「AYANEO AIR 1S」極小でも爆速か? 人気ポータブルゲーミングPCと徹底 比較!


2023年7月にIndiegogoで発売された「AYANEO AIR 1S」と人気のポータブルゲーミングPCを徹底 比較!価格やスペック、ベンチマークの違いに加えて、メリット・デメリット、評価を紹介します。

※2024年2月16日、「AYANEO Retro Mini PC AM01」が発売されました。

※2023年11月、「AYANEO SLIDE」(6.0型・Ryzen 7 7840U)が発売されました。

※2023年11月3日、日本で「AYANEO GEEK 1S」が発売されました。

「AYANEO AIR 1S」の特徴

AYANEO AIR 1S」の特徴をまとめてみました。

5.5のAMOLED液晶・ホールトリガー・10050mAhバッテリ

AYANEO AIR 1S」は5.5インチで解像度1920×1200ドットのAMOLEDディスプレイを搭載。ピクセル密度404 ppiの明るく高精細な液晶で、豊かな色再現が可能なsRGB 185%、Adobe RGB カバー率 96%、99% DCI-P3にも対応しています。

また、8つの機能を備えた「マスターコントローラー」を搭載。ホール効果を採用した小型ジョイスティックと、より精密で正確なコントロールが可能なホールトリガーを搭載し、高精度な操作が可能になっています。そのほか、10050mAh(38Wh)バッテリーを搭載し、長時間の駆動が可能。USB 4.0 Type-Cポートを利用した65W PD急速充電も利用できます。

Ryzen 7 7840U・最大32GB+2TB・AYA Space 2

AYANEO AIR 1S」はAMD Ryzen 7 7840Uプロセッサを搭載。4nmプロセスで製造された8コア16スレッド、最大5.1GHz駆動のCPUで、GeForce GTX 1650 Ti/RTX 2050と同等のグラフィック性能を発揮するAMD Radeon 780M GPU グラフィックスも内蔵しています。また、LPDDR5X規格のメモリを16GB/32GB搭載。ストレージはPCle 接続のM.2 SSDで、512GB/1TB/2TB/4TBを搭載しています。

そのほか、OSにWindows 11 Homeを搭載。独自のハンドヘルド管理ソフトウェア「AYA Space 2.0」、ワンクリックでアクセスできる「カスタマイズボタン」、ワンタッチで設定を変更できる「Quick Tool 2.0」、FPS、もしくはTDPの性能を一時的に向上させる「パフォーマンスシーンモード」(Performance Scene Mode)なども利用できます。

2つのUSB 4.0・ステレオスピーカー・Wi-Fi 6e

AYANEO AIR 1S」は2つUSB 4.0 Type-Cポートを搭載。4K映像出力や最大40Gbpsの高速データ転送、USB PD給電も利用できます。また、高音質なステレオスピーカーを搭載。臨場感のあるバイブレーション効果をもたらす X軸 ライナーモーターも採用しています。

そのほか、2.4GHz帯・5GHz帯・6GHz帯の3つの帯域が利用できるWi-Fi 6eBluetooth 5.2によるワイヤレス接続に対応。胴体とグリップに適用されるデュアルジャイロスコープやターボ クーリングファン採用で、TDP 20W-25Wで駆動する冷却システムにも対応しています。

公式ページ: AYANEO AIR 1S: Light &Thin OLED AMD 7840U Handheld | Indiegogo 

価格を比較

AYANEO AIR 1S」と「ROG ALLY」、「GPD WIN 4」、「AOKZOE A1 PRO」の価格を比較してみました。

「AYANEO AIR 1S」

AYANEO AIR 1S」は、Amazonで129,800円、楽天市場で146,680円、ヤフーショッピングで139,800円で販売されています。

「ROG ALLY」

ROG ALLY」は、Amazonで109,800円(税込・Ryzen Z1 Extreme・16GB+SSD512GB)、楽天市場で114,000円(送料無料)、ヤフーショッピングで108,499円、AliExpressでUS $839.43、ASUSストアで109,800円 (※税込・Ryzen Z1 Extreme・16GB+512GB)で発売されています。

「GPD WIN 4」

GPD WIN 4」は、Amazonで139,800円(税込)、楽天市場で139,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで15,2800円 (税込・送料無料)、GPDダイレクトで139,800円(税込)~、AliExpressでUS $837.00、米国 Amazon.comで$1,269.95で販売されています。

「AOKZOE A1 PRO」

AOKZOE A1 PRO」は、Amazonで119,800円 (税込・Ryzen 7 7840U/16GB/1TB)、AliExpressでUS $1,059.00、米国 Amazon.comで$1,399.99で販売されています。

スペックを比較

AYANEO AIR 1S」と「ROG ALLY」、「GPD WIN 4」、「AOKZOE A1 PRO」のスペックを比較してみました。

「AYANEO AIR 1S」のスペック

  • ディスプレイ 5.5インチ、解像度1920×1080ドットのAMOLED(アクティブマトリクス式有機 EL)
    ※404 ppi/185% sRGB/96% Adobe RGB カバー率/99% DCI-P3/109% NTSC/コントラスト比100000:1
  • プロセッサ AMD Ryzen 7 7840U
    ※4nm/8コア/16スレッド/最大5.1GHz/Zen 4
  • GPU AMD Radeon 780M (12コア,2700 MHz, RDNA 3)
  • RAM(メモリ) 16GB/32GB LPDDR5X
  • ストレージ 512GB/1TB/2TB/4TB M.2 2280 PCle SSD
  • 拡張ストレージ M.2 2280で最大4TBまで
  • バッテリー 10050mAh(38Wh)
  • 充電 65W PD急速充電
  • カメラ なし
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 6e、Bluetooth 5.2
  • インターフェース Type-C 4.0 ×2 (DP映像出力/PD映像出力/データ転送) 、TF カードスロット ×1、3.5mmヘッドホンジャック ×1
  • センサー デュアルジャイロスコープ
  • スピーカー デュアル ステレオスピーカー
  • 冷却システム ターボ クーリングファン、クーリングフィン、TDP 20W-25W
  • 操作 マスターコントローラー、ホールセンサー ジョイスティック、ライナー ホールトリガー
  • 振動 X軸 ライナーモーター
  • OS Windows 11 Home 64bit + AYA Space 2
  • サイズ 約224 x 89.5 x 21.6 mm
  • 重量 約450 g
  • カラー オーロラ ホワイト/ポーラー ブラック/レトロ パワー

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「ROG ALLY」のスペック

  • モデル RC71L RC71L-ALLY.Z1X_512 / RC71LRC71L-R1RADA1W
  • ディスプレイ 7インチ、解像度1920 x 1080 ドットのIPS タッチスクリーン
    ※FHD/16:9/光沢/sRGB 100%/Adobe 75.35%/Gorilla Glass DXC/Gorilla Glass Victus/10点マルチタッチ/500nits/FreeSync プレミアム
  • リフレッシュレート 120Hz
  • 反応時間 7ms
  • プロセッサ AMD Ryzen™ Z1 Extreme (4nm/8コア/16スレッド/最大5.10 GHz)
    AMD Ryzen™ Z1 (4nm/6コア/12スレッド/最大4.90 GHz)
  • GPU AMD Radeon™ Graphics (AMD RDNA™ 3)
  • RAM(メモリ)16GB LPDDR5 (6400MT/s dual channel・オンボード)
  • ストレージ 512GB PCIe 4.0 NVMe™ M.2 SSD (2230) / 256GB PCIe 4.0 NVMe™ M.2 SSD (2230) ※日本版512GBのみ
  • バッテリー 40WHrs、4S1P、4セルリチウムイオン
  • 駆動時間 ローカルで最大2時間のゲーム、最大6.8時間のビデオ再生
  • 充電 Type-C、65W ACアダプター、出力: 20V DC、3.25A、65W、入力: 100~240V AC 50/60Hz ユニバーサル
  • カメラ なし
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 6e (802.11ax) 、Bluetooth 5.2
  • インターフェース ROG XG Mobile x1 および USB Type-C (USB 3.2 Gen2、DisplayPort™ 1.4) x1、UHS-II microSD カード リーダー (SD、SDXC、SDHC) x1、3.5mm コンボオーディオジャック x1
  • スピーカー デュアル ステレオスピーカー、スマートアンプテクノロジー採用
  • マイク 内蔵アレイマイク
  • オーディオ AIノイズキャンセリング、ハイレゾ認定、Dolby Atmos
  • ジャイロ 6軸IMU
  • 振動 HDハプティクス
  • 操作 タッチ機能付きのフルサイズのアナログ スティック x 2、A B X Y ボタン、十字キー、L&Rホール効果アナログトリガー、左右バンパー、割り当て可能なグリップボタン x 2、 武器庫箱ボタン、表示ボタン、メニューボタン、コマンドセンターボタン
  • 生体認証 指紋認証
  • OS Windows 11 Home
  • サイズ 28.0 x 11.1 x 2.12 ~ 3.24 cm
  • 重量 608g
  • カラー ホワイト

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「GPD WIN 4」のスペック

  • モデル 日本版・天空 GPDダイレクト (2023年春に発売予定)
  • ディスプレイ 6インチ、解像度1980×1080 / 1280×720 ドット
    ※16:9/1080P/368ppi/DC調光/Corning Gorilla Glass 5/H-IPS テクノロジー
  • リフレッシュレート 60Hz/40Hz
  • プロセッサ AMD Ryzen 7 6800U
    ※6nm/64bit/8コア/16スレッド/最大4.70GHz/28W
  • GPU AMD Radeon 680M
  • RAM(メモリ) 16GB/32GB LPDDR5-6400MT/秒
  • ストレージ M.2 SSD 1TB/2TB (PCIe 4.0 NVMe 2280 SSD、片面のみ、交換可能、容量上限なし、Socket 3 × 2)
  • 拡張モジュール M.2 2230または2242 SSDをサポートするバックマウントモジュール、4G LTEモジュールを用意
  • バッテリー 45.62Wh リチウムポリマー電池
  • 駆動時間 ヘビーユースで2時間、ミドルユースで3~6時間、ライトユースで10時間
  • 充電 65W急速充電
  • カメラ なし
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 6 (802.11 a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.2
  • 有線LAN 対応・RJ45
  • インターフェース USB 4.0 (40Gbps)×1、USB 3.2 Gen 2 Type-C(フル機能/10Gbps) ×1、USB 3.2 Gen 2 Type-A ×1 (10Gbps)、microSDXCスロット ×1、3.5mm ヘッドフォンジャック/マイク ×1(AppleヘッドフォンUS仕様と互換性あり)
  • センサー 3軸重力センサー、3軸ジャイロスコープ
  • スピーカー デュアルスピーカー(スーパーリニア)
  • マイク 内蔵
  • オーディオ 内蔵サウンドチップ + 高エネルギー効率、高 PSRR、低ノイズのインテリジェントパワーアンプ
  • キーボード スライド式、QWERTYフルキーボード、ドームボタン、ホワイトバックライト、3段階明るさ調整可能
  • ジョイスティック ALPS 3Dジョイスティック、シンクイン設計 / 感圧式 L3, R3用ネイティブサポート
  • 冷却システム アクティブ冷却 / 大型ファン+デュアルヒートパイプ
  • 振動モーター ダブル大型振動モーター(オフ / 弱振動 / 強振動 3段階で調節可能)
  • ジャイロ 6軸設計:3軸重力センサー / 3軸ジャイロセンサー
  • 指紋認証 対応
  • 筐体の素材 LG-DOW 121H 航空機用ABS / UL94-V0 / マグネシウム合金
  • OS Windows 11 Home ※Steam OSをサポート
  • サイズ 約220mm × 92mm × 28 mm
  • 重量 約598g
  • カラー オールブラック / ホワイト
  • 付属品 1 × 65W 電源アダプター(20V=3.25A, 15V=3A)、1 × 保証書、1 × 取扱説明書
  • 4G LETモジュール オプション

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「AOKZOE A1 PRO」のスペック

  • ディスプレイ 8インチ、1920×1200ドットのIPS
    ※283ppi/sRGB 100%/DC調光/輝度350nit/ナイトモード/10点マルチタッチ
  • プロセッサ AMD Ryzen 7 7840U ※4nm/8コア/16スレッド/最大5.1GHz/Zen 4
    Ryzen 7 7540U ※4nm/6コア/12スレッド/最大4.9GHz/Zen 4
    Aerith ※4nm/4コア/8スレッド/最大3.5GHz/Zen 4
  • GPU AMD Radeon 780M (12コア,2700 MHz, RDNA 3)
  • RAM(メモリ) 32GB/64GB LPDDR5X 6400MHz ※増設・交換は不可
  • ストレージ SSD 512GB/1TB/2TB M.2 2280 (PCle4.0 ×4)
    ※交換可 PCle4.0 ×4 SSDサポート
  • 外部ストレージ microSDカードで拡張可
  • バッテリー 65Wh (17100mAh)
  • 充電 65W GaN PD急速充電 ※モバイルバッテリー対応
  • カメラ なし
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 6e (intel AX210)、Bluetooth 5.2
  • インターフェース USB 4.0 ×2、USB 3.0 ×1、microSDカードスロット(SD3.0・最大速度 600MB/秒) ×1、3.5mmイヤホンジャック ×1、DCポート ×1
  • ボタン キーボード/マウス モードスイッチ、ターボ アクセレーション 28W
  • スピーカー 前面デュアルステレオスピーカー、3Dサラウンドサウンド
  • センサー 6軸ジャイロセンサー(ジャイロ機能※サードパーティのドライバー必須)
  • 冷却システム PCグレードの冷却ファン、純銅製冷却フィン、純銅製ヒートパイプ ×2、インテリジェント温度コントロールシステム
  • 振動モーター デュアル ライナー バイブレーションモーター
  • RGBライト RGB LED Breathing Light (3つのモードと20の追加のライトエフェクト)
  • 操作 ホールジョイスティック(ゼロ ドリフト、ゼロ デッドゾーン)、8.5mmのフルリニアトリガー
  • キックスタンド あり・自立可能
  • ドック サポート
  • OS Windows 11 Home
  • サイズ 285×125×40mm
  • 重量 729g
  • カラー ホワイト、ブルー

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ベンチマークを比較

AYANEO AIR 1S」と「ROG ALLY」、「GPD WIN 4」、「AOKZOE A1 PRO」のベンチマーク スコアを比較してみました。

「AYANEO AIR 1S」

<CPU> Ryzen 7 7840U

Passmarkによるベンチマークスコアは約30,000前後

Cinebench R23によるベンチマークスコアはシングルコアで「1756」、マルチコアで「14730」。

Geekbench 5によるベンチマークのスコアはシングルコアで「1917」、マルチコアで「9977」。

iGPU-FP32パフォーマンス(単精度GFLOPS)で「4860」

<GPU> Radeon 780M

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「9000」。
※GeForce GTX 1650 Ti/RTX 2050相当のグラフィック性能を発揮

<プロセッサ性能を解説>

4nmプロセスで製造sれた8コア、16スレッド、最大5.1GHzのプロセッサ「Ryzen 7 7840U」を搭載し、Passmarkによるベンチマークスコアで約3万前後を記録しています。

このスコアはAMD Ryzen 7 7840HSとほぼ同じで、AMD Ryzen 9 6900HSプロセッサ(約2万4千)とインテル Core i7-12700H(約2万6千)よりもやや高いスコアになります。

同じプロセッサは「AYANEO 2S」、「AOKZOE A1 PRO」などにも搭載されています。

初代「AYANEO Air」はAMD Ryzen 5 5560U搭載で、PassmarkのCPUベンチマークで「17084」を記録し、2023年3月1日に発表された「AYA NEO Air Plus」はRyzen 7 6800U搭載でPassmarkのCPUベンチマークで「20578」を記録していました。

また、GPUはAMD Radeon 780Mで、GeForce GTX 1650 Ti/RTX 2050と同等のグラフィック性能を発揮します。

性能的には人気のトリプルAゲームをプレイするには十分なスコアです。SteamなどのPCゲームはかなり快適に動作するはずです。

「ROG ALLY」

<CPU> Ryzen Z1 Extreme

Passmarkによるベンチマークスコアは約「24000」前後(CPU)。

Geekbench 5によるベンチマークのスコアはシングルコアで「1917」、マルチコアで「9977」。

<GPU> AMD Radeon™ Graphics (AMD RDNA™ 3)

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「9000」。

<CPU> AMD Ryzen Z1

Passmarkによるベンチマークスコアは約「22000」前後(CPU)。

Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「1869」、マルチコアで「8853」。

<GPU> AMD Radeon™ Graphics (AMD RDNA™ 3)

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「8000」。

「GPD WIN 4」

<CPU> AMD Ryzen 7 6800U

Passmarkによるベンチマークスコアは「20553」(CPU)。

<GPU> AMD Radeon 680M

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「6026」。

「AOKZOE A1 PRO」

<CPU> Ryzen 7 7840U

Passmarkによるベンチマークスコアは約30,000前後

Cinebench R23によるベンチマークスコアはシングルコアで「1756」、マルチコアで「14730」。

Geekbench 5によるベンチマークのスコアはシングルコアで「1917」、マルチコアで「9977」。

iGPU-FP32パフォーマンス(単精度GFLOPS)で「4860」

<GPU> Radeon 780M

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「9000」。
※GeForce GTX 1650 Ti/RTX 2050相当のグラフィック性能を発揮

「AYANEO AIR 1S」のメリット・デメリット

AYANEO AIR 1S」のメリット・デメリットを紹介します。

メリット

・5.5インチのAMOLED液晶・185% sRGB、96% Adobe RGB カバー率、99% DCI-P3/109%に対応

AYANEO AIR 1S」は5.5インチで解像度1920×1200ドットのAMOLEDディスプレイを搭載。ピクセル密度404 ppiの明るく高精細な液晶で、豊かな色再現が可能なsRGB 185%、Adobe RGB カバー率 96%、99% DCI-P3にも対応しています。

一方、「ROG ALLY」は7インチで解像度1920 x 1080 ドットのIPS タッチスクリーンを搭載しています。「GPD WIN 4」は6インチで解像度1980×1080(1280×720互換) ドットのディスプレイを搭載しています。「AOKZOE A1 PRO」は8インチで解像度1920×1200ドットのIPSディスプレイを搭載しています。

・マスターコントローラー、ホールセンサー ジョイスティックで高精度に操作できる

「AYANEO AIR 1S」は8つの機能を備えた「マスターコントローラー」を搭載。ホール効果を採用した小型ジョイスティックとより精密で正確なコントールが可能なホールトリガーを搭載し、高精度な操作が可能になっています。

一方、「ROG ALLY」はホールトリガーやマクロキーで快適に操作できます。「GPD WIN 4」は高レスポンスで操作できる「ALPSダブル3D大型ジョイスティック」、カスタマイズ可能な「バックキー」、27度の傾斜角度で微妙な操作も可能な「トリガーボタン」で快適に操作できます。「AOKZOE A1 PRO」はドリフトやデッドゾーンがない高精度なホールジョイスティックや8.5mmのフルリニアトリガー搭載で快適に操作できます。

・16GB/32GB LPDDR5X搭載でスムーズに動作

AYANEO AIR 1S」はLPDDR5X規格のメモリを16GB/32GB搭載しています。

一方、「ROG ALLY」は16GB LPDDR5 (6400規格)メモリを搭載し、スムーズに動作します。「GPD WIN 4」はLPDDR5規格のメモリを16GB/32GB搭載し、スムーズに動作します。「AOKZOE A1 PRO」は32GB/64GB LPDDR5Xメモリ搭載で遅延なくスムーズに動作します。

・512GB/1TB/2TB/4TB M.2 SSDストレージを搭載

AYANEO AIR 1S」はPCle 接続のM.2 SSDストレージを512GB/1TB/2TB/4TB 搭載しています。

一方、「ROG ALLY」は256GB/512GB PCIe 4.0 NVMe M.2 SSD (2230) ストレージを搭載しています。「GPD WIN 4」はPCIe 4.0規格のM.2 SSD 1TB/2TBを搭載しています。「AOKZOE A1 PRO」はM.2 2280 512GB/1TB/2TB ストレージを搭載しています。

・10050mAh(38Wh)バッテリー搭載で65W PD急速充電に対応

AYANEO AIR 1S」は10050mAh(38Wh)バッテリーを搭載し、長時間の駆動が可能。USB 4.0 Type-Cポートを利用した65W PD急速充電も利用できます。

一方、「ROG ALLY」は40WHrsバッテリー搭載で65W急速充電に対応しています。「GPD WIN 4」は45.62Whバッテリー搭載で65W急速充電に対応しています。「AOKZOE A1 PRO」は65Wh (17100mAh)バッテリー搭載で65W GaN PD急速充電に対応しています。

・Wi-Fi 6e、Bluetooth 5.2に対応

AYANEO AIR 1S」は2.4GHz帯・5GHz帯・6GHz帯の3つの帯域が利用できる「Wi-Fi 6e」とBluetooth 5.2によるワイヤレス接続に対応しています。

一方、「ROG ALLY」と「AOKZOE A1 PRO」はWi-Fi 6e、Bluetooth 5.2に対応しています。「GPD WIN 4」はWi-Fi 6、Bluetooth 5.2に対応しています。

・2つのType-C 4.0ポートを搭載

AYANEO AIR 1S」は2つのType-C 4.0ポートを搭載し、4K映像出力や最大40Gbpsの高速データ転送、USB PD給電を利用できます。

一方、「ROG ALLY」は1つのUSB Type-C (USB 3.2 Gen2、DisplayPort™ 1.4) ポートを搭載しています。「GPD WIN 4」は1つのUSB 4.0 (40Gbps)ポートと1つのUSB 3.2 Gen 2 Type-C(フル機能/10Gbps)ポートを搭載しています。「AOKZOE A1 PRO」は2つのType-C 4.0ポートを搭載を搭載しています。

・デュアル ステレオスピーカー搭載で音がいい

AYANEO AIR 1S」は高音質なステレオスピーカーを搭載しています。

一方、「ROG ALLY」はスマートアンプ内蔵のデュアル ステレオスピーカー搭載でDolby Atmosサウンドに対応しています。「GPD WIN 4」はドイツAAC社のスーパーリニアステレオスピーカーを2つ搭載し、低ノイズでバランスのとれたクリアなサウンドが楽しめます。「AOKZOE A1 PRO」は本体の前面にデュアルステレオスピーカーを搭載し、臨場感あふれる3Dサラウンドサウンドでゲームを楽しめます。

・冷却システムを搭載

AYANEO AIR 1S」はターボ クーリングファン採用でTDP 20W-25Wで駆動する冷却システムを搭載しています。

一方、「ROG ALLY」はデュアルファンやROGダストフィルター、0.1mmの極薄フィンを採用した強力な冷却システムを搭載しています。「GPD WIN 4」は大型ファン+デュアルヒートパイプ採用の冷却システムを搭載しています。「AOKZOE A1 PRO」は冷却システムを搭載し、PCグレードの冷却ファン、純銅製冷却フィン、2つの純銅製ヒートパイプを用いて強力に冷却できます。

・デュアルジャイロセンサー搭載でX軸 ライナーモーターに対応

AYANEO AIR 1S」は傾きを検知するデュアルジャイロセンサー搭載で、臨場感のあるバイブレーション効果をもたらす X軸 ライナーモーターにも対応しています。

一方、「ROG ALLY」は傾きを検知する6軸ジャイロに対応しています。また、HDハプティクスに対応し、臨場感のあるバイブレーション効果でゲームを楽しめます。「GPD WIN 4」は振動の強さを調整できる「デュアルモーター」、傾けて操作できる「6軸ジャイロセンサー」に対応しています。「AOKZOE A1 PRO」は6軸ジャイロセンサーとデュアル ライナー バイブレーションモーターに対応しています。

・厚さ21.6mm、重さ約450gで3色カラーを用意

AYANEO AIR 1S」は厚さ21.6mm、重さ約450gで、オーロラ ホワイト、ポーラー ブラック、レトロ パワーの3色カラーを用意しています。

一方、「ROG ALLY」は厚さ2.12 ~ 3.24 cmで重さ608gの薄型軽量デザインでホワイトカラーを用意しています。「GPD WIN 4」は厚さ28mmで重さ約598gの小型軽量ボディで、オールブラック、ホワイトの2色カラーを用意しています。「AOKZOE A1 PRO」は厚さ40mmで重さ729gの薄型軽量デザインで、ホワイト、ブルーの2色カラーを用意しています。

・Windows 11 Home 64bit搭載・AYA Space 2も使える

AYANEO AIR 1S」はOSにWindows 11 Homeを搭載。独自のハンドヘルド管理ソフトウェア「AYA Space 2.0」、ワンクリックでアクセスできる「カスタマイズボタン」、ワンタッチで設定を変更できる「Quick Tool 2.0」、FPS、もしくはTDPの性能を一時的に向上させる「パフォーマンスシーンモード」(Performance Scene Mode)なども利用できます。

一方、「ROG ALLY」はWindows 11 Home搭載で「Armoury Crate SE」などの独自の機能が使えるようになっています。「GPD WIN 4」はWindows 11 Homeを搭載しています。「AOKZOE A1 PRO」はWindows 11 Home搭載でSteamゲームに対応しています。

デメリット

・指紋認証に対応していない

AYANEO AIR 1S」は指紋認証に対応していません。

一方、「ROG ALLY」は指紋認証に対応し、タッチするだけで安全かつスピーディにログインできます。「GPD WIN 4」と「AOKZOE A1 PRO」は指紋認証に対応していません。

・高リフレッシュレートに対応していない

AYANEO AIR 1S」はより滑らかに映像を再生できる高リフレッシュレートに対応していません。60Hzリフレッシュレート対応です。

一方、「ROG ALLY」はリフレッシュレート 120Hzに対応しています。「GPD WIN 4」はリフレッシュレート 60Hz/40Hzに対応しています。「AOKZOE A1 PRO」は60Hzリフレッシュレートに対応しています。

「AYANEO AIR 1S」の評価

AYANEO AIR 1S」の評価を紹介します。

スペック:★★★★★

通信:★★★★

機能:★★★★★

デザイン:★★★★

使いやすさ:★★★★★

価格:★★★★

<総合評価>

最も軽量なAYANEO Airシリーズの最新モデルになります。2022年9月に発売された初代「AYANEO Air」、2023年3月に発表された「AYA NEO Air Plus」よりもスペックが高く、使いやすい機能も豊富に搭載されています。

注目のプロセッサはRyzen 7 7840Uです。「AOKZOE A1 PRO」や「AYANEO 2S」などにも搭載されていたプロセッサですが、長らくPassmarkのCPUベンチマークスコアが不明で、やや謎の残るCPUでした。

しかし、最近、デスクトップPCに搭載される「AMD Ryzen 7 7840HS」プロセッサと性能がほぼ同じであることが判明。PassmarkのCPUベンチマークは約3万前後となり、「ROG ALLY」が搭載するRyzen Z1 Extreme(約2万4千)よりも高いことが明らかになりました。

GPUのRadeon 780MはGeForce GTX 1650 Ti/RTX 2050相当のグラフィック性能で、こちらも「ROG ALLY」よりもやや高いグラフィック性能です。

また、8つの機能を備えた「マスターコントローラー」、ホール効果を採用した小型ジョイスティック、ホールトリガー搭載で高精度な操作が可能。独自のハンドヘルド管理ソフトウェア「AYA Space 2.0」やワンクリックでアクセスできる「カスタマイズボタン」、設定をすばやく変更できる「Quick Tool 2.0」など便利な機能も豊富に搭載されています。

ただし、ディスプレイのサイズは5.5インチになります。6インチの「GPD WIN 4」よりも小さいので、あくまで小型軽量を重視したモデルであることをおさえておきましょう。

AYANEO AIR 1S」の発売時の価格は110,706円~(7840U+16G+512Gモデル・Indiegogo)。

GPD WIN 4」よりも約3万円安い価格でお買い感がありますね。小型軽量でパワフルに動作するポータブルゲーミングPCを探している人におすすめです。

「AYANEO AIR 1S」の販売・購入先

AYANEO AIR 1S」は、

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★「AYANEO Retro Mini PC AM01」(Ryzen 7 5700U/ゲーム用)

★「AYANEO SLIDE」(6型スライド式・Ryzen 7 7840U)

★「Steam Deck OLED」(7.4有機EL・AMD APU・Wi-Fi 6E)

★「AYANEO GEEK 1S」(7インチ・Ryzen 7 7840U)

★「AYANEO KUN」(8.4インチ・Ryzen 7 7840U)

★「ONEXFLY」(7インチ・Ryzen 7 7840U)

★「Pimax Portal」(5.46インチ・Androidベース・VR拡張)

ROG ALLY」(7インチ・Ryzen Z1)

GPD WIN 4」(6インチ・Ryzen 7 6800U)

AOKZOE A1 PRO」(8インチ・Ryzen 7 7840U)

ONEXPLAYER 2」(8.4インチ・Ryzen 7 6800U)

Steam Deck」(7インチ・Zen2/RDNA2)

AYANEO GEEK」(日本版・7インチ・Ryzen 7 6800U)

ONEXPLAYER mini Gold」(Pentium Gold 8505)

GPD WIN MAX2」(10.1インチ・Ryzen 7 6800U)

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