovo Legion Go (初代/8.8型)、ROG XBOX ALLY、違い
  12. スペック:詳細仕様
  13. 評価:5段階評価、総評、おすすめユーザー、メリット、デメリット
  14. 価格:購入先 (Amazon, 楽天)、レノボ公式、中古、ライバル機種との価格比較

この記事を最後まで読むことで、「Lenovo Legion Go S」を購入するべきかどうかがはっきりと分かるはず。購入に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

この製品の購入はこちら→ Amazon リンク

公式ページ:Lenovo Legion Go S Gen 1(8.0型) | AMD Ryzen™搭載のハンドヘルドパワー | レノボ・ ジャパン

デザインと操作性

ここではLenovo Legion Go Sのデザインと操作性について、外観、コントローラーの操作性、接続ポートの3つのセクションに分けて紹介します。

外観:Lenovo Legion Go Sの洗練されたユニボディと進化した携帯性

Lenovo Legion Go S 前面の外観

ここではLenovo Legion Go Sの外観について、前モデル「Lenovo Legion Go」、ライバル機「ROG XBOX ALLY」と比較しながら紹介していきます。

質感と操作性:一体型デザインが生む剛性とフィット感

箱を開けた瞬間、目に飛び込んできたのは「グレイシャーホワイト」の清潔感あふれるボディでした。これまでのゲーミングPCにありがちな無骨な黒とは一線を画す、リビングにも自然に馴染む洗練されたデザインです。実際に手に取ってみると、プラスチック素材でありながら表面に施された防滑テクスチャ加工により、しっかりとした作りを感じます。前モデル「Lenovo Legion Go」の特徴だった着脱式コントローラーを廃止し、一体型の「ユニボディ」デザインを採用したことで、接合部のわずかなガタつきが完全に解消され、高い剛性を手に入れました。人間工学に基づいたグリップは手に自然とフィットし、長時間のプレイでも疲れにくい形状です。

前モデルとの比較:サイズ、重量、カラーの進化

Lenovo Legion Go Sの前面 外観

前モデルである「Lenovo Legion Go(8.8型)」と比較すると、携帯性は確実に向上しています。最も大きな違いは重量で、前モデルの約854gから今回のLegion Go S約740gへと、約114gもの軽量化を果たしました。実際に持ち比べてみると、重心バランスの良さも相まって、長時間のプレイでも手首にかかる負担が軽減されているのがはっきりと分かります。

サイズに関しては、横幅は約298mmとほぼ同等ですが、縦幅(高さ)が約131mmから約127.6mmへとわずかにコンパクトになりました。着脱ギミックのないユニボディとなったことで、数値以上に手への収まりが良く、凝縮感のあるボディだと感じます。また、本体カラーは重厚な「シャドーブラック」から、清潔感のある「グレイシャーホワイト」へと一新されました。黒い塊のような圧迫感が消え、リビングに置いても違和感のない、軽快でモダンな印象に変わった点も大きな魅力です。

ライバルとの比較:ROG XBOX ALLYとのサイズ・重量・カラーの違い

ROG Xbox Allyの前面 外観

競合機である「ROG XBOX ALLY」と比較すると、サイズと重量には明確な差があります。ROG XBOX ALLYは約670gと非常に軽量ですが、Legion Go S約740gあり、その差は約70gです。実際に持ち比べてみると、ROG Allyの方が凝縮された軽さを感じますが、Legion Go Sも8.0インチという一回り大きなディスプレイを搭載している割には健闘していると言えます。

本体サイズに関しては、ROG XBOX ALLYが幅約290mmに対し、Legion Go S約298.5mmと、横幅で約8.5mmほど大きくなっています。高さもROG Allyの約121mmに対し、Legion Go Sは約127.55mmと全体的に大柄です。これは携帯性という点ではROG Allyに分がありますが、その分、迫力のある画面サイズを手に入れた結果と言えるでしょう。カラーリングに関しては、両機種ともに清潔感のあるホワイト系を採用しており、黒が主流だったゲーミングPC市場において、どちらもインテリアに馴染むモダンな印象を与えます。

付属品:シンプルだが、ケースの不在は痛手

Lenovo Legion Go Sの外観

パッケージ内容は非常にシンプルで、実質的に本体と65WのACアダプター、そしてスタートガイドなどの書類のみでした。ここで前モデル「Lenovo Legion Go」ユーザーとして少し寂しく感じたのが、専用キャリングケースが付属していない点です。

前作やSteam Deckにはしっかりとしたハードケースが標準で同梱されていましたが、今回のLegion Go Sではコストカットの影響か、省かれています。裸のままカバンに入れるのは、大きな8インチ液晶を傷つけるリスクが高いため、精神衛生的にも良くありません。携帯ゲーム機として持ち運ぶことが前提のデバイスなので、本体購入と同時にサードパーティ製のケースや液晶保護フィルムを用意することを強くおすすめします。

一方で、嬉しい特典として「Xbox Game Pass Ultimate(3ヶ月利用権)」が付属しています。これにより、ソフトを別途購入しなくても、セットアップ直後から「Call of Duty」などの人気タイトルを含む数百のゲームをすぐに楽しむことができました。これはPCゲーム初心者にとって、非常に強力なスターターキットになると感じました。

まとめ:外観

  • 第一印象:グレイシャーホワイトの清潔感とリビングに馴染む洗練されたデザイン
  • 質感と剛性:防滑テクスチャによるしっかりした作りと、ユニボディ化によるガタつきのない高い剛性
  • 人間工学:手に自然とフィットするグリップ形状で、長時間のプレイでも疲れにくい
  • 前モデル比較(重量):約854gから約740gへ軽量化され、手首への負担が軽減
  • 前モデル比較(サイズ・カラー):高さがコンパクトになり、黒から白への変更で圧迫感が減少
  • ライバル比較(重量):ROG Ally(約670g)より約70g重いが、8インチ画面搭載機としては健闘
  • ライバル比較(サイズ):ROG Allyより全体的に大柄で携帯性は劣るが、迫力ある画面サイズを確保
  • 付属品:ACアダプターと書類のみで、専用ケースが付属しないため別途購入が必要
  • 特典:Xbox Game Pass Ultimate(3ヶ月利用権)が付属し、すぐにゲームを楽しめる

コントローラーの操作性

Lenovo Legion Go S 右側のボタン。ABXY

ここではLenovo Legion Go Sのコントローラーの操作性について、前モデル「Lenovo Legion Go」、ライバル機「ROG XBOX ALLY」と比較しながら紹介していきます。

基本レイアウトとボタン配置:標準的なXbox配列への回帰

コントローラーのレイアウトは、Xboxコントローラーに準拠した馴染み深い配置が採用されています。前面には左右非対称(アシンメトリー)に配置されたジョイスティック、ABXYボタン、そして左下にはDパッド(十字キー)が配置されています。

注目すべきは、メニューボタン(スタート/セレクト相当)の位置です。画面の左右上部に「メニューボタン」と「表示ボタン」が配置されており、親指を自然に伸ばすだけで届く位置にあります。また、Lenovo独自の「Legion L/R」ボタンも画面上部の左右に配置されており、ここからクイック設定ランチャーを即座に呼び出すことが可能です。

本体上部にはLB/RBバンパーLT/RTトリガーが配置され、背面にはプログラム可能な「Y1」「Y2ボタンと、トリガーの深さを調整するスライドスイッチが搭載されています。全体として、奇をてらわない実用的なレイアウトにまとまっており、手に取ってすぐに違和感なく操作できる設計です。

精密なホール効果スティックと格闘ゲームに最適なDパッド

Lenovo Legion Go SのジョイスティックとDパッド

操作の要となるDパッド(十字キー)ジョイスティックの品質も非常に高い水準にあります。ジョイスティックには磁気センサーを用いた「ホール効果」タイプが採用されており、長期間使用してもドリフト(勝手に入力される現象)が起きにくいという安心感があります。各スティックの根元にはRGB照明が搭載されており、ゲーミングデバイスらしい演出も楽しめます。

注目したいのは「大型ピボットDパッド」の操作感です。しっかりとしたクリック感がありながらも滑らかに動くため、格闘ゲームで複雑なコマンドを入力しても誤入力が起きにくく、ROG XBOX ALLYのDパッドよりも確実な入力ができると感じました。

物理的に切り替え可能なトリガーと実用的な背面パドル

Lenovo Legion Go Sのトリガー

Lenovo Legion Go Sで最もユニークな機能が、LT/RTトリガーのストローク調整機能です。背面のレバーをスライドさせるだけで、トリガーの押し込み深さを物理的に2段階で切り替えられます。実際にレースゲームを遊ぶ際は「長押し(フルストローク)」でアクセル開度を微調整し、FPSを遊ぶ際は「短押し(ショートストローク)」に切り替えることで、瞬時の射撃が可能になりました。

前モデル「Lenovo Legion Go」にあったFPSモード(マウス化変形)は廃止されましたが、このトリガー調整の方が実戦的で利用頻度は高いと感じます。

また、背面パドル(Y1/Y2)は適度なクリック感と抵抗があり、グリップを強く握っても意図せず押してしまう「誤爆」が起きにくい設計になっています。

Lenovo Legion Go S背面のパドル(Y1/Y2)

ROG Allyにはない「トラックパッド」の決定的な恩恵

最後に、Windows搭載機としての使い勝手を決定づけているのが「トラックパッド」の存在です。Legion Go Sは、右グリップ下部に小型化されたトラックパッドを搭載しています。前モデルの大型パッドに比べると操作エリアは狭くなりましたが、それでも親指だけでマウスカーソルを操作できる恩恵は絶大です。

競合のROG XBOX ALLYにはトラックパッドがなく、Windowsの操作やマウス必須のゲームではタッチパネルに頼るしかありません。ROG XBOX ALLYが専用UIでWindowsを隠蔽するアプローチをとっているのに対し、Legion Go Sトラックパッドを残すことで、PCとしての汎用性と操作性を確保している点に、明確なコンセプトの違いを感じました。

Lenovo Legion Go Sの「トラックパッド」

まとめ:コントローラーの操作性

  • ジョイスティック:ホール効果採用で耐久性が高く、RGB照明の演出も美しい。
  • Dパッド:大型でクリック感が心地よく、格闘ゲームのコマンド入力も正確に行える。
  • トリガー機能:背面のレバーでストロークを2段階に物理調整でき、ジャンルに応じた最適な操作が可能。
  • ROG XBOX ALLYとの比較:トラックパッドの有無が決定的な違いであり、Windows操作の快適さはLegion Go Sが勝る。
  • Lenovo Legion Goとの比較:着脱機能やFPSモードは廃止されたが、一体型による剛性向上と実用的なトリガー調整が追加された。
  • 背面パドル:クリック感が強く、誤操作しにくい設計で実用的。
  • 人間工学:防滑テクスチャと優れた重量バランスにより、約740gの重さを感じさせない快適なグリップ感を実現。

接続ポート:Lenovo Legion Go SのデュアルUSB4搭載と配置の変更点

Lenovo Legion Go Sの上部にある接続ポートを拡大

ここではLenovo Legion Go Sの接続ポートについて、「Lenovo Legion Go」、「ROG XBOX ALLY」と比較しながら紹介していきます。

USB4デュアル搭載の拡張性と上部集中配置

まず、インターフェースを見て驚かされるのは、普及モデルでありながら妥協のない「USB4」ポートを2基搭載している点です。本体上部に配置された2つのUSB Type-Cポートは、どちらも最大40Gbpsの高速ファイル転送に対応し、Power Delivery(PD)による充電とDisplayPort出力機能を備えています。

実際に自宅のデスクで試してみましたが、一方のポートで充電しながら、もう一方のポートから外部モニターへ映像出力を行う際、ケーブルが両方とも本体上部から伸びるため、コントローラーを握る手や膝上にケーブルが干渉せず、非常に快適にプレイできました。

Lenovo Legion Go Sの上部にある接続ポート

また、このUSB4ポートは「eGPU(外部GPU)」もサポートしています。外出先では手軽な携帯ゲーム機として使い、帰宅後は強力なグラフィックボードを接続してデスクトップPC級のゲームパフォーマンスを引き出すといった運用が可能です。本体下部にはmicroSDメディアカードリーダーがあり、最大2TBまでのストレージ拡張に対応しています。

底面にあるためカードの出し入れはしやすく、ゲームのインストール先として手軽に利用できました。もちろん、マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャックも搭載されており、有線イヤホン派の私としては遅延のないサウンドを楽しめる点も安心材料です。

Lenovo Legion Go Sの下部にある接続ポート

初代Legion Goとの比較:上下分散から上部集中へ

前モデル「Lenovo Legion Go(初代)」との最大の違いは、ポートの配置です。初代モデルはUSBポートが本体の上部と底面に1つずつ分散して配置されており、キックスタンド使用時や充電時の取り回しに柔軟性がありました。対して今回のLegion Go Sは、2つのポートが上部に集約されています。

個人的には、底面にポートがないことで、ベッドで寝転がりながらお腹の上に本体を置いたり、膝に乗せてプレイしたりする際に、ケーブルが体に刺さる不快感がなくなったことをメリットに感じました。ただし、ドッキングステーションのような底面接続タイプのアクセサリーを使っていたユーザーにとっては、配線の見直しが必要になる変更点と言えます。

ROG Xbox Allyとの比較:規格の違いがもたらす将来性

競合機「ROG XBOX ALLY」と比較すると、ポートの「規格」に決定的な差があります。ROG Xbox Ally(標準モデル)も2つのUSB Type-Cポートを備えていますが、規格はUSB 3.2 Gen 2(最大10Gbps)にとどまります。一方、Legion Go Sは2ポートともUSB4(最大40Gbps)です。

この帯域幅の差は、将来的な拡張性に直結します。ROG Xbox Ally(標準モデル)では汎用的なUSB接続のeGPUを利用できませんが、Legion Go Sなら可能です。また、大容量のゲームデータを外付けSSDから転送する際も、USB4の速度は圧倒的でした。長く使うことを考えると、この規格の差はLegion Go Sを選ぶ大きな理由になると感じました。

まとめ:接続ポート

  • USB Type-Cポート:最大40Gbpsの転送速度を持つUSB4ポートを2基搭載し、eGPUサポートにより拡張性が高い
  • 充電と映像出力:2ポートともPower DeliveryとDisplayPort出力に対応し、充電しながらの外部出力が容易
  • ポート配置:前モデルの上下分散から上部集中型に変更され、膝上プレイ時などにケーブルが干渉しにくくなった
  • microSDスロット:本体下部に配置され、最大2TBまでのストレージ拡張が可能
  • ROG Xbox Allyとの比較:AllyはUSB 3.2 Gen 2(10Gbps)だが、Legion Go SはUSB4(40Gbps)であり、通信速度と拡張性で大きく勝る

ディスプレイ:Lenovo Legion Go S ~VRR対応で完成度を高めた8インチの没入感~

Lenovo Legion Go Sのディスプレイ。スパイダーマンのゲーム画面。

ここではLenovo Legion Go Sのディスプレイ性能について、前モデル「Lenovo Legion Go」および競合「ROG XBOX ALLY」と比較しながらレビューしていきます。

鮮烈な8インチIPS液晶と最適な解像度バランス

電源を入れて最初に感動したのは、やはりその画面の美しさです。8.0型のIPS液晶「Lenovo PureSightディスプレイ」は、sRGBカバー率100%の色域を持ち、発色が非常に鮮やかです。輝度は500nitあり、日中の明るいリビングで「原神」のような色彩豊かなゲームをプレイしても、画面が暗くて見づらいということは全くありませんでした。

表面は光沢(グレア)仕上げで、ガラス素材にはコストパフォーマンスに優れた「Panda King Glass」が採用されています。光沢ゆえに照明の映り込みは多少気になりますが、それを補って余りある透明感とコントラストの高さがあり、映像美を重視する私にとっては満足度の高い仕様です。

前モデル・ライバル機との比較:サイズと精細感の「最適解」

Lenovo Legion Go Sでインディーズゲームをプレイしている。

画面サイズと解像度のバランスについては、前モデルやライバル機と比較するとその立ち位置が明確になります。

対 Lenovo Legion Go (初代): 初代は8.8インチ・WQXGA(2560×1600)という圧倒的なスペックでしたが、内蔵GPUでその解像度をフルに活かしてゲームを動かすのは困難でした。対してLegion Go Sは8.0インチ・WUXGA(1920×1200)へとサイズダウンしています。一見スペックダウンに見えますが、実際に使ってみると、搭載チップ(Ryzen Z2 Go)の性能に対して解像度が適切で、無理に設定を落とさずともドットバイドットのクッキリとした映像で遊べる点に好感を持ちました。

対 ROG XBOX ALLY: ROG Allyは7.0インチ・FHD(1920×1080)です。これと比べると、Legion Go Sの8.0インチは明らかに迫力が違います。たった1インチの差ですが、没入感は段違いです。また、アスペクト比16:10の縦長画面は、ゲームだけでなくWebブラウジングの際にも情報量が多く有利だと感じました。

念願のVRRサポート:滑らかさが劇的に向上

ディスプレイ機能における最大のトピックは、リフレッシュレート120Hzに加え、ついにVRR(可変リフレッシュレート)をサポートしたことです。

前モデルのLegion Goは最大144Hzと数値上は優秀でしたが、VRRに対応していない(またはネイティブポートレート液晶の制約がある)と言われており、フレームレートが変動した際の「カクつき」や「チラつき」が弱点でした。しかし、Legion Go SではVRRに対応したことで、例えば重いAAAタイトルでフレームレートが40fps~50fps付近をふらつくような場面でも、驚くほど滑らかに表示され、操作の遅延感も軽減されています。

これはROG XBOX ALLY(120HzでFreeSync Premium対応)が持っていた大きな強みに追いついたことを意味します。実際にアクションゲームをプレイした際、数値上のスペックが高い初代Legion Goよりも、VRRが効いているLegion Go Sの方が体感的なゲーム体験は快適だと感じました。

タッチ操作:Windows操作を支える軽快なレスポンス

Lenovo Legion Go Sのタッチパネル

タッチパネルは10点マルチタッチに対応しており、反応速度も申し分ありません。スマートフォンのような軽快さでスクロールやタップができ、Panda King Glassの指滑りも滑らかです。Windows 11のUIをタッチで操作する際もストレスを感じることはありませんでした。

まとめ:ディスプレイ

  • 基本仕様:8.0型 WUXGA (1920×1200) IPS液晶を採用し、輝度500nit・sRGB 100%で発色が鮮やか。
  • 比較対 Legion Go):初代の8.8型・2.5K解像度から8.0型・1200pへ変更されたが、マシンスペックとのバランスが良く実用的。
  • 比較対 ROG Ally):ROG Ally(7インチ)よりも一回り大きく没入感が高い。アスペクト比16:10で縦の情報量が多い。
  • リフレッシュレートとVRR:最大120Hzに加え、新たにVRR(可変リフレッシュレート)に対応。フレームレート変動時の滑らかさが劇的に向上した。
  • 表面処理:光沢(グレア)仕上げで映像は美しいが、映り込みはある。ガラス素材はPanda King Glassを採用。

パフォーマンス

Lenovo Legion Go Sでベンチマークを測定している

ここではLenovo Legion Go Sのパフォーマンスについて、ベンチマーク、ゲーム性能、メモリ・ストレージ、発熱と冷却の4つのセクションに分けて、詳細に紹介します。

ベンチマーク

Lenovo Legion Go Sは、AMDのモバイル向けプロセッサー「Ryzen Z2 Go」を搭載しています。このAPUは、Zen 3+アーキテクチャを採用したCPUと、RDNA 2アーキテクチャベースのRadeonグラフィックス680M相当)を統合したモデルです。最新のハイエンドチップではありませんが、6nmプロセスで製造されており、携帯ゲーム機に求められる電力効率とエントリークラスとしての性能バランスを重視した構成となっています。

ベンチマーク結果は以下のようになっています。

Lenovo Legion Go S CPUのベンチマーク結果

CPUのベンチマーク結果

  • PassmarkのCPUベンチマークスコア「12188」
  • Geekbench 6のシングルコア「1842」、マルチコア「5802」
  • Cinebench R23 シングルコア「1293」、マルチコア「5802」
  • Cinebench 2024 シングルコア「79」、マルチコア「343」
  • PCMark 10 スコア「5363」(よく利用されるアプリの使用感を計測)

Lenovo Legion Go S GPUのベンチマーク結果

GPUのベンチマーク結果・グラフィックスコア

  • Fire Strike グラフィックスコアで「5968」(DirectX 11)
  • Fire Strike Extreme グラフィックスコアで「2805」
  • Time Spy グラフィックスコアで「2179」(DirectX 12)
  • 3DMark Night Raidで「18298」(DirectX 12, 低負荷)
  • 3DMark Wild Life「15710」(Vulkan/Metal, モバイル向け)

Lenovo Legion Goとの比較でわかること

Lenovo Legion Go SとLenovo Legion GoのGPU性能(グラフィック性能)を比較

前モデル(Ryzen Z1 Extreme搭載)と比較すると、明確な「性能差」が存在します。特にCPU性能においてその差は顕著で、PassmarkスコアやGeekbenchのマルチコアスコアを見ると、Legion Go Sは前モデルの約半分のスコアにとどまっています。これは、プロセッサーのアーキテクチャがZen 4からZen 3+へと世代が異なり、コア数も減少しているためです。

GPU性能を示すFire Strikeのスコアでも、前モデルの7756に対し5968と、約23%ほどの低下が見られます。この結果から、Legion Go Sはハイエンドな前モデルの純粋な後継機ではなく、性能を抑えて価格と扱いやすさを重視した「普及モデル」という立ち位置がはっきりと分かります。最新のAAAタイトルを高画質で遊ぶには力不足ですが、軽めのゲームや画質設定を調整して遊ぶ用途に適しています。

【Lenovo Legion Goのベンチマーク結果】

CPUのベンチマーク結果・AMD Ryzen Z1 Extreme

  • PassmarkのCPUベンチマークスコア「24669」
  • Geekbench 6のシングルコア「2446」、マルチコア「12000」
  • Cinebench R23 シングルコア「1707」、マルチコア「11439」
  • Cinebench 2024 シングルコア「99」、マルチコア「643」
  • PCMark 10 スコア「6792」(よく利用されるアプリの使用感を計測)

GPUのベンチマーク結果・グラフィックスコア

  • Fire Strike グラフィックスコアで「7756」(DirectX 11)
  • Fire Strike Extreme グラフィックスコアで「4095」
  • Time Spy グラフィックスコアで「3219」(DirectX 12)
  • 3DMark Night Raidで「24885」(DirectX 12, 低負荷)
  • 3DMark Wild Life「15869」(Vulkan/Metal, モバイル向け)

ROG XBOX ALLY比較でわかること

Lenovo Legion Go SとROG XBOX ALLYでGPU性能(グラフィック性能)を比較

競合となるROG XBOX ALLY(Ryzen Z2 A搭載モデル)と比較すると、Legion Go Sのポテンシャルの高さが浮き彫りになります。CPU性能では、Zen 3+アーキテクチャを採用するLegion Go Sが、Zen 2ベースのZ2 Aを搭載するROG Allyを上回っています。具体的には、Cinebench R23のマルチコアスコアで約27%、Passmarkスコアで約15%ほど高い数値を記録しました。

グラフィックス性能においても、Fire Strikeスコアで約22%ほどLegion Go Sが高く、全体的にワンランク上の処理能力を持っています。価格帯の近いライバル機ですが、処理の重いシーンやシステム全体のレスポンスにおいては、Legion Go Sの方が余裕を持って動作することが期待できます。

【ROG XBOX ALLYのベンチマーク結果】

CPUのベンチマーク結果・AMD Ryzen Z2 A

  • PassmarkのCPUベンチマークスコア「10557」(マルチコア)
  • Geekbench 6のシングルコア「1277」、マルチコア「4703」
  • Cinebench R23 シングルコア「971」、マルチコア「4541」
  • Cinebench 2024 シングルコア「63」、マルチコア「255」
  • PCMark 10 スコア「3520」(よく利用されるアプリの使用感を計測)

GPUのベンチマーク結果・グラフィックスコア

  • Fire Strike グラフィックスコアで「4859」(DirectX 11)
  • Fire Strike Extreme グラフィックスコアで「2400」
  • Time Spy グラフィックスコアで「1929」(DirectX 12)
  • 3DMark Night Raidで「18249」(DirectX 12, 低負荷)
  • 3DMark Wild Life「16000」(Vulkan/Metal, モバイル向け)

ゲーム性能:設定次第でAAAタイトルも遊べるポテンシャル

Lenovo Legion Go Sでモンスターハンターワイルズをプレイしている

ここでは、Lenovo Legion Go Sが搭載するAMD Ryzen Z2 Go プロセッサーの実力を、実際のゲームタイトルを使って検証します。スペック表だけでは見えてこない、各タイトルの具体的なフレームレート(FPS)とプレイ感を、設定のポイントを交えて紹介します。

モンスターハンターワイルズ

ハンティングアクションの最新作で、広大なフィールドと高精細な生物表現が特徴の超重量級タイトルです。正直なところ、このクラスのゲームを携帯機で動かすのは至難の業ですが、設定を詰めることでなんとか遊べるラインに持っていけます。解像度を1280×720(720p)または1920×1080(1080p)に下げ、画質プリセットを「低」または「中」に抑えた上で、FSR(アップスケーリング)を「パフォーマンス」や「バランス」に設定するのが必須条件です。

この状態でフィールド探索や通常の戦闘を行うと、30fps~40fps程度で動作します。エフェクトが重なる乱戦時には30fpsを下回る瞬間もありますが、ディスプレイのVRR(可変リフレッシュレート)が効いているおかげで、不快なカクつきは意外なほど抑えられています。ただし、ネイティブ解像度でのプレイは現実的ではありません。

原神 (Genshin Impact)

Lenovo Legion Go Sで原神をプレイしている

アニメ調の美しいグラフィックが魅力のオープンワールドRPGです。このタイトルに関しては、Legion Go Sの性能があれば非常に快適に楽しめます。解像度1920×1080(1080p)、画質設定「中」~「高」でプレイしたところ、上限の60fpsに張り付いた安定した動作を確認できました。負荷の高い「スメール」や「フォンテーヌ」の探索、元素爆発を連発する戦闘シーンでも50fps以上をキープします。画面解像度をネイティブ(1200p)に上げても遊べますが、バッテリー持ちと滑らかさのバランスを考えると、1080p設定がベストだと感じました。

鳴潮 (Wuthering Waves)

Unreal Engineを採用した、スタイリッシュなアクションが特徴のオープンワールドRPGです。『原神』よりもGPU負荷が高いため、少し設定の工夫が必要です。 解像度1080p、画質「低」~「中」、そしてFSRを有効にすることで、45fps~60fpsでの動作が可能になります。

フィールド移動時は60fps近くでヌルヌル動きますが、ボス戦やジャスト回避(極限回避)のエフェクトが飛び交う瞬間はGPU使用率が100%に達し、一時的に40fps台まで低下します。画質を「高」にすると30fps前後まで落ち込むため、アクションの爽快感を重視するなら画質設定は欲張らないのが吉です。

サイバーパンク2077

Lenovo Legion Go Sでサイバーパンク2077をプレイ

PCゲーム屈指の重量級タイトルである本作。ベンチマークなどのデータで見かける「20 FPS」という数値は、高解像度や高画質設定での結果であり、そのままではプレイできません。しかし、設定を最適化すれば全く別物の動きを見せます。

解像度を1080p、画質プリセットを「低(Low)」、さらにFSR 2.1を「バランス」または「パフォーマンス」に設定することで、フレームレートは40fps~50fpsまで向上します。ナイトシティの密集地帯や激しい銃撃戦では35fps付近まで低下することもありますが、ストーリーを楽しむ分には十分にプレイ可能です。もちろん、レイトレーシングはオフにする必要があります。

Forza Horizon 5

Lenovo Legion Go SでForza Horizon 5をプレイしている

メキシコを舞台にしたオープンワールドレーシングゲームで、最適化が非常に優秀なタイトルです。一部のデータにある「19 FPS」というのは、最高画質設定での数値だと思われます。 実際に解像度1080p、画質プリセットを「中(Medium)」または「高(High)」に調整して走ってみたところ、劇的に滑らかな60fps以上での動作が可能でした。特に「中」設定では70fps~80fpsに達することもあり、レースゲームに不可欠なスピード感を損なうことなく楽しめます。適切な設定さえ行えば、携帯機とは思えない美しいグラフィックと滑らかな挙動を両立できます。

PUBG MOBILE (PUBGモバイル)

モバイル向けバトルロイヤルシューターのエミュレーター動作についても触れておきます。モバイル向けのタイトルであるため、Legion Go Sのスペックにとっては非常に軽い負荷です。 エミュレーター設定で解像度を1080pや2K、画質を「HDR」や「ウルトラHD」、フレームレート設定を「極限(60fps)」や「90fps」に引き上げても、余裕を持って動作します。カクつきは皆無で、60fps~90fps(エミュレーターの上限による)で安定しており、遅延を感じない快適なプレイが可能です。

まとめ:ゲーム性能

Legion Go SRyzen Z2 Go搭載)のゲーム性能は、「設定次第で化ける」という印象です。『モンスターハンターワイルズ』や『サイバーパンク2077』といった重量級タイトルでも、解像度を1080pに落としFSRなどの補正機能を活用することで、30fps~50fpsの実用的な範囲で遊ぶことができます。

一方で、『原神』や『Forza Horizon 5』のような中量級以下のタイトルでは、設定を少し調整するだけで60fps以上の非常に滑らかなゲーム体験が得られます。一部で見られる低いFPS数値はあくまで最高負荷時のものであり、適切な設定を行えば、携帯ゲーム機として十分満足できるパフォーマンスを発揮してくれます。

メモリとストレージ:Lenovo Legion Go S ~高速メモリの恩恵と容量のやりくり~

Lenovo Legion Go Sの設定画面。

ここではLenovo Legion Go Sのメモリとストレージ性能について、前モデル「Lenovo Legion Go」、ライバル機「ROG XBOX ALLY」と比較しながら紹介していきます。

高速7500MHzメモリがグラフィック性能を底上げ

まずメモリについてですが、仕様は16GBのLPDDR5Xを搭載しており、動作クロックは「7500MHz」という非常に高速なものが採用されています。実際に使ってみて感じたのは、このメモリ速度が統合GPU(iGPU)のパフォーマンスを大きく支えているという点です。PCゲームにおいて、統合GPUはメインメモリをビデオメモリ(VRAM)として共有するため、メモリの速度がフレームレートに直結します。エントリー向けの「Ryzen Z2 Go」プロセッサーでありながら、意外なほど粘り強くゲームが動くのは、この高速メモリのおかげと言えるでしょう。

ただし、メモリはマザーボードに直付けされたオンボード仕様であるため、購入後の増設や交換は一切できません。16GBという容量は、OSとVRAMで分け合うと現代の重量級ゲームにはギリギリのラインです。実際に複数のアプリを裏で立ち上げたままゲームを起動するとメモリ不足を感じる場面があったため、ゲームプレイ時は不要なアプリを閉じる工夫が必要でした。

512GBストレージと拡張性のリアル

ストレージは512GBNVMe SSD(PCIe Gen4)を搭載しています。OSの領域を除くと実際に使えるのは400GB程度です。これは、「Call of Duty」や「サイバーパンク2077」といった100GB級の超大作ゲームを数本インストールするとあっという間に埋まってしまいます。私もセットアップ直後に数本ゲームを入れただけで容量警告が出てしまい、やりくりに頭を悩ませました。

そこで重要になるのが、本体下部に搭載されたmicroSDカードスロットです。最大2TBまで対応しており、ここにインディーゲームや過去の名作タイトルを逃がすことで、本体ストレージをAAAタイトル用に空けることができます。A2クラスの高速なmicroSDカードを使えば、ロード時間の遅さはそれほど気になりませんでした。SSD自体の交換(換装)については、底面パネルを開ける必要があり、保証対象外となるリスクが高いため、基本的にはmicroSDカードでの運用がメインになると考えたほうが良いでしょう。

ライバルとの比較:速度のLegion、換装のAlly

競合機と比較すると、メモリとストレージの思想の違いが見えてきます。まずメモリ速度に関しては、Legion Go Sと初代Legion Goが共に「7500MHz」であるのに対し、ROG XBOX ALLY(標準モデル)は「6400MHz」です。この帯域幅の差は、特にグラフィック負荷の高いシーンでの安定性において、Legion Go Sに分があると感じました。

一方で、ストレージの換装のしやすさについてはROG XBOX ALLYに軍配が上がります。ROG XBOX ALLYはPCで一般的な「M.2 2280」サイズのSSDを採用しており、ユーザー自身での換装が比較的容易である点がアピールされています。Legion Go Sも交換自体は物理的に可能と思われますが、規格や分解のハードルを考慮すると、ライトユーザーには拡張性の面でROGの方が親切な設計と言えるかもしれません。

まとめ:メモリとストレージ

  • 搭載メモリ:16GB LPDDR5X-7500MHzを採用。オンボードのため増設は不可。
  • メモリ速度の恩恵:競合より高速な7500MHz駆動により、iGPUの性能を最大限に引き出している。
  • ストレージ:512GB SSD (PCIe Gen4) を搭載。ゲームの肥大化により容量不足になりやすいため工夫が必要。
  • 拡張性:最大2TB対応のmicroSDカードスロットがあり、データ保存先の分散が可能。
  • ROG XBOX ALLYとの比較(メモリ):Allyの6400MHzに対し、Legion Go Sは7500MHzと高速で有利。
  • ROG XBOX ALLYとの比較(SSD):Allyは汎用的なM.2 2280規格を採用し換装が容易とされる一方、Legion Go SはmicroSDでの運用が推奨される。

発熱と冷却:Lenovo Legion Go S ~コンパクトボディゆえの熱との戦い~

Lenovo Legion Go Sの背面にある排気孔

ここではLenovo Legion Go Sの発熱と冷却性能について、ベンチマークや長時間のゲームプレイを通じて検証し、前モデル「Lenovo Legion Go」、ライバル機「ROG XBOX ALLY」と比較しながら紹介していきます。

冷却システム:Legion ColdFront技術の採用

本機は、Lenovo独自の冷却技術「Legion ColdFront」を採用しています。筐体内部には大型のヒートシンクと、熱を強力に排出するための巨大なシングルファンが搭載されています。エアフローの設計は、背面の大きな通気口から冷たい空気を取り込み、本体上部のベントから熱を排出する構造になっています。

実際に手に取ってみると、背面の吸気口は指が触れにくい位置にデザインされており、ゲームプレイ中に吸気を妨げてしまう心配は少ないと感じました。このコンパクトな筐体で最大30W近いTDP(熱設計電力)の熱を処理するために、内部では効率的な冷却が行われています。

発熱レベルの実測:高負荷時の温度上昇

実際に『サイバーパンク2077』のような負荷の高いゲームを「パフォーマンスモード」でプレイして温度を測定してみました。ゲーム開始から数分でCPUおよびGPUの温度は80℃近くまで上昇し、高負荷時はその温度域で推移します。

筐体表面の温度については、画面中央部や背面の排気口付近に熱だまりを感じます。冬場はカイロ代わりに感じる程度ですが、夏場の長時間プレイでは気になるかもしれません。ただし、人間工学に基づいたグリップ部分は熱源から距離が保たれており、操作している手が不快になるほど熱くなることはありませんでした。排熱は上部から行われるため、手に熱風が当たらないのは良い点です。

パフォーマンス維持とファン騒音:静音性には課題あり

Lenovo Legion Go Sの本体内部。分解した様子。

冷却システムは、サーマルスロットリング(熱による性能低下)を防ぎ、長時間のゲームプレイでもパフォーマンスを維持するために懸命に働いています。その代償として、ファンの騒音はかなり大きいと言わざるを得ません。

パフォーマンスモードで高負荷なゲームを動かすと、ファンは全力で回転し、まるで小さなタービンのような風切り音を発生させます。静かな部屋でプレイしていると、ゲームのBGMをかき消すほどの音量で、家族から「何の音?」と聞かれることもありました。「静音モード」に切り替えれば音は劇的に静かになりますが、その分パフォーマンスも制限されるため、AAAタイトルを遊ぶ際は騒音とのトレードオフを覚悟する必要があります。一部のユーザーにとっては、このファンの音が煩わしく感じられるかもしれません。

他機種との違い:余裕の初代、静音のROG、必死なS

前モデルやライバル機と比較すると、冷却のアプローチと結果に明確な違いが見えてきます。

対 Lenovo Legion Go (初代): 初代モデルもシングルファン構成ですが、筐体が大きくエアフローに余裕があったため、高音ノイズが抑えられ比較的静かでした。対してLegion Go Sは、筐体が小型化された分、熱を逃がすためにファンを高回転させる必要があり、結果として騒音が大きくなっています。

対 ROG XBOX ALLY: 競合のROG Xbox Allyは「デュアルファン(2基)」を採用しています。2つのファンで効率よく冷却するため回転数を抑えられ、静音性に優れています。また、搭載チップの発熱も低いため、本体表面温度も低く保たれています。Legion Go Sはシングルファンで必死に冷却している印象があり、静音性と表面温度の低さではROG Allyに軍配が上がります。

まとめ:発熱と冷却

  • 冷却技術:Legion ColdFront技術を採用し、シングルファンと大型ヒートシンクで背面吸気・上部排気を行う。
  • 発熱:高負荷時はCPU/GPU温度が80℃に達しやすく、筐体中央部に熱を感じるが、グリップ部は熱くなりにくい。
  • ファン騒音:パフォーマンスモード時のファンノイズは非常に大きく、静かな環境では気になるレベル。
  • 比較(対 Legion Go):大型筐体で余裕のあった初代に比べ、小型化したSは冷却のためにファン音量が大きくなった。
  • 比較(対 ROG Ally):デュアルファンで静音かつ低温なROG Allyに対し、シングルファンのLegion Go Sは騒音と発熱処理で劣る。

バッテリー持ちと充電:Lenovo Legion Go S ~初代から進化したスタミナと急速充電の恩恵~

Lenovo Legion Go Sでストリートファイター6をプレイしている

ここではLenovo Legion Go Sのバッテリー性能について、前モデル「Lenovo Legion Go」、ライバル機「ROG XBOX ALLY」と比較しながら紹介していきます。

容量アップと低負荷時のスタミナ向上

まずスペック上の数値を見ると、本機は55.5Whのリチウムイオンポリマーバッテリーを搭載しています。これは前モデルの49.2Wh から約13%ほど増量されており、軽量化しつつもバッテリー容量を増やすという堅実な進化を遂げています。公称値(JEITA 3.0)では、動画再生時で約11.3時間、アイドル時では約18.2時間という長時間の駆動を謳っています。

実際のバッテリー持ちを検証するために、PCMark 10を用いた動画再生テストを行ってみたところ、約8時間55分という結果が出ました。これは携帯ゲーム機としては優秀な部類で、映画を数本見たり、YouTubeを流し見したりする用途であれば、バッテリー切れを気にすることなく一日中使えるレベルです。低負荷時の電力効率は確実に向上しており、外出先でのエンタメ端末としての実用性は十分にあると感じました。

実践:AAAタイトルは「93分」の壁

しかし、高負荷なゲームプレイとなると話は別です。実際に『サイバーパンク2077』を解像度1200p、パフォーマンスモードでプレイしてみたところ、100%からスタートして電源が落ちるまでの時間は約1時間33分(93分)でした。やはりAAAタイトルのような重い処理をさせると、電力消費は激しくなります。

一方で、設定を工夫すればプレイ時間は延ばせます。解像度を下げ、画質設定を調整し、「静音モード」を活用して軽めのインディーゲーム(『Hades』など)を遊んだ際は、3時間以上持ちこたえることができました。『Stardew Valley』のような2Dゲームであればさらに長く遊べます。外出先で遊ぶなら、遊ぶタイトルと設定(TDP)を賢く選ぶことが、このデバイスと付き合うコツだと言えるでしょう。

爆速の「Super Rapid Charge」と柔軟な給電

バッテリー消費が早い場面があっても、それを補ってくれるのが充電速度です。本機は「Super Rapid Charge」に対応しており、付属の65Wアダプターを使用すれば、わずか30分で約50%まで急速充電が可能です。ちょっとした休憩時間にサッと充電するだけで、すぐにゲームを再開できるスピード感は非常に頼もしく感じました。

また、USB PD(Power Delivery)に対応しているため、航空会社承認済みの65Wモバイルバッテリーなどを使えば、コンセントのない場所でもプレイ時間を延長できます。Legion Spaceソフト上で電力設定を微調整したり、充電しながらプレイする際にバッテリーへの負荷を減らす「電源バイパスモード」的な運用も考慮されている点は、ゲーマーにとって嬉しい配慮です。

他機種との比較:バランス型の「S」とスタミナの「Ally」

競合機と比較すると、バッテリー性能の立ち位置が明確になります。

対 Lenovo Legion Go (初代): 初代は49.2Whと容量が小さく、大画面・高性能ゆえに『Diablo IV』のようなゲームでは約1時間しか持たないこともありました。対してLegion Go Sは容量が55.5Whに増え、低負荷時の持ちが改善されています。初代が「常に給油が必要なスポーツカー」なら、Sは「少しタンクが大きくなり燃費が改善された改良車」といった進化を感じます。

対 ROG Xbox Ally: 競合のROG Xbox Ally(標準モデル)は60Whというさらに大きなバッテリーと、省電力なRyzen Z2 Aチップを搭載しています。これにより、動画再生や低負荷ゲームでのスタミナはROG Allyに分があります。Legion Go Sも健闘していますが、純粋なバッテリー駆動時間を最優先するならROG Allyが一歩リードしています。

まとめ:バッテリー持ちと充電

  • バッテリー容量:55.5Whを搭載し、前モデル(49.2Wh)から増量された。
  • 駆動時間(公称):動画再生時約11.3時間、アイドル時約18.2時間と低負荷時は優秀。
  • 駆動時間(実測):高負荷ゲーム(『サイバーパンク2077』など)では約1時間33分で力尽きるが、設定次第で3時間以上も可能。
  • 充電速度:「Super Rapid Charge」により30分で50%の急速充電が可能でリカバリーが早い。
  • 比較(対 Legion Go):容量・効率ともに向上し、初代の弱点だったバッテリー持ちが改善された。
  • 比較(対 ROG Ally):ROG Ally(60Wh)の方が容量が大きく、スタミナ性能では一歩及ばない。

オーディオ性能:Lenovo Legion Go S ~前面配置の迫力とファン騒音のジレンマ~

Lenovo Legion Go Sで動画を再生している

ここではLenovo Legion Go Sのオーディオ性能について、前モデル「Lenovo Legion Go」、ライバル機「ROG XBOX ALLY」と比較しながら紹介していきます。

前面スピーカーへの進化と技術的特徴

本機は、本体前面の下部に2W×2のステレオスピーカーを搭載しています。前モデル「Lenovo Legion Go」ではスピーカーが本体上部(トップファイアリング)にあり、音が天井に向かって逃げてしまう感覚がありましたが、今回のSモデルでは音がプレイヤーの耳にダイレクトに届く「フロントファイアリング」方式に改善されました。これにより、音の解像感と迫力が物理的に増しています。

一方、競合の「ROG XBOX ALLY」と比較すると、音響体験の質には違いがあります。ROG Allyは「Dolby Atmos」に対応し、さらにデュアルファンによる静音性が高いため、繊細なサラウンド感を味わえます。対してLegion Go Sは、スマートAMPによるパワフルな音圧を持っていますが、後述するファンの駆動音がオーディオ体験に干渉するという課題を抱えています。

音質:クリアなボーカルと「音量」での勝負

実際に様々なジャンルのゲームや動画で音質をチェックしてみました。前面に配置されたおかげで、中音域の抜けが良く、RPGのイベントシーンにおけるキャラクターのセリフ(ボーカル)や、アクションゲームの効果音が非常に明瞭に聞こえます。高音域も刺さるような鋭さはなく、長時間聞いていても疲れにくいチューニングだと感じました。低音域に関しては、筐体のサイズなりではありますが、スマートAMPの効果か、爆発音などのSEには十分なアタック感があります。

ただし、この良好な音質を楽しむには条件があります。それは「ファンの音に打ち勝つ音量」に設定することです。高負荷なゲームプレイ中、シングルファンが唸りを上げて回転するため、小音量では繊細な環境音がかき消されてしまいます。そのため、私は常にボリュームを大きめに設定してプレイする必要がありました。音自体は良いのですが、静かな環境でしっとりと音楽を楽しむような用途には、ファンのホワイトノイズが少々邪魔をします。

マイク品質と有線接続の重要性

内蔵マイクは「デュアルアレイマイク」を採用しており、ボイスチャット時の音声はクリアに拾ってくれます。友人とDiscordを繋ぎながらマルチプレイを試しましたが、こちらの声は明瞭に伝わっていました。ただし、やはりここでもファンの音がマイクに乗るリスクがあるため、ノイズ抑制機能の併用は必須です。

本体上部にはマイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャックを搭載しており、有線イヤホンやヘッドセットが利用可能です。前述したファン騒音の問題を物理的にシャットアウトできるため、没入感を最優先するなら、スピーカーよりも有線イヤホンでのプレイが「正解」だと感じました。

ソフトウェアとサウンド設定

サウンドの調整は、専用ソフト「Legion Space」やクイック設定パネルから行えます。ボリューム調整はもちろん、ゲームジャンルに合わせたサウンドエフェクトの切り替えも可能です。システムレベルで簡単にアクセスできるため、ゲーム中に「今はファンの音がうるさいから音量を上げよう」といった微調整がスムーズに行える点は便利でした。

まとめ:オーディオ性能

  • スピーカー配置:2W×2のスピーカーが前面配置(フロントファイアリング)になり、前モデル(上部配置)よりも音がダイレクトに届く。
  • 音質の特徴:中音域(ボーカル)がクリアで聞き取りやすく、スマートAMPにより最大音量はパワフル。
  • ファン騒音の影響:高負荷時はファンの回転音が大きく、繊細な音がかき消されるため、音量を上げる必要がある。
  • ROG XBOX ALLYとの比較:Dolby Atmosと静音ファンで定位感に優れるAllyに対し、Legion Go Sは音圧とダイレクト感で勝負するタイプ。
  • マイクとジャック:デュアルアレイマイクはクリアだが、没入感を高めるにはコンボジャックを用いた有線イヤホンの使用が推奨される。

通信性能:Lenovo Legion Go S ~Wi-Fi 6Eによる低遅延プレイと安定した接続環境~

Lenovo Legion Go Sの設定画面

ここではLenovo Legion Go Sの通信性能について、前モデル「Lenovo Legion Go」、ライバル機「ROG XBOX ALLY」と比較しながら紹介していきます。

Wi-Fi 6Eによる快適なクラウドゲーミング体験

通信規格に関しては、現在のポータブルゲーミングPCのトレンドをしっかり押さえており、高速かつ低遅延な「Wi-Fi 6E」に対応しています。実際に自宅のWi-Fi 6E対応ルーターに接続し、6GHz帯を利用して「Xbox Cloud Gaming」でアクションゲームをプレイしてみました。

驚いたのはその安定性です。従来の5GHz帯では時折発生していたパケットロスによるカクつきや、入力遅延によるキャラクター操作のズレがほとんど感じられず、まるで本体にインストールして遊んでいるかのようなレスポンスでプレイできました。また、数百GBにおよぶ大容量ゲームのダウンロードも非常にスムーズで、帯域幅の広さを実感します。専用ソフト「Legion Space」にはネットワークを最適化して遅延を軽減する機能もあり、オンライン対戦におけるマッチングも迅速でストレスフリーでした。

Bluetooth 5.3の実用性と周辺機器の接続

Bluetoothのバージョンは「5.3」を採用しています。実際にワイヤレスイヤホンと外部のBluetoothコントローラーを同時に接続して使用しましたが、接続が途切れたり、音声が遅延したりといったトラブルには遭遇しませんでした。特にポータブル機では、移動中にワイヤレスイヤホンを使う機会が多いため、ペアリングがスムーズで接続強度が安定している点は重要です。キーボードやマウスを接続してデスクトップPCのように使う際も、入力遅延を感じることなく快適に作業できました。

ライバルとの比較:Wi-Fiは互角、BluetoothはAllyが先行

競合機と比較すると、Wi-Fi性能に関しては3機種とも「Wi-Fi 6E」対応で互角です。どのモデルを選んでも、6GHz帯の恩恵を受けた高速通信が可能です。

一方で、Bluetooth規格にはわずかな世代差があります。Lenovo Legion Go Sと初代Legion Goが「Bluetooth 5.3」であるのに対し、ROG XBOX ALLYはより新しい「Bluetooth 5.4」を採用しています。現時点で使用感に大きな差が出るわけではありませんが、将来的にBluetooth 5.4の新機能を活用した周辺機器が登場した際には、ROG Allyの方が有利になる可能性があります。とはいえ、現状のゲーミング用途においては、Legion Go Sの通信性能に不満を感じることはまずないでしょう。

まとめ:通信性能

  • Wi-Fi規格:Wi-Fi 6E(6GHz帯)に対応し、混雑の少ない帯域で高速かつ低遅延な通信が可能。
  • ストリーミング性能:Xbox Cloud Gamingなどのクラウドゲームでも、遅延やパケットロスを感じさせない安定した接続を実現。
  • Bluetooth規格:Bluetooth 5.3を採用しており、ワイヤレスイヤホンやコントローラーとのマルチペアリングも安定している。
  • ROG XBOX ALLYとの比較(Bluetooth):Allyは最新のBluetooth 5.4 を採用しており、規格の新しさではAllyが一歩リードしている。
  • ROG XBOX ALLYとの比較(Wi-Fi):両機種ともWi-Fi 6E対応であり、通信速度や安定性においては互角の性能。

ソフトウェアと機能:Lenovo Legion Go S ~Windows 11の自由度と発展途上のLegion Space~

Lenovo Legion Go Sのクイック設定

ここではLenovo Legion Go Sのソフトウェアと機能について、前モデル「Lenovo Legion Go」、ライバル機「ROG XBOX ALLY」と比較しながら紹介していきます。

Windows 11 Home:ゲームから仕事まで「何でもできる」汎用性

本機にはOSとして「Windows 11 Home」が搭載されています。これはいわゆる「普通のパソコン」と同じ環境であり、Steam、Epic Games、Battle.netといった主要なゲームストアはもちろん、Xbox Game Pass Ultimate(3ヶ月分が付属)を利用して、数百のタイトルを定額で楽しむことも可能です。Windows環境であることを活かし、エミュレーターを導入してレトロゲームを遊んだり、Amazonアプリストア経由でAndroidアプリを動作させたりと、遊びの幅は無限大です。

また、本機のスペックを補完する手段として「クラウドゲーミング」との相性が抜群です。Xbox Cloud GamingGeForce Nowを利用すれば、本来このデバイスのネイティブ性能では動作が厳しい最新の重量級タイトルでも、インターネット経由で高画質かつ高フレームレートでプレイ可能です。Wi-Fi 6Eの高速通信のおかげで遅延もほとんど感じず、まるでローカルにインストールしているかのような感覚で遊べました。

さらに、ゲーム以外にも、YouTubeやNetflixなどの高画質ストリーミング再生、ブラウザでのWebサーフィン、さらにはWordやExcelといったOfficeソフトでの作業まで、PCでできることは何でも実行可能です。実際にキーボードとマウス、外部モニターを接続して仕事をしてみましたが、ポータブルゲーミングPCであることを忘れるほど快適に動作し、8インチの画面はサブモニターとしても十分に機能しました。単なるゲーム機ではなく、持ち運べる多機能PCとしての汎用性の高さこそが本機の真骨頂です。

Legion Space:統合ランチャーの利便性と課題

Lenovo Legion Go Sの設定画面を呼び出している

Lenovo独自の統合ソフト「Legion Space」は、各プラットフォームのゲームをまとめて管理できるランチャー機能と、TDP(熱設計電力)やコントローラー設定を行うハブ機能を兼ね備えています。ボタン一つでクイック設定パネルを呼び出し、ゲーム中に解像度やリフレッシュレートを変更できるのは便利でした。

ただ、ROG XBOX ALLYの洗練されたソフト「Armoury Crate SE」と比較すると、まだ発展途上な印象は否めません。起動直後の動作がもっさりしていたり、ゲーム終了後にLegion Spaceに戻る際に一瞬フリーズしたりといった挙動の不安定さに遭遇することがありました ,。カスタマイズ性は高いものの、UIの直感性や安定感においては、ROG Allyに一日の長があると感じます。

外部モニター出力とeGPU:USB4がもたらすデスクトップ級の拡張性

Lenovo Legion Go Sの外部モニター出力

拡張性に関しては、Legion Go Sの圧勝と言えます。2基のUSB4ポートはDisplayPort出力(モニター出力)に対応しており、USB-Cケーブル1本でモバイルモニターに接続したり、ドッキングステーションを介して大画面テレビに出力したりと、Nintendo Switchのような使い方が簡単にできました。

さらに注目すべきは「eGPU(外部GPU)」のサポートです。USB4経由で市販のGPUボックスを接続することで、外出先では携帯機、自宅ではGeForce RTXなどを接続してハイスペックゲーミングPCとして運用することが可能です。対照的に、ROG XBOX ALLY(標準モデル)のUSBポートはUSB 3.2 Gen 2であり、汎用的なUSB接続のeGPUには対応していません。将来的に性能不足を感じた際、本体を買い替えずにグラフィック性能を強化できるのは、Legion Go Sならではの大きな魅力です。

ドライバーの安定性とSteamOS導入の可能性

搭載されている「AMD Ryzen Z2 Go」は新しいチップであるため、ドライバーの安定性には少し不安が残ります。実際にプレイしようとした『インディ・ジョーンズ』の新作が起動しないなど、発売直後のタイトルとの相性問題に直面することがありました。これらは今後のアップデートで改善されるはずですが、安定感を求めるなら少し待つ必要があるかもしれません。

面白い発見だったのは、Windowsの重さを回避するために「SteamOS(Bazziteなどの互換OS)」を導入してみた時です。Windows特有のバックグラウンド処理がなくなることで、動作が軽快になり、振動などの細かな不具合が解消されるケースがありました。公式サポート外の行為ではありますが、Windowsの操作性に疲れた場合、Steam Deckのようなコンソールライクな操作感を手に入れられる「逃げ道」があるのは、マニアックな楽しみ方としてアリだと感じました。

まとめ:ソフトウェアと機能

  • OS:Windows 11 Homeを搭載し、Steam、Epic Games、エミュレーター、クラウドゲーミング、Officeなど、PCでできることは全て実行可能。
  • Legion Space:設定やランチャーとして機能するが、動作の重さやバグなどがあり、ROG Allyのソフトに比べて完成度はまだ低い。
  • 外部接続:USB4ポートによる映像出力が容易で、ドックを使えばデスクトップPCとしても利用可能。
  • eGPUサポート:USB4経由で外付けGPUが利用可能。USB4非対応のROG Ally(標準モデル)に対する大きなアドバンテージ。
  • ドライバー:新チップゆえに一部ゲームで起動しないなどの相性問題があり、アップデート待ちの状態。
  • SteamOS:自己責任だが、SteamOS(互換OS)を導入することでWindowsの重さから解放され、動作が改善する場合がある。

検証して分かったLenovo Legion Go Sのメリット・デメリット

Lenovo Legion Go Sの前面 外観

ここでは、実際にLenovo Legion Go Sを使用して徹底的に検証した結果判明したメリットとデメリットを、前モデル「Lenovo Legion Go」や競合機「ROG XBOX ALLY」との比較を交えながら詳しく解説します。

メリット(長所、利点)

メリット1:ROG Allyを凌駕する「8インチ大画面」と「VRR」の没入感

最大のメリットは、やはりディスプレイの満足度です。7インチのROG XBOX ALLYと比較して、Legion Go Sの8インチ画面は一回り大きく、ゲーム世界への没入感が段違いです。文字の視認性も高く、細かいUIのRPGやストラテジーゲームでも目を凝らす必要がありません。

さらに、前モデルの弱点と言われていた「VRR(可変リフレッシュレート)」に対応した点は非常に大きいです。フレームレートが不安定になりがちな重量級ゲームでも、VRRのおかげでカクつき(スタッター)や画面のズレ(ティアリング)が劇的に軽減され、数値以上の滑らかさを体感できました。この点においては、FreeSync Premiumに対応するROG Allyと同等の快適さを手に入れたと言えます。

メリット2:Windows操作を救う「トラックパッド」の存在(ROG Allyは非搭載)

Windows 11を搭載するポータブル機において、トラックパッドの有無は死活問題です。Legion Go Sは右グリップ下部に小型のトラックパッドを搭載しており、デスクトップ画面でのファイル操作や、マウス必須のゲーム、トラブルシューティング時の操作が非常に快適です。

一方、競合のROG XBOX ALLYにはトラックパッドが搭載されていません。専用UIでカバーしているとはいえ、一歩でもデスクトップ画面に出るとタッチ操作かスティックマウスに頼らざるを得ず、ストレスを感じる場面がありました。PCとしての汎用性を重視するなら、トラックパッドがあるLegion Go Sに軍配が上がります。

メリット3:USB4デュアル搭載による「eGPU」への拡張性(ROG AllyはUSB 3.2)

拡張性の高さも本機の大きな魅力です。2基のUSB4ポートはどちらも40Gbpsの転送速度を持ち、充電しながらの外部モニター出力や、高速なデータ転送が可能です。特に重要なのが「eGPU(外付けGPU)」への対応です。将来的にスペック不足を感じても、GPUボックスを接続して性能を底上げできるため、製品寿命を長く保てます。

対照的に、ROG XBOX ALLY(標準モデル)のUSBポートはUSB 3.2 Gen 2にとどまり、汎用的なUSB接続のeGPUには対応していません(専用端子が必要、もしくは上位モデルのみ対応)。将来的な拡張性やデスクトップPC代わりとしての運用を考えるなら、USB4を標準搭載するLegion Go Sが圧倒的に有利です。

メリット4:ユニボディ化による「剛性」と「軽量化」(初代は約110g重い)

前モデルの着脱式コントローラーはユニークでしたが、構造上の「遊び」や「きしみ」が気になることがありました。Legion Go Sは一体型のユニボディデザインになったことで、ガッチリとした剛性を手に入れ、激しい操作でも不安を感じません。

また、重量が前モデルの約854gから約740gへと軽量化されたことも大きなメリットです。ROG Ally(約670g)には及びませんが、重心バランスが良く、グリップ形状も優秀なため、長時間のプレイでも手首への負担が大幅に減りました。寝転がってプレイする際の快適さは、初代モデルとは比べ物になりません。

メリット5:物理的に切り替え可能な「トリガー調整機能」

新機能のトリガーストローク調整は、地味ながら非常に実用的です。背面のスイッチ一つで、レースゲーム用の「アナログ入力(長押し)」と、FPS用の「デジタル入力風(短押し)」を切り替えられます。ソフトウェアの設定を開くことなく、物理的に感触を変えられる直感さは、ゲームジャンルを頻繁に変えるゲーマーにとって嬉しい機能です。

デメリット(短所、欠点)

デメリット1:高負荷時の「ファン騒音」はかなり大きい(ROG Allyは静音)

検証中に最も気になったのがファンの騒音です。冷却のためにシングルファンが高回転で回るため、高負荷時には「キーン」という風切り音がかなり大きく響きます。静かな部屋ではゲームのBGMをかき消すほどで、没入感を削ぐ要因になりかねません。

この点に関しては、デュアルファンを採用し静音性に優れるROG XBOX ALLYや、筐体サイズに余裕があり音が低かった初代Legion Goの方が優秀です。Legion Go Sで快適に遊ぶには、イヤホンの使用がほぼ必須と言えるでしょう。

デメリット2:キャリングケースが「別売り」(初代は付属)

コストダウンの影響か、前モデルには標準で付属していた立派なキャリングケースが同梱されていません。8インチという大きな画面を保護するためにはケースが必須ですが、別途購入する必要があります。開封してすぐに持ち運びたいユーザーにとっては、追加出費が必要になる点はマイナスポイントです。

デメリット3:ユニークな「FPSモード」と「着脱機能」の廃止

初代モデルのアイデンティティだった、コントローラーを取り外してマウスにする「FPSモード」や、タブレットとして使える着脱機能は廃止されました。これにより「普通の携帯ゲーム機」になってしまった感は否めません。あの変形ギミックにロマンを感じていたユーザーにとっては、機能的な退化と感じられるでしょう。

デメリット4:重量級ゲームには「設定の妥協」が必要

搭載されているRyzen Z2 Goチップは、前モデルのZ1 Extremeと比較するとピーク性能が低いです。『モンスターハンターワイルズ』や『サイバーパンク2077』のような最新の超重量級タイトルを遊ぶには、解像度を720p~1080pに落とし、画質設定を低くし、FSR(アップスケーリング)を駆使する必要があります。「何でも最高画質で動く」わけではないため、画質とパフォーマンスのバランスを自分で調整できる知識が多少求められます。

まとめ:ゲーム性能

Lenovo Legion Go Sは、前モデルやライバル機の良い部分を取り入れつつ、コストと性能のバランスを再構築した「堅実な進化作」です。8インチの大画面とVRRによる映像体験、トラックパッドによる操作性の良さ、そしてUSB4による高い拡張性は、ROG XBOX ALLYにはない明確な強みです。一方で、ファンの騒音やケースの別売り、重量級タイトルにおける性能の限界といったデメリットも存在します。これらを理解し、設定を調整しながら自分好みの環境を作れるユーザーにとっては、10万円以下で購入できる最高のWindowsハンドヘルドPCとなるでしょう。

Lenovo Legion Go Sのスペック(仕様)

  • モデル: Lenovo Legion Go S Gen 1 (8.0型)
  • ディスプレイ: 8.0型 WUXGA IPS液晶 (1920×1200, 120Hz, 500nit, 10点タッチ)
  • CPU(プロセッサ): AMD Ryzen™ Z2 Go プロセッサー (Zen 3+アーキテクチャ)
  • GPU: AMD Radeon™ グラフィックス (RDNA 2ベース)
  • RAM(メモリ): 16GB LPDDR5X-7500MHz (オンボード)
  • ストレージ: 512GB SSD (PCIe Gen4 NVMe/M.2 2242)
  • バッテリー: 55.5Whr (Super Rapid Charge対応)
  • 駆動時間: 動画再生時 約11.3時間・アイドル時 約18.2時間 (JEITA 3.0)
  • 充電: 65W ACアダプター (Rapid Charge Pro対応)
  • カメラ: なし
  • ワイヤレス通信: Wi-Fi 6E (IEEE 802.11ax), Bluetooth 5.3
  • インターフェース: USB4 (Type-C) x2, microSDカードリーダー, オーディオジャック
  • スピーカー: 前面配置ステレオスピーカー (2W x 2)
  • オーディオ: デュアルアレイマイク内蔵
  • 冷却: Legion ColdFront (シングルファン, 大型ヒートシンク)
  • 操作: トラックパッド, ホール効果ジョイスティック, 調整可能トリガー
  • 機能: Legion Space (統合ランチャー・設定管理)
  • オプション(アクセサリー): Legion Go Dock, Legion AR Glasses 2など (別売)
  • 生体認証: なし
  • 筐体: ユニボディデザイン, 防滑テクスチャ
  • ソフトウェア(アプリ): Legion Space, Xbox PC Game Pass (3ヶ月分)
  • OS: Windows 11 Home 64bit (日本語版)
  • サイズ: 約 298.5 x 127.55 x 22.6~43.4mm
  • 重量: 約 740g
  • カラー: グレイシャーホワイト
  • 付属品: 65W ACアダプター, Xbox Game Pass Ultimate (3ヶ月利用権)

Lenovo Legion Go Sの評価

Lenovo Legion Go SのUI画面。ゲーム選択。

10の評価基準で「Lenovo Legion Go S」を5段階で評価してみました。

項目別評価

画面の見やすさ:★★★★★

8.0インチの大画面は7インチ機とは別次元の没入感です。VRR(可変リフレッシュレート)に対応したことで、フレームレートが変動しても驚くほど滑らかに表示されます。

パフォーマンス:★★★☆☆

最新の重量級ゲームを最高画質で遊ぶには力不足ですが、FSRや設定調整を駆使すれば十分プレイ可能です。中量級やインディーゲームなら快適そのものです。

操作性:★★★★☆

トラックパッドがあるおかげで、Windows操作のストレスが大幅に軽減されます。新搭載のトリガー調整機能も実用的で、直感的に操作感を変更できます。

機能性:★★★★★

2基のUSB4ポートを搭載し、充電しながらの映像出力やeGPU接続が容易です。拡張性においては、ライバル機を圧倒するポテンシャルを持っています。

デザイン:★★★★☆

清潔感のあるホワイトカラーと、一体型ユニボディによる高い剛性が魅力です。リビングに置いても違和感がなく、所有欲を満たしてくれる質感です。

携帯性:★★★☆☆

前モデルから100g以上軽量化されましたが、約740gは携帯機としてはまだ重量級です。専用ケースが付属しないため、持ち運びには工夫が必要です。

使いやすさ:★★★☆☆

Windows 11の自由度は高いものの、タッチ操作の煩雑さは残ります。統合ソフト「Legion Space」も発展途上で、UIの使い勝手には改善の余地があります。

バッテリー:★★★☆☆

動画再生などの低負荷時は非常に長持ちしますが、重いゲームでは90分程度と標準的です。急速充電が早いため、リカバリーは容易です。

冷却・静音性:★★☆☆☆

冷却のためにシングルファンが高回転するため、高負荷時の騒音はかなり大きめです。静かな環境で遊ぶには、イヤホンが必須と言えるでしょう。

価格:★★★★☆

99,880円という価格設定は、Windows搭載のポータブル機としては魅力的です。スペックと機能のバランスを考えれば、コストパフォーマンスは良好です。

【総評】Lenovo Legion Go S:★★★★☆(星4つ)

結論:10万円以下の実力は「本物」だが、使い手を選ぶ

10万円以下の実力は本物なのでしょうか?結論をいうと、「たしかにポータブルゲーミングPCとしての実力を備えているが、使いこなすにはある程度ユーザーの知識と工夫が必要になる」というものです。8インチの大画面VRR対応による滑らかな映像、そしてUSB4による高い拡張性は、価格以上に魅力的です。しかし、何でも最高設定で動くハイエンド機ではないため、ゲームごとの設定調整をする必要があります。それを楽しめるかどうかで評価が分かれるかもしれません。

ライバル「ROG Ally」を凌駕する拡張性と操作性

競合機であるROG XBOX ALLYと比較した場合、本機の最大の有利性は「PCとしての使いやすさ」にあります。ROG Allyにはない「トラックパッド」はWindows操作において絶大な威力を発揮し、トラブルシューティングやファイル操作を快適にします。また、2基のUSB4ポートはeGPU(外付けGPU)に対応しており、将来的にグラフィック性能を強化できる点も、USB 3.2止まりのROG Ally(標準モデル)にはない大きな強みです。

購入前の注意点:騒音と「削ぎ落とされたもの」

購入前に理解しておくべきデメリットも明確です。まず、冷却ファンの騒音はROG XBOX ALLYや前モデル「Lenovo Legion Go」よりも大きく、静音性を重視する人には不向きです。また、前モデルにあった「FPSモード(着脱式)」や「キックスタンド」が廃止され、専用ケースも別売りになるなど、コストダウンの影響も随所に見られます。指紋認証に対応していない点も注意が必要です。もちろん、重量級ゲームを快適に遊びたい場合、スペック不足を感じる場面があることも覚悟しておく必要があります。

大画面と拡張性を求める「PCゲーマー」に最適

総じて、Lenovo Legion Go Sは、「8インチの大画面でゲームに没頭したい」「将来的にデスクトップPCのようにも使いたい」と考える人に最適な一台です。ROG Allyの画面サイズに不満がある人や、クラウドゲーミングをメインに楽しみたい人には、特におすすめできる選択肢と言えるでしょう。10万円以下で手に入る、ポータブルゲーミングPCの新たなスタンダードとして、十分に検討する価値のある製品です。

Legion Go S 8インチ AMD Ryzen Z2 Go 120Hz ゲーミング ハンドヘルド グレイシャーホワイト

Lenovo Legion Go Sの価格・購入先

Lenovo Legion Go Sの前面 外観

※価格は2025/12/11に調査したものです。価格は変動します。

レノボ公式サイト

99,880円で販売される予定です。

レノボ公式サイトで「Lenovo Legion Go S」をチェックする

ECサイト

  • 楽天市場で109,860円(送料無料)、
  • ヤフーショッピングで99,880円、
  • 米国 Amazon.comで$649.99、

で販売されています。

Amazonで「Lenovo Legion Go S」をチェックする

楽天市場で「Lenovo Legion Go S」をチェックする

ヤフーショッピングで「Lenovo Legion Go S」をチェックする

米国 Amazon.comで「Lenovo Legion Go S」をチェックする

Yahoo! Shopping
Yahoo!ショッピング

お得なポイント還元を
今すぐチェック!

おすすめのライバル機種と価格を比較

Lenovo Legion Go S」に似た性能をもつポータブルゲーミングPCも販売されています。価格の比較もできるので、ぜひ比較してみてください。

Lenovo Legion Go

レノボから発売された8.8インチのポータブルゲーミングPCです(2023年12月8日に発売)。

AMD Ryzen Z1 Extreme プロセッサと16GB LPDDR5X メモリを搭載。WQXGA液晶、512GB M.2SSD、49.2Whrバッテリー、micro SDカードスロット、Windows 11 Homeを搭載しています。

また、着脱式コントローラー、「FPSモード」、ステレオスピーカー、リフレッシュレート 144Hz、ジャイロセンサー、ランチャー機能「Legion Space」、冷却システム、デジタルアレイ マイクロホン、USB4 x2 (フル機能)、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3に対応しています。

価格は、Amazonで108,980円(税込)、楽天市場で117,690円(送料無料)、ヤフーショッピングで116,830円、です。

関連記事:「Lenovo Legion Go」が革新を起こす?最新 ポータブルゲーミングPCと徹底 比較! | 秋葉原ぶらり

Amazonで「Lenovo Legion Go」をチェックする

ROG XBOX ALLY / Ally X

ASUS (ROG) から発売された7.0インチのポータブルゲーミングPCです(2025年10月16日に発売・型番:RC73YA-Z2A16G512/RC73XA-Z2E24G1T)。

7.0型ワイドTFTカラー液晶 (1,920×1,080, 120Hz, FreeSync Premium対応)、AMD Ryzen™ Z2 A (Ally) / AMD Ryzen™ AI Z2 Extreme (Ally X)、LPDDR5X 16GB (Ally) / 24GB (Ally X) メモリ、SSD 512GB (Ally) / 1TB (Ally X) (PCI Express 4.0 x4接続 NVMe/M.2 2280)、60Wh (Ally) / 80Wh (Ally X) バッテリー、Windows 11 Home 64ビットを搭載しています。

また、Xboxアプリ、UI「Xboxフルスクリーンエクスペリエンス」、Xboxボタン(Game Bar)、「Xbox Play Anywhere」、ASUSの管理コンソール「Armoury Crate Special Edition (ACSE)」、AMD Ryzen™ AI (NPU※Ally Xのみ)、モニター出力、内蔵SSDの交換(換装)に対応。

ステレオスピーカー (Dolby Atmos / Hi-Res Audio対応)、アレイマイク、HD振動機能 (Ally Xはインパルストリガー対応)、ROGインテリジェントクーリング (デュアルファン)、ジョイスティック×2(RGBライティング)、マクロボタン×2、バンパー/トリガー、指紋認証センサ (電源ボタン一体型)、USB Type-Cポート (Ally XはUSB4対応)、microSDカードスロット、Wi-Fi 6E、Bluetooth® 5.4にも対応しています。

価格は、Amazonで89,800円(ROG XBOX ALLY / Ally Xは139,800円)、楽天市場で88,650円(料無料)、ヤフーショッピングで86,520円、です。

関連記事:ROG XBOX ALLY/Ally X評価レビュー!期待以上の性能・機能か?

Amazonで「ROG XBOX ALLY」をチェックする

ROG Ally X

ASUSから発売された7インチのポータブルゲーミングPCです(2024年7月 発売)。

AMD Ryzen Z1 Extreme、24GB LPDDR5-7500、フルHDののIPS タッチスクリーン、1TB PCIe 4.0 NVMe M.2 SSD (2280)、80WHrsバッテリー、6軸ジャイロセンサー、Windows 11 Homeを搭載しています。

また、デュアル ステレオスピーカー、Dolby Atmos、アレイマイク、AIノイズキャンセリング、HDハプティクス、Microsoft Pluton セキュリティ、指紋認証、AURA SYNC、Gorilla Glass DXC、USB4 Gen2 Type-C x1、USB 3.2 Gen2 Type-C x1、Wi-Fi 6e、Bluetooth 5.2に対応しています。

価格は、Amazonで129,832円、楽天市場で127,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで127,800円、です。

関連記事:ROG Ally Xは買うべきか?できるゲームとグラフィック性能をレビュー

Amazonで「ROG Ally X」をチェックする

Steam Deck OLED

米国 Valve から発売された7.4インチのポータブルゲーミングPCです(2023年11月17日に発売)。

Steam OS 3.0、Zen2ベースのAMD APUと16 GB LPDDR5 メモリ、HD画質のHDR OLED(有機EL)タッチスクリーン、512GB/1TB NVMe SSD、50 Whバッテリー、トラックパッドを搭載しています。

また、リフレッシュレート 90 Hz、HDハプティクス、大型の冷却ファン、DSP内蔵ステレオスピーカー、デュアルアレイマイク、microSDカードでのストレージ拡張、45W急速充電、6軸ジャイロセンサー、Steam Deck ドッキングステーション(別売)、USB3 Gen2 Type-C (DP映像出力/PD充電/データ転送)x1、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3に対応しています。

価格は、Amazonで146,200円、楽天市場で98,600円(送料無料)、ヤフーショッピングで99,000円、です。

関連記事:Steam Deck OLEDとROG Ally Xを比較!ゲーム性能レビュー

Amazonで「Steam Deck OLED」をチェックする

その他のおすすめゲーム製品は?

その他のおすすめゲーム製品は以下のページにまとめてあります。ぜひ比較してみてください。

ポータブルゲーミングPCはどれを選ぶべきか? 最新の全機種と選び方を紹介

最新のポータブルゲーミングPCをまとめて紹介しています。

AYANEOのポータブルゲーミングPCがやはり最強か? 全機種 まとめ

AYANEOのポータブルゲーミングPCをまとめて紹介します。

GPD WIN シリーズ・XP ゲーム機の全機種 ラインナップを比較

GPDの超小型PC(UMPC)やタブレットをまとめています。