「GPD WIN 4」(日本版)と最強ポータブルゲーミングPCを徹底 比較!

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GPD WIN 4」と最強ポータブルゲーミングPCを徹底 比較!価格やスペック、ベンチマークの違いに加えて、メリット・デメリット、評価を紹介します。

※2024年4月下旬、「GPD WIN Mini 2024」が発売されました。

※2024年4月6日、Ryzen 7 8840U搭載の「GPD WIN4 2024」が発売されました。スペック情報を追記しています。

※2023年10月14日、Ryzen 7 7840U搭載の「GPD WIN4 2023」が発売されました。スペック情報を追記しています。

「GPD WIN 4」の特徴

GPD WIN 4 main

2022年12月28日に国内版「GPD WIN 4」の予約販売が開始されました。

中国 Shenzhen GPD Technology 社が開発したスライド式QWERTYキーボードを搭載したポータブルゲーミングPCです。製品の発表直後から、ソニーのPSPに似たデザインで画期的なUMPCだと評判です。

早速どんな製品なのか、その特長を見ていきましょう。

6型フルHD液晶・スライド式キーボード・光学マウス

GPD WIN 4」は6インチで解像度1980×1080(1280×720互換) ドットのディスプレイを搭載。ピクセル密度368ppiの明るく色鮮やかな画面で、ちらつきを抑えるDC調光や堅牢なGorilla Glass 5にも対応しています。また、スライド式のメカニカルキーボードを搭載。QWERTY配列で、3段階で明るさ調整できるホワイトバックライトも採用しています。

そのほか、光学式マウスセンサーを内蔵し、ゲームパッドを使用していてもマウス操作することが可能。高レスポンスで操作できる「ALPSダブル3D大型ジョイスティック」、カスタマイズ可能な「バックキー」、27度の傾斜角度で微妙な操作も可能な「トリガーボタン」、振動の強さを調整できる「デュアルモーター」、傾けて操作できる「6軸ジャイロセンサー」にも対応しています。

Ryzen 7 6800U・最大32GBメモリ・PCIe 4.0

GPD WIN 4」はAMD Ryzen 7 6800Uプロセッサを搭載。6nmプロセスで製造された8コア、16スレッドのプロセッサで、PassmarkのCPUベンチマーク スコアで2万以上を記録しています。また、LPDDR5規格のメモリを16GB/32GB搭載(メモリ増設は32GBまで)。AMD Radeon 680M GPUグラフィックスとの組み合わせで、「原神」などの人気PCゲームも快適にプレイできます。

そのほか、帯域幅が2倍になるPCIe 4.0規格のM.2 SSDストレージを1TB/2TB搭載。最大7.877GB/sの高速転送が可能なほか、SSD換装に対応し、容量を無制限で増やすことができます。

USB 4.0ポート・AACスーパーリニア・4G LTE通信

GPD WIN 4」はThunderbolt 3互換のUSB-C 4.0ポートを一つ搭載。最大40Gbpsのデータ転送や4K 60Hz映像出力(DP1.4)に対応するほか、外付けGPUボックスと接続することもできます。また、ドイツAAC社のスーパーリニアステレオスピーカーを2つ搭載。低ノイズでバランスのとれたクリアなサウンドが楽しめます。

そのほか、本体背面に取付け可能な4G LTEモジュールを用意。Wi-Fi 6Bluetooth 5.2に対応するほか、ドッキングステーション(別売)でのギガビット有線LAN接続も利用できます。

公式ページ: GPD WIN4 – GPDダイレクト

価格を比較

GPD WIN 4」と「ONEXPLAYER 2」、「AYA NEO 2」、「Steam Deck」の価格を比較してみました。

「GPD WIN 4」

GPD WIN 4」は、Amazonで123,000円(税込)、楽天市場で169,800円円(送料無料)、ヤフーショッピングで17,9800円 (税込・送料無料)、GPDダイレクトで123,000円(税込)~、AliExpressでUS $727.65 (日本円で約103919円)、米国 Amazon.comで$889.95 (日本円で約127098円)で販売されています。

「ONEXPLAYER 2」

ONEXPLAYER 2」は、Amazonで166,000円(税込)、楽天市場で183,000円(税込)、AliExpressでUS $1,259.97、米国 Amazon.comで$1,309.99、Indiegogoで$1,099 USD(¥151,086 JPY・16GB+512GB)、で販売されています。

「AYA NEO 2」

AYA NEO 2」は、Amazonで209,800円(16GB/1TB・GEEKは153,450円)、楽天市場で197,800円円 (税込・送料無料)、リンクスダイレクトで189,980円(税込・訳あり品)、ハイビームで213,000円(税込)、米国 Amazon.comで$1,449.99で販売されています。

「Steam Deck」

Steam Deck」は、KOMODO公式サイトで59,800円~(64GBモデル・256GBモデルは7.9800円、512GBモデルは99,800円)で販売されています。

 

「GPD WIN 4」のスペック

  • モデル 日本版・天空 GPDダイレクト (2023年春に発売予定)
  • ディスプレイ 6インチ、解像度1980×1080 / 1280×720 ドット
    ※16:9/1080P/368ppi/DC調光/Corning Gorilla Glass 5/H-IPS テクノロジー
  • リフレッシュレート 60Hz/40Hz
  • プロセッサ AMD Ryzen 7 6800U
    ※6nm/64bit/8コア/16スレッド/最大4.70GHz/28W
  • GPU AMD Radeon 680M
  • RAM(メモリ) 16GB/32GB LPDDR5-6400MT/秒
  • ストレージ M.2 SSD 1TB/2TB (PCIe 4.0 NVMe 2280 SSD、片面のみ、交換可能、容量上限なし、Socket 3 × 2)
  • 拡張モジュール M.2 2230または2242 SSDをサポートするバックマウントモジュール、4G LTEモジュールを用意
  • バッテリー 45.62Wh リチウムポリマー電池
  • 駆動時間 ヘビーユースで2時間、ミドルユースで3~6時間、ライトユースで10時間
  • 充電 65W急速充電
  • カメラ なし
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 6 (802.11 a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.2
  • 有線LAN 対応・RJ45
  • インターフェース USB 4.0 (40Gbps)×1、USB 3.2 Gen 2 Type-C(フル機能/10Gbps) ×1、USB 3.2 Gen 2 Type-A ×1 (10Gbps)、microSDXCスロット ×1、3.5mm ヘッドフォンジャック/マイク ×1(AppleヘッドフォンUS仕様と互換性あり)
  • センサー 3軸重力センサー、3軸ジャイロスコープ
  • スピーカー デュアルスピーカー(スーパーリニア)
  • マイク 内蔵
  • オーディオ 内蔵サウンドチップ + 高エネルギー効率、高 PSRR、低ノイズのインテリジェントパワーアンプ
  • キーボード スライド式、QWERTYフルキーボード、ドームボタン、ホワイトバックライト、3段階明るさ調整可能
  • ジョイスティック ALPS 3Dジョイスティック、シンクイン設計 / 感圧式 L3, R3用ネイティブサポート
  • 冷却システム アクティブ冷却 / 大型ファン+デュアルヒートパイプ
  • 振動モーター ダブル大型振動モーター(オフ / 弱振動 / 強振動 3段階で調節可能)
  • ジャイロ 6軸設計:3軸重力センサー / 3軸ジャイロセンサー
  • 指紋認証 対応
  • 筐体の素材 LG-DOW 121H 航空機用ABS / UL94-V0 / マグネシウム合金
  • OS Windows 11 Home ※Steam OSをサポート
  • サイズ 約220mm × 92mm × 28 mm
  • 重量 約598g
  • カラー オールブラック / ホワイト
  • 付属品 1 × 65W 電源アダプター(20V=3.25A, 15V=3A)、1 × 保証書、1 × 取扱説明書
  • 4G LETモジュール オプション
  • SIMカード NanoSIM
  • 対応バンド
    4G: LTE B1/B2/B3/B4/B5/B8/B12/B13/B18/B19/B20/B25/B26/B28 TDD B38/B39/B40/B41
    3G: WCDMA B1/B2/B4/B5/B6/B8/B9
    2G:GSM B2/B3/B5/B8

ベンチマークを比較

「GPD WIN 4」のCPU性能

6nmプロセスで製造された8コア、16スレッドのプロセッサ「AMD Ryzen 7 6800U」を搭載。最大4.7GHzの周波数で駆動し、PassmarkのCPUベンチマークで「20553」を記録しています。

同じプロセッサは「ONEXPLAYER 2」、「AYA NEO 2 /GEEK」(GEEKは日本版)、「AOKZOE A1」、「GPD WIN Max 2」にも搭載されています。また、このスコアは第12世代のインテルCore i5-12600と同じくらいになります。

<CPU> AMD Ryzen 7 6800U

Passmarkによるベンチマークスコアは「20553」(CPU)

「GPD WIN 4」のグラフィック性能

GPUはAMD Radeon 680Mで、NVIDIA GeForce MX550以上のグラフィック性能を発揮します。3DMark Fire Strikeによるグラフィックスコアは「6026」でした。このスコアであれば人気のトリプルAゲームをプレイするには十分なスコアです。SteamなどのPCゲームはかなり快適に動作するはずです。

<GPU> AMD Radeon 680M

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「6026」。

「GPD WIN 4」のゲーミング性能

ゲーミング性能をフレームレートで測定すると、以下のようになります。

原神・・・50 FPS (画質 中)

Apex Legends・・・60 FPS

エルデンリング・・・FPS 75 (画質 中)

Forza Horizon 5・・・145 FPS (画質 低)

For Cry・・・ 86 FPS (画質 中)

FIFA 22・・・FPS 152 (画質 ウルトラ)

原神は画質 中設定で平均 50 FPSで動作します。また、Apex Legendsは60 FPSで安定して動作します。

他のゲーム機と比較

「ONEXPLAYER 2」、「AYA NEO 2」、「Steam Deck」のベンチマーク スコアを比較してみました。

1.「ONEXPLAYER 2

<CPU> AMD Ryzen 7 6800U

Passmarkによるベンチマークスコアは「20553」(CPU)。

<GPU> AMD Radeon 680M

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「6026」。

2.「AYA NEO 2

<CPU> AMD Ryzen 7 6800U

Passmarkによるベンチマークスコアは「20553」(CPU)。

<GPU> AMD Radeon 680M

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「6026」。

3.「Steam Deck

<CPU> Custom Zen 2 Van Gogh

Geekbench 5によるベンチマークのスコアはシングルコアで「830」、マルチコアで「3666」。

※AMD Ryzen 3 3200、AMD Ryzen 5 3400Gに近いスコア

<GPU> 8 RDNA 2 CUs, 1.0 – 1.6 GHz

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「4500」。

※グラフィック性能はAMD Ryzen 9 4900HSを搭載したラップトップ(Zephyrus G14 2020)と同等

「GPD WIN 4」のメリット

GPD WIN 4」のメリットを紹介します。

6インチのフルHD液晶が明るくて頑丈

GPD WIN 4」は6インチで解像度1980×1080(1280×720互換) ドットのディスプレイを搭載。ピクセル密度368ppiの明るく色鮮やかな画面で、ちらつきを抑えるDC調光や堅牢なGorilla Glass 5にも対応しています。

一方、「ONEXPLAYER 2」は8.4インチで解像度2560×1600ドットの2.5Kディスプレイを搭載しています。「AYA NEO 2」は7インチのベゼルレスディスプレイを搭載しています。「Steam Deck」は7インチで解像度1280×800ドットのIPS液晶を搭載しています。

スライド式キーボードが使える

GPD WIN 4」はスライド式のメカニカルキーボードを搭載。QWERTY配列で、3段階で明るさ調整できるホワイトバックライトも採用しています。

一方、「ONEXPLAYER 2」はマグネットで着脱できる専用キーボードも用意しています。「AYA NEO 2」、「Steam Deck」は専用キーボードを用意していません。

16GB/32GB LPDDR5メモリ搭載でスムーズ

GPD WIN 4」はLPDDR5規格のメモリを16GB/32GB搭載し、スムーズに動作します。メモリの増設は32GBまでです。

一方、「ONEXPLAYER 2」は16GB/32GB LPDDR5メモリを搭載し、スムーズに動作します。「AYA NEO 2」は16GB/32GB LPDDR5メモリを搭載しています。「Steam Deck」は16GB LPDDR5メモリを搭載しています。

PCIe 4.0規格のM.2 SSD 1TB/2TBを搭載

GPD WIN 4」は帯域幅が2倍になるPCIe 4.0規格のM.2 SSDストレージを1TB/2TB搭載。最大7.877GB/sの高速転送が可能なほか、交換可能で容量を無制限で増やすことができます。また、M.2 2230または2242 SSDをサポートするバックマウントモジュールを用意し、気軽にストレージ容量を増やすことができます。

一方、「ONEXPLAYER 2」はM.2 SSD 512GB/1TB/2TB (PCIe 3.0 2280)ストレージを搭載しています。「AYA NEO 2」はM.2 SSD 512GB/1TB/2TBストレージを搭載し、最大8TBまで拡張できます。「Steam Deck」はeMMC 64GB もしくはNVMe規格のM.2 SSD 256/512GBストレージを搭載しています。

45.62Whバッテリーで65W急速充電に対応

GPD WIN 4」は45.62Whバッテリー搭載で、ヘビーユースで2時間、ミドルユースで3~6時間、ライトユースで10時間 駆動できます。また、専用ACアダプターを利用した65W急速充電にも対応しています。

一方、「ONEXPLAYER 2」は65.5Whバッテリー搭載で100W急速充電に対応しています。「AYA NEO 2」は50.25Whバッテリー搭載で、USB 4.0による高速充電も利用できます。「Steam Deck」は40WHrバッテリー搭載で45W急速充電に対応

Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2対応で超高速通信

GPD WIN 4」は従来よりも約4〜10倍の速度で通信できる次世代通信規格「Wi-Fi 6」(IEEE 802.11ax)に対応しています。また、Bluetooth 5.2に対応し、ワイヤレス機器ともスムーズに接続できます。

一方、「ONEXPLAYER 2」はWi-Fi 6e&Bluetooth 5.2に対応しています。「AYA NEO 2」はWi-Fi 6&Bluetooth 5.2に対応しています。「Steam Deck」はWi-Fi 5(デュアルバンド)&Bluetooth 5.0に対応しています。

4G LTEモジュールを用意

GPD WIN 4」は本体背面に取付け可能な4G LTEモジュールを用意し、単体で通信することができます。

一方、「ONEXPLAYER 2」、「AYA NEO 2」、「Steam Deck」は4G LTEモジュールが用意されていません。

USB 4.0ポートで外付けGPUボックスと接続

GPD WIN 4」はThunderbolt 3互換のUSB-C 4.0ポートを一つ搭載。最大40Gbpsのデータ転送や4K 60Hz映像出力(DP1.4)に対応するほか、外付けGPUボックスと接続することもできます。

一方、「ONEXPLAYER 2」、「AYA NEO 2」はUSB 4.0 Type-Cポートを搭載しています。「Steam Deck」はUSB 3.2 Gen 2互換のType-Cポートを搭載しています。

小型軽量ボディで2色カラーを用意

GPD WIN 4」は厚さ28mmで重さ約598gの小型軽量ボディになっています。また、オールブラック、ホワイトの2色カラーを用意しています。

一方、「ONEXPLAYER 2」は厚さ22.5~39.8mmで重さ約848gになっています。「AYA NEO 2」は厚さ36.1mmで、重さ680gになっています。「Steam Deck」は厚さ49mmで重さ669gになっています。

リニアステレオスピーカー搭載で音がいい

GPD WIN 4」はドイツAAC社のスーパーリニアステレオスピーカーを2つ搭載。低ノイズでバランスのとれたクリアなサウンドが楽しめます。

一方、「ONEXPLAYER 2」はデュアルステレオスピーカー搭載でハーマン認定プロフェッショナル チューニングに対応しています。「AYA NEO 2」はデュアルチャンネルスピーカーを搭載しています。「Steam Deck」はDSP内蔵のステレオスピーカーを搭載し、没入感のあるクリアなHi-Fiサウンドでゲームを楽しめます。

ドッキングステーション(別売)を用意

GPD WIN 4」はドッキングステーション(別売)を用意しています。接続することで、Type-A USB 3.2 Gen2 x3、Type-C USB 3.2 Gen2 x1、HDMI 2.0b x1、有線LAN端子 x1が利用できるようになります。

一方、「ONEXPLAYER 2」はドッキングステーションを用意していません。「AYA NEO 2」は専用ドッキングステーション「AYANEOマルチステーション」(別売)を用意しています。「Steam Deck」は専用のSteam Deck™ドッキングステーション(別売)を用意しています。

Windows 11 Home搭載でSteam OSもサポート

GPD WIN 4」はWindows 11 Homeを搭載しています。また、自分でSteam OSをインストールすることもできます。将来的にはWindows 11とSteam OSのデュアルブートも可能になるようです。

一方、「ONEXPLAYER 2」はWindows 11搭載で新機能も使えるようになっています。「AYA NEO 2」はWindows 11 / AYA NEO OS (Linuxベース)を搭載しています。「Steam Deck」はSteam OS 3.0を搭載しています。

「GPD WIN 4」のデメリット

「GPD WIN 4」のデメリットを紹介します。

筆圧スタイラスペンが用意されていない

GPD WIN 4」は専用の筆圧スタイラスペンが用意されていません。

一方、「ONEXPLAYER 2」は筆圧4096段階の専用スタイラスペンを用意しています。「AYA NEO 2」、「Steam Deck」は専用の筆圧スタイラスペンを用意していません。

キーボードを取り外すことができない

GPD WIN 4」はキーボードを取り外すことができません。

一方、「ONEXPLAYER 2」はマグネットでキーボードを取り外すことができます。「AYA NEO 2」と「Steam Deck」はキーボードを搭載していません。

「GPD WIN 4」の評価

GPD WIN 4」の評価を紹介します。

スペック:★★★★★

通信:★★★★★

機能:★★★★★

デザイン:★★★★★

使いやすさ:★★★★★

価格:★★★

<総合評価>

2021年6月に発売された「GPD WIN3」の後継モデルになります。すでにIndiegogoでクラウドファンディングが開始されており、PSPに似たデザインのポータブルゲーミングPCとして話題になっています。

他のゲーム機との大きな違いはやはりスライド式キーボードを搭載している点。ゲーム操作だけでなく、ゲーム中のSNS、チャットなどに活用できて非常に便利そうです。

また、4G LETモジュールを搭載可能な点も大きな特徴です。このモジュールにはストレージ用のものもあり、必要な場合にだけ本体に装着して使用できます。

他のゲーム機と比較して、どれを買っていいのか分からない人は、まず「キーボード」が必要かどうかを考えましょう。キーボードが必要であり、なおかつ通信性能が非常に高いものがいいのなら、「GPD WIN 4」で決まりです。着脱式キーボードがいいのなら「ONEXPLAYER 2」がいいでしょう。

逆にキーボードが不要で、通信性能が低くてもかまわないのであれば、「AYA NEO 2」や「Steam Deck」、「AOKZOE A1」などの純粋なポータブルゲーミングPCを検討した方がいいでしょう。

GPD WIN 4」の発売時の価格はUS $799~ (1ドル135円換算で税込14~15万円)。スライド式キーボードが使えるポータブルゲーミングPCを探している人におすすめです。

YouTube動画でも紹介しています。ぜひご覧ください。

「GPD WIN4 2023」も発売!

※2023年10月14日、Ryzen 7 7840U搭載の「GPD WIN4 2023」が発売されました。

プロセッサをRyzen 7 7840Uに変更し、グラフィックスはプロセッサ内臓のRadeon 780Mになっています。また、新たに外部GPUに接続できる「Oculink」端子も搭載しています。そのほか、ストレージはM.2 NVM3 2280 SSDで、512GB/2TB/4TBの3種類を用意。カラーはマットブラック とピュアホワイトの2種類を用意しています。

公式ページ: GPD WIN4 2023 – GPDダイレクト

「GPD WIN4 2023」のベンチマーク

GPD WIN4 2023」のベンチマーク スコアは以下のようになっています。

<CPU> Ryzen 7 7840U ※2023モデル

Passmarkによるベンチマークスコアは「25477」

Geekbench 5によるベンチマークのスコアはシングルコアで「1917」、マルチコアで「9977」。

<GPU> Radeon 780M ※2023モデル

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「8000」前後。

※GeForce GTX 1650 Ti/RTX 2050相当のグラフィック性能を発揮

「GPD WIN 4 2023」のスペック

  • ディスプレイ 6インチ、解像度1980×1080 / 1280×720 ドット
    ※16:9/1080P/368ppi/DC調光/Corning Gorilla Glass 5/H-IPS テクノロジー
  • リフレッシュレート 60Hz/40Hz
  • プロセッサ AMD Ryzen 7 7840U
    ※4nm/8コア/16スレッド/最大5.1GHz/Zen 4
  • GPU AMD Radeon 780M (12コア,2700 MHz, RDNA 3)
  • RAM(メモリ) 16GB/32GB LPDDR5-6400MT/秒
  • ストレージ M.2 NVM3 2280 SSD 512GB/2TB/4TB
  • 拡張モジュール M.2 2230または2242 SSDをサポートするバックマウントモジュール、4G LTEモジュールを用意
  • バッテリー 45.62Wh リチウムポリマー電池
  • 駆動時間 ヘビーユースで2時間、ミドルユースで3~6時間、ライトユースで10時間
  • 充電 65W急速充電
  • カメラ なし
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 6 (802.11 a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.2
  • 有線LAN 対応・RJ45
  • インターフェース USB 4.0 (40Gbps)×1、USB 3.2 Gen 2 Type-C(フル機能/10Gbps) ×1、USB 3.2 Gen 2 Type-A ×1 (10Gbps)、microSDXCスロット ×1、3.5mm ヘッドフォンジャック/マイク ×1(AppleヘッドフォンUS仕様と互換性あり)、Oculink
  • センサー 3軸重力センサー、3軸ジャイロスコープ
  • スピーカー デュアルスピーカー(スーパーリニア)
  • マイク 内蔵
  • オーディオ 内蔵サウンドチップ + 高エネルギー効率、高 PSRR、低ノイズのインテリジェントパワーアンプ
  • キーボード スライド式、QWERTYフルキーボード、ドームボタン、ホワイトバックライト、3段階明るさ調整可能
  • ジョイスティック ALPS 3Dジョイスティック、シンクイン設計 / 感圧式 L3, R3用ネイティブサポート
  • 冷却システム アクティブ冷却 / 大型ファン+デュアルヒートパイプ
  • 振動モーター ダブル大型振動モーター(オフ / 弱振動 / 強振動 3段階で調節可能)
  • ジャイロ 6軸設計:3軸重力センサー / 3軸ジャイロセンサー
  • 指紋認証 対応
  • 筐体 LG-DOW 121H 航空機用ABS / UL94-V0 / マグネシウム合金
  • OS Windows 11 Home ※Steam OSをサポート
  • サイズ 約220mm × 92mm × 28 mm
  • 重量 約598g
  • カラー マットブラック / ピュアホワイト
  • 4G LETモジュール オプション

「GPD WIN4 2023」の価格

GPD WIN4 2023」は、

Amazonで116,500円(税込)、

楽天市場で155,109円、

ヤフーショッピングで155,109円、

リンクスダイレクトで153,700(税込)、

米国 Amazon.comで$909.95、

で販売されています。

Amazonで「GPD WIN4 2023」をチェックする

楽天市場で「GPD WIN4 2023」をチェックする

ヤフーショッピングで「GPD WIN4 2023」をチェックする

リンクスダイレクトで「GPD WIN4 2023」をチェックする

AliExpressで「GPD WIN4 2023」をチェックする

米国 Amazon.comで「GPD WIN4 2023」をチェックする

「GPD WIN4 2024」も発売!

2024年4月6日、AMD Ryzen 7 8840U 搭載の「GPD WIN4 2024」が発売されました。基本的なスペックは2023モデルをベースにしていますが、プロセッサが変更されたことで、ベンチマークも変わっています。

公式ページ: GPD WIN 4 2024 – GPDダイレクト

「GPD WIN4 2024」のベンチマーク

4nmプロセスで製造された8コア、16スレッド、最大 5.1GHz駆動の「AMD Ryzen 7 8840U」プロセッサを搭載し、PassmarkによるCPUベンチマークで「25039」、Geekbench 6によるベンチマークのスコアでシングルコア 約「2477」、マルチコア 約「9132」を記録しています。

また、GPUはAMD Radeon 780Mで、3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアで約「8000」前後を記録しています。

「GPD WIN4 2024」の価格は?

「GPD WIN4 2024」は、Amazonで169,800円 (Ryzen 7 8840U)、GPDダイレクトで169,800円(税込)で販売されています。

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「GPD WIN 4」の販売・購入先

GPD WIN 4」は、

Amazonで123,000円(税込)、

楽天市場で169,800円円(送料無料)、

ヤフーショッピングで17,9800円 (税込・送料無料)、

GPDダイレクトで123,000円(税込)~、

AliExpressでUS $727.65 (日本円で約103919円)、

米国 Amazon.comで$889.95 (日本円で約127098円)、

で販売されています。

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他のゲーム機と比較する

リンク先からさらに詳しいスペック情報やベンチマーク、性能、価格などが分かるようになっています。

1.「GPD WIN Mini 2024」(Ryzen 7 8840U / Ryzen 5 8640U)

2.「AYANEO Flip DS」(7.0+3.5・Ryzen 7 7840U・2画面)

3.「OneMix5」(10.1・Core i7-1250U・国内版)

4.「Lenovo Legion Go」(8.8型・着脱・Ryzen Z1 Extreme)

5.「AYANEO SLIDE」(6型スライド式・Ryzen 7 7840U)

6.「Steam Deck OLED」(7.4有機EL・AMD APU・Wi-Fi 6E)

7.「ROG ALLY」(Ryzen Z1・7インチ)

他のGPDゲーム機と比較

他にもGPDのゲーム機が販売されています。ぜひ比較してみてください。

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