Xiaomi Watch S2をレビュー!性能・スペック・欠点まで完全解説

Xiaomi Watch S2 2台の外観
2022年12月に中国で発売された「Xiaomi Watch S2」は、前モデル「Xiaomi Watch S1」の優れた点を継承しつつ、デザインと機能の両面で大きな進化を遂げたスマートウォッチです。伝統的な腕時計のようなエレガントな外観に、体組成測定という革新的な健康管理機能を搭載し、注目を集めています。

このレビューでは、Xiaomi Watch S2が日々の生活やワークアウトをどれだけ豊かにしてくれるのか、前モデル「Xiaomi Watch S1」と何が違うのか、その魅力と注意点を徹底的に比較・検証しました。

先に結論からお伝えしましょう

Xiaomi Watch S2 の長所(Pros):

  • サファイアガラスとステンレススチールによる高級感のあるデザインと質感
  • 新たに42mmモデルが加わり、より多くの人にフィットするサイズ展開
  • 体組成測定・皮膚温測定といった先進的な健康管理機能を新搭載
  • 最大12日間(46mmモデル)持続する、驚異的なバッテリー性能
  • 高精細で見やすいAMOLEDディスプレイ

Xiaomi Watch S2 の短所(Cons):

  • NFC決済機能が日本では利用できない
  • サードパーティ製アプリの追加機能が限定的(Androidのみ対応)
  • 前モデルS1と異なり、汎用的なQiワイヤレス充電に非対応
  • 日本での公式発売が未定のため、サポート面に懸念がある

総合評価:

Xiaomi Watch S2は、アプリの拡張性や決済機能よりも、美しいデザイン、高度な健康管理、そして圧倒的なバッテリー持続時間を重視するユーザーにとって、最高の選択肢の一つとなるスマートウォッチです。プレミアムな体験を、優れたコストパフォーマンスで実現しています。

この記事で分かること

  1. Xiaomi Watch S2の美しいデザイン、質感、46mmと42mmの2つのサイズの違い
  2. 前モデルXiaomi Watch S1とのスペック比較と、どこが進化したのか
  3. 新機能「体組成測定」と「皮膚温測定」の実際の使い勝手
  4. プロフェッショナルランニングモードやスキーモードなど、専門性が増したスポーツ機能の詳細
  5. バッテリーが実際に何日間持つのか、S1から変更された充電方法のメリット・デメリット
  6. Bluetooth通話や通知機能といったスマート機能の性能と注意点
  7. 購入前に知っておくべきメリット・デメリットと、どんな人におすすめできるか
  8. 日本でのNFC決済やアプリ追加の現状
  9. 詳細なスペック一覧と、項目別の5段階評価

この記事を最後まで読むことで、「Xiaomi Watch S2」を購入するべきかどうかがはっきりと分かるはずです。購入に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

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公式ページ: Xiaomi Watch S2

デザイン:Xiaomi Watch S2のエレガンスと実用性

Xiaomi Watch S2の外観

ここでは、Xiaomi Watch S2のデザインについて、質感、サイズ、耐久性、ストラップの観点から詳しくレビューしていきます。前モデル「Xiaomi Watch S1」との比較も交えながら、その魅力に迫ります。

伝統と革新が融合したケースデザイン

Xiaomi Watch S2を初めて手にしたとき、伝統的な高級腕時計が持つ風格と、スマートデバイスならではの洗練さが融合していることに感銘を受けました。前モデルのXiaomi Watch S1もステンレススチールとサファイアガラスによる質感の高さが魅力でしたが、S2はさらに進化しています。

ケースサイドに施されたブラッシュ仕上げは、光の当たり方によって繊細な表情を見せ、フロント部分の高光沢仕上げとのコントラストが美しい立体感を生み出しています。実際にフォーマルなスーツに合わせてみましたが、全く違和感がなく、ビジネスシーンでも自信を持って着用できるエレガントさを備えています。

待望の2サイズ展開と、より快適になった装着感

注目すべきは、ユーザーの選択肢を大きく広げたサイズ展開です。Xiaomi Watch S1は46.5mmのワンサイズのみで、手首が細い私には少し大きく感じることがありました。しかしXiaomi Watch S2では、従来の46mmモデル(46mm x 46mm x 10.7mm)に加え、新たに42mmモデル(42.3mm x 42.3mm x 10.2mm)が登場しました。この42mmモデルは驚くほど手首に馴染み、長時間のデスクワークや睡眠時でも全く気になりません。特に新色のライトゴールドは、肌馴染みが良くアクセサリー感覚で身に着けられ、多くの人にフィットする選択肢だと感じます。

日常のあらゆるシーンに対応する堅牢性

デザインの美しさだけでなく、その耐久性の高さもXiaomi Watch S2の大きな魅力です。ディスプレイには前モデルXiaomi Watch S1同様に、非常に硬く傷に強いサファイアガラスを採用。先日、うっかりデスクの角にぶつけてしまいヒヤリとしましたが、確認してみると傷一つついていませんでした。この安心感は日常使いにおいて非常に重要です。

また、5ATMの防水性能を備えているため、突然の雨や汗はもちろん、休日にフィットネスジムのプールで泳ぐ際も外す必要がありません。一日中身に着けて活動データを記録できる、頼れるパートナーです。

シーンに合わせて表情を変える多彩なストラップ

Xiaomi Watch S2は、ストラップのラインナップも大幅に拡充されました。上質な本革ストラップは、パッド入りで手首に優しくフィットし、高級感を一層引き立てます。一方、シリコンストラップは柔らかく、吸汗速乾性に優れた溝が施されているため、ランニングで汗をかいても蒸れにくく快適でした。そして、最も感動したのが新登場の「コントラストバックルストラップ」です。一度長さを調整すれば、あとは独自のバックルでシームレスに着脱できるため、毎日の付け外しが本当に楽になりました。その日の服装や気分に合わせて、工具なしで簡単にストラップを交換できるので、ファッションアイテムとしての楽しみも広がります。

Xiaomi Watch S2の付属品

  • ウォッチ本体 (ストラップを含む)
  • 充電ドック
  • ユーザーマニュアル

まとめ:デザイン

  • 第一印象:クラシックウォッチの風格とスマートデバイスの洗練さを両立した、高級感のある佇まい
  • サイズ展開:待望の42mmモデルが追加され、手首の細い人や女性にもフィットしやすくなった
  • 素材と耐久性:サファイアガラスとステンレススチールの採用により、日常のあらゆるシーンで安心して使える堅牢性を実現
  • ストラップ:本革、シリコン、そして革新的なコントラストバックルストラップと、ファッションや用途に合わせて選べる多彩なラインナップが魅力

ディスプレイと操作性:Xiaomi Watch S2の視覚体験と直感的なコントロール

Xiaomi Watch S2のディスプレイ

ここでは、Xiaomi Watch S2のディスプレイ品質と操作性に焦点を当ててレビューします。前モデル「Xiaomi Watch S1」からの進化点や、豊富なウォッチフェイスの魅力について、実際に使用した感想を交えながら詳しく解説していきます。

息をのむほど鮮やかなAMOLEDディスプレイ

Xiaomi Watch S2の電源を初めて入れたとき、そのAMOLEDディスプレイの鮮やかさに心を奪われました。黒が深々と沈み込み、色とりどりのアイコンやウォッチフェイスが画面から浮き出てくるような感覚は、所有する喜びを掻き立てます。前モデルのXiaomi Watch S1も60Hzのリフレッシュレートで滑らかな表示が可能でしたが、S2もその美しさを継承しています。晴れた日の公園で、強い日差しの下で通知を確認する場面がありましたが、自動輝度調整が的確に働き、文字がはっきりと読み取れました。サファイアガラスの透明度も相まって、視認性は非常に高いです。

よりシャープに進化した、選べる2つのサイズ

Xiaomi Watch S2の大きな進化点は、ディスプレイサイズが2種類用意されたことです。前モデルS1と同じ1.43インチ(46mmモデル)に加え、コンパクトな1.32インチ(42mmモデル)が登場しました。解像度はどちらも466 x 466ピクセルで変わりませんが、注目すべきは42mmモデルのピクセル密度です。画面が小さい分、ピクセル密度が353 PPIに向上しており(46mmモデルは326 PPI)、トレーニング結果の細かいグラフやLINEのメッセージなどを表示させると、S1以上に精細でシャープに感じられます。これは、より多くの情報を鮮明に確認したいユーザーにとって嬉しい進化です。

ストレスフリーで直感的な操作感

操作性は非常に快適で、指の動きに遅れることなく画面が追従します。メニュー画面をスワイプしたり、アプリを起動したりする際のカクつきは一切なく、ストレスを感じることはありませんでした。通勤中にSpotifyの曲を操作したり、ウィジェットで天気予報を確認したりといった一連の動作が、実にスムーズに行えます。物理ボタンは右側に2つ配置されており、上がアプリ一覧、下がワークアウトメニューへのショートカットというシンプルな構成はS1から引き継がれています。このおかげで、ランニング中に誤ってボタンを押してしまうこともなく、直感的に操作に集中できました。

その日の気分で選べる、数百種類のウォッチフェイス

Xiaomi Watch S2は、ウォッチフェイスの選択肢が非常に豊富で、数百種類の中から好みのデザインを選べます。伝統的な腕時計を彷彿とさせるエレガントなデザインから、消費カロリーや心拍数などの情報を詰め込んだ機能的なデザインまで、その日の気分や服装、シーンに合わせて自由に変更できるのが最大の魅力です。平日のビジネス会議では落ち着いたアナログフェイスに、週末のアウトドアではアクティブなデジタルフェイスにと、まるで腕時計を何本も持っているかのような楽しみ方ができます。これは、日々の生活に彩りを与えてくれる素晴らしい機能だと感じました。

Xiaomi Watch S2のディスプレイ仕様

  • 46mmモデル
  • 画面サイズ:1.43インチ AMOLED スクリーン
  • 解像度:466 x 466
  • PPI:326
  • 42mmモデル
  • 画面サイズ:1.32インチ AMOLED スクリーン
  • 解像度:466 x 466
  • PPI:353

まとめ:ディスプレイと操作性

  • 第一印象:黒の表現力が高く、色が鮮やかなAMOLEDディスプレイは視覚的な満足感が非常に高い
  • ディスプレイ品質:サファイアガラスの透明度と的確な自動輝度調整により、屋外での視認性も抜群
  • サイズと解像度:42mmモデルはピクセル密度が向上し、S1よりもさらにシャープな表示を実現
  • 操作性:スワイプやタップへの反応が良く、ストレスのない滑らかな操作が可能
  • ウォッチフェイス:数百種類と豊富なデザインが用意されており、ファッションや気分に合わせて楽しめる

スポーツ機能:Xiaomi Watch S2で、毎日の運動をプロレベルに引き上げる

Xiaomi Watch S2 5台

ここでは、Xiaomi Watch S2が誇る多彩なスポーツ機能について深掘りしていきます。前モデル「Xiaomi Watch S1」から受け継いだ豊富なモードに加え、アスリートのパフォーマンス向上をサポートする驚きの新機能まで、その実力を徹底的にレビューします。

あらゆる情熱に応える、100種類以上のワークアウトモード

Xiaomi Watch S2は、前モデルS1同様、非常に多くのスポーツに対応しています。ランニングやサイクリングといった定番の運動はもちろん、トライアスロン、スイミング、さらにはエリプティカルやローイングマシンまで、100種類を超えるワークアウトモードを搭載。これにより、ジムでのトレーニングから休日のアウトドアアクティビティまで、ほとんどの運動を詳細に記録することが可能です。どんなスポーツに夢中でも、このウォッチ一つでカバーできるという安心感は、アクティブな毎日を送る上で大きなメリットだと感じました。

ランナーとスキーヤーを新たな高みへ導く新機能

注目すべきは、Xiaomi Watch S2で新たに追加された専門的な機能です。その一つが「プロフェッショナルランニングモード」。これは専門的なアルゴリズムを用いてトレーニング状態を評価し、ランニング強度指数といった高度なデータを提供してくれる機能です。まるで手首に専属コーチがいるかのように、自身の走力を客観的に分析し、次へのステップを示してくれます。

さらに、新たに「スキーモード」も搭載されました。滑走時間や距離、平均速度はもちろん、リフトに乗っていることを検知して前回の滑走データを音声で知らせてくれる機能まで備えています。これらはS1にはなかった大きな進化点であり、特定のスポーツを本格的に楽しむユーザーにとっては、まさに待望の機能と言えるでしょう。

頼りになる高精度GPSと充実のランニング体験

先日、いつもの河川敷コースを走ってみたところ、Xiaomi Watch S2のGPS性能の高さを改めて実感しました。Beidou、GPS、GLONASS、GALILEO、QZSSの5つの衛星測位システムに対応しているおかげで、走り始める前の位置情報捕捉が非常に速く、ストレスがありません。「Mi Fitness」アプリで確認した走行ルートも、コースから外れることなく正確に記録されており、前モデルS1が持つ安定したGPS性能をしっかりと受け継いでいる印象です。走行中は、鮮やかなAMOLEDディスプレイに表示されるペースや心拍数をリアルタイムで確認しながら、自分のコンディションに合わせてペースを調整することができました。

Xiaomi Watch S2のスポーツ機能 一覧

  • 対応スポーツモード:100種類以上(ランニング、サイクリング、スイミング、トライアスロンなど)
  • プロフェッショナルランニングモード:ランニング強度指数やトレーニング提案などの高度な分析機能
  • スキーモード:滑走時間、距離、平均速度、最大斜度などの専門的なスキー統計を記録
  • 衛星測位システム:Beidou、GPS、GLONASS、GALILEO、QZSSに対応
  • 防水性能:5ATM(水深50メートルに相当)

まとめ:スポーツ機能

  • 対応スポーツ:100種類以上の豊富なモードを搭載し、あらゆるアクティビティを記録可能
  • 新機能:ランナー向けの「プロフェッショナルランニングモード」と「スキーモード」の追加で、より専門的な分析が実現
  • GPS精度:5つの衛星測位システムに対応し、素早い測位と正確なルート記録を実現
  • 操作性:運動中でも見やすいディスプレイとシンプルな操作で、トレーニングに集中できる
  • 進化点:前モデルS1の堅実な基礎の上に、専門的な分析機能を加え、本格的なアスリートの要求にも応えるデバイスへと進化した

ヘルスケア機能:Xiaomi Watch S2で、健康管理を新たなステージへ

Xiaomi Watch S2 ヘルスモニタリング機能

ここでは、Xiaomi Watch S2が提供する多角的なヘルスケア機能に焦点を当てます。前モデル「Xiaomi Watch S1」にはなかった画期的な新機能から、日々の健康を支える基本的なモニタリング機能まで、実際に使って感じたその実力と魅力を詳しくレビューしていきます。

身体の内側を可視化する、革新的な測定機能

Xiaomi Watch S2のヘルスケア機能における最大の進化は、「体組成測定」と「皮膚温測定」の搭載です。特に体組成測定は、これまで専門的な機器でしか測れなかった体脂肪率や基礎代謝、骨密度といった8つの主要な健康指標を手首の上で把握できるという、驚くべき機能です。ウォッチ側面のボタンに2本の指を添えるだけで、わずか数秒で測定が完了します。

この手軽さのおかげで、毎朝の習慣として体組成をチェックし、フィットネスプランの進捗を具体的に追跡できるようになりました。また、皮膚温測定は継続的に手首の温度を記録してくれるため、自分の平熱の傾向を把握し、体調の変化にいち早く気づくきっかけになります。これらはXiaomi Watch S1にはなかった機能であり、健康管理をより深く、パーソナルなものへと進化させてくれました。

24時間あなたを見守る、包括的なモニタリング

もちろん、Xiaomi Watch S1から高く評価されていた基本的なヘルスケア機能も健在です。24時間体制の心拍数モニタリングは、安静時だけでなく高強度の運動中でも正確に心拍数を捉え、異常を検知した際にはアラートで知らせてくれます。また、終日の血中酸素飽和度(SpO2)モニタリングやストレスモニタリングも、常に自身のコンディションを客観的に把握する上で非常に役立ちます。これらの機能がバックグラウンドで常に働き、私の健康を見守ってくれているという安心感は、日々の生活の質を高めてくれる重要な要素です。

睡眠の質を深く理解し、生活改善へ

最近、仕事が忙しく寝不足気味だったため、Xiaomi Watch S2の睡眠モニタリング機能を特に意識して使ってみました。このウォッチは装着して眠るだけで、深い睡眠、浅い睡眠、レム睡眠といった睡眠段階を自動で記録・分析してくれます。「Mi Fitness」アプリを開くと、昨晩の睡眠がグラフで分かりやすく可視化されており、睡眠スコアとともに改善のためのアドバイスも表示されます。

1週間の睡眠データを振り返ることで、就寝時間が遅い日が続くと深い睡眠が減っているという傾向に気づき、意識的に早くベッドに入るようになりました。S1から続くこの高精度な睡眠分析は、自身の生活習慣を見直す上で非常にパワフルなツールです。

Xiaomi Watch S2のヘルスケア機能 一覧

  • 体組成測定:体脂肪率、基礎代謝、骨密度など8つの主要指標を測定
  • 皮膚温測定:手首の皮膚温度を継続的に記録
  • 終日心拍数モニタリング:異常心拍数のアラート機能付き
  • 終日血中酸素飽和度モニタリング:低酸素レベルのアラート機能付き
  • 科学的な睡眠モニタリング:睡眠段階の分析と週間レポート
  • 終日ストレスモニタリング:リラクゼーションのための呼吸トレーニングガイダンス
  • 女性の健康管理:月経周期の記録と予測

まとめ:ヘルスケア機能

  • 最大の進化点:Xiaomi Watch S1にはなかった体組成測定と皮膚温測定機能の追加で、より多角的な健康管理が可能に
  • 基本機能の充実度:24時間体制の心拍数、血中酸素、ストレスモニタリングで、常に自身の状態を把握できる安心感
  • 睡眠分析の精度:詳細な睡眠段階の記録とアプリでの可視化により、睡眠の質を深く理解し、生活習慣の改善に繋げられる
  • 総合評価:日々の健康状態を記録するだけでなく、身体の内側まで可視化することで、よりプロアクティブな健康管理を実現するデバイス

バッテリー持ちと充電:Xiaomi Watch S2のスタミナと、進化した充電体験

Xiaomi Watch S2 バッテリー・充電

ここでは、スマートウォッチ選びで最も重要な要素の一つであるバッテリー性能と充電について、Xiaomi Watch S2の実力を検証します。前モデル「Xiaomi Watch S1」との比較も交えながら、そのスタミナと充電体験を詳しくレビューしていきます。

公称値を裏切らない、信頼のバッテリー性能

Xiaomi Watch S2は、46mmモデルに500mAh42mmモデルに305mAhのバッテリーを搭載しています。メーカーの公称値では、46mmモデルが標準的な使用で最大12日間、ヘビーユースで7日間、常時表示(AOD)をオンにしても4日間持続するとされています。新登場の42mmモデルでも、標準使用で最大7日間という十分なスタミナを確保しています。

実際に私が46mmモデルを使い、心拍数やストレスの常時モニタリングを有効にし、週に3回GPSを使った30分のランニングを行い、毎日数十件の通知を受け取るという使い方をしたところ、バッテリーはちょうど8日目の朝に充電が必要になりました。これは公称のヘビーユースモード(7日間)をわずかに上回る結果であり、頻繁な充電の煩わしさから解放される、非常に満足のいく体験でした。

利便性と速度のトレードオフ、進化した充電システム

充電システムは、Xiaomi Watch S1から変更された点です。S1は汎用性の高いQiワイヤレス充電に対応していましたが、S2では専用の磁気接触式充電ポートが採用されています 。これにより、スマートフォン用のワイヤレス充電器を流用する利便性は失われました。しかし、その代わりに「大幅に高速化された」と謳われる充電速度を手に入れています。

実際に、出張前の朝に充電を忘れていたことに気づいた際も、身支度をしている間のわずか15分ほどの充電で、その日一日を乗り切るのに十分なバッテリーを確保できました。この充電速度は、いざという時の大きな安心感に繋がります。

Xiaomi Watch S2のバッテリー・充電 仕様

  • バッテリー容量
  • 46mmモデル:500mAh
  • 42mmモデル:305mAh
  • バッテリー駆動時間(46mmモデル)
  • 標準使用:12日間
  • 高耐久性(ヘビーユース):7日間
  • AOD使用:4日間
  • バッテリー駆動時間(42mmモデル)
  • 標準使用:7日間
  • 高耐久性(ヘビーユース):5日間
  • AOD使用:3日間
  • 充電ポート
  • 磁気接触式

まとめ:バッテリー持ちと充電

  • バッテリー持続時間:公称値通りの優れたスタミナで、ヘビーな使い方でも1週間以上安心して使用可能
  • サイズ別性能:46mmモデルは最大12日間、新登場の42mmモデルも最大7日間と、どちらも十分なバッテリーライフを実現
  • 充電システム:S1のQiワイヤレス充電から専用の磁気接触式に変更されたが、その代わりに充電速度が大幅に向上
  • 総合評価:汎用性より充電速度を重視するユーザーにとって、日々の使い勝手を向上させる合理的な進化を遂げている

スマート機能:Xiaomi Watch S2で、日常をより便利に、より安全に

Xiaomi Watch S2 本体 外観

ここでは、Xiaomi Watch S2が私たちの日常をどのように豊かにしてくれるのか、その多彩なスマート機能に迫ります。通話や通知といった基本的な機能から、いざという時に頼りになる安全機能まで、実際に使用して感じた利便性や注意点を詳しくレビューします。

NFC機能:日本では利用できず、将来の対応に期待

まず、NFC機能について触れておきます。Xiaomi Watch S2はNFCを搭載しており、中国本土ではバスカードやアクセスカードとして利用可能です。しかし、残念ながら現時点では日本国内の決済サービスには対応していません。前モデルのXiaomi Watch S1も同様の仕様だったため、この点に変更はありません。キャッシュレス決済を手首で完結させたいと考えているユーザーにとっては、少し残念なポイントかもしれません。今後のアップデートによる国内サービスへの対応に期待したいところです。

手ぶらで快適な通話と音楽コントロール

Xiaomi Watch S2はマイクとスピーカーを内蔵しており、スマートフォンとBluetoothで接続することで、ウォッチ上での通話が可能です。これはXiaomi Watch S1から引き継がれた便利な機能で、実際に家事で両手がふさがっている時に電話がかかってきた際に、スマートフォンを取り出すことなく応答でき、非常に重宝しました。音質もクリアで、相手の声が聞き取りにくいと感じることはありませんでした。また、ランニング中にスマートフォンのSpotifyで音楽を聴いている際も、手首のウォッチで簡単に曲送りや音量調整ができるため、集中力を切らすことなくワークアウトを続けられます。

いざという時の安心と、スムーズな情報確認

Xiaomi Watch S2には、緊急時に役立つ「安全追跡」機能が搭載されています。側面のボタンを素早く3回押すだけで、事前に登録した緊急連絡先にリアルタイムの位置情報などを送信できるため、万が一の際の大きな安心材料となります。ただし、この機能はMIUI搭載のスマートフォンでのみサポートされている点には注意が必要です。

また、スマートフォンからの各種通知もリアルタイムでウォッチに表示されます。特にAndroidスマートフォンと連携させると、WeChatの新バージョンアプリを使えば音声メッセージの送信や画像プレビューも可能になり、スマートフォンを取り出す頻度をさらに減らすことができます。これらの機能は、日々のコミュニケーションをよりスムーズで安全なものにしてくれます。

Xiaomi Watch S2のスマート機能 一覧

  • NFC機能:バスカード、アクセスカードに対応(現在、日本国内では利用不可)
  • Bluetooth通話:マイクとスピーカーを内蔵し、ウォッチでの通話が可能
  • 音楽コントロール:スマートフォンの音楽再生をウォッチから操作可能
  • 安全追跡:緊急時に位置情報を連絡先に送信(MIUI搭載スマートフォンのみ)
  • 通知受信:スマートフォンからのメッセージやアプリアラートをリアルタイムで表示
  • WeChat連携:音声メッセージ送信や画像プレビューに対応(Android 9.0以上のみ)

まとめ:スマート機能

  • 決済機能:NFCは搭載しているものの、残念ながら日本ではまだ利用できない
  • 通話と音楽:クリアな音質のBluetooth通話と、便利な音楽コントロール機能はS1から継承
  • 安全と通知:緊急時の安全追跡機能は心強いお守りとなり、リアルタイムの通知受信で重要な情報を見逃さない
  • 総合評価:日本の決済機能に非対応という点は惜しいが、通話や通知といった日常をサポートする機能は堅実に進化しており、利便性は高い

OSとアプリ:Xiaomi Watch S2の洗練されたUIと、進化するエコシステム

ここでは、Xiaomi Watch S2のソフトウェアとユーザー体験の核となる、独自OS、アプリ連携、ウィジェット機能について解説します。前モデル「Xiaomi Watch S1」の優れた操作性を継承しつつ、どのように進化を遂げたのか、その使い勝手を詳しくレビューしていきます。

独自OSが実現する、軽快で直感的なUIデザイン

Xiaomi Watch S2は、GoogleのWear OSではなく、Xiaomi独自のOSを搭載しています。これが、長時間のバッテリー駆動時間を実現する大きな要因となっています。実際に操作してみると、その動作は非常に軽快で、アニメーションも滑らかです。文字盤の画面から下にスワイプすれば通知、上にスワイプすればコントロールセンター、左右にスワイプすればウィジェットと、操作方法が直感的なので、初めてスマートウォッチを使う人でもすぐに馴染めるでしょう。

前モデルS1の時点でUIの完成度は高いと感じていましたが、S2もその洗練された使いやすさをしっかりと受け継いでおり、日々の操作でストレスを感じることは全くありませんでした。

Androidユーザーに開かれた、アプリ拡張の可能性

スマートフォンとの連携には「Xiaomi Health」アプリ(Android)または「Mi Fitness」アプリ(iOS)を使用し、Android 6.0以上、またはiOS 12.0以上のOSに対応しています。注目すべきはサードパーティ製アプリの扱いです。Xiaomi Healthアプリ内のアプリストアから、追加のアプリをダウンロードしてインストールすることが可能ですが、この機能は現在Androidスマートフォンでのみサポートされています。

S1ではアプリの選択肢が限られていましたが、S2ではエコシステムを拡張しようとする姿勢がうかがえます。また、スマートホーム製品をお使いの方には「Mi Home連携が便利です。アプリで設定したシーンをウォッチから簡単に切り替えられるため、家に帰った際に手首の操作一つで照明やエアコンをつける、といった近未来的な体験が可能です。

一目で情報にアクセスできる便利なウィジェット

ウィジェット機能は、日々の使い勝手を大きく向上させてくれる便利な機能です。文字盤から左右にスワイプするだけで、心拍数、睡眠データ、血中酸素レベル、天気予報といった主要な情報に素早くアクセスできます。私は、左側によく使う音楽コントロールとアクティビティ記録、右側に天気と心拍数のウィジェットを配置するようにカスタマイズしていました。これにより、アプリを一つ一つ開く手間が省け、移動中や運動中でも一目で必要な情報を確認できるため、非常に重宝しました。ウィジェットの追加や並び替えもアプリから簡単に行えるため、自分にとって最も使いやすい情報パネルを作り上げることができます。

Xiaomi Watch S2のOSとアプリ 仕様

  • システム言語:簡体字中国語、英語
  • 対応システム:Android 6.0 または iOS 12.0 以上
  • 連携アプリ:Xiaomi Health アプリ(Android) / Mi Fitness アプリ(iOS)
  • サードパーティ製アプリ:Xiaomi Healthアプリのアプリストアからダウンロード可能(Androidスマートフォンのみ対応)
  • スマートホーム連携:Mi Homeアプリのシーン切り替えに対応

まとめ:OSとアプリ

  • OSとUI:独自OSの採用により、長時間のバッテリーライフと軽快で直感的な操作性を両立
  • アプリ連携:Android限定ではあるが、サードパーティ製アプリの追加に対応し、機能拡張の可能性が広がった
  • 対応OS:Android 6.0、iOS 12.0以上に対応しており、S1よりもiOSの要求バージョンが上がっている点に注意
  • ウィジェット:情報のショートカットとして機能し、カスタマイズすることで日々の利便性が大きく向上する
  • 総合評価:S1の洗練されたUIを継承しつつ、アプリ連携を強化することで、より多機能なデバイスへと進化している

Xiaomi Watch S2とXiaomi Watch S1の主な違い

Xiaomi Watch S2」は、人気を博したS1の後継モデルとして登場しましたが、多くの点で進化を遂げています。ここでは、両モデルのスペックを比較し、その違いを詳しく解説します。

サイズ、重量、カラー

  • Xiaomi Watch S2: 46mmと42mmの2サイズ展開。カラーはブラック、シルバー、ライトゴールドなど多彩。重量は公式情報なし。
  • Xiaomi Watch S1: 46mmの1サイズのみ。カラーはブラック、シルバー。重量は52g(ストラップ除く)。
  • 違い:S2では新たにコンパクトな42mmモデルが追加され、手首の細い人や女性でも選びやすくなりました。カラーバリエーションも増え、ファッション性が向上しています。

ヘルスケア機能

  • Xiaomi Watch S2: 心拍数、血中酸素、睡眠、ストレスのモニタリングに加え、「体組成測定」「皮膚温測定」機能を新搭載。
  • Xiaomi Watch S1: 心拍数、血中酸素、睡眠、ストレスのモニタリングに対応。
  • 違い:S2は体脂肪率などを測定できる体組成センサーと皮膚温度センサーを搭載しており、より多角的で詳細な健康管理が可能です。これはS2の最大の進化点と言えます。

充電方式

  • Xiaomi Watch S2: 専用の磁気接触式充電器。
  • Xiaomi Watch S1: Qi規格のワイヤレス充電に対応。
  • 違い:S1は市販のワイヤレス充電器が使えましたが、S2は専用品が必要です。汎用性ではS1が優位ですが、S2は充電速度の向上が図られています。

対応OS

  • Xiaomi Watch S2: Android 6.0以降、iOS 12.0以降。
  • Xiaomi Watch S1: Android 6.0以降、iOS 10.0以降。
  • 違い:iPhoneユーザーの場合、S2はより新しいバージョンのiOSが必要になるため、古いOSのiPhoneでは使用できない可能性があります。

OS、サポート期間(アップデート)、保証の違い

  • OS: どちらも独自のProprietary OSを搭載しており、OS自体に大きな違いはありません。
  • サポート・保証: S2は日本国内での発売が未定のため、国内での公式な修理サポートや保証は受けられません。一方、S1は日本で正式に販売されたモデルのため、Xiaomi Japanのカスタマーサービスによるサポートが受けられます。アップデートの提供期間に関する公式な情報はいずれのモデルもありません。
  • 違い:日本国内で安心して使用するなら、公式サポートが受けられるS1に大きな利点があります。

耐久性

  • Xiaomi Watch S2: ステンレススチールケース、サファイアクリスタル、5ATM防水。
  • Xiaomi Watch S1: ステンレススチールケース、サファイアガラス、5ATM防水。
  • 違い:どちらのモデルも高級腕時計に使われるような堅牢な素材と高い防水性能を備えており、耐久性に大きな違いはありません。

まとめ

Xiaomi Watch S2は、体組成測定といった先進的な健康管理機能、42mmモデルの追加による選択肢の拡大など、ハードウェア面で正統進化を遂げたモデルです。

一方で、充電の汎用性が失われ、日本では公式サポートが受けられないという大きな注意点も存在します。どちらのモデルを選ぶかは、最新の機能を求めるか、日本国内での使いやすさと安心感を重視するかによって決まるでしょう。

Xiaomi Watch S2のメリット・デメリット

Xiaomi Watch S2」は、前モデルS1から多くの点で進化を遂げましたが、いくつかの注意点も存在します。ここではXiaomi Watch S1との比較を交えながら、メリットとデメリットを詳しく解説します。

【メリット】

メリット1:体組成・皮膚温測定など、健康管理機能が大幅に進化

Xiaomi Watch S2最大のメリットは、健康管理機能の飛躍的な向上です。Xiaomi Watch S1にはなかった体組成測定機能が搭載され、手首の上で体脂肪率などを手軽に把握できます。また、皮膚温測定にも対応し、自身のコンディション変化により気づきやすくなりました。

メリット2:42mmモデルの追加と洗練されたデザイン

前モデルS1は46mmのワンサイズ展開でした。S2では、よりコンパクトでスタイリッシュな42mmモデルが新たに追加され、手首が細い人や女性でも選びやすくなりました。新色のライトゴールドも登場し、ファッションアイテムとしての魅力も高まっています。

メリット3:ランニングとスキー向けの専門的なスポーツモード

100種類以上のスポーツモードに加え、S2ではより専門的な機能が追加されました。プロのアルゴリズムを用いた「プロフェッショナルランニングモード」や、滑走時間や距離を詳細に記録する「スキーモード」が新搭載されており、本格的にスポーツに取り組むユーザーの要求に応えます。

メリット4:安心の長時間バッテリー

46mmモデルは標準使用で最大12日間、42mmモデルでも最大7日間という優れたバッテリー持続時間を実現しています。これはS1の優れたスタミナを継承しており、頻繁な充電の手間から解放される大きな利点です。

メリット5:サファイアガラス採用による高い質感と耐久性

Xiaomi Watch S2は、S1と同様に傷に強いサファイアガラスと、高級感のあるステンレススチールケースを採用しています。これにより、日常使いでの安心感が高いだけでなく、ビジネスシーンにも映える美しい外観を備えています。

【デメリット】

デメリット1:NFC決済が日本で利用できない

NFC機能は搭載されていますが、バスカードやアクセスカードのエミュレーションが主であり、日本国内のキャッシュレス決済サービスには対応していません。これはS1から変わらない点であり 、決済機能を重視するユーザーにとっては大きなデメリットです。

デメリット2:アプリの追加機能が限定的

サードパーティ製のアプリを「Xiaomi Health」アプリ経由で追加できますが、この機能はAndroidスマートフォンのみに限定されています。また、追加できるアプリの種類もWear OSなどに比べると非常に少なく、スマートウォッチとしての拡張性は高いとは言えません。

デメリット3:汎用的なワイヤレス充電に非対応

Xiaomi Watch S1は汎用性の高いQi規格のワイヤレス充電に対応していました。しかし、S2では専用の磁気接触式充電器に変更されたため、スマートフォン用の充電器などが流用できず、利便性の面で一歩後退したと言えます。

デメリット4:日本での発売が未定

Xiaomi Watch S2は2022年12月11日に中国で発売されましたが、日本国内での正式な発売は確認されていません。前モデルS1は日本で公式に販売されたため、S2は入手方法が限られ、サポート面での懸念も残ります。

Xiaomi Watch S2のスペック(仕様)一覧

  • ディスプレイ
    46mm: 1.43インチ、解像度466 × 466 pxのAMOLEDスクリーン (326 PPI)
    42mm: 1.32インチ、解像度466 × 466 pxのAMOLEDスクリーン (353 PPI)
  • バッテリー: 46mm: 500mAh / 42mm: 305mAh リチウムイオンポリマー電池
  • 駆動時間
    46mm: 標準使用で最大12日間
    42mm: 標準使用で最大7日間
  • 充電: 磁気接触式
  • ワイヤレス通信: Bluetooth 5.2
  • GPS: センサー内蔵 (Beidou, GPS, GLONASS, GALILEO, QZSS)
  • NFC: 対応
  • インターフェース: 充電端子、ボタン
  • センサー: 心拍センサー(血中酸素含む)、加速度センサー、ジャイロスコープ、地磁気センサー、気圧センサー、環境光センサー、温度センサー、生体電気インピーダンス解析センサー、静電容量センサー
  • スピーカー: あり
  • マイク: あり
  • 防水: 5ATM (5気圧防水)
  • 音声アシスタント: Xiao Ai
  • ストラップ: 素材:本革、シリコン、コントラストバックルストラップ
  • 筐体の素材: ステンレススチール、サファイアクリスタル
  • 対応OS: Android 6.0以降、iOS 12.0以降
  • OS: 独自OS
  • サイズ
    46mm: 46mm × 46mm × 10.7mm
    42mm: 42.3mm × 42.3mm × 10.2mm
  • 重量: 不明
  • カラー: 46mm ブラック(スタンダードエディション)、46mm シルバー(本革エディション)、42mm ライトゴールド(本革エディション)、42mm ブラック(スタンダードエディション)

Xiaomi Watch S2の評価

8つの評価基準で「Xiaomi Watch S2」を5段階で評価してみました。

項目別評価

画面の見やすさ:★★★★★
高解像度のAMOLEDディスプレイは非常に鮮やかで、晴天の屋外でも視認性は抜群です。

健康管理・スポーツ:★★★★★
体組成測定などの新機能が追加され、100以上のスポーツモードも備えており、機能性はトップクラスです。

機能性:★★★☆☆
日本でNFC決済が使えない点と、アプリの拡張性が限定的な点がマイナスです。

バッテリーの持ち:★★★★★
毎日充電する必要がなく、数日から1週間以上持続するバッテリーは大きな魅力です。

耐久性:★★★★★
サファイアガラスとステンレススチールを採用しており、傷に強く日常使いでの安心感は非常に高いです。

ファッション性:★★★★★
クラシックなデザインと新登場の42mmサイズにより、どんな服装にも合わせやすいです。

価格:★★★★☆
搭載されている機能や素材の品質を考えると、コストパフォーマンスは非常に高いと言えます。

使いやすさ:★★★★☆
直感的なUIで操作は軽快ですが、専用充電器が必要な点と一部機能がAndroid限定な点を考慮しました。

総評:★★★★★

デザインとビルドクオリティ

Xiaomi Watch S2は、その価格帯からは想像できないほどの高級感を備えています。サファイアガラスとステンレススチールという、本来ならハイエンドモデルに採用される素材を惜しみなく使用し、所有する喜びを感じさせてくれます。特に、新たに追加された42mmモデルは、これまでサイズが理由でためらっていたユーザーにも門戸を開き、より多くの人にとって魅力的な選択肢となりました。

健康・スポーツ機能の進化

このウォッチの真価は、前モデルから大きく進化したヘルスケア機能にあります。手首で体脂肪率などを測定できる体組成測定機能は、日々の身体の変化を可視化し、トレーニングのモチベーションを格段に向上させます。プロフェッショナルランニングモードやスキーモードといった専門的な機能も加わり、もはや単なる活動量計ではなく、本格的なパーソナルトレーナーと呼べる領域に達しています。

スマート機能の課題とバッテリー性能

一方で、日本国内でのNFC決済が利用できない点や、アプリの拡張性がWear OS搭載機に及ばない点は、スマートウォッチとしての機能性を重視するユーザーにとっては物足りない部分かもしれません。しかし、その弱点を補って余りあるのが、驚異的なバッテリー持続時間です。毎日充電が必要なスマートウォッチが多い中、一度の充電で一週間以上も使い続けられる安心感は、何物にも代えがたい快適さをもたらしてくれます。

結論

結論として、Xiaomi Watch S2は「プレミアムな体験を、誰もが手に届く価格で」というコンセプトを完璧に体現したデバイスです。アプリの拡張性や決済機能を最優先しないのであれば、その美しいデザイン、先進的な健康管理機能、そして圧倒的なバッテリー性能は、他のどの製品にも引けを取らない、極めて高い満足度を提供してくれるでしょう。スマートウォッチの新たなスタンダードとなりうる、傑作の一つです。

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(参考)Xiaomi Watch S2の価格・購入先

※Xiaomi Watch S2の販売はすでに終了していますが、発売されていた当時の価格をそのまま残しておきます。参考にしてください。

※価格は2025/10/10に調査したものです。価格は変動します。

ECサイト

AliExpressでUS $168.99(25866円)、で販売されていました。

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