2023年10月に発売された「One-Netbook 5」と話題の人気 UMPCを徹底 比較!価格やスペック、ベンチマークの違いに加えて、メリット・デメリット、評価を紹介します。
※2023年12月20日、国内版「OneMix5」が発売されました。
「One-Netbook 5」の特徴
「One-Netbook 5」の特徴をまとめてみました。
10.1の2.5K液晶・筆圧ペン・11000mAhバッテリ
「One-Netbook 5」は10.1インチで解像度 2560 x 1600 ドットのLTPS ディスプレイを搭載。アスペクト比 16:10、ピクセル密度300 ppi の明るく高精細な2.5K液晶で、より豊かな色再現が可能なsRGB カバー率 108.8%や10点マルチタッチ 操作にも対応しています。また、筆圧4096段階のスタイラスペン 入力をサポート。回転ヒンジ搭載でノートPCスタイルの他に、タブレットやテント、スタンドスタイルで使用できます。
そのほか、11000mAh (42.35Wh)バッテリー搭載で6~8時間の駆動が可能。GaN 窒化ガリウム採用の充電器を利用して65W PD急速充電も利用できます。
Core i7-1250U・最大32GB+2TB・Windows 11
「One-Netbook 5」はIntel Core i7-1250Uプロセッサを搭載。10nmプロセスで製造された10コア、12スレッド、最大4.7GHz駆動のCPUで、PassmarkのCPUベンチマークで約1万2千を記録しています。
また、16GB/32GB LPDDR5メモリ搭載でスムーズに動作。ストレージはNVMe規格のM.2 SSDで1TB/2TBを搭載しています。そのほか、OSにWindows 11を搭載。「Amazonアプリストア プレビュー」の10,000点以上のAndroidアプリやMicrosoft Store版「Windows Subsystem for Linux」(WSL)を利用したLinuxのGUIアプリ、「Google Play Games」(PCでAndroidゲーム)も利用できます。
USB-C 4.0・Harmanスピーカ・指紋認証
「One-Netbook 5」はインターフェースにUSB-C 4.0 ポートを搭載。Thunderbolt 3互換のUSB-C 4.0ポートを一つ搭載。最大40Gbpsのデータ転送や4K 60Hz映像出力(DP1.4)に対応するほか、外付けGPUボックスと接続することもできます。
また、Harman 監修のデュアルスピーカーを搭載。高音質なステレオ サウンドを再生できます。そのほか、電源キーに指紋センサーを搭載し、タッチするだけで安全かつスピーディにログインすることが可能。超高速で安定した通信が可能なWi-Fi 6E、デュアルファンや純アルミニウム放熱フィン、純銅放熱チューブなどを用いた冷却システムも利用できます。
公式ページ: One-Netbook 5 – Intel i7 1250U – ONEXPLAYER
価格を比較
「One-Netbook 5」と「GPD WIN Max 2」、「OneMix4S」、「MiniBook X N100」の価格を比較してみました。
「One-Netbook 5」
「One-Netbook 5」は、AliExpressでUS $1,199.00 (日本円で約179,264円)、One-Netbook公式サイトで$1,169.00 (日本円で約174,778円)で販売されています。
「GPD WIN Max 2」
「GPD WIN Max 2」は、Amazonで159,900円 (税込・セット品・16GB+SSD1TB・日本限定モデル)、楽天市場で122,800円(送料無料・中古Aランク品)、AliExpressでUS $892.00 (日本円で約133,364円)、米国 Amazon.comで$1,159.95 (日本円で約173,425円)で販売されています。
「OneMix4S」
「OneMix4S」は、Amazonで149,800円(Core i3-1210U/16GB /512GB・国内版)、楽天市場で158,800円(送料無料・国内版)、ヤフーショッピングで158,800円(国内版)、AliExpressでUS $678.17 (日本円で約101,394円)で販売されています。
「MiniBook X N100」
「MiniBook X N100」は、Amazonで55,900円(税込・6000円 OFFクーポン付き)、楽天市場で51,900~(送料無料)、ヤフーショッピングで52,900円、CHUWI公式ストアで50,900円(税込)、米国 Amazon.comで$389.99 ($30 OFFクーポン付き)で販売されています。
スペックを比較
「One-Netbook 5」と「GPD WIN Max 2」、「OneMix4S」、「MiniBook X N100」のスペックを比較してみました。
「One-Netbook 5」のスペック
- ディスプレイ 10.1インチ、解像度 2560 x 1600 ドットのLTPS
※2.5K/16:10/300ppi/sRGB 108.8%/4.5mmベゼル/10点マルチタッチ - プロセッサ Intel Core i7-1250U
※10nm/64bit/10コア/12スレッド/最大4.7GHz - GPU Intel Iris Xe Graphics
- RAM(メモリ) 16GB/32GB LPDDR5-5200MHz
- ストレージ 1TB/2TB M.2 2280 4.0 (NVMe) PCle 4.0×4 SSD
- 外部ストレージ microSDカードで最大2TBまで (micro 4.0 プロトコル/最大300MB/s)
- バッテリー 11000mAh 3.85V,42.35Wh
- 駆動時間 6~8時間
- 充電 65W GaN PD急速充電
- カメラ なし
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6E (802.11 a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.2
- インターフェース USB-C 4.0 x 1 (4K映像出力)、USB=C 3.2 x 1、3.5mmオーディオジャック
- スピーカー デュアルスピーカー、Harman 監修、ステレオ 2.0
- スタイラスペン 筆圧4096段階をサポート
- ショートカットキー 対応
- 冷却システム デュアルファン、純アルミニウム放熱フィン、純銅放熱チューブ、インテリジェントな温度制御付き
- 生体認証 指紋認証(電源キーに指紋センサー)
- OS Windows 11
- サイズ 232 x 167 x 15 mm
- 重量 970 g
- カラー ブラック
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「GPD WIN Max 2」のスペック
- ディスプレイ 10.1インチ、解像度2560×1600ドットのIPS液晶
※16:10/299ppi/輝度450nit/DCI-P3 80.2%/画面比率90%/10点マルチタッチ/アイプロテクションディスプレイ搭載/第5世代Corning Gorilla Glass - プロセッサ AMD Ryzen 7 6800U
※Zen3+/8 コア/16 スレッド/最大4.70GHz/TDP15W-28W - GPU AMD Radeon 680M 12コア
- RAM(メモリ) 16GB/32GB LPDDR5-6400 MT/s
- ストレージ 1TB/2TB M.2 2280 SSD ※スロット2つあり
- 拡張ストレージ M.2 2230 SSD ※PCIe 4.0サポート
- バッテリー 67Wh
- 充電 100W PD急速充電に対応
- カメラ 前面200万画素のWebカメラ、ヒンジの中央に搭載、最大解像度:1612×1212、超広角、高リフレッシュレート
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6 (802.11 a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.2、MU-MIMO
- 右側面インターフェース USB 3.2 Gen2ポート x2
- 背面インターフェース ヘッドホンジャック、USB 3.2 Gen2 x2、HDMI 2.1 x1、USB 4 x1、Type-C(フル機能/USB 3.2 Gen 2)x1、SDカードスロット x1、microSDカードスロット x1、3.5mm 2in1ヘッドフォン/マイク端子×1
- センサー 6軸設計:3軸重力センサー、3軸ジャイロセンサー
- スピーカー クアッドスピーカー(スーパーリニアスピーカー4個)
- スタイラスペン 筆圧4096段階 ※Surfaceペンと互換性あり
- キーボード WASD付きQWERTY配列のキーボード、バックライト設計 (2 段階の明るさ調整)
- タッチパッド プレシジョンタッチパッド (PTP モード)
- ゲームパッド ジョイスティック、十字キー、ボタン、R1/R2/L1/L2、2つのマッピング可能なバックキー(底面)
- カスタムキー 底面に2つのカスタムキーを搭載
- 冷却システム アクティブクーリング、大型ファン+デュアルヒートパイプ
- 振動モーター デュアル振動モーター
- ジャイロスコープ 対応・本体を傾けて操作
- 生体認証 指紋認証(側面の電源ボタン)
- 筐体の素材 A/B/C面:6061アルミニウム・マグネシウム合金、D面:ABS合成樹脂
- ドッキングステーション なし
- OS Windows 11 Home (オプションで Steam OS 3.0 をサポート)
- サイズ 227 × 160 × 23 mm
- 重量 1005g
- カラー アイアンブラック
- 4G通信 対応・4G LTEモジュール搭載(オプションで着脱可能)
関連記事: 「GPD WIN Max 2」(日本版)が発売! 人気ゲーミングUMPCと徹底 比較
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「OneMix4S」のスペック
- ディスプレイ 10.1 インチ、解像度2560 x 1600 ドット
※2.5K/300ppi/sRGBカバー率100% /タッチ対応/360度回転に対応 - プロセッサ 第12世代インテル Core i3-1210U
(7nm/64bit/6コア/8スレッド/最大4.40GHz/キャッシュ10MB) - GPU インテル Core UHD グラフィックス
- RAM(メモリ) 16GB LPDDR5
- ストレージ M.2 SSD 512GB 2280 PCI-e NVMe
- 外部ストレージ microSDカードで拡張可能
- バッテリー 10000mAh /3.85V
- 駆動時間 動画視聴で約8時間
- 充電 PD 45W急速充電、ACアダプタ(Type-C経由)
- カメラ なし
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6 (802.11ax)、Bluetooth 5.0
- インターフェース USB 4.0(Type-C)×1、USB 3.2 Type-C ×1、Type-C(フル機能) ×1、microSDカードスロット、3.5mmイヤホンジャック
※外付けGPU(eGPU)ボックスをサポート - スタイラスペン 筆圧検知2048段階または4096段階のタッチペン ※別売
- 生体認証 指紋認証(電源ボタン・Windows Hello対応)
- キーボード QWERTY日本語キーボード配列 / バックライト付き
- マウス ジェスチャー機能対応タッチパッド
- 筐体の素材 6000系航空用アルミニウム
- OS Windows 11 Home 64bit
- サイズ 227mm × 157.3mm × 11〜17mm
- 重量 769g
- カラー ブラック
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「MiniBook X N100」のスペック
- ディスプレイ 10.51インチ、解像度1920 × 1200 ドットのIPS
※FHD+/16:10/タッチ対応/超狭額ベゼルデザイン - 360度回転 対応
- プロセッサ 第12世代 (Alder Lake) Intel N100
※10nm/64bit/4コア/4スレッド/最大3.4GHz - GPU Intel UHD Graphics 第12世代
- RAM(メモリ) 12GB LPDDR5
- ストレージ 512GB SSD (読み書き速度 最大500M/秒・約8秒でPC起動)
- 拡張ストレージ M.2で拡張可能(M.2 スロット搭載)
- バッテリー 26.6Wh (7.6V/3800mAh)
- 充電 45W PD2.0急速充電
- カメラ なし
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz)、Bluetooth 4.2
※Banggood販売モデルはWi-Fi 6、Bluetooth 5.1に対応 - インターフェース USB Type-C (OTG・フル機能)、Type-C(充電・データ転送用)、M. 2 ポート、microSDカードスロット、3.5mmオーディオジャック、DCジャック、電源ボタン
- キーボード フルサイズ設計、3㎜狭ベゼル、大型タッチパッド
- 筐体 アルミ合金、ユニボディ
- 冷却システム 大型ターボファン、大容量のサイドエアブロー、アクティブ冷却デザイン、ミニチュアラジエーター、液体ヒートパイプ
- OS Windows 11 Home
- サイズ 244 × 166.4 × 17.2 mm
- 重量 約 920g
- カラー スペースグレイ
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ベンチマークを比較
「One-Netbook 5」と「GPD WIN Max 2」、「OneMix4S」、「MiniBook X N100」のベンチマーク スコアを比較してみました。
※PassMark、Geekbench、3DMarkとは、主にCPUとビデオカード(以下、グラボ)の性能を数値化したベンチマークスコアの参考値を表したものです。
「One-Netbook 5」
<CPU> Intel Core i7-1250U
Passmarkによるベンチマークスコアは「12317」(CPU)。
Geekbench 6 によるベンチマークのスコアはシングルコアで「1611」、マルチコアで「5248」。
<GPU> Intel Iris Xe Graphics
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「4125」。
<プロセッサ性能を解説>
10nmプロセスで製造された10コア、12スレッド、最大4.7GHz駆動のIntel Core i7-1250Uプロセッサを搭載し、PassmarkのCPUベンチマークで約1万2千を記録しています。
また、GPUはIntel Iris Xe Graphicsで、3DMark Fire Strikeによるグラフィックスコアで「4125」を記録しています。
このプロセッサでは、人気のPCゲーム「CS:GO」がHD 1080p、Mediumで「110 fps」、「DOTA 2」がHD 1080p、標準で「90 fps」で動作することが確認されています。
性能的にはOffice文書作成、ネットでの調べもの、動画視聴、音楽再生、画像の編集などで快適に動作する性能を持っています。
Adobeのフォトショップ(Photoshop)、イラストレーター(Illustrator)、Premiere Proなど、画編集、画像編集などグラフィック性能を必要とする作業も十分にこなせる性能です。
動画編集ソフトは負荷の高いエンコード作業でも快適に動作します。
PS2やXboxを含め、PSP、PS1、SFC、DC、N64、MD、FCなどのエミュレーターは快適に動作します。
「GPD WIN Max 2」
<CPU> Ryzen 7 6800U
Passmarkによるベンチマークスコアは「21411」(CPU)。
Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「1567」、マルチコアで「9129」。
<GPU> AMD Radeon 680M 12コア
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「6000~7000」。
「OneMix4S」
<CPU> Core i3-1210U
Passmarkによるベンチマークスコアは「12130」(CPU)。
<GPU> Core UHD グラフィックス
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「2000」。
「MiniBook X N100」
<CPU> Intel N100
Passmarkによるベンチマークスコアは「5690」(CPU)。
Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「984」、マルチコアで「2523」。
<GPU> Intel UHD Graphics
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「1000」前後。
「One-Netbook 5」のメリット・デメリット
「One-Netbook 5」のメリット・デメリットを紹介します。
メリット
・10.1の2.5K液晶・sRGB 108.8%、10点マルチタッチ操作に対応
「One-Netbook 5」は10.1インチで解像度 2560 x 1600 ドットのLTPS ディスプレイを搭載。アスペクト比/16:10、ピクセル密度300ppiの明るく高精細な2.5K液晶で、より豊かな色再現が可能なsRGB カバー率 108.8%や10点マルチタッチ操作にも対応しています。
一方、「GPD WIN Max 2」は10.1インチで解像度 2560 × 1600 ドットのIPS液晶を搭載しています。「OneMix4S」は10.1インチで解像度2560×1600ドットのタッチ対応ディスプレイを搭載しています。「MiniBook X N100」は10.51インチで解像度1920 × 1200 ドットのIPSディスプレイを搭載しています。
・回転ヒンジ搭載・タブレットやテント、スタンドスタイルで使える
「One-Netbook 5」は回転ヒンジ搭載でノートPCスタイルの他に、タブレットやテント、スタンドスタイルで使用できます。
一方、「GPD WIN Max 2」は360度回転に対応していません。「OneMix4S」と「MiniBook X N100」は360度回転に対応しています。
・16GB/32GB LPDDR5メモリ搭載でスムーズに動作する
「One-Netbook 5」は16GB/32GB LPDDR5 5200MHz メモリ搭載でスムーズに動作します。
一方、「GPD WIN Max 2」はLPDDR5-6400 MT/s規格のメモリを16GB/32GB搭載し、スムーズに動作します。「OneMix4S」はLPDDR5規格のメモリを16GB搭載しています。「MiniBook X N100」はLPDDR5規格のメモリを12GB搭載し、スムーズに動作します。
・1TB/2TB M.2 SSDストレージ搭載・microSDカードで最大2TBまで拡張できる
「One-Netbook 5」はNVMe規格のM.2 SSDで1TB/2TB ストレージを搭載し、microSDカードで最大2TBまで拡張できます。
一方、「GPD WIN Max 2」はM.2 SSD 1TB/2TBストレージ搭載で、M.2 SSDでのストレージ拡張にも対応しています。「OneMix4S」はNVMe規格のM.2 SSDストレージを512GB搭載し、別売のmicroSDカードでsストレージを拡張できます。「MiniBook X N100」は読み書き速度 最大500M/秒の512GB SSD ストレージを搭載し、M.2 SSDでストレージを拡張できます。
・11000mAh (42.35Wh)バッテリー搭載で65W PD急速充電に対応
「One-Netbook 5」は11000mAh (42.35Wh)バッテリー搭載で6~8時間の駆動が可能です。また、GaN 窒化ガリウム採用の充電器を利用して65W PD急速充電も利用できます。
一方、「GPD WIN Max 2」は67Whバッテリー搭載で100W PD急速充電に対応しています。「OneMix4S」は動画視聴で約8時間駆動できる10000mAhバッテリー搭載で、PD 45W急速充電に対応しています。「MiniBook X N100」は26.6Wh (7.6V/3800mAh)バッテリー搭載で、45W PD2.0急速充電を利用できます。
・Wi-Fi 6EとBluetooth 5.2に対応
「One-Netbook 5」はWi-Fi 6の拡張版で、2.4GHz帯・5GHz帯・6GHz帯の3つの帯域が利用できる「Wi-Fi 6E」に対応しています。また、Bluetooth 5.2によるワイヤレス接続も利用できます。
一方、「GPD WIN Max 2」はWi-Fi 6 とBluetooth 5.2に対応しています。「OneMix4S」はWi-Fi 6 とBluetooth 5.0に対応しています。「MiniBook X N100」はWi-Fi 5のデュアルバンド、Bluetooth 4.2に対応しています。
・ USB-C 4.0ポートを搭載・40Gbps転送、DP1.4映像出力、高速 PD充電に対応
「One-Netbook 5」はThunderbolt 3互換のUSB-C 4.0ポートを一つ搭載。最大40Gbpsのデータ転送や4K 60Hz映像出力(DP1.4)、高速 PD充電に対応するほか、外付けGPUボックスと接続することもできます。
一方、「GPD WIN Max 2」はType-C(フル機能/USB 3.2 Gen 2)x1を搭載しています。「OneMix4S」はUSB-C 4.0ポートを2つ搭載し、DP映像出力に対応しています。「MiniBook X N100」はフル機能のType-Cポートを搭載。DP映像出力、PD充電、データ転送を一本のケーブルで行うことができます。
・Harman 監修のデュアルスピーカーを搭載・高音質なステレオサウンドを再生
「One-Netbook 5」はHarman 監修のデュアルスピーカーを搭載。高音質なステレオサウンドを再生できます。
一方、「GPD WIN Max 2」はクアッドスピーカー(スーパーリニアスピーカー4個)を搭載しています。「OneMix4S」はモノラルスピーカー(立体音響)を搭載しています。「MiniBook X N100」はデュアルスピーカー (底面)を搭載しています。
・筆圧4096段階のスタイラスペン入力をサポート
「One-Netbook 5」は筆圧4096段階のスタイラスペン入力をサポートしています。
一方、「GPD WIN Max 2」はタッチ対応で筆圧4096段階のスタイラスペン入力に対応。Surfaceペンと互換性もあります。「OneMix4S」は筆圧検知2048段階または4096段階のタッチペン(※別売)に対応しています。「MiniBook X N100」はスタイラスぺン入力に対応していません。
・冷却システムを搭載
「One-Netbook 5」はデュアルファンや純アルミニウム放熱フィン、純銅放熱チューブなどを用いた冷却システムも利用できます。
一方、「GPD WIN Max 2」はアクティブクーリング、大型ファン+デュアルヒートパイプ採用の冷却システムを搭載しています。「OneMix4S」は冷却システムを搭載していません。「MiniBook X N100」は大型ターボファンや大容量のサイドエアブローを採用したアクティブ冷却システムを搭載し、長時間でも安定して動作します。
・指紋認証に対応
「One-Netbook 5」は指紋認証に対応し、安全かつスピーディにログインできます。
一方、「GPD WIN Max 2」は指紋認証(側面の電源ボタン)に対応しています。「OneMix4S」は指紋認証(電源ボタン・Windows Hello対応)に対応しています。「MiniBook X N100」は指紋認証に対応していません。
・厚さ15mmで重さ970gの薄型軽量デザイン・ブラック カラーを用意
「One-Netbook 5」はサイズ 232 x 167 x 15 mm、重さ970gの薄型軽量デザインで、ブラック カラーを用意しています。
一方、「GPD WIN Max 2」はサイズ 227 × 160 × 23 mm、重さ1005gで、アイアンブラック カラーを用意しています。「OneMix4S」はサイズ 227mm × 157.3mm × 11〜17mm、重さ769gで、ブラック カラーを用意しています。「MiniBook X N100」はサイズ 244 × 166.4 × 17.2 mm、重さ約 920gで、スペースグレイ カラーを用意しています。
・Windows 11搭載で新機能も使える
「One-Netbook 5」はWindows 11を搭載し、新機能も使えるようになっています。
Windows 11には、
タスクバーの中央に配置された新しいスタート画面、スナップ機能の強化(ウィンドウ整理・画面の配置)、エクスプローラーのアイコンデザインの変更(色分け・ボタン採用)、ウィジェット機能(天気予報や株価、最新のニュースなど)、設定画面(カテゴリーごとに切り替え)、タスクバーに統合されたビデオ会議「Teams」、「フォト」アプリの強化(サムネイル表示に対応)、「ペイントアプリ」、クリップボード履歴、音声入力の強化(テキスト入力)認識制度の向上、ゲーム機能の強化(HDR(ハイダイナミックレンジ)対応のディスプレイでは自動で画質向上)、マルチディスプレイ向けの設定追加
などの機能が追加されています。
一方、「GPD WIN Max 2」はWindows 11を搭載し、新機能も使えるようになっています。「OneMix4S」はWindows 11 Home 64bitを搭載し、新機能も使えるようになっています。「MiniBook X N100」はWindows 11 Home搭載で新機能も使えるようになっています。
デメリット
・カメラがない
「One-Netbook 5」はカメラを搭載していないため、ビデオ通話などで使用する際に別途購入する必要があります。
一方、「GPD WIN Max 2」は前面200万画素のWebカメラを搭載しています。「OneMix4S」と「MiniBook X N100」はカメラを搭載していません。
・4G LET通信に対応していない
「One-Netbook 5」は4G LET通信に対応していないため、単体で通信することができません。
一方、「GPD WIN Max 2」は4G LET通信に対応したモデルを用意しています。「OneMix4S」と「MiniBook X N100」は4G LET通信に対応していません。
「One-Netbook 5」の評価
「One-Netbook 5」の評価を紹介します。
スペック:★★★★★
通信:★★★★
機能:★★★★
デザイン:★★★★★
使いやすさ:★★★★★
価格:★★★
<総合評価>
One-Netbookから発売されたハイスペックなUMPCです。2022年12月に日本で発売された「OneMix4S」の後継モデルで、スペックが全体的に強化されています。
プロセッサはCore i3-1210UからCore i7-1250Uに変更。PassmarkのCPUベンチマークは約1万2千ほどで、前モデルと変わりませんが、グラフィック性能は約2倍に高くなっています。そのため、人気のPCゲーム「CS:GO」や「DOTA 2」なども高フレームレートで動作します。
ちなみにIntel N100搭載のCHUWI「MiniBook X N100」と比較すると、CPU性能は2倍以上、グラフィック性能は約4倍高くなります。かなり性能は高いので、動画編集ソフトやAdobeのフォトショップ、イラストレーターなどのグラフィック系ソフトも快適に動作するでしょう。
また、メモリは6GB LPDDR5から 16GB/32GB LPDDR5へ、ストレージは512GB M.2 SSDから1TB/2TB M.2 SSDへ強化。バッテリー容量は10000mAhから11000mAhになり、新たに65W PD急速充電に対応しています。
そのほか、新たにHarman 監修のデュアルスピーカーを搭載し、高音質なサウンドを再生することが可能。前モデルと同じく、最大40Gbpsのデータ転送や4K 60Hz映像出力(DP1.4)に対応したUSB 4.0 ポートや筆圧4096段階のスタイラスペン入力、指紋認証、冷却システム、Wi-Fi 6Eにも対応しています。
全体的なスペックは高く、必要な機能もしっかりと搭載されています。PCゲームもできるほどパワフルで、タブレットスタイルでも使えることで、趣味や仕事など多様な用途で使用できそうです。
「One-Netbook 5」の発売時の価格は$1,169.00 (日本円で約174,778円)。
日本での発売はまだですが、近い将来、国内版が発売されることでしょう。第12世代のCore i7-1250Uを搭載した高性能なUMPCを探している人におすすめです。
「OneMix5」(国内版)も発売!
2023年12月20日、国内版「OneMix5」が発売されました。こちらのページでくわしく紹介しています。
「OneMix5」(国内版)は本革の傑作品か? 人気の定番UMPCと徹底 比較!
「One-Netbook 5」の販売・購入先
「One-Netbook 5」は、
AliExpressでUS $1,199.00 (日本円で約179,264円)、
One-Netbook公式サイトで$1,169.00 (日本円で約174,778円)、
で販売されています。
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他のUMPCと比較する
リンク先からさらに詳しいスペック情報やベンチマーク、性能、価格などが分かるようになっています。
★「OneMix5」(10.1・Core i7-1250U・国内版)
「OneMix4S」
「GPD WIN Mini」(7インチ・Ryzen 7 7840U / Ryzen 5 7640U)
「ONEXPLAYER 2 Pro」(8.4インチ・Ryzen 7 7840U)
「One-Netbook T1」(13インチ・Pentium Gold 8505)
「Surface Go 3」(10.5インチ・第10世代Core i3・2in1 PC)
「Surface Laptop Go 3」(12.4インチ・Core i5-1235U)
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