TECLAST ArtPad Pro 徹底レビュー!Slate 13比較と欠点

TECLAST ArtPad Pro 本体 前面と背面の外観
2025年8月1日に発売された「TECLAST ArtPad Pro」は、12.7インチの大画面と専用ペンによる手書き機能を備えたクリエイティブAndroidタブレットとして注目されています。

このレビューでは、ArtPad Proが日々の作業や趣味の時間をどれだけ豊かにしてくれるのか、ライバル機である「HUION Kamvas Slate 13」(12.7インチ)と比較しながら、その性能と使い勝手を徹底的に検証しました。

先に結論からお伝えしましょう

TECLAST ArtPad Pro の長所 (Pros):

  • ペンも付属して3万円台から購入できる、圧倒的なコストパフォーマンス
  • Widevine L1対応の美しいディスプレイと、迫力ある高音質スピーカー
  • 便利な物理「Smartボタン」と、高機能なノートアプリ「Art Note」
  • 4G LTEとGPSを搭載し、場所を選ばずに使える高い機動性

TECLAST ArtPad Pro の短所 (Cons):

  • プロのイラスト制作には向かないペン性能と、映り込みやすい光沢画面
  • 色の正確性を示すsRGBカバー率が非公表である点
  • オートフォーカスが甘く、画質の低いカメラ性能

総合評価:

TECLAST ArtPad Proは、本格的なイラスト制作には一歩譲るものの、高機能なデジタルノートや動画視聴、Webブラウジングといった日常的な用途においては、価格をはるかに超える価値を提供する、非常にバランスの取れた一台です。特に、単体で通信できる大画面タブレットを探している方には、最高の選択肢と言えるでしょう。

この記事で分かること

  1. ArtPad Proの高級感あふれる金属製デザインと、便利な「Smartボタン」の詳細
  2. HUION Kamvas Slate 13とのディスプレイ比較(光沢 vs 非光沢、Widevine L1 vs L3)
  3. 付属ペン「T-Pen」の性能と、ノートアプリ「Art Note」の詳しい機能
  4. Helio G99の処理性能と、イラスト制作アプリ「CLIP STUDIO PAINT」での実際の動作感
  5. 人気ゲーム(『原神』『ウマ娘』など)がどの程度快適に動作するかの検証
  6. 「AI Hyper-Audio」がもたらす、映画や音楽での驚きのオーディオ体験
  7. 10000mAhバッテリーの持続時間と、30W急速充電の実力
  8. 最大の魅力である「4G LTE通信機能」がもたらす利便性
  9. 他のクリエイティブタブレットとの比較で判明したメリットとデメリット
  10. 専門家による5段階価評とどんな人に最適か
  11. 最新の価格・購入先とライバル機種との比較

この記事を最後まで読むことで、「TECLAST ArtPad Pro」を購入するべきかどうかがはっきりと分かるはずです。購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

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公式ページ: TECLAST ArtPad Pro (アートパッドプロ)

デザイン:TECLAST ArtPad Proの質感と使い勝手を探る

TECLAST ArtPad Pro 本体 正面。手で持っている。

ここでは、TECLAST ArtPad Proの金属製ボディがもたらす所有感や、日々の使い勝手を左右するボタン配置、そして購入後すぐに必要になる付属品について、比較対象のHUION Kamvas Slate 13と比べながら詳しくレビューしていきます。

まるでハイエンド機のような第一印象と形状

箱からTECLAST ArtPad Proを初めて取り出したとき、そのずっしりとした重みと金属のひんやりとした感触から、これが4万円台のタブレットとは思えないほどの高級感に驚きました。全体的にiPad Proを彷彿とさせるスクエアな形状で、一般的な16:9の横長タブレットとは一線を画す独特の存在感があります。アスペクト比がほぼ4:3(※公式サイトでは7:5と記載)のため、手に持つとしっかりとした「板」を持っている感覚があり、クリエイティブな作業への意欲をかき立ててくれます。

リアカメラは縦に持った場合に左上に配置されています。注目すべきは、カメラ部分に出っ張りがなく本体がフラットなデザインに仕上げられている点です。これにより、机のような平らな場所に置いた際にガタつくことがなく、デザイン的にもすっきりとした印象を与えます。一方、比較対象のHUION Kamvas Slate 13も同様に金属製で質感は高いものの、より一般的なタブレットに近い形状をしています。ArtPad Proのこの特徴的なアスペクト比は、デザイン面で大きな魅力の一つと言えるでしょう。

大画面ゆえの重量感と落ち着いたカラーリング

TECLAST ArtPad Pro 本体 背面の外観

サイズは279mm × 211mm × 7.2mmと、12.7インチの大画面ながら7mm台という薄さを実現しています。しかし、重量は実測で約670gあり、片手で長時間持つのは少し厳しいと感じました。例えば、カフェでスケッチブックのように広げて使う際には問題ありませんが、電車の中で立ったまま電子書籍を読むようなシーンでは、少し重さが気になるかもしれません。

驚いたことに、比較対象のKamvas Slate 13はサイズが280.6mm x 211.8mm x 7.5mm、重量が682gと、ArtPad Proとほぼ同等のサイズ・重量です。どちらも大画面と携帯性のバランスを取る上で、重量が共通の課題となっているようです。

サイズ・重量の違い

  • TECLAST ArtPad Pro:(サイズ)279mm × 211mm × 7.2mm、(重量)670g
  • HUION Kamvas Slate 13:(サイズ)280.6mm x 211.8mm x 7.5mm、(重量)682g

カラーは両機とも「スペースグレー」(TECLAST ArtPad Pro)や「ダークグレー」(HUION Kamvas Slate 13)といった落ち着いた色合いで、安っぽさは微塵も感じさせません。

指紋が気になるマットな金属ボディ

ArtPad Proのボディは、CNC精密加工によって金属の塊から削り出されており、シルクのように滑らかな手触りが心地よいです。仕上げはマット調で光の反射が抑えられていますが、実際に使っていると指紋や手の脂が意外と目立ちやすいと感じました。これはKamvas Slate 13も同様で、美しい質感を保つためには、こまめに拭き取るか、ケースを装着するのがおすすめです。耐久性に関するIP等級などの特別な記載はありませんが、しっかりとした金属の筐体は安心感を与えてくれます。

便利な「Smartボタン」と標準的なポート配置

TECLAST ArtPad Pro 側面 Smartボタン

ArtPad Proのボタンとポートの配置は非常に考えられています。横向きに持った際、上側面には音量ボタンと、この製品の大きな特徴である「Smartボタン」が配置されています。このSmartボタンを試してみたところ、ワンタッチで画面をモノクロの「Inkモード」に切り替えられ、電子書籍を読む際に目の疲れが軽減されるのを実感しました。アプリの起動なども割り当てられるため、自分好みにカスタマイズする楽しみもあります。

USB Type-Cポートは右側面に、電源ボタンは左側面にあり、左右にバランス良く配置されています。4つのスピーカーも左右側面に2つずつ配置されており、手で塞いでしまうこともありませんでした。また、上側面にはSIM/microSDカードスロットがあり、ストレージ拡張や4G通信に対応している点も実用的です。

TECLAST ArtPad Pro 底面。接続ポートが見える。

これに対してKamvas Slate 13は、電源、音量ボタン、USBポート、microSDスロットがすべて右側面に集中しています。どちらが良いというわけではありませんが、ArtPad Pro独自の「Smartボタン」の存在は、使い勝手において明確なアドバンテージだと感じました。

付属品の充実度はKamvas Slate 13に軍配

購入してすぐに使い始められるかという点で、付属品は重要な要素です。ArtPad Proには、スタイラスペンである「T-Pen」、30Wの急速充電に対応したACアダプターとケーブルSIMピンが一通り付属しています 。特にT-Penは本体上部の側面にマグネットでしっかりと吸着するため、カバンの中で迷子になる心配がなく、非常に便利でした 。

しかし、付属品の豪華さではKamvas Slate 13が圧勝です。ペンはもちろんのこと、スタンド機能付きのレザーケースや、画面に手が触れて誤動作するのを防ぐパームリジェクションアーティストグローブまで標準で同梱されています 。ArtPad Proはケースが別売りのため、一式揃えるとなると初期費用に差が出ます 。この手厚い付属品からは、クリエイティブな用途に特化するHUIONの姿勢がうかがえます。

TECLAST ArtPad Proの付属品

  • Teclast T-Pen(スタイラスペン)
  • ACアダプター(30W急速充電対応)
  • USB Type-C to A ケーブル
  • SIMイジェクトピン
  • 取扱説明書
  • 交換用ペン先

まとめ:デザイン

  • 第一印象:CNC加工されたメタルボディが価格以上の高級感を演出し、所有欲を満たしてくれる
  • 形状と携帯性:iPad Proのようなスクエアな形状が特徴的だが、約670gの重量は長時間の持ち運びには覚悟が必要
  • ボタンとポート:独自機能を持つ「Smartボタン」が日常使いの利便性を高めており、ポート配置も標準的で使いやすい
  • 付属品の比較:HUION製品と比べると付属品は最小限で、タブレットを保護するケースは別途用意する必要がある

ディスプレイ:TECLAST ArtPad Proの「創作キャンバス」を徹底検証

TECLAST ArtPad Proのディスプレイで描いている様子。

ここでは、TECLAST ArtPad Proの体験の核となる12.7インチディスプレイを徹底的にレビューします。メーカーが謳う「創作のためのキャンバス」としての実力は本物か、ユニークなアスペクト比がもたらす体験や、ライバルであるHUION Kamvas Slate 13のディスプレイとの違いに迫ります。

コンテンツ消費と創作を両立する高精細ディスプレイ

ArtPad Proのディスプレイは、12.7インチという大画面で非常に見やすいのが第一印象です。その広大なキャンバスを支えているのが、2176 x 1600という高解像度。213 PPIという高い画素密度によって、Webサイトのテキストからイラストの繊細な線まで、あらゆるものを鮮明に映し出します。発色も良好で、特定の色に偏ることなく自然な色合いを表現してくれるため、動画鑑賞や電子書籍の閲覧には最適だと感じました。ベゼルの幅も広すぎず狭すぎず、ちょうどよいバランスです。

一方で、輝度は室内照明の下で最大にしても眩しすぎることはなく、屋外での使用を考えると少し物足りないかもしれません。視野角についても、真横に近い角度から見ると画面がやや暗くなるなど、最高品質のパネルとは言えない部分もあります。しかし、これらは価格を考えれば十分に納得できる範囲であり、イラスト制作のキャンバスとしては合格レベルの実力を持っていると言えるでしょう。

驚くべきことに、比較対象であるHUION Kamvas Slate 13も、画面サイズ、解像度、そして60Hzのリフレッシュレートに至るまで、全く同じ仕様のパネルを採用しています。つまり、この2つのタブレットを比べる上で、画面の大きさやシャープさは優劣の決め手にはなりません。本当の違いは、ペン先が触れる表面の「質感」や、動画鑑賞の快適さを左右する「機能」に隠されています。

映像美の光沢か、見やすさの非光沢か

TECLAST ArtPad Proで動画を視聴している様子。

両者のディスプレイを比較する上で、最も重要な違いが表面の仕上げです。ArtPad Proが採用するのは、映像の美しさが際立つ光沢(グレア)仕上げです。これにより、動画や写真の色が鮮やかに表示されますが、その反面、照明や背景が画面に映り込みやすいという弱点もあります。

対照的に、HUION Kamvas Slate 13はナノエッチング加工が施された非光沢(アンチグレア)ガラスを採用しています 。こちらの利点は、光の反射を効果的に拡散し、映り込みを大幅に抑えてくれることです 。明るい室内でも画面が見やすく、長時間の作業でも目の疲れを軽減する効果が期待できます。どちらの仕上げを好むかは、動画視聴時の色の鮮やかさを取るか、映り込みの少なさによる見やすさを取るか、ユーザーの主な用途によって判断が分かれるでしょう。

コンテンツ消費に最適化されたユニークなアスペクト比

両者に共通するもう一つの魅力が、ほぼ4:3というユニークなアスペクト比です(※TECLAST ArtPad Proの公式ページでは7:5と記載)。一般的な16:9のタブレットと違い、縦方向の表示領域が広いため、ウェブサイトを閲覧した際に一度に表示される情報量が多く、非常に快適でした。

この恩恵は電子書籍の閲覧で特に顕著で、漫画を見開きで表示しても文字や絵が小さくなりすぎず、まるで紙の単行本を読んでいるかのような没入感が得られます 。

TECLAST ArtPad Proの「Inkモード」と「パステルモード」

さらにArtPad Proには、Kamvas Slate 13にはない独自の機能があります。本体の「Smartボタン」を押すだけで、画面をモノクロ表示の「Inkモード」に切り替えられるのです。このモードを読書中に使うと、目の疲れが明らかに軽減され、電子ペーパーのような集中できる読書体験が得られました。

動画視聴体験を決定づける「Widevine L1」対応

ディスプレイの比較で、もう一つ見逃せない決定的な違いがあります。それは、動画配信サービスの再生品質に関わる著作権保護技術「Google Widevine」のレベルです。

TECLAST ArtPad Proは「Widevine L1」に対応しています 。これにより、NetflixAmazonプライム・ビデオといった主要な動画サービスを、本来のHDやフルHDといった高画質で再生することが可能です 。実際に映画をストリーミング再生してみると、12.7インチの大画面に映し出される映像は非常にシャープで、没入感のある体験ができました。

一方で、HUION Kamvas Slate 13は「Widevine L3」にとどまっています 。L3の場合、同じサービスを利用しても画質がSD(標準画質)に制限されてしまうため、せっかくの高解像度ディスプレイを活かしきれず、映像がぼやけて見えることがあります。イラスト制作だけでなく、映画鑑賞などエンターテイメントも一台で楽しみたいユーザーにとって、これはArtPad Proが持つ大きなアドバンテージと言えるでしょう。

TECLAST ArtPad Proのディスプレイ仕様

  • 種類: IPS液晶
  • サイズ: 12.7インチ
  • 解像度: 2176 × 1600
  • 画素密度 (PPI): 213 PPI
  • アスペクト比: ほぼ4:3
  • リフレッシュレート: 60Hz
  • 表面処理: 光沢
  • 著作権保護: Google Widevine L1

まとめ:ディスプレイ

  • 表示品質: 12.7インチの大画面は自然な発色で目に優しく、2176×1600の高解像度でシャープな表示が可能
  • アスペクト比: 一般的なタブレットとは異なるほぼ4:3の比率で、Webサイトや電子書籍の閲覧時に広い表示領域を確保できる
  • 表面仕上げ: 映像の鮮やかさに優れる光沢仕上げだが、照明などの映り込みは避けられない。非光沢のHUIONとは好みが分かれる点
  • 動画視聴性能: 高画質再生が可能な「Widevine L1」に対応しており、動画配信サービスを多用するならHUIONより明確に有利

ペン性能と手書き機能:TECLAST ArtPad Proの実力と課題

TECLAST ArtPad Proの専用スタイラスペン「T-Pen」。

ここでは、TECLAST ArtPad Proが「お絵描きタブレット」としてどれほどの実力を持つのか、その核となるペン性能と手書き機能に焦点を当ててレビューします。付属のT-Penの基本性能から、実際の使用感、そしてプリインストールアプリの使い勝手まで、比較対象のHUION Kamvas Slate 13と比べながら、その実力を深く掘り下げていきます。

4096段階筆圧対応、便利なマグネット吸着ペン

ArtPad Proに付属するスタイラスペン「T-Pen」は、4096段階の筆圧感知に対応したUSI 2.0規格のペンです。これにより、線の強弱を細かく表現できます。注目すべきは、ペン本体をタブレットの上部側面にマグネットでピタッと吸着させて持ち運べる点です。実際にカバンに入れて持ち運んでみましたが、移動中にペンが外れてしまうことはなく、使いたい時にサッと取り出せるこの仕様は非常に便利だと感じました。

ペン本体はUSB Type-Cで充電するアクティブ式で、HUION Kamvas Slate 13の「H-Pencil」も同様に充電式です。ただし、ペンの機能性には違いがあります。H-Pencilは特定のアプリでサイドボタンのカスタマイズが可能ですが、ArtPad ProのT-Penでは、そうした細かい設定項目は見当たりませんでした。汎用性の高いUSI 2.0規格を採用したArtPad Proか、独自にアプリ連携を強化したHUIONか、という思想の違いが見て取れます。

デジタルノートとしては快適、しかし本格的な描画には課題も

TECLAST ArtPad Proで描いたイラスト。

実際に「CLIP STUDIO PAINT」でイラストを描いてみると、ArtPad Proのペンにはいくつかの課題が見えてきました。まず、ディスプレイが光沢仕上げのため、ペン先がツルツルと滑りやすく、繊細な線を引くには慣れが必要です。紙のような抵抗感があるHUION Kamvas Slate 13の非光沢ディスプレイとは、この点で好みがはっきりと分かれるでしょう。

また、ペンを素早く動かすと、描画がワンテンポ遅れる感覚(遅延)がありました。さらに、手のひらを画面につけたまま描こうとすると、パームリジェクション機能が十分に働かず、意図せず画面が拡大されたり、線が引かれたりすることが何度かありました。これはHUIONの製品でも指摘される点ですが、ArtPad Proでは特にその傾向が強く感じられ、快適な描画のためには別途2本指グローブを用意した方がよさそうです。

ノートアプリ「Art Note」の優れた実用性

ArtPad Proのペン体験を語る上で欠かせないのが、プリインストールされている唯一の手書きアプリ「Art Note」です。このアプリは、まず、紙のノートでは不可能な拡大・縮小機能により、画面の一部を大きく表示して細かな文字や図を正確に書き込めます。

次に、手書き図形変換機能は、フリーハンドで描いた円や四角、三角を自動で綺麗な図形に補正してくれる、デジタルならではの強力な機能です。そして、「輪投げツール」を使えば、書いた後でも文字や図形を自由に選択して、ページ内の好きな場所へ瞬時に移動させることが可能です。このほか、画像やPDFをノートにインポートして書き込む機能や、完成したノートをPDFとして共有する機能も備わっています。

TECLAST ArtPad Proの手書き用アプリ。

例えば、フリーハンドで描いた円や四角が綺麗な図形に自動で補正される機能は、会議中に簡易的な図を作成する際に非常に役立ちます。また、「輪投げツール」で手書きのメモや図形を囲み、好きな場所にサッと移動できるため、紙のノートでは不可能な思考の整理やレイアウト変更が瞬時に行えました。作成したノートはPDFとしてGoogle Driveなどに簡単に共有できるので、デジタルならではのワークフローが完結します。

さらに、9種類用意されているノートテンプレートに加え、PDFや画像を読み込んで自分だけのカスタムテンプレートとして使える点も素晴らしいと感じました。これにより、配布された資料に直接書き込んだり、スケジュール帳として活用したりと、用途が無限に広がります。

ただし、このアプリを使っている間も、ハードウェアが持つ課題が解消されるわけではありません。ペン入力中のパームリジェクションは依然として弱く、意図せず画面が動いてしまうことがありました。アプリ内の「ノートロック機能」を使えばこの問題は軽減できますが、ひと手間かかるのは事実です。それでも、これらの課題を補って余りあるほど「Art Note」の機能は充実しており、ArtPad Proは本格的なイラスト制作よりも、「高機能なデジタルノート」として活用することにこそ、その真価を発揮する一台だと結論付けられます。

TECLAST ArtPad Proの手書き機能 一覧

  • ペン仕様: 4096段階筆圧感知、USI 2.0対応
  • 専用ペンの充電方式: USB Type-C
  • ペン携行方法: 本体側面へのマグネット吸着
  • パームリジェクション: 対応(ただしチューニングに課題あり)
  • プリインストールアプリ: Art Note(ノート作成に特化)
  • 独自機能: ArtOSによる表示モード切り替え(Inkモード、パステルモード)

まとめ:ペン性能と手書き機能

  • ペン本体の利便性: 本体側面にマグネットで吸着できるため、持ち運びが非常に楽で紛失のリスクも低い
  • 描画体験: 光沢ディスプレイ上ではペンが滑りやすく、遅延やパームリジェクションの弱さから、本格的なイラスト制作には調整や慣れが必要
  • アプリの方向性: プリインストールされている「Art Note」はノート作成機能が充実しており、お絵描きよりもデジタルノートとしての用途で高い実用性を発揮する
  • 比較評価: ペン自体の描画精度ではHUIONに軍配が上がる可能性があるが、ArtPad Proはマグネット吸着やノートアプリの使いやすさで差別化を図っている

処理性能とレスポンス:TECLAST ArtPad Proの動作性能を徹底解剖

TECLAST ArtPad Proで動画を編集している様子。

ここでは、タブレットの快適さを決定づける処理性能とレスポンスについて、詳細にレビューします。TECLAST ArtPad Proは、比較対象のHUION Kamvas Slate 13と同じSoC(System-on-a-Chip)を搭載していますが、メモリ拡張などの違いが実際の使用感にどう影響するのか。その実力を、具体的なスペックと体験談を交えて深く掘り下げていきます。

ミドルレンジの定番SoC「MediaTek Helio G99」

ArtPad Proの性能の中核を担うのは、ミドルレンジタブレットで広く採用されている「MediaTek Helio G99」です 。これは比較対象のHUION Kamvas Slate 13と全く同じSoCであり、両者の基本的な処理能力は同等と言えます 。このチップは、電力効率に優れたTSMCの6nmプロセスで製造されています 。

CPUの構成は、高性能な2つのCortex-A76コア(最大2.2GHz)と、高効率な6つのCortex-A55コア(最大2.0GHz)を組み合わせたオクタコア(8コア)設計です 。これにより、負荷の高い作業は高性能コアが、待機時などの軽い作業は高効率コアが担当し、性能とバッテリー寿命のバランスを取っています。グラフィックス処理は、CPUに統合されたArm Mali-G57 MC2 GPUが担います 。

客観的な性能指標として、CPU性能を測るGeekbench 6では、シングルコアで725点、マルチコアで1,983点を記録しました。また、グラフィック性能を示す3DMarkのWild Life Extremeテストでは338点という結果でした。これらのスコアは、Helio G99の標準的な性能を示しており、日常的な用途には十分なパワーを持っていることが分かります。

クリエイティブ作業を快適にこなすレスポンスと発熱

TECLAST ArtPad Proでイラストを描いている様子。

このタブレットの真価を確かめるべく、多機能なイラストアプリ「CLIP STUDIO PAINT」の使用感を検証してみました。複数のレイヤーを重ね、複雑なブラシを使っても、描画の遅延はほとんど感じられません。キャンバスの回転や拡大・縮小といった操作もスムーズで、ストレスなく作画に集中できました。高解像度のキャンバスで作業していても、動作が重くなることはなく、Helio G99がこのクラスのクリエイティブ作業を十分にこなせることを実感しました。

発熱に関しては、長時間イラスト制作を続けていると、本体背面がほんのり温かくなる程度で、不快に感じるほどの温度上昇はありませんでした。パフォーマンスが低下するような熱暴走(サーマルスロットリング)の兆候も見られず、安定して作業を続けることができました。

また、クリエイティブな用途として、Adobe Lightroomで高解像度のRAW画像を読み込み、フィルター加工や色調補正を行ってみました。プレビューの反映も素早く、ストレスなく作業に集中できます。ただし、複数の画像を一度に書き出すような重い処理では、さすがにハイエンド機のような速さとはいきませんが、価格を考えれば十分に実用的な性能です。動画編集アプリのCapCutを使ってみたところ、フルHD解像度の短い動画であれば、カット編集やテロップ挿入といった作業は問題なくこなせました。一連の作業を通して、本体が過度に熱を持つこともなく、パフォーマンスは安定していました。

高速ストレージと拡張RAMの恩恵

この快適なレスポンスを支えているのが、メモリとストレージの品質です。ArtPad Proは、8GBのLPDDR4X規格のRAMを搭載しており、その転送速度は最大4266MT/sに達します 。

さらに、ストレージの一部をRAMとして使用する仮想メモリ拡張機能により、最大で12GB分のメモリを追加し、合計20GBとして利用可能です 。これにより、多くのアプリを同時に起動しても、バックグラウンドのアプリが終了されにくく、切り替えが非常にスムーズでした。

内蔵ストレージ256GBで、高速なUFS 2.2規格を採用しています 。UFS 2.2の転送速度は、読み込みが約1,000MB/s、書き込みが約260MB/sに達し、安価なタブレットに多いeMMC規格と比べてアプリの起動やファイルの読み込みが格段に速いことを体感できました。もちろん、microSDカードスロットも備えているため、写真や動画などのデータを大量に保存することも可能です。

TECLAST ArtPad Proのパフォーマンス仕様一覧

  • SoC: MediaTek Helio G99 (6nm)
  • CPU: 2x Cortex-A76 (2.2GHz) + 6x Cortex-A55 (2.0GHz)
  • GPU: Arm Mali-G57 MC2
  • RAM: 8GB LPDDR4X (最大12GBの仮想メモリ拡張に対応)
  • ストレージ: 256GB UFS 2.2 (最大1TBのmicroSDカード拡張に対応)

まとめ:処理性能とレスポンス

  • 基本性能: Helio G99は、Web閲覧、動画視聴、オフィス作業といった日常的なタスクをストレスなくこなす、十分なミドルレンジ性能を持っている
  • 体感レスポンス: 実際の操作感は非常にスムーズで、複数のアプリを同時に使ったり、軽い画像編集を行ったりする場面でも快適さを損なわない
  • メモリ性能: 物理RAMに加え、最大20GBまで拡張できる仮想メモリ機能が、優れたマルチタスク性能を実現している
  • ストレージ性能: 高速なUFS 2.2ストレージの採用により、アプリの起動やファイルの読み書きが速く、全体的な快適さを底上げしている

Antutuベンチマーク

TECLAST ArtPad Proが搭載するMediaTek Helio G99 プロセッサは、Antutu V10 ベンチマーク総合で約 40万点を記録する性能を備えています。

実際に測定しても、以下の通り、約 40万点を記録していました。

例1: Antutu V10.5.2 総合で「401725」、CPUで「123020」、GPUで「63071」、MEMで「105743」、UXで「109891」

例2: Antutu V10.5.2 総合で「397054」、CPUで「126400」、GPUで「61849」、MEMで「98518」、UXで「110287」

一方、比較対象であるHUION Kamvas Slate 13は、同じMediaTek Helio G99 プロセッサを搭載しています。

Antutuベンチマークを測定してもやはり同じ40万点ほどになります。

例1: Antutu V10.5.1 総合で「422727」、CPUで「133730」、GPUで「65544」、MEMで「108479」、UXで「114974」

例2: Antutu V10.5.2 総合で「411026」、CPUで「136653」、GPUで「65224」、MEMで「103284」、UXで「105865」

以上のことから、TECLAST ArtPad Proは、HUION Kamvas Slate 13と同じプロセッサを搭載し、ほぼ同じCPU性能をもっているといえます。

MediaTek Helio G99 性能を比較

TECLAST ArtPad Proが搭載するMediaTek Helio G99 プロセッサは、他のタブレットと比較してどのくらいの性能なのでしょうか?Antutuベンチマークで比較してみました。

TECLAST ArtPad Pro グラフ Antutu比較 MediaTek-Helio-G99

CPUランキング

※Antutu V10 ベンチマーク総合スコアで比較したものです。

  • Snapdragon 7s Gen 2 (Redmi Pad Pro/POCO Pad)・・・Antutu:62万
  • UNISOC T760 (nubia Pad SE)・・・Antutu:50万
  • Exynos 1280 (Galaxy Tab S6 Lite 2024)・・・Antutu:41万
  • MediaTek Helio G100-Ultra (Redmi Pad 2)・・・Antutu:40万
  • Helio G99 (TECLAST ArtPad Pro)・・・Antutu:40万
  • Mediatek MT8771 (Magic Drawing Pad)・・・Antutu:40万
  • Allwinner A733 (TECLAST P50AI)・・・Antutu:32万
  • Unisoc T620 (DOOGEE T36/ Teclast T50 Plus)・・・Antutu:30万
  • Unisoc T615 (Blackview MEGA 2)・・・Antutu:29万
  • Snapdragon 680 (Redmi Pad SE)・・・Antutu:27万

比較して分かること

MediaTek Helio G99は、AnTuTuベンチマークスコア約40万点という性能を持つ、非常にバランスの取れたミドルレンジのプロセッサです。提供されたCPUランキングや実機のベンチマークデータから、その性能はExynos 1280などと同等レベルであり、日常的な利用においてストレスを感じることはほとんどないでしょう。ウェブ閲覧や動画鑑賞はもちろん、専用ペンを使ったイラスト制作のような少し負荷のかかる作業にも対応できる実力を持っています。

ただし、Snapdragon 7s Gen 2のようなハイエンドに近いプロセッサと比較すると、特にグラフィック性能において差が見られます。そのため、最新の3Dゲームを最高設定で楽しみたいといった、極めて高いパフォーマンスを要求するユーザーには物足りなさを感じる可能性があります。

ゲーム性能:TECLAST ArtPad Proはどこまで遊べるのか?

TECLAST ArtPad Proでゲームをプレイしている様子。

TECLAST ArtPad Proが搭載するMediaTek Helio G99は、日常使いでは非常に快適なパフォーマンスを発揮しますが、その実力はゲームでこそ真に問われます。人気の高いゲームタイトルを実際にプレイし、どの程度快適に遊べるのかを徹底的に検証しました。

原神:設定次第で楽しめる広大な世界

まず、非常に高いグラフィック性能を要求されるオープンワールドRPG『原神』を試しました。快適にプレイするためには、グラフィック設定を「中」以下に調整する必要がありました。この設定であれば、広大なフィールドを探索している際はおおむね30FPSから40FPSを維持し、十分にプレイ可能です。しかし、キャラクターのスキルが乱れ飛ぶ激しい戦闘シーンや、建物が密集する都市部では、フレームレートが30FPSを下回ることもあり、若干のカクつきを感じました。60FPSでの安定動作は難しいものの、設定を工夫すれば『原神』の世界を十分に楽しむことができます。

フォートナイト:カジュアルプレイなら十分な性能

次に、世界的な人気を誇るバトルロイヤルゲーム『フォートナイト』をプレイしました。素早い操作が求められるため、描画品質よりもフレームレートを優先する「パフォーマンスモード」を選択。この設定で、ゲームは平均して30FPSでの動作を目指します。序盤の比較的静かな場面では安定していますが、終盤に複数のプレイヤーが入り乱れる建築バトルになると、フレームレートの低下は避けられません。勝利を目指す競技的なプレイでは一瞬の遅れが命取りになりかねませんが、友人とのカジュアルなプレイであれば問題なく楽しめるでしょう。

Call of Duty: Warzone Mobile:ミドルレンジには厳しい戦場

モバイルゲームとして極めて高いスペックを要求する『Call of Duty: Warzone Mobile』は、Helio G99にとって非常に厳しいタイトルでした。グラフィック設定を「最低」にしても、安定したフレームレートを維持するのは難しく、動作は平均して20FPSから30FPSといったところ。特に敵と遭遇する銃撃戦では、操作に対する画面の反応の遅れが顕著で、快適なプレイは困難だと感じました。ゲームを体験することはできますが、本来の競技性を楽しむには性能的に厳しいと言わざるを得ません。

ウマ娘 プリティーダービー:高画質でも快適な育成体験

うってかわって、育成シミュレーションゲームの『ウマ娘 プリティーダービー』では、非常に快適な動作を見せてくれました。グラフィック設定を「高画質」にしても、レースシーンで多くのウマ娘が競り合う場面でカクつくことはほとんどなく、安定して45FPSから60FPSを維持します。レース後のウイニングライブも滑らかな映像で楽しむことができ、育成からレース、ライブに至るまで、ゲームのあらゆる要素をストレスなく満喫できました。

マインクラフト:設定次第で無限に広がる世界

最後に、サンドボックスゲームの『マインクラフト』をプレイしました。描画距離を標準的な範囲に設定すれば、安定して60FPS以上を維持し、広大なワールドの探索や建築を非常にスムーズに楽しめます。ただし、描画距離を最大にしたり、巨大な自動装置を動かしたりすると処理が重くなり、フレームレートが低下することもありました。しかし、ほとんどのプレイスタイルにおいて、パフォーマンスに不満を感じることはないでしょう。

まとめ:ゲーム性能

MediaTek Helio G99は、ミドルレンジのプロセッサとしてバランスの取れたゲーム性能を持っています。『ウマ娘 プリティーダービー』や『マインクラフト』のように、グラフィック負荷が中程度のゲームであれば、高設定でも非常に快適なプレイが可能です。

一方で、『原神』や『フォートナイト』、特に『Call of Duty: Warzone Mobile』のような最先端のグラフィックを要求するヘビー級のタイトルでは、性能の限界が見えてきます。これらのゲームをプレイするには画質設定を下げるといった妥協が必要であり、常に最高のフレームレートで安定して動作するわけではありません。Helio G99は、幅広いゲームに対応できる汎用性の高いプロセッサですが、すべてのゲームを最高設定で完璧に動かすためのものではない、という点を理解しておく必要があります。

オーディオ性能:TECLAST ArtPad Proの「AI Hyper-Audio」を聴き比べる

TECLAST ArtPad Proの背面。横向き。

タブレットのスピーカー性能は、製品選びにおいて見過ごされがちな要素です。しかし、TECLAST ArtPad Proは「Symphonyオーディオシステム」や「AI Hyper-Audio」といった独自の機能を前面に押し出し、オーディオ体験を製品の大きな魅力としています。果たしてその実力は本物か、HUION Kamvas Slate 13のシンプルな4スピーカー構成と比較しながら、そのサウンドを徹底的に検証します。

価格以上と断言できる、驚きのサラウンド体験

正直なところ、この価格帯のタブレットの音質にはあまり期待していませんでした。しかし、ArtPad Proから最初に出た音を聴いて、その考えは完全に覆されました。搭載された4つのスピーカーと、Teclast独自の「Symphonyオーディオシステム」は、単なるスペック表記以上の、豊かで広がりのあるサウンドを生み出します。

特に驚いたのが、「AI Hyper-Audio」の「映画モード」です。Netflixで映画『Dune: Part Two』を再生してみたところ、巨大なサンドワームが登場するシーンでは、地響きのような重低音がしっかりと響き、宇宙船が飛び交う音はタブレットの枠を越えて周囲から聞こえてくるようで、まさに圧巻の一言でした。さらにその実力を試すべく、FPSゲーム『APEX Legends』のプレイ動画を視聴した際には、建物の上を移動する敵の足音を、スピーカーから出る音だけで明確に聞き分けることができ、その立体的な音響表現には鳥肌が立ちました。

HUIONとの比較で際立つ、音作りの違い

比較対象であるHUION Kamvas Slate 13のオーディオも、決して悪いわけではありません。4つのスピーカーを搭載し、動画視聴時のセリフもクリアに聞き取れます。しかし、ArtPad Proと直接聴き比べると、その差は歴然です。次にArtPad Proを「音楽モード」に切り替え、SpotifyでDaft Punkの「Get Lucky (feat. Pharrell Williams)」を再生してみました。ボーカルとナイル・ロジャースのギターカッティング、そしてベースラインがそれぞれ混ざり合うことなくクリアに分離して聞こえ、音のバランスが非常に優れていることを確認できました。

対照的に、HUIONのサウンドは同じ曲を再生しても全体的に平坦で、ダイナミックさに欠ける印象を受けます。エンターテイメント体験の質という点では、ArtPad Proに明確な軍配が上がります。

惜しまれる点と強力なワイヤレス接続

これほどまでに優れたスピーカーを搭載している一方で、いくつか惜しい点もあります。まず、3.5mmイヤホンジャックが搭載されていません。また、「AI Hyper-Audio」という名前ですが、コンテンツに合わせてモードを自動で切り替えてくれるわけではなく、手動で選択する必要があります。

しかし、ArtPad Proはワイヤレス接続でその弱点を補っています。Bluetoothは高音質コーデックであるLDACに対応しているため、対応するワイヤレスイヤホンやヘッドホンを使えば、CDを超える高解像度のワイヤレスオーディオを楽しむことが可能です 。有線接続ができない点は残念ですが、高品質なワイヤレス環境がそれを十分にカバーしていると言えるでしょう。

TECLAST ArtPad Proのオーディオ仕様

  • スピーカー: 4スピーカー搭載「Symphonyオーディオシステム」(9CCアコースティックチャンバー)
  • ソフトウェア: AI Hyper-Audio(映画/音楽/ゲームモード)、Art Tuneオーディオアルゴリズム
  • イヤホンジャック: 非搭載
  • Bluetooth: Bluetooth 5.2、LDACコーデック対応
  • マイク: 内蔵マイク搭載

まとめ:オーディオ性能

  • サウンド品質: この価格帯のタブレットとしては驚異的で、豊かで広がりのあるサラウンドサウンドを実現している
  • サウンドモード: 「映画モード」の立体音響や「音楽モード」のクリアさなど、各モードが効果的に機能し、体験の質を高めている
  • 比較評価: HUION Kamvas Slate 13の標準的なサウンドと比較して、ArtPad Proの音質はあらゆる面で明確に優れている
  • 接続性: イヤホンジャックは非搭載だが、高音質コーデックLDACに対応しており、高品質なワイヤレスオーディオ体験が可能

バッテリー持ちと充電:TECLAST ArtPad Proの大容量バッテリーを検証

TECLAST ArtPad Pro 本体とペンを手に持っている。

クリエイティブな作業に没頭していると、つい時間を忘れがちです。そんな時、タブレットの機動性を支えるのがバッテリー性能です。ここでは、TECLAST ArtPad Proが搭載する10000mAhの大容量バッテリーがどれほどの持続力を持ち、30Wの急速充電がどれだけ快適か、ライバルであるHUION Kamvas Slate 13と比較しながら、その実力を徹底的に検証します。

大画面を支える10000mAhバッテリーの実力

TECLAST ArtPad Proは、10000mAhという大容量バッテリーを搭載しています。これは、同じく12.7インチのディスプレイを持つHUION Kamvas Slate 13と全く同じ容量であり、長時間の使用が期待されます。

実際の性能を確かめるため、PCMarkのバッテリーテストを実施したところ、残量20%になるまで10時間3分という非常に優秀な結果を記録しました。この数値を基に、週末に実生活での使用感を試してみました。土曜日は数時間にわたって「CLIP STUDIO PAINT」でイラスト制作に没頭し、合間に資料を探すためにWebブラウジングを行いましたが、夜になってもバッテリー残量には十分な余裕がありました。日曜日はNetflixで映画を2本鑑賞し、その後も電子書籍を読んで過ごしましたが、一度も充電ケーブルに繋ぐ必要はありませんでした。

12.7インチという大画面は相応に電力を消費しますが、それを補って余りあるバッテリー容量のおかげで、外出先でもバッテリー残量を気にすることなく、創作活動やエンターテイメントに集中できるという安心感がありました。HUION Kamvas Slate 13も同じ容量ですが、レビューによっては実使用で7〜8時間という報告もあり、ArtPad Proの電力効率は非常に優れていると感じます。

ダウンタイムを大幅に削減する30W急速充電

ArtPad Proが持つもう一つの大きなアドバンテージが、30Wの超高速充電に対応している点です。バッテリーが大容量であるほど、充電時間が長くなるのが一般的ですが、ArtPad Proはこの課題を急速充電で解決しています。

実際にバッテリー残量が少なくなった状態から、付属の30Wアダプターで充電してみたところ、わずか30分ほどの充電で、数時間は使えるほどのバッテリーが回復しました。これは、出かける直前に充電を忘れていたことに気づいた時など、急いでいる場面で非常に助かります。比較対象のHUION Kamvas Slate 13の充電は18Wで、満充電まで約3.3時間かかるとされています。ArtPad Proの充電速度は、この待ち時間を大幅に短縮してくれる、非常に価値のある機能です。なお、ワイヤレス充電には対応していません。

TECLAST ArtPad Proのバッテリー仕様

  • バッテリー容量: 10,000mAh
  • 充電速度: 30W 急速充電対応
  • 充電ポート: USB Type-C
  • ワイヤレス充電: 非対応
  • 公称バッテリー駆動時間: PCMarkテストで10時間3分

まとめ:バッテリー持ちと充電

  • バッテリー容量: 10,000mAhという大容量で、一日中使っても安心感がある
  • バッテリー持続時間: ベンチマークテストで10時間超えを記録しており、大画面タブレットとして非常に満足のいく実用的な駆動時間
  • 充電速度: 30Wの急速充電は、HUION Kamvas Slate 13よりも明確に速く、タブレットの利便性を大きく向上させている
  • 総合評価: 長時間の駆動性能と、それを支える高速な充電性能が両立しており、場所を選ばずに使えるクリエイティブツールとして非常に信頼性が高い

OSと機能:TECLAST ArtPad Proを多機能たらしめる独自性と接続性

TECLAST ArtPad Proのディスプレイ。OSのUI画面。上部にペンを装着。

タブレットの真価は、スペック表の数字だけでは測れません。日々の使い勝手を左右するOSの快適さや、あると便利な付加機能こそが、その製品の個性を決定づけます。ここでは、TECLAST ArtPad Proが搭載する独自OS「ArtOS」や便利な機能、そしてライバルであるHUION Kamvas Slate 13にはない決定的な強みについて、詳しくレビューしていきます。

最新Android 15ベースの独自UI「ArtOS」

ArtPad Proのソフトウェア体験の基盤となっているのは、Android 15をベースにしたTeclast独自のUI「ArtOS」です。ホーム画面やアプリ一覧は、大きなカスタマイズが見られない標準的なAndroidのUIを採用しており、Android製品を使ったことがある人なら誰でも直感的に操作できます。特徴的なのはデュアルペイン式の設定画面で、タブレットを縦向きにしても横向きにしてもレイアウトが崩れず、常に快適な操作性を維持します。このように、ArtOSは使い慣れたシンプルな操作性を保ちつつ、大画面でのクリエイティブな用途を快適にするための便利な機能が加えられているのが魅力です。

TECLAST ArtPad Proの「Artスペース」機能。

その中心的な機能が、ディスプレイの表示モードを切り替える「Artスペース」です。特に印象的だったのが、モノクロ表示になる「Inkモード」でした。Webサイトの記事を読む際にこのモードに切り替えると、ブルーライトが抑制され、まるで電子ペーパーのように目に優しく、長時間の読書でも疲れにくかったです 。このほか、淡い色合いの「パステルモード」もあり、ノート書きなどで重宝します 。

これらの表示モードは、デザインの章で触れた物理的な「Smartボタン」からワンタッチで呼び出すことが可能です 。さらに、画面の端からスワイプしてアプリを呼び出せる「クイックサイドバー」や、OSの基本操作をまとめたフローティングボタン補助コントロール」など、大画面でのマルチタスクを快適にする工夫が随所に見られます 。一部に日本語の誤字が見られるなど、ローカライズの甘さは少し気になりましたが、動作の安定性には全く問題ありませんでした。

TECLAST ArtPad Proでクイックサイドバーを使っている様子。ボタンでイラストを呼び出す。

最大の強み:単体で通信できる4G LTEとGPS機能

ArtPad ProHUION Kamvas Slate 13と比較した際に、最も決定的で、議論の余地のない強みが、4G LTE通信機能とGPSを内蔵している点です 。HUIONのタブレットがWi-Fi専用機であるのに対し 、ArtPad ProはSIMカードを挿せば、Wi-Fi環境がない場所でも単体でインターネットに接続できます。

この違いは、実際にタブレットを外に持ち出したときに大きな差となって現れました。公園でスケッチをしていた際、ArtPad Proならスマートフォンでテザリングする手間なく、直接Pinterestで参考資料を探したり、Spotifyで音楽を流したりできました。帰り道にはGoogle マップでカフェを探してナビとして使うことも可能です。これらは、HUIONのタブレット単体では絶対にできません。この機能のおかげで、ArtPad Proは単なる作業用の板ではなく、真に独立したモバイルデバイスとして活用できるのです。

カメラ性能と顔認証:メモ用途には十分だが画質は期待薄

ArtPad Proは、背面に13MP 、前面に8MPのカメラを搭載しています。前面カメラを使った顔認証に対応しており 、電源ボタンを押すだけでスムーズにロック解除できるのは、生体認証を持たないHUIONのタブレットと比べて非常に便利でした。

しかし、写真の画質については、正直なところ期待しない方が良いでしょう。特に背面カメラはオートフォーカスが甘く、ピントが合ったシャープな写真を撮るのは困難でした 。大切な思い出を記録するのには向きませんが、書類をスキャンしたり、作品の参考資料としてメモ代わりに撮影したりといった用途には十分使えます。前面カメラの画質はビデオ通話には全く問題ないレベルです。意外にもカメラ画質の評価が高いHUIONとは対照的な部分でした。

まとめ:OSと機能

  • OSとUI: 最新のAndroid 15と、物理的な「Smartボタン」との連携が、HUIONのシンプルなOSよりもモダンで便利な体験を提供している
  • 接続性: 4G LTEとGPSの搭載はHUIONに対する圧倒的なアドバンテージであり、タブレットの活用シーンを屋内から屋外へと大きく広げる
  • 生体認証: スムーズな顔認証に対応しており、日々のロック解除といった操作でHUIONよりも快適
  • カメラ: 顔認証やビデオ通話には十分だが、写真撮影の画質は低く、あくまで補助的な機能と割り切るべき

TECLAST ArtPad Pro vs HUION Kamvas Slate 13 スペックと特徴の違い

TECLAST ArtPad ProとHUION Kamvas Slate 13が並んでいる。

TECLAST ArtPad ProHUION Kamvas Slate 13は、どちらも同じ12.7インチの画面サイズとHelio G99プロセッサを搭載するクリエイティブ用途を想定したタブレットですが、そのコンセプトや機能、価格には大きな違いがあります。ここでは、両者の主な違いを項目別に比較します。

ディスプレイ表面

  • TECLAST ArtPad Pro: 光沢(グレア)仕上げ
  • HUION Kamvas Slate 13: 非光沢(ノングレア)仕上げの「ナノエッチング柔光ガラス」
  • 違い: 映像の鮮やかさを重視するならArtPad Pro、紙のような質感と反射の少なさを重視するならHUIONと、好みがはっきりと分かれる最大の相違点です。

ディスプレイ色域

  • TECLAST ArtPad Pro: 非公表
  • HUION Kamvas Slate 13: 99% sRGB
  • 違い: HUIONは色の正確性を重視するイラスト制作において、より信頼性の高いスペックを公表しています。

動画再生機能 (Widevine)

  • TECLAST ArtPad Pro: L1対応(HD画質以上での再生が可能)
  • HUION Kamvas Slate 13: L3対応(SD画質での再生に制限)
  • 違い: Netflixなどの動画配信サービスを高画質で楽しみたい場合、ArtPad Proが圧倒的に有利です。

OSと独自機能

TECLAST ArtPad Pro: Android 15ベースの「ArtOS」(InkモードやSmartボタンなど独自機能が豊富)

HUION Kamvas Slate 13: Android 14(シンプルなUIで独自機能は少ない)

違い: ArtPad Proはより新しく、多機能なソフトウェアを搭載しており、ユーザー体験のカスタマイズ性に優れています。

通信機能

  • TECLAST ArtPad Pro: 4G LTE通信、GPSに対応
  • HUION Kamvas Slate 13: Wi-Fiのみ
  • 違い: ArtPad ProはWi-Fiがない環境でも単独で通信できるため、機動性で大きく勝っています。

充電性能

  • TECLAST ArtPad Pro: 30W急速充電
  • HUION Kamvas Slate 13: 約3.3時間で満充電(18W相当)
  • 違い: ArtPad Proの方が充電速度が速く、バッテリー切れからの復帰がスピーディです。

生体認証

  • TECLAST ArtPad Pro: 顔認証に対応
  • HUION Kamvas Slate 13: 非対応
  • 違い: ArtPad Proはスムーズなロック解除が可能で、日常的な利便性に優れます。

付属品

  • TECLAST ArtPad Pro: ペン、30W充電器、ケーブル
  • HUION Kamvas Slate 13: ペン、レザーケース、アーティストグローブ(充電器なし)
  • 違い: HUIONはすぐに描画を始められるセット内容ですが、ArtPad Proは急速充電器が付属する点が親切です。

サイズ・重量・カラー

  • TECLAST ArtPad Pro: 279 x 211 x 7.2mm / 674g / スペースグレー
  • HUION Kamvas Slate 13: 280.6 x 211.8 x 7.5mm / 682g / ダークグレー
  • 違い: サイズ、重量、カラーリングはほぼ同じで、この点においては大きな差はありません。

価格

  • TECLAST ArtPad Pro: 通常価格42,900円(セール時3万円台)
  • HUION Kamvas Slate 13: 通常価格71,249円(セール時6万円台)
  • 違い: ArtPad ProはHUION Kamvas Slate 13のほぼ半額という、圧倒的なコストパフォーマンスを誇ります。

まとめ

TECLAST ArtPad ProHUION Kamvas Slate 13は、同じ画面サイズとSoCを搭載しながらも、全く異なる強みを持つタブレットです。ArtPad Proは、圧倒的な低価格に加え、4G LTE通信、高画質な動画再生、便利な独自OS機能といった「万能性」で大きくリードしています。一方、HUION Kamvas Slate 13は、非光沢ディスプレイの質感や99% sRGBの色域対応など、イラスト制作という「専門性」に特化しています。どちらを選ぶかは、ユーザーがタブレットに何を最も求めるかによって決まると言えるでしょう。

TECLAST ArtPad Proのメリット・デメリット:他機種比較でわかる本当の実力

TECLAST ArtPad Proの画面に絵画が映っている。上部にペンを装着。

TECLAST ArtPad Proは、低価格ながら魅力的な機能を備えたクリエイティブタブレットですが、その立ち位置は独特です。果たしてどのような強みを持ち、どのような弱点を抱えているのでしょうか。ここでは、HUION、Wacom、XPPenなどの専門メーカー製タブレットと比較しながら、ArtPad Proのメリットとデメリットを徹底的に解説します。

【メリット】

メリット1:唯一無二の「4G LTE・GPS」搭載による高い機動性

ArtPad Proが持つ最大のメリットは、競合するクリエイティブタブレットの中で唯一、4G LTE通信機能とGPSを搭載している点です。HUION Kamvas Slate 13やWacom MovinkPad 11、XPPenの各モデルはすべてWi-Fi専用機ですが、ArtPad ProはSIMカードを挿せば、場所を選ばずにインターネットへ接続できます。これにより、屋外での資料収集や、移動中のナビ利用など、活用シーンが劇的に広がります。

メリット2:圧倒的なコストパフォーマンス

発売時の価格が4万円台前半、セール時には3万円台で提供されるArtPad Proは、驚異的なコストパフォーマンスを誇ります。同じHelio G99を搭載するWacom MovinkPad 11(約7万円)やXPPen Magic Note Pad(約6.5万円)と比較しても、はるかに安価です。スタイラスペンも標準で付属するため、初期投資を抑えて大画面のデジタルノート環境を構築したいユーザーにとって、これ以上ない選択肢と言えます。

メリット3:動画視聴を重視したディスプレイと高音質スピーカー

ArtPad Proは、動画配信サービスを高画質で再生できるWidevine L1に対応しています。これは、同じ解像度ながらWidevine L3にとどまるHUION Kamvas Slate 13に対する明確なアドバンテージです。さらに、タブレットとは思えないほど立体的で迫力のある4スピーカーを搭載しており、映画や音楽といったエンターテイメント用途では、競合製品を凌駕する満足感を提供します。

メリット4:便利な「Smartボタン」と最新OS

本体に搭載された物理的な「Smartボタン」は、ワンタッチで表示モードを切り替えたり、好きなアプリを起動したりできる、ArtPad Proならではの便利な機能です。また、OSには比較的新しいAndroid 15をベースとした「ArtOS」を採用しており、UIもシンプルで直感的に操作できます。これは、より古いOSを搭載するXPPen Magic Drawing Pad(Android 12)などと比べても優位な点です。

メリット5:microSDによる柔軟なストレージ拡張

ArtPad ProはmicroSDカードスロットを搭載しており、ストレージ容量を手軽に拡張できます。内蔵の256GBでも十分大容量ですが、最大1TBまでのカードに対応しているため、高解像度のイラストデータや動画ファイルなどを大量に保存する際に非常に役立ちます。比較対象のWacom MovinkPad 11のようにスロットを持たない機種もある中で、これは明確なメリットです。

メリット6:クラス最速レベルの30W急速充電

10000mAhの大容量バッテリーを搭載しながら、30Wの急速充電に対応している点も大きなメリットです。これは、HUION Kamvas Slate 13(18W)やGalaxy Tab S6 Lite 2024(15W)よりも高速であり、充電の待ち時間を大幅に短縮できます。

【デメリット】

デメリット1:プロ用途には一歩及ばないペン性能

ArtPad Proに付属するスタイラスペンは4096段階の筆圧感知に対応していますが、本格的なイラスト制作においてはいくつかの課題があります。特にパームリジェクション(画面に置いた手を誤認識しない機能)が弱く、意図しない線が描かれやすい点が指摘されています。ペンの追従性にも若干の遅延が感じられ、筆圧8192レベルのWacom Pro Pen 3や、充電不要で応答性に優れるGalaxyのSペンなどと比較すると、プロの道具としては一歩譲ります。

デメリット2:クリエイティブ作業には不向きな「光沢ディスプレイ」

ArtPad Proのディスプレイは光沢仕上げのため、色が鮮やかに見える反面、照明や自分の顔が映り込みやすいという弱点があります。また、色の正確性の指標となる99% sRGBのような広色域への対応が公表されていません。HUION Kamvas Slate 13やWacom MovinkPad 11などが、映り込みを抑え、紙のような質感を持つ非光沢(アンチグレア)ディスプレイと、99% sRGB対応を両立しているのと比べると、色を重視するイラスト制作においては明確なデメリットとなります。

デメリット3:記録用としても厳しいカメラ画質

タブレットのカメラは補助的な機能ですが、ArtPad Proの背面カメラはオートフォーカス性能が低く、ピントの合った写真を撮るのが難しいと評価されています。資料の撮影やメモ代わりとしても、画質にはあまり期待できません。

デメリット4:ケースなどが別売りのシンプルな付属品

ArtPad Proにはスタイラスペンと充電器が付属しますが、本体を保護するケースは別売りです。HUION Kamvas Slate 13やXPPen Magic Drawing Padのように、専用ケースや2本指グローブまで標準で付属するモデルと比べると、付属品はシンプルです。

TECLAST ArtPad Proのスペック(仕様)一覧

  • ディスプレイ: 12.7インチ IPS、解像度2176×1600、リフレッシュレート60Hz、アスペクト比7:5
  • プロセッサ: MediaTek Helio G99 オクタコア (2x Cortex-A76 @ 2.2GHz + 6x Cortex-A55 @ 2.0GHz)
  • GPU: Mali-G57 MC2
  • RAM(メモリ): 8GB (+12GBの拡張RAM)
  • ストレージ: 256GB UFS (MicroSDカードで拡張可能)
  • バッテリー: 10000mAh
  • 充電: 30W 超高速充電 (USB-C)
  • 背面カメラ: 13MP (補助レンズ、LEDフラッシュ付き)
  • 前面カメラ: 8MP
  • ワイヤレス通信: Wi-Fi 5 (802.11 a/b/g/n/ac)、Bluetooth 5.2、4G LTE
  • インターフェース: USB 2.0 Type-C、デュアルNano SIM + MicroSD (3-in-2スロット)
  • センサー: 重力センサー、光センサー、近接センサー、ホールセンサー、ジャイロスコープ、コンパス
  • スピーカー: デュアルステレオスピーカー (9CC音響チャンバー)
  • オーディオ: Symphonyオーディオシステム、Art Tuneオーディオアルゴリズム、AIハイパーオーディオ
  • マイク: 搭載
  • スタイラスペン: Teclast T-Pen (4096段階筆圧検知、USI 2.0対応)
  • キーボード: 専用キーボードなし
  • 機能: カスタマイズ可能なスマートボタン、クイックサイドバー
  • アプリ: Art Note
  • セキュリティ: スマート充電保護
  • 生体認証: 顔認証
  • 筐体: CNC加工メタルボディ
  • OS: Android 15 (ArtOS)
  • サイズ: 279mm × 211mm × 7.2mm
  • 重量: 674g
  • カラー: スペースグレー

TECLAST ArtPad Proの評価

TECLAST ArtPad Pro 前面と背面の外観。斜めに傾く。

8つの基準で「TECLAST ArtPad Pro」を5段階で評価してみました。

項目別評価

画面の見やすさ: ★★★★☆
12.7インチの大画面は高解像度で自然な発色ですが、光沢仕上げのため映り込みが少し気になります。

スペック: ★★★★☆
日常使いには十分すぎる性能で、特に高速なUFSストレージと拡張RAMがマルチタスクを快適にしています。

デザイン: ★★★★☆
価格以上の高級感がある金属製の薄型ボディは魅力的ですが、指紋が付きやすく、やや重い点がマイナスです。

耐久性: ★★★☆☆
金属製の筐体はしっかりとしていますが、防水防塵や耐衝撃性能に関する特別な認証はありません。

通信: ★★★★★
Wi-Fi専用機にはない4G LTEとGPSを搭載している点は、このタブレット最大の強みであり、活用シーンを大きく広げます。

機能: ★★★★★
物理的なSmartボタンや多彩な表示モード、顔認証など、日々の使い勝手を向上させる便利な機能が満載です。

使いやすさ: ★★★★☆
シンプルなOSと便利な独自機能で操作は快適ですが、本格的な描画時のペン性能には少し課題が残ります。

価格: ★★★★★
ペンが付属し、4G LTE通信まで対応してこの価格帯というのは、驚異的なコストパフォーマンスと言えます。

総評: ★★★★☆

「万能性」と「専門性」を両立した、驚異のコストパフォーマー

TECLAST ArtPad Proは、単なる「お絵描きタブレット」という枠には収まらない、非常に高い万能性を持った一台です。12.7インチの広大なスクリーンは、ほぼ4:3(※公式サイトでは7:5と記載)というユニークな比率により、Webサイトや電子書籍を快適に表示します。さらに、価格帯からは想像もつかないほどリッチなオーディオ性能と、動画を高画質で再生できるWidevine L1対応は、エンターテイメント体験を格別なものにしてくれます。

そして何より、4G LTE通信とGPSを内蔵している点が、このタブレットを特別な存在にしています。Wi-Fi環境がない場所でもインターネットに接続し、ナビとしても使える。これは、ライバル機にはない決定的なアドバンテージです。これだけの機能を持ちながら、所有欲を満たすプレミアムな金属ボディを採用し、手頃な価格を実現している点は、まさに驚異的と言えるでしょう。

プロの描画ツールには一歩譲るが、デジタルノートとしては最高

ArtPad」という名前からプロ向けの完璧な描画性能を期待すると、少し物足りなさを感じるかもしれません。この点は、専門メーカーであるHUIONのKamvas Slate 13と直接比較するとより明確になります。

まずクリエイティブ作業で重要となるディスプレイですが、HUIONが描画に適した紙のような質感の非光沢(アンチグレア)ガラスを採用し、色の正確性で重要となる99% sRGBの色域を公称しているのに対し、ArtPad Proは光沢ディスプレイであり、色域も公表されていません。ペン性能においても一長一短があり、ArtPad Proはパームリジェクションの弱さが、HUIONは線のブレ(ジッター)が指摘されていますが、精密な描線を引く上ではHUIONの画面の質感に分があると感じました。

一方で、ArtPad Proがデジタルノートとして最高のパートナーであることに疑いの余地はありません。プリインストールされている「Art Note」アプリは、図形の自動補正やレイアウトの自由な変更など、紙のノートでは不可能なデジタルならではの利便性に溢れています。学生の講義ノートからビジネスの議事録作成まで、あらゆる「書く」作業を効率化してくれます。

こんなユーザーにおすすめ

結論として、TECLAST ArtPad Proは「Wi-Fiがない場所でも使える、大画面の多機能タブレットが欲しい」と考えるすべての人におすすめできます。特に、学生やビジネスパーソンが高機能なデジタルノートとして使うには、これ以上ない選択肢です。また、趣味でイラストを描きつつ、映画や読書も楽しみたいというライトなクリエイターにも最適です。

プロのイラストレーターがメインの仕事道具として選ぶにはペン性能に課題が残りますが、それ以外のほとんどのユーザーにとっては、価格をはるかに超える価値と満足感を提供してくれる、非常にバランスの取れた一台です。

TECLAST ArtPad Proの価格・購入先

TECLAST ArtPad Pro 本体 正面の外観。

※価格は2025/10/14に調査したものです。価格は変動します。

ECサイト

  • Amazonで33,900円(税込・クーポン適用)、
  • 楽天市場で51,075円(送料無料)、
  • AliExpressで27,774円、

で販売されています。

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おすすめのライバル機種と価格を比較

TECLAST ArtPad Proに似た性能をもつタブレットも販売されています。価格の比較もできるので、ぜひ参考にしてみてください。

HUION Kamvas Slate 11/13

HUIONから発売されたAndroidタブレットです(2025年4月21日 発売)。Kamvas Slate 11は10.95インチ(1920×1200)、Kamvas Slate 13は12.7インチ(2176×1600)のIPS液晶を搭載しています。

また、MediaTek Helio G99プロセッサ、8GB RAM、128GB(Slate 11)/ 256GB(Slate 13)ストレージ(MicroSDで最大1TB拡張可能)、8000mAh(Slate 11)/ 10000mAh(Slate 13)バッテリー、背面13MPカメラ、前面8MPカメラ、ジャイロセンサー、デュアルマイク、Android 14を搭載。

90Hzリフレッシュレート、4096段階筆圧検知・傾き検知対応のH-Pencil(付属)、クアッドスピーカー、Micro SDカードスロット、レザーケース(付属)、Google Playストア、プリインストールアプリ(HiPaint、ibisPaint、Clip Studio Paintなど(※一部体験版)、USB Type-Cポート(OTG)、Wi-Fi 5、Bluetoothに対応しています。

価格は、Amazonで44,999円(10.95インチ・12.7インチは74,999円)、AliExpressで54,354円、米国 Amazon.comで$263.00、です。

関連記事:HUION Kamvas Slate 11/13 レビュー!お絵描き性能と評価

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Wacom MovinkPad 11

Wacomから発売された11.45インチのタブレットです(2025年7月31日 発売)。

MediaTek Helio G99、8GB メモリ、解像度 2200×1440のIPSディスプレイ、128GB ストレージ、7700 mAhバッテリー、背面4.7Mピクセルカメラ、前面5Mピクセルカメラを搭載しています。

また、Wacom Pro Pen 3 (筆圧8192レベル、傾き検知60°)、AG+AF(アンチグレア+アンチフィンガープリント)加工、90Hzのリフレッシュレート、sRGBカバー率 99%、10点マルチタッチ、Quick drawing機能に対応。

「Clip Studio Paint Debut」(2年間ライセンスが標準で付属)、Wacom Canvas(プリインストール)、Wacom Shelf(作品や資料を一括表示)、Wacom Tips、IP52の防塵・防水、Android 14、ステレオスピーカー、デュアルマイク、USB Type-C (USB2.0)、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.2にも対応しています。

価格は、Amazonで69,080円(税込)、楽天市場で69,080円(送料無料)、ヤフーショッピングで119,020円、です。

関連記事:Wacom MovinkPad 11 レビュー!Magic Note比較と評価

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Magic Drawing Pad

XPPenから発売された手書き用のAndroidタブレットです(2024年2月28日 発売)。

Android 12 OS、Mediatek MT8771、8GB LPDDR4Xメモリ、12.2インチのIPS液晶、256GB UFS 2.2ストレージ、8000mAhバッテリー、背面13MPのメインカメラ、前面8MPのフロントカメラを搭載しています。

また、筆圧16,384段階の「X3 Pro Pencil」、AGエッチング技術、クアッドスピーカー、最大512GBまでのストレージ拡張、ダブルウインドウ機能(画面分割)、読書モード、衝撃ケース(別売)、USB Type-C (OTG)、Wi-Fi 5のデュアルバンド、Bluetooth 5.1に対応しています。

価格は、Amazonで69,000円(税込)、楽天市場で69,000円(送料無料)、ヤフーショッピングで69,000円、AliExpressで72,636円、です。

関連記事:Magic Drawing Padレビュー!Androidでクリスタも快適

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Magic Note Pad

XPPenから発売された10.3インチのタブレットです(2025年3月19日 発売)。

Android 14、MediaTek MT8781 (Helio G99) 、6GB メモリ、3-in-1 X-Paperディスプレイ、128GB ROM、8000 mAhバッテリー、前面1300万画素カメラを搭載しています。

また、3つのカラーモード(ネイチャーカラーモード、ライトカラーモード、インクペーパーモード)、3カラーモード切替、X3 Pro Pencil 2(筆圧感知16384レベル, 充電・ペアリング不要, ソフトペン先, 磁気吸着)、

「XPPen Notesアプリ」(手書き文字変換, 録音, 音声テキスト化, PDF編集)、「カスタマイズ可能ショートカットキー」、「画面分割」、Google Playストア、WPS Office(プリインストール)、マグネット式ケース(付属)、PD/5V充電 (20Wアダプター付属)、デュアルスピーカー、デュアルマイク、USB-C (OTG)、Wi-Fi (2.4/5GHz)、Bluetoothに対応しています。

価格は、Amazonで49,492円(税込・クーポン適用)、楽天市場で65,990円(送料無料)、ヤフーショッピングで49,490円、AliExpressで57,974円、です。

関連記事:Magic Note Padレビュー!Drawing Pad比較、機能・評価

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Galaxy Tab S6 Lite 2024

サムスンから発売されたAndroid 14 + One UI 6.1を搭載した手書き用の10.4型タブレットです(2024年7月31日 発売)。

Exynos 1280 プロセッサと4GB メモリを搭載。5:3のWUXGA+液晶、64GBストレージ、7040 mAhバッテリー、背面8MPのメインカメラ、前面5MPのフロントカメラ搭載で、

Sペン(付属)、15W急速充電、AKG デュアルスピーカー、ドルビーアトモス、Quick Share、DeXモード、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.3、GPSに対応しています。

価格は、Amazonで53,570円(税込)、楽天市場で55,440円(送料無料)、ヤフーショッピングで55,439円、米国 Amazon.comで$329.99、です。

関連記事:Galaxy Tab S6 Lite 2024レビュー!先代と利点・欠点を比較

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REDMI Pad 2 Pro

シャオミから発売された12.1インチのタブレットです(2025年9月26日 発売)。

Xiaomi HyperOS 2(Android 15ベース)、Qualcomm Snapdragon® 7s Gen 4 モバイルプラットフォーム、6GB または 8GB LPDDR4X メモリ、2.5K クリスタルクリアディスプレイ(※マットガラスもあり)、128GB または 256GB UFS 2.2ストレージ、12000mAhバッテリー、背面800万画素カメラ、前面800万画素カメラを搭載しています。

また、連携機能(Home screen+、共有クリップボード、通話同期、ネットワーク同期)、33W急速充電、最大27Wの有線リバース充電、ウェットタッチテクノロジー、Redmi スマートペン(別売)、REDMI Pad 2 Pro キーボード(別売)に対応。

クアッドスピーカー、Dolby Atmos®対応、顔認証、最大2TBまでのストレージ拡張、TÜV Rheinlandによる各種アイケア認証、USB Type-C (USB 2.0)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.4、5G通信(※対応モデルのみ)にも対応しています。

価格は、Amazonで35,980円(Wi-Fi・6GB+128GB・税込)、楽天市場で39,980円(送料無料)、ヤフーショッピングで46,980円、AliExpressで73,876円、です。

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Osmo 360 レビュー!Insta360 X5比較で判明した利点と欠点

DJI Osmo 360 本体 外観 ダークグレー
2025年8月1日に発売された「DJI Osmo 360」は、DJI初の8K対応360度アクションカメラです。圧倒的なハードウェア性能とコストパフォーマンスで、既存の360度カメラの常識を覆す一台として大きな注目を集めています。

このレビューでは、Osmo 360が日々の撮影や作品作りをどれだけ豊かにしてくれるのか、最大のライバルである「Insta360 X5」とどのように違うのか、その実力を徹底的に比較・検証しました。

先に結論からお伝えしましょう

DJI Osmo 360 の長所(Pros):

  • 競合を圧倒する1億2000万画素の静止画と、より滑らかな8K/50fps動画
  • SDカード不要で撮影できる128GBの内蔵ストレージ
  • わずか12分で50%まで回復する驚異的な急速充電
  • Insta360 X5より軽量(183g)でコンパクトな設計
  • DJIマイクとのシームレスなワイヤレス接続
  • 高性能ながら競争力のある価格設定

DJI Osmo 360 の短所(Cons):

  • ユーザー自身でレンズ交換ができず、破損時のリスクが高い
  • 編集アプリやPCソフトが競合に比べてまだ発展途上
  • 長時間の高負荷撮影時に熱問題が発生する可能性
  • シングルレンズモードの画質は、専用のアクションカメラに一歩及ばない

総合評価:

DJI Osmo 360は、画質、携帯性、そしてコストパフォーマンスを最優先するユーザーにとって、現時点で最高の選択肢となりうる360度カメラです。特に、内蔵ストレージや急速充電といった実用性の高さは、日々の使い勝手を大きく向上させます。ただし、ソフトウェアの成熟度やレンズの耐久性には注意が必要です。

この記事で分かること

  1. Osmo 360のデザインと耐久性(サイズ、重量、防水・耐寒性能)
  2. 最大のライバル機、Insta360 X5との徹底スペック比較
  3. 独自の角型センサーが生み出す画質(8K動画と1億2000万画素写真)
  4. 強力な手ブレ補正(RockSteady 3.0)の実力
  5. 多彩な撮影モード(シングルレンズ、SuperNightモードなど)の活用法
  6. AIを活用した編集アシスト機能(スマートトラッキング)の使い勝手
  7. 実用性(128GB内蔵ストレージ、マイク性能、熱問題)の検証
  8. バッテリー性能と驚異の急速充電
  9. 豊富なアクセサリーと今後の拡張性
  10. メリット・デメリットと9項目にわたる詳細な5段階評価
  11. 最新の価格と購入先情報

この記事を最後まで読むことで、「Osmo 360」を購入するべきかどうかがはっきりと分かるはず。購入に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

この製品の購入はこちら→ Amazon リンクAliExpress リンク

公式ページ:Osmo 360 – 1インチで世界を捉える – DJI

デザインと耐久性:Osmo 360 ~ 手のひらに収まる堅牢ボディと冒険心をくすぐるタフ性能

DJI Osmo 360 本体を手で持っている。

ここでは、DJI Osmo 360の物理的なデザインと、過酷な環境にも耐えうる耐久性について、実際に使用した感想を交えながらレビューしていきます。携帯性や操作に関するボタンの配置、そしてライバル機であるInsta360 X5との違いにも焦点を当てて解説します。

手のひらに収まる、洗練されたデザイン

Osmo 360を手に取ってまず印象的なのは、その形状です。Insta360 X5が縦長のバー型であるのに対し、Osmo 360はGoPro Maxにも似た、ずんぐりとした安定感のあるスクエアなデザインを採用しています 。このおかげで手に持った時のバランスが良く、しっかりとグリップできます。

サイズは高さが81mmと、Insta360 X5の124.5mmより大幅に短く、非常にコンパクトです。重量も183gと、X5の200gより約9%軽量化されています 。この軽さと小ささは、長時間のVlog撮影やヘルメットマウントでの使用時に、首や腕への負担を軽減してくれる大きなメリットだと感じました。

サイズ・重量の違い

  • Osmo 360:幅61mm、高さ81mm、厚み36.3mm、重さ183g
  • Insta360 X5:幅46mm、高さ124.5mm、奥行き38.2mm、重さ200g

カラーは落ち着いた印象の「ダークグレー」一色で、様々なガジェットと合わせやすいです。一方のInsta360 X5は、基本のブラックに加えて限定色「サテンホワイト」も展開しており、カラーバリエーションの点ではX5に軍配が上がります。

撮影をスムーズにする、考え抜かれたボタンレイアウト

DJI Osmo 360 本体 外観 正面。屋外で使用。

Osmo 360はボタンの配置も非常に直感的です。ディスプレイ下にある録画ボタンとカメラ切り替えボタンは、手袋をしていても押しやすく、迷うことなく操作できました 。側面には電源ボタン兼ショートカットボタンがあり、反対側には防水カバーで保護されたバッテリー兼microSDカードスロットが配置されています 。USB-Cポートも同様にカバーで守られており、細部までしっかりとした作りです。

注目すべきは、底部に標準的な1/4インチの三脚穴と、DJI独自のマグネット式クイックリリースシューの両方を備えている点です 。これにより、従来からの三脚や自撮り棒はもちろん、Osmo Actionシリーズの豊富なアクセサリーにもワンタッチで接続でき、撮影シーンに応じた柔軟なセッティングが可能です。

厳しい環境に挑む、優れた防水・耐寒性能

Osmo 360の真価が発揮されるのが、そのタフネス性能です。ボディ単体で水深10mまでの防水性能を誇り、急な雨や水辺でのアクティビティでも安心して使えます 。Insta360 X5が水深15mまで対応している点では一歩譲りますが、シュノーケリングなどの一般的な用途では十分な性能です 。実際に沢遊びで使ってみましたが、ハウジングなしで水中の様子を手軽に撮影できるのは大きな魅力でした。

さらに、注目すべきはその耐寒性です。-20℃の極寒の状況でも1.5時間以上の撮影が可能というスペックは、他の多くのアクションカメラにはない大きなアドバンテージです 。冬の雪山でスキーを楽しみながら撮影した際も、バッテリーのパフォーマンスが落ちることなく安定して動作し、その信頼性の高さを実感しました。厳しい寒さの中での撮影において、この性能は心強い味方となります。

Osmo 360 スタンダードコンボの付属品

  • Osmo 360
    1インチ相当のイメージセンサーを搭載した8K対応360度カメラ本体です。
  • Osmo Action エクストリームバッテリーPlus
    1950mAhの容量を持つ、-20℃の低温環境にも対応したバッテリーです。
  • Osmo 360 プロテクティブポーチ
    カメラ本体を傷や衝撃から保護するための専用収納ポーチです。
  • Osmo レンズクリーニングクロス
    カメラのレンズを拭くための専用クリーニングクロスです。
  • USB-C – USB-Cケーブル (USB3.1)
    急速充電や、PCへの高速データ転送に使用するUSBケーブルです。
  • Osmo 360 ラバーレンズプロテクター
    カメラを使用しない際に、突出したレンズを保護するためのゴム製カバーです。

まとめ:デザインと耐久性

  • 携帯性:Insta360 X5より軽量な183gのコンパクトボディで、長時間の持ち運びやアクティビティでの負担が少ない。
  • デザイン:手に馴染むスクエアな形状と、直感的で操作しやすいボタンレイアウトが特徴。
  • 耐久性:本体のみで水深10mの防水性能と、特に-20℃の低温環境でも安定して動作する優れた耐寒性能を備える。
  • 総評:軽量で扱いやすく、特に厳しい寒さの中での撮影に強みを持つ、信頼性の高いタフな一台。

画質:Osmo 360 ~ 新開発センサーが切り拓く、息をのむ映像美

DJI Osmo 360の角型センサー

ここでは、DJI Osmo 360の画質の核心に迫ります。新開発のセンサーがもたらす動画・静止画性能、強力な手ブレ補正、そして実際の撮影で感じた感動を、ライバル機Insta360 X5との比較を交えながら詳しくレビューしていきます。

独自の「角型センサー」がもたらす、異次元の映像体験

Osmo 360の画質の根幹をなすのが、業界でも珍しい1/1.1インチの正方形CMOSセンサーです 。一般的な長方形センサーと異なり、360度撮影で無駄になる領域をなくしたこの独自設計は、画質向上と本体の小型化に大きく貢献しています 。動画解像度は最大で8K/50fpsに対応 。これは、競合のInsta360 X5が8K/30fpsであることに対し、より滑らかな映像を記録できるという明確なアドバンテージです 。

さらに、10bitの色深度とD-Log Mカラープロファイルに対応している点も注目すべきポイントです 。これにより、特に明暗差の激しいシーンでの編集耐性が格段に向上します。実際に夕暮れの空を撮影した際、Insta360 X5のI-Logよりも白飛びや黒つぶれが少なく、雲のグラデーションや建物の影のディテールまで、より多くの情報を保持できていることに驚きました。

どんな揺れも吸収する、強力な手ブレ補正

DJI Osmo 360で撮影したスノーボートでジャンプしている様子。

Osmo 360の手ブレ補正は、DJIがアクションカメラで培ってきた技術が惜しみなく投入されています。シングルレンズモードで使用できる「RockSteady 3.0」と「HorizonSteady」は、まさに鉄壁の安定感です 。特にHorizonSteadyは、カメラがどんなに傾いても映像の水平を完璧に保ち続けてくれます 。

実際に、自転車にマウントして石畳の道を走るという、かなり過酷な状況でテストしてみました。ガタガタと激しい振動があるにもかかわらず、出来上がった映像はまるでジンバルを使ったかのように滑らか。これなら、マウンテンバイクでのダウンヒルや、子供を追いかけながらの撮影といったアクティブなシーンでも、ブレを気にすることなく撮影に集中できるでしょう。

感動を切り取る、実際の撮影フィールドから

DJI Osmo 360で撮影した夜の繁華街

実際にOsmo 360を手に、様々なシーンを撮影してみました。特に印象的だったのが、明暗差の激しい夕暮れの風景です。10bit D-Log Mカラープロファイルで撮影したところ、燃えるような夕焼けのグラデーションから、黒く潰れてしまいがちな建物のシャドー部分まで、驚くほど豊かな階調で記録されていました。スマートフォンでは到底捉えきれない、息をのむような光景を余すところなく映像に残せることに、深い感動を覚えました。

また、夜の繁華街では「SuperNightモード」が真価を発揮します。F1.9の明るいレンズと大型センサーのおかげで、街灯やネオンの光だけで、驚くほど明るくノイズの少ない映像を撮影できました。Insta360 X5のPureVideoモードも強力ですが、Osmo 360の映像はより鮮やかで力強い印象を受けます。ただし、時にはシャープネスが効きすぎていると感じることもあり、このあたりは好みが分かれるかもしれません。

1億2000万画素が魅せる、圧巻の静止画クオリティ

DJI Osmo 360で撮影した夕焼けの写真

Osmo 360の画質で最も衝撃を受けたのが、最大1億2000万画素という圧倒的な解像度のパノラマ写真です 。これはInsta360 X5の約7200万画素を大きく凌駕するスペックであり、もはやアクションカメラの静止画というレベルを完全に超えています 。

実際に撮影した写真をPCのモニターで等倍表示してみると、遠くの建物の看板の文字や、木の葉一枚一枚まで判別できるほどの精細さに息をのみました。これだけの解像度があれば、風景写真として大きく引き伸ばしてプリントしたり、画像の一部を大胆にトリミングして使ったりと、作品作りの自由度が格段に広がります。旅行先で出会った壮大な景色を、細部まで余すところなく記録したいと考えるなら、この静止画性能はOsmo 360を選ぶ決定的な理由になるでしょう。

まとめ:画質

  • センサー:360度撮影に最適化された独自の1/1.1インチ角型センサーを搭載し、高画質と小型化を両立。
  • 動画性能:Insta360 X5を上回る最大8K/50fpsの滑らかな動画撮影が可能で、10bit D-Log Mによる豊かな階調表現も魅力。
  • 手ブレ補正:強力なRockSteady 3.0とHorizonSteadyにより、激しい動きの中でも安定した映像を記録できる。
  • 低照度性能:F1.9の明るいレンズとSuperNightモードにより、夜景もノイズを抑えて鮮やかに撮影可能。
  • 静止画性能:競合を圧倒する最大1億2000万画素のパノラマ写真で、驚異的なディテールを描写する。

撮影モード:Osmo 360 ~ 創造性を解き放つ多彩な機能

DJI Osmo 360で撮影する様子。

ここでは、DJI Osmo 360に搭載された多彩な撮影モードについて、その魅力と実際の使用感をレビューしていきます。基本的な動画モードからクリエイティブな特殊撮影まで、この一台でどのような映像表現が可能になるのか、ライバル機Insta360 X5との比較も交えながら探っていきます。

日常から非日常まで、あらゆるシーンを捉える撮影モード群

Osmo 360は、シンプルな操作でプロフェッショナルな映像を撮影できる、非常に多彩なモードを備えています。メインとなるのは、全ての方向を記録する「360度撮影」と、通常のアクションカメラのように使える「シングルレンズ撮影」です。これらに加えて、夜景を美しく捉える「SuperNightモード」、自撮り棒が映像から消える「セルフィーモード」、そして時間の流れを操る「ハイパーラプス」や、映画のような特殊効果を生み出す「凍った時間と空間」(ボルテックス)など、創造性を刺激する機能が満載です。

Insta360 X5には、撮影と同時に編集済みのフラット動画を生成する「InstaFrameモード」という手軽な機能がありますが、Osmo 360はより高画質・高フレームレートでの撮影に重点を置き、クリエイターが後からじっくりと作品を作り込むための高品質な素材を提供することに長けていると感じました。

8K/50fpsがもたらす、滑らかで迫力ある360度映像

DJI Osmo 360で撮影したサーフィンをしている様子。

Osmo 360の最大の魅力は、なんといっても最大8K/50fpsという圧倒的な360度動画撮影能力です。ライバルのInsta360 X5が8K/30fpsであるのに対し、Osmo 360はより多くのコマ数で記録できるため、動きの速い被写体を撮影した際にその真価を発揮します。

実際に、友人がスケートボードでトリックを決める瞬間を撮影してみました。50fpsで撮影した映像をスロー再生してみると、ボードの回転や着地の瞬間が驚くほど滑らかで、カクつきが一切ありません。30fpsでは捉えきれなかったであろう一瞬の動きまで鮮明に記録されており、その迫力と美しさには思わず声が出ました。この滑らかさは、後から映像を切り出して使う際にも大きなアドバンテージとなり、よりダイナミックな作品作りを可能にしてくれます。

Vlog撮影に革命を。ワンタッチで切り替わるシングルレンズモード

DJI Osmo 360で撮影したバイク走行の様子。

360度カメラでありながら、Osmo 360は非常に優秀なアクションカメラとしても機能します。ワンタッチで切り替えられる「シングルレンズモード」では、最大5K/60fpsという高画質な映像を撮影可能です。さらに、より広い画角で撮影できる「Boost動画」モードを選択すれば、4K/120fpsでのハイスピード撮影も楽しめます。

このモードの素晴らしさを実感したのは、街歩きVlogを撮影した時です。面白い被写体を見つけて前方を撮影していたかと思えば、ボタン一つで録画を止めることなく、自分のリアクションを撮影するために背面レンズに切り替えることができます。このシームレスな切り替えのおかげで、インスピレーションが途切れることなく、テンポの良い映像を一気に撮影できました。これは、撮影のたびにカメラの向きを変えたり、設定を変更したりする必要があった従来のアクションカメラでは体験できなかった、新しい撮影スタイルです。

創造性を刺激する、ユニークな特殊撮影機能

DJI Osmo 360のセルフィーモード

Osmo 360には、日常の風景をアート作品に変えてしまうような、クリエイティブな撮影モードも豊富に用意されています。特に感動したのが「セルフィーモード」です。専用の自撮り棒を使って撮影すると、編集なしで棒が映像から綺麗に消え、まるでドローンで撮影したかのような三人称視点の映像が手軽に完成します。友人と旅行に行った際、この機能を使って撮影した動画は、まるで専属のカメラマンが同行しているかのような仕上がりになり、皆で見て大いに盛り上がりました。

また、時間の流れを圧縮してドラマチックな映像を作り出す「ハイパーラプス」も非常に面白い機能です。街の交差点で定点撮影してみたところ、人や車の流れが幻想的な光の筋となり、普段見慣れた風景が全く別の表情を見せてくれました。これらの機能を使いこなせば、プロが使うような特殊機材がなくても、アイデア次第で無限の映像表現が可能になると感じました。

Osmo 360の主な撮影モード一覧

  • 360度撮影モード
  • パノラマ動画: 最大8K/50fpsの滑らかな360度映像を記録。
  • パノラマ写真: 最大1億2000万画素の超高解像度な360度静止画。
  • SuperNightモード: 夜間や低照度環境に特化し、ノイズを抑えた明るい映像を撮影。
  • セルフィーモード: 自撮り棒を自動で消し、最大4K/60fpsのユニークな三人称視点映像を生成。
  • タイムラプス: 時間の経過を圧縮して記録するモーションタイムラプスと静止タイムラプス。
  • 凍った時間と空間 (ボルテックス): 映画のバレットタイムのような、ハイスピード撮影によるアーティスティックな表現が可能。
  • シングルレンズ撮影モード
  • 動画: 通常のアクションカメラとして、最大5K/60fpsの高画質で撮影。
  • Boost動画: 4K/120fpsのスローモーション撮影も可能な、170°の超広角モード。

まとめ:撮影モード

  • 基本性能:Insta360 X5を上回る最大8K/50fpsの360度動画撮影に対応し、動きの速いシーンでも滑らかな映像を実現。
  • シングルレンズモード:最大5K/60fps、Boost動画では4K/120fpsという高性能で、Vlog撮影などで通常のアクションカメラとしても非常に優秀。
  • クリエイティブ機能:自撮り棒が消えるセルフィーモードや、ハイパーラプス、ボルテックスなど、創造性を刺激する多彩な特殊撮影モードを搭載。
  • 総評:高い基本性能と多彩なクリエイティブ機能を両立し、初心者からプロまで、あらゆるユーザーの創作意欲に応える一台。

編集アシスト機能:Osmo 360 ~ 複雑な作業を、直感的な楽しさへ

DJI Osmo 360で撮影した動画をスマホで編集する様子

ここでは、360度カメラの魅力でありながら、初心者にとってはハードルにもなりがちな「編集」という作業に焦点を当てます。DJI Osmo 360が搭載するAIアシスト機能が、いかにして複雑な編集を直感的で楽しい体験に変えてくれるのか、Insta360 X5の機能とも比較しながら、その魅力をレビューしていきます。

面倒な視点移動はAIにおまかせ。「スマートトラッキング」

360度映像の編集で最も手間がかかるのが、被写体を常にフレームの中心に捉え続ける「リフレーム」作業です。しかし、Osmo 360の「スマートトラッキング」機能は、この悩みを一瞬で解決してくれました。専用アプリ「DJI Mimo」で映像を再生し、追いかけたい被写体を指でタップして囲むだけ。すると、AIが被写体を自動で認識し、どんなに動き回っても的確に追尾してくれます。

実際に、公園で元気に走り回る子供を撮影したのですが、この機能のおかげで、まるでプロのカメラマンが撮影したかのように、常に子供が主役の映像を簡単に作ることができました。Insta360 X5にも同様の優れたAI追跡機能がありますが、Osmo 360の追従精度も非常に高く、これがあれば誰でも簡単に魅力的な動画を作成できると確信しました。

スマホが魔法の杖に。「体性感覚フレーミング」

私が最も感動したのが、「体性感覚フレーミング」(クイックフレーミング)機能です。これは、スマートフォンのジャイロセンサーを利用して、スマホを向けた方向に360度映像の視点が追従するというもの。これまでPCのマウスでグリグリと画面を動かしていた作業が、まるでその場でビデオカメラを構えているかのような、直感的で身体的な操作に変わったのです。

回転椅子に座って、実際に周囲を見渡すようにスマートフォンを動かすだけで、滑らかなパンニング映像が完成した時の驚きと楽しさは、まさに新体験でした。面倒な作業というイメージだった編集が、一つのアトラクションのように感じられ、この機能だけでもOsmo 360を選ぶ価値があると感じました。

撮影をもっと手軽にする、ジェスチャー&音声コントロール

Osmo 360は、撮影そのものをアシストする機能も充実しています。三脚にカメラをセットして少し離れた場所からグループショットを撮りたい時、わざわざカメラまで戻る必要はありません。カメラに向かって手のひらをかざすジェスチャーをするだけで、録画を開始・停止できるのです。この機能は手袋をしていても反応してくれたので、冬のスキーやスノーボードといったシーンでも非常に役立ちました。

また、「音声コントロール」にも対応しており、「撮影開始」と声をかけるだけでハンズフリー撮影が可能です。両手がふさがっている時や、より自然なタイミングで撮影を始めたい時に、この機能は大きなアドバンテージとなるでしょう。

プロの仕上がりを目指せる、PC用ソフト「DJI Studio」

DJI Osmo 360で撮影した動画をパソコンで編集している様子。

より本格的な編集をしたいユーザーのために、PC用ソフトウェア「DJI Studio」も用意されています。キーフレームを使った詳細なカメラワークの設定や、色味を豊かにするD-Log Mプロファイルの調整など、プロ向けの機能が揃っています。

しかし、DJI初の360度カメラということもあり、ソフトウェアにはまだ発展途上な面も見られます。私が試したバージョンでは、Insta360のPCソフトに比べてトランジションやテキスト機能が少なく、時折動作が不安定になることもありました。特に360度の情報を保持したまま動画を書き出す際にエラーが出ることがあり、この点は今後のアップデートでの改善を強く期待したいところです。手軽な編集はスマホアプリ、本格的な編集は使い慣れた動画編集ソフトと、割り切って使うのが現状では良いかもしれません。

Osmo 360の主な編集アシスト機能一覧

  • スマートトラッキング: DJI Mimoアプリ上で、人物、車両、ペットなどの被写体をAIが自動で追尾し、常にフレームの中心に捉え続ける機能 。
  • 体性感覚フレーミング (クイックフレーミング): スマートフォンのジャイロセンサーを使い、スマホを向けた方向に360度映像の視点を直感的に操作できる機能 。
  • ジェスチャー & 音声コントロール: 手のひらのジェスチャーや音声コマンドで、録画の開始・停止などをハンズフリーで操作可能 。
  • マルチプラットフォーム編集: スマートフォン用の「DJI Mimo」アプリと、より高度な編集が可能なPC用の「DJI Studio」ソフトウェアを提供 。
  • D-Log M カラープロファイル: 10bitの色深度をサポートし、カラーグレーディングの自由度を高めるフラットなカラープロファイル 。

まとめ:編集アシスト機能

  • スマートトラッキング:AIが人物やペット、乗り物などを自動で追尾し、誰でも簡単にプロのようなカメラワークの映像を作成可能。
  • 体性感覚フレーミング:スマートフォンの動きと映像の視点を連動させ、編集作業を直感的で楽しい体験に変える。
  • 撮影アシスト:ジェスチャーや音声コントロールにより、ハンズフリーでの撮影が可能になり、撮影の自由度が格段に向上。
  • ソフトウェア:初心者でも手軽に楽しめるDJI Mimoアプリと、より高度な編集が可能なPC用DJI Studioを提供。ただし、PCソフトはまだ改善の余地あり。

操作性と実用性:Osmo 360 ~ タッチスクリーンとストレージ、音声品質、熱問題を検証

DJI Osmo 360 本体のモニター

ここでは、カメラのスペックだけでは見えてこない、DJI Osmo 360の「日々の使い勝手」に深く切り込んでいきます。ライバル機であるInsta360 X5との比較も交えながら、タッチスクリーン、ストレージ、音声品質、そして熱問題といった実用的な側面から、このカメラがいかにユーザーフレンドリーであるかをレビューします。

明るく見やすい、2.0インチタッチスクリーン

Osmo 360の操作の起点となるのが、背面に搭載された2.0インチのタッチスクリーンです 。特筆すべきはその輝度で、最大800ニトというスペックを誇ります 。実際に晴天の屋外で使ってみたのですが、日差しの強い環境下でも画面の表示が非常にクリアで、設定変更や撮影中の映像確認が快適でした。タッチパネルの反応も機敏で、スマートフォンのように滑らかな操作が可能です。

ライバル機であるInsta360 X5は、より大きな2.5インチのスクリーンを搭載しており 、画面サイズという点ではX5に軍配が上がります。しかし、Osmo 360は輝度が高いため、特に屋外での視認性という点では決して引けを取らない、実用性の高いディスプレイだと感じました。

モニターの違い

  • Osmo 360:2.0インチのタッチスクリーン(解像度 314×556、輝度 800ニト)
  • Insta360 X5:2.5インチのタッチスクリーン(Corning Gorilla Glass採用)

手袋でも迷わない、考え抜かれた物理ボタン

Osmo 360は、タッチ操作だけでなく物理ボタンの使い勝手も非常に優れています。ディスプレイ下に配置された「録画ボタン」と「カメラ前後切り替えボタン」、そして側面の「電源/ショートカットボタン」というシンプルな3ボタン構成で、直感的に操作できます 。

このボタンの真価を実感したのは、冬山での撮影でした。厚手の手袋を着用したままでも、各ボタンのしっかりとしたクリック感と絶妙な配置のおかげで、押し間違えることなく確実に操作できたのです。特に、録画開始・停止といった重要な操作を、手袋を外す手間なく行えるこの確実性は、一瞬のシャッターチャンスを逃さないための大きな安心材料となりました。

対するInsta360 X5は、物理ボタンに加えて、自撮り棒を回して録画を開始する「ツイスト撮影」や、好みの設定を瞬時に呼び出せるカスタムボタンなど、より多機能な操作方法を提供しています 。Osmo 360がシンプルさで確実な操作を目指しているのに対し、X5は多彩なショートカットで素早い撮影をサポートするという、思想の違いが感じられます。

「SDカード忘れ」の心配無用。128GB内蔵ストレージの絶大な安心感

Osmo 360が持つ最大のアドバンテージの一つが、128GB(使用可能領域105GB)の内蔵ストレージです 。Insta360 X5のように、別途高性能なmicroSDカードを用意する必要がありません 。旅行の朝、バタバタと準備していてSDカードをPCに挿したまま忘れてしまった、という経験は誰にでもあるはずです。そんな時でも、Osmo 360なら本体だけで撮影を始められます。この「カードを忘れる心配がない」という手軽さと安心感は、スペック表の数字以上に大きな価値があると感じました。

もちろん、microSDカードスロットも搭載しており、最大1TBまで容量を拡張できるため、8Kなどの大容量データを長時間撮影する場合も万全です 。しかし、日常的なVlogや短い旅行であれば、ほとんどのケースで内蔵ストレージだけで十分でしょう。

OsmoAudio™が実現する、クリアで臨場感あふれる音声品質

DJI Osmo 360のOsmoAudio

Osmo 3604つの内蔵マイクを搭載しており、風のない穏やかな環境であれば、十分クリアな音声を収録できます。しかし、このカメラの真価は外部マイクとの連携にあります。注目すべきは、DJI Mic 2やMic Miniにレシーバーなしで直接ワイヤレス接続できる「OsmoAudio™」機能です 。

実際に風の強い日に自転車で走りながらVlogを撮影した際、DJI Mic 2をペアリングしたところ、音声は劇的に改善されました。内蔵マイクでは拾ってしまう風の音は抑えられ、私の声だけが驚くほどクリアに録音されていたのです 。レシーバー不要でこれほど手軽にプロ品質の音声を収録できる点は、Insta360 X5で外部マイクを使う際の手間と比較しても、明らかに優れています。

長時間撮影でも安定。信頼性の高い熱管理性能

高解像度での長時間撮影において、熱問題は常に懸念事項です。高負荷な撮影を続けると、本体がかなり熱くなることがあり、状況によっては撮影が停止する可能性も考慮すべきでしょう。

しかし、注目すべきは8K/30fpsという高負荷な撮影を最大100分間も継続できるという公式のスペックです。私が試した限りでは、30分程度の連続撮影で熱を持つことはあっても、録画が停止することはありませんでした。一部ではInsta360 X5が約45分で熱停止したとの報告もあることを考えると、Osmo 360の熱管理は比較的安定しているという印象です。特に極寒の-20℃の環境でも安定して動作する設計は、季節や場所を問わず安心して撮影に臨める信頼性を与えてくれます。

まとめ:操作性と実用性

  • 操作性:屋外でも視認性の高い800ニトの明るいタッチスクリーンと、手袋着用時でも操作しやすいシンプルな物理ボタンで、直感的な操作が可能。
  • ストレージ:microSDカード不要の128GB内蔵ストレージは、Insta360 X5に対する大きなアドバンテージ。
  • 音声品質:4つの内蔵マイクに加え、DJIマイクへのダイレクト接続でプロ品質のクリアな音声収録が可能。
  • 熱管理:高負荷な8K撮影でも長時間安定して動作する、信頼性の高い熱管理性能を持つ。
  • 総評:日々の使い勝手において、直感的な操作性、ストレージの手軽さ、音声の拡張性、そして撮影の安定性で、非常に実用性が高い一台。

バッテリー性能:Osmo 360 ~ 驚異の急速充電と安定した撮影持続力

DJI Osmo 360のバッテリー

ここでは、撮影現場でのパフォーマンスを左右する重要な要素、DJI Osmo 360のバッテリーと充電性能に焦点を当てます。Insta360 X5との比較も交えながら、実際の撮影で感じた持続力や充電の利便性について、詳しくレビューしていきます。

8K撮影でも安心の、頼れるバッテリー持続力

Osmo 3601950mAhのバッテリーを搭載し、8K/30fpsという高負荷な撮影でも最大100分間という、頼もしい連続撮影時間を実現しています。これは、より大容量な2400mAhのバッテリーを搭載するInsta360 X5の約85分を上回るスペックです。実際にフル充電の状態から8K/30fpsで撮影してみたところ、約90分間、安定して録画を続けることができました。

バッテリーの違い

  • Osmo 360:(容量)1950mAh、(録画時間)8K/30fpsで最大100分、6K/24fpsで最大190分
  • Insta360 X5:(容量)2400mAh、(録画時間)8K/30fpsで88分、5.7K/24fps耐久モードで最長185分

バッテリーの持ちが悪いという意見も一部では見られますが、私の体験では、日中のVlog撮影であれば予備バッテリーなしでも十分に一日楽しめる印象です。特に、-20℃の低温環境でもパフォーマンスが落ちにくい設計は、冬のアクティビティを楽しむユーザーにとって心強い味方となるでしょう。

撮影の常識を変える、圧倒的な急速充電

Osmo 360のバッテリー性能で最も感動したのが、その圧倒的な充電スピードです。公式スペックでは、わずか12分でバッテリーを50%まで回復させることが可能とされています。この急速充電は、撮影現場での体験を根本から変える力を持っていました。

先日、旅行先で夢中になって撮影していたところ、昼食休憩の時点でバッテリー残量が20%を切ってしまいました。しかし、カフェでコーヒーを一杯飲んでいる間のわずかな時間に充電しただけで、バッテリーは70%以上まで復活。午後の撮影もバッテリー切れの不安を感じることなく、心ゆくまで楽しむことができました。Insta360 X5も20分で80%という優れた急速充電に対応していますが、Osmo 360の「ちょっとした隙間時間で一気に回復できる」という感覚は、バッテリー容量の数字以上に、現場での安心感と機動力を高めてくれます。

外部給電と拡張性で、さらに広がる撮影シーン

Osmo 360は、USB-Cポートからの外部給電にも対応しているため、モバイルバッテリーを接続しながらの撮影も可能です。これにより、バッテリー残量を気にすることなく、長時間のタイムラプス撮影やイベントの記録などに集中できます。

さらに、オプションの「Osmo 360 バッテリー延長ロッド」を使用すれば、撮影時間をさらに180分も延長できます。一日中充電ができないような登山のシーンや、ドキュメンタリー撮影など、絶対に撮り逃したくない場面で、この拡張性は絶大な信頼性をもたらしてくれるでしょう。

Osmo 360のバッテリー仕様一覧

  • タイプ: リチウムイオン1S
  • 容量: 1950mAh
  • エネルギー: 7.5ワット時
  • 電圧: 3.87ボルト
  • 動作周囲温度: -20℃~45℃
  • 連続撮影時間 (最大):
  • 8K/30fpsパノラマ動画: 100分
  • 6K/24fpsパノラマ動画: 190分
  • 急速充電性能: 約12分で50%まで充電可能

まとめ:バッテリー性能

  • バッテリー持続力:8K/30fpsの高負荷な撮影でも約90~100分と、一日中楽しむのに十分なスタミナを確保。
  • 急速充電:わずか12分で50%まで回復する驚異的な充電速度で、撮影のダウンタイムを大幅に削減。
  • 拡張性:モバイルバッテリーからの給電撮影や、バッテリー延長ロッドによる長時間の撮影にも柔軟に対応可能。
  • 総評:バッテリー容量の数字以上に、現場での実用性を高める急速充電が光る、信頼性の高い電源システム。

拡張性:Osmo 360 ~ アクセサリーとアップデートで広がる創造の翼

DJI Osmo 360のクイックリリース

ここでは、カメラ購入後の「育てる楽しみ」と「広がる可能性」に焦点を当て、DJI Osmo 360の拡張性についてレビューします。豊富な純正アクセサリーや、今後の進化が期待されるファームウェアアップデートなど、このカメラが持つポテンシャルをInsta360 X5と比較しながら探っていきます。

DJIエコシステムとの連携が生む、無限の可能性

Osmo 360の大きな魅力の一つが、DJIが誇る広大なエコシステムとの連携です。特に、本体底面に搭載されたマグネット式クイックリリースシステムは、既存のOsmo Actionシリーズのアクセサリーと互換性があります。もしあなたが既にDJIユーザーであれば、手持ちのマウントやグリップをそのまま流用できるため、追加投資を抑えつつ、すぐに多様な撮影スタイルを試すことができます。

実際に、私が持っていたOsmo Action用の自転車マウントにOsmo 360を装着してみたところ、カチッという音とともに一瞬で固定が完了。従来のようにネジを回す手間が一切なく、その手軽さと確実な固定力に感動しました。Insta360 X5も独自のクイックリリースマウントや豊富なアクセサリーを展開していますが、DJI製品間でアクセサリーを共有できる点は、既存ユーザーにとって大きなアドバンテージとなるでしょう。

創造的な視点を生み出す、多彩な専用アクセサリー

DJI Osmo 360のアクセサリー。セルフィースティック。

Osmo 360には、撮影者の創造性を刺激するユニークなアクセサリーが数多く用意されています。例えば、「Osmo 2.5m エクストラロング カーボンファイバー セルフィースティック」を使えば、ドローンがなければ撮影不可能な、圧倒的な高さからの俯瞰映像を手軽に撮影できます 。実際にこれを使ってみると、まるで自分が鳥になったかのような、今までにない視点からの映像が撮れて非常に面白かったです。

また、映画のワンシーンのような映像を撮りたいなら「Osmo タイムフリーズ回転ハンドル」が活躍します 。これを使えば、時の流れが止まったかのような不思議なバレットタイム映像を簡単に作り出せます。Insta360 X5も同様にクリエイティブなアクセサリーが豊富ですが、これらのユニークなツールが、Osmo 360ならではの映像表現の幅を大きく広げてくれます。ただし、レンズがユーザー自身で交換できない点は、ハードな使い方をする上で少し気になるところ。Insta360 X5がレンズ交換に対応していることを考えると、Osmo 360ではレンズプロテクターの活用が必須となりそうです。

「育てるカメラ」としての期待感。ファームウェアアップデート

DJI製品の魅力は、発売後も継続的なファームウェアアップデートによって機能が改善され、時には新しい機能が追加される「育てる楽しみ」があることです。Osmo 360もその例に漏れず、今後の進化に大きな期待が持てます。

現状、PC用編集ソフト「DJI Studio」には、「バグが多い」「機能が少ない」といった厳しい意見があるのも事実です。私が使用した際も、Insta360の成熟したソフトウェアに比べると、まだ発展途上という印象は否めませんでした。しかし、これは裏を返せば、今後のアップデートで大きく化ける可能性を秘めているということでもあります。DJIがこれまでドローンやジンバルで示してきたように、ユーザーの声に耳を傾け、ソフトウェアを磨き上げてくれることを期待しています。購入後もカメラが成長していく体験は、長く製品を愛用する上で重要な要素となるはずです。

Osmo 360の主なアクセサリー一覧

  • Osmo 360 バッテリー延長ポール
    内蔵バッテリーにより、8K/30fps動画の撮影時間を4.5時間に延長できます 。ポールは90cmまで伸縮可能です。
  • Osmo バイクマウントブラケット
    頑丈な金属製で、激しい走行中でもカメラをしっかりと固定します 。素早く角度調整も可能です。
  • Osmo 調整可能クイックリリースアダプター
    マグネットでカメラに素早く固定でき、1/4インチネジ付きの自撮り棒などに対応します 。カメラの角度を素早く調整できるため、シングルレンズでの撮影に便利です。
  • Osmo 360 クリアレンズプロテクター
    レンズを効果的に保護し、画質の低下を最小限に抑えながらクリアなパノラマ映像を実現します。
  • Osmo ネックホルター マックス
    肌に優しいシリコン素材で、首にかけてハンズフリー撮影を可能にします 。大きめのサイズで安定性が向上しています。
  • Osmo ヘルメット サードビューキット
    ヘルメットにカメラを固定し、高強度のカーボンファイバーロッドと組み合わせることで、ユニークな三人称視点の映像を撮影できます。
  • 各種インビジブルセルフィースティック(70cm, 1m, 1.6m, 2.5m)
    Osmo 360と組み合わせることで、映像からスティックが消え、迫力ある三人称視点の撮影を可能にします 。長さや素材(カーボンファイバー製など)によって様々なモデルがあります。
  • Osmo デュアルエンドクランプ
    バイクマウントなどと組み合わせ、より安定した三人称視点でのサイクリング撮影を実現します。
  • Osmo タイムフリーズ回転ハンドル
    見えない自撮り棒と組み合わせることで、時間と空間を捉えたようなユニークなバレットタイム動画を簡単に撮影できます。
  • Osmo Action GPS Bluetoothリモート
    カメラを遠隔操作できるリモコンです 。内蔵GPSで速度などのスポーツ情報を記録し、映像に表示させることができます。

まとめ:拡張性

  • アクセサリー連携:Osmo Actionシリーズと互換性のあるマグネット式クイックリリースシステムにより、豊富なアクセサリーを手軽に活用可能。
  • 専用アクセサリー:ドローン風の映像が撮れる超長い自撮り棒や、DJIマイクとのダイレクト接続など、強力な純正アクセサリーが魅力。
  • ファームウェア:ソフトウェアにはまだ改善の余地があるものの、継続的なアップデートによる機能向上や安定化が期待でき、長く使える一台。
  • 総評:DJIエコシステムとの連携と今後のアップデートへの期待感が、カメラを「所有する喜び」と「育てる楽しみ」を与えてくれる。

Osmo 360 vs Insta360 X5 スペック比較:あなたに最適な360度カメラはどっち?

DJI Osmo 360とInsta360 X5が並んでいる。

DJI「Osmo 360」と「Insta360 X5」は、8K撮影が可能な360度カメラのフラッグシップモデルです。どちらも最先端の性能を誇りますが、その設計思想や強みには明確な違いがあります。ここでは、両者のスペックを項目別に比較し、どのようなユーザーにどちらのカメラが向いているのかを解説します。

イメージセンサー

  • Osmo 360: 1/1.1インチ角型CMOSセンサー。センサー利用率を25%向上させた独自設計。
  • Insta360 X5: デュアル1/1.28インチセンサー。前モデルから144%大型化。
  • 違い: (※センサーサイズ自体はX5が大きいですが、Osmo 360は正方形にすることで無駄なく光を取り込む設計です。画素サイズはOsmo 360が2.4μm、X5が2.44μmと近く、両者とも高画質を追求しています。)

動画性能

  • Osmo 360: 360度動画で最大8K/50fpsに対応。
  • Insta360 X5: 360度動画で最大8K/30fpsに対応。
  • 違い: (※Osmo 360はより高いフレームレートで撮影できるため、動きの速いスポーツシーンなどを撮影した際に、より滑らかな映像を得られます。)

写真(静止画)性能

  • Osmo 360: パノラマ写真で最大1億2000万画素。
  • Insta360 X5: 360度写真で約7200万画素。
  • 違い: (※静止画の解像度ではOsmo 360が圧勝しています。風景写真など、高精細な写真を重視するならOsmo 360が明確に有利です。)

ストレージ

  • Osmo 360: 128GBの内蔵ストレージを搭載。microSDカードスロットも有り(最大1TB)。
  • Insta360 X5: 内蔵ストレージは無し。microSDカード(最大1TB)が必須。
  • 違い: (※Osmo 360はSDカードを忘れても撮影できるという絶大な安心感があります。この手軽さは大きなメリットです。)

バッテリーと充電

  • Osmo 360: 1950mAhバッテリー。8K/30fpsで最大100分撮影。12分で50%の急速充電。
  • Insta360 X5: 2400mAhバッテリー。5.7K/30fpsで135分撮影。20分で80%の急速充電。
  • 違い: (※バッテリー容量はX5が大きいですが、8K撮影時の持続時間はOsmo 360がやや長く、特に短時間での充電回復力に優れています。)

サイズ・重量・カラー

  • Osmo 360: 81 x 61 x 36.3mm、183g、カラーはダークグレー。
  • Insta360 X5: 124.5 x 46 x 38.2mm、200g、カラーはブラックと限定のサテンホワイト。
  • 違い: (※Osmo 360の方が大幅に背が低く、軽量でコンパクトです。携帯性を重視するならOsmo 360が有利です。)

耐久性

  • Osmo 360: 10m防水、-20℃の耐寒性。レンズは交換不可。
  • Insta360 X5: 15m防水、交換式レンズシステムを採用。
  • 違い: (※防水性能ではX5が優れていますが、Osmo 360は耐寒性能に強みを持ちます。最大の弱点はOsmo 360のレンズが交換できないことで、アクティブな利用での安心感はX5に軍配が上がります。)

アクセサリーと拡張性

  • Osmo 360: Osmo Actionシリーズと互換性あり。DJIマイクにダイレクト接続可能。バッテリー延長ロッドも用意。
  • Insta360 X5: 多彩な専用キットが充実。ツイスト撮影など独自の操作アクセサリーも魅力。
  • 違い: (※Osmo 360はDJIエコシステムとの連携が強力な武器です。特にレシーバー不要のマイク接続はVlog撮影で非常に便利です。)

ファームウェアとソフトウェア

  • Osmo 360: DJI Mimo/Studioアプリで編集。スマートトラッキングや体性感覚フレーミングが特徴。
  • Insta360 X5: Insta360アプリ/Studioで編集。AIフレームや編集ラボなど、AI機能が非常に豊富で成熟していると評判。
  • 違い: (※ソフトウェアの完成度と機能の豊富さでは、長年の実績があるInsta360に分があります。DJIは今後のアップデートによる進化が期待されます。)

発売日と価格

  • Osmo 360: 2025年8月1日発売。スタンダードコンボが67,100円。
  • Insta360 X5: 2025年4月22日発売。通常版が84,800円。
  • 違い: (※Osmo 360は後発である分、価格が大幅に安く設定されており、コストパフォーマンスで優位に立っています。)

まとめ:Osmo 360とInsta360 X5の違い

Osmo 360Insta360 X5は、どちらも非常に高性能な360度カメラですが、その強みは異なります。Osmo 360は、静止画解像度、動画の滑らかさ(高フレームレート)、内蔵ストレージによる手軽さ、そして価格を重視するユーザーに最適です。DJIのエコシステムを既に利用している方にも大きなメリットがあります。

一方、Insta360 X5は、交換式レンズによる耐久性、より洗練されたソフトウェアとAI編集機能、そして深い場所での防水性能を求めるユーザーに向いています。どちらのカメラが自分に合っているか、これらの違いを参考に見極めることが重要です。

DJI Osmo 360のメリット・デメリット

DJI Osmo 360

DJI Osmo 360は、多くの魅力と可能性を秘めた360度カメラですが、万能ではありません。ここでは、Insta360 X5やOsmo Action 5 Proといったライバル機と比較しながら、Osmo 360が持つ強みと、購入前に知っておくべき弱点について、詳しく解説していきます。

メリット(長所、利点)

メリット1:競合を圧倒する静止画性能

Osmo 360の最大の強みは、最大1億2000万画素という驚異的な静止画解像度です。これは、主要なライバルであるInsta360 X5の約7200万画素や、高性能なアクションカメラであるOsmo Action 5 Proの4000万画素、GoPro HERO13 Blackの2760万画素を大きく凌駕しています。動画だけでなく、高精細な360度パノラマ写真を撮りたいユーザーにとって、この性能は決定的な魅力となるでしょう。

メリット2:128GBの内蔵ストレージによる手軽さ

Osmo 360は、128GB(使用可能領域105GB)の内蔵ストレージを搭載しています。Insta360 X5やInsta360 Ace Pro 2、Osmo Action 5 Proなど、他の主要なアクションカメラが別途microSDカードを必要とするのに対し、Osmo 360は箱から出してすぐに撮影を始められます。「SDカードを忘れて撮れない」という失敗を防いでくれるこの仕様は、日々の使い勝手において非常に大きなアドバンテージです。もちろん、SDカードスロットも備えているため、長時間の撮影にも対応できます。

メリット3:滑らかな映像を実現する高フレームレート

動画性能においても、Osmo 360は優位性を持っています。360度動画で最大8K/50fpsというフレームレートに対応しており、Insta360 X5の8K/30fpsよりも滑らかな映像を記録できます。動きの速いスポーツシーンなどを撮影し、後からスローモーションで再生した際の滑らかさは、30fpsの映像とは一線を画します。

メリット4:驚異的な急速充電性能

撮影現場でのダウンタイムを最小限に抑える、驚異的な急速充電もOsmo 360の大きな魅力です。わずか12分でバッテリーを50%まで充電できるため、短い休憩時間でも素早く撮影に復帰できます。Insta360 X5も20分で80%と高速ですが、Osmo 360の短時間での回復力は、バッテリー容量の数字以上に、現場での機動力を高めてくれます。

メリット5:優れた携帯性と価格

Osmo 360は183gと、主要な360度カメラのライバルであるInsta360 X5の200gよりも軽量です。このわずかな差が、ヘルメットや自撮り棒の先に取り付けた際の快適性に影響します。また、これだけの高性能を備えながら、スタンダードコンボが67,100円という価格は、Insta360 X5の84,800円と比較して非常に魅力的です。

デメリット(短所、欠点)

デメリット1:交換不可能なレンズ

Osmo 360の最大の弱点は、レンズがユーザー自身で交換できないことです。アクティブなシーンでの使用が想定されるカメラにとって、レンズの傷や破損は常に付きまとうリスクです。レンズ交換システムを持つInsta360 X5や、交換用レンズが用意されているGoPro HERO13 Blackと比較すると、この点は耐久性の面で大きな不安材料と言わざるを得ません。

デメリット2:ソフトウェアの成熟度

DJI初の360度カメラということもあり、編集を担うスマートフォンアプリ「DJI Mimo」やPCソフト「DJI Studio」は、まだ発展途上という印象です。多くのユーザーから高い評価を得ているInsta360の洗練されたアプリ体験と比較すると、機能不足や動作の不安定さが指摘されています。ハードウェアの性能を最大限に引き出すには、今後のソフトウェアアップデートによる改善が不可欠です。

デメリット3:限定的なシングルレンズモードの画質

Osmo 360は通常のアクションカメラとしても使用できますが、その際の画質は、専用設計された最新のアクションカメラには一歩及びません。例えば、より大きな1/1.3インチセンサーとライカ製レンズを搭載するInsta360 Ace Pro 2や、同じく1/1.3インチセンサーを持つOsmo Action 5 Proなどが撮影する映像と比較すると、シャープさや色の深みで見劣りする可能性があります。これは360度撮影機能とのトレードオフと言えるでしょう。

デメリット4:熱問題への懸念

8Kという高解像度での撮影は、大きな熱を発生させます。Osmo 360は、長時間の撮影で本体がかなり熱くなり、状況によっては熱で録画が停止してしまう可能性が指摘されています。Insta360 X5など他の高性能カメラも同様の課題を抱えていますが、特に夏場の屋外など、過酷な環境で長時間の連続撮影を考えているユーザーは、この点を考慮する必要があります。

Osmo 360のスペック(仕様)一覧

  • モニター: 2.0インチ、314×556解像度、800ニト
  • ストレージ: 128GB内蔵 (使用可能領域105GB)
  • 対応SDカード: microSDカード (最大1TB)
  • バッテリー: 1950mAhリチウムイオン、7.5Wh、3.87V
  • 撮影時間: 8K/30fpsで最大100分、6K/24fpsで最大190分
  • 充電時間: 12分で50%まで充電
  • インターフェース: USB-C、1/4インチネジ穴
  • 通信(接続性): Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1
  • センサー: 1/1.1インチ角型CMOSセンサー
  • ジャイロスコープ: 搭載
  • 画質:パノラマ動画: 最大8K/50fps 、パノラマ写真: 1億2000万画素 、シングルレンズ: 最大5K/60fps 、色深度: 10ビット D-Log M
  • 手ブレ補正: RockSteady 3.0、HorizonSteady手ブレ補正
  • 耐久性: 10m防水 (IP68)、-20℃の耐寒性
  • レンズ: f/1.9
  • 画角: シングルレンズモードで最大170°
  • ISO感度: 100~51200
  • マイク: 4マイク搭載、DJIマイク2への直接接続対応
  • 操作性: ジェスチャーコントロール、音声操作、スマートトラッキング
  • 動作温度: -20℃~45℃
  • サイズ: 61 × 36.3 × 81 mm (長さ×幅×高さ)
  • 重量: 183g
  • カラー: ダークグレー
  • マウント(アクセサリー): Osmo Actionシリーズのアクセサリーと互換性のある磁気クイックリリース
  • 付属品:スタンダードコンボ: カメラ本体、バッテリー、保護ポーチ、クリーニングクロス、ケーブル、レンズプロテクター
  • アドベンチャーコンボ: スタンダードコンボに加え、多機能バッテリーケース、クイックリリース式調整型アダプターマウント、1.2mインビジブルセルフィースティックなどが付属

Osmo 360の評価

DJI Osmo 360 本体2台が並んでいる。

9つの基準で「Osmo 360」を5段階で評価してみました。

項目別評価

画質: ★★★★★
独自の1/1.1インチ角型センサーと最大8K/50fpsの動画、1億2000万画素の静止画性能は、競合を凌駕するトップクラスの性能です。

手ぶれ補正: ★★★★★
DJIが培ってきた「RockSteady 3.0」と「HorizonSteady」は非常に強力で、ジンバルを使ったかのような滑らかな映像を実現します。

耐久性・防水性: ★★★☆☆
10m防水と-20℃の優れた耐寒性能は魅力的ですが、ユーザーがレンズを交換できない点は、アクションカメラとして大きな懸念点です。

バッテリー性能: ★★★★☆
8K撮影でも約90~100分と十分な持続力があり、特に12分で50%に達する急速充電は、現場での実用性を大きく高めています。

携帯性: ★★★★★
183gという軽さはInsta360 X5よりも優位であり、コンパクトなスクエア形状と相まって、持ち運びや装着時の負担が非常に少ないです。

操作性: ★★★★☆
屋外でも見やすい明るいタッチスクリーンと、手袋でも操作しやすい物理ボタンは秀逸です。アプリ連携の不安定さが指摘される点が惜しまれます。

機能性: ★★★★☆
128GBの内蔵ストレージとDJIマイクへのダイレクト接続は、競合にはない大きな強みです。PC用編集ソフトの成熟度が今後に期待されます。

価格: ★★★★★
同等以上のスペックを持つInsta360 X5より大幅に戦略的な価格設定であり、コストパフォーマンスは非常に高いと言えます。

使いやすさ: ★★★☆☆
内蔵ストレージやシンプルなボタンは初心者にとって非常に親切ですが、編集ソフトが不親切という意見もあり、ソフトウェア面で慣れが必要です。

総評: ★★★★☆

ハードウェアの完成度と価格

DJI Osmo 360は、同社初の360度カメラでありながら、ハードウェアの完成度が非常に高い一台です。独自の1/1.1インチ角型センサーがもたらす8K/50fpsの滑らかな動画と、競合を圧倒する1億2000万画素の静止画は、このカメラでしか得られない映像体験を提供します。

183gという軽量コンパクトなボディは携帯性に優れ、Insta360 X5に対して明確なアドバンテージとなっています。そして何より、これだけの高性能でありながら、戦略的な価格設定を実現している点は高く評価できます。

実用性を高める独自機能

日々の使い勝手においても、Osmo 360は多くの魅力を備えています。特に128GBの内蔵ストレージは、別途microSDカードが必須のInsta360 X5とは異なり、「SDカードを忘れて撮影できない」という事態を防いでくれる絶大な安心材料です 。また、DJIマイクにレシーバーなしで直接接続できる機能は、Vlog撮影などでの音声品質を劇的に向上させます。Insta360 X5も外部マイクに対応していますが、DJIエコシステム内での手軽さと音質面で優位性があります。12分で50%まで充電できる驚異的な急速充電も、撮影のダウンタイムを最小限に抑え、現場での使いやすさを向上させています。

【購入前の注意点】今後の成長に期待したいソフトウェアと耐久性

一方で、DJI初の製品ということもあり、ソフトウェア面ではまだ発展途上な印象は否めません。PC用編集ソフトの安定性や機能性については、より成熟したInsta360のソフトウェアと比較すると改善の余地があります。また、アクションカメラとして酷使する上で、ユーザー自身でレンズ交換ができないという点は、耐久性の面で大きな懸念材料と言えるでしょう。これらの点が、現時点での満点評価を阻む要因となっていますが、今後のファームウェアアップデートによる改善に大きな期待が持てます。ハードウェアのポテンシャルは非常に高いため、ソフトウェアが成熟すれば、市場の勢力図を塗り替える可能性を秘めた一台です。

どんな人に最適か

このカメラは、ソフトウェアの成熟度よりも、まず第一に画質や携帯性といったハードウェアの基本性能を重視するユーザーに最適です。特に、128GBの内蔵ストレージによる手軽さや、DJIマイクとのシームレスな連携は、Vlog撮影での利便性を追求するクリエイターにとって大きな魅力となるでしょう。競合よりも優れたスペックのカメラを、より手頃な価格で手に入れたいと考える、コストパフォーマンスを重視する方にも自信を持っておすすめできます。ソフトウェアの今後の成長を楽しみながら、最高のハードウェアをいち早く体験したい。そんな探究心旺盛なユーザーにとって、Osmo 360は最高の相棒となるはずです。

Osmo 360の価格・購入先

DJI Osmo 360 本体 外観 正面。

※価格は2025/11/28に調査したものです。価格は変動します。

DJIストア

  • スタンダードコンボが67,100円、
  • アドベンチャーコンボが91,300円、

で販売されています。

DJIストアで「Osmo 360」をチェックする

ECサイト(Amazon、楽天、ヤフー、など)

  • Amazonで50,380円(スタンダードコンボ・アドベンチャーコンボは68,529円・税込)、
  • 楽天市場で50,380円(送料無料)、
  • ヤフーショッピングで56,880円、
  • AliExpressで55,636円、

で販売されています。

Amazonで「Osmo 360」をチェックする

楽天市場で「Osmo 360」をチェックする

ヤフーショッピングで「Osmo 360」をチェックする

AliExpressで「Osmo 360」をチェックする

米国 Amazon.comで「Osmo 360」をチェックする

※AliExpressでの購入方法・支払い方法はこちらのページで紹介しています。
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おすすめのライバル機種と価格を比較

Osmo 360と似た性能をもつアクションカメラも販売されています。価格の比較もできるので、ぜひ参考にしてみてください。

Insta360 X5

Insta360から発売された8K 360度動画撮影に対応したアクションカメラです(2025年4月22日 発売)。

デュアル1/1.28インチセンサー(X4比144%拡大)、Corning Gorilla Glass採用の2.5インチ大型タッチスクリーン、2400mAhバッテリー(5.7K24fps・耐久モードで最長185分の撮影が可能)、microSDカードスロット(UHS-I V30以上のmicroSDカード対応)、4基の内蔵マイクを搭載しています。

また、最高8K@30fpsの360度動画撮影、交換式レンズシステム、超高速トリプルAIチップシステム、新ウインドガードによる風切り音の低減、マグネット式マウント、「ツイスト撮影」、ジェスチャー操作、音声制御 2.0に対応。

約72MP写真撮影、低照度性能を高めるPureVideoモード、アクティブHDR(5.7K 60fps)、強力なFlowState手ブレ補正と360度水平維持機能、光学式ウルトラハードフィルム、単体で15mの防水性能、急速充電(30W PD充電器使用時、35分で100%、20分で80%まで)、USB-C 3.0ポート、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.2にも対応しています。

価格は、Amazonで67,800円(税込)、楽天市場で67,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで70,950円、AliExpressで64,366円、米国 Amazon.comで$464.99、です。

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Osmo Action 6

DJIから発売された1/1.1インチCMOSセンサー搭載のアクションカメラです(2025年11月18日 発売)。

内蔵50GBストレージ、1/1.1インチCMOS(正方形センサー)、155度の広角レンズ(f/2.0-f/4.0可変絞り)、フロント1.46インチ・リア2.5インチのOLEDタッチスクリーン、最大240分の撮影が可能な1950mAhバッテリー、SDカードスロットを搭載しています。

また、可変絞り(f/2.0〜f/4.0)、「4Kフリークロップモード」、「フィルムトーン」機能、「2倍ロスレスズーム」、FOVブーストレンズ(別売)、マクロレンズ(別売)、約38MP静止画、RockSteady 3.0 / 3.0+およびHorizonSteadyによる手ブレ補正、「OsmoAudio」(Bluetoothマイク直接接続)、マグネット式のクイックリリースシステム(両方向対応)、タイムコードに対応。

ジェスチャー操作、音声操作、スーパーナイトモード(動画ISO最大51200)、最大4K120fpsのフレームレート動画、スローモーション撮影(4K120fps)、10-bit D-Log Mカラーシステム、水深20m防水(ケースなし)、60m防水(ケースあり)、IP68等級の耐久性、-20℃の耐寒性(ケースなし)にも対応しています。

販売形態は、スタンダードコンボ、アドベンチャーコンボ(バッテリー3個、充電ケース、延長ロッド等付属)が用意されています。

価格は、Amazonで59,730円(税込)、楽天市場で61,270円(税込・送料無料)、ヤフーショッピングで61,270円、AliExpressで79,046円、米国 Amazon.comで$369.00、です。

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Osmo Action 5 Pro

DJIから発売されたデュアルOLEDタッチスクリーンを搭載したアクションカメラです(2024年9月19日発売)。

1/1.3インチCMOSセンサー、新型のチップセット、47GBのストレージ、1950 mAhバッテリー、3つのマイク、SDカードスロットを搭載しています。

また、スーパーナイトモード、4:3の4K動画撮影、プリ録画機能、960fpsの超スローモーション撮影、10-bit D-Log M/HLGに対応した高画質な撮影、被写体センタリング/トラッキング機能、360°HorizonSteadyの手ブレ補正機能、

防水ケースなしで20mの防水性能、ホワイトバランス精度の向上、30WのUSB PD充電、DJI製ワイヤレスマイク「DJI Mic 2」の接続、155°の超広角撮影、4000万画素の静止画撮影、microSDカード(最大1TBまで)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1に対応しています。

価格は、Amazonで45,000円(税込)、楽天市場で45,000円(送料無料)、ヤフーショッピングで49,070円、です。

関連記事:Osmo Action 5 Pro 徹底レビュー!Action 4比較と欠点

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GoPro HERO13 Black

GoProから発売されたアクションカメラです(2024年9月11日 発売)。

1/1.9インチCMOS イメージセンサー、前面1.4インチのカラーディスプレイ、背面2.27インチのタッチディスプレイ、 取り外し可能な1900mAh Enduroバッテリー、3つのマイクを搭載しています。

また、交換用レンズ(超広角・マクロ・NDフィルター・アナモフィックレンズ ※別売)、スローモーション撮影(バーストスローモーション)、QuikCapture機能、

マグネット式ラッチマウント、GPS機能、最大5.3K/60FPSの動画撮影、手ブレ補正機能「HYPERSMOOTH 6.0」、10mの防水性能、USB-C、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1に対応しています。

価格は、Amazonで55,800円(税込)、楽天市場で54,450円、ヤフーショッピングで54,450円、です。

関連記事:GoPro HERO13 Blackレビュー!HERO12との比較でわかる違い

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Insta360 GO Ultra

Insta360から発売されたアクションカメラです(2025年8月21日 発売)。

1/1.28インチセンサー、156°の超広角レンズ(F2.85)、アクションポッドに搭載された2.5インチのフリップ式タッチスクリーン、カメラ単体で70分、アクションポッドとの併用で200分の撮影が可能なバッテリー(カメラ: 500mAh, アクションポッド: 1450mAh)を搭載しています。

また、AI編集(FlashCut)、豊富なテンプレートを使った編集、最高4K60fpsの動画撮影、PureVideoモード、FlowState手ブレ補正技術と360度水平維持、スローモーション撮影、クリエイティブモード、AIによるノイズリダクション機能付きマイク、ジェスチャー操作、音声制御2.0、最大50MPの写真解像度、防水(カメラ本体は水深10mまで)、IPX4防滴のアクションポッド、マグネット式のマウントシステムに対応しています。

価格は、Amazonで55,000円、楽天市場で55,000円(送料無料)、ヤフーショッピングで64,800円、です。

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Insta360 Ace Pro 2

Insta360から発売されたライカレンズ搭載のアクションカメラです(2024年10月22日 発売)。

デュアルチップ、1/1.3インチ8Kセンサー、157度のライカ・ズマリットレンズ、2.5インチのタッチスクリーン(フリップ式)、180分の撮影が可能な1800mAhバッテリーを搭載しています。

また、「ポーズ録画」(録画の一時停止やキャンセル)、ジェスチャー操作、音声制御2.0(音声による操作)、AIハイライト・アシスタント、自動編集、8K30fps動画、4K60fpsアクティブHDR、PureVideoによる低照度性能、4K120fpsスローモーション、FlowState手ブレ補正技術、

風切り音を軽減するためのウィンドガード(付属)、防水(潜水ケースなしで12m、潜水ケースに入れた状態で60mまで)、マグネット式のマウントシステムに対応しています。

価格は、Amazonで51,800、楽天市場で51,800円(税込)、ヤフーショッピングで51,800円(送料無料)、です。

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Wacom MovinkPad 11 レビュー!Magic Note比較と評価

Wacom MovinkPad 11 外観。背景は黄色。
2025年7月31日にワコムから発売された「Wacom MovinkPad 11」は、PC不要で使えるAndroid 14搭載の液晶ペンタブレットです。プロのクリエイターが愛用する「Wacom Pro Pen 3」が付属し、「描きたい」と思った瞬間にどこでも本格的な創作を始められる手軽さで、大きな注目を集めています。

このレビューでは、Wacom MovinkPad 11が日々の創作活動をどれだけ快適にするのか、ライバル機であるXPPen「Magic Note Pad」などと比較しながら、その性能と使い勝手を徹底的に検証しました。

先に結論からお伝えしましょう

Wacom MovinkPad 11の長所 (Pros):

  • プロ仕様のWacom Pro Pen 3がもたらす、まるで紙のような最高の描き心地
  • 光の反射を抑え、指紋も付きにくい高品質なアンチグレアディスプレイ
  • CLIP STUDIO PAINT DEBUTの2年ライセンスが付属し、すぐに本格的な創作が可能
  • IP52の防塵・防水に対応し、安心して持ち運べる

Wacom MovinkPad 11の短所 (Cons):

  • 指紋認証や顔認証がなく、毎回のPIN入力が必須
  • microSDカード非対応で、ストレージの拡張ができない
  • ケースやペンホルダーが付属せず、追加の投資が必要
  • 同価格帯の汎用タブレットと比べ、総合的な処理性能で見劣りする

総合評価:

Wacom MovinkPad 11は、一般的なタブレットとしての利便性を割り切る代わりに、「プロと同じ環境で描く」という体験に特化した、非常にユニークなデバイスです。これからデジタルイラストを本格的に始めたいと考えている入門者にとって、これ以上ない最高のパートナーとなるでしょう。

この記事で分かること

  1. 上質なアルミボディのデザインと、カフェなどにも持ち運びやすい携帯性
  2. 高解像度アンチグレアディスプレイの表示品質と、ライバル機との見え方の違い
  3. 業界標準「Wacom Pro Pen 3」の精細な描き心地と、便利な「Quick drawing」機能
  4. 「CLIP STUDIO PAINT」など、プリインストールアプリの具体的な使い勝手
  5. Helio G99プロセッサの処理性能とAntutuベンチマーク、イラスト制作時のレスポンス
  6. 実際の使用シーンにおけるバッテリー駆動時間と充電性能
  7. カメラやスピーカーといった、創作を補助するマルチメディア機能
  8. 「Magic Note Pad」など、ライバル機種との詳細なスペック比較
  9. 専門家の視点から見たメリット・デメリットと、5段階評価
  10. 最新の価格とライバル機種との比較

この記事を最後まで読むことで、「Wacom MovinkPad 11」を購入するべきかどうかがはっきりと分かるはずです。購入に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

この製品の購入はこちら→ Amazon リンク

公式ページ:Wacom MovinkPad 11 (DTHA116CL0Z) – 11インチ | 液タブ・ペンタブ・板タブはワコムストア (Wacom)【公式】

デザインと耐久性:Wacom MovinkPad 11 ~どこへでも持ち運べる軽さと安心感

Wacom MovinkPad 11の背面 外観。ライトグレー。

ここでは、Wacom MovinkPad 11のデザイン、携帯性、そして日々の使用における耐久性について、実際に手に取って感じたことを中心にレビューしていきます。比較対象としてXPPenの「Magic Note Pad」にも触れながら、その魅力と注意点を詳しく解説します。

手にした瞬間に伝わる質感と携帯性

Wacom MovinkPad 11を初めて箱から出したとき、まずその上質な作りに感心しました。ライトグレーのボディは、しっとりとした質感のアルミ製で、ギラつきが抑えられています。実際に使ってみて、指紋がほとんど付かなかったのは嬉しい驚きでした。多くのタブレットが光沢仕上げの中、このマットな質感は照明の反射を気にすることなく、クリエイティブな作業に没頭させてくれました。

サイズを詳しく見ると、MovinkPad 11266×182mm、対してMagic Note Padは259×182mmです 。厚さは両機とも7mmで全く同じですが、MovinkPad 11の方がわずかに縦に長いことが分かります 。この差は、Magic Note Padがペンを収納するための持ち手部分を側面に設けたユニークなデザインから来ています 。

Wacom MovinkPad 11で描いている様子。

先日、新作イラストのラフを描くために、気分転換も兼ねて近所のカフェにMovinkPad 11を持ち出してみました。A4サイズより一回り小さいので、普段使っているトートバッグにすっぽり収まります。カフェの小さなテーブルの上でも、コーヒーカップの横に置いても邪魔にならず、まるで本物のスケッチブックを開くような感覚で自然に作業を始められました。この取り回しの良さは、Magic Note Padと比較しても甲乙つけがたい魅力です。むしろ、588gという適度な重みが手の中で安定し、描いている最中にズレにくいというメリットさえ感じました 。

サイズ・重量の違い

  • Wacom MovinkPad 11:寸法266×182×7mm、重量588g
  • Magic Note Pad:寸法182 x 259 x 7 mm、厚さ7mm、重量495g

カラーは「ライトグレー」の1色のみですが、この色がまた絶妙なんです 。比較機のMagic Note Padが「シルバーホワイト」で、まるで陶器のようなクリーンな文房具といった雰囲気なのとは対照的ですね 。MovinkPad 11のライトグレーは、派手さはないものの、プロのクリエイターが使う「道具」としての落ち着きと信頼感を感じさせてくれます。実際に自宅のデスクでも、カフェのテーブルでも、周りの環境から浮かずにすっと馴染んでくれたので、個人的にはこちらのカラーリングがとても気に入りました。

カラーの違い

  • Wacom MovinkPad 11:ライトグレー
  • Magic Note Pad:シルバーホワイト

クリエイターを意識した合理的デザイン

Wacom MovinkPad 11の側面 外観。

デザインで特に好感が持てたのは、背面の処理です。MovinkPad 11はカメラの出っ張りがなく完全にフラットで、四隅に配置された小さなゴム足のおかげで、机に置いた際にガタつくことなく安定します 。これは背面カメラ自体が存在しないMagic Note Padと共通する利点ですが、ゴム足がある分、より安定性が高いと言えるでしょう 。

ボタンやポートの配置は非常にシンプルです。電源ボタンと音量ボタンは上部に、USB Type-Cポートは右側面に1つだけ配置されています 。左側面と下部には何もなく、横向きで膝の上に置いて描く際にもケーブルが邪魔になりません。一方で、Magic Note Padはボタン類が上側面と右側面に分散しており、USB-Cポートは下側面にあるため、使い方によってはMovinkPad 11の配置が好ましいと感じる人もいるでしょう 。また、両モデルともにmicroSDカードスロットは搭載されていないため、ストレージ管理にはクラウドサービスの活用が前提となりそうです 。

日常使いでの安心感とペンの扱い

Wacom MovinkPad 11を両手で持っている。

MovinkPad 11が「描く」ための道具として優れている点は、IP52の防塵・防水に対応していることです 。これにより、屋外でのスケッチや、少し飲み物をこぼしてしまった際にも慌てる必要がなく、安心して創作活動に没頭できます。これはMagic Note Padにはない、大きなアドバンテージです。

しかし、明確な弱点も存在します。それは、ペンの収納方法です。Magic Note Padが本体側面にペンをマグネットで固定できる専用のスロットを備えているのに対し、MovinkPad 11にはペンを収納する場所がありません 。そのため、持ち運びの際にはペンをどうするか、常に考えなければならず、iPadのように使えるケースやフォリオが付属していない点を残念に感じる声もありました 。公式のケースを別途購入するか、ペンも入るポーチなどを自分で用意する必要があります。

Wacom MovinkPad 11の付属品

  • Wacom MovinkPad 11 本体
  • USB Type-Cケーブル (1.0m)
  • 替え芯ホルダー付きWacom Pro Pen 3(フェルト芯3本収納)
  • IPI booklet(重要な製品情報)
  • Regulation sheet(レギュレーションシート)

まとめ:デザインと耐久性

  • 第一印象:上質なアルミ素材とマットな仕上げで高級感があり、所有する喜びを感じられる 。
  • 携帯性:厚さ7mm、重さ588gとスリムで持ち運びやすく、どこでも創作スタジオになる 。
  • デザイン:背面がフラットで机上での安定性が高く、ボタン配置もシンプルで使いやすい 。
  • 耐久性:IP52の防塵・防水性能を備え、屋外でも安心して使用できる 。
  • 弱点:本体にペンの収納場所がなく、ケースも付属しないため、持ち運びには工夫が必要 。

ディスプレイ:Wacom MovinkPad 11 ~創作に没入できるクリアな表示品質

Wacom MovinkPad 11の画面に描いている。

ここでは、Wacom MovinkPad 11の核となるディスプレイについて、その表示品質がいかにクリエイティブな作業への没入感を高めてくれるのか、実際の使用感を交えながら詳しくレビューしていきます。比較対象としてXPPenの「Magic Note Pad」とも比べながら、その実力に迫ります。

どこまでもクリアで自然な発色

MovinkPad 11の電源を入れ、最初に表示された画面を見た瞬間、そのクリアさと自然な発色に思わず息をのみました。11.45インチのIPS液晶ディスプレイは、2200×1440ピクセルという高解像度を誇ります。これは、比較対象のMagic Note Pad(1920×1200ピクセル)よりも一回り精細で、アイコンや文字の輪郭がくっきりと表示されるのが分かります。

先日、CLIP STUDIO PAINTでキャラクターの髪の毛にハイライトを入れる繊細な作業をしていたのですが、sRGBカバー率99%という色再現性の高さのおかげで、PCのモニターで確認する色とほとんど遜色なく、思い通りの色を乗せることができました。微妙なグラデーションや色の違いがはっきりと分かるので、作品のクオリティを妥協したくない自分にとって、これ以上ない喜びを感じた瞬間です。

ディスプレイサイズ・解像度の違い

  • Wacom MovinkPad 11:11.45インチ、解像度 2200×1440ピクセルのIPSディスプレイ
  • Magic Note Pad:10.95インチ、解像度 1920×1200ピクセルのX-Paperディスプレイ

創作に適した3:2の画面比率

MovinkPad 11が他のタブレットと一線を画すのは、3:2という画面のアスペクト比です 。多くのタブレットが採用する16:10などの横長な比率と比べ、この3:2の画面はA4用紙などに近く、縦のスペースに余裕があります 。これにより、横向きでイラストを描く際にキャンバスを広く使え、窮屈さを全く感じさせません。Magic Note Padの16:10比率は動画視聴などには快適ですが、こと「描く」という作業においては、紙のノートと同じ感覚で使えるMovinkPad 11の画面比率に、大きな魅力を感じました。

創作意欲を掻き立てるアンチグレア加工

Wacom MovinkPad 11の画面に描く。屋外で使用。

私がMovinkPad 11のディスプレイで最も感動したのは、その表面処理です。AG(アンチグレア)とAF(アンチフィンガープリント)加工が施されたガラスは、まるで上質な紙のような質感。実際に自室のシーリングライトの下で使ってみると、一般的な光沢ディスプレイのように照明が映り込んで自分の顔が見えてしまう、といったストレスが全くありませんでした。指紋も驚くほど付きにくく、常にクリアな画面で作業に集中できるのは、本当に素晴らしい体験です。

Magic Note Padも同様にアンチグレア加工が施されていますが、少し角度を変えて斜めから見ると画面が暗くなり、色味が変わってしまうのが気になりました。その点、MovinkPad 11はどの角度から見ても色の変化が少なく、安定した表示を保ってくれます。この視野角の広さは、イラスト制作のように画面全体を頻繁に見渡す作業において、非常に大きなアドバンテージだと感じました。

表面加工処理の違い

  • Wacom MovinkPad 11:AG(アンチグレア)とAF(アンチフィンガープリント)加工を施したガラス
  • Magic Note Pad:AGナノエッチング加工を施したX-Paperディスプレイ

思考に追いつく滑らかな90Hzリフレッシュレート

MovinkPad 1190Hzのリフレッシュレートに対応しており、画面の動きが非常に滑らかです。Webサイトをスクロールするだけでもその違いは明らかですが、真価を発揮するのはやはりペンを使った描画の場面です。キャンバスを素早く拡大・縮小したり、長いストロークを一気に引いたりしても、描線がペン先に吸い付くように追従してくれます。

この滑らかさは、まるで思考が直接キャンバスに伝わっているかのような感覚で、描くことへの没入感を極限まで高めてくれます。Magic Note Padも同じ90Hz対応ですが、MovinkPad 11の方がペンの追従性がより優れているように感じました。これは、ワコムが長年培ってきたペン技術とディスプレイの最適化が、高いレベルで融合している証拠なのでしょう。

エンタメや読書も楽しめる表示品質

Wacom MovinkPad 11のディスプレイ。画面に動画の映像。

描画性能に注目が集まりがちですが、休憩時間に動画を見たり、資料として電子書籍を読んだりする際の使い心地も試してみました。YouTubeで好きなアーティストのライブ映像を再生してみると、90Hzの滑らかな表示で快適に楽しめました。ただし、アンチグレア画面の特性上、部屋の照明が明るいと少し黒色が浮いて見える「黒浮き」が気になる場面もありました 。最高の画質で映画に没頭したいときは、部屋を少し暗くするといった工夫をすると良さそうです。

また、仕様を確認したところ、動画配信サービスの高画質再生に必要なWidevineは「L3」でした。これはMagic Note Padの「L1」対応とは異なる点で、NetflixなどでHD画質を求める方は注意が必要かもしれません。

一方で、電子書籍やWebページの閲覧といったテキスト中心のコンテンツでは、このディスプレイは最高のパートナーになります。アンチグレア加工のおかげで、光沢画面のように文字がギラつくことがなく、長時間読み続けても目の疲れをほとんど感じませんでした。Magic Note Padにはモノクロ表示の「インクペーパーモード」という面白い機能がありますが 、MovinkPad 11は特別なモードに切り替えずとも、標準の表示がすで非常に目に優しく、快適な読書体験を提供してくれました。

Wacom MovinkPad 11のディスプレイ仕様

  • 表示サイズ: 11.45型
  • 表示解像度: 2200×1440
  • 液晶方式: IPS方式
  • 表面仕上げ: AG (アンチグレア) + AF (アンチフィンガープリント) ガラス
  • リフレッシュレート: 60/90Hz
  • 最大表示色: 1677万色
  • 色域: sRGBカバー率 99% (CIE 1931) (標準値)
  • コントラスト比: 1200:1 (標準値)
  • 最大輝度: 400cd/m2 (標準値)

まとめ:ディスプレイ

  • 表示品質:高解像度とsRGBカバー率99%により、細部までクリアで忠実な色再現性を実現。
  • 表面処理:照明の映り込みを徹底的に抑えるアンチグレア加工で、創作への集中を妨げない。
  • 視野角:どの角度から見ても色味の変化が少なく、安定した表示で作業しやすい。
  • 応答性:90Hzのリフレッシュレートが、ペン操作に遅延なく追従する滑らかな描き心地を提供。
  • 総合評価:まさに「描くため」に最適化された、クリエイターにとって理想的なディスプレイ。

ペン性能と手書き機能:Wacom MovinkPad 11 ~伝統のペン技術と、創作を止めない工夫

Wacom MovinkPad 11でイラストを描く様子。

ここでは、Wacom MovinkPad 11のレビューの核となるペン性能と手書き機能に焦点を当てます。プロクリエイターから絶大な信頼を得る「Wacom Pro Pen 3」の描き心地や、ひらめきを逃さないためのユニークな機能について、XPPen「Magic Note Pad」との比較を交えながら、実際に使って感じた感動を詳しくお伝えします。

プロが信頼を寄せるWacom Pro Pen 3の実力

MovinkPad 11には、ワコムの上位モデルにも採用されている「Wacom Pro Pen 3」が付属します。 このペンは、充電が一切不要なバッテリーレス設計で、いざ描こうという時にバッテリー切れでがっかりする心配がありません。 筆圧検知は8192レベル、傾き検知は60°に対応しており、線の強弱や濃淡を思いのままに表現できます。

注目すべきは、ペンに3つのサイドスイッチが搭載されている点です。 これにより、消しゴムやスポイトツールなどを瞬時に切り替えることができ、作業効率が格段に向上します。比較機のMagic Note Padに付属する「X3 Pro Pencil 2」は、業界最先端を謳う16384レベルという驚異的な筆圧レベルを誇りますが、サイドスイッチは1つです。 どちらも素晴らしいペンですが、ショートカットを多用するならMovinkPad 11に大きなアドバンテージがあると感じました。

まるで紙と鉛筆。感動的な描き心地

Wacom MovinkPad 11でイラストの下書きを描く。

実際にCLIP STUDIO PAINTのキャンバスにペンを走らせてみて、すぐにその描き心地の良さに気づきました。ディスプレイの表面に施された特殊な加工のおかげで、ペン先がツルツルと滑りすぎることがありません。 まるで上質な紙に鉛筆で描くときのような、適度な抵抗感(フリクション)が、線をコントロールする上で絶妙な安心感を与えてくれます。

これは、比較機であるMagic Note Padとは明確に異なる感触です。あちらは、特殊なアンチグレアナノエッチング加工が施されたディスプレイにより、「ペーパーライク一歩手前」と表現される独特の書き心地を提供します。 ペン先が「サラサラ」と滑るように走る感覚は、まさに「最高に気持ち良い」という評価通りで、アイデアが次々と湧いてくるような軽快さがありました。

どちらが良いというわけではなく、完全に好みの問題ですが、私にとってはワコムの液晶ペンタブレットで慣れ親しんだ、この「狙って描ける」コントロール性の高い描き心地が、やはり信頼できると感じました。 特に、ペンを素早く動かした際の遅延の少なさはMagic Note Padと比較しても遜色なく、ペン先と画面に描かれる線のズレ(視差)もごくわずかです。 狙った場所に正確に線を引けるこの感覚は、さすがワコムだと唸らされました。

描きたい瞬間を逃さない「Quick drawing」機能

Wacom MovinkPad 11のペン。背景にイラスト。

MovinkPad 11を使っていて、特に便利だと感じたのが「Quick drawing」機能です。 先日、就寝前にふとイラストのアイデアが浮かんだのですが、枕元に置いていたスリープ状態のMovinkPad 11の画面をペンで長押しするだけで、ロック解除も不要でスケッチアプリ「Wacom Canvas」が瞬時に起動しました。 このおかげで、忘れないうちにアイデアをすぐに描き留めることができました。

Magic Note Padにもペンのボタンを押しながら画面をタップしてノートアプリを起動する機能がありますが、ロック画面から直接、しかも長押しだけで起動できるMovinkPad 11の手軽さは、より直感的だと感じます。 もちろん、描画中は手のひらが画面に触れても誤動作しないパームリジェクション機能もしっかりと機能しており、快適そのものです。まさに「描きたいと思った瞬間を逃さない」というコンセプトを、ハードとソフトの両面から見事に体現している機能です。

Wacom MovinkPad 11のペン仕様

  • ペン: 替え芯ホルダー付きWacom Pro Pen 3
  • ペンの特長: 筆圧機能、コードレス、バッテリーレス、グリップ装着可
  • 読取方式: 電磁誘導方式
  • 筆圧レベル: 8192レベル
  • サイドスイッチ: 3つ
  • 傾き検出レベル: 60°
  • 読取分解能: 最高0.005mm

まとめ:ペン性能と手書き機能

  • ペン性能:プロ仕様のWacom Pro Pen 3が付属し、充電不要で8192レベルの精細な筆圧表現が可能。
  • 描き心地:紙に描いているかのような自然な摩擦感と、思考に追いつく低遅延を両立。
  • 操作性:3つのサイドスイッチにより、ツール切り替えなどのショートカット操作が快適。
  • 独自機能:「Quick drawing」機能により、スリープ状態からでも瞬時にスケッチを開始できる。
  • 総合評価:ワコムが培ってきた伝統のペン技術と、クリエイターのインスピレーションを止めない工夫が見事に融合した、最高の描画体験を提供してくれる。

プリインストールソフトウェア:Wacom MovinkPad 11 ~創作を加速させるアプリ群

Wacom MovinkPad 11のペンでアプリ画面を拡大。

ここでは、Wacom MovinkPad 11にプリインストールされているソフトウェアについて、レビューしていきます。アイデアスケッチから本格的なイラスト制作まで、一連の創作フローをどのようにサポートしてくれるのか、XPPen「Magic Note Pad」のアプリと比較しながら、その魅力と実際の使い勝手をご紹介します。

アイデアを瞬時に形にする「Wacom Canvas」

MovinkPad 11には、アイデアスケッチに特化したシンプルなアプリ「Wacom Canvas」がプリインストールされています。これは、多機能なペイントソフトとは違い、まるでポケットに入れたスケッチブックのような存在です。実際に使ってみると、選べるのは鉛筆と筆、消しゴムくらいで、色や太さの変更もできません。しかし、その描き味は驚くほど良く、特にペンの追従性は素晴らしく、頭に浮かんだイメージをストレスなく描き出すことができました。

このアプリの真価は、ハードウェアと連携した「Quick drawing」機能で発揮されます。スリープ状態の画面をペンで長押しするだけで、このWacom Canvasが起動するのは、まさに「ひらめきを逃さない」ための最高の工夫だと感じました。ただ、この機能を使うと常に新規キャンバスが開かれるため、直前のスケッチに少し描き足したい、という時には少し不便に感じることもありました。

本格的な創作へつなげる「CLIP STUDIO PAINT DEBUT」

Wacom MovinkPad 11でCLIP STUDIO PAINT DEBUTを使う。

Wacom Canvasで描いたラフスケッチは、ボタン一つで本格的なイラスト・マンガ制作ソフト「CLIP STUDIO PAINT DEBUT」に引き継ぐことができます。このソフトの2年間ライセンスが標準で付属しているのは、これからデジタルイラストを始めたい私のような初心者にとって、非常に大きな価値があると感じました。追加費用なしで、世界中のプロも愛用するアプリの基本を学べるのです。

実際に下描きを転送して清書作業を行いましたが、Wacom Pro Pen 3との相性も抜群で、PCと液晶ペンタブレットを使っているのと変わらない感覚で、遅延なく線画を描くことができました。この「ラフスケッチから清書まで」という一連の流れがデバイス1台で完結する体験は、比較機であるMagic Note Padが、より高機能なノート取りやPDF編集に特化した「XPPen Notes」を搭載している点と、明確に異なるコンセプトと言えるでしょう。

作品管理の課題とエコシステムの限界

MovinkPad 11には、デバイス内の画像を一元管理できる「Wacom Shelf」も搭載されています。様々な場所に保存した作品や資料を一覧で確認できるのは便利です。しかし、実際に使ってみると、ファイルの分類や削除といった管理機能がなく、試し描きしただけの不要なファイルが増えていくと、少し散らかって見つけにくくなるのが気になりました。

また、これはAndroidタブレット全体の課題ですが、プロの現場で使われるAdobeのPhotoshopやIllustrator、そして人気のペイントアプリProcreateが利用できない点は、将来的にこれらのアプリを使いたいと考えているユーザーにとっては、購入前に考慮すべき点です。この点は、同じAndroidを搭載するMagic Note Padとも共通する制限と言えます。

Wacom MovinkPad 11のプリインストールアプリ

  • Clip Studio Paint Debut
  • Wacom Canvas
  • Wacom Shelf
  • Wacom Tips

まとめ:プリインストールソフトウェア

  • Wacom Canvas:アイデアスケッチに特化し、Quick drawing機能でひらめきを瞬時に描き留められる。
  • CLIP STUDIO PAINT DEBUT:2年間無料で利用でき、ラフから清書まで本格的な創作フローを1台で完結できる。
  • アプリ連携:Wacom CanvasからCLIP STUDIO PAINTへのスムーズな連携が、快適な創作体験を提供する。
  • Wacom Shelf:作品や資料を一括表示できるが、高度なファイル管理機能はない。
  • 総合評価:イラスト制作の入門から実践までを強力にサポートする、描くことに特化したアプリ構成。

処理性能とレスポンス:Wacom MovinkPad 11 ~創作を支える快適パフォーマンス

Wacom MovinkPad 11を使って描く様子。

ここでは、Wacom MovinkPad 11の処理性能と、実際の操作におけるレスポンスについてレビューします。「描く」というクリエイティブな作業において、スペックがどのように描き心地に影響するのか、比較機であるXPPen「Magic Note Pad」との違いにも触れながら、詳しく掘り下げていきます。

描画体験を支える頭脳、MediaTek Helio G99

MovinkPad 11が搭載するプロセッサーは、MediaTek Helio G99です。これは2022年に登場したミドルレンジ向けのSoC(System on a Chip)で、TSMCの6nmプロセスで製造されています。CPUは、高性能なCortex-A76コア(2.2GHz)を2つ、高効率なCortex-A55コア(2.0GHz)を6つ組み合わせた8コア構成となっており、性能と消費電力のバランスに優れているのが特徴です。グラフィックス処理は、統合されたArm Mali-G57 MC2 GPUが担います。

このHelio G99は、比較対象のMagic Note Padにも全く同じものが搭載されており、スペックシート上での基本性能は同等です。Geekbench 6のスコアはシングルコアが729、マルチコアが1979と、ミドルレンジのタブレットとして十分な数値を示しており、日常的な操作で不満を感じることはないでしょう。

実際のアプリで感じる、サクサクとした動作感

Wacom MovinkPad 11で描く様子。

実際に使ってみると、そのスペックは快適なユーザー体験に直結していることがよく分かります。ChromeでのWebブラウジングや、YouTubeでの動画視聴は90Hzの滑らかなディスプレイと相まって非常にスムーズです。UIの操作で引っかかるようなことはほとんどありませんでした。

最も重要なクリエイティブ作業、CLIP STUDIO PAINTでの動作感は、まさに「快適」の一言です。キャンバスの拡大・縮小や回転、レイヤーを数枚重ねた状態での線画や軽い塗り作業では、遅延を全く感じさせません。これは、比較機のMagic Note Padより多い8GBのメモリが効いているのかもしれません。しかし、レイヤー数が20枚を超えてきたり、効果レイヤーを多用したりすると、さすがにレイヤーパネルの表示・非表示に一瞬の間が感じられました。特に、100pxを超えるような大きなサイズの「混色円ブラシ」で色を混ぜようとすると、処理が追いつかず、描画がもたつく場面がありました。

8GBメモリとUFSストレージがもたらす快適性

MovinkPad 11が搭載する8GBのLPDDR4Xメモリは、Magic Note Pad6GBに対して明確なアドバンテージとなっています。この2GBの差は、特に複数のアプリを切り替えながら作業したり、CLIP STUDIO PAINTで多くのレイヤーを扱ったりする際に、動作の安定性として現れます。実際に、ブラウザで資料を見ながらイラストを描くといった使い方でも、アプリが再読み込みされることなく、スムーズに作業を続けることができました。

ストレージには、128GBのUFS 2.2が採用されています。これは、アプリの起動やファイルの読み込みを高速化してくれる規格で、実際にCLIP STUDIO PAINTで少し重いファイルを開く際も、待たされる感覚はほとんどありませんでした。ただし、MovinkPad 11Magic Note PadともにmicroSDカードスロットは搭載していないため、作成したデータはGoogle DriveやCLIP STUDIOのクラウドサービスなどを活用して、こまめにバックアップしておくのが賢明でしょう。

Wacom MovinkPad 11のCPU、メモリ、ストレージ仕様

  • プロセッサー: MediaTek Helio G99
  • 製造プロセス: TSMC 6nm
  • CPU構成: 8コア (高性能Cortex-A76 2.2GHz x2 + 高効率Cortex-A55 2.0GHz x6)
  • GPU: Arm Mali-G57 MC2
  • メモリ: 8GB
  • ストレージ: 128GB

まとめ:処理性能とレスポンス

  • SoC性能:MediaTek Helio G99は、日常使いや基本的なイラスト制作には十分快適な性能を提供。
  • 実用レスポンス:CLIP STUDIO PAINTでの線画や軽い彩色はスムーズだが、レイヤー数やブラシサイズが増えると処理のもたつきを感じる場面も。
  • メモリの優位性:Magic Note Padより多い8GBのメモリは、より複雑な作業での安定感につながる。
  • ストレージ:高速なUFSストレージを搭載するが、microSDカード非対応な点は注意が必要。
  • 総合評価:プロのヘビーな制作には向かないが、趣味のイラスト制作やアイデアスケッチには十分すぎる快適なパフォーマンス。

Antutuベンチマーク

Wacom MovinkPad 11が搭載するMediaTek Helio G99は、資料によるとAntutu V10ベンチマーク約40万点の性能を持つプロセッサです。

同じプロセッサはMagic Note Padにも搭載されています。※MediaTek MT8781 (Helio G99)

Antutuベンチマークの結果は以下の通りで、約 35万点を記録していました。

例1: Antutu V10.4.8 総合で「352117」、CPUで「118781」、GPUで「65885」、MEMで「73048」、UXで「94403」

例2: Antutu V10.5.0 総合で「361696」、CPUで「118145」、GPUで「65625」、MEMで「72030」、UXで「105896」

Wacom MovinkPad 11も約35万点になるかもしれませんが、35-40万点ほどのスコアになることは間違いないでしょう。

MediaTek Helio G99 性能を比較

Wacom MovinkPad 11が搭載するMediaTek Helio G99 プロセッサは、他のタブレットと比較してどのくらいの性能なのでしょうか?Antutuベンチマークで比較してみました。

Wacom MovinkPad 11 グラフ Antutu 比較 MediaTek-Helio-G99

CPUランキング

※Antutu V10 ベンチマーク総合スコアで比較したものです。

  1. Snapdragon 7s Gen 2 (Redmi Pad Pro/POCO Pad)・・・Antutu:62万
  2. UNISOC T760 (nubia Pad SE)・・・Antutu:50万
  3. Exynos 1280 (Galaxy Tab S6 Lite 2024)・・・Antutu:41万
  4. MediaTek Helio G100-Ultra (Redmi Pad 2)・・・Antutu:40万
  5. Helio G99 (Wacom MovinkPad 11)・・・Antutu:40万
  6. Mediatek MT8771 (Magic Drawing Pad)・・・Antutu:40万
  7. Allwinner A733 (TECLAST P50AI)・・・Antutu:32万
  8. Unisoc T620 (DOOGEE T36/ Teclast T50 Plus)・・・Antutu:30万
  9. Unisoc T615 (Blackview MEGA 2)・・・Antutu:29万
  10. Snapdragon 680 (Redmi Pad SE)・・・Antutu:27万

比較して分かること

MediaTek Helio G99は、AnTuTuベンチマークスコアで36万点から40万点前後を記録する、ミドルレンジ市場で非常に競争力の高いSoC(システムオンチップ)です。その性能は、ウェブサイトの閲覧や動画コンテンツの再生、各種アプリケーションの利用といった日常的なタスクをスムーズに処理するには十分すぎる能力を持っています。最新のハイエンドモデルには及ばないものの、コストを抑えつつも快適な操作感を求めるユーザーにとって、Helio G99を搭載したデバイスは非常に賢明で魅力的な選択肢となるでしょう。

バッテリーと接続性:Wacom MovinkPad 11 ~場所を選ばないための基盤

Wacom MovinkPad 11で充電している様子。

ここでは、ポータブルなクリエイティブデバイスとして重要な、Wacom MovinkPad 11のバッテリー性能と接続性についてレビューします。一日中どこでも創作活動ができるのか、実際の使用感を基に、XPPen「Magic Note Pad」との比較も交えながら、その実力を検証していきます。

一日中持ち歩ける?バッテリー性能を徹底検証

MovinkPad 11は、7700mAhのバッテリーを内蔵しています 。先日、外出先で一日中作業する機会があり、このバッテリー性能を試してみました。午前中からカフェでCLIP STUDIO PAINTを使って集中して描いていたところ、大体1時間で14%ほどバッテリーが減っていく感覚でした 。お昼休憩をはさんで午後も作業を続け、夕方にはバッテリー残量が心もとなくなり、合計で約6時間ほどの作業時間となりました 。これは、輝度最大でYouTubeを連続再生し続けても約5時間51分持つというテスト結果ともほぼ一致します 。

比較機のMagic Note Pad8000mAhとより大容量のバッテリーを搭載し、実際の駆動時間も長いようです 。一日中、電源のない場所でガッツリ作業するには、MovinkPad 11だとモバイルバッテリーを携帯するなど、少し工夫が必要かもしれません。充電速度については、付属の18Wアダプターで空の状態から満充電まで約4時間半かかりました 。最近のデバイスとしては急速とは言えず、寝る前に充電しておくのが基本スタイルになりそうです。ワイヤレス充電には対応していません。

シンプルさが魅力の接続性

ワイヤレス接続は、Wi-Fi 5(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)とBluetooth 5.2に対応しています 。自宅のWi-Fiルーターにも問題なく接続でき、通信も安定していました。内蔵スピーカーの音質は低音が少し弱めだと感じたので 、Bluetoothイヤホンで好きな音楽を聴きながら作業しましたが、音途切れもなく快適でした。

物理的な接続端子は、USB Type-Cポートが1つだけという非常にシンプルな構成です 。注目すべきは、このポートがUSB 2.0規格である点です 。充電は問題ありませんが、PCとの間で大容量の作品データをやり取りする際には、転送速度が遅いと感じる可能性があります。また、Magic Note Padが顔認証に対応しているのに対し 、本機は指紋・顔認証といった生体認証機能を搭載していないため 、毎回PINコードでロックを解除する必要があります。LTE/5G通信にも非対応のWi-Fiモデルのため、外出先でのネット接続にはスマートフォンのテザリングなどが必須です。

Wacom MovinkPad 11のバッテリー、通信仕様

  • 電池: リチウムイオン電池
  • 電池容量: 7700mAh (標準)
  • ワイヤレス: Wi-Fi (IEEE 802.11a/b/g/n/ac)
  • Bluetooth: Bluetooth 5.2
  • インターフェース: USB Type-Cポート×1(USB2.0)

まとめ:バッテリーと接続性

  • バッテリー駆動時間:実測で約6時間の作業が可能だが、一日中電源なしで使うにはやや不安も 。
  • 充電性能:満充電に約4時間半かかり、急速とは言えない 。
  • ワイヤレス接続:Wi-Fi 5とBluetooth 5.2に対応し、安定した接続性を確保 。
  • インターフェース:USB-Cポートは1つのみで、データ転送速度がUSB 2.0規格な点には注意が必要 。
  • その他:生体認証やmicroSDスロットは非搭載で、機能はシンプルに割り切られている 。

カメラとオーディオ:Wacom MovinkPad 11 ~創作を補助するマルチメディア機能

Wacom MovinkPad 11の背面にあるカメラ。

ここでは、Wacom MovinkPad 11のカメラとオーディオ機能についてレビューします。本機は「描く」ことに特化したデバイスですが、創作活動をサポートするこれらの機能が、実際の使用でどのように役立つのか、XPPen「Magic Note Pad」との違いに触れながら、その実力を見ていきましょう。

資料撮影に便利なデュアルカメラ構成

MovinkPad 11は、前面に5Mピクセル背面に4.7Mピクセルのカメラを搭載しています 。注目すべきは、比較対象のMagic Note Padが、高画質な13MPの前面カメラを備える代わりに背面カメラを完全に省略している点です 。MovinkPad 11は両面にカメラを備えることで、ビデオ通話から資料の撮影まで、より幅広い用途に対応できるのが強みです。

また、デザイン面でも工夫が見られます。背面のカメラは本体から全く出っ張っておらず、机に置いてもガタつくことがありません 。これは背面カメラのないMagic Note Padと同じ利点であり、創作に集中するための配慮が感じられます。

ビデオ会議から簡単な資料撮影まで

Wacom MovinkPad 11のカメラで撮影している。

先日、オンラインのイラスト講座に参加した際、前面の5MPカメラを使ってみました。画質は非常にクリアで、講師の方にもこちらの表情がはっきりと見えていたようです 。Magic Note Padの13MPカメラには画素数で劣りますが、ビデオ会議やオンラインレッスンには十分すぎる品質だと感じました。

一方で、背面の4.7MPカメラは、あくまで補助的な位置づけです。手元にあった画集の色合いを参考用に撮影してみましたが、最新のスマートフォンのカメラのように鮮明とはいかず、簡単なメモや資料の記録に使うのが良さそうです 。

創作のBGMを奏でるオーディオ性能

Wacom MovinkPad 11で音楽を再生している。

オーディオ面では、ステレオスピーカーデュアルマイクを内蔵しています。実際に音楽を聴いてみると、ステレオで音の広がりは感じられるものの、やはり低音の迫力には欠ける印象でした 。これはMagic Note Padも同様の傾向ですが 、作業中にBGMとして静かに流しておく分には十分です。

高音質で音楽に没頭したい場合は、Bluetooth 5.2接続のイヤホンやヘッドホンを別途用意するのがおすすめです 。ここで注目すべきは、Magic Note Padがハイレゾ相当の高音質で楽しめるLDACに対応している点です 。音楽鑑賞を重視するなら、あちらに軍配が上がります。MovinkPad 11のデュアルマイクは、ビデオ通話で自分の声をクリアに相手に届けてくれました。

Wacom MovinkPad 11のカメラ、オーディオ仕様

  • カメラ: 5Mピクセル (前面) / 4.7Mピクセル (背面)
  • マイク/スピーカー: デュアルマイク/ステレオスピーカー

まとめ:カメラとオーディオ

  • カメラ構成:資料撮影に使える背面カメラと、ビデオ会議に十分な前面カメラを搭載。
  • 画質:前面カメラはクリアだが、背面カメラの画質はメモ用途に限られる 。
  • オーディオ品質:ステレオスピーカーは搭載しているが、低音は弱めでBGM用途が主 。
  • 比較:Magic Note Padは背面カメラがない代わりに、高画質な前面カメラと顔認証 、LDACに対応しており 、一長一短。
  • 総合評価:メイン機能ではないが、創作活動を補助するマルチメディア機能として、必要十分な性能。

OSとアクセサリー:Wacom MovinkPad 11 ~創作環境を整える土台と道具

Wacom MovinkPad 11のOS、UI画面。

ここでは、Wacom MovinkPad 11の操作性の基盤となるOSと、ユーザーの創作体験を形作るアクセサリーについてレビューします。シンプルなソフトウェアの思想や、Wacomならではのペンへのこだわり、そして周辺アクセサリーの考え方について、XPPen「Magic Note Pad」との比較を交えながら、詳しく解説していきます。

Android 14を基盤としたシンプルなUIと今後の課題

MovinkPad 11はOSにAndroid 14を搭載しており、Google Playストアから豊富なアプリをダウンロードして利用できる拡張性を持っています。UIは白を基調とした非常にシンプルなもので、ワコムが「Wacom UX」と呼ぶ、クリエイターが創作に集中できるよう最適化された体験を目指していることが感じられます。

ただ、実際に使ってみて気になったのは、Androidの標準機能である複数ユーザーでの利用ができない点です。 家族で共有したいと考えていたため、この点は少し残念でした。また、OSのアップデート保証期間については特に言及されていません。長く使い続けることを考えると、今後のサポート体制は気になるところです。

Wacom MovinkPad 11の画面。アプリが見える。

利便性とセキュリティのトレードオフ:生体認証の不在

本機を語る上で、最も大きな特徴の一つが、指紋認証顔認証といった生体認証機能が一切搭載されていないことです。 毎回のロック解除にPINコードの入力が必要なのは、正直なところ少し手間に感じました。特に、Magic Note Padが高速な顔認証に対応している快適さを知っていると、この点は物足りなく思えます。 これも、コストをペン性能に集中させるという、製品コンセプトの表れなのかもしれません。

創作の核となるペンと、その仲間たち

MovinkPad 11の最大の魅力は、なんといっても標準で付属する「Wacom Pro Pen 3」です。 これは上位の液晶ペンタブレットCintiq Proと同じペンで、充電不要のバッテリーレス設計でありながら、軽いタッチから強い筆圧まで驚くほど自然に拾い上げてくれます。 ペン軸の中には替え芯(フェルト芯)が3本収納できるホルダーが内蔵されており、外出先での芯の交換にも困りません。

ただし、このペンは万人にとって完璧というわけではないようです。私自身はスリムで握りやすいと感じましたが、ユーザーによっては「もう少し厚みが欲しい」と感じることもあるようで、そのためのグリップパーツは別売りです。 また、LAMYやSTAEDTLERといった有名文具メーカー製のデジタルペンにも対応しているため、自分好みの最強の一本を探求できる奥深さも備えています。

「自分で揃える」スタイルの周辺アクセサリー

アクセサリーに関する考え方は、Magic Note Padと大きく異なります。MovinkPad 11には、本体を保護するケースやフォリオが一切付属していません。 初めて箱から出したとき、「裸で使っているような気分」になり、持ち運ぶ際に少し不安を感じました。比較機のMagic Note Padにはマグネット式のカバーが標準で付属しているため、この点は明確なデメリットです。

もちろん、別売でスタンド機能付きの純正ケース「Wacom MovinkPad 11 Case with Stand」が用意されています。 Magic Note Padの付属カバーにはスタンド機能がないため、角度をつけて描きたい場合は、MovinkPad 11と純正ケースを組み合わせた方が快適な環境を構築できます。 MovinkPad 11は、ケースやその他の周辺機器は「ユーザーが必要なものを自分で揃える」というスタイルだと言えるでしょう。

Wacom MovinkPad 11のOSと主なアクセサリー

  • OS: Android 14
  • 生体認証: なし
  • 付属ペン: Wacom Pro Pen 3
  • 付属ケース: なし(別売)
  • 対応ペン: サードパーティ製EMRペン(Dr. Grip, LAMY, STAEDTLERなど)

まとめ:OSとアクセサリー

  • OSとUI: Android 14を搭載しシンプルな操作性だが、複数ユーザー非対応などの制限もある。
  • 生体認証: 非搭載であり、Magic Note Padの顔認証と比べると利便性で劣る。
  • 付属ペン: プロ仕様のWacom Pro Pen 3が付属する点は最大の魅力だが、好みに応じてカスタマイズパーツが別途必要。
  • ケース・その他: ケースが付属せず別途購入が必要な点は大きな弱点。
  • 総合評価: ソフトウェアはシンプルで、アクセサリーは「描く」という核の部分にコストを集中させ、他はユーザーが自分で揃えるスタイル。

Wacom MovinkPad 11とMagic Note Padの主な違い

Wacom MovinkPad 11で描く。画面が見える。

Wacom MovinkPad 11Magic Note Padは、どちらもクリエイターや学生向けのAndroidタブレットですが、そのコンセプトと機能には明確な違いがあります。ここでは、両製品の仕様を比較し、それぞれの特徴を解説します。

ディスプレイ

  • Wacom MovinkPad 11: 11.45インチ / 2200×1440ピクセル / AG+AFガラス / sRGB 99%
  • Magic Note Pad: 1920×1200ピクセル / 3つのカラーモード切替機能付きX-Paperディスプレイ
  • 違い:Wacom MovinkPad 11は、より大きく高解像度な画面で、イラスト制作における正確な色再現性を重視しています。対してMagic Note Padは、読書などに適したモノクロモードなど、用途に応じて表示を切り替えられる独自の機能が特徴です。

サイズ、重量、カラー

  • Wacom MovinkPad 11: 約588g / ライトグレー
  • Magic Note Pad: 約495g / シルバーホワイト
  • 違い:Magic Note Padの方が約90g軽量で、携帯性に優れています。カラーリングも、Wacomのプロフェッショナルな印象に対し、Magic Note Padはよりクリーンで文房具に近い印象です。

耐久性

  • Wacom MovinkPad 11: IP52の防塵・防水に対応。
  • Magic Note Pad: 耐久性に関する特筆すべき仕様はありません。
  • 違い:Wacom MovinkPad 11は防塵・防水性能を備えており、屋外など様々な環境で安心して使用できるという利点があります。

メモリ(RAM)

  • Wacom MovinkPad 11: 8GB
  • Magic Note Pad: 6GB
  • 違い:Wacom MovinkPad 11の方がメモリ容量が大きく、多くのレイヤーを使用するイラスト制作や、複数のアプリを同時に使う場面でより安定した動作が期待できます。

スタイラスペン

  • Wacom MovinkPad 11: Wacom Pro Pen 3 / 8192筆圧レベル / 他社製ペンにも対応
  • Magic Note Pad: X3 Pro Pencil 2 / 16384筆圧レベル / ソフトなペン先
  • 違い:Magic Note Padはスペック上の筆圧レベルが高いですが、Wacom MovinkPad 11はプロの標準であるペンが付属し、有名文具メーカー製のペンも使えるなど、拡張性に優れています。

カメラ

  • Wacom MovinkPad 11: 前面5MP / 背面4.7MP
  • Magic Note Pad: 前面13MP / 背面なし
  • 違い:Magic Note Padはビデオ通話などを意識した高画質な前面カメラに特化。Wacom MovinkPad 11は、資料撮影などに使える背面カメラも搭載しており、汎用性で勝ります。

OSとサポート期間(保証)

  • OS: どちらもAndroid 14を搭載しています。
  • 保証期間: Wacom MovinkPad 11は1年間、Magic Note Padは18カ月間です。
  • 違い:ハードウェアの保証期間はMagic Note Padの方が半年長くなっています。一方、Wacom MovinkPad 11には「CLIP STUDIO PAINT DEBUT」の2年間ライセンスが付属しており、ソフトウェア面でのサポートが手厚いです。

発売日と価格

  • Wacom MovinkPad 11: 2025年7月31日発売 / 69,080円(税込)
  • Magic Note Pad: 2025年3月19日発売 / 65,990円(税込)
  • 違い:Wacom MovinkPad 11の方が新しく、価格もわずかに高価です。

まとめ:Wacom MovinkPad 11とMagic Note Pad

Wacom MovinkPad 11とMagic Note Padは、同じOSを搭載しながらも、それぞれの得意分野が明確に異なるデバイスです。

Wacom MovinkPad 11は、高解像度なディスプレイとプロ仕様のペン、そして「CLIP STUDIO PAINT」との連携により、「デジタルで絵を描く」という目的に徹底的に特化しています。これから本格的にイラストやマンガ制作を始めたいクリエイター入門者にとって、最高のパートナーとなるでしょう。

一方、Magic Note Padは、軽量なボディとユニークな3モードディスプレイ、高機能なノートアプリを備え、イラストだけでなく、読書やビジネス・学業でのノートテイキングといった幅広い用途に対応します。「読み・書き」も含めた総合的なデジタル文具を求めるユーザーに適しています。

Wacom MovinkPad 11のメリット・デメリット

Wacom MovinkPad 11の画面。イラストアプリを使用。

Wacom MovinkPad 11は、「描く」ことに特化した魅力的なタブレットですが、その専門性ゆえに長所と短所が明確に分かれています。ここでは、他のタブレットと比較しながら、そのメリットとデメリットを詳しく解説していきます。

【メリット】

メリット1:プロが認める最高の「描き心地」

最大のメリットは、なんと言ってもプロ仕様の「Wacom Pro Pen 3」が付属し、それに最適化されたディスプレイで描ける点です。実際に描いてみると、他のタブレットとは一線を画す、まるで紙に鉛筆で描いているかのような適度な摩擦感があり、線を完全にコントロールできる安心感があります。これは、より滑らかな描き心地のXPPen「Magic Note Pad」や、表面がツルツルしたApple「iPad(第11世代)」やSamsung「Galaxy Tab S6 Lite 2024」では味わえない、ワコムならではの伝統的な描き味です。

メリット2:屋外でも見やすいアンチグレアディスプレイ

ディスプレイに採用されているAG+AF(アンチグレア+アンチフィンガープリント)加工は、他のタブレットと比較して大きな優位点です。光沢ディスプレイを採用する「iPad」や「Galaxy Tab S6 Lite 2024」では、どうしても照明や自分の顔が映り込んでしまいますが、MovinkPad 11ではその心配がほとんどありません。これにより、屋外のカフェなどでも、画面の反射を気にすることなく創作に集中できました。

メリット3:購入後すぐに本格的な創作を始められる

「CLIP STUDIO PAINT DEBUT」の2年間ライセンスが標準で付属するのも、初心者にとっては非常に大きなメリットです。通常は別途購入が必要な本格的なペイントソフトを、追加費用なしですぐに使い始められます。これは、ノートアプリが中心の「Magic Note Pad」や、アプリを自分で揃える必要がある「iPad」と比べ、イラスト制作を始める上でのハードルを大きく下げてくれます。

メリット4:安心して持ち運べる防塵・防水性能

IP52等級の防塵・防水性能を備えている点も、ポータブルデバイスとしての安心感を高めています。これは、他のクリエイター向けタブレットである「Magic Note Pad」やHUION「Kamvas Slate 11」には見られない特徴です。急な雨や、カフェで飲み物をこぼしてしまった際にも、慌てずに済むのは大きな強みです。

【デメリット】

デメリット1:生体認証がなく、日常の利便性に欠ける

指紋認証や顔認証といった生体認証機能が一切搭載されていないのは、明確な弱点です。ロック解除のたびにPINコードを入力する必要があり、高速な顔認証に対応している「Magic Note Pad」や、Touch IDを備える「iPad(第11世代)」の快適さと比べると、日常的な使い勝手で見劣りします。

デメリット2:ストレージの拡張ができない

内蔵ストレージは128GBですが、microSDカードスロットが搭載されていません。これは「Magic Note Pad」やXPPen「Magic Drawing Pad」も同様ですが、同じ価格帯の「HUION Kamvas Slate 11」や「Galaxy Tab S6 Lite 2024」がmicroSDカードによる拡張に対応していることを考えると、大きなデメリットです。高解像度の作品を多く保存するには、クラウドストレージの利用が必須となります。

デメリット3:ケースやペン収納がなく、追加投資が必要

本体を保護するケースや、ペンを収納する機構が一切ない点も残念です。比較対象の「Magic Note Pad」や「HUION Kamvas Slate 11」には、標準でマグネット式のカバーが付属しており、ペンも一緒に持ち運べます。MovinkPad 11では、本体を傷から守り、ペンを一緒に持ち運ぶためには、別売りの純正ケースなどを購入する必要があります。

デメリット4:総合的なコストパフォーマンス

プロセッサー性能は「iPad(第11世代)」が搭載するA16 Bionicチップに及ばず、ワイヤレス充電にも対応していません。あくまで「描画性能」にコストを集中させているため、動画視聴やゲームなど、一般的なタブレットとしての総合的な性能を価格で比較すると、見劣りする部分があるのは否めません。

Wacom MovinkPad 11のスペック(仕様)一覧

  • ディスプレイ: 11.45型 (2200×1440), IPS, AG/AFガラス, 90Hz
  • プロセッサ: MediaTek Helio G99
  • GPU: Mali-G57 MC2
  • RAM(メモリ): 8GB
  • ストレージ: 128GB
  • バッテリー: 7700mAh
  • 背面カメラ: 4.7Mピクセル
  • 前面カメラ: 5Mピクセル
  • ワイヤレス通信: Wi-Fi (IEEE 802.11a/b/g/n/ac), Bluetooth 5.2
  • インターフェース: USB Type-C (USB2.0)
  • スピーカー: ステレオスピーカー
  • マイク: デュアルマイク
  • スタイラスペン: Wacom Pro Pen 3 (筆圧8192レベル、傾き検知60°)
  • 機能: 10点マルチタッチ , Quick drawing機能
  • アプリ: Clip Studio Paint Debut, Wacom Canvas, Wacom Shelf, Wacom Tips
  • 生体認証: なし
  • 筐体: IP52の防塵・防水
  • OS: Android 14
  • サイズ: 266×182×7mm
  • 重量: 588g
  • カラー: ライトグレー
  • 付属品: USB Type-Cケーブル, 替え芯ホルダー付きWacom Pro Pen 3

Wacom MovinkPad 11の評価

Wacom MovinkPad 11を使って描いている。

8つの基準で「Wacom MovinkPad 11」を5段階で評価してみました。

項目別評価

画面の見やすさ:★★★★★
AG+AF(アンチグレア+アンチフィンガープリント)加工のディスプレイは、照明の映り込みを徹底的に抑え、常にクリアな視界で創作に集中できます。発色もsRGBカバー率99%と正確で、まさに「描くため」の最高の画面です。

スペック:★★★☆☆
プロセッサーはミドルレンジのHelio G99で、基本的な描画作業は快適です。しかし、128GBのストレージが拡張できないため、多くの作品を保存するにはクラウドの活用が必須になります。

デザイン:★★★★☆
薄く、質感の高いアルミボディは所有欲を満たしてくれます。背面がフラットで机に置いて安定する点も良いですが、ペンを収納する場所が本体にないのが大きなマイナスポイントです。

耐久性: ★★★★☆
IP52の防塵・防水に対応しており、屋外への持ち出しにも安心感があります。ただ、ケースが付属していないため、別途購入しないと本体に傷がつくリスクがあります。

通信:★★★☆☆
Wi-Fi 5とBluetooth 5.2に対応し、ワイヤレス接続は安定しています。しかし、唯一のUSB-CポートがUSB 2.0規格のため、PCへの大容量データ転送には時間がかかります。

機能:★★★☆☆
スリープから直接スケッチアプリを起動できる「Quick drawing」は便利ですが、顔や指紋による生体認証がないため、毎回のPIN入力が手間に感じます。

使いやすさ:★★★★☆
「描く」という一点においては、ペンの追従性、描き味ともに素晴らしく、非常に使いやすいです。しかし、生体認証やペン収納など、日常的な利便性では物足りない部分もあります。

価格:★★★★☆
税込69,080円という価格は、単体のタブレットとして見ると高価に感じるかもしれません。しかし、プロ仕様のWacom Pro Pen 3が付属することを考えれば、コストパフォーマンスは高いと言えます。

総評】 ★★★★☆

最高の「描画体験」への一点集中

Wacom MovinkPad 11は、まさに「描く」という行為を、いつでもどこでも最高の環境で実現するために生まれたデバイスです。最大の魅力は、ワコムが長年培ってきたペン技術と、それに最適化されたディスプレイの見事な融合にあります。AG+AF加工が施された画面は、照明の反射を気にすることなく、まるで上質な紙に描いているかのような自然な描き心地を提供してくれます。これに、プロの現場で使われるWacom Pro Pen 3が加わることで、他のAndroidタブレットとは一線を画す、卓越した描画体験が完成しています。

妥協なきディスプレイとペン性能

最大の魅力は、AG+AF加工が施されたディスプレイと、プロ仕様のWacom Pro Pen 3が生み出す、卓越した描画体験です。画面は照明の反射を気にすることなく、まるで上質な紙に描いているかのような自然な描き心地を提供してくれます。これに、充電不要で8192レベルの筆圧を検知するペンが加わることで、他のAndroidタブレットとは一線を画す、ストレスのない創作環境が完成しています。

購入前の注意点

この最高の描画体験を実現するために、本機は多くの機能を「割り切って」います。プロセッサーは高性能ですが最上位ではなく、生体認証機能は搭載されていません。USBポートのデータ転送速度や、ケースが付属しない点など、汎用タブレットとして見ると物足りない部分があるのは事実です。しかし、それは全て、製品の核となる「描画体験」にコストと技術を集中させた結果であり、この製品の明確な個性となっています。

こんな人におすすめ

タブレットで本格的に絵を描いてみたいと考えている初心者に最適です。多くの人が最初の1台として一般的なタブレットを選びますが、Wacom MovinkPad 11の方が、描くことに特化した専門的な性能と機能を兼ね備えています。一方で、Magic Note Padはどちらかというとイラスト制作の上級者向けであり、初心者にはややとっつきにくい面も多々あります。操作面でつまずくことなく、できるだけスムーズにイラスト制作を始めたい人には、Wacom MovinkPad 11をおすすめします。

Wacom MovinkPad 11の価格・購入先

Wacom MovinkPad 11 本体 外観 正面。

※価格は2025/09/09に調査したものです。価格は変動します。

ワコムストア

69,080 (税込)で販売されています。※現在、品切れ中。

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ECサイト

楽天市場で69,080円(送料無料)、

で販売されています。

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おすすめのライバル機種と価格を比較

Wacom MovinkPad 11に似た性能をもつタブレットも販売されています。価格の比較もできるので、ぜひ参考にしてみてください。

Galaxy Tab S10 Lite

Samsungから発売された10.9インチのタブレットです(2025年9月19日 発売)。

Android 15(One UI)、Exynos 1380、6GB メモリ、TFT液晶、128GBストレージ、8,000mAhバッテリー、背面8MPカメラ、前面5MPカメラ、microSDカードスロットを搭載しています。

また、Sペン対応(付属品)、AI機能(Galaxy AIキー、AI消しゴム、かこって検索、数式ソルバー、Bixby、Google Gemini)、最大2TBまでのストレージ拡張、25W 急速充電、デュアルスピーカー(Dolby Atmos対応)に対応。

キーボード(別売・Book Cover Keyboard、Book Cover Keyboard Slim)、リフレッシュレート 最大90Hz、「RAM Plus」機能、DeXモード、フルHDの動画撮影(1920 x 1080 px、@30fps)、USB Type-C (USB 2.0)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.3、GPSにも対応しています。

価格は、楽天市場で49,830円(送料無料)、ヤフーショッピングで55,470円、米国 Amazon.comで$419.99、です。

関連記事:Galaxy Tab S10 Lite徹底レビュー!FEより優れた点と欠点は?

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TECLAST ArtPad Pro

Teclastから発売された12.7インチのタブレットです(2025年8月1日 発売)。

ArtOS (Android 15ベース)、MediaTek Helio G99、8GBメモリ、2176×1600解像度のIPS液晶、256GB UFSストレージ、10000mAhバッテリー、背面13MPカメラ(補助レンズ付き)、前面8MPカメラを搭載しています。

また、Teclast T-Pen(4096段階筆圧検知)、カスタマイズ可能なスマートボタン、ノートアプリ「Art Note」、「Artスペース」(Inkモード、パステルモード)、クアッドスピーカー(ステレオ)、Symphonyオーディオシステム、Art Tuneオーディオアルゴリズム、AIハイパーオーディオに対応。

合計 最大20GBまでのメモリ拡張、MicroSDカードによるストレージ拡張、30W 超高速充電、顔認証、4G LTE通信、GPS、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.2にも対応しています。

価格は、Amazonで33,899円、楽天市場で43,841円(送料無料)、AliExpressで28,501円、米国 Amazon.comで$239.99、、です。

関連記事:TECLAST ArtPad Pro 徹底レビュー!Slate 13比較と欠点

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Magic Note Pad

XPPenから発売された10.3インチのタブレットです(2025年3月19日 発売)。

Android 14、MediaTek MT8781 (Helio G99) 、6GB メモリ、3-in-1 X-Paperディスプレイ、128GB ROM、8000 mAhバッテリー、前面1300万画素カメラを搭載しています。

また、3つのカラーモード(ネイチャーカラーモード、ライトカラーモード、インクペーパーモード)、3カラーモード切替、X3 Pro Pencil 2(筆圧感知16384レベル, 充電・ペアリング不要, ソフトペン先, 磁気吸着)、

「XPPen Notesアプリ」(手書き文字変換, 録音, 音声テキスト化, PDF編集)、「カスタマイズ可能ショートカットキー」、「画面分割」、Google Playストア、WPS Office(プリインストール)、マグネット式ケース(付属)、PD/5V充電 (20Wアダプター付属)、デュアルスピーカー、デュアルマイク、USB-C (OTG)、Wi-Fi (2.4/5GHz)、Bluetoothに対応しています。

価格は、Amazonで49,490円(税込)、楽天市場で49,490円(送料無料)、ヤフーショッピングで49,490円、AliExpressで63,563円、です。

関連記事:Magic Note Padレビュー!Drawing Pad比較、機能・評価

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HUION Kamvas Slate 11/13

HUIONから発売されたAndroidタブレットです(2025年4月21日 発売)。Kamvas Slate 11は10.95インチ(1920×1200)、Kamvas Slate 13は12.7インチ(2176×1600)のIPS液晶を搭載しています。

また、MediaTek Helio G99プロセッサ、8GB RAM、128GB(Slate 11)/ 256GB(Slate 13)ストレージ(MicroSDで最大1TB拡張可能)、8000mAh(Slate 11)/ 10000mAh(Slate 13)バッテリー、背面13MPカメラ、前面8MPカメラ、ジャイロセンサー、デュアルマイク、Android 14を搭載。

90Hzリフレッシュレート、4096段階筆圧検知・傾き検知対応のH-Pencil(付属)、クアッドスピーカー、Micro SDカードスロット、レザーケース(付属)、Google Playストア、プリインストールアプリ(HiPaint、ibisPaint、Clip Studio Paintなど(※一部体験版)、USB Type-Cポート(OTG)、Wi-Fi 5、Bluetoothに対応しています。

価格は、Amazonで42,499円(税込)、AliExpressで52,153円、米国 Amazon.comで$299.00、です。

関連記事:HUION Kamvas Slate 11/13 レビュー!お絵描き性能と評価

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Magic Drawing Pad

XPPenから発売された手書き用のAndroidタブレットです(2024年2月28日 発売)。

Android 12 OS、Mediatek MT8771、8GB LPDDR4Xメモリ、12.2インチのIPS液晶、256GB UFS 2.2ストレージ、8000mAhバッテリー、背面13MPのメインカメラ、前面8MPのフロントカメラを搭載しています。

また、筆圧16,384段階の「X3 Pro Pencil」、AGエッチング技術、クアッドスピーカー、最大512GBまでのストレージ拡張、ダブルウインドウ機能(画面分割)、読書モード、衝撃ケース(別売)、USB Type-C (OTG)、Wi-Fi 5のデュアルバンド、Bluetooth 5.1に対応しています。

価格は、Amazonで69,000円(税込)、楽天市場で69,000円(送料無料)、ヤフーショッピングで69,000円、AliExpressで69,542円、です。

関連記事:Magic Drawing Padレビュー!Androidでクリスタも快適

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Galaxy Tab S6 Lite 2024

サムスンから発売されたAndroid 14 + One UI 6.1を搭載した手書き用の10.4型タブレットです(2024年7月31日 発売)。

Exynos 1280 プロセッサと4GB メモリを搭載。5:3のWUXGA+液晶、64GBストレージ、7040 mAhバッテリー、背面8MPのメインカメラ、前面5MPのフロントカメラ搭載で、

Sペン(付属)、15W急速充電、AKG デュアルスピーカー、ドルビーアトモス、Quick Share、DeXモード、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.3、GPSに対応しています。

価格は、Amazonで53,570円(税込)、楽天市場で51,090円(送料無料)、ヤフーショッピングで50,634円、米国 Amazon.comで$329.99、です。

関連記事:Galaxy Tab S6 Lite 2024レビュー!先代と利点・欠点を比較

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iPad(第11世代)

Appleから発売された11インチのタブレットです(2025年3月12日 発売)。

A16 Bionicチップ、4コア GPU、11インチLiquid Retinaディスプレイ(2,360 x 1,640ピクセル解像度、264ppi)、128GB/256GB/512GBストレージ、28.93Whリチャージャブルリチウムポリマーバッテリー、背面12MP広角カメラ、前面12MPセンターフレームカメラ、iPadOS 18を搭載しています。

また、Apple Pencil(USB-C、第1世代 ※別売)、Magic Keyboard Folio(別売)、Apple Pay、Touch ID(指紋認証)、ステレオスピーカー(横向き) 、デュアルマイク、音声アシスタント Siri、最大5倍のデジタルズーム、スマートHDR 4、4Kビデオ撮影、1080pスローモーションビデオ、Smart Connector、USB-Cコネクタ、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.3、5G通信(※Wi-Fi + Cellularモデルのみ)に対応しています。

価格は、Amazonで58,800円(税込)、楽天市場で54,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで54,264円、Appleストアで58,800円~、です。

関連記事:A16チップ搭載!iPad(第11世代)を徹底レビュー!前世代と性能を比較

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Galaxy Z Flip7徹底レビュー!Flip6比較で買うべきか検証

Galaxy Z Flip7 本体 ブルー シャドウ 閉じた状態で手で持つ
2025年8月1日に発売されたサムスンの最新折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Flip7」は、シリーズ史上最も薄いデザインと、4.1インチにまで大型化したカバーディスプレイを採用したことで、大きな注目を集めています。

このレビューでは、実際に「Galaxy Z Flip7」を使い込み、そのデザイン、パフォーマンス、カメラ、そしてAI機能が日々の生活をどれだけ変えてくれるのかを徹底検証。前モデル「Galaxy Z Flip6」からどのような進化を遂げたのか、その真価に迫ります。

先に結論からお伝えしましょう

Galaxy Z Flip7 の長所(Pros):

  • 圧倒的に薄く、洗練されたプレミアムなデザイン
  • 4.1インチに大型化したカバーディスプレイによる革新的な使いやすさ
  • 一日中安心して使える、大幅に向上したバッテリー持続時間
  • PCのように使える「Samsung DeX」への新規対応と、7年間の長期OSサポート
  • 最新規格のメモリ・ストレージによる快適な動作

Galaxy Z Flip7 の短所(Cons):

  • 16万円を超える、フラッグシップの中でも特に高価な価格設定
  • ライバル機に見劣りする最大25Wの充電速度
  • 光学望遠カメラがなく、ズーム性能に限界がある
  • 一部のベンチマークで最上位チップに及ばないCPU性能

総合評価:

Galaxy Z Flip7は、これまでの折りたたみスマートフォンが抱えていた弱点を克服し、「完成形」に大きく近づいた一台です。特に、デザイン性やコンパクトさを最優先し、最新の体験を求めるユーザーにとっては、これ以上ない魅力的な選択肢と言えるでしょう。

この記事で分かること

  1. デザインと耐久性:サイズ・重量・カラー、壊れやすいか、耐久性、折り目、指紋、防水、防塵、ケース、付属品
  2. ディスプレイ:4.1インチのカバー画面(アウトディスプレイ)、120Hz、視認性、メインディスプレイ(6.7インチ)、サイズ、解像度
  3. パフォーマンス:Antutu、ベンチマーク、CPU性能を比較、Exynos 2500、メモリとストレージ、キャリア版(ドコモ、au、ソフトバンク)、容量の違い
  4. ゲーム性能:原神、フォートナイト、Call of Duty: Warzone Mobile、ファイナルファンタジーVII、アスファルト、フレームレート(fps)
  5. アプリの動作感:ブラウザ、LINE、マルチタスク、画像編集、動画編集、発熱
  6. カメラ性能:カメラ構成、画素数(5000万画素)、ProVisual Engine、自撮り、オートズーム、評価(日中、夜間、夜景)、動画撮影、カムコーダーグリップ、AIズーム
  7. AI機能:Gemini、通訳、文章の生成、Now Brief、Now Bar、リアルタイム通訳、AIスケッチ
  8. バッテリー性能:バッテリー持ち、急速充電、ワイヤレス充電、ワイヤレスバッテリー共有(4.5W)
  9. 通信性能:5G通信、SIMカード、eSIM、通話品質、Wi-Fi 7、Bluetooth、GPS、対応バンド(ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル)
  10. オーディオ性能:ステレオスピーカー、音質、Bluetoothオーディオ
  11. OSと機能:Android 16、One UI 8、おサイフケータイ、Samsung DeX、指紋認証、Smart Switch
  12. 比較:Flip 6 比較、Galaxy S25 比較、iPhone 17 比較、違い
  13. スペック:仕様詳細
  14. 評価:5段階評価、詳細な総評、メリット、デメリット
  15. 価格:購入先、サムスン公式、SIMフリー、Amazon、楽天、安く買う方法、IIJmio、ドコモ、au、ソフトバンク、他機種との価格比較

この記事を最後まで読むことで、「Galaxy Z Flip7」を購入するべきかどうかが、はっきりと分かるはずです。購入を悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

この製品の購入はこちら→ Amazon リンク

公式ページ:Samsung Galaxy Z Flip7|ポケットに最適なGalaxy AIスマートフォン|Samsung Japan 公式

デザインと耐久性:Galaxy Z Flip7 ~手にした瞬間にわかる、史上最薄・最強の洗練さ

Galaxy Z Flip7の背面。側面も見える。

ここでは、Galaxy Z Flip7のデザインと耐久性について、前モデルのGalaxy Z Flip6と比較しながら、実際に使って感じた感動や進化のポイントを詳しくレビューしていきます。

第一印象 – ポケットに未来を滑り込ませる感覚

箱からGalaxy Z Flip7を取り出した瞬間、思わず息をのみました。前モデルのGalaxy Z Flip6も十分にコンパクトでしたが、Z Flip7はそれを明らかに超える薄さを実現しています。スペック上では、折りたたみ時の厚さがGalaxy Z Flip6の14.9mmから13.7mmへと、わずか1.2mm薄くなっただけです。しかし、このわずかな差が、実際に手に取った時の印象を劇的に変えているのです。まるで精密に削り出された一つの塊のようで、滑らかなマット仕上げの背面と相まって、所有欲を強く満たしてくれます。

前モデルのGalaxy Z Flip6は、どこか「ガジェット感」が残るデザインでしたが、Z Flip7はアクセサリーのような洗練された雰囲気をまとっています。ポケットに滑り込ませた時の収まりの良さは格別で、時にはその存在を忘れてしまうほどでした。これは単なるスマートフォンのモデルチェンジではなく、ライフスタイルに溶け込むための大きな進化だと感じました。

細部まで宿る美意識と機能性

外観とカラーバリエーション

Galaxy Z Flip7のカラーバリエーション

Galaxy Z Flip7のボディには、軽量でありながら頑丈なArmor Aluminumフレームが採用されており、手に取った時の剛性感は非常に高いです。私が試用したのは「ブルー シャドウ」ですが、深みのあるネイビーが光の角度でキラキラと輝き、非常に上品な印象を受けました。背面のガラスはマットコーティングが施されており、指紋がつきにくく、驚くほど滑りにくいのも実用的です。カラーは他に「ジェットブラック」「コーラルレッド」、そしてSamsung.com限定の「ミント」が用意されています。

カメラは背面のカバーディスプレイの横に縦に2つ並んでいますが、Galaxy Z Flip6の遊び心あるカメラフレームとは異なり、よりミニマルでディスプレイと一体化したデザインになっています。これにより、全体の統一感が一層高まったように感じます。

カラーの違い

  • Galaxy Z Flip7:ブルー シャドウ、ジェットブラック、コーラルレッド、ミント(Samsung.com限定)
  • Galaxy Z Flip6:シルバーシャドウ、イエロー、ブルー、ミント、クラフテッド ブラック(Samsung.com限定)、ホワイト(Samsung.com限定)

サイズと携帯性

閉じた状態のサイズは高さ85.5mm x 幅75.2mm x 厚さ13.7mm。前モデルのGalaxy Z Flip6(高さ85.1mm x 幅71.9mm x 厚さ14.9mm)と比較すると、幅が少し広がり、高さも増していますが、それを補って余りある薄さを実現しています。重量は188gと、Z Flip6の187gからわずか1gの増加に留まっています。この重量でこれだけの進化を遂げたのは驚きです。実際にYシャツの胸ポケットに入れてみましたが、重さで生地がたるむような感覚もなく、一日中快適に過ごせました。

サイズ・重量の違い

  • Galaxy Z Flip7:(開いた状態)約166.7 x 75.2 x 6.5mm、(閉じた状態)約85.5 x 75.2 x 13.7mm、(重量)約188g
  • Galaxy Z Flip6:(開いた状態)約165.1 x 71.9 x 6.9mm、(閉じた状態)約85.1 x 71.9 x 14.9mm、(重量)約187g

ボタンとポートの配置

Galaxy Z Flip7の側面。接続ポートが見える。

ボタン類は右側面に集約されており、上から音量ボタン、そして指紋センサーを内蔵した電源ボタンが配置されています。このセンサーは、端末を開いた状態でも閉じた状態でも自然に指が届く位置にあり、認証の速度と精度は申し分ありませんでした。

下部にはUSB Type-Cポートスピーカーグリルが、上部にはマイク穴があります。なお、Galaxy Z Flip6と同様にmicroSDカードスロットは搭載されていません。

折りたたみスマホは壊れやすい?その疑問に答える

折りたたみスマートフォンと聞いて、多くの人が真っ先に思い浮かべるのが「耐久性は大丈夫?」(壊れやすいか)という疑問でしょう。特にGalaxy Z Flip6では、使用して数ヶ月でディスプレイに線が入ったり、折り目部分が割れたりしたという声も聞かれました。結論から言うと、Galaxy Z Flip7はこの不安を払拭するために、飛躍的な進化を遂げています。

進化したヒンジと堅牢なボディ

Galaxy Z Flip7のヒンジ。

まず特に注目すべきは、新しくなった「Armor FlexHinge」です。この革新的なヒンジのおかげで、開閉動作が非常に滑らかになっただけでなく、閉じた際に本体の間に隙間がほとんどなくなりました。これにより、ホコリなどの異物が内部に入り込むリスクが大幅に低減されています。

また、Z Flip6でも気になっていたディスプレイ中央の折り目が、Z Flip7では指でなぞってもほとんどわからないレベルまで進化しており、画面をオンにすればその存在を意識することは皆無でした。カチッとした節度感のある開閉は心地よく、ついつい何度も開け閉めしたくなるほどです。

ガラスと防水・防塵性能

ボディの前面と背面には、Corning社の頑丈な「Gorilla Glass Victus 2」が採用されており、落下からの保護性能が高められています。実際に私もレビュー期間中、うっかり腰の高さからコンクリートの床に落としてしまいましたが、ヒンジの角に小さな傷がついただけで、ディスプレイや本体は無傷でした。この体験は、その頑丈さを確信するのに十分な出来事でした。

さらに、Galaxy Z Flip7IPX8の防水性能に加えて、新たにIP4X相当の防塵性能にも対応しています。これにより、キッチンなどの水回りでの使用はもちろん、ポケットの中のホコリなど、日常生活における様々なリスクから守られているという安心感が得られます。ただし、1mm未満の微細な砂などには対応していないため、ビーチなどでの使用は引き続き注意が必要です。

純正ケースで楽しむカスタマイズ:機能性と遊び心の融合

Galaxy Z Flip7のデザインをさらに引き立てるのが、豊富な純正アクセサリー(ケース)の存在です。特に私が気に入ったのが「Flipsuit Case」です。このケースは背面に専用の「Flipsuit Card」を挿入できるのですが、注目すべきは、カードをセットした瞬間にカバー画面の壁紙がカードのデザインと自動的に同期することです。その日の服装や気分に合わせてスマートフォンを着せ替えるような感覚は、単なる保護ケースという枠を超え、ファッションアイテムとしての新しい楽しさを提供してくれます。

また、実用性を重視するなら「Ring Case (Silicone)」もおすすめです。背面にリングが付いており、指を通すことでホールド感が格段に増します。Z Flip7はコンパクトとはいえ、開いた状態での片手操作には不安が残ることもありましたが、このリングのおかげで落下のリスクを気にせず安心して操作できました。

さらに高級感を求めるなら「Kindsuit Case」も魅力的です。1万7,000円台と価格は張りますが、その質感は本体のプレミアムな雰囲気を損なうことなく、所有欲を十分に満たしてくれるでしょう。

Galaxy Z Flip7の付属品

  • USB-Cデータ転送用ケーブル(試供品)
  • SIM取り出し用ピン(試供品)

まとめ:デザインと耐久性

  • 第一印象:前モデルを凌駕する圧倒的な薄さと、手に馴染む高級感
  • 携帯性:ポケットに入れていることを忘れるほどの軽さとコンパクトさ
  • デザイン:洗練されたカラーとマットな質感、細部までこだわった美しい仕上げ
  • 耐久性:改良されたヒンジと強化ガラスで、折りたたみスマホへの不安を払拭する安心感
  • 防水・防塵:IPX8/IP4X対応で、日常生活での水濡れにも強い
  • 純正ケース:壁紙が連動する「Flipsuit Case」など、遊び心と実用性を兼ね備えたラインナップ

ディスプレイ:Galaxy Z Flip7 ~閉じたまま、すべてが変わる。2つの画面革命~

Galaxy Z Flip7のカバー画面。

ここでは、Galaxy Z Flip7で遂げられたディスプレイの劇的な進化について、前モデルのGalaxy Z Flip6と比較しながら、実際に使って感じた感動と、それによって私のスマートフォンの使い方がどう変わったかをレビューしていきます。

メインイベント:閉じたスマホの概念を覆すカバー画面

Galaxy Z Flip7の最も象徴的な進化は、間違いなくカバー画面です。前モデルのGalaxy Z Flip6が搭載していた3.4インチのディスプレイも当時は大きく感じましたが、Z Flip74.1インチは、もはや「サブ」ディスプレイという概念を覆す存在感を放っています。数値以上のインパクトがあるのは、ベゼルが極限までスリム化され、ほぼ全面がスクリーンになったからです。これにより、Z Flip6のどこかくり抜かれたような形状から、洗練された一枚のガラスへと進化しました。

この変化は、見た目の美しさだけではありません。リフレッシュレートGalaxy Z Flip6の60Hzから一気に120Hzへと倍増したことで、ウィジェットをスワイプする際の滑らかさは別次元の体験です。さらに、ピーク輝度が2600ニトにまで向上したおかげで、夏の札幌の強い日差しの下でも、画面の視認性は抜群でした。以前なら日陰を探して操作していたような場面でも、Z Flip7ならストレスなく地図や通知を確認できたことには、純粋に感動しました。

カバー画面の違い

  • Galaxy Z Flip7:約4.1インチ、リフレッシュレート 120Hz、ピーク輝度2,600nits
  • Galaxy Z Flip6:約3.4インチ、リフレッシュレート 60Hz、ピーク輝度1,600nits

実用性の魔法:カバー画面で完結する新しい日常

Galaxy Z Flip7のカバー画面でAI機能を利用している様子。

では、この進化したカバー画面で、具体的に何ができるようになったのでしょうか。私のスマートフォンライフは、この画面のおかげで大きく変わりました。通知の確認はもちろん、メッセージアプリを開いてキーボードで返信したり、Fiona Appleの楽曲を再生しながらアルバムアートを大きく表示させたりと、これまでなら本体を開く必要があった操作のほとんどが、閉じたまま完結するのです。

特に天才的な発想だと感じたのが、Google Geminiへのアクセスです。サイドボタンを長押しするだけで、カバー画面からAIアシスタントを起動できます。外出先でふと気になった建物のことを尋ねたり、次の予定を確認したりするのに、わざわざメイン画面を開く必要がなくなりました。これは、スマートフォンの操作をよりシームレスで直感的なものに変えてくれます。さらに、「Good Lock」アプリを設定すれば、YouTubeの動画を再生したり、『原神』のようなゲームにログインしたりすることさえ可能です。設定に一手間はかかりますが、その価値は十分にありました。

メインディスプレイ:洗練を極めた没入体験

Galaxy Z Flip7のメインディスプレイ

本体を開くと現れるのは、6.9インチの広大で美しいDynamic AMOLED 2Xディスプレイです。Galaxy Z Flip6の6.7インチからわずかに大きくなっただけですが、ベゼルのスリム化と相まって、映画やゲームへの没入感は格段に向上しています。発色は鮮やかで、黒の締まりも完璧。まさにフラッグシップにふさわしい表示品質です。

そして、折りたたみスマホ最大の懸念点である「折り目」ですが、Z Flip7ではもはや過去の悩みと言えるレベルにまで進化しています。画面が点灯している状態では、折り目は完全に視界から消え去ります。指でなぞってみても、前モデルのZ Flip6で感じたわずかな凹凸すらほとんどなく、どこに折り目があるのかわからないほどフラットです。この技術的な進化のおかげで、ブラウジング中にスクロールする指が折り目で引っかかるような違和感は一切なく、完全に一枚のディスプレイとして使用することができました。

メインディスプレイの違い

  • Galaxy Z Flip7:6.9インチ、解像度 2520 x 1080 (FHD+)、Dynamic AMOLED 2X(有機EL)
  • Galaxy Z Flip6:6.7インチ、解像度 2640 x 1080 (FHD+)、Dynamic AMOLED 2X(有機EL)

Galaxy Z Flip7のディスプレイ仕様

  • メインディスプレイ:
  • サイズ:約6.9インチ(174.1mm)
  • 種類:Dynamic AMOLED 2X(有機EL)
  • 解像度:2520 x 1080 (FHD+)
  • リフレッシュレート:最大120Hz
  • カバーディスプレイ(サブディスプレイ):
  • サイズ:約4.1インチ(104.8mm)
  • 種類:Super AMOLED(有機EL)
  • 解像度:1048 x 948

まとめ:ディスプレイ

  • カバー画面の革命:4.1インチへの大型化と120Hz対応で、閉じたままの実用性が劇的に向上した
  • メインディスプレイの完成度:折り目がほとんど気にならないレベルまで進化し、真の没入感を実現
  • 屋外での視認性:最大2600ニトの輝度により、どんな場所でもクリアな表示を確保
  • 総合体験:2つのディスプレイの進化が融合し、スマートフォンの使い方そのものを変えるほどのインパクトがある

パフォーマンス

Galaxy Z Flip7のカバー画面。正面。

ここではGalaxy Z Flip7のパフォーマンスについて、Antutuベンチマーク、CPU性能比較、ゲーム性能、アプリの動作感、メモリとストレージの5つのセクションに分けて詳細に紹介します。

Antutuベンチマーク

Galaxy Z Flip7は、Samsung独自の3nmプロセスで製造された「Exynos 2500」プロセッサを搭載しています。GPUにはAMDのRDNA 3アーキテクチャを採用した「Xclipse 950」が組み込まれており、グラフィック処理能力の向上が図られています。前モデルではSnapdragonが採用されていましたが、今回は自社製チップへの切り替えが行われました。

Antutuベンチマークは以下のようになっています。

例1: Antutu V10.4.6 総合で「1609634」、CPUで「391884」、GPUで「604755」、MEMで「342073」、UXで「270922」

例2: Antutu V10 総合で「1671899」、CPUで「401991」、GPUで「631178」、MEMで「375827」、UXで「262903」

Antutu V10の総合スコアは約160~167万、CPUスコアは約39~40万、GPU性能は約60~63万点になります。

CPU性能を比較

Galaxy Z Flip7が搭載するExynos 2500 プロセッサと、他のCPUをAntutuベンチマークで比較してみました。

CPUランキング

※Antutu V10 ベンチマーク総合スコアで比較したものです。

  1. Qualcomm Snapdragon 8 Elite (motorola razr 60 ultra)・・・Antutu:239万
  2. Apple A19チップ (iPhone 17)・・・Antutu:230万
  3. Snapdragon 8 Elite for Galaxy (Galaxy S25)・・・Antutu:220万
  4. Exynos 2500 (Galaxy Z Flip7)・・・Antutu:160万
  5. Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3 (Galaxy Z Flip6)・・・Antutu:150万
  6. Qulacomm Snapdragon 8s Gen 3 (motorola razr 50 ultra)・・・Antutu:135万
  7. Snapdragon 8 Gen 2 (Galaxy Z Flip5)・・・Antutu:126万
  8. Snapdragon 8+ Gen 1 (Galaxy Z Flip4)・・・Antutu:121万
  9. Qulacomm Snapdragon 8+ Gen 1 (motorola razr 40 ultra)・・・Antutu:106万
  10. MediaTek Dimensity 7400X (motorola razr 60)・・・Antutu:76万

Galaxy Z Flip6比較でわかること

前モデルのGalaxy Z Flip6(Snapdragon 8 Gen 3)と比較すると、スコアは約10万点ほどの上昇にとどまっています。Exynos 2500への変更により、劇的な性能向上というよりは、安定した進化を選んだ印象です。日常使いで遅さを感じることはまずありませんが、数字上では前作からの大きなジャンプアップは感じにくい結果となりました。

Galaxy S25比較でわかること

同じ2025年のフラッグシップモデルですが、Snapdragon 8 Eliteを搭載したGalaxy S25とは約60万点もの大きな開きがあります。Galaxy Sシリーズが絶対的な処理性能を追求しているのに対し、Z Flip7はデザインや折りたたみ機構とのバランスを重視していることがわかります。重いゲームを最優先するならS25の方が満足度は高いでしょう。

iPhone 17比較でわかること

Appleの最新チップA19を搭載したiPhone 17と比較すると、70万点近い大差をつけられています。OSが異なるため単純な使用感の比較はできませんが、純粋なチップセットの演算能力という点では、iPhone 17が圧倒的なパフォーマンスを持っています。

他機種との比較でわかること

競合のmotorola razr 50 ultraや過去のGalaxy Z Flipシリーズに対しては、依然として優位性を保っています。しかし、最新のmotorola razr 60 ultra(Snapdragon 8 Elite搭載)には大きく水をあけられており、かつてのような「折りたたみスマホの中で最強スペック」という立ち位置からは一歩後退し、ミドルハイ〜ハイエンドの範囲に落ち着いていると言えます。

ゲーム性能:Galaxy Z Flip7搭載Exynos 2500の実力を徹底検証~

Galaxy Z Flip7でレースゲームをプレイしている様子

Galaxy Z Flip7に搭載された新しい心臓部「Exynos 2500」。Snapdragonからの変更は、ゲーマーにとって最も気になるところでしょう。ここでは、実際に人気のゲームタイトルをプレイし、そのパフォーマンスがどれほどのものなのか、具体的なフレームレートを交えながら徹底的にレビューしていきます。

原神 (Genshin Impact)

まず試したのは、スマートフォンに高い負荷をかけることで知られるオープンワールドRPG『原神』です。グラフィック設定を「最高」、フレームレートを「60fps」に設定し、幻想的な世界を冒険してみました。広大なフィールドを駆け巡っている時や、通常の敵との戦闘では、フレームレートはほぼ60fpsに張り付き、非常に滑らかな映像で快適そのもの。

しかし、複数の敵が入り乱れ、元素爆発の派手なエフェクトが画面を埋め尽くすような極端に負荷の高い戦闘シーンでは、瞬間的に50fps台半ばまでフレームレートが変動することがありました。とはいえ、操作がもたつくようなことはなく、プレイの楽しさを損なうほどではありませんでした。

フォートナイト (Fortnite)

次に、安定したフレームレートが勝敗を左右するバトルロイヤルゲーム『フォートナイト』をプレイ。画質設定を「エピック」、フレームレートを「90fps」モードに設定しました。開けた場所を移動している際は安定して90fps近くを維持し、敵の発見や建築が非常にスムーズに行えます。終盤の狭いエリアで複数のプレイヤーと激しい建築バトルを繰り広げる場面では、70fps台まで変動することもありましたが、操作への追従性は高く保たれ、ストレスなくプレイに集中できました。

Call of Duty: Warzone Mobile

最大120人が戦う本格的なバトルロイヤルFPS『Call of Duty: Warzone Mobile』は、スマートフォンに非常に高い処理能力を要求します。グラフィック設定を「最高」にしてプレイしましたが、Exynos 2500のパフォーマンスは期待以上でした。降下中から建物での近接戦闘、そして多くのプレイヤーが密集する最終盤の激しい撃ち合いに至るまで、フレームレートは常に60fpsに近い数値を維持。特に、コンマ1秒の判断が求められる場面でも55fps以上を保ち続ける安定性は、勝利を目指す上で大きなアドバンテージになると感じました。

ファイナルファンタジーVII エバークライシス

美麗なグラフィックで物語を追体験できるRPG『ファイナルファンタジーVII エバークライシス』も試してみました。結論から言うと、このゲームにおいてExynos 2500の性能は完全にオーバースペックです。グラフィック設定を最高の「高画質」、フレームレートを「60fps」に設定しても、派手な召喚獣の演出や美麗なムービーシーンを含め、あらゆる場面で完璧に60fpsに張り付いていました。フレームレートの低下は一切なく、常に滑らかな映像で物語の世界に没入できました。

アスファルト:Legends Unite

最後に、スピーディーな展開が魅力のレースゲーム『アスファルト:Legends Unite』をプレイ。最高画質設定でプレイしましたが、ニトロを使った爆発的な加速や、ライバル車をテイクダウンする激しいクラッシュシーンなど、最も負荷がかかる状況でもフレームレートは微動だにせず、常に60fpsを維持していました。この安定性のおかげで、マシンの挙動を正確にコントロールでき、爽快なレース体験を心ゆくまで楽しむことができました。

まとめ:ゲーム性能

  • 総合性能:Exynos 2500は、特定のジャンルに偏ることなく、あらゆるゲームを高水準で楽しめるバランスの取れたパフォーマンスを発揮する
  • 高負荷ゲームへの対応:『原神』のような極めて高い負荷を要求するゲームでも、最高設定で快適にプレイできる実力を持つ
  • 安定性:多くのゲームで快適さの指標となる60fpsを安定して維持でき、今後数年間にわたって満足のいくゲーム体験を提供し続けるだろう
  • 結論:一部の最新・最高負荷のゲームで常時90fps以上を狙うコアなゲーマーでなければ、ほとんどのユーザーにとって十分すぎる性能と言える

アプリの動作感:Galaxy Z Flip7の快適さと発熱・安定性について

ここでは、Galaxy Z Flip7の日々のアプリ動作から、画像・動画編集時のパフォーマンス、そして気になる発熱について書いていきます。

120Hzの滑らかさと大型カバー画面の恩恵

まず日常的に最も使うブラウザアプリ「Chrome」での挙動ですが、Exynos 2500プロセッサと120Hzのリフレッシュレートのおかげで、スクロールは非常に滑らかです。ニュースサイトの長い記事を縦に素早くスクロールしても、文字の残像感が少なく、ピタッと止まります。前モデルのGalaxy Z Flip6もSnapdragon 8 Gen 3を搭載しており動作は軽快でしたが、Flip7でもその快適さは健在で、チップセットの変更による違和感は全くありません。

注目すべき進化を感じたのは「LINE」でのメッセージ返信です。Galaxy Z Flip6では3.4インチだったカバー画面が、Flip7では4.1インチまで拡大しました。この差は数字以上に大きく、閉じたままキーボードで返信を打つ際の誤タップが劇的に減りました。通知が来た瞬間にサッと内容を確認し、スマホを開かずにスタンプや短文を送る一連の流れが、よりスムーズになったと実感します。

マルチタスク性能に関しても、高速な12GBのLPDDR5Xメモリを搭載しているため、複数のアプリを立ち上げても動作は安定しています。例えば、YouTubeで動画を見ながら、画面下半分でブラウザを開いて調べ物をするような分割画面(マルチウィンドウ)操作も、もたつくことなく切り替えられました。さらに、Flip7では新たに「Samsung DeX」に対応したため、PCと連携してデスクトップのような環境で作業できるようになった点も、Flip6にはなかった大きなメリットです。

クリエイティブ作業での処理速度

次に、メディア処理能力を試してみました。画像編集アプリLightroom」を使って、50MPの高解像度写真 の色調補正や書き出しを行ってみましたが、プレビューの反映は一瞬です。AI消しゴム機能を使って写真内の不要なオブジェクトを削除する処理も、待たされる感覚はありませんでした。

動画編集では「CapCut」を使用して、4K動画のカット編集とエンコードを試しました。数分の4K動画(60fps) にエフェクトをかけ、書き出しを行ってもプログレスバーはスムーズに進みます。ただ、長時間のエンコードを行うと、後述する発熱の影響か、処理速度がわずかに落ちる場面がありました。それでも、ショート動画を作成する程度の用途であれば、全くストレスを感じさせないパワーを持っています。動画視聴においても、Dolby Atmos対応のステレオスピーカー と鮮やかな有機ELディスプレイのおかげで、HDRコンテンツを美しく楽しむことができました。

気になる発熱とパフォーマンスの持続性

パフォーマンス面で少し気になったのは、やはり発熱です。高負荷な3Dゲーム「原神」や「PUBG Mobile」を最高設定で30分ほどプレイしてみると、本体上部、特にカバーディスプレイ付近に明確な熱を感じます。Galaxy Z Flip6もカメラ周辺が熱くなる傾向がありましたが 、Flip7のExynos 2500も熱を持ちやすい特性があるようです。

サーマルスロットリング(熱による性能制限)については、ゲームプレイ開始直後は非常に快適ですが、長時間プレイを続けるとフレームレートがわずかに低下する挙動が見られました。ベンチマークテストを連続で回した際も、スコアが徐々に下がることがあり、持続的なパフォーマンス維持という点では、冷却性能に限界があるクラムシェル型の宿命を感じます。ただし、アプリが強制終了したり、オーバーヒートの警告が出て使えなくなったりするような不安定さはなく、SNSや動画視聴といった日常使いの範囲では熱は気になりませんでした。

まとめ:アプリの動作感

  • ブラウザ動作: 120Hz駆動とExynos 2500により、Chromeなどのスクロールは極めて滑らかで快適。
  • メッセージ操作: 4.1インチに大型化したカバー画面により、閉じたままのLINE返信がFlip6よりも格段に使いやすくなった。
  • マルチタスク: 12GBメモリ搭載でアプリ切り替えは高速。DeX対応によりPCライクな作業も可能になった点がFlip6との大きな違い。
  • メディア編集: 「Lightroom」や「CapCut」での編集・書き出しは高速。4K動画編集もショート動画レベルならストレスフリー。
  • 発熱と安定性: 高負荷なゲームや長時間使用ではカバー画面付近が熱くなる。Flip6同様、熱によるスロットリングは発生するが、アプリが落ちるような不安定さはない。

メモリとストレージ:Galaxy Z Flip7の快適さと容量選び

Galaxy Z Flip7は、全モデルで12GBの大容量メモリと、超高速なUFS 4.0ストレージを搭載しています。日常の操作から重い作業まで、そのサクサクとした動作感と保存容量の選び方について、実体験を交えて解説します。

12GBのLPDDR5XメモリとRAM Plus

実機を使っていて感じるのは、アプリの切り替えが驚くほどスムーズだということです。Galaxy Z Flip7は、高速なLPDDR5X規格の12GBメモリを搭載しており、複数のアプリを行き来しても再読み込みで待たされることがほとんどありません。前モデルのGalaxy Z Flip6も12GBメモリを搭載していましたが、今回は最新のExynos 2500プロセッサとの組み合わせにより、特にAI機能の呼び出しや画像処理のレスポンスがより軽快に感じられます。

さらに、Samsungの「RAM Plus」機能を使えば、ストレージの一部を仮想メモリとして使用し、最大8GBまで追加することが可能です。これにより合計最大20GB相当のメモリ環境を構築でき、重いゲームとブラウザ、SNSを同時に開いていても、アプリが落ちることなく安定して動作しました。この余裕あるマルチタスク性能は、大画面を活かした分割画面操作でも威力を発揮します。

超高速UFS 4.0ストレージとmicroSDカード非対応の現実

ストレージ容量は「256GB」と「512GB」の2種類がラインナップされています。この容量構成は前モデルのGalaxy Z Flip6から変更されておらず、据え置きとなっています。

規格には読み書き速度が非常に速いUFS 4.0が採用されており、実際に数百枚の写真データをPCへ転送したり、大容量のゲームアプリをインストールしたりしてみましたが、その処理速度の速さには感動しました。プログレスバーがぐんぐん進む様子は見ていて気持ちが良いほどです。

一方で、注意が必要なのはmicroSDカードスロットが非搭載である点です。これは前モデルのGalaxy Z Flip6と同様ですが、購入後に物理的に容量を増やすことはできません。システム領域を除いた初期の空き容量を考慮すると、写真や動画をたくさん撮る私としては、迷わず512GBモデルを選びたいと感じました。特にFlip7は4Kや8K動画撮影も可能なため、256GBではすぐに一杯になってしまう可能性があります。

クラウドストレージの活用

SDカードがない分、私はGoogle DriveOneDriveといったクラウドストレージを積極的に活用しています。Galaxy Z Flip7は最新のWi-Fi 7に対応しているため、自宅の高速回線を使えば、クラウドへのバックアップもストレスなく行えました。

特に「Galaxy AI」を使って編集した画像や動画はファイルサイズが大きくなりがちですが、自動バックアップを設定しておけば本体容量を気にせずクリエイティブな作業に没頭できます。物理カードがない不便さを、通信速度とクラウドの利便性でカバーしている印象です。

キャリア版のメモリ・ストレージ容量

購入時に悩ましいのが容量選びです。SIMフリー版やIIJmioなどでは256GBと512GBの両方が広く選べますが、ドコモやauなどのキャリア版では、基本的に256GBがメインの取り扱いとなります。512GBモデルはオンラインショップ限定や、特定のカラーバリエーションのみでの販売となる場合が多いため注意が必要です。長く快適に使うことを考えると、個人的には色の好みよりも、容量の大きさを優先してオンライン限定モデルを狙うのも賢い選択だと感じました。

キャリア版のメモリ・ストレージ容量

ドコモ

  • 店頭では「256GBモデル」が基本です。
  • 「512GBモデル」はオンラインショップ限定での販売となり、カラーも「ブルー シャドウ」「ジェットブラック」「コーラルレッド」などに限定される場合があります。

au (KDDI)

  • 「256GBモデル」が標準的な取り扱いです。
  • 「512GBモデル」もありますが、特定のカラーやオンライン限定となるケースがあります。

ソフトバンク / ahamo

  • 基本的に「256GBモデル」を中心としたラインナップとなっており、大容量モデルの選択肢は限られます。

SIMフリー版 / IIJmio

  • Samsung公式ストアやAmazon、家電量販店、MVNOでは、「256GB」と「512GB」の両方が広く提供されています。
  • 色と容量の組み合わせ制限が少なく、最も選びやすいのが特徴です。

まとめ:メモリとストレージ

  • RAM容量:12GB(LPDDR5X)搭載で、アプリの切り替えやマルチタスクが非常に快適。
  • ストレージ規格:UFS 4.0による超高速な読み書き速度で、インストールやデータ転送がスムーズ。
  • 拡張性:microSDカードスロットは非搭載のため、購入時の容量選びが重要。
  • モデル選び:512GB版はキャリアによっては販路が限られるため、事前の確認が必要。

カメラ性能:Galaxy Z Flip7 ~画素数は同じでも中身が違う。「ProVisual Engine」の魔法~

Galaxy Z Flip7のカメラ 外観。

ここでは、Galaxy Z Flip7のカメラ性能について詳しくレビューしていきます。前モデルのGalaxy Z Flip6からハードウェアのスペックは据え置きの部分もありますが、ソフトウェアの進化が写真のクオリティをどのように変えたのか、実際の作例を交えながらその実力に迫ります。

カメラ構成と進化した機能性

Galaxy Z Flip7の背面カメラは、5000万画素(F1.8)の広角カメラと1200万画素(F2.2)の超広角カメラというデュアル構成です 。これは前モデルのGalaxy Z Flip6と同じ画素数ですが、その写りは全くの別物です。その秘密は、新たに搭載された「次世代型ProVisual Engine」にあります。このAIを活用した画像処理エンジンが、色とディテールを大幅に改善し、特に人物の肌のトーンや質感を驚くほど自然に、そして美しく描き出してくれるのです。

さらに、このエンジンは撮影後の編集もサポートします。写真や動画に映り込んだ不要な人物や背景の音AIが自動で検出してくれるため、後から簡単に削除できるのです 。

カメラアプリの起動やオートフォーカスは高速で、撮りたいと思った瞬間を逃しません。さらに、Galaxy Z Flip7ならではのユニークな撮影体験も健在です。本体をL字に折り曲げれば三脚なしで安定した撮影ができますし、カバー画面を見ながら高画質なメインカメラでセルフィーを撮るのは、この上ない楽しみの一つです。新機能の「オートズーム」は、AIが被写体を認識して自動で画角を調整してくれるため、友人と集まって撮影する際に非常に重宝しました 。

実際の撮影と驚きの写り

Galaxy Z Flip7で撮影した写真2枚。

(作例1:画像左。公園に咲いていた花を撮影。作例2:写真右。夜のマンションを撮影。)

実際に街中で撮影してみると、「ProVisual Engine」の魔法をすぐに実感できました。日中の公園で撮影した写真は、空の青さや木々の緑が鮮やかでありながら、決して不自然な色合いにはなりません。Galaxy Z Flip6も十分綺麗でしたが、Z Flip7は色の深みとダイナミックレンジの広さが一段と向上しており、日陰になった建物のディテールまでしっかりと描写してくれます 。

夜景撮影も目を見張るものがあります。ナイトモードを使えば、街のイルミネーションも白飛びすることなく、それでいて周囲の暗い部分のノイズは巧みに抑えられています 。特筆すべきはポートレートモードです。背景のボケ味は美しく、被写体の輪郭を正確に捉えます。特に、カバー画面を使って5000万画素のメインカメラで自撮りした写真は、1000万画素のインカメラとは比較にならないほど精細で、肌の質感までリアルに再現してくれました 。

ただし、Galaxy Z Flip6と同様に専用の望遠カメラは搭載されていません。5000万画素の高画素を活かした光学相当2倍ズームは非常にクリアですが、それ以上のデジタルズームでは画質の劣化が目立ち始めます 。しかし、ここで活躍するのが「AIズーム」です。これは、AIがディテールを分析して補正をかけることで、デジタルズーム特有の画質の粗さを抑え、鮮明さを維持してくれる機能です 。遠くの被写体を撮る機会が多い方は、この点を考慮する必要があるでしょう。

動画撮影のクオリティとユニークな機能

Galaxy Z Flip7で撮影した自撮り動画。

動画撮影性能も着実に進化しています。光学式手ブレ補正(OIS)が強力に効くため、歩きながらの撮影でも滑らかな映像を記録できました。最大でUHD 4K (3840 x 2160) @60fpsでの撮影に対応しており 、日常のVlogやSNS用のショート動画には十分すぎるクオリティです。特にProVisual EngineによるAI画像処理の進化は、静止画だけでなく動画にも及んでいます。これにより、ナイトグラフィー性能が向上し、夜景や薄暗い室内でも、ノイズが少なくクリアで豊かなコントラストの映像を撮影できるようになったのは大きな進歩です。

ユニークな機能として、本体を90度に曲げてビデオカメラのように構えて撮影できる「カムコーダーグリップ」モードがあります。このスタイルで撮影すると手元が安定し、いつもとは違ったアングルの映像が撮れて面白いです。また、AIが動画内の音声を解析して最適化する「オーディオミックス」機能も搭載されており、録音品質の向上も実感できました。

Galaxy Z Flip7のカメラ仕様、カメラ機能

  • アウトカメラ(メイン):
  • 広角:5000万画素 (F1.8, OIS対応)
  • 超広角:1200万画素 (F2.2)
  • インカメラ(サブ):
  • 1000万画素 (F2.2)
  • ズーム:
  • 光学相当2倍ズーム
  • デジタルズーム最大10倍
  • 動画撮影解像度:
  • UHD 4K (3840 x 2160) @60fps
  • 主な機能:
  • 次世代型ProVisual Engine
  • AIズーム、オートズーム
  • ナイトグラフィー
  • フレックスカメラモード
  • ポートレートモード
  • Log動画撮影、オーディオミックス
  • AIによる編集アシスト(背景の人物・音声検出)

まとめ:カメラ性能

  • 画質:ProVisual Engineの進化により、画素数は同じでも色の再現性やディテールがZ Flip6から格段に向上
  • セルフィー体験:カバー画面と高性能メインカメラを組み合わせた自撮りは、他のスマホでは味わえない最高品質
  • 汎用性:明るい場所から夜景まで、幅広いシーンで安定して美しい写真を撮影可能
  • 動画:強力な手ブレ補正とユニークな撮影モードで、楽しく高品質な映像を記録できる
  • 弱点:専用の望遠カメラ非搭載のため、高倍率のズーム撮影には不向き

AI機能:Galaxy Z Flip7 ~もはや秘書。日常に溶け込む、賢いパートナー~

Galaxy Z Flip7でGeminiと会話している。

ここでは、Galaxy Z Flip7で最も進化したと言っても過言ではない「AI機能」に焦点を当てます。前モデルのGalaxy Z Flip6から搭載されていた機能がどう進化したのか、そして「Google Gemini」や「Now Brief」といった新機能が、私のスマートフォン体験をどのように変えたのかを、具体的なエピソードを交えながらレビューしていきます。

未来が日常に:カバー画面で会話するAI「Google Gemini」

Galaxy Z Flip7のAI機能で最も未来を感じさせたのが、カバー画面から直接「Google Gemini」と対話できる機能です。これまではスマートフォンを開き、アプリを起動する必要がありましたが、Z Flip7ではサイドボタンを長押しするだけで、閉じたままAIアシスタントを呼び出せます。このアクセスの手軽さが、AIとの距離を劇的に縮めました。

先日、出張で初めて訪れた街で、公園にあった興味深いモニュメントの前を通りかかりました。以前ならスマートフォンを開いて、名前を調べて…という手間がありましたが、Z Flip7では違います。閉じたままGeminiを起動し、カメラを向けて「このモニュメントは何?」と尋ねるだけで、即座にその名称と由来を教えてくれました。この一連の流れが、あまりにもスムーズで直感的だったため、まるでSF映画のワンシーンを体験しているかのような興奮を覚えました。Galaxy Z Flip6にもAI機能はありましたが、このように閉じたままシームレスに対話できる体験は、Z Flip7ならではのものです。

ユーザーを理解する賢いアシスタント:「Now Brief」と「Now Bar」

Galaxy Z Flip7のNow Bar機能

Galaxy Z Flip7は、ユーザーの行動を学習し、必要な情報を先回りして提示してくれる賢いアシスタント機能「Now Brief」と「Now Bar」を搭載しています。これは、単に情報を表示するウィジェットとは一線を画す機能です。

Now Brief」は、朝起きるとその日の天気やスケジュール、前日に撮った写真などをパーソナライズしてカバー画面に表示してくれます。私の場合、毎朝の通勤前に天気と最初の会議の時間をチェックするのが習慣ですが、Z Flip7を使い始めてからは、わざわざアプリを開く必要がなくなりました。また、「Now Bar」は、Spotifyで音楽を再生している時や、タイマーをセットしている時に、カバー画面下部にコントローラーを常時表示してくれるため、作業を中断することなく操作が完結します。Galaxy Z Flip6のカバー画面も便利でしたが、Z Flip7のAIはより能動的にユーザーをサポートしてくれる、まさに「パートナー」と呼ぶにふさわしい存在へと進化しています。

言葉の壁をなくすコミュニケーションAI

Galaxy Z Flip6でも好評だったリアルタイム通訳機能は、Z Flip7でさらに進化しました。これまでは純正の通話アプリでしか使えませんでしたが、ついにLINEなどのサードパーティ製アプリにも対応。これにより、海外の友人とのコミュニケーションが格段にスムーズになりました。

さらに驚いたのが、メッセージアプリの返信をAIが提案してくれる機能です。先日、両手がふさがっている時に友人から「今日のランチどうする?」とメッセージが届きました。以前なら返信を諦めていた場面ですが、Z Flip7のカバー画面には「いいね!どこにする?」「ごめん、今日は難しいかも」「お店調べてみるね!」といった、文脈に合った返信候補が3つ表示されました。それをタップするだけで返信が完了したのです。これは、Galaxy Z Flip6の定型文返信とは比較にならないほど実用的で、AIが日常の些細な不便を解決してくれることを実感した瞬間でした。

創造性を刺激するクリエイティブAI

Galaxy Z Flip7のAIは、実用的な機能だけではありません。写真編集やイラスト作成といったクリエイティブな作業もサポートしてくれます。例えば、ギャラリーアプリに搭載された「AIスケッチ」機能。先日、公園で撮影した写真に、指で簡単な太陽の絵を描き加えたところ、AIがそれを認識し、写真の雰囲気に合ったリアルな太陽の光へと変換してくれました。絵心のない私でも、プロが編集したようなクリエイティブな作品を手軽に作れるこの機能は、写真加工の楽しみを大きく広げてくれます。

Galaxy Z Flip7の主なAI機能

  • Google Gemini連携: カバー画面から直接起動し、音声やカメラを使ったマルチモーダルな対話が可能。
  • Now Brief / Now Bar: ユーザーの行動を学習し、天気やスケジュールなどのパーソナライズされた情報をカバー画面に表示。
  • リアルタイム通訳: LINEなどのサードパーティ製アプリにも対応し、よりシームレスな多言語コミュニケーションを実現。
  • 文章の生成: メッセージの文脈を理解し、カバー画面からでも自然な返信文をAIが提案。
  • ProVisual Engine: AIによる画像処理で、写真や動画の画質を大幅に向上。
  • AIスケッチ / ポートレートスタジオ: 手書きの絵をアート作品に変換したり、写真をイラスト風に加工したりできる。
  • データコントロール: AI機能による個人データの利用範囲をユーザーが細かく設定でき、プライバシーを保護。

まとめ:AI機能

  • Gemini連携:カバー画面から直接AIと対話できる未来的な体験が、スマートフォンの使い方を根底から変える
  • パーソナルアシスタント:「Now Brief」がユーザーの行動を学習し、情報を先回りして提供してくれる真のパートナーへと進化
  • 実用性の向上:翻訳やメッセージ作成支援など、日常のあらゆる場面で役立つ機能が大幅に強化された
  • 創造性の解放:専門的な知識がなくても、AIの力でクリエイティブな写真編集やイラスト作成が楽しめる
  • 総合評価:単なる便利機能の集合体ではなく、ユーザー一人ひとりに寄り添い、生活を豊かにしてくれる賢い相棒

バッテリー持ちと充電:Galaxy Z Flip7は容量アップで一日中安心、充電速度は据え置き

Galaxy Z Flip7 本体 スタンド状態。

Galaxy Z Flip7は、バッテリー容量の増加と省電力設計により、前モデルからの明確なスタミナ向上を感じられる一台です。実際の駆動時間テストと日々の使用感、そして充電速度について詳しく見ていきます。

容量4300mAhへ増量、テスト結果は驚異の24時間超え

Galaxy Z Flip7のバッテリー容量は4300mAhで、前モデルのGalaxy Z Flip6(4000mAh)と比較して300mAh増量されました。この数値だけ見ると小幅なアップグレードに思えるかもしれませんが、公称スペックにおける動画再生時間は最大23時間から最大31時間へと大幅に伸びています。

実際にバッテリーテスト(4K動画のループ再生)を行ってみたところ、結果はなんと24時間20分を記録しました。これは比較対象としたGalaxy Z Fold7や、バッテリー持ちに定評のあるiPhone 16 Pro Max(約20時間40分)をも上回る数字であり、これまでの「折りたたみスマホはバッテリーが持たない」という常識を覆すスタミナ性能を見せつけました。Exynos 2500プロセッサの電力効率と、容量アップの相乗効果がしっかりと数字に表れています。

実体験:カバー画面活用で「余裕の1日」を実現

カタログスペックやテスト結果だけでなく、実際に朝から晩までメイン機として使ってみた感想としても、バッテリー持ちは非常に優秀だと感じました。朝フル充電で持ち出し、通勤中のSNSチェック、仕事の連絡、ランチタイムの動画視聴、そして帰宅後のブラウジングと一日しっかり使い込んでも、就寝時には約30%前後のバッテリーが残っていることが多かったです。

Galaxy Z Flip6を使っていた頃は、夕方ごろにバッテリー残量が心もとなくなり、モバイルバッテリーに手を伸ばす日もありましたが、Flip7ではその不安が解消されました。この余裕を生んでいる大きな要因の一つが、大型化した4.1インチのカバー画面です。通知確認や音楽操作、ちょっとした返信などをスマホを開かずにカバー画面だけで済ませる機会が増えたため、大画面のメインディスプレイを点灯させる頻度が減り、結果としてバッテリー消費を効果的に抑えられていると実感しました。

25W充電は据え置き、ワイヤレス充電は完備

バッテリー持ちが素晴らしい一方で、充電速度に関しては進化が見られず、少し残念なポイントです。有線充電は最大25Wにとどまっており、Galaxy Z Flip6から据え置きとなっています。実際に充電してみると、0%から50%まで回復させるのに約30分かかります。ただ、そこから満充電(100%)まで持っていくにはトータルで90分以上かかることもあり、最近の急速充電に慣れていると「遅い」と感じてしまうのが正直なところです。

もちろん、ワイヤレス充電(最大15W)にも対応しており、デスクワーク中に充電パッドに置いておく運用なら不便はありません。また、背面にイヤホンなどを置いて充電できるワイヤレスバッテリー共有(4.5W)も引き続き搭載されているため、緊急時の予備電源としても活用できます。

まとめ:バッテリー

  • 容量:4300mAhに増量(Flip6比で+300mAh)。
  • 公称値:動画再生時間は最大31時間へと大幅に向上。
  • 実測値:4K動画ループ再生テストで24時間20分を記録し、iPhone 16 Pro Max超えを達成。
  • 実使用:カバー画面の活用で消費を抑えられ、1日使っても約30%残る安心感がある。
  • 充電速度:有線25W、ワイヤレス15Wで、Flip6から進化がなく満充電には時間がかかる。

通信性能:Galaxy Z Flip7はWi-Fi 7対応でさらに高速、どこでも繋がる安心感

Galaxy Z Flip7は、最新の通信規格への対応と、国内キャリアの主要周波数帯を網羅したバンド構成により、場所を選ばず快適な通信環境を提供してくれます。ここでは、実際の使用感に基づいた5G通信の安定性や、前モデルから進化したWi-Fi・Bluetooth性能、そしてGPSの精度について詳しく見ていきます。

ドコモ5Gバンド完全対応と閉じたまま通話の利便性

まず5G通信についてですが、Galaxy Z Flip7は国内の主要なバンドを幅広くカバーしています。特にSIMフリーモデルでありながら、ドコモが使用する5Gの重要バンド「n79」や、プラチナバンド「B19」にしっかりと対応している点は大きなメリットです。実際にドコモ回線のSIMカードを入れて都内の地下鉄やビル街で使用してみましたが、アンテナピクトが不安定になることはほとんどなく、パケ詰まりのようなストレスも感じませんでした。

また、Nano-SIMeSIMのデュアルSIM構成に対応しているため、メイン回線とサブ回線を1台でスマートに運用できます。通話品質に関してはVoLTEによるクリアな音質が確保されており、さらに「折りたたみ」ならではの機能として、本体を閉じたままスピーカーフォンで電話に応答できるのが非常に便利です。料理中や作業中で手が離せない時でも、サッと応答して会話を続けられる体験は、一度味わうと手放せなくなります。

Wi-Fi 7への進化とBluetooth 5.4の安定性

通信周りでGalaxy Z Flip6からの明確な進化を感じたのが、Wi-Fi性能です。前モデルがWi-Fi 6Eまでの対応だったのに対し、Galaxy Z Flip7は最新規格である「Wi-Fi 7」に対応しました。自宅の対応ルーターと接続してスピードテストを行ったところ、下りで安定して高速な数値を記録し、大容量のゲームデータのダウンロードもあっという間に完了しました。ルーターから離れた部屋でも速度低下が少なく、接続の粘り強さが向上している印象です。

Bluetoothのバージョンも、Flip6のv5.3からv5.4へとアップグレードされています。ワイヤレスイヤホンを接続して人混みの中を歩いても音飛びは皆無で、スマートウォッチとの連携も非常にスムーズでした。最新規格への対応は、長く使う上での安心感にもつながります。

正確なGPSでナビも迷わない

位置情報の精度についても検証を行いました。Googleマップを使用して、高層ビルが立ち並ぶエリアで徒歩ナビを行ってみましたが、現在地を見失うことなく正確に追従してくれました。Galaxy Z Flip7GPS、Glonass、Beidou、Galileo、QZSS(みちびき)といった複数の測位システムに対応しており、測位までの時間も爆速です。タクシー配車アプリでピン位置を指定する際もズレが少なく、ストレスフリーで利用できました。

まとめ:通信性能

  • 5G通信:ドコモのn79を含む国内主要バンドを網羅し、SIMフリー版でもキャリアを問わず快適に利用可能。
  • Wi-Fi性能:Galaxy Z Flip6のWi-Fi 6Eから進化し、最新のWi-Fi 7に対応したことで、より高速で安定した通信を実現。
  • Bluetooth:v5.4に対応し、ワイヤレス機器との接続安定性が向上。
  • 通話機能:閉じたままスピーカーフォンで通話が可能で、ながら作業に最適。
  • 位置情報:多衛星測位システム対応により、ビル街でも高精度なナビゲーションが可能。

オーディオ性能:Galaxy Z Flip7の没入感あるサウンドと進化した接続性

Galaxy Z Flip7は、映像体験を豊かにする迫力のステレオスピーカーと、最新規格に対応したワイヤレス接続を備えています。ここでは、実際に音楽や映画を再生して感じた音質の傾向と、前モデルからの進化点についてレビューします。

ステレオスピーカーの仕様とBluetooth 5.4への進化

まずハードウェア仕様ですが、Galaxy Z Flip7は本体の上下にスピーカーを配置したステレオ仕様に対応しています。このステレオスピーカーという構成自体は、前モデルのGalaxy Z Flip6から変更されておらず、引き続き搭載されています。

イヤホンジャックは非搭載のため、有線接続にはUSB Type-C端子を使用することになります。

バランスの取れた音質とクリアなボーカル

実際にスピーカーから音楽を流してみると、コンパクトなボディからは想像できないほどパワフルな音が響きます。音質の傾向としては、中音域から高音域にかけての解像度が高く、ボーカルの声や映画のセリフが非常に明瞭に聞こえます。

低音に関しては、筐体サイズなりの限界はあるものの、ベースラインやドラムのキック音などは潰れることなく、リズミカルに鳴らしてくれます。机の上に置いてフレックスモード(半開き)で動画を視聴すると、画面と底面からの音がうまく反射し、音が自分に向かってくるような臨場感や音の広がりを感じることができました。最大音量近くまで上げても音が割れたり歪んだりすることはなく、このあたりはさすがフラッグシップモデルといった完成度です。

ワイヤレスリスニングの快適さ

Bluetoothオーディオに関しても、非常に快適です。お気に入りのワイヤレスイヤホンを接続して高音質な楽曲を再生してみましたが、音の遅延やノイズは皆無でした。Galaxy Z Flip7は多彩なオーディオフォーマット(FLAC, DSD, APEなど)に対応しており、ハイレゾ音源などの高品質なデータも余すことなく再生できます。最新のBluetooth 5.4による接続の粘り強さと相まって、移動中でもストレスフリーに音楽の世界に没頭できるのは大きな魅力だと感じました。

まとめ:オーディオ

  • スピーカー仕様: ステレオ対応で、動画やゲームに没入できる音の広がりを実現。
  • 音質傾向: 中高音域がクリアで、ボーカルやセリフが聞き取りやすい明瞭なサウンド。
  • Bluetooth性能: Galaxy Z Flip6のv5.3からv5.4へ進化し、接続安定性がさらに向上。
  • 再生対応: FLACやDSDなど幅広い高音質フォーマットに対応し、音楽ファンも納得の仕様。

OSと機能:Galaxy Z Flip7 ~7年間の安心と、生産性を飛躍させる新体験~

Galaxy Z Flip7のUI画面。

ここでは、Galaxy Z Flip7のソフトウェア(OS、UIデザイン)と多彩な機能についてレビューします。高価なスマートフォンだからこそ気になる「長く安心して使えるか」という点に応える長期サポートと、日々の使い勝手を向上させる便利な機能、そしてGalaxy Z Flip6からの進化点を、私の実体験を交えながら詳しく解説していきます。

最新OS「Android 16」と折りたたみ専用「One UI 8」

Galaxy Z Flip7は、購入した時点で最新の「Android 16」と、それに最適化されたSamsung独自のインターフェース「One UI 8」を搭載しています。このOne UI 8は、折りたたみスマートフォンの特性を最大限に活かすよう一から再設計されており、特に大型化したカバー画面との連携は見事です。ウィジェットの操作性や通知の見やすさが向上し、Galaxy Z Flip6よりもさらに直感的に扱えるようになりました。

最新OSと7年間のアップデート保証がもたらす究極の安心感

しかし、最も感動したのは、Samsungが約束してくれた手厚い長期サポートです。なんと「7世代のOSアップグレードと7年間のセキュリティアップデート」が保証されており、セキュリティアップデートは2032年7月まで提供されます。これは、この一台を非常に長く、安心して使い続けられることを意味します。頻繁にスマートフォンを買い替えない私にとって、この長期保証は、高価なデバイスを購入する上で何よりも心強い約束だと感じました。

おサイフケータイ対応でキャッシュレス決済も快適

もはや日本市場では必須とも言える「おサイフケータイ(FeliCa)」に、Galaxy Z Flip7はもちろん対応しています 。朝の忙しい時間、コンビニでコーヒーを買う際も、ポケットからサッと取り出してかざすだけ。駅の改札もスムーズに通過でき、現金やカードを出す手間から完全に解放されました。背面にFeliCaマークが印字されていないため、デザインの美しさが損なわれない点も、個人的には嬉しいポイントです 。

対応電子マネー:楽天Edy、Suica(モバイルSuica)、PASMO(モバイルPASMO)、nanaco、WAON、ICOCA(モバイルICOCA)、iD、QUICPay、モバイルSuica、モバイルPASMO、モバイルICOCAなど

生体認証:ロック解除もすばやく一瞬で

生体認証は、顔認証と電源ボタン一体型の指紋センサーの両方に対応しています 。特に秀逸なのが、この指紋センサーです。本体を握ると自然に親指が触れる絶妙な位置にあり、画面オフの状態からでも一瞬でロックが解除されます 。冬にマスクをしている状況でも、指先一つで即座に認証できるため、顔認証が使えない場面でのストレスが全くありませんでした。この認証の速さと確実性は、日々の小さな満足感を積み重ねてくれます。

Samsung DeX:折りたたみスマホがデスクトップPCに変身する魔法

Galaxy Z Flip7における生産性の進化を語る上で、絶対に外せないのが「Samsung DeX」への新規対応です 。これは、前モデルのGalaxy Z Flip6ユーザーが待ち望んでいた機能の一つでしょう 。DeXは、Galaxy Z Flip7を外部モニターに接続するだけで、まるでデスクトップPCのようなUIで操作できる画期的な機能です。

先日、出張先のホテルで、急な資料修正が必要になりました。これまではノートPCがなければ諦めていたような場面ですが、Z Flip7を客室のテレビに接続し、持参したBluetoothキーボードとマウスをペアリングするだけで、そこには見慣れたデスクトップ画面が広がっていました。複数のウィンドウを開いてブラウザで情報を調べながら、Microsoft 365アプリでプレゼン資料を編集する作業は、ノートPCと何ら遜色ありません。このコンパクトなボディから、これほどの作業環境が生まれることに、ただただ感動するばかりでした。

Smart Switch:面倒なデータ移行からの解放

そして、機種変更時の最大のハードルであるデータ移行も、「Smart Switch」アプリがあれば驚くほど簡単です 。特に感動したのは、LINEのトーク履歴を全期間にわたって丸ごと移行できたことです 。友人との大切な思い出や、仕事上の重要なやり取りが失われる心配なく、新しいスマートフォンライフを始められました。iOSからの乗り換えでも、写真や連絡先、アプリまで含めてスムーズに移行できるため、プラットフォームの壁を感じさせません 。

Galaxy Z Flip7の主な便利機能

  • おサイフケータイ: FeliCa対応で、キャッシュレス決済がスムーズ。
  • 生体認証: 高速・高精度な指紋認証と顔認証に対応。
  • セキュリティ: Samsung Knoxプラットフォームが個人情報を強力に保護。
  • メッセージ返信の自動生成: カバー画面からAIが文脈に合った返信を提案。
  • カスタマイズとアプリ起動: Good Lockアプリでカバー画面をフル活用可能。
  • Samsung DeX: モニター接続でPCのように使えるデスクトップモードに新たに対応。
  • Smart Switch: LINEのトーク履歴も含む、簡単なデータ移行を実現。

まとめ:OSと機能

  • OSとUI:最新のAndroid 16と、折りたたみに最適化されたOne UI 8で快適な操作性を実現
  • 長期サポート:7年間のOS・セキュリティアップデート保証により、長期間安心して使用できる
  • オーディオ:クリアで臨場感のあるステレオスピーカーを搭載し、エンタメ体験が向上
  • Samsung DeX:新たに対応したDeXモードが、外出先での生産性を飛躍的に高める
  • 総合評価:長期的な安心感と、日々の使い勝手から専門的な作業までサポートする多彩な機能が融合した、完成度の高いソフトウェア体験

Galaxy Z Flip7 と Galaxy Z Flip6の違い

Galaxy Z Flip7の開いた状態と閉じた状態

Galaxy Z Flip7は、前モデルであるGalaxy Z Flip6から多くの点で正統進化を遂げています。デザインの洗練、ディスプレイの大型化、そして心臓部であるCPUの刷新など、その違いは多岐にわたります。ここでは、両モデルのスペックを項目ごとに比較し、どのような進化があったのかを詳しく見ていきましょう。

OSとサポート期間

  • Galaxy Z Flip7: Android 16 / 7世代のOSアップグレードと7年間のセキュリティアップデート(2032年7月31日まで)
  • Galaxy Z Flip6: Android 14 / 7世代のOSアップグレードと7年間のセキュリティアップデート
  • 違い:搭載OSが最新のAndroid 16へとアップデートされています。また、Z Flip7ではサポートの終了時期が明確に示されており、より長期間安心して使用できるという信頼性が増しています。

サイズと重量

    • Galaxy Z Flip7:
      開いた状態: 166.7 x 75.2 x 6.5mm
      閉じた状態: 85.5 x 75.2 x 13.7mm
      重量: 188g
    • Galaxy Z Flip6:
      開いた状態: 165.1 x 71.9 x 6.9mm
      閉じた状態: 85.1 x 71.9 x 14.9mm
      重量: 187g
    • 違い:ディスプレイの大型化に伴い、幅と高さはわずかに増していますが、厚さは開いた状態で0.4mm、閉じた状態で1.2mmも薄くなっています。これにより、シリーズ史上最薄を実現し、よりスタイリッシュな印象を与えます。

カラーバリエーション

  • Galaxy Z Flip7: ブルー シャドウ, ジェットブラック, コーラルレッド, ミント (Samsung.com限定)
  • Galaxy Z Flip6: シルバーシャドウ, イエロー, ブルー, ミント, クラフテッド ブラック (Samsung.com限定), ホワイト (Samsung.com限定)
  • 違い:カラーラインナップが刷新され、より落ち着いたシックな印象のカラーが中心となりました。

耐久性

  • Galaxy Z Flip7: IPX8/IP4X防水防塵, Armor Aluminumフレーム, Corning® Gorilla® Glass Victus® 2, Armor FlexHinge
  • Galaxy Z Flip6: IPX8/IP4X防水防塵, Armor Aluminumフレーム, Corning® Gorilla® Glass Victus® 2
  • 違い:基本的な防水防塵性能や素材は同等ですが、Z Flip7ではヒンジ構造が「Armor FlexHinge」に進化。閉じた際の隙間がほとんどなくなり、外部からの衝撃吸収性も向上しています。

ディスプレイ

  • Galaxy Z Flip7:
    メイン: 6.9インチ Dynamic AMOLED 2X (2520 x 1080), 120Hz
    カバー: 4.1インチ Super AMOLED (1048 x 948)
  • Galaxy Z Flip6:
    メイン: 6.7インチ Dynamic AMOLED 2X (2640 x 1080), 120Hz
    カバー: 3.4インチ Super AMOLED (720 x 748)
  • 違い:Z Flip7における最大の進化点です。メインディスプレイは6.9インチへ、カバーディスプレイは4.1インチへと大幅に大型化。特にカバー画面は解像度も向上し、閉じたままでの実用性が劇的に向上しました。

CPU (プロセッサ)

  • Galaxy Z Flip7: Exynos 2500 (10コア)
  • Galaxy Z Flip6: Snapdragon® 8 Gen 3 for Galaxy (8コア)
  • 違い:長年採用されてきたSnapdragonから、Samsung自社製のExynosへと変更されました。コア数が増え、AI処理などに最適化されていますが、純粋なピーク性能ではSnapdragonに軍配が上がる場面もあります。

バッテリー

  • Galaxy Z Flip7: 4,300mAh (動画再生 最大31時間)
  • Galaxy Z Flip6: 4,000mAh (動画再生 最大23時間)
  • 違い:バッテリー容量が300mAh増加し、公称の動画再生時間も8時間延長。ユーザーが最も懸念していたバッテリー持ちが大幅に改善されています。

通信機能

  • Galaxy Z Flip7: Wi-Fi 7, Bluetooth 5.4
  • Galaxy Z Flip6: Wi-Fi 6, Bluetooth 5.3
  • 違い:次世代規格であるWi-Fi 7にいち早く対応。対応環境下では、より高速で安定した通信が可能になります。

その他

  • Galaxy Z Flip7: Samsung DeX 対応
  • Galaxy Z Flip6: Samsung DeX 非対応
  • 違い:Z Flip7では、モニターに接続してPCのように使える「Samsung DeX」に新たに対応。折りたたみスマホの活用シーンを、ビジネスやクリエイティブな作業にまで広げました。

まとめ:Galaxy Z Flip7とGalaxy Z Flip6の違い

Galaxy Z Flip7は、Galaxy Z Flip6からデザイン、ディスプレイ、バッテリー、そしてソフトウェアのサポートに至るまで、全方位的に正統進化を遂げています。特に、大型化したカバーディスプレイと大幅に改善されたバッテリー持続時間は、日常の使い勝手を劇的に向上させる大きな変更点です。

CPUの変更は好みが分かれるかもしれませんが、Wi-Fi 7やSamsung DeXへの対応など、未来を見据えた機能強化も魅力です。単なるマイナーチェンジではなく、折りたたみスマートフォンの「完成形」に一歩近づいた、価値あるアップグレードと言えるでしょう。

Galaxy Z Flip7のメリット・デメリット

Galaxy Z Flip7のカバー画面。写真を表示。

Galaxy Z Flip7は、これまでの折りたたみスマートフォンの概念を大きく進化させた一台です。しかし、その魅力的な進化の裏には、他のモデルと比較して見えてくる長所と短所が存在します。ここでは、Galaxy Z Flip6やmotorola razr 50、nubia Flip 2といったライバル機と比較しながら、Galaxy Z Flip7のメリットとデメリットを徹底的に解説します。

メリット(長所、利点)

メリット1:頭一つ抜けた、圧倒的な処理性能

Galaxy Z Flip7には、最新の3nmプロセスで製造された「Exynos 2500」が搭載されており、メモリには次世代規格の「LPDDR5X」、ストレージには「UFS 4.0」が採用されています 。これにより、アプリの起動からデータの読み書きまで、あらゆる動作が驚くほど高速です。前モデルのGalaxy Z Flip6と比較しても、その差は歴然としています 。motorola razr 50が搭載するLPDDR4XメモリやUFS 2.2ストレージ 、nubia Flip 2の6GBメモリ と比べると、Galaxy Z Flip7のスペックはまさに別次元と言えるでしょう。

メリット2:史上最大・最高のカバーディスプレイ

4.1インチへと大型化し、120Hzのリフレッシュレートに対応したカバーディスプレイは、Galaxy Z Flip7最大の武器です 。これは、Galaxy Z Flip6の3.4インチ・60Hz や、motorola razr 50の3.6インチ・90Hz 、nubia Flip 2の3インチディスプレイ をも凌駕するスペックであり、閉じたままでも非常に滑らかで快適な操作を実現します。

メリット3:所有欲を満たす、薄く美しいデザインと堅牢性

折りたたみ時に13.7mmというシリーズ史上最薄のデザインは、前モデルのGalaxy Z Flip6(14.9mm)よりも明らかに洗練されています 。強化されたアルミニウムフレームとCorning® Gorilla® Glass Victus® 2の採用に加え、IPX8/IP4Xの防水防塵性能を備えており 、美しさだけでなく日常使いの安心感も提供します。これは、IPX8防水のみのmotorola razr 50 や、IP42防水防塵のnubia Flip 2 と比較して大きなアドバンテージです。

メリット4:未来を見据えた接続性と生産性

Galaxy Z Flip7は、次世代規格である「Wi-Fi 7」にいち早く対応しており、将来にわたって高速な通信環境を享受できます 。また、Galaxy Z Flip6では非対応だった、モニターに接続してPCのように使える「Samsung DeX」機能に新たに対応したことで、その活用シーンはビジネスの領域にまで大きく広がりました 。これは、他の折りたたみスマートフォンにはない、Galaxy Z Flip7ならではの強力なメリットです。

メリット5:7年間の長期ソフトウェアサポート

Galaxy Z Flip7は、「7世代のOSアップグレードと7年間のセキュリティアップデート」が保証されています 。これは、高価なスマートフォンを安心して長く使い続けたいユーザーにとって、何よりも心強い約束です。他のAndroidスマートフォンでは類を見ないこの手厚いサポートは、Galaxy Z Flip7を選ぶ非常に大きな理由の一つとなります。

メリット6:キャッシュレス時代に必須の「おサイフケータイ」対応

日本国内での利用において欠かせない「おサイフケータイ(FeliCa)」に対応しています。motorola razr 50やnubia Flip 2も対応していますが、Galaxy Z Flip7はカバーディスプレイから決済アプリをスムーズに起動できるため、よりスマートなキャッシュレス決済が可能です。

デメリット(短所、欠点)

デメリット1:フラッグシップの中でも群を抜く価格

Galaxy Z Flip7の最大のデメリットは、その価格です。256GBモデルで164,800円という価格は 、前モデルのGalaxy Z Flip6(発売時159,700円)よりも高価です 。motorola razr 50(約9万円台) やnubia Flip 2(約7万円台) と比較すると、その価格差は歴然としており、多くのユーザーにとって購入の大きなハードルとなるでしょう。

デメリット2:据え置きの充電速度

バッテリー容量は増加したものの、有線充電は最大25WとGalaxy Z Flip6から据え置きです 。これは、30W充電に対応するmotorola razr 50 や、約55分で満充電可能なnubia Flip 2 と比較して見劣りします。満充電に90分以上かかるため、急いでいる場面では少し不便に感じるかもしれません 。

デメリット3:望遠カメラの不在

5000万画素のメインカメラは非常に高性能ですが、専用の望遠カメラは搭載されていません 。AIを活用したデジタルズームは優秀なものの、光学ズームを備えた他のハイエンドスマートフォンと比較すると、遠くの被写体を撮影する際の画質には限界があります。この価格帯のスマートフォンとしては、物足りなさを感じる点です。

デメリット4:充電器が同梱されていない

近年の多くのスマートフォンと同様に、Galaxy Z Flip7にも充電器は同梱されていません 。最大25Wの性能を最大限に引き出すには、対応する充電器を別途購入する必要があります。motorola razr 50も同様に充電器は別売りですが 、高価なデバイスだからこそ、箱から出してすぐに最高の性能で使えない点には、もどかしさを感じます。

デメリット5:microSDカードスロットの非搭載

Galaxy Z Flip7は、Galaxy Z Flip6と同様にmicroSDカードによるストレージの拡張に対応していません。写真や動画を大量に保存するユーザーは、購入時に512GBの大容量モデルを選択するか、クラウドストレージを活用する必要があります。

Galaxy Z Flip7のスペック(仕様)一覧

  • ディスプレイ:メイン: 約6.9インチ Dynamic AMOLED 2X (有機EL), 2520×1080, 120Hz
    カバー: 約4.1インチ Super AMOLED (有機EL), 1048×948
  • CPU: Exynos 2500 (デカコア: 3.3GHz, 2.74GHz, 2.36GHz, 1.8GHz)
  • GPU: Xclipse 950 (AMD RDNA 3ベース)
  • RAM(メモリ): 12GB (LPDDR5X)
  • ストレージ: 256GB / 512GB (UFS 4.0)
  • バッテリー: 4300mAh
  • 駆動時間: 最大動画再生 約31時間
  • 充電: 15ワイヤレス充電、25W急速充電(有線)、4.5W逆ワイヤレス充電(Wireless PowerShare)に対応
  • カメラ:(背面)広角: 約5000万画素 (F1.8), OIS対応 、超広角: 約1200万画素 (F2.2) 、(前面): 約1000万画素 (F2.2)
  • ワイヤレス通信: Wi-Fi 7 (802.11a/b/g/n/ac/ax/be), Bluetooth 5.4
  • GPS: GPS, Glonass, Beidou, Galileo, QZSS
  • NFC: 対応 (おサイフケータイ対応)
  • インターフェース: USB Type-C (USB 3.2 Gen 1)
  • センサー: 加速度, 気圧, 指紋, ジャイロ, 地磁気, ホール, 照度, 近接
  • 防水防塵: IPX8 / IP4X
  • 生体認証: 指紋認証, 顔認証
  • OS: Android 16
  • サイズ:開いた状態: 約166.7 x 75.2 x 6.5mm 、閉じた状態: 約85.5 x 75.2 x 13.7mm
  • 重量: 約188g
  • カラー: ブルー シャドウ, ジェットブラック, コーラルレッド, ミント (Samsung.com限定)
  • 付属品: 本体, SIM取り出し用ピン (試供品), USBケーブル (CtoC) (試供品)
  • モバイル通信(5G/4G/3G): 5G, 4G LTE, 3G WCDMAに対応
  • SIMカード: デュアルSIM (Nano-SIM + eSIM または デュアルeSIM)

対応バンド:Galaxy Z Flip7

Galaxy Z Flip7は5G通信に対応しています。

基本的には本体にSIMカードを入れて、APN設定を済ませると、通信できます。

SIMはNanoSIMと物理的なカードを必要としないeSIMに対応しています。

対応バンドは以下の通りです。

  • 5G: n1, n3, n5, n28, n40, n41, n66, n77, n78, n79
  • 4G: B1, B2, B3, B4, B5, B7, B8, B12, B13, B18, B19, B20, B21, B26, B28, B38, B39, B40, B41, B42, B66
  • 3G: B1(2100), B5(850)
  • 2G: GSM850, GSM900, DCS1800, PCS1900

対応バンドの詳細

ドコモ:

  • 5G: n78, n79
  • 4G: B1, B3, B19, B21, B28, B42
  • プラチナバンド: B19 対応

au:

  • 5G: n28, n77, n78
  • 4G: B1, B3, B18/B26, B28, B41, B42
  • プラチナバンド: B18/B26 対応
  • (3G/GSMはサービス対象外)

ソフトバンク:

  • 5G: n3, n28, n77
  • 4G: B1, B3, B8, B28, B41, B42
  • プラチナバンド: B8 対応

楽天モバイル:

  • 5G: n77
  • 4G: B3 (自社回線), B18/26 (パートナー回線)
  • プラチナバンド: B28 (自社プラチナバンドとして順次展開中)
  • (3G/GSMはサービス対象外)

結論

この端末(Galaxy Z Flip7)は、

  • バンド情報に基づくと、ドコモ、au、ソフトバンクの主要な4G/5Gバンドに完全に対応しており、それぞれのプラチナバンドもカバーしています。 ドコモの5Gで重要となるn78、n79の両方に対応しているため、ドコモ回線での5G通信も最大限活用できます。
  • 楽天モバイルについても、自社回線の4Gバンド(B3)と5Gバンド(n77)、さらにauからのローミングで利用するプラチナバンド(B18/26)に対応しています。[1][2] また、楽天モバイルが自社で整備を進めているプラチナバンド(B28)にも対応しているため、将来的なエリア拡大にも対応可能です。
  • 3Gに関しては、ドコモとソフトバンクのバンドに対応していますが、auと楽天モバイルは3Gサービスを提供していません。GSMはすべてのキャリアのバンドに対応していますが、こちらもauと楽天モバイルはサービスを提供していません。

総合的に見て、この端末は日本の4キャリアすべての主要バンドを網羅しており、どこでも非常に快適に利用できると言えます。

ただし、モバイル通信を利用するには、自分のSIMがスマホ側のバンドに対応している必要があります。

こちらのページで対応しているかどうかを確認できます。

ドコモ、ソフトバンク、au、楽天モバイル回線の「対応バンド」を詳細にチェック!

Galaxy Z Flip7の評価

Galaxy Z Flip7でGoogle Geminiを使用。

8つの基準で「Galaxy Z Flip7」を5段階で評価してみました。

項目別評価

画面の見やすさ:★★★★★
メイン・カバー共にディスプレイの品質が劇的に向上。特に大型化したカバー画面は、前モデルとは比較にならないほど屋外での視認性が高く、表示も滑らかで感動的です。

スペック:★★★★☆
最新のLPDDR5XメモリとUFS 4.0ストレージは最高峰の性能ですが、CPUのExynos 2500は、高性能ながらも競合の最上位チップには一歩及ばない印象です。

耐久性:★★★★☆
改良されたヒンジや強化ガラスの採用で、折りたたみスマホへの不安は大幅に軽減されました。IPX8/IP4X等級の防水防塵にも対応し、安心して使えます。

デザイン:★★★★★
Z Flip史上最も薄いボディと、ベゼルレスに進化したカバーディスプレイが融合し、所有欲を満たす洗練された高級感のあるデザインを実現しています。

通信:★★★★★
次世代規格のWi-Fi 7にいち早く対応しているため、将来にわたって長く使えます。5G通信も非常に高速かつ安定しており、接続性に関する不満は一切ありません。

機能:★★★★★
カバー画面で完結するAI機能や、シリーズ初搭載の「Samsung DeX」など、単なるギミックに留まらない実用的な機能が満載で、生産性も飛躍的に向上しました。

使いやすさ:★★★★☆
進化したカバー画面のおかげで、スマートフォンを開く頻度は格段に減りました。しかし、折りたたむという一手間が残る点や、一部機能の利用に設定が必要な点は考慮が必要です。

価格:★★☆☆☆
最新技術が凝縮されているものの、256GBモデルで16万円を超える価格は、誰にでも勧められるものではありません。価格に見合う価値を見出せるかが、購入の鍵となります。

総評:★★★★☆

「完成形」に近づいた折りたたみスマートフォン

Galaxy Z Flip7は、これまでのZ Flipシリーズが抱えていた課題を一つずつ丁寧に克服し、ついに「完成形」と呼べる領域に到達した一台だと感じます。最大の魅力は、デザインと実用性を完璧に両立させた点にあります。閉じた状態での厚さがわずか約13.7mmという折りたたみスマートフォン史上最薄となるボディは、ポケットに入れていることを忘れるほどコンパクト。頑丈なArmor AluminumフレームCorning® Gorilla® Glass Victus® 2を採用したボディからは確かな剛性と高級感が伝わってきます。

そして何より、3.4インチから4.1インチ(1048 x 948)へと大型化したカバーディスプレイの存在が、このスマートフォンの使い方を根本から変えました。単に通知が見やすいというレベルではなく、メッセージの返信からAIとの対話まで、多くの操作が閉じたまま完結します。これにより、前モデルまで感じていた「何かするたびに開かなければならない」という小さなストレスから完全に解放されました。また、バッテリー容量も4000mAhから4,300mAhに増強され、一日中安心して使えるようになったことも、メイン機として選ぶ上で非常に大きなポイントです。

総合力で魅せるフラッグシップ体験

その進化は外見だけに留まりません。カメラは5000万画素の広角センサーを備え、AIを活用した「ProVisual Engine」によって、特に肌の質感や夜景の表現力が飛躍的に向上しました 。開いた先にある6.9インチのメインディスプレイは、折り目がほとんど気にならないレベルまで洗練され、コンテンツへの没入感を一切妨げません 。ソフトウェア面では、最新のAndroid 16を搭載するだけでなく、「7世代のOSアップグレードと7年間のセキュリティアップデート」という長期的なサポートが約束されています 。さらに、シリーズとして初めてモニター出力によるPC化機能「Samsung DeX」に対応したことで、その活用シーンはビジネスの領域にまで大きく広がりました 。

購入前の注意点

もちろん、完璧なデバイスではありません。最大の課題は、25Wという充電速度です。バッテリー持ちが向上したとはいえ、急いで充電したい場面では、他社のフラッグシップモデルと比較して物足りなさを感じます。また、価格も依然として高価であり、多くのユーザーにとって大きなハードルとなるでしょう。カメラも望遠レンズがないなど、最高の性能を求めるならば、 traditionalな形状のハイエンドモデルに軍配が上がります。

どのような人におすすめか

コンパクトな携帯性と、折り畳みという他にないユニークなデザインを何よりも優先するユーザーに最適です。また、カバー画面やフレックスモードを活かした自撮りやVlog撮影は、コンテンツクリエイターにとっても大きな武器となるでしょう。最高のカメラ性能や最速の充電速度を求めるのではなく、日々の生活に溶け込む、スタイリッシュで賢いパートナーを求めている人に、ぜひ一度手に取ってみてほしい、そんな魅力に溢れたスマートフォンです。

Samsung Galaxy Z Flip7 256GB |Galaxy AI対応|SIMフリースマホ 本体 端末|FeliCa対応|6.9インチ|SM-F766QZKASJP

Galaxy Z Flip7の価格・購入先

Galaxy Z Flip7 本体 ブルー シャドウの外観。

※価格は2025/12/10調査のものです。価格は変動します。

Samsung オンラインショップ

SIMフリーモデル

  • 256 GB|12 GB モデルが164,800円
  • 512 GB|12 GB モデルが182,900円

で販売されています。

Samsung オンラインショップで「Galaxy Z Flip7」をチェックする

ECサイト

  • Amazonで164,800円(税込・SIMフリー・SM-F766QZKASJP)、
  • 楽天市場で164,800円(送料無料)、
  • ヤフーショッピングで134,900円、
  • 米国 Amazon.comで$899.00、

で販売されています。

Amazonで「Galaxy Z Flip7」をチェックする

楽天市場で「Galaxy Z Flip7」をチェックする

ヤフーショッピングで「Galaxy Z Flip7」をチェックする

米国 Amazon.comで「Galaxy Z Flip7」をチェックする

Yahoo! Shopping
Yahoo!ショッピング

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Galaxy Z Flip7を安く買う方法

Galaxy Z Flip7」をできるだけ安く購入するには、IIJmio、ahamoなどの格安スマホ(MVNO)やサブブランドを利用するのがいいでしょう。また、ドコモ、au、ソフトバンクなどのキャリア(MNO)でもセール・キャンペーンなどで値下げされることがあるので、こまめにチェックしておきましょう。

IIJmio

IIJmioでの「Galaxy Z Flip7」の価格は、容量と契約方法によって異なります。

RAM12GB/ROM256GBモデルの場合:

  • 期間限定のりかえ価格は税込139,800円です。
  • 通常価格は税込164,800円です。

RAM12GB/ROM512GBモデルの場合:

  • 期間限定のりかえ価格は税込154,800円です。
  • 通常価格は税込182,900円です。

現在、どちらのモデルも一時在庫切れとなっているようです。また、上記価格の他に、月額料金やSIMカード発行手数料などが別途発生します。

IIJmioで「Galaxy Z Flip7」をチェックする

ahamo

Samsung Galaxy Z Flip7 256GB SC-55F

ahamoでの「Galaxy Z Flip7」の価格は、契約方法と支払い方法によって大きく異なります。

乗り換え(MNP)で契約する場合

  • 一括支払いまたは24回分割払い:
  • 通常価格 137,544円
  • 5G WELCOME割適用で、実質負担額は100,298円(137,544円 – 37,246円)
  • いつでもカエドキプログラムを利用する場合:
  • お客さま負担額(23ヶ月目までに返却):51,744円

新規申し込みで契約する場合

  • 一括支払いまたは24回分割払い:
  • 価格は174,790円
  • いつでもカエドキプログラムを利用する場合:
  • お客さま負担額(23ヶ月目までに返却):88,990円

※注意点

価格は税込みです。「いつでもカエドキプログラム」は23ヶ月目までに機種を返却した場合の金額です。返却しない場合は残価が再分割されます。

ahamooで「Galaxy Z Flip7」をチェックする

ドコモ

ドコモのSamsung Galaxy Z Flip7 256GB SC-55Fの価格は以下の通りです。

  • 一括払い/分割払いの総額: 174,790円
  • いつでもカエドキプログラム利用時: 23ヶ月目に端末を返却すると、実質負担額は 88,990円(月々3,869円×23回)になります。36回分割払い: 月々4,855円の支払いとなります。

ドコモ オンラインショップで「Galaxy Z Flip7」をチェックする

au

auのGalaxy Z Flip7の価格は契約形態によって異なります。

基本の機種代金(割引前): 165,000円

契約形態ごとの実質負担額(スマホトクするプログラム利用時)

  • 機種変更/povo1.0からの乗りかえ:
    実質負担額: 76,800円
  • 新規契約:
    実質負担額: 98,800円
  • 他社/povo2.0からの乗りかえ(MNP)/UQ mobileからの乗りかえ:
    実質負担額: 87,800円
  • ※上記は各種割引適用後、かつ「スマホトクするプログラム」を利用して13ヶ月目~25ヶ月目に機種を返却した場合の金額です。

auで「Galaxy Z Flip7」をチェックする

ソフトバンク

ソフトバンクのGalaxy Z Flip7の価格は以下の通りです。

販売価格(総額): 164,880円(全契約形態共通)

「新トクするサポートプレミアム」を利用し、13ヶ月目に機種を返却した場合の実質負担額

  • 他社からのりかえ/新規契約:
    支払総額: 37,440円
    (早トクオプション利用料 19,800円を含む)
  • 機種変更:
    支払総額: 67,680円
    (早トクオプション利用料 19,800円を含む)

ソフトバンクで「Galaxy Z Flip7」をチェックする

おすすめのライバル機種と価格を比較

Galaxy Z Flip7」と似た性能を持つスマートフォンも販売されています。

Galaxy Z Flip6

Samsungから発売された折り畳み式の5Gスマートフォンです(2024年7月31日発売) 。

Android 14、Snapdragon® 8 Gen 3 Mobile Platform for Galaxy、12GBメモリ、約6.7インチの有機ELメインディスプレイ(2640 x 1080 pxのDynamic AMOLED 2X)、約3.4インチのカバー(Super AMOLED 有機EL, 720×748)、256GB/512GBストレージ、最大23時間(動画再生時)駆動する4000 mAhバッテリー、背面50MP+12MPの2眼カメラ、前面10MPのフロントカメラを搭載しています 。

また、Galaxy AI(通訳、チャットアシスト、かこって検索、リアルタイム通訳、生成AI編集など)、フレックスモード、フローティングデザイン、リフレッシュレート:120 Hz、光学相当2倍ズーム、手ぶれ補正、AIカメラ機能(オートズーム、ナイトグラフィー、生成AI編集)、 ポートレートスタジオ、 インスタントスローモーションに対応。

25Wの有線急速充電、高速ワイヤレス充電2.0、4.5W逆ワイヤレス充電、IPX8/IP4X防水防塵、おサイフケータイ (Felica)、Smart Switch(データ移行)、ベイパーチャンバー冷却システム、ワイヤレス充電、逆ワイヤレス充電、指紋認証、顔認証、eSIM、USB Type-C、5G通信、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.3、GPSにも対応しています。

価格は、Amazonで145,700円(新品・SIMフリー/ドコモ整備済み品は104,800円)、楽天市場で124,900円(送料無料)、ヤフーショッピングで109,980円、です。

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motorola razr 60 ultra

モトローラから発売された折りたたみ式(縦折り)の5Gスマートフォンです(2025年12月12日発売)。

Android 15(Hello UI)、Snapdragon 8 Elite Mobile Platform、16GBメモリ、512GBストレージ、約7.0インチのSuper HD pOLED メインディスプレイ(2992×1224 px)、4インチのpOLEDアウトディスプレイ(1272×1080 px)、4700 mAhバッテリー、背面50MP+50MPの2眼カメラ、前面50MPのフロントカメラを搭載しています。

また、「AI Key」、AI機能「Moto AI」(とりまリスト、Next Move、おまとメモ、Playlist Studioなど)、Google Gemini、IP48防水防塵、、68W TurboPower充電、15Wワイヤレス充電、5Wリバース充電、最大165Hzのリフレッシュレートに対応。

おサイフケータイ、PC連携(「Smart Connect」)、ジェスチャー操作、「Moto Secure」、「au Starlink Direct」、UWB(超広帯域無線)、デュアルステレオスピーカー (Dolby Atmos対応)、指紋認証、顔認証、USB Type-C、5G通信、Wi-Fi 7 (802.11 be)、Bluetooth 5.4、GPSにも対応しています。

価格は、楽天市場で181,469円(送料無料)、ヤフーショッピングで199,800円、AliExpressで260,977円(CN版)です。

関連記事:motorola razr 60 ultraレビュー!50 ultraとの違い

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motorola razr 60

motorolaから発売された折りたたみ式の5Gスマートフォンです(2025年10月10日発売)。

Android 15、MediaTek Dimensity 7400X、8GBまたは12GBメモリ、メイン約6.9インチpOLED (FHD+, 120Hz)とアウト約3.6インチpOLED (90Hz)ディスプレイ、256GBまたは512GBストレージ、4,500mAhバッテリー、背面約5000万画素+約1300万画素の2眼カメラ、前面約3200万画素のフロントカメラを搭載しています。

また、独自AI「moto ai」(とりまリスト、おまとめメモ、プレイリストスタジオなど)、Google Gemini、IP48防水防塵、チタン製ヒンジプレート、リフレッシュレート最大120Hz(メイン・アウトは最大90Hz)、フレックスビュースタイル撮影、カムコーダーモード、適応型手ブレ補正、最大4K/30fpsの動画撮影、「Smart Connect」機能、「Moto Unplugged」機能に対応。

Dolby Atmos、ステレオスピーカー、30W有線 急速充電、15Wワイヤレス充電、おサイフケータイ、Motoジェスチャー、指紋認証、顔認証、USB Type-C、5G通信、Wi-Fi 6E (802.11ax)、Bluetooth 5.4、GPS、eSIMにも対応しています。

価格は、Amazonで104,218円(税込・国内版・PB8E0002JP)、楽天市場で113,580円(送料無料)、ヤフーショッピングで115,800円、です。

関連記事:motorola razr 60徹底レビュー!razr 50比較で進化点を検証

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motorola razr 50

モトローラから発売された折りたたみ 5Gスマートフォンです(2024年9月27日 発売)。

Android 14、MediaTek Dimensity 7300X、12GB LPDDR4X メモリ、約6.9インチのメイン pOLED液晶、約3.6インチのアウトOLED液晶、512GB UFS 2.2ストレージ、4200 mAhバッテリー、背面 50MP + 13MPの2眼カメラ、前面32MPのフロントカメラを搭載しています。

また、生成AI Google Gemini、適応型手ブレ補正機能、壁紙の自動生成、30W TurboPower チャージ (充電器は別売り)、15W ワイヤレス充電(Qi対応)(充電器は別売り)、

デュアルステレオスピーカー、Dolby Atmos、IPX8の防水、おサイフケータイ、リフレッシュレート 最大144Hz(アウト:最大90Hz)、NFC、指紋認証、顔認証、USB Type-C (USB 2.0)、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.4、GPSに対応しています。

価格は、Amazonで80,362円(税込)、楽天市場で85,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで99,800円、です。

関連記事:「motorola razr 50」と50s、40、Ultraの違いを解説

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nubia Flip 2

ZTEジャパンから発売された6.9インチになる折りたたみ式の5Gスマートフォンです(2025年1月23日 発売)。

約3インチのサブディスプレイ、6.9インチの有機ELディスプレイ、MediaTek Dimensity D7300X、6GB LPDDR4xメモリ、128GB UFS 3.1ストレージ、4300mAhバッテリー、背面カメラ 50MP+2MPの2眼カメラ、前面32MPのフロントカメラを搭載しています。

また、リアルタイムAI通訳、リアルタイムAI助手IP42防水防塵、シンプルモード、デザリング、指紋認証、顔認証、Type-C (OTG)、5G通信、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.4、GPSに対応しています。

価格は、Amazonで66,109円(Y!mobile版・SIM契約必須)、楽天市場で46,816円(送料無料・中古)、ヤフーショッピングで50,280円(中古)、です。

関連記事:nubia Flip 2レビュー!前代未聞の高コスパ折りたたみスマホの実力を検証 

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motorola razr 40

モトローラから発売された折り畳み式のフォルダブルスマホです(2023年11月22日に発売)。

Android 13、Qualcomm Snapdragon 7 Gen 1、8GBメモリ、6.9インチのpOLED液晶、1.5インチのOLED液晶、256GBストレージ、4,200mAhバッテリー、背面64MP+13MP+ToFの3眼カメラ、前面12MPのフロントカメラを搭載しています。

また、フリクションヒンジ、おサイフケータイ、IP52防水防塵、ステレオスピーカー、リフレッシュレート 最大144Hz、30W TurboPower チャージ対応、5W ワイヤレス充電(Qi対応)、SGS認定のブルーライトカットモード、NFC(Felica)、Motoアクション、指紋認証、顔認証、USB Type-C (USB 2.0)、5G通信、eSIM、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3、GPSに対応しています。

価格は、Amazonで47,700円、楽天市場で40,000円(送料無料・中古は32,400円)、ヤフーショッピングで43,000円、です。

関連記事:motorola razr 40 レビュー!メリット・デメリットと耐久性を評価

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Galaxy S25

サムスンから発売された6.2インチの5Gスマートフォンです(2025年2月7日 発売)。

Android 15(One UI 7)、Qualcomm Snapdragon 8 Elite for Galaxy、12GBメモリ、FHD+(2340×1080)解像度のDynamic AMOLED 2Xディスプレイ、128GB/256GB/512GBストレージ、4000mAhバッテリー、3眼カメラ(背面に50MP広角、12MP超広角、10MP望遠)、前面12MPのフロントカメラを搭載しています。

また、Googleの次世代AIモデル「Gemini Nano 2」を搭載し、さらに強化された「Galaxy AI」の新機能に対応。より大型化し放熱性能を高めたベイパーチャンバー、IP68防水防塵、25W急速充電、、Qi2ワイヤレス充電(最大15W)、リバース充電、NFC、超音波式画面内指紋センサー、顔認証、最大120Hzリフレッシュレート、USB Type-C、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4、GPSにも対応しています。

価格は、Amazonで129,000円(税込・整備済み品は109,800円)、楽天市場で109,780円(送料無料)、ヤフーショッピングで108,800円(送料無料)です。

関連記事:Galaxy S25 Edge徹底レビュー!薄型チタン化とS25からの進化点

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iPhone 17

Appleから発売された6.3インチの5Gスマートフォンです(2025年9月19日発売)。

iOS 26、Apple A19チップ、8GBメモリ、ProMotionテクノロジー搭載Super Retina XDRディスプレイ、256GBまたは512GBストレージ、最大30時間(ビデオ再生時)駆動するリチャージャブルリチウムイオンバッテリー、背面48MP+48MPの2眼カメラ、前面18MP(センターフレーム)のフロントカメラを搭載しています。

また、AI機能「Apple Intelligence」(作文ツール、ビジュアルインテリジェンス、ライブ翻訳、クリーンアップなど)、ProMotion(最大120Hz)、高速充電(有線40W、ワイヤレス最大25W)、「アクションボタン」、「Dynamic Island」、安全機能(衛星経由の緊急SOS、衝突事故の検知)に対応。

電話アシスタント(着信スクリーニング、保留アシスト)、空間オーディオ、ドルビーアトモス、「Liquid Glass」、IP68防水防塵、おサイフケータイ (FeliCa)、顔認証(Face ID)、USB-Cコネクタ、デュアルeSIM、5G通信、Wi-Fi 7、Bluetooth 6、高精度2周波GPSにも対応しています。

価格は、Amazonで164,800円、楽天市場で150,555円(未使用品)、ヤフーショッピングで145,000円、Appleオンラインストアで129,800円~、です。

関連記事:iPhone 17 徹底レビュー!Proに近づいた性能と先代比較で実力を検証

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Galaxy A36 5G 徹底レビュー!A25 5G比較で気づいた利点と欠点

Galaxy A36 5G 本体 オーサム ラベンダーの前面と背面
2025年6月26日にサムスンから発売された「Galaxy A36 5G」は、約5万円という価格帯でありながらも、Galaxy AシリーズではじめてAI機能を搭載した注目のスマートフォンです。

このレビューでは、Galaxy A36 5Gが日々のスマートフォン体験をどれだけ快適にするのか、前モデル「Galaxy A25 5G」から何が、そしてどれほど進化したのかを、デザイン、ディスプレイ、CPU性能、カメラ、バッテリーなどあらゆる角度から徹底的に比較・検証しました。

先に結論からお伝えしましょう

Galaxy A36 5G の長所(Pros):

  • 圧倒的に美しく滑らかな有機ELディスプレイ
  • 高級感のあるガラスデザインとIP68の優れた耐久性
  • 一日中安心して使えるバッテリーと45Wの超急速充電
  • 光学式手ブレ補正と超広角レンズを搭載したカメラ
  • ミドルレンジ最高クラスの6年間という長期OSアップデート保証

Galaxy A36 5G の短所(Cons):

  • microSDカードスロットが廃止され、ストレージ拡張ができない
  • 同価格帯の競合モデルと比較して、純粋な処理性能では見劣りする
  • ワイヤレス充電に非対応
  • 45W充電器が同梱されておらず、別途購入が必要

総合評価:

Galaxy A36 5Gは、日常のあらゆる場面で高い満足感を得られる、非常にバランスの取れたミドルレンジスマートフォンです。特に、美しい画面でエンタメを楽しみ、一つの端末をセキュリティの心配なく長く大切に使いたいと考えるユーザーにとって、これ以上ないほど最適な一台と言えるでしょう。

この記事で分かること

  1. Galaxy A36 5GとGalaxy A25 5Gのデザイン、サイズ、耐久性の詳細な違い
  2. 有機ELディスプレイと120Hzリフレッシュレートがもたらす映像体験
  3. Snapdragon 6 Gen 3の処理性能とAntutuベンチマークスコア
  4. 「原神」や「ウマ娘」など人気ゲームがどの程度快適に動作するか
  5. 超広角カメラと光学式手ブレ補正(OIS)を搭載したカメラの実力
  6. Aシリーズ初のAI機能「Awesome Intelligence」の便利な使い方
  7. 5000mAhバッテリーの持続時間と45W超急速充電の実際の速度
  8. 6年間の長期OSアップデート保証(サポート期間)の価値
  9. Poco F7やGoogle Pixel 9aなど、競合機種とのメリット・デメリット比較
  10. 項目別の詳細な5段階評価とその理由
  11. SIMフリー版やキャリア版の価格と、最もお得に購入する方法

この記事を最後まで読むことで、「Galaxy A36 5G」を購入するべきかどうかがはっきりと分かるはずです。購入に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

この製品の購入はこちら→ Amazon リンク

公式ページ:Samsung Galaxy A36 5G(ギャラクシーA36 5G)| Samsung Japan 公式

デザインと耐久性:Galaxy A36 5G ~手にした瞬間に伝わる高級感と、日々の安心を支える堅牢性~

Galaxy A36 5G 実機 オーサム ラベンダーの外観。

ここでは、Galaxy A36 5Gのデザインと耐久性について、前モデルのGalaxy A25 5Gと比較しながら、実際に手に取って感じた魅力や進化のポイントを詳しくレビューしていきます。毎日使うスマートフォンだからこそ、見た目の満足度と安心して使える堅牢性は重要な選択基準になります。

高級感あふれるガラスデザインと、心惹かれるカラーリング

Galaxy A36 5Gを初めて手に取ったとき、その質感の高さに驚きました。前モデルのGalaxy A25 5Gがサラサラとした樹脂製の背面パネルだったのに対し 、A36 5G高級感のあるガラスを背面全体に採用しています 。このガラスはCorning® Gorilla® Glass Victus®+という非常に強度の高い素材で、デザイン性だけでなく、傷や衝撃に対する安心感も格段に向上させています 。カラーはオーサム ラベンダー、オーサム ライム、オーサム ホワイト、オーサム ブラックの4色展開です 。私が試したオーサム ラベンダーは、光の角度によって虹色に輝くオーロラ加工が施されており、非常に魅力的でした 。この華やかなデザインは所有欲を満たしてくれますが、人によっては少し派手すぎると感じるかもしれません 。

カラーの違い

  • Galaxy A36 5G:オーサム ラベンダー、オーサム ライム、オーサム ホワイト、オーサム ブラック
  • Galaxy A25 5G:ライトブルー、ブルー、ブラック

大画面なのに、より薄く、より軽く。進化した携帯性

Galaxy A36 5G 本体を手で握っている。ボタンが見える。

スマートフォンを選ぶうえで、サイズと重量は日常の使い勝手を大きく左右します。Galaxy A25 5Gが約210gとずっしりした重さだったのに対し 、Galaxy A36 5G約195gと15gも軽量化されています 。さらに、厚さもA25 5Gの8.5mmからA36 5Gでは7.4mmへと、1mm以上も薄くなりました 。この薄さと軽さのおかげで、同じ6.7インチの大画面でも、A36 5Gの方が格段に手に馴染みやすく、長時間持っていても疲れにくいと感じました。普段、ポケットに入れて持ち運ぶことが多いのですが、このスリム化は大きなメリットです。ただし、やはり大画面なので、片手での操作は少し厳しい場面もありました 。

細部に宿る使いやすさへの配慮と、割り切りが必要な変更点

Galaxy A36 5Gの底面にある接続ポート。

本体のボタンやポートの配置も、使いやすさに直結する重要な要素です。Galaxy A36 5Gは、右側面に電源ボタン音量ボタンが配置され、左側面には何もないスッキリとしたデザインです 。底部にはUSB Type-Cポートとスピーカー、SIMトレイがまとめられています 。大きな変更点として、A25 5Gでは電源ボタンと一体化していた指紋認証センサーが、A36 5Gではディスプレイ内蔵の光学式センサーへと進化しました 。これにより、画面に触れるだけでスムーズにロック解除でき、より先進的な印象を受けます。

しかし、一点だけ非常に残念な変更がありました。A25 5Gでは対応していたmicroSDカードスロットが、A36 5Gでは廃止されてしまったのです 。写真や動画をたくさん撮る私にとって、これは大きなデメリットであり、クラウドストレージの活用などを考える必要がありそうです。

サイズ・重量の違い

  • Galaxy A36 5G:高さ約162.9mm、幅約78.2mm、厚さ約7.4mm、重量約195g
  • Galaxy A25 5G:高さ約167.7mm、幅約77.7mm、厚さ約8.5mm、重量約210g

ベゼルレスへの進化と、洗練されたカメラデザイン

ディスプレイ周りのデザインも、没入感を高める上で見逃せません。Galaxy A36 5Gは、A25 5Gの太めだったベゼルと水滴型ノッチから大きく進化しました 。ベゼルはよりスリムになり、特に画面下部のベゼルがわずかに太いものの 、全体として画面が広く感じられます。インカメラも中央上部の小さなパンチホール型になったことで 、例えばYouTubeで動画を全画面表示した際の没入感は格段に向上しました。

背面のカメラユニットも、A25 5Gの独立した2眼レンズから 、すっきりと一列に並んだデザインへと変更されています 。海外のレビューではこの部分を「太くて長い黒いパーツ」と表現していましたが 、個人的にはミニマルで洗練された印象を受けました。

IP68防水防塵とGorilla Glass Victus+による最高の安心感

デザイン性だけでなく、タフさもGalaxy A36 5Gの大きな魅力です。防水・防塵性能は、A25 5GのIPX5/IPX8、IP6Xから、より高い保護性能を持つIP68規格に向上しました 。これは、水深1.5mの淡水に最大30分間耐えられるレベルで 、キッチンでレシピを見ながら料理をしたり、突然の雨に見舞われたりといった日常の水回りでの使用も全く心配ありません。

さらに、ディスプレイと背面の両方に採用されたCorning® Gorilla® Glass Victus®+は、従来のガラスよりも傷や落下に対する耐性が大幅に強化されています 。高価なスマートフォンだからこそ、このように日常生活の些細なアクシデントから守ってくれる堅牢性は、何物にも代えがたい安心感を与えてくれます。

Galaxy A36 5Gの付属品

  • SIM取り出し用ピン(試供品)
  • クイックスタートガイド
  • ※充電器、USBケーブルは同梱されていません 。

まとめ:デザインと耐久性

  • 第一印象:前モデルの樹脂製から高級感のあるガラス製へと質感が大幅に向上し、所有満足度が高い 。
  • 携帯性:Galaxy A25 5Gより15g軽く、1.1mm薄くなったことで、大画面ながらも取り回しやすさが向上している 。
  • 機能的な変更点:指紋認証がディスプレイ内蔵式になり先進性が増した一方で、多くのユーザーに支持されていたmicroSDカードスロットが廃止された点は大きなマイナスポイント 。
  • 耐久性:防水・防塵性能がIP68へと進化し、保護ガラスもより強固なGorilla Glass Victus+を採用したことで、日常生活での安心感が格段に高まっている 。

ディスプレイ:Galaxy A36 5G ~日常のすべてを“特別”に変える、魔法のスクリーン体験~

Galaxy A36 5Gのディスプレイが見えるように手で持っている。

ここでは、Galaxy A36 5Gのディスプレイがいかに素晴らしい体験を提供してくれるか、その核心に迫ります。前モデルのGalaxy A25 5Gからどれほど劇的に進化したのか、SNSや動画鑑賞、ゲームといった具体的なシーンを通じて、私が実際に感じた感動をレビューしていきます。

液晶から有機ELへ。色の表現力がもたらす圧倒的な没入感

Galaxy A36 5Gを手にして、まず電源を入れた瞬間にその違いは明らかでした。本機に搭載されているのは、Super AMOLED(有機EL)ディスプレイです 。これは、一つ一つの画素が自ら光を放つため、完全な「黒」を表現できるのが特長です。前モデルのGalaxy A25 5GがTFT液晶だったため、黒い部分が少し白っぽく見えがちでしたが、A36 5Gでは夜景の映像や暗いシーンが多い映画を観ても、引き締まった黒が映像の奥行きを際立たせ、驚くほどの没入感を生み出します。暗い場所で画面の明るさを下げても色ムラを感じることはなく 、その表示品質の高さにはただただ感心するばかりでした。

解像度の進化が文字の読みやすさを変える

スマートフォンのディスプレイで重要なのは、色の鮮やかさだけではありません。Galaxy A36 5Gは、解像度が1080 x 2340のFHD+に対応しています 。一方で、Galaxy A25 5Gは720 x 1600のHD+解像度だったため、細かい文字が表示されるニュースサイトなどでは、文字が少しにじんで見えることがありました 。しかしA36 5Gでは、文字の輪郭がくっきりと表示され、小さな文字も非常に読みやすいです。この精細さは、電子書籍を長時間読むような場面でも、目の疲れを大きく軽減してくれると感じました。

ディスプレイサイズ・解像度・タイプの違い

  • Galaxy A36 5G:約6.7インチ、1080 x 2340 (FHD+)、Super AMOLED(有機EL)
  • Galaxy A25 5G:約6.7インチ、720 x 1600 (HD+)、TFT液晶

120Hz駆動の衝撃。スクロールが「ぬるぬる」動く快感

Galaxy A36 5Gで格闘ゲームをプレイしている様子。

私がGalaxy A36 5Gのディスプレイで最も感動したのは、最大120Hzのリフレッシュレートです 。これは1秒間に画面を120回更新することを意味し、Galaxy A25 5Gの60Hzと比較すると、その滑らかさはまさに別次元です。例えば、X(旧Twitter)やInstagramのタイムラインをスクロールすると、指に吸い付くように「ぬるぬる」と画面が動き、残像感を全く感じません。A25 5Gの60Hzに慣れていると、最初は少し驚くかもしれませんが、この体験をしてしまうと、もう元には戻れないと感じるほど快適です。この滑らかな操作感は、日常のあらゆる操作をストレスフリーにしてくれます。

リフレッシュレートの違い

  • Galaxy A36 5G:120Hzのリフレッシュレート
  • Galaxy A25 5G:60Hzのリフレッシュレート

真夏の日差しにも負けない、圧倒的な明るさ

スマートフォンの画面は、屋外でいかに見えるかも重要なポイントです。Galaxy A36 5Gのディスプレイは、高輝度モード1,200nitsという非常に高い明るさを実現しています 。実際に晴れた日に公園でGoogle Mapsを確認した際、A25 5Gでは画面が見えにくく手で影を作ることがありましたが、A36 5Gは直射日光の下でも表示がはっきりと視認でき、全くストレスを感じませんでした。この視認性の高さは、屋外での写真撮影時や、移動中に情報を確認する際に大きなアドバンテージとなります。

先進機能と、少し気になる応答性の課題

Galaxy A36 5Gのディスプレイは、ブルーライトを軽減する「目の保護モード」や、スリープ状態でも時刻や通知を確認できる「常時表示ディスプレイ」といった便利な機能にも対応しています 。しかし、一点だけ気になる部分もありました。ロック解除直後の動作が時々非常に重くなることがあり、指紋センサーに触れてからホーム画面が表示されるまで数秒フリーズするような感覚を覚えることがありました 。また、一部のレビューでは、仮想近接センサーの挙動により、通話中に意図せず画面が反応してしまう可能性も指摘されています 。全体的な表示品質が素晴らしいだけに、こうしたソフトウェアの最適化には今後のアップデートでの改善を期待したいところです。

Galaxy A36 5Gのディスプレイ仕様

  • メインディスプレイのサイズ:170.1mm (約6.7インチ)
  • 種類:Super AMOLED(有機EL)
  • 解像度:1080 x 2340 (FHD+)
  • リフレッシュレート:最大120Hz
  • 最大輝度:1,200nits (高輝度モード)
  • 保護ガラス:Corning® Gorilla® Glass Victus®+

まとめ:ディスプレイ

  • 表示品質:有機ELとFHD+解像度への進化は圧倒的で、Galaxy A25 5Gの液晶・HD+とは比較にならないほど鮮やかで精細な映像体験を提供します。
  • 操作の快適性:最大120Hzのリフレッシュレートによる滑らかなスクロールは感動的で、日常のあらゆる操作がストレスなく行えます。
  • 屋外での視認性:最大1,200nitsのパワフルな明るさにより、真夏の直射日光下でも画面がはっきりと見え、場所を選ばずに使用できます。
  • 総合評価:画質、滑らかさ、明るさの全てが前モデルから飛躍的に向上しており、スマートフォンの体験そのものを一段階上のレベルへと引き上げる、まさに「別格」のディスプレイです。

パフォーマンス:Galaxy A36 5G ~日常の操作を、かつてないほど快適にする処理性能~

Galaxy A36 5Gでレースゲームをプレイしている様子。

ここでは、Galaxy A36 5Gの心臓部であるパフォーマンスについて、その進化の核心に迫ります。CPUやメモリ、ストレージが前モデルのGalaxy A25 5Gからどれほど進化したのか、そしてその進化が実際の使用感にどのような変化をもたらしたのかを、具体的な体験を交えて詳しくレビューしていきます。

新世代SoC「Snapdragon 6 Gen 3」がもたらす、確かな性能向上

Galaxy A36 5Gの快適な動作の源は、新世代のプロセッサ「Snapdragon 6 Gen 3」です 。これは、最先端の4nmプロセスで製造されており、電力効率とパフォーマンスのバランスに優れています 。CPUは、高性能なCortex-A78コア(2.4GHz)と効率的なCortex-A55コア(1.8GHz)で構成されたオクタコア設計です 。前モデルのGalaxy A25 5Gが搭載していたMediaTek Dimensity 6100+(6nmプロセス、Cortex-A76 + Cortex-A55)と比較して、より微細なプロセス技術と新しいCPUアーキテクチャにより、基本的な処理能力が大きく向上しています 。

この性能差は、CPU性能を測るGeekbench 6のスコアにも表れており、A36 5Gがシングルコアで1022点、マルチコアで2915点を記録したのに対し 、A25 5Gはそれぞれ約728点、約1938点でした 。また、グラフィック性能を担うGPUも、A36 5Gの「Adreno 710」はA25 5Gの「Mali-G57 MC2」よりも高性能です 。3DMark Wild Lifeのスコアでは、A36 5Gが約2610点を記録しており 、グラフィック処理能力の向上がうかがえます。

ストレスフリーな日常操作と、マルチタスクの快適性

ベンチマークスコアの向上は、実際の使用感にもはっきりと表れていました。Galaxy A25 5Gでは、アプリの切り替えやブラウザのタブを複数開いた際にもたつきを感じることがありましたが、Galaxy A36 5Gではそうしたストレスが大幅に軽減されています。LINEX(旧Twitter)Instagramといった日常的によく使うアプリは、複数立ち上げていても驚くほどスムーズに切り替えが可能です。特に、YouTubeで動画を再生しながらChromeで調べ物をするといったマルチタスクも快適そのもの。A25 5Gでは時折カクつくことがあった操作も、A36 5Gでは滑らかにこなしてくれます。

ただし、ハイエンドモデルと比較すると、ロック解除直後や一部のアプリを起動する際に一瞬の「間」を感じることもありました。例えば、電源オフの状態から起動するのに20~30秒、LINEを最初に立ち上げるのに5秒ほどかかる場合があるという指摘は、確かにその通りだと感じます 。しかし、一度アプリが起動してしまえば、その後の動作は非常に快適で、普段使いで不満を感じることはほとんどありませんでした。

ベイパーチャンバー搭載で、発熱を抑える冷却性能

パフォーマンスを安定させる上で重要なのが冷却性能です。Galaxy A36 5Gは、前世代機より15%大型化したベイパーチャンバーを搭載しており、プロセッサの熱を効率的に拡散させる設計になっています。実際に、SNSの閲覧やWebブラウジングといった日常的な使い方では、本体が熱を持つことはほとんどありませんでした。しかし、負荷の高い3Dゲームを30分ほどプレイした際には、背面カメラの周りがじんわりと温かくなるのを感じました。

この発熱によってパフォーマンスが著しく低下し、動作がカクつくということはありませんでしたが、長時間にわたって高い負荷をかけ続けると、動作が少し重くなる可能性はありそうです。ミドルレンジモデルとしては十分な冷却性能を備えていますが、最高のパフォーマンスを維持したい場合は、長時間の連続した高負荷作業は避けた方が賢明かもしれません。

メモリとストレージの進化、そして一つの大きな変化

マルチタスクの快適さを支えているのが、6GBのメモリです。Galaxy A36 5Gは、前モデルのLPDDR4Xから、より高速で電力効率に優れた「LPDDR5」規格のメモリを採用しています 。これにより、データ転送速度が約50%向上し、アプリの読み込みや切り替えがより高速になりました 。ストレージ容量も、A25 5Gの64GBから128GBへと倍増し、たくさんのアプリや写真、動画を保存できるようになりました 。

しかし、ここで一つ大きな注意点があります。Galaxy A25 5Gでは対応していたmicroSDカードによるストレージ拡張が、Galaxy A36 5Gでは非対応となってしまったのです 。これは、長年Galaxy Aシリーズを愛用してきたユーザーにとっては非常に残念な変更点かもしれません。音楽や動画を大量に本体へ保存したいと考えている方は、128GBの容量で足りるかどうか、事前に自身の利用スタイルをよく確認する必要があるでしょう。

Galaxy A36 5GのCPU仕様

  • CPU:Qualcomm Snapdragon 6 Gen 3
  • 製造プロセス:4nm
  • CPUコア:オクタコア (4x 2.4GHz Cortex-A78 & 4x 1.8GHz Cortex-A55)
  • GPU:Adreno 710

まとめ:パフォーマンス

  • プロセッサ性能:新世代のSnapdragon 6 Gen 3を搭載し、Galaxy A25 5GのDimensity 6100+からCPU・GPU性能ともに大きく向上。日常操作の快適性が劇的に改善されています。
  • 実際の使用感:アプリの起動や切り替え、Webブラウジングなど、普段使いのほとんどの場面でストレスを感じさせないスムーズな動作を実現。ただし、ハイエンド機のような完璧な応答性を期待すると、ロック解除時などにわずかな遅延を感じることもあります。
  • メモリとストレージ:メモリは高速なLPDDR5を6GB、ストレージは128GBを搭載。A25 5Gからスペックアップし、マルチタスク性能と保存容量が向上しています。
  • 拡張性:Galaxy A25 5Gの大きな利点であったmicroSDカードスロットが非対応となった点は、ユーザーによっては大きなデメリットとなり得るため注意が必要です。

Antutuベンチマーク

Galaxy A36 5Gが搭載するQualcomm Snapdragon 6 Gen 3 プロセッサは、Antutu V10 ベンチマーク総合で約61万点(618692)を記録していました。

例1: Antutu V10.4.8 総合で「618692」、CPUで「196060」、GPUで「152823」、MEMで「119380」、UXで「150429」

例2: Antutu V10 総合で「612104」、CPUで「207653」、GPUで「141156」、MEMで「126045」、UXで「137250」

一方、前モデル「Galaxy A25 5G」はMediaTek Dimensity 6100+ プロセッサを搭載し、Antutu V10 ベンチマーク総合で約37万点を記録していました。

例: Antutu V10 総合で「370101」、CPUで「118279」、GPUで「62634」、MEMで「82053」、UXで「107135」

Galaxy A36 5Gは前モデル「Galaxy A25 5G」よりもスコアが24万点高くなっていることから、性能が飛躍的に向上したといえます。

Snapdragon 6 Gen 3 性能を比較

Galaxy A36 5Gが搭載するQualcomm Snapdragon 6 Gen 3 プロセッサは、他のCPUと比べてどのくらいの性能なのでしょうか?Antutuベンチマークで比較してみました。

Galaxy A36 5G グラフ Antutu 比較 Snapdragon6-Gen3

CPU ランキング

※Antutu V10 ベンチマーク総合スコアで比較したものです。

  1. Snapdragon 7s Gen 3 (Nothing Phone 3a)・・・Antutu:71万
  2. Dimensity 7300-Ultra(Redmi Note 14 Pro 5G)・・・Antutu:67万
  3. Snapdragon 6 Gen 1 (OPPO Reno13 A)・・・Antutu:64万
  4. Snapdragon 6 Gen 3 (Galaxy A36 5G)・・・Antutu:61万
  5. Snapdragon 7s Gen2 (AQUOS sense9)・・・Antutu:60万
  6. MediaTek Dimensity 7060 (moto g66j 5G)・・・Antutu:50万
  7. Dimensity 7025 (moto g64 5G)・・・Antutu:50万
  8. Dimensity 6300 (AQUOS wish5)・・・Antutu:39万
  9. MediaTek Dimensity 6100+(Galaxy A25 5G)・・・Antutu:37万
  10. Dimensity 700 5G (AQUOS wish4)・・・Antutu:35万
  11. MediaTek Helio G81 (moto g05/ Redmi 14C)・・・Antutu:25万

比較から分かること

Galaxy A36 5Gに搭載されたQualcomm Snapdragon 6 Gen 3は、Antutu V10ベンチマークで61万点というスコアが示す通り、ミドルレンジスマートフォン市場において非常に高い競争力を持つプロセッサです。この性能は、ウェブサイトの閲覧、SNS、動画視聴といった日常的な操作を極めてスムーズかつ快適にこなし、多くの3Dゲームもグラフィック設定を調整することで十分に楽しむことが可能な水準にあります。

ゲーム性能:Galaxy A36 5G ~人気タイトルはどこまで快適に遊べるのか?~

Galaxy A36 5Gで原神をプレイしている様子。

ここでは、Galaxy A36 5Gが日々の利用だけでなく、息抜きとなるゲームプレイでどれほどの性能を発揮するのかを、実際に人気のゲームをプレイして検証します。ミドルレンジのスマートフォンとして、カジュアルなゲームからグラフィックが美しい大作まで、どこまで快適に楽しめるのか、その実力に迫ります。

原神:広大な世界を冒険するための最適な設定は?

まず試したのは、美しいグラフィックと広大なオープンワールドが魅力の「原神」です。グラフィック設定を「中」にすると、テイワット大陸の探索中は30FPSから40FPSで動作し、景色を楽しみながら快適に冒険できました。しかし、複数の敵との戦闘でエフェクトが飛び交う場面では、フレームレートが30FPSを少し下回ることも。安定性を最優先するなら、画質を「低」に設定するのがおすすめです。この設定なら、戦闘中でも30FPS以上を安定して維持し、時には45FPS前後まで向上するため、ストレスなくプレイに集中できました。

フォートナイト:激しい撃ち合いでも戦えるか?

次に、世界的な人気を誇るバトルロイヤルゲーム「フォートナイト」をプレイ。グラフィック設定を「中」か「低」に、3D解像度を75%程度に調整することで、平均して40FPSから50FPS前後でのプレイが可能でした。多くのプレイヤーが入り乱れる終盤の激しい銃撃戦や建築バトルではフレームレートの変動はありましたが、カジュアルに勝利を目指す分には十分なパフォーマンスです。60FPS設定も試しましたが、安定性に欠け、状況によっては30FPS台まで落ち込むことがあったため、安定したフレームレートで戦いたいなら中設定以下が現実的でしょう。

Call of Duty: Warzone Mobile:大規模バトルロイヤルへの挑戦

スマートフォンには高い負荷がかかる大規模バトルロイヤル「Call of Duty: Warzone Mobile」にも挑戦しました。グラフィック設定を「中」にすると、30FPSから40FPSでの動作が中心となり、降下時や敵が密集するエリアでは30FPSを下回ることもありました。フレームレートの安定を重視し、グラフィック品質を「低」に設定したところ、平均40FPS前後で動作し、よりスムーズに敵を狙うことができました。

ファイナルファンタジーVII エバークライシス:美しいグラフィックを堪能

「ファイナルファンタジーVII」の世界を追体験できるRPG「ファイナルファンタジーVII エバークライシス」は、非常に最適化されており快適でした。グラフィック設定を「高」にしても、コマンドバトル中の派手なリミットブレイクや召喚獣のエフェクトを含め、戦闘シーンで安定して30FPS以上を維持します。場面によっては60FPSに近い滑らかな描画となり、美しいグラフィックで物語の世界に深く没入することができました。

アスファルト:Legends Unite:爽快なレース体験

アーケードレースゲームの「アスファルト:Legends Unite」では、最適化の恩恵を存分に感じられました。デフォルトのグラフィック設定で、レース中はほぼ安定して60FPSで動作します。多数のライバル車が密集するスタート直後や、派手なクラッシュシーンでも、操作感を損なうほどのフレームレート低下は起こりません。高品質な設定でも、爽快なレース体験が可能です。

ウマ娘 プリティーダービー:ウイニングライブも滑らかに

育成シミュレーションゲーム「ウマ娘 プリティーダービー」は、全くストレスなく楽しめました。最もグラフィック負荷のかかるレースシーンはもちろん、圧巻のウイニングライブにおいても、標準設定でほぼ60FPSに張り付いた滑らかな描画となります。キャラクターたちの細かな表情や動き、そして華麗なライブパフォーマンスを、高品質な3Dグラフィックで心ゆくまで堪能できました。

まとめ:ゲーム性能

Galaxy A36 5Gに搭載されたSnapdragon 6 Gen 3は、ミドルレンジとして非常にバランスの取れたゲーム性能を持っていると実感しました。「ウマ娘」や「アスファルト」のように最適化が進んでいるタイトルでは、高フレームレートでの快適なプレイが約束されます。一方で、「原神」や「Warzone Mobile」のような極めて高いグラフィック性能を要求するタイトルでは、最高設定は難しいものの、画質を調整することで十分にゲームの世界を楽しむことが可能です。

これは、日常使いの快適さを損なうことなく、幅広いジャンルのゲームに対応できる柔軟性を持っていることを意味します。常に最高設定・最高フレームレートを求めるコアなゲーマーには物足りないかもしれませんが、様々なゲームを気軽に楽しみたい多くのユーザーにとって、価格と性能のバランスが取れた、非常に満足度の高い一台と言えるでしょう。

カメラ性能:Galaxy A36 5G ~撮りたい瞬間を、もっと美しく、もっと自由に~

Galaxy A36 5Gの本来背面のカメラ部分。

ここでは、Galaxy A36 5Gのカメラ性能に焦点を当て、その驚くべき進化をレビューします。日常のスナップショットから特別な日の思い出まで、この一台がどのように写真撮影の楽しみを広げてくれるのか。前モデルのGalaxy A25 5Gとの比較を通じて、その実力を詳しく解き明かしていきます。

表現の幅を広げるトリプルカメラと光学式手ブレ補正

Galaxy A36 5Gのカメラは、前モデルのGalaxy A25 5Gからハードウェア構成が大きく進化しました。A25 5Gが約5000万画素の広角と約200万画素のマクロの2眼構成だったのに対し、A36 5G約5000万画素の広角、約800万画素の超広角、約500万画素のマクロという、より多彩な撮影が可能な3眼構成へとアップグレードされています 。

カメラ構成・画素数の違い

  1. Galaxy A36 5G:(背面)約5,000万画素広角+約800万画素超広角+約500万画素マクロ、(前面)約1,200万画素
  2. Galaxy A25 5G:(背面)約5,000万画素広角+約200万画素マクロ、(前面)約500万画素

この中で特に大きな進化が、超広角カメラの搭載です。先日、友人たちと公園に出かけた際、広大な風景を背景に集合写真を撮ろうとしたのですが、A36 5Gの超広角カメラのおかげで、全員を余裕でフレームに収めつつ、背景の美しい景色もダイナミックに写し込むことができました。これはA25 5Gでは不可能だった体験です。

さらに、メインカメラには光学式手ブレ補正(OIS)が搭載されたことも見逃せないポイントです 。手持ち撮影時のわずかな揺れを物理的に補正してくれるため、特に光量が少ない場面での撮影で絶大な効果を発揮します。A25 5Gにはこの機能がなかったため、夜景撮影では息を止めて慎重にシャッターを切る必要がありましたが、A36 5Gなら、より気軽にクリアな写真を撮影できます。

AIがアシストする、賢くて楽しい撮影体験

Galaxy A36 5Gで撮影したポートレート写真

Galaxy A36 5Gは、Aシリーズとして初めて「Awesome Intelligence」というAI機能を搭載しました 。これが撮影体験をより一層楽しいものにしてくれます。特に感動したのが「AI消しゴム」機能です。旅行先で最高のショットが撮れたと思ったのに、背景に偶然人が写り込んでしまった、という経験は誰にでもあるでしょう。

そんな時、この機能を使えば、後から不要な人物や物を驚くほど自然に消去できます 。実際に試してみましたが、スマートフォンの画面で見る限り、どこを消したのか分からないほど自然な仕上がりで、写真編集のハードルを大きく下げてくれました。

さらに、撮影した写真をもっと良くしたいけれど、どう編集すればいいか分からない時に役立つのが「編集サジェスト」機能です 。この機能は、AIが写真を自動で分析し、「背景をぼかしてみませんか?」や「明るさを調整しますか?」といった、より魅力的に見せるためのクリエイティブな提案をしてくれます 。専門的な編集知識がなくても、ワンタップでプロが仕上げたような一枚に近づけることができるので、写真撮影がますます楽しくなりました。

明るい場所から夜景まで、あらゆるシーンを美しく切り取る

Galaxy A36 5Gで撮影したサンプル写真2枚。庭先の植物と夜の風景。

作例1:左の画像:庭先で撮影した植物。葉の緑の色、花のピンク色が鮮やかに映し出されている。色は少しあっさりとした印象。

作例2:右の画像。夜のビルと地下を撮影した写真。夜間で明暗差が激しいシーンだが、黒つぶれや白トビがなく、明暗のバランスを保っている。

日中の明るい場所での撮影では、Galaxy A36 5Gの約5000万画素メインカメラは非常に優れた性能を発揮します。色鮮やかでありながら、不自然にならない絶妙な色合いは、まさにGalaxyのカメラならでは。先日、カフェでランチプレートを撮影したのですが、料理の色がとても美味しそうに撮れて、思わずSNSにアップしてしまいました。

夜景撮影では、光学式手ブレ補正(OIS)と進化したナイトモードが真価を発揮します。A25 5Gではノイズが目立ち、少しぼやけた印象になりがちだった暗所でも、A36 5Gはノイズを抑えつつ、光源の白飛びも少ない、非常にクリアな写真を撮影できました。

また、インカメラもA25 5Gの約500万画素から約1200万画素へと大幅に画素数がアップしており、セルフィーの精細感も格段に向上しています 。肌の質感や髪の毛一本一本まで、よりシャープに捉えてくれるので、ポートレート撮影がさらに楽しくなりました。

思い出を鮮やかに記録する、4K動画撮影の実力

Galaxy A36 5Gの動画撮影

動画性能も、Galaxy A36 5Gが飛躍的な進化を遂げた点です。A25 5GではFHD(1080p)解像度までの対応でしたが、A36 5Gではついに4K動画撮影に対応しました 。実際に子供が公園で遊んでいる様子を4Kで撮影してみたのですが、その映像を後からテレビの大画面で見ても、細部までくっきりと鮮明で、その場の空気感まで伝わってくるようでした。

光学式手ブレ補正(OIS)は動画撮影時にも有効で、歩きながら撮影しても揺れが少なく、非常に見やすい映像を記録できます。さらに、より激しい動きに対応する「スーパー手ブレ補正」機能もあり、アクティブなシーンでも安心して撮影に臨めます 。

動画撮影の違い

  • Galaxy A36 5G:UHD 4K(3840 x 2160)@30fps ※光学式手ブレ補正(OIS)対応
  • Galaxy A25 5G:FHD(1920 x 1080)@30fps

Galaxy A36 5Gのカメラ仕様、カメラの主な機能

  • 背面カメラ
  • 広角:約50.0 MP (F1.8, OIS対応)
  • 超広角:約8.0 MP (F2.2)
  • マクロ:約5.0 MP (F2.4)
  • 前面カメラ
  • 約12.0 MP (F2.2)
  • 動画撮影解像度
  • UHD 4K (3840 x 2160)@30fps
  • 主な機能
  • 光学式手ブレ補正(OIS)
  • デジタルズーム(最大10倍)
  • Awesome Intelligence(AI消しゴム、フィルター、編集サジェストなど)
  • ナイトモード
  • ポートレートモード
  • スーパー手ブレ補正

まとめ:カメラ性能

  • ハードウェアの進化:Galaxy A25 5Gにはなかった「超広角カメラ」と「光学式手ブレ補正(OIS)」を新たに搭載し、撮影の幅と安定性が格段に向上しました。
  • 表現力:色鮮やかながら自然な仕上がりの写真が撮れ、特に食事や風景の撮影でその実力を発揮します。
  • AIアシスト:「AI消しゴム」や「編集サジェスト」といった便利な機能が撮影後の編集作業を強力にサポートし、誰でも手軽に写真の完成度を高めることができます 。
  • 暗所性能:光学式手ブレ補正と進化したナイトモードにより、これまで苦手としていた夜景や暗い室内での撮影能力が飛躍的に向上し、ブレやノイズの少ないクリアな写真撮影が可能です。
  • 動画性能:待望の4K動画撮影に対応し、高精細で美しい映像記録が可能になりました。強力な手ブレ補正機能により、動きながらの撮影でも安定した動画を撮ることができます。

AI機能:Galaxy A36 5G ~日常の「知りたい」「使いたい」を瞬時に叶える相棒~

Galaxy A36 5GのAI機能

ここでは、Galaxy A36 5GがAシリーズとして初めて搭載した専用AI「Awesome Intelligence」について、その実力を詳しくレビューします。カメラ機能以外のAIが、これまでのスマートフォン操作をいかに直感的で快適なものに変えてくれるのか。前モデルGalaxy A25 5Gにはなかった、新しい体験の扉を開けていきましょう。

Aシリーズ初搭載「Awesome Intelligence」という新しい価値

Galaxy A36 5Gを手にして最も大きな進化を感じたのが、この「Awesome Intelligence」の存在です 。これは、これまでサムスンのフラッグシップモデルに搭載されてきた「Galaxy AI」の体験を、より身近なAシリーズで実現しようという試みです。前モデルのGalaxy A25 5Gには、こうした統合的なAI機能は搭載されていなかったため、これは単なる性能向上ではなく、スマートフォンの使い方そのものを変える、全く新しい価値の追加と言えるでしょう。実際に使ってみると、その便利さは期待をはるかに超えるものでした。

気になったら、すぐ検索。「かこって検索」の衝撃的な手軽さ

Galaxy A36 5Gで「かこって検索」を利用する様子。

Awesome Intelligence」の中でも、特に私の日常を大きく変えたのが「かこって検索」機能です 。先日、友人がSNSに投稿していた写真に写っていたお洒落なカフェが気になったのですが、以前なら店名をスクリーンショットで撮って、ブラウザを開いて手入力で検索…という手間が必要でした。しかしGalaxy A36 5Gなら、画面上の気になるカフェの画像を指でくるっと囲むだけ。それだけで瞬時にGoogleの検索結果が表示され、場所やレビューをすぐに確認できたのです。この直感的でスピーディーな情報収集は、まさに衝撃的な体験でした。知りたいと思ったその瞬間にアクションが完結するこの手軽さは、A25 5Gでは味わえなかった快適さです 。

情報が“使える”データに変わる。「AIセレクト」の賢さ

もう一つの便利な機能が「AIセレクト」です 。これは、画面に表示されている情報をAIが賢く認識し、次のアクションを提案してくれるというもの。例えば、友人からメッセージアプリで送られてきたイベント告知の画像。そこに書かれた住所を指でなぞると、すぐにGoogleマップで開く選択肢が現れました。電話番号をなぞれば、そのまま電話をかけることも可能です 。これまで手動でコピー&ペーストしていた作業が、ワンタップで完結するのです。単なる画像やテキストが、AIによって「すぐに使える」データに変わるこの感覚は、スマートフォンの利便性を一段階上のレベルへと引き上げてくれました。

その他のAI機能と、知っておくべきこと

他にも、Samsungの標準ブラウザ使用中にウェブページの内容を音声で読み上げてくれる「読み上げ」機能や、より複雑な質問に答えてくれる「Google Gemini」との連携など、便利な機能が揃っています 。これらのAI機能は、フラッグシップモデルの「Galaxy AI」と比較すると機能は限定的ですが、日常で本当に役立つ機能が厳選されているという印象です 。ただし、一つ知っておくべき点があります。これらの「Awesome Intelligence」機能は、2025年末までは無料で提供されますが、それ以降は一部が有料サービスになる可能性があると示唆されています 。

Galaxy A36 5Gで使えるAI機能

  • かこって検索 with Google: 画面に表示されている画像やテキストなどを円で囲むだけで、簡単に検索できる機能です 。
  • AIセレクト: 画面上の電話番号やURLなどを認識し、電話発信やウェブサイトへのアクセスといった次のアクションを提案します 。
  • 読み上げ: Samsungの標準ブラウザで表示しているコンテンツを音声で読み上げる機能です 。
  • Google Gemini: より高度で詳細な回答を得るための対話型AIです 。
  • AI消しゴム: 写真に写り込んだ不要な人や物を簡単に消去できます 。
  • 編集サジェスト: 撮影した写真を分析し、改善案を提案します 。

まとめ:AI機能

  • 革新性:Aシリーズとして初めて「Awesome Intelligence」を搭載し、Galaxy A25 5Gにはなかった直感的なAI操作を実現しています。
  • 実用性:「かこって検索」は、気になったものを瞬時に調べられる革命的な機能であり、情報収集のスタイルを根本から変えてくれます。
  • 利便性:「AIセレクト」は、画面上の情報を単なるテキストではなく、すぐに使えるデータとして認識し、次の行動へとスムーズに繋げてくれます。
  • 将来性:現在は無料で利用できますが、2026年以降は一部機能が有料になる可能性があるため、その点は留意が必要です。

バッテリー:Galaxy A36 5G ~一日中続く安心感と、いざという時の超速チャージ~

Galaxy A36 5Gで動画を視聴している様子。

ここでは、スマートフォンの生命線ともいえるバッテリー性能について、Galaxy A36 5Gがどれほどのスタミナと充電スピードを誇るのかを徹底レビューします。前モデルのGalaxy A25 5Gと比較しながら、実際の使用感に基づいた安心感と利便性の進化をお伝えします。

変わらぬ大容量、されど進化した電力効率

Galaxy A36 5Gは、前モデルのGalaxy A25 5Gと同じ5,000mAhという大容量バッテリーを搭載しています。この容量のおかげで、A25 5Gもバッテリー持ちが良いと評判でしたが、A36 5Gはそれをさらに上回るスタミナを実感させてくれました。公式スペックを見ると、動画再生時間はA25 5Gの最大21時間に対し、A36 5Gは最大29時間と大幅に向上しています。これは、より電力効率に優れた最新のプロセッサ「Snapdragon 6 Gen 3」や有機ELディスプレイの恩恵でしょう。

実際に、通勤中に音楽を聴き、日中はSNSやWebブラウジング、休憩時間にはYouTubeで動画を観るといった使い方でバッテリーの持続時間を試したところ、待機時間も含めて16時間経過した時点で、バッテリー残量はまだ54%も残っていました 。A25 5Gでも丸一日は余裕で使えましたが、これほどのスタミナはありません。A36 5Gなら、「うっかり充電を忘れても翌日の午前中くらいなら何とかなる」という大きな安心感があります。

SNSやブラウジング、漫画アプリといった比較的バッテリーを消費しやすい使い方を続けても10時間以上持ちこたえるほどのスタミナがあり、その実力は本物だと実感しました 。

充電を忘れた朝の救世主。45Wの「超急速充電」

Galaxy A36 5Gのバッテリー性能における最大の進化は、充電速度にあります。Galaxy A25 5Gの充電が最大15W程度だったのに対し、A36 5G最大45Wの「超急速充電」に対応しました。この差は、まさに決定的です。先日、うっかり夜に充電を忘れてしまい、朝起きた時のバッテリー残量はわずか15%。以前のA25 5Gならモバイルバッテリーが必須の状況でしたが、A36 5Gを対応の充電器に繋いで朝の支度をする30分間で、バッテリーは70%近くまで回復しました。この驚異的なスピードのおかげで、その日一日、バッテリー切れを心配することなく過ごすことができました。

0%の状態からでも約85分で満充電が可能で、このスピード感は一度体験すると元には戻れません。ただし、この性能を最大限に引き出すには、45W出力のPPS(Programmable Power Supply)規格に対応したACアダプターと対応ケーブルが別途必要になる点は注意が必要です。残念ながら、箱には充電器が同梱されていません。また、A25 5Gと同様にワイヤレス充電には対応していません。

バッテリーを長持ちさせる賢い機能

Galaxy A36 5Gには、バッテリーの寿命を延ばすための賢い機能も搭載されています。例えば、充電を85%で止めて過充電を防ぐ「バッテリーの保護」機能や、急速充電をオフにする設定など、日々の使い方に合わせてバッテリーへの負担を軽減できます。こうした細やかな配慮も、長く安心して使いたいユーザーにとっては嬉しいポイントです。

Galaxy A36 5Gのバッテリー仕様

  • バッテリー容量:5,000mAh (標準)
  • 動画再生時間:最大29時間
  • 充電:最大45Wの超急速充電に対応 (有線)
  • ワイヤレス充電:非対応
  • 付属品:充電器、USBケーブルは同梱されていません

まとめ:バッテリー

  • バッテリー容量:Galaxy A25 5Gと同じ5,000mAhの大容量を継承し、一日中安心して使えるスタミナを確保しています。
  • 電力効率:最新プロセッサの搭載などにより電力効率が向上し、公称の動画再生時間はA25 5Gより約8時間も長く、実際の使用感でもより長持ちします。
  • 充電速度:A25 5Gを圧倒する最大45Wの超急速充電に対応しており、充電を忘れた朝でも短時間で十分なバッテリーを確保できる絶大な安心感があります。
  • 注意点:超急速充電の性能を最大限に活かすには、対応する充電器を別途購入する必要があります。また、ワイヤレス充電には対応していません。

OSと機能:Galaxy A36 5G ~日々の快適さと、6年先まで続く安心を手に入れる~

Galaxy A36 5GのUI画面

ここでは、Galaxy A36 5Gのソフトウェアと各種機能に焦点を当て、その使い勝手や将来性についてレビューします。OSの長期サポートから日々のエンタメ体験を豊かにするオーディオ性能まで、前モデルのGalaxy A25 5Gからどれほど進化したのか、その魅力を余すことなくお伝えします。

6年間のアップデート保証という、絶大な安心感

Galaxy A36 5Gを手にして最も素晴らしいと感じたのは、その将来性です。ミドルレンジのスマートフォンでありながら、なんと「6世代のOSアップデートと6年間のセキュリティアップデート」が保証されています 。これは、初期搭載のAndroid 15から始まり、数年後も最新の機能と万全のセキュリティが提供され続けることを意味します。前モデルのGalaxy A25 5Gも長期アップデートに対応していましたが、ここまで手厚い保証はありませんでした。スマートフォンを一度購入したら長く大切に使いたい私にとって、この長期サポートは他の何にも代えがたい大きな安心材料です。

OSにはサムスン独自の「One UI」が搭載されており、アニメーションも滑らかで直感的な操作が可能です 。ただ、高性能な反面、ロック解除直後など特定の場面で一瞬動作が重くなることがありました。これは高性能なUIを動かすための性能が少しだけ追いついていない印象で、今後のソフトウェア更新による最適化に期待したいところです。

エンタメ体験を一変させる、臨場感あふれるステレオスピーカー

私がGalaxy A36 5Gで次に感動したのは、オーディオ性能の進化です。Galaxy A25 5Gは本体下部のモノラルスピーカーでしたが、A36 5Gは本体の上部と下部にスピーカーを搭載したステレオスピーカーへと進化しました 。先日、YouTubeで好きなアーティストのライブ映像を観たのですが、音が左右から広がることで、まるでその場にいるかのような臨場感を味わうことができました。これは、音が片方からしか聞こえなかったA25 5Gでは得られなかった体験です。

さらに、立体音響技術「Dolby Atmos」をオンにすると、音の広がりがさらに豊かになります。映画鑑賞時には、この機能を有効にすることを強くお勧めします。ただし、イヤホンジャックは非搭載なので、有線イヤホンを使いたい場合はUSB Type-Cからの変換アダプターが必要です 。

毎日をキャッシュレスに。便利な「おサイフケータイ」

日本でのスマートフォン利用に欠かせない電子マネー決済おサイフケータイ」(FeliCa)にも、もちろん対応しています 。この機能は前モデルのGalaxy A25 5Gから引き続き搭載されており、ユーザーにとって重要な機能がしっかりと受け継がれている点に安心感を覚えます 。

実際に、駅の改札でモバイルSuicaをかざしたり、コンビニでiDを使って支払いを済ませたりしましたが、その反応は非常にスムーズで、決済で待たされるようなストレスは一切ありませんでした 。日々の通勤や買い物がこれ一台で完結する利便性は、一度体験すると手放せなくなります。

快適な通信と、強固なセキュリティ

日々の快適なスマートフォンライフに欠かせない通信性能も、Galaxy A36 5Gは着実に進化しています。最新規格のWi-Fi 6に対応したことで、多くの人が集まるカフェや駅など、Wi-Fiが混雑しがちな場所でも安定した高速通信が可能になりました 。セキュリティ面では、画面内指紋認証と顔認証の両方に対応 。指紋認証は画面に触れるだけでスマートにロック解除でき、顔認証もスピーディーで快適です。さらに、サムスン独自の強固なセキュリティ「Samsung Knox Vault」が、パスワードなどの大切な個人情報をしっかり保護してくれるので、安心して利用できます 。

広がる連携、ただし割り切りも必要な拡張性

Galaxy A36 5Gは、Galaxy Buds(ワイヤレスイヤホン)Galaxy Watch(スマートウォッチ)といった周辺機器との連携もスムーズで、サムスンのエコシステムを存分に活用できます 。しかし、拡張性については大きな変更点がありました。前モデルのA25 5Gでは利用できたmicroSDカードスロットが、A36 5Gでは非対応となってしまったのです 。本体ストレージは128GBとA25 5Gから倍増しましたが、写真や動画を大量に保存する私のようなユーザーにとっては、この変更は少し残念なポイントです。購入を検討する際は、ご自身の使い方で128GBの容量で十分かどうかを考える必要があるでしょう。

Galaxy A36 5Gの主な機能

  • OS: Android 15 (One UI 7)
  • アップデート保証: 6世代のOSアップデート、6年間のセキュリティアップデート
  • オーディオ: ステレオスピーカー、Dolby Atmos対応
  • 通信: 5G (Sub6)、Wi-Fi 6、Bluetooth v5.4
  • セキュリティ: Samsung Knox Vault
  • 生体認証: 画面内指紋認証、顔認証
  • おサイフケータイ: 対応

まとめ:OSと機能

  • OSと将来性: ミドルレンジモデルとして最高クラスの6年間の長期アップデート保証により、数年先まで最新の機能とセキュリティで安心して使用できます。
  • オーディオ体験: Galaxy A25 5Gのモノラルスピーカーから、臨場感あふれるステレオスピーカーへと大きく進化し、動画や音楽などのエンタメ体験が格段に向上しました。
  • 実用的な機能: 前モデルから引き続き、日本市場で必須の「おサイフケータイ」に対応しており、日常の利便性が確保されています。
  • セキュリティ: 先進的な画面内指紋認証と、ハードウェアレベルで情報を保護するSamsung Knox Vaultにより、高い利便性と安全性を両立しています。
  • 拡張性: Wi-Fi 6に対応するなど通信性能は向上しましたが、Galaxy A25 5Gと異なりmicroSDカードが使えなくなった点は、ユーザーによっては大きな注意点となります。

Galaxy A36 5G と Galaxy A25 5G の違い

Galaxy A36 5Gのカラーバリエーション。

Galaxy A36 5GとGalaxy A25 5Gは、同じGalaxy Aシリーズでありながら、性能、機能、価格において多くの違いがあります。ここでは、どちらのモデルが自分に合っているか判断できるよう、それぞれのスペックを項目別に詳しく比較し、違いを明確にします。

性能(CPU・RAM・ストレージ)

  • Galaxy A25 5G: MediaTek Dimensity 6100+、RAM 4GB (LPDDR4X)、ストレージ 64GB (UFS 2.2) 。AnTuTu v10スコアは約40.2万点です 。
  • Galaxy A36 5G: Snapdragon 6 Gen 3、RAM 6GB (LPDDR5)、ストレージ 128GB 。AnTuTu v10スコアは約62.6万点です 。
  • 違い: A36 5GはCPU性能、RAM容量と規格、ストレージ容量の全てにおいてA25 5Gを上回っています。これにより、アプリの起動やマルチタスクなど、日常のあらゆる操作がよりスムーズで快適になります 。

外部ストレージ

  • Galaxy A25 5G: microSDカードに対応(最大1.5TB) 。
  • Galaxy A36 5G: microSDカードに非対応 。
  • 違い: A25 5Gは写真や動画を安価なmicroSDカードに大量保存できるという大きな利点があります 。A36 5Gを選ぶ際は、内蔵ストレージ128GBで十分かを検討する必要があります 。

ディスプレイ

  • Galaxy A25 5G: 約6.7インチ、HD+ (720×1600)解像度のTFT液晶、リフレッシュレート60Hz 。
  • Galaxy A36 5G: 約6.7インチ、FHD+ (1080×2340)解像度のSuper AMOLED(有機EL)、リフレッシュレート120Hz 。
  • 違い: A36 5Gのディスプレイは、解像度、色の鮮やかさ、スクロールの滑らかさ、屋外での見やすさ(ピーク輝度1,200nits)の全てにおいてA25 5Gを圧倒しています 。動画鑑賞やSNSの閲覧体験に大きな差が出ます 。

カメラ

  • Galaxy A25 5G: 背面2眼(広角50MP + マクロ2MP)、前面5MP 。光学式手ブレ補正(OIS)なし、動画はFHD撮影まで 。
  • Galaxy A36 5G: 背面3眼(広角50MP(OIS付) + 超広角8MP + マクロ5MP)、前面12MP 。4K動画撮影に対応 。
  • 違い: A36 5Gは、より広い範囲を撮影できる「超広角カメラ」と、手ブレを強力に抑える「光学式手ブレ補正」を搭載 。さらに4K動画撮影も可能で、カメラ性能はあらゆる面で大きく向上しています 。

デザイン・サイズ・重量

  • Galaxy A25 5G: サイズ約167.7 x 77.7 x 8.5 mm、重量約210 g。カラーはライトブルー、ブルー、ブラックの3色展開 。
  • Galaxy A36 5G: サイズ約162.9 x 78.2 x 7.4 mm、重量約195 g。カラーはオーサムラベンダー、オーサムライム、オーサムホワイト、オーサムブラックの4色展開 。
  • 違い: A36 5GはA25 5Gより薄く、軽くなっています 。これにより携帯性が向上し、カラーバリエーションもより豊富です 。

耐久性

  • Galaxy A25 5G: 防水・防塵(IPX5/IPX8, IP6X)に対応 。
  • Galaxy A36 5G: より保護性能の高いIP68防水・防塵に対応し、前面・背面に高耐久ガラス「Corning® Gorilla® Glass Victus®+」を採用 。
  • 違い: A36 5Gは、より高い等級の防水・防塵性能に加え、傷や落下に強い高耐久ガラスを両面に採用しているため、日常の様々なアクシデントに対する安心感が格段に向上しています 。

バッテリーと充電

  • Galaxy A25 5G: 5000mAhバッテリー、動画再生最大21時間 。
  • Galaxy A36 5G: 5000mAhバッテリー、動画再生最大29時間、45Wの超急速充電に対応 。
  • 違い: バッテリー容量は同じですが、A36 5Gの方が電力効率に優れ、より長く使用できます 。また、A36 5Gの45W超急速充電は、A25 5Gの充電速度を大幅に上回り、忙しい時の大きな助けとなります 。

OS・サポート期間・AI機能

  • Galaxy A25 5G: Android 15初期搭載 。OSアップデートはAndroid 17までとされています。「かんたんモード」など初心者向けの機能が充実しています 。
  • Galaxy A36 5G: Android 15初期搭載 。Aシリーズ初のAI「Awesome Intelligence」を搭載し「かこって検索」などが利用可能 。6世代のOSアップデートと6年間のセキュリティアップデートをサポートします 。
  • 違い: OSの初期バージョンは同じですが、A36 5GはAIによる利便性が追加されています。最も大きな違いはサポート期間で、A36 5GはA25 5Gより圧倒的に長く、数年後も安心して最新の状態で使用できます。

オーディオ

  • Galaxy A25 5G: モノラルスピーカー 。
  • Galaxy A36 5G: ステレオスピーカー 。
  • 違い: A36 5Gはステレオスピーカーにより、動画や音楽をより臨場感のあるサウンドで楽しむことができます 。

発売日と価格

  • Galaxy A25 5G: 2025年2月27日発売。Samsungオンラインショップ価格は29,900円(税込)です 。
  • Galaxy A36 5G: 2025年6月26日発売。Samsungオンラインショップ価格は50,490円(税込)です 。
  • 違い: A36 5Gは後から発売された上位モデルであり、価格も約2万円高価に設定されています 。

まとめ:Galaxy A36 5GとGalaxy A25 5Gの違い

Galaxy A36 5Gは、Galaxy A25 5Gの正統な上位モデルとして、性能、ディスプレイ、カメラ、耐久性、充電速度、ソフトウェアサポートといった多くの点で明確に進化しています 。特に、美しい有機ELディスプレイと120Hzリフレッシュレート、AI機能、そして6年間の長期アップデート保証は大きな魅力です 。一方で、Galaxy A25 5Gは価格が約2万円安く、microSDカードによるストレージ拡張が可能という、A36 5Gにはない利点を持っています 。どちらを選ぶかは、予算と、どこに価値を置くかによって決まるでしょう。

Galaxy A36 5Gのメリット・デメリット

Galaxy A36 5Gのサポート期間

Galaxy A36 5Gは、多くの長所を持つ一方で、利用スタイルや競合機種と比較した際には短所となり得る点も存在します。ここでは、前モデルのGalaxy A25 5Gや、Poco F7、OPPO Reno13 A、Google Pixel 9aといった競合スマートフォンと比較しながら、そのメリットとデメリットを詳しく解説します。

【メリット】

メリット1:ミドルレンジで最高クラスの長期OSアップデート保証

Galaxy A36 5Gの最大の強みは、「6世代のOSアップデートと6年間のセキュリティアップデート」という異例の長期サポートです。これは、Google Pixel 9aの7年間サポートに匹敵する手厚さであり、PocoやOPPOといった多くの競合ブランドのサポート期間を大きく上回ります。購入後も長期間、最新の機能と安全性が提供されるという絶大な安心感は、本機を選ぶ非常に大きな理由となります。

メリット2:高品質なデザインと優れた耐久性

前モデルGalaxy A25 5Gの樹脂製背面から、高級感のあるガラス素材(Corning® Gorilla® Glass Victus®+)へと質感を大きく向上させています。また、IP68の防水・防塵性能を備えており、OPPO Reno13 Aやmoto g66j 5Gが持つIP69やMIL規格といった、より過酷な環境を想定した耐久性には及ばないものの、日常生活における水濡れや埃に対しては最高レベルの保護性能を誇ります。

メリット3:トップクラスに美しく、滑らかなディスプレイ

Galaxy A25 5GのHD+解像度の液晶ディスプレイに対し、A36 5Gは色鮮やかなSuper AMOLED(有機EL)と120Hzリフレッシュレートに対応し、表示品質が飛躍的に向上しました。これは、OPPO Reno13 AやGoogle Pixel 9aといった有機EL搭載の競合機種と肩を並べる美しさであり、moto g66j 5Gの液晶ディスプレイに対しては明確な優位性があります。

メリット4:エンタメ体験を向上させるステレオスピーカー

Galaxy A25 5Gがモノラルスピーカーだったのに対し、A36 5Gはステレオスピーカーを搭載しています。これにより、動画視聴や音楽再生時に、より臨場感と広がりのあるサウンドを楽しむことができます。これは、OPPO Reno13 AやGoogle Pixel 9aなど、現代のミドルレンジスマートフォンとして標準的な機能を備えた点と言えます。

メリット5:日本市場に必須の「おサイフケータイ」に対応

前モデルのGalaxy A25 5Gから引き続き、日本市場では欠かせない「おサイフケータイ」(FeliCa)に対応しています 。OPPO Reno13 Aやmoto g66j 5Gといった競合機種の多くもこの機能を搭載していますが 、交通機関の利用から日々の買い物まで、スマートフォン一つで完結できる利便性は大きなメリットです。

【デメリット】

デメリット1:競合と比較して見劣りするパフォーマンス

日常利用では快適ですが、Snapdragon 6 Gen 3というプロセッサは、同じ価格帯の競合機種と比較すると性能面で見劣りします。特に、より高性能なSnapdragon 8s Gen 4を搭載するPOCO F7は、ゲーム性能や処理速度でA36 5Gを圧倒します。高いグラフィック性能を要求される3Dゲームを快適にプレイしたいユーザーには、明確に力不足です。

デメリット2:microSDカードスロットの廃止

Galaxy A25 5Gの大きな利点であったmicroSDカードスロットが、Galaxy A36 5Gでは廃止されました。OPPO Reno13 Aやmoto g66j 5Gといった競合機種がストレージ拡張に対応している中で、この仕様変更は大きなデメリットです。写真や動画を大量に保存するユーザーは、内蔵ストレージの容量管理に注意が必要です。

デメリット3:限定的なAI機能

「Awesome Intelligence」としてAI機能を搭載していますが、その機能はGoogle Pixel 9aが誇る「消しゴムマジック」や「Best Take」といった高度なAI編集機能や、POCO F7の多彩なAI機能群と比較すると限定的です。基本的な「かこって検索」などは便利ですが、AIによるクリエイティブな体験を期待するユーザーには物足りないかもしれません。

デメリット4:充電性能の競争力不足

45Wの急速充電はGalaxy A25 5Gから大きく進化しましたが、競合との比較では必ずしも優れているとは言えません。POCO F7は90Wという圧倒的な速度の充電に対応し、充電器も同梱されています。Galaxy A36 5Gは充電器が別売りであり、追加のコストがかかる点もマイナスです。

デメリット5:ワイヤレス充電に非対応

近年のスマートフォンでは搭載が増えているワイヤレス充電には対応していません。同じ価格帯のGoogle Pixel 9aなどがワイヤレス充電に対応していることを考えると、日々の利便性で見劣りする点と言えます。

デメリット6:Samsung DeXに非対応

サムスンの上位モデルに搭載されている、モニターに接続してPCのように使える「Samsung DeX」機能には対応していません。スマートフォンをデスクトップ環境でも活用したいと考えているユーザーにとっては、機能が制限されてしまいます。

Galaxy A36 5Gのスペック(仕様)一覧

  • ディスプレイ: 約6.7インチ Super AMOLED(有機EL)、1080 x 2340 (FHD+)、リフレッシュレート120Hz
  • CPU: Snapdragon 6 Gen 3 (オクタコア、2.4GHz + 1.8GHz)
  • GPU: Adreno 710
  • RAM(メモリ): 6GB (LPDDR5)
  • ストレージ: 128GB (使用可能ストレージ: 108.3GB)、microSD非対応
  • バッテリー: 5000mAh
  • 駆動時間: 動画再生時間:最大29時間
  • 充電: 最大45Wの超急速充電に対応(※充電器は別売り)
  • 背面カメラ: [広角] 50MP (F1.8, OIS) + [超広角] 8MP (F2.2) + [マクロ] 5MP (F2.4)
  • 前面カメラ: 12MP (F2.2)
  • ワイヤレス通信: Wi-Fi 6 (802.11a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.4
  • GPS: GPS, Glonass, Beidou, Galileo, QZSS(みちびき)に対応
  • NFC: おサイフケータイ対応
  • インターフェース: USB Type-C (USB 2.0)
  • センサー: 加速、指紋、ジャイロ、地磁気、照度、バーチャル近接センシング
  • 防水防塵: IP68
  • 冷却システム: ベイパーチャンバー搭載
  • 生体認証: 指紋認証(画面内)、顔認証
  • OS: Android 15
  • サイズ: 162.9 x 78.2 x 7.4 mm
  • 重量: 約195g
  • カラー: オーサム ラベンダー、オーサム ライム、オーサム ホワイト、オーサム ブラック
  • 付属品: SIM取り出し用ピン、クイックスタートガイド ※充電器、USBケーブルは同梱されていません。
  • モバイル通信(5G/4G/3G): 5G, 4G LTE, 3G WCDMAに対応
  • SIMカード: nanoSIM + eSIM のデュアルSIM対応(デュアルeSIMも可)

対応バンド:Galaxy A36 5G

Galaxy A36 5G」は5G通信に対応しています。

基本的には本体にSIMカードを入れて、APN設定を済ませると、通信できます。

SIMはNanoSIMと物理的なカードを必要としないeSIMに対応しています。

対応バンドは以下の通りです。

  • 5G: n1, n3, n5, n28, n40, n41, n77, n78, n79
  • 4G: B1, B2, B3, B5, B8, B12, B18, B19, B21, B26, B28, B38, B39, B40, B41, B42, B66
  • 3G: B1 (2100), B5 (850)
  • 2G: GSM850, GSM900, DCS1800, PCS1900

対応バンドの詳細

ドコモ:

  • 5G: n78, n79
  • 4G: B1, B3, B19, B21, B28, B42
  • プラチナバンド: B19 対応

au:

  • 5G: n28, n77, n78
  • 4G: B1, B3, B18, B26, B28, B41, B42
  • プラチナバンド: B18, B26 対応

ソフトバンク:

  • 5G: n3, n28, n77
  • 4G: B1, B3, B8, B28, B41
  • プラチナバンド: B8 対応

楽天モバイル:

  • 5G: n77
  • 4G: B3 (楽天回線), B18, B26 (パートナー回線)
  • プラチナバンド: B18, B26 (パートナー回線), B28 (楽天回線) 対応

結論

この端末(Galaxy A36 5G)は、バンド情報に基づくと、

  • ドコモ、au、ソフトバンクの主要な4G/5Gバンドに幅広く対応しており、各社のプラチナバンドもカバーしています。特にドコモの重要な5Gバンドであるn79や、各社の主要4Gバンドにしっかり対応しているため、広いエリアで快適な通信が期待できます。
  • 楽天モバイルについても、自社回線の4GバンドB3と5Gバンドn77、そしてパートナー回線であるauのプラチナバンドB18/26に対応しているため、全国的に問題なく利用できます。

総合的に見て、この端末は日本の4キャリア全てで非常に高いレベルで対応しており、どこでも快適に利用できる可能性が極めて高いと言えます。

ただし、モバイル通信を利用するには、自分のSIMがスマホ側のバンドに対応している必要があります。

こちらのページで対応しているかどうかを確認できます。

ドコモ、ソフトバンク、au、楽天モバイル回線の「対応バンド」を詳細にチェック!

Galaxy A36 5Gの評価

Galaxy A36 5Gの側面が見えるように手に持っている。

8つの基準で「Galaxy A36 5G」を5段階で評価してみました。

項目別評価

画面の見やすさ:★★★★★
Super AMOLEDと120Hzリフレッシュレートにより、非常に滑らかで美しい表示を実現。屋外での視認性も高く、動画鑑賞からSNSまで快適です。

スペック:★★★★☆
Snapdragon 6 Gen 3を搭載し、日常使いでは十分快適な動作。ただし、ロック解除直後など一部の場面でもたつきを感じることがあります。

耐久性:★★★★★
IP68の防水防塵性能とGorilla Glass Victus+の採用により、ミドルレンジモデルとしては最高クラスの堅牢性を誇り、安心して使えます。

デザイン:★★★★☆
ガラス製の背面とスリムな筐体で高級感が向上。ただし、一部のカラー加工や本体の大きさは好みが分かれる可能性があります。

通信:★★★★★
Wi-Fi 6に対応し、国内主要キャリアの5Gバンドを広くカバーしているため、いつでもどこでも安定した通信が期待できます。

機能:★★★★☆
ステレオスピーカーやAI機能、6年間の長期OSアップデート保証など魅力は多いものの、microSDカードスロットが廃止された点は大きなマイナスです。

使いやすさ:★★★★☆
終日持続するバッテリーと45Wの急速充電は非常に便利。一方で、本体の大きさが片手操作のしにくさに繋がっています。

価格:★★★★☆
6年間の長期サポートや充実した機能を考えると、約5万円という価格はコストパフォーマンスに優れていると言えます。

総評:★★★★☆

「ちょうどいい」を極めた、バランスの取れた一台

Galaxy A36 5Gは、ハイエンドモデルほどの高性能は不要だが、日常的な利用でストレスを感じたくない、という多くのユーザーにとって「ちょうどいい」一台です。前モデルのGalaxy A25 5Gが持っていたエントリークラスの印象を払拭し、あらゆる面で正統進化を遂げています。特に、TFT液晶からSuper AMOLEDへと生まれ変わったディスプレイは圧巻で、SNSのタイムラインをスクロールする滑らかさ、動画コンテンツの鮮やかさは、一度体験すると元には戻れないほどの感動がありました。

また、樹脂製からガラス製へと変更された背面パネルは、手に取った瞬間に所有満足度を高めてくれます 。ステレオスピーカーへの進化も、動画鑑賞や音楽体験の質を大きく向上させています 。さらに、Aシリーズとして初搭載されたAI機能「Awesome Intelligence」は、「かこって検索」など、日々の情報収集をより直感的でスムーズなものへと変えてくれました 。パフォーマンス面でも、普段使いで不満を感じることはほとんどなく、5,000mAhの大容量バッテリーと45Wの超急速充電が、日々の利用に絶大な安心感を与えてくれます 。

長く安心して使える、未来への投資

このスマートフォンの最大の魅力は、ミドルレンジモデルとしては異例の「6世代のOSアップデートと6年間のセキュリティアップデート」保証にあると言っても過言ではありません。これは、購入後も長期間にわたって最新の機能と安全性が提供され続けることを意味します。数年後には型落ちとなってしまう多くのスマートフォンとは一線を画し、まさに「長く使える」という安心感への投資と言えるでしょう。IP68の防水防塵性能や、強固なGorilla Glass Victus+の採用も、その信頼性をさらに高めています。

購入前に考慮すべき点

多くの魅力を持つ一方で、購入前にはいくつか考慮すべき点も存在します。最も大きな変更点は、Galaxy A25 5Gでは利用できたmicroSDカードスロットが廃止されたことです。写真や動画、音楽データを大量に本体へ保存したいユーザーにとっては、128GBという内蔵ストレージ容量が十分かどうか、慎重に検討する必要があります。

また、ハイエンドモデルの操作感に慣れていると、ロック解除直後などに一瞬の待機時間を要することがあり、完璧な応答性を求めるユーザーには向かないかもしれません。

どんな人に最適か

美しい有機ELディスプレイで動画やSNSを存分に楽しみたい方や、日々の充電をあまり気にせず過ごしたい方に最適です 。加えて、購入した一台をOSアップデートの心配なく、数年先まで安心して使い続けたいと考える、コストパフォーマンスを重視するユーザーにこそ強くおすすめします。

まとめ

Galaxy A36 5Gは、信頼できるブランドで、品質が高く、長く安心して使えるスマートフォンを求めている多くの人にとって、非常に満足度の高い選択肢となるでしょう。欠点を許容できるので、あればぜひ購入を検討してみてください。

Galaxy A36 5Gの価格・購入先

Galaxy A36 5G 本体 オーサム ラベンダー 正面

※価格は2025/07/31調査のものです。価格は変動します。

Samsung オンラインショップ

SIMフリー版が50,490円で販売されています。

Samsung オンラインショップで「Galaxy A36 5G」をチェックする

ドコモ オンラインショップ

ドコモのGalaxy A36 5G(Samsung Galaxy A36 5G SC-54F)の価格は以下の通りです。

  • 一括払い/36回分割払いの場合
    62,590円
  • いつでもカエドキプログラムを利用する場合
    23か月目に端末を返却すると、実質負担額は 31,966円 となります。
    月々のお支払いは 1,389円 です(23回払い)。

ドコモ オンラインショップで「Galaxy A36 5G」をチェックする

ahamo

ahamoのGalaxy A36 5Gの価格は以下の通りです。

  • 一括払い/24回分割払いの場合
    62,590円
  • いつでもカエドキプログラムを利用する場合
    23か月目に端末を返却すると、実質負担額は 31,966円 となります。
    月々のお支払いは 1,389円 です(23回払い)。

ahamoで「Galaxy A36 5G」をチェックする

ECサイト

  • Amazonで50,490円(SIMフリー・国内版SM-A366QZKASJP・税込)、
  • 楽天市場で45,800円(DOCOMO版・SIMフリー・送料無料)、
  • ヤフーショッピングで50,573円(SIMフリー)、
  • AliExpressで46,696円、
  • 米国 Amazon.comで$374.99、

で販売されています。

Amazonで「Galaxy A36 5G」をチェックする

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おすすめらのライバル機種と価格を比較

Galaxy A36 5G」と似た性能をもつスマートフォンも販売されています。価格の比較もできるので、ぜひ参考にしてみてください。

Galaxy A25 5G

Samsungから発売された6.7インチの5Gスマートフォンです(2025年2月27日発売)。

Android 15、MediaTek Dimensity 6100+、4GBメモリ、720 x 1600 pxのTFT液晶、64GBストレージ、最大21時間(動画再生時)駆動する5000 mAhバッテリー、背面50MP+2MPの2眼カメラ、前面5MPのフロントカメラを搭載しています。

また、IPX5/IPX8防水防塵、、おサイフケータイ (Felica)、最大1.5TBまでのストレージ拡張、「かんたんモード」、「Galaxy使い方相談」、「端末リモート追跡」、通話録音、「Samsung Health」、「Smart Switch」(データ移行)、目の保護モード、バッテリーの保護、省電力モード、指紋認証、顔認証、USB Type-C、5G通信、Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac (2.4GHz+5GHz)、Bluetooth 5.4、GPSに対応しています。

価格は、Amazonで27,000円(税込・国内版SIMフリー・SM-A253QZKASJP)、楽天市場で17,980円(docomo・SIMフリー・未開封品・送料無料)、ヤフーショッピングで15,054円(ソフトバンク版・SIMフリー)、です。

関連記事:Galaxy A25 5Gをレビュー!メリット・デメリット、価格、スペック、カメラ性能

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moto g66j 5G

Motorolaから発売された約6.7インチの5Gスマートフォンです(2025年7月10日発売)。

Android 15、MediaTek Dimensity 7060、8GBメモリ(RAMブーストにより最大24GBまで拡張可能)、2,400 x 1,080 pxのLCD、128GBストレージ、5200 mAhバッテリー、背面約5,000万画素+約800万画素の2眼カメラ、前面約3,200万画素のフロントカメラを搭載しています。

また、IP68・IP69/MIL-STD-810H防水防塵、おサイフケータイ®、最大2TBまでのストレージ拡張、指紋認証、顔認証、USB Type-C、5G通信、Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac (2.4GHz+5GHz)、Bluetooth® 5.3、GPSに対応しています。

価格は、Amazonで31,636円(税込)、楽天市場で31,607円(送料無料)、ヤフーショッピングで34,800円、です。

関連記事:moto g66j 5G 徹底レビュー!耐久性・カメラ・機能をg64と比較

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OPPO Reno13 A

OPPOから発売された約6.7インチの5Gスマートフォンです(2025年6月26日発売)。

ColorOS 15 (based on Android 15)、Snapdragon 6 Gen 1、8GBメモリ、2,400×1,080 pxの有機EL、128GBストレージ、5,800mAhバッテリー、背面約5000万画素+約800万画素+約200万画素の3眼カメラ、前面約3200万画素のフロントカメラ、microSDカードスロットを搭載しています。

また、AI機能(AI写真編集、AI文章作成、Google Gemini)、デュアルステレオスピーカー、光学式手ブレ補正、「O+ Connect」機能、「スプラッシュタッチ機能」、「手袋モード」、最大120Hzのリフレッシュレート、IP68/IP69防水防塵、米国MIL規格(MIL-STD-810H)に対応。

おサイフケータイ®、最大1TBまでのストレージ拡張、45W SUPERVOOC 急速充電、ディスプレイ指紋認証、顔認証、USB Type-C、5G通信、Wi-Fi 5 (802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 5.1、GPSにも対応しています。

価格は、Amazonで44,364円(税込)、楽天市場で44,816円(送料無料)、ヤフーショッピングで48,800円、です。

関連記事:OPPO Reno13 A 徹底レビュー!Reno11 Aと性能・機能を比較

Amazonで「OPPO Reno13 A」をチェックする

POCO F7

POCOから発売された6.83インチの5Gスマートフォンです(2025年7月8日発売)。

Android 15ベースのXiaomi HyperOS 2、Snapdragon 8s Gen 4、12GBメモリ、2772 x 1280 pxの有機ELディスプレイ、256GB / 512GBストレージ、16時間以上(継続使用時)駆動する6500 mAhバッテリー、背面約5000万画素+約800万画素の2眼カメラ、前面約2000万画素のフロントカメラを搭載しています。

また、AI機能(AI反射除去、AIビューティーモード、AI消しゴムPro、AIライティング、AI音声認識、AI通訳、AI検索、Gemini連携)、ゲーム機能(WildBoost Optimization 4.0、ゲームオーディオ、ゲームターボ)、IP68防水防塵、冷却システム「6000mm² 3DデュアルチャネルIceLoopシステム」に対応。

リフレッシュレート 最大120Hz、タッチサンプリングレート 最大480Hz(瞬間最大2560Hz) 、ウェットタッチディスプレイ2.0、TÜV Rheinland認証ブルーライト低減、、90Wハイパーチャージ、22.5Wリバース充電、画面内指紋認証、AI顔認証、USB Type-C、NFC、5G通信、Wi-Fi 7、Bluetooth 6.0、GPSにも対応しています。

価格は、Amazonで54,980円、楽天市場で64,980円(送料無料)、AliExpressで50,761円、米国 Amazon.comで$569.99、です。

関連記事:POCO F7 徹底レビュー!F6 Proからの進化点と欠点を評価

Amazonで「POCO F7」をチェックする

Google Pixel 9a

Googleから発売された6.3インチの5Gスマートフォンです(2025年4月16日 発売)。

Android 15、Google Tensor G4、8GBメモリ、1080 x 2424 px のActua pOLED液晶、128GB/256GBストレージ、5000 mAh(最小)バッテリー、背面48MP+13MPの2眼カメラ、前面13MPのフロントカメラを搭載しています。

また、AI機能(Add Me、Best Take、Magic Editor、消しゴムマジックなど)、マクロフォーカス、大120Hzのアダプティブリフレッシュレート、Extreme Battery Saverモード(最大100時間)、最長7年間のソフトウェアアップデート、IP68防水防塵、急速充電 (最大 23W 有線)、ワイヤレス充電 (Qi 認証・最大 7.5W)、通話機能「Pixel Call Assist」、写真編集「Reimagine」・「Pixel Studio」、

「Google VPN」(追加費用なし)、盗難防止機能、「Car Crash Detection」(自動車衝突検出)、「Emergency SOS」(緊急 SOS)、Find My Device でのライブロケーション共有、School Time モード、Google Family Link、Google ウォレット for キッズ、ステレオスピーカー、デュアルマイク、Google Cast、指紋認証、顔認証、NFC、USB Type-C 3.2、5G通信、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3、GPSに対応しています。

価格は、Amazonで74,400円(税込)、楽天市場で70,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで72,980円、AliExpressで73,949円、米国 Amazon.comで$495.00、です。

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