Galaxy Tab S10 Lite徹底レビュー!FEより優れた点と欠点は?

Galaxy Tab S10 Lite 本体が横向きで置かれている。
2025年9月に発売された「Galaxy Tab S10 Lite」は、手頃な価格帯に、創造性を刺激するSペンと長期的なOSアップデート保証という強力な価値を詰め込んだ、注目のAndroidタブレットです。

このレビューでは、Galaxy Tab S10 Liteが日々の学習や仕事をどれだけ快適にするのか、上位モデルの「Galaxy Tab S10 FE」や他のライバル製品と何が違うのか、その実力を徹底的に比較・検証しました。

先に結論からお伝えしましょう

Galaxy Tab S10 Lite の長所(Pros):

  • 追加費用なしで高性能なSペンが同梱されており、すぐに手書き機能を使える。
  • 最大7世代のOSアップグレードが保証され、長期間安心して利用できる。
  • 「Lite」とは思えない、高級感のある薄型軽量の金属製ユニボディデザイン。
  • microSDカードに対応し、最大2TBまでストレージを拡張できる。
  • Sペン同梱と長期サポートを考えれば、コストパフォーマンスが非常に高い。

Galaxy Tab S10 Lite の短所(Cons):

  • プロセッサ性能は日常使いには十分だが、最新の重い3Dゲームには力不足。
  • IP42等級の耐久性で、防水性能は限定的。
  • カメラは記録用レベルで、高画質な写真や4K動画の撮影はできない。
  • 生体認証が顔認証のみで、指紋認証には非対応。

総合評価:

Galaxy Tab S10 Liteは、日常的なWebブラウジングや動画視聴、そしてSペンを使った手書きメモやイラスト制作に特化した、長期的な価値を持つコストパフォーマンスに優れたタブレットです。特に、一度購入したデバイスを長く大切に使いたい学生や社会人、そして手書きの便利さを手軽に体験したい方に強くおすすめできます。

この記事で分かること

  1. 高級感のあるデザインと、ライバル機「Galaxy Tab S10 FE」とのサイズ・重量・カラーの比較
  2. 90Hz駆動ディスプレイの滑らかさと、屋外での実際の見やすさ
  3. Exynos 1380プロセッサの日常的な処理性能と、マルチタスクや写真編集時のリアルな動作感
  4. Antutuベンチマークスコアでの客観的な性能評価と、他のCPUとのポジション比較
  5. 「原神」や「ウマ娘」など、人気ゲームがどの程度快適にプレイできるかの徹底検証
  6. 「AI消しゴム」や「かこって検索」など、便利なAI機能の具体的な使い方とFEモデルとの機能差
  7. 同梱されているSペンの詳細な書き心地レビューと、「画面オフメモ」などの便利機能
  8. 別売りキーボードと「DeXモード」で、PCのように使えるかの生産性チェック
  9. ビデオ会議や資料撮影といった実用シーンにおけるカメラ性能の実力
  10. 8,000mAhバッテリーの実際の持続時間と、25W充電の速度
  11. Wi-Fi 6やBluetooth 5.3といった最新の通信性能
  12. 7世代OS更新保証の価値と、Galaxyエコシステム連携の利便性
  13. 同価格帯のライバル機種とのメリット・デメリット比較
  14. 専門家による5段階評価と詳細な総評
  15. 最新の価格とお得な購入先

この記事を最後まで読むことで、「Galaxy Tab S10 Lite」を購入するべきかどうかがはっきりと分かるはずです。購入に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

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公式ページ: Samsung Galaxy Tab S10 Lite(Wi-Fi)グレー|薄型タブレット | Samsung Japan 公式

デザインと耐久性:Galaxy Tab S10 Lite の高級感と実用性

Galaxy Tab S10 Liteの背面 外観。手で持つ。

ここでは、Galaxy Tab S10 Liteを実際に手に取って感じたデザインの魅力や携帯性を、Galaxy Tab S10 FEと比較しながらレビューします。特に日々の利用で重要となる耐久性についても、その決定的な違いを詳しく解説していきます。

手にした瞬間に伝わる、想像以上の高級感

Galaxy Tab S10 Liteを箱から出して最初に感じたのは、その名前に反した高級感です。フレームと背面が一体化した金属製のユニボディは、手に持つとしっとりとした感触があり、安っぽさは微塵も感じさせません。背面はサラサラとしたマット仕上げで、指紋が付きにくいのが嬉しいポイントでした。カフェで作業する際に何度もカバンから出し入れしましたが、指紋を拭き取る手間がほとんどなかったのは快適でした。

カメラは背面の隅に一つだけで出っ張りがないためデスクに安定して置ける上、その背面には付属のSペンをマグネットでスマートに収納できます。デザイン性と、使いたい時にすぐペンを手に取れる実用性が両立していると感じました。

軽さと薄さの絶妙なバランス、しかしライバルも手強い

Galaxy Tab S10 Liteの側面と上部。

本体の厚さは6.6mm、重さは524gと、約11インチの画面サイズを考えると非常にスリムで軽量です。通勤時にトートバッグに入れて持ち運びましたが、重さが気になることはありませんでした。一方で、比較対象となるGalaxy Tab S10 FEは、厚さ6.0mm、重さ497gと、さらに薄く軽くなっています。わずかな差ですが、常に持ち歩き、少しでも荷物を軽くしたいと考えるなら、S10 FEの携帯性は見逃せないポイントになるでしょう。

サイズ・重量の違い

  • Galaxy Tab S10 Lite:高さ254.3mm、幅165.8mm、厚さ6.6mm、重量 524g
  • Galaxy Tab S10 FE:高さ254.3mm、幅165.8mm、厚さ6.0mm、重量 497g

ライフスタイルを彩るカラーバリエーション

カラーバリエーションは、落ち着いたグレー、スタイリッシュなシルバーに加え、華やかなコーラルレッドも用意されており、選択肢が豊富な点も魅力です。シンプルなデザインながらも、自分のスタイルに合わせて色を選べるのは嬉しいポイントです。比較対象のGalaxy Tab S10 FEはグレーとシルバーの2色展開となっており、より多彩なカラーを求めるならS10 Liteに軍配が上がります。

カラーの違い

  • Galaxy Tab S10 Lite:グレー、シルバー、コーラルレッド
  • Galaxy Tab S10 FE:グレーとシルバーの2色

考え抜かれたボタンとポートの配置

Galaxy Tab S10 Liteの接続ポート

Galaxy Tab S10 Liteのボタンとポートの配置は、実用性に優れています。YouTubeなどの動画を横向きで視聴する際、電源ボタンと音量ボタンは上部のアクセスしやすい位置にあります。ステレオスピーカーは左右の側面に配置されているため、両手で持っても音がこもることがなく、クリアなサウンドを楽しめました。充電用のUSB Type-Cポートは右側面にあり、microSDカードスロットも搭載されているため、写真や動画を大量に保存したい場合でも容量を気にせず使えるのは大きなメリットです。

耐久性:用途を左右する決定的な違い

このタブレットを選ぶ上で最も重要な判断材料となるのが、防水防塵性能です。Galaxy Tab S10 Liteの保護等級はIP42で、これは小雨や水滴程度の保護にとどまります。キッチンでレシピを見ながら料理をする際には、少し気を遣う必要がありました。対照的に、Galaxy Tab S10 FEはIP68という非常に高い防水防塵性能を誇ります。これは、Sペンを含めて粉塵の侵入を完全に防ぎ、水中に沈めても耐えられるレベルです。お風呂でリラックスしながら映画を楽しんだり、アウトドアで急な天候の変化を心配せずに使いたいのであれば、この差は決定的であり、Galaxy Tab S10 FEが明確に優れている点と言えます。

Galaxy Tab S10 Liteの付属品

  • Sペン (Bluetooth非対応)
  • USBケーブル (CtoC)
  • イジェクターピン
  • クイックスタートガイド

まとめ:デザインと耐久性

  • 第一印象:「Lite」という名前からは想像できない、一体成型のメタルボディがもたらす高い質感と高級感。
  • 質感と携帯性:指紋が目立たないマットな仕上げで、524gの軽さは持ち運びにストレスを感じさせない。ただし、携帯性を極めるなら、より薄く軽いGalaxy Tab S10 FE(497g)が選択肢に入る。
  • 実用的な設計:横持ちした際に手を塞がないスピーカー配置や、拡張性の高いmicroSDカードスロットなど、日常の使い勝手がよく考えられている。
  • 耐久性の大きな違い:IP42等級は日常の水しぶきに対する保護が限界。お風呂や屋外など、タフな環境での使用を想定するなら、IP68の強力な防水防塵性能を持つGalaxy Tab S10 FEが圧倒的に安心。

ディスプレイ:Galaxy Tab S10 Lite の鮮やかさと滑らかさ

Galaxy Tab S10 Liteのディスプレイ。

ここでは、タブレット体験の中心となるGalaxy Tab S10 Liteのディスプレイについて、Galaxy Tab S10 FEと比較しながら、その映像美や操作感、そして屋外での見やすさを、実際に使ったからこそわかる視点で詳しくレビューしていきます。

印象を裏切る、自然で美しい発色

Galaxy Tab S10 Liteの電源を入れ、最初に映し出された壁紙を見て、正直少し驚きました。FEと同じTFT液晶という種類ですが、有機ELのような派手な色合いを想像してはいなかったのですが、実際に見た発色は非常に自然で、それでいて鮮やかだったからです。Netflixで実写映画を鑑賞した際も、人物の肌のトーンや風景の色彩が誇張されることなくリアルに描かれ、製作者の意図した色合いを忠実に再現しているように感じました。約1,600万色表示に対応しているだけあり、空の微妙なグラデーションなども美しく表現され、ミドルレンジのタブレットとは思えないほど、ディスプレイの表示品質は非常に高いというのが率直な感想です。

Galaxy Tab S10 Liteのディスプレイ。画面にSF映画。

サイズと解像度:日常使いには十分、だが上には上がいる

ディスプレイサイズは10.9インチで、動画視聴にも電子書籍にも大きすぎず小さすぎず、まさにちょうど良いです。解像度は2112 x 1320ピクセルあり、Webサイトの小さな文字もくっきりと表示され、非常に精細に感じました。比較対象のGalaxy Tab S10 FEも同じ10.9インチですが、解像度は2304 x 1440と、こちらが一段上です。両者を並べて見比べると、高精細な写真やイラストの細部の緻密さでS10 FEに軍配が上がります。日常的な利用ではS10 Liteで全く不満はありませんが、少しでも画質にこだわりたいクリエイティブな用途では、S10 FEがより魅力的に映るかもしれません。

解像度の違い

  • Galaxy Tab S10 Lite:2112 x 1320 px
  • Galaxy Tab S10 FE:2304 x 1440 px

Vision Boosterによる屋外での確かな視認性

Galaxy Tab S10 Liteのディスプレイ。屋外で使用。

輝度は最大600nitsで、室内で使うには十分すぎるほど明るく、発色も鮮やかです。さらに、屋外での視認性を高める「Vision Booster」機能も搭載されています。実際に晴れた日に公園のベンチでKindleアプリを使ってみましたが、木陰であれば文字をはっきりと読むことができました。ただし、より明るい環境での利用を考えるなら、最大800nitsを誇るGalaxy Tab S10 FEに軍配が上がります。直射日光が当たるような場所では、S10 FEの方がよりストレスなく画面を視認できるでしょう。

輝度の違い

  • Galaxy Tab S10 Lite:最大600nits
  • Galaxy Tab S10 FE:最大800nits

90Hzがもたらす、心地よいスムーズな操作感

Galaxy Tab S10 Liteのディスプレイをスクロールさせている。

このディスプレイの大きな魅力の一つが、最大90Hzのリフレッシュレートです。X(旧Twitter)のタイムラインを素早くスクロールしたり、ブラウザで複数のタブを切り替えたりする際の画面の動きは非常に滑らかで、指の操作に遅れることなく追従してくれます。一般的な60Hzのタブレットから乗り換えると、その差は歴然で、日常のあらゆる操作が格段に快適に感じられました。このスムーズな操作感は、同じく90Hzに対応するGalaxy Tab S10 FEでも同様に体験できるため、両者の間に操作の滑らかさの差はありません。

Galaxy Tab S10 Liteのディスプレイ仕様

  • サイズ: 10.9インチ
  • 種類: TFT液晶
  • 解像度: 2112 x 1320 (WUXGA+)
  • リフレッシュレート: 最大90Hz
  • 輝度: 最大600nits
  • 色数: 約1,600万色

まとめ:ディスプレイ

  • 第一印象:TFT液晶ながら、色の再現性が高く自然な発色で、動画コンテンツを存分に楽しめる。
  • 操作の滑らかさ:最大90Hzのリフレッシュレートにより、スクロールやアプリ切り替え時のカクつきがなく、ストレスフリーな操作感を実現している。
  • 解像度と精細さ:日常使いには十分な解像度で、ウェブサイトの小さな文字も鮮明に表示する。ただし、より高精細な表示を求めるならGalaxy Tab S10 FEが優れる。
  • 屋外での視認性:Vision Boosterと最大600nitsの輝度で、明るい場所でもある程度の視認性を確保。より厳しい屋外環境での利用を考えるなら、最大800nitsのGalaxy Tab S10 FEに分がある。

パフォーマンス:Galaxy Tab S10 Lite の日常を支える安定性とバランス

Galaxy Tab S10 Liteの画面。Geekbenchベンチマーク。

ここでは、Galaxy Tab S10 Liteの頭脳であるプロセッサーの性能から、実際の操作感、メモリやストレージの使い勝手までを徹底的にレビューします。より高性能なGalaxy Tab S10 FEと比較しながら、このタブレットがどのような使い方に最適なのかを、実際に使って感じた視点から詳しく解説していきます。

日常使いに最適化されたExynos 1380

Galaxy Tab S10 Liteが搭載するプロセッサーは、Samsung自社製の「Exynos 1380」です。これは5nmプロセスで製造されたオクタコアCPUで、高性能なCortex-A78コアを4基、電力効率に優れたCortex-A55コアを4基搭載しています。この構成により、日常的な作業では快適なパフォーマンスを発揮しつつ、バッテリー消費を抑えるバランスの良さが光ります。グラフィックスを担うのはMali-G68 MP5 GPUです。

一方で、比較対象のGalaxy Tab S10 FEは、より先進的な4nmプロセスで製造された新世代の「Exynos 1580」を搭載しています。CPUアーキテクチャも新しいCortex-A720とA520になり、GPUもAMDの技術を基にしたXclipse 540へと進化しています。この性能差はベンチマークスコアにも明確に表れており、Geekbench 6のマルチコアスコアでS10 Lite2,911点だったのに対し 、S10 FEは3,854点と、30%以上も高い数値を記録しています。

快適なブラウジングから、一歩進んだクリエイティブ作業まで

Galaxy Tab S10 Liteで動画を編集している様子。

スペック上の違いはありますが、Galaxy Tab S10 Liteの実際の動作は非常に快適でした。Chromeでのブラウジングや、画面を分割してのマルチタスクといった日常的な操作でストレスを感じることはありません。しかし、このタブレットの真価は、もう少し負荷のかかるクリエイティブな作業でこそ感じられるかもしれません。

趣味で撮影したデジタルカメラのRAW画像を編集するため、Adobe Lightroomをインストールして使ってみたのですが、そのスムーズな動作には良い意味で期待を裏切られました。数十枚のRAWデータを読み込ませても、プレビューの生成はスムーズで、スライダーを動かして露出や彩度を調整する際も、遅延なくリアルタイムで変化が反映されます。書き出しもスピーディーで、これなら出先のカフェでも本格的な写真編集が十分可能だと感じました。

ただし、LumaFusionのようなアプリで4K動画の本格的な編集に挑戦するとなると、処理にやや時間がかかります。より快適な動画編集環境を求めるのであれば、CPU・GPU性能が大幅に向上しているGalaxy Tab S10 FEがより適していると言えるでしょう。

長時間使っても安心の優れた発熱抑制

Galaxy Tab S10 Liteの側面。

パフォーマンスを語る上で見逃せないのが発熱です。Galaxy Tab S10 Liteは、この点が非常に優れていました。複数のアプリを切り替えながら1時間ほど連続で使用しても、本体背面はほんのり温かくなる程度で、不快な熱を持つことはありませんでした。これは、最大性能を短時間で絞り出すのではなく、安定したパフォーマンスを長時間持続させるという、電力効率を重視したExynos 1380の特性によるものでしょう。熱による性能低下(サーマルスロットリング)を心配することなく、安心して長時間の作業や動画視聴に集中できました。

必要十分なメモリと高速ストレージ

メモリ(RAM)は6GBを搭載しており、基本的なマルチタスクはスムーズにこなせます。さらに注目すべきは、ストレージの一部を仮想メモリとして利用する「RAM Plus」機能です。これにより、物理メモリに加えて数GBの拡張メモリを確保でき、多くのアプリを同時に開いた際の安定性が向上します。実際にこの機能を有効にすると、アプリを頻繁に切り替える際の安心感が増しました。ただ、常に多数のアプリを起動しておくような使い方をするなら、物理的に8GBのメモリを搭載するGalaxy Tab S10 FEの方がより余裕のある体験ができるでしょう。

内蔵ストレージは128GBで、SoCがUFS 3.1規格に対応しているため、データの読み書き速度は非常に高速です。実際にMicrosoft WordやExcelといったアプリの起動は一瞬で、サイズの大きなPDFファイルを開く際も待たされる感覚はありませんでした。さらに、最大2TBまでのmicroSDカードに対応しているため、写真や動画、電子書籍などを大量に保存しても容量不足に悩まされる心配がないのは、大きな安心材料です。

Galaxy Tab S10 Liteのパフォーマンス仕様

  • プロセッサー (SoC): Exynos 1380 (オクタコア 2.4GHz, 2GHz)
  • RAM (メモリ): 6GB
  • 内蔵ストレージ: 128GB (使用可能領域 104.0GB)
  • 外部ストレージ: microSDカード対応 (最大2TB)

まとめ:パフォーマンス

  • CPU性能:Exynos 1380は、Webブラウジングや動画視聴、2画面でのマルチタスクといった日常的な用途で全く不満のない、安定したパフォーマンスを提供する。
  • 性能比較:より高度な処理を求めるなら、CPU・GPU性能ともに30%以上優れるExynos 1580を搭載したGalaxy Tab S10 FEが明確に上位の選択肢となる。
  • 発熱:長時間の使用でも本体が熱くなりにくく、性能低下の心配が少ないため、安心して作業に集中できる。
  • メモリとストレージ:6GBのメモリは日常使いには十分。UFS 3.1対応の高速ストレージと、最大2TBのmicroSDカードによる拡張性で、容量不足の心配はほぼない。

Antutuベンチマーク

Galaxy Tab S10 Liteが搭載するExynos 1380 プロセッサは、Antutu V10 ベンチマーク総合で約60万点を記録する性能を備えています。

実際に測定すると、約58万点で、たしかに60万点に近いスコアでした。

例: Antutu V10.5.2 総合で「580021」、CPUで「191625」、GPUで「137233」、MEMで「108161」、UXで「143002」

一方、「Galaxy Tab S10 FE」はExynos 1580プロセッサを搭載し、Antutu V10 ベンチマーク総合で約93万点を記録していました。

例: Antutu V10 総合で「932578」、CPUで「305131」、GPUで「270691」、MEMで「163248」、UXで「193508」

Galaxy Tab S10 Liteは「Galaxy Tab S10 FE」よりもスコアが約35万 低くなります。

Exynos 1380性能を比較

Galaxy Tab S10 Liteが搭載するExynos 1380 プロセッサは、他のCPUと比べて、どのくらいの性能なのでしょうか?Antutuベンチマークで比較してみました。

Galaxy Tab S10 Lite グラフ Antutu 比較 Exynos1380

CPUランキング

※Antutu V10 ベンチマーク総合スコアで比較したものです。

  1. Snapdragon 7+ Gen 3 (Xiaomi Pad 7)・・・Antutu:145万
  2. MediaTek Dimensity 9000 (OPPO Pad 2)・・・Antutu:100万
  3. Exynos 1580 (Galaxy Tab S10 FE シリーズ)・・・Antutu:93万
  4. Qualcomm Snapdragon 8 Gen 1 (Galaxy Tab S8シリーズ)・・・Antutu:90万
  5. Snapdragon 870 5G (Xiaomi Pad 6)・・・Antutu:70万
  6. Snapdragon 7s Gen 2 (Redmi Pad Pro/POCO Pad)・・・Antutu:62万
  7. Exynos 1380 (Galaxy Tab S10 Lite)・・・Antutu:58万
  8. Exynos 1280 (Galaxy Tab S6 Lite 2024)・・・Antutu:43万
  9. MediaTek Helio G100-Ultra (Redmi Pad 2)・・・Antutu:40万
  10. Helio G99 (OPPO Pad Neo)・・・Antutu:40万

比較から分かること

Galaxy Tab S10 Liteが搭載するExynos 1380プロセッサは、AnTuTu V10スコア58万点というデータから、タブレット市場におけるミドルレンジの下位から中位に位置する性能を持っていると評価できます。この性能は、ウェブサイトの閲覧、SNSの利用、動画コンテンツのストリーミング再生、そして比較的軽めのゲームといった日常的なタスクをスムーズにこなすには十分なレベルです。前世代のExynos 1280からは順当な進化を遂げており、より快適な操作性が期待できます。

しかし、比較リストの上位に位置するプロセッサ群、特にDimensity 9000(100万点)やSnapdragon 7+ Gen 3(145万点)などとは大きな性能差があり、本格的なゲームや高度な動画編集といった高負荷な処理を頻繁に行うユーザーにとっては、力不足を感じる場面があるでしょう。同じシリーズ内でも、より高性能なExynos 1580を搭載するFEモデルとは明確な差別化が図られており、「Lite」という名称が示す通り、あくまでシリーズの入門機としての位置づけを性能面からも裏付けています。

ゲーム性能:Galaxy Tab S10 Lite で人気タイトルはどこまで遊べるか?

Galaxy Tab S10 Liteで原神をプレイしている様子。

ここでは、Galaxy Tab S10 Liteが搭載するExynos 1380プロセッサが、人気のスマートフォンゲームをどの程度快適にプレイできるのかを、実際のプレイフィールとフレームレート(FPS)を交えて徹底的にレビューしていきます。

原神 (Genshin Impact)

まず試したのは、美しいグラフィックで知られ、非常に高い処理性能を要求されるオープンワールドRPG「原神」です。グラフィック設定を「中」にしてプレイを開始すると、広大なフィールドを探索している間は30fps前後で比較的スムーズに動作しました。しかし、複数の敵との激しい戦闘になり、派手な元素爆発が画面を覆うような場面では、フレームレートが20fps台まで落ち込み、明らかなカクつきを感じました。快適さを求めるなら、設定を「低」に落とすのが賢明です。この設定であれば、ほとんどの場面で30fps以上を維持でき、探索も戦闘もストレスなく楽しめました。最高画質でテイワットの世界を堪能するには、やや力不足な印象です。

フォートナイト (Fortnite)

次に、世界的な人気を誇るバトルロイヤルゲーム「フォートナイト」に挑戦しました。グラフィック設定を「中」にすると、ゲーム序盤のマッチングや降下中は平均30fpsで動作します。しかし、敵と遭遇して建築バトルが始まったり、多くのプレイヤーが入り乱れる終盤の戦闘では、フレームレートが不安定になりがちでした。勝利を追求するなら、グラフィック設定を「低」にすることをお勧めします。これにより、フレームレートが安定して30fpsを維持しやすくなり、エイム操作の遅延も感じにくくなりました。競技レベルでのプレイを目指すには厳しいですが、カジュアルに楽しむ分には十分な性能です。

Call of Duty: Warzone Mobile

最大120人が参加する大規模バトルロイヤルFPS「Warzone Mobile」は、モバイルゲームの中でも特に高いスペックを要求します。快適なプレイのためには、画質設定を「低」にすることが必須でした。この設定で、フレームレートは30fps前後で推移します。しかし、多くのプレイヤーが一斉に降下する序盤や、建物が密集するエリアでの銃撃戦では、負荷が増大し20fps台に落ち込むこともありました。一瞬の油断が勝敗を分けるこのゲームでは、グラフィックの美しさよりも、安定したフレームレートで敵を捉えることに集中したいプレイヤー向けのパフォーマンスと言えるでしょう。

ウマ娘 プリティーダービー (Uma Musume Pretty Derby)

3Dで描かれるレースやライブシーンが魅力の「ウマ娘」は、これまで試した3タイトルに比べると、はるかに快適なプレイ体験でした。標準の画質設定では、育成パートから手に汗握るレースシーン、そして圧巻のウイニングライブに至るまで、ほぼ全ての場面で60fpsに張り付いた非常に滑らかな動きを楽しめました。「高画質」設定にしてもほとんどのシーンで安定していましたが、特に豪華な演出のライブでは、ごく稀にフレームレートがわずかに落ち込むことがある程度で、ゲームプレイに支障は全くありませんでした。

崩壊:スターレイル (Honkai: Star Rail)

最後に、「原神」と同じ開発元が手掛けるスペースファンタジーRPG「崩壊:スターレイル」をプレイしました。グラフィック設定を「中」にすることで、フィールド探索からターン制の戦闘まで、30fpsで安定してストレスなく楽しむことができました。キャラクターの必殺技カットインなど、特にエフェクトが豪華な場面では一時的にフレームレートが揺らぐことはありましたが、ゲームプレイに深刻な影響を与えるほどではありません。60fpsモードも選択できますが、「低」設定にしても安定維持は難しいため、美しいグラフィックと安定性のバランスを考えると、「中」設定の30fpsでプレイするのが最も良い選択だと感じました。

まとめ:ゲーム性能

Exynos 1380プロセッサの性能は、「ウマ娘 プリティーダービー」のような比較的負荷の軽いゲームや、中量級のゲームを標準的な設定で快適にプレイするには十分です。

一方で、「原神」や「Call of Duty: Warzone Mobile」といった最新のヘビー級3Dゲームを高品質・高フレームレートで楽しむには力不足であり、快適なプレイのためにはグラフィック設定を「中」以下に調整することが必須となります。日常的な用途に加え、幅広いジャンルのゲームを画質にこだわりすぎずに楽しみたいユーザーにとって、バランスの取れたパフォーマンスです。

AI機能:Galaxy Tab S10 Lite の日常をスマートにする便利な相棒

Galaxy Tab S10 LiteのGalaxy AIキー

ここでは、Galaxy Tab S10 Liteに搭載されたAI機能が、日々の作業やクリエイティブな活動をどれだけ便利にしてくれるのかをレビューします。より多機能なAIを搭載するGalaxy Tab S10 FEと比較しながら、実際に使って感じたその実力と魅力に迫ります。

Galaxy AIキーで、思考を止めないスマートアシスト

Galaxy Tab S10 Liteは、別売りの「Book Cover Keyboard」を装着することで、物理的な「Galaxy AIキー」が使えるようになります。この専用キーを1回押すだけで、Bixby(サムスンのAIアシスタントシステム)またはGoogle Geminiといった設定済みAIアシスタントを瞬時に起動できます。

実際にSamsung Notesで文章を作成中、ふと調べたいことが出てきた際にこのキーを押し、Geminiに質問することで、アプリを切り替えることなく回答を得られました。思考の流れを止めずに作業を続けられるこの体験は、非常に快適です。さらに、Altキーと同時に押せば、BixbyとGeminiを切り替えることも可能で、まさにタスクをより簡単かつスピーディにこなすための機能だと感じました。

AI消しゴムで叶える、理想の一枚

Galaxy Tab S10 Liteの「AI消しゴム」機能

写真編集で特に感動したのが「AI消しゴム」機能です。旅行先で撮影した風景写真に、意図せず電線が映り込んでしまったのですが、Sペンでその部分をなぞるだけで、驚くほど自然に消し去ることができました。空の背景も違和感なく補完され、まるで最初から何もなかったかのようでした。編集ツールの起動に一瞬待たされる感覚はありましたが、この手軽さで写真のクオリティを一段上げられるのは、SNSに投稿する際に大きな魅力だと感じました。

「かこって検索」で、途切れない情報収集体験

Galaxy Tab S10 Liteは、画期的な「かこって検索」機能にも対応しています。実際にSNSを閲覧中に、友人が投稿した写真に写っていたお洒落なカフェが気になったのですが、アプリを閉じる必要はありませんでした。ホームボタンを長押ししてSペンでカフェの建物を丸で囲むだけで、即座にGoogleの検索結果が表示され、お店の名前と場所を特定できました。視聴中や読書中など、作業を中断することなく、気になった情報を直感的に調べられるこの機能は、情報収集の効率を劇的に向上させてくれると感じました。

Sペンで高まる生産性:手書きをAIが強力サポート

Galaxy Tab S10 LiteのSペン、キーボードで作業している。

SペンとAI機能の連携は、このタブレットの生産性を大きく向上させています。私が走り書きした乱雑な議事録メモも、「手書き入力のヘルプ」機能を使えば、自動で線や文字が整列され、瞬時に見やすいデジタルノートに変換されました。また、学生やエンジニアにとって心強いのが「数式ソルバー」機能です。試しに手書きで数式を書いてみると、即座に答えを計算してくれました。これらの機能により、手書きの利便性とデジタルの効率性が見事に融合していると感じました。

機能の差は明確、よりクリエイティブな体験を求めるならFE

Galaxy Tab S10 LiteのAI機能は日常使いで非常に実用的ですが、より高度でクリエイティブなAI体験を求めるなら、Galaxy Tab S10 FEがその期待に応えてくれます。S10 FEには、S10 LiteにはないユニークなAI編集機能が追加されています。例えば、集合写真で全員が最高の表情になるように合成してくれる「ベストフェイス」機能や、動画からハイライトシーンを自動で抽出・編集してくれる「自動トリミング」機能です。

また、S10 Liteはフラッグシップモデルが持つ全てのAI機能を搭載しているわけではなく、通話内容をリアルタイムで翻訳する「ライブ通訳」や、ボイスレコーダーの「リアルタイム文字起こし」といった高度な機能には対応していません。S10 LiteのAIは、あくまで日々の生産性向上にフォーカスした、実用的なツールセットと言えるでしょう。

Galaxy Tab S10 LiteのAI機能 一覧

  • かこって検索
  • AI消しゴム
  • 数式ソルバー
  • 手書き入力のヘルプ
  • Galaxy AIキーによるAIアシスタント起動(別売りキーボード使用時)

まとめ:AI機能

  • 基本性能:日常の生産性を高めるための実用的なAI機能(AI消しゴム、かこって検索など)は一通り搭載されている。
  • Sペンとの連携:手書きメモの自動整形や数式計算など、Sペンと組み合わせることでAI機能の真価が発揮される。
  • 機能の限定:ライブ通訳やリアルタイム文字起こしといった、フラッグシップモデルに搭載されている高度なAI機能は非対応。
  • FEとの差:よりクリエイティブな写真・動画編集(ベストフェイス、自動トリミング)をAIで楽しみたいなら、追加機能を搭載したGalaxy Tab S10 FEが明確な上位モデルとなる。

Sペンとキーボード:Galaxy Tab S10 Lite を創造と仕事のツールに変える魔法の杖

Galaxy Tab S10 Lite 本体とSペン

ここでは、Galaxy Tab S10 Liteの最大の魅力とも言える付属の「Sペン」と、その生産性を飛躍的に向上させる別売りの「専用キーボード」について、実際の使用感を交えてレビューします。これらのアクセサリーが、どのようにタブレット体験を変えるのか、Galaxy Tab S10 FEと比較しながら見ていきましょう。

箱から出してすぐ使える、高品質なSペン体験

Galaxy Tab S10 Liteが多くのタブレットと一線を画すのは、追加費用なしで高性能なSペンが同梱されている点です。実際にメモを取ってみて驚いたのは、その滑らかな書き心地と追従性の高さです。紙に書いているかのような自然な感覚で、遅延を感じることは一切ありませんでした。

その実力を確かめるべく、プロのクリエイターも利用するアプリ「Clip Studio Paint」でイラスト制作を試みました。画面にペンを走らせると、遅延をまったく感じさせずに線が描かれていく追従性の高さにまず驚かされます。軽いタッチで繊細な細い線を描いたり、ぐっと力を込めて力強い太い線を描いたりと、筆圧の加減がダイレクトに反映される感度の良さも申し分ありません。

Galaxy Tab S10 LiteのSペンで描いたイラスト。

ディスプレイ表面はガラス特有の滑らかさがありますが、コントロールを失うほど滑りすぎることはなく、安定したストロークが可能です。アプリの多機能なブラシツールやレイヤーパネルも、Sペンで直感的に操作でき、ツール選択から描画までの一連の流れが非常にスムーズでした。

ただ、ディスプレイ表面は少し滑りやすいため、より紙に近い描き心地を求めるなら、ペーパーライクフィルムを貼ることをお勧めします。Sペンは本体背面にマグネットで固定できますが、少し磁力が弱いと感じる場面もあったため、持ち運ぶ際はペンを保護できる純正ケースを併用するとより安心です。

いざという時に役立つ「画面オフメモ」機能

画面オフメモ」は、タブレットがスリープ状態のままでも、ロックを解除することなく即座にメモを開始できる便利な機能です。Sペンの側面にあるボタンを押しながら、黒い画面をペン先でタップするだけで、すぐにメモ帳として書き始めることができます。

先日、まさにこの機能に助けられました。重要な電話の最中に、口頭で長い予約番号を伝えられたのです。手元に紙とペンがなく一瞬焦りましたが、すぐにSペンを取り出し、スリープ画面をタップして番号を書き留めることができました。アプリを探す手間なく、重要な情報を逃さずに済んだことで、この機能の実用性の高さを改めて実感しました。

タブレットからPCへ、キーボードで変わる作業効率

Galaxy Tab S10 Liteのキーボード。真上から見る。

Galaxy Tab S10 Liteには、別売りの純正アクセサリーとして「Book Cover Keyboard」と「Book Cover Keyboard Slim」が用意されています。これらのキーボードを装着することで、タブレットは強力な生産性ツールへと変貌します。特に注目すべきは、UIがWindowsのようなデスクトップ環境に切り替わる「DeXモード」です。これにより、複数のアプリをウィンドウで開く、まさにPCライクなマルチタスクが可能になります。

実際にDeXモードを起動し、取引先への少し長めの報告書を作成してみました。キーボードに手を置くと、そのしっかりとした打鍵感に驚きました。キーピッチも窮屈さを感じさせず、各キーが適度な反発力で応えてくれるため、リズミカルに長文を打ち込むことができました。トラックパッドの反応も良好で、カーソル操作や二本指でのスクロールも滑らかです。しばらく作業していると、自分がタブレットを使っていることを忘れてしまうほどで、まさにコンパクトなノートPCと遜色ない感覚で、快適に作業に没頭できました。

Galaxy Tab S10 LiteのSペン・キーボードの仕様

  • Sペン: 本体に同梱, Bluetooth非対応, 本体背面にマグネットで取り付け可能, 画面オフメモ機能対応
  • キーボード: 別売りアクセサリー(Book Cover Keyboard / Book Cover Keyboard Slim), DeXモード対応, Galaxy AIキー搭載

まとめ:Sペンとキーボード

  • 圧倒的な価値:高性能なSペンが追加購入不要で付属しており、コストパフォーマンスが非常に高い。
  • 極上の書き心地:紙に書くような自然な応答性と追従性を実現し、メモ書きからクリエイティブな作業まで快適。
  • 生産性の飛躍:別売りのキーボードと「DeXモード」を組み合わせることで、タブレットがPCライクな作業環境へと変貌する。
  • FEとの比較:Sペンやキーボードがもたらす中核的な体験はGalaxy Tab S10 FEと遜色なく、これらの機能を求めるならS10 Liteは非常に魅力的な選択肢となる。

カメラ性能:Galaxy Tab S10 Lite の実用性と割り切り

Galaxy Tab S10 Liteの背面。カメラが見える。

ここでは、Galaxy Tab S10 Liteのカメラ性能について、タブレットとしての役割を考えながらレビューします。スマートフォンとは異なるタブレットのカメラに何を求めるべきか、そして、より高性能なカメラを搭載するGalaxy Tab S10 FEと比較して、その実力差がどのような場面で現れるのかを、実際の撮影体験を基に詳しく解説していきます。

ビデオ通話と記録に徹した、シンプルなカメラ構成

Galaxy Tab S10 Liteは、背面に800万画素のメインカメラ、前面に500万画素のカメラを搭載しています。どちらもシングル構成で、超広角や望遠といった機能はありません。これは、タブレットのカメラが主にビデオ通話や資料の撮影といった実用的な目的で使われることを想定した、割り切った仕様と言えるでしょう。

この点は、比較対象のGalaxy Tab S10 FEと大きく異なります。S10 FEは背面に1300万画素、前面には1200万画素もの高画素なカメラを搭載しており、特にビデオ通話の画質を左右する前面カメラの性能差は歴然です。高画質な映像でコミュニケーションを取りたいのであれば、この差は無視できません。

機能はシンプル、しかし動画性能に大きな壁

カメラアプリの機能はシンプルで、直感的に操作できます。オートフォーカスもスムーズに作動し、記録用途としては十分な性能です。しかし、注目すべきは動画撮影性能の違いです。Galaxy Tab S10 Liteの動画撮影はフルHD(1920 x 1080)解像度が上限ですが、Galaxy Tab S10 FEは4K(3840 x 2160)での高精細な撮影に対応しています。この差は、撮影した映像を後から編集したり、大画面で視聴したりする際に、画質の鮮明さとして明確に現れます。

実写レビュー:ビデオ会議と資料撮影での実力

では、実際の使用感はどうでしょうか。まず、500万画素の前面カメラを使ってGoogle Meetでのビデオ会議に参加してみました。ディスプレイの中央にカメラが配置されているため、自然な目線で会話ができます。明るい室内であれば、相手に自分の表情をクリアに伝えるには十分な画質でした。しかし、少し照明を落とした部屋では、映像にノイズが乗りやすい印象です。仕事で頻繁にビデオ会議を行い、相手に良い印象を与えたいと考えるなら、1200万画素を誇るS10 FEの方が圧倒的に安心感があります。

次に、背面の800万画素カメラで、会議室のホワイトボードに書かれた議事録を撮影してみました。オートフォーカスは素早く合焦し、撮影した写真の文字は、後から見返してもはっきりと読むことができました。このように、書類やメモをデジタル化するスキャナー代わりの使い方であれば、S10 Liteのカメラ性能で不満を感じることはないでしょう。

動画撮影は「記録用」と割り切るのが賢明

動画性能については、フルHDでの撮影が可能ですが、手ぶれ補正機能は強力ではないため、動きながらの撮影には向きません。三脚などで固定して撮影すれば、簡単なビデオメモとしては活用できます。先日、子供のピアノの練習風景を記録してみましたが、あくまで家庭内での確認用と割り切れば十分な画質でした。しかし、作品として残したい、後から編集して楽しみたいといった用途であれば、4K撮影が可能なGalaxy Tab S10 FEを選ぶべきです。4Kで撮影しておけば、後から映像の一部を切り出してフルHD画質で使うといった柔軟な編集も可能になります。

Galaxy Tab S10 Liteのカメラ仕様

  • 背面カメラ: 800万画素, オートフォーカス対応, フラッシュ非対応
  • 前面カメラ: 500万画素
  • 動画撮影解像度: フルHD (1920 x 1080) @30fps

まとめ:カメラ性能

  • 前面カメラの役割:明るい場所でのビデオ通話には十分な性能。ただし、ビジネスシーンなど高画質が求められる場面では、1200万画素のGalaxy Tab S10 FEが圧倒的に有利。
  • 背面カメラの実用性:書類やホワイトボードの撮影など、記録・スキャン用途には十分な800万画素。より精細な記録を求めるなら1300万画素のS10 FEが適任。
  • 動画性能の明確な差:フルHD撮影が上限のS10 Liteに対し、Galaxy Tab S10 FEは4K撮影に対応。高精細な動画を残したいならFE一択。
  • 総評:Galaxy Tab S10 Liteのカメラは、あくまでビデオ通話や記録といった「実用性」に特化した性能であり、クリエイティブな撮影を期待するべきではない。

バッテリー持ちと充電:Galaxy Tab S10 Lite の一日を支えるスタミナと課題

Galaxy Tab S10 Liteの背面

ここでは、タブレットの携帯性を左右する重要な要素である、Galaxy Tab S10 Liteのバッテリー性能と充電速度についてレビューします。一日中安心して使えるのか、充電はスピーディーか、そして、より高性能なGalaxy Tab S10 FEと比較してどのような違いがあるのかを、実際の使用感を交えながら詳しく解説していきます。

一日中楽しめる、安心の大容量バッテリー

Galaxy Tab S10 Liteは、11インチクラスのタブレットとしては標準的で十分な容量である8,000mAhのバッテリーを搭載しています。公式のスペックでは、最大16時間の動画再生が可能とされています。実際にその実力を試すべく、休日にNetflixでドラマシリーズを一気見してみました。

朝10時に100%の状態から視聴を開始し、昼休憩を挟みつつ夕方まで約6時間ぶっ続けで再生しましたが、バッテリー残量はまだ50%以上ありました。これなら、外出先で一日中動画視聴やブラウジングを楽しんでも、バッテリー切れの心配はほとんどないでしょう。外出先で一日使うには十分な駆動時間です。

ただし、比較対象のGalaxy Tab S10 FEは、同じ8,000mAhのバッテリー容量でありながら、より電力効率の良いCPUを搭載しているためか、最大20時間もの動画再生が可能です。長時間移動などで、少しでも長く動画を楽しみたいユーザーにとっては、この4時間の差は大きな魅力となるでしょう。

必要十分な充電速度、しかし「急速」を求めるならFEに軍配

充電性能については、25Wの急速充電に対応しています。バッテリーが空に近い状態から充電を開始したところ、満充電までにかかった時間はおよそ2時間でした。夜寝る前に充電しておく使い方であれば特に問題はありませんが、朝の忙しい時間帯や、外出先で急いで充電したい場面では、少し物足りなさを感じるかもしれません。

この点において、Galaxy Tab S10 FEとの差は歴然です。S10 FEは最大45Wという、S10 Liteの倍近い速度での超急速充電に対応しています。実際に、S10 FEはわずか30分で約50%までバッテリーを回復させることができます。頻繁にタブレットを持ち出し、短い時間で効率的に充電したいと考えるアクティブなユーザーにとっては、S10 FEの充電速度は非常に大きなアドバンテージです。

標準的なUSB-Cポートと、非対応のワイヤレス充電

充電ポートには、現在主流のUSB Type-Cが採用されています。ただし、規格はUSB 2.0であるため、PCとの間で大容量の動画ファイルなどを有線で転送する際の速度は、最新の規格に比べると見劣りします。クラウドストレージをメインで使う私のようなユーザーには影響ありませんが、頻繁に有線でのデータ転送を行う方は留意すべき点です。また、本体がアルミニウム製であることもあり、ワイヤレス充電には対応していません。

Galaxy Tab S10 Liteのバッテリー仕様

  • バッテリー容量: 8,000mAh (標準)
  • 動画再生時間: 最大16時間
  • 急速充電: 25W対応
  • 充電ポート: USB Type-C (USB 2.0)
  • ワイヤレス充電: 非対応

まとめ:バッテリー持ちと充電

  • バッテリー持続時間:8,000mAhの大容量バッテリーを搭載し、最大16時間の動画再生が可能 。一日中安心して使える十分なスタミナを確保している。
  • 充電速度:25Wの急速充電に対応し、約2時間で満充電が可能 。就寝中の充電には十分だが、日中の急速な充電にはやや力不足。
  • FEとの明確な差:同じバッテリー容量ながら、S10 FEはより長時間の動画再生(最大20時間)と、圧倒的に高速な45W充電に対応しており 、携帯時の利便性で大きく上回る。
  • その他仕様:充電ポートはUSB 2.0規格のType-Cで、ワイヤレス充電には対応していない。

オーディオと通信性能:Galaxy Tab S10 Lite のエンタメ体験と接続性

Galaxy Tab S10 Liteのディスプレイ。画面にサッカーの動画。

ここでは、映画鑑賞や音楽体験の質を左右するオーディオ性能と、日々の使い勝手の基盤となるWi-FiやBluetoothなどの通信性能についてレビューします。Galaxy Tab S10 Liteがどのようなエンタメ体験を提供してくれるのか、また、Galaxy Tab S10 FEとの間に性能差は存在するのか、詳しく見ていきましょう。

没入感を高める、クリアで広がりのあるサウンド

Galaxy Tab S10 Liteは、本体を横向きに持った際の左右側面にデュアルスピーカーを搭載しており、本格的なステレオサウンドを楽しめます。実際にYouTubeでアーティストのライブ映像を視聴してみましたが、その音質の良さには驚きました。ボーカルの声はクリアに聞こえ、左右のスピーカーから広がるサウンドは臨場感たっぷりです。Dolby Atmosにも対応しているため、対応する映画や音楽では、さらに没入感のある音響体験が可能です。音量は極端に大きいわけではありませんが、最大にしても音が割れることなく、タブレットの内蔵スピーカーとしては非常に高品質だと感じました。

最新規格に対応したワイヤレス接続

最近の多くのデバイスと同様に、3.5mmイヤホンジャックは搭載されていませんが、最新規格であるBluetooth 5.3に対応しているため、ワイヤレスイヤホンとの接続は非常に快適です。手持ちのGalaxy Buds FEをペアリングして通勤中に音楽を聴いてみましたが、一度も音飛びすることなく、安定した接続を維持してくれました。動画視聴時の音声の遅延も全く感じられず、ストレスなくコンテンツに集中できます。この点は、同じくBluetooth 5.3に対応するGalaxy Tab S10 FEも同様で、ワイヤレス環境における体験の質に両者の差はないと言えるでしょう。

快適なインターネットと信頼性の高い接続性

通信性能の核となるWi-Fiは、高速通信が可能なWi-Fi 6(802.11ax)に対応しています。自宅のWi-Fi 6環境で使ってみたところ、アプリのダウンロードは迅速で、Netflixでの4Kストリーミング再生も一度も途切れることなくスムーズでした。ルーターから少し離れた部屋に移動しても、接続は安定したままでした。また、GPSも搭載しており、地図アプリでの位置情報も正確に取得できます。なお、このモデルはWi-Fi専用機であり、SIMカードを挿入してのモバイルデータ通信はできません。比較対象のGalaxy Tab S10 FEもWi-Fi 6対応のWi-Fi専用モデルであるため 、基本的な通信性能において両モデルに優劣の差はありません。

Galaxy Tab S10 Liteのオーディオ・通信性能仕様

  • オーディオ: デュアルスピーカー, Dolby Atmos®対応
  • イヤホンジャック: USB Type-C
  • Wi-Fi: 802.11a/b/g/n/ac/ax 2.4GHz+5GHz, HE80, MIMO, 1024-QAM (Wi-Fi 6)
  • Bluetooth: Bluetooth v5.3
  • 位置情報: GPS, Glonass, Beidou, Galileo, QZSS

まとめ:オーディオと通信性能

  • スピーカー品質:横向き設置のデュアルステレオスピーカーは、タブレット内蔵とは思えないほどクリアで広がりのあるサウンドを提供し、動画や音楽への没入感を高めてくれる。
  • ワイヤレス接続:最新規格のWi-Fi 6とBluetooth 5.3に対応しており、高速で安定した通信と、遅延の少ないワイヤレスオーディオ体験を実現している。
  • 接続の制約:3.5mmイヤホンジャックは非搭載で、Wi-Fi専用モデルのため単体でのモバイルデータ通信はできない。
  • FEとの比較:オーディオ品質、Wi-Fi、Bluetoothの規格においてGalaxy Tab S10 FEとの間に実質的な差はなく、どちらも高いレベルで標準的なニーズを満たしている。

OSと機能:Galaxy Tab S10 Lite の未来への投資価値とエコシステム

Galaxy Tab S10 LiteのUI画面。アプリ一覧。

ここでは、Galaxy Tab S10 Liteのソフトウェア体験の核心に迫ります。特に、このタブレットが持つ最大の強みである長期的なOSアップデート保証、そして日々の創造性を刺激するアプリ群や、他のGalaxy製品とのシームレスな連携機能について、Galaxy Tab S10 FEと比較しながら詳しくレビューしていきます。

直感的なUIと豊富なカスタマイズ性

Galaxy Tab S10 Liteは、最新のAndroid 15をベースにしたSamsung独自のOne UIを搭載しています。普段からGalaxyスマートフォンを使っている私にとっては、非常に馴染み深く、直感的に操作できるインターフェースでした。アプリアイコンの配置や設定メニューの構成が分かりやすく、初めて触る人でも迷うことは少ないでしょう。特に気に入っているのが、カスタマイズアプリ「Good Lock」です。これを使うと、通知パネルの色を自分好みに変えたり、最近使ったアプリの表示形式をカード型からリスト型に変更したりと、細部まで自分仕様にカスタマイズできます。画一的になりがちなタブレットの画面を、自分だけの特別な空間に仕上げていく過程は非常に楽しい体験でした。

創造性を刺激するアプリ群と限定特典

Galaxy Tab S10 Liteの画面。プリインストールアプリのアイコン。

このタブレットは、箱から出してすぐにクリエイティブな活動を始められる点が大きな魅力です。プロも愛用するペイントアプリ「Clip Studio Paint」が6ヶ月間も無料で使えるので、早速ダウンロードしてイラスト制作に挑戦してみました。豊富なブラシやツールを試しながら、デジタルで絵を描く楽しさを存分に味わうことができ、これから趣味を始めたい人には絶好の機会だと感じました。

その他のGalaxy Tab S10 Liteで利用できるアプリ 一覧

Goodnotes: 学生から社会人まで幅広く支持されるノートアプリの決定版です。Galaxy Storeからダウンロードすることで、全ての機能が使えるフルバージョンを1年間も無料で利用できます。講義ノートや議事録の作成が、これまで以上に快適になりました。

LumaFusion: スマートフォンやタブレット向けとしては最高峰とも言える高機能な動画編集アプリです。Galaxy Storeから購入する際に、なんと66%もの大幅な割引が適用されます。さらに、プロ向けの素材などが使える「Creator Passサブスクリプション」も1ヶ月間無料で利用でき、動画制作のハードルを大きく下げてくれます。

Notion: 仕事のタスク管理から個人の趣味の記録まで、あらゆる情報を整理できる万能アプリです。AIアシスタント機能が付いた「Plusプラン」を1ヶ月間無料で試すことができます。

その他のアプリ: 上記以外にも、人気のノートアプリ「Noteshelf 3」や建築・設計向けのCADアプリ「ArcSite」などで割引や無料トライアルが提供されています。定番のスケッチアプリ「Sketchbook」や写真編集アプリ「Picsart」も別途ダウンロードして利用可能です。

Galaxyエコシステムによるシームレスな連携

Galaxy製品間の連携は、期待通り非常にスムーズでした。手持ちのGalaxyスマートフォンから写真や連絡先を移行するために「Smart Switch」機能を使ってみましたが、ワイヤレスであっという間に転送が完了し、驚きました。また、普段使っているワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds」は、充電ケースを開いただけでタブレットが即座に認識し、ペアリングが完了。複雑な設定なしに、すぐに動画視聴を楽しめたこのシームレスな体験は、Galaxyユーザーにとって大きなメリットです。

生体認証:利便性を左右する指紋センサーの有無

生体認証は顔認証に対応しており、日中の明るい室内であれば、画面に顔を向けるだけですばやくスムーズにロックを解除でき、ストレスを感じることはありませんでした。しかし、ここはGalaxy Tab S10 FEとの明確な違いがあります。S10 FEは顔認証に加え、電源ボタン一体型の指紋センサーを搭載しているのです。就寝前の薄暗い寝室でタブレットを使おうとした際、S10 Liteの顔認証がうまくいかず、パスコードの入力を求められることがありました。このような場面でも、指で触れるだけですばやく確実にロックを解除できる指紋認証は、日々の小さなストレスを解消してくれる大きな利点だと感じました。

Galaxy Tab S10 LiteのOS・機能 一覧

  • OS: Android 15
  • ソフトウェアサポート: 最大7世代のAndroid OSアップグレード、7年間のセキュリティアップデート
  • 生体認証: 顔認証
  • プリインストールアプリ特典: Clip Studio Paint (6ヶ月無料), Goodnotes (1年無料)など多数
  • エコシステム連携: Smart Switch , SmartThings対応 , Galaxy Buds連携

まとめ:OSと機能

  • OSアップデート保証:最大7世代という長期的なOS更新が約束されており、一度購入すれば長く安心して最新機能を利用できる。これはGalaxy Tab S10 FEも同様の強み。
  • 生体認証の差:S10 Liteは顔認証のみに対し、Galaxy Tab S10 FEはより高速で確実な指紋認証センサーを追加で搭載している。
  • クリエイティブな価値:多くのプロ向けアプリで無料トライアルなどの限定特典が用意されており、購入後すぐに創造性を試すことができる。
  • Galaxyエコシステム:Galaxyスマートフォンからのデータ移行や、Galaxy Budsとの連携は非常にスムーズで、既存のGalaxyユーザーにとって大きなメリットとなる。

Galaxy Tab S10 LiteとGalaxy Tab S10 FEの主な違い

Galaxy Tab S10 LiteのSペンでイラストを描いている。

Galaxy Tab S10 Lite」と「Galaxy Tab S10 FE」は、同じS10シリーズに属しながらも、コンセプトやターゲットユーザーが異なる戦略的なモデルです。ここでは、両者のスペックや特徴を項目ごとに比較し、どのような違いがあるのかを詳しく解説します。

OSおよびソフトウェアアップデート保証

  • Galaxy Tab S10 Lite: 最大7世代分のAndroid OSアップグレード、2032年8月31日までのセキュリティアップデートが保証されています。
  • Galaxy Tab S10 FE / S10 FE+: 2032年4月30日までのセキュリティアップデートが保証。OSアップグレードはAndroid 22までAndroid 15から数えて7世代分に相当)。
  • 違い: 両モデルともに最大7世代の長期OS更新が保証されており、優劣の差はありません。

プロセッサ(CPU)

  • Galaxy Tab S10 Lite: Exynos 1380 (5nmプロセス)。
  • Galaxy Tab S10 FE / S10 FE+: Exynos 1580 (4nmプロセス)。
  • 違い: S10 FEが搭載するExynos 1580は、S10 LiteのExynos 1380と比較してCPU性能で最大35%、GPU性能で最大53%も高性能であり、処理能力に大きな差があります。

ディスプレイ

  • Galaxy Tab S10 Lite: 10.9インチ TFT液晶 (2112 x 1320), 最大輝度600nits。
  • Galaxy Tab S10 FE: 10.9インチ TFT液晶 (2304 x 1440), 最大輝度800nits。
  • 違い: 同じ画面サイズですが、S10 FEの方が解像度が高く、より明るいディスプレイを搭載しているため、屋外での視認性や映像の精細さで優れています。

メモリ

  • Galaxy Tab S10 Lite: 6GB。
  • Galaxy Tab S10 FE / S10 FE+: 8GB。
  • 違い: S10 FEの方が2GB多くのメモリを搭載しており、複数のアプリを同時に使用する際の快適さ(マルチタスク性能)で勝っています。

カメラ

  • Galaxy Tab S10 Lite: 背面800万画素、前面500万画素、動画撮影はFHD。
  • Galaxy Tab S10 FE / S10 FE+: 背面1300万画素、前面1200万画素、動画撮影は4K。
  • 違い: S10 FEは、静止画・動画ともに、S10 Liteを大幅に上回る高画質なカメラ性能を備えています。

耐久性(防水防塵)

  • Galaxy Tab S10 Lite: IP42(防滴レベル)。
  • Galaxy Tab S10 FE / S10 FE+: IP68(完全な防水防塵レベル)。
  • 違い: IP68に対応するS10 FEは、水深1.5mの淡水に30分間耐えられるほどの強力な防水性能を持ち、お風呂やアウトドアなど、利用シーンの幅が格段に広がります。

サイズ、重量、カラー

  • Galaxy Tab S10 Lite: 厚さ6.6mm、重量524g、カラーは3色(グレー、シルバー、コーラルレッド)。
  • Galaxy Tab S10 FE: 厚さ6.0mm、重量497g、カラーは2色(グレー、シルバー)。
  • 違い: S10 FEの方がより薄く、約27g軽量で携帯性に優れています 。一方で、S10 Liteの方がカラーバリエーションが豊富です。

AI機能

  • Galaxy Tab S10 Lite: Galaxy AIキー、AI消しゴム。
  • Galaxy Tab S10 FE / S10 FE+: Galaxy AIキー、AI消しゴムに加え、「かこって検索」、ベストフェイス、自動トリミングといった、より高度なAI機能を搭載。
  • 違い: S10 FEの方が、検索機能やクリエイティブな画像・動画編集をサポートする、より広範なAI機能を備えています。

まとめ

Galaxy Tab S10 Lite」と「Galaxy Tab S10 FE」は、同じシリーズ名を冠しながらも、明確に異なる特徴を持っています。Galaxy Tab S10 FEは、プロセッサ、ディスプレイ、カメラ、耐久性といった基本性能のあらゆる面でS10 Liteを上回る、よりプレミアムなモデルです。

一方、Galaxy Tab S10 Liteは、手頃な価格設定でありながら、7世代のOSアップグレードという明確な長期サポートを保証している点が最大の強みです。ユーザーは、高性能・高耐久性を取るか、コストパフォーマンスと未来への投資価値を取るかで、最適な一台を選択することになるでしょう。

Galaxy Tab S10 Liteのメリット・デメリット

Galaxy Tab S10 LiteでFPSゲームをプレイしている。

Galaxy Tab S10 Liteは、多くの魅力を持つ一方で、いくつかの明確な弱点も抱えています。ここでは、同価格帯のライバル製品と比較しながら、その長所と短所を詳しく掘り下げていきます。このタブレットが本当にあなたにとって最適な一台なのか、見極めるための参考にしてください。

【メリット】

メリット1:Sペン標準付属の圧倒的な価値

最大のメリットは、追加費用なしで高性能なSペンが箱に同梱されている点です。AppleのiPad(第11世代)やXiaomi Pad 7では、同等のスタイラスペンを別途購入する必要があり、数万円の追加出費となります。メモ書きから本格的なイラスト制作まで、購入したその日から始められるS10 Liteのコストパフォーマンスは、他の追随を許しません。

メリット2:7世代OS更新保証という未来への安心感

Galaxy Tab S10 Liteは、最大7世代のAndroid OSアップグレードと7年間のセキュリティアップデートが保証されています。これは、兄弟機であるGalaxy Tab S10 FEと並ぶ、業界最高水準の手厚いサポートです。iPad(第11世代)も長期サポートに定定評がありますが、他のAndroidタブレットと比較して、長く安心して最新機能を使えるという点は、大きなアドバンテージです。

メリット3:microSDカードによる優れた拡張性

本体ストレージが一杯になっても、最大2TBまでのmicroSDカードで簡単に容量を増設できる点も、大きな強みです。動画や高解像度の写真を大量に保存するユーザーにとって、これは非常に重要です。iPad(第11世代)、Xiaomi Pad 7、OPPO Pad 3といった主要な競合製品がmicroSDカードに非対応である中、この拡張性は明確な差別化ポイントとなっています。

メリット4:高級感のある薄型軽量デザイン

「Lite」という名前を感じさせない、薄型軽量で高級感のある金属製ユニボディも魅力です。Wacom MovinkPad 11(588g)と比較しても軽量で、日常的な持ち運びも苦になりません。デザインの質感は、同価格帯のタブレットの中でも際立っています。

【デメリット】

デメリット1:競合に劣る処理性能(パフォーマンス)

日常使いには十分な性能ですが、Exynos 1380プロセッサは、同価格帯の競合製品と比較すると見劣りします。特に、Snapdragon 7+ Gen 3を搭載するXiaomi Pad 7や、A16 Bionicチップを搭載するiPad(第11世代)は、重い3Dゲームや高度な動画編集において、S10 Liteよりも明らかにスムーズな動作を提供します。

デメリット2:ディスプレイ性能の差

90Hzのリフレッシュレートは滑らかですが、Xiaomi Pad 7やOPPO Pad 3が対応する144Hzと比較すると、その差は歴然です。また、解像度においても、3.2Kディスプレイを搭載するXiaomi Pad 7など、より高精細な画面を持つライバルが存在します。最高の映像体験を求めるなら、他の選択肢が優位に立ちます。

デメリット3:限定的な耐久性(防水防塵性能)

IP42等級の防塵・防滴性能は、あくまで生活防水レベルです。キッチンやアウトドアなど、水しぶきや埃が気になる環境で安心して使いたいのであれば、IP68という強力な防水防塵性能を誇るGalaxy Tab S10 FEや、IP52に対応するWacom MovinkPad 11の方が適しています。

デメリット4:やや物足りない充電速度

25Wの充電速度は、日常的な利用では問題ありませんが、より高速な充電が可能な競合製品と比べると見劣りします。例えば、OPPO Pad 3は67W、Xiaomi Pad 7やGalaxy Tab S10 FEは45Wの急速充電に対応しており、短い時間でバッテリーを回復させたい場合には、これらのモデルに軍配が上がります。

デメリット5:ワイヤレス充電に非対応

これは本機に限ったことではありませんが、ワイヤレス充電には対応していません。今回比較したGalaxy Tab S10 FE、iPad(第11世代)、Xiaomi Pad 7などの競合製品も同様に非対応であり、現在のタブレット市場における標準的な仕様と言えます。

Galaxy Tab S10 Liteのスペック(仕様)

  • ディスプレイ: 約10.9インチ TFT液晶 (2112×1320)
  • リフレッシュレート: 90Hz
  • プロセッサ: Exynos 1380 (オクタコア: 2.4GHz + 2.0GHz)
  • GPU: Mali-G68 MP5
  • RAM(メモリ): 6GB
  • ストレージ: 128GB (microSDで最大2TBまで拡張可能)
  • バッテリー: 8,000mAh
  • 駆動時間: 動画再生:最大16時間
  • 充電: 25Wの超急速充電に対応 (約120分でフル充電)
  • 背面カメラ: 約800万画素 (オートフォーカス対応)
  • 前面カメラ: 約500万画素
  • ワイヤレス通信: Wi-Fi 6 (802.11a/b/g/n/ac/ax), Bluetooth 5.3
  • NFC: 非対応
  • インターフェース: USB Type-C (USB 2.0)
  • センサー: 加速度, ジャイロ, 地磁気, ホール, 照度, 顔認証
  • 映像出力: MHL非対応
  • スピーカー: デュアルスピーカー (Dolby Atmos対応)
  • オーディオ: MP3, M4A, AAC, OGG, WAV, FLACなど多数の形式に対応
  • 防水防塵: IP42
  • スタイラスペン: Sペン対応 (Bluetooth非対応、付属品)
  • キーボード: Book Cover Keyboard, Book Cover Keyboard Slimに対応 (別売り)
  • 機能: GPS, Glonass, Beidou, Galileo, QZSS, Smart Switch, 手書き入力のヘルプ, 数式ソルバー, AI消しゴム, かこって検索
  • OS: Android 15
  • サイズ: 約165.8 x 254.3 x 6.6 mm
  • 重量: 約524g
  • カラー: グレー, シルバー, コーラルレッド
  • 付属品: Sペン, USBケーブル (CtoC), イジェクターピン, クイックスタートガイド

Galaxy Tab S10 Liteの評価

Galaxy Tab S10 Liteのディスプレイ。手で持つ。

8つの基準で「Galaxy Tab S10 Lite」を5段階で評価してみました。

項目別評価

画面の見やすさ:★★★★☆

10.9インチのTFT液晶は十分な解像度と90Hzのリフレッシュレートで、動画視聴からブラウジングまで滑らかで美しい表示を実現します。Vision Booster機能により屋外での視認性も良好ですが、最高輝度では上位モデルに一歩譲ります。

スペック:★★★☆☆

Exynos 1380プロセッサと6GBメモリは、日常的な作業や多くのゲームを快適にこなせるバランスの取れた性能です。しかし、最新のヘビー級3Dゲームを高画質でプレイするには力不足な場面もあり、ミドルレンジとしての限界も感じさせます。

デザイン:★★★★★

「Lite」という名前からは想像できない、高級感のある金属製ユニボディが魅力です。薄型軽量で持ち運びやすく、指紋が付きにくいマットな仕上げも実用的。価格以上の満足感を得られる、非常に洗練されたデザインです。

耐久性:★★☆☆☆

IP42等級の防塵・防滴性能は、日常の水しぶき程度を防ぐ生活防水レベルです。上位モデルのIP68(完全な防水・防塵)と比較すると大きな差があり、お風呂やキッチン、アウトドアなどタフな環境での使用には注意が必要です。

通信:★★★★☆

最新規格のWi-Fi 6やBluetooth 5.3に対応しており、高速で安定したワイヤレス通信が可能です。Wi-Fi専用モデルのため単体でのモバイル通信はできませんが、家庭やオフィスでの利用においては十分な性能を備えています。

機能:★★★★★

最大の魅力であるSペンが同梱され、手書きメモからイラスト制作まで幅広く活用できます。7世代のOS更新保証は、この価格帯では他に類を見ない手厚いサポートであり、長く安心して使えるという絶大な価値を提供します。

使いやすさ:★★★★☆

直感的でカスタマイズ性の高いOne UIは非常に快適ですが、生体認証が顔認証のみである点が惜しまれます。指紋認証を搭載する上位モデルと比較すると、薄暗い場所などでのロック解除のスムーズさで一歩劣ります。

価格:★★★★☆

通常価格56,430円は、Sペンが付属し、7年間のOS更新が保証されることを考えれば非常にコストパフォーマンスが高いと言えます。発売記念キャンペーンを利用すれば、さらにその価値は高まります。

総評】 ★★★★☆

長く付き合える「賢い」一台、ただし弱点も理解が必要

Galaxy Tab S10 Liteは、単なる「廉価版」という言葉では片付けられない、非常に戦略的なタブレットです。ミドルレンジの性能を持ちながら、高級感が伝わる薄型軽量の金属製ユニボディデザインの高級感、すぐに使えるSペンの同梱、そして何より「7世代のOSアップグレード保証」という、フラッグシップモデル級の長期サポートを約束している点が最大の特徴です。これは、一度購入すれば長期間にわたって最新の機能とセキュリティを享受できるという、未来への投資価値を意味します。

注目すべき機能と優れた利便性と納得の基本性能

特に注目したいのが、追加費用なしで同梱されるSペンです。プリインストールされているアプリと組み合わせることで、すばやくメモをとったり、本格的なイラストを描いたりとフル活用できます。また、別売りのキーボードを組み合わせれば、PCのように使える「DeXモード」も利用でき、一気に生産性ツールへと変貌します。

そのほかにも、解像度2112×1320ピクセル高精細なTFT液晶ディスプレイや、一日中安心して使える8,000mAhのバッテリーなど、廉価版とは思えないほどの性能を備えており、コストパフォーマンスの高さがうかがえます。

購入前に知っておくべきこと

一方で、弱点も明確です。IP42の生活防水レベルの耐久性は、お風呂やアウトドアでの利用を想定するユーザーには不向きです。また、最新のヘビー級3Dゲームを最高画質でプレイしたいゲーマーや、高画質なビデオ会議が必須なビジネスユーザーは、それぞれCPU性能やカメラ品質で勝る上位モデルを検討すべきです。

こんな人におすすめ

Webブラウジングや動画視聴、電子書籍といった日常的な使い方をメインに、時々Sペンでメモを取ったり、簡単なイラストを描いたりしたい学生や社会人に最適です。また、「一度買ったら、できるだけ長く安心して使いたい」と考えるユーザーにとって、この手厚いOSサポートは他のどのタブレットにもない大きな魅力となるでしょう。

総じて、Galaxy Tab S10 Liteは「今」の性能だけでなく、「未来」の価値まで見据えた、非常に賢い選択肢です。自身の使い方と、このタブレットが持つ「割り切り」ポイントを理解した上で選ぶならば、価格をはるかに超えた満足感を得られるに違いありません。手書き性能の高いタブレットが欲しい人にはまさに「買い」の一台と言えるでしょう。

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Galaxy Tab S10 Liteの価格・購入先

Galaxy Tab S10 Liteの本体 正面 外観

※2025年9月19日に発売開始。予約は9月4日から。

※価格は2025/09/07に調査したものです。価格は変動します。

Samsung Japan 公式オンラインストア

49,830円(6,600円引き適用の場合・通常価格は56,430円です)で販売されています。

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ECサイト

  • 楽天市場で49,830円(送料無料)、
  • ヤフーショッピングで55,470円、
  • 米国 Amazon.comで$419.99、

で販売されています。

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おすすめのライバル機種と価格を比較

Galaxy Tab S10 Liteに似た性能をもつタブレットも販売されています。価格もチェックできるので、ぜひ参考にしてみてください。

Galaxy Tab S10 FE / S10 FE+

Samsungから発売されたタブレットです(2025年4月18日 発売)。

約10.9インチ(FE)、約13.1インチのLCDディスプレイ(FE+)、Exynos 1580 オクタコアプロセッサ、8GBメモリ、128GBストレージ、8000mAh(FE)または10090mAh(FE+)バッテリー、背面約1300万画素広角カメラ、前面約1200万画素超広角カメラ、Android 15(2032年4月末までの長期サポート)を搭載しています。

また、Galaxy AI機能(「かこって検索」や「AI消しゴム」など)、付属のSペンでの操作(Bluetooth非対応)、リフレッシュレート最大90Hz、最大45Wの急速充電(USB PD)、最大2TBまでのmicroSDカードによるストレージ拡張、IP68等級の防水防塵(本体・Sペン)に対応しています。

さらに、デュアルスピーカー、電源ボタン一体型指紋認証、Book Cover Keyboard(AIキー搭載モデルあり・別売)、USB 2.0 Type-C (OTG)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.3に対応しています。

価格は、Amazonで75,438円(税込・FEモデル)、楽天市場で83,410円(送料無料)、ヤフーショッピングで83,400円、AliExpressで61,737円、米国 Amazon.comで$429.99、です。

関連記事:Galaxy Tab S10 FE徹底レビュー!S9 FEからの進化点とAI機能

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Xiaomi Pad 7

Xiaomiから発売された11.2インチのタブレットです(2025年3月13日 発売)。

Xiaomi HyperOS 2(Android 15ベース)、Snapdragon 7+ Gen 3 Mobile Platform、8GB LPDDR5X メモリ、3.2Kの11.2インチ 液晶(3200×2136)、128GB/256GB UFS 3.1/4.0ストレージ、8850 mAhバッテリー、背面1300万画素カメラ、前面800万画素カメラを搭載しています。

また、Xiaomi HyperAI(AI音声/アート/電卓/文章生成)、Google Gemini連携、Xiaomi HyperConnect、ワークステーションモード、最大144Hz 可変リフレッシュレート、45W ターボチャージ、クアッドスピーカー(200%音量アップ)、Dolby Atmosサウンド、Miracast対応映像出力、

Xiaomi フォーカスペン対応 (低遅延, 8192段階筆圧感知, 別売)、Xiaomi Pad 7/7 Pro フォーカスキーボード対応 (フローティング, ヒンジ, 無段階調整, バックライト, タッチパッド, 別売)、USB Type-C 3.2 Gen 1、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.4、に対応しています。

価格は、Amazonで54,980円(税込)、楽天市場で54,980円(送料無料)、ヤフーショッピングで54,800円、AliExpressで48,455円、米国 Amazon.comで$386.00、です。

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iPad(第11世代)

Appleから発売された11インチのタブレットです(2025年3月12日 発売)。

A16 Bionicチップ、4コア GPU、11インチLiquid Retinaディスプレイ(2,360 x 1,640ピクセル解像度、264ppi)、128GB/256GB/512GBストレージ、28.93Whリチャージャブルリチウムポリマーバッテリー、背面12MP広角カメラ、前面12MPセンターフレームカメラ、iPadOS 18を搭載しています。

また、Apple Pencil(USB-C、第1世代 ※別売)、Magic Keyboard Folio(別売)、Apple Pay、Touch ID(指紋認証)、ステレオスピーカー(横向き) 、デュアルマイク、音声アシスタント Siri、最大5倍のデジタルズーム、スマートHDR 4、4Kビデオ撮影、1080pスローモーションビデオ、Smart Connector、USB-Cコネクタ、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.3、5G通信(※Wi-Fi + Cellularモデルのみ)に対応しています。

価格は、Amazonで58,800円(税込)、楽天市場で54,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで54,264円、Appleストアで58,800円~、です。

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Wacom MovinkPad 11

Wacomから発売された11.45インチのタブレットです(2025年7月31日 発売)。

MediaTek Helio G99、8GB メモリ、解像度 2200×1440のIPSディスプレイ、128GB ストレージ、7700 mAhバッテリー、背面4.7Mピクセルカメラ、前面5Mピクセルカメラを搭載しています。

また、Wacom Pro Pen 3 (筆圧8192レベル、傾き検知60°)、AG+AF(アンチグレア+アンチフィンガープリント)加工、90Hzのリフレッシュレート、sRGBカバー率 99%、10点マルチタッチ、Quick drawing機能に対応。

「Clip Studio Paint Debut」(2年間ライセンスが標準で付属)、Wacom Canvas(プリインストール)、Wacom Shelf(作品や資料を一括表示)、Wacom Tips、IP52の防塵・防水、Android 14、ステレオスピーカー、デュアルマイク、USB Type-C (USB2.0)、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.2にも対応しています。

価格は、楽天市場で69,080円(送料無料)、です。

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OPPO Pad 3 Matte Display Edition

OPPOから発売された約11.6インチのタブレットです(2025年6月26日 発売)。

MediaTek Dimensity 8350、8GB LPDDR5X メモリ、約11.6インチ LCD (LTPS)、256GB UFS 4.0 ストレージ、9520 mAhバッテリー、背面約800万画素カメラ、前面約800万画素カメラを搭載しています。

また、「AI機能 (ドキュメント要約・翻訳、写真編集など)」、O+ Connect、マルチウィンドウビュー、67W SUPERVOOC™フラッシュチャージ対応、クアッドスピーカー、Holo Audio、OPPO Pencil 2 (別売り)、OPPO Pad 3 Smart Keyboard (別売り)、USB Type-C、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.4に対応しています。

価格は、Amazonで67,830円、楽天市場で79,800円(送料無料)、です。

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他のサムスン タブレットと比較

他人もサムスンのタブレットが販売されています。2024年モデルもあるのでぜひ比較してみてください。

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