2023年8月19日に発売された「ONEXPLAYER 2 Pro」と高性能なゲーミングUMPCを徹底 比較!価格やスペック、ベンチマークの違いに加えて、メリット・デメリット、評価を紹介します。
※2024年3月30日、「ONEXPLAYER X1」(日本版)が発売されます。
※2023年10月、10.1型「One-Netbook 5」が発売されました。
※2022年12月から「ONEXPLAYER 2」も発売中です。
「ONEXPLAYER 2 Pro」の特徴
「ONEXPLAYER 2 Pro」の特徴をまとめてみました。
Ryzen 7 7840U ・Radeon 780M・最大32GB+2TB
「ONEXPLAYER 2 Pro」はAMD Ryzen 7 7840Uプロセッサを搭載。4nmプロセスで製造された8コア、16スレッド、最大5.1GHz駆動のCPUで、PassmarkのCPUベンチマークで約3万前後を記録しています。また、AMD Radeon 780M GPU グラフィックスを搭載。GeForce GTX 1650 TiやRTX 2050と同等のグラフィック性能を発揮し、Steamなどの人気ゲームもサクサクとプレイできます。
そのほか、最大7500MHzのLPDDR5X メモリを16GB/32GB 搭載。ストレージはPCle 4.0接続のM.2 NVMe SSDで、1TB/2TBを搭載し、ゲームのロード、ファイルの転送、ビデオのストリーミングも高速に読み書きできます。
2.5K液晶・着脱コントローラー・USB-C 4.0
「ONEXPLAYER 2 Pro」は8.4インチで解像度2560×1600ドットの2.5Kディスプレイを搭載。ピクセル密度358 ppi、100% sRGB高色域の明るく色鮮やかな画面で、タッチ操作にも対応しています。また、着脱式を採用し、本体からコントーラーを取り外して、タブレットやノートPCスタイルで使用可能。コントーラーを他のゲーム機に接続して単体で使用することもできます。
そのほか、Thunderbolt互換のUSB-C 4.0ポートを搭載。40Gbpsの高速転送や100W PD急速充電、4K映像出力に対応するほか、別売の外付けGPUボックスと接続してグラフィック性能を上げることができます。
磁気キーボード・ハーマン認定スピーカー・管理コンソール
「ONEXPLAYER 2 Pro」は取り外し可能な磁気キーボードを用意。 筆圧4096段階のスタイラスペンとキックスタンドでノートPCスタイルで使用できます。また、ハーマン認定のフルレンジスピーカーユニットを搭載し、深みのある豊かな低音と滑らかで伸びやかな高音を再生できます。
そのほか、ゲームを一括で管理できる「OneXConsole」と様々な調整をワンタッチで行える「GAME CENTER」を搭載。純銅製デュアルヒートパイプやPCグレードの大型ファン採用の冷却システムを備えるほか、6軸ジャイロセンサー、デュアル振動モーター、キーストローク約8.1mmのアナログ式リニアトリガー、千鳥配置でよりスムーズに操作できるジョイスティックにも対応しています。
公式ページ: ONEXPLAYER 2 Pro | ONEXPLAYER 日本公式サイト
価格を比較
「ONEXPLAYER 2 Pro」と「GPD WIN Max 2」、「AYANEO 2S」、「ROG ALLY」の価格を比較してみました。
「ONEXPLAYER 2 Pro」
「ONEXPLAYER 2 Pro」は、Amazonで178,000円(税込32GB+1TBモデル/32GB+2TB SSDモデルは188,000円)、One-Netbookストアで157,000(税込)、AliExpressでUS $1,129.00 (日本円で約167,451円)で販売中です。
「GPD WIN Max 2」
「GPD WIN Max 2」は、Amazonで159,900円 (税込・セット品・16GB+SSD1TBモデル)、楽天市場で169,200円(税込)、ヤフーショッピングで176,220円(税込)、AliExpressでUS $1,079.10、米国 Amazon.comで $1,229.99で販売されています。
「AYANEO 2S」
「AYANEO 2S」は、Amazonで209,860円 (税込・Ryzen 7 7840U/32GB/2TB)、楽天市場で204,720円(送料別・32GB/2TB)、ヤフーショッピングで204,720円、AliExpressでUS $1,557.99、米国 Amazon.comで$1,429.99で販売されています。
「ROG ALLY」
「ROG ALLY」は、Amazonで125,658円(税込・Ryzen Z1 Extreme・16GB+SSD512GB)、楽天市場で124,600円(送料無料)、ヤフーショッピングで124,500円、AliExpressでUS $1,021.37、ASUSストアで109,800円 (※入荷待ち・税込・Ryzen Z1 Extreme・16GB+512GB)で発売されています。
スペックを比較
「ONEXPLAYER 2 Pro」と「GPD WIN Max 2」、「AYANEO 2S」、「ROG ALLY」のスペックを比較してみました。
「ONEXPLAYER 2 Pro」のスペック
- ディスプレイ 8.4インチ、解像度2560 × 1600 ドット
※2.5k/358 ppi/100% sRGB高色域 - プロセッサ AMD Ryzen 7 7840U
※4nm/8コア/16スレッド/最大5.1GHz/Zen 4 - GPU AMD Radeon 780M (12コア,2700 MHz, RDNA 3)
- RAM(メモリ) 16GB/32GB LPDDR5X 7500MHz
- ストレージ 1TB/2TB M.2 SSD (PCIe 4.0*4 / NVMe 2280)
- 外部ストレージ 4.0 TFカードスロット (最大300MB/s)
- バッテリー 65.5Wh
- 駆動時間 ゲームで3時間以上、ビデオ再生で約8~9時間
- 充電 100W PD急速充電(40分で50%まで回復)
- カメラ なし
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6e、Bluetooth 5.2
- インターフェース Type-C USB-C 4.0 (40Gbps転送・Thunderboltテクノロジー) ×1、Type-C USB 3.2 ×1、Type-A USB-A 3.0 ×1、microSDカードスロット、3.5mmオーディオインターフェース ×1
- スピーカー フルレンジスピーカーユニット(ハーマン認定、300Gz~14kHz、高周波ひずみ率300Hz以上)
- キーボード 取り外し可能な磁気キーボード
- キックスタンド サポート
- スタイラスペン 筆圧4096段階・Microsoft Surface Pen互換
- 振動モーター デュアル振動モーター
- ジャイロ 6軸ジャイロセンサー(3軸ジャイロ+3軸加速度センサー)
- 冷却システム ハネウェル社製 相変化 熱伝導シート採用、純銅製デュアルヒートパイプ、PCグレードの大型ファン
- ジョイスティック(傾斜角18度、高さ7.5mm、デッドゾーンなし、ドリフトしにくい、千鳥配置でよりスムーズな操作、クラシックなゲームパッドレイアウト)
- トリガー/ボタン リニアトリガー アナログ式(キーストローク約8.1mm、)/ LB/RBボタン キーストローク約0.2~1mm
- 管理コンソール OneXConsole(ゲーム一括管理コンソール)、GAME CENTER(様々な調整をワンタッチで操作)
- OS Windows 11
- サイズ 310 × 127 × 23~40mm(コントローラーを含む)
- 重量 合計で約848g (メインボディ:709g、コントローラー:139g、ハンドグリップ コネクター:98g)
- カラー ミッドナイトブラック、スノーホワイト
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「GPD WIN Max 2」のスペック
- ディスプレイ 10.1インチ、解像度2560×1600ドットのIPS液晶
※16:10/299ppi/輝度450nit/DCI-P3 80.2%/画面比率90%/10点マルチタッチ/アイプロテクションディスプレイ搭載/第5世代Corning Gorilla Glass - プロセッサ AMD Ryzen 7 6800U
※Zen3+/8 コア/16 スレッド/最大4.70GHz/TDP15W-28W - GPU AMD Radeon 680M 12コア
- RAM(メモリ) 16GB/32GB LPDDR5-6400 MT/s
- ストレージ 1TB/2TB M.2 2280 SSD ※スロット2つあり
- 拡張ストレージ M.2 2230 SSD ※PCIe 4.0サポート
- バッテリー 67Wh
- 充電 100W PD急速充電に対応
- カメラ 前面200万画素のWebカメラ、ヒンジの中央に搭載、最大解像度:1612×1212、超広角、高リフレッシュレート
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6 (802.11 a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.2、MU-MIMO
- 4G通信 対応・4G LTEモジュール搭載(オプションで着脱可能)
- 右側面インターフェース USB 3.2 Gen2ポート x2
- 背面インターフェース ヘッドホンジャック、USB 3.2 Gen2 x2、HDMI 2.1 x1、USB 4 x1、Type-C(フル機能/USB 3.2 Gen 2)x1、SDカードスロット x1、microSDカードスロット x1、3.5mm 2in1ヘッドフォン/マイク端子×1
- センサー 6軸設計:3軸重力センサー、3軸ジャイロセンサー
- スピーカー クアッドスピーカー(スーパーリニアスピーカー4個)
- スタイラスペン 筆圧4096段階 ※Surfaceペンと互換性あり
- キーボード WASD付きQWERTY配列のキーボード、バックライト設計 (2 段階の明るさ調整)
- タッチパッド プレシジョンタッチパッド (PTP モード)
- ゲームパッド ジョイスティック、十字キー、ボタン、R1/R2/L1/L2、2つのマッピング可能なバックキー(底面)
- 冷却システム アクティブクーリング、大型ファン+デュアルヒートパイプ
- 振動モーター デュアル振動モーター
- ジャイロスコープ 対応・本体を傾けて操作
- 生体認証 指紋認証(側面の電源ボタン)
- 筐体の素材 A/B/C面:6061アルミニウム・マグネシウム合金、D面:ABS合成樹脂
- ドッキングステーション なし
- OS Windows 11 Home (オプションで Steam OS 3.0 をサポート)
- サイズ 227 × 160 × 23 mm
- 重量 1005g
- カラー アイアンブラック
- 4G通信 対応
関連記事: 「GPD WIN Max 2」(日本版)が発売! 人気ゲーミングUMPCと徹底 比較
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「AYANEO 2S」のスペック
- ディスプレイ 7インチ、解像度1920×1200ドットのIPS ※ベゼルレス、最大輝度500nit、sRGB 100%
- プロセッサ AMD Ryzen 7 7840U
- GPU AMD Radeon 780M (12コア,2700 MHz, RDNA 3)
- RAM(メモリ) LPDDR5X 7500 16GB/32GB/64GB
- ストレージ M.2 2280 PCle 4.0 512GB/2TB/4TB
- バッテリー 50.25Wh
- 充電 PD高速充電
- カメラ なし
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6e、Bluetooth 5.2
- インターフェース USB 4.0 Type-C (フル機能)、USB 3.2 Type-C (データ/転送のみ)、TFカードスロット(300MB/s)、3.5mmイヤホンジャック
- コントローラー マスターコントローラー
- ジャイロスコープ 胴体+グリップのデュアル6軸ジャイロスコープ
- 振動モーター HD ライナーモーター
- 冷却システム 「3+1」 3本の銅管 + 大型 銅シート + グラフェンパッチ
- 操作 Baby Sleeping Posithon グリップ、ホール センサー 大型ジョイスティック、ライナー ホール トリガー
- 機能 SoundTapMagic サウンド バイブレーション
- 生体認証 指紋認証(電源キーに指紋センサー内蔵)
- OS Windows 11 64bit Home Edition
- サイズ 264.5 × 105.5 × 21.5 mm
- 重量 667g
- カラー スタンリーブラック、スカイホワイト、レトロパワー、B.Duck ピンク&ブルー、B.Duck ジョイフルブラック
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「ROG ALLY」のスペック
- モデル RC71L RC71L-ALLY.Z1X_512 / RC71LRC71L-R1RADA1W
- ディスプレイ 7インチ、解像度1920 x 1080 ドットのIPS タッチスクリーン
※FHD/16:9/光沢/sRGB 100%/Adobe 75.35%/Gorilla Glass DXC/Gorilla Glass Victus/10点マルチタッチ/500nits/FreeSync プレミアム - リフレッシュレート 120Hz
- 反応時間 7ms
- プロセッサ AMD Ryzen™ Z1 Extreme (4nm/8コア/16スレッド/最大5.10 GHz)
AMD Ryzen™ Z1 (4nm/6コア/12スレッド/最大4.90 GHz) - GPU AMD Radeon™ Graphics (AMD RDNA™ 3)
- RAM(メモリ)16GB LPDDR5 (6400MT/s dual channel・オンボード)
- ストレージ 512GB PCIe 4.0 NVMe™ M.2 SSD (2230) / 256GB PCIe 4.0 NVMe™ M.2 SSD (2230) ※日本版は512GBのみ
- バッテリー 40WHrs、4S1P、4セルリチウムイオン
- 駆動時間 ローカルで最大2時間のゲーム、最大6.8時間のビデオ再生
- 充電 Type-C、65W ACアダプター、出力: 20V DC、3.25A、65W、入力: 100~240V AC 50/60Hz ユニバーサル
- カメラ なし
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6e (802.11ax) 、Bluetooth 5.2
- インターフェース ROG XG Mobile x1 および USB Type-C (USB 3.2 Gen2、DisplayPort™ 1.4) x1、UHS-II microSD カード リーダー (SD、SDXC、SDHC) x1、3.5mm コンボオーディオジャック x1
- スピーカー デュアル ステレオスピーカー、スマートアンプテクノロジー採用
- マイク 内蔵アレイマイク
- オーディオ AIノイズキャンセリング、ハイレゾ認定、Dolby Atmos
- ジャイロ 6軸IMU
- 振動 HDハプティクス
- 操作 タッチ機能付きのフルサイズのアナログ スティック x 2、A B X Y ボタン、十字キー、L&Rホール効果アナログトリガー、左右バンパー、割り当て可能なグリップボタン x 2、 武器庫箱ボタン、表示ボタン、メニューボタン、コマンドセンターボタン
- 生体認証 指紋認証
- OS Windows 11 Home
- サイズ 28.0 x 11.1 x 2.12 ~ 3.24 cm
- 重量 608g
- カラー ホワイト
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ベンチマークを比較
「ONEXPLAYER 2 Pro」と「GPD WIN Max 2」、「AYANEO 2S」、「ROG ALLY」のベンチマーク スコアを比較してみました。
「ONEXPLAYER 2 Pro」
<CPU> Ryzen 7 7840U
Passmarkによるベンチマークスコアは約30,000前後
Cinebench R23によるベンチマークスコアはシングルコアで「1756」、マルチコアで「14730」。
Geekbench 5によるベンチマークのスコアはシングルコアで「1917」、マルチコアで「9977」。
iGPU-FP32パフォーマンス(単精度GFLOPS)で「4860」
<GPU> Radeon 780M
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「9000」。
※GeForce GTX 1650 Ti/RTX 2050相当のグラフィック性能を発揮
<プロセッサ性能を解説>
4nmプロセスで製造sれた8コア、16スレッド、最大5.1GHzのプロセッサ「Ryzen 7 7840U」を搭載し、Passmarkによるベンチマークスコアで約3万前後を記録しています。
このスコアはAMD Ryzen 7 7840HSとほぼ同じで、AMD Ryzen 9 6900HSプロセッサ(約2万4千)とインテル Core i7-12700H(約2万6千)よりもやや高いスコアになります。
同じプロセッサは「AYANEO AIR 1S」、「AYANEO 2S」、「AOKZOE A1 PRO」などにも搭載されています。
Ryzen 7 6800Uを搭載していた「ONEXPLAYER 2」よりも約1万スコアが上がっています。
また、GPUはAMD Radeon 780Mで、GeForce GTX 1650 Ti/RTX 2050と同等のグラフィック性能を発揮します。
性能的には人気のトリプルAゲームをプレイするには十分なスコアです。SteamなどのPCゲームはかなり快適に動作します。
「GPD WIN Max 2」
<CPU> Ryzen 7 6800U
Passmarkによるベンチマークスコアは「21411」(CPU)。
Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「1567」、マルチコアで「9129」。
<GPU> AMD Radeon 680M 12コア
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「6000~7000」。
「AYANEO 2S」
<CPU> Ryzen 7 7840U
Passmarkによるベンチマークスコアは約30,000前後
Cinebench R23によるベンチマークスコアはシングルコアで「1756」、マルチコアで「14730」。
Geekbench 5によるベンチマークのスコアはシングルコアで「1917」、マルチコアで「9977」。
iGPU-FP32パフォーマンス(単精度GFLOPS)で「4860」
<GPU> Radeon 780M
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「9000」。
※GeForce GTX 1650 Ti/RTX 2050相当のグラフィック性能を発揮
「ROG ALLY」
<CPU> Ryzen Z1 Extreme
Passmarkによるベンチマークスコアは約「24000」前後(CPU)。
Geekbench 5によるベンチマークのスコアはシングルコアで「1917」、マルチコアで「9977」。
<GPU> AMD Radeon™ Graphics (AMD RDNA™ 3)
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「9000」。
<CPU> AMD Ryzen Z1
Passmarkによるベンチマークスコアは約「22000」前後(CPU)。
Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「1869」、マルチコアで「8853」。
<GPU> AMD Radeon™ Graphics (AMD RDNA™ 3)
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「8000」。
「ONEXPLAYER 2 Pro」のメリット・デメリット
「ONEXPLAYER 2 Pro」のメリット・デメリットを紹介します。
メリット
・ 8.4インチの2.5K液晶・明るく高精細で100% sRGBに対応
「ONEXPLAYER 2 Pro」は8.4インチで解像度2560×1600ドットの2.5Kディスプレイを搭載。ピクセル密度358 ppi、100% sRGB高色域の明るく色鮮やかな画面で、タッチ操作にも対応しています。
一方、「GPD WIN Max 2」は10.1インチで解像度2560×1600ドットの液晶を搭載し、豊かな色表現が可能なDCI-P3 80.2%にも対応しています。「AYANEO 2S」は7インチで解像度1920×1200ドットのIPSディスプレイを搭載しています。「ROG ALLY」はインチで解像度1920 x 1080 ドットのIPS タッチスクリーンを搭載しています。
・コントローラーを着脱できる
「ONEXPLAYER 2 Pro」は本体からコントーラーを取り外して、タブレットやノートPCスタイルで使用可能。コントーラーを他のゲーム機に接続して単体で使用することもできます。
一方、「GPD WIN Max 2」、「AYANEO 2S」、「ROG ALLY」はコントローラーを着脱することができません。
・高精度なリニアトリガー、千鳥配置のジョイスティックで快適に操作できる
「ONEXPLAYER 2 Pro」はキーストローク約8.1mmのアナログ式リニアトリガー、千鳥配置でよりスムーズに操作できるジョイスティックを搭載し、快適に操作できます。
一方、「GPD WIN Max 2」はホールロッカー採用のジョイスティックや2つのマッピング可能な バックキーで快適に操作できます。「AYANEO 2S」はマスターコントローラー採用で高精度なホールジョイスティックとホールトリガーを搭載し、快適に操作できます。「ROG ALLY」はホールトリガーやマクロキーで快適に操作できるようになっています。
・16GB/32GB LPDDR5Xメモリ搭載でスムーズに動作する
「ONEXPLAYER 2 Pro」は最大7500MHzのLPDDR5Xメモリを16GB/32GB搭載し、スムーズに動作します。
一方、「GPD WIN Max 2」はLPDDR5-6400 MT/s規格のメモリを16GB/32GB搭載し、スムーズに動作します。「AYANEO 2S」はLPDDR5X 7500 規格のメモリを16GB/32GB/64GB搭載しています。「ROG ALLY」は16GB LPDDR5 (6400規格)メモリを搭載し、スムーズに動作します。
・1TB/2TB M.2 SSDストレージを搭載
「ONEXPLAYER 2 Pro」はPCle 4.0接続のM.2 NVMe SSDを1TB/2TB搭載し、ゲームのロード、ファイルの転送、ビデオのストリーミングも高速に読み書きできます。
一方、「GPD WIN Max 2」はPCIe 3.0規格の1TB/2TB M.2 NVMe SSDストレージを搭載しています。「AYANEO 2S」はPCle 4.0接続のM.2 SSDで、512GB/2TB/4TB搭載しています。「ROG ALLY」は256GB/512GB PCIe 4.0 NVMe M.2 SSD (2230) ストレージを搭載しています。
・65.5Whバッテリー搭載で100W PD急速充電に対応
「ONEXPLAYER 2 Pro」は65.5Whバッテリー搭載でゲームで3時間以上、ビデオ再生で約8~9時間駆動できます。また、100W PD急速充電に対応し、40分で50%まで回復できます。
一方、「GPD WIN Max 2」は67Whバッテリー搭載で100W PD急速充電に対応しています。「AYANEO 2S」は50.25Whバッテリー搭載でPD高速充電に対応しています。「ROG ALLY」は40WHrsバッテリー搭載で65W急速充電に対応しています。
・Wi-Fi 6e、Bluetooth 5.2に対応
「ONEXPLAYER 2 Pro」はWi-Fi 6の拡張版で、2.4GHz帯・5GHz帯・6GHz帯の3つの帯域が利用できる「Wi-Fi 6e」に対応しています。また、Bluetooth 5.2によるワイヤレス接続も利用できます。
一方、「GPD WIN Max 2」は従来よりも約4〜10倍の速度で通信できる次世代通信規格「Wi-Fi 6」とBluetooth 5.2に対応しています。「AYANEO 2S」はWi-Fi 6e、Bluetooth 5.2に対応しています。「ROG ALLY」はWi-Fi 6e、Bluetooth 5.2に対応しています。
・USB-C 4.0搭載で40Gbps転送、4K映像出力に対応
「ONEXPLAYER 2 Pro」はThunderbolt互換のUSB-C 4.0ポートを搭載。40Gbpsの高速転送や100W PD急速充電、4K映像出力に対応するほか、別売の外付けGPUボックスと接続してグラフィック性能を上げることができます。
一方、「GPD WIN Max 2」はUSB-C 4.0ポートを1つ搭載しています。「AYANEO 2S」はフル機能のUSB 4.0 Type-Cポートを搭載しています。「ROG ALLY」はUSB-C 4.0ポートを搭載していません。
・ハーマン認定のフルレンジスピーカーユニット搭載で音がいい
「ONEXPLAYER 2 Pro」はハーマン認定のフルレンジスピーカーユニットを搭載し、深みのある豊かな低音と滑らかで伸びやかな高音を再生できます。
一方、「GPD WIN Max 2」はクアッドスピーカーを搭載しています。「AYANEO 2S」は2chステレオスピーカーを搭載しています。「ROG ALLY」はスマートアンプ内蔵のデュアル ステレオスピーカー搭載でDolby Atmosサウンドに対応しています。
・磁気キーボードと筆圧スタイラスペンを用意
「ONEXPLAYER 2 Pro」は取り外し可能な磁気キーボードを用意しています。また、 筆圧4096段階のスタイラスペンとキックスタンドでノートPCスタイルで使用できます。
一方、「GPD WIN Max 2」はバックライト付きのQWERTYキーボード搭載で、筆圧4096段階のスタイラスペンを用意しています。「AYANEO 2S」と「ROG ALLY」は専用のキーボードや筆圧ペンが用意されていません。
・冷却システムを搭載
「ONEXPLAYER 2 Pro」は純銅製デュアルヒートパイプやPCグレードの大型ファン採用の冷却システムを搭載しています。
一方、「GPD WIN Max 2」はアクティブクーリングや大型ファン+デュアルヒートパイプを備えた冷却システムを搭載しています。「AYANEO 2S」は銅管や大型 銅シート、グラフェンパッチを用いた冷却システムを搭載しています。「ROG ALLY」はデュアルファンやROGダストフィルター、0.1mmの極薄フィンを採用した強力な冷却システムを搭載しています。
・デュアル振動モーター搭載で6軸ジャイロセンサーに対応
「ONEXPLAYER 2 Pro」はデュアル振動モーター搭載で6軸ジャイロセンサーに対応しています。
一方、「GPD WIN Max 2」はデュアル振動モーターとジャイロスコープを搭載しています。「AYANEO 2S」は臨場感のあるバイブレーション効果をもたらす「HD ライナーモーター」や胴体とグリップに適用されるデュアル6軸ジャイロスコープにも対応しています。「ROG ALLY」は6軸ジャイロとHDハプティクス 振動効果に対応しています。
・厚さ23~40mm、重さ約848gの小型ボディ・2色カラーを用意
「ONEXPLAYER 2 Pro」は厚さ23~40mm、重さ約848gの小型ボディで、ミッドナイトブラック、スノーホワイトの2色カラーを用意しています。
一方、「GPD WIN Max 2」は厚さ23mm、重さ1005gでアイアンブラックカラーを用意しています。「AYANEO 2S」は厚さ21.5 mm、重さ667gの薄型軽量デザインで5色カラーを用意しています。「ROG ALLY」は厚さ2.12 ~ 3.24 cmで重さ608gの薄型軽量デザインで、ホワイトカラーを用意しています。
・Windows 11搭載で新機能も使える
「ONEXPLAYER 2 Pro」はWindows 11を搭載し、新機能も使えるようになっています。
Windows 11には、
タスクバーの中央に配置された新しいスタート画面、スナップ機能の強化(ウィンドウ整理・画面の配置)、エクスプローラーのアイコンデザインの変更(色分け・ボタン採用)、ウィジェット機能(天気予報や株価、最新のニュースなど)、設定画面(カテゴリーごとに切り替え)、タスクバーに統合されたビデオ会議「Teams」、「フォト」アプリの強化(サムネイル表示に対応)、「ペイントアプリ」、クリップボード履歴、音声入力の強化(テキスト入力)認識制度の向上、ゲーム機能の強化(HDR(ハイダイナミックレンジ)対応のディスプレイでは自動で画質向上)、マルチディスプレイ向けの設定追加、「Amazonアプリストア プレビュー」(Androidアプリ追加)、Microsoft Store版「Windows Subsystem for Linux」(WSL)、「Google Play Games」(PCでAndroidゲーム)
などの機能が追加されています。
一方、「GPD WIN Max 2」はWindows 11を搭載し、新機能も使えるようになっています。「AYANEO 2S」はWindows 11 Home 搭載で、独自のハンドヘルド管理ソフトウェア「AYA Space」も利用できます。「ROG ALLY」はWindows 11 Home搭載で「Armoury Crate SE」などの独自の機能が使えるようになっています。
デメリット
・指紋認証に対応していない
「ONEXPLAYER 2 Pro」は指紋認証に対応していません。
一方、「GPD WIN Max 2」と「AYANEO 2S」、「ROG ALLY」は指紋認証に対応しています。
・リフレッシュレート 120Hzに対応していない
「ONEXPLAYER 2 Pro」はより滑らかな映像再生が可能なリフレッシュレート 120Hzに対応していません。
一方、「ROG ALLY」はリフレッシュレート 120Hzに対応しています。「GPD WIN Max 2」と「AYANEO 2S」はリフレッシュレート 120Hzに対応していません。
「ONEXPLAYER 2 Pro」の評価
「ONEXPLAYER 2 Pro」の評価を紹介します。
スペック:★★★★★
通信:★★★★
機能:★★★★
デザイン:★★★★
使いやすさ:★★★★★
価格:★★★
<総合評価>
2022年12月に発売された「ONEXPLAYER 2」のスペック強化版です。プロセッサ、メモリ、ストレージのスペックを強化したことで、より使いやすいゲーミングUMPCになっています。
プロセッサはRyzen 7 7840UでpassmarkのCPUベンチマークで約3万ほど。Ryzen 7 6800Uを搭載していた「ONEXPLAYER 2」よりも約1万スコアが上がっています。
また、GPUにRadeon 780Mを採用したことで、GeForce GTX 1650 Ti/RTX 2050相当のグラフィック性能を発揮。負荷が高いSteamのPCゲームもほとんど快適に動作できるようになっています。
そのほか、メモリをLPDDR5 6400MHzからLPDDR5X 7500MHzに変更。ストレージはPCIe 3.0からPCIe 4.0接続に変更し、1TB/2TBを搭載しています。
前モデルの「ONEXPLAYER 2」は着脱式のコントローラー、磁気キーボード、筆圧ペン対応で非常に人気がありました。ゲーミング性能も非常に高いのですが、個人的に知る限り、一般的なUMPCとして使用する人が多いようです。主に仕事用の小型PCとして使用し、プライベートな時間でゲームを少し楽しむ人が多いのかもしれません。
たしかに「ONEXPLAYER 2 Pro」をノートPCとして見た場合、小型軽量で携帯性に優れ、パワフルに動作するのも魅力的です。そういう意味では「GPD WIN Max 2」に似た魅力を持っているのかもしれませんね。
なお、ゲームに特化するならRyzen 7 7840U搭載の「AYANEO 2S」、「AOKZOE A1 PRO」なども発売中です。これから同じプロセッサを搭載する機種もどんどん増えてくる予定です。
「ONEXPLAYER 2 Pro」の発売時の価格は149,150円。
現在、「ROG ALLY」が12万円ほどで販売されており、ちょうど3万円ほど高い価格になります。仕事用としても使えるRyzen 7 7840U搭載のパワフルなゲーミングUMPCを探している人におすすめです。
「ONEXPLAYER 2 Pro」の販売・購入先
「ONEXPLAYER 2 Pro」は、
Amazonで178,000円(税込32GB+1TBモデル/32GB+2TB SSDモデルは188,000円)、
One-Netbookストアで157,000(税込)、
AliExpressでUS $1,129.00 (日本円で約167,451円)、
で販売中です。
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他のゲーム機と比較する
リンク先からさらに詳しいスペック情報やベンチマーク、性能、価格などが分かるようになっています。
★「ONEXPLAYER X1」(10.95型・Core Ultra 7 155H)
★「Lenovo Legion Go」(8.8型・着脱・Ryzen Z1 Extreme)
★「AYANEO SLIDE」(6型スライド式・Ryzen 7 7840U)
★「Steam Deck OLED」(7.4有機EL・AMD APU・Wi-Fi 6E)
★「One-Netbook 5」(10.1型・Core i7-1250U・UMPC)
★「GPD WIN Mini」(7インチ・Ryzen 7 7840U / Ryzen 5 7640U)
★「AYANEO KUN」(8.4インチ・Ryzen 7 7840U)
★「ONEXFLY」(7インチ・Ryzen 7 7840U)
★「Pimax Portal」(5.46インチ・Androidベース・VR拡張)
★「AYANEO AIR 1S」(5.5インチ・Ryzen 7 7840U)
★「AYANEO 2S / GEEK 1S」(7インチ・Ryzen 7 7840U)
「ROG ALLY」
「GPD WIN 4」(6型・Ryzen 7 6800U・スライド式)
「AOKZOE A1 PRO」(8インチ・Ryzen 7 7840U)
「OneMix4S」(10.1インチ・第12世代Core i3)
「AYA NEO Air Plus」(6インチ・Ryzen 7 6800U)
「ONEXPLAYER mini Gold」(Pentium Gold 8505)
「AYANEO GEEK」(日本版)
他のポータブルゲーミングPCと比較
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