A16チップ搭載!iPad(第11世代)を徹底レビュー!前世代と性能を比較

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A16 Bionicチップを搭載したiPad(第11世代)。早くも「前世代よりも圧倒的に速くてサクサクだ!」と評判です。

Appleからは2022年10月に、Apple A14 Bionicチップを搭載したiPad(第10世代)が発売され、シリーズの中でもっともコスパが高い人気モデルになっていました。

今回発売されるiPad(第11世代)はその後継モデルで、前世代よりもより高速なA16 Bionicチップを搭載し、より使いやすく進化していることで注目されています。

特にAntutu 150万前後を記録するA16 Bionicチップの圧倒的なパワーは魅力的!

ストレージ容量は前モデルの2倍多い128GBになり、美しいLiquid Retinaディスプレイもついに11インチになっていたりと、その進化には目を見張るものがあります。

今回の記事ではそんな大注目の新型iPad(第11世代)の性能を徹底解剖するべく、以下の10点を重点的に解説します。

  1. 外観・デザイン:サイズ・重量・USB-C、Smart Connector
  2. ディスプレイ:Liquid Retina、解像度、輝度、True Tone、11インチ
  3. プロセッサ性能:A16 Bionic、Antutuベンチマーク、ゲーム性能、FPS、CPU、GPU
  4. ストレージ容量:128GB、256GB、512GB、iCloud
  5. カメラ:広角カメラ、前面カメラ、センターフレーム、4K動画、スマートHDR 4
  6. オーディオ性能:ステレオスピーカー、Bluetooth 5.3、マイク、イヤホン
  7. 通信性能:Wi-Fi 6、5G、eSIM、Bluetooth 5.3、Cellular
  8. バッテリー・充電:駆動時間、USB-C、電源アダプタ
  9. スタイラスペン・キーボード:Apple Pencil、Magic Keyboard Folio、Smart Connector、第1世代Apple Pencil
  10. OS:iPadOS 18、マルチタスク

また、前世代モデル(第10世代、第9世代、第8世代)との違いも紹介!A16 BionicチップのAntutuベンチマークやゲーム性能(FPS)、購入する前に知っておきたいデメリットや評価、詳細な価格情報もあるので、ぜひ参考にしてみてください。

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待望の進化!iPad(第11世代)がついに発売へ

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2025年3月12日、待ち焦がれていたApple iPadの最新モデル 第11世代 が発売されます。2022年に登場した第10世代iPadの後継機として、約2年半ぶりの刷新となります。

予約注文は3月4日(米国時間)より開始されていました。基本性能の向上に加え、ストレージ容量の増加など、多くの魅力的なアップデートが施されています。

パワーアップしたパフォーマンスで、あらゆるタスクを快適に

今回のiPad最大の特徴と言えるのが、A16チップの搭載です。前モデルのA14チップからパワフルなA16チップへと進化を遂げ、処理性能が大幅に向上しました。第10世代と比較して約30%、第9世代のA13チップと比較すると最大50%も高速化されています。

これは、動画編集や高負荷なゲームはもちろん、日々のネットサーフィンやメールチェックに至るまで、あらゆるタスクをストレスなく、スムーズにこなせることを意味します。

Appleは、この進化について、「現在販売台数が多いAndroidタブレット(Snapdragon 695搭載)よりも最大6倍高速である」とアピールしており、その実力の高さがうかがえます。

ストレージ倍増で、さらに多くのコンテンツを保存可能に

ストレージ容量も、今回のアップデートで大きな進化を遂げました。初期ストレージ容量が従来の64GBから2倍の128GBに引き上げられ、より多くの写真、動画、アプリなどを保存できるようになりました。

さらに、256GB512GBのモデルも用意されており、容量不足に悩まされることなく、iPadを存分に活用できます。これだけの容量があれば、旅行中の写真や動画も安心して保存できますし、オフラインで視聴したい映画も複数ダウンロードしておくことができます。

より大きく、より美しくなったLiquid Retinaディスプレイ

ディスプレイも進化しています。「Liquid Retinaディスプレイ」のサイズが前世代の10.9インチから11インチにわずかに大型化し、より迫力のある映像を楽しめるようになりました。

前世代モデルと同様に解像度2,360 x 1,640ピクセル(264ppi)、輝度は500ニトで、明るく高精細な映像を映し出せます。True Toneテクノロジーにより、周囲の光に合わせて画面の色温度を自動調整し、長時間使用でも目が疲れにくいのも特長です。

バッテリー駆動時間の向上で、一日中安心して使える

バッテリー容量も前モデルの28.6Whから28.93Whにわずかに増加し、Wi-Fiでのインターネット利用やビデオ再生で最大10時間、携帯電話データネットワーク利用時でも最大9時間の駆動を実現しています。外出先でもバッテリー残量を気にせず、安心してiPadを使用できます。

ネットワーク機能も強化、5G通信でさらに快適に

通信面では、Wi-Fi 6 (IEEE 802.11ax) のサポートに加え、Bluetoothが5.2から5.3にバージョンアップしました。Wi-Fi + Cellularモデルでは、eSIMのみの対応となり、5G NRの対応バンドも増えています。より高速で安定した通信環境で、オンラインコンテンツを快適に楽しめます。

注意点

Appleが4月から日本でも提供予定のAIサービス「Apple Intelligence」には対応していません。生体認証はTouch IDを採用し、Face IDには非対応です。また、Apple Pencil Proは利用できません。しかし、これらの点を踏まえても、価格据え置きで128GBモデルが5万8800円から購入できるなどお買い得であることに変わりはありません。

その他にも魅力的な要素が満載!

そのほか、最新のiPadOS 18を搭載し、カラフルなシルバー、ブルー、ピンク、イエローの4色カラーを用意。もちろん、Apple Pencil(USB-CとApple Pencil第1世代をサポート)やMagic Keyboard Folioなどの周辺機器にも対応していますよ。

それでは早速どんなタブレットなのか、もっとくわしくその価格や特徴(メリット)を見ていきましょう。

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11インチiPad(A16) – 仕様 – Apple(日本)

価格をチェック!他メーカーのタブレットよりも安いのか?

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iPad 第11世代はApple公式サイトで58,800円~で販売されます(※Wi-Fiモデル:128GB)。ストレージ容量が異なる256GBモデルは74,800円、512GBモデルは110,800円です。また、5G通信に対応したWi-Fi + Cellularモデルは84,800円からは販売されます(※128GBモデル)。

なお、Wi-FiモデルはAmazonなどのECサイトでも同様の価格で販売される予定です。

iPad(第10世代)

2022年10月26日に発売された「iPad(第10世代)」はAmazonで58,800円で販売中です。こちらは、鮮やかな10.9インチLiquid Retinaディスプレイを搭載し、美しい映像表現で動画視聴やゲームを存分に楽しめます。

パワフルなA14 Bionicチップは、マルチタスクも軽快にこなせる処理性能を実現。第1世代Apple PencilとMagic Keyboard Folioに対応し、クリエイティブな作業や快適な文字入力も可能です。横向きに配置されたフロントカメラは、ビデオ通話やオンライン会議で自然な視線を保てます。さらに、高速なWi-Fi 6とBluetooth 5.2で、常にスムーズな接続性を維持します。

Galaxy Tab A9+

2024年1月以降に日本で発売された「Galaxy Tab A9+」はAmazonで33,436円で販売中です。こちらは、11インチの大画面でエンターテイメントを満喫できるサムスン製のAndroidタブレットです。

Snapdragon 695と4GB RAMで、動画視聴やゲームもスムーズに動作します。7040mAhの大容量バッテリーは、長時間の使用にも安心です。DeXモードを使えば、PCライクな操作環境で生産性を向上させることも可能。さらに、Dolby Atmos対応のクアッドスピーカーによる臨場感あふれるサウンドで、動画や音楽をより楽しめます。

OPPO Pad Neo

2024年12月12日に発売された「OPPO Pad Neo」はAmazonで44,800円で販売中です。こちらは、鮮明な2.4K解像度の11.4インチLCDディスプレイと7:5のアスペクト比が特徴のタブレットです。MediaTek Helio G99プロセッサーと6GB RAMで、スムーズなパフォーマンスを実現します。

8000mAhの大容量バッテリーと33W急速充電により、長時間の使用も安心です。Dolby Atmos対応クアッドスピーカーによる没入感のあるサウンドで、エンターテイメントをさらに楽しめます。90Hzのリフレッシュレートと最大180Hzのタッチサンプリングレートで、滑らかな操作性を実現しています。

Redmi Pad SE

2023年9月27日に発売されたシャオミ「Redmi Pad SE」はAmazonで21,800円で販売中です。こちらは、11インチのフルHD液晶ディスプレイを搭載した手頃な価格のタブレットです。Qualcomm Snapdragon 680プロセッサと最大8GBのRAMで、日常的なタスクをスムーズに処理します。

Dolby Atmos対応のクアッドスピーカーは、迫力あるサウンドを提供し、エンターテイメント体験を向上させます。8000mAhの大容量バッテリーは、長時間の使用を可能にします。最大90Hzのリフレッシュレートと180Hzのタッチサンプリングレートで、滑らかな表示と操作性を実現しています。

外観:日常を彩る、洗練されたデザインと進化

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新型iPad(第11世代)は、外観やデザインに大きな変更はないものの、第10世代で確立されたモダンで洗練されたデザインを継承しつつ、USB-Cポートの機能向上など、より使いやすく、よりパワフルに進化しました。

ライフスタイルに合わせた4つのカラー:自分らしさを表現

新型iPad(第11世代)は、シルバー、ブルー、ピンク、イエローの4色展開。例えば、仕事用にはシックなシルバー、プライベート用には華やかなピンクと、シーンに合わせて使い分けるのもおすすめです。これらのカラーは、前モデルから引き継がれたもので、カフェで友人とのおしゃべりを楽しむ時も、「そのiPad、可愛いね!」と話題になりそうです。

デザインは、2022年秋に刷新された第10世代iPadのモダンなデザインを踏襲。「iPad Air」や「iPad Pro」とも共通する、フラットでエッジの効いたデザインは、どんなインテリアにも調和します。

約248.6mm(幅)×179.5mm(奥行き)×7mm(厚さ)というスリムなボディは、小さめのショルダーバッグにもすっきりと収まるサイズ。Wi-Fiモデルで約477g、Wi-Fi + Cellularモデルで約481gという軽量さで、通勤・通学時も気軽に持ち運べます。

細部へのこだわりが生む、洗練された使い心地:毎日の操作を快適に

トップボタンに内蔵されたTouch IDは、マスクを着けたままでも、指紋認証でスムーズにロック解除。例えば、電車の中やレジでの支払い時など、素早くiPadを使いたい時に便利です。Face IDには対応していませんが、Touch IDの確実性とスピードは、「iPad mini」ユーザーにも馴染み深く、快適な操作感をもたらすでしょう。

横向きに配置された1200万画素のセンターフレームカメラは、オンラインでの語学レッスンやリモートワークで活躍。部屋の中を動き回っても、自動的に画角を調整し、常にフレームの中心に捉え続けるため、相手にクリアな映像を届けられます。

進化したUSB-Cポートがもたらす、拡張性:活用の幅が広がる

新型iPad(第11世代)のUSB-Cポートは、充電、DisplayPort、USB 2.0(最大480Mb/s)に対応。例えば、「Anker PowerCore III Fusion 5000」のようなUSB-C充電器を使えば、外出先でもiPadを素早く充電できます。

注目すべきは、外部ディスプレイ出力の向上。例えば、4K/60Hz対応のモニターに接続すれば、「Apple TV+」で配信されている映画「CODA」を、より滑らかで美しい映像で楽しめます(従来モデルは最大4K/30Hz)。

別売りのアダプタを使用すれば、会議室のプロジェクターに接続し、「Keynote」で作成したプレゼンテーション資料を大画面で共有することも可能です。最大4KのAirPlayミラーリングにも対応し、例えば、自宅の「Apple TV 4K」にiPadの画面をワイヤレスで表示し、家族みんなで写真や動画を楽しめます。Smart Connectorも引き続き搭載し、「Smart Keyboard Folio」などの対応キーボードとの接続もスムーズです。

サイズ・重量を比較

  • 1.「iPad(第11世代)」・・・248.6 x 179.5 x 7 mm / Wi-Fiモデル:477g、Wi-Fi + Cellularモデル:481g
  • 2.「iPad(第10世代)」・・・248.6 × 179.5 × 7 mm / Wi-Fiモデルで477g、Wi-Fi + Cellularモデルで481g
  • 3.「iPad(第9世代)」・・・250.6 × 174.1 ×7.5 mm / Wi-Fiモデルで487 g、Wi-Fi + Cellularモデルで498 g
  • 4.「iPad(第8世代)」・・・250.6 × 174.1 ×7.5 mm / Wi-Fiモデルが490g、Wi-Fi+Celluarモデルが495g

iPad(第11世代)とiPad(第10世代)のサイズと重量は全く同じです。両モデルとも、高さ248.6mm、幅179.5mm、厚さ7mmで、Wi-Fiモデルは477g、Wi-Fi + Cellularモデルは481gとなっています。

iPad(第9世代)およびiPad(第8世代)と比較すると、iPad(第11世代)はわずかに小型・軽量化されています。iPad(第9世代)とiPad(第8世代)は、高さ250.6mm、幅174.1mm、厚さ7.5mmであり、iPad(第11世代)よりも高さが2mm、厚さが0.5mm大きく、幅が5.4mm小さいです。

重量に関しては、iPad(第9世代)のWi-Fiモデルは487g、Wi-Fi + Cellularモデルは498g、iPad(第8世代)のWi-Fiモデルは490g、Wi-Fi + Cellularモデルは495gです。

したがって、iPad(第11世代)はiPad(第9世代)のWi-Fiモデルより10g、Wi-Fi + Cellularモデルより17g軽く、iPad(第8世代)のWi-Fiモデルより13g、Wi-Fi + Cellularモデルより14g軽いです。

まとめ

iPad(第11世代)は、iPad(第10世代)とはサイズ・重量が全く同じです。一方で、iPad(第9世代)およびiPad(第8世代)と比較すると、わずかに小さく、薄く、軽くなっていることがわかります。特にWi-Fiモデルで10g以上軽くなっているのは、持ち運びの際にメリットとなります。

ディスプレイ:Liquid Retinaで目に映るすべてを鮮やかに、美しく

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新型iPad(第11世代)のLiquid Retinaディスプレイは、高解像度、True Toneテクノロジー、高い輝度、洗練されたデザインが融合した、美しいディスプレイです。

あらゆるコンテンツを鮮やかに:高解像度が生み出す没入感

新型iPad(第11世代)の最大の魅力の一つは、11インチのLiquid Retinaディスプレイ。例えば、「Apple Arcade」で配信されているゲーム「FΛNTΛSIΛN」をプレイすれば、2,360 x 1,640ピクセル、264ppiという高解像度が、まるでジオラマのような世界を細部まで鮮明に映し出し、息をのむほどの没入感を体験できます。

写真、動画、ウェブサイト、そしてあらゆるコンテンツも、まるでそこに本物があるかのように表示されます。

True Toneテクノロジー:目に優しく、自然な色彩を再現

True Toneテクノロジーは、周囲の光に合わせてディスプレイの色温度を自動調整。例えば、暖炉の火を眺めるような暖色系の照明の下でも、晴れた日の木陰でも、まるで紙の本を読んでいるかのように、目に優しく自然な色合いで表示します。

「Kindle」アプリで長編小説を読む時も、目の疲れを軽減し、快適な読書体験をサポートします。

明るくクリアな表示:場所を選ばず、鮮明な画面を

最大500ニトの輝度を誇るLiquid Retinaディスプレイは、直射日光が当たる場所でも、照明の強いカフェでも、鮮明でクリアな表示を保ちます。耐指紋性撥油コーティングで、指紋や汚れがつきにくく、例えば、キッチンでレシピ動画を見ながら料理をする時も、常に美しい画面を維持できます。

デザインと機能性の融合:洗練されたデザインが生む、没入感

ディスプレイの四隅は、滑らかな曲線を描くように丸みを帯びています。このデザインは、デバイス全体の洗練されたデザインと調和しつつ、没入感を高める効果も。長方形として対角線を測った場合のスクリーンサイズは10.86インチですが、実際の表示領域はわずかに小さくなります。

しかし、このわずかな差が、例えば、「ディズニープラス」で映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」を視聴する際、より映像に集中できる環境を作り出します。

あらゆるエンターテインメントを、最高のクオリティで:可能性は無限大

新型iPad(第11世代)のLiquid Retinaディスプレイは、その美しさで、あらゆるエンターテインメント体験を格別なものにします。「Netflix」での映画鑑賞、「Adobe Photoshop」での写真編集、「Minecraft」でのAR体験など、あらゆるシーンでその真価を発揮。例えば、「Procreate」でイラストを描けば、まるで本物の画材を使っているかのような、繊細な表現が可能です。

ディスプレイを比較

  • 1.「iPad(第11世代)」・・・11インチのLiquid Retina(2,360 x 1640 /500nit)
  • 2.「iPad(第10世代)」・・・10.9インチのLiquid Retina(2360 x 1640 /500nit)
  • 3.「iPad(第9世代)」・・・10.2インチのRetina(2160 x 1620 /500nit)
  • 4.「iPad(第8世代)」・・・10.2インチのRetina(2160 x 1620 /500nit)

ディスプレイサイズと種類

iPad(第11世代)は、11インチのLiquid Retinaディスプレイを搭載しています。iPad(第10世代)は10.9インチのLiquid Retinaディスプレイで、iPad(第11世代)より0.1インチ小さいです。

一方、iPad(第9世代)とiPad(第8世代)は、10.2インチのRetinaディスプレイを搭載しており、iPad(第11世代)よりも0.8インチ小さく、Liquid Retinaディスプレイではありません。

解像度

iPad(第11世代)とiPad(第10世代)は、どちらも2,360 x 1,640ピクセルのLiquid Retinaディスプレイで解像度は同じです。iPad(第9世代)とiPad(第8世代)は、2,160 x 1,620ピクセルのRetinaディスプレイです。

iPad(第11世代)はiPad(第9世代)とiPad(第8世代)より横に200ピクセル、縦に20ピクセル多い解像度となっています。

まとめ

iPad(第11世代)は、より大きく、高精細なLiquid Retinaディスプレイを搭載している点が特徴です。iPad(第10世代)とは、ディスプレイサイズが0.1インチ違うだけで、種類と解像度は同じです。

iPad(第9世代)および(第8世代)と比較すると、ディスプレイサイズが大きく、またLiquid Retinaディスプレイであるため、より鮮やかで没入感のある表示が期待できます。ただし、最大輝度に関しては4モデルとも同じです。

プロセッサ性能:A16チップがもたらす、圧倒的なパフォーマンス

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新型iPad(第11世代)は、A16 Bionicチップの搭載により、前世代から飛躍的にパフォーマンスが向上しました。

パワフルなA16 Bionicチップ、あらゆるタスクを軽々と

新型iPad(第11世代)には、A16 Bionicチップが搭載されています。このチップは、CPU、GPU、そしてNeural Engine(NPUに相当)を1つのパッケージに統合した、高性能かつ高効率なシステムオンチップ(SoC)です。

例えば、原神のような高負荷なゲームも、LumaFusionでの4K動画編集も、Procreateでのイラスト制作も、あらゆるタスクを、より速く、よりスムーズに、そしてより少ない消費電力で実行できます。

CPU:前世代から大幅なパフォーマンス向上

A16 Bionicチップは、5コアCPUを搭載。前世代のiPad(第10世代)に搭載されていたA14 Bionicチップと比較して約30%、さらに第9世代iPadのA13 Bionicチップと比較すると、最大50%もパフォーマンスが向上しています。

例えば、Microsoft Wordでのレポート作成や、Safariでの複数タブを開いてのウェブブラウジングなど、iPadOSでの日常的な操作はもちろん、Morpholio Traceのようなプロフェッショナル向けのアプリの使用も、より快適に行えるようになりました。

GPU:ゲームも、クリエイティブも、思いのまま

4コアGPUを搭載したA16 Bionicチップは、グラフィック処理能力も大幅に向上。例えば、Asphalt 9: Legendsのようなグラフィックを駆使した最新のゲームも、より高いフレームレートで、より美しく楽しむことができます。

また、Adobe Premiere Rushでの動画編集や、Shapr3Dでの3Dモデリングなど、クリエイティブな作業も、より快適に行えるようになりました。

Neural Engine:機械学習で、スマートな体験を

A16 Bionicチップには、16コアのNeural Engineを搭載。これは、機械学習タスクを高速かつ効率的に処理するための専用プロセッサです。例えば、写真アプリでのテキスト認識表示(Live Text)による写真やビデオ内のテキスト操作、Siriによる音声認識、Pixelmator Proでの画像処理など、さまざまな機能が、よりスムーズに、そしてより賢く動作します。

圧倒的なパフォーマンス、あらゆるシーンで

Appleは、A16 Bionicチップを搭載した新型iPadは、「最も販売台数が多いAndroidタブレット(Snapdragon 695搭載)」よりも最大6倍高速であるとアピールしています。

例えば、GoodNotes 5でのノート作成、Keynoteでのプレゼンテーション資料の作成、複数のアプリを同時に使用するマルチタスク、DaVinci Resolveでの4Kビデオの編集など、あらゆるシーンでその真価を発揮します。

Antutuベンチマーク

新型iPad(第11世代)が登載するApple A16 BionicチップはAntutu V10 ベンチマーク総合で約150万前後を記録しています。

同じプロセッサはiPhone 15,iPhone 15 Plus,iPhone 14 Pro,iPhone 14 Pro Maxにも登載されています。

例: Antutu V10 総合で「1475147」、CPUで「383428」、GPUで「518766」、MEMで「238118」、UXで「334835」

一方、前モデル「iPad(第10世代)」はApple A14 Bionicチップを搭載し、Antutu V10 ベンチマーク総合のスコアで約100万以上を記録していました。

iPad(第11世代)は前モデルよりもスコアが約50万向上していることから、動作スピードが大幅に向上しているといえます。

Apple A16 Bionicチップ性能を比較

iPad(第11世代)が登載するApple A16 Bionicチップはどのくらいの性能なのでしょうか?他のApple製チップセットと比較してみました。

CPUランキング

※Antutuベンチマーク総合スコアで比較したものです。

  1. M4 チップ・・Antutu V10 総合で247万
  2. M2 チップ・・・Antutu V10 総合で218万
  3. M1 チップ・・・Antutu V10 総合で170万
  4. A16 Bionicチップ・・・Antutu V10 総合で150万 前後
  5. A15 Bionic チップ・・・Antutu V10 総合で130万
  6. A14 Bionicチップ・・・Antutu V10 総合で100万

比較から分かること

A16 Bionicの相対的な性能

A16 Bionicチップは、Antutu V10総合スコアで約150万点を記録しています。これは、Appleの最新チップであるM4(247万点)やM2(218万点)と比較すると低いスコアです。さらに、M1チップ(170万点)よりも低い性能を示しています。

これらのMシリーズチップは、主にiPad ProやMacBookなどの高性能デバイスに搭載されていることを考えると、A16 Bionicは、主にiPhoneに搭載されるチップとして、電力効率と性能のバランスを重視した設計になっていると考えられます。

Aシリーズチップとの比較

A16 Bionicは、前世代のA15 Bionicチップ(130万点)と比較すると、スコアが向上しており、処理能力が進化していることがわかります。また、A14 Bionicチップ(100万点)と比較すると、大幅な性能向上が見られます。
このことから、A16 Bionicは、Aシリーズチップの進化の過程で、着実に性能を向上させてきたことがわかります。

まとめ

Antutuベンチマークのスコアだけをみれば、A16 Bionicチップは、Mシリーズチップと比較すると性能面で劣るものの、スマートフォン向けのチップとしては、高いパフォーマンスを発揮すると結論づけられます。そして、前世代のチップと比較して、着実に性能が向上していることが確認できます。

ゲーム性能

Antutu V10の総合スコアが約147万点、特にGPUスコアが約52万点と高いことから、A16 Bionicは、高いグラフィック処理能力を持っていることがわかります。特にGPU性能は、ゲームの滑らかさやグラフィックの美しさに直結するため、A16 Bionicが多くのゲームで高いパフォーマンスを発揮できる裏付けとなります。

人気ゲームタイトルのFPS

  • 原神(オープンワールドアクションRPG):広大な世界を自由に冒険できる美しいグラフィックが特徴。A16 Bionicでは、中画質設定で平均50-60FPS前後を維持できるでしょう。最高画質設定では、場面によっては40FPS台に低下することもありますが、十分にプレイ可能です。
  • 崩壊:スターレイル(ターン制RPG):戦略性の高いバトルと魅力的なキャラクターが特徴。A16 Bionicでは、高画質設定で60FPSを安定して維持できるでしょう。
  • 鳴潮 (Wuthering Waves) (オープンワールドアクションRPG):原神に似たゲームシステムで、ハイクオリティなグラフィックと爽快なアクションが特徴。中高画質設定で平均40-50FPS前後で動作するでしょう。非常に高いグラフィック設定にした場合、FPSは下がる可能性があります。
  • タワーオブファンタジー(オープンワールドRPG):SF風の世界観で、自由度の高いキャラクタークリエイトと多人数での協力プレイが魅力。A16 Bionicでは、中画質設定で50-60FPS前後、高画質設定でも40-50FPS程度でプレイ可能でしょう。

バトルロイヤルゲームのFPS

  • フォートナイト(バトルロイヤルTPS):建築要素を駆使したユニークなバトルロイヤルゲームです。A16 Bionicでは、設定を調整することで、60FPSでの安定したプレイが可能です。
  • Apex Legends Mobile(バトルロイヤルFPS):個性的なキャラクターとスピーディーなアクションが特徴。A16 Bionicでは、中~高画質設定で60FPS前後でのプレイが可能です。
  • PUBG Mobile(バトルロイヤルTPS):リアルなグラフィックと戦略的なゲームプレイが特徴。A16 Bionicでは、最高画質設定で60FPSを維持できます。HDR設定でも滑らかな動作が期待できます。
  • Call of Duty: Mobile(FPS):多彩なモードと武器カスタマイズが楽しめる人気FPS。A16 Bionicでは、高画質設定で60FPSを安定して維持できます。
  • 荒野行動(バトルロイヤルTPS):広大なマップで100人のプレイヤーが最後の1人になるまで戦う。A16 Bionicでは、最高画質設定でも60FPSを安定して維持でき、非常に快適なプレイが可能です。

ストレージ:より自由に、より多くのデータを。ストレージの選択肢と魅力

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新型iPad(第11世代)は、ストレージ容量の選択肢を拡げ、価格面でも魅力的な選択肢を提供することで、より多くのユーザーのニーズに応えられるようになりました。

128GB:より手軽に、iPadの世界へ

最も手頃な価格の128GBモデルは、前モデルの64GBモデルと同じスタート価格である58,800円(税込、Wi-Fiモデル)で提供。

例えば、iCloudやGoogle Driveなどのクラウドストレージをメインで利用し、iPadでは主にSafariでウェブサイトを閲覧したり、YouTubeで動画を視聴したりする方にとって、ストレージ容量は2倍に増えながらも価格は据え置きという、非常に魅力的な選択肢です。

256GB:バランスの取れた、安心のストレージ

「256GBモデル」は、より多くのデータをローカルに保存したい方に最適。価格は74,800円(税込、Wi-Fiモデル)と、前モデルの256GBモデルよりも値下げされ、よりお求めやすくなりました。

例えば、GoProで撮影した動画をiMovieで編集したり、Amazon Photosにバックアップした大量の写真をiPadで閲覧・編集したりする方にとって、バランスの取れた、安心のストレージ容量と言えるでしょう。

512GB:大容量を求める、プロフェッショナルへ

新たに加わった「512GBモデル」は、iPadをクリエイティブな作業やビジネスシーンでフル活用したいプロフェッショナルユーザーに最適。110,800円(税込、Wi-Fiモデル)という価格は、大容量ストレージを必要とするユーザーにとって、非常に魅力的。

例えば、Procreateで高解像度のイラストを制作したり、LumaFusionで4K動画を編集したり、Microsoft Excelで大規模なデータファイルを管理したりするなど、あらゆるニーズに対応できます。

Wi-Fi + Cellularモデルと学割:いつでもどこでも、お得に

「Wi-Fi + Cellularモデル」は、128GBモデルが84,800円(税込)から。例えば、docomo、au、SoftBank、楽天モバイルなどのキャリアと契約すれば、外出先でも高速なインターネット通信を利用できます。256GBおよび512GBモデルの価格は、情報ソースによって一貫していないため、購入時に確認が必要です。

学生・教職員向けの特別価格も用意されており、Wi-Fiモデルの128GBは54,800円(税込)から、Wi-Fi + Cellularモデルは80,800円(税込)からと、さらにお得に。例えば、大学のオンライン授業やレポート作成にiPadを活用できます。

ストレージを比較

  • 1.「iPad(第11世代)」・・・ 128GB、256GB、512GB
  • 2.「iPad(第10世代)」・・・64GB,256GB
  • 3.「iPad(第9世代)」・・・64GB,256GB
  • 4.「iPad(第8世代)」・・・32GB,128GB

新型iPad(第11世代)は、iPad(第10世代)およびiPad(第9世代)にはない512GBの大容量ストレージの選択肢があります。これにより、より多くの写真、ビデオ、アプリ、その他のデータを保存することができます。また、iPad(第11世代)の最小ストレージ容量は128GBであり、iPad(第10世代)とiPad(第9世代)の最小ストレージ容量である64GBの2倍の容量となっています。

iPad(第8世代)と比較すると、iPad(第11世代)はすべてのストレージオプションでより大きな容量を提供しています。特に、iPad(第8世代)の最大容量は128GBですが、iPad(第11世代)は最小容量が128GB、最大容量が512GBと、より多くのデータを保存したいユーザーにとって、幅広い選択肢があります。

まとめ

iPad(第11世代)は、他のモデルと比較して、より大容量のストレージオプションを提供している点が大きな特徴です。特に、512GBモデルの存在は、大量のデータを扱うユーザーにとって魅力的です。また、最小ストレージ容量も128GBと大きいため、より多くのデータを保存できるという安心感があります。

カメラ:高性能で日常を鮮やかに切り取る

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新型iPad(第11世代)のカメラは、背面、前面ともに高性能で、日常の様々なシーンを美しく、そしてスマートに記録できます。

背面カメラ:見たままを、美しく、鮮明に

新型iPad(第11世代)の背面には、1200万画素広角カメラを搭載。例えば、旅行先で美しい風景を撮影する際、ƒ/1.8の明るい絞り値を持つ5枚構成のレンズが、光をたっぷりと取り込み、夕暮れ時の空のグラデーションも、暗い場所でもノイズの少ない、美しい写真として残せます。

最大5倍のデジタルズーム、Focus Pixelsによる高速オートフォーカス、そして最大6300万画素のパノラマ撮影など、多彩な機能を搭載。例えば、運動会で走る子供の姿を、スマートHDR 4が、明暗差の大きいシーンでも白飛びや黒つぶれを抑え、より自然で豊かな階調表現で捉えます。

多彩な撮影モードで、クリエイティビティを刺激

自動手ぶれ補正機能バーストモードを使えば、ペットの愛らしい仕草もブレなく、シャッターチャンスを逃さず捉えられます。写真へのジオタグ添付にも対応し、撮影場所を地図アプリで確認することも可能です。画像フォーマットは、高画質のHEIFと汎用性の高いJPEGに対応しています。

高画質ビデオ撮影で、思い出を鮮やかに記録

動画撮影機能も充実。例えば、4Kビデオ撮影で、家族旅行の思い出を映画のようなクオリティで記録できます(24fps、25fps、30fpsまたは60fps)。

1080p HDビデオ撮影(25fps、30fpsまたは60fps)、720p HDビデオ撮影(30fpsまたは60fps)にも対応し、用途に合わせて画質を選択可能。1080p(120fpsまたは240fps)のスローモーションビデオ撮影では、水しぶきが上がる瞬間や、鳥が羽ばたく様子など、日常の何気ない瞬間を印象的な映像作品に変えられます。

また、手ぶれ補正機能を使ったタイムラプスビデオや、最大30fpsビデオ拡張ダイナミックレンジにも対応し、例えば、雲の流れや街の風景の変化をプロのような映像で表現できます。

さらに、映画レベルのビデオ手ぶれ補正(1080pと720p)、連続オートフォーカスビデオ再生ズームなど、高度な機能も搭載。ビデオ撮影フォーマットは、高効率のHEVCと広く普及しているH.264に対応しています。

前面カメラ:オンラインコミュニケーションを、より快適に

前面には、横向きに配置された1200万画素のセンターフレームカメラを搭載。ƒ/2.4の絞り値とスマートHDR 4により、例えば、オンライン飲み会で、明るく自然な色合いで、美しい自分の姿を相手に届けられます。1080p HDビデオ撮影(25fps、30fpsまたは60fps)にも対応し、ZoomやMicrosoft Teamsを使った高品質なビデオ会議が可能です。

センターフレーム機能で、常に主役に

この前面カメラの最大の特徴は、センターフレーム機能です。FaceTimeなどのビデオ通話中に、例えば、あなたが部屋の中を歩き回ったり、複数人で通話に参加したりしても、自動的にカメラが追従・調整し、常にフレームの中央に捉え続けます。

また、手ぶれ補正機能付きタイムラプスビデオ、最大30fpsのビデオ拡張ダイナミックレンジ、映画レベルのビデオ手ぶれ補正(1080pと720p)、レンズ補正、Retina Flash、自動手ぶれ補正、バーストモードなど、多彩な機能も搭載しています。

カメラの画素数を比較

  • 1.「iPad(第11世代)」・・・背面:12MP / 前面12MP (横向き)
  • 2.「iPad(第10世代)」・・・背面:12MP / 前面12MP (横向き)
  • 3.「iPad(第9世代)」・・・背面:8MP / 前面12MP
  • 4.「iPad(第8世代)」・・・背面:8MP / 前面1.2MP

iPad(第11世代)とiPad(第10世代)は、iPad(第9世代)とiPad(第8世代)と比較して、背面カメラの画素数が400万画素多く、より高精細な写真撮影が可能です。

また、iPad(第11世代)とiPad(第10世代)は、12MP(1,200万画素)の前面カメラを搭載し、さらに、カメラがデバイスの横向きの側面に配置されています。これはビデオ通話などの際に、より自然な目線を保てるように設計されているためです。

まとめ

iPad(第11世代)は、iPad(第10世代)と同じく、背面カメラと前面カメラの両方で高画素数を実現し、さらに前面カメラを横向きに配置することで、ビデオ通話などの使い勝手を向上させています。

iPad(第9世代)と比較すると、背面カメラの画素数が多く、より高画質な写真撮影が可能です。iPad(第8世代)と比較すると、背面カメラ、前面カメラともに大幅に画素数が向上しており、特に前面カメラの性能差は非常に大きいです。

オーディオ:臨場感あふれるサウンド体験を、どこでも

iPad 11

新型iPad(第11世代)は、横向きステレオスピーカーとデュアルマイク、そして最新のBluetooth 5.3によって、高品質なオーディオ体験を提供します。

横向きステレオスピーカーが生み出す、広がりのあるサウンド

新型iPad(第11世代)は、横向きに配置されたステレオスピーカーを搭載。例えば、Netflixで映画を鑑賞する際、左右から聞こえる銃声や爆発音などが、まるで映画館にいるかのような臨場感を演出します。Apple Musicで音楽を聴く際も、ボーカルや楽器の音がクリアに分離し、より音楽に没頭できるでしょう。

クリアな音声を届ける、デュアルマイク

通話、ビデオ撮影、オーディオ録音のために、デュアルマイクを内蔵。例えば、オンライン英会話レッスンを受ける際、周囲の騒音を低減し、あなたの声をクリアに相手に届けます。GarageBandで楽器演奏を録音する際も、クリアな音質で記録できます。

ワイヤレスで、自由に音楽を楽しむ

新型iPad(第11世代)は、Bluetooth 5.3に対応。前モデルのBluetooth 5.2からバージョンアップし、例えば、AirPods ProやBeats Studio Budsなどのワイヤレスイヤホンと接続すれば、より安定した接続と低遅延で、Spotifyの高音質な音楽を自由に楽しめます。

外部オーディオ機器との接続

近年のiPadモデルの傾向として、新型iPad(第11世代)には3.5mmイヤホンジャックは搭載されていないと考えられます。有線イヤホンやヘッドホンを使用する場合は、例えば、Belkin USB-C to 3.5mm Audio AdapterのようなUSB-Cポートに接続するタイプの変換アダプタを利用する必要があります。

スピーカー・オーディオを比較

  • 1.「iPad(第11世代)」・・・ステレオスピーカー(横向き)
  • 2.「iPad(第10世代)」・・・ステレオスピーカー(横向き)
  • 3.「iPad(第9世代)」・・・ステレオスピーカー
  • 4.「iPad(第8世代)」・・・ステレオスピーカー

iPad(第11世代)とiPad(第10世代)は、どちらもステレオスピーカーを搭載しており、さらに横向きに配置されています。これにより、動画視聴時などに、より臨場感のあるサウンド体験ができます。

一方、iPad(第9世代)とiPad(第8世代)もステレオスピーカーを搭載していますが、横向きではありません。

まとめ

iPad(第11世代)は、iPad(第10世代)と同様に、横向きに配置されたステレオスピーカーを採用することで、動画コンテンツなどを楽しむ際のオーディオ体験を向上させています。

iPad(第9世代)とiPad(第8世代)もステレオスピーカーですが横向きに配置されていないため、iPad(第11世代)およびiPad(第10世代)と比較して、没入感が劣ります。

通信性能:いつでも、どこでも、つながる。より高速に進化

新型iPad(第11世代)は、Wi-Fi 6、eSIM対応のCellularモデル、そしてBluetooth 5.3によって、あらゆる場所で快適なオンライン体験を提供します。

Wi-Fi 6で、さらに高速・安定したワイヤレス接続

新型iPad(第11世代)は、Wi-FiモデルとWi-Fi + Cellularモデルの2つのラインナップで、どちらのモデルも最新のWi-Fi規格であるWi-Fi 6(802.11ax)に対応。

例えば、自宅でYouTubeの4K動画を視聴したり、Call of Duty: Mobileのようなオンラインゲームをプレイしたりする際、Wi-Fi 6は、従来のWi-Fi規格よりも高速で安定した通信を実現し、快適なワイヤレスインターネット接続を提供します。

また、2×2 MIMO技術により、データ転送速度と信頼性が向上。同時デュアルバンド(2.4GHzと5GHz)対応で、例えば、電子レンジなどの電波干渉を受けやすい環境でも、電波状況に応じて最適な周波数帯を自動的に選択し、安定した接続を維持します。

Wi-Fi + Cellularモデル:場所を選ばない、自由なモバイル通信

Wi-Fi + Cellularモデルを選べば、Wi-Fi環境がない場所でも、携帯電話ネットワークを利用してインターネットに接続できます。eSIMのみに対応しており、例えば、海外旅行時に、現地の通信プランを契約すれば、物理的なSIMカードを入れ替える手間なく、手軽にインターネットを利用できます。

日本の主要キャリアに対応、幅広いエリアで快適通信

日本の主要な携帯電話キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル)の主要な4G/5Gバンドに広く対応。例えば、出張先のホテルや移動中の新幹線など、都市部はもちろん、地方や屋内でも、安定した通信環境を利用できる可能性が高いでしょう。

特に、4Gのプラチナバンド(ドコモBand 19、au Band 18/26、ソフトバンクBand 8)全てに対応しているため、電波が届きにくい場所でも比較的繋がりやすいと考えられます。

ただし、快適なモバイル通信を利用するためには、ご自身のSIMプランがiPadの対応バンドに合っているかを確認することが重要です。※スペックの下で、対応バンドの詳細を解説しています。

Bluetooth 5.3で、周辺機器との連携もスムーズ

新型iPad(第11世代)は、全モデルでBluetooth 5.3をサポート。例えば、Apple PencilやMagic Keyboard FolioなどのBluetooth対応デバイスとの接続が、前モデルのBluetooth 5.2から進化し、より安定し、低遅延で行えます。

Zoomでのオンライン会議中に、ワイヤレスイヤホンでクリアな音声を聞きながら、Apple Pencilでメモを取る、といった使い方もスムーズに行えます。

通信性能を比較

  • 1.「iPad(第11世代)」・・・Wi-Fi 6、Bluetooth 5.3(Wi-Fi + Cellularモデルは5G通信対応)
  • 2.「iPad(第10世代)」・・・Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2(Wi-Fi + Cellularモデルは5G通信対応)
  • 3.「iPad(第9世代)」・・・Wi-Fi 5、Bluetooth 4.2(Wi-Fi + Cellularモデルは4G通信対応)
  • 4.「iPad(第8世代)」・・・Wi-Fi 5、Bluetooth 4.2(Wi-Fi + Cellularモデルは4G通信対応)

iPad(第11世代)は、最新のWi-Fi 6Bluetooth 5.3に対応することで、より高速で安定したワイヤレス通信を実現しています。特に、Wi-Fi + Cellularモデルでは5G通信に対応しているため、外出先でも高速なデータ通信が可能です。

iPad(第10世代)と比較すると、Bluetoothのバージョンがわずかに新しいです。iPad(第9世代)およびiPad(第8世代)と比較すると、Wi-Fi、Bluetooth、モバイル通信(Wi-Fi + Cellularモデル)のすべての面で、iPad(第11世代)が優れた通信性能を持っていることがわかります。

バッテリー:一日中、安心して使える頼もしさ・充電も高速

新型iPad(第11世代)は、日常的な利用において十分なバッテリー駆動時間を持ち、同梱のUSB-C電源アダプタやUSB-Cケーブルを使って手軽に充電することができます。

長時間使えるバッテリー、アクティブな一日をサポート

新型iPad(第11世代)は、28.93Whのリチャージャブルリチウムポリマーバッテリーを内蔵。例えば、朝からカフェでレポートを作成し、移動中に映画を鑑賞、夜は自宅でオンラインゲームを楽しんでも、Wi-Fi環境でのインターネット利用やビデオ再生なら最大10時間、

Wi-Fi + Cellularモデルで携帯電話データネットワークを利用した場合でも最大9時間という、長時間のバッテリー駆動を実現しています。

この優れたバッテリー性能は、搭載されているSoCの高い電力効率によって支えられており、出張や旅行など、外出先でも、一日中安心してiPadを使い続けることができます。

USB-Cで、スマートに充電

充電は、本体に搭載されたUSB-Cポートを通じて行います。例えば、Anker Nano II 45WのようなUSB-C充電器を使えば、より高速に充電できます。

製品には、1mのUSB-C充電ケーブルと20W USB-C電源アダプタが同梱されているため、購入後すぐに充電を開始できます。同梱の電源アダプタを使えば、効率よく、スピーディーに充電可能。

また、USB-CポートUSB 2.0に対応しており、最大480Mb/sのデータ転送も可能です。MacBookなどのコンピュータに接続して充電することもできるため、場所を選ばず、柔軟な充電方法を選択できます。

バッテリー駆動時間はそのままに、電力効率を向上

バッテリー容量はわずかに増加したものの、バッテリー駆動時間は前モデルから変わらず、最大10時間のビデオ再生などを実現しています。これは、SoCの電力効率が向上したことによるもので、例えば、同じ動画を視聴しても、バッテリーの減りが少なくなっています。

バッテリー・充電を比較

  • 1.「iPad(第11世代)」・・・28.93Wh(最大10時間)/USB-C充電
  • 2.「iPad(第10世代)」・・・28.6Wh(最大10時間)/USB-C充電
  • 3.「iPad(第9世代)」・・・32.4Wh(最大10時間)/Lightning充電
  • 4.「iPad(第8世代)」・・・32.4Wh(最大10時間)/Lightning充電

iPad(第11世代)は、iPad(第10世代)とほぼ同じバッテリー性能と充電方式(USB-C)を備えています。

iPad(第9世代)とiPad(第8世代)と比較すると、バッテリー容量では劣るものの、最大駆動時間は同じであり、充電方式ではより新しいUSB-Cを採用しているため、利便性が高いと言えます。

スタイラスペンとキーボード:創造性と生産性を高める、Apple PencilとMagic Keyboard Folio

Apple PencilとMagic Keyboard Folioは、新型iPad(第11世代)の可能性をさらに広げる、強力なアクセサリーです。

Apple Pencil:直感的で、なめらかな書き心地

iPad 11

新型iPad(第11世代)は、Apple Pencil(USB-C)Apple Pencil(第1世代)に対応し、創造性をさらに広げます。例えば、「GoodNotes 5」で手書きのノートを取ったり、「Procreate」でイラストを描いたり、「PDF Expert」で書類に注釈を加えたり、まるで紙とペンを使うように自然な作業が可能です。

Apple Pencil(USB-C)は、マグネットでiPad本体に装着でき、ワイヤレスで充電が可能。いつでも、どこでも、すぐに使い始めることができます。

Apple Pencil(第1世代)を使用する場合は、別売りのUSB-C – Apple Pencilアダプタが必要になります。ただし、Apple Pencil Proは非対応ですので、ご注意ください。

Magic Keyboard Folio:iPadを、ノートPCのように

iPad 11

別売りのMagic Keyboard Folioを使えば、新型iPad(第11世代)をノートPCのように活用できます。例えば、大学のレポートやビジネス文書の作成、長文のメール返信も、フルサイズのキーボードで快適にタイピングできます。

どこでもクリックできるトラックパッドは、「Pages」や「Numbers」での書類編集、「Safari」でのウェブサイト閲覧をより効率的にします。さらに、14個のファンクションキーを備え、音量調整や画面の明るさ調整、Spotlight検索など、さまざまな操作をワンタッチで行えます。

フレキシブルなデザイン、使い方は自由自在

Magic Keyboard Folioは、キーボード部分とiPadを保護するバックパネルの2つのパーツに分かれる、フレキシブルなデザイン。例えば、動画鑑賞やビデオ通話の際は、バックパネルの角度調整可能なスタンドでiPadを見やすい角度に固定し、キーボードを取り外して使うことができます。マグネットで簡単に着脱できるため、シーンに合わせて使い方を自由に変えられます。

ペアリング不要、すぐに使える

Magic Keyboard Folioは、iPadとのペアリングや充電は不要。Smart Connectorで接続するため、取り付けるだけですぐに使用できます。例えば、急いでいる時でも、すぐにタイピングを開始できます。

OS:新型iPad(第11世代):iPadOS 18が引き出す、無限の可能性

iPadOS 18は、新型iPad(第11世代)の性能を最大限に引き出し、ユーザーの作業効率、創造性、そしてエンターテインメント体験を、新たな次元へと導きます。

新型iPad(第11世代)、iPadOS 18を搭載。iPadの大きなディスプレイ、パワフルなチップ、そしてApple Pencilなどのアクセサリーの能力を最大限に引き出すために設計された、専用のオペレーティングシステムです。

例えば、「GoodNotes 5」や「Notability」などのノートアプリ、「Procreate」や「Affinity Designer」などのクリエイティブアプリ、「Microsoft Office」スイートなど、

最初から組み込まれているさまざまなアプリ、そしてApp Storeからダウンロードできる豊富なアプリが、あなたの創造性と生産性を新たなレベルへと引き上げます。

計算機アプリ:Apple Pencilで、数学をもっと自由に

iPadOS 18で、計算機アプリが大きく進化。例えば、数学の宿題や研究データの計算も、Apple Pencilを使えば、紙に書くように数式を手書きで入力でき、その答えが瞬時に、しかも手書き風のフォントで表示されます。

変数の作成やグラフの挿入も、例えば、グラフの傾きや切片を直感的に変更できます。計算機能はメモアプリ内でも利用可能で、例えば、会議の議事録を取りながら、売上データの計算もスムーズに行えます。

メモアプリ:手書きの可能性を、さらに広げる

メモアプリもさらに使いやすく進化。スマートスクリプト機能により、Apple Pencilで書いた文字が、リアルタイムでより滑らかに、そして読みやすく自動的に整えられます。例えば、走り書きのメモも、後から簡単に見返せます。

手書きテキストの編集、スペースの挿入、タイプ入力したテキストの手書き風ペーストなど、例えば、アイデアをブレインストーミングする際も、これまで以上に自由自在にメモを編集できます。

音声録音と文字起こし:大切な情報を、逃さない

講義や会議、インタビューなど、重要な会話を録音し、同時に文字起こしを行うことができます。例えば、大学の講義を録音し、後から重要なポイントをテキスト検索ですぐに見つけ出すことが可能です。

音声と文字起こしは同期されるため、録音内の特定の瞬間を、キーワード検索ですぐに再生できます。

ホーム画面とコントロールセンター:自分好みにカスタマイズ

ホーム画面とコントロールセンターのカスタマイズ性が向上。アプリのアイコンやウィジェットの外観(ダークモード、色合い調整)やサイズを変更したり、

例えば、よく使うアプリをコントロールセンターに追加したりと、自分にとって最も使いやすいiPadを作り上げることができます。

マルチタスクで、作業効率を最大化

iPadOSは、複数のアプリを同時に使用するマルチタスク機能も強力です。例えば、「Safari」でウェブサイトを参照しながら、「Pages」でレポートを作成したり、「Zoom」でビデオ会議に参加しながら、「Keynote」でプレゼンテーション資料を共有したりと、さまざまな作業をシームレスに行えます。

iPad(第11世代)のデメリット

iPad 11

新型iPad(第11世代)は、多くの魅力を持つ一方で、購入前に検討すべきいくつかの注意点があります。ここでは、前モデルであるiPad(第10世代)との比較を中心に、主なデメリットを詳しく解説します。

Apple Intelligence非対応:最新AI機能は利用不可

iPad(第10世代)も同様ですが、新型iPad(第11世代)は、Appleが提供予定のAIサービス「Apple Intelligence」に非対応です。最新のAI機能をフル活用したい場合は、Mシリーズチップを搭載するiPad ProやiPad Airを検討する必要があるでしょう。

Face ID非搭載:iPad(第10世代)と同様、Touch IDのみ

iPad(第10世代)と同様に、新型iPad(第11世代)もFace ID(顔認証)には対応していません。生体認証は、トップボタンに内蔵されたTouch ID(指紋認証)のみとなります。

Apple Pencil Pro非対応:iPad(第10世代)と同じ制限

新型iPad(第11世代)は、iPad(第10世代)と同じく、Apple Pencil Proに対応していません。利用できるのは、Apple Pencil(USB-C)とApple Pencil(第1世代)のみ。Apple Pencil(第1世代)の使用には、別売りのUSB-C – Apple Pencilアダプタが必要です。

USB-Cポートの速度制限:iPad(第10世代)と同等のUSB 2.0

iPad(第10世代)と同様に、新型iPad(第11世代)のUSB-CポートはUSB 2.0(最大480Mb/s)の速度に留まります。高速なデータ転送を頻繁に行う場合は、上位モデルのiPad Proなどが適しているでしょう。

ディスプレイとカメラ:iPad(第10世代)から大きな進化なし

ディスプレイの基本的なスペック(解像度、輝度など)や、カメラの画素数などは、iPad(第10世代)から大きな変更はありません。iPad(第10世代)からの乗り換えを検討している場合、この点は大きな魅力にはならないかもしれません。

デザインの継続:iPad(第10世代)とほぼ同じ外観

新型iPad(第11世代)の外観デザインは、iPad(第10世代)とほぼ同じです。新鮮味を求めるユーザーには、物足りなく感じる可能性があります。

バッテリー駆動時間:iPad(第10世代)と同等レベル

新しいA16チップを搭載していますが、バッテリー駆動時間はiPad(第10世代)と同等レベルです。

イヤホンジャック非搭載:iPad(第10世代)と同様

iPad(第10世代)と同様に、新型iPad(第11世代)も3.5mmイヤホンジャックは搭載していません。有線イヤホンを使用する場合は、USB-C接続のイヤホンや変換アダプタが必要です。

まとめ:iPad(第10世代)からの乗り換えは慎重に

新型iPad(第11世代)は、iPad(第10世代)からプロセッサが進化し、一部機能が向上していますが、劇的な変化はありません。iPad(第10世代)からの乗り換えを検討している場合は、これらのデメリットや変更点を十分に理解し、自身のニーズに合っているかを慎重に判断することが重要です。

もし、より高いパフォーマンスや最新機能を求めるのであれば、iPad AirやiPad Proなどの上位モデルも検討することをおすすめします。

iPad(第11世代)のスペック

  • ディスプレイ: 11インチLiquid Retinaディスプレイ、IPSテクノロジー搭載LEDバックライトMulti-Touchディスプレイ、2,360 x 1,640ピクセル解像度、264ppi、True Tone、500ニトの輝度、耐指紋性撥油コーティング
  • プロセッサ: A16 Bionicチップ
  • GPU: 4コア GPU
  • RAM: 不明(※4GBとの情報あり)
  • ストレージ: 128GB、256GB、512GB
  • バッテリー: 28.93Whリチャージャブルリチウムポリマーバッテリー内蔵
  • 駆動時間: Wi-Fiでのインターネット利用、ビデオ再生:最大10時間、携帯電話データネットワークでのインターネット利用(Wi-Fi + Cellularモデル):最大9時間
  • 充電: USB-Cポート
  • 背面カメラ: 12MP広角カメラ、ƒ/1.8絞り値、最大5倍のデジタルズーム、5枚構成のレンズ、Focus Pixelsを使ったオートフォーカス、パノラマ(最大63MP)、スマートHDR 4、自動手ぶれ補正、バーストモード、4Kビデオ撮影(24fps、25fps、30fpsまたは60fps)、1080p HDビデオ撮影、720p HDビデオ撮影、1080pスローモーションビデオ
  • 前面カメラ: 12MPセンターフレームカメラ(横向き)、ƒ/2.4絞り値、スマートHDR 4、1080p HDビデオ撮影、手ぶれ補正機能を使ったタイムラプスビデオ、ビデオの拡張ダイナミックレンジ、映画レベルのビデオ手ぶれ補正、レンズ補正、Retina Flash、自動手ぶれ補正、バーストモード
  • ワイヤレス通信: 2×2 MIMO対応Wi-Fi 6(802.11ax)、同時デュアルバンド、Bluetooth 5.3、Wi-Fi + Cellularモデルは4×4 MIMO対応5G(sub-6 GHz)、4×4 MIMO対応ギガビットLTE
  • Apple Pay: Touch IDを使った、アプリ内とウェブ上でのiPadによる支払い
  • インターフェース: USB-Cコネクタ、Smart Connector
  • センサー: Touch ID、3軸ジャイロ、加速度センサー、気圧計、環境光センサー
  • スタイラスペン: Apple Pencil(USB-C)に対応、Apple Pencil(第1世代)に対応(USB-C – Apple Pencilアダプタを使用)
  • キーボード: スピーカー: ステレオスピーカー(横向き)
  • マイク: 通話、ビデオ撮影、オーディオ録音のためのデュアルマイク
  • 生体認証: Touch ID(トップボタンに内蔵)
  • 音声認識: Siri(「Hey Siri」に対応)
  • OS: iPadOS 18
  • サイズ: 248.6mm x 179.5mm x 7mm
  • 重量: Wi-Fiモデル:477g、Wi-Fi + Cellularモデル:481g
  • カラー: シルバー、ブルー、ピンク、イエロー
  • 付属品: iPad、USB-C充電ケーブル(1m)、20W USB-C電源アダプタ
  • SIMカード: eSIM(物理的なSIMカードには非対応)

対応バンド: iPad 11 (モデルA3355)

iPad 11は5G通信に対応しています。

SIMは物理的なカードを必要としないeSIMに対応しています。

対応バンドは以下の通りです。

  • 5G NR:n1、n2、n3、n5、n7、n8、n12、n14、n20、n25、n26、n28、n29、n30、n38、n40、n41、n48、n66、n70、n71、n75、n76、n77、n78、n79
  • 4G FDD-LTE:バンド1、2、3、4、5、7、8、11、12、13、14、17、18、19、20、21、25、26、28、29、30、32、66、71 , TD-LTE:バンド34、38、39、40、41、42、48
  • 3G UMTS/HSPA/HSPA+/DC-HSDPA:850、900、1,700/2,100、1,900、2,100MHz

対応バンドの詳細

ドコモ:

  • 5G: n77, n78, n79に対応しており、主要なバンドをカバーしています。n28にも対応しています。
  • 4G: Band 1, 3, 19 (プラチナバンド), 21に対応、28にも対応しています。Band 19に対応しているため、地方や屋内でも繋がりやすいです。
  • 3G: 対応しています。

主要な5G、4Gバンドに対応しており、良好な通信が期待できます。

au:

  • 5G: n77, n78に対応しており、主要なバンドをカバーしています。n28にも対応しています。
  • 4G: Band 1, 18/26 (プラチナバンド)に対応、28にも対応しています。Band 18/26に対応しているため、地方や屋内でも繋がりやすいです。
  • TD-LTE: Band 41, 42に対応
  • 3G: 対応しています。

主要な5G、4Gバンドに対応しており、良好な通信が期待できます。

ソフトバンク:

  • 5G: n77,n3に対応、n28にも対応しています。
  • 4G: Band 1, 3, 8 (プラチナバンド)に対応、28にも対応しています。Band 8に対応しているため、地方や屋内でも繋がりやすいです。
  • TD-LTE: Band 41, 42に対応
  • 3G: 対応しています。

主要な5G、4Gバンドに対応しており、良好な通信が期待できます。

楽天モバイル:

  • 5G: n77に対応しています。
  • 4G: 自社回線のBand 3に対応しています。また、auローミングのBand 18/26に対応しているため、楽天モバイル回線エリア外でもau回線を利用できます。
  • 3G: 楽天モバイルは3Gサービスを提供していないため、対応していません(この端末の3G対応は影響しません)。
  • 5Gは主要バンドに対応、4Gは自社回線とauローミングでカバーされるため、利用可能です。

総合評価

提示された対応バンドは、日本の4キャリアの主要な4G/5Gバンドに広く対応しています。特に、4Gのプラチナバンド(ドコモBand 19、au Band 18/26、ソフトバンクBand 8)にすべて対応しているため、都市部だけでなく、地方や屋内でも比較的繋がりやすいと考えられます。

5Gもn77, n78といった主要なバンドに対応しており、ドコモのn79にも対応しています。楽天モバイルについても、自社回線とauローミングの両方で利用可能です。

結論

この端末は、日本の4キャリア全てで快適に利用できる可能性が高いです。

ただし、モバイル通信を利用するには、自分のSIMがスマホ側のバンドに対応している必要があります。

こちらのページで対応しているかどうかを確認できます。

ドコモ、ソフトバンク、au、楽天モバイル回線の「対応バンド」を詳細にチェック!

iPad(第11世代)の評価

iPad 11

8つの基準で「iPad(第11世代)」を5段階で評価してみました。

画面の見やすさ:★★★★☆ (4/5)

11インチLiquid Retinaディスプレイは高解像度で美しく、True Toneテクノロジーによる色温度調整も快適な視聴体験を提供します。しかし、第10世代と比較してディスプレイの進化は僅かであるため、星4つとしました。

スペック:★★★★☆ (4/5)

A16 Bionicチップの搭載により処理性能が大幅に向上した点は高評価です。ストレージ容量の選択肢が増えたことも魅力的。ただし、RAM容量が不明な点、USB-CポートがUSB 2.0に留まっている点は若干マイナスです。

デザイン:★★★★☆ (4/5)

洗練されたデザインと4色のカラーバリエーションは魅力的です。しかし、第10世代からの大きな変化がないため、星4つとしました。

耐久性: 記載なし (評価不可)

評価用.txtには耐久性に関する情報がないため、評価できません。

通信:★★★★☆ (4/5)

Wi-Fi 6とBluetooth 5.3への対応、5G通信のサポートは高速で安定した通信を実現します。eSIMのみの対応も利便性が高いです。

機能:★★★★☆ (4/5)

Apple PencilやMagic Keyboard Folioへの対応は、創造性と生産性を高めます。iPadOS 18も最新の機能を提供しますが、Apple Intelligence非対応はマイナスポイントです。

使いやすさ:★★★★☆ (4/5)

Touch IDによるスムーズなロック解除、横向きセンターフレームカメラによる快適なビデオ通話など、使いやすさに配慮された設計です。しかし、Face ID非搭載は一部ユーザーにとってデメリットとなるかもしれません。

価格:★★★★☆ (4/5)

前世代と同じ価格でストレージ容量が倍増している点は非常に魅力的です。上位モデルと比較しても価格競争力は高いと言えるでしょう。ただし、Apple PencilやMagic Keyboard Folioは別売りであるため、追加費用が必要となる場合もあります。

総評:★★★★☆ (4/5)

A16 Bionicチップへの変更による処理性能の向上とストレージ容量の増加は大きな魅力です。前世代と比較して価格据え置きでストレージが倍増している点は特に評価できます。

しかし、Apple Intelligence非対応、Face ID非搭載、Apple Pencil Pro非対応など、上位機種に劣る部分も考慮すると、満点とはいかないまでも、バランスの取れた優秀なタブレットと言えるでしょう。

iPad(第11世代)とiPad(第10世代)の違い

新型iPad(第11世代)は、iPad(第10世代)から、プロセッサ、ストレージ、一部機能が進化し、より魅力的なデバイスとなりました。特に、処理能力の向上とストレージ容量の増加は、多くのユーザーにとって大きなメリットとなるでしょう。以下、両モデルの「違い」に焦点を当てて解説します。

パフォーマンス:A16チップで処理能力が向上

新型iPad(第11世代)は、A16チップを搭載。iPad(第10世代)のA14 Bionicチップと比較して約30%高速化され、第9世代iPadのA13 Bionicチップと比較すると、最大50%ものパフォーマンス向上を実現しています。これにより、アプリの起動やマルチタスク、ゲームなどが、よりスムーズに動作します。

ストレージと価格:より大容量、またはより低価格な選択肢

新型iPad(第11世代)は、最小ストレージが128GBからとなり、iPad(第10世代)の64GBから倍増。それにも関わらず、スタート価格は58,800円(税込)からと据え置きです。256GBモデルは、iPad(第10世代)よりも1万円値下げされ、さらに、新たに512GBモデルがラインナップに追加されました。

ディスプレイ:わずかに大型化

新型iPad(第11世代)は、11インチのLiquid Retinaディスプレイを搭載。iPad(第10世代)の10.9インチから、わずかに大型化しました。ただし、解像度、輝度、True Tone対応などの基本的なスペックは変わりません。

Bluetooth:バージョンアップで接続性向上

新型iPad(第11世代)は、Bluetooth 5.3に対応。iPad(第10世代)のBluetooth 5.2よりも、ワイヤレスイヤホンなどとの接続が、より安定し、低遅延になります。

USB-Cポート:外部ディスプレイ出力が4K/60Hzに対応

新型iPad(第11世代)のUSB-Cポートは、引き続きUSB 2.0ですが、外部ディスプレイ出力が強化され、最大4K/60Hzに対応しました。iPad(第10世代)は最大4K/30Hzまたは1080p/60Hzでした。

カメラ:スマートHDRが進化

新型iPad(第11世代)は、メインカメラとフロントカメラともにスマートHDR 4に対応。iPad(第10世代)のスマートHDR 3から進化し、明暗差の大きいシーンでの写真やビデオの画質が向上しています。

バッテリー:容量は微増

新型iPad(第11世代)のバッテリー容量は28.93Whとなり、iPad(第10世代)の28.6Whからわずかに増加しました。ただし、バッテリー駆動時間は最大10時間と変わりません。

Wi-Fi + Cellularモデル:eSIMのみ、対応5Gバンド増加

新型iPad(第11世代)のWi-Fi + Cellularモデルは、eSIMのみに対応し、物理的なSIMカードは使用できません。また、対応する5G NRバンドが増加しています。

環境への配慮:再生素材の使用率向上

新型iPad(第11世代)は、筐体に100%再生アルミニウム、バッテリーに100%再生コバルトと95%以上再生リチウムを使用するなど、環境への配慮が強化されています。

まとめ:

新型iPad(第11世代)は、iPad(第10世代)から、プロセッサ、ストレージ、一部機能が進化し、より魅力的なデバイスとなりました。特に、処理能力の向上とストレージ容量の増加は、多くのユーザーにとって大きなメリットとなるでしょう。

iPad(第11世代)に最適な人は?

新型「iPad(第11世代)」は以下のような人に最適です。

高性能を求める人: A16 Bionicチップにより、前世代よりも高い処理能力を求める人、特にゲーム、動画編集、イラスト制作など負荷の高い作業を行う人に適しています。

ストレージ容量を重視する人: 前世代と同じ価格でストレージ容量が倍増しているため、写真、動画、アプリなどを多く保存したい人にとってコストパフォーマンスが高い選択肢となります。512GBモデルの追加により、さらに大容量を求めるニーズにも対応できます。

最新の通信規格を利用したい人: Wi-Fi 6、Bluetooth 5.3、5G(Cellularモデル)に対応しているため、高速で安定した通信環境を求める人に適しています。eSIMのみの対応も、海外旅行や出張が多い人にとって便利です。

Apple Pencilユーザー: Apple Pencil(第1世代、USB-C)に対応しているため、手書きメモ、イラスト制作、ドキュメントへの注釈などを快適に行いたい人に適しています。(ただし、Apple Pencil Proは非対応です。)

Magic Keyboard Folioユーザー: Magic Keyboard Folioと組み合わせることで、ノートパソコンのように快適なタイピング体験を求める人にも適しています。

コストパフォーマンスを重視する人: 前世代よりも高い性能とストレージ容量を持ちながら、価格が据え置き、または値下げされているため、コストパフォーマンスを重視する人にとって魅力的な選択肢となります。

iPad(第11世代)の価格は、58,800円です。

初期ストレージ容量が2倍の128GBに増量されていても価格が前モデルと同じになっているのでかなりお買い得があります。

また、やはりA16 Bionicチップに変更されたことで、Antutuスコアが約50万も向上しているなど、よりパワフルな動作が期待できるのも魅力です。

Antutu 総合スコアが150万前後であるなら、ゲーム、動画編集、3Dレンダリング、重い画像ファイルを使った編集などもサクサクです。

残念ながらApple Intelligenceには対応しませんが、それほど負荷のかからない作業であれば超高速に動作します。

11インチの美しいLiquid Retinaディスプレイと高音質なステレオスピーカー搭載で、動画視聴用のタブレットとしてもピッタリ!

最新の iPadOS 18 を搭載した11インチのiPadを使ってみたい人におすすめします。

iPad(第11世代)の価格・購入先

iPad 11

  • ※以前のモデルと同じスタート価格(58,800円)で初期ストレージ容量が2倍の128GBに増量されています。また、256GBモデルの価格は以前よりも引き下げられています。
  • ※Wi-Fiモデル、Wi-Fi + Cellularモデルの2種類が販売されます。
  • ※iPadの購入の際には、現在使用しているiPadを下取りに出すことで、新しいiPadの購入価格が割引になる場合があります。詳細はApple公式サイトで確認できます。
  • ※iPad用Magic Keyboard FolioやApple Pencilなどのアクセサリーも別途購入可能です。

Apple公式サイト

  • Wi-Fiモデル:128GB:58,800円、256GB:74,800円、512GB:110,800円
  • Wi-Fi + Cellularモデル:128GB:84,800円から、256GB:不明(価格の記載なし)、512GB:不明(価格の記載なし)
  • 学生・教職員価格:Wi-Fiモデル(128GB):54,800円から、Wi-Fi + Cellularモデル:80,800円から販売されます。

Apple公式サイトで「iPad(第11世代)」をチェックする

ECサイト

※販売予定です。

Amazonで「iPad 11」をチェックする

楽天市場で「iPad 11」をチェックする

ヤフーショッピングで「iPad 11」をチェックする

AliExpressで「iPad 11」をチェックする

米国 Amazon.comで「iPad 11」をチェックする

 

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おすすめの類似製品を紹介

iPad(第11世代)に似た性能をもつタブレットも販売されています。

iPad(第10世代)

Appleから発売された10.9インチのタブレットです(2022年10月26日 発売)。

iPadOS 16、Apple A14 Bionicチップ、Liquid Retina液晶(2360 x 1640 px)、64GB/256GB ストレージ、28.6Whバッテリー、背面12MPのメインカメラ、前面12MPのフロントカメラ(横向き配置)を搭載しています。

また、スタイラスペン: Apple Pencil(第1世代・別売)、キーボード: 「Magic Keyboard Folio」(別売)、ステレオスピーカー(横向き)、

音声アシスタント Siri、Touch ID、Apple Pay、USB-Cコネクタ(DisplayPort映像出力/充電)、Smart Connector、5G通信(対応モデルのみ)、Wi-Fi 6 、MIMO対応HT80、Bluetooth 5.2に対応しています。

価格は、Amazonで58,800円、楽天市場で54,500円(送料無料)、ヤフーショッピングで58,140円、AliExpressで59,034円、、です。

関連記事:iPad(第10世代)レビュー!Antutuベンチマークでゲーム性能を検証

Galaxy Tab A9+

サムスンから発売されたAndroid 14 (※発売時はAndroid 13) + One UI 5.1を搭載した11型のタブレットです(2024年1月以降に日本で発売)。

Qualcomm Snapdragon 695、フルHDのLCD液晶、64GB/128GBストレージ、7040mAhバッテリー、背面8MPのメインカメラ、前面5MPのフロントカメラを搭載しています。

また、DeXモード、リフレッシュレート 最大90Hz、1.2Wのクアッドスピーカー、Dolby Atmosサウンド、クイック共有、セキュリティ機能、Wi-Fi 5、 Bluetooth 5.1、GPSに対応しています。

価格は、Amazonで33,436円(税込・SM-X210NZAAXJP)、楽天市場で32,220円(送料無料・ポイント10倍あり)、ヤフーショッピングで32,220円、AliExpressで24,775円、米国 Amazon.comで$175.99、 です。

関連記事:「Galaxy Tab A9+」と最強コスパの11型タブレットを比較

OPPO Pad Neo

OPPOから発売された11.4インチのタブレットです(2024年12月12日 発売)。

ColorOS 13 (Android 13ベース) 、MediaTek Helio G99、6GB LPDDR4Xメモリ、2.4KのLCD液晶、128GB UFS2.2ストレージ、8000 mAhバッテリー、背面 8MPのメインカメラ、前面 8MPのフロントカメラを搭載しています。

また、33W 急速充電、ジェスチャー操作、タスクバー、クアッドスピーカー、Dolby Atmos、ステレオサウンド、リフレッシュレート 90Hz、タッチサンプリングレート 最大180Hz、Widevine L1 対応、デュアルマイク、顔認証、スマートカバー(別売)、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.2に対応しています。

価格は、Amazonで44,800円(税込・単品・ケースセットは47,280円)、楽天市場で44,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで44,800円、です。

関連記事:OPPO Pad Neoレビュー|7:5画面を選ぶべき理由とは?

Redmi Pad SE

シャオミから発売された11インチのタブレットです(2023年9月27日 発売)。

MIUI Pad 14 OS、Qualcomm Snapdragon 680、4GB/6GB/8GB LPDDR4Xメモリ、フルHD液晶、128GB/256GB eMMC 5.1ストレージ、8000 mAhバッテリー、背面8MPのメインカメラ、前面5MPのフロントカメラを搭載しています。

また、クアッドスピーカー、Dolby Atmos対応、ハイレゾオーディオ、リフレッシュレート 最大90Hz、タッチサンプリングレート 最大180Hz、10W充電、最大1TBまでのストレージ拡張、

AI 顔認証、TÜV Rheinland 低ブルーライト認証、USB-C (OTG)、Wi-Fi 5 (802.11ac) のデュアルバンド (2.4GHz/5GHz) 、Bluetooth 5.0に対応しています。

価格は、Amazonで21,800円(4GB+128GB wi-fiモデル)、楽天市場で21,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで21,780円(送料無料)、AliExpressで26,611円、米国 Amazon.comで$159.58、です。

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