2023年12月下旬に日本で発売される「GPD WIN Mini」と最新ポータブルゲーミングPCを徹底 比較!価格やスペック、ベンチマークの違いに加えて、メリット・デメリット、評価を紹介します。
※2023年9月26日、天空のGPD公認オンラインストア「GPDダイレクト」で予約受付が開始されました。
「GPD WIN Mini」の特徴
「GPD WIN Mini」の特徴をまとめてみました。
7型フルHD液晶・カスタムキー・44.24Whバッテリ
「GPD WIN Mini」は7インチで解像度1980 × 1080 ドットのLTPSのディスプレイを搭載。輝度500nit、画面比率88%の明るくワイドなフルHD液晶で、反射を抑えるAF+ARアンチグレアコーティングやちらつきを抑えるDC調光、堅牢なGorilla Glass 6による保護、指紋防止にも対応しています。
また、キーボードの上部にカスタマイズ可能な L4 / R4 キーを搭載。ホール効果採用のジョイスティックやL2 / R2 リニアアナログ トリガーボタンも搭載し、快適に操作できます。そのほか、44.24Whバッテリーを搭載し、普通程度のゲームや作業で3~6時間の駆動が可能。Type-Cポートを介してPD高速充電も利用できます。
Ryzen 7 7840U・Radeon 780M・最大32GB+2TB
「GPD WIN Mini」はAMD Ryzen 7 7840Uプロセッサを搭載。4nmプロセスで製造された8コア、16スレッド、最大5.1GHz駆動のCPUで、PassmarkのCPUベンチマークで約2万6千前後を記録しています。また、AMD Radeon 780M GPU グラフィックスを搭載。GeForce GTX 1650 TiやRTX 2050と同等のグラフィック性能を発揮し、Steamなどの人気ゲームもサクサクとプレイできます。
そのほか、最大6400MHzのLPDDR5Xメモリを16GB/32GB搭載。ストレージはPCle 4.0接続の512GB / 2TB M.2 NVMeで、ゲームのロード、ファイルの転送、ビデオのストリーミングも高速に読み書きできます。
OCuLink・デュアルリニアモーター・QWERTYキーボード
「GPD WIN Mini」はインターフェースにOCuLink (SFF-8612) メスポート搭載し、ポータブル eGPUボックス「GPD G1」に接続することが可能。Thunderbolt 3互換のUSB-C 4.0ポート (40Gbps/DP/PD) やフル機能のUSB 3.2 Gen 2 Type-C (10Gbps/PD)ポートも利用できます。
また、デュアルリニアモーターを搭載し、より正確でダイナミックな振動効果を実現。3軸重力感知 + 3軸ジャイロスコープの6軸設計を採用したジャイロスコープも搭載し、ハンドルの傾きや回転などのアクションも感知できます。そのほか、2段階で調節できるバックライト付きQWERTYキーボードと最大4本の指の動きをサポートするタッチパッドを搭載。本体はサイズ約168 × 109 × 26 mm、重さ約520gの超小型サイズで、GPD WIN 2と同じエルゴノミクスデザインも採用しています。
公式ページ: GPD WIN Mini – GPDダイレクト
価格を比較
「GPD WIN Mini」と「ONEXPLAYER 2 Pro」、「ONEXFLY」、「ROG ALLY」の価格を比較してみました。
「GPD WIN Mini」
「GPD WIN Mini」は、Amazonで110,100円(税込・Ryzen5 7640U/RAM16G/SSD512G・国内版)、楽天市場で169,541円(送料別)、GPDダイレクトで123,000円(税込・予約商品・12月下旬発送)、AliExpressでUS $720.00で販売されています。
※現在、予約受付中です。
「ONEXPLAYER 2 Pro」
「ONEXPLAYER 2 Pro」は、Amazonで178,000円(税込32GB+1TBモデル/32GB+2TB SSDモデルは188,000円)、One-Netbookストアで157,000(税込)、AliExpressでUS $1,147.41 (日本円で約171,016円)で販売中です。
「ONEXFLY」
「ONEXFLY」は、Amazonで142,300円(税込)、AliExpressでUS $999.00 (日本円で約148,896円)、One-Netbookストアで139,800円で発売されています。
「ROG ALLY」
「ROG ALLY」は、Amazonで89,800円(税込・Ryzen Z1・16GB+SSD512GB)、楽天市場で108,210円(送料無料・Ryzen Z1 Extreme)、ヤフーショッピングで107,400円(送料無料)、AliExpressでUS $839.29 (日本円で約125,092円)、ASUSストアで89,800円 (税込・AMD Ryzen Z1・512GB)で発売されています。
スペックを比較
「GPD WIN Mini」と「ONEXPLAYER 2 Pro」、「ONEXFLY」、「ROG ALLY」のスペックを比較してみました。
「GPD WIN Mini」のスペック
- ディスプレイ 7インチ、解像度1980 × 1080 ドットのLTPS
※FHD/314 ppi/輝度500nit/画面比率88%/DC調光/Corning Gorilla Glass 6/AF+ARアンチグレアコーティング(反射防止)/指紋防止 - リフレッシュレート 60Hz / 120GHz
- プロセッサ AMD Ryzen
AMD Ryzen 7 7840U ※4nm/8コア/16スレッド/最大5.1GHz/Zen 4
AMD Ryzen 5 7640U ※4nm/6コア/12スレッド/最大4.9GHz/Zen 4 - GPU AMD Radeon
AMD Radeon 780M (12コア,2700 MHz, RDNA 3)
AMD Radeon 760M (8コア,2600 MHz, RDNA 3) - RAM(メモリ) 16GB/32GB LPDDR5-6400MT/秒
- ストレージ 512GB / 2TB M.2 NVMe 2230 x1 PCle 4.0 x4
- 外部ストレージ microSDカードで最大2TBまで ※3.0 プロトコル、読み取り 160MB/s、書き込み 120MB/s
- バッテリー 44.24Wh リチウムポリマー電池
- 駆動時間 処理の重いゲームや作業で2時間、普通程度のゲームや作業で3~6時間、処理の軽いゲームや作業で10時間
- 充電 PD高速充電
- カメラ なし
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6E (802.11 a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.2
- インターフェース USB 4.0 (40Gbps/DP/PD) ×1、USB 3.2 Gen 2 Type-C(10Gbps/PD) ×1、OCuLink (SFF-8612/GPD G1接続) ×1 (10Gbps)、microSDXCスロット ×1、3.5mm ヘッドフォンジャック/マイク ×1(AppleヘッドフォンUS仕様と互換性あり)
- センサー 3軸重力センサー、3軸ジャイロスコープ
- ジャイロスコープ 6軸設計: 3軸重力センサー+3軸ジャイロセンサー
- スピーカー AAC スーパーリニア・デュアルスピーカー
- マイク 内蔵
- オーディオ DTS: X Ultra サウンド エフェクトをサポート
- キーボード QWERTYキーボード配列、バックライト付き、シザースイッチキー採用
- ジョイスティック ホール効果ジョイスティック、シンクイン設計 / 押下式 L3 , R3 サポート
- カスタムキー L4 / R4
- マウス パッドモード/マウスを切り替え可能(トグルキーあり)
- 冷却システム アクティブ冷却 / 大型ファン+デュアルヒートパイプ ※熱伝導率50%向上、放熱性35%向上
- 振動 デュアルリニアモーター
- ジャイロ 6軸設計:3軸重力センサー / 3軸ジャイロセンサー
- 筐体 GPD WIN 2 のエルゴノミクスデザイン
- OS Windows 11 Home ※Steam OS、GPD OSをサポート
- サイズ 約168 × 109 × 26 mm
- 重量 約520g
- カラー ラスティブラック
関連記事: GPD WIN&XDでゲームが超快適! 全機種を比較
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「ONEXPLAYER 2 Pro」のスペック
- ディスプレイ 8.4インチ、解像度2560 × 1600 ドット
※2.5k/358 ppi/100% sRGB高色域 - プロセッサ AMD Ryzen 7 7840U
※4nm/8コア/16スレッド/最大5.1GHz/Zen 4 - GPU AMD Radeon 780M (12コア,2700 MHz, RDNA 3)
- RAM(メモリ) 16GB/32GB LPDDR5X 7500MHz
- ストレージ 1TB/2TB M.2 SSD (PCIe 4.0*4 / NVMe 2280)
- 外部ストレージ 4.0 TFカードスロット (最大300MB/s)
- バッテリー 65.5Wh
- 駆動時間 ゲームで3時間以上、ビデオ再生で約8~9時間
- 充電 100W PD急速充電(40分で50%まで回復)
- カメラ なし
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6e、Bluetooth 5.2
- インターフェース Type-C USB-C 4.0 (40Gbps転送・Thunderboltテクノロジー) ×1、Type-C USB 3.2 ×1、Type-A USB-A 3.0 ×1、microSDカードスロット、3.5mmオーディオインターフェース ×1
- スピーカー フルレンジスピーカーユニット(ハーマン認定、300Gz~14kHz、高周波ひずみ率300Hz以上)
- キーボード 取り外し可能な磁気キーボード
- キックスタンド サポート
- スタイラスペン 筆圧4096段階・Microsoft Surface Pen互換
- 振動モーター デュアル振動モーター
- ジャイロ 6軸ジャイロセンサー(3軸ジャイロ+3軸加速度センサー)
- 冷却システム ハネウェル社製 相変化 熱伝導シート採用、純銅製デュアルヒートパイプ、PCグレードの大型ファン
- ジョイスティック(傾斜角18度、高さ7.5mm、デッドゾーンなし、ドリフトしにくい、千鳥配置でよりスムーズな操作、クラシックなゲームパッドレイアウト)
- トリガー/ボタン リニアトリガー アナログ式(キーストローク約8.1mm、)/ LB/RBボタン キーストローク約0.2~1mm
- 管理コンソール OneXConsole(ゲーム一括管理コンソール)、GAME CENTER(様々な調整をワンタッチで操作)
- OS Windows 11
- サイズ 310 × 127 × 23~40mm(コントローラーを含む)
- 重量 合計で約848g (メインボディ:709g、コントローラー:139g、ハンドグリップ コネクター:98g)
- カラー ミッドナイトブラック、スノーホワイト
関連記事: 「ONEXPLAYER 2 Pro」やはり最強か? 高性能ゲーミングUMPCと徹底 比較!
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「ONEXFLY」のスペック
- ディスプレイ 7インチ、解像度1920 × 10800 ドットのIPS
※FHD/315 ppi/輝度450nit/100% sRGB高色域/DC調光/超薄型ベゼル - リフレッシュレート 120Hz
- プロセッサ AMD Ryzen 7 7840U
※4nm/8コア/16スレッド/最大5.1GHz/Zen 4 - GPU AMD Radeon 780M (12コア,2700 MHz, RDNA 3)
- RAM(メモリ) 32GB LPDDR5X 7500MHz
- ストレージ 1TB/2TB M.2 SSD (PCIe 4.0*4 / NVMe 2280)
- 外部ストレージ 4.0 TFカードスロット (最大300MB/s)
- バッテリー 48.5Wh (12600mAh/ 3.85V)
- 充電 65W PD急速充電 (65W GaN 急速充電 アダプター)
- カメラ なし
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6e、Bluetooth 5.2
- インターフェース USB4 Type-C ×2、USB 3.2 Type-A ×1、microSDカードスロット、3.5mmマイク/ヘッドフォン兼用ジャック ×1
- スピーカー HAMAN社認証 デュアルステレオスピーカー
- 振動モーター デュアルモーター(非対称型モーター)
- ジャイロ 6軸ジャイロセンサー(3軸ジャイロ+3軸加速度センサー)
- 冷却システム PCグレードの大型ファン ×1、純アルミニウム製冷却フィン ×1、純銅製ヒートパイプ(インテリジェント温度制御付き) ×1
- ジョイスティック RGBホールジョイスティック(傾斜角18度、高さ6.7mm、Alps/Holl、ドリフトしにくく、デッドゾーンなし)
- トリガー/ボタン リニアトリガー アナログ式(キーストローク約8.1mm、)/ LB/RBボタン キーストローク約0.2~1mm
- カスタマイズキー 搭載
- 筐体 武蔵塗料の画期的な抗菌塗料、エルゴノミクスデザイ
- 専用アプリ ゲーム一括管理コンソール「OneXconsole」、専用ゲームランチャー「GAME CENTER」
- OS Windows 11 Home
- サイズ 約263.6 × 98.25 × 22.6mm
- 重量 約590g
- カラー オブシディアン ブラック、スノーホワイト
関連記事: 「ONEXFLY」実はハイエンド? 超人気のポータブルゲーミングPCと徹底 比較!
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「ROG ALLY」のスペック
- モデル RC71L RC71L-ALLY.Z1X_512 / RC71LRC71L-R1RADA1W
- ディスプレイ 7インチ、解像度1920 x 1080 ドットのIPS タッチスクリーン
※FHD/16:9/光沢/sRGB 100%/Adobe 75.35%/Gorilla Glass DXC/Gorilla Glass Victus/10点マルチタッチ/500nits/FreeSync プレミアム - リフレッシュレート 120Hz
- 反応時間 7ms
- プロセッサ AMD Ryzen™ Z1 Extreme (4nm/8コア/16スレッド/最大5.10 GHz)
AMD Ryzen™ Z1 (4nm/6コア/12スレッド/最大4.90 GHz) - GPU AMD Radeon™ Graphics (AMD RDNA™ 3)
- RAM(メモリ)16GB LPDDR5 (6400MT/s dual channel・オンボード)
- ストレージ 512GB PCIe 4.0 NVMe™ M.2 SSD (2230) / 256GB PCIe 4.0 NVMe™ M.2 SSD (2230) ※日本版は512GBのみ
- バッテリー 40WHrs、4S1P、4セルリチウムイオン
- 駆動時間 ローカルで最大2時間のゲーム、最大6.8時間のビデオ再生
- 充電 Type-C、65W ACアダプター、出力: 20V DC、3.25A、65W、入力: 100~240V AC 50/60Hz ユニバーサル
- カメラ なし
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6e (802.11ax) 、Bluetooth 5.2
- インターフェース ROG XG Mobile x1 および USB Type-C (USB 3.2 Gen2、DisplayPort™ 1.4) x1、UHS-II microSD カード リーダー (SD、SDXC、SDHC) x1、3.5mm コンボオーディオジャック x1
- スピーカー デュアル ステレオスピーカー、スマートアンプテクノロジー採用
- マイク 内蔵アレイマイク
- オーディオ AIノイズキャンセリング、ハイレゾ認定、Dolby Atmos
- ジャイロ 6軸IMU
- 振動 HDハプティクス
- 操作 タッチ機能付きのフルサイズのアナログ スティック x 2、A B X Y ボタン、十字キー、L&Rホール効果アナログトリガー、左右バンパー、割り当て可能なグリップボタン x 2、 武器庫箱ボタン、表示ボタン、メニューボタン、コマンドセンターボタン
- 生体認証 指紋認証
- アプリ ROG Armoury Crate SE (ゲーム管理、キーマップのカスタマイズ、Aura Syncライティングの調整など)
- OS Windows 11 Home
- サイズ 28.0 x 11.1 x 2.12 ~ 3.24 cm
- 重量 608g
- カラー ホワイト
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ベンチマークを比較
「GPD WIN Mini」と「ONEXPLAYER 2 Pro」、「ONEXFLY」、「ROG ALLY」のベンチマーク スコアを比較してみました。
※PassMark、Geekbench、3DMarkとは、主にCPUとビデオカード(以下、グラボ)の性能を数値化したベンチマークスコアの参考値を表したものです。
「GPD WIN Mini」
<CPU> Ryzen 7 7840U
Passmarkによるベンチマークスコアは約26,000前後
Cinebench R23によるベンチマークスコアはシングルコアで「1756」、マルチコアで「14730」。
Geekbench 5によるベンチマークのスコアはシングルコアで「1917」、マルチコアで「9977」。
iGPU-FP32パフォーマンス(単精度GFLOPS)で「4860」
<GPU> Radeon 780M
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「8000」前後。
※GeForce GTX 1650 Ti/RTX 2050相当のグラフィック性能を発揮
<CPU> AMD Ryzen 5 7640U
Passmarkによるベンチマークスコアは「21850」(CPU)。
Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで約「1600」、マルチコアで約「8000」。
<GPU> Radeon 760M
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「6000」前後。
<プロセッサ性能を解説>
「Ryzen 7 7840U」プロセッサは4nmプロセスで製造された8コア、16スレッド、最大5.1GHz駆動で、Passmarkによるベンチマークスコアで約2万6千前後を記録しています。このスコアはAMD Ryzen 7 7840HSとほぼ同じで、AMD Ryzen 9 6900HSプロセッサ(約2万4千)とインテル Core i7-12700H(約2万6千)よりもやや高いスコアになります。
同じプロセッサは「ONEXPLAYER 2 Pro」、「AYANEO AIR 1S」、「AYANEO 2S」、「AOKZOE A1 PRO」などにも搭載されています。
また、GPUはAMD Radeon 780Mで、3DMark Fire Strike によるグラフィックスコアで約「8000」前後を記録しています。このスコアはGeForce GTX 1650 Ti/RTX 2050と同等のスコアになります。
「Ryzen 5 7640U」プロセッサは4nmプロセスで製造された6コア、12スレッド、最大4.9GHz駆動で、Passmarkによるベンチマークスコアで約2万1千を記録しています。
また、GPUはAMD Radeon 760Mで、3DMark Fire Strike によるグラフィックスコアで約「6000」前後を記録しています。
性能的には人気のトリプルAゲームをプレイするには十分なスコアです。SteamなどのPCゲームはかなり快適に動作します。
「ONEXPLAYER 2 Pro」
<CPU> Ryzen 7 7840U
Passmarkによるベンチマークスコアは約26,000前後
Cinebench R23によるベンチマークスコアはシングルコアで「1756」、マルチコアで「14730」。
Geekbench 5によるベンチマークのスコアはシングルコアで「1917」、マルチコアで「9977」。
iGPU-FP32パフォーマンス(単精度GFLOPS)で「4860」
<GPU> Radeon 780M
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「8000」前後。
「ONEXFLY」
<CPU> Ryzen 7 7840U
Passmarkによるベンチマークスコアは約26,000前後
Geekbench 5によるベンチマークのスコアはシングルコアで「1917」、マルチコアで「9977」。
<GPU> Radeon 780M
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「8000」前後。
「ROG ALLY」
<CPU> Ryzen Z1 Extreme
Passmarkによるベンチマークスコアは約「26000」前後(CPU)。
Geekbench 5によるベンチマークのスコアはシングルコアで「1917」、マルチコアで「9977」。
<GPU> AMD Radeon™ Graphics (AMD RDNA™ 3)
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「8000」前後。
<CPU> AMD Ryzen Z1
Passmarkによるベンチマークスコアは約「22000」前後(CPU)。
Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「1869」、マルチコアで「8853」。
<GPU> AMD Radeon™ Graphics (AMD RDNA™ 3)
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「8000」前後。
「GPD WIN Mini」のメリット・デメリット
「GPD WIN Mini」のメリット・デメリットを紹介します。
メリット
・7インチのフルHD LTPS液晶・明るくワイドでDC調光、反射防止、指紋防止、Gorilla Glass 6に対応
「GPD WIN Mini」は7インチで解像度1980 × 1080 ドットのLTPSのディスプレイを搭載。輝度500nit、画面比率88%のの明るくワイドなフルHD液晶で、反射を抑えるAF+ARアンチグレアコーティングやちらつきを抑えるDC調光、堅牢なGorilla Glass 6による保護、指紋防止にも対応しています。
一方、「ONEXPLAYER 2 Pro」は8.4インチで解像度2560×1600ドットの2.5Kディスプレイを搭載しています。「ONEXFLY」は7インチで解像度1920 × 10800 ドットのIPSディスプレイを搭載しています。「ROG ALLY」は7インチで解像度1920 x 1080 ドットのIPS タッチスクリーンを搭載しています。
・リフレッシュレート 最大120GHzに対応
「GPD WIN Mini」はリフレッシュレート 最大120GHzに対応し、より滑らかに映像を再生できます。
一方、「ONEXPLAYER 2 Pro」はリフレッシュレート 最大120GHzに対応していません。「ONEXFLY」と「ROG ALLY」はより滑らかな映像再生が可能なリフレッシュレート 120Hzに対応しています。
・カスタムキーとホール効果ジョイスティックで快適に操作できる
「GPD WIN Mini」はキーボードの上部にカスタマイズ可能な L4 / R4 キーを搭載しています。また、ホール効果採用のジョイスティックやL2 / R2 リニアアナログ トリガーボタンも搭載し、快適に操作できます。
一方、「ONEXPLAYER 2 Pro」はキーストローク約8.1mmのアナログ式リニアトリガー、千鳥配置でよりスムーズに操作できるジョイスティックを搭載し、快適に操作できます。「ONEXFLY」は物理的なカスタマイズキーとドリフトしにくく、デッドゾーンゼロのRGBホールジョイスティックを搭載しています。「ROG ALLY」はカスタマイズ可能な2つのマクロボタンとホールトリガーやマクロキーで快適に操作できます。
・16GB/32GB LPDDR5メモリ搭載でスムーズに動作する
「GPD WIN Mini」は最大6400MHzのLPDDR5Xメモリを16GB/32GB搭載し、スムーズに動作します。
一方、「ONEXPLAYER 2 Pro」は最大7500MHzのLPDDR5Xメモリを16GB/32GB搭載し、スムーズに動作します。「ONEXFLY」は最大7500MHzのLPDDR5Xメモリを32GB搭載し、スムーズに動作します。「ROG ALLY」は16GB LPDDR5 (6400規格)メモリを搭載し、スムーズに動作します。
・512GB / 2TB M.2 NVMeストレージ搭載・最大2TBまで拡張できる
「GPD WIN Mini」はPCle 4.0接続の512GB / 2TB M.2 NVMeストレージ搭載で、ゲームのロード、ファイルの転送、ビデオのストリーミングも高速に読み書きできます。
一方、「ONEXPLAYER 2 Pro」ははPCle 4.0接続のM.2 NVMe SSDを1TB/2TB搭載しています。「ONEXFLY」はPCle 4.0接続の 1TB/2TB M.2 NVMe SSDストレージを搭載しています。「ROG ALLY」は256GB/512GB PCIe 4.0 NVMe M.2 SSD (2230) ストレージを搭載しています。
・44.24Whバッテリー搭載でPD高速充電に対応
「GPD WIN Mini」は44.24Whバッテリーを搭載し、普通程度のゲームや作業で3~6時間の駆動が可能です。また、Type-Cポートを介してPD高速充電も利用できます。
一方、「ONEXPLAYER 2 Pro」は65.5Whバッテリー搭載で100W PD急速充電に対応しています。「ONEXFLY」は48.5Whバッテリー搭載で65W PD急速充電に対応しています。「ROG ALLY」は40WHrsバッテリー搭載で65W急速充電に対応しています。
・Wi-Fi 6EとBluetooth 5.2に対応
「GPD WIN Mini」はWi-Fi 6の拡張版で、2.4GHz帯・5GHz帯・6GHz帯の3つの帯域が利用できる「Wi-Fi 6E」に対応しています。また、Bluetooth 5.2によるワイヤレス接続にも対応しています。
一方、「ONEXPLAYER 2 Pro」はWi-Fi 6e、Bluetooth 5.2に対応しています。「ONEXFLY」と「ROG ALLY」はWi-Fi 6e、Bluetooth 5.2に対応しています。
・USB 4.0ポートとUSB 3.2 Gen 2 Type-Cポートを搭載
「GPD WIN Mini」はThunderbolt 3互換のUSB-C 4.0ポート (40Gbps/DP/PD) とフル機能のUSB 3.2 Gen 2 Type-C (10Gbps/PD)ポートを搭載しています。
一方、「ONEXPLAYER 2 Pro」はThunderbolt互換のUSB-C 4.0ポートを搭載しています。「ONEXFLY」は2つのUSB4 Type-Cポートを搭載しています。「ROG ALLY」は1つのUSB Type-C (USB 3.2 Gen2、DisplayPort™ 1.4)を搭載しています。
・OCuLink搭載でポータブル eGPUボックス「GPD G1」に接続できる
「GPD WIN Mini」はインターフェースにOCuLink (SFF-8612) メスポート搭載し、ポータブル eGPUボックス「GPD G1」に接続できます。
一方、「ONEXPLAYER 2 Pro」と「ONEXFLY」、「ROG ALLY」はOCuLinkを搭載していません。
・デュアルリニアモーター搭載・6軸設計のジャイロスコープ採用
「GPD WIN Mini」はデュアルリニアモーターを搭載し、より正確でダイナミックな振動効果を実現しています。また、3軸重力感知 + 3軸ジャイロスコープの6軸設計を採用したジャイロスコープも搭載し、ハンドルの傾きや回転などのアクションも感知できます。
一方、「ONEXPLAYER 2 Pro」はデュアル振動モーター搭載で6軸ジャイロセンサーに対応しています。「ONEXFLY」は傾きを検知する「6軸ジャイロセンサー」、リアルな振動を再現できる「デュアル振動モーター」を搭載しています。「ROG ALLY」は6軸ジャイロとHDハプティクス 振動効果に対応しています。
・AAC スーパーリニア・デュアルスピーカー搭載・DTS: X Ultra サウンド エフェクトをサポート
「GPD WIN Mini」はドイツAAC社のスーパーリニアステレオスピーカーを2つ搭載し、低ノイズでバランスのとれたクリアなサウンドを楽しめます。また、DTS: X Ultra サウンド エフェクトもサポートしています。
一方、「ONEXPLAYER 2 Pro」はハーマン認定のフルレンジスピーカーユニットを搭載し、深みのある豊かな低音と滑らかで伸びやかな高音を再生できます。「ONEXFLY」はHARMAN AudioEFXがチューニングした高音質なデュアルステレオスピーカーを搭載しています。「ROG ALLY」はスマートアンプ内蔵のデュアル ステレオスピーカー搭載でDolby Atmosサウンドに対応しています。
・バックライト付き・QWERTYキーボードとタッチパッドを搭載
「GPD WIN Mini」は2段階で調節できるバックライト付きQWERTYキーボードを搭載しています。また、最大4本の指の動きをサポートするタッチパッドを搭載しています。
一方、「ONEXPLAYER 2 Pro」は取り外し可能な磁気キーボードを用意しています。「ONEXFLY」と「ROG ALLY」はキーボードを搭載していません。
・大型ファン+デュアルヒートパイプ採用の冷却システムを搭載
「GPD WIN Mini」は大型ファン+デュアルヒートパイプ採用の冷却システムを搭載し、長時間のゲームプレイでも安定して動作します。
一方、「ONEXPLAYER 2 Pro」は純銅製デュアルヒートパイプやPCグレードの大型ファン採用の冷却システムを搭載しています。「ONEXFLY」は3本の純銅製ヒートパイプを搭載した冷却システムを搭載し、長時間のゲームプレイでも安定して動作します。「ROG ALLY」はデュアルファンやROGダストフィルター、0.1mmの極薄フィンを採用した強力な冷却システムを搭載しています。
・厚さ26mm、重さ約520gの超小型デザイン・ラスティブラック カラーを用意
「GPD WIN Mini」はサイズ 約168 × 109 × 26 mm、重さ約520gの超小型デザインで、ラスティブラック カラーを用意しています。
一方、「ONEXPLAYER 2 Pro」は厚さ23~40mm、重さ約848gの小型ボディで、ミッドナイトブラック、スノーホワイトの2色カラーを用意しています。「ONEXFLY」はサイズ 約263.6 × 98.25 × 22.6mmで重さ約590gの薄型軽量デザインで、オブシディアン ブラック、スノーホワイトの2色カラーを用意しています。「ROG ALLY」はサイズ 28.0 x 11.1 x 2.12 ~ 3.24 cmで重さ608gの薄型軽量デザインで、ホワイトカラーを用意しています。
・Windows 11 Home 搭載で新機能も使える
「GPD WIN Mini」はWindows 11 Home 搭載で新機能も使えるようになっています。
Windows 11には、
タスクバーの中央に配置された新しいスタート画面、スナップ機能の強化(ウィンドウ整理・画面の配置)、エクスプローラーのアイコンデザインの変更(色分け・ボタン採用)、ウィジェット機能(天気予報や株価、最新のニュースなど)、設定画面(カテゴリーごとに切り替え)、タスクバーに統合されたビデオ会議「Teams」、「フォト」アプリの強化(サムネイル表示に対応)、
「ペイントアプリ」、クリップボード履歴、音声入力の強化(テキスト入力)認識制度の向上、ゲーム機能の強化(HDR(ハイダイナミックレンジ)対応のディスプレイでは自動で画質向上)、マルチディスプレイ向けの設定追加、「Amazonアプリストア プレビュー」(Androidアプリ追加)、Microsoft Store版「Windows Subsystem for Linux」(WSL)、「Google Play Games」(PCでAndroidゲーム)、AIを活用した検索機能、双方向のチャット機能、コンテンツ生成機能
などの機能が追加されています。
一方、「ONEXPLAYER 2 Pro」はWindows 11を搭載し、新機能も使えるようになっています。「ONEXFLY」と「ROG ALLY」はWindows 11 Homeを搭載し、新機能も使えるようになっています。
デメリット
・有線LANポートがない
「GPD WIN Mini」は有線LANポートを搭載していません。利用するには別途アダプターが必要になります。
一方、「ONEXPLAYER 2 Pro」、「ONEXFLY」、「ROG ALLY」もLANポートがありません。
・キーボードを着脱できない
「GPD WIN Mini」はキーボードを着脱することができません。
一方、「ONEXPLAYER 2 Pro」はキーボードを着脱して使用できます。「ONEXFLY」と「ROG ALLY」はキーボードを搭載していません。
「GPD WIN Mini」の評価
「GPD WIN Mini」の評価を紹介します。
スペック:★★★★★
通信:★★★★
機能:★★★★★
デザイン:★★★★★
使いやすさ:★★★★
価格:★★★★
<総合評価>
GPDから発売された超小型サイズのポータブルゲーミングPCです。GPD WIN 2と同じエルゴノミクスデザインを採用し、パワフルなプロセッサやQWERTYキーボード、OCuLinkなども搭載しています。
プロセッサはRyzen 7 7840Uの他にRyzen 5 7640Uを搭載しています。こちらはPassmarkのCPUベンチマークで約2万1千ほどで、3DMark Fire Strike のグラフィックスコアで約「6000」前後ほど。
ちょうどAMD Ryzen Z1搭載のASUS「ROG ALLY」と同じくらいのベンチマークスコアになっています。Ryzen 7 7840Uと比べると、やや性能が劣りますが、一般的なPCゲームをする場合はそれほど大きな違いは生じないようです。価格が安い方がいいという人はRyzen 5 7640Uの方がいいかもしれません。
QWERTYキーボードは2段階で調節できるバックライト搭載で、最大4本の指の動きをサポートするタッチパッドも搭載できます。「ポータブルゲーミングPCではキーボードは不要では?」と思う人もいるかもしれませんが、実際に使うとゲームやファイルの追加などで意外なほど頻繁に使用します。特にエミュレーターを利用したレトロゲームをプレイする人はキーボード操作は必須で、仮想キーボードだけでは不便に感じることが多々あります。
ただし、「GPD WIN Mini」のキーボードは、「ONEXPLAYER 2 Pro」のように着脱することができません。ゲームを優先したいのなら、やはり「ONEXFLY」や「ROG ALLY」のようなキーボードなしのポータブルゲーミングPCの方が便利かもしれません。
なお、「GPD WIN Mini」にはOCuLinkポートが搭載されており、64GT/s 帯域幅、最大 7.877GB/sの速度で外付けeGPUと接続できます。USB4よりも高速な転送速度で、ポータブル eGPUボックス「GPD G1」ともスムーズに接続できるというメリットがあります。
「GPD WIN Mini」の発売時の価格は115,100円(税込)。
ポータブルゲーミングPCは15~20万くらいが多いのでこの価格はかなり安い方です。キーボード付きで超小型サイズの高性能なポータブルゲーミングPCを探している人におすすめです。
「GPD WIN Mini」の販売・購入先
「GPD WIN Mini」は、
Amazonで110,100円(税込・Ryzen5 7640U/RAM16G/SSD512G・国内版)、
楽天市場で169,541円(送料別)、
GPDダイレクトで123,000円(税込・予約商品・12月下旬発送)、
AliExpressでUS $720.00、
で販売されています。
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ヤフーショッピングで「GPD WIN Mini」をチェックする
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他のゲーム機と比較する
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★「Lenovo Legion Go」(8.8型・着脱・Ryzen Z1 Extreme)
★「AYANEO SLIDE」(6型スライド式・Ryzen 7 7840U)
★「Steam Deck OLED」(7.4有機EL・AMD APU・Wi-Fi 6E)
★「AYANEO GEEK 1S」(7インチ・Ryzen 7 7840U)
「ONEXFLY」
「ROG ALLY」
「AYANEO KUN」(8.4インチ・Ryzen 7 7840U)
「AYANEO AIR 1S」(5.5インチ・Ryzen 7 7840U)
「Pimax Portal」(5.46インチ・Androidベース・VR拡張)
「Steam Deck」(7インチ・Zen2/RDNA2)
「AYANEO 2S / GEEK 1S」(7インチ・Ryzen 7 7840U)
「GPD WIN MAX2」(10.1インチ・Ryzen 7 6800U)
「OneMix4S」(10.1インチ・Core i3-1210U)
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