「Beelink SER5 MAX」速くて安い? コスパの高いRyzenミニPCと徹底 比較!


2023年7月に発売された「Beelink SER5 MAX」とコスパの高いRyzenミニPCを徹底 比較!価格やスペック、ベンチマークの違いに加えて、メリット・デメリット、評価を紹介します。

※2023年9月、「Beelink SER6 Max」が発売されました。

※2023年8月23日、「Beelink SER7」が発売されました。

※2023年4月から、「Beelink SER5 Pro 5800H」も発売中です。

「Beelink SER5 MAX」の特徴

Beelink SER5 MAX」の特徴をまとめてみました。

Ryzen 7 5800H・最大32GBメモリ・Windows 11 Pro

Beelink SER5 MAX」はAMD Ryzen 7 5800Hプロセッサを搭載。7nmプロセスで製造された8コア16スレッド、最大周波数4.4GHzTDP 54WのCPUで、PassmarkのCPUベンチマークで約2万1千(第12世代のCore i5に相当)を記録しています。また、DDR4 3200MHzのメモリを16GB/32GB 搭載。2つのスロットを搭載し、最大64GBまで拡張できます。

そのほか、OSにWindows 11 Proを搭載。「Amazonアプリストア プレビュー」の10,000点以上のAndroidアプリやMicrosoft Store版「Windows Subsystem for Linux」(WSL)を利用したLinuxのGUIアプリ、「Google Play Games」(PCでAndroidゲーム)も利用できます。

最大1TB M.2 SSD・2.5インチ拡張ベイ・Type-Cポート

Beelink SER5 MAX」はPCIe 3.0 接続のM.2 SSD512GB/1TB搭載。高速なデータ転送も利用できます。また、ストレージ用の拡張ベイを搭載。2.5インチHDD/SSD最大2TBまで拡張できます。そのほか、Type-Cポートを搭載。高速なデータ転送の他に4K映像出力も利用できます。

4K 3画面出力・Wi-Fi 6・冷却システム

Beelink SER5 MAX」は4K映像出力に対応したDisplayportHDMIポートを搭載。Type-Cポートと組み合わせて、4K 3画面出力も利用できます。また、従来よりも約4〜10倍の速度で通信できる次世代通信規格「Wi-Fi 6」に対応。Bluetooth 5.2によるワイヤレス接続やより安定した通信が可能なギガビット有線LAN通信も利用できます。

そのほか、ファン ブラケット、システム ファン、SSD クーラーを備えた新しい冷却システムを搭載。VESAマウントや自動電源ON、静音動作にも対応しています。

公式ページ: Beelink Mini PC SER5 MAX

価格を比較

Beelink SER5 MAX」と「MINISFORUM UM560XT」、「GMKtec NucBox K1」、「TRIGKEY S5 Pro」の価格を比較してみました。

「Beelink SER5 MAX」

Beelink SER5 MAX」は、Amazonで69,800円 (税込・32GB+500GBモデル・5000円OFFクーポン付き)、楽天市場で70,000円(送料無料・16GB+500GBモデル)、ヤフーショッピングで80,795円(16GB+500GB)、

Beelink公式サイトで$439.00 (16GB+500GBモデル)、AliExpressでUS $331.87 (日本円で約48690円)、米国 Amazon.comで $439.00 (日本円で約64407円・16GB)で販売されています。

「MINISFORUM UM560XT」

MINISFORUM UM560XT」は、Amazonで54,266円(税込・Ryzen 5 5600H・16GB+512GB)、楽天市場で84,323円料(送料無料・Ryzen 5 5600H・32GB+512GB)、ヤフーショッピングで62,600円(Ryzen 5 5600H・16GB+512GB)、

MINISFORUM公式サイトで49,280円(税込・ベアボーンモデルは33,980円)、AliExpressでUS $322.91 (Ryzen 5 5600H・16GB+512GB)、米国 Amazon.comで$369.00 (Ryzen 5 5600H・16GB+512GB)で販売されています。

「GMKtec NucBox K1」

GMKtec NucBox K1」は、Amazonで72,980円(税込・20000円 OFFクーポン付き)、GMKtec公式サイトで$499.00 (日本円で約6万6千円 ※$90 OFFクーポン付き)、AliExpressでUS $410.99 (16GB+512GB・日本円で約58,471円)、米国 Amazon.comで$529.99 (Ryzen 7 6800H・32GB+1TB)で販売されています。

「TRIGKEY S5 Pro」

TRIGKEY S5 Pro」は、Amazonで55,800円(Ryzen 7 5800H・16GB+500GB/5500Uモデルは48,800円)、楽天市場で67,825円(送料無料・Ryzen 7 5800H・16GB+500GB)、ヤフーショッピングで59,876円(送料無料・Ryzen 7 5800H・16GB+500GB)、AliExpressでUS $294.00 (日本円で約41,827円)、TRIGKEY公式サイトで$419.00 (日本円で約59,611円)、米国 Amazon.comで$319.00 (日本円で約45,384円)で販売されています。

スペックを比較

Beelink SER5 MAX」と「MINISFORUM UM560XT」、「GMKtec NucBox K1」、「TRIGKEY S5 Pro」のスペックを比較してみました。

「Beelink SER5 MAX」のスペック

  • モデル Beelink SER5 MAX 5800H
  • プロセッサ AMD Ryzen 7 5800H
    ※7nm/64bit/8コア/16スレッド/最大4.4GHz/TDP54W
  • GPU AMD Radeon Graphics 8core 2000 MHz
  • RAM(メモリ) 16GB/32GB DDR4 3200MHZ
  • 拡張メモリ 最大64GB
  • ストレージ 512GB/1TB M.2 SSD PCIe 3.0 2280 ※最大2TBまで
  • 拡張ベイ 2.5インチ、SATA、7mm、最大2TBまで
  • 電源 ACアダプター(入力:100V~240V AC. 50/60Hz、出力:19V 3.42A 認証)
  • カメラ なし
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 6 (802.11a/b/g/n/ax)、Bluetooth 5.2
  • 有線LAN 対応・ギガビット有線LAN
  • インターフェース USB Type-C (DATA/DP映像出力) x1 、USB3.2 x3、USB2.0 x1、Displayport x1、HDMI 2.0 (4K/60Hz) x1、有線LAN (RJ45) x1、3.5mmジャック、DCジャック、電源ボタン
  • 映像出力 4K 3画面出力・4K ULTRA HD
  • 冷却システム ファン ブラケット、システム ファン、SSD クーラー
  • オーディオ 3.5mmジャックはマルチチャンネル オーディオ出力をサポート
  • 自動電源ON 対応
  • VESAマウント 対応
  • 筐体の素材 ABS プラスチック(本体)、金属シャーシ、金属メッシュ
  • OS Windows 11 Pro
  • サイズ 12.6 x 11.3 x 4.2 cm
  • 重量 510g
  • カラー ブラック、ミレニアル グレー
  • 付属品 ユーザーマニュアル x1、壁掛けマウント ブラケット x1、HDケーブル x2、パワー アダプター x1

関連記事:BeelinkのミニPCがコスパ高すぎで大人気に! 2023 最新 機種 まとめ

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「MINISFORUM UM560XT」のスペック

  • プロセッサ AMD Ryzen 5 5600H
    ※7nm/64bit/6コア/12スレッド/最大4.2GHz
  • GPU Radeon グラフィックス 1800MHz
  • RAM(メモリ) 16GB/32GB DDR4 (8GB×2 デュアルチャンネル)
  • 拡張メモリ 最大64GB (SODIMM スロット×2、各32GBまで拡張可能)
  • ストレージ 256GB/512GB M.2 2280 PCIe SSD
  • ストレージ拡張 2.5 インチ SATA HDD スロット ×1 (SATA 3.0 6.0Gb/s、拡張上限なし、7mm以内対応)
  • 電源 DC 19V (電源アダプター含み)
  • カメラ なし
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 6、BlueTooth 5.2 (M.2 2230 WIFI サポート)
  • 有線LAN 2.5ギガビット
  • インターフェース Type-C (USB3.2 DP1.4) ×1、Type-C(USB3.2 Data Only 前側)×1、Type-A (USB3.2 Gen2×2 ,USB2.0 ×2) ×4、HDMI ×2、イーサネットポート(RJ45) ×1、3.5mm オーディオジャック ×1、DMIC ×1、Clear CMOS ×1
  • 映像出力 4K 3画面出力に対応、HDMI 2.0 (4K@60Hz) ×2、USB-C ポート (Dispaly1.2 4K@60Hz、前側)
  • オーディオ出力 HDMI×2、3.5mm オーディオジャック
  • 冷却システム スマートファン、液体金属、デュアルヒートシンク、4つの通気孔
  • VESAマウント 対応(100×100mm規格)
  • OS Windows 11 Pro
  • サイズ 127×128×47mm
  • 重量 約652 g
  • カラー ブラック

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「GMKtec NucBox K1」のスペック

  • プロセッサ
    K1: AMD Ryzen 7 6800H ※6nm/8コア/12スレッド/最大4.7GHz/TDP 45W/Zen 3
    K2: AMD Ryzen 7 7735HS ※6nm/8コア/12スレッド/最大4.75GHz/TDP 35~54W/Zen 3
  • GPU AMD Radeon 680M グラフィックス
    ※コア数12/2200 MHz/NVIDIA GeForce GTX1050TI に匹敵
  • RAM(メモリ) 16GB/32GB DDR5 4800
  • 拡張メモリ 最大64GB (SO-DIMM x2)
  • ストレージ
    K1: 512GB/1TB M.2 NVMe (PCIe 3.0 M.2 2280)
    K2: 1TB M.2 NVMe (PCIe 3.0 M.2 2280)
  • 拡張ストレージ 最大2TB (PCIe 4.0 をサポート)
  • 電源 ACアダプター(20V/6A)
  • カメラ なし
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2
  • インターフェース USB 4.0 Type-C (40Gbps/PD充電/DP1.4) x1、USB3.2 (Gen2) x3、USB 2.0 x1、HDMI 2.0 x2、2.5G 有線LAN(RJ45) x1、ヘッドホンジャック x1、電源ボタン、DCポート、安全ロック
  • 映像出力 4K 3画面出力に対応、HDMI 2.0 (4096×2160@60Hz)、Type-C (DP1.4)
  • 冷却システム インテリジェントファン制御、超電導二重タービンの放熱設計、全立体サラウンド式吸気口、静音、防塵設計
  • VESAマウント 対応
  • 筐体 メタル(金属)、CNC加工
  • OS Window 11 Pro (インストール済み)、Linux をサポート
  • サイズ 12.3 x 11.2 x 4.3 cm
  • 重量 不明
  • カラー ブラック

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「TRIGKEY S5 Pro」のスペック

  • プロセッサ AMD Ryzen 7 5800H
    ※7nm/8コア/16スレッド/最大4.4 GHz/Zen3 アーキテクチャ
  • GPU AMD Radeon Graphics 8コア 2000MHz
  • RAM(メモリ)16GB/32GB DDR4 3200MHz ※2つのスロット
  • 拡張メモリ 最大64GBまで
  • ストレージ 500GB/1TB M.2 2280 NVMe SSD 3000MB/s ※最大2TBまで
  • 拡張ストレージ 2.5インチ SATA HDD/SSD (7mm)で最大2TBまで
  • 電源 ACアダプター (19V/3.42A・input:100-240V、output:19V-3.42A)
  • カメラ なし
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 6 (802.11a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.2
  • 有線LAN 1000Mのギガビット有線LAN
  • インターフェース Type-C (Data/Video) x 1、USB 3.2 (10Gbps) x 3、USB 2.0 x 1、HDMI (4K/60Hz) x 2、有線LAN(RJ45/1000M) x1、オーディオジャック x1、DCジャック x1
  • 映像出力 4K 3画面出力
  • 冷却 デュアルファン
  • 自動電源ON 対応
  • VESAマウント 対応(ブランケット付属)
  • 筐体 ABS素材(プラスチック)とフルメタルメッシュ
  • OS Windows 11 Pro ※Linuxサポート
  • サイズ 126 x 113 x 42 mm
  • 重量 不明
  • カラー ブルー

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ベンチマークを比較

Beelink SER5 MAX」と「MINISFORUM UM560XT」、「GMKtec NucBox K1」、「TRIGKEY S5 Pro」のベンチマーク スコアを比較してみました。

※PassMark、Geekbench、3DMarkとは、主にCPUとビデオカード(以下、グラボ)の性能を数値化したベンチマークスコアの参考値を表したものです。

「Beelink SER5 MAX」

<CPU> AMD Ryzen 7 5800H

Passmarkによるベンチマークスコアは「21237」(CPU)。

Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「1320」、マルチコアで「6996」。

<GPU> AMD Radeon Graphics

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「2465」。

Passmark Average G3D Markで「2802」

<プロセッサ性能を解説>

7nmプロセスで製造された8コア、16スレッドのプロセッサ「AMD Ryzen 7 5800H」を搭載し、PassmarkのCPUベンチマークスコアで約2万1千を記録しています。このスコアは第12世代のCore i5に相当します。

同じプロセッサは「TRIGKEY S5 Pro」、「Beelink SER5 Pro 5800H」、「MINISFORUM UM580B」などにも搭載されています。

また、CPU内蔵のGPUはAMD Radeon Graphicsで3DMark Fire Strikeのグラフィックスコアで「2465」を記録しています。

Ryzen 5 5600H搭載の「MINISFORUM UM560XT」と比較すると、スコアが約4千高くなります。

Ryzen 7 6800H搭載の「GMKtec NucBox K1」と比較すると、スコアが約2千低くなります。

性能的には、動画編集、画像編集、写真の現像、動画のエンコードなどグラフィック性能を必要とする作業で快適に動作します。

もちろん、Office文書作成、ネットでの調べもの、動画視聴、音楽再生、画像の編集、2Dゲームなどでも快適に動作します。

SteamなどのPCゲームは、「League of Legends」で 63FPS、「Call of Duty: WWII」で 60FPS、PUBG で 52FPS、「Counter-Strike: Global Offensive」(CS:GO)で約 69FPSで動作することが確認されています。

ただし、グラフィックカードを必要とする高負荷の3Dゲームはプレイできないので注意してください。

PS2、Xboxを含めたPSP、PS1、SFC、DC、N64、MD、FCなどのエミュレーターは快適に動作します。

「MINISFORUM UM560XT」

<CPU> AMD Ryzen 5 5600H

Passmarkによるベンチマークスコアは「17182」(CPU)。

Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「1620」、マルチコアで「5719」。

<GPU> Radeon グラフィックス 1800MHz

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「2300」前後。

「GMKtec NucBox K1」

<CPU> AMD Ryzen 7 6800H

Passmarkによるベンチマークスコアは「23775」(CPU)。

Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「1364」、マルチコアで「8109」。

<GPU>AMD Radeon 680M グラフィックス

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「5750」。

「TRIGKEY S5 Pro」

<CPU> AMD Ryzen 7 5800H

Passmarkによるベンチマークスコアは「21248」(CPU)。

Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「1320」、マルチコアで「6996」。

<GPU> AMD Radeon Graphics

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「2465」。

Passmark Average G3D Markで「2802」

「Beelink SER5 MAX」のメリット・デメリット

Beelink SER5 MAX」のメリット・デメリットを紹介します。

メリット

・16GB/32GB DDR4メモリ搭載で最大64GBまで拡張できる

Beelink SER5 MAX」はDDR4 3200MHZのメモリを16GB/32GB搭載。2つのスロットを搭載し、最大64GBまで拡張できます。

一方、「MINISFORUM UM560XT」は16GB/32GB DDR4 デュアルチャンネルメモリ搭載で最大64GBまで拡張できます。「GMKtec NucBox K1」は16GB/32GB DDR5メモリ搭載で最大64GBまで拡張できます。「TRIGKEY S5 Pro」は16GB/32GB DDR4 メモリ搭載で最大64GBまで拡張できます。

・512GB/1TB M.2 SSD搭載

Beelink SER5 MAX」はPCIe 3.0接続のM.2 SSDを512GB/1TB搭載。高速なデータ転送も利用できます。

一方、「MINISFORUM UM560XT」はPCIe接続の256GB/512GB M.2 2280 ストレージを搭載しています。「GMKtec NucBox K1」はPCIe 3.0接続でNVMe規格の512GB/1TB M.2 ストレージを搭載しています。「TRIGKEY S5 Pro」は500GB/1TB M.2 SSDストレージを搭載。NVMe規格で3000MB/sの高速転送が利用できます。

・2.5インチのHDD/SSDで拡張できる

Beelink SER5 MAX」はストレージ用の拡張ベイを搭載。2.5インチのHDD/SSDで最大2TBまで拡張できます。

一方、「MINISFORUM UM560XT」は2.5 インチの拡張スロットを搭載し、SATA接続のHDD/SSDでストレージ容量を無制限に拡張できます。「GMKtec NucBox K1」はM.2ストレージで最大2TBまで拡張が可能です。「TRIGKEY S5 Pro」は2.5インチのSATA HDD/SSDで最大2TBまで拡張できます。

・Wi-Fi 6とBluetooth 5.2・ギガビット有線LAN通信に対応

Beelink SER5 MAX」は従来よりも約4〜10倍の速度で通信できる次世代通信規格「Wi-Fi 6」に対応しています。また、Bluetooth 5.2によるワイヤレス接続やより安定した通信が可能なギガビット有線LAN通信も利用できます。

一方、「MINISFORUM UM560XT」はWi-Fi 6、Bluetooth 5.2、2.5G ギガビット有線LANに対応しています。「GMKtec NucBox K1」と「TRIGKEY S5 Pro」はWi-Fi 6、Bluetooth 5.2、ギガビット有線LAN通信に対応しています。

・Type-Cで4K映像出力に対応

Beelink SER5 MAX」はType-Cポートを搭載。高速なデータ転送の他に4K映像出力も利用できます。

一方、「MINISFORUM UM560XT」は2つのType-Cポートを搭載し、1つはDP映像出力、データ転送に対応し、もう1つはUSB3.2の高速データ転送のみに対応しています。「GMKtec NucBox K1」はUSB 4.0 Type-Cポートを搭載し、40Gbpsの高速データ転送やPD充電、DP1.4の4K映像出力に対応しています。「TRIGKEY S5 Pro」はUSB Type-Cポートを搭載し、高速データ転送とDP映像出力を利用できます。

・4K 3画面出力に対応

Beelink SER5 MAX」は4K映像出力に対応したDisplayportとHDMIポート、Type-Cポートを組み合わせて、4K 3画面出力も利用できます。

一方、「MINISFORUM UM560XT」は2つのHDMI 2.0ポートを搭載。Type-Cポートと組み合わせて、4K 3画面出力も利用できます。「GMKtec NucBox K1」は2つのHDMI 2.0ポートとUSB 4.0 Type-Cポートを組み合わせて4K 3画面出力も利用できます。「TRIGKEY S5 Pro」は4K映像出力に対応した2つのHDMI 2.0ポートとType-Cポートを組み合わせて4K 3画面出力も利用できます。

・冷却システムを搭載

Beelink SER5 MAX」はファン ブラケット、システム ファン、SSD クーラーを備えた新しい冷却システムを搭載しています。

一方、「MINISFORUM UM560XT」はスマートファンやデュアルヒートシンクを採用した強力な冷却システムを搭載しています。「GMKtec NucBox K1」はインテリジェントファン制御、超電導二重タービンの放熱設計、全立体サラウンド式吸気口を採用した冷却システムを搭載しています。「TRIGKEY S5 Pro」はデュアルファン搭載で熱を効率的に排出し、長時間でも安定して動作します。

・VESAマウントに対応

Beelink SER5 MAX」はVESAマウントに対応し、モニターの背面に設置できます。

一方、「MINISFORUM UM560XT」と「GMKtec NucBox K1」はVESAマウントに対応し、モニターの背面に設置できます。「TRIGKEY S5 Pro」はVESAマウントに対応し、ブランケットも付属します。

・厚さ4.2 cmで重さ510gの小型デザイン・2色カラーを用意

Beelink SER5 MAX」はサイズ 12.6 x 11.3 x 4.2 cm、重さ510gの小型デザインで、ブラックとミレニアル グレーの2色カラーを用意しています。

一方、「MINISFORUM UM560XT」はサイズ 127×128×47mm、重さ約652 gの小型デザインで、ブラックカラーを用意しています。「GMKtec NucBox K1」はサイズ 12.3 x 11.2 x 4.3 cmの小型デザインで、ブラックカラーを用意しています。「TRIGKEY S5 Pro」はサイズ 126 x 113 x 42 mmの小型デザインで、ブルーカラーを用意しています。

・ Windows 11 Pro搭載で新機能も使える

Beelink SER5 MAX」はWindows 11 Pro搭載で新機能も使えるようになっています。

Windows 11には、

タスクバーの中央に配置された新しいスタート画面、スナップ機能の強化(ウィンドウ整理・画面の配置)、エクスプローラーのアイコンデザインの変更(色分け・ボタン採用)、ウィジェット機能(天気予報や株価、最新のニュースなど)、設定画面(カテゴリーごとに切り替え)、タスクバーに統合されたビデオ会議「Teams」、「フォト」アプリの強化(サムネイル表示に対応)、

「ペイントアプリ」、クリップボード履歴、音声入力の強化(テキスト入力)認識制度の向上、ゲーム機能の強化(HDR(ハイダイナミックレンジ)対応のディスプレイでは自動で画質向上)、マルチディスプレイ向けの設定追加、「Amazonアプリストア プレビュー」(Androidアプリ追加)、Microsoft Store版「Windows Subsystem for Linux」(WSL)

などの機能が追加されています。

一方、「MINISFORUM UM560XT」と「GMKtec NucBox K1」、「TRIGKEY S5 Pro」はWindows 11 Pro搭載で新機能も使えるようになっています。

デメリット

・USB 4.0ポートを搭載していない

Beelink SER5 MAX」はUSB 4.0ポートを搭載していないため、40Gbpsの高速データ転送やPD充電が利用できません。

一方、「GMKtec NucBox K1」はUSB 4.0ポートを搭載しています。

「MINISFORUM UM560XT」と「TRIGKEY S5 Pro」はUSB 4.0ポートを搭載していません。

「Beelink SER5 MAX」の評価

Beelink SER5 MAX」の評価を紹介します。

スペック:★★★★

通信:★★★★

機能:★★★★

デザイン:★★★★

使いやすさ:★★★★

価格:★★★

<総合評価>

Beelink SER5シリーズの最新モデルになります。MAXという名を持つこの機種は、従来のSER5、SER5 Proシリーズとは異なるデザインで、ブラックカラーの他にグレーカラーも用意されています。

本体はABS プラスチック、金属シャーシ、金属メッシュを採用したボディで、フルメタルだった従来モデルとは一線を画すデザイン。天板のABS樹脂を採用した部分は従来モデルよりも触り心地が良さそうです。

プロセッサはAMD Ryzen 7 5800Hで、2023年4月に発売された「Beelink SER5 Pro 5800H」と同じですが、おそらく将来的にはプロセッサを入れ替えて新モデルが投入されるでしょう。

ストレージは512GBモデルの他に1TBモデルも追加。インターフェースにはDisplayportが追加され、HDMIやType-Cと組み合わせて4K 3画面出力が利用できるようになっています。

全体的なスペックはやや高めで、プロセッサ性能は「MINISFORUM UM560XT」より高くなります。「TRIGKEY S5 Pro」とはほぼ同じくらいの性能で、ワンランク上の性能を持つミニPCには、Ryzen 7 6800H搭載の「GMKtec NucBox K1」があります。

Beelink SER5 MAX」の発売時の価格は、$419.00 (16GB+512GBモデル・日本円で約59,611円)。

やや高めの価格設定なので、しばらくしたら安くなっていきそうです。Ryzenプロセッサを搭載したコスパの高いミニPCを探している人におすすめです。

「Beelink SER5 MAX」の販売・購入先

Beelink SER5 MAX」は、

Amazonで69,800円 (税込・32GB+500GBモデル・5000円OFFクーポン付き)、楽天市場で70,000円(送料無料・16GB+500GBモデル)、ヤフーショッピングで80,795円(16GB+500GB)、

Beelink公式サイトで$439.00 (16GB+500GBモデル)、AliExpressでUS $331.87 (日本円で約48690円)、米国 Amazon.comで $439.00 (日本円で約64407円・16GB)で販売されています。

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他の小型PCと比較する

リンク先からさらに詳しいスペック情報やベンチマーク、性能、価格などが分かるようになっています。

★「GMKtec NucBox M5」(Ryzen 7 5700U・4K 3画面出力)

★「BMAX B8 Pro」(Core i7-1255U・4K 3画面出力)

★「Beelink SER6 Max」(Ryzen 7 7735HS・4K 4画面出力)

★「GEEKOM Mini IT12」(Core i7-12650H / Core i5-12450H)

MINISFORUM UM560XT

GMKtec NucBox K1

TRIGKEY S5 Pro

CHUWI RZBOX」(Ryzen 7 5800H)

MINISFORUM MC560」(Ryzen 5 5625U・カメラ付き)

MINISFORUM EM680」(超小型・Ryzen 7 6800U・8K 3画面)

ASUS PN42」(Intel N100・4K 2画面・ベアボーンPC)

BMAX B7 Power」(Core i7-11390H・4K 3画面出力)

Blackview MP200」(Core i5 11400H・最大128GBメモリ)

MinisForum UM773 Lite」(Ryzen 7 7735HS・8K 3画面出力)

他のBeelink ミニPCと比較

他にもBeelinkのミニPCが販売されています。ぜひ比較してみてください。

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