2023年11月19日、Indiegogoで発売された「AYANEO SLIDE」と最新ポータブルゲーミングPCを徹底 比較!価格やスペック、ベンチマークの違いに加えて、メリット・デメリット、評価を紹介します。
※2024年3月29日「AYANEO Flip」のに予約販売が始まりました。
※2023年12月19日、天空がCAMPFIREで「AYANEO SLIDE」のクラウドファンディングを開始しました。
※本ページはプロモーション(広告)を含んでいます。
「AYANEO SLIDE」の特徴
「AYANEO SLIDE」の特徴をまとめてみました。
6型スライド式液晶・キーボード・46.2 Wh
「AYANEO SLIDE」はスライド式の6インチ、解像度1920×1080ドットのIPSディスプレイを搭載。豊かな色再現が可能なsRGBカバー率120%、DCI-P3 85%に対応し、色鮮やかで繊細な画質でゲームを楽しめます。また、ディスプレイをスライドさせてQWERTY キーボードを使用することが可能。キーの刻印が光るカラーLEDイルミネーションも利用できます。
そのほか、46.2 Wh (12000mAh)バッテリーを搭載し、長時間の駆動が可能。Type-C (USB4)ポートを介してPD急速充電も利用できます。
Ryzen 7 7840U・Radeon 780M・最大64GB+4TB
「AYANEO SLIDE」はAMD Ryzen 7 7840U プロセッサを搭載。4nmプロセスで製造された8コア、16スレッド、最大5.1GHz駆動のCPUで、AMD Ryzen 9 6900HSプロセッサよりも高速に動作します。
また、GPUにAMD Radeon 780Mを採用し、GeForce GTX 1650 Ti/RTX 2050と同等のグラフィック性能を発揮。Steamなどの人気のPCゲーム「アーマードコア」や「ファイナルファンタジーXIV」、「The Elder Scrolls」、「原神」も快適に動作します。
そのほか、LPDDR5X 7500 規格のメモリを16GB/32GB/64GB 搭載。ストレージはPCle 4.0接続のM.2 SSDで、512GB/2TB/4TBの3種類を用意しています。
USB4ポート・Wi-Fi 6E・マスターコントローラー
「AYANEO SLIDE」は2つのUSB4 Type-C ポートを搭載。40Gbpsの高速転送やPD急速充電、DP映像出力が利用できます。また、Wi-Fi 6の拡張版で、2.4GHz帯・5GHz帯・6GHz帯の3つの帯域が利用できる「Wi-Fi 6E」に対応。Bluetooth 5.2によるワイヤレス接続も利用できます。
そのほか、上位機種と同じ高精度なマスターコントローラーを採用。ホール効果を採用したジョイスティック、電磁誘導技術を用いたホールトリガーで快適に操作できます。
公式ページ: AYANEO SLIDE: Full Keyboard Slide 7840U Handheld | Indiegogo
価格を比較
「AYANEO SLIDE」と「GPD WIN 4 2023」、「ONEXPLAYER 2 Pro」、「Steam Deck OLED」の価格を比較してみました。(※以下、アフィリエイト広告を含みます。)
「AYANEO SLIDE」
「AYANEO SLIDE」は、Amazonで138,420円(税込・Ryzen 7 7840U)、楽天市場で138,000円(税込)で販売されています。
また、CAMPFIREで15万3,800円(メモリ16GB/SSD 512GBモデル/32GB/2TBモデルは18万7,000円)、Indiegogoで$704 USD ~ (日本円で約104416円~・7840U+16G+512Gモデル)で販売されています。
「GPD WIN 4 2023」
「GPD WIN 4 2023」は、Amazonで116,500円(税込)、楽天市場で155,109円、ヤフーショッピングで155,109円、リンクスダイレクトで153,700(税込)、米国 Amazon.comで$909.95で販売されています。
「ONEXPLAYER 2 Pro」
「ONEXPLAYER 2 Pro」は、Amazonで178,000円(税込32GB+1TBモデル/32GB+2TB SSDモデルは188,000円)、One-Netbookストアで157,000(税込)、AliExpressでUS $1,129.00 (日本円で約167,451円)で販売中です。
「Steam Deck OLED」
「Steam Deck OLED」は、KOMODO Steam Deck ストアで84,800円 (税込・512GBモデル/1TBモデルは99,800円)で販売されています。
スペックを比較
「AYANEO SLIDE」と「GPD WIN 4 2023」、「ONEXPLAYER 2 Pro」、「Steam Deck OLED」のスペックを比較してみました。
「AYANEO SLIDE」のスペック
- ディスプレイ 6インチ、1920×1080ドットのIPS、スライド式
※1080P/368ppi/400nits/120% sRGB/85% DCI-P3 - プロセッサ AMD Ryzen 7 7840U
※4nm/8コア/16スレッド/最大5.1GHz/Zen 4 - GPU AMD Radeon 780M (12コア,2700 MHz, RDNA 3)
- RAM(メモリ) 16GB/32GB/64GB LPDDR5X 7500
- ストレージ 512GB/2TB/4TB M.2 2280 PCle 4.0 SSD
- 拡張ストレージ 最大4TBまで(M.2 2280 PCle 4.0 SSD)
- バッテリー 46.2 Wh (12000mAh)
- カメラ なし
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.2
- インターフェース USB4 Type-C x2 (フル機能)、TFカードスロット(700MB/s)
- スピーカー/マイク 内臓
- キーボード QWERTY フルキーボード、FNファンクションキー、RGBライトエフェクトをサポート
- コントローラー マスターコントローラー
- ジョイスティック ホールセンシング ジョイスティック
- トリガー ライナー ホール トリガー
- バイブレーションモーター 6軸 ジャイロスコープ
- 冷却システム 新しい3+2 トリプル 銅製 チュープ、TDP 28W
- ソフトウェア AYASpace 2
- 生体認証 指紋認証(電源ボタンに指紋センサー)
- OS Windows 11 64bit Home Edition
- サイズ 226 x 90 x 28.5 mm
- 重量 650g
- カラー サンライズホワイト、ブライトブラック
関連記事: 海外のレアすぎる携帯ゲーム機 2023 まとめ
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「GPD WIN 4 2023」のスペック
- ディスプレイ 6インチ、解像度1980×1080 / 1280×720 ドット
※16:9/1080P/368ppi/DC調光/Corning Gorilla Glass 5/H-IPS テクノロジー - リフレッシュレート 60Hz/40Hz
- プロセッサ AMD Ryzen 7 7840U
※4nm/8コア/16スレッド/最大5.1GHz/Zen 4 - GPU AMD Radeon 780M (12コア,2700 MHz, RDNA 3)
- RAM(メモリ) 16GB/32GB LPDDR5-6400MT/秒
- ストレージ M.2 NVM3 2280 SSD 512GB/2TB/4TB
- 拡張モジュール M.2 2230または2242 SSDをサポートするバックマウントモジュール、4G LTEモジュールを用意
- バッテリー 45.62Wh リチウムポリマー電池
- 駆動時間 ヘビーユースで2時間、ミドルユースで3~6時間、ライトユースで10時間
- 充電 65W急速充電
- カメラ なし
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6 (802.11 a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.2
- 有線LAN 対応・RJ45
- インターフェース USB 4.0 (40Gbps)×1、USB 3.2 Gen 2 Type-C(フル機能/10Gbps) ×1、USB 3.2 Gen 2 Type-A ×1 (10Gbps)、microSDXCスロット ×1、3.5mm ヘッドフォンジャック/マイク ×1(AppleヘッドフォンUS仕様と互換性あり)、Oculink
- センサー 3軸重力センサー、3軸ジャイロスコープ
- スピーカー デュアルスピーカー(スーパーリニア)
- マイク 内蔵
- オーディオ 内蔵サウンドチップ + 高エネルギー効率、高 PSRR、低ノイズのインテリジェントパワーアンプ
- キーボード スライド式、QWERTYフルキーボード、ドームボタン、ホワイトバックライト、3段階明るさ調整可能
- ジョイスティック ALPS 3Dジョイスティック、シンクイン設計 / 感圧式 L3, R3用ネイティブサポート
- 冷却システム アクティブ冷却 / 大型ファン+デュアルヒートパイプ
- 振動モーター ダブル大型振動モーター(オフ / 弱振動 / 強振動 3段階で調節可能)
- ジャイロ 6軸設計:3軸重力センサー / 3軸ジャイロセンサー
- 指紋認証 対応
- 筐体 LG-DOW 121H 航空機用ABS / UL94-V0 / マグネシウム合金
- OS Windows 11 Home ※Steam OSをサポート
- サイズ 約220mm × 92mm × 28 mm
- 重量 約598g
- カラー マットブラック / ピュアホワイト
- 4G LETモジュール オプション
関連記事: 「GPD WIN 4」(日本版)と最強ポータブルゲーミングPCを徹底 比較!
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「ONEXPLAYER 2 Pro」のスペック
- ディスプレイ 8.4インチ、解像度2560 × 1600 ドット
※2.5k/358 ppi/100% sRGB高色域 - プロセッサ AMD Ryzen 7 7840U
※4nm/8コア/16スレッド/最大5.1GHz/Zen 4 - GPU AMD Radeon 780M (12コア,2700 MHz, RDNA 3)
- RAM(メモリ) 16GB/32GB LPDDR5X 7500MHz
- ストレージ 1TB/2TB M.2 SSD (PCIe 4.0*4 / NVMe 2280)
- 外部ストレージ 4.0 TFカードスロット (最大300MB/s)
- バッテリー 65.5Wh
- 駆動時間 ゲームで3時間以上、ビデオ再生で約8~9時間
- 充電 100W PD急速充電(40分で50%まで回復)
- カメラ なし
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6e、Bluetooth 5.2
- インターフェース Type-C USB-C 4.0 (40Gbps転送・Thunderboltテクノロジー) ×1、Type-C USB 3.2 ×1、Type-A USB-A 3.0 ×1、microSDカードスロット、3.5mmオーディオインターフェース ×1
- スピーカー フルレンジスピーカーユニット(ハーマン認定、300Gz~14kHz、高周波ひずみ率300Hz以上)
- キーボード 取り外し可能な磁気キーボード
- キックスタンド サポート
- スタイラスペン 筆圧4096段階・Microsoft Surface Pen互換
- 振動モーター デュアル振動モーター
- ジャイロ 6軸ジャイロセンサー(3軸ジャイロ+3軸加速度センサー)
- 冷却システム ハネウェル社製 相変化 熱伝導シート採用、純銅製デュアルヒートパイプ、PCグレードの大型ファン
- ジョイスティック(傾斜角18度、高さ7.5mm、デッドゾーンなし、ドリフトしにくい、千鳥配置でよりスムーズな操作、クラシックなゲームパッドレイアウト)
- トリガー/ボタン リニアトリガー アナログ式(キーストローク約8.1mm、)/ LB/RBボタン キーストローク約0.2~1mm
- 管理コンソール OneXConsole(ゲーム一括管理コンソール)、GAME CENTER(様々な調整をワンタッチで操作)
- OS Windows 11
- サイズ 310 × 127 × 23~40mm(コントローラーを含む)
- 重量 合計で約848g (メインボディ:709g、コントローラー:139g、ハンドグリップ コネクター:98g)
- カラー ミッドナイトブラック、スノーホワイト
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「Steam Deck OLED」のスペック
- ディスプレイ 7.4インチ、解像度1280 x 800ドットのHDR OLED タッチスクリーン
※16:10/輝度600ニト(SDR)/最大輝度1,000ニト(HDR)/色域110% P3/コントラスト比:> 1,000,000 : 1 - レスポンスタイム < 0.1 ms
- リフレッシュレート 90 Hz
- プロセッサ AMD APU
※6nm/4コア/8スレッド/最大3.5GHz - CPU Zen 2 4c/8t、2.4~3.5GHz(最大448 GFlops FP32)
- GPU 8 RDNA 2 CU, 1.0~1.6GHz(最大1.6 TFlops FP32)
- APU power 4~15ワット
- RAM(メモリ)16 GB LPDDR5 オンボード(6400 MT/sクアッド32ビットチャンネル)
- ストレージ 512GB/1TB NVMe SSD
- 外部ストレージ microSDカードで拡張可能
- バッテリー 50 Wh
- 駆動時間 3~12時間のゲームプレイ(コンテンツによって異なります)
- 充電 45W急速充電 (45W USB Type-C PD3.0電源)
- カメラ なし
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6E (2.4GHz、5GHz/6GHz 2 x 2 MIMO)、Bluetooth 5.3 ((コントローラ、アクセサリ、オーディオに対応))
- インターフェース USB3 Gen2 Type-C (DP映像出力/PD充電/データ転送)x1、microSDカードリーダー(UHS-I) x1、3.5mmヘッドホンジャック x1
- センサー ジャイロ 6軸IMU、デュアル環境光センサーALS
- オーディオ DSP内蔵ステレオスピーカー、デュアルアレイマイク
- 操作 A B X Yボタン、十字キー、L&Rアナログトリガー、L&Rバンパー、表示&メニューボタン、割り当て可能な4個のグリップボタン
- サムスティック 静電容量方式フルサイズアナログスティック(2本)
- 振動効果 HDハプティクス
- トラックパッド 30mmハプティクスフィードバック付き角型トラックパッド(2個)4msフレームタイミング
- 冷却システム 大型化したファン、温度を低減
- OS Steam OS 3.0 (Archベース)※デスクトップ KDE Plasma
※Windows 11 OSを導入可能 - サイズ 298 x 117 x 49 mm
- 重量 640 g
- カラー ブラック
- オプション Steam Deck ドッキングステーション
※外部ディスプレイ、有線ネットワーク、USB周辺機器、電源への接続、充電(USB-C)
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ベンチマークを比較
「AYANEO SLIDE」と「GPD WIN 4 2023」、「ONEXPLAYER 2 Pro」、「Steam Deck OLED」のベンチマーク スコアを比較してみました。
「AYANEO SLIDE」
「AYANEO SLIDE」は4nmプロセスで製造sれた8コア、16スレッド、最大5.1GHzのプロセッサ「Ryzen 7 7840U」を搭載し、Passmarkによるベンチマークスコアで「25232」、Geekbench 6によるベンチマークのスコアでシングルコア「2085」、マルチコア「8590」を記録しています。
このスコアは、AMD Ryzen 9 6900HSプロセッサ(約2万4千)とインテル Core i7-12700H(約2万6千)に近いスコアになります。
<CPU> Ryzen 7 7840U
Passmarkによるベンチマークスコアは「25232」
Geekbench 6によるベンチマークのスコアはシングルコアで「2085」、マルチコアで「8590」。
同じプロセッサは「GPD WIN 4 2023」、「ONEXPLAYER 2 Pro」、「ONEXFLY」、「AYANEO AIR 1S」、「AYANEO 2S」、「AOKZOE A1 PRO」などにも搭載されています。
また、GPUはAMD Radeon 780Mで、3DMark Fire Strikeによるグラフィックスコアで約「8000」前後を記録しています。
<GPU> Radeon 780M
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「8000」前後。
※GeForce GTX 1650 Ti/RTX 2050相当のグラフィック性能を発揮
性能的には人気のトリプルAゲームをプレイするには十分なスコアです。SteamなどのPCゲーム「アーマードコア」や「ファイナルファンタジーXIV」、「The Elder Scrolls」、「原神」はかなり快適に動作します。
また、フレームレートは、「エーペックスレジェンズ」で120FPS、、「コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア」で120FPS、「サイバーパンク2077」で75FPS、「エルデリング」で60FPSで動作することが報告されています。
「GPD WIN 4 2023」
<CPU> Ryzen 7 7840U
Passmarkによるベンチマークスコアは約25,000前後
Geekbench 5によるベンチマークのスコアはシングルコアで「1917」、マルチコアで「9977」。
<GPU> Radeon 780M
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「9000」。
「ONEXPLAYER 2 Pro」
<CPU> Ryzen 7 7840U
Passmarkによるベンチマークスコアは約25,000前後
Geekbench 5によるベンチマークのスコアはシングルコアで「1917」、マルチコアで「9977」。
<GPU> Radeon 780M
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「9000」。
「Steam Deck OLED」
<CPU> AMD APU (4コア、8スレッド、最大3.5GHz)
Geekbench 5によるベンチマークのスコアはシングルコアで約「900」、マルチコアで約「3800」。
<GPU> 8 RDNA 2 CU, 1.0~1.6GHz(最大1.6 TFlops FP32)
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「5000」。
「AYANEO SLIDE」のメリット・デメリット
「AYANEO SLIDE」のメリット・デメリットを紹介します。
メリット
・6インチのスライド式フルHD液晶・sRGBカバー率120%、DCI-P3 85%に対応
「AYANEO SLIDE」はスライド式の6インチ、解像度1920×1080ドットのIPSディスプレイを搭載。豊かな色再現が可能なsRGBカバー率120%、DCI-P3 85%に対応し、色鮮やかで繊細な画質でゲームを楽しめます。
一方、「GPD WIN 4 2023」はスライド式の6インチ、解像度1980×1080 / 1280×720 ドットのディスプレイを搭載しています。「ONEXPLAYER 2 Pro」は8.4インチで解像度2560×1600ドットの2.5Kディスプレイを搭載。ピクセル密度358 ppi、100% sRGB高色域の明るく色鮮やかな画面で、タッチ操作にも対応しています。「Steam Deck OLED」は7.4インチで解像度1280 x 800ドットのHDR OLED ディスプレイを搭載しています。
・QWERTYキーボードを搭載・カラーLEDイルミネーションに対応
「AYANEO SLIDE」はディスプレイをスライドさせてQWERTYキーボードを使用できます。また、FNファンクションキーやキーの刻印が光るカラーLEDイルミネーションも利用できます。
一方、「GPD WIN 4 2023」はQWERTYフルキーボード搭載で、ホワイトバックライトに対応しています。「ONEXPLAYER 2 Pro」は取り外し可能な磁気キーボードを用意しています。「Steam Deck OLED」はキーボードを搭載していません。
・マスターコントローラーを採用・ホールジョイスティック、トリガーで快適に操作できる
「AYANEO SLIDE」は上位機種と同じ高精度なマスターコントローラーを採用し、ホール効果を採用したジョイスティックや電磁誘導技術を用いたホールトリガーで快適に操作できます。
一方、「GPD WIN 4 2023」はALPS 3Dジョイスティック搭載で快適に操作できます。「ONEXPLAYER 2 Pro」は高精度なリニアトリガー、千鳥配置のジョイスティックで快適に操作できます。「Steam Deck OLED」はアナログスティックの素材と形状を改善し、グリップ感を向上させています。
・LPDDR5X 7500 規格のメモリを16GB/32GB/64GB搭載し、スムーズに動作
「AYANEO SLIDE」はLPDDR5X 7500 規格のメモリを16GB/32GB/64GB搭載しています。
一方、「GPD WIN 4 2023」は16GB/32GB LPDDR5-6400 メモリを搭載しています。「ONEXPLAYER 2 Pro」は最大7500MHzのLPDDR5Xメモリを16GB/32GB搭載しています。「Steam Deck OLED」はLPDDR5-6400規格のメモリを16GB搭載しています。
・PCle 4.0接続のM.2 SSDを512GB/2TB/4TB搭載
「AYANEO SLIDE」はPCle 4.0接続のM.2 SSDストレージを512GB/2TB/4TB 搭載しています。
一方、「GPD WIN 4 2023」はM.2 NVM3 2280 SSD ストレージを 512GB/2TB/4TB 搭載しています。「ONEXPLAYER 2 Pro」はPCle 4.0接続のM.2 NVMe SSDを1TB/2TB搭載しています。「Steam Deck OLED」は512GB/1TB NVMe SSDストレージを搭載しています。
・46.2 Wh (12000mAh)バッテリー搭載でPD充電に対応
「AYANEO SLIDE」は46.2 Wh (12000mAh)バッテリーを搭載し、長時間の駆動が可能です。また、Type-C (USB4)ポートを介してPD急速充電も利用できます。
一方、「GPD WIN 4 2023」は45.62Whバッテリー搭載で、65W急速充電に対応しています。「ONEXPLAYER 2 Pro」は65.5Whバッテリー搭載で100W PD急速充電に対応しています。「Steam Deck OLED」は50Whバッテリー搭載で45W急速充電に対応しています。
・Wi-Fi 6EとBluetooth 5.2に対応
「AYANEO SLIDE」はWi-Fi 6の拡張版で、2.4GHz帯・5GHz帯・6GHz帯の3つの帯域が利用できる「Wi-Fi 6E」に対応しています。また、Bluetooth 5.2によるワイヤレス接続も利用できます。
一方、「GPD WIN 4 2023」はWi-Fi 6とBluetooth 5.2に対応しています。「ONEXPLAYER 2 Pro」はWi-Fi 6eとBluetooth 5.2に対応しています。「Steam Deck OLED」はWi-Fi 6EとBluetooth 5.3に対応しています。
・2つのUSB4 Type-Cポートを搭載
「AYANEO SLIDE」は2つのUSB4 Type-Cポートを搭載。40Gbpsの高速転送やPD急速充電、DP映像出力が利用できます。
一方、「GPD WIN 4 2023」は1つのUSB 4.0ポートと1つのUSB 3.2 Gen 2 Type-Cポートを搭載しています。「ONEXPLAYER 2 Pro」はThunderbolt互換のUSB-C 4.0ポートを搭載しています。「Steam Deck OLED」はUSB3 Gen2 Type-C ポート搭載で映像出力に対応しています。
・冷却システムを搭載
「AYANEO SLIDE」は3本の銅管や高圧ターボファンを搭載し、本体を強力に冷却できます。
一方、「GPD WIN 4 2023」は大型ファン+デュアルヒートパイプを備えたアクティブ冷却システムを搭載しています。「ONEXPLAYER 2 Pro」は純銅製デュアルヒートパイプやPCグレードの大型ファン採用の冷却システムを搭載しています。「Steam Deck OLED」は新たに大型化した冷却ファンを搭載し、従来モデルよりも動作温度を低減できます。
・指紋認証に対応
「AYANEO SLIDE」は電源ボタンに指紋センサーを搭載し、タッチするだけですばやく安全にログインできます。
一方、「GPD WIN 4 2023」は指紋認証に対応しています。「ONEXPLAYER 2 Pro」と「Steam Deck OLED」は指紋認証に対応していません。
・厚さ28.5mm、重さ650gの小型デザイン・2色カラーを用意
「AYANEO SLIDE」はサイズ 226 x 90 x 28.5 mm、重さ650gの小型デザインで、サンライズホワイト、ブライトブラックの2色カラーを用意しています。
一方、「GPD WIN 4 2023」はサイズ 約220mm × 92mm × 28 mm、重さ約598gで、マットブラック / ピュアホワイトの2色カラーを用意しています。「ONEXPLAYER 2 Pro」は厚さ23~40mm、重さ約848gの小型ボディで、ミッドナイトブラック、スノーホワイトの2色カラーを用意しています。「Steam Deck OLED」はサイズ 298 x 117 x 49 mm、重さ640 gの小型軽量デザインで、ブラック カラーを用意しています。
・Windows 11搭載で新機能も使える
「AYANEO SLIDE」はWindows 11搭載で新機能も使えるようになっています。
Windows 11には、
タスクバーの中央に配置された新しいスタート画面、スナップ機能の強化(ウィンドウ整理・画面の配置)、エクスプローラーのアイコンデザインの変更(色分け・ボタン採用)、ウィジェット機能(天気予報や株価、最新のニュースなど)、設定画面(カテゴリーごとに切り替え)、タスクバーに統合されたビデオ会議「Teams」、「フォト」アプリの強化(サムネイル表示に対応)、
「ペイントアプリ」、クリップボード履歴、音声入力の強化(テキスト入力)認識制度の向上、ゲーム機能の強化(HDR(ハイダイナミックレンジ)対応のディスプレイでは自動で画質向上)、マルチディスプレイ向けの設定追加、「Amazonアプリストア プレビュー」(Androidアプリ追加)、Microsoft Store版「Windows Subsystem for Linux」(WSL)、「Google Play Games」(PCでAndroidゲーム)
などの機能が追加されています。
一方、「GPD WIN 4 2023」はWindows 11 Home搭載で、Steam OSをサポートしています。「ONEXPLAYER 2 Pro」はWindows 11を搭載し、新機能も使えるようになっています。「Steam Deck OLED」はOSにSteam OS 3.0を搭載しています。
デメリット
・リフレッシュレート 90 Hzに対応していない
「AYANEO SLIDE」はより滑らかに映像を再生できるリフレッシュレート 90 Hzに対応していません。
一方、「Steam Deck OLED」はリフレッシュレート 90 Hzに対応しています。
「GPD WIN 4 2023」と「ONEXPLAYER 2 Pro」はリフレッシュレート 90 Hzに対応していません。
・高音質なスピーカーを搭載していない
「AYANEO SLIDE」は高音質なスピーカーを搭載していません。
一方、「GPD WIN 4 2023」はドイツAAC社のスーパーリニアステレオスピーカーを搭載しています。「ONEXPLAYER 2 Pro」はハーマン認定のフルレンジスピーカーユニットを搭載しています。「Steam Deck OLED」はDSP内蔵ステレオスピーカーを搭載しています。
「AYANEO SLIDE」の評価
「AYANEO SLIDE」の評価を紹介します。
スペック:★★★★★
通信:★★★★
機能:★★★★★
デザイン:★★★★★
使いやすさ:★★★★★
価格:★★★★
<総合評価>
中国メーカー AYANEO 初のキーボード搭載のポータブルゲーミングPCになります。スライド式の液晶は角度調整も可能で、キーボードはLEDで光るギミックも取り入れています。
プロセッサは「GPD WIN 4 2023」や「ONEXPLAYER 2 Pro」と同じRyzen 7 7840Uで、PassmarkのCPUベンチで約2万5千ほど。「アーマードコア」のような負荷の高いPCゲームや「原神」などのオンラインゲームも快適にプレイできる性能です。
また、LPDDR5X 7500 規格のメモリを16GB/32GB/64GB、PCle 4.0接続のM.2 SSDストレージを512GB/2TB/4TB 搭載。2つのUSB4ポートやホールジョイスティックやトリガーが使えるマスターコントローラー、振動モーター、6軸ジャイロなども搭載されています。
全体的なスペックは上位機種とあまり変わらないハイスペックな仕様です。スライド式の液晶やQWERTYキーボードを搭載したことで、利便性が向上し、さらに使いやすいポータブルゲーミングPCになっています。
ただし、高音質なスピーカーは搭載されていないようです。「GPD WIN 4」はドイツAAC社のスーパーリニアステレオスピーカー搭載で、4G LET通信にも対応するなど、「AYANEO SLIDE」にはない性能を備えています。
なお、エミュレーター導入の際には、設定などでキーボードでの操作は必須になります。外部のキーボードを接続すれば済むことですが、キーボードを内蔵していれば、メールやチャット、SNS投稿などにも使えて非常に便利です。
「AYANEO SLIDE」の発売時の価格は$704 USD ~ (日本円で約104416円~・7840U+16G+512Gモデル)。
Indiegogoでクラウドファインディングが始まったばかりですが、いずれ日本でも正式に発売されることでしょう。スライド式液晶とQWERTYキーボードを備えたハイスペックなポータブルゲーミングPCを探している人におすすめです。
「AYANEO SLIDE」の販売・購入先
「AYANEO SLIDE」は、Amazonで138,420円(税込・Ryzen 7 7840U)、楽天市場で138,000円(税込)で販売されています。
また、CAMPFIREで15万3,800円(メモリ16GB/SSD 512GBモデル/32GB/2TBモデルは18万7,000円)、Indiegogoで$704 USD ~ (日本円で約104416円~・7840U+16G+512Gモデル)で販売されています。
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★「AYANEO Flip DS」(7.0+3.5・Ryzen 7 7840U・2画面)
★「MSI Claw A1M」(7インチ・Core Ultra 7 155H)
★「AYANEO Retro Mini PC AM01」(Ryzen 7 5700U/ゲーム用)
「GPD WIN Mini」(7インチ・Ryzen 7 7840U / Ryzen 5 7640U)
「AYANEO GEEK 1S」(7インチ・Ryzen 7 7840U)
「ONEXFLY」(7インチ・Ryzen 7 7840U)
「ROG ALLY」(7インチ・Ryzen Z1)
「Pimax Portal」(5.46インチ・Androidベース・VR拡張)
「Razer Edge」(6.8インチ・Snapdragon G3x Gen 1)
「GPD WIN MAX2」(10.1インチ・Ryzen・キーボード)
他のAYANEO ポータブルゲーミングPCと比較
最新 AYANEO ポータブルゲーミングPCをまとめて紹介!特徴、価格、スペック、ベンチマークの違いが一目で分かるようにまとめてあります。各モデルのリンク先からさらに詳しいスペック情報やベンチマーク、性能、価格などが分かるようになっています。
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