
2023年11月に発売された「motorola razr 40」は、10万円前後から購入可能な価格設定で折りたたみスマートフォンのハードルを下げ、おサイフケータイ(FeliCa)にも対応したことで日本市場で大きな注目を集めています。
このレビューでは、razr 40が日常使いでどれだけ快適なのか、その最大の魅力であるデザインとユニークな撮影機能、そして懸念される耐久性まで、パフォーマンスと使い勝手を徹底的に検証しました。
【先に結論からお伝えしましょう】
motorola razr 40 の長所(Pros):
- 上位モデル(Ultra)にない「おサイフケータイ(FeliCa)」に対応
- 折りたたみ時の圧倒的なコンパクトさと、ヴィーガンレザーの上質なデザイン
- 6.9インチ・144Hz対応の滑らかで美しいメインディスプレイ
- 4,200mAhと、折りたたみ機としては大容量のバッテリー
- 三脚なしで撮影できる「フレックスビュー」のカメラ体験
- 5Wのワイヤレス充電(Qi)に対応
motorola razr 40 の短所(Cons):
- 画面(折り目)の耐久性に強い懸念(短期間でのヒビ割れ報告あり)
- IP52等級で防水性能が低い(水没非推奨)
- Snapdragon 7 Gen 1搭載で、最新ゲームには性能不足
- 1.5インチのアウトディスプレイは機能が限定的
- 充電器(ACアダプタ、USBケーブル)が非同梱
- microSDカードによるストレージ拡張に非対応
総合評価:
motorola razr 40は、性能よりも「おサイフケータイが使える折りたたみ体験」を最優先するユーザーにとって、現状最もコストパフォーマンスに優れた選択肢です。ゲーム性能や防水性を重視せず、FeliCa決済とコンパクトな携帯性を両立させたいライト~ミドルユーザーに強くおすすめできます。
<この記事で分かること>
- ヴィーガンレザー仕上げのデザインと質感、実際の携帯性
- ヒンジの耐久性や折り目の実態、IP52防水性能の限界
- 144Hzメインディスプレイと1.5インチアウトディスプレイの具体的な使い勝手
- 「フレックスビュースタイル」による動画視聴やカメラ撮影の利便性
- Snapdragon 7 Gen 1の処理性能(Antutu, Geekbench, 3DMarkベンチマークスコア)
- 「原神」「崩壊:スターレイル」など人気ゲームの動作フレームレート(FPS)
- 6,400万画素メインカメラの画質と、暗所(ナイトビジョン)での撮影能力
- 4,200mAhバッテリーの実際のバッテリー持ちと、30W急速充電・5Wワイヤレス充電の速度
- Dolby Atmos対応ステレオスピーカーの音質
- おサイフケータイ(FeliCa)の使い勝手と、NFC機能の使用制限
- 上位モデル「razr 40 Ultra」やソフトバンク版「razr 40s」との明確な違い
- 購入前に知りたいメリット・デメリット
- 専門家による5段階評価と詳細な総評
- 最新の価格とお得な購入先・他機種との価格比較
この記事を最後まで読むことで、「motorola razr 40」を購入するべきかどうかがはっきりと分かるはず。購入に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
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公式ページ:デュアルスクリーンスマートフォン | motorola razr 40 | motorola JP
デザインと耐久性:motorola razr 40 の質感と折りたたみの実力
ここでは、motorola razr 40のデザイン、携帯性、そして折りたたみスマートフォンならではの耐久性について、実際に使用して感じた点を中心に書いていきます。
質感と携帯性:懐かしさと未来感の融合
motorola razr 40を初めて手に取った感覚は、かつてのフィーチャーフォン(ガラケー)を思い出す懐かしさと、近未来的なガジェットを手にした高揚感が入り混じる不思議なものでした。本体表面にはヴィーガンレザーが採用されており、しっとりとした手触りが特徴です。このレザー仕上げは滑り止めの役割も果たし、アルミニウムフレームのマットな質感と相まって、ケースなしで持ち歩きたくなる高級感を演出しています。私が試した「バニラクリーム」は落ち着いた色合いで使うシーンを選びませんし、ロゴもレザーに刻印されており、所有感を満たしてくれます。
このスマートフォンの最大の魅力は、やはり折りたたみ時の圧倒的なコンパクトさです。折りたたむと高さ約88.24mm、厚さ約15.8mmという手のひらサイズになり、小さなバッグや上着の胸ポケットにも余裕で収まります。しかし、ジーンズのポケットに入れると、約15.8mmの厚みが「ゴロン」とした塊感として感じられ、シルエットが崩れるのが少し気になりました。一方で、開いた状態では約7.35mmと非常に薄く、アスペクト比22:9の縦長形状のおかげで、6.9インチの大画面ながら横幅がスリムで持ちやすいのは快適でした。
背面とその他のデザイン
背面には、1.5インチのアウトディスプレイと2眼のアウトカメラ(約6400万画素+約1300万画素)が、一つの黒いプレートにまとめられています。注目すべきは、このカメラ部分の出っ張りが非常に少なくフラットな点です。デスクに置いた際にガタつかないのは、地味ながら嬉しいポイントでした。スピーカーはステレオ仕様で、上部はイヤーピース兼用、下部はType-Cポート横に配置されています。メインディスプレイのベゼルは非常に細く、没入感を高めてくれます。
ポート、ボタン配置
インターフェースは本体下部にUSB Type-C (USB 2.0)ポートが1つあります。折りたたんだ状態でも充電ケーブルが干渉することはありません。ただし、このポートは映像出力には対応していないようでした。右側面には音量キーと、指紋認証センサーを兼ねた電源ボタンが配置されています。この指紋センサーは高速ですが、本体の上半分(開いた状態)に位置するため、手の小さい私には少し触りにくく感じました。SIMスロットはnanoSIM/eSIM構成で、microSDカードスロットは非対応です。256GBの内部ストレージがあるので、よほど動画を撮り溜めない限り困ることはないでしょう。
耐久性:ヒンジの懸念と防水・防塵性能
折りたたみスマートフォンで最も気になるのはヒンジの耐久性です。本機は「しずく型ヒンジシステム」を採用し、隙間なく閉じることができます。実際に開いた状態では、ディスプレイ中央の折り目はほとんど気になりません。意識して光にかざせば分かりますが、動画視聴中などに邪魔に感じることはありませんでした。ただ、ヒンジ機構はかなりしっかり(硬く)作られており、片手でスマートに開くのはほぼ不可能でした。
長期使用の観点では、いくつか懸念が残ります。購入後数ヶ月で画面の折り目にスジやヒビが入ったという報告や、背面レザーが端から剥がれてきたという声も見られます。また、特に寒い日に開こうとすると「メキメキ」と不安になる音がするという意見もあり、デリケートな扱いは必要だと感じました。防水・防塵性能はIP52等級です。これはIP5Xの防塵性能(塵埃の侵入を防ぐ)と、IPX2の防水性能(垂直から15°以内の降雨)を意味します。あくまで小雨や水しぶき程度までで、水没は絶対に避けなければなりません。
<motorola razr 40の付属品>
- SIM取り出しピン
- ガイド類
- LG(法令/安全/規制)
- ※チャージャー(ACアダプタ、USBケーブル)は非同梱
まとめ:デザインと耐久性
- 質感:ヴィーガンレザーとアルミフレームで高級感があり、滑りにくく持ちやすい
- 携帯性:折りたたみ時のコンパクトさは圧倒的だが、厚みでポケットが膨らむ感覚はある
- ポート類:USB-Cは下部配置、SDカード非対応、Type-Cからの映像出力は不可
- ボタン:指紋センサー一体型電源ボタンは右側面上部にあり、やや押しにくさを感じた
- ヒンジ:折り目は目立たないが、片手で開くのは困難
- 耐久性:IP52対応で防塵性は高いが防水は生活防水レベル。長期使用での画面やレザーの劣化報告には注意が必要
ディスプレイと操作性:motorola razr 40 の二つの画面とフレックスビュー体験
ここでは、motorola razr 40のメインディスプレイとアウトディスプレイの品質、そして折りたたみ構造が可能にするユニークな操作性について、実際に使用して感じたことを中心に書いていきます。
メインディスプレイの印象と品質
本体を開くと、まず約6.9インチのFHD+ pOLED(有機EL)ディスプレイの大きさと鮮やかさに圧倒されます。有機ELならではの引き締まった黒と高いコントラストのおかげで、日中の屋外でも視認性は良好でした。動画や写真を見るには十分美しいのですが、色の設定には少し癖を感じました。設定には「ビビット」と「ナチュラル」がありますが、「ビビット」では色が鮮やかすぎ、「ナチュラル」では逆に少し淡泊すぎると感じ、ちょうど良い中間が欲しくなります。人によっては、プリセットのフィルムの影響か、少し画面が黄色っぽく見えるかもしれません。
画面サイズとアスペクト比
メインディスプレイの解像度は2,640 x 1,080 (FHD+)で、ppiは413と高精細です。注目すべきは、22:9という非常に縦長なアスペクト比です。この縦長比率のおかげで、X(旧Twitter)やWebサイトを閲覧する際の一覧性が非常に高いのがメリットです。また、画面分割機能を使っても、アプリ2つの表示領域が確保され快適でした。
一方で、16:9の動画を視聴する際は左右に黒帯が目立ちますし、電子コミックを見開きで読む際も余白が大きくなりがちで、これは苦手分野だと感じました。懸念していた中央の折り目ですが、独自のヒンジにより、普段使いではほとんど気になりません。意識して光にかざして探せば分かりますが、操作中に指が引っかかるような感覚はありませんでした。
リフレッシュレートと輝度
このディスプレイは最大144Hzのリフレッシュレートに対応しており、スクロール操作は驚くほど滑らかです。試しに「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」のようなリズムゲームをプレイしてみましたが、残像感がほとんどなく非常に快適でした。ピーク輝度は1400 nitに達し、自動輝度設定でも明るい屋外で最大1064 nitまで上がるため、視認性に不満はありません。
ただ、非常に残念だったのがHDRコンテンツの扱いです。ディスプレイはHDR10+に対応しているにもかかわらず、私が試した限りでは「Netflix」アプリでHDRコンテンツを再生することができませんでした。これは早急にアップデートで対応してほしい点です。
アウトディスプレイとフレックスビュースタイル
motorola razr 40の操作性は、2つのディスプレイと「フレックスビュースタイル」によって成り立っています。まず、閉じた状態の1.5インチアウトディスプレイ。これは上位モデルのrazr 40 ultra(3.6インチ)とは異なり、アプリを動かすためのものではありません。あくまで通知の確認、音楽の操作、天気のチェックといった補助的な役割です。しかし、本体を開くという一手間を「本当に必要か」判断させてくれるため、結果としてスマートフォンを触る時間が減るという、思わぬ利点も感じました。
そして本機の真価は、好きな角度で画面を自立させられる「フレックスビュースタイル」にあります。本体をL字に曲げてテーブルに置けば、スタンドなしでビデオ通話や「YouTube」の動画視聴がハンズフリーで行えます。このスタイルは、次のセクションで触れるカメラ撮影でも絶大な威力を発揮します。また、開いた状態では6.9インチと縦に長いため、画面下部をスワイプして表示を縮小する「片手モード」も、片手操作の補助として役立ちました。
<motorola razr 40のディスプレイ、操作性仕様>
- メインディスプレイ:約6.9インチ FHD+ (2,640 x 1,080) pOLED
- ディスプレイ方式:LTPO, AMOLED, HDR10+, 10-bit, 120% DCI-P3
- リフレッシュレート:最大144Hz
- ピーク輝度:1400 nit
- アスペクト比:22:9
- アウトディスプレイ:1.5インチ OLED (194 x 368)
- 方式:AMOLED, 8-bit, DCI-P3
- リフレッシュレート:最大60 Hz
- ピーク輝度:1000 nit
- カバー:Corning® Gorilla® Glass Victus®
まとめ:ディスプレイと操作性
- メインディスプレイ:6.9インチ有機ELは高精細で、日中の視認性も良好
- 表示品質:144Hzは非常に滑らかだが、カラー設定にやや癖があり、NetflixのHDR再生に非対応なのは残念
- アスペクト比:22:9の縦長画面はSNSや画面分割に最適だが、動画やコミックでは余白が目立つ
- 折り目:ヒンジの折り目は非常によく抑えられており、通常使用では気にならないレベル
- アウトディスプレイ:1.5インチと小型で、通知や音楽操作など機能は限定的
- 操作性:フレックスビュースタイルによるハンズフリーの動画視聴やビデオ通話が非常に便利
パフォーマンス:motorola razr 40 の日常快適性と処理能力の限界
ここでは、motorola razr 40の処理性能(CPU、GPU)、発熱、そしてアプリの動作速度に関わるメモリやストレージについて、実際に使用した感想を交えて書いていきます。
CPUとGPUの基本性能
motorola razr 40は、プロセッサーに「Snapdragon 7 Gen 1 Mobile Platform」を採用しています。これは4nmプロセスで製造された、ミドルハイ(アッパーミドル)クラスのSoCです。CPUは、高性能なCortex-A710(最大2.4GHz)と電力効率の高いCortex-A510を組み合わせた8コア構成となっています。この採用は、上位モデルの「motorola razr 40 ultra」がSnapdragon 8+ Gen 1を搭載している点との明確な差別化であり、本機の手頃な価格を実現する要因の一つです。
CPUベンチマーク「Geekbench 6」のスコアはシングルコア スコアで1045、マルチコア スコアで2972でした。グラフィックス性能を担うGPUには「Adreno 644」が統合されています。グラフィックス性能を測る「3DMark」のWild Lifeスコアは3135です。これらの数値からも分かる通り、日常的な描画処理や動画再生をスムーズにこなす能力はありますが、3Dグラフィックス処理能力は上位モデルに及びません。
実際の動作感:日常操作とクリエイティブ作業
Snapdragon 7 Gen 1の性能は、日常使いにおいて十分な快適さを提供してくれます。WebブラウジングやX(旧Twitter)のタイムライン追従など、144Hzの滑らかなディスプレイと相まって、基本的な操作はサクサクとこなせます。しかし、アプリを多数インストールし、ストレージの使用量が増えてくると、ホーム画面の移動やアプリ切り替え時に、わずかなカクつきや「もっさり」とした動作を感じることがありました。「YouTube」や「LINE」といった軽いアプリでも、時折動作の重さを感じることがあり、価格を考えると少し物足りなさが残ります。
画像編集や動画編集といったクリエイティブな作業では、性能の限界がより明確になります。「Adobe Lightroom」でRAW画像を読み込み、パラメータを調整する際、プレビューの反映にワンテンポ待たされる感覚がありました。また、「CapCut」を使用してSNS投稿用の短い動画を編集する程度なら問題なくこなせますが、4K素材を扱ったり、複数のエフェクトを重ねたりすると、プレビューがスムーズに再生されず、書き出しにも相応の時間がかかりました。
発熱と冷却性能
パフォーマンスと同時に気になるのが発熱です。動画編集のような高負荷な作業を続けた際や、参考までに「原神」のような重量級ゲームを起動した際には、本体上部、特にカメラ周辺がじんわりと温かくなるのを感じました。しかし、熱で動作が不安定になったり、極端に熱くなったりすることはなく、「発熱はあるが休ませればすぐ落ち着くレベル」です。ストレステストの結果を見ても、持続的なパフォーマンスは比較的安定しており、冷却性能は折りたたみ構造ながら健闘している印象です。
メモリとストレージの速度・拡張性
本機は8GBのメモリ(RAM)を搭載しており、規格はLPDDR4Xです。複数のアプリを切り替えるマルチタスク性能は、日常使いでは十分ですが、上位モデルのrazr 40 ultraが採用するLPDDR5規格と比較すると、データ転送速度の面では一歩譲ります。内部ストレージは256GBと大容量ですが、規格がUFS 2.2となっています。これもrazr 40 ultraのUFS 3.1と比較すると明確な差であり、アプリの起動速度や、特に大きな動画ファイルの読み書き速度で体感差として現れます。
また、インターフェースはUSB Type-Cですが、規格がUSB 2.0のため、PCへの大容量データ転送は高速ではありません。ストレージの拡張性については、microSDカードスロットは非対応です。256GBの容量で不足する場合は、クラウドストレージなどを活用する必要があります。
<motorola razr 40のパフォーマンス仕様>
- プロセッサー: Qualcomm® Snapdragon™ 7 Gen 1 Mobile Platform (4nm)
- CPU: 2.4GHz x 1 + 2.36GHz x 3 (Cortex-A710), 1.8GHz x 4 (Cortex-A510)
- GPU: Adreno 644
- メモリ(RAM): 8GB (LPDDR4X)
- 内部ストレージ: 256GB (UFS 2.2)
- 外部ストレージ: 非対応 (microSDカードスロットなし)
- インターフェース: USB Type-C (USB 2.0)
まとめ:パフォーマンス
- CPU性能:Snapdragon 7 Gen 1は日常使いには十分だが、上位モデル(Ultra)との性能差は明確
- GPU性能:Adreno 644は3D処理能力が低く、高負荷な作業やゲームには不向き
- 動作感:日常操作は快適だが、ストレージが溜まるとカクつきやもっさり感が出ることがある
- クリエイティブ作業:LightroomでのRAW現像やCapCutでの動画編集は可能だが、快適とは言い難い
- 発熱:高負荷時に温かくなるが、冷却は比較的安定しており過度な発熱はない
- メモリ:8GB (LPDDR4X)でマルチタスクはこなせる
- ストレージ:256GB (UFS 2.2)は容量十分だが、UFS 3.1比でアプリ起動や転送速度は遅い
- 拡張性:microSDカード非対応、USBも2.0規格でデータ転送は低速
Antutuベンチマーク
motorola razr 40が搭載するQualcomm Snapdragon 7 Gen 1 プロセッサは、一般的にAntutu V10 ベンチマーク総合で約67万以上を記録すると言われています。
実際に測定してみると、たしかに67万点を記録していました。
Antutu V10 総合で「670680」、CPUで「229809」、GPUで「168215」、MEMで「132703」、UXで「139953」
投稿者: @akibaburariThreadsで見る
なお、ソフトバンク版「motorola razr 40s」も同じプロセッサを搭載しています。
上位版「motorola razr 40 Ultra」はQualcomm Snapdragon 8+ Gen 1搭載で、Antutu ベンチマーク総合で約 100万 (1068454) 前後 を記録しています。
Antutu V10 総合で「1068454」、CPUで「326757」、GPUで「304562」、MEMで「222355」、UXで「214780」
ゲーム性能:motorola razr 40 の実力検証
motorola razr 40が搭載する「Qualcomm Snapdragon 7 Gen 1」が、実際のゲームプレイでどの程度のパフォーマンスを発揮するのか。日常使いでは快適なこのプロセッサの実力を、グラフィック負荷が異なる人気のゲームタイトルで具体的にテストし、感じた動作感をレビューしていきます。
原神
まず、非常に高いグラフィック負荷で知られるアクションRPG「原神」です。さすがに最高設定は厳しいと感じ、グラフィック設定を「中」にしてプレイしてみました。フィールド探索中は平均30〜40FPS程度で動作し、景色を楽しむ分には問題ありません。しかし、多数の敵との戦闘が始まったり、元素爆発のエフェクトが重なったりする場面では、フレームレートが30FPSを下回ることもあり、ややカクつきが目立ちました。安定性を重視するなら、設定を「低」まで下げるのが賢明です。これにより40-50FPSを維持しやすくなり、戦闘時のストレスが軽減されました。
崩壊:スターレイル (Honkai: Star Rail)
次に、こちらも美麗なグラフィックが特徴の「崩壊:スターレイル」です。グラフィック設定「中」、フレームレート「60FPS」設定で試しました。街やフィールドを探索している間は50-60FPSで滑らかに動作することが多いのですが、戦闘シーンに移るとエフェクトの多用で40FPS台まで低下することが頻繁にありました。戦闘のテンポが重要なゲームだけに、この落ち込みは少し気になります。設定を「中」以下に保つか、あえてフレームレートの上限を30FPSに固定した方が、カクつきのない安定したプレイが可能だと感じました。
フォートナイト
世界的に人気のあるバトルロイヤルゲーム「フォートナイト」では、設定の最適化が鍵となりました。グラフィック設定を「中」にし、3D解像度を75%程度に調整したところ、平均して40-50FPSでのプレイが可能でした。ゲーム序盤は問題ありませんが、終盤にプレイヤーが密集する場面ではフレームレートの落ち込みが見られます。もし60FPSに近い滑らかさを優先するなら、設定を「低」にすることで、より快適に照準を合わせることができました。
PUBG MOBILE (PUBGモバイル)
リアルな銃撃戦が特徴の「PUBG MOBILE」は、Snapdragon 7 Gen 1でも非常に快適に動作します。このゲームは最適化がかなり進んでいる印象です。グラフィック設定を「スムーズ」にした場合、フレームレート設定は最高の「極限(60FPS)」が選択可能でした。実際にプレイしても、マップの移動から銃撃戦まで、ほとんどの場面で安定して60FPSに近い数値を維持しており、ストレスなくプレイに集中できました。グラフィック設定を「HD」に上げても安定して動作します。
ウマ娘 プリティーダービー
育成シミュレーションゲームの「ウマ娘 プリティーダービー」は、要求されるグラフィック負荷がそこまで高くないため、Snapdragon 7 Gen 1で全く問題なく動作しました。高画質設定にしても、育成中のトレーニングパートから、迫力あるレースシーン、そしてクライマックスのライブパフォーマンスに至るまで、ほぼ常に60FPSに張り付いた滑らかな描画で楽しむことができ、快適そのものでした。
まとめ:ゲーム性能
motorola razr 40に搭載されているSnapdragon 7 Gen 1は、幅広いゲームに対応できるバランスの取れたプロセッサです。最適化が進んでいる「PUBG MOBILE」や「ウマ娘 プリティーダービー」といったタイトルであれば、高画質設定でも60FPSに張り付いた非常に快適なプレイが可能です。一方で、「原神」や「崩壊:スターレイル」のようなグラフィック負荷が極めて高いゲームをプレイする場合は、画質設定を「中」以下に調整することが、安定したフレームレートを保つ上で推奨されます。
カメラ性能:motorola razr 40 の画質と折りたたみ撮影スタイル
ここでは、motorola razr 40のカメラ構成と画質、そして折りたたみ構造を最大限に活かしたユニークな撮影体験について、実際に使用して感じたことを中心に書いていきます。
カメラ構成とハードウェア仕様
motorola razr 40は、価格帯を考えると充実したカメラ構成を備えています。メインカメラは、約6,400万画素(f/1.7)のセンサーに、光学式手ブレ補正(OIS)を搭載しています。これは上位モデルの「razr 40 ultra」が1,200万画素であることを考えると、画素数の面では大きく上回っています。2つ目は約1,300万画素(f/2.2)の超広角カメラで、これはマクロ撮影も兼ねています。そして、メインディスプレイのパンチホール内には、約3,200万画素(f/2.4)のインカメラが配置されています。
独自のカメラモードと機能
カメラアプリはモトローラ製端末でおなじみの使いやすいUIです。注目すべきは、特定の色以外をモノクロにする「スポットカラー」や、アウトカメラとインカメラで同時に撮影する「デュアル撮影」といったユニークなモードです。「プロモード」ではシャッタースピード(最大32秒)やISO(最大3,200)を細かく設定できますが、ピーキング表示がない点は惜しいところです。また、端末を2回ひねってカメラを起動する「クイック撮影」ジェスチャーは、閉じた状態からでも即座に起動でき、シャッターチャンスを逃しません。
折りたたみ構造が生む「新しい撮影体験」
このスマートフォンのカメラ体験の真価は、折りたたみ構造(フレックスビュースタイル)にあります。まず、本体を閉じたまま、1.5インチのアウトディスプレイをファインダーにして、高性能な6,400万画素メインカメラでセルフィーが撮れます。内蔵インカメラは3,200万画素ありますが、実際に撮影すると少し色あせたように感じることがあり、画質面ではメインカメラを使ったセルフィーが圧倒的に有利です。
さらに、本体をL字型に曲げて自立させられるため、三脚がなくてもテーブルや床に置いて、安定した構図で撮影が可能です。友人との集合写真でタイマー撮影する時や、地面スレスレのローアングルでペットを撮影する際に非常に重宝しました。この「三脚いらず」の機能は、本機を選ぶ大きなメリットになります。
実際の撮影体験(静止画)
日中の明るいシーンでは、6,400万画素のメインカメラ(クアッドピクセルテクノロジーにより通常1,600万画素で保存)は、非常に解像感の高い写真を生成します。色合いは自然で、料理なども見たままに美味しく撮れました。超広角兼用のマクロカメラも優秀で、被写体にかなり寄ってもピントが合いやすく、背景もきれいにボケてくれます。
暗所や夜景では、OISと「自動ナイトビジョン」が強力に機能します。手持ちでも明るく、ノイズの少ない写真を撮ることができました。ただ、AIの処理が強力なためか、シーンによっては「夜なのに夕方のように明るく」写りすぎると感じることもあり、好みが分かれるかもしれません。ポートレートモードは背景をきれいにぼかしてくれますが、被写体のディテールが少し甘くなる印象を受けました。
動画撮影性能
動画はメイン、超広角、インカメラの全てで4K 30fpsまでの撮影に対応しています。日中にメインカメラで撮影した4K動画は、OISと電子式手ブレ補正(EIS)が組み合わさることで、ジンバルを使ったかのような滑らかな映像が撮れます。本体を半分閉じてビデオカメラのように構える「ハンディカムスタイル」で撮影すると、手ブレがさらに抑えられ、安定したVlog撮影が可能でした。ただし、4K 60fpsに対応していない点は、動画を本格的に撮りたいユーザーには物足りないかもしれません。
<motorola razr 40のカメラ仕様、機能 一覧>
- アウトカメラ(メイン): 約6,400万画素 (f/1.7, OIS搭載), クアッドピクセルテクノロジー
- アウトカメラ(超広角/マクロ): 約1,300万画素 (f/2.2, 120°)
- インカメラ: 約3,200万画素 (f/2.4)
- 動画撮影(アウトカメラ): UHD (30fps), FHD (60/30fps)
- 動画撮影(インカメラ): UHD (30fps), FHD (60/30fps)
- 手ブレ補正: OIS(メインカメラ), EIS(全カメラ)
- 主な機能: 自動ナイトビジョン, ポートレート, スポットカラー, デュアル撮影, プロモード, ジェスチャー自撮り, クイック撮影
まとめ:カメラ性能
- メインカメラ:6,400万画素OIS搭載で、日中の解像感と色再現性は良好
- 暗所性能:自動ナイトビジョンが強力で、暗い場所でも明るくノイズの少ない撮影が可能
- 超広角/マクロ:1,300万画素でマクロ撮影のピントが合いやすく、非常に実用的
- インカメラ:3,200万画素だが画質は平凡で、ビデオ通話向け
- 撮影スタイル:高画質なアウトカメラでのセルフィーが本機の最適解
- フレックスビュー:三脚なしで自立させられ、ローアングルや集合写真が劇的に撮りやすくなる
- 動画性能:4K 30fpsの手ブレ補正は強力だが、4K 60fpsに非対応なのは惜しい
バッテリー持ちと充電:motorola razr 40 の大容量と実力の検証
ここでは、motorola razr 40のバッテリー性能と充電機能について、6.9インチの大画面をどれだけ支えられるのか、実際の使用感を交えて書いていきます。
4,200mAhバッテリーの持続力
motorola razr 40は、4,200mAhのバッテリーを搭載しています。これは上位モデルである「motorola razr 40 ultra」の3,800mAhよりも容量が大きく、折りたたみスマートフォンとしては大容量の部類に入ります。しかし、本機は最大144Hzで駆動する6.9インチの大画面ディスプレイを備えているため、このバッテリー容量でどれだけ持つのかは重要なポイントです。あるテスト結果によれば、Webブラウジング(Wi-Fi)で約14時間15分、ローカルビデオ再生で約14時間10分という持続時間が報告されています。
実際の使用感:評価が分かれるバッテリー持ち
実際に使ってみると、バッテリー持ちの評価は使い方によって大きく二分されると感じました。朝の通勤中に「YouTube」で動画を1時間視聴し、日中は「LINE」やチャットアプリでの連絡、休憩中にWeb閲覧、帰宅中に音楽鑑賞といった私の使い方では、1日の終わりでもバッテリーは十分残っており、問題なく使えました。仕事用の端末として利用した際は、2日持ったこともあります。面白い発見として、折りたたむという物理的な一手間が、手持ち無沙汰でなんとなくスマホを開く行動を減らし、結果としてバッテリー消費を抑えられた側面もありました。
しかし、休日などにカメラ撮影を多用したり、「原神」のような高負荷なゲームをプレイしたりすると、バッテリーは「ミルミル減る」という表現がふさわしく、夕方にはモバイルバッテリーが欲しくなりました。6.9インチ・144Hzディスプレイは、やはり相応の電力を消費するため、高負荷な使い方をする日は過信できません。
30W急速充電とワイヤレス充電の利便性
充電性能については、30Wの「TurboPowerチャージ」に対応しています。注意点として、チャージャー(ACアダプタ、USBケーブル)は同梱されていないため、性能を最大限に引き出すには別途30W以上の充電器が必要です。実際に試したところ、バッテリー残量ゼロの状態から約30分で57%まで回復し、約61分でフル充電が完了しました。これは折りたたみスマートフォンの中ではトップクラスの速さです。
さらに、5Wながらワイヤレス充電(Qi対応)にも対応している点は大きな魅力です。速度は遅いものの、デスクワーク中に充電パッドに置いておくだけで回復できるのは便利でした。また、夜間の充電習慣を学習してバッテリーの劣化を抑える「最適化充電」や、3日間接続し続けた場合に充電を停止する「過充電保護」機能も搭載されており、安心して使えます。
<motorola razr 40のバッテリー、充電 仕様>
- バッテリー容量: 4,200mAh
- 有線充電: 30W TurboPower™ チャージ対応
- ワイヤレス充電: 5W ワイヤレス充電 (Qi 対応)
- 同梱充電器: 非同梱 (チャージャー、ACアダプタ、USBケーブル)
- バッテリー保護機能: 最適化充電, 過充電保護, バッテリーセーバー
まとめ:バッテリー持ちと充電
- バッテリー容量:4,200mAhと、上位モデル(Ultra)より大きく折りたたみ機としては大容量
- バッテリー持ち:日常的な使用(SNS、チャット、動画視聴)なら1日持つが、ゲームやカメラ多用時は減りが早い
- 実体験:無意識にスマホを開く回数が減り、結果的にバッテリーが持つという副次的な効果も感じた
- 有線充電:30W対応で約61分でフル充電可能と高速だが、充電器は非同梱
- ワイヤレス充電:5WのQi充電に対応し、利便性は高いが速度は遅い
- 保護機能:最適化充電や過充電保護機能を搭載しており、長期使用も安心
オーディオと通信性能:motorola razr 40 の音質と接続安定性
ここでは、motorola razr 40のオーディオ品質と、Wi-Fiや5G、Bluetoothなどの基本的な通信性能について、実際に使用して感じたことを中心に書いていきます。
迫力のステレオサウンドと高音質ワイヤレス
motorola razr 40は、ステレオスピーカーを搭載し、Dolby Atmosにも対応しています。スピーカーはハイブリッド構成で、下部スピーカーが低音と中音域を、受話口を兼ねる上部スピーカーが高音域を担っています。このバランスが非常に良く、音量を上げてもボーカルや高音がクリアに聞こえ、スマートフォンとしては十分な迫力を感じました。特に「フレックスビュースタイル」で本体をL字に曲げて「YouTube」や「Netflix」の動画を視聴する際、Dolby Atmosによる立体的な音響が臨場感を高めてくれます。
3.5mmイヤホンジャックは非搭載ですが、ハイレゾオーディオに対応しています。ワイヤレスイヤホンを使用する際も、LDACやaptX-HDといった高音質コーデックに対応しているため、対応ヘッドホンとの組み合わせで高音質な音楽体験が可能です。また、音楽、映画、ゲームのそれぞれで好みの音に設定できるイコライザー機能も用意されています。
最新規格に対応した通信性能
通信性能は最新規格に対応しています。Wi-Fiは高速なWi-Fi 6E(6GHz帯)に対応しており、対応ルーター環境下では非常に安定した通信が可能です。5Gも国内主要キャリアが使用するn77/n78バンドをしっかりサポートしています。通話品質自体はVoLTE (HD+)に対応しておりクリアでした。
Bluetoothは5.3に対応しています。しかし、使用中に接続が不安定になることがありました。ワイヤレスイヤホンで音楽を聴いていると、稀に接続がブツッと切れることがあり、個体差かもしれませんが、ソフトウェアアップデートでの改善を期待したい点です。
安定したGPS測位性能
位置情報(GPS)の性能も充実しています。GPSだけでなく、A-GPS、GLONASS、Galileo、BeiDouといった複数の測位衛星システムに対応しているため、高い精度が期待できます。実際に「Google マップ」を使用してナビゲーションを行いましたが、高層ビル街や屋内駐車場からの復帰でも、測位は高速で、自車位置が大きくずれるような不安定さはありませんでした。ウォーキングや「Pokemon GO」のような位置情報ゲームでも、正確に現在地を追従してくれたため、日常使いで困ることはないでしょう。
<motorola razr 40のオーディオ・通信性能 仕様>
- スピーカー: ステレオスピーカー
- オーディオ: Dolby Atmos®, ハイレゾオーディオ対応
- マイク: 3個
- ヘッドホンジャック: なし
- Wi-Fi: Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac/ax (Wi-Fi 6E), 2.4GHz | 5GHz | 6GHz
- Bluetooth®: Bluetooth® 5.3
- 5Gバンド: n1/n3/n8/n28/n40/n41/n77/n78
- 位置情報サービス: GPS, A-GPS, GLONASS, Galileo, BeiDou
- SIM: nanoSIM/eSIM
まとめ:オーディオと通信性能
- オーディオ品質:Dolby Atmos対応ステレオスピーカーは、動画視聴に十分な迫力とクリアさ
- ワイヤレス音質:3.5mmジャック非搭載だが、LDAC/aptX-HD対応で高音質コーデックが利用可能
- Wi-Fi性能:Wi-Fi 6E対応で、対応環境下では高速かつ安定
- 5G性能:n77/n78に対応し、国内キャリアでの5G接続も問題なし
- Bluetooth:Ver 5.3に対応するも、稀に接続が途切れる不安定さが見られた
- GPS性能:複数の測位衛星に対応し、Google マップでの精度も良好
OSと機能:motorola razr 40 のピュアAndroidとFeliCa対応の実力
ここでは、motorola razr 40のソフトウェア(OS)、便利な機能、そして日本市場で非常に重要な「おサイフケータイ」対応や生体認証の使い勝手について、実際に使用して感じたことを中心に書いていきます。
OSと独自のUIデザイン
本機は初期OSとしてAndroid 13を搭載しています。モトローラスマートフォンの最大の魅力の一つが、余計なカスタマイズが少ない「ピュアAndroid」に近いクリーンなUIデザインです。プリインストールアプリも最小限で、システム全体の動作は軽快かつ洗練されており、非常に使いやすいと感じました。
また、モトローラ独自の「Motoジェスチャー」も健在です。特に便利なのが、本体を2回ひねってカメラを起動する「クイック撮影」。これは端末を閉じた状態からでも即座にメインカメラを起動でき、シャッターチャンスを逃しません。2回振り下ろしてライトを点灯する機能も、暗闇で物を探す際に役立ちました。
OS・セキュリティのサポート期間
スマートフォンを長く安心して使う上で、アップデートの保証期間は重要です。motorola razr 40は、OSアップデートが発売から2年間、セキュリティアップデートが3年間提供されることが保証されています。これはハイエンドモデルとしては標準的な期間であり、セキュリティの脅威からも守られながら使用できます。
また、セキュリティ機能として「Moto Secure」アプリが搭載されています。これにより、特定のアプリを隠す「Secureフォルダ」の作成や、ロック解除時のPIN入力パッドの配置をランダム化する機能が使え、プライバシー保護の観点からも安心感がありました。
待望のおサイフケータイ(FeliCa)対応
注目すべきは、本機が「おサイフケータイ(FeliCa)」に対応している点です。これは、上位モデルである「motorola razr 40 ultra」の国内版には搭載されていない、本機を選ぶ非常に大きなアドバンテージとなります。実際に「モバイルSuica」を登録して改札を通ってみましたが、端末を閉じたままパスケースのようにかざすだけで通過でき、非常に快適でした。
クレジットカードのタッチ決済も、指紋認証は必要ですが閉じたまま行えます。ただし、FeliCa以外のNFC機能(スマートホーム用のSwitchbotタグなど)は、端末を開かないと反応せず、この点は少し不便に感じました。
生体認証の速度とセンサー位置
生体認証は「顔認証」と、電源ボタン一体型の「指紋認証」の2種類に対応しています。指紋センサーの認証速度は高速かつ正確で、ロック解除でストレスを感じることはありません。顔認証もスムーズですが、マスク着用時や暗所では指紋認証がメインとなります。しかし、その指紋センサーの位置には少し癖があります。センサーが本体の右側面、かつ「上半分」に配置されているため、本体を開いた状態では自然に指が届きますが、閉じた状態では意識して指を上に伸ばさないと触れず、少し押しにくさを感じました。
<motorola razr 40のOS・機能 仕様>
- OS: Android™ 13
- OSアップデート保証: 発売から2年間
- セキュリティアップデート保証: 発売から3年間
- UI: ピュアAndroidに近いUI
- 独自機能: Motoジェスチャー (クイック撮影, 簡易ライトなど), Moto Secure, Ready For
- おサイフケータイ: FeliCa対応
- NFC: 対応 (Type A/B)
- 生体認証: 指紋認証(電源ボタン一体型), 顔認証
まとめ:OSと機能
- OS/UI:Android 13搭載でピュアAndroidに近く、非常にクリーンで使いやすい
- Motoジェスチャー:「ひねってカメラ起動」など、独自の便利機能が健在
- サポート:OSアップデート2年、セキュリティアップデート3年で標準的
- おサイフケータイ:FeliCa対応が上位モデル(Ultra)に対する最大の強み
- 決済体験:閉じたままのFeliCa決済は非常に快適だが、一部NFC機能は開く必要あり
- 生体認証:指紋認証は高速だが、センサーが上半分にあり閉じた状態では押しにくい
- セキュリティ:「Moto Secure」搭載でプライバシー保護も考慮されている
motorola razr 40のメリット・デメリット
motorola razr 40は、折りたたみスマートフォンをより身近な存在にするための意欲的なモデルです。上位モデルのrazr 40 Ultraとは異なり、おサイフケータイ(FeliCa)に対応しつつ、価格も抑えられています。実際に使用して感じた、この端末ならではの強み(メリット)と、価格を実現するために妥協された点(デメリット)を解説します。
【メリット】
メリット1:おサイフケータイ(FeliCa)対応
最大のメリットは、おサイフケータイ(FeliCa)に対応している点です。これは上位モデルのrazr 40 Ultra(国内版)にはない大きなアドバンテージです。端末を閉じたまま、パスケース感覚で改札にタッチしたり、コンビニで決済したりできるのは、日本のユーザーにとって非常に大きな魅力だと感じました。
メリット2:折りたたみによる圧倒的な携帯性
やはり折りたためることは正義だと感じさせられました。使用時は6.9インチの大画面でありながら、折りたためば高さ約88mm、厚さ約15.8mmというコンパクトなサイズになります。シャツの胸ポケットや小さなバッグにもすっぽり収まる携帯性は、通常のスマートフォンでは得られない快適さです。表面のヴィーガンレザー仕上げも、しっとりとして滑りにくく、高級感があります。
メリット3:フレックスビューによる多彩なカメラ体験
「フレックスビュースタイル」により、カメラの使い方が大きく広がりました。本体をL字型に曲げてテーブルに置けば、三脚なしで手ブレを抑えた撮影や、ローアングルでの撮影が簡単に行えます。また、閉じた状態で1.5インチのアウトディスプレイをファインダーにし、6,400万画素の高性能メインカメラでセルフィーを撮れるのも、インカメラとは比較にならない画質が得られ便利でした。
メリット4:折りたたみ機として大容量のバッテリー
折りたたみスマートフォンは構造上バッテリー容量を確保しにくい傾向にありますが、本機は4,200mAhと、上位モデルのrazr 40 Ultra(3,800mAh)よりも大容量のバッテリーを搭載しています。日常的な使い方であれば1日持つ感覚で、動画再生テストなどでもUltraを上回る結果が報告されており、バッテリー持ちの面で安心感がありました。
メリット5:滑らかな144Hzメインディスプレイ
メインディスプレイは6.9インチの有機ELで、最大144Hzのリフレッシュレートに対応しています。SNSのタイムラインやWebサイトをスクロールする際の滑らかさは、一度体験すると戻れない快適さです。発色も良く、動画視聴にも迫力がありました。
メリット6:ワイヤレス充電(Qi)対応
30Wの有線急速充電に対応しているだけでなく、5Wながらワイヤレス充電(Qi)にも対応しています。速度は遅いものの、デスクワーク中や就寝時に充電パッドに置いておくだけで回復できるのは、日常の利便性を高めてくれる嬉しい機能です。
【デメリット】
デメリット1:画面(折り目)の耐久性への強い懸念
最大の懸念点は耐久性です。特に画面の折り目部分について、使用後わずか数ヶ月で「折り目にスジが入った」「爪が引っかかるほどのヒビが入った」という深刻な報告が複数見られます。また、冬場に開こうとすると「メキメキ」と不安になる音がするという声もあり、長期使用には細心の注意が必要だと感じました。
デメリット2:IP52の低い防水性能
本機の防水防塵性能はIP52等級です。これは防塵性能(IP5X)は備えているものの、防水性能(IPX2)は「垂直から15°以内の降雨」程度に耐えるレベルを意味します。水没は絶対に許容されず、雨の日の使用や水回りでの扱いには非常に気を使いました。
デメリット3:ゲームには不向きなパフォーマンス
プロセッサーはミドルハイの「Snapdragon 7 Gen 1」を搭載しています。SNSや動画視聴といった日常使いでは快適ですが、GPU性能(Adreno 644)は最新のハイエンド機には及びません。実際に「原神」のような重量級3Dゲームを試すと、快適にプレイするには画質設定を「低」などに妥協する必要がありました。
デメリット4:SDカードスロット非搭載(ストレージ拡張不可)
内部ストレージは256GBと十分な容量がありますが、microSDカードスロットによるストレージの拡張には対応していません。写真や動画を大量に撮影するユーザーは、定期的にデータをPCやクラウドに移す必要があり、この点は不便に感じました。
デメリット5:機能が限定的な小型アウトディスプレイ
アウトディスプレイは1.5インチと小型です。通知の確認や音楽操作、簡単な天気予報のチェックは可能ですが、razr 40 Ultra(3.6インチ)のように閉じたままアプリを本格的に操作することはできません。あくまで補助的なディスプレイであり、過度な期待は禁物です。
デメリット6:充電器非同梱と低速なワイヤレス充電
30Wの急速充電に対応していますが、チャージャー(ACアダプタ、USBケーブル)は本体に同梱されていません。性能を活かすには別途30W以上の充電器を用意する必要があります。また、ワイヤレス充電は5Wと低速なため、あくまで就寝時などの「置いておくだけ」の用途に限られると感じました。
motorola razr 40とmotorola razr 40sの違い
「motorola razr 40」と「motorola razr 40s」は、基本的なハードウェアスペックにおいては同一のモデルです。CPUにSnapdragon 7 Gen 1、メインカメラに約6400万画素、バッテリーに4,200mAhを搭載する点などは共通しています。両モデルの主な違いは、販売チャネル、価格、カラーバリエーション、そしてプリインストールされているアプリケーションにあります。
販売チャネルと価格の違い
最大の違いは販売チャネルとそれに伴う価格設定です。「motorola razr 40」は、SIMフリーモデルとしてモトローラの公式オンラインストアやAmazon、家電量販店、MVNO事業者(IIJmioが独占販売)などで取り扱われています。発売時の直販価格(MOTO STORE)は125,800円(税込)でした。
一方、「motorola razr 40s」は、国内の移動体通信事業者(MNO)としてはソフトバンクが独占販売するモデルです。ソフトバンクでの販売価格は99,680円(税込)と、SIMフリーモデルの直販価格よりも安価に設定されています。
カラーバリエーションとプリインストールアプリ
外観上の違いとして、カラーバリエーションが挙げられます。SIMフリーモデルの「razr 40」は、セージグリーンとバニラクリームの2色展開です。ソフトバンクモデルの「razr 40s」は、これら2色に加えて、限定カラーの「サマーライラック」を選べる3色展開となっています。
また、ソフトウェア面では、プリインストールされているアプリに違いがあります。「razr 40」はSIMフリーモデルのためキャリアアプリはインストールされていませんが、「razr 40s」にはソフトバンク向けモデルとしてPayPayなどのキャリア関連アプリがプリインストールされています。
motorola razr 40とmotorola razr 40 Ultraの違い
motorola razr 40シリーズには、スタンダードモデルの「razr 40」と、プレミアムな上位モデル「razr 40 Ultra」がラインナップされています。この2機種は単なる価格(razr 40が約12.5万円、Ultraが約15.5万円)の違いだけでなく、コンセプトが明確に異なります。実際に比較して最も大きな違いと感じたのは、アウトディスプレイの機能性、プロセッサーの性能クラス、そして日本市場で重要な「おサイフケータイ」の有無でした。
最大の違い:アウトディスプレイと使い勝手
最も視覚的で、使い勝手に直結する違いがアウトディスプレイです。「razr 40」が搭載するのは、通知や音楽操作、天気の確認などに使う補助的な1.5インチOLED(194 x 368)です。これはあくまで情報を確認するための窓であり、操作の基本は本体を開くことが前提となります。
対照的に、「razr 40 Ultra」は3.6インチ(1066 x 1056)の大型アウトディスプレイを搭載しています。これは最大144Hzで動作し、閉じたままでもメッセージの返信やマップの確認など、多くのAndroidアプリを快適に操作できます。「閉じても使える」Ultraと、「開いて使う」razr 40、ここに両者の設計思想の根本的な違いが現れています。
プロセッサーと内部スペックの差
パフォーマンス面でも大きなクラス分けがされています。「razr 40」はミドルハイレンジの「Snapdragon 7 Gen 1」を採用しています。日常使いでは十分快適ですが、3Dゲームなどでは性能の限界を感じる場面もあります。
一方、「razr 40 Ultra」はハイエンドの「Snapdragon 8+ Gen 1」を搭載しており、あらゆる操作が高速です。この性能差はメモリやストレージの規格にも反映されており、razr 40がLPDDR4XメモリとUFS 2.2ストレージであるのに対し、Ultraはより高速なLPDDR5メモリとUFS 3.1ストレージを採用しています。
カメラとバッテリーの構成
ハードウェアの構成には興味深いトレードオフが見られます。注目すべきは、スタンダードモデルの「razr 40」が4,200mAhと、Ultraの3,800mAhよりも大容量のバッテリーを搭載している点です。これは、大型アウトディスプレイを搭載しない分、内部スペースに余裕が生まれたためだと感じます。
メインカメラの思想も異なります。「razr 40」は「約6,400万画素」(f/1.7)という高画素センサーを搭載し、クアッドピクセルテクノロジーで高精細な写真を目指しています。対して「razr 40 Ultra」は、画素数を「約1,200万画素」に抑えつつ、f/1.5という非常に明るいレンズとOISを採用し、暗所での撮影品質を重視した構成です。
日本市場での決定的な差:おサイフケータイの有無
日本国内で使用する上で、決定的な違いがFeliCaの有無です。スタンダードモデルの「motorola razr 40」は、おサイフケータイ(FeliCa)に対応しています。これにより、モバイルSuicaや各種電子マネーを日常的に利用できます。
しかし、上位モデルの「motorola razr 40 Ultra」は、NFCには対応しているものの、おサイフケータイ(FeliCa)には対応していません。価格はUltraの方が高いにもかかわらず、キャッシュレス決済の利便性を最優先するユーザーにとっては、「razr 40」が優位となる逆転現象が起きています。
motorola razr 40のスペック(仕様)
- メインディスプレイ: 約6.9インチ、解像度2,640×1,080 ドットのpOLED (AMOLED, LTPO) ※22:9/FHD+/リフレッシュレート 最大144Hz/HDR10+/120% DCI-P3色域
- アウトディスプレイ: 約1.5インチ、解像度194 x 368 pxのOLED ※2:1/リフレッシュレート 最大60Hz
- プロセッサ: Qualcomm Snapdragon 7 Gen 1 (2.4GHz x 1、2.36GHz x 3、1.8GHz x 4) ※4nm/64bit/8コア
- GPU: Adreno 644
- RAM(メモリ): 8GB (LPDDR4X)
- ストレージ: 256GB (UFS 2.2)
- バッテリー: 4,200mAh
- 充電: 30W TurboPower チャージ対応、5W ワイヤレス充電(Qi対応)
- 背面カメラ: 約6,400万画素 (OIS搭載) + 約1,300万画素 (超広角+マクロ)
- 前面カメラ: 約3,200万画素
- ワイヤレス通信: Wi-Fi 6E (802.11 a/b/g/n/ac/ax) 、Bluetooth 5.3 、GPS (GPS/A-GPS/GLONASS/Galileo/BeiDou)
- NFC/おサイフケータイ: 対応 テザリング: 対応
- インターフェース: USB Type-C (USB 2.0)
- センサー: 加速度計、近接センサー、環境照度センサー、ジャイロセンサー、eコンパス
- スピーカー: ステレオスピーカー
- 防水防塵: IP52
- 生体認証: 指紋認証、顔認証
- OS: Android 13
- サイズ: 約170.82mm x 73.95mm x 7.35mm(最薄部) (折りたたみ時 : 約88.24mm x 73.95mm x 15.8mm)
- 重量: 約188.6g カラー: セージグリーン、バニラクリーム
- 付属品: SIM取り出しピン、ガイド類、LG(法令/安全/規制)
※チャージャー(ACアダプタ、USBケーブル)非同梱 5G通信: 対応 SIMカード: nanoSIM/eSIM ※DSDV対応
対応バンド
「motorola razr 40 /40s」は5G通信に対応しています。
SIMはNanoSIMと物理的なカードを必要としないeSIMに対応しています。
対応バンドは以下の通りです。
5G:n1/n3/n8/n28/n40/n41/n77/n78
4G:LTE B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B11/B12/B17/B18/B19/B25/B26/B28/B38/B39/B40/B41/B42
3G:W-CDMA B1/B2/B4/B5/B8
5G通信はSub-6に対応しています。Sub-6はn78(国際的に主要な5G通信の周波数帯)、n79(ドコモのみが対応している周波数帯)の2つがありますが、n78のみに対応しています。
4Gの対応バンドは豊富で、ドコモ、ソフトバンク、ワイモバイル、au、楽天モバイル回線に対応しています。
motorola razr 40の評価
8つの評価基準で「motorola razr 40」を5段階で評価してみました。
【項目別評価】
画面の見やすさ:★★★★☆
メインの6.9インチ有機ELは144Hz対応で滑らか。折り目も目立たず高品質ですが、色味の調整に癖があり、NetflixのHDR再生に非対応な点は惜しいです。
スペック:★★★☆☆
Snapdragon 7 Gen 1搭載。日常使いは快適ですが、UFS 2.2ストレージやLPDDR4Xメモリは上位機と差があり、高負荷な3Dゲームには向きません。
耐久性: ★★☆☆☆
IP52の防水性能は低く、水没は厳禁です。何より、数ヶ月の使用で画面の折り目にヒビやスジが入ったという報告が複数あり、耐久性には大きな不安が残ります。
デザイン:★★★★☆
ヴィーガンレザーの質感は高く、所有感を満たしてくれます。折りたたみ時の圧倒的なコンパクトさは最大の魅力ですが、厚みでポケットが膨らむ点は否めません。
通信:★★★☆☆
Wi-Fi 6EやBluetooth 5.3など最新規格に対応しています。しかし、使用中に通信やBluetooth接続が稀に途切れることがあるという安定性の懸念も聞かれました。
機能:★★★★☆
最大の魅力は「おサイフケータイ(FeliCa)」対応。上位モデル(Ultra)にない強みで、閉じたまま決済可能です。5Wのワイヤレス充電にも対応しています。
使いやすさ:★★★☆☆
ピュアAndroidに近いUIやMotoジェスチャーは快適。「フレックスビュースタイル」でのハンズフリー視聴や撮影も便利ですが、ヒンジが硬く片手で開けません。
価格:★★★☆☆
折りたたみスマホとしては10万円前後から購入可能で、価格設定は意欲的です。しかし、ミドルハイのスペックや前述の耐久性懸念を考慮すると、コストパフォーマンスは中程度です。
【総評】 ★★★☆☆
「折りたたみ」と「おサイフケータイ」を両立した貴重な選択肢
motorola razr 40は、「折りたたみスマートフォンを使ってみたい」という多くの人の願いと、「おサイフケータイ(FeliCa)が必須」という日本市場の現実的なニーズを両立させた、非常に貴重なモデルです。上位モデルのrazr 40 ultraにはないFeliCaを搭載し、閉じたまま決済できる利便性は、他の何物にも代えがたい強みです。
ヴィーガンレザーの高級感あるデザイン、6.9インチの滑らかなメインディスプレイ、そして三脚いらずで撮影できる「フレックスビュー」の楽しさは、従来のスマートフォンにはない「ワクワク感」を提供してくれます。
価格なりの妥協点と、看過できない耐久性の懸念
一方で、この価格を実現するために、いくつかの明確な妥協点があります。プロセッサーはミドルハイのSnapdragon 7 Gen 1であり、ストレージ規格もUFS 2.2に留まるため、最新ハイエンド機のようなキビキビとした動作や、高負荷なゲーム性能は期待できません。
しかし、最も大きな懸念点は耐久性です。IP52という低い防水性能に加え、短期間の使用でも画面の折り目にヒビやスジが入ったという報告が目立ちます。価格が下がったとはいえ、10万円クラスの製品として、この耐久性不安は看過できません。日常使いの性能とFeliCa対応は魅力的ですが、デリケートな折りたたみ機構を長期間維持できるか、というリスクを理解した上で選ぶ必要がある端末です。
どんな人に最適か
ヴィーガンレザーの質感やコンパクトな携帯性、そして「フレックスビュー」を使ったハンズフリー視聴やユニークなカメラ撮影など、従来のスマートフォンにはない「ワクワク感」を手頃な価格で体験したい人にも向いています。
また、「おサイフケータイ(FeliCa)が使える折りたたみスマートフォン」という体験価値を最優先する人にも最適です。高負荷な3Dゲームはあまりプレイしないものの、SNSや動画視聴といった日常使いがメインで、かつキャッシュレス決済のためにFeliCa機能は絶対に譲れないというユーザーには、現状で最も有力な選択肢となります。
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motorola razr 40の価格・購入先
※価格は2025/10/24に調査したものです。価格は変動します。
ECサイト
- Amazonで43,300円(税込)、
- 楽天市場で44,528円、
- ヤフーショッピングで36,359円、
で販売されています。
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他のおすすめのライバル機種と価格を比較
「motorola razr 40」と似た性能をもつスマートフォンも販売されています。価格の比較もできるので、ぜひ参考にしてみてください。
motorola razr 60
motorolaから発売された折りたたみ式の5Gスマートフォンです(2025年10月10日発売)。
Android 15、MediaTek Dimensity 7400X、8GBまたは12GBメモリ、メイン約6.9インチpOLED (FHD+, 120Hz)とアウト約3.6インチpOLED (90Hz)ディスプレイ、256GBまたは512GBストレージ、4,500mAhバッテリー、背面約5000万画素+約1300万画素の2眼カメラ、前面約3200万画素のフロントカメラを搭載しています。
また、独自AI「moto ai」(とりまリスト、おまとめメモ、プレイリストスタジオなど)、Google Gemini、IP48防水防塵、チタン製ヒンジプレート、リフレッシュレート最大120Hz(メイン・アウトは最大90Hz)、フレックスビュースタイル撮影、カムコーダーモード、適応型手ブレ補正、最大4K/30fpsの動画撮影、「Smart Connect」機能、「Moto Unplugged」機能に対応。
Dolby Atmos、ステレオスピーカー、30W有線 急速充電、15Wワイヤレス充電、おサイフケータイ、Motoジェスチャー、指紋認証、顔認証、USB Type-C、5G通信、Wi-Fi 6E (802.11ax)、Bluetooth 5.4、GPS、eSIMにも対応しています。
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関連記事:motorola razr 60徹底レビュー!razr 50比較で進化点を検証
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motorola razr 50
モトローラから発売された折りたたみ 5Gスマートフォンです。
Android 14、MediaTek Dimensity 7300X、12GB LPDDR4X メモリ、約6.9インチのメイン pOLED液晶、約3.6インチのアウトOLED液晶、512GB UFS 2.2ストレージ、4200 mAhバッテリー、背面 50MP + 13MPの2眼カメラ、前面32MPのフロントカメラを搭載しています。
また、生成AI Google Gemini、適応型手ブレ補正機能、壁紙の自動生成、30W TurboPower チャージ (充電器は別売り)、15W ワイヤレス充電(Qi対応)(充電器は別売り)、
デュアルステレオスピーカー、Dolby Atmos、IPX8の防水、おサイフケータイ、リフレッシュレート 最大144Hz(アウト:最大90Hz)、NFC、指紋認証、顔認証、USB Type-C (USB 2.0)、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.4、GPSに対応しています。
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関連記事:motorola razr 50 徹底レビュー!先代との違いと利点・欠点を評価
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Galaxy Z Flip7
サムスンから発売された折りたたみ式の5Gスマートフォンです(2025年8月1日発売)。
Android 16、Exynos 2500、12GBメモリ、メインに約6.9インチのDynamic AMOLED 2Xディスプレイ、カバーに約4.1インチのSuper AMOLEDディスプレイ、256GBまたは512GBのストレージ、最大約31時間(動画再生時)駆動する4300mAhバッテリー、背面に約5000万画素+約1200万画素の2眼カメラ、前面に約1000万画素のフロントカメラを搭載しています。
また、AI機能(Google Gemini、「Now Brief」と「Now Bar」、進化したリアルタイム通訳など)、カメラのAI機能(AIズーム、オートズーム、AIによる編集アシスト、クリエイティブAI、AIスケッチ / ポートレートスタジオ)に対応。
リフレッシュレート 120Hz、ピーク輝度2,600nits、光学相当2倍ズーム、4K動画撮影、次世代型ProVisual Engine、IPX8/IP4X防水防塵、おサイフケータイ (NFC)、15Wワイヤレス充電、25W急速充電、4.5W逆ワイヤレス充電、指紋認証、顔認証、USB Type-C、5G通信、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4、GPSにも対応しています。
価格は、Amazonで164,800円(税込・256GB・SIMフリー・SM-F766QZKASJP)、楽天市場で164,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで148,980円(中古)、米国 Amazon.comで$767.50、です。
関連記事:Galaxy Z Flip7徹底レビュー!Flip6比較で買うべきか検証
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nubia Flip 2
ZTEジャパンから発売された6.9インチになる折りたたみ式の5Gスマートフォンです(2025年1月23日 発売)。
約3インチのサブディスプレイ、6.9インチの有機ELディスプレイ、MediaTek Dimensity D7300X、6GB LPDDR4xメモリ、128GB UFS 3.1ストレージ、4300mAhバッテリー、背面カメラ 50MP+2MPの2眼カメラ、前面32MPのフロントカメラを搭載しています。
また、リアルタイムAI通訳、リアルタイムAI助手IP42防水防塵、シンプルモード、デザリング、指紋認証、顔認証、Type-C (OTG)、5G通信、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.4、GPSに対応しています。
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Libero Flip
ZTE製の折り畳み(タテ折り)5Gスマートフォンです。
Android 13、Qualcomm Snapdragon 7 Gen 1、6GBメモリ、約6.9インチの有機EL液晶、1.43インチのサブ液晶、128GBストレージ、4310mAhバッテリ、背面 50MP+2MPの2眼カメラ、前面16MPのフロントカメラを搭載しています。
また、おサイフケータイ、33W 急速充電、IP42防水防塵、デザリング、指紋認証、顔認証、NFC、Felica、シンプルホームUI、電話録音機能、4K動画撮影、ジェスチャー撮影、USB Type-C (OTG)、5G通信、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2に対応しています。
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