2025年7月にシャープから発売された「AQUOS R10」は、前モデルAQUOS R9の強みを引き継ぎつつ、ユーザー体験を劇的に向上させる数々の進化を遂げた、今注目のハイエンドスマートフォンです 。このレビューでは、AQUOS R10を実際に使い、その真価を徹底的に検証しました。
【先に結論からお伝えしましょう】
AQUOS R10 の長所(Pros):
- AQUOS史上最高輝度3,000nitを誇る圧倒的なディスプレイ
- MIL規格に準拠した優れた耐久性と防水・防塵性能
- カレンダー連携など、実用性が向上した賢いAI機能
- 新開発スピーカーと8Way Audioによるパワフルで没入感のあるサウンド体験
- 長期的なOS・セキュリティアップデート保証による安心感
AQUOS R10 の短所(Cons):
- 光学式の望遠レンズが非搭載
- ワイヤレス充電に非対応
- プロセッサ性能が前モデルから据え置き
- 充電器(ACアダプタ)が付属しない
総合評価:
AQUOS R10は、最高のスペックを追い求めるのではなく、日々の生活における「上質な体験」と「長く続く安心感」を追求した、非常に完成度の高いスマートフォンです。特に、ディスプレイの美しさや本体の堅牢性を重視し、賢い機能で生活を豊かにしたいユーザーにとって、最高の選択肢の一つとなります。
<この記事で分かること>
- AQUOS R9から進化したデザインとMIL規格準拠の耐久性
- 史上最高輝度3,000nitを誇るPro IGZO OLEDディスプレイの実力
- ライカ監修カメラと新搭載14chスペクトルセンサーの画質
- 新開発スピーカーと8Way Audioによるサウンド体験
- Snapdragon 7+ Gen 3のパフォーマンス、Atutuベンチマークと進化した冷却性能
- 「原神」など人気ゲームのフレームレート(FPS)と快適性
- カレンダー連携も可能な賢いAI機能のすべて
- 5,000mAhバッテリーの持続時間と充電速度
- 項目別の詳細な5段階評価と、購入前の注意点を含む総評
- 他社製品と比較したメリット・デメリット
- ドコモ・ソフトバンク・IIJmio等での価格と購入方法
この記事を最後まで読むことで、本当にAQUOS R10を購入するべきかどうかがはっきりと分かるはずです。購入で悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
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公式ページ:AQUOS R10の特長|AQUOS:シャープ
デザインと耐久性:AQUOS R10 ~生活に溶け込む美しさと、長く使える安心感~
ここでは、AQUOS R10のデザインと耐久性について、前モデルであるAQUOS R9との比較を交えながら、実際に使って感じた魅力や進化点を詳しくレビューしていきます。スマートフォンの第一印象を決める外観の美しさと、毎日安心して使い続けるための堅牢性という、二つの重要な側面からAQUOS R10を掘り下げていきます。
暮らしに馴染む、洗練されたデザイン
AQUOS R10を初めて手にしたとき、前モデルAQUOS R9から受け継がれた「miyake design」監修のデザインコンセプトが、より洗練された形で表現されていると感じました 。カメラユニットを囲む円でも四角でもない「自由曲線」は、まるでひとつのアートピースのようでありながら、決して主張しすぎない絶妙なバランスを保っています 。多くのスマートフォンがカメラ性能を誇示するかのように大きなレンズを並べる中で、このさりげないデザインは好感が持てます。
AQUOS R9のカラーは「グリーン」と「ホワイト」の2色でしたが 、AQUOS R10では「カシミヤホワイト」「チャコールブラック」「トレンチベージュ」という、より落ち着いた3色のラインナップに一新されました 。私が試用した「トレンチベージュ」は、まさに大人のためのカラーといった印象で、光沢のあるガラス素材でありながら指紋が目立ちにくく、どんな服装やシーンにも自然に溶け込んでくれました 。特にカフェの落ち着いた照明の下では、その上質な質感が際立ち、所有する喜びを感じさせてくれます。
手に吸い付くような持ちやすさ
本体サイズは高さ約156mm、幅約75mm、厚さ約8.9mmで、重量は約197gです 。スペック上はAQUOS R9(高さ約156mm、幅約75mm、厚さ約8.9mm、重量約195g)とほとんど変わりませんが 、実際に持ってみると、側面のアルミフレームのエッジ処理が非常に滑らかで、手に吸い付くような感覚があります 。大画面モデルにもかかわらず、ジーンズのポケットにもスムーズに収まり、長時間持ち歩いても重さが苦になることはありませんでした。この優れたバランス感覚は、AQUOSが長年培ってきた日本のものづくりの技術力の現れかもしれません。
日常からアウトドアまで、あらゆるシーンに応える耐久性
AQUOS R10の魅力は、その美しいデザインだけではありません。IPX5/IPX8の防水性能とIP6Xの防塵性能 、さらに米国国防総省が定めるMIL規格(MIL-STD-810G/H)に準拠した耐衝撃性能を備えています 。先日、ハイキング中に突然の雨に見舞われましたが、防水性能のおかげで全く慌てることなく、濡れた手でも安心して操作を続けることができました。
また、うっかり腰の高さからアスファルトに落としてしまった際も、ディスプレイに使われている傷に強い「Corning® Gorilla® Glass 5」と、背面の「Corning® Gorilla® Glass Victus® 2」のおかげか、傷一つなく無事でした 。この堅牢性は、日常生活における「もしも」の不安を大きく軽減してくれます。
考え抜かれたポートとボタンの配置
ボタンとポートの配置は機能的で、右側面には音量ボタンと電源ボタン(指紋認証一体型)がまとめられています。下部側面にはスピーカーとマイク、そしてUSB Type-Cコネクタが配置されています。AQUOS R9同様、イヤホンジャックは非搭載のため、有線イヤホンを使いたい場合は変換アダプタが必須です。
また、本体上部にあるSIMスロットは、AQUOSシリーズの便利な特徴であるSIMピン不要のタイプで、急なSIMカードやmicroSDカードの交換が必要になった際も爪先で簡単にトレイを引き出せるのは非常に便利でした。microSDカードスロットは、nanoSIMカードスロットの隣に配置されています。
<AQUOS R10の付属品>
- クイックスイッチアダプター (試供品)
- クイックスタート (保証事項記載)
- (※充電器(ACアダプタ)は付属していません)
まとめ:デザインと耐久性
- デザイン:AQUOS R9から継承されたmiyake design監修の「自由曲線」はそのままに、より洗練された3色のカラーバリエーションで所有欲を満たす。
- 持ちやすさ:前モデルとほぼ同等のサイズ・重量で、大画面ながら手に馴染む優れたバランスを実現。
- 堅牢性:MIL規格準拠のタフネス性能と最新の強化ガラスで、日常生活のあらゆるシーンに安心感を提供。
- ボタンとポート配置:SIMピン不要のスロットなど、ユーザーの利便性を考慮した機能的なレイアウトを採用。
ディスプレイ:AQUOS R10 ~現実を超える、AQUOS史上最高輝度の映像美~
ここでは、AQUOS R10の最大の進化点ともいえるディスプレイについて、その圧倒的な映像美と快適な操作性を、前モデルAQUOS R9との比較を交えながらレビューしていきます。AQUOS史上最高輝度3,000nit を達成したディスプレイが、どのような感動体験をもたらしてくれるのか、実際に使用して感じた驚きを余すところなくお伝えします。
Pro IGZO OLEDが織りなす、吸い込まれるような映像美
AQUOS R10の電源を入れ、最初に目に飛び込んでくるのは、約6.5インチの「Pro IGZO OLED」ディスプレイが映し出す、鮮やかで深みのある世界です 。有機ELならではの漆黒の表現と、そこから浮かび上がる色彩の豊かさは、まさに圧巻の一言。前モデルのAQUOS R9の時点でも、その「瑞々しい画質」には十分に満足していましたが、AQUOS R10はそれをさらに上回る表現力を手に入れたと直感しました。
AQUOS史上最高輝度、3,000nitがもたらす現実超えの体験
AQUOS R10のディスプレイにおける最大の進化は、その輝度にあります。ピーク輝度は、AQUOS R9の2,000nit から一気に1.5倍となる3,000nitへと向上しました 。この数値の進化が、実際の利用シーンでどれほどの違いを生むのか。私が特に感動したのは、HDRコンテンツを視聴した時の体験でした。NetflixでHDR対応の映画を再生した瞬間、夜空に輝く星々の鋭い光や、日中の太陽のまばゆさが、まるでその場にいるかのようなリアリティで目に飛び込んできたのです。これは、AQUOS R9では味わえなかった、まさに「現実を超える」映像体験でした。
この恩恵は、屋外での利用時にもはっきりと感じられます。夏の強い日差しが照りつける公園のベンチでGoogleマップを確認した際、AQUOS R9でも全白輝度1,500nit のおかげで見やすいと感じていましたが、AQUOS R10では画面の明るさがさらに増し、日差しの反射をほとんど気にすることなく、地図やメッセージをはっきりと確認することができました。
どんな映像も美しく。「バーチャルHDR」機能
AQUOS R10には、SDR(標準ダイナミックレンジ)で作成された一般的な動画コンテンツも、AIがリアルタイムで解析し、HDR相当の豊かで鮮やかな映像へとアップコンバートしてくれる「バーチャルHDR」機能が搭載されています 。YouTubeで少し昔のライブ映像を見たのですが、この機能のおかげでアーティストの表情やステージの照明が驚くほど鮮明になり、まるで最新の映像作品を見ているかのような感動を覚えました。
さらに便利なのが、動画リスト画面などで再生中の動画部分だけを明るくする機能です 。これにより、画面全体の眩しさを抑えながら、見たいコンテンツに集中することができました。
滑らかさと省電力を両立する可変リフレッシュレート
ディスプレイの滑らかな操作感も、AQUOS R10の大きな魅力です。1Hzから最大240Hzまで表示内容に応じてリフレッシュレートを自動で調整する可変駆動に対応しており 、X(旧Twitter)のタイムラインを高速でスクロールした際の「ヌルヌル」と吸い付くような動きは、一度体験すると他のスマートフォンには戻れなくなるほど快適です。一方で、静止画を見ている時などはリフレッシュレートを1Hzまで下げることで、無駄な電力消費を徹底的に抑えてくれます。このメリハリの効いた賢い制御が、AQUOSシリーズならではのバッテリー持ちの良さにも繋がっているのです。
<AQUOS R10のディスプレイ仕様>
- サイズ: 約6.5インチ
- 種類: Pro IGZO OLED
- 解像度: フルHD+(1,080×2,340)
- 輝度: ピーク輝度 3,000nit / 全白輝度 1,500nit
- リフレッシュレート: 1~240Hz 可変駆動
- その他: バーチャルHDR、ブルーライト低減
まとめ:ディスプレイ
- 表示性能:AQUOS史上最高となるピーク輝度3,000nitのPro IGZO OLEDが、HDRコンテンツに現実を超えるほどの臨場感をもたらす。
- 屋外視認性:全白輝度1,500nitにより、真夏の直射日光下でも画面が驚くほどクリアに見える。
- 操作性:1Hz〜240Hzの可変リフレッシュレートが、SNSのスクロールやゲームプレイで、吸い付くような滑らかな操作感を実現。
- 付加機能:「バーチャルHDR」機能により、あらゆる動画コンテンツを鮮やかでリッチな映像体験へと昇華させる。
カメラ性能:AQUOS R10 ~ライカ監修ハードウェアが捉える、ありのままの「光と色」~
ここでは、AQUOS R10のカメラ性能、特にそのハードウェアの進化に焦点を当ててレビューしていきます。AQUOS Rシリーズの伝統であるライカカメラ社監修のクオリティを土台に、AQUOS R9から何が変わり、撮影体験がどう向上したのか。実際に様々なシーンで撮影して感じた驚きと感動を、作例のエピソードと共にお伝えします。
ライカ監修カメラの構成 – 揺るぎない土台
AQUOS R10のカメラ構成は、メインの標準カメラ、広角カメラ、そしてインカメラの全てに有効画素数約5,030万画素のCMOSセンサーを搭載するという、非常に贅沢な仕様です。これは前モデルのAQUOS R9から受け継がれた強力な布陣であり、どのカメラに切り替えても高精細な写真を撮影できるという安心感につながっています。標準カメラには、ライカの思想を色濃く反映した「HEKTOR(ヘクトール)レンズ」と、大型の1/1.55インチイメージセンサーが採用されており、美しいボケ味と豊かな階調表現の基礎をしっかりと固めています。
進化したハードウェアの機能
AQUOS R10のカメラは、AQUOS R9の優れた基本性能を継承しつつ、ハードウェアの面で着実な進化を遂げています。その代表格が、色再現性を飛躍的に向上させる「14chスペクトルセンサー」です。これはAQUOS R9にはなかった新機能で、太陽光や蛍光灯、暖色系のLEDといった撮影環境の光の種類を細かく分析し、カメラが色を誤認識するのを防いでくれます。また、標準カメラは光学式手ブレ補正(OIS)と電子式手ブレ補正を組み合わせた「ハイブリッド手ブレ補正」にも対応しており、撮影時の安定性を高めています。
実際の撮影と写り – 見たままの世界を写し取る感動体験
新搭載された「14chスペクトルセンサー」の効果は、実際の撮影シーンで絶大な威力を発揮しました。その真価は、特にビルの風景を撮影した際に実感できます。従来のスマートフォンでは、高層ビルと青空のような明暗差の大きなシーンで、空が白飛びしたり、ビルの影が黒つぶれしたりすることがよくありました。
しかし、AQUOS R10は、複雑な光源を正確に識別し、ビルのガラス一枚一枚、そして暗い影の部分まで、まるで目で見たかのような自然な色合いと階調で忠実に再現できたのです。都市の風景が持つシャープさと奥行きを、ありのままに捉える感動は、まさに「見たままを記録する」というカメラ本来の喜びを再認識させてくれる体験でした。
また、植物の撮影においても、AQUOS R10のカメラは傑出した性能を発揮します。紅葉の葉の色鮮やかで繊細なグラデーションを肉眼で見た印象に近い鮮やかさと自然な発色で描写されます。強い日差しが当たる環境でも、白飛びすることなく、葉一枚一枚のディテールや透過光の美しさを際立たせます。ポートレートモードを使えば、背景のボケ味も自然で、被写体となる花や植物を美しく際立たせ、プロのような仕上がりに。
さらに、薄暗いシーンでの撮影性能も特筆すべき点です。AQUOS R10は、暗い室内のような低照度環境でも、肉眼で見た印象に近い明るさで捉えつつ、ノイズを極限まで抑えた高品位な写真を生み出します。光が差し込む部分と影になる部分の明暗差が大きくても、白飛びや黒つぶれを起こすことなく、階調豊かな描写を実現。これにより、光と影が織りなす空間の雰囲気や、繊細なディテールまで美しく記録できます。ナイトモードでの撮影では、AQUOS R9と比較してさらに暗部のノイズが低減されており、夜景の光の粒一つひとつがクリアに、そして幻想的に写し出されました。
プロ品質の映像表現へ – Dolby Vision®による動画撮影
最後に、動画性能です。AQUOS R10は、プロの映像制作でも用いられる「Dolby Vision®」規格での撮影に新たに対応しました。これはAQUOS R9にはなかった大きな進化点であり、映像表現の幅を格段に広げています。Dolby Visionは、従来のビデオ撮影よりも遥かに広い明るさの範囲と豊かな色彩で映像を記録できる技術です。
実際に、夕暮れの公園で遊ぶ子供の姿をDolby Visionで撮影してみました。沈みゆく太陽の眩い光、茜色に染まる空の繊細なグラデーション、そして木々の影の深い部分まで、白飛びや黒つぶれすることなく、全てがリッチな階調で記録されていました。再生した映像は、まるで映画のワンシーンのような深みと臨場感があり、スマートフォンの手軽さでこれほど表現力豊かな映像が撮れることに、ただただ興奮を覚えました。思い出をより美しく、より感動的に残したいと願うすべての人にとって、これは非常に強力な機能となるでしょう。
<AQUOS R10のカメラ仕様、カメラ機能>
- メインカメラ(標準):有効画素数 約5,030万画素 CMOS、F値1.9、1/1.55インチセンサー、HEKTORレンズ、光学式手ブレ補正
- メインカメラ(広角):有効画素数 約5,030万画素 CMOS、F値2.2
- インカメラ:有効画素数 約5,030万画素 CMOS、F値2.2
- センサー:14chスペクトルセンサー
- 動画撮影:Dolby Vision®対応、4K撮影(30fps~60fps可変)
- 手ブレ補正:ハイブリッド手ブレ補正(光学式+電子式)
まとめ:カメラ性能
- ハードウェア構成:ライカ監修のHEKTORレンズと全カメラ5,030万画素というAQUOS R9から続く強力な布陣を継承。
- カメラ機能:AQUOS R9にはなかった「14chスペクトルセンサー」の新搭載や、安定した撮影を支えるハイブリッド手ブレ補正が魅力。
- 撮影と写り:新センサーにより、複雑な光環境でも見たままの自然で正確な色彩を捉える能力が飛躍的に向上し、あらゆるシーンで感動的な一枚を残せる。
- 動画性能:プロ品質の映像を記録できる「Dolby Vision」に新たに対応し、スマートフォンでの映像表現の可能性を大きく広げた。
オーディオ性能:AQUOS R10 ~ポケットの中に、臨場感あふれるサウンドステージを~
ここでは、AQUOS R10が実現した革新的なオーディオ性能について、その驚くべき進化点をレビューしていきます。前モデルAQUOS R9で大きく改善されたサウンド体験を、AQUOS R10はどのように超えてきたのか。新開発のスピーカーがもたらすパワフルなサウンドと、ワイヤレスで広がる立体音響の魅力を、実際に音楽や映画を楽しんで感じた感動と共にお届けします。
常識を覆すパワフルサウンド – 新開発「フルメタルBOXスピーカー」
私がAQUOS R10のオーディオ性能で最も衝撃を受けたのは、本体に内蔵されたステレオスピーカーのクオリティです。前モデルのAQUOS R9も、AQUOS史上最大サイズのスピーカー搭載で音質が飛躍的に向上し、高い評価を得ていました。しかし、AQUOS R10は新開発の「フルメタルBOXスピーカー」を採用したことで、そのレベルを遥かに超えるサウンド体験を実現しています。公式には音量が従来比約25%、低音域が約35%向上したとされていますが、その進化はスペックの数字以上に明確でした。
いつものようにYouTubeで好きなアーティストのライブ映像を再生した瞬間、その音圧の強さに思わず声が出ました。バスドラムのキックやベースラインの厚みが、これまでのスマートフォンスピーカーの常識を覆すほどパワフルで、まるで良質なBluetoothスピーカーで聴いているかのような迫力なのです。音量を上げても音が割れることなく、クリアでありながらしっかりと芯のある低音が響き渡ります。Netflixでアクション映画を観た際も、Dolby Atmos®の効果と相まって、爆発音や効果音が前後左右から包み込むように聴こえ、ポケットの中に小さな映画館があるような感覚に陥りました。
ワイヤレスイヤホンで広がる没入体験 – 「8Way Audio」
AQUOS R10のオーディオ体験の進化は、スピーカーだけにとどまりません。ワイヤレスイヤホンで音楽を聴く際に、新たな次元の没入感をもたらしてくれる「8Way Audio」機能が新搭載されました。これは、AQUOS R9にはなかった魅力的な機能です。この機能をオンにすると、普段聴いているステレオ音源が、まるで8つの方向から音が降り注ぐような立体的なサウンドへとリアルタイムで変換されます。
通勤中にSpotifyでお気に入りのプレイリストを聴いていたのですが、この「8Way Audio」を試してみたところ、ボーカルが頭の中心でクリアに定位し、ギターやドラムなどの楽器がその周りを立体的に取り囲むように聴こえ、音楽への没入感が格段に増しました。特にライブ音源では、観客の歓声に包まれるようなリアルな感覚が味わえ、いつもの移動時間が特別な音楽鑑賞の時間へと変わったのです。
高音質コーデック対応と安定した接続性
イヤホンジャックはAQUOS R9同様に非搭載ですが、その分ワイヤレス接続の品質には一切の妥協がありません。ハイレゾ相当の音質を伝送できるLDACや、低遅延と高音質を両立するaptX Adaptiveといった主要な高音質コーデックに完全対応しています。実際にLDAC対応のヘッドホンとペアリングして試してみましたが、ワイヤレスとは思えないほどの解像感と情報量で音楽を楽しめました。多くの人が行き交う駅のホームなど、電波が混雑する場所でも接続は極めて安定しており、音が途切れるストレスを感じることはほとんどありませんでした。
<AQUOS R10のオーディオ仕様>
- スピーカー: ステレオスピーカー(フルメタルBOXスピーカー)
- 立体音響技術: Dolby Atmos®、8Way Audio(ワイヤレス接続時)
- ハイレゾ: ハイレゾ/ハイレゾワイヤレス対応
- 対応Bluetoothコーデック: SBC, AAC, aptX, aptX HD, LDAC, aptX Adaptive
- イヤホンジャック: 非搭載
まとめ:オーディオ性能
- スピーカー性能:新開発「フルメタルBOXスピーカー」により、AQUOS R9を凌駕するパワフルな低音とクリアなサウンドを実現し、スマートフォン単体での音楽・動画体験を革新。
- 立体音響:AQUOS R9にはなかったワイヤレスイヤホン向けの「8Way Audio」機能が、いつもの音楽を臨場感あふれる立体的なサウンドステージへと昇華させる。
- 接続性:LDACやaptX Adaptiveなどの高音質コーデックに完全対応し、安定したBluetooth接続で高品位なワイヤレスリスニング環境を提供。
- 利便性:Dolby Atmos®や小音量時の音質調整機能など、あらゆるシーンで最適な音響を楽しめるソフトウェア機能が充実。
パフォーマンスと冷却性能:AQUOS R10 ~熟成されたパワーと、それを支える革新の冷却技術~
ここでは、スマートフォンの快適性を決定づける心臓部、AQUOS R10のパフォーマンスと、その性能を最大限に引き出す冷却システムについて深掘りします。前モデルAQUOS R9と同じプロセッサを搭載しながらも、なぜAQUOS R10がより快適なのか。その秘密を、CPU、メモリ、ストレージ、そして革新的な冷却性能の観点から、実際の使用感を交えて徹底的にレビューします。
Snapdragon® 7+ Gen 3 – その実力と進化
AQUOS R10の頭脳には、前モデルのAQUOS R9と同じく、Qualcomm社の「Snapdragon® 7+ Gen 3 Mobile Platform」が搭載されています 。一見するとスペック上の進化はないように思えるかもしれませんが、これは価格と性能のバランスを突き詰めた「熟成」の選択と言えるでしょう。このSoCは、TSMCの先進的な4nmプロセスで製造され、プライムコアに強力な「Cortex-X4」(2.8GHz)を据えたオクタコア構成となっており、その実力はミドルハイの枠を超え、一世代前のハイエンドモデルに匹敵します。
グラフィック性能を担うAdreno 732 GPUも非常に強力で、ベンチマークテスト「3DMark Wild Life」では、ハイエンドSoCであるSnapdragon 8 Gen 2に迫るスコアを記録しています 。この揺るぎない基本性能が、AQUOS R10のあらゆる動作の土台となっているのです。
あらゆる作業を快適にこなす、実用的なパフォーマンス
重要なのはベンチマークの数値だけではありません。私が実際にAQUOS R10を日常的に使ってみて感じたのは、その実用的なパフォーマンスの高さです。Webブラウジングでは、Chromeで20以上のタブを開いた状態でもページの再読み込みはほとんど発生せず、スクロールも極めて滑らかでした。また、出先で急な資料修正が必要になった際も、Googleスプレッドシートやドキュメントでの作業がPCと遜色ない軽快さでこなせたのには驚きました。
さらに、Adobe Lightroom MobileでデジタルカメラのRAWデータを現像したり、CapCutで簡単な動画編集を行ったりといったクリエイティブな作業も、もたつくことなくサクサクと進められます。このストレスのない動作感は、まさにハイエンドクラスの体験そのものでした。
ソフトウェアの熟成が光る、AI処理性能の最適化
AQUOS R10の真価は、ハードウェアのスペックだけでは語れません。驚くべきことに、AI関連の機能は、AQUOS R9と同じSoCで動作しているにもかかわらず、その処理性能が大幅に向上しています。シャープの発表によると、ソフトウェアの徹底的な最適化により、AIの推論(処理)にかかる時間は60%も削減されているとのことです。実際に、電話アシスタントの要約生成やカメラのAI機能を使った際のレスポンスは、AQUOS R9よりも明らかにキビキビと感じられました。これは、ハードウェアの性能を最大限に引き出す、シャープの技術力の高さを証明していると言えるでしょう。
高速メモリとストレージが支える、ストレスフリーな体験
AQUOS R10の快適なマルチタスク性能を支えているのが、12GBの大容量LPDDR5Xメモリです。このLPDDR5Xは、最大転送速度が8,533 Mbpsにも達する非常に高速な規格で、アプリ間の切り替えや大容量データの処理を瞬時に行います 。メモリ容量はAQUOS R9と同じですが、AQUOS R10ではストレージの一部をメモリとして利用する仮想メモリが、R9の最大8GBから最大12GBへと増量されています。
この高速メモリと増量された仮想メモリの組み合わせにより、さらに多くのアプリをバックグラウンドで保持でき、切り替えはまさに一瞬。その恩恵は、あらゆる場面で体感することができました。
ストレージには、最新規格であるUFS 4.0が採用されており、その読み書き速度は圧巻です 。シーケンシャル読込速度は最大4,200 MB/sに達し、前世代のUFS 3.1から約2倍も高速化しています 。サイズの大きなアプリの起動や、高画質な動画ファイルの読み込みが驚くほど速く、待ち時間というストレスから解放してくれます。さらに、最大2TBのmicroSDXCカードにも対応しているため 、容量不足を心配することなく、大量の写真や動画を心ゆくまで保存できるのも嬉しいポイントです。
最高のパフォーマンスを持続させる、進化した冷却システム
スマートフォンのパフォーマンスは、F1カーのエンジンと冷却システムの関係によく例えられます。どれだけ強力なエンジン(SoC)を積んでいても、発生する熱を効率的に排熱できなければ、性能はすぐに低下してしまいます。AQUOS R9は、AQUOSスマートフォンとして初めて「ベイパーチャンバー」を搭載し、冷却性能を大きく向上させました。そしてAQUOS R10は、その冷却システムをさらに進化させています。ベイパーチャンバーに加え、新たに「高熱伝導素材である銅ブロック」をCPUとベイパーチャンバーの間に圧着した、革新的な新放熱構造を採用したのです。
この進化の効果は絶大でした。例えば、4K画質での動画撮影を15分以上続けた際、AQUOS R9では本体がかなり熱を持つのを感じましたが、AQUOS R10ではほんのり温かくなる程度。熱によるパフォーマンス低下や、カメラが強制終了するようなことは一度もありませんでした。この圧倒的な冷却性能の進化は、クリエイティブな作業や負荷の高い処理を長時間行うユーザーにとって、何物にも代えがたい絶大な安心感をもたらしてくれます。
<AQUOS R10のCPU仕様>
- 種類: Snapdragon® 7+ Gen 3 Mobile Platform
- 製造プロセス: TSMC 4nm
- 周波数/コア数: 2.8GHz+2.6GHz+1.9 GHz/オクタコア
- CPUアーキテクチャ: 1× Cortex-X4 + 4× Cortex-A720 + 3× Cortex-A520
- GPU: Adreno 732
まとめ:パフォーマンスと冷却性能
- プロセッサ性能:AQUOS R9と同じくSnapdragon® 7+ Gen 3を搭載し、熟成されたハイエンドクラスの処理能力で、あらゆる日常操作から専門的な作業まで快適にこなす。
- メモリとストレージ:高速なLPDDR5XメモリとUFS 4.0ストレージに加え、最大12GBに進化した仮想メモリが、ストレスフリーなマルチタスクと高速なデータアクセスを実現。
- 冷却性能:AQUOS R9のベイパーチャンバーに「銅ブロック」を追加した新放熱構造へと進化し、高負荷時でも安定したパフォーマンスを持続させる圧倒的な冷却能力を獲得。
- 拡張性:最大2TBのmicroSDXCカードに対応し、容量の心配なく写真や動画を保存できる高い利便性を提供。
Antutuベンチマーク
AQUOS R10が搭載するQualcomm Snapdragon 7+ Gen 3 プロセッサは、Antutu V10 ベンチマーク総合で約 133万点(1334105)を記録しています。
例1: Antutu V10.5.1 総合で「1334105」、CPUで「352554」、GPUで「444092」、MEMで「304833」、UXで「232626」
例2: Antutu V10.5.1 総合で「1368332」、CPUで「355365」、GPUで「471889」、MEMで「306023」、UXで「235055」
一方、前モデル「AQUOS R9」は同じくQualcomm Snapdragon 7+ Gen 3 プロセッサを搭載し、Antutu V10 ベンチマーク総合で約 133万点(1322743)を記録していました。
例: Antutu V10 総合で「1322743」、CPUで「328792」、GPUで「455322」、MEMで「304632」、UXで「233997」
AQUOS R10は前モデル「AQUOS R9」とほぼ同じスコアになっています。
Snapdragon 7+ Gen 3 性能を比較
AQUOS R10が搭載するQualcomm Snapdragon 7+ Gen 3 プロセッサは、他のCPUと比べてどのくらいの性能なのでしょうか? Antutuベンチマークで比較してみました。
<CPUランキング>
※Antutuベンチマーク総合スコアで比較したものです。
- Dimensity 9400 (OPPO Find X8)・・・Antutu:270万
- Snapdragon 8 Elite (Xiaomi 15)・・・Antutu:250万
- Qualcomm Snapdragon 8 Elite for Galaxy (Galaxy S25)・・・Antutu:210万
- Apple A18 Bionic (iPhone 16)・・・Antutu:150万
- MediaTek Dimensity 8350 Extreme (motorola edge 60 pro)・・・Antutu:約 144万
- Snapdragon 7+ Gen 3 (AQUOS R10)・・・Antutu:133万
- MediaTek Dimensity 8350 (OPPO Reno14 5G)・・・Antutu:約 132万
- Tensor G4 (Google Pixel 9)・・・Antutu:110万
- Snapdragon 7s Gen 3 (Nothing Phone 3a)・・・Antutu 約 71万
- Snapdragon 7s Gen2 (AQUOS sense9/arrows We2 Plus)・・・Antutu:60万
<比較して分かること>
Qualcomm Snapdragon 7+ Gen 3は、ミドルレンジ向けプロセッサのカテゴリに分類されながらも、その実力は限りなくハイエンドに近い「準ハイエンド」あるいは「ミドルハイのトップクラス」と評価できます。
Antutuスコア133万という数値は、日常使いでの快適さはもちろんのこと、高いグラフィック性能が求められる最新の3Dゲームや、マルチタスク、動画編集といった高負荷な作業においても、多くのユーザーが満足できる優れた体験を提供できるポテンシャルを秘めていることを意味します。
ゲーム性能レビュー:AQUOS R10は本格的なゲーミング体験を提供できるか?
AQUOS R10が搭載する心臓部「Snapdragon® 7+ Gen 3」は、果たして最新の3Dゲームをどれほど快適に動作させるのでしょうか。日常使いでの快適さはもちろん、ゲーマーにとって最も気になるその実力を、人気のゲームタイトルを実際にプレイして徹底検証しました。
原神
まず試したのは、スマートフォンの中でも特に高いグラフィック性能を要求される『原神』です。実際にテイワットの世界に降り立つと、その美麗なグラフィックが「高」設定で驚くほど滑らかに描画されました。広大なフィールドを探索している間、フレームレートは多くの場面で60FPSに迫り、非常に快適です。キャラクターの元素爆発が飛び交う激しい戦闘シーンでは45FPS前後まで変動することもありましたが、操作に支障が出るほどではなく、美しい世界観に没頭できました。
フォートナイト
次に、世界的な人気を誇るバトルロイヤルゲーム『フォートナイト』をプレイ。目まぐるしい建築バトルを繰り広げても、フレームレートは「高」設定で常に60FPSを安定して維持し、カクつきとは無縁でした。敵の接近に即座に反応できるこの安定感は、勝利に直結する重要な要素です。さらに驚いたのは、画質を「パフォーマンスモード」に切り替えることで90FPSでのプレイも可能になる点。これにより、競技性の高い環境でも、より有利に立ち回れるでしょう。
Call of Duty: Warzone Mobile
コンソール級のグラフィックが魅力の『Call of Duty: Warzone Mobile』では、その真価が問われます。最大120人が入り乱れる大規模な戦場でも、「最高」画質設定でフレームレートが60FPSに張り付いたまま安定していたのには驚きました。敵を発見し、スコープを覗き込み、射撃するまでの一連の動作が驚くほどスムーズで、モバイルとは思えない本格的な銃撃戦の緊張感を存分に味わうことができました。
ファイナルファンタジーVII エバークライシス
『ファイナルファンタジーVII エバークライシス』では、本作の魅力である美麗な3Dグラフィックが、「高フレームレート」設定で常に上限である60FPSで完璧に描画されます。特にクラウドがバスターソードを振るうリミットブレイクの演出は圧巻の滑らかさで、ロード時間も短く、ストレスフリーで壮大な物語に集中することができました。
アスファルト:Legends Unite
最後にアーケードレーシングの『アスファルト:Legends Unite』を試しました。ニトロを発動し、ライバル車と激しくぶつかり合うような、最も画面が派手になるシーンでも、フレームレートは「最高画質」設定で微動だにせず60FPSを維持します。圧倒的なスピード感が一切損なわれることなく、アーケードレースならではの爽快感を最高のグラフィック品質で体験できました。
まとめ:ゲーム性能
AQUOS R10が搭載するSnapdragon® 7+ Gen 3は、まさに「羊の皮を被った狼」です。『原神』のような超高負荷ゲームから、『フォートナイト』のような競技性の高いFPSまで、あらゆるジャンルのゲームを高い設定で快適にプレイできるこの性能は、もはや「ミドルレンジ」という枠には収まりません。ゲーム専用機は必要ないけれど、最新のゲームを妥協なく楽しみたい、そんな欲張りな願いを叶えてくれる、非常にポテンシャルの高い一台であると断言できます。
AI機能:AQUOS R10 ~あなたの日常を賢く変える、進化したインテリジェンス~
ここでは、AQUOS R10の頭脳ともいえるAI機能について、その多岐にわたる「賢さ」をレビューしていきます。前モデルAQUOS R9で搭載された便利な機能がどのように進化し、どのような新しい体験が加わったのか。通話からカメラ、そして日常の楽しみ方まで、AQUOS R10が私たちの生活をよりスマートに変えてくれる魅力を、実際の使用感を交えてご紹介します。
通話が秘書に変わる – 進化した「電話アシスタント」
AQUOS R9で初めて搭載され、「録音を聞かずに用件がわかる」と好評だった生成AIによる留守電要約機能は、AQUOS R10で「電話アシスタント」として劇的な進化を遂げました。単なる要約だけでなく、通話中の会話からAIが自動でキーワードを抽出し、メモとして残してくれるのです。
私が最も感動したのは、この機能がカレンダーと連携する点です。先日、友人との電話で「来週水曜の19時に駅前で会おう」と約束したところ、通話終了後に「カレンダーに予定を追加しますか?」という通知が画面に表示されました。これまで当たり前のように手動で入力していたスケジュール登録の手間が完全になくなり、まるで優秀な秘書が隣にいるかのよう。この「神機能」とも言える賢さには、本当に驚かされました。
さらに、この賢いアシスタントは不要な電話から私を守ってもくれます。搭載されている迷惑電話対策機能は、AIが不審な番号からの着信を自動で検知し、画面に警告を表示してくれます。これにより、知らない番号からかかってきても安心して無視したり、着信を拒否したりすることができました。設定すれば、悪質な勧誘などを自動でブロックすることも可能で、日々の安心感が格段に向上しました。
カメラの真価を引き出すAI – より賢くなった撮影サポート
先のセクションで紹介したAQUOS R10の優れたカメラハードウェアの性能を、AIがさらに高いレベルへと引き上げています。特にズーム撮影や夜景モードでは、AIによる合成処理技術が活躍。複数の撮影データを瞬時に合成し、RAWデータ単体では表現できないほどの緻密なディテールと豊かな階調感を描き出してくれます。
また、AQUOS R9では料理撮影時に対応していた「影除去」機能が、AQUOS R10では新たに書類やテキストの撮影にも対応しました。これは非常に実用的な進化です。自宅で重要な書類をスキャン代わりに撮影した際、どうしても自分のスマートフォンの影が写り込んでしまいましたが、撮影後にAIが影だけを綺麗に消去してくれ、文字が非常に読みやすいクリアな画像にしてくれました。これはビジネスシーンでも大いに役立つ機能だと感じました。
日常に新たな発見を – 新体験AI「Glance AI for AQUOS」
AQUOS R10は、日本のスマートフォンとして初めて、新しい形のECサービス「Glance AI for AQUOS」を搭載しました。これはAQUOS R9にはなかった、全く新しいエンターテインメント機能です。
試しに自分の顔写真を登録してみると、AIがオンラインファッションストアのリアルタイムデータと連携し、私に似合う最新の服を次々と提案してくれました。普段は手に取らないような斬新なスタイルの服を着た自分の画像が表示されるのは、新しい自分を発見するようで非常に楽しい体験です。気に入ったスタイルがあれば、そのまま類似商品を販売するサイトにアクセスできる手軽さも魅力です。
Googleの強力なAIを、もっと身近に
AQUOS R10は、シャープ独自のAI機能だけでなく、Googleが提供する最先端のAIもスムーズに利用できるよう最適化されています。その代表が「かこって検索」機能です。WebサイトやSNSを見ていて気になる人物や商品を見つけた時、ホームボタンを長押しして、画面上の気になる部分を指でクルっと囲むだけ。それだけで瞬時にGoogle検索が起動し、関連情報を表示してくれます。わざわざスクリーンショットを撮って、Googleレンズで検索する、といった手間が一切不要になり、情報収集が劇的にスムーズになりました。
さらに、電源ボタンを長押しすれば、Googleの対話型AI「Gemini」がすぐに起動します。複雑な調べ物をしたい時や、文章のアイデアが欲しい時など、テキストや音声で話しかけるだけで、Geminiが人間のように自然な対話でサポートしてくれます。この二つの機能により、日々の「知りたい」という欲求に、より直感的かつ迅速に応えてくれるようになりました。
<AQUOS R10の主なAI機能>
- 電話アシスタント: 通話内容のキーワード抽出、日時を含む会話からのカレンダー登録提案
- カメラAI: AI合成処理によるズーム・ナイトモードの画質向上、料理・書類に対応した影除去機能
- Glance AI for AQUOS: 顔写真からのファッションスタイル提案、ロック画面へのニュース表示
- Google AI: かこって検索、Gemini連携など
- その他: 迷惑電話対策機能
まとめ:AI機能
- 通話AI:AQUOS R9の要約機能から進化し、キーワード抽出とカレンダーへの自動予定登録提案で、通話を「タスク管理」のレベルに引き上げた。
- カメラAI:ハードウェアの性能を最大限に引き出すAI合成処理と、書類にも対応した進化した「影除去」機能で、誰でも簡単にプロ級の仕上がりを実現。
- 新体験AI:日本初搭載の「Glance AI for AQUOS」が、これまでにないファッション提案という新しいスマートフォンの楽しみ方を提供する。
- 総合的な賢さ:シャープ独自の「半歩先行くモバイルUX」思想に基づき、ユーザーが意識せずに使える便利なAI機能が、日常生活のあらゆる場面をスマートにサポートする。
バッテリーと通信性能:AQUOS R10 ~一日中続く安心感と、未来へつながる利便性~
ここでは、スマートフォンを毎日使う上で最も重要な要素の一つである、AQUOS R10のバッテリー性能と新世代の通信機能についてレビューします。AQUOS R9から受け継がれた安心の大容量バッテリーが、実際の使用でどれほどの持続力を発揮するのか。そして、充電速度の向上や未来を見据えた新機能が、私たちの日常をどう変えてくれるのか。その実力を、具体的な体験を交えながらご紹介します。
一日中、そして二日目へ – 5,000mAh大容量バッテリーの安心感
AQUOS R10は、前モデルのAQUOS R9と同じく、5,000mAhという大容量バッテリーを搭載しています 。AQUOSシリーズの強みである「電池持ちの良さ」の伝統をしっかりと受け継いでおり、その安心感は絶大です。公称値では連続待受時間が約800時間、連続通話時間は約2,990分とされていますが 、私が実際に体験したバッテリー性能は、その数値を遥かに超える満足感を与えてくれました。
ある日、朝100%の状態で家を出て、通勤中にSpotifyで音楽を聴き、日中はSNSやメールを頻繁にチェック、昼休みにはYouTubeで1時間ほど動画を視聴し、夜には友人と少しビデオ通話をする、といったごく一般的な使い方をしてみました。それでも、夜22時に帰宅した時点でのバッテリー残量は、なんと55%も残っていたのです。これならば、うっかり充電を忘れてしまった次の日の朝でも、慌てて充電器を探す必要はありません。「うまく使えば2日持つ」というユーザーの意見にも、心から納得できる体験でした。
忙しい朝にも頼もしい – 充電時間の短縮
AQUOS R10がAQUOS R9から明確な進化を遂げた点、それが充電速度です。バッテリー容量は同じ5,000mAhですが、フル充電にかかる時間はAQUOS R9の約130分に対し、AQUOS R10では約110分へと約15%も短縮されました 。
この「20分の差」は、数字で見る以上に大きいものでした。特に朝の忙しい時間、出かける準備をしている間のわずかな時間での充電効率が格段に向上しています。AQUOS R9では少し心もとなかった充電量が、AQUOS R10では安心して一日を過ごせるレベルまでしっかりと回復してくれます。この差は、日々の小さなストレスを確実に軽減してくれる、非常に価値のある進化点だと感じました。ただし、AQUOS R9同様、便利なワイヤレス充電には対応していない点は留意が必要です。
未来の便利へ接続 – 新世代通信技術「UWB」対応
AQUOS R10は、未来のスマートな生活を見据えた新世代の通信技術にも対応しました。AQUOS R9にはなかった「UWB(超広帯域無線通信)」に新たに対応したのです 。これは、BluetoothやWi-Fiよりも遥かに正確に、数cm単位でデバイスの位置や距離を測定できる近距離無線技術です。
まだ対応製品は多くありませんが、この技術がもたらす未来は非常に魅力的です。例えば、UWB対応の紛失防止タグを使えば、部屋の中で見失った鍵や財布を、スマートフォンの画面上で「こっちです」と指し示すようにピンポイントで見つけ出すことが可能になります。将来的には、スマートフォンがデジタルキーとなり、車や家のドアを安全かつスムーズに開け閉めするといった、よりシームレスな生活が実現するでしょう。今すぐの恩恵は少ないかもしれませんが、長く使うスマートフォンだからこそ、こうした未来への対応は大きな価値を持ちます。
<AQUOS R10のバッテリー仕様>
- バッテリー容量: 5,000mAh
- 充電時間: 約110分
- 対応急速充電規格: USB Power delivery Revision3.0
- 公称連続待受時間: 約800時間(LTE、静止時)
- 公称連続通話時間: 約2,990分(VoLTE、静止時)
- ワイヤレス充電: 非対応
まとめ:バッテリー
- バッテリー持続時間:AQUOS R9から継承した5,000mAhの大容量バッテリーと省電力IGZOディスプレイの組み合わせで、通常利用で2日間もつほどの圧倒的な安心感を提供。
- 充電速度:充電時間がAQUOS R9の約130分から約110分へと短縮され、忙しい現代人のライフスタイルにマッチした利便性を実現。
- 新世代通信:AQUOS R9にはなかった新技術「UWB」に新たに対応し、紛失防止タグの精密な探索など、未来のスマートな生活への扉を開く。
- 利便性:「インテリジェントチャージ」などのバッテリーを長持ちさせる機能も充実しており、長期的な利用でも安心。
OSと機能:AQUOS R10 ~5年先まで続く安心と、日々の使いやすさを追求した賢さ~
ここでは、AQUOS R10の根幹をなすOSと、その使い勝手を格段に向上させる多彩な便利機能について、詳しくレビューしていきます。最新OSの搭載や長期的なアップデート保証がもたらす安心感、そして前モデルAQUOS R9から受け継がれ、さらに磨き上げられたAQUOSならではの機能が、実際の使用でどのような快適さをもたらしてくれたのか。その魅力を具体的にお伝えします。
最新OSと長期サポート – 5年先まで続く安心感
AQUOS R10は、出荷時点で最新のOSであるAndroid™ 15を搭載しています 。これにより、Googleの最新機能をいち早く利用できるだけでなく、セキュリティ面でも万全の状態で使い始めることができます。しかし、AQUOS R10がもたらす本当の安心感は、その長期的なサポート体制にあります。シャープは、最大3回のOSバージョンアップと、5年間ものセキュリティアップデートを保証しています。
高価なスマートフォンだからこそ、一度購入したら可能な限り長く、安心して使い続けたいと考えるのは当然のことです。2025年に購入したこの一台が、2030年までセキュリティの心配なく使い続けられるという約束は、購入を決断する上で非常に大きな後押しとなりました。これは前モデルのAQUOS R9から続く手厚いサポート体制であり、ユーザーを大切にするシャープの姿勢が感じられます。
直感的で美しいUIと、目に優しい新フォント
AQUOS独自のユーザーインターフェース「AQUOS UX」は、非常に直感的で軽快な操作感が魅力です。実際に操作してみると、アプリの切り替えや設定画面の操作で引っ掛かりを感じることは一切なく、サクサクと快適に動作しました。
さらにAQUOS R10では、目に映る情報体験を向上させる新しい試みとして、デフォルトフォントにMonotype社の和文書体「たづがね角ゴシックInfo」が採用されました。設定画面やLINEのメッセージを開いたとき、文字が以前よりも柔らかく、目に優しい印象を受けました。長時間Webサイトの記事を読んでいても疲れにくく、シャープが目指す「安心感や可読性の提供」という意図を、日々の利用の中で確かに感じ取ることができました。
日々の「ちょっとした手間」を解消するAQUOSトリック
AQUOSシリーズの真骨頂とも言えるのが、かゆいところに手が届く便利な独自機能群「AQUOSトリック」です。私が特に便利だと感じたのは「Payトリガー」機能です 。コンビニのレジ前で慌てて決済アプリを探す、という経験は誰にでもあると思いますが、この機能があればそんな心配は無用。指紋認証でロックを解除した後、そのまま指をセンサーに当て続けるだけで、瞬時に「PayPay」などの決済アプリが起動します。このスムーズさは、一度体験すると手放せなくなるほど快適でした。
また、「スクロールオート」も非常に便利な機能です 。料理中に手が濡れていて画面に触れたくない時、Webで長い記事を読む時など、画面を軽くタップするだけで自動でスクロールしてくれるので、ストレスなく情報を追い続けることができました。
確実でスピーディーな生体認証と決済機能
日々のロック解除や決済をスムーズに行うための機能も万全です。顔認証はマスクやメガネを着けたままでも驚くほど高速かつ正確に認証してくれ、外出先でマスクを外す手間なくサッとロック解除できるのは快適そのものでした。
電源ボタン一体型の指紋認証も、触れた瞬間にロックが解除されるスピード感で、ストレスを感じることはありません。ただ、一部のユーザーからは、意図せず触れてしまう誤作動を防ぐ「押し込み式」の採用を望む声もあり、今後の改善に期待したい点です。そして、日本のスマートフォンユーザーにとって必須のおサイフケータイにももちろん対応しており 、日々の通勤から買い物まで、この一台で完結する安心感があります。
<AQUOS R10の主な便利機能>
- Payトリガー
- スクロールオート
- Clip Now
- ゲーミングメニュー
- インテリジェントチャージ
- テザリングオート
- 顔認証(マスク対応)
- 指紋認証
- おサイフケータイ
まとめ:OSと機能
- OSとサポート:最新のAndroid™ 15を搭載し、最大3回のOSアップデートと5年間のセキュリティアップデート保証で、長期間にわたる安心感を提供。
- UIと操作性:直感的でスムーズなAQUOS UXと、目に優しく可読性の高い新フォント「たづがね角ゴシックInfo」で、日々の操作がより快適に。
- AQUOSトリック:「Payトリガー」や「スクロールオート」など、かゆいところに手が届く独自の便利機能が、スマートフォンの使い勝手を格段に向上させる。
- セキュリティと決済:高速かつ高精度な顔・指紋認証と、必須のおサイフケータイ機能で、日々のセキュリティと支払いをスムーズかつ安全にサポート。
【徹底比較】AQUOS R10 vs R9:進化したポイントを徹底解説
AQUOS R10は、2024年に発売されたAQUOS R9の後継機として、多くの面で着実な進化を遂げています 。ここでは、両モデルのスペックを比較し、AQUOS R10がどのような点で優れているのかを、具体的な違いとともに詳しく見ていきましょう。
OSバージョン
- AQUOS R10: Android™ 15(発売開始時)
- AQUOS R9: Android™ 14(発売開始時)
- 違い:(AQUOS R10は、発売時点でより新しいバージョンのAndroid OSを搭載しています 。)
カラーバリエーション
- AQUOS R10: Cashmere White、Trench Beige、Charcoal Blackの3色
- AQUOS R9: Aquos Green、Aquos Whiteの2色
- 違い:(カラーラインナップが一新され、より落ち着いた色合いの選択肢が増えています 。)
内蔵ストレージ(ROM)
- AQUOS R10: 256GBと512GBの2モデル
- AQUOS R9: 256GBの1モデル
- 違い:(AQUOS R10では大容量の512GBモデルが追加され、より多くのデータを本体に保存できるようになりました 。)
仮想メモリ
- AQUOS R10: 最大12GB
- AQUOS R9: 8GB
- 違い:(AQUOS R10は仮想メモリが増量されており、より多くのアプリを同時に快適に動作させることが期待できます 。)
外部ストレージ(microSDXCカード)
- AQUOS R10: 最大2TBまで対応
- AQUOS R9: 最大1TBまで対応
- 違い:(外部ストレージの拡張性が向上し、さらに大容量のデータをカードに保存できます 。)
充電時間
- AQUOS R10: 約110分
- AQUOS R9: 約130分
- 違い:(AQUOS R10は約20分充電時間が短縮され、利便性が向上しています 。)
ディスプレイのピーク輝度
- AQUOS R10: 3,000nit
- AQUOS R9: 2,000nit
- 違い:(AQUOS R10はR9の1.5倍の明るさを実現しており、HDRコンテンツの表現力が大幅に向上し、屋外でも画面がより見やすくなっています 。)
UWB (超広帯域無線通信)
- AQUOS R10: 対応
- AQUOS R9: 非対応
- 違い:(紛失防止タグの精密な探索など、将来的な利用拡大が期待されるUWBにAQUOS R10で新たに対応しました 。)
カメラ機能
- AQUOS R10: 14chスペクトルセンサー搭載、Dolby Vision®動画撮影対応、AI影除去が書類にも対応
- AQUOS R9: 14chスペクトルセンサーなし、Dolby Vision®非対応、AI影除去は料理のみ対応
- 違い:(AQUOS R10はセンサー追加と機能強化により、特に色再現性や動画品質、AI機能の利便性が大きく向上しています 。)
オーディオ機能
- AQUOS R10: 新開発のフルメタルBOXスピーカー、8Way Audio(ワイヤレスイヤホン使用時)に対応
- AQUOS R9: Box型ステレオスピーカー
- 違い:(スピーカー構造の改良と新機能の追加により、本体スピーカーとイヤホン両方でのサウンド体験が向上しています 。)
放熱構造
- AQUOS R10: ベイパーチャンバー+銅ブロックの新放熱構造
- AQUOS R9: ベイパーチャンバーのみ
- 違い:(AQUOS R10は放熱構造が強化され、高負荷時のパフォーマンス安定性がより高まっています 。)
AI機能(通話サポート)
- AQUOS R10: 会話のキーワード抽出やカレンダーへの予定登録提案機能を追加
- AQUOS R9: 留守番電話の要約機能のみ
- 違い:(単なる要約から、具体的なアクションを補助する能動的なアシスタントへと進化しています 。)
エンターテインメント機能(ECサービス)
- AQUOS R10: Glance AI for AQUOSを搭載
- AQUOS R9: 搭載なし
- 違い:(AIによるファッション提案など、AQUOS R10は新しいスマートフォンの楽しみ方を提供します 。)
まとめ:AQUOS R10とAQUOS R9の違い
まとめると、AQUOS R10はAQUOS R9の堅実な進化版であり、特にディスプレイの輝度向上、カメラのAI処理や動画機能の強化、オーディオ体験の向上、そして新しいAI機能の追加といった面で大きな進歩を遂げています 。プロセッサなどの基本性能は維持しつつ、ユーザーが直接体験する部分に磨きをかけることで、総合的な満足度を一段上のレベルに引き上げたモデルと言えるでしょう。
AQUOS R10のメリット・デメリット
AQUOS R10は、シャープがこれまでに培ってきた技術と新たな発想を融合させた、非常に完成度の高いスマートフォンです。しかし、どんな製品にも長所と短所が存在します。ここでは、前モデルのAQUOS R9や、同時期に発売された他のスマートフォンと比較しながら、AQUOS R10が持つ具体的なメリットと、購入前に考慮すべきデメリットを詳しく解説していきます。
【メリット】
メリット1: MIL規格準拠の圧倒的な耐久性
AQUOS R10は、IPX5/IPX8・IP6Xの防水防塵性能に加え、米国国防総省が定めるMIL規格に準拠しています 。これは、一般的なIP68防水防塵のみを謳うGalaxy S25やXiaomi 15と比較しても、落下や衝撃、過酷な温度変化に対する耐性が高いことを意味し、日常生活からアウトドアシーンまで、より安心して使うことができる大きなアドバンテージです 。
メリット2: 大容量データを保存できるmicroSDカード対応
近年のハイエンドモデルでは省略されがちなmicroSDカードスロットですが、AQUOS R10は最大2TBまでのmicroSDXCカードに対応しています 。これは、外部ストレージに非対応のGoogle Pixel 9やGalaxy S25にはない明確な長所です 。高画質化した写真や4K動画を容量の心配なく保存できるため、クリエイターや思い出をたくさん残したいユーザーにとって非常に魅力的です。
メリット3: AQUOS史上最高輝度を誇るディスプレイ
ピーク輝度3,000nitを誇るPro IGZO OLEDディスプレイは、AQUOS R10最大の武器の一つです 。前モデルAQUOS R9の2,000nitから大幅に明るさが向上しており、真夏の屋外での視認性は抜群です 。ライバル機であるXiaomi 15も3,200nitと非常に明るいですが、AQUOS R10のディスプレイも最高クラスの性能を持っていると言えます 。
メリット4: 日常を賢くする、実用的なAI機能
AQUOS R10は、単に高性能なだけではありません。通話内容からカレンダーに予定を自動登録する「電話アシスタント」や、料理だけでなく書類の影まで消せるカメラAIなど、実生活に役立つ独自のAI機能が充実しています 。Zenfone 12 Ultraなども多彩なAI機能を搭載していますが、AQUOS R10の機能は「意識させずにユーザーを助ける」という点で、より生活に密着した賢さを提供してくれます 。
メリット5: 長期にわたる安心のソフトウェアサポート
最大3回のOSアップデートと5年間のセキュリティアップデートが保証されている点も大きなメリットです 。これにより、長期間にわたって最新の機能と安全な環境でスマートフォンを使い続けることができます。これはGoogle Pixel 9が提供する7年間のサポートには及ばないものの、多くのスマートフォンよりも手厚い保証であり、一つのデバイスを長く大切に使いたいユーザーにとって重要な選択基準となります 。
【デメリット】
デメリット1: 光学望遠レンズの非搭載
AQUOS R10のカメラは標準と広角の2眼構成で、光学式の望遠レンズを搭載していません 。Zenfone 12 UltraやGalaxy S25が光学3倍ズームに対応しているのと比べると、遠くの被写体を綺麗に撮影する能力では明確に劣ります 。高画素センサーによるデジタルズームは優秀ですが、本格的なズーム撮影を重視するユーザーには物足りない可能性があります。
デメリット2: プロセッサ性能の据え置き
プロセッサには前モデルのAQUOS R9と同じSnapdragon® 7+ Gen 3を搭載しています 。このプロセッサは非常に高性能ですが、Zenfone 12 UltraやXiaomi 15が搭載する最新のSnapdragon 8 Eliteと比較すると、最高の処理性能を求めるユーザーにとっては見劣りする可能性があります 。これは価格とのバランスを取った結果ですが、スペック上の進化を期待していたユーザーにとってはデメリットと感じられるでしょう。
デメリット3: ワイヤレス充電に非対応
Zenfone 12 Ultra、Xiaomi 15、Google Pixel 9、Galaxy S25といった競合製品の多くが対応しているワイヤレス充電に、AQUOS R10は対応していません 。置くだけで充電できる手軽さに慣れているユーザーにとっては、大きなマイナスポイントとなる可能性があります。
デメリット4: 充電器が同梱されていない
AQUOS R10のパッケージには、充電器(ACアダプタ)が同梱されていません 。そのため、36Wの急速充電性能を最大限に活かすには、対応する充電器を別途購入する必要があります 。これは近年のトレンドではありますが、追加の出費が必要になる点はデメリットと言えます。
AQUOS R10のスペック(仕様)一覧
- ディスプレイ: 約6.5インチ Pro IGZO OLED、フルHD+ (1,080×2,340)、リフレッシュレート1-240Hz可変駆動
- CPU: Snapdragon® 7+ Gen 3 Mobile Platform (オクタコア 2.8GHz+2.6GHz+1.9 GHz)
- GPU: Adreno 732
- RAM(メモリ): 12GB (LPDDR5X)
- ストレージ: 256GBまたは512GB (UFS 4.0)、microSDXCカード対応 (最大2TB)
- バッテリー: 5,000mAh
- 駆動時間: 連続通話時間 VoLTE: 約2,990分 / 連続待受時間 LTE: 約800時間
- 充電: 36W、充電時間 約110分、USB Power delivery Revision3.0対応
- 背面カメラ: 標準: 約5,030万画素 (F1.9, OIS) / 広角: 約5,030万画素 (F2.2) ライカカメラ社監修
- 前面カメラ: 約5,030万画素 (F2.2)
- ワイヤレス通信: Wi-Fi 7 (IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax/be)、Bluetooth 5.4
- GPS: 対応 (GPS、GLONASS、Beidou、Galileo、QZSS)
- NFC: おサイフケータイ対応
- インターフェース: USB Type-C (USB3.2 Gen1)、Display Port v1.4対応
- センサー: 14chスペクトルセンサー
- 防水防塵: IPX5・IPX8 / IP6X、MIL-STD-810G/H準拠
- 冷却システム: ベイパーチャンバー搭載
- 生体認証: 顔認証(マスク対応)、指紋認証
- OS: Android™ 15
- サイズ: 156mm × 75mm × 8.9mm
- 重量: 約197g
- カラー: カシミヤホワイト、トレンチベージュ、チャコールブラック
- 付属品: クイックスイッチアダプター (試供品)、クイックスタート (保証事項記載) ※充電器(ACアダプタ)は付属しません。
- モバイル通信(5G/4G/3G): 対応
- SIMカード: nanoSIM / eSIM (DSDV対応)
対応バンド:AQUOS R10
「AQUOS R10」は5G通信に対応しています。
基本的には本体にSIMカードを入れて、APN設定を済ませると、通信できます。
SIMはNanoSIMと物理的なカードを必要としないeSIMに対応しています。
対応バンドは以下の通りです。
- 5G: n1/n3/n28/n41/n77/n78/n79 (国内)
- 4G: B1/B3/B8/B11/B18/B19/B21/B28/B41/B42 (国内)
- 3G: W-CDMA: B1/B2/B4/B5/B8 (海外)
- 2G: GSM: 850/900/1,800/1,900MHz (海外)
対応バンドの詳細
ドコモ回線
- 5G: n1/n3/n28/n77/n78/n79
- 4G: B1/B3/B19/B21/B28/B42
- プラチナバンド: B19 対応
- ドコモの5Gで重要なn78と、他キャリアでは利用されていないn79の両方に対応しています。4Gでは、主要なバンドであるB1、B3に加え、繋がりやすいプラチナバンドのB19にも対応しているため、広いエリアで快適な通信が期待できます。
au回線
- 5G: n1/n3/n28/n41/n77/n78
- 4G: B1/B3/B11/B18/B28/B41/B42
- プラチナバンド: B18/B28 対応
- auの5G主要バンドであるn77、n78に両対応しています。4Gにおいても主要なバンドをカバーしており、プラチナバンドのB18、B28にも対応しているため、全国的に安定した通信が可能です。
ソフトバンク回線
- 5G: n3/n28/n77
- 4G: B1/B3/B8/B11/B28/B41/B42
- プラチナバンド: B8/B28 対応
- ソフトバンクの5Gバンドn77に対応しています。4Gの主要バンドであるB1、B3、B8をカバーしており、プラチナバンドのB8、B28にも対応しているため、広いエリアで問題なく利用できます。
楽天モバイル回線
- 5G: n77
- 4G: B3/B18
- プラチナバンド: B28(将来的に対応)
- 楽天モバイルの5G通信で使われるn77に対応しています。4Gの主要バンドであるB3に加え、パートナー回線であるauのB18にも対応しているため、楽天モバイルの自社回線エリア外でも通信が可能です。また、将来的に楽天モバイルが本格運用するプラチナバンドn28にも対応しています。
結論
この端末は、日本の大手4キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル)の主要な5Gおよび4Gバンドに幅広く対応しています。特に各社のプラチナバンドをカバーしているため、都市部から郊外や山間部まで、安定した通信が期待できます。
総合的に見て、この端末は日本のどのキャリアでも快適に利用できる非常に優れた対応バンド構成であると言えます。3Gおよび2Gは海外利用を想定したものですが、国内での利用には影響ありません。
ただし、モバイル通信を利用するには、自分のSIMがスマホ側のバンドに対応している必要があります。
こちらのページで対応しているかどうかを確認できます。
ドコモ、ソフトバンク、au、楽天モバイル回線の「対応バンド」を詳細にチェック!
AQUOS R10の評価
8つの基準で「AQUOS R10」を5段階で評価してみました。
【項目別評価】
画面の見やすさ:★★★★★
AQUOS史上最高となるピーク輝度3,000nitは、AQUOS R9から飛躍的に向上しており、真夏の直射日光下でも驚くほど画面がクリアに見えます。Pro IGZO OLEDが映し出す映像は色彩豊かで、あらゆるコンテンツを最高の画質で楽しめました。
スペック:★★★★☆
プロセッサはAQUOS R9と同じSnapdragon® 7+ Gen 3ですが、その性能は依然としてハイエンドクラスです。仮想メモリの増量もあり、アプリの切り替えや高負荷な作業も快適そのもの。最新のプロセッサではない点を考慮して星4つとしましたが、実用上は全く不満のない性能です。
耐久性: ★★★★★
IP68の防水・防塵性能に加え、MIL規格に準拠した耐衝撃性能は絶大な安心感を与えてくれます。AQUOS R9から続く堅牢な作りに加え、進化した冷却システムは内部パーツの長寿命化にも貢献しており、物理的な頑丈さは最高レベルです。
デザイン:★★★★★
AQUOS R9で好評だった「miyake design」監修の、カメラ周りの自由曲線を活かしたデザインを継承。カシミヤホワイトなど、より洗練された3色のカラーバリエーションは非常に上品で、所有する喜びを感じさせてくれます。
通信:★★★★☆
最新のWi-Fi 7に対応し、国内4キャリアの主要バンドを網羅しているため通信環境は万全です。ただ、Google Pixel 9の7年という長期サポートと比較し、総合的な将来性も考慮して星4つとしました。
機能:★★★★★
カレンダー連携する電話アシスタントや、書類の影まで消せるカメラAIなど、AQUOS R9からAI機能が大幅に進化。日本初搭載の「Glance AI」もユニークで、日々の生活を賢く、そして楽しくしてくれる機能が満載です。
使いやすさ:★★★★☆
最大3回のOSアップデートと5年間のセキュリティ保証は、長く安心して使える大きな魅力です。ただ、便利な側面指紋認証が意図せず触れてしまい、ロックがかかることがあるという点は、わずかながら使いにくさを感じる場面がありました。
価格:★★★★☆
SIMフリーモデルが10万円前後からという価格は、これだけの性能と機能を考えれば非常にコストパフォーマンスが高いです。最高級フラッグシップ機のような価格ではないものの、決して安い買い物ではないため、星4つの評価としました。
総評:★★★★★
AQUOS R9からの正統進化
AQUOS R10は、前モデルであるAQUOS R9の完成度をさらに高めた、まさに「正統進化」と呼ぶにふさわしい一台です。プロセッサこそ据え置きですが、それは性能と価格の絶妙なバランスを維持するため。その上で、ユーザーが日常で最も恩恵を受ける「ディスプレイの輝度」「AI機能の賢さ」「冷却性能」といった部分に的を絞って強化してきた点に、シャープの製品開発の巧みさを感じます。
弱点を克服し、強みを伸ばす
AQUOS R9で一部指摘されていた高負荷時の発熱は、銅ブロックを追加した新放熱構造によって見事に改善され、パフォーマンスの持続性が向上しました。また、好評だったAI機能は、カレンダー連携や書類の影除去といった、より実用的な機能へと進化。そして最大の魅力であるディスプレイは、AQUOS史上最高輝度に達し、他の追随を許さないレベルへと昇華されています。弱点を着実に克服し、元々の強みをさらに伸ばしたことで、死角の少ないスマートフォンに仕上がっています。
総合的な完成度の高さ
デザイン、耐久性、カメラの基本性能、そして長期的なソフトウェアサポート。AQUOS R10は、スマートフォンのあらゆる要素が非常に高いレベルでバランス良くまとまっています。日々の生活に溶け込む美しいデザインでありながら、いざという時には頼りになるタフさを持ち、日常の何気ない瞬間を感動的に記録し、面倒な作業はAIが賢くサポートしてくれる。AQUOS R10は、突出した一点豪華主義ではなく、毎日使う道具としての「総合的な完成度」を極めた、誰にでも自信を持っておすすめできる一台です。
購入前の注意点
ただし、購入を検討する上でいくつか注意すべき点もあります。まず、カメラシステムには光学式の望遠レンズが搭載されていません。高画素センサーによるデジタルズームは優秀ですが、遠くの被写体を頻繁に撮影するユーザーには物足りなく感じる可能性があります。
また、スマートフォンの心臓部であるプロセッサやメモリ、ストレージといった基本性能は前モデルのAQUOS R9から据え置かれています。このため、純粋な処理速度の向上を最優先に考えるユーザーは、この点を理解した上で検討する必要があります。加えて、近年のハイエンドモデルでは標準となりつつあるワイヤレス充電には対応しておらず、充電器(ACアダプタ)も同梱されていないため、別途用意が必要です。
どんな人に最適か
では、このAQUOS R10はどんな人に最適なのでしょうか。それは、「最高スペック」という数字だけを追い求めるのではなく、日々の生活における「上質な体験」と「長く続く安心感」を重視する賢明なユーザーです。
最高のディスプレイで映画や動画に没入したい人、見たままの自然な色合いで大切な思い出を残したい人、そして一度手にしたスマートフォンを、最新のセキュリティと機能で何年も安心して使い続けたい人。そんな、道具としてのスマートフォンの本質的な価値を理解している人にこそ、AQUOS R10は最高のパートナーとなるでしょう。この機会にぜひ購入を検討してみてください。
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AQUOS R10の価格・購入先
※価格は2025/07/23に調査したものです。価格は変動します。
【シャープ公式通販】
COCORO STORE(ココロストア)
- SH-M31A [RAM12GB / ROM256GB] モデルで99,770円 (税込)、
- SH-M31B[RAM12GB / ROM512GB] モデルで107,800円 (税込)、
で販売されています。
シャープ公式通販COCORO STOREで「AQUOS R10」をチェックする
ドコモ オンラインショップ
ドコモでの「AQUOS R10」の価格は以下の通りです。
- 機種代金の総額: 121,220円
- いつでもカエドキプログラム利用時(12か月目に返却)の負担額: 77,220円
ドコモ オンラインショップで「AQUOS R10」をチェックする
ソフトバンク
ソフトバンクでの「AQUOS R10」の価格は、契約種別(のりかえ、新規、機種変更)にかかわらず共通です。
機種代金の総額: 129,888円
新トクするサポート利用時(25か月目に返却)の負担額: 71,976円
ソフトバンクで「AQUOS R10」をチェックする
ahamo
ahamoでのAQUOS R10の価格は、NTTドコモのオンラインショップ価格に基づきます。
いつでもカエドキプログラム適用時(23か月目に返却)の負担額: 81,620円
端末の通常価格(一括払い): 121,220円
ahamoで「AQUOS R10」をチェックする
IIJmio
IIJmioでのAQUOS R10の価格は以下の通りです。
【RAM12GB/ ROM256GBモデル】
- のりかえ価格: 79,800円(税込)
- 通常価格: 99,800円(税込)
【RAM12GB/ ROM512GBモデル】
- のりかえ価格: 89,800円(税込)
- 通常価格: 106,800円(税込)
IIJmioで「AQUOS R10」をチェックする
ECサイト
- 楽天市場で109,780円(送料無料)、
- ヤフーショッピングで109,780円(送料無料)、
で販売されています。
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おすすめのライバル機種と価格を比較
「AQUOS R10」に似た性能をもつスマートフォンも販売されています。価格の比較もできるので、ぜひ参考にしてみてください。
AQUOS R9
シャープから発売された6.4インチの5Gスマートフォンです(2024年7月26日以降に発売)。
Android 14、Qualcomm Snapdragon 7+ Gen 3 オクタコアプロセッサと12GB LPDDR5X メモリを搭載。Pro IGZO OLED液晶、256GB UFS 4.0ストレージ、5000 mAhhバッテリー、背面50.3MP + 50.3MPの2眼ライカカメラ、前面MP50.3MPのフロントカメラを搭載しています。
また、生成AIによる留守番電話の要約機能、ベイパーチャンバー採用の放熱システム、BOX構造のステレオスピーカー、最大20GBまでのメモリ拡張、可変リフレッシュレート 1~240Hz、急速充電、NFC・おサイフケータイ(Felica)、IP68防水防塵、MIL-STD-810G、最大1TBまでのストレージ拡張、顔認証(マスク対応)、指紋認証、eSIM、DSDV、USB Type-C (OTG)、5G通信、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.3、GPSに対応しています。
価格は、Amazonで94,580円、楽天市場で87,705円(送料無料)、ヤフーショッピングで94,980円、です。
関連記事:シャープ「AQUOS R9」の性能を歴代Rシリーズと比較して解説
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Zenfone 12 Ultra
ASUSから発売された6.78インチの5Gスマートフォンです(2025年5月30日発売)。
Android 15 (ZenUI)、Qualcomm Snapdragon 8 Elite (オクタコア、4.3GHz)、LPDDR5X 12GB または 16GBメモリ、フルHD+ (2400×1080)のLTPO AMOLED、256GB または 512GB (UFS4.0)ストレージ、5,500mAhバッテリー、背面50MPメイン (6軸ジンバルスタビライザー4.0) + 32MP望遠 (光学3倍、OIS) + 13MP超広角のトリプルカメラ、前面32MP RGBWイメージセンサーのフロントカメラを搭載しています。
また、eSIM、カメラのAI機能(AIトラッキング、AIポートレート動画2.0、AIボイスクラリティ、AI流し撮りなど)、AI機能(AI通話翻訳2.0、AI文字起こし2.0、AI記事の要約、AIドキュメントの要約など)、ASUSの独自機能(「通話音声の自動録音」機能、「ツインアプリ」機能、「エッジツール」、「クイックショット」、「Photo Vibe」、「Game Genie」)に対応。
おサイフケータイ(Felica)、IP65/IP68防水防塵、NFC搭載、最大65W HyperCharge急速充電、最大15W Qiワイヤレス充電対応、指紋認証 (画面内)、顔認証、USB Type-C、3.5mmヘッドホンジャック、5G通信、Wi-Fi 7 、Bluetooth® 5.4、GPSにも対応しています。
価格は、Amazonで145,809円(税込・国内版・ZF12U-BK12S256/A)、楽天市場で149,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで149,800円(送料無料)、AliExpressで148,758円、です。
関連記事:Zenfone 12 Ultra徹底レビュー!AI・カメラ・11Ultra比較
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Xiaomi 15
Xiaomiから発売された6.36インチのスマートフォンです(2025年4月1日発売)。
Xiaomi HyperOS 2(Android 15ベース)、Snapdragon 8 Elite Mobile Platform、12GB LPDDR5Xメモリ、2670 x 1200 pxのCrystalRes有機EL (1~120Hz, 最大3200nits)、256GB/512GB UFS 4.0ストレージ、最大25時間駆動する5240 mAhバッテリー、背面50MPトリプル (広角ライカSummilux, 望遠, 超広角)カメラ、前面32MPのフロントカメラを搭載しています。
また、AI機能(AI文章作成、AI音声認識、AI通訳、AIダイナミック壁紙)、Google Gemini連携(かこって検索など)、
1~120Hzの「可変リフレッシュレート」、60mm相当の望遠撮影、10cmまで寄れるマクロ撮影、8K動画撮影(24/30fps)、IP68防水防塵、90Wハイパーチャージ (有線)、ワイヤレス充電、Xiaomi Wing型IceLoopシステム(冷却システム)、X軸リニア振動モーター、超音波画面内指紋センサー、AI顔認証、「Xiaomiシールドガラス」、「高強度アルミニウム合金フレーム」、USB Type-C (OTG)、5G通信、Wi-Fi 7、Bluetooth 6.0、NFC、GPS (L1+L5)に対応しています。
価格は、Amazonで110,699円(税込・12GB+256GBモデル)、楽天市場で109,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで110,700円、です。
関連記事:Xiaomi 15レビュー!14Tとの違い&買い替えメリット・デメリット
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Google Pixel 9
Googleから発売された6.3インチの5Gスマートフォンです(2024年9月4日 発売)。
Android 14、Google Tensor G4 チップ、12GB LPDDR5 メモリ、Actua(有機EL)液晶、128GB / 256GB UFS 3.1 ストレージ、4700 mAhバッテリー、背面50MP + 48MPのデュアルカメラ、前面10.5MPのフロントカメラを搭載しています。
また、「Add Me」(一緒に写る)、AI機能、ステレオスピーカー、空間オーディオ、リフレッシュレート 最大 120 Hz (60~120 Hz)、おサイフケータイ、IP68防水防塵、45W急速充電、急速ワイヤレス充電(Qi 認証済み)、バッテリー シェア、ディスプレイ内指紋認証、顔認証、緊急 SOS、災害情報アラート、自動車事故検出、USB Type-C 3.2 (OTG)、5G通信、Wi-Fi 7、2×2 MIMO、Bluetooth 5.3、GPSに対応しています。
価格は、Amazonで95,500円(税込)、楽天市場で97,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで105,980円、AliExpressで192,097円、米国 Amazon.comで $942.50、です。
関連記事:Google Pixel 9徹底レビュー!Pixel 8との違い・AI機能・価格
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Galaxy S25
サムスンから発売された6.2インチの5Gスマートフォンです(2025年2月7日 発売)。
Android 15(One UI 7)、Qualcomm Snapdragon 8 Elite for Galaxy、12GBメモリ、FHD+(2340×1080)解像度のDynamic AMOLED 2Xディスプレイ、128GB/256GB/512GBストレージ、4000mAhバッテリー、3眼カメラ(背面に50MP広角、12MP超広角、10MP望遠)、前面12MPのフロントカメラを搭載しています。
また、Googleの次世代AIモデル「Gemini Nano 2」を搭載し、さらに強化された「Galaxy AI」の新機能に対応。より大型化し放熱性能を高めたベイパーチャンバー、IP68防水防塵、25W急速充電、、Qi2ワイヤレス充電(最大15W)、リバース充電、NFC、超音波式画面内指紋センサー、顔認証、最大120Hzリフレッシュレート、USB Type-C、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4、GPSにも対応しています。
価格は、Amazonで129,000円(税込)、楽天市場で122,980円(送料無料)、ヤフーショッピングで122,980円(送料無料)、AliExpressで109,651円(256GB)、米国 Amazon.comで$799.99、です。
関連記事:Galaxy S25 Edge徹底レビュー!薄型チタン化とS25からの進化点
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他のシャープ AQUOS スマホと比較
他にもシャープのAQUOSスマホが販売されています。2024モデルもあるので、ぜひ比較してみてください。
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