Galaxy A36 5G 徹底レビュー!A25 5G比較で気づいた利点と欠点

Galaxy A36 5G 本体 オーサム ラベンダーの前面と背面
2025年6月26日にサムスンから発売された「Galaxy A36 5G」は、約5万円という価格帯でありながらも、Galaxy AシリーズではじめてAI機能を搭載した注目のスマートフォンです。

このレビューでは、Galaxy A36 5Gが日々のスマートフォン体験をどれだけ快適にするのか、前モデル「Galaxy A25 5G」から何が、そしてどれほど進化したのかを、デザイン、ディスプレイ、CPU性能、カメラ、バッテリーなどあらゆる角度から徹底的に比較・検証しました。

先に結論からお伝えしましょう

Galaxy A36 5G の長所(Pros):

  • 圧倒的に美しく滑らかな有機ELディスプレイ
  • 高級感のあるガラスデザインとIP68の優れた耐久性
  • 一日中安心して使えるバッテリーと45Wの超急速充電
  • 光学式手ブレ補正と超広角レンズを搭載したカメラ
  • ミドルレンジ最高クラスの6年間という長期OSアップデート保証

Galaxy A36 5G の短所(Cons):

  • microSDカードスロットが廃止され、ストレージ拡張ができない
  • 同価格帯の競合モデルと比較して、純粋な処理性能では見劣りする
  • ワイヤレス充電に非対応
  • 45W充電器が同梱されておらず、別途購入が必要

総合評価:

Galaxy A36 5Gは、日常のあらゆる場面で高い満足感を得られる、非常にバランスの取れたミドルレンジスマートフォンです。特に、美しい画面でエンタメを楽しみ、一つの端末をセキュリティの心配なく長く大切に使いたいと考えるユーザーにとって、これ以上ないほど最適な一台と言えるでしょう。

この記事で分かること

  1. Galaxy A36 5GとGalaxy A25 5Gのデザイン、サイズ、耐久性の詳細な違い
  2. 有機ELディスプレイと120Hzリフレッシュレートがもたらす映像体験
  3. Snapdragon 6 Gen 3の処理性能とAntutuベンチマークスコア
  4. 「原神」や「ウマ娘」など人気ゲームがどの程度快適に動作するか
  5. 超広角カメラと光学式手ブレ補正(OIS)を搭載したカメラの実力
  6. Aシリーズ初のAI機能「Awesome Intelligence」の便利な使い方
  7. 5000mAhバッテリーの持続時間と45W超急速充電の実際の速度
  8. 6年間の長期OSアップデート保証(サポート期間)の価値
  9. Poco F7やGoogle Pixel 9aなど、競合機種とのメリット・デメリット比較
  10. 項目別の詳細な5段階評価とその理由
  11. SIMフリー版やキャリア版の価格と、最もお得に購入する方法

この記事を最後まで読むことで、「Galaxy A36 5G」を購入するべきかどうかがはっきりと分かるはずです。購入に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

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公式ページ:Samsung Galaxy A36 5G(ギャラクシーA36 5G)| Samsung Japan 公式

このページ内の目次

デザインと耐久性:Galaxy A36 5G ~手にした瞬間に伝わる高級感と、日々の安心を支える堅牢性~

Galaxy A36 5G 実機 オーサム ラベンダーの外観。

ここでは、Galaxy A36 5Gのデザインと耐久性について、前モデルのGalaxy A25 5Gと比較しながら、実際に手に取って感じた魅力や進化のポイントを詳しくレビューしていきます。毎日使うスマートフォンだからこそ、見た目の満足度と安心して使える堅牢性は重要な選択基準になります。

高級感あふれるガラスデザインと、心惹かれるカラーリング

Galaxy A36 5Gを初めて手に取ったとき、その質感の高さに驚きました。前モデルのGalaxy A25 5Gがサラサラとした樹脂製の背面パネルだったのに対し 、A36 5G高級感のあるガラスを背面全体に採用しています 。このガラスはCorning® Gorilla® Glass Victus®+という非常に強度の高い素材で、デザイン性だけでなく、傷や衝撃に対する安心感も格段に向上させています 。カラーはオーサム ラベンダー、オーサム ライム、オーサム ホワイト、オーサム ブラックの4色展開です 。私が試したオーサム ラベンダーは、光の角度によって虹色に輝くオーロラ加工が施されており、非常に魅力的でした 。この華やかなデザインは所有欲を満たしてくれますが、人によっては少し派手すぎると感じるかもしれません 。

カラーの違い

  • Galaxy A36 5G:オーサム ラベンダー、オーサム ライム、オーサム ホワイト、オーサム ブラック
  • Galaxy A25 5G:ライトブルー、ブルー、ブラック

大画面なのに、より薄く、より軽く。進化した携帯性

Galaxy A36 5G 本体を手で握っている。ボタンが見える。

スマートフォンを選ぶうえで、サイズと重量は日常の使い勝手を大きく左右します。Galaxy A25 5Gが約210gとずっしりした重さだったのに対し 、Galaxy A36 5G約195gと15gも軽量化されています 。さらに、厚さもA25 5Gの8.5mmからA36 5Gでは7.4mmへと、1mm以上も薄くなりました 。この薄さと軽さのおかげで、同じ6.7インチの大画面でも、A36 5Gの方が格段に手に馴染みやすく、長時間持っていても疲れにくいと感じました。普段、ポケットに入れて持ち運ぶことが多いのですが、このスリム化は大きなメリットです。ただし、やはり大画面なので、片手での操作は少し厳しい場面もありました 。

細部に宿る使いやすさへの配慮と、割り切りが必要な変更点

Galaxy A36 5Gの底面にある接続ポート。

本体のボタンやポートの配置も、使いやすさに直結する重要な要素です。Galaxy A36 5Gは、右側面に電源ボタン音量ボタンが配置され、左側面には何もないスッキリとしたデザインです 。底部にはUSB Type-Cポートとスピーカー、SIMトレイがまとめられています 。大きな変更点として、A25 5Gでは電源ボタンと一体化していた指紋認証センサーが、A36 5Gではディスプレイ内蔵の光学式センサーへと進化しました 。これにより、画面に触れるだけでスムーズにロック解除でき、より先進的な印象を受けます。

しかし、一点だけ非常に残念な変更がありました。A25 5Gでは対応していたmicroSDカードスロットが、A36 5Gでは廃止されてしまったのです 。写真や動画をたくさん撮る私にとって、これは大きなデメリットであり、クラウドストレージの活用などを考える必要がありそうです。

サイズ・重量の違い

  • Galaxy A36 5G:高さ約162.9mm、幅約78.2mm、厚さ約7.4mm、重量約195g
  • Galaxy A25 5G:高さ約167.7mm、幅約77.7mm、厚さ約8.5mm、重量約210g

ベゼルレスへの進化と、洗練されたカメラデザイン

ディスプレイ周りのデザインも、没入感を高める上で見逃せません。Galaxy A36 5Gは、A25 5Gの太めだったベゼルと水滴型ノッチから大きく進化しました 。ベゼルはよりスリムになり、特に画面下部のベゼルがわずかに太いものの 、全体として画面が広く感じられます。インカメラも中央上部の小さなパンチホール型になったことで 、例えばYouTubeで動画を全画面表示した際の没入感は格段に向上しました。

背面のカメラユニットも、A25 5Gの独立した2眼レンズから 、すっきりと一列に並んだデザインへと変更されています 。海外のレビューではこの部分を「太くて長い黒いパーツ」と表現していましたが 、個人的にはミニマルで洗練された印象を受けました。

IP68防水防塵とGorilla Glass Victus+による最高の安心感

デザイン性だけでなく、タフさもGalaxy A36 5Gの大きな魅力です。防水・防塵性能は、A25 5GのIPX5/IPX8、IP6Xから、より高い保護性能を持つIP68規格に向上しました 。これは、水深1.5mの淡水に最大30分間耐えられるレベルで 、キッチンでレシピを見ながら料理をしたり、突然の雨に見舞われたりといった日常の水回りでの使用も全く心配ありません。

さらに、ディスプレイと背面の両方に採用されたCorning® Gorilla® Glass Victus®+は、従来のガラスよりも傷や落下に対する耐性が大幅に強化されています 。高価なスマートフォンだからこそ、このように日常生活の些細なアクシデントから守ってくれる堅牢性は、何物にも代えがたい安心感を与えてくれます。

Galaxy A36 5Gの付属品

  • SIM取り出し用ピン(試供品)
  • クイックスタートガイド
  • ※充電器、USBケーブルは同梱されていません 。

まとめ:デザインと耐久性

  • 第一印象:前モデルの樹脂製から高級感のあるガラス製へと質感が大幅に向上し、所有満足度が高い 。
  • 携帯性:Galaxy A25 5Gより15g軽く、1.1mm薄くなったことで、大画面ながらも取り回しやすさが向上している 。
  • 機能的な変更点:指紋認証がディスプレイ内蔵式になり先進性が増した一方で、多くのユーザーに支持されていたmicroSDカードスロットが廃止された点は大きなマイナスポイント 。
  • 耐久性:防水・防塵性能がIP68へと進化し、保護ガラスもより強固なGorilla Glass Victus+を採用したことで、日常生活での安心感が格段に高まっている 。

ディスプレイ:Galaxy A36 5G ~日常のすべてを“特別”に変える、魔法のスクリーン体験~

Galaxy A36 5Gのディスプレイが見えるように手で持っている。

ここでは、Galaxy A36 5Gのディスプレイがいかに素晴らしい体験を提供してくれるか、その核心に迫ります。前モデルのGalaxy A25 5Gからどれほど劇的に進化したのか、SNSや動画鑑賞、ゲームといった具体的なシーンを通じて、私が実際に感じた感動をレビューしていきます。

液晶から有機ELへ。色の表現力がもたらす圧倒的な没入感

Galaxy A36 5Gを手にして、まず電源を入れた瞬間にその違いは明らかでした。本機に搭載されているのは、Super AMOLED(有機EL)ディスプレイです 。これは、一つ一つの画素が自ら光を放つため、完全な「黒」を表現できるのが特長です。前モデルのGalaxy A25 5GがTFT液晶だったため、黒い部分が少し白っぽく見えがちでしたが、A36 5Gでは夜景の映像や暗いシーンが多い映画を観ても、引き締まった黒が映像の奥行きを際立たせ、驚くほどの没入感を生み出します。暗い場所で画面の明るさを下げても色ムラを感じることはなく 、その表示品質の高さにはただただ感心するばかりでした。

解像度の進化が文字の読みやすさを変える

スマートフォンのディスプレイで重要なのは、色の鮮やかさだけではありません。Galaxy A36 5Gは、解像度が1080 x 2340のFHD+に対応しています 。一方で、Galaxy A25 5Gは720 x 1600のHD+解像度だったため、細かい文字が表示されるニュースサイトなどでは、文字が少しにじんで見えることがありました 。しかしA36 5Gでは、文字の輪郭がくっきりと表示され、小さな文字も非常に読みやすいです。この精細さは、電子書籍を長時間読むような場面でも、目の疲れを大きく軽減してくれると感じました。

ディスプレイサイズ・解像度・タイプの違い

  • Galaxy A36 5G:約6.7インチ、1080 x 2340 (FHD+)、Super AMOLED(有機EL)
  • Galaxy A25 5G:約6.7インチ、720 x 1600 (HD+)、TFT液晶

120Hz駆動の衝撃。スクロールが「ぬるぬる」動く快感

Galaxy A36 5Gで格闘ゲームをプレイしている様子。

私がGalaxy A36 5Gのディスプレイで最も感動したのは、最大120Hzのリフレッシュレートです 。これは1秒間に画面を120回更新することを意味し、Galaxy A25 5Gの60Hzと比較すると、その滑らかさはまさに別次元です。例えば、X(旧Twitter)やInstagramのタイムラインをスクロールすると、指に吸い付くように「ぬるぬる」と画面が動き、残像感を全く感じません。A25 5Gの60Hzに慣れていると、最初は少し驚くかもしれませんが、この体験をしてしまうと、もう元には戻れないと感じるほど快適です。この滑らかな操作感は、日常のあらゆる操作をストレスフリーにしてくれます。

リフレッシュレートの違い

  • Galaxy A36 5G:120Hzのリフレッシュレート
  • Galaxy A25 5G:60Hzのリフレッシュレート

真夏の日差しにも負けない、圧倒的な明るさ

スマートフォンの画面は、屋外でいかに見えるかも重要なポイントです。Galaxy A36 5Gのディスプレイは、高輝度モード1,200nitsという非常に高い明るさを実現しています 。実際に晴れた日に公園でGoogle Mapsを確認した際、A25 5Gでは画面が見えにくく手で影を作ることがありましたが、A36 5Gは直射日光の下でも表示がはっきりと視認でき、全くストレスを感じませんでした。この視認性の高さは、屋外での写真撮影時や、移動中に情報を確認する際に大きなアドバンテージとなります。

先進機能と、少し気になる応答性の課題

Galaxy A36 5Gのディスプレイは、ブルーライトを軽減する「目の保護モード」や、スリープ状態でも時刻や通知を確認できる「常時表示ディスプレイ」といった便利な機能にも対応しています 。しかし、一点だけ気になる部分もありました。ロック解除直後の動作が時々非常に重くなることがあり、指紋センサーに触れてからホーム画面が表示されるまで数秒フリーズするような感覚を覚えることがありました 。また、一部のレビューでは、仮想近接センサーの挙動により、通話中に意図せず画面が反応してしまう可能性も指摘されています 。全体的な表示品質が素晴らしいだけに、こうしたソフトウェアの最適化には今後のアップデートでの改善を期待したいところです。

Galaxy A36 5Gのディスプレイ仕様

  • メインディスプレイのサイズ:170.1mm (約6.7インチ)
  • 種類:Super AMOLED(有機EL)
  • 解像度:1080 x 2340 (FHD+)
  • リフレッシュレート:最大120Hz
  • 最大輝度:1,200nits (高輝度モード)
  • 保護ガラス:Corning® Gorilla® Glass Victus®+

まとめ:ディスプレイ

  • 表示品質:有機ELとFHD+解像度への進化は圧倒的で、Galaxy A25 5Gの液晶・HD+とは比較にならないほど鮮やかで精細な映像体験を提供します。
  • 操作の快適性:最大120Hzのリフレッシュレートによる滑らかなスクロールは感動的で、日常のあらゆる操作がストレスなく行えます。
  • 屋外での視認性:最大1,200nitsのパワフルな明るさにより、真夏の直射日光下でも画面がはっきりと見え、場所を選ばずに使用できます。
  • 総合評価:画質、滑らかさ、明るさの全てが前モデルから飛躍的に向上しており、スマートフォンの体験そのものを一段階上のレベルへと引き上げる、まさに「別格」のディスプレイです。

パフォーマンス:Galaxy A36 5G ~日常の操作を、かつてないほど快適にする処理性能~

Galaxy A36 5Gでレースゲームをプレイしている様子。

ここでは、Galaxy A36 5Gの心臓部であるパフォーマンスについて、その進化の核心に迫ります。CPUやメモリ、ストレージが前モデルのGalaxy A25 5Gからどれほど進化したのか、そしてその進化が実際の使用感にどのような変化をもたらしたのかを、具体的な体験を交えて詳しくレビューしていきます。

新世代SoC「Snapdragon 6 Gen 3」がもたらす、確かな性能向上

Galaxy A36 5Gの快適な動作の源は、新世代のプロセッサ「Snapdragon 6 Gen 3」です 。これは、最先端の4nmプロセスで製造されており、電力効率とパフォーマンスのバランスに優れています 。CPUは、高性能なCortex-A78コア(2.4GHz)と効率的なCortex-A55コア(1.8GHz)で構成されたオクタコア設計です 。前モデルのGalaxy A25 5Gが搭載していたMediaTek Dimensity 6100+(6nmプロセス、Cortex-A76 + Cortex-A55)と比較して、より微細なプロセス技術と新しいCPUアーキテクチャにより、基本的な処理能力が大きく向上しています 。

この性能差は、CPU性能を測るGeekbench 6のスコアにも表れており、A36 5Gがシングルコアで1022点、マルチコアで2915点を記録したのに対し 、A25 5Gはそれぞれ約728点、約1938点でした 。また、グラフィック性能を担うGPUも、A36 5Gの「Adreno 710」はA25 5Gの「Mali-G57 MC2」よりも高性能です 。3DMark Wild Lifeのスコアでは、A36 5Gが約2610点を記録しており 、グラフィック処理能力の向上がうかがえます。

ストレスフリーな日常操作と、マルチタスクの快適性

ベンチマークスコアの向上は、実際の使用感にもはっきりと表れていました。Galaxy A25 5Gでは、アプリの切り替えやブラウザのタブを複数開いた際にもたつきを感じることがありましたが、Galaxy A36 5Gではそうしたストレスが大幅に軽減されています。LINEX(旧Twitter)Instagramといった日常的によく使うアプリは、複数立ち上げていても驚くほどスムーズに切り替えが可能です。特に、YouTubeで動画を再生しながらChromeで調べ物をするといったマルチタスクも快適そのもの。A25 5Gでは時折カクつくことがあった操作も、A36 5Gでは滑らかにこなしてくれます。

ただし、ハイエンドモデルと比較すると、ロック解除直後や一部のアプリを起動する際に一瞬の「間」を感じることもありました。例えば、電源オフの状態から起動するのに20~30秒、LINEを最初に立ち上げるのに5秒ほどかかる場合があるという指摘は、確かにその通りだと感じます 。しかし、一度アプリが起動してしまえば、その後の動作は非常に快適で、普段使いで不満を感じることはほとんどありませんでした。

ベイパーチャンバー搭載で、発熱を抑える冷却性能

パフォーマンスを安定させる上で重要なのが冷却性能です。Galaxy A36 5Gは、前世代機より15%大型化したベイパーチャンバーを搭載しており、プロセッサの熱を効率的に拡散させる設計になっています。実際に、SNSの閲覧やWebブラウジングといった日常的な使い方では、本体が熱を持つことはほとんどありませんでした。しかし、負荷の高い3Dゲームを30分ほどプレイした際には、背面カメラの周りがじんわりと温かくなるのを感じました。

この発熱によってパフォーマンスが著しく低下し、動作がカクつくということはありませんでしたが、長時間にわたって高い負荷をかけ続けると、動作が少し重くなる可能性はありそうです。ミドルレンジモデルとしては十分な冷却性能を備えていますが、最高のパフォーマンスを維持したい場合は、長時間の連続した高負荷作業は避けた方が賢明かもしれません。

メモリとストレージの進化、そして一つの大きな変化

マルチタスクの快適さを支えているのが、6GBのメモリです。Galaxy A36 5Gは、前モデルのLPDDR4Xから、より高速で電力効率に優れた「LPDDR5」規格のメモリを採用しています 。これにより、データ転送速度が約50%向上し、アプリの読み込みや切り替えがより高速になりました 。ストレージ容量も、A25 5Gの64GBから128GBへと倍増し、たくさんのアプリや写真、動画を保存できるようになりました 。

しかし、ここで一つ大きな注意点があります。Galaxy A25 5Gでは対応していたmicroSDカードによるストレージ拡張が、Galaxy A36 5Gでは非対応となってしまったのです 。これは、長年Galaxy Aシリーズを愛用してきたユーザーにとっては非常に残念な変更点かもしれません。音楽や動画を大量に本体へ保存したいと考えている方は、128GBの容量で足りるかどうか、事前に自身の利用スタイルをよく確認する必要があるでしょう。

Galaxy A36 5GのCPU仕様

  • CPU:Qualcomm Snapdragon 6 Gen 3
  • 製造プロセス:4nm
  • CPUコア:オクタコア (4x 2.4GHz Cortex-A78 & 4x 1.8GHz Cortex-A55)
  • GPU:Adreno 710

まとめ:パフォーマンス

  • プロセッサ性能:新世代のSnapdragon 6 Gen 3を搭載し、Galaxy A25 5GのDimensity 6100+からCPU・GPU性能ともに大きく向上。日常操作の快適性が劇的に改善されています。
  • 実際の使用感:アプリの起動や切り替え、Webブラウジングなど、普段使いのほとんどの場面でストレスを感じさせないスムーズな動作を実現。ただし、ハイエンド機のような完璧な応答性を期待すると、ロック解除時などにわずかな遅延を感じることもあります。
  • メモリとストレージ:メモリは高速なLPDDR5を6GB、ストレージは128GBを搭載。A25 5Gからスペックアップし、マルチタスク性能と保存容量が向上しています。
  • 拡張性:Galaxy A25 5Gの大きな利点であったmicroSDカードスロットが非対応となった点は、ユーザーによっては大きなデメリットとなり得るため注意が必要です。

Antutuベンチマーク

Galaxy A36 5Gが搭載するQualcomm Snapdragon 6 Gen 3 プロセッサは、Antutu V10 ベンチマーク総合で約61万点(618692)を記録していました。

例1: Antutu V10.4.8 総合で「618692」、CPUで「196060」、GPUで「152823」、MEMで「119380」、UXで「150429」

例2: Antutu V10 総合で「612104」、CPUで「207653」、GPUで「141156」、MEMで「126045」、UXで「137250」

一方、前モデル「Galaxy A25 5G」はMediaTek Dimensity 6100+ プロセッサを搭載し、Antutu V10 ベンチマーク総合で約37万点を記録していました。

例: Antutu V10 総合で「370101」、CPUで「118279」、GPUで「62634」、MEMで「82053」、UXで「107135」

Galaxy A36 5Gは前モデル「Galaxy A25 5G」よりもスコアが24万点高くなっていることから、性能が飛躍的に向上したといえます。

Snapdragon 6 Gen 3 性能を比較

Galaxy A36 5Gが搭載するQualcomm Snapdragon 6 Gen 3 プロセッサは、他のCPUと比べてどのくらいの性能なのでしょうか?Antutuベンチマークで比較してみました。

Galaxy A36 5G グラフ Antutu 比較 Snapdragon6-Gen3

CPU ランキング

※Antutu V10 ベンチマーク総合スコアで比較したものです。

  1. Snapdragon 7s Gen 3 (Nothing Phone 3a)・・・Antutu:71万
  2. Dimensity 7300-Ultra(Redmi Note 14 Pro 5G)・・・Antutu:67万
  3. Snapdragon 6 Gen 1 (OPPO Reno13 A)・・・Antutu:64万
  4. Snapdragon 6 Gen 3 (Galaxy A36 5G)・・・Antutu:61万
  5. Snapdragon 7s Gen2 (AQUOS sense9)・・・Antutu:60万
  6. MediaTek Dimensity 7060 (moto g66j 5G)・・・Antutu:50万
  7. Dimensity 7025 (moto g64 5G)・・・Antutu:50万
  8. Dimensity 6300 (AQUOS wish5)・・・Antutu:39万
  9. MediaTek Dimensity 6100+(Galaxy A25 5G)・・・Antutu:37万
  10. Dimensity 700 5G (AQUOS wish4)・・・Antutu:35万
  11. MediaTek Helio G81 (moto g05/ Redmi 14C)・・・Antutu:25万

比較から分かること

Galaxy A36 5Gに搭載されたQualcomm Snapdragon 6 Gen 3は、Antutu V10ベンチマークで61万点というスコアが示す通り、ミドルレンジスマートフォン市場において非常に高い競争力を持つプロセッサです。この性能は、ウェブサイトの閲覧、SNS、動画視聴といった日常的な操作を極めてスムーズかつ快適にこなし、多くの3Dゲームもグラフィック設定を調整することで十分に楽しむことが可能な水準にあります。

ゲーム性能:Galaxy A36 5G ~人気タイトルはどこまで快適に遊べるのか?~

Galaxy A36 5Gで原神をプレイしている様子。

ここでは、Galaxy A36 5Gが日々の利用だけでなく、息抜きとなるゲームプレイでどれほどの性能を発揮するのかを、実際に人気のゲームをプレイして検証します。ミドルレンジのスマートフォンとして、カジュアルなゲームからグラフィックが美しい大作まで、どこまで快適に楽しめるのか、その実力に迫ります。

原神:広大な世界を冒険するための最適な設定は?

まず試したのは、美しいグラフィックと広大なオープンワールドが魅力の「原神」です。グラフィック設定を「中」にすると、テイワット大陸の探索中は30FPSから40FPSで動作し、景色を楽しみながら快適に冒険できました。しかし、複数の敵との戦闘でエフェクトが飛び交う場面では、フレームレートが30FPSを少し下回ることも。安定性を最優先するなら、画質を「低」に設定するのがおすすめです。この設定なら、戦闘中でも30FPS以上を安定して維持し、時には45FPS前後まで向上するため、ストレスなくプレイに集中できました。

フォートナイト:激しい撃ち合いでも戦えるか?

次に、世界的な人気を誇るバトルロイヤルゲーム「フォートナイト」をプレイ。グラフィック設定を「中」か「低」に、3D解像度を75%程度に調整することで、平均して40FPSから50FPS前後でのプレイが可能でした。多くのプレイヤーが入り乱れる終盤の激しい銃撃戦や建築バトルではフレームレートの変動はありましたが、カジュアルに勝利を目指す分には十分なパフォーマンスです。60FPS設定も試しましたが、安定性に欠け、状況によっては30FPS台まで落ち込むことがあったため、安定したフレームレートで戦いたいなら中設定以下が現実的でしょう。

Call of Duty: Warzone Mobile:大規模バトルロイヤルへの挑戦

スマートフォンには高い負荷がかかる大規模バトルロイヤル「Call of Duty: Warzone Mobile」にも挑戦しました。グラフィック設定を「中」にすると、30FPSから40FPSでの動作が中心となり、降下時や敵が密集するエリアでは30FPSを下回ることもありました。フレームレートの安定を重視し、グラフィック品質を「低」に設定したところ、平均40FPS前後で動作し、よりスムーズに敵を狙うことができました。

ファイナルファンタジーVII エバークライシス:美しいグラフィックを堪能

「ファイナルファンタジーVII」の世界を追体験できるRPG「ファイナルファンタジーVII エバークライシス」は、非常に最適化されており快適でした。グラフィック設定を「高」にしても、コマンドバトル中の派手なリミットブレイクや召喚獣のエフェクトを含め、戦闘シーンで安定して30FPS以上を維持します。場面によっては60FPSに近い滑らかな描画となり、美しいグラフィックで物語の世界に深く没入することができました。

アスファルト:Legends Unite:爽快なレース体験

アーケードレースゲームの「アスファルト:Legends Unite」では、最適化の恩恵を存分に感じられました。デフォルトのグラフィック設定で、レース中はほぼ安定して60FPSで動作します。多数のライバル車が密集するスタート直後や、派手なクラッシュシーンでも、操作感を損なうほどのフレームレート低下は起こりません。高品質な設定でも、爽快なレース体験が可能です。

ウマ娘 プリティーダービー:ウイニングライブも滑らかに

育成シミュレーションゲーム「ウマ娘 プリティーダービー」は、全くストレスなく楽しめました。最もグラフィック負荷のかかるレースシーンはもちろん、圧巻のウイニングライブにおいても、標準設定でほぼ60FPSに張り付いた滑らかな描画となります。キャラクターたちの細かな表情や動き、そして華麗なライブパフォーマンスを、高品質な3Dグラフィックで心ゆくまで堪能できました。

まとめ:ゲーム性能

Galaxy A36 5Gに搭載されたSnapdragon 6 Gen 3は、ミドルレンジとして非常にバランスの取れたゲーム性能を持っていると実感しました。「ウマ娘」や「アスファルト」のように最適化が進んでいるタイトルでは、高フレームレートでの快適なプレイが約束されます。一方で、「原神」や「Warzone Mobile」のような極めて高いグラフィック性能を要求するタイトルでは、最高設定は難しいものの、画質を調整することで十分にゲームの世界を楽しむことが可能です。

これは、日常使いの快適さを損なうことなく、幅広いジャンルのゲームに対応できる柔軟性を持っていることを意味します。常に最高設定・最高フレームレートを求めるコアなゲーマーには物足りないかもしれませんが、様々なゲームを気軽に楽しみたい多くのユーザーにとって、価格と性能のバランスが取れた、非常に満足度の高い一台と言えるでしょう。

カメラ性能:Galaxy A36 5G ~撮りたい瞬間を、もっと美しく、もっと自由に~

Galaxy A36 5Gの本来背面のカメラ部分。

ここでは、Galaxy A36 5Gのカメラ性能に焦点を当て、その驚くべき進化をレビューします。日常のスナップショットから特別な日の思い出まで、この一台がどのように写真撮影の楽しみを広げてくれるのか。前モデルのGalaxy A25 5Gとの比較を通じて、その実力を詳しく解き明かしていきます。

表現の幅を広げるトリプルカメラと光学式手ブレ補正

Galaxy A36 5Gのカメラは、前モデルのGalaxy A25 5Gからハードウェア構成が大きく進化しました。A25 5Gが約5000万画素の広角と約200万画素のマクロの2眼構成だったのに対し、A36 5G約5000万画素の広角、約800万画素の超広角、約500万画素のマクロという、より多彩な撮影が可能な3眼構成へとアップグレードされています 。

カメラ構成・画素数の違い

  1. Galaxy A36 5G:(背面)約5,000万画素広角+約800万画素超広角+約500万画素マクロ、(前面)約1,200万画素
  2. Galaxy A25 5G:(背面)約5,000万画素広角+約200万画素マクロ、(前面)約500万画素

この中で特に大きな進化が、超広角カメラの搭載です。先日、友人たちと公園に出かけた際、広大な風景を背景に集合写真を撮ろうとしたのですが、A36 5Gの超広角カメラのおかげで、全員を余裕でフレームに収めつつ、背景の美しい景色もダイナミックに写し込むことができました。これはA25 5Gでは不可能だった体験です。

さらに、メインカメラには光学式手ブレ補正(OIS)が搭載されたことも見逃せないポイントです 。手持ち撮影時のわずかな揺れを物理的に補正してくれるため、特に光量が少ない場面での撮影で絶大な効果を発揮します。A25 5Gにはこの機能がなかったため、夜景撮影では息を止めて慎重にシャッターを切る必要がありましたが、A36 5Gなら、より気軽にクリアな写真を撮影できます。

AIがアシストする、賢くて楽しい撮影体験

Galaxy A36 5Gで撮影したポートレート写真

Galaxy A36 5Gは、Aシリーズとして初めて「Awesome Intelligence」というAI機能を搭載しました 。これが撮影体験をより一層楽しいものにしてくれます。特に感動したのが「AI消しゴム」機能です。旅行先で最高のショットが撮れたと思ったのに、背景に偶然人が写り込んでしまった、という経験は誰にでもあるでしょう。

そんな時、この機能を使えば、後から不要な人物や物を驚くほど自然に消去できます 。実際に試してみましたが、スマートフォンの画面で見る限り、どこを消したのか分からないほど自然な仕上がりで、写真編集のハードルを大きく下げてくれました。

さらに、撮影した写真をもっと良くしたいけれど、どう編集すればいいか分からない時に役立つのが「編集サジェスト」機能です 。この機能は、AIが写真を自動で分析し、「背景をぼかしてみませんか?」や「明るさを調整しますか?」といった、より魅力的に見せるためのクリエイティブな提案をしてくれます 。専門的な編集知識がなくても、ワンタップでプロが仕上げたような一枚に近づけることができるので、写真撮影がますます楽しくなりました。

明るい場所から夜景まで、あらゆるシーンを美しく切り取る

Galaxy A36 5Gで撮影したサンプル写真2枚。庭先の植物と夜の風景。

作例1:左の画像:庭先で撮影した植物。葉の緑の色、花のピンク色が鮮やかに映し出されている。色は少しあっさりとした印象。

作例2:右の画像。夜のビルと地下を撮影した写真。夜間で明暗差が激しいシーンだが、黒つぶれや白トビがなく、明暗のバランスを保っている。

日中の明るい場所での撮影では、Galaxy A36 5Gの約5000万画素メインカメラは非常に優れた性能を発揮します。色鮮やかでありながら、不自然にならない絶妙な色合いは、まさにGalaxyのカメラならでは。先日、カフェでランチプレートを撮影したのですが、料理の色がとても美味しそうに撮れて、思わずSNSにアップしてしまいました。

夜景撮影では、光学式手ブレ補正(OIS)と進化したナイトモードが真価を発揮します。A25 5Gではノイズが目立ち、少しぼやけた印象になりがちだった暗所でも、A36 5Gはノイズを抑えつつ、光源の白飛びも少ない、非常にクリアな写真を撮影できました。

また、インカメラもA25 5Gの約500万画素から約1200万画素へと大幅に画素数がアップしており、セルフィーの精細感も格段に向上しています 。肌の質感や髪の毛一本一本まで、よりシャープに捉えてくれるので、ポートレート撮影がさらに楽しくなりました。

思い出を鮮やかに記録する、4K動画撮影の実力

Galaxy A36 5Gの動画撮影

動画性能も、Galaxy A36 5Gが飛躍的な進化を遂げた点です。A25 5GではFHD(1080p)解像度までの対応でしたが、A36 5Gではついに4K動画撮影に対応しました 。実際に子供が公園で遊んでいる様子を4Kで撮影してみたのですが、その映像を後からテレビの大画面で見ても、細部までくっきりと鮮明で、その場の空気感まで伝わってくるようでした。

光学式手ブレ補正(OIS)は動画撮影時にも有効で、歩きながら撮影しても揺れが少なく、非常に見やすい映像を記録できます。さらに、より激しい動きに対応する「スーパー手ブレ補正」機能もあり、アクティブなシーンでも安心して撮影に臨めます 。

動画撮影の違い

  • Galaxy A36 5G:UHD 4K(3840 x 2160)@30fps ※光学式手ブレ補正(OIS)対応
  • Galaxy A25 5G:FHD(1920 x 1080)@30fps

Galaxy A36 5Gのカメラ仕様、カメラの主な機能

  • 背面カメラ
  • 広角:約50.0 MP (F1.8, OIS対応)
  • 超広角:約8.0 MP (F2.2)
  • マクロ:約5.0 MP (F2.4)
  • 前面カメラ
  • 約12.0 MP (F2.2)
  • 動画撮影解像度
  • UHD 4K (3840 x 2160)@30fps
  • 主な機能
  • 光学式手ブレ補正(OIS)
  • デジタルズーム(最大10倍)
  • Awesome Intelligence(AI消しゴム、フィルター、編集サジェストなど)
  • ナイトモード
  • ポートレートモード
  • スーパー手ブレ補正

まとめ:カメラ性能

  • ハードウェアの進化:Galaxy A25 5Gにはなかった「超広角カメラ」と「光学式手ブレ補正(OIS)」を新たに搭載し、撮影の幅と安定性が格段に向上しました。
  • 表現力:色鮮やかながら自然な仕上がりの写真が撮れ、特に食事や風景の撮影でその実力を発揮します。
  • AIアシスト:「AI消しゴム」や「編集サジェスト」といった便利な機能が撮影後の編集作業を強力にサポートし、誰でも手軽に写真の完成度を高めることができます 。
  • 暗所性能:光学式手ブレ補正と進化したナイトモードにより、これまで苦手としていた夜景や暗い室内での撮影能力が飛躍的に向上し、ブレやノイズの少ないクリアな写真撮影が可能です。
  • 動画性能:待望の4K動画撮影に対応し、高精細で美しい映像記録が可能になりました。強力な手ブレ補正機能により、動きながらの撮影でも安定した動画を撮ることができます。

AI機能:Galaxy A36 5G ~日常の「知りたい」「使いたい」を瞬時に叶える相棒~

Galaxy A36 5GのAI機能

ここでは、Galaxy A36 5GがAシリーズとして初めて搭載した専用AI「Awesome Intelligence」について、その実力を詳しくレビューします。カメラ機能以外のAIが、これまでのスマートフォン操作をいかに直感的で快適なものに変えてくれるのか。前モデルGalaxy A25 5Gにはなかった、新しい体験の扉を開けていきましょう。

Aシリーズ初搭載「Awesome Intelligence」という新しい価値

Galaxy A36 5Gを手にして最も大きな進化を感じたのが、この「Awesome Intelligence」の存在です 。これは、これまでサムスンのフラッグシップモデルに搭載されてきた「Galaxy AI」の体験を、より身近なAシリーズで実現しようという試みです。前モデルのGalaxy A25 5Gには、こうした統合的なAI機能は搭載されていなかったため、これは単なる性能向上ではなく、スマートフォンの使い方そのものを変える、全く新しい価値の追加と言えるでしょう。実際に使ってみると、その便利さは期待をはるかに超えるものでした。

気になったら、すぐ検索。「かこって検索」の衝撃的な手軽さ

Galaxy A36 5Gで「かこって検索」を利用する様子。

Awesome Intelligence」の中でも、特に私の日常を大きく変えたのが「かこって検索」機能です 。先日、友人がSNSに投稿していた写真に写っていたお洒落なカフェが気になったのですが、以前なら店名をスクリーンショットで撮って、ブラウザを開いて手入力で検索…という手間が必要でした。しかしGalaxy A36 5Gなら、画面上の気になるカフェの画像を指でくるっと囲むだけ。それだけで瞬時にGoogleの検索結果が表示され、場所やレビューをすぐに確認できたのです。この直感的でスピーディーな情報収集は、まさに衝撃的な体験でした。知りたいと思ったその瞬間にアクションが完結するこの手軽さは、A25 5Gでは味わえなかった快適さです 。

情報が“使える”データに変わる。「AIセレクト」の賢さ

もう一つの便利な機能が「AIセレクト」です 。これは、画面に表示されている情報をAIが賢く認識し、次のアクションを提案してくれるというもの。例えば、友人からメッセージアプリで送られてきたイベント告知の画像。そこに書かれた住所を指でなぞると、すぐにGoogleマップで開く選択肢が現れました。電話番号をなぞれば、そのまま電話をかけることも可能です 。これまで手動でコピー&ペーストしていた作業が、ワンタップで完結するのです。単なる画像やテキストが、AIによって「すぐに使える」データに変わるこの感覚は、スマートフォンの利便性を一段階上のレベルへと引き上げてくれました。

その他のAI機能と、知っておくべきこと

他にも、Samsungの標準ブラウザ使用中にウェブページの内容を音声で読み上げてくれる「読み上げ」機能や、より複雑な質問に答えてくれる「Google Gemini」との連携など、便利な機能が揃っています 。これらのAI機能は、フラッグシップモデルの「Galaxy AI」と比較すると機能は限定的ですが、日常で本当に役立つ機能が厳選されているという印象です 。ただし、一つ知っておくべき点があります。これらの「Awesome Intelligence」機能は、2025年末までは無料で提供されますが、それ以降は一部が有料サービスになる可能性があると示唆されています 。

Galaxy A36 5Gで使えるAI機能

  • かこって検索 with Google: 画面に表示されている画像やテキストなどを円で囲むだけで、簡単に検索できる機能です 。
  • AIセレクト: 画面上の電話番号やURLなどを認識し、電話発信やウェブサイトへのアクセスといった次のアクションを提案します 。
  • 読み上げ: Samsungの標準ブラウザで表示しているコンテンツを音声で読み上げる機能です 。
  • Google Gemini: より高度で詳細な回答を得るための対話型AIです 。
  • AI消しゴム: 写真に写り込んだ不要な人や物を簡単に消去できます 。
  • 編集サジェスト: 撮影した写真を分析し、改善案を提案します 。

まとめ:AI機能

  • 革新性:Aシリーズとして初めて「Awesome Intelligence」を搭載し、Galaxy A25 5Gにはなかった直感的なAI操作を実現しています。
  • 実用性:「かこって検索」は、気になったものを瞬時に調べられる革命的な機能であり、情報収集のスタイルを根本から変えてくれます。
  • 利便性:「AIセレクト」は、画面上の情報を単なるテキストではなく、すぐに使えるデータとして認識し、次の行動へとスムーズに繋げてくれます。
  • 将来性:現在は無料で利用できますが、2026年以降は一部機能が有料になる可能性があるため、その点は留意が必要です。

バッテリー:Galaxy A36 5G ~一日中続く安心感と、いざという時の超速チャージ~

Galaxy A36 5Gで動画を視聴している様子。

ここでは、スマートフォンの生命線ともいえるバッテリー性能について、Galaxy A36 5Gがどれほどのスタミナと充電スピードを誇るのかを徹底レビューします。前モデルのGalaxy A25 5Gと比較しながら、実際の使用感に基づいた安心感と利便性の進化をお伝えします。

変わらぬ大容量、されど進化した電力効率

Galaxy A36 5Gは、前モデルのGalaxy A25 5Gと同じ5,000mAhという大容量バッテリーを搭載しています。この容量のおかげで、A25 5Gもバッテリー持ちが良いと評判でしたが、A36 5Gはそれをさらに上回るスタミナを実感させてくれました。公式スペックを見ると、動画再生時間はA25 5Gの最大21時間に対し、A36 5Gは最大29時間と大幅に向上しています。これは、より電力効率に優れた最新のプロセッサ「Snapdragon 6 Gen 3」や有機ELディスプレイの恩恵でしょう。

実際に、通勤中に音楽を聴き、日中はSNSやWebブラウジング、休憩時間にはYouTubeで動画を観るといった使い方でバッテリーの持続時間を試したところ、待機時間も含めて16時間経過した時点で、バッテリー残量はまだ54%も残っていました 。A25 5Gでも丸一日は余裕で使えましたが、これほどのスタミナはありません。A36 5Gなら、「うっかり充電を忘れても翌日の午前中くらいなら何とかなる」という大きな安心感があります。

SNSやブラウジング、漫画アプリといった比較的バッテリーを消費しやすい使い方を続けても10時間以上持ちこたえるほどのスタミナがあり、その実力は本物だと実感しました 。

充電を忘れた朝の救世主。45Wの「超急速充電」

Galaxy A36 5Gのバッテリー性能における最大の進化は、充電速度にあります。Galaxy A25 5Gの充電が最大15W程度だったのに対し、A36 5G最大45Wの「超急速充電」に対応しました。この差は、まさに決定的です。先日、うっかり夜に充電を忘れてしまい、朝起きた時のバッテリー残量はわずか15%。以前のA25 5Gならモバイルバッテリーが必須の状況でしたが、A36 5Gを対応の充電器に繋いで朝の支度をする30分間で、バッテリーは70%近くまで回復しました。この驚異的なスピードのおかげで、その日一日、バッテリー切れを心配することなく過ごすことができました。

0%の状態からでも約85分で満充電が可能で、このスピード感は一度体験すると元には戻れません。ただし、この性能を最大限に引き出すには、45W出力のPPS(Programmable Power Supply)規格に対応したACアダプターと対応ケーブルが別途必要になる点は注意が必要です。残念ながら、箱には充電器が同梱されていません。また、A25 5Gと同様にワイヤレス充電には対応していません。

バッテリーを長持ちさせる賢い機能

Galaxy A36 5Gには、バッテリーの寿命を延ばすための賢い機能も搭載されています。例えば、充電を85%で止めて過充電を防ぐ「バッテリーの保護」機能や、急速充電をオフにする設定など、日々の使い方に合わせてバッテリーへの負担を軽減できます。こうした細やかな配慮も、長く安心して使いたいユーザーにとっては嬉しいポイントです。

Galaxy A36 5Gのバッテリー仕様

  • バッテリー容量:5,000mAh (標準)
  • 動画再生時間:最大29時間
  • 充電:最大45Wの超急速充電に対応 (有線)
  • ワイヤレス充電:非対応
  • 付属品:充電器、USBケーブルは同梱されていません

まとめ:バッテリー

  • バッテリー容量:Galaxy A25 5Gと同じ5,000mAhの大容量を継承し、一日中安心して使えるスタミナを確保しています。
  • 電力効率:最新プロセッサの搭載などにより電力効率が向上し、公称の動画再生時間はA25 5Gより約8時間も長く、実際の使用感でもより長持ちします。
  • 充電速度:A25 5Gを圧倒する最大45Wの超急速充電に対応しており、充電を忘れた朝でも短時間で十分なバッテリーを確保できる絶大な安心感があります。
  • 注意点:超急速充電の性能を最大限に活かすには、対応する充電器を別途購入する必要があります。また、ワイヤレス充電には対応していません。

OSと機能:Galaxy A36 5G ~日々の快適さと、6年先まで続く安心を手に入れる~

Galaxy A36 5GのUI画面

ここでは、Galaxy A36 5Gのソフトウェアと各種機能に焦点を当て、その使い勝手や将来性についてレビューします。OSの長期サポートから日々のエンタメ体験を豊かにするオーディオ性能まで、前モデルのGalaxy A25 5Gからどれほど進化したのか、その魅力を余すことなくお伝えします。

6年間のアップデート保証という、絶大な安心感

Galaxy A36 5Gを手にして最も素晴らしいと感じたのは、その将来性です。ミドルレンジのスマートフォンでありながら、なんと「6世代のOSアップデートと6年間のセキュリティアップデート」が保証されています 。これは、初期搭載のAndroid 15から始まり、数年後も最新の機能と万全のセキュリティが提供され続けることを意味します。前モデルのGalaxy A25 5Gも長期アップデートに対応していましたが、ここまで手厚い保証はありませんでした。スマートフォンを一度購入したら長く大切に使いたい私にとって、この長期サポートは他の何にも代えがたい大きな安心材料です。

OSにはサムスン独自の「One UI」が搭載されており、アニメーションも滑らかで直感的な操作が可能です 。ただ、高性能な反面、ロック解除直後など特定の場面で一瞬動作が重くなることがありました。これは高性能なUIを動かすための性能が少しだけ追いついていない印象で、今後のソフトウェア更新による最適化に期待したいところです。

エンタメ体験を一変させる、臨場感あふれるステレオスピーカー

私がGalaxy A36 5Gで次に感動したのは、オーディオ性能の進化です。Galaxy A25 5Gは本体下部のモノラルスピーカーでしたが、A36 5Gは本体の上部と下部にスピーカーを搭載したステレオスピーカーへと進化しました 。先日、YouTubeで好きなアーティストのライブ映像を観たのですが、音が左右から広がることで、まるでその場にいるかのような臨場感を味わうことができました。これは、音が片方からしか聞こえなかったA25 5Gでは得られなかった体験です。

さらに、立体音響技術「Dolby Atmos」をオンにすると、音の広がりがさらに豊かになります。映画鑑賞時には、この機能を有効にすることを強くお勧めします。ただし、イヤホンジャックは非搭載なので、有線イヤホンを使いたい場合はUSB Type-Cからの変換アダプターが必要です 。

毎日をキャッシュレスに。便利な「おサイフケータイ」

日本でのスマートフォン利用に欠かせない電子マネー決済おサイフケータイ」(FeliCa)にも、もちろん対応しています 。この機能は前モデルのGalaxy A25 5Gから引き続き搭載されており、ユーザーにとって重要な機能がしっかりと受け継がれている点に安心感を覚えます 。

実際に、駅の改札でモバイルSuicaをかざしたり、コンビニでiDを使って支払いを済ませたりしましたが、その反応は非常にスムーズで、決済で待たされるようなストレスは一切ありませんでした 。日々の通勤や買い物がこれ一台で完結する利便性は、一度体験すると手放せなくなります。

快適な通信と、強固なセキュリティ

日々の快適なスマートフォンライフに欠かせない通信性能も、Galaxy A36 5Gは着実に進化しています。最新規格のWi-Fi 6に対応したことで、多くの人が集まるカフェや駅など、Wi-Fiが混雑しがちな場所でも安定した高速通信が可能になりました 。セキュリティ面では、画面内指紋認証と顔認証の両方に対応 。指紋認証は画面に触れるだけでスマートにロック解除でき、顔認証もスピーディーで快適です。さらに、サムスン独自の強固なセキュリティ「Samsung Knox Vault」が、パスワードなどの大切な個人情報をしっかり保護してくれるので、安心して利用できます 。

広がる連携、ただし割り切りも必要な拡張性

Galaxy A36 5Gは、Galaxy Buds(ワイヤレスイヤホン)Galaxy Watch(スマートウォッチ)といった周辺機器との連携もスムーズで、サムスンのエコシステムを存分に活用できます 。しかし、拡張性については大きな変更点がありました。前モデルのA25 5Gでは利用できたmicroSDカードスロットが、A36 5Gでは非対応となってしまったのです 。本体ストレージは128GBとA25 5Gから倍増しましたが、写真や動画を大量に保存する私のようなユーザーにとっては、この変更は少し残念なポイントです。購入を検討する際は、ご自身の使い方で128GBの容量で十分かどうかを考える必要があるでしょう。

Galaxy A36 5Gの主な機能

  • OS: Android 15 (One UI 7)
  • アップデート保証: 6世代のOSアップデート、6年間のセキュリティアップデート
  • オーディオ: ステレオスピーカー、Dolby Atmos対応
  • 通信: 5G (Sub6)、Wi-Fi 6、Bluetooth v5.4
  • セキュリティ: Samsung Knox Vault
  • 生体認証: 画面内指紋認証、顔認証
  • おサイフケータイ: 対応

まとめ:OSと機能

  • OSと将来性: ミドルレンジモデルとして最高クラスの6年間の長期アップデート保証により、数年先まで最新の機能とセキュリティで安心して使用できます。
  • オーディオ体験: Galaxy A25 5Gのモノラルスピーカーから、臨場感あふれるステレオスピーカーへと大きく進化し、動画や音楽などのエンタメ体験が格段に向上しました。
  • 実用的な機能: 前モデルから引き続き、日本市場で必須の「おサイフケータイ」に対応しており、日常の利便性が確保されています。
  • セキュリティ: 先進的な画面内指紋認証と、ハードウェアレベルで情報を保護するSamsung Knox Vaultにより、高い利便性と安全性を両立しています。
  • 拡張性: Wi-Fi 6に対応するなど通信性能は向上しましたが、Galaxy A25 5Gと異なりmicroSDカードが使えなくなった点は、ユーザーによっては大きな注意点となります。

Galaxy A36 5G と Galaxy A25 5G の違い

Galaxy A36 5Gのカラーバリエーション。

Galaxy A36 5GとGalaxy A25 5Gは、同じGalaxy Aシリーズでありながら、性能、機能、価格において多くの違いがあります。ここでは、どちらのモデルが自分に合っているか判断できるよう、それぞれのスペックを項目別に詳しく比較し、違いを明確にします。

性能(CPU・RAM・ストレージ)

  • Galaxy A25 5G: MediaTek Dimensity 6100+、RAM 4GB (LPDDR4X)、ストレージ 64GB (UFS 2.2) 。AnTuTu v10スコアは約40.2万点です 。
  • Galaxy A36 5G: Snapdragon 6 Gen 3、RAM 6GB (LPDDR5)、ストレージ 128GB 。AnTuTu v10スコアは約62.6万点です 。
  • 違い: A36 5GはCPU性能、RAM容量と規格、ストレージ容量の全てにおいてA25 5Gを上回っています。これにより、アプリの起動やマルチタスクなど、日常のあらゆる操作がよりスムーズで快適になります 。

外部ストレージ

  • Galaxy A25 5G: microSDカードに対応(最大1.5TB) 。
  • Galaxy A36 5G: microSDカードに非対応 。
  • 違い: A25 5Gは写真や動画を安価なmicroSDカードに大量保存できるという大きな利点があります 。A36 5Gを選ぶ際は、内蔵ストレージ128GBで十分かを検討する必要があります 。

ディスプレイ

  • Galaxy A25 5G: 約6.7インチ、HD+ (720×1600)解像度のTFT液晶、リフレッシュレート60Hz 。
  • Galaxy A36 5G: 約6.7インチ、FHD+ (1080×2340)解像度のSuper AMOLED(有機EL)、リフレッシュレート120Hz 。
  • 違い: A36 5Gのディスプレイは、解像度、色の鮮やかさ、スクロールの滑らかさ、屋外での見やすさ(ピーク輝度1,200nits)の全てにおいてA25 5Gを圧倒しています 。動画鑑賞やSNSの閲覧体験に大きな差が出ます 。

カメラ

  • Galaxy A25 5G: 背面2眼(広角50MP + マクロ2MP)、前面5MP 。光学式手ブレ補正(OIS)なし、動画はFHD撮影まで 。
  • Galaxy A36 5G: 背面3眼(広角50MP(OIS付) + 超広角8MP + マクロ5MP)、前面12MP 。4K動画撮影に対応 。
  • 違い: A36 5Gは、より広い範囲を撮影できる「超広角カメラ」と、手ブレを強力に抑える「光学式手ブレ補正」を搭載 。さらに4K動画撮影も可能で、カメラ性能はあらゆる面で大きく向上しています 。

デザイン・サイズ・重量

  • Galaxy A25 5G: サイズ約167.7 x 77.7 x 8.5 mm、重量約210 g。カラーはライトブルー、ブルー、ブラックの3色展開 。
  • Galaxy A36 5G: サイズ約162.9 x 78.2 x 7.4 mm、重量約195 g。カラーはオーサムラベンダー、オーサムライム、オーサムホワイト、オーサムブラックの4色展開 。
  • 違い: A36 5GはA25 5Gより薄く、軽くなっています 。これにより携帯性が向上し、カラーバリエーションもより豊富です 。

耐久性

  • Galaxy A25 5G: 防水・防塵(IPX5/IPX8, IP6X)に対応 。
  • Galaxy A36 5G: より保護性能の高いIP68防水・防塵に対応し、前面・背面に高耐久ガラス「Corning® Gorilla® Glass Victus®+」を採用 。
  • 違い: A36 5Gは、より高い等級の防水・防塵性能に加え、傷や落下に強い高耐久ガラスを両面に採用しているため、日常の様々なアクシデントに対する安心感が格段に向上しています 。

バッテリーと充電

  • Galaxy A25 5G: 5000mAhバッテリー、動画再生最大21時間 。
  • Galaxy A36 5G: 5000mAhバッテリー、動画再生最大29時間、45Wの超急速充電に対応 。
  • 違い: バッテリー容量は同じですが、A36 5Gの方が電力効率に優れ、より長く使用できます 。また、A36 5Gの45W超急速充電は、A25 5Gの充電速度を大幅に上回り、忙しい時の大きな助けとなります 。

OS・サポート期間・AI機能

  • Galaxy A25 5G: Android 15初期搭載 。OSアップデートはAndroid 17までとされています。「かんたんモード」など初心者向けの機能が充実しています 。
  • Galaxy A36 5G: Android 15初期搭載 。Aシリーズ初のAI「Awesome Intelligence」を搭載し「かこって検索」などが利用可能 。6世代のOSアップデートと6年間のセキュリティアップデートをサポートします 。
  • 違い: OSの初期バージョンは同じですが、A36 5GはAIによる利便性が追加されています。最も大きな違いはサポート期間で、A36 5GはA25 5Gより圧倒的に長く、数年後も安心して最新の状態で使用できます。

オーディオ

  • Galaxy A25 5G: モノラルスピーカー 。
  • Galaxy A36 5G: ステレオスピーカー 。
  • 違い: A36 5Gはステレオスピーカーにより、動画や音楽をより臨場感のあるサウンドで楽しむことができます 。

発売日と価格

  • Galaxy A25 5G: 2025年2月27日発売。Samsungオンラインショップ価格は29,900円(税込)です 。
  • Galaxy A36 5G: 2025年6月26日発売。Samsungオンラインショップ価格は50,490円(税込)です 。
  • 違い: A36 5Gは後から発売された上位モデルであり、価格も約2万円高価に設定されています 。

まとめ:Galaxy A36 5GとGalaxy A25 5Gの違い

Galaxy A36 5Gは、Galaxy A25 5Gの正統な上位モデルとして、性能、ディスプレイ、カメラ、耐久性、充電速度、ソフトウェアサポートといった多くの点で明確に進化しています 。特に、美しい有機ELディスプレイと120Hzリフレッシュレート、AI機能、そして6年間の長期アップデート保証は大きな魅力です 。一方で、Galaxy A25 5Gは価格が約2万円安く、microSDカードによるストレージ拡張が可能という、A36 5Gにはない利点を持っています 。どちらを選ぶかは、予算と、どこに価値を置くかによって決まるでしょう。

Galaxy A36 5Gのメリット・デメリット

Galaxy A36 5Gのサポート期間

Galaxy A36 5Gは、多くの長所を持つ一方で、利用スタイルや競合機種と比較した際には短所となり得る点も存在します。ここでは、前モデルのGalaxy A25 5Gや、Poco F7、OPPO Reno13 A、Google Pixel 9aといった競合スマートフォンと比較しながら、そのメリットとデメリットを詳しく解説します。

【メリット】

メリット1:ミドルレンジで最高クラスの長期OSアップデート保証

Galaxy A36 5Gの最大の強みは、「6世代のOSアップデートと6年間のセキュリティアップデート」という異例の長期サポートです。これは、Google Pixel 9aの7年間サポートに匹敵する手厚さであり、PocoやOPPOといった多くの競合ブランドのサポート期間を大きく上回ります。購入後も長期間、最新の機能と安全性が提供されるという絶大な安心感は、本機を選ぶ非常に大きな理由となります。

メリット2:高品質なデザインと優れた耐久性

前モデルGalaxy A25 5Gの樹脂製背面から、高級感のあるガラス素材(Corning® Gorilla® Glass Victus®+)へと質感を大きく向上させています。また、IP68の防水・防塵性能を備えており、OPPO Reno13 Aやmoto g66j 5Gが持つIP69やMIL規格といった、より過酷な環境を想定した耐久性には及ばないものの、日常生活における水濡れや埃に対しては最高レベルの保護性能を誇ります。

メリット3:トップクラスに美しく、滑らかなディスプレイ

Galaxy A25 5GのHD+解像度の液晶ディスプレイに対し、A36 5Gは色鮮やかなSuper AMOLED(有機EL)と120Hzリフレッシュレートに対応し、表示品質が飛躍的に向上しました。これは、OPPO Reno13 AやGoogle Pixel 9aといった有機EL搭載の競合機種と肩を並べる美しさであり、moto g66j 5Gの液晶ディスプレイに対しては明確な優位性があります。

メリット4:エンタメ体験を向上させるステレオスピーカー

Galaxy A25 5Gがモノラルスピーカーだったのに対し、A36 5Gはステレオスピーカーを搭載しています。これにより、動画視聴や音楽再生時に、より臨場感と広がりのあるサウンドを楽しむことができます。これは、OPPO Reno13 AやGoogle Pixel 9aなど、現代のミドルレンジスマートフォンとして標準的な機能を備えた点と言えます。

メリット5:日本市場に必須の「おサイフケータイ」に対応

前モデルのGalaxy A25 5Gから引き続き、日本市場では欠かせない「おサイフケータイ」(FeliCa)に対応しています 。OPPO Reno13 Aやmoto g66j 5Gといった競合機種の多くもこの機能を搭載していますが 、交通機関の利用から日々の買い物まで、スマートフォン一つで完結できる利便性は大きなメリットです。

【デメリット】

デメリット1:競合と比較して見劣りするパフォーマンス

日常利用では快適ですが、Snapdragon 6 Gen 3というプロセッサは、同じ価格帯の競合機種と比較すると性能面で見劣りします。特に、より高性能なSnapdragon 8s Gen 4を搭載するPOCO F7は、ゲーム性能や処理速度でA36 5Gを圧倒します。高いグラフィック性能を要求される3Dゲームを快適にプレイしたいユーザーには、明確に力不足です。

デメリット2:microSDカードスロットの廃止

Galaxy A25 5Gの大きな利点であったmicroSDカードスロットが、Galaxy A36 5Gでは廃止されました。OPPO Reno13 Aやmoto g66j 5Gといった競合機種がストレージ拡張に対応している中で、この仕様変更は大きなデメリットです。写真や動画を大量に保存するユーザーは、内蔵ストレージの容量管理に注意が必要です。

デメリット3:限定的なAI機能

「Awesome Intelligence」としてAI機能を搭載していますが、その機能はGoogle Pixel 9aが誇る「消しゴムマジック」や「Best Take」といった高度なAI編集機能や、POCO F7の多彩なAI機能群と比較すると限定的です。基本的な「かこって検索」などは便利ですが、AIによるクリエイティブな体験を期待するユーザーには物足りないかもしれません。

デメリット4:充電性能の競争力不足

45Wの急速充電はGalaxy A25 5Gから大きく進化しましたが、競合との比較では必ずしも優れているとは言えません。POCO F7は90Wという圧倒的な速度の充電に対応し、充電器も同梱されています。Galaxy A36 5Gは充電器が別売りであり、追加のコストがかかる点もマイナスです。

デメリット5:ワイヤレス充電に非対応

近年のスマートフォンでは搭載が増えているワイヤレス充電には対応していません。同じ価格帯のGoogle Pixel 9aなどがワイヤレス充電に対応していることを考えると、日々の利便性で見劣りする点と言えます。

デメリット6:Samsung DeXに非対応

サムスンの上位モデルに搭載されている、モニターに接続してPCのように使える「Samsung DeX」機能には対応していません。スマートフォンをデスクトップ環境でも活用したいと考えているユーザーにとっては、機能が制限されてしまいます。

Galaxy A36 5Gのスペック(仕様)一覧

  • ディスプレイ: 約6.7インチ Super AMOLED(有機EL)、1080 x 2340 (FHD+)、リフレッシュレート120Hz
  • CPU: Snapdragon 6 Gen 3 (オクタコア、2.4GHz + 1.8GHz)
  • GPU: Adreno 710
  • RAM(メモリ): 6GB (LPDDR5)
  • ストレージ: 128GB (使用可能ストレージ: 108.3GB)、microSD非対応
  • バッテリー: 5000mAh
  • 駆動時間: 動画再生時間:最大29時間
  • 充電: 最大45Wの超急速充電に対応(※充電器は別売り)
  • 背面カメラ: [広角] 50MP (F1.8, OIS) + [超広角] 8MP (F2.2) + [マクロ] 5MP (F2.4)
  • 前面カメラ: 12MP (F2.2)
  • ワイヤレス通信: Wi-Fi 6 (802.11a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.4
  • GPS: GPS, Glonass, Beidou, Galileo, QZSS(みちびき)に対応
  • NFC: おサイフケータイ対応
  • インターフェース: USB Type-C (USB 2.0)
  • センサー: 加速、指紋、ジャイロ、地磁気、照度、バーチャル近接センシング
  • 防水防塵: IP68
  • 冷却システム: ベイパーチャンバー搭載
  • 生体認証: 指紋認証(画面内)、顔認証
  • OS: Android 15
  • サイズ: 162.9 x 78.2 x 7.4 mm
  • 重量: 約195g
  • カラー: オーサム ラベンダー、オーサム ライム、オーサム ホワイト、オーサム ブラック
  • 付属品: SIM取り出し用ピン、クイックスタートガイド ※充電器、USBケーブルは同梱されていません。
  • モバイル通信(5G/4G/3G): 5G, 4G LTE, 3G WCDMAに対応
  • SIMカード: nanoSIM + eSIM のデュアルSIM対応(デュアルeSIMも可)

対応バンド:Galaxy A36 5G

Galaxy A36 5G」は5G通信に対応しています。

基本的には本体にSIMカードを入れて、APN設定を済ませると、通信できます。

SIMはNanoSIMと物理的なカードを必要としないeSIMに対応しています。

対応バンドは以下の通りです。

  • 5G: n1, n3, n5, n28, n40, n41, n77, n78, n79
  • 4G: B1, B2, B3, B5, B8, B12, B18, B19, B21, B26, B28, B38, B39, B40, B41, B42, B66
  • 3G: B1 (2100), B5 (850)
  • 2G: GSM850, GSM900, DCS1800, PCS1900

対応バンドの詳細

ドコモ:

  • 5G: n78, n79
  • 4G: B1, B3, B19, B21, B28, B42
  • プラチナバンド: B19 対応

au:

  • 5G: n28, n77, n78
  • 4G: B1, B3, B18, B26, B28, B41, B42
  • プラチナバンド: B18, B26 対応

ソフトバンク:

  • 5G: n3, n28, n77
  • 4G: B1, B3, B8, B28, B41
  • プラチナバンド: B8 対応

楽天モバイル:

  • 5G: n77
  • 4G: B3 (楽天回線), B18, B26 (パートナー回線)
  • プラチナバンド: B18, B26 (パートナー回線), B28 (楽天回線) 対応

結論

この端末(Galaxy A36 5G)は、バンド情報に基づくと、

  • ドコモ、au、ソフトバンクの主要な4G/5Gバンドに幅広く対応しており、各社のプラチナバンドもカバーしています。特にドコモの重要な5Gバンドであるn79や、各社の主要4Gバンドにしっかり対応しているため、広いエリアで快適な通信が期待できます。
  • 楽天モバイルについても、自社回線の4GバンドB3と5Gバンドn77、そしてパートナー回線であるauのプラチナバンドB18/26に対応しているため、全国的に問題なく利用できます。

総合的に見て、この端末は日本の4キャリア全てで非常に高いレベルで対応しており、どこでも快適に利用できる可能性が極めて高いと言えます。

ただし、モバイル通信を利用するには、自分のSIMがスマホ側のバンドに対応している必要があります。

こちらのページで対応しているかどうかを確認できます。

ドコモ、ソフトバンク、au、楽天モバイル回線の「対応バンド」を詳細にチェック!

Galaxy A36 5Gの評価

Galaxy A36 5Gの側面が見えるように手に持っている。

8つの基準で「Galaxy A36 5G」を5段階で評価してみました。

項目別評価

画面の見やすさ:★★★★★
Super AMOLEDと120Hzリフレッシュレートにより、非常に滑らかで美しい表示を実現。屋外での視認性も高く、動画鑑賞からSNSまで快適です。

スペック:★★★★☆
Snapdragon 6 Gen 3を搭載し、日常使いでは十分快適な動作。ただし、ロック解除直後など一部の場面でもたつきを感じることがあります。

耐久性:★★★★★
IP68の防水防塵性能とGorilla Glass Victus+の採用により、ミドルレンジモデルとしては最高クラスの堅牢性を誇り、安心して使えます。

デザイン:★★★★☆
ガラス製の背面とスリムな筐体で高級感が向上。ただし、一部のカラー加工や本体の大きさは好みが分かれる可能性があります。

通信:★★★★★
Wi-Fi 6に対応し、国内主要キャリアの5Gバンドを広くカバーしているため、いつでもどこでも安定した通信が期待できます。

機能:★★★★☆
ステレオスピーカーやAI機能、6年間の長期OSアップデート保証など魅力は多いものの、microSDカードスロットが廃止された点は大きなマイナスです。

使いやすさ:★★★★☆
終日持続するバッテリーと45Wの急速充電は非常に便利。一方で、本体の大きさが片手操作のしにくさに繋がっています。

価格:★★★★☆
6年間の長期サポートや充実した機能を考えると、約5万円という価格はコストパフォーマンスに優れていると言えます。

総評:★★★★☆

「ちょうどいい」を極めた、バランスの取れた一台

Galaxy A36 5Gは、ハイエンドモデルほどの高性能は不要だが、日常的な利用でストレスを感じたくない、という多くのユーザーにとって「ちょうどいい」一台です。前モデルのGalaxy A25 5Gが持っていたエントリークラスの印象を払拭し、あらゆる面で正統進化を遂げています。特に、TFT液晶からSuper AMOLEDへと生まれ変わったディスプレイは圧巻で、SNSのタイムラインをスクロールする滑らかさ、動画コンテンツの鮮やかさは、一度体験すると元には戻れないほどの感動がありました。

また、樹脂製からガラス製へと変更された背面パネルは、手に取った瞬間に所有満足度を高めてくれます 。ステレオスピーカーへの進化も、動画鑑賞や音楽体験の質を大きく向上させています 。さらに、Aシリーズとして初搭載されたAI機能「Awesome Intelligence」は、「かこって検索」など、日々の情報収集をより直感的でスムーズなものへと変えてくれました 。パフォーマンス面でも、普段使いで不満を感じることはほとんどなく、5,000mAhの大容量バッテリーと45Wの超急速充電が、日々の利用に絶大な安心感を与えてくれます 。

長く安心して使える、未来への投資

このスマートフォンの最大の魅力は、ミドルレンジモデルとしては異例の「6世代のOSアップデートと6年間のセキュリティアップデート」保証にあると言っても過言ではありません。これは、購入後も長期間にわたって最新の機能と安全性が提供され続けることを意味します。数年後には型落ちとなってしまう多くのスマートフォンとは一線を画し、まさに「長く使える」という安心感への投資と言えるでしょう。IP68の防水防塵性能や、強固なGorilla Glass Victus+の採用も、その信頼性をさらに高めています。

購入前に考慮すべき点

多くの魅力を持つ一方で、購入前にはいくつか考慮すべき点も存在します。最も大きな変更点は、Galaxy A25 5Gでは利用できたmicroSDカードスロットが廃止されたことです。写真や動画、音楽データを大量に本体へ保存したいユーザーにとっては、128GBという内蔵ストレージ容量が十分かどうか、慎重に検討する必要があります。

また、ハイエンドモデルの操作感に慣れていると、ロック解除直後などに一瞬の待機時間を要することがあり、完璧な応答性を求めるユーザーには向かないかもしれません。

どんな人に最適か

美しい有機ELディスプレイで動画やSNSを存分に楽しみたい方や、日々の充電をあまり気にせず過ごしたい方に最適です 。加えて、購入した一台をOSアップデートの心配なく、数年先まで安心して使い続けたいと考える、コストパフォーマンスを重視するユーザーにこそ強くおすすめします。

まとめ

Galaxy A36 5Gは、信頼できるブランドで、品質が高く、長く安心して使えるスマートフォンを求めている多くの人にとって、非常に満足度の高い選択肢となるでしょう。欠点を許容できるので、あればぜひ購入を検討してみてください。

Galaxy A36 5Gの価格・購入先

Galaxy A36 5G 本体 オーサム ラベンダー 正面

※価格は2025/07/31調査のものです。価格は変動します。

Samsung オンラインショップ

SIMフリー版が50,490円で販売されています。

Samsung オンラインショップで「Galaxy A36 5G」をチェックする

ドコモ オンラインショップ

ドコモのGalaxy A36 5G(Samsung Galaxy A36 5G SC-54F)の価格は以下の通りです。

  • 一括払い/36回分割払いの場合
    62,590円
  • いつでもカエドキプログラムを利用する場合
    23か月目に端末を返却すると、実質負担額は 31,966円 となります。
    月々のお支払いは 1,389円 です(23回払い)。

ドコモ オンラインショップで「Galaxy A36 5G」をチェックする

ahamo

ahamoのGalaxy A36 5Gの価格は以下の通りです。

  • 一括払い/24回分割払いの場合
    62,590円
  • いつでもカエドキプログラムを利用する場合
    23か月目に端末を返却すると、実質負担額は 31,966円 となります。
    月々のお支払いは 1,389円 です(23回払い)。

ahamoで「Galaxy A36 5G」をチェックする

ECサイト

  • Amazonで50,490円(SIMフリー・国内版SM-A366QZKASJP・税込)、
  • 楽天市場で45,800円(DOCOMO版・SIMフリー・送料無料)、
  • ヤフーショッピングで50,573円(SIMフリー)、
  • AliExpressで46,696円、
  • 米国 Amazon.comで$374.99、

で販売されています。

Amazonで「Galaxy A36 5G」をチェックする

楽天市場で「Galaxy A36 5G」をチェックする

ヤフーショッピングで「Galaxy A36 5G」をチェックする

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米国 Amazon.comで「Galaxy A36 5G」をチェックする

おすすめらのライバル機種と価格を比較

Galaxy A36 5G」と似た性能をもつスマートフォンも販売されています。価格の比較もできるので、ぜひ参考にしてみてください。

Galaxy A25 5G

Samsungから発売された6.7インチの5Gスマートフォンです(2025年2月27日発売)。

Android 15、MediaTek Dimensity 6100+、4GBメモリ、720 x 1600 pxのTFT液晶、64GBストレージ、最大21時間(動画再生時)駆動する5000 mAhバッテリー、背面50MP+2MPの2眼カメラ、前面5MPのフロントカメラを搭載しています。

また、IPX5/IPX8防水防塵、、おサイフケータイ (Felica)、最大1.5TBまでのストレージ拡張、「かんたんモード」、「Galaxy使い方相談」、「端末リモート追跡」、通話録音、「Samsung Health」、「Smart Switch」(データ移行)、目の保護モード、バッテリーの保護、省電力モード、指紋認証、顔認証、USB Type-C、5G通信、Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac (2.4GHz+5GHz)、Bluetooth 5.4、GPSに対応しています。

価格は、Amazonで27,000円(税込・国内版SIMフリー・SM-A253QZKASJP)、楽天市場で17,980円(docomo・SIMフリー・未開封品・送料無料)、ヤフーショッピングで15,054円(ソフトバンク版・SIMフリー)、です。

関連記事:Galaxy A25 5Gをレビュー!メリット・デメリット、価格、スペック、カメラ性能

Amazonで「Galaxy A25 5G」をチェックする

moto g66j 5G

Motorolaから発売された約6.7インチの5Gスマートフォンです(2025年7月10日発売)。

Android 15、MediaTek Dimensity 7060、8GBメモリ(RAMブーストにより最大24GBまで拡張可能)、2,400 x 1,080 pxのLCD、128GBストレージ、5200 mAhバッテリー、背面約5,000万画素+約800万画素の2眼カメラ、前面約3,200万画素のフロントカメラを搭載しています。

また、IP68・IP69/MIL-STD-810H防水防塵、おサイフケータイ®、最大2TBまでのストレージ拡張、指紋認証、顔認証、USB Type-C、5G通信、Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac (2.4GHz+5GHz)、Bluetooth® 5.3、GPSに対応しています。

価格は、Amazonで31,636円(税込)、楽天市場で31,607円(送料無料)、ヤフーショッピングで34,800円、です。

関連記事:moto g66j 5G 徹底レビュー!耐久性・カメラ・機能をg64と比較

Amazonで「moto g66j 5G」をチェックする

OPPO Reno13 A

OPPOから発売された約6.7インチの5Gスマートフォンです(2025年6月26日発売)。

ColorOS 15 (based on Android 15)、Snapdragon 6 Gen 1、8GBメモリ、2,400×1,080 pxの有機EL、128GBストレージ、5,800mAhバッテリー、背面約5000万画素+約800万画素+約200万画素の3眼カメラ、前面約3200万画素のフロントカメラ、microSDカードスロットを搭載しています。

また、AI機能(AI写真編集、AI文章作成、Google Gemini)、デュアルステレオスピーカー、光学式手ブレ補正、「O+ Connect」機能、「スプラッシュタッチ機能」、「手袋モード」、最大120Hzのリフレッシュレート、IP68/IP69防水防塵、米国MIL規格(MIL-STD-810H)に対応。

おサイフケータイ®、最大1TBまでのストレージ拡張、45W SUPERVOOC 急速充電、ディスプレイ指紋認証、顔認証、USB Type-C、5G通信、Wi-Fi 5 (802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 5.1、GPSにも対応しています。

価格は、Amazonで44,364円(税込)、楽天市場で44,816円(送料無料)、ヤフーショッピングで48,800円、です。

関連記事:OPPO Reno13 A 徹底レビュー!Reno11 Aと性能・機能を比較

Amazonで「OPPO Reno13 A」をチェックする

POCO F7

POCOから発売された6.83インチの5Gスマートフォンです(2025年7月8日発売)。

Android 15ベースのXiaomi HyperOS 2、Snapdragon 8s Gen 4、12GBメモリ、2772 x 1280 pxの有機ELディスプレイ、256GB / 512GBストレージ、16時間以上(継続使用時)駆動する6500 mAhバッテリー、背面約5000万画素+約800万画素の2眼カメラ、前面約2000万画素のフロントカメラを搭載しています。

また、AI機能(AI反射除去、AIビューティーモード、AI消しゴムPro、AIライティング、AI音声認識、AI通訳、AI検索、Gemini連携)、ゲーム機能(WildBoost Optimization 4.0、ゲームオーディオ、ゲームターボ)、IP68防水防塵、冷却システム「6000mm² 3DデュアルチャネルIceLoopシステム」に対応。

リフレッシュレート 最大120Hz、タッチサンプリングレート 最大480Hz(瞬間最大2560Hz) 、ウェットタッチディスプレイ2.0、TÜV Rheinland認証ブルーライト低減、、90Wハイパーチャージ、22.5Wリバース充電、画面内指紋認証、AI顔認証、USB Type-C、NFC、5G通信、Wi-Fi 7、Bluetooth 6.0、GPSにも対応しています。

価格は、Amazonで54,980円、楽天市場で64,980円(送料無料)、AliExpressで50,761円、米国 Amazon.comで$569.99、です。

関連記事:POCO F7 徹底レビュー!F6 Proからの進化点と欠点を評価

Amazonで「POCO F7」をチェックする

Google Pixel 9a

Googleから発売された6.3インチの5Gスマートフォンです(2025年4月16日 発売)。

Android 15、Google Tensor G4、8GBメモリ、1080 x 2424 px のActua pOLED液晶、128GB/256GBストレージ、5000 mAh(最小)バッテリー、背面48MP+13MPの2眼カメラ、前面13MPのフロントカメラを搭載しています。

また、AI機能(Add Me、Best Take、Magic Editor、消しゴムマジックなど)、マクロフォーカス、大120Hzのアダプティブリフレッシュレート、Extreme Battery Saverモード(最大100時間)、最長7年間のソフトウェアアップデート、IP68防水防塵、急速充電 (最大 23W 有線)、ワイヤレス充電 (Qi 認証・最大 7.5W)、通話機能「Pixel Call Assist」、写真編集「Reimagine」・「Pixel Studio」、

「Google VPN」(追加費用なし)、盗難防止機能、「Car Crash Detection」(自動車衝突検出)、「Emergency SOS」(緊急 SOS)、Find My Device でのライブロケーション共有、School Time モード、Google Family Link、Google ウォレット for キッズ、ステレオスピーカー、デュアルマイク、Google Cast、指紋認証、顔認証、NFC、USB Type-C 3.2、5G通信、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3、GPSに対応しています。

価格は、Amazonで74,400円(税込)、楽天市場で70,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで72,980円、AliExpressで73,949円、米国 Amazon.comで$495.00、です。

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