2023年10月14日に日本で発売されたOne-Netbook「ONEXFLY」と 超人気のポータブルゲーミングPCを徹底 比較!価格やスペック、ベンチマークの違いに加えて、メリット・デメリット、評価を紹介します。
「ONEXFLY」の特徴
「ONEXFLY」の特徴をまとめてみました。
7.0フルHD液晶・RGBホールジョイスティック・65W PD急速充電
「ONEXFLY」は 7インチで解像度1920 × 10800 ドットのIPSディスプレイを搭載。輝度450nitで超薄型ベゼルを採用した明るくワイドなフルHD液晶で、より正確な色再現が可能な100% sRGB 高色域、ちらつきを抑えるDC調光、より滑らかな映像再生が可能なリフレッシュレート 120Hzにも対応しています。
また、ドリフトしにくく、デッドゾーンゼロのRGBホールジョイスティックを搭載。9つのモデルと30種類のエフェクトを備えたRGBライトも利用できます。そのほか、48.5Wh (12600mAh)バッテリーを搭載。GaN 急速充電 アダプターを介して65WのPD急速充電も利用できます。
Ryzen 7 7840U・Radeon 780M・32GB+1TB/2TB
「ONEXFLY」はAMD Ryzen 7 7840Uプロセッサを搭載。4nmプロセスで製造された8コア、16スレッド、最大5.1GHz駆動のCPUで、PassmarkのCPUベンチマークで約2万5千前後を記録しています。また、AMD Radeon 780M GPU グラフィックスを搭載。GeForce GTX 1650 Ti や RTX 2050 と同等のグラフィック性能を発揮し、Steamなどの人気ゲームもサクサクとプレイできます。
そのほか、最大7500MHzのLPDDR5Xメモリを32GB 搭載。ストレージはPCle 4.0 接続の 1TB/2TB M.2 NVMe SSDで、ゲームのロード、ファイルの転送、ビデオのストリーミングも高速に読み書きできます。
USB4ポート・カスタマイズキー・OneXconsole
「ONEXFLY」はインターフェースに2つのUSB4 Type-Cポートを搭載し、40Gbpsの高速転送やPD急速充電、DP映像出力が利用可能。1つのUSB 3.2 Type-Aポートも搭載し、他の周辺機器とも接続できます。また、新たに物理的なカスタマイズキーを搭載。「マクロプログラミング機能」でプロファイルを作成し、ゲームに合わせたボタン配置にすることもできます。
そのほか、プラットフォームの異なるゲームを一括で管理できる「OneXConsole」やワンタッチでファンスピードやFPS、RGBライトなどの設定変更ができる「GAME CENTER」を搭載。3本の純銅製ヒートパイプを搭載した冷却システム、超高速通信の「Wi-Fi 6e」、HARMAN AudioEFXがチューニングした高音質なデュアルステレオスピーカー、傾きを検知する「6軸ジャイロセンサー」、リアルな振動を再現できる「デュアル振動モーター」なども利用できます。
公式ページ: ONEXFLY | ONEXPLAYER 日本公式サイト
価格を比較
「ONEXFLY」と「ROG ALLY」、「AYANEO 2S」、「Steam Deck」の価格を比較してみました。
「ONEXFLY」
「One-Netbook ONEXFLY」は、Amazonで149,800円(税込)、One-Netbookストアで149,800円、米国 Amazon.comで$1,199.99 (日本円で約181,828円)で発売されています。
「ROG ALLY」
「ROG ALLY」は、Amazonで89,800円(税込・Ryzen Z1・16GB+SSD512GB)、楽天市場で89,800円(送料無料・Ryzen Z1・16GB+SSD512GB)、ヤフーショッピングで88,810円(送料無料・Ryzen Z1・16GB+SSD512GB)、ASUSストアで89,800円 (税込・AMD Ryzen Z1・512GB)、AliExpressでUS $820.14 (日本円で約122,508円)、米国 Amazon.comで $764.00 (日本円で約114,122円)で発売されています。
「AYANEO 2S」
「AYANEO 2S」は、Amazonで202,860円 (税込・Ryzen 7 7840U/32GB/2TB)、楽天市場で204,720円(送料別・32GB/2TB)で販売されています。
「Steam Deck」
「Steam Deck」は、Amazonで71,998円 (税込・512GB)楽天市場で66,957円(送料無料)、ヤフーショッピングで67,700円円(税込)、米国 Amazon.comで$589.99 (256GB)、KOMODO公式サイトで53,820円~(セール価格・日本版・64GBモデル/256GBモデルは6.7830円、512GBモデルは79,840円)で販売されています。
スペックを比較
「ONEXFLY」と「ROG ALLY」、「AYANEO 2S」、「Steam Deck」のスペックを比較してみました。
「ONEXFLY」のスペック
- ディスプレイ 7インチ、解像度1920 × 10800 ドットのIPS
※FHD/315 ppi/輝度450nit/100% sRGB高色域/DC調光/超薄型ベゼル - リフレッシュレート 120Hz
- プロセッサ AMD Ryzen 7 7840U
※4nm/8コア/16スレッド/最大5.1GHz/Zen 4 - GPU AMD Radeon 780M (12コア,2700 MHz, RDNA 3)
- RAM(メモリ) 32GB LPDDR5X 7500MHz
- ストレージ 1TB/2TB M.2 SSD (PCIe 4.0*4 / NVMe 2280)
- 外部ストレージ 4.0 TFカードスロット (最大300MB/s)
- バッテリー 48.5Wh (12600mAh/ 3.85V)
- 充電 65W PD急速充電 (65W GaN 急速充電 アダプター)
- カメラ なし
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6e、Bluetooth 5.2
- インターフェース USB4 Type-C ×2、USB 3.2 Type-A ×1、microSDカードスロット、3.5mmマイク/ヘッドフォン兼用ジャック ×1
- スピーカー HAMAN社認証 デュアルステレオスピーカー
- 振動モーター デュアルモーター(非対称型モーター)
- ジャイロ 6軸ジャイロセンサー(3軸ジャイロ+3軸加速度センサー)
- 冷却システム PCグレードの大型ファン ×1、純アルミニウム製冷却フィン ×1、純銅製ヒートパイプ(インテリジェント温度制御付き) ×1
- ジョイスティック RGBホールジョイスティック(傾斜角18度、高さ6.7mm、Alps/Holl、ドリフトしにくく、デッドゾーンなし)
- トリガー/ボタン リニアトリガー アナログ式(キーストローク約8.1mm、)/ LB/RBボタン キーストローク約0.2~1mm
- カスタマイズキー 搭載
- 筐体 武蔵塗料の画期的な抗菌塗料、エルゴノミクスデザイ
- 専用アプリ ゲーム一括管理コンソール「OneXconsole」、専用ゲームランチャー「GAME CENTER」
- OS Windows 11 Home
- サイズ 約263.6 × 98.25 × 22.6mm
- 重量 約590g
- カラー オブシディアン ブラック、スノーホワイト
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「ROG ALLY」のスペック
- モデル RC71L RC71L-ALLY.Z1X_512 / RC71LRC71L-R1RADA1W
- ディスプレイ 7インチ、解像度1920 x 1080 ドットのIPS タッチスクリーン
※FHD/16:9/光沢/sRGB 100%/Adobe 75.35%/Gorilla Glass DXC/Gorilla Glass Victus/10点マルチタッチ/500nits/FreeSync プレミアム - リフレッシュレート 120Hz
- 反応時間 7ms
- プロセッサ AMD Ryzen™ Z1 Extreme (4nm/8コア/16スレッド/最大5.10 GHz)
AMD Ryzen™ Z1 (4nm/6コア/12スレッド/最大4.90 GHz) - GPU AMD Radeon™ Graphics (AMD RDNA™ 3)
- RAM(メモリ)16GB LPDDR5 (6400MT/s dual channel・オンボード)
- ストレージ 512GB PCIe 4.0 NVMe™ M.2 SSD (2230) / 256GB PCIe 4.0 NVMe™ M.2 SSD (2230) ※日本版は512GBのみ
- バッテリー 40WHrs、4S1P、4セルリチウムイオン
- 駆動時間 ローカルで最大2時間のゲーム、最大6.8時間のビデオ再生
- 充電 Type-C、65W ACアダプター、出力: 20V DC、3.25A、65W、入力: 100~240V AC 50/60Hz ユニバーサル
- カメラ なし
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6e (802.11ax) 、Bluetooth 5.2
- インターフェース ROG XG Mobile x1 および USB Type-C (USB 3.2 Gen2、DisplayPort™ 1.4) x1、UHS-II microSD カード リーダー (SD、SDXC、SDHC) x1、3.5mm コンボオーディオジャック x1
- スピーカー デュアル ステレオスピーカー、スマートアンプテクノロジー採用
- マイク 内蔵アレイマイク
- オーディオ AIノイズキャンセリング、ハイレゾ認定、Dolby Atmos
- ジャイロ 6軸IMU
- 振動 HDハプティクス
- 操作 タッチ機能付きのフルサイズのアナログ スティック x 2、A B X Y ボタン、十字キー、L&Rホール効果アナログトリガー、左右バンパー、割り当て可能なグリップボタン x 2、 武器庫箱ボタン、表示ボタン、メニューボタン、コマンドセンターボタン
- 生体認証 指紋認証
- OS Windows 11 Home
- サイズ 28.0 x 11.1 x 2.12 ~ 3.24 cm
- 重量 608g
- カラー ホワイト
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「AYANEO 2S」のスペック
- ディスプレイ 7インチ、解像度1920×1200ドットのIPS ※ベゼルレス、最大輝度500nit、sRGB 100%
- プロセッサ AMD Ryzen 7 7840U
- GPU AMD Radeon 780M (12コア,2700 MHz, RDNA 3)
- RAM(メモリ) 16GB/32GB/64GB LPDDR5X 7500
- ストレージ 512GB/2TB/4TB M.2 2280 PCle 4.0
- バッテリー 50.25Wh
- 充電 PD高速充電
- カメラ なし
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6e、Bluetooth 5.2
- インターフェース USB 4.0 Type-C (フル機能)、USB 3.2 Type-C (データ/転送のみ)、TFカードスロット(300MB/s)、3.5mmイヤホンジャック
- スピーカー 2chステレオスピーカー
- マイク デュアルマイク(音声+ノイズリダクション)
- コントローラー
AYANEO 2S: マスターコントローラー
GEEK 1S: ギークコントローラー - ジャイロスコープ
AYANEO 2S: 胴体+グリップのデュアル6軸ジャイロスコープ
GEEK 1S: 胴体 ジャイロスコープ - 振動モーター
AYANEO 2S:HD ライナーモーター
GEEK 1S: デュアルX軸ライナーモーター - 冷却システム 「3+1」 3本の銅管 + 大型 銅シート + グラフェンパッチ
- 操作 Baby Sleeping Posithon グリップ、ホール センサー 大型ジョイスティック、ライナー ホール トリガー
- 機能
AYANEO 2S:SoundTapMagic サウンド バイブレーション
GEEK 1S:なし - 生体認証 指紋認証(電源キーに指紋センサー内蔵)
- OS Windows 11 64bit Home Edition
- サイズ 264.5 × 105.5 × 21.5 mm
- 重量 667g
- カラー スタンリーブラック、スカイホワイト、レトロパワー、B.Duck ピンク&ブルー、B.Duck ジョイフルブラック
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「Steam Deck」のスペック
- ディスプレイ 7インチ、解像度1280 x 800ドットのIPS液晶
※16:10/輝度400nit/タッチ対応/アンチグレアエッチングガラス - リフレッシュレート 60 Hz
- プロセッサ Zen 2 4c/8t、2.4~3.5GHz(最大448 GFlops FP32)
※4コア/8スレッド/ - GPU 8 RDNA 2 CU, 1.0~1.6GHz(最大1.6 TFlops FP32)
※APU power:4~15ワット - RAM(メモリ) 16GB LPDDR5 (5500 MT/s クアッド 32ビットチャンネル)
- ストレージ eMMC 64GB / M.2 SSD 256/512GB NVMe (PCIe Gen 3 x4) ※マルチブート対応で複数OSのインストール可
- 外部ストレージ microSDカードで拡張可能(ゲームの保存・microSDカードからのOS起動に対応)
- バッテリー 40 WHr
- 駆動時間 一般的な3Dゲームで2~8時間、2DゲームやWeb閲覧で最大 約7〜8時間
- 充電 45W急速充電 (45W USB Type-C PD3.0電源)
- カメラ なし
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 5(デュアルバンド)、Bluetooth 5.0
- インターフェース USB Type-C (DP映像出力/PD充電/データ転送/USB 3.2 Gen 2互換)、microSDカードリーダー(UHS-I)、3.5mmヘッドホンジャック
- オーディオ DSP内蔵ステレオスピーカー、デュアルアレイマイク
- ゲームパッド A B X Yボタン、十字キー、L&Rアナログトリガー、L&Rバンパー、表示&メニューボタン、割り当て可能な4個のグリップボタン ※レバー(サムスティック)に静電容量式のタッチセンサーを搭載し、高精度な操作が可能・背面に4つのグリップボタンを搭載し、任意の動作などに割り当てられる
- センサー ジャイロ 6軸IMU、環境光センサー
- 振動フィードバック 対応
- ジャイロスコープ 対応
- 冷却システム あり・コンパクトな冷却システム
- オプション Steam Deck™ドッキングステーション(別売・USB-A 3.1 Gen1ポート x3、ギガビットイーサネット、DisplayPort 1.4、HDMI 2.0)
- OS Steam OS 3.0 (Arch Linux, KDE Plasma on desktop)
- サイズ 298 x 117 x 49 mm
- 重量 669 g
- カラー ブラック
- オプション Steam Deck ドッキングステーション(※発売予定)
※外部ディスプレイ、有線ネットワーク、USB周辺機器、電源への接続、充電(USB-C)
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ベンチマークを比較
「ONEXFLY」と「ROG ALLY」、「AYANEO 2S」、「Steam Deck」のベンチマーク スコアを比較してみました。
「ONEXFLY」
<CPU> Ryzen 7 7840U
Passmarkによるベンチマークスコアは約25,000前後
Geekbench 5によるベンチマークのスコアはシングルコアで「1917」、マルチコアで「9977」。
<GPU> Radeon 780M
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「9000」。
※GeForce GTX 1650 Ti/RTX 2050相当のグラフィック性能を発揮
<プロセッサ性能を解説>
4nmプロセスで製造sれた8コア、16スレッド、最大5.1GHzのプロセッサ「Ryzen 7 7840U」を搭載し、Passmarkによるベンチマークスコアで約2万5千前後を記録しています。
このスコアはAMD Ryzen 7 7840HSとほぼ同じで、AMD Ryzen 9 6900HSプロセッサ(約2万4千)とインテル Core i7-12700H(約2万6千)よりもやや高いスコアになります。
同じプロセッサは「ONEXPLAYER 2 Pro」、「AYANEO AIR 1S」、「AYANEO 2S」、「AOKZOE A1 PRO」などにも搭載されています。
また、GPUはAMD Radeon 780Mで、GeForce GTX 1650 Ti/RTX 2050と同等のグラフィック性能を発揮します。
性能的には人気のトリプルAゲームをプレイするには十分なスコアです。SteamなどのPCゲームはかなり快適に動作します。
公式サイトによれば、「エーペックスレジェンズ」で120FPS、、「コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア」で120FPS、「サイバーパンク2077」で75FPS、「エルでリング」で60FPSで動作することが報告されています。
「ROG ALLY」
<CPU> AMD Ryzen Z1
Passmarkによるベンチマークスコアは約「22000」前後(CPU)。
Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「1869」、マルチコアで「8853」。
<GPU> AMD Radeon™ Graphics (AMD RDNA™ 3)
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「8000」。
「AYANEO 2S」
<CPU> Ryzen 7 7840U
Passmarkによるベンチマークスコアは約30,000前後
Geekbench 5によるベンチマークのスコアはシングルコアで「1917」、マルチコアで「9977」。
<GPU> Radeon 780M
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「9000」。
※GeForce GTX 1650 Ti/RTX 2050相当のグラフィック性能を発揮
「Steam Deck」
<CPU> Custom Zen 2 Van Gogh
Geekbench 5によるベンチマークのスコアはシングルコアで「830」、マルチコアで「3666」。
※AMD Ryzen 3 3200、AMD Ryzen 5 3400Gに近いスコア
<GPU> 8 RDNA 2 CUs, 1.0 – 1.6 GHz
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「4500」。
※グラフィック性能はAMD Ryzen 9 4900HSを搭載したラップトップ(Zephyrus G14 2020)と同等
「ONEXFLY」のメリット・デメリット
「ONEXFLY」のメリット・デメリットを紹介します。
メリット
・7インチのフルHD液晶を搭載・超薄型ベゼルで100% sRGB高色域、DC調光に対応
「ONEXFLY」は7インチで解像度1920 × 10800 ドットのIPSディスプレイを搭載。輝度450nitで超薄型ベゼルを採用した明るくワイドなフルHD液晶で、より正確な色再現が可能な100% sRGB高色域、ちらつきを抑えるDC調光にも対応しています。
一方、「ROG ALLY」は7インチで解像度1920 x 1080 ドットのIPS タッチスクリーンを搭載しています。「AYANEO 2S」は7インチで解像度1920×1200ドットのIPSディスプレイを搭載しています。「Steam Deck」は7インチで解像度1280×800ドットのIPS液晶を搭載しています。
・リフレッシュレート 120Hz
「ONEXFLY」はより滑らかな映像再生が可能なリフレッシュレート 120Hzに対応しています。
一方、「ROG ALLY」はリフレッシュレート 120Hzに対応し、より滑らかに映像を再生できます。「AYANEO 2S」と「Steam Deck」はリフレッシュレート 60Hzに対応しています。
・RGBホールジョイスティックで快適に操作できる
「ONEXFLY」はドリフトしにくく、デッドゾーンゼロのRGBホールジョイスティックを搭載しています。
一方、「ROG ALLY」はホールトリガーやマクロキーで快適に操作できます。「AYANEO 2S」は高精度なホールジョイスティックとホールトリガーで快適に操作できます。「Steam Deck」は2つのレバーとトラックパッドで快適に操作できます。
・ 32GB LPDDR5X メモリ搭載でスムーズに動作する
「ONEXFLY」は最大7500MHzのLPDDR5Xメモリを32GB搭載し、スムーズに動作します。
一方、「ROG ALLY」は16GB LPDDR5 (6400規格)メモリを搭載し、スムーズに動作します。「AYANEO 2S」はLPDDR5X 7500 規格のメモリを16GB/32GB/64GB搭載しています。「Steam Deck」は高速なLPDDR5規格のメモリを16GB搭載しスムーズに動作します。
・1TB/2TB M.2 SSDストレージを搭載
「ONEXFLY」はPCle 4.0接続の 1TB/2TB M.2 NVMe SSDストレージを搭載し、ゲームのロード、ファイルの転送、ビデオのストリーミングも高速に読み書きできます。
一方、「ROG ALLY」は256GB/512GB PCIe 4.0 NVMe M.2 SSD (2230) ストレージを搭載しています。「AYANEO 2S」はPCle 4.0接続のM.2 SSDで、512GB/2TB/4TB搭載しています。「Steam Deck」は高速なeMMC 64GB もしくはNVMe規格のM.2 SSD 256/512GBストレージも搭載しています。
・48.5Whバッテリー搭載で65W PD急速充電に対応
「ONEXFLY」は48.5Wh (12600mAh)バッテリーを搭載し、GaN 急速充電 アダプターを介して65WのPD急速充電も利用できます。
一方、「ROG ALLY」は40WHrsバッテリー搭載で65W急速充電に対応しています。「AYANEO 2S」は50.25Whバッテリー搭載でPD高速充電に対応しています。「Steam Deck」は40WHrバッテリー搭載で一般的な3Dゲームで2~8時間、2DゲームやWeb閲覧で最大約7〜8時間駆動できます。
・Wi-Fi 6e、Bluetooth 5.2に対応
「ONEXFLY」はWi-Fi 6の拡張版で、2.4GHz帯・5GHz帯・6GHz帯の3つの帯域が利用できる「Wi-Fi 6e」に対応しています。また、Bluetooth 5.2によるワイヤレス接続も利用できます。
一方、「ROG ALLY」と「AYANEO 2S」はWi-Fi 6e、Bluetooth 5.2に対応しています。「Steam Deck」はWi-Fi 5のデュアルバンドとBluetooth 5.0に対応しています。
・2つのUSB4 Type-Cポートを搭載
「ONEXFLY」はインターフェースに2つのUSB4 Type-Cポートを搭載し、40Gbpsの高速転送やPD急速充電、DP映像出力を利用できます。また、1つのUSB 3.2 Type-Aポートも搭載し、他の周辺機器とも接続できます。
一方、「ROG ALLY」は1つのUSB Type-C (USB 3.2 Gen2、DisplayPort™ 1.4)を搭載しています。「AYANEO 2S」は1つのUSB 4.0 Type-Cポートを搭載し、4K映像出力や最大40Gbpsの高速データ転送、USB PD給電も利用できます。「Steam Deck」は1つの USB Type-C (DP映像出力/PD充電/データ転送/USB 3.2 Gen 2互換)を搭載しています。
・HAMAN社認証 デュアルステレオスピーカー搭載で音がいい
「ONEXFLY」はHARMAN AudioEFXがチューニングした高音質なデュアルステレオスピーカーを搭載しています。
一方、「ROG ALLY」はスマートアンプ内蔵のデュアル ステレオスピーカー搭載でDolby Atmosサウンドに対応しています。「AYANEO 2S」は2chステレオスピーカーを搭載しています。「Steam Deck」はDSP内蔵のステレオスピーカーを搭載し、没入感のあるクリアなHi-Fiサウンドでゲームを楽しめます。
・6軸ジャイロとデュアルモーター 振動効果に対応
「ONEXFLY」は傾きを検知する「6軸ジャイロセンサー」、リアルな振動を再現できる「デュアル振動モーター」を搭載しています。
一方、「ROG ALLY」は6軸ジャイロとHDハプティクス 振動効果に対応しています。「AYANEO 2S」は臨場感のあるバイブレーション効果をもたらす「HD ライナーモーター」や胴体とグリップに適用されるデュアル6軸ジャイロスコープにも対応しています。「Steam Deck」は振動フィードバックとジャイロスコープに対応しています。
・冷却システムを搭載
「ONEXFLY」は3本の純銅製ヒートパイプを搭載した冷却システムを搭載し、長時間のゲームプレイでも安定して動作します。
一方、「ROG ALLY」はデュアルファンやROGダストフィルター、0.1mmの極薄フィンを採用した強力な冷却システムを搭載しています。「AYANEO 2S」は 3本の銅管や大型 銅シート、グラフェンパッチを用いた冷却システムを搭載しています。「Steam Deck」はコンパクトな冷却システムを搭載しています。
・カスタマイズキーを搭載
「ONEXFLY」は新たに物理的なカスタマイズキーを搭載しています。また、「マクロプログラミング機能」でプロファイルを作成し、ゲームに合わせたボタン配置にすることもできます。
一方、「ROG ALLY」はカスタマイズ可能な2つのマクロボタンを搭載しています。「AYANEO 2S」と「Steam Deck」はカスタマイズキーを搭載していません。
・ゲーム一括管理コンソール「OneXconsole」、専用ゲームランチャー「GAME CENTER」を搭載
「ONEXFLY」はプラットフォームの異なるゲームを一括で管理できる「OneXConsole」やワンタッチでファンスピードやFPS、RGBライトなどの設定変更ができる「GAME CENTER」を搭載しています。
一方、「ROG ALLY」はROG Armoury Crate SEアプリを利用して一か所から素早くゲームにアクセスでき、キーマップのカスタマイズやAura Syncライティングの調整も行えます。「AYANEO 2S」はAYA Spaceアプリを利用して基本的なシステム設定やモニタリング、TDPやファンスピードの変更を行えます。「Steam Deck」は専用アプリを用意していません。
・厚さ22.6mmで重さ約590gの薄型軽量デザイン・2色カラーを用意
「ONEXFLY」は厚さ22.6mmで重さ約590gの薄型軽量デザインで、オブシディアン ブラック、スノーホワイトの2色カラーを用意しています。
一方、「ROG ALLY」は厚さ2.12 ~ 3.24 cmで重さ608gの薄型軽量デザインで、ホワイトカラーを用意しています。「AYANEO 2S」は厚さ21.5 mm、重さ667gの薄型軽量デザインで5色カラーを用意しています。「Steam Deck」はサイズ298x117x49mmで重さ669gの小型ボディで、ブラックカラーを用意しています。
・Windows 11 Homeを搭載
「ONEXFLY」はOSにWindows 11 Homeを搭載し、新機能も使えるようになっています。
Windows 11には、
タスクバーの中央に配置された新しいスタート画面、スナップ機能の強化(ウィンドウ整理・画面の配置)、エクスプローラーのアイコンデザインの変更(色分け・ボタン採用)、ウィジェット機能(天気予報や株価、最新のニュースなど)、設定画面(カテゴリーごとに切り替え)、タスクバーに統合されたビデオ会議「Teams」、「フォト」アプリの強化(サムネイル表示に対応)、「ペイントアプリ」、
クリップボード履歴、音声入力の強化(テキスト入力)認識制度の向上、ゲーム機能の強化(HDR(ハイダイナミックレンジ)対応のディスプレイでは自動で画質向上)、マルチディスプレイ向けの設定追加、「Amazonアプリストア プレビュー」(Androidアプリ追加)、Microsoft Store版「Windows Subsystem for Linux」(WSL)、「Google Play Games」(PCでAndroidゲーム)
などの新機能が追加されています。
一方、「ROG ALLY」と「AYANEO 2S」はWindows 11 Homeを搭載しています。「Steam Deck」はSteam OS 3.0を搭載。Arch LinuxベースのOSで、Protonによる互換レイヤによって移植作業なしでWindows向けゲームを実行することができます。
デメリット
・指紋認証に対応していない
「ONEXFLY」は指紋認証に対応していません。
一方、「ROG ALLY」と「AYANEO 2S」は指紋認証に対応しています。「Steam Deck」は指紋認証に対応していません。
・専用の外付けGPUを用意していない
「ONEXFLY」は専用の外付けGPUを用意していません。
一方、「ROG ALLY」は外付けGPU「ROG XG Mobile」(PCI Express接続)を用意しています。「AYANEO 2S」と「Steam Deck」は専用の外付けGPUを用意していません。
「ONEXFLY」の評価
「ONEXFLY」の評価を紹介します。
スペック:★★★★★
通信:★★★★
機能:★★★★
デザイン:★★★★
使いやすさ:★★★★★
価格:★★★★
<総合評価>
One-Netbookから発売された7インチのポータブルゲーミングPCです。パワフルなプロセッサと大容量メモリ、ストレージを搭載し、インターフェースや機能も充実しています。
プロセッサは「AYANEO 2S」と同じRyzen 7 7840UでPassmarkのCPUベンチマークで約2万5千前後を記録。GPUはRadeon 780M グラフィックスでGeForce GTX 1650 TiやRTX 2050と同等のグラフィック性能を発揮します。
また、標準構成で32GB LPDDR5X メモリと1TB/2TB M.2 SSDストレージを搭載。最安構成の「ROG ALLY」(16GB+512GB)や「AYANEO 2S」(16GB+512GB)と比べると、メモリ/ストレージ容量が約2倍以上多くなっています。
そのほか、2つのUSB4ポートを搭載。カスタマイズキーやRGBホールジョイスティック、冷却システム、HAMAN社認証 デュアルステレオスピーカーなども搭載されています。
全体的にスペックが高く、インターフェースや機能も充実しています。他のゲーミングPCと比べても大きな弱点がなく、非常にコスパの高いモデルになっているといえます。特にメモリやストレージの容量が多く、2つのUSB4ポートを搭載していることで、ハイエンドモデルと同様の使い心地でゲームを楽しめるのが大きなメリットです。
「ONEXFLY」の発売時の価格は139,800円~。
今後、セールなどで安くなるときがあるかもしれないので、欲しい人はこまめに価格をチェックしておいた方がいいでしょう。Ryzen 7 7840Uを搭載したハイエンドなポータブルゲーミングPCを探している人におすすめです。
「ONEXFLY」の販売・購入先
「ONEXFLY」は、
Amazonで149,800円(税込)、
One-Netbookストアで149,800円、
米国 Amazon.comで$1,199.99 (日本円で約181,828円)、
で発売されています。
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★「AYANEO SLIDE」(6型スライド式・Ryzen 7 7840U)
★「Steam Deck OLED」(7.4有機EL・AMD APU・Wi-Fi 6E)
★「AYANEO GEEK 1S」(7インチ・Ryzen 7 7840U)
★「GPD WIN Mini」(7インチ・Ryzen 7 7840U / Ryzen 5 7640U)
★「AYANEO KUN」(8.4インチ・Ryzen 7 7840U)
「ROG ALLY」(7インチ・Ryzen Z1 Extreme)
「AYANEO 2S」(7インチ・Ryzen 7 7840U)
「Steam Deck」(7インチ・Zen2/RDNA2)
「AYANEO AIR 1S」(5.5インチ・Ryzen 7 7840U)
「GPD WIN 4」(6インチ・Ryzen 7 6800U)
「AYA NEO Air Plus」(6インチ・Ryzen 7 6800U)
「AYANEO GEEK」(日本版・7インチ・Ryzen 7 6800U)
「AOKZOE A1 PRO」(8インチ・Ryzen 7 7840U)
「ONEXPLAYER 2 Pro」(8.4インチ・Ryzen 7 7840U)
「Pimax Portal」(5.46インチ・Androidベース・VR拡張)
その他のおすすめゲーム製品は?
その他のおすすめゲーム製品は以下のページにまとめてあります。ぜひ比較してみてください。
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