
2022年11月18日に発売された「HUAWEI WATCH GT 3 SE」は、最大14日間持続する圧倒的なバッテリー性能と、約35.6gという驚異的な軽さを両立させたスマートウォッチとして注目を集めています。
このレビューでは、「HUAWEI WATCH GT 3 SE」を実際に使用して検証。その「ちょうどいい」性能の魅力と、購入前に知っておくべき弱点を徹底的にレビューします。
【先に結論からお伝えしましょう】
HUAWEI WATCH GT 3 SE の長所(Pros):
- 約35.6gという圧倒的な軽さで、24時間快適な装着感
- 通常使用で最大14日間という驚異的なバッテリー持続力
- Qi規格のワイヤレス充電に対応し、充電が手軽
- 1.43インチの大型AMOLEDディスプレイが鮮やかで見やすい
- 詳細な睡眠モニタリング(いびき・寝言記録対応)
- 価格を抑えつつも機能のバランスが取れた高いコストパフォーマンス
HUAWEI WATCH GT 3 SE の短所(Cons):
- FeliCa(おサイフケータイ)やNFC決済に非対応
- 独自OS(HarmonyOS)のため、追加できるアプリが非常に少ない
- LINEの音声通話着信通知に非対応(Android)
- ケースが樹脂製で高級感には欠ける
- iPhoneとの連携では機能制限(音楽転送・クイック返信不可)が多い
- GPSがシングルバンドで、上位モデルより精度が劣る
総合評価:
「HUAWEI WATCH GT 3 SE」は、決済やアプリ拡張性といった「スマート機能」を割り切り、圧倒的なバッテリー持ちと軽さ、詳細な健康管理機能を求めるユーザーに特化した、高コストパフォーマンスモデルです。
<この記事で分かること>
- 実際に使ってわかったメリット(圧倒的な軽さ・バッテリー持ち)
- 購入前に知るべきデメリット(決済機能なし・アプリの少なさ)
- HUAWEI WATCH GT 3 (Pro)モデルとの違い
- 詳細なスペック(ディスプレイ、重量、防水性能など)
- スポーツ・ヘルスケア機能(睡眠モニタリング、ワークアウトモード)
- スマート機能(通知、Bluetooth通話、GPS)
- iPhoneとAndroidでの機能の違い(LINE通知、音楽転送)
- 口コミ・評判のまとめ(デザイン、操作性、バッテリー)
- 項目別の5段階評価と詳細な総評
- 最新の価格とお得な購入先
この記事を最後まで読むことで、「HUAWEI WATCH GT 3 SE」を購入するべきかどうかがはっきりと分かるはずです。スマートウォッチ選びで悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
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ニュースリリース:『HUAWEI WATCH GT 3 SE』 | 華為技術日本株式会社のプレスリリース
検証してわかった「HUAWEI WATCH GT 3 SE」の魅力(メリット)
ここでは、「HUAWEI WATCH GT 3 SE」を実際に使ってみて感じた、特に優れている点、その魅力(メリット)について詳しくレビューしていきます。
圧倒的な軽さと快適な装着感
まず装着して一番に感じたのは、その驚くべき軽さです。本体重量はベルトを除いて約35.6gしかなく、日常で「着けている」という感覚を忘れるほどでした。この快適さは、特に睡眠モニタリングで真価を発揮します。重い腕時計は睡眠中に邪魔になりがちですが、この軽さのおかげで24時間装着し続けることへの抵抗感が全くありません。ランニングやフィットネスアプリ利用中はもちろん、一日中着けていてもストレスを感じないこの軽さは、最大の魅力と言えます。
充電のストレスから解放されるバッテリー持ち
スマートウォッチの最大の課題であるバッテリー持ちが、驚異的です。公称値は通常使用で約14日間ですが、心拍数や睡眠の常時モニタリングをオンにし、週に数回ワークアウトを行うといった実際の使い方でも、1週間から10日は余裕で持ちこたえました。これにより、Apple Watchのように毎日充電する必要も、充電を忘れて焦るストレスもなくなりました。週に一度、入浴中に充電器に置くだけで十分運用できる手軽さは、一度体験すると戻れない快適さです。
Qiワイヤレス充電対応の利便性
バッテリー持ちが良いだけでなく、充電方法が便利な点も高く評価できます。付属の専用充電器のほか、汎用のQi規格ワイヤレス充電に対応しています。これにより、デスクに置いているQi対応の充電パッドで手軽に充電できました。さらに、Google Pixelなどのスマートフォンが持つリバースワイヤレス充電(バッテリーシェア)機能を使って、外出先でスマートウォッチに少しだけ電力を供給することも可能で、非常に実用的でした。
見やすい大画面と詳細な健康ログ
ディスプレイは1.43インチのAMOLED(有機EL)で、解像度も466×466ピクセルと高精細です。この大画面は鮮やかで、強い日差しの下でも時刻や通知がはっきりと読み取れました。また、健康管理機能、特に睡眠モニタリング「HUAWEI TruSleep™ 3.0」が非常に詳細です。深い睡眠・浅い睡眠の分析はもちろん、「よく眠れた」という起床時の体感と睡眠スコアが一致することが多く、データの信頼性を感じました。連携する「HUAWEI Health」アプリを使えば、いびきや寝言を記録できる機能もユニークで、自分の睡眠状態を客観視するのに役立ちました。
価格と機能の「ちょうどいい」バランス
本機は「SE」という名前がついていますが、機能面で大きな妥協はありません。スキーやスノーボードを含む100種類以上のワークアウトモードを搭載し、ランニング時のGPS測位も5つの衛星システムに対応しているため、市街地での利用では十分な精度でした。また、「adidas Running」アプリとの連携にも対応しています。発売時価格27,280円という設定ながら、圧倒的なバッテリー持ち、軽さ、十分なヘルスケア機能を持っており、「これでいいんだよ」と言いたくなる、まさに「ちょうどいい」バランスを実現したコストパフォーマンスの高い一台です。
まとめ:メリット
- 本体約35.6gという圧倒的な軽さで、睡眠時や運動時も邪魔にならない。
- 通常使用で約14日間というバッテリー持ちで、充電の頻度とストレスが劇的に減少する。
- Qi規格のワイヤレス充電に対応しており、汎用充電器やスマートフォンのリバースチャージ機能も利用可能。
- 1.43インチのAMOLEDディスプレイは大きく鮮やかで、屋外での視認性も高い。
- HUAWEI TruSleep™ 3.0による睡眠モニタリングは詳細で、いびきや寝言の記録にも対応する。
- 価格と機能のバランスが良く、スマートウォッチ初心者にも最適なコストパフォーマンス。
検証してわかった「HUAWEI WATCH GT 3 SE」の欠点(デメリット)
ここでは、「HUAWEI WATCH GT 3 SE」を実際に使って感じた、購入前に知っておくべき欠点(デメリット)や、妥協が必要だと感じた点について解説していきます。
日常使いで妥協が必要な「スマート」機能
日本での日常使いにおいて、最も大きな欠点と感じたのは、FeliCa(おサイフケータイ)やNFCによるタッチ決済機能が搭載されていない点です。Apple WatchやPixel Watchのように、これひとつで電車の改札を通ったり、コンビニでSuica決済をしたりすることはできません。結局スマートフォンや財布を取り出す必要があり、スマートウォッチとしての利便性が半減していると感じました。
また、独自OS(HarmonyOS)を採用しているため、追加できるアプリが非常に限られています。基本的な通知は受け取れますが、Androidスマートフォンと連携した場合、LINEの音声通話の着信通知が届かないという問題がありました(不在着信の通知は届きます)。さらに、人気のワークアウトアプリ「Strava」など、サードパーティ製アプリとの連携が標準では弱く、やや孤立したシステムだと感じました。
ハードウェアのコストダウンと操作性
魅力的な軽さを実現するため、ケースの素材は上位モデルのステンレススチールではなく、ポリマーコンポジット(樹脂)が採用されています。これにより、外観はどうしても安っぽく見えてしまう部分があり、フォーマルな場面には向きません。付属のTPUバンドもやや硬く、肌触りが良いとは言えませんでした。
操作面では、上位の「HUAWEI WATCH GT 3 Pro」などと異なり、右上のリューズ(竜頭)が回転操作に対応していません。画面スクロールを指で直接行う必要があり、せっかくの大画面を指で隠してしまうのが不便でした。また、設定画面の一部で日本語フォントに違和感(いわゆる中華フォント)が残っている箇所があり、細かい点ですが完成度を下げている印象を受けました。
ワークアウト機能とセンサーのダウングレード
価格を抑えるため、いくつかの機能がダウングレードされています。GPSは上位モデルのデュアルバンド(2周波)対応ではなく、シングルバンドGPSとなっています。市街地でのランニング程度なら問題ありませんが、GPSの測位に少し時間がかかると感じる場面もありました。また、登山時に標高の誤差が100mほど出ることもあり、過酷な環境での精度には不安が残ります。
さらに、自慢のロングバッテリーも、GPSを常時使用するような使い方では急速に消耗します。たとえば、丸一日サイクリングでログを取り続けるようなヘビーユースでは、途中でバッテリーが切れてしまう可能性も考慮すべきです。また、上位モデルに搭載されている皮膚温度センサーも省略されています。
スマートフォンOSによる機能制限
連携するスマートフォンによって、利用できる機能に大きな差が出ます。特にiPhoneと組み合わせた場合、ウォッチへの音楽転送や、メッセージへのクイック返信機能が利用できず、機能が大幅に制限されてしまいます。一方で、Androidスマートフォンであっても、必須アプリである「HUAWEI Health」のインストールが一筋縄ではいかない点もデメリットです。Google Playストアから簡単には導入できず、別途手順を踏む必要があり、スマートウォッチ初心者にとっては最初のハードルになる可能性があります。
まとめ:デメリット
- FeliCaやNFC決済(Suicaなど)に非対応で、日常の決済には使えない。
- 追加できるアプリが少なく、LINEの音声通話通知(Android)やStrava連携などに非対応。
- ケース素材が樹脂製のため、外観の高級感には欠ける。
- リューズ(竜頭)が回転スクロールに対応しておらず、操作性が劣る。
- GPSがシングルバンドにダウングレードされており、精度や測位時間に懸念がある。
- iPhoneとの連携では、音楽転送やクイック返信ができないなど機能制限が多い。
HUAWEI WATCH GT 3 SEの口コミ・評判 まとめ
ここでは、「HUAWEI WATCH GT 3 SE」について寄せられた、デザイン、機能性、バッテリーなどに関する口コミ情報や評判を、項目別に整理して紹介します。
デザインと耐久性
- 本体は約35.6gと非常に軽く、睡眠時や運動中も装着感が快適。
- デザインはカジュアルでスポーティー。G-ShockやPRO TREKのような雰囲気で、好みは分かれる。
- ケースは樹脂(ポリマーコンポジット)製で、外観に高級感はないが、価格相応。
- ベゼルは回転せず固定式だが、ディスプレイ面よりわずかに高く、画面の保護が期待できる。
- 付属のTPUバンドはやや硬く、肌馴染みはあまり良くない。着脱しにくい。
ディスプレイと操作性
- 1.43インチのAMOLEDディスプレイは大型で、高解像度かつ鮮やか。日差しの下でも見やすい。
- 動作はサクサクと軽快で、操作にストレスを感じない。
- ウォッチフェイスは無料・有料ともにデザインが豊富で、気分で変更できる。
- 服装の写真から文字盤を自動生成する「スタイルウォッチフェイス」機能がユニーク。
- 右上のリューズ(竜頭)は回転によるスクロール操作には非対応で、押し込みボタンとしてのみ機能する。
スポーツ機能
- ランニングやスキー、スノーボードなど100種類以上のワークアウトモードに対応し、機能は十分。
- GPSの精度は市街地でのランニングやウォーキングでは良好。
- GPSの測位に少し時間がかかると感じる場面がある。
- 登山時にGPSが示す標高の誤差が大きいことがある。
- GPSを長時間使用するワークアウト(丸一日のサイクリングなど)では、バッテリーが1日持たない場合がある。
ヘルスケア機能
- 心拍数、血中酸素レベル、睡眠、ストレスのモニタリングなど、主要な健康管理機能を搭載。
- 睡眠モニタリング(HUAWEI TruSleep™ 3.0)が詳細で、睡眠の質を客観視できる。
- スマートフォンの「HUAWEI Health」アプリ連携で、いびきや寝言の録音・確認も可能。
バッテリー持ちと充電
- バッテリー持ちは非常に優秀。すべてのヘルスケア機能をオンにしても1週間~10日は持つ。
- 充電の頻度が数日に一度で済むため、精神的に楽。
- 付属の充電器のほか、汎用のQi規格ワイヤレス充電に対応していて便利。
- スマートフォンのリバースワイヤレス充電(バッテリーシェア)機能も利用可能。
スマート機能
- FeliCaやNFCによるタッチ決済(Suicaなど)には非対応。
- Bluetooth通話(マイク・スピーカー)に対応。
- LINEのメッセージ通知は問題なく受信できる。
- LINEの音声通話は、Android端末では着信通知が来ない(不在通知のみ)。
- 定型文や絵文字によるクイック返信に対応(Androidのみ)。
OSとアプリ
- 独自OS(HarmonyOS)のため、追加できるサードパーティ製アプリは非常に少ない。
- 「HUAWEI Health」アプリが必須だが、Google Playストアになく、別途インストールが必要で手間がかかる。
- iPhoneとの連携では、音楽転送やクイック返信ができないなど機能制限が多い。
- 人気のワークアウトアプリ「Strava」など、外部アプリとのデータ連携が弱い。
- 設定画面など、UIの一部に違和感のある日本語フォント(中華フォント)が残っている。
スポーツ・ヘルスケア機能 一覧
ここでは、「HUAWEI WATCH GT 3 SE」に搭載されているスポーツ(ワークアウト)機能と、日常の健康管理(ヘルスケア)に関する機能を一覧でご紹介します。
スポーツ(ワークアウト)機能
ワークアウトモード: 100種類以上搭載。
- プロワークアウトモード(18種類): 屋外(ランニング、ウォーキング、ハイキング、クライミング、トレイルラン、サイクリング、オープンウォーター、トライアスロン、スキー、スノーボード、クロスカントリースキー)および屋内(ランニング、ウォーキング、サイクリング、プール、エリプティカル、ローイング、縄跳び)で詳細なデータを取得可能。
- カスタムワークアウトモード: 85種類に対応。
- ワークアウト自動識別: 5種類のワークアウトを自動で認識。
ランニングサポート:
- HUAWEI TruSport™: ランニング能力指数、トレーニング負荷、回復時間、最大酸素摂取量などの科学的データを提供。
- AIランニングプラン: 個人のレベルに合わせた科学的なランニングプランを提案。
- ランニングコース: 13種類のコースを内蔵。
測位システム: GPS、QZSS (みちびき)、GLONASS、Galileo、BeiDouの5種衛星システムに対応。
アウトドア機能:
- ルートバック機能: 来た道を記録し、戻るルートを表示。
- 悪天候アラート: 気圧の急激な変化を通知。
- 日の出・日の入り時間: 表示に対応。
- 防水性能: 5ATM規格に準拠し、プールや浅瀬での水泳に対応。
ヘルスケア機能
- 睡眠モニタリング (HUAWEI TruSleep™ 3.0): 深い睡眠、浅い睡眠、レム睡眠、昼寝の4つの睡眠状態を検知。6つの主要な睡眠課題を特定し、アドバイスを提供。
- 心拍数モニタリング (HUAWEI TruSeen™ 5.0+): 24時間のリアルタイム心拍数モニタリングに対応。水泳時の心拍計測も可能。
- 血中酸素レベル測定: 24時間常時モニタリングに対応。
- ストレスモニタリング (HUAWEI TruRelax™): ストレスレベルをモニタリング。
- 健康タスク管理 (Healthy Living): 早寝早起きや運動など、設定した健康目標のチェックイン(タスク管理)が可能。
- いびき・寝言の録音: スマートフォンの「HUAWEI Health」アプリとの連携により、睡眠中のいびきや寝言を録音・確認可能。
- その他: 活動量データ(歩数/消費カロリー/距離)の記録、活動促進通知、呼吸エクササイズに対応。
スマート機能 一覧
ここでは、「HUAWEI WATCH GT 3 SE」に搭載されている、日常生活を便利にするスマート機能(通知、通話、音楽操作、GPSなど)を一覧でご紹介します。
通話・通知機能
- Bluetooth®通話(マイク・スピーカー内蔵)
- スマート通知(着信、メッセージ、メール、カレンダー、SNSアプリに対応)
- クイック返信(LINE、WhatsApp、Messengerなどの対応アプリに対し、定型文や絵文字で返信可能 ※iOS非対応)
音楽機能
- スマートフォン音楽再生の操作
- 音楽の保存と再生(ウォッチ本体への音楽転送 ※Android™ 6.0/EMUI 10.1以降のみ対応)
測位・ナビゲーション機能
- 5種の衛星測位システム対応(GPS、QZSS(みちびき)、GLONASS、Galileo、BeiDou)
- ルートバック機能(ワークアウト中に来た道を記録し、戻るルートを表示)
アシスタント・便利機能
- スマートフォン探索
- アラーム設定
- 天気情報
- 気圧計 / コンパス
- 日の出・日の入り時間の表示
- 悪天候アラート
- 懐中電灯
- リモートシャッター(スマートフォンのカメラ操作 ※iOS 9.0以降 / EMUI 10.1以降のみ対応)
決済機能
非搭載(FeliCa(おサイフケータイ)やNFCによるタッチ決済には対応していません)
HUAWEI WATCH GT 3 SEのスペック
- ディスプレイ: 1.43インチ、解像度466×466pxのAMOLED ※スライド&タッチジェスチャ /常時表示 /カラースクリーン
- バッテリー駆動時間: 通常使用で14日間 、ヘビーユースで7日間
- 充電: ワイヤレス充電 、5V/2A
- ワイヤレス通信: Bluetooth® 5.2 BLE/BR/EDR
- GPS: センサー内蔵(GPS + GLONASS + Galileo + BeiDou + QZSS)
- インターフェース: ボタン:電源スイッチ、機能ボタン
- センサー: 加速度センサー 、ジャイロセンサー 、磁気センサー 、光学式心拍センサー 、気圧センサー 、装着検知センサー
- スピーカー&マイク: 内蔵
- 防水: 5気圧防水 (5ATM)
- ケース: サイズ:46mm 、素材:ポリマーコンポジット (Durable Polymer Fiber)
- ストラップ: グラファイトブラック TPUファイバー 、ワイルドネスグリーン TPUファイバー
- 手首のサイズ: 140~210mm
- 環境: 温度:-20℃~+45℃ 、湿度:5%~95% (結露なきこと)
- アプリ: HUAWEI Health
- 対応OS: Android™ 6.0+ / iOS™ 9.0+
- OS: HarmonyOS
- サイズ: 46.4mm×46.4mm×11mm
- 重量: 約35.6g(ストラップ含まず)
- カラー: グラファイトブラック 、ワイルドネスグリーン
- 付属品: 時計本体 × 1 、無線充電クレードル付きUSB充電ケーブル × 1 、クイックスタートガイド × 1 、保証とアフターサービスのご案内 × 1
HUAWEI WATCH GT 3 SEの評価
8つの評価基準で「HUAWEI WATCH GT 3 SE」を5段階で評価してみました。
【項目別評価】
画面の見やすさ:★★★★★
1.43インチの大型AMOLEDは高解像度で非常に鮮やか。日差しの下でも高い視認性を確保していました。
健康管理・スポーツ:★★★★☆
100種類以上のワークアウトや詳細な睡眠ログは優秀です。ただ、登山時のGPSが示す標高の精度にはやや不安が残りました。
機能性:★★☆☆☆
決済機能(FeliCa)がなく、独自OSで追加アプリもほぼありません。LINE音声通話通知(Android)にも対応しておらず、スマート機能は限定的です。
バッテリーの持ち:★★★★★
通常使用で最大14日間という圧倒的な持続時間は期待通り。毎日の充電ストレスから解放される点が最大の魅力です。
耐久性:★★★★☆
5ATM防水を備え、ディスプレイ面よりベゼルがわずかに高い構造で画面が守られている点に安心感があります。
ファッション性:★★★☆☆
スポーティーでカジュアルなデザインです。軽量でアクティブな場面には最適ですが、高級感はなくフォーマルな服装には合いません。
価格:★★★★★
発売時価格27,280円。このバッテリー持ちと大きく鮮やかな画面、充実した健康機能を踏まえれば、コストパフォーマンスは非常に高いです。
使いやすさ:★★★☆☆
本体の軽さとQiワイヤレス充電対応は快適です。しかし、iOSでは機能制限が多く、リューズが回転しない点も操作性でマイナスです。
総評:★★★★☆
圧倒的なバッテリーと軽さ
最大の魅力は、通常使用で最大14日間という圧倒的なバッテリー持続時間です。Apple Watchのように毎晩充電する必要がなく、スマートウォッチ特有の充電ストレスから完全に解放されました。加えて、本体約35.6gという驚異的な軽さが、睡眠モニタリングや長時間のワークアウト中でも「着けている」ことを忘れさせるほど快適な装着感を実現しています。
価格と機能の「ちょうどいい」バランス
もう一つの大きな魅力は、その優れたコストパフォーマンスです。発売時価格27,280円という設定でありながら、1.43インチの大きく鮮やかなAMOLEDディスプレイを搭載し、屋外での視認性も抜群です。また、詳細な睡眠モニタリングや100種類以上のワークアウトモードなど、日常の健康管理やフィットネスに必要な機能は妥協なく搭載されています。
「スマートウォッチ」としての機能不足
一方で、「スマート機能」は大きな妥協点です。FeliCa(おサイフケータイ)非対応のため、時計単体での決済は一切できません。また、独自OSは追加できるアプリが非常に少なく、LINEの音声通話通知(Android)に非対応であるなど、機能拡張性も期待できません。iPhoneユーザーの場合は、音楽転送やクイック返信が使えず、さらに機能が制限されます。
どんな人に最適か
このスマートウォッチは、決済機能やサードパーティ製アプリの追加といった「多機能性」よりも、「充電の手間を徹底的になくしたい」ユーザーに最適です。また、詳細な睡眠ログや運動記録を重視する「健康管理デバイス」として使いたい人にも向いています。スマートウォッチ初心者や、価格を抑えつつも大きく見やすい画面と圧倒的なバッテリー持ちを両立させたい人にとって、非常にコストパフォーマンスの高い選択肢となるでしょう。
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HUAWEI WATCH GT 3 SEの価格・購入先
※価格は2025/11/04に調査したものです。価格は変動します。
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- Amazonで27,999円(税込)、
- 楽天市場で35,230円 (税込・送料無料・中古は9,009円)、
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HUAWEI WATCH GT 6
ファーウェイから発売されたHarmonyOS 6.0搭載のスマートウォッチです(2025年10月14日に発売)。
1.47/1.32インチのAMOLED タッチスクリーン(最大3,000ニトの輝度)、通常使用で約21日間/14日間駆動できるバッテリー、クラウン、スピーカー、マイクを搭載しています。
また、「サイクリングパワーシミュレーション」機能、外部機器との接続、「ヒマワリ型アンテナシステム 2.0」、ランニング機能(フォーム分析、ペース補正)、「転倒検知」、「情緒モニタリング2.0」、「24時間HRV(心拍変動)モニタリング」、スクリーンショット、録音メモに対応。
100種類以上のワークアウトモード(ゴルフ/スキー、自動検出機能を含む)、健康管理(心拍/血中酸素/睡眠/皮膚温度)、音楽再生(64GBストレージ搭載)、Bluetooth通話、文字盤のカスタマイズ、アシスタント機能、LINEなどの通知受信、デュアルバンドGNSS (L1+L5) 対応、NFC、ワイヤレス充電、Bluetooth 6.0、5ATM + IP69防水にも対応しています。
価格は、Amazonで30,800円~(税込)、楽天市場で30,800円~(送料無料)、ヤフーショッピングで30,800円~、AliExpressで39,104円、です。
関連記事:HUAWEI WATCH GT 6 レビュー!GT 5比較で分かった利点と欠点
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他にもHUAWEIのスマートウォッチが販売されています。2025年、2024年モデルもあるのでぜひ比較してみてください。
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