2023年2月2日に発売された「ONEXPLAYER mini Gold」(国内版)と高コスパなポータブルゲーミングPCを徹底 比較!価格やスペック、ベンチマークの違いに加えて、メリット・デメリット、評価を紹介します。
※2023年10月14日、日本で「ONEXFLY」が発売されました。
※2023年8月19日、「ONEXPLAYER 2 Pro」(国内版)が発売されました。
※2022年12月から「ONEXPLAYER 2」も発売中です。
「ONEXPLAYER mini Gold」の特徴
「ONEXPLAYER mini Gold」の特徴をまとめてみました。
7インチHD液晶・10,455mAhバッテリ・M.2 SSD 512GB
「ONEXPLAYER mini Gold」は7インチで解像度1280×800ドットのIPSディスプレイを搭載。アスペクト比16:10、ピクセル密度216ppiの明るく色鮮やかな画面で10点マルチタッチ操作にも対応しています。また、10,455mAhバッテリー搭載で5W高負荷ゲーム実行時で2.5時間駆動することが可能。Type-C USB 4ポートを利用して65W急速充電も利用できます。
そのほか、NVMe規格のM.2 SSD 512GBストレージを搭載。Type-C USB 3.2ポートやType-A USB3.0ポートも搭載し、外付けHDDとも接続できます。
Pentium Gold 8505・16GBメモリ・Windows 11
「ONEXPLAYER mini Gold」は第12世代インテル Pentium Gold 8505プロセッサを搭載。PassmarkのCPUベンチマークで「7600」を記録し、第8世代のCore i5プロセッサと同等の性能を発揮します。また、LPDDR5規格のメモリを16GB搭載。OSはWindows 11でSteamやEpic Games、GOGなどのPCゲームもプレイできます。
USB 4.0ポート・ステレオスピーカー・専用ドック
「ONEXPLAYER mini Gold」はThunderbolt 3互換のUSB-C 4.0ポートを一つ搭載。最大40Gbpsのデータ転送や4K 60Hz映像出力(DP1.4)に対応するほか、外付けeGPUボックスと接続することもできます。また、本体の前面に高音質な2つのステレオスピーカーを搭載。通常のモーターよりも応答時間と停止時間が速い「バイブレーション機能」、3軸ジャイロ機能、ダブル純銅ヒートシンクを採用した冷却システム、人間工学に基づいたエルゴノミクスデザイン、日本ALPS製のアナログスティックも採用しています。
そのほか、オプションでドッキングステーション「ONEXDOCKING」を用意。接続することで4K HDMI映像出力や最大100Wの高速充、電、有線LANポート、3つのUSB-TypeA 3.0ポートなどが利用できます。
公式ページ:ONEXPLAYER mini Gold 国内正規版 – One-Netbookストア
価格を比較
「ONEXPLAYER mini Gold」と「Steam Deck」、「AYANEO Air」、「ANBERNIC WIN600 Blue」(新版)の価格を比較してみました。
「ONEXPLAYER mini Gold」
「ONEXPLAYER mini Gold」は、Amazonで89,800円(税込・Pentium Gold 8505・16GB+512GB)、One-Netbook公式ストアで89,800円(税込)で販売されています。
「Steam Deck」
「Steam Deck」は、KOMODO公式サイトで59,800円~(日本版・64GBモデル・256GBモデルは7.9800円、512GBモデルは99,800円)、楽天市場で65,600円(送料無料)、ヤフーショッピングで94,980円(税込)、米国 Amazon.comで$499.00で販売されています。
「AYANEO Air」
「AYANEO Air」は、Amazonで103,000円 (税込・STANDARD・Ryzen5・国内正規版)、楽天市場で103,000円 (税込・送料無料)、ヤフーショッピングで104,800円(税込・送料無料)、ハイビーム公式サイトで103,000円~、米国 Amazon.comで$869.99で販売されています。
「ANBERNIC WIN600 Blue」(新版)
「ANBERNIC WIN600 Blue」(新版)は、Amazonで71,999円(旧モデルは57,999円)、ヤフーショッピングで73,999 円(旧モデルは56,999円)、AliExpressでUS $474.99 (ANBERNIC公式)、米国 Amazon.comで$349.99(※旧モデル)で販売されています。
スペックを比較
「ONEXPLAYER mini Gold」と「Steam Deck」、「AYANEO Air」、「ANBERNIC WIN600 Blue」(新版)のスペックを比較してみました。
「ONEXPLAYER mini Gold」のスペック
- ディスプレイ 7インチ、解像度1280 x 800ドットのIPS液晶
※16:10/216PPI/10点マルチタッチ - プロセッサ 第12世代インテル Pentium Gold 8505
※10nm/64bit/5コア、6スレッド/最大4.40GHz、Pコア1/Eコア4 - GPU インテル Core UHD グラフィックス
- RAM(メモリ) 16GB LPDDR5 5200MHz デュアルチャネル
- ストレージ 512GB M.2 2280 SSDスロット(NVMeプロトコル、PCIe3.0*4)
- バッテリー 10,455mAh /40.25Wh ,11.55V
- 駆動時間 15W高負荷ゲーム実行時で2.5時間、ローカルビデオ再生時間で8時間
- 充電 65W窒化ガリウム高速充電
- カメラ なし
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6、Bluetooth 5.0
- インターフェース Type-C USB 4 ×1、Type-C USB 3.2 ×1、Type-A USB3.0 ×1、3.5mmオーディオインターフェース ×1
- スピーカー フロント ステレオ デュアルスピーカー
- 冷却システム ダブル純銅ヒートシンク+純アルミニウムヒートシンクフィン
- ジャイロ機能 3軸ジャイロ機能搭載 ※サードパーティのドライバーが必要
- 振動 バイブレーションモーター
- 技適認証 取得済み
- OS Windows 11
- サイズ 260mm × 106mm × 23mm(最薄部)
- 重量 619g
- カラー ブラック&オレンジ(マット指紋防止加工)
- オプション ONEXDOCKING (ドッキングステーション)、7インチハードケース、専用シリコンカバー
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「Steam Deck」のスペック
- ディスプレイ 7インチ、解像度1280 x 800ドットのIPS液晶
※16:10/輝度400nit/タッチ対応/アンチグレアエッチングガラス - リフレッシュレート 60 Hz
- プロセッサ Zen 2 4c/8t、2.4~3.5GHz(最大448 GFlops FP32)
※4コア/8スレッド/ - GPU 8 RDNA 2 CU, 1.0~1.6GHz(最大1.6 TFlops FP32)
※APU power:4~15ワット - RAM(メモリ) 16GB LPDDR5 (5500 MT/s クアッド 32ビットチャンネル)
- ストレージ eMMC 64GB / M.2 SSD 256/512GB NVMe (PCIe Gen 3 x4) ※マルチブート対応で複数OSのインストール可
- 外部ストレージ microSDカードで拡張可能(ゲームの保存・microSDカードからのOS起動に対応)
- バッテリー 40 WHr
- 駆動時間 一般的な3Dゲームで2~8時間、2DゲームやWeb閲覧で最大 約7〜8時間
- 充電 45W急速充電 (45W USB Type-C PD3.0電源)
- カメラ なし
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 5(デュアルバンド)、Bluetooth 5.0
- インターフェース USB Type-C (DP映像出力/PD充電/データ転送/USB 3.2 Gen 2互換)、microSDカードリーダー(UHS-I)、3.5mmヘッドホンジャック
- オーディオ DSP内蔵ステレオスピーカー、デュアルアレイマイク
- ゲームパッド A B X Yボタン、十字キー、L&Rアナログトリガー、L&Rバンパー、表示&メニューボタン、割り当て可能な4個のグリップボタン ※レバー(サムスティック)に静電容量式のタッチセンサーを搭載し、高精度な操作が可能・背面に4つのグリップボタンを搭載し、任意の動作などに割り当てられる
- センサー ジャイロ 6軸IMU、環境光センサー
- 振動フィードバック 対応
- ジャイロスコープ 対応
- 冷却システム あり・コンパクトな冷却システム
- オプション Steam Deck™ドッキングステーション(別売・USB-A 3.1 Gen1ポート x3、ギガビットイーサネット、DisplayPort 1.4、HDMI 2.0)
- OS Steam OS 3.0 (Arch Linux, KDE Plasma on desktop)
- サイズ 298 x 117 x 49 mm
- 重量 669 g
- カラー ブラック
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「AYANEO Air」のスペック
- ディスプレイ 5.5インチ、解像度1920×1080ドットのAMOLED(アクティブマトリクス式有機 EL)
※404 ppi/NTSC100%色域/コントラスト比100000:1/マルチタッチ/ブルーライト低減 - プロセッサ AMD Ryzen 5 5560U ※7nm
Pro ADVANCE版:AMD Ryzen 7 5825U - GPU AMD Radeon Graphics
- RAM(メモリ) 16GB デュアルチャネル LPDDR4x 4267Mhz
Lite版:8GB デュアルチャネル LPDDR4x 4267Mhz - ストレージ 512GB SSD M.2 2280
Pro ADVANCE版:1TB SSD M.2 2280
Lite版:128GB SSD M.2 2280 - バッテリー 7350mAhバッテリー搭載 (28Wh)
Pro版:10050mAhバッテリー搭載 (38Wh)
Pro ADVANCE版:10050mAhバッテリー搭載 (38Wh)
Lite版:7350mAhバッテリー搭載 (28Wh) - 充電 65WのPD急速充電、AC 100-240V
- 電源オプション 8W-15W(AYASPACEにて調整可能)
Pro ADVANCE版:8W-18W(AYASPACEにて調整可能)
Lite版:8W-12W(AYASPACEにて調整可能) - カメラ なし
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6 / Bluetooth 5.2
- インターフェース 2×Type-Cポート / 1×TF カードスロット / 1×3.5mmイヤホンジャック
- センサー デュアルジャイロスコープ
- スピーカー デュアルチャネル スピーカー、ステレオサウンド対応
- 冷却システム 高圧ターボ冷却ファン、銅管冷却モジュール
- 生体認証 指紋認証サポート
- オプション 専用ドッキングステーション(SDカードスロット、Type-C、USB A、充電ポート、HDMI 2.0b、ギガビット有線LAN)
- OS Windows 11 Home
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「ANBERNIC WIN600 Blue」(新版)のスペック
- ディスプレイ 5.94インチ、解像度1280 x720 pxのIPS LCD
※16:9/400nit/247ppi/HD/OCAフルラミネーション/10点マルチタッチ - プロセッサ AMD Athlon 3050e デュアルコア
※14nm/2コア/4スレッド/最大2.8GHz - GPU AMD Radeon RX Vega 3
- RAM(メモリ) 16GB DDR4 3200MHz ※取り外し可
※ブラック、ホワイトは 8GB DDR4 2400MHz - 内蔵ストレージ 1TB M.2 SATA 2242 SSD
※ブラック:128/256GB M.2 SSD SATA 2242
※ホワイト:256GB M.2 SSD SATA 2242 - 拡張ストレージ M.2 SSD スロットあり
- バッテリー 4500mAh
- 駆動時間 2~5時間
- 充電 45W急速充電、PD3.0
- カメラ なし
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 5、Bluetooth 4.2
- インターフェース USB 3.0 Type-A x1、Type-C (OTG/電源用/HDMI or DP映像出力) x1、3.5mmヘッドホンジャック
- スピーカー ステレオスピーカー
- コントローラー 2つのジョイスティックレバー、十字キー、4つのボタン、ショルダーキーなど
- 冷却 背面に大型ファンを搭載
- バイブレーション 対応
- OS Windows 10 (プレインストール) 、Steam OS(サポート)、batocera(サポート)
- サイズ 23.6×10.3×2.2cm
- 重量 490g
- カラー ブルー ※スペックの異なるホワイト、グレーモデルもあり
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ベンチマークを比較
「ONEXPLAYER mini Gold」と「Steam Deck」、「AYANEO Air」、「ANBERNIC WIN600 Blue」(新版)のベンチマーク スコアを比較してみました。
※PassMark、Geekbench、3DMarkとは、主にCPUとビデオカード(以下、グラボ)の性能を数値化したベンチマークスコアの参考値を表したものです。
「ONEXPLAYER mini Gold」
<CPU> Pentium Gold 8505
Passmarkによるベンチマークスコアは「7600」(CPU)。
Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで約「1400」、マルチコアで約「4000」。
<GPU> Core UHD グラフィックス
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「3000」前後。
IGPU-FP32で「844」
<プロセッサ性能を解説>
10nmプロセスで製造された64ビット対応の5コア、6スレッドのプロセッサ「Pentium Gold 8505」搭載で最大4.40GHzで駆動します。Passmarkのベンチマークスコアは「7600」を記録し、第8世代のCore i5プロセッサと似たスコアになっています。
同じプロセッサは「One-Netbook T1」にも搭載されています。
GPUのグラフィック性能はIGPU-FP32で「844」を記録しています。第11世代の「Intel Core i5-11400H」(Intel UHD Graphics)は「371」なので、Pentium Gold 8505の方がグラフィック性能が高いことになります。
また、第11世代の「Intel Core i5-11400H」(Intel UHD Graphics)は3DMark Fire Strikeのグラフィックスコアで「2103」を記録しているため、Pentium Gold 8505の3DMark Fire Strikeのグラフィックスコアはそれ以上ということになり、推測すると、おそらく「3000」前後になっていると考えられます。
グラフィックボードの「GTX 1050」の3DMark Fire Strikeのグラフィックスコアは約「6000」ほどなので、ちょうどその半分ぐらいになるでしょう。
このスコアは比較的軽めのPCゲーム(スト5などの格闘系)は問題なく動作しますが、ELDEN RING(エルデンリング)のような負荷の高いRPGゲームは問題が生じるかもしれません。
PSを含めPSP、PS1、SFC、DC、N64、MD、FCなどのエミュレーターなら快適に動作するので、レトロゲーム中心なら問題なさそうです。
「Steam Deck」
<CPU> Custom Zen 2 Van Gogh
Geekbench 5によるベンチマークのスコアはシングルコアで「830」、マルチコアで「3666」。
※AMD Ryzen 3 3200、AMD Ryzen 5 3400Gに近いスコア
<GPU> 8 RDNA 2 CUs, 1.0 – 1.6 GHz
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「4500」。
※グラフィック性能はAMD Ryzen 9 4900HSを搭載したラップトップ(Zephyrus G14 2020)と同等
「AYANEO Air」
<CPU> AMD Ryzen 5 5560U
Passmarkによるベンチマークスコアは「17084」(CPU)。
Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「1215」、マルチコアで「5278」。
<GPU> AMD Radeon Graphics ※Ryzen 5 5560U
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「3400」。
「ANBERNIC WIN600 Blue」(新版)
<CPU> AMD Athlon 3050e
Passmarkによるベンチマークスコアは「2955」(CPU)。
<GPU> AMD Radeon RX Vega 3
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「1260」。
「ONEXPLAYER mini Gold」のメリット・デメリット
「ONEXPLAYER mini Gold」のメリット・デメリットを紹介します。
メリット
・7インチのHD液晶・明るく色鮮やかで10点マルチタッチ操作に対応
「ONEXPLAYER mini Gold」は7インチで解像度1280×800ドットのIPSディスプレイを搭載。アスペクト比16:10、ピクセル密度216ppiの明るく色鮮やかな画面で10点マルチタッチ操作にも対応しています。
一方、「Steam Deck」は7インチで解像度1280 x 800ドットのIPS液晶を搭載しています。「AYANEO Air」は5.5インチで解像度1920×1080ドットのAMOLED(有機EL)ディスプレイを搭載しています。「ANBERNIC WIN600 Blue」(新版)は5.94インチ、解像度1280 x720 pxのIPS LCD液晶を搭載しています。
・ALPS製ジョイスティックとトリガー&ショルダーボタンで快適に操作できる
「ONEXPLAYER mini Gold」は日本ALPS製の高精度なジョイスティックを搭載。改善されたリニアトリガーとマイクロスイッチショルダーボタンで快適に操作できます。
一方、「Steam Deck」はL/Rアナログトリガー、L/Rバンパーなど操作しやすいコントローラーを搭載しています。「AYANEO Air」はホール効果を採用した小型ジョイスティックと高精度のホールトリガーボタンを搭載しています。「ANBERNIC WIN600 Blue」(新版)は2つの3DジョイスティックレバーとR1/R2、L1/L2のショルダーボタンで快適に操作できます。
・16GB LPDDR5メモリ搭載でスムーズに動作
「ONEXPLAYER mini Gold」は最大5200MHzの16GB LPDDR5 デュアルチャンネルメモリを搭載し、スムーズに動作します。
一方、「Steam Deck」は16GB LPDDR5メモリを搭載しています。「AYANEO Air」は16GB LPDDR4x デュアルチャネルメモリを搭載しています。「ANBERNIC WIN600 Blue」(新版)は16GB(DDR4 3200MHz)メモリを搭載しています。
・M.2 SSD 512GBストレージ搭載
「ONEXPLAYER mini Gold」はNVMe規格のM.2 SSD 512GBストレージを搭載。Type-C USB 3.2ポートやType-A USB3.0ポートも搭載し、外付けHDDとも接続できます。
一方、「Steam Deck」はeMMC 64GB / M.2 SSD 256/512GBストレージを搭載しています。「AYANEO Air」はM.2 SSD 512GBストレージを搭載しています。「ANBERNIC WIN600 Blue」(新版)は1TB(M.2 SSD)を搭載しています。
・10,455mAh /40.25Whバッテリー搭載で65W急速充電に対応
「ONEXPLAYER mini Gold」は10,455mAhバッテリー搭載で5W高負荷ゲーム実行時で2.5時間、、ローカルビデオ再生時間で8時間駆動することができます。また、Type-C USB 4ポートを利用して65Wの急速充電も利用できます。
一方、「Steam Deck」は40 WHrバッテリー搭載で45W急速充電に対応しています。「AYANEO Air」は7350mAhバッテリー搭載で65WのPD急速充電に対応しています。「ANBERNIC WIN600 Blue」(新版)は4500mAhバッテリー搭載で45W急速充電に対応しています。
・Wi-Fi 6、Bluetooth 5.0に対応
「ONEXPLAYER mini Gold」はWi-Fi 6に対応し、最大速度9.6Gbpsの高速通信が利用できます。また、Bluetooth 5.0もサポートし、ワイヤレス機器ともスムーズに接続できます。
一方、「Steam Deck」はWi-Fi 5(デュアルバンド)&Bluetooth 5.0に対応しています。「AYANEO Air」はWi-Fi 6とBluetooth 5.2に対応しています。「ANBERNIC WIN600 Blue」(新版)はWi-Fi 5(デュアルバンド)&Bluetooth 4.2に対応しています。
・USB 4.0ポートが使える
「ONEXPLAYER mini Gold」はThunderbolt 3互換のUSB-C 4.0ポートを一つ搭載。最大40Gbpsのデータ転送や4K 60Hz映像出力(DP1.4)に対応するほか、外付けeGPUボックスと接続することもできます。
一方、「Steam Deck」、「AYANEO Air」、「ANBERNIC WIN600 Blue」(新版)はUSB 4.0ポートを搭載していません。
・強力な冷却システムを搭載
「ONEXPLAYER mini Gold」はダブル純銅ヒートシンクと純アルミニウムヒートシンクフィンを採用した強力な冷却システムを搭載しています。
一方、「Steam Deck」はコンパクトな冷却システムを搭載しています。「AYANEO Air」は高圧ターボ冷却ファンや銅管冷却モジュールを備えた冷却システムを搭載しています。「ANBERNIC WIN600 Blue」(新版)は冷却システムを搭載していません。
・専用ドッキングステーションを用意
「ONEXPLAYER mini Gold」はオプションでドッキングステーション「ONEXDOCKING」を用意。接続することで4K HDMI映像出力や最大100Wの高速充、電、有線LANポート、3つのUSB-TypeA 3.0ポートなどが利用できます。
一方、「Steam Deck」と「AYANEO Air」は専用ドッキングステーションを用意しています。「ANBERNIC WIN600 Blue」(新版)は専用ドッキングステーションがありません。
・Windows 11の新機能が使える
「ONEXPLAYER mini Gold」はWindows 11を搭載し、新機能も使えるようになっています。
Windows 11には、
タスクバーの中央に配置された新しいスタート画面、スナップ機能の強化(ウィンドウ整理・画面の配置)、エクスプローラーのアイコンデザインの変更(色分け・ボタン採用)、ウィジェット機能(天気予報や株価、最新のニュースなど)、設定画面(カテゴリーごとに切り替え)、タスクバーに統合されたビデオ会議「Teams」、「フォト」アプリの強化(サムネイル表示に対応)、「ペイントアプリ」、
クリップボード履歴、音声入力の強化(テキスト入力)認識制度の向上、ゲーム機能の強化(HDR(ハイダイナミックレンジ)対応のディスプレイでは自動で画質向上)、マルチディスプレイ向けの設定追加、「Amazonアプリストア プレビュー」(Androidアプリ追加)
などの機能が追加されています。
一方、「Steam Deck」はSteam OS 3.0を搭載しています。「AYANEO Air」はWindows 11を搭載しています。「ANBERNIC WIN600 Blue」(新版)はWindows 10 OS(Win11にアップグレード可能)をプリインストールし、Steam OSやbatocera(レトロゲーム用のLinuxOS)もサポートしています。
デメリット
・microSDカードスロットがない
「ONEXPLAYER mini Gold」はmicroSDカードスロットがありません。
一方、「Steam Deck」と「AYANEO Air」はmicroSDカードリーダー(UHS-I)を搭載しています。「ANBERNIC WIN600 Blue」(新版)はmicroSDカードスロットを搭載していません。
・指紋認証が使えない
「ONEXPLAYER mini Gold」は指紋認証に対応していません。
一方、「AYANEO Air」は指紋認証に対応しています。「Steam Deck」と「ANBERNIC WIN600 Blue」(新版)は指紋認証に対応していません。
「ONEXPLAYER mini Gold」の評価
「ONEXPLAYER mini Gold」の評価を紹介します。
スペック:★★★
通信:★★★★
機能:★★★★
デザイン:★★★★
使いやすさ:★★★★
価格:★★★★
<総合評価>
ONEXPLAYER miniシリーズの最新モデルになります。これまでインテル Core iプロセッサかAMD Ryzenプロセッサを搭載していましたが、このモデルはインテル Pentium Gold 8505プロセッサ搭載で、10万円以下の価格になっています。
従来モデル「ONEXPLAYER Mini Pro」と比べると、ややパワー不足な感はありますが、比較的軽めのPCゲームやレトロゲームが中心なら快適にプレイできる性能をもっています。
また、USB 4.0ポートを搭載するなど拡張性にも優れており、ドッキングステーションも用意。ゲーム機に必須の冷却システムやジャイロ機能、バイブレーション機能も搭載されており、たんなるエントリー向けのポータブルゲーミングPCではない仕様です。
プレイするゲームがほぼ決まっていて、それほどハイエンドなプロセッサは必要ないというユーザーにはお買い得なのかもしれません。
「ONEXPLAYER mini Gold」の発売時の価格は89,800円(税込)。10万円以下の高性能なポータブルゲーミングPCを探している人におすすめです。
「ONEXPLAYER mini Gold」の販売・購入先
「ONEXPLAYER mini Gold」は、
Amazonで89,800円(税込・Pentium Gold 8505・16GB+512GB)、
One-Netbook公式ストアで89,800円(税込)、
で販売されています。
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他のゲーム機と比較する
リンク先からさらに詳しいスペック情報やベンチマーク、性能、価格などが分かるようになっています。
★「Steam Deck OLED」(7.4有機EL・AMD APU・Wi-Fi 6E)
★「ONEXFLY」(7インチ・Ryzen 7 7840U)
★「Pimax Portal」(5.46インチ・Androidベース・VR拡張)
★「AYANEO AIR 1S」(5.5インチ・Ryzen 7 7840U)
★「ONEXPLAYER 2 Pro」(8.4インチ・Ryzen 7 7840U)
★「AYANEO 2S / GEEK 1S」(Ryzen 7 7840U・指紋・Wi-Fi 6e)
★「ROG ALLY」(Ryzen Z1・外付けGPU)
★「AYA NEO Air Plus」(Ryzen 7 6800U・指紋・Wi-Fi 6e)
「ANBERNIC WIN600 Blue」(新版)
「GPD WIN 4」(Ryzen 7 6800U・スライド式)
「ONEXPLAYER 2」(8.4インチ・着脱式)
「AYANEO GEEK」(日本版)
「GPD WIN MAX2」(10.1インチ)
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